富山市議会 2024-03-08
令和6年3月定例会 (第8日目) 本文
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───◇ ◇ ◇───
開 議
午前10時 開議
◯ 議長(金厚 有豊君)
ただいまから、本日の会議を開きます。
議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
日程に入ります前に、お手元に配付してありますとおり、
議案説明員について欠席の通知がありましたので、御報告いたします。
───◇ ◇ ◇───
議案第1号から議案第67号まで
2
◯ 議長(金厚 有豊君)
これより、日程第1 議案第1号から議案第67号までを一括議題といたします。
ただいま議題となりました各案件につきましては、各
常任委員長から
委員会審査報告書が提出されており、その審査結果はお手元に配付のとおりであります。
委員長報告・質疑・討論・採決
3
◯ 議長(金厚 有豊君)
これより、各
常任委員長の報告を求めます。
まず、
総務文教委員長 松井 邦人君。
〔
総務文教委員長 松井 邦人君 登壇〕
4
◯ 総務文教委員長(松井 邦人君)
総務文教委員会に付託されました各案件の審査結果につきまして御報告いたします。
当委員会に付託されました条例案件2件、その他の案件1件の審査結果につきましては、お手元に配付してあります
委員会審査結果のとおり、それぞれ原案可決すべきものと決しました。
以上、
総務文教委員会の
委員長報告といたします。
5
◯ 議長(金厚 有豊君)
ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
6
◯ 議長(金厚 有豊君)
質疑なしと認めます。
次に、
厚生委員長 金谷 幸則君。
〔
厚生委員長 金谷 幸則君 登壇〕
7
◯ 厚生委員長(金谷 幸則君)
厚生委員会に付託されました各案件の審査結果につきまして御報告いたします。
当委員会に付託されました条例案件29件、その他の案件1件の審査結果につきましては、お手元に配付してあります
委員会審査結果のとおり、それぞれ原案可決すべきものと決しました。
以上、
厚生委員会の
委員長報告といたします。
8
◯ 議長(金厚 有豊君)
ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
9
◯ 議長(金厚 有豊君)
質疑なしと認めます。
次に、
経済環境委員長 久保 大憲君。
〔
経済環境委員長 久保 大憲君 登壇〕
10
◯ 経済環境委員長(久保 大憲君)
経済環境委員会に付託されました各案件の審査結果につきまして御報告いたします。
当委員会に付託されました条例案件3件、その他の案件1件の審査結果につきましては、お手元に配付してあります
委員会審査結果のとおり、それぞれ原案可決すべきものと決しました。
以上、
経済環境委員会の
委員長報告といたします。
11
◯ 議長(金厚 有豊君)
ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
12
◯ 議長(金厚 有豊君)
質疑なしと認めます。
次に、
建設委員長 横野 昭君。
〔
建設委員長 横野 昭君 登壇〕
13
◯ 建設委員長(横野 昭君)
建設委員会に付託されました各案件の審査結果につきまして御報告いたします。
当委員会に付託されました条例案件8件、その他の案件2件の審査結果につきましては、お手元に配付してあります
委員会審査結果のとおり、それぞれ原案可決すべきものと決しました。
以上、
建設委員会の
委員長報告といたします。
14
◯ 議長(金厚 有豊君)
ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
15
◯ 議長(金厚 有豊君)
質疑なしと認めます。
次に、
予算決算委員長 高田 重信君。
〔
予算決算委員長 高田 重信君 登壇〕
16
◯ 予算決算委員長(高田 重信君)
予算決算委員会の審査の経過及び結果について御報告いたします。
初めに、開催の経過について申し上げます。
まず、3月11日に前期全体会を開催し、当委員会に付託されました議案を所管の各分科会へ送付いたしました。
3月13日から15日及び18日の4日間にかけて、
経済環境分科会、
厚生分科会、
建設分科会、
総務文教分科会の順に分科会を開催し、当初予算分の議案の審査を行いました。そして3月19日に後期全体会を開催し、各分科会長からの報告、これに対する質疑、採決を行ったものであります。
次に、審査結果について申し上げます。
当委員会に付託されました予算案件20件の審査結果につきましては、お手元に配付してあります
委員会審査結果のとおり、それぞれ原案可決・承認すべきものと決しました。
以上、
予算決算委員会の
委員長報告といたします。
17
◯ 議長(金厚 有豊君)
ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
18
◯ 議長(金厚 有豊君)
質疑なしと認めます。
以上で、質疑は終結いたしました。
これより、議案第1号から議案第67号まで、以上67件を一括して討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
37番 赤星 ゆかり君。
〔37番 赤星 ゆかり君 登壇〕
19 ◯ 37番(赤星 ゆかり君)
おはようございます。
ただいま議題となっております議案第1号 令和6年度富山市
一般会計予算及び議案第13号 令和6年度富山市
公設地方卸売市場事業特別会計予算の2件について、一括して
日本共産党の反対討論を行います。
本年1月1日、元日の
能登半島地震を受けての新
年度予算、藤井市政1期目の任期の最終年度、4年目となる予算です。
新
年度予算には、市民からの陳情が全会一致で採択されたことを受けて、小・中学校の特別教室と体育館の
エアコン設置の検討に入ることや
こどもまんなか社会の
子育て支援の新規の政策の数々、
帯状疱疹ワクチン助成金など、苦労の跡も感じられ、評価する点も多々あります。
しかし、残念ながら賛成できない理由と改善の提案として討論を行うものですが、最大の特徴は市民の命のかかった切実な願いには市自らの取組や支援が手薄な一方、前市長の
肝煎り事業や、十分な自力を持つ大手企業や特定の企業らには貴重な税金を気前よく投入しているのではないかということです。
まず、
能登半島地震の
液状化対策検討事業が新規にありますが、被害を受けて住めなくなった住宅でも一部損壊の住宅に対しての支援には消極的であることは非常に残念です。被災住民の皆さんの切実な願いを受け止めて支援策を講じていただきたい。
そして、熊対策は、
鳥獣対策費が拡充となっていますが、404万9,000円。
自治振興会による
地域ぐるみでの柿の木など
放任果樹伐採活動の木を切る単価を1本当たり1,500円から7,500円に引上げ、
警戒パトロールの安全対策、補助金の上限額を8万円から20万円に引上げ、これ自体は必要ですし、評価をいたしますが、住民頼みではないのか。市として熊の通り道となる河岸段丘の林の里山整備や市として自ら動くという独自の取組が不十分ではないでしょうか。
昨年の県内での熊による7件9人の人身被害は全て富山市内でした。中でも高齢の女性が自宅敷地内で熊に襲われ、亡くなられたことは本当に胸が痛みます。何としても市民の命を守るのだという危機感をもっと持って、専門家の意見や
柿の木伐採などに必死の取組をして人身被害をゼロに抑えた他の自治体の経験なども参考に、踏み込んだ対策が求められます。
一方で、
まちなか居住推進事業には、令和6
年度予算までの累計で約10億5,800万円。
公共交通沿線居住推進事業には、同じく累計で約14億2,700万円。住宅、高級な
マンション、アパートを買ったり建てたりする人や業者には手厚い補助金があります。人口減少の中でこれ以上続けていくと中山間地や郊外部に人が住まなくなり、ますます空き家の増加、コミュニティーの崩壊、
耕作放棄地、屋敷林や果樹の放任、熊出没といった連鎖につながっていくことが危惧されます。もう立ち止まるべきではありませんか。
物価高騰にさらなる
市民負担増となる
家庭ごみ有料化の推進に反対です。
ごみとなるものの発生抑制、量り売り、再利用可能な容器の商品のループ、
デポジット制など、市民や事業者と共にごみの減量の取組を研究するべきです。
呉羽丘陵フットパス連絡橋に絡めて、旧
観光ホテル跡地に周辺広場を整備するための予算はつり橋と合計で全体で約25億円となる予定のうちの新年度の約1億3,000万円に反対です。
森前市長退任の花道を飾るため忖度した連絡橋の官製談合、工事を請け負った特定の
企業グループからの1枚の要望書や匿名の億単位の寄附を受け、そもそも市として必要のない
ホテル跡地を3億円も出して買わされたのではないかという疑念が晴れません。
1枚の要望書と言えば、
公設地方卸売市場の
施設使用料を
富山中央青果株式会社に7割、向こう5年間で2億7,000万円も減免するのも簡単な1枚の要望書です。補正予算の反対討論で吉田議員が指摘をしたとおり、
富山中央青果株式会社は令和5年、昨年11月1日付で
新設分割会社である
富山中央青果株式会社を設立し、法人名は同じですが、金沢市で
青果卸売業の
丸果石川中央青果株式会社と
資本業務提携を結び、新会社の全ての株式を取得し、
完全子会社にしました。法人名は同じでも全く新しい会社が青果事業を引き継いでいます。
丸果石川中央青果株式会社の2022年度取扱高は251億円で、元の
富山中央青果株式会社の約2.5倍。新会社は経営的に困難とは言えないのではないでしょうか。
前の会社は切々と真摯に経営難を訴えた要望書を出していましたが、新会社はとても簡単な1枚の要望書です。
また、
建設資材価格の高騰に伴う賃借料の増額として7億2,242万8,000円もの増額が計上されていますが、これは市が代表企業に支払うお金です。この増額分の算出に当たって用いている
一般財団法人建設物価調査会が公表する
建築費指数の
物価変動額では、一番増額が大きい
水産棟建設費のうち、2021年提案時から2024年着工時の3年間の変動率で材料費が48%、4億7,059万9,000円も上昇したとしていますが、同調査会のホームページでは、鉄鋼のうち、48%上昇した
熱間圧延鋼材が占めるウエートは建設資材全体の4.61%であって、その中で最も高い変動率を乗せているのではないか。この増額の根拠が不明瞭です。
富山市民病院では、資材価格の高騰や労務単価の上昇に加え、設計内容を精査した結果、2億700万円余り上振れしたとして、
ハイブリッド手術室整備の取りやめが報告されました。2億円の上昇で
ハイブリッド手術室を身を切る思いで断念しながら、市場のほうは7億円の上昇でも強行するという。生身の患者を助けるより刺身の業者を助けるのかという皮肉が聞こえてきます。
市に入るお金は大幅な減額と市が支払う賃借料の大幅増額で税金投入される一方で、代表企業だけは利益をキープし続ける独り勝ち、これがPPPのスキームであるとすれば到底市民の理解が得られるとは思えません。
続きまして、
中央通りD北地区市街地再
開発事業ははっきり申し上げて大変な事態になっています。新
年度予算に19億円余りが計上されていますが、
建設工事費の高騰で全体事業費が180億円から221億円へと約41億円も上昇したと言います。昨年12月に変更して県の認可を受けた
事業計画では、上昇分は、新しくつくり出す床、つまり、保留床の
マンション、駐車場、
アイススケート場を取得する方々が取得金額の上乗せを了承し、権利者が受け取る権利床の分を減らすなど、負担も増やして捻出するとのことです。ますます地権者が残れないまち壊しの様相です。
補助金総額の予定は76億円でしたが、国が創設する
工事費高騰に対応する
補助金制度、防災・
省エネまちづくり緊急促進事業補助金を令和6年度、令和7年度に合わせて11億円要望するとのことで、税金投入が合わせて87億円にもなります。これまで繰り返し問題点を指摘しました。もう一刻も早く事業をストップして、それこそ多様で柔軟な
市街地整備手法を検討し、見直すべきです。
富山駅から
中心市街地までの
フラワーハンギングバスケットは、平成19年度から今年度まで16年間の支出総額約9億5,400万円になります。新年度も258か所で6,796万7,000円、これは今年度よりも200万円以上も上がっています。1か所当たり約26万3,000円。市民から、今年はその費用を被災なさった方々のために使っていただきたかったです、見えにくいところにある
ランニングコストの高い花はなくても市民は困りませんといった声が寄せられました。花はきれいでもお金をかけ過ぎです。
最後に、青い自転車「アヴィレ」。運営費用を補填するために富山市が
シクロシティ株式会社に支出してきた広告料は莫大です。広報課と
ガラス美術館、
富山市民文化事業団とで新
年度予算では合わせて約3,300万円、富山市から16年間で合計約2億4,000万円、
富山市民文化事業団からは11年間で合計約1億6,400万円。この支出は自転車のハードと合わせて約6億5,000万円にも上ります。
全国の他都市の
自転車シェアシステムでは、スマホで予約も決済もできて、すぐに借りられる使いやすいシステムが主流であり、
電動アシスト付自転車が人気となっていますが、富山市のみで事業を行っている
シクロシティ株式会社には期待できません。
シクロシティ株式会社の本体はフランスの
大手広告会社です。この契約を令和21年3月19日まで、あと15年もこれを続けるのはどう考えてもあり得ません。都市の景観になっていると言われますが、富山城址をバックにヨーロッパの
住宅メーカーや化粧品のポスター、歩道橋の下の薄暗いところにも化粧品やお酒の広告、市の発注でない広告でもアヴィレの運営とセットでこれがあるために違和感が否めません。
何度でも言います。現在の青い自転車「アヴィレ」は廃止し、誰もが使いやすい最新の
自転車シェアシステムを、まちなかの広告についても地元富山のデザイナーや広告業者、市民に依拠したものにすっかり取り替えることを求めます。
議員の皆さん、新
年度予算は、何よりも市民の命を守る、暮らしを守り、地震の被害から、物価高騰から再建することが最重要課題です。しっかりと責任を持って議会の
チェック機能を果たそうではありませんか。
以上、心から呼びかけまして、反対討論といたします。
20
◯ 議長(金厚 有豊君)
4番 飯山 勝彦君。
〔4番 飯山 勝彦君 登壇〕
21 ◯ 4番(飯山 勝彦君)
ただいま議題となっています議案第1号 令和6年度富山市
一般会計予算及び議案第13号 令和6年度富山市
公設地方卸売市場事業特別会計予算につきまして、
富山市議会自由民主党より賛成討論を行います。
シクロシティ株式会社の
広告パネルは、多くの人の目に触れるまちなかに設置され、統一的な規格により都市景観と調和し、照明設備を備え夜間の視認性も高く、富山の
まちづくり景観の1つとして市民の方からも広く理解されています。
また、市外から訪れた方々に本市の取組やメッセージ、
各種イベント情報を効果的に発信できる機能を有しており、その広告効果を評価し、精査をした上で、適切に予算計上されていると考えます。
花でつなぐ
フラワーリング事業は、富山駅北地区の
ブールバール広場から
中心市街地までの区域に空間を演出する
フラワーハンギングバスケットを設置するもので、明るく鮮やかな
ビタミンカラーの花などはまちなかの景観向上や
シビックプライドの醸成にも寄与しており、お金に代えられない価値観を生み出し続け、選ばれる都市になる必要な要素です。
また、身体と心の
健康づくりとして自然と歩きたくなるまちの実現を目指し、洗練された魅力的な町並みを演出することは、健康で幸せに暮らすことのできる「
幸せ日本一とやま」の創造にも寄与しています。
令和5年12月の
富山市民意識調査の結果報告書によると、富山市総合計画の51の施策のうち、花でつなぐ
フラワーリング事業が含まれる「水と緑が映える
まちづくり」が満足度1位となっており、市民にも一定の評価を得ているものと考えます。
加えて、
北陸新幹線の敦賀延伸を契機とし、今後首都圏や関西圏などからの観光客の増加も見込まれ、
フラワーハンギングバスケットが富山駅北地区から
城址大通り、
市内電車環状線等を結び、他都市にはない新たなにぎわいや壮大な花のおもてなしが実現できるものと期待しています。
呉羽丘陵フットパス連絡橋周辺広場整備事業は、昨年連絡橋が完成し、10月と11月の土日や休日の12日間開放され、県内外から1万4,000人を超える来場があったと聞いており、「立山あおぐ特等席」のビュースポット、新たな名所として関心の高さがうかがえます。
昨年11月には連絡橋の
呉羽山公園側の広場を
官民連携手法(
Park-PFI)により整備する事業者も決定し、令和8年度の完成を目指し着々と準備が進んでいます。この広場が完成すると、連絡橋との相乗効果により市民のレクリエーションや健康増進などの場にとどまらず、本市の新たな
ランドマークとして
にぎわいづくりや観光振興にも大いに期待されることから、本事業を着実に進めることは適切であると考えます。
まちなか居住推進事業、
公共交通沿線居住推進事業は、平成20年からまちなかへの転入超過が続き、平成24年からは
公共交通沿線へも
転入超過傾向にあり、本市が一貫して進めてきた公共交通を軸とした拠点集中型のコンパクトな
まちづくりの推進に寄与していると評価でき、引き続き取り組んでいくべきと考えます。
中央通りD北地区市街地再
開発事業に係る令和6
年度予算は再開発組合が行う
施設建築物工事費などに対する補助金で、令和9年2月に予定されている建築物の竣工に向けて事業の進捗を図るものです。この事業は、都市再開発法に基づき、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図り、公共の福祉に寄与することを目的に
地元地権者が自ら主体となって組合を設立し行われるものです。また、通年利用可能な
アイススケート場の整備も予定されており、まちなかの魅力を一層高めるものと考えます。
これまで市街地再
開発事業により整備された地区のうち、WAKURU SOGAWAなどは本市の
緊急避難場所に指定されており、
中央通りD北地区についても、竣工後には
緊急避難場所としての重要な役割が期待されています。
そもそもこの事業は、国の市街地再
開発事業費補助交付要綱に基づき国や県と共に支援するものであり、民間の経済活動が活発化することによって長期的に地価の上昇や税収の増加などにつながり、
中心市街地のみならず、本市全体の総合力を高め、公共交通を軸とした拠点集中型のコンパクトな
まちづくりの深化にも寄与するものです。
よって、県より認可を受けた組合の
事業計画に遅れが生じることがないよう、今後とも国の補助制度に基づき適切に支援を行っていくべきと考えます。
富山中央青果株式会社に対する
施設使用料減免については、卸売業者が安全で安心な
生鮮食料品を市民に安定供給する公益的な役割を担っていることから、これまでも必要に応じて行ってきたものです。
平成以降、年々取扱高が減少する厳しい経営環境の中、取引関係者との連携強化や経費削減に取り組むなど、懸命に業務の継続を図ってこられましたが、経営基盤の強化を図るため抜本的な事業再生計画を今年度策定され、
資本業務提携先や関係する金融機関からの支援に加え、本市の
施設使用料減免により概ね5年での黒字化を目指されています。
また、今回の
富山中央青果株式会社に対する減免は、昨年5月に中小企業の再建を支援する公的機関、富山県中小企業活性化協議会から市場の
施設使用料を前年度納付額程度に低減するよう要請があったことや、青果で唯一の卸売業者が事業継続困難となった場合、青果物の流通過程が滞り、市民の食生活に多大な支障を来すことなどを勘案し、支援の方針を決定したものです。
本市が運営する卸売市場は県東部の拠点施設として
生鮮食料品の流通を支えるインフラであり、卸売業者の経営基盤の強化が図られ、安定的に卸売業を継続することは市場の機能維持や活性化につながるものであり、今後も生産者の出荷先や仲卸業者や小売業者の入荷先として安心して利用いただける市場となるものと考えます。
ゆえに、今回の減免は生産者などのなりわいを支え、ひいては、私たちに欠かすことのできない食を守る上でも必要な支援策の1つとして実施したものであり、妥当であると考えます。
以上、これらの予算については適正な予算であることを申し上げ、
富山市議会自由民主党の賛成討論といたします。
22
◯ 議長(金厚 有豊君)
1番 金岡 貴裕君。
〔1番 金岡 貴裕君 登壇〕
23 ◯ 1番(金岡 貴裕君)
ただいま議題となっております議案第1号 令和6年度富山市
一般会計予算について、自由民主党より賛成討論を行います。
まず、歳入予算においては、臨時財政対策債を含む実質的な地方交付税の減収や個人市民税の定額減税に伴う減収があるものの、減税の補填のための地方特例交付金の増加や固定資産税等における増収を見込んだ適切な歳入見込みとなっています。
次に、歳出予算においては、第2次富山市総合計画後期基本計画に位置づけた事業の着実な進捗、自治体情報システムの標準化移行への対応などに加え、令和6年
能登半島地震や昨年の大雨により被災した農地や道路等の復旧など、例年にも増して大きな財政需要がある中、将来にわたっての持続可能な健全財政を確保するため徹底した歳出の見直しを図られています。
また、本市が目指す都市像「人・まち・自然が調和する活力都市とやま」の実現に向け、市民一人一人が誇りと希望を持てる歳出予算となっています。
先ほどの反対討論では、個別予算を取り上げて反対の立場を取っておられました。個別施策にも意義とバランスがあり、検討された予算と施策です。個別施策の中には順調に進むものばかりではありませんが、より市民にとってベターであることが必要です。個別予算の反対をもって予算案全体を否定することは建設的ではありません。
予算編成が難しい厳しい環境の中、堅実な手腕を発揮され、「
幸せ日本一とやま」実現に向けた予算編成であることから、全会一致で賛成することを強く呼びかけ、自由民主党の賛成討論といたします。
24
◯ 議長(金厚 有豊君)
以上で、討論は終結いたしました。
これより、議案第1号を起立により採決いたします。
本案件に対する
委員長報告は原案可決であります。
本案件は
委員長報告どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
25
◯ 議長(金厚 有豊君)
起立多数であります。よって、本案件は
委員長報告どおり原案可決することに決定いたしました。
次に、議案第13号を起立により採決いたします。
本案件に対する
委員長報告は原案可決であります。
本案件は
委員長報告どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
26
◯ 議長(金厚 有豊君)
起立多数であります。よって、本案件は
委員長報告どおり原案可決することに決定いたしました。
次に、議案第2号から議案第12号まで、及び議案第14号から議案第67号まで、以上65件を一括して採決いたします。
各案件に対する
委員長報告は原案可決であります。
各案件は
委員長報告どおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
27
◯ 議長(金厚 有豊君)
御異議なしと認めます。よって、各案件は
委員長報告どおり原案可決することに決定いたしました。
───◇ ◇ ◇───
議案第99号から議案第106号まで
28
◯ 議長(金厚 有豊君)
次に、日程第2 議案第99号から議案第106号まで、以上8件を一括議題といたします。
提案理由説明・質疑・討論・採決
29
◯ 議長(金厚 有豊君)
藤井市長から提案理由の説明を求めます。
〔市長 藤井 裕久君 登壇〕
30 ◯ 市長(藤井 裕久君)
ただいま提出いたしました案件について申し上げます。
予算案件につきましては、一般会計において
能登半島地震による災害廃棄物対策事業費における一般財源について、地方財政措置の拡充に伴い、市債への財源更正を行うものであります。
契約案件につきましては、包括外部監査契約を締結するものであります。
人事案件につきましては、富山市副市長の選任、富山市教育委員会の委員の任命、富山市公平委員会の委員の選任、富山市農業委員会の委員の任命及び富山市固定資産評価審査委員会の委員の選任に関し議会の同意を求めるもの、並びに人権擁護委員の候補者の推薦に関し議会の意見を求めるものであります。
よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
31
◯ 議長(金厚 有豊君)
これより、議案第99号から議案第106号まで、以上8件を一括して質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
32
◯ 議長(金厚 有豊君)
質疑なしと認めます。
以上で、議案の質疑は終結いたしました。
お諮りいたします。ただいま議題となっております各案件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
33
◯ 議長(金厚 有豊君)
御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
これより、議案第99号から議案第106号まで、以上8件を一括して討論に入ります。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
34
◯ 議長(金厚 有豊君)
討論なしと認めます。
以上で、討論は終結いたしました。
これより、議案第99号から議案第106号まで、以上8件を一括して採決いたします。
各案件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
35
◯ 議長(金厚 有豊君)
御異議なしと認めます。よって、各案件は原案可決、同意、異議なしとの意見とすることに決定いたしました。
ただいま、富山市副市長に選任同意されました西田 政司君から挨拶したいとの申出がありますので、これを許します。
〔西田 政司君 登壇〕
36 ◯ (西田 政司君)
議長のお許しをいただきまして、一言御挨拶を申し上げます。
ただいまは私の副市長選任に関する人事案件につきまして御同意を賜り、厚く御礼を申し上げます。大変光栄なことであり、また、それと同時に大役としてのその職責の重さに身の引き締まる思いでございます。
もとより浅学非才の身ではありますが、この上は、私のこれまでの行政経験を生かし、市長の補佐役として誠心誠意努めてまいる所存でございます。
加えて、組織力の強化、さらには、議会と当局が真に車の両輪のごとく機能すべく、とりわけ注力してまいりたいと、このようにも思っております。
どうか議員各位におかれましては、これまで以上に御指導、御鞭撻、叱咤激励賜りますよう切にお願いを申し上げまして、簡単ではございますが、御礼の御挨拶といたします。
誠にありがとうございました。
───◇ ◇ ◇───
今本副市長挨拶
37
◯ 議長(金厚 有豊君)
ここで、副市長 今本 雅祥君から挨拶したいとの申出がありますので、これを許します。
〔副市長 今本 雅祥君 登壇〕
38 ◯ 副市長(今本 雅祥君)
お許しをいただきまして、退任に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
まず初めに、在任中、終始温かい御厚情と格別の御指導、御鞭撻を賜りました歴代議長、副議長をはじめ、議員各位に対しまして心から厚く御礼を申し上げます。
さて、私が副市長に就任いたしました平成28年の前年の平成27年3月、
北陸新幹線の長野・金沢間が開業し、同時に市内電車が富山駅に乗り入れを開始いたしました。また、8月には
中心市街地に
ガラス美術館と新図書館が開館し、市民の皆さんには公共交通の充実、
中心市街地の活性化といった変わりゆくまちの姿にある種の高揚感が感じられていた時期でもございました。
そして、森前市長の下、私が就任いたしました平成28年には、5月にG7環境大臣会合が開催をされました。7月には、世界銀行から公共交通を軸とした拠点集中型のコンパクトな
まちづくりが評価され、日本で横浜、神戸、北九州の各市とともに世界銀行都市間パートナーシッププログラム選定都市に指定をされました。これらは、それまでのOECDのコンパクトシティ先進都市の選定、国連のエネルギー効率改善都市、ロックフェラー財団による日本初の「100のレジリエント・シティ」選定などがベースとなり、国際的な評価につながったものと受け止めております。
その後も、総曲輪レガートスクエアの整備、まちなか総合ケアセンターの開設、塩地区の大規模優良農地の再生、連携中枢都市圏の創設、SDGs未来都市の選定や市民100年の夢とも言われる路面電車及び自由通路の富山駅南北接続など、日本海側有数の中核市として各分野における都市機能の充実が図られてまいりました。
さらに、令和3年4月には新市2代目の市長として藤井市長が就任をされました。「
幸せ日本一とやま」を公約に掲げられ、今日までコンパクトシティ推進の深化とスマートシティの推進による持続可能な
まちづくり、さらには、「子育て日本一とやま」の実現に向けた各種施策の実行によって新たなステージの富山市の創造に向けて精力的に取り組まれております。
この間、懸案であった富山市斎場の供用開始、あいの風とやま鉄道新富山口駅の開設、統合八尾中学校や三成小学校の開校、水橋会館の竣工、大沢野会館や大山会館をはじめとする地域拠点の整備、そして、G7大臣会合としては2度目となる富山・金沢教育大臣会合の開催、オーバード・ホール中ホールの完成など、様々な都市機能の充実が図られております。
これもひとえに、強い信念に裏打ちされた藤井市長の卓越した実行力と高い見識に基づく議員各位の御支援の総合力の結集のたまものと確信をいたしております。
我が身を振り返れば、副市長としての職責を果たせたのかどうかは甚だ疑問ではありますが、2期8年の間、中核市富山市において副市長の職務を担わせていただきましたことにつきましては、重ねて議員各位をはじめ、藤井市長、そして、全ての職員の皆さんに心から感謝を申し上げる次第であります。
結びに、今後とも市議会と市当局が一丸となって富山市がいよいよ発展いたしますことを心から願い、退任の御挨拶とさせていただきます。
誠にありがとうございました。
(拍 手)
───◇ ◇ ◇───
今本副市長へのねぎらいの辞
39
◯ 議長(金厚 有豊君)
次に、私から今本副市長に対し、ねぎらいの言葉を述べたいと思います。
それでは、議員各位のお許しを得まして、私から今本副市長に対し、ねぎらいの言葉を述べたいと思います。
このたび、今本副市長の退任に当たり、市議会を代表して、感謝の言葉を申し上げます。
今本副市長におかれましては、副市長として着任されました平成28年4月から本日まで8年間、森前市長及び藤井市長の2代にわたって富山市政を支えられ、一貫して本市の発展と市民福祉の向上に御尽力いただきました。
その御活躍に対して、私ども議員一同は、ここに深甚なる敬意と感謝の意を表する次第であります。
副市長として在籍されました8年間の間に、G7富山環境大臣会合とG7富山・金沢教育大臣会合という2つの国際会議を取り仕切られるとともに、富山市SDGs未来都市計画や第2次富山市総合計画、富山市スマートシティ推進ビジョンなど、本市の進むべき方向性を定めた最重要政策に係る計画を市長と共に策定されるなど、卓越した業績を残されました。
常々、現在市民の現状把握や事実確認を踏まえながら将来市民にとっての有益性を思考されてこられたとのことであり、本市の政策には、そのような副市長の的確な分析力と多様な視点からの先見性が色濃く表れていたものと存じます。
その一方で、この8年間には、100センチメートルを超える積雪となった令和3年の大雪や県内観測史上最大の雨量を観測した令和5年の記録的な大雨、そして、県内観測史上最大の震度となったこのたびの令和6年
能登半島地震など、本市は自然の猛威にさらされ、市民生活は大変な困難に陥りました。
また、令和2年には、世界中の人々がパニックとなる新型コロナウイルス感染症が発生するなど、市民生活が制約され、経済活動が停滞する事態となりました。
このような行政運営が大変困難な状況下にあっても、今本副市長は、これまでの長年の市職員として培われた知識や経験を基にしっかりと職員の声に耳を傾けつつ、法令に基づき的確に状況判断をなされるとともに、必要に応じリーダーシップを発揮し、職員の陣頭指揮に立たれるなど、市長と職員をつなぎ、市長の考えを職員に伝え、時には職員の思いを市長に直言するなど、まさに扇の要として重責を十分に担ってこられました。
国内外からも高く評価される今日の富山市の成長、発展があるのは、歴代の市長の卓越したリーダーシップはもとより、今本副市長のお力があったからこそ成し遂げられたものと私たち市議会議員一同、確信しているところであります。
今本副市長にはまだまだ現職にとどまっていただきたい、この先も議場で我々議員と政策論争を闘わせていただきたいと思っておりましたが、それがかなわなくなったことは残念至極であります。
副市長退任後は、まずはこれまでの激務の疲れを癒やしていただき、その後はどうか、富山市政の発展と市民福祉向上のため、多年の御経験によるお力添えを大所高所から賜りますようお願い申し上げる次第であります。
結びに、これからも御自愛の上、御活躍と限りない御多幸、御繁栄を御祈念申し上げますとともに、今日までの御労苦に対し深く感謝を申し上げ、御挨拶といたします。
本当に長い間、御苦労さまでございました。
───◇ ◇ ◇───
議員提出議案第1号から議員提出議案第3号まで
40
◯ 議長(金厚 有豊君)
次に、日程第3 議員提出議案第1号から議員提出議案第3号まで、以上3件を一括議題といたします。
提案理由説明・質疑・討論・採決
41
◯ 議長(金厚 有豊君)
これより、議員提出議案第1号 厚生年金への地方議会議員の加入を求める意見書の件を、鋪田 博紀君から提案理由の説明を求めます。
〔35番 鋪田 博紀君 登壇〕
42 ◯ 35番(鋪田 博紀君)
ただいま議題となっております議員提出議案第1号 厚生年金への地方議会議員の加入を求める意見書については、案文の朗読をもって提案理由の説明に代えさせていただきます。
地方創生の進展とともに、深刻化する少子化と加速する人口減少社会への対応が、我が国の将来にとって喫緊の政治課題となっている。地方公共団体の重要な意思決定を行う地方議会は、従来のように全国画一的な基準で様々な課題に対応していくのではなく、多様化する民意の集約と地方行政への反映が期待されており、その果たすべき役割と責任はますます重要となっている。
このような状況の中、地方議会議員には、これまで以上に地方行政の広範かつ専門的な諸課題について住民の意向をくみとり、的確に執行機関の監視や政策提言等を行うことが求められている。このような活動範囲の広がりに伴い、議員の専業化が進んでおり、多様で有為な人材が求められている。
一方、今日では就業者の9割を会社員等の被用者が占めており、地方議会議員のなり手としても会社員等からの転身者が期待されている。
地方議会議員が厚生年金に加入できるようになれば、会社員等が議員に転身しても切れ目なく厚生年金の適用を受けることができ、家族の将来や老後の生活を心配することなく議員に立候補できる環境が整うことになり、多様で有為な人材の確保に大きく寄与すると考えられる。
よって、国及び政府は国民の幅広い層からの政治参加や地方議会における多様な人材確保の観点から、厚生年金への地方議会議員の加入のための法整備を早急に実現するよう強く要望する。
以上でございます。
何とぞ御審議の上、全会一致をもって御賛同賜りますようよろしくお願いいたします。
43
◯ 議長(金厚 有豊君)
これより、議員提出議案第1号の質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
44
◯ 議長(金厚 有豊君)
質疑なしと認めます。
次に、議員提出議案第2号 若者のオーバードーズ(薬物の過剰摂取)防止対策の強化を求める意見書の件を、柏 佳枝君から提案理由の説明を求めます。
〔3番 柏 佳枝君 登壇〕
45 ◯ 3番(柏 佳枝君)
議員提出議案第2号 若者のオーバードーズ(薬物の過剰摂取)防止対策の強化を求める意見書については、案文の朗読をもって提案理由の説明といたします。
近年、処方箋がなくても薬局やドラッグストアで購入できる市販薬の濫用・依存や急性中毒が、重大な社会問題となりつつある。実際、市販薬の過量服薬(オーバードーズ)による救急搬送が、2018年から2020年にかけて2.3倍に増加したという報告や、精神科医療施設を受診する患者において、市販薬を主たる薬物とする薬物依存症患者が、2012年から2020年にかけて約6倍に増加したといった報告がある。
国立精神・神経医療研究センターの2020年調査によると、全国の精神科医療施設で薬物依存症の治療を受けた10代の患者において、市販薬を主たる薬物とする割合が全体の56.4%を占めているとのことである。また、過去1年以内に市販薬の濫用経験がある高校生の割合は「約60人に1人」と深刻な状況にあることも明らかになった。
不安や葛藤、憂鬱な気分を和らげたいなど、現実逃避や精神的苦痛の緩和のために、若者がオーバードーズに陥るケースが多く、実際、市販薬を過剰に摂取することで、疲労感や不快感が一時的に解消される場合があり、同じ効果を期待してより過剰な摂取を繰り返すことで、肝機能障害、重篤な意識障害や呼吸不全などを引き起こしたり、心肺停止で死亡する事例も発生している。
市販薬は違法薬物とは違い、所持することで罪にはならないことから、濫用が発見されにくいという現実があると同時に、オーバードーズによる健康被害は、違法薬物よりも深刻になる場合もある。よって政府において、このような薬物依存による健康被害から一人でも多くの若者を守るために、次の特段の取り組みを求める。
1 現在、濫用等の恐れがある医薬品の6成分を含む市販薬を販売する際、購入者が
若年者(高校生・中学生等)である場合は、その氏名や年齢、使用状況等を確認す
ることになっているが、その際、副作用などの説明を必須とすること。
2 若者への薬剤の販売において、その含有成分に応じて販売する容量を適切に制限
すると同時に、対面かオンライン通話での販売を義務づけ、副作用などの説明と合
わせて、必要に応じて適切な相談窓口等を紹介できる体制を整えること。
3 濫用等の恐れがある医薬品の指定を的確に進めると同時に、身分証による本人確
認のほか、繰り返しの購入による過剰摂取を防止するために、販売記録等が確認で
きる環境の整備を検討すること。
4 若者のオーバードーズの背景には、社会的孤立や生きづらさがあるため、オーバ
ードーズを孤独・孤立の問題として位置づけ、若者の居場所づくり等の施策を推進
すること。
以上であります。
何とぞよろしく御審議の上、全会一致をもって御賛同を賜りますようお願いいたします。
46
◯ 議長(金厚 有豊君)
これより、議員提出議案第2号の質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
47
◯ 議長(金厚 有豊君)
質疑なしと認めます。
次に、議員提出議案第3号 地方創生に貢献するサーキュラーエコノミー(循環経済)の一層の推進を求める意見書の件を、松尾 茂君から提案理由の説明を求めます。
〔27番 松尾 茂君 登壇〕
48 ◯ 27番(松尾 茂君)
議員提出議案第3号 地方創生に貢献するサーキュラーエコノミー(循環経済)の一層の推進を求める意見書につきましては、案文の朗読をもって提案理由の説明といたします。
循環型社会形成推進基本法は、天然資源の消費を抑制し、環境への負荷をできる限り低減する「循環型社会」の形成に関する施策を総合的かつ計画的に進めるために、2000年に制定された。我が国では本法律に基づいて、循環型社会の形成に関する施策の推進に20年以上取り組んできた。
我が国が循環型社会の形成を通じて目指すべき社会は、「環境への負荷の少ない健全な経済の発展を図りながら、持続的に発展することができる社会」であり、地域におけるサーキュラーエコノミーの推進は、循環型社会を形成する上で重要なツールであるとともに、地方創生・地域活性化の実現に大きく貢献しうるものである。
実際に、地域でのサーキュラーエコノミーの実現を目指し、先進的な取り組みを進める自治体が現れ始めており、地域特性や産業を活かした脱炭素ビジネスの推進、地域由来の資源を活用してのエネルギーの自給率向上や、地域住民の理解醸成を通じた効果的な資源循環ビジネスの構築など、自治体主導によるサーキュラーエコノミーの推進により、地域に新たな付加価値や雇用が創出されている。
このように、地域のサーキュラーエコノミーを推進することは、地域課題解決とともに、地域に新たなビジネスや価値を生み出すことによる地方創生の実現に資するものである。以上の観点から政府に対して、地方創生に貢献するサーキュラーエコノミー(循環経済)の一層の推進のために、次の事項についての特段の取り組みを求める。
1 地域経済の活性化を図るため、プラスチック、金属資源、生ごみ、家畜ふん尿、
下水汚泥、紙おむつ等の地域の循環資源や、木質バイオマス等の再生可能資源の活
用など、自治体と民間企業等の連携による資源循環ビジネスの創出への支援を強化
すること。
2 地域における廃棄物処理の広域化、廃棄物処理施設の集約化、エネルギー回収の
高度化等を推進するとともに、自治体と住民、民間企業等の協働により、地域に適
したごみ処理方式や分別区分の選定等による、脱炭素かつ持続可能な適正処理に資
する資源循環の体制強化に対する支援を拡充すること。
3 製品の長期メンテナンスやリユース製品の積極的な利用といったライフスタイル
に係る地域住民・消費者の意識変革や行動変容を促す、携帯アプリ等を活用した新
たなサービスの創出等、自治体と民間団体等の連携によるリユース製品の循環環境
の整備を支援すること。
以上であります。
何とぞ御審議の上、全会一致をもって御賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。
49
◯ 議長(金厚 有豊君)
これより、議員提出議案第3号の質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
50
◯ 議長(金厚 有豊君)
質疑なしと認めます。
以上で、議案の質疑は終結いたしました。
お諮りいたします。ただいま議題となっております各案件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
51
◯ 議長(金厚 有豊君)
御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
これより、議員提出議案第1号から議員提出議案第3号まで、以上3件を一括して討論に入ります。
討論はありませんか。
11番 久保 大憲君。
〔11番 久保 大憲君 登壇〕
52 ◯ 11番(久保 大憲君)
ただいま議題となっております議員提出議案第1号 厚生年金への地方議会議員の加入を求める意見書について、反対討論を行います。
初めに、自由民主党所属議員の1人として、政治と金の問題などにより政治に対する信頼を大きく損ねてしまったことを心より深くおわび申し上げます。
そして、令和6年
能登半島地震の復旧・復興に向け、一意専心、当局の皆さんと一丸となって取り組まなければならない、発災後、最初の定例会で、市民不在の議員による議員のための意見書が議案として提出されたことは自由民主党会派としては痛恨の極みであり、被災された市民の心情は察するに余りあります。
改めて私たち自由民主党会派が議会の先頭に立ち、信頼回復のために実直に取り組まなければならないと会派全員が決意を新たにしたところです。
採択すべきでない理由を4つの観点から申し上げます。
1つ目は、新たな公費負担を伴う実質的な議員報酬の増額を求めている点です。全国市議会議長会が取りまとめた資料によると、地方議会議員が厚生年金に加入すると、新たに年間160億円の公費負担が生じるとあります。富山市議会の場合、1人当たり年間88万4,000円、月額に直すと7万円余りを新たに市が負担することになります。2016年6月定例会で議員報酬を月額10万円引き上げる条例を可決したことと大差ありません。
そして、半年後の2016年12月定例会で条例廃止に賛同した議員が4人も議案提出者に名を連ねていることに驚くばかりです。
市の負担額は年間で最大3,300万円余りとなります。本定例会で、住民税非課税世帯などに対し給付金の支給を可決・承認したばかりです。さらに今後は、
能登半島地震による災害復旧費や老朽化したインフラの維持管理費用に加え、富山市斎場やオーバード・ホール中ホールといった大規模施設の起債償還が始まり、本市の財政状況はさらに厳しさを増します。
このような状況下で自らの待遇改善を求めることは富山市議会が信頼回復のために取り組んできた努力を水の泡にするようなものであり、採択すべきではありません。
2つ目の理由は、年金制度に対する姿勢です。本意見書では、厚生年金加入を求める理由として、家族の将来や老後の生活を心配することなく議員に立候補できる環境を整えるためとしています。裏を返せば、国民年金では家族の将来や老後が心配であると言っているようなものです。自営業者や学生など、国民年金に加入し、保険料を納めている市民に対してあまりにも無責任な、そして、失礼な主張と言わざるを得ません。
誤解のないようにお伝えしておくと、国民年金加入者は、国民年金基金や個人型確定拠出年金など、税制上の優遇を受けながら老後の資金を確保する制度があります。それでも不安だと、不安が解消されないというのであれば、全ての市民が家族の将来や老後の心配をしなくても済む年金制度となるよう国に改善を求めるべきです。
自らの将来や老後の生活が不安だからという理由で自分たちだけ国民年金から一抜けし、厚生年金に移りたいという姿勢は富山市議会の品位をおとしめ、市民からの信頼を再び失墜させることになるため、採択すべきではありません。
3つ目の理由は、地方自治法の趣旨に反する意見書であることが懸念される点です。地方自治法第99条には、当該普通地方公共団体の公益に関する事件につき意見書を提出することができるとあり、富山市の公益に関する場合に採択することができます。本意見書は、多様な人材の確保、つまり、成り手不足解消を目的としています。しかし、本市の市議会議員選挙では立候補者が定数を下回ったことはなく、様々な年代、職種の方が、前回の選挙では定数を10人上回る48人、前々回は定数を20人上回る58人が立候補しています。
本市においては、既に多様な人材が立候補し、議員の成り手不足が生じていない以上、本市の公益に関する事件とは言えないと考えます。
加えて、成り手不足に直面している他の市議会や町村議会をおもんぱかって意見書を採択することは本市の公益とは関係ないため、これも法の趣旨に反しますので、富山市議会として採択することは適切ではありません。
最後に、過去に地方議会議員年金制度が廃止になった経緯から反対します。
昨年御逝去された五本 幸正元富山市議会議長は、平成21年5月から平成23年6月までの2年間、全国市議会議長会の会長に就任をされておられました。当時、全国の地方議会は大きな課題に直面していました。それこそが地方議会議員年金制度です。当時は、平成の大合併により議員定数が減り、多くの議員が議員年金の受給者となりました。一方で、掛金を負担する議員が減り、行財政改革などにより議員報酬も減ったことで掛金も減り、地方議会議員年金の財政状況が急激に悪化しました。それを受け、総務省は平成21年、地方議会議員年金制度検討会を設置しました。検討会設置の3年前、平成18年に国会議員互助年金が廃止されたこともあり、大変厳しい国民世論の下、五本元議長は、地方議会の未来のために総務省と粘り強く交渉し、最終的に地方議会議員年金制度の廃止をまとめ上げました。
生前、五本元議長から当時の状況についてお話を聞く機会があり、その御労苦と御功績に感銘を受けるとともに、同じ会派、同じ市議会議員として活動できたことを誇らしく思い、今もその気持ちに変わりはありません。
皆さんの心の中に少しでも五本元議長の功績をたたえる気持ちがあるのであれば、政治への信頼が根本から揺らいでいる今の時期に再び議員を特別扱いするような年金制度を国に求めることはやめ、次期6月定例会において、全ての市民が安心して老後を迎えられるような年金の在り方について国に検討を求める意見書を全会一致で提出しようではありませんか。
迷ったら、市民の顔を思い浮かべてください。私たちは、市民や地域から負託を受けてこの場にいます。皆さんの心の中に市議会議員としての矜持があるなら、私たちの討論が心に響き、行動を共にしていただけるものと信じております。
以上、自由民主党の反対討論といたします。
53
◯ 議長(金厚 有豊君)
2番 藤田 克樹君。
〔2番 藤田 克樹君 登壇〕
54 ◯ 2番(藤田 克樹君)
ただいま議題となっております議員提出議案第2号 若者のオーバードーズ(薬物の過剰摂取)防止対策の強化を求める意見書について、自由民主党より反対の立場から討論いたします。
市販薬の乱用は発見されにくく、オーバードーズによる健康被害は違法薬物よりも深刻になる場合があります。これは早急な対策が必要であります。
オーバードーズで救急搬送された患者100人余りを調べたところ、平均年齢は25.8歳で、大半である8割近くが女性であります。これが厚生労働省の調査で分かっております。
また、警視庁は、昨年末に新宿歌舞伎町の「トー横」周辺で一斉補導を行い、大量の市販薬の所持で28人を補導しました。オーバードーズは、「OD」というキーワードでSNSを介して若者たちに急速に浸透し始めています。この点がこの大きな問題の中心であると考えます。
また、厚生労働省は、周囲とつながりがあっても言い出せないような悩みや生きづらさを抱えていると見られ、周囲の人は目を配ってほしいとしています。
こうした中、悩みや生きづらさを抱える若者たちの事情や背景は環境によって異なると考えます。このため、高校生以下に市販薬を販売する際、薬局やドラッグストア等に規制を設ける的を射ないアプローチはしゃくし定規であり、手順を重んじ過ぎることは薬局やドラッグストアの販売業務に対して新たな負担がかかり、これでは民業圧迫につながると考えています。
また、医薬品を必要とする人々にとっても不便となります。
若者へのオーバードーズの浸透を防ぎ、正しい知識を持つことが最も重要であり、薬物乱用の抑止をするためには、地域の事情に合わせ社会的・心理的要因に対処し、予防教育を強化し、依存症の人々に対する包括的なサポートと治療プログラムを実施する本質的な対応が急務であることを申し上げ、自由民主党の反対討論といたします。
55
◯ 議長(金厚 有豊君)
5番 織田 伸一君。
〔5番 織田 伸一君 登壇〕
56 ◯ 5番(織田 伸一君)
ただいま提出されている議員提出議案第2号 若者のオーバードーズ(薬物の過剰摂取)防止対策の強化を求める意見書につきまして、
富山市議会自由民主党より賛成討論を行います。
近年、風邪薬など、市販薬を過剰摂取するオーバードーズが若年者を中心に広がり、薬物依存症の患者が年々増えています。市販薬は薬局などで気軽に購入できるため便利でありますが、過剰摂取による危険性をはらんでいます。オーバードーズは、短期的に見れば不安やストレスからの解放を目的に若年者が生きづらさを緩和するための自己治療として行われる例が多いと指摘されていますが、長期的に見れば、自己治療がうまくいくとは限らず、薬物依存や臓器障害、最悪、死に至る可能性がある危険な行為であります。
本市では、若年層において薬の多量摂取が原因と見られる救急搬送事案は、この5年平均で60人以上発生しています。
この問題については、専門家や関連団体から依存性のある成分を規制すべきだとの意見や、一般用医薬品乱用の危険性を周知するとともに、販売制度の枠組みについても検討が必要だとの意見も上がっています。
我が会派は、木を見て森を見ずと論ずるのではなくて、薬物依存による健康被害から一人でも多くの若者を守るために、また、孤立・孤独対策の推進も含め、政府において特段の取組を求める必要があると考えております。
以上のことから、
富山市議会自由民主党としての賛成討論といたします。
57
◯ 議長(金厚 有豊君)
以上で、討論は終結いたしました。
これより、議員提出議案第1号を起立により採決いたします。
本案件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
58
◯ 議長(金厚 有豊君)
起立多数であります。よって、本案件は原案可決することに決定いたしました。
次に、議員提出議案第2号を起立により採決いたします。
本案件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
59
◯ 議長(金厚 有豊君)
起立多数であります。よって、本案件は原案可決することに決定いたしました。
次に、議員提出議案第3号を起立により採決いたします。
本案件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
60
◯ 議長(金厚 有豊君)
起立多数であります。よって、本案件は原案可決することに決定いたしました。
ただいま議決されました意見書の提出先、方法につきましては、議長にその取扱いを一任されるようお願いいたします。
───◇ ◇ ◇───
議員提出議案第4号
61
◯ 議長(金厚 有豊君)
次に、日程第4 議員提出議案第4号を議題といたします。
提案理由説明・質疑・討論・採決
62
◯ 議長(金厚 有豊君)
これより、議員提出議案第4号 富山市議会議員の請負の状況の公表に関する条例制定の件を、鋪田 博紀君から提案理由の説明を求めます。
〔35番 鋪田 博紀君 登壇〕
63 ◯ 35番(鋪田 博紀君)
議員提出議案第4号 富山市議会議員の請負の状況の公表に関する条例制定の件について、提案理由の説明を申し上げます。
地方自治法の一部改正に伴い、議員の兼業禁止の規定が緩和されたことから、富山市と富山市議会議員個人による請負の状況の透明性を確保し、もって議会の運営の公正及び事務の執行の適正を図ることを目的に、富山市議会議員の請負の状況の公表に関する条例を制定するものであります。
何とぞ御審議の上、全会一致をもって御賛同賜りますようよろしくお願いいたします。
64
◯ 議長(金厚 有豊君)
これより、議員提出議案第4号の質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
65
◯ 議長(金厚 有豊君)
質疑なしと認めます。
以上で、議案の質疑は終結いたしました。
お諮りいたします。ただいま議題となっております本案件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
66
◯ 議長(金厚 有豊君)
御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
これより、議員提出議案第4号の討論に入ります。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
67
◯ 議長(金厚 有豊君)
討論なしと認めます。
以上で、討論は終結いたしました。
これより、議員提出議案第4号を採決いたします。
本案件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
68
◯ 議長(金厚 有豊君)
御異議なしと認めます。よって、本案件は原案可決することに決定いたしました。
───◇ ◇ ◇───
議員提出議案第5号、議員提出議案第6号
69
◯ 議長(金厚 有豊君)
次に、日程第5 議員提出議案第5号、議員提出議案第6号、以上2件を一括議題といたします。
提案理由説明・質疑・討論・採決
70
◯ 議長(金厚 有豊君)
これより、議員提出議案第5号 富山市議会会議規則の一部を改正する規則制定の件、議員提出議案第6号 富山市議会委員会条例の一部を改正する条例制定の件、以上2件を一括して、成田 光雄君から提案理由の説明を求めます。
〔26番 成田 光雄君 登壇〕
71 ◯ 26番(成田 光雄君)
議員提出議案第5号 富山市議会会議規則の一部を改正する規則制定の件、議員提出議案第6号 富山市議会委員会条例の一部を改正する条例制定の件、以上2件を一括して提案理由の説明を申し上げます。
このたびの会議規則及び委員会条例の一部改正については、いずれも、より適正な議会運営とするため、動議の撤回等に関することなどについて、所要の改正を行うものです。
加えて、会議規則については、会議時間の変更を柔軟化するため、所要の改正を行うものです。
以上2件の議員提出議案について、何とぞよろしく御審議の上、全会一致をもって御賛同賜りますようお願い申し上げます。
72
◯ 議長(金厚 有豊君)
これより、議員提出議案第5号、議員提出議案第6号、以上2件を一括して質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
73
◯ 議長(金厚 有豊君)
質疑なしと認めます。
以上で、議案の質疑は終結いたしました。
お諮りいたします。ただいま議題となっております各案件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
74
◯ 議長(金厚 有豊君)
御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
これより、議員提出議案第5号、議員提出議案第6号、以上2件を一括して討論に入ります。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
75
◯ 議長(金厚 有豊君)
討論なしと認めます。
以上で、討論は終結いたしました。
これより、議員提出議案第5号、議員提出議案第6号、以上2件を一括して採決いたします。
各案件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
76
◯ 議長(金厚 有豊君)
御異議なしと認めます。よって、各案件は原案可決することに決定いたしました。
───◇ ◇ ◇───
令和6年分請願第1号
77
◯ 議長(金厚 有豊君)
次に、日程第6 令和6年分請願第1号を議題といたします。
ただいま議題となっております請願につきましては、会議規則第85条第1項ただし書の規定により、直ちに審査を行います。
請願文書表はお手元に配付のとおりであります。
討論・採決
78
◯ 議長(金厚 有豊君)
これより、令和6年分請願第1号の討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
10番 吉田 修君。
〔10番 吉田 修君 登壇〕
79 ◯ 10番(吉田 修君)
ただいま議題となっております令和6年分請願第1号 「消費税率を5%に戻しインボイス制度の廃止を求める意見書」の提出を求める請願に対する
日本共産党の賛成討論を行います。
物価高騰はあらゆる分野に及んでいますが、政府の対策はガソリンや輸入小麦、電気・ガス代といった部分的・一時的な価格抑制策にとどまっております。岸田政権は昨年11月、低所得者への7万円給付と2024年6月以降に定額減税1人4万円を柱とする総合経済対策を発表しました。しかしながら、この給付と減税は国民から大変不評であります。なぜか。いずれも1回きりで、定額減税に至っては決めてから半年以上も先の実施、遅過ぎるからであります。
裏金問題もあり、岸田内閣の支持率は下がり続け、減税を発表したにもかかわらず、今年に入って20%台前半、10%台にもなっております。
さて、コロナ禍以降、世界的な物価高騰の中で、イギリス、ドイツなど、世界の103か国、地域で日本の消費税に当たる付加価値税の減税を期限付を含めて実施しています。ドイツでは2020年に半年間税率を引き下げ、その効果はGDPを0.3%押し上げたと言われております。
一般的に給付金や所得税減税の一部は貯金に回ることから、日本では所得税減税よりも消費税減税のほうが経済効果が高いとされています。物価高騰への対策としては消費税の減税が最も効果的、これは世界の流れであります。
2024年1月の実質賃金は、約2年間、22か月連続マイナスです。昨年11月、時事通信の世論調査では、消費税の減税に賛成が57.7%、反対は22.3%でありました。多くの国民が減税を求めていることが明らかになっております。
消費税の減税は物価の引下げに直結し、全ての国民の暮らしを下支えし、全ての事業者の経営を応援することにつながります。今こそ、消費税の5%への減税を決断すべきではないでしょうか。
また、物価高騰の中だからこそ社会保障や教育の公的負担を軽減し、国民の生活を守り、消費の減退と景気の後退を防ぐべきではないでしょうか。
岸田政権は、昨年10月からインボイス(適格請求書)制度を導入しました。全国で新たに142万の小規模事業者が課税事業者になり、消費税の免税業者であったフリーランスや小規模事業者にとって新たな増税になります。その規模について、政府は2,480億円としていますが、実際の増税規模は1兆円を超えるという試算も出ています。新型コロナウイルスに加え、物価高騰から再起を図る事業者にとって大きな足かせになることは間違いありません。インボイス制度の廃止を強く求めます。
さて、バブル崩壊以降、日本は先進国で唯一成長しない国、賃金が上がらない国になってしまいました。例えば実質賃金、1991年を100とすると、2020年は103.1。アメリカは146.7、イギリスは144.4であります。
一方、東京商工リサーチの調べでは、大企業の役員報酬は2010年から2022年で2.7倍、株主配当は2010年から2019年で2.4倍になっております。まさに、株主資本主義が、弱肉強食社会が、そして、格差がさらに拡大しているのではないでしょうか。
第2次安倍政権は5%から10%に消費税を増税し、年額12.5兆円、国民1人当たり年間10万円もの大増税を行いました。これが消費を冷え込ませ、経済の悪化をもたらした大きな要因になりました。そして、消費税の度重なる増税が失われた30年の大きな要因の1つになったのは明らかであります。
消費税が導入されて35年、消費税収は通算539兆円。この時期に法人税、所得税の減収は613兆円、消費税はまさに法人税・所得税減税の穴埋めにされたのであります。この間、法人税の基本税率は43.3%から23.2%に、所得税の最高税率は70%から45%へ引き下げられました。
昨年12月に決定された自民党の税制改正大綱でこのように述べております。過去40年間の法人税率の引下げによって投資拡大や賃上げに取り組むことが期待された、しかし、賃上げや投資は低迷し、一方で、企業の内部留保はGDP規模、500兆円台に増加、現預金は300兆円を超えると述べ、法人税改革は意図した成果を上げてこなかったと政策の失敗を自ら指摘しております。
法人税減税が失敗だと認めるなら、それと一体に進めた消費税の増税路線を見直し、大企業と富裕層に応分の負担を求め、消費税減税を断行することを強く求めて、請願第1号に対する賛成討論といたします。
80
◯ 議長(金厚 有豊君)
以上で、討論は終結いたしました。
これより、令和6年分請願第1号 「消費税率を5%に戻しインボイス制度の廃止を求める意見書」の提出を求める請願を起立により採決いたします。
本請願は採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
81
◯ 議長(金厚 有豊君)
起立少数であります。よって、本請願は不採択とすることに決定いたしました。
暫時休憩いたします。
午前11時35分 休憩
───────────
午前11時37分 再開
82 ◯ 副議長(高田 真里君)
議長が都合により出席できませんので、私が代わって議事を進めさせていただきます。
休憩前に引き続き会議を開きます。
───◇ ◇ ◇───
議長辞職の件
83 ◯ 副議長(高田 真里君)
ここで御報告申し上げます。
議長 金厚 有豊君から、議長の辞職願が提出されております。
お諮りいたします。この際、議長辞職の件を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
84 ◯ 副議長(高田 真里君)
御異議なしと認めます。よって、議長辞職の件を日程に追加し議題といたします。
まず、その辞職願を朗読させます。
〔職員朗読〕
(辞職願は末尾に掲載)
85 ◯ 副議長(高田 真里君)
お諮りいたします。金厚 有豊君の議長辞職を許可することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
86 ◯ 副議長(高田 真里君)
御異議なしと認めます。よって、金厚 有豊君の議長辞職を許可することに決定いたしました。
前議長から御挨拶があります。
〔前議長 金厚 有豊君 登壇〕
87 ◯ 前議長(金厚 有豊君)
今ほどは、議長の辞職を願い出たところ、許可いただきましてありがとうございます。
思い返せば、昨年の3月に就任して、約1年ほどやらせていただきました。しかしながら、非常に公務が多様で、この多様というのはどういうことかといいますと、新型コロナウイルスが収束しまして、いろんな会合が頻繁に行われるようになりました。本当にスケジュールが過密でありましたけれども、その分を議会事務局の皆さん方に大変お世話になり、あるいは行政当局の皆さん方にも大変お世話になりました。
何を言っても、私の性格から言いますと、文章を読むのがものすごく下手なものですから、恐らく議員の皆さんも行政当局の皆さんもはらはらどきどきしておられたのだと思いますけれども、5年に1回の北信越市議会議長会の会長職を授かりまして、東京へ何遍も行ってきました。
その中で自分なりにいろんなことを考えてみますと、全国にはいろんな議長さんがおられます。いろんな議長さんがおられて、話をしてきますと、やっぱり議長になって、そういう会合に出させていただいてよかったな、自分の勉強になったなという思いでいっぱいでございます。そういうことで、それに出ることに対して、皆さん方に許可をもらって出ていった以上はやっぱり十二分に発揮しなければいけないということで、自分なりに協力をしてきたつもりでございます。
思い返せば、今年1月の能登の震災、その前の新型コロナウイルス、そして、先ほど今本さんのほうからも言われましたが、富山市内にいろんな建物の竣工もありました。あるいは、G7環境大臣、教育大臣の会合もありました。本当に国際的なものにも参加させていただいて非常に感激している次第でございます。
そういったことで、皆さん方にもそういうような時期が必ず来るやと思いますけれども、そのために心の準備を十分にしておいていただければありがたいと思っております。
何を言っても、1年間本当にありがとうございました。
(拍 手)
───◇ ◇ ◇───
議 長 の 選 挙
88 ◯ 副議長(高田 真里君)
ただいま議長が欠員となりました。
お諮りいたします。この際、議長の選挙を日程に追加し、選挙を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
89 ◯ 副議長(高田 真里君)
御異議なしと認めます。よって、富山市議会議長の選挙を日程に追加し、選挙を行うことに決定いたしました。
これより、富山市議会議長の選挙を投票により行います。
議場の閉鎖を命じます。
〔議場閉鎖〕
90 ◯ 副議長(高田 真里君)
ただいまの出席議員数は35人であります。
投票にはこの用紙を使用いたします。
〔投票用紙掲示〕
91 ◯ 副議長(高田 真里君)
投票用紙を配付させます。
〔投票用紙配付〕
92 ◯ 副議長(高田 真里君)
投票用紙の配付漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
93 ◯ 副議長(高田 真里君)
配付漏れなしと認めます。
投票箱を改めさせます。
〔投票箱点検〕
94 ◯ 副議長(高田 真里君)
異状なしと認めます。
念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票を願います。
それでは、投票用紙に被選挙人の氏名を記載してください。
点呼を命じます。
〔職員点呼・各員投票〕
95 ◯ 副議長(高田 真里君)
投票漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
96 ◯ 副議長(高田 真里君)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。
会議規則第31条第2項の規定により、立会人に6番 澤田 和秀君、9番 豊岡 達郎君を指名いたします。よって、両君の立会いを願います。
〔開 票〕
97 ◯ 副議長(高田 真里君)
選挙の結果を報告いたします。
投票総数 35票。これは先ほどの出席議員数に符合しております。
有効投票 26票
無効投票 9票
有効投票中 横 野 昭 君 18票
村 石 篤 君 3票
赤 星 ゆかり 君 2票
橋 本 雅 雄 君 2票
金 厚 有 豊 君 1票
以上のとおりであります。
この選挙の法定得票数は7票であります。よって、横野 昭君が富山市議会議長に当選されました。
議場の閉鎖を解きます。
〔議場開鎖〕
98 ◯ 副議長(高田 真里君)
ただいま富山市議会議長に当選されました横野 昭君が議場におられますので、会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。
議 長 挨 拶
99 ◯ 副議長(高田 真里君)
ここで、富山市議会議長に当選されました横野 昭君から御挨拶があります。
〔議長 横野 昭君 登壇〕
100
◯ 議長(横野 昭君)
お許しをいただいて、一言御挨拶申し上げます。
ただいまは、栄誉ある富山市議会議長に選出していただき、誠にありがとうございます。私自身、限りなく光栄に存じますとともに、その責任の重さをひしひしと感じています。
私は、議員各位の御理解と御支援を得ることを念頭に置いて、円滑な議会運営と議会のさらなる活性化に努めてまいる所存でございます。議会と市当局ともに切磋琢磨して、社会福祉をはじめとした市民生活の向上に努めていくという二元代表制にあると考えています。
本市は、コンパクトシティの深化からスマートシティ推進ビジョンを進めながら、市内全域に向けて誰もが幸せに過ごせる市を目指していることを確信しています。市の発展につながっていくものと考えております。
厳しい財政状況にはありますが、活力と魅力のある安全で住みやすい
まちづくりを進めていくことが市民の皆様の一致した願いであるという認識に立ち、その負託に応えるべく皆様と共に頑張っていく所存であります。そのためには、活発な議論がなされるよう公正にあることはもちろんのことでありますが、丁寧な議会運営に私自身、努めてまいりたいと思っております。
議員の皆様、藤井市長をはじめ、当局の皆様の御協力、御理解を賜りたくお願い申し上げまして、就任の御挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
101 ◯ 副議長(高田 真里君)
それでは、議長と交代いたします。
〔副議長退席・議長議長席に着く〕
102
◯ 議長(横野 昭君)
暫時休憩いたします。
午後 0時00分 休憩
───────────
午後 0時02分 再開
103
◯ 議長(横野 昭君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
───◇ ◇ ◇───
副議長辞職の件
104
◯ 議長(横野 昭君)
ここで御報告申し上げます。
副議長 高田 真里君から、副議長の辞職願が提出されております。
お諮りいたします。この際、副議長辞職の件を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
105
◯ 議長(横野 昭君)
御異議なしと認めます。よって、副議長辞職の件を日程に追加し議題といたします。
まず、その辞職願を朗読させます。
〔職員朗読〕
(辞職願は末尾に掲載)
106
◯ 議長(横野 昭君)
お諮りいたします。高田 真里君の副議長辞職を許可することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
107
◯ 議長(横野 昭君)
御異議なしと認めます。よって、高田 真里君の副議長辞職を許可することに決定いたしました。
前副議長から挨拶があります。
〔前副議長 高田 真里君 登壇〕
108 ◯ 前副議長(高田 真里君)
お許しをいただきましたので、退任に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
昨年3月、副議長の職を拝命いたしまして1年、議員の皆々様、また、藤井市長をはじめ、市職員の皆様には大変な御支援と御協力を賜り、こうして無事に務め終えることができましたこと、心から感謝を申し上げます。
また、いつも献身的に働いてくださいました議会事務局の皆様にも改めて御礼を申し上げます。
金厚前議長には、二元代表制の一翼を担う議会の代表としてのその役割、責務について本当に温かい御指導を賜り、多くを学ばせていただきました。とりわけ、本年元日に起きた令和6年
能登半島地震以降は、富山市議会議長としての役割のほか、北信越市議会議長会の会長として全国市議会への呼びかけや国への要望活動、また、現地視察など、強い責任と熱い思いで迅速な対応でお骨折りいただきましたことに心から敬服をいたします。
この1年を振り返りますと、北信越市議会議長会の総会やG7教育大臣会合などにも出席をさせていただいたほか、公務で全国の議長と懇談をする機会もいただきました。その際は、富山市議会、私以外の34名の議員さんを思い浮かべ、代表する者としてしっかりと本市のアピールに努めるとともに、議会運営に関する情報交換など、交流を図りました。これらを通じて得た知識、経験、人脈は私にとりまして宝となり、今後の経験に大きな財産となりました。
今後は、この1年で得た経験を生かし、富山市議会議員の1人として、初心を忘れず、全力で精進してまいる所存でございます。
どうか皆様にはこれまでと変わらぬ御指導を賜りますことをお願い申し上げ、また、今後ますます富山市議会が発展することを祈念いたしまして、私からの退任の挨拶とさせていただきます。
本当に1年間ありがとうございました。
(拍 手)
───◇ ◇ ◇───
副議長の選挙
109
◯ 議長(横野 昭君)
ただいま副議長が欠員となりました。
お諮りいたします。この際、副議長の選挙を日程に追加し、選挙を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
110
◯ 議長(横野 昭君)
御異議なしと認めます。よって、富山市議会副議長の選挙を日程に追加し、選挙を行うことに決定いたしました。
これより、富山市議会副議長の選挙を投票により行います。
議場の閉鎖を命じます。
〔議場閉鎖〕
111
◯ 議長(横野 昭君)
ただいまの出席議員数は35人であります。
投票にはこの用紙を使用いたします。
〔投票用紙掲示〕
112
◯ 議長(横野 昭君)
投票用紙を配付させます。
〔投票用紙配付〕
113
◯ 議長(横野 昭君)
投票用紙の配付漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
114
◯ 議長(横野 昭君)
配付漏れなしと認めます。
投票箱を改めさせます。
〔投票箱点検〕
115
◯ 議長(横野 昭君)
異状なしと認めます。
念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票を願います。
それでは、投票用紙に被選挙人の氏名を記載してください。
点呼を命じます。
〔職員点呼・各員投票〕
116
◯ 議長(横野 昭君)
投票漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
117
◯ 議長(横野 昭君)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。
会議規則第31条第2項の規定により、立会人に3番 柏 佳枝君、5番 織田 伸一君を指名いたします。よって、両君の立会いを願います。
〔開 票〕
118
◯ 議長(横野 昭君)
選挙の結果を報告いたします。
投票総数 35票。これは先ほどの出席議員数に符合しております。
有効投票 27票
無効投票 8票
有効投票中 松 尾 茂 君 18票
大 島 満 君 4票
村 石 篤 君 3票
尾 上 一 彦 君 2票
以上のとおりであります。
この選挙の法定得票数は7票であります。よって、松尾 茂君が富山市議会副議長に当選されました。
議場の閉鎖を解きます。
〔議場開鎖〕
119
◯ 議長(横野 昭君)
ただいま富山市議会副議長に当選されました松尾 茂君が議場におられますので、会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。
副議長挨拶
120
◯ 議長(横野 昭君)
ここで、富山市議会副議長に当選されました松尾 茂君から挨拶があります。
〔副議長 松尾 茂君 登壇〕
121 ◯ 副議長(松尾 茂君)
ただいまは、富山市議会副議長に選出をいただき、誠にありがとうございます。
議員それぞれ政治理念、また、考え方の違いがあると思います。それでも、同じ目標であります富山市の発展、市民福祉の向上、この共通の目標に向かって様々議論をして合意形成を図り、1つのチームとしてしっかりと前に進めていく、このことが一番重要なことだと考えております。
私自身、微力ではあります。それでも、しっかりと横野議長を支え切って、市民の負託に応えられるように精いっぱい誠心誠意頑張ってまいる決意であります。
今後も皆様からの御指導を賜りますことをお願いを申し上げ、挨拶に代えさせていただきます。ありがとうございます。
122
◯ 議長(横野 昭君)
ここで、常任委員会の開催などのため、暫時休憩いたします。
午後 0時23分 休憩
───────────
午後 2時00分 再開
123
◯ 議長(横野 昭君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
───◇ ◇ ◇───
常任委員選任の件
124
◯ 議長(横野 昭君)
ここで、お諮りいたします。この際、常任委員選任の件を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
125
◯ 議長(横野 昭君)
御異議なしと認めます。よって、常任委員選任の件を日程に追加し、議題といたします。
お諮りいたします。常任委員の選任につきましては、委員会条例第4条第1項の規定により、新たに予算決算委員に金厚 有豊君を選任したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
126
◯ 議長(横野 昭君)
御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
この際、お諮りいたします。議長は予算決算委員を辞退いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
127
◯ 議長(横野 昭君)
御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
───◇ ◇ ◇───
常任委員の所属変更の件
128
◯ 議長(横野 昭君)
次に、御報告申し上げます。
総務文教委員 松尾 茂君ほか18人から、お手元に配付してありますとおり、委員会の所属変更の申出がありました。
お諮りいたします。この際、常任委員の所属変更の件を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
129
◯ 議長(横野 昭君)
御異議なしと認めます。よって、常任委員の所属変更の件を日程に追加し、議題といたします。
お諮りいたします。委員会条例第4条第2項の規定により、常任委員会所属変更申出一覧表のとおり、委員会の所属を変更することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
130
◯ 議長(横野 昭君)
御異議なしと認めます。よって、それぞれ委員会の所属を変更することに決定いたしました。
(所属変更申出一覧表は末尾に掲載)
───◇ ◇ ◇───
議会運営委員選任の件
131
◯ 議長(横野 昭君)
次に、議会運営委員 成田 光雄君ほか9人から、議会運営委員の辞任届が提出され、委員会条例第9条の規定により、議長である私が許可いたしました。
この際、議会運営委員選任の件を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
132
◯ 議長(横野 昭君)
御異議なしと認めます。よって、議会運営委員選任の件を日程に追加し、議題といたします。
お諮りいたします。議会運営委員10人の選任につきましては、委員会条例第4条第1項の規定により、お手元に配付してあります議会運営委員名簿のとおり指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
133
◯ 議長(横野 昭君)
御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
(議会運営委員名簿は末尾に掲載)
───◇ ◇ ◇───
富山地区広域圏事務組合議会議員補欠選挙
134
◯ 議長(横野 昭君)
次に、日程第7 富山地区広域圏事務組合議会議員の補欠選挙を行います。
お諮りいたします。選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
135
◯ 議長(横野 昭君)
御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。
お諮りいたします。指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
136
◯ 議長(横野 昭君)
御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決定いたしました。
本組合議会議員に、
澤 田 和 秀 君
松 井 桂 将 君
鋪 田 博 紀 君
高 田 重 信 君
横 野 昭
を指名いたします。
お諮りいたします。ただいま指名いたしました諸君を本組合議会議員補欠選挙の当選人と定めることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
137
◯ 議長(横野 昭君)
御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました諸君が本組合議会議員に当選されました。
ただいま本組合議会議員に当選されました諸君が議場におられますので、会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。
───◇ ◇ ◇───
富山県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙
138
◯ 議長(横野 昭君)
次に、日程第8 富山県後期高齢者医療広域連合議会議員1人の選挙を行います。
お諮りいたします。選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
139
◯ 議長(横野 昭君)
御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。
お諮りいたします。指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
140
◯ 議長(横野 昭君)
御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決定いたしました。
本広域連合議会議員に、先ほど富山市副市長に選任同意されました
西 田 政 司 君
を指名いたします。
お諮りいたします。ただいま指名いたしました西田 政司君を本広域連合議会議員選挙の当選人と定めることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
141
◯ 議長(横野 昭君)
御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました西田 政司君が本広域連合議会議員に当選されました。
ただいま本広域連合議会議員に当選されました西田 政司君が議場におられますので、会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。
───◇ ◇ ◇───
富山県後期高齢者医療広域連合議会議員補欠選挙
142
◯ 議長(横野 昭君)
次に、日程第9 富山県後期高齢者医療広域連合議会議員の補欠選挙を行います。
お諮りいたします。選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
143
◯ 議長(横野 昭君)
御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。
お諮りいたします。指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
144
◯ 議長(横野 昭君)
御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決定いたしました。
本広域連合議会議員に、
澤 田 和 秀 君
成 田 光 雄 君
村 石 篤 君
を指名いたします。
お諮りいたします。ただいま指名いたしました諸君を本広域連合議会議員補欠選挙の当選人と定めることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
145
◯ 議長(横野 昭君)
御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました諸君が本広域連合議会議員に当選されました。
ただいま本広域連合議会議員に当選されました諸君が議場におられますので、会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。
───◇ ◇ ◇───
議案第107号
146
◯ 議長(横野 昭君)
次に、日程第10 議案第107号を議題といたします。
提案理由説明・質疑・討論・採決
147
◯ 議長(横野 昭君)
藤井市長から提案理由の説明を求めます。
〔市長 藤井 裕久君 登壇〕
148 ◯ 市長(藤井 裕久君)
ただいま提出いたしました案件は、人事案件につきまして、議会選出富山市監査委員の選任に関し議会の同意を求めるものであります。
よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
149
◯ 議長(横野 昭君)
これより、議案第107号 富山市監査委員の選任に関し同意を求める件の質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
150
◯ 議長(横野 昭君)
質疑なしと認めます。
以上で、議案の質疑は終結いたしました。
お諮りいたします。ただいま議題となっております本案件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
151
◯ 議長(横野 昭君)
御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
これより、議案第107号の討論に入ります。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
152
◯ 議長(横野 昭君)
討論なしと認めます。
以上で、討論は終結いたしました。
これより、議案第107号を起立により採決いたします。
本案件は同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
153
◯ 議長(横野 昭君)
起立多数であります。よって、本案件は同意することに決定いたしました。
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議員派遣の件
154
◯ 議長(横野 昭君)
次に、日程第11 議員派遣の件を議題といたします。
お諮りいたします。本件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、提案理由説明及び委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
155
◯ 議長(横野 昭君)
御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
質疑・討論・採決
156
◯ 議長(横野 昭君)
これより、質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
157
◯ 議長(横野 昭君)
質疑なしと認めます。
以上で、質疑は終結いたしました。
これより、討論に入ります。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
158
◯ 議長(横野 昭君)
討論なしと認めます。
以上で、討論は終結いたしました。
これより、議員派遣の件を採決いたします。
本件につきましては、お手元に配付のとおり決定いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
159
◯ 議長(横野 昭君)
御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
以上で、本定例会に付議されました案件は全て終了いたしました。
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市 長 挨 拶
160
◯ 議長(横野 昭君)
藤井市長挨拶。
〔市長 藤井 裕久君 登壇〕
161 ◯ 市長(藤井 裕久君)
3月市議会定例会をお願いいたしましたところ、去る2月28日の開会以来、議員各位におかれましては、提出いたしました諸案件につきまして慎重に御審議の上、ただいま議決していただきました。議員の皆様の御精励に対しまして心から敬意を表し、御礼申し上げます。
審議の過程で賜りました御意見、御要望につきましては、十分これを尊重し、これからの市政運営に資してまいりたいと考えております。
今後とも、議員各位には一層の御指導、御協力を賜りますようお願いを申し上げます。
また、本日、議員各位には議会の組織について協議され、議会役員の改選が行われたところであります。退任されます皆様方のこれまでの御労苦に対し、深く感謝を申し上げますとともに、新たに就任されます皆様方にはそれぞれのお立場で御活躍されますようお祈り申し上げます。
なお、今国会に提案されております地方税法等の一部改正に伴う「富山市市税条例の一部を改正する条例」を事務の時間的な制限から専決処分により処置させていただきたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。
また、先ほどは今本副市長に対しまして、議長から深甚なるねぎらいの言葉もあったところでございます。この場をお借りしまして、私からも今本副市長に対しまして、長年にわたる御労苦に対し、改めて心から感謝を申し上げます。どうぞこの上は御自愛いただきまして、今後とも御活躍されますことを心から御祈念申し上げます。本当に長い間、お疲れさまでした。ありがとうございました。
定例会の閉会に当たり、一言お礼の言葉を申し上げまして閉会の挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。
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閉 会
162
◯ 議長(横野 昭君)
令和6年3月富山市議会定例会を閉会いたします。
午後 2時13分 閉会
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