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平成13年第2回定例会(第3号 3月 8日)

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  1. 黒部市議会 2001-03-08
    平成13年第2回定例会(第3号 3月 8日)


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    平成13年第2回定例会(第3号 3月 8日) 平成13年第2回黒部市議会(3月定例会)会議録 平成13年3月8日(木曜日)                              平成13年3月8日(木)                            午前10時開議  第1  一般質問(個人) ────────────────────〇────────────────── 本日の会議に付した事件  議事日程に同じ ────────────────────〇────────────────── 本日の出席議員     20人     1番 伊 東 景 治 君      2番 金 屋 栄 次 君     3番 辻   泰 久 君      4番 中 田 利 次 君     5番 橋 本 文 一 君      6番 牧 野 和 子 君     7番 松 原   勇 君      8番 村 椿 宗 輔 君     9番 山 内 富美雄 君     10番 山 本 達 雄 君    11番 木 島 信 秋 君     12番 中 谷 松太郎 君    13番 吉 田 重 治 君     14番 稲 田   弘 君    15番 岩 井 憲 一 君     16番 新 村 文 幸 君
       17番 能 村 常 穂 君     18番 森 岡 英 一 君    19番 山 本 豊 一 君     20番 徳 本 義 昭 君 ────────────────────〇────────────────── 本日の欠席議員    な し ────────────────────〇────────────────── 説明のため出席した者 市長部局 市     長     荻野 幸和 君  助     役     安原 宗信 君 収  入  役     南保 弘幸 君  総 務 部 長     平原 康光 君 民 生 部 長     米澤 信良 君  産 業 部 長     能登 健次 君 建 設 部 長     木島 孝正 君 上下水道部長      森岡 辰清 君  総務部次長総務課長   稲澤 義之 君 建設部次長都市計画課長 本崎  智 君  民生部次長福祉課長   小柳 龍一 君 財 政 課 長     名越  誓 君  上下水道部次長水道課長 中谷 三嗣 君 農 政 課 長     平野 正義 君  秘書広報課主幹     太田 孝雄 君 病  院 市民病院事務局長    大門 祐則 君  市民病院事務局次長   森家 和哉 君 消防本部 消防長消防監      藤澤 秀光 君 教育委員会 教育委員長       岩田 諦雄 君  教  育  長     西坂 邦康 君 教 育 次 長     櫻井  麗 君 監 査 委 員     木下 光久 君 ────────────────────〇────────────────── 職務のために議場に出席した事務局職員    事務局長   宮 崎 勝 昭 君    事務局次長  幅 口 文史朗 君   主    幹  浅 野 芳 幸 君   主    事  能 登 隆 浩 君 ────────────────────〇──────────────────               開       議  午前10時02分 ○議長(岩井憲一君) どなたも続いてご苦労様でございます。  定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。  念のため、事務局長に朗読させます。  事務局長。           〔事務局長 宮崎勝昭君議事日程朗読〕 ○議長(岩井憲一君) 日程第1、前日に引き続き「一般質問の個人質問」を行います。  ただいまのところ通告者は5人であります。  念のため発言順を申し上げます。   1番目「橋本文一君」、2番目「村椿宗輔君」、3番目「中谷松太郎君」、4番目「牧野和子さん」、5番目「吉田重治君」、以上であります。  順次発言を許可いたします。  5番、橋本文一君。              〔5番 橋本文一君登壇〕 ○5番(橋本文一君) どなた様もご苦労様でございます。傍聴席においでの皆さんも、雪の中、大変ご苦労様でございます。  議員になりましてから9回目の質問でありますが、何回立ちましても足のすくむ思いであります。一生懸命頑張ってやっていきたいと思います。  第1点目は、忘れ去られようとしている流水客土事業について質問いたします。  流水客土事業は、私もよく知らないわけでありますけれども、伊東森作著作集や黒部市史、または左岸土地改良区が出している美田豊穣などの中で詳しく書かれています。  現在、黒部川扇状地にある水田は、圃場整備事業によって富山県の中でも指折りの米どころとなっております。水田を行うときに最も重要になるのが土壌と水、そして太陽であり、その土壌の改良を画期的な方法によって大々的に行ったのが、黒部川流水客土事業だと聞いております。  かつて黒部川扇状地にある水田は、灌漑用水の水温が低いために収穫量が大変少なかった。それは黒部川が深い谷間を流れ、川原もなく、また発電用のトンネルを通るために、太陽の光や気温によって温められることもなく、その上、水田の土壌は砂地で耕土も浅く、そのため水持ちが大変悪く、したがって水口より多量の水をいれなければならないので、水田の水温もほとんど上がらないので冷害を必ず受けました。特に水口付近の稲の成長がとまり、収穫皆無の状態であったと聞いております。  また、土質においても腐食含有量や酸化鉄、マンガンなどの少ない老朽田であったために病気も発生しやすく秋落ち地帯であってでも、農家の方々はどうにもならないこととあきらめるしかなかったのであります。  ところが戦時中から食糧が不足し、各方面から食糧増産が強く求められるようになったので、黒部川扇状地のような土地条件の悪いところでも悪さを克服して増産しなければならなかった。こうしたことから農業の技術や改良事業にも大いに力が注がれるようになり、土質を改良するために客土法がとなえられ、赤土を水田に運び込むようになった。しかし、戦時中であったため、労働力と輸送手段が少なく十分に効果を上げることなく終戦になってしまい、しかし、戦後も黒部川扇状地の水田では客土の重要性は変わらず、一部の熱心な農家は、馬車で赤土を水田に搬入いたしましたが、搬入費も多くかかり、かつ能率が悪かったために、客土の効果が水田にとって大きいこととわかっていても、一般的には普及しなかったのであります。  そこで赤土を水に溶かし泥水とし、それを用水に流して、一枚、一枚の田んぼに灌漑するという独創的な考えが生まれたのでありました。この独創的な方法は、戦時中、伊東森作氏が考案し流水客土と名付け、県当局に働きかけ、宇奈月町下立地区や魚津市木下新などで地元の協力を得て実験を試みたが、その結果が十二分に上がらないうちに終戦になってしまい、その試験は戦後に持ち込まれたわけであります。  戦後これを実現するために、当時、県会議員であった伊東森作氏や桜井町町長であった荻野幸作氏、下新川郡新屋村長 袖野与太朗氏らがそれぞれ活躍し、現在の黒部市及び入善町の有志によって黒部川流水客土促進同盟会が結成され、政府関係機関に働きかけ、県営事業として3億5,000万円の予算をもって実施され、事業は昭和26年から開始されたが、黒部川の左岸では黒部市の宮野山を採土地として、水圧ポンプで赤土を堀り取り、微粒化プラントによって泥水化し、さらに水を加えて、それを薄めて各用水に流し、一枚、一枚の水田に客土をし、客土した面積は、およそ6,000ヘクタールに及んだと聞いております。  流水客土という方法は、傾斜をもった扇状地の用水路を利用するという点と、赤土を水圧ポンプで泥水化して、労力を節減するという点において、かつてない独創的なものであり、また経費も搬入客土に比べて数分の1であり、すべての農家が平等に恩恵を受けるものであったために学会の注目を浴び、その後、各地で実施され、その結果、耕土の保水性が増大したため、灌漑用水のたて流しは行われなくなり、冷害が減少しました。客土の結果、酸化鉄分が多くなり、秋落ち現象も少なく、老朽田は大いに改善されました。  この日本で初めて行われた流水客土事業によって、黒部市では、稲作において1割5分から3割、多いところでは倍増したと私は聞いております。伊東森作著作集や黒部市史に載っていますが、しかし現在では日本で初めて行われた流水客土事業があったことも知らない若い方々がたくさんおいでになります。そこで小学校の授業の中で伝えていくことができないのか、また流水客土事業の行われた現場や設備なども保存していかなければならないと思います。それから写真や資料などが市役所にあるのならば、市民に公開してもよいのではないか。もしも写真や資料がないのならば、今のうちになんらかの手を打たなければならないと思いますが、市当局の考えをお聞きしたいと思います。  2点目は、消えようとしている合用水の水門についてであります。  黒部市の灌漑用水は、黒部川や布施川に依存していて、黒部川はもともと四十八ケ瀬と呼ばれ、多くの分流が扇状地を流れていました。私たちの先祖は、この自然の水路を利用し、本流からの取り入れ口をみんなで構築し、そのあと各地で用水組合をつくったわけであります。  黒部川の左岸の用水路は、上流から三ケ用水若栗用水荻若用水、合用水、吉田用水飛騨用水の6つがあったと私は聞いております。これらの用水は、それぞれ本流の水を取り入れていたが、その方法は、川倉や蛇籠などで川の流れをせき止め、水門を通して用水路に引き入れたのであります。  しかし、黒部川のような急流では増水時になると、蛇籠でつくった堰などは、たちまち破壊されてしまい、その後は取り水が不可能になってしまうという事態になり、このようなことが、毎年、毎年繰り返され、ときには年に2度も3度も被害に会うということがたびたびあったのです。  また、渇水期になると、上流の取り入れ口では、十分水を引き入れることが出きても、下流の合用水などでは水が不足し、干ばつの被害をたびたび受けたが、現在では合口用水がすばらしく立派にできているので、災害や干ばつなどの心配は全くありません。  しかし、私の言っている合用水の水門とは、水門としての用は全くしていませんが、長い間にわたって若栗、荻生、大布施、三日市、村椿などの田んぼを潤してきた合用水の水門であります。新幹線の工事によって、現在、残っています水門がなくならないように鉄道公団に申し入れるべきではないかと思います。  何事においても用がなくなればすぐ壊すとか、時間がたてば忘れてしまうということになりがちでありますけれども、残すべきものは残し、伝えていくものは伝えていかなければならないと思います。  以上、2点について質問いたします。   1点目は教育長と産業部長に、2点目は市長に答弁を求めます。             〔5番 橋本文一君自席に着席〕 ○議長(岩井憲一君) 教育長、西坂邦康君。              〔教育長 西坂邦康君登壇〕 ○教育長(西坂邦康君) おはようございます。  橋本議員の質問にお答えをいたしたいと思います。  橋本議員からは、日本で初めて行われた流水客土事業を、小学校の授業の中で伝えていくことができないかというご質問でありますので、お答えをいたしたいと思います。  今ほど、流水客土の事業の導入、あるいは効果等につきましては、黒部市史はじめ資料等によりますと、橋本議員さんがおっしゃたとおりでありまして、当時の反収は約300キログラム程度であったというふうに言われておりまして、その後、流水客土が左岸につきましては28年から33年まで事業が、県営事業として実施されたわけであります。その結果、先ほども申し上げられましたように、保水性が増大したり、あるいは冷害が減少したり、あるいは秋落ち現象がなくなったりしまして、収穫量も約3割増の反当たり400キログラムというふうなことであったというふうに言われております。  その後、圃場整備事業とか、あるいは栽培技術の向上によりまして、現在では黒部市の平均反収は約530キログラムというふうなことになっているようであります。  資料によりますと、当時は大変県内外でもこの事業がすばらしいということで、ほかの地域でも実施されたということが言われているわけであります。  そこで小学校の授業の中で伝えていくことができないかというご質問でありますが、平成2年3月に黒部市の教育センターで、こういう「私たちの黒部」と、市にある行事や史跡、こういう副読本を出しているわけであります。この中で流水客土宮野運動公園を含めて、宮野運動公園の施設はどうしてできたかという中で、流水客土事業が検証されているわけであります。そこで今も授業でそういうことが3・4年生にいろいろ伝えられているわけでありますが、さらに現在総合的な学習を進めていく中で、全学年と言いましょうか、高学年の中ではこのことが取り上げていかれると思っております。  平成13年度において、この「私たちの黒部」の改訂版を出すことにいたしておりまして、今までは小学校3・4年生を対象にということで出していたわけでありますが、このあとは中学校にも配布をして、学校で、黒部の施設や史跡という中で、そのものが検証されていくのでなかろうかなと、していってほしいなというふうに思っているわけであります。  このように先人の苦労と努力を讃えまして、その恩恵を児童・生徒に伝えていくのも私たちの仕事でなかろうかなというふうに思っておりますし、新年度から小学校の方に奨励していこうということで、市長も言っておられます学校農園等で農作物を栽培する、そういう中ででも先人の苦労を伝えていってほしいものだというふうに思っております。そして、それが各学校において総合的な学習の時間で体験学習として検証をしていってほしいというふうに思っております。  以上であります。 ○議長(岩井憲一君) 産業部長能登健次君。             〔産業部長 能登健次君登壇〕 ○産業部長能登健次君) おはようございます。  流水客土事業の行われた現場の保存についてと、2点目が流水客土事業の資料が市役所にあるのか、あるのならば市民に公開してもよいのではないかという2点でございます。答弁させていただきます。  流水客土事業の現場保存につきましては、現在、目に見える形として残っておりますのは、舌山地内の宮野山斜面に赤土を泥水化にして流したときに使った水路跡の一部と急傾斜の管理階段、もう1つは若栗城址公園主要用水路まで送水するときに使用しましたバルブとパイプの一部が残っております。  水路跡や管理階段は、現場がわかりづらいということであります。そこで今ほども教育長の方からも話がありました、宮野山運動公園が当時の採土地の主な場所であったということで、現在、宮野山公園は広く市民にも利用されておりまして、特に客土前の天満宮と周辺とが大体7メートルから8メートルほどの差がついているわけでありますけども、あの部分が、いわゆる客土として取られて、天満宮だけが残っているものですから、ああいう形で天満宮と周りの芝生広場との差がついているということで、この周辺の中でバルブやパイプと事業説明用のパネルなど、看板に併せて設置できないかということも、今後検討してまいりたいというふうに考えているところであります。  ご質問のもう1点の資料及びその公開ができないかということでございますが、現在、先ほど、橋本議員さんも言われましたように黒部市史や大布施村史、先賢者著作シリーズの中の伊東森作さんの著作集などがございます。現在、図書館や各地区の公民館、あるいは小・中学校にも配布されているという状況でございますので、現在、そういう形で閲覧されていると。  また、資料につきましては、県営黒部川沿岸冷水温障害改良事業の概要という何枚かのペーパーがございます。それと、当時黒部市の前沢出身の当事業所長であられました朝倉祐太郎さんが事業についての想いをまとめられた私文書がございます。これは本当に公開できるようになるのかどうかということも、教育委員会の方とも相談しながらまとめてみたいというふうに考えております。  以上であります。 ○議長(岩井憲一君) 市長、荻野幸和君。              〔市長 荻野幸和君登壇〕 ○市長(荻野幸和君) おはようございます。  議員の皆さん方には連日ご苦労さんであります。  私に対しましては、消えようとしている合用水の水門について、保存できないのかというご質問だったと思います。  まず、流水客土のことについて触れられましたので、私からも所感を1点だけ述べたいというふうに思います。  歴史的史実は先ほど橋本議員さんが言われたとおりであります。我々、小さい頃には5合田だとか6合田だとか1升田だとかというふうなことで呼ばれていたのを覚えておりますが、今、ほとんどが1升田で、1升田というのは優良な土地ということだったんではないかと、それは1坪に1升取れるいう意味だったというふうに思います。  先ほどありましたように、やはり農業、農産物というのは、水・土・太陽であります。土地改良皆さん方も、この水・土・太陽をどういうふうに農業の生産に取り入れていくかという苦労と、それに対する挑戦の連続であったというふうに思います。  地質的な事情から、その悩みをお互いに解決する方法がないのかという壮大な挑戦が行われたと。その立役者であったのが、やはり伊東森作さん、それから初代荻野幸作氏、それから袖野与太朗さんの皆さん方が、そういう農家の皆さん方の苦しみや、これからの食糧難時代に対する対策をどのようにしていくかということで挑戦された壮大な計画であります。  その中で、私が漏れ聞いている話では、もともとこの発想というのは中国に端を発するというふうに聞かされておりました。中国の黄河が何年間の間には必ず洪水を起こす。その中国の洪水というのは、急な傾斜じゃないですから、洪水が来た、水が来たよというと、少しずつ、少しずつ上がっていく。そしてそれから避難をするときには、水が来たようだからそろそろ逃げようかと言って荷車に家財道具を積んで、対策をして離れたと、そんな歴史があったと。それには徐々に水が上がっていって、そして徐々に水が引いていく、そのときに山の土砂、山から来る山の恵みを大地に置いていったということから端を発して、こういった手法を取り入れることができないのかと、日本の中でも。  まさに黒部川自身は歴史がものすごく浅いですから、四十八ケ瀬で暴れているということで表土を取っていってしまったということで、黒部の水は一年中冷たいですから、一年中、黒部の水というのは12、3度くらいの水しかないでしょうから、それが田畑の農産物に与える影響というのは、育成の段階では大変厳しかった。しかも砂礫層ですから、地下にすぐに浸透してしまう。先ほど話がありましたように水口を設けて、そこ、一部温水化して田んぼに入れ、上の田んぼから下の田んぼへ、また下の田んぼへというふうに用水管理がされてきたという歴史的な背景があります。  今は田んぼ1枚づつに水が入っているという、大変便利のいい使い方をするようになったわけでありますが、そういう歴史を経ながら土壌や水の改良を行ってきた歴史というふうに認識をいたしております。
     さて、伊東森作さんの家に「流水客土」という書があります。これは当時の高級官僚であった広川弘禅さんが書かれた書であります。実は、私の家にも1枚ありました。それは流水客土という意味じゃないんです。広川弘禅さんが昭和20年代においでになったときに書いていただいたという書なんですが、これはもう簡単でわかりやすい書であります。いまでも保存していますが、その書は「なにふそく ひとははだかでうまれたり」平仮名でさらさらと書いてある書であります。小さいときに、床の間にそれが表装して掛けてあるもんですから、平仮名ですから読むことができました。ただ「なにふそく ひとははだかでうまれたり」というのは、当時は理解できませんでした。ただしそのことがかなり強く印象に今までも残っていて、家にそんなものがあったなということを、実は思い出しているところであります。  今年の成人式の時に、20世紀は可能性への挑戦、21世紀は不可能への挑戦の時代だと言いましたが、実は伊東森作さんのところの書の中にも「不可能を可能にする」という一節がありました。まさに先輩の皆さん方は、不可能だと思われることに対する情熱と挑戦を続けてこられたということではないかと思います。「大人たちがそんなこと無理だよ、不可能だよ」と言っていることというのは、長い間かけて若い人たちが挑戦をしていけば、それは可能になるんじゃないかというメッセージを私も思い、実は今年の成人式で若い皆さん方に披露したところであります。  さて、最近の水の状況は、概ね順調に管理をされておりますが、逆に最近は冷水、冷たい水が大変必要だというのが時代の中でわかってまいりました。それは昼にはできるだけ溜めて田んぼを温かくしておき、そして夜になると、それをできるだけ抜いて冷たい水を入れる、そして夜の間は稲を休ませる。また、朝になって全部ということでないんでしょうが、太陽が出てくるころには温かくなる水を吸収して稲がよく育つ、冷たい水がないところは、一年中稲が育っていなくちゃならないという状況におかれるかもしれません。それは太陽の問題は別といたしまして。そんなメリハリがつくことができるようになったのも、米の品質を上げてきている、私は大きな功徳だろうというふうに思います。  話が、答弁とは少し横道へそれてしまいましたが、私自身、一度挑戦したことがありましたが実現できませんでした。  それは宮野運動公園からの水路のところで、あそこに看板を設置し、そのときは評判があまりよくありませんでしたが、実はあそこに上から水を流すことができないのか、滝のように見えるだろうというのを、実は思いましていろいろやってみましたが、まず水量の問題、それから分水の問題等々があって、水の管理の問題もあって、なかなかできなかったと。ただし思いは今も同じで、そんな時代が来れば、やはりあそこから滝のように水が流れていて、表から見える風景が語り継がれていったらいいのになという夢だけは、現実はもっともっと難しいものがあるわけですが、そんな夢だけは、今も私は捨てておりません。  流水客土のときに、その国の技術の問題だとか、いろんなことで問題になったのは、流水客土を行うための水の確保、膨大な水がいりますから。その水の確保についていろいろ話し合われたということであります。山本議員さんも、その歴史のところに携われた一人でありますが、流水客土をする水を確保するのに、いろんな苦労をされたようであります。ただし最終的にはいろんな経過を経ながら、関電さんの協力を得て、その水を使い、流水客土を行うことができたということを、私は聞かされておりました。そのときのいろんな交渉の経過やなんかというのはあったようであります。  どうぞ、これからの時代、いままでもそうだったのかもしれませんが、昨日の徳本議員さんの答弁にも申し上げておりましたように、そういう史実関係にある構築物、歴史、それをしっかりと後世に残していく、そういう時代になっている。昨日も言いましたが、単にスクラップ・アンド・ビルドをやって、長い歴史を目から見えなくしてしまうということは、これからもどんどん避けて行くべき時代に入る、ハードからソフト、ソフトというのは管理をしていく社会に入っていくんだろうと、それがいい歴史のあるまちをつくっていく大きな原動力になるというふうに思います。  これから北陸新幹線等々が、当地域に来て、そしてその人たちが感じていかれるのは、非日常的なこと、それからすばらしい歴史、努力、英知、そういうことを感ずることができるもの、私は左岸流水客土というのは、そのうちの大きな財産の1つであり、ハード、ソフトを含めて、保全すべきであるというふうに思います。  合用水の話なのに、流水客土の話で答弁が長くなってしまいました。  合用水の考え方も全く同じであります。今から170年位前に、どうにかそれぞれの取水口が落ち着いた時期だったと史実にあります。用水取水口はどうにか落ち着いた。ただし毎年のやはり黒部川の荒波にもまれて管理をするのは大変だと、当時、1年間の経費が7,300円位かかったということも記述としてありますが、大正時代に入ってからです。大正時代の米の1俵の値段というのはどれ位かというのを調べてみましたら、約10円から20円位の間、その頃は相場でしたから。そうすると逆算しますと、1俵が10円と換算いたしますと、約7百何十俵、今に換算すると、やっぱり1,000万円位のお金は最低かかっているというふうに思います。そういうふうにして苦労されながら用水を維持し、そして水源を求めてきた先輩の皆さん方に、私は本当に頭の下がる思いであります。  昭和9年に黒部川の大洪水がありました。その後の昭和11年にも大洪水がありました。その洪水で潰滅的な打撃を、それぞれの用水が受けました。私たちの今、森丘正唯さんをはじめとする有志の皆さん方が愛本で堰堤をつくって、愛本から合用水でなしに、用水関係を全部集めて、そこから安定的に取水をし下流に水を供給すること、田畑に供給することができないかという運動を、実は展開されたわけです。愛本の合口用水のところに行っていただきますと、黒部川神社というのがあります。黒部川神社を建立されたのは、そういった皆さん方の気持ちや喜びを合口用水の、黒部川神社に表したということであります。そこに書かれている文字が「水利善用 民産以豊 恵沢普及 神徳維崇」というこの4文字、これは若槻礼次郎さんの揮毫によるものであります。この書も現在の森丘實先生の家にこの直筆が残されております。  そういう歴史を経ながら来た、それぞれの合用水や、その水との戦いの歴史があるわけですので、私は先ほど申し上げましたように、残していくべきだというのは基本的にかわりはありません。  ただ今回の若栗地区での合用水は新幹線の桁に触れます。これは大変厳しい状況であります。そこで以前から、土地改良区は建設省からは除去するようにというふうには言われてきていたわけですが、いろんな観点から現在のままになっております。私はこの際、地下の水路の問題もあります。それから取水堰の話もありますが、もともとの堰は、今のように鉄筋でやっていたわけではないので、それの史実があるのかどうかというのをまず調べたい。恐らく昭和9年の合口用水化される、その間、その前後に、推測ですが、鉄筋コンクリートでつくられたんじゃないかというふうに推察されます。どうしても北陸新幹線の橋桁にかかりますので、それをどこかに少し移設をしてでもいいですから保存を考えるべきだろうというふうに思っております。関係の協力が必要でありますが、ぜひそのことについては関係省庁とも話を進めてみたいというふうに思います。歴史的な遺産であります。  以上です。              〔5番 橋本文一君挙手〕 ○議長(岩井憲一君) 5番、橋本文一君。 ○5番(橋本文一君) ただいま市長さん並びに教育長さん、また産業部長さんから答弁があったわけでありますけども、宮野山の流水客土の事業を小学校の授業でやっていく、私は授業中の時間の中でやっていっておいでになるということを、私はあまり知らなかったものですから、本当に申しわけなかったと思います。しかし、平成2年にそのような文献ができているということは私も知らなかったわけでありますけども、教えているわりに、意外と子供さんに聞きますと知っていないのが実情であります。私も子供さんとよく話をする機会があると、昔のことを話すれば、子供さんは目を輝かせて聞いてくれるわけであります。そういうものを授業でだめならば、週休2日でということもありますので、そういう事業の中で地域の方のボランティア、いろんなものを含めて、やっぱりそういうものを、今後見直していけば、こういうすばらしい事業であったということを伝えていくこともできますし、すばらしいことではないかと思います。  また、産業部長さんの答弁でありますが、部長さんの言われるとおり、水路と管理階段はあるわけでありますけども、あるというだけであって、階段も現在、登ることはできません。爪を立てて岩を登らなければ行けません。用水を構築するとき、階段の一部を削り取りまして階段部分もなくなっております。そして宮野山に上がる若栗からの遊歩道ができる以前では、宮野山へ登るには一番早い道として私も登りましたし、私の息子も登りました。ほとんど、あの遊歩道ができる以前は、村人も小学校の皆さんも、あの階段を登って宮野山へ行ったものであります。しかし、あそこをみんな登れるようになれば、自分も一人前になったんだなと小さいながらに思ったわけでありますけども、今この階段がジャングルのようになって、どこに水路があるのか、わからないような状態になっております。また手すりを付けるということはちょっと無理かわかりませんけども、やっぱりそういうものは、先ほど市長さんも述べられましたように、本当に残していくべき、黒部市の農業の1つの大事な遺産だと思います。新幹線もできますと、いろんな近くに観光、見ていろんなこともありますけども、こういう日本で初めて行われた流水客土というものも、やっぱり全国の方に案内板等々と含めてやっていく時期が必ず来ると思います。それまであまりばちゃばちゃにならないように、補修するときは補修する、そういうふうにしていけば、本当に市民の皆さん、またそこを訪れる皆さん方に喜ばれるんじゃないかと思います。  階段につきましては、どこの事業体でやられましたかわかりませんが、壊したとこはちゃんと元のようにしていくべきではないだろうかと、同じ事業体でやられてたら、同じ事業体のところで、やっぱり昔あった農業遺産はきちっと残していって、登れるようにするのが当然だと思います。ここでは壊して、そのままで道路を壊した予算がないのなら付けないという、そういうふうなんじゃなくして、やっぱし残すべきは残してきちっと、現在にあったように復旧していくのが工事だと思います。そのようにお願いしたいと思います。  合用水については、私の想いと市長さんの想いとが、本当に全くと言っていいぐらいよく似た考えであると思いますが、いかんせん新幹線の橋脚に当たるものですから、新幹線を取るか合用水を取るかといったらかなり難しいとこだと私は思います。しかしながら用水を含め、用水の水門の上流、下流含めまして、一体としてあの水門はすばらしい、昔の用水の取り入れ口を残しております。川原は松の丸太で組んで、そして組んでボルトで締め、そこの中に石を細かく敷きつめ、護岸は松の杭で打った護岸を、そのまま残っております。しかしそれを見るのも、農業が、いわゆる4月になると用水に水が当たりますので、見るのならば用水が止まった秋から今の時期しか見ることができません。330メートルぐらいに渡って、すばらしい昔の護岸がそのまま残っております。やっぱりそのものも含めて、市長さん、残すことに尽力を尽くしていただきたいと思います。  今回の質問は、いわゆる古くなったからすぐ無くするのではなく、やっぱり残すべきは残す、また古い話だから忘れてしまったということにならないようにやっていただきたいという趣旨から、私の質問であったと思います。本当に答弁ありがとうございました。これで私の質問を終わりたいと思います。 ○議長(岩井憲一君) 8番、村椿宗輔君。              〔8番 村椿宗輔君登壇〕 ○8番(村椿宗輔君) どなた様もご苦労さまです。  「冬来たならば 春遠からじ」とか「梅一輪 一輪ほどの温かさ」と言われますように、今年の冬は大変寒く雪の多い年でしたが、3月に入りますと、さすがにこの北陸にも少しずつ春の気配が伺われ、陽の光にも、次第に力強さを感じる今日この頃でございますが、この気候と裏腹に、日本の政治経済は、先に明かりの見えない不安定な状況を呈してまいりますことは、大変気掛かりなことといわなければならず、一日も早い政治の安定と、景気回復が待たれることであります。  いろいろ話題の多かった紀元2000年も過ぎ、いよいよ2001年という新しい世紀を迎えて、初めての黒部市議会の開催にあたり、改めて心身ともに引き締まる思いがいたし、益々の職責の重さと重要さを感じている現在であります。  これから始まる21世紀を迎え、当黒部市が抱える色々な課題のうち、今日は2項目、3点について質問をいたします。  まず、1点といたしまして、市町村合併についてであります。  昨年4月から地方分権システムへの移行が始まり、各自治体が個々の判断と責任において地方自治体の運営に当たっているが、先日、富山県広域行政等研究会が市町村合併のパターンを示しました。生活圏や経済圏、広域事務組合などを考慮して最小で4つの広域圏に再編されると予想されます。国や県内の合併議論は,今具体的な段階に入っているといわれております。  今後の厳しい財政状況や新しい行政需要に対応する財政の見直しのためである事は承知のとおりであります。  市町村合併でのメリットは、介護、医療、福祉、救急医療さらに廃棄物処理、火葬場など、広域的視点に立つ施策や公共施設の広域的利用など、利便性が感じられる一方で、デメリットとして広域となるために行政窓口利用の不便さ、住民の意見が市政に反映されにくくなることに伴う行政サービスの低下などが考えられます。  こうしたメリット、デメリットを検討し、住民に情報を詳しく開示する事が大切であろうと思われます。  いずれにしましても市町村合併は最終的には、住民自身の責任で決めることであるが、現実には最高議決機関である議会人が負うところが大であります。  私たち議会人は、黒部市の将来を見通す先見性と英断を持って事に臨む必要があり、真剣に議論を尽くす時期が来ているのではないかと思いますが、荻野市長さんはどのようにお考えですか、お伺いします。  第2点目の質問に入ります。  今世紀は、高齢者社会とされる中で、去る2月11日の北日本新聞、12日の読売新聞にて報道された1人暮らしのお年寄りの孤独死について、議員各位もお読みになられたことと思います。  報道によりますと、このような孤独死は、今年に入り2件目だそうで、1月下旬、2月上旬に発生して、いずれも死後2日から8日たってから発見されたとのことで、大変ショックを受けたのは、私1人ではないと思います。  この独居老人対策並びに痴呆老人対策については、去る11年3月議会で私が老人にPHS、携帯電話の使用について、また12年9月定例議会では、牧野議員が質問されて、その答弁としまして、米澤民生部長より、黒部市としては、今後事故などの未然防止と家族の介護負担の軽減を図る目的から、対象者の把握などについて民生委員などと情報を重ね、要望があれば実施に向けて検討してまいりたいとの前向きな答弁を得ていますが、その後の経過や、実施状況について民生部長にお尋ねいたします。  関連しまして、先ほど述べました新聞報道の中で、黒部市内の一人暮らしの高齢者は、昨年10月1日現在で294人おられ、このうち連絡員や消防署に電話がつながる緊急通報装置が設置されているのは130件とのこと。また、新年度予算で15台を増設する方針とのことですが、もっと早急に全世帯に、独居老人世帯に設置できませんか、またその予算は幾らぐらいか民生部長にお尋ねいたします。  1日も早く全世帯に設置し、万一の場合に老人が安心して使用できるよう対策を講じ、念願するものであります。  以上、ご答弁をお願いいたします。  以上でございます。どうもありがとうごさいました。             〔8番 村椿宗輔君自席に着席〕 ○議長(岩井憲一君) 市長、荻野幸和君。              〔市長 荻野幸和君登壇〕 ○市長(荻野幸和君) 村椿議員さんからは、市町村合併について市長はどういうふうに考えているのか。  冒頭に「梅一輪 一輪ほどの温かさ」、久しぶりに私も聞きまして、なつかしく思いました。と言いますのも、我々高校時代だったんだろうと思いますが、先生や友だちとこのことについて議論したのを思い出したからです。作者は「梅一輪 一輪ほどの温かさ」と言ったのか、「一輪ずつの温かさと」言ったのか、片方はその瞬間を言ったこと、それからこれから温かくなっていくよというのは、一輪ずつの温かさという動を表したのかというようなことを、学生時代に話をしていたのを、今ほど話を聞いて、ついつい思い出しまして、懐かしく思って、その頃に帰りながらうれしく聞かさせていただきました。ありがとうございます。  さて、市町村合併についてでありますが、もう先の議員さんのところで私の考え方はすべて言い尽くしたというふうに思っております。さて、言い尽くしたところでもう一度合併についてというご質問ですから、復習の意味も込めて、再確認をお互いにしたいと思います。  ご承知のとおり、市町村の枠組みを超えた広域行政への取り組みは、従来より一部事務組合等で行われてきたところでありますが、事務の効率化という点については、単独市町村では非効率的な事務を複数の市町村で共同処理することにより、我々は多くのメリットを享受してまいりました。  特に、昨年誕生いたしました新川地域介護保険組合においては、4市町が共同して介護保険事業を行うことによって、単独で事業を行う場合に比べて、年間4千数百万円程度の費用節減に成功いたしました。こうして節減いたしました費用は、4市町の住民の将来における有効利用のための基金として積み立てていることは、昨日話をしたとおりであります。  その努力が形として現れ、その現れたものが住民に、今の場合には介護保険組合の中で、その効果を使うことができるようにしようということをしているわけですが、そのことをやることができるとすれば、その効果というものを住民の皆さん方にお返しすることができるということであります。  このように共同処理の方策といたしましては、新川広域圏や介護保険組合等の一部事務組合や広域連合などがあるわけですが、今日、益々多様化していく住民ニーズと、これまで想定されなかった広域的な諸課題の対応を考えたときに、これまでの事務共同方式には限界があります。新しい方法の模索が迫られているというのが時代だというふうに思います。  そこで議員ご指摘の合併につきましても、将来、取りうるべき新たな方策の1つではないかなというふうに思います。  かつて我が国には7万1,000もの市町村が存在しましたが、明治の大合併、昭和の大合併と言われる二度の変革期を経て、今日の約3,200の市町村に集約をされました。以来、50年近い歳月が過ぎました。高速交通網の整備や、高度情報社会の進展により、人々の生活圏はさらに飛躍的に拡大しました。さらに地方分権の時代を迎え、新しいニーズに対応するには、市町村はいままで以上に事務処理機能の向上や拡大が求められている状況にあります。  今日、合併が論議されるようになったのは、まさにこうした時代の要請であるというふうに認識をいたしております。決して国から、県から押しつけられたからということでなしに、私は時代の要請だろうというふうに思われます。  ただしそのことは、地方自治体の皆さん方が高まりの中でどう時代を認識し、どういう選択をしていくかという議論の高まりの中で決定していかなくてはならないというふうに思います。今日も答弁で申し上げましたように、これは政治課題であります。政治的ではありません、政治課題であります。議会の皆さん方とよく議論をして、住民の皆さん方の先頭に、お互いに政治家として立てるようにしていきたいもんだというふうに思います。  その中でメリット、デメリットというものも、当然明らかにしていかなくてはなりませんし、住民の皆さん方もどのように考えておいでになるのかという意見も吸収して行かなくてはなりませんし、また黒部市だけの問題でありませんで、例えば、ほかの市町とやるということには、相手には相手の事情もあります。そんなハードルをしっかりとくぐり抜けながらでないと、このことはできないわけでありますし、平成17年3月31日までの期限つきでありますので、その利益を享受しようとすれば、急がなくてはならないということであります。どの道を選択するか、それぞれの政治に携わる皆さん方、それぞれの市町村の政治に携わる皆さん方の合意と理念が大切であるということは昨日申し上げたとおりであります。  2市3町の状況は少し見てみますと、先の国勢調査が行われた中で2市3町の人口は6,500人位減であります。これは世の中の趨勢かどうかわかりません。ただし県の中でも、富山市、富山市周辺、高岡、高岡市周辺、そのあたりは人口が増えつつありますが、県都から少しづつ離れるに従って減少の傾向が見られます。このまま放置するということになりますと、人口の減というのは決してさけられないところだというふうに思います。それで各市町が、それぞれ人口だけの問題を申し上げますと、市町がそれぞれ切磋琢磨する努力も大変必要ですが、広域圏として、この問題を取り上げて、やはりどういう抜本的な策を進めていくのかということも大変大切なことではないかというふうに思います。  新川広域圏事務組合に与えられた職務は、一部事務組合でやることは限られております、予算も。ふるさと基金というのがありますが、それはその果実を使うというだけであって、10億円ありますが、その基金を取り崩すことはできないシステムになっています。果実だけですから、せいぜい1年間に、今ですと大変少ない予算しかありません。これもそれ以上のことを、新川広域圏事務組合がやってもいいのかというのも議会の皆さん方と議論がありました。一部事務組合は一部事務組合のことだけやっておればいいんだと、それのほかにもっと広いことをやることは、権限として与えられてないんだから、いらんことするなというような話も議会の中では、いろいろあった歴史があります。ただし、もうそのようなことを本当に言っていてもいい時代なのか、県議会の皆さん方も一致団結されました。新川地域議員連盟というのをつくられて、新川地域にかかるいろんな課題についていろんな挑戦をしようとしておられますし、しておられます。  また、新川地域の県議さんと首長並びに議長さんをもって構成いたします会議等もありまして、そんなところでもいろんな議論を、これからも進めていかなくてはならないんだろうなというふうに思っております。先ほど申し上げられましたように、政治に携わる者、自らがそれに果敢に挑戦することが必要だということにつきましては、想いは同じであります。昨日述べたとおりであります。  ただし、いずれにいたしましても、市民の皆さん方にわかりやすい形での情報開示というのは大変必要であるというふうに思います。その前に私たちが、もっともっとやはり議論をしていかなければ、市民の皆さん方に見える情報というのは提示できないんではないかというふうに思います。一緒になって21世紀の地方分権や地方のあり方はどうあるべきかということを、お互いに真剣に考えて、その上でお互いに選択や決心をしたいものだというふうに思います。 ○議長(岩井憲一君) 民生部長、米澤信良君。             〔民生部長 米澤信良君登壇〕 ○民生部長(米澤信良君) 村椿議員さんには老人対策について2点、1つにはPHS携帯電話の貸与について、今1つが緊急通報装置の設置についてのご質問でございます。  それぞれ答弁をさせていただきたいと思います。  高齢化社会の到来に伴いまして、寝たきり老人や痴呆性の高齢者も増加してきております。このように在宅で援助を要する高齢者には、昨年から始まりました介護保険のサービスとしまして、ホームヘルプサービス、デイサービス、ショートステイの各事業が展開されているところでございます。  また、市といたしましても、寝具丸洗い乾燥事業・おむつ支給事業・調髪サービス事業等も痴呆性の高齢者を対象に実施して、介護されておられる家族の心身の負担の軽減を図っているところでございます。  ご質問のPHS携帯電話の貸与についてでございますが、民生委員さん等と情報交換を重ねまして対象者等の把握に努め、平成13年度の事業実施に向けまして、準備を進めているところでございます。  事業内容は、徘徊行動のある痴呆性高齢者を介護しておられます家族に対し、位置情報を発信する端末機を貸与して、これを携帯する高齢者が、徘徊して居場所がわからなくなった場合に早期に発見して、居場所を家族に知らせるものでございます。  新年度では、この端末機の機器の基本料を助成し、四六時中の見守りを強いられる痴呆性の高齢者を抱える家族の肉体的・精神的な負担の軽減を図っていきたいというふうに思っているところでございます。  続きまして、緊急通報装置の設置についてでございます。  議員さんが先ほど述べられましたように、今年の1月28日、2月9日と2件の孤独死という悲しい事故がございました。一人暮らしの高齢者対策といたしまして、日頃から高齢者を見守る連絡員や、緊急通報装置、火災センサーの設置、ホームヘルパーの派遣、配食サービス事業等を実施して、安全で安心な生活の確保を図っているところでございます。  今日現在と理解していただいてもいいんですけども、一人暮らしの高齢者は296名の方が認定されております。そのうち本人の健康状態等を考慮いたしまして、緊急度の高い方に緊急通報装置を、現在、130台設置しているところでございます。  緊急通報装置と火災センサーを296の全世帯に設置した場合には、総事業費は約3,600万円ほどの投資額となるわけでありますが、今ほど申し上げましたように、現在130台設置しておりますが、今後、全世帯に設置するといたしまして、約300世帯でございますので、130を引きますと170世帯ということになるわけであります。それにこれらの設置にかかる経費といたしますと、緊急通報装置は1台8万7,000円、火災センサーが1組3万3,000円、合計いたしまして、工事費を含めまして12万円程度かかるわけであります。170世帯×12万円といたしますと2,000万円程度必要になるわけであります。したがいまして、今後も継続して緊急度の高い方から年次的に設置することといたしまして、新年度におきましてもこういった考え方で順次設置をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。  また、この事故を機に、黒部市の社会福祉協議会、黒部市民生委員・児童委員の連絡協議会、黒部市地区振興会連絡協議会、各地区社協が中心となりまして、それぞれの地区において見守り体制を事業として位置づけていただきました。一人暮らしの高齢者には、必ず1人の連絡員がおりまして、マンツーマンでコミュニケーションを取っているところでございますが、対応に限界があることから、近所の人に新たに協力者になってもらい、「新聞が溜まっていないか、電気がついているか」などの安否の確認を頼むことを決定いたしております。新年度事業から地区振興会や町内会に見守り事業として取り組んでもらいまして、会合のたびに話題として取り上げてもらうよう働きかけるものでございます。  いずれにいたしましても、見守りは繰り返し行うこと。多くの協力者が必要でございます。そういったところから、まさに地域ぐるみで支え合う事業でございますので、今後とも議員の皆様方、市民の皆様方のご支援とご協力をお願いするものでございます。              〔8番 村椿宗輔君挙手〕 ○議長(岩井憲一君) 8番、村椿宗輔君。 ○8番(村椿宗輔君) 市長さん、答弁どうもありがとうございました。民生部長さんにも、ただいまご答弁いただきました。  北陸新幹線着工も本決まりになり、また新駅設置も決定されている新川広域圏の拠点となりつつある黒部市は、新駅を中心とした新川広域圏を視野に入れた総合都市構想が必要かと思います。これからの将来を考え、隣接市町村と融和と相互理解の上で互いの意見を尊重し、この合併問題にあたっていく必要があろうかと思いますので、よろしくお願いいたします。  また、民生部長さんには、独居老人問題につきましては、人間、年をとれば、誰しもさみしさと不安が付きまとうことと思いますので、1日も早く安心して暮らせるよう、行政担当者の格段のご配慮をお願いいたしまして、私の質問を終わります。  ご静聴、どうもありがとうございました。 ○議長(岩井憲一君) 12番、中谷松太郎君。             〔12番 中谷松太郎君登壇〕 ○12番(中谷松太郎君) どなた様もご苦労様でございます。  今、世論は政治に携わる者に対して、綱紀粛正、是々非々であります。肝に銘じつつ、3月定例議会にあたり一般質問の機会を得ましたので、3項目、7点について質問をさせていただきます。  初めに所感の一端を申し上げます。  日本は第2次世界大戦後、目ざましい復興、発展をなし遂げ、経済大国№1と称賛されるまでに大きく成長をいたしました。  しかし、20世紀最後の10年で急転落し、長期低迷を余儀なくされ、21世紀の幕開けはいまだに地平線のすれすれの情勢にあります。わずかな遠くの小さな光に望みをかけ、政府官僚、関係者は景気回復に懸命な努力、改善に取り組んでおりますが、失われた10年のツケは重く、総合経済対策の発動や金融システムの不安改善等の努力のために費やした財政赤字は大きく膨張いたしました。国と地方自治体の借金は666兆円を超えたのであります。ここで抜本的な政策を講じないと、20年後の潜在的な国民負担が増大し、日本経済、社会生活が破綻するのではないかという危機予測も出ているのであります。この10年間、世界経済は大きく変化し、グローバリゼーションが急速に進展、特にアメリカ、ヨーロッパ経済は大きく変化をいたしました。こうした情勢の中、IT(情報技術)が産業の活性化、生産性の向上、雇用増大等の原動力として果たす役割は一層明確になり、ITを日本に浸透させることが最重要課題となりました。  日本が再び世界経済の表舞台に復帰できるのか、日本病で悩み続けるのか、分水嶺に立たされているのが現状ではないでしょうか。21世紀のスタートを切った今日、日本経済の持続的な拡大を妨げている最大の要因はなんなのか、やはり中長期的な成長を目指す構造改革の欠如にあるという指摘があります。  構造改革の取り組みについては、民と官とは大差があります。企業ではリストラで生きる努力を追い続けておりますが、政府官僚は打ち出した構造改革に対し、厳しい議論を戦わせず途中で頓挫するなど、努力の足跡が見えないのであります。今後はさらに規制緩和を増大させ、企業活動を高め需要不足を根本的に解決することであります。そのためには、何と言っても消費の拡大を図る政策が必要であります。国民が安全で安心できる社会保障制度の充実が最も肝要ではないでしょうか。  以上、思いのまま申し上げました。市長のコメントがあれば簡潔にお願いいたします。  それでは、通告してあります項目について順次、質問をさせていただきます。  第1項目目、地方分権について市長にお伺いいたします。  地方自治は新たな段階に入りました。2000年4月から分権型システムへの移行を受けて、いよいよ自治体はそれぞれの判断と責任において地域の経営を行っていかなければならない時代であります。  通達政治から、住民の意向に沿った行政運営が可能な時代に変わりつつあります。条例の制定権が拡大されることにより、これまで以上に住民の参画型が進み、NPOなど市民活動との連携協働をどのように構築していくのか、まさに地方自治はこれまで経験していない課題に直面します。  地方分権を進めるには、市町村が主体性を発揮し、個性的、公正かつ透明な自治体づくりが望まれる時代であります。その意味では、政策競争時代とも言えましょう。この先5年間で合併されるかどうか不透明であるが、中核都市黒部を目指した観点から3点について市長にお伺いをいたします。  1点目、情報の先取りによる政策技術に格差をつける手段として、現在積極的にIT技術の活用が叫ばれております。全国各地で情報はインターネットを通じ、政策開発の取り組みや業務の電子化がより加速され、日本は5年以内に世界最先端IT国家を目指すということが報じられております。こうした時代を想像したとき、我々、官と民との接点と生活構造が大きく変わる事が想定されます。今後のITの姿、変化対応、5年先の普及計画、特にIT時代を切り開く人材育成、IT技術養成、今後の情報通信技術の進化が我々市民生活とどのような関わり、利便性が考えられるか、このことについて市長に所見をお聞きいたします。  2点目、長寿化、少子化が益々進む中、人口、税収の減少が予測される昨今、介護保険、年金、医療をはじめとする福祉財政を圧迫するのではないかという推測論も流れておりますが、黒部市の将来像についてお伺いをいたします。  3点目、公共事業に依存してきた地域経済を、どのように今後コントロールしていくのか、そこには国や県の財政調達のあり方や、補助金行政の抜本的な見直しなど、財政危機は地方自治に重くのしかかり税収面の懸念が予測されますが、このことについて市長の見解をお伺いする次第であります。
     次に、第2項目目、環境行政についてお伺いいたします。  21世紀は環境の世紀とも言われております。20世紀後半から表面化した環境問題は、地球上の各地で公害が発生し、自然、歴史、文化の破壊をもたらしました。その解決を求めて日本では、住民による活動と、それに応える自治体や政府が動きだし、地球規模の環境法律や条例が制定されました。環境行政が整備されるとともに、各国間の環境外交も活発になり、国際協力が求められつつ、世界の環境安定のため、各国政府が未来社会を担う子供たちのために、健康、栄養、教育、サービス等の充実に取り組みが始められたのであります。  それでは、本市の環境姿勢についてお伺いをいたします。  1点目、国際標準規格ISO14001の認証取得について市長にお伺いいたします。  昨今、全国市町村において、社会的信頼を高める手段として自治体が認証取得に乗り出しました。市民一人ひとりが環境保全の自覚を持ち、環境にやさいしまちづくりを目指しています。  ISOの理念は、トップが基本方針を打ち出し、その実行手段として環境管理システムを導入し、個々の活動から市民全体の取り組みに発展させ、よりよい環境改善を進め、住みたいまち、訪れたいまち、人の集まるまちの実現を目指すことを目的とするものであります。市長のお考えをお伺いいたします。  2点目、循環型社会形成について民生部長にお伺いいたします。  1894年、今から約100年前に、ごみの衛生的処理を目的とする汚物掃除法が制定されました。やがて高度経済成長とともに、大気、水質など、あらゆる領域で環境問題が発生し、公害問題として大きな社会問題に広まり、国民、市民生活に環境不安を与えました。そして21世紀を迎えた現在、環境問題はさらに新しい局面を迎えています。  科学技術の急速な進歩により、人間の健康や自然の営みに影響を与えるようになっています。ごみの処理に関して、従来の集めて燃やして埋めるという単純な方法を改め、いかにごみを減らすか、いかにごみを再利用するか、限りある資源を、企業、産業、行政、市民が一体となり、資源採取から生産、消費、廃棄までを管理し、循環させる社会システムをつくることが強く求められております。  そこで、この4月からごみの出し方が変わります。新しく各プラスチック容器、古紙類、紙製容器、家電製品処理方法が変わりました。特に家電製品処理については有料化されました。これまでごみステーションに出せば収集してもらえましたが、これからは料金を払って捨てることになります。今でも不法投棄が絶えない状況の中、益々増加するのではないか、様々な問題が指摘されております。  4月から始まる資源回収対応策についてでありますが、不法投棄防止管理監視体制、予算措置など、今後の資源リサイクル環境改善の取り組み及び21世紀における循環型社会の将来像について民生部長の見解をお伺いいたします。  最後に第3項目目、スポーツ振興について教育長にお伺いをいたします。  2000年とやま国体は大成功裡に終わり、富山県はスポーツ振興に向けて再構築が求められております。不況は企業を揺さぶり、少子化は学校部活動を低下させ、スポーツ存続の危機を招く様相を呈している厳しい状況下で、いかに強い富山、黒部の競技力を向上させるか、スポーツを通じて健全な人材育成をつくるか大きな課題であります。  少年期から育成環境を整えることが最も重要な課題であります。県の体育課では、県スポーツ振興審議会で新世紀のスポーツ振興の指針を示し、新スポーツプランを策定し、スポーツ活動を通じて、児童、生徒の健全育成に取り組んでおります。  そこで、本市のスポーツ振興についてお伺いをいたします。  1点目、総合型地域スポーツクラブの支援について、文部科学省は1995年から地域型スポーツクラブの育成に取り組みを始めております。富山県では、国体後の企業スポーツ選手や、休部、廃部した人材など地元国体の人的財産を組み込んだ総合型スポーツクラブを組織化すれば強い選手の育成につながると関係者は位置づけております。  黒部市の総合型地域スポーツクラブの基本的な考えや実施内容について教育長の見解をお伺いいたします。  2点目、駅伝振興についてお伺いいたします。  富山県では、中長距離選手を育て、富山県を駅伝大国にしようという機運が高まり、指導者、スポーツトレーニング研究者、地域クラブが連携して駅伝を強くする会ができました。5年後に全国大会で10位台に入ることを目標に、今年度から強化が進められます。競技スポーツの振興に中学校、高等学校を一貫した指導体制と地域の協力がいかに大切であるか、このことを実証したのが2000年とやま国体であります。国体後も、こうした流れを絶やさず、新たなスポーツ振興を高める対策を立案しております。  その一例でありますが、小学校タスキリレー大会であります。9月30日に5年生、6年生が4人一組で、1人1.5から2キロメートル競技が実施されます。  本市のスポーツ振興については、県内外で高い評価をいただいております。これについては、市当局並びに関係者の温かい配慮の賜物と深く感謝を申し上げるものであります。  昨年は、18年ぶりに郡市対抗駅伝大会で男子は見事優勝することができました。関係者の1人として厚くお礼を申し上げます。  本市には、1986年に公認マラソンコースが設定されております。毎年5月の名水ロードレースは3,000名を超える大会に成長いたしました。11月には県高校駅伝、クラブ対抗駅伝が開催され、駅伝のまち黒部と称され、全国各地から好評をいただいております。  しかし、これらの大会で地元選手の出場者数、入賞者数が微少であります。地元の住民として努力をしていかなければなりませんが、「駅伝のまち黒部」にふさわしい活動展開をして、スポーツの感動を高める元気のある黒部を目指したいものであります。  教育長並びに関係者のご支援を願うものであります。何かよい手だてがないか教えていただきたいと思います。  以上であります。            〔12番 中谷松太郎君自席に着席〕 ○議長(岩井憲一君) 一般質問の途中ですが、議事の都合により午後1時まで休憩いたします。   休  憩  午前11時38分   再  開  午後 1時03分   出席人数  20人 ○議長(岩井憲一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  市長、荻野幸和君。               〔市長 荻野幸和君登壇〕 ○市長(荻野幸和君) 中谷議員さんからは3項目、7点について質問を賜りました。  私に対しては地方分権、それから環境行政についてであります。順を追って答弁をさせていただきますが、冒頭の中谷議員さんからコメントがあれば簡潔に言えということでありますが、あまりコメントがないんですが。  ただ、今の経済情勢、それら等々を見ておりますと、バブル期を経てロスト10年、失われた10年とかと言われますが、山高ければ谷深し、これは我々の先輩方が、我々に教訓として残してきた言葉であります。バブル期のときに、世の中がそういうものだというふうに判断するのか、いやこれは異常だよと言って判断するのか、それによって行う行動が違ってくるというふうに思います。我々も吉田忠雄さんにバブル期のときに話を聞かさせていただいたことがありました。そのときに円売りドル買いの話を若い者がしたということで、大変怒っておいでになったのが、大変印象的でありました。お金を売買することによって利益を上げるなんていう、そういうさもしい根性を起こすなと、それは本筋から離れる話だということで、若い人たちを怒っておいでになったのを聞きました。長い歴史から見れば、山が急激に高くなれば急激に低くなる、これが世の中の常かもしれません。ただし10年とか20年というスパンを見て、それを平均化すれば、まあまあそんなところかなということではないかと思います。あまりおたおたすることなく、危機意識を持ちながら、でも長期スパンに軸を置きながらゆるやかな回復のための努力をしていかなくてはならないのではないのかなというふうに思うわけであります。いずれにしても何が異常で、何が異常でないか、行き過ぎたら必ず反動があります。その反動が大きくならないように、我々は気をつけながら、物事の判断基準をしっかり持ちながら、これからも進めていかなくてはならないのだろうというふうに思います。  バブル崩壊で大変な目に会った人たちは、バブルで儲けた人なのかもしれません。また儲けようとした人なのかもしれません。それはやはり何回も言うようですが、普通の感覚でない、反省してみれば普通の感覚でない感覚でものを行おうとしたツケを、今払っているということではないかと思います。  第1番目のご質問の、ITの進展と生活構造についてでありますが、ITになりますと私は大変弱うございまして、国会議員の宮腰さんは大変強いんですが、ただ間違いなく国も世界も、このIT社会、情報化社会というのは進展していくと、ここ十数年間の間には、かなり画期的な変化を起こしていくだろうというふうに予測をされます。そういった中で、私たちは都市の中でしっかりとした社会インフラを行っていくときには、道路という社会資本と同じように、やはり黒部市、またこの富山県、この県域の中で、高速インターネット網の整備というのは、社会資本としては大変大切なファクターだろうというふうに思います。  当地域は、そういう意味ではCATVをはじめといたしましての光ケーブル網等は県内でも遅れているということは認識をいたしております。そんなことも含めて2市3町で合意を得ながら、それぞれ市町の事情はあるにいたしましても、ハード部門については確実に整備を進めていくための協議会を立ち上げようということで、2市3町で合意になっております。ただし光ケーブルだけが張りめぐらされても、それに対するソフトがなければ用を足さないわけでありまして、これからの21世紀を見たときに、ITを利用していくための高速インターネット網というのはどうしても必要だというふうに思われます。ただしそれは行政が本当にやるのか、もっと民間、NTTさんですとか、そういったところもやっていくのか、という選択肢はあったにいたしましても、そこまで待ちきれるのかどうか、もし待っていても、5年後から10年後には確実にそうなるかもしれませんが、民間投資も含めて。  先の商工会議所さんの研究会、1市3町の研究会等でもいろんな問題がありますが、今社会資本としての光ケーブルの敷設等について取り組むべきだという答申等をいただいておりますので、私たちもそのことを進めていかなくてはならないというふうに思っております。  もう1つは、政府におきまして、電子政府を目指しております。電子政府を目指しているということは、我々市や、それぞれの市庁舎といたしましても、電子市役所を目指していかなくては、そういったこと等について整合性が取れなくなったりいたしているという懸念があります。いろんな市民の皆さん方が市という行政を利用されるときに、ここまで出てこなくても自宅ですとか、また近隣の公民館等々で利用できる、そういうことが求められていくということになります。それですから、これからの市役所像というのも、電子政府や電子市役所が構築されていくとすれば、さてどういう形になっていくのが一番いいのかということについても、これから触れていかなくてはならない大きな課題だろうというふうに思っております。  ただし、それには何と言いましても人材の育成ということが大変大切でありますし、もう1つの切り口は、先ほど話がありましたように、一般市民の皆さん方は、それほど緊急にCATVですとかそういうことを求めておいでになるのかどうかというと、まだ少し温度差があるようであります。  ただし、企業の皆さん方や商売をやっておいでになります皆さん方からすると、高速大容量のものでなければ、その地域自身が、その会社も時代遅れになっていくかもしれません。そして例えば、こちらの方に、工場として進出しようと思っていても、そういうインフラが整備されていなければ、魅力のない。また高速情報化時代に対応できない市とか町としてのレッテルが張られてしまう。  以前に東京で森ビルさんですが、インテリジェントビルというのが構築されたときに、なにしろそういうIT関係ですとか、インターネット関係ですとか、そういうものをビルの全体に網羅し、それを貸し事務所にするというのが、もう今から10数年前になるんでしょうか、もっと前かも知れません。それをつくりあげられて、日本中から世界中から、このビルの中に入りたいという人たちが出てまいりました。それは外との情報量や情報の速さに対し格段の差があったからということだと思います。今はもう東京へ行くとどこも当たり前になっておりますが、そのようなことがこれらかも地方において情報の格差という形で現れる可能性があるということであります。  いずれにいたしましても、魅力ある地域をつくっていくというのは、時代の趨勢に遅れてはならないということだと思います。一般の市民の皆さん方との投資に対する、ある考え方、必要か必要じゃないかというところについては、かなり温度差があるものというふうに理解をし、その中でどういうふうにして進めていくかということになると思います。  ただし、これから10年もいらないかもしれませんが、10年か15年たったら、もうパソコンやインターネットを使うのが当たり前の人たちが世の中の主役になります。そういった皆さん方が主役になったときの社会をやはり我々は想像、予測をしなくてはなりません。そういったときに、これらが劣っているとか、社会インフラとして整備がされてない地域というのは、やはり魅力のない地域になっていってしまうというふうな認識をいたしております。  特に、本年度予算の中では、市民の皆さん方にITの技術普及のために、本年4月から市内各所でIT講習会を予定いたしております。前にも言いましたように、タマゴッチから始まった、その前から始まっていたのかも知れませんが、これだけのパソコンや情報伝達というのは、本当に目ざましいものがあるわけでありまして、ぜひ時代に遅れないように、我々も取り組んでまいりたいと、左様に考えているところであります。  2番目のご質問の、少子化と福祉財政についてということですが、基本的には昨日も答弁として申し上げましたが、成熟社会にこれから進んでいくという中で、先進国の状況を見ておりますと、ハードの整備というところはどんどん抑えられながら、ソフトの方へどんどんお金をつかっていくという社会に移行していることは、先進国の例を見ても明らかであります。  ただ日本の場合には、少資源の国であります。少資源の国が世界の中でいままでの経済力と同じような成長を、本当に遂げていくことができるかどうか。少資源と言いましたのは、少し語弊があるかもしれませんが、人材ということについて、教育ということについては、たくさんの資源を持っている。教育というのを資源と見るかどうかは別にして、すばらしい歴史と資源を持っている国というのが日本という国だと思います。  しかもその中で教育関係、それから親御さんの子供の教育に関する情熱、それから国、それぞれの市町村、そして本人、このあたりが、これだけ向学心に燃えて高いレベルでの教育を遂行していく国というのは、最近は近隣の国でも出てまいりましたが、世界の中では大変めずらしい国であります。そういった子供たちが、そういう人たちがたくさんいる国がこれから世界の中で教育水準の高さ、やる気というものを資源として世界に羽ばたくということができれば、日本の経済というのも、日本の豊かさというのも、ある程度、持続可能なのかなというふうに思われますが、最近の教育現場も大変であります。ただし世界に冠たる教育環境をこれからも維持されながら、ハードからソフトへ移行するという国をつくり上げていく、これが豊かさへの証明なのかもしれません。  さて一方、黒部市の財政状況はどうかということですが、私が今言いましたような方向で、これから長期的に進んでいくものというふうに思われます。ハードからソフトへの移行というのは、間違いなく進んでいくというふうに思われます。  もう1つは、先ほどから話がありましたように、単にスクラップ・アンド・ビルドをするというのじゃなしに、古い物を大切に管理面での手当てをしながら、いいものは長く使っていこうとする風潮がこれから出てくる。大量生産、大量消費の時代はもうそろそろ環境の問題も含めて終わりになるのかもしれません。  以前にイギリスの人との話がありました。新しい車を買うと、なんだお前今頃新しい車を買ったのか、私はもう何十年もこの車に乗っているんだと言って新車に乗っている人をばかにしたという話もありました。また洋服1枚にしても、必ずイギリスの紳士というのは、裏に何年にこの服をつくったんだと、俺はもうこの服を10年も、15年も着ているんだよというのをプライドにしていたと、それはすばらしい良いものを長く手入れをして使ったということのようでもあります。これは単に物事の考え方の一例ですが、これから恐らく日本もそういう方向に移行していくのかなというふうに思います。  私もそうしたいと思いましたが、なかなか体型がついてきませんので、よけいなことを言いました。  そういうことで、少子化の問題と福祉財政の問題については、間違いなく私はそういう方向に動いていくという予感を感じております。  次に、地方分権と公共事業等の地域経済の話にも触れられたわけでありますが、これも国会や、それからNHKの日曜日の経済討論を聞いておりましても、また先日の徳本議員さんの話を聞いておりましても、新聞紙上等を見ておりましても、これからの日本経済を右肩上がりか水平にしていこうとするときには、個人消費の刺激が必要だということでは、国内経済の6割を担っている個人消費を上げていくということについての考え方は一緒のようであります。ただ本当に個人消費がどうしたら活力、活性化するのかということで、いろんな手法、方法、小手先も含めて試みられておりますが、これはと言うたものは出てまいっておりません。いまだに水平並びに下降気味ということですから。  私も公共事業と地域経済の中で、市においては社会資本の充実や福祉予算も含めた予算の確保ということについては、最大限の努力をしてきたつもりでありますし、前々から申し上げておりますように、市の予算だけということでなしに、県の事業、国の事業も積極的に受け入れながら社会資本の充実を図っていく、そしてその社会資本の充実を図るところからくる経済効果というものを、ぜひ基軸にしていかなくてはならないということで、方向転換としては、もう5年も、もっと前から方向転換をすることを議員の皆さん方と一緒になってやってきました。ただしその分、市の財政はソフトへシフトしていくという基軸というのは、これからも変わっていかないだろとういうふうに思われます。  昨日、木島部長が答弁いたしましたように、生活実感が豊かだと感じられるようにしていくときには、やはり自分の身の回りの自分の家の前の社会資本が整備されていくことが、やはり一番実感を感ずるということではないかと思います。そういったものについての、補助事業とかそういうものというのは大変厳しいわけですが、市単独事業として行えるものについては、市単独事業として、少し時間がかかっても基軸をそういうところに置きながら、身近な社会資本というものについて、市の予算を使っていくというところへ、単に公共事業だから、補助事業があるから、それを最優先するんだというところから、少し方向を変えていかなくてはならない。ただし急激に変えるというわけには、市の経済全体から見ますと、スピードが上がらなくなってしまいますから、その辺の兼ね合いが一番難しいところですが、基軸は生活の豊かさが実感できる社会資本への方向というのは、これからも模索していかなくてはならないというふうに思って、それぞれの予算のときも、我々は内部で議論をしながら進めてきているところであります。  それから安全と安心、これはいくら希求しても、これでいいというものではありません。安全も安全じゃないと言ってしまえば、すべてが安全ではありませんし、自然との営みの中で進んでいく、我々が生きているということを考え、自分だけが生きているのでなしに、ほかの国もほかの人たちも生きているということを考えると、安全の100%ということはあり得ないことだと思います。  それから安心ということもそうであります。どこまでが安心なんだ、何をしたら安心なんだ、ただし安全だとか安心だとかということを求めるニーズに我々が100%応えていけれるかどうか、どこでその歯止めをというんでしょうか、どこでここまでならという社会モラルというものはなかなか確立がされにくい線ですが、お互いにその時の情勢でここまでは危機管理をすることが安全なんだと、そして情報提供をしていくことが安全なんだと。そしてそれを運用する人間が、ここまでやれば安全なんだということではないかというふうに思います。それは信用、信頼という言葉に置き換えられるのではないかというふうに思います。私たちは政治も、それから行政も信頼される、信用されるところを目指して、これからも日々の活動を追求していかなくてはならないのではないかというふうに思います。  いずれにいたしましても、社会資本の公共事業と地域経済は決して切っても切れない関係にあります。ただし将来的には、少しづつ消息をしていくという現実の問題としては、私はあるものというふうに思います。ただしそれはいつなのか、もう少し先なのか、急激なのかと、こういう話をしますと、いやそれは不安でたまらん、心配でたまらんという話になっていきますと、決して元気が出なくなってしまうことになりますので、あまり声を高くしては言いませんが、そういうことをきちっと心構えておかなくてはならないという時代に、我々がいるということを認識しなくてはならないというふうに思います。  次の環境問題のISO14001の認証取得についてどう考えているのだと、これからの21世紀は環境の時代と言われており、次の世代に循環型、それから良い環境の社会を残していかなくてはならないというのは、これは国際公約でもありますし、これから我々に課せられている大きな課題でもあります。ISO14001の認証に、市が事業所としての取得に挑戦してまいります、平成14年度を目指します。  今商工の方では、エコオフィス推進計画を策定しながら進めているわけでありますが、これを検証するものとしては、やはりISO14001を取得するということが、1つのこれからの黒部市の姿勢を示すものだと、黒部市役所の姿勢を示すものだというふうに思います。計画をつくっただけでそれを実行しない、また実行しなければ取り消しもあることでもありますが、それをもっと高めていくという21世紀に向けて、私たちが取り組む姿勢を、取得という価値で市民の皆さん方にメッセージを送りたいというふうに思っております。  あとは各部長の答弁であります。 ○議長(岩井憲一君) 民生部長、米澤信良君。             〔民生部長 米澤信良君登壇〕 ○民生部長(米澤信良君) 中谷議員さんには私に対しまして、環境行政の中での2点目の循環型社会形成の将来像についての質問でございます。答弁させていただきたいと思います。  私たちの遠い祖先から引き継ぎました「名水の里 黒部」の美しい自然環境は、私たち世代だけのものではございません。黒部市の環境を健全な状態に保ち、21世紀を担う子供たちへ残していくことは、私たち世代の当然の責任であり、切実な願いでもあります。  しかしながら、私たちはこの数十年の短い間に大量生産、大量販売、大量消費の便利で豊かなライフスタイルを追求した結果、抵抗なく大量の廃棄物を生み出し、埋め立ててまいりました。これら私たちの生活様式を是正し、循環型社会形成を目指して、4月から全国一斉に家電リサイクル法が施行され、また黒部市においては、プラスチック容器包装等の資源回収が始まります。これによりまして、各家庭では廃家電処理費など、経済的負担やごみ分別による負担の増加が予想されますが、かけがえのない地球環境にはかえられないものがあると考えておりまして、さらなる市民の皆様方のご理解とご協力をお願いするところでございます。  また、家電リサイクル法に伴う河川、海岸等への不法投棄対策でありますが、昨日、代表質問の中での市長の答弁にもございましたが、県警捜査当局、県不法投棄監視員などと連携を取りつつ、地域環境美化推進員、地区保健衛生組合、市職員等によりますパトロールや立て看板の設置等監視活動を強化し、さらに不法投棄が発生した場合は、当該土地管理者、捜査当局などと連携しながら、廃棄物の処理について迅速に対応してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(岩井憲一君) 教育長、西坂邦康君。              〔教育長 西坂邦康君登壇〕 ○教育長(西坂邦康君) それでは中谷議員の質問でありますスポーツの振興についてお答えいたしたいと思います。  日頃から中谷議員はじめ議員各位にはスポーツの振興に大変ご尽力をいただいております。特に昨年は2000年とやま国体の成功に終わりましたが、皆さん方のお力添えに心から感謝を申し上げたいと思います。  国体を終えて中谷議員もおっしゃるように、スポーツを取り巻く環境というのは大変厳しいものになっております。特に富山県におきましては、経済不振による企業スポーツの低迷とか、あるいは少子化、あるいは2002年から迎えます学校の完全週休2日制を迎えての学校スポーツのあり方、それから益々進むであろうと言われております児童・生徒のスポーツ離れ、それから長寿化を迎えての高齢者の皆さん方の、やはり健康に対する考え方、大変課題が多いわけであります。  そういう中にありまして、中谷議員からご質問がありましたように、黒部市の総合型地域スポーツの基本的な考え方はどうであるかということでありまして、ご案内のように、本年度と言いましょうか、平成12年度から3カ年の国のメニューということで、事業を実施していることはご承知のとおりであります。今、国の方では、日本の国の中でのスポーツ活動の展望といたしましては、多世代が継続的にスポーツを楽しむことができるそういうクラブ、あるいは自分でやりたい種目を幾つか選択できるクラブ、あるいはジュニア時代からの一貫指導による競技力の向上を図るクラブ、あるいはクラブ員による自主運営ができるクラブなど、欧米諸国で見られるような、そういうスポーツのライフスタイルが考えられ、あるいは予測されるんじゃないかなというふうに言われております。  中谷議員もご存じのように、黒部市はスポーツ健康都市宣言をしているわけでありますが、黒部市のスポーツ振興の体系というのは、全国にも例のないような形で進めているわけであります。それは民間、財団法人であります体育協会が、地域の体協、それからスポーツ少年団、それから競技協会を含めた、そういう体育協会をつくっているわけであります。そういう中で、それぞれスポーツの底辺の拡大、そして競技力の向上を図ってきているわけであります。そういう中にありまして、国が進めている総合的な地域スポーツをどう進めていくかということで、いろいろ事業を展開しているわけであります。  その事業の中で具体的に申し上げますと、ジュニア層の競技力の向上と、スポーツ好きな子供の健全育成を目的にいたしまして、YKK株式会社のサッカー部、あるいは陸上部並びに黒部アクアフェアリーズなどの一流の監督とか選手から小学生、中学生が年代に応じた指導を受けているトレーニングセンターというものを開設いたしまして、サッカー、バレー、陸上、野球、バスケットボールの5種目において実施いたしているわけであります。  そういう事業の中で、成果といたしましては、陸上のトレーニング等もやっているわけでありまして、先ほど中谷議員がおっしゃいましたように、私どもが第1回から関わって長年の悲願でありました、富山県都市対抗駅伝競争大会において、昨年初優勝を飾るという栄誉に輝いたことは、皆さんとともに喜びたいと思っているわけであります。そういうような形で、トレーニングセンターの中では、そういう小学生、中学生に指導をしているというところであります。  今後、総合型地域スポーツクラブの設立につきましては、本年度は事業の初年度でありまして、国体等もありましたので、具体的に細かくどうするかということについては、さらに研究調査をいたしておりますので、今後とも国の補助事業を有効に活用しまして、トレーニングセンターをはじめとする各事業をこれまで以上に実施するとともに、体育協会をはじめ、あらゆる関係者等の意見を賜りながら、完全学校週5日制の導入とか、あるいは学校の部活の合同部活動の実施方法なども視野に入れてスポーツ健康都市黒部が目指す、それこそ子供から高齢者までがスポーツに親しむ「市民一人1スポーツ」、そしてそういう中から競技力の向上と言いましょうか、頂点を目指す、そういうクラブであったり選手を育てていきたいものだというふうに思いまして、これから検討をしていきたいというふうに思っております。  それから次に、駅伝の振興についてということでありますが、今ほど総合型地域スポーツクラブの中でも申し上げましたように、陸上トレーニングセンターの実施によりまして、そういう成果を上げておりますので、引き続き先ほども体育協会の中で小学生、あるいは中学生というふうに言っていたわけですが、抜けているのは高校であります。高校との連携も十分取りながら、少しづつでも陸上競技の長距離に挑戦する、そういう選手を育てていきたいものだというふうに思っておりますし、そういう中で昭和61年に、先ほどもご指摘のありましたように名水マラソンコースを設定いたしまして、62年に富山県高校駅伝競争大会、そして富山県クラブ対抗駅伝競争大会を開催いたしたわけであります。そして15回を、今年度、迎えるわけであります。  多いときには、平成4年には72チーム、高校と一般のクラブチームと合わせて72チーム出ていたときもあります。そういうときには高校チームは44チーム出ていたわけであります。それが先ほど申し上げました、いろいろスポーツ環境の変化にもよりまして、昨年度は、高校につきましては20チーム、それから一般を含めまして34チームということで、半分以下になっているような状況であります。  そういう中で、ご案内のように黒部市で行っているわけでありますが、地元の高校を含め、新川地区の高校の出場も少ないわけでありますので、本年度新たに10、11と名水マラソンコースのセッティングを新たに、コースを変えるわけであります。今度少し三日市の中へ入ってきたり、フイッシャリーナの海岸道路を走ったりしながらというコースの設定にあたるわけでありますが、そういうことを機会にしまして、地元の高校をはじめ新川地区の関係高校に対しまして、体協をはじめ県の陸上競技協会、そして市の陸上競技協会の皆さんと協議しながら、少しでも多くの選手が参加してくれるように、そして私たち黒部市民はその選手を温かく迎えられるような体制づくりにあたりたいと思っておりますので、今後とも、よろしくご協力をお願いいたします。  以上であります。             〔12番 中谷松太郎君挙手〕 ○議長(岩井憲一君) 12番、中谷松太郎君。 ○12番(中谷松太郎君) 市長さんに答弁いただいて理解しておりますが、IT関連については、私が危惧することと少しかけ離れていたように聞こえました。と言うのは、これからこの関連が進むと、我々一般市民が、例えば役所へ来て何かせにゃならんとか、そういうことになるのかなという思いもあったものですから聞いたわけでありまして、少し距離と温度差があるようであります。  いずれにしても、他の市町村に勝つことはあっても負けることのないように、ひとつ先行をしていっていただきたいというふうに思います。  それからISOの取得について言明をいただきましたので、多分私の知っている限りでは富山県ではまだないだろうと、取得している市町村はないと私は認識しているわけでありますが、もし間違いがあれば訂正していただいて、恐らく黒部が№1になるんじゃなかろうかなという強い思いで聞いております。  それからスポーツ振興については、教育長の答弁にあるように、やはり国体の魅力をそのまま移行させる努力を、我々自身も考えていかなきゃならんし、市当局もその考えをこれから市民に移行していただく努力をしていただきたいと同時に、この駅伝については、やはり「名水の里 駅伝のまち黒部」と言われるくらいになっております。そのようにしていかなければならないと私は思っております。それで今、新川地域はもちろんのこと、地元の選手層の育成に頑張るという発言がありましたので、これに期待をしております。  以上で、要望やら感想を述べて私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(岩井憲一君) 6番、牧野和子さん。              〔6番 牧野和子君登壇〕 ○6番(牧野和子君) どなた様もご苦労様でございます。  21世紀の最初の3月議会に発言の機会を得ましたことは、一重に皆様方のお陰と思っております。  いよいよ新世紀がスタートし、21世紀はどんな時代になるかを、ある女性のメンバーで話し合いました。
     Aさんは「21世紀は個人単位の社会になると思う。20世紀前半の戦前は家単位、そして戦後は夫婦社会を基礎単位としてきた。現に結婚しない人や一人親が増えているし、税金や年金、保険などの面でも社会がかわらざるを得ない。家長という言葉が使われなくなったように、世帯主という言葉が使われなくなるのも近いのではないか」。  Bさんは「IT革命が個人単位社会を強力に後押しするし、21世紀社会のシステムを変える」。  Cさんは「少子化で人口減少もすごい速さで進んでいる、富山県の人口は昨年の国勢調査結果から見ると、2010年に110万人、2025年頃に100万人程度まで減少する。12万人余りが減少と言えば、大きな市が1つ消えてなくなるということ。公的借金は増えるばかりだし」と。  Dさんは「強い者が生き残る競争、闘争、戦争の世紀だったけど、21世紀は弱い立場の人が1人でも安心して生きられるやさいしい社会であってほしい」といろいろ思いを語りました。  それでは通告しております質問を項目順にお伺いいたします。  1点目は、男女共同参画社会についてであります。  2点目は、環境問題について。  3点目は、行政サービスについてであります。  まず、1点目の男女共同参画社会について質問いたします。  個人の尊重と男女平等は日本国憲法に人類普遍の原理としてうたわれ、この崇高な理想と目的を達成するため、法制上の措置が順次とられてきています。しかしながら、性別による特性を重視し、男女の役割を固定的にとらえようとする人々の意識や社会慣習は、依然として根強く残っています。また、現在の社会経済情勢は、少子化の進行、高齢化の進展、経済活動の成熟化、国際化、情報通信の高度化、家族形態の多様化など、急速に変化してきており、従来の社会システムでは十分に対応できない状況を招いております。  昨年9月議会においても質問させていただきましたが、黒部市でも本年度末にようやく策定プランが出来上がると聞いております。13年度からは普及、啓発はもちろん、推進していかねばならないと思います。  男女共同参画プランはどこの課にも必要であり、現在の教育委員会であります生涯学習課にとどまらず、女性施策を進めるには、教育委員会の部署だけではなく、市長部局が窓口になるということが当然と思います。このことについて市長さんのご意見をお聞かせください。全体の機構改革も含めてお答え願います。  次に、お尋ねします。  市民に身近な行政を行っている自治体において、自治体を挙げて男女共同参画社会づくりに取り組む、男女共同参画宣言都市となることを奨励することにより、男女共同参画社会の実現に向けての機運を広く醸成することを目的に、平成6年度から男女共同参画推進本部内閣府が実施しています。  昨年11月23日、石川県の小松市で全国男女共同参画宣言都市サミットが開催されました。小松市は宣言都市サミットを開催することによって、全国に次なる世紀の活力を住民とともに歩むべき自治体に課せられた役割と責任は極めて重大であるということで、大いに全国にPRしてできたとのことです。  現在、男女共同参画宣言都市は、全国で30市町が宣言しています。富山県ではまだどの市町村も内閣府が実施している男女共同参画宣言都市を宣言されていません。  第7次黒部市総合振興計画にも男女共同参画社会がうたわれていることを耳にしています。ぜひ黒部市も宣言都市に踏み切ってほしいものです。市長さんのご意見をお聞かせください。  次に、2点目の環境問題についてであります。  「名水の里 黒部」の美しい自然環境は、先人の英知と努力により築かれ、先祖代々引き継いできたものです。しかし、20世紀後半に入り、私たち世代は大量生産、大量販売、大量消費の便利で豊かなライフスタイルを追求しはじめ、それに伴って大量の廃棄物を生み出してまいりました。  一方、私たち世代は、「名水の里 黒部」を先祖と同様に健全な状態に保全し、引き続き21世紀を担う私たちの子供や孫に財産として引き継いでいかなければなりません。  昨年の暮れより、市連合婦人会は、ごみの減量化とリサイクルについて話し合いました。  具体的な第一歩として、マイバック運動に取り組みました。積極的に使用することでごみの減少を狙うものですが、今回はモニター会員を募り、1,300人に配布し、配布を受けたモニター会員へはアンケートを実施し、効果について検証し、13年度は幅広く市民に呼びかけ、意識を高めるためのマイバック運動に取り組みたいところです。  さらには食品トレイ、牛乳パック回収の利用促進、新聞折り込み、チラシの減量化、簡易包装の推進に取り組む計画もしています。  4月よりテレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンの4品目のリサイクル法(特殊家庭用機器再商品化法)がスタートします。リサイクル料金と収集、運搬料金は家電を捨てる人が支払うという仕組みですが、リサイクル料金は決まっていますが、収集場所までの運搬料金を公表していない家電小売店も多く、施行を目前にして消費者の負担額が不明のままです。  市報「くろべ」2月号には、4月から新たなごみ収集体制についてわかりやすく説明がありました。市報に載っています廃棄家電処理料金の算定の目安をもう少し詳しく聞かせてください。民生部長さんにお答え願います。  また、この法律により不法投棄が目立ってくるのではと非常に心配されます。環境問題として大きな問題であります。山中へのポイ捨て、河川敷や海へのポイ捨てについて、4月からのスタートに向けてどのような体制を取られているのか、併せて、現在の職員で対応できるのか等も含めて民生部長さんにお答え願います。  最後の第3点目の質問は行政サービスについてであります。  質問というより要望と言った方がいいのかもしれません。  3月1日の初日に、市長さんの提案理由の説明をお聞きしました。その中で職員の資質のより一層の向上を図るため、たえず自己研鑽、自己啓発を提唱し、一人ひとりが自覚と責任のもと、常に市民に役立つ仕事、行政もサービス産業であるという意識の経営感覚を養うよう、高度、専門的な研修等を積極的に推進すると発表されました。私もこの気持ちに賛同する1人です。  笑顔でやさしく、親切な対応と、どこかのキャッチフレーズのようですが、行政サービスの原点ではないかと思われます。行政もサービス産業であると提言するなら、市民に親しまれる行政とは何かを考えてみる機会があってもいいのではないでしょうか。  先日、廊下を通りすぎようとしたとき、電話の応対を耳にしました。「おはようございます、市民に親しまれる市民課でございます」と、あれっと振り向き、そのまま階段を上がりました。本当に心が和やかに、そして温まる会話でした。  このように、各課で、自分の課にふさわしいキャッチフレーズを頭につけ、電話の応対に実行してほしいと思います。  例えば「わかりやすい何々課です」「市民やさしい何々課です」「農業お任せ何々課です」と楽しく親しみがわいてきます。  市長さんはどのように思われますか、市民に接するやさしい心でサービスの対応を望みます。  以上で質問を終わらせていただきます。             〔6番 牧野和子君自席に着席〕 ○議長(岩井憲一君) 市長、荻野幸和君。              〔市長 荻野幸和君登壇〕 ○市長(荻野幸和君) 牧野議員さんからは、男性の私にはなかなか情報が得ない、貴重な情報等も提言していただきまして、常に感謝申し上げております。  ただ、先ほどのそれぞれの皆さん方のご意見があるということを聞いていて、男性としてはというのでしょうか、社会風潮としては少し悲しいなという部分もありました。  個人単位の社会になっていく、まさにミーイズムを象徴するような話ではないかと思いますが、そのことを聞きながら、また中学生の頃のことを思い出しておりました。  中学生の頃に、我々興味本位でということですが、人間の起源というのを少し読んだことを思い出しておりました。人間の起源という中で、「ハンスはハンにこう言った」というところから始まってくるんですが、「汝にありて余りあるところあり、汝に足りて足らざるところあり」、2人力を合わせて人間という社会をつくっていこうじゃないかと、そういう書き出しだったように覚えております。  ミーイズム、個人という単位でしかものを見れない、また見ていかない世の中というのは、それはまさに動物否定であり、生命否定であり、人間否定につながっていくものというふうに思います。最小の単位であるお互いの性を大切にしながら、お互いに力を合わせていく、そういう社会をこれから構築していくということが、何よりも大切な時期であろうというふうに思います。  男女、家族、地域、国家、いろんなつながりがあると思いますが、つながりを持たないものというのは、結局最後は滅びる。それが自然の哲理だというふうに思います。どうぞ個人単位の社会、ミーイズムの社会をつくるということでなしに、お互いに力を合わせながら築いていく、最低限の男女、夫婦、兄弟、家族というものを1つの核にしっかりと置いて、これからの21世紀をたくましく構築していきたいもんだというふうに思います。  こんなくだりがありました、「緑があるのはいい 花が咲き誇るのもなおいい それにもまして美しい瞳の少年少女が生きる精気を発散させて駆けていってくれたらもっといい それを大人たちが未来への希望と感じて機嫌良く笑ってくれたらこんなすばらしいことはない」っていうのがありました。私は人間が生きていく中で、厳しい自然と対峙しながら、それぞれの役割をしっかりと果たしながら、これからの21世紀をたくましく構築していってくれたらというふうに思います。現実に起きている問題から目をそらしてはいけません。それにしっかりと立ち向かっていく青年たちや我々が必要だというふうに思います。  さて、前置きが長くなりましたが、男女共同参画社会において担当はどこに置くのかというご質問でありましたが、話を聞いておりまして、今の教育委員会でご不満なのかな、何が悪かったのかなと。彼たちは一生懸命にこの問題について取り組んできてくれました。  ただし、平成11年6月に男女共同参画社会基本法が制定されて、21世紀の変革の激しい社会システムに対応していくためには、男女共同参画社会の実現は極めて重要な課題であるということは認識をいたしております。  本市では21世紀から計画スパンを10年とする「くろべ男女共同参画プラン」が本年度中に策定される予定であります。  牧野議員さんがご心配になったのは、この策定の中にも加わっていただいていると思いますが、この中で行っていかなくてはならない項目というのは大変たくさんあります。70項目位あるというふうに報告を受けております。一挙にこの70項目位をやっていくのか、今やっていることも含めての話だと思いますから、それを実際にやっていこうとするときには、やはり人材、それに対して割く時間等々が必要になってきますから、先ほどご懸念をされたんだろうと思いますが、教育委員会がだめということでなしに、そういう人材を幅広く全庁的に取り組めということでのご提言だったんだろうというふうに思って、市長部局に置くべきではないかとか、教育委員会がだめだとかということではないのだろうなというふうに思いながら聞かさせていただきました。これからの人事を今作成いたしておりますので、よく検討加えて結論を出していきたいというふうに思っております。  教育委員会に置くか、市長部局に置くか、市長部局とすれば何処にするのかということも含めて検討していきたいというふうに思っております。  男女共同参画宣言都市にしてはどうかということであります。  全国で平成6年から30の自治体が宣言をいたしているということであります。今後は住民の理解と協力を得るためのシンポジウムや広報並びに研修啓発活動を実施して、公的機関、民間における女性登用が推進される中で、条例と併せて宣言につきましても検討をしていきたいと思います。  意見を聞かせということでありますので、当局提案もありますし、議会提案も条例としてはありますので、その辺のところはどちらにされるつもりなのかも、本当は聞きたかったところでありますが、私たち、市の方に下駄を預けられたようなことでありますので、よく検討を加えたいというふうに思います。  環境問題は、民生部長についてのご質問でありますが、ここに立ったものですから、3番目のご質問についても、ご提言であります。  私自身も、ずっと若い人の結婚式やなんかに出ておはよう運動をやっております。結婚する若い人たちに、これからは毎日必ず「おはよう」「おはようございます」ということを言いなさいと、約束してくれないかと、新婚の門出に、大抵の人は約束をしてくれます。ただし実行をしてくれているのを、時々チェックも入れます。また自分だけでチェックを入れるのでなしに、外からの情報も収集いたします。私のところに何人かの人が、今でもずっと、もう10何年間、そのことを実行してますと、明るく言っている、もう若くないですが夫婦もおりました。私自身もできるだけではなしに、家では必ず、夫婦の間では、朝、「おはよう」「おはようございます」、と言うことにいたしております。これはある経験から生まれた夫婦和合の秘訣でありまして、そういうことからすると、自分の課、部の皆さん方が、自分たちが目指すべきものを何にしようかということをはっきりと打ち出すことは、大変有意義なことだと思います。  今も教育委員会、それから税務課のところに、そのほかのところにもそれぞれ、その課、その部が目指すべき方向が示されております。  これは今から何年前であったかわかりませんが、牧野議員さんと同じような提言を、私は各部にいたしました。その名残が現在あるということではないかと思います。それを継承していってくれていた、ちゃんと伝えていってくれた課長、部長もいますし、そうじゃない部長、課長もいるということであります。その部は、その課は、大変、その部長の考え方や課長の考え方に大きく左右されるところであります。みんなで一生懸命に検討をしながら、自分たちの進むべき道を自ら考えて市民サービスをどういうふうにすればいいのか、考えてくれるいい機会になったと、改めていい機会になったというふうに思います。聞いている部長たちは、みんなきちんとそのことをやってくれることを信じて答弁にかえさせていただきます。 ○議長(岩井憲一君) 民生部長、米澤信良君。             〔民生部長 米澤信良君登壇〕 ○民生部長(米澤信良君) 牧野議員さんには環境問題についての家電リサイクル法について、不法投棄についての2点についての質問でございます。答弁いたしたいと思います。  4月から施行されます、いわゆる家電リサイクル法にかかる処理料金、収集料金及び運搬料金につきましては、目安といたしまして、大手メーカー発表処理価格がテレビ2,700円、エアコン3,500円、洗濯機が2,400円、冷蔵庫が4,600円の全国統一価格の予定でございます。  各取扱店から富山までの運搬料金につきましては、廃家電品1個につきまして500円から800円程度、それと自宅までに出張した場合の料金につきましては、その仕事量に応じまして、1,000円から3,000円程度が目安になるとの各業界の見込みがございまして、市報「くろべ」2月号に掲載させていただいたところでございます。廃家電4品目の4月からの取り扱いの変更につきましては、3月発行の家庭ごみ、資源の出し方の折り込みチラシなどで、再度、全家庭にお知らせする予定でございます。  また、不法投棄についてでございますが、家電リサイクル法施行に伴う河川、海岸、山間地等への不法投棄対策でございます。  先ほどもご答弁申し上げましたが、富山県警捜査当局等と連携を取りつつ、地域環境美化推進員、各地区保健衛生組合、市職員によるパトロール、立て看板等の設置など、監視活動や啓発活動をさらに強化していきたいと考えております。  また、不法投棄が発生しました場合は、当該土地管理者と連携しながら廃棄物の処理について迅速に対応してまいりたいというふうに考えております。  以上であります。              〔6番 牧野和子君挙手〕 ○議長(岩井憲一君) 6番、牧野和子さん。 ○6番(牧野和子君) 市長さん、民生部長さん、適切なご答弁、ありがとうございました。  すみません、先ほど男女共同参画の件で、教育委員会がしていないというわけではございませんので、ただ教育委員会となりましたら、教育の問題だけを取り上げられるような感じもいたしますので、男女共同参画となりましたら農業問題、また福祉、環境などいろいろな方面、先ほどおっしゃいました70項目ありますので、その70項目を教育委員会だけでするのは、非常に仕事が過大かと思いますので、やはり市長部局の方がよろしいのではないかなと思っております。  なかなか男女共同参画問題は難しいのでございますけれども、宣言都市も、私、今ちょっと述べましたが、まだ富山県ではどの都市もしておらないということで、富山市においては、市独自の宣言都市をなさっていらっしゃいますので、全国的な内閣府の宣言都市は、やはり市長さんは1番がお好きだと、なんでも1番が好きだと思いますので、1番初めに宣言都市をなされた方が、やはり何かとPRにもいいのでないかと思っておりますが。  私たちちょうど勉強する機会がございまして、板東真理子さんていらっしゃいます。その板東真理子さん、立山町出身の方なんですが、現在、国において内閣府の男女共同参画局の局長としてトップクラスとして今ご活躍でございます。その方が今6月10日に黒部市の女性団体の総会にお招きいたしまして、講演を承るわけでございますけれども、それはこの男女共同参画問題の、このプランも策定したことでありますし、もっともっと私たちPRしようか、それとまた勉強に取り組もうという意気込みで板東真理子さんを特別にお願いしたわけでございます。ということは、これから、どんどん皆様方、知事さんからの委嘱を受けていらっしゃいます20人の方、そして今策定プランの方16人いらっしゃると思うんですが、それらの方とも手を取り合って、もっとすばらしい男女共同参画社会を目指して推進してほしいものだなと、市長さんと教育長を眺めておりますので、またそちらの方もよろしくお願いいたします。  先ほどから一緒におっしゃいました行政サービスの件でございますけれども、実はこの黒部市の女子職員とも、男子職員とも言いませんが、どうも皆さん、市民の声を聞きましたら、ちょっと接遇に欠けているんじゃないかなという感じも受けますので、またある職員の方に「接遇についてのお勉強をなさっていらっしゃいますか」と聞きましたら、「ここ10年の間に2回ほど聞いたことがある」ということも聞いておりますので、なかなか大きい声で「おはようございます」とか笑顔を出すということは非常に難しいと思うのですけども、今日、どこの商店でも、物凄い愛想のいい顔で「いらっしゃいませ」「いらっしゃいませ」という言葉が非常に、笑顔で迎えてくださる、その心が非常になにか心温まるものがあると思いますので、行政においても、やはり笑顔で声を出して、教育委員会にも「笑顔でやさしく・・・」と書いてありましたけども、ただ見ているだけでは実行はできないと思いますので、声を出してということを、その意気込みを皆さんにお伝えしたいと思います。  また議員活動を含めて、私たち議員の方もなるべく愛想よくやっていこうと思いますので、明るい黒部市にしてほしいと思っております。  それから民生部長さん、すみません、何度も昨日から聞いておりますが、不法投棄とかごみの話が3回ぐらいでしょうか、私も非常に気がひけたわけでございますけれども、何回聞いても勉強になりますので、3回、4回聞きましたら、非常に勉強になったわけでございますけれども。  ただ1つだけ私の質問に触れていただけなかったのは、職員の対応で、今きっと2人の職員の方だと思うのですけども、いろいろの問題が起きた場合、その職員、先ほどからおっしゃいますように地域連絡推進員でしょうか、そういう方もいらっしゃると思うのですけれども、ただ行政の職員の方が、もし何かあった場合、あっちに走ったり、こっちに走ったりとしましたときに、電話をかけたがなかなか応対が遅いということに対してどのような意見をお持ちでしょうか、少しお答えください。 ○議長(岩井憲一君) 民生部長、米澤信良君。             〔民生部長 米澤信良君起立〕 ○民生部長(米澤信良君) 職員の対応ということでございますけれども、今の現状では職員は多いに超したことはございませんが、こういった行革の中で定められた人員の中で進めていくべきだというふうに考えております。  以上でこざいます。              〔6番 牧野和子君挙手〕 ○議長(岩井憲一君) 6番、牧野和子さん。 ○6番(牧野和子君) なかなか厳しい中でございますから、人数の増えることは非常に難しいと思うのですけども、すべての対応に、なるべく市民の方の対応に事欠かないように努力してほしいと思っております。  ありがとうございました。以上で私の質問を終わらさせていただきます。 ○議長(岩井憲一君) 13番、吉田重治君。              〔13番 吉田重治君登壇〕 ○13番(吉田重治君) どなた様もご苦労様でございます。  通告によります3月議会最後の質問をさせていただきます。  国体の選手や市民の皆さんの応援、そして民泊協力、あるいはボランティアでの参加などで大変に盛り上がったとやま国体で気をよくし20世紀を送りました。  新世紀の幕開けによいことを期待して新年を迎えたのでありますが、1月半ばからの10数年ぶりの大雪で山間部の方々は大変でありました。道路の除雪や屋根雪おろしで大変ご苦労なさいました。また、雪のために車は思うように走らず、JRや飛行機などの交通機関も運休や欠航したので、通勤、通学も大変でした。  先日のテレビで東北地方の雪との戦いぶりを放映しているのを見ましたが、それらと比べるとまだよいかなと思われます。  除排雪には大変な苦労がありました。雪害を克服し雪を味方につけ雪を利用する、利雪を今一度考えるべきでないかと思います。  国の省庁再編もスタートし、経済再生、教育改革、IT革命の推進など、これからというときにKSDの汚職問題、機密費流用事件などによる政治不信、ハワイ沖での宇和島水産高校の実習船「えひめ丸」とアメリカの原潜「グリーンビル」の衝突事故による怪我人の発生が9人もの不明者がいまだに見つからないという悲しい事故、そしてその対応の悪さで、北陸初の森総理大臣の進退の議論で予算議会が荒れて、経済対策等の国会の審議が遅れたり、日本の国債の格付けのランクが下がったりし、いまだにアメリカの景気や株価などの影響による日本株価の低迷など、言いたくはありませんが、悪い話が幅をきかしています。1日も早く景気がよくなるように、経済対策や国民の先行き不安を解消する政治が行われるよう、望み、期待しているところであります。  富山県では、行政改革の一端として、総務部と企画部を統合する知事の発案や、県広域行政等研究会が市町村合併案11パターンなどが作成されたりして、行政改革に本腰を入れて頑張る姿勢が見えてきました。  しかし県の13年度当初予算は、税収が対前年度当初予算比4.3%の増をみながら地方交付税や国庫支出金等の減、県債発行の抑制などで、2年連続マイナスであり、事業の見直しや中止で事業費が削減されることは残念です。特に公共事業費の10.8%の減少、県単独事業費、普通建設事業費などの減は直接にかかわる建設業者のみならず、下請け業者、資材メーカー、商社や納入業者、他にそれらに働く人、さらにはその人たちの収入の減による消費の手控えなどを含めると、相当の人たちに影響を与えます。あまり急激な方向変換は、そのショックで予想もつかない事態が起こることがあります。それらのことを十分に考慮した施策の実施を、国や県に要望していただきたいと思います。  黒部市では、今3月議会で市長は、提案理由でも財政多端な折、いろいろ工夫された計画が示されていますが、北陸新幹線が富山駅までフル規格で12年強での整備が決定の今、昨日の代表質問の答弁でも言われていますが、イーストウイングの中心となるまちづくりを新駅の駅舎、駅前広場や関連施設の誘致、アクセス道路網等も含め、総合的に黒部市独自の構想を早急にまとめ、近隣市町村との話し合いや協力要請をすることも必要かと思います。それらのことを踏まえ、黒部市勢の発展について、直接、間接的に関係のあることについて質問いたします。  黒部市の市勢発展については、先輩議員や同僚議員が、いままでも何回も何回も質問 されたり、議論されてきたところでありますが、国が経済対策、株価対策をしても 、「景気改善、よりゆるやかに」でなかなか景気はよくなりません。新年度予算には、設備投資のための借入れに対して、信用保証協会の保証料の一部を黒部市が補助をすることを新規に取り入れられたことは市民の評価するところであります。  平成10年10月スタートの経営安定化資金融資制度がこの3月でなくなります。市内の事業者の経営の環境を見ますと、相も変わらず品物が売れない、利幅がない、仕事が少ない、借り入れの返済が大きな負担になっている、廃業すれば借金が残るという話を聞きます。さらなる経営の安定のための支援が必要と思われます。  初めに、今日まで頑張ってこられた商店主や中小事業者が廃業せずに事業の継続をするために、市内の中小企業者に対する支援策についてと、当市の景気対策について市長にお伺いをいたします。  次に、市勢の発展をさせるには、人口の増加を図ることも重要なことであります。黒部市では、昨年行われた国勢調査では、県内の、大方の市町村が減だったのに、117人の増加は評価されるものと思いますが、さらに流出を抑え、定住人口の増加を図るために住宅政策も重要な1つであります。新年度は住宅需要調査をなさるそうですが、平成10年に完成した特定公共賃貸住宅は、従来の市営住宅よりグレードが高く、居住性がよいことや、所得制限の関係で、従来の市営住宅に入居できない方や、あるいはもっとスペースがほしい方々の希望が多く、仕事の関係で転出され、空き家ができても、すぐに入居される状況と聞きます。当市には、古い市営住宅が取り壊されたり、使用休止中の建物もあり、市全体の市営住宅が減少し、絶対量が不足がちでないかと思われます。民間のアパートなどの建設も多くありますが、敷金、礼金などの経費も大変です。それらに関係なく入居資格は今のような所得の多い方を制限するのではなく、家賃の支払い能力の判断で審査をする方法の市営住宅や高齢者向けの住宅をつくり、定住者を増やせばと考えますがいかがでしょうか。
     今後の市営住宅の建設に関する考え方についてと併せて高齢者や一人暮らしの方々の入居できる市営住宅の建設についての考え方をお尋ねいたします。  景気の状況判断の1つに、住宅の着工件数がみられます。住宅がたくさんできれば、建築に携わる業者ばかりでなく、家具や家電、インテリアなどの様々な分野に影響があるからであります。市内では801区画もの一戸建ての宅地があるように聞きます。既に宅地を用意している人たちに住宅をつくっていただければ、様々な分野の仕事が活性化し、雇用が増えたり、新たな設備投資や消費が増え、結果として黒部市が発展します。税金の優遇措置もありますが、住宅を建築する気持ちを促進する、住宅を建てるなら黒部市で建てようと思うような人が多くなるような強力な黒部市独自の支援策はないものかお尋ねいたします。  次に、黒部市のPRの仕方についてお尋ねいたします。  北陸新幹線の新駅の駅名のことで、新聞に富山県の部長が発言された記事が載りました。「黒部」と「魚津」の地名を東京で尋ねたら、圧倒的に黒部が知られているとのことです。私もそのとおりだと思います。さて、じゃどんな所かと聞くと、「名水の里 黒部」が出るかどうかはわかりません。私の経験からいたしましても、黒部ダムは知っているし、行ったことがあるという答えを聞くことが時々ありますが、ほとんどの方は黒部市の位置や良さを理解されていません。黒四ダムは三十数年前に映画「黒部の太 陽」で紹介されたり、立山黒部アルペンルートの開通で多くの観光客がダムに訪れ有名になりました。しかし、下流の宇奈月温泉、黒部川を持つ黒部市は全国的にはあまり知られておらず、特に黒部市は、高速のインターチェンジを持ちながら、ほとんどの観光客は市内に立ち寄らず通過点になっています。このままで北陸新幹線が開通し、新駅が黒部に設置されても、インターチェンジと同じで、黒部市からは出るだけの駅になるのではないか心配であります。  宇奈月温泉へ来られる観光客も様変わりし、トロッコ電車にだけ乗り、しかも黒薙や鐘釣で折り返し、終点の欅平までいかないし、温泉で宿泊しない方が多くなったと聞きます。一時期、64万5,000人もの宿泊客が訪れた宇奈月温泉が昨年は43万9,000人まで落ち込んだそうであります。温泉関係者の話では、阪神・淡路大震災や、黒部峡谷の水害があった平成7年に激減してから伸び悩んでいるようです。それは天災や事故のせいもあるかもしれませんが、景気の悪さによるお客さんのニーズの変化によることが大きな原因だと思います。  新聞などは、旅行が安近短になってきたとも言っています。宇奈月町やその通過点の黒部市が見過ごしたこと、例えば観光バスに寄り道をさせストップさせる観光スポットの開発、おいしいものの提供や観光資源の開発、さらにはリピート客の確保する質のよいサービスをしなかったか、不足していたのではないでしょうか。商品やサービスの善し悪しは、お客様が決められるものです。多くの方に来ていただき、買い物や宿泊をしていただく方策について、宇奈月温泉街、両市、町の観光協会や住民、事業者、行政が一緒になって研究や努力をするべきであると思います。  従来の考え方を捨てて新たな発想で北陸新幹線の新駅の設置決定を機に「名水の里 黒部」をより強力に、ダムのある宇奈月町と一緒になってPRや黒部市内の観光資源の開発をすべきと思いますが、市長の考えをお聞かせください。  次に、ペイオフ対策について収入役にお尋ねいたします。  平成14年4月より金融機関が破綻した場合に、預金などの払戻保証を一定額までとする措置、ペイオフが実施されることはご承知のとおりでありますが、取引先の銀行にもしものことがあったら、市民の皆さんも大変であります。  公的機関に関しては、預金と借入れの相殺を認める公的保護策がとられるようにも聞きますが、預金高の多い市民病院のことなどが心配であります。  私は、金融機関自身の経営努力で経費削減、リストラ、公的資金の導入などで、相当にスリム化が進み体力がついてきたようにも思いますが、相変わらず景気が悪く、株価下落、土地の値下がり、国や自治体の財政改革の名のもとに公共事業の見直し、縮小により仕事が少なくなり経営の継続ができない事業者や、バブル期に求めた不動産の処分のできていない貸付先の倒産や債権放棄の要望など、不良債権による損失での破綻が懸念されます。現在のペイオフに対する考えと、将来の対応について収入役さんにお尋ねいたします。  次に、預貯金の運用についてお尋ねいたします。  余裕資金や預貯金の合法的な運用により、利子などの収入の増加を図ったり、支払い利息の低減で余裕資金を生み出すことも重要なことであります。  今では昔話でありますが、基金の果実で事業がなされた時期がありました。その時代とは比べることもできない超低金利の今、預貯金の利子はわずかですし、支払い利息も昔と比較すれば低いのですが支払わなければなりません。優秀な企業では、親会社の余裕資金を銀行から引き出し、子会社に貸して、子会社の支援をするなどが行われています。それらと同じようなことが行政ではできないのか、あるいはその他の方法で、支払い利息の低減や、黒部市の関係機関への資金の融通で有利な方法はないかを収入役にお尋ねいたします。  私の質問は顔も頭も大変明るいのですが、いつも暗い話が多いので申しわけないと思っております。パッと黒部の未来が明るくなるような答弁をお願いいたします。            〔13番 吉田重治君自席に着席〕 ○議長(岩井憲一君) 市長、荻野幸和君。              〔市長 荻野幸和君登壇〕 ○市長(荻野幸和君) 吉田議員さんからは、国政情勢等を踏まえられながら、私も話をずっと聞いておりましたら、少しずつ、少しずつ暗くなってまいりました。ご本人がそう思っておいでになるのでしょうから、周りに与える、やはり影響というのも大きいのだなと思いながら、実は質問を聞かさせていただいておりました。  どのことも総体的にはぱっと明るいことを言えるようなご質問ではなかなかないわけではありますが、そこは創意工夫をしていかなくてはならないところだと、お互いに知恵を出していかなくてはならないところだというふうに思います。  ただ、私は昨日から皆さん方が経済のことについて、いろんなご質問があった中で、国は借金をしている、これから借金を返していかなくてはならない。そしてそのことを予算に組んだら、また借金をしなくてはならないから、予算は縮小したら、縮小したからだめだと、いろんな多岐な意見があるものだなと思いながら聞かさせていただきました。しかも、それが現実ですから、私はそれはそれでいいとは思いますが。  今、個人消費が6割を占めるというのは、もう皆さん方ご承知のとおり、昨日の徳本議員さんのご発言のとおりであります。さてそのうちお金をある程度持っておいでになる、そして個人資産が1,300兆円と言われるものの60%か65%を60歳以上が持っているとか、これは古今東西変わらないんだと思いますが、私は今65歳を迎える方々は、少なくとも物を無駄にしない、物を大切にするという教育やしつけ、またそういう社会に生まれてきた人たちが、今の60歳以上、65歳以上の人たちで高齢化社会が構築されているわけですから、恐らく無駄遣いをされるというようなことはないというふうに思います。  そういう皆さん方に、さあ考え方を変えて、お金を使いなさい、何々をしなさいと言っても、恐らく、自分たちが歩いてこられた道からは、そう大きく離れられることはないだろうというふうに思います。ただ、国の方でそのことを少し緩和しようではないかという動きがあることは承知してます。それはそういう皆さん方が蓄財された財産は、次の世代へうまくバトンタッチをしていけるようなシステムを考えようではないかということの発想から、私は小手先だと思いますが、考えられて、例えば贈与税の控除の60万円を110万円にしようとかですね、それから夫婦間で財産を移譲するときにどうかしようとか、それから相続税をもう少しどうかしようとか、個人の中小の企業の皆さん方の相続をどうかしようとか。いろんな世代間で動かしやすいようなシステムを今のところ少し考えられております。ただし十分であるかどうかということは別にして、次の世代というのは、私がこんなことを言ったら叱られるかもしれませんが、ものを無駄にしないとかという時代でなしに、大量生産、大量消費をする世代の次の世代か、その次の世代かわかりませんが、そういう皆さん方の世代ですから、これは確実に消費型の習慣を身につけた皆さん方が、これから高齢化社会に入っておいでになる。後何年かわかりませんが、それくらいのスパンで見れば、そう個人消費がいつまでも冷え込んでいるということでもないのじゃないのかと。若い方々は、これは古今東西を問わずですが、自分の稼いで来たお金で生活をし、子供の教育をしていくのに目一杯で、それでも足りないくらいということですから、もちろん貯蓄になかなか回せない、回せないどころか、住宅のローン等もあって、もっと長期に渡って借財をしているということですから、この個人消費を、今無理やり上げようと思っても、余程給料を上げるか物価を下げるかしない限り、個人消費というのはなかなか上がっていかないのかなと、また段々暗い話になってまいりましたが。  その中で新しい魅力ある商品というのがなかなか生まれて来ない。20世紀の末の頃から言われてきたのは、21世紀は交流の時代、移動の時代というふうに盛んに言われるようになりました。今、日本の皆さん方も昨年の統計では海外へ行かれた人は、1千4~5百万人ですか、8人に1人位は海外へ1年間の間に1度は行っておられる。10年前から十数年前というのは、せいぜい7~8百万人、まさにこの10年間か十数年間ぐらいで倍増している。まさにその移動、交流というところが大きな機軸になってきているのだろうと思います。  そんな中で、私たち黒部市におきましては、観光というよりも、新しい機軸として都市観光というものを機軸にしながら、少人数、小グループの皆さん方の受入れを考えていこうではないかというのがまちづくり協議会の中で議論をされているところであります。恐らく、以前のようにバスを何台も連ねて、大量に来て、「はい、さようなら」という旅行というのは、これからは段々少なくなっていくだろうというふうに思われます。  昨日も申し上げたかと思いますが、旅館の中でも随分変わってまいりました。ごみの話もありましたが、B&Bの方式、それは豊かな旅行をしたいということではないかというふうに思います。精神的に豊かな、あまり縛られない。以前は上げ膳据膳の旅行が大変喜ばれましたが、最近は上げ膳据膳の旅行というのは、あまり好まれなくなってきたという社会背景もあります。私たちの黒部にとりましても、いろんな良い素材もありますし、いいチャンスもありますし、それをどこにターゲットを合わせていくのか。右肩上がりの大量の皆さん方がバスで来て、バスで行ってというところをきちっと目指すのか、そうではなしに、小グループの人、すぐに利益やなんかに継げられなくても、そういうところの皆さん方にターゲットを合わせていくのかということの選択が必要だと思います。  これは以前に議論されたことですが、この黒部地域の観光を考える会の中で、片山津型を目指すのか、高山型を目指すのかという議論がありました。そのときに、やはり皆さん方から出たのは、お年寄りの人は片山津型がいい、片山津型が良い悪いという意味ではありません、形として言っておりますので。高山型がいいと言ったのは、やはり若い人たちです。高山には親御さんが安心して旅に出せると。「高山に行きますよ」と言ったら、「はい、いってらっしゃい」。どこかのところへ行くと言ったら少し気をつけなさいと言う、その地域のもっている信頼性というものが物凄く大切だろうと思います。ですから、これから黒部市全体として目指していく、まちづくりの皆さん方とも一緒になって目指していく黒部市というのは、そういう皆さん方が安心して、家族でも1人でもふらっと来てでも楽しむことができるような、そういうまちをつくる。そのまちの中にそういう皆さん方がおいでになって、非日常的な歴史や人々や、そして料理や食材に会うことができるという形態が21世紀型の交流観光というものではないかということで、今皆さん方が大いに議論をしておいでになっているところであります。  ぜひ、私もまちづくりの皆さん方とそんなようなところを、そういう方向を目指しながら、老若男女の皆さん方に来ていただいて2泊3日位は楽しんでいっていただけるようなことを是非行っていきたいものだというふうに思っております。  1番の中小企業の皆さん方に対する支援策はないかということですが、抜本的な支援策はありません。  こういう中で、私たち行政が中小企業の皆さん方にして上げられる方策は、昨日からも申し上げておりますし、また今回の予算のところでも申し上げておりますように、吉田議員さんもおっしゃたようなことを着実に実行していくということであるというふうに思います。  商工会議所の皆さん方とも、また真にこれからやっていこうとする企業家の皆さん方、そういった皆さん方には市も応援をしてまいります。  昨年、市の方から応援いたしました村井鉄工さんの無煙炭化装置が大変脚光を浴びております。黒部市の中でもそういう中小企業の鉄工所さんが、ずっとあれも、4年も5年も改善に改善を重ね、失敗に失敗を重ねて今の製品を開発されたわけでありますが、市は相談を受けたときに、市の担当部の方からもちゃんと支援をしていこうということで、議会の議決を賜って我々は支援をしました。九牛の一毛であるかもしれません。それもそのことが出たときに、本当に我々もうれしく思いますし、やったことの喜びを感じております。技術開発や新規事業の開始を支援するための施策については、本市独自に支援策を講じているということであります。  また、黒部市商工業振興条例につきましては、新技術への支援、今ほど申し上げましたことですとか、地域資源を活用した起業化事業の支援、その他技術開発型企業等への企業用地の斡旋などを行ってきているところであります。  今年度からは、特に意欲ある事業者の新事業の開拓に向けての新商品の開発や販路開拓等の新たな取り組みを支援する産業おこしに対する補助制度を開始いたしました。議決を賜りたいと思います。  そして、新年度予算には、小口事業資金の保証料の一部を設備投資の資金用途に限り補助する制度を計上いたしております。議決を賜りたいと存じます。  また、小規模な事業者に対しましては、黒部商工会議所、中小企業相談所において、経営アドバイザーの派遣や店舗診断など経営改善に関することや、税務・金融・労務など事業者のあらゆる面に関してのきめ細かな経営指導を行ってきているところであります。  また、創業や経営革新などを目指す事業者の身近な相談窓口といたしまして、今年の1月に魚津地域中小企業センターが開設され、経営支援の体制を整備いたしたところであります。  今後とも、商工会議所さんをはじめとした関係団体との協力体制を含め、きめ細やかな中小企業支援策が行える基盤を整えることで、経営の健全化に努めていくところであります。  ハード、ソフトからの支援はいたしますが、経営はなんと言っても経営者本人であります。その経営者本人の努力を見ながら一緒になって苦労していきたいというふうに思っております。  景気動向につきましては、提案理由の説明でも申し上げましたが、先ほど、吉田議員さんがおっしゃったとおり、私たちも同じ感覚でとらえております。これはこういうふうになってこようとしていることは、もう数年前から皆さん方は気づいておいでになりましたし、少なくとも経営者の皆さん方は気づいておいでになったと思いますし、それが世の中の大きな動きだということも、恐らく優秀な経営者の皆さん方ですから気づいておいでになったというふうに思います。価格破壊の問題ですとか、グローバル化によります外国との、アメリカでなしにアジアとの価格競争の話ですとか、これは今に始まったばかりでなしに、農産物もそうでありますし、家電もそうでありますし、それぞれの物品もそうでありますが、どこかだけが荒波に乗らないという産業はもうなくなりつつあります。その中でどのようにして生き延びていくか、また辞めるかという決断をしなくてはならない厳しい時期にあるということは、私も承知いたしているつもりであります。  ただし冒頭から申し上げておりますように、市といたしましては、地域産業の育成を図る創業支援調査に関する助成など、新しい事業が芽生えるように各種中小企業支援策を一層進めていきたいと思っております。いい回答になりませんでしたが、今日お互いに認識を共有しながら危機管理をもって進めていけば、必ず道が開けるものというふうに思います。  さて、次に住宅のことについても触れられました。  先ほどの部長の答弁、それから吉田議員さんも黒部市内の宅地取得の状況についてはよく認識をしていただいたと、この800余りの、現在あります宅地が多いか少ないかということは少し別問題ですが、少なくとも個人の方が住宅を建てようとするときに、宅地を買ってすぐにその上に家を建てるということは、若手では大変厳しいございます。親からかなりの支援があってということか、大きなローンを借りてということになれば話は別ですが、住宅設計を若い人たちがするときには、最初に用地を確保してという1段階、次に少し余裕が出てきて見通しがたってきたら住宅を建てていこうと、これが住宅を持とうとするライフサイクルだというふうに思います。それですからストックの800というのが大いか少ないか、即効性があるか即効性がないかという議論は、本当はここでするべきなのか、するべきでないのかというふうに思いますが、市といたしましては、少なくとも部長も申し上げましたように、いろんな動向調査を新年度に行いたいというふうに思っておりますし、補助事業の中でも誘導策といたしましては、これには制限がありますが、120平米までの新築について3年間、固定資産税を2分の1に減免するといったような制度等もありますので、市にありますそういう新築住宅の制度等については、大いに活用してもらいたいし、PRもしていきたい。また住宅相談というのは建築業協会の皆さん方にも窓口を開いていただいておりますので、どうぞいろんな相談がありましたら、市の方とか相談窓口に遠慮なしに相談に来ていただきたいというふうに思います。  さて、公営住宅のことについても触れられました。公営住宅につきましては、特定公共賃貸住宅を建設して、大変好評を得ているということはご承知のとおりであります。これからも時代のニーズに合った住宅供給をしていかなくてはならないというふうに思いますが、吉田議員さんご承知のとおり、黒部市はどんどん核家族化しております。アパート、特公賃等に入られる世代を見ておりますと、実際に同居をすればいいのになと思われるような方も何人か入っておいでになりますし、市内のアパートを見ておりましても、3年間位とか5年間位は親と同居しないで新婚生活を楽しみたいと。先ほどのミーイズムと同じになっていくのかどうかはわかりませんが、現実はそういう状況であり、そういう観点からすると、市はそういうことを積極的に進めるのかという話になるわけですが、この辺は痛し痒しのところがあろうと思います。何でも需要があるからそのとおりにやっていったら本当に幸せになるか幸せにならないかということとは、また別問題でもありますし悩むところであります。  ただし時代に即応した、所得制限をあまり感じさせない住宅というもの、それから高齢者向けの共同住宅、これはケア付きの方がいいとは思いますし、例えば病院の近くですとか、そんなところに建設をされていくとすれば、大変安心して高齢者の皆さん方が生活することができる住宅空間というのができ上がるだろうし、最近は例えば鉄筋で建てたといたしましても、ほとんどがエレベーター付きですから、階段を昇り降りするということではなく、2階であろうと3階であろうと平地にいるのと同じような感覚で生活ができるでしょうから。そういった高齢者向けの住宅等は、これからも必要になってくるのではないかと、ケアハウス的な。ただし対象者を市内の人だけにとどめるのかということであれば、吉田議員さんが言われたような人口増には決してなりません。市外の皆さん方にもそれを開放するのかどうか、これは大きな政策課題であります。  今、村椿にありますケアハウスは黒部市以外の皆さん方にもオープンでありますし、あれは福祉事業団のお金を入れてやっておりますので、当然、そういうふうになりますが、市のお金も使うわけですので、市民を第1にしろというのも、片方であるわけであります。その辺をどれくらいの割合で考えていくのかということも含めて、高齢者向けの快適住宅については、これからも考えていかなくてはなりませんし、そのことがより快適な老後生活を送る選択肢が増えるものというふうに思っております。  黒部市勢の発展、「名水の里 黒部」のPRについて新幹線についてもストロー現象が起きるんではないかとか、これも後ろ向きの話じゃなく、尊い経験として前向きにそういうことにならないようにお互いに考えていこうじゃないかという、かなり前向きな話に私はすり変わったんだろうというふうに思います。  さて、まちづくり協議会の中でも黒部と言うと黒四発電で黒部川で、そして私たちのところに海があるのに知らないっていうふうに言われていて、歯がゆい思いをしていると、これはもうずっと何十年間も言われてきた。それでまちづくり協議会の皆さん方は、これを逆手に取ろうじゃないかという逆転の発想になり、黒部という名前を知ってもらっていることだけでも大変ありがたいことなんではないのと。そこから物事を始めていけば、物凄くとっかかりもいいし、そしてただ黒部というイメージを相手が持っておいでになる、山とかダムというイメージを持っておいでになるのに、それをぶち壊してしまったんでは決していいイメージとして、相手のイメージを壊すわけですから、いい感情では受け入れられないだろうと。私はこの人はいい人なのにと思っているのに、他の人から悪い人だともし言われたとすると、この人何考えているのというふうに思うのと同じではないかというふうに思います。  それですから黒部というものをたくさんの皆さん方が知っていただいている、これはありがたいことだと、そこからすべての発想をしていけば、ダムがあろうと川があろうと、おかまいなしに、我々は黒部というものをPR、アピールしていくことができるのではないかというふうに思いますし、まちづくりの皆さん方もそんなところからスタートしようじゃないかと、これを逆に武器にすべきだというふうにさえおっしゃっております。若い人たちの活動や発想というのはすばらしいなというふうに思います。  どうぞ、そのことが良いか悪いかは別にして、お互いにそういう若い人たちもお年寄りの人たちも、そういう議論をしているという、いろんな発想をしているということ自身が、私は活力のあるまちだというふうに思って頼もしく思います。これからもどうぞお互いのPR方法について研究をしながら、私たちのこのエリアが黒部川の恩恵を受けている、この地域がエリアが海がという観点で、これからも黒部というものをPRしていきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。  あとは収入役への質問ですので、収入役から答弁させます。 ○議長(岩井憲一君) 収入役、南保弘幸君。              〔収入役 南保弘幸君登壇〕 ○収入役(南保弘幸君) 私に対するご質問はペイオフに対する考え方とその対応と、それから預貯金の運用についてということであります。  この機会でありますので、ペイオフのシステムの概要について少しご説明申し上げたいと思います。  ペイオフというのは、金融機関が破綻した際に、預金者に元本1,000万円まで保険金を支払うということであります。したがいまして、1,000万円を超える部分につきましてはカットされると、当然預金者の負担になるということであります。この預金保険制度の対象になる金融機関というのは何かと言いますと銀行であります。銀行には都市銀行、それから地方銀行、第2地方銀行がありますが、第2地方銀行では協会加盟の銀行であります。それからあと信託銀行と長期信用銀行であります。そのほか対象になりますのは、信用金庫と信用組合、労働金庫の3つとその連合会であります。農協、漁協はどうなるのかと申し上げますと、農林省が所管しております農林水産業協同組合貯金保険制度というのがございまして、ここではほぼ一般銀行と同じような預金保険のシステムを取っております。  ペイオフの解禁の時期でありますが、もともと平成8年6月から平成13年3月末までは全額保護するということになっておりましたけれども、昨年の預金保険法の改正で、これが14年3月末まで保護はするけど、4月1日以降は解禁と。  そこでもう1つは、その預金のうちでも決裁性預金、普通預金であるとか当座預金でありますが、この決裁性預金については、平成15年4月1日、もう1年後であるということであります。  保護の対象でありますが、これは当然預金者でありますが、元本1,000万円とその利子になります。また幾つかの口数があれば、利息の一番高いものを適用するということになっております。それから預金者は1金融機関についてさまざまな預金スタイルがあると思いますが、普通も定期も、あるいは各支店にあると思いますが、それらは1つとして名寄せされることになります。  それから家族についてでありますけども、これは夫婦、親子、それぞれ1預金者として取り扱いされます。ただ大変幼少の人にも1,000万円の預金という方法もあるわけであります。しかしこれは問題が起きたときには税法上、贈与としてとらえられる恐れがあります。  それから法人につきましては、これも本支店を問わず、いわゆる1預金者として取り扱いがされるわけであります。そこで地方公共団体における公的預金の保護の方策であります。これも旧の自治省を引き継いで今総務省も今後対応方策研究会というものでいろいろ研究中でありますし、あと全国の出納長会、あるいは全国都市収入役会でいろいろ検討しているところであります。  少しその検討概要についてご説明申し上げたいと思います。  いわゆる金融機関に対する預金というのは、当然、これは債権でありまして、金融機関が破綻したときには問題になるわけでありますが、逆に金融機関が持っております公共団体に対する債権、いわば市債、地方債でありますが、これと相殺ができないかということであります。相殺には幾つかの条件がありまして、これはできるということになっております。ただ金融機関も破綻したときには、一般の会社と同じように会社更生法であるとか、民事再生法、あるいは破産法の適用を受けるわけであります。その中でさまざまな手続きがありますが、一番容易にできるのは、この相殺であろうというふうに今のところ言われております。その相殺の要件というのも、これは民法の505条で決まっておりまして、相殺に適した状態でなければならないということを言っております。  そこで4点ほどありますが、相互に債務を持っていること。それから両債務が同種のものであるということ。それから両債務が弁済期にあることと。それからもう1つは両債務が性質上相殺を許されないものでないことと、この4つの要件があるわけでありますが、この中で一番問題になりますのは弁済期であります。  例えば預金につきましても期限がありますし、借入金につきましても弁済期の期限があるわけであります。これがそれぞれ一致するというのは難しいことであります。そういう意味では、弁済期が一致しないと相殺はできないということになるわけであります。  そこで大変問題になりましたので、政府の金融審議会では、それじゃいかんということで、全国銀行協会の方へ、1つの提言をしているわけであります。その提言を受けて全国銀行協会は、預金規定の中で保険事故が起きたときには、預金等の期限が到来したものとみなすと。これはあくまで相殺を前提にして、そういう期限の到来をしたものとみなすというふうに預金規定を改正しろということを傘下の銀行に通知しているわけであります。  本市の指定金融機関であります北陸銀行は、この3月中にその預金規定を改正するというふうに言っておりますので、執行期日は、多分本年4月1日からになろうと思っております。  皆さん方も預金されるときに、銀行の窓口に必ず預金規定というのが窓口に備わっているはずでありますので、また見ておいていただければと思っております。  そういう意味で、例えば本市にあります公的預金というのは歳計現金、歳計外現金、それから金融機関に預託している、融資にかかわる預託金、それから各種の基金と3種類あるわけであります。今ほど言いましたように、歳計現金、歳計外現金、あるいは各種基金の預金については、相殺対応は容易であると思っております。もちろん基金の中で目的外利用のできない基金も幾つかあるわけでありますが、それらを条例改正等をして、繰替運用ができるような改正措置も、今後、取らなければならんのかなというふうに思っております。  そこで一番問題になりますのは、この預託金でありまして、金融機関に直接預託する分については、今ほど申し上げました相殺措置が可能でありますが、保証協会を経由する預託金については、ちょっと抑えどころがありませんので、現実、民事法上は、それについての質権設定は可能でありますが、借りられた業者がまた相殺を主張されますと、これはちょっとそれでは救いきれないというそういう部分がございます。そういう意味では保証協会経由という制度を、制度として改めてもらう必要があるのかなというふうにも思っております。  それから残る問題として、金融機関の経営状態というのはどうかという状況の把握も必要でありますし、この前調べてみましたら銀行法とか金融再生法では開示基準を定めておりまして、リスク管理債権等については、これは公示しろということにもなっておりますので、これらについても資料要求をすればその状況がわかるのかなというふうにも思っております。そういう意味で今後、金融機関に対する状況を把握していくということが大事かと思います。  もう1つは、自己責任によって保護方策をとったにもかかわらず、やむを得ず損害が生じた場合にはどう対応するのかという問題も、実は残ってまいります。これについても、今後十分研究してまいりたいというふうには思っております。  それからもう1つ、預貯金の運用についてでありますが、お話のとおり、まさに低金利の状況であります。そういう意味では果実によっての運用というのは、ほとんどできません。ただ、企業会計を除いた一般会計、特別会計においては、そのときの資金繰り状況によって、例えば基金からの借入れであるとか、いろんな運用方策を考えておるわけであります。  もう1つ基金については、ただ定期預金として置くよりも、黒部市の等式な市債の引受先として市債を購入するという方法もあるわけであります。しかし、それも基金の使い方によっていろいろ購入の仕方にも問題がありますので、これらについてもさらに研究させていただきたいというふうに思っています。  以上であります。              〔13番 吉田重治君挙手〕 ○議長(岩井憲一君) 13番、吉田重治君。 ○13番(吉田重治君) ただいまは、暗い話をちょっぴり明るく市長はかみ砕いてお話をいただき、本当にありがとうございました。  また収入役さんには、私にはあんまり関係のない話なんですけども、ペイオフの話をたくさん聞かせていただきましてありがとうございました。  また役所の資金運用についても、いろいろと知恵を使って経費のかからない運営をやっていただいているということで、本当に安心をいたしました。また、これからもその運用方法等を研究なされまして、市勢発展のためにご努力をお願いしたいと思います。  市長、1点だけですけども、私たち民間人は、例えば儲からなくなると経費を削減しようという話が出てくるわけなんですね。電気を消してみたり、あるいは余剰人員をパートさんに代えてみたりだとかいろいろやるわけなんですけども、経費を削減するだけでは会社の発展はないという話があります。その中で、私はこの超低金利時代に、何も慌てて市債を返済しなくてもいいじゃないかというのが私の持論、いままでも言い続けてきたと思うんです。市長は本当に気持ちのやさしい方で、言ったことは必ず守るとかという中で、市債をどうやっても減らさにゃならんという使命感はよくわかりますけども。そんなことでなしに、もっと私は経費を使ってでも、黒部市が発展する、先ほどもおっしゃいました、意欲のある新事業をやろうとする人に対する支援だとか、あるいはまた住宅の建設をやろうとする人を税法的な支援もありますけども、いろんなやり方があるんじゃないかなと思います。これからも、まだまだ議論をしていかなきゃならんわけでありますけども、とにかくあまり暗くならずに精一杯、経費を使ってでもすばらしい行政運営ができる前向きな投資を、これからもやっていただきたいなと思います。  先ほども言いましたように、公共事業をカットしたり、あるいはいろんなことをカットすることによる弊害というのは非常にあるんですね。オイルショックのときに、町のパーマ屋さんが、パーマの商売がならなくなったという話を聞いたことがあります。それは何でかと言ったら、うちの父ちゃんが残業も少なくなったり、小遣いも少なくなって収入もなくなったんで、パーマをかける金を食費に回さにゃならないとかいろんな話を聞きました。そういうようなことがこれから起きちゃだめだと私は思うんです。  とにかく日本中、今大変縮こまっておりますが、それこそ森総理が辞めたら株価が上がるんじゃないかとか、いろんな話も飛び交っておりますけども、一市町ではできない、国でやっていただかねばならないグローバル的な考え方もあるかもしれませんけども、百里の道も一里からという言葉もあります。一歩ずつ黒部市が発展するために先ほども申し上げましたが、新駅誘致、すばらしいことであります。これを機に他の近隣市町村が黒部市と一緒になって、黒部市に入れてくれというくらいなすばらしい計画をつくって、それを実施していただきたいなと思うわけであります。ぜひひとつそのことをやっていただきたいと思います。   そのためには、黒部市の名を売らなきゃならんという中で、1点だけ名刺の台紙 に「名水の里 黒部」、あるいはまた「新幹線の駅ができる黒部」というような台紙、あるいはもっといい言葉があるかもしれませんけども、そういう台紙を市でつくって、そしてそれを市の皆さん、特に県外の皆さんと名刺交換をなさる、例えばYKKの皆さんだとか、あるいはいろんな方があるじゃないですか。県外の方が名刺交換をなさる、そういう方にぜひこの名刺を使ってくれ、ただじゃないんです、有償で買ってもらう。そして黒部市の名を、県のなんとか部長がおっしゃった、東京で黒部と魚津のどっちが知れとると言ったら黒部は知れとるんですけども、もっともっとそれをやるために、先ほども言いましたように、他の広域圏の皆さんが黒部市が中心になって、「おい、俺のところも入れてくれ」って言われるようなまちづくりに一歩でも貢献するようなそういうものを、そしてまちづくり協議会の皆さん、非常に頑張っておられます。そういう中でその人たちが働きやすいような、運動しやすいような経費なら大いに出してあげていただきたいなということを要望して、私の質問を終わらせていただきたいと思います。  市長さん、それから収入役さん、本当にどうもありがとうございました。 ○議長(岩井憲一君) 市長、荻野幸和君。              〔市長 荻野幸和君起立〕 ○市長(荻野幸和君) 財政のことを言われましたので、1つだけ言わなければならないなというふうに思います。  金利が安いから金を借りればいい、それは本末転倒であります。金利が安くても元金はなしていかなきゃならないんです。吉田さんの言われたのは、金利が安いから今借りて、そして社会資本をすればいいと、それはなさない理論であって、その元金というのは、必ずいつかはなしていかなくちゃならない。それですから、我々は健全な財政運営をしていくことを踏まえて、実は借入金をできるだけ少なくさせながら、全体の予算量は減らさないようにしながら、それから県の公共投資のこともありますから、県の事業ですとか、国の事業を積極的に入れていく。そういう中で市のハードの投資をしていくものは少しずつ落としながら、県事業、国の事業にシフトをしてきた、それは長期に渡って。その辺の黒部市全体のバランスを考えながら我々はやっておりますので、先ほど話がありました中小企業の皆さん方への多少というのは、起債を起こすとか起こさないとかということとは、実際にはあまり関係がない、関係がないと言ったら変な言い方になりますが、それはそんなに大きな予算金額にはならないと思いますから、それを結び付けて、市が起債を使わないから、中小企業の皆さん方に対してあまり力が入ってないんじゃないのかなというようなイメージで言われるのは心外だというふうに思います。  いずれにいたしましても、市民の皆さん方から信頼される予算編成をしながら、将来に向けてお金を借りればいいという人もおられますし、なさなくちゃならないという人もおられますし、両方の意見を聞きながら、私はそれぞれの時代、それぞれのところで決断をし、予算編成をし、提示いたしておりますので、どうぞお認めくださいますようお願い申し上げます。              〔13番 吉田重治君挙手〕 ○議長(岩井憲一君) 13番、吉田重治君。 ○13番(吉田重治君) すみません、私の言った借金、金利が安いから借金せよと言っているんじゃないんで、少々の支払い利息を払ってでも、景気がよくなったり、あるいは税収につながるようなことをやっていけば、こういう時期ですから借金の返済もそんなに重い負担にならんのじゃないのかなという民間的な発想であります。市長がおっしゃる、黒部市民や、あるいは後年度負担を増やすようなことは、おっしゃるとおりよくないと思います。だけど私は必ず景気がよくなって税収も増え、さらに消費も拡大したりして、税収がどんどん増える時代が来るという、それこそ明るい希望を持っての話でありまして、その借金を減らす減らさないというバランスを崩してまでどうのこうのとか、強制的にこうしなさいとか言っているんじゃありませんので、この件につきましては、また後ほどいろいろと意見を交わさせていただきたいと思います。  ありがとうございました。 ○議長(岩井憲一君) 以上で通告による質問を終わりました。  これより通告によらない議員の発言を許可いたします。  質問ありませんか。              〔2番 金屋栄次君挙手〕 ○議長(岩井憲一君) 2番、金屋栄次君。              〔2番 金屋栄次君登壇〕
    ○2番(金屋栄次君) 皆様、お疲れとは思いますが、それでは岩井議長並びに議員各位のお許しを得て通告によらない質問をさせていただきます。  平成13年3月定例会にあたり、思いいたしますと、私、微力ではございますが、黒部市政の発展と市民福祉の向上に邁進する志しを立てて、平成11年2月市議会議員として立候補し当選いたしましてから、任期4年の折り返し点をもう過ぎてしまいました。  その間、住民の要望意見をいかに市政に反映できるか苦心してまいりましたし、市全体の住みよさや市民生活のさらなる活性化など、市政全般について、その進展にこの2年間、真剣に取り組んでまいりました。このように思っております。  さて、科学技術の時代、あるいは戦争の時代と言われた20世紀から希望あふれる21世紀へ時代は移りました。この21世紀を、全世界が平和で繁栄し、環境が整い、心癒される世紀とするのか、争いと貧困、食料難と疾病にあふれた暗黒の世界とするのか、まさに人類は自らが試されている世紀に足を踏み入れたのではないかと思っております。  本市にあっても、国の財政危機と景気の衰退、少子高齢化、情報技術革命、国際化の大きなうねりの中で自主的、主体的に特色ある活力あふれたまちづくりを行うことが求められております。  市執行部並びに市会議員を含め、市民すべてが意識改革を行い、何事にも果敢に挑戦して住みよい豊かなまちづくりを行う時代を迎えました。  このような中で、荻野市長は6期目20年を超える市長としての行政執行の多大な実績と成果をもとに、このほど第2次黒部市行政改革大綱を定められ、これに基づいて、簡素で効率的な行政運営を進めるべく平成13年度予算案を提案され、21世紀の新しい時代の幕開けにふさわしい北陸新幹線並びに新黒部駅建設・整備、国道8号バイパスの建設、三日市小学校の新築、三日市地区都市計画事業等々の事業の遂行に当たられるようでございます。  そこで21世紀のスタートにあたり、荻野市長はどのような基本姿勢でこのような重要課題に取り組まれようとしておいでですか、その決意と新世紀のまちづくり、これからの黒部市の進む道にあたっての信条をお聞かせいただきたいと思います。  次に、先般、マスコミの記事に載っていましたが、人事院勧告によりますと、今後、公務員の昇給、いままでは年功序列だと、これからは実力主義だということが書いてありました。  ご存じのように、企業では既に半年俸制並びに年俸制でやっているところもあります。昨日、これからは市当局の職員も総務部長の話では実力主義でやるという事でございます。それでは具体的にどのような、具体的に言ってもらえれば幸いです。例えば論文とか、そして試験とか、いろいろあると思いますが、そのご所見を市長にお願いいたしたいと思います。 以上、答弁をお願いいたします。             〔2番 金屋栄次君自席に着席〕 ○議長(岩井憲一君) 市長、荻野幸和君。              〔市長 荻野幸和君登壇〕 ○市長(荻野幸和君) 金屋議員さんから、突然の質問を受けて戸惑っております。  まず、第1番目の、これからの進むべき道を示せ。議員の皆さん方には、いつも黒部市議員の皆さんと我々と議論をしながら、これからどのようなまちであればいいのか、それは、ハードの面からとソフトの面からとあると思います。  先ほど牧野議員さんの時も申し上げましたように、「緑があるのはいい 花が咲き誇っていればなおいい それにもまして美しい瞳の少年少女が生きる精気を発散させて駆けていってくれたらもっといい それを大人たちが未来への希望という感じで機嫌よく笑っていてくれたらこんなすばらしいことはない」この1節は、私が21世紀が老若男女を問わず、そんなソフトの分野でのまちであったらいいな、穏やかなまちであったらいいなということを思います。  さてハードな分野については、これからまだまだいろんなことが起きてくるのかもしれません。先ほど話がありましたように、三日市小学校等の建設については、既定の事実として進んでいくわけでありますが、国道8号バイパス、それから新幹線、私が言っておりました21世紀への7つの架け橋、これも実現していきたいというふうに思いますし、まだまだハード部分のところは止まるところを知りません。海に、海岸線にいたしましてもそうでありますし、山にいたしましてもそうでありますし、いろんなハードの部分というのは数限りがありませんが、ただしそのスピードの上げ方は、いままでのようなスピードの上げ方ではないだろうというふうに思います。少しずつなだからにハードからソフトへ、いままでの比率を少しずつ変えていくということではないかというふうに思います。  私は、進むべき道を示せというふうに言われたわけですが、先ほど申し上げたようなまちが一番いいなというふうに思いました。その中に水というのが抜けておりましたが、どこかにそれを挿入したいなと思っております。  2番目のご質問の、実力主義の考え方を導入していくと、総務部長が申し上げました。いままで私たちも、これでもう十数年、もっとなるんでしょうか、職員の評価方式というのをずっと取り入れてきております。それはそれぞれの担当の課長が評価をし、部長が評価をし、そして助役が評価をし、私のところまで上がってくるということで、これは全職員を対象にしています。それですから、それぞれの見方は違うかもしれませんが、その中では途中で少し調整等が入ります。それを私たち市役所なりの評価方式ということで、A・B・C・D・Eまでの5段階ランクで評価を実はしているところであります。最近は逆評価というのもありまして、この課長はいい課長か、職員がこの管理者はいい管理者か、この市長はいい市長か、いい議員さんなのか、我々は4年間に1度ありますからいいといたしましても、そういう逆評価の方法というのもありますので、そんなことも何年かに1回はやはり入れなくてはならないのかなというような気がいたします。  さて事業量としての評価ということになりますと、数値を持ってやれるものと数値を持ってやれないものと、目標を持って、目標をどれだけ達成したかということ等いろいろあるわけですが、私たちは予算に対しても、四半期ごとに予算執行をやっておりますから、一度、予算執行の項目別にグラフをつけさせたことがありました。あるところは進んでいる、あるところは進んでいない、例えば同じ部の中で、例えば用地買収があまり進んでいない、でも何々のところは物凄く進んでいる、これは人員管理のところにも当然影響してくるわけでありますし、予算執行が進んでいないから人員がいらないとか、時間を使っていないんじゃなしに、逆のこともあるわけです。なかなか予算執行ができないから、よけい時間がかかるというものも物件としてありますから、そんなことをそれぞれ予算項目別にチェックをした時代もありました。  私はこれだけLANや、庁内にパソコンを組んだわけですから、私の机のところにあるパソコンに、10ぐらいの実績表をすぐに送れるようにしろと、私のところには10か15ぐらいのキーしかいらないよと、これを押したら民生部の何々がどれだけ予算執行がされているいうのが出てくればいいなと言っておりましたが、いまだにやってもらえません、やれという命令を出さないからだと思いますが。ただしいずれ、これから庁内LANだとか、もっとインターネットが進み、解析技術が進んでいくと、みんなそういうふうな世の中になっていくだろうと。そのときに初めて部としての評価、部としての評価の中での人としての評価ということの中で、これからの人事管理を行っていかなくちゃならない時代がそう遠くないというふうに思います。ですからいままでも人事評価を行ってきておりますが、それをどういう形に成熟させていくかということが、昨日、総務部が答弁した実力主義もその中に、当然考慮として入れていかなくちゃならないチェック項目ですということを彼は言ったんだろうというふうに思っております。  以上です。              〔2番 金屋栄次君挙手〕 ○議長(岩井憲一君) 2番、金屋栄次君。 ○2番(金屋栄次君) 先般、3月2日ですか、新川まちづくりフォーラムということで、私も聞きに行ってまいりましたが、ご存じのように千葉大の栗生さん並びに木下さんですか、話を聞きますと、千葉大の大学院生21名おりまして、7部に分けてパネルを見てきました。院生が言うにはうまい土地と書いて生地ということでね、誠にすばらしい私は夢を見ているような光景でした、まるで。それはご存じのように官民一体とならなくては、絶対あれはできないと思います。先ほど市長さんも言われましたけど、高山型にするのか、片山津型にするのか、黒部市生地型にするのかと、そういう私、つくづく思いましたが。いずれにいたしましても、これだけ問題を提起されて、今後ともこういう話を進めていくなら、私の子の時代か、それとも孫の時代になってできるのかなとそういう思いをいたしております。今後ともまたよろしくお願いいたします。  次の質問に対してご答弁いただきまして、実力主義ということで私言いましたけど、ご存じのようにAから5段階あるということで、逆評価からいろんな方法でまたありとあらゆることをしてこれからやっていくということでございます。  私事ではありますが、私、卒業いたしまして東京へ1人で行きました。そのときは、昔でございます。そのときは人口が確か1,000万人ほどですから。そういう1,000万人に対して私1人でございます。それでどうしていけば東京の人と話していけるのかなと、夜も寝んと私考えました。東京一人ぼっちでございます。それでどうしようかなと、家も帰られんし、それじゃやっぱり言葉、あいさつからしていかなくちゃいけないなと。そこで私は常識と道徳だけは東京で覚えてきまして、こういった実力主義、5段階主義、論文でも試験でもなんでもいいですけど、先ほど牧野さん言われたとおり、あいさつすればあいさつ、市長さんも先ほど言われました、僕がやるから奥さんもすると、そういうことを私は肝に銘じて、今後ともそういうことも加味しながらやっていってもらいたいと、かように思っておりますので、今後ともまたよろしくお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。  どうもありがとうございました。お疲れ様でした。 ○議長(岩井憲一君) ほかに質問はありませんか。             〔「質問なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩井憲一君) これをもって一般質問を終結いたします。  以上で、本日の日程は終了いたしました。  お諮りいたします。  議事の都合により3月9日と3月12日から16日まで及び3月19日は本会議を休会といたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩井憲一君) ご異議なしと認めます。  よって、3月9日と3月12日から16日まで及び3月19日は本会議を休会とすることに決定しました。  なお、3月10日と3月11日、3月17日と18日及び3月20日は市の休日でありますので休会です。  休会中、3月9日と12日の2日は、午前10時から予算特別委員会が、13日午前10時から総務文教委員会、14日午前10時から民生環境委員会、15日午後1時から産業建設委員会がそれぞれ開かれます。  また、16日午前11時から海岸地域整備及び水資源特別委員会、同日午後1時半から北陸新幹線整備促進特別委員会がそれぞれ開かれます。  各委員会において、審議する議案などは、既に付託してあるとおりであります。  この際、執行機関に申し上げます。各委員会への出席を求めます。  3月21日は午前10時開議、委員長報告、質疑、討論、採決を予定しております。  討論の通告書は、3月19日の正午まで提出をお願いいたします。  本日はこれをもって散会いたします。  ご苦労様でした。   散  会  午後3時55分...