滑川市議会 > 2011-12-09 >
平成23年12月定例会(第3号12月 9日)

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  1. 滑川市議会 2011-12-09
    平成23年12月定例会(第3号12月 9日)


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    平成23年12月定例会(第3号12月 9日)                     平成23年12月           滑川市議会定例会会議録 第3号 平成23年12月9日(金曜日)          ──────────────────────              議 事 日 程   第 3 号                          平成23年12月9日(金)午前10時開議 第 1  市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑 第 2  議案の委員会付託          ──────────◇──────────                本日の会議に付した事件 日程第1 市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑 日程第2 議案の委員会付託          ──────────◇────────── 出席議員(15名)     1番 水 野 達 夫 君    2番 高 木 悦 子 君     3番 原     明 君    4番 岩 城 晶 巳 君     5番 石 倉 正 樹 君    6番 中 島   勲 君     7番 古 沢 利 之 君    8番 浦 田 竹 昭 君
        9番 開 田 晃 江 君    10番 中 川   勲 君     12番 砂 原   孝 君    13番 野 末 利 夫 君     14番 森     結 君    15番 高 橋 久 光 君     16番 前 田 新 作 君 欠席議員(なし)  欠  員(1名)     11番          ──────────◇──────────              説明のため出席した者の職・氏名  市長                   上 田 昌 孝 君  副市長                  久 保 眞 人 君  総務部長                 池 本   覚 君  産業民生部長               小 幡 卓 雄 君  建設部長                 松 木 俊 彦 君  企画政策課長               富士原   禎 君  総務課長                 折 田   勝 君  財政課長                 杉 田 隆 之 君  産業民生部次長市民課長事務取扱      荒 木   隆 君  産業民生部市民健康センター所長事務取扱  石 原 和 子 君  生活環境課長               小 善 清 範 君  商工水産課長               碓 井 善 仁 君  建設部参事まちづくり課長事務取扱     東     朗 君  建設課長                 三 浦   勇 君  選挙管理委員会書記            嶋 川   渡 君  消 防 長                石 原 雅 雄 君  教育委員長                辻 沢 賢 信 君  教育長                  石 川 忠 志 君  教育次長                 宮 川   潮 君  学務課長                 平 井 利枝子 君  総務部参事生涯学習・スポーツ課長事務取扱 山 下 貴 章 君  子ども課長                川 原 啓 子 君          ──────────◇──────────           職務のため議場に出席した事務局職員の職・氏名  事務局長                 石 坂 好 美          ──────────◇────────── ◎午前10時00分開議 ○議長(開田晃江君) おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。          ──────────◇────────── ◎市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑 ○議長(開田晃江君) 日程第1、市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。  通告がありますので、順次発言を許します。  14番森結君。 ○14番(森 結君) おはようございます。  それでは、通告に従ってお伺いをいたします。  まず、はじめでありますが、海洋高校閉校後の活用についてという題目でお願いをいたします。  この質問、きのうから私で3人目になります。答弁者の方、何か担当でも決められたかのように、中島議員の場合はほとんど総務部長が答弁して、それから高木議員の場合は富士原企画政策課長が、となると私の場合は久保副市長かなと、こういうふうに思いますんで、この質問に関しては、すべて副市長からお願いをいたします。  まず、この海洋高校でありますが、この前身は、ちょっと調べてきましたが、明治33年、いわゆる1900年に水産講習所として創立されたようであります。以来、昭和16年には水産学校、そして23年には県立水産高等学校となり、平成12年、今日の県立海洋高等学校があると、こういう歴史になっております。  来年、卒業生が出ますと、創立112周年になるのかなと思います。聞きましたら、今までに卒業生は5,700人足らずということで、私の同級生ともたくさん友人、知人がおります。しかしながら、まだ在校生がおるというこの温かい校舎の話を来年にいったらぶっ壊すぞと、こういう話を今盛んに議会でも当局でも議論しておるというのは、一抹の寂しさを覚えるわけであります。  ちなみに、私は滑川高校でありまして、直接関係はないわけでありますが……。  この閉校後の活用、県有財産としての統合された滑川高校サブグラウンドあるいはサブ体育館として残されるのは望ましいというのは、私の今までのスタンスでありましたが、事ここに至って、サッカー協会の使うグラウンドとして計画が具体化してきており、やむを得ないかなという気分になっております。万が一、この計画がとんざするようなことになれば、副市長、顔が丸つぶれで、昔なら切腹もんだというふうにも思いますので、何とかこれは実現する方向に協力したいなという思いもありますが、さりとてもろ手を挙げて、どうぞどうぞというわけにもまいりませんので、多少の質問をしたいと思います。  私もこれでごちゃごちゃ言うのは、滑川市に過大な負担とならないようにとの思いで数項目についてお伺いをするところであります。ざくっとした感じで質問いたしますので、よろしくお願いをいたします。  まず1点目でありますが、サッカー場整備のために、市が事業主体となって整備するということになっておるわけでありますが、現在地は県有財産であり、私は県が事業主体となってやるべきだと思っております。  冒頭にも言いましたが、滑川高校のサブ施設との思いもありましたが、それを断念するにしてでも、滑川市独自の施設としての使い方はちょっと無理かなという思いもありますので、改めてこれを県有財産として県でやるべきだという思いについてご答弁をお願いいたします。 ○議長(開田晃江君) 久保副市長。 ○副市長(久保眞人君) おはようございます。  引き続き海洋高校の跡地利用の質問ということで、きょう最初の質問にお答えしたいというふうに思っております。  森議員、まさにご指摘のとおり、県有財産であり、県がこういう競技力向上の拠点とすべきという趣旨は全く同感でございまして、きのうもちょっと言っていたんですけれども、交渉の進め方ということで、まず我々の基本はやはり市の財政負担にならない方法はないのかということでございます。類似施設としてスポーツ・健康の森公園があるわけでございますけれども、それとは違う方法で何とかならないかということで進めてまいりました。  昨年を思い出しますと、その昨年の時点では、じゃ具体的に何がいいのかということで、そのまま何もしないということも選択肢の一つでありますし、何かを市でやるというものも一つの方法であります。それから、県のものを何か持ってきてくれということで、考え方としてはそういう考え方が従来あったわけでございます。  これまで説明してきたとおり、ことしの6月に入りまして、県のサッカー協会が土地を探していると。そういうことであれば、基本的な枠組みとして、県でもない、市でもない、第3のいわゆる民間活力を使った整備手法、経営のあり方、そういうものを探ってまいったわけでございます。  当然、議員ご指摘の県の施設、県のこれまでの交渉の過程で言っているのは、県としてはスポーツ施設、岩瀬、それから空港周辺、高岡、その他スポーツ施設は県有としては現在あるということ。それが一つの大きなことで、これ以上、県有としてはスポーツ施設はできないだろうというのが第1点、それから県議のほうも再三県の施設ということでやってきましたけれども、競技力向上の拠点ということでやりましたんですけれども、そこについては、スポーツ空港緑地を中心としたそこが候補に挙がっているというふうな話も聞いておりました。  そういう中で、じゃ滑川市にとって地域振興に役立つものは何かということで第3、先ほど言いました民間活力を使ったそういう手法で、極力市の財政負担を軽くする手法で、しかも滑川市にとってメリット、いわゆる商業の活性化、観光交流人口の増加、そういったものにつながる、そういう施設としてはふさわしいのではないかということで少し交渉させてきたものでございます。したがって、市が整備するといっても、これは実質的には民間活力を使った整備手法であるというふうな形で説明を申し上げております。  財源等についても、いわゆるフットボールセンターに係る部分については、これは市の持ち出しはないときのうも言っておりましたけれども、そういう方向で整備手法を今考えておるところでございます。とりあえずの答えとして。 ○議長(開田晃江君) 森結君。 ○14番(森 結君) 2点目に入りますが、土地の譲渡を受けるのに全体土地の約30%、金額にして1億2,000万円相当が有償となったわけです。この話につきましては、きのうの時点から、あるいはサッカー協会が来られた時点とかというところからも若干何か話の中身が少しずつ変わってきてはおりますが、この有償になる土地というのは、恐らく明治時代に取得したところじゃないかと思うんですね。これを明治時代に1億2,000万円を使ったわけはないんですよ。本当の何十円かだったろうと思いますね。  そういったことからすれば、買うたときの値段で市でどうぞといえば、すぐ受けられる金額でないかと思うんです。別にちょっと、これは全く冗談みたいな話になりますが、そういった気持ちもあって「安くせい、安くせい」と、こういうことを言うておりますんで、ちょっと高くないかと。トータル的には1億3,000万ぐらいで抑えられんかという話もあるわけなんですが、この話と後から言う話とちょっとごちゃごちゃになってくる感じもしますが、この考え方について。極めて安くせいと、こういうことです。 ○議長(開田晃江君) 久保副市長。 ○副市長(久保眞人君) 土地の取得の経緯につきましては、開校当時、魚躬地区のほうから無償で提供いただいた土地が約7割あると。全体の3ヘクタールのうちの2ヘクタールほどがそうだと。1ヘクタールにつきましては、昭和63年当時だというふうに聞いておりますけれども、そこを県の税金を使って取得したという経緯がございます。その有償で県が購入したところを今回有償でというストーリーで県のほうは言っております。全体を本当は無償譲渡できれば、県のほうも我々にとっても一番ありがたいし、県にとってもそういう意向はあるかもしれませんけれども、ただやはり税金で買った土地をそのままというのは、さていかがかという基本的な考えもあるようでございます。  したがって、ここのところは県も市も協働して競技力の向上を図る拠点だという認識のもとに、有償ではありますけれども、そこを極力抑えるということで、一つの目安として半分という形で今話を進めております。  そういったことで、無償になれば非常にありがたいんですけれども、県の事情も理解できないこともないということから、有償譲渡はやむを得ないのではないかということでございます。  ただ、いろんな形で財政支援も実はお願いしております。そういう形で土地はそういう方向、その他の支援という形でできないか、交渉もしておるところでございます。 ○議長(開田晃江君) 森結君。 ○14番(森 結君) 3点目でありますが、「サッカー協会が必要とする土地の不足面積と取得価格は」と書いております。  この新たな土地を求める金額あるいは造成費、あわせて耐震工事もあるわけでありますが、これで総額2億2,000万円、これを先ほども言いましたが、1億3,000万ほどに縮まらんかと。こういう内容もあるわけでありますが、このことで間違いないか、またこの財源については、言い方がまた悪いかもしれませんが、埋蔵金である都市開発基金が使われるというふうに聞いておりますが、このとおりとして理解してよろしいでしょうか。 ○議長(開田晃江君) 久保副市長。 ○副市長(久保眞人君) 今現在、交渉で価格が半分になる、あるいはその追加の買収を含めて1億3,000万余りなのかなというふうな試算もしております。  そうした中で、財源をどこに求めるかということについては、現在検討中でございます。そういう意味で、土地開発基金が一つ別途あるということも念頭に置いております。ただ、それが現段階で確定しているかというと、そうでもないということで、ほかにも用地取得の要素があれば、それを空っぽにするわけにもいかない。ということであれば、その他の財源という形でどういう制度があるのかということも今念頭に置いております。  例えば無利子融資、土地に係る地域振興課が持っておるような無利子の制度もあります。そういったことも活用できないかも含めて、今検討している最中でございます。 ○議長(開田晃江君) 森結君。 ○14番(森 結君) 4点目でありますが、市が支出する金額はすべて賃貸料として回収されるか。2点目、3点目でちょっとお金のことをごちゃごちゃと聞きましたが、とどのつまるところ、一体どれだけのお金が要って、どれだけのお金を回収できるか。  さっき言いました、今答弁もあったように、都市開発基金と限定はしていないと、それも判断材料の一つだという中身もありますが、とどのつまるところ、一体市の持ち出し分はどれだけなのかと。また、財源については今ほど聞きましたから、それはいいとしましても、それはいつごろ確定する話なんですか。 ○議長(開田晃江君) 久保副市長。 ○副市長(久保眞人君) 現在、総事業費としてどれくらいかかるかということで、1つ、区分とすれば、いわゆるフットボールセンターに係る整備、これについては、先ほど言いましたように3億5,000万から4億ぐらいかかるのかなと。これについては、市の持ち出しはないということで今考えております。  それから、耐震の工事をどうするかということで、これも仕様によっては非常にばらつきがあるということで、例えば武道場の耐震には2,000万とかという数字も出ております。それから、管理棟については3,000万とか、これはもうちょっと精査しなきゃならないことで、これはいつ修繕していくかという問題もあります。そのへんをどうするかということ。それから、当然用地費、それからそれに係る造成費等もございます。それについては、フットボールセンターとは別に市としてこれを支援という形で初期投資を軽減するという意味での投資であろうというふうに思っております。  それからもう1つは、これに伴いまして、周辺の地域振興といいますか、そういう形で道路整備、路肩の整備、それから公園の舗装みたいなものを駐車場として利用する場合には、そこの整備も合わせという要望も出ております。それも長期的な、すぐにもやっていかなきゃなんない問題もありますし、それから魚躬公園の整備ということになりますと、やはり長期的に考えていかなきゃならない計画も立てなきゃならないということでございまして、少なくともそういったものについては、次年度において地域振興の部分は検討していきたいなというふうに思っています。当面の目標といいますか、フットボールセンター及びそれに係る直接の工事については、次年度で予算化をしていきたいというふうに思っております。  そういう意味で、事業費については、もうしばらくお待ちいただきたいなというふうに思っております。 ○議長(開田晃江君) 森結君。 ○14番(森 結君) 市としてのアクセスについても、いろいろと市独自でやらんならん面も出てくることは当然のことかなと思います。  5点目でありますが、サッカー協会資金運用計画、この間いただいた資料でありますが、2年後からは月50万円、年間600万円を借地費、今度、私ら賃貸料と言うておるのが向こうから言うと借地費になるわけですね。借地費に充てるとありますが、議員の中にも専門家がおりまして、これはこの積立金の計上は税法上できないんじゃないかと、こういう指摘もあったところであります。  とするならば、この試算表では積立金も600万円積むと、こうなっておるんですね。そうするなら、どうせそのお金があるんなら、私らの考えでは、市が600万円借地料としてもらう分にもう600万円上乗せして返してもらいなさいと。ということになると、返済年度は20年が10年に、単純な話ですよ、なるんじゃないかなと思っております。  長い借金もだめですけれども、長い貸し付けもだめでないかと私は思うんですよ。これ20年たったら、もうここにおるのは、ほとんどおらんがですよ。私なんか、この世にもおらんがですよ。  そういう状況の中でこの後の形勢、どうやっていくかということも含めてやっぱり心配するわけなんですね。せっかくお金が増えてくるがなら、滑川市の返済のほうへ、少しでも早く回収できるようにされたらいかがですか。  それと、きのうもございましたが、単年度収支で4年目から赤字が出てくるという、こういう帳簿のつくり方というのは、これは全くの素人の帳簿なんですね。これはうそをついてでも「もうかる、もうかる」と言うとかんにゃ、だめながですよ。そういうことも含めてお願いします。 ○議長(開田晃江君) 久保副市長。 ○副市長(久保眞人君) 長期にわたるというのは、まさにご指摘のとおりでございまして、我々も一つの区切りとしては10年という形を考えております。
     それから、内部留保をどういうふうな形でするのか、新しい組織をどういうふうにするのか、それも含めて今検討しておる最中でございまして、ご指摘のようにそのまま内部留保資金を市に戻すといいますか、入れるという方法も有効な手段であろうというふうにも思いますし、それはサッカー協会等ともちょっと協議しながら、運営主体、それから利益といいますか賃借料、それから減価償却に相当するそういうものをどうするかというものを、今これから、ちょっと時間がかかると思うんですけれども、年度内、来年の3月ぐらいまでにはそこのところもきっちりと固めていきたいなというふうに思っております。 ○議長(開田晃江君) 森結君。 ○14番(森 結君) よろしくお願いします。  6点目でありますが、この賃貸というより、市の持ち出したお金は一応貸し金とみなした発言になるわけでありますが、終わった時点で土地とか建物などの所有権は一体どこにあるのか。仮に市の普通財産として残るものであれば、その後も賃貸契約が続くのかどうか、お願いします。 ○議長(開田晃江君) 久保副市長。 ○副市長(久保眞人君) 土地管理の法律関係につきましては、あくまでも我々は普通財産と、それを貸し付けるという2本構成でいきたいというふうに思っております。  契約については、3年、5年、10年とかいろんな方法があるので、これはこれから協議していきたいというふうに思っております。  仮に10年契約として、その後どうなるんかということなります。これはあくまでも普通財産でございますので、これがサッカー協会に移るとか、新しい会社へ移るとかということはございません。あくまでもこれは市の財産として、県からもらったものは全部、未来永劫市のものでございます。売却するとすれば市が行うということで、そういうふうにご理解いただければと思います。 ○議長(開田晃江君) 森結君。 ○14番(森 結君) ですから、返済が終わったといえども、サッカー場は残るわけでありますから、それは当然市の普通財産ということで、私はその後の賃貸契約はどうなるかということをお尋ねしたわけです。 ○議長(開田晃江君) 久保副市長。 ○副市長(久保眞人君) 当然更新ということになろうかというふうに思います。それについても、引き続き市としてサッカー場が残るということであれば、そういう形で賃借を続けていくということになります。 ○議長(開田晃江君) 森結君。 ○14番(森 結君) 次の質問に入ります。  次の質問は「にこにこ商品券」の効果についてお伺いいたします。  商工会議所事業主体となって3カ年事業で実施され、今年が最終年であります。もう既に終わっておると聞いております。事業主体が1億円、市補助金が800万円、事業主が200万円という事業費ベースでこの金額示されておりますが、100%の売り上げはあっても、100%の消費にはなっていないやにも聞いております。  この「にこにこ商品券」、今までもかつてもいろんな種類のものは出たこともありますが、1割プラスになるもんですから、相当人気があると。発売されると、30分から1時間ぐらいでもう売り切れると、こういうような状況で最高限度額が5万円だったかなと思っておりますが、賢い人はもう一遍並んで10万円買うたという人もあるようであります。こういったものは1割も得するという、それは滅多にないんで、ポイント5倍と言われても大したことはないんですね。これなんかはすごいポイントになりますからね。多分、大金持ちの人はこんなもん買わんだろうと思います。そして、私ら貧乏人もまた買えないだろうと思う。ところが、小金持ちの方がやるがですね、これを。2遍並んででも買うという人気商品券でないかと思っております。  ところで、3年間で、これで事業は終わるわけでありますが、この3年間の消費実績、私は年度ごとにお伝えいただければいいかなと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(開田晃江君) 碓井商工水産課長。 ○商工水産課長(碓井善仁君) それでは、お答えをいたします。  「にこにこ商品券」につきましては、議員がご質問のとおり、平成21年度から平成23年度まで、商品券総額1年度当たり1億1,000万円を商工会議所が販売をして、市はプレミアム費の8割助成をしております。  その消費の実績についてどうかということでございますが、平成21年度につきましては、参加の店舗数が180店舗、取扱店は160店舗、回収率でございますが、99.76%で約1億973万7,000円となっております。  平成22年度につきましては、168店舗が参加をしておりまして、152店舗が取り扱いをして、回収率は99.82%、約1億980万7,000円。平成23年度は、156店舗が参加をして、138店舗が取り扱いをしておりまして、回収率が99.85%、約1億983万7,000円でございました。  以上でございます。 ○議長(開田晃江君) 森結君。 ○14番(森 結君) せっかく買っていかれながら買いそびれた方もあるわけなんですね。もったいない話ですね。だれど、これは市の負担とか商工会議所の負担には全く影響のない数字だろうと思います。  さて、せっかく言っていただきましたが、滑川も事業者がたくさん参加しておられますが、せめてトータル的な数字でもいいですが、この大型店舗というのは滑川で4つあると思うんですが、それの合計の消費量ぐらいは漏らしてもらえんでしょうかね。 ○議長(開田晃江君) 碓井商工水産課長。 ○商工水産課長(碓井善仁君) お答えをいたします。  平成21年度でございますが、いわゆるショッピングモール等で回収率は81.4%、残りその他が18.6%でございます。  平成22年度でございますが、同じくショッピングモール等は85.3%、その他個人の店舗については14.7%。平成23年度がショッピングモール等では81.8%、その他個人の店舗では18.2%でございました。  以上でございます。 ○議長(開田晃江君) 森結君。 ○14番(森 結君) なぜこの数字をお伺いしたかという根拠には、せっかくこれだけの事業をやりながらでも、ほとんどが、80%以上が大店舗で消費されておると。じゃ、しからば一般的な小売業者の方にはどれだけの恩恵があったのかというようなことも含めて今の数字をお伺いしたわけでありますが、4点目に、この3カ年事業の総括として、果たして経済効果があったのか、景気浮揚に貢献があったのか、お伺いをいたします。 ○議長(開田晃江君) 碓井商工水産課長。 ○商工水産課長(碓井善仁君) お答えをいたします。  この「にこにこ商品券」は、その有効期間を4カ月程度と定めておりまして、一定期間内に各年度約1億1,000万円が市内商店で使用されたことは、一定の経済効果があったものと考えております。  以上でございます。 ○議長(開田晃江君) 森結君。 ○14番(森 結君) 事業費ベースでは、この短期間4カ月で1億1,000万円が使われたと、こういうことでは効果があったということでありますが、そういう言い方もあろうかと思いますが、市税が、市のお金が年間800万円、トータルで2,400万円ですか、投入されたということからして、この効果のあらわし方、きょうは税務課長がおられんからな、かわりにだれか言う。納税としてどれだけはね返ってきたか。800万円以上返ってくりゃ、おお、これはまた来年もやろうやということになりますが、どうです。そういうような見方はどこからも出てきませんか。経済効果をねらったんだから、経済効果が上がれば税収も増えるというのは当たり前じゃないですか。 ○議長(開田晃江君) 小幡産業民生部長。 ○産業民生部長(小幡卓雄君) 今のご質問にお答えします。  税収となりますと、この売り上げのほかにほかの売り上げもございますし、今不景気でございますので、そういう意味ではどれだけの税収の押し上げになったかというのは、ちょっと判断する材料を持ち合わせておりません。 ○議長(開田晃江君) 森結君。 ○14番(森 結君) 多分そういう答弁になるんだとは思っておりますが、今課長いみじくもおっしゃったように、経済効果があったと言われるから、なら、もう実施分を返してくれと、こういう言い方になるわけであります。これでやめましょう。  最後になりますが、この事業が今後また要請があったら、また同じように800万円になるのか、600万円になるのかわかりませんけれども、こういう補助事業をやる考えが今後もありますか。来年ということはないだろうと思いますけれども。 ○議長(開田晃江君) 碓井商工水産課長。 ○商工水産課長(碓井善仁君) お答えをいたします。  プレミアムつき商品券につきましては、発売をすれば完売をし、確実に使用されることが検証されております。平成21年度から緊急経済対策として3カ年を実施しておったことなどから、今後の補助要請があった場合については、慎重に対応を検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(開田晃江君) 森結君。 ○14番(森 結君) 時間もたちますんで、この項はこれで終わりといたします。  次に、中学生自殺事件、これ、事件というのか、事故というのか、いろいろ言い方もあります―事故ですか、自殺事故についてお伺いをいたします。  私のような学識のない者が教育委員会を相手にしてしゃべるなんていうのは非常におこがましいわけでありますが、事故として取り扱うということで若干お伺いをしたいなと思っております。  11月26日夕方、射水市小杉中学生が自殺をしました。新聞、テレビの報道によれば、自殺の原因はいじめや嫌がらせであると報じており、学校側もまたその可能性があるというちょっとあいまいな認め方をし、またこれまでのいじめの対策が不十分であったとのことも認めておると報道しております。いじめや嫌がらせによる自殺事故は、全国的には時々報道されるわけでありますが、その都度学校の対応が問題になるわけであります。時には訴訟問題に発展しておる場合もございます。自分の学校の生徒がまさかこんなことになろうとは、こういう事故を起こそうとは、まさに想定外であり、青天のへきれきであったろうかと思います。この言葉遣いも間違っておったら、また教えてください。  生徒には命の大切さを訴え、保護者には経緯を説明、教育委員会は事実関係の調査をしたようであります。また、県教育委員会と県は、県内のすべての小中学校、高校に指導の徹底を呼びかける文書を配布したとあります。  当該地ではございませんので、微に入り細にわたりいろいろされたとは思いませんが、ここで2点挙げておりますが、小中学校長会でこのことについて、また今後のいじめや嫌がらせ等を根絶するためにどのような話が検討されたのか、検討されたとすれば、そのまとめについてお伺いをします。  2点目に、同じようなことでありますが、教育委員会で何が検討されて、その結果どういうまとめがあったのか、お伺いをいたします。 ○議長(開田晃江君) 石川教育長。 ○教育長(石川忠志君) ただいまの、射水市で報道されました中学生の事故についての、市の検討等についてのお尋ねにお答えをしたいと思います。  今ほどございました、11月27日に新聞報道がなされました。それで、私は朝新聞を見て非常に衝撃を受けました。そういう意味では、この事故は滑川市にあっても、あってはならないことだと非常に強く思いまして、早速と小中校長会の開催ということで、12月2日に校長会を開催をいたしました。  その挨拶の中で、特にこの問題を強く申し上げまして、各校長先生に、学校におきましては「命の大切さ」あるいは「いのちの教育」について、改めて教職員一丸となって学校全体で児童・生徒の指導に努めていただきたいと。そしてまた、子どもたちが発している小さなサインを見逃さないと。そしてまた、簡単にといいますか、安易にとらえないと。そういうことで、日ごろから子どもたちにきちっと寄り添って、子どもたちとの信頼関係をさらに強めてほしいと、そういうふうなお願いをしたところであります。  それと加えて、保護者の皆さん方への信頼というのも非常に重要なことでございます。そういう意味では、保護者の協力も含めながら連携をさらに密にしていただきまして、今回のことを正面からしっかり受けとめてほしいと、そういうふうにお伝えをいたしました。  そしてまた、同日、各学校の生徒指導主事で市の小中学校生徒指導連絡協議会というのがたまたまその日行われるということを聞きまして、早速その席へ私も出ますということで、その席上において教職員一同でもう一回命の大切さというのを再確認をして、生徒指導計画を見直しをして一層推進をしていただきたいと、そういうふうにお願いを申し上げました。  協議会では、いじめの現状と対策について話し合いをしております。その中で、生徒指導のさらなる強化とやはり早期発見、早期対応というのが非常に重要だということで、その重要性が改めて話し合われたと。私、挨拶だけでしたので、その後そういうふうに話し合われたとお聞きをいたしました。  さらに、小学校校長会でもこのことを取り上げまして、各学校では職員会議等で「一人ひとりを今まで以上によく見ていこう」と、そういう共通理解を図りながら学級での対応にあたっております。  それから、教育委員会として、先ほど申し上げました27日にこの新聞報道を受けまして、県よりも先に滑川市として各学校へ「いのちの教育」「命の大切さ」を知らせようということで、直ちに各小中学校と教育センターにこのことを申し上げまして、文書等も出しまして、全校体制で組織的な生徒指導の推進・徹底をお願いをいたしました。  それとあわせて、今ほどお話しございました県からも文書がまいりまして、それも各学校に伝えております。  日ごろから各学校におきましては「いのちの教育」というものを中心として、自他の命の大切さについて指導するとともに、お互いの人権を尊重し合う心の育成に努める、それから児童・生徒に対する目配り、気配り、声かけなどきめ細かな指導を徹底すると、それから面談や家庭訪問、電話連絡等を行い、児童・生徒の状況把握に努めるとともに、保護者との連携を図ること。あるいは必要に応じて、臨床心理士等の専門家や医療機関等との連携を図り、問題を抱える児童・生徒の指導にあたることなどという視点で、きめ細やかな指導に努めておるところでございます。  各学校には、スクールカウンセラーとか、あるいはソーシャルスクールワーカー等もおりますので、これらの方々と連携をしながら、今後ともこの命の大切さ、相手への思いやり、それから人権の尊重等につきまして、教育委員会としても学校現場と一体となって、児童・生徒一人ひとりに愛情を注ぎ、一丸となって対応にあたるように学校並びに保護者等へも呼びかけてまいりたいと、このように考えております。  以上でございます。 ○議長(開田晃江君) 森結君。 ○14番(森 結君) まさに教育長がおっしゃったとおり、滑川市においてでも日ごろからこういうことのないようにというふうに努力されておられるということは、当然承知をしており、今後とも続けていただきたいなというふうに思っております。  しかしながら、事故は事故であります。いくら児童・生徒に説いておってでも、どういうことでどうなるかわからんから、こういう事故が起きるんでありまして、やはりこのことについては、本人はどういう心境になるのか、私、経験ありませんから、わかりませんけれども、やはり親とか地域とか学校等々が一丸となって、絶対に防がなきゃならんという思いはしております。  ただ、全国的なこういうニュースがあったときにいつも残念に思うのは、学校側の答弁として「いじめは認識していなかった」と、こういうような発言もたまにはあるわけなんですね。がくっとくるがですよ。子どもが死ぬということは、これは学校において絶対に責任を持って対応せんならんことながで、「知らなかった」「そういうつもりはなかった」、これだけは絶対にやめてほしい。  最後の新聞報道に―最後と言っちゃおかしいけれども、読売新聞には、子が亡くなった親御さんからの手記が出ておりました。大変長文にわたって書いてありますが、これでも抜粋だそうでございます。親御さんのこの気持ちをおもんぱかって―新たないじめが出てきたと、こういうようなことも憂慮されてこういう手記を出されたということは、本当にありがたい話だろうと思います。  だからといって、これでほっとしてもらっちゃ困るんで、やはり今後とも児童・生徒一体となって、こういうことの起こらないようにひとつお願いをしたいという思いでございます。ありがとうございました。  次に、最後の質問に入ります。  各種選挙の投開票の時間短縮についてということで質問をいたします。  滑川市の人口レベルでいきますと、直近の選挙、4月10日の県会議員選挙でありますが、有権者が2万7,358人、投票率が62.87%ということでございます。  私は常々、この投票日の時間が8時までというのは長くないかと、遅くないかと、こういう思いをしておりました。管理委員会からもいろいろと資料をもらいましたが、確かに午前7時から8時までという間を設けますと、だらだらだらだらと時間いっぱいに来ておられます。ここでも言いますが、仮に7時に締め切ったから私は行けなんだということにはつながらないような人数じゃないかなと思っております。  私ら若いころは、たしか6時で締め切っておったと思うんですね。会社の配慮もいただきまして、ちょっこり終業時間を早めてもらって、「それっ、汽車に乗って間に合うように行け」と、こう言われて投票に行った記憶もございます。  何も6時で締め切れとは申しませんが、この時間短縮することによっての人件費も私は相当節減になるというふうに思っておりますので、具体的に質問に入ります。  1番目は、期日前投票を現在午前8時半からやっておるわけでありますが、これを午前9時、締め切りを、午後8時を7時、2つ目には、投票日の投票締め切りを午後7時に、それから開票時刻を、午後9時を8時にと、この3点について当局の考え方をお伺いします。 ○議長(開田晃江君) 嶋川選挙管理委員会書記。 ○選挙管理委員会書記(嶋川 渡君) それでは、ただいまのご質問に対する答弁をさせていただきたいと思います。  期日前投票の投票時間につきましては、公職選挙法という法律がありまして、その中の第40条第1項でありますとか、第48条等につきまして、午前8時半から午後8時までというふうに定められております。  これにつきましては、例外規定というのがございませんので、現行法上では、その市の選挙管理委員会で時間を調整するということはできないというふうに考えております。  また、投票日の締め切り時間なんですが、これにつきましても、通常の当日投票につきましては午前7時から午後8時までというようなことで決まっておりまして、これも法律に基づきまして、公職選挙法なんですが、決められております。  ただ、当日投票につきましては、例外規定がございまして「特別の事情があれば、4時間以内であれば投票所を早く閉めてもいい」というようなことが規定してあります。  市内におきましては、東加積第2投票区、蓑輪地区でありますけれども、そこは通常8時の閉鎖ですが、4時間早めて4時の閉鎖という形で対応しているところであります。  以上であります。 ○14番(森 結君) 追加は。 ○選挙管理委員会書記(嶋川 渡君) すみません。  それと、開票時刻につきまして答弁させていただきたいと思います。  開票時刻につきましては、法律で定めは決まっておりません。  ただ、投票所の閉鎖時間が決まっておりますので、それに伴って当然時間は決まってくるわけでありまして、滑川市の場合ですと、投票所閉鎖から1時間後の午後9時からということにしております。それは投票所から投票箱の送致ですとか、投票録の記入ですとか、そういったことを考えて、選挙管理委員会のほうで決めて9時からという形で対応しているところであります。  以上であります。 ○議長(開田晃江君) 森結君。 ○14番(森 結君) 選挙のやり方、開票のやり方については、この40条に書いてあるのは承知しており、事実であります。しかし、前段の言われ方をすると、法で決まっておるから、まかりならんという印象を皆さんにまず与えた。それから、特別の場合があるということで、やわやわと言われたけれども、私が言いたいのは、この4時間の範疇で市が裁量できると。また、県とか国の選挙については、当然県の選挙管理委員会に届ければ可能であると。私はこういうふうに解釈をしておるがですね。ですから、何も2時間、3時間、4時間縮めれという思いはないんですよ。1時間縮めることによってでも、人件費は1時間分かなり助かるがです。
     それと、例えば開票の日なんか、今嶋川さん言われたけれども、9時から開票して、最終発表というのは10時半ぐらいですか。私はほかの全国的な市の事例も聞いておりますよ。コンクールみたいにやっておるがですね。いかに開票時間を縮めたかということで、私ら20分ほどで終わったとか、30分で終わったとか、こういう例もあります。  私らはやっぱり選挙を受けたという立場から申し上げますと、この1時間縮めることによって、開票も8時からやることによって、すごく時間が縮められて非常に助かるわけなんですね。大きい選挙になると、大阪の選挙なんて開票もへったくれもない。8時に締め切りました、当選確実と。これもいかがなもんかと思いますけれども、しかしやはりもうちょっと、1時間縮めていただいて、皆さん方がまだ―これ日曜日の晩ですからね、開票日は。そういうことを含めて人件費のことも考えると、この適用外、4時間以内にできるというのをぜひ活用していただきたいなと思いますが、どうですか、嶋川さんではこの域には達せないと思いますが、市長、どうですか、突然振って申しわけないんだけれども。 ○議長(開田晃江君) 上田市長。 ○市長(上田昌孝君) 森議員の質問は質問といたしまして、少しまた、なれない部分があります。検討させていただきたいと思います。 ○議長(開田晃江君) 森結君。 ○14番(森 結君) 検討するということは、やらないという言葉がよくはやったわけでありますが、ぜひ検討していただきたい。市民の方々にも私は喜ばれるなと思いますよ、この1時間縮めることによってね。  それで、最後の質問になるわけでありますが、よく言われるのは、期日前投票に行ってきたんだけれども、この手続が非常に面倒だという声をたびたび聞くわけであります。期日前投票のこの宣誓書ですか、これによりますと、何でここへ来たのかという理由を書けと、こういう書類になっておるわけでありますが、私は期日前投票のこの宣誓書をもっと簡素化して、場合によっては廃止してもいいんじゃないかと。昔の不在者投票ということであれば、いろいろその条件を満たす人でないとできなかったわけでありますが、この事由というところを書け、「何で来なかったか」。「その他」に書くと思うがやちゃね。「その他」に何を書くがかと、多分書かんと思いますよ。  次の場合は、「その他」に書いた場合は具体的に書きなさいと、こう言ったら、まず書いていないと思う。全く意味を果たしておらんがですね。ほって、こういうでかい紙に記述するが。私らトイレに行ったら「森さん、森さん、投票していかれ」と、この程度の期日前投票でしょ。  昔みたいに、売薬に行かんなんからとか、それから病院に入院していたからとか、そんな理由というのはまずないだろうと思うし、ここにいろいろ書かれても、果たしてそういうことを分析されておりますか。何かの機会にこういうことを、不在者投票ちゃ、こういう理由でしていかれたという、そういう分析はありましたか。私は、個人としては聞いたことがない。それと、この期日前投票をするばっかりに、こういうでっかい紙を使うて、まだ封筒に入れるがですよ。ね、違いますか。違ったら言ってくださいよ―違うがか。  私にすれば、入場券さえあれば、それを持っていって簡単にやらせるというのが期日前投票の本来の姿でないかと思うがです。こんなでかい紙、私は要らないと思いますよ。どうですか。 ○議長(開田晃江君) 嶋川選挙管理委員会書記。 ○選挙管理委員会書記(嶋川 渡君) 今ほどのご質問に対して答弁させていただきたいと思います。  今言われました宣誓書につきましては、以前から見れば非常にやっぱり簡略化されたというふうに思っておりまして、以前は不在者投票の場合は封筒に入れたりしておりましたけれども、今現在は宣誓書―大きな紙ではありますが、氏名、住所、生年月日、当日どうしてできないのか理由を丸で囲むというような形で対応させていただいております。  ただ、窓口では、何で生年月日を書かないといけないのかというような選挙委員の方もいらっしゃいますが、あくまで本人確認ということもありますので、全国の市の選挙管理委員会からもっと簡素化できないかという要望が実はたくさん出ておりますが、国のほうの答弁とすれば、やはりそれはあくまで当日投票できない人が何かの理由があって期日前投票できるということで、いつでも投票できるわけじゃないよというようなことで、あくまで原則は当日投票できない方の例外として認めているというような対応でありますので、滑川市の選挙管理委員会としてもそのような形で対応させていただいているところであります。  以上です。 ○議長(開田晃江君) 森結君。 ○14番(森 結君) また、口の悪い言い方をしますが、役人としては当然の答弁だろうと思いますが、やっぱり市民の方にいかに利便性、便利をサービスを図るかというのも役所の仕事なんですよ。決められたとおりだから、決められたとおりだからと言うたって、私はそれはあくまでも役所言葉であって、役所の仕事だなと、こういう思いをせざるを得ないんですよ。  やっぱり住民の皆さんが投票に対してはどう一人でも多く来てもらえるか。都合が悪いから期日前投票といったら、うそのこっぺで、たまたま通りかかったからやろうとか、誘われたから行ったというのが大半なんですよ。私はそう言いたいんです。  これで終わります。ありがとうございました。 ○議長(開田晃江君) 4番岩城晶巳君。 ○4番(岩城晶巳君) では、通告してあります質問、大きいやつを2つですけれども、まずは養鶏場の建設問題についてということで、これは去年の9月議会より議員の皆さんいろいろと反対の立場で質問が多くなされております。早いものでもう1年もたち、23年の12月議会ということになっております。  市長の今回の12月議会の提案理由説明という中ででも、この1年間の状況といいましょうか、説明もありました。農地転用に係る県の農業会議の答申には「水道水源の汚染の可能性、臭気の発生、鳥インフルエンザの発生の可能性について懸念の払拭に努められたい」と異例の文言が盛り込まれておるということですね。  県の許可証にも、これらの文言の意見とともに「家畜伝染病予防法や県公害防止条例等の関係法令を遵守し、適切に対応されたい」との添え書きが記載されておるということで、非常に異例の文言が記載されておるというようなことでございます。  残念ながら、県の農業会議は一応オーケーという返事がこの6月の末ですか、そういうことでなされておりますが、それ以降、正直言いまして、業者の動きがなかなかつかめないというのが一つの状況になっておるのではないかなというような感じです。  その中で一つ、何よりもこの10月より改正家畜防疫体制の強化ということで、建設予定地の養鶏場の規模では、感染した鶏を埋める処分時の備えとして、隣接地等に3,500平米もの用地を確保しなければならないということがこの10月から施行されたということで、何かこれがネックになっておるのかなという気もするわけでございますが、その中で3,500平米ということで、70メーターの50メーターということになりますけれども、ちょっと漠然として大きさがわからないわけですけれども、ちょっと調べてもらいましたら、小学校のプールが大体25メーターの13メーターであると。そういうことからいえば、25の13倍、325平米かな。ということになれば、小学校のプールが11か12個分の広さが要るということで、非常に広い土地が必要になってくるというふうなことでございます。  これは隣接地等ということになれば、あまり離れたところにそういう土地を取得してもだめだというように私は思いますが、これから最初の問いになりますけれども、農地転用が農業会議の条件つきで許可されておると。それだけで次は何か建築確認という申請もあるというようなことでございますけれども、これはどうしてもこの隣接地に3,500平米の土地を用意しなければ建設ができないということなんですね。これをお願いいたします。 ○議長(開田晃江君) 小幡産業民生部長。 ○産業民生部長(小幡卓雄君) お答えします。  家畜伝染病予防法の例の埋却に必要な土地の確保につきましては、建設着工の条件ではありません。創業するときまでに確保しておけばよいということでございます。 ○議長(開田晃江君) 岩城晶巳君。 ○4番(岩城晶巳君) 今の言葉でいけば、建てても、埋却地がその中で用意できればいいという判断といいますか、建設した中で、創業までの間に埋却地を用意すればいいということですか。 ○議長(開田晃江君) 小幡産業民生部長。 ○産業民生部長(小幡卓雄君) そのとおりでございます。 ○議長(開田晃江君) 岩城晶巳君。 ○4番(岩城晶巳君) ということになれば、建てた、そして埋却地が用意できなかったということになれば、今度は創業ができないということですか。 ○議長(開田晃江君) 小幡産業民生部長。 ○産業民生部長(小幡卓雄君) 法律によりまして、用意していなかったら、県知事が勧告または命令をするという対象になっておるということでございます。 ○議長(開田晃江君) 岩城晶巳君。 ○4番(岩城晶巳君) 要は創業するなという命令ができるということですね。ということは、命令を無視したらどういうことになりますか。 ○議長(開田晃江君) 小幡産業民生部長。 ○産業民生部長(小幡卓雄君) 命令無視は法律違反であります。 ○議長(開田晃江君) 岩城晶巳君。 ○4番(岩城晶巳君) ということは、これはどうしても埋める土地が必要であるということですね。  この「隣接地等」という言葉は、これは本当の隣ということを意味するのか、ある程度の距離が離れておってもいいということなんですか。 ○議長(開田晃江君) 小幡産業民生部長。 ○産業民生部長(小幡卓雄君) 「等」ということは、埋却するのに合理的な距離内であればということでございます。 ○議長(開田晃江君) 岩城晶巳君。 ○4番(岩城晶巳君) 何やら難しい言葉という感じですが、極端なことを言うたら、鹿熊地区につくったと、それを黒部のほうに埋却するということは、これは常識的にはだめだということやね。 ○議長(開田晃江君) 小幡産業民生部長。 ○産業民生部長(小幡卓雄君) 多分そうだと思います。 ○議長(開田晃江君) 岩城晶巳君。 ○4番(岩城晶巳君) 可能性として、なかなかこの埋却地が見つからないのではないかなということで私らは見ておるわけなんですけれども、この夏からなかなか動きがわからないもんですから、かというて「私らのところに説明に来てください」と言ってでも、「そういう反対の看板の立っておる市には行きたくない」という返事が返ってきたということを聞いておりますので、これはえらい強気だなという思いで見ております。  しかしながら、市当局も反対、市長も一生懸命反対運動をしておられるということ。そして、我々議員も反対しておるということで、これからこの問題についてはまだまだ一波乱も二波乱もあるんではないかなというようなことで、我々も一生懸命反対をしていきたいと思っております。  その中で、水の問題もあるわけなんですけれども、それとともににおい、これが何か異常にいろいろとあるのではないかという思いで見ております。会派で8月18日に茨城県の石岡市の養鶏場、これは120万羽の養鶏場だったんですけれども、そのときの印象でありますが、雨であったんですけれども、駅から10分程度の距離のところでしたんで、十数分ですか、タクシー代が2,000円ちょっとですから10分程度だと思います。車からおりた瞬間にやっぱり独特な鶏のにおいというか、けもののにおいですね。そういうにおいが鼻についてきました。  鳥インフルエンザ予防の対策のために、敷地13ヘクタールですか、年間170トンの石灰をまいておるということでございます。それは雨水として流れ、調整池にためられると。一応沈殿して、上澄みはそのまま霞ヶ浦の水系に放水されるということで、農業用水として使われておるということで、雨水については、浄化槽処理という法的な規制がないということを言っておられました。鶏舎を洗浄した際に出る排水は、高濃度の窒素が含まれておりますよということも言っておいででございました。  そしてまた、鶏舎管理ではハエ、害虫の対策、羽、ほこりに対する処理、そういうものも出てきますということで、それは本当に街のほうの近くなんで、その業者はそういう処理はしっかりとやっておいでと私は見ております。120万羽ということで、排出される鶏ふんは1日120トンということでございます。そういうことからいえば、魚津で建設予定の48万羽ということになれば48トン、一日50トン近くの鶏ふんが出るということでございます。  それと、飲み水はどれだけかということになりますが、48万羽であれば大体100トンから150トン必要であろうということは言っておいでです。そしてまた、食べ物、飼料に関しても、それだけ出すわけですから、鶏ふんが出るわけですから、それだけ分の飼料、えさが必要であるということで、非常に水を使う、そしてまた鶏ふんが出るということで、これは大変だなという思いで聞いておりました。この50トンといいましたら、10トントラック5台。10トントラックといったら、本当に大きいトラックだと思いますよ。それが5台ということになれば、これは毎日大変なことだなという思いで聞いておりました。  その中で、鶏ふんの処理ということで、そちらは最初事業を始めたときには発酵処理ということで処理をしておったということなんですね。そうしたら、4キロ離れた最寄り駅まで臭かったと。駅をおりたら、もう4キロまで臭かったということになります。今はそういう苦情も聞きまして、1台10億円ぐらいの流動床式燃焼装置ですか、これをして高温燃焼させて、においの苦情は少なくなったということを聞いております。  それでいけば、今回鹿熊に建設予定の鶏舎は、この鶏ふんの処理はどういう処理方法でやられるわけですか。 ○議長(開田晃江君) 小幡産業民生部長。 ○産業民生部長(小幡卓雄君) 現在聞いている建設計画では、コンポストによる発酵処理というふうに聞いております。 ○議長(開田晃江君) 岩城晶巳君。 ○4番(岩城晶巳君) ということになれば、においが相当きついなという思いで私は見ております。4キロということで、滑川市内中がにおうんじゃないかなというふうな感じもしますね。どちらかというたら、それも風の出口みたいような谷のほうから吹いてくるわけですから、滑川市内中がそのにおいに何かもう圧倒されるのではないかなという思いでおります。これはやっぱりそちらの業者が言うておる流動床式燃焼装置ですか、焼いて処理するという、そういう方法でやってもらわなければならないのではないかなという思いでおります。これによると、全然においが違うと。1台10億円とはいいながら、何かそれを2台用意されて、国の補助が半額近くあるというようなことも聞いております。なかなか採算は合わんがでということで頭をかいておられましたが、かといいながら、地元の方と仲よくやっていきたいということで、こういう装置を用意いたしましたということを言っておいででございます。  そういうことも含めて、私は水もさることながら、においが大変だという思いでおります。特に私のところ、早月は隣り合わせというような形になると思いますので、もう川の風とともにすっと落ちてくるのではないかなという思いで心配をいたしております。  そういうことも含めて、そこらあたりの鶏ふんの処理の方法、建設の状態がどうなるかわかりませんけれども、そういうようなこともちょっとまた当局より業者のほうに言ってもらわなければ、これは大変なことになるなという思いでいます。とはいいながら、まだ建設の状況はわかりませんけれども、私は水もさることながら、においが大変なことになるという思いでおります。今聞かれました発酵処理であれば、なおさらのことではないかなという思いでおります。  8月に行ったその茨城県のところ、やっぱり発酵式のときに、タクシーの運転手さんに聞きましたけれども、何せ駅へおりたら、お客さんが「においしますね」と言われたということでございます。これは何のにおいですかということで、いろいろと地元の方々もそのにおいに関してはもう大反対、大運動を起こしたというようなことを聞いております。それで業者が方式を変えたということであります。  そういう中で、3番目と4番目、まとめてちょっと聞かせていただきたいと思います。何か今なかなか業者との連絡がとれないということを聞いております。何かいろいろとそういうふうな、業者から市への相談ということもあったのか、現状を踏まえてこれからの見通しということをちょっとお話し願えればと思っております。 ○議長(開田晃江君) 小幡産業民生部長。 ○産業民生部長(小幡卓雄君) 業者からの相談でございますが、昨年の8月末に、これは農転の関係で、魚津市役所で富山県、魚津市、滑川市の職員が集まって、タカムラから説明を聞いております。それから、去年の9月14日には、市の環境衛生協議会主催で、市民会館でタカムラから説明を受けております。その後、11月16日に市役所で説明を受けております。ことしに入りまして、6月の上旬に上大浦と意見交換会をした後、6月22日に再度タカムラから説明を受けております。それ以降、タカムラとの接触はございません。  今後の見通しでございますが、埋却に必要な土地につきましては、着工とは関係ないんですが、ただリスクの関係上、一般的には見込みが立ってから建設するのが普通だと思います。  それから、排水、におい等につきましても、県や魚津市と連携して計画が出次第、滑川市も関与できるように今情報提供をお願いしております。  それで、市も埋却に必要な土地はなかなか困難ではというふうに見ておりまして、これの状況によってどうなるかということを注意深く見守っておる状況でございます。 ○議長(開田晃江君) 岩城晶巳君。 ○4番(岩城晶巳君) どうも。反対ということで、市長も去年より一生懸命反対の運動の先頭に立っておいででございます。この問題は今ちょっと膠着状態という面もなきにしもあらずと思います。それを踏まえて、これからの思いというものをお話しいただければと思います。よろしくお願いします。 ○議長(開田晃江君) 上田市長。 ○市長(上田昌孝君) 岩城議員のただいまの質問、ありがたく受けとめております。  いずれにしましても、鶏が放つ問題は水、におい、そしてインフルエンザであります。この3点は共通項でありまして、これをクリアしてもらうとともに、特に私は水の問題を強く言っているのは、早月川の水源、そして地下水、地下層汚染が恒久的に固定すると、マイナスの負荷が永遠に残る。そういうことを次の時代に持ち越させてはいけないと、そういうように思っています。  鳥インフルエンザにつきましては、さきの「市長と語る会」でも田中校下のある方から話がありました。「インフルエンザって、大変なんは知っていますか」という質問です。それで、おっしゃるには、鳥インフルエンザと豚インフルエンザ、それが人に近いインフルエンザになってくる、その危険のほうがよっぽど怖いと。きょうの岩城議員が言ったにおいと水の話がありましたけれども、インフルエンザについても、相当に危険だということを加えますと、これはまた大変なことになるわけでして、そんなに易くないよと。それこそインフルエンザじゃないですけれども、ウイルスというのは一回くしゃみすると、この部屋なんかはあっという間の空気伝染でありますので、そういう怖さがあるんだということをその方が専門的に勉強されていて、おっしゃっておられました。中島議員も聞いていただきましたね。  そういうことも含めて、私どもは本当にこの問題を軽々に絶対扱えないということで、議員の皆さん方にもお力をいただいておりますことを改めて感謝し、本議会での質問をもって市民の皆さんもケーブルテレビ等でもごらんになっていると思います。そういうことで市民の皆さんと一体になって、これは私たちの先々までの重要な問題でありますから、現在と将来、未来に向かっての大変な問題であります。力を合わせて、またご協力いただけたらと思います。よろしくお願いします。 ○議長(開田晃江君) 岩城晶巳君。 ○4番(岩城晶巳君) では、力強い言葉をいただきまして、一生懸命スクラム組んで頑張りましょう。  では、2番目の社会資本の整備についてということです。  それに入る前に、3番目でちょっと訂正したいところがあります。  東部小学校校門前の「歩道」と書いてありますが、これは「横断歩道」ということにちょっと訂正をよろしくお願いいたしたいと思っております。  実を言いますれば、先月の24日ですけれども、早月加積地区で歴代の自治会長さん、それと私、そして前田先輩ということで「早月を語る会」といいましょうか、「早月の夢を語ろうよ」という会を行わせていただきました。これからの早月加積をどうしようかなということで、歴代の自治会長さんのいろんな話を聞かせていただきました。  どちらかといえば、早月加積地区は、自治会長さんは1年、2年交代でありますんで、メンバーは10人近くになるわけでございます。それも平成に入ってからということに限定いたしまして、そういうことからいけば、私らと含めて10人程度が集まって、これからの早月ということを語らい、その中で一献酌み交わしながら、ゆっくりと早月の未来を語ったわけでございます。  その中で、いろいろと私も時たま質問する早月の左岸ということ、これはいつも開発してあそこに道路一本、海までできればという、そういう思い、それがそれこそ歩道、要は散歩する道路ぐらいでもいいねかという思い、そしてまた自転車ロードみたいな形で使えばいいねかということと、そういうことを合わせて、あそこにいろいろな施設をつくるというのは、今からそういうことを言うておっても難しい話ですけれども、要は道路一本、海にまでできればという思いです。途中1.何キロはできておるわけですから、そこらあたり、どんなもんかねという話がありました。  そしてまた、海岸線の整備ということで、三ケ、吉浦、笠木、あこらあたりの整備がずっとなされていないという話、その中でも松林が枯れておったという話は、きのう前田先輩が言っておいででございました。  そういう中、そしてまた早月加積小学校の跡地ということで、あそこに「早月加積小学校の跡地」という何もそういうものが書いていないということで、こういうものは何か我々の手でそういう標示ができないものかということで、それを調べておられる人がおられまして、要は銘板でも張ればいいのか、そしてまた石碑みたいなものをつくればいいのかというようなことも話が出ておりました。  そしてまた、その中で、あそこにあります桜の木、枯れてきておるということで、これはもう戦前からの桜の木、大事な木であるということを皆さん方が話に出されて、これを枯れないように何とか保存できないものかというような話とか、いろいろな早月の未来を語っておいででございました。  しかし、その中でどうしても出てくるのは、社会資本の整備ということで、現状のいろいろな問題が出てきます。いろいろと出てきましたけれども、20項目以上があったと思っておりますが、きょうはその中から幾つかを当局のほうに問いただしたいと思っております。  1番目の市道宮窪大島線、今回の補正予算で9,000万ということで、これはこれで予定の四ツ屋の途中まで終わるということになると思います。これで一段落するのではないかなということで、この線については、約1.3キロですか、早月と浜加積地区が一緒になって整備せいということで、よう考えたら早月の地区から100メーターちょっとしかなかったということで、これからやるときに浜加積の応援をいただかねばならないと思っておりますけれども、それ以降の大島町内までの拡張整備はどういう思いでおられるのか、ちょっとお聞かせ願いたいと思っております。 ○議長(開田晃江君) 三浦建設課長。 ○建設課長(三浦 勇君) 市道宮窪大島線の四ツ屋から大島までの拡張整備はどうなるのかということであります。お答えさせていただきます。  歩道整備についての必要性は十分認識しているところでありますが、現状で1.5メーターの歩道を有していることや、交通量を調査し、市内全体での優先順位を勘案した結果、当分の間現状維持と考えております。 ○議長(開田晃江君) 岩城晶巳君。 ○4番(岩城晶巳君) 当分の間とは非常に難しい返答でございましたけれども、じゃ当分の間というのは、さ、10年も20年も当分というような気もする。 ○議長(開田晃江君) 三浦建設課長。 ○建設課長(三浦 勇君) 道路改良に係る地元要望が今非常に多く出てきております。それらのある程度の消化を考えております。それが当分の間と考えていただきたいと思います。 ○議長(開田晃江君) 岩城晶巳君。
    ○4番(岩城晶巳君) これ以上言ってもなかなか、同じ答えだと思いますんで、これからもまたこの件については、なるべく早くなるようにこれから要望していきたいと思っております。  次の2番目、新国道がありますね。大掛交差点から新8号線の道路の雨水の排水を早月川へ落とすという工事が、これは3年ほど前から行われておんがやちゃね。ところが、最後のもう10メーター、歩道、全くそのまんまになっておるということで、まだそれが供用開始できていないという形だと思っております。  そんなもんだから、カーバイト前の側溝の水は以前と一緒ということで、要は新8号線の雨水がみんなそちらのほうに流れておるということで、これを多分不二越工場さんの排水に入れるというがを聞いておったわけなんですけれども、これは全く話は進展できておらんのか、それともお金がなくなったのか、政権もかわる前の話とかわった後なもんだからか、どうなっとるがかなと地元の方々から聞いております。これをそこへ雨水を流すことによって、下へ流れる雨水の量が全然違ってくるわけなんですね。これは、そんなもんも、それこそ側溝のあふれるというがを皆さん方はよく聞かれると思いますけれども、あのカーバイトの前のね。それがあるものだから、早くそれをつけて、要は工事して完了してもらいたいという思いでおりますので、そこらあたりは一体全体どうなっておるのかということをちょっと問いたいと思います。 ○議長(開田晃江君) 三浦建設課長。 ○建設課長(三浦 勇君) 新国道8号線の大掛交差点から早月川方面における道路の雨水排水については、昨年度までにほぼ水路整備が終わっているものの、ご指摘の既存排水路の取り付け部分である約10メーターが未整備のままであります。  この既存排水路は、隣接企業の専用排水路であることから、河川国道事務所、市を交えて協議を続けているところであり、河川国道事務所では、今後も協議を重ね、年度内に覚書を取り交わし、排水工事を進めたいとのことであります。  以上です。 ○議長(開田晃江君) 岩城晶巳君。 ○4番(岩城晶巳君) ということは、その排水のところの会社には了解も得ずにつくってしもとったということになるわけですね、それは。 ○議長(開田晃江君) 三浦建設課長。 ○建設課長(三浦 勇君) 実は詳しく申し上げますと、不二越がカーバイトから賃貸借でその水路を借りておるわけなんです。そういう関係の、どういいましょうか、話し合いがうまくいっていないということでご理解願いたいと思います。 ○議長(開田晃江君) 岩城晶巳君。 ○4番(岩城晶巳君) 車を買ったれど、免許証を持たんと買うたような感じで、非常に最後の詰めが甘いという感じがいたしますね。何か今聞けば、ちょっと話が、何か覚書をしたいということを聞きましたので、それはどうしても、あこまでの整備を行っておるがやから、やってもらわんにゃ、これはそれこそ税金のむだ遣いと言われても仕方ないと思いますよ。よろしく、ちょっとそれだけもう一遍。 ○議長(開田晃江君) 三浦建設課長。 ○建設課長(三浦 勇君) 市交えて今後も力強く要望してまいりたいと思っております。 ○議長(開田晃江君) 岩城晶巳君。 ○4番(岩城晶巳君) せっかくあこまでできておるんですから、ひとつ、どうなろうと開通してもらいたいと思います。それはどちらかといえば、下のほうの排水の問題と絡んできますんで、それはどうしてもやってもらわねばならないです。よろしくお願いします。  では、3番目、東部小学校校門前の横断歩道ということで、去年も一遍ちょっと質問したわけなんですけれども、校門というよりも正門ですね。正門の前、あそこは一応横断歩道があったわけなんですが、近くに交差点に信号ができたということで、条件としてそこを消さんにゃだめやという非常にお役所的な考え方で、あそこの校門の入り口の横断歩道を消してしまったわけですね。そのかわり、50メーター山手のほうの体育館に入るところに横断歩道をつくったわけなんですけれども、実際問題として、それはわき道から入っていくような感じで、小学生の子どもが入学式や卒業式のときに正門から出入りしない、一日の登校下校を正門から入らないという非常に変わった状態になっておるわけですけれども、これはあそこにでも信号でもつくって、それこそ今できた信号機と連動式にでもして、やっぱり正門から登下校せんにゃ、ちょっと不思議な学校だなという思いで見ておるわけなんですけれども、そこらあたり、どうお思いでしょうか。 ○議長(開田晃江君) 三浦建設課長。 ○建設課長(三浦 勇君) お答えします。  東部小学校に隣接する市道交差点の信号機は、住民要望で平成21年11月に設置されたものであります。  県の公安委員会では、この交差点から40メーター山側の東部小学校校門前の横断歩道と近いため交通事故を誘発するおそれが高いと判断し、校門前の横断歩道を廃止したものであります。その後、住民要望により体育館山側に横断歩道が設置されました。  市道宮窪大島線の完了も近いことから、滑川警察署及び公安委員会へ交差点信号と連動する信号機を校門前に設置できないか、要望してまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(開田晃江君) 岩城晶巳君。 ○4番(岩城晶巳君) 今言われましたように、やっぱり正門から出入りできるような形にしていただきたいと思います。いろいろと考えればどういう方法でもあるのではないかなということで、やっぱり連動なら連動ということで要望していきたいという思いで今課長言われましたんで、ひとつそういう方向でよろしくお願いいたしたいと思います。  それと、次の4番目、東部小交差点から、今できた信号機のところから旧8号線に向けての道路整備ということで、これは途中に住宅団地があるわけなんですが、途中から急に狭くなっておるわけですね。  話の中では、要はあそこの土地所有者の方々も、いつ売ってもいいがで、あこを早く広うしてもらえんかという要望を地元からよく聞くわけでございます。これもそれこそ旧8号線の四ツ屋の信号があるもんで、続いてすぐそういう、あそこに信号をつくらねば交通事故を併発するということで、できればあそこは車は通ってもらいたくないという形で、あそこを広くしないんだという返事は何回も聞いております。そして、住宅もあるわけですから、やっぱり市の除雪が入らないということで、その住宅の方々は旧8号線に出るまで、それこそ自分らで一生懸命手作業で雪かきをしながら出て、要は8号線に出ておるということでございます。そういうことも考えれば、あそこの拡張は、多分当局も聞いておられると思います。どういう思いでおいででしょうか。 ○議長(開田晃江君) 三浦建設課長。 ○建設課長(三浦 勇君) 当該道路は、県道富山滑川線、旧の8号になるわけですけれども、その曲線部の内側に接続すると非常に危険な丁字交差点になることから、公安委員会では、市道認定及び交差点改良について難色を示した経緯があります。これらのことから、100メーター先にあります魚津側の信号機交差点を利用していただきたいと考えております。  以上です。 ○議長(開田晃江君) 岩城晶巳君。 ○4番(岩城晶巳君) そういう答弁は以前も何回も聞いておりました。そいがなら、そこにそれこそもう一遍信号機をつくればいいがないがかという四ツ屋の信号機と連動したやつをという思いで、要はそこを広くするにはどうすればいいかという考え方に立っていただければと思います。要はこうだからだめだということでなくして、これからもこの件に関しては、またおいおい要望していきたいと思います。  最後の、これははじめて出します市道大掛町内1号線の道路整備についてということで、これは栗山のほうからおりてきて、斜めに日本カーバイトのほうへ行く大掛町内の道路ですけれども、これの20メーターほどの整備は十何年前に多分一たん行われたと思っておるんですけれどもね。それも上のほうを整備して、下のほうが整備されていないもんだから、整備されたところは非常に、どういったらいいか、幅が広い感じの側溝になっておると。それで肝心の下のほうへ行きゃ狭なっておるということで、どうも、普通は下からするのが本当じゃないのかなという思いで聞いておったんですが、それの整備が何か十何年間放ったらかしになっておるということを聞いております。この件に関してはどうでしょうか。 ○議長(開田晃江君) 三浦建設課長。 ○建設課長(三浦 勇君) 当該路線については、道路改良として前に入ったと聞いておりますが、用地買収等で反対に遭ったと聞いております。ですが、今現在そういうことも言っておられませんので、当該路線としては断面が屈曲しておりますし、不均等の断面になっておりますから、24年度において実施していきたいと考えております。 ○議長(開田晃江君) 岩城晶巳君。 ○4番(岩城晶巳君) その言葉を信じて、ひとつよろしくお願いいたしたいと思います。  後ろにおられる町内会長さんが喜んでおられるがなかろうかなという思いでおります。  そういうことで、私の質問をこれで終わります。 ○議長(開田晃江君) 暫時休憩します。  午後1時再開いたします。                 午前11時37分休憩          ──────────────────────                 午後1時00分再開 ○議長(開田晃江君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  12番砂原孝君。 ○12番(砂原 孝君) それでは、通告してあります諸点について、まず質問をさせていただきたいと思います。  我が国の国民健康保険制度は医療サービスの公定価格、いわゆる診療報酬が治療の各種類、種別ごとに定められ、原則3割―高齢者の場合は1割でありますが、同一価格で全国どこでも均一な治療が受けられる。これは日本が世界に誇るべきすばらしい制度であると私は思っております。これはもとより日本は長きにわたる生活習慣あるいは伝統・文化、そうしたことから生まれた制度であると理解しております。  昨今、3.11の災害以来、世の中では「津波」ともう1つは「きずな」という言葉がはんらんをしておりますが、日本人はきずなという事柄については、今ほど申し上げた歴史の中で、それぞれの心の中にあると私は思います。あの災害の状況を、世界のメディアは、我が国あるいはそれぞれの国においてあのようなことがあったら、まさに暴動化するであろうと。にもかかわらず、寒い中整然と列をつくってそのような対応をされたということは、やはり日本人の心であり、まさにきずなそのものであるというふうなことを論ぜられておるというのは、新聞紙上等で見まして私も非常に同感をし、大変すばらしい国だというふうに思っております。  しかしながら、政府は、ご案内のように、唐突に何の議論もなく環太平洋連携協定、いわゆるTPP交渉に参加するということを表明されました。これは、富山県においては、殊さら農業のように思われますが、農業のみならず、国内外において、あらゆる方面にかなりの影響を及ぼすものと私は思っております。  そこで、議会も全員一致で反対の表明をしております。そうした中、今TPP交渉の中で混合診療が全面解禁される。この議論は、確率からいうと非常に高いというふうに言われております。このことは、今まで築き上げてきました国民皆保険制度が崩壊につながるものでないかというふうに私は思い、非常に危惧するとともに、この制度について堅持していかなければならない、このように考えているわけであります。  かかる状況の中で、滑川市の国民健康保険について質問をさせていただきます。  本年6月議会において、国民健康保険税11.2%引き上げをされました。そのときの当局の理由の中では、平成16年から今日まで引き上げをしていない。20年度には、一部税を引き下げて現在に来ておるんだということ。それから、近年、ご案内のように、非常な景気低迷による保険税の減収、そして雇用の悪化による非正規雇用あるいは団塊世代の退職者が多い中で、この国民健康保険の医療費が増加しておると。よって現行の制度では、平成24年度末に3億2,000万円の赤字が見込まれるので、これを何とかしたいということで、11.2%の引き上げに至ったということであります。  そこで、3億2,000万、すべて保険者に負担をするのは非常に高い負担になるので、23年度、24年度それぞれ一般会計から8,000万ずつ、1億6,000万を補てんし、保険者にはその半分の1億6,000万円を補てん、いわゆる頑張って出していただくと、こういうことで議会はこれを了承したわけであります。  ならば、24年度末、赤字がそれだけ見込まれますが、この手当てによって24年度末は赤字にならないで、プラス・マイナス・ゼロになるのかは定かでありませんが、そのように推移するものと思っておりますが、であれば25年、26年度の保険税はどういうふうになるのか、どのように見込みを立てておられるのか、まずお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(開田晃江君) 荒木市民課長。 ○市民課長(荒木 隆君) それではお答えいたします。  平成25、26年度の2カ年における収支予測につきましては、景気の低迷がこのまま引き続き続くものと思っております。そのため税収の伸びが期待できないというふうに思っているところです。団塊世代の退職により加入者が増加するなどして、医療費は今後増嵩していくというふうに考えております。  あくまでこれは概算ではありますが、平成25、26年度の2カ年におきまして、約3億8,000万円の赤字が見込まれるところであり、引き続き大変厳しい財政運営を強いられるものと見込んでおります。  以上でございます。 ○議長(開田晃江君) 砂原孝君。 ○12番(砂原 孝君) 今ほどの課長の説明では、23、24年度よりもさらに国民健康保険税が赤字になると、こういうことであります。11.2%上げましたが、このことが続くことによって、またそのようなことになるとすれば、当然一般会計からやはり繰り出して保険会計へ入れて、できるだけいわゆる国民保険者、市民の皆さんの負担を軽くしなきゃならない。こういうことが起きてくると思います。  そこで、2番目に入りますが、保険税を上げない方法を当局はやっぱり考えなきゃならん、このように思っております。仕方なし、増えるから上げますよという話じゃなしに、いかにそれを抑えるか、こういうことであります。病気にかかった人に医者に行くなというわけにはいきませんので、病気にかからない仕組みも含めてどうするのか。  そこで、例えてそこに書いておりますが、ジェネリック医薬品の普及、それから生活習慣病の早期発見等を課題として例に挙げておりますが、そうしたことも含めて、当局はこのことについてどういう方策があるのか、できればお示しいただきたいと思います。 ○議長(開田晃江君) 荒木市民課長。 ○市民課長(荒木 隆君) それではお答えいたします。  医療費の抑制についての今までの取り組み、今後の取り組み等につきまして説明いたします。  医療費の適正化を図るために、ジェネリック医薬品希望カードを9月中旬に保険証の更新時に国保加入全世帯に配布したところであります。また、生活習慣病の早期発見、早期治療対策といたしまして、特定健康診査項目に平成23年度から心電図、眼底検査を追加しており、平成24年度におきましては、医師会からの要望もありますクレアチニン検査、これは血液による腎機能検査であります。それと貧血検査の2項目の追加を現在検討しているところでございます。また、メタボ解消のために、運動実践教室等を開催し、生活習慣の改善に努めております。さらに、従来から実施しておりますがん検診、ミニドック健診についても受診率の向上に今後努めていきたいと考えております。  また、予防対策といたしまして、介護予防教室、健康づくり教室や、幼児から高齢者を対象にした食育教室を現在開催しているところであり、これらを通じまして、今後の医療費の抑制に努めていきたいというふうに思っています。  現在国におきましては、社会保障と税の一体改革が進められており、せんだっても中間報告が出されたところでございますが、国保運営につきましては、抜本的な改革がない限り、国保税の値上げは今後避けることはできないものというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(開田晃江君) 砂原孝君。 ○12番(砂原 孝君) 国保税の値上げは、よほどの改定がない限り避けられないという発言でございましたが、そこでいろいろの議論があると思いますが、特に私の申し上げたいのは、生活習慣病については非常に低年齢化しておると、このように言われております。例えば糖尿病を発症する予備軍、これが今や小学校にもその予備軍があるというふうに報道されております。  教育委員会、特に通告してありませんのでどうかと思いますが、教育委員会でそうした子どもたちの生活習慣病、とりわけ今いろんな、糖尿病あるいは腎疾患、そうした予備軍がどのような数字で我が滑川市の小中学校にあるのかということについては、通告してありませんので、もし今の私の質問に対して答弁できれば答弁していただきたいし、できないとすれば、後ほど何か資料をいただければと思いますが、どうですか。 ○議長(開田晃江君) 平井学務課長。 ○学務課長(平井利枝子君) 今ほどおっしゃったきちっとした数字については、特に今ちょっとお答えはできませんけれども、児童の健康診断ということで、全員に尿検査等を行っております。そして、中学2年生を対象に貧血検査を行っております。小学校1年、4年、そして中学1年生は、心臓病とか、要は心電図、心音図といった、そういった検査等を行い、それらの結果については、きちっとこちらのほうにも上がってきております。  今ほど生活習慣病に関してということがちょっと出たかと思います。新学習指導要領にも体育の授業、小学校の体育の学習、そして中学校の保健体育の学習というところには保健の分野ということで、いろいろ健康づくりについて子どもたちが勉強する場面がございます。新指導要領にも「生活習慣病」といったような言葉等も出てまいります。学校では、担任、そして専門職であります養護教諭、あるいは食育の専門職でございます栄養教諭、あるいは学校栄養職員等々と一緒にTTなどを組んで、授業で子どもたちに正しい生活リズムをつくるとか、早寝早起き、そういったリズムをつくろう、そして健康づくりに向けて頑張っていこうといったような学習はしております。  ちょっとご質問の回答にはなっていないかもしれませんけれども、以上です。 ○議長(開田晃江君) 砂原孝君。 ○12番(砂原 孝君) 通告はしておりませんでしたが、この国民健康保険、あるいは今お話にある慢性疾患、このことについてちょっとお尋ねいたしましたが、通告もなしに大変恐縮でありますが、実は今ほど課長がいろいろ対策を言われましたが、本市ではやはり当然そういうことについては頑張っていただいておると私はそれなりに理解をしておるわけでありますが、例えば食育について、このことについても関連してくると思いますし、もう1つは、私は報道の範囲内しか承知しておりませんが、尼崎市においてこのような事柄について非常に先進的といいますか、一人の、いわゆる担当が非常に熱意を持ってこのことについて取り組んでおられるという報道があったかと思います。  そこで、これはむしろ市長にお話をすればいいのかと思いますが、いわゆる健康センター、それぞれの法律に基づいて頑張っていただいておるわけでありますが、例えば6歳までは母子保健法によって一生懸命に健康センターで頑張っていただいておる。あと中学から大学生までは、学校保健安全法という範疇の中で、教育委員会がこれを所管し、そして指導もされておるというふうに思いますが、その後40歳から74歳の縛りの中で医療確保法というのがあって、その中でいろいろとその後のこうした指導等が行われておるわけでありますが、問題は年齢とともにこのように変わっていくシステムの中で、きちっとこういう情報が共有されているか、こういう思いが若干するわけであります。小学校でいろいろ注意されたけれども、いよいよ大学なり、あるいは一般社会人になったときに、そうしたいわゆる病歴が、どのようにスムーズに情報がお互いに共有されているかというのが非常に問題かと思います。  これはひとり滑川市だけの問題ではございませんが、こうして見ると、健康センターは法律に基づいてやっておられるすべてを健康センターでやっておられるんですね。医療確保法は40歳から74歳、労働安全衛生法は、これは企業が責任を持ってやられるわけですが、企業の漏れた方についてのケアをする。あるいは同じく、いわゆる後期高齢者の医療保険については、委託として市の健康センターにお任せされておりますが、当然大変な思いで頑張っていただいておると思いますし、それから予防接種につきましてでも同じであります。それから、健康増進法、これはがん等がありますが、この事柄すべては健康センターで3万4,000市民の事柄について頑張っておられるわけですね。  尼崎の例は、私は詳しくは知りませんが、一人の職員が非常に熱意を持ってかなり効果が上がっているというふうに聞いております。  そこで、現下の健康センターの職員の配置、数から見ますと、いささか人員配置が手薄でないかというふうに私は感じておるわけであります。それは非常に忙しく、今申し上げたいろんな事柄を少ない人員で頑張っていただいておる。でありますので、いわゆる慢性疾患については、尼崎の例が正しいとは言いません、滑川市に即当てはまるとは申しませんが、専門にきちっとそれを責任を持って、情熱を持ってやるような仕組みがどうしてでも必要であろうと。このことは健康保険の保険税を上げるその事柄についてある程度ブレーキをかけていただけるものというふうに思うわけでありますが、そこでこれは多少順序が絡むわけですので市長にお尋ねいたしますが、こうしたことを、先進事例を考えながら、それを専門に腰を据えてずっと頑張っていただいて改善をしていくよう、このことは先ほど課長が言うたように、さらに保険税が上がるということだとすれば大変大切なことであろうと思いますので、これは市長にお願いしたいと思います。 ○議長(開田晃江君) 上田市長。 ○市長(上田昌孝君) ただいまの砂原議員の質問にまず御礼申し上げたいと思います。  今私が考えているのは、市長就任以来ずっと申し上げているのは健康寿命の延伸でございます。いわゆる食育及び健康づくり、スポーツ・健康の森公園を含めてすべて健康寿命を延伸しようと、快適人生を長くたくさんつくろうと、これが政策の真ん中にあるところでありまして、実は今質問をいただきましたんでお礼を申し上げたというのは、来年度にはこの健康寿命延伸の宣言をしたいと、こういうふうに思っておりました。  そういうことでありまして、このことにつきましては、今スポーツ・健康の森、そして幼児から高齢者まで全部含めた健康づくりと同時に、ひとつそのことのために全庁を挙げて、全部の項目を少し点検して、網羅してこのことにかかっていきたいと思います。  もちろんおっしゃったように、「子どもの成人病、ふざけんなよ」ということは、「市長と語る会」の中でも、地域によってはそのことを申し上げてきておりますが、ひとつ折に触れて市民の皆さんと接する機会ごとにこのことを繰り返し、巻き返し言っておりますが、今度は総まとめで、ひとつ今ほどおっしゃっていただいた健康センターでそのことに専門にあたるスタッフも考えていきたいなと思っています。  ただ、食育のことに関しましては、ことしは特に新人が1人、子ども課に配属されておりますが、幼稚園・保育所の食育担当をしっかりと大学で学んできて、栄養教諭免許まで持った子が1人入っておりまして、滑川市の栄養教諭が今3人になっております。健康センターも、それも含めてトータルして、石原所長のほうで人員体制を今とって頑張っておるところでございます。  そんなことで答弁になりましたでしょうか。総合的にこれからしっかりこの体制を組んでいきたいというのは、来年度へ向けた私の希望でもあります。ありがとうございました。 ○議長(開田晃江君) 砂原孝君。 ○12番(砂原 孝君) 今市長の前向きな答弁をいただきましたが、恐らく原課からはそういう希望を上げておられてでも、経費節減、人件費節減、そういう「改革」という名のもとにかなり現場の声が抑え込まれているんじゃないかと。これはあくまで私の予想でありますが、やはりめり張りのある、そういう事柄についてでも、ぜひひとつお願いをいたしたいと思います。  このことについては、今申し上げたような事柄で国民健康保険を維持していくためには、国の制度でもありますが、滑川市の国保会計が赤字で毎年毎年一般会計から繰り入れてやっていくというのは、当然、市民生活、特に市民が要望するいろいろな事柄についてでも制約がかかってくることは間違いございませんので、ぜひともこのへんについては目配りをお願いいたしたいと思います。  それでは、2番目の市道の橋梁の長寿延命化について、3つここに質問として挙げておりますが、このことについて端的にお答えを願いたいと思います。  3.11以来、特に津波については非常に関心が全国的に高いと思います。我が市においてでもそうだと思います。津波の心配はもとよりでありますが、私は富山県のこうした地形からして、津波も寄り回り波も含めて大切ですが、その先に地震が来たら市道の橋がどうなのか、単純にそういう思いがするわけです。  であるだけに、そうした事柄について若干質問をさせていただきますが、まず市が管理する幅5メートル以上の橋梁は幾つあるのか、そしてそのうち補強しなきゃならない橋は幾つほどあるのか、これ、2つ一緒でよろしいですので、答弁を願いたいと思います。 ○議長(開田晃江君) 三浦建設課長。 ○建設課長(三浦 勇君) お答えします。
     滑川市が管理するスパン5メーター以上の橋梁は99橋であります。その中で補強を急ぐべき橋梁は何カ所あるのかというご質問でございます。  平成24年度より国の補助採択を受けて橋梁の長寿命化計画を策定することとしており、平成24年度は297橋ある2メーター以上の橋梁点検を実施し、状況を把握することとしております。  なお、15メーター以上の長大橋は16橋ありまして、早急に補強修繕が必要な橋梁は、巡視による目視では少ないものと考えております。  以上です。 ○議長(開田晃江君) 砂原孝君。 ○12番(砂原 孝君) 今課長の答弁では、平成24年度に国の補助をもらって点検をして、それからどう進めるかと、こういうことであろうと思いますが、私、感覚的に昔から古い橋がどことどこにあるというのは住民ですからわかっておるわけですが、当然補助をもらってやることは非常にありがたい話でありますが、できるだけ早くひとつ、点検が終わると同時に、いわゆる補強ができるようにお願いをしておきたいと思います。  それと、補強計画についても、今申された補助をもらって点検をして、そしてそれから3番目に挙げております、その補強計画に入っていくということだと思いますが、それで確認でありますが、そういうことでありますな。 ○議長(開田晃江君) 三浦建設課長。 ○建設課長(三浦 勇君) そのとおりであります。 ○議長(開田晃江君) 砂原孝君。 ○12番(砂原 孝君) 厳しい国の財政事情もあろうと思いますが、安全・安心は一番に考えなきゃならない事柄とすれば、やはり担当はそうでありましょうが、市長中心にこのことについてでも意を配していただきたいと、このように思います。  それでは次に、児童館の早期改築をということであります。このことについては、議会で何遍か質問をさせていただきました。  第4次総合計画では、平成27年度までに改築されておるというふうに計画にも載せられておりますが、現場を預かる人あるいは担当の皆さんは、現場を見られて十分理解されておると思うんですね。これからが大変なんですよ、この時期から春先まで。非常に玄関が狭い、天候のよいときには外で子どもたちが遊ぶということもできますが、これから春先までは、あの狭い児童館にたくさんの子どもたちがまいります。このことは、原課を預かる皆さんは十分に理解をされておると思います。  一応目安として27年度までに改築すると総合計画の中でうたわれておりますが、優先順位からすれば、そこまでなぜやらないのかというのが私の思いであります。現場は果たしてどの程度理解して27年度にしたのか、こういうことであります。  でありますので、これ以上、予算措置が必要なことについてここですぐ答弁をせよということは申し上げるつもりはありませんが、27年度で総合計画に上げておるから、約束どおり27年度まですればいいという、まさかそういう安易な考え方ではないと思いますが、このことについては、市長からしっかりと答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(開田晃江君) 上田市長。 ○市長(上田昌孝君) ただいまは児童館のことについて、いつも心には残圧が残っていて、早くやんなきゃいけないと、こう留めておるのは私1人ではないと思います。  いわゆる耐震化を早くせよという中にも、これも入ると私は思っています。実は私も何回かあこをのぞきますので、手狭であるし、今の児童館そのものが狭いと。小部屋等々を分けて活動いただいているんですが、内容も乏しいということで、子どもの育成については、子ども第一主義からすると、平成27年というのは放ってはおけない問題だと思っております。小学校等々の耐震化、それも含めて、この問題はしっかりと計画を立てて取りかかりたいと、このように思っております。 ○議長(開田晃江君) 砂原孝君。 ○12番(砂原 孝君) 今、市長、私の聞き取り方によっては、27年度にこだわることなく、前向きに半年でも1年でも早くやろうということかというふうに受けとめておきますが、当然、市長と語る会あるいはいろんなところで、特に児童会とかの代表の席でも十分耳にされておると思いますので、私はあえて釈迦に説法みたいな話はしませんが、要は市長は日ごろおっしゃっておる「子ども第一主義」、このことからしてでも、ぜひともこのことについてはひとつ真剣に前向きに取り組んでいただくように、これはお願いをしておきます。  次に、みのわテニス村の今後の対応について当局の考え方を問うわけでありますが、ご案内のように、みのわテニス場は、いわゆる下流部4面が使用されておりません。非常に陥没等がひどうございまして、使用するにはかなりの経費をかけて、きちっと修繕しなきゃならない、こういうことであります。  一方、テニス人口は減ってはおりませんが、みのわに行く方々が非常に少ないと私は見ておるんですね。それで先般、教育委員会のほうでテニスコートの利用数をちょっと参考に聞かせていただきました。  平成18年、5年前なんですが、2万1,868名が利用された。それで、その5年後の平成22年、約半分です。1万1,775人、こういうことであります。でありますので、あの4面を、こういう状況からして金をかける必要はないと私は思っておるんですね、これは私の考え方ですので。だとすれば、そのへんも含めて市はきちっと方針を定めて、ある程度将来に向けてどうするんだという方針をもうそろそろ決めていただきたいと思うわけであります。  あのグリーンハウスの利用についてでも、平成18年から見ますと約半分、半減しております。それで、管理費は、どこまでこの中に管理費としてカウントされておるかは詳しくは承知しておりませんが、年間約1,250万ほどが管理費として支出されておるわけですね。ですから、これはやはりもう決断するべきであろうと思います。  そこで、縮小して使われるテニスコートを使いながら、縮小する方法と同時に、将来―私は近い将来と申し上げたいんですが、はっきりしたことは言えませんが、早月のいわゆる左岸道路がきちっとされるとするならば、そのときに合わせて、将来展望も考えながら、当局はもう既にそういうことを検討され、決断される時期であろうというふうに私は思っております。  そこで、今ほどの利用数、申し上げた管理費等々をしんしゃくしながらどう決断をされるのか、ここで市当局の方針、考え方をちょっとお聞きしておきたいと思います。 ○議長(開田晃江君) 山下生涯学習・スポーツ課長。 ○生涯学習・スポーツ課長(山下貴章君) それでは、砂原議員さんの質問にお答えいたします。  みのわテニス村の今後の対応ということでございます。  今ほど議員さんのほうからもありましたけれども、このみのわテニス村の年間の利用状況は、現在のテニスコートの利用者を含めまして、グリーンハウスでは1万2,000人余り、そして温泉のファミリーハウスは約4万5,000人余りでございまして、オープン当初よりも減ってきております。それで最近は、21、22年とほぼ横ばい状態で推移しておるところでございます。  それで、テニスコート、バーベキュー広場、それからファミリーハウスとも、建築後20年以上を経過しておりまして、それぞれの各施設の老朽化も進んでいることから、財政状況を踏まえながら、今後施設の改修を進める必要があろうと考えております。  それで、テニスコート自体の利用者の増加につきましても、もっと効果的な利用方法を考える必要があるんじゃないかということも思っております。それから、センターコートにつきましても、今現在、陥没しておりまして、使用はできない状態でございますけれども、これにつきましても早急に改修をしたいと考えておるところでございます。  今後の施設全体の見直しにつきましては、この滑川市唯一の温泉施設として、またたくさんのテニスコートがある施設としまして、広域観光の一つの拠点としての整備をこれから東部山麓道路の開通に合わせまして整備していく必要があるんじゃないかなというふうに考えております。  以上です。 ○議長(開田晃江君) 上田市長。 ○市長(上田昌孝君) ちょっと補足をいたします。  ことしのプリンスカップ、先月ありましたが、一応最大の人が集まる大会ということでございます。陥没した2面についてはもう使いませんので、下のほうは、これは使いませんが、テニス協会並びに文スポ財団、そのあたりが見ておりますが、ほかの2コートもちょっと整備が弱い、整備ができないというような格好になってくるかと思いますので、テニス協会とすれば、全コート修理は必要ないということも言っておりますので、今の問題は具体的な話でございますが、しっかりとそこは確認のうえ、やる必要のないものはやめたいと思います。  と申しますのも、早月川のこの地盤、大きな10トン級の石の間に、時間がたちますと砂時計みたいに上の土が、砂がずーっと下へ沈んでいって、ぼかっと陥没するということでありまして、やったときの工事の内容はわかりませんが、下から順番に密に土を積んでおりませんので、そういうことになっております。  もう1つは、きのうの話にもありましたように、管理の面で、要するに滑川市の施設として管理者責任は当然ついて回るわけでして、けがのことも含めまして、これはぜひきちっとやっていかなきゃいけないと思っております。  ことしのプリンスカップは整備に入るのが遅れたために、本番の日には少し面が締まらないで、競技者からちょっと苦情も私直接いただいておりまして、管理面でも怠りなく頑張っていきたいと、喜ばれるコートにしたいと、そういうふうに思っています。山麓道路がつくことによって多くの利用者が増えることを期待しながら、今後に対応したいと思っています。  以上でございます。 ○議長(開田晃江君) 砂原孝君。 ○12番(砂原 孝君) 確かに大きなイベントであります、今言われた大会はそのようでありますが、聞くところ、その4面を使わなくても、大きい大会はあるコートで運用できるというふうにも聞いておりますし、今の答弁の中で、いわゆる下側の4面、私は、手をかける必要はないであろうということでありましたが、さらにそのほかが陥没して若干手を入れなきゃならんという意味でああいう答弁になったんですか。もう一度ちょっとそこを確認して。 ○議長(開田晃江君) 山下生涯学習・スポーツ課長。 ○生涯学習・スポーツ課長(山下貴章君) キャンプ場の一番下手側の4面は、全く使用不能でございますので、そこの修理をする必要はないかなと思っております。  ただ、ファミリーハウスの入り口の横にありますセンターコート、あそこは非常に利用しやすい施設ということで、あそこは少し陥没しておりますので、そこは修理して使用できるようにしたいと考えております。 ○議長(開田晃江君) 砂原孝君。 ○12番(砂原 孝君) それが陥没しておるというのは、私ちょっと認識不足でありましたので、それは当然修理すべきであろうと私は思います。  ただ、すべてでありますが、役所はなかなか、決断が遅い。これは、システム上そうなのかもしれません。民間感覚からいくと、いち早く方針を出してきちっとする。このことが先ほど言った管理費についてでも若干効果があるんじゃないかなと、こう思うわけでありますが、いずれにしましてでも、そうしたことについては、ひとつぜひとも、みのわばかりじゃございませんが、市が管理しているそのような施設については、往々にしてそういうことが言えるかもしれません。でありますので、これからはもう少し、民間感覚というと「いや、私どもは利益の団体でない」と、こういう話になりますが、財政が豊かであればそれも許されるかもしれませんが、そういうときでもございませんし、ご案内のように、今東北の復旧にかけては大変な思いで、政府も国民も、もちろん我々滑川市もそれについて協力をしながら頑張っていかなきゃならん。  さきの予算措置の中でも、下水道の事業については、事ほどさように減額されて事業が延びるという話までありますので、これはひとり滑川市の問題としてもそのように受けとめていただいて、効率ある運営をお願いし、私の質問といたします。ありがとうございました。 ○議長(開田晃江君) 13番野末利夫君。 ○13番(野末利夫君) それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。  この決算特別委員会の指摘事項については、毎回この問題が指摘をされております。これについて、幾つか抜粋をして質問をさせていただきたいと思います。この質問については、昨日の前田議員の代表質問の中でも質問がされておりますので、重複する分もあるかと思いますけれども、ひとつよろしくお願いをしたいと思います。  1つ目には、市営住宅の家賃滞納について、連帯保証人制度を効果的に活用され、時効による取り立て不能とならないよう、市税等徴収対策室を有効に活用すること。特に悪質な多額滞納者に対し、法的措置も含めて対応すべきと思うがということについて、当局の見解をまず求めたいと思います。 ○議長(開田晃江君) 東まちづくり課長。 ○まちづくり課長(東 朗君) それでは、ただいまの野末議員の質問にお答えさせていただきます。  市営住宅に係る使用料の滞納額につきましては、平成23年10月末時点で24名分、合わせて約600万円となっている状況でございます。  滞納者に対しましては、催告書や電話による催告、あるいは個別訪問により納付を促して、滞納額の減少に努めているところでございます。  また、入居者本人が面談に応じなかったときや、分納誓約が不履行の方に対しては、連帯保証人へ文書や訪問により納付をお願いしているところでございます。  ご質問の時効による取り立て不能とならないようにとのことでございますが、市営住宅に係る使用料につきましては、民法の169条ないし地方自治法の236条の規定により、時効5年と規定されているわけでございます。そのため、市営住宅の家賃滞納者に対しましては、分納誓約書を提出してもらうとともに、家賃の一部の弁済を受けることにより、時効を中断させて取り立て不能とならないように努めているところでございます。  また、特に悪質な多額滞納者に対しましては、訴訟により、回収のための強制執行及び明け渡しのための強制執行などの法的措置を視野に入れていきたいというふうに考えておりまして、実施にあたりましては、慎重に対応していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(開田晃江君) 野末利夫君。 ○13番(野末利夫君) 今ほど課長のほうからお話がありました。  実は20年、21年と今まで未納額が20万前後ですか、増えていたわけですけれども、今回22年度の決算書を見ますと、60万ぐらい減額しております。これは、市税のこの徴収対策室の対策が有効に機能したのかなという感じは持っておりますけれども、やっぱり優秀な職員の方、たくさんおいでになりますから、やればできるんだということで、これから自信を持ってひとつ収納に努めていただきたいと思うわけであります。  こういう中で、法的措置も講じてというふうにありましたけれども、今までそういった形で法的手段を、私はとったことはないというふうに理解しておりますが、そういうことはあるんですか、聞かせてください。 ○議長(開田晃江君) 東まちづくり課長。 ○まちづくり課長(東 朗君) おっしゃるとおり、今までそういう法的措置ということをやったことはございません。 ○議長(開田晃江君) 野末利夫君。 ○13番(野末利夫君) 多分そうだろうと思いましたけれども。  それともう1つは、連帯保証人に対して通告等をするということもございました。これによって収納率が上がったということが本当に現実にあるのかどうか、そこらあたりもひとつ聞かせて、せっかくやりながら、今までですよ、全く効果がなかったということで滞納額そのものが増えてきたということもあったんじゃないかと思いますんで、その点をちょっとお聞かせいただけますか。 ○議長(開田晃江君) 東まちづくり課長。 ○まちづくり課長(東 朗君) 今年度に入りまして、滞納者24名のうち7名の方の連帯保証人に対して、催告あるいは直接訪問しております。その結果といっては何なんですけれども、一応11月末までの間には、わずかでございますが、約60万円程度納付されております。 ○議長(開田晃江君) 野末利夫君。 ○13番(野末利夫君) 連帯保証人に知らせることによって回収できたということですから、私はこれはもっと以前に本来であればやるべきじゃなかったかなというふうに思っております。そういう面で、雇用促進住宅も市が買い取ったということで、今度は市が主体になってやることになります。そういう意味では、これから滞納等が発生しないように、ぜひここについても今回のような連帯保証人あるいは法的手段等も講じて未納にならないように、ひとつ注意をしていただきたいと思います。  それでは、2つ目の、民間の賃貸住宅や雇用促進住宅の利用者は駐車場の料金が徴収されておりますが、市営住宅の利用者は駐車場料金が徴収されていない。市民感情として不公平感があるということが特別委員会のほうから指摘をされております。  きのうの答弁の中では、駅前の市営住宅については高齢者の方が多いということから、徴収はしないという発言をされたと思います。それから、荒俣の住宅については、アスファルトをして、それから云々という話がございました。駅前の駐車場、実は65台のスペースがあるというふうに私は思っております。そういう中で、現在29台がとまっているという状況で、35台分はもう空き家なんです、空いているんですね。私は、こういうものを無駄にする必要はない。何か利活用できないかということをちょっと思ったわけで、このことに対して当局はどんな考え方をお持ちなのか、お聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(開田晃江君) 東まちづくり課長。 ○まちづくり課長(東 朗君) 今おっしゃいましたように、空き台数がありますが、どのような状況で車が入ってくるかわからないので、予想がつかないということから、今まだその入居しておられる方の利便性のためにあけておるわけで、現在のところ、他の方に対しての駐車なりのその利用については考えておりません。  以上でございます。 ○議長(開田晃江君) 野末利夫君。 ○13番(野末利夫君) 駅前に関しては、高齢者の方がほとんどというわけではないですけれども、私は半数以上が車を所有していない方が入居しているというふうに思っています。そういう面では今度入ってくる人の云々というのは、私はいかがかと思います。そういう面で、あいているものはやっぱり利活用を、私はできるもんであればしていただきたいと思います。  それと、今の荒俣住宅に関してですけれども、私は今のまんまでも十分駐車場としての機能を果たしていると思います。改めて、アスファルトをして、多分線か何かを引くということになるというふうに思いますけれども、そうしなくても料金は私は取れるんじゃないかと思う。滑川市の駐車料金というのは、大体3,000円から5,000円ぐらいの間だろうと思います。そういう面で、私は必ずしもその金額を取る必要はないと思います。1,000円でもいいんです。実際に市の職員は現在1,000円払っている。車に乗ってきた方は1,000円払っています。  そういうことも考慮に入れて、わざわざ金をつぎ込んでやる必要が本当にあるのかというふうに思っています。そうでなくても、今の砂利を敷いた状態で水たまりがあるということもございません。そういう面では、十分駐車場としての機能を果たしているということで、金額にこだわる必要は私はないと思いますんで、そういった形で実施ができないか、お聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(開田晃江君) 東まちづくり課長。 ○まちづくり課長(東 朗君) 今ほど野末議員のほうから提案いただきました。今現在、未舗装のところに枠だけを設けて、駐車する車の管理をして、1,000円程度でもというふうな考えを言われたんですが、そのものを今後やれるかどうか検討していきたいというふうに思っております。 ○議長(開田晃江君) 野末利夫君。 ○13番(野末利夫君) 皆さんも一度荒俣住宅の駐車状況を見たらいいと思うんですけれども、ほとんどが大体自分が住んでいる棟の近くに車をとめておいでになる。駐車場をつくるということになれば、あそこにつくるというのは、私は無理だと思うんで、新たに広いところにきちっとしたものをつくるという形になると思います。今はほとんど自分が住んでいる棟の前に駐車をされております。私はあれでいいんではないかというふうに感じたもんですから、このことを申し上げたわけで、ぜひそのことも考慮しながら、きちっと整備をして3,000円から5,000円の間を取るんではなくて、今のまんまで1,000円前後であれば皆さんご理解いただけるんじゃないかというふうに思いますんで、ぜひこの件についてご検討いただきたいと思います。  それでは、次の3番目に移りたいと思います。  これについても、きのうの宮川教育次長のほうから答弁がございました。学校給食共同調理場や図書館については、民間委託等はちょっと厳しいと、難しいということだったわけですけれども、今現在の収支と実際に委託をした場合の収支、そういったことを試算されたことがあるんですか、ちょっと聞かせていただけますか。 ○議長(開田晃江君) 宮川教育次長。 ○教育次長(宮川 潮君) 昨日の答弁でも、平成16年度に行政改革の中で検討させていただいた折には、実際に業者から見積もりをとって、収支計算させていただいて検討しておりますが、現在はそういったことはしておりませんが、適正に人員の維持管理を行っているところでございます。 ○議長(開田晃江君) 野末利夫君。 ○13番(野末利夫君) これについては、図書館等については、住民票であるとかいろんなことを発行するという意味で、なかなか厳しい部分もあるのかなというふうには思っておりますけれども、学校給食共同調理場についても、アルバイトであるとか、あるいは嘱託職員で対応しているというようなこともございました。ぜひ、収支的に厳しい状況になれば、私は委託ということも念頭に置いて考えていただければというふうに思っております。  それでは、4番目に移りたいと思います。  文化・伝統・郷土芸能を伝承するための補助金の増額と保存会の育成についての考えをちょっとお聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(開田晃江君) 山下生涯学習・スポーツ課長。 ○生涯学習・スポーツ課長(山下貴章君) それでは、野末議員のご質問にお答えいたします。  文化・伝統・郷土芸能を伝承するための補助金は、新川古代神保存会、加島町獅子舞保存会、松坂踊り保存会、それとネブタ流し保存会の4つの保存会に今現在助成しておるところでございます。  補助金につきましては、おのおのの団体がそれぞれの伝承活動を行うのに必要な額を助成しておるものと思っておりますが、例えば活動の幅を広げるために装備とか備品などの機材を充実する、また購入するなど別途多額の経費がかかるような場合には、コミュニティーなどの助成事業を活用しております。
     こういった郷土芸能伝承のために、例えば新川古代神については、今年度は小学生への指導の回数を増やすなどしております。これからもそういった保存会の関係者らと連携をさらに密にして、この伝統・文化や郷土芸能の保存・伝承に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(開田晃江君) 野末利夫君。 ○13番(野末利夫君) 今ほどお話がありましたが、保存会というのは、4つの保存会があるということでありますけれども、郷土芸能というのは、滑川市にとってはこれは大事なことであります。  実はこれは当てはまるかどうかわかりませんけれども、今回の龍宮まつりの中で踊りがストップしたということがございました。1つは、歌い手さんがちょっと都合が悪くて出られなかったという部分もあるんですけれども、そこの一番問題は、後継者が育っているかどうかということだろうと思うんですね。その点についても、市のほうはやっぱり補助金を出している以上はそこのところもしっかり介入をして、お話をすべきだろうと思いますが、その点についてはいかがですか。 ○議長(開田晃江君) 山下生涯学習・スポーツ課長。 ○生涯学習・スポーツ課長(山下貴章君) 今ほど議員さんが言われましたとおり、このはやしを歌われる人とか指導される方は高齢の方がおられます。松坂踊りにつきましては、東加積校下で結構50代の方々とかが活躍しておられますが、この新川古代神につきましては、やはり高齢の方でございます。  そういったことで、ご指摘のとおり、後継者の育成というのは本当に大切なことだと思っております。そういったことも含めまして、小学校の指導の回数とかを増やして、子どものころから新川古代神を修練・習得して、結果的にそれが後継者の育成につながればなというふうに思っております。 ○議長(開田晃江君) 野末利夫君。 ○13番(野末利夫君) 私も運動会等に行けば、小学校あるいは中学校では新川古代神の踊りを見ることができます。そういう面では、しっかり継承されている部分があるのかなというふうに思いますけれども、肝心の歌を今はほとんどがレコードであるとか、テープであると。これでは県外からおいでになった方が「新川はどんな芸能があるんだ」ということを尋ねられたときに、はっきり物が言えるような、「こういうものがあるんですよ」ということを言えるような形で保存会をしっかり一本立ちできるように指導するのが、やっぱり当局の立場であろうというふうに私は思います。  私どもも姉妹提携をやれば、必ずやはり新川古代神であるとかいろんな催し物をやるということがございます。滑川に来られたら、こういうものが見られるんだということを県外の方にも知っていただく上で、やっぱり郷土芸能は大事なことだろうというふうに思います。そういう面で、これに関しての、特に後継者育成ということにひとつ力を入れていただければありがたいなというふうに思います。  これから大変だろうと思います。高齢化しているという部分もございます。若手の育成というのは一番難しいんじゃないかというふうに思います。そういう面で、ぜひしっかりと指導をしていただきたいというふうに思います。  これで私の質問を終わります。 ○議長(開田晃江君) これをもって市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を終結いたします。          ──────────◇────────── ◎議案の委員会付託 ○議長(開田晃江君) 日程第2、議案の委員会付託を行います。  今定例会に提出されております議案第49号から議案第57号については、お手元に配付してある議案審査付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしますので、会議日程に従い、本会議休会中に調査、審査を願います。  12月10日から12月14日まで、議案調査等のため、本会議を休会といたします。  12月15日、午後1時30分から本会議を開き、各常任委員長の報告を求め、質疑、討論並びに採決を行います。討論を希望される方は、12月15日、午前10時まで議長あてに通告願います。  本日は、これにて散会いたします。                 午後2時06分散会...