昭和23年 3月
定例会 本
会議出席議員 1番
須貝綱太郎 君 2番
雲尾 東岳 君 3番 田村 高作 君 4番
塚田淸一郎 君 7番
鈴木吉治郎 君 11番 小林 寅次 君 12番 池田
榮松 君 14番 山田
正雄 君 16番 橋本 辰次 君 17番 布施 津三 君 18番
瀧澤 正直 君 19番 酒井 登 君 20番 外川
藤藏 君 24番 高野六
太郎 君 25番 大瀧 正義 君 26番 川上 昌司 君 27番
村田種次郎 君 29番 小黑
岩人 君 30番
兒玉龍太郎 君 31番
西川彌
平治 君 32番 松木 明 君 33番 藤原
熊男 君 35番 土田
杢平 君 36番
石黑 武久 君 37番 石塚 善治 君 38番
岩野定市郎 君 39番 大島 憲吾 君 41番 小笠原九一 君 42番 木村 新一 君 43番 松井 源内 君 44番 山崎 和雄 君 45番 岡田 幸平 君 47番 塚野 淸一 君 49番 飯塚 信太 君 50番
村山吉五郎 君 51番 桑名 義廣 君 52番
田卷 恒彦 君 54番 佐伯 利作 君 55番
森山善治郎 君 56番 阿部 隆治 君 58番
小田長四郎 君 59番
佐藤久次郎 君 60番
加藤長三郎 君 61番 吉田 吉平 君 62番 中川 光男 君 63番
高橋淸一郎 君 64番 寺尾 愛 君不參
議員 22番
貝瀨高重郎 君 46番 皆川 正藏 君 57番 澤口
久藏 君
缺席議員 5番
吉岡喜三郎 君 6番
揖斐仙次郎 君 8番
瀧澤 一治 君 10番 北村 基 君 13番 木原
正雄 君 15番 若月 文雄 君 21番 上野
周吾 君 23番
佐藤 兵部 君 28番 野水 吉治 君 34番 内山 大三 君 40番
高澤三樹太郎君 48番 島田 久吉 君 53番
丸山直一郎 君
議事日程第23
號議案 昭和23年度一
般會計追加豫算第24
號議案 昭和22年度一
般會計更正追加豫算第25
號議案 昭和22年度一
般會計更正追加豫算(
生活補給金)第26
號議案 昭和22年度
特別會計追加豫算(
罹災救助基金)第27
號議案 起債變更(
勸業施設費)第28
號議案 起債の件(
昭和22年
水害耕地復舊費)第29
號議案 起債の件(舊債償還費)第30
號議案 農産物檢査手數料條例中改正の件第31
號議案 船艦札手數料條例第32
號議案 木炭檢査手數料條例廢止の件第33
號議案 地方自治法第8條第1項第4號の
規定による市としての
要件に關する
條例第34
號議案 地方自治法第8條第2項の
規定による町としての
要件に關する
條例 ――――――――――――――――― 3月22日(月曜日)
△午後2時3分
開議 ――
―――――――――――――――
○
議長(
兒玉龍太郎君) これより本日の
會議を開きます。本日の
出席は
議長のほか39名。不參3名、22番、46番、57番。
缺席20名、3番、5番、6番、8番、10番、13番、15番、19番、21番、23番、28番、29番、34番、40番、43番、48番、51番、53番、59番、60番であります。ただいま3番が御
出席になりました。
報告がありますから書記をして
朗讀せしめます。 ――
―――――――――――――――
△
一般報告 ――
――――――――――――――― 〔書 記 朗 讀〕 報 告 書1、
昭和22年度
昭和23年2月
分新潟縣歳入歳出出納2、
昭和22年度
昭和23年2月
分新潟縣自作奬勵金歳入
歳出出納3、
昭和22年度
昭和23年2月
分新潟縣模範林費歳入歳出出納4、
昭和22年度
昭和23年2月
分新潟縣信濃川
魚族補殖資金歳入歳出出納5、
昭和22年度
昭和23年2月
分新潟縣勸業費作業資金歳入歳出出納6、
昭和22年度
昭和23年2月
分新潟縣敎育資金歳入歳出出納7、
昭和22年度
昭和23年2月
分新潟縣山口奬學資金歳入歳出出納8、
昭和22年度
昭和23年2月
分新潟縣實業學校作業資金歳入歳出出納9、
昭和22年度
昭和23年2月
分新潟縣罹災救助基金歳入歳出出納10、
昭和22年度
昭和23年2月
分新潟縣轉貸資金歳入歳出出納11、
昭和22年度
昭和23年2月
分新潟縣都市計
畫特別事業費歳入歳出出納 右に掲げた
出納について
昭和23年3月15日その
内容を檢査したが違法不當の
事項を認めない。
右地方自治法第240條によ
つて報告する。
昭和23年3月15日
監査委員 塚 野 俊 郎 同 吉 澤 仁
太郎 縣會議長 兒玉龍太郎殿 ――
―――――――――――――――
○
議長(
兒玉龍太郎君) ただいま29番と19番の御兩君が御
出席になりました。なお先ほど51番が
缺席と
報告したのは誤りでありますから訂正いたします。 ただいま
朗讀いたしました
報告書は、
監査委員から
議長宛に參
つておるもので、
例月出納監査の結果
報告書であります。いずれも違法、不當の
事項を認めない旨の
報告であります。御了承願います。 ――
―――――――――――――――
△
議案上程(第一
讀會) ―――――――――――――――――
○
議長(
兒玉龍太郎君) 本日の
日程は
質問並びに
提出議案全部と
なつておりましたが、
日程を變更いたしまして本日
提出になりました
追加議案第23
號議案ないし第34
號議案を直ちに上程いたしたいと思いますが、御
異議ありませんか。 〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
兒玉龍太郎君) 御
異議ないものと認めます。 これより
追加議案第23號ないし第34
號議案を一括上程いたしまして、第一
讀會を開きます。
朗讀は例によ
つて省略いたします。
議案に對する當局者の
説明を求めます。 ――
―――――――――――――――
△
議案説明 ――
――――――――――――――― 〔副
知事野坂相如君登壇〕
◎副
知事(
野坂相如君) 私ども本日
追加提案いたしました
議案について御
説明を申し上げます。まず
昭和22年度一
般會計歳入歳出更正追加豫算案について御
説明をいたします。 このたびの
追加豫算の
編成にあたりましては、
昭和22年度における著しい
インフレ高進の結果、一例を擧げますれば
給與費は
當初豫算の約4倍、
金額にいたしまして4億6,400
萬圓の增加を來し、また
物價騰貴に對應するため、
臨時諸費3,037
萬圓を計上する等いたしましたため、いきおい
各種施設の遂行に大なる
支障を來しまして、1,500
萬圓の
赤字缺陷を生ぜざるを得ないという現状に立ち至りました。そこで眞にやむを得ないもののみを計上いたしまして、
赤字缺陷は翌
年度債に求むる等の
非常措置を講じまして、
豫算の
編成をいたしたのであります。なお今回はその處理の
都合上昭和22年度一
般會計更正追加豫算は、これを
職員の
生活補給金に關するものと、その他のものとに分別提案することといたしました。 まず
職員の
生活補給金關係の
事項について申し上げます。先般
縣廳職員組合との間に取交しました
生活補給金に關する
協定事項につきましては、いろいろ皆さんの御
心配を煩わしまして、恐縮に存じておるのでございますが、實は縣の全
職員中
縣廳職員は、敎
職員並びに
警察官に比較いたしましてその
收入が最も低いので、これが均衡につきましては從前からも考慮してはおりましたが、國の
施策等とにらみ合わせる
關係もあり、また
職員組合からの
申出の
雪害手當の
金額等の
關係もありまして、種々
調査に追われつつある間に、先般の次第と
なつたわけでありますが、縣はまずこの均整をできるだけとりたいことと、
事實雪害地におきましては、他の雪のない
地方に比較いたしますと、
職員組合から申入れの9,000圓ないし1
萬圓ぐらいは
當然多額に要するものと存じまして、できるならばこれを支給し得るようにいたしたいと存じたのでありますが、御承知の
通り現在の
給與体系は中央において定められることと
なつておることでもあり、またこれを實現するためには
縣廳職員だけに限るというわけにはまいらず、さればとて縣、各
職員に支給するものといたしますれば、2億
數千萬圓にも達することとなり、さらにまたこの
雪害を受ける者は
職員ばかりでなく、
縣下農工商といういずれの方面も同樣でありまするので、縣民の
收入ないし負擔等の
關係も考慮され、この間の調節をとるべく最善の努力を盡くしてきたのでありますが、交渉がなかなか
圓滑に進捗せず、種々皆樣に御
心配をおかけいたしました點、
衷心申譯なく存じておる次第であります。なおこの9,000圓というものはただいま申しました
通り、
降雪地としては無理がないということを認めたのでありまして、これを現實に支給したいけれども、支給し得ないところに困難があるのであります。
縣廳職員がこの要求をなすに至りましたのも、畢竟
給與が十分でなく、生活困難に原因しておることと存じましたので、せめてその一部分でも
生活補給金として支給いたしたく、當初は
縣職員1,000圓、
警察官800圓を豫定いたしまして、この
財源等を檢討いたしましたが、さらにできるだけ增額の手段を盡しました結果、各
部課から極度の
捻出をしてもらいまして、これに
赤字補填の
財源をも投げ出すことといたしまして、
縣職員2,000圓、
警察官1,700圓の支給をお願いいたすことといたしたのであります。ここでお願いいたしたいことは、
縣會議決豫算の内主として
人件費豫算から四百
數十萬圓餘を節約
捻出いたしたのでありますが、これは
事業施行上に何らの
支障を來さないよう十分に注意いたして
捻出せしめた次第でありますから、この點御了承を願いたいと存じます。 以上の次第でこれが
所要經費總額は1,115萬8,600圓となるのでありまして、
財源はただいま申し上げました
通り、各
部課からの
捻出による
歳出の節約476萬3,840圓、
國庫下渡金101萬8,800圓、
還付税增收237萬5,960圓及び
特殊物件拂下代300
萬圓を充當いたしました。 次にその他の
追加豫算について御
説明をいたします。
内容を類別いたしますと、
敎育施設充實に要する
經費44萬8,742圓、
自治振興に要する
經費195萬2,871圓、
農林水産業振興に要する
經費391萬2,905圓、
農地改革に要する
經費94萬3,020圓、
商工業振興に要する
經費13萬9,300圓、
農業土木に要する
經費2,559萬3,593圓、
主要食糧對策に要する
經費126萬3,900圓、生活安定に要する
經費1,434萬6,269圓、體位向上に要する
經費208萬9,251圓、
勞働行政充實に要する
經費3萬2,000圓、諸
調査に要する
經費101萬1,039圓、
警察行政充實に要する
經費268萬9,448圓、
寒冷地手當支給に要する
經費2,154萬4,826圓、その他408萬7,838圓、計8,015萬5,002圓と相なりまして、
既決豫算額との
累計額は
生活補給金の
追加と合わせて16億5,851萬4,919圓となるのであります。
歳入におきましては
歳出に附隨する
特定財源として
國庫下渡金872萬281圓、
國庫補助金2,933萬6,070圓、
寄附金258萬3,296圓負擔金3萬3,340圓、
使用料、
手數料126萬7,750圓、雜
收入202萬8,443圓、前年度繰越金246萬4,004圓、
政府貸付金714萬3,338圓、計5,357萬6,513圓を充當し、殘額2,657萬8,489圓及び
木炭檢査手數料の增徴に伴いますところの
薪炭檢收補償交付金の
減收56萬800圓、前年度における
災害土木事業の進捗による前年度
練越金の
更正減557萬3,211圓並びに先般
政府の
指示に基きまして支給いたしました特別一時
手當に對する
縣費負擔分1,096萬6,980圓、計4,367萬9,480圓につきましては、縣債1,126萬6,000圓、
水利使用料の
增收見込134萬1,000圓、
國庫補助金154萬3,770圓、獨立税の
增收見込852萬8,664圓、
歳出豫算の
更正減600萬46圓、計2,867萬9,480圓を充當し、
不足額1,500
萬圓につきましては、やむなくこれを
赤字補填のための翌
年度債に
求むることといたしたのであります。 最後に
昭和23年度
追加豫算案について御
説明申し上げます。
警察豫算につきましては國の
指示によりまして23年度におきましても、
國家地方警察並びに
自治體警察ともに一
應縣豫算に計上することとなりましたので、さしむき6箇月分の
所要見込額4,297萬7,135圓を計上することといたしました。
財源は
國庫下渡金及び分
與税をも
つて充當することといたしました。 なお詳細の點につきましては
議事の進行に伴いまして御
説明申し上げることといたします。何とぞ
愼重御審議の上
適當な御決議あらんことを切望いたします。(拍手)
○
議長(
兒玉龍太郎君) ただいま60番
議員が
出席になりました。 ――
―――――――――――――――
△第二
讀會に入るの
動議 ――
―――――――――――――――
◆31番(
西川彌
平治君) ただいま上程せられました
追加議案全部は、第一
讀會におきまして
原案をとり、ただちに第二
讀會に入られんことを希望いたします。
○
議長(
兒玉龍太郎君) 31番
議員からただいま上程されました
議案全部は、第一
讀會において
原案をとり、ただちに第二
讀會に付議してほしい旨の
動議が
提出されましたが御
異議ありませんか。 〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
兒玉龍太郎君) 御
異議ないものと認めます。 ――
―――――――――――――――
△
議案上程(第二
讀會) ―――――――――――――――――
○
議長(
兒玉龍太郎君)
議案全部は第一
讀會において
原案をとり、ただちに第二
讀會に移ります。 ――
―――――――――――――――
△
委員付託の
動議 ――
―――――――――――――――
◆31番(
西川彌
平治君) ただいま第二
讀會に付議されました
議案は、これを
既設の第一部ないし第三部
議案調査委員會に併託審議されんことを希望いたします。なお
議案の
分類は
議長に一任いたしたいと思います。
○
議長(
兒玉龍太郎君) ただいま31番
議員から
議案全部は、これを
既設の第一部ないし第三部
議案調査委員會に併託審議し、
議案の
分類は
議長に一任する旨の
動議がありました。御
異議ありませんか。 〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕