二宮町議会 > 2013-09-12 >
平成25年第3回(9月)定例会(第12日目) 本文
平成25年第3回(9月)定例会(第12日目) 名簿

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  1. 二宮町議会 2013-09-12
    平成25年第3回(9月)定例会(第12日目) 本文


    取得元: 二宮町議会公式サイト
    最終取得日: 2019-09-28
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 会議の状況                     午前9時30分 開議 ◯議長【池田 宏君】 皆様、おはようございます。  ただいまの出席議員は13名でございます。定足数に達しておりますので、直ちに会議を開きます。  本日の議事日程はお手元に配付のとおりです。  議会だより掲載のため写真を撮りますので、ご了承ください。    ────────────────────────────────    日程第1 平成24年度決算総括質疑 2 ◯議長【池田 宏君】 日程第1「平成24年度決算総括質疑」を行います。  平成24年度決算関係議案第51号、第52号、第53号、第54号、第55号を一括議題といたします。 3 ◯議長【池田 宏君】 添田議員。             〔9番(添田孝司君)登壇〕 4 ◯9番【添田孝司君】 議長の許可を得ましたので、通告に従い、私の総括質問をさせていただきます。  平成24年度予算は、平成23年3月11日に発生した東日本大震災の影響で電気供給が不安定な中、企業業績の改善が見られない不透明な状況が地方財政に暗い影響を落としていたことから、一般会計は対前年比1.6%減の75億1,200万円でした。しかし、平成25年3月補正後、最終歳出予算現額は83億2,221万4,000円に大きく増額されました。これは、アベノミクスの緊急経済対策に沿って町道271号線及び町道27号線橋梁補修事業とせせらぎ公園木造改修工事の土木費及び二宮小学校大規模改修による教育費の合計約3億円が補正予算化されたことや、東大跡地購入がおくれ、5億5,000万円が事故繰越として24年度予算に加えられたことなどによるものです。  そして、決算支出済額は76億9,887万1,000円となりました。3月補正で予算化された上述の3事業経費、約3億3,500万円が25年度予算に繰越明許費として繰り越されましたが、東大跡地購入費4億5,000万円は含まれています。支出済額から東大跡地購入費を差し引くと約72億5,000万円となり、当初予算を約2億6,000万円下回ります。町長は施政方針で、最小のコストで最大の効果が得られるよう各事業に取り組むと述べられましたが、経費削減がなされ、実践されたと評価いたします。  では、平成24年度予算に対する町長施政方針の特に3つ重点プロジェクトに沿って幾つかの事業について質問いたします。  1つ目は、町の基盤再生プロジェクトです。1つ目の1として、町を支える産業の活性化で、特産物普及奨励事業としてオリーブの普及奨励を新たに始めました。イノシシ等の鳥獣害を受けにくい作物であるというのが選定理由であったと思います。しかし、オリーブは収穫すれば八百屋さんやスーパーなどで売れるものではなく、加工して売る、いわば工芸作物です。オリーブオイルは搾油の仕方で品質が異なります。高額な商品となるエキストラバージンオイルとするには、酸化等による劣化を防ぐため、収穫後24時間、遅くとも48時間以内に搾油しなければならないと本には書かれています。また、品質の違いによる味の違いも大きく、世界の各産地では、それぞれの適正品種の特徴をうたっています。よって、品質、味、価格など、顧客ニーズを的確につかみ商品化するという極めて難しい作物であると思われます。一方、栽培農家も経済的に採算がとれなくてはなりません。搾油機を個々の農家が持ち、マーケティング戦略を立て販売することは不可能なので、町全体でオリーブオイル販売戦略を立て栽培奨励をすべきと考えますが、いかがでしょうか。  2つ目は、だれもが安心して暮らせるまちづくりプロジェクトです。2つ目の1として、若い人が安心して暮らし子育てできる環境整備として、平成24年度から新たに育児発達支援事業を行い、未就学児童の保護者保育園、幼稚園の従事者に対し、子どもの発達や言葉のおくれ、我が子へのかかわりなど、臨床心理士によるサポートを始めました。また、町は子ども育成課を平成25年度に新設し、子育て支援関連事業の集約化を行い、今後の子育て支援のさらなる充実を図ろうとしています。  一方、国は、消費税引き上げを財源として子ども・子育て支援法等3法に基づき、新たな子ども・子育て新支援制度を構築しようとしています。具体的には、国の指針に従い市町村が、子ども一人一人に客観的基準に基づき保育の必要性の認定を行い、認定書を発行するというものです。二宮町では、この新制度によって、乳幼児の子育て支援は具体的にどのように変わるのでしょうか。  2つ目の2として、地震や風水害の災害から町民の生命と財産を守る趣旨で災害対策基金が設立されました。平成24年度では、基金に2,313万1,000円が積み立てられ、25年度も9月補正予算で1,000万円が積み立てられようとしています。地震への脅威は衰えませんが、それに加え、この日曜日、月曜日の台風による各地の豪雨も大変なものでしたが、最近の1時間に100ミリを超える局地的豪雨の頻度の多さと被害の大きさには驚かされます。  二宮町も、ことしの4月6日に1時間に50ミリを超える豪雨に襲われ、土砂崩れによる災害が出て、6月議会で農道町道補修費847万円の補正予算が承認されました。今後も二宮町が豪雨に襲われる可能性は高いと予測されます。防災マップに県知事が指定した急傾斜地崩壊危険区域が記されていますが、町独自でも災害予防に向けた調査や事前の予防対策事業が必要と思いますが、いかがでしょうか。基金は予防対策費としても使うことができますが、基金を使うことはどうでしょうか。
     3つ目は、町の体制プロジェクトです。3つ目の1として、公会計基準モデルで作成した平成23年度の財務諸表と公共施設白書が平成24年度に作成されました。類似財政規模の葉山町や大磯町の財務諸表と比較して、2町に比べ有形固定資産が多いことを一般質問で以前に指摘いたしました。  また、町には東大跡地など未利用資産も幾つかあります。一方、各公共施設の老朽化に伴い、今後は順次更新や改築の時期が迫ってきています。長期展望をもってそのための財源確保、緩やかな資産の再配置や整理、そして、有効活用を町民と行政、すなわち町全体で考えていかなければならないと考えます。そこで、公共施設の再配置計画が立てられるような公共施設白書のさらなる充実と、非常に難しい公会計基準モデルの財政諸表を町民が理解できるように、丁寧な解説と使い方などを工夫すべきと思うのですが、いかがでしょうか。  最後に3の2番目として、行政評価と行政改革についてご質問いたします。前文で述べたとおり、平成24年度決算では、対前年比で経常的なコストの削減が見られ、一定の行政評価や行政改革の成果が出ていると思います。しかし、子ども・子育て支援制度や(仮称)風致公園の開園等、将来に向けて新たな事業により新たな経常的な経費増も予測されます。また、人口減少傾向では自主財源の増加も期待できない状況です。よって、経費の正常化を求め、施設等事業の最適化や優先づけ、資産の適正化、業務の効率化等を行うため継続的な行政評価や行政改革がますます重要となると思います。  二宮町まちづくり評価委員会による平成23年度二宮町行政評価に関する意見書で多くの提案や指摘が出されており、町の施策にも反映されているようです。平成24年度の行政評価状況はいかがでしょうか。また、平成26年度が二宮町行政改革大綱、5年間の最終年であります。平成24年度はちょうど中間の年度です。5つの基本項目から成る広範な改革プランですが、その中の基本項目、事業の再編・整理、廃止・統合と財政基盤の強化について今までの成果と今後の課題について、総じて町の考えをお伺いしたいと思います。  以上です。 5 ◯議長【池田 宏君】 添田議員にお伺いします。先ほど東大跡地の購入費を5億5,000万円というふうにおっしゃっていますが、これは4億5,000万円と訂正するということでよろしいですか。          (「4億5,000万円です」との声あり)  はい、わかりました。  では、執行者側の回答をお願いいたします。 6 ◯議長【池田 宏君】 町長。             〔町長(坂本孝也君)登壇〕 7 ◯町長【坂本孝也君】 添田議員の総括質疑のお答えをする前に、今、添田議員からもきのう、おとといの台風の出来事のお話がありましたけれども、今回、それほど大きな被害はなく、日、月と連休中にもかかわらず、職員も総勢50人以上、自主的に集合してもらいました。日曜日のほうがかえって雨が時間約54ミリということで葛川が溢れる寸前まで行きましたけれども、無事に溢れることなく何とかなりました。それを受けて、前回の冠水地域の方々が土嚢を用意して、きのうに備えたわけですけれども、きのうは雨が余り降らずに何とか無事に過ごすことができました。  結果的には、そういう中で、やはり、担当のほうでも抜本的に修繕といいますか、道のことですけれども、釜野地区とか、そういうところが排水を掃除するくらいでは済まないというような反省も見えてきまして、今後、そういう場所については予算化しながらやっていかなければいけない。同じところに何度も車が出られなくなってしまうということがきのうもあったわけです。そのようなことで、雨というか、水にはちょっと弱い町かなというような感じがしております。今後、いろいろな経験を踏まえて、そういう場所については重点的に整備をし直すことになっていくと思います。  それでは、添田議員の総括質疑、1点目のオリーブです。町ぐるみのオリーブ販売戦略、栽培奨励についてお答えいたします。  オリーブの普及奨励については、町内の荒廃農地が増えてきたということと、農家の方々が鳥獣被害、イノシシハクビシン、カラスとか、そういうものに対しての深刻な問題を捉えて、オリーブは、実が口が曲がるほど渋い、イノシシやカラス、そういう鳥獣被害に遭いにくい、ほかの農産物と比べて比較的育てやすい。さらには、新たな二宮の特産品、健康長寿のイメージにも合うということで期待できるなど、総合的に判断して取り組んだものです。  24年度を「オリーブ元年」としまして、オリーブの圃場を設置し、小豆島の例を参考に7種類の品種を植栽し、調査研究を行っているところであります。オリーブの普及に当たりましては、果実の用途として、オリーブオイルに適したルッカやネバディロブランコなど、新漬けなどの加工品に適したミッション、マンザニロというような種類があり、町の気候風土に合った品種の選定、育成方法など、栽培研究に取り組んでいるところです。また、オリーブの苗木を農家に配布する際にも、それぞれの品種による特性を説明した上で希望を取り、普及を図っております。  オリーブの事業化につきましては、オリーブ生産と高付加価値化事業の展開イメージとして生産・加工・販売までの一貫した形態で、農業者、加工業者、小売店、飲食店にかかわる経済効果が段階的に発展し、産業として活性化することを視野に入れた計画となっております。オリーブの販売戦略につきましては、事業の手法として、農業経営の6次産業化という、農業生産法人などがみずから生産した農産物の加工・流通・販売のすべてを行う取り組みや、農商工連携事業という農林漁業者、商工業者などが通常の取引関係を超えて協力し、お互いの強みを生かして売れる新商品、新サービスの開発・生産などを行う国の補助事業がありますので、このような事業の活用を見据えて販売戦略を立てていくことを考えております。  現在は、オリーブの生産地における情報収集も行っているところですが、加工・販売組織のあり方について、生産者、加工業者、販売業者などが参画した組織を立ち上げ、具体的な方向性を定めていきたいと考えております。オリーブの生産が開始される平成28年には、町内の飲食店や小売店で取り扱えるよう、地産地消を目指した販路を確保していきたいと思っております。また、二宮町のオリーブの存在感を示していくために市場ニーズを的確に捉えつつ、湘南の地の利を生かした特色や、生産・加工・流通・販売までの過程を明確にした湘南オリーブを確立してまいります。  次に、2点目の新たな子ども・子育て新支援制度に基づく町の子育て支援施策の展開について、お答えいたします。  まず、育児発達支援につきましては、従来から母子保健事業の一環で、乳幼児健診のフォロー教室を実施してきました。平成24年度からは新たに育児発達支援事業を立ち上げ、これらの教室に加え、臨床心理士による幼稚園保育園への巡回相談を開始しております。さらに平成25年度には子ども育成課を新設し、児童相談員として臨床心理士を配置するとともに、母子保健、児童福祉、児童相談が1つの課に集約されたことで、より緊密な連携体制のもと子育て支援に取り組んでいるところです。  次に、子ども・子育て支援新制度についてですが、平成24年8月に子ども・子育て支援法が制定され、平成27年4月からは新たな支援制度が始まることになります。この新制度では、これまでの文部科学省による教育と厚生労働省による保育内閣府に一本化され、新制度のもとに運営されることになり、町が教育、保育の必要量を認定するとともに、幼稚園保育園の仕組みも変わってきます。現在のところ、国からは概要が示されているだけで詳細については不明確な部分が多いため、今後も国の動向を注視しつつ、町内の各園とも連携をとった中で新制度にスムーズに移行できるよう準備をしてまいります。  また、平成27年度に向け子ども・子育て支援事業計画を策定してまいります。6月議会で条例制定させていただいた子ども・子育て会議を9月4日に開催し、公募の保護者をはじめ、教育・保育関係の方、地域活動の関係者など、町の子育て支援に関係する方々に集まっていただきました。今後、事業計画の策定に向け活発な議論を期待しているところです。  今年度は、施政方針として「子育て元年」を宣言いたしました。旧国立小児病院跡地の活用をはじめ、さまざまな子育て支援施策について現在検討を進めております。その中でも、とりわけ駅周辺における子育て支援策として、栄通り子育てサロンを拠点とした一時預かりを計画しており、できるだけ早期に実現していきたいと考えております。人口減少が続く中、何とかそれを食いとめるためにも新たに策定する子ども・子育て支援事業計画と子育て元年の取り組みを合致させ、より一層の子育て支援の充実を図ることで若い世代を呼び込み、定住促進を推し進めてまいりたいと考えております。  次に、3点目の急傾斜地崩壊危険区域における災害予防調査と災害予防対策事業について、お答えいたします。  まず初めに、崖や急傾斜地に限らず、土地の保全は土地所有者がみずから行うものであり、その崖上や崖下に住む人の安全はみずから確保することが基本であります。しかしながら、防災工事にはかなりの経済的な負担を伴うため、人命尊重という観点から昭和44年に急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律、通称「急傾斜地法」が制定されました。これにより、この法律で定める一定の基準を満たす場合には、県が急傾斜地崩壊危険区域を指定し、急傾斜地の崩壊防止工事を行うことが可能になりました。  危険区域に指定されると、崖崩れを助長、誘発するような切土や立ち木の伐採などの行為は制限されます。県が崩壊防止工事を実施するためには条件があり、危険区域に指定されていることに加え、その崖地の所有者や崖地の崩壊により被害を受ける恐れのある者が防災工事を施工することが困難で、かつ、県の工事実施基準を満たす場合に限って県が工事を行います。また、工事実施後の施設は県の所有物となり、施設本体の維持管理については県が行いますが、草刈りや排水口の掃除などの日常管理は、そこに住む人や所有者が行うものとされております。  ご質問の災害予防に向けた調査につきましては、町単独ではありませんが、指定された危険区域を定期的に県と一緒にパトロールを行い、目視による点検や近隣住民からの聞き取りを実施して、急傾斜地の状況変化の有無を確認しております。また、災害予防対策につきましては、冒頭申しましたとおり、急傾斜地法に基づいて県が事業主体となって対応する所掌業務となっておりますので、町は関係者と連携をとりながら、指定区域以外の危険箇所についても県に対応していただくよう働きかけをしていきたいと思っております。  その上で、災害対策基金については、急傾斜地法に基づく急傾斜地対策への利用は難しいものと考えておりますが、一方で、町の管理地や公共施設において予防対策を実施する場合は、財源として基金を活用していきたいと考えております。  次に、4点目の公共施設白書のさらなる充実と公共施設の再配置計画並びに公会計基準モデル、財務諸表の町民への解説方法について、お答えいたします。  各課で所管する公共施設の状況や課題を整理した公共施設白書は昨年度取りまとめを行い、議会への報告、及びホームページなどを通じて公開しております。公共施設のカルテと言えるもので、公共施設白書は、町内65の公共施設の面積や建築年次などの基本的事項は無論、過去の修繕の履歴などを整理しまとめたものです。最終的に公共施設再配置計画を策定する上での貴重な基礎資料の一つになります。この公共施設再配置計画を策定する上では、次のような3点が必要と考えます。  まず1点目は、町の将来人口や財政状況の推移という町全体の流れの把握。2点目は公共施設全体の更新コストと財政見通しといった基礎資料の整備。3点目は、各施設の利用状況の収集と分析をする段階で、利用者である住民の意見を聞くことであります。現在、町では、1点目、2点目を整理しながら再配置計画策定を進める上での柱となる基本方針を専門家のアドバイスを得ながら検討しており、行政改革推進計画に定める26年度に再配置計画の策定を目指して鋭意取り組んでまいります。  また、再配置計画を策定する過程で、町民の皆様に理解を深めていただくための資料の一つとして、基準モデルによる財務諸表も活用できるよう、先行事例などを参考にして、よりわかりやすく、説得力のあるものとなるよう、工夫、改善に努めてまいります。  要旨の最後、平成24年度の行政評価の状況並びに行政改革の5つの基本項目のうち、事業の再編・整理、廃止・統合と財政基盤の強化について、今までの成果と今後の課題について、お答えをいたします。  行政評価は町が行う施策や事業について目的を明確にするとともに、評価と検証を行い、結果を施策や事業の改革、改善、予算編成など、さまざまな企画に反映し、効果的、効率的な行政運営の展開を図る手法として平成18年度から本格導入しております。平成24年度はにのみや総合長期プランの最終年度に当たるため、評価結果を着実に第5次二宮町総合計画に反映するために、事業実施期間として、平成23年度分と平成24年度分を合わせ、平成25年2月までに庁内における評価を行った後、3月には二宮町まちづくり評価委員会が開催され意見書が提出されました。  まちづくり評価委員会からは、公共施設の経費削減や、災害に強いまちづくりの推進、子育てニーズを把握した子育て支援の必要性などのご意見をいただきました。また、新総合計画の進行管理を行う新しい評価システムの構築に当たっては、よりわかりやすい仕組みづくりを検討すべきというご意見をいただいております。  なお、提出された意見書は、施策の評価結果並びに事業評価結果の取りまとめが完了次第、今月中にはホームページで公表するよう進めているところです。  行政改革では、事業の再編・整理、廃止・統合、並びに財政基盤の強化についての成果と課題についてということですが、事業の再編・整理、廃止・統合については既に目的を達成した事業や、一定期間が経過しても成果が明らかでない事業の整理が課題であるため、これまでに町が行う事業を把握し、課長級によるワーキングを実施することで職員への意識づけを行うとともに、その結果を翌年度予算や、第5次二宮町総合計画に反映した結果、機構改革や公共施設の一元管理に向けた取り組みが進むなど、経常的事業の見直し、効率化という点で一定の成果が見られております。  一方、イベント事業については、今年度、敬老のつどいを廃止いたしましたが、多くが町民や各種団体の方々のかかわりの中で成り立っており、事業の再編・整理、あるいは廃止・統合を進めるためには関係者との相互理解を深めながら慎重に取り組んでいく必要があるなどの課題が残っていると認識しております。  また、財政基盤の強化については、徴収体制の強化、来年度から改修を予定しているコンビニ収納、広報、ホームページ、庁用車のほか、庁用封筒への広告掲載の募集を開始するなど、歳入の確保という点で一定の成果が見られているほか、経費の削減という点では一般競争入札の拡大、一般事務用品の集中管理、行政評価システムを活用した施策、事業評価と翌年度予算への反映などの成果が見られております。  一方で、課題につきましては、町の改革に対する取り組みについてどのように町民の方々にご理解、ご協力いただくかという点に尽きると思います。先ほど事業の再編・整理でも申し上げましたが、この財政基盤の強化という基本項目における今後の取り組みとなる各種団体の補助金、交付金の見直しや、公共施設の再配置においても、町民の方々のご理解、ご協力が欠かせません。今後さらに進行することが確実な少子高齢化社会において、子育て世代を初めとした定住促進施策に力強く取り組むことはもちろんですが、一方では、右肩下がりの時代を見据え、それぞれの施設を見ても、これまでの量を維持するのではなく、量を減らしながらも質を向上させ、結果として生活の質を向上させるような取り組みにつなげていくために、町民の方々との対話を深め、ご理解、ご協力をいただきながら改革を進めていくことが課題であると考えております。  以上です。 8 ◯議長【池田 宏君】 添田議員。 9 ◯9番【添田孝司君】 ご答弁ありがとうございました。一つ一つ質問していきたいと思います。  オリーブの普及奨励についてですが、生産・加工・販売まで一貫した形態での産業として町の活性化を図るというお考えで、町はそういう計画であるというお話でした。しかし、現実を見る限り、計画が余り進んでいないのではないかという懸念があります。例えば、現実にオリーブの苗を、24年度では1,000本ほど配布しました。実際には、理論的には5年後に最初の実がなると思うんですが、その実がなったときに、一農家としての質問ですが、その実をどのように売るのでしょうか。どこで加工するのでしょうか。これは具体的な質問です。  それから、ことし、観光協会等でのお話ですと、にの屋でオリーブが約30本ほど売れたと。1本が100ミリか200ミリですが、100ミリとすれば3リットル、200ミリとすれば6リットルです。実際に1,000本のオリーブを植えると、成木になると1本当たり15キログラムとか、そのくらい実がとれるそうですが、実際には最初の年は4キログラムぐらいがとれるというふうに資料には書かれています。そうすると、1,000本あっても4,000キログラム、4トンになるわけです。全部、油にしたとして、10%、油がとれるかどうかわかりませんけれども、10%とれたとすると400キログラム、比重1とすれば400リットルということになるわけです。その大量なオリーブオイルを一体どのように販売しようというふうに今、町では計画しているのでしょうか。そういう具体例でご質問させていただきます。  次の新たな子ども・子育て新支援制度に基づく町の子育て支援施策の展開についてです。子ども育成課の新設、子ども・子育て会議の開催、旧国立病院跡地の子育て支援等を目的とした活用の検討開始、栄通り子育てサロンを拠点とした一時預かりを計画するなど、子育て支援施策では非常に充実しているというふうに評価できます。また、おっしゃるように、定住促進の維持戦略としては正しい方向性ではないかというふうに思い、評価いたします。また、国では、子ども・子育て新支援制度のもとで子育て認定によって今後、きめ細かい需給バランスのギャップが埋められていくと思います。しかし、一方で、それらの子育て支援新事業に向け、町の財政や人的負担がかなり増大するものと予想されます。  質問します。そのための資源確保はできるのでしょうか。また、その資源確保をするためにどのような形で資源をシフトしていくのでしょうか。  次の、局地的豪雨による急傾斜地崩壊危険区域における災害予防対策について、に移ります。予防対策は、お話ですと、急傾斜地法に基づく県の所掌業務であるということでした。そこで、町独自というのはなかなか難しいというお話でした。でも、一方では、局地的な豪雨による土砂災害の発生は非常に高い状況であるということは共通認識かと存じます。そういう中で、予防対策を県と一緒になって、また、必要であれば町独自で危機感を持って今後も行っていっていただきたいと思います。これは質問ではございません。この件に関してはこれで終わります。  4点目の「公共施設白書と財務諸表について」です。平成26年度に公共施設再配置計画を作成するという予定であるというお話でした。それをするために公共施設白書をどのような形で充実させるかということで3つの点を述べられました。1つ目は、将来人口の推移とその財政状況の把握というか、予測。それから、2点目の公共施設の更新コストと財政見通し、そして、3点目の各施設の利用状況の収集と分析というふうにおっしゃいました。しかし、その中で、公共施設再配置計画の策定には、最初の1点目、2点目を重点的に行い、外部のアドバイスを求めて進めていくというお話でした。  しかし、再配置計画では、場合によっては、施設の統合とか、廃止が検討されなければならない状況も考えられます。そうなりますと、町長もおっしゃるように、町民との事前対話が重要になってくるわけで、その町民との事前対話の説明資料としては、3点目の利用状況の把握と分析が重要になるのではないかということで、この点を重点的に充実させるべきではないかと思うのですが、いかがでしょうか。  また、再配置計画の策定において財務諸表の活用を考えておられるということです。財務諸表というのは、減価償却という概念が入るので非常になじみにくい一つの資料なのですが、一方では、町の資産の形成状況を示すただ一つの資料ということになります。要するに、ストック情報が得られるのは財務諸表だけです。また、一方、減価償却という概念を入れた行政コストという手法も、やはり、この財務諸表しかないということで、実際の再配置計画の策定においては、この財務諸表が十分に活用されるというふうに思います。  せっかくなので再配置計画の策定だけではなくて、主要公共施設の今後の持続的な使用ということで一つ考えていただきたいのは、この財務諸表の中の行政コストです。すべての公共施設にそれぞれの行政コストを計算するということは非常に膨大な労力がかかりますので、その中でも主要な公共施設については行政コストを計算したらどうかと思います。それによって、例えば、利用者一人当たり幾らのコストがかかっているのかとか、図書館で言えば、本を1冊貸し出すのにどれだけのコストがかかっているかという数値的な指標が出ます。それによって利用率を上げるとか、コストを削減しなければならないというような業務をするための標準的な指標となると思われますので、主要施設の行政コストを計算されたらどうかと思いますが、いかがでしょうか。  5番目として、行政評価と行政改革です。ご答弁のとおり、施策や事業の改革・改善、そして予算編成には、この行政評価というのは一定の成果が出ていると思います。しかし、事業等の整理、統合・廃止にはなかなか結びついていないように思われます。また、行政改革のご答弁でも事業再編・整理、廃止・統合の具体的な成果については述べておられませんでした。二宮町の行政評価は、各事業の事業シート、並びに評価シートを作成して評価する一種の事業仕分けです。しかし、評価方法にはまだ改善の余地があるように思われます。  1つは、町職員以外でも評価できるような客観的なチェックポイントの導入をされてはいかがでしょうか。例えば、ここに内閣府行政刷新会議事務局の方がつくられた仕分けのチェックポイントがありますので紹介します。「事業目的に合致しているのか、目的から逸脱していないか」「目的を達成するための有効な手段か、効果の検証は適切か」「受益者負担の観点から、適正化、受益者、地域など偏在はないか」「市民の自立を拒んでいないか」「行政依存の助長に陥ってはいないか」「将来にわたるコストを把握しているか」「公共施設は全体の最適化を図っているか」「他部署、他自治体、県、国、民間の重複はないか」「出資法人、公益法人への事業委託・補正は適正か」「広域の視点で検討はなされているか」、この9項目のチェックポイントを挙げておられます。このようなものはかなり客観的な評価システムとしては有効ではないかと思います。客観的なチェックポイントの導入についてどのようにお考えでしょうか。  また、行政改革による財政基盤の強化について、ご答弁いただいたように、歳入確保や経費削減において一定の成果があるようです。一方、資産の有効活用、売却による整理という点では、まだやるべき課題が残されているように思います。例えば、東大跡地の現在の計画、正泉寺跡地の状況はいかがでしょうか。KDDI跡地の無償譲渡というお話がありますが、受けるのでしょうか。受ける場合にはどのように使う予定なのでしょうか。  先ほど、旧国立小児病院跡地は子育て施設として検討中というようなことが述べられましたが、一体どのような計画を考えておられるのでしょうか。以上についてご質問いたします。 10 ◯議長【池田 宏君】 町長。 11 ◯町長【坂本孝也君】 オリーブの加工販売、どういうふうにやるのかということですけれども、浜田さんが先行していて10年目になりますか、約100本のオリーブ畑から、去年から販売可能な量のオリーブオイルがとれた。浜田さんがご自分でイタリアから直輸入した搾油機を持っており、そこでご自分で収穫したオリーブの実を絞ってオイルにして瓶詰めにして売っている。まだ、非常に単純な初歩的な加工販売ということになりますけれども、うちの町の担当のほうとの話し合いで、搾油機、これは小さなものですけれども、それを町が使ってもいいよというような話し合いが進んで、それをどこに置こうかと。今、浜田さんのおじいさんの家で、橘団地のほうに置いてあるのですが、こちらに持ってきてもいいという話はあります。180万円ぐらいだと言われています。オリーブの搾油機というのは国産がないわけです。小豆島も全部イタリア製の機械を使っています。小豆島で見てきたときには、大きく生産販売をしている井上誠耕園や東洋オリーブという会社になっているところは、もちろんご自分でそういう施設を持っております。そうではなくて、収穫量が少ない農家の方々はみんな1カ所に集まって、町が持っている小さな小屋の中にある搾油機で搾油するということもやっているという現場も見てきました。  二宮町では、とりあえず、そういうところからスタートしていくようになると思います。最初はそんなに量的に多く採れるはずはないわけですから、5年、10年、だんだん幹が太くなり収穫量が多くなるという時期を狙って、そういうことの準備を徐々にしていくということです。ですから、今、ここで来年度の予算化をしていくのに何をしたらいいかということになると、まだまだ全体の収穫期までには時間があるものですから、その間に、どこにそういう小屋を設置するのか、設置した場合のランニングコストはどのぐらいかかるのかということをやっていこうと思います。  もう一つは、販売戦略ということになりますと、何にも宣伝しないで、二宮の棚のところに並んでいるだけですから、知る人ぞ知るで、そのような販売までは行っていないです。ネット販売とか、いろいろな方法があるわけですが、まさに、二宮町の地場産ということになりますし、それよりも先に「湘南オリーブ」という名前を商標登録するというようなことが先になってくると思います。  先日、農協、JA湘南との年に1回の話し合いの席でも、オリーブの苗を育てている理事のほうからも、早く商標登録しようよという要請が出ました。そういう意味では、そちらのほうも急いでしなければいけないということになると思います。農協のほうは、平塚市の花菜ガーデンのところにある農協がやっている販売店、それの「あさつゆ広場」という言葉とデザインを商標登録したという例を説明されました。浜田さんのほうにはすぐ要請してありまして、ぜひ、「湘南オリーブ」という名前を登録してほしいということを言ってあります。  それは、なぜ、そういうことを急ぐかといいますと、小田原市がもうオリーブをやろうとしています。山北町が「やるんです」と町長が宣言していますので、追随する近隣の市町で、ちょっと時間差はあるものの、最終的には一大生産地ということになるはずなのです。平塚市も大磯町も中井町もというようなことになって、どの町でもミカンの価格低迷、キーウイの同じようなこと、何よりも鳥獣被害で皆さんが困っています。その対策の一つとしてオリーブを取り上げたらどうかと、これはかなり熱い目線で見られていることは事実です。当然そういうことになると、二宮町が町単独でオリーブを生産、販売しようということになっていくはずはないので、そのときこそ、この町の「元祖湘南オリーブ」という町を堅持しなければいけないと、そういうこともあるわけですから、そういう方向で、搾油する工場は二宮に置くのだという感じで、極端に言いますと、山北町が生産したオリーブはすぐ二宮に運んできて、そこで搾油するとか、そのようなことまでになればいいと思っています。  もう一つ、つけ加えておきますと、農協として、JA湘南、JA小田原、JA秦野とか、農協は枠組みがいろいろあります。そういうことで、今、町の戦略として、行政間でどんどん仲間を増やしていこう、1つのゾーンとしての湘南オリーブを追求していこうということで進んでいくためには、農協のテリトリーがどうも邪魔するのではないかと、JA湘南との会合で話をしました。そうしましたら、今度、農協側のほうから、これは自分も、ああそうかと思ったのですけれども、足柄茶というのが農協ではあるんです。伊勢原でつくっているお茶も、秦野でつくっているお茶も全部「足柄茶」という銘柄になって山北でやっているのです。これは神奈川県全部が一緒になってやっているという説明がありました。ああ、なるほどと。例えば、県下でいろいろな市町がオリーブをやるようになっても、「湘南オリーブ」という銘柄で農協が加われば、そういうことも可能性があるのではないかと思っているわけです。  このことについては、まだ話が出ただけですから具体的なことは何もありません。でも、今、いろいろなご質問の中で、将来の「湘南オリーブ」のあり方を想定していく中で、農協と組むことも大事な戦略になるのではないかと思っているわけです。  その次に、子育て、定住作戦です。いろいろな面で、早く託児所をつくろうとか、やっています。ところが、保育士がいないのです。どこの町でも取り合いをしています。二宮の百合が丘保育園で結婚する保育士がいます。かわりに4月から欲しいわけですけれども、見つからないということが現在、起きています。今、募集していて、今度の新採用の中にも入れてありますが、そういう肩書を持った人が来れば、また次に飛躍的に駅の周辺に、まずは栄通りの子育てサロンの畳の部屋で子どもを預かろうと。当初はお年寄りにお孫さんと一緒に来てもらって、その部屋でお茶を飲みながら世間話でもしてもらおうという想定だったのですけれども、そういうことが現象として全然見られない。それだったら、赤ちゃんを、きょうは家庭でお葬式ができたからちょっと預かってよとか、結婚式に行くのだから1日預けてというようなことをそこでやったらどうかということで今、進めている最中です。広報に保育士を募集しようということで載せました。  そのようなことが進んでいるのですけれども、子育てというか、定住作戦です。「子どもが育てやすい町」という位置づけにするということは1つの戦略なのですけれど、もう、それだけではだめだと。どこの町も同じことをやっているのです。いち早くやっているか、大した違いはないわけです。それも1つの要素には違いないのだけれども、それだけでは無理だと。最終的にこの町に移り住んでくるという魅力、または町外の人たちを今の住居をやめて二宮に住もうとさせるにはどうしたらいいかという究極のまちづくりは、ここで都市計画なんです。これは、大きなことですからすぐにはできません。けれども、今のままの市街化調整区域と市街化をそのままにしておくと、これはいつまでたってもなかなか人は増えないのではないかと思います。  これは、不動産屋さんからの提言です。吾妻山、学校下を通って釜野の方面に行くと、もうずっと調整なのです。駅のすぐそばです。そうかと思うと、富士見が丘はずっと市街化なんです。過去にこれはなかなか変更できない、分量として半分半分ということがありますけれども、そのようなこともこれから、時間がかかっても町としては市街化、あるいは調整の見直しに踏み込んでいかないと、そう簡単には住宅は建たないし、人に来てもらえないということです。いつか始めなければ成立しないわけですから、このようなことを来年度から担当部署は、県とか、いろいろ調整しながら進めていくことが大事ではないかというふうにも考えました。  もう一つは、西中の位置です。前に脇議員からもスクールバスという話が一般質問でありました。西中があんな端のほうにある。先輩にいろいろ聞いてみると、柳川さん時代、あそこら辺にも人に住んでもらおうということで、あそこにいろいろ問題があったわけですけれども、西中を位置して、二宮中と西中を町の両端に置いたという経過があるそうです。しかし、その西中の周りはほとんど調整ですから家が建たないのです。これは不動産屋さんの言葉でしたが、百合が丘から西中に通う、特に若い夫婦が毎週のように「二宮に住みたい」と不動産屋さんに来るわけです。その後、たくさんの数が来られる。百合が丘なんかはそういう方々からすると、もうゴーストタウンというふうに映るそうです。歩いてもお年寄りばかりで、特に女の子がいるご家庭では、「あんな距離を歩くなんか考えられない」という話をするそうです。当然、その方々は、駅のそばにそういうものがあれば別ですけれども、二宮を諦めてよその町に行ってしまうという現実の話です。公共施設も先ほど言いました。一元化とか、再配置、そのような中に、やはり学校の位置づけ、場所、本当にここでいいのかという検討もしなければいけないというふうにも考えております。  ちょっと外れますけれども、幸いにも、町でバスの運行を計画しています。西中の校長先生と一緒に話し合いながらスクールバス的なことを、朝の一便、また、帰りは、今まで1本しかなかった便が、部活が終わってもたくさん増えたというようなことを聞いておりますから、多少なりとも緩和されるのかなとは思いますけれども、子育てをしやすい町にするのだということでどんどん進んできましたけれども、要は、それだけではまだまだ魅力が足らないのだ、いろいろな意味で相乗的にまちづくりをしていかないとそう簡単には人は増えないということが最近だんだんわかってきたということで、そういうことも視野に入れながら来年、再来年と進めていかなければいけないのではないかと思っております。  公共施設の利用状況というお話です。温水プールは、5,000万円かかると言って、これを何とか1,000万円でも縮めなければということにして今、4,000万円になりました。吾妻山もそうですけれども、町で抱えている経費がかかるところの経費を少しずつでいいから減らそうと。総合的にこれを足したら1億円になったというなら、それは必ず効果が出るはずです。今、図書館に取り組んでいます。7,000万円の経費がかかる。光熱水費を入れたら1億円近くかかっている。あの図書館を何とか5,000万円にできないかというようなテーマです。1年や2年ではできませんから、時間をかけて、どうしたらいいのかということを担当のほうでやっております。そういう、町で抱えている公共施設一つ一つを何とか圧縮できないか。利用者が減ってはだめなのです。利用者が同じように来ながら経費を削減させるにはどうしたらいいかということを、実際にもう進めているところです。そのようなことをしながら公共施設を、なるべく、やめることなく、ですから、各公会堂も、地区にあるものもいろいろ地区長さんにもやっていただいていますけれども、現実に使っているということになると、そう簡単にこれをやめようとか、つぶしてしまおうということはできないのです。これは秦野がいい例です。  では、どうしたら維持できるのか。毎年、修理代がかかる、雨漏りがする、いろいろな要望が来ていますけれども、そういうふうになっていくと、公共施設、いわゆる地区のそういうものであっても利用率、利用料を上げていくことになっていくのかなと思います。大変なことです。ただ、2つあるものを1つにしてしまえばいいといっても、簡単にはいかないのです。それは、ふだん皆さんが使っているから。では、使いたい人、そこで卓球をやりたい人、何かをやりたい人は、今まで100円だったけれども200円出してください、300円を出してくださいというようなことになって、そのお金で修繕代の一部に充てるということになれば、まだまだ公共施設は、よその町の人が来ると本当にびっくりするほどこの町にはたくさんあるそうです、恵まれているということです。そのようなものを維持しながらやっていくしかないのかなというふうにも考えているわけです。  もう一つは、最後のほうですが、町にいろいろな事業があります。1つの例を言いますと、教育委員のOB会がありました。年に1回ぐらいあります。教育委員さんだった人たちの会です。その会の事務教育委員会、現役のうちの職員がやっているのです。現職の教育委員さんもいるわけだから。そういうのはもう自分たちでやってくださいと。現職の教育委員さんに聞いたら、「いいですよ、私がやりますよ」と言っているのです。役場のほうから手を放して、そのようなことをやるべきだといって、これは多分、来年からそうなります。そういうことはいっぱいあるわけです。そうすると、どういうことが起きるかというと、細かな事業なのですけれども、うちの職員はみんなそれを抱えているのです。それは1割かもしれない。でも、それがなくなるとほかの仕事に随分特化できていくのです。そのような整理から始めていかないと今のご質問に対しては対応できない。  これは職員、また携わる人たちの意識改革なのです。役場に頼めば楽なのです。何でもやってもらえるのです、しかも、役場というのは意外にきちんとやるのです、落ち度がないようにやるのです。やればやってくれるほど、利用する会の人たちは楽なのでいいのですけれども、それがものすごい圧迫で、毎晩夜の10時です。みんな残業しているんです。そういうことからもうやめていこうと。大事なことはやるのです。もちろんそうですけれども、そうではない、長年やってきたから続けなければと、そういうのはいいのではないかと思っているわけですから、根本的には、役場を利用する方々も、また、受ける役場も、そういう意味の意識改革をやるということがスタートで、そういうことができてお互いに理解し合えば、「いいですよ、年に1回の会計は我々がやりますよ」ということになってくるのではないかと思います。これはもう本当に初歩的な話しです。そのようなことから、事業の仕分けどころではなくて、これは仕分け以前の問題です。  最後に、大きな未利用地、東大跡地、正泉寺跡地、国立の跡地、最近の話題のKDDIが残っているわけです。小さな町所有の公会堂跡地とか、そういうものは全部処分しましたので、もう手持ちはありません。本当に小さな10坪というような町有地まで売り払いましたので、今はそういうものはほとんどない。では、大きな残された土地をどうするかということになっていくわけです。東大跡地は、委員さんが一生懸命に計画を、それぞれの考え方で練っていろいろな会合をやっていますから、5年後という時間的な経過の中で何が一番ふさわしいかということになると思います。国立のほうは、今の子育てというようなことになっていくと、そういうことに特化していく方向性かなと。ただし、自分で役場が今の財源で、あそこに、例えば百合が丘保育園を移動しようとしても、もう建てる力はないのです。ですから、それこそ、民間のそういう業者、または民間の資本に頼って何階かをつくって、1階だけは全部町に貸してくれ、土地は提供するからと、そのようなことで、そこに保育園をつくるとか、子育てサロンをつくるとかというようなことになっていくのかなと思います。県にもそういう要請をして、業者を紹介してくれと言ってありますけれども、いまだに1件も来ません。そんなことが現状です。  東大の跡地の委員会のときに、最初に私が挨拶をしたときに言ったはずなのですけれども、この町は負の遺産をたくさん持っているのです。例えば、役場は耐震がやってない。町民センターも同じです。この耐震工事をやるだけでも億のお金がかかるわけです。そのような負の遺産があちこちに点在している。保健センター、物すごく老朽化しています。駐車場から上の屋根を見てください、もうひどいものです。そのようなことを抱えながら今、進んでいることは事実です。1つの大きなスペースに何とかそれを利用するときに、負の遺産の消化、負の遺産を消していくことも兼ね備えてできないかなということなのです。大きなスペースに、みんながすばらしいなと思うようなことをやっていく、確かに夢があり、ものすごくいいのですけれども、それをどんどんやることによって地域がよくなる、確かにそうなのですけれども、では、この負の遺産はいつまで持っているのか、こういうことなのです。その兼ね合いです。そこが全体像を見た上で1つのスペースを考えてほしい。悲しいかな、そこはそこでやって、こっちはこっちでほかの財源があるからということになれないです。そのような状況が今のこの町の財政です。  そういうことで、KDDIも、まだもらえるということに決まったわけではないです。いろいろな条件、13項目も出してありまして、ただでいただけるということですけれども、それでは不本意です。プラスアルファの何がしかをつけてもらえなければもらいませんよと言っているのです。そのようなことで、年内にどっちかが決まるそうです。もらえたとしても、1,300万円の固定資産税はなくなるのです。町がそれをもらったとしても、今まで、草刈りとか、いろいろな環境の維持費も1,000万円かかっていたという話ですから、そのようなものをまたかける、あの建物はそのままですから、リフォームするのに3,000万円もかかる、1億円もかかると、そういう余分なお金があるのかなということになるわけです。  そうすると、これは全く初めて言うのですけれども、どこかの企業に地代を取ってそのまま貸してしまったらどうか。何でもいいからというわけにはいかないから、それはこちらで選別をした上で、3,000坪と言われているあのスペースを貸す、地代を取る、それが、固定資産税がなくなった分の8割、9割になれば、それはそれでいいのではないか。プラス、その地域、また二宮のグレードが上がる。どういうものが来るかはこれからですけれども、そのことによって町のグレードが上がるということも狙って、自分がやらない、町は家賃収入とか、地代収入というものをもらうということで、なくなっていく税金をまた取り戻すことも1つの考え方ではないかと思います。役場職員のほうでは、そういうことも考えています。そのようなことも1つの方法ではないかと思いながら、このKDDIについては、向こうの返事もありますから、「それならあげません」と言われてしまうかもしれないし、わからないので何とも今のところは答えられないということです。  そんなところが今、添田議員の2問目のお答えになると思います。  以上です。 12 ◯議長【池田 宏君】 添田議員。 13 ◯9番【添田孝司君】 昨日、一昨日と大変お忙しかったようで、大分お疲れになったのではないかと思います。私の質問に対してまともに答えていただいたのが最初と最後ぐらいしかないと思います。  それでもう一度質問しなければならないこともあるのですけれども、オリーブに関しては、私が持っているイメージとはかけ離れていると考えます。例えば、浜田さんのところの搾油機でオイルを絞るという話し合いをされているということですが、4トンのオリーブが生産されるわけです。先ほどお話ししましたように、エキストラバージンオイルをつくる、要するに、良質のオイルをつくるとすると、48時間以内に搾油しなければならないということになると、収穫の調整が必要になるわけです。どうしてもそこに、ある第三者というか、協会のようなものをつくってこれをしないと全体がうまく回らない。個人個人が自分の考えでやってもこの事業は、搾油一つ取ってもうまくいかないのではないかと思います。全体の農家が協力して収穫時期をずらして、みんなでそこを手伝いに行ってそこで収穫するというような組織的な活動がどうしても、このオリーブの事業には必要になってくるということだと思います。  それから、ただ売ればいいみたいなことをおっしゃっていますけれども、例えば、「足柄茶」という銘柄、足柄茶は我々が日常、飲んでいるお茶の話であって、オリーブオイル自体は日本人には余り食材としてなじみのないものであって、その市場を開拓しようという話であります。そういうことでは、つくれば売れるというものではなくて、売るためのマーケティングをしなければならない。それには、例えば、町全体で、レストランが、イタリアンレストランだけではなくて、日本食のレストランでもいいです、例えば、極端には、シラス丼にオリーブオイルをかけて食べるとか、そんなようなことをしてオリーブオイルを食す町のイベントみたいなものを、収穫時期にそういうものを企て、計画しないと、このオリーブ油の消費ができないのではないか。  また、一般家庭も巻き込んでオリーブのレシピを一般家庭の中でつくると。このオリーブオイルを油として普通に炒めものに使うという油ではない。それだったらこんなに高く売れないので、実にオリーブオイルは、果樹として捉えて、それを食す。要するに、オリーブオイルを食べるためのレシピをいかにつくっていくかということではないかと思います。  そういう意味では、町長のイメージと私のイメージはちょっと違って、実は答弁の中にもあったのですけれども、生産者と加工業者、それから販売者が一体となる組織を立ち上げるというような話もありましたが、実は、ここが一番キーポイントだと思っています。そこに飲食店も加えて、一般の人も加えて、町全体としてオリーブを食べる、どうやって食べて、売っていくかということを町全体として盛り上げないと、多分このオリーブの事業は成功しないのではないか、そういうイメージを持っています。  ですから、大々的なブランドの産業ではなくて、二宮町のニッチの産業、それも、オイルをつくるだけではなくて、また塩漬けをつくるだけではなくて、オリーブオイルを食べるという基本的な考え方に基づいたニーズ、需要を起こして、それを他市町の人にも来ていただいて食べていただくとか、そのようなことをしないと、このオリーブの事業というのがなかなか成り立たないのではないかというのが私の感覚です。  ですから、答弁にもありましたように、早急に関係者、生産者、それから加工業者、浜田さんの搾油機でもいいのですけれども、これはとてもいい搾油機で遠心分離法です。この搾油機と販売者、それを使う側、飲食店、お菓子屋さん、それからほかの食材屋さんでもいいのですけれども、そういう人と町民も含めた早急な組織を立ち上げるべきだと思いますが、それについて、町長はいかがお考えでしょうか。  子ども・子育てに関して私が危惧しているのは、保育士さんの確保とか、定住促進としてはいま一つだということではなくて、実は、これだけ子育て支援事業を充実させると、それなりに財源が必要です。それから、人材が必要です。それは、過去、これだけの事業をやることに対してこれだけ財源なり、人的な資源なりを確保できるか。そうするためには、どこを、どう削ってこれに持っていこうとお考えになっているのかということをお聞きしたつもりだったのですが、その辺のところはどうなのでしょうか。  それから、公共施設ですけれども、公共施設の更新という時期に差しかかって、今後、長期的には更新のための財源確保という非常に大きな課題を持つわけです。そのためには、そこで今、26年度に計画されているような公共施設の再配置計画をつくる、それを実行するために再配置計画をつくるということを述べられているわけです。そのためには、その公共施設白書の充実が必要になる。それで、特に質問したのは、その中でも、3点目の利用状況の収集と分析が重要になってくるのではないか。それが、例えば、どこかを統合しなければならないとか、そういう計画になるようなことを想定すると、住民との事前対話がどうしても必要になってきて、住民への説明資料、それから対話の資料として、利用状況と、それの分析というのが非常に重要な資料になるのではないか、そこを充実すべきではないのかという質問です。  もう一つ、難しい財務諸表なのですが、先ほど町長が、温水プールにしてもラディアンにしてももっと経費を削減することに努力しているということをおっしゃいました。その努力は当然評価すべきであり、やっていただくのですが、それをなぜするのかというような標準的な指標が見えていないわけです。その指標をつくるために行政コストを計算して、利用者一人当たりに幾らかかるのかとか、本を貸し出すのに幾らかかるのかとか、そういう基本的な標準的な指標をつくるための行政コストを計算されたらどうかという質問です。  最後のところの行政評価ですが、町長がおっしゃるように、仕分けする以前の状況なのだと。ただし、先ほど町長がおっしゃったように、OB会の事務というのは、先ほどのチェックポイントの4番目に挙げたように、「市民の自立を拒んでいないか。行政依存の助長に陥ってはいないか」というチェックポイントの一つにこれがあるわけです。ですから、それぞれの事業に関して、このようなチェックポイントを利用されたら、非常に優先順位の低い事業がもう少し整理できたり、また統合なり廃止することができるのではないかという質問です。  最後のところですが、これはいろいろアイデアを答えていただいて、そのとおりだなと思って、現状ではそのくらいのところではっきりした予定はできないのだろうなと思いました。ただ、町長がおっしゃったように、1つ、重要なことがあって、我々が理解しなければいけないのは、負の遺産ではなくて、負の資産だと思います。これに関して、今、我々町民が負の資産を持っているのだ。それを解消するためには、行政改革がかなり重要になってくるのではないかということは、町長に同意します。  そういうことで、二、三質問がありますが、オリーブと子育ての財源確保はどうなっているのか、それから、公共施設白書、これはどうなっているのか、その公共施設の白書の重要な点は、3点目の利用状況の収集と分析ではないかということ。それから、行政評価にチェックポイントを導入しなければいけないのではないかという、その4点について再質問とさせていただきます。 14 ◯議長【池田 宏君】 町長。 15 ◯町長【坂本孝也君】 現場でやっている人と、ちょっと離れたところから見ている議員と認識が違うのは仕方がないのですけれども、オリーブのことについて言えば、今はまだ時間があるということです。行政はすごく遅いのです、対応するのも遅いのです。もういらいらするほど時間がかかるのです。でも、着実に担当のほうは動いています。ですから、そんなに心配しなくてもいいです。  考え方のずれは、この町のオリーブということだけに特化して言ってしまうと、私の感覚ではだめになるなと。むしろ、もっとワイドにものを捉えて、地域の産業ということに持っていくには、当然、二宮町のノウハウだけではとても無理で、隣町、またいろいろなそういう大きな町との連携、また、そういう会議を開くとか、いろいろな意見をすり合わせるということが将来、必要になってくると思います。  先日、オリーブのソムリエという方が、呼んだわけではなくて、向こうから現場を見たいということで来られました。そういう話も、いろいろと専門家のほうからも、せっかくやっているのだから、いい結果が出るように協力しましょうということで、オリーブのソムリエ協会というのがあるそうですが、そのようなところのお話も伺っております。それから、農総研とか、こういうふうに町が推し進めていくと、松木君という若い、オリーブを一生懸命にやっている方なんかは、もう自分で九州へ行ったり、自分で小豆島へトラックで行って苗を買ってきてしまったり、今、物すごく進んでいる人が1人、この町にいます。藤沢に搾油するお店があるのです。輸入したオリーブを絞るということだけを商売にしているようなお店がある。うちの職員も行ってみたそうですけれども、そのようなところともいろいろ話し合いを持ったり、彼なんかは、全然進んでいる。最終的には、東洋オリーブとか井上誠耕園を目指しているのかなと思うのですが、協働という以前に、もう自分でどんどん進んでいってしまうのです。そのような人もいるわけです。これは1つの大きな流れとして町が情報提供したり、商工会会長、または商工会の何人かの有志が、こういうものに取り組みたいという意思表示もされていますし、いろいろな意味で、今はまだほやほやですけれども、6次産業化という話の中に加わってくる可能性は十分ありますので、これはもう少し時間を必要とすることではないか。一遍にゴールまではなかなか行かれないということですけれども、やっております。  子ども・子育てについては、お金がかかっていくのに大丈夫かということです。大丈夫なようにするしかないのです。物を建てたり、何か特別そこで町としての予算を組むということではないので、ランニングコストは確かに──例えば、二宮保育園駅前分園をつくってしまおうと。そこで保育園の分園ができないか。そうすると、常時預けられる。要するに、保育園がもう一つ、駅前にできるということです。そのようなことも今度、1つやれば、保育園と同じようにお金がかるということは事実ですけれども、それはクリアしていかなければいけない今の町の方針ですから、やはり何か全体的に予算を組むときに、やめていく、予算を削っていくものありきで、そっちに向かっていくということになると思います。何でも総花的にやれるという時代は終わりました。もうやれないのですから。けれども、このまま指をくわえて見ていれば、この町は本当にだめになっていくということは目に見えているわけですから、そこで工夫をしながら、「犠牲」という言葉をあえて使いますけれども、犠牲ということが出てくるはずなのです。そこでどう町民に耐えてもらえるかということです。  みんな「今と同じように、何でも享受したい、自分は税金を払っているのだから」と言われます。でも、そこを、「ちょっと我慢してください、こっちにどうしても必要なのだから」というようなことをふれあいトークでも言い始めました。町民に全く今までと同じ感覚でいられたら、今の方法はできないのです。ですから、そういう意識的なことも全町的に、ふれあいトークで元町北に行ったときに初めてそういう話をしましたけれども、我慢をする、そのような時代に入ってきているのですよということです。ずっとそれが続くということでは夢がなくなりますし、希望がなくなりますので、今はそういう時代なのだ。だから、みんなで協力し合えば、必ず享受する時期も来るのですよということを言っているわけです。特効薬で、何かをやると金が出てきてしまうということは、もうあり得ないのです。ですから、みんなで平均的に我慢をしていく、そういうことをやっていく必要がある。  公共施設、全くそのとおりで、同じようなことです。今まで体育館を自由に使える、会議があればどこでも、本当に恵まれた町です。けれども、それは続けていかれないのですよということです。よその例では、バレーの練習をするのにも、もう体育館がとれなくて、みんなで競争で週2日をとるのが大騒ぎだという話も聞きます。今、二宮町では自由にとれることになっています。そのような設備は十二分にあるわけで、そういうふうにするには、当然、受益者負担は必要になっているということです。
     添田議員が言っているコスト、単価です。図書館一つ、本一つ、ものすごくルーズです。あの倉庫にある本を一つ一つ単価計算をしたら大変なことになってしまいます。倉庫に本が溢れてしまっている。でも、それはみんなお金で買ったものなのです。買ったものに対して、もう見ないから、みんなが読まないからということで捨てていくわけです。その辺の仕入れといいますか、見極めです。本当に真剣にやらないとロスになるのです。  我々は何度も担当に言いますけれども、一人、二人が「こういう本が見たいんです」と言うと断ることができる。「それはほかの図書館から借りましょう」ということになるけれども、3人から5人に同じことを言われると、もうとらなければいけなくなるんです。「じゃあ、次のときに買いましょう」ということになる。我々、商人をやってきた人間はみんなわかっていると思いますけれども、そういうことがあるのです。実際に入れてみたら、そんなに希望者はいないということになるのです。ですから、一つ一つを本当に見極めながら予算を使っていくことにしないと、今までこうだったからそれでいいのだというふうに感覚的にやっていくのだったら、この計画は全部なくなっていく、だめになっていくのです。そういうお答えしかできないです。  単価を出した、仕分けをしてこうだ、でも、仕分けは私は嫌いなのです。そういう方程式に沿ってやる。では、やる人の意識改革ができていなければ何にもならない、「ああ、そうですか」です。そうではない。それ以前にやることは、携わる人たちが、今のこの町の危機をきちんと自覚して、だからこうしなければいけないと、たった一つでもいいですよ、そういうことに立ち向かっていくというものが先にあるべきで、ある程度それがみんなに行き渡ったときに仕分け、「まだだめです、まだこうではないか」というようなことを言えばいいと思うのですけれども、先に仕分けをしてしまって、内情をよく知らないような専門家を呼んできて、「こうしろ、ああしろ」と。そんなことは、結果は出ますよ、だけど、「ああ、そうですか」で終わりです。そうではいけないと思うんです。みずから、みんなで話し合いをしながら、役場でも常に言っているはずなのですけれども、なかなかそれが浸透していかないというのが現実です。でも、「最後に自分たちの給料が減るのですよ。こんなことをしていれば、あなたの給料が2割減るんだよ、それでいいんですか」と、そこまで来るわけです。お金を生み出すには一番簡単です。  職員、この間、下げませんでしたけれども、それはそれなりの理由がありましたけれども、「とにかく、やること、大事なことがこれだけある、これだけお金がかかる。そのためには、あなたの給料を来月から2割引きますから、そのお金でやりますよ」と言えば、絶対に事業はできるんです。でも、そうはいかないでしょう。では、どうしたらいいのか。携わっているうちの職員、またはそれに関係する町民がみんなで意識を同じにして協力すれば、時間はかかるけれども何とかなるんだよということです。同じことを言ってしまっているみたいだから、添田議員の質問がまた進むかなと思いますけれども、そういうことです。 16 ◯議長【池田 宏君】 添田議員。 17 ◯9番【添田孝司君】 では、4問目ですから要望です。  オリーブに関しては大分認識が違うようですけれども、答弁に書かれていますような関係者の参画した組織を立ち上げて、町全体としてオリーブの産業として活性化することを盛り上げていただきたい。それを早急にしないともう時間がありませんということです。  そのほかの要望ですが、すべてをまとめて要望とします。その要望を出すためには、最初に理由を説明してから要望とします。平成24年度一般会計決算では、実質約72億5,000万円の支出済額となりました。補助金事業の増減で多少の増減もあるかと思いますが、このくらいの予算が二宮の実質予算規模なのかなと推察されます。デフレ脱却やオリンピック景気が予測されていますが、人口減少や高齢化傾向を考慮すれば、実質的な予算規模はさらに小さくなるのではないかと危惧されます。また、公共施設更新問題も、今後の長期的な財政課題となるでしょう。そのような状況下、財政基盤をしっかりして、町長がおっしゃるような足腰の強いまちづくりが求められています。  そういうことで、以下の3つを要望とします。1つ目として、施設や事業の構成の最適化、ポルトフォリオの最適化の推進です。今後は、子育て支援施策、風致公園維持管理経常的経費、それからオリーブ戦略等、新たな政策や事業が計画され、経常的な経費の増加が予想されます。財源のパイは大きくなりません。整理統合が必要です。ぜひ、施策や事業の最適化を推進してください。  2つ目として、資産の最適化の推進です。施設の廃止・統合だけでなく、有形固定資産を売却して金融資産に変えることも必要になるかもしれません。公共施設白書と財務諸表にさらなる情報を加え、充実し、かつ、町民にわかりやすいものとして十分活用してください。それによって資産の最適化を推進してください。  3つ目として行政改革の徹底です。平成26年度は行政改革大綱の最終年度です。経常的な経費削減に向け、目に見えるような成果を期待します。  以上で私の総括質疑を終了いたします。 18 ◯議長【池田 宏君】 これをもちまして添田議員の総括質疑を終結いたします。  暫時休憩いたします。休憩後の会議は11時30分から始めます。                          午前11時14分 休憩    ────────────────────────────────                          午前11時30分 再開 19 ◯議長【池田 宏君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の方、お願いいたします。 20 ◯議長【池田 宏君】 脇議員。             〔8番(脇 正文君)登壇〕 21 ◯8番【脇 正文君】 ただいまから平成24年度の決算に対して総括質疑させていただきます。  まず最初に、日曜日の雨のひどいときに町の職員の方々があちこちを回られており、大変感謝しております。迅速な対応だけでなく、それに伴うもの、土嚢を持って走り回るとか、そういうことに対して町民の一人として大変感謝申し上げます。  これから質問させていただきますが、先ほどの添田議員に対する町長の答弁の中に私がお聞きしたいことも入っておりますので重複するところもあるかと思いますが、答弁をお願いしたいと思います。では、平成24年度決算に対して質問をさせていただきます。  まず、1番目、町基盤再生プロジェクトの中で、1つ目、町を支える産業の活性化から商工振興対策に対して、町の顔である駅前商店街のにぎわいイベントを企画し、商店街活性化の起爆剤となるように取り組む、相乗効果として町のPRをしていくということについてですが、町の顔となる駅前商店街がにぎわっているということは、町全体や町民に活気が溢れていることと言えると思います。電車に乗り、町を通過する人や駅を利用する人は大きな関心を持ち、二宮ってどんな町だろうというふうに思うと思います。住んでみたいと思う人も出てくると考えられます。よって、この施策は大変重要な意味を持っていたと思います。  そこで、次のことについてお聞きします。1.平成24年度までに数年にわたり実施されてきた駅前商店街、栄通り商店街に対する商工振興対策について、企画目標に対してどれだけ達成でき、その結果、どれだけの活性化の起爆剤となり、波及効果を生み、それからどのような相乗効果が生まれ、町の魅力をPRできたのか。言いかえますと、平成24年度に切りかえたときには、それまでの振興対策の結果等が判断材料の一つになって新しい取り組みが計画されていたと考えられるのですが、栄通り商店街ではどうだったのでしょうか。この新たな取り組みに至るまでの経緯や進捗状況はどうだったのか、これらを踏まえてお聞きしたい。  2つ目、平成25年度は北口商店街にかわっているが、言い方を変えてみますと、平成25年度から実施されている北口商店街の振興対策ですが、今後の振興対策にどのように反映させるものなのか、お聞きしたいと思います。  続きまして、同じく、町基盤再生プロジェクトの中の美しい自然環境保全です。その中の吾妻山公園再整備や(仮称)風致公園整備についてです。吾妻山公園には、他市町村だけではなく県外からも多くの人が訪れ、日本中にその名を知らせる有名な公園になっています。吾妻山公園開園以来、引き継がれてきた公園のよさをさらに生かすために、町長はさまざまな苦慮を重ね、再整備計画を実施されたと思います。  そこで、吾妻山公園再整備終了と、これから始まると(仮称)風致公園整備に関し、町長はどのようなものを美しい自然環境と考え、その考えを生かすためにどのような保全整備を考えられているのか、お聞きしたいと思います。  町の体制づくりプロジェクトからです。プロジェクト推進のための財源確保として、町が保有する不動産を売却整理し、財源の確保を図ることについて。町の体制づくりを進めるためにさまざまな施策が講じられることは当然のことであると思います。しかし、財源確保のために今ここで売却整理したことは大きな理由と決断が必要だったと考えられますが、あえて、これを実施した理由として、1つ目、プロジェクトの何を推進するために幾らの財源を必要としたのか。2番目、売却整理することにより、その財源全体に対しどれくらいの確保となったのか。3番目、正泉寺をはじめとするほかの町保有地には手つかずのものがあるが、これらはプロジェクト推進のための財源確保として売却整理する予定であるのか、売却せずに有効利活用するために残すつもりであるのかをお聞きしたい。この点については、先ほど添田議員に対する答弁の中でも幾つか触れられたところがありましたけれども、私の質問は私の質問としてお答えいただきたいと思います。  その次、重点プラン3のところで、「人と環境のさわやか健康プラン」、環境保全による緑豊かな美しいまちづくり。公共下水道整備事業についてです。現在二宮町の川は、昭和40年代からすると河川環境は非常によくなったと言えます。これは、各家庭へのごみなどに対する町の働きかけと、現在進められている下水道整備による効果が大きいと思います。しかし、現在の整備事業は市街化区域と市街化調整区域の単純な線引きのもとで行われ、市街化区域で進められています。しかし、多くの町民が住んでいる市街化調整区域に対する現在のやり方では疑問を呈します。  そこで、1)100%整備とするならば、24年度を終えて整備事業計画はどこまで進み、今後どのような事業見通しを立てているのか。  2)美しいまちづくりを進めていきたいが、もし100%整備が期間的にも物理的にも難しいと思われているならば、公共下水道が通らない民家には合併浄化槽導入をあっせんするなど、どのような対策をする計画を持っているのか、お聞きしたい。この市街化区域、市街化調整区域に関しても先ほどの添田議員に対する町長のご答弁の中にもありましたので、それもあわせてお聞きできたらと思います。  重点プラン5、「町民みんなの個性輝きプラン」、行財政運営についてです。自主財源確保、施設使用料の団体に対する2分の1減免措置廃止についてです。施設利用団体のほとんどが新年度の行事予算計画を決め、新年度のスタートを切ろうとしたときに突然発表された減免措置廃止、これは体協の理事会でも、施設利用団体でも結果的に報告という形でされました。使用料を自分で払える大人の団体は何とか持ちこたえても、保護者からの会費で運営している子どもの団体は大きな影響を受けています。実際、廃止後の使用料収入は増えたようですが、実質的には団体の使用回数は減っているようです。  そこで、減免廃止により見込み確保できる金額は急に確保しなければならないほどのものだったのか。自主財源確保はどの自治体も大変なことで、確保のためには出ていくお金を抑える方法もあるが、今後もこのような結果的に報告という形で確保のためのやり方をとっていかなければならないと考えられているのか、お聞きしたいと思います。  以上、よろしくお願いいたします。 22 ◯議長【池田 宏君】 町長。             〔町長(坂本孝也君)登壇〕 23 ◯町長【坂本孝也君】 それでは、脇議員の総括質疑についてお答えいたします。  初めに、1つ目のご質問で、町の顔である駅前商店街のにぎわいイベントを企画し、商店街活性化の起爆剤となるよう取り組み、相乗効果として町の魅力をPRできたのかということについてのお答えをいたします。  長引く不況は、モータリゼーションの進展に伴う郊外型のショッピングセンターの進出により消費者の買い物のスタイルが変化し、駅周辺の商店街の優位性も低下し、空き店舗だけにとどまらず、空き地も見られるようになりました。そこで、魅力ある商店街づくりを行い、消費者を呼び戻すため、平成22年度から23年度にかけて駅南口の栄通り商店街の活性化事業に取り組みました。この商店街活性化事業の戦略は、商店事業者、専門家、町の三者によって検討を重ねた結果、孫と子どもと親の3世代が楽しめるイベントの計画、子どもや孫を連れていきたくなるサービス、新商品開発や空き地、空き店舗を活用した店舗の誘致など、商店街の再開発に向けた方針で計画書がまとまりました。しかし、検討の末に計画書ができ上がったものの、いざ、実行にシフトしていく段階で商店会の意見がまとまらず現在、この計画は休止状態となっております。  なお、この計画の中にあります集客イベントなどのソフト事業につきましては、今後、商店会で取り組んでいく意向があれば、町も積極的に支援していきたいと考えております。  続いて、平成24年度からは、北口通り商店街の活性化策としてにぎわいイベント企画に着手しました。北口通り商店街の活性化への取り組みは、商店街の愛称である「はな通りニノスの再生」をキーワードに、二宮町シンボルストリートとしての場の価値を高めるため、景観形成をはじめとする施策の実現により人通りを増やし、町民や来外者の消費機会の拡大につなげるものです。また、花と緑による景観形成を推進するために一番大切な取り組みとして、ガーデニングの人材養成を行う二宮ガーデニング大学を開設し、商店街サポーターを育てることを実践しております。このような商店街サポーター組織を立ち上げて、商店街の場の価値を高めるストリートガーデン化事業や、にぎわいを創出するストリートイベント事業など、商店街活性化事業への一翼を担っていただきたいと考えております。  その第1段階として、平成25年度は二宮ガーデニング大学の受講者の皆さんが実習を兼ねて商店街の街路灯へのハンギングバスケットの設置や花壇への植栽を行っております。現在、サポーター登録者は16名ですが、二宮ガーデニング大学でハンギングバスケットへの花の植栽や管理方法などを学んでいただきながら、花の水やり、花の植え替えなど、積極的に活動していただき、花に彩られた街並みを徐々に形成していきます。  次年度以降はハンギングバスケットの設置箇所を増設するとともに、第2段階として、サポーターのご意見、ご協力をいただきながら、花をテーマとしたイベントの開催など、商店街の活性化に向けた取り組みを実践していきたいと考えております。  なお、北口通り商店街で取り組んでいる花をテーマとした活性化事業の効果についてはこれからの検証になりますが、にぎわい創出への効果が出れば、駅南口の商店街にも拡大して、商店会、サポーターと町が一体となって商店街の活性化に取り組んでいきたいと考えております。  次に、2点目の吾妻山公園と風致公園における自然環境の保全整備について考え方をお答えいたします。  吾妻山公園の再整備は、平成22年度から始まり今年度で終了となりますが、リニューアルに向けての整備として、既存施設の再整備による安全性や利便性の向上、またはバリアフリーによるアクセスの向上、観光資源としての魅力度アップをテーマに、春の公園をコンセプトにした整備を進めてきました。風致公園の整備は平成23年度から平成26年度までの期間で、計画地の自然環境を生かした整備として、既存の地形植物を生かし、四季を通じて自然を楽しめ、また、隣接する多目的広場と一体的に利用できる公園として、特に秋の公園をコンセプトにして整備を進めております。2つの公園はともに面積が広く、展望台からの眺望もすばらしく、樹林の中に園路があり、散策にも適した身近な緑地空間として親しまれております。  ご質問の自然環境にかかる保全整備の考え方ですが、このような大規模な緑地を公園として整備していくには、良好な自然環境の保全を図りながら、誰もが安心して利用できる公園を目指し、整備を推進していくことが大事であると思います。特に町のシンボルである吾妻山公園は、緑地の保全に配慮しながら、管理棟付近の駐車場から展望台までのバリアフリー化を進めております。また、風致公園では、既存の樹隣地の手入れによる保全や、既存園路を活用する公園づくりを進めております。公園や緑地は市街地における緑のオアシスであり、人々が余暇時間を過ごす場として、また、災害時の防災機能を発揮する場として重要な役割を担うものであると思います。今後も、より一層、環境保全に配慮した魅力ある公園整備を推進していきたいと考えております。  次に、町有不動産を売却・整理し、財源の確保を図ることについてお答えいたします。  まず、1点目の、プロジェクトの何を推進するために幾らの財源を必要としたのかという点についてお答えいたします。施政方針に記載のとおり、町の基盤再生プロジェクト、誰もが安心して暮らせるまちづくりプロジェクト、町の体制づくりプロジェクトの3つのプロジェクトを推進するために必要となる額は当然、24年度予算額となり、その財源確保を図るために町が保有する不動産を売却したものです。よって、不動産の売却は、特定の事業の財源として売却したものではなく、全プロジェクトを推進し得る財源を確保するために売却が必要不可欠であったこと、並びに、課題となっていた未利用地の整理を兼ねて実施したものです。  2点目の、売却整理することでどのぐらいの確保となったのかという点につきましては、松根公会堂用地220.22平方メートル、緑が丘集会場用地214.37平方メートル及び梅沢漁業振興用地610.42平方メートルの3カ所の売却を計画し、松根及び緑が丘の土地についてはそれぞれ売却し、梅沢漁業振興用地については、用地の一部の112.6平方メートルを売却し、決算額のとおり、3カ所の売却で4,082万8,360円の不動産売却収入となりましたが、プロジェクト推進のための財源としては、梅沢漁業振興用地の売却を除く2,860万円が確保されたことになります。  3点目の、町の保有地で手つかずのものについて売却する予定であるのか、売却せずに有効活用のために残すつもりかという点について、お答えいたします。  現在まで、土地売却などの整理に当たっては、庁内の部長以上で組織する土地調整委員会で議論し、対象となる土地の現地調査をした中で、その方向性を決定して、現段階では、町有未利用地の売却は、1つ、区切りができたのかなと考えております。  議員ご質問の他の町有地については、今後、土地調整委員会で利用目的や財源などについて議論し、方向性を検討してまいりたいと思います。  次に、4点目の公共下水道整備事業ですが、平成24年度末の整備状況と今後の計画についてお答えいたします。  二宮町公共下水道事業は、酒匂川流域関連二宮公共下水道全体計画を525.7ヘクタールとし、そのうち市街化区域全域である434ヘクタール都市計画事業として事業認可を取得し整備を進めております。平成24年度末までの整備状況は全体計画の525.7ヘクタールのうち整備済み区域が369.4ヘクタールであり、70.3%が整備済みとなっております。下水道を利用できる区域の人口割合は81.4%で、そのうち下水道へ接続している割合は72.6%となっております。また、全町域の下水道への接続率は58%となっております。  今後の計画は、平成24年度に事業認可を受けた市街化区域全域である434ヘクタールと、市街化区域と隣接している市街化調整区域の14ヘクタール、合計448ヘクタールの整備を平成31年度までに目指す予定になっております。残りの市街化調整区域77.7ヘクタールにつきましては、平成42年度までに整備を完了する計画になっております。  次に、2つ目の全体計画区域のすべての整備ができない場合、合併浄化槽を導入するなどの対策についてお答えいたします。  現在、市街化区域の整備につきましては、平成31年度を目途としていますが、平成32年度以降に計画する市街化調整区域については、経済性が高い公共下水道を整備手法とし、平成42年度までに整備完了する予定になっております。しかしながら、国の交付金の減少や町の財政状況が厳しいため、市街化調整区域の整備に当たっては、市街化調整区域の住民の意向を確認し、今後の財政状況や市街化区域の整備状況を見ながら、現計画の公共下水道で整備を行うか、合併浄化槽で行うかの整備手法を研究し、市街化区域の整備が完了する予定の平成31年度までに最良の汚水処理方法を決定したいと考えております。  最後に、団体に対する施設使用料2分の1減免の廃止についてお答えいたします。  1つ目の減免廃止により見込み確保できる金額は急に確保しなければならないほどのものだったのかについて、お答えいたします。この減免廃止は財源を急に確保する必要に迫られて行ったものではなく、受益者負担の観点から、行政改革推進の一環として必要な見直しを行ったものです。財源の確保はもちろんですが、各団体に町から活動費に対して補助金が交付されているにもかかわらず、重ねて減免の適用を受けていることが実質的に二重補助のような状況となっていたことから、これを改善したものです。  平成24年度決算でも、町の体育施設に人件費を除いて約1億540万円もの公費を投入しているのに対し、使用収入は約2,800万円にとどまっております。この差額約7,740万円には、施設を全く利用したことのない方を含むすべての町民の方々の税金が投入されております。したがいまして、今後も引き続き適正な受益者負担のあり方について検討し、適宜、使用料などの見直しを行っていきたいと考えております。  次に、自主財源確保のためには、今後もこのようなやり方が必要と考えているかについて、お答えいたします。あらゆる場を借りて常々申し上げておりますが、自主財源の確保には行政改革推進計画に基づき歳出予算を見直すことと同時に、受益者負担など、既存財源の見直しや、新たな財源の掘り起こしにより対処していきたいと考えております。  以上です。 24 ◯議長【池田 宏君】 暫時休憩いたします。  休憩後の会議は午後1時から行います。よろしくお願いします。                          午前11時54分 休憩    ────────────────────────────────                          午後 1時00分 再開 25 ◯議長【池田 宏君】 休憩前に引き続き会議を開きます。 26 ◯議長【池田 宏君】 脇議員。 27 ◯8番【脇 正文君】 午前中の答弁ありがとうございました。答弁いただいたことに対して質問をさせていただきます。  まず、1点目、町基盤再生プロジェクトの商工振興対策についてです。町長にいろいろお答えいただいて、どのような経緯でこのようになってきたかということは大体わかりました。あえてもう一度お伺いしたいのですが、町長が先ほどおっしゃった内容から花と緑の景観形成にどうして結びついていったのか。いろいろとおっしゃっていたのですが、そこに行った経緯をもう一度お伺いしたいと思います。  次に、美しい自然環境保全についてです。美しい自然環境保全、花のことをよく知っておられる町長には釈迦に説法のような言い方で申しわけないのですけれども、先ほどの町長のお答えの中には町長がお考えになる美しい自然環境が入っておりませんでしたので、これについてお伺いしたいと思います。  続きまして、町の体制プロジェクト、財源確保です。町長は答弁の中で、先ほど、大きな残されたところは民間資本に頼るとおっしゃっていたところがありました。そこで、先ほどの答弁の中からすると、有効利活用されていくところで、民間の資本に頼るところはどのようなことを考えられているのかというのが、もしありましたらお答えいただきたいと思います。  その次に、人と環境のさわやか健康プラン、公共下水道整備事業についてです。先ほどいただいた答弁の中で、平成31年度までに市街化区域に隣接する14ヘクタールの市街化調整区域も整備されるというふうにおっしゃっておりました。なぜ私がこれを出したのかというと、実際に下水道工事をされているときに、もう何十年も住んでおられる方が、道一本で、こちらは市街化区域、こちらは市街化調整区域で、「市街化区域は工事をされているけれども、区域でなければされない、なぜうちはやってくれないのか」ということをおっしゃっていました。先ほどおっしゃった隣接するということからすると非常にありがたいと思います。「隣接する」とありましたが、随分先のことになりますので、なかなか言えないところもあると思いますが、これが整備された場合、今、市街化調整区域の管をつなげる場合に何か市街化区域の方と違うようなことを聞いております。私の判断が違っていたら申しわけないです。整備された後、市街化調整区域に住んでおられる方たちへの対応はどのようになる予定なのかということを、お聞きしたいと思います。  その次、行財政運営について、自主財源確保についてですけれども、団体等が一番言いたかったのは、財源を確保する必要があったならば、これは町なりの考え方で仕方がないことでしょう。ただ、唐突のような形で言われるのは、特に時期的な問題もあって非常に困る。今後、こういうことについては、やらなければいけない問題ならば、それを事前に説明していただきたいということで、この件に関してはこれで終わりにしたいと思います。  では、先ほどの4件についてお答えをいただきたいと思いますので、お願いいたします。 28 ◯議長【池田 宏君】 町長。 29 ◯町長【坂本孝也君】 それでは、まず、商店街です。商工業振興対策ということで、経過は先ほど言いましたように、最初は栄通りをやることによって南側の中央通り、駅前商店街ということの相乗効果を狙って、栄通りを最初に取り上げようということでやり始めましたけれども、内部のいろいろな事情があって、今のところ休止状態です。その後も情報収集してみると、商店街の機能はなっていない。昔、あれだけはやった、あれだけすばらしい二宮で一番の商店街だった栄通りが、内部崩壊とまでは行っていないのですけれども、とにかくいまだに役員構成もでき上がっていないというようなことになってしまって、統一した商店街活動になれないと、そのようなことも要因としてあるのではないかと思いますが、とりあえず、そこは平塚の地主さんまで話が行って、うまく話がついているにもかかわらず、そういう状況で、よく言えば休止状態ということになっています。また、近いうちにまとまった1つの栄通りとしての考え方が出れば、町としては、解散したといえども、まだそういう資料も残っているし、今の町の進み方から行くと、子育てというテーマの商店街をつくろうということでやってきましたので、理に合った計画だったということは事実ですから、なるべく早く商店街をまとめてもう一度チャレンジするということになるといいと思っています。  そのようなことから北口にシフトした。この北口は商店街を改造したり、商店街を整備したりというようなことはとてもできる話ではありませんので、まずは、商店街の道のロケーションを変えてしまおうと。たまたまラディアンまで駅から行く道すがらというのもありますので、そこを通る人たち、町外の人たちも含めて、景観が変わったというようなことを狙いに、花と緑、たまたま「はな通りニノス」という名前、「ニノス」というのは、二宮のnorth、北ということで、本当に昔ですけれども、私が商店街の会長をやっていたころに公募で決まった名前でした。「花を題材にするのは大変なことだ」ということを言ったのですけれども、当時、若い役員さんがみんなで「やろう、やろう」ということになりまして、そういう名前が今でも残っているわけです。  確かに、生の花が咲き乱れる商店街というイメージになると、これは維持するのは大変なことですけれども、訪れる人たち、そこを通る人たちの感覚は、やはりいいなと思って歩くはずなのです。そのようなことから、たまたま二宮先生という先生、この人を紹介してくれたのは栄通りをやったコンサルタントです。そのようなことで今、長野県から、自分のトラックに全部材料を積んで二宮に来ます。待っていたボランティアの16人の方々が、その教えのとおりに植え込んで飾っているわけですけれども、まだまだ道半ばで、この夏の暑いさなかに水をあげるのも大変な作業で、いろいろ四苦八苦しながら、今は軽自動車にタンクを積んで電動のポンプで釣りざおの上くらいのところに水をやるというようなことまでたどり着いて、月曜から金曜までは役場のほうで何とか水やりをする。土日は商店街が受け持つということになって今、進めています。部分的には枯れているところもあるのですけれども、何とか枯れることなく、きのう、おとといの強風でも落ちることはなかったですから、何とかそういうことで、1つのベースとしては、花と緑、生花を植樹したもので通りを変えていこうと。  1つの効果はもう、あらわれています。土日に商店街役員さん、または元役員さんが、水やりに対して、見るに見かねて自発的に行動を起こすということも起きてきておりますし、やはり、こういうことが起爆剤になって商店街活動が復活するということも当初の狙いにあったとおりになっています。北口の場合も全部終わっているわけではなく、吉田屋さんの通り、向こうの野原さんの通りがまだ残っておりますので、そういうところを徐々にやりながら商店街活動を復活させることによって、花と緑、そういう並びになった道すがらの中で、今度はお店、商売をするということで、今度は何とかお客さんの誘致ということと、イベントをかみ合わせながらやっていこうという手法です。  私の家も含めて、もうお店の商いが商いになっていないのです。本当に苦労して皆さん、やめるにやめられないというようなお店もあるし、貸し店舗にしてもなかなか埋まらないということも現状です。この町の消費力というものを計算しますと、ヤオハン、西友、ユータカラヤと、この大きなスーパーが3軒、そのほかに生協が2軒、最近、目まぐるしくコンビニがたくさんできました。そのようなところで、日ごろの消費というのは賄い切れてしまっているのです。ちょっと高級になるとロビンソンとか、お遣い物はロビンソンが多いです。そのようなことになっていて、地元の特に駅前の商店街などは、もう過去の存在ということに実際になっているのです。そこをどう呼び戻すかというのは本当に至難の業なのですけれども、それを諦めてしまうわけにはいかない。何とかもう一度、同じような繁栄は得られないかもしれないのですけれども、そこにチャレンジするということは町行政としても必要なことで、それに対して商店街の昔の若者たち、活気あることを経験してきた今の経営者たちが何とかもう一度奮い立って、ともにやろうということになっていくということからこういうことになっているわけです。  自分が花屋だったからというわけではありませんけれども、もう花屋はすっかりやめましたので今は花屋ではありませんけれども、花、特に生花の根っこがついているといえども、この難しさというのはもうよくわかっていますし、きれいさを保つことがどんなに大変かということもよく承知しております。でも、あえて、前にここで言いましたアメリカのカーメル、あのような話も昔、ちょうどこの「ニノス」という名前ができたころにそういう話が出たわけです。花だけきれい、みんなで商店街の人が店番をしないで花の手入れをしてしまっているというようなことも思い出すと、こういう方法も一つかなということなのです。  今、街路灯につってある位置が非常に上のほうで、気がつかないという意見がたくさん寄せられています。ところが、袖看板の高さというのは法律で決まっていまして、地面から何メートルで、それ以下に下げてしまうと通行の邪魔になったり、バスがひっかかったりということがあってどうしても、あの高さを維持せざるを得ないということも、手法としてはちょっとネックなのですけれども、町がやっている以上はそれを守らなければいけないということになって、今はそういうことになっています。あの街路灯から街路灯へと一本おきぐらいですけれども、これを結ぶ横の花と緑、それは各お店で店先にプランターで飾ってみたり、いろいろすることによって全体の流れができるのではないかということです。  中南のところの花壇も、あれはヨーロッピアンスタイルで、二宮先生というのはそういう手法なのですが、いろいろな花をいっぱい植えるのです。そのようなことと、反対側の岩崎漬け物屋さんのお店の前もお借りすることになって、そこも植え始めました。そういう空き地があれば当然植えていこうと。空き地がなければ、それぞれのお店が努力して、自分でプランターなり植木鉢なりでやってみようということで、そういう意味でも、まだ道半ばですけれども、これから何年かたって景観が変わる。その変わるということが大事であって、そういうことがうまくいったら、当然これは南口のほうにも、中央通りにも、栄通りにもそういうふうにやっていったら駅周辺が本当にきれいな景観になるだろうと思います。そこで、努力しただけの売り上げに結びつくかということが最大のテーマです。究極はそこまで行きたいと思っていますけれども、そこはそこで、またこれからの課題として、まずは環境をつくり直そうということで、こういうことをやり始めました。  もう一つ、同じように、町長の思う自然環境、いわゆる公園はどういうものを目指しているのかというお話だと思います。吾妻山もそうですし、風致公園もこれから、ヒガンバナをベースにした秋のテーマということになっていくのですけれども、いずれにしても、毎年毎年菜の花のように、これはもうやめることはできませんけれども、種をまいて、植えつけて、秋はコスモスを植えてというようなことを続けていくのは、ほかの部分にもそれを拡大していくというのは非常にお金もかかる、労力もかかる。やはり、先ほどからのお話で、何とか一度植えた球根は毎年出る、スイセンなどは放っておいても出てきます。そのようなものを選びながら、春の山、秋の山というテーマに近づける。お金を湯水のごとく使えるならばどうにでもやれますけれども、今、そういう状況ではないものですから、吾妻山の動物公園の後は花木園、花木というのは一度植えれば木が枯れるまではずっと花を咲かせるわけです。その花木を主にして、あと、下は多年草、毎年出てくるというようなことで選んでいかなければいけない。それが町としての財政圧迫を防ぐということで、そうしながら景観を保っていくことになると思います。  風致公園も、秋になると紅葉する木を植えるというのなら一度植えればいいわけで、あとは剪定したり、いろいろな手入れをするということくらいで終わるのですけれども、その足元にヒガンバナがダーッと木立の間に見えるというようなことを連想して、これも球根ですから、一度植えればどんどん増えていくということになって、そんなイメージ公園づくりということになっていきます。そんなところも節約というか、ただきれいにすればいいということには、もうなれない。そこで知恵と努力というか、工夫をしていくわけですけれども、そんなことで、春の山、秋の山という公園づくりになっていくと思います。  民間手法というのはどういうことかと。例えば、国立の跡地約3,000坪、細長くあります。その向こうに、また飛び地のように、今、ゲートボールをやっている部分もあります。そこのところを開発して有効利用させようというときに、先ほども言いましたように、自分の力で建物を立ててもやり切れないということから、1つの例で行きますと、例えば、ビルディングは5階以上建たないわけですから、そのようなところにマンションなり、4階建てぐらいのものが、本当にロケーションはいいわけですから、そういうものをどうだと言ったら、多分手が挙がるのではないかと思います。そのときに、1階だけは全部あけてくださいと。ワンフロア、そこに、例えば保育園をつくるというイメージです。上はオーナーのもの、下は町のものというようなすみ分けを、これはいろいろな権利の計算を担当がやると思います。そのようなことで、土地は提供しますけれども、スペースの1階だけは町が使いますよというようなことです。そのようなことで国立は有効利用できないかなと思っています。  KDDIは、1つの手法としては、まだこれに決めたわけではないし、もらうことが決まったわけでもないのですけれども、例えば、今、オリーブの話がずっと出ています。では、イタリアン料理の日本で有名なレストランを誘致する。全部そこをお貸ししますから地代をください、その地代で固定資産税分を何とか取り戻そうというような考え方です。自分がやらずに税収を保つというようなことを考えたらどうかというふうにも考えております。まだほかにいろいろ、それぞれの担当の思いがありますから、今の話に決めるということではありません。しかし、1つの手法として、何度も言いましたように、負の遺産、いろいろなそういうものを消化しながら、しかも町のグレードを上げていくという本当に難しいことですけれども、あそこの場所がもし手に入れば、海側にずっと、この町には指帆亭があったり、カレー屋さんがあったり、AURAがあったり、光と風のミュージアムがあるんです。そういうものの一つにそこがなれば、それぞれ、町外の方々が訪れるという拠点づくりにもなれるのではないか。しかも、家賃か地代かわかりませんけれども、そういうものを手に入れることができる、町は何もしませんということで、どうなのかなと思っているわけです。  もう一つ、下水道、市街化と調整区域の方々の扱いということです。とりあえず、市街化のほうを早く何とか下水道を引いてしまえということです。国のほうでも補助金を途中で切ってきてしまったり、慌てて県に行ってお願いして何とか少しは取り戻してきましたけれども、そういう環境が進み方をおくらせてしまうのです。計画の少し手前で今年度も終わりにならなければいけないとか、そのような非常に悪い環境の中にいるから、スピードとしては、予定どおりに物が運ぶかどうかは非常に疑問です。いずれにしても、市街化でまだ引いていない地域を早くやろうと。  先ほど言われた、道一本で、右側が市街化、左側が調整という方々には、もうとっくにいろいろ条件をつけてどんどん引いています。本管が真ん中を通っているわけですから、例え調整地域となっていても市街化と同じようにそこから下水道を引くということは進めております。ただ、ずっと遠くにポツンと家が1軒あるというような調整についてはどうしたらいいかということで、これは担当のほうがいろいろ計算してみますと、合併浄化槽にしても、その1軒の家がその浄化槽をつけるというときにも町が下水道と同じような補助をして、その後のメンテナンスも町が全部するということまで計算をしますと、どうも、下水を引いたほうが安いのではないかということに今、なっています。  これは期間がどれくらい先になるかということですけれども、やはり、市街化を終わってからそういうほうにシフトしていくときに、本管からとんでもなく遠いところに、しかも1軒、ポツンとあるというような方々には、最終的には合併浄化槽になっていくのかなと。でも、そうではない、地域として成り立っている市街化調整区域の方々には、今の情報の中では、市街化と同じように下水を引いていってしまうというふうになると思います。そんなことで、とりあえずは、早く、まだ引かれていない市街化の方々のほうを優先していこうという考え方です。  以上です。 30 ◯議長【池田 宏君】 脇議員。 31 ◯8番【脇 正文君】 今、町長が答弁されたことについては理解させていただきました。あえて、さらに質問を幾つかさせていただきたいと思います。  まず、商店街のところなのですけれども、町長がおっしゃるには、景観が変わることが大事であると、うまくいったらそれをほかの商店街にも広げていこう、まず環境をつくり直そうということです。これをやるに当たって、商店街の事例視察で浅草みちびき花の辻商店街を視察されたということが書いてありました。私もこれを映像で見させていただきました。あそこまでやっている商店街はすごいと思います。実際に、ここは自治体が町中緑化として支援しているということもあって、また、そもそも、この商店街のもとが、失礼な言い方もしれないですけれども、二宮の商店街とは違うところもあるということからすると、花で景観をつくるといってもスタートが違うのではないかと思います。しかし、恐らく町長は、こんなことは百も承知でこれらを進めていったのではないかと思います。そこで、これについては最後の質問なのですけれども、実際に町長が今おっしゃっている中で、こうなっている商店街なのだという、町長が描かれる商店街の未来像を教えていただきたいと思います。  次です。吾妻山のところでの美しい自然環境なのですけれども、今、自分のとり方としては、町長が答弁された中では、町長のお考えの美しい自然環境というのはどうなのかというふうに考えるところがありました。私自身は、美しい自然環境というのは、そこにいることによって植栽物、木々や草花によって心が癒され、憩える環境であると思います。今までの吾妻山というのは、町の人たちが、吾妻山に登って、わぁ、きれいだなという景観、眺望はもちろんのことなのですけれども、ここにいるとずっといられるよと、何となく心が和むよということで吾妻山に何度も何度も来られたと思うんです。しかし、今の吾妻山は、確かに自然環境はつくられていますが、どうも見ていますと、菜の花シーズンは、上がっていって、わぁ、きれいだ、菜の花が咲いている、それで菜の花の写真を撮って、それでその花が咲いている環境の中にいるということで、自分が考えている美しい自然環境というのは、そこにいることによって心が癒されて憩える。でも、今の吾妻山の自然環境では、そこにいるだけということで、吾妻山の自然の中に溶け込んでいないような感じがするのです。そこで、先ほど町長のお考えになる美しい自然環境というのはどのようなものを目指されているのかということをお聞きしたかったわけです。これにお答えいただけるようでしたら、ぜひお願いしたいと思います。
     続きまして、町が保有する財産、いろいろとお聞きしました。町長は夢を持っておられて、とてもいいと思いました。できれば、早急にこの有効利活用をしていただきたいということで、この件に関しての質問は終わりにさせていただきます。  その次、下水道です。下水道も、先ほどの説明でいろいろとわかりました。確かに、国のほうの補助金で削られてきてだんだん大変なってきているということはわかります。また、計算された場合に、合併浄化槽よりも下水のほうが安くなるということもわかりました。しかし、あえて言わせていただくと、その年数が余りにも遠過ぎる。そして、最初に申しましたけれども、川の環境が非常にきれいでになった。これはごみの問題もありますけれども、それ以外に公共下水道を引くことによって家庭排水すべてが流れなくなってきたからすごくきれいになった。実際に昭和40年代と比べると、小魚が泳ぎ、非常にきれいになっている。それを考えると、まだ単純浄化槽を使われている家庭からは、残念ながら生活排水の一部が流れているということから考えると、やはりこれは早急にやっていただきたいということが願いですので、このように思っております。これについての質問もこれで終わりにさせていただきます。  では、先ほどお聞きしました2点について、改めてお伺いしたいと思います。 32 ◯議長【池田 宏君】 町長。 33 ◯町長【坂本孝也君】 今の最後は、もう質問しないということですが、EM菌をやっている人たちがいます。長い間、地味にやっていて、EM菌を毎週水曜日、みんなで集まって発酵させて川に放流するということをやって、その活動もきれいになっている要因ではないかということもあったり、いろいろな町民活動もプラスされて、私たちが昔、泳いだ、また、魚とりをやった葛川に戻ってきております。水量が減ってきたというのは、また逆に下水道の影響ですけれども、そのようなことがあるということです。  美しい自然、この吾妻山に来て、そういう環境の中で、この「美しい」という評価は主観的なことが非常に多いです。花一輪見て美しいと思う人と、たくさん花壇があって、それが美しいという人もいるわけで、それぞれいろいろな感覚が違うのです。確かに、自然の色というのは、絵の具やいろいろなそういう人工でできた色よりも、どうやっても勝てないぐらいきれいです。花屋だったから言えるのではないんですけれども、皆、それは認めるところだと思います。ほんとに、どうしてこんな色が出るのかというくらいきれい。松の緑でもそういうことです。その評価というのは、今度はそれぞれみんな違うのではないか。行政としては、個人の主観とか、そういうものは余りむき出しにはできないものなので、そういうきれいさを保つという、本当に自然環境を維持するということには限界がありまして、何度も言っているように、財政力が非常に圧迫して、ある部分ではきれいさに目をつむって追求し切れないということも起きるのです。  ことしの1月、2月の菜の花のときに吾妻山の管理棟でお金を取ろうと担当課は今、考えています。それは、協力金です。緑の保全の協力金ということで皆さんから今、1つの試案ですけれども、ブリキでできたバッチみたいなものを提供しながら、300円をもらうのか、そんなことを今、考えています。ポストに入れるお金というのがあり、入れていただいていますけれども、それ以外に、人がわざわざ管理棟の下、トイレの前あたりでそういう活動をしようと、土日くらいはみんなでそこへ出ようという考えで今やっています。どうしても原資、お金が要るのです。そういうことで、このきれいさを保つ、もっとそれを増やしていくことに対して財源が必要だということを理解していただければ、ここまでかなというようなことにもなってしまう。  そのほかに、景観ということになると、富士山が見えて、いろいろな周りの山々が見える。それから、そのときの冬の空気が澄んでいるということも相乗効果になって、明け方、スカイツリーまで見える。また、東京タワーが一緒に見えるという場所も確定してきましたので、そのようなことも売りにしながら吾妻山に登ると、よく晴れれば横浜のみなとみらいは昼間でも見えます。今度、東京のツインタワー、2つの大きな有名な棟まで見えるのだということを売りにしてリピーターを増やしていくということです。菜の花、それはそれで有名になりましたけれども、あれは1つの呼び水なのです。まさか、あんなに狭い、あんなに小さな花壇だとは誰も思わない。あれが、全山が菜の花だったら、それこそ威張れます。でも、早咲き菜の花が咲いているんですよということで人が来て、実際、菜の花というのは、この辺だと平塚にも大きな花壇ができています。ただ、時期が遅いです。その人たちが、みんな、早くやろう、早くやろうとし始めています。大井町なども、もう同じように咲かせてしまうのではないかと思うくらいで、もっと広い面積です。そういうことに勝っていく、そういうことよりも吾妻山だと言わせるには、やはり周りの景色、景観です。あそこに登ってしか見えない、そういうものが魅力的になって人が寄ってきてくれるのではないか。  この間のオリンピック誘致のデモではありませんけれども、おもてなし、これは前からみんなでよそから来た人をいかにおもてなしできるか、そういう気持ちをあらわせるかということが来町者というか、二宮に来ていただく方々に、来て登ってみた。そこで触れ合った町の人とか、観光協会の人とか、皆さんに会ったときに非常に気持ちよく対応してくれたということも、大きなリピーターとしての要因になるということです。  福島に行きましたけれども、この間の花木園、本当に長い間、積み重ねて、花材なのですけれども、花が咲く木を植え続けたお庭に行ってみましたけれども、そのようなところはそのような魅力がある。二宮は二宮で、菜の花というものから、登ってみたら、本当にすばらしい景観だというようなことがずっと続けていかれる魅力になる。ですから、美しい自然という、自然というものの意味合いは、単なる山の姿とか、山に咲いている花とか木というだけではなくて、そこに携わる人の心までがその中に要素として加わっていくのですよということをご理解いただければ、今後の進み方も今までどおりにやっていかれるのではないかと思っております。  商店街の未来像です。どんな商店街になっていったらというご質問でした。とりあえずということで、今、花と緑の景観を持った商店街、横の並びですけれども、将来、それはにぎわって、昔と同じように、町の人たちが毎日、毎日お買い物に来るということが起きれば、それはそれでいいのですけれども、もはやそうなるはずがないです。ならないのです。お医者さんの数がやけに増えてきたり。このごろ、介護のお店がうちの隣にできましたけれども、そのようなお店になったり、飲み屋さん、居酒屋さんが増えてきたり、商店街の会員の形成も大分変わってきました。みんな生きていくのですから、そうならざるを得ないです。売れない店を一生懸命に、朝あけて、「いらっしゃいませ」と言っても、そういうことは続くわけはないです。貸し店舗にしてテナントを呼べば、一番最初に来るのは居酒屋さんです。そのような時代になってしまっていますので、昔と同じような駅周辺の商店街は望むべくもないというふうには思っております。  ただ、雨が降っても傘要らずの本当に駅に近いところにみんな住んでいるわけですから、住まい地としては非常にいいのですけれども、やはり、そこに住んでいる人たちがお年をとってきて、ほとんどの会員さんが60歳以上になってしまいました。そのようなところで、やはり、元気で活力ある毎日を送ることができるということは、たった一つの花を丹精込めて水やりするということだけでも、そこに町を守っているということになるのではないかと思います。  きのうもちょっと友達と話をしたのですけれども、今、それとは真逆の話をします。これはできないとは思いますけれども、例えば、新大久保の韓国の商店街がいっぱいあります。あれを北口に全部誘致して、テナントにみんな入れて、もし韓国の通りというものができたら、そんなことはなかなか難しいと思いますけれども、これはこれで立地としては、東京よりもちょっと離れたところで、そういうファンがいっぱいいるわけですから、そんな商店街づくりもおもしろいと思ってみたり、テナントは全部、韓国系の店というふうにして、そのようなことも挑戦に値しないかなと思っています。これは、冗談ではなくて、そういうことを考えるぐらい、もう切羽詰まっているのです。  だから、これを脇議員が言われるような、究極はどういう商店街にしたらいいのかと言われても、これは難し過ぎてしまって本当に答えられないです。ただ、とりあえず、景観、それがみんなに「いいね」と言われるようなものにしてみよう、そこにみんなで携わってみよう、そこから、例えば、土曜、日曜、ラディアンで朝市をやっています。そのときにトラック市をこっちでもやります。いろいろな相乗効果をつくって、南側も、ガラスのうさぎを中心に活性化していくというような、いろいろなことが生まれてくるということになると、また、何となくにぎやかな商店街になっていくのかなと思います。  今度、23日にたまたま青年部がラディアン、町民センター、小学校と、これだけ使って子どもたちに体験させるのです。そのイベントが組まれています。2,500人が商店街を通るという想定で商店街が封鎖されています。23日は、1日、車が通れなくなっているんですけれども、その結果がどうなるのかと、すごく心配はしていますけれども、もしかして、若い人たちがそういうことを考えたということは物すごいエネルギーですから、やってみようということで応援をするのです。やはり、若い力は怖いもの知らずですから、考えてやろうとしています。ガードマンとか、そういう人たちで大がかりだそうです。でも、そういう発想になるということが大事で、商店街をずっとだめなんだというわけにはいかない。ですから、近未来、何とかにぎやかさを取り戻す南北商店街というものを目指して、みんなで知恵を出し合ってやっていきたいと思っています。 34 ◯議長【池田 宏君】 脇議員。 35 ◯8番【脇 正文君】 はい、いろいろと答弁をありがとうございました。  今、町長のほうでいろいろおっしゃっていただきました。誇れる町、住んでみたい町とされるように町の施策を進めていただきたいと思います。ただ一つ、町長はおもてなしの観光の一つとして公園を考えられていますけれども、町の公園は、町が管理する限りは、まずは町民の公園であるということを念頭に置かれて整備を進めていっていただきたいと思います。  以上で私の質問を終わらせていただきます。 36 ◯議長【池田 宏君】 これをもちまして脇議員の総括質疑を終結いたします。  暫時休憩いたします。休憩後の会議は2時からです。よろしくお願いいたします。                           午後1時46分 休憩    ────────────────────────────────                           午後2時00分 再開 37 ◯議長【池田 宏君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の方、お願いいたします。 38 ◯議長【池田 宏君】 二見議員。             〔12番(二見泰弘君)登壇〕 39 ◯12番【二見泰弘君】 議長の許可をいただきましたので、通告に従い、総括質疑をいたします。私は3番目ということで通告が重複する場合がありますけれども、ご承知をいただきたいと思います。  財務省が発表した国の借金は6月末時点で1,008兆6,281億円となり、初めて1,000兆円を突破しました。国民1人当たりでは約792万円の借金となり、特に長期景気低迷で、税収の伸び悩み、また社会保障費が増えていることなどが主な原因と言われています。二宮町に転じると、平成24年度一般会計歳入総額79億7,177万6,000円、算出総額76億9,887万1,000円になり、形式収支は、平成23年の7億2,799万6,000円でしたが、平成24年度は2億7,290万5,000円で、4億5,509万1,000円の減になりました。実質収支におきましては、平成23年度、2億7,060万1,000円でしたが、平成24年度は1億7,732万7,000円で、単年度収支におきましては、9,327万4,000円の赤字になり、財政はますます厳しくなるとうかがえます。  一般会計の町債残高につきましては、平成23年度、72億2,858万8,000円、平成24年度、73億1,381万6,000円であり、前年度に比べ1.2%、8,522万8,000円の増となり、町民一人当たりの借金は25万886円で、4,387円の増になります。また、健全化判断比率につきましては、4項目とも早期健全化基準以下ということで健全であると判断しますが、他の比率におきましては、経常収支比率が、平成22年度は91.8%と回復傾向が見られましたが、平成23年度は93.5%、平成24年度は94.2%と硬直化が進んでおり、また、財政力指数も、平成23年度0.796%、平成24年度0.77%と年々落ちており、警戒をしなければならないと思います。このような財政危機と思えるような平成24年度決算額についての町長のご見解を伺います。  次に、収納率向上対策事業について伺います。町の税収問題について、収納率向上対策として、専門徴収員や役場職員の皆さんの努力により町税滞納も減少しておりますが、滞納額は、平成23年度は1億5,166万8,146円、平成24年度は1億3,153万6,418円と、まだまだ多額の滞納があります。このようなことから、小田原市では市税滞納対策に対して、平成12年に、小田原市市税の滞納に対する特別措置に関する条例を制定しました。目的は、市税の滞納を放置しておくことは納税義務の履行における庶民の公平感を阻害することを考慮し、市税を滞納し、かつ納税について著しく誠実さを欠くものに対し、納税を促進するための特別措置を講じることにより市税の徴収に対する市民の信頼を確保することを目的とするとなっていますが、他の法令との整合性や個人情報保護、住民の権利保護など課題がありますが、二宮町でも今後、徴収員の後ろ盾としても条例制定に必要性が高いと思いますが、ご見解をお伺いします。  次に、二宮町道路占用料徴収について伺います。平成13年に改正施行されている道路占用料について、施行から12年がたちますが、一度も使用料の改定がされていません。平成24年度の歳入については、電柱等設備使用料4社、175万1,820円、ガス供給管埋設使用料4社、652万410円。電話線等埋設使用料9社、997万510円、停留所標識等設置使用料2社、22万7,990円など、多額な料金の収入がありますが、近隣市町との料金設定にもばらつきがあり、町民が町施設の使用料も値上げされており、この辺で道路占用料の改定の検討をする時期ではないかと推察いたしますが、ご見解を伺います。  次に、特産物普及奨励事業について伺います。二宮町の特産品として、落花生、湘南ゴールド、オリーブを普及奨励し、農業再生の一助とすることが目的として挙げられていますが、湘南ゴールドの果実を町内商業者に配布し試験利用してもらうことで、販路及び加工についての可能性を調査するとなっていますが、進捗状況を伺います。  また、オリーブについてですが、昨年度、購入費の4分の3を補助するオリーブ普及事業46万円を始めました。1,134本の購入があり、また独自に苗木を購入したり、栽培場所を確保した農家もあると聞いています。  過日の新聞報道によると、栽培は各農家の栽培環境にも左右され、試行錯誤が続いている。現在、順調に育っている苗木は、町の試験圃場60本で3分の1から4分の1、農家全体では半分程度。農家からは、「オリーブは町が言い出した話、苗木を配っただけでは済まない」と、販売を見据えた町の政策展開を求める声も挙がっていると報道されています。そこで私の提案ですが、片手間のオリーブ育成には限界があり、オリーブ課、オリーブ班など、職員専従のセクションを設置してオリーブの育成や今後のオリーブ油など、製造販売の知識や研究をしてほしい。また、企業や民間のオリーブ参入を促すためにオリーブ振興特区の設置や、町民に対してのオリーブ普及と理解のために希望者に対して配布したらと思いますが、町長のご見解を伺います。  次に、公共施設管理一元化の推進について伺います。二宮町公共施設白書が完成いたしました。これによると、町が運営管理している公共施設は65施設であり、多くの施設は建築してから20年以上経過しております。白書には、「将来のまちづくりを考えていく上で、現在ある公共施設が今後も必要なのか、規模が適正なのか等の問題解決に向けて、効率的な町施設の運営を位置づけ、検討を図ってきた」となっております。老朽化した公共施設は、相次いで更新時期を迎えることになり、施設の長寿命化や統廃合など、適切に判断するためにも公共施設白書を作成したとお聞きしております。町の公共施設の数と耐用年数、借金の返済状況などを把握した上で、統廃合や長寿命化、改修工事、新築など計画的に進めていくことが必要でありますが、今後の具体的な計画をお伺いいたします。  以上、ご答弁をよろしくお願いいたします。 40 ◯議長【池田 宏君】 町長。             〔町長(坂本孝也君)登壇〕 41 ◯町長【坂本孝也君】 それでは、二見議員の総括質疑にお答えいたします。  1点目の平成24年度決算についてお答えいたします。平成24年度は、ごみ処理広域化に伴い平塚市が建設する次期環境事業センターへの負担金、(仮称)剪定枝資源化施設整備に関する各種調査、また、町道27号線の拡幅改良工事、二宮駅北口の暫定整備、吾妻山公園の再整備、東京大学果樹園跡地の購入など、町の将来に大きく影響する投資事業を数多く実施することができました。また、定住促進、総合計画の策定、地域防災計画及び防災マップの作成、特産物の普及奨励、二宮ブランドの推進など、多種多様なソフト事業も積極的に実施いたしました。  町税収入が低迷する中でこのように各種事業を計画的に実行できた要因として、歳出面では、人件費、物件費等の消費的経費を節減できたことが挙げられ、また歳入面においては地方債を活用させていただいた点が挙げられますが、ご質問にあったとおり、一般会計の町債残高は前年度比から増加し、平成24年度末で約73億円に至りました。近年、町債残高は借入額と返済額の拮抗から減少していませんが、財政健全化法に基づく各種指標は従前と変わりなく、健全性を確保している状況です。  しかし、経常収支比率や財政力指数は前年から悪化しており、町としてもこの結果に対しては注意が必要であると認識しているところです。この2つの指標が悪化した共通の要因は、町税収入の減少にあると言えます。税収に関しては、現政権の景気浮揚策の成果という明るい兆しがあるものの、個人所得に反映されるには時間がかかり、今後の生産年齢人口の減少が大きな影響を及ぼすものと思われます。  経常収支比率と財政力指数への対策は、税収の増加に過度な期待をせず、従前のとおり、行政改革推進計画に基づき、地道に事業の見直しなどにより経費を抑制しながらも、同時に新たな財源を模索するといった従前の手法を踏襲していきたいと考えております。平成24年度は重要な施策を着実に実行し、経費節減や将来に備えた基金の積み増しもすることができたなど、決算内容については評価に値するものと自負しております。  財政危機とのご質問がありましたが、さきに述べたように、財政健全化法に基づく指標は健全性を堅持しておりますので、今後も必要な事業を実施するに当たっては、地方債に強く依存することがないよう、あらゆる財源を利活用し、各種指標への影響について十分に配慮しながら、町の将来を見据え、足腰が強く、計画的な財政運営に努めてまいりたいと存じます。  次に、2点目の収納率向上の取り組みと条例制定について、お答えいたします。  町の滞納整理につきましては、町職員による月1回の休日納税窓口の開設や休日徴収、また22年度から24年度は県からの派遣職員による徴収体制の強化などによって取り組みを進めております。その効果もあって当町の滞納額は22年度から着実に減少しており、議員の質問にもございましたとおり、23年度と比較して24年度は2,013万円の減、率にして13%減少しており、平成24年度の徴収率は約40%と、県下町村の中でも高い徴収率となっております。しかし、現実問題として滞納者は存在するわけで、各自治体では、滞納額を何とか減らそうと徴収担当者は日々、頭を悩ませながら業務を遂行しております。  ご質問にあります小田原市の滞納に対する特別措置に関する条例も、滞納を放置することが納税義務の履行における住民の公平感を阻害することを考慮し、税を滞納し、かつ、納税について著しく誠実性を欠くものに対し、納税を促進するための特別措置を講ずるための条例として制定されております。  町ではこのような条例は制定されていないものの、再三の督促や催告にもかかわらず納付されない滞納者に対して、勤務している場合には勤務先への給与の支払い状況調査を、また、勤務の有無にかかわらず、生命保険会社、冠婚葬祭互助会、金融機関への預貯金などの調査を行い、地方税法の規定に基づき差し押さえを実施し、滞納額の縮減に努めております。  また、小田原市の実態を聴取しましたところ、財産を隠匿するなどの事実が明確となる悪質なケースの場合が公表の対象となりますが、この条例が施行された平成12年7月1日以降、行政サービス停止や滞納者の氏名などを公表した実績はなく、条例制定から十数年たった今では、時代背景も違ってきたこともあり、際立った効果は見られないとも言われております。  今回、議員のご質問は、小田原市同様に条例制定の必要性を求めるものですが、町では、先ほど申し上げましたとおり、現段階では、地方税法の規定に基づき滞納整理を進め、成果を上げておりますので、今後の滞納状況を見て条例制定をしたほうがよいかどうか検討し、必要があれば対応してまいりたいと考えております。  次に、3点目の道路占用料の見直しについてお答えいたします。現行の占用料は、議員ご質問のとおり平成13年4月に改定され、それ以降、見直しが行われないまま現在に至っております。この間、道路占用料の算定の基礎となる固定資産税評価額は、当町におきまして下落傾向で推移しております。  ご承知のように、道路占用料は、固定資産税評価額の評価替えや、地価に対する賃料の水準の変動などを反映させて改定を行っているところから、現行の占用料の額が適正な額になっているのか、近隣市町と比較をしてどうなのか、調査をする必要があると思います。また、占用物件によっては引き上げが適正なのか、引き下げが適正なのか検討する余地がありますので、地価の動向などを踏まえて適正な占用料の見直しについて検討していきたいと思います。  次に、4点目の特産物普及奨励事業の推進状況とオリーブ栽培の取り組みについてお答えいたします。  特産物普及奨励事業は、平成22年度から落花生、湘南ゴールド、さらに平成24年度からオリーブを加え、町の特産品として生産拡大を図り、普及奨励しております。まず、湘南ゴールドについては、第一次産品としても他の農産物に比べ収益性も高く、加工品としても高付加価値化が期待できることから栽培の奨励を行ったものですが、実績として、平成22年度から24年度までの3年間で48農家へ約700本の苗木を配布し、普及奨励目標に達成いたしました。  ご質問にあります湘南ゴールドの加工品及び販路の可能性調査につきましては、ケーキ、ゼリー、ドレッシングなどを試作いたしました。商業者の感想では、「甘みがあり、果実が多いのでスイーツに適している」という意見があるほか、「無農薬での栽培をしてほしい」などの要望もあり一定の方向性を見出すことができました。湘南ゴールドは、収穫が始まる平成27年度では20トンの生産量を見込み、主力となる第一次産品である生食の販路の確保、高付加価値化が見込まれる加工品の検討を引き続き実施してまいります。  次に、オリーブの普及奨励につきましては平成24年度に着手し、平成28年度、第一段階の収穫目標として、栽培本数2,000本で5トンの収穫量を見込んでいます。現在、一色地区にあるオリーブ栽培圃場で調査研究を行い、町の気候風土に合った品種の選定や育成方法の検討に取り組んでいるところです。  次に、オリーブ課、オリーブ班などの職員の専従セクションを設置するご提案についてですが、専門に取り組むセクションがあれば非常にすばらしいことと思います。しかし、農業再生事業への取り組みの中では、荒廃農地対策、有害鳥獣対策などの担当業務もあり、二宮ブランド推進の取り組みともリンクさせて、農林水産班と商工観光班とが連携し、オリーブをはじめとする特産物普及奨励を推し進め、総合的な産業振興策を展開していくことが必要であると考えております。したがいまして、今後も現状の組織体制でオリーブ普及を特産物普及奨励事業の中の一つに位置づけ、取り組んでいきたいと考えております。  なお、栽培、加工、販売の調査研究を行っていく上で専門的な知識が必要になることから、神奈川県をはじめ、先進地、あるいはオリーブソムリエからの指導助言をいただきながら、事業を着実に展開してまいります。  具体的には、農商工連携や6次産業化を含めた加工・販売組織のあり方を検討し、湘南オリーブとして確立してまいります。  次に、オリーブ振興特区の設置についてですが、この振興特区は既に香川県小豆島内海町オリーブ振興特区が平成15年にいち早く国の認可を受けています。オリーブ振興特区は、国の構造改革特別区域法に基づくもので、地域の特性に応じた規制の特例を導入する特定の区域を設けることで、経済社会の構造改革の推進、及び地域の活性化を図ることを目的とした制度であります。小豆島のオリーブ振興特区認定の背景には、遊休荒廃農地の有効活用を図るために、農林水産省関連の特定事業として農業生産法人以外の法人への農地の貸し付けができなかったものを、特区の認定により農業生産法人以外の者へも農地の貸し付けができるようになり、企業などが農業へ参入することが可能になったものです。  しかし、その後、農業生産法人以外の農地の貸し付けに係る農地法の特例が全国展開となって、現在では、農業経営基盤強化促進法に位置づけられ、オリーブ振興特区に限定されるものではなく、全国一律の制度に発展しているところであります。  二宮町におけるオリーブ振興特区は、オリーブの振興を進める上で有利な特定事業への取り組みとして、特区認定の必要性があれば、小豆島とは違うオリーブ振興特区を目指すべきだと考えています。  次に、町民へのオリーブ苗木の配布についてです。まずは、公共施設へのオリーブの植栽を検討しているところですが、現在、農家への普及奨励をしているわけです。近年のオリーブブームにより、近隣のオリーブ苗木生産者においては、販売する苗木の不足が生じております。農家への配布につきましては、今後、さらに苗木の本数が必要であり、苗木の確保にも苦慮しておりますが、今後は、小豆島九州イタリアなどの産地へも苗木の確保に向けて情報収集していかなければなりません。  町民へのオリーブの苗木の配布につきましては、オリーブ栽培への理解を求めるためにも大切なことであると思います。オリーブの苗木の確保の目途が立ちましたら、ぜひ、オリーブを町民の皆さんにも育てていただき、町ぐるみでオリーブの推進に取り組んでいきたいと考えております。  最後に、公共施設白書の活用と公共施設管理の一元化についてお答えいたします。  二宮町公共施設白書は、平成22年3月の二宮町行政改革大綱と同年8月の二宮町行政改革推進計画に定めた5つの柱にあります効率的な町施設の運営を推進するための取り組み内容に定められており、各課で所管する公共施設の状況や課題を調査し、人口や財政などの情報を加えて、平成25年3月に公共施設白書として取りまとめを終え、議会にも説明させていただき、ホームページや図書館サービスプラザで公開しているものです。  添田議員の質問でも答弁しましたが、この公共施設白書は、公共施設のカルテとも言えるもので、各施設ごとにさまざまな情報を整理し、まとめており、議員の質問にもありますが、今後この白書をもとに調査をした65施設について、施設の延命化を図るのか、統廃合するのか、建て替えるのかなどの視点をもって最終的に26年度には、公共施設再配置計画としてまとめる計画で進めております。  そして、現在は、その再配置計画策定に当たっての基本方針をまとめております。この基本方針では、町の人口の推移や財政状況、また将来的な更新コストなどを分析し、他の市町村でも言えることですが、現在の施設をこのまま維持していくことが可能なのかどうか、もし、不可能であれば、前段で申し上げました各施設をどのような方向に持っていくのかを検討する上で必要となる基本的な視点を位置づけてまいりたいと思います。この基本方針は具体的な見直し作業に入った後に、つまずかないための原則とするものなので、決定は慎重に行いたいと考えております。  以上です。 42 ◯議長【池田 宏君】 二見議員。 43 ◯12番【二見泰弘君】 町長のご答弁のように、24年度は、財政の厳しい中、大型予算の事業が執行できたことは大変評価したいと思います。また、確かに、健全化法に基づく指標は健全なのですけれども、他方、先ほども言いましたように、経常収支比率、これは平成23年度が93.5%から、平成24年度は94.2%と硬直が進んでおります。この経常収支比率については、パーセンテージが大きくなればなるほど事業の建設的な執行がなかなか難しくなるという見方も捉えることができると思います。  今回の経常収支比率につきましては、内容を見ますと、一般に縮減することが困難な義務的性格の経常経費、いわゆる人件費、扶助費、交際費等ですが、人件費については、平成23年度は17億9,166万4,000円、平成24年度には16億9,585万3,000円と9,581万1,000円削減されております。また、扶助費については、平成23年度12億5,774万1,000円が、平成24年度は12億4,773万1,000円と1,100万円減額され、人件費、扶助費の削減がされたということは、担当部局の評価をいたしたいと思います。また、財政力指数ですが、基準財政需要額は、平成23年度は40億8,074万円、平成24年度は40億5,337万3,000円、基準財政収入額が、平成23年度は31億5,392万4,000円、平成24年度は30億6,064万2,000円と1億円余りの減になっております。平成23年度の0.796%、平成24年度は0.77%と自主財源が大変少なくなってきているということで、収入の減を、自主財源の確保について、今後も財政健全化について目指す一つのものとして進めていかなければならないかと思います。  今後は、現在の財政事情の中で一層の財政健全化を目指すためにも、危機感をもって財政構造改革を推進し、財源配分の適正化を行っていただくようによろしくお願いいたします。  また、経常収支比率、財政力指数につきましては、今後もパーセンテージがよくなるようによろしくお願いいたします。財政力指数につきましては、県下で下から5番目ぐらいでしたか、非常に悪くなっていますので、少しは自主財源で上げていってほってほしいと思います。よろしくお願いいたします。  次に、収納率向上対策事業についてです。小田原市では、小田原市市税滞納に対する特別措置に関する条例に基づき、悪質滞納者に対する行政サービス停止、滞納者の氏名公表に関して、市長の諮問機関に応じて調査審議する機関として、小田原市市税滞納審査会を設置しております。先ほど答弁がありましたように、確かに審査会による条例執行は過去にはございませんでしたが、このことにより悪質滞納者の抑制になり、また、先ほど町長のご答弁の中に県からの派遣職員が2名、二宮に来ておりましたが、これもいつまで来るのか、ことしもまた来てくれるのか、そういう不安定さもございますので、ぜひ、この条例を制定して後ろ楯になるようなものにしていただきたいと思いますが、町長、もう1回この件についてご答弁をお願いいたします。  次に、道路占用料の見直しです。確かに固定資産税の評価や地価の動向などに考慮しなければならないと思いますが、町民も、各施設の使用料を値上げされ、また、公平、公正な価格の検討をしなければならないと思いますので、簡単に先ほどの近隣の市町の比較です。第一種電柱の1年の使用料、年間、小田原市は1,776円、大磯町1,630円、二宮町1,630円。第二種電柱の使用料、小田原市2,736円、大磯町2,500円、二宮町2,450円。第三種電柱の使用料、小田原市3,684円、大磯町3,370円、二宮町3,450円と、例としてまだまだいろいろありますが、とりあえず、ここに差額の一例を挙げましたが、この件について町長の答弁を求めます。  続きまして、特産物普及奨励事業についてです。湘南ゴールドについては、平成27年度に20トンの生産量を期待して、二宮はミカン農家が多いところですので、湘南ゴールドについても間違いなく生産できると思います。あとは、商品開発、販路を開発することがこれからの課題だと思いますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、オリーブです。私が片手間でやっているオリーブ、これでいいものか考えました。久しぶりに二宮の振興に持っていくためのオリーブ政策は、私も非常に賛成できて何とか成功させてなければいけないと私自身も思っています。それにはぜひ、課とか班をつくらなくても、一人でも二人でも専従の職員を置いていただきまして、小豆島に勉強に行ってもらったり、オリーブオイルの生産はどういうふうにしたらいいか、生産する農家の皆さんにも指導できるような職員を一人でも、二人でも置いていただいたほうが今後、二宮のオリーブ生産について非常にいいのではないか。また、将来に向かって成功すれば、第三セクターとか、そういうものをつくってオリーブ生産の加速ができるのではないかと思いますので、ぜひ、職員の勉強のためにも、そのセクションを1つ置いていただきたいと思います。  また、オリーブ振興特区です。いろいろ法が変わってできるようなお話ですけれども、やはり、農家の荒廃地だけを利用してやっていこうということには、ある程度、先に無理があるのだろうと思いまして、そこで考えたのが特区のことでございます。これは商工会等とタイアップしてもいいと思いますけれども、一般企業の参入とか、民間の資本を投入してやってもいいよというような人たちがいれば、町との協力の中で、そういう特区の中でオリーブ生産をしていけばいいのかなと思いますので、この辺についてもよろしくお願いいたします。  また、湘南二宮はオリーブの町だと、こういう一つの特産品ができてきますと、町の商店も活性化してくると思います。そのためにも、ぜひ、町民で、「うちの庭にも植えたいんだよ」と、そういう方々がいらっしゃったら、ぜひ、町民の方にもオリーブを配布していただけたらと思います。また、過去に小学校の新入生にはツバキなどを贈ったことがありますけれども、オリーブの苗木等を贈っていただいて、子どもたちにもオリーブをよく知ってもらう。また、給食等では、オリーブオイルを使った料理等をつくっていただいて、もっともっと二宮町民全体に普及していかれたらと思いますが、町長のご見解を、もう一度よろしくお願いします。  公共施設の一元化の推進についてですが、先ほど添田議員の質問でご答弁を詳しくしていただきましたので、私からは、平成26年度には公共施設再配備計画をまとめる計画のようですが、作成には今後、地域での公共施設の数や耐用年数、借金の返済状況などを考慮し、統廃合や長寿命化、新築などを計画していってほしいと思います。これについては以上でいいと思います。  ご答弁をよろしくお願いいたします。 44 ◯議長【池田 宏君】 町長。 45 ◯町長【坂本孝也君】 再質問にお答えいたします。  税金の滞納ということですけれども、県から派遣された2人の方々、若い人たちが来たのが3年ぐらい前ですか、滞納を4,000万円も取り立てをした。そのときの状況は、かなり厳しく、非情に、本当にやるものだなと、「当たり前ですよ」と言うんです。「この町は小さい町だからいろいろな人とのかかわり合いがあるから、後でトラブルから」というようなことを言ったら、県から来た人は町田とか、とんでもないところから毎日通ってきたのです。彼らが言うには、もう本当に使命感に燃えて、私が抑えるから、「もう、町長には報告しませんから」と言うんです。そんなことでやった成果が4,000万円。終わってから、今、県の副知事になりました吉川さんのところにお礼に行きました。本当によくぞ頑張っていただいたということです。これは、それこそ、前の税金ですから、4,000万円プラスされるというのは物すごく高価な4,000万円です。新しく税収を集めたものではなくて、前のものです。ですから、そういう意味では、本当にそのときを契機に、次の年もまた違う方々が来られましたけれども、そういう地元同士のいろいろなおつき合いがあったり、顔見知りであったりという範囲の中での徴収と、全く違うのです。  確かに、終わってから、かなりいろいろなトラブルがありました。でも、もともと滞納してしまっているのだから仕方がないです。そういうトラブルについては、私どもがいろいろ尻拭いというわけではないけれども、そういうようなことをやったことを覚えています。今では全くそういうことも払拭されて、そのときの問題はありません。ですから、これは、本当に夜討ち朝駆けではないですけれども、生命保険を解約させてしまうのです。「最後の手段ではないの?」と言うのですけれども、「いや、そんなことはありません。これが一番たやすいんです」と。解約してお金を合法的にできるのだということです。いろいろなやり方があって随分、飛躍的に滞納金額が減りました。これからもそういうことをやりながらやっていくということで、方針には変わりがない。今年度は県からの派遣はないそうです。またお願いして、縁もゆかりもない人ということが大事みたいです。その滞納者の背景が全くわからないから、電話でもすごいです。それが、逆に言えば、とんでもない非常識な電話が来たとこっちは怒られるんです。でも、もともとは滞納しているんですから。  今のこの町の状況からすると、先ほど言われた数字があるのはわかっていますから、それを何とかより多く徴収することは大事で、私のほうからはゴーサインです、「行け、行け」と言うんです。報告は来ます。「差し押さえに行きたいんです」「ああ、行ってこい」と、こうです。そうふうにすることにしたんです。そうしないと、前にふれあいトークへいくと、「滞納者を張り出せ」なんていう意見を言う人もいました。でも、「そこまでは」ということで、そのときはお答えしましたけれども、やはり、みんなが平等に税金を納めることになっていますから、当然それはしなければいけないということで、これからもやっていこうということです。  答えになっているのかどうかわかりませんが、次の占用料です。地価が下がっていれば、先ほどの固定資産税とか、いろいろなものが下がってしまうというのと連動していますので、先ほどの答弁で調査し直すということは言っていますので、担当でやってもらうにしても、今やったら損なのかなと思ってしまったり、むしろ、下がってしまっているのがむき出しになったら下げなければいけなくなるということもあるので、ちょっとこれは、もうちょっと時間をかけてからやったほうが町にとっては有利かなと思ったりしました。  オリーブについての職員です。小豆島には小豆島町という町があって、前に行かれたからおわかりですけれども、そこにはオリーブ課というものがありました。二宮もそういうようなことができるほど職員の配置が緩やかですごくゆとりがあるというのなら、ぜひやりたい、あしたにもやりたいと思うのですけれども、残念ながら、職員の数からしても、仕事量からしても、そういう余裕は今はないんです。みんな兼務です。新しい産業振興課に行きますと、ほとんどの職員は、誰に聞いてもオリーブはよくわかっているんです。商業の担当もいれば農業の担当もいますけれども、1つの部屋ですからみんな情報を共有していますから、それだけレベルはかなりのものになっています。実際に今度は膝詰め談判で、いろいろ聞いてみてください。ちょっと安心します。ここでは言っていない話が先行して取り組まれています。そのようなことで、ソムリエが出てきたりします。  先ほどのホットニュースは、BS何とかで二宮のオリーブを空から映して、何かそういう番組があるのだそうです。そういうものが取り上げそうだというニュースも今、入ってきました。ちょっと中身よりも成長するのに時間がかかる割にはいろいろな話しが先行し過ぎてしまって、それだけ夢があって楽しいというか、そういうことだから皆さんの関心もあるのですけれども、婦人会がオリーブ会なんていう名前になって、上町ですか、そんな会ができたりしました。  そういうことで、この間も「北口の駅前になぜオリーブが植わっているのか、やっとわかりましたよ」なんていう人もいたりして、いろいろなことになっています。それはそれで、あと三、四年たたないと実がならないということですから、楽しみにしながら、その時間の間に、今、言われたいろいろなご心配事をどんどん解決していくというようなことで、来年度から、そっちの作業にもかからなければいけない。近いうちに浜田さん、お父さんが役場に来ます。情報をいろいろ持っていますから、そんなことで担当ともすり合わせしたり、今後の方針についても話し合っていこうということでやっております。オリーブ課、オリーブ班というところまでは行かれないというお答えです。  ただ、今、二見議員がいろいろな質問をしているときに思ったのですけれども、例えば、オリーブの模様だけの衣料品屋さんとか、そういう着物。この間、牧山弘恵という参議院に当選した人がお礼の挨拶に町長室に突然来られました。たまたま夕方いたのでオリーブの話をしたら、私が着ているのはオリーブ色の洋服だと。そういうものがあるんです。色がグリーンで、いろいろなそういうものに特化したお店が、先ほどのお話のようにオリーブがすごく有名になればそういう商店街ができてもいいわけです。  オリーブを植木鉢に植えてというのもあるのですけれども、あれはだめで、根が巻いてしまうんです。深く根っこが地面に入っていく性質ではなくて横に広がるものですから、植木鉢があると横に巻いてしまうので、何年かするとだめになるのです。ですから、相当大きな植木鉢でなければ無理だということで、植木鉢には向いていない植物なのです。でも、こういうことを起爆剤にいろいろな方面で、イタリアン料理もそうですけれども、それ以外の職種のお店屋さんでも可能性はあります。そのようなことも私はいけるのではないかと思います。  ですから、そんなことを実行できるまでオリーブのイメージを上げて、少しまちづくりのカンフル剤になればいいと思います。ただ、時間がどうしてもかかるのです。それで、皆さんから現場のオリーブを植えたところが見えないです。浜田さんのところへ行けば100本、あそこは見えますけれども、農家で植えているところは、まだ小さいものですから、わからない。でも、今、国の雇用で、補助金で毎日、1件、1件調査にいく人がいます、2人で行っています。お昼ごろ帰ってくるのでいろいろな話を聞きますけれども、苗を安く町から買えたということで休耕地、畑に植えたのです。あとは放っておいたのです。そういう人もいます。それから、本当にきれいに丹精込めて手入れをしながら、肥料をやったり、いろいろな世話を焼いている人もいます。農家の方々の取り組み方が違うのです。  この間も新聞か何かに載ったのですけれども、同じときに手に入れた苗が、その手入れの仕方によってもう全然大きさが違うのです。そのようなことも事例として出てきています。これから担当課のほうから、農家のやっている方々にもお願いしなければいけないのは、真面目にやってほしいということです。草がぼうぼうではだめなのです。小豆島へ行くと、結構きれいに土が出ていて雑草が一つもないのです。そういうような、ゾウムシが出てしまうといけないからということで、そのような手入れもしているわけですから、ぜひ、そういうこともこれから普及させていく上には必要なことです。  公共施設、それからご自宅と順番があるのですけれども、苗木が山北もやるし、小田原もやり始める。今まで鶴巻にある生産者から買っていたのですけれども、だんだん需要が多くなって、今、どこのホームセンターに行っても必ず売っています。それほどの人気なのです。ですから、一遍に1,000本というのがなかなか手に入らないということになりましたので、これから埼玉とか千葉、今、イタリアもありましたけれども、イタリアの木がすごくいいらしいので、そのようなところも探しながら、何とかこの町で早く普及できるように努力して町起こしに役立てたいというふうに思っております。  昔、あの当時、ツバキを配られて、アパートとかで庭がない人がいるんです。でも、すごいです、植木鉢に植えて、こんなに太くなっている人もいるんです。ただ、それはツバキの木は植木鉢に植えられるからよかったのですけれども、今度はだめなんです。だから、普通の庭にガーデニングとして、観葉植物と同じで冬は葉が落ちませんから、そういう特性を生かして庭木の一つとして植えてもらうような配布の仕方、新入児童には、みんなに配ってもそういうことになるので無駄が起きてしまうし、わからないので。  ここへ来て、オリーブという話になってきたらいろいろ目につくのです。店先に結構あったり、庭にあったりします。ただ、特性が、1本しかないからいつまでたっても実がならない。違う種類が2本あれば本当に実がいっぱいなっているはずで、太くなっているのだけれども、実がならないという話が出てきます。それから、オリーブゾウムシにやられてポキンと折れてしまったという話も、かなり古くから植えている人たちの間でもあるのです。ですから、そういう意味では、広報か何かでオリーブのコーナーができたりすると、いろいろな手入れの仕方とか、そういうこともやっていかれればおもしろいと思ったりしています。
     いずれにしても、まだ1,000本を農家に配っただけですから、その次、その次と、5,000本ぐらいまでこの町でオリーブが普及するということを目標に担当課はやっておりますので、そのうち皆さんのところへ配られる時期が来ると思います。よろしくお願いします。 46 ◯議長【池田 宏君】 二見議員。 47 ◯12番【二見泰弘君】 ありがとうございます。収納率向上対策事業なのですけれども、町長のご答弁の中に、県職の2名の方がことしは一応打ち切られる。そのためにも条例制定が必要なのかなと思いますので、よろしくお願いいたします。  また、オリーブですけれども、このオリーブが成功すれば町も元気よくなるし、商店街も、それにならって新大久保の韓国料理ではないですけれども、オリーブのイタリアン料理とか、そういうものも二宮にどんどん誘致してできるのではないか、そういうことも思いますので、なお一層、どうぞよろしくお願いいたします。  以上で私の総括質問を終わります。ありがとうございました。 48 ◯議長【池田 宏君】 これをもちまして二見議員の総括質疑を終結いたします。  暫時休憩いたします。次の開始時間は3時20分からにいたします。よろしくお願いいたします。                           午後2時57分 休憩    ────────────────────────────────                           午後3時20分 再開 49 ◯議長【池田 宏君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の方、お願いいたします。 50 ◯議長【池田 宏君】 根岸議員。            〔10番(根岸ゆき子君)登壇〕 51 ◯10番【根岸ゆき子君】 「未来に夢が持てる足腰の強い存在感のあるまち」、このスローガンは、坂本町長2期目の最終年度に問うべき言葉かもしれませんが、平成25年度の政策方針でも、「未来に夢が持てる足腰の強い存在感のあるまちを目指す」と一貫したものを挙げられ、むしろ、あと1年の期間をどう過ごすのかのために振り返る重要な時期でもあります。24年度は、スローガンを掲げてから3年目に当たる年でもあり、実を上げたものもあります。総括によって、この時期に町政運営に対するトップとしての考えを明らかにしていただき、町議としても、同じ任期の残り1年の締めくくりを迎えたいと質問をするものです。  平成24年度は、にのみや総合長期プランの最終年度でありました。それまでは5つの重点プランに沿って提案が出され、監査や議会審査が行われてきたものに3つの重点プロジェクトが加わりました。しかし、3つの重点プロジェクトが足されてきたことについて、23年度決算総括当時の説明というと、「手段としてプロジェクトがあり方針転換したわけではない。3つを重点的にやったという感覚だ」ということでした。私としては、幾ら「中身は変わらない、方針は一緒だ」と言われても、まとめ方として枠組みを変えたのですから、整合性の持たせ方としては、いまだその説明に疑問を捨て切れずにいたままでした。  しかし、あえて私が勝手な解釈をすれば、第5次総合計画として仕切り直しをする以前の模索があらわれたのではないかと捉えています。つまり、前年に打ち出す必要があった施策を、3つの重点プロジェクトとして新設をした。それまでと特徴的に違いが出たのは、オリーブの普及奨励などに見る産業活性化の推進や、行財政運営を構造として捉え、組織力の強化を図るといったことなどにバランスの重きが置かれたということです。それらはそれまで重点以外の個々の施策として盛り込まれていたものですが、今は3つの重点プロジェクト新設により、施策の比重が逆転した形になりました。逆転した必要性としては、「未来に夢が持てる足腰の強い存在感のあるまち」に向かっていち早く行動するためという以外の理由はないと思います。それこそ、坂本町政の中での大きな改革であったと私は考えています。  さて、平成24年度は施政方針で財源不足による後年度に先送りせざるを得ない事情が生じたことも事実であると言っていることは、事実上、東大跡地購入による影響が出たということは否めないと思います。大きな改革推進途上で、予定になかった別の大きな決断をしながらも、何を目指したまちづくりということになるのか、改めて伺います。  次に、人口減少と少子高齢化が進み、世代構成にアンバランスが生じることに対応するまちづくりのあり方に対する町の考えを伺います。  いわゆる、2025年度問題とも言われる医療介護、福祉ニーズの高い後期高齢者と現役世代が逆人口ピラミッドを描くとき、社会保障はどうなるのかという議論がさまざまなところでされていますが、この課題は、第5次二宮町総合計画でも出されているものです。通告にもあるとおり、町で65歳以上の人口が9,505人と最多となるのが平成32年と予想されています。そして、いわゆる生産人口と言われる15歳から64歳の人数は減り続ける予想です。  総合計画では、だからこそ子育て世代を増やしていこうと、スタート元年から重点に盛り込んだわけですが、この施策に対しては、全国で若い活気ある世代の移住を望み、現役世代人口減少がある中、二宮において人口増に対する期待はどうかというと、それはあくまでも未知数ということになります。  総合計画では、確かに高齢者福祉に対して、「自立で安心、いきいきとふれあうまちづくり」を基本理念と定めました。片や、平成24年度決算の概要には、「誰もが安心して暮らせるまちづくりプロジェクト」において掲げていたのは「在宅介護奨励金の拡充」という1行でした。当然、介護保険会計、後期高齢者医療会計などの負担も増え続けていて、そちらで手当をしたいということにもなるのかと思いますから、福祉ももう少し総体的な表現ができないものだろうかと思ったりもしております。  24年度予算編成時、方針に掲げたとおり、聖域をつくらずに扶助費の削減を実行し、その前年度と比較して1,000万円の減額をいたしました。24年度はそういった考えを顕在化させた年でもあったのではないでしょうか。  福祉の面から申し上げるとそのようなことになりますが、町全体として、誰もが生き生きと暮らすまちづくりとして、世代構成のアンバランスに対しどのような施策でバランスをとるのかということを、まずお聞きします。そして、24年度は扶助費削減という場面にも切り込んでいった年、福祉施策に対する見直しも意識的に課題と捉えているのか、考えをお聞きいたします。  次に、公共施設土地活用の一体化に向けた考え方を伺います。平成24年度公共施設白書が作成されました。議会全員協議会において白書完成の報告がされたとき、「職員が作成したというところが特徴です」と言葉が添えられました。白書はシンプルにデータがまとめられたもので、アドバイザーの手が入っているとしても、作業過程すべてが職員によるものであるということが、それも大変貴重な財産であると思います。65施設の把握ができているという状況になるからです。白書の結びには、「今後は白書を基礎資料とし、適正な管理手法や今後の施設の維持についての方針を策定する」とあり、「庁内検討会議で詳細なデータづくりもする」と説明がありました。地区集会所のような場所については数年越しで地区長への働きかけも行われているようです。公共施設の老朽化と存続可能な施設配置が課題であり、それを解決するために動きがある、これが現状ということになります。  私は今、町には施設の再配置を考えるためのグランドデザインが必要であると思っております。公共施設土地活用に対するグランドデザイン、全体構想です。かつても、「東大跡地活用に対して方向性を持ったほうがよい」という質疑に対し、「東大跡地検討会に何らかのたたき台を提案するのも1つの方法だ」と答弁がありました。この件に関し、町長は押しつけがあってはいけないという考えも述べられています。私としても、よく考えてみましたが、確かに具体的な策を目の前に出すと、それに対してイエスかノーかと選択をするようになってしまいます。そうではなくて、検討住民に対し統一的に視点を示し、合意を得ていくための概念とでもいいましょうか、言いかえれば、制約ではない条件とも言えるかもしれません。そのようなことを示すと提案がしやすく、合意も図りやすいのではないでしょうか。使途が企業への貸し出しだとしても同じだと思います。町の考えをつないでいくことが大事ではないでしょうか。ただ、この東大の検討委員会では幾つかの活用案がまとめられてきた様子です。方向性を見守る段階かもしれません。  また、例えとして東大跡地を持ち出しましたが、それはまさしく総合計画基本構想であり、「未来に夢が持てる足腰の強い存在感のあるまち」の3つのプロジェクトに相当するかと思います。ただ、そこまで町全体となると大き過ぎる、そこからもう一歩落とし込んだ公共施設土地活用のために施設運営の面を大事と考えるのかというグランドデザインを議論されてはどうでしょうか。先ほど、「公共施設白書の延長戦に基本方針を作成する」と答弁がありまたした。その内容について触れていかれればとは思っております。  話は土地の活用に移ります。平成24年度は東大跡地を購入し、第5次総合計画には新購入ゾーンとして位置づけられました。町をそれぞれゾーニングして、町民にとっても来町者にとっても、勧誘軸として機能を充実させるという一部になったわけです。一方、山西小児分院跡地については第5次総合計画には間に合わず、土地利用構想には入っていません。そういったことは起きても仕方ないとは思いますが、土地の活用となると本当に弊害、大きな壁が出現してくるものです。だからこそ、チャンスを逃すまいとラディアン裏、東大跡地と決断を下し、次にはKDDIの検討をしているところになるわけです。  もともと、財源を確保するために公共施設課最初の仕事として不要な土地の売却をしてまいりました。小さな土地が大きな土地にかわって自由な使い道が増えた、このような感覚かと思いますが、それが固定資産税の回収ということになるのでしょうか。私は、やはり、町民はサービスに寄与するために使われるというのが、土地を所有する第一の目的ということになるのだと思います。だとすると、公共施設の再編とともに、その使い方が検証されるべきではないでしょうか。借地の多い二宮町です。財政的に厳しいと言いながら借地を増やし、公共用地を増やすのは理にかないません。公共用地を活用した公共施設のあり方はどのように考えられるのか、お聞きいたします。  以上です。 52 ◯議長【池田 宏君】 町長。             〔町長(坂本孝也君)登壇〕 53 ◯町長【坂本孝也君】 最後に根岸議員の総括質疑ですが、内容がよくつかめません。無理やり対立軸をつくっているような気がして仕方がないです。「未来に夢が持てる足腰の強い存在感のあるまち」というのは、これはいつになっても誰もがそういうことのまちづくりを掲げるものであって、その手法というか、そういうふうに持っていくためにはいろいろなことが起きるわけです。自分が町長になって大きな方針、いい町をつくろう、これが簡単な方針なのです。住んでいる人だけではなくて、よその人からもいい町だなと思える町をつくっていこうということなのです。だけど、足腰が強いというのは、財政力がきちんとしていて、ふらふらしないで、存在感といったのは、今言ったように、誰もが外から認める、「小田原の手前の大磯の隣ですよ」と言わなくても町の名前もわかる存在感、そのようなものを目標にまちづくりを進めるべきだということは、もう7年目になりますけれども、最初から首尾一貫しています。それが到達したかというと、道半ばというところです。まだ、「あの菜の花の町だね」と言う人もいれば、いまだに「二宮ってどこですか」という質問もあります。まだ道半ばなのです。  それで、道半ばというときに、私が一番心配している道州制というのが議論され始めているのです。これはもう本当に心配しています。自民・公明が推進するということで、それが5年後なのか、10年後なのか、20年後なのかわかりませんけれども、国の行政の組織自体が今のままでは、もうやり切れないというところに来ているのは事実なのです。特に、我々のような小さな自治体は統合されていく身なのです。そのときに、この町がどうあるべきか、どうなっていなければいけないかということをずっと心配しながらまちづくりをやっているわけです。これは大きな最初の根幹なのです。  「よろしくお願いします」と隣町に頭を下げて吸収されていくということになったときに、前にも言いましたように、相模原市に統合された藤野町とか城山町とか、この間の平成合併で一緒になったそういう小さな町の今はどうなっているのかということです。同じようなことが、二宮でも、大磯でも、中井でも起きるはずなのです。そのときに、今いるこの町の2万9,000人の人たちがどういう思いを持つのかということです。ですから、そのことを、やはり、存在感のある、大きな町とも台頭に物が言える、そのようなまちづくりを早く急いでしようと。間に合うかどうかわかりません。でも、それに向かって二宮の存在感を示していこうということなのです。  ですから、最初の質問がよく理解できないのだけれども、ローリングしてしまったみたいなことを言われていますが、そんな細かなことではないのです。大きなこの町の行く末なのです。極端に言えば、町がなくなるかもしれないのです。そのようなときに、「西湘南市」という名前まで4年前ぐらいですか、県でそういう指針をつくって冊子までできています。そのようなところに統合されていったときのこの町のあり方、この町に住んでいる人たちがどういうことになるのか、それが一番大きな課題であって、そのときには、それはもう否応なしです。幾ら反対して、矢祭町みたいに、「自分は一人で小さな町でやっていくのだ」と掲げたとしても、そういうわけにはいかない時代がそこに来ているということを自覚しながら、それに対して、本当に直前のいろいろな問題も解決しながら、ごみの問題でもそうですが、そういうことをしながら取り組んできたというのが今までの行政の運営の過程です。これからも、そういう意味では、直近のいろいろな問題を解決しながら、でも、大きくは、そういう統合させられるようなときに備えて、この町の、足腰の強い、存在感のあるというものをテーマにしながらまちづくりをやっていくのだということなのです。  今、すごく感じたのは、古い議員さんとしての感覚なのです。そうではないのです。私だったらと、どうして言わないのか。私だったらこういうことをやるのに、なぜこういうことをしないのだというのなら話はわかるのです。でも、根本的に、それはいろいろなことが起きます。今度のKDDIについても、降って湧いた話しで、別になければないで通り過ぎてしまった話なんです。でも、向こうの都合でそういうことを提案された。東大もそうでした。柳川町長の時代から、「ぜひ譲ってくれ」と当時の文部省に再三お願いして、古沢町長も行ったことがあると思いますけれども、全部断られてきたのです。今度は向こうから「買ってくれないか」という話です。それが町財政を圧迫しているというような考え方をされましたけれども、そういう、今までに全く反対のことが起きてしまったときに、行政としてそれをどう対処したらいいのか、また、近隣のお住まいになっている中里地区の皆さんがどう考えるのか、「いや、そんなものは買わないよ」と断ったときにどうなっているのか。そういうことを、その都度、その都度考えながら最善の方法をとって進んできたということです。  ラディアンの購入の20億円のときもそうです。町が今のラディアンの生涯学習センターの敷地、公社がその後ろ、そして県の果樹公園と3つに分けられて町が買ったのは喜徳郎さんの時代です。そのときの県は、ケア付老人ホームをつくるということだったのです。でも、その後、公社が断念したもので土地が残っていた。そうしたら、「買いませんか」と、26億円でした。20億円まで何とか知事にお願いしたりいろいろして安くしてもらったという経過がありますけれども、「買わなければいいんですよ」と当時の理事長に言われましたよ。「いいんですよ、宗教団体が来ていますから、そこに売りますから結構ですよ」と言ったのです。そういうのを、「ああ、そうですね、どうぞ」と言えるのかということです。今日、20億になったといえども多額なお金でした。そういうものを購入して、今はどうですか。それなりに、何の違和感もなくやっているじゃないですか。  ですから、その場その場でいろいろなことが起きる。でも、基本方針は、近い将来、そのような時代が来たとしても、きちんと二宮地区ということになるかもしれませんけれども、その地区が、住んでいる人たちがみんな誇りを持ってこの町に住む、本当に活性化して、笑顔で毎日が暮らせる、そのような町をつくっていくのだというのが今までの方針で、これからもそれは変わりがないと思うんです。また、人がかわっても、そういうことに挑戦していく時代がしばらくは続くのではないかというふうにも考えているわけです。  ですから、ローリングしたり、その都度、小さな動きはあるにしても、また、解決しなければいけないいろいろな事例が出てきますけれども、それはそれでみんなの英知でクリアしていかなければいけないと思います。そういうことを消化しながら、この町の本当に近い将来の目標に向かってみんなで一緒に進みましょうということです。  お答えになったかどうかわかりませんけれども、1問目のことについてはそこまでにしておきます。 54 ◯議長【池田 宏君】 根岸議員、進めてください。 55 ◯10番【根岸ゆき子君】 今のことが1番に対してのお答えだというのはよくわかりました。 56 ◯議長【池田 宏君】 再質問でやってください。根岸議員。 57 ◯10番【根岸ゆき子君】 今、力を込めて、すごく足腰の強い存在感のあるまちということで、それこそ、細かい話でもなく、町長の思いが伝わる答弁だったのだと思います。活性化して、毎日笑顔で生活していく、その大きなことをにらんで、この言葉にしたと。町が生き残るために向かっていく一つの突出した言葉なのだということはよくわかりました。施策としてとか、手段としてはいろいろなやり方があると思いますので、その中身が、今のところ、違うじゃないかという施策が進んできてはいないと思いますので、改めて、坂本町長が掲げた「未来に夢が持てる足腰の強い存在感のあるまち」ということなので、この24年度というのは、ある程度そういうことがまとまってきたというか、形になってきた部分もある。何とかしなければいけないという思いが少し、24年度には、まだ確かに途中なのですけれども、結実した部分も見られたのかなというふうにも思ったものですから、足腰の強い存在感のあるまち、町長の思いを伺わせていただきました。  それで、2と3を通告したのですが、2)です。添田議員のときに結構お答えをいただいた部分もありました。例えば、扶助費の関係にしても、福祉の関係にしても、先ほどは、「量を減らしながらも質を向上させ改革を進めていきたい」というお話でした。こういう時代ですから、今後、そういうことが必要になってくるのだろうというふうには思います。まちづくりの全体の中で、ハードの面では、バリアフリー化を進めていくとか、地域公共交通などもやりますから、ハードの面ではすごくわかりやすいです。では、ソフトの面では、どうなるのか。二宮町はいろいろ細かい施策を結構やってくれているのですけれども、今、高齢者の方々が、国の施策が地方自治体にというふうに負担が来る中で、年金暮らしの方などは、結構心配になる部分も抱えながら暮らしていらっしゃることがあると思います。そんな中で、でも、二宮町はやはり扶助費にも手をつけます、福祉も、ある程度考えていかなければいけないということを、そこら辺の考え方として、ある一定の線というか、まとめていかれるのかなというふうに思っています。24年度は、それをある程度、手をつけた年ですから、考えがあるのだと私は思うんです。そこら辺の考え方についてちょっとお伺いしておきたいと思うのですが、町長、いかがでしょうか。  全体構成の中では、パーセンテージ、3割はどうしたって切れないよということがあるのか、でも、全体バランスの中でどうしてもここだけ堅持する路線をどこまで考えているのかとか、町民の皆様が、これから福祉に対することもどうなるのだろうかということを抱えていらっしゃる状況に対して、どういうお考えを持っていらっしゃるのかということをお聞きいたします。  公共施設白書は、先ほど基本方針、再配置計画だけでなく、そこが揺るぎないものとなるための基本方針をつくるという言葉が、先ほどの二見議員とのやりとりの中で答弁があったところです。やはり、データづくりがすごく重要で、そこは、やるべきところはやるのだろうと思っていますけれども、そこを生かすための、これも考え方です。グランドデザインというものは、1枚にかいてパッと広げて、ああ、こういう絵なのか、こういう感じなのかと一目で掌握できるぐらいのものというのが必要だと思うんです。それはいかなる優秀なコンピューターでもつくれないし、町長を核として、今の町の財政状況等も鑑みながら、この施設はこういうことが重要であるとか、考え方がベースにそれが共有化されていないと、やはりそれはいろいろな目の前の現象に振り回されることになるのではないかというふうに思ってグランドデザインというふうに申し上げました。多分それが基本方針だと思うんです。そういうことに対して町長はどう思っていらっしゃるか、お考えを伺いたいと思います。基本方針について、またもう少し具体的なこと等もおありでしたら、そのことも教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。 58 ◯議長【池田 宏君】 町長。 59 ◯町長【坂本孝也君】 福祉はどう考えているのかということです。大ざっぱに言いますと、福祉も老人福祉とか障害者福祉とかいっぱいありますけれども、この福祉という一括りの言葉で言う福祉政策というのは非常に難しい。いい例で言いますと、生きがい事業団だった、今はシルバー人材センター、老人福祉という観点から、お年をとった方々が、今、二宮の町のシルバーの方針としては、平均5万円ぐらいのお小遣いが稼げるように仕事を与えようということになっているのだそうです。新体制になって、より幅広く、登録している人はみんなが何らかのお仕事について、就業して、特別に10万円も稼いでしまう人だけではだめだから、みんなで分けようと。これが老人福祉ということで、元気のお年寄りの就労ということです。  ところが、二宮の町もかなりの金額をお願いしております。駅前の駐輪場の整備から、吾妻山の整備、果樹公園、いろいろなところでシルバーの方々にお願いして町の整備をやってもらっています。税金をお支払いしています。ところが、そこで働く人たちがどういう考え方を持って仕事につくかということによって、これは、ある部分では税金の無駄遣いになる、福祉政策だということで評価される、いろいろなその人その人の働く方々の考え方によって違ってきてしまうのです。中には、時間から時間まで草刈りをやればいいのだと思って草刈りをやっている人、それから、そうではない、これは大事な税金を我々はもらっているのだから、より一層早く、きれいにやろうよと思ってやってくれているシルバーのお年寄りの方々、いろいろな人がここに携わっています。  吾妻山の整備もそうです。毎日、グループで来ていらっしゃいますけれども、そのような方々の中にも、我々はみんなから預かった税金、その一部をもらって就業している。だから、より一層きれいに手入れをしようとか、そういう町に対する思いを持ちながら働く人と、そうではない、中には、遊び半分みたいな人もいます。そういう人たちもみんなで5万円ずつにしようという考え方をシルバーが持っているという以上、これは役場としては、もうそこに頼めないというふうに思っています。直営で、すぐやる課みたいに、町がそういう技術が要る、スペシャリストでなければだめだという仕事については、人を入れて、直接雇用するというほうがはるかに税金対策にもなるし、無駄遣いをしなくても済む。ところが、それをやると老人福祉ではないところになっていくのです。これは非常に難しいです。  障害者の「ともしび」ができました。最近やっと黒字になったんですよ。それまで、「町長、福祉だから赤字でもいいでしょう」と責任者が言うんです。「えっ、どういうことですか」と。福祉でやっているのだから赤字でいいじゃないですかと、そういうようなことを平気で発言してしまう人たちがいるということです。だから、これからもっともっと精密に、同じ福祉という1つのくくりの中でも、本当にこれは福祉か、これは福祉というふうになっているけれども、本当はそうではないのだというふうなこともすみ分けをして事業をしていかなければいけないと思っています。そこまで担当者が丸投げして、シルバーに頼めばいい、お金の請求が来たら払えばいいのだというようなことを、もしのうのうとやっていたら、これは税金のむだ使いになるということも考えられなくはないです。  ですから、福祉という1つのくくりだけで物事を語るということはできないです。もちろん、困った方々、本当に大変な人たちに手を差し伸べるというのは大事なことです。また、障害を持って、生まれながらにそういう不自由な方々、みんなそれは行政が手を差し伸べなければいけないことはわかっています。今度、それに対して当たり前みたいな、そういうことをむき出しにする受ける側の人がいることも事実です。そうではないでしょう。我々は、もちろん義務としてそういうことをやるけれども、受ける側も、みんな一緒なんだよ、一緒になってやろうと。「私たちはカード、福祉手帳を持っているからよこせよ」と、こんなことは言わないでほしいと思うわけです。そういう場面がいっぱい出てきます。だから、その辺の考え方、それぞれがそれぞれの立場で権利を主張するのは結構ですけれども、限られた財源の中でやりくりしていくわけですから、当然、効率よくやっていかなければいけないということが福祉という1つのくくりの中に発生していることは事実です。それを見極めながら、きちんと精査して、より多くの施策を打っていくということでやるしかないと思います。  基本方針、グランドデザイン、それがよくわからないのですが、先ほども言ったとおりです。大きな1つのまちづくりとか、行政としての目標とかいうのは、先ほど登壇して言ったとおりですから、それに対して、個々の施策とか、これはどうだという質問ならまたお答えができますけれども、大きなそういう目標は、まさにそのとおりで、埋没しない二宮町をつくっていきたいということなのです。  国立の跡地とか、そういうところになると、それは先ほど、前の人たちに答えたとおりで、自力で建物を建てたりする力が、もうこの町にはないのです。だから、民間を利用して民間と共同で物をやっていく。それが県でもいいし、ほかの企業でもいいし、そのようなことでタイアップしながらやっていくのが、町のためには、今の時代はいいかなということです。KDDIも、まさにそのとおりです。そのような考え方でおります。 60 ◯議長【池田 宏君】 根岸議員。 61 ◯10番【根岸ゆき子君】 福祉なのですけれども、高齢者の働きの場ということで確保されている生きがい事業団さんなんかも、これは福祉の枠組みということになりますので、今のように、福祉といってもというお話になるのだと思います。確かに、細かいところでは、ここの生きがいさんに頼む仕事をだんだん減らしていっているような実情もあるようですし、工夫はしていらっしゃるのだとは思います。今おっしゃったのは、福祉となっているけれども、福祉ではないことを整理していったり、担当課の枠組みで福祉として考えられるという部分に対しては、福祉じゃないんだからと言われても結構難しいものがあるのかなというふうには思います。  では、本当に必要としている人、社会保障制度の枠組みにも入るような人たちが受ける権利を主張すると言いますけれども、やはり、その方たちも権利を主張しなければ生きてこられなかったというようなところもありますから、それは折り合いをつけたりして、当たり前に言うんじゃないみたいな言い方もちょっとどうなのかなと思います。  町長は、今、町がやっていることが本当に福祉なのか、福祉じゃないのかということに疑問を持っていらっしゃるということなのでしょうか。私は、今やっている町の福祉というのは、こういうものがあるというのがあるんです。高齢者福祉も障害者福祉も、あるいは、子どもたちに対してもそうです。そのことをもう少し、町の財政もこうであるし、それでも、構成比で見れば3割をとっていますから、それは堅持したい。先ほども言いましたけれども、だんだん皆さんには我慢を強いらなければいけないみたいな話がありました。でも、ここだけは堅持しなければいけないと思っているとか、財政の予算のチェック等をしているときでも、そういう議論や考えは出てくるのではないかと思うのです。  町長のおっしゃっていることが、いま一つわからないものですから、福祉というものの事業を整理したいと言っているのか。私は、もう福祉は福祉で町はやっているのです。それをどうするのか。幾ら、「これは福祉ではない」と言っても、「いや、福祉の担当ですよ」と言われたら、「じゃあ、それをどうするのですか」ということになるのです。今、シンプルに、こうやって最初のところでは、世代構成バランスがずれてくる。ピークが来るというときがあります。年金暮らしの方なども、町が福祉の全体枠も考えていかざるを得ないだろうと言っている、それさえも、もしかしたら理解してもらっていないかもしれない。それに対しては出前講座でもしてきましょうという手もあるかもしれない。そういうことも説明しなければいけないかもしれない。本当にシンプルに、こうやって、高齢者の方々、心配にも思われている方、我々が本当に生き生きとできる場所がある、そういう福祉があるのか。それでも安心して暮らせるまちづくりになっているのか、そこら辺でハードの面は、よく見えやすいですけれども、ソフトの点ではどうなのかということをもう少し大きな枠のところでお答えいただきたいと思うのですけれども、お考えがあれば、もう一度ご答弁いただきたいと思います。  それから、土地公共施設、例えば、KDDIにしても東大にしても、具体的なことを考えていきますという話が出ました。先ほどは「負の遺産」という言葉も出ました。一度、グランドデザインにも、負の遺産でもいいじゃないですか、これは負の遺産、この土地はこうとか、この施設はこういうふうに考えるとか。ただ、今は、その土地公共施設のあり方というのが、今までの説明の中だとちょっと私には結びつかないのです。その辺のところはどうお考えになっていらっしゃるのか。土地の活用はいろいろなことがありますと、町長の頭の中にはアイデアがたくさん詰まっているのだと思います。土地の活用はいいけれども、一方では公共施設の老朽化です。これとリンクしたり、マッチしたり、結びつけたりということが大きな枠組みの土俵の上に乗っているのでしょうかということが、ちょっと今までのご説明ではわかりにくいので、そこら辺のところをお伺いしたいと思います。  以上です。 62 ◯議長【池田 宏君】 町長。 63 ◯町長【坂本孝也君】 敬老のつどいは、今年はやりませんでした。二宮は、やったとしてもうちょっと後で、涼しくなってからとずらしてやっていましたけれども、お年寄りから、なぜやらないのかと、私には直接来ないのですが、議員さんにもいろいろ来ていると思います。その議論は予算のときにもありました。お金をかけてそういう昔懐かしい一流のエンターテイメントを呼んで一生懸命にやってきたつもりなのですけれども、参加者が午前300人、午後300人で600人。500席あるのにガラガラ。対象者は3,000人からいて、全部来られたら困るのですけれども、それにしても、バスを用意し、民生委員さんが一生懸命に呼びかけて、夏の暑い間に出欠をとってというような行動をしながらも、やっているときは来ない人が多い。大半が来ないと言ってもいいくらいです。やめてしまうと大騒ぎ、「なぜ、やらないのだ」ということです。でも、お祝い金だけはそのまま残そうということで、あの予算のときに思い出しますけれども、「町長、どっちにしますか。敬老祝い金はもう切っていきたい、切らざるを得ないのだ」というときに、つどいはやめてもそっちを残そうという選択があったのです。表面的に、つどいは、いつも好きで見にきてくれているお年寄りは楽しみにしていたはずです。でも、3,000人のうちの600人です。そのようなことで、毎年同じ事業を継続していかれない。  今度はすぐに、お年寄りの芸能大会が同じようにラディアンで毎年あります。毎年満員です。各地区から有志が、それこそ、プロと見まがうぐらいにうまい芸能をやったりするんです。皆さん、行ってみるといいです。みんなが生き生きしています。そのようなことが一方であります。町民大会をやっているのに、運動会をまた老人会が二宮小学校でやっています。本当に元気で、それこそ、みんなで企画をしながらやっておられます。それは当然元気なお年寄りです。そのようなことで、これから、福祉という基礎のくくりの中で選別をせざるを得ないときに、やはり、行政のほうとしても、これは残すけれども、これは申しわけない、長年やってきたけれども、やめていこうとか、そういうようなことはこれからも起きるはずです。我慢をしてもらいたいということです。  負の遺産です。公共施設の統廃合とか、きょうの総括はそういうことがずっと話題になりました。最初のころお話ししましたけれども、東大の跡地を利用して町の活性化をしようというアイデアを出してくださいと委員さんがやっています。いろいろなアイデアを出し合って検討しています。そこに集まる委員さん、ほとんどがそこだけしか見えないのです。東大の跡地だけを見ているのです。そうではなくて、この町全部を見回したときに、先ほどから言っていますように、あちこちに負の遺産がいっぱいあるのです。そういうものを解決しながら、東大のあそこだけでは全部はできません。でも、ある部分、そういうものを解決しながら、東大を利用しながら町の活性化に結びつけていくということしかできないのではないかと思うんです。あそこはあそこで何かやりましょう、すばらしいアイデアで、いいねと、じゃあ、あとの残りの負の遺産はいつ解決するのかということになったら、町は本当に変な町になります。全体的に浮上していかない。そのようなことで、今、委員会のあり方も私は非常に困っております。  今度は、いろいろな意見が出てきていますから、そういうものに、ぜひ議会でも議員提案していただいて、議員としては、こんなことをやれ、少なくとも、町民代表の皆さんよりは議員さんのほうが全体がわかっているはずですだから、全体の中であそこをどう利用したらいいかというようなアイデアを出してもらえれば、それも委員会の中のたたき台に載せて、それを決めるのではなく、それはできませんから、委員会にそれを提出しながら、みんなで委員さんにその意見をもんでもらおうというようなことをやりたいと思っております。  行政は、あのときに、公共施設の一番大きい学校の統廃合をあそこにやったらどうかという提案を考えていたのですけれども、そのときの資産ではとても無理という結論にあのときになったもので、白紙ということにせざるを得なかったのです。そのようなことも含めて、1つのアイデアとして出していただいて、あと4年、5年のスパンの中でいいものをつくる。そこで解決した負の遺産もある。それだけでは二宮が全部負の遺産がなくなるわけではない、ほかにもあるわけです。ですから、そういうことも、ほかの大きな土地を利用しながらやったらどうですかと、そのようなことしか考えられないです。本当に情けないと言えば情けない時代になっています。そんなことを一切忘れて、町で何かシンボルになるようなものをバーッとやってみたい。そう思ってもできないです。できないようになってしまっている。それは東大を買ったからではないです。4億5,000万円を使ったからと、先ほどもそういうふうにちょっと言っていましたけれども、いろいろなところにその歪みが起きているのではないかということでしたが、4億5,000万円なんかあっという間に終わるのです。そんなものではないです。あれは、買わないよりは買っておいたほうがよかったのです。議会でも伯仲した議論になりました。でも、今から思えば、買っておいたほうがよかったということになるはずです。  ですから、ぜひ、そういう意味でも、物の見方は大所高所ですから、本当に小さな話から、将来像まで大きな話から、全部総合していつも、鳥の目じゃないけれども、上から全部ながめているというような癖をつけておかないと、何か小さな、これだけをやろうという話をしようというのでは話ができないし、まして総括ですから、この1年間のいろいろな出来事、そのようなもので、これでいいのかというような質問を根岸さんがされると非常にいいと思います。 64 ◯議長【池田 宏君】 根岸議員。 65 ◯10番【根岸ゆき子君】 順番に、福祉ですけれども、それこそ、福祉に対しても、鳥の目のような俯瞰した目で全体を見ていただいて、ちょっと細かいですけれども、例えば、10年前に市川市などは、扶助費に対する考え方ということでまとめてそれを出しています。これは町の一般会計から出るものです。どうしたって国からおりてくるお金、そういう施策でガチガチになっているところで、一般会計で融通がつく部分は本当に少ない。けれども、ここに手をつけざるを得ないということを、簡単ですけれども、説明しています。それは、たまたま介護保険が出てきたとか、いろいろな理由があるということと、市単独事業ではこれだけ使っているということを説明して市民に理解を得ようということをまとめ上げて見せているのです。  これからの福祉というのは、お考えを聞きたいと問うたときに、今の町長のご答弁ですと、なかなかわかりにくい、「切らなければいけない部分は切っていきますよ」と言われても、いや、何が切られるのだろうなということは思います。これはもう少し、単年度、単年度で工夫していっていることはよくわかっていますけれども、先ほど言った、俯瞰したところで、特別会計の枠組みもありますから、特別会計もこれだけかかっている、町の財政もこれだけかかっている。そして、まちづくりの人と人との助け合いのところでは、このような施策もできているとか、ある程度まとめて、こんなふうに整理もかけていかなければいけないと思っているとか、課題はこうあるということをもう少し大きくまとめたところで、ぜひ福祉を語っていただきたいというふうに私は思っております。  多分、町長は全然関心がないわけではなくて、いろいろなところに細かやかに目を配っていますから、実情はわかっているところがあると思います。ただ、やはり、もう少し説明をいただくときに、これから減ってきますよということと、こういうところで充実させていきたいという足腰の強いまちづくり、それですよということにつながるようなことを福祉の点でもしっかり説明をしていっていただきたい。庁内内部の議論としても、町長発信でもしていただくことができればいいなというふうに望みます。  町長は、グランドデザインはわからないと言うのですけれども、事前にもっといろいろ町長とやりとりをするべきだったのかもわかりませんが、私は基本方針がそれに当たるのかなというふうには思っておりますので、そこに期待し、そして、いろいろと現状、例えば、負の遺産等を解決しながらでしかできないんだよ、現実はいろいろなことが起こるし、大変なんだよ、あれもやらなければいけないし、これもやらなければいけない、こっちを出せば、こっちが引っ込む、いろいろとうまくいかないと、それが現実だと思います。けれども、町民とも一緒になって理解していただく、再配置計画をつくっていく、進めていくというときに、非常に大事な考え方を示したもの、統一的な視点を示して合意を得るためのものが必要だと思いますので、この基本方針というものに期待をいたしまして、終わりにいたします。  以上です。 66 ◯議長【池田 宏君】 これをもちまして根岸議員の総括質疑を終結いたします。    ────────────────────────────────    日程第2 平成24年度決算審査特別委員会の設置について 67 ◯議長【池田 宏君】 日程第2「平成24年度決算審査特別委員会の設置について」を議題といたします。  お諮りいたします。本定例会初日に議会運営委員長より報告がありましたとおり、ただいま議題となっております議案第51号、第52号、第53号、第54号、第55号については、総務建設経済常任委員長を含め、各常任委員会より各3名に副議長を含めた計7名の委員で構成する平成24年度決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。             (「異議なし」との声あり) 68 ◯議長【池田 宏君】 ご異議なしと認めます。よって、本件については、総務建設経済常任委員長を含め、各常任委員会より各3名に副議長を含めた計7名の委員で構成する平成24年度決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。  特別委員会委員の選任のため暫時休憩いたします。                           午後4時26分 休憩    ────────────────────────────────                           午後4時28分 再開 69 ◯議長【池田 宏君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  お諮りいたします。ただいま設置されました平成24年度決算審査特別委員会の委員の選任ついては、委員会条例第7条第1項の規定により、小笠原副議長、添田総務建設経済常任委員長、杉崎議員、桑原議員、脇議員、根岸議員、二見議員の7名を指名いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。             (「異議なし」との声あり) 70 ◯議長【池田 宏君】 ご異議なしと認めます。よって、ただいま指名をいたしました7名の議員を平成24年度決算審査特別委員に選任することに決しました。  暫時休憩いたします。  なお、決算審査特別委員会を午後4時32分より第一委員会室で開催いたしますので、お集まりください。                           午後4時29分 休憩    ────────────────────────────────                           午後4時45分 再開 71 ◯議長【池田 宏君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  休憩中に決算審査特別委員会が開催され、正副委員長が決まりましたので発表いたします。  委員長に小笠原議員、副委員長に添田議員でございます。  なお、日程について委員長の報告を求めます。
    72 ◯議長【池田 宏君】 小笠原議員。        〔1番・決算審査特別委員長(小笠原陶子君)登壇〕 73 ◯1番・決算審査特別委員長【小笠原陶子君】 平成24年度決算審査特別委員会の委員長報告を申し上げます。  平成24年度決算審査特別委員会の日程につきましては、お手元に配付してありますが、第1日目、9月20日金曜日は、午前中に現地視察を行います。その後、政策部及び総務部関係の審査を行います。2日目、24日火曜日は、消防、町民生活部、健康福祉部関係の審査を行います。3日目、25日水曜日は、町民生活部の生活環境課、都市経済部関係の審査を行います。最終日、27日金曜日は、教育委員会関係の審査を行います。その後、討論・表決を行います。  また、現地視察につきましては3カ所を行います。町のバスで回りたいと思います。回る順序ですが、1番目に、体育施設維持管理経費で町立体育館改修工事、2番目に、一色小学校教育施設整備事業で普通教室扇風機設置工事及び階段による昇降機設置工事、3番目に、吾妻山公園再整備工事で中里トイレ改修を予定しております。  なお、現地視察当日の天候によって多少の内容も変わりますので、よろしくお願いいたします。  次に、特別委員会では、先例に従い傍聴議員の発言も許可いたしますが、審査は委員会中心に行いたいと思いますので、ご協力をよろしくお願いいたします。  以上、平成24年度決算審査特別委員会の委員長報告といたします。よろしくお願いいたします。 74 ◯議長【池田 宏君】 お諮りいたします。ただいまの委員長の報告のとおりでご異議ございませんか。             (「異議なし」との声あり) 75 ◯議長【池田 宏君】 ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。    ──────────────────────────────── 76 ◯議長【池田 宏君】 以上で本日の日程は終了いたしました。本日はこれにて散会といたします。  次回の本会議は20日木曜日午前9時30分より開催いたします。  なお、決算審査特別委員会は、20日金曜日午前9時30分より開催されますので、よろしくお願いいたします。ご苦労さまでした。                           午後4時48分 散会 © Ninomiya Town Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...