黒部市議会 > 2008-06-20 >
平成20年第2回定例会(第4号 6月20日)

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  1. 黒部市議会 2008-06-20
    平成20年第2回定例会(第4号 6月20日)


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    平成20年第2回定例会(第4号 6月20日)   平成20年第2回黒部市議会6月定例会会議録 平成20年6月20日(金曜日)                議 事 日 程(第4号)                            平成20年6月20日(金)                            午前10時開議  第1  議案第47号 平成20年度黒部一般会計補正予算(第1号)      議案第48号 平成20年度黒部国民健康保険事業特別会計補正予算(第2             号)      議案第49号 平成20年度黒部公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)      議案第50号 専決処分の承認について      議案第51号 専決処分の承認について      議案第52号 専決処分の承認について      議案第53号 専決処分の承認について      議案第54号 黒部市税条例の一部改正について      議案第55号 黒部国民健康保険税条例の一部改正について      議案第56号 専決処分の承認について
         議案第57号 専決処分の承認について      議案第58号 災害対応特殊救急自動車高度救命処置用資機材の購入につい             て             (12件 委員長報告、質疑、討論、表決)  第2  請願第1号 教育予算の拡充を求める意見書採択請願書      平成19年請願第6号 非核日本宣言を求める意見書についての請願      請願第2号 後期高齢者医療制度の廃止を求める意見書採択請願書      平成19年陳情第5号 介護職員人材確保のために緊急な対策を求める国への意見書             採択を求める陳情書      請願第5号 富山県の最低賃金大幅引き上げ中小企業支援を求める陳情             (5件 委員長報告、質疑、討論、表決)  第3  議員提出議案第4号 介護職員人材確保のために緊急な対策を求める意見書                について             (提案理由説明、質疑、討論、表決)  第4  議員の派遣について  第5  各常任委員会議会閉会中の継続審査について  第6  北陸新幹線整備促進について      自然環境の保全と観光振興について              (2件 委員長報告、質疑、表決)  第7  議会運営に関する調査について                (委員長報告、質疑、表決) ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の会議に付した事件  議事日程に同じ ――――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――  本日の出席議員     22人      1番 小 柳 勇 人 君       2番 谷 口 弘 義 君      3番 辻   靖 雄 君       4番 竹 山 繁 夫 君      5番 内 橋 健 治 君       6番 寺 田 仁 嗣 君      7番 吉 松 定 子 君       8番 伊 東 景 治 君      9番 橋 本 文 一 君      10番 辻   泰 久 君     11番 山 内 富美雄 君      12番 松 原   勇 君     13番 山 本 達 雄 君      14番 吉 田 重 治 君     15番 中 谷 松太郎 君      16番 松 本 正 則 君     17番 川 上   浩 君      18番 新 村 文 幸 君     19番 岩 井 憲 一 君      20番 森 岡 英 一 君     21番 稲 田   弘 君      22番 坂 井   守 君 ――――――――――――――――――――〇―――−――――――――――――――― 本日の欠席議員    な し ――――――――――――――――――――〇―――−――――――――――――――― 説明のため出席した者  市長部局   市長             堀 内 康 男 君   副市長            中 谷 延 之 君   総務企画部長         名 越   誓 君   市民生活部長         岩 井 哲 雄 君   産業経済部長         石 川 幹 夫 君   都市建設部長         岩 井 宏 道 君   上下水道部長         山 田 丈 二 君   地域センター長        此 川 健 道 君   会計管理者          平 野 正 義 君   総務企画部次長総務課長    能 澤 雄 二 君   市民生活部次長保険年金課長  河 田 忠 之 君   農業水産課長         米 陀 峰 信 君   都市建設部理事        舟 田 浩 志 君   上下水道部次長水道課長    竹 山 勝 幸 君   総務企画部次長企画政策課長  大 川 信 一 君   財政課長           中 田 博 己 君   行政係長           林   茂 行 君  病  院   市民病院事務局長       岡 崎 文 夫 君   市民病院長事務局次長     沢 井 利 夫 君  消防本部   消防長            橋 本 政 秀 君   消防本部次長         苫   哲 朗 君  教育委員会   教育委員長          本 多 省 三 君   教育長            中 山 慶 一 君   教育部長           幅 口 文史朗 君   学校教育課長         平   正 夫 君  代表監査委員          福 島   樹 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 職務のため議場に出席した事務局職員   事務局長           荻 野 佳 秀 君   議事調査課長         能 登 澄 雄 君   主幹             滝 沢 茂 宏 君   主査             橋 本 正 則 君 ――――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――                   開     議   午前10時00分 ○議長(稲田 弘君) どなたも続いてご苦労さまです。  定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○議長(稲田 弘君) 日程第1、「議案第47号から議案第58号まで」、以上12件を一括議題といたします。  本12件を付託した各常任委員会審査の結果について、委員長から報告を求めます。  まず、総務文教委員長報告を求めます。  総務文教委員長竹山繁夫君。              〔総務文教委員長 竹山繁夫君登壇〕 ○総務文教委員長竹山繁夫君) おはようございます。  総務文教委員会委員長報告を行います。  本委員会に付託されております「議案第47号」、「議案第50号」、「議案第54号」、「議案第55号」、「議案第56号」、「議案第57号」、「議案第58号」、以上7件について、審査の結果をご報告申し上げます。  「議案第47号 平成20年度黒部一般会計補正予算(第1号)」については、原案を可とすることに決定。  「議案第50号 専決処分の承認について」は、承認することに決定。  「議案第54号 黒部市税条例の一部改正について」は、原案を可とすることに決定。  「議案第55号 黒部国民健康保険税条例の一部改正について」は、原案を可とすることに決定。  「議案第56号 専決処分の承認について」は、承認することに決定。  「議案第57号 専決処分の承認について」は、承認することに決定。  「議案第58号 災害対応特殊救急自動車高度救命処置用資機材の購入について」は、原案を可とすることに決定。  以上、審査の結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議くださいまして、適切をご決定を願う次第であります。
    ○議長(稲田 弘君) 次に、生活環境委員長報告を求めます。  生活環境委員長吉松定子君。              〔生活環境委員長 吉松定子君登壇〕 ○生活環境委員長吉松定子君) おはようございます。  生活環境委員会委員長報告。  議案について。  本委員会に付託されております「議案第47号中の所管部分」、「議案第48号」、「議案第49号」、「議案第50号中の所管部分」、「議案第51号」、「議案第52号」及び「議案第53号」、以上7件について、審査の結果をご報告申し上げます。  「議案第47号 平成20年度黒部一般会計補正予算(第1号)中歳出第3款民生費」は、原案を可とすることに決定。  「議案第48号 平成20年度黒部国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)」は、原案を可とすることに決定。  「議案第49号 平成20年度黒部公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)」は、原案を可とすることに決定。  「議案第50号 専決処分の承認についてのうち平成19年度黒部一般会計補正予算(第10号)中歳出第3款民生費」は、承認することに決定。  「議案第51号 専決処分の承認について」は、承認することに決定。  「議案第52号 専決処分の承認について」は、承認することに決定。  「議案第53号 専決処分の承認について」は、承認することに決定。  以上、審査の結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議くださいまして、適切なご決定を願う次第であります。 ○議長(稲田 弘君) 次に、産業建設委員長報告を求めます。  産業建設委員長内橋健治君。              〔産業建設委員長内橋健治君登壇〕 ○産業建設委員長内橋健治君) おはようございます。  産業建設委員会委員長報告をいたします。  本委員会に付託されております「議案第47号中の所管部分」、「議案第50号」、以上2件について、審査の結果をご報告申し上げます。  まず、「議案第47号 平成20年度黒部一般会計補正予算(第1号)中歳出第6款農林水産業費及び第7款商工費」については、原案を可とすることに決定。  次に、「議案第50号 専決処分の承認について」は、承認することに決定。  以上、審査の結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議くださいまして、適切なご決定を願う次第であります。 ○議長(稲田 弘君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲田 弘君) 質疑なしと認めます。  これより討論を行います。  討論の通告がありますので、発言を許可いたします。  9番、橋本文一君。                〔9番 橋本文一君登壇〕 ○9番(橋本文一君) 私は、日本共産党を代表して、「議案第54号」及び、「議案第55号」の討論を行います。  「議案第54号」は、黒部市税条例の一部改正についてであります。  「議案第54号」は、第1には、個人住民税の集金、税制の見直し。第2には、公的年金から個人住民税天引きで差し引く特別徴収制度の創設。第3には、上場株式等譲渡益・配当にかかわる軽減税率廃止を2年間先延ばしすることなどを行うための市税条例の一部改正議案であります。  2005年から始まりました地方税法の改正で、公的年金控除の縮小や高齢者控除の廃止、高齢者非課税限度額の廃止、定率減税の廃止などで、収入がふえないのに税金がふえるなど、庶民に負担を押しつけてきました。  介護保険料年金から天引きされ、今度は後期高齢者医療保険料天引きされました。65歳以上で国民健康保険加入者国保税年金からの天引きであります。さらに住民税年金から天引きする条例案であります。個々の年金受給者にとって総額どれだけの天引き額となるのか。年金受給者は、銀行口座からの引き落としの了承をしたわけでもありません。政府・与党は、支払いに来てもらう手間を省くためと利便性を言いますが、高齢者から天引きしてくれという要望はあったと伺っておりません。むしろ、後期高齢者医療保険天引きなど、やめてくれという怒りの声が続出しているのが実態であります。こうした国民の怒りに天引き方式の検討を始めております。  今、宙に浮いた年金によって、本来受け取ることができる年金よりも少なくもらっている人がたくさんおられます。そういった人たちからも天引きすることに、とるときだけはとるのかと怒りの声が広がっているのも現実であります。今行うべきは、3月まで解決すると約束した宙に浮いた年金問題を一人残らず解決することであります。行うこともやらずに、とるものはきちんととる。こういったやり方には、到底賛成はできません。  次に、上場株式等譲渡益・配当にかかわる軽減税率廃止を2年間先延ばしすることなどを行うための市条例の一部を改正する条例案であります。  上場株式等の配当や譲渡益は、そもそも2002年までは、本則税率26%でした。2003年度から税率20%とされ、しかも5年間の時限措置として10%に軽減されていきました。こうした証券優遇税制は、実際には一握りの富裕層に減税の恩恵が集中する金持ち減税となっており、直ちに廃止すべきであります。  国税庁の2005年度分申告所得税標本調査によると、100億円以上の所得を申告した7人の株式譲渡益の合計は2,000億円でした。国と地方を合わせた本則の20%の税率では400億円になります。ところが、特例で200億円で済んだのであります。  こうした証券優遇税制に見られるように、政府は、大企業や金持ちだけに相変わらず手厚い減税を行っております。先ほど言いましたように、一方では公的年金控除の縮小や老齢者控除の廃止、低所得者と低所得高齢者非課税限度額の廃止など、高齢者を中心に、庶民には負担を押しつけております。このような金持ち優遇税制は改めるべきであります。国が決めることだからと言って、市の財政が苦しくなるばかりであります。国に、地方に負担を押しつける税制度をやめるように求めるべきであります。  次に、「議案第55号」についてであります。  「議案第55号」は、黒部国民健康保険税条例の一部改正についてであります。  地方税法の改正する法律という施行に伴う所要条件の改正であります。いずれも後期高齢者医療制度にかかわっての条例の改正案であります。  後期高齢者医療制度の廃止を求める法案は、参議院で可決され、衆議院に送られています。国会の一院で可決されたことは、国民の大きな怒りの世論が反映された結果であります。私は、この後期高齢者医療制度に伴っております黒部国民健康保険税条例の一部改正については、到底賛成することはできません。  以上をもって、「議案第54号」及び、「議案第55号」の2議案について、反対の討論といたします。 ○議長(稲田 弘君) ほかに討論ありませんか。               〔「討論なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲田 弘君) これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議題のうち、まず「議案第54号 黒部市税条例の一部改正について」を起立により採決いたします。  本件に対する委員長報告は、原案を可とするものであります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(稲田 弘君) 起立多数であります。  よって、「議案第54号」は、原案のとおり可決されました。  次に、「議案第55号 黒部国民健康保険税条例の一部改正について」を起立により採決いたします。  本件に対する委員長報告は、原案を可とするものであります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(稲田 弘君) 起立多数であります。  よって、「議案第55号」は、原案のとおり可決されました。  次に、「議案第47号 平成20年度黒部一般会計補正予算(第1号)」、「議案第48号 平成20年度黒部国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)」及び「議案第49号 平成20年度黒部公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)」、以上3件を一括して採決いたします。  本件に対する委員長報告は、原案を可とするものであります。  委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲田 弘君) ご異議なしと認めます。  よって、「議案第47号」、「議案第48号」及び「議案第49号」、以上3件は、原案のとおり可決されました。  次に、「議案第50号 専決処分の承認について」、「議案第51号 専決処分の承認について」、「議案第52号 専決処分の承認について」、「議案第53号 専決処分の承認について」、「議案第56号 専決処分の承認について」及び「議案第57号 専決処分の承認について」、以上6件を一括して採決いたします。  本6件に対する委員長報告は、承認するものであります。  委員長報告のとおり承認することにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲田 弘君) ご異議なしと認めます。  よって、「議案第50号」、「議案第51号」、「議案第52号」、「議案第53号」、「議案第56号」及び「議案第57号」、以上6件は、承認することに決しました。  次に、「議案第58号 災害対応特殊救急自動車高度救命処置用資機材の購入について」を採決いたします。  本件に対する委員長報告は、原案を可とするものであります。  委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲田 弘君) ご異議なしと認めます。  よって、「議案第58号」は、原案のとおり可決されました。 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○議長(稲田 弘君) 日程第2、「請願第1号」、「平成19年請願第6号」、「請願第2号」、「平成19年陳情第5号」及び「陳情第5号」、以上5件を一括議題といたします。  本件を付託した各常任委員会審査の結果について、委員長から報告を求めます。  まず、総務文教委員長報告を求めます。  総務文教委員長竹山繁夫君。              〔総務文教委員長 竹山繁夫君登壇〕 ○総務文教委員長竹山繁夫君) 総務文教委員会委員長報告を行います。  本委員会に付託されております「請願第1号」及び「平成19年請願第6号」、以上2件について、審査の結果をご報告申し上げます。  「請願第1号 教育予算の拡充を求める意見書採択請願書」は、慎重に審査した結果、子供たちに豊かな教育を保障することは、社会の基盤づくりにとって極めて重要なことであり、請願の趣旨には一定の理解を示せるものの、国と地方の事務分担財源負担のあり方などについても整理する必要があることから、議会閉会中の継続審査とすることに決定。  「平成19年請願第6号 非核日本宣言を求める意見書についての請願」は、慎重に審査した結果、核兵器を廃絶し、世界の恒久平和を実現することは人類共通の願いであり、請願の趣旨には一定の理解を示せるものの、今後、議会においては平和都市宣言について検討していくこととしており、これとの整合性等について審議する必要があることから、議会閉会中の継続審査とすることに決定。  以上、審査の結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議くださいまして、適切なご決定を願う次第であります。 ○議長(稲田 弘君) 次に、生活環境委員長報告を求めます。  生活環境委員長吉松定子君。              〔生活環境委員長 吉松定子君登壇〕 ○生活環境委員長吉松定子君) 生活環境委員会委員長報告。  請願陳情について。  本委員会に付託されております「請願第2号」及び平成20年3月定例会において継続審査に付されております「平成19年陳情第5号」について、審査の結果をご報告申し上げます。  まず、「請願第2号 後期高齢者医療制度の廃止を求める意見書採択請願書」については、慎重に審査した結果、後期高齢者医療制度は、超高齢化が進む中、年間約12兆円にもなっている現在の高齢者医療費が2025年には、さらに25兆円を超えるという見通しを受けて、高齢者の状態に応じた高齢者医療財政面でしっかりと支えるとともに、世代間と高齢者世代内の負担の公平を図ることを目的に、本年4月にスタートしました。  しかしながら、制度の説明不足もあり、75歳以上を切り離したことへの不信、原則として、すべての被保険者から保険料を徴収することや年金からの自動引き落としが行われることなど、制度に対する不満が寄せられております。
     このような状況に対し、政府・与党においては、本年4月からの制度の施行状況などを踏まえるとともに、市町村、広域連合等の意見を聞くなど、精力的に議論を重ねた結果、保険料軽減対策保険料普通徴収資格証明書の運用などの改善策を6月12日に決定したところであります。  よって、「請願第2号」の趣旨には賛同しがたく、不採択とすることに決定。  次に、平成20年3月定例会において継続審査に付されております「平成19年陳情第5号 介護職員人材確保のために緊急な対策を求める国への意見書採択を求める陳情書」については、陳情の趣旨を認め、採択すべきものと決定。  以上、審査の結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議くださいまして、適切なご決定を願う次第であります。 ○議長(稲田 弘君) 次に、産業建設委員長報告を求めます。  産業建設委員長内橋健治君。              〔産業建設委員長 内橋健治君登壇〕 ○産業建設委員長内橋健治君) 産業建設委員会委員長報告。  本委員会に付託されております「陳情第5号」について、審査の結果をご報告申し上げます。  「陳情第5号 富山県の最低賃金大幅引き上げ中小企業支援を求める陳情」については、中小企業支援策を進めることは重要であるが、県内の実態としてパート労働者派遣労働者を富山県の最低賃金、時間額666円で雇用している企業はなく、いずれも上回った水準である。県内の最低賃金については、最近の景気動向中小企業経営状況賃金水準等から時間をかけて見直すべきと考える。また、隣県と比較しても決して低くないことからも、本陳情の趣旨には賛成しがたく、本陳情は不採択とすべきものと決定。  以上、審査の結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議くださいまして、適切なご決定を願う次第であります。 ○議長(稲田 弘君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲田 弘君) 質疑なしと認めます。  これより討論を行います。  討論の通告がありますので、発言を許可いたします。  2番、谷口弘義君。                〔2番 谷口弘義君登壇〕 ○2番(谷口弘義君) 「請願第2号」は、後期高齢者医療制度の廃止を求める意見書の採択の請願であります。今ここに吉松生活環境委員長報告がありましたけども、私も生活環境委員会の一員であります。いま一度このことについて考えてみたいと思います。  この請願に対して、私は、賛成の立場から討論を行います。  始まったばかりのこの制度に対して政府・与党は制度の不備を認め、小手先の手直しをしています。その箇所は多数にのぼります。保険料も7割、8割、9割減と変わってきています。まさに満身創痍であります。始まって2カ月しかたたないのに直さなければならないほど悪い制度であります。私は、今定例会後期高齢者医療制度に対して11点の質問をしました。この制度を進めてきた市当局の答弁でも疑問点が解明されない点もあります。  この後期高齢者医療制度の廃止を求める法案は、先ほど橋本議員が言いましたように、参議院で可決され、衆議院に送られています。国会の一院で廃止が可決されたことは大きな意義を持つものであります。請願の趣旨は次のようなものであります。  政府は、75歳以上の高齢者を対象にした後期高齢者医療制度をことし4月から実施しました。また、70歳から74歳の医療費の自己負担を来年4月から2割に引き上げようとしています。新しい制度は専ら医療費削減を目的としたもので、高齢者に過酷な負担を押しつけ、医療内容を制限するものとなっています。  具体的には、1番目として、75歳以上の高齢者を国保や健康保険から切り離し、すべての高齢者から保険料を取り立てる、2番目として、受けられる医療を制限し、別立て診療報酬を設ける、3番目として、保険料年金から天引きする、4番目として、保険料を払えない人から保険証を取り上げるなどであります。  これまで保険料を負担していなかった扶養家族も徴収されます。そもそも病気になりがちな高齢者の医療について、長年の社会貢献にふさわしく、国と企業が十分な財源負担を行い、高齢者が安心して医療を受けられるようにすべきであります。このことはヨーロッパ諸国では常識であり、高齢者を別扱いにして高負担と差別医療を押しつけている国はどこにもありません。として、このように次の2点について求めています。  1点目、後期高齢者医療制度については、実施を中止し、廃止をすること。2点目、70歳から74歳の窓口負担の2割への引き上げをやめること。だれが見ても当たり前の請願であります。今の後期高齢者と言われる人たちは、戦中戦後苦労して今の日本を築いてきた人たちであります。こういう人たちに「長いことご苦労さん。これから医療の心配などをしなくてもいいですから、元気に過ごしてください」というのが政治の本来のあり方でないでしょうか。  日本社会は、還暦、米寿、卆寿などとお祝いをし、長生きをみんなで喜ぶ国でした。後期高齢者医療制度は、長生きすればするほどつらくなる。長生きすれば肩身が狭くなる。長生きしてはいけないのかとまで思わせる制度であります。このように年配の方々を不安にし、寂しい思いをさせるような医療制度は即刻廃止すべきであります。  以上の点からして、この請願に賛成し、討論とします。  続いて、「陳情第5号」に対してであります。  「陳情第5号」は、採択するべきであり、その立場から意見を述べます。  「陳情第5号」は、富山県の最低賃金の大幅な引き上げと中小企業の支援を求めている陳情であります。働いても働いても生活保護水準以下の賃金しかもらえないワーキングプアと言われる労働者。正社員になりたくてもなれない派遣労働者や請負労働者など、非正規労働者が若者を中心に1,700万人にまでふえたと言われています。5年間で35万人以上の増加であります。実に就労者の3人に1人が正規社員でないということであります。問題なのは、このような非正規労働者に不安的な雇用条件や差別的な賃金や労働条件を押しつけていることです。  こうした非正規労働者は、正規労働者よりもはるかに低い賃金で生活しなければならないため、結婚や子育てはもちろん、みずからの生活と健康を維持することさえ困難となっています。どうしてこんなことができるようになったんでしょうか。  1999年に労働者派遣法を改悪し、それまで特定の業種にしか認められなかった派遣事業を原則自由化し、さらに期間を決めた雇用の拡大や裁量労働規制が緩和され、年間総労働時間の規制も緩和されたからであります。問題となっている貧困と格差を閉ざす第一歩として、1つ目に、労働者を守るルールを確立すること。2つ目に、最低賃金を抜本的に引き上げ、全国一律の制度とすることなどであります。  最低賃金は都道府県で別々に決めることになっています。富山県の最低賃金は、時間額666円であり、全国的に見ても低い水準となっています。フルタイムを働いても月収は12万円にもなりません。そこから税金、住宅費、社会保険などを差し引くと三度の食事の確保さえ極めて困難となります。  提出されている陳情書を見ますと、富山市の生活保護基準は、18歳単身者で年間を平均すると月額約15万9,000円となっています。このことからしても、現行の富山県の最低賃金は、フルタイム働いても生活保護基準にも届きません。まさにワーキングプアと言われる人をつくる温床となっています。最低賃金を引き上げるということは、就労者の3割を超えた非正規労働者の賃金を押し上げることにもつながり、正規労働者の賃金引き上げにも効果をあらわします。労働総研は、昨年2月、最低賃金を1,000円引き上げることで2兆6,000億円以上の波及効果が生まれ、日本経済に健全な発展をもたらすという試算結果を発表しています。  憲法第25条は、「すべての国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と、国民の生存権を保障ています。最低賃金666円では、健康で文化的な最低限度の生活を営むことさえ困難であります。日本の中小企業は、大企業からの下請単価の切り下げなどで厳しい経営環境に置かれています。日本の中小企業は、企業数では99%、雇用者数で70%を占めています。中小企業の発展なくして我が国の経済の安定成長は望めません。  陳情書には、中小企業予算の増額、中小企業振興条例の拡充など、中小企業の支援を求めることも記されています。このように富山県の最低賃金の引き上げや中小企業の支援は必要であることを述べて、討論とします。 ○議長(稲田 弘君) ほかに討論はありませんか。               〔「討論なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲田 弘君) これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  まず、「請願第1号 教育予算の拡充を求める意見書採択請願書」を採決いたします。  本件に対する委員長報告は、議会閉会中の継続審査であります。  委員長報告のとおり、議会閉会中の継続審査に付することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(稲田 弘君) 起立全員であります。  よって、「請願第1号」は、継続審査に付することに決しました。  次に、「平成19年請願第6号 非核日本宣言を求める意見書についての請願」を採決いたします。  本件に対する委員長報告は、議会閉会中の継続審査であります。  委員長報告のとおり、議会閉会中の継続審査に付することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(稲田 弘君) 起立全員であります。  よって、「平成19年請願第6号」は、議会閉会中の継続審査に付することに決しました。  次に、「請願第2号 後期高齢者医療制度の廃止を求める意見書採択請願書」を採決いたします。  本件に対する委員長報告は不採択でありますが、「請願第2号」を採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(稲田 弘君) 起立少数であります。  よって、「請願第2号」は、不採択とすることに決しました。  次に、「平成19年陳情第5号 介護職員人材確保のために緊急な対策を求める国への意見書採択を求める陳情書」を起立により採決いたします。  本件に対する委員長報告は、採択であります。  委員長報告のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(稲田 弘君) 起立全員であります。  よって、「平成19年陳情第5号」は、採択することに決しました。  次に、「陳情第5号 富山県の最低賃金大幅引き上げ中小企業支援を求める陳情」を起立により採決いたします。  本件に対する委員長報告は不採択でありますが、「陳情第5号」を採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(稲田 弘君) 起立少数であります。  よって、「陳情第5号」は、不採択とすることに決しました。 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○議長(稲田 弘君) 日程第3、「議員提出議案第4号」を議題といたします。  「議員提出議案第4号」について、提出者を代表して提案理由の説明を求めます。  生活環境委員長吉松定子君。              〔生活環境委員長 吉松定子君登壇〕 ○生活環境委員長吉松定子君) 「議員提出議案第4号」について、提出者を代表して提案理由の説明を申し上げます。  「議員提出議案第4号」は、介護職員人材確保のために緊急な対策を求める意見書についてであります。  意見書の朗読をもって提案理由の説明にかえさせていただきます。         介護職員人材確保のために緊急な対策を求める意見書  本格的な高齢社会を迎え、介護サービスに対する国民のニーズや期待はますます高まり、今後必要とされる介護職員の安定的な確保が必要不可欠な状況となっている。  このような中、国においては、介護・福祉分野の人材確保指針を改正したところであるが、介護職員の現状は、給与水準が低く、厳しい労働環境などから離職率が高くなっており、介護制度が十分機能していくための人材確保が喫緊の課題となっている。  よって、国においては、介護ニーズに対応するのに必要な人材を安定的に確保するため、マンパワーへの適切な報酬体系の確立や労働環境の改善を早急に図るよう強く要望する。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  以上、提案理由のご説明を申し上げましたが、よろしくご審議くださいまして、適切なご決定を願う次第であります。 ○議長(稲田 弘君) これより、「議員提出議案第4号」について、質疑を行います。  質疑はありませんか。               〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲田 弘君) 質疑なしと認めます。  ただいま議題となっております「議員提出議案第4号」につきましては、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託をいたしません。  これより討論を行います。  討論はありませんか。               〔「討論なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲田 弘君) 討論なしと認めます。  これより、「議員提出議案第4号」について採決いたします。  「議員提出議案第4号 介護職員人材確保のために緊急な対策を求める意見書について」を起立により採決いたします。  本件については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(稲田 弘君) 起立全員であります。  よって、「議員提出議案第4号」は、原案のとおり可決されました。 ――――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――
    ○議長(稲田 弘君) 日程第4、「議員の派遣について」を議題といたします。  お手元に配付いたしました議員派遣一覧表のとおり、議員を派遣することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(稲田 弘君) 起立多数であります。  よって、議員派遣一覧表のとおり、議員を派遣することに決しました。 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○議長(稲田 弘君) 日程第5、「各常任委員会議会閉会中の継続審査について」を議題といたします。  各常任委員長から、会議規則第104条の規定により、お手元に配付いたしました申し出一覧表のとおり、所管事務の審査について、議会閉会中の継続審査の申し出があります。  お諮りいたします。  各常任委員長からの申し出のとおり、継続審査に付することにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲田 弘君) ご異議なしと認めます。  よって、各常任委員長からの申し出のとおり、議会閉会中の継続審査に付することに決しました。 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○議長(稲田 弘君) 日程第6、「北陸新幹線整備促進について」及び「自然環境の保全と観光振興について」、以上2件を一括議題といたします。  本2件を付託した各特別委員会審査の結果について、委員長から報告を求めます。  まず、北陸新幹線整備促進特別委員長報告を求めます。  北陸新幹線整備促進特別委員長、岩井憲一君          〔北陸新幹線整備促進特別委員長 岩井憲一君登壇〕 ○北陸新幹線整備促進特別委員長(岩井憲一君) 本特別委員会に付託され、継続審査に付されております北陸新幹線整備促進について、ご報告を申し上げます。  6月17日、本特別委員会を開催し、冒頭に、若栗・浦川端地内でのピーエス三菱JV製作ヤードを視察したのであります。  その後、当局から、平成19年9月定例会以後の経過について報告を受けたのであります。  その概要を申し上げますと、1月31日、新駅周辺に係る物件移転者への状況説明会が開催され、家屋移転者への現況報告及び今後のスケジュール説明が行われたこと。2月5日及び24日、中村地区、舌山地区に対し、新黒部駅(仮称)東側地区におけるまちづくりアンケート調査の内容についての説明が行われたこと。3月19日、地鉄新駅建設ワーキング会議が開催され、新幹線新駅に併設する地鉄新駅の鉄道線形、駅施設について協議されたこと。5月28日、平成20年度富山県並行在来線対策協議会が、開催されたこと。6月12日、平成20年度北陸新幹線建設促進大会が開催されたことなどの報告を受けたのてあります。  その後、当局を交えて、JRから経営分離後の並行在来線への地鉄電車の相互乗り入れのあり方等について意見交換をしたのであります。  北陸新幹線は、地球環境にやさしく、日本海国土軸の形成と国土の均衡ある発展に不可欠な国家プロジェクトであります。また、新川地区の飛躍的な発展と本市のまちづくりのかなめとして欠かすことのできない公共高速交通機関であり、早期開通は黒部市民の悲願であります。このため本特別委員会では、長野から白山総合車両基地までと福井駅部の早期完成、敦賀までの一括認可及びフル規格による整備を図るとともに、あわせて大阪までの整備方針を明確にし、早期に全線整備が図られるよう、市民や沿線自治体と連携して、国・県などに強く働きかけていくものであります。  さらに、駅周辺整備が円滑に進捗するとともに、並行在来線の経営分離後の経営が成り立つよう、財政支援などについても国等に強く働きかけるものとし、今後とも付託事件の審査が終了するまで、継続審査とすべきものと決定した次第であります。 ○議長(稲田 弘君) 次に、自然・観光振興特別委員長報告を求めます。  自然・観光振興特別委員長、松原 勇君。           〔自然・観光振興特別委員長 松原 勇君登壇〕 ○自然・観光振興特別委員長(松原 勇君) 自然・観光振興特別委員会委員長報告を申し上げます。  本特別委員会に付託され、継続審査に付されております自然環境の保全と観光振興について、審査の結果をご報告申し上げます。  6月18日、本特別委員会を開催し、市当局から12月定例会以降の本特別委員会に係る経過について、報告を受けたのであります。  その概要を申し上げますと、まず、自然環境関係では、2月24日に、生地芦崎地区において、高波による越波等により被害が発生したこと。3月31日に、黒部市がバイオマスタウンとして国より認定され、公表を受けたこと。5月6日に、立山黒部自然環境保全国際観光促進協議会研修会役員会・総会が開催され、総会終了後、立山・黒部を誇りとし世界に発信する県民の会「発足記念のつどい」が開催されたこと。5月30日から11月まで、カウベルト普及定着事業が昨年に引き続き3カ所で実施されていること。次に、観光振興関係では、4月1日に黒部市観光協会と宇奈月温泉観光協会が合併し、黒部・宇奈月温泉観光協会の合併調印式並びに設立総会が行われたこと。4月3日から4月8日まで、誘客訪問団観光キャンペーンとして、韓国・台湾を訪問し、黒部市のPR、観光客等の誘致運動を行ったこと。4月25日に、黒部市おおしまパークゴルフ場オープン記念式典が開催されたこと。また、5月1日に、黒部峡谷が全線開通し、黒部峡谷鉄道オープニングフェスティバルが開催されたこと。5月9日、新川地域観光圏整備促進事業に向けた準備会が開催されたこと。6月8日、カターレ富山のホームゲームにおいて、市町村サンクスデー「黒部市の日」を行ったことなどであります。  その後、当局と自然環境の保全や観光振興策などについて、意見交換を行ったのであります。  以上、本委員会といたしましては、今後とも下新川海岸保全事業や「(仮称)水博物館」構想の進捗に努めるとともに、国や県の動向を踏まえながら、立山・黒部地域の世界文化遺産登録への働きかけ、そして黒部川の流れに沿った山、川、海の貴重な自然環境の保全管理とこれら全国に誇り得る観光資源のPRのあり方並びに有効活用について、今後さらに調査する必要があると認め、付託された事件の審査が終了するまで継続審査とすべきものと決定した次第であります。  以上です。 ○議長(稲田 弘君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。  質疑ありませんか。               〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲田 弘君) 質疑なしと認めます。  お諮りいたします。  本2件に対する委員長報告は、いずれも「付託事件の審査が終了するまでの継続審査」であります。  委員長報告のとおり継続審査に付することにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲田 弘君) ご異議なしと認めます。  よって、本2件は、付託事件の審査が終了するまでの継続審査に付することに決しました。 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○議長(稲田 弘君) 日程第7、「議会運営委員会に関する調査について」を議題といたします。  本件を付託した議会運営委員会の調査の結果について、委員長から報告を求めます。  議会運営委員長、坂井 守君。              〔議会運営委員長 坂井 守君登壇〕 ○議会運営委員長(坂井 守君) 議員運営委員会委員長報告。  本委員会に付託され、継続審査に付されております議会運営に関する調査について、その結果を報告いたします。  本委員会は4月21日に開催し、6月定例会の会期及び会議日程について並びに黒部市議会政務調査費の交付に関する条例の改正について協議をいたしました。  次に、6月2日に開催し、6月定例会の市長提出議案12件、報告3件の説明を受け、その付託委員会並びに請願2件、陳情2件の取り扱いについて、さらに黒部市議会政務調査費の交付に関する条例の改正について協議をいたしました。  また、本日、本会議前に開催し、議員提出議案1件の取り扱いについて並びに全国市議会議長会、欧州都市行政視察調査団への議員の派遣についてを協議したのであります。  以上の審査事項を含め、本委員会では議会運営の効率化等について引き続き調査する必要があると認め、議会閉会中も継続して審査すべきものと決定いたしました。  以上であります。 ○議長(稲田 弘君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。  質疑ありませんか。               〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲田 弘君) 質疑なしと認めます。  お諮りいたします。  本件に対する委員長報告は、「議会閉会中の継続審査」であります。  委員長報告のとおり継続審査に付することにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(稲田 弘君) ご異議なしと認めます。  よって、本件は、「議会閉会中の継続審査」に付することに決しました。 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○議長(稲田 弘君) 以上で、本日の日程はすべて終了し、本定例会に付議されました議案は、すべて議了いたしました。  市長からごあいさつがございます。  市長、堀内康男君。                〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) どちら様も大変ご苦労さまでございます。  市議会6月定例会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。  黒部の清流に若鮎が踊る季節になりました。議員各位には、6月9日から12日間にわたり開会されました今議会におきまして、本会議、委員会、その他の会議において提案いたしました議案や本市が抱える諸般の問題など、真摯にご議論を賜りました。心から敬意を表する次第であります。  今定例会に提出いたしておりました補正予算をはじめ、条例その他の議案につきましては、慎重なご審議を賜り、滞りなく議了され、ご承認いただきましたことに対し、心から感謝を申し上げます。  また、審議の中で賜りましたご意見、ご要望などにつきましては、十分に調査・検討を加え、対処してまいりたいと考えております。  さて、去る6月14日朝に発生いたしました「岩手・宮城内陸地震」は、最大震度6強の激しい揺れを記録し、震源地付近を中心に土砂崩れや、がけ崩れなどが相次ぎ発生し、甚大な被害をもたらしました。被災されました方々に心からお見舞いを申し上げますとともに、被災地の一日も早い復旧をお祈りするものでございます。  中国で1カ月ほど前の5月12日に発生いたしました四川大地震の記憶もさめやらぬ中、「またもや地震か」と驚きを隠せなかったのは皆様も同じではなかったかと思います。最近の相次ぐ大きな地震発生には、ここ黒部市の近隣地域においても、このような大地震がいつ起こってもおかしくないとの恐怖心を改めて抱かされるとともに、災害対策を十分に整え、いつ災害が起きても被害を最小限に抑えられるように、日ごろから備えをしっかりと行わなければならないものであると強く再認識いたしたところであります。  今定例会におきましても、これら自然災害に対する備えとしての防災対策をはじめ、各般にわたりご質問あるいはご意見などを承り、議論が多数あったところであります。災害をなくすることはできませんが、被害を少しでも減らすことへの取り組みは今すぐにでもできることがあります。  まずは命を守る、負傷しないことが第一であることを前提に、学校や職場、企業においては、いざというときに安全・適切な行動がとれるよう実践的な防災教育や防災訓練をより積極的に実施することをお願い申し上げたいと思います。  また、家庭においては、家具の備品の固定や配置を見直すなど、予防的な取り組みの普及・啓発活動に努める必要があるものと考えております。  さて、初夏の風がさわやかに感じられるきょうこのごろでありますが、あすには夏至を迎え、間もなく本格的な夏がやってまいります。来月13日には富山湾を代表する海水浴場であります石田浜海水浴場がオープンする予定であり、シーズン中は2万人を超える海水浴客が訪れるものと見込んでおります。観光元年として海辺から黒部峡谷まで雄大な山、川、海の恵みを生かした黒部の観光地が大いに市内外の観光客でにぎわうことを期待するところであります。  結びになりますが、議員の皆様におかれましても、何かとご多用のことと存じますが、どうぞ健康には十分ご留意をいただき、ますますご活躍されることを心からご祈念申し上げて、閉会のごあいさつとさせていただきます。  どうもありがとうございました。 ○議長(稲田 弘君) これをもって、平成20年第2回黒部市議会6月定例会を閉会いたします。  ご苦労さまでした。   閉  会  午前11時01分 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 上記会議の次第等を記録し、その正確なることを証するために、次に署名する。                        黒部市議会議長  稲 田   弘                        署名議員     内 橋 健 治                        署名議員     寺 田 仁 嗣...