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03月09日-開会、議案説明-01号

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  1. 新潟県議会 1948-03-09
    03月09日-開会、議案説明-01号


    取得元: 新潟県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-14
    昭和23年  3月定例会 本会議出席議員  1番 須貝綱太郎 君  2番 雲尾 東岳 君  3番 田村 高作 君  4番 塚田淸一郎 君  5番 吉岡喜三郎 君  6番 揖斐仙次郎 君  7番 鈴木吉治郎 君  8番 瀧澤 一治 君 10番 北村  基 君 11番 小林 寅次 君 12番 池田 榮松 君 13番 木原 正雄 君 14番 山田 正雄 君 15番 若月 文雄 君 16番 橋本 辰次 君 17番 布施 津三 君 18番 瀧澤 正直 君 19番 酒井  登 君 20番 外川 藤藏 君 21番 上野 周吾 君 23番 佐藤 兵部 君 24番 高野六太郎 君 25番 大瀧 正義 君 26番 川上 昌司 君 27番 村田種次郎 君 28番 野水 吉治 君 29番 小黑 岩人 君 30番 兒玉龍太郎 君 31番 西川平治 君 33番 藤原 熊男 君 34番 内山 大三 君 35番 土田 杢平 君 36番 石黑 武久 君 37番 石塚 善治 君 38番 岩野定市郎 君 39番 大島 憲吾 君 40番 高澤三樹太郎君 41番 小笠原九一 君 42番 木村 新一 君 43番 松井 源内 君 44番 山崎 和雄 君 45番 岡田 幸平 君 47番 塚野 淸一 君 48番 島田 久吉 君 49番 飯塚 信太 君 50番 村山吉五郎 君 51番 桑名 義廣 君 53番 丸山直一郎 君 55番 森山善治郎 君 56番 阿部 隆治 君 58番 小田長四郎 君 59番 佐藤久次郎 君 61番 吉田 吉平 君 62番 中川 光男 君 63番 高橋淸一郎 君 64番 寺尾  愛 君不參議員 22番 貝瀨高重郎 君 32番 松木  明 君 46番 皆川 正藏 君 52番 田卷 恒彦 君 54番 佐伯 利作 君 57番 澤口 久藏 君 60番 加藤長三郎 君提出議案   一 般 會 計第1號議案 昭和23年度新潟縣歳入歳出豫算   特 別 會 計第2號議案 昭和23年度新潟縣自作奬勵金   歳入歳出豫算第號議案 昭和23年度新潟縣信濃魚族補殖資金歳入歳出豫算第號議案 昭和23年度新潟縣勸業費作業資金歳入歳出豫算第號議案 昭和23年度新潟縣敎育資金歳入歳出豫算第號議案 昭和23年度新潟縣山口奬學資金歳入歳出豫算第號議案 昭和23年度新潟縣實業學校作業資金歳入歳出豫算第號議案 昭和23年度新潟縣災害救助基金歳入歳出豫算第號議案 昭和23年度新潟縣轉貸資金歳入歳出豫算第10號議案 特別會計廢止の件、その他第11號議案 起債の件(土木施設費)第12號議案 起債の件(勸業施設費)第13號議案 新潟縣縣税賦課徴收條例改正の件第14號議案 女子保健專門學院授業料條例第15號議案 縣立各學校授業料等條例改正の件第16號議案 水産講習所授業料條例改正の件第17號議案 縣行造林地權利抛棄の件第18號議案 新潟縣種畜種付料條例改正の件第19號議案 新潟縣種卵受託孵化手數料條例改正の件第20號議案 新潟縣部制條例第21號議案 知事知事等給與條例改正の件第22號議案 支廳及地方事務所設置條例   諮   問第1號 縣道路線變更第2號 縣費補助港灣指定   報   告第1號 知事專決處分第2號 昭和21年度決算   ――――――――――――――――― 3月9日(火曜日) △午後2時開會    ―――――――――――――――――議長兒玉龍太郎君) これより新潟縣議會定例會開會いたします。   ――――――――――――――――― 3月9日(火曜日) △午後2時1分開議    ―――――――――――――――――議長兒玉龍太郎君) これより開議いたします。 本日の出席議長のほか56名、不參7名――22番、32番、46番、52番、54番、57番60番であります。 報告がありますから、書記をして朗讀せしめます。   ―――――――――――――――――一般報告    ―――――――――――――――――   〔書記朗讀〕     報 告 書 1、昭和22年度昭和23年1月分新潟縣歳入歳出出納 2、昭和22年度昭和23年1月分新潟縣自作奬勵金歳歳出出納 3、昭和22年度昭和23年1月分新潟縣模範林費歳入歳出出納 4、昭和22年度昭和23年1月分新潟縣信濃魚族補殖費歳歳出出納 5、昭和22年度昭和23年1月分新潟縣勸業費作業資金歳入歳出出納 6、昭和22年度昭和23年1月分新潟縣敎育資金歳入歳出出納 7、昭和22年度昭和23年1月分新潟縣山口奬學資金歳入歳出出納 8、昭和22年度昭和23年1月分新潟縣實業學校作業資金歳入歳出出納 9、昭和22年度昭和23年1月分新潟縣罹災救助基金歳入歳出出納 10、昭和22年度昭和23年1月分新潟縣轉貸資金歳入歳出出納 11、昭和22年度昭和23年1月分新潟縣都市畫特別事業費歳入歳出出納右に掲げた出納について昭和23年2月16日その内容を檢査したが違法不當の事項を認めない。右地方自治法第240條によつて報告する。  昭和23年2月16日         監査委員  岡  田  幸  平         同     池  田  榮  松         同     塚  野  俊  郎 新潟縣議會議長 兒玉龍太郎殿   ―――――――――――――――――地方自治法第99條第2項によつて別紙通り意見書を提出する。  昭和23年3月9日      提 出 者          31番議員  西 川 彌平治          15番議員  若 月 文 雄          2番議員  雲 尾 東 岳          14番議員  山 田 正 雄          21番議員  上 野 周 吾          26番議員  川 上 昌 司          32番議員  松 木   明          37番議員  石 塚 善 治          41番議員  小笠原 九 一          45番議員  岡 田 幸 平          59番議員  佐 藤 久次郎          60番議員  加 藤 長三郎          63番議員  高 橋 淸一郎       賛 成 者          1番議員  須 貝 綱太郎                   外48名  新潟縣議會議長 兒玉龍太郎殿   ―――――――――――――――――   地方税財政制度改革に關する意見書 裏日本各縣は、農耕單作呻ぎつゝも新生日本主食增産確保に努力を拂つてきたのでありますが、輓近の經濟状勢吾等單作縣民所得を愈々淡薄な状態に追い込み、地方自主のための税源確保に困難をきたしてゐるのであります。 又現行分與税調整作用面におきましても、雪害地に對しては何等の考慮を拂はれてゐないのであります。即ち逆比例して分與税額の定められる課税力標準地域差天惠差の乏しい賃貸價格又法定營業純益の所算に止まり、縣民綜合所得についての加味がなかつたため、特に現時の經濟状勢下におきましては、國氣所得地域的不整を調整し得なくなつたと斷ぜざるを得ません。 次に財政需要標準について考えますと、經常的雪害に伴い地方施設の表日本裏日本における効用率には著しい懸隔がありますので、これを考慮することなくしては、國民負擔の均整を圖ることはできないと信じます。 仄聞するに地方財政委員會立案地方税財政制度改革案におきましても、若干事業税の創設により雪害單作地帶に對する財政措置について考慮せられてはおりますが、未だ裏日本雪害單作地帶の惠まれぬ縣政を匡救する根本施策を全うし得ないのみならず、表日本への偏重が依然として解決されてゐないことを痛感致します。 このたびの地方税財政制度改革の好機を逸しては、當分雪害單作地帶困窮財政に對する拔本的救濟措置を講じ得る機會を失うこととなりますので、右の趣旨を諒とせられ地方分與税配布基準たる課税標準中に國税所得税を高率に採り入れると共に財政需要標準における割增人口の算定についても相當率の加算をなし、併せて特別配布基準の中に經常的雪害の著しく大なることを加味せられる樣要望いたします。 右地方自治法第99條第2項により意見書を提出致します。  昭和23年3月9日        新潟縣議會議長 兒 玉 龍 太 郎 地方財政委員會委員長 竹谷源太郎殿 衆議院議長      松岡 駒吉殿 參議院議長      松平 恒雄殿 衆議院治安及び地方制度委員會委員長 坂東幸太郎殿 參議院治安及び地方制度委員會委員長 吉川末次郎殿   ―――――――――――――――――會期の決定    ―――――――――――――――――議長兒玉龍太郎君) お諮りいたします。このたびの會期は20日間として、本日の日程會議録署名議員選擧及び提出議案全部といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長兒玉龍太郎君) 御異議ないと認めます。さよう決定いたします。   ―――――――――――――――――監査報告    ―――――――――――――――――議長兒玉龍太郎君) 先ほど朗讀いたしました報告書は、監査委員から議長あて參つているもので、いずれも違法不當の事項はないという報告でありますから、御了承願いたいと思います。   ―――――――――――――――――會議録署名議員選擧    ―――――――――――――――――議長兒玉龍太郎君) 次に會議録署名議員4名を選擧いたしたいと思います。先例によりまして議長から指名いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長兒玉龍太郎君) 御異議ないと認めます。私から指名いたします。          17番   布 施 津 三 君          33番   藤 原 熊 男 君          35番   土 田 杢 平 君          61番   吉 田 吉 平 君以上4名の方々を御指名申し上げたいと思いますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長兒玉龍太郎君) 御異議ないと認めます。さよう決定いたしました。   ―――――――――――――――――地方税財政制度改革に關する意見書上程(第一讀會)    ―――――――――――――――――議長兒玉龍太郎君) 日程を變更いたしまして、先刻朗讀いたしました地方税財政制度改革に關する意見書上程いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長兒玉龍太郎君) 御異議ないと認めます。本意見書上程いたしまして第一讀會を開きます。 1、地方税財政制度改革に關する意見書      提出者 31番議員  西川平治君                    ほか12名   ――――――――――――――――― △採決    ―――――――――――――――――議長兒玉龍太郎君) 本意見書提出者のほか全員御賛成でありますので、讀會省略、可決確定いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    議長兒玉龍太郎君) 御異議ないものと認めます。可決確定いたしました。 50番議員が御出席になりました。   ―――――――――――――――――議案全部上程(第一讀會)    ―――――――――――――――――議長兒玉龍太郎君) 次に定例會議案、第1號議案ないし第22號議案、諮問第1號及び第2號並びに報告第1號及び第2號を一括上程いたしまして、第一讀會を開きます。朗讀は例によつて省略いたします。議案に對する知事説明を求めます。   ―――――――――――――――――知事議案説明    ―――――――――――――――――   〔知事岡田正平君登壇〕(拍手) ◎知事岡田正平君) たびたびまことに御苦勞樣でございます。本日少しからだを痛めておりましたので、御同情いただいてまことにありがとうございます。言葉の徹底しないところがあるかもしれませんが、お許しをお願い申し上げたいと思います。 23年度の豫算案につきましてその骨子を申し上げたいと存じます。 まず本縣の財政の全般について申し上げますと、從來の本縣の財政は、きわめて堅實に行われ來つたことを信ずるのでありますが、終戰後におきましては、一般地方財政の窮乏を反映いたしまして、財政經理はきわめて多難、豫斷を許さぬ状況となつたのであります。すなわち昭和20年度におきまして防空、疎開、空地事業費に對する國庫補助の肩替りといたしまして交付せられました特殊國庫債劵を、災害準備積立金として處理しなければならぬはめに至りましたため、918萬三千餘圓赤宇なつたのであります。昭和21年度におきましては、歳入總計が4億九千八百餘萬圓歳出總計が4億九千餘萬圓歳入歳出の差引が786萬餘圓となりますが、事業繰越財源を控除いたしますと、478萬八千餘圓という赤字となるのであります。しかし昭和21年度の赤字は、昭和20年度に災害準備積立金として處理いたしました分を充當いたしますと、結局は439萬餘圓黑字計算となります。また昭和22年度におきまして著しいインフレ高進の結果は、各種施設の遂行に大なる支障を來しまして、1,500萬圓赤宇欠陷を生ずることとなりましたことは、やむを得ないこととは申しまするが、一面まことに遺憾至極に存ずる次第でございます。 さて昭和23年度の當初豫算はかようの考えをもちまして組んだのでございます。すなわちインフレはこれでどうしても止まるようにお互いが努力せなければならぬことは申すまでもございませんが、まず今日以上はなはだしき高進があるものとは見られないという建前から編成いたしたのであります。 第1には縣民の負擔を全國の水準からして重くなつてはいけないという建前をとりましたのであります。 第2には縣土振興經費を集中積極化することに努めたのでございます。 これらの總合調和に努力いたしまして、かつ縣民輿論の代表である縣會の御意向を事前になるべく伺つて、十分にこれを反映するように努めたつもりであるのであります。 まず歳入におきましては、税收入の5億2,726萬餘圓税外の收入6億7,233萬餘圓合計11億9,960萬圓を計上いたしました。このうち獨立税として2億7,990萬餘圓を見込んで、一應歳入歳出のバランスをつけたのであります。これが縣民1人當りの負擔額は115圓74銭と相なりまして、納税者の苦痛は十分に察知できるのでありますが、あげて再建途上にある今日、いわゆる忍びがたきを忍び、ここに以上の豫算を編成いたしましたのでございます。 これを縣下各方面再建施設に活用せんといたしますには、深甚なる調査と用意のもとにこれが使途を定めなければならぬと存じますので、現在の衆知を傾けて次の施設に振り向けることといたしましたのでございます。 第1に本縣はその行政施策の大宗を農業に置きまして、土地の改良施設用排水等農業土木事業及びこれに伴う治山治水事業、すなわち農業合理化の企畫のもとに、將來農村恐慌農地改革本旨に基くところの農民各自の生活文化に資さんとするものでございます。すなわち農業土木振興に要する經費を1億770萬餘圓治山治水に要する經費を9,500萬餘圓農地改革に要する經費を4,057萬九千餘圓主要食糧の對策に要する經費を1,136萬餘圓農林水産業振興に要する經費を8,062萬一千餘圓合計いたしまして3億3,531萬一千餘圓を計上いたしました。 第2にはこれと併行いたしまして商工業進展に積概的な性格を加えまして、これが向上進展を期するとともに、さらに農村商工業の連繋を基礎としての中小商工業積極的振興並びに縣勢伸長資源となるべきところの地下資源開發に強力なる施策を施したいと存じまして、商工業振興に要する經費1,321萬四千餘圓地下資源開發に要する經費を727萬5,000圓、合計いたしまして2,048萬9,494圓を計上いたしました。 第3には厚生及び衞生施設につきまして、生活保護乳幼兒保護及び戰災者並びに引揚者に對する應急施設及び國民保險助成等、民生の安定と縣民體位向上と關連いたしまして、社會敎育における文化面とともに、その厚生施設に資するために、民生安定に要する經費を9,737萬餘圓體位向上に要する經費を6,896萬餘圓合計いたしまして1億6,634萬1,951圓を計上いたしました。 第4には敎育の面におきまして、いわゆる百年の大計を定むるの重要案件といたしまして、敎員の充足に要する經費を7,713萬三千餘圓敎員の再敎育に要する經費を100萬圓社會敎育に要する經費を200萬圓、その他敎育振興に要する經費を4億1,582萬五千餘圓合計いたしまして、4億9,595萬9,784圓を計上いたしました。 第5には今日最も各方面に重大なる關係を有する勞働問題につきまして、産業復興進展にその本旨をおきかえまして、勞働敎育に要する經費40萬圓勞働情報蒐集に要する經費117萬3,000圓、その他勞働行政充實に要する經費といたしまして493萬三千餘圓合計650萬6,284圓を計上いたしました。 しこうして以上を關連いたしたる觀點におきまして、第6には道路、橋梁の整備港灣浚渫修築等土木事業を起工いたしまして、農、工、商の一貫せる發展を企圖いたしまして、道路修繕費におきまして1,923萬餘圓道路改良整備費におきまして1,993萬8,000圓、新潟港の浚渫維持費を1,591萬三千餘圓、その他土木振興に要する經費3,728萬六千餘圓合計いたしまして9,237萬2,380圓を計上いたしました。 以上申し上げました各施設に對する計上の額は、これをもつて必ずしも十分とはもとより存じませんが、現在見込み得るところの最大の經費と、重大なる決意のもとに、これが施策實効を期するために、各方面の御協力を求めてこれが完遂に努めんとするものであります。 これを要するに縣民が要望いたしておる縣下永遠なる振興の基盤を實現するために、大土木事業を計畫いたしまして、勞力と智力をその方面に傾注いたしまして、もつて祖國再建に邁進せんとするものでありまするが、この着手施策の順序は順を逐うて、さきに設けていただきました審議室におきまして、各部の意見を總合整備し、その上に縣會方々の御意見伺つて、これが圓滿なる施行に當らんとするものでございます。 第7には縣土振興企畫費でざごいます。これに315萬7,388圓を計上いたしましたが、さらに水力電氣資源開發、なかんずく早急に縣下進展資源ともなるべき天然ガス活用整備については、特に一課を設けまして、これが進展を期さんとする氣構えであるのでございます。 以上申し述べましたもののほか、諸調査に要する經費が399萬五千餘圓、賠償及び渉外關係に要する經費が216萬一干餘圓縣有建物に要する經費が427萬八千餘圓、その他が6,902萬5,969圓、合計いたしまして7,946萬1,716圓をそれぞれ計上することにいたしましたのでございます。 次に職員費について一言いたしまするが、累次にわたる官公職員給與制度の改訂に伴いまして、給與豫算總豫算に對しまして占める割合は著しく高率となつてまいりましたので、新規增員は、國の指示に基く眞にやむを得ざるものにつきましても、純縣費支辨職員を振りかえる等の措置を講じまして、原則としてこの增員を取止めることにいたしたのであります。これが給與豫算につきましては、前に申し述べました政策別經費中にそれぞれ包含せしめてありまするが、昭和22年12月縣會で御協賛をいただきました現行の1,960圓ベースによりまして、現員現給をもつて計上いたしました結果、一般職員が1億3,538萬餘圓學校職員が4億6,457萬餘圓合計5億9,996萬430圓となりましたのであります。實に總豫算に對して50%と相なるのでありまするが、しかしその職員實情について見ますと、まことに同情すべき點があるのであります。 なお行政整理につきましては、欠員淘汰及び配置轉換を強力に實施いたしまして、なお將來は努めて自然減にまつことといたしたいと存じておる次第でございます。 最後に特別會計について申し上げます。特別會計自作奬勵金等會計を存しておつたのでありまするが、うち模範林費會計を一般會計に組み入れまして、これを廢止することといたしましたために、8會計となるのであります。この昭和23年度豫算合計は1,031萬1,822圓となりまして、前年度に比しまして699萬8,870圓の增加であるのでありまするが、そのおもなるものは作業資金會計における物價の値上りに伴うものでありまして、勸業費作業資金において507萬六千餘圓實業學校作業資金において112萬七千餘圓をそれぞれ增加しておるのであります。 これをもちまして今回提出いたしました豫算の概要を御説明申し上げた次第でございます。なお詳細につきましては、議事の進行に伴いましてそれぞれ御説明を申し上げることといたしたいと存じます。 どうぞ愼重御審議の上、適當なる御決議あらんことをお願いしてやまない次第でございます。 以上をもちまして簡單ではございまするが、本年度の豫算の御説明を終らしていただきます。(拍手)   ――――――――――――――――― △散會及び休會動議    ――――――――――――――――― ◆31番(西川平治君) 本日はこの程度にて散會し明10日は議案調査のため休會し、明後11日は全員協議會とし、12日午後3時より本會議を開かれんことを希望いたします。 なお日程提出議案全部といたしたいことを併せて希望いたします。 ○議長兒玉龍太郎君) 先刻3番議員、5番議員、26番議員、27番議員、40番議員が御出席になりました。 ただいま31番議員から散會の動議がございましたが御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長兒玉龍太郎君) 御異議ないものと認めます。 本日はこの程度にて散會いたし、明10日は議案調査のため休會、11日は全員協議會とし、12日午後3時から本會議を開きます。日程提出議案全部といたします。これにて散會いたします。 なお明後11日午前10時より當議場で第8軍司令官アイケルバーカー中將の供米完納感謝の辭の傳達式がありますから、午前9時50分までに全員の御參集を願います。 △午後2時35分散會...