二宮町議会 2021-03-13
令和3年第1回(3月)定例会(第13日目) 本文
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ウィンドウで開きます) 令和3年第1回(3月)定例会(第13日目) 本文 2021-03-03 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ
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発言者一覧 選択 1 : ◯議長【
善波宣雄君】 選択 2 : ◯議長【
善波宣雄君】 選択 3 : ◯議長【
善波宣雄君】 選択 4 : ◯2番【
羽根かほる君】 選択 5 : ◯議長【
善波宣雄君】 選択 6 : ◯町長【村田邦子君】 選択 7 : ◯議長【
善波宣雄君】 選択 8 : ◯2番【
羽根かほる君】 選択 9 : ◯議長【
善波宣雄君】 選択 10 : ◯町長【村田邦子君】 選択 11 : ◯議長【
善波宣雄君】 選択 12 : ◯2番【
羽根かほる君】 選択 13 : ◯議長【
善波宣雄君】 選択 14 : ◯町長【村田邦子君】 選択 15 : ◯議長【
善波宣雄君】 選択 16 : ◯2番【
羽根かほる君】 選択 17 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 18 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 19 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 20 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 21 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 22 : ◯町長【村田邦子君】 選択 23 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 24 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 25 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 26 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 27 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 28 : ◯町長【村田邦子君】 選択 29 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 30 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 31 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 32 : ◯町長【村田邦子君】 選択 33 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 34 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 35 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 36 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 37 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 38 : ◯11番【前田憲一郎君】 選択 39 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 40 : ◯町長【村田邦子君】 選択 41 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 42 : ◯11番【前田憲一郎君】 選択 43 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 44 : ◯町長【村田邦子君】 選択 45 : ◯議長【
善波宣雄君】 選択 46 : ◯11番【前田憲一郎君】 選択 47 : ◯議長【
善波宣雄君】 選択 48 : ◯町長【村田邦子君】 選択 49 : ◯議長【
善波宣雄君】 選択 50 : ◯議長【
善波宣雄君】 選択 51 : ◯議長【
善波宣雄君】 選択 52 : ◯4番【野地洋正君】 選択 53 : ◯議長【
善波宣雄君】 選択 54 : ◯町長【村田邦子君】 選択 55 : ◯議長【
善波宣雄君】 選択 56 : ◯議長【
善波宣雄君】 選択 57 : ◯議長【
善波宣雄君】 選択 58 : ◯4番【野地洋正君】 選択 59 : ◯議長【
善波宣雄君】 選択 60 : ◯町長【村田邦子君】 選択 61 : ◯議長【
善波宣雄君】 選択 62 : ◯4番【野地洋正君】 選択 63 : ◯議長【
善波宣雄君】 選択 64 : ◯町長【村田邦子君】 選択 65 : ◯4番【野地洋正君】 選択 66 : ◯議長【
善波宣雄君】 選択 67 : ◯議長【
善波宣雄君】 選択 68 : ◯議長【
善波宣雄君】 選択 69 : ◯議長【
善波宣雄君】 選択 70 : ◯議長【
善波宣雄君】 選択 71 : ◯議長【
善波宣雄君】 選択 72 : ◯議長【
善波宣雄君】 選択 73 : ◯1番・予算審査特別委員長【二宮節子君】 選択 74 : ◯議長【
善波宣雄君】 選択 75 : ◯議長【
善波宣雄君】 選択 76 : ◯議長【
善波宣雄君】 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 会議の状況 午前9時30分 開議
◯議長【
善波宣雄君】 皆様、おはようございます。
ただいまの出席議員は14名でございます。定足数に達していますので、直ちに会議を開きます。
本日の議事日程はお手元に配付のとおりです。
議会だより掲載のため写真撮影を行いますので、ご了承ください。
────────────────────────────────────────────
日程第1 令和3年度予算総括質疑
2: ◯議長【
善波宣雄君】 日程第1「令和3年度予算総括質疑」を行います。
町長提出議案第14号、第15号、第16号、第17号、第18号を一括議題とします。
3: ◯議長【
善波宣雄君】 羽根議員。
〔2番(
羽根かほる君)登壇〕
4: ◯2番【
羽根かほる君】
羽根かほるです。ただいま議長の許可をいただきましたので、総括質疑をさせていただきます。
令和3年度は、コロナ禍が続くと予想され、税収の減少となる中、町民の生活をいかに支え、新たな取組を戦略的に行っていくのか、また、町は新庁舎整備、小中一貫教育についてはその方針を大きく転換しました。その根拠や町長が考えるまちづくりについて、令和3年度の施政方針に沿って、以下の観点から伺います。
生活の質の向上と定住人口の確保。
1、小中一貫教育の導入について、当初より小中一貫教育施設一体型を目指しており、そのメリットについて様々な視点から町民に伝えてきました。令和2年度中に、施設分離型を進めていく方針に一転をしました。その根拠と町民に理解を得る方法、改めて我が町で小中一貫教育を進める目的を伺います。
2、一色小学校地区再生協議会について、令和3年度が事業の最終年度でございます。これまでの町の支出額と、その成果を伺います。
環境と風景が息づくまちづくり。
1、東大果樹園跡地について、令和3年度の整備工事の目的と今後の事業展開について伺います。
2、吾妻山公園について、令和3年度の園路の改修整備着手の目的を伺います。
交通環境と防災対策の向上。
1、(仮称)駅及びラディアン周辺施設まちづくり計画について、新庁舎整備の計画変更の根拠と今後の進め方について伺います。
2、歩道の整備について、町内の歩道の整備状況と今後の方針について伺います。
戦略的行政運営。
職員の育成の具体策について伺います。
5: ◯議長【
善波宣雄君】 町長。
6: ◯町長【村田邦子君】 皆様、おはようございます。
それでは、羽根議員の総括質疑について、要旨に沿ってお答えいたします。
初めに、要旨1の1つ目、小中一貫教育の導入についてお答えいたします。
小中一貫教育については、教育委員会において、これまで二宮町小中一貫教育校設置計画案を策定し、町民の方々との意見交換を行いながら検討を行ってきたところですが、新型コロナウイルス感染症の発生やその対応などを背景に、その後の研究の動きが町民の皆様にお示しできていない状況になっています。
2月の教育委員会定例会において、小中一貫教育校設置についての考え方を整理したと聞いています。そこでは、将来的な目標は施設一体型小中一貫教育校としつつ、施設分離型の小中一貫校からスタートし、当面これを運営するということでした。また、開始は令和5年度ということです。
一方で、今回の整理では、研究の状況により1年ずれ込んでいますが、教育委員会では当初の計画から、小中一貫教育校のスタートは、まずは分離型で行うとしており、開始を令和4年度としていました。
そして、その後の一体型への移行時期も具体的に示しておりましたが、新型コロナウイルス感染症への対策として、新しい生活様式への対応など、社会情勢を踏まえ、今回の整備では当面分離型ということにしております。
一方で、意見交換会等でいただいた町民、保護者の皆様のご意見等を受けて、これまでの計画案を整理した上で、町民の皆様に方向性を明らかにしていかなくてはなりません。教育委員会としては、今後も、将来的には施設一体型の小中一貫教育校を目指すとしていますので、まずは分離型で始め、その成果を丁寧に検証し、新型コロナウイルス感染症の状況も踏まえながら、その先の姿を示していきます。
二宮町が取り組もうとしております小中一貫教育の目的は、中1ギャップを埋めることや、9年間を通じたカリキュラムによる学力の向上などはもちろんのことですが、小学校から中学校へと連続した長いスパンの環境の中で、一貫した二宮らしい教育を行うことで、この二宮町に愛着と誇りを持ちながら、広い社会で活躍できるよう子どもを育てることです。これを実現させるためには一定の期間は必要となります。これからの動きについて、教育委員会から改めて町民の皆様に示してまいりますが、町も教育委員会と連携しながら、子どもたちの未来のために取り組んでまいりたいと考えています。
続きまして、一色小学校区地域再生協議会についてお答えいたします。
一色小学校区地域再生協議会は、二宮町総合戦略に位置づけた、ひとが集い、安心して暮らせる魅力ある地域をつくるという基本目標を達成するための施策の1つである地域コミュニティーの醸成支援という位置づけで、少子高齢化、空き家の増加、コミュニティーの衰退等、町が抱える共通の地域課題を解決するため、町内でも人口減少や少子高齢化の進行が著しい一色小学校区の一色地区、緑が丘地区、百合が丘地区の住民の皆様を中心に、神奈川県住宅供給公社と町も連携し、平成28年度から国の地方創生推進交付金を活用して事業を実施してまいりましたが、交付金の期限は令和3年度までということになっております。
これまでの協議会への支出額ですが、平成28年度から平成30年度までの1期目3年間は約1,905万円、2期目の令和元年度から令和3年度までの3年間では、まだ確定していない部分もありますが、約524万円、6年間の合計では約2,429万円になり、その内訳としては、国から約1,863万円、県から約402万円、町からは約164万円になります。この財源を活用し、友情の山のヤマユリの公開や、地域住民のための生涯学習講座であるこうりゅう塾、やまゆり合唱団を主体とした音楽祭の開催、不動産業者や地域金融機関とも連携した地域の空き家対策、移動困難者への支援の検討、古民家ふるさとの家や散策路を活用した健康づくりなど様々な取組を行うほか、町単独の財源では実施が困難であった友情の山の整備、緑が丘中央公園の花壇整備、一色小学校こうりゅうルームのエアコンの設置、散策路の案内看板の作成など、地域の活性化に資する各種事業を展開してまいりました。
協議会は、地域の人材や財源を活用して、地域自ら地域の課題を発見、認識し、解決策を見いだす力を養い、新たな付加価値や魅力を創出することで、安心して住み続けられる地域づくりを進めることを目指し運営されており、その成果として、他の学校に先駆けて一色小学校がコミュニティ・スクールとなったほか、地域包括ケアシステムの第2層の協議体である一色小学校区福祉協議会が設立されました。
また、約5年の活動の中で得られたものは、一色地区、緑が丘地区、百合が丘1丁目、2丁目、3丁目地区の計5地区における地区を越えた人と人とのつながりであり、これは協議会活動を通じた一番の財産であると感じております。
再生協議会の設立当初より、将来的な自立を目標に事業を展開していただいておりましたが、国からの交付金の期限が迫る中、この5年の期間に幅を広げた様々な活動全てを継続することだけにこだわらず、人と人とのつながりという財産をどのように地域に、あるいはまた学校、子どもたちに還元できるのかという視点を持って、今後の活動を整理していく必要があるということについて、今、協議会幹部の方々とは既にお話をさせていただいております。
協議会としても、地域と共にある学校づくり、あるいは学校を核とした地域づくりを目標に、新たな体制の検討や自治会中心の構成に切り替える検討を始めていただいておりますので、町としてもそれぞれの活動を自立して継続していくために必要な支援をしてまいりたいと思います。
続いて、要旨2の1つ目、東京大学果樹園跡地についてです。
東京大学果樹園跡地は、二宮町総合戦略に位置づけた、安心な暮らしを守り、住み続けられる地域をつくるという基本目標を達成するため、また、二宮町公共施設再配置・町有地有効活用実施計画に位置づけられたシンボル事業として、「子どもと共に大人も楽しみ学べる場」をコンセプトに、多世代交流と多目的利用ができる場として活用していくことを目指し、町民の皆様が主体的になって取り組む社会実験として、昨年度立ち上げました東京大学果樹園跡地活用協議会に町から現地を貸し付ける形で、年間約200万円を交付金として交付し、協議会の責任の下、管理運営をしていただいているものです。
駅前の駐車場と同様に、普通財産の貸付けという形態を取っておりますので、一義的な管理責任は協議会にありますが、町の計画に位置づけた事業でもあり、町としても必要に応じて対応させていただいております。
協議会が組織されて間もなく2年が過ぎようとしていますが、令和元年度は、キャンプイベントや参加者による樹木剪定、ベンチの修復、看板の作成など、そして、令和2年度は、お月見キャンプや、本の市、冒険遊び場、果樹園跡地を組み込んだ町歩きイベントなどが協議会を主体として事業展開され、多くの方々に現地を訪れていただいております。
また、協議会では、より多くの方々に現地の魅力と存在を知っていただくために、協議会員が案内人となった東大果樹園跡地のオープンデーを週に一度のペースで試行するなど積極的な活動を展開されており、来訪される方の裾野は確実に広がってきているというふうに手応えは感じております。
町としても、引き続き、子どもから大人まで全ての町民の皆様に東京大学果樹園跡地の存在を知っていただくために、協議会と協力して、広報紙に紹介記事を掲載したり、イベント時に町フェイスブックに掲載したりするなど、積極的な広報活動を今後も展開していきたいと考えております。
一方、令和2年度は、「子どもと共に大人も楽しみ学べる場づくり」というコンセプトに賛同していただいた企業からいただいたふるさと納税を活用して、C地区の基盤整備を進めております。現在、芝生広場やトレーラーハウスの整備を行っておりますので、完成後は、これらを活用した事業提案を公募して、東京大学果樹園跡地、ひいては二宮町の魅力を発信していく場となっていくことを期待しております。
さらに、令和3年度は、より一層の現地の魅力を高めていくための活動の展開に資することができますよう、B地区の最上段に位置する未整備エリアの整地工事を実施し、さらなる活用エリアの拡充を図ってまいります。
これらの事業については、二宮町公共施設再配置・町有地有効活用実施計画において、令和9年度までの短期計画として期限を定めているため、まずは、その期間に、木々や草花といった緑豊かな自然に囲まれた広大な土地、そして、多くの方々が集いやすいアクセス性を兼ね備えた、非常に魅力に富んだ貴重な土地である東京大学果樹園跡地を多くの町民の皆様に広く知っていただきたいというふうに考えております。
現時点では、町として、協議会の皆様による活動や、令和3年度から新たに始まる民間事業者による活動などを通じて、町民をはじめとした、そこに参加される皆様が自由に魅力ある事業を展開できるような仕組みづくりについて、中長期的な方向性を見定めてまいりたいというふうに考えております。
続いて、吾妻山公園についてです。
吾妻山公園は町の観光の中心である公園で、菜の花ウオッチング期間中はもちろんのこと、年間を通じて、大変多くの来園者の方がお越しになります。
その中で、障がいのある方やご高齢の方々が歩いて登ることが困難または大変なので、車両によって頂上まで行けないか、もしくは送迎してもらえないかというご質問やご要望が寄せられることがあります。このことについては、現在、園路の整備状況が不十分で、車両の通行の安全が確保できないことから残念ながらお断りをしている状況です。
しかし、これまで来訪を諦めていた方々にご来園いただくことができれば、さらなる魅力の向上を図ることができると考えております。
そのために、路面の舗装補修や園路の拡幅を行って、安心してスムーズに車両が通行できるように改修工事を実施します。
また、吾妻山公園の魅力の1つには、山頂からの360度の大パノラマがあります。山頂付近にある展望台からは相模湾を一望でき、箱根、丹沢、富士山を手に取るように感じることができます。
しかし、現在、展望台付近には、開園当初は低かった樹木が徐々に背丈が伸びてしまいまして、相模湾など一部の方角が見渡せない状況になっております。開園当初の眺望を取り戻し、魅力向上を図るために、展望台付近の高木の剪定も園路の改修と併せて計画的に行っていきます。
次に、要旨3の1つ目、駅及びラディアン周辺施設の計画について、新庁舎整備の進め方と合わせてお答えいたします。
令和2年度に開催した新庁舎建設町民ワークショップとシンポジウムについて、広報2月号で町民の皆様にお知らせしたところですが、一番の成果は、町民の方々からの町に対する温かい思いだったと感じております。人口減少、少子高齢化社会を迎えた今、二宮町を次の世代につなげていくために何をすればよいか、誰もが気に留めていただいていました。
その中で、キーワードとして、みんなで共有できる思い出の場、郷土への愛着、地域の持続性という言葉がありました。庁舎や公共施設がどうあるべきかということを考えていく中で、もっと魅力ある楽しい町になってほしい、わくわくするイベントや訪れたくなるような空間、多世代で交流が生まれる施設と一体で新しい場をつくり出して、次の世代につなげたいという声でした。
私は、平成28年の熊本地震をきっかけに、スピード感を持った行政拠点の整備が必要だとの思いで新庁舎整備を進めてまいりました。もちろん、今でも早急に安全・安心を確保するための拠点整備が求められているという認識に変わりはありませんが、ワークショップとシンポジウムを経て、庁舎を軸として、庁舎を含めた公共施設や公共空間をどう創出していくかという点についても併せて考えていくことが必要だと考えました。
現在、町内には62の公共施設が点在しておりまして、平成30年に策定した二宮町公共施設再配置・町有地有効活用実施計画では、今後確実に進む少子高齢化、人口減少社会に対応し、持続可能な自治体運営をするためには、今後50年間で公共施設の延べ床面積を約35%削減することが必要なことを示しております。
特に駅周辺には、役場庁舎だけでなく、多くの方々に利用されている町民センターや武道館、二宮小学校体育館など、老朽化が進むなど様々な課題を抱えた施設が集中しております。また、ラディアンについても築20年が経過し、大規模な改修を必要とする時期に来ており、20年前の姿に今回戻すことが求められているのか、また、今の時代に合った新しい姿が求められているのかについても考えていかなくてはなりません。
さらに、駐車場が少ないことで皆様にご不便をおかけしております保健センターについても、一体的な議論の俎上にのせていきたいというふうに考えています。
このように、町民の皆様の利便性や新しい場づくりによる多世代交流や町の魅力の向上を目指すとともに、災害対策拠点の確保や複合化による延べ床面積の削減といった、将来世代にも責任を持ったまちづくりを目指し、新庁舎整備とともに駅周辺の様々な公共空間を一体的に考え、既に取得済みのにのみやホテル跡地や県所有の果樹公園などの活用も視野に入れて、一体的な計画として策定していきたいと考えております。
進め方、あるいはスケジュールについてご質問いただきましたが、災害対応拠点の整備についてスピード感を持って取り組む必要があることに変わりはなく、今年度中に計画としてまとめ上げる必要があるというふうに考えております。
進め方については、これまでにご参加いただいた方々を含めた町民ワークショップで検討していくことから始めてまいりますが、かなり幅も広くボリュームのある内容について、また一から議論を始めるということは考えておりません。先ほど申し上げた新庁舎整備と駅周辺の公共施設整備についての考え方については、既に相当の時間をかけて、町民の皆様や議員の皆様からいただいたご意見を踏まえた上で方向性としてお示ししていますので、限られた時間で集中した議論ができますよう、これまでにいただいたご意見や課題をしっかり整理して、まずは、ある程度ベースとなる素案をお示しすることが必要だと考えております。
具体的には、プロポーザルによる事業者募集の際の提案条件としてお示しすることになりますが、現時点で想定されるものとして、役場と保健センターに分散している子育て機能の統合、竣工20年を迎えたラディアンの魅力の向上、老朽化した町民センター、武道館の機能移転、そして、老朽化した二宮小学校体育館の更新、駅前町民会館跡地駐車場の活用、そして、デジタル化の進展を踏まえた多機能に使える庁舎、また、将来的な目的転換を見据えた柔軟なレイアウト、そして、様々な機能の複合化による利便性の向上などが挙げられると思います。
まずは、プロポーザルの実施とワークショップに参加していただく町民の方々の募集に向けて動き出してまいりますが、先日も震度6強の地震が東北で発生したように、いつ訪れるか分からない災害に対して速やかな対応が必要であるという状況に変わりはありませんので、役場庁舎を含めた将来の駅周辺の姿をお示ししたいと考えております。
なお、令和3年度予算では、「(仮称)駅及びラディアン周辺施設まちづくり計画」としていますが、内容は、ここでご説明しているとおり新庁舎整備と駅周辺の公共施設整備になりますので、計画名称についても町民の皆様にご理解いただけるよう検討し、次の基本設計へとつなげていきたいと考えています。
次に、歩道の整備についてです。
これまで主に百合が丘、富士見が丘、中里、緑が丘、松根地区や1級町道で交通量が多く、道路幅員が広い道路について歩道を整備してきました。この百合が丘、富士見が丘、中里地区は、昭和40年代中頃から昭和50年代中頃にかけて住宅造成が行われました。また、平成に入り、緑が丘、松根地区の宅地造成が行われ、その後の大規模な宅地造成はありません。
これらの地区の宅地造成を行う際に、区域内の基幹的な役割を持つ道路において、町と協議を行った上で歩道が整備されました。そのほか、小中学校の通学路となっている路線や交通量の多い1級町道などの主要な道路を中心に歩道の設置をしてまいりました。
歩道の整備を行う手順としては、まず、計画を立て、測量や設計を行い、道路拡幅に必要な用地交渉、用地買収を行い、新設改良工事を実施します。
近年では、二宮小学校前の1級町道10号線の拡幅工事を平成20年度、駅前広場暫定工事を平成24年度に実施し、新たな基準による段差のない歩道の設置をしてまいりました。さらに、駅前町民会館跡地の周辺整備により、令和元年度に二宮小学校前から連続した歩道となりました。このように整備した歩道は、1級町道の延長約20キロメートルのうち約11キロメートルで、2級町道とその他町道では約3キロメートルの設置状況というふうになっております。
今後、新たに歩道を設置するために行う用地交渉や用地購入などについて長期間にわたることが想定されることや、整備に係る財源を確保することがなかなか厳しい状況となっております。したがって、歩道の路面補修や段差の解消に努めていく、そういったような方向で進めたいと思います。
今後、歩道の現状について、歩道形状、交通量や歩行者の利用状況などを確認し、改良が必要な場所の優先度を検討していきたいと考えております。
また、県道の歩道については、町道との経路の連続性がある場所や、部分的に改良の必要がある場所があれば、神奈川県と状況を把握して、連携をしっかり図ってまいります。
最後に、要旨4の職員の人材育成についてです。
平成27年11月に策定しました二宮町人材育成基本方針では、求められる職員像を、「町民がまちづくりの主役であると認識を持った職員」、「公務員としての自覚を持ち、町民に公正、公平、誠実に対応し、信頼される職員」、そして、「自らの責任で考え、新たな課題にチャレンジする職員」というふうに定めてあります。それぞれの職務階層に応じた職責の認識と職務能力の醸成を図り、研修や自己研鑚を通して、必要な能力の向上に努めるというふうにしているところです。
具体的には、実務に即した最も効果的な研修として、日常の職務を通じ、上司や先輩職員が指導、育成するOJT研修や、神奈川県市町村研修センターをはじめとする各種研修機関における職場外研修が中心というふうになっています。職場外研修では、職務階層ごとに必要な知識や技術を取得できるような研修や、職務上必要な専門知識を取得するための研修などがあり、昇格や配置替えなどの機会を捉えて、できる限り多くの職員が研修に参加することで、人材育成を推進しているところです。
残念ながら、令和2年度は、コロナ禍における対応として研修センターにおける研修は実施できませんでしたが、令和3年度においては分散型での研修を実施するとのことで連絡を受けておりますので、積極的に受講できますよう体制を進めていきたいと考えております。
そのほかにも、その時々における行政課題を捉えた内容や、多くの職員が同様に認識を持つ必要がある内容などは町独自研修として実施しており、こちらについてはコロナ禍においても、受講場所を分けたり参加者を少人数にしたりするなどの工夫をしながら実施をしております。
また、研修以外でも、職員の人材育成を推進するためには人事制度と研修を相互に連携させる取組が重要であるというふうに考えています。その中でも、人事評価制度は、評価される職員と評価する職員のコミュニケーションの向上や信頼関係の構築に大変重要な役割を果たしているというふうに考えます。評価をする上で必ず面談を実施することとしており、面談の中では、能力評価における結果の開示だけでなく、職員の設定した目標に対して、達成度に応じた評価や今後の課題など、個々の能力が発揮できるための育成指導や、相互のコミュニケーションを取る機会にもなっているものです。
近年では、業務の専門化や高度化、多様化する町民ニーズなど様々な課題がある中で、市町村職員は住民に一番近い存在として、町民に信頼され、町民と共にまちづくりを推進していくためにも、職員一人一人がその能力を最大限発揮させるための仕組みや風通しのよい職場の醸成に努めていきたいというふうに考えております。以上です。
7: ◯議長【
善波宣雄君】 羽根議員。
8: ◯2番【
羽根かほる君】 それでは、2問目の質問をする前に、ちょっと訂正を1つさせていただきたいんですが、先ほど一色小学校地区再生協議会とお伝えしてしまったんですが、一色小学校区地域再生協議会の誤りですので、訂正のほうをお願いいたします。
では、2問目の質問、再質問をさせていただきたいと思います。
まず、学校教育についてなんですけれども、町民のほうに説明をするというお話はありましたけれども、今、町民の心の中というか、状態では、様々な施設、学校を統合する形の説明をされた状態で終わっていると思うんです。何回か繰り返されていると思うので、やはりそれは早急に方向性をお伝えする必要があるのではないかなと思うんですけれども、何か具体的なスケジュールとか方法がありましたら、その辺りのお考えについて、ちょっと教えていただきたいと思います。
それで、我が町で小中一貫教育を推進する目的なんですが、町長が考える目的です。小中とこの町で通学し、それが終わった後に、どのような子供たちに町長は育ってほしいと思っていらっしゃるのか、そして、ゴールのためには小中一貫教育がやはり適切だというお考えをはっきりされているのか、その辺りについてお聞かせいただきたい。
それから、教育に関する最終責任者はやはり町長でありますよね。お立場上そうだと思うんですが、その責務をどのように考えて行動をされていく予定なのか。今ちょうど小中一貫教育を進めている中で、やはりその最終責任は町長であると考えますので、その点についてどのようなお考えをお持ちなのか、そして、どんな行動をされていく予定なのか、お聞かせいただきたいと思います。
そして、一色小学校区地域再生協議会についてですけれども、これはやはり町からもちろん補助も出していることもありますので、町の責任も私はやはりあると思うんです。この成果がどうであったかということについては、もちろんあると思っています。
それで、当初の予定というか、協議会の目的としては、一色の地区で行って、それをモデルにして他の地域に横展開をしていくということが目的だったと思うんですが、それがあって期待も大きかったのではないかなと思うんですけれども、そういうことに結果的にならないのか、展開されるのであればどういう方向で展開されるのかというところを教えていただきたいです。
そして、施政方針には、人生100年時代の生涯学習活動の実践を地域と共にある学校づくり、あるいは学校を核とした地域づくりとして生かしていくというのはあるんですけれども、これを目的とされるのか、いろいろされた結果ここに落ち着いたというか、こういう目的に変わったのかという、これをちょっと読むと、私が解釈すると、大人といったらあれなんですけど、子供ではない大人が生涯学習をする場のようにちょっと見えてしまうんですけれども、そういうことではないのではないかなと思うんですが、その辺についてお考えをお聞かせください。
それから、ふるさとの家も一色のほうでされていたと思うんですが、いろいろ投資もされて、いろいろ展開されていたと思うんですけれども、その成果と、今後はふるさとの家についてはどんなふうに展開されるのかということです。
それから、施政方針の中で、生活の質の向上というお言葉があると思うんですが、生活の質の向上というのは、町長としては、どのような状態になったら質が向上したなというふうに考えられているのか、そのお考えについてお聞かせいただきたいです。
次に、環境と風景が息づくまちづくりの東大果樹園跡地についての活用についてでございます。
引き続きこれは、事業の展開としては協議会が主体となってやっていくということのように聞こえたんですけれども、そうなるとすると、うまく活用できたかどうかという、その責任というのはどこが取っていくのかというところ、誰が取っていくんでしょうね。誰の責任においてこの活用をしていくのかというところがいま一歩見えなくて、この辺りをお聞かせいただきたい。
それから、やっぱりこの土地の利用は期限付、先ほども令和9年度までというお話でしたが、やはり期限付の事業ということで考えると、それに対してどれだけの投資をしていくのかということについてどんなふうにお考えなのかということです。そこをお聞かせください。
この土地を購入したとき、5億でしたでしょうか、ちょっと調べていないんですが、そのぐらいだったのではないかなと記憶しているんですが、これ、町税で買っているわけでから、町民のお金を使って買っているわけですから、やはり全町民が利用しやすい施設にするという視点で、私は町が責任を持って事業計画を立て、指定管理制度などを活用して管理運営をしていくのが本来の姿ではないのかと考えるんですけれども、これはやはり普通財産ということを変えないままやっていくとなると、こういう形にはならないのかという、その辺のお考えについてお聞かせいただきたいです。
次に、吾妻山公園なんですが、先ほど園路の改修整備は令和3年度の予算に入っておりますけれども、この予算を使って、結局どういうゴールを、吾妻山のゴールを目指しているのかというところをちょっと聞きたいんですが、先ほど車両は通行できるようにという町長のご答弁だったと思うんですが、その車両を通行して、上に駐車場の整備も特にできないと、今のところしていないと思うので、車を使って上に上がれるようにしていくことを町長としては想定されているのか、そこについてお聞かせください。
それで、あわせて、上に上がられる方を増やすということなんですが、そうなったときに、例えば菜の花の時期だけではない活用、四季を通じて何か整備をしていく、例えば四季を通じて折々の花をもっと、春だけではなく、秋冬、何かほかの活用方法がないのかとか、その辺りのお考えは何かお持ちなのかということをお聞きしたいです。
次に、交通環境と防災対策の向上の(仮称)駅及びラディアン周辺施設まちづくり計画でありますが、ちょっと確認なんですけれども、保健センターと庁舎を一体として考え、ラディアンはその活用を考え、町民センターと武道館は、ごめんなさい、ここはその活用方法を考えるということだったんですか、リニューアルするのかちょっと分からないんですけれども、それから、駅前駐車場も活用するというようなお答えだったと記憶しているんですが、周辺一体ではなく、それぞれをどういうふうにしていくか考えるという方向性ということになるんでしょうか、この内容ですと。その辺りをちょっとお聞かせいただきたいです。
先ほど、プロポーザルの実施ということでお話しされていたんですけれども、順番として、これからの進め方の順番として、まず、町である程度の企画というか、こういうふうにしたいという要望をつくって、それからプロポーザルに出して、ワークショップと、こういう流れで進む予定なのか、そこの辺りも確認したいです。
令和3年度に計画の委託料が800万入っていると思うんですが、令和3年の中に何らかの計画を出すという、さっきお話、急いでいるのでというお話でしたけれども、何かすごく大きく転換をしたと思うんです。ラディアン周辺に庁舎を建てるというところから大きく転換したんですけれども、もう既に令和3年度に企画を立てることができるほどお考えがもう固まっているのであれば、ある程度お示しいただければと、青写真があるからこそお出しになっているんだと思いますので、そこについてお聞かせください。
そして、歩道の整備についてですが、今までされてきたことはお伺いしました。それで、今後は少し予算的にも厳しいと、今のところは補修等を考えていらっしゃるということなんですが、何も急いでやるというのは難しいと私も思うんですが、長期的なスパンで、やはり子育て世代の移住も我が町では考えていますし、高齢者も増えるというのは間違いないので、この辺りを少しずつでも計画し、歩道の整備をしていくというお考えはないのかどうか、そこの辺りをお聞かせください。
それから、戦略的行政運営です。様々な研修のことは今お伺いしましたけれども、この執行者のトップってやはり町長でありますので、町長が職員をどんなふうに育成していきたいのか、人事の方針は分かったんですけれども、どんな職員になってほしいと思っていて、そのために具体的にどのような動きを町長自体がされているのか、例えばコミュニケーションを取るようにする機会を何か定期的に設けているとか、何かその辺りのお考えと具体的にやっていることがあったら教えていただきたいと思います。
それで、あと、全体的なんですけれども、ちょっと分からなかった点があるので教えていただきたいんですが、令和3年度の予算構成として、これは町長としては、金縮なのか、積極的な投資の令和3年度なのか、ここのところ積立てもずっとされながら続けてきていらっしゃると思うので、令和3年度で結構なんですが、どういう考えでこの予算立てをしたのか、なるべく令和3年度は積立てもしていないとは思うんですが、どういう考えなのかという、積極なのか消極なのか、その辺りを聞かせていただきたいということと、あと、もう一つ、令和3年度全体を通して、町長がこれが肝だという根幹、これはもうやるんだという政策についてはどれなのか、幾つか分かれてやることは分かっているんですが、その中でも、こういう町にしていくからこれを令和3年でやるんだというようなところについてはどんな点なのかというところです。
それから、最後になりますが、この施政方針にある、町長が考えるいつまでも住み続けたい町とは、令和3年度限定で考えたときに、この点を目指すための具体的な政策、いつまでも住み続けたい町につながる具体的な政策と、それがどの部分に予算が反映されているのか、この辺り、先ほどの1個前の質問とちょっとかぶるかもしれません、合わせてでも結構ですので、この辺りについて、ちょっと幾つかになりましたけれども、お願いいたします。
9: ◯議長【
善波宣雄君】 町長。
10: ◯町長【村田邦子君】 多岐にわたっていますので、ちょっと抜けてしまいましたらまた言ってください。
まず最初に、小中一貫教育の考え方と、あと、進め方、町民にいろいろと共有感を持って進めなきゃいけないと思いますので、その辺だと思います。
1つは、目的というのは、繰り返しになりますけれども、やはり具体で言うと、中1ギャップをなくすとか、さっきも言ったように、9年間の中でのそれぞれのいろいろな科目がありますけれども、その個人個人、その子その子に応じた学習の進め方、それをしっかりと小中連携しながら、担いながら、よりプラスになるような、そういった意味でカリキュラムづくりというのを今やっているというふうに聞いております。その検証なども丁寧に進めているというふうに聞いていますので、その効果は出るというふうに私は感じております。
それとともに、もう一つは、実は皆様のほうにも含めて示さなきゃいけないのは、この間も吉新先生という川崎からいらした、それが今回、大磯にお住まいになっているということもあって、誰一人取り残さない、そういった形の教育を小学校も中学校も一緒になって、本当に各校長先生を含めて、その辺からもそれに取り組んでいきたいという声が上がって、この間ずっと取り組んできたということなので、そういった意味で、本当にその手法はカリキュラムであったり、いろいろなやり方があると思うんですけれども、やはり個人個人の個性を生かす、そしてさらに能力を本当に伸ばしていく、そういったきめ細かなこういう教育ができるであろうということを進めています。
そして、小中一貫教育のニュースといいますか、教育だよりというのが、実は、今日ホームページを開いていただければアップされているんですけれども、今もう何号になるのかな、20号近く出ていたんですが、それが内部ではもちろん共有化しているんですけれども、町民の皆様のほうには、ちょっとその辺の便りをお示していなかったんです。それは別に内部だけで見るものじゃなくて、見れば本当に保護者の方、町民の方、地域の方、子どもたちも含めて読んでいただければ、どういう形で今進んでいるのかというのが分かるものでありました。そういったことも含めて、一生懸命に内部で議論しながら進めているんですけど、確かに町民説明会を開いて、どこにどういうふうな統廃合なんていう話で止まっていて、その先どうなるんだろう、今何をしているんだろうということがちょっとお示しできていない状況というのは痛感していますので、そういった意味では、そういったものをしっかりと示していくということもそうですし、今後は、せっかく吉新先生が大磯にお住まいで、そんな遠くにいるわけでもないですし、先生だけではなく、保護者や地域の方にもそのお話を聞いていただくような機会を、3年度はぜひもって、なぜこれを進めていくのかという、その実践の中で、今どういうところまで来ていて、これがどういうふうに進んでいくのかということを、ちょっとこういうコロナの状況ですけれども、なるべく広い会場で、フォーラムのような形で、シンポジウムのような形でも私は開いていきたいと思っています。これは別に予算にそれがあるわけじゃないんですけど、そういった形も含めて、やはり情報をしっかり出しながらフィードバックしていきたいと思っております。
そうやって進める中の責任はもちろん教育委員会主体で、教育の部分で考えていきますけれども、しっかり行政の長として、その責任、その部分で足りないところ、不十分なところはしっかり指摘しながら、やはり児童生徒のために、そして、地域のためになる教育というのをしっかりつくっていきたいと思っております。
そして、一色小学校区地域再生協議会の部分で1つ、その中では、他地区への展開というのが当初、お話もあったのではないかということとか、いろいろその効果のことが、今質問があったと思います。
その中では、他地区というよりも、町内全域に影響した部分もあれば、まだまだ一色小学校区、百合が丘一色、緑が丘地区での中でまた課題解決をしなきゃいけない部分もあると思っているんですが、1つは、例えばコミュニティ・スクールなども先駆けて進めました。結局は、なかなか押しなべてということはなく、二小学校区は二小の特徴があったり、山小学校区はその特徴があったりといって、今も全校で始まっていますけど、やっぱり小学校の特徴がありますので、その特徴を生かしながらですけれども、やはり先駆けて進めたことによって、コミュニティ・スクールって最初は何なんだろうみたいなところの本当に大きいクエスチョンの地域の方も、学校の先生ですらちょっとクエスチョンなところもあったところが、進めて、そのモデルにはなったのではないかと思います。今全校で進めようとしている中では、やはりその先駆けがあったからこそ理解も進むし、まずいところはちょっと訂正しながら進んでいるという状況になっていると思います。
あと、それぞれの先ほどお話ししました様々なやってきたこと、課題の中で、やはり引き継いでいくところを引き継いでいくというか、ちょっと一色小学校区だけではないところで、もう人って、例えば高齢者の移動支援なんかの問題はやはりそのままということでもなし、そこだけで話を進めていてもまだまだ課題はありますので、今年度も、その研修などを全町対象に行っていきたいと思いますし、富士見が丘のほうだと、例えば移動支援も少しモデル的に住民主体でやっているところもありますので、そういったちょっとほかの地区との交流といっては変ですけれども、その辺をお互いに見ながら、自分たちでどういうことができるか、行政として支えられるところの研修なども始めていきますので、取り組んできた課題それぞれに、やはり行政としてサポートしなきゃいけないところを今年度、3年度は聴取しながら、抽出して取り組んでいます。
あと、人生100年時代と施政方針にも書かせていただきましたけど、これは何も生涯学習、生涯教育、ちょっと言い方はあれですけど、趣味というとあれですけど、そういうことではなくて、やはり本当にある意味、働くときを終えて、リタイアした後もまだまだ長い人生で、そこからまた第2のそういうことを今の時代、人生を過ごしていく、そういう社会になってきていますので、その中でそれぞれがやっぱり生きがいを見つけて生き生きと健康に暮らせる方法、そういったものを示していく必要があると思っています。そういう場の提供も必要だと思っていますし、そういったことがモデルとして、再生協議会の中ではいろいろな部分で行われてきたと思っていますので、ほかの地区でもやれることをやりたいことがあれば、それは支えていきたいと思っておりますので、今年度、3年度が再生協議会としては最終年度になるんですけれども、そこでぷつっと終わるわけではもちろんないと思いますので、それをどう地域で、今言ったように、人と人とのつながりで、やはり生き生きと元気につながれる、暮らせるということがすごく示されたわけですから、それをどう人生100年の時代につなげていくかという、ちょうど3年度が試行錯誤していく時期なのかなと思っています。それがまた、全町的にも、ほかの地域でも、既にいろいろと活動が今始まっていますので、その辺にもすごくいろいろな影響が、お互いにそこの部分は増えていくと思います。
あと、ふるさとの家のお話も先ほど出まして、この中で、3年度を入れて6年間の中で、国の交付金を使ってきた中では、あそこのトイレの改修なども行いましたし、あそこでも対応にいろいろと、それこそ県外から、町外からの方を招きながらとか、町歩き、地域巡りなども行って、県の住宅供給公社とも連携しながらいろいろなことをしてまいりましたので、今後も、あの部分が整理されて、活用できる部分はふるさとの家を含めて活用していきたいと思います。
今は再生協議会のほうで、グリーンにのみやというグループの方中心なんですけれども、地域と一緒に整備をしたり、活用しているわけです。今後も、その部分では、その皆さん方、まだまだそこで活動もしっかりしながら地域を支えていきたいというふうにも伺っておりますので、町とどう連携をしながら、せっかく一色にありますああいう古民家ですから、それをどう活用できるか模索をしていきたいと思いますし、また、マップを作ったり、道しるべというんですか、そういうのも結構整備して、町内、町外の方、いろいろとあちらの一色地区のほうの散策などもできる状況にもなっておりますので、それらもぜひ活用していただきながら、町の1つの魅力としてつなげていきたいと思っております。
あと、生活の質の向上をどう捉えているのかということだと思います。この中で、生活の、ここに暮らして、二宮に暮らしていただいている、そういう皆様方の中で、経済的な部分というのはもちろんそれは基本ですから、あると思いますけれども、その中でやはり二宮の自然豊かであったり、よく聞くのは、私はやはり町外からの方にも本当によくこの言葉は聞くんですが、二宮の方は本当にフレンドリーで、どの方に会っても、どこで会ってもいろいろな方が温かい方が多いねというふうに、これは本当にお世辞ではないと思うんですが、そういう感覚を持ってこの二宮に来てくださる方が多いというふうに感じております。そういった部分のところで、この二宮のよさを本当に感じていただきながら二宮の中で暮らしていく、それは子育てをしている時期もあると思いますし、年を取って夫婦2人で最後を迎えていく中でも、本当にゆったりと幸せを感じていただきながら過ごしていただける、そういったまちづくりというのをしっかり努めてやっていきたいと思っております。
先ほど、多分最後のほうになると思うんですけど、その中で、令和3年度もやっていく事業、それぞれが二宮の本当にある、ないものをつくり出すというよりも、ある自然だったり、ある条件を活用しながら楽しんでいただける、より豊かな生活を感じていただける、そういった施策を進めているというふうに感じています。
また、最後のところで、どういう施策というのもさっきご質問があったので、お話ししたいと思います。
あと、責任と書いてある、何の責任だ。(「協議会」との声あり)これは、協議会だから再生協議会のほうの責任ですよね。今までそういった交付金を活用してきました。(「これってあれでしょう、東大果樹園じゃないの」との声あり)ごめんなさい、責任は東大果樹園のほうですね。すみません、メモだけなので、分かりました。
あと、もう一つが、もう一つの魅力である東大果樹園跡地の活用ですね。この中で、これはある意味ちょっと、今現在進行形で私も進んでいるというふうに本当に感じております。さっきもお話ししましたけれども、令和3年度からは南側のC地区とさっき言いましたけど、ちょっと皆さんに図が分からないとあれなんですが、一番中で南側の地域なんですけれども、そこにちょっとこんもりとした芝生広場を造って、トレーラーハウス、それを設置しますので、それらを活用していただく部分というのは事業提案を募集したいと思っております。そこの部分については普通財産として貸し付けていくということになります。
一方で、今年度整備するトイレがありますけれども、トイレの部分は日常の管理もやはりどうしても必要ですので、町として、その部分は管理していくというふうに考えています。
将来的に跡地を町として管理していくためには、もちろん住民に幅広い、先ほど子どもから大人までいろいろな住民の方にそれを提供していくということですので、やはり行政財産として位置づけるという必要も今後出てくると思います。その上で、業者を選定して管理委託を行うのか、先ほどご提案のあった指定管理者というのを募集していくのかという流れになってきますけれども、まだその辺、もう少しちょっと時間がかかっていくかなと思っております。
ただ、やはり今の状況でというのはよしと思いませんし、大変すばらしいところで、今言ったようにトイレの整備、駐車場も整備されてきた、より多くの方に利用される状況になっておりますので、しっかり町としても、その辺分かりやすくPRしながら、令和3年度、活用していきたいと思いますし、今後は行政財産としてどう位置づけていくかということを町として検討していかなくちゃならないというふうに思っております。
令和9年度までの中で、今後投資していくのがというのは、さっき短期、令和9年度までの話の中で……。(「期間が決まっているので」との声あり)その中でですね。(「それに対しての更新はどうかと」との声あり)分かりました。
今、最低限のインフラの部分は整ってきたと思いますので、そして、何がそこのやはり魅力かというと、ちょっと言い方はあれ、手つかずの自然といいますか、きれいに地面が舗装されてということではない手つかずの自然というのがやはり大きな1つの魅力になっていると思いますので、それを逆に生かした中でということで、ただ、やはり安全に、より多くの方にというところでは、最低限度の管理の部分は委託なり直営でやるのか、その辺も含めて、そういった意味での投資というか、管理費はかかっていくと思います。
あと、全町民の利用しやすいように、私も本当にそう思っております。どうしても今ちょっと協議会の皆さんに任せてやっているせいもあって、皆さん、いろいろ考えてくださるんですけれども、ちょっとPRなども間際にならないと出てこないのが、本当にそこが大変厳しいところで、それは私も感じておりますので、その辺を補うのはやはり行政の仕事だと思っておりますので、いち早くお知らせして、今も、そのオープンデーも含めてですけど、別にどなたにあそこに入っていただいても全然構わない状況ですので、そういったところもしっかりPRしながら、今も大分、お散歩に来られたり、ご高齢の方がいらしたりという、そういうことも見受けられますから、より本当にこの町内でも、遠くの方もいらっしゃると思いますので、そういう方にもあそこでどんなことができるのか、どういう場所なのかを分かりやすくしっかり示していきたいと思います。
あと、吾妻山のところなんですが、先ほど、障がい者の方とか、ご高齢の方にぜひ眺望を味わっていただきたいということのお話です。その中では、その手段としては、園路の車が入っていける部分というのは最低限整備はしていくんですけど、町内のタクシー会社を使っていただくということを検討して、実際、町内のタクシー会社のほうからは、ちょっとここだけを切っていただけたらとか、ちょっと凸凹を直してもらえたらスムーズに上まで行けるというお話は実際もうしておりまして、了解もいただいております。そういう意味で、園内の道路の改修というのを令和3年度中に行いまして、なるべく早い時期に行って、試行実験じゃないんですけど、それなどもちょっと令和3年度中に一回やりたいと思っております。
ただ、菜の花期間中とか、あと、春先の子供の遠足が多い時期というのはやっぱり危ないですから、多分そうなると、秋の遠足の季節を終えて菜の花が始まるまでの間ぐらいに、一度タクシーで乗り入れられるというような状況をちょっとテスト、テストといいますか、試行運転などもしながら進めていきたいと思っております。
それから、四季を通じて、ある意味年中というような、いろんな手段でそういう方も見えるんじゃないかということですけど、先ほどのお話では、もう一方では、やはり頂上の本当に360度の眺望が売りというか、魅力だと思いますので、そういう意味での剪定もちゃんと計画的にしていきますし、あまり変に手を入れない部分は、私は逆に必要なのかなと思っております。
ただ、やはり一方では、菜の花も植えっ放しでいいわけではもちろんなく、手入れもしなきゃいけませんし、そういった意味では、新たな魅力も考えながら、やはり自然のよさというのをしっかり生かしながら、吾妻山の魅力向上に努めていきたいと考えております。
あと、プロポーザル、庁舎づくり、庁舎と新しいまちづくり計画の部分ですね。
プロポーザルで示していくということでお話しさせていただきました。役場と、例えばですけど、保健センターはもちろん離れていて、子育て中の方にとっては、保健センターに行ってみたり、こちらの本庁のほうに来てみたり、大変ご不便をかけておりますので、そういった意味では、機能的には一緒にしていきたいということであったり、あと、ラディアンの部分も魅力をさらにこの20年たった上で考えていきたい。
先ほどお話ししたところを、だから、こことここを一緒にして今の工程を入れる、その具体まではもちろん、そういったところを条件は示させていただいて、その部分、どういう組合わが一番利便性がいいのか、一番町民にとっても魅力アップになるのか、そういったことをしていただく部分がプロポーザルになるのではないかなというふうにもちろん考えておりますので、そういった部分、しっかり条件の部分、条件をしっかり考えなくては逆にプロポーザルの俎上に乗りませんので、その辺考えていきたいと思っております。
青写真というか、おっしゃっていましたけれども、やはり駅前、この役場を中心として、先ほどお話ししたように、役場だけでなく古い公共施設が連なっておりますので、教育施設の部分、体育館の部分もあります。そういったところをしっかりと次の世代につなげていくためにはどういう複合化がいいのか、どういう立地がいいのかということを、こちらはそう思っているんですけど、その部分も含めてプロポーザルの俎上に乗っていくということになると思いますし、そこからやはり商店街を連なって、ラディアン周辺というところは、やはりある意味、もう駅と二宮町の中心地であると思っておりますので、北口商店からそこの部分につながる部分、その辺も、やはりこれからの町民にとって使いやすく、魅力がさらに、先ほど言った、この町に来て、ここで子育てしてよかったなと本当に思ってもらえるような、次世代に満足いただける、そういったまちづくりを、プロポーザルでしっかり示していきたいと思っております。
あとは、歩道の具体の何年にというのはあれなんですが、やはり今後、3年度も釜野のところの歩道の補修、修繕というんですか、そこは行います。新設の部分もやはり本当に先ほど繰り返しになりますけど、用地買収とか、実際この歩道の拡幅をしたいところは正直山ほどございます。
その部分で、地権者の方もいらっしゃいますし、その他の条件もありますので、その辺粘り強く時期を見ながら交渉のほうも進めてまいりたいと思います。やはり安全には代えられないものだと思っておりますので、そういった中で、ちょっといつ、どこの歩道というのはありませんが、やはりあそことあそことあそこはぜひ広げたい、ぜひ歩道の部分をこうしたいというところも持っておりますので、その辺、今後示される時期が来ましたら、また早めに皆さんのほう、また地域にもその辺はお話ししていかなきゃいけないと思いますので、示していきたいと思っております。
人材育成、職員の基本方針のほうは、町のほうでも先ほどお話ししたように、持っております。基本は、その中で、町民のために自分たちは仕事をしながら何ができるんだろうと、常にやはりそういうのを考えながら取り組める職員というのが本当に重要だと思っております。
それに1つ、今回のやはりコロナ禍で、様々な事業をもちろん予定している、予算もつけた様々なイベントだけでなくても、事業そのものも予定していたのがなかなかそのとおりいかなかったことが令和2年度は本当に多々あって、ご迷惑はかけている部分があると思います。
そういったところで、コロナだからしようがないといってはあれなんですが、できないということだけではなくて、じゃ、どういう形を取ったら町民の皆さんにその事業の目的をお届けできるのか、そういったこと、本当に頭を絞って、もうそれこそモデルはないわけですから、こんなことは初めてなわけで、そういったところにも対応できるような、そういったことは本当に必要だというふうに私自身痛感いたしました。
職員の部分は本当に痛感していると思いますので、そういったところでは、今言った中で方針を持っていくんですが、もう一つは、その育成の中で、評価があります。人事評価、やはりそれをちゃんとしっかり使っていきたいなと私も思います。目標を持って面接をしてとさっきも説明しましたけど、部下と上司、そういうふうに面接をして、その目標に向かってどうしていくんだということをやっているんですけれども、その中でしっかりコミュニケーションを取りながら、個々の、やはりその職員だからこそできる仕事ってあると思うので、その能力を伸ばしていくという意味では、しっかり面接をしながら目標を設定して、それをしっかり評価をする、やはりそこはモチベーションが高まって、ひいてはそれが全体の町の力になっていくと思うんですね。やはり評価をしないと、私は逆にモチベーションも高まらないと思いますし、こういう公務員ですから、民間のように売上げが幾らとか、そういうふうに如実に出るものではもちろんないですけれども、それぞれの中で、今年の目標、今年度の目標、ひいては今後5年間の目標というのはそれぞれ持っているわけで、やっぱりその目標というのは、自分だけでなく、それが町民に返っていくということが目標であると思いますので、それをしっかり実現できるように上司とやり取りを毎年していく、その中で評価もしっかりしながらモチベーションを高めてもらう、そういった形の人材育成、人事評価に結びつけていきたいと考えております。
あと、全体として、財政状況の問題、ご指摘がありました。この二宮の場合、ある意味大きな企業がたくさんあって企業城下町のような町ではないので、一挙にそこの法人税が冷え込んでということは逆にない、ある意味住民税でちゃんとやっている部分であるので、落ち込みというのもあるんですが、もちろん今回は大変厳しい財政状況の中での予算組みとなりました。
その中で、重点をどういうふうな形でつけたんだという話、やはり経常経費じゃないですけれども、福祉であったり、教育であったり、これはもう削るとかいう話は論外であって、やらなくてはならない部分は多々あります。その部分が本当に大きく占めていますので、そこはしっかりつけていきたいし、そのことが先ほど、いつまでも住み続けたい町ということをお話ししている中で、やはりこの町に住んで安心感を持って住んでいただくということが、1つはそのベースにもちろん最低限の中で私はあると思います。
そういう意味では、そこの部分は押さえていきたいと思っておりますし、その中では、少子高齢化が進んでいる中では少子化対策というのもありますが、一方では、高齢化はもう待ったなしで進んでいますし、様々に今、各世代、家庭に内在しているいろいろな問題がすごく複合化しているし、本当にそういう状況で、世代間の問題が連動して問題を複雑にしているという状況も実際ありますので、ことわらない相談窓口などもしっかりつくり、窓口だけじゃないかと言われるかもしれませんけど、まずはそこで受け止めて、相互の連携、そして、他部署であったり県、国にもつなげていけるような体制も取りながら、まずは内在している問題というのに向き合っていきたいと思います。そのことが、どんな方に対しても安心感を持ってこの町で住み続ける、暮らし続ける、そういったことにつながると思います。
その中で、もう一つは、この町の自然、やはり首都圏からそう遠くない中でありながら、海があり、吾妻山があり、東大果樹園のようなまだ自然の多く残った大きな原っぱがありというところで、そういったところをしっかり生かす、そういったところでの生活、非日常なども楽しんでいただける、そういったことを今年度、それぞれ進めていきたいと思います。
ただ、職員がそれを全部やるというのではなく、今もありましたように、多くの町民の方、それは協議会であったり、いろいろな形を取っておりますけれども、住んでいる方々のお力を借りながら進めているところですので、なかなかすぱっと見えない部分もありますが、ただ、そのよさを生かすというところでは共通しておりますので、それを職員がしっかサポートしながらコミットして、町民の皆さんの力をより倍増できるように、しっかりその部分を支えていきたいと思っております。以上でいいですか。
11: ◯議長【
善波宣雄君】 羽根議員。
12: ◯2番【
羽根かほる君】 それでは、最後の質問をさせていただきます。少し要望も入れながらのところがありますので、要望ですと言いながら、ちょっと進めていきたいと思います。
まず、学校教育についてなんですが、先ほど町長から、小中一貫教育については、なぜそれを進めていくのかということを理解していただけるような、専門家のご意見を聞く機会など、そういうものも考えたいということで、やっていきたいということでしたので、ぜひそれはやっていただいて、理解を得ながら進めていただきたいなと思います。子供たち、そして、親御さんたちも含めてご理解ができるようにぜひ進めていただき、これは要望です。すみません、お願いします。学校教育はそれで以上になります。
一色のほうなんですが、先ほど研修というお話をされていましたよね。一色の研修を何かされると、ちょっとそれがよく分からなかったので、そのことについてだけ、一色小学校校区地域再生協議会で研修と何かおっしゃっていたと思うので、ちょっとまとめると、こういう方向なのかというところなんですが、人と人とのつながり、一色地区だけではなくて全体的につながりを生んできたという、そういう形をつくってきたことが成果であって、それはこれからも続けていきたいと、そういうことでしょうか。これは質問です。
確認なんですけれども、その形としては、学校との連携のような地域と共にある学校づくり、学校を核とした地域づくりという、そういった形の方向で進めていくのかどうか、令和3年度、この辺りについて、これは質問ですので、お聞かせいただきたいです。
それから、東大果樹園の跡地についてですが、ご答弁をお聞きすると、行政財産に切り替える方向でお考えになっていて、令和3年度にするということではなく、先々そういう方向でお考えになっていて、町が責任を持って管理するけれども、町民の方々に使っていただけるようなアイデアを募りながら活用していくという形と、あとは、指定管理制度を活用してこの土地を生かしていくという、そんなお考えで合っているのかどうかをもう一度確認させてください。
それと、町長としては、ここはどうなっていることが一番いい状態なのかということ、ここの土地の求める姿、そこをちょっとお聞かせいただきたいです。
それから、吾妻山公園については、タクシーをまずは試験的にやってみるということで、これは、行きたいなと思った方が自由にタクシーに乗っていけるようにというイメージなんでしょうか。それとも、町が連携して、ある特定の時間に集合してもらえれば、そのタクシーでピストン運行じゃないですけど、何かそういう形をイメージしていらっしゃるのか、そこを聞かせいただきたく、ということは、歩いて登るというイメージではなく、もちろん様々な方が上れるとなるとそういうことになるんだと思うんですが、タクシーを使ってということで、これで合っているかどうか確認させてください。
それと、(仮称)駅及びラディアン周辺施設まちづくり計画なんですが、整理をしますと、例えば庁舎と保健センターは、形ではなくて機能を一体にできるように、不便がないようにしたいという方向性とか、ラディアンは20年たった前の形にしたほうがいいのか、どうしたらいいのかということも、こんなふうにしたいと思っているんだよということをプロポーザルの業者に投げて、そこである程度案を出してもらうという、そんなイメージなんでしょうか。
それで、そのプロポーザルで出てきた案を今度はワークショップで考えていくという、こんな流れなのかどうか、ちょっとその辺りを教えていただきたいのと、そうなると、ちょっと今気がついたんですけど、かなりの額になるのかなと、この計画が、それはどんなふうに今何かお考えのところがあって、以前ですと庁舎の費用が幾らという話をしていたと思うんですが、全体的な構想となると、これを実施するには相当な額になると思うんです、予算額に。この辺りは何か考えていらっしゃるのかどうか、そこをお聞かせいただきたいです。
それから、歩道の整備については要望です。やはり手をつけなければずっと変わらないと思うので、まずはこの計画から、少しずつでも利便性をよくするような方向性を見いだして、少しずつでも準備をしていただきたいというのが要望でございます。
それから、戦略的な行政運営については、評価制度を利用したい、利用したいという言い方は変ですね、評価がなければ、そこをしっかりやることで職員のモチベーションアップにもつながるというお考えだったのかなというふうに理解をいたしました。
それで、町長が目指すまちづくり、こんな町にしたいというのは、自然を生かし、安心感を持って住める町と、それで、今、様々な世代を超えて、様々な課題が根深くある状態、そこにしっかりと向き合って、それで、そこを何らかの形で解決する方法を探りながら、安心して住めるような町にしていくという、こういうお考えなのかなというふうにちょっと私は理解をしたんですけれども、そういうことでよろしいですかね。そこの確認をちょっとさせていただきたいと思います。以上です。
13: ◯議長【
善波宣雄君】 町長。
14: ◯町長【村田邦子君】 順番に、すみません。
最初は、一色小学校区の再生協議会についてということで、今協議はもう順次進めて、話合いも始まっている中では、いろいろな部会がつながっている中で、全てを今後も自分たちでということではない部分、さっき言ったように、福祉のほうに切り離していったり、別のところに、小学校との連携なり、コミュニティ・スクールであったり、そういう部分に連携が進んでいく部分もあると思うんですけど、やはり皆さんの中のほうの声だと、やっぱりちょっと事務局的な機能もやはり必要ではないかとか、ご心配があるようで、その辺をどうしていくかという今話が進んでいる中では、それぞれの地域の自治会がありますので、今までも連携しなかったわけではないんですけれども、自治会の組織とはまた別に再生協議会というのが出来上がっていた部分もありますので、やはりそれぞれの自治会、町内会と連携しながら進めていくという方向も必要であろうというふうな形で、今お話のほうもそれぞれの地区で取りまとめながら進んでいるというふうに聞いておりますし、その方向性も出てくると思います。
大きくというと百合が丘、緑が丘、一色と、20地区のうちの1つなんですけど、さっき言ったモデルというのは、本当はやはり将来的には、この20地区がさらにもう少し大きな地区割にならざるを得ないだろうというようなことも見据えながらこの活動も始まってまいりましたので、そこで、確かに自治会は違うけれどもすごく連携は、人のつながりと言いましたけど、その連携は深まりましたから、それをさらにここで途切れさせてしまうのは将来に向けては大変もったいないことですので、その部分も含めて、それぞれの地区が連携しながら、自治会が連携しながら地域の活性化というのに取り組んでいただける方向を今つくって考えている、本当に今進行形だと思います。それをまた町もお任せするのではなくて、しっかりそこに支えながら今おりますので、またその結果を見ていただきたいと思います。
あと、東大果樹園の部分は、町が管理していくためには行政財産としてということでありました。その中で、業者を委託でお願いするのか、指定管理を募集していくのかという流れもありますけれども、そういった手続上のことはもちろんありますので、将来的にはその辺を進めていかなくてはならないんですが、もう少し時間が、令和3年度はその準備段階になるのかなというふうに考えておりますので、ご理解いただければと思いますし、あそこの地域の活用というか、そのイメージですよね。やはり私は、既存の公園にはない魅力がある一方では、多くの方が遊ぶにはちょっとまだまだ整備できていなかったり、いろいろな古い建物とか、ちょっと使えていない公園などが現実に残っちゃっていますので、いろいろな部分、そういったところも考えながら、より多くの方に、あと、またいろんな団体もあそこでいろいろ活用できると思うので、その部分、そういった意味では、そういう活用の仕方を模索していきたいと思います。
また、こういう使い方もできるのではないかというようなアイデア、ご意見がありましたら、ぜひお寄せいただきたいと思います。
あと、タクシーの部分です。基本的には、なぜ車でタクシーという発想といいますか、それが今回出てきたかというと、やはり障がいのある方の階段であったり、梅沢からの坂、あの辺、どの順路からしても、まずは何しろ歩いていかないと上まで行けませんので、障がいのある方であったり、ご高齢の方があの眺望を楽しめないという声がありましたので、どなたでもタクシーで好きなときに行けるという話ではないと思っています。ちょっとその辺の時期であったり、ルールは今後、まず決めていかなくてはならないんですが、やはり障がいがあったり、ご高齢の方で1人ではちょっと行けない方、付添いの方と行きたいとか、そういう部分を優先的な形で始めていきたいと思っております。
園路を整備するといったって、別に往復というか、すれ違える道路ができるわけではもちろんないので、やはりその部分も行きとちょっと調整しなきゃいけないと思いますし、その方法をどうしていくか、今後また工夫をするような予定ではおりますので、その辺、早急にまた詰めながら、試験運行のときにぐらいには、まずはこういう方法でやっていこうというのを皆様のほうにも早めにお示ししたいと思っております。
あとは、駅前のまちづくり計画です。その部分で、予算のほうもありましたが、一応、今年度800万、それで詰めてまいります。
その中で、条件を、今後また皆さんのほう、皆さんというか、しっかりつくりながら示して、ちょっとワークショップとの絡みをどの時点でというのはもう今後になりますけれども、一緒に募集もしなくてはなりませんし、その条件設定などもすぐ進めていかなくてはならないと思いますので、その辺もまた、今はこういった、先ほど述べたような幾つかの条件が考えられるというところなので、より詳しくその辺も、議会を含めて、しっかりまたお示しをしていきたいと考えております。
あとは、評価……。私が目指すまちづくりの話でしたよね。お話ししていただいた、よくこのフレーズはいろいろなところで聞くと思いますけど、歳を取っても障がいがあっても安心できるというフレーズがありますが、やはりこれは基本だと思いますので、その中で、二宮の気候風土、自然、こういったものを思いきりそれぞれの方が享受していただけるようなまちづくりを進めていきたいと思いますし、そのためには、自然はもちろん生かしていきますけれども、先ほど言った様々な公共施設、それは町民生活をより豊かにするための公共施設だと思っておりますので、それがやはり20年前とはまた皆さんのニーズも違ってきていると思います。そこをしっかり今回のところでも受け止めながら、これから10年、20年、その先につながる公共施設の整備なども考えていくといったところ、ハードの部分もしっかり未来を見据えて進めていきたいと思っております。以上です。
15: ◯議長【
善波宣雄君】 羽根議員。
16: ◯2番【
羽根かほる君】 ありがとうございます。
それでは、要望をさせていただきます。
それぞれの政策について何をしていくのかというのはもちろん予算書などを見れば分かるんですけれども、町長の方針に沿って行政運営をしていった結果が一体どのような町になるのかという、やっぱり全体像がちょっと見えないんですよね。もう町長の中でお考えがあるのではないかなと思うんですが、ちょっとやっぱりそれが見えないんですね。
例えば今ある資源をリニューアルしながらさらなる活用を目指すのか、例えば公共施設にしても、資源を統合しながらコンパクトに町をしていくのかとか、町の大きな姿というか、そこはちょっとやっぱり見えなくて、いつも申し上げているんですけれども、やっぱりこの5年、10年、20年後も見据えて、どのような状態になったらいつまでも住み続けたい町になるか、具体的に常に検討を重ねていただきたいと思います。
やはり政策を実行するには町民に我慢をお願いする場面もあったりするのかなというふうに、例えば公共施設なんかもそうですけれども、多分出てくるんだとは思うんです。でも、理解を得るためには、町民がやっぱり希望を持てる、いつまでも住み続けたいと思える我が町のあるべき姿、こうだったら希望を持てるなとか、こんな町だったら住みたいなという姿を示すことが必要なんじゃないかなというふうに私は思います。
日々変わることもありますし、町長の中でのお考えもいろいろあるんだと思いますが、町長が目指すまちづくりを、分かりやすく根拠を持って丁寧に町民に説明をして、理解を得ながら進めていただきたいと思います。以上が要望です。
これで総括を終わらせていただきます。
17: ◯議長【
善波宣雄君】 これをもちまして、羽根議員の総括質疑を終結します。
暫時休憩いたします。休憩後の会議は午前11時25分から始めます。
午前11時08分 休憩
────────────────────────────────────────────
午前11時25分 再開
18: ◯議長【
善波宣雄君】 休憩前に引き続き会議を開きます。
次の方、お願いします。
19: ◯議長【
善波宣雄君】 渡辺議員。
〔9番(渡辺訓任君)登壇〕
20: ◯9番【渡辺訓任君】 皆さん、こんにちは。日本共産党の渡辺です。令和3年度の町長施政方針及び予算案について総括質疑を行います。
コロナ対策、新庁舎整備と危機管理、産業振興、小中一貫教育校設置、地域高齢者福祉についてお伺いをしてまいります。
まず、町民の命と暮らしを守る施策についてです。
新年度予算案は、引き続き新型コロナウイルス感染症の影響を受けるものだと考えています。感染症対策支援や事業者への継続的支援が盛り込まれ、施政方針では新しい生活様式があちこちで強調されています。予算編成に当たっては、新型コロナウイルス感染症に対する認識が前提として重要であると考えますが、どのように認識をされていますか。
また、町独自の感染症対策については令和2年度の取組について触れられていますが、令和3年度の取組としてワクチン接種を進めることが盛り込まれているほか、町内の経済動向やコロナ禍における課題を見極め、必要な支援を的確に届けるとの表現にとどまっています。町独自の新型コロナ感染症防止に対する考えはいかがでしょうか。
施政方針では、駅周辺からラディアン周辺へのまちづくり計画を立てるとしています。これは、昨年の町民ワークショップを受けて、公共施設を一体として捉え、それまでの基本構想は取りあえず棚上げにするものだと認識しています。もともと5年前の熊本地震を契機に、防災拠点としても、さらに来訪者と働く職員の安全を確保するという目的で具体化を急いだ新庁舎整備ですが、このことで整備の時期や財政面での見通しはどのように変わっていくでしょうか。
また、業務継続計画なども、2022年、令和4年度に新庁舎が竣工するという基で立てられてきたと考えますが、危機管理という面でもよりリアルなものが求められるようになるかと思います。この点、どのように対処されていくのか、また、全体の公共施設再配置や町有地活用に対する影響をどのように考えておられますか。
産業振興については、小規模事業の起業が大きく取り上げられています。具体的にはどのような産業を想定して、町に対してどのような影響を想定しておられるでしょうか。
町の経済活性化の1つの指標として、地域内での経済の循環があります。地域循環経済については、どのように認識をされていますか。
小中一貫教育校設置については、将来は施設一体型を目指しつつ、まず、施設分離型で進められるという方針が示されました。地域と共にある学校づくり、学校を核とした地域づくりという形で、地域での学校の役割について認識が進んだものと受け止めています。
一方では、小学校の単級化については対応すべき課題とされています。学区再編や特認校の設置という方策も検討されるとされており、地域とのつながりを大切にすることと、学区再編、特認校の設置は相矛盾するものとも見受けられます。今後、軸足をどちらのほうに置いて進めていくのか、お示しください。
地域福祉の充実と医療、介護、保健事業の連携強化がうたわれています。住み慣れた地域で安心して暮らしていく、身近な地域社会で自分らしく生き生きと暮らし続けることを目指すとしていますが、具体的にはどのような姿を目指しているのか、そのための本年度の施策は何か、お示しください。以上、ご答弁をよろしくお願いします。
21: ◯議長【
善波宣雄君】 町長。
22: ◯町長【村田邦子君】 それでは、渡辺議員の総括質疑について、要旨に沿ってお答えいたします。
初めに、要旨1のコロナ対策についてお答えをいたします。
現在、いまだ緊急事態が宣言された状況下にありますが、新型コロナウイルス感染症の猛威はこれまでの私たちの生活を一変させ、これまで連綿と継続してきた事業にも影響を及ぼしています。このような事態を打開する切り札としてワクチン接種が進められており、二宮町でも既にワクチン接種予算を計上し、町民の皆様が安全・安心な生活を少しでも早く取り戻すことができるよう、一丸となって取り組んでいるところです。
これにより一定の成果が確認され、社会情勢が落ち着きを取り戻し、町の諸事業もスムーズに履行できることが一番望ましいと思いますが、ウィズコロナという表現が使われているように、令和3年度中しばらくの間は、コロナウイルスを意識した生活が求められていくものと理解しています。
したがって、令和3年度予算編成に当たっては、新しい生活様式を念頭に置いた上で、各種事業について対応しております。
例えば、移住・定住事業については、オンライン相談を基本としたほか、「にのはぐ」でのオンライン子育て相談や、職員がオンライン会議に対応できる設備なども既に整備済みです。
また、公共施設についてもコロナ対策を進めており、アクリル板の設置などによる飛沫拡散防止策や除菌機能付きエアコンへの更新、トイレの洋式化などの対策を講じているほか、民間事業者に対しても、コロナ対策に資する物品調達を補助する制度を創設し、支援を強化しているところです。
さらに、令和3年度から、コンビニエンスストアで各種証明書類を発行するサービスを始めますが、繁忙期などに役場に人が密集することを抑制する効果も期待しているところです。
一方、先般、国の第3次補正予算による新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の追加交付額が示されました。この交付金の使い道としては、大きく経済・生活支援策と感染症対策が示されておりますので、短期的な経済対策のほか、中長期的なウィズコロナ、新しい生活様式への配慮についても注力し、バランスの取れた町の事情に沿った切れ目のないコロナ対策予算となるよう努め、事業内容を精査した上で、令和3年度補正予算として、できるだけ早く議会へご提案させていただきたいと考えています。
なお、交付金を活用するだけではなく、必要な場合に町単独事業としても速やかに予算化できるよう、令和3年度当初予算では例年以上に予備費を計上させていただくとともに、基金にも一定額を確保して、財政的に柔軟な対応ができる体制を整えております。
続いて、要旨2、新庁舎整備の時期や財政面での見通しと公共施設再配置・町有地有効活用に対する影響についてお答えをいたします。
当初、新庁舎整備については令和2年度中に実施設計に着手する計画であり、竣工時期は令和5年を見込んでおりました。これは後年度、普通交付税の基準財政需要額に算入される有利な制度である国の市町村役場機能緊急保全事業を活用することを見込んでいたためであり、当然、財源の見直しが必要になります。
これまでは、総事業費が仮に20億円とした場合に、庁舎整備基金として4億円、財政調整基金として4億円、市町村役場機能緊急保全事業債として12億円の地方債を借り入れ、後年度には3億6,000万円が地方交付税として交付されるという計画でした。
市町村役場機能緊急保全事業債が制度終了することに伴い、財源計画も全て再検討しなければならないこととなりましたので、極力町債の借入れを抑制するなど、町財政への影響を最小化する財源構成を改めて検討していく必要があるものと考えています。
その上で、まだ事業計画を見通せる状況ではありませんが、以前の計画で地方交付税により措置されると見込んでいた部分も、庁舎整備基金により財源を確保するなど、従前からの目標額を上方修正し、おおむね事業費の50%程度を基金に積み立てることを目標に掲げていきたいと思っております。
また、一方で、全体の事業費を精査しつつ、リース方式など、民間資金の活用についても検討する必要があると思っています。
今後のスケジュールについては、先ほど羽根議員に対する答弁でもお答えしたとおり、今年度、庁舎を含めた施設まちづくり計画として策定した後、令和4年度に基本設計に進む計画ですので、通常で考えれば令和5年度に実施設計を行い、令和7年頃竣工ということになります。
一方で、先ほど申し上げた財源の手当ての問題もありますし、このコロナ禍も早く収束させなければならないことはもちろんなのですが、今後の状況によっては、大規模な投資事業に踏み切るタイミングについて慎重な判断を求められることも考えておかなければならないと思っております。
いずれにいたしましても、できるだけ早い時期に災害対応拠点を整備することは急務ですので、しっかりとしたスケジュール感でまずは計画を策定していきたいと思います。
続いて、公共施設再配置・町有地有効活用に対する影響についてです。
先ほど羽根議員のご質問に対してお答えしたとおり、令和3年度中に策定する計画では、老朽化した施設の複合化を視野に入れておりますので、当然、施設の長寿命化や床面積の縮減につながり、再配置計画全体に示す理念に寄与することになると考えております。
令和2年度には、ラディアンだけでなく、学校施設や消防施設などについても現況調査を行っているほか、地区会館の耐震診断にも着手しておりますので、他の施設も含めて二宮町公共施設個別施設計画として取りまとめて、令和3年度に新たに設置する予定の担当課を中心に検討を進め、公共施設再配置計画の見直しにつなげてまいります。
次に、要旨3、町の経済活性化のための地域循環経済についてお答えをいたします。
町では、創業を目指す方々を支援するため、産業競争力強化法に基づく創業支援事業計画を策定し、平成29年12月に国の認定を受けています。
創業支援事業計画には、町商工会に創業支援のワンストップ相談窓口を設け、町や金融機関と連携し、創業時の課題を解決することや、専門家等を講師に経営ノウハウや事業計画等の基本的知識を学ぶ創業相談セミナーの開催などを位置づけ、実施しているところです。創業相談セミナーの実績は、平成30年度から令和2年度に、飲食業や小売業、整体などのサービス業などの創業予定や創業間もない方を含め、延べ26名の方が参加し、資金調達や販路開拓などの基礎知識を学び、創業の支援に結びついています。
また、町では、創業者を資金面から支援するため、創業資金の貸付制度及び町や政策金融公庫から創業資金の貸付けを利用した創業者に対して利子額を補助する制度を事業化しています。
次に、町の経済活性化や地域循環経済については、二宮ブランドを中心に取り組んでいます。二宮ブランドは、6次産業化を推進することによって地場産品の生産、加工、販売を地域内で循環させるとともに、雇用の場の確保にもつながることを目的に展開しています。さらに、農業、商業、工業の関係機関と連携した観光の促進による交流人口の増加を目指しています。
また、商工会では、創業後においても伴走型の事業者支援を行っており、町や金融機関、専門家と連携して、個別具体的な支援により健全な事業の推進が行われ、経済の活性化につながるよう努めているところです。
続いて、要旨4、今後の小中一貫教育の進め方についてお答えをいたします。
小中一貫教育についての考えは、先ほどの羽根議員のご質問でお答えをさせていただきましたが、小中一貫教育校の形が施設一体型でも分離型でも、これまで進めてきたコミュニティ・スクールを基盤とした地域と共にある学校づくりは変わらないというふうに考えております。学校運営協議会を中心に、地域の力を生かして学校運営を行っていくとともに、学校も地域の活動の場として積極的に施設や行事を地域に開いていくなど、学校を中心として地域の活動が活発になり、広がっていくことが望まれます。
一方で、町の人口が大きく増加する要因がない中、小中学校を統合せずに5校のままで進めば、規模の小さな学校はさらに小さくなり、学校運営に支障を来す状況になります。
この対応として、教育委員会において、施設一体型の小中一貫教育校を目指すことで学校規模を確保することも示されていますが、それまでには一定の時間がかかります。特に一色小学校の現状を見ると、できるだけ早い時期での対応が必要であり、コミュニティ・スクールとして地域の方々が力強く支えてくれてはおりますが、少しでも児童数を増やし、子ども同士の出会いの機会を増やしてあげたいと思っております。
その手法としては、学区の見直しや特認校制度の導入などが教育委員会で現在検討されています。具体的には、いきなり学区を再編するのではなく、学区の境の地域について通学できる学校に柔軟性を持たせるとか、特認校制度を用いて、学区は変えずに町内全域から通学できる環境をつくるなどということです。
どちらに軸足を置くのかというご質問ですが、地域と学校のつながりは大切です。地域で子どもを育てるという視点にしっかりと立って、学区を再編するのではなく、弾力的な方法で、早い時期に少しでも多くの友達の中で子どもたちが成長できる環境を確保することが必要ではないかと考えております。今後、教育委員会で議論され、方向性が示されると思いますが、町としても必要な協力を行ってまいります。
最後に、要旨5の地域福祉の充実と医療、介護、保健事業の連携強化についてお答えをいたします。
現在、地域の各種団体や町民の皆様をはじめ、福祉、医療、保健の関係者等が連携し、地域全体で高齢者を支えるサービスを一体的に提供できる地域包括ケアシステムの取組を推進しているところです。
町ではこれまで高齢者を中心に、誰もが参加できる身近な居場所として町内18か所で開催している地域の通いの場や、高齢者の社会参加、仲間、生きがいづくりの場としてゆめクラブの活動支援、様々な課題を共に認識し、地域資源の整理や生活支援について考えるお互いさま推進協議会や各小学校区の地域の協議体などの活動に取り組んでまいりました。
コロナ禍により通いの場を休止するなど、今までのように気軽に集まり、運動やおしゃべりなどの活動をすることが難しくなった中で、自宅でできる運動ポスターの配布や、町内の掲示板ごとに違うメニューを掲示した健康巡り、感染予防の啓発、民生委員・児童委員のポストインカードやゆめクラブの訪問活動により、孤立や閉じこもりなどの予防に対応してまいりました。
地域とのつながりは、介護予防にも心身の健康づくりにも大切なことなので、引き続きコロナの状況を見ながら地域や各種団体と連携し、活動を支援してまいります。
令和3年度には、8050問題など、ひきこもり、介護、生活困窮といった複合的な相談を受け止めることわらない相談窓口を新たに設置します。地域包括支援センターや平塚保健福祉事務所をはじめとする関係機関とも連携を取りながら、制度の狭間や複合的な課題の解決を目指してまいります。
認知症対応支援は、万が一のときには警察とも連携し、県下一斉に捜索協力をかけることのできる神奈川県認知症等行方不明SOSネットワーク事業を周知し、必要とする方の登録を促進するとともに、新たに登録者へ身元確認につながる見守りキーホルダーを配布し、ふだん持ち歩く物につけていただくことで、早期発見につながる段取りを組んでまいります。
また、中学生向けにも認知症サポーター養成講座を開催し、若い世代にも理解や対応力を身につけてもらい、地域で見守る支援体制を広げていきたいと思います。
移動支援については、一色小学校区地域再生協議会の移動支援検討部会や、富士見が丘1丁目のほほえみの会など、地域での取組として移動支援の活動が広がっており、介護人材の育成及び地域の人材発掘のため福祉有償運送等運転者講習を実施するなど、活動を支援してまいります。
今後も、高齢者の多い二宮町、コンパクトな二宮町ならではの特性を生かし、在宅生活を支えてくれる医療機関、介護事業所の専門職や隣近所、地域のコミュニティなどのつながりを持ちながら、さらなる地域包括ケアシステムの推進に取り組んでいきたいと考えております。以上です。
23: ◯議長【
善波宣雄君】 渡辺議員。
24: ◯9番【渡辺訓任君】 それでは、まず、コロナのことから少しお伺いします。
今のご答弁ですと、予算策定に当たっては、現状、コロナの状況は続いていくという、そういう前提で予算を立てられているというふうに理解をしますけれども、そういう理解でよろしいでしょうか。
それと、あと、新しい生活様式、これが非常にあちこちで出てくるわけですけれども、これは単に3密を避けるとか、感染予防をするというだけなのか、それとも、もっと根源的に感染症に対する考え方そのものを改めていくとか、そういうところまで含まれているのか、新しい生活様式について、どういうふうな定義といいますか、どういうふうな捉え方をしていいのか、その辺についてちょっとお伺いをしたいと思います。
それから、2点目なんです。先ほど、大体スケジュールとして、令和4年度には基本設計、7年度には竣工というふうな予定を話していただきましたけれども、今度、第6次の総合計画の策定も一方で進むということですね。
これまで、先ほどの話で、羽根議員に対する答弁の中でも、プロポーザルの中に含めるというところで、例えばラディアンの位置づけですとか、ラディアンをどういうふうにするとか、それからあと、町民センター、武道館、こういったものをどうしていくか、柔軟なレイアウトをどう取っていくか、そういうことも1つ例として挙げられているんですけれども、ある意味、これはもう当初から挙げられていたテーマじゃないかと思うんですね。そうしますと、やはり、今回は駅周辺からラディアン周辺へのまちづくりということになっていますけれども、一方で町全体を考える総合計画、これの策定が始まると、そちらとの整合性というか、そういうものもやっぱり話で出てくるんじゃないかと思うんです。
そうしますと、この予定どおりに本当に行くのかどうかということです。もっとじっくり、逆に言えば、総合計画できちっと位置づけて、それから今度、この駅周辺からラディアン周辺へ絞っていくという、そういう考え方も出てくるんじゃないかと思うんですが、その辺について1つお聞かせ願いたいと思うんです。
それからあと、そうしますと、今度は業務継続計画についてなんです。
令和3年の3月に改定をされているんですけれども、ラディアンを含めて、その代替施設の使用まではかなり具体性を持って、こういうものをちゃんと準備しておくとか、何台こういうものを置くとか、そういうところまで記述されるようになっています。
ただ、私、根本的な問題が逆に今度、生まれてきたんじゃないかと思っているんです。
1つは、倒壊はしないまでも、庁舎の建物や窓ガラス、照明器具などの設備の損壊が想定されておりと書いてありますよね。そうしますと、現庁舎で職員、来庁者の安全が本当に担保されているのか、それから、教育委員会は新庁舎より3年前に建てられていますね。そうなると、本当に役場庁舎は今調査されているけれども、耐震調査されていないという状況で、教育委員会のほうは大丈夫なのか。それから、あと、倒壊するまでは至らないとはいえ、庁舎の継続使用はできないという表現を取られていますが、庁舎外の、PCは使うというふうになっているようなんですが、ほかに必要な物品の運び出しとか、そういうものが本当にできるのか、それからあと、コロナ感染防止ということが新たに出てきましたから、そうしますと、130人の職員をラディアンのほうに配置するという、これが現実的なのかという問題がやっぱり出ていると思うんです。
ですから、私は、新庁舎の整備が遅れるということであれば、危機管理として抜本的な強化をする必要があるんじゃないかなと思うんです。それで、1つは、新庁舎整備の調査の中で1つ検討されていた仮事務所での業務です。これは一応、調査報告の中では3億円かかるとされていました。引っ越して、仮庁舎を造って、戻ってくるのに3億円だったと思います。そういう点について考えるべきではないかと思うんですが、その点はどういうふうにお考えかということであります。
それからあと、産業振興についてなんです。
産業振興については、新規就農者、それから商工業者で起業支援というのはやはり打ち出されてやっています。先ほど、二宮ブランドの推進についても触れられているんですけれども、1つ話に出てこないのが事業継承という問題なんです。
それで、いろいろ聞いていますと、やはり経済の活性化については事業継承の支援、事業継承がうまくいく以上に、そこに今度、新規の起業が加わると、そういうところでうまくいっているというふうな話も聞いています。
そうしますと、今回の予算案ではやはりなかなか、起業支援はスポットが当たっているんですけれども、その事業継承というところで、本当に商工会とか商店連合協同組合に対する補助だけでこれが十分なのかどうか、事業継承に対する支援というのはどのように考えておられるか、それをちょっとお伺いしたいのと、あと、就業者数を見ますので、やはり何といっても医療福祉、それから、製造、卸売、小売、先ほど町長のご答弁の中で、産業という話になると医療福祉というのはあまり触れられない。医療福祉はそれだけの価値はとにかくあるんですけれども、産業として見たときに、医療福祉というのは、町の中で一番大きな付加価値を生み出している。これ、2016年の産業施策に基づく地方創生のレポートですので、そうしますとやはり私、この医療福祉をどう支えていくかと、それから、後で触れますが、地域の福祉、これを結びつけて育てていくということが本当に大切じゃないかと思うんです。その辺について、医療福祉を産業としてどのように捉えておられるか、その辺についてちょっとお伺いをしたいと思います。
それからあと、小中一貫教育の件です。
実は、2020年は僅かですけれども、人口ビジョンで想定している人口よりも少し多かったのかな。それで、実際に、国のほうが本当に本気で子供を安心して産み育てる政策を打ってきたときに、人口ももちろん戻ることを期待しています。
先般、ちょっとお話を伺っていましたら、そうするにも女性の人口がもう減ってしまっているので、なかなか一世代では回復しないんだよというお話も伺っています。そうしますと、30年なり40年なりがかかるわけですが、それでも、今は人口が減るという論議ばっかりなんですね。人口が減るから学校の校舎も重たくなってくる、で、減らしていきたい。そのときはそのときで、また学校は根本に戻すというような、そういう考え方でいいのかという問題です、そこが1つあるのと、先ほどでも、地域とのつながりが非常に重要だということを伺っておりますので、その点ではある意味安心をするところなんですが、ただ、コロナ禍もあって、非常に少人数の学級編制というのがクローズアップをされて、それで、全国の知事会とか町村長会もそうですよね、要望を出す、そういう中で、国も35人学級を進めざるを得なくなったということになりました。小学校の単級についても、メリットもデメリットも当然論議をされているわけなんです。それで、小規模校についても、先ほどは学校運営の難しさということも指摘されましたけれども、子供の立場から取った場合にはメリットもあるよという論議もあります。
それで、そういう意味で非常に気になるのは、やはり単級に対して本当に問題視をされているように最近感じるんですが、その辺について、どういう論議をこれから進めていかれるのか、ちょっとお聞かせをいただきたいと思います。
それから、5番目になりますが、先ほど、町の福祉に関して断らない窓口をつくるということが説明をされました。それで、障がい、介護、生活困窮などの問題、それから課題にかかわらず受け付けていくということだと思うんですけれども、まず1つ、断らない窓口というのが、何かこれまで断っていたのか、それとも何かすごく違和感を感じるんですよ。断らない窓口という、あえてこれを出すというのが、実際には先ほど狭間にあるところとおっしゃっていたんですけどね。それで、生活困窮も、これは8050は関係なくて、とにかくひとり親家庭であるとか、それからあと、定年されてすぐでなかなか仕事が見つからないとか、そういう状況が今ある中で、本当に社会保障の窓口的に捉えていいのか、そこのところと、それから、もう一つ、この名前ですけれども、やはり実施するというときになったら、断らない窓口になるのだろうかという、ちょっと話を脱線するようなんですけど、そこを1つ、社会保障の総合的な窓口に位置づけられるのか、その辺も確認をさせてください。
それで、ちょっと5つのテーマと言っていたんですけど、共通の部分として、コロナ禍の中でいろんなことがクローズアップされてきたわけですよね。それで、いろんな生活の格差が広がったり、それから仕事を失ったりされる方もいると。
これ、町長のお考えを聞かせていただきたいんですけど、まだ終息はしていません。しかし、我々もいっぱい学んだことがありますよね。その中で、これはやっぱり町の政治として、市政として、コロナの中で得たもので、継承、発展させる部分と、それから、あくまでもこれはコロナのときのいっときの対応だったという部分と、その辺、区別されているところがあればお聞かせ願いたいなと思います。以上です。
25: ◯議長【
善波宣雄君】 暫時休憩いたします。休憩後の会議は1時5分から始めます。
午後0時02分 休憩
────────────────────────────────────────────
午後1時05分 再開
26: ◯議長【
善波宣雄君】 休憩前に引き続き会議を開きます。
27: ◯議長【
善波宣雄君】 町長。
28: ◯町長【村田邦子君】 渡辺議員からの再質問に対してお答えをいたしたいと思います。
まず最初に、ウィズコロナと言われている中での新しい生活様式についてというご質問だったと思います。今、世界で、私たちは本当に未経験な形の中で暗中模索している、そういう状況だと思いますけど、実際、今の災禍をどう乗り越えようかともがいているわけなんですけれども、これをどのように乗り越えたとしても、やはりその次にやってくる社会であったり、そういうものは今までとはまた違ったものに本当になってくると考えざるを得ないと思っています。いろいろなところで言われていますけれども、これまでも本当に、私たち人類は感染症との長い長い闘いの歴史で、これを克服してきたり、今もまだそういう部分でいろいろな病気も残っているわけですから、そういうことだと思います。そういう意味で、またこの新しい新型コロナウイルスのある社会、ある世界というのをやっぱり受け入れながらやっていく必要があるというふうに考えています。
その中で、今、感染拡大を防止していこうということを基本的な方針として、国、県、自治体、それぞれ取り組んでいるわけなんですけれども、そうかといって、ワクチンの接種も始まりますけれども、ゼロに全くということは早急にできる状況ではないということも現実だと思います。現実的には、やっぱり地域で新型コロナウイルスをもう発生させない、ゼロにしていくということでもなくて、もちろん限りなくゼロにはしていくんですけど、地域で発生することがあってももう拡大しない、感染を広げないということがやはり最大の大きな目的、感染症の対策になっていくのではないかと思います。
その中で、あらゆるところで警戒感を保ちながら、できるだけ早期に感染者に気づいて、適切な治療をしっかりと受けていただいて、それ以上の感染拡大をしっかり防止していくということが基本ではないかともちろん思っています。
その中で、今の社会の中で新しい新型コロナウイルスの感染症というのは、様々なところで私たちの社会が本当に過密になって、そういう新しい感染症に、ある意味、科学とかは発展してきたけれども、すごく一方で脆弱な社会であったなということもやっぱり気づかされています。私自身もそう思います。
その中では、基本的なことですけれども、発熱などのそういう症状があるときは無理をして仕事に行かない、外へ外出はしない、そういったことも、休むことというのも一方で当たり前の社会になっていくということになると思いますし、仕事でも、何のこともそうですけど、外出する場合の過密になる時間を避けたり、空間を避けたりとか、そういうこともお互いに気をつけていくとか、在宅で、今も役場でもそうですし、ほかの会社も対策を取っていますけど、在宅でできるような仕事は、今後もこれからの社会の中は、なるべくそういった形でできるようにする。オンライン会議なども、これが収束というか、だんだん収まってきたら元に戻るではなく、もうオンラインで様々なことができる社会の構造にしていく、そういったことをしっかり進めていかなきゃいけないと思いますし、日本人はそこの分、長けていますけど、こういったときの今、対策を取っている様々な衛生習慣、そういったこともしっかりと身につけて、これからも広めていく、そういった暮らし方をしっかり私たちが身に着けていくということが、今後のやはり基本的な対策になっていくと思います。これからは、感染症に新たな変異も出てくるという話もありますので、そういう感染症などにも強い社会というのを、しっかりと成長していく中で続けて構築していかなくてはならないと考えています。
そして、もう一つ、駅及びラディアン周辺のまちづくり計画案ですけれども、それと総合計画との位置づけなどのご質問がありました。
今、仮称ですけれども、駅及びラディアン周辺の施設、まちづくり計画と第6次の総合計画の整合性についてですけれども、ご質問のあったように、整合性を図る必要はもちろんあると考えておりますが、既に第5次の総合計画の今は後期基本計画ですが、そこにも位置づけております。新庁舎整備計画ということで位置づけておりますので、それをまた見直していく必要があるということになります。
令和3年度は2つの計画を同時に策定していきますので、その整合性を図りながら策定を進めていくということで、改めて時間を費やすことがないように、その辺はしっかりと連携をしながら進めていきたいと考えています。
そしてまた、先ほどのこれからのチャートといいますか、進み具合でいくと、庁舎の移転というのももう少し先になるのではないかというご質問の中で、この現庁舎の状況から見ての危機管理の強化とか、そういうことのご質問だったと思います。
その中で、役場庁舎に対する仮事務所を考えてはいかがかということで、仮事務所での業務についてということでありましたが、令和3年度に策定を予定している計画は、もちろん財源計画も含めて再検討をしていく必要がありますので、そうしていきたいと思います。具体的なスケジュールが見えてきた際には、長期間を要するようであれば、もっと長期間、事務所についても検討する必要もあるかもしれませんけれども、現役場庁舎は、耐震性ははっきり言いまして不足しておりますが、大規模地震で被災した場合に、業務をやはりその中では継続することは難しいというふうに言っておりますので、そういう状況ですが、その瞬間にぺちゃんこになってしまうというか、倒壊に至るまでは想定はしておりませんので、被災した場合については、大変いろいろなところの被害というのも考えられますので、業務再開までには一定の時間というのは要すると考えられますけれども、そういったことを含めて、日頃のBCPの業務の計画のほうの見直しを適時進めながら、しっかりと十分に対応のほうをしていけるように考えていきたいと思っております。今の状況では、現時点で必要な検討、そういった部分の危機管理も進めながら、できる限り短期間で移転もできるように進めていきたいと思っております。
そして、事業継承支援の部分です。産業の部分でのご質問、再質問がありました。
経営発達支援計画というのがあります。平成29年の3月に国の認定を受けまして、今、町の実施者としては町の商工会です。こういう計画があります。その中に、国の
小規模事業者支援法に基づいてこの計画は立てられているわけなんですけれども、中に3つの目標がございます。
その中の1つ目に、小規模事業者の減少を抑えるために、次代を担う若手経営者及び後継者のいる小規模事業者の育成を優先的に行い、小規模事業者の育成と増加に注力するという目的、1つ掲げております。そのほかに、地域の支援機関と連携して伴走型の支援を充実強化させる、小規模事業者に対して持続的な発展に向けた事業計画の策定の重要性を浸透させる、それが2つ目の目標、3つ目が地域ブランド力の強化による通年で訪れる観光客の誘客及び交流人口の増加を目指す、これが3つ目の目標です。
それに伴って、具体的に計画の策定であったり、その支援をしております。そういう講座であったり、そういうものも実際行っていますし、この何年か、ちょっとあれなんですが、忘れたんですが、実際、町の事業者で、事業継承の部分で支援をしてほしいということで、実際に支援をしたりしている実例もありますので、そういった部分で、その辺の支援のほうも、この計画の中で行っているということです。
あと、就業者の中の二宮の中で、医療、福祉事業関係の部分での就業支援というんでしょうか、そういう部分に対するということなんですけれども、ちょっと医療の部分はあれですが、町といたしましては今現在、これは継続で令和3年度も行うんですけれども、二宮町の介護職員初任者研修受講経費等の助成制度というのを持っております。なかなか今まで使われていなかった部分もあるんですが、でも、それぞれの事業者のほうにも、しっかりこの制度のこともご説明を丁寧にさしあげながら、実績も上げてきておりますので、こういった新たに介護の仕事に就く方が受ける研修ということですけれども、こういった部分の助成制度も設けております。そういった形で応援をしていきたいと考えています。
あと、もう一つ、教育の部分で、小中一貫教育の考え方ということです。
人口次第でということであれなんですが、先ほども言いましたように、やはり地域と基本的には連携しながらということでやっていきたいと思っております。
1つ具体的には、一色小の現状というのもあると思いますが、先行して行っているコミュニティ・スクールで地域の方々に力強く支えていただいておりますので、そういったところで、先ほども言った学区の境の部分のところの柔軟性を持たせるなどの施策も今後、早急にまた意見交換をして考えていきながら、少しでも新しい児童が通っていただきながら、子ども同士の新たな出会いの機会も増やしながら、教育効果のほうをしっかり上げていきたいと思っております。
いずれにしましても、ある意味そういう柔軟な方法を使いながら、しっかりと子どもが成長できる環境というのも確保していきたいと思っておりますし、そういった中では、一色小だけでなく、ほかの学校の中でも、先ほど議員の中では、人口が増えて子供数も増えている、その現実も、もちろんいろいろな施策も取っておりますので、若い世帯の方に移ってきていただいて、そういう本当にうれしい効果も現れていますが、長い目で見ますと、やはり減少というのは避けて通れない中では、小中一貫教育、そしてまた、学区の柔軟性なども、長い目で見た中で順次柔軟に進めていく必要があろうかと思っていますので、準備と実践のほうは進めていきたいと考えております。
あと、相談窓口のところです。
名称です、「ことわらない相談窓口」、先ほど、じゃ、今までは断っていたのかと、そう言われてしまうと身も蓋もないんですが、そういう意味ではなくて、今、例えばの例ですけど、地域包括支援センターなのはなということで、窓口を社協のほうに委託しながら設けているんですが、ある意味それは介護保険事業用語というか、行政用語というか、地域包括って何、地域包括ケアサービスって何というところの中では、むしろもう少し分かりやすい名称というのは必要だと思っていますし、このことわらない相談窓口というのは何でもご相談くださいということなんですけど、何でもと言ってしまいますと、またいろいろな分野に及びますので、そういった中では、複雑な問題でも、なかなか今も子供の問題、障がい者の問題、高齢者って、窓口は専門でもちろんあるんですけど、さてどこに行ったらいいのやらとか、あと、やはり自分の問題と家族の問題があったりということもありますので、そういったことを含めてご相談ください、何でも断りません、ちゃんとしっかりつなげてご相談に乗っていきますという姿勢を示すということで考えております。
そして、その中で、先ほどご説明したように、複合的な部分のところ、しっかり様々な制度はあるわけで、町の制度、県の制度、国の制度がある中、そこにつなげていく、そこをしっかり連携していくということがなかなかお一人、当事者だけではできませんし、担当も1か所の担当だけではできない部分が多々ありますので、そこを複合的に考えていきたいと思っております。これは、始めればやはりいろいろなもちろん課題も出てくると思いますが、これからの社会の中では必要なまず第一歩だと思っておりますので、そこはしっかり進めていきたいと思います。
そして、コロナ禍の中で、先ほどいろいろな継承、発展させるというお話がありましたけれども、最初に言いました中でも話したような新しい生活様式、これを今後のコロナ後の世界も、社会も含めて、今様々に取り組んでいる相談体制のことなども含めて、もちろん一段落したらおしまいということではなくて、さらに発展的に、より町民のニーズに沿った形の行政のサービスというのを構築していきたいと思います。
29: ◯議長【善波宣雄君】 渡辺議員。
30: ◯9番【渡辺訓任君】 まず、コロナについてなんですけど、完全にこれがゼロになるということはあり得ないんだということでお話を伺いましたけれども、1つ、今、町長からも、あらゆるところで感染防止をしていく、もう一つは、国の第3次補正予算のほうが具体化する段階で、補正予算として町でも提示されるという、そういう話だったんですが、今、このワクチン、これが始まっているということで、ワクチン接種は始まっているんですが、もう既にワクチンを打てば何とかなるんだという、そういう考え方ではいけないんだということが指摘されています。
補正予算に触れる部分かもしれませんけれども、私、やはりコロナの一番の性質というのは、症状が出ない人が広げるという部分だと思うんです。これがほかの病気にはない特徴で、そうしますと、前々からお話をお願いしたりしているんですが、やはりまずお願いをしたいのは、ワクチンに過度の期待はできないんですから、町として社会的なPCR検査もしくは抗体検査、これを実施していくと。それで、医療関係者に関しては一歩先んずるという、そういう県の姿勢も示されているようなんですけれども、無症状感染の状況の把握というのがやはり最大限拡大防止をしていくためには鍵になると思っているんです。町民の中には、私も毎朝神奈川新聞を見ると心配になって、感染者が新しく出ていないかと。しかし、あれは累積で見ているわけで、そうしますと、一応2週間を潜伏期間とすると、この間はずっと新しい感染者が出ていないという状況が2週間以上続いているかなと思います。そういう意味では、本当に町民も頑張って、みんな頑張っているんだなという気持ちにはなるんですが、ただ、抜本的にやはり感染の状況を抑えていく、それからあと、リスクの高い皆さんに対して検査をしていくということが大事だと思うんです。
その辺について、今度、補正予算のほうでも考えておられるかどうか、それをちょっとお伺いしたいと思います。
それと、あと、この点で何を、ポストコロナというとよくないのかもしれませんけれども、1つは相談体制の充実だとか、そういうものは残していきたいということだったんですが、ちょっと話が飛ぶようなんですけれども、例えばGIGAスクール構想、これが今進められています。
これ、もともと平成30年の末に、もうその時点で消費税導入の景気対策として出されていたと、私はそういうふうに認識していまして、経済を少しでも温めようということで出てきていたと思うんですが、コロナ禍が発生する前に既に経産省は出していた。ところが、コロナ禍になって、デジタルオンラインで進めたいということで、感染症対策の一部だということで強引に進められてきたということがあります。
私、教育関係者の方に伺うと、教育の目的が人格の陶冶というところにあるとすれば、ICTの教育への活用はあるけれども、ICT教育というものはないんだと、そういうふうな指摘もあるんですね。
そうしますと、例えば、小学校1年生、2年生にタブレットを持たせることの問題点はないのか、そういうこともまだ解決されない間にこれが進められようとしているということで、やはりこういったことは一旦立ち止まって、コロナとは別にどうあるべきかというのを考えなくちゃいけないと思っているんですよ。そういう意味で、やはりコロナ後に残すことと、残さない、続けていくべきことはあるのではないかと思っています。
1つお伺いしたいんですけれども、ちょっと先に聞いてしまうんですが、1つの在り方として、先ほど相談体制という言葉があったんですけど、やはりいろんな行政改革という流れの中で、人も減らしたり、組織もスリムにしようとかしてこられたけれども、やはり基本的には人が大切なんだという、それをやはり我々はコロナの中でも学んだんじゃないかなと思うんですけど、そういう意味でいうと、とにかく効率一辺倒で全てを行う、これは戦略的行政運営というような言葉が使われていますけれども、本当にそれでいいのだろうかと、本当に、人に対しては、きちんと必要なところに当てはめていくべきじゃないかな、そういうふうに思うんですけど、そこのところについても1つ考えをお伺いしたいと思います。
それからあと、駅前の再開発の件なんです。
それで、やはり時間を区切ると十分な論議ができないということになると、またなかなか進まない。もう最初からざっくりと、今日、令和7年の竣工というのが1つ示されたんですけれども、それが本当にいいのかどうかというところから始めていかないといけないんじゃないか、そのスケジュール自身についても、ある程度合意ができた中で進めていかないと駄目なんじゃないかなという思いがします。
それで、1つお伺いしたいんですけど、やはり先ほど仮事務所というのは考えていないということだったんですけれども、ざっくり本当に仮事務所もつくる。それで、場合によっては、機能がここと分かれることもあり得るわけですよね。特に、ここの1階、2階にある窓口機能、特に1階か、1階と地下1階にある窓口機能、生活環境課とか、こども健康課のほうがありますから、そちらだけでもよりリスクの低いところに移ってもらうと、それで、場合によってはもうじっくりと町民の合意をつくっていくという、そういう姿勢でいいんじゃないかなという気がするんです。それはぜひ検討していただきたいと思うんです。その辺について、再度お考えを伺いたいと思います。
それから、あと、介護職員の助成制度について触れられています。
ところが、予算で見ると、大体、介護保険特別会計の予算案に、介護人材育成経費の補助金、これ、10万円だったと思うんですよ。それで、私はやっぱり医療福祉という産業のセクターが町に一番大きな部分で、雇用もあれば付加価値も生み出しているということなんですから、もう少しここに対する費用の割当てがあってもいいんじゃないかなと思うんです。当然職員もそっちにかかっていけば、見えている補助金だけではないとは思うんですけど、やはりそこの位置づけを予算でもやはり示してほしいという気持ちがします。
それで、先ほど休憩時間に、いや、実は、断らないということはなかったわけじゃなくて、ケースによっては、担当者がちょっとそれは取り扱いませんという、そういう経験もしたという指摘もありました。
それで、むしろ、先ほどから人材育成の話も出ていましたけれども、市の職員の姿勢としては、私は、こういう断らないというのはもう当然だと思うんですけど、やはり外へ出ていくというか、逆に窓口に来ていただくことだけじゃなくて、いろんなところで課題を拾っていくというか、要望を拾ってくる、課題を拾ってくる、そういうふうな1つの職員像ってあるんじゃないかと思うんです。
昔は、営業担当というのは、要するに課題を見つけてくることだというふうに私も教育を受けたことがありますけれども、ぜひそういうとにかく何も取りこぼさないという、それで、何か困ったことがあれば、それは自治体の目的である福祉の向上につながるチャンスだというふうに捉えられる、そういうふうな町の姿勢というか、それをぜひ進めていただきたいと思うんですけど、そこは、そういう方向で進めることについてはいかがでしょうか。
それと、あと、ちょっと話は戻るんですけれども、少人数学級の件なんです。
それで、いろいろ人数の問題とか規模の問題とか言われているんですけれども、本当に今指摘されているのは、子供たちが置かれている状況で、先生との触れ合いをいかに増やしていくかという、先生との触れ合いですよね、それをやっぱりいかに増やしていくかということが一番大事ではないかなという指摘もいただいております。そのための先生の確保、それから配置というのがとにかく基本だと。
それで、先般、先生の成り手が本当にいなくて、競争率がとっても低いとニュースで聞きまして、これだったら希望すれば誰でも先生になれるんだなという、そういうふうな報道までがされていて、よほどやはり先生の働き方というか、これが厳しいと思いますけれども、予算を見ていても、先生などの働き方改革というのがなかなか予算の中で読み取れない部分もあるんですが、その辺についてお考えがあれば、ちょっと示していただきたいと思います。以上です。
31: ◯議長【善波宣雄君】 町長。
32: ◯町長【村田邦子君】 順次、ご質問のほうに答えていきたいと思います。
まず最初、コロナ対策、新型コロナウイルス対策ということで、今後、今ワクチン接種の準備も進めているところなんですが、議員のほうからは、その中では、無症状者に対する対策といいますか、そういうことで、PCR検査を町のほうでやるべきではないかというご質問というか、あれなんですよね。
2月2日になるんですか、国の基本的対処方針が改定されて、神奈川県のほうでは、高齢者施設や障がい者施設の従事者へのPCR検査を実施することになったというふうになりました。県のほうでは、2週間おきに1人3回を限度に定期的に検査を受けるというか、受けることができるというふうに聞いております。
施設というと、町に該当する施設ですと、高齢者施設だと特別養護老人ホームであったり、軽費老人ホームであったり、認知症の対応型共同生活介護のグループホームであったり、あとは、一般の有料老人ホーム、そして、サービス付き高齢者向け住宅などが高齢者施設に当たって町のほうにもございます。障がい者施設のほうも共同生活援助のグループホームがございますので、そこに働いている方に対する部分は県のほうで、先ほどの回数はやっていくことができるというふうになっています。
ただし、デイサービスとかショートステイのほうは対象になっていないということで、あくまでも入所施設ということですから、その部分はあるんですけれども、そういったことがされていますので、その部分は大分改善されるのではないかなと思います。
感染状況というのは日々本当に変わっていく状況もありますので、今日検査を受けても、陰性であっても、明日、人々は何しろ行動しますので、従事者の方であっても明日はどういう状況かは分かりませんので、そういった現実を考えますと、現在の検査体制からいっても、町がPCR検査を定期的にちょっと独自で行うというのは、現実、難しい状況ではないかなとちょっと考えております。以上です。
その中で、もう一つ、今回のコロナ禍の影響もあるのかということで、GIGAスクール構想が一挙にある意味進みまして、1人1台のタブレットも二宮町も入れることができましたし、もうそれは授業のほうで使うという、準備されて使い始めているという状況です。
お話の中では、私も、タブレットであったり、ICTのいろいろな機器というか、様々なアプリを含めて、1つのもちろん教育の中でのツールだと思います。今までは黒板と紙の教科書という長年の学校教育の中に新しいツールがやはり増えたと思いますので、今は何しろ入ったところで、先生方のほうも、あと、子供たちにとっても使い方をマスターしながら、どう授業を構築していくのか、どう授業の中で自分たちも使いこなしていくのかという、ちょっと試行錯誤の年になるのかなとは思っておりますので、その中で、もちろん教育の現場においても、その検証とその効果というのはもちろんされていると思います。
せっかく入れたそういうツールをより効果的に使っていく、また、多分子どもの個人差もあれば、やっぱりそれに応じた使い方というのも研究されていくと思いますので、その辺はそれに期待をしていきたいと思っております。
そういう中では、今後もコロナの影響で一挙に進んだとはいえ、残すのか残さないのかといういろいろな部分があると思いますが、そういった技術であったり、その部分は、やはりツールというのは使いこなし方だと思いますので、むしろそれを残す、残さない、もうやめるという話で今後いろいろ検証していく中でも、やっぱり使い方だと思うんです。そこをしっかり検証していくことは必要だと思っています。
先ほどの行政改革で人が大切だというお話があったんですが、それは教育の現場で……。(「だけじゃなくて」との声あり)だけじゃなくて、じゃないんですね。分かりました。
いろいろと今、一方ではオンライン化ということで、非接触というか、コロナの中の新しい社会の中では、会わない、なるべく対面じゃないというのが安全だということは言われていますけど、一方ではやはり対面だったり、そこにもちろん出向いていくことも必要だと思っています。
そういった意味では、行政マンが、行政職員が今後どういう働き方をしていくか、町民サービス、どういった部分でサービスの質を高めていくのかというのは重要な部分だと思いますので、一方では、まだ高齢者の方など、オンラインでいろいろそういうものがあったとしても、なかなか使いこなせない状況もありますので、高齢者の方に対するケアというか、その部分も必要だと思いますが、対面であったり、現場に出向く、その空気感なり、その状況を把握してくるということはもちろん必要な1つの仕事だと思っております。その辺もやはりうまくしっかりいろいろなツールと共に使い分けながら、より町民サービスが高まるという視点でしっかり検証していきたいと思います。
そして、仮事務所の話です。
先ほど今後、基本設計とか実施設計で竣工が、はっきり言いまして本当に何事もなく、逆に新型コロナウイルスの状況も落ち着いてというか、そういう状況の中での今、普通でしたら進めますといった目安をお話しさせていただきましたので、財政の計画なども含めて、今後やはりその辺は考えていきたいと思います。1つの目安といいますか、その部分は示させていただきましたけれども、まだまだ流動的な部分もあると思います。
その中で、前からこの現庁舎で、今も現在も、この議場も含めて皆さん働いているわけで、確かにその危険性は分かっておりますので、そういったところ、対応できるところは対応していきますし、その瞬間の危険性はどうにかしのいだとしても、次の日から、その瞬間からの業務がやはりいろいろ支障を来すと思いますので、その部分、どういった対応ができるかというのは丁寧にしっかり検証しながら、適時BCPも見直して、さらにブラッシュアップしていきたいと考えております。そういった意味での対応はしっかり取っていきます。
あと、介護人材の部分です。
確かにこの制度は、ちょっと使うほうも、新規の介護の仕事に就く方への研修の補助ですから、なかなか、もうはっきり言いまして、今の日本全体で、介護人材というのがやはりもう厳しい状況です。それは、はっきり言いまして、単に一自治体で解決できる問題ではない部分もあります。介護保険制度全体の中で、保険料の部分も考えながら、働く人への報酬なりのところをどう担保していくのかということも、制度自体も考えていかなきゃならないときに来ているのかと思いますし、現実、二宮のいろいろな事業所のほうでも、外国の方の働いてもらう方を受け入れているという現実もございますので、もう社会はそういう形で進んでいる状況はあると思います。
その中で、少しでも、資格の部分ですけれども、取っていただいて、近いところで働いていただける方がいるならば、町内の方にも利用していただきながら、そういった助成制度をさらにちょっと、金額のほうは別にもっと応募が多くなれば増やしてまいりますので、そこは別に何もここで順番で切るなんていうことは思っていません。なかなか人材そのものが今言ったように本当にちょっと枯渇していて、新しい方が何しろ来ないので、ちょっとそこがもうそもそも問題だと思っていますので、必要とあれば予算はしっかりつけてまいります。
あと、先ほどのことわらない相談窓口も含めてのところで、現場に出向く、先ほどの行政改革のところもそうなんですけれども、出向いていくということも重要だと思います。よく現場でとか聞き取りをしたのかというご質問もあったりします。
ただ、やみくもにというとあれなんですが、必要があるところはもちろんコンタクトを取りながら、今も包括のほうなんかも、来てもらうだけでなく、もういざ電話1本あれば現場に出向いてご相談に乗っておりますので、それはもう継承していきたいと思います。
もう一方では、やっぱり隠れた問題なんですよね。本当に来てくれとか、まだ電話してくれる方はいいんですけど、電話もしてこない、本当にご自身と家族の中で問題がどんどん内在化しちゃって、複雑化して、本当に大変な状況になるということが心配なわけで、その辺の調査なども、社協などとも、現場も分かっていらっしゃる部分もあると思いますので、連携しながら、やはりそういう意味での課題の掘り起こしというのは、町の姿勢だけでなくて、必要だと思っています。
あと、先生、学校の現場です。先生との触れ合い。
今回、少人数学級はこういう形で、小学校、中学校のほうも進みそうですし、行くと思います。
その中で、やはりいろいろな問題が、学校現場も忙しいというのはもう結構前から言われていますけど、その中で、やっぱり先生という職業に対しての余裕であったり、先生という魅力というのをしっかりつくっていかなきゃいけないと思いますし、そういう中では、具体はいろいろあると思いますが、働き方改革のほうも、役場の職員も働き方改革に取り組んでいますし、学校現場のほうも、働き方改革ということでは二宮も取り組んでおりますので、その辺はいろいろな方策を取り組みながらやっている状況だと思います。
やはり先生が元気に余裕を持って取り組んでいただくということが、やっぱり子どもたちにとってももちろんいい影響を与えるわけなので、その辺は、過重な負担であったり、そういうことがないように、現場のほうと連携しながら教育委員会のほうの連携をして進めていきたいと思います。
33: ◯議長【善波宣雄君】 渡辺議員。
34: ◯9番【渡辺訓任君】 それでは、最後にまとめさせていただきます。
今回の予算案は、5会計総額で約159億2,700万ということで、前年度当初予算に比べて1.7%増ですか、一般会計は2.9%増の88億1,900万円となっています。
しかしながら、一般会計の歳出についてはコロナ対策の1億500万円、それから、ICT教育増加分ですか、この部分が、大体増加分が1,800万円ぐらいだと思うんです。それからあと、子育てのための施設給付の調整分というか、当初予算とのギャップがありましたから、それが8,000万円で除くと、大体前年比99.7%ぐらいになっていると思うんです。という意味では、決して積極予算ではないと私のほうは見ています。
町民の命と暮らしという、これを守るという意味では、やはりまだ不十分なところがたくさんあるという指摘をせざるを得ませんが、私は最後に3つだけ要望しておきたいと思うんです。
1つは、まず、先ほどもやり取りをしましたけれども、コロナ対策、これをまず徹底していただくと。それで、市独自でも、たくさんの自治体が感染者を把握するための方法を考えて、PCR検査、抗体検査をやっておりますので、こういう状況もぜひ状況把握、それからあと、町民の就業状況ですよね。暮らしという意味では、いろんな施策、国からも下りてくると思いますが、やはり町民の就業状況というのも把握をしていただきたい、このことをお願いしたいと思います。
それから、新庁舎整備については、やはり業務継続計画を、必要なところについては急ぎ、コロナ禍の元で更新することと、それから、やはり私自身は、事務所を仮事務所にするとか、もう安心の体制を取っていただきたい。
それから、3つ目には、やはりコロナ禍の中でいろいろなことが拙速にやられているわけなんですけれども、職員の削減とか、それから公共施設の再編成業務委託、これ、東大のところでは業務委託じゃなくて、指定管理制度、そういうものをやはり拙速に導入してほしくないという思いがあります。というのは、やはり町民の思いというのを一つ一つ形にしていくという意味で、そういう利益効率追求の行政改革ではなくて、デジタル化とかマイナンバーカードについても、何か急いでコロナ禍の中で進められようとしています。こういうのはもうある意味後回しにしてもらって、町民の福祉向上で、国保税均等割を減免するとか、小児医療費助成を拡充するとか、とにかく町民の社会保障に対する負担を減らす、このことを進めていただきたい、このことを求めまして、質疑を終わります。よろしくお願いします。
35: ◯議長【善波宣雄君】 これをもちまして、渡辺議員の総括質疑を終結いたします。
暫時休憩いたします。休会後の会議は2時10分から始めます。
午後1時49分 休憩
────────────────────────────────────────────
午後2時10分 再開
36: ◯議長【善波宣雄君】 休憩前に引き続き会議を開きます。次の方、お願いします。
37: ◯議長【善波宣雄君】 前田議員。
〔11番(前田憲一郎君)登壇〕
38: ◯11番【前田憲一郎君】 こんにちは、前田憲一郎でございます。
ただいま議長の許可を得ましたので、通告に従い私の総括質疑をさせていただきます。羽根議員、渡辺議員と質問が重なる点があるかと思いますが、その点はご容赦いただきたいと思います。
令和3年度の予算編成は、新型コロナウイルス感染症を予防するためのワクチン接種が始まったとはいえ、生活様式も様変わりし、感染者数の増減が全国的に繰り返され、二宮町でも感染者が41人となり、終息の兆しが見えず、先行きが不透明であるコロナ対策が最重要視される中において、令和4年、再来年度までの第5次二宮町総合計画後期基本計画、その進捗状況を考慮しつつ策定される第2次総合戦略、令和2年度より令和6年度までの第2期子ども・子育て支援事業計画、現役場庁舎の老朽化に伴う役場新庁舎建設問題を生涯学習センターラディアン周辺から二宮駅北口まで候補地を広げ、令和3年度に再び町民の意見を聞き、他の公共施設を含めて機能の分散、集約の検討、新たなまちづくり計画を策定する予定など、様々な町の各種計画を満遍なく実施し推進していくために組まれた予算編成であると認識いたしておりますが、当初予算編成状況を見ますと、一般会計予算において歳入予算額を前年と比較いたしますと、多くの自治体が減となる中、歳入合計は2.9%の増となりましたが、歳入の柱となる町税全体の対前年比が減少傾向にあり、生産年齢人口減少が進んでいる中、老朽化した学校施設、生涯学習センターラディアンの現況調査等を基に進められる長寿命化計画の予算、町内地域集会施設の耐震工事等の修繕、改修に係る予算、その他数ある公共施設を、町民の利益、生活の向上を目指して維持管理していくための予算、各地区より数多く出されている要望に対応するための予算や、町有未利用地を今後どのように活用していくのかなど課題が山積している状況下において、経常収支比率も例年同様に厳しい財政状況下に置かれている中、熟慮に熟慮を重ね精査し作成された予算編成として受け取り方によっては評価できるところもありますが、町長の施政方針にのっとり行政運営を進めていくという観点から見ますと、この予算編成ではいかがなものか、潤沢ではない限られた予算を無駄に予算づけしている箇所があるのではないか、町民の利益、生活の向上を優先した予算なのか、限られた予算を町民にとって有効に使っているのかという疑問点や不信に感ずる点が何点か出てきます。
そこで、次の要旨についてご答弁いただきたい。
1、町長の施政方針を伺うと、生活の質の向上と定住人口の確保、環境と風景が息づくまちづくりなど4項目に新たに新型コロナウイルス感染症への取組が入り、5項目にわたり二宮町総合計画後期基本計画に沿って予算の重点施策、事業について述べられていますが、二宮町を将来的にこのような町にしていくという方向性が依然として見えてきません。
昨年のご答弁では町有地の有効活用について検討していきますということでありましたが、暫定的に駐車場とした町民会館跡地、現役場庁舎、保健センター、ここで購入したホテル跡地を一体化して活用を検討していきますと1月25日の議会全員協議会においてお話がありましたが、正泉寺跡地の検討は含まれていませんでした。使い方いかんでは、吾妻山公園と一体化させ、子供たちが自然と親しむ場、高齢の方が休息する場になると思います。5億2,000万円で購入し、その後、2,000万円余りを使い吾妻山からの湧水を防ぐ水はけ等の工事を施したわけで、正泉寺跡地を26年間もの長い期間にわたり未利用地としていることには納得できません。
また、3億6,000万円で購入した国立小児病院跡地など未利用地の有効活用について今後どのようにしていくのか。売却も含めどのような検討が進められているのか。昨年も述べましたが、何も検討されていないのではと思います。検討されているのであれば、いつまでも検討していきますではなく、いいかげんに検討した結果このようにしていきますと、コロナ禍で大変な状況下ではありますが、検討された結果の方向性を出されてもよいのではないでしょうか。売却等も含め、今後どのようにされるおつもりかお答えいただきたい。
2、一般会計予算についてですが、令和3年度の予算編成を見ますと、例年と比較し公債費が若干変わっているところもありますが、他の自治体の予算構成比を見ますと、ただ前年を踏襲するだけではなく、必要な重点項目の構成が年度により大きく上がり下がりのある項目があります。そこで、二宮町の来年度の予算編成の重点項目について、重点項目はここであり、ここに重点的に予算づけをしたと改めてお聞かせいただきたい。
3、運動施設をはじめとした町の公共施設に対する運営経費を見ますと、例年同様に負担額が多額過ぎるのではと思える施設があります。これほどまでに多額の負担をしてまで全ての公共施設を維持していく必要性があるのでしょうか。休廃止する施設があってもよいのではと思います。袖が浦プールを近隣地区の住民や幼稚園、児童用の施設等から存続の声が出されたにもかかわらず、費用対効果の点や利用者減から休業といたしました。負担割合が80%台、負担額も安価であったにもかかわらずです。それより負担割合が95%と高い施設や、負担額も高額であり利用者も減っている施設を存続させているのでは、整合性がないと思います。現存の各施設を存続させていく理由についてお考えを伺いたい。
4、健康寿命の延伸についてです。
コロナ禍の中、的確な事業を展開することは非常に難しい困難なことだとは思いますが、二宮町の健康寿命を延伸していくための事業に対する予算が毎年のように少なく、例年どおりの事務内容であり、これで健康寿命の延伸が図られるのか疑問であります。町民各々の医療費を削減し生活の質の向上を図っていくために、なぜ、健康寿命を延伸するための各年代に合わせた計画の事業を展開していかないのか疑問に思います。
そこで、健康寿命を延伸するための形ばかりの偏った事業立てではなく、もっと踏み込んだ各種事業を検討、計画し実施されないのか。例年どおりで十分に健康寿命の延伸が図られているということなのか説明していただきたい。
5、定住人口の確保となりますと、生産年齢人口、要するに、子育て世代の方の移住を推進することになってくるのではと思います。子育て世代の移住を推進するとなると、子ども・子育て支援になってくるのではと思います。
現在も子ども・子育て支援事業は行われていますが、子育て世代の方の関心は、子供が保育園、幼稚園、小学校、中学校に通園、通学するときのことを考えていると思います。これらの施設の充実や教育方針等、子供たちが日々生活する学習環境状況等、いろいろ多岐にわたる条件が、安全・安心、移住の条件の1つになってくると思います。この町で子供たちが、毎日明るく楽しく笑顔あふれる伸び伸びとした姿で、行ってくるねと毎朝元気よく家を出る、毎日が楽しくてしようがない、子供の成長がとても楽しみ、保護者として子供のためにも頑張らねばといったことを思い描き望んでいると思います。現在、公立、民間を問わず、町の教育施設等の環境は、そのようになっているとお思いですか。
来年度、二宮小学校の体育館、校舎の雨漏り、一色小学校のひび割れ等や山西小学校の雨漏り修繕をしていただけるわけですが、これだけで十分であると思われていますか。学校施設の修繕の予算を増額し、雨漏りのある中学校の雨漏り修繕、その他危険と思われる箇所の修繕も併せてすべきだと思いますがいかがですか。
6、福祉関係の施策について伺います。
町では様々な福祉施策を講じていますが、二宮町は高齢者に温かい町と聞いて転居してきたが、何も温かくない、高齢者のことも考えた優しい施策を講じていただきたいとの声を聞きます。
例えば、鎌倉市では、坂道で買物や通院も大変、最寄りのバス停まで20分はかかる、そんな交通不便地域に暮らす住民らの生活の足を確保しようと小型電動車などを活用した実証実験に本年1月6日から31日まで取り組みました。高齢の方をはじめ利用者からは、継続を望む期待の声が寄せられているということです。
二宮町でも、コミュニティバスの運行もなく最寄りのバス停まで距離があり時間がかかる、買物や通院するにも坂道往復の必要もあったりして不便な地域があります。
また、秦野市では、福祉介護分野の相談ニーズの増加に対応するため、人工知能AIを活用した相談支援サービスを試験導入し、多岐にわたる相談内容の記録や蓄積などに役立て、相談員の負担軽減などの検証を進めるということですが、福祉施策の1つとしてこのようなことをお考えになりませんか。
また、数多く出されている地区要望に対し、令和3年度は全ての要望に対し対応できかねると思います。どのような要望に対し優先的に対処されるのですか。
8、コロナ対策について予算づけがされていますが、今後どのような対策を講じていくのですか。本年度同様に事業者に対する助成が中心となるのですか。
以上、8項目についてご答弁いただきたい。
39: ◯議長【
善波宣雄君】 町長。
40: ◯町長【村田邦子君】 それでは、前田議員の総括質疑について、要旨に沿ってお答えします。
初めに、要旨1、未利用町有地の有効活用についてです。
ご質問にあります正泉寺跡地については、平成3年度から6年度にかけて文化センター用地として取得いたしましたが、開発に当たって進入路周辺住民の方々のご理解を得ることができず、当初計画していた文化センターについては、神奈川県園芸試験場跡地に生涯学習センターラディアンとして建設した後、活用方法が見いだせず、現在に至っています。
また、国立小児病院跡地については、平成16年度から平成19年度にかけて子どもの館用地として取得しましたが、平成19年度に子どもの館構想が凍結され、その後、西湘海岸保全のための国直轄事業に活用したいというお話もありましたが、周辺住民の方々のご理解が得られず、未利用のまま現在に至っております。
いずれの土地もこのまま放置するわけにはいかないと考えておりますので、平成29年度に策定した公共施設再配置・町有地有効活用実施計画では、活用の方針や今後の取組についてお示ししたところです。この中で、正泉寺跡地は、立地条件や敷地の形状、アクセス道路の状況から単独での活用は困難であり、役場や町民センター、武道館の敷地と一体的に活用を検討する必要があると結論づけています。
現在、駅からラディアン周辺の老朽化している公共施設を一体的に考えながら役場新庁舎整備を進めていく計画であり、当然、現在の役場、町民センター、武道館についても、施設の複合化を念頭に検討を進めていく中で、各施設移転後の跡地の活用についても考える必要がありますので、正泉寺跡地も含め検討をしていきたいと考えております。
一方、国立小児病院跡地については、これまでに有効活用に向けた検討に当たって、民間事業者から広く意見、提案を求めますマーケットサウンディング調査を実施しましたが、町有地のまま民間の力を活用した事業を実施するのは立地条件などから難しいとの意見もいただいております。
正泉寺跡地については、周辺の公共施設に対する検討もこれからであり、今しばらくお時間をいただくことになると思いますが、国立小児病院跡地については、公共施設再配置・町有地有効活用実施計画において令和4年度までを検討期間としておりますので、できるだけ早期に売却などあらゆる可能性を含めて検討し、方向性を示していきたいと考えております。
続いて、要旨2、令和3年度予算の重点項目についてお答えいたします。
先日、施政方針でも概要を述べさせていただいたほか、既に令和3年度予算案資料として公表しているとおり、まずはワクチン接種をはじめとする新型コロナウイルス感染症への対応についてしっかりと対応していきたいと考えています。その上で、町民生活に直接影響するような福祉、衛生、消防、教育などの分野における基礎的な事業を確実に行っていくことになりますが、近年、福祉の分野における障がい者の方や小児関係の給付事業の経費が増えているとともに、教育の分野でもICT教育機材の整備やエアコン設置に伴うランニングコストの増加など義務的に町が負担しなければならない経費が増大していることによって、将来に向けた投資的な経費については、将来的に有利な財政措置のある起債の借入れなどを計画的に行っていくことが求められております。
そのような中、令和3年度の重点施策としては、まずは、新庁舎整備について、駅周辺の老朽化した公共施設を含めた計画として策定をしていきたいと考えております。
また、老朽化が進む地域の集会施設についても、耐震性の不足しているものについては改修を進めてまいります。
そのほか、認知症対策の促進やことわらない相談窓口の設置など、高齢化社会に対応した施策を実施するほか、各種証明書類のコンビニ発行サービスを開始いたします。
教育の分野では、令和2年度に急速に整備を進めたICT機器について本格的な活用を開始し、児童生徒の豊かな学びにつなげてまいります。
また、学校施設についても、令和2年度に行った施設現況調査の結果を基に、順次長寿命化を図ってまいります。
産業分野では、観光協会の体制強化を図るほか、湘南オリーブオイルの地域団体商標登録ができるよう、鋭意取り組んでまいります。
このようなことを令和4年度にかけて策定する新しい総合計画に、人口減少、少子高齢化を踏まえた10年後の町の姿として、新庁舎や公共施設の在り方とともにお示ししていきたいと考えております。
次に、要旨3、運動施設をはじめとする公共施設についてです。
既にご存じのとおり、町民の皆様や地域の活動にご利用いただいている町の公共施設の多くは老朽化が進み、施設の更新や改修の必要に迫られています。しかしながら、少子高齢化に伴う税収の減少や義務的経費の増加を見ると、ご質問にもありましたとおり将来的には全ての施設を維持していくことは困難であることから、町では平成30年度から10年間にわたって施設ごとに実施する取組を二宮町公共施設再配置・町有地有効活用実施計画としてまとめました。
この実施計画は、町民アンケートや町民ワークショップ、あるいは、施設所管課へのヒアリングなどを通じて多角的に検討を行い、施設ごとに更新、改修、修繕、統合などの方向性を定めたものです。現在、その中で定められた計画の実施や中長期に向けたさらなる検討などを行っているところです。
3つの町営プールにつきましても、平成30年度に将来的な方向性について検討し、意見交換会を開いて、町民の皆様から広くご意見を伺いながら対応を整理しました。その中で、袖が浦プールについては、将来にわたり施設を維持していくことは難しいとし、早期の廃止に向けた調整を行うとの方向性で整理させていただいたものです。
また、先日お願いした補正予算の審議の中で、温水プールの今後について改めてしっかりと検討し、検討経緯も含めて町民の皆様にお示ししていきたいということを申し上げたとおり、プールをはじめとした多くの公共施設が同時に老朽化の時期を迎えており、将来に負担を残さないための決断を求められるタイミングを迎えているということは確かです。
確かに議員のご質問にあるとおり、町の負担が多額になっている施設はあります。特に運動施設については、多くの方々にご利用いただいているものの、その維持管理費も多額になっています。
一方で、町民の皆様が健康で活力に満ちた質の高い生活を送れるよう、その環境づくりとして必要な施設を維持、管理していくことは、町の務めでもあります。
今後も、各施設が有する目的、町民の皆様のニーズや利用実態、施設の立地条件、類似の機能を有する施設の有無などを総合的に判断し、必要な施設については維持、管理に努めてまいりたいと考えています。
次に、要旨4、健康寿命の延伸についてです。
二宮町で行っている国民健康保険の特定健診は、日本人の死亡原因の約6割を占める生活習慣病の予防のため、40歳から74歳までの方を対象に、メタボリックシンドローム該当者及び予備軍を減少させることを目的として実施しています。
また、特定保健指導は、特定健診の結果から生活習慣病の発症リスクが高く生活習慣の改善による生活習慣病の予防効果が多く期待できる方に対して、保健師や管理栄養士が生活習慣を見直すサポートをしているところです。
令和3年度は、中郡医師会と調整を行い、特定健診の受診開始を1か月間延長し、6月から10月までの5か月間で実施する予定です。
生活習慣病は、自覚症状がないまま進行するため、定期的に健診や保健指導を受けていただくことによりご自身の体の状態を把握していただき、健康維持や病気の早期発見につなげてまいります。
また、二宮町とME-BYOサミット神奈川実行委員会が連携し、普及啓発、広報活動事業として、動画の作成を現在行っております。内容は、30代から60代の働く世代向けに、動画を見ながらご自宅で運動をテーマに、筋トレ、ヨガ、ウオーキングの各5分程度の動画となっており、各動画の最後には、町の未病センターの紹介も行って載っております。
この動画は、3月27日にオンラインで開催されるME-BYOシンポジウム2021で放映を予定しています。その後は町の公式ユーチューブにて公開し、働く世代に向けて運動習慣をつけるために利用していただきたいと思っております。
また、平成29年度から新たな取組として、県の健康支援プログラムを利用し、カーブスによる体のバランスチェック、味の素によるおいしい減塩講座など、民間企業とコラボしたこれまでにない講座を予算をかけずに実施してきており、参加者からは好評を得ています。令和3年度においても、コロナの状況にもよりますが、こうした講座の開催や未病センターの活用など健康づくり事業を推進し、健康寿命の延伸に取り組んでまいります。
次に、要旨5、子どもたちの学習環境等についてです。
子どもたちの学習環境や町の教育方針は、子育て世代の関心も大きく、町の魅力の1つとして、定住人口の確保にもつながるものと認識しています。
二宮町では、教育委員会が様々な教育の方向性を打ち出すと同時に、教室へのエアコンの設置やICT機器の整備など教育環境の向上にも取り組んでまいりました。
また、校舎や体育館などの学校施設については、今年度、全ての小中学校で現況調査を実施しており、中間報告の時点で指摘があった内容については、昨年12月議会の補正予算や令和3年度当初予算に計上し、速やかな対応を図っているところです。
この中には、二宮小学校の体育館や一色小学校の校舎の修繕も含まれていますが、当然これだけで十分と考えているわけではありません。今後の学校施設のメンテナンスは、現況調査の結果を基に長寿命化計画を策定し、中長期的に、かつ、計画的に実施していきたいと考えています。
また、計画的な修繕を行ってもなお起こり得る突発的な修繕については、これまでと同様に、予備費や補正予算により速やかな対応を図ってまいります。
なお、令和3年度の教育費においては、学校の小規模な修繕は、学校が裁量とスピード感を持って対応できるよう予算の組替えを行ったところです。学校施設の長寿命化に向けた対応が全国的に進む中、二宮町でも計画的な施設改修とともに、学校現場の裁量による柔軟な対応も実施し、子どもたちがよりよい学習環境で学ぶことができるよう努めてまいります。
続いて、要旨6、福祉関係の施策についてお答えいたします。
まず、移動支援についてですが、現在、町内でも幾つかの取組が進んでいます。一色小学校区地域再生協議会の中の移動支援検討部会では、取組の先進事例である秦野市の視察や地域にある社会福祉法人とも連携し、一色、緑が丘、百合が丘地区の高齢者の買物支援として、なかなか行くことのできない町外のホームセンターへのお買物ツアーの試験的な実施、路線縮小の心配があるバス交通の利用者減少対策などについての検討が続けられています。
また、富士見が丘1丁目地区では、ほほえみの会が立ち上がり、ベンチの設置や居場所づくりから始まり、コミュニティバスの発着時間に合わせ買物を行うモデルケースの提案、また、通院時の移動支援や収集場所まで持っていくごみ出し支援、地域に移動販売車を呼び、子育て中の若い方からお年寄りまで買物に利用するなどの支え合い活動が行われています。
町では、移動支援を行うに当たっては自動車の運転の安全確保が重要なことから、令和3年度に新規事業として福祉有償運送等運転者講習を実施することといたしました。この講習により、移送サービスの運転に必要な知識や車椅子の扱い方、乗り降りの介助などの技術を学び、運転ボランティアとしての人材発掘や地域における今後の移動支援の担い手の育成につなげていきたいと思います。既に取組や検討が始まっている一色小学校区や富士見が丘1丁目の方々をはじめ、他の地域の皆様にも関心を持っていただき、地域のコミュニティを大切にした支え合いによる移動支援を進めていきたいと考えております。
次に、人工知能AIを活用した相談ニーズへの対応に関してです。
福祉介護分野は、お一人お一人に適したサービスを提供する必要があり、町でも8050問題など、ひきこもりや介護、貧困といった複合的な課題を抱える家庭に対し一括して相談対応を行うことわらない相談窓口を令和3年度に設置し、対応してまいります。
福祉の相談は年々増加するとともに複雑化してきており、AIにより相談業務の効率化が図られることは有効なことと考えられますので、AIが持つ機能に着目し、先行して実施検証を行っている自治体の状況等を参考に、今後の導入の可能性について探っていきたいと思います。
次に、要旨7、地区要望に対する対応についてお答えいたします。
二宮町には、地域における課題をお知らせいただき予算に反映するために、地区を代表する地区長を通じて地域の要望を受け付ける地区要望という仕組みがあります。毎年8月下旬までに町へ提出していただいたご要望について、9月から10月にかけて各担当課が現地を確認するなど内容の確認を行い、対応について検討して、必要に応じ予算の範囲内で対応するほか、次年度の予算として要求することになります。
一方で、道路の簡易的な修繕など緊急を要する案件については、速やかに対応をさせていただいているところです。12月には、これらの結果を踏まえ、いただいたご要望に対する中間回答を地区長へ報告し、新年度予算が確定した後には、改めて地区長へ報告をしております。
要望の内容は、防犯灯、街路灯やカーブミラーの設置、葛川や公園の樹木の伐採など多岐にわたります。具体的には、毎年、道路に関連するものが多く、歩行者の安全を確保するための車止めを今年度に設置するほか、降雨時の雨水対策については、令和3年度の実施に向けて準備を進めているところです。
また、地区会館の関連では、児童館や老人憩の家などについて修繕などのご要望をいただいておりますので、耐震診断の結果を受けた補強の際など、機会を捉えてより使いやすくなるよう改善を図ってまいります。
次に、いただいたご要望に対する対応状況についてですが、7件が今年度内に実施予定、あるいは実施済みとなっているほか、令和3年度に対応が可能、あるいは予算要求するものが3件となっております。
一方で、緊急性が認められないため順次実施を検討させていただくと回答しているものが12件となっており、そのほか、現地などを確認した結果、対応を必要としないものや、警察署が所管する交通規制や信号、また、県が所管する葛川や県道、国が所管する国道に関するご要望については、それぞれ各関係機関へ要望をさせていただいております。
令和2年度は、20地区から延べ56件の地区要望が提出されておりますが、1地区3件平均ということではなく、地区要望の課題でもありますが、全くご要望のない地区がある一方で、たくさんのご要望をいただく地区もあります。従って、要望の内容や緊急性についても千差万別であり、一件一件担当課で確認するとともに対応を検討する必要があります。緊急を要するものなど人の命に関わるものなどについては速やかに対応させていただく一方で、緊急性が認められないものや他地区とのバランスも考慮する必要のある内容については、町内全体を見渡した上で隔たりのないよう配慮させていただきながら可能な限り順次対応させていただいておりますが、なかなか全てのご要望に対して速やかに全てを実現することも難しく、長期的な対応になることもあることについても心苦しく思っております。引き続き、町民の皆様の声をできるだけ反映できるよう取り組んでまいりますので、ご理解、ご協力をお願い申し上げます。
続いて、要旨8、今後のコロナ対策についてお答えいたします。
昨年度末から年明けにかけて新型コロナウイルス感染症は第3波として全国で多くの感染者を発生させました。神奈川県では今もなお緊急事態が宣言された状況下にあり、首都圏の知事からは、逼迫する医療現場の現状を踏まえ、この週末までしっかりと意識を持って対応することが大切であるとの認識が示されております。
今後のコロナウイルス対策についてのご質問をいただきましたが、既に令和2年度予算としてワクチン接種や中小企業等感染症拡大対策事業の補助金、町立小中学校感染症対策等教育活動継続支援補助金などの事業を追加したほか、渡辺議員のご質問に対してもお答えしたとおり、先般、追加交付額が示された国の第3次補正予算による新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した経済生活支援策と感染症対策について、事業内容を精査した上で、令和3年度補正予算としてできるだけ早く議会へご提案させていただきたいと現在考えております。よろしくお願いいたします。以上です。
41: ◯議長【
善波宣雄君】 前田議員。
42: ◯11番【前田憲一郎君】 それでは、再質問させていただきます。
まず、1についてです。
正泉寺跡地、国立小児病院跡地等町有未利用地についての将来的な方向性を検討されているが、まだ進んでいないというように捉えました。それでよろしいですか。
それでは、正泉寺跡地について、私の私案を述べさせていただきます。
先ほども述べさせていただきましたが、正泉寺跡地については、私の私案として、吾妻山と一体化させて整備することにより、子供たちが自然と親しむ場、高齢の方にとっても、子供たちが楽しそうに生き生きと遊ぶ姿を眺めながら休息する場に十分なり得る場所だと思います。
最近、自然の地形を生かせる上に設置費用も安く抑えられるため、まちおこしなどを狙って各地に施設がオープンされている誰もが楽しむことのできる空中散歩、ワイヤーを滑車で滑り下りるジップラインは、スカイダイビングが無理な方でも子供から高齢者まで楽しむことができます。
また、山梨県鳴沢村では、約50年間放置されていた富士山を望む県有林に2006年に地上3から10メートルにある足場に上り、木と木をつなぐつり橋のような遊具をクリアしながら渡っていく欧州で人気のハイロープを設置し開業いたしました。日本人が体験したことがなかったリスや野鳥の目線で森の中を回れると注目を集め、全国に同様の施設が次々とオープンしています。
このような野山で、木の上で安全器具をつけて空中散歩を楽しむ新型アスレチック等の施設をつくりませんか。町外からも人が集まると思います。雇用促進にもつながり収益も上がる。検討する際に1つの案としてお考えいただけませんか。
2についてです。
それでは、ご答弁にあった重点項目に対し、どのような手だてを講じていくのか。項目ごとに手だてをお聞かせください。
3についてです。
運動施設に対してですが、業務委託をやめる、または、施設により部分的な業務委託にして、全面的に業務委託をしなければこれほどまでの負担額にならないのではと思います。全面的に委託をしてから、各施設の運営経費が大分増額されています。業務委託することにより、利用者に対しサービスの向上、生涯学習課の仕事量の削減が図られるのならまだしも、昨年第3回議会定例会一般質問で質問いたしましたが、生涯学習課のご答弁はあやふやではぐらかされ、明確なお答えがいただけませんでした。ということで、私が判断いたしましたところ、利用者に対するサービス向上、生涯学習課の仕事量削減につながっていない。まして、継走大会、町民体育祭が中止となり、生涯学習課の仕事量は大きく減になっている。ただ単に業務委託は町の負担額が増しているだけなので、町民運動場、町立体育館の業務委託を本年9月までの契約終了時で打ち切り、昨年度までの運営形態に戻し、町の事業として運営する。そのようにすることで、この2施設合計で負担額は500万円に近い額が減額されると思います。温水プール、山西プールも全面的に委託をするのではなく、町では管理が難しい、できないところのみ委託すれば、委託料は4施設総額で2,000万円を超え、3,000万円に近い減額ができると思います。
また、温水プールの業務委託料が複数年の契約期間中であるにもかかわらず、令和3年度は減額されていますが、本年まで毎年増額されてきたことも解せません。業務委託を見直し、必要な最低限のみの業務委託にすれば、その予算を例えばコロナ対策や学校施設の修繕、高齢者対策等に今まで以上に有効に使うことができると思います。限られた予算を町民の利益、生活の向上に有用となる事業等に当てがうべきだと思います。いかがですか。
それから、温水プールについてですが、温水プールは、施設の老朽化に伴い設備の不具合等で昨年12月より休館となっています。2月26日の本会議で修繕のための補正予算が可決され、早ければ5月、遅くとも夏までには再開されると思いますが、この施設については、今後どのようにされるおつもりですか。令和3年度中に結論を出すとのことですが、私の推察では、以前のように元どおりに修繕し開館するためには億単位以上の経費がかかると思います。多額の修繕費を用いても、修繕、改修を続けて維持されるおつもりですか。現時点での町長のお考えを伺いたい。
4についてです。
ご答弁では、例年行っている健康づくり事業で健康寿命の延伸はできているとのご答弁であったかと思います。人間、高齢になっても、幾つになっても、体を動かすことにより筋肉量を増やすことはできる。以前、一般質問で述べさせていただきました。
私自身70歳ですが、実際に昨年3月、第1回議会定例会の折、トレーニングを4年5か月ぶりに再開して1年足らずでトレーニングを始める前に比べ、ふくらはぎや大腿部、経緯が3センチ余り太くなり、まだまだ昔に比べれば筋力量は少ないですが、背中にも筋肉がついてきました。体の脂肪が減り、反面、筋肉量が増え、体脂肪も10前後になり、体内脂肪も1桁になりました。久しぶりにお会いする方に、痩せたねと言われます。ロコモティブシンドローム、メタボリックシンドロームを予防する意味合いからも、高齢者に対する器具を使わずとも、体に必要以上の負荷をかけずとも、コロナ禍でホームステイが望まれている現在、家庭の中で気軽にテレビを見ながら、会話をしながら、本を読みながら筋肉量を増やし、体脂肪を減らし、サプリメントを服用せずとも日常生活をより豊かにできる様々な病気の予防になる筋力トレーニングを行う必要があると思います。このようなトレーニングを説明し実践する機会等の事業は何も行われていないと思います。なぜ事業としてこのようなことを取り上げないのですか、お聞かせください。
5についてです。
他の自治体から二宮町に移住してきた方や仕事で来ている方に小中学校の教育環境等はどうですかと伺うと、大半の方が口をそろえて、二宮町はいいところもたくさんあり住みやすい町で移住してきてよかったとおっしゃいます。しかし、小中学校の教育環境は遅れている、自分が子供の頃と比べてもお粗末です、子供の教育環境がもっとよければいいのですがと言われます。
タブレット1人1台の導入等、設備投資をしていただいていますが、先ほどのご答弁では、学校施設を順次修繕していくというお話でした。昨年12月議会の一般質問で話をさせていただいた二宮小学校の体育館、校舎の雨漏り、一色小学校のひび割れ等の修繕や山西小学校の雨漏りを修繕していただけることは児童にとって誠にありがたいことですが、修繕を要する箇所はまだまだほかにもあります。教育費の総額を増額せずとも、各運動施設の業務委託料にかけている予算を減額し充当すれば、大きく修繕できる範囲が広がります。不足している学校備品等教材教具も充実させることが可能であると思います。
それから、令和5年度より分離型の小中一貫校を立ち上げる予定であると1月の議会全員協議会でお話がありました。現状、どこまで小中一貫校に対して検討が進められているのか分かりません。細部につきましては、本年第2回議会定例会の一般質問で質問したいと思っていますが、現段階における町長の分離型小中一貫校に対するお考え、施設統合再配置に関するお考えをお聞かせください。
6についてです。
コミュニティバスが運行されていない地区では、バス停まで道なりに歩くと距離があり、時間もかかり、体が不自由な高齢者や障がいをお持ちの方にとってとても大変です。下町の下浜地区や下町元町の原田地区では、直線距離にすれば確かに国土交通省自動車交通局旅客課の地域公共交通づくりハンドブックに定められている距離、300メートル以内ですが、人間が移動する際、当然のことながら空を飛ぶわけにはいきません。直線では移動できません。どうしても道路を歩いていくしか方法がありません。道路を歩く距離にすると、実際に歩いてみましたが、下浜地区の外れから一番近い塩海橋バス停まで670メートル、二宮駅南口まで1キロメートル余りあります。原田地区からですと塩海橋バス停まで670メートル、元町バス停ですと830メートル、駅北口まで1.2キロメートルも歩くことになります。これらの地区は、道幅も狭く、小型バスが運行することはできません。高齢者の買物や通院の足を考えますと、鎌倉市のような小型電動車やワゴン車での足の確保が必要になると思います。何かこのような手だてをお考えいただけませんか。
それから、二宮町では職員数が少なく各課の業務量が増え、仕事が煩雑になってきているのではと思います。高齢化が進んでいる町の現況からして、ますます今後、福祉介護分野に係る相談が増えてくると思います。AIを活用することにより職員の負担軽減につながると思います。試験導入をぜひお考えいただきたいと思いますが、いかがですか。
7についてです。
地区要望でも道路の整備が出ていると思います。来年度は、富士見が丘の5号線の残りと緑が丘の二宮高校の西側等の舗装工事をするということを伺っていますが、歩道のない地区や歩道があっても側溝の蓋の上を歩かなければならないところがあります。側溝の蓋の目が大きく、つえが目に入ってしまい突っかかって転んでしまったということを聞いています。側溝の蓋の上を歩いても危険がないように、町では事故を未然に防止するため日頃から道路点検パトロールを実施し、危険箇所の発見や補修などの道路維持管理に努めていますと広報にのみやに記載されています。点検作業を日常するように指示されていると思いますが、危険な箇所はありませんか。町長のお耳に危ない箇所があると入っていませんか。いかがですか。
8についてです。
コロナ対策については、ここ二宮町でも感染者が増えてきました。例年、決算を伺いますと、総額で相当な金額の不用額が出ています。不用額が少なくなるように、削ることのできる予算を削り、もっとコロナ対策にかける予算を増額すべきではないかと思います。町独自の予算を増額すべきです。事業者に対してはもちろん、そのほかの町民に対しても助成の幅を広げるべきだと思います。例えば、飲食店等の事業者、各世帯に、手、指の消毒剤、マスク等感染防止グッズの配付、そのほか、業者と連携して、町が負担し、お弁当を無料もしくは安価で配付等が考えられると思います。県内でも、自治体によってはお弁当の配付を試行で行っています。お考えいただけませんか。
それから、町では検温器を購入し庁舎にも置かれていると思いますが、来庁者に対し活用されていますか。購入されたにもかかわらず、職員の手もかかり、活用されていないのが実情ではと思います。大磯町や中井町が導入した、職員がいなくてもモニターを通じ検温できる機器を導入されませんか。熱が高い方には通常の形で庁舎へ入ることはご遠慮願うことも必要なのではないですか。庁舎には様々な方がお見えになり、町民以外の方も来庁されていると思います。これはラディアン内にある図書館でも同じことが言えると思います。感染予防の観点から導入していただきたいと思いますが、いかがですか。
43: ◯議長【
善波宣雄君】 町長。
44: ◯町長【村田邦子君】 それでは、順次、前田議員のご質問に回答させていただきます。
まず初めに、1つ目の町有未利用地跡の検討についての項目です。
将来的な方向性、まだ見いだせていないということに、おっしゃるとおりになろうかと思います。現在はそういう状況だと思っております。
次に、議員の具体的にご提案がありました私案についてですが、近年、山林、そういった中でロープを張って遊具とする施設、先ほどもジップラインとかハイロープですが多く存在することを近隣の中でも私も認識しています。これらの施設は、いずれも民間企業が参入し、設置、運営しているものですので、正泉寺跡地の敷地規模で実現できるものか、ノウハウのある民間企業が採算も考えた上で参入してくれるものであるのかと、そういったことも研究する必要があるかと思います。今後の課題だと思っております。
吾妻山公園と一体での整備をご提案でしたとのことでしたけれども、正泉寺跡地と吾妻山公園の間に個人の民間の方の所有する山林が間に挟むように今現在ありまして、この土地は、吾妻山公園を整備する際に借地することができなかった、そのとき交渉したんですけれども、借地することができなかったというふうにも聞いておりますので、現時点において、そこも含めて一体的に整備することはちょっと今すぐには無理かなと言わざるを得ませんが、今後の検討の際に、また参考にさせていただきたいと思います。
続いて、2つ目の令和3年度予算の重点施策の具体的な進め方についてということでご質問がありました。順次お答えしたいと思います。
まず、新型コロナウイルスのワクチン接種については、子育て・健康課内に設置したプロジェクトチームを中心に、全町民へのワクチン接種が滞りなく行えるよう準備を現在進めているところです。ワクチンの供給については、いまだまだ不明な部分もございますが、情報も日々変わっている状況ではありますが、現在のところ、ラディアンを会場とした集団接種と医療機関、各病院での個別接種を併せた接種体制確保というのを、日程なども含めて中郡医師会と鋭意調整を行っているところです。
次に、新庁舎整備については、羽根議員のご質問にもお答えしたとおり、ここでまた一から議論を始めるということではなく、限られた時間で集中して議論ができるように、既に相当の時間をかけて町民の皆様や議員の皆様からいただいたご意見や課題をしっかりとこちらで整理して、まずは、ある程度ベースとなる素案をお示しすることからスタートしていきたいと考えております。
そして、地域の集会施設についても昨年耐震診断を行ってまいりましたので、その結果を基に、まずは地域の方々とご相談をしっかりさせていただいて、必要な改修設計に順次着手してまいります。
そして、認知症対策の促進については、渡辺議員のご質問にもお答えしましたが、神奈川県認知症等行方不明SOSネットワーク登録促進と身元確認の見守りキーホルダーの配布、これを通じて行方不明者の早期発見につながるよう取り組むとともに、あと、中学生に向けた認知症サポーター養成講座も開催してまいります。
健康福祉部内に新たに設置する先ほどからお話のあったことわらない相談窓口では、渡辺議員のご質問にもお答えしましたが、地域包括支援センターや平塚保健福祉事務所をはじめとする関係機関ともしっかり連携を取りながら、制度の狭間や複合的な課題の解決を目指していきます。
また、マイナンバーカードを利用することで全国のコンビニエンスストアで証明書の取得ができるコンビニ交付サービスについては、まずは住民票と印鑑登録証明書から交付を始めて、順次ご利用できる、交付できる証明書を増やしていきたいと思います。
学校教育でのICT機器の活用については、広報にのみや3月号でも既に紹介させていただきましたが、ようやく4月には1人1台の体制が整いますので、一斉授業、個別学習、協働学習などを通じ、児童生徒の学ぶ意欲をしっかり高め、一人一人に合った効果的な学びの充実を目指してまいります。
ご指摘のあった学校施設については、施設現況調査の結果を基に、教育委員会とともに、町部局に新たに設置する担当課も協力しながら、優先順位の高いものからしっかり順次修繕を進めるとともに、施設の長寿命化に資するよう必要な改修をいたします。
そして、観光協会の先ほど話した体制強化については、既に新しい事務局長を公募で選考しましたほか、湘南オリーブオイルが地域ブランドとして国に保護されて商品の信用、信頼、ブランド力の強化や知名度アップにつながるよう地域団体商標登録を目指してまいります。
そして、令和4年度にかけて策定する新しい総合計画は、多様な手法を用いて様々な町民の方々から広く意見をいただける方法を模索しながら、町民の皆様に町の現状をしっかりご理解いただいた上で、この町が進むべき方向性を共有していただけますよう、親しみやすく手に取って分かりやすい形ということでお示ししていきたいと考えております。以上です。
続いて、要旨3、運動施設の業務委託についてのご質問です。
令和2年度から町民運動場と町立体育館は、受付や清掃、草刈り等の業務をまとめて委託とし、新たな体制で運営をしてまいりました。
委託化に当たっては、前年度まで町で雇用していた方を受託業者で引き続き雇用していただけるようにして、安定した運営が継続できるよう配慮いたしました。
委託を開始してから約1年となりますが、現場だけでは判断が難しい案件が発生した場合などは、まず、受託業者が内容を把握し整理して、業者のノウハウがあるものは迅速に現場へ指示を出し、業者でも判断が難しいものは、対応方法の提案をつけた形で担当課に相談する、そういった流れが確立されて、利用者の方にとっては対応の迅速化というものが図られているものと考えております。
しかしながら、委託化によって施設の維持管理経費が増となっているというご指摘も事実です。町の財政状況は厳しさを増していく中、増となったその額に見合った効果を生み出しているのかどうか慎重に検証することが重要であることは言うまでもありません。新たに委託化した町民運動場と町立体育館の契約についても令和3年9月までが今回の契約期間となっておりますので、1年半の成果をしっかりと検証し、より一層効率的な方法はないかどうかしっかりと見極めた上で、今後の施設運営に当たっていきたいと考えております。
もう一つ、温水プールについては、先日の令和2年度の一般会計補正予算第12号の提案の際にもお話しさせていただきましたとおり、まずは現状機能の復旧を図り、一日も早い再開を目指してまいります。
公共施設再配置・町有地有効活用実施計画に基づき実施した平成30年度の町営プールの将来の方向性に関する検討において、温水プールは当面施設を維持、管理して運営方法の調査、研究をすることとしていますが、今回の修繕のほかにもご指摘のように施設整備で更新が必要な部分が多々ございます。その更新と今後の維持、管理には多大な費用負担が必要となりますので、令和3年度内に今後の施設の在り方について再度検討してまいりたいと考えております。
また、なお、ご質問の中に温水プールの業務委託料が複数年の契約期間中にもかかわらず毎年増額されているとのご指摘がございましたが、プール監視等委託料の年度ごとの予算額は、開館日数を足し上げて計上しておりますので、多少の増減はどうしても発生してしまいます。そのようにご理解いただきたいと思います。
そして、4つ目の再質問でございますね。
健康寿命の延伸の中での筋力トレーニングについてですが、筋力トレーニングをなぜ取り入れないのかということで、町としても無理なく継続的に体を動かしていただくことが重要であって、日常生活に運動を取り入れていただきたいという思いで、現在、保健指導や運動教室を行っております。また、先ほど答弁させていただいたように、働く世代に向けての運動の動画の作成も行っているところです。
なお、昨年の3月議会で前田議員よりスポーツ協会と連携した事業についてご提案もいただきました。町内で活動されている方々に講師になっていただければ、より身近な形で親しみやすい形で実施することができるのではないかと思いますので、コロナの状況も見ながら、スポーツ協会としてどのような事業が可能なのかお話を伺って、健康増進事業につなげていきたいと思います。
そして、5つ目の質問でございます。定住人口の確保ですね。
次に、二宮町の教育環境の部分で、定住された方から遅れているとのご指摘があったということですが、二宮町の教育環境が近隣と比べて劣っていることは決してないというふうに考えております。ICT環境などは他の自治体とほぼ横並びの状況かもしれませんが、支援教育補助員の手厚い配置や、小学校低学年からのALTによる英語教育の実施や、中学校までの完全給食など、二宮町がほかに先んじて実施してきていました部分もあります。一概に優劣がつけられるものではないというふうにも考えております。
そして、施設修繕の面では、先ほどお答えしたとおりですが、学校の備品や教材についても必要なものは予算措置をしていきますし、している状況だというふうに考えております。
次に、小中一貫教育についてですが、教育委員会が地域の方々と意見交換をしていた昨年度とは違い、35人学級の段階的実施や、このコロナ禍の中、ウィズコロナと言われている中、小学校高学年への教科担任制の導入など情勢もいろいろとちょっと状況も大きく変わってきています。
また、施設一体型の小中一貫教育については、先進事例の視察など、意見交換会の中で出されたデメリットや不安のご指摘などを解消するための研究も、今、現段階では完全十分であるとも言えないというふうにも考えておりますし聞いております。まずは、教育委員会が、これらの前提条件の変化とともに改めて課題をしっかり捉え直して検証した上で、小中一貫教育の進め方を保護者や地域の方々に示すということが必要ではないかというふうに考えております。
そして、6つ目の福祉関係の施策についてです。1つ、移動支援ですね。
町では、コミュニティバスのほかに、デマンドタクシーにのタクというのを運行しました経緯がありますが、そのとき、1人でも少人数で予約して便利だというふうに導入したんですけど、やはり導入地域での利用がなかなか進まず休止したという経過があります。
小型電動車というご提案やワゴン車の運行ということですが、事業として実施していくためには、需要見込みや、運転士の手配や、駐車、配車スペースの確保、安全性の確認など様々な点における検証が必要となってきますので、デマンドタクシーの経験を踏まえ、相当に十分しっかり研究を重ねていく必要があるものと考えております。
町が実施している日常生活における移送サービスとしては、65歳以上の下肢体幹、足のほうがご不自由で介護や支援を必要とされるご高齢の方、高齢者の方で介護の方の付添いがなければ外出が不可能な方にはタクシー利用助成券というのをお渡ししております。そういったサービスもございます。また、先ほどご紹介させていただいた地域のお互いさまの支え合いによります移動支援のグループの実態も進んでおりますので、二宮にふさわしく現実的な支援について、引き続きしっかり検討していきたいと思います。
続いて、人工知能AIの活用の事例、それについてです。
この機能は、実際に相談を行う業務をサポートするシステムとなるということで、かなり有効なものであるというふうに考え、これからの時代、有効なものであるのではないかと考えられますが、相談窓口では、職員がAIで表示された情報の中から相談される方に適したサービスなどを選択する必要がありますので、それを使いこなすには職員にも研修、知識が求められるのではないかと思っております。その辺りは、近隣の、今、試験導入されている秦野市さんのところですから近くですし、先行して実施、検証を行っている状況をしっかり参考にさせていただきながら、導入について検討、研究をしていきたいと思っております。
そして、7番目の道路の整備についてです。
ご指摘のいわゆる生活道路につきましては、お話にありましたように、日頃の職員の点検パトロールに加え、昨年、町職員とスペシャルチームによる集中点検の実施要領を定めて、年に2回、9月と2月に巡回ルートを決めまして、項目も決めて点検を開始しております。
なお、地区要望で上がってきた道路補修についても、この点検で現地の確認を行っております。この点検の結果は、部分的な補修ですぐに対応できるものと、また、途中、大規模な補修で予算確保が必要なものなどがいろいろ多々ありますので、やはりその辺は分けていく必要があります。
また、現在のところ、大きな事故等につながるような危険な場所はないとの報告を、現在、現時点では受けております。
地区要望や点検のほか、地域住民の方から道路の不具合については、直接、鋭意ご連絡をいただくものがございます。直接ご連絡をいただくものの中には、ただいまお話にありました側溝の蓋の隙間が、やはりちょっと大きく開いているなど緊急性が高いものについては、もう即座に早急にスペシャルチームのほうで隙間を埋めたり、歩行者がけがをしないようなそういうような対応を速やかにしているところでございます。
最後、コロナ対策についてです。
予算計上に当たっては、コロナ対策についてということで、各予算について慎重に積算をしているところです。やむを得ず入札などによってご指摘の不用額が出る場合ももちろんございますが、その不用額は、翌年度の歳入予算における繰越金として大変貴重な財源にもなっており、もちろん無駄なく活用させていただいておりますので、ぜひそういった形で活用しているということでご理解をいただければと思います。
そして、コロナ対策の点で、また、飲食店などの事業者に対する物品などの支援についてです。
これについては、本議会でご承認いただいた一般会計の第11号補正予算において、中小企業等感染症拡大防止対策事業補助金を1,000万円計上し、事業者が経済活動を継続していく上で必要な物品に係る経費を令和3年度にかけての繰越明許予算により補助してまいります。
次に、公共施設のご提案のあった入り口の検温器の設置についてですが、現在、国の3次補正予算による新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の追加交付が示されて、ただいま本交付金を活用する事業を、今、全庁で急ぎ精査しまして、各公共施設へのサーモグラフィーなどの検温器の導入についても、二宮町もしっかり前向きに検討していきたいと考えております。
なお、この予算についても、新年度の3年度の早い段階で補正予算としてご提案していきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。以上です。(「1つ、町長の分離型小中一貫校に対するお考えが、施設統合再配置、この2つのお答えがなかったかと思うんですが」との声あり)施設と……。(「分離型の小中一貫校に対してどのようなお考えをお持ちか。それから、学校施設の統合再配置に関して、どういうお考えを町長はお持ちか」との声あり)今、その案を示させていただいて、もう1年以上前になりますが、地域、保護者のほうにもご説明、意見交換を教育委員会のほうで行ったところなんですけど……。(「分離型、一貫校は、出ていませんよ」との声あり)小中一貫と統廃合……。(「分離型のは、出ていません。町長のお考えです。教育委員会は別として、町長ご自身のお考えがあればお伺いしたいわけです」との声あり)そのときも、でも、まずは、最初、どうしてもすぐに来年から一緒になるというのは無理なので、分離型、各5校、小学校3つと中学校2つの中で、場所は離れているけれども、分離型でカリキュラムの作成の研究とかそれは進めていこうということで、ここ2年ほど進めてまいりました。教育研究所のほうでも研究を進めて、先ほどもちょっと羽根議員のときにもお話ししたんですけど、小中一貫教育だよりというのが、もう、これが20号ぐらい出ているんですけれども、そういうのも教育研究所のほうから出ておりまして進んできております。
私の考えといいますか、そこはもう教育委員会ともちろんしっかり足並みをそろえて考えておりますが、分離型の中で、まずは、その目的、その成果ですね、そういったものを今研究していますので、1つは、何度もお話ししておりますが、誰一人取り残さない教育を進めていこうということで、大きくその目的に沿った中で、小学校、中学校、各校長も含めて進めておりますので、そういった意味では、まずは分離型ではありますけれども、その目的に沿った交流の事業なども含めて進めていく。ちょっとコロナの部分も影響もありまして、令和5年度からの分離型でまずは始めていくという方針になりましたけれども、それを行いながら、しっかりその中で、やはり一年一年検証して、この小中一貫教育の成果というのを検証しながら、いずれは一体型で小中一貫校が実現するという状況になると思いますので、それまでにその部分の成果をしっかりと検討しながら進めていきたいというふうに考えております。
45: ◯議長【
善波宣雄君】 前田議員。
46: ◯11番【前田憲一郎君】 それでは、最後、3回目の質問をさせていただきます。
1についてです。
役場新庁舎建設に際しては、ラディアン周辺から二宮駅北口まで範囲を広げ、町民意見を聞きながら計画を検討、策定していきますというお話だったかと思います。仕事の量が増え、大変な作業になってくるとは思いますが、正泉寺跡地、国立小児病院跡地も併せて、町民意見を聞きながら活用を検討していくことはできませんか。
先ほど私の私案を述べましたが、町民の意見を聞くいいチャンスであり、私の私案よりも面白いいろいろ画期的なアイデアが出てくるのではと思います。行政だけの検討では進まない状態を脱する意味合いからも、町有未利用地をそのままにしておくのではなく、有効に活用していくためにも有用なことだと思いますが、いかがですか。
2につきましては、分かりました。
3についてです。
運動施設の業務委託についてですが、令和3年度の予算書に業務委託を継続するための予算が計上されています。本来ならば教育費の予算内容を組み替えていただきたい、そういうところでございますが、今さらここで予算を組み替えていただきたいということではとても無理難題のあることだと思いますので、令和3年度中に契約は満了しない施設は次の契約更新時までに検討していただくとして、この9月で契約が満了する施設につきましては、業務委託について前向きに精査、再検討していただける、検討の結果によっては業務委託を取りやめることもあり得るという理解でよろしいでしょうか。
温水プールについてです。
年々経費が増額となっており、令和2年度決算はまだ出ていませんが、当初予算から見まして、コロナ感染症対策や設備の不具合からの休館もあり、修繕費が補正予算で計上され、予測いたしますところ、7,000万円以上の負担額になってくるのではと思います。
そこで、運動施設の存続、休廃止、復活、プールは、学校水泳を行う際になくてはならないものなので、例えばですが、温水プールを休止する代わりに袖が浦プールをリニューアルオープンする。リニューアルオープンするためには、以前1,800万円ほどかかるとのお話がございました。しかし、温水プールの負担額7,000万円に比べれば、はるかに安価で済みます。運動施設についての存続、休廃止、復活についての検討も早急にしていただけませんか。
4についてです。
以前、家庭内でも個人でトレーニングを行うことができるようにパンフレットが配布されました。よくできていたと思います。同じトレーニングを行っても、体の位置や使い方等によって効果が全然違ってきます。それぞれの種目ごとに正確な姿勢で的確な動きをしなければ効果は得られず、逆にマイナスとなってしまいます。腕立て伏せ1つ取っても、腕をつく位置、このように頭より前につく、肩の真下につく、手を広げてついて行う、これによってもそれぞれ効果的な部位が異なってきます。また、高齢者にとって、背筋運動をする際に肘をついて背筋運動を行う。これよりもっと軽減するためには、前で手を組み、このままで背筋運動を行う。こうすることによって負荷が軽減され、幾つになっても筋力トレーニングを行うことができます。また、スクワット等各種トレーニング、それぞれ一つ一つ取っても、やり方いかんによっては、負荷を軽減し、高齢になってもトレーニングを続けることはできていきます。
先ほど、30代から60代の働く世代に向けた動画を県と連携して放映していくということでした。若い方のトレーニングに関する動画はいろいろ出ていますが、高齢者に対する高齢者が実際にトレーニングをしている場面の動画は、いまだ目にしたことがございません。高齢者が実際にトレーニングしている状態を動画に撮り、ホームページで流す。ホームページをご覧になれない方のためにDVDを作成し、希望者に配付するなどの事業を行うことはできませんか、どうでしょうか。
また、あわせて、コロナ禍により自由に外へ出る機会も減っていると思います。家庭内でボールを使うと安全面でどうかと思いますので、風船を使い、家族みんなで体を動かしながら行うことができるゲーム等の家庭内で安全に体を動かすことができる内容を取り組んだものもホームページで流すなど行っていただきたいと思います。いかがでしょうか、お考えになっていただけませんか。
5についてです。
先ほどのご答弁で、教育委員会が出している方針、お考えは、町長のお考えであると受け取りました。小中一貫校の細部につきましては、先ほども述べましたように、第2回議会定例会で一般質問させていただきます。
それでは、町独自の子育て支援策として、中井町は、昨年4月より中学校の給食費の無償化、本年4月より箱根町が小中学校の給食費無償化を始めます。真鶴町でも本年度からの無償化導入を目指し、予算を確保し検証を始めています。二宮町でも給食費無償化を子育て支援策の1つとして取り入れませんか。子育て世代人口の増につながると思います。
毎年1億円余りの減額補正が出されています。本年度も約1億4,000万円の減額補正でした。令和元年度の給食費納入総額を見ると9,557万円余りです。本年度もコロナウイルス禍に伴い補正を組み、無償とした期間もありました。児童生徒数の減に伴い、令和3年度以降、この金額は減になってくると思います。教育費の総額を増やさずとも、内容を見直せばできる範囲内の予算であり、やるべき事業の1つではないかと思います。お考えいただけませんか。
6についてです。
小型電動車等を運行するには難しい点もあり、様々な諸条件をクリアしなければできないというお話であったかと思います。必要と思われる地域の方とヒアリング等の調査を行い、検討していただけませんか。
7についてです。
危険箇所の発見等で連絡があった際にすぐに対応していただいていると思います。私が、町道7号線の側溝の蓋が動き危険な箇所に遭遇し都市整備課に連絡しましたところ、直ちにその場所に出向き補修整備をしていただきました。すぐに対応していただき、とてもありがたかったです。
しかし、このように補修作業等を行うときに安全に作業を行える体制はどのように整えられていますか。
また、作業を行う上でどのようなところに気をつけ作業をするよう指示をされていますか。
8についてです。
コロナ禍、福祉介護分野対策については、町民にとり、行政に対し何を望んでいるのか等の声をお聞きになったことがありますか。もし、全体的に事業者も含め、町民の声を行政としてお聞きになっていないのなら、声を聞き、必要な対策を講じていただきたいと思います。この町で暮らす方々にとって、皆が望む有用な対策を講じていただきたいと思います。いかがですか。
47: ◯議長【
善波宣雄君】 町長。
48: ◯町長【村田邦子君】 それでは、順次、お答えをさせていただきます。
初めに、町有の未利用地の検討、正泉寺跡地を含めてということで。
今後、開催を予定しております町民ワークショップがございますが、その中で、役場や町民センターや武道館などが移転することが、今後、いろいろな形で決まってくれば、正泉寺跡地についても、もちろんその中で一緒にということになっていくと思います。
町民の皆様から、イメージする様々な議員のような形のアイデアであったりそういうものを伺っていくこともあると思いますが、現実ではやはり進入路の問題とか、過去の経緯なども踏まえると、いろいろアイデアもいただいても活用方法も一方でちょっと限られてくるという懸念もあると思いますので、そういった懸念もあると思います。
また、国立小児病院跡地については、これまでの検討で周辺住民のお声もいただいておりますし、先ほど言ったマーケットサウンディング調査による民間企業の意見などもありますので、そういった部分で活用が難しい部分もありますが、町としてやはり一定の方向性というのを出していきたいと考えております。
2つ目、運動施設の委託についてです。
先ほどもお話しさせていただきましたけど、議員のおっしゃるように町民運動場と町立体育館の管理委託は、令和3年、次年度の9月で最初の契約期間が満了となります。10月からは、改めての委託契約をするという形で予算計上しているところです。
しかしながら、先ほどお答えしましたとおり、やはりここで一旦委託化の効果というのもしっかりと検証した上で判断をしてまいりますので、その検証結果によっては委託する業務内容の見直しがあったり、場合によっては委託から直営方式へ運営方法を変更するということもあり得るというふうにお考えいただければと思います。
いずれにいたしましても、使っていただく町民の皆様が施設を利用いただけることというのが第一でありますから、かかる経費と、そこから得られる町民サービスの効果等をしっかり見極めて、柔軟な姿勢で検討をしっかりとしていきたいと思います。
また、ご指摘のあった温水プールについても、繰り返しとなりますけれども、一日も今回は早い再開というのを目指して、令和3年度中に今後の方向性、再開はしますけど、しっかりと再検討してお示ししたいと思いますので、ご理解のほどお願いしたいと思いますし、学校プールの、先ほど水泳授業のお話などもありましたので、その辺も3つのプールの在り方なども含めて考えていきたいと思います。
あと、示していただいた高齢者のトレーニングですね、筋力トレーニング。
ご指摘のように、いろいろチラシやポスターも配布したり動画もやっておりますが、確かにモデルとなっていたり地域の通いの場に出てきていただくのも、健康運動指導士の方も結構若いというか若い方ですので、そこは、元気いっぱい見本を見せて、皆さん、楽しくやってはいるんですけど、確かに実際動かれる方はご高齢の方が多いわけですから、前田議員のおっしゃるような若い人だけの実演ではなくて、実際高齢者に近い方がトレーニングしている動画というのを出していくというのも、それこそ親近感も沸くでしょうし、体の可動域とか、さっき言ったいろいろなところに負荷をかけていくやり方なども実践に近いのかと思いますので、そういった部分も前田議員のモデルも含めて検討していきたいと思います。
あと、次に、定住人口のほうの学校施設のほうで、給食費の無償化のご提案がありました。
今年度もコロナの様々な状況の中で昨年の9月から12月まで給食費を無償化いたしましたけれども、コロナの影響がない年ももちろん、例年、準要保護世帯の方などには就学援助費として給食費を支給させていただいて必要な世帯への支援というのは行ってまいりましたし、これからも行ってまいります。
二宮町は、中学校までの完全給食というのを県内でもいち早く実施しておりまして、今日の日経の新聞にも、神奈川県内で、逆に、中学校給食がまだまだなところが本当多くて、県内、神奈川県は遅れているというようなニュースもありましたけれども、そういったところでは、中学校給食はあれですけど、そういった中で、温かい給食が全ての児童生徒に提供できているという点では、県内の自治体の中でも先を行っているというふうに感じております。
給食費の無償化、保護者にとってはその負担というところから喜ばれることだと思いますが、町として、まずは必要な世帯への支援のほうを今やっておりますので、今後、また、子どもの学びにとって必要な予算であるということも考えながら研究していきたいと思っております。
次、移動支援ですね。
移動支援、先ほど研究していくというようなお話をさせていただきましたが、議員のおっしゃるとおり、その人数についてはヒアリング調査を実際行っていくということは大切なことだと思っております。
地域公共交通活性化の協議会や高齢者の保健福祉計画策定のときにおきましても、アンケート調査を実施したり、ニーズ調査もそのたびごとに行っているところですが、地域によって、この狭い二宮町でもやはりいろいろ地域によって事情は違いますので、地域の実情に即した路線バスやタクシー、コミュニティバス、今度研修をする福祉有償運送などの移送サービスの実現にどういった可能性と必要な部分があるのか、今後も地域地域において丁寧にヒアリングをしながら検討、検証していきたいと思います。
また、町や社会福祉協議会においても、さきに述べました一色、緑が丘、百合が丘、富士見が丘1丁目の先行事例を他の地域にも事例として紹介して、地域における支え合いの移動支援ということを実現するため、何が課題か地域の話合いにも参加させていただいて、一緒に考えながら一歩一歩問題解決に努めていきたいと思っております。
そして、道路の問題、安全対策です。
小規模な道路補修については、先ほどもお話ししたようにスペシャルチームとして、現在、会計年度任用職員の3名体制で作業を行っております。その安全対策についてですが、やはり交通量の多いところでは、スペシャルのその3名の方、作業員の方だけでは危険を伴うため、町職員も現場に行き交通誘導を行うなど、安全を確保して作業を行っているところです。
また、補修作業を進める際には、事前に作業員と職員が互いに作業内容や作業方法をしっかりと確認をして実行しております。以上です。
そして、最後、コロナ対策ですね。
町内の高齢者施設や障がい者施設に対するということで、これまでも、コロナが始まりました当初からいろいろと連携を取らせていただいております。既に高齢者施設や障がい者施設については、町が各施設の希望物品等を集約して、国や県から支給されるマスクや消毒薬、使い捨て手袋のほか、フェイスシールドやガウン等の配付を行っていますし、国、県からの支給が始まるまでの間や、国、県の納品が間に合わないときには、いつでも町の備蓄品、それを提供してまいりましたし、これからも何かそういう足りない部分は相互に提供していきたいと考えております。
また、町民の方々に対しては、高齢者施設が外部からの面会等を制限している中で、介護認定の際の外部との接触が不安であるという声がご家族や事業所からありましたので、前回認定時と状態に変化がない場合には、お申出により要介護認定の有効期間を1年延長する、そういった措置も取りながら対応しております。そういった臨時的な取扱いも認めているということがあります。
ワクチン接種のスケジュールも確定していない部分もありますけれども、まだまだ様々不安や疑問もあると思いますが、町としては、必要な情報、適宜、的確に町民の方にしっかりお示しして、安心・安全につなげていきたいと考えております。以上です。
49: ◯議長【
善波宣雄君】 これをもちまして、前田議員の総括質疑を終結します。
暫時休憩いたします。休憩後の会議は、午後4時10分から始めます。
午後3時48分 休憩
────────────────────────────────────────────
午後4時10分 再開
50: ◯議長【
善波宣雄君】 休憩前に引き続き会議を開きます。
次の方、お願いします。
51: ◯議長【
善波宣雄君】 野地議員。
〔4番(野地洋正君)登壇〕
52: ◯4番【野地洋正君】 皆さん、こんにちは。私は野地洋正です。どうぞよろしくお願いいたします。
議長の許可をいただきましたので、令和3年度一般会計予算及び特別会計予算の一括上程議案に対する総括質疑を始めます。お疲れのこととは思いますが、しばしお付き合い願いたいと思います。
令和2年度は、スピードを求められた新型コロナウイルス感染症対策に対し、次亜塩素酸水の配付、特別定額給付、店舗家賃補助、学校給食費無償化など、独自の支援も含め様々な事業をスピード感持って実施したこと、また、エールプレミアム商品券では応募状況により当せん組数を急遽1割増すなど、新型コロナウイルス感染対応地方創生臨時交付金を100%活用し、町民の生活維持、向上に努めてきたことに対しては、予算の読み違い、町民の要望との差異が多少あったものの評価するところです。職員の皆様のご苦労を察するとともに、感謝を申し上げます。
しかし、令和3年度は、町は対象とするワクチン接種事業や、大きく方向転換し800万円もの大金を投じて新たな計画を策定するとした公共施設再配置、町有地有効活用事業など、スピードよりも内容がより重視され、かつ、町民の関心が高い施策が様々予定されています。今まで以上に町民への情報提供、説明、そして、ニーズの把握、さらには、町の将来像、ビジョンの発信が不可欠となります。
しかし、袖が浦プール突然の休止から始まり、3回だけの開催とした役場新庁舎建設町民検討会の補正による急な設置、町民会館跡地の活用を期待していたにもかかわらず、観光協会関連施設駅下整備の突然の提案、そして、最近では、まちバス廃止に伴う混乱、成人祝賀会会場開催中止や小中学校入学説明会中止への町民の不満等々、町長が度々口にする「広く町民の意見を聞きながら」「ボトムアップ」とは程遠く、一部の意見しか耳に入れず一方的突然の決定、駄目なら変更すればよい、すなわち、村田町政は、心のない思いつき町政ではないか。そんなはずはないと思いながらも、もうこの6年の実績、近頃の慌てぶりからして、苦手とするところではないかと心配し危惧するところです。政治に求められる将来に向けての政策・施策の発信、意見・要望の聴取、説明・結果責任をどのように考えているか。きちんと町民へ伝えていただき、杞憂で終われば幸いと願うところです。
今回は、令和3年度予算の中から以下施策を中心に取り上げ、令和3年度の施政方針、取組方、考え方を確認いたします。
1つ目です。
予算編成に当たり、職員への方針指示はどのようなものであったでしょうか。
令和3年度は大きく減収し、財政調整基金、公共施設整備基金、いわゆる貯金を切り崩し、臨時財政対策債を6割増やしてその穴を埋めるとしています。財政厳しき折、どのような指示をし予算を作成したのか。また、令和2年度当初予算での7,560万円の計上ミスをどう反省し、対策効果へつなげたか、併せて答弁願います。
2つ目です。
コロナ対策、対応への考え、取り組み方です。
ワクチン接種ですが、高齢者を優先して4月から長期にわたる町主体の事業として始まります。不安が解消され、より多くの町民が滞りなく接種でき、安心した社会生活が早期に営まれるよう望まれる中、不明な点はまだまだ多いですが、事前準備はしっかりと進めておかなければなりません。
また、接種率向上に向けては、国任せではなく、身近で正確な公的情報が不可欠です。事前準備、情報の発信、移動困難者への支援等々、接種率向上に向けてどのような方針を進めていくのでしょうか。
そして、事業者や町民への支援です。
予算案では、ワクチン接種事業以外、新たな支援策が見受けられません。国の第3次補正予算では様々な支援策が改めて示されました。補正予算によりこれから提案していくとのことですが、先ほど申し上げたとおり、きめ細やかな町民支援が必要となりますがどのように進めていくおつもりでしょうか。
そして、町行事をどのように進めるかです。
令和2年度は、ウイルスの実態が分からず、何しろ中止との判断をせざるを得なかった状況であったと思います。しかし、闘い方が徐々に分かってきた今、それぞれ目的を持ち継続されてきたものをただ中止としてしまっては、歴史とともに培われてきた町の財産であるコミュニティー力や相手を思いやる心が失われてしまわないかと心配になります。どのような基準で有無を判断するのか、町民や各種関係団体とどこまで意見調整し決定するのか、各事業、行事の扱い、中止、延期の基準を伺います。
3つ目です。役場新庁舎、学校を含む公共施設再配置、町有地有効活用の推進についてです。
駅及びラディアン周辺施設まちづくり計画とは最終的にはどのようなもので、町長の在任2年でどこまで進めるおつもりか。施政方針では、町民全体でのまちづくりを考えていかなければならないことに気づくことができました、改めて庁舎を含めた公共施設や公共空間を一体で検討することにかじを切るとし、今年度中には策定すると意気込んでいた役場新庁舎建設基本計画を、この3か月のうちにいとも簡単に取りやめ、新たに800万円の委託料を予算化し、駅及びラディアン周辺施設まちづくり計画と理解し難い新計画を策定しようとしています。この3年間に支出された庁舎関連約1,000万円と、庁舎移転を前提に策定されている公共施設配置実施計画の約1,000万円。そして、今までに費やされてきた時間、人件費、職員の労力や気持ち、これまでの町民意見等、多くの損失、損害を与えたと思っています。
また、小中一貫教育においてもソフト面での研究は継続していくとするものの、統廃合についての9つの案は示したまま当面は現状のままとし、2年度に引き続き、何事もなかったかのように消滅を伺わせる様相です。
小児病院跡地の活用においてもしかりです。来年度においても進捗が期待できず、見て見ぬふりの状況です。
周辺施設まちづくり計画は、最終的にどこまで求め、小児病院跡地はどう活用方法を見いだすか等々、2年とない在任期間でどこまで進めようとするのか、ご答弁願います。
4つ目です。
第6次総合計画策定が始まるわけですが、町民参画、幅広い町民意見、議員議会意見をどう取り入れ、将来を築くか。また、10年後の町の姿をどのように創造するかを伺うものです。
「感染症の終息に見通しがつかないこれからの時代を見据えながら、次の10年の町の将来を描く次期総合計画の策定に着手していく」とされています。10年後は決して遠いものでもなく、少子高齢時代、人口減少も続きます。情報通信網など新たな技術は飛躍的に発達し変化していくと思われますが、3キロ3キロで9キロ平米と小ぢんまりした当町では、顔を合わせたコミュニティー、老若男女の町民の心、気持ち、支え合いを、技術が発展していく時代だからこそ今まで以上に大切にしていかなければならないと感じています。町民の負託を受けた議員、議会の意見も含め、どのように取り入れ、令和14年までの10年をどう創造し築いていくか伺います。
最後、5つ目です。
様々な政策を進めるに当たり、町長就任からの6年、どう反省し、課題を抽出され、対策を立て、実行していたか、改めて政治姿勢を伺います。
「まちづくりの主役は町民、心豊かに認め合い、支え合い、響き合い、共生社会を築く」とし、さらに、「町民の皆様と情報共有については、引き続き必要な情報を適切な時期に適切な方法で相手の立場に立って分かりやすく発信することに努めていく」と発していますが、先ほどから取り上げております特に公共施設再配置、とりわけ役場新庁舎建設事業の大きな方向転換は、過去の過ちの結果であり、引き続きではなく、失敗を繰り返さないよう反省し改めていくとの気持ちが表われるべきです。心のない思いつき町政ではないかと不安を感じている中、理解に苦しみます。ご自身をどう総括、反省し、令和3年度に臨むのか、町民に対し改めて政治姿勢の表明をお願いいたします。以上です。
53: ◯議長【
善波宣雄君】 町長。
54: ◯町長【村田邦子君】 それでは、野地議員の総括質疑について、要旨に沿ってお答えいたします。
初めに、要旨1、予算編成に当たっての私からの指示についてお答えいたします。
令和2年度当初予算において、単純なチェック不足で誤った予算額を計上し、議会や町民の皆様に対しご迷惑をおかけしたことについては、改めて大変申し訳ないことであったと反省をいたしております。これを踏まえ、速やかにミスの原因となった予算編成システムの機能について誤った利用をすることのないよう訓示したほか、令和3年度予算編成に当たっては、数値の確認など最後まで入念に取り組むよう、例年にはない細かい指示をいたしました。
これに加え、事務レベルでも改めてシステムのマニュアルを確認し予算要求するよう別途通知がされているほか、電子化された予算編成システムで運用しているにしても、その作業に人間が関わっている以上、過信をせず、どこかにミスが内在しているといった前提に立ち入念にチェックを行ったところです。
さて、当初予算を編成するに当たっては、例年、予算編成会議を開催し、管理職に対して編成方針を伝達しております。令和3年度予算編成に当たっては、まず、社会経済情勢を踏まえた町の歳入歳出についての見込みについて職員とのコンセンサスを図るため、大枠を示しました。
歳入面では、新型コロナウイルス感染症の影響が町税や地方交付税に影響を及ぼし、臨時財政対策債の例年にない増発を余儀なくされること、歳出面では、社会福祉経費や教育費など経常的に支出しなければならない経費が増えており、経常収支比率の高止まりによる財政の硬直化を招いているため新たな事業を追加することが難しい旨を示しました。その上で、総合計画、総合戦略、その他諸計画を踏まえた予算とすること、予算編成過程の公表をするほか、積算根拠などをつぶさに確認すること、スクラップ・アンド・ビルドにより事業を見直すとともに、新型コロナウイルス感染症の影響を念頭に置くこと、1件査定方式で予算査定を行うこととの4方針を示し、かつ、重点施策への対応も十分に留意するよう指示いたしました。
令和3年度予算は、編成に着手する前から例年以上の財源不足になることを想定していたとおり、要求段階では10億円を超える財源不足が生じました。このような状況から見送らざるを得なかった事業などがありましたが、その状況下にあっても町民生活に支障が出ないよう、基金を積極的に活用し、必要な予算を配分したところです。
少子高齢化が進む中、義務的経費が増え、投資的経費を抑制せざるを得ないという困難な財政運営が今後も続きますが、町民生活を最優先にしながら必要に応じ有利な地方債を活用するなど財源の確保にも留意しつつ、町の将来に関わる重要施策についてしっかりと推進していきたいと考えております。
次に、要旨2、コロナ対応、対策への考え、取組方についてお答えいたします。
初めに、新型コロナウイルスのワクチン接種については、1月7日付で子育て・健康課内に設置したプロジェクトチームを中心に、全庁的体制の下、全町民へのワクチン接種が滞りなく行えるよう準備を進めているところです。
ワクチンは、2回接種する必要があり、3週間程度間隔を空けなければいけません。
供給については、町に、いつ、どのくらいの量が納品されるのかいまだ不明な部分がありまして、また、国からの情報も日々変わっている状況ではありますが、接種計画をできるだけ早く町民の皆様へお知らせできるよう準備を進めております。
現在は、ラディアンを会場とした集団接種と医療機関での個別接種を併せた接種体制確保を、日程なども含め、国の動向も見ながら、中郡医師会と調整を行っているところです。
また、接種には予約が必要となることから、予約や相談ができるコールセンターを設置して対応してまいります。
接種には優先順位があり、2月から医療従事者の方の接種が始まっています。4月から65歳以上の高齢者が接種できるように3月下旬には町より接種券を郵送する予定でおりますが、国からスケジュールがずれ込む発表があり、調整が必要となっております。その他の年齢の方は、4月以降の状況により接種券を郵送する予定です。
接種券がお手元に届いたら、接種の予約ができるようになります。予約方法は、コールセンターへの電話予約かインターネット予約となります。分からないことがあれば、町のコールセンターにお電話をいただければと思います。
今回の接種は、予防接種法に基づくもので無料での接種となります。法律上は、対象者は予防接種を受けるよう努めなければならない、町は勧奨するとされています。町民の皆様の中には副反応の不安を感じている方もいらっしゃると思いますので、その辺りをしっかり情報提供し、接種についてきちんと判断ができるよう取り組んでまいりたいと思います。
次に、事業者や町民への支援についてお答えいたします。
昨年の4月7日に新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態が宣言されて以降、町内事業者を支援すべく各種事業を実施してまいりました。制度化した事業として、町の制度融資に対する利子補給及び信用保証料補助の拡充、また、飲食店等の休業要請に協力した事業所に対し支援金を支給する事業、さらに、固定費で一番負担が大きいとされる家賃に対して補助を行う事業を実施しました。その後、国の令和2年度第2次補正予算が予算化された後には、引き続き新型コロナウイルス感染症の影響が大きい飲食店を支援するためプレミアム付の飲食店応援クーポンの発売を商工会と共に実施し、また、国の持続化給付金は受給できないが一定の売上げ減少が生じている事業者に対して支援金を支給する事業継続支援金事業を実施しました。
さらに、長引く新型コロナウイルス感染症拡大の影響による事業者と町民の生活を支援するための事業として、ゼロ歳から中学生の児童がいる世帯に、児童1人に対し1万円のジョイカードギフト券を配付する子育て世帯経済活性化給付支援事業を実施し、12月には、売上げ低迷が続く商工業者と町民の生活を支援するため、40%のプレミアムがついた二宮エールプレミアム商品券発行事業を実施したところです。
なお、飲食店応援クーポン、事業継続支援金事業、子育て世帯経済活性化給付支援事業、二宮エールプレミアム商品券について、令和2年度第11号補正予算で上程し、繰越明許費の議決をいただきましたので、5月まで延長し、引き続き支援に努めてまいります。
さらに、事業者が行う新型コロナウイルス感染症拡大を防止する対策について、補助率10分の9、1事業所当たり10万円を限度額とした補助金制度を新たに予算化したところです。
しかし、1月8日に再び緊急事態が宣言されたことにより、事業を営んでいる方や町民の生活は、なお一層の厳しい状況になっていることと推察されます。そのため、町民の生活を支援しつつ経済の早期回復を図ることを目的に、第2弾のプレミアム商品券の発行を検討しています。
事業の制度設計としては、町民の利便性を考慮し、大型店舗にも利用できる商品券とすることとし、国の第3次臨時交付金約1億1,500万円のうち、約7,000万円を財源とする計画です。
続きまして、コロナ禍における行事開催の基準等についてお答えいたします。
令和2年度は、新型コロナウイルスの感染拡大防止、逼迫する医療現場への配慮などの理由から、ガラスのうさぎ像平和と友情の集い、体育祭、成人式など、多くの人々が1か所に集まる様々な事業を中止せざるを得ない状況でした。今もなお、首都圏の知事からは、逼迫する医療現場の現状を踏まえ、緊急事態宣言を解除するべきではなく、この週末までしっかりと意識を持って対応することが大切であるとの認識が示されております。
先ほども申し上げたとおり4月から全国民に対するワクチン接種が始まりますが、現在のところ、そのスケジュールはまだまだ確定しておりません。
そのような中、令和3年度についても、様々なイベントについて、単に密を避けること、感染防止対策を万全にすることだけで開催しても大丈夫とは言い切れないと考えております。現在、新しい年度に向けて様々な事業の準備を進めていく段階ですが、各担当には、仮に現在の状況が続いていたとしても、直前に事業を中止するかどうか判断に迷うことにならないよう、あらかじめ、オンライン開催などの代替手段を含めた検討をするよう指示をしているところです。
例えば、町が行っている移住相談会については、コロナ禍において対面での相談からオンライン相談に移行した結果、十分にその事業効果が発揮できることが分かりましたので、令和3年度はオンライン相談を基本に事業を展開する計画です。
一方で、コロナウイルス感染拡大以前から人員確保等が難しいと地域より相談されております継走大会と多くの町民が集まる体育祭については、令和3年度も開催することは難しいと判断しておりますので、代替措置として、スポーツ協会を中心としてスポーツフェスティバルを開催していただくことを計画しております。
このように、町主催事業や地域の行事など様々な事業について一律に開催、中止の基準を設けることは難しく、各行事の規模、会場、人と人との接触機会など総合的に勘案して判断していかざるを得ないと思いますが、これまでと全く同じように様々な事業が行われるということでもないと考えておりますので、様々な事業、イベントの本来の目的や事業の効果などを見つめ直しつつ、町民の方々が住み慣れた地域で生き生きと安心して生活を送ることができるよう取り組んでいきたいと考えております。
続いて、要旨3、公共施設再配置、町有地有効活用についてお答えいたします。
本日これまでに3人の議員の皆様から、公共施設再配置、町有地有効活用についてのご質問をいただきました。
平成27年度に二宮町人口ビジョンと二宮町総合戦略を取りまとめ、少子高齢化、人口減少時代に求められる持続可能な自治体運営として、これまでの高度経済成長時代に建設し次々に老朽化を迎えている公共施設について計画的に複合化を進め、全体としての延べ床面積を削減すること、また、現在では計画の変更などにより使用予定がなくなっている様々な町有地の活用などを進めていくことが必要なことをお示しいたしました。
また、新庁舎整備について、平成28年の熊本地震を契機として、公共施設再配置・町有地有効活用実施計画全体とは一旦切り離し、スピード感を持って進めてまいりました。
今回、4名の議員から、それぞれのお立場は異なるものの同様の質問をいただいていることは、やはり議会においてもその進捗について重要性を感じていらっしゃるからだと考えております。それまでに様々な町民の皆様の声や議員各位からのご意見を伺っている間に、当初想定以上の時間がかかってしまったと言っていることについては、安全・安心な災害対策拠点整備という観点から必要で丁寧な手続であったと考えております。これまでの答弁でもお答えしておりますが、それらご意見を伺う場の集大成として、令和2年度に実施した町民ワークショップとシンポジウムを通じ、町としての方向性を見直しましたので、令和3年度は、様々なご意見、課題を踏まえた駅周辺の公共空間の在り方として、町民の方々と共につくり上げていきたいと考えております。そして、現在の私の任期の最終年度となる令和4年度には基本設計に着手し、しっかりとした財政計画とともに、新庁舎だけでない駅周辺の将来の町の姿として町民の方々にお示しできるよう、取組を進めてまいります。
続きまして、要旨の4、第6次総合計画についてお答えいたします。
総合計画とは、地方自治体の全ての計画の基本となり、最上位に位置づけられる計画です。当初は、地方自治法により総合計画の基本部分である基本構想の策定が地方自治体に義務づけられておりましたが、平成23年に地方自治法が改正され、この策定義務がなくなりました。
一方で、平成25年に制定された二宮町議会基本条例では、二宮町総合計画基本構想を議会の議決事件として定めており、今回策定しようとしている第6次の二宮町総合計画基本構想は、初めて町の議会議決対象になります。
総合計画の基本構想は、自治体の目指す将来像と将来の目標を明らかにし、これらを実現するための基本的な施策の大綱を示すもので、限られた人的、財政的資源を活用し、社会全体の動きや町民の皆様のニーズに合わせ、優先順位をつけて施策を展開していくために長期的な展望に立ち、町の目指す将来像を描き、その実現に向けて、10年間という計画期間の施策、事業の方向性を明示することになります。
10年後の町の姿をどう創造するのかというご質問ですが、第6次総合計画の策定に当たっては、第5次総合計画期間中に策定した二宮町人口ビジョンと二宮町総合戦略に流れる考え方をいま一度直視して改めて考えていかなければならないと思っております。
令和2年9月1日現在の二宮町の人口は2万7,536人であり、二宮町総合戦略に位置づけた各種施策を実施した結果、二宮町人口ビジョン策定時に推計した2万7,168人より改善しておりますが、それでもなお、平成27年の2万8,479人からは5年間で943人減少しております。コロナ禍の現在、地方への移住が見直されてはおりますが、そのようなことを勘案しても、この人口減少トレンドが今後も続くということをまずは認識する必要があると思っております。
人口減少のトレンドを踏まえた二宮町総合戦略では、安心した暮らしを守り、住み続けられる地域をつくることを第一の基本目標とし、公共施設の質と量の見直しや大規模町有地の有効活用に着手いたしました。
今回、新たな二宮町総合戦略として策定する予定はございませんが、第6次総合計画には、二宮町人口ビジョンと二宮町総合戦略が示す方向性のほか、効率的な行政運営を目指すための行政改革大綱の考え方についても包含されるものと捉えております。
計画の策定スケジュールとしましては、令和3年度中に町民アンケートやワークショップなどで町民意見をいただいて、役場内幹部職員で組織する総合計画策定委員会で案を取りまとめ、町の非常勤特別職に位置づける委員で構成する総合計画審議会に諮りながら基本構想としての形に仕上げ、令和4年度中に議会に上程をしていきたいと考えております。
また、基本構想に基づく各部門における基本施策の内容を体系的に表わす基本計画については、前期5年、後期5年の期間で策定することとしておりますので、前期基本計画については同時並行で策定を進め、令和4年度中に完成させます。
現時点では、基本構想は、広く町民の皆様に町の現状をご理解いただいた上で、この町が進むべき方向性を共有していただく必要があるため、親しみやすく手に取りやすいもの、そして、分かりやすいものに変えていく予定です。
一方、基本計画には、先ほど申し上げた総合戦略や行政改革大綱に位置づけた各種施策なども併せて位置づけていくことを目指していきます。
議員の皆様も含めた町民の皆様の参画については、町の将来にわたるまちづくりの根幹である総合計画という性質上、町民の皆様が主役であり、老若男女は問わず、多くの方の思いやご意見をできる限り反映していくことが原則だと考えております。これまでは、お集まりいただきご意見をいただく手法が主でしたが、新型コロナ感染症の影響が今後どこまで続くか分からない中、ご参加いただく方の負担なども考慮して、特定の手法にとらわれず、多様な手法を用いて広く意見がいただける方法を模索していきたいと考えております。
また、各議員の皆様からは一町民としてのご意見をいただくだけではなく、議会に対して策定段階の要所でご報告させていただきたいと考えております。
今回、町が策定する計画としては初めての議決事件となり、また、これまで議会代表者にご参画いただいていた総合計画審議会には、今回は現時点ではご参画をいただかないことになっていると承知しておりますので、他の自治体における先行事例なども調査した上で、どのような形で議会、議員の皆様にご報告していくことがふさわしいのか、現在、その手法も含めて検討を進めているところです。
続きまして、要旨5、政策の進め方についてお答えいたします。
私は、町長就任以来、町民の皆様の声を丁寧に聞いて施策に反映させることを第一に進めてまいりました。就任当初、平成26年の所信表明でもお伝えさせていただいた3つの重点施策のうち、1つ目の少子高齢化の時代に見合ったまちづくりとしての公共施設の統廃合や未利用町有地の有効活用については、駅前町民会館の廃止や東京大学果樹園跡地の町民有志の協議会による運用など、一定の成果が見いだせている一方で、これから迎える厳しい時代に対応するためには、入り口に立っているにすぎないと思っております。
2つ目の安心して子育てできるまちづくりとして推進した学童保育所の民間委託化や病後児保育の広域利用については順調に実施できたほか、公園の統廃合計画なども計画に基づき順調に進んでおり、令和3年度には、待望のボール遊びのできる公園を整備する予定です。
3つ目の毎日が楽しく安心・安全なまちづくりとして進めた子育てしやすいまち、安全で住みやすいまちといった町全体をイメージしたブランド化は、にのみやLifeシティプロモーション事業として展開し、減少傾向にあった社会移動による人口動態が持ち直すなど、一定の成果が出ています。
このように、就任当時から計画しておりました各種施策は、議員をはじめとする町民の皆様のご理解により一定の進捗を果たすことができ、計画的に推進できております。
一方で、平成28年に発生した熊本地震で、役場庁舎が損傷を受け機能回復に時間を要した自治体があったことが全国的な問題となり、このことに対応するために進めてきた役場新庁舎の建設事業は、国の動向やこの役場庁舎の老朽化などから、スピード感を優先して進めてまいりました。議会からのご意見を踏まえ、町民の皆様の声をより丁寧に聞き、対話を通じてご理解を得ていく過程を繰り返し行った結果、なかなか前に進まないというご意見かと思いますが、私としては、必要な手続であったと考えております。
先ほど、第6次総合計画のところでも申し上げましたが、これからの時代、人口減少トレンドが続くということをしっかりと意識し、将来に向かって負担を残さない持続可能なまちづくりを進めることが求められております。新庁舎建設事業だけでなく、温水プールや今後大規模改修をしようとするラディアンなど、町民サービスの在り方や施設の在り方などについて、町民の方々と向き合いしっかりと議論し、財政的な裏づけを持った上で賢くダウンサイジングを行っていかなければ、少子高齢化、人口減少社会において持続可能な町の将来はないと考えておりますので、今後もより丁寧に町民の皆様の声を伺い、町の現状や今後についてご理解をいただく必要があると考えているため、改めて町民目線に立ち、丁寧にご説明しながら進めてまいりたいと考えております。以上です。
55: ◯議長【
善波宣雄君】 お諮りいたします。5時以降もこのまま会議を続けたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」との声あり)
56: ◯議長【
善波宣雄君】 ご異議なしと認めます。よって、このまま会議を続けます。
57: ◯議長【
善波宣雄君】 野地議員。
58: ◯4番【野地洋正君】 再質問に入ります。
1つ目の予算編成に当たりということで、例年になく、再確認をしながらマニュアルをチェックしましたよということで、ただし、コロナのこともあるので、先ほどの羽根議員のときもありましたけれども、渡辺議員かな、新生活ウィズコロナオンラインとしても進めていきますよというようなお話ではありました。
また、昨年のチェック不足ということで、いろいろとご迷惑をかけたということで謝罪もありましたが、例年にない、いろんなマニュアルチェック、再確認をしながらも、ここで、ついせんだって、入札に関する同じようなチェックミスですね、チェックミスにより入札がもう取りやめたと。落札業者が決まった後に取りやめたというような、これ、全く同じ不祥事でございまして、そこの記者発表にも、チェックを行う体制を構築しと同じような謝罪文が入っているわけなんですが、人間のやることですからミスはあるかと思いますが、なぜそのようにチェックし、改めて強い口調でご指示をしたにもかかわらず、そういうことが繰り返されるのかというところに一番問題があろうかと思います。
平成27年から身分証明書の発行の誤りということで、もろもろもろ。昨年は投票用紙の二重交付とか車検切れとか、もろもろ続いております。これは、職員が認識が甘くてできないものなのか、それとも、町長の意識や指示が甘くて職員に伝わらないのかと、どっちかだろうと思いますけど、その辺についてはどのようなお考えを持っていらっしゃいますでしょうか。
コロナです。
まず、ワクチン接種についてなんですが、現在、河野太郎ワクチン担当大臣、就任しておりますが、その前日には松本部長のほうに直接電話が入って、町の状況、課題、不安を直接話をされていると思いますし、政府が調達した1万台の超低温冷凍庫の4社中3社の分、約7,000台分は、二宮町の藤田電機製作所の計温、測定、データロガー、技術が採用されたということでニュースになっております。一部、二宮から全国を救うみたいな記事も入っております。そのような環境下の下、二宮町においてワクチン接種がスムーズに進まないということがあっては、ちょっと情けないなというふうに感じております。
先ほど、ラディアンを中心とする会場集団接種及び医療機関による個別接種、コールセンター等々の対応をいたしますということの表現がございましたが、まず、集団接種会場なんですけど、これ、シミュレーションを1回してみないと、何がどうなるかなというのはなかなか見当たらない、机上の中での図柄では、なかなか難しいと。シミュレーションしたほうがいいと思いますよというご提案になります。
それと同時に、今度、個別接種の医療機関へ、じゃ、町内、3つ、今、冷凍庫があると思うんですが、どうやって誰が運ぶのというそのシミュレーションというんですか、それも大変必要になってくるかと思いますし、昨日、一昨日では、冷凍庫がうまく作動しないみたいなこともありました。停電時の発電は、二宮町、大丈夫ですねと、すぐ切り替わるようになっていますかという質問も当然あろうかと思いますが、その辺も含めてどのような管理をされているかなということをお伺いいたします。
事業者への支援です、町民への支援ですね。
これ、渡辺議員のときの答弁にもございましたが、これからいろいろ補正予算で急いでやっていきますというご答弁なんですけど、急がなくていいというのが私の見解でございます。先ほどから、2年度の事業については、これだけいっぱいやりましたよということがありました。承知しております。ありがたかったと思っていますが、先ほど申したのは、より手厚く届くように、1億1,500万が枠であって、7,000万のプレミアム商品券、ほぼそれで全町民には届くだろうとは思っておりますが、じゃ、そのほかの商工関係でもいいです、困ったところにどう手厚くできるかというところを私は望むんですね。一律へのは簡単なんですが、その法則というんですかね。前年度でいえば、例えば商工会、相談したら、これこれこうでしたという団体が大体主だったんです。飲食店会とか、何かそういう団体としての一意見を聞きながらやっていったというふうには聞いておりますが、じゃ、その中で、いろいろ予算も失敗したりとかあると思うんですが、どの方にどういう支援ができるかという体制、どうやってそれを知るのかということかもしれませんけれども、私、そっちにちょっと重視していただきたいと思っているんですね。より細かい、きめの細かい支援を、もう3年度はしていっていただきたいというのが私の思いです。その体制は、どのようなものを考えていらっしゃるかなということです。
次、その行事のことなんですけれども、現在の令和3年の行事予定を見ますと、おっしゃったように体育祭、町内一周継走大会、消防団員体力錬成大会も入っていないかな。これ、町主催なんですが、今度、団体主催であります子ども会の野外活動やバウンスボールなども現在は除かれています。体育祭と継走大会は予算もついていなく、理由としては、先ほど町長がおっしゃられたと思うんですが。継走大会は、恐らく昨年、今後も続けていきたいと町長ご挨拶されていると思うんです、継走大会の閉会式か開会式かで。例えば今回言われたスポーツフェスティバルは、別に町事業でもないんですね。継走大会は町事業。スポーツフェスは、これはスポーツ協会でしょうか、事業が、昨年もありました。その前もあったと思います。ただそれを持ってきましたよということの表現だと思うんですが。継走大会の町事業。やめるんですねという質問にしましょうか。体育祭もそうです。大変なことはよく知っているんですけれども、このコロナだから当初から予算もつきません、やめますよというのではなくて、検討した結果、コロナだからちょっと今年は無理ですとなればいいですが、検討すらしないんですよ、もうこの段階で。今は3月ですか、3月になりましたけれども。これ、どさくさに紛れて既成事実をつくっちゃおうとしているんじゃないかなというふうに勘ぐられてしまうかもしれません。特に、運動会と継走大会は、いろんな議論が出ていたのも事実です。でも、それを決めるのは、じっくりした議論なんですね。体育祭は80年の歴史とともに歩んできた大事な行事だと僕思っていますし、町民がみんな集まる最大のイベントなんです。それをどういうふうにしていこうかというのをきちんと議論して決めていただきたいと思っていますが、どうもコロナによってなし崩しかなというような感じにも受け取れますけど、その辺をお伺いします。
3つ目の公共施設再配置です。
先ほどから、ワークショップだ、シンポジウムだというところで、そこのご意見をしっかり聞いたものだと。決して思いつきでもなければ、じっくりやった結果だというふうにおっしゃっていますが、私としては、シンポジウム、お伺いしましたけれども、別に新しいことを言っているわけではないという感想を持っております。今までも他の公共施設を一緒に考えるべきだとか、葛川対策必要だとか、日常の町民サービスがどのように向上するのかとか、ビジョンはという質問は、町民もしていたし議員も投げかけてきていました。基本設計予算は、二度も議会では認められないというにもかかわらず、ずっと役場は公用施設なんです、公用施設であって、町民が利用する公共施設ではない、そうおっしゃっていました。災害対策を充実させる、この一点張りで来ました。要するに、それを言うならば、説明責任を怠ってきたツケが今来たんじゃないかと僕は思っていますね。
この辺、僕の感想をちょっと言いますから。
それと、さっきちょっと疑問に思った、渡辺議員のときに、ここ、崩壊しない、崩壊までは考えていない、想定していないというようなお言葉があったんですけど、平成8年に危ないとされて、平成28年ですか、示された現況調査では崩壊の危険性って書いてあるんですね、1階、2階については。当然、3階も崩壊しちゃうとは思っているんですけど。ということで、私は、その資料を基に、実は推進してきた派なんです。要するに、30年以内に80%以上起こるという大きな地震が5つも6つもあって、最近ではスーパー南海トラフ、想定50万人の死者と言われています。相模トラフと一致して。その中で、早く私は移動しなければと、何かあったら人災だというふうに思って感じていたんです。私は逆に裏切られたんですね。この2年半、裏切られた気分です。
そして、基本構想基本計画ですよ。見てください、これを。これ、基本計画はもう破棄しちゃったんです、言ってみれば、白紙です。基本構想は、一部残しますとされました。これ、約50ページあるんですけれども、残ったの、何ページ、13ページだけなんですよ、基本構想。基本計画、残り全部白紙なんです、実は。三十数ページが白紙になります。これ、お金をかけてきたつもりなんですけどね。何かもったいないなと。来年については、3年度は、庁舎に関係する予算はゼロですね。予算はゼロなんだけれども、公共施設再配置の事業として1,000万。その中のこの計画が800万なんですが。私、これ、何となく、役場から皆さんの目を背けるためのカムフラージュじゃないかというふうに思うくらいなんですね。役場、これ、2年度も役場というのは五、六十万しか予算がついていませんでしたけれども、役場を造るための計画なんですよ、どう考えても。そう理解するんですけれども、私、何か間違っていますかという問いになりますね。
そんな中で、私は思って、先ほどから聞いていて、今までいろんな人の意見を聞いていますと。いろんなところからの話は聞いていますから、決して無駄にはなっていませんって町長おっしゃいました、庁舎を造るに当たって。それは例えば基本計画とかいろんなことを言っているんでしょう。だったら、それだけの情報があるのであれば、800万の、業者にお願いするんじゃなくて、公共施設再配置を大きく見直して、役場の計画につなげていくとか、これ、自分たちでできないものでしょうか、町民と一緒にって考えるんです。何しろ委託の800万円は、私、無駄であると思って、安易に考えた策だなというふうにちょっと思ってしまうんです。
そこで質問に入りますが、私、この計画を白紙とか策定を急遽やめるとか、先ほどもちょっと言ったけど、町民と進め、かじを切る。これ、たしか2年半に僕は戻ったとしか思えない。これを承知で、何がこの方向転換を急にさせたのかなと、この3か月でというのは、非常にやっぱりまだまだ納得がいかない。この2年間何だったんだって。皆さんから言われ続けて、予算も通らない2年間は何だったんだと思うと、市町村役場機能緊急保全事業、これがなくなっちゃったから、まあ、いいや、急がなくてもって恐らく思ったんじゃないかと思うんですね。その辺についてはいかがでしょうか。
それと、施政方針の中で、さっき一言ちょっと触れたんですけれども、施政方針の中で、やはり気になるんですよ。町民全体でのまちづくりを考えていかなければならないことに気づくことができました。町長、そう書いてある。まちづくりは町民全体で考えなきゃいけないねって、6年たった今、初めて分かったんですよ。
それと、庁舎を含めた公共施設や公共空間を一体に検討する方向にかじを切ると、公共施設と一緒に考えたほうがいいんじゃないというのは、もう2年前から言っているわけですよ。町民検討委員会でも出ていたはずです。
さらに言います。これ、1月25日のワークショップのことの、町長の思いだったと思うんですけど、二宮町への深い愛着とか、町民全体で町を考えたいとか、熱意を感じたとか、行政の視点にとらわれ過ぎたと気づけたとか、町民の皆様、お力添えをお願いしますとかって表現されているんですが、これ、ずっとやってきた事業なんですよ。何か皆さん、今始まった事業と勘違いされているところがあります。
では、裏を返せば、まちづくりは役場内でやっていました、町民は、今までの、町民ワークショップ、公共施設町民検討会や役場新庁舎検討会では気づけませんでした、町民には熱意が感じていませんでした、気づいたけど無視してきましたとも思われない表現なんですね、これ、あまりにもひどい言葉を使われたなというふうに思っています。こんなので、今年1年かけてこの計画をやって、言葉には出てこない役場新庁舎建設基本計画をつくると言っているんです、今年。大丈夫でしょうかとちょっと心配しますけど、いかがですか。
それと、それに伴いまして、施設再編専門担当を設置しますという新たな話が出てきましたが、これって、今現在、施設再編推進班とか、昔ありました公共施設課と何が違うのかなと思っているので、そこの辺りをお聞かせください。
それと、町有地について、私、どうしても言いたいことがあるので、また質問しますね。
小児病院跡地について、先ほども前田議員からも細かく質問があり答弁されておりましたが、議会からは、平成30年度の決算審査意見で、まず、まず跡地は活用方法を早期に提案してくださいねと出しております。その後、令和5年からの本格活用にはなかなか進まない、今も進んでおりません。そして、土地を取得したときの契約内容にある違約金の件です。そこには数字まで示されていますね、違約金の数字が書いてありました。しかし、この違約金については、もう発生しないんですよと町側からは私たちは報告を受けております。そんなことから、昨年の9月、旧国立小児病院跡地は所管課を変更した上で活用しろと言っているんです。あまりにもひどいから、あまりにも進まないからということなんです。これ、結構、一歩踏み込んだ強い意見だと私は思っています、議会からはね。
しかしながら、令和3年度は、引き続き子ども・子育て課の事業です。草刈り150万をしますと書いてありました。これ、恐らくまた答弁では、凍結中の子どもの館がありますからと今日も答弁されるでしょう。先ほどもされていましたけれども。だったら、子どもの館構想は廃止にしましょう、してくださいよって。なぜかというと、令和元年度、僕、決算のときに聞きましたね、各課に。子どもの館構想について検討、議論をしたのは、ゼロ分ですよ、町の中で。関係各所に聞いてもゼロ分。そして、第2期の子ども・子育て支援計画にも、当然子どもの館という文字すら入っていないです。僕、これがネックだと思っているんです。子どもの館構想を早期に廃止して、所管課を変え、普通財産として令和5年度に向けてもっと活用にスピードを上げませんかというご提案です。何か提案してくださいって言われる側としては、私がもし民間企業であれば、そんな行政財産にいろんなものがついていて、何を検討、提案しようかなって、まず、いい提案が出せない。なぜそこまでこだわっているのかお聞かせください。
4つ目、総合計画についてです。
議会の承認という義務はありますけど、つくる義務はないけどつくりますよというお話でした。前回の10年前のを見てみましたけれども、これ、いろんな会議がやっぱりありまして、先ほども出てきました、大体161名が会議をして、全体の会議は56回と書いてありました。当然、アンケートももろもろあって、議会への報告は3回でしたね。ただ、10年前は、条例上、議会からも2名の審議会参加というのがありましたが、今は条例が改正されていますので議会からは参加しません。16名の審議委員として進むという中で、じゃ、町議会では、先ほど要所でという表現がありますが、私としては、定期的になんです。定期的に今こういう状況で動いています、定期的にこういう状況で動いていますをしないと、私たちは常に情報が入ってこなくて、決まったことしか報告を得ない状況になります。ぜひその辺は考えていただいて、いい情報も悪い情報も、都度定期的に上げていただきたいと思っていますが、その辺、議会に対してはどのようにお考えになりますか。
それと、総合戦略です。先ほどからずっと出てきますが、総合戦略は、今回おつくりになるのかな、ならないのかなって。総合計画に含むというちょっとイメージもあったかもしれませんが、扱いをお聞かせください。
最後です。施政方針というところですけど、やはりなかなか自分が悪かったとは言えないでしょう。なかなか反省の弁がないなというふうに聞いておりました。
この庁舎以外の計画はスムーズに行きましたと、計画どおりですというようなご表現もありまして、それはそれでいいでしょう。認めるところ、大変ありますし、すごいなと思うところもたくさんありました。
しかし、やはり今回の目玉といえば、これなんです、公共施設再配置なんですね、今年の目玉は、ちょっとコロナを除くと。これをどうするかというところが一番の問題で、私はちゃんとやっていましたよと、ちゃんとこの進め方は間違いじゃないんですと私はおっしゃったように聞こえちゃったんだけれども、これ、みんなそうなんですけど、自分を反省するんです。何が悪かったかなって反省して、課題を見つけるんです。その課題に対して対策を打って実行していくという繰り返しなんですよ。これはどの組織も一緒だと思います。それなのに、なかなかそういう反省もしない。いや、みんなから聞いたからって。私は、2年半に戻っただけだと思って、恐らく令和4年の基本計画なんか難しいと思います。その後の基本設計、このまま行ったら難しいと思います。それにはどうするか。やっぱり自分を見つめて反省するべきところは反省する。そういう態度を見せないと前に進まないと思いますが、その辺についてはいかがでしょうか。以上です。
59: ◯議長【
善波宣雄君】 町長。
60: ◯町長【村田邦子君】 もしちょっと漏れましたら、またその場でご指摘ください。
まず最初は、予算編成の中でのミスもありましたし、また、その後、入札のミスもあったということで、その辺の指示の出し方というんでしょうか、指示の出し方を、その後の対策ということだと思います。その点では、まずは担当のところ含めて、そのたび今までいろいろなもちろん町民の方にご迷惑をかけたやはりミスなどもありましたけど、ちょっと個別個別の事例としてはいろいろ違う点もありますから、まずはそこはなぜそういうことが起きてしまったのかということは厳密にちゃんと調査をして、そうしなければまた対策も立ちませんので、それはやってまいりました。そのときそのときの理由はもちろんあるわけなんですけど、それに対して、やはり注意とかいうだけでなく、やはり二度と、理由が分かって原因が分かればそれが起きない対策というのは取らなきゃいけないと思いますので、そういったことを含めて、具体的に指示をするというだけでなく、やはり当事者とその担当のところでもう一度そこはしっかりフィードバックして、言われたからはいというものではないと思いますので、当事者含め、その担当のところがなぜこういうことが起きたのかということをしっかり受け止めて、その反省を踏まえて次の対策が取れると思っておりますので、そういったことを丁寧にやれるようにしてまいりました。それでも、やはり、それぞれ共通するものがありますから、これはこの事例、あれはあのときの事例ということではなく、全庁的に、今回も含めて、ルールの見直しであったり、その指示というのも、ほかの部課においてもしっかりと流して共有化しておりますので、そういったところでは同じようなミスというのは今後起きないような形を取りましたし、今後はそういう形で進めていきたいと思っております。何分とにかくやはり町民の皆様にご迷惑をかけるということは大変よろしくありませんので、そういったことが二度とないように気をつけてまいりたいと思います。
あと、ワクチン接種のところでは、今後、もちろん、今、本当に最後詰めている状況です。3月号の広報にも後ろに載っておりますが、2月号か、2月号の広報ですね。それにも載っておりますが、またそのときからのスケジュールも、ちょっと今後ももちろん変わるかもしれませんが、その辺も含めて正しい情報、一番新しい情報というのを出していきたいと、ご説明していきたいと思いますし、議員のお話のように、集団接種会場でのデモンストレーションというんでしょうか、予行演習ですね、それなども、今、一応、場所を使ってこういう流れでということは医師会のほうとも丁寧にやっていますけど、やはりそれも必要だと思っておりますし、現在、また、各個別の医院での個別接種ですね。その部分は、やはりそのマイナス何十度というワクチンを運ばなくてはならないので、その部分のデモンストレーションなども実際考えておりますが、やってみるのと、時間がやはりいろいろかかったりするのもありますので、その辺もいろいろ担当のほうも今考えておりますから、またその辺も、デモンストレーションのほう、予行演習のほうなども順次進めて、しっかりとミスのないような形でのワクチン接種に取り組んでいきたいと思っております。
あと、今度の補正、今度のといいますか3年度に入りましての第3次の補正になりますけれども、新型コロナウイルス感染症対策の第3次の部分ですね。それにつきまして、今、経済生活支援の部分で、大体このような形と先ほどもプレミアムの部分もお話しさせてはいただいたんですが、やはりもうご指摘のように、どこか、漏れていると言うと変ですけれども、支援の行き渡っていないところがあるのではないかというのは確かにしっかり受け止めなきゃいけないと思っておりますので、その辺、1つは経済対策のところでは、これまでの反省というよりも、商工会のほうでも年度入ってすぐに調査のほうをもう一度いたしますので、丁寧な調査をいたしますので、その辺で、それぞれの各事業所、各小売店、各事業の種別ごとにも含めていろいろ特徴があると思います。その辺の現状をもう一度、新型コロナウイルスの中で、1年たってのところで、もう一度その辺調査をしっかりして、その結果を受け止めてやっていきたいと思っております。
また、あと、町民に対しても、やはりいろいろな部分での下支えをしていかなくてはならない部分がどこなのかということ。今、国のほうでも今回の予算が通って、生活困窮者であったり、ひとり親のほうであったりって、何かそういう部分がいろいろ出てきていますので、重ならないような形で、やはり町独自としてどういうところに手当てをしていったらいいのかということもしっかり調査をしながら、そんな別に焦って急いでばたばた決めるつもりもございませんが、必要なところにはやっぱり必要な手だてもしなきゃいけないと思いますので、その辺、調査をしながら進めていきたいと思います。また、いろいろ議員の皆様もそれぞれのお立場でお気づきの点がありましたら、町の情報として、またいろいろとお寄せいただければと思います。よろしくお願いします。
あと、様々に、やはり、3年度の、先ほど事業のコロナ対策、コロナの影響とか、あと、イベント関係、行事関係の影響ということでその影響はあると思っておりますから、先ほど、前の議員のときもお話ししたように、もう、コロナのこういう緊急事態が出るか、出ないにしても大分また感染者が増えた場合などもありますから、そういう場合どうするという想定の下にそれぞれの事業は、今、組んでおります。その場になってばたばたと何か中止にするのかどうかということではなくね。例えばおっしゃっていたスポーツフェスティバルに、町民体育祭が代わるスポーツフェスティバルというのも今回出させていただきました。これ、やはり各地区、ご高齢の方もいたり、家族で参加する部分もあって、この状態で1か所に集めてというのはやはり難しい部分もあろうかということで、今回はスポーツフェスティバルに代えてということを考えていますが、その部分でも、やはり今まで本当に長い歴史、約80回やってきた町民体育祭のところのやっぱりよさもありますので、地区対抗的なものはやはりちょっと難しいとは思いますが、そうではない部分の種目などもありますので、そういったところはなるべく取り入れながら、多くの、多くのと言うとまた密になるとその辺がとても難しいんですけれども、感染対策に気をつけながら、秋の一日楽しんでいただけるようなことを考えていきたいと思います。
まず、今回こういう形でやらせていただいて、今後、やはり周りのコロナの状況もありますけれども、どうしていくか。また、地区の方のご意見なども伺いながら考えていきたいと思います。
あと、いろいろな事業が、町事業でも今から変わっていくところ、ちょっと載っていないところがあります。例えばさっきの継走大会もそうなんですが、それは別にコロナの影響だけではなく、もう何年でしょう、5年ぐらい、やはり毎年のように選手集めが大変であるというふうなご意見、地区から終わるたびにやはりいただいていまして、でも、やはり歴史ある大会ですから、一方ではどうにか工夫して続けられないかというご意見もいただいたりということを繰り返し地域の皆さん、地域の地区長さん、スポーツ推進員の皆さんはじめ、責任者の方々と毎年のように意見交換をずっと続けてまいりました。その中で、コロナだけの影響ではなく、継走大会のほう、やはりちょっと沿道の警備、警備というかな、そのコースを見ていく部分の、一般車道を走るものですから、その辺の危険性もちょっと最近は多く言われておりまして、そういったことから、今回のところは1回休止していくということで、これはそういう形になっておりますので、また、今後どういった形でまたこれができるのか、やはりそういう町民が、老若男女、それこそスポーツに親しむ機会というのも重要だと思いますので、代わるものなども考えられるところであれば、またしっかりその辺もご意見を伺っていきたいと思います。
あと、様々に子ども会の行事、ちょっと確定ではないのかもしれないんですが、聞くところによると、やはりそういった行事も、ちょっと今の段階から、次年度のことですから、それぞれの団体のいろんな催しもまだこれからなんですけれども、既に何かこの段階で令和3年度はちょっと中止かなというような声も実際私も聞いております。それは、逆にそちらの諸団体のほうでちょっと決められて、逆に町に報告があったというようなこともぽつぽつと出ておりますので、その辺も、今後の推移ですけれども、団体のやっぱり意思もあると思いますし、やはりどうしても多くの町民の方であったりそういういろいろな団体ありますけど、ご高齢の方を中心とした団体であったり、また、子供、子ども会のように子供を中心とする団体だと、やっぱり責任者の方も、やっぱりひとしお、やっぱり今こういうコロナの状況だといろいろ不安に思うこともあるのではないかと思います。ぜひそういったところ、こちらも、それをはいと受け止めるだけでなく、それこそ代わりになることができないかとかいろいろご相談に乗りながら、まだ新年度は始まっておりませんが、一緒に考えていきたいと思っております。
また、いろいろ諸団体からの報告がありましたら、それも決まったところで皆様のほうにもご報告はしていきたいと思っております。
あと、庁舎ですね、役場、庁舎のことですよね。
駅前、駅周辺とラディアン周辺のまちづくり計画の部分で今年度進めていくわけなんですけれども、基本的には、今日もその辺よく分かったんですが、野地議員としては、やっぱり災害対策として、一刻も早く災害対策が取れる拠点としての整備を進めるべきだというご意見であったということが本当によく分かりまして、その辺は、本当、町としてもしっかりこれからも受け止めていかなくてはならないというふうに重く受け止めています。
その中で、やはり、そうはいっても、町は、それをやはり第一番の優先順位として進めてきたわけなんですけど、町民の皆さんからということは含めて議会の皆さんのご意見も含めて、やはりそうではなくて、やはり、もう一周り広く、庁舎を軸として、庁舎を含めた駅周辺のやはり公共施設、老朽化しているところはまだあるではないかということで、そういった公共空間を一緒にやはり考えていくべきだというご意見もあったということで、今回、そういったところから大きく捉えながら、スピード感も一方では持って進めていくというところに方針を持ち、今回提案させていただいております。ですから、もちろん野地議員のおっしゃっている、まずはスピード感を持って災害対策の拠点整備を進めるべきというところは本当に間違っていないと思いますし、私どももその点はしっかり受け止めて進めなくてはならない大きな点だと思っております。そこのところが不安になりますと、またいろいろ町民の方にも新たな不安材料を与えてしまうと思いますので、そういった意味では、そこの部分、しっかり受け止めながら、また新たに今回のまちづくり計画と今仮称で呼んでいますけど、それが、町の魅力のさらなる大きな発展と大きな魅力の増進になるというふうにも考えておりますので、そういった形をしっかりと皆さんのところにお示ししながら、庁舎の安全性もしっかり高めて、皆さんへの、いざというときの災害対策にもしっかりしていくとともに、これからの10年、20年、その先を見据えた駅周辺を中心としたまちづくりの形というのもお示ししていきたいと考えております。
あと、それで、緊急保全事業債が、今回、制度が終了して、2年度で、今年度で終了してしまいますので、先ほどほかの議員のところでもお話ししたように、財源のほうの計画も改めてもちろん再検討していかなければならないと思っておりますので、やはりその中では、限られた中ではありますけど、極力町債の借入をしっかり抑制していくというような形で、町財政に過度の負担を本当に与えないような形というのをもう一方で今後も検討して、それも、今後しっかりと皆さんのほうに、まちづくり計画と一緒にお示しをしていきたいと思っております。
あと、担当課のほうもどう考えるのかということなんですが、これ、やはりちょうど公共施設の再編の中で、二宮町、町にしては、結構多くのいろいろな公共施設を今まで町民のために本当に建設してきた町だと思いますが、それが本当に一挙に老朽化している、ちょっとタイムリミットを迎えている時期とも重なっていると思います。そういったところで、今までは担当担当のところで所管の公共施設を持ちながら、日々の管理等そういったことはやってきたんですが、やはり今後どうするという大きい転換点に来ているところでは、各担当のところだけでは逆に非効率になってしまいますので、今回、集中的に公共施設の再編、そういったところの部分の専門の課を設けて、かといってそこだけにお任せということではなく、教育部門の施設であれば教育が入る、福祉部門が関係すれば福祉も入るということで、連携しながら今後この課の運営というのは進めていきたいと思っております。そういう形で、ぜひ、ここで1回やはりその辺をリセットしながら、本当これからの将来に向かって、二宮町に必要な公共施設の再編というのに取り組んでいきたいと思っております。
あとは、いつもご指摘いただく山西の国立小児病院跡地です。
その辺は、私どももご指摘のとおり3年度にしっかりとその辺の対策、対応は取っていきたいと思っております。
先ほど、前の議員のときにもお話ししましたけれども、今までも民間のいろいろな提案のマーケットサウンディングも実施したりしていました。もう一度その辺しっかり精査して、何ができるのか、何が難しいのか、その可能性もしっかり精査するのと、あと、購入した経緯の目的も含めて、もう一度国のほうとも確認をしながら、どういう活用ができるかということをしっかりお示ししていきたいと思いますし、活用と売却などの選択も含めながら、皆様にしっかりお示ししていきたいと思っております。
あと、総合戦略、総合計画、第6次に入るんですけど、総合戦略のほうは、総合計画のところ、議決事件だけど、今までは審議会に議員さんが入っていたんだけど、今回は入らずに進むということですから、もちろん、そのところどころでしっかりと議会のほうにもご報告、その途中経過を示しながら行きたいと思っております。そういうことがなければ、議決までの間がまるっきり白紙の状態でということにはならないと思いますので、その辺はしっかり情報のほう、分かりやすくお示ししていく必要があると思っておりますので、議員の皆様にご説明するということは、そこから町民の多くの方々に伝わっていくというふうに私も感じておりますので、町民に対する説明であるというふうに受け止めながら、しっかり分かりやすく説明をしていきたいと思います。
あと、総合戦略は、今回は前のと、総合戦略のほうはつくらないということですね。
あと、最後は、何だっけな……。(「子どもの館の状況は」との声あり)それはそうですね、子どもの館の構想ですね。子どもの館構想。
古澤吉郎町長のときにつくった構想だと記憶しておりますが、それも含めて、今は、休止でいいのかな、今は……。(「凍結」との声あり)休止じゃない、凍結という状況ですので、もちろん廃止をしなければ、その次の活用を含めて話になりませんので、それもご提案していきますので、もう少しお待ちください。
あと、政治姿勢みたいな形でいいんですね。
今までの中で話がまた最初のほうにも戻りますけれども、駅周辺、ラディアン周辺のまちづくり計画、そういった中で今回ご提案させていただいている、確かにコロナ対策と一緒に、町の将来を決めていく大きな事業だと思っております。その進め方として、そのまま庁舎だけに行けばよかったのにいかがなものかというお怒りだと思うんですけれども、やはり、ある意味、それは野地議員のご意見をいただきながら、やはり多くのほかの議員の皆さんのご意見も私は受け止めてまいりましたし、その裏には、やはり町民の皆さんのご意見というふうに私も受け止めておりますので、そういった形で今回は庁舎を軸としていますけれども、公共施設の古くなった公共施設であったり公共空間、駅前の公共空間の新たな形というのを一緒に考えていくということでお示しをさせていただきました。
また、ちょっと、面積もそうです、概念が少し変わったということで分かりにくいじゃないかというご指摘あるのかもしれませんが、その辺も今後、適時しっかりと分かりやすく、議員の皆様、議会の皆様にもちゃんとご説明をしていきたいと思います。しいてはそれが町民の皆様への途中経過の説明になると思いますので、その辺は丁寧に行っていきたいと思います。
終わります。
61: ◯議長【
善波宣雄君】 野地議員。
62: ◯4番【野地洋正君】 時間も時間ですし、町長も大分お疲れのようでなかなか質問と答弁が合っていないなという印象ですので、取りあえず、再々質問、1から4までは、また予算審査もありますでしょうから、ここまでとさせていただきますが。1から4も全てそうなんです。5番の質問とさせていただきますが、ちょっとやっぱり違うなと思っています。私、3番のことで言うなら、公共施設のことを今お話しいただきましたけれども、要するに、受け止めていないんですよ、町長が。今までみんなが町民も議会も言ってきたことを受け止めていないから、スルーしちゃったから、去年のシンポジウム、町民ワークショップで出たのが初めて耳に入っただけなんですよ。受け止めていたんじゃない、受け止めていないからこうなっちゃったんですね。何の原因があるかというと、一番は、説明不足なんです。町長がきちんと説明をしなかったから、この状態に陥ったと私は考えていますし、別に全て早くつくれ、早くつくれなんか、私、思っていませんです。つくった後どうなるの、町はって。そういう話もなかったのにということを言いたいんです。だから、また、反省をしないのであれば、また同じ間違いを起こしますよと私は注意をしております。
5番の中で、これだけちょっと言っておきたいんだけれども、やっぱり町長、結果、結論は一緒であっても、私たちが受け止める、町民が受け止めるというそのプロセス感とか途中の情報の発信とか説明が、やっぱり苦手なんですよ。だから、結果は一緒であっても、私たちは突然のように思うわけです。何があったか分からない。今までの答弁を聞いていてもそうなんですけど、何かうやむや、うやむやの感じがやっぱりありますよ。それで何か時間が過ぎてきちゃう。そこが、これから直されたほうがいいんじゃないですかという、私からはご提案です。
やはり、令和3年度は、町民の方々はやっぱり頼りにしていますし、しっかり進めていただきたいなと当然思っているはずなんです。そのためには、やっぱり今まで以上にきちんとした説明、嫌なことも説明しなきゃいけないです。説明をしてこうなりますよと、だからこうしたいんだということをきっちり話をされないと、何をやっても結果としては、議会としては認められなくなっちゃいますよというちょっとご提案ですか、そのようなことを思っております。
そして、もう一個言っておきたい、提案として。先ほど渡辺議員が、営業マン制度みたいな話をされたけど、まさに僕、それなんですけれども、その情報の発信とか収集がちょっとなかなか苦手。ホームページと掲示板にSNSって、常にそれなんですね、回答は。それでなかなか難しいのであれば、私はやっぱり一色小学校区でも山西小学校でも担当、営業マンと言うとおかしいですけど、担当をつけて、やっぱりそこに出向いていって情報を取ってくる。それで、各部署からまた集めたものは、また、情報を持っていく。それは地域の役員会か何かにも行ってもいいですし学校に行ってもいいですけど、そういう担当をつけて、より細かくやっぱり町民の方々の現状を知るという意味ではいいと思います。これから65歳定年に向かう中で、そういう役割も大切じゃないかなと思ってご検討いただいたらよろしいんじゃないですかと思っております。
今の私の表現に対して、一言いただいて質問を終わりとします。
63: ◯議長【
善波宣雄君】 町長。
64: ◯町長【村田邦子君】 ありがとうございます。
まず、1つ、情報、駅前周辺とラディアン周辺の計画だけでなく、この過程で情報発信が不足していた、説明が不足しているのではないかということ、そこはしっかりと分かりやすく発信も適宜というところをしっかり努めていきたいと思います。
その出し方は、今、いろいろなホームページ、紙ベースいろいろあると思いますけれども、確かに、こちらは分かりやすいだろうと思って言っていることも、データが分かりにくかったりとか説明が的を射ていなかったりとか、時期がなかなか急に出てきたように感じられてしまうということは、その前からの、なぜこういう提案をするのかとか、なぜこういう計画が出てきたのかというところのプロセスも含めてのご説明がちゃんと行き渡っていないから唐突感を与えてしまうと思いますので、その辺は、より一層丁寧に分かりやすくしっかりと発信をするというところ、説明をするというところと、肝に銘じていきたいと思います。
あと、現場に出向くということで、職員が地区担当みたいなお話もありました。本当、この面積の町ですので、各事業において職員、役場庁舎に籠もって電話だけのやり取りで何か物事を進めているということではなく、現場に出向いたり、いろいろな各種団体の方とお話ししたりということは細かくやっていると思っておりますが、やはりそれぞれの空気感であったりその状況も把握するということも本当に必要だと思いますので、しっかり出向いていくし、それは職員だけに任せることなく、私自身しっかり現場に出向きながら、意見、要望、いろいろな部分をしっかりこの目で見て、この耳で聞いて、受け止めたいと思います。そういったことをしっかり改めながら、3年度、事業が円滑に進みますようしっかり進めていきたいと思いますので、ご意見どうもありがとうございました。
65: ◯4番【野地洋正君】 以上です。
66: ◯議長【
善波宣雄君】 これをもちまして、野地議員の総括質疑を終結いたします。
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日程第2 令和3年度予算審査特別委員会の設置について
67: ◯議長【
善波宣雄君】 日程第2「令和3年度予算審査特別委員会の設置について」を議題といたします。
お諮りいたします。本定例会初日に議会運営委員長より報告がありましたとおり、議案第14号、第15号、第16号、第17号、第18号については、総務建設経済常任委員長を含め、各常任委員会より各3名に副議長を加えた計7名の委員で構成する令和3年度予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査したいと思いますがご異議ございませんか。
(「異議なし」との声あり)
68: ◯議長【
善波宣雄君】 ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
それでは、特別委員会の委員の選任のため、暫時休憩いたします。
午後5時41分 休憩
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午後5時42分 再開
69: ◯議長【
善波宣雄君】 休憩前に引き続き会議を開きます。
お諮りいたします。ただいま設置されました令和3年度予算審査特別委員会の委員の選任については、議会運営委員会条例第7条第2項の規定により、二宮副議長、大沼総務建設経済常任委員長、松崎議員、渡辺議員、露木議員、前田議員、一石議員の7名を指名したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」との声あり)
70: ◯議長【
善波宣雄君】 ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
暫時休憩いたします。
午後5時42分 休憩
────────────────────────────────────────────
午後5時57分 再開
71: ◯議長【
善波宣雄君】 休憩前に引き続き会議を開きます。
休憩中に予算審査特別委員会が開催され、正副委員長が決まりましたので発表します。
委員長に二宮議員、副委員長に大沼議員でございます。
なお、日程について、委員長の報告を求めます。
72: ◯議長【
善波宣雄君】 二宮議員。
73: ◯1番・予算審査特別委員長【二宮節子君】 それでは、令和3年度予算審査特別委員会の委員長報告を申し上げます。
令和3年度予算審査特別委員会の審査日程でございますが、お手元に配付のとおり、今回の審査につきましては、コロナ禍での対応等と各課の審査時間の実績等を考慮しまして、現地視察については割愛をいたしますので、ご了承願います。
日程、3月9日火曜日は、企画政策課、地域政策課、財務課の審査を行います。
3月10日水曜日は、消防課・消防署、総務課及び出納課、戸籍税務課、防災安全課、選管及び監査、議会の審査を行います。
3月12日金曜日は、子育て・健康課(一般会計、国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計一括)、福祉保険課(一般会計)、(国民健康保険特別会計)、(後期高齢者医療特別会計)、高齢介護課(一般会計、介護保険特別会計一括)の審査を行います。
3月15日月曜日は、生活環境課、産業振興課、都市整備課、下水道課(一般会計、下水道事業特別会計一括)の審査を行います。
3月16日火曜日は、生涯学習課、教育総務課の審査を行います。
審査終了後、討論、表決を行います。
以上が審査日程でございます。
次に、特別委員会は、午前9時半より議場において開催されます。先例に従いまして、傍聴議員の発言を許可いたします。
なお、審査は、委員会を中心に行いたいと思います。
以上、令和3年度予算審査特別委員会の委員長報告といたします。よろしくお願いいたします。
74: ◯議長【
善波宣雄君】 お諮りいたします。ただいまの委員長の報告のとおりでご異議ございませんか。
(「異議なし」との声あり)
75: ◯議長【
善波宣雄君】 ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
────────────────────────────────────────────
76: ◯議長【
善波宣雄君】 これをもちまして本日の日程は全て終了いたしました。本日はこれにて散会いたします。
次回の本会議は、3月5日金曜日午前9時30分より開催いたしますので、よろしくお願いいたします。皆様、お疲れさまでした。
午後6時00分 散会
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