阿賀町議会 > 2018-03-07 >
03月07日-02号

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  1. 阿賀町議会 2018-03-07
    03月07日-02号


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    平成30年  3月 定例会          平成30年阿賀町議会3月定例会議会議録議事日程(第2号)                    平成30年3月7日(水)午前10時開議日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 一般質問日程第3 議案第3号 平成29年度阿賀町一般会計補正予算(第12号)日程第4 議案第4号 平成29年度阿賀町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)日程第5 議案第5号 平成29年度阿賀町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)日程第6 議案第6号 平成29年度阿賀町介護保険特別会計保険事業勘定)補正予算(第3号)日程第7 議案第7号 平成29年度阿賀町介護保険特別会計サービス事業勘定)補正予算(第2号)日程第8 議案第8号 平成29年度阿賀町診療所特別会計補正予算(第3号)日程第9 議案第9号 平成29年度阿賀町簡易水道事業特別会計補正予算(第5号)日程第10 議案第10号 平成29年度阿賀町下水道事業特別会計補正予算(第5号)日程第11 議案第11号 平成29年度阿賀町営スキー場事業特別会計補正予算(第2号)日程第12 議案第12号 平成29年度阿賀町水道事業会計補正予算(第1号)---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(12名)     1番  清野眞也君      2番  斎藤 栄君     3番  小池隆晴君      4番  入倉政盛君     5番  宮川弘懿君      6番  山口周一君     7番  斎藤秀雄君      8番  五十嵐隆朗君     9番  石田守家君     10番  神田八郎君    11番  石川太一君     12番  猪俣誠一君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町長         神田敏郎君   副町長        波田野正博君 代表監査委員     渡部政勝君   教育長        清野一男君 会計管理者      渡部久美子君  総務課長       渡部和茂君 町民生活課長     星 利昭君   健康福祉課長     神田一秋君 農林商工課長     関  仁君   建設課長       阿部義照君 水道技術管理者    清野康弘君   消防長        寺久保幹男君 消防本部次長     酒井昌幸君   警防課長       宿屋憲治君 学校教育課長     斎藤祐之君   社会教育課長     神田久利君 農業委員会事務局長  長谷川忠市君---------------------------------------事務局職員出席者 事務局長       阿部時也    書記         徳田広樹 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(猪俣誠一君) おはようございます。 ただいまの出席議員は全員、12名であります。 これから本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(猪俣誠一君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(猪俣誠一君) 次に、地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため求めにより出席した者は、これもあらかじめお手元にお配りしたとおりであります。---------------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(猪俣誠一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本定例会議の会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、6番、山口周一君及び7番、斎藤秀雄君を指名します。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(猪俣誠一君) 日程第2、一般質問を行います。 昨日に引き続き、一般質問の終わっていない方から行います。 順次発言を許します。--------------------------------------- △清野眞也君 ○議長(猪俣誠一君) 1番、清野眞也君。     〔1番 清野眞也君登壇〕 ◆1番(清野眞也君) おはようございます。 通告に従いまして、2点、私のほうから質問をさせていただきます。 まず、1点目ですが、阿賀町の財政についてです。阿賀町の財政状況は今後、非常に厳しい状況に置かれていくものと思われます。地方交付税が減らされている状況で、基金の取り崩しが進んでいくものと思われますが、今後10年、町ではどのような財政計画をもって健全な財政運営をしていくのか。歳出削減、歳入増加のための具体的な計画はあるのか。 また、他自治体では、補助金検討委員会をつくり、財政改善と補助金の見直しを進めている自治体もあります。阿賀町でも同様に補助金検討委員会を設置し、見直しを図る必要があるのではないでしょうか。 2点目です。阿賀町米のブランド化と米農家所得増加についてです。 阿賀町産米のブランド米についてどのように考えているのでしょうか。ふるさと納税において阿賀町産米が非常に高い評価を受けたことを利用し、より積極的なブランド化戦略をするべきではないか。また、ふるさと納税で数億円の阿賀町産米が売れたが、阿賀町の米農家の所得アップにつながっているのか、この2点、よろしくお願いいたします。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。     〔町長 神田敏郎君登壇〕 ◎町長(神田敏郎君) おはようございます。 それでは、清野議員さんにお答えしてまいりますが、まずは阿賀町の財政についてでありますけれども、普通交付税の合併算定替え終了の仕組みについてでありますけれども、合併算定替えは市町村に係る普通交付税の算定方法の特例で、阿賀町として算定した財源不足額、いわゆる一本算定と旧市町村ごとに算定した財源不足の合算額を比べて、多いほうが普通交付税の額ということになるわけでありますけれども、合併した年度とこれに続く10年間は、いわゆる特例期間として割り増し分、全額が交付されてきていたわけであります。平成28年度から5年かけて1割減、それから3割、5割、7割、9割と段階的にこれが削減され、平成33年度以降は割増額が完全になくなるという交付額になるわけであります。 しかし、この中には、単純に減っていくものではなくて、いろいろな要素が改善されたりしてきておりますから、必ずしも、減らされる部分については減るでしょうけれども、また一方で、新たな交付要素を加えてきているというようなことでは、単純に今の割合が、総額で割合が減っていくというようなものではないだろうと思っておりますし、またそうしなければ財政はもたないわけでありますから、我々も実際としても、全国の自治体としてもそういったことに対する要望というのは常にやっているわけでありますので、そういう中でこれからも改善されてくるものというふうに思っております。 まずは、この実績でありますけれども、平成28年度は1割カットで9,700万円削減されました。29年度は3割カットで約2億2,500万円が削減されておりまして、平成30年度以降はさらに削減が進んでいくものというふうに予定しているわけであります。単位費用と呼ばれる単価の見直しなどが行われており、今ほども申し上げましたように、将来的な削減額が正確に推計すると、単純に幾ら幾ら減っていく、現在交付を受けている額の何割を掛けて、それが即交付税になってくるというものではないということはご理解いただきたいと思います。 しかし、私どもは、歳入総額の約半分は普通交付税に依存していることから、大幅な削減となる影響は考慮しなければならない。常にそれを念頭に置いて予算をつくっていくということになろうかと思いますので、そういった意味から、職員数の削減などさまざまな行政改革に取り組んできているわけでありますし、合併による効果も今ほど申し上げたようなことで、交付税が増額されたりして現実に至っているわけでありますが、消防・防災対策、地域福祉の充実など、合併しても削減できない、そういった経費が多くある中で、合併算定替えの終了は財政運営に大きな支障が出てくるということは予定しなければならないというふうには思っております。 そういうことでありますから、同じように市町村合併をした自治体と連携して、今ほども申し上げましたように、国への要望活動をしてきているところでありますが、これを受けまして、総務省も動き始めて、普通交付税の算定方法の一部見直しを決定してきているわけです。これは具体的には、森林面積の増加もそうですし、支所の経費、1支所当たり幾らというようなことで、人口密度による需要の割り増し。標準団体の面積の見直しなどによって一本算定の方法を見直し、一本算定額そのものを底上げすることで、縮減額を抑えるといいますか、小さくしていくという取り組みがされているわけです。 ですから、予定されている合併の特例が切れていても、それが即そのまま、減額にはつながっていくでしょうけれども、基礎となる部分についての今ほど申し上げましたような面積の増加を図ったり支所の経費を加算したりというようなことで、可能な限り、大きな影響が及ばないようにしてきているというのも現実であります。 それは、とりもなおさず我々も、各自治体も、まともにそれを全部減額されていくということになってくると財政がもたないわけでありますから、やっぱり交付税交付を受けている自治体としては、連携をして国のほうへ要望をしてきていると、それが反映されてきているんだというふうに思っていただきたいと思います。 したがって、町独自といたしましても歳入の増加、歳出の抑制に取り組んできて、将来的な財源不足への備えということで、基金残高の増強にも取り組んできているわけであります。 町村合併時、平成17年4月1日の基金の残高、財政調整基金を主としておる基金の残高は、総額で18億1,700万円でありました。平成28年度末の基金残高は57億6,804万円と、積み増しの増額実績は約39億5,104万円であります。これは、とりもなおさず皆様のご理解、ご協力を得ながら、いろいろな部分で節減を図ってきたということが基金の積み増しにつながっていったというふうにご理解いただきたいと思うわけであります。 基金の運用につきましても、銀行預金のみでの運用から、平成21年度以降、一部債権での運用を行い、これまで1億円以上の運用益を確保しております。町債につきましても実施事業の見直しによって借入額を抑制して、借り入れを行う場合、交付税算入高が高い、いわゆる有料債である辺地債、過疎債、合併特例債を中心に借り入れすることで、後年の借金返済の財源確保を図ってきているわけであります。 町債、借金ですね、その残高は、平成17年度末には一般会計、特別会計を合わせますと約382億6,600万円でありましたが、平成28年度末では280億1,400万円と、約102億5,200万円を改善してきております。しかも、この中には、交付税参入のある過疎債とか辺地債、こういったものが中心でありますから、恐らく返済する額は、過疎債であれば7割というような交付税参入があるわけですけれども、そういうようなものの平均を入れるとやっぱり6割ぐらいのものが算入されてくるということで思っていてもいいのではないかなということであります。 平成29年度からインターネットを活用した取り組みを行って、ふるさと納税につきましても結果的には歳入確保の一環であるということもできるわけであります。歳出におきましては、人件費を含めて経常経費の抑制に努めておりますけれども、職員数は退職補助の抑制によりまして、合併当初417名から、29年度には327名、97名、約100名近い減員を図ってきております。予算規模におきましても大規模事業の実施などによって年度ごとのばらつきはございますけれども、一般会計当初予算ベースではおおむね120億円から140億円前後で推移してきているところであって、平成30年度当初予算は初めて120億円を切りまして、119億4,000万円と予算規模を圧縮してきている現状であります。 これは今、合併しない町村で、今10町村ありますけれども、10町村の中で一番多いというのは、予算的に私どもより面積も狭く、人口は多くなりましたけれども、例えば聖籠町などは70億台です。これは不交付団体です。それで70億ぐらいですから、いかに阿賀町の予算規模というのは市並みに大きくなってきているということであります。そういった点も含めてご理解をいただく中で、より以上にこの予算規模の圧縮というものは将来に向けてはやっていかなければならないのではないかと思っております。 そういう中で、補助金の検討委員会ということでありますが、有益なものではありましょうけれども、今ここで直接この財政運営にかかわるような補助金の出し方とか、そういうものは、町がいただくものについては国・県なりに要望し、またそこではそういった検討委員会もあるでしょうけれども、なかなかそういうことによって削減をしていくと、大幅に改善を図っていくということは非常に難しい面もございますので、我々のほうは、どちらかというと国・県の補助事業をいかに取り込んでいくかということに傾注しておりますから、そういうものを取り込む中で、一般財源の補助団体に対しては抑制するということになるわけですが、そういう部分で必要に応じてこういったものを検討していくということは、公平性の観点からすれば、有益性のあるものだろうと思っておりますので、今、明日につくってこれをやらなければ大きな財政運営に響いてくるというようなものではございませんので、むしろ我々のほうは、そうした事業に係る部分の補助要望といいますか、そういうことは検討、国等にほかの市町村との連携する中で取り組んでいくということがむしろ有益なことであります。そういったことでは、今すぐこうした事に対応して補助金検討委員会というようなものをつくるというようなことではございませんが、必要に応じてこれは有益なものだろうと思って理解をいたしております。 補助金の財源というのは、当然税金等である公金でありますから、今ほど申し上げたようなことで、より効率的に、しかも効果の上がるやり方で取り組んでいくということでは、いろいろな取り組みをしていくということは、ご指摘のいただいたような取り組みをしていくということはやぶさかではないわけであります。 そういうことで、ますますこの財政運営というものは厳しさを増してきておりますけれども、こうした財政事情を踏まえ、そしてまた私どもは、何といってもやっぱり国・県の補助事業であったり、いろいろな制度に乗った上での事業展開をしていくということが一番肝要なことでもありますから、職員みずからが常にそうしたことを念頭に置き、そしてまた、皆さん方も国・県の補助のあり方とか、そういうものに、こういう補助がある、こういうのは取り込めないかというようなことの提言をいただくなり、私どももそういったものを常に求めながらやっていくということが一番やはり肝心なことだろうと思っているところでございます。 次に、阿賀町産米のブランド化と米農家所得増加についてでありますが、ブランド化戦略をすべきではないかと、ふるさと納税効果が農家の所得アップにつながっているかということでありますが、阿賀町におきましては、水稲栽培面積は588ヘクタールで、生産量約5万俵であります。そのうち半分は個人販売と自家消費となっております。残りの半分につきましては、JA新潟みらいが2万1,000俵、越後ファームが2,000俵、上川と三川にある両農業公社が1,000俵をそれぞれ販売しております。 現在、阿賀町の米として売り出しておりますのは、JAの東蒲幻米、越後ファームの雪室、今摺り米、奥阿賀産コシヒカリ特別栽培米三川農業公社はみかわ稲穂の舞というようなことでブランド化といいますか、名前をつけながら販売しているわけですが、これが定着してきておりまして、これらの阿賀町ブランドについては販売者の地道な努力によって今日に至っているというふうに思っておりますし、特に越後ファームについてはJALのファーストクラス、機内食に採用されているということで、非常に名前も売れているのではないかと思っております。 阿賀町の生産者は、JAの稲作部会を筆頭に、良質米の栽培技術を常に研鑽しており、米の品質指標の一つである一等米比率につきましては、常に県の平均を上回っているという状況にあることは、新聞等でもご案内のとおりであります。 米農家の所得につきましては、阿賀町の限られた栽培面積では増産は大きくは望めませんが、JAから阿賀町産の米に対して加算金が付加されているところでもございますし、今後は、町内に設置されました雪室の有効活用や、農協と連携した流通コストの削減、これにより農家への還元をふやすなどの創意工夫によって、米農家の所得アップと生産意欲増大を図って、より確立されたブランド米を目指して、さまざまな方策を講じながら農家の所得向上にもつながるように努めていかなければならないというふうに思っているところであります。 以上です。 ○議長(猪俣誠一君) 1番、清野眞也君。 ◆1番(清野眞也君) 丁寧な答弁ありがとうございます。 まず、財政状況について再質問なんですけれども、私も議員になりまして、幾つか財政の研修に行かせていただいて、阿賀町の財政が今どういうふうな状況になっているのかというのを知識を積みながら勉強してきたわけで、その中で、素朴な疑問からまずお話を聞きたいと思うんですけれども、以前、夕張市が破綻したということがあったと思いますが、阿賀町はそういうことはないと思うんですけれども、将来的に破綻することがないのか、また行政サービス、今後財政を圧縮していかなければならないというところで、住民の方たちからすると、行政サービスが低下していくのではないかという懸念があると思うんですけれども、そこら辺がどうなのかということを率直にお聞かせください。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。
    ◎町長(神田敏郎君) それは先ほど申し上げましたように、国の制度であったり、いわゆる阿賀町に存在する要件ですね。いわば補助金の確保、税収の確保、そういったものの客体ですね。税金であれば課税客体でしょうけれども、こういったものを着実に把握して、捕捉して、取り組んでいく。そして、職員全員が国・権の補助事業であったり、有益な事業展開を補助事業の展開をしていくというようなこと、それを着実に見据えていく中で、行政改革、つまり組織改革も含めてやっぱりやっていかなきゃならないだろうという限りにおいては、これを常に念頭に置いてやっていくわけでありますから、夕張のように極端に産業が撤退をするというようなことで、大きくその財源が、税収が減っていくというようなことにはなる心配はないものということを念頭に置いて運営をしているということで、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 1番、清野眞也君。 ◆1番(清野眞也君) 予算委員会の前にこういう財政のお話をあえてしたのは、議会だよりに載りますので、より町民の方たちが気になっていることをあえて聞かせていただいてはいるんですけれども、今回の予算の中でも基金を取り崩したという部分があったと思いますし、ふるさと納税でいただいた寄附に関しても、既に溶け込んだ部分と、除雪で使った部分ということがあると思います。毎年毎年この基金の取り崩しが進んでいくと、例えば今回であれば約10億ぐらい使ったと思うんですが、全体を合わせて。10億使うと、今57億あったものが10億減らした。5年後、6年後となったときに基金がなくなってしまうんじゃないか。基金がなくなったときに、実際にそういうことは起こり得ないかもしれませんが、そこをしっかりと念頭に置いて、今後その財政規模を図っていかなければならないと思うんですけれども、基金がなくなるということはないのでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) これは、各皆さんそれぞれの貯金ですから、無計画に取り崩していったりしていけば、そういうことはないとは言えないでしょう。言えないでしょうし、また、いろいろな過大な出費に取り組んでいき過ぎるということもやっぱり念頭に置かなきゃならないわけですから、常に入りと出を調整しながら取り組んでいかなければならない。 あの起債、借金にしても、過疎債、辺地債、とにかく100億あるとすれば、約7割、6割5分ぐらい、65%ぐらいは交付税算入のある起債を使っていると。その点、私どものほうは非常に有利だと。国の制度上そういうふうなことになっているわけでありますから、いかにそういうところに配慮しながら取り組んでいく中で、基金の積み増しも、これは無計画にどんどん何でもやっていくということになれば、こんなにはふえないんですよ。十数億しかなかったわけですから。これはやはり皆さんのご理解をいただきながら、創意工夫を凝らした財政運営をしていく中で、これが積み増しできてきたということですから、これまでもこれからも、やはりそういったことを堅持しながら取り組んでいくということになろうかと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 1番、清野眞也君。 ◆1番(清野眞也君) ある程度勉強させていただく中で、経年的に10年間、合併後から、平成27年度までの数字を全部洗い出させていただいて、グラフ化をしたりとかいろいろさせてもらったんですけれども、町の借金、簡単に言うと借金がどんどん減っているという状況も見させていただきましたし、基金がどんどんふえている、積み増しをしていっているという状況を見させていただいて、財政状況は、別に楽観的ではないですけれども、ある程度行政として努力をされてこられているんだなということは、すごい認識をさせていただきました。 ただ、基金をどう使うかというところにもあると思うんですけれども、先日新聞にも載っていましたが、ニュースにもなっていましたが、新潟市の基金がなくなってしまったということが、結局、首長がどう判断するかという部分もあるかと思いますけれども、ある意味効果的に使っていくということも大事だと思いますが、町長の中で、今後その基金をどういうふうに効果的に使って、歳入の増加につなげていくというところを、計画が何かあればぜひ伺わせていただきたいんですけれども。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 町の財政ですから、貯金をしていってサービスも何もしないというのではないんですよ。いかにこうした私どものような町に対する、いろいろな制度がある。過疎債であったり、辺地債であったり、あるいは補助金にしても有利な補助金があったり。そういうようなものを最大限、単独でやるような事業をなるべく少なくして、そして、そういった有利な補助事業であったり、起債が充当できるというようなものに特化してきていると。 ですからそれは、きょう見て皆さんが常に国はどういう制度をつくった、県はどういう制度をつくった、それはどういう補助事業でもってこれをやれるかと、あるいはそういうものに対して起債がどう使えるのかというようなことを念頭に置いてやっているわけでありますし、過疎計画にしても、辺地計画にしても、それぞれの事業計画の中で取り組んできているという中で今日に至っているわけでありますから。特別に財政計画、当然財政の運用計画というのはご承知のようにあるわけですけれども、そうした中にあっても、それぞれの事業の取り組み、それぞれの担当する皆さんがそうしたことを心がけていかなければ、なかなかここに至らないわけでありますから、やはりそこは統一した考え方を持って取り組んでいく必要があるのではないかと思っておりますし、夕張のように大きな炭鉱のまちですから、あれがもうどんと閉山になった、そうすると勢い、大部分を占めていた税収というのがほとんどなくなるわけです。こういう場合というのは、もう本当に避けられない事態になったんだろうと思います。 というのは、そういう長い間で行政と企業の間で、いつ破綻しますからこの辺はもう税収はありませんよなんていうことはありませんから、やはりそういったものを持ちながら、いろいろな事業に取り組んできたんだろうと思います。ですから、行ってごらんなさい、すばらしい庁舎であったり、すばらしい建物がいっぱいあるわけですよ。ああいうものに投資をしてきているわけですから。しかも一遍では払っていないでしょう。恐らくいろいろな起債も使っているかもしれませんけれども、そういった中での企業の破綻とか、いわゆる企業城下町とかそういうところというのは、常にそういった企業の動きというものをよく見ながら取り組んでいかないと、時としてやっぱりそういうことになる。 我々のような場合、どうしても国・県の補助事業であったり、こういった優良債、つまり100億借りれば70億の交付税算入が後年度に入ってくると。つまり30億で済むわけでしょう。あるいは辺地債にしても、同じようなことで80%の交付税算入が出てくるというような、こういう優良債に常に目を向けながら取り組んできていると。これからもそういうことに目を向けていかなければなりませんし、国・県へ対して、こういう事業をやるに当たっては、こんな補助事業、あんな補助事業、そしてあるいはそういう、こちらがむしろ提案をした、市区町村が提案する優良事業といいますか、そういうものを提案する中で、いかに財政を堅持しながら将来に向けていくかということを念頭に置いた運用をしていかなければならないものというふうになっているわけでありますから、過疎計画にしろ、辺地計画にしろ、その都度出させられているわけでありますし、そういう取り組みをしてきているわけでありますから、そういう姿勢を崩さない限りは、大きな変動はないものというふうに思っております。 ○議長(猪俣誠一君) 1番、清野眞也君。 ◆1番(清野眞也君) 財政の全体として見ると、何かをして根本的な解決がすぐに起きるというふうなことではないと思いますので、抽象的な話になってしまうとは思うんですけれども、少し具体的な話という中で、私の一般質問の中で補助金の検討委員会というものを提案をさせてもらったんですけれども、歳出をいかに抑制するかという中で、10年間の補助費等の額、決算の額ですけれども、大体7,000億か6,000億の間でずっと推移をしているわけで、10年経ったけれども、余り補助費が見直されている形というのが見えてきていませんでした。 ニセコの例になるんですけれども、補助金検討委員会をして、一気にではないですが、例えば5年なりで6,000万の補助金の削減をしたと。補助金を全て廃止するということでは全くありませんし、ただ、しっかりと効果的な補助金の出し方であり、見直しでありということが大事かなと思っております。やはり補助金を効果的に活用することで、地域活性化や産業振興などに有効な手段となると。 しかしながら一方で、問題点も幾つか指摘をされているということが書いてありまして、給付の申請が手続複雑で膨大な事務処理を伴う。給付主体による判断基準がまちまちで、判断根拠は不透明なものも多い。給付による具体的な効果が見えにくい。給付が既得権化する一方、見直しが難しいと。 僕なんかはもうイメージで話をしますけれども、何かしら忖度があって、ずっと補助金を出し続けなければならないと。補助金を出すことによって、その事業、その団体が、どこかを名指ししているわけじゃないですけれども、どこか団体があって、補助金がないとその団体が運営できない。じゃ、補助金がなくなったら、その団体は潰れてしまうから、補助金を出し続けるしかないというような形で、その団体もある程度力を持っているから、政治的になかなか切れないというようなことがもしかしたら起きているのではないかというふうなイメージを持っているんですけれども、もしそういうのがあるのであれば、このような第三者機関をつくることによって、やはり第三者機関がそこをしっかりと適正に見ることによって、新しい補助金が必要なところに回すこともできるでしょうし、同じような補助金が乱立しているところを圧縮して一本化することもできるでしょうし、いろいろな可能性ということが考えられると思います。 補助金をなくすわけではなくて、見直しをするときに来ているのではないのかなというふうな話で、これをお話しさせてもらったんですが、そこら辺はいかがお考えでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 清野議員さんは視点が違うんです。それは私ども、補助金なんていったって10万とか、体育協会に40万出すとか、単独で出すのはそんなものでしょう。そんなものを補助金の規制委員会であったりというのは、これはもう我々で皆さんと一緒になってもやれるわけですよ。ところが、補助金、私らのほう、新潟市なんかは単独のいわゆる資金がいっぱいあるわけですね、税収が。私のところは、まさにこっちでやろうというのは13億か14億ぐらいですね、税収は。そのぐらいしかないわけですから、あとはみんなひもつきですよ。補助金をもらっているわけですし、過疎債はちゃんと充当する場所が決まった上で過疎債使うわけです。同じ借金であっても交付税算入、つまり後々財政に支援してもらえる70%であったり80%の交付税算入がある、つまり補助金みたいなものですよ、国からの。 そういう制度に乗ったものでやっているわけですから、そんなものを町の皆さんで、誰と誰と検討委員会をつくりました、根本からやらなきゃならんわけですね。ですからむしろ、例えば大きな国債みたいなもの、誘致するとか、そういうようなことで、町が単独で出さなければならない、逆にそういった団体へ補助するというようなことの場合に、果たしてこれは有益なものかどうかとか、そういうようなことになれば、当然皆さんのご理解のもとで取り組まなければならないということになるわけですが、今消防署をつくるといっても、どういう起債で、あるいは借金をしながら、後年度に少なくとも半分ぐらいは交付税算入があるとか、そういうものをもって充てるわけですから、これは町が単独でもってやって、借金、後から大変だなんていうことになれば、これはおっしゃるとおりになるんでしょうけれども、国の制度に乗っかった起債であったり、借金であったり、補助金であったりというものを有効活用する中で、この100億に及ぶ予算をつくっているわけでありますね。ここで全く自主財源というのは13億から15億円ぐらいしかありません、自由になるのは。そういう中での運用でありますから。そして、その中でも基金を、やはりそういった部分の節約をする中で基金を積み立てていく、これぞまさに、今度は単独で使えるわけでありますから、自己資金がないときに、この基金を運用していくということになるわけです。 ですから、そういう考え方でぜひ、これはもう大きな町になるとか、そういうことになれば当然必要になってくるでしょうし、新潟市みたいな大きいところは自主財源というのが大半を占めるわけですよ。そうすると、そういう中で、町独自でこういう支援をする、こういうものを建てていくということでは、単独の事業費が非常に大きいわけですね。それが積み重なっていくと、せっかく積んだ基金であっても、投入しなければならないというような現状になってくることは当然あるわけでありますので、我々としてはそういったことを十分見ながら、この起債を充当させていくということになろうかと思います。ご心配要りません。 ○議長(猪俣誠一君) 1番、清野眞也君。 ◆1番(清野眞也君) 私の認識が誤っていたところもあるかと思いますが、大体ひもつきで補助金を出しているということで、安心をさせていただくんですけれども、今度は歳入の増加についてですが、歳入拡大に向けてというところにも向けて、自治体のシンクタンクというのがあると思います。 戸田市政策研究所とか春日部未来研究所などなど、いろいろとやっている自治体もあると思いますけれども、自治体シンクタンクというのが地方自治体の政策、創出において徹底的な調査、研究を行い、当該問題を解決するための提案を行うために組織された機関というふうに位置づけられているんですけれども、現状、企画財政課としてしっかりと行政の中でも政策というか、企画をする期間というものがあるかと思いますけれども、このように新しく実際にシンクタンクという、問題をとにかく解決するというところをつくることによって、職員さんのモチベーションアップにもなるでしょうし、新しい形での積極的な問題解決についての提案もどんどん出てくると思います。 その中で、歳入の確保という問題も少しは解決していくような働きというか、動きというのが出てくるのではないかと思いますけれども、町長はいかがお思いでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) これはやっぱり今、町は補助金とか交付金とかいうものを除くと、ことしの場合も119億の予算を組む中で、全く自主財源といえるものは町税ですよね、家屋の固定資産税、町民税ですね、こういうものですが、それは13億余りしかないんですよ。13億、10%ちょっとぐらいのものなんです。あとはほとんど交付金であったり、町税をふやすのは、固定資産税というのは、家屋がいっぱい建つとか、大きな工場ができるということになってくると、これはもうどんどんふえてくわけです。発電所が1つ今更新されましたけれども、これだけでも相当の金額を予定しているわけです。こういうことだろうと。 ですから、税収をふやしていくためには、やっぱりそういったことをやらなければならないでしょうし、あるいは工場が入ってくるということによって、固定資産税もふえるでしょうし、町民税もふえるというようなことでは、やはり有益なことではありますから、工場誘致であったり、いろんな面での取り組みをしていくということは、もう本当にぜひ必要なことだろうと、こういうふうに思っております。 理論的には、今、清野議員さんおっしゃることは皆さんもご存じのとおりでありますし、これは新潟市とかそういうところにむしろ教えてやりたいですね。そういうような思いでおります。 ○議長(猪俣誠一君) 1番、清野眞也君。 ◆1番(清野眞也君) 自治体シンクタンクというのは、行政の中につくっていくというものもありますし、NPOとして第三者機関でつくるというものもありますので、それはやり方がいろいろあるとは思うんですけれども、行政の職員は圧縮しなければならないという中で、ふだんの業務に追われていて、新しい発想というのがなかなかできないであったりとか、研修の費用に関しても、職員さんたちが新しいマーケティングを学びたいとか、地方創生の先進自治体に行って新しい事例を学んでくる、実際にその場に行って学んでくるという機会もなかなか数が少なくなってきているというふうにお聞きをしました。 管理職になったときの研修がメーンになって、自分で新しく学ぶというところも少なくなってきて、それがこの新しいものがなかなか起きにくい町の状況というふうになっているのかなというふうに懸念をして、今、自治体シンクタンク、政策研究所みたいなものをつくったらどうですかというような話をさせていただいたんですけれども、その中で、今度、阿賀町米のブランド化というところに進んでいきますが、昨日、山口議員からも全く同じ趣旨のお話をしていただきまして、町としてはブランド化に向けて強力に動いていくと。行政、民間、一緒に進んでいくというようなお話をいただいたんですけれども、今回のふるさと納税のお金の使い道に関しても、除雪でほぼ使ってしまったというところがあるかと思いますが、これだけ阿賀町米の人気が出たということで、ふるさと納税のカテゴリー分け、先日もお話を少しさせていただきましたが、ふるさと納税を寄附するときに、何にこの寄附金を使ってほしいかというところを選択するところがあります。幾つか選択する中で、農業に関しての選択肢がなかったわけです。今現状ないわけで、その使い道に関してこの農業、お米をつくっている農家さんに対して何かしら支援をするというカテゴリーをつくることによって、阿賀町の米をつくっている農家さんに、直接所得というふうな形で補助をしていくというような形というのがもしかしたらできるのではないかなと思うんですけれども、提案なんですが、どうお思いでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) これは圃場整備であったり、特に阿賀町農業についてはいろいろな面で、町が直接単独で補助するというのも、農道であったり、そういうものも場合によってはあるわけですけれども、それ以外に国の優良補助であったり、県の補助であったりというようなものを最大限活用してやっているわけですから、それはみんな農家還元と言ってもいいぐらいなわけですよね。今、圃場整備であっても、負担金なしで国のほうは、いいからもうやろうじゃないかということで、ぜひ2次、3次の農地整備をやってほしいというのが希望なんです。 そういうようなことで、決して農家還元をしていないとか、そういうことではありませんし、米についても、米のものについてはほぼ40%返礼としてやっている、その収入というのは、当然米農家のほうと、またそこを仲介している皆さんのほうにもいくわけですけれども、そういう形で米のものについては米の売り上げにつながっているわけですから、それを町が40%、別に幾ら取らなければならないというわけではありませんから、微々たる、きのうの山口さんとちょっとずれたところもありましたけれども、こういうものは還元するにはやぶさかでないわけでありますから、こういうのをいかにして農家の皆さんに直接喜んでもらえるような形にできるかどうか、これは検討する必要があるだろうし、もっと返礼、町が幾ら残さなければならないというものではありませんから、そういう中での取り組みというのは十分できているわけでありますし、町が単独の資金を入れるばかりじゃなくて、今ほど申し上げましたように国の事業、県の事業をいかにして取り込んで圃場整備に充てたり、農業政策に充当できるような、そういう仕組みというのは常に考えてやっているわけですから、それをやらなければ、この阿賀町の少ない税収、財源の中で取り組みなんかできるわけありません。 そういう意味ではぜひ一つ、圃場整備でも2次、3次の圃場整備であっても、かつてのように、担当幾らの負担金なんて言わなくてもできる仕組みになっているんですが、むしろこれは農家の皆さんの高齢化が一番の問題であって、後継者というものにどう取り組んでいこうかということは、地域おこし協力隊の何人かが入ってきたりしているわけですけれども、そういうものをふやしていく中で、また活性化が図れるものであるならば、これからもそういったことの取り組みをやっぱり進めていく必要があるでしょうし、いかにして農家の皆さんの意欲というものを引き出せるかという取り組みはこれからもやっぱり続けていかなければならないでしょうし、積極的に取り組んでいかなければならないのではないかと思っています。 ○議長(猪俣誠一君) 1番、清野眞也君。 ◆1番(清野眞也君) ブランド化というところで、阿賀町のお米というのをもっとPRしていかなければならないんですけれども、昨年、さとふる上では、日本一売れたお米なわけですよね、さとふるに上というところでカテゴリーをしっかり切れば。1年間で5億円、6億円売れたお米というふうにPRもできるわけじゃないですか。それを、なかなか行政の職員の人たちが自分たちが考えてやるといってもなかなか難しいことだとは思うんですけれども、民間の方たちとうまくマーケティングの面で協力をしてブランド化を進める方法というのがあると思うんですが、現状でどのように来年度以降、阿賀町のお米というものを売り出していく計画を持っているのかというのをお教えください。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 私は、常にやっぱり、これは誠意をもって、そして誠心誠意、阿賀町の米はおいしいんだということの今の取り組みを続けていくことだろうと思うんですよ。 一歩間違えば、このぐらいは古米が入ってもいいだろうかというようなことで、一歩間違ってそれが評判になれば、もう全部アウトですから。ですから、来年に保証されたものではないということです。そういう思いでは、やっぱり細心の注意をもって、これからもふるさと納税に米を主体とするであるならば、やっぱりそういう取り組みをしていかなきゃならないだろうなと思っておりますし、これからも何かにつけてやっぱり米が一番いいのではないかと。 ところが、米はここでとれる米、当初も申し上げた5万俵ですよ。それが幾つかの、民間の皆さんもいれば農協もあれば、そういう中から、いわゆるふるさと納税の返礼品として送っているわけですから、限りがあるわけですよね。ですから、評判を落とさない、限りのある中で、より皆さんから評価の高いままでやっていける取り組みをしていくということが一番大事なことだろうと思っております。 ○議長(猪俣誠一君) 1番、清野眞也君。 ◆1番(清野眞也君) 町長の言われることはもっともで、しっかりとふるさと納税に関しては質を維持していくというところも大事でしょうし、来年度以降も同じような形でふるさと納税がもらえるということもわかりませんので、こちらとしても準備をしていくということは大事だと思うんですが、じゃ今度、町長が以前が言われているように、ふるさと納税の制度自体もいつなくなるかわからないわけで、ふるさと納税の制度がなくなったら、阿賀町のお米が売れなくなったということではだめなわけですから、常にふるさと納税がいつなくなってもいいように、ふるさと納税の仕組みの上だけじゃなくても売れるお米というものにしていかなければならないわけで、そのためのふるさと納税、ツール、道具だとは思うので、このチャンスをしっかり生かして、阿賀町のお米がどこからでも、どのルートからでもしっかりと単価をとって売れるという状況、それはブランド化ですけれども、そういうことにすることが農家の所得アップに一番つながることだとは思っていますので、そこをふるさと納税をうまく使って、いかに全体的なお米というところでブランド化をしていくかというのを少しお伺いをしたいんですけれども、お願いします。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) これは、ことしたまたまこういったことになったわけですから、これをいかに堅持していくかというのは、今まで以上にというよりは、今までのものを踏まえながら大事にして、これからも皆さんから注目をしていただける米になるように、我々のほうも努力しなきゃならんでしょうし、また、この機会を通じて、いかに発信していくかと、ほかへですね。 どちらかというと大阪・近畿のほうが多かったということでありますから、よそからも評価していただけるようなものにしていくということは、これからの取り組みでもあるでしょうし、いわゆるこの中に入っている中間業者というか、そういう皆さんも商売ですから、いかにこの米を売っていくかということもあるわけでありますし、そういう中で、例えば南魚沼なんかも私どものほう注目し出してきておりますから。あそこらは桁が違います、生産量が。 そういう中での取り組みを情報交換しながらも、本来の農家のあり方というか、米の生産というものにも注目しながらやっていかなければならないのではないかと、おっしゃるとおり、いつだめになるかわからない。それは、評判を落とさないためには、やはり返礼するお米そのものの価値を落とすことのないように、このぐらいならいいだろう、このぐらいならちょっと混じってもいいだろうなんていうことであっては、もう一遍でアウトですから、そういうことを心がけながらこれからもやっぱり、続けてもらえるならばそういうふうな形で取り組んでいく。でも、本来の農家のあり方もやっぱり大事にしていかなきゃならないのではないかと思っております。 ○議長(猪俣誠一君) 1番、清野眞也君、残時間が少なくなりましたので、簡潔にまとめてお願いします。 それでは、1番、清野眞也君。 ◆1番(清野眞也君) 残り時間も少なくなりましたので最後にさせてもらいますけれども、お米のブランド化を高めることで、先ほどもおっしゃっていたとおり、阿賀町に来てお米をつくれば生活ができると、もうけられると、自分が生活できるというふうになれば若い人も来てくれるでしょうし、そこまでのしっかりレベルを高めてもらうことが、結局は阿賀町のためになると思いますので、今回のふるさと納税でお米がたくさん売れたということをしっかりとチャンスとして生かしてもらって、今後のブランド化、または財政のほうもしっかりと進めていってもらえればなと思います。 これで終わります。 ○議長(猪俣誠一君) よろしいですか、答弁は。答弁いただくのであれば、答弁。 ◆1番(清野眞也君) お願いします。じゃ。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 私どもも、これにおごることなく、しっかりと先を見通した、ふるさと納税ということではなくて、ふるさと納税を通して見た阿賀町のお米の評判といいますか、そういうものをしっかりと受けとめながら、これからどう維持していくか、それより以上に前へ進んでいけるかということをやっぱり考えていかなきゃならないだろうなと。まさに今、清野議員さんからあるお話を踏まえながら、取り組みをしていきたいと思っております。 ○議長(猪俣誠一君) 1番、清野眞也君。 ◆1番(清野眞也君) 以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(猪俣誠一君) 以上で、1番、清野眞也君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △入倉政盛君 ○議長(猪俣誠一君) 次に、4番、入倉政盛君。     〔4番 入倉政盛君登壇〕 ◆4番(入倉政盛君) それでは、一般質問に入りたいと思います。 3点ほど追っていきたいと思います。 1つは、後期医療保険料軽減措置の見直しで大幅にふえるということなんですけれども、この後期高齢者医療制度が、2008年の制度導入以来、3回にわたる医療費を上げてきているわけです。高齢者の生活を圧迫する要因になっているものでありますけれども、特例軽減がなくなれば、町のほうでもこういうふうな、この高齢者の資料も出して見せてもらいましたけれども、この特例軽減がなくなると、現在5割軽減が適用されている人の保険料は7割減額になるわけです。保険料は2倍に上がります。年収80万円以下で、9割減額を適用されている人の保険料も7割減額になります。 またさらに、健康保険、健保ですね、健保と共済の扶養家族だった人が後期高齢者に移って2年以内ならば5割軽減なんですけれども、3年目にはもう全額負担ということになるわけです。そうなると、5倍から10倍にふえるという試算もあるわけですが、まさに低所得者、低年金の高齢者に大負担増になるわけです。 これは結局、この制度そのものが、負担増を我慢するか、医療保険を抑制するかの選ばせるような制度だと私は考えておるわけですけれども、質問に入りますけれども、この特例措置廃止が重要な今問題になっているわけですけれども、特例を受けている低所得者の均等割軽減、また元被扶養者軽減の、今何人おられるのか。また、特例軽減が廃止された場合の被保険者への負担増はどうなるのか。これは広域連合でやっているわけですが、町としてこの被保険者の負担増をどのように抑制しようと考えているのか、これ1点です。 2番目の、国保の子供の均等割減免で子育て支援をということで、国保の均等割をめぐり、サラリーマンなどが加入する被用者保険は、子供の人数がふえても保険料は変わりません。これは収入に応じてやっているわけなんですけれども、市町村国保の場合は、世帯内の加入者に応じて賦課される均等割があるため、これは子育て支援にも逆行するという、全国知事会も子育て支援の観点から子供に係る保険料均等割の軽減を要請しているわけですけれども、町のほうではどのように対応されるか、その1点です。 あと最後に、臨時非常勤職員制度の改革を、これは1994年に328万人をピークとして、定員適正化やアウトソーシングなどにより23年連続で減り続けています。地方公務員法の改正によって会計年度、任用職員制度が導入されるわけですけれども、32年4月から実施するわけなんですけれども、31年あたりから、この任用職員を募集というか、そういうふうな形になると思うんですけれども、町の職員の方もその人あたりから地方公務員法ですかね、あと地方自治法などのあれが入って検討されていると思うんですけれども、どのように対応されるのかお聞きしたと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。     〔町長 神田敏郎君登壇〕 ◎町長(神田敏郎君) それでは、入倉議員さんにお答えしてまいりますが、平成30年度の後期高齢者医療保険の軽減措置の見直しで予想される負担増対策ということでございますが、何点かいただいたわけですが、平成30年度の軽減特例制度の見直しは2点でございます。 1点目は、低所得者に係る所得割2割軽減がなくなることでございまして、対象被保険者は1月30日現在で406人です。 2点目は、元被扶養者に係る均等割が7割軽減から5割軽減になることでございまして、対象被保険者は302人でございます。1月30日現在の後期高齢者は3,295人となっておりますので、約21%の方が対象となるということであります。 町として負担増をどのように抑制するのかとの質問でありますけれども、これは新潟県後期高齢者広域連合ではもうやっているわけですから、新潟県独自の軽減策は考えておりませんし、県内市町村で統一の保険料でもございますので、現在単独で減免をしている新潟県内の市町村もございません。阿賀町でも単独での軽減は現段階では考えておりませんので、その辺のところは全国共通のお話でしょうから、この辺は私ども、これからの状況を見ながら、阿賀町だけの問題ではないだろうと思っておりますので、そういうのを連携しながら対応していかなきゃならん問題だろうと思います。 国保の子供均等割減免で子育て支援ということでありますが、ほかと違いまして、国保には世帯内の加入者に応じて賦課される均等割があるため、子育て支援対策として軽減措置を町で対応できないかということなんでしょうけれども、国保の子供均等割減免で子育て支援ということですが、国民健康保険施行令において医療分の均等割総額と平等割総額の案分割合は70対30ですよね、7対3を標準としてございます。 平成29年度、新潟県内で阿賀町と同じ医療分の3方式を採用している市町村は24市町村ございますが、案分割合の平均は65対35ですから、少しこれは軽減されていると言えるんですが、阿賀町では均等割は51、それから平等割は49で算定しているということであります。均等割額を少なくし、平等割額を多くすることで、既に子供がいる多人数世帯に対する負担を軽減しているというところで、ひとつご理解いただきたいと思います。 それから、臨時非常勤職員制度の改善でありますけれども、これも全国レベルのお話でございますから、私どもばかりではないんですが、厳しい財政事情、地方公共団体続いているわけでありますが、多様化する行政需要に対応するため、臨時非常勤職員が増加をしているということはまさに言われるとおりでありまして、平成28年4月現在、国レベルでは64万人、約10年で4割増加しているということで、市区町村では3人に1人は非正規公務員であると言われ、臨時非常勤職員は地方行政の重要な担い手ということになっているわけであります。 しかし、これまで臨時非常勤職員、いわゆる一般職非常勤職員につきましては、法律上、任用根拠に関しては明文化された規定がないので、各地方公共団体においては独自の解釈によって任用を行っております。 例えば臨時保育士を雇用する場合、ある役所では特別職の非常勤職員として雇用していることから、地方公務員法の適用は受けず、また、別の役所では一般職の非常勤職員として雇用していることから、地方公務員法の適用を受けるというように、任用に関して統一が図られていない状況であることから、法に明文化の必要性が以前から指摘されているということは、今お話しのとおりなんですね。このため国では、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正して、臨時非常勤職員の任用の根拠や服務、懲戒などに関する規定を法律で明確に定めて、平成32年4月1日から施行することになったわけです。 改正後の臨時非常勤職員の任用につきましては、専門的な知識と経験を有し、行政への助言などを行う職として雇用する場合には特別職非常勤職員として任用し、また正規職員が病気休職、育児休業などによって欠員となり、その期間を欠員補充をするために雇用する場合には臨時的任用職員として任用して、そして正規職員の業務を補助するために雇用する場合には会計年度任用職員として任用することとして、大きく分けてこの3つの職に分別されることになったわけであります。 これによって、阿賀町においてこれまで臨時職員として雇用した職員につきましては、改正法が施行される平成32年4月1日から、正規職員の業務を補助する会計年度任用職員に移行することになり、また地域おこし協力隊、集落支援員につきましても、これまでの特別職、非常勤職員としての任用から、会計年度任用職員への任用と移行させるよう、国からの通達が来ているということでございます。 この会計年度任用職員制度につきましては、1会計年度内を任期として任用することになりますので、任期終了後において必要とされる場合には再度の任用も可能であるほか、正規職員等の格差是正を図るために、6カ月以上の勤務を目安に勤務手当の給付についての規定も設けられております。 また、正規職員同様に法令及び上司の命令に従う義務、信用失墜行為の禁止、秘密を守る義務などの服務に関する規定も適用されるとともに、懲戒処分の対象にもなることから、公務運営の適正確保の観点から、適切な運用が求められているというのが現状であります。 会計年度任用職員制度は、職員の服務、懲戒処分の規定を初め、正規職員の補助する目的で雇用しなければならないことを法律において明文化して、任用の厳格化を図る制度であることから、ただ単に自治体の都合で正規職員を減らして、そのかわりに会計年度任用職員をふやすといった任用の形態をとることは法の趣旨に合わないということでありまして、制度が施行された後においても、職場や仕事そのものが大きく変わることはないものというふうに認識しております。 服務規程や懲戒処分の適用を受けることとなる会計年度任用職員においては、これまで以上に公務の信用を念頭に置いた姿勢や行動に心がけるよう、意識を変えていただく必要があるものと思っております。 本町においても、平成32年4月1日の施行に向けて、今、制度導入の準備にとりかかりますけれども、期末手当の給付に係る財源確保や職員に対する意識改革の啓蒙など、財政面、運用面において、さまざまな課題もございます。こうした課題解決のために、十分検討を重ねまして、使用者としての責務を果たすべく、法に準じ、適正かつ厳格な制度の運用に努めてまいりたいと考えますので、ご理解をお願いしたいというふうに思っている次第であります。 会計年度任用職員制度の施行に当たりましては、条例制定の必要もあり、時期がまいりましたら、これは当然、議会にお諮りをする予定でもございますので、改めてご審議を賜り、あわせてこの際お願いをしておきたいと思う次第であります。 以上であります。 ○議長(猪俣誠一君) 4番、入倉政盛君。 ◆4番(入倉政盛君) 一番最初の後期高齢者医療の減額措置ですけれども、これ広域化でやっているわけで、全国的な問題なんですけれども、そもそも3回にもわたって保険料を上げるということ自体、この制度そのものがうまくいっていないというあかしでもあると思うんですよね。それでもって、またこの制度を改善していく方向。例えば老人保健制度に戻すとか、そういうのを国のほうとかに運動していっていただきたいと、私はそう思っているんですけれども、どうでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 後期高齢者医療は広域でやっているわけですから、広域とともに今のようなお話が当然出てくると思うんですよ。ですから、そういうことでの国の働きかけは一緒になってやらなきゃならないでしょうし、場合によっては、これで結構だという市町村もなきにしもあらずでしょうから、その辺のところは、ひとつ今後の推移を見ていきたいと思っております。 ○議長(猪俣誠一君) 4番、入倉政盛君。 ◆4番(入倉政盛君) これ以上悪くならないように、広域連合と一緒になって、国のほうにまた要求していただけると思います。 2番目の子供の均等割減免ですけれども、町のほうでも、町長も幼児の200万までの医療費とかいろいろ努力されていますけれども、均等割ですね、これ資料をちょっと、あるの自治体なんですけれども、東京都議会でもそうなんですけれども、これ意見書も出しているんですね、これ減免するということを。知事会のほうでもそうですけれども、また、埼玉のふじみ野市でも対象年齢18歳未満の子供が3人以上の世帯の3子以降の均等割を全面免除するというようなこともやっているわけです。減免額が1人当たり3万6,100円になっています。後期支援分が1万1,000円。対象人数が203人なんですね。だから、これがまた全国的に広がれば、また町のほうとしても努力していただきたいと私は考えております。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 非常にわかりいい話をしていただきまして、私どももそういったことに関しては一緒に、県でありますから、一緒になって、多分同じ考えの市町村が多いのではないかと思いますので、行動をともにして、こういったものが実現できれば幸いだと思っております。 ○議長(猪俣誠一君) 4番、入倉政盛君。 ◆4番(入倉政盛君) わかりました。 それでは、3番目の臨時非常勤職員制度の改善をということなんですけれども、まさに町長の言われたとおりなんですね。新しくできる臨時非常勤職員の任用根拠の明確化、適正化をするために、こういうふうなものを設けたと私も思っているんです。これはなかなか、これから取り組む中でちゃんと精査しない部分もあると思うんですよね。その辺のところは町長の言われたように、本当に実行していただきたいと思う、30年度あたりからやってもらえるんじゃないかなと思うんですけれども、どうなんでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) これは32年4月1日から施行すると申し上げたところでございますので、何とか、こういった臨時でなくて、正規でもって全部対応できれば一番いい話ですから。臨時を正規にするということじゃないですよ。 そういうようなことで、やはりもっとそういった部分の業務の整理も必要でしょうけれども、しかしこの辺はある意味では、こういったことで協力してもらっていることは、そういう皆さんにとっては、また一つ働く場になっていくということでありますので、余り厳格化してしまうと、これは就業される皆さんからすれば余り希望しない部分も多いのではないかと思いますけれども、しかし、のんべんだらりということでやっていったのでは、まずいでしょうから、これに沿った形で、より適正な運営で、また、しかも意欲を持って、臨時であっても働いていただけるような環境づくりには取り組んでいかなきゃならないんだろうと思っておりますし、やはりそれぞれの自治体によっては少し違うのではないかと思う部分もありますから、そういう部分もいずれは統一される形になってくるのではないかと思っておりますので、そういう推移を見ながら、適正な対応をしてまいりたいと思っております。 ○議長(猪俣誠一君) 4番、入倉政盛君。 ◆4番(入倉政盛君) そうですね、そもそも臨時職員とかそういうのは、町の財政というんですか、人件費節減のために、皆さん地方でも、特に地方市町村関係が一番臨時職員が多いという状態なので、町の財政の負担もふえるかどうかわかりませんけれども、今後その国の推移も見ながら、ちゃんとした、安心して働ける職場になってほしいと私は思っています。 じゃ、これで。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 今、入倉議員さんの趣旨に沿った形で私どもも努力してまいりたいと思っております。 ○議長(猪俣誠一君) 4番、入倉政盛君。 ◆4番(入倉政盛君) 私の質問はこれで終わります。 ○議長(猪俣誠一君) 以上で、4番、入倉政盛君の一般質問を終わります。 暫時休憩します。 △休憩 午前11時15分 △再開 午前11時16分 ○議長(猪俣誠一君) 休憩を閉じ、会議を再開します。--------------------------------------- △斎藤栄君 ○議長(猪俣誠一君) 次に、2番、斎藤栄君。     〔2番 斎藤 栄君登壇〕 ◆2番(斎藤栄君) 私のほうは、通告に従いまして、2点の一般質問をさせていただきたいと思います。 1つ目は、阿賀町の観光交流人口の改善策を問うということであります。 先般の議会で、阿賀の里の不動産購入の補正予算が採決されまして、町長は、施設を改善することで、地域とのかかわり等の浸透と特産品の販売、交流人口の呼び起こしを図りたいとのことをおっしゃっておられました。それで、町として具体的な阿賀の里を媒体とした観光施策を考えておられるのかを伺いたいということで、3点ほど挙げました。 今、県道新発田津川線の白川バイパスが、県の工事で施工されておりますので、これが完成されますと、大型バスの運行も期待されることですが、その完成を見越した町の周遊観光商品の開発等を、町として考えられているのか。 それから、不動産の購入で阿賀の里の離散している施設ですね、3つほどありますけれども、それらをどのように具体的に活用することを考えているのか。また、舟下りの再開についての計画をどういうふうに進めるのか。 3点目に、阿賀の里での特産品販売を強化するということで、地元特産品を販売するということでおっしゃっておられます。菓子の製造業や加工品販売業等の町の業者の育成支援や販売支援等は考えておられるのかどうか。 2点目の、学校給食食材は、児童・生徒の健康を担保しているかということであります。 最近、野菜等がかなり高価になりまして、私もご父兄から、ちょっと給食の食材が高くなっているのに安価な給食費で、国産品で賄われているかどうかすごく不安だというふうなお話がありました。それで調べてみまして、いろいろあったんですけれども、学校給食における食育が今大きく取り上げられておりますし、学校給食は専門栄養士により、その年代に必要な栄養分と適正なカロリーを安価で供給しておられます。家庭においても給食レシピは簡単に取り入れられ、将来ある児童・生徒の栄養補給に欠かせない食育と考えております。 しかし、安価な材料費で子供が満足するよう与えることは難しいと想定されます。国産食材で給食食材を賄おうとすれば高額になり、質、量とともに少なくなります。児童・生徒の食欲を満たすことはできないとは考えますが、高い国産生鮮野菜や肉等の加工食材は、そういう安い給食費を圧迫することになります。 そんな観点から、昨年は中国食材の危うさが週刊誌で特集されまして、不衛生な環境での調理や、食材の見た目での印象をよくするための薬剤使用等が問題になりました。東京都の杉並区を初め、特別区の6つの公立学校給食では、中国食材の使用を取りやめたという報道もありました。阿賀町の将来を担う子供の健康を支えている学校給食の導入食材はどうなっているのか、国産及び輸入品等の仕入れ現況を教育長に伺いたいと。 また、学校給食の輸入食材はどのような経路で購入し、給食センターに納品されているのか、輸入食品は全ての検査を受けて納入されているのか、その辺のところをちょっと詳しく伺いたいと思います。 よろしくお願いします。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。     〔町長 神田敏郎君登壇〕 ◎町長(神田敏郎君) それでは、斎藤議員さんにお答え申し上げますが、交流人口の改善策ということでありますから、やはり何といっても、もっともっと発信力を強めて、阿賀町においでいただくということが一番なわけでありますけれども、かつては、佐渡と同じぐらいの90万人と言われた時代、あるいは50万と言われた時代と同じぐらいの入り込みがあったわけですが、要は高速道、磐越道の開通と、阿賀野川サービスエリアの設置というようなことが大きく原因していることは確かなんですが、この間の日曜日なんかも、観光バスが10台ぐらい阿賀の里には入っておりますし、要はやはり、中の品物であったり、そういったものではないかと思うので、ご指摘いただいたとおり、地域とのかかわりの強化、そして地元色豊かな産品物の取り扱い、他の直売所なんかにも見られるような、地元色豊かな、新鮮な野菜であったり、いろんなこともあるわけですから、そういうものの取り扱いというのが最大の効果を持つのではないかと。そして、これを交流人口の拡大につなげていくということが必須だろうと思っておりますので、そういうことに、かつてのような運営状況というものが再現できるかどうか、これが大きな課題だろうと思いますから、その辺の取り組みをより強化していくということではないかと思っております。 大型バス、観光バスによる周遊観光につきましては、誘致も大切な営業の柱ではありますけれども、観光形態の変化によって、大型観光バスの利用が減少している一方で、近年は家族旅行やバイクツーリング等の個人旅行客がふえているということも、またご案内のとおりであります。 こういったことで、こうした皆さんのニーズに応えられる現状をつくり出していかなければならないのではないかというふうに思っておりますし、当然そういった中での購買力を上げるという品物の取り扱いに当たっては、こうしたことに着目をした取り組みが肝心だろうと思っております。個人客の利用増を図るためにも、また工夫して、周辺の観光施設との連携を図りながら、旅行業を取得した観光協会も取り込んで、一緒になってこれをやっていくということではないかと思っております。 なお、あそこで拡散しているというか、もともとやはり施設が離散しているということは言われますけれども、あれはそれぞれの目的があって、かつて建てられたものでありますから、なかなかこれ、全体利活用するということになると、施設の拡大をすることによって、組織全体もまた物すごく大きなものになっていくということになっては、やはりまだそこまではいっていないのではないかと思いますので、有効活用をしていくのにどう取り込むかと。いろいろな団体も中に入っているわけでありますので、こうした皆さんの意向にも沿って、あわせて取り組みをしていかなければならないと思いますし、何といっても、やっぱり舟下りの再開というのが一番なことではなかろうかなと思っております。 中にはまた、広大な敷地で、阿賀野川文化資料館といった、これもまた異質な資料館でありますが、現在、遊休施設になっております。これらの活用も取り込んだ中でやっていかなければならないんですが、余りにも施設自体が大きくて、しかも異質なものであります。物を売るところと、あるいはあわせて資料館的な、文化的な建物であるというようなことからも、なかなかこれとマッチしないことであったんですが、これが建てられたころは、本当に何万人という人が入ったわけですけれども、この施設の利活用なんかもあわせて、施設全体の利用計画をどうあるべきか、あるいはどういうふうにして効果的な運営ができるようにしていくのかというのが今問われているわけでありますので、その辺のところもあわせて取り組みを計画しておりますので、より効果的になるような運営をしなければならないものということで、計画づくりをしてございます。 そうすることによって、施設のランニングコスト、これをいかにまた減らしていくかというようなことになるんだろうと思いますし、何といってもやっぱり最大の人気は舟下りでございますので、新しい舟の購入予定もさせていただきながら、浅瀬、30センチ以上の水深があれば運航可能だというような舟の構造になっているものを導入しなければならないのではないかというふうに思っております。これが一番やはり目玉になるだろうと思います。 また、特産品販売の強化ということでありますが、町内の菓子製造業や加工販売業等の育成、販売支援、これらも含めて取り組むことによって、その効果、地域の活力の効果にもつながっていくのではないかと思っておりますので、オリジナリティーのあふれた商品の開発と同時に、積極的な取り組みをしてまいりたいというふうに思っております。 町といたしましては、商業、観光業を主とした、農林業を含む町内産業の総合的な底上げを図るための事業導入に向けて、補助金申請等の準備を進めているところでもございますし、農産物の生産加工、特産品開発や販売、情報発信など、それぞれに精通した外部専門家からの指導もいただくなどして、取り組みを今進めようとしているわけであります。 阿賀町産の食材を活用した料理や、お菓子等の開発に利用できる食材の掘り起こしや加工品等の開発、地域おこし協力隊とともに進めておりまして、農畜産物の生産者と食材を加工する関係者とが、双方の意見交換をお互いの取り組みの中で直接確認し合いながら、地産地消の推進やオリジナルメニューの開発、提供につながるような取り組みもする中で、より特産品販売の強化につなげていくことが肝要ではなかろうかということで、これを積極的に進めてまいりたいということで、今取り組みを始めております。そういう中で成果を出していきたいと、こういうふうに思っているところであります。 次に、学校給食食材、児童・生徒の健康が担保されているかということにつきましては、教育長から答弁をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(猪俣誠一君) 清野教育長。     〔教育長 清野一男君登壇〕 ◎教育長(清野一男君) それでは、学校給食食材は児童・生徒の健康は担保されているのかという斎藤議員のご質問にお答えさせていただきます。 初めに、学校給食と食育についてでありますが、学校における給食の始まりは、明治22年、山形県鶴岡市の小学校で、貧困家庭の児童を対象に無償で行われたとされております。戦後、食料不足や栄養の偏りを補うために、脱脂粉乳をお湯で溶いて提供するミルク給食から始まり、昭和29年、学校給食法が制定されると、全国に学校給食が普及されることとなりました。30年代から、学校の中に給食調理室がつくられ、自校式の給食が開始されるようになり、その後、学校給食センターが建設され、自校式からセンター方式に変わりました。また、主食がパン食から米飯へ変わり、現在に至っております。 各給食センターにおきましては、学校給食の栄養に関する専門的事項を担う栄養士の免許を有する職員が配置されており、成長期における子供たちの健康を保ち、よりよく成長できるよう栄養のバランスを考え、地域の特産品を使った料理や郷土料理を取り入れるなど、バリエーション豊かなメニューで、子供たちに楽しく食べてもらえるように工夫した献立もつくられております。 学校における食育教育でありますが、学校給食法が制定された当初は、戦後間もないころであり、学校給食を普及、充実させる目的から、子供たちの心身の健全な発達だけでなく、国民の食生活の改善に寄与することが目的の一つとされておりました。その後、経済成長により共働きの家庭が多くなり、家族構成の変化から子供たちだけで食事をしなければならない家庭が多くなるなど、子供を取り巻く環境が大きく変わってきたことから、子供にとって望ましい食事を改めて見直そうとの機運が高まり、学校給食法が制定されて半世紀が過ぎた平成20年に改正が行われました。 これまで、学校給食において目的としておりました、「国民の食生活の改善に寄与する」を、「児童・生徒の食に関する正しい理解と適切な判断力を養う」に改正し、学校給食を活用した食育教育を推進することとなりました。 学校における食育教育では、生きるために欠かすことのできない「食べる」という基本的な行為を、生涯にわたって続けていかなければならない大切な「生きる力」であると捉え、学校教育において、「知・徳・体」に並ぶ「食」として位置づけ、学校栄養職員を中心に実施されることとなりました。 また、食育教育により子供たちに身につけてほしい力には、食事を通じて心と体の健康を維持できること、食事の大切さを理解すること、食べ物を自分で選択し食事づくりができること、家族や仲間と一緒に食べる楽しみを味わうこと、食べ物の生産過程を知り感謝する気持ちを持つことであります。これらは、子供のころから家庭や学校、地域など、さまざまな場所で学び、身につけていくものであると考えております。 既に学校では、町食生活改善推進員の方々から、酒粕汁やいとこ煮など、伝統的な郷土料理の指導をしていただいたり、食を取り扱う地域おこし協力隊のメンバーとコラボレーションした、おからのドライカレーやエゴマ、塩麹、雪椿油を使った新たなメニューを取り入れるなど、子供たちが楽しみながら、給食を通して地域に関心を持ち、郷土愛を育む食育教育を進めております。 次に、放射性物質の検査についてであります。 平成23年3月11日に発生いたしました東日本大震災以降、放射性物質による影響を懸念して、阿賀町では、学校給食と保育園の給食で翌日使用する食材の放射性物質の簡易検査を新津保健所の協力により行ってきました。平成27年には、県の学校給食安全対策事業として、阿賀町を含む県内3市町村を対象に、新潟県環境分析センターで調理された給食のヨウ素とセシウムについて、高性能な検査をあわせて行いました。検査結果は、簡易検査と高性能検査の両方の検査において、異常は検出されませんでした。 この結果を受けて、震災後から継続して行ってきました放射性物質の検査につきましては、近隣の五泉市、阿賀野市とも協議を行いまして、平成28年度末をもって終了いたしたところでございます。 次に、中国産食材の使用についてでございますが、ご指摘のように、中国における衛生管理や農薬使用の基準などから、中国産食材によるトラブルが数多く報道される中、食の安全を心配される方々が大変多くなってまいりました。子供たちに安全で安心なおいしい給食を提供するためには、こういった不安は取り除かなければならないと考え、阿賀町の学校給食では、中国産食材は原則使用しないといたしております。 厚生労働省の研究班で食の安全について研究した奈良県立医科大学の今村教授によると、食料自給率の低い日本では、海外、特に中国からの輸入食品は多く、また中国産は多くの加工品にも含まれていることから、大量につくる学校給食で完全に除外するのは困難であると発言されております。今村教授の言われるように、私どもの日常の食べ物から中国産の食材を全て除外することは不可能であるようです。しかし、学校におきましては、子供たちの健康が第一と考えておりますので、給食から中国産食材を完全に除外することはできないにしても、安全確保の観点から、中国産は原則として使用しないとすることで、子供たちの健康への影響を極力少なくすることが可能であると考えております。 また、学校給食におきましては、新鮮で安全・安心な食材を使用する地産地消を推進してきております。主食の米飯は、阿賀町産のコシヒカリ100%を使用しております。野菜につきましては、町内8団体の農業組合からご協力をいただき、契約栽培を行っております。農家組合と契約単価につきましては、市場価格が高騰しても、当初の契約単価で納品していただいております。 農家の皆さんとは、子供たちと一緒に給食を食べていただきながら交流を行い、野菜づくりの大切さを知ることのできる食育教育の一環とさせていただいております。農家の皆さんからは、自分たちの作物が町の子供たちの健康のために生かされていることに喜びを感じていると、感謝の声をいただいております。 このように、阿賀町で購入できる米、野菜、みそ、食肉などにつきましては、信頼のおける地元生産者や地元業者から納品していただいております。また、輸入品を含む全ての加工食材は、食品の成分や製造過程などを取り寄せまして、アレルギー物質も含めて、学校栄養職員が安全性を確認した上で使用しております。このほか、町内の一般業者には、納品する食材について、全て産地名を明記していただいております。 なお、学校給食で使用する全ての食材につきましては、学校栄養職員が発注し、納品された食材の安全性を検収責任者が検品しており、納品された食材に不良品が続いたり、製品に異物混入があった場合は原因を調査し、改善策を提案させていただいております。原因が発見できない場合や、改善策を出すことができない場合は、その後の発注は行わないこととしております。 このように、町の将来を担う大切な子供たちの健康に関し、教育委員会といたしましては、関係機関と連携を図りながら、子供たちの安全と安心を第一に考え、細心にわたり注意喚起を行いながら、これまで以上に楽しくおいしい給食の提供を行ってまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 2番、斎藤栄君。 ◆2番(斎藤栄君) ありがとうございました。 今ほど丁寧にお答えしていただいた中で、ちょっと再質問させていただきたいと思います。 1点目ですが、県道の白川バイパスが、今後開通が予定されますけれども、これは県北からの車、人の流れが大きく変わる期待が持たれます。今、福島県のほうでも、山形県につながる国道121号線の改良がどんどん進んで、国道部を高速化になってきております。となると、人の流れが3県にまたがるようなトライアングルというか、周遊観光のプログラムが開発可能になるわけですけれども、こういう周遊観光の開発等の観光協会等と連携しながら考えていかれる可能性はあるのでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 今おっしゃるとおり、道路整備がどんどん進んできていることは事実ですけれども、やっぱり阿賀町は阿賀町なりのよさというものがあるわけでありますから、いかにこれを発信していくかということではないかと思いますので、観光協会も強化されてくることに期待をしながら、一緒になってやっていかなきゃならないだろうと。 ただ、月岡温泉については、やはり49号が来て、三川のインター、津川のインターから乗ってもらうような、そういういまだに方向性としてはそのほうが多いんですね。そういうことからすれば期待度は大きいので、そこばかりでなくて、まだ、例えば岩谷の将軍杉にしろ、いろいろなところ、阿賀町のよさというのはいっぱいあるわけですから、そういったことでの観光道程というのか、道筋ですね、こういうものをやはり我々のほうが積極的に発信して誘致するようなことでないと、なかなか新しい道へ行ってみようかということになりかねませんので、まだこれが完成するまでには3年、4年先になるでしょうから、それまでの間、充実したものにしていかなければならない。どんなに道がよくなろうが、何であろうが、そこ独特のものがあって、あそこへ行ってこういうものを食べたいとか、あそこのお参りをしたい、見たい、こういうようなことを発信することによって、まだまだ阿賀町に来ていただく観光客というのはふやしていくことが可能なのではないかと。私はそういうものに期待しながら、もっとこういった道筋を、皆さんに理解していただけるような発信力を示していかなければならないだろうなというふうに思っております。 インターも、三川インターがあり、津川インターがあり、同じ町の中に2つもインターがあるというのはここばかりでありますから、そういう観点からすれば、非常に利便性も高いんですが、それがゆえに、また流れていってしまうということもございますので、その辺をいかにここの阿賀町にとどまることも含めて、来ていただくかということではないか思っておりますので、そういう取り組みを観光協会とも相携えてしていかなければならないなと。そういった意味でも、役場の中の組織も、観光に特化した専門の部署をつくって取り組みを強化するということで、今考えているわけであります。 ○議長(猪俣誠一君) 2番、斎藤栄君。 ◆2番(斎藤栄君) 何月からですかね、最近からですけれども、新潟空港に格安航空が就航されましたし、今後、インバウンドを含めて、多くの方が49号線を利用される、または高速道路を利用される方が多くなると思うんですね。先ほど町長がおっしゃったとおり、通過点ではやはり困るのであって、その辺の発信力を強く深めて、阿賀町に49号線を利用して、阿賀の里を利用して、それから1泊していただいてよそへ行くというふうな、そういう観光のプログラムもやっぱり必要かと思いますので、その辺のことをちょっと検討してほしいなと思っております。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 私も一つ言い落としましたけれども、新潟空港、これまた中国からの増便が予定されているようであります。ただ、それは1つは、空港から目的地までの足の便、交通の便をより有効なものをつくることによって、期待できるのではないかと思いますので、その辺のところはどんなふうな取り組みがいいのか、場合によっては、ほかではそこまでの運賃を助成するとか、バスを当然出すとか、そういうようなことをやっているようでありますから、どの辺まで我々のほうが可能になるのか、あるいはこれは阿賀町だけの話でございませんので、県の取り組みもどういうふうな取り組みをしていくのか、その辺もにらみながらですね、できればそれに乗った形でもってやれれば一番いいのではないかなと思っております。 ○議長(猪俣誠一君) 2番、斎藤栄君。 ◆2番(斎藤栄君) 阿賀町に直接お泊まりいただくことで、新潟空港のほうにお迎えに行くというふうな視点もございますので、お考えいただければと思います。 それから、先ほど阿賀の里の不動産の町有化について説明いただきました。私もやはりこの件につきましては、町民の方からもいろいろ説明を求められまして、私なりの理解で対応いたしましたが、なかなか納得を得ることはできませんでした。 阿賀の里は毎年、経営赤字がないとしても、5年間で営業収益が2億円落ちておりますし、また、運転資金等に困って借入金だけがふえている状態でございます。そのような状態で、そこに資金投入したわけですから、町民にとっても大切な税金を注入したことへの批判もあります。これは町としてしっかり説明していただきたいと思いますし、また、その際の予算審議の中で、清野議員のほうから、これまで至った経緯と、事業継続と事業撤退に係る比較算定経費の提示を議会にお願いしたいということがございました。それについても早目に実行してもらいたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 今ご指摘いただいたことについては、もう既に取り組みもしているわけでありますから、しっかりとこれが成果が上がるような取り組みにしていかなければならないものというふうに思っておりますので、早々に改善を図ってまいりたいというふうに思っているところであります。 ○議長(猪俣誠一君) 2番、斎藤栄君。 ◆2番(斎藤栄君) 舟のほうの運航計画ですけれども、町長が浅瀬でも運航できるような舟を導入したいというふうなお話でした。先般の河川道の修繕にあっては、多くの経費をかけながら、最終的には目的を達せずに中止になった経緯もございます。町民からの信頼を非常に受けにくい状況でもありますけれども、他地域の運航状況等の研究も進めて、舟の導入については、機種の選定に当たっては慎重に行っていただきたいと思いますが、よろしくお願いします。いかがでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 選定に当たっては、今の水深でも運航できるというようなもので考えているわけでありますから、安全運転が何といっても大変な一番の課題でございますので、安全に今のような水深であってもできるというようなことに着目した中での取り組みをしていきたいということで考えております。 ○議長(猪俣誠一君) 2番、斎藤栄君。 ◆2番(斎藤栄君) 次は、阿賀野川の文化資料館のことですけれども、この活用については、今、遊休施設ということであります。展示品の内容が全然変わっていなかったので、リピーターがふえなくてそのような形になったんじゃないかなと思いますけれども、あの建物の形状を活用した方法があるのではないかと思っております。 資料展示のものはそこで取っ払って、民間の創意工夫等を利用しながら、テナントとして貸し出してもよいのではないかというふうに思います。現状の阿賀の里ではないカフェとか、近くにコンビニありますけれども、コンビニ等の活用もあの一帯のにぎわいの創出には可能かと思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) これは地元との関係もございますので、コンビニについては、当初からそういうお話がございましたけれども、その辺のところは、コンビニの導入はやはりちょっと無理だろうということでありますが、あの資料館自体は、まさに資料館ですからああいったつくりになっているので、これをほかに転用するということになりますと、少し、真ん中ら辺にあるああいった部分の改造も必要になってくる、利用の仕方でしょうけれども、これは民間の皆さんであそこで何かやりたいと、資料館的なものをやりたいというようなことであればいいんでしょうけれども、なかなかやっぱりちょっと厳しいのではないかなと思いますので、しかし、あのままもうなかなか活用ができない状況にありますから、何とかこれが一役買えるような対策は立てていきたいと。今おっしゃるように、カフェをやれるような場所はあるんですね。ですから、それが果たしていいかどうかというのは、検証した上でということになりましょうけれども、これこそまさに過疎債であれは投入してあるわけですから、この辺も十分ひとつ検討させていただきたいなと、こう思いますし、また、皆さんからのアイデアも取り入れながら対応していきたいというふうに思っております。 ○議長(猪俣誠一君) 2番、斎藤栄君。 ◆2番(斎藤栄君) もう一点ですけれども、町では地域おこし協力隊による町の活性化を図っておられまして、それについては大いに評価しておりますし、また、多くの店が跡地で久しくなった上町に新たな人の流れが生まれてきて、本当によかったなと感じております。私どもも他地域に持参するお土産の選択肢もふえまして、贈る年齢層に合った土産も求めることができております。 ただ、町内にはまだ多くの商店が営業しております。一点集中した経営育成に批判があることもあります。阿賀の里で販売する商品の見直しを、町の特産化等に変えていくということでございますので、現存する商店の商品の開発支援とか、それから、商品開発に係る支援体制も考えてもよいのかと思いますが、今般の当初予算のほうには入っていませんけれども、その辺のことも考えて先ほどおられるというお話だったんですが、改めてお聞きしますが、よろしくお願いします。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) それこそやはり、今専門の方にいろいろご意見をいただき、またつくっていただいておりますから、そういうものも取り込んだ中でどう対応したほうがいいのか、十分ひとつ検討させていただいた上で実行させていただきたいなと、こう思っております。 ○議長(猪俣誠一君) 先ほどの暫時休憩の中でお話させていただきましたが、斎藤議員の質問時間が終了するまで継続させていただきます。 2番、斎藤栄君。 ◆2番(斎藤栄君) 次、給食食材のほうの関係で質問させていただきます。 先ほど詳しく教育長のほうからお話を伺いました。地場産業の野菜等の利用を促進して、安心・安全な学校給食をやられているということに大いに安心しております。 それで、特に端境期、冬季の野菜の導入ですけれども、これはメニュー等で工夫されておられるのか、または仕方なく輸入食品をそこにお使いになっているのか、その辺のところをちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 斎藤学校教育課長。 ◎学校教育課長(斎藤祐之君) 今ほどの件でございますが、学校の栄養士でございますが、やはり年間の予算が、食材費がございます。やはり非常に苦労して、工夫しながら、調理の内容、献立を考えているということでございます。 ですから、今ほど言いましたように、どうしても高い時期がございます。そういったものにつきましては、やはり工夫したメニューを使っているということでございますし、今、春物がもう出ておりますので、野菜等につきましても、全国から国内産ですね、いろいろ入ってくる、流通があるところがございますので、そういったところから取り寄せる中で、どうしてもつくりたいもの、どうしても提供したいものというのがございますので、そういったものも工夫してやっているということでございます。 以上です。
    ○議長(猪俣誠一君) 先ほど休憩の中でお話しさせていただきましたが、この一般質問が終了するまで継続させていただきますということで皆さんにお諮りしていたと思いますので。     〔「議長」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 委員会開く予定してあるんです、12時半から。各予定があるので、逆に時間どおり、20分間残して、1時から再開でお願いできませんか。それを諮ってもらわないと。議長権限で勝手に決められては…… ○議長(猪俣誠一君) いや、先ほどそれでお諮りしたんですけれどもね。     〔「議運に諮るのが普通じゃないですか」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 暫時休憩の中で、それでお諮りさせていただきました。 それでは、皆さんにお諮りします。皆さんにというよりも、本来であるならば質問権利者ですけれども、皆さんにお諮りします。 残時間を残して休憩することに賛成の方はご起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(猪俣誠一君) では、残時間を19分残した上で休憩させていただきます。 それでは、審議の途中でありますが、昼食のため午後1時まで休憩いたします。 △休憩 午前11時59分 △再開 午後1時00分 ○議長(猪俣誠一君) 休憩を閉じ会議を再開します。 午前中に引き続き、一般質問を行います。 2番、斎藤栄君。 ◆2番(斎藤栄君) 午前中の質問の中で、学校給食の食材については地場産業の野菜等を大いに活用していただいているというお話を伺いました。大変、すごくいいんじゃないかと思っております。 それで、町長も施政方針の中で、地場産野菜等の利用、活用ということでおっしゃっておりました。それで、町長にもお聞きしたいんですけれども、安心食材の導入、活用を進め、教育委員会も大変ご努力されていますし、また、地場のものを使って食育等に生かされているというお話を伺いました。 それで、生産期に多くとれる地場の野菜なんですけれども、結構時期には余剰となって廃棄されるもの、または他の施設等で販売に回されるもの等があります。そのような余剰野菜とか、見た目で販売できないような野菜も、加工すれば食材として使えるものと考えております。冬季間のそういう野菜不足の期間中に活用できるように乾燥野菜の加工や冷凍等の加工等の開発等で地域おこし協力隊員の起用に向けてとか、地元の加工品業者等の収入安定につながるようなご指導とかということで活用できるんじゃないかと思われます。 それから、地場の特産としては、津川牛という、ブランドといいますか、余り他に知られていないものもございますが、町は大いにPRされています。私たちの一般家庭では余り、値が張ることで余り消費されないといいますか、私も年に1回、下のほうで販売会があって、そこで買って食べる程度しか津川牛は食しないんですけれども、なかなか地元の子供たちにも地元特産を食べないで町を離れてしまう子も多いと思っております。 そこで、そういう地場産のものを給食で活用するというか、年に1回、ビフテキとは言いませんけれども、学校給食の中で牛丼メニュー等とか、肉じゃが等ということで提供して、地場の子供のそういう食育にも考えられますけれども、当然4,000円ぐらいの給食費を賄うことはできませんけれども、しかしながら、畜産振興等の名目で消費拡大を図るために、やはり町としてもそういうところに寄せられているもので、ふるさと納税寄附金等の活用を考えて、そういう食育に充ててもいいかと思いますけれども、そういう地場産の活用についての考えをちょっとお聞かせいただければ。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 地場産、大いに結構なんです。津川牛も我々は非常にうまいと、これを拡大してと思っていますし、ただ、ふるさと納税の返礼品にも入れたんですよ。我々はよく知っていますけれども、全国的に見れば微々たるものですから、二、三ぐらいの希望しかなかったんですよ。それと、これは持続していかないとやっぱりだめなので、ある一定の期間しかないというようなことではうまくないわけですし、しかし、私も斎藤議員さんと同じように、津川牛のファンですけれども、なかなかやっぱりそういうのは、そういった季節的に販売しているようなもので、これを一般、全体に各家庭にも広げていくということは、これからなんでしょうけれども、そういうのに期待しながら、私どもは私どもというか、この農産品の振興という立場で応援していくということについては、まさにこれから伸びていく津川牛だろうと思いますので、そういうことに対して何らかの応援をしていくということについてはやぶさかではありませんので、そういう立場でもって対応していきたいなと思っています。 ○議長(猪俣誠一君) 2番、斎藤栄君。 ◆2番(斎藤栄君) ありがとうございます。 津川牛のことについては今お答えいただきましたけれども、いわゆる生産圏を外れた地場産野菜等の地域おこし隊の起業とか、加工業者の商品開発等に関することはまだお答えになっていないので、その辺の今後の起業支援等についてはいかがでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) これについては、地域おこし協力隊で野菜集めをした、最初のころやったわけでありますから、それを販売をしたりというようなことで取り組んだ経緯がございますので、この点については、農林商工課長から実績といいますか、答弁させたいと思います。 よろしくお願いします。 ○議長(猪俣誠一君) 関農林商工課長。 ◎農林商工課長(関仁君) 余剰野菜の活用ということで、以前、昨年まででしたでしょうかね、庭先集荷というのをやりました。余っている野菜でも何でもいいので、それを集めて、少しでもお金にしようかということでやったんですが、なかなかその、採算ベースというか、それがなかなか合わないというのがありましたし、それから最初のころは、本当に余剰を野菜を出されるものですから、品質的にちょっと課題もありました。腹に入れば同じだろみたいなことを言われても、やっぱり買うほうはそうじゃないですよね。そういうのもありましたし、なかなか苦労しました。今ちょっといろんな都合で、それをやっていた地域おこし協力隊が退任されましたので、今、中止しております。 でも、やはりそういうものを少しでもお金に変えることは地域の生きがいにもなりますし、農業の継続にもなります。それをぜひまたやりたいと思っていますし、先ほど阿賀の里の施設の活用というのもありました。阿賀の里はそういう漬物加工業の許可も持っているんですよね。できればそういうものを集めてそこで加工することによって、また阿賀の里の収益にもつなげるんじゃないかなと思っていますので、そういうこともまたこれから検討して、できれば進めたいというふうに考えております。 ○議長(猪俣誠一君) 2番、斎藤栄君。 ◆2番(斎藤栄君) ご努力いただければありがたいと思います。冬季間の野菜等は市場にはかなり高価になってしまいますので、そういうふうな余剰野菜について、ある程度、乾燥野菜と冷凍野菜等に加工して、安価で給食食材として活用していただけるような施策も考えていただければと思います。 それで、あと1つ確認したいのは、どうしても使わなければならない輸入食品等の検査等は検疫等でやっておられるとは思うんですけれども、それも抜き打ち等でやっておられるわけで、全量検査はされていません。そういう面ですごく不安は残るんですけれども、先ほどの答弁の中で、阿賀町の給食食材については輸入食品、中国食品等は使用しない方向だと言っているんですけれども、それで、もし入ってきた場合の検査等は、他の機関でやられておられるんでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 斎藤学校教育課長。 ◎学校教育課長(斎藤祐之君) まず、輸入食品でございますが、先ほど申し上げましたように、原則まず、中国産については使わないと。それと輸入食材、原料、そういったものにつきましては、大きな購入機関であります広域財団法人新潟県学校給食会というのがございまして、ここが今現在、阿賀町の購入先で一番大きいところでございまして、金額でいますと全体の40%を占めております。ここが一番独自の検査機関を持っているところでございますので、そういった怪しいものといいますか、そういったものについてはこの機関で検査をして、それぞれの給食センターに卸しているということでございますので、栄養士がそういったところからデータを取り寄せまして、確認した上で購入しているということでございます。 以上です。 ○議長(猪俣誠一君) 斎藤栄君に申しますが……     〔「終わります」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) いえ、時間はまだ大丈夫です。時間が10分を切りましたので、簡潔にお願いいたします。 2番、斎藤栄君。 ◆2番(斎藤栄君) 国産食材の食料調達は全て賄うことは非常に難しいことはわかっています。片や、将来の国、または地元を支える子供たちが安心して食べていける給食を目指すことは我々大人の責務でございます。地元の安心・安全食材を提供して、子供たちも喜んで食べて、健康に育ってもらいたいと、一般質問いたしました。 これで質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(猪俣誠一君) 以上で、2番、斎藤栄君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △斎藤秀雄君 ○議長(猪俣誠一君) 次に、7番、斎藤秀雄君。     〔7番 斎藤秀雄君登壇〕 ◆7番(斎藤秀雄君) 7番、斎藤です。私は3点質問させていただきます。 初めに、不滅の阿賀町実現策はあるのかということと、それから観光立町についてということと、雪対策について、3点、大項目で聞かせていただきます。 1点目の、不滅の阿賀町実現施策はあるのかということで、私はこの阿賀町、東蒲原に残った、ずっと生まれ育ったこの阿賀町、東蒲が大好きで残った人間として、東蒲をユートピアにしようということで、みんなで若いとき相談したことがあります。ユートピアの「ユー」は東蒲原の「東」に「遊」「里」ということで、当て字の漢字を当てたところがあって、そして、そういう状況から東蒲原をくまなく歩かせていただき、阿賀町を端から端まで歩いて、そのときは人口も多く、大変活気があふれた町であったんですが、なかなか今の現状として阿賀町がどのような状況かというと、若者流出の歯どめがかかりません。でも、小さくても何かきらりと光るもの、特質を持った町にすることはできるというふうに私は思っているので、次の2点を伺います。 1点目は、人口減少対策は可能なのかということであります。出生数がここ数年、40名前後ということでありますが、まだまだ人口減少対策には、我々の世代ではなかなか難しいというというふうに感じているところであります。結婚も晩婚化し、そして仕事場がない状況の中で、若い者はどんどん流れていく。ただ、今ちょっと明るく見えるのは、交流人口をどうやってふやすかということの施策が見えるからであります。この交流人口をふやすことによって、人口減少対策は可能なのかなというところで、町長の方針を伺いたいと思います。 2点目は、高齢化社会において、65歳以上が今47%前後になっています。その人たちが元気で医療費をかけないで、どのような生き方をしていったら、この阿賀町が前段で申し上げたユートピアになるのかというところを、町長については考えているのか伺いたいと思っています。ただ、阿賀町の誇れる点は、子育て支援や高齢者福祉策は県内市町村では優れた施策を構築しています。これはどの町に行っても、県内、全国に行っても誇れる町であります。これは私として大いに発信をし、交流人口をふやしていただければなというふうに思っているところであります。町長の方針を伺いたいと思います。 次に、観光立町を目指すためには何をすべかということであります。昨年秋に完成した麒麟山公園の公衆トイレについて具体的に聞きます。誰が使うのかのコンセプトがないようなものをつくって、我々予算を通した議員の一員として、ちょっと恥ずかしく思っているところがあります。もっともっと言うべきであったなというふうに思っているところであります。その点が、障害者仕様になっているのか、設置場所があの場所でよかったのか、そしてデザインはどうであったのか、この点について町長は、でき上がってからでは申しわけないんですけれども、どのように今、現状感じているのか、お聞かせください。 そして、さらに、阿賀町には公共トイレが各地区であります。国道49号線沿いにあるトイレは国が改築を進めながらきれいに、今、将軍亭のあるところは改築を進めています。各パーキングにあるトイレは、それなりに国が賄ってきれいにしたり、改修、改築を重ねてきています。それとあわせて、国道459号線沿いには旧鹿瀬時代につくったトイレがきれいに管理されています。 ただ、これから誰が使うのかを考えながらトイレは改築していく必要があると思います。交流人口をふやそうとしたときに、日本人であれば許されるトイレもあります。インバウンドを呼ぼうとしたときに、日本語表示だけでいいのかという点があるからです。また、きれいなトイレをつくることよって、あそこのトイレに行って休憩しようというふうな気持ちも出てくるかもしれません。それを今回の施策の中で考えているのかお聞かせください。 次に、3点目は雪対策であります。 去年の11月、突然の降雪に始まり、例年にない降雪量でありました。きょうこのごろは、この暖かい陽気の中で、雪解けが進んでいます。しかし、町内各地において高齢化が進んだ中で、お互いに助け合いながら生活している高齢者世帯が多くあります。2月14日、災害救助法の適用により、住民税非課税世帯の除雪は行われました。しかし、それに該当しない高齢者の世帯の施策はないのでしょうか。お互いに助け合いながら雪処理をしていることは、みずからの命を縮めながら生きているというふうに感じているところであります。そこで、屋根融雪に関して助成貸付金制度はないのか、また排雪処理についても同じ制度構築はできないのか、伺います。 3点目で、津川地区の流雪溝の度重なる床下浸水等がありました。これは、豪雪時にはやむを得ない状況にもあるかと思いますが、もう少し水量調整を的確に判断して行うことによって、この被害は軽減されるというふうに私は感じています。この点についてどのような見解をお持ちか伺います。 次に、歩行者に対する車道除雪はできないのかということであります。歩道除雪は二次的に行われているのが現状であります。車道除雪でかき上げられた雪が歩道をふさぐため、歩行できず、危険であります。この点について、歩行者が何人通るから除雪をする、子供たちが通るから除雪をするという考えで今、試行的にやられているのかどうか、お聞かせください。 次に、国道・県道除雪についてであります。特に今回は、国管理であります49号線バイパスができてから、今現在、国が管理しています。小野戸から大牧までの区間であります。この間については、国は国道49号線の除雪を最優先するために、なかなか除雪が手配されません。車線の確保ができない、すれ違いができない、はたまた除雪車が来ないために、女性のドライバーは危険極まりない行動が見受けられました。このようなときに、町の除雪車が応援をして、お互いに、相互に住民の生活安全のために対応できる行動はできないのか、伺います。 特に小野戸から住吉神社までの間に関しては、ことしの冬は消雪パイプがきかないせいであったのかもしれませんが、多大な危険を伴いました。この点について、国、県、町と相互の連携をとりながら、協議をしてもらいたいというふうに思っているところであります。 長くなりましたが、質問が多くありますので端的にお答えを願いたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) それでは、斎藤議員さんにお答えしてまいりますけれども、簡潔にといっても随分長いわけですから、私は短くやりたいと思います。 1つは、不滅の阿賀町への実現施策ということでございますけれども、おっしゃるとおり、少子高齢化が進んで、人口の減少が進んでいけば、町の活力が失われていきますので、財政の厳しさもまた増してくると、まさに人口減少による弊害というのは、もう目に見えているわけでありますけれども、今1.4の出生率ぐらいだろうと思うんですね。1.7から大きく下がってきております。これはまだ現実のものにするともっと少ないかもしれません。 この点については、もう県全体の課題でもあるわけでありますから、人口減少対策の県レベルでの協議会もできておりまして、できていても、なかなか結論が出ないんですよ、何回も行っても。見出せないというのが現実であります。ですけれども、やっぱりそれの取り組みをしていかないことは、なかなか解消できないんだろうと思いますので、一つ一つ実現できるところからやっていくというのが現状ではないかなと思っておりまして、今おっしゃるように、町の高齢化率は46%を超えております。65歳以上のひとり暮らし世帯は4軒に1軒となっておりまして、不安を抱えながら生活をされている方々が多くおられるということはまさにご指摘のとおりでありますし、そういった中で、地域で元気に安心した生活が送れるようにということで、福祉バスの運行、あるいは緊急通報装置等による見守り態勢の整備、老人クラブ活動の支援、成年後見制度の利用促進、健康増進や介護予防事業、介護施設の充実等々、さまざまな取り組みを行っているのは、ご案内のとおりでありますが、行政の基本はやはり町民の声の届く中、これをいかに反映させるかということはご指摘のとおりでありますし、何といっても保健、福祉、介護、医療ともに、職員が訪問して状況を聞き、関係者と連携しながら解決への方策を出していくよう努めていると、これはただ単に職員だけでなくて、いろんな関連、地域おこし協力隊、地域支援員とか、そういう人たちが行くたびに、また、あるいは郵便局とも今連携しているわけでありますが、配達の皆さんとも、そうしたやりとりもできていると思っておりますけれども、なかなかこれが行き届いていくというには、難しい面もあろうかと思いますが、地道にそういった取り組みを、他の機関でも、そういうもう時代に入っているものですから、町との連携というようなことで協議をしながら取り組みもしているところでございます。何とかこの辺のところの安心・安全の解決策への方策の一端となるように、さらなる努力をしてくということになろうかと思います。 4月からは、新たにグループホーム等の障害サービスが開始されます。本人及び家族の希望どおり、障害を持った人も阿賀町でより安心した生活ができる環境整備を進めておりますけれども、このグループホームには町外から2人の方が転入する予定と伺っております。子育て支援につきましては、保育園、子育て支援センター、学童保育、病後児保育など、仕事と子育ての両立に向けた整備を積極的に行うことに加えて、妊産婦健診の助成、子ども医療費やインフルエンザ予防接種助成などを拡充してまいりましたので、今、本当におっしゃっていただきましたように、こういった面では県内ではトップクラスだろうと、皆さんからもそう認識していただいていることは、まさにそれ以上のことをまた努めていかなければならないなと思っているわけであります。 こうした高齢者施策、子育て支援を初めとした取り組みは、町民の皆様からは一定の理解と評価をいただいているものと考えられますけれども、今後も町の活性化に向けて必要な施策は積極的に進めていくとともに、やはり大勢の人間の力が必要だということもあって、新潟大学、新潟青稜大学など、阿賀町で活動をしている学生たちが、町の魅力、活動状況を画像、映像でインターネット発信も行っております。そうした若い人たちの視点、アイデアも取り入れながら、一層連携しながら、戦略的に町内外に発信してまいりたいというふうに思っておりますが、まさに先般の平瀬の鍾馗様も新潟大学の学生が主となって運営していきているというようなことで、声をかければそういった協力も得られるということでは、地域のお祭りとかそういったものには、もっと学生の皆さんからも協力していただけることは、もう十分整っておりますので、これらもやはり地域の皆さんに、そうしたことで地域の活性化である祭りとかそういうものが続けられるんだということをもっと知っていただきたいなと思っているところでございます。 観光立町についてでありますが、以前ありました麒麟山公園の公衆トイレ、昭和60年代の建物で、施設の老朽化や浄化槽の処理能力不足等の問題もございまして平成28年度から29年度事業で工事を実施したところであります。新設したトイレは設置後の維持管理費をなるべく抑えるべく、コンパクトにし、男性、女性ともに障害者も利用できるようにし、昨年度整備しました麒麟山公園の遊歩道への入り口に設置してあります。トイレの建物につきましては、既製品を利用したため、仮設のような雰囲気に見える部分があるかもしれませんが、少しでも木造に見えるような材料を工夫利用しているところでございます。 公共施設のトイレ改修についてでありますが、当町には道の駅の阿賀の里を筆頭に、数多くの公衆トイレがございます。これらのトイレは設置からかなりの年数がたったものもあります。洋式未対応であったり、清潔感に欠けるものがあったりと、お客様にご不便をおかけしている状況もございます。トイレ目的でお客様が来られるとは思っていませんが、トイレが原因でお客様が離れることは想像されますので、各種補助事業を活用しながら、計画的に改修を検討してまいりたいというふうに思っております。 そういった意味では、非常に国・県の協力も得られて、岩谷の今、改修しておりますけれども、あれもあえて当時の建設省が、阿賀町の活性化、あのころは三川でしたけれども、この地域の活性化のために、岩谷の活性化も含めて、国道49号でしたから、そういうようなことで、ほかに見られないトイレをつくるということで、意気込んでつくったのがあのトイレです。あれが実にもう何年もなるわけですが、あのころはあれが一番よかったんです。そして、その向かいの将軍亭にも、今度はそれに負けない木造のものをつくったんです。そしてトイレットペーパーは全部箱ごと上に置いて、いつでもないという心配のないようにやりましたら、何回も箱ごと持って行かれました。そういう時代でしたよ。本当に、鏡は外されていくとか、こんな時代なんですよ。ですから、地域の皆さんが一生懸命やっていても、そういうところもあるということもご認識いただきたいと思うんですよ。今そんな人はいなくなったでしょう、恐らくね。本当に3日もしないうちに、鏡は持って行かれる、トイレットペーパーは箱ごと持って行くんですから。ついているやつを持って行くんじゃないですよ。箱ごと持って行ってしまうんです。そういう時代でしたよ。 そんなこともございましたけれども、負けずにやっているんですが、やっぱり行き届かない点は掃除です。掃除が行き届かないと、なかなか使う人にとっては、特に女性の皆さんにとっては嫌がられますので、それと、あわせてお子様のいる、子供さんを寝かせておくというか、おしめをかえたりするようなことといって、あそこの将軍亭の前の国のトイレには、この辺では一番早くそういった施設も整ったトイレになったはずです。 そういうようなことで、やっぱりトイレはそこの町の顔だと思っております。ですから、ご指摘いただいたように決して整っているとは思いませんので、これからもやはりトイレの整備には意を用いていきたいと思いますが、麒麟山公園のトイレについては、ご指摘いただいたように、私もわかりません。あれは若い人じゃないとわかりませんよね、あの印は。もっとわかりやすく男女、きちっとやるように話をしておりますので、そのようにさせていただきたいと思います。 でも、あれはやっぱり近代化するように、よく考えてつくってくれたんだろうと思っておりますが、男性は男性、女性は女性というのをもっとわかりやすくすべきだろうと。おいでになる客層に合わせた形でトイレを整備するというのは一番大事なことだと思いますので、その辺については、私も大変これでは使いにくいなと思いました。これは早速、もっとわかりやすくさせていきたいと思っております。 その他のトイレにつきましても、これは全て施設である公共施設のトイレについても、バリアフリー化と、そして水洗化というものは充実させていかなければならないと思っておりますので、順次声に応えていきたいと思います。 3番目の雪対策でありますけれども、高齢者の除雪対策については、特にやはり多くなってきておりますが、本当に阿賀町の皆さん元気で、心配するほどに、みずから屋根の上に上がって除雪をしてもらっているということについては、本当に私自身も頭が下がる思いでありますが、ご案内のとおり、2月14日午前9時で平均積雪量が204センチとなって、災害救助法の適用基準である200センチを超えたところであります。町全域が災害救助法の適用となったわけでありまして、このため、14日からみずからの資力や労力をもって除雪することができない要援護世帯の除雪希望を受け付け、247世帯の除排雪をすることができました。 まさにもう皆さん、この境界にいるような方々もいっぱいいらっしゃるわけですから、本来であればもっともっと対応していかなければならないわけでありますが、そこまでやることができました。豪雪に伴う災害救助法では、原則として、住民税の非課税世帯かつ65歳以上の高齢者世帯、母子世帯、そして母子と高齢者世帯、障害者世帯、障害者と高齢者のみの世帯、生活保護世帯で、積雪のため住家の出入り口が閉ざされている世帯、または屋根の積雪のため住家が倒壊する危険がある等、日常生活に著しい支障を及ぼしている世帯で、緊急的な除排雪が必要な世帯が対象となるわけでありますが、既に業者に除雪をしてもらった世帯や、近くに住んでいる家族などから除雪をしてもらった世帯、そしてみずからできる範囲で除雪していた世帯もございました。 申請後に現地確認したときに除雪をする必要がない世帯もありましたところでありますが、災害救助法の適用に基づく除雪につきましては、命を守るためのものであり、決してただで除雪してもらうような制度ではないことはご案内のとおりでありまして、課税、非課税世帯を問わず、除雪に不安があったら、まずは家族や近くの親戚などから支援してもらうことや、早目に業者に頼むことなどをやっていただいたおかげで、大きな災害といいますか、ことにならずに済んだということが言えるのではないかと思っておりますし、まさに豪雪になると、業者も多忙なんですね。何軒もそういったところを抱えているという中では、これが実行できないと。また、ボランティアのスコップという団体もございますけれども、こういうのも入ってきておりまして、いろいろな地域で活躍をしていただいたところがありますけれども、こういうものの活用と、できればそういうボランティア的なものがもっとできないか、あるいは大学生があれだけ来ていますから、学生のボランティアの組織なんていうのもあってもいいのかなと、今になって思っております。そういうことでは、少し対応が遅れたなという面もなきにしもあらずでございます。 災害救助法とは別に、要援護世帯の除雪助成として阿賀町要援護世帯除雪費助成制度によって、一冬4万円までの助成を行っておりますが、こちらも自力で除雪できない高齢者世帯を含めた非課税世帯などが対象となっております。本当に困っている世帯はまずは救済する必要があることを重ねてご理解いただきたいというふうに思っております。 次のお尋ねに、屋根融雪に対しての助成、貸付制度はないかということでございますが、屋根雪に対しての制度には、補助金で、国設住宅建設推進事業を行っておりまして、融雪、大雪、落雪が対象となっております。事業費の上限は100万円で、2分の1の50万円の助成制度がございます。融雪につきましては、電熱、温水等、屋根の上で融雪できる構造、または施設として屋根全体の3分の2以上を施工することが条件となっておりまして、平成29年度につきましては、4件の申請があって、完了しております。なお、屋根の融雪、排雪処理の貸付制度については、国・県も含めて、現在のところ制度はございません。 津川地区、流雪溝改築についてのお尋ねでございますが、これについては平成18年度に完了したもので、姥堂川から取水し、奥田区方面から津川4区までの区間と、同じく姥堂川から取水し、津川小学校から5区及び10区内の町なかを流れる区間に分かれております。両区間において冬季間における姥堂川は、渇水により水量が少なくなる。平坦地であるため、流雪溝の延長の割には勾配が緩やかであると。また、流雪溝が県道新発田津川線を通らざるを得ないことから、場所によっては水深が50センチメートル、勾配が0.2%の区間もございます。こうしたことから、以前から改良の要望が出ておりますが、具体的な解決方法が見出せないまま、現段階では部分的な対応を行っているところであります。 豪雪時は水流調整を的確にとのことでございますが、昨年度からは1回当たりの利用時間を短縮するかわりに利用回数をふやし、今年度は豪雪であったことを踏まえ、降雪にかかわらず、土曜、日曜に流雪溝を稼働するなど、対応を行ってまいりました。地形的にも根本的な改修は難しいと考えますことから、地区住民の意見を参考にしながら、利用方法や局部的な改良を検討してまいりたいと思っております。 次に、歩行者を考えた車道除雪でありますが、ご指摘のとおり、車道除雪は降雪10センチで出動するのに対して、歩道は15センチとなっていることから、歩道除雪は車道除雪に比べて出動回数が少なく、さらに車道除雪でかき上げられた雪が歩道に積もる状況も見られます。雪が歩道に積み上がる一番の原因は、除雪トラックやグレーダーなど、除雪機械の作業スピードにより跳ね上げられることと考えられますことから、車道時の除雪に際し、歩道のことを考え、軽減できないものか、担当者による除雪会議の場で検討させてまいりたいと、いつも言っているんですが、このところ小雪であったがゆえに、少しその辺のところは途切れてしまっているのではないかと思いますので、この辺はやはり雪が降らない時期にあっても方法論はあってしかるべきでありますので、その辺のところは十分ひとつ検討させていただかなければならないと。 国道、県道除雪についてのことでありますけれども、当然、豪雪となれば、ほかの除雪車も余裕はないものと考えられますので、なかなか難しいのでありますけれども、現在管理している国に除雪に対し強く要望しているところでもございますし、ことしの実際を見て、これはひとつ、具体的にこうだということの提案を国にしていかなければならないなというふうに思っております。 麒麟橋から大牧区間までの国道を引き継ぐに当たって、新潟県、または阿賀町のどちらになるかは協議中でありますけれども、町としては県道として引き継いでいただきたく、強く要望しておりますことから、この区間については町の除雪車での対応ではなく、今は考えられているわけでありますけれども、なかなか県も「うん」とは言っておりません。「うん」と言ってもらうように努力しなければならないと思っておりますし、小野戸区の交差点から住吉神社までの県道区間についてのお尋ねですが、消雪パイプによる対応でございましたが、今期途中に、老朽化によって散水管の漏水が発生したことから、機械除雪に変更したということであります。小野戸への連絡が遅くなりましたことから、周辺住民の皆さんに大変ご迷惑をおかけしたということで、今後、県との連絡を一層密にして、こんなことのないようにしていきたいと思っておりますし、決して来年に忘れることなくこれは詰めていかなければと思っております。 次に、麒麟橋南詰交差点付近でありますけれども、除雪された雪により、バス等の大型車のすれ違いができない状況であったとのことでございますけれども、この区間につきましては数年前、国、県、町で協議を行い、除雪方法の検討を行っているんですけれども、ことしは大雪であったことから、対応に不測の状態が生じたものと考えられます。改めて国・県に対応を要望してまいりますが、なかなか間があいたということも一つあって、油断があったんだろうというふうに思いますので、その辺は改めてこういうことのないように十分、国・県との連携をさらなる密に努力しなきゃならんと思っております。 住民の利便性を考える上で、道路交通確保していくためには、お互いの除雪車両でできる範囲で柔軟な対応があってしかるべきとは思っておりますが、協議・検討した上で、いろいろ取り組みを考えていきたいと思っておりますが、何しろ6年間ほどは小雪の時期でございましたので、その辺のところでちょっと緩みがあったということは反省点であります。 そういう点をひとつ十分また今回の反省の材料として、改良できるところは改良していく、また、6年もたっているわけでありますから、もっと進められるところは進めなければならないというふうに思っているところであります。 以上であります。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 丁寧な説明ありがとうございました。答弁ありがとうございました。 私は、ユートピア構想という話の中で、少子化対策については、阿賀町は進んでいるということで、もっと他の町村の皆さんにアピールしてほしいんですよ。 というのは、移住定住対策にもつながっていくということで、阿賀町の町民の皆さんは、当たり前に感じている状況があります。そんな中で、何が進んでいるのかというところを違う方向で説明してもと、私もたまに出るとき、阿賀町っていいよねという声を多く聞くんです。医療費にしても、子育て支援にしても、多くの若いお母さん方からは、進んでいるんだけれども、仕事場がなくてねという話を聞かされるところがあります。その点について町長は、今回、阿賀の里等に関してもいろんな施策を前の多くの議員が聞いた中にも答えていましたが、さらに若い人たちを阿賀町で雇用するということを積極的に進めていただきたいんですが、そのような考えはありますか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 本当に若い人が欲しいんですけれども、今ちょうど欲しいという年代は外に出ていますし、そうでなければ十何人、今、19人かな、協力隊。こういう皆さんが来て、将来にもわたってもこのまま住み続けたいというぐらいの場所なんですから、みずからの人口、ここに住んでおられた人、その人たちもそのぐらいの思いになってほしい。 それには何が必要かということは、当然、働く場所であったり、収入の少しでも多くなるということにほかならないんだろうと思います。そこはやっぱり、これからもいろいろな工夫を凝らしていかなければならないんですが、協力隊の皆さんのお話を聞けば、こんないいところはないと言っているんですよ。だからまた、このまま居続けてくれるだろうという認識は持っていますけれども、しかし一時代を、自分の一つの時代を終えて来られた方が多いわけですから、そういう中では比較になりませんけれども、もう少しやはり、みずからもいろいろ取り組み、ここで何ができるかと、そしてそれをどういう支援を町がやればいいかということは、あえてまた皆さんからもご提案をいただく中で、取り組みをしていく必要があるのかなというふうに思っておりますし、むしろそのほうが、より成果が上がってくるのではないかというふうには思います。 かつて若い人が、例えば岩谷の将軍杉、ああいったところとかで、地域の名勝で写真を撮る、写真を要請したことがあったんです。しようとしたことがあったんです。ところがやっぱり、なかなか1人ではできないんですね。プロがいて、プロも一生懸命応援してくれたんですけれども、ついに成就することができなかったんですが、そういうことで、みずからこういう仕事をやりたいという窓口の人がいれば、そういう人に対応する窓口というのもやっぱりあってしかるべきだなと。 これはまさに今、新しい観光の専門部署をつくるわけですから、我が町はやはり、観光とかそういったもので振興を図っていくという観点からすれば、やっぱり人に会う機会の多いところはそういった部署であろうかと思いますので、こういったことも含めて、これからの行政に生かしていかなければならないのではないかなと思いますし、皆さん方からも折々ご提案をいただく中で、取り組みに対応していきたいと思っております。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 町長は、少子化対策に関して、高齢者対策についても、現状の施策の中で、他の町村よりも優れていることは我々町民も知っている状況でありますので、もう少しアピールの仕方が我々も下手なんだろうし、他の町村から移住者を呼ぶ手だてをもう少し我々も構築していきたいなというふうに思っています。 そんな中で、交流人口をふやすために観光立町を処方しているわけですが、先ほど町長の答弁の中で、トイレを目的に来る人はなかなかいないかもしれないけれども、汚いトイレはお客を逃がしてしまうというふうな発言がありました。私もそのように思います。 私は、植村花菜さんの「トイレの神様」というのが大好きで、トイレにはきれいな女神様がいるんだよということでおばあちゃんから言われて、自分は毎日トイレを磨いて、べっぴんさんになれるんだよというような話があったそうです。というのを歌詞にした歌がありました。 私はそれを聞きながら、本当に阿賀町にはすばらしいトイレがあるというふうな方向性を持っていっていただきたいなということで、提言させてもらいました。というのは、役場の中のトイレ、これにしても、誰がどうやって今、福祉の皆さんから、障害者の皆さんから来て、掃除をしてもらっています。それなりにきれいにはなっているんですが、そこへの案内標識等が、我々が使えるような標識だけであって、他のインバウンドの皆さんが来たときに、表示がないんですよ。どこに行ったらトイレがあるのか、観光施設、阿賀の里もそうなんですよ。全ての第3セクターもそうなっています。 やはり日本人だけが使うトイレではないんだということを我々、意識改革をしながら、公共施設のトイレは交流人口をふやす一つの手段として、きれいなトイレをつくる。きれいなトイレにしておくんだということを考えていただきたいというふうに思います。 そんな中で、先ほど出たように、誰がどうやって管理委託されながら、掃除をしているのかというのを、例えば津川町内にもトイレがあります。上川の県道室谷線沿いにも公共のトイレがあります。冬場になると全部閉鎖されています。それでいいのかというところもありますが、阿賀町のトイレがすばらしいんだという一つの目玉の売りになる、ほかがやらないことは、これでないかなと私は思うんですけれども、町長、どうお考えですか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 私も余りトイレは使わないほうですから、あれですけれども、確かにほかへ行くと、今は英語であったり、ローマ字でもいいわけですが、あるいは中国語であったりというふうな案内も出ているところが多くなっております。 しかも、まず一番最初、女性の皆さんというのは、トイレがあるかないかで、そこに休むということが言われているわけでありますから、きれいなトイレであれば、物は買わなくても、まずはトイレということで来られるということは私も認識しております。 そういったことからすれば、トイレを見直して、金をかけなくてもきれいであるということがまず第一でしょうから、それが将軍杉のある岩谷の建設当時の国道事務所がつくったあのトイレなんです。あそこで子供を寝かせたりしてやれるというトイレは、この町なかでは、あそこしかありませんでした。 そのとき非常に感心したのですが、やっぱりこういう時代になったんだなというふうに思っておりましたが、どこヘ行ってもそういう形があるものですから、皆さんもそうだろうと思うし、それがトイレだというふうな認識の中で、我々のほうも余りそういったところには気がつかなかったのかなという気はあります。ですから、足元といいますか、一番身近なところからそういう整備をしていくということにはやぶさかでありませんので、逐次対応していきたいと思っております。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 町の目玉にするという言い方をさせてもらいましたけれども、やはり我々男性、男社会、男目線でやると、簡単にトイレをつくってしまうというふうな状況があって、麒麟山公園みたいなトイレになってしまうのかなという気がしてならないんですけれども、やはりトイレをつくるときは、女性目線の大事な形をとっていってもらいたいというのをお願いしておきます。それが阿賀町の観光立町として、目指す方向性の中で、インバウンドを呼び込む方策になればというふうに思っています。5月3日、狐の嫁入り行列がありますが、ここには多くの外国の皆さんが来られるような状況になりつつあります。そうしますと、やはり今の現状のトイレの状況でいいのかというところがありますので、今後の施策の中で検討願いたいというふうに思っています。 次に、雪対策の関係でお聞きします。 屋根融雪、除排雪関係については助成等に、克雪住宅で今年度も平成30年度予算でも50万、克雪住宅の見積もりがあります。ただ、克雪住宅をやるには、新しく建てたとか改築をしたときには助成はなるんですけれども、旧態依然の今建っているものに対しての補助金、助成金が屋根に上げる分にはあるんですよ。ところが、それだけでは足りないんですよ。先ほど言われたとおりに、100万のうちの2分の1、50万までは出せるけれども、実際にかかるのが100万かかるとすると、あと50万は自己負担なんですよ。今、高齢者の中に、50万を自己負担でできるかというと、なかなか難しいので、逆に言うと、一時的には町が貸付金なり補助金なりで対応して、返済をしていただくんですが、そういう制度もひとつ考えていただけないかなというところで今回、質問させてもらいました。この点についてはいかがですか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 屋根雪の処理については、本当に大工さんとか、そういった方々はもう手いっぱいでした。回らないんですよ。自分のところもやらずに、目いっぱい、数が少なくなっているものですから、建築、大工さん組合の皆さんも大変難儀したんだろうと思います。 それよりも、やはり高齢化して自分ができない、そういう中での心配というか、屋根雪の処理の心配というのは、一方ならぬものがあったんだろうと思いますので、どういった形でもって助成するといいますか、そういうのがいいのか、毎年この、何だっけ、これ、土木で出しているの。     〔「      」と言う人あり〕 ◎町長(神田敏郎君) でも、この利用がないんですよ。利用がないままでやってきているのは、余り意を用いていなかったということにもつながるんじゃないかということと、6年間も小雪であったということも一つあるでしょう。そういうことから、例えば津南だとか、ああいう豪雪地帯での取り組みなども参考にしながら、新たな施策の展開ができれば、それに取り組んでいきたいと思っておりますので、いつ豪雪になるかわかりませんので、一応、今年はおさまったんでしょうから、今後のためにそういった勉強はさせていただきたいなと思っております。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 屋根融雪だとか、排雪に関しての補助金、助成金等に関しては、これから来年度に向けて、私自体も提案していきたいなというふうに思っていますので、今後お願いいたします。 それで、次に、津川地区の流雪溝についてです。 津川小学校区といいますか、上野山からの水を防火水槽に入れて、そこから流雪溝に持ってきている状況の中で、どうしても水量が、今回は多く出してもらったおかげでそれなりにきれいにはなったんですけれども、側溝自体のつくりが、電柱があったために、おかしくなっていて、うまく水量調整ができなかったというふうな状況で、雪が流れない、流雪溝のうまくできない、そして常時水が流れていることによって、本来であれば消えていくやつも、その都度しか、時間調整でやられるものですから、なかなか雪が融けない、下流まで流れていかない状況がありました。この点で、ひとつ方丈堤の水を使うという考えはできないんでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) これはもう、新しくて古い問題なんですね。以前から私もそうやって、あの地域を一緒に歩いたこともあるはずですから、そのころからの問題で、ここ6年間ぐらいは雪が降らなかったから、安心していたというのもなきにしもあらずでした。 この辺については、また、担当課長のほうでいろいろ考えているでしょうから、答弁させますので、よろしくお願いします。 ○議長(猪俣誠一君) 阿部建設課長。 ◎建設課長(阿部義照君) 斎藤議員のご質問の方丈堤の関係ですけれども、これもやっぱり合併当時、何年かしてから、現地のほう確認させていただきました。それで、あそこのところにつきましては、入ってくる沢の水というのがほとんどないということで、その水をもし流雪溝なんかで使えますと、最終的には防火用水としての機能が果たせなくなるというような意見もございまして、今のところ、方丈堤のあれを使うという考えは、今は考えておりません。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 方丈堤というのは、国道の今、津川トンネルの脇にある堤なんですよ。あれ地下水なので、渇水しないんですよ。あれ、どんな夏の渇水時期でも渇水したことないんですよ。あの水位は変わらないんですよ。夏も冬も常時一定なんです。 ですから、逆に言うと、そういう試験的でもいいんですよ。水量が足りないときに、一時的に、例えばことしの冬みたいになったときには流してみるというふうな方策を考えていただいて、それで夏場にある程度のことを考えて、実験的なこともやってもいいのではないかということで、今話をさせてもらいましたので、検討してください。 ○議長(猪俣誠一君) 阿部建設課長。 ◎建設課長(阿部義照君) 申しわけございません、私もちょっと詳しくは知らなかったんですが、今まで話を聞いた中で、あそこに入ってくる沢の水というのは、ほとんどなくて、ためておくだけというふうな認識でしかなかったものですから、地下水として水が湧き出ているというような話は今、初めてお伺いしました。そういうのを踏まえて、あそこのため池を使うに当たって、消防水利という絡みもあるということですので、消防署とか、そういうところともいろいろ検討して、試験的なものを検討したいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 今後検討してください。 次に、大牧から国道の移管関係で、県と協議をしているというふうな話ですが、私がお願いしたいのは、大牧までことしの冬なんですよ、国道が除雪、来ないんですよ。ところが町道の除雪で、町道の車両が走っていくんですよ。ですから、簡単でいいんですよ、全線完全除雪をせいとは言わないですよ。車が通れる程度の気持ちの除雪はできないんでしょうかということでお聞きしたいんですが、いかがでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 端的にお答えください。阿部建設課長。 ◎建設課長(阿部義照君) 今回確かに雪が多かったので、そういうのも検討したいと思いますが、ただ、町長は答弁の中で、新潟県と阿賀町があそこをどちらかが引き取るかということで、今ちょっと煮詰まっている最中なものですから、余り町のほうが、そこのところを手を出して、町が管理というふうになりたくないものですから、ご理解いただければというふうに思います。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 十分理解をしていて話をしているので。私も逆に、町道としてもらうよりも、県で必ず管理してもらう。そうでなければ、現状のとおり国に管理させるというのが条件だというふうに私は思っているので、あえて住民の安全・安心のためにやっても、サービス的、ただ走っていくわけですから、いいのかなということでお聞きしました。それについては、また後日、お互いに検討して行きたいというふうに思います。 最後に、小野戸の交差点、今でも対向車が見えないんですよ。雪があるために。十字路の交差点が、津川トンネル側が。そして、あの交差点に関しては、消雪パイプの管が破損したために、なおさらことしの冬はうまくいかなかったと聞いていますが、それは逆に言うと、町の機械でも県の機械でも対応させるというような方向で、逆に立ち合いをしていなかったんですよ。だからこれは、逆に言うと、強力に、県に、国に立ち合いをするような方向で、今後、多くの交差点がみんなそうなので、お互いに町と県、国が現状を立ち合いをして協議するという方向にしていただきたいんですが、いかがですか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) あと後段で答えていただきますけれども、これは国道の管理事務所と、それこそ6年前になるか、5年前になるか、一遍やっぱりそういうことがあったんです。その際に、あそこはいずれ対応するにしても、除雪は今おっしゃるような状況にあるからということで受けてもらったことがあるんです。それが6年たってしまったから、そのままで推移してきたわけですね。ですから今、その対応は、これから担当課長から答えさせます。 ○議長(猪俣誠一君) 阿部建設課長。端的にお願いします。 ◎建設課長(阿部義照君) 今の場所でございますが、麒麟橋側からトンネル側に向かうに当たりまして、一時的に雪を文化堂さん側のほうに押しつけるというふうな、当時話がございました。反対側のほうに、トンネル側から麒麟橋のほうに行くに当たりまして、また同じような形で左側のほうに押しつけると。それで、押しつけたものにつきましては、後で排雪するというようなことで、町長が申しました、当時、6年ほど前でしょうか、話があったわけですけれども、今回そういうのがされていなかったということで、国交省のほうにもまたそういうふうな話を強く申し出ておきたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 質問も、取りとめもなく話をさせてもらいましたが、阿賀町の立つ位置、これからの阿賀町が不滅の阿賀町というふうな実現施策の中で、やはり大事なのは、観光立町として進めていくことが大事かなと私は思っています。 交流人口をふやすために、ユートピア構想ではありませんが、自分が描いている夢を実現するために、我々議員も行政側と一体になって、町民の声を反映させていただきたいというふうに思いますので、以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(猪俣誠一君) 以上で、7番、斎藤秀雄君の一般質問を終わります。 以上で一般質問を終わります。--------------------------------------- △議案第3号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(猪俣誠一君) 日程第3、議案第3号 平成29年度阿賀町一般会計補正予算(第12号)を議題とします。 朗読を省略して提案理由の説明を求めます。 神田町長。     〔町長 神田敏郎君登壇〕 ◎町長(神田敏郎君) それでは、議案第3号 平成29年度阿賀町一般会計補正予算(第12号)でございます。 1ページをお開き願いますが、第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億8,232万9,000円を追加させていただきまして、その総額を歳入歳出それぞれ140億3,494万1,000円とするものであります。 第2条の繰越明許費につきましては、6ページに掲載しております事業について、それぞれ記載の金額を平成30年度に繰り越して使用することとし、その総額を3億7,568万3,000円とする内容であります。 第3条の債務負担行為の変更につきましては、7ページに掲げてございます第3表、債務負担行為補正のとおり、株式会社阿賀の里の資金借り入れに伴う金融機関に対する損失補償について、金融機関への返済額に基づき、補償限度額を減額する変更でございます。 第4条、地方債の追加及び変更につきましては、8ページから11ページに掲げてございます第4表、地方債補正のとおりであり、事業費の精査及び国県の調整により変更を行うものであります。 それでは、23ページの事項別明細から申し上げてまいりますが、23ページ上段、庁舎管理費252万4,000円は、本庁舎の維持管理経費について、燃料単価等の上昇等に伴う追加補正でありまして、11節需用費の施設修繕料の増額につきましては、駐車場マンホールやエアコンの室外機等の修繕を行うものでございます。 同じページの中段、集会施設管理事業60万は、町内集会施設において水周りの凍結が多数発生し、水洗トイレ機器の破裂や給湯機器関係の破損が多数発生したことから、その修繕費を計上させていただいたものであります。 同じ23ページ、10目の基金費、基金積立金でありますが、平成24年度に畜産振興のため基金を取り崩して購入し、貸与した畜産基金について契約期間が終了したことから、使用者に売却し、その売却代金を基金に戻すために積み立てるものでございまして、175万4,000円であります。 同じ23ページ最下段、還付金でありますが、34万2,000円、これは補助金等清算還付金4万2,000円につきましては、平成28年度執行分の臨時福祉給付金の実績報告に伴う補助金の返還でありますし、諸税等過誤納還付金及び加算金30万円につきましては、法人住民税の還付が見込みより多く発生したこと、及び申告相談における過年度分の修正申告が多数あったことから、増額補正をさせていただくものであります。 24ページ最上段、一般税務費で20万補正させていただきましたが、固定資産税の移動処理や平成30年の評価替え関係に関する職員の時間外手当20万円をお願いするものであります。 24ページ中段、住民基本台帳費でありますが、これは個人番号カード交付事業負担金につきまして、実績に伴って減額するということで200万円を減額させていただきます。 24ページ下段からで、4項選挙費につきましては、町議会議員一般選挙費と、25ページ下段からの衆議院議員総選挙費につきましては、事業費の確定に伴ってそれぞれ減額させていただきます。 27ページ最上段、国民健康保険特別会計繰出金2,581万円は、国民健康保険特別会計の繰出金を減額するものであります。 それから、27ページ同じく中段、障害福祉費、27ページ中段の重度身体障害者の補装具給付事業から、27ページ下段の児童発達支援事業までは、給付見込みに伴いまして、それぞれ減額させていただきます。 28ページ中段、介護保険特別会計繰出金につきましても1,949万4,000円を減額させていただきますが、これは保険事業勘定及びサービス事業勘定それぞれ補正予算に伴っての減額であります。実績に伴っての減額であります。 同じく28ページ中段の後期高齢者医療費、これも保険基盤安定負担金の確定に伴う繰出金を98万減額させていただきます。 同じ28ページ、児童福祉費、児童手当支給の見込みで、給付費の見込みの減に伴って731万5,000円を減額させていただきます。 それから、4款衛生費の水道事業特別会計の繰出金も1,643万4,000円を減額させていただきます。特別会計の補正で、水道事業及び簡水の事業特別会計で減額になったということでの減でございます。 同じく29ページ、診療所特別会計、これも年度末を迎えて見込みが減額になるということで、84万4,000円を繰出金減額させていただきます。 同じく29ページ、火葬費、中段になりますが、阿賀町斎場管理費36万円を補正させていただきます。燃料単価等の上昇に伴う増額補正であります。 30ページの清掃費、一般清掃総務費、五泉衛生施設組合の町経費負担額が確定したことによって90万円を減額させていただきます。 中段の阿賀町汚泥再生センター管理運営費でありますが、これも事業費確定に伴う減額でありますが、510万2,000円、汚泥再生センター機関改良実施設計委託料につきましては、県との協議に時間を要していることからも、平成30年度以降に実施することとしたために今回減額をさせていただきます。 30ページ、同じく下段でありますが、農林水産業費、農業委員会費であります。297万5,000円を追加させていただきます。これは、農業委員会委員の報酬について増額するものでありますけれども、農業委員会等に関する法律の改正が行われまして、業務の積極的な活動を推進するため、農地利用の最適化に係る活動及び成果に対して交付金が受けられることとなりまして、この2月に農業委員会交付金の追加交付の内示があったことから、増額補正をさせていただくものであります。 同じく30ページ、農業振興費、一般農業費、あぐり鹿瀬の集積面積増加に伴いまして、昨年12月に補助金内示があったことから、増額させていただきますが、27万3,000円でございます。 それから、30ページ最下段、農作物被害対策事業で、有害鳥獣の捕獲等のための補助金につきまして、当初の捕獲目標に対し、実績が大幅に増加したことから、増額補正をさせていただくものであって、108万8,000円を増額させていただきます。 31ページ上段、農業再生協議会等活動支援事業でありますが、事業費の確定に伴って200万円を減額させていただきます。 同じく農地費の中段、県単農業農村事業でありますが、事業費確定に伴う減額のほか、一部予算の組みかえを行いまして早期完了を図るということで、58万8,000円をこの費目で減額させていただきます。 32ページ上段、国道調査事業、1,029万4,000円の減額でございますが、国の補助金が確定したことから、今年度の事業費も確定し、不用額を減額させていただくものであります。 それから、33ページ中段、7款商工費でありますが、町営スキー場特別会計繰出で1,170万円を増額させていただきます。 4目の施設管理費、狐の嫁入り屋敷管理運営費26万円は、空調機の修繕のため、施設修繕料として26万円をお願いするものであります。 33ページ最下段、土木費であります。県営事業負担金で300万円の減額でありますが、県が行う町内の急傾斜地崩壊対策事業に対する町の負担金でありますが、当初予定しておりました小野戸工区の事業費について、県予算の配分によって減額させていただくものであります。 34ページ、道路維持費ですが、除排雪対策費、豪雪に伴いまして大幅に増額するもので、4億380万円でございます。災害救助法が適用されるなど、近年にない豪雪になった上に、労務単価も近年上昇していることもございまして、除排雪経費総額は平成17年の市町村合併以来、過去最大となる見込みであります。 34ページ中段、道路新設改良費でありますが、これは事業費確定に伴って51万円を減額補正させていただきます。 同じ34ページ下段で、社会資本整備総合交付金事業で、986万1,000円を減額させていただきますが、これは事業費確定見込みに伴い減額補正するほか、国の平成29年度補正による追加割り当てを受けたことによって、一部増額するものの差し引きでございます。 35ページ最下段、地方創生道整備推進交付金、これは事業費確定に伴って80万5,000円を減額するものであります。 次に36ページ、河川費、一般河川費で、除草刈払委託料につきまして、事業費が確定したことによって67万8,000円を減額させていただきます。 同じ36ページ、下水道事業費は1,333万1,000円を繰出減額させていただきますが、これはまた特会で申し上げてまいります。 6項住宅費、住宅管理費140万円、これは冬季間における給湯器の故障、退去件数が増加したことなどによっての修繕費の増額であります。 37ページ、消防費でありますが、警防費25万円でありますが、これは消防車両の修繕費が不足することから、追加補正をお願いするものであります。 同じ37ページ、消防施設費でありますが、上段、▲の263万5,000円でありますが、消防ポンプ自動車整備に当たって、事業費確定に伴い減額補正をさせていただくものであります。 同じ37ページ中段、ふるさと交流川屋敷の9万円につきましては、空調設備の故障に伴って修繕費を追加させていただくものであります。 それから37ページ、11款災害救助費、37ページ最下段から38ページにかけて、災害復旧費の補正でございますが、事業費確定見込みに伴う減額と財源調整を上げております。 補正予算給与費明細についてはこの予算計上内訳でありますので、ごらんいただくことで説明にかえさせていただきます。 17ページに戻っていただきまして、歳入のほうで、地方消費税交付金、これは交付額が決定されて2,566万7,000円の増額でございます。 同じく17ページ、地方特例交付金、これも9万1,000円、交付額確定によって増額になりました。 17ページの下段の12款分担金及び負担金の農業農村整備事業補助金7万2,000円から、19ページの上段の15款県支出金の児童手当交付金、▲の125万円までは、事業費確定に伴い歳入予算を増額及び減額補正をするものでございますので、ごらんいただくことでお願いを申し上げます。 同じ19ページ、県支出金、農業費補助でありますが、農業委員会交付金297万5,000円、これは追加交付の内示を受けまして、増額させていただきます。それから23万5,000円の▲は、これは事業費確定見込みに伴う減額でございます。 次の農地集積・集約化促進事業費補助金27万2,000円は、あぐり鹿瀬の集積面積増加に伴い、昨年12月に補助金の内示があったことから、増額するものでございます。 2節林業補助金であります。林業補助金の県単林業事業補助金は▲49万5,000円、事業費確定によって減額させていただきます。同じく森林・山村多面的機能発揮対策推進事業、▲の190万円でありますが、事業費の減に伴うものでございます。 それから、19ページ、最後になりますが、災害復旧費県補助金、15款の復旧費、8目ですけれども、これは農林水産施設災害復旧費補助金、林道施設復災害復旧事業費補助金の追加交付の内示に伴う1,580万円を増額させていただきます。逆に、農地農業用施設災害復旧費補助金、事業費確定に伴いまして248万4,000円を減額させていただきます。 19ページ下段の県支出金、3項委託金の説明欄記載の衆議院議員総選挙交付金130万4,000円から19ページ最下段の河川維持修繕費委託金63万6,000円までは、それぞれ事業費確定に伴って歳入予算を増額及び減額補正をさせていただいたものでありますから、ごらんをいただくことで説明にかえさせていただきます。 20ページ、16款財産売払収入、これは物品売払収入、肉用牛等貸付分、24年度に貸与していた畜産基金についての譲渡収入代金175万3,000円を計上させていただいたものであります。 同じく20ページ、繰入金でありますが、財政調整基金繰入で4億9,940万、豪雪に伴う基金の取り崩しでございます。今後、特別交付税などが確定して留保が出れば、また基金に戻したいと思っているところでございます。多分、当てにしていいのではないかなと思っておりますが、全額とまではいかないまでも、当てにできるのではないかと思っております。 それから、特別会計繰入金、20ページで、介護保険特別会計繰入で200万円、これはサービス勘定において、当初見込んだ以上の歳入が予定されることから、一般会計への繰り入れを追加させていただくものでございます。 同じく雑入で、高速道路救急業務支弁金、これは交付確定で148万6,000減でございました。消火栓移設補償料も91万2,000円、これも補償料の見込みがより少なくなったことからの減額をお願いするものであります。 21ページにわたるわけですが、21ページに町債につきましては、説明欄記載の各事業に係る事業費確定に伴って、追加及び減額補正をさせていただく内容でありますので、ごらんをいただくことで説明にかえさせていただきます。 以上であります。よろしくお願いいたします。 ○議長(猪俣誠一君) ただいま議案第3号について提案理由の説明を受けました。 これから質疑を行います。 まず初めに、歳出について款を追って行います。 2款総務費、23ページから26ページまでです。 質疑はありませんか。 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 23ページの庁舎管理費の中の施設修繕で59万上がっているんですけれども、マンホールの破損というふうにお聞きしているんですけれども、そのほかにも庁舎の中、駐車場の舗装が大分傷んでいるんですけれども、これに対しては新年度計画されるのか、それとも、マンホールの破損は多分、除雪車によって破損したので、補償の対象になると思うんですが、その辺は調べてありますか。 ○議長(猪俣誠一君) 渡部総務課長。 ◎総務課長(渡部和茂君) 一発で壊れたものであれば、それが原因だということになるんですけれども、私どものほうも雪が降っていて、マンホールが破損しているというのを発見した時点で、除雪なんだろうなとは思うんですけれども、それについては、こちらのほうで修繕で対応してきたのが例年であります。 それからまた、傷んでいる箇所、駐車場等、これも全部把握しておりますけれども、これについても近年、自前でやれる部分と、あと修繕に出さなければいけない部分とありますので、一定程度落ちついてから調査して、自前でできる部分と委託に出す部分、修繕に出す部分というのをちょっと見積もって、それから決めたいと思っています。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) マンホールは誰が考えても多分、除雪なんですよ。それしか考えられないんですよ。普通の車で通って、ひっかけて傷めるということはないので、対象になると思うんですよ。補償対象でやってもらえば、逆に町の経費の出し方が少なくて済むと思うんですが、対応を考えてください。 ○議長(猪俣誠一君) 渡部総務課長。 ◎総務課長(渡部和茂君) それこそ斎藤議員から、町の財政のことまで考えてもらってありがとうございました。早速業者のほうと話しして、話を進めたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(猪俣誠一君) ほかに質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) それでは次に、3款民生費、27ページから29ページです。 質疑はありませんか。 8番、五十嵐隆朗君。 ◆8番(五十嵐隆朗君) 28ページの民生費、児童措置費の中で、児童手当支給費が700万円ほど減額になっているんですけれども、このぐらいの金額というと、完全に見込み違いじゃないんですか、予算のときに。 ○議長(猪俣誠一君) 神田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(神田一秋君) 当初予算で730人分の予算を組ませていただきました。実績で697人というところでして、33人分、予算を多くちょうだいしたというところでございますけれども、この33の内訳は、生まれてくる子供がもう少し多かったかなというふうなところが、約8人でございます。この見込み不足でございます。 2つ目が、阿賀町でいましたけれども、転出をしたという子供が12人、年度内におりました。あと余裕で10人ぐらい見させてもらったというようなところでございまして、少し精査が足りなかった部分はおわび申し上げたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) よろしいですか。 ほかに質疑はございませんか。     〔発言する人なし〕 ○議長(猪俣誠一君) それでは次に、4款衛生費、29ページから30ページです。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) それでは、6款農林水産業費、30ページから33ページです。 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 農業委員会報酬でお聞きします。 県から補正があって、追加があったから、報酬を上げたんでしょうか。報酬を上げたんですか、それとも農業委員会の開催が多くなったんですか。どっちですか。 ○議長(猪俣誠一君) 長谷川農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(長谷川忠市君) 先ほど説明もありましたが、農業委員会等に関する法律が改正されまして、国では最適化に関して、活動と遊休農地の解消、農地の集積に対して最適化交付金が出ることになりました。それにつきましては、国のほうでは一般財源ではなく、農業委員最適化推進員の報酬の財源として措置されたため、この支払いにつきましては、報酬のみとなっておりますので、報酬で対応いたします。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 報酬となると、条例改正は必要ないんですか。 ○議長(猪俣誠一君) 長谷川農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(長谷川忠市君) まず、条例の改正ですが、昨年の3月で条例改正をいたしまして、この加算297万5,000円につきましては、全協のほうでも説明をして、その後に農業委員会の規約のほうで、規定のほうで上限を決めるということで、昨年上程いたしまして、可決いたしましたので、今回内示をもらって補正をいたしました。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) ちょっと今、理解し切れないんですけれども、規定で書いてあるから、報酬の改正はご自由にという感覚で受けているんでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 長谷川農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(長谷川忠市君) 昨年3月に推進員が新たに設置されたことから、農業委員の報酬の一部改正を行っております。その際に、今説明いたしました報酬の財源として、国のほうから100%交付金、100%なので、国のほうでは条例改正と加算条例、今回規則だったんですが、農業委員会規則のほうで制定をいたしまして、国のほうで推薦をされました。それで、阿賀町につきましても、その条例と規則をつくりまして、この交付金を受けるようにいたしました。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 国ではそういうふうにしたんだけれども、阿賀町条例でそういうふうに改正していますか。改正していないでしょう。 説明はあったんですよ。そういうふうになるという説明はあったけれども、条例を改正しなくていいんですか。町の報酬条例。 ○議長(猪俣誠一君) 長谷川農業委員会事務局長
    農業委員会事務局長(長谷川忠市君) すみません、説明が下手くそなもので。 昨年の3月に阿賀町の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する一部改正ということで、1年前に条例の一部改正をしております。それまで農業委員につきましては16万2,000円ということで、会長と代理もいるんですが、としてあったんですが、去年3月に推進員が新たに設置されたものですから、農業委員が16万2,000円、変わらなかったんですが、推進員については15万円ということで、条例を提案させていただいております。 また、その前に、全員協議会のほうで、加算条例については、農業委員会の規則のほうで定めるということで指摘がありましたので、農業委員会の規則のほうで上限を決めさせていただいて、交付金をもらう体制をつくっておきました。 ○議長(猪俣誠一君) 暫時休憩します。 △休憩 午後2時40分 △再開 午後2時54分 ○議長(猪俣誠一君) 休憩を閉じ会議を再開します。 ただいまから3時15分まで休憩いたします。 △休憩 午後2時54分 △再開 午後3時15分 ○議長(猪俣誠一君) 休憩を閉じ会議を再開します。 休憩前に引き続き、補正予算の審査を始めてまいります。 6款農林水産業費です。 質疑はありませんか。 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 31ページの阿賀町鳥獣対策実施隊補助金108万8,000円、これ具体的に説明してください。 ○議長(猪俣誠一君) 関農林商工課長。 ◎農林商工課長(関仁君) これは猟友会にお願いしていますサル駆除、それからそれに伴うパトロールの費用であります。 具体的には、本年度はサルを252頭駆除しました。それからパトロール回数も326回出動しております。予定より大分多くなりましたので、その分、増加補正ということでお願いしております。 以上です。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 3月4日、ちょうど平瀬の鍾馗様があって通ったら、角神街道をサルが喜んで出はっていたんですけれども、今、冬場のパトロール体制についてはどうなっているんですか。 ○議長(猪俣誠一君) 関農林商工課長。 ◎農林商工課長(関仁君) 冬場はそんなに農作物被害はないかと思います。冬場のパトロール、駆除等はしておらないと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 29年度ももうじき、3月いっぱいで終わるんですけれども、4月1日から即行動できるような体制になるんでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 関農林商工課長。 ◎農林商工課長(関仁君) パトロール、駆除等がすぐ4月から入れるかということですね。それは状況によって入れるようになるかと思います。 ○議長(猪俣誠一君) よろしいですか。 ほかに質疑はありませんか。 9番、石田守家君。 ◆9番(石田守家君) 32ページはいいんですよね。林業振興費の関係で、森林・山村多面的機能交付金事業ということで、事業が減って、そして減額ということなんですけれども、この内容と、減額された内容の事業の数、どうなったでしょうか。内容等を教えてください。 ○議長(猪俣誠一君) 関農林商工課長。 ◎農林商工課長(関仁君) この事業は、具体的には集落周辺等の里山林の整備のお金です。具体的には、林を刈り払いするとかして、環境のいい里山林をつくっていこうという趣旨の事業です。この事業は結構、柔軟な事業なんですね。普通こういう事業は、年に1回申請して採択になる、あるいは年に1回ぐらい追加もあるかもしれません。この事業は追加の時期が何回もあるんですね。そういうものですから、なるべく多く事業を取り込みたいなということで、正直言いますと、当初から余裕を見ていました。ところがなかなか、私どものPRも不足したのかもしれませんけれども、どうしても予定の金額まで行かなくて、これは最終的に実施したもので、減額ということになったものであります。 ○議長(猪俣誠一君) 9番、石田守家君。 ◆9番(石田守家君) 別の資料を見れば詳しくわかるんですけれども、この190万というのは、団体数、何団体とかわかったら教えてください。 ○議長(猪俣誠一君) 関農林商工課長。 ◎農林商工課長(関仁君) 190万というよりも、これは減額の金額ですので、実際に実施した団体数、これは9団体あります。ここには里山林の整備ということで、面積は92.8ヘクタールほどやっております。 ○議長(猪俣誠一君) ほかに質疑はございませんか。 11番、石川太一君。 ◆11番(石川太一君) 国土調査の関係でお尋ねします。 これは地籍の関係で、上川地区でやっていると思うんですが、1,000万という形になりますと、これは事業が確定したのか、それとも繰り越しちゃったのか、間に合わなくて伸ばしたのか、この辺ちょっと説明してもらえませんか。 ○議長(猪俣誠一君) 阿部建設課長。 ◎建設課長(阿部義照君) これは29年度の国からの補助事業の額が確定しまして、その分で、従来要望額の75%しか国からの補助金が来ませんでした。それで今回、25%分を減額させていただきました。 ○議長(猪俣誠一君) ほかに質疑はございませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) ないようですので、次に、7款商工費です。 質疑はありませんか。 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 施設管理費のほうで伺います。 嫁入り屋敷の空調、それから上川温泉の加圧ポンプということですが、阿賀町はペレットボイラー等を推進しているので、余り空調関係の中で修理費がかさむようであれば、新たな更新をすべきかと私は思っているんですけれども、年次的に計画を立てていますか。 ○議長(猪俣誠一君) 関農林商工課長。 ◎農林商工課長(関仁君) ペレットボイラーへの改修は今のところ予定しておりません。 なかなか、正直言いますと、燃料代が高くつくものですから、その辺でいろいろ、今どうしようかなという考えがあるものですから。ただ、正直言いまして、今現在、ペレットは町内で600トンほどの使用です。これ予定だと1,000トンなんですね。1,000トンまでふやすべきか、どうするべきかというのが今ちょっと、安ければ幾らでも燃やすんですけれどもという感じで、今、思案中であります。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) これ、嫁入り屋敷ばかりではなくて、隣の教育委員会のところで公民館費も出てくるんですが、ここも空調が同じくだめになって、これは教育委員会費だったので、あの辺一帯の公共施設の中でやっぱりちょっと検討していったほうがいいのかなというところでお聞かせ願いました。1,000トンを目標にすべきというふうに私は思っているので、今後検討してください。 ○議長(猪俣誠一君) 関農林商工課長。 ◎農林商工課長(関仁君) 正直言いまして、温泉施設等も含めて、施設は年々老朽化していくものですから、いずれは全ての施設、更新が出てくるはずです。その点も含めまして検討させていただきます。 ○議長(猪俣誠一君) ほかに質疑はございませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 次に、8款土木費、33ページから36ページです。 質疑はありませんか。 4番、入倉政盛君。 ◆4番(入倉政盛君) 除雪対策についてちょっと聞きたいんですけれども、今般大雪になったもので、各集落で雪置き場がもう目いっぱいで困っていたという事情もありまして、その雪置き場なんですけれども、地権者とトラブルも起こっているみたいなので、町のほうで雪置き場というのは管理しているのか、それとも業者任せなのか、ちょっとその辺を聞かせてください。 ○議長(猪俣誠一君) 阿部建設課長。 ◎建設課長(阿部義照君) 除雪範囲内につきましては、委託業者に一応お願いしているところであります。 ○議長(猪俣誠一君) 4番、入倉政盛君。 ◆4番(入倉政盛君) できれば、学校とか公共施設、あるいは有休田のところですかね、使っていないようなところで、もう雪を置いてもいいと、一年中解けるまでいいというところは、そういうところは町がやっぱり管理したほうがいいと思うんですよね。そうすれば除雪費の削減にもつながると思うんですよね。レンタカーを借りて捨て場にどんどん運ぶんだけれども、そのままにしてもいいというようなところを町で調査、整備して、やったほうがいいんじゃないかと私は思っているのですが、それはできないんでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 阿部建設課長。 ◎建設課長(阿部義照君) 申しわけございません、ちょっと答弁が間違っていまして、勘違いしておりまして、通常の降雪時の早朝とか夕方の除雪の場所につきましては、排雪じゃなくて雪押し場につきましては委託業者にお願いしているところです。 それを今度、排雪のところにつきましては、津川につきましては排雪する場所を県の河川のところにお願いしていましたし、あと上川、鹿瀬、三川につきましては、合併以前から排雪しているところでお願いしているのが現状でございます。 ○議長(猪俣誠一君) 4番、入倉政盛君。 ◆4番(入倉政盛君) 解けるまで迷惑にならないよというような場所はないんですか。そういうところにお願いして置かせてもらったほうが、業者の収入は減ると思うんだけれども、除雪費の軽減になるんじゃないかなと思うんですけれども。 ○議長(猪俣誠一君) 今、話されたのはわかりましたか。早朝除雪に関してはということでの条件つきです。それと排雪場所とまた別になりますので。よろしいですか。 阿部建設課長。 ◎建設課長(阿部義照君) 入倉議員が申されますように、排雪場所については、極力公共施設とか河川とか、お金のかからないところにお願いしております。 ただ、今言ったように、畑のところに早朝除雪をやっているところもありますけれども、そういうところは排雪させていただいて、極力、排雪場所先につきましては、山林とか公共施設とかお金のかからないところに、その後も排雪しなくても済むようなところに今やっているつもりでおります。もしそういうところがあれば、後で教えていただければと思うんですが。 ○議長(猪俣誠一君) 4番、入倉政盛君。 ◆4番(入倉政盛君) 排雪場所もそうなんですけれども、雪置き場所があるでしょう。その集落の中で。それでちょっと休耕田とか、使っていない田んぼとか畑とかあると思うんですよ。そういうところに雪が消えるまで置かせてもらえるようなところがあれば、一番いいんじゃないかと。結局、排雪場所まで持って行くのだって、業者の人がレンタカーを借りて、一々それをしているわけじゃないですか。その費用だってばかにならないと思うんですよね。そういうのをやっぱり調査して、地権者の方と相談しながら、いいよというところには置かせてもらったほうがいいと思うんですよね。 ○議長(猪俣誠一君) ちょっと待って。きちっと皆さん、双方で理解とれていますか。 ちょっと待ってください。相互で理解とれておりますかということなの。 早朝で押す場所は排雪場所ではないという町の考え方があるので、その辺をきちっと踏まえて話をしてください。 4番、入倉政盛君。 ◆4番(入倉政盛君) さっき課長が言われたのは、それでその場所はわかります。排雪場所はね。そうじゃなくて、一時的にためておく置き場所があるじゃないですか、集落の中で。どうしても地権者との関係で、取ってくれという場所もあるわけじゃないですか。そこから運んで排雪場所に持っていくわけですよね、一時置き場所から。その一時置き場所のところで、休耕田なり、ここいつまで置いてもいいよというような場所があれば、わざわざ業者の方がトラックで運んで排雪場所まで持って行かなくてもいいんじゃないかと言っているわけなんですけれども。 ○議長(猪俣誠一君) 阿部建設課長。 ◎建設課長(阿部義照君) 申しわけございません、早朝除雪につきましては、ドーザーとかそういうもので押すものですから、余り遠くまでは押せないと。もう近くのところに置いておくのが早朝除雪になります。それで、人家の脇とか畑のところに小さく小刻みに置かせてもらっているのが早朝除雪です。そこのところに置き場所がなくなったときに、今度は機械でトラックに積み込んで、排雪場所というところで、大きな空き地にやっているわけですけれども、早朝除雪のときからその空いているところに置いてもいいようにというふうになりますと、なかなかそういうところはないというのが現状です。一応やっぱり、畑とか何かつくっていますと、そういうところはすぐに雪をどかしてくれと言われるのが大半の場所になっております。 ○議長(猪俣誠一君) もうちょっときちっと話して。機械には持って運べる範囲というのがあるので、それによっての早朝除雪なので、その辺をきちっと理解した上で、もう一度質問があればしてください。 4番、入倉政盛君。 ◆4番(入倉政盛君) 通じているのかな。一時的な雪置き場ってあるじゃないですか、集落の中で、何カ所か。     〔「ある」と言う人あり〕 ◆4番(入倉政盛君) ありますよね。それで今回は大雪になったんだけれども、結局置き場所がなくて、雪が降らなくなったらどんどんトラックで捨て場へ行きますよね。そういうところでなくても、俺の場所はここ、雪解けるまでいいよというようなところがないかと。あればそこに解けるまで置かせてもらったほうが、業者の方がレンタカーを借りてそこに排雪するだけの費用がかからずに済むんだから、町のほうでそういうのを調べて、地権者と話し合いをしたほうがいいんじゃないかという中身なんです。 ○議長(猪俣誠一君) 全く同じ答弁になると思いますけれども、どうぞ。 阿部建設課長。 ◎建設課長(阿部義照君) 今ほど申しましたように、除雪するときには機械で押せる範囲というのがもう限られていますので、置く場所というのは、そんなに100メーターも200メーターも先まで押せなくて、大体100メーター以内でぽつりぽつりと除雪させてもらっております。 そういうところの話だと思うんですけれども、それを今度、押してもらっているところにつきましては人家とか畑のところが多いものですから、そういうところにつきましては、春先に畑をつくるためにその大半の土地所有者の方がその雪をどかしてくれないかということを言われまして、排雪しているのが現状でございます。すみません、同じような回答になってしまいますが。     〔「わかりました」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) ちょっと理解しがたい質問したり答弁があるので、ちょっと具体的に聞きますが、道路除雪委託料、4億円補正されています。ことしの冬はトータルすると10億円を超えたということですが、まだまだ今言われるとおり、無理やり置かせてもらったところが多々あります。ことしの冬は降雪量が多いために、機械で押して行っても100メーター、50メーター、下手をすると30メーターくらい押したらもう置かなきゃならないという状況の中で、その部分についてはもう排雪しなきゃならないというところが多くあるというふうにお聞きしています。 そんな中で、本当は排雪をしていただきたいんだけれども、地域の人がなかなか言えないという。排雪を町にお願いしたいんだけれども、置かせた以上は春まで置かなきゃなんないんでしょうかねという人もいるんですよ。みずから言えないという人もいるので、建設課としてパトロールをしながら、状況を見て対応していただきたいんですが、その点についてはどうお考えですか。 ○議長(猪俣誠一君) 阿部建設課長。 ◎建設課長(阿部義照君) 降雪のたびに排雪という話がよく出てまいります。ことしは確かに雪の量が多くて、もう排雪にも、雪をやる場所がないということで、もう2月中から部分的に排雪しているところもございます。今言われますように、そういうふうに排雪の場所については、担当係のほうも現場を回って確認しているところでありますので、そういう話があれば、また私どものほうで排雪のほうは十分していきたいと考えております。 ただ、そういうことにつきましては、現場のほうを見て、もしあったら区長さんあたりにでも、どんなものですかと聞くのも一つの方法かと思いますので、ちょっと排雪につきましてはもう一回考えさせていただきたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 集落の中で、結構ここの場所に置こうとか、要するに区の会議の中で、じゃ、あなたのところ置かせてくださいというんですよ。そうすると、その場では了解はするんですよ、本人は。春まで置くかもしれませんよというのを了解するんですよ。ところが、本人の気持ちは早く取ってくれないかなと、言えない人がいるんですよ。そういうやつを区の中で、我々のところに来るんですよ。相談が来るので、お願いするんですけれども、そのときはそれなりの金もかかる。 先ほど入倉議員が言ったとおり、経費の削減等で区として場所を提供するんですけれども、区ではやれない。やっぱり町に頼むしかないので、区長さんにお願いはするんですけれども、あのとき、いいって言ったじゃないかという話になってしまって、伝えてくれないというところがちょっと苦情があったりして、そういうところもあるので、ことしの場合は特にそうなんですよね。やる場所がなくなっちゃっているんですよ。ロータリーで飛ばしても飛ばし切れない、もう大山になっていて、あとこれからいつになったら消えるんだろうかねという話が出ているので、その辺も含めて、この4億円では、今後まだちょっと足りなくなるのではないかなということを危惧しているんですけれども、課長の中ではそのように考えていますか。足りなくなるのではないかという思いはありますか。 ○議長(猪俣誠一君) 阿部建設課長。 ◎建設課長(阿部義照君) 確かに2月に豪雪が降りまして、今回3月に入ってそれほど除雪というのはまだ出ていないと思うんですが、排雪というのが例年以上、相当の量が出てくるかと思います。今回4億円補正ですけれども、それに対して、もし飛び出るようなことがあれば、ちょっとこういうところで言っていいのかどうかわかりませんけれども、専決というのも一つお願いできればというふうには一応考えておりますので、それはまた総務課長のほうにも相談させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 全町を回ってみると、やはりまだまだ、この10億の総予算の中で足りないような状況にちょっと感じてきたので、今質問させてもらいました。 それとあわせて、流雪溝の電源管理委託料についてお聞きします。 先ほども一般質問させてもらったとおり、やっぱり的確な、姥堂川は冬場になれば水なくなるんですよ。あそこで取水していること自体が、ちょっと問題があるなというふうに私は思っているんですけれども、常浪川は水あるんですよ。そうすると、常浪川の水を使ったり、対応していかないと、今後、流雪溝そのものの維持管理が難しいというふうに思うので、課長としてはどうお考えですか。 ○議長(猪俣誠一君) 阿部建設課長。 ◎建設課長(阿部義照君) 申しわけございません。今、常浪川という話が出たときに、正直言えば水は多くあろうかと思います。ただ規模的に、今度は水利権という話が出てきますので、今の姥堂川につきましては、水利権は一応とっております。それを今度は常浪川というふうになりますと、そういう水利権問題も出ますので、今一概にここでそういうのもできるとかできないとか言えないとは思いますけれども、ちょっとそういうところも踏まえて、考えてはみたいとは思います。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 上ノ山、ダンゴ山といって、B&Gの上にも堤があるんですよ。わからないと思いますけれども。テニスコートの裏側にあるんです。あれも堤なんです。だから結構、阿賀町というか、津川地域の水源を探すとなると、上には結構あるので、その辺を含めて、ちょっと今後の流雪溝の維持管理等について検討していただきたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 阿部建設課長。 ◎建設課長(阿部義照君) これは先ほど町長も申しましたけれども、方丈堤とかそういうところも踏まえて、町長とも一応現地を見て、検討した経緯がございます。ただ、今もっと上のほうに堤があるということ自体、申しわけございません、私もちょっと今初めてわかったものですから、その水が使えるかどうかも踏まえて、ちょっと新年度、現地を踏査してみたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) ほかに。 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 締めくくりにしてください。 これは6年前、それこそ斎藤議員さんも五十嵐議員さんも一緒だったかもしれませんが、一緒に歩いたりいろいろやったわけです。あれから降らなかったものですから、少し先へ進んでいなかったのではないかと思いますし、今ほどお話もございましたので、ことしのこれを検証して、よりよい方向というので今やるということでございますから、ぜひその辺のところを検討させていただくということで、ご理解いただければありがたいと思っています。 ○議長(猪俣誠一君) ほかに。 1番、清野眞也君。 ◆1番(清野眞也君) 同じく除雪の対策費の件なんですけれども、26年でしたか、前回の大雪のときの予算が6億ぐらいだったというふうにはちょっとお聞きしたんですけれども、今回同じ規模、少し多いということで10億なんですが、明らかに除雪対策費全体としてふえているわけですよね。 これが、やはり除雪をしっかりサービスとして提供するのは大事なんですけれども、別角度で何とか除雪対策費が大きくなり過ぎないように抑制するという観点でも、いろいろ考えていただかなければいけないかなと思うんですけれども、そこら辺に関してはどうでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 阿部建設課長。 ◎建設課長(阿部義照君) 確かに除雪費が年々膨らんでいるのは現実でございます。ただ、住民からの要望というんですか、住民が希望する除雪というのにつきましても、また、年々スキルが上がってきているのが現状でございます。 建設課のほうでも、早朝の除雪に対して10センチ以上で出ているかどうかというのも、今回現場を見たりしておりますので、適正にやっているというのがまず一番の原則となりますので、そういうのも踏まえて、まず見直しを進めていきたいとは思います。 ○議長(猪俣誠一君) ほかに質疑はありませんか。 2番、斎藤栄君。 ◆2番(斎藤栄君) 35ページの社会資本の総合交付事業の中で、17節公有財産購入費179万円が減額になっております。これは、いわゆる用地が買えなくて減額したのか、それともただの執行残なのか。もし買えなくて、余って、工事請負の中で事業が中止したのがあるのであれば、その路線名をちょっとお聞かせください。 ○議長(猪俣誠一君) 阿部建設課長。 ◎建設課長(阿部義照君) これにつきまして、今、鹿瀬の町道になるわけですけれども、来年度、初めて工事にかかる場所になります。今年度は用地交渉をしているところですけれども、1件だけ用地をちょっとまだ現在、ご協力いただけない方がいらっしゃるものですから、その方のところを除いた、つまり今回予算として落とさせていただいたということになっております。 ○議長(猪俣誠一君) ほかに。 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 繰り越しもあわせてなんですけれども、町道平堀下広沢線、それから大坂下線の改良費が1,900万と901万5,000円上がっているんですが、これについては早期発注が可能なんでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 阿部建設課長。 ◎建設課長(阿部義照君) 町道平堀下広沢線につきましては、今年度の工事が終わりまして、来年度、今回の3月の国の補正でついた金額になりますので、これは早急に発注したいと思っております。 それで、その下の大坂下線につきましては、平成29年度完了というふうに考えておりました。それで、事業費を精査した結果、若干不足が生じたものですから、ほかの工事の箇所のをここに集めまして、繰り越しというような形で事業を進めているところでございます。29年度の繰り越し事業で一応完了ということで、これから変更分の契約、増額になります。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 町道平堀下広沢線については、ゼロ国という言い方はあれですけれども、国の補正がついて、金額が来られて、早期発注するようにというような指示が来ていると思うので、早目の発注でお願いしたいというふうに思いますので、努力をお願いします。 ○議長(猪俣誠一君) ほかに質疑はございませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) それでは、ないようですので、次に9款消防費、37ページです。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 次に、10款教育費、37ページです。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 次に、11款災害復旧費、37ページから38ページです。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕
    ○議長(猪俣誠一君) 以上で歳出の質疑を終わります。 次に、歳入全般について質疑を行います。17ページから22ページです。 質疑はありませんか。 4番、入倉政盛君。 ◆4番(入倉政盛君) 17ページの地方特例交付金の減収補填特例交付金が交付されたというんですけれども、これはどういう内容のあれなのかちょっと聞き忘れたので、教えていただきたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 渡部総務課長。 ◎総務課長(渡部和茂君) これは交付額の確定に伴うものでございます。 ○議長(猪俣誠一君) 4番、入倉政盛君。 ◆4番(入倉政盛君) 普通、交付金というのは4月と9月なんだけれども、それが今になって確定したということでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 渡部総務課長。 ◎総務課長(渡部和茂君) 普通ということがちょっと私わからないんですけれども、確定するのは、まだ特別交付税なんかはわからないわけでございまして、その歳入、歳入によって確定する時期は変わります。     〔「わかりました」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) ほかに質疑はございませんか。 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 繰越明許費の関係で、6ページなんですけれども、森林管理道谷地滝首線改良舗装工事、これ全額繰り越しですか、3,078万5,000円。林道改良舗装事業で、森林管理道。それとも一部繰り越しですか。 ○議長(猪俣誠一君) 関農林商工課長。 ◎農林商工課長(関仁君) これ2工区に分かれていまして、2工区目は完了なんです。1工区目、これ全額繰り越しです。     〔「わかりました」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) とりあえず、歳入の審議ですので。 歳入、ございませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) それでは、歳入の質疑を終わります。 これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これから、議案第3号 平成29年度阿賀町一般会計補正予算(第12号)を採決いたします。 この採決は起立によって行います。 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(猪俣誠一君) ありがとうございました。 起立多数です。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第4号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(猪俣誠一君) 日程第4、議案第4号 平成29年度阿賀町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を議題とします。 朗読を省略して提案理由の説明を求めます。 神田町長。     〔町長 神田敏郎君登壇〕 ◎町長(神田敏郎君) それでは、議案第4号 国民健康保険特別会計補正予算(第2号)でございます。 国民健康保険特別会計補正予算書の第1条、歳入歳出それぞれ1億5,392万7,000円を減額いたしまして、総額16億4,786万8,000円とする内容でございます。 12ページから歳出になりますが、12ページ、13ページの2款保険給付費でございますけれども、一般被保険者療養給付費から退職被保険者等高額療養費まで、決算見込みに伴い、合計1億4,602万5,000円を減額する内容でございます。 13ページから15ページの後期高齢者支援金から、15ページの7款保険財政共同安定化事業拠出金までは、それぞれ今年度拠出金が決定したことによる増減をするものでございます。 15ページ、11款の諸支出金、3目償還金の2,810万7,000円は、国庫支出金等返還金の増額補正でございます。これは平成28年度負担金等の額確定に伴う返還金でございまして、療養給付費負担金返還金2,786万7,779円、老人保健医療費拠出金返還金648円、介護納付金負担金返還金4万8,530円、特定健診特定保健指導に係る負担金返還金19万円となってございます。 歳入につきましては、9ページでございますが、5款国庫支出金から、11ページ、12款繰越金、2節その他の繰越金までが、それぞれ交付見込額、交付決定額、または前年度歳計剰余の繰り入れにより補正してございます。 11ページ、11款繰入金、6節その他繰入金につきましては、給付費の補正及び社会保険診療報酬支払基金等の交付金の額が決定したことに伴っての減額でありますので、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願いを申し上げ、説明とさせていただきます。 以上であります。 ○議長(猪俣誠一君) ただいま議案第4号について提案理由の説明を受けました。 これから質疑を行います。 まず、歳出全般について行います。12ページから15ページです。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 以上で歳出の質疑を終わります。 次に、歳入全般について質疑を行います。9ページから11ページです。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 以上で歳入の質疑を終わります。 これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これから、議案第4号 平成29年度阿賀町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。 この採決は起立によって行います。 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(猪俣誠一君) ありがとうございました。 起立多数です。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第5号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(猪俣誠一君) 日程第5、議案第5号 平成29年度阿賀町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)を議題とします。 朗読を省略して提案理由の説明を求めます。 神田町長。     〔町長 神田敏郎君登壇〕 ◎町長(神田敏郎君) 議案第5号でありますが、後期高齢者医療特別会計補正予算でございまして、29年度の第3号ということになりますが、内容につきましては、歳入歳出予算の総額から79万7,000円を減額いたしまして、その総額をそれぞれ1億7,748万9,000円とするものであります。 歳出の26ページでございますが、2款後期高齢者医療広域連合納付金は、後期高齢者保険料の調定額と現計予算との差額を補正する分及び保険基盤安定負担金の額が確定したことによる減額によって、納付金を減額するものであります。 4款の保険料還付金でございますが、これにつきましては、本年度支出見込みにより減額するものであります。 歳入につきましては25ページになりますが、3款保険基盤安定繰入金ですが、負担額確定に伴う減額であります。 5款の諸収入、保険料還付金でありますが、これは額の確定に伴う10万円の減額であります。 それから、後期高齢者医療、5款諸収入、同じく雑入ですが、これは後期高齢者医療保険料負担金の清算によって28万3,000円を追加するものであります。 以上、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願いを申し上げ、説明とさせていただきます。 以上であります。 ○議長(猪俣誠一君) ただいま議案第5号について提案理由の説明を受けました。 これから質疑を行います。 まず、歳出全般について行います。26ページです。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 以上で歳出の質疑を終わります。 次に、歳入全般について質疑を行います。25ページです。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 以上で歳入の質疑を終わります。 これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これから、議案第5号 平成29年度阿賀町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。 この採決は起立によって行います。 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(猪俣誠一君) ありがとうございました。 起立多数です。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第6号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(猪俣誠一君) 日程第6、議案第6号 平成29年度阿賀町介護保険特別会計保険事業勘定)補正予算(第3号)を議題とします。 朗読を省略して提案理由の説明を求めます。 神田町長。     〔町長 神田敏郎君登壇〕 ◎町長(神田敏郎君) 27ページ、議案第6号でございますが、介護保険特別会計保険事業勘定)でございまして、補正の第3号でございます。 歳入歳出の総額から歳入歳出それぞれ1億2,400万円を減額いたしまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ22億3,869万5,000円とするものであります。 37ページをごらんいただきたいと思います。 37ページの歳出でありますが、総務費、電算システム改修に国庫補助金91万6,000円の交付決定を受けましたので、財源構成を変更するものでございます。 2款保険給付費、1項介護サービス諸費でありますが、介護1から5の認定者に対する給付費でございますけれども、利用実績が予算を下回っていますので、1目居宅介護サービス給付金を6,700万円、3目地域密着型介護サービス給付費を2,500万円、5目施設介護サービス給付費を1,600万円、38ページになります、9目の居宅介護サービス計画給付費を300万円、それぞれ減額するものでございます。 次の2項介護予防サービス等諸費でありますが、要支援認定者に対する給付費でございますが、訪問介護と通所介護が、本年度の認定更新から順次、新総合事業に移行したことから、600万円減額させていただきます。 最下段の4項高額介護サービス等費は、利用者の負担金が所得に応じた上限額を超えた金額を給付する制度でございますけれども、実績が計画を下回ったということから、500万円を減額させていただきます。 39ページでありますが、6項特定入所者介護サービス等費は、低所得者に対する施設入所に係る食費及び居住費の給付でございますが、こちらも実績が計画を下回ったということで200万円を減額させていただきます。 次に35ページ、歳入でございますが、国庫支出金から、36ページ、7款繰入金までは、介護給付費等の減額に応じた額をそれぞれの負担率によって減額補正をさせていただきましたので、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願いを申し上げ、説明とさせていただきます。 以上であります。 ○議長(猪俣誠一君) ただいま議案第6号について提案理由の説明を受けました。 これから質疑を行います。 まず、歳出全般について行います。37ページから39ページです。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 以上で歳出の質疑を終わります。 次に、歳入全般について質疑を行います。35ページから36ページです。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 以上で歳入の質疑を終わります。 これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これから、議案第6号 平成29年度阿賀町介護保険特別会計保険事業勘定)補正予算(第3号)を採決いたします。 この採決は起立によって行います。 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(猪俣誠一君) ありがとうございました。 起立多数です。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第7号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(猪俣誠一君) 日程第7、議案第7号 平成29年度阿賀町介護保険特別会計サービス事業勘定)補正予算(第2号)を議題とします。 朗読を省略して提案理由の説明を求めます。 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 議案第7号は介護保険特別会計サービス事業勘定の補正でございまして、41ページ、議案第7号で、サービス事業勘定の補正予算(第2号)であります。 歳入歳出予算の総額にそれぞれ200万円を追加させていただきまして、その総額を4,574万4,000円とするものであります。 本特別会計は、特定施設きりん荘の介護サービスに関するものでありますが、特定施設3年目となって、運営も安定してまいりまして、介護報酬も予算に比べて増収となっていますので、決算見込みによって補正をさせていただくというものでございます。 歳出、51ページになりますが、総務費及び2款事業費は、介護報酬の増収等によって財源構成を変更する内容でございます。 したがいまして、一般管理費で111万7,000円減、事業費の居宅介護サービス事業で40万減。諸支出金他会計繰出に200万円、これは一般会計への繰り出しになります。 そうした内容でありますが、49ページ、歳入でございますが、1款サービス収入は12月議会で250万円追加させていただきましたが、その後も安定した施設運営によって、介護報酬が全体で増収となりますので、1項介護給付費収入は、要介護認定者分ですが、285万3,000円を追加させていただきます。 2項予防給付費収入は、要支援者分ですが、こちらは143万6,000円を減額して、3項自己負担金収入は10万円を増額させていただくというものであります。 最下段の2款繰入金につきましては、介護報酬の増額によって一般会計より繰り入れる必要がなくなりましたので、予算額252万7,000円の全額を減額させていただくものであります。 50ページ、3款繰越金は、前年度歳計剰余金として留保しておりました301万円を計上するものでありますので、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願いを申し上げ、説明とさせていただきます。 以上であります。 ○議長(猪俣誠一君) ただいま議案第7号について提案理由の説明を受けました。 これから質疑を行います。 まず、歳出全般について行います。51ページです。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 以上で歳出の質疑を終わります。 次に、歳入全般について質疑を行います。49ページから50ページです。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 以上で歳入の質疑を終わります。 これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これから、議案第7号 平成29年度阿賀町介護保険特別会計サービス事業勘定)補正予算(第2号)を採決いたします。 この採決は起立によって行います。 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(猪俣誠一君) ありがとうございます。 起立多数です。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第8号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(猪俣誠一君) 日程第8、議案第8号 平成29年度阿賀町診療所特別会計補正予算(第3号)を議題とします。 朗読を省略して提案理由の説明を求めます。 神田町長。     〔町長 神田敏郎君登壇〕 ◎町長(神田敏郎君) 議案第8号は平成29年度阿賀町診療所特別会計補正予算の第3号でございまして、歳入歳出予算の補正で、第1条、歳入歳出それぞれ1,039万円を減額して歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2億988万4,000円とするものでございます。 62ページが歳出でございます。 1款総務費でありますが、それぞれ実績見込みによって減額をお願いするものですが、7節の賃金は、臨時事務員及び訪問診療の運転手分で85万円、看護師分で25万円をそれぞれ減額させていただき、8節の嘱託医師報奨金は、上川診療所常勤医の確保によって、新潟大学に依頼していた訪問診療について、週2回の計画が1回となったことなどによりまして180万円を減額させていただくものであり、9節の旅費は臨時職員通勤費で25万円の減額、12節医師派遣手数料は、津川病院等へ臨時的な派遣依頼の必要がなかったことから、25万円を減額させていただくものであります。 2款の医業費でございますが、実績見込みによって11節医療材料費488万2,000円、13節臨床検査業務委託料87万2,000円、14節酸素供給装置リース料123万6,000円をそれぞれ減額するものでございまして、61ページの歳入でありますが、1款の診療収入は、患者数の減少によって社会保険支払基金収入を1,080万円減額させていただくものであります。 3款繰入金は、一般会計からの繰入金を84万4,000円減額させていただき、4款繰越金は、留保しておりました125万4,000円を計上するものであります。 以上、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願いを申し上げます。 以上であります。 ○議長(猪俣誠一君) ただいま議案第8号について提案理由の説明を受けました。 これから質疑を行います。 まず、歳出全般について行います。62ページです。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 以上で歳出の質疑を終わります。 次に、歳入全般について質疑を行います。 61ページです。 質疑はありませんか。 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 診療報酬で、外来報酬の金額が約1,180万ですかね、減っているんですけれども、状況的にはどうなんですかね。例えば福祉バスの運行状態を変えることによって診療所の診察の収入が上がるのであれば、そういう運行をしていただきたいんですが、その辺どうお考えですか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(神田一秋君) 上川診療所、二、三年、不安定な中で運営をしてまいりまして、昨年7月から常勤体制で開設をしているわけですので、ここについて、もう少しもとに戻るというふうな見込みの中で当初の予算をお願いしてきたところですけれども、やはりこの間、診療所に来ていただいた患者さんが減ってきている、新たな患者さんもなかなかそこにふえてきていないというふうな現状がありまして、見込みより1,000万というかなり大きな金額ですが、少なくなってしまったというふうな状況でございます。 毎月の患者数については整理をしているところでございますけれども、鹿瀬と上川を合わせて年間で535人、前の年と比べてもやはり患者さんが減ってきているというようなところでございまして、ここはやはり今言うように、交通の足の便もあろうかと思いますので、今、公共交通の新たな計画もありますので、通院していただきやすいように、その辺もあわせながら、今後の診療所の運営、PRというようなものも図っていきたいというふうに考えております。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) ちょっと休診したというところで減少になったのかなと思いますけれども、やはり公共交通体系とマッチングして、阿賀町の診療所、今、医療体制については県立病院と連携をとりながら充実している状況の中で、もうちょっとアピールして、皆さんにお使い願えるような体制をつくるよう、検討してください。 ○議長(猪俣誠一君) 神田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(神田一秋君) まさに今お話しいただきましたように、町の診療所また津川病院、それぞれ連携した中で、皆さんから安心していただける医療体制をつくっていくってことが非常に大事なことでございますので、今ご指導いただいたところも含めながら、PRもさせていただきながら、安定した診療所に一層なるように努めてまいりたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) ほかに質疑はございませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 以上で歳入の質疑を終わります。 これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これから、議案第8号 平成29年度阿賀町診療所特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。 この採決は起立によって行います。 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(猪俣誠一君) ありがとうございます。 起立多数です。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第9号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(猪俣誠一君) 日程第9、議案第9号 平成29年度阿賀町簡易水道事業特別会計補正予算(第5号)を議題とします。 朗読を省略して提案理由の説明を求めます。 神田町長。     〔町長 神田敏郎君登壇〕 ◎町長(神田敏郎君) 議案第9号 阿賀町簡易水道事業特別会計補正予算でありますが、第5号になります。ページは63ページになります。 歳入歳出の総額に歳入歳出それぞれ890万8,000円を減額させていただきまして、その総額を歳入歳出6億4,860万8,000円とする内容であります。 事項別明細につきましては、72ページになります。 下段、3款1項建設改良費、簡易水道施設整備費で890万8,000円の減額につきましては、県道改良、これは県道中ノ沢内川線改良でありますが、に伴う公共補償工事及び内川地区簡易水道の旧水道施設の撤去工事でありますけれども、いずれも事業の確定によって経費を減額補正させていただく内容でございます。 これは細かく言いますと、県道中ノ沢線改良工事に伴う排水管移設工事公共補償工事で、県道改良工事延長の減に伴って、当初200メーター予定していたものが125メーターということになったものでありますし、内川地区簡易水道の旧水道施設撤去工事、これ単費でありますが、地権者との協議によって地物のみの撤去となったため、当初、施設全体実施だったものが構造物露出管だけと、こういうふうなことに伴うものであります。 次に歳入でありますけれども、71ページでありますが、6款の諸収入、2項1目雑入の消費税還付金の941万7,000円、及び水道水放射能測定費用賠償金48万7,000円、並びに水道施設補償料30万円につきましては、それぞれ申告申請事業の確定に伴って増額計上させていただいたものであります。 以上でありますので、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願いを申し上げます。 以上であります。 ○議長(猪俣誠一君) ただいま議案第9号について提案理由の説明を受けました。 これから質疑を行います。 まず、歳出全般について行います。72ページです。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 以上で歳出の質疑を終わります。 次に、歳入全般について質疑を行います。71ページです。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 以上で歳入の質疑を終わります。 これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これから、議案第9号 平成29年度阿賀町簡易水道事業特別会計補正予算(第5号)を採決いたします。 この採決は起立によって行います。 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(猪俣誠一君) ありがとうございました。 起立多数です。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第10号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(猪俣誠一君) 日程第10、議案第10号 平成29年度阿賀町下水道事業特別会計補正予算(第5号)を議題とします。 朗読を省略して提案理由の説明を求めます。 神田町長。     〔町長 神田敏郎君登壇〕 ◎町長(神田敏郎君) 議案第10号 平成29年度阿賀町下水道事業特別会計補正予算の第5号でございまして、73ページになります。 歳入歳出の総額に歳入歳出それぞれ1,377万4,000円を減額させていただきまして、その総額を歳入歳出10億4,876万4,000円とする内容でございます。 83ページが事項別明細による歳出になります。 まず総務費、総務管理費の一般管理費の消費税225万8,000円の減額につきましては、申告の確定に伴いまして、減額計上させていただいたものであります。 2款維持管理費でありますが、2目の特定環境保全公共下水道維持管理費481万6,000円の減額につきましては、県道改良、県道中ノ沢内川線改良工事、県道新発田津川線に伴う公共補償工事でございますが、事業の確定によって経費を減額補正させていただいたものであります。 3款の建設改良費でありますが、3目の農業集落排水施設整備費670万円の減額につきましては、町道井上線改良工事に伴う下水道管布設工事等でございます。事業の確定によって経費を減額補正させていただいたものであります。 次に、歳入でありますが、1款の分担金及び負担金でありますが、下水道事業受益者分担金38万円の減額でありますけれども、それぞれの下水道事業において受益者分負担金に増減が発生しました。現時点での加入予定がございませんので、トータルで減額計上させていただいたものであります。 それから、2項分担負担金、下水道事業受益者負担金でありますが、70万4,000円につきましては、下水道つなぎこみについて当初予定していた3件のところ5件の実績がございまして、増額計上させていただいたものであります。 8款の諸収入は、雑入で593万3,000円でありますけれども、県道改良の今年度事業確定に伴っての増額計上をさせていただいたものであります。 82ページの町債につきましては、下水道事業債670万円でございますが、事業の確定に伴いまして、これを減額計上させていただきました。 以上、雑駁ではありますが、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願いを申し上げ、説明とさせていただきます。 以上であります。 ○議長(猪俣誠一君) ただいま議案第10号について提案理由の説明を受けました。 これから質疑を行います。 まず、歳出全般について行います。83ページです。 質疑はありませんか。 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 建設改良費で670万円減額になっているんですけれども、これは井上線改良の延長減ということでありますが、一般会計のときに繰越明許で井上線改良工事が繰り越しされているんですよね。それとの絡みはどうなんですか。関係はないんでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 清野水道技術管理者。 ◎水道技術管理者(清野康弘君) 町道と下水道、水道は一緒に工事をやっているところですが、今回と来年で実施する予定になっているんですが、町道の工事の都合に合わせまして下水道、水道を入れているところですが、今年度末で完了する分、可能な部分までを町道と調整して、そこをもって本年度分を完了して減額すると。残りについては、町道の繰り越し部分については影響ない部分と認識しております。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) じゃ、繰り越した分とはかかわらないということで、この減額、新年度でまた上がってくる可能性はあるんですか。別に問題ないんですか。 ○議長(猪俣誠一君) 清野水道技術管理者。 ◎水道技術管理者(清野康弘君) 全て工事内容については調整しておりますので、影響のないように執行しておりますので。 ○議長(猪俣誠一君) よろしいですか。 ほかに質疑はございませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 以上で歳出の質疑を終わります。 次に、歳入全般について質疑を行います。81ページから82ページです。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 以上で歳入の質疑を終わります。 これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これから、議案第10号 平成29年度阿賀町下水道事業特別会計補正予算(第5号)を採決いたします。 この採決は起立によって行います。 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(猪俣誠一君) ありがとうございました。 起立多数です。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第11号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(猪俣誠一君) 日程第11、議案第11号 平成29年度阿賀町営スキー場事業特別会計補正予算(第2号)を議題とします。 朗読を省略して提案理由の説明を求めます。 神田町長。     〔町長 神田敏郎君登壇〕 ◎町長(神田敏郎君) 議案第11号でありますが、スキー場特会でございまして、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ430万円を減額いたしまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ7,105万9,000円とするものであります。 94ページの歳出でございますが、1款総務費の総務管理費で、一般管理費につきましては、消費税を前年度に中間納付しており、今年度については支払いがないため、減額するものであります。 2款維持運営費につきましては、1目のスキー場維持運営費でありまして、小雪によるオープンのおくれによって営業期間が短くなることから、従業員賃金を330万円減額するものであります。 次に、歳入についてでありますけれども、93ページでございますが、使用料及び手数料、使用料でありますけれども、スキー場の主な財源となりますリフト使用料でありますが、この大雪なんですけれどもオープンが昨年よりは少し早い程度で、総体的には小雪の影響によってのおくれです。おくれによって年末年始の営業ができなかったこと、その後オープンできたものの、今度は逆に大寒波、大雪が続いたことによって、新潟市近郊の道路事情、週末の天候不良等の影響で、当初計画を下回る見込みのため、1,600万円減額するという内容でございます。 以上、雑駁ではありますけれども、大変残念でありますが、今の見込みではそんなところになろうかと思いますので、私も強気でおりましたけれども、そういうところに終わりそうでございますので、よろしくひとつご決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(猪俣誠一君) ただいま議案第11号について提案理由の説明を受けました。 これから質疑を行います。 まず、歳出全般について行います。94ページです。 質疑はありませんか。 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) 従業員の賃金が減額になっているんですが、オープンがおくれたから減額になったというふうに説明があったんですけれども、実際に雇用体系の中では、12月中旬からもう雇用体系に入ったと思うんですけれども、休んでいる間は補償とかはされたんですか。 ○議長(猪俣誠一君) 関農林商工課長。 ◎農林商工課長(関仁君) オープン予定から実際のオープンまでは待機料ということでお支払いしております。たしか3分の1でしたか。ちょっと率はどのくらいだか忘れましたが、とにかく待機料は払っております。 ○議長(猪俣誠一君) 7番、斎藤秀雄君。 ◆7番(斎藤秀雄君) そこに働いている人たちも、やっぱり降らないために、皆、待機して、要するによそに行かないでいるわけですから、その辺はちゃんとされたのかなと思いますが、それとあわせて、今年度、今3月末、もうじき終わりかなと思うんですが、例年割と早い時期にクローズするんですけれども、今年はどんな状況を考えていますか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) いつもですともう8日ぐらいにクローズするわけですけれども、この雪の状況を見て、もっと柔軟にやったらどうだということで今指示しております。 ということでは、そういうつもりでいるだろうと思いますし、雪の状況もまだ1メーター20ぐらいあります。そういう状況ですから、いつもとはちょっと違うなと。いつもですと、このぐらい1メーター20あると、大体25日ぐらいまではもったわけでございますので、そこまでやってお客がどれだけ伸びるか。今まではもう8日ぐらいで終わっていますから。現場の皆さんは8日で終わるつもりでいたみたいですけれども。 そういうことで、25日ぐらいまでやれるかどうか。というのは、小学校の子供たちが休みに入るわけですよ。そこを狙えるかどうか、状況を見て判断することにしてはどうかということで現場のほうには話をしておりますので、もう少しやってほしいなと思っております。 ○議長(猪俣誠一君) ほかに質疑はございませんか。     〔「なし」と言う人あり〕
    ○議長(猪俣誠一君) 以上で歳出の質疑を終わります。 次に、歳入全般について質疑を行います。93ページです。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 以上で歳入の質疑を終わります。 これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これから、議案第11号 平成29年度阿賀町営スキー場事業特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。 この採決は起立によって行います。 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(猪俣誠一君) ありがとうございます。 起立多数です。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第12号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(猪俣誠一君) 日程第12、議案第12号 平成29年度阿賀町水道事業会計補正予算(第1号)を議題とします。 朗読を省略して提案理由の説明を求めます。 神田町長。     〔町長 神田敏郎君登壇〕 ◎町長(神田敏郎君) 議案第12号は阿賀町水道事業会計補正予算の第1号でございまして、95ページになりますが、第2条の収益的収入及び施設の補正でありまして、収入第1款水道事業収益、第2項の営業収益の予定額を267万8,000円増額する内容でございます。上水道高料金対策に係る他会計負担金でございますが、一般会計繰出基準額の確定によって、当初見込みました額より増額補正をお願いするというものであります。 第3条で、資本的収入及び支出の補正、収入支出それぞれ2,000万円を減額させていただく内容でありまして、これは中央南部簡易水道との連結を含めた水道事業の全体計画策定に係る委託料の支出を予定していたものでありますが、中央南部簡易水道の中央配水池、太田区に漏水が確認されまして、この調査対策にはいましばらく時間を要する見込みでございます。 本計画策定にも大きな影響がありますので、本計画策定を30年度以降に延期し、本年度予算を全額減額するというものでありまして、第4条の企業債の補正は2,000万円を減額するものであります。内容は今ほど説明させていただきました第3条同様の理由でございますので、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願いを申し上げまして、説明にかえさせていただきます。 以上であります。 ○議長(猪俣誠一君) ただいま議案第12号について提案理由の説明を受けました。 これから質疑を行います。 質疑は全般について行います。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これから、議案第12号 平成29年度阿賀町水道事業会計補正予算(第1号)を採決いたします。 この採決は起立によって行います。 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。     〔賛成者起立〕 ○議長(猪俣誠一君) ありがとうございます。 起立多数です。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(猪俣誠一君) 以上で本日の日程は全部終了しました。 これで本日の会議を閉じます。 本日はこれにて散会とします。 大変ご苦労さまでした。 △散会 午後4時35分...