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06月12日-01号

  • "介護保険事業特別会計予算繰越明許費"(1/3)
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  1. 胎内市議会 2017-06-12
    06月12日-01号


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    平成29年  6月 定例会(第2回)       平成29年第2回胎内市議会定例会会議録(第1号)〇議事日程平成29年6月12日(月曜日) 午前10時開会第 1 会議録署名議員の指名第 2 議会運営委員長報告第 3 会期の決定第 4 諸般の報告第 5 承認第2号 専決処分の承認を求めることについて           専第2号 胎内市税条例の一部を改正する条例    承認第3号 専決処分の承認を求めることについて           専第3号 胎内市国民健康保険税条例の一部を改正する条例    承認第4号 専決処分の承認を求めることについて           専第4号 平成29年度胎内市一般会計補正予算(第1号)    議第51号 平成29年度胎内市一般会計補正予算(第2号)    議第52号 平成29年度胎内市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)    議第53号 平成29年度胎内市黒川診療所運営事業特別会計補正予算(第1号)    議第54号 平成29年度胎内市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)    議第55号 平成29年度胎内市水道事業会計補正予算(第1号)    議第56号 平成29年度胎内市工業用水道事業会計補正予算(第1号)    議第57号 胎内市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例    議第58号 胎内市重度心身障害者医療費助成に関する条例の一部を改正する条例    議第59号 胎内市農業委員会の委員等の定数に関する条例    議第60号 胎内市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部          を改正する条例    議第61号 工事請負契約の締結について    議第62号 胎内市道路線の認定について    報告第5号 平成28年度胎内市一般会計予算繰越明許費繰越計算書の報告について    報告第6号 平成28年度胎内市介護保険事業特別会計予算繰越明許費繰越計算書の報告          について    報告第7号 平成28年度胎内市工業用水道事業会計予算繰越計算書の報告について    報告第8号 平成29年度下越土地開発公社事業計画に関する報告について    報告第9号 平成28年度株式会社胎内リゾートの決算に関する報告について第 6 請願第1号 所得税法第56条廃止の意見書を国に提出することを求める請願第 7 発議第1号 胎内市米粉の普及促進に関する条例    発議第2号 「テロ等準備罪」の廃案を求める意見書                                           〇本日の会議に付した事件 議事日程に同じ                                           〇出席議員(17名)   1番   高  橋  政  実  君    2番   森  本  将  司  君   3番   八  幡  元  弘  君    4番   佐  藤  陽  志  君   5番   渡  辺  秀  敏  君    6番   坂  上  清  一  君   7番   小  野  德  重  君    8番   渡  辺  栄  六  君   9番   天  木  義  人  君   10番   佐  藤  武  志  君  11番   榎  本  丈  雄  君   12番   薄  田     智  君  13番   渡  辺     俊  君   14番   桐  生  清 太 郎  君  16番   渡  辺  宏  行  君   17番   丸  山  孝  博  君  18番   森  田  幸  衛  君                                           〇欠席議員(なし)                                           〇説明のため出席した者     市     長   吉  田  和  夫  君     副  市  長   三  宅  政  一  君     総 務 課 長   高  橋     晃  君     総 合 政策課長   井  畑  明  彦  君     財 政 課 長   小  熊  龍  司  君     税 務 課 長   佐  藤     守  君     市 民 生活課長   田  部  雅  之  君     福 祉 介護課長   須  貝  敏  昭  君     こども支援課長   榎  本  武  司  君     健康づくり課長   須  貝     実  君     農 林 水産課長   榎  本  富  夫  君     地 域 整備課長   田  中  良  幸  君     会 計 管 理 者   本  間  陽  一  君     商 工 観光課長   高  橋  文  男  君     上 下 水道課長   桐  生  光  成  君     黒 川 支 所 長   坂  上  敏  衛  君     秘 書 室 長   丹  後  幹  彦  君     教  育  長   小  谷  太 一 郎  君     学 校 教育課長   佐 久 間  伸  一  君     生 涯 学習課長   池  田     渉  君                                           〇事務局職員出席者     議 会 事務局長   佐  藤  一  孝     係     長   箙     明  美     主     任   今  井  孝  之               午前10時00分  開 会 ○議長(森田幸衛君) おはようございます。ただいまから平成29年第2回胎内市議会定例会を開会します。  現在の出席議員は17名であり、定足数に達しているので、会議は成立いたしました。  直ちに本日の会議を開きます。 △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(森田幸衛君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長より指名します。17番、丸山孝博議員、1番、高橋政実議員、以上の2名に願います。 △日程第2 議会運営委員長報告 ○議長(森田幸衛君) 日程第2、閉会中における議会運営委員会の調査事項について、本会議での報告を求めます。  薄田委員長。               〔12番 薄田 智君登壇〕 ◆12番(薄田智君) おはようございます。これより議会運営委員長報告を行います。  今定例会の運営等について、去る6月5日午前10時から吉田市長の出席を求め、当委員会を開催し、慎重に協議いたしました。以下、その内容についてご報告いたします。  初めに、今定例会の会期について協議した結果、本日から6月30日までの19日間とすることといたしました。  次に、会期日程、議事日程についてでありますが、皆様のお手元に配付された日程表のとおりであります。第1日目であります本日の本会議においては、諸般の報告、市長の提案理由の説明の後議案ごとに質疑を行うことといたしました。  なお、承認第2号から承認第4号まで、議第61号、発議第1号及び発議第2号については、議会運営に関する申し合わせにより本日採決を行い、発議第1号については起立採決とすることといたしました。  次に、各常任委員会は、来る6月19日、20日、22日に開催し、審査を行います。今定例会に提案されています各議案の委員会付託案件については、協議の結果、皆様のお手元に配付された委員会付託表のとおりであり、各委員会別付託件数は、総務文教常任委員会が4件、厚生環境常任委員会が3件、まちづくり常任委員会が4件であります。  次に、一般質問は6月27日、28日の2日間を予定しましたが、通告数により6月15日の議会運営委員会で決定することといたしました。  今定例会最終日の本会議は、6月30日に開催し、各委員長の審査結果の報告及び採決を行う日程であります。  以上が当委員会において今定例会の運営について協議した内容であります。円滑な議事運営について皆様のご協力をお願いいたしまして、報告を終わります。 ○議長(森田幸衛君) 以上で議会運営委員長報告を終わります。  お諮りします。ただいまの報告に対する質疑は省略したいと思うが、ご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) ご異議ないので、議会運営委員長報告に対する質疑は省略します。 △日程第3 会期の決定 ○議長(森田幸衛君) 日程第3、会期の決定についてを議題とします。  本定例会の会期については、議会運営委員長報告のとおり、本日から6月30日までの19日間としたいが、これにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) ご異議ないので、本定例会の会期は本日から6月30日までの19日間と決定しました。 △日程第4 諸般の報告 ○議長(森田幸衛君) 日程第4、これより諸般の報告を行います。  地方自治法第121条第1項の規定により、本定例会に出席を求めた者は、吉田市長を始め副市長、教育長、会計管理者、課長、室長、支所長の20名です。  次に、主な会議の開催状況につきましては、お手元に配付いたしました報告書のとおりです。  次に、監査委員から例月現金出納検査の報告書が提出されており、内容はお手元に配付のとおりです。  次に、閉会中における所管事務調査の結果について、各委員長から報告を受けておりますが、その概要について説明を求めます。  初めに、産業観光常任委員長の発言を許可します。  小野委員長。               〔7番 小野德重君登壇〕 ◆7番(小野德重君) おはようございます。産業観光常任委員会の閉会中所管事務調査について報告いたします。  当常任委員会では、市内の観光関連施設の整備状況について調査するため、去る4月の26日午前10時30分から須貝福祉介護課長高橋商工観光課長に同行をお願いし、福祉交流センター有楽荘内において新規営業を開始した「たるが橋里山食堂」及びきのと観光物産館内に改装オープンしたお食事処「誠福亭」を調査してまいりました。  各施設の概要でありますが、たるが橋里山食堂は有楽荘の一部を食堂として改修し、ことし4月から新たな指定管理者が施設運営を行っているもので、4月22日からプレオープンを開始し、5月3日にグランドオープンを迎えるという状況でありました。玄関入り口には、写真入りのメニュー等を掲示し、利用者が気軽に入りやすい工夫がなされ、施設内は靴を脱いで入るスタイルでありました。食堂内は、畳の上におおむね50名分の椅子及びテーブルが配置された形になっており、若干ではありますが、お土産コーナーも設置されておりました。施設管理者の説明によると、客の入り込み状況も順調であり、今後個人客はもとより、観光バス等で訪れる団体にも対応していきたいということでありました。  新たにオープンしたことに伴い、駐車場付近に目印ののぼり旗が立てられていましたが、主要道路等に施設へ誘導する案内看板がないことから、誘導方法に工夫が必要と感じました。また、周辺施設との相乗効果により観光客の増加が見込まれることから、食堂だけに特化するのではなく、観光協会など関係団体と連携し、地元特産品の販売及び胎内市の情報発信、PRができるような充実した施設となるよう期待するものであります。  次に、きのと観光物産館内のお食事処「誠福亭」についてでありますが、里山食堂同様4月から新たな指定管理者による施設運営が開始され、調査当日も多くの客でにぎわっていました。観光物産館内は、玄関ホールの内装やトイレが改装されていました。地元の特産品や名物、観光名所等の情報提供、PRといったことが施設本来の目的であろうかと思いますが、現状では物足りなさを感じ得ませんでした。今後入館者に有効な情報発信ができるよう創意工夫が必要と思われました。食堂内は、これまでの小上がり席を間仕切りしてプライベート空間を確保し、気兼ねなくゆっくり食事を楽しめる工夫がされており、食事メニューも豊富で、地元の食材を生かした特色あるメニューにも好感が持てました。  施設管理者の説明では、4月1日のオープンから4月の24日までの食堂利用者数は2,070人であり、平均すると1日約100人前後の方が訪れるとのことでありました。  このたび調査した里山食堂及び誠福亭ともに今後の地域活性化に大きく貢献する重要な施設であると改めて実感するとともに、両エリアに多くの観光客が訪れ、新たなにぎわいが生まれることを大いに期待するところであります。  以上で産業観光常任委員会の閉会中所管事務調査についての報告を終わります。 ○議長(森田幸衛君) 次に、まちづくり常任委員長の発言を許可します。  丸山委員長。               〔17番 丸山孝博君登壇〕 ◆17番(丸山孝博君) おはようございます。これよりまちづくり常任委員会の閉会中所管事務調査について報告いたします。  去る5月23日午後からNSGグループの学校法人大彦学園、開志国際高等学校の校舎や寮、運動施設の見学及び学校運営等について委員全員と副議長とで視察、懇談を行いました。  学校側からは、4月に就任した関校長、伊藤副校長始め5人が対応してくださいました。ご承知のように同校は、この春開校後初めての1期生63人を送り出し、4年目を迎えた学校で、学校法人としては2校目の高校です。県内の私立高校としては、東京学館以来30年ぶり19番目の全日制の高校であります。  施設は、旧南イリノイ大学新潟校の校舎及び寮と胎内市の施設でありました旧友好会館を利用、それに開校に伴って設置した体育館、グラウンド、そしてこの春には武道場を設置しています。全日制普通科の中に定数10の医学科進学コース、定数30の国際コース、定数120のアスリートコースという3つのコースで、大変特徴のある高校と言えます。学生数は、全体で326人、うち留学生が16.5%、54人になっており、学年別には3年生78人、うち留学生8人、2年生104人、うち留学生22人、今年度入学した1年生は144人、うち留学生24人で、年々留学する生徒が増加していますが、ほとんどが特待生で、480の定数にはまだ達していません。男女比は、64対36です。新潟県内からは152人、胎内市内からは10人が在学しています。寮は、2人部屋と3人部屋になっており、75%の生徒が寮生活を送っているとのことで、住民票の異動も積極的に行われ、人口増につながっています。教職員は41人で、東進衛星予備校と連携した学習も行われています。部活動では、1年目から県大会で優勝した女子バスケットボールを始め、ゴルフ、サッカー、卓球、ラグビー、陸上競技などでいずれも優秀な成績をおさめております。  懇談の中では、今後の学校運営や経営方針について、学費や寮費について、地域とのかかわりなどについて質疑、意見がありました。今回の学校施設の見学と学校側との懇談で委員会としてもう一つの目的であった学校に対する認識の共有ができたと思います。  同校は、グローバル教育、リーダー教育、キャリア教育の3つのポリシーを掲げ、世界で、社会で大きく活躍する人間を育てることを目標にしていますが、地域の活性化とあわせて期待するとともに、地元の学校として見守っていきたいということを申し上げまして、まちづくり常任委員会の報告といたします。 ○議長(森田幸衛君) これで諸般の報告を終わります。 △日程第5 承認第2号 専決処分の承認を求めることについて            専第2号 胎内市税条例の一部を改正する条例      承認第3号 専決処分の承認を求めることについて            専第3号 胎内市国民健康保険税条例の一部を改正する条例      承認第4号 専決処分の承認を求めることについて            専第4号 平成29年度胎内市一般会計補正予算(第1号)      議第51号 平成29年度胎内市一般会計補正予算(第2号)      議第52号 平成29年度胎内市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)      議第53号 平成29年度胎内市黒川診療所運営事業特別会計補正予算(第1号)      議第54号 平成29年度胎内市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)      議第55号 平成29年度胎内市水道事業会計補正予算(第1号)      議第56号 平成29年度胎内市工業用水道事業会計補正予算(第1号)      議第57号 胎内市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例      議第58号 胎内市重度心身障害者医療費助成に関する条例の一部を改正する条例      議第59号 胎内市農業委員会の委員等の定数に関する条例      議第60号 胎内市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例      議第61号 工事請負契約の締結について      議第62号 胎内市道路線の認定について      報告第5号 平成28年度胎内市一般会計予算繰越明許費繰越計算書の報告について      報告第6号 平成28年度胎内市介護保険事業特別会計予算繰越明許費繰越計算書の報告について      報告第7号 平成28年度胎内市工業用水道事業会計予算繰越計算書の報告について      報告第8号 平成29年度下越土地開発公社事業計画に関する報告について      報告第9号 平成28年度株式会社胎内リゾートの決算に関する報告について ○議長(森田幸衛君) 日程第5、承認第2号から承認第4号まで及び議第51号から議第62号まで並びに報告第5号から報告第9号までを一括議題とします。  本件について提案理由の説明を求めます。  吉田市長。               〔市長 吉田和夫君登壇〕
    ◎市長(吉田和夫君) おはようございます。本日ここに第2回定例会を招集いたしましたところ、議員各位にはご多用にもかかわらずご参集いただきまして、ありがとうございました。  それでは、本定例会に提出いたしました案件の説明に入ります前に、少し時間を頂戴いたしましてさきの定例会後の市政の動きにつきまして報告申し上げ、ご理解をいただきたいと思います。  初めに、地域おこし協力隊の状況についてご報告申し上げます。さきにお伝えしておりますように、この4月からは中山間地域のさらなる活性化を図るべく新たに埼玉県出身の方を招致し、鼓岡集落を拠点として活動を始めてもらっておりまして、昨年招致した2人の地域おこし協力隊員とともに活躍してくれていることを願っております。昨年招致した2人の隊員につきましては、それぞれ坂井集落と鍬江集落を拠点として山菜や農産物などの地域資源の商品化や販売あるいは集落行事や伝統芸能を通しましてその地域のコミュニティーの活性化を主体として幅広く精力的に活動してきてくれたところであります。中でもおいしい美術館と題しまして、新潟市の万代にある複合型商業施設ビルボードプレイスでことし2月と5月に開催したイベントでは、昨年に四季を通して撮りためた美しい里山の写真の展示や自然の草花などの素材を生かしたワークショップ、農産物などの展示、販売等を通じて胎内市の魅力を市外の幅広い層にPRできたのではないかと思っております。  なお、これらの活動のご縁からビルボードプレイスにある飲食店との共同による山菜フェアが5月末まで開催され、坂井集落でとれた新鮮な山菜を多くの方々に堪能していただくなど新たな活動が次々と生まれてきております。今後も地域に密着した活動とあわせて、地域外に向けて積極的に魅力を発信することで知名度が向上し、農産物のブランド化や地域の方々の地元愛の醸成などが図られていくものと期待しております。  次に、病児保育事業について報告申し上げます。昨年12月から中条中央病院の敷地内に施設の建設を行い、本年4月から事業開始に向けた準備を進めてまいりましたが、今月1日からいよいよ事業が開始となりました。当初は、保育士と看護師それぞれ1人が施設に常駐しておりまして、利用者が多い場合に勤務いただく保育士2人を合わせ合計4人のスタッフで受け入れを行っているところであります。5月末現在病児保育事業の利用に当たり必要となります利用登録を市に対して行っている方は17人でありまして、今後感染症等の流行期に入りますと利用者が増えることが考えられますことから、非常勤保育士の確保等について事業を行っております中条中央病院と連携し運営体制の充足を図ってまいりたいと考えております。  それから、私立の保育園の新規建設計画についてでありますが、報告申し上げます。近年年度途中におけるゼロ歳児及び1歳児の受け入れが難しいことから、市では保育士確保に向け賃金の見直しなどに取り組んでおりますが、有資格者の人材確保が難しい状況となっております。このような中、社会福祉法人真心福祉会から胎内市内において私立保育園を開園したい旨の計画についてお話をいただきました。真心福祉会につきましては、近隣の市町において保育園運営の実績も十分にありますことから、市といたしましては市内における受け入れ施設数が増えることで年齢ごとの受け入れ可能人数を柔軟に調整することができ、ひいては保護者のニーズにより対応しやすくなると判断し、計画を進めていただくよう真心福祉会にお願いしたところであります。  なお、計画を進めるに当たりましては、4月26日に胎内市子ども・子育て会議において報告を行い、また5月17日には建設計画場所である加賀新の近隣の住民を対象としまして説明会を開催いたしました。今後は、平成30年4月の開園に向け、真心福祉会と連携を図り準備を進めてまいりたいと思っております。  それから、黒川診療所の診療体制について報告申し上げます。黒川診療所の勤務医師が6月をもって退職することから市では後任医師の求人を行ってまいりましたところ、先般県立坂町病院から年内限定でありますが、週に3日、午前中のみ医師を派遣していただくご提案をお受けしました。これまでのように平日毎日の開設とはいきませんが、坂町病院でも医師が不足している中での診療支援でありますので、大変ありがたく思いますと同時に改めて地域全体で支える医療体制の大切さを認識している次第であります。昨今は、医師の地域遍在が拡大していることもあり、新潟県、とりわけ下越医療圏域においては医師が絶対的に不足している状況にありますが、引き続き近隣病院や医師会の皆様等関係機関と情報交換を重ねながらこれからの当地域における望ましい医療体制を整えるべく努力してまいりたいと思います。  なお、坂町病院との正式な医師派遣協定につきましては、本定例会に提案いたしました関連予算が承認された後交わしたいと考えております。  次に、介護予防・日常生活支援総合事業の状況について報告申し上げます。本事業は、急速に進展する超高齢社会に対応するため、市町村がそれぞれの地域の実情に応じた多用な介護予防サービスの充実や住民主体の支え合い活動の支援を図り、自立支援に資する効果的かつ効率的なサービスを提供するものであり、当市では今年4月から事業を開始いたしました。5月末までに事業の対象者としての認定を受けた方は75人で、そのうち訪問型サービスを利用した方が14人、通所型サービスを利用した方が58人となっております。なお、現在要支援認定を受けており、訪問介護または通所介護のサービスを利用されている方につきましては、要支援認定の有効期間満了に合わせて本事業に移行することとなっておりますので、今年度末には約450人が対象となる見込みであります。そして、昨年度末に旧竹島小学校の敷地内に竣工した介護予防生活支援拠点施設「健伸館」においては、要支援者の重症化予防及び健康寿命延伸につながる介護予防教室や運動指導、カラオケを使用した音楽療法の活動を行っているところであります。また、住民主体の活動につきましては、4月にNPO法人ふるさと奥山の荘が訪問型の生活支援サービスを行う活動組織を立ち上げ事業を開始したほか、介護予防に資する通いの場につきましては、現在7カ所で取り組みが進められているところであります。こうした取り組みを皮切りとして、短期集中型予防サービスや事業所によるサービスの一層の充実を図り、高齢者の健康寿命の延伸と住みなれた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができる地域包括ケアシステムの実現を目指してまいります。  次に、チューリップフェスティバルの取り組みについてでありますが、今年は開花時期と天候にも恵まれたこともありまして、昨年度に比べ1万2,000人あまり多い6万3,898人にご来場いただきチューリップフェスティバルを楽しんでいただきました。来場者が6万人を超えたのは、平成22年度以来のことで、大変喜ばしく思っているところであります。市といたしましては、春の一大イベントであるチューリップフェスティバルをさらにPRするため、昨年度に市民サービス向上と地域活性化のための連携協力に関する協定を結んでおります、リコージャパン株式会社と連携してPR用の映像を作成し、ホームページを始め、放映が可能な施設等への配布、物産展等で活用するなど積極的なPR活動を行い、市外からの誘客に努めたいと考えておりまして、本定例会において提案いたしました補正予算案にそれらに係る委託費を計上させていただいているところであります。  以上で諸施策の報告を終えまして、これより今回提案いたしました議案の概要につきまして説明申し上げます。  初めに、承認第2号 専決処分の承認を求めることについては、地方税法及び航空機燃料譲与税等の一部を改正する法律の公布に伴い、胎内市税条例の一部を改正する条例を去る3月31日に専決処分したことについて承認を求めるものであります。  改正の内容につきましては、特定配当等に係る所得について、申告書に記載された事項等に基づき課税方式を決定することを明確化すること、被災住宅用地等に係る固定資産税の課税標準の特例について必要な事項を定めること、軽自動車税のグリーン化特例について適用期限を2年延長すること、その他所要の改正を行うものであります。  次に、承認第3号 専決処分の承認を求めることについては、地方税法施行令の一部を改正する政令の公布に伴い、胎内市国民健康保険税条例の一部を改正する条例を去る3月31日に専決処分したことについて承認を求めるものであります。  改正の内容といたしましては、国民健康保険税の軽減措置について5割軽減の対象となる世帯の軽減判定所得の算定において、被保険者の数に乗ずる金額を26万5,000円から27万円に引き上げ、2割軽減の対象となる世帯の軽減判定所得の算定において、被保険者の数に乗ずる金額を48万円から49万円に引き上げることにより、低所得者層に対する負担の軽減の拡充を図るものであります。  次に、承認第4号 専決処分の承認を求めることについては、平成29年度胎内市一般会計補正予算(第1号)を去る4月24日に専決処分したことについて承認を求めるものであります。これは、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,000万円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ165億5,000万円としたものであります。  歳出につきましては、第8款土木費の5項1目住宅管理費において住宅建築リフォーム補助金の申請状況を勘案し、当該補助金を増額いたしました。  一方、これを賄います歳入につきましては、繰越金を増額いたしました。  次に、議第51号 平成29年度胎内市一般会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億3,000万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ167億8,000万円といたしたくお諮りするものであります。  歳出の主なものといたしましては、第1款議会費では、議員辞職に伴い議員報酬等を減額いたしました。  第2款総務費では、1項11目諸費において、先般報告申し上げました固定資産税、土地の住宅用地軽減漏れに係る補填金を計上いたしました。  4項3目の胎内市議会議員補欠選挙費では、胎内市長選挙と同日に予定される選挙費用を計上いたしました。  第3款民生費では、2項2目児童措置費において、先ほど市政報告で申し上げました平成30年4月に開園予定の私立保育園の建設に対する補助金として、国が定める補助限度額を基準に主たる負担割合を国が3分の2、市が12分の1とする補助金を計上いたしました。  第6款農林水産業費では、1項5目農業振興費において株式会社ナカショクより農業振興への寄附があったことを受けて、これを財源とする飼料用米生産拡大支援事業補助金を計上いたしました。  第7款商工費では、1項3目観光費において胎内スキー場内連絡通路の一部崩落箇所を復旧するための工事請負費を増額いたしました。  第10款教育費では、2項1目学校管理費及び3項1目学校管理費において、小中学校のコンピューター学習に必要な機器及びソフトウエアの更新が必要なことから委託料、使用料及び賃借料をそれぞれ増額いたしました。  以上で歳出の主なものを説明いたしましたが、これを賄います歳入財源は、国庫支出金、寄附金、繰越金、市債を増額し、諸収入を減額いたしております。  続きまして、第2条、債務負担行為の補正につきましては、第2表のとおり、例規システムの賃貸借期間が本年度で終了することから、新たな委託先を選定の上、平成30年度から委託業務を開始したいため債務負担行為を設定するものであります。  次に、第3条、地方債の補正につきましては、第3表のとおり、国際交流公園テニスコート整備事業に係る日本スポーツ振興センターからの助成金の内示に伴い、当該事業の不足財源を地方債に振りかえるため、保健体育施設整備事業の限度額を増額するものであります。  次に、議第52号 平成29年度胎内市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出予算の総額に変更はございませんが、歳出予算の款項の金額に異動の必要が生じましたことからお諮りするものであります。  歳出の主なものといたしましては、第4款地域支援事業費では、3項1目包括的支援事業費において市内4カ所の地域包括支援センターで取り扱う個人情報のセキュリティ対策の強化のため、指静脈認証システムの設置及び保守に係る委託料を計上したほか、3項2目任意事業費においては新たに1人を介護相談員に委嘱することに伴い、新任研修に必要な費用として旅費を計上し、需用費並びに負担金補助及び交付金を増額いたしました。  第5款基金積立金では、1項1目介護給付費準備基金積立金において、地域支援事業費及び支払基金交付金の返還金の増額に伴い、介護給付費準備基金積立金を減額いたしました。  第7款諸支出金では、1項2目償還金において、前年度の実績に伴い支払基金交付金返還金を増額いたしました。  次に、議第53号 平成29年度胎内市黒川診療所運営事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1,070万円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ9,890万円といたしたくお諮りをするものであります。  歳出といたしましては、第1款衛生費の1項1目医科診療費において、先ほどの市政報告でも申し上げました常勤医師が退職することに伴い人件費を減額し、県立坂町病院からの医師の派遣等に要する経費として診療協力負担金を計上し、賃金及び役務費を増額いたしました。  一方、歳入では、医科の診療収入の減少が見込まれるため、使用料及び手数料を減額したほか、諸収入を減額いたしました。  次に、議第54号 平成29年度胎内市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,000万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1億7,800万円といたしたくお諮りするものであります。  歳出といたしましては、第1款衛生費の1項1目簡易水道運営費において、鼓岡浄水場機能改良工事及び配水管整備工事に係る工事請負費を増額し、歳入ではこれらの工事費の財源として簡易水道事業債を増額いたしました。  次に、議第55号 平成29年度胎内市水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、収益的収入から82万2,000円を減額し、収益的収入の総額を6億7,055万9,000円に、収益的支出を1,300万円を追加し、収益的支出の総額を6億2,923万1,000円とするとともに、資本的収入及び支出にそれぞれ2,500万円を追加し、資本的収入の総額を2億2,090万円、資本的支出の総額を4億6,427万4,000円といたしたくお諮りするものであります。  収益的収入及び支出といたしましては、支出において水道事業に係る設備や計画区域内の給水人口等の状況の変化に伴い、事業の変更認可が必要となったことから、当該認可に係る委託料を計上し、収入においては工業用水道事業に係る取水経費の減額に伴い工業用水道負担金を減額いたしました。  資本的収入及び支出といたしましては、支出においては下高田配水池インバーター更新工事のため施設整備費を増額し、収入においてその財源として企業債を増額いたしました。  次に、議第56号 平成29年度胎内市工業用水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、収益的収入から230万2,000円を減額し、収益的収入の総額を1,028万3,000円に、収益的支出から228万3,000円を減額し、収益的支出の総額を1,029万4,000円といたしたくお諮りするものであります。  収益的支出といたしましては、新潟中条中核工業団地において工業用水道を使用する企業の操業時期の見通しに合わせ、原水費、総係費、減価償却費、予備費を減額したほか、管路等の修繕のため配水費を増額いたしました。  一方、収益的収入では、給水収益、長期前受金戻入を減額いたしました。  次に、議第57号 胎内市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、このたび人事院規則におきまして国家公務員の育児休業等に係る規定の一部が改正されたことに準じ、胎内市においても所要の改正を行うものであります。  内容といたしましては、育児休業の再取得、育児休業の期間の再度の延長、育児短時間勤務の再取得できる特別な事情として、これまで運用により認められておりました保育所等における保育の利用を希望し、申し込みを行っているが、当面その実施が行われないことについて明文化するものであります。  次に、議第58号 胎内市重度心身障害者医療費助成に関する条例の一部を改正する条例につきましては、新潟県の重度心身障害者医療費助成事業実施要綱の一部改正に合わせ規定を整備するため改正するものであります。  内容といたしましては、この医療費助成の対象となる方の資格に関し、本年9月1日から新たに精神保健及び精神障害者福祉に関する法律に規定する精神障害者保健福祉手帳の1級を保持している方を加えるものであります。  次に、議第59号 胎内市農業委員会の委員等の定数に関する条例及び議第60号 胎内市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例につきましては、関連がありますので、一括して説明いたします。  これらの条例は、農業委員会等に関する法律の一部改正により、新制度移行時の農業委員会の委員及び新たに委嘱をすることとされた農地利用最適化推進委員の定数及び報酬額等を条例で定める必要があることから提案するものであります。  主な内容といたしましては、胎内市農業委員会の委員等の定数に関する条例につきましては、農業委員会の委員の定数を14人、農地利用最適化推進委員の定数を8人として定めるものであります。また、胎内市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例につきましては、農業委員会の会長、会長代理、委員及び農地利用最適化推進委員のそれぞれの基本報酬額を定めるとともに、国において創設された交付金を財源として農地利用の最適化に向けた活動実績に応じて支給する実績加算額の上限を定めるものであります。  次に、議第61号 工事請負契約の締結についてでありますが、これは平成30年度までの継続費により実施いたします(仮称)し尿等下水道投入施設建設に係るプラント設備工事の請負契約の締結に関するものであります。本工事につきましては、4月27日に制限付一般競争入札の公告を行い、入札参加を募ったところ、3社から申請があり、5月25日に当該入札を執行した結果、2億7,138万9,960円で浅野環境ソリューション株式会社が落札したことから、同社と契約を締結いたしたくお諮りをするものであります。なお、落札率は90.00%で、工事期間は平成31年1月31日までとしております。また、同日に入札執行いたしました(仮称)し尿等下水道投入施設建設に係る土木建築工事につきましては、参加した2組の特定共同企業体とも入札額が予定価格以上であり、不落となったことから、工事設計内容の精査を行い、現在再度工事発注に向けた入札公告を行っているところであります。入札の結果、工事請負契約の締結に係る内容が整いましたら本定例会に追加提案をさせていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。  次に、議第62号 胎内市道路線の認定についてでありますが、このたび認定しようとする高野3号線につきましては、地元集落から市道認定に係る要望があった路線であり、市道としての認定基準を満たすものであることから、道路法第8条第2項の規定により議会の議決を求めるものであります。  次に、報告第5号 平成28年度胎内市一般会計予算繰越明許費繰越計算書の報告については、胎内市議会会議録作成事業を始めとする10事業について計算書のとおり平成29年度に繰り越したものを報告するものであります。  次に、報告第6号 平成28年度胎内市介護保険事業特別会計予算繰越明許費繰越計算書の報告については、介護保険システム改修事業について計算書のとおり平成29年度へ繰り越したものを報告するものであります。  次に、報告第7号 平成28年度胎内市工業用水道事業会計予算繰越計算書の報告については、建設改良費の繰り越しについて計算書のとおり平成29年度へ繰り越したものを報告するものであります。  次に、報告第8号 平成29年度下越土地開発公社事業計画に関する報告については、事業計画のほか収支予算書及び基金計画を別冊のとおり報告するものであります。  それから、報告第9号 平成28年度株式会社胎内リゾートの決算に関する報告については、胎内市が出資している株式会社胎内リゾートに係る平成28年度の事業報告及び決算について別冊のとおり報告するものであります。  以上でございます。何分のご審議を賜りますようお願いいたします。 ○議長(森田幸衛君) 以上で提案理由の説明を終わります。  これから議案ごとに質疑を行います。  なお、承認第2号から承認第4号まで及び議第61号については、本日討論及び採決を行います。  また、議第52号から議第60号まで及び議第62号については、別紙議案付託表のとおり、本日の質疑終了後、所管の常任委員会に審査の付託をするものでありますので、委員会において質疑されますようご協力願います。  初めに、承認第2号 専決処分の承認を求めることについて(専第2号 胎内市税条例の一部を改正する条例)について質疑を行います。ご質疑願います。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) ご質疑ないので、これで質疑を終わります。  お諮りします。本件については、委員会付託を省略したいと思うが、ご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) ご異議なしと認めます。  よって、委員会付託を省略することに決定しました。  これから討論を行います。討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) 討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから承認第2号について採決します。  お諮りします。本件は承認することにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) ご異議なしと認めます。  よって、承認第2号は承認されました。  次に、承認第3号 専決処分の承認を求めることについて(専第3号 胎内市国民健康保険税条例の一部を改正する条例)について質疑を行います。ご質疑願います。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) ご質疑ないので、これで質疑を終わります。  お諮りします。本件については、委員会付託を省略したいと思うが、ご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) ご異議なしと認めます。  よって、委員会付託を省略することに決定しました。  これから討論を行います。討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) 討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから承認第3号について採決します。  お諮りします。本件は承認することにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) ご異議なしと認めます。  よって、承認第3号は承認されました。  次に、承認第4号 専決処分の承認を求めることについて(専第4号 平成29年度胎内市一般会計補正予算(第1号))について質疑を行います。ご質疑願います。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) ご質疑ないので、質疑を終わります。  お諮りします。本件については、委員会付託を省略したいと思うが、ご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) ご異議なしと認めます。  よって、委員会付託を省略することに決定しました。  これから討論を行います。討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) 討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから承認第4号について採決します。  お諮りします。本件は承認することにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) ご異議なしと認めます。  よって、承認第4号は承認されました。  次に、議第51号 平成29年度胎内市一般会計補正予算(第2号)について質疑を行います。  最初に、歳出の第1款議会費から第6款農林水産業費までについて質疑を行います。ご質疑願います。  丸山議員。 ◆17番(丸山孝博君) 24ページ、固定資産税の課税誤りについて、今月1日の全員協議会で報告がありました。それによると、補正予算が全体で3,900万円上がっていますが、対象者が63人だということですが、最も多い人は幾らになるのか、これが1つ。  それから、一般住宅と共同住宅のそれぞれの件数、割合お願いします。  26ページ、民生費、私立保育園の建設費補助金として胎内市が12分の1ということで1,621万1,000円を一般財源から補助するという内容ですが、12分の1の根拠は何か伺いたいと思います。  30ページ、農林水産業費、これは市長のほうから先ほど報告ありましたけれども、委託料で130万円、チューリップフェスティバルの宣伝用DVD作成委託料、これは何枚作成してどのように活用するのか伺いたいと思います。  以上であります。 ○議長(森田幸衛君) 税務課長。 ◎税務課長(佐藤守君) ただいまのご質問にお答えします。  固定資産税の適用、住宅用地の軽減漏れにつきまして、最大での軽減漏れというものにつきましてはおおむね620万円程度が最大ということでございます。  共同住宅、個別住宅というお話でしたけれども、共同住宅に関連するものにつきましては3件ほど関係してございます。その他は一般住宅という形になります。  以上でございます。 ○議長(森田幸衛君) こども支援課長。 ◎こども支援課長(榎本武司君) 民生費の私立保育園の補助の12分の1の根拠でございますけれども、国のほうで交付金の制度がございまして、今年度までが待機児童加速化プランということで市町村が参加することによりまして従来の補助率よりも低く済むということで12分の1ということでございます。 ○議長(森田幸衛君) 農林水産課長。 ◎農林水産課長(榎本富夫君) チューリップフェスティバルの宣伝用DVDでございますけれども、一応枚数は30枚を予定をしております。活用方法につきましては、市のホームページを始め、市内の観光施設、また道の駅、アンテナショップ、旅行社等また物産展等というところで映像を放映したいと考えております。  よろしくお願いいたします。 ○議長(森田幸衛君) 丸山議員。 ◆17番(丸山孝博君) 固定資産税の問題ですけれども、加算金が820万円ということになっていますけれども、これは利率というものは、利率ですね、どれくらいなのか。  それから、この前全員協議会でいただいた資料によりますと、20年前までさかのぼるということですが、この表からすると20年以降の分が端切りになると思いますが、その金額、対象人数と金額どれくらいになりますか。  それから、私立保育園の補助金の問題ですけれども、そうするとこれ計算すると、逆算すると基準額では1億945万円ほどになると思うのですけれども、実際の建設費は幾らなのか。それから、県からの補助金はないのかということです。調べてみたのですけれども、黒川のきすげ保育園のとき、23年6月補正で県から6,000万円出て補正がされていますけれども、今回は県からはないのか伺います。 ○議長(森田幸衛君) 税務課長。 ◎税務課長(佐藤守君) 820万円の加算金の利率というお話でしたけれども、これは地方税法で決まっておりまして、各年度でいろんな細かく利率が設定されております。例えば平成29年1月1日ですと1.7%、27年から28年ですと1.8%、26年の1月から26年の12月までだと1.9%。各年度で細かく設定されておりまして、平成11年の12月以前は7.3%という形で、かなり細かく分かれて、それに基づいて細かく計算をしているという状況ですので、ご理解いただきたいと思います。  よろしくお願いします。 ○議長(森田幸衛君) こども支援課長。 ◎こども支援課長(榎本武司君) 私立保育園の関係でございますけれども、今回は県からの交付金というものはございません。  それと、全体の事業費ですけれども、事業費全体で約2億5,500万円ほどになります。そのうちに補助対象内の、補助対象となる金額が2億2,800万円程度であります。国の補助金としては1億2,897万4,000円、市の負担が12分の1で1,612万1,000円、残りが事業者の負担となります。  以上でございます。 ○議長(森田幸衛君) 税務課長。 ◎税務課長(佐藤守君) 1点質問にお答えしていなかった部分があるので、お答えをいたします。  20年度以前についての部分について何名と金額という話でしたけれども、20年度以前からの対象で来ていますので、63名は変わりません。その中で20年度を超える部分につきまして、おおむねなのですけれども、試算とすると約280万円程度になろうかというふうになります。  以上でございます。 ○議長(森田幸衛君) 榎本議員。 ◆11番(榎本丈雄君) 27ページの節の15、工事請負費52万3,000円、児童遊園遊具施設工事、これは何件ぐらいで、どういったものの工事費なのか。  あと31ページの19節、これは500万円。以前もナカショクさんから500万円ほど寄附いただいております。その結果、私も飼料米を生産していまして、昨年の1月25日に若干振り込まれたような記憶がございます。本年度はまだ。これ28年産か来年の分なのか、いつごろ振り込みになるのか。以前農林課長さんが機械の購入に充てるような話もあったのですが、前年度と同じようにやはり飼料米生産拡大の支援なのだから、そういった形で配布するのがベストだなと思うのですけれども、ご意見あったら。 ○議長(森田幸衛君) こども支援課長。 ◎こども支援課長(榎本武司君) 27ページの児童福祉施設費の工事請負費の件でございますけれども、こちら予定している児童遊園が東牧児童遊園でございます。件数は1件でありまして、滑り台1台を入れる予定でございます。  以上でございます。 ○議長(森田幸衛君) 農林水産課長。 ◎農林水産課長(榎本富夫君) 飼料用米生産拡大の補助金でございますけれども、こちらの補助金につきましては昨年と同様の機械購入に対する補助金でございます。事業費の3分の1、上限150万円としているものでございます。  よろしくお願いいたします。 ○議長(森田幸衛君) 榎本議員。 ◆11番(榎本丈雄君) 昨年の28年の1月25日、私けさ通帳を確認してきました。機械購入はしておりませんけれども、この米粉拡大のあれで市補助金という形で若干振り込まれていましたけれども、私機械購入していなかったのですが、間違って私に振り込んだのかどうなのか。何かこれ生産拡大となっているから機械へというより、機械買わない人もいるのだから、その生産にかかわった人全域にこの恩恵を受けるような形にしたほうが私はいいのでないかなと。ナカショクさんもせっかく一人一人にやるあれであれば、機械であれば、500万円ばかりは全員に行き渡らないのだから多少でもその生産者に恩恵あるような形にしたほうが、前年度と同じような形にしたほうがいいと思うのですけれども、もう一度。 ○議長(森田幸衛君) 農林水産課長。 ◎農林水産課長(榎本富夫君) お答えいたします。  28年の1月ということですので、27年産米だと思います。27年産米につきましては、生産10アール当たり1,500円でしたでしょうかとプラス機械の補助というものをやっておりましたけれども、28年度からは機械の補助だけということでさせていただいているところでございます。  よろしくお願いいたします。 ○議長(森田幸衛君) ほかにご質疑ありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) ご質疑ないので、これで第1款から第6款までの質疑を終わります。  次に、歳出の第7款商工費から歳出の最後までについて質疑を行います。ご質疑願います。  丸山議員。 ◆17番(丸山孝博君) 34ページ、教育費で、小中学校のコンピューター学習に必要な機器及びソフトウエアの更新が必要なことから約2,000万円予算計上していますが、台数と何年で更新するのか伺います。 ○議長(森田幸衛君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐久間伸一君) お答えいたします。  初めに、台数でございますけれども、今回更新を予定しておりますものがパソコンのほかネットワーク機器等でございます。パソコンについてでございますけれども、今回小中学校合わせまして教務室用が161台、PC教室用で328台を予定しております。  以上でございます。               〔何事か呼ぶ者あり〕 ◎学校教育課長(佐久間伸一君) 失礼いたしました。年数については、5年リースを予定しております。  以上でございます。 ○議長(森田幸衛君) 丸山議員。 ◆17番(丸山孝博君) 5年、5年でやっているというのは私も承知していますけれども、コンピューター関連予算というものは更新のために必要であるということがわかっているわけです、5年ごとに。今回補正した理由についてですけれども、本来であれば当初予算に反映すべきではないかと思うのです。  ところが、6月補正というものが、5年前もそうでしたけれども、なぜ当初からわかっている、5年更新というものがわかっているにもかかわらず補正なのかというあたりについて伺いたいと思います。 ○議長(森田幸衛君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐久間伸一君) おっしゃるとおり5年更新となっておりますが、当初の時点におきまして更新に当たっては係る経費が高額であるということから仕様の確認、また契約の見直しが必要ではないかということで当初予算の計上を見送った経緯がございます。  しかしながら、機器のふぐあい等が学校から報告もございますので、学校運営に支障になってはいけないということからこのたび6月の補正で計上させていただいたところでありますので、ご理解いただきますようよろしくお願いいたします。  以上です。 ○議長(森田幸衛君) ほかにありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) ご質疑ないので、これで歳出の質疑を終わります。  次に、歳入全般及び債務負担行為の補正、地方債の補正について質疑を行います。ご質疑願います。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) ご質疑ないので、これで議第51号の質疑を終わります。  次に、議第52号 平成29年度胎内市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について質疑を行います。ご質疑願います。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) ご質疑ないので、これで質疑を終わります。  次に、議第53号 平成29年度胎内市黒川診療所運営事業特別会計補正予算(第1号)について質疑を行います。ご質疑願います。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) ご質疑ないので、これで質疑を終わります。  次に、議第54号 平成29年度胎内市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)について質疑を行います。ご質疑願います。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) ご質疑ないので、これで質疑を終わります。  次に、議第55号 平成29年度胎内市水道事業会計補正予算(第1号)について質疑を行います。ご質疑願います。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) ご質疑ないので、これで質疑を終わります。  次に、議第56号 平成29年度胎内市工業用水道事業会計補正予算(第1号)について質疑を行います。ご質疑願います。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) ご質疑ないので、これで質疑を終わります。  次に、議第57号 胎内市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例について質疑を行います。ご質疑願います。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) ご質疑ないので、これで質疑を終わります。  次に、議第58号 胎内市重度心身障害者医療費助成に関する条例の一部を改正する条例について質疑を行います。ご質疑願います。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) ご質疑ないので、これで質疑を終わります。  次に、議第59号 胎内市農業委員会の委員等の定数に関する条例について質疑を行います。ご質疑願います。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) ご質疑ないので、これで質疑を終わります。  次に、議第60号 胎内市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について質疑を行います。ご質疑願います。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) ご質疑ないので、これで質疑を終わります。  次に、議第61号 工事請負契約の締結について質疑及び討論、採決を行います。  それでは、議第61号について質疑を行います。ご質疑願います。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) ご質疑ないので、これで質疑を終わります。  お諮りします。本案については、委員会付託を省略したいと思うが、ご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) ご異議なしと認めます。  よって、委員会付託を省略することに決定しました。  これから討論を行います。討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) 討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから議第61号について採決します。  お諮りします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) ご異議なしと認めます。  よって、議第61号は原案のとおり可決されました。  次に、議第62号 胎内市道路線の認定について質疑を行います。ご質疑願います。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) ご質疑ないので、これで質疑を終わります。  ただいま議題となっている議第52号から議第60号まで及び議第62号については、お手元に配付の議案付託表のとおり所管の常任委員会に審査を付託します。 △日程第6 請願第1号 所得税法第56条廃止の意見書を国に提出することを求める請願 ○議長(森田幸衛君) 日程第6、請願第1号 所得税法第56条廃止の意見書を国に提出することを求める請願につきましては、会議規則第141条の規定により総務文教常任委員会に付託します。 △日程第7 発議第1号 胎内市米粉の普及促進に関する条例      発議第2号 「テロ等準備罪」の廃案を求める意見書 ○議長(森田幸衛君) 日程第7、発議第1号及び発議第2号について一括議題とします。  本件について2名の方から議案が提出されているので、1番に薄田智議員、2番に佐藤陽志議員の順に趣旨説明を行います。  初めに、薄田智議員に発議第1号の趣旨説明を求めます。  薄田議員。               〔12番 薄田 智君登壇〕 ◆12番(薄田智君) ただいま上程されました議員発議第1号 胎内市米粉の普及促進に関する条例制定については、会議規則第14条の規定により提出いたします。  本条例の検討は、平成27年12月の定例会終了後、有志議員が集まり、本市の米粉条例の必要性が提起され、4カ月の準備期間を経て昨年4月25日の全員協議会において条例化に向けた検討委員会の設置と各会派から選出された委員7名が承認されました。その後米粉条例検討委員会を組織し、1カ月に1回のペースで委員会を開催してまいりました。  活動内容については、たいない「食」のわいわい会議との意見交換会、また米粉関連施設の視察、米粉料理の試食、さらには胎内魅力向上推進会議の皆さんと意見交換会を持たせていただきました。その後皆様からいただいたご意見や米粉に寄せる思いを入れ、当委員会で米粉条例の素案を作成し、その素案に基づき再度関係団体と意見交換させていただきました。  さらに、市執行部の副市長、担当課長との条例化に向けた議論を深め、ようやく条例案をまとめ上げ、本日本議会としては初の政策条例として議員発議により提案するものでございます。  米粉の文化は、昔から日本中にどこでもあったわけですが、19年前に我々の先達がこの胎内において新潟県の特許を受けて微細米粉製粉工場を竣工し、日本で初めて成功させました。今回我々胎内市議会は、条例化した米粉条例によって胎内市が微細米粉の発祥の地であるということを市民全体で認識し、誇りや郷土愛を育むとともに、米粉の普及促進を図り、活力あるまちづくりに寄与すること、そして米粉のまち胎内市として米粉文化が根づき、米粉関連産業が持続的に発展していくことを願い胎内市米粉の日と胎内市微細米粉発祥記念日を制定させていただくものでございます。  以上、本条例が必ずや胎内市のまちづくりの発展の一助になることを期待して提出させていただきます。ご審議の上、ご賛同賜りますようよろしくお願いいたします。  以上です。 ○議長(森田幸衛君) 次に、佐藤陽志議員に発議第2号の趣旨説明を求めます。  佐藤陽志議員。               〔4番 佐藤陽志君登壇〕 ◆4番(佐藤陽志君) それでは、議員発議第2号 「テロ等準備罪」の廃案を求める意見書について説明いたします。  政府は、5月23日、安保法案に続き議論が不十分であるという国民の声を無視して、国民の理解を得ないまま今国会中に組織犯罪を計画段階で処罰できるテロ等準備罪を成立させるとしています。政府は、この法案の新設を国際組織犯罪防止条約締結のためとしていますが、日弁連や有力な法学者は現行法のままか微修正で加盟できると指摘しています。また、日本の犯罪は、警察白書でも明らかなように近年減少傾向にあります。外国人観光客は、毎年1,000万人を超えていますが、テロ関係事案は見当たりません。この法を制定しなくてはならないという理由はどこにあるのでしょうか。また、過去の犯罪歴や指定暴力団のような要件は必要がなく、一般市民への適用や不当な乱用を排除する手がかりは条文から推しはかることはできず、拡大解釈が可能となります。現在の日本の法律は、犯罪が処罰される場合は、それを行ったことを原則としております。刑事法は、悪い意思を処罰するのではなく、法律違反の行為を処罰する法益保護主義に基づいております。この法案では、まだ何ら被害が出ていない状況でも捜査することができるようになります。  よって、この法案は日本の法体系そのものを破壊してしまう性質を持っています。冤罪を生み出す現況になり得るとの声もありますが、違法な捜査を防止する仕組みはほとんど用意されていないのが実情です。計画を合意しただけで処罰するのは、憲法が保障する内心の自由の侵害に当たります。ケナタッチ氏もこの点を指摘していますが、このような欠陥に対し政府は、この法案の必要性を強調するばかりで議論がかみ合わない状況です。  5月22日付の新聞でこの法案に対する世論調査では、説明不足であるとの回答が77%に達しています。また、今国会中に成立させるべきではないとの意見が56%であります。政府は、このような法案を拙速に成立させるべきではありません。  よって、国会及び政府に対しテロ等準備罪を廃案にすることを求めます。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。  提出先は、参議院議長、内閣総理大臣、法務大臣、内閣官房長官です。  議員各位のご賛同を賜るようお願いを申し上げ趣旨説明といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(森田幸衛君) これで趣旨説明を終わります。  これから議案ごとに質疑及び討論、採決を行います。  初めに、発議第1号 胎内市米粉の普及促進に関する条例について質疑を行います。ご質疑願います。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) ご質疑ないので、これで質疑を終わります。  お諮りします。本案については、委員会付託を省略したいと思うが、ご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) ご異議なしと認めます。  よって、委員会付託を省略することに決定しました。  これから討論を行います。討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) 討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから発議第1号について採決します。  この採決は起立によって行います。  本案は、原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。               〔賛成者起立〕 ○議長(森田幸衛君) 起立多数と認めます。  よって、発議第1号は原案のとおり可決されました。  次に、発議第2号 「テロ等準備罪」の廃案を求める意見書について質疑を行います。ご質疑願います。  森本議員。 ◆2番(森本将司君) 佐藤議員にお聞きしたいのですけれども、先ほど海外からの観光客が多数いても日本でテロは起こっていないという発言があったのですけれども、これから先もテロが起こらないというそういった確信はあるのでしょうか。 ○議長(森田幸衛君) 佐藤陽志議員。               〔4番 佐藤陽志君登壇〕 ◆4番(佐藤陽志君) 特にそのようなことを申し上げたつもりはなく、これまでは現行法で十分対応できていたのではないかと考えます。これからも対応できるのではないかと考えます。  以上です。 ○議長(森田幸衛君) 森本議員。 ◆2番(森本将司君) 現行法で対応できるということなのですけれども、例えばテロの対象となる犯罪の遂行を2人以上で具体的、現実的に計画することに加え、計画に基づいて資金や物の手配、関係場所の下見といった犯罪を実行するための準備行為が行われた場合にも現行法で対応できるということでしょうか。 ○議長(森田幸衛君) 佐藤陽志議員。               〔4番 佐藤陽志君登壇〕 ◆4番(佐藤陽志君) 個々の事例についてちょっと検討したことは私自身はないのですが、そういった場合もやはりこれまでどうであるのかちょっと調べたことはないのですが、やはり対応できるのではないかというふうに考えます。  以上です。 ○議長(森田幸衛君) 森本議員。 ◆2番(森本将司君) 佐藤議員は対応できるということなのですけれども、1999年に桶川のストーカー事件というものがありまして、その当時は民事不介入で被害者の訴えがあっても警察は動かなかったのですけれども、それで結果的に女性が亡くなってストーカー規制法というものがつくられました。今のテロに対する現状も同じ状況なのです。準備罪が準備していく段階で察知しても対応できないということになっています。  胎内市議会としてこの意見書を出すことに当たって、仮にこれが通ってテロの準備をしている組織がありました。でも、反対で否決されたので対応できません。テロが起こって実際に被害者が出ました。そういったときはどういう責任をとるのですか。  佐藤議員は、それに対する覚悟というものあるのでしょうか。その1点お聞かせください。 ○議長(森田幸衛君) 佐藤陽志議員。               〔4番 佐藤陽志君登壇〕 ◆4番(佐藤陽志君) 私が法をつくる立場にはないのですが、やはり国民に理解をしていただく必要があるかというふうに考えております。大切なものであるということであるならば、なおのことやはり国民に対する説明が必要ではないかと思います。今のままでは、多くの方の国民の理解が得られていないという状況ですので、やはり拙速に進めるべきではないというふうに考えております。  以上です。 ○議長(森田幸衛君) ほかにありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) ご質疑ないので、これで質疑を終わります。  お諮りします。本案については、委員会付託を省略したいと思うが、ご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) ご異議なしと認めます。  よって、委員会付託を省略することに決定しました。  これから討論を行います。討論はありませんか。               〔「なし」「あり」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) 討論がありますので、初めに原案に反対の方の発言を許可します。  森本議員。               〔2番 森本将司君登壇〕 ◆2番(森本将司君) 私は、今定例会に提出された「テロ等準備罪」の廃案を求める意見書に対して反対の立場をとるものです。  政府が今国会に提出している組織犯罪処罰法改正案における組織的犯罪集団にかかわる実行準備行為を伴う犯罪遂行の計画罪、俗に言うテロ等準備罪ですが、その成立には187の国と地域が締結している国際組織犯罪防止条約、俗に言うTOC条約に日本も締結国として加わる目的があります。これは、国連安全保障理事会もテロ対策に有効な条約として推奨しており、先進7カ国で締結していないのは日本だけとなっています。  2020年の開催を控える東京オリンピックは、国際的な注目はもとより、多くの外国人観光客の訪日が見込まれます。先月イギリスのマンチェスターで起きた爆弾テロは、コンサート会場が標的にされたように、多くの人が集まるイベントはテロリストの格好の標的であると言えます。2015年には、過激化組織イスラム国が機関紙の中で全ての日本人をテロの標的にすると言及しているように、日本でもいつテロが起こるとも限りません。東京オリンピックを安全に開催するためにもTOC条約の早期締結は急務であると考えます。  TOC条約は、犯罪組織に対する処罰や対抗措置を定めた国際条約であり、犯罪組織への参加や共謀や犯罪組織の資金洗浄、公務員による汚職などが対象となっています。犯罪組織の資金洗浄、公務員による汚職については、現行法でも対応できますが、犯罪組織への参加や共謀については現在のところ対処することができません。日本の刑法では、あくまで犯行の実行に着手することが処罰の対象であり、計画や準備段階では罪を問うことは不可能となっています。テロが起こってから対応する現行法ではなく、テロを未然に防ぐためのテロ等準備罪の創設が求められる理由がここにあります。  テロ等準備罪に対して、内心の自由が侵害される懸念もありますが、同罪は内心を処罰するものではありません。テロ等準備罪は、対象となる犯罪の遂行を2人以上で具体的、現実的に計画することに加え、計画に基づいて資金や物の手配、関係場所の下見といった犯罪を実行するための準備行為が行われて初めて成立します。  反対される方の意見の1つに民間人が逮捕されるおそれがあるという主張がありますが、対象はあくまで犯罪組織であり、日本ではテロ組織や暴力団、薬物密売組織などがこれに当たります。このことから懸念されるような民間団体や労働組合が対象となることはあり得ません。また、対象となる277の犯罪は、組織的な殺人や麻薬の輸出入や譲渡、人身売買、通貨偽造、組織的詐欺など重大犯罪に限られており、このことから民間人が逮捕されるという心配もないと考えられます。  メディアにおいては、国連人権理事会の特別報告者、ジョセフ・ケナタッチ氏によるテロ等準備罪に対する懸念を国連の総意のように取り上げていますが、国連人権理事会の特別報告者は国連の一機関に対する民間の情報提供者の一人であり、特別報告者の意見が国連の総意ということにはなり得ません。実際国連安全保障理事会は、TOC条約の締結を推奨しており、国連加盟国全体においても締結していない国は日本を含めて11カ国のみと極めて少数であります。現在の国際社会においては、テロに徹底して対抗することが常識となっています。テロは、未然に防ぐことが難しく、民間人を巻き込む許されない犯罪です。だからこそ日本も国際社会の一員としてTOC条約を一刻も早く締結し、テロの脅威を防ぐことが必要であると考えます。  以上のことから「テロ等準備罪」の廃案を求める意見書に対する反対の討論とさせていただきます。 ○議長(森田幸衛君) 次に、原案に賛成の方の発言を許可します。  丸山議員。               〔17番 丸山孝博君登壇〕 ◆17番(丸山孝博君) 私は、発議第2号 「テロ等準備罪」の廃案を求める意見書に賛成の討論を行います。  自由と民主主義がかかった重大法案であるにもかかわらず、審議は全く尽くされていません。政府与党と維新による強行採決は絶対許さない。徹底審議の上廃案にすべきであるという立場で討論いたします。  賛成する理由の第1は、この法案が具体的に危険な行為があって初めて処罰するという近代刑事法の大原則を覆し、日本国憲法が保障する思想、良心の自由、表現の自由を侵害する違憲立法そのものだということです。  5月18日、国連人権理事会が任命した国連プライバシー権に関する特別報告者から本法案がプライバシー権や表現の自由への過度の制限になると強く懸念する書簡が総理大臣に届けられました。菅官房長官は、この指摘は全く当たらないなどと述べましたが、共謀罪が必要な理由として、国際条約の締結や国際社会との連携をあれほど強調しておきながら全く当たらないと切り捨てる。その姿勢は、ご都合主義そのものであり、到底許されません。  第2に、この法案について政府は、テロ対策のため、一般人は対象にならないなどと説明してきましたが、今やその説明はぼろぼろです。日本は、既にテロ防止のための13本の国際条約を締結し、66の重大犯罪について未遂により前の段階で処罰できる国内法を整備しています。したがって、共謀罪の新設は不要です。また、政府は、組織的犯罪集団や実行準備行為を要件としているから内心を処罰するものではないと主張していますが、基準が不明確で、いずれも判断するのは警察です。警察が組織的犯罪集団だと認定すれば捜査の対象となり、まさに警察のさじかげんで逮捕される可能性がある極めて危険な法案です。  第3に、この法案は、物言えぬ監視社会をつくり出す現代版治安維持法であり、安保法制、戦争法、特定機密保護法、盗聴法などと一体に日本を戦争する国に変質させるものです。警察権力の活動が強化され、電話やメール、ラインなども監視の対象とされることが明らかとなっています。国会審議の中で警察による監視活動の実態が明らかになりました。ここに共謀罪が新設されたらどうなるか。警察が今以上に大手を振って一般市民の監視に乗り出すことは火を見るよりも明らかです。  第4に、市民のテロへの不安につけ込み、共謀罪法案を正当化しようとしていることです。テロ対策を名目にしながら、異なる考え方や意見を弾圧する共謀罪は、相互理解を進め、民族的、文化的、宗教的な違いを乗り越え、差別や貧困、抑圧をなくすという本来のテロ対策に逆行するものです。  第5に、弁護士会など多くの法律の専門家や日本ペンクラブなどがどうして、どう考えてもこの法律が必要だとは思わないと共謀罪反対の声明を出していることや世論調査でも政府の説明は不十分だという回答が77.2%に達するなど理解が深まっていないということであります。  今安倍政権の暴走に対して物言う市民が声を上げ、野党と市民の協働が広がり、新しい日本の民主主義が動き始めています。安倍総理による9条改憲発言は、この法案が戦争する国づくりの一環であることを改めて浮き彫りにし、広範な市民が怒りの声を上げています。共謀罪法案の採決を強行するならば、挙行の多数で暴走する安倍政権への怒りがさらに沸き上がり、安倍政権を打倒のうねりとなって広がるでしょう。  以上、共謀罪法案の廃案を強く求め、意見書提案の賛成討論といたします。 ○議長(森田幸衛君) 次に、原案に反対の方の発言を許可します。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) 次に、原案に賛成の方の発言を許可します。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(森田幸衛君) これで討論を終わります。  これから発議第2号について採決します。  この採決は、討論がありましたので、起立によって行います。  本案は、原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。               〔賛成者起立〕 ○議長(森田幸衛君) だたいまの採決は、賛成に起立した議員8人、起立しない議員8人で同数であります。  したがって、地方自治法第116条第1項の規定によって議長が裁決します。  本案については、議長は否決と裁決します。  よって、発議第2号は否決されました。
    ○議長(森田幸衛君) これで本日の日程は全部終了しました。  次の本会議は、6月27日午前10時から一般質問を行います。  なお、各委員会の日程は、お手元に配付の会期日程のとおりであります。また、討論は通告制といたしますので、全ての委員会の審査が終了する22日の午後5時までに議長に通告願います。  本日は、これをもって散会いたします。  ご苦労さまでした。               午前11時41分  散 会...