二宮町議会 > 2012-12-07 >
平成24年第4回(12月)定例会(第7日目) 本文
平成24年第4回(12月)定例会(第7日目) 名簿

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  1. 二宮町議会 2012-12-07
    平成24年第4回(12月)定例会(第7日目) 本文


    取得元: 二宮町議会公式サイト
    最終取得日: 2019-09-28
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 会議の状況                     午前9時30分 開議 ◯議長【池田 宏君】 皆様、おはようございます。  ただいまの出席議員は13名でございます。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程はお手元に配付のとおりです。  議会だより掲載のため写真撮影を行いますので、ご了承ください。また、本日、手話通訳を導入します。手話通訳者が議場内におりますので、質疑・答弁ともゆっくりお話しくださいますようお願いいたします。  質疑応答時間が長時間となる場合には、途中で休憩を入れさせていただくことをご了承ください。    ────────────────────────────────    日程第1 一般質問 2 ◯議長【池田 宏君】 日程第1「一般質問」を行います。  通告順に従い、これより質問を許可します。 3 ◯議長【池田 宏君】 近藤議員。             〔11番(近藤行宏君)登壇〕 4 ◯11番【近藤行宏君】 議長の許可をいただきましてので、私の一般質問に入らせていただきます。件名は「定住促進事業の展開について」であります。  24年度の重点プロジェクト「町の基盤再生プロジェクト」のうちに、定住促進事業の展開を上げています。先般行われた中学生とのふれあいトークにおいても、町長より、若い世代の流入に力を入れていきたい旨の意思表示が強くあらわれていたと感じた次第です。  また、今年度よりあえて事業として定住促進を掲げた以上、それなりの成果を上げていかなければ意味はなく、担当課の方針も明確に決まっていることと思います。  25年度予算編成も12月には2次査定という段階に来ておりますので、今後の定住促進についての見解を伺います。  本年は取っかかりとして、当町の魅力を町内外に情報発信し、定住促進の啓発を図ることとなっておりますが、来年は本腰を入れて取り組む事業と認識するところです。また、町ホームページに掲示中の予算編成方針の中の重点施策についてで、1.生活の質の向上と定住人口の確保。2.環境と風景が息づくまちづくり。3.交通環境と防災対策の向上。4.戦略的行政運営。この4つを挙げられました。具体的内容として、住環境の魅力づくり、定住促進事業の展開なども明記されていますので、担当課の考えを順次お聞きいたします。  継続定住、新規定住に力を入れると思われますが、具体的に定住を推進していく上で、継続定住に対してはいかに転出を抑えていくのか。新規定住に対しては、どのような人たちをターゲットにしていくのか。シニア世代の中、特に段階の世代等はまだまだ元気に働くことができる有能な人材が豊富でありまして、田舎暮らし、半定住への関心も高いのが特徴と言われております。  また、若年世代は将来性や地域活性化のためはもちろん、労働者、納税者という立場からも積極的に受け入れていきたい世代であるというそれぞれの観点から、まず「長寿の里・二宮」をうたい、行政を担っていかれる上において、高齢者等の安心な暮らし支援策をどうされているのかを伺います。  全国的にも高齢化が進む中、高齢者への支援については、既に各種取り組まれておりますが、ますます高齢化が進むことは明らかであり、定住につながる事業として、元気な高齢者対策が必要と思います。そこで、当町でも介護予防事業を実施されておられますが、その状況、及び今後の取り組みについて伺います。
     また、働く意欲のある高齢者への対策として「シルバー人材センター」がありますが、法人化され、当センターの充実が不可避であり、半年が経過した現在の状況を伺います。  9月議会、私の総括質疑の答弁で、定住促進の1つとして、子育て施策が重要と受けとめましたので、2番目として、子育て支援をどう充実されていかれるのか。1例として、現在、百合が丘、栄通り子育てサロンの2カ所を運営されておりますが、利用される方からの要望などがあるのかないのか。さらに、今後のあり方について伺います。  3番目として、百合が丘保育園について、今後の方針を示されたい。私の総括質疑の要望としましたが、子育て施策として早期に取り組む必要を強く感じます。町長も事あるごとに、移転を考えている旨の発言をされておられますので、そろそろ今後の方針を示される時期と感じますが、いかがでしょうか。  子育て世代、高齢者対策として、福祉の充実が上げられます。人生において、成長期とリタイアしての10年間はそれぞれ大事な時期であり、子どもの育成、負担のかからない老後を送っていただくという観点からも伺います。  4番目として、0歳から15歳、65歳から75歳に対する施策の充実度をどう高めていかれるのか。  次に、定住していただくために欠かせない雇用について伺います。  若年層及び定年後の十分な雇用機会の確保についてのお考えはどうなのか。現状の二宮においては、大きな企業もなく、事業所数も少ないことから、どのような方策をとられていかれるのかを伺います。シルバー人材センター高齢者の受け皿と捉えていかれるのか否か、今後のあり方ついても伺います。  最後に、ベッドタウンと認識する二宮で、住んでいる方、これから住む方に対するまちづくりにおける住宅、景観等の維持・整備という点で、住環境の整備に今後どのように取り組んでいかれるのか。以前から言われている「全町公園化」を日帰り観光と絡めて目指していかれるのか。そうではなく、ほかの具体的な施策をもって住みよいまちづくりを推進されるのか、計画があれば、その内容を示されたい。  いずれにしましても、教育・福祉・生活環境等、総合的に町の魅力を高めることは当然でありまして、その中で、どこに力点を置くかにかかってくると存じます。住んでよかった町、住みたい町、二宮の魅力をどうつくり上げていくのか、町民全員で考える必要があると思います。  人口減少、高齢化、生活交通等、考えることは多くある中、推進するには非常に難しい問題を抱えての定住促進事業と感じております。来年度に向けて、重点的・戦略的に進めるべき取り組み項目をわかりやすく示され、実施に向けての展開をどうされていかれるのかを伺い、私の一般質問とします。 5 ◯議長【池田 宏君】 町長。             〔町長(坂本孝也君)登壇〕 6 ◯町長【坂本孝也君】 おはようございます。近藤議員の一般質問にお答えをしていきます。  私のほうからは、定住促進に向けた取り組みを総論的に述べさせていただきます。  国及び県におきまして、人口増加社会から一転、減少社会へと転換期を迎える中、二宮町の人口も減少し続けております。2万9,000人を割り込むのではないかというぐらいの勢いといいますか、ほんとうに残念なことですけれども、3万1,000人まであった人口がとうとうそこまで来てしまいました。特に若い世代は減り続けており、安心して子育てができる環境づくりが核家族化、共働き世帯の増加に伴い求められており、重要かつ緊急な課題となっております。  一方、老年人口率は、国全体でも世界の諸外国と比較して高い水準にあることから、生き生きとした高齢化社会の実現に向けて、健康と生きがいづくりの支援にも取り組んでいかなければなりません。したがって、定住促進を推進するに当たりましては、若い世代はもちろん、幅広い年齢層の方々に二宮町で一生を過ごしていただけるような施策を展開する必要があると考えております。  そのためには、この住みやすい二宮町をどう評価していただくか、どうアピールしていくかというソフト面のことも大事ですし、新たな子育て支援施設の具体的な整備計画も立てていく必要があると考えております。  具体的なご質問の各項目につきましては、それぞれの担当部長よりお答えをさせていただきます。  この定住促進ですけれども、テーマとしては非常に難しい。取り組んでみて、だんだんその難しさかわかってきたというのが現状です。今、どこか二宮町以外に住んでいる人が、その住まいをやめて二宮に越してきてもらうということですから、そのAという人は、今、住んでいる場所というか、町で生活を営んでいるという、その方がそれを切り捨てて二宮に来ようということをやるわけですから、その条件というのはものすごく大変な条件だなと。1つ1つの魅力、町がきれい、自然が豊か、非常に環境がいいですよというようなことだけでは、今のお住まいになっている、その生活そのものを切り捨ててまで来ようとはできないのではないかなと。お勤めの条件もあるし、そういうようなことが、それ以上の魅力があるというものを町が発信し、またそういう町にしていかないと、人口というのは増えていかないのかなと。  1つ前の時代には、通勤圏という中にこの町が入っておりました。今も朝の通勤の時間帯では、ほとんど座って東京・横浜へ行かれるというこの町の状況ですけれども、それですらも、昔は満員だったというような時代と比べると、随分楽になっているはずなんですけれども、でも、もっと近くのお勤め先のところに住みたいといいますか、マンションに移っていこうとか、そういうような人間の習慣というか、そういうものが、時間をむだにしたくないとか、いろいろな生活の中で考えられると思うのですけれども、お勤めをより近くになんていう感じになると、この町は職場が近くないわけですから、職場がないわけですよ、この町の中に。そうすると、やっぱり流失という、そういう社会現象が起きていくのかなと。  一方、子どもさんは優秀な教育というか、そういう場面を、魅力ある町というふうにつくっていっても、その後、大学に行くときは、やっぱり町外の大学または寮、そういうようなところに行かれるので、ほんとうにいろいろな意味で、この挑戦は難しいことだなと、時間もかかるなと、そういうふうに思っているわけです。  ただ、だからといって諦めるわけにはいかないので、そのうちの1つ1つを、時間がかかりますけれども、挑戦をして、最終的には、今、お住まいになっているところを離れて二宮に行こうと、二宮に住もうというような町をつくっていくということになっていくのかなと思います。  細かなことについては各部長がお答えしますので、よろしくお願いしたいと思います。 7 ◯議長【池田 宏君】 健康福祉部長。 8 ◯健康福祉部長【佐久間良輔君】 それでは、私のほうから要旨に沿ってお答えさせていただきます。  初めに、高齢者等の安心な暮らしの支援策の介護予防事業の内容についてお答えさせていただきます。  町では、高齢者の保健・福祉に関する施策を高齢者保健福祉計画、第5期介護保険事業計画に位置づけさせていただいております。介護予防事業は平成18年度の改正、介護保険法のスタートにおいて創設された地域支援事業の中核となっております。全国の自治体において、65歳以上の高齢者を対象に、要支援や要介護の状態に陥らないよう、さまざまな講座や啓発サービスを提供することをその内容としているものです。  体の機能が弱くなり、近い将来、介護サービスを利用する可能性の高い方を二次予防事業対象者、その他の方を一次予防事業対象者として事業を実施しております。  二次予防対象者に向け、運動、口腔、栄養講座を総合的に実施している若返り塾、この若返り塾の継続事業であるすこや会、一次予防対象者へは予防を普及するためのにぎわい塾、運動機能を向上させるころばん塾などを実施しております。各介護予防事業は終了後に自主サークルを立ち上げ、希望者は事業の継続をしております。  また、近年は増加する認知症高齢者への対策も緊急課題となっており、早期発見、早期治療が鉄則のため、認知症の知識について普及啓発を図るために、にぎわい塾の中で、認知症キャラバンメイトによる認知症サポーター養成講座を開催しております。  今年度は認知症予防ファシリテーターの養成を行っております。認知症予防ファシリテーターは認知症予防の講座を開催する普及推進員で、養成後は脳いきいき講座を開催いたします。平成25年度以降は地域と連携して、脳いきいき講座を開催し、町全体にサークル活動が浸透していくことを願っているものです。  次に、法人化されたシルバー人材センターの状況についてお答えいたします。  高齢者等の雇用の安定等に関する法律において、国及び自治体は定年退職者等の高年齢者の就業の機会の確保のため、必要な措置を講ずるよう努めることが位置づけられております。シルバー人材センターは原則、市町村単位に置かれており、県知事の認可を受けた法人で、高年齢者が臨時的・短期的な仕事で働くことを通じて、健康で生きがいのある生活の実現と地域社会福祉の向上と活性化に貢献しております。  町のセンターは、平成3年4月に二宮町生きがい事業団として設置され、以後、高齢者の就業の機会を確保し、組織的に提供する場として高齢者福祉の増進にこれまで努めてきました。平成20年12月に施行された新公益法人制度や県のシルバー人材センター連合会の指導を受け、平成24年4月に法人格を取得いたしました。シルバー人材センターは法人化後、3つの方針のもと、法人の組織、体制の整備活動を推進しております。  まず、第1は、会員・理事が中心となり、職郡グループ会議や委員会による自主・自立の活動に重点を置くこと。第2に、会員の意識改革を図ること。第3に、新規事業の開拓を推進することです。この内容をもとに、運営会議の持ち方の整備や事務局体制の見直し、各種規定の制定等を行っております。法人認可後半年が既に経過いたしましたが、上半期は特に事業推進のあり方について構築を図ってまいりました。  町では、シルバー人材センターが自主・自立・共働・共助の理念に基づき、会員総意と主体的な参画によって運営され、事業がますます拡大・充実されるよう、補助金や支出の面で、理事・幹事などの役員の立場で後方支援してまいりたいと考えております。  次に、子育て支援の充実についてお答えさせていただきます。  現在、町の子育て支援につきましては、平成22年度から平成26年度を計画期間とする次世代育成支援行動計画後期計画に基づき推進しているところです。  子育てサロンの運営につきましても、この計画の地域の子育て支援として重点事業に位置づけております。町では地域における子育て支援の拠点として、平成12年度に百合が丘子育てサロン、平成22年度に栄通り子育てサロンを整備し、子育て中の方々が気楽に集い、交流し、育児に関する悩みを相談できる場として提供をさせていただきました。  開設以来、2つのサロンとも多くの方々にご利用いただき、保護者と児童を合わせた利用数は年間延べ1万1,000件以上になっております。また、ご利用いただく中で意見や要望もいただいております。サロンの雰囲気には満足している。一方、小さな子どもを連れて来る方は大変なので、専用の駐車場があるとうれしい。いろいろなメニューの子育て講座を行ってほしい等、さらに山西や中里などの方からは、自分の家の近くにサロンが欲しいという意見もあります。  今後の方向性につきましては、引き続きこの計画に位置づけられている施策に取り組み、子育て環境の充実を図ってまいります。  さらに、社会情勢や町民の方々のご意見・ご要望を的確に捉え、来年度からは新しい総合計画もスタートいたしますので、総合計画の基本構想に沿って施策に取り組んでまいります。  次に、百合が丘保育園の今後の方針についてお答えいたします。  先ほども述べさせていただきましたが、社会情勢の大きな変化に伴い、子育てを取り巻く環境も大きく変化し、これによる保護者の行政に対するニーズも多様化しております。このような背景を踏まえ、国においては、保育制度の見直しを含む新たな子育て支援制度の導入を進めております。百合が丘保育園につきましては、建て替え、または移転を含め、これからの子育て支援のあり方の中で整理する必要があるとして、今後の検討を進めていく上での基礎資料とするため、平成23年度に職員による現状把握の調査と、それを踏まえた課題の整理を行いました。  調査は、過去の入所児童数の状況、施設の状況、町内民間保育所の状況、保育所運営にかかる経費について行い、その結果、施設の立地環境、公立保育所の役割、国における新たな子育て支援制度、財源の確保など、課題を整理いたしました。  百合が丘保育園は昭和46年の開設から40年が経過し、建物の老朽化が進み、すぐにでも建て替え、または移転の方向性を見出さなければならない状況にあります。  一方、国においては、子育て3法が成立し、新たな子育て支援の制度が示されております。財源の確保などから、その実施時期は明確でなく、また関係機関や利用者などからご意見を伺う必要があるなど、保育園の建て替え、移転には、幾つかの段階を経なければなりません。  このようなことから、次年度に学識経験者や保育所関係者、子どもに関する機関の関係者などを構成メンバーとする検討委員会を設置し、意見をいただきながら、今後の方向性を整理したいと計画しております。そして、これらを踏まえ、実効性のある計画を策定し、保育環境の充実を図ってまいりたいと考えております。  次に、4点目になります。0歳から15歳、65歳から75歳に対する福祉施策についてのお答えをいたします。  次代を担う子どもたちを安心して育てることができる町として、二宮町ではさまざまな子育て支援の取り組みを行っております。就学前のお子さんがいるご家庭に対しましては、ファミリーサポートセンターや子育てサロン、一時預かり等の実施など、また共働きのご家庭に対しましては、保育園での延長保育の実施などがあります。今後も保育サービスの充実や、身近な地域で子育て支援を受けることができる環境の充実に努めてまいりたいと考えております。  また、学童保育の整備や運営への支援、小児医療費の助成など、小学生や中学生までに通じた福祉サービスを引き続き実施してまいります。さらには、近年、さまざまな事情により支援が必要なお子さん、ご家庭が増えております。このような方々を早期に発見し、的確な支援ができるよう、体制の整備に努めるとともに、強化を図ってまいりたいと考えております。今年度から始めた「そだれん」もその取り組みの1つであり、有効に活用し、浸透させていきたいと考えております。  高齢者への福祉施策につきましては、高齢の方々が生きがいを持って、安心して、健康に暮らし続けることができるまちづくりのために、施策を推進していくことが必要と考えております。そのため、高齢者の方々の社会参加への支援を行うとともに、いつまでも社会参加ができる健康な状態を保てるよう、高齢者生活支援サービスの提供や運動習慣の普及などの介護予防の推進を図ってまいります。また、介護を必要とする方々に対しましては、身近な地域の中で必要なサービスが受けられるよう、介護サービスの充実に努めてまいります。二宮町の穏やかな環境のもと、子どもからお年寄りまで、身近な地域で支え合いながら、心豊かに暮らしていけるよう、福祉施策に取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 9 ◯議長【池田 宏君】 都市経済部長。 10 ◯都市経済部長【渡辺康司君】 次に、要旨5の、若年層及び定年後の十分な雇用機会の確保についてお答えいたします。  ご質問の若年層の15歳から24歳の雇用情勢につきましては、完全失業率が8.2%、これは平成23年の平均の数値ですが、年齢全体の完全失業率の4.5%に比べ、相対的に高い水準で推移しており、昨今の厳しい経済情勢のもと、新規学卒者の就職環境は非常に厳しくなっております。  二宮町におきましては、大きな企業もなく、就労の場が少ないことから、若年層の働く場の確保という意味から、町外の企業等に依存せざるを得ないのが現状でございます。二宮町に住む勤労者の多くの方が、横浜・東京を通勤圏として就業しております。二宮町はベッドタウンとして発展してきたわけですが、住環境もよく、さらに近場に就業する場があることが望まれますが、通勤圏から見ますと、東京までの通勤も可能ですので、若い方には就職後もぜひ二宮町に住んでいただきたいと思います。  今後の若年層の雇用対策につきましては、町単独で特別なことはできませんが、国・県の行う就業支援事業に参加するよう啓発していきたいと考えております。  一方、高年齢者の定年退職後の雇用の確保につきましては、国では急速な高齢化の進行に対応して、高年齢者が少なくとも年金受給開始の年齢まで、意欲と能力に応じて働き続けられる環境の整備を図る目的で、高年齢者等の雇用の安定等に関する法律の一部が改正され、平成25年4月から施行されます。  高齢者の雇用確保につきましては、事業主の皆様が雇用する高年齢者が65歳までの安定した雇用の確保を講じていくという内容のもので、希望者が65歳まで働ける企業の普及が今後の課題であると思いますが、この雇用対策には期待をしております。  高齢期には個々の労働者の意欲、体力等の個人差が拡大いたします。定年後のライフスタイルも多様なため、地域に根ざした臨時的・短期的、または軽易な就業や地域でのボランティア活動などで社会参加を希望する方など、さまざまな考え方があると思います。二宮町における高年齢者雇用の場といたしましては、一般社団法人二宮町シルバー人材センターが設立され、平成24年3月31日現在で会員数は200名が在籍し、就労しております。シルバー人材センターは町内における高齢者雇用の核になっていますので、引き続き高年齢者雇用事業として支援してまいりたいと考えております。  今後の二宮町における雇用対策につきましては、個別の雇用対策では特別なことはできませんが、現在、取り組んでおります農業・漁業の活性化により、特産物の第一次産品が加工・販売へと一連の過程の中で事業化していきますと、そこに新たな産業が創出され、雇用の創出にもつながってまいります。新たな産業の創出、雇用の創出は町の経済を活性化する目的で取り組んでいます二宮ブランド推進事業そのものでありまして、引き続き農業・漁業・商工業・観光が連携し、新たな産業の活性化を目指し、町の雇用対策の一助にしていきたいと考えております。  次に、要旨6の住環境整備の今後の取り組みにつてお答えいたします。  二宮町は東京・横浜への通勤・通学の利便性が高く、昭和30年代後半から百合が丘団地の宅地開発が始まりました。昭和40年代以降には富士見が丘地区の宅地開発によって人口が大幅に増え、住環境の良好なベッドタウンとして発展してまいりました。  また、市街化区域と市街化調整区域の面積はおよそ半々で、住居と自然環境の調和のとれた町を形成しております。住環境の向上につきましては、にのみや総合長期プランの暮らしの安全・安心プランの施策による大地震に備えたまちづくりの実現に向けて、地震からの建物被害・損傷を最小限に食いとめる減災の視点から、平成22年3月に二宮町耐震改修促進計画を策定し、住宅耐震改修事業に取り組んでおります。  耐震改修事業につきましては、住居用木造建物耐震相談をはじめ、実際に耐震診断を行う方に対しましては補助金を交付し、耐震改修を促進しているところでございます。また、耐震改修促進とあわせて、住環境の向上を目的に、住宅リフォームの助成事業を平成23年度より平成25年度までの期限つきで実施し、町の経済対策も兼ねた取り組みとなっております。  次に、景観についてですが、二宮町における豊かな景観資源といたしましては、自然、歴史、文化等の多様な資源があります。この資源を保全・活用するために、計画的な誘導を図り、人々の生活、経済活動等との調和によって、良好な都市景観づくりを目指しております。  二宮町が目指す景観形成の方針は、にのみや総合長期プラン、二宮町都市計画マスタープランに位置づけられ、自然環境として第1に上げられますのは、吾妻山一帯です。吾妻山公園は町内外の多くの皆様に親しまれる公園として、現在、リニューアル整備を行っていますが、自然環境を保全しながら、人々の憩いの場として、いつまでも山頂から美しい眺望ができるよう維持管理してまいります。  また、二宮町の3大公園となる、(仮称)二宮風致公園は自然を生かした公園づくりを行い、自然的景観形成を図っていきます。  自然的景観で欠かせないのが海岸線であります。二宮町が誇る魅力ある自然景観の1つで、人々の憩いの場でもあります生活に欠かせない大切な町の財産でもあります。現在、袖が浦海岸の一帯は砂浜が消失し、海岸を利用できない状況にあります。早期に砂浜の復元ができるよう、県や国にも働きかけて海岸保全を図りたいと考えております。また、海岸線の松の木も年々少なくなってきましたが、健全な松の保全により、海岸線の良好な景観を保持していきたいと考えております。  その他自然的な景観保全では、一色地区の里山保全の取り組みが上げられます。里山保全は良好な景観形成がなされ、身近にできる里山体験や散策する人々の心を癒してくれます。  歴史・文化的な景観資源では、相模の国二宮の川勾神社があり、川勾神社一帯の良好な景観は、歴史的な景観としても保全を図る必要があります。二宮町は古くから長寿の里として知られ、山と海に囲まれた自然の恵みと温暖な気候風土が快適な住宅地として人気を博してきました。まさに二宮町は長寿の里をイメージする住環境のすぐれた立地にあると言えます。この恵まれた自然景観等を維持保全し、後世に伝えていくことが、何よりも快適な住環境の向上にもつながるものと考えます。  また、自然景観等の保全は、二宮ブランドや日帰り観光を進める上で最も大切な資源でありますので、より一層の里山保全等の推進を図りたいと考えております。  以上でございます。 11 ◯議長【池田 宏君】 政策部長。 12 ◯政策部長【秋澤靖久君】 それでは、私のほうからは、政策部として定住促進をどう進めていくのかということについてお答えをいたします。  次期総合計画の前期基本計画では、議員がおっしゃるとおり、高齢者等の安心な暮らし支援や子育て世代の定住促進などに重点的に取り組むこととしております。  先ほど町長からもありましたが、やはり今ある二宮の魅力をどう発信していくか。そして、さらに魅力ある町にするには何を付加価値として追加していけばいいのか。これを考え、横断的に実行していかなければならないというふうに思います。  財源を必要とする施設整備などは、財政計画とのすり合わせが大事になってまいりますが、情報の発信の方法など、戦略的に取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。  また、各定住促進策を展開する上では、一定の目標や指標なども必要だろうというふうに考えてございます。  以上でございます。 13 ◯議長【池田 宏君】 近藤議員。 14 ◯11番【近藤行宏君】 それでは、順次、質問させていただきます。  町長が日ごろよりおっしゃっております幅広い年齢層の方々に、二宮町で一生を過ごしていただく施策の展開、ここをお聞きしたいのですが、今、政策部長もおっしゃいましたけれども、ちょっと部長に伺います。定住促進施策を展開する上で、今おっしゃいましたけれども、一定の目標・指針などを定めた計画方針があると思うのですが、それを具体的に示していただければと思います。 15 ◯議長【池田 宏君】 政策部長。 16 ◯政策部長【秋澤靖久君】 計画方針というご質問でございますけれども、今年度につきましては、まだ形としてはあらわれてございませんが、定住促進に関する既存事業、福祉でありますとか、教育でありますとか、その辺の事業の洗い出し、それから定住促進に必要不可欠な事業・制度、それから今やっている事業の情報を集約して一元化、これを町内外に情報発信するという取り組みを現在進めてございます。  その他、定住促進の看板の設置でございますとか、ほかの地域へのタウン誌、こちらに二宮のPRの広告掲載を行うというようなことを計画してございます。  ただ、これらは予算編成方針、平成24年度の予算編成時の方針に基づいて、重点施策として定めたものでございます。今後、さらに定住促進を展開する上におきましては、安心して住み続けられる環境づくり、あるいは定住者を迎え入れるための施策、これらの具体的な施策に取り組んでいく必要があると思います。  施策の推進に当たりましては、先ほどございましたが、福祉と教育の連携など、横断的な連携を一層深めた上で取り組んでいかなければならないというふうに考えてございます。そのためには、定住促進に向けた各種施策を展開する計画・方針を明確に定めて推進する必要もあるであろうというふうに考えてございます。  今後につきましては、次期総合計画の実施計画との整合を図りつつ、定住促進に重点を置いた、例えばですけれども、定住促進計画というようなものも新たに策定した中で、これは職員のほうで策定した中で施策の推進を図っていければなというふうに考えてございます。  以上でございます。 17 ◯議長【池田 宏君】 近藤議員。 18 ◯11番【近藤行宏君】 定住促進を進める上で、看板も掲げるという具体的なお答えが来ましたけれども、広報活動も私は非常に重要だと思うのですが、この広報活動に対する計画策定とか、そういうものは具体的にあるのでしょうか。お願いします。 19 ◯議長【池田 宏君】 政策部長。 20 ◯政策部長【秋澤靖久君】 広報の手段としましては、広報「にのみや」ですね。それからホームページ、あと町長とのふれあいトークなども行いまして、さまざまな取り組みを行ってございます。  ご質問の広報計画ということでございますけれども、現在、策定を進めております総合計画の前期の基本計画、3年間の基本計画でございますけれども、こちらの中で町民団体、それから事業者との連携による「二宮PR大作戦」、こちらを展開する計画とさせていただいてございます。これも大きな広報計画の1つというふうに捉えてございます。こちらにつきましても、先ほど申しました定住促進計画の中に位置づけをさせていただきまして推進を図りたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 21 ◯議長【池田 宏君】 近藤議員。 22 ◯11番【近藤行宏君】 次に、高齢者等の安心な暮らし支援策について。  介護予防事業の1つで、先ほども部長からおっしゃられましたが、今年から取り組みされた認知症予防ファシリテーターの養成講座に注目するということなんですが、私も非常に注目しております。ちょっと聞きましたけれども、3日間の予算が19万5,000円、認知症に強い脳をつくるという標題で、料理の勧め、ウォーキングの勧め、旅行の勧めと、テキストも1冊650円と、町が力を入れた事業と感じておりますが、小生も11月17日の1回目の講座に参加させていただきましたが、講師の小熊先生、参加された約24名の受講者の姿勢のすばらしさに大変意義ある講座と受けとめましたけれども、まず伺いたいのは、3日間ですから、病気などの欠席は仕方がないとしても、3日間すべての受講が私は当然と思っているわけですが、当初から町の姿勢として、参加者に3日間の受講を義務づけたのかどうか、これをちょっとお伺いしたいと思います。
    23 ◯議長【池田 宏君】 健康福祉部長。 24 ◯健康福祉部長【佐久間良輔君】 今、ご質問がありましたように、近藤議員も今回の講習に参加されてのご質問だと受けとめさせていただきます。  まず、この3日間につきましては、既に受講されて、まず1日目については認知症予防の理論・考え方、また標題にもありますファシリテーターの役割等、1日目に行い、その後、ウォーキング、旅行、料理などのプログラムの勧め方。また、最終日には今後、ファシリテーターとしての求められる役割などを講習しておりますので、当初、これに申し込んだ方がいたのですが、やはり3日間、これを受けていただかないと、現在、町が進めている養成講座のカリキュラムに達成しないため、3日間というような設定をさせていただいております。  以上です。 25 ◯議長【池田 宏君】 近藤議員。 26 ◯11番【近藤行宏君】 3回の講座終了後、普及推進委員での「脳いきいき講座」の開催にとどめるのか、また、その他の活用を今後、考えていかれているのかを伺いますが、お願いします。 27 ◯議長【池田 宏君】 健康福祉部長。 28 ◯健康福祉部長【佐久間良輔君】 今後の取り組みにつきましては、今回、ファシリテーターの養成講座を受けられる方が24名おられます。この方たちと、その前に10月27日なんですが、町民センターで認知症の講演会を行いました。その際に、脳いきいき講座に参加の意思をアンケートで確認しましたら、18名の方がぜひ参加したいという意見がございますので、次年度は現在ファシリテーターとしての参加している方と、この18名の方の協力を得て、実践的に、先ほど言いました3つのウォーキング、旅行、料理の実践的な勧め方をしていただき、終局は、先ほど言いましたように、認知症ファシリテーターの方の地域での活躍を期待していきたいというように考えております。 29 ◯議長【池田 宏君】 近藤議員。 30 ◯11番【近藤行宏君】 そうしますと、既に町のにぎわい塾で実施されております認知症サポーター養成講座と、こういうものがありますね。サポーターは認知症を正しく理解し、認知症の方やその家族を温かく見守る人と、こういうことになっておりますが、この新しくファシリテーターの方はサポーター養成講座にもかかわっていかれるのか否か、お願いします。 31 ◯議長【池田 宏君】 健康福祉部長。 32 ◯健康福祉部長【佐久間良輔君】 まず、ファシリテーターの方につきましては、今、言いましたように、脳いきいき講座の中で、旅行、ウォーキングなどプログラムを集団で実施していただく場面で活躍していただきたい。  また、認知症サポーターにつきましては、町のにぎわい塾で実施しているというようなお答えをさせていただきましたので、ここの場面で認知症を正しく理解し、認知症の方やその家族を温かく見守るという位置づけをさせていただいておりますので、直接的にファシリテーターの方と認知症のサポーターの方は別々に行動していただきたいというふうに考えております。 33 ◯議長【池田 宏君】 近藤議員。 34 ◯11番【近藤行宏君】 その違いはわかりました。  次に、これからほんとうに重要だと思うのですが、高齢者の働く場所ということで、シルバー人材センターについて。先ほど法人の組織体制の整備活動を推進されたと、こういうことがありましたが、その進捗状況はいかがになっておりますでしょうか。 35 ◯議長【池田 宏君】 健康福祉部長。 36 ◯健康福祉部長【佐久間良輔君】 進捗状況ですが、今、半年が経過して、上期の進捗状況の内容でお答えさせていただきたいと思います。  まず法人化されたことによりまして、毎月、月例で定例の運営会議を開催させていただいております。それと、職郡グループを設けさせていただき、今のグループが軸となり、事業の推進、またあり方などを話し合っております。それと、法人化されたことによりまして、各種事務の規定などの整備を行っております。法人となったということで、事務局体制や業務の処理の手順などを上半期の中で整備しております。 37 ◯議長【池田 宏君】 近藤議員。 38 ◯11番【近藤行宏君】 高齢者の方は企業で、私は60歳でやめちゃいましたけれども、65歳まで就労されるということを期待しまして、65歳以上の方の受け皿として、シルバー人材センターの役割は今後ますます重きをなすと私は解釈しております。先ほど会員数200名の現状ですということですが、今後、どのくらいの許容範囲があるのか。条件を満たす申込者の方全員が会員になれるのか。なれるとは思うのですが、会員登録後、一定量の仕事は確保していただけるのか。その辺についてお願いします。 39 ◯議長【池田 宏君】 健康福祉部長。 40 ◯健康福祉部長【佐久間良輔君】 許容範囲についてですが、まず二宮在住の60歳以上の方で、健康な方は受け付けをしておる状況ですので、これも入会するときには、毎月、説明会を行っております。特に許容範囲については、現在のところ定めてはおりません。  ただ、現状では女性の会員が少ないということから、家事支援などの事業拡大も、今後、厳しい状況ではあるのですが、行っていかなければならないというような課題も一方ではございます。 41 ◯議長【池田 宏君】 近藤議員。 42 ◯11番【近藤行宏君】 先ほど部長の答弁の中に、事業推進のあり方について構築を図ったと、こういうことがありましたけれども、事業が拡大していかなければ、会員数も当然増やせないと私は思います。事業推進のあり方についてどのような構築を図られたのかをちょっとお願いします。 43 ◯議長【池田 宏君】 健康福祉部長。 44 ◯健康福祉部長【佐久間良輔君】 それでは、推進状況についてお答えさせていただきたいと思います。  まず、事業を進める上で、先ほど申しましたように、各委員会の立ち上げと、それらに伴う計画の策定と実行方針などを決めさせていただいております。それと、事業を開拓するに当たり、一般家庭向けの総合チラシを作成し、これは既に配布をしているところです。それと、顧客情報の把握と対応も今後、検討しなければならないんじゃないかということで、推進を図るための課題の整理もしております。  それと、これらにかかわる年齢ガイドラインですとか、業務継続期限の設定など、これは25年度から、先ほど申しました諸規定の整備の中で実施していきたいというように考えております。これらの中には、ワークシェアリングの導入ですとか、会員意識の実践のために、会員が入る際には、シルバー人材センターの今行っている基本理念、基本方針を理解するためのハンドブックなどもつくってございます。 45 ◯議長【池田 宏君】 近藤議員。 46 ◯11番【近藤行宏君】 私、過去、決算委員会でしたか、特別委員会でも申し上げたのですが、従事されている一般会員の方からの意見で、希望した仕事について何度も希望を出すのですが、なかなか受け入れられないと。1つの仕事に同じ方が何年もついていると。苦情みたいなことが来ております。  仕事の振り分けはどういう内容でされているのか。さらに、どなたの権限で決めておられるのか。これは働く人にとっては切実な問題なんですね。何で私にこんな仕事ばっかりずっとやらせているのかと。いらっしゃるんですよ。その辺について、お願いします。 47 ◯議長【池田 宏君】 健康福祉部長。 48 ◯健康福祉部長【佐久間良輔君】 そのようなことがあったというお話ですが、今、申し上げましたように、年齢のガイドライン、また業務継続期限の設定ということで、まず3年というようなことを25年の4月から導入するということで、それに伴いまして、先ほどと同様になりますが、ワークシェアリングの導入ということで、ここでは月配分金額を約5万円、就業日数15日となるように、ワークシェアリングの導入もしますので、今までと違ったということで、それが法人化されたということですので、諸規定の制定に基づき、過去ございました課題等は25年の4月から解決できるような設定をしているところです。 49 ◯議長【池田 宏君】 近藤議員。 50 ◯11番【近藤行宏君】 次に、子育て支援についてですが、次世代育成支援行動計画を21年度に見直し後、後期計画のさらなる見直しをされるのか。今後の事業計画が当然あると思うのですが、これについてはどうでしょうか。 51 ◯議長【池田 宏君】 健康福祉部長。 52 ◯健康福祉部長【佐久間良輔君】 次世代育成支援行動計画につきましては、先ほどもお答えさせていただきましたが、現在は後期計画の中で進めさせていただいております。それの最終年度が26年度となっていることであり、今現在の次世代育成支援対策推進法は26年度までの時限立法でございます。次年度以降につきましては、子育て3法の1つとして成立しております子ども・子育て支援法に基づく子ども・子育て支援計画を策定になることになっております。  その中で、27年度以降の次世代育成支援対策法の延長についても、今、政府が検討しているというようなことで、その部分については、次世代育成支援行動計画の策定についてということについては、検討をすることとされているという状況です。 53 ◯議長【池田 宏君】 近藤議員。 54 ◯11番【近藤行宏君】 わかりました。  次に、子育てサロン、先ほど具体的な意見が出ましたね。専用の駐車場、この整備は今後どうされるんですか。あと、山西とか中里子育てサロンの設置希望も出ている。これは25年度以降の計画に入っているのか。もしあるならば、大ざっぱでもいいですけれども、青写真ぐらい示していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 55 ◯議長【池田 宏君】 町長。             〔町長(坂本孝也君)登壇〕 56 ◯町長【坂本孝也君】 大きなテーマとしての定住作戦、その定住作戦の作戦ですけれども、作戦にはやはりターゲットといいますか、だれでもいらっしゃいじゃ、とてもだめですけれども、どういう層の方々にぜひ来ていただきたいかと。やっぱり的を絞るというのは大事なことだと思います。  お年寄りでも、当然、それはご家族の中に一緒にお住まいだったら、ぜひ一緒にということになりますけれども、これからの将来を考えますと、やっぱり若い働き盛りの家族、または同居の家族、そういう方々にぜひ来ていただきたい。  当然、そういうことになりますと、今の子育てというものがついて回るわけです。お年寄りの介護というのももちろんついて回りますから、今までのいろいろな各課の答弁はこれから一生懸命やっていかなくちゃいけないというのはわかりますけれども、定住作戦の的ということになりますと、やはり今、会社でも中堅、または中堅以下、ほんとうに若い世代の方々にぜひ越してきていただきたいと、こういう望みになると思います。  そうしますと、ほんとうに生まれたばかりの赤ちゃんから、そういう子どもたちの面倒を町が、社会がどう面倒を見れるかということになっていくわけです。非常にお母さん方がそういうことで苦労されているし、共働きしたいけれども、できないというような条件が随分ついています。そして、そういうことをクリアするような町をつくっていくということになりますと、職場は少々遠くても、そういうことに非常に便利な町に越していこうと。越してきたら、随分いい町だったなと、こういうことを言われてはいるわけです。  この間も知り合いの娘さんが越してこられたという話を伺いました。子育てサロンに毎日通っていますよ、うちの娘は。要するに子どもが小さいから、こんなにいろいろ教えてもらえる町は、来てみて初めてわかったと、こんなような印象も言われましたけれども。当然、駐車場がない、今の栄通りは。やっぱり3つ目というテーマに、国立の跡、ああいう広いところにそういうものができないかなと。前々からの、2つはできたけれども、3つ目はというようなことで、目標がだんだん限られていくわけです。  ただ、ああいう広いところですから、子育てサロン1つつくればいいということじゃない。先ほどの百合が丘保育園の老朽化に伴う移転というようなものも考えると、そういう保育園、子育てサロン、もう1つ、この町に若いお母さん方が前から要望がずっとある、雨の日の、あれは鴨宮にあるマロニエだね、わざわざ二宮のお母さん方は子どもを連れて雨の日にそこまで行くんですね。要するに体育館みたいなものですよ。そういうようなことを、イメージですよ、まだ。計画を進めていく上でのイメージとして、もともと子どもの館構想というのが前の古澤町長のときにあったわけですから、そこに返るわけではないのですけれども、時代が変わって、子育てサロン、保育園、そして雨の日に遊べるところというようなことを複合したものがあそこにできたらいいなという話が出始めております。駐車場ももちろんあるわけです。それから、眺望というか、景色も海のそばで非常にいいと。  ただ、今の時点の問題は、建物を建てなくちゃいけないわけですから、そういう意味の財源ということで、なかなか自力で、町の財政だけであそこを建てるというのは非常に難しさがあるのではないかと。やはり民活といいますか、そういうものを利用しながら、条件つきでそういう施設を複合させるというようなことができれば、そんなに遠い話ではないという思いでおります。  これが定住作戦の1つになるんじゃないかなと。やはり越してこられた若い世代が、子どもを育てるのに、環境はもちろんいいわけですから、ほかに条件として加わるということになると、お父さんはちょっと遠くなるけれども、二宮へ行こうよというようなことで住んでいただけるのかなと、こういうふうな思いがあります。  これからそういうことをもっと詰めて、それだけでいいのかというのもまだあります、あの場所にですね。でも、今は最低でもそういうようなことができるんじゃないかなという議論が役場の中では出始めておりますので、ここで初めてそういうことを言いますけれども、そういう方向に行きたいというふうに思っております。 57 ◯議長【池田 宏君】 近藤議員。 58 ◯11番【近藤行宏君】 町長のほうから、百合が丘保育園の今後の方針ということもちょっとお答えいただいたのかなという感じがします。財源的な問題とかはあると思いますけれども、先ほどすぐにでも建てかえ、または移転の方向性を見出さなければならない状況にあると、このように認識されておられるなら、もちろん財源不足は皆さん知っていると思いますけれども、なるべく早く実施計画の策定をされることをここで1つ要望しておきます。  次の、0歳から15歳、65歳から75歳に対する施策、これは先日の常任委員会において、陳情者の方からも二宮の医療・福祉施策はすぐれていると、このようなお言葉をいただいております。今後、現状の事業を減らすことなく、さらなる施策の充実を図っていただきたいと思います。  あとは5番目、次です。若年層及び定年後の十分な雇用機会、もう二宮では雇用に限界があることは部長もおっしゃいましたけれども、私も承知しております。町外の企業に依存せざるを得ないということも事実だと思います。若干、毎年、役場の職員採用で若い方が入ってくるのかなと、このように感じますが、その後、部長が見込みでおっしゃっている特産物の事業化後の雇用創出、これはあくまでも見込みです。特産物が成功すればいいですけれども、ぜひ成功していただきたいと思いますけれども、その他、何らかの方策を示されることが必要と感じますが、いかがですか。 59 ◯議長【池田 宏君】 都市経済部長。 60 ◯都市経済部長【渡辺康司君】 何回考えても、やはり若い方の雇用を創出していくという手法がどうしても案としても浮かばないというのが実情でございます。  町内の企業、こちらにおきましても確認したところ、現在の経済情勢の中、雇用形態も正規でなく、パートというようなところでとどまっているという、ほんとうに町の中は厳しい実態を確認しております。  先ほども言いましたけれども、若い方を雇用するには、ほかのところから企業を誘致しまして、そういった中で雇用対策をとれれば一番いいのですが、二宮町では、そういった計画もないということで、ほんとうに近藤議員の質問の中でお答えすることが非常に厳しいのですが、やはりここの部分は、先ほども若い方が定住促進の中で非常にターゲットになってくるという意味では、1つ先ほども述べたとおり、この二宮の環境そのもの、やっぱり二宮に来て、多少遠くても東京・横浜まで通っていきながら、二宮に戻れば安らぎが与えられる環境があるというところで二宮の価値があると思いますので、ぜひ若い方にも来ていただきたいというふうに思います。 61 ◯議長【池田 宏君】 近藤議員。 62 ◯11番【近藤行宏君】 部長の答弁も大変苦しそうだなという感じがしますけれども、役場にも若い職員はいっぱいいらっしゃると思うんですよ。そういう若い方の意見もこの定住促進を推進するに当たって、ご意見が若干あったんじゃないかと思うのですが、その辺は部長、いかがですか。 63 ◯議長【池田 宏君】 政策部長。 64 ◯政策部長【秋澤靖久君】 私のほうからちょっとお答えさせていただきます。  若い人の意見、職員の意見ということで、実はうちの企画のほうで何かいいアイデアはないかということで、今後、取り組むべき定住促進事業、考えられるものを上げてくれよということで、実はやってございます。意見も34件、提案がされてございます。その中では、子育て、教育、住宅施策、啓発ということで、ほとんどが町をどうやってPRしていこうかというようなところの意見が多かった形で、具体な施策を打っていくと。雇用につながるような施策という意見は少なかったわけでございますけれども、やはり今後は、先ほど町長のほうからもありましたけれども、すぐに雇用の創出が無理であれば、町内にということではなくて、やはりどれだけこの二宮町を便利なものにするか。首都圏とはちょっと離れてはいるのですけれども、それでもここに来れば子育てがしやすいよ、だからお勤めをする際にはこちらに住んでくださいねというような施策を展開していくと。  それから、産業の関係につきましては、これは時間がかかる問題でございますので、1つ1つじっくり取り組んでいくと。それは将来的なプランも必要になってくるかと思いますが、そういう取り組みをしていければなというふうに考えます。  以上でございます。 65 ◯議長【池田 宏君】 近藤議員。 66 ◯11番【近藤行宏君】 6番目の住環境の整備ですが、災害に強いまちづくり、これは町長もずっとおっしゃっております。また、景観の保全については、自然・歴史・文化等のこの資源から、公園、海岸線、里山、川勾神社等々、保全に努めるのは、これは当然のことだと私は思っております。  私の聞きたいのは、ちょっと前にも言いましたけれども、どこに力点を置かれ、こういう住環境をつくるから、若い世代に転入してきてほしいと言えるところまで担当課として踏み込むべきだと思うのですが、その辺は渡辺部長、どうですか。お願いします。 67 ◯議長【池田 宏君】 都市経済部長。 68 ◯都市経済部長【渡辺康司君】 それでは、お答えします。  住環境、これは非常に幅の広い問題でありまして、住環境として、生活の要求の中では、安全性とか、保健性、利便性、快適性というようなものが上げられているわけです。まちづくりという観点からいきますと、住環境の整備、これは町の総合行政の中でさまざまな分野で取り組んでいるということで、その中でどこに力点を置くかということは非常に難しいと思います。最終的にはバランスのよい住環境づくりということが、町行政の中では目指しているということが言えると思います。  そういうわけで、住んでみたいという地域がどんな地域とか、土地柄なのか。外からくる人、こういった人が見るときに、どうしてもそこの歴史とか、文化、自然環境、そういうことが一番の重要なポイントになってくるだろうと思います。そういう意味でも、通勤圏に便利なこのJR二宮駅が二宮町にはありまして、先ほども町長もおっしゃっているとおり、座って通勤できるという範囲の中でありますので、また公共施設関連につきましても、都市施設、小さい町ながら、至るものがそろっているというふうに思います。そういう意味で、どれに特化するということではなく、やはりバランスのいい取り組みが必要なのかなというふうに感じております。 69 ◯議長【池田 宏君】 近藤議員。 70 ◯11番【近藤行宏君】 残念なお答えが返ってきたと感じております。バランスのいい住環境づくりとは、どう捉えればいいのか、ちょっと私の頭ではわかりません。歴史、文化、自然、景観等、すべてに力を注いでいくのは、これは結構なことですが、特色をつくることも必要ではないかと私は申し上げているわけでして、最後のほうでおっしゃったじゃないですか。好立地にある住環境であると、何でそこに力点を置かないのかなと私は疑問を持ちます。  私見ですが、例えば車いすでも安全に通れる歩行者にやさしい歩道の整備を目指すとか、当然、予算はかかりますけれども、部長がこれを言って、できないとあとが困るとか、部長のお立場もわかりますが、担当部署として、何かしら考えていると思いますが、意気込みぐらいはどうですか、部長。何かございませんか。 71 ◯議長【池田 宏君】 都市経済部長。 72 ◯都市経済部長【渡辺康司君】 先ほど好立地ということで、好立地と言いましたのは、通勤圏としても悪くないし、自然もあって、総合的に好立地だということを回答させてもらいました。  確かに財源の問題とかもいろいろあります。実際問題として、具体的な取り組みが表明できないというのも事実でございますが、たまたま次年度から二宮町都市計画マスタープランが策定の年に当たります。これは2カ年で取り組んでいく内容でございますけれども、この計画策定の中で、良好な住環境づくりとして利便性の高い公共施設、また道路等、都市施設整備、また自然環境の保全・活用、これらはまた総合的に考慮して計画を立てていくという年になります。その中で、具体的なこれも話はできませんけれども、総合計画の中で今度取り組んでいく「だれもが住んでよかったと言える町を目指して」ということで、時代要求に合った都市づくりを検討していきたいと、現時点ではそんなふうに考えております。 73 ◯議長【池田 宏君】 近藤議員。 74 ◯11番【近藤行宏君】 最後に、政策部長に伺います。  定住促進事業の数値目標があると思うのですが、答えられる範囲で具体的に示していただきたいと思います。 75 ◯議長【池田 宏君】 政策部長。 76 ◯政策部長【秋澤靖久君】 数値目標ということですが、定住促進を進めていく上で数値目標ということになりますと、やはり将来人口の目標数値かなというふうに捉えます。国全体で人口も減少傾向にあるということで、50年後には国全体が8,000万人台になるという状況でございます。二宮町におきましても、このまま何も講じないでいると、10年後ぐらいには2万7,000人台、それから10年後にはもう2万5,000人ぐらいになってしまうという、これは国立の人口問題研究所の発表ですけれども、推計が立てられてございます。  これを食いとめるについては、年少人口と生産年齢人口の減少、それから出生より死亡が上回っております。それから転入を上回る転出ということで、これを抑止していく施策を打っていかなければいけないということになります。  その中で、次期総合計画期間中、今後10年間ということでございますけれども、これは最低でも2万9,000人を維持していくと。それ以上を目指すというような施策展開が今後求められる、必要となってくるのではないかというふうに感じてございます。 77 ◯議長【池田 宏君】 近藤議員。 78 ◯11番【近藤行宏君】 それでは、要望といたします。  社会福祉協議会においても、支え合うみんなの町と、こういうことで、25年度からの地域福祉活動計画を発表されました。  社協においても、よりよい協議会として変わる努力をされています。重点的な取り組み事業の一番目に、高齢者福祉の充実を上げられました。事業の多くを委託している町は、これまで以上に岡本会長と意思疎通を図られ、町民福祉全般に協働で進まれることを望みます。  シルバー人材センターについては、脇事務局長のもと、自主・自立・共働・共助、この理念を絶えず心にとめ、会員一人一人の気持ちを酌めるよう、適切なご支援に努力されていただきたいと思います。  定住促進に欠かせない高齢者、若い世代に対する施策など、さまざまな施策に後退することなく、だれもが住んでよかったと言えるまちづくりに邁進されることを切望し、私の質問を終わります。 79 ◯議長【池田 宏君】 近藤議員の一般質問を終結いたします。  暫時休憩いたします。休憩後の会議は午前11時5分から行います。                          午前10時49分 休憩    ────────────────────────────────                          午前11時05分 再開
    80 ◯議長【池田 宏君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の方、お願いいたします。 81 ◯議長【池田 宏君】 桑原議員。             〔6番(桑原英俊君)登壇〕 82 ◯6番【桑原英俊君】 皆さん、おはようございます。よろしくお願いいたします。  それでは、議長の許可をいただきましたので、通告に従い、「二宮町を支える産業の活性化の取り組みについて」を一般質問させていただきます。  少子・高齢化の急速な進展、人口減少問題など、さまざまな要因で社会経済は悪化し、長引く不況を抜き出せない状況にあります。  このような状況の中で、二宮町における平成24年度の施政方針の重点プロジェクトの中には、「町を支える産業活性化」を掲げています。  二宮町の産業といいますと、かつては長寿の里として、山・海の自然に恵まれた半農半漁の町として栄え、産業の中でも第一次産業の農業、漁業の発展とともに、商業についても駅周辺商店街でにぎわいを見せていた商店会を思い出します。  農業は増産の時代、漁業は海の資源が豊富な時代、商業では大型店が出店する前はものが売れる時代であり、産業全体に経済に潤いのある時代を過ごしてきました。  また、二宮町は昭和30年代後半からはベッドタウンとして人口も増加し、勤労者の町として発展してきたことは言うまでもありません。  今日のような不景気の中で、雇用問題も大きく取り上げられていますが、産業全体の問題として対策を講じる必要があると思います。  町の産業活性化の取り組みには、農業の再生、漁業の復活、日帰り観光と二宮ブランドの推進、また商工業振興対策への取り組みを掲げていますが、農業・漁業・商工業・観光というどれをとっても、二宮ブランドには欠かせない町の産業であると思います。  1点目の質問として、二宮町が目指す産業の活性化に向けた具体的な取り組みは、町として活性化する仕組みを描いているのか、町長のお考えをお伺いいたします。  次に、農業や漁業につきましては、高齢化と後継者不足により、将来の担い手に不安があると思われますが、農業の再生、漁業の復活については、どのような方法で再生や復活を目指すのか、お伺いいたします。  また、農業振興においては、特産物普及奨励事業として、落花生をはじめ、湘南ゴールドに続くオリーブの普及奨励を進めるということで、平成24年度より着手していますが、オリーブ栽培の将来の目標と進捗状況についてお聞きします。  また、次年度以降の取り組みはどのように考えておられるのか、お伺いいたします。  さらに、商工業振興においては、駅前商店街の活性化として、平成23年度に栄通り商店街を手がけ、今年度は北口通り商店街の活性化事業に積極的に北口商店街の役員の人たちと話し合いを持ちながら取り組んでいただきましたが、今年度の取り組みと次年度以降の構想をお伺いいたします。  以上です。 83 ◯議長【池田 宏君】 町長。             〔町長(坂本孝也君)登壇〕 84 ◯町長【坂本孝也君】 それでは、桑原議員の一般質問にお答えいたします。  初めに、産業活性化の取り組みについてということですが、二宮の産業であります農業、また漁業、商工業、今までの長い歴史の中で、産業ごとにさまざまな事業を推進してまいりました。  しかしながら、農業にあっては、農産物の価格低迷により農業所得が上がらないというようなことから、後継者にはなり手が少ない状況であります。また、漁業にあっては、水産資源の減少や二宮町においては港がないということから、過酷な労働条件のもと、漁業が営まれているために、農業と同じく、後継者不足で魅力的な産業になれないという環境にあります。  また、商工業につきましても、大型店の進出により、小売店は売れない時代となって、商業者にあっても後継者が少なく、商店街空洞化がますます深刻な状況になっております。  二宮町にはこれといった産業もなく、ほとんどが第三次産業に依存し、勤労者の方々が町を支える根幹となっているという状況であります。町の活性化を目指すためには、何といっても産業を活性化することが大切であると考えております。町内での経済活動が活発化すれば、産業の中で雇用の機会も生まれ、地域経済は活性化してくるものと考えます。  このような理由から、産業のない町に、山や海、川の自然に恵まれたこの立地条件を最大限に生かした産業の活性化ということで、第一次産業の農業の再生、漁業の復活に取り組み、地域資源を活用した二宮ブランド事業を立ち上げて今日まで取り組んできました。  二宮町が目指す産業の活性化は、農業、漁業、商工業という個々の産業の活性化に取り組むだけでなく、農・商・工・観光の連携によって、新たな産業の創出も視野に入れ、日帰り観光の確立とともに、町内外へ発信する二宮ブランドを構築していくという手法で産業の活性化に取り組んでいるところであります。  要旨の2、3、4の質問につきましては、都市経済部長より説明いたしますので、よろしくお願いいたします。 85 ◯議長【池田 宏君】 都市経済部長。 86 ◯都市経済部長【渡辺康司君】 それでは、要旨2の農業の再生、漁業の復活の方法についてのご質問にお答えいたします。  まず、農業の再生につきましては、人・農地・農産物の生産向上が重要であり、農業の担い手育成、荒廃農地対策、有害鳥獣対策、特産物普及奨励事業をそれぞれ推進しているところです。農業再生への戦略は、二宮町の産業の構築の柱になります二宮ブランド事業の推進のために、農業の持つ潜在力を高める農産物の特産品づくりを奨励し、地域資源の拡充に取り組んでいるところです。  具体的には、既に行ってきました町の特産であります落花生やシイタケ、ミカン、タマネギに続く、第5の特産物として湘南ゴールド、第6の特産物としてオリーブなど、高収益性のある農業特産物の奨励を推進し、二宮ブランドとしてさらに付加価値をつけて農業の再生を図ろうという考え方であります。  漁業の復活につきましては、農業と違い、漁業環境において厳しい状況の中で取り組んでいます。まず、漁業の後継者問題です。漁業の後継者につきましては、農業よりさらに厳しい状況にありますが、町では平成22年度、23年度に漁業の復活を目指した「漁業塾」を開催して、漁業の担い手育成を手がけました。実際に1名の方が地元の網元に就労しています。  その他の方では、海の朝市へのボランティアという形で、漁業活動の一端として数名の方が活動しています。  漁業の復活という目標の環境整備の中では、当初の計画にあります完成形の漁港整備に着手できないことで、二宮町の漁業復活は大きく妨げられました。漁港の背後地整備も含めた国の補助事業も先の見通しもなく、自然的要因によって足どめされた厳しい状況の変化がありました。  しかしながら、漁業においては、瀬の海という好漁場があり、漁業復活の可能性は十分あると思います。今後の漁業復活の取り組みは、定置網漁の水揚げされた魚の地産地消、海の朝市の活性化を図ります。また、今後は観光地曳きの継続、沿岸漁業維持向上としての漁場づくりや、育てる漁業として稚魚の放流を行うなど、身の丈に合った漁業環境づくりを手がけ、漁業の復活に取り組んでまいります。  次に、要旨3のオリーブ栽培の将来目標と進捗状況、次年度以降の取り組みについてお答えいたします。  オリーブの栽培につきましては、最終目標は二宮ブランドに取り組む農産物として普及奨励を行うものです。この事業に着手する当初の目標は、農産物の中でも付加価値の高い作物として農業の再生、農・商・工連携による6次産業化と二宮ブランドの推進を方針に、取り組みの中ではオリーブを荒廃地で栽培することで荒廃農地解消対策も考え、また特産物普及、有害鳥獣被害に遭わない作物として、オリーブは新たな特産物として、農業所得の向上、雇用の確保にも発展させ、二宮ブランドの究極であります健康長寿の里・二宮の実現という流れになります。  当初の目標は、荒廃農地の面積、現在20ヘクタールございます。その1割、2ヘクタールに植栽するという計画で、本数的には1ヘクタールについて500本という計算で、1,000本の普及を平成27年度までの目標に、収穫は5年後の平成28年度から見込み、平成31年に1,000本のオリーブ生産により、その時点で収穫量を20トンとして計画的に取り組む目標でした。  当初のオリーブ普及目標に対しての進捗状況ですが、現在まで約700本が町内農家と町の試験圃場に植栽されています。今年度中にもう1度、農家にあっせんし、普及を図りたいと考えております。  本年度の進捗状況から、平成27年度までの1,000本の目標近くまで来ていますので、次年度以降に普及目標をさらに1,000本増やし、荒廃農地対策とあわせて取り組んでまいりたいと思います。  普及目標を1,000本増やしますと、当初計画と合計で2,000本となりますので、将来目標の収穫量は40トンを見込むことができます。次年度以降の事業の取り組みといたしましては、オリーブの試験栽培の継続、農家へのオリーブ苗木のあっせん、オリーブの付加価値をつけた商品の加工研究や流通販路などの確保について研究していくことになります。  次に、要旨4の北口通り商店街の活性化事業への今年度の取り組みと次年度以降の構想についてお答えいたします。  北口通り商店街の活性化につきましては、二宮駅からラディアン、法務局に向かう町の主要動線であります商店街の立地ポテンシャルを生かして、二宮町シンボルストリートとしての場の価値を高めることで人通りを増やし、来街者の消費拡大につなげるよう、商店街を環境・景観面から整備していくという構想であります。  今年度につきましては、計画段階で花とみどりを切り口としたストリートガーデン化事業と、次年度以降に実施する予定の商店会を盛り上げるためのイベント企画のストリートイベント事業の2つの事業の取り組みを進めるべく、花通りニノスランディングの事業計画を立案しているものであります。  次年度以降のこの事業の進め方につきましては、具体的に取り組む事業として、ストリートガーデン化に伴う実際のガーデニングと、ガーデニングを実践していくための人材育成に取り組み、町民の皆様の参加により推進していきたいと考えております。  また、環境・景観を整えるとともに、ストリートイベントを企画し、商店街に人を呼び込む実証実験も取り入れた事業にも取り組む計画であります。  今後の計画は、花とみどりで演出した街並みの形成、場をつくることを行い、北口通り商店街としての場の価値を高め、続いて商店街に人を集めることを起こしていくというステップで、個性ある景観を持つ場とにぎわいを創出することの相乗効果を創出する段階的なブランディング事業を展開していく新たな発想での取り組みになります。  以上でございます。 87 ◯議長【池田 宏君】 桑原議員。 88 ◯6番【桑原英俊君】 それでは、再質問をさせていただきたいと思います。順次、順番に質問いたします。  産業の活性化については、個々の活性化ではなく、農業・漁業・商工業が連携し、これを日帰り観光の確立に結びつけるということですが、どのようにシミュレーションしておられるのか、具体的にご説明をいただきたいと思います。 89 ◯議長【池田 宏君】 都市経済部長。 90 ◯都市経済部長【渡辺康司君】 どのようにシミュレーションしていくのかというご質問でございますが、二宮ブランドの目指す目標が、地域資源を活用した各産業の連携によって活性化を目指すという、町をブランド化させるという目的でございます。  観光は町のイメージを町内外に発信し、観光客を呼び込み、町内にお金を落としていただこうという、その観光消費による経済効果を期待をするものでございます。  そのためには、農業・漁業・商工業・観光、この地域資源を最大限に生かして、一次産業と二次産業、そして三次産業の流通販売、これの連携によって6次産業化を構築していこうという新たな取り組みが、日帰り観光の確立とともに、町の経済活性化に結びつける、こういう流れをイメージして、新たな産業を創出していくとうい考えでございます。 91 ◯議長【池田 宏君】 桑原議員。 92 ◯6番【桑原英俊君】 要するに、6次産業化を構築していくことが、農業・漁業・商業の活性化に結びついておると思います。そして、日帰り観光の確立にもなるということ、イメージ的にはわかります。なかなか各産業間の連携の乗せ方、育成・支援というものにも難しさがあるのではないでしょうか。やはりこれは到達点や目標年次等を定めた上で、検証を繰り返しながら進めていく必要があるのではないかと思います。  産業の活性化を目指した長期ビジョンを策定するお考えがあるのか、お教え願いたいと思います。渡辺部長、お答えお願いします。 93 ◯議長【池田 宏君】 都市経済部長。 94 ◯都市経済部長【渡辺康司君】 ビジョンの関係ですけれども、産業の活性化、この件につきましては、にのみや総合長期プラン、こちらのほうに位置づけております。また、そういった中では具体的なプランというのは今現在ございません。これからの農業・漁業の再生の方向、また商工業・観光事業の取り組み、さらに、今、申し上げました6次産業化、これらの取り組みには確かに計画、ビジョンが必要かとは思っております。そういう意味では、事業への取り組みの目標、計画、検証は、こういったことも非常に大切であるということは感じております。  これからまた進めていく上で、今のオリーブにしても、湘南ゴールドにしても、種をまいて年数が浅いということで、これからどうなっていくかということが非常に模索しているものもございます。そういった意味では、できれば早いうちにそういう計画ができれば望ましいなというふうには考えてございます。 95 ◯議長【池田 宏君】 桑原議員。 96 ◯6番【桑原英俊君】 大変この問題につきましては、これからの長期ビジョンとして一番大事な部分だと思いますので、改めて町長にもお伺いさせていただきたいと思います。 97 ◯議長【池田 宏君】 町長。 98 ◯町長【坂本孝也君】 宿泊施設がない町ですから、日帰り観光という大きなテーマの中に、見るだけの観光、そこを訪れたり、そういう観光と、体験する観光というのもあればいいなと。  例えばオリーブを、これは先の話ですけれども、オリーブの10月、11月、収穫期に入ったときに、今、既に二宮の農家がやっているようなミカン狩りなんていう日帰り観光に近い、そういうことが行われております。四、五軒の農家が募集をして、ミカンを収穫したものを持って帰ると。1日、お昼御飯を食べたり、弁当を持ってきたりしながら、そういうことをミカン畑でやって帰られるというようなことを、オリーブにも、そのちょっと前ですね。10月、11月ですから。ミカン狩りが行われる前、そういうオリーブ狩りみたいなことがあって、自分で摘んだオリーブを絞ったものを持って帰ると。お金を出して買っていくわけですけれども、そういうようなことも提案できれば、これはまだ小豆島でもそういうことはやっていないんです。収穫する手間も省けるし、その場でお金になっていくというようなことが、イメージとしてですけれども、できたらいいなと。体験させるわけです。  そんなことも含めて、漁業も地曳き網なんていうのはほんとうに体験していくわけですから、そういうようなことは継続してやったとして、将来、もう少し時間がかかりますけれども、梅沢海岸のあのところが公園化するということで、公園化をしたときに、そこに獲れたての魚が食べられるとか、買って帰れるとか、そういうようなものができれば、やはり体験プラス観光というか、そういうことになっていくのかなと。  観光そのものの、吾妻山に菜の花を見に来るという、これから始まりますけれども、そういうようなものはなかなか消費に結びつかない。楽しい、きれい、すばらしいということのリピーターはたくさんいますけれども、なかなかものを買って帰ろうというふうには今なっていないでしょう。それが悩みなんですけれども、それを今度は、そういうことも必要。でも、それだけではだめなんで、体験させて、消費をして、それが喜びで帰っていくというような日帰り観光、そういうようなものをこれから構築していくということで、日帰り観光の幅がすごく広がると、こういうことになるのではないかなという、シミュレーションとしてはですね。  そのときに、今度は商業がどうするのかと。今まさに10月ぐらいから始まって11月、ミカンが始まって12月、1月、菜の花があって2月ぐらいまでと。こう通年というのが大きなテーマですから、通年この町に来させるということを考えると、まだまだあきができちゃっているわけです。やはり夏の海、この海の魅力というのは、何とか早く復活させたいと思っていますけれども、海水浴、地曳き網、シロギス釣り、投げ釣り、そういうようなものが加わっていくと、もうちょっとまた付加価値をつけるようにして、通年、あの町に行くとおもしろいことが起きるというふうになってきたときに、1年中、何かいろいろな人が取っかえ引っかえ来られるという町になったときに、商業が浮かび上がってくると、こういうような構想ですね。  そうでないと、いくら菜の花のときだけ人がたくさん来られても、お店を出そうとは思えない。仮の店舗ならいいんですけれども、お店まで出したいなとは思えないんですね。ですから、この町にいつでも来て、いつでも楽しんで帰れる要素がたくさんあちこちに散りばめられているということに持っていくということで、日帰り観光が成功するという。時間はかかっていくのですけれども、そういうことを大きな最終目的に掲げながら、今は何をやる、今は何をやる、こういうような今は過程の中にいるわけです。ですから、何かちっともできないという感じがしますけれども、あるときにそれがずっと集約されてでき上がるという、そういう町。  当然、よその町の人がそうやってわざわざ来るという町になってきたら、お迎えする町民の気持ちとか、対応するご挨拶の仕方とか、いろいろなこともちゃんとそれにならっていかなければ、二度と行かないとなっていくので、やっぱりそこの町民の姿勢、考え方、そういうようなものもちゃんとついていくということになれば、今度は先ほどの近藤議員の定住作戦じゃないけれども、じゃあ、住んでみたいなと、こういうふうなことにもなってくる。  ですから、道はなかなかすぐには到達できないのですけれども、それを今、一つ一つつくっている最中というイメージになっていただければ、まさに活性化のスタートラインにいると。スタートではない、もうちょっと行っていますけれども、そんなことになるんじゃないかなという、時間もかかりますけれども、ビジョンというか、シミュレーションはそういうことです。  苦労はつきものですけれども、時間もかかるかもしれないけれども、一つ一つつなげていくということでやっていけるんじゃないかと、こう思っています。 99 ◯議長【池田 宏君】 桑原議員。 100 ◯6番【桑原英俊君】 大変町長の言われている日帰り観光、これの大切さというものはよくわかります。まして、外からの人たちがこの二宮町を理解していただけるような町をつくっていただきたいと思います。  それでは、次へ行きます。二宮町の産業の活性化については、農業・水産業・商工業・日帰り観光の連携によって、新たな産業の構築による二宮ブランドを商工会委託して、町が指導しながらバックアップしていってほしいと思います。これは要望になります。  次に、農業・漁業の再質問に移ります。  農業・漁業の再生・復活ですが、やはり人材に頼るところが大であると思います。漁業については、漁業塾の開催により、現実に1名の就労者がおられるようですが、当然、満足できる成果ではないと思います。  農業ともども、担い手育成については何か妙案があるのでしょうか。どうやって就労しようと思うような魅力、付加価値を発信していかれるのか、お伺いいたします。 101 ◯議長【池田 宏君】 都市経済部長。 102 ◯都市経済部長【渡辺康司君】 それでは、お答えいたします。  まず、農業における後継者不足、いわゆる担い手不足につきましては、先ほども申し上げましたが、農産物の価格低迷ということで、サラリーマン並みの所得も得られないという産業ということが要因になりまして、農家の後継者におきましても、他産業に就労している方がほとんどであるというのが現状でございます。  そして、現状の農業の担い手は非常に高齢化が進んでおります。やる気のある若い農業者の方も出てきておりますが、定年退職者の就労、そういった方も近年では見受けられております。  現在、農業再生という中では、農地の有効活用として、先ほども申し上げました荒廃農地対策、高付加価値のある特産物の普及、これにおいて、農業生産において一定の収入を得ることをまず考えて、農業環境の向上と魅力ある農業の再生に取り組んでいくというところでございます。  一方、漁業につきましては、農業と違いまして、漁業者の件数そのものが非常に少なくなっております。今までも、漁業塾を開設しまして、漁業者育成というものを試みましたが、やはり漁業環境が厳しいということで、新たな漁業者は今までに1名が地元の網元に就労したということで、担い手の確保、漁業は非常に難しいということは実感しているところでございます。  また、ある意味、立地としていいところにある場所ですので、今後、魅力ある産業ということをPRしながら、引き続き漁業については漁業塾等をまたある時期に開催しまして、今後の担い手育成に努めてまいりたいというふうに考えております。 103 ◯議長【池田 宏君】 桑原議員。 104 ◯6番【桑原英俊君】 担い手を探すのはほんとうに大変なことだと思います。この担い手の育成につきましては、農業においては確かに新たな取り組みを始めておられる方も見受けられるようですが、行政として農業環境をいかに向上させていくかということが重要だと思います。  漁業の方はもう少し深刻な状況ではないでしょうか。今のお答えではなかなかこれといった取り組みも難しいようですが、漁業塾について、既に今年の予算からは消えているという状況です。この辺の考え方と現況を教えていただきたいと思います。 105 ◯議長【池田 宏君】 都市経済部長。 106 ◯都市経済部長【渡辺康司君】 それでは、漁業塾についてお答えします。  漁業塾につきましては、漁業の担い手の育成ということで、平成22年度、23年度、この2カ年で漁業塾を開催いたしました。延べ30名、実質23名の受講生を得ました。実際、網元へ就労した1名の方以外の方につきましては、漁業活動の一環であります朝市のボランティア、海の朝市を行っておりますが、そちらのボランティアとして、現在6名の方が活動を継続しているという状況でございます。  漁業者養成、これにつきましては、一応2年で一区切りとさせていただいております。やはり漁業塾をやりましても、漁業の魅力、今、漁港が利用できないということで、二宮の漁業活動が非常に制約されているということでございます。そういうことで、新たに今の環境の中では漁業を志すという方は、なかなか漁業塾をやっても若干1名ということで、非常に厳しい状況であったことが実績となっております。  いずれにしても、二宮の漁業を絶やさないという意味では、今後も引き続きやっていかなければなりませんが、1回、今年度はお休みをしましたが、今後、またその状況を見ながら、また二宮の漁業に合った漁業者養成というものをやっていきたいというふうに考えております。 107 ◯議長【池田 宏君】 町長。 108 ◯町長【坂本孝也君】 今の1人の就労者ですね。それが漁業塾で見つかったという話ですけれども、お給料をもらってお勤めしたという人がその1人。実際に地曳きに行きますと、地引きを引く秋山さんでも、箕島さんでもそうですけれども、20人、30人ってたくさんのお手伝いがいるんです。お住まいは一色のところに住んでいても、海が好きだという私の知り合いなんかは、手伝いに行って、もちろんお金は要らないと。おかずになるような獲れた魚を少しもらえればいいんだということで、それこそお仕事の合間に、毎日のように朝行っているんですよ。そういう方々もたくさんいるということを忘れないでほしいなと。  要は、従業員じゃないんですけれども、でも、ファンみたいな、そういう方々で今、地曳きがもっている。ですから、そういう人たちの構成がだんだん大きくなっていけば、可能性はあるし、また新たな網元になれる人が見つかったというようなニュースも聞かされているんですよ。地曳きがもう1カ所やれそうな人がいるというような話も出てきているので、期待をして、何とかこの町から漁業者をなくさないように。  もう1つは、定置網のほうは、もっと大きな範囲から従業員募集をして、それこそ若い衆がいますからね。そういうところも同時進行で行っていますということで、そんなに悲観的なことではないんですよ。
     ですから、海が好きだという人はいっぱいいるわけで、そういう方々のファンクラブじゃないんですけれども、ボランティアのそういう人たちをうまく発掘していけば、船はこげないけれども、海に出ることはできないけれども、手伝うということの作業はたくさんまだまだ予備軍がいるということで、そう理解していただければ、1人1人って、1人しかいないというのは、それはお金をもらう従業員としての人が1人ということでありますので、現実に海に行ってみられると、ほんとうにたくさんの携わる人たちはいます。そういうことですから。 109 ◯議長【池田 宏君】 桑原議員。 110 ◯6番【桑原英俊君】 確かに朝早く行って、地引きの綱を引っ張っている方々、ボランティアでやっている方々を私も知っております。ほんとうにそういう人たちを大事にしながら、やっぱり今、町長がおっしゃっていましたように、漁業の復活をされていったほうがよろしいかと思います。  それでは、漁業の取り組みとして、定置網漁の水揚げや朝市の活性化など、漁業の付加価値を上げるために、漁港としての環境づくりや経済的なイベント事業の企画を通じて、魚場の雰囲気づくりの環境をつくることで、働きやすい環境をつくってこそ、漁業の復活につながると思いますが、これはどう思いますか。  また、二宮ブランドとして、落花生を主にした食の文化、二宮らしく、お店訪問ツアーを組んで、新しい企画をしてみたらどうでしょうか。農業・漁業の再生・復活をしていくためには、産業の活性化をどう進めていくのかを、単発的なビジョンではなく、長期的なビジョンをつくって取り組んでもらいたいと思います。よろしくお願いします。 111 ◯議長【池田 宏君】 都市経済部長。 112 ◯都市経済部長【渡辺康司君】 それでは、漁業環境ということでございますが、漁業環境、漁港につきましては、整備計画を進めることができなかったということで、本来ですと漁業環境、漁港の整備ができれば環境が整うということになりますが、こちらにつきましては諦めざるを得ないという状況でございます。  それに伴いまして、漁港背後地の整備、背後地の部分ですね。こちらにつきましては、できるところから少しずつ進めていきたいということで、周りの整備を今年度から3年ぐらいで整備をしてくるということで、まずは漁港背後地の環境整備として、散乱する漁業資材とか、ごみですね、こういった整理を行います。  また、今後は駐車場整備をはじめ、利用しやすい背後地整備を手がけていきたいという計画でございます。  また、現在、実施しています海の朝市、こちらにつきましては、漁業者をはじめ、農家の皆さん、また商業者の皆さん、ボランティアの皆さん、こちらの方にご協力をいただいてやっておりますが、さらに今後もご協力をいただきながら、漁港のほうに人々が集まる工夫をさらに強化いたしまして、にぎわいある海の朝市、こういうものが開催できるように取り組んでまいりたいと思っております。  以上です。 113 ◯議長【池田 宏君】 桑原議員。 114 ◯6番【桑原英俊君】 それでは、農業再生・漁業復活に対しましてはよくわかりました。  次のオリーブについての質問に移らせていただきたいと思います。  オリーブについてです。最終目標は二宮ブランドに取り組む農産物となるものであり、将来、先ほども言われておりましたが、収穫量は40トンを見込むということです。果たしてこの量がどういう量なのか。この収穫量により、町の産業にどういう変化が期待できるのか。また、それに十分足りる収穫量となるのか。  さらに、ブランドとして、オリーブ王国小豆島以外での生産勢力に対抗できるのか、ご説明をお願いいたします。 115 ◯議長【池田 宏君】 都市経済部長。 116 ◯都市経済部長【渡辺康司君】 それでは、オリーブの生産目標と収穫量関係のご質問でございますけれども、オリーブ栽培につきましては、町内では既に七、八年前から着手しております会社がございます。現在のオリーブの栽培本数、100本という小規模ですが、そちらの会社の今後の計画、作付面積で10ヘクタール、面積を拡張していこうという計画であります。栽培本数に置きかえますと、将来的には5,000本のオリーブを栽培していくという会社の計画でございます。  町のオリーブの栽培普及計画は、先ほど申し上げましたが、2,000本と。こちらを合わせますと、二宮町全体で約7,000本のオリーブ栽培が将来目標に見込まれていることになります。  オリーブの栽培、国内では小豆島をはじめ、香川県の生産量、これが第1位になっているわけでございますが、さらにオリーブ栽培では最近、九州での100万本計画という普及計画が上がっております。いずれにいたしましても、生産量のけた外れの産地であるということは言うまでもございませんが、二宮町が目指していきますのは、この湘南地域の中で、気候温暖な町の特性を生かした健康長寿の里・二宮のブランド化につなげていくという特産物でございます。  生産量としては産地にはほど遠い、厳しい状況でございますが、二宮ブランドとしての差別化、特に都市近郊である大消費地を抱えた位置にありますので、このオリーブの付加価値化によって、他者と差別化を図るという方法で取り組んでまいりたいというふうに考えております。 117 ◯議長【池田 宏君】 桑原議員。 118 ◯6番【桑原英俊君】 この間、1泊2日の予定で、私も議員有志と小豆島に視察に行ってまいりました。小豆島町議会議長の秋長氏、オリーブ課の城課長、丸本係長の皆さんに協力をいただき、オリーブについてお話をお聞きしました。  オリーブ栽培の条件は、まず日当たりのよいところ。土壌が粘土質ではなく、水はけのよい土地であること。雨量が年間平均1,100ミリから1,300ミリぐらいが適量だそうです。さらに、風通しのよいところで、ミカン畑がすこぶるよいと言っておりました。  しかし、オリーブが実るには5年から10年間は養生期間が必要であること、特徴が有害鳥獣には強いが、他の樹木と異なり、根が横に浅く大風で倒れやすい。害虫に弱いから日常の管理が必要となる。後継者の育成が必要で、息の長い産業とも言えます。  このようなことから、利益を生むまで親子4代にまたがって長期の取り組みと考えているのでしょうか。長期ビジョンのオリーブは確実な栽培と収穫が期待できる。ただし、話を聞いていると、やはり規模が違いますし、歴史の重さを感じさせられました。二宮町では産地化が難しく、ブランド化を目指すということだと思います。現地では販路の確保、これが一番重要だという説明を受けてきました。このことについてはどのような取り組みをお考えなのか。また、どのくらいの地域経済効果を見込んで事業推進されておられるのか、お聞かせください。 119 ◯議長【池田 宏君】 町長。 120 ◯町長【坂本孝也君】 小豆島に議員さんが行かれて、いろいろなお話は伺っておりますけれども、かなり否定的な議長さんの話とか、翌日は井上誠耕園の若社長のお話とか、そういうようなものは参考にはしておりますけれども、二宮が手がけている今の農地といいますか、それは耕作放棄地、要するに何も利用していないボサッ化の畑、そういうようなものの利用という、これは国からもそういうふうに何とか耕作放棄地を少なくしてほしいというようなものがありますけれども、そういうようなところに植えたらどうですかということがオリーブのスタートです。  ですから、九州の100万本構想も全く同じで、耕作放棄地をなくそうという大きなテーマのもとに、九州全域で100万本植えようと。今つくっている畑をやめて、またはミカンならミカンを全部切って、そこに植えようというのでは全くありませんから。その辺を誤解しないようにまずしてほしいなと。  当然、こんな小さな二宮の町の農地ですから、ましてや耕作放棄地に植えるということに挑戦しているわけですから、収穫量はそんなに大きくは見込めません。だけども、産地化しようという、このテーマは変えていませんので、二宮はもとより、近隣の市町、小田原市、中井町、大磯町、平塚市、そういうようなところにも声をかけて、浜田さんの100本、今あるところを視察に来ていただいております。遠くは山北の町長までもやってみたいという話が町村会でも出ておりますし、大井町は町長みずから、職員と農家の方々を連れて畑に来られました。そういうような、どこの町でも、どこの農家さんでも、鳥獣被害にほんとうに困っているわけです。ですから、そういうことの対策、または耕作放棄地を利用するというようなことで、この湘南から西湘かけて、二宮が真ん中になるようにするんですけれども、そういう一大産地というか、ミカンがなるところはどこでもできそうだということですから、こういうことの構想でやっていったらどうかなと。  山北の町長が農家にそういう話をしたら、実がなったらどうするんだと、こう山北の農家が聞いたそうです。実がなったら、二宮へ持っていきゃいいんだよと、そういうことになるわけです。二宮で絞ってお金を渡すとか、いろいろなそういう方法はこれから考えていけばいいわけですから、町の大きさ、町の規模、そういうようなもので、二宮町だけでやっていこうとしてしまったら、これはやはり埋没していくんじゃないかなと。やはり広域というか、そういう近隣の市町に声をかけて一緒にやっていくと。その中で二宮のオリーブが注目を浴びていくというようなことに、この5年なり、10年の間にしていくと、こういうことが将来の目標になるわけです。  それで、本物で利益が上がると、売上もすごくいいというようなことがわかっていったら、移植するということができる木ですから、それこそミカンが相変わらず低迷してだめだったら、そのときにミカンを切ればいいわけです。  今、二宮の中でも、最初から挑戦している人もいますよ、絶対やると言って。そういう人もいますけれども、今、町としての方針は、何度も言いますけれども、耕作放棄地を利用してください。鳥獣被害に遭いにくいですから、ぜひそれに取り組んだらどうですかということを言っているわけです。  そんなことで、将来、我々はもういないかもしれないけれども、そういう時代にこの湘南・西湘地区でオリーブの産地というようなことになれば、非常にこのオリーブ関連としては意義があることではないかなと、こんなことです。 121 ◯議長【池田 宏君】 桑原議員。 122 ◯6番【桑原英俊君】 確かにこれからは話の流れで耕作放棄地に対してのお話になってくると思いますけれども、やはりこの耕作放棄地の中でオリーブ栽培をしていったらいいかと私も思っております。  先ほど町長が言われる近隣市町で広域的にやられるということですが、二宮がしっかりとリーダーシップをとりながら奨励していっていただきたいと思います。そして、まずしっかり育てることを指導して事業に取り組んでいっていただきたいと思います。  次に、2年生から3年生の苗木をしっかりとしたオリーブの木に成長させるのに5年から10年かかりますが、その間の利益はほとんどないとのことですが、10年後にオリーブを目標に、長期ビジョンとして計画を示してもらえるのかどうか、お願いいたします。渡辺部長、もう1度、お願いいたします。 123 ◯議長【池田 宏君】 都市経済部長。 124 ◯都市経済部長【渡辺康司君】 10年後ということでございますが、今年度はオリーブ元年ということで、1,000本のオリーブを目標に苗木を普及したということでございます。  オリーブの生産、これはオリーブの生育が非常に木によってもさまざまということと、やはり今、目指している2年生の苗を今回は購入して普及したわけですが、やはりまだ小さくて、収穫するまでに5年かかるというようなこともあります。  また、5年後は、目標の1本当たり20キロ程度を見込んでいるのですが、これは目標の数値です。それが最終的に何キロとれるのか。これは5年後では、はっきり言って20キロというのは難しいわけで、目標年次で20キロ、1本当たりとれるということを考えております。  そういう意味で、生育によって非常に収穫量が違うということや、いろいろ初め取り組んだ時点から課題が多く出てきているというのが現状でございます。そういう意味からも、今、町の試験圃場、こちらのほうで60本ほど試験栽培していますが、こういうものをやはり見ていきながら、将来目標を設定する。  あるいは、今後、収穫できるまでには、先ほどの販路の確保の問題もありますし、また商品の付加価値化としてオリーブを加工する、どうやったら高く売れるかという加工の内容、そしてまた産業としても6次産業化等の新たな産業への発展、これを段階的に全部、本来でしたら計画で落とさなければいけないのですが、今、言いましたオリーブがまずどういうふうに栽培、生育されるか。これも非常に四苦八苦しながら研究をしていると。その辺を含めると、1年回して、どういった生育がなされていくのか、その辺も含んで確認をしながら、近いうちにビジョン、10年後なりのビジョンを立てていかなければいけないのかなというふうに現時点では考えております。  以上です。 125 ◯議長【池田 宏君】 桑原議員。 126 ◯6番【桑原英俊君】 確かにこのオリーブに対しては、先の長い話なんですけれども、ビジョンを立てながらやっていただきたいと思います。  個々の商品化が多目種を生産することで、生産者の経営努力を推進させることが必要です。二宮町のように小さな土地面積のところに、町が中心となってオリーブ栽培が確立できるか、お答えをお願いいたします。 127 ◯議長【池田 宏君】 都市経済部長。 128 ◯都市経済部長【渡辺康司君】 これは先ほどから再三申し上げましたが、オリーブだけでということではないんですね。二宮ブランドとしてのまず取り組み、この中にいろいろな特産物が入ってきて、そして高付加価値のあるこういう作物を選びながら加工して、それを新たな産業として発展させていこうということで、二宮だけの規模で考えますと、先ほどから言っている二宮ブランドとして価値を高めてやっていくのが、最終目標は先ほどの40トン、これしか見込まれないと。その中で手がけていくことを考えております。  そういう意味で、基本的にはオリーブの生産量によって規模は違ってきますけれども、先ほども町長が言いましたとおり、広域的なものも少し視野に入れながらやっていくと、最終的には大きくはなってくると思いますけれども、まず二宮が持っている資源からすれば、先ほど言った40トンぐらいが町内で生産されてくる。これをもって広域プラスアルファ、これが将来的に生産規模、あるいは事業規模になってくるというふうに考えております。 129 ◯議長【池田 宏君】 桑原議員。 130 ◯6番【桑原英俊君】 小豆島の生産経営者からお聞きしますと、8割方が輸入に頼っているということです。小豆島でもオリーブの実を輸入に頼っているのに、果たして二宮としてはどういう手法でやるのでしょうか、お尋ねいたします。  また、オリーブ課の新設に対して、実現する気があるのか。きちっとした政策決定をして、将来に向かって進むべきであると思いますが、どうでしょうか。 131 ◯議長【池田 宏君】 町長。 132 ◯町長【坂本孝也君】 小豆島の井上誠耕園の広告がきょうの新聞に載っていました。化粧品を販売しています。もう収穫期が終わって、自分のところでつくった、畑でつくったオリーブはもうないんですよ。そうすると、残りの10カ月、100人もいる従業員に給料を払わなくちゃいけないわけですよ。当然、スペイン産のオリーブを輸入して、それを加工の技術で加工して、通販で売っていると、こういうことのための宣伝なんですね、あれは。  ですから、それはオリーブオンリーで、オリーブだけで生活をしている、また起業化している人の生きざまなわけです。  じゃあ、小豆島全員がそうだということではないんだよ、決して。そういう人もいます。また、東洋オリーブというような大きな会社になっている、ほんとうにすごい加工するプラントなんかがあるような大きな会社もあるんですけれども、そういうようなところもやはり隣の豊島、産廃の豊島だね、昔、議員さんが見に行った、その島まで作付を増やしている。そこまで大きくしているんですけれども、収穫期は限られているんです。  そうすると、その後、どうするんだと。やっぱりスペイン産を輸入して、それを加工して、甘い何かそういうものがあったり、いろいろしているんですけれども、そういうことでやっているわけです。  二宮は同じようにそういうことをするのかというと、そうではないんです。10月、11月の収穫期を終わったら、また翌年までそのオリーブの畑はふだんの手入れが始まるわけです。それで増えるのかということになるわけです。食べられないと思います、それだけでは。  そうすると、どういうことになるかというと、いろいろな選択肢があって、落花生もやります、いろいろなそういうことをやりながら、1つのオリーブを目玉にしていこうという、そういう考え方なんです。  だから、オリーブオンリーで行く人も出るかもしれない、この町に。出るかもしれない。それはそれで、そういうふうにやればいいわけですし、小豆島だって全員がそんなことをやってはいないんです。畑をやって、葉物をつくったり、そういうようなことをしている人もたくさんいるんです。  あそこには産業があって、しょうゆとか、ほかのことに携わっている人たちもいるわけですよ。ですから、オリーブ、オリーブというイメージになっちゃうと、オリーブで全部生活するような町にするのかと思っていると、そうではないと思うんです。ですから、これから携わる農家の方々の挑戦次第で、いろいろな人がいろいろなことを考えてやるわけですから、耕作放棄地に植えっ放しにして、そこでわずかな収穫したものを共同で絞る機械で絞ってお金に変えるというようなことも、そういう人もいるかもしれない。小豆島にもいます、そういう人が。ですから、それはさまざまになるはずなんですけれども。  とにかく、ここの海岸沿い、または先ほどから何度も言いますけれども、この地域でそういうものを開発して、産地にしたらどうですかということです。 133 ◯議長【池田 宏君】 ここで暫時休憩にいたします。休憩後の会議は午後1時10分から始めます。                           午後0時07分 休憩    ────────────────────────────────                           午後1時10分 再開 134 ◯議長【池田 宏君】 休憩前に引き続き会議を開きます。 135 ◯議長【池田 宏君】 桑原議員。 136 ◯6番【桑原英俊君】 それでは、オリーブのお話はこれにて終了させていただきますけれども、次に商工業に移ります。北口通り商店街についてです。  ニノス花通りブランディング事業ということで、内容はわかりましたが、問題は商店街に人を呼び込むことまではできたとして、これをどう売上につなげていくかということです。  当然、各商店主がこれを契機として新たな取り組みとしていかなければ、元も子もなくなるわけです。また、その検証をしなければ、この事業を拡大していくことは難しくなると思いますが、ほかの商店街への拡大策についてのスケジュールなどはどのように考えておられるのか、お伺いいたします。 137 ◯議長【池田 宏君】 都市経済部長。 138 ◯都市経済部長【渡辺康司君】 それでは、今のご質問にお答えいたします。  確かに商店街に人を呼び込んで、売上につなげていくということが最終目標ということになるわけですが、先ほどもお話ししたとおり、2弾目でございますが、場の環境整備したあとには、事を起こすということになりますが、これは商店街全員で参加するにぎわいイベント、あそこの通りを使ってイベントを実施するということになります。  このイベントを皮切りに、商店街の売上にどのように反映していくかということが課題になるわけですが、その辺は第1段階の環境整備が終わって、実際にイベントを行って、その流れを見ながら検証もしていきたいと思っております。  他の商店街、駅の南側とか、そちらのほうに拡大をしていこうというもちろん計画がございまして、まず北口の第1段階が終わり、第2段階でほかのイベント等、その辺の状況、これが見極められないと、成功するかどうかもわかりませんので、その時点で考えたいと思っております。  そういう意味で、今現在、他の商店街に持っていくというような計画は、実際のスケジュールは現時点ではまだ明確になっていないという状況です。まずは次年度以降、今、計画していますものを実践しながら拡大をしていきたいというふうに思っております。 139 ◯議長【池田 宏君】 桑原議員。 140 ◯6番【桑原英俊君】 先ほどのにぎわいイベントを通じて実施していくとのことです。大変よくわかりました。  商店街については、これが人を呼び込む起爆剤と、先ほどのにぎわいイベントなんですけれども、ほんとうに瀬戸際まで来ているのではないかと思います。私も北口にいるものとして、あらゆる努力、協力をしていくつもりですが、具体的に北口のブランディング事業の検証のタイミングと手法をどう考えておられるのかをお伺いいたします。 141 ◯議長【池田 宏君】 町長。 142 ◯町長【坂本孝也君】 北口がこれから取り組もうという計画の概要があまり出てこないので、ちょっとお話をさせていただきますけれども、今から30年、もっと前ぐらいでしたか、当時、商店街も活発で、いろいろなイベントをやったり、ウルトラマンが出始めたころには、ウルトラマン商店街に呼んだり、それは大型店もまだ来る前の商店街活動だったんですけれども、桑原議員も一緒にやっていたわけですけれども、そのときの商店街の話の中で、会議の中で、アメリカのカーメル、サンフランシスコのすぐそばにカーメルという小さな町があるわけです。  そこは、ただ、ただ小さな町なんですけれども、昔、映画俳優のクリント・イーストウッド、その人が市長をやったということで有名になった町ですけれども、何の変哲もない田舎町、ちょうど二宮に似ていて海があったりして、そういう町に人がいっぱい都会のサンフランシスコあたりからもわざわざ来るという、なぜ来るのかという話から、1年中、花がきれいなんです。お店の店主はお店のほうの仕事をするよりも、花の手入れを朝からしていると。それでいいんですよと。だから人が来るんですよというような、そういう小さな町の話が出たわけです。  当時は若かったし、みんなで行ってみようかということにもなって、商店街の会員の中に輸入のハンドバッグとか、そういうものを売っている人がいて、よく行くんですよという話から、みんなで計画して行こうかというところまでは行ったんですけれども、結果的には行かなかったんですけれども。そういうような、ほんとうに昔の話ですけれども、そのイメージから、北口通り商店街の名前を花通りニノスという、ニノスというのは二宮のノース、二宮の北口ということから、そういう名前になったと。  ところが、花を植えるのも大したことなく、何十年も推移して、ここでいわゆる商店街の街並みを何とか、カーメルまではいかなくても、そういう商店街に環境を変えてみたらどうだという発想から、今やろうと計画が進んでいるわけです。視察にも東京へ行ったり、それは和風の商店街ですけれども、東京は。でも、講師の先生を招いて、種から花を育てて、それを植え込んで商店街を飾ろうと、生の花で飾ろうと、こういうことです。  これには、維持管理、育てていく、そういう過程の中でのボランティアの人たちの協力、そういうようなものがなくてはなかなか難しいし、種から花を育てるということ自体がなかなか難しいという、ちょっと心配もあるのですけれども、それに挑戦していってみようということです。  今、道路の辻々で、これは老人会の協力で、道端に花が植わっていますけれども、1万株以上の花が必要なんです。財政的にも、100円絡みでそれを花屋から買って、公園課が配ったりしていますけれども、種からそれも一緒にできるということになれば、そういうことにも使っていったらどうかと。日の光の角度によっては、育つ場所と育たない場所もあるのですけれども、それを北口が実験台になってやったらどうかと。うまくいくようになったら、中央通りも南口も栄通りも同じようなことをやっていって、駅周辺の環境を変えるということです。そんなような大きな目標を持って来年度から取り組んでいこうと。  当然、花を種から育てるには、温室みたいなものも必要だし、そういう花を置く、1万鉢を置く場所というのもなかなか大変なんですけれども、担当のほうではそういうことを目標に、今、計画を進めているし、講師の先生も招いて、有名な園芸家、二宮先生というのですけれども、その方をお願いするみたいです。  商店街は何をやるのかと、黙って見ているのかと。そうはいかないので、やはり朝早く水やりを順番にやったらどうかとか、協力をしながら商店街の雰囲気を変えていこうと。それは行政としての1つの方法ですけれども、花の好きな商店主もいるわけですから、そういうお店では自分でまた独自な花を店先に飾るとか、そういうようなことにもなって、相乗効果として。  あとは、中南の横とか、岩崎漬け物屋さんの前とか、土が商店街の道路に面しているところも少しずつあるんです。そういうようなところをお借りして植え込みをしていく。それは植え込んでいくというようなこともあわせてやっていきながら、またはしもた屋さんのブロックの塀があったら、そこの塀にハンギングしていくというようなこともやりながら、とりあえず北口、ちょっと変形な商店街ですけれども、吉田屋さんからずっとラディアンのところ、渡辺豆屋さんまでが商店会員ですから、そういう範囲でやってみたらどうかと、こういうことなんです。  それによって、お店はどうなんだと。お店の1軒1軒の中は、それぞれのお店が努力をしてやっていく。それを待つしかないのですけれども、1つの話題にはなるし、買い物をしなくても見に来る人もいるのではないか。また、法務局、ラディアンに行く道すがらの通りですから、楽しみながら目的のほうへ行くという人もいるはずだし、というようなことを効果的に考えていけば、やがてシャッターもあいたり、またそこに新しいお店が来るというようなことにも結びついていくのではないかなと。あくまでも希望的観測ですけれども、何もしないでじっと耐えていく、なくなっていく商店街を町として見ているわけにはいかないので、これは厳しい挑戦にはなるのですけれども、やってみようと。お金はそんなにかからないんですよ。財源的にはそんなにかからないはずなんですけれども、やっぱり商業環境を変えるということに、北口を実験台にしてみようと、こういうことです。  桑原議員のちょうどいる商店街ですから、ぜひ頑張って、リーダーシップをとって、商店街の皆さんを応援してもらうように、ぜひやっていただきたいなと、こういうふうに思うわけです。 143 ◯議長【池田 宏君】 桑原議員。 144 ◯6番【桑原英俊君】 私自身、町長に先を越されまして、質問を言おうとしていたんですけれども、ある程度のところまで言われてしまったので、とりあえず私のほうも渡辺部長のほうにもう1回お聞きしたいと思いますので、お願いいたします。  ガーデニングに関する知識・技術を学ぶ講座を開設、北口通り商店街を実習の場とする講習プログラムを推進し、商店街事務事業との連携を図っていくそうですが、果たして受講生との間で継続的にガーデンサポーター、先ほど言いましたボランティアの方との話なんですけれども、育成計画が実施できるのかが心配で、二宮町として、どこまで対応するのかをお伺いいたします。渡辺部長のほうから、もう1度、お願いします。 145 ◯議長【池田 宏君】 都市経済部長。 146 ◯都市経済部長【渡辺康司君】 それでは、今のサポーター育成、ガーデニングのサポーター育成について、私のほうからお答えさせていただきます。  ガーデニングの基礎講座として、人材育成を図る上で、先ほど町長答弁のありましたとおり、講師にはガーデニングで権威のある先生をお呼びしまして、まず講座を設けます。この講座を通じて、まず座学があったり、あるいは商店街で実際にハンギングとか植え方、それを実習は北口商店街で実践をしまして、町民のガーデニングに関心のある方を募集しまして学んでいただくと。そういう養成された方が継続して学習していきます。
     これは学習しても、すぐ1年で達成するかというと、そうはいかないと思います。二、三年のスパンはそういう人材養成にかかるのではないかと見ております。  そうこうしながら、人材育成をして、実際に種から苗を育てる、こういったものに発展していくことが今後の流れになると思いますが、そういうような形で、ガーデングサポーターを町民の方に募集をしまして育てていきたいというように考えております。 147 ◯議長【池田 宏君】 桑原議員。 148 ◯6番【桑原英俊君】 商店街活性化の提案をさせていただきますけれども、町民の理解と協力が必要だと思いますので、最後の最後まで町の指導を示していただいて、北口通り、にぎわいの環境づくりに取り組んでいただきたいと思います。  最後の要望です。町の産業の取り組みには、農業の再生、漁業の復活、日帰り観光と二宮ブランドの推進と商工振興対策への取り組みを上げています。どれをとっても二宮ブランドには欠かせない町の産業であり、もっと町が観光協会を通じて情報を発信し、商工会と商連との連携を図る必要があると思います。高収益性のあるオリーブの栽培を普及奨励するには、生産者の人たちに日なたで、南傾斜地の水はけのよい荒廃農地であれば、きちっとした手入れと管理が行き届けば、栽培しやすいオリーブです。新たな特産物としての行政指導を徹底してもらい、オリーブの特性を発信するとともに、オリーブのメリットは果肉や乳製品からとる飽和脂肪の量が少なく、心臓へのリスクが低く、オリーブオイルは健康に一番必要な悪玉コレステロールを減らします。究極の二宮ブランドの健康食品として、健康長寿の里二宮に見合ったPRにより、広く町民の人たちにもいろいろなイベントを通じて、オリーブの商品を知ってもらうことが大切だと思います。  オリーブ産業も二宮町の経済に一番に必要な産業であり、まだまだよちよち歩きのような状態なのですが、浜田オリーブ園と町が連携協力していただき、商品の提供や技術の指導などをしてもらい、商品化ができるまで、浜田オリーブ園からの援助をいただき、オリーブを多くの人々に知っていただくように町のチャンネルから広めてみてはどうでしょうか。  それでは、これで産業の構築の一般質問を終わらせていただきます。 149 ◯議長【池田 宏君】 桑原議員の一般質問を終結いたします。  次の方、お願いいたします。 150 ◯議長【池田 宏君】 添田議員。             〔9番(添田孝司君)登壇〕 151 ◯9番【添田孝司君】 議長の許可を得ましたので、私の一般質問をさせていただきます。  一般質問のタイトルは「公会計財務書類で見た二宮町の現状と今後の戦略について問う」という、極めて新しい単語、公会計財務書類というものが出ています。私の質問をより理解していただくために、まず公会計というものと、町のその公会計でつくられた財務諸表を用いて、あらかじめご説明したいと思います。  お手元にお配りしました資料を見てください。本来、私ではなくて、ほんとうのプロ中のプロの政策部長にご説明いただくところですが、きょうは私がご説明させていただきます。  財務諸表、公会計でつくられている財務諸表は、現在、二宮町もそうですが、4つの財務諸表で構成されています。貸借対照表、行政コスト計算書、それから純資産変動計算書、資金収支計算書の4つの財務諸表から構成されています。  貸借対照表はその下にあるものですが、行政コストは行政サービスをするための、いかにコストがかかっているかという、そういうような計算書であります。そして、純資産変動計算書はその貸借対照表の中にあります純資産を計算するための計算書であります。そして、資金収支計算書は実際の現金がそれぞれどのように動いたかということを示したものです。  実際には、その行政コスト計算書、純資産変動計算書、資金収支計算書というのは、その一番上の貸借対照表というものにすべてが集約されることになります。ですから、貸借対照表を見れば、町の資産形成というものはほとんど理解することができるということになります。  その下に、そういうことで、二宮町の平成23年3月31日現在の貸借対照表を詳細を簡略化して、極めて簡便にした形でそこにお示ししました。左側にある借方、これがいわゆる財産で、二宮町は今までずっと税金とか、借金をしたり、補助金等でいろいろなものをつくってきました。そういうものが左側の資産の部ということで示されています。資産の部というのは、財産の詳細を示したものですが、財産は2つに分かれていて、1つには公共資産等、公共施設やインフラ整備、それらで要するに有形、目に見える、ものが見える形で築かれた財産と、その下の投資または流動資産というように、お金や基金で貯められたもの、そのような2つの財産というもので構成されています。  右側の貸方というのは、その財産を築くために、いかにしてそのお金を投入したかということが示されます。負債の部は、いわゆる借金です。借金の有名なものは、皆さんご存じのものは地方債、町債です。  その下に純資産の部というものがありますが、これは何を示すかといいますと、今まで我々の税金や、それから補助金、これらのことを意味しています。要するにそれらのお金を使って左側の財産をつくったということです。ですから、財産とそれを形成する財源というものが両方に分かれて示されているということです。  当然のごとく、その両者の合計は同じになります。  その下の、いろいろな数値は、私のきょうの質問の中に、いろいろ類似団体、神奈川県には大磯町と葉山町という類似団体、人口も大体同じぐらい、産業もない、そういう類似団体があるのですけれども、それとの比較ということで質問していますので、その比較するための数値をその下の表のところであらわしております。ですから、私の質問の中でそれを見ていただければ、私の質問の内容がある程度、理解できるかと思います。  では、実際の質問に入ります。円高による生産拠点の海外移転、また海外企業との競争力低下で事業縮小を余儀なくされるなど、それぞれの理由で工場が閉鎖され、壊滅的な財政危機に瀕している自治体が最近多く見られます。  幸い個人住民税が主歳入である二宮町では、そのような状況ではありませんが、しかし、二宮町においても、日本経済の低迷、また少子・高齢化と人口減少で、今後の個人住民税の増加は見込めず、さらに社会保障の増大や成長期に建てた公共施設の維持・更新が重荷となっています。今こそ二宮町自治体経営を真剣に考え、各財務指標をもとにした経営の方向性を明確にすべきではないかと思います。  二宮町は、歳入歳出決算に関する経常収支比率や財政力指数、または健全化判断比率、例えば実質赤字比率とか、実質公債費比率、将来負担比率などで各指標に基づく財政分析が行われています。さらに、総務省の会計制度に基づき、現在、改訂モデルを用い、4つの財務諸表を作成しています。現金主義の会計というのは、よくある予算、決算の会計処理ですが、現金主義の会計処理では、その一部である資金収支が示されるだけで、毎年の歳出の結果として、資産形成に関する情報、すなわちストック情報が不十分であったのですが、貸借対照表を作成することにより、資産と資産形成に要した負債の総体を一覧的に把握することができるようになりました。  二宮町は、公会計制度に基づく財務諸表を平成16年から作成しており、平成23年3月の総務省資料によれば、全国1,716市町村団体のうち、1,077団体が既にその公会計を採用している、そのうちの1団体となっています。さらに、現在、固定資産台帳を整備し、平成23年3月時点で100団体しか作成できていない、一番新しい基準モデルというものがあるのですが、基準モデルへの移行が準備されているところです。これは称賛すべきことで、二宮町の今後の財政運営と自治体経営への意気込みを感じる次第です。  しかし、残念なことに、財務諸表のみの公表にとどまり、経年比較や類似団体との比較、それから目標値との比較などがなく、また事業、行政グループ及び公共施設ごとなどのセグメント分析がされておらず、少なくともそれらが公表されていないのが現状です。  質問いたします。1つ目の質問です。平成15年3月31日現在から平成20年3月31日現在までは、毎年、総務省モデルで財務諸表が作成されました。この間は分析した説明がありましたが、その次の移行した改訂モデル以降は分析した説明がされなくなってしまいました。一体これはなぜでしょうか。  2番目の質問です。財務諸表及びその分析資料を内部管理の目的としてどのように活用されてきたのでしょうか。  3つ目の質問です。では、今後、どのようにそのような財務諸表を活用する計画があるのでしょうか。  以上、3点についてご答弁のほど、よろしくお願い申し上げます。 152 ◯議長【池田 宏君】 政策部長。 153 ◯政策部長【秋澤靖久君】 まず、ご質問の初めの1点目、改訂モデルに変更以降、分析した説明がなくなったが、なぜかということについてお答えをいたします。  二宮町の財務諸表は、平成19年度決算までは総務省モデルで貸借対照表、及び行政コスト計算書を作成しておりましたが、平成19年10月の新地方公会計制度実務研究会報告書にのっとり、平成20年度決算にかかる財務諸表より総務省方式改訂モデルを用いて作成し、公表をしております。  総務省モデルと改訂モデルの作成方法は、いずれも決算統計データを活用し、事業費を積み上げていく点については同じですが、報告書の様式や資産の評価基準等に違いが生じております。このことから改訂モデルにおいて新規に作成した資金収支計算書や純資産変動計算書はもとより、貸借対照表、行政コスト計算書についても、前年度までのものと同レベルで単純に比較をすることができなくなりました。  また、平成21年度及び平成22年度の財務諸表については、同時期に改訂モデルとは全く異なる資産評価方法である公正価値の考え方に基づいた固定資産台帳の整備を実施し、基準モデルを用いた新たな財務諸表への移行時期とも重なったため、公表のみにとどめさせていただいたものでございます。  基準モデルを用いた23年度の財務諸表は、現在、作成の途中ではございますが、公正価値に基づいた資産の老朽化比率や純資産比率などの各財務指標における分析や他団体との比率とも比較分析を行うとともに、4表の公表とあわせて、分析資料についても可能な限り整理、公表をしてまいりたいというふうに考えております。  次に2点目の、過年度の財務諸表の活用についてでございますが、町民の皆様に対する財政状況の公表という観点でかんがみれば、財務諸表の公表自体が行政の透明性や説明責任の上での役割を果たすものであり、これ自体が、ある意味で活用の1つの側面ととらえることができると考えます。しかし、行政における内部管理、活用の観点で申し上げるならば、現状では参考資料程度にとどまっている状況でございます。  最後に、今後の活用についての計画でございます。財務諸表の活用については、さまざまな地方公共団体でも課題になっており、先進的に基準モデルを取り入れた県内のある自治体におきましても、状況は把握できたものの、活用までは至っていないというふうに聞き及んでおりますが、分析結果をいかに行政運営に生かしていくのかが、まさに問われているところだと思います。  今後は、施設別の将来資産更新必要額の算出やコストにつきましても、施設や事業別ごとに、人件費、減価償却費を含めたフルコストで着目する必要性があると捉えており、いわゆるミクロの情報を把握した上で、中・長期的な資産、負債管理や適正な費用管理に取り組み、将来負担の平準化対策などに向けて、財政的分析をした上で、行政運営においての活用も図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 154 ◯議長【池田 宏君】 添田議員。 155 ◯9番【添田孝司君】 ご答弁ありがとうございました。  最初の質問に対しては、今まで総務省モデル、改訂モデル、それから今後、基準モデルへの移行ということで、直接比較ができなかったということで、それのご説明がなかなかできなかったということだというふうに解釈します。  2番目の質問に関しては、総務省はこの公会計のモデルの活用という面で2つを提案しています。1つは住民への説明の履行であると。もう1つは、内部管理へ活用すべきだと。二宮町の場合には、その一方である住民への説明の履行という点に関しては、今まで活用してきたと。その内部管理の活用はまだだということなので、これには今後、期待したいと思います。  そして、3番目は今後の検討、今後の計画等をお伺いしましたが、今までそのようなことで、内部管理に関しては活用してこなかったということで、今後は公共施設ごとや、事業ごとに会計モデルを利用して分析し、それを管理、または計画に活用していくというような前向きなお話であったというふうに理解しています。今後の活用を期待するところです。  次に、細部にわたって質問させていただきたいと思いますが、この財務諸表は、実は一般会計特別会計等を含んだ連結会計ともにつくることができるのですが、今回の質問は、よりわかりやすくするために、一般会計の財務諸表に限ってご質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に、二宮町の財務諸表の貸借対照表を見たときに、類似団体である大磯町や葉山町と比べたときに、一番大きな特徴があります。それは二宮町の予算規模はその両町に比べて10億ほど小さいにもかかわらず、実際には総資産が両町と比べて大きいか、同等程度。大磯町とは総資産が大体同程度ですけれども、葉山町と比べると20億から40億大きい。非常に理解しがたい現象がそこに実はあるんです。それは一体、二宮町は何をしてきたのかということで、その現象というものはどうやって解釈するのかということを、まず最初にお聞きしたいと思います。 156 ◯議長【池田 宏君】 企画財政課長。 157 ◯企画財政課長【椎野文彦君】 ただいまのご質問にお答えさせていただきます。  こちらの改訂モデルの有形固定資産につきましては、普通建設事業費、例えば施設の整備を行った費用、そちらの過去の積み上げとなっております。葉山町と比較しまして40億ほど大きいということは、これまで資産形成の部分で、普通建設事業費を多く投入してきたという結果があらわれたものだと解釈しております。  また、資産形成の情報ですけれども、ストック情報として貸借対照表のほうに借方、こちらは資産額が多いと。それに対して、貸方の財源の部分、こちらについては地方債も大きいですし、純資産もそれに伴って大きくなっております。この純資産が大きいということは、過去に一般財源、あるいは先ほどお話がありました国庫補助金、県支出金を投入しながら資産を形成してきたという結果のあらわれだと思います。  具体的にその差額ですけれども、平成21年度ぐらいにですけれども、(仮称)風致公園の用地を取得したのが約18億円ぐらいあります。それと、学校給食センター、こちらにつきましては3億円ほど建設費にかかっておりますので、約20億ぐらいそこで差があります。その部分と過去からの積み上げで20億、合わせて40億の差が生じているというようなことが見受けられます。 158 ◯議長【池田 宏君】 添田議員。 159 ◯9番【添田孝司君】 私なりに3町の貸借対照表から、それぞれの特徴が読み取れて、それを紹介しますと、葉山町においては、総資産、資産をできるだけ小さくしようとしている。それと同時に、負債の部分というか、全体に小さくしているのですけれども、特に負債の部分で町債というもの、地方債が非常に少ないという、そういう戦略が見えます。  ただし、総資産と負債の割合、総資産と純資産の割合というのは、二宮町と非常に酷似しています。にもかかわらず、全体の総資産を小さくしているように思えます。  大磯町ですけれども、大磯町は経年で見ていきますと、今まで総資産を非常に小さく、だんだん小さくしてきています。これも戦略だと思うのですが、なおかつ純資産、これまで世代が蓄えてきた資産ですが、その部分をわりと多くしようと。要するに、将来負担の負債の部分を小さくしようとしている傾向が見られます。実際に町債で比べても、二宮町よりもたしか7億円小さくなっています。  二宮町の特徴というのは、今、ご答弁がありましたように、すべての財源、要するに税金、補助金、町債、すべての財源を使って、非常に総資産を大きくしてきたという特徴があるように思います。そういう点では、町債も大きくなっているので、今後は町債を使って総資産を形成していくという余裕は他の2町に比べて小さいのかなという、そういう懸念もありますが、そういう特徴を示していると思います。  では、ちょっと異なる方向でご質問いたします。町民のサービスをする行政コストなんですが、実は当然、予算規模が違うので、二宮町よりも大磯や葉山町のほうが行政コストが大きい。にもかかわらず、先ほどご説明にありました有形固定資産、すなわち公共施設の資産が大きい。これはむだな公共施設を持ってしまったのか、それとも、今、有効に使っているのか。要するに、それを使用するコストが二宮町は小さいわけですから、それは非常に効率的に使っているのかという疑問が湧いてきます。この辺について、どのように二宮町としては解釈をされているのでしょうか。 160 ◯議長【池田 宏君】 政策部長。 161 ◯政策部長【秋澤靖久君】 有形固定資産が多くて、それに比較して行政コストが低いんだよというご質問だと思います。  裏を返せば、お褒めの言葉なのかなというふうに受けとめをさせていただいているのですが、コストという決算額の適正な比率というのはないのですけれども、この数値だけで有形固定資産が有効に使われているのか否かということは、申し上げるのはなかなか難しいのかなというふうに思います。  先ほど課長のほうからもありましたけれども、特にこの二、三年、風致公園、給食センター等、ちょっとハードに力を入れたということで、特に議員がおっしゃる町債につきましても、風致公園でかなりの額を借りておりますので、10億という額がどんとここで増えておりますので、ここはもう特殊要因であったというふうに理解をいただきたいというふうに思います。  今後、このようなことが続くということではありませんので、たまたま今年度、22年度、23年度でここを締めますと、そういう傾向があらわれているという形になると思います。  それから、行政コストにつきましては、ほかの市町さんとの比較ということではなくて、二宮町については、コストを下げた行政運営ということで、また話が出ますが、トイレ清掃の関係もそうですけれども、そういう工夫をしながら取り組んでいるという成果が出ているものだと思います。  ただ、その中でもまだ無駄はあるんだろうなということで、これは町長のほうからもよく言われておりますので、さらにこの辺を見直しながら、コスト削減に努めていきたいというふうに考えてございます。 162 ◯議長【池田 宏君】 添田議員。 163 ◯9番【添田孝司君】 わかりました。確かに適正な比率、要するに行政コストと有形固定資産の比率というのは、適正な比率というのは、多分、私もないと思います。  ただし、言えることは、有形固定資産のわりには行政コストが小さいというのは、これはやはり二宮町の明らかに大きな特徴である。それは認識すべき問題だと思います。  ということで、それをもう少し詳細にご質問しますと、大磯町は実は今だに総務省モデルです。葉山町だけは改訂モデル、二宮町と同じモデルを使っています。ですので、葉山町とですと、直接比較ができる部分が実はございます。  先ほどお手元にお渡ししました資料の中で、貸借対照表の中で公共資産の部というものを見ていただきたいのですが、その中の有形固定資産、これはセグメントごとに分かれています。生活インフラ、国土とか、教育福祉、環境衛生、産業振興、消防、総務というように7つのセグメントに分かれています。実はこれと同じセグメントで行政コストというものが計算されています。そうしますと、葉山町と二宮町を直接比べると、実は特徴があって、生活インフラ、国土保全、それと教育、産業振興、このセグメントは飛び抜けて有形固定資産が大きくなっています、葉山町に比べると。これは非常に大きな特徴で、何らかの説明が必要なのではないかと。  それに比べて、やはり同様に、行政コストが明らかに二宮町は小さい、それに対する。そこは大きな特徴なんですけれども、何らかの説明が必要ではないかと思うのですが、その辺のところの解釈をどうされているのかということをお伺いします。 164 ◯議長【池田 宏君】 企画財政課長。 165 ◯企画財政課長【椎野文彦君】 目的別の内訳の中で、特に大きいものというのを具体的に上げさせていただきますと、生活インフラ・国土保全につきましては、例えば先ほど出ました風致公園はもちろんこと、吾妻山公園の整備等もございます。あるいは道路の新設改良の整備、こちらが主な大きな要因となっております。  また、教育の区分ですけれども、こちらにつきましては生涯学習センター・ラディアンの整備、こちらは用地もありますし、建物も莫大な金額がかかっております。あるいは町民運動場、こちらも用地を取得した中での施設整備。あとは町民温水プール、こちらのほうも大きな特徴となっております。  また、産業振興になりますけれども、こちらは主に農道の整備、こちらが考えられます。いろいろ各施設に大規模な額を投じてきたわけですけれども、特に用地の取得の部分が差額として大きく出ているものではないかと。中身を確認すると、そういうようなことが特徴として捉えることができると思います。 166 ◯議長【池田 宏君】 添田議員。 167 ◯9番【添田孝司君】 実は私も、土地が多いのではないかというふうには何となく解釈はしていました。土地が多いのではないかということは、これはちょっと後でまた別の形で質問させていただきます。  もう少し現実の問題についてご質問します。二宮町は既に公共施設の更新時期を迎えています。それは先ほどから言われているように、成長期に建てた公共施設が、今、人口減少傾向の中で更新時期を迎えているわけです。施設の今後の管理運営と更新、統合も入るのでしょうが、そういうことを考えると、今後の行政の自治体経営の手腕が問われることであろうと。要するに手腕が必要なときではないかと思います。  そういう意味では、公共施設に限って言いますと、公共施設の今後の更新や統廃合というものをやるときに、やはり住民への説明というのは非常に重要になってくるので、この辺のところで、この公会計の財務資料を使って説明するというのは非常に有効な説明の仕方になる。それの分析をしたものとか。そういうところに利用するという計画はございますかというのが質問です。 168 ◯議長【池田 宏君】 政策部長。 169 ◯政策部長【秋澤靖久君】 先ほどの答弁もありましたが、要するに土地が多い分、資産が増えていて、その分、コストが低い。その一面も確かにございます。  それと、施設の統廃合等につきましては、今、公共施設課のほうで準備といいますか、今後の計画に向けて作業を進めているわけでございますけれども、例えば、今、うちがこういう状況だから、皆さん、協力してください、理解してくださいよということを説明するには、大変申しわけないですが、そこまでの私もまだスキルがないというか、逆に説明しても、わかりにくい部分のほうが出てしまうのかなと。今までの会計の中での説明、要するに起債がこれだけ大きいんですよと。数字でどんとあらわしちゃう。基金がこれしかありませんよというほうが町民の方にはわかりやすいのかなというふうに考えますので、当然、資料の1つとして準備することはやぶさかではございませんけれども、これじゃなきゃ逆にわかりにくいという方もいらっしゃると思いますので、双方の面から活用するという方法で考えていきたいと思います。よろしくお願いいたします。 170 ◯議長【池田 宏君】 添田議員。 171 ◯9番【添田孝司君】 よく町長が金がないからできないよといろいろなところで言っていますけれども、実際には金がないよと言っているのは単年度の予算とか決算、そういう収支のことで金がない云々かんぬんを申されているのだと思いますけれども、実際にはこういうようなストック情報を用いると、どれだけ金があるのか、どれだけ資産があるのか。資産を運用できるのかというようなことまで実は説明ができると思います。  そういう意味では、説明資料として公会計のこのモデルの財務指標を分析とともに十分活用していただきたいということは意見として申し上げます。  次に、今までの財務諸表を見てみますと、葉山町・大磯町と比べて、二宮町の健全性が決して悪いわけではなくて、非常に遜色ない健全性であるというふうに読み取れます。  ただ、先ほどから申し上げているとおり、二宮町の特徴というのは、資産を非常に蓄積してきたと。要するに金を使って資産を蓄積したんだと。金を資産に変えてきたんだという事実、この特徴は実はあると思います。  今までおっしゃったように、土地の部分が非常に多いということをおっしゃっておられます。実際にこれから施設の更新というものに金がかかるわけですけれども、更新をどうやってするのかというときに、1つやはり利用すべきというか、二宮町の特徴を考えると、資産を処分したお金で更新費用に充てると。そうすることによって、今の健全性が損なわれないということではないかと思うのです。  例えば土地を売って、それを施設の更新費用に充てる。それの減価償却費分を基金等に積み上げていくというような手法を使いますと、実際には貸借対照表は全然変化なくいきます。そうでないと、減価償却というのは概念的な計算なんですが、そうしないと、実際には総資産も下っていくし、また純資産もそのままだと下ってしまう。減価償却費分を基金に積み上げないと、要するに貸借対照表では健全性が損なわれていく傾向にあるということがあります。ですから、やるためには、減価償却費分を基金等に積み上げていって、次の施設の更新費用に使うという手法がとれると思います。  実際に今、言いたいことをまとめて言うと、資産を売却して更新費用に充てて、そのお金を積み上げていくという手法をとれば、中・長期的に更新の計画が立てられるのではないかと思うのですが、その辺のところはいかがでしょうか。 172 ◯議長【池田 宏君】 政策部長。 173 ◯政策部長【秋澤靖久君】 資産の中には、先ほどもご説明しましたように、道路等の売れない資産も含まれておるわけでございます。近年は施設等もつくってまいりましたが、それと同時に、遊休町有地、この売却も進めてきたわけでございまして、現状としましては、これはすぐ売れますよというような土地がなかなか見つからない状況にはなってきてございます。  ただ、議員さんがおっしゃいますように、考え方はそのとおりであると思います。要するに余剰の分を処分して、それを積み立て、次に回していく。この資金サイクルですね、これが本来あるべき財政運営の仕方であるということはよく理解はできます。  ただし、当然、緊急な事業とかが出てまいりますので、計画した中でもうまくいかない部分が出てくるので、基金が減ってしまったり、あるいは今回の補正のように積み立てさせていただいたりということで、若干、安定しない部分はあるわけですけれども、資金運営のコストの平準化という意味では、今後、参考にさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 174 ◯議長【池田 宏君】 添田議員。 175 ◯9番【添田孝司君】 そこで、要らない土地がどこにあるのかという問題が多分出てきて、売れる土地がないんじゃないかという、そういう問題も多分あるんだろうと思いますし、減価償却費分だけコストを削減して基金に入れるということの難しさも理解しています。  ちょっと話が前後するのですけれども、先ほどの公共施設の問題ですが、公共施設の更新や統廃合には、やはり住民への説明、それから今後の計画性、要するに行政側のそれなりの計画性というものが必要なのではないかと。真剣にそのことを考えなきゃならないのではないかと思うんです。  ですから、実際、もう既に基準モデルになったらやらなきゃならないことは、各施設ごとの使用実態や行政コストの分析、それからライフサイクルトータルとしてかかるライフサイクルコスト等を資料を作成して、それを住民と共有して、それを説明しながら統廃合計画、または更新計画を立てるということになるんじゃないかと思うのですけれども、ちょっとしつこい質問にはなりますけれども、そういう形で分析資料、要するに基準モデルで作成した財務指標から分析するような、そういう資料をもとにして、実は最初の諸表ではなくて、公会計財務書類と書いたのは、実は書類という意味は、その4表だけじゃなくて、分析の資料も入れた形で書類という意味にしています。そういうことで、そういう書類を作成して、これから住民とそれを共有して理解を得られなければ、先ほどみたいにあれつくれ、これつくれという話になっているわけですよ。保育所の問題もそうだし、あれつくれ、これつくれというような住民の要望は高まってはいるけれども、実際にはそういうもので住民と話し合うことができるのではないかと思うのですが、その辺のところはどうですか。 176 ◯議長【池田 宏君】 副町長。
    177 ◯副町長【宮戸健次君】 非常に理論的に理解できる話なんですね。それに対して反論はできないんですけれども、私どもの行政は、言い方は悪いんですが、生身の人たちを相手にして行政サービスを続けてきていますので、今の話をもし持ち出して、いろいろな交渉をこれから始めよう。確かに今、公共施設がたくさん二宮はあって、できれば統廃合で廃止を少しスピードを上げたいと思ってはいるのですけれども、総論では多分賛成は出てくると思うのですけれども、個別でやってみたら、多分、一つも、よほどの覚悟がないと、よほどの決断がないと潰れていかないんじゃないかと私は思っております。  これは現にふれあいトークへ行きますと、場所が非常に老朽化して何とかしてくれと。こちらから代案で、この土地を売って、ほかにと言っても、この土地がどうしても必要なんだとか、とにかく思い入れもあって、個々の人間の思いがなかなか理解に結びつかないといいますか、今のような財政事情に結びつかないということになってくると思いますので、今のいろいろな資料を町民の皆さんに提示して、これだけ苦しいので、ですから、こういう処分をして、ここに新しいものをつくりますとかという説明はなかなか成り立たないんじゃないかなと。挑戦してみることはおもしろいかもわかりませんけれども、多分、頓挫して、その先に行かないんじゃないかなと思っております。  ついこの前も庁内で会議がありまして、たまたま今、衆議院選挙をやっておりますけれども、ある政党は公共投資を膨らませて、とにかく景気をよくするんだとぶち上げておりますけれども、そうじゃなくて、これからの日本も含めて、二宮町リフォーム二宮で、今ある施設をいかにしてうまく使っていくかという、金を出さないでうまく活用していくという方向にとりあえずは持っていくということが必要なのかなと。  今、公共施設課のほうで公共白書的なものをつくっています。ほんとうはこれに住民に意見、アンケートをとって、この施設が必要ですかとかを入れ込もうとしたようですけれども、多分、賛成する人はいないだろうと。現に近くの秦野市さんがそういうことをやって、実は何も進んでいないと聞いておりますので、この辺はまた別の角度で検討していかないと、よほど二宮町が倒産状態に追い込まれて、どうしようもないという時代にならないと、今の施設はなかなか統廃合ですね、これはなかなか実現できないんじゃないかなと。よほどの覚悟とよほどのエネルギーが必要で、今のこの財務書類の力もかりるとありますけれども、もう1つは外部のいろいろな専門家の意見も聞きながら進めていかないと、相手である人間、町民の皆さんは納得しないんじゃないかなと、そういうふうに思っています。 178 ◯議長【池田 宏君】 添田議員。 179 ◯9番【添田孝司君】 今の副町長の話は非常によくわかります。私、公会計に関してちょっと理解しようと思って、いろいろセミナーに行って理解して、やはり今、副町長がおっしゃったような話というのがよく事例として出されます。  もう1つの事例として出されるのは、やはりうまくいっている事例も出されます。秦野市の話も出てくるのですけれども、とまっているとおっしゃいましたけれども、決してとまっているとは思っておりません。  今の公共施設というのは、二宮町は実際にはそれほど問題に直面しているということではないと思いますが、一番問題を抱えているのは、実は合併した市町村です。そうすると、オーバーラッピングする施設があるということで、それの統廃合のところで、今、お話しになったように、総論賛成、各論反対という、そういう議論になるそうです。そのときに、やはり一番有効に説明できる資料というのは、やっぱりこの財務諸表とそれを分析した資料だというような話をセミナーで聞いています。  それはそれとして、次に質問させていただきます。  先ほど今後の町のあり方というのは、公共施設を更新して進めていこうというときに、資産を利用することと、もう1つは減価償却費という概念の、減価償却費を実際のコストと考えて、それを基金に積み上げていくという、それをしないと多分うまくいきませんねという話で、それは政策部長もある程度、同意されておりました。  しかし、減価償却費を実際のコストとしてそれを積み上げていくというのは、実は非常に大変なことだと思います。それは実際に行政コストからその分だけを削減しなきゃならないわけです。そうすると、何が必要なのかといいますと、やはり行政評価の重要性、要するに行政評価をしっかりして、ほんとうに削減できるような事業、または政策、公共施設云々かんぬんがあるのかという、その行政評価が厳密に重要になってくると思います。  それで、そこで削減できるような行政コストがあったとしたら、それをするためには、行政改革というものが必要になってくる。そういう行政改革と行政評価というものをやるためには、1つには、この公会計財務諸表の分析の指標というものをやはり使うということが1つの方法だと。今、使われているような指標、例えば経常収支比率だとか、財政力指標という、そのような指標もございますが、現金主義でやる指標もございますが、実際にある程度、有効なのは、やはりこの財務諸表から分析した目標値をもって行政改革等を推進するということが、ある意味では効率的なのではないかと思うのですが、その辺のところはいかがでしょうか。 180 ◯議長【池田 宏君】 政策部長。 181 ◯政策部長【秋澤靖久君】 行政評価ということで、行政評価につきましては総合計画との関連性が出てくるわけで、次年度から新総合計画に移行するということで、行政評価の仕組みにつきましても、現在ある複雑なものとは大幅な見直しをかけて、だれにでもわかるようなシステムにしていきたいというふうに考えてございます。  その中で、そこから出てきたものについて、それを行革にどう生かしていくかということになると思います。それが先ほどの話で、施設のほうに反映できるかどうかという問題もあるのですけれども、少なくとも問題点は浮き彫りになってくるだろうということもございますので、最初に申し上げたとおり、適正な数値の設定というのは非常に難しいとは考えますけれども、資産の管理やコスト削減に向けていくには、その指標の設定を、検討することについては、非常に有効なことだというふうに考えてございます。 182 ◯議長【池田 宏君】 添田議員。 183 ◯9番【添田孝司君】 質問は終わりますけれども、最後に私個人の意見を述べさせていただきます。  公会計制度に基づく財務諸表の整備は、行政のマネジメント力を向上するための指標の役割であると同時に、納税者が行政のマネジメント力を評価できるよい資料だと思います。税、補助金及び地方債を発行して得た財源で公共資産を整備してきました。そして、それらの資産を利用して、町民福祉の向上や災害時におけるリスクを減らすように図られてきました。当然、それに伴う行政コストが必要になりました。  しかし、人口減少傾向等で今後は財源減少が予測される中、的確な資産と行政コストのマネジメントが求められていると思います。資産総額が大きく、町債残高も比較的大きな二宮町では、施設更新をしながら財政の健全性を保つには、不用資産売却等、経常行政コストの削減が必要ではないかと考えます。  よって、事業や施設ごとの分析を含めた行政評価を厳密に行い、その結果、必要となる行政改革を的確に行うべきであるという意見をもちまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 184 ◯議長【池田 宏君】 添田議員の一般質問を終結いたします。  暫時休憩いたします。休憩後の会議は午後2時35分から始めます。                           午後2時18分 休憩    ────────────────────────────────                           午後2時35分 再開 185 ◯議長【池田 宏君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の方、お願いいたします。 186 ◯議長【池田 宏君】 脇議員。             〔8番(脇 正文君)登壇〕 187 ◯8番【脇 正文君】 ただいま議長の許可をいただきましたので、通告に従い一般質問をさせていただきます。  今回は3件の質問ですが、一番最初の一般質問です。遠距離を通学する中学生に対する町の支援について。  暑い日も寒い日も通学のために自転車を使い、天気の悪いときはバス通学に頼るなど、特に一色・緑が丘等の遠距離から通学せざるを得ない中学生を、遠距離通学ゆえに可能性が高まるさまざまな被害からの回避や公教育における保護者の余計な出費を抑えるために、バスの無料乗車券を配布すること。そして、これがために、毎年1,200万円から1,300万円ほどの税を投入するコミュニティバスの費用から出すことを行えば、より多くの町民に還元される税金の使い方となり、未来の二宮を背負って立つ若い世代にもやさしいまちづくりの1つとなり、町長の言う定住促進にもつながると考えるが、行政側はこの件に対してどう考えるか、伺いたい。  そこで、話を進めていく上で、まず現在これだけの税金を投入しているバスへの乗車人数、朝夕の通学時間帯に釜野方面を経由するバスの曜日ごとの乗車平均人数、百合が丘方面から釜野方面と、その逆方面に向かう路線ごとに伺いたい。  次に、これらの乗車人数のここ数年の動向変化について伺いたい。  そして、遠距離通学の中学生に対するバス無料乗車券配布についてどう考えるか、町の回答を求めます。よろしくお願いいたします。 188 ◯議長【池田 宏君】 都市経済部長。 189 ◯都市経済部長【渡辺康司君】 それでは、脇議員の一般質問にお答えいたします。  私のほうからは要旨1と2についてお答えいたします。まず初めに、ご承知のこととは存じますが、コミュニティバスにつきましては、朝夕は神奈川中央交通株式会社が運行する釜野線として路線運行しています。釜野線は過去に廃止の検討がされていた路線でありますが、維持継続をするために、乗降客の少ない昼間の時間帯を町がコミュニティバスとして借り上げて、1日3経路、8便の運行をしているものです。  朝夕の通学時間帯に釜野方面を経由するバスの利用人数でございますが、コミュニティバスにつきましては、朝の通学時間帯での運行はございませんので、中学生の下校時間帯に関係する二宮駅北口を秋冬ダイヤで17時30分に、春夏ダイヤで18時20分に出発する2便の利用人数の曜日ごとの平均についてのみお答えさせていただきます。  運行ルートにつきましては、二宮駅北口を発車し、国道の二宮交差点を経由、駅南口に回り、国道1号線を小田原方面に向かって押切坂上から川勾神社入り口を通り、釜野橋の信号を左折して百合が丘1、2、3丁目を回って、団地中央が終点となる経路です。  1便当たりの曜日ごとの利用人数についてですが、平成21年度から平成23年度の3カ年の平均で申し上げますと、二宮駅北口を秋冬ダイヤで17時30分に発車するバスは、月曜日は4.2人、火曜日は4.3人、水曜日は4.5人、木曜日は4.0人、金曜日は4.6人となっております。過去3年間における平均利用者数につきましては、徐々に減少している状況です。  次に、二宮駅北口を春夏ダイヤで18時20分に発車するバスは、月曜日は4.6人、火曜日は4.3人、水曜日は3.8人、木曜日は4.2人、金曜日は3.8人となっております。過去3カ年における平均利用者数につきましては、増加の傾向です。  次に、路線バスとして運行されている釜野線は、二宮駅南口から内原跨線橋、釜野を経由し、団地中央を結ぶ路線ですが、団地中央から二宮駅南口へ向かうバスにつきましては、平日は朝4本、昼間は運行がなく、夜2本の計6本の運行です。  次に、逆方面の二宮駅南口から団地中央へ向かうバスにつきましては、平日は朝3本、昼間は運行がなく、夜3本の計6本です。利用人数につきましては、路線バスとして運行されておりますので、神奈川中央交通株式会社に確認したところ、現金だけではなく、パスモ、スイカ、または定期券などの乗車があり、実数の把握はできないとのことでした。  ちなみに、神奈川中央交通として集計されている利用人数の平成23年4月から平成24年3月までの1年間のデータによれば、団地中央から二宮駅南口方面への乗車人数は1万5,547人、1カ月平均では1,296人、逆方面の二宮駅南口から団地中央への乗車人数は1年間で5,329人、1カ月平均で442人ということでした。  以上です。 190 ◯議長【池田 宏君】 教育次長。 191 ◯教育次長【石井博司君】 それでは、私のほうからは要旨3点目の遠距離通学の中学生に対する無料乗車券の配布についてお答えをいたします。  学校の通学距離につきましては、文部科学省義務教育諸学校等の施設費の国庫負担金等に関する法律施行令第4条におきまして、適正な学校規模の条件が規定されておりまして、小学校にあってはおおむね4キロ以内、中学校にあってはおおむね6キロ以内であることとされております。  また、同じく文部科学省の要保護児童生徒援助費補助金、及び特別支援教育就学奨励費補助金交付要項、これは就学援助の関係の基準ということになるものですが、通学距離が小学生にあっては4キロメートル以上、中学生にあっては6キロメートル以上の場合に、通学に利用する交通機関の旅客運賃が通学費として支給の対象になっているということでございます。  町内の中学校で最も通学距離の遠いところは、二宮中学校では一色地区の中井町境あたりでして、4.1キロメートル程度。二宮西中学校では百合が丘3丁目でして、3.2キロメートル程度ですので、両校とも文部科学省の示す通学距離の範囲内ということでございまして、就学援助も対象にならないということになります。  なお、通学に当たっては、安全面や体力づくりの面からも、徒歩が望ましいというところですが、二宮中学校では一色・緑が丘地区の生徒については、自転車通学を許可するとともに、バス通学も認めておりまして、これらの交通手段の中から、ご家庭で通学方法を選択してもらっているという状況です。  ご質問の無料乗車券の配布についてですが、教育委員会といたしましては、両校の学区とも適正な通学距離であると考えておりまして、実施する考え方はございません。  以上でございます。 192 ◯議長【池田 宏君】 脇議員。 193 ◯8番【脇 正文君】 今、お答えいただいた件につきましては、これとは関係ないですが、以前、スクールバスの件で質問させていただいたときに、適正な距離ということでお話をいただいておりますので、これについては理解をします。  ただ、私が問題としているのは、確かに決められた距離というのはあります。しかし、社会情勢が変わってきて、今、非常に危険な状態が起きたり、またはちょうど2年前の12月ですか、ひどい豪雨がありまして、交通機関もマヒしてしまったと、こういうようなことが起きてくる。そのようなことを考えたら、杓子定規という言葉は失礼な言い方かもしれませんが、それで持っていくだけではいけない状態になっているのではないだろうかということを考えたのが1つと、それから、今まで湘南神奈交バスさんにお金を整備費・運行費ということで払っているということを質問で執行者側のほうから答えがあったときに、それを聞いた住民の方々のほうから、そんなに払っているんですかということで声が多く上がりました。これは緑が丘の方なんかも含めてです。  実際に学校に来てからではなくて、登校するときには家から、下校するときには家につくまでが学校の範囲というふうに考えているとこもありますから、その間に事故があった場合というのをいろいろと心配をしております。ですので、そういうことからしても、この考え方というのは「あり」ではないのかというふうに思い質問しております。  先ほどのバスの件、考え方はいいと思うのですが、税金を使うやり方としては、果たしていいんだろうかというふうに思うところもあります。そこで、先ほどちょっと触れましたけれども、コミュニティバスに支払っているお金ですけれども、これをどのように町が神奈交と契約をしているかわかりませんが、実は神奈交に電話をしていろいろと聞こうとしました。そうしたら、向こうからの答えは、町と契約を結んでおりますので、町のほうから聞いてくださいということで答えがありませんでしたので、このような言い方になっておりますけれども、例えば私、思うのですけれども、コミュニティバスに支払っているお金で町が無料券を買う。売った神奈交バスは利益を得る。それを今の釜野路線に充てて運行する。子どもたちは町が税金を使い買ってくれた券でバスに乗る。できれば、これを小さな子どもとか、歩く以外に移動手段を持たない高齢者にも渡す。これがやさしいまちづくりにつながり、町長の言う定住促進にも一役買うのではないかと思うのですけれども、このように考えているのは、これは執行者側として成り立ちませんでしょうか、成り立ちますでしょうか、教えてください。 194 ◯議長【池田 宏君】 町長。 195 ◯町長【坂本孝也君】 論点がちょっとずれていて、今、コミュニティバス委員会をつくって、今までの経過は全くそうなんですよ。利用度が少なくて無駄なんです、あのお金が。差し引き900万円ぐらいですけれども、無駄なので、これからどう合理的にたくさんの人が利用できるようなことを考えようかということで、来年の10月にはでき上がって運行するようになっているのかな、新しいシステム。  だから、デマンドとか、いろいろな方法を委員の皆さんと一緒になって考えているところですから、それはそれ。  今の遠距離の、そういう券を行政が与えるというようなことをもし実行するとすると、新たな税金をそこに投入しなくちゃいけないということになるわけで、今の考え方はもうちょっとずらして、新しいコミュニティバスの運行ができ上がって、様子を見て、それでもだめだったと。また同じような無駄遣いが起きちゃっているというようなことになったら、多分やめますので、やめないようにみんなが考えてくれていますから、やめないようになるんでしょうけれども、わからない、これは。どの町でもそういうコミュニティバスというか、福祉バスというのは、やる前の期待はすごく多いんですよ。でも、やってみると、空気を運んでいるみたいだと。それはわかっていて、今やってきたんですけれども、今度はそれをさらにレベルアップしようとやっている最中ですから、それを捉えて、先にそのお金を使っちゃおうというのは、ちょっと今は無理があるんじゃないかと。もし教育委員会でそれを「ゴー」ということが出たとしても、それは今できない。  ですから、来年10月にスタートする富士見はデマントにしようとか、いろいろなアイデアが出ていますけれども、ふれあいトークでもそういう地区には特別、説明会をやってきました。ですから、そういう経過を見定めてからの話ということにするのか、それとも別なことでそれを議論して、税金をこれだけのお金をかけてやるのかというようなことにするのか、どっちかにしないと、何かコミュニティバスと遠距離の子どもたちとのあれを一緒にするという時期では今はないということです。 196 ◯議長【池田 宏君】 脇議員。 197 ◯8番【脇 正文君】 今、地域公共交通活性化ということをやっておりますので、今、町長が言ったことはわかりますけれども、1つ、お聞きしたいんですけれども、同じ公教育で、そこに自分で住みたくて住んだのではないと。緑が丘というところがあるから、そこに引っ越してきた。さっきの定住促進じゃないですけれども、引っ越してきた。そこに住まざるを得ないわけです。  そういうところから通っている生徒さんが、近距離の方は必要ないけれども、通学のために自転車を買ったりとかするということについては、私は公教育を受ける上で、確かにさっきの適正距離というのがありましたけれども、よくないのではないかなと思うのですけれども、その点についてはいかがでしょうか。 198 ◯議長【池田 宏君】 教育長。 199 ◯教育長【内海博治君】 今、距離が近くの者と遠くの者と、不公平じゃないかというご質問だったと思うのですが、それは今、次長のほうから最初にお話ししましたように、バス通学にしても、自転車にしても、徒歩にしても、それは許しているということで、そして教育委員会としては、徒歩通学で行くことが望ましいということで子どもたちには指導していますし、また、学校のほうでもそのように指導しているというふうに聞いております。  ですので、そういうようなことは親の考えでのことですので、どうしなければいけないというような、そういうことは教育委員会としては考えておりません。 200 ◯議長【池田 宏君】 脇議員。 201 ◯8番【脇 正文君】 今、そのようにお聞きしましたけれども、2010年の12月に一般質問をしましたとき、またそれ以降もスクールバスの件、ちょっと外れてしまって申しわけありません。この質問をしたときに、町長がおっしゃった中で、二宮小学校が東大の跡地、ここに移転したときには、バス通学云々というようなことを言われた記憶があります。そうすると、実際、今、適正な距離と言われておりますけれども、二宮町はとても面積が狭く、どこにでもすぐに行かれる距離にある小さな町です。  そうすると、二宮小学校が駅前から東大のところに変わったとしても、そんなに子どもたちの通う距離に対して、適正な距離を超えるということはないと思うのですけれども、町長はそのときにバス通学のことをおっしゃったようですけれども、そうすると、実際にはそういう考えはしてもらえるのではないかなというふうに思うのですが、その点についてはいかがでしょうか。 202 ◯議長【池田 宏君】 町長。 203 ◯町長【坂本孝也君】 あのときの議論は、今、それも委員会で委員が選ばれてやっておりますので、全く白紙に戻っていますけれども、あのときは1つのアイデアとして、行政としての提案があったわけです。そのときに、例えば下浜なんていうところから通っているもし小さい子どもさんがいたら、確かに遠くなるんじゃないかというイメージです。イメージ。距離をはかったわけじゃないんですけれどもね。梅沢の端から、今、梅沢も二宮小の範囲かな、よくわかりませんけれども、そういうようなところから中里のあそこまで行くとすると、距離が遠くなるのではないかと。それに対しての、そういう場所が移動することによって、今までよりも遠くなるというようなことの声がもし上がった場合は、どうしたらいいかというようなことで、そういう場合はスクールバスをつくりゃいいじゃないかと、こう言ったわけです。  ですから、今の現状の教育委員会が決めた範囲ということとは全く違う議論で、そう言ったからやって当たり前じゃないかとか、やれるはずだとかっていう議論は全然違う角度だね。しかも、それは脇議員も賛成していただいたんですけれども、東大を買うことになりました。そして、その中身については、全く新しいメンバーで、今、副町長を筆頭に、そういう構成が14人ですか、そういう方々で研究をしておりますので、その方々にゆだねるということになっておりますから、そのときのいろいろな話の中身については、全部、白紙に戻っていると、こういうことです。 204 ◯議長【池田 宏君】 脇議員。 205 ◯8番【脇 正文君】 確認しておきますけれども、2011年12月の議会のときに、町長が先ほども言われましたように、距離的に下浜の子どもたちがそこまで歩いていく、自転車に乗っていく、小学生だから歩いていくということになるけれども、そういう距離になってしまうので、そのときはスクールバスが必要というのは、今は白紙になっていると、このように捉えてよろしいわけですね。  では、先ほど出ましたけれども、今、公共交通の中で行われているオンデマンドバス、オンデマンドバスという形を採用するかどうかというのは別として、新しい交通体型になったとき、このときは遠距離通学をする中学生とか、これに関連しますけれども、小さな子どもたちとか、歩く以外に手段のない人たちに無料券配布などという町の支援というのは考えていくということはありますでしょうか、お願いいたします。 206 ◯町長【坂本孝也君】 そういうことも含めた議論が今されている最中で、あのときに西中の部活のあと、暗くなったり、遅くなったりする生徒のために路線を通した。そうしたら、一般的にはそれを使っていないということだったんですけれども、この間、中学生のふれあいトークのときに西中に行ったときに、校長先生が、相当使っているらしいですよ、満員になるぐらい。  ただ、時間が合わないと、1本しかないから、通り過ぎちゃうと、もうだめらしいんですけれども、それはやはりお金を払って乗っていってもらっているわけですから、ただでという、何でもそうやって過保護と私は思うぐらいに、そういうことはなかなか今の経済状態の中では、行政としてはできないんじゃないかなということです。豊かな時代に戻れば、またそういうことも考えられなくはないと思いますけれども、現状のこういう時代が続いて、税収不足でほんとうに行政としても困っているという中では、そこまではなかなか……。行き届いた教育ということになるんですかね、そういう予算もつくれないのではないかなと、こう思っております。 207 ◯議長【池田 宏君】 脇議員。 208 ◯8番【脇 正文君】 町の行政が非常に厳しいから、こういう状態では考えられないんじゃないかなということですが、先ほどの町長のお話の中では、たくさん乗っているということがありました。  先ほど来の一般質問の中にも、定住促進というのも出ていましたけれども、二宮は何をアピールするのかということを考えた場合に、教育に対して、こういう面で優しいんだよということも、定住促進をアピールする1つではないかというふうに思っているんです。  お金を払ってと言うけれども、先ほど町長が言われた中で、新しい交通体型になったときに、言葉はそのとおりに言えませんけれども、今のコミュニティバスを廃止とか、なくなるというような意味合いのことも言われていました。そうすると、その部分があくと思うんです。そうしたら、それを将来的に住民にやさしいまちづくり、定住促進で、中学生・小学生を抱えている家庭というのは、お父さん、お母さんは就業年齢ですから、若いです。そうすると、そういう人たちが入ってくれば、町は税収入等も増える。結構いい面が出てくるのではないかというふうに思いますので、ちょっと話を大きくしてしまいましたけれども、もう1度、お聞きしたいのですが、もし新しい交通体型になったときに、若い世代にやさしい、住民にやさしい二宮町ということを言うとするならば、この無料券の配布というのを将来的には考えるかどうかということをお聞きしたいと思いますので、お願いします。 209 ◯議長【池田 宏君】 町長。 210 ◯町長【坂本孝也君】 やさしいというのと、ちょっとニュアンスが違うんですね。脇議員は昔、先生だったから、優しいんだなと、こう思って聞いていますけれども、もっとそれよりも、教育なら教育の面でやらなくてはいけない、また定住促進にもなるような、要するに教育の町二宮、二宮の小・中、もっと言えば保育園から、幼稚園から、小学校から、中学校から、高校も含めて、この町に住んで、通って、そういうようなことですばらしい教育が受けられると。何も勉強が一番というわけじゃないですよ。いろいろなしつけからして、何からしてと。武道からも、いろいろなことからも含めて、すばらしい町の教育方針があるんだと。そこを巣立っていった子どもたちが、どこの分野に行ってもみんなすばらしくなって、大人になっていくんだというようなことにお金を使うなら、私は大いに賛成だし、そのためにはどうしたらいいかといういろいろな方法論があるわけですけれども、教える側のレベルとか、学校の施設とかというようなことの中に、通学のときに、それを楽にしてあげるということがそういうものに当てはまるかなというと、私の感覚では、ちょっとそれはもう1つ優先順位が下るんじゃないかと、こう思っているわけです。  ですから、通学が大変だと。前に山西だったかな、やっぱりふれあいトークで2年ぐらい前に、お母さん方がこんな重いランドセルを背負って通学しているんですよと言って、実際、持ってきました。本がいっぱい入っている。学校に置くことも許されない。毎日、背負って、行ったり来たりしているんですよという訴えがありました。  確かに重いなと思いましたけれども、それでも西中は西中のやり方で、自転車も乗っちゃいけないということになっていますから、それをとことこ背負って行くわけですけれども、その中学1年生の子が3年生になるころには、ものすごくたくましくなって、ほんとうに立派に成長しているという姿も見ておりますので、どこをとって優しいのかというのが、考えようがいろいろあると思うんです。 211 ◯議長【池田 宏君】 脇議員。 212 ◯8番【脇 正文君】 優しいということに対して、いろいろととり方があるというのはわかります。私が考えている優しいというのは、重い荷物を持っているから、だからそれを楽にしてあげようとか、そういう意味の優しいではなくて、遠距離ゆえに、社会情勢が変わっています。私も中里ですから、小学校のときには二小まで歩いて行きました。でも、その当時と社会情勢が全然違うんですよ。そういう危険が非常に高まってきている社会情勢の中で、次代を背負う人たちに対して、何らかの町の支援がある。例えば遠距離に対してバスの無料券、こういうものがあるというのが、住民にとって優しいのではないかというふうに考えます。  それから、教育方針があってということですけれども、学校の教育というのは、例えばテストの点ですと、何回かやれば点が上がる。すぐ結果は出ます。しかし、本来の学校教育の結果というのは、子どもたちがいる6年間、3年間の間では出ません。ひょっとしたら大人になってから、ひょっとしたら20、30、もっと過ぎてからなる場合もあります。ですから、そういう面でも、確かに二宮町は教育に対して非常に熱心な町であるというのは、これは有名な話で、よく聞いております。しかし、目に見えるものとして、そして今の時代を考えた場合というのは、やはりこういう面で無料券の配布ということをするのも、やさしいまちづくりになるのではないかなというふうに思います。  今の町長の答弁ですと、どうやら私が聞きたいバスの無料券については、「ノー」というような感じですので、ここで要望とさせていただきます。  定住促進につながる住民にやさしいまちづくりの1つとして、遠距離中学生等、小さい子ども、歩くしか移動手段のないお年寄りなどへのバスの無料券などの配布、こういう町の支援を強く要望いたします。  以上で、この件についての質問を終わりとします。 213 ◯議長【池田 宏君】 2問目をお願いいたします。             〔8番(脇 正文君)登壇〕 214 ◯8番【脇 正文君】 2問目の質問をさせていただきます。  県道沿線の住民はいつまで不便な生活を我慢すればよいのか。県道西友北側から緑が丘交差点までの間の横断歩道設置について、過去に一般質問をしました。  また、10年以上前からも、一色・中里地区より設置要望が出ています。事あるごとに、地域の方は横断歩道ができないかなというふうに言ってこられます。
     しかし、いまだに実現されていないところに来て、横断する人は年齢を問わず増えています。この夏以降見たのでは、小学生が渡っています。中学生も渡っています。非常に多くの人が渡っています。非常に危険な状態です。  特にこの10年以上の間に高齢となられた方は、足腰は弱まり、移動手段は限られ、生活範囲は狭まってきています。また、ひとり暮らしの高齢者も増えてきています。そのため、生活必需品を買うための近くの店舗への依存は高まってきています。このような理由から、危険を承知で県道を横断する人が増えているのだと思います。  その理由は、歩道橋の階段が怖くて渡れないこと。目と鼻の先にある店に、安全とはいえ、何百メートルもの遠回りをして行くほどの気力が出ないからだと思います。階段の怖さは上りじゃなくて、下りです。下りが非常に怖いです。  設置要望以降、交通量が増え、通行車種も大型化や多種にわたるなど、交通事情が変わり、危険な状況が増えてきています。もし事故発生となった場合、横断歩道が設置されていて、ここを渡っていたか否かで保険の判断も変わってきます。  このような日常生活の中での不便さを抱えながら、県道沿線の住民は一体いつまで我慢しなくてはいけないのでしょうか。住民にやさしい町でなければ町長の進める定住促進はできない。現在までの町等のこの件に対する捉え方と、問題に対する進捗状況について回答を求めます。よろしくお願いします。 215 ◯議長【池田 宏君】 町民生活部長。 216 ◯町民生活部長【長尾秀美君】 それでは、脇議員の質問にお答えいたします。  今、言われました地区の要望の状況について、さかのぼりますと、平成12年の一色地区の地区要望に、西友前の交差点から二宮高校交差点の間に横断歩道の設置要望がされており、その後、平成19年より西友前交差点と西友前から二宮高校入り口交差点との間に横断歩道設置の地区要望がほぼ毎年、中里地区、もしくは一色地区より提出され続けております。  例年、この地区要望の回答について、西友前の交差点の横断歩道の設置については、総じて大磯警察と県警本部の調整の中で、県平塚土木が管理する歩道橋のあり方、歩道の段差解消の問題等の状況をかんがみ、対応していきたいとの回答が大磯警察から出されていました。  今年度もまた地区要望が出されており、大磯署の回答は横断歩道設置は必要と考えております。しかし道路改良が必要とされますので、もう少し時間をくださいとなっており、利用者の利便性と安全性のバランス、近隣大型店舗を含めた周辺との調整をしながら、横断歩道設置の検討をしているとのことでした。  大磯署の交通課とこの件について、再度、協議したところ、西友前の交差点に横断歩道を設置するには、道路管理者である県平塚土木による歩道の段差解消や今後の歩道橋のあり方など調整が不可欠なので、県平塚土木と再度、交渉するとのことでした。  また、県警本部には信号機や横断歩道の設置要望が毎年、多数あり、実情といたしまして、そのうち1割の設置しか実施できず、危険度の高い箇所や事故多発箇所などを優先しているとのことです。  次に、西友前から二宮高校入り口交差点までの間の横断歩道の設置についてですが、県道71号線は自動車交通量の多さと、道路幅員が16メートルの広さであることや、歩行者の利用状況などから、安全性を重視し、総合的に判断すると、横断歩道の設置は難しいとのことですが、高齢者事故が多いことなど、高齢者の安全を守るために、道路幅の広い箇所でも横断歩道を設置できるよう、引き続き大磯警察と県平塚土木に要望してまいります。  町では交通安全運動の展開をはじめ、町民の交通安全に努めており、高齢者だけでなく、すべての町民を対象に、人にやさしいまちづくりを二宮駅中心に推進しています。今後とも安全と安心のバランスを考慮し、交通安全マナーアップに努めてまいります。 217 ◯議長【池田 宏君】 脇議員。 218 ◯8番【脇 正文君】 今の2カ所についての答弁をいただきましたが、両方とも必要性を感じているけれどもということでした。そして、優先順位がある。要望していくということでしたけれども、地元の人たちからすると、もう10年以上待っていること。  失礼ですけれども、こう見回すと、皆さんの中に、西友のところから緑が丘の交差点まで片道500メートルあります。皆さん、ご自宅の前に500メートルの直線距離で信号が何もなくて、すぐ渡れないというところには住んでいらっしゃらないんじゃないでしょうか。そうすると、確かに優先順位だとか、いろいろなことがあるというのはわかるのですけれども、住民からすると、生活に必要なものを購入するために危険を犯さなきゃいけないということになっているんですよ。そうすると、今、言われたことはわかるけれども、実際どうなんだろうというふうに言う人が非常に多いんです。  そこで、今、回答としていただきましたけれども、実際に町としてはこの件をどう考えておられるのかいうことをお聞きしたいと思います。お願いいたします。 219 ◯議長【池田 宏君】 町長。 220 ◯町長【坂本孝也君】 町としても全く同じ考えでおりますけれども、いかんせん県の管轄ですから、我々の財源、我々の意思だけでできることではありません。  この間のふれあいトーク、中里で脇議員もいましたけれども、ふれあいトークでもそのお話は出ました。よく承知はしておりますけれども、北口の駅前に、今度は駅前広場が改良されて、暫定的な広場がまたできるのですけれども、そこにたった1つの信号をつけるということですら、大変なお願いをしまして、中古の信号がつくんです。新規がないんですよ。つけてもらえなかったんです。そういうような県の状況、財政状況、いろいろなものも絡んでいて、10年も先送りしていると言われていますけれども、我々も大変ですけれども、県ももっと大変で、そういうような状況の中でなかなか実現しないと、こういうことです。  そういうことの町としてのお願いする手段としては、今、大磯警察から、県警から、平塚土木とか、そういうところには行政の筋としてお願いをしていますけれども、その他に県会議員、今、古沢時衛さんですけれども、そういう方にも後ろから応援していただかなければなかなか実現しないということが事実ですので、いろいろなパイプを使いながらやってきているわけです。ですから、それがあそこの場所でなかなか実現しないということは、それなりの理由があってのことではないかなと。何とか1日も早く実現したいというふうには思っておりますけれども、今のところ手段がそれ以上ないのでどうしようもないと、こういう状況です。 221 ◯議長【池田 宏君】 脇議員。 222 ◯8番【脇 正文君】 いろいろな手を講じて、設置できるようにということでやっておられるということはわかりましたけれども、しかし10年以上前ということは、結構前になりますよね。その時代から来ているにもかかわらず、いまだに優先順位だとか何かということでできない。あそこの500メートルのところには何も信号がない。速度を出して走ってくる自動車が行き交うあの道路の沿線に住んでいる方は、自分たちの苦悩を全くわかってもらっていないというふうに怒っておられる。そして、ここにできないのは、おまえたち議員の責任だというふうに私も怒られてしまいました。やっぱり人の命に関することですから、早急にできるように持っていくということが大事ではないかと考えております。  2年前の緑が丘交差点信号設置について一般質問したときに、先ほども出ましたけれども、段差の件ですが、県道のバリアフリー化にあわせて行っていくということが答弁としてありました。この工事が行われて、そこに合わせて設置されていけば、地元住民の長年の願いがかない、死ぬ思いをせずに食料などの生活必需品が買えることになって、住民の方たちは喜ぶと思うんですけれども、あのときにありました段差解消して、生活の利便性を上げるというバリアフリーの工事というのは、今はどうなっているのか。そして、今後どうなるのであろうかということに対してお聞きしたいと思いますが、どうでしょうか。 223 ◯議長【池田 宏君】 都市整備課長。 224 ◯都市整備課長【諸星 勉君】 県道のバリアフリー化なんですが、二宮町バリアフリー交通計画というのを立てました。そのエリアというのが人にやさしいまちづくりのエリアといいまして、県道ですと、保健センターの入り口までのエリアなんですね。あそこまでのエリアは県のほうでも、今、歩道の拡幅整備、国道1号線からそこまでのエリアについてはほぼ完了していると。  その先については、今のところは未定ということになっております。 225 ◯議長【池田 宏君】 町民生活部長。 226 ◯町民生活部長【長尾秀美君】 500メートルの区間に何もない不便さということをおっしゃいましたけれども、先ほど新規の要望をしても、なかなか県のほうで予算を含めて、状況等、厳しいということです。横断歩道の設置の新規について、一般的に言われているのが、第1に上げられるのが、信号機が設置されている交差点。2番目としては、交差点でなくても信号機が設置してあるかが、要望するときの現地の条件となっているのが一般的に言われているそうです。それらを見ますと、この500メートルの区間の状況としては非常に厳しい部分であるということと、先ほど町長から話が出ましたように、新規の設置というのは、神奈川県で非常に今、財政上、厳しいので、今後、非常に難しいのではないかということでございます。  先ほど町長に1つ例を挙げていただいた駅の北口の整備に伴った信号機の設置についても、担当課は県警本部とか、大磯署を通して、いろいろ交渉したんですけれども、なかなか思うように行かなかったと。そこで、町長に相談したところ、町長みずから動いて、いろいろな手だてをして何とかしようということで、ようやくいろいろな機関とか、いろいろな人と相談し、交渉して、ようやくできる運びになったというのが実情でございますので、新規を含めて、なかなか厳しい横断歩道設置なのかなというふうに思っております。 227 ◯議長【池田 宏君】 脇議員。 228 ◯8番【脇 正文君】 今、おっしゃられた中で確認をしたいのですけれども、バリアフリー計画、そのエリアが人にやさしいまちづくりとして、保健センター入り口までが県というようなことで言われたんですけれども、これはとりかたが間違えていたら、そのとおり言っていただきたいのですけれども、そこまでが県で、そこからが町なのか。県がやるんだけれども、今そこまででとまっていて、それ以降もバリアフリー化計画というのは県がやるものなのか。そこの確認をしたいので、お願いいたします。 229 ◯議長【池田 宏君】 都市整備課長。 230 ◯都市整備課長【諸星 勉君】 県道については県の管理になりますので、そこを町が管理するということはありません。 231 ◯議長【池田 宏君】 脇議員。 232 ◯8番【脇 正文君】 としますと、段差の部分は解消されないと。現時点ではそう捉えるしかないと思うのですけれども、実際に地域の高齢者は生活が分断されていて、自分たちが死ぬまでにはできないんじゃないかというふうに切実に言われ、嘆かれている方もいるわけです。やっぱりそこに住んでいなと、それがわからない。これも住民の声を聞く大事なところではないかと思うんです。  この県道沿線に住んでいる人たちは、気持ちは渡れるんですよ。渡れると思っている。でも、実際に、特にこの10何年の間に足腰が弱まったり、いろいろある。実際に渡ったところが、先日もありました。中央のところまで行ったら、渡れなくなってしまって、双方から来た車がとまってしまった。そして、その数が増えている。これで危険なのは、皆さん、おわかりだと思うのですけれども、夜間、緑が丘方面から来る車と西友側から行く車、両方がライトをつけていると、その真ん中にいる人間って見えづらいんです。  こういうふうに、以前は生活の利便性を求めて設置してほしいという声が多かったところが、社会情勢が変わって危険度が増してきた。だから、この問題を解決してほしいと言っているのですが、残念ながら、今、聞きましたような問題で、それができないと。でも、この沿線に住んでいる人はよく言うんですよ。警察はこういう問題を解決すべきなんだけれども、ここでの反則切符を切ることにいそしんでいるんだよねと。これは地域の人が言ったんです。さらに地域の人から聞きました。お巡りさんがそこに立っているために、1軒、お店が閉店したんだそうです。何でかというと、知らない人はあそこにお巡りさんがいるから、何があったんだろうということで。皆さんもそこら辺はおわかりだと思うのですけれども。  ですから、やはりこの問題に対しては、もっとしっかりと考えてほしい。ここにもし横断歩道ができた場合ですけれども、もし横断中に事故があった場合に、横断歩道を渡っていると保険の8割が出ます。渡っていないと6割しか出ません。そこを渡りたくて渡っているわけではなくて、渡らざるを得ないから渡っているということです。  先ほど県道16メートルの幅員というふうにお聞きしましたが、たしか自転車、これの通行の法律が変わったときに、これを質問したときに、またこれを大磯警察署に聞きに行ったときに、中央の分離線、白で引いてある線、あの幅を狭めて、その分を歩道側に自転車通路をつくるというふうに聞きました。そうすると、先ほどの16メートルも幅があってという理由からすると、これが狭まれば、それはなくなってくるのではないかというふうに思うのですが、そうなった場合に、この理由も含めて、横断歩道の設置を強く要望していただけるのでしょうか、お伺いします。 233 ◯議長【池田 宏君】 町長。 234 ◯町長【坂本孝也君】 強く要望、強く要望と言っていますけれども、過去にもうずっとやってきているんですよ。今の議論は県会でやる議論ですよ。この町会の町の議会でやるというのは、もうそれを通り過ぎちゃっている。そこら辺のことが、ちょっと認識が違うんじゃないですかね。  我々は信号1つつくるんだって、ほんとうに夢中で、いろいろなパイプを使ってやるんですよ。そういうことはあの県道についてもずっとやってきているんです。それでもできないというのは、向こう側にも何か理由があるんですよ。これからもまたお願いに行くんすけれども、それを町が、町がと言っても、これはどうしようもない。  ですから、県会議員にじかにお願いに行ったり何か、脇さんもしたらどうですか。そういうようなパイプを使うのも1つの方法なんです。  この間のふれあいトークで、おじいちゃんが横断歩道じゃなくて、西友の前の歩道橋、あんなどでかい怪物みたいなものは要らないと、確かにそうですよ。乗って向こうへ行く人はほとんどいないんです。みんな下を通っていっちゃう。あれを撤去するだけでも、相当のお金がかかるし、あそこの下に、ほんとうに近いですよね、あそこは。16メートルもないと思うんですけれども。横断歩道をつくってもらえばいいんですけれども、信号もあるわけですから。そちらのほうの可能性はどうなのかなという感じはしますけれども、とにかく我々は手が届かない、これは行政の縦割りというのはおかしな話ですけれども、そういうことですので、ここでそういう議論をしていても、らちが開かないということです。 235 ◯議長【池田 宏君】 脇議員。 236 ◯8番【脇 正文君】 らちが開かないということでした。県道のことですから、県が。そして、町長が言うように、確かに県のレベルかもしれませんが、でも、私たちは町民の代弁者であり、そして町は町民に対して、その代弁者としていろいろなことを行うということになっております。今まで言ってきた。わかります。でも、さらにそれを言っていただかなければ、ここでもし事故があったらどうするんだろうかという不安をこの地域に住んでいる人たちは、実際にそこに住んでいない私たちから比べれば、非常に思っているんです。そこをやはり頭に入れた上で、行政のほうで進めていっていただけたらというふうに思います。また、進めていかなくてはいけないのではないかと思います。  要望とします。県道二宮・秦野線、西友北と緑が丘交差点までの間に早急に横断歩道が設置されるよう、さらに強く県や警察に要望していくことを要望といたします。これにてこの件の質問を終わりにいたします。 237 ◯議長【池田 宏君】 2問目の質問は終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。休憩後の会議は午後3時45分からといたします。                           午後3時35分 休憩    ────────────────────────────────                           午後3時45分 再開 238 ◯議長【池田 宏君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  脇議員、3問目をお願いいたします。             〔8番(脇 正文君)登壇〕 239 ◯8番【脇 正文君】 一般質問の3問目をさせていただきます。  学校水泳授業に温水プールを使わず、山西プールを4校で使うことは適切だろうかという質問をさせていただきます。  毎年、7月初めから約2週間、学校の水泳授業が行われるが、この間、毎日、町のプールが利用される。山西プール以前より山西小・二宮西中学1年・二宮小高学年が利用しており、さらに、同時に一般者への開放も行われ、その過密さはすごいものであった。しかし、百合が丘プールが廃止されたため、一色小学校がここに加わることはやむを得ぬことと思われるが、一色小学校の学区には温水プールがあります。  今まで述べた事情と、児童・保護者・教師等にも温水プールでやったらどうかという声があることから、一色小学校の水泳授業は温水プールで行うのがよいと考える。  そこで、まず過密状態の中であって、一色小学校の水泳授業を山西プールで行う理由は何か。温水プールを使用しない理由とあわせて説明願いたい。  次に、児童を山西プールまでバスで移送しているようですが、その理由。そして、その費用、その出し方等についてお聞きしたい。  また、このバスはどのように運行されているのか。例えば1日中、動いているのか。学校とプールの間を往復しているだけなのか。また、聞くところによりますと、ここに動いているバスは神奈交バスないようですが、もしそうだとするならば、違う会社のバスを使っている理由もあわせて、運行状態について説明願いたい。  そして、今後について、一色小の温水プール利用、バス運行について、また同時に行われている一般者の開放についても、この過密には何らかの関係があると思われるので、町の考えをお聞きしたいと思うので、回答を求めます。  以上です。 240 ◯議長【池田 宏君】 教育長。 241 ◯教育長【内海博治君】 それでは、脇議員のご質問にお答えいたします。  脇議員、ご存じのように、学習指導要領では、水泳については低学年は水になれるため、中学年は浮く・泳ぐといった運動、そして高学年ではクロールや平泳ぎなどを主に児童の能力に応じて指導をするという、こういうことになっておるわけでございます。  また、水の事故は生命にかかわることでもあり、ここの夏休みの初めに、水泳の今言ったような指導を十分にしておくということは、子どもたちの安全面から言っても、非常に大切なことであり、教育委員会でも力を入れているわけでございます。  ご質問の、一色小学校の水泳授業についてでございますけれども、これは先ほどから話にございますように、平成20年度をもって百合が丘プールを廃止いたしました。そのことから、平成21年度から山西プールで実施をしているという、こういうことでございます。  そして、山西プールまでバスで送る理由といたしましては、交通事故防止及び水泳の終わったあとの授業等に支障がないようにと、こういうようなことから実施をしているわけでございます。  そして、一色小学校の温水プールの利用につきましては、これはバスの運行、水泳授業時におけるプールの一般者への開放、またその他についても、現在やっておるところで問題はございませんので、現状どおり今後も実施したいと、そういうふうに考えております。  詳細については次長のほうからご説明申し上げます。 242 ◯議長【池田 宏君】 教育次長。 243 ◯教育次長【石井博司君】 それでは、私のほうから要旨に沿ってお答えをさせていただきます。  まず、要旨1の、一色小学校の水泳授業を山西プールで行う理由についてということになりますが、実施場所を選定するに当たって、山西プールと町民温水プール、いずれも候補にして検討を行いました。山西プールの課題としては、議員のおっしゃるとおり、山西小学校、二宮西中学校の1年生、二宮小学校の高学年が利用しておりまして、一色小学校が加わるということで、過密な日程となるということと、児童の移動手段ということが上げられました。  一方、温水プールを使用する場合は、天候に左右されないといったメリットがありますけれども、通常、120センチの水深を小学校の水泳授業に適切な80センチに下げることができないという大きな問題がありました。温水プールプールサイドにあふれた水を浄化し、循環させる構造となっているため、水深を下げると水の浄化ができなくなり、衛生上の問題が生じるということになります。  また、一般の利用者が多いため、水泳授業にどこまでスペースを確保できるかということ。学区内ではありますけれども、学校からも距離があり、移動手段をどうするかといった課題もありました。  このような状況から、山西プールの日程を調整し、一色小学校の利用日を3日間確保するということとともに、町でバスを借り上げ、児童を送迎することとし、現在に至ったものでございます。  次に、要旨2の児童を山西プールまでバスで移送する理由についてですけれども、一色小学校から山西プールまでの距離が2キロメートル以上あり、徒歩で移動するには、交通事故防止の面と水泳教室で体力を使うということを考えると、やはり体力的に厳しいということ。また、授業時間の制約の中で、非常に時間がかかるため、バスで移動するということにしたものです。バスの費用とその算出方法について、決算委員会もございましたが、平成24年度執行額は43万3,125円で、大型の観光バス3台を3日間、借り上げました。  続いて、要旨3のこのバスはどのように運行されているかについてですけれども、水泳の授業は2つの学年が同時に行いますので、朝、1年生・2年生をプールへ送ります。水泳をやっている間に一たん学校に戻って、3年生・4年生を送ります。そして、水泳の終わった1年生2年生を学校へ戻し、その後、3年生・4年生を迎えに行くということで、午前中は学校とプールの間を3往復いたします。  午後は5年生・6年生の送迎ですので、1往復になります。  最後に、要旨4の今後について、一色小の温水プール利用、バス運行、一般者の開放をどう考えるかということですが、温水プール利用については以前から検討している中で、幾つかの課題がありますが、水の事故は生命にかかわるということですので、特に水深の問題が解消できない限り、利用は難しいと考えております。  また、バスの運行については、とてもスムーズに運用できているという学校現場からの意見もあり、現在の運行体制を継続していきたいと考えております。学校の水泳授業時における一般者の開放につきましては、山西プールの場合、8コースのうち、1コースを区切って一般者用とし、7コースを学校で専用利用しています。この時期は例年、梅雨明け前ということで、一般者の利用は少なく、学校が使用していることをご理解いただいた上で利用をしていただいているということで、大きな問題は今のところ起きていません。基本的には、今後も一般利用者のご理解を得ながら開放していきたいと考えておりますが、状況を見ながら検討していきたいと思います。 244 ◯議長【池田 宏君】 脇議員。 245 ◯8番【脇 正文君】 では、細かいことにつきまして質問をいたします。  この質問をするに当たりまして、委員会よりこのプールの利用状況の紙をいただきました。それによりますと、山西小学校は各学年3回ずつ、一色小は2回ずつ、二宮小は3年が3回、4年が1回、ほかの学年は各2回、二宮西中は1年が2回、二宮中学校は1年が3回となっています。中学のほうはクラスを考えましたら、それぞれどのクラスも2回ずつできるということなので、このような運用しているのかなというふうに思うのですが、この紙でいきますと、雨で中止になったというのは今年はありません。ということは、全日程できたはずなのに回数が違っているというのは、やはり1つは、この過密さゆえに、回数について調整をしたのではないかというふうにも考えます。  ちなみに、先ほどの件ですが、山西小学校は1クラスが27から41名で、4年生と5年生が一番多い。二宮小学校は1クラス31から39名で、5年生と3年生が一番多い。一色小は各学年2クラスで、25から35名ということになっているので、物理的に考えても、回数は同じになるはずだと思うのですが、これがなっていないというのは、やはり一色小学校が山西プールに入ることによって起きた過密利用、それから同時に開放されている一般開放、これによって泳ぐところが狭くなると。  今はどうかわかりませんが、私がいたときには、山西小の一般開放は8コース、つまり1コースをスタートからゴールまで、ずっとロープを引っ張っているということなので、子どもたちは50メートルを使うことはできますが、横の狭いところを十分に使うということができません。こういうことも含めて、これらが要因になっているのではないかというふうに思います。  それから、先ほどの一般開放については問題が起きていないというようなことを聞きましたが、実際、現場の教師は非常に困惑しております。ある声では、公立だから、上から来たのについては、これは逆らえないからしようがないんだというような声も実際に聞きました。  もう1度戻ります。各学校で利用した回数が違っているというのは、過密利用や一般開放に1コースあけているというのがその要因ではないかというふうに考えますが、この点についていかがでしょうか。 246 ◯議長【池田 宏君】 教育総務課長。 247 ◯教育総務課長【松本幸生君】 水泳教室の回数の件でございますが、各学校、各学年とも、3日間というのを原則で予定しております。  その中で、本年度につきましては、天候の関係、それから水温の関係、そういったことで午前中はできなかったけれども、午後はできたとか、また逆に、午後になってできなくなった、そういったことがありますので、各学校、また学年によって実施回数の違いが出てきております。  ですので、これはもとの計画ではすべて3回分用意していますので、過密日程の関係でもございませんし、また一般開放のことでもない。そういった天候の理由ということでございます。 248 ◯議長【池田 宏君】 脇議員。 249 ◯8番【脇 正文君】 今の件についてわかりました。  先ほどのバスの運行なんですけれども、先ほどの件に戻りますけれども、登校には徒歩で、年2回か3回のプールにはバスというのが合点が行かないのですが、現場のほうでもバスがということ、そして交通事故等を考えるというならば、これも理由としてなるとは思います。  ただ、先ほど質問に対する答えがなかったのですが、バス会社なんですけれども、バスの運行についてはわかりましたけれども、バス会社が違う会社であるというようなことを見た人から聞きました。それから、観光バスを借りているということなんですけれども、バスの借り方として、観光バスを借りる借り方と、路線バスを貸し切りにして借りる借り方があると思うんです。そうすると、契約によって、借りる料金も違ってくると思うのですが、この点に関してはいかがでしょか。
    250 ◯議長【池田 宏君】 教育総務課長。 251 ◯教育総務課長【松本幸生君】 現在、借りていますのは、60人乗りの観光バスを3台借りている。1日当たり3台借りているという状況です。1台のバスですと、当然、全員は乗り切れませんので、台数が増えます。  それから、路線バスを借りない理由としましては、やはり低学年も乗ります。そういったことで、1人1人が座席にきちんと座った形で安全な運行をしていきたいという、そういった考え方から、観光バスで対応しているという状況でございます。 252 ◯議長【池田 宏君】 脇議員。 253 ◯8番【脇 正文君】 安全上の問題から観光バスということでしたけれども、実際に遠足等で路線バスを借りて行っている学校を見ております。ですから、これは可能性としてゼロではないと思います。まして学校からプールまでの距離ですから。  ただ、今、安全上で観光バスを借りていると。しかも60人乗り、みんな座れるということで、これはより安全が図れるということですけれども、バス会社が違うということに関してお答えはいただきましたでしょうか。お願いします。 254 ◯議長【池田 宏君】 教育総務課長。 255 ◯教育総務課長【松本幸生君】 バス会社の選定につきましては、これは3社、業者さんによる見積合わせという形をとって、最安値の業者を選定させていただいている結果でございます。 256 ◯議長【池田 宏君】 脇議員。 257 ◯8番【脇 正文君】 では、次の質問をさせていただきます。  先ほど水の事故、安全を守るということで1つ。それから、温水プールは水を循環させることによって浄化している。だから、水位を下げることはできないということで答えをいただきましたけれども、そこにすのこを敷く、そうすれば高さの調節はできるのではないかと思うのですけれども、この点についてのお考えはいかがでしょうか。 258 ◯議長【池田 宏君】 教育委員会参事。 259 ◯教育委員会参事兼生涯学習課長【宮川康廣君】 確かに議員さんが言われるとおり、そういうふうな物理的なもので可能でございますけれども、今現在、すのこ、かさ上げするものにつきましては、全体をかさ上げするような量はございません。  以上です。 260 ◯議長【池田 宏君】 脇議員。 261 ◯8番【脇 正文君】 量がなかったら、買われればいいんじゃないのかなと思いますが、その点、検討をお願いします。  次です。二宮町以前から学校プールをつくらず、学校の水泳授業は町のプールで行われているというふうに聞いておりますし、実際にその体験はしております。このことからも、水泳授業がある以上は、町はすべてのプールを利用することが当然であるというふうに考えます。  そこで、そのプールを使っているときなんですが、以前、痛ましい事故が起きてから、学校へ外部のものが入ることに関しては非常に厳しくなりました。門を締めたりとか、カメラを設けたり。そうすると、悪い言い方になってしまいますけれども、来ている人云々ではないですが、やはりそこで一般開放の方が来られているというのは、どうしてもひっかかるところがあるんじゃないか、安全上の問題でも。今は何でもないかもしれませんが。この点について、さっきの過密等を含めてお聞きしたいと思いますので、一般開放についてどうでしょうか。 262 ◯議長【池田 宏君】 教育長。 263 ◯教育長【内海博治君】 今の一般開放についてですけれども、これは以前、来ている方が声を子どもにかけたというようなことが1回ありました。ですけれども、それについては十分注意して、あと溺れたりしたときに助ける監視員の人もそういう点を十分に注意してもらってやっていますので、また学校のほうも余分に教員をつけてやっていますので、その辺については十分注意しております。  先ほどの件ですが温水プールの中にこういう四角の入れるものがあるんです。それで水を多くさせるのがあるのですけれども、四角のその台で滑ったりとか、それを上げ下げするのが非常に大変なんです。そういうようなことで、一時それを検討したり、水が少ないときには、あれを入れたりも以前にやったことがあるのですけれども、それはあまり実用的ではないということでやめたということでございます。  それともう1つは、やはり水が少ないと衛生上の問題がありますので、その辺もご理解いただきたいと思います。そういうようなことで使わないということですので。  以上でございます。 264 ◯議長【池田 宏君】 脇議員。 265 ◯8番【脇 正文君】 一般開放の件について、今、出ましたけれども、やはり危険なんです。これは開放すべきでないと思いますけれども、検討をお願いしたいと思います。  次に、先ほどの温水プールで、一般の方が使われるということだったのですが、実は中井町にいっているこのパンフレットなんですが、このパンフレットの中に、学校行事に伴う無料券発行依頼書というのが入っています。中井町にある施設の中に、二宮町の温水プールで学校行事に使う無料券発行依頼書と。問い合わせ先が生涯スポーツ班、温水プール受付保管用というふうになっております。  先ほどの理由はわかりましたけれども、一色小学校の子どもたちは温水プールを使わない。しかし、町外には学校行事に伴う無料発行券を出している。これは矛盾しませんか。この点、いかがでしょうか。 266 ◯議長【池田 宏君】 教育長。 267 ◯教育長【内海博治君】 多分、その件については、今、話しているのは一色小学校の2年生とか、3年生とか、大勢が一遍に入ることを言っているわけで、それは多分、私、確認していませんけれども、学校の中の、例えば夏休みだとかほかのときにやるので、それを申し込むことによって、そんな大勢じゃだめですとか、温水プールのほうで精査するのだと思います。  いずれにしても、先ほどお話ししましたように、大勢を一遍に、学校の半分ぐらいの生徒とか、何人もの生徒を入れるということは、衛生面の先ほど申し上げましたそういうようなことから、今のところでは無理ということでやっております。 268 ◯議長【池田 宏君】 脇議員。 269 ◯8番【脇 正文君】 大勢を一遍に入れると衛生面の問題もあるということでしたけれども、一色小学校は現在、各クラス25人から、多くて35人です。1学年ずつ入れば、その問題は大丈夫ではないかと思います。実際にこのいただいたものからすると、1年から何年という形になっていますので、利用方法としてはできるのではないかと。そうすると、この問題は解決できるのではないか。  それから、先ほど夏休みなどのことを言われましたけれども、夏休みに学校行事でプールを使うということはないと思います。ですから、やはりこの件に関しては、どこか矛盾しているところがあるのではないかと思います。もし私のとり方が違っていたら、それは後ほど教えていただきたいと思います。  では、要望とさせていただきます。一色小学校の水泳授業は、児童・保護者・教師からも声が上がっている温水プールも使うべきであると思います。そして、水泳授業開催中は一般開放は行わないようにするということを要望して、私の一般質問を終了いたします。 270 ◯議長【池田 宏君】 脇議員の一般質問を終結します。    ──────────────────────────────── 271 ◯議長【池田 宏君】 これをもちまして本日の日程はすべて終了いたしました。本日はこれにて散会といたします。  なお、明日13日木曜日も午前9時30分より本会議を開催いたします。ご苦労さまでございました。                           午後4時14分 散会 © Ninomiya Town Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...