よって、選挙の方法は、議長より指名推選することに決定いたしました。
滑川市
選挙管理委員会委員に、野末武君、
山岸秀子君、
岩田智昭君、
蜷川聡子君。同
補充員には、
補充順序順に、
蜷川稔君、
赤坂俊夫君、
福田作一君、
林恵彰君を指名いたします。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
岩城晶巳君) ご異議なしと認めます。
よって、ただいま指名のとおり滑川市
選挙管理委員会委員に、野末武君、
山岸秀子君、
岩田智昭君、
蜷川聡子君。同
補充員には、
補充順序順に、
蜷川稔君、
赤坂俊夫君、
福田作一君、
林恵彰君がそれぞれ当選されました。
──────────◇──────────
◎議案第64号から議案第69号まで及び報告第15号を
一括上程
○議長(
岩城晶巳君) 日程第6、議案第64
号平成26年度滑川市
一般会計補正予算(第4号)から日程第11、議案第69
号地方自治法第179条による
専決処分の承認を求めることについてまで及び日程第12、報告第15
号地方自治法第180条による
専決処分について、以上7件を
一括上程議題といたします。
──────────◇──────────
◎
提案理由説明
○議長(
岩城晶巳君) 市長より
提案理由の説明を求めます。
上田市長。
〔市長
上田昌孝君登壇〕
○市長(
上田昌孝君) 本日、ここに平成26年12
月定例市議会が開催されるにあたり、提出いたしました
補正予算案並びにその他の案件につきまして、その概要を申し上げ、あわせて当面の
市政運営について私の所信の一端を申し上げたいと存じます。
はじめに
衆議院の解散に伴う第47回
衆議院議員総選挙は、去る12月2日に公示され、14日投開票の日程でスタートいたしました。
内外の諸課題が山積する中、地方にとっても
デフレ脱却に向けた新たな経済・
雇用対策、とりわけ
地方創生・
人口減少対策は最
重要課題となっており、選挙後の新内閣には、今後の
予算編成や
税制改正等を通して、国民そして地方の目線に立った政策の推進にしっかりと取り組んでいただくことを要望するものであります。
1 当面の
市政運営について
(1)
社会環境の
整備等について
まず、
社会環境の
整備等について申し上げます。
幼児期の保育や教育、地域の
子育て支援等を総合的に推進するため、その
量的拡充や質の向上を目的とした「
子ども・
子育て支援新制度」が、来年4月から本格スタートすることとなります。
本市においても、未来を担う
子どもたち一人ひとりが、健やかに成長できる社会の実現を目指すため、「(仮称)滑川市
子ども・
子育て支援事業計画」の策定を進めているところであります。
若い世代が心豊かに安心して子育てに取り組めるよう、さらには「もう一人産んでもいいかな」と思ってもらえるよう、そんな
子どもと親のための
環境づくりに努めてまいりたいと存じます。
10月から実施している
子どもの
インフルエンザ予防接種費用の一部助成につきましては、10月末で延べ571人、11月以降も多くの
子どもたちが接種を受けており、
保護者の皆さんからも大変喜ばれている状況にあります。
国民健康保険事業特別会計につきましては、
年金受給年齢の引き上げにより、定年後も引き続き会社に留まる方や再就職される方が増えるなど、退職被
保険者数が大幅に減少していることから、前年度決算に伴う
繰越金等とともに、
補正予算を計上しております。
また、
産科医療保障制度の掛金が
引き下げになることに伴い、
出産育児一時金に加算する額も
引き下げとなることから、
出産育児一時金の総額42万円を維持するため、
国民健康保険条例の一部改正について提案しております。
平成28年1月から利用が開始される、
社会保障・
税番号制度(
マイナンバー制度)につきましては、
国民一人ひとりに
社会保障と税の
共通番号を割り振り、所得や
社会保障給付、納税に関する情報を一元的に管理することにより、公平・公正な負担と給付の実現や、
行政手続の簡素化・効率化などの効果が期待されているものであります。この制度を円滑に導入するにあたり、本市の
情報システムの改修に必要な経費として、所要の予算を計上しております。
交通安全につきましては、11月末現在の
交通事故件数、
負傷者数ともに昨年同期より減少しているものの、残念ながら先月20日に北野地内において
死亡事故が発生したことから、注意を喚起するためのチラシを緊急配布したところであります。
今月11日から10日間にわたって展開される「年末の
交通安全県民運動」では、より一層気を引き締めながら、
関係機関や
関係団体と緊密な連携のもとに積極的に推進するなど、悲惨な
交通事故が減少するよう努めてまいりたいと存じます。
防災につきましては、去る10月14日に今年度2回目の
市役所防災訓練を実施し、来庁者の方々に対応する行動や自分の身を守る
シェイクアウト訓練、
災害対策本部の設置及び
避難勧告発令に伴う各課の対応から
避難所開設までの手順等を確認したところであります。
また、10月30日には
兵庫県立大学防災教育センター長の
室﨑益輝教授をお迎えし、
津波対策研修会を開催いたしました。この研修は、消防庁の
市町村災害対応支援事業を活用して実施したもので、
津波対策班員や
各課職員など30名が受講し、
津波対策等に知識を深めたところであります。
今後も、あらゆる場面を想定した訓練や研修を重ね、万が一の災害に備えてまいりたいと考えております。
(2)産業の振興について
次に、産業の振興について申し上げます。
本年の
稲作概況につきましては、
県内全域における
作況指数は、101の「平年並み」とのことであります。
一方、本市のコシヒカリの
一等米比率は、10月末現在で92.9%と、昨年を10.3ポイント上回る好結果となったところであります。
これらの状況を踏まえ、次年度以降においても
関係機関との連携のもと、田植え時期の繰り下げや
水管理・
病害虫防除の徹底など、
農業者への
情報提供を図りながら、滑川産米の
品質向上に努めてまいりたいと存じます。
農地法の改正により、
農地台帳の作成及び地図の公表等が法定化されたことに伴い、本市の
農地台帳システムについても改修が必要となったことから、
農地台帳システム整備事業費補助金を活用した
システム改修を行うこととし、所要の予算を計上しております。
去る10月25日・26日の両日にわたり、スポーツ健康の森公園において、
新幹線開業カウントダウンイベントとして第2回「キラリングルメの森」を開催いたしました。会場では、市内外のグルメを味わっていただいたほか、新たに薬膳スープの振る舞いや県内イベント初のミニ新幹線の乗車など、盛りだくさんの内容で大いに賑わったところであります。
また、11月9日の宿場回廊ガイドウオークには、市内外から66名の方々が参加され、歴史ある滑川の宿場町を堪能いただいたところであります。
このようなイベントによって新たな交流が生まれ、より多くの方々に滑川の隠れた魅力を再発見していただくことで、観光振興にもつながればと期待しております。
ふるさと納税につきましては、寄附者への感謝の気持ちを示すとともに、北陸新幹線の開業を見据え、全国に向けて本市の特産物をPRするため、寄附者に対して滑川の特産品等を贈ることとし、所要の予算を計上しております。
(3)都市基盤の整備について
次に、都市基盤の整備について申し上げます。
県の公共事業である中川水系沖田川河川総合交付金事業につきましては、昨年度より実施されていた県道古鹿熊滑川線との交差点上流部の19.1メートルの整備工事が今月中旬に完成することで、上下流の施工済み箇所がつながり、延長303.1メートルが完成することとなります。
残る沖田川との取付け工事や河口付近の整備工事についても、順調に進捗しているとのことであり、引き続き住民の安全・安心の確保を最優先に、事業が早期かつ円滑に推進されるよう、国・県に対して強力に働きかけてまいります。
中川水系における浸水被害の解消に向け、その原因調査と対策の検討を進めるため、新たに国・県の補助事業を活用した緊急浸水対策計画を策定することとし、所要の予算を計上しております。
市道の改良事業につきましては、効率性や緊急性などを考慮しながら、特に工事発注の平準化や事業効果の早期発現を目的とした路線ごとの完成に重点を置くため、今回、3路線にかかる所要の予算を前倒しして計上しております。
また、いをのみ公園から滑川運動公園までの上市川右岸のウォーキングコース中、未舗装となっている約1,500メートルの区間の舗装整備を行うこととしております。
北陸新幹線及び並行在来線につきましては、来年3月14日の開業まで残り100日を切ったところですが、10月の運賃に続いて今月中にはダイヤも発表されることとなっております。
市といたしましても、負担の軽減や利便性の向上について、
関係機関に対して継続して働きかけていくとともに、今回、滑川駅に公衆無線LAN(Wi-Fi)を整備する「あいの風とやま鉄道」に対し、その経費を補助することとしております。
今冬の道路除排雪につきましては、先般、機動的で効率的な雪処理を基本とする除雪計画の策定を終えたところであります。
このほど発表された気象庁の予報では、平均気温は平年より高く、降雪量は平年並みか平年より少ないとの見込みでありますが、降雪時の道路パトロールを強化し情報収集に努めるとともに、
関係機関との連絡を密にして、除排雪に対応することとしております。
また、交差点等の除雪や路面凍結対策にも万全を期すなど、市民の生活や産業活動に支障が生じないよう、適正な除雪に努めてまいります。
(4)教育の向上について
次に、教育の向上について申し上げます。
学校教育につきましては、今年度から実施した土曜学習推進モデル事業の成果や課題等を検証するため、11月中旬に教員や児童生徒、
保護者、各種団体等を対象にアンケート調査を実施したところであります。その結果については現在集計中でありますが、次年度以降の事業内容及び教育活動の充実に向けて、より特色ある授業や体験学習などを進めるための参考にしたいと考えております。
安全・安心な学校整備といたしましては、残る寺家小学校管理棟の改築工事について、来年3月の完成を目指し鋭意実施しているところであります。また、田中小学校の保存部分となる北側旧校舎では、補強及び外装の改修工事を実施しており、今後は外壁の塗装や内装の改修を行うこととしております。
両校とも、工事の円滑な進行と安全管理に十分留意しながら、学校運営等に支障のないよう努めてまいります。
避難所や防災拠点等に再生可能エネルギーを導入するとともに、環境負荷の小さい「エコ・スクール」として整備するため、滑川中学校にグリーンニューディール基金を活用した、太陽光発電装置と蓄電池を設置することとし、所要の予算を計上しております。
勤労青少年ホーム「青志会館」につきましては、耐震工事の完了に伴い、10月から利用を再開しているところですが、これまで担ってきた役割を継承しつつ、広く市民が利用できる施設として整備するため、今回、空調機器の設置にかかる予算を計上しております。
去る10月19日に、スポーツ・健康の森公園において、公園完成記念行事として開催しました「第1回滑川市民体育祭」には、約1,500名の市民の皆さんに参加をいただき、市内9地区対抗の運動会をはじめ滑川市最速王決定戦、ウォーキング&ジョギング体験会、年長児親子を対象としたうんどう教室等で大いに盛り上がりました。
運営等にご尽力いただきました各地区公民館、自治会やスポーツ推進委員、実行
委員会の関係各位に改めてお礼を申し上げますとともに、このようなイベントを通して、より一層市民の健康や体力つくりの増進、意識の高揚を図ってまいりたいと考えております。
(5)平成27
年度予算編成について
次に、平成27
年度予算編成について申し上げます。
11月の月例経済報告によれば、「景気は、個人消費などに弱さがみられるものの、緩やかな回復基調が続いている」とされておりますが、消費者マインドの低下や海外景気の下振れなど、景気を下押しするリスクも抱えており、依然として先行きが不透明な状況が続くものと見込まれております。
このような中、国においてはデフレからの脱却と経済の好循環を確実なものとするため、消費税再増税の延期とともに新たな経済対策のとりまとめなどを進めているところであります。
また、地方財政については、「中期財政計画」で示された方針に基づき、安定的な
財政運営に必要となる一般財源総額については、今年度の地方財政計画の水準を下回らないよう確保するとしているものの、地方財政収支の仮試算では、地方交付税について減額が見込まれたこともあり、今後の国の動向については特に注視していく必要があるものと考えております。
本市の平成27
年度予算につきましては、歳入面では市税や地方消費税交付金等は若干の増収が見込まれる一方で、それに伴う地方交付税については相応の減収が予想されるところであります。
一方、歳出では、少子高齢化の一層の進行に伴う扶助費を中心とした義務的経費の増加や、
公共施設の維持修繕・更新等が見込まれており、加えて健全な財政に関する条例に基づく持続可能な財政基盤の確立に向けて、今まで以上に経営感覚やコスト意識を持って臨んでいくことが肝要になっているところであります。
しかしながら、こうした中にあっても、本市をさらに飛躍・発展させていくため、第4次滑川市総合計画の着実な推進を図るとともに、市民の健康寿命の延伸と医療・福祉の向上、都市基盤の整備、市民生活の安全・安心の確保、
子育て支援や教育の推進といった施策には積極的に取り組んでいく必要があると考えております。
このため、
予算要求枠として、一般行政経費については、義務的経費を除き、一般財源ベースで前年度当初予算額の範囲内、公共事業を除く投資的経費については、10%減と設定したところであります。なお、総合計画の実施計画に盛り込まれている事業については要求枠の対象外とし、限られた財源の重点的・効率的な配分に努めることを基本に、
予算編成に取り組んでまいりたいと考えております。
2
補正予算の説明
次に、今回提案いたしました
補正予算の内容についてご説明申し上げます。
議案第64号は、平成26年度
一般会計補正予算(第4号)であります。
今回の
補正予算額は、2億7,689万5,000円であり、補正後の予算額は125億9,945万4,000円となります。
歳入につきましては
分担金及び負担金 10万5,000円
国庫支出金 1,346万7,000円
県支出金 4,717万1,000円
繰 越 金 2億1,615万2,000円
であります。
一方、歳出につきましては
議 会 費 143万8,000円
総 務 費 1億3,775万8,000円
民 生 費 70万4,000円
衛 生 費 890万9,000円減額
農林水産業費 1,725万9,000円
商 工 費 197万5,000円減額
土 木 費 7,756万2,000円
教 育 費 3,289万円
諸支出金 1,951万7,000円
災害復旧費 65万1,000円
を計上いたしております。
議案第65号は平成26年度
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)、議案第66号は平成26年度
下水道事業特別会計補正予算(第1号)、議案第67号は平成26年度
水道事業会計補正予算(第1号)であります。