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平成24年第3回(9月)定例会(第12日目) 本文
平成24年第3回(9月)定例会(第12日目) 名簿

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  1. 二宮町議会 2012-09-12
    平成24年第3回(9月)定例会(第12日目) 本文


    取得元: 二宮町議会公式サイト
    最終取得日: 2019-09-28
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 会議の状況                     午前9時30分 開議 ◯議長【杉崎俊雄君】 皆様、おはようございます。  ただいまの出席議員は13名でございます。定足数に達しておりますので、直ちに会議を開きます。  本日の議事日程はお手元に配付のとおりです。  議会だより掲載のため写真を撮りますので、ご了承ください。    ────────────────────────────────    日程第1 平成23年度決算総括質疑 2 ◯議長【杉崎俊雄君】 日程第1「平成23年度決算総括質疑」を行います。  平成23年度決算関係議案第55号、第56号、第57号、第58号、第59号を一括議題といたします。 3 ◯議長【杉崎俊雄君】 近藤議員。             〔11番(近藤行宏君)登壇〕 4 ◯11番【近藤行宏君】 議長の許可をいただきましたので、私の総括質疑に入ります。項目は多岐にわたりますので、なるべく簡潔に質問いたします。  初めに、にのみや総合長期プラン達成状況について伺います。本年は、にのみや総合長期プランの最終年となり、現在、総合計画審議会にて、10月下旬の次期総合計画答申に向け尽力されておりますが、実施計画の策定には、副町長、教育長、各部長が構成員となっており、「あすの二宮町をつくる」を観点に多くの方々が携わり、町の重要な道しるべとなるよう努力されています。また、町行政改革推進計画においては、7月31日に進捗状況調査結果が公表され、26年度に向けて着々と取り組みが進められております。前町長が掲げた総合長期プランの施策は平成18年12月からの現町長のもと、どのくらいのプランが実現できたのか。特に2期目からは、時代の変化を勘案され、にのみや総合長期プランから重点的、横断的に取り組む施策として、「町の基盤再生プロジェクト」、「誰もが安心して暮らせるまちづくりプロジェクト」、「町の体制づくりプロジェクト」を重点プロジェクトの三本柱として打ち出されましたが、この結果、それぞれの検証はどうであったのかを、まず伺います。  2番目として、財政健全化判断基準及び各指標から見る決算状況について伺います。国政においては、8月10日に消費税引き上げを柱とする社会保障税一体改革関連法が可決成立、消費税は、経済情勢が悪化しない限り、平成26年4月に8%、27年10月に10%に引き上げられることとなりました。販売価格の値上げなどで買い控えが起こり、消費が冷え込むことを懸念せざるを得ませんし、増税で景気が悪化すれば、税収も増えず、当然のこととして、財政健全化に向けて取り組まなければなりません。  そこで、決算説明資料中の財政状況を示す各指標を見てみますと、実質公債費比率は5.5%から5.4%と0.1%下降しているほかは各指標は上昇しております。実質的な負債の目安となる将来負担比率が88.8%から90.9%と2.1%上昇しております。将来負担比率の上下落の激しい要因と今後の見通しを伺います。  また、近年、下降傾向にあった経常収支比率が91.8%から93.5%と1.7%上昇しています。これについては、悪化の要因と今後の見通しについて伺います。さらに、人件費などの事務的経費比率も、この5年間で最高の48.8%を示しています。これらのことは、危惧されていた財政の硬直化が一層進んでいるものと言わざるを得ません。  私は、6月の一般質問で、建て替えも含めた公共施設の再編・統合・廃止について検討、推進を要望いたしましたが、この視点が間違いではないことを改めて認識いたしました。町として、これらの指数悪化の要因をどのように捉え、その検証内容を今後の行財政運営へどのように反映されていくお考えかを伺います。  3番目として、関連して、基金を統廃合して東京大学果樹園跡地の購入財源とした考え方を改めて伺います。東大果樹園跡地購入に当たっては、3月の定例会にて7対6での可決、僅差での土地取得という結果は記憶に新しいところであります。反対議員の中には、財政調整基金の取り崩しに対する懸念や、24年度予算に影響を与える等の討論がありました。町では、6月広報にて、基金、貯金ですが、その一部を他事業、基金の目的事業に充てることで一般財源を捻出し、購入財源としたと説明されましたが、町民の中には、基金を有効活用したことへの理解が深まっていない部分もあるので、財政運営への影響の度合いも含めて、かみ砕いての答弁を期待いたします。さらに、基金に対する町の基本的な考え方についても伺います。  次に、各事業についてです。1番目として、地域防災への指導力をどう発揮されていかれるのかについて伺います。昨年3月11日の東日本大震災以降、全国で防災意識が高まり、23年度町長施政方針でも、いざ災害が起きたときに困らない体制づくりでは、地域と連携して自主防災組織のレベルアップを図るとあります。23年度地区長研究会においても、公助が機能するまでの3日間の初期対応、対策が最重要と考え、現状の自主防災体制を見直し、強化策を提案するとあります。今年の総合防災訓練は、公的援助が届くまでの家庭や地域を主体とした実践的な訓練が実施され、去る6月6日には、各地区防災リーダーを対象に県総合防災センター、消防学校にて研修会が開催されており、町が地域防災に力を注いでいるのが見て取れます。町では、事あるごとに、自助・共助・公助の中で、まず、自助、共助の重要性を挙げております。地域の人々が互いに協力し防災活動を組織的に取り組むこと、共助、すなわち、自主防災組織を充実していくことが問われております。災害時の被害軽減を図る意味でも、現在、温度差のある各20地区の自主防災組織を今まで以上に高め、同レベルにすること、防災安全課がどのようにイニシアチブをとり、各地区を引っ張っていくのか、これが町の役割ではないでしょうか。町長のお考えをお聞かせください。  2番目は子育て支援事業について伺います。急速に少子高齢化が進む一方、先行きが見えない社会情勢にあり、地方行政はますます厳しい状況になっていく中で、少子化社会の問題が叫ばれ、日本の総人口が減少に転じ、今後の社会経済の低下、社会保障制度の維持などが懸念されております。政府は、少子高齢化が進む中、国民の安心を実現するためには、社会保障の機能強化と、それを支える財政の健全化を同時に達成することが不可欠とし、国民生活の安定や雇用や消費の拡大を通じて経済成長につなげることとし、また、優先的に子ども・子育て対策に取り組むこととしております。
     我が二宮町においても人口の減少傾向にあり、次の社会を担う子どもを安心して育てられる町として、一時預かり、ファミリーサポートセンターや学童保育などの取り組みを行っております。また、8月16日には、子育て支援と児童虐待予防を目的にした「怒鳴らない子育て練習講座」を協力して実施する共同宣言に、茅ヶ崎市、大磯町、二宮町とで調印され、広域的な子育て支援の行動につながることに期待しております。しかしながら、児童虐待については毎日のように報道され、「そだれん」の重要さを感じるところです。  少子化対策として、(仮称)子どもの館構想がありましたが、凍結して5年が経過しております。国立小児病院跡地の活用については、山西地区の拠点となるよう、子育てサロンの質疑が過去にありましたが、未来への投資も必要ではないかと思っております。社会保障と税一体改革法案の中に、子ども・子育て支援にある幼保一体の整備も考えられると思います。跡地の活用が明確になれば、漁港背後地への活用も見出されるのではないでしょうか。そこで、子育て支援事業の検証と今後の方向性、そして跡地の活用を伺います。  3番目として、二宮町の顔である北口、南口の活性化への見通しについてです。商店街振興対策として、22年度決算は、栄通り商店街活性化調査委託料50万円、他補助金が999万5,000円。23年度予算は、栄通り商店街再整備調査等委託に190万円、他補助金が980万円となっており、南口栄通り商店街のにぎわいの再生に向けた方向性がどう出て、今後の青写真をどう描かれているのか、毎年これだけの金額を投入してどれだけの効果が上がっているのかを伺います。  今年度予算を見ても、商店街賑わいイベント企画等委託料に50万円、他補助金を1,020万円計上しております。駅北口広場暫定整備工事が本年着工の運びとなり、暫定整備とはいえ、より一層、駅周辺の商業振興に目を向けることが町全体の活性化につながるものと思います。  また、町長が押し進めている日帰り観光を推進する意味でも、町内、町外の方々が安心して歩ける散策路の基盤整備が必要ではないかと考えます。現在、北口商店街道路は7時から9時までの一方通行となっておりますが、北口広場暫定整備工事終了後はどうなるのか、ソフト面だけでなくハード面への取り組みの考えを伺います。さらに、以上の観点から、今後の方針、方策を示されたい。  4番目として、吾妻山公園再整備事業についてです。通年型日帰り観光の拠点でもある吾妻山は、現在、菜の花、スイセン、サクラツツジ、アジサイ、コスモス、改修による整備の中でポピーという予定となっておりますが、どう見ても、菜の花シーズンに特化されているようでなりません。菜の花でいつまでもつのか、日帰り観光の拠点、町のランドマークとして捉えている、この公園のあり方について、当然、町長はさらなる一手を考えていることと存じますので、吾妻山公園の未来像を含めてのお考えをお聞かせください。  私は、平成4年の転入から10年近く、吾妻山は町所有のものと思っておりました。現在も私と同じような方はかなりの人数を示すものと思います。ましてや、町外の方はどう捉えているのか。毎年の借地料が1,000万円を軽く超える現状、細かい数字、経緯については23年9月定例会にて先輩議員、故原議員の総括質疑で述べられておりますのでここでは挙げませんが、借地年限を区切ること、毎年、少しずつでも買い取り交渉を進めることを考えていかれるのか、私は、吾妻山が借地であることを町内、町外へもっと発信されたらと思います。  さらに、3月定例会、脇議員の一般質問答弁で、入山料を取れるようなことも一生懸命に考えているとありました。私も、山を保全する意味でも、例えば、協力金とか入山料、こういうものを徴収することも検討すべきと思いますが、いかがでしょうか。難しい問題は多々あると思いますが、あえてお聞きいたします。  5番目として、特産物普及奨励事業についてですが、22年度決算事業報告で、落花生を普及させるとともに、湘南ゴールドを新たな二宮の特産品として普及・奨励し、農業再生の一助とするとし、落花生は8万7,000円、湘南ゴールドへ12万4,000円ほどの補助、23年度予算においても同様の位置づけで、落花生へ17万6,000円の補助、湘南ゴールドは、委託料、補助金として25万円が計上されました。今年度は落花生へ19万2,000円、湘南ゴールドへ、委託料補助金として22万円、オリーブ関連へ40万円となっております。主力普及品が落花生、湘南ゴールドからオリーブへのシフトなのかと感じられる向きもあります。この2年間で落花生、湘南ゴールドの生産量拡大が図られたのか、二宮ブランドと連携した特産品加工等に活用できたのかを伺います。今後、3主力普及品として、どのように情報発信していくのか、町のブランドとして、どう知名度をアップされていかれるのか、具体的なタイムスケジュールも必要と感じますが、将来展望も含めて示していただきたいと思います。  最後にふたみ記念館事業について伺います。町民文化の向上と豊かな地域社会に寄与することを目的として設置されたふたみ記念館の現状は、入館者数の伸び悩みにあえいでいると言わざるを得ない状態です。原因はどこにあるのか。担当課が先頭に立って分析、検証されていると思いますが、一番の要因は、入館料500円がネックだと私は感じます。まず、これを見直すお考えはありますでしょうか。ランニングコストは抑える方向で推移すると思いますが、入館者をどうやって増やしていくのかが問われています。町長は黒字を目標にしたいと、このようにおっしゃっていますが、私は何も黒字にならなくてもいいと思っています。トントンでよしとすべきではないでしょうか。教育福祉常任委員会での説明の中で、郷土にゆかりのあるこの方を一人でも多くの人に認知してもらうと、このようにありました。私も二見画伯、ふたみ記念館をあらゆる方法を用いて、より多くの人々に知ってもらうことに尽きると感じております。  そこで、PRも含めて、どのようにてこ入れし、現状を打破されていかれるのかを伺います。議会にて賛成多数で可決された以上、私も含めて、議員全員で後押ししていくことも必要と感ずるところです。いずれにしましても、開設から1年たっていない現在、焦る必要は全くなく、日帰り観光の中心的な役割の一つとして担っていかれるよう、町長の手腕の見せどころと申し上げて私の総括質疑といたします。 5 ◯議長【杉崎俊雄君】 町長。             〔町長(坂本孝也君)登壇〕 6 ◯町長【坂本孝也君】 それでは、近藤議員の総括質疑にお答えをいたします。  まず、1点目のにのみや総合長期プラン達成状況ということですけれども、ご質問の達成状況についてですが、にのみや総合長期プランは平成14年度、それから24年度という年度を計画年度として事業を推進してまいりました。18年度より行政評価を行い、その結果を施策や事業の改革、改善、予算編成などに反映して、より一層の効果的、効率的な行政運営の展開を図っております。特に3つの重点プロジェクトは、私が提唱している「存在感のあるまちづくり」に取り組む手段として、政策となる3つの柱を打ち出したものです。  具体的な成果といたしましては、1つ目の「町の基盤再生プロジェクト」においては、産業の活性化として、農業や漁業再生への取り組みなどを支援する事業展開を行いました。農業の再生では、落花生や湘南ゴールドの種や苗木購入に対して補助を実施し、今年度からオリーブについても普及促進を図っております。漁業の再生では、漁業塾の開催や魚の朝市に補助を行い、漁業の活性化を促しました。また、新しい自然環境保全のために、吾妻山公園の再整備及び風致公園の整備に着手し、継続して事業を実施しております。環境面では、ごみ積替施設を建設したほか、平成24年3月には、平塚市及び大磯町とのごみ処理広域化への復帰をしたことで、安定・安全・安心な廃棄物処理の確立に向けて大きく前進いたしております。  そのほか、生活基盤の整備では、駅北口広場の暫定整備に着手するほか、町内の効率的、効果的な交通体系を推進するため、公共交通計画の策定を進めております。次に、2つ目の、「誰もが安心して暮らせるまちづくりプロジェクト」ですが、若い人が安心して暮らし、子育てできる環境整備として、小児医療費の助成対象を小学校6年生まで拡大し、経済的負担の軽減や、小児の健康保持を一層図るとともに、ファミリーサポートや一時預かり保育を実施することで子育て支援を行いました。また、安心して老後を暮らすための整備として、ころばん塾やにぎわい塾を実施し、介護予防などに取り組みました。いざ、災害が起きたときに困らない体制づくりといたしましては、地域の自主防災組織がレベルアップできるような体制の整備及び災害弱者への支援体制の整備に努めております。  最後に3つ目の「町の体制づくりプロジェクト」です。情報発信の充実となる「広報にのみや」のページ数を増やしたほか、町民との対話の推進としてふれあいトークの開催、及び町民要望に対して迅速かつ効率的な対応、処理に努めました。また、プロジェクトを推進するための財源確保として、旧百合が丘プール跡地をはじめ、未利用地を売却して財源の確保を図っております。  以上が重点プロジェクトとして重点的、横断的に推進してきた主な事業ですが、私といたしましては、時代の変化を勘案し、厳しい財政状況の中、効率的、効果的な事業を推進したことで、冒頭に申し上げました、私が提唱する「足腰の強いまちづくり」及びにのみや総合長期プランに示す町の姿に向けて着実に前進していると感じているとともに、一定の成果が出ていると考えております。  また、次年度からは、次期総合計画により施策事業を展開していくことになりますが、現在この重点プロジェクトの内容を次期総合計画に反映させ、新旧の総合計画がスムーズに移行し、継続事業の推進や総合的なまちづくりなどが町民の皆様にわかりやすく推進できるよう計画策定に努めているところです。  なお、にのみや総合長期プランにつきましては、現在、平成23年度に実施した事業に対する行政評価を実施しております。また、年度内に24年度分の評価及びまちづくり評価委員会のご意見を伺い、計画の達成度を検証し、現在、策定中の次期総合計画に反映することによって、まちづくりの総合的な指針としての役割を果たし、町の発展に寄与できるよう努めていきたいと考えております。  次に、要旨2についてお答えをいたします。財政健全化判断基準及び各指標から見る決算状況ということです。  町を取り巻く状況は、少子高齢化の進行に伴う人口減少に加え、先行き不透明な景気動向の影響から、主力財源である町税は減少傾向を示しており、改善の兆しが見えない状況です。こうした中で町の財政運営は、長期財政計画に基づき、安定的な経営に努めているところです。  さて、財政健全化判断比率のうち、将来負担比率については、平成20年度に多目的広場用地を土地開発公社が20億円で取得したことなどの要因から上昇に転じたものの、その後、町が用地の買い取りを進めた結果、将来負担が減少したことから、指数は大幅に減少しております。しかし、平成23年度に基金残高が減少したことや、剪定枝資源化施設用地を土地開発公社が購入したことなどの将来負担増要因から、指数は一時的にこの影響を受け、前年度の88.8%から90.9%に上昇いたしました。また、経常収支比率については、町税や交付金などの経常的な収入が軒並み減少している中、一方の歳出では、子ども手当や自立支援給付費、子宮頸がん等ワクチン接種費などの増、その他、義務的な経費についても増加傾向にあることから指数は上昇に転じ、さらに硬直化が進んでいる状況です。  今後の見通しですが、税収の伸びが見込みにくい中で、何の策も講じなければ、各財政指標の高まり傾向は続くと考えます。町では、吾妻山公園再整備や風致公園整備のほか、ごみ処理広域化など、既に継続事業として着手しておりますが、こうした実施が決まっている事業が山積している状況に加え、国立小児病院跡地や東京大学果樹園跡地の利活用に代表される町の将来のために行うべき投資事業についても、果敢に取り組んでいく必要があると考えております。  したがって、町の財政規模を考慮した上で、財政計画に沿った計画的な事業展開を図っていくことが基本スタンスとなる反面、一方では、積極的な事業展開も必要となります。こうしたことを踏まえた上で、過度に起債に依存することなく、これまで以上の徹底した歳出削減と、あらゆる歳入確保策を講じていくことが重要であると捉えております。あわせて、行革に掲げる効率的な町施設の運営や財政基盤の強化の取り組みを重層的に進め、最終的に各種財政指標を適正に落着させ、行財政基盤の強化につなげてまいります。  続いて、要旨3、東京大学果樹園跡地の購入財源に基金を充てた考え方です。購入のために考えられる手法として、まず第一に起債による購入が挙げられます。起債、すなわち借金に頼れば購入は可能ですが、将来負担として町の財政運営上の足かせとなるだけでなく、次世代にそのつけを回すことにもなります。第二として、土地開発公社による先行取得という手段も考えられますが、この手法も将来的に町が買い戻しすることに変わりなく、将来負担ということでは、後年に先送りしているにすぎません。  そこで、これまでにもさまざまな機会にご説明しておりますが、将来につけを回すことなく購入するための手法を用いたものです。まず、公共施設用地取得基金を多目的広場用地取得に充てるなど、それぞれの基金を目的に沿った事業に充当した上で一般財源を捻出し、新たな負債を抱えることなく東京大学果樹園跡地の購入財源としたのが今回の購入手法であり、考え方です。この結果、基金残高は目減りしたものの、基金の資金が将来のまちづくりに寄与する土地という形で財産に振りかえられたと捉えております。したがって、財政運営への影響の度合いという観点では、基金を取り崩した平成23年度では一時的に将来負担比率への影響がありましたが、新たな負債が発生しないことを鑑みれば、後年度への影響は最小限にとどまったものとなっております。  なお、今後の基金に対する町の考え方ですが、各基金の目的に従って資金を積み立てることはもちろんですが、その利活用についても、予定されている事業を着実に推進するために最も効果的と思われる方法で行っていくことが基本姿勢であり、平成23年度においては、基金の体系と、その役割についても整理を行ってきました。具体的には、公共施設整備基金、公共施設用地取得基金、環境整備基金、土地開発基金の統廃合を行い、公共施設整備基金を施設整備にかかる総合的な基金として一本化したことです。これは、町として近い将来、必ず行わなければならない公共施設の再編や、東京大学果樹園跡地整備にも活用できるよう、中長期的な視点から柔軟かつ効率的に対応できることをねらったものです。  また、災害対策基金は、さまざまな大規模災害に備え、防災対策や不測の事態に俊敏に対応できるよう新設したものであり、寄附金と一般財源の積立金を合わせ、当面、3年間で1億円の積み立てを目標としておりますが、目標到達後は、町民の生命と財産を守るため弾力的な運用をしてまいります。そして、財政調整基金については、健全な財政基盤確立に向けて財源調整のかなめであるという性格を明確に意識し、運用していきたいと考えております。  続いて、4-1、地域防災への指導力をどのように町は発揮するかについてですが、町では、東海地震をはじめとする大規模地震に備えるため、各施策や事業に取り組み、町民の安心、安全なまちづくりを目指しております。このような中、昨年発生した3.11東日本大震災から得られたことは、地震や津波による家屋倒壊などの被害が多数発生したということですが、住民の意識の熟達度が生死を分ける要因になったことや、地域レベルでの助け合いの有無も非常に重要な要因であったことが示されております。私は、この教訓や被災地を訪問した経験から、一人の犠牲者も出さないために、きめ細かな地域防災計画の見直しを進め、発災から3時間以内に何ができるか、初動体制の強化と検証、また、町と自主防災の連携により防災体制の確立と、町民一人一人の防災力や防災知識を高め、自助、共助の推進を図る総合防災訓練を実施した次第です。  具体的な新たな取り組みとしては、全地区に防災部長である地区長が常駐する災害時地区本部を全地区に設置していただきました。また、発災後、全町民の無事を確認するために、全地区で一斉に安否確認を実施していただきました。昨年度まで黄色いハンカチに準ずる安否確認方法を実施していた地区は10地区にも満たない状態でしたが、今回の防災訓練では、新たに複数の地区が黄色いハンカチなどの準備を進め、訓練当日には合計16地区が黄色いハンカチなどを掲げる方法で安否確認を実施したところ、全世帯のうち8割もの確認を得ることができました。この結果を、今後、全地区長と共有、検証し、さらによりよい、かつ迅速な安否確認方法を導きたいと考えております。  このように全20地区に共通の防災上、重要なテーマを付与することで、全地区の防災力の底上げを今後も図っていきたいと考えております。今後、全地区で自主防災訓練の実施を促し、各地区の特性や取り組み状況に合わせ、そのときに即した訓練メニューを地区と一緒に企画・立案し、議員ご指摘の共助となる自主防災組織のさらなる充実に向け取り組んでまいりたいと思います。また、今年度、地区長研究会におきましても、災害時に機能する自主防災組織のあり方についても研究していただいており、町としても今年度の研究成果が出ましたら、その結果を踏まえ、地区長とともに、地区の自主防災力向上に努めてまいりたいと考えております。  次に、子育て支援事業についてお答えいたします。  初めに、子育て支援事業の検証と今後の方向性ですが、国は、平成15年に次世代育成支援対策推進法を制定し、次世代育成支援対策の推進を図ってまいりましたが、平成17年に総人口が減少に転じ、予想以上の少子化が見られたことから、就労と出産・子育ての二者択一構造解消のため、重点戦略として進められてきました。このような動向を踏まえ、当町におきましては、「楽しい子育て、子どもの輝くまち」を基本理念に掲げ、次世代育成支援行動計画前期計画を策定し、その後、社会情勢などの変化を捉え平成21年度に見直しを行い、平成22年度から平成26年度までを計画期間とする後期計画を策定し、次代を担う子どもが健やかに生まれ育つ環境の整備に取り組んでいるところです。  子育て支援の検証につきましては、後期計画期間中に施策などの実施状況について評価を行うとともに、進行管理を行い課題の抽出をし、次年度に反映し、施策の充実に努めております。平成22年度には、地域子育て支援の拠点となる栄通り子育てサロンを整備し、子育て中の方が気軽に集い、交流し、育児に関する悩みや相談のできる場として提供させていただきました。また、23年度にはファミリーサポートセンターを設立し、一時預かり事業にも取り組み、子育て支援の充実を図ってまいりました。今後の方向性につきましては、引き続き後期計画に位置づけられている施策の目標事業量の達成に向け、子育てサロンの整備やファミリーサポートセンター一時預かりの利用者拡充に努め、子育て環境の充実を図ってまいりたいと考えております。  次に、小児病院跡地の活用についてですが、少子化社会の問題が叫ばれ、推計より早い速度で日本の人口が減少に転じたことは、我々に衝撃を与え、社会保障制度の維持などに懸念が生まれ、少子化対策として(仮称)子どもの館構想を策定いたしました。この構想は、地域コミュニティーの希薄化、遊び場の減少、少子化・核家族化の3つを改善して情報サービスを提供する山西地区の拠点となる施設としての構想を策定いたしました。しかし、当時の社会情勢や人口の減少、財政的な問題、漁港へのアクセスなど、総合的に判断し凍結をさせていただきました。凍結から5年がたち、この間、跡地の活用につきましては、庁内で組織を立ち上げ検討してまいりましたが、方向性を出すことまでは現在至っておりません。しかし、子どもの健やかな育ちは、子どもの親のみならず、今の社会を構築する全ての大人にとっての願いであると思います。議員の質問のとおり、子どもの育ちと子育てを支援することは未来への投資であると同感いたします。  一方、国においては、社会保障と税の一体改革により少子高齢化や非正規雇用の増加など、社会経済情勢が大きく変化してきた中において、子ども子育ての安心を支えるため、待機児童の解消、質の高い幼児期の学校教育、保育の提供、地域の子育て支援の充実を掲げ、より子どもを生み、育てやすくする新システムを打ち出しております。これらの動向や今までの検討結果を踏まえ、小児病院跡地が山西地区の拠点となるよう、子育てサロンの整備や、百合が丘保育園のあり方、漁港へのアクセスなど、周辺の環境整備を視野に入れ、総合的な検討を行い、方向性を出すとともに、子育て支援施策の一環となるよう取り組んでまいります。  次に、3の、二宮の顔である北口、南口の活性化への見通しについてのご質問にお答えいたします。  初めに、栄通り商店街の賑わい再生に向けた方向性と今後の青写真をどう描かれているか、また、効果は上がっているのかというご質問にお答えいたします。駅南口の活性化の取り組みにつきましては、平成22年、23年度の2カ年をかけて実施しております。平成22年度におきましては、栄通り商店街とのひざを交えての座談会から始まり、栄通り商店街活性化を目的に事業主への意識調査、土地・建物所有者への意識調査を行い、商店街のにぎわい再生に向けた再整備事業への取り組みについて合意形成を図ってまいりました。  栄通り商店街のにぎわい再生に向けた今後の取り組みは、短期的な取り組みが、可能な人を呼び込むイベントの計画、中期的な取り組みをにらんだ名物商品の開発や店舗の外観演出、さらには、中期から長期にかけた取り組みとして、商店街の最重要課題である空き地の再整備方策を提示させていただきました。栄通り商店街再整備計画の実現につきましては、商店主の高齢化、後継者不足などさまざまな課題がありますが、栄通り商店街としては、まずは短期的、中期的な計画として示したイベントの実施や、統一感のある外観の演出など、身近でできることから着手し、魅力ある商店街再整備計画の推進を実現するため取り組みを実施していくことが大切であります。  なお、この事業を進めている最中にも廃業する店舗が出てきております。歯止めの効かない空き店舗の増加により、商店街の環境はますます厳しくなってまいりました。残っている事業主の皆さんの力で、長期的に取り組むべき空き地、空き店舗の整備活用については今後も継続的な話し合いを持ち、目標に向かって課題を解決しながら一歩一歩進んでいくことで、次世代に継承できる持続性のある商店街の形成を築いていくことを期待するものです。  南口の栄通り商店街活性化につきましては、以上のような方向性が出ておりますが、事業にすぐ着手する状況ではありません。その計画が実現すれば1つの効果として捉えることができます。現時点で効果が上がっているのかということについては、活性化計画に沿って、今後、栄通り商店街がどのように取り組むかによって効果があらわれるものであります。  次に、北口商店街活性化について、「散策路の基盤整備も必要と感じ、ソフト面だけでなくハード面の取り組みの考えは?」というご質問にお答えいたします。北口通り商店街につきましては、平成24年度の事業といたしまして、にぎわいイベント企画等委託事業に着手しております。北口通り商店街は、二宮駅北口からラディアン、法務局へ向こう主要動線であります。町のシンボルストリートとして人通りを増やし、さらには住民や来外者の商店街での消費機会の拡大につながる商店街活性化計画を策定してまいります。具体的には、北口通り商店街、いわゆる「花通りニノス」をシンボルストリートとして認知度を高める活性化を目標に、「花と緑のストリートガーデン」によりシンボルストリートの景観整備を行い、北口通りの環境を整えた上で、より効果的なストリートイベント事業につなげることを狙いとしております。この手法は、中央通りや南口商店街にも有効かと考えております。  次に、北口商店街の道路について、今後の方針、方策についてお答えいたします。北口通商店街の一方通行は午前7時から9時までの間、ちょうど通勤・通学の時間帯が一方通行となっております。今年度実施いたします駅北口広場暫定整備工事が完成しますと、二宮小学校前の町道27号線は、時間帯一方通行を解除し交互通行になりますので、駅北口周辺の道路環境も大きく変わることが予想されます。現在、町では地域公共交通計画を策定中で、その中で、駅北口周辺道路の交通体系を検討しておりますが、暫定整備後の駅北口周辺の交通状況も見ながら、北口通りの一方通行のあり方を検討しなければならないと考えております。  なお、将来的には、駅北口の活性化策といたしましては、駅北口広場の最終形の検討です。これにつきましては、暫定整備の検証を行った上で、北口通り商店街も含めた駅北口周辺の総合的な整備構想を検討したいと考えております。  次に、吾妻山公園再整備事業についてのご質問にお答えいたします。  1つ目の質問の、「日帰り観光拠点にからめて、菜の花シーズンに特化されているように見えるが、吾妻山公園の未来像も含めてさらなる一手は?」というご質問にお答えいたします。吾妻山公園は、平成21年度に、老朽化した公園施設の再整備を行うための基本計画と基本設計を実施しております。公園整備計画に当たりましては、町内はもとより、県内外からの利用客、利用者の安全・安心の確保と利用の向上を目指して行ったもので、老朽施設の改修、公園内のバリアフリー化、魅力度の向上につながる新たな施設の導入の検討を行いました。また、町といたしましては、通年型の日帰り観光を目指しているところですが、吾妻山公園だけでは、四季を通して観光客を呼ぶことは非常に難しいと思います。吾妻山公園を拠点として、自然観光資源などのさらなる活用として、二宮風致公園も並行して整備を行い、公園ネットワークの活用により、通年型の日帰り観光を目指すことを考えております。  吾妻山公園再整備により、今後の吾妻山公園のあり方といたしましては、やはり、コストパフォーマンスを考えた公園運営のあり方を研究することも大切であると考えております。また、経済効果の観点から、吾妻山公園のリニューアルの後は、公園内での地元商業者によるおみやげ販売や飲食のできる場所を設け、少なくとも公園内で観光客が利用し、消費していただける取り組みを考えております。  吾妻山公園の未来像につきましては、吾妻山公園の特徴であります山頂からの眺望とあわせて楽しむことのできる菜の花に続く第二の花を検討していますが、花は手がかかりますので、維持管理も考えた上で、品種などの検討を行い、山頂だけの眺望でなく、別のエリアでの楽しみを増やしていきたいと考えております。いずれにいたしましても、現在進めております吾妻山公園再整備の中で、できる限りの魅力度アップを行いたいと考えておりますが、先ほども申し上げましたとおり、吾妻山公園だけで1年を通じての観光客を誘客することは難しいということで、二宮の観光の拠点として他の観光資源とあわせた観光ルートにより日帰り観光の推進を図りたいと思います。  次に、借地料について、「借地年限を区切ること、買い取り交渉を進める考えは?」というご質問にお答えいたします。吾妻山公園の借地の関係ですが、今後の公園用地の考え方といたしましては、平成23年9月定例会におきましても答弁しておりますが、基本的には、財政状況から土地の買収は難しいものとお答えさせていただきました。状況は現在でも同じでございます。また、土地所有者の意向もそれぞれ違うと思いますので、今後、個々に意向調査を実施することが必要であると思います。さらに、土地買収につきましては、財政面もありますが、借地の場合と実際に買い取った場合の比較をするために、土地鑑定評価も行う必要があると考えております。土地につきましては、それぞれの地権者の意向がありますので、実態把握の上で今後の検討課題とさせていただきます。  次に、来園者への協力金なり入山料を徴収する考えについて、お答えいたします。吾妻山公園の借地料を補う上でも非常に貴重なご提案であると思います。前々から、吾妻山公園に観光客が多く訪れる割に吾妻山公園の収入になるものがローラー滑り台のみで、公園の維持管理経費は町の財政面においても大きな負担となっております。吾妻山公園の入山料を徴収することにつきましては課題として前々から挙がっていましたが、上り口につきましては大きく4つの入り口があります。また、入山料を徴収する場合の方法や、土地所有者の了解など、幾つかの課題があります。財政状況がますます厳しくなっておりますので、吾妻山公園においても財源確保のため、何らかの収入が得られる仕組みを講じてまいりたいと思います。  次に、特産物普及奨励事業についてのご質問にお答えします。  初めに、「主力普及品が落花生、湘南ゴールドからオリーブへのシフトなのか」、「2年間で落花生、湘南ゴールドの生産拡大が図れたのか」、さらに、「二宮ブランドと連携した特産品加工に活用できたのか」というご質問にお答えいたします。特産物普及奨励事業の取り組みに関しては、平成22年度を農業再生元年といたしまして、二宮ブランドのコンセプトであります「健康長寿の里二宮」にふさわしい特産物のミカン、タマネギ、シイタケ、落花生の4つの特産物に続く第5の特産物として湘南ゴールド、さらに、第6の特産物として、平成24年度からオリーブ栽培の普及奨励に取り組んでおります。二宮ブランドの推進に欠かせない地域資源としては、初めに手がけましたものが、年々生産量が減少している落花生の普及奨励を行いました。ご存じのとおり、落花生は、二宮町の先人である釜野の二見庄兵衛氏が現在の落花生栽培普及の先駆者であり、伝統、歴史とともに、町の特産物に欠かせないものとして落花生の栽培・普及を手がけているものです。今後も町の第一の特産物として落花生の普及、奨励を図ってまいります。  また、二宮ブランドのより一層の推進を図るために新たな特産物の普及奨励を検討し、第5の特産物として湘南ゴールド、今年度から第6の特産物としてオリーブの栽培・普及に着手いたしました。いずれの特産物普及奨励も、二宮ブランド推進のために第一次産品に付加価値を加えた農産物として高収入が得られる作物を選定しております。落花生の生産拡大につきましては、平成22年度、23年度で約100アールの栽培普及を行っております。大きな生産拡大にはつながっておりませんが、地道に生産拡大に努めております。湘南ゴールドの生産拡大につきましては、目標は、平成25年度に700本であります。既に平成22年度、平成23年度で約500本の栽培普及を行っております。  特産品の加工につきましては、落花生の加工品は言うまでもありませんが、町内の落花生加工販売で二宮ブランド商品に認定された商品の販売を行っております。湘南ゴールドにつきましては、新たな特産物の栽培普及に着手したのが平成22年度で、平成25年度までを栽培普及奨励期間としております。収穫できるまでには5年かかると言われておりますので、初年度に植栽した湘南ゴールドの苗木は、平成27年度に収穫が始まることになります。オリーブの栽培普及につきましては、平成24年度から苗木のあっせんを行い、平成27年度までの4年間に、苗木のあっせんとともに栽培普及を行いまして、平成28年度からの収穫を目指して取り組んでまいります。湘南ゴールドもオリーブにつきましても、収穫ができるまで時間がかかりますので、その間に加工品の開発研究に取り組んでまいります。  ちなみに、湘南ゴールドにつきましては、既に平成23年度は、農業者によるジャムやゼリーなどの加工品の試作に取り組んでおります。また、今年度は、商業者向けに加工品の試作と、湘南ゴールドを活用した二宮ブランド商品開発と販売の可能性調査などを実施しております。  次に、「町のブランドとして主力普及品をどう情報発信し、知名度アップするのか、将来展望を含めて示されたい」というご質問にお答えします。落花生、湘南ゴールド、オリーブの3つの主力普及品の情報発信につきましては、二宮ブランド推進事業の中で取り組んでまいります。二宮ブランドは地域ブランドとして、農業の再生とともに二宮町そのもののイメージアップと、商品のイメージであります「健康長寿の里二宮」をあわせて町内外へ発信してまいります。特に新たな特産物として取り組んでまいります湘南ゴールド、オリーブにつきましては栽培普及途中でありますので、確実な生産ができるまでに時間がかかるものです。その間に二宮ブランド商品開発研究に力を注ぎ、また、加工品生産販売の事業化につきましては、生産・加工販売の一体化により新たな産業の創出を促進するための6次産業化の研究など、ブランド化へつなげていく計画でございます。特産物普及奨励事業につきましては、今後とも目標に向かい、農業再生、二宮ブランドと連携し積極的に取り組んでまいりたいと考えております。  次に、ふたみ記念館の現状と打開策ということです。二宮町ふたみ記念館は、本町出身の画家二見利節の作品、その他関連する資料を展示並びに保存するとともに、町民文化の向上と豊かな地域社会の形成に寄与することを目的にして、昨年10月29日にオープンいたしました。皆様もご存じのとおり、ふたみ記念館は、二宮町に古くから住んでおられた故二見重雄氏のご遺族の方が記念館を建設し、土地とともに町にご寄付をいただいたものです。  ふたみ記念館の運営については、私と教育長も出席いたしまして、二見画伯のお弟子さんやゆかりのある画家の方々が、毎月、定例的に会議を開催しており、毎回、建設的なご意見をいただいております。また、ふたみ記念館のPRをはじめ、運営をお手伝いいただくために現在、13名のボランティアの皆さんに協力していただいております。  観覧者数についてですが、昨年度は1,450人、今年度は、8月末の時点で767人、まだ1年たっておりませんけれども、累計で2,217人でした。残念ながら観覧者は当初に想定した人数を大きく下回っているのが現状です。  ご質問の、観覧者の伸び悩みの要因については、広報活動が十分ではなかったことが主因であると分析しております。また、観覧料を見直す考えがあるかについてですが、観覧料は二宮町ふたみ記念館の設置及び管理に関する条例第4条に規定されており、一般500円としております。昨年の設置条例案審議の際にも、常任委員の方々から「500円観覧料は高いのではないか」というご意見をいただいているのは承知しておりますが、現状としては、観覧料の改定は考えておりません。しかし、今は、一人でも多くの方々に二見画伯の絵を見ていただき、二見利節の存在を知っていただくことが今後のふたみ記念館の運営に大きく関係してくると考えております。観覧料については500円が300円に割り引かれる割引券を町観光協会や徳富蘇峰記念館に置くなどしております。また、「広報にのみや」の最終ページに、二見利節画伯の作品紹介コーナーを毎月掲載していますが、記事内に、隔月で割引券を載せるなど、多くの方々が300円で観覧できるような対応を図っております。  次の、入館者の増加につながる方策ということですが、二見画伯を多くの方々に知っていただくということから、そのためには何にでもチャレンジするという気構えでおります。幾つかをご紹介させていただきますけれども、先ほど言いましたボランティアの方々によるPR活動、また、町内小中高児童生徒への教育機会の提供、町観光協会や蘇峰記念館との連携、地域情報誌タウンニュースの活用、平成25年カレンダーの作成と販売、ポストカードの作成と販売、のぼり旗の作成、湘南ベルマーレホームゲーム入場者に対し、抽選で無料入場券のプレゼント、町文化祭開催期間中にラディアンでの特別展示、指定日にふたみ記念館を観覧された方に専門家により観覧者の後ろ姿を描いてプレゼントすることなど、既に実施済み、あるいは近々に実施を予定しております。  いずれにいたしましても、経費の削減を含め、ふたみ記念館の健全運営を目指し、最大限の努力をしてまいります。近藤議員も質問の中で述べられていたように、あらゆる方法を用いて、より多くの人々にふたみ記念館を訪ねていただき、じっくりと、少しずつ二見利節画伯を愛する人々を増やしていきたいと考えております。  以上です。 7 ◯議長【杉崎俊雄君】 近藤議員。 8 ◯11番【近藤行宏君】 多くの項目に大変長時間にわたりご答弁をいただきましてありがとうございます。何点かの再質問と私の考えを述べさせていただきたいと思います。  にのみや総合長期プラン達成状況についてですが、その中で、何といっても3月の平塚市及び大磯町とのごみ処理広域化への復帰が、町民へ安心をもたらした大きな成果と私は感じております。私も地域環境推進員という立場で、3月3日の平塚大神地区環境推進協議会に出席いたしました。内訳は、地区長5名、ごみ減量化推進委員2名、地域環境推進員13名であり、各委員が広域化復帰への熱い思いをそれぞれ述べられました。その結果、復帰ができたとは申しませんが、一助になれたのではないかと、出席者全員が後日感じた次第でございます。今後も、ごみに関しては、安定、安全、安心な廃棄物処理の確立への取り組みに全力を注いでもらいたいと思います。  地域防災については、町長からレベルアップできるような体制の整備に努めると、このような答弁がございましたが、これについては後の事業の項目で触れさせていただきます。  決算状況についてですが、監査審査意見書の結びにもありますが、自主財源、依存財源、減収の中、可能な範囲で視点を変えた財源確保を図られたことは評価されるものと感じます。その中で、町補助金について1点、気になる審査意見がありましたので伺います。「交付団体によっては剰余金が補助金額を上回っているにもかかわらず補助金の申請を行っている団体がある」と、このようなフレーズです。これは、資料によりますと、町補助金実績調書、23年度町補助金総額が約8,100万円、58団体に補助交付の実績が示されておりますが、この中で突出して補助額の多い団体があります。剰余金は、当該団体のやりくり算段の結果、生じたものと認識いたしますし、当該団体には団体なりの諸事情があっての上での申請ということです。執行に際しても、諸事情を勘案されての結果でしょうが、補助金の適切な運用が行われているのか、若干、疑問が生じるところでございます。来年度の予算にも影響を及ぼしますので、補助金執行の経緯をもう少し詳細にご説明していただきたいと存じます。入りが少なければ、当然、出を抑えることしかなく、言われております組織の横断的な協力と取り組みにより、事業の効率的、効果的な運用を図り、特に町施設の運営、財政基盤の強化に今後とも全力を挙げて取り組んでいただければと存じます。  東大果樹園跡地についてですが、3月定例会、小生の賛成討論でも述べさせていただきましたが、基金を有効活用し財源を生み出し、将来負担を軽減した、この手法以外に良策はあったのか、私は、なかったのではないかと、このように思っております。確かに、基金残高の目減りは否めませんが、町民の方々には、基金という、現金を土地という財産に振りかえたと、こう捉えていただいて、ご理解いただけるものと感じるところです。  なお、決算剰余金が生じるかどうかわかりませんが、生じた場合には、できるだけ基金への積み立てを行われるものと信じております。  地域防災への指導力ですが、8月26日の防災訓練の総括も出ていると、このように感じますが、できるだけ早く結果報告を広報され、次期の総合防災訓練に反映していただきたい。先般、9月3日のNHKテレビ「ゆうどきネットワーク」で、東京の南町田自主防災組織の活動が報告され、報道されておりました。大雨に対するハザードマップを自分たちで作成されたとか、「無事です」と書かれた黄緑色の旗の全戸配付等々、NHKで取り上げるにふさわしいすばらしい内容でした。  町でも、地域防災の重要性は十分に認識されているわけで、具体的に担当課は、各自主防災組織と地域にどのようにしてかかわっていかれるのかが、恐縮ですが、先ほどの答弁から見えてきていないと感じます。そこで、23年度の地区長研究会の報告、自主防災組織の強化策、この中にいろいろ提言されております。それを少し引用させていただきます。  1番目、「地域ごとの活動で横の連絡がなく、20地区の一体性がない」。2番目として「地区によっては要援護者、要救助者の名簿、安否確認の方法が不十分である」。3として「自主防災組織員に対する教育訓練の強化・見直し」。4として「黄色いハンカチ運動を全町一斉とするお考えは?」、5として「防災無線難聴地域の早急な解消に向けての取り組み策は?」と、このように提言が出ております。この5については何年もかけて担当課が改善されていることは私も認めます。これ、大変おこがましいのですが、いつ起こるかわからない災害に対し、100%カバーできなければ犠牲者を出すかもしれないと、こういう観点に立っているのではないかということです。以上、5点について伺いたいと思います。一人の犠牲者も出さないと町長はおっしゃっております。きめ細やかな地域防災計画の見直しを進めるという答弁と同様に、きめ細やかな答弁を期待します。  子育て事業について答弁いただきましたが、これからの取り組みによっては、今年度より力を注ぐ定住促進の一つとして、子育て施策が重要と受けとめました。そこで、山西地区の拠点となる子育てサロン、百合が丘保育園のあり方、漁港へのアクセスなど、総合的に判断し方向性を出すと、このような答弁でしたが、私は、国立小児病院跡地の活用目的を早期に決めることが重要であると感じております。さらに、庁内での跡地検討結果を踏まえて今後の検討をされると思いますが、庁内体制や検討組織など、どのような手法により使用目的を決め、子育て支援施策として位置づけていかれるのか、町長のお考えを伺います。  次に、北口、南口の活性化への見通しです。まず、南口活性化についてです。町でいろいろな方向性を示し、かつ、貴重な税金を使った結果の商店街再整備計画が、すぐに事業化できる状況となっていないのが非常に残念でなりません。町民の方々が納得できる展開が図られることを切望いたします。栄通りには現在、子育てサロンがあります。それを中核として栄える手もあるかと感じます。次世代の商店主さんには前向きに捉えていっていただきたいと希望するところでございます。  また、北口広場暫定整備工事終了後、27号線の交互通行に伴い北口通りの時間帯一方通行の見直しを検討されておりますが、私は、現行の7時から9時までの一方通行を終日、一方通行とすべきと、このように感じております。討論の中で、「花と緑のストリートガーデンによりシンボルストリートの景観整備を行われる」と、このようにありましたが、当然、風致公園駐車場から吾妻山への散策路になります。この道路を終日、一方通行にするお考えはあるのか、ないのか、この辺のお答えもいただきたいと思います。  吾妻山公園再整備事業についてですが、現在の財政状況から、買い取ることが難しいことは周知のとおりということなのですが、それならば、地権者の方々に町の現状をくみ取っていただいて、借地料の見直しについて、これは、はっきり言って下げることをご理解いただくための折衝をされるのかを、あえて伺います。登壇でも申し上げましたが、町内外に吾妻山は町所有ではないのだと、このように広く発信し、また、協力金なるものをお願いされるのか、はっきりとしたお答えをいただきたいと思います。  次に、特産物普及奨励事業です。3主力普及品、それぞれの展望を示されました。情報発信について、二宮ブランド推進事業の中で取り組むと、このように述べられましたが、具体的にどう発信されていかれるのか。「健康長寿の里二宮」とあわせて発信とありますが、二宮ブランドと健康長寿の里二宮がどう結びついていくのか、ちょっとイメージが沸きかねますので、もう少し詳しい説明をお願い申し上げます。  最後になりますが、ふたみ記念館、現状と打開策です。私が感じるところは、町民の多くの方々があまり行かれていないのに、果たして町外の方を呼び込むことができるのか。ちょっと調べさせていただきましたが、町内小学校5校のうち、学校単位での観覧が今まで、私は5校は既に観覧済みと思っておりましたが、山西小1校という実績があるわけで、まず、これは何かわけがあるのかということを伺います。二宮画伯を多くの方々に知っていただくということで多くのチャレンジ項目を挙げられましたが、これが全て実施されることに期待いたします。  なお、教育委員会、商工会、観光協会などが一体となってふたみ記念館を盛り上げていくことも検討されていかれるのかを伺い、私の再質問といたします。 9 ◯議長【杉崎俊雄君】 町長。 10 ◯町長【坂本孝也君】 たくさんありましたので、漏れてしまうかもしれません。  ごみの広域化ということに対しての評価をしていただきましたけれども、これから協定を結んだ後の実施に向かっていろいろなお金が必要なことが起きてきます。用地は確保してあるものの、今度は剪定枝の工場の中身、それからまた、その後にプラスチックなど、そういう二宮が受け持つ部分の施設をつくっていくということが待っているわけで、そういうものをにらんだ上でごみの広域化が実現する。これは大磯町も平塚市も同じことです。まずは、広域化の協定ができたということで、1つは前進ということになります。  その次、補助金のことです。確かに、補助金を毎年出している、その団体の決算を見ると、それ以上のお金が残ってしまっている。一体これは何だと、当然、そんなことになるならその分は減らしますということで具体的にはやっていますけれども、各地区にもプール金があるのです。各20地区に毎年渡しているお金を、いざというときのために貯めているらしいのです。そのようなことはうわさでは入っておりますけれども、具体的に、今度は、そういうところまで内部監査をして、そういう補助金の対象者に対しても会計報告をしっかり出させろというようなことはやっていきたいと思っております。何となく心情的にわかるのです。来なくなってしまうかもしれない、だから貯めておこう。でも、それをやられてしまうと、いつまでたっても財政状況というのはなかなかくぐり抜けられない。  もう1つは、財政難の中でも、一方では、この団体は、この組織はどうしても町のお金を補助していく必要があるのだというようなものもあるのです。ですから、そのバランスは大変必要なことなのですけれども、近藤議員が言われたように、全町の町民が危機意識という、大変な時代に今、私たちは生活して生きているんですよという危機意識を共有するという宣伝が足りないというか、そういうものをあまり持っていないみたいです。相変わらずおねだりとか、相変わらず役場依存型とか、そのようなことがまかり通っている、そういう感じもあるのです。今までの町の行政と今は違うのだと。長年、豊かな時代からずっと来ていますけれども、なだらかに変化をしているもので感じないのですが、今、それこそ、国はもちろん県もそうです。そして、一番直接国民に触れ合っている町というか、地方自治いうものがいかに危機にあるかということをみんなで共有してもらいたいと、このようにも思っているわけです。また、それを我々は説明しなければいけない。そういうことはあるのですけれども、これからそういうことで町民の皆さんにも、補助金を出したらいかに有効に、出たから使ってしまうのではなくて、余ったら返しますというような感じの意識があってもいいのではないかと思っているわけです。  東大の件は、先ほど、るる、言いましたけれども、購入すると、実際にはまだ東大のものですけれども、土壌改良が済んで、引き渡しが済んだらお金を渡すということになっております。実際にはその後、具体的に皆さんの意見を集約して、またそれを検討する委員さんがいて、そういう形で東大の跡地の将来像というものをつくり上げる、そっちのほうがよほど大変で、4億5,000万円で買うことになっていますけれども、それ以上の町のための効果が出れば、それはそれで安かったなと。そうでなかったら、逆に言えば、高い買い物になってしまうということになるのです。借金で買わない部分、将来負担はないのですけれども、こういう時代に職員みんなで考えてひねり出した結果がそういうことになっていますけれども、やはり、活用方法に価値を見出す、その価値観、そういうものがこれからの課題なのです。これは行政だけではなくて、議員の皆さんも、特別委員会をつくってもらってもいいと思うのですけれども、大いに参加してもらって、みんなで意見を出し合って、そのことについては時間がありますので検討をしていただきたい。  ただ、東大の跡地ということになりますと、今、町長へのお手紙がいっぱい来ています。傾向としては、東大の跡地なので、そこだけを考えるのです。そういう意見がすごく多いのです。「建物が古いから残したい」とか、「緑を残す」というのももちろんありますけれども、そうではなくて、町全体の中の、これからやるべき、町がしていかなければいけない、そういうものの中の東大の位置づけなのですから、東大だけすごくよくなってしまっても、例えば、ほかがだめなら、これも町としての評価は下がるわけで、大きな視野のもとで考えていただきたいというふうにも思います。  それから、防災についてですけれども、地域ごとの連携が感じられないと。これは確かに、突出して、例えば百合が丘地区とか、富士見三丁目とか、元町南の中でも谷戸地区とか、過去から現在まですごく進んでいる地区があるんです。それをほかの地区が見習って後に続くように仕向けるのが我々の仕事ですけれども、先ほど言いましたように、黄色い旗も、やっとあと4つという地区になって、みんなでレベルを上げて備えようと。  これも、先ほど言ったように、1つの危機感なのです。危機感が共有できていないから、みんな平気なのです。でも、3.11の映像をこの間もまた1年半になったからとかなりマスコミに載りましたけれども、そういうようなことを振り返ってみると、気持ちの中で大変なことがこの地域でも起きそうだという危機感を持たないと、何か共有してみんなで一緒に備えようというふうになっていかないのかなというふうにも思っていて、これから防災のほうでいろいろ次の手を考えているようですけれども、この間は、防災訓練の日は、現実に即して発災から3時間、ここまでやったのです。でも、その発災は、もっと言いますと、日曜日の朝8時からというような3時間ですけれども、これが平日だったらどうなるのか、夜だったらどうなるのか、いろいろなケースが想定されるわけです。  この間、職員は朝8時までにここに集合するということがチェックされたら、なかなか全員がポッと来られない。秦野から自転車で来なければいけない。橋が落ちた、何が落ちたという想定ですから車では来られない、電車でも来られない、自転車で来たと。やはり1時間半くらい遅れるのです。もっと遠くの人は最終的に来られないということが起きている。そういうことが現実にわかると、では、どうしようかと。各配備は決まっていますけれども、その配備に行くべき人がいないのですから、それはとんでもないということになるのですけれども、現実はそういうことなのです。  ですから、そういうことを経験すると、例えば、平日の昼間だったらみんないますから、パッとできるのですが、そのようなことがわかったということでも、そのかわり、議員さんに何時間か到着するまでの間、お願いできないかとか、いろいろな知恵が働くわけで、いわゆる、発災の混乱のさなかに町行政の役割というのは大変活躍しなければいけないわけです。そのときに、自分の家が倒れていたり、つぶれていたりしているのを捨てて行かれるのか、そういう役目だからと、それもこれからの課題になると思います。奥さんが下敷きになっているのに放っていかれるはずがないのです。そうすると、二重、三重のそういう手立てを持っていないと、これはやはりもっと混乱を招くと思っています。  もう1つ大事なことは、防災ということで、災害対策本部を今、2階の部屋をすぐにそういうふうにするのですけれども、そこがつぶれたらどうするのか。対策本部がなくなってしまうのですから、今度は指揮系統が全くだめになる。耐震をするお金もない。今、何となく感じるのは、一家の中でも、全部の家、全てを耐震にするのではなくて、そこの家の1つの部屋だけを耐震にするという工事があります。そのようなことを早急にこの役場でもどこか、やりやすい場所を決めて、そこに多少のそういうお金を投じて、そういうときに速やかに対策本部を設置できるようなことにしておかなければだめかなと思います。もし、ここに被害が及ぶようなことが起きたら、今のところは完全にだめになります。  そんなこともあったりして、これからの課題はたくさんあります。でも、目標は一人の犠牲者も出さないという大きい目標です。でも、そういうものに向かって一つ一つ準備をしていくことが大事ではないかと思います。  また、弱者の人たちをどういうふうにするかというのは、今、消防本部にも、そのデータが行っています。発災したら、すぐにそれが分団に渡ります。分団は、地域に密着していますから、もう地図がついていて、どこの家がそうだというようなことになっていくように、個人情報の関係で、そこまでが最高の手立てかなと。もちろん、民生委員さんとか地区長さんも持っていますけれども、私はお世話になりたくないという人が約100人近くいるんです。そういう方々がいる以上は、行政としては、最短の町民との間の距離は消防かなというところです。それなりに、ほんとうにみんな、そういう方々が、そのときはぜひお願いしたいという意思表示をしていただくと、今からもう常に見守りしたり、地域でそれをかばったりということができるのですけれども、人はいろいろな権利がありますから、そこまでは要求できないということになります。  自主防災組織、先ほど言いましたように、非常に闊達にやっている地区と、そうではないという地区もあります。これから、防災ということに対してはそれなりの役員さんを決めていただいて、そのときの地区のリーダー、そういう人たちが「集まれ」という号令をかけるとか、そのような役目の人がどうしても必要なのです。そういうことを役場に「やれ」と言われても、役場の職員がそこに行かれなかったらアウトですから、二重、三重ということになると、地域でも、そういうときのリーダーという人の養成、とりあえずは地区長になっていますけれども、その地区長さんが用事があっていなかったらどうするのかとか、いろいろなことが起きるわけで、そういう人たちの養成を各地区でお願いしたいということです。  黄色いハンカチを全町でというのは、多分もうしばらくすると全町一斉になると思います。そのときに統一した旗をつくれとか、県のほうでも、津波に対して同じ色の、同じ大きさの旗にしようというような首長の意見もあるのですけれども、私はそこまでやらなくても、わかればいいと。お金をかけるだけが能ではないので、黄色い風呂敷でもいいし、黄色いシャツでもいいし、そういうことで現在、大丈夫ですよという意思表示をするということが大事ではないかと思って、あと4地区ですから、これはお願いをしてやれるようにしていきたいと思います。  防災無線についてです。通川匂と一色の沖ノ田、ヤオハンのそばですけれども、この増設は限りがなくて、1基300万円もかかるのでどんどんつくるというわけにはいかない。やはり、聞こえない、そのときの風向きにもよりますし、何が起こっているのかわからないというようなことが起きて、防災無線は完璧にはできない。ただ、何かが起きているなと、ふだんと違うなと。ですからお寺の鐘も鳴らしてほしいとか、いろいろ、そういう意味ではふだんと違う町の中の状況、変化が感じ取られるようにと、そこまでレベルを下げたくはないのですけれども、所によってはそうしか仕方がないところがあります。徐々に増やしていくつもりはありますけれども、そのほかに、携帯にメールが入る、そのようなものをぜひ皆さんに登録してもらって、携帯からその状況がわかるというようなことでやってもらえればいいかなと思います。  子育てサロンというのが今、2カ所あって、3カ所目が山西地区だという話は前からしてあります。これから、働く若いご夫婦のためにも、昼間の受け入れのそういう施設、また保育園、帰りが遅くなっても預かってもらえる、そのようなことを、今、町立保育園は待機児童はいないのです。しかし、やはり北の外れという感じで、駅に近くないということもあって、そのようなものの候補地として国立が、そこに町立というものをつくると、そのスペースが大きければ大きいほどほかの保育園にも余裕ができる。経営的には、それでは困るという保育園があるかもしれませんけれども、全体を考えるとそのようなことで、まずは子育てサロン、または町立保育園、幼保一体とか、そういうものもありますけれども、補助金をにらみながらそういう施設をつくっていく必要がある時期が来たという感じがしております。来年度の予算にどれくらい盛れるか、具体的に、これはやはり、やらざるを得ないと思っております。
     ただ、それと、今度は下の海岸との連携というのは、場合によっては、今までそういう連携ということを言ってきましたけれども、漁港、または陸地側の開発とあわせて、そうすると一体感がなく切り離されてしまうという感じがするのですけれども、そういうこともいろいろ複合的に研究してやっていかなければいけないと思います。時には、その道はやめてしまってもいいかなと、上だけとか、そういう方法もなくはないと思います。  今、急いでいるのは子育てというテーマで、この間、「そだれん」で茅ヶ崎、大磯、二宮でやりましたけれども、挨拶を一人ずつしたのです。茅ヶ崎の市長、大磯の町長と3人とも挨拶をしたのですけれども、私の番になって、最後だったのですけれども、私は、こんな時代になってしまったと、なってしまったのです。子どもを親が育てられないのです。育てる技術がないのです。それを行政が教えると。ちょっと前までは、親がいたり、近所のお年寄りが教えてくれたり、友達がいたりと。もう今は核家族ではない、孤立してしまっているという感じがしました。事実、そういう時代だから、行政はやりますよと言わざるを得ないのです。でも、本当は、そんな時代になってほしくないというのが本音です。だけど、子どもの叱り方を教えるのです。10回怒るのを何とか5回で済ませるようにしようとか。ちょっと、我々、昔の人間からすると非常におかしなことが起きていると。でも、事実はそういうことです。二宮も、募集したら1日で応募の人がいっぱいになってしまうのです。そんな現実です。だから、誰に教わっていいのか、教わる人がいないのかなと思うんですけれども、実際そうらしいのです。そういうことで、子育てというのは大変なことになっています。だけど、やはり、町の人口等、いろいろなことを考えると、そういう人たちに手厚くしている町だというイメージをつくり上げるのは必要なことなのです。そのようなことでやっていかなければいけない。  駅周辺の商店街ということです。栄通りは、リーダーだった方が亡くなったり、いろいろして、商店街の組織そのものが今、そういう気迫がないのです。地元がそういうふうになってしまったものを行政が強引にやるというわけにはいかないので、今は休止という状態です。ただ、すごくいいイメージで進んできたんです。今の子育てサロンの2つ目があそこにできた。2つ目の子育てサロンのときも、ちょうど私が通りかかって、みんな集まってきて、この駐輪場を何とか活用できないかという話から急遽、子育てサロンになったのですけれども、その後に引き続いて栄通りの活性化をやろうということになって進んでいったのですが、今、全く逆に、余計なことをしないでくれというような意見が地元から出てきてしまった。それではこっちはやれないと。それで、少しお休みをしようということに我々の経済課のほうではなっています。  でも、そういうときのイメージは、どこまでできたかということをちょっと説明させていただきたいのですけれども、子育てサロンがあるので、子どもを呼ぶ商店街というイメージのコンサルのつくったものがあるのです。非常におもしろいと思って、例えば、2階に小児科が入るとか、ベビー服のお店がテナントで入るとか、子どもを育てるためにはそこへ行ったほうがいいよというようなコンセプトの一つの商店街ということを考えていたのです。それは、家賃とか、投資効果とかありますけれども、でも、町が提案するのは、そんなに地主さんに、または今やっている方々に借金を強いて、借金をしろというようなことはやらないわけで、補助金をいろいろ活用しながら、いかにリスクを少なく、また、返済がきちんとできるような形のリスクを要求するということで、やり方はたくさんあるのだけれども、どういうことか、急遽、そういうふうになってしまったのです。ですから、その材料はそのまま温存してあります。ですから、時代が変わって、また引っ張っていく人が出てきたら、それに取り組むということになっていくと思いますけれども、ちょっともったいなかったです。非常にいい案だったと、そういうことです。  北口はどうするのだということになると、北口は、逆に商店をどうのこうのとか、建て替えをするとか、そういうことは一切しない。商業環境を変えてしまおうと。商店街の街路灯が北口に60本あるのです。その街路灯にハンギングの大きな、そういうものを60本全部につけようと。それを種から育てようということに、今、専門家と一緒に話し合いをしています。そのようなことで、誰がつくるんだ、ボランティアを雇ってつくろうということで、そういう計画をしております。メンテナンスもボランティアの人がやる。朝の水やりはどうするのか。水やりくらい、商店街がやろうと、朝5時に起きてトラックに水を積んで、晴れた日はまくわけですけれども、そのような計画で進んでおります。  これは、この間、東京のほうへ視察にも商店街のメンバーを連れて行きましたけれども、余りやっていないのです。よく、外国の写真などにも、上からすごく花が垂れ下がって、カナダとか、いろいろなところでそういう絵を見ますけれども、そこまでいかれるかどうかは別としても、いずれにしても、商店街の環境を整備し直そうと、それによって今度、商店の意識改革ができて店が変わっていくということをやっていこうということを計画しております。これは、中央通りとか、または南口の駅前も同じようなことをやれるはずなので、やっていったらどうかなあと、このように思っています。  一方通行ですけれども、近藤議員は、終日、一方通行にしたらどうかというご意見でしたけれども、これも、北口の商店街のほうだけ見るとそうなのですけれども、これから学校下の道が開通します。そうすると車がどんどん北口に入ってきてしまうのです。出口はというと、今の商工会のところとラディアンのところに出る出口しかないのです。道が1つ増えるのに出口は今までどおりです。むしろ、一方通行は解除して交互通行にしてしまったほうがいいのではないかと、まだどのくらい混乱するのかわかりませんけれども、そのような意見もあるわけです。  まず手始めに、今、交通の委員会が動いていますけれども、バスが入ってきて、出るのは商工会のところから出ます。バス、大型車は入るのも商工会のところ、出るのも商工会のところです。商工会は当然なくなります。本来は、そういう構想は前からあって、先ほどの栄通りのテナントとして商工会が2階に入るとか、そういうことも視野に入っていたのですけれども、今のところこれは間に合いそうもないので、そういう、商工会の移転というようなことも含めて、とりあえず、バスだけは北口を通らないということを考えています。これはすぐにはいきませんけれども、まずは、来年の4月に交互通行ができます。それによっての交通量がわかります。もう10月近いですが、秦野市の法務局に用事がある人が今、二宮に来始めていますから、そういうこともあってラディアンの前の交差点がどうなるかということと、内部から発生する交通量の増加をにらみながら、今の近藤議員の意見も参考にしながらやっていきたいと思っております。  あとは吾妻山の借地料です。私が経験してから相続が発生している地主さんがいます。これを相続していただくなら町が買い上げてしまおうという思いはずっとあるのですけれども、なかなか相続しないのです。または、相続の税金を払っても息子さんになるとか、もともと地代の設定が非常に高いのです。高いから町は苦しい。でも、もらう側の地主さんは非常にいいので、そういう意味で手放したくないというようなことで、これを安くしてくれというような交渉を始めてしまっていいのか、それは難しいと。また、地主交渉をして、買い上げるようになりますよというのもちょっと難しいかなというのがずっと続いております。最初の設定がすごく高かったのです。また、そういうふうに高くしなければ、あの山、全山を公園化するのはその当時、難しかったのかもしれない。値上げはしていませんから、それを引きずって、今までもそのままなのです。  ただ、入山料を取ろうと、「入山料」という言葉はよくないのですけれども、いわゆる協力金です。4カ所も5カ所も入り口があるのですけれども、全部のところにそういう募金をお願いする、それは難しいし、人件費のほうが高くなってしまうので、とりあえず、ここの役場の入り口、階段の入り口くらいでやったらどうかと。特に、正月過ぎて、1月、2月の菜の花のころからスタートしていったらどうかと思います。  そのときに、これは募金ですから、山の手入れでこれだけかかっています、ぜひご協力してください、100円で結構ですというようなことです。ポストは毎日置いてあって、そこにもお金は毎日、多少入っているのですが、もう少し行動的にこちらから訴えていくということはすぐにでもやりたい。夏のほとんど来ないようなときにやる必要はないので、菜の花ウォッチングの期間だけでもやってみたらどうかなあというふうに思っています。  二宮ブランドは、決してオリーブにシフトしてしまうということではないです。耕作放棄地に植えてみたらどうかということでやっているわけで、ミカンを切ってしまって、そこへやってくれとは決して言っていないです。農家はいろいろな畑があります。落花生に向く畑があれば、ミカンに向く畑もあれば、いろいろ場所が違うわけですから、選択肢がいっぱいあっていいはずなんです。ですから、いろいろなことをやっているわけです。決してどんどんこっちにしろと言っているわけではないです。その間に選ぶのは地主さんである農家の方々が、こっちにしようということで、去年の農林水産まつりを見ていただくとわかったのですけれども、前の年よりも圧倒的に落花生の出荷が多いのです。その前の年は大したことがなかったのです。役場が力を入れ始めてつくっている人が増えているんです。当然、出口という、それを加工して売るお店が5軒、頑張ってくれていますから、落花生というのはこの町の特産にふさわしい第一のものです。  そういうふうに、湘南ゴールドもそうですけれども、もう少しで湘南ゴールドの実がなるんです。我々の先輩である原惣一郎元議員も試作として先行してやっていますから、もう販売というか、市場に出したりしてやっています。これから一斉に700本ができ上がるわけです。そのときの販路、市場に出すというのも一つ、それから、小田原方面、西のほうで先行していろいろもう大量につくっていますから、そういうところにこっちが出していくという方法もある。または、個人的にお菓子に使うとか、そのようなことも活用できるということで、二宮ブランドとしても、製品がもう少しでできるということを捉えて、何とか商品化してお金にかえるということが課題になっています。  オリーブは一番後発で、今年700本、あと、来年3月までに300本を植えて、今年度は1,000本、苗を配布します。最初に配ったものが枯れ始めたりしているものもあるのですけれども、そのような中で3,000本くらいまで時間をかけて普及させたい。これは、金曜日に出る農業新聞というのがあるので、この間、職員がそういうものを見ていますが、九州全部で100万本、オリーブをやるんだって。100万本だよ、本当にすごい。九州で耕作放棄している雑種地みたいなところにやろうということらしいのです。九州全体で、NPOとか、いろいろな団体がやろうとしています。イタリアから直輸入の1本3,000円とか7,000円もするような、もうすぐに実が成りそうな苗を植えるんだと、そういうようなことがニュースに載っているんです。  選択肢としては間違えていなかったのですけれども、二宮としては、こんな小さな、要するに3,000本くらいというのと、100万本ですから。それからTPPがあるんです。すごくオリーブオイルが安く手に入るような時代が来るのです。そういうものをにらみながら、二宮という町で特産品に仕上げるというのはなかなか難しさがあるという実感です。  そこで、この町だけでやっていてもだめなんです。こんなのはもう、フッと吹けば飛ぶような数字ですから。小田原の市長に声をかけたのです。そうしたら、小田原の市長も、ミカンとキーウイの畑が荒れ放題で、何とか代替えが欲しいという話を直接されました。「興味があります、やってくださいよ、オリーブ」と。先週でしたか、担当のほうに電話が入っています。それから、中井の町長にも、この間お会いして、「町長、やってよ」と。もちろん二宮が中心になるのだけれども、大磯も平塚も、この辺一帯でオリーブを、いわゆる耕作放棄地ですから不要な土地、何も生産していない土地に植えるのですから、それで大きくなったら状況において移植すればいいのです。そのようなことで、この辺一帯で「湘南ゴールド」というブランド名にして全国発信すれば、それなりにこれはこれで生き残れる、価値が出てくるのではないかと思っております。二宮でも5年の時間があるので、絞るのはどうしたらいいのか、要するに出口、製品化して販売する、ネット販売等がありますけれども、そのようなことで研究する余地はあるので、何とか物にしたいということです。  ふたみ記念館、お話のとおり、本当に苦慮しています、四苦八苦です。でも、関係している人たちが本当に熱心にいろいろ考えています。それがすぐに効果があらわれるなんていうことは、絵というのは、学校の生徒が全部来たからといって急に絵かきさんが増えてしまうわけではないし、山西小しか来ていないというのは、いろいろ教育長に聞いたら、距離の問題で、二宮小から歩いていくのか、一色小からどうするのかと。それから、中学は、美術部なら美術部に優先して「見に来い」というのはできるかもしれないけれども、全生徒というと、距離もあってなかなか難しい。でも、一応、みんなに鑑賞してほしいという話はしてありますから、校長のほうから授業の一環として取り入れてくれということになっています。  そのようなこともありますが、やはり、平塚の美術館の学芸員が言うのですが、常設館だからそんなに焦ってはだめですと。とにかく、じっとゆっくり構えてやっていく必要があるということです。中の職員が1人やめましたので3人になって経費はそれだけ当初よりは浮いています。だけど、いかにも売り上げが上がらない。これは本当に正直な話、困っております。地主さんというか、寄付をしてくれた方も非常に苦慮しています。ご主人が友達をわざわざ厚木から連れてきて来館してくれたり、関係者はそれなりに必死に努力をしていますけれども、今のところ大きな効果はないです。カレンダーもつくりました。今、発注していますけれども、200部ですから、1,000円で売ります。これを誰が買うのかというと、特殊なものですから、そうやたらに買わないのです。ですから、観光協会が売る二宮の風景のカレンダーなどと比べると、わからない人は何にもわからないから、価値観というのが見出せないのです。ですから200部に抑えてやります。  そのようなことで何とかかんとか今、努力をして、文化祭のときにラディアンで、入って左側の、子どもたちがよく勉強している、あのコーナーを借りてアンテナショップ的にやろうというようなことも考えて、そこに外してしまった絵などを飾りながらPRをしようというようなこともアイデアとして出ております。そんなところで、これは今後の課題として残っています。  以上です。 11 ◯議長【杉崎俊雄君】 近藤議員。 12 ◯11番【近藤行宏君】 それでは要望といたします。  補助金交付については、答弁の中の団体の性質、事業内容、財政構造などを十分に検証した上で、その団体本来の意義を達成するための一助となるように、このことを実施され、見直しされる場合には、根拠と基準を明確にされ、活動状況により十分な精査後の交付に期待いたします。  地域防災についてですが、担当課と地域との意思疎通を、より密にするようお願い申し上げます。「近い所」と書いて「近所」、近くで助ける「近助」、この「近助」力の醸成を図り、いざ、災害時に最も頼りになり、大きな力を発揮できる自主防災組織の構築を目指し、早急な対策を図っていただきたいと思います。  子育て支援事業については、今年の町長のふれあいトーク、私も何度か参加させていただいておりますが、その中で述べられております百合が丘保育園について、利便性、収容人員、移転も含め、今後の方針を示していただければと思います。今年度より押し進めている定住促進事業にからめ、早期に施設整備を含めて子育て施策として取り組むことが必要と考えます。  国立小児病院跡地についてですが、凍結から5年は余りにも長かかったと町民は感じていると思います。早急に庁内で活用目的、財源、手法等を検討され、町民の方々が夢と希望を持てる結果を出すことが重要と感じます。23年度、吾妻山の借地料約1,597万円、毎年この額を払い続けるのか、この額を町民の方々はどう捉えているのか、安いと思う方がおられるのかどうかわかりませんが、私は高いと感じている次第です。町長はもとより、担当課も「見直しをする」という強いスタンスを持っていただき、少しでも借地料を下げることに地権者の方々のご理解をいただけるよう、今後の折衝に期待するところです。  北口通り終日一方通行についてですが、これは私が二宮小PTA会長のときから言い続けておりますが、よく皆さんも現状を見ていると思います。交互通行時、歩行者の安全が十分に守られているのかという疑問です。例えば、雨の日、車が寄ってきたら、車が通行したら傘をよけなければいけない。水はねをよけなければいけない等々、歩行者は駅に着くまで相当の神経をすり減らしております。バスを県道のほうへ回すという策も先ほど町長がおっしゃいましたが、特に送迎の一般車両が交互通行する状態、これを見ますと、安全を確保できると言い切れないのではないかと私は思います。町のほうでも、町のシンボルストリートであり、主要動線と、このようにおっしゃっている。この道路の安全性を高めなくして、日帰り観光客にゆったりとした散策をしていただけるのか。以上のことから、再三再四申し上げますが、終日一方通行の実現を強く要望いたします。  ふたみ記念館については、商工会、観光協会にこれまで以上にかかわっていただくことはもちろんでありますが、教育委員会がどう取り組んでいかれるのか、担当部署として牽引力を示すときと感じております。小中学校はもちろんのこと、保育園、幼稚園、その保護者の方々もおられます。この方々も含めて、また、担当外になりますが、二宮高校等、若い世代にアプローチされていくことも考えていただきたいと思います。  これは決算とは関係ありませんが、最後になりますが、大きなところとして、記憶に新しいロンドンオリンピック、日本選手団がチーム力で数多くのメダルをつかんだことがクローズアップされました。一人一人の力を上げていくことももちろん必要不可欠でありますが、いかにチーム力を高めることが重要なことかを証明している結果だと、私はテレビを見ながら思っておりました。役場職員皆さん一丸となって、町民の暮らしを守るため、町長のもと、日々の業務にチーム力で公務に頑張ってくださることをお願いして私の総括質疑を終わらせていただきます。 13 ◯議長【杉崎俊雄君】 これをもちまして近藤議員の総括質疑を終結いたします。  暫時休憩いたします。休憩後の会議は11時45分から始めます。                          午前11時35分 休憩    ────────────────────────────────                          午前11時45分 再開 14 ◯議長【杉崎俊雄君】 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  次の方、お願いします。 15 ◯議長【杉崎俊雄君】 小笠原議員。             〔3番(小笠原陶子君)登壇〕 16 ◯3番【小笠原陶子君】 それでは、通告に従いまして総括質疑をさせていただきます。23年度決算に対し、質問いたします。きょうの質疑が25年度予算編成に向けて有効な質疑になることを願っております。  さて、町長は、23年予算議会の施政方針で、前年の22年度予算がラディアン裏の風致公園取得のために特殊な予算組みだったが、23年度は堅実型とし、総合計画の最終期に入った年度として粛々と事業達成のための予算組みとした」と述べていらっしゃいます。しかし、ふたをあけてみたら、23年度中に東大果樹園跡地を手持ちの資金をかき集めて買いたいということになり、24年第1回定例会の3月補正で大きく基金を組みかえ、二宮町の予算執行上、例のない予算となりました。しかし、実際には跡地の土壌汚染で引き渡しが大幅に遅れておりまして、年度末に確保された4億5,000万円は事故繰越しとして計上されております。  そんな中、二宮町は東大果樹園跡地の現地見学会を8月4日(土)午前と8月8日(水)午後に実施いたしました。久しぶりに入る東大果樹園跡地の様子は、正門から東に小田原厚木バイパスまでの道は、クズの葉や雑草が生い茂り、きれいに管理されていた過去を知る者にとって見るも無残な状況でした。担当課の職員の説明ですと、見学会に当たり、人が通るところだけは東大が住宅隣接地の草刈りを予定していたので、一緒に旧宿舎周辺の草刈りもお願いできたとのことでした。小田原厚木バイパスのそばにおいては、東大果樹園跡地になる前の個人の別荘だったお庭の雰囲気が残っていたものですが、今はただ荒れ野原でした。あの立派な樹木だったフェイジョアも、シナモンの木もクズの葉に覆われていました。この見学会は活用意見の募集を始めた際に、イメージがわかりにくいから現地を見たいという要望にも応えた形で公開されたものと聞いておりますが、果たして見学にいらした方々に豊かな想像が膨らんでもらえたのか、心配なところでもあります。町長は過去の議会の中で、10年は財政的に新規の運用は難しいと述べられていますが、土壌汚染の土が入れかえられて引き渡しされたときには、残しておきたかった樹木も枯れてしまうのではないかと心配しております。  ゆっくり活用を考えている間に、夏には草が繁茂し、冬は枯れて火災の危険にさらされます。現在の二宮町の予算は経常経費にほとんどが費やされ、硬直化しております。町民が買ってほしいものも購入してもらえない。例えば、放射能測定器もそうです。住民サービスがなくなることになると、「東大を買っているからだ」とも言われ、そういった意味では注目度があります。だからこそ、塩漬けの放置用地になるようではますますその声は高まります。その認識は町長にもあると思っております。1万4,000坪の広大な敷地の暫定的な土地の利用を考えている間の管理はどのようにしていくのかを伺います。  また、東大果樹園跡地公開日の見学者は2日間でおよそ130人ほどです。そして、町で行った町民の意見募集は数が少ないため、二次募集として期間を8月末から9月末と延期して募集中であります。集約された意見は多くの市民参加を得て議論の俎上に乗るべきと考えます。あるいは、町長に直接、意見を寄せてこられる住民の方もおられるようですが、その意見の取り扱いはどのようになさるのでしょうか。町長が答弁した白紙というベースからどのように議論が展開されていくのでしょうか。  東大果樹園跡地の利用検討審議会の一般公募の募集が8月末に終わりました。一般公募枠はたったの1名でした。町長は、3月定例議会の中で、「かつての100人委員会のようなものもいいかもしれない」と話されていますが、検討を審議会だけで市民参加が行われていくのか、本格的な整備計画をつくっていくための市民参加のあり方と、そのタイムスケジュールを伺います。東大果樹園跡地は既に契約が取り交わされ二宮町の財産となります。今回は町で有効に活用されるべき土地にしなければならない、そのための現状はどうなのかということを確認したくて質問するものであります。  次に、二宮町の漁港と海岸保全について質問いたします。  二宮町の海岸線は3キロメートルしかありません。ちなみに、大磯町は6キロメートルございます。二宮町は人口2万9,300人、世帯数約1万世帯。その半分以上が新興住宅地に住み、町外から住居を求めて住み着いた方です。そういったよそから転入された方にその理由を伺うと、きっかけの一つに「海が見える」「海がある」とおっしゃる方が多いのです。百合が丘の私の家からも毎日、海面が見えております。二宮町民にとって海岸はかけがえのないものです。  さて、23年度決算に二宮漁港漂砂調査委託料798万円が実施されました。また、それ以外に養浜工事や災害復旧工事に616万101円の支出があり、漁港整備事業だけで1,414万101円が計上されております。漁港整備事業は、前年の22年度決算では884万1,565円の出費になっておりまして、このときは梅沢海岸防潮堤整備基本設計委託料625万8,000円を含んでおります。このほかに毎年、水産振興事業(漁業再生事業)として、23年度は約75万2,000円、22年度は約68万8,000円となっております。また、本議会の補正予算にも挙がりましたが、水産業費以外に清掃費で、台風が来れば、そこに打ち上げられた流木などの除去に数百万単位で予算がかかっております。それだけ予算をかけて維持している漁港ですが、従事している事業者は地引き網の事業者が2件と、有限会社二宮漁場という名の定置網会社だけです。  通告にも書きましたが、町が漁港を指定すると、その管理は全て町の責任になります。年々、砂が減少している中で、海岸の保全には頭の痛いところでございます。砂の供給源である河川からダムの影響で砂が供給されなくなっておりまして、海岸線の減少は、隣の小田原市国府津海岸も顕著にあらわれております。先日も、中日本高速の西湘バイパス西湘パーキングエリア付近の海岸護岸コンクリートが陥没しているのが見つかりまして、9月3日から7日まで閉鎖しておりました。毎日毎日、押しては返す波の力は大きく、砂浜減少の対策予算は大きいものがあります。  我が町は年々、歳入において税収が減少しております。町税だけ見ても、23年度は36億8,054万2,000円で、前年より0.9%減、3,415万6,000円が減となりました。23年度は震災があり法人税が伸びなかった側面がございますが、景気の動向は今後、消費税の値上げや電気代、下水道料金などの値上げにより、家計は引き締めの一方で、ますます厳しい状況は続くものと思われます。  そういう中で、町は、定住促進、子育てしやすい町にするため、23年度も、子どもの医療費の無償制度の延長やファミリーサポート等、大変努力されておりますけれども、広く町民に恩恵を与えるべき税金の使い方として、漁港のあり方を見直す時期が来ているのではないかと思います。そこで、漁港のあり方を位置づける漁港漁業整備法の第4章の、特定の漁港漁業整備事業(地方公共団体が施行する特定漁港漁業整備事業)の12項に、「地方公共団体は事情の変更、その他の事由により必要がある場合において、特定漁港漁業整備事業の全部もしくは一部を廃止し、またはその施行を停止したときは遅滞なくこれを農林水産大臣に届け出るとともに、廃止の場合にあっては廃止した旨、その理由その他農林水産省令で定める事項を、施行の停止の場合にあっては、施行を停止した旨、その理由その他農林水産省令で定める事項を公表しなければならない」というものと、13項に、「地方公共団体は、特定漁港漁業整備事業の全部若しくは一部を廃止し、またその施行を停止しようとするときは、関係地方公共団体及び関係漁港管理者と協議しなければならない。ただし、急速を要する場合には、この限りではない」と規定してあります。  町長は、漁港を推進しようとしましたが、県知事にとめられて断念した経緯があります。漁港がないのに漁港管理区域として置いておくことは、二宮町の少ない予算で管理しなければなりません。今後、正式な廃止に向けて考えていくお考えがあるのかをお伺いいたします。  次に、地域防災計画の見直しについてです。神奈川県では、3.11の東日本大震災の経験や教訓を生かし、神奈川県地域防災計画を全面的に見直しております。24年4月版として策定されました。国においても防災基本計画を23年12月に修正されております。二宮町でも県の改正を受け、また、防災会議のご意見も伺いながら間もなく修正版ができ上がると聞いております。  二宮町の修正後はどのようになるのかはまだ知らされておりませんから、県の計画修正の5つの視点を見てみます。その5つの視点とは、1)として、自助、共助による取り組みの強化。2)正確かつ迅速な情報の収集、提供体制の強化。3)として市町村や企業、団体等の連携強化。4)として、地域の実情に応じた対策の実施。5)として柔軟な災害対応の実施というものがございます。  二宮町においても、8月26日に行われた自主防災の訓練は、安否確認を主とし、初動体制3時間を検証し、共助のあり方を確認するよい機会になったと思います。また、本議会に提出された補正予算の中にも出てまいりましたが、400万円で県の支え合いマップシステムを導入し、要援護者と言われる重度障害者や75歳以上の登録地図情報を防災安全課に速やかに提供できるようになります。徐々に災害弱者対策は進められていると考えております。  そこで、求めるのは、乳幼児を持つ保護者に自助、共助のあり方をどう伝えていくかということです。私は、ことしの6月24日に小田原保健センターで開催されました「巨大地震から子どもを守る防災セミナー」に参加いたしました。「家にあるもので防災対策を」と、市内在住の箕輪真理さんをはじめ、母親たちが企画し、小田原市が後援しております。NPO法人だっことおんぶの研究所の方と、防災コーディネーターのあんどうりすさんを講師に実技指導も行われました。若いパパ、ママが乳児や幼児を連れて40組くらい集まっておられました。また、後援団体のたくさんのボランティアさんが託児をしてサポートしてくださいました。  あんどうりすさんの「小さな命を守るママのためのナチュラル防災講座」は、実践に基づいた知恵と工夫がいっぱいのすばらしい講座でした。例えば、マザーズバッグといって赤ちゃん用の荷物をたくさん入れてお母さんは持ち歩きますが、その大き目のバッグを、乳児の母親は毎日持っているわけですが、それを難燃素材のものにしようとか、いつでも身につけておきたい5点セットは、もちろん、携帯電話が1つ、濡れても鳴らせる玉なしホイッスル、キーホルダー型LEDライト、マルチツール、あと輪ゴム10本など、輪ゴムはクラッシュシンドローム対策に使用するわけですけれども、どの品物も、常ひごろ、いつも使っているものばかりで、災害が、昼間、自宅にいるときに起きる可能性ばかりでなく、買い物先など、出かけた先で遭遇することも考えられますし、まずは周囲の状況を素早く察知し対応する知識が必要で、大変重要です。  女性は、子どもを生んで、幼稚園に入ると社会とつながると言われています。乳幼児のママは組織に属さない方もおられます。一番助けたい子どもの命を守るために公助を担う町として、自助、共助の情報はどのように、そういう小さい子どもを育てているお母さん方に届けていくことになっているのかを教えてください。また、防災計画の見直しに当たっては、どのように町民の意見を吸い上げたのかをお聞かせください。  以上、よろしくお願いいたします。 17 ◯議長【杉崎俊雄君】 暫時休憩いたします。休憩後の会議は午後1時から始めます。                           午後0時00分 休憩    ────────────────────────────────                           午後1時00分 再開 18 ◯議長【杉崎俊雄君】 休憩前に引き続き会議を開きます。 19 ◯議長【杉崎俊雄君】 町長。             〔町長(坂本孝也君)登壇〕 20 ◯町長【坂本孝也君】 それでは、午前中に引き続き、小笠原議員の総括質疑の1回目にお答えをしていきます。  東京大学果樹園跡地の購入財源についての考え方は、午前中に近藤議員へ答弁したとおりでございます。跡地の購入については、議会にご承認いただいた平成23年度において、基金を活用した上で一般財源を捻出し予算を確保したものであり、この購入によって、平成24年度当初予算に影響を及ぼしたものではありません。二宮小学校大規模改修工事が実施できなかった理由ですが、3.11の影響で国庫補助の確実な確保が見込みにくい状況であったということであり、第三分団詰所建設工事に関しては、長期化している財源不足から、やむを得ず後年に先送りをせざるを得ない状況であったということによるものです。したがって、当跡地の購入がなくても、大規模改修工事などの事業は先送りになったということを初めにご承知いただきたいと思います。  当跡地の経過については既にご承知のことと思いますが、購入に際しての土壌調査の結果、一部の箇所で対象物質が基準値を超えたことから、土壌の入れかえなどの処置を講ずる必要が生じたため、事故繰越しにより購入が平成24年度にずれ込んでおります。  次に、当該地の管理についてです。前段で申し上げたとおり、土壌の関係で、現在の土地所有者はいまだに東京大学であり、草刈りなどの維持管理につきましても東京大学で実施しております。今後、土壌に関する処置が完了し、土地所有権が町になった時点から、暫定的な土地利用を検討している段階であっても、町民の皆様から意見をいただき、効率的な維持管理を実施していきます。  次に、本格的な整備計画をつくるための町民参加のあり方とタイムスケジュールについてですが、今回、一般公募をした検討委員につきましては、次年度より5年から10年程度の暫定的な土地利用案と将来的な土地利用構想について検討をしていただきます。検討委員会は、より多くの町民に参画していただけるよう、一般公募のほか、有識者につきましても町内在住の方に限定をさせていただきました。また、地元中里地区からも2名の方々に参加していただくことになっております。検討に当たっては、本年6月より町民の皆様からの意見募集をさせていただき、数多くのご意見が寄せられておりますので、このご意見をもとに検討し、町民の意見を反映した暫定利用案及び将来土地利用構想に関する意見書として本年度中に町へ提出していただきたいと考えております。  なお、将来的な土地利用構想につきましては、暫定的な土地利用期間と考えている概ね5年後には、検討委員会の意見書を受けて、町として本格的な整備に向けて事業を推進していきます。具体的なタイムスケジュールにつきましては、今後の検討や意見書の内容によって多少の差異を生ずることになりますので、意見書提出後の平成25年度中には町としての財政的な観点から事業推進に当たって、実現可能性の検討及び町民の皆様や土地利用の内容によって、関係する町内の各種団体に対する意見書照会など、町民参加を含めてスケジュールをお示ししたいと考えております。  次に、2つ目のご質問であります二宮漁港の整備方針と二宮海岸の侵食問題についてお答えいたします。初めに、漁港の必要性につきましては、平成21年3月に二宮漁港整備計画懇話会の、二宮漁港の目指す姿の提言書において、二宮漁港に漁船が係留できれば、負担軽減と効率的な漁業活動を営むことができること、自然条件の面からは、漁港整備を行えば、高波の打ち上げによる漁港背後地への被害を食いとめ、防災面でのメリットも考えられる。漁獲物が二宮で水揚げできれば水産物の直販などによる集客ができることで、地域活性化の拠点となること。さらに、地産地消として地元でとれた新鮮な魚を供給できること。また、観光交流の場としての利用なども期待できることなど、二宮町も財政的に厳しい状況の中ではありますが、産業の活性化と、さらに魅力ある町として発展していくためにも漁港整備を進める必要があるという結論に達し、さまざまな課題はありましたが、漁港整備ということを目指してまいりました。  ご承知のとおり、二宮海岸におきましては、平成19年9月の台風第9号の被害による海岸侵食問題が大きく取り上げられました。まずは海岸保全を優先に考えることが求められてきたところであります。漁港整備計画も、海岸保全対策を最優先にして、二宮町の考え方も、漁港整備計画懇話会からの提言書の漁港施設整備方針のメインテーマであります、漁港施設の南防波堤などの海域部計画変更により、二宮漁港の陸域部の整備を中心に漁港整備を進める方針に変更してきました。  また、高波対策につきましては、防潮堤の整備により近隣住宅地への安全確保に努めることといたしました。漁港背後地の整備としては、防潮堤の整備を行い、その後、順次、陸域部の整備を行うという二宮漁港整備計画の変更をさせていただき、現在、漁港背後地整備構想をもとに進めております。  これから人工リーフ、潜堤を整備いたしますが、漁港機能も損なわないよう十分調査をいたしまして、背後地の高波対策をしていきたいと考えております。将来的に漁港をどうするかについては、これから着手します二宮漁港内への人工リーフ設置後の消波機能の検証を踏まえ、漁港背後地整備の基本構想をもとに実現可能なエリア整備を計画していく中で、現在の漁港、突堤の将来像も検討させていただきます。  現在の町の漁業は、大型定置網漁と地引き網、刺し網漁の網元が2軒という現状です。確かに、漁業者は減少してきましたが、漁港の利用につきましては、定置網漁の網の引き揚げや定置網の材料などの運搬には、突堤へ係留し作業に活用しております。また、最近では、二宮漁港で毎月開催しております海の朝市に、定置網でとれた船を突堤に係留して朝市のお客さんに荷揚げする場面を見ていただくなど、有効に活用しております。漁港は現在も利用し、今後の利用においても継続して必要なものと考えております。  また、漁港の不要論になりますと、二宮漁港区域が廃止になった場合の問題点があります。1つには、国・県の補助事業で行ったもので補助金の返還問題もありますし、現在の漁港区域は町管理の海岸ですが、一般の海岸になりますと、漁業活動をはじめ、その他の海岸の利活用においても、海岸管理者が神奈川県となり、海岸利用にかかる許認可などの権限が変わり、町の計画する背後地整備計画にも支障が出てまいります。二宮漁港区域の維持管理には、毎年、経費もかかりますが、町の持っている海岸としても大変大きな意味があります。町が計画する利活用を図るためにも貴重な町の財産であるとも言えます。まずは、二宮漁港は人工リーフ、潜堤の整備後の状況も見ながら実現可能な漁港背後地整備を推進してまいりたいと考えております。漁港突堤につきましては、今後とも有効に活用していきたいと考えております。  次に、海岸侵食問題の取り組みにつきましては、海岸侵食対策事業の国の直轄事業化への要望活動を神奈川県とともに行い、本年度で5回目の要望を行ってまいりました。国の直轄事業化が認定されないまま既に5年がたちますが、神奈川県では、二宮海岸の侵食対策として、平成23年度から直轄事業化への前提段階として、侵食が最も著しい袖が浦海岸の西湘バイパス高架区間350メートルを平成26年度までの4年をかけて養浜による砂浜の回復を目指し、侵食対策事業に着手しております。引き続き、国の直轄事業化への要望を行いますが、神奈川県では、現在、着手しております海岸侵食対策事業が平成26年度完成後の平成27年度を目標に国の直轄事業化への実現を目指しておりますので、国の直轄事業化が実現すれば抜本的な海岸侵食対策として海岸保全が図られるものと期待しております。  3つ目、昨年3.11に発生した東日本大震災を受けて、全国の自治体で防災対策の再点検がされており、各自治体で地域防災計画の見直しが実現されております。二宮町でも二宮町地域防災計画の見直しを今年度中に実施することになっております。  さて、ご質問の二宮町地域防災計画への町民のかかわりについてお答えを申し上げます。地域防災計画の見直しについては、国の防災基本計画及び県の地域防災計画に基づいて修正作業を進めており、現在、担当各課のヒアリングを実施しているところです。計画修正に当たっての町民とのかかわり合いについては、10月に修正素案をもとに町民意見の募集を行い、その結果を計画修正に反映させた最終案を作成し、町防災会議に諮ります。その防災会議では、地区長連絡協議会の会長や消防団長が町民の立場に立った意見を述べていただけるものと考えております。こうして完成した二宮町地域防災計画を議会に報告する予定です。  次に、小さい子を持つ保護者の防災対策についてお答えいたします。まず、みずからの命、家族の命を守るための自助についてもう一度見詰め直していただきたいと思います。二宮町では、津波の心配よりも、家具の転倒防止、火災予防に努め、最低3日の食料、飲料水の備蓄に努めていただくことをいろいろな機会を通して、全ての町民にお願いしているところです。また、子どもの命を守るという視点の前に、保護者自身の防災意識の高揚、及び防災知識の習得が何より肝要であると同時に、日ごろから子どもの存在を地域に知ってもらうコミュニティーを築いていくことが共助につながることを理解してください。  そこで、地域が実施する自主防災訓練や町の総合防災訓練や防災講演会に積極的に参加することも重要なことです。参加することにより知識や実技を習得でき、地域住民同士の絆も深めることができるため、災害時にもその関係が生きてくるものです。また、湘南ケーブルテレビのメール配信サービスで湘南生活安全情報に登録していただくことで、二宮町の防災行政無線の放送内容や気象情報、生活安全安心情報などの受信ができますので、ぜひとも登録をお願いいたします。  二宮町では、一人の犠牲者も出さない減災対策を進めていくために、今後も自助・共助・公助の重要性を全町民に理解してもらい、実践できる環境づくりに努めていきます。  以上です。 21 ◯議長【杉崎俊雄君】 小笠原議員。 22 ◯3番【小笠原陶子君】 東大のほうから行きます。東大果樹園跡地のところですが、私が伺ったことに対して、全体の流れはお話しいただいたのですが、町側は多くの人の意見を聞くと言いながら、仕組みが、委員会答申をいただくための委員会と、あとはご意見募集だけではちょっと弱いと思っておりますが、私が最初に申し上げておりますように、100人委員会のようなたくさんの方のワークショップ、総合計画などはそういう形でやっておりますが、そういうワークショップ方式みたいな形で意見をもらうおつもりはないのかということをちょっと確認したいと思います。  今はまだ受け取っていませんから東大が管理するといっても、必要最小限の管理だと思うんです。今のところ、管理といっても草刈りが主です。そういう暫定利用を考えている間も、先ほど申し上げたように、草は生えますし、そういうものの試算、最低の試算というのは当然していらっしゃると思いますが、要するに、ただ土地を持っているだけでかかる費用というものがあるわけで、それについてどのように計算していらっしゃるのか、お答えください。まだはっきり決まらないうちは余り予算をかけられないというところでは、こぎれいに環境を整えなければいけないと思うわけです。また、近隣の人たちは、東大だったときのほうが、この間のように見学会というのは入れるのですが、今は閉まってしまっていて、自由に行き来できるといいなというような感じもあると思うんですが、そういうものに対する町民の期待に応えるおつもりがあるかということも、ちょっと、暫定期間のその手前みたいなところでどういうふうに考えていらっしゃるのかを確認したいと思います。町民参加のあり方と維持管理の仕方をもう一度お知らせください。  それから、漁港に関してでございます。今、町長が答弁されました。まだきちんとした計画がないので、梅沢海岸背後地構想とおっしゃいました。整備計画というのがまだきちんとできていないと思います。ですから、8,500万円で買ったうちの町の土地もそのままというか、ほとんどかわりばえなく置いてあるという感じになっていると思います。私は、極端な提案でしたけれども、もう漁港の必要性は少なくなっているというところで、漁港をやめたらどうかというところと、町長は、是が非でも漁港機能を残してそこに夢を託したいというところでは、なかなか相入れないものがあるとは思っております。けれども、いろいろな施策を講じているのを聞くたびに、やはり、どこかで、どうしても漁港を維持するための無理が生じてきているのではないかというふうに考えております。  私もいろいろ漁港のことに関して学ぶたびに、最初に町長が防潮堤をつくると言ったときに、西湘バイパスのところが、防潮堤などをつくったら何も見えなくなってしまって、あそこの価値がないというふうに思いましたけれども、背後地を本当に守るのだったら無堤区間なんかないほうがいいのです。ほかみたいに、きちんと土手があって、その向こうに海があれば背後地の人は一番安心なのです。けれども、ああいう無堤区間となって柱になっているから危ないわけで、せめて潜堤で少し波を緩めようというお考えがあると思います。ですから、背後地の住宅を守ることと漁業の振興というのが、なかなか相入れないものがある中で事を進めていかなければいけないと私は思うので、そのように申し上げました。  それから、私個人はもう漁港は要らないと思っていますが、とにかく町長が進めようと思ったにもかかわらず、県の知事が「やめなさい」と言ったのだから、「やめなさい」と言ってくれたのをチャンスと捉えて、漁港申請していたところをチャラにすれば、海岸は県の整備ですから、使いたければ申請しなければだめだといっても、ほかのところは、みんな海の家でも何でも海岸は申請して使っているのです。逆に、申請すれば使えるのです。そして、県の予算で養浜もしてもらったり、台風が来れば、来るたびに必ずいろいろなものが打ち上がってくるときに、そういうものの費用も全部、県でやってもらえるのに、なぜ、3軒だけの漁民のために一生懸命にやる費用対効果、価値。  住民のほとんどは、漁港を期待しているのではなくて、海岸でお散歩したりとか、公園のかわりみたいなものですけれども、海の波を見ながらそういうのを楽しむ。また、釣りは、別に漁港でなくても個人の釣りは十分できるわけですから、そういうものを楽しむことをほとんどの方が望んでいらっしゃるのではないかと考えておりますので、そういうやり方について、もう一度お考えをお聞かせください。今現在、変えられなくても、この先、有限会社二宮漁場がなくなることはないでしょうけれども、高齢化していらっしゃる2軒の方たちがお仕事をされなくなったときは考える余地があるのかとか、先を見てそういう準備を進めることが重要なのではないかと思いますが、その辺はいかがでしょうか。  それから、海岸の養浜については、先ほど町長がおっしゃったように、国の直轄事業になるのが、何よりもありがたく、国はお金がなくなって、東日本大震災もあって、前よりもっと使えるお金がなくなって、何年待てばいいのか、もう本当に疑問に思うし、なかなか厳しいというふうに考えておりますが、今現在、県が300メートルのところに砂をためて3年間待って様子を見るということですが、先ほども言ったように、町民は台風が来てから5年間も海に入れないのですけど、そういうのは、もうちょっと待て、海に入りたければ梅沢海岸に行けというところで我慢をいただくということでしょうか。だとしたら、そのことももう少し皆さんが、この先、どのくらい待てばこういう状況だということがわかるように、逐次、お知らせしていくことも必要だと思うんです。広報のページ数も増やしているわけですから、そういうことも、ぜひお知らせすべきだと、定期的に私たちの大事な海の状況を町民の方にお知らせしていくことも、せめて私たち町のできることではないかと思いますが、その点についてお考えをお聞かせください。  それから、防災のことです。この間は南海トラフの被害想定なども出まして、住民で危機感を持っていない人は本当に少ないのではないかと思います。みんな、危ない、怖いとは思いながら、でも、ある調査によると、では、どれだけ用意しているかというと、ほとんど用意していないみたいなことがマスコミでも取り上げられております。具体的に何を用意して、どうしていけばいいのかということがわかっている人が教え導いていくことが重要だと考えております。  9月1日が防災の日ということで、NHKでもその一日前でしたか、石巻の子どもたちがどのように助かったかということを細かく検証した番組等もやっておりました。学校で全員が避難するとかではなくて、帰宅した子どもたちがそれぞれの判断で全員助かったという事例をやっていたときに、それを見た人はみんな思ったでしょうけれども、もう本当に、子どもたちを守るためには教育の重要性。そして、小学生は自分で判断できたわけですけれども、幼児、乳児はどうするのかといったら、もちろん、母親、父親、おじいちゃん、おばあちゃん、そばにいる人たちが守っていかなければなりません。そのことについてのさまざまな知恵と工夫を共有化することが大事だというふうに考えております。  学校単位等だと、ある程度、そういう情報が先生を通じて伝わっていくと思います。もちろん、地域の自主防災、とにかく二宮は高齢化が進んでおりまして、百合が丘は40%と言われておりますが、そういう中で、生きてきた、経験のある人たちは、ある程度、もう大丈夫だと、知識は入っていると考えますが、若いお母さんたちが、先ほど町長がいみじくも近藤議員の答弁に対して、母親が、子どもの育て方がわからない、叱り方がわからないから、そういう講座をやったらすごく多くの人が来るというようなお話がございましたが、全くそのとおりで、生きていく知恵が伝承されていないのが現在だというふうに考えております。  そういう中で防災について若いお母さん方に知恵と工夫を伝えていく。それは、日々の生活にももちろん通じるものでして、先ほど申し上げました、私が受けた講座のあんどうりすさんという方は、ご自身が阪神大震災で被災されて、その後、アウトドアライフと、外でキャンプとかいろいろそういうものをやる技術等、そういうものを防災に生かしていくということで日本全国引っ張りだこの講師さんですが、そういう、防災のときだけのことを用意してやるというのではなくて、日々の暮らしの中で知恵と工夫で暮らすことが防災につながる。  先ほど町長が答弁されたように、近隣の方と触れ合うことが非常に重要だと思います。ぜひ、お聞かせ願いたいのですけれども、幼稚園単位での防災に対する訓練とか情報の共有化というのはどういうふうにしていらっしゃるのか。海沿いにある幼稚園もありますけれども、うちは高いから津波は大丈夫だという話もありますが、幼稚園に対してはどうなのか。  うちの町は「いち・にの・さん」とか「てくてく」とかコミュニティー保育がありますから、そういうものを使ってとか、あるいは「でんでん」、赤ちゃんを連れたお母さんたちが情報交換する場を私どもの町はつくってありますから、そういうところで意識的に防災に通ずるものも伝えていくべきだというふうに考えておりますが、そういう部分はどうですか。あと、赤ちゃんですと、今、生まれて1カ月たつと保健師さんが尋ねてくださる仕組みがあります。そういう場で、赤ちゃんの成長ぐあいを見るのもそうですけれども、やはり、防災意識が高まるパンフレットをお配りするとか、お話をちょっとさせていただくとか、どうせそろえるならこういうものをそろえなければいけないとか、あるいは、情報交換の場はこういうところがあるとか、そういう努力をされたほうがいいと思うのですけれども、そういう小さい子に対する仕組みづくりというところをお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 23 ◯議長【杉崎俊雄君】 町長。
    24 ◯町長【坂本孝也君】 東大のこれからのいろいろ意見集約といいますか、今、10人くらいの方たちで専門委員会をつくってということをやろうとしておりますけれども、全員が二宮町の人というくくりの中でやろうとしております。当然、そういうことになると、専門家も二宮町出身、地域からも2人出てくる。一般公募も、今、1人という予定でおりますけれども、場合によっては複数に増やしていこうということで、それが全部、町の方ということになると、そこからの組み立てですけれども、個人の意見で参加させるということではなくて、それなりの代表になる方々が、地域は地域で意見集約して持ってくるとか、専門家は今、それなりに手を挙げてもらっている人を選んでいますけれども、そういう方々、会社の関係とか、今までやってきた自分のお仕事とか、そういうものを背景に取り組みたいというようなことを要望で書いてありますけれども、当然、そこで培ったいろいろな知識や、また仲間がいるわけですから、そういう方々の意見を持って、そういう会議に出席してもらうおうということになりますと、トータルでは、背景に何百人という人たちがいるはずだと、こういうふうに理解しております。ですから、1人の自分の意見だけで参加してもらってしまうと10人ですけれども、そういうような感じで進めていきたいというふうに考えております。  草刈りについては、確かに、私もこの間、見に行きましたけれども、ひどいものです。私もフェイジョアを探したんです。ある場所は知っていたのだけれども、もう全部、クズの葉が上までかかってしまっていて見えないんです。つくづく今、思うのは、百合が丘がそうなるということです。やはり、まだ東大に所有権があるといえども、あの土地に関しては放棄してしまっているわけですから何にも手入れはしないわけです。必要最小限の投資というか、経費で何とか周りからの苦情をかわして草刈りをやるということしかやらないものだなと。今までどおりなんて、周りの人は、風景からしてそれはいい場所だったのですけれども、もうそんなものみじんも感じられないような姿に今はなっております。所有者が所有権を放棄しようとしてしまっているわけですから、それは仕方ないです。ただ、そういうものを受け継いで、町が買うという行為ができた暁には、そんなふうにはしたくないし、暫定的に5年間という期間も、やはりそれなりに草が生えていたり、そういうことではなくて、利活用しながら、またそういう経費をかけないで、利用する側の人たちにそういうものを背負わせるというか、そういうことを考えなければいけないと思います。あれだけの面積を毎年何回も草刈りをするというのはものすごくお金がかかるのです。きれいにしようと思えば思うほど大変なことです。  この間、ちょっとヤギを見にいってきました。県西部で、2市8町で、県がヤギを5頭、持っていまして、それを持ち回りで各町に貸しているんです。たまたま中井町に来ているということで、職員と一緒に中井の山の本当に一番上まで軽トラで行きました。ヤギが2頭、草をはんでおりましたけれども、そういうのもお金がかからなくていいかなと思って見にいったのですけれども、とにかくたくさんの頭数を投入しない限りは、2頭だと、ちょっとした畑を食べ終わるのに1カ月かかって、そんなことをやっていると、また出てきてしまうんです。だから、もっとたくさんのヤギを投入すれば、それなりの草刈りの役はやってもらえそうだなというふうに思います。これは冗談ではなくて、真面目に考えて見にいったんです。我が町でも利用できないかなということです。たまたま平らな部分が多い東大跡地ですから、それにはうまくいきそうだなというふうにも思って帰ってきました。県が県西部で、小田原の行政センターが管理していて、こちらの湘南のほうの行政センターから申し入れがあれば貸してもいいということでした。  いろいろ考えておりますけれども、いずれにしても、暫定的に5年間、どうしたらうまく経費を削減しながら維持できるか、本格的な計画がきちっと決まるまでの間、何とか5年間、維持しなければいけないということで、それも含めて、これから結論を出していくということになります。もう少し待っていただければいいかなと思います。  漁港のことについてですけれども、今、説明したとおり、当初、港をつくりたいと。神奈川県相模湾岸沿いで、横須賀から湯河原まで、港がないのは二宮だけなんです。どこの町にも全部あるんです。隣の大磯港、小田原港、平塚にもあります、茅ヶ崎にもあるんです。二宮にはなぜないのかという歴史ですけれども、ないんです。それで、柳川町長時代から、何とかそれを挑戦してきたのですけれども、残念ながら、突堤だけが残っているということで、その先の港らしきものがいまだにできていない。私が就任して最後の漁村交付金という、これが最終的な補助金ですよというものが出たので、やろうということで挑戦をしたのですけれども、知事のたった一言、「金がかかるからやめろ」と、こういうことでやめざるを得ないことになりました。  ただ、そのときに、「知事、漁港はやめるけれども、あの背後地にいる住宅の人たちがこのままだと人災が起きてしまうよ」と。台風9号の、あの夜の出来事、現場にも行きましたけれども、真っ暗な海のそばで皆さん、震えているわけです。だって、すぐ真下まで波が来てしまっているんです。大きな石がトイレのそばまでゴロゴロ転がっているわけです。やはり、これは、同じようなことが起きたらだめだ、何とかしなければいけない。あのときはテトラポッドが動いたのです。それで防潮堤という発送になったのです。これまた、防潮堤、本当にすごく高いものをつくらなければとても防げないということになると、やはり、海岸の利活用とか、そういうようなことを考えれば、これもちょっと、幾ら背後地の人たちを守るといえども全く形態が変わってしまう。では、そのかわりに砂浜を長くつくれと、そうすると緩衝材になるから設計上、防潮堤の高さは低くなるんです。ところが、そうすると、今の突堤のところが全部砂になってしまって、漁師さんが何も利用できなくなる。  漁師さんが今、3軒しかいない、2軒プラス1つの会社です。それは、そういう港がなかったということでそうなってしまったのです。もうとっくにあれば、もっともっと漁が栄えてそれなりの就業する人たちも増えているはずなんです。我々が小さいころ、本当に盛んに、昔ですから砂浜に一生懸命に船をみんなで引っ張って揚げるというようなことで、手伝いに行けば幾らでも、「持っていけ、持っていけ」なんていう時代もあったのですが、本当にたくさんの就業者でした。市場が2つあって、定置網も2カ所あった、そんな時代があったんです。それは、高齢化とか、時代の変化というだけでやめていったわけではなくて、一番大きな影響は港がなかった。今の若い人、冬の寒い中で、海の水に浸りながら船を押して、箱ちゃん船を海に出すなんていうことを誰がやるものか。みんなサンダルばきで、港からポンと船に乗って、モーターをつけて行くんだと、こんな時代になってしまっているわけです。  ですから、そういう意味でも、港が必要だったのですけれども、いろいろな経過の中で港はつくらないということに今、なっています。ですから、「二宮漁港」と名前は言いますけれども、あれは漁港ではないのです。だけど、あの突堤の意義は別にあるわけです。あれを取ってしまえという意見もあるのですけれども、それこそ、二宮漁港区域というのが外されます。先ほど言ったように、今までの補助金を返さなければいけないとか、いろいろな問題が起きてくる。逆に、あの突堤を、1つしかない突堤をいかに利活用しながら、背後地の建物も守りながら、漁業をやっている人たちもそこそこあれを利用しながら、というようなことで潜堤というのが生まれてきたわけです。  たまたま2億5,000万円、3億円近いお金を無償で中日本がやってくれるという提案もあったのですけれども、もしやるには、当然、きちんとした設計、場所の確定、長さ、いろいろなことで専門家に見てもらっております。三度ほど東京までいろいろお願いに行きましたけれども、やっているほうも、何とかそういういろいろな条件を満足するべき場所にテトラポッドを沈めようということで、今度、説明会があります。10月5日、ラディアンで2時からやりますので、ぜひ皆さんも、専門家に直接聞いてみてください。傍聴の人にも答えてくれるそうですから、そういうようなことをこれから計画しております。それで、皆さんが納得して、その暁には、もう実施設計に入ります。そのようなことになって、今年度、3月いっぱいまでに潜堤はでき上がるように今、支度をしております。  それは、漁業者も生活ができるようなことを守りながら、背後地も波の力が、もし台風9号のときを10とすると、6とか、そこまで下がる、波を弱める力がある。そして、砂が寄ってきてしまうということがありました。壁をつくると、そこへ砂が、静穏度といって、静かな海になるもので周りから寄ってきてしまう、それも防げるということで、そういういろいろな条件を加味した場所につくろうということになります。ただ、1つだけ、地引き網ができなくなる。そのようなことがありますけれども、それは沖シラスとか、そのようなものでもう対策を講じている漁師さんもいますから、そのようなことでやってもらう。また、梅沢川の河口の東側なら地引きはできるわけです。今までもそういうふうにやってきた時期もあります。それで、新しい漁業者からすると、イセエビとか、タコとか、そういう潜堤で漁礁として生まれる。今でも、突堤の先のテトラの間にいっぱいいるのですけれども、それがもっと広がるということにもなって、漁業者も救われる、陸地側の人たちも波の力が少なくなる、砂はそんなに寄ってこないというようないろいろな条件が今度行う潜堤です。  砂浜の養浜という問題が出ましたけれども、最終的には、今、一生懸命に毎年、陳情に国会に行っていますけれども、紀伊半島か何かの国の直轄事業がもうすぐ終わるのだそうです。そういう13くらいある海の直轄事業が1つでも終われば、次は相模湾、要するに二宮沖ですよということを言われています。ですから、もうちょっと頑張ってお願いにいくと、二宮の番が来るのではないかということで県も一緒になって毎年行っているわけです。ですから、それが認可されますと、例の350億円、実際にはもっと減るのではないかと思いますけれども、いずれにしても沖合に垣根を海中につくって、それ以上、砂が落ちない。富士山が10個分もあるような大きな海溝が、この二宮の海のすぐそばにあるわけです。そこへ砂が滑っていってしまうから幾ら養浜しても足りないということになるので、そこの途中に垣根をつくる。富山湾と駿河湾は、そういう工事がもう既に終わっているんです。終わっているから、そういうふうにきれいになっているのですけれども、相模湾だけがまだできていないということで、その直轄事業ができれば、砂という問題は、そんなに難しいことではなくて、養浜した砂を1回入れれば、それがなくならないわけですから、沖へ行ったり戻ってきたり動くわけです。  今、袖が浦の海でやっている工事は、逆に、横の潮の動き、東西の動きを防ぐということで2本の突堤を出していますけれども、そこの間は横からのブレがないように、はみ出していかないように、そこだけはきちっと砂を養浜したら、そこに落ち着く。沖に流れていってしまうのは仕方がないということになっていますが、その粒子の粗さが、ちょっと粗いものを入れているということで沖には行きにくいということらしいのです。それで海水浴場が復活するということです。ですから、何年と言われましたけれども、その養浜が今、西湘バイパスの下から天井くらいまで積んであります。これが大きい波で持っていく、なくなったらまた積むんです。それをあと2年くらいやって大体完了らしいですが、そうしたころには砂浜が復元できて、当然そこで泳ぐこともできるということで、もうしばらくなんです。これは県のお金で県がやっています。そのお金も、いわゆる直轄事業の認可されるまで、地元はこのまま放置されたのでは困るという意見で、とりあえずそういうことで我慢してくれということになって、県がお金を出しているわけです。ですから、長年、海の事業がとまってしまっていますけれども、もう少しの我慢なので、そういうことです。  その間に潜堤が今年度中にできてしまう。そこで泳げるかという問題です。それは、ロープを張って監視をつければ泳げなくはない。ただ、テトラの間に吸い込まれるという事故があったりするので、それはやはり相当注意しないと、波打ち際の手前くらいしか沖に行かれないのです。あそこの海はそういうものがずっとあります。そんなことで、今までも海水浴場はないのですけれども、これからもなれない可能性が強いということです。  あと、防災です。赤ちゃんや子どもたち、小さい子どもたちを持っている親たち。百合が丘保育園で防災訓練を行ったものがタウンニュースに載ったりしたことがありました。保育園でも、先生方が指導しながら防災訓練をやっております。そのようなことで、保育園にいる間、そういうときに発災するということになればそんなに心配はない。ところが、家に帰ってきてしまった、夜とか、土日とか、そういうときにどうなるのか。やはりそれはお母さん方に頑張ってもらわないと、そこをどういうふうに指導するのかと。  この間、若いお母さん方を対象にしたふれあいトークをラディアンで行いました。子守する方々、おばちゃんたちもみんな用意して待っていましたが、一人も来ないんです、あのときはゼロだったんです。そんなことで、関心がないのかなと。そういうときに集まっていただければ、そこで防災とかいろいろな話ができるのですけれども、まず、出てこない。これは二度目なんです。その前の年に茶屋の防災コミセンでやったときも誰も来られなかった。それは困ったことだと。きちんと広報したり、いろいろやっているんです。来るはずだなんて言っていた団体とか、そういう人たちも来ないのです。そういうことではいざというときに困るのではないかということになるのです。  いずれにしても、地区ごとに防災訓練もやりましたが、あれにも、意外に若いお母さん方は出てくる方が少ないのです。お年寄りはもちろん多いです。でも、もうちょっと、例えば40代とか50代という人たちは意外に関心があって出てこられる。でも、20代、30代という若いお母さん方はそういうところに出てこないのです。でも、逆に言えば、メールは達者です。そういう人たちはメールでいつも感知してやれるのかなというふうに思います。  やはり、一人の身ではなく、子どもがいるということになると、お父さんは会社に行っている、自分が守らなければいけない。近所づき合いはほとんどないということになると大変なことになってしまうかなと。これから防災のほうとしても、そういうお母さんにどうしたら危機感を持ってもらえるかということで、我々、役場としてもやっていかなければいけないと思います。確かにこれはちょっとした盲点でした。ぐあいの悪い、体の動かない、そういうおじいちゃん、おばあちゃんは最初からやっていますから、もうかなりのところまで、本当に近くまで手が差し伸べられつつあるんです。ところが、若い、元気な、はつらつとしたお母さん方が逆に一番おくれてしまっている。自分だけでもできるのかどうかわかりませんけれども、情報網が少ない。いざというときの行動が、周りを知りませんから、どこへ逃げるのかもわからない。そんなことで、これは今までに我々が考えなかったことで、今回の質問は非常にありがたい話だと思います。  以上です。 25 ◯議長【杉崎俊雄君】 小笠原議員。 26 ◯3番【小笠原陶子君】 東大のほうの話なのですけれども、なかなか町民参加というのは難しいことだなというふうには思いますが、先ほど、委員会に出てくる人たちは団体の代表だと、私もそうあってほしいと思います。地区長さんが20人いらしても、例えば、百合が丘なんかですと、百合が丘だけで3人いて、自治会との兼任の仕事をしていまして、自治会の会長、副会長をやっていて、百合が丘などは毎週毎週会議があって情報交換したりしています。そうすると全体のいろいろな情報が入りやすいというところがあると思いますが、地域によっては、例えば中里などは地区長さんが4人ぐらいいらっしゃると思いますが、今現在、この24年度に受けていらっしゃる方のことは存じませんが、地域の草刈りのことで地区長さんにお話しにいったときに、全然情報共有化ができていないところがあって、やはり、地区によって全然形が違います。そして、また地区長さんの資質にもよりまして、もう役を引き受けたから、みんなの声を聞かなければいけないから聞いて歩くという人もいるでしょうし、その辺は一概に、団体の長だからみんなそこの考えを持ってくるというわけにはいかないのです。だから、団体の長なんだから当然だろうみたいにやって決めたことで正解が出ればいいですけれども、そういうものに対して私はちょっと疑問があるので確認したわけです。  だから、やはり、積極的に、個人的に町長にも、町長への手紙とか、陳情みたいなもので提案が、特に東大農園に対しては思い入れが強い人が多くいると思います。私なんかは賛成していないのに、言ってくる人もいるくらいです。「病院を建てるように言ってくれ」とか、ちょっとそれは難しいと思いますけれども、そういう方もいらっしゃる中で、ポピュリズムというか、大衆迎合で、明らかに、多いほうの案を取ればいいというものではないです。全体のバランスを見ながらよりよいものをつくっていくときに、どれだけ優秀な先を見られる、また、現在の経済状況の中での人々のニーズをきちんとつかまえられるような専門家をお願いできるのが一番いいと思っています。  町長の先ほどの答弁の中でちょっといいと思ったのは、一般公募が1名しかなかったのを増やす可能性がある、増やしたいみたいなことをおっしゃいました。私も町民の方に「一人じゃ、応募したいけど、応募してもなあ」というふうに言われたので、せっかくそういう気持ちのある方、私から見てその方は非常に優秀な方だと思うのですけれども、そういうのは、一人をもう一人とかではなく、資質、この人はいい提案をしてくれるだろうなという思う人はしっかりとっていただいたらいいと思います。出てもらえばお金がかかるということもあるでしょうけれども、そこは工夫していただいて、この回はお金は出ます、この回はお金は出ませんけれども、意見交換の場として設けたいとか。私は、リサイクル対策協議会ではそういうふうに行って、ごみ減量化推進協議会でもそうしましたが、手当てがつかないけれども、その準備段階の話の場をつくろうみたいな、やり方は幾らでもあると思うので、優秀だと思われる人は、ぜひ入れるべきだというふうに提案したいと思います。あと、ワークショップのような形でもやっていきたいということはないのでしょうか。その辺を伺いたいと思います。東大跡地に関してはそういうことです。  それから、先ほど聞きましたけれども、町長は答えられないでしょうけれども、担当課としては、草刈りなど、1年目ぐらい、物が決まる前はこのぐらいかかりそうだなみたいな試算があるのでしょうか。それとも、すぐやる課にせいぜい動いてもらって、倒れるほどに刈り込んでもらうのか、その辺をお伺いしたいと思います。  漁港の件ですけれども、町長は粛々と潜堤をつくる形の部分で考えていらっしゃると思います。私は、23年度決算についてはそうなのですけれども、この先、25年度に向けては、私が最初に申し上げましたように質問しているわけです。町長は、お金がない中でどうやっていくのかということをすごく考えていると思うんです。例えば、役場の掃除も委託に出していたのを職員の人が毎日やっている。ある中で、ある資源を生かしてどういうふうにやっていくかということは重要だと思います。  先ほども言ったように、漁港の計画はないですけれども、構想はあるというお話がありましたけれども、今の梅沢海岸はとても美しくないです。雑然としていて、はっきり言って小汚いというか。ただだから、整備計画でお金をかけられないからそれでいいというものではなくて、お金はかけられなくてもきちんと片づけられるものは片づけてすっきりさせて、コンクリート敷きではなくても、砂でも別にこぎれいにするということはお金をかけなくてもできると思うんです。今現在の漁港の整備自体、維持管理、委託に出している割には、きれいだとは私はとても思えないのです。雑然として、なぜここにこんなものが置いてあるのだろうみたいなものも置いてあると思うんですけれども、そういうことに、まだこの先、うちの町はそんなに予算はないのですから、ごみのこともやっていかなければいけないので、今現在をどうきれいにしていくのかということをあわせてお伺いしたいと思います。  漁港については、私自身は見直すべきだというところで提案申し上げて、そこの部分はもういいです。  先ほど説明会をしたり、皆さんにお知らせすべきだというお話をしたときに、もう間もないですけれども、なぜもっと早く教えてくれないのかと思いますが、10月5日にラディアンで説明会があるということですので、まずはそこに、ぜひ多くの皆さん、海のことをいろいろ聞いてみたいという方には参加していただくように声をかけたいと思います。  防災は、盲点だったというところが、私自身も盲点だったので、お互いに、議員としても町としても、情報をしっかりとっていくことがいいと思います。11月4日に、その海の説明会の前の日に、若いお母さんたち、生活クラブとかVentとか、そういう共催で、あんどうりす先生をお呼びしてセミナーを開催することになっております。町のほうでも講演をいただいたということですので、町長もぜひお出かけいただいてお話をお聞きになるといいかと思います。  やはり「百聞は一見にしかず」で、グッズも、本で写真で見るのもいいのですけれども、手に取って、ああ、マイクロファイバーの布というのはこんなに小さいものでバケツ一杯の水が吸えるのかとか、そういういろいろな勉強はすごく大事で、それを若いお母さんたちに無料で行いますので、防災については、ぜひそれを、若いお母さんたちに1回やることが目的ではなくて、それを知って、情報共有化して、またそういう勉強会を次々につなげていかれればという形でみんな思ってお声かけしておりますので、職員の方、担当課の方は、ぜひ参加したいとおっしゃっていましたが、ぜひ、よろしくお願いいたします。11月4日です。  では、東大の件についてよろしくお願いいたします。 27 ◯議長【杉崎俊雄君】 町長。 28 ◯町長【坂本孝也君】 今のところ、東大の件は、副町長を筆頭に、県西の行政センターの所長が担当が一人、それから県の土木事務所、これはやはり開発とか、いろいろなことがかかっていますから、そういう専門家的に、副町長以外はよその人ですが、あとは今度は町民ですが、中里2人、一般公募1人だけれども、その枠は広げようとしています。それから、専門家、これは二宮の方ですけれども、今、2名、一応登録されようとしています。            (「大学教授ですか」との声あり)  そういう人ではないです。実践をやってきた人です。そういう人たちで、そこを今、小笠原議員が、もっと膨らませろということなのですけれども、これはまた担当のほうと相談して、例えば、中里は2人しか来ないのですけれども、地域を代表してその人たちは来ますので、中里地区から選ばれて来ているから、その背景はそれだけいるのです。当然、月に何度かの会合も持っている。そのときに、そういういろいろな意見が出るはずで、地区のそういう方々の意見も吸い上げて会議に臨んでくれると。あと、一般公募の人たちというのが、本当はもうちょっと、四、五人にするとか、そういうふうにして、しかも地域をバラバラに、地域の中から、周りの地区から選ばれてくると、そこの背景があると、そういうことになっていくと、総体的にかなり町民、町全体からの意見というふうになるのだけれども、それはまだ決定したわけではないから、やってみたいと思います。  お金は、1回幾らとか出るのだけれども、そんなのはお金が欲しくて来ているわけではないんです、みんな、情熱があって来るんです、手が挙がっているんです。ですから、それは理解してもらうということになっていけると思います。  何度も言いますけれども、4億5,000万円で買うことに決まりました。これがそれ以上の価値を生む町の財産として、そういうことにならなければ、この時期が時期、財政逼迫の折り、これを買うことにしたという意義がなくなってしまうわけです。本当は、東大から呼びかけがあってもじっと知らん顔をして、「いや、そんなお金はないから」と言ってしまえばいろいろ苦労はしなくてもいいのだけれども、この東大というものは、二宮町の歴史の中で、歴代、柳川町長も何度も払い下げをお願いしにいった、古澤町長も行った、そのような経過の土地なのです。それで、やはり、こういう苦肉の策でいろいろなことをやって買うことにした、お金も用立てたということですけれども、それなりの価値のある土地ということで、これを放棄すれば当然、民間に売られる。土壌検査などしないで分割して売ってしまうというようなことになれば、二度と町はその土地を有効利用できないし、あと何年かたって悔いが残るということになるわけで、ぜひ、今後の課題としては、より多くの人の意見を聞きながら有効利用ができるということにしていきたいと思っております。 (「漁港をきれいにしていくことはどう考えていますか。今現在をきれいにしないでどうするんですか」との声あり)  あれはね、今までの五ツ浦漁場という倒産してしまった会社の残り物、大きな鉄でできたブイとか、あちこちにあるのです。それはもうきれいにしようということで予算化してあったんです。そういう大きいものはやるようになっています。要するに、廃棄物としても、鉄だけでできているのではなくて、非常に難しいものなのです。でも、それやろうということになっています。  それから、この間も流木が集まってきてしまった。そこになぜ集まってくるのか、砂浜が広いからなのです。ほかの心泉学園とか、みんな来ているんです。だけど、狭いから集まらない。そのような考え方もあるので、それはそれでお金もかかったけれども、あれが狭ければ来ないんです、みんな海の中。そのようなことで、それは仕方ないし、何年かに1回はそういうこともあるということです。昔は、そこで燃してしまっていたのでお金はただなのです。今は燃せないです。町で処理したくても塩分を含んでしまっているから、それもだめということで、そういうお金がかかってしまったということです。いずれにしても、今年度の潜堤が終われば、次は陸側に入りますから、当然、きれいに工事するようになってきます。  それから、町が買い取った土地に関しても、例えば、網小屋とか、今、着々と漁師さんとか、二宮漁場に交渉していまして、ほぼ見通しがついていますから、そのようなこともあわせて、陸側は先々代の西山喜徳郎さんから寄付していただいた土地も含めて整備に入っていくということになります。  ただ、そのときに、潜堤をつくったからもういいというのではないのです。やはり、それなりに波が来ないような背の低い防潮堤みたいなものは、どうしても要るのです。そうしないと、きれいにしたものが一晩でまた全部元に戻ってしまうということを経験しているわけですから、その辺のことも含めてこれからやっていきたいというふうに思っております。 29 ◯議長【杉崎俊雄君】 小笠原議員。 30 ◯3番【小笠原陶子君】 最後ですので要望になります。  東大のことに関しては、何しろ町長は白紙から行くと町長自身がおっしゃって、ご自分ではいろいろ、ああしたい、こうしたいというのがあっても、とりあえず白紙のところから町民に委ねて、委員会に委ねているとおっしゃっているのですから、その会というのは非常に重要なわけです。先ほども申し上げましたけれども、前はラディアンが買ったから、あれも、これもできないといって町民に怒られたのですけれども、今度は東大も買っているから、あれも買ってもらえない、これも買ってもらえないと。私は大磯の議員から、「あんな4億5,000万円のものが買えるのだから、それも買えるでしょう」と言われたんですけれども、買えないのです。  職員の人、この壇を見てください。議会事務局の女性一人だけですよ。地区長も女性は川上さんと百合が丘に露木さんがいらっしゃるのですが、川上さんなんて、当て職が30も40もあって、委員会も全部出切れないみたいな感じで、広く意見を聞くというときに、1つ、考えてほしいのは、女性の声をきちんと入れていかなければだめなのです。特に消費したり何かするのは女性なのです。今はもう女性が入るお店は栄えるのです。旅行も、女性が行きたいというツアーはすごく売れるんです。やはり、女性の声というのは、しっかり聞かなければだめなのです。  そこのところと、あと、ジェネレーションです。年寄りばかり集まって考えてもだめです。やはり、頭のやわらかい若い人を入れていかなければだめだから、それをやるためには、平日の昼間に集まっても若い人たちは来ないわけで、そこのところはきちんと考えて、バランスを取って、先を考えるためには若い人に入ってもらわなければいけないので、20代、30代の声を吸い上げることを考えてください。その委員会に入らないとしてもサブの形とか、そういうものを入れていってください。そうすればいいアイデアが出ると思いますので、ぜひ、その部分を提案したいと思います。  あと、ボランティア等を活用して東大などの管理もしていくのでしょうけれども、やはり、ギブアンドテイクというか、ボランティアをするだけの喜びのあるものの企画をしていくことが重要ですから、それも知恵を絞ってやってください。  それから、海のことなのですけれども、町長は何とかしたいというふうに考えていらして、申し上げましたように、今現在をきれいにしなければ、この先もないというふうに思いますので、まず、今をきれいにしてください。  町長は前に、漁港はコンクリートで固めるのではなくて自然を生かしたような形にしたいとおっしゃっていたので、そういうふうなことを忘れずにガチガチ固めてへんてこりんなものをつくらないような、当分、お金がないからそこには手がつけられないと思いますし、当分やらなくてもいいと私は思っておりますが、やるに当たっては、コンクリート詰めはまるっきりだめなんですから、よろしくお願いいたします。  防災に関して、先ほど私も防災はいいと思いますが、ふれあいトークに人が来なかったというのですけれども、魅力的な企画には人は参加します。あと、小さい赤ちゃんのいる人たちはなかなか出づらいのです。時間帯が、午後のお昼寝をさせたりとか、お買い物に行ったりとかで1日、アッという間にたってしまうわけですから、お母さんたちがいるところに行って教えるということが重要で、それで、サロンとか、そういう場を使って、半分はお楽しみ、半分は楽しい中で学んでいくという場を各課でやっていただければありがたいと思います。  以上です。よろしくお願いいたします。 31 ◯議長【杉崎俊雄君】 これをもちまして小笠原議員の総括質疑を終結いたします。    ────────────────────────────────    日程第2 平成23年度決算審査特別委員会の設置について 32 ◯議長【杉崎俊雄君】 日程第2「平成23年度決算審査特別委員会の設置について」を議題といたします。  お諮りいたします。本定例会初日に議会運営委員長より報告がありましたとおり、ただいま議題となっております議案第55号、第56号、第57号、第58号、第59号については、総務建設経済常任委員長を含め、各常任委員会より各3名に副議長を含めた計7名の委員で構成する平成23年度決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。             (「異議なし」との声あり) 33 ◯議長【杉崎俊雄君】 ご異議なしと認めます。よって、本件については、総務建設経済常任委員長を含め、各常任委員会より各3名に副議長を含めた計7名の委員で構成する平成23年度決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。  特別委員会委員の選任のため暫時休憩いたします。                           午後2時13分 休憩    ────────────────────────────────                           午後2時14分 再開 34 ◯議長【杉崎俊雄君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  お諮りいたします。ただいま設置されました平成23年度決算審査特別委員会の委員の選任ついては、委員会条例第7条第1項の規定により、池田副議長、根岸総務建設経済常任委員長、添田議員、近藤議員、三橋議員、西山議員、脇議員の7名を指名いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。             (「異議なし」との声あり) 35 ◯議長【杉崎俊雄君】 ご異議なしと認めます。よって、ただいま指名をいたしました7名の議員を平成23年度決算審査特別委員に選任することに決しました。  暫時休憩いたします。  なお、決算審査特別委員会を午後2時17分より第一委員会室で開催いたしますので、お集まりください。                           午後2時14分 休憩    ────────────────────────────────                           午後2時25分 再開 36 ◯議長【杉崎俊雄君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  休憩中に決算審査特別委員会が開催され、正副委員長が決まりましたので発表いたします。  委員長に池田議員、副委員長に根岸議員でございます。  なお、日程について委員長の報告を求めます。 37 ◯議長【杉崎俊雄君】 池田議員。        〔1番・決算審査特別委員長(池田 宏君)登壇〕 38 ◯1番・決算審査特別委員長【池田 宏君】 平成23年度決算審査特別委員会の委員長報告を申し上げます。  平成23年度決算審査特別委員会の日程につきましては、お手元に配付してありますが、第1日目、9月21日(金)は、午前中に現地視察を行います。その後、政策部及び総務部関係の審査を行います。2日目、24日(月)は、消防、町民生活部、健康福祉部関係の審査を行います。3日目、25日(火)は、町民生活部の生活環境課、都市経済部関係の審査を行います。最終日、26日(水)は、教育委員会関係の審査を行います。その後、討論・表決を行います。  以上が日程でございます。  また、現地視察につきましては3カ所を行います。町のバスで回りたいと思います。回る順序ですが、1番目に新ごみ積替施設、2番目にせせらぎ公園親水施設と木道、3番目に百合が丘第二公会堂を予定しております。  なお、現地視察当日の天候によって多少の内容も変わりますので、よろしくお願いいたします。  次に、特別委員会では、先例に従い傍聴議員の発言も許可いたしますが、審査は委員会中心に行いたいと思いますので、ご協力をお願いいたします。  以上、平成23年度決算審査特別委員会の委員長報告といたします。よろしくお願いいたします。 39 ◯議長【杉崎俊雄君】 お諮りいたします。ただいまの委員長の報告のとおりでご異議ございませんか。             (「異議なし」との声あり) 40 ◯議長【杉崎俊雄君】 ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。    ──────────────────────────────── 41 ◯議長【杉崎俊雄君】 以上で本日の日程は終了いたしました。本日はこれにて散会といたします。  次回の本会議は20日(木)午前9時30分より開催いたします。  なお、決算審査特別委員会は、21日(金)午前9時30分より開催されますので、よろしくお願いいたします。この後、午後2時50分より議会全員協議会を開催いたしますので、よろしくお願いいたします。ご苦労さまでした。                           午後2時29分 散会 © Ninomiya Town Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...