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平成19年第1回(3月)定例会(第25日目) 本文
平成19年第1回(3月)定例会(第25日目) 名簿

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  1. 二宮町議会 2007-03-25
    平成19年第1回(3月)定例会(第25日目) 本文


    取得元: 二宮町議会公式サイト
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    会議録トップ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成19年第1回(3月)定例会(第25日目) 本文 2007-03-26 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 52 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長井上良光君】 選択 2 : ◯議長井上良光君】 選択 3 : ◯議長井上良光君】 選択 4 : ◯職員大野勝人君】 選択 5 : ◯議長井上良光君】 選択 6 : ◯議長井上良光君】 選択 7 : ◯町長坂本孝也君】 選択 8 : ◯議長井上良光君】 選択 9 : ◯議長井上良光君】 選択 10 : ◯議長井上良光君】 選択 11 : ◯議長井上良光君】 選択 12 : ◯議長井上良光君】 選択 13 : ◯議長井上良光君】 選択 14 : ◯職員大野勝人君】 選択 15 : ◯議長井上良光君】 選択 16 : ◯議長井上良光君】 選択 17 : ◯11番・総務建設経済常任委員長杉崎俊雄君】 選択 18 : ◯議長井上良光君】 選択 19 : ◯議長井上良光君】 選択 20 : ◯議長井上良光君】 選択 21 : ◯9番【城所 努君】 選択 22 : ◯議長井上良光君】 選択 23 : ◯7番【三橋智子君】 選択 24 : ◯議長井上良光君】 選択 25 : ◯4番【小笠原陶子君】 選択 26 : ◯議長井上良光君】 選択 27 : ◯12番【原冨士徳君】 選択 28 : ◯議長井上良光君】 選択 29 : ◯議長井上良光君】 選択 30 : ◯議長井上良光君】 選択 31 : ◯議長井上良光君】 選択 32 : ◯職員大野勝人君】 選択 33 : ◯議長井上良光君】 選択 34 : ◯議長井上良光君】 選択 35 : ◯1番・予算審査特別委員長【西山幹男君】 選択 36 : ◯議長井上良光君】 選択 37 : ◯議長井上良光君】 選択 38 : ◯議長井上良光君】 選択 39 : ◯9番【城所 努君】 選択 40 : ◯議長井上良光君】 選択 41 : ◯10番【池田 宏君】 選択 42 : ◯議長井上良光君】 選択 43 : ◯5番【根岸ゆき子君】 選択 44 : ◯議長井上良光君】 選択 45 : ◯議長井上良光君】 選択 46 : ◯議長井上良光君】 選択 47 : ◯議長井上良光君】 選択 48 : ◯議長井上良光君】 選択 49 : ◯議長井上良光君】 選択 50 : ◯議長井上良光君】 選択 51 : ◯議長井上良光君】 選択 52 : ◯議長井上良光君】 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 会議の状況                     午後1時00分 開議 ◯議長井上良光君】 皆さん、こんにちは。ただいまの出席議員は14名でございます。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程はお手元に配付のとおりでございます。    ────────────────────────────────    日程第1 教育委員会委員の任命について 2: ◯議長井上良光君】 日程第1「教育委員会委員の任命について」町長提出議案第24号を議題といたします。 3: ◯議長井上良光君】 職員をして朗読させます。 4: ◯職員大野勝人君】 (朗  読) 5: ◯議長井上良光君】 提出者からの提案理由の説明を求めます。 6: ◯議長井上良光君】 町長。             〔町長(坂本孝也君)登壇〕 7: ◯町長坂本孝也君】 議案第24号の提案理由を説明いたします。  教育委員会委員の任命についてですか、小林信昭委員より、本年3月31日付をもって辞職したい由の願いが提出され、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第10条の規定に基づき同意しましたので、その後任といたしまして、内海博治氏を任命するため、同法第4条第1項の規定により、議会の同意をお願いするものです。  内海氏は、昭和41年に茅ヶ崎市藤沢市教育組合立小出中学校教諭に着任以来、神奈川県教育委員会専任主幹兼指導主事、箱根町並びに小田原市の中学校長などを歴任されました。また、人格、識見高く、温厚、誠実な人柄の同氏は、教育の不易流行を十分に認識され、学校教育においては「我らが学校」という意識を持ってもらえるような教育行政を進めることが必要とのお考えをお持ちです。広く社会の実情に通じておられる同氏は、必ずや二宮町の教育行政の発展に寄与していただけるものと確信しております。  なお、任期は前任者の残任期間となりますので、平成20年9月30日までといたします。ご審議賜りますようお願いいたします。 8: ◯議長井上良光君】 これより質疑に入ります。              (「なし」との声あり) 9: ◯議長井上良光君】 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。              (「省略」との声あり)
    10: ◯議長井上良光君】 討論なしと認めます。  これより町長提出議案第24号を採決いたします。本案を原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                (賛成者起立) 11: ◯議長井上良光君】 起立全員であります。よって、議案第24号は原案のとおり可決されました。    ────────────────────────────────    日程第2 平成19年         陳情第1号 「景観を守る条例の早期策定」に関する陳情審               査について 12: ◯議長井上良光君】 日程第2『「景観を守る条例の早期策定」に関する陳情審査について』平成19年陳情第1号を議題といたします。 13: ◯議長井上良光君】 職員をして朗読させます。 14: ◯職員大野勝人君】 (朗  読) 15: ◯議長井上良光君】 委員長の報告を求めます。 16: ◯議長井上良光君】 杉崎議員。       〔11番・総務建設経済常任委員長杉崎俊雄君)登壇〕 17: ◯11番・総務建設経済常任委員長杉崎俊雄君】 総務建設経済常任委員会の委員長報告を申し上げます。  去る3月2日の本会議において、本委員会に付託されました平成19年陳情第1号「景観を守る条例の早期策定」に関する陳情を議題として、3月5日午後1時25分より第一委員会室において委員会を開催いたしました。出席者は委員全員、議長、町長、助役、建設部長、都市整備課長、計画指導係長、傍聴議員、陳情趣旨説明者及び傍聴者でした。  陳情者より趣旨説明のあと、質疑応答を行い、その後、意見交換、並びに執行者への参考質疑に入りました。概要は次のとおりです。  委員「高さ制限をしている市町村は近隣でどのくらいあるのか。また、景観条例をつくっている町村は県内ではどこか。」執行者「建物に対する高さ制限の現状は18年9月1日現在で、横浜市、川崎市、横須賀市、平塚市、茅ヶ崎市、小田原市、葉山町、藤野町、大磯町が実施している。用途とか場所によって、全部やっている市町村と個別にやっている市町村があり、すべてがエリア的に都市計画でやっているということはない。景観条例の制定状況は18年8月1日現在で、横浜市、横須賀市、小田原市、秦野市、真鶴町の4市1町となっている。」委員「陳情書にはまちづくり条例、景観条例等とあるが、古都とか主要観光都市では景観条例はつくっているようだが、その他の都市は大体まちづくり条例1本に絞っている。二宮に当てはめると、景観というのは非常に難しいと思うが。」執行者「二宮町の景観とは何なのかというところから始めないといけない。既に制定している小田原市ではお城があり、その周辺の景観の保全は歴史もあり明確で、そういうものがはっきりしていれば、景観計画とか条例と一体で保護なり、景観を維持する目的が達成できると思う。二宮町の場合、景観は吾妻山は合意がとれると思うが、それ以外のものはどれをということになる。景観で避けて通れないのが風致地区の区域の指定の関係をどうするのかという点と、県の屋外広告物条例に抵触するものとの整合をとらないと景観というものを整理できない。」委員「秦野市の景観まちづくり条例を読むと、地域景観拠点の登録をするとか、非常にややこしい。景観条例は時間のかかる大変な作業になると思う。景観条例が二宮町に合うか合わないかは、今後の議論になるが、高さ制限は用途地域によって、一定の制限をすることはある程度は可能だと思う。その方向で今後のまちづくりを指定していくべきと考えるが。」執行者「町長も所信表明の中で、景観保全を決めたので、内部検討には既に入っているが、大きな課題なので、実効性のあるものは何なのか、手順はどういうふうにしたらよいかというような議論を始めたばかりだ。用途区域ごとに高さ制限を加えるのは、大磯町、小田原市も実施しているが、非常に難しかったらしい。いずれにしても、皆様方の合意をとらないと決められない話だ。」委員「景観まちづくりについて、秦野市の議員に聞いたが、全体的には1つの景観が保たれるので、よい面もあり、逆に、行政の足を縛ってしまうときがあるらしく、矛盾を時々感じると言っていたが、その辺の話は聞いているか。」執行者「秦野市の場合、一番困っているのが水無川の改修で、景観条例をつくったために、なかなかうまくいかない。自分でつくって自分が困っているという状況だと聞いている。」委員「町には業者から高層建築物を建てたいという申し入れは現在あるのか。」執行者「業者はいろいろな経費的リサーチとか、計算をしているので、どの計画が実現するかは、我々の窓口では非常に難しい。いろいろな話が出ているが、ほんとうにどれが現実性があるかは、なかなかつかみにくいのが現状だ。」  以上で意見交換、参考質疑を終結し、討論に入りました。  採択に賛成の討論として、「マンションビジネスとか高層建築物の業者が来た場合、どの計画が実現するかはすごくつかみにくい。そのつかみにくいものを、今、規制する手だてがないことが問題だ。ここ10年の間にどんな高層住宅が建つかもわからないような中では、早期に策定していくことが大切だと考える。今まででも土地の開発についてさまざまな問題が起こっているはずなので、きちんとしたルール化をしていくことが必要であろうということは担当課でも認識をされているはずだ。今後の策定年度の設定とか、スケジュールづくりをし、早期にできる対応、それとルール化をしていく条例制定等へ動き出すべきと考える。」  同じ討論として、「吾妻山周辺、あるいは二宮町のまちづくりだとか、景観条例だとか出ているが、何らかの規制、制限をして、よりよい住環境を守ってほしい、あるいは景観を守ってほしいという願いの陳情だと思う。確かに地権の問題だとか、いろいろ難しさはあるにしても、町も何らかの準備を進めていくということを考えれば、この陳情は採択をして、なるべく早く条例をつくって景観を守る、あるいは住環境を守っていくという立場に町も立つべきだし、我々もそう思っているということを申し上げて採択の討論とする。」  趣旨採択に賛成の討論として、「陳情項目の1つ目は、建築物の高さ制限を吾妻山風致地区周辺区域に限定したものであり、地区の範囲をどのように定めるのか、高さ制限を行うならば、地区を限定するのか、または県内市町村が実施している建築に対する用途区域ごとに行うものなのか、近隣市町村との均衡に注視する必要があると思う。  2つ目の景観は大きな課題であり、個人それぞれにとらえ方がさまざまであることを考慮しなければならない。条例等の策定には、二宮町の景観の定義から検討する必要があり、景観は吾妻山だけではないと思うし、早期に策定できる内容の条例ではないと考える。陳情の趣旨は理解できるものの、区域や範囲の設定や建築物の高さ制限は個人の所有権、地権の制限を行うこととなるので、十分時間をかけて、慎重に対応する必要があり、趣旨採択が妥当と考える。」  以上で討論を終結し、陳情第1号を採決したところ、採択3名、趣旨採択3名の同数となりましたので、二宮町議会委員会条例第15条の規定により、委員長により可否を採決し、本案を趣旨採択と決しました。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 18: ◯議長井上良光君】 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。              (「なし」との声あり) 19: ◯議長井上良光君】 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。 20: ◯議長井上良光君】 城所議員。 21: ◯9番【城所 努君】 私はこの陳情第1号「景観を守る条例の早期策定」に関する陳情は、趣旨採択ではなく、全面的な採択をすべきだというふうに思います。  今、いろいろな開発の中で、以前は開発指導要綱の中で、周辺住民の同意というのがありました。ところが、これが国の指導もあって、周辺住民の同意がどんどん狭められ、今では全くそれがなくなりました。いわばさまざまな開発に対して、住民は丸裸、何の抵抗もできない。今、こういう状況になってきています。  したがいまして、今、二宮町の開発を見ても、吾妻山のふもとに8階建てのマンションができる、あるいは海岸ののり面に、まさかあそこは開発しないだろうというところがどんどん開発されていく。こういう現状を見ても、何らかの規制条例というのが私は必要だというふうに思います。  ここにも書かれておりますけれども、まちづくり条例か、あるいは景観条例か、いろいろわかりませんけれども、いずれにしても何らかの規制条例をつくって、この二宮町の景観を守る、住環境を守っていく。そういう立場に立つことが私は求められているというふうに思います。何らこの陳情を採択しても町の迷惑にもならないし、当然だというふうに思います。  ましてや12月の町長の所信表明でも、二宮町の景観を守るために全力を尽くすというようなことが述べられていますし、そのことを見ても、この陳情を趣旨採択にするという意味は全く私には理解できません。したがいまして、この陳情を全面的に採択すべきだということを申し上げて討論といたします。 22: ◯議長井上良光君】 三橋議員。 23: ◯7番【三橋智子君】 私は委員長の報告に賛成の立場で討論させていただきます。  本陳情の内容は非常に難しく、重要なもので、1つ目は建築物の高さの制限を制定すること。2つ目は景観条例等の策定を早期に願うものであります。委員会の中での質疑討論を聞いていますと、風致地区という限定された区域だけで考えてよいものなのかどうか。また、高さ制限については、住宅地は低く、商業地は高く利用する考えが一般的だと思われますが、いずれにせよ町全体の問題としてとらえていく必要があります。  景観条例等については、景観についての考え方の範囲が広いので、県内他市町でも非常に苦慮している様子です。取り組みに当たっては、町の土地利用の中で、何を重点に規制するのか等の方針をまず決めていく必要があると思われます。重要なことは、2件とも所有権の制限を行う方策であり、関係者の意思や考えを十分考慮しなければならないと感じました。そのためには十分な調査が必要不可欠となります。その上で慎重に対応していただきたいと考えます。  以上で、委員長報告に対し賛成の討論とさせていただきます。 24: ◯議長井上良光君】 小笠原議員。 25: ◯4番【小笠原陶子君】 私は、委員長の報告の趣旨採択に対して反対で、全面採択すべきという立場で討論いたします。  この2つの陳情項目に関しては、全く一点の曇りもなく採択すべきだというふうに考えます。三橋議員の所有権の制限という言葉がございましたが、確かにまちづくり条例をつくるに当たって、そういったものが十分出てくる大きな問題点だというふうに考えますが、そもそもこのことの発端であります8階建てのマンションの説明会に私は全部出席させていただきましたけれども、その中で、不動産業者の方がこの二宮町の高い建物がない住環境の資産価値は高いというお話がありまして、そういった部分で、高い建物をたくさん建てればいいのかどうなのかというものは明白であります。  町長もそういったものをつくっていくという話がある中で、なぜ早期にというところについて趣旨採択なのかというところが全く私には理解できません。ぜひ早期につくっていただいて、私たちの祖先が守ってきたこの吾妻山の自然景観を子どもたちに引き継いでいっていただきたいというふうに考えます。 26: ◯議長井上良光君】 原議員。 27: ◯12番【原冨士徳君】 私は陳情第1号「景観を守る条例」の早期制定に関する陳情の委員長報告に対し、趣旨採択に対し賛成の立場で討論いたします。  本議会に提出された陳情第1号「景観を守る条例」に関する陳情は、内容は一部吾妻山周辺に特化されていますが、それだけで十分なのかと疑問を持ちます。私は景観とは、まずどうあるべきかから討論をすべきだと思います。  二宮町において、町全体面積9.08平方キロ、そのうち市街化区域47.8%、434ヘクタールに町民の大多数が生活の場を設けています。市街化区域内の人口密度は県下でも上位に属し、今後とも二宮町が住宅都市として、住環境を重視した政策を展開していくことを前提とするならば、秩序あるまちづくりの指針となるべき景観条例は必死のものと思います。建築構造物のボリュームや高さは、形態や意匠、色彩などに加えて、非常に重要な景観要素です。景観と都市計画は都市利用に深い関連があることは自明の理です。  例えば、これまで開発許可基準の設定は都道府県知事の権限であったが、景観条例の設定が行われれば、形態認証に定常的な要素を対象として、一定の裁量をもって認定を行うという新たな道も開かれます。景観に対する考え方を一新する事例として、東京国立市のマンションをめぐる裁判の中で、東京地裁は景観保全のために自治体が状況の変化に応じ、都市計画規制を適正に変更しておかなかった非を指摘しています。今後、現行の制度に基づく将来の景観はこうなるというシミュレーションを広く住民に提示することは、自治体の役割として重要性を帯びてくるものと思います。  当然、そのような積極性を発揮しようとすれば、根拠となる都市マスタープランが合理的に描けている必要も生じてきます。これまででは単なるビジョンでありがちだった都市計画マスタープラン等を、景観マスタープランと連動させ、都市計画の骨格となる景観の保全向上、創造を実現させていく根拠とする側面も付加されます。  このような景観への関心をさらに都市計画へと拡張し、今年度、予定している現行二宮町都市計画の見直しに反映していただきたいと思います。町長が町議会議員の時代に、「自然は先祖から譲り受けたものではなく、子孫から借りたものだ」と、ナバホインディアンの言葉をよく引用されていましたが、さまにそのとおりだと思います。  現在、私たちが管理している二宮町の住環境は、先人たちがつくり伝えたものであり、現在の我々が現状をよりよくして後世に引き継ぐ責務があると思います。  このたび議会に提出された陳情第1号の提出趣旨はよく理解できますが、現在、町内で開発行為に伴うさまざまな問題を解決する手段としては、陳情内容だけでは十分と思えず、都市計画開発指導要綱の見直しも視野に入れ、連動する都市計画マスタープラン等の整備にも十分な配慮をお願いしまして、委員長報告に対して賛成といたします。 28: ◯議長井上良光君】 これをもって討論を終結いたします。  これより『「景観を守る条例の早期策定」に関する陳情審査について』平成19年陳情第1号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は趣旨採択であります。本件を委員長の報告のとおり趣旨採択と決することに賛成の議員の起立を求めます。                (賛成者起立) 29: ◯議長井上良光君】 起立多数であります。よって、本件は報告のとおり趣旨採択と決しました。    ────────────────────────────────    日程第3 議案第19号         議案第20号         議案第21号         議案第22号         議案第23号 平成19年度予算審査について 30: ◯議長井上良光君】 日程第3「平成19年度予審審査について」町長提出議案第19号、第20号、第21号、第22号、第23号を一括議題といたします。 31: ◯議長井上良光君】 職員をして朗読させます。 32: ◯職員大野勝人君】 (朗  読) 33: ◯議長井上良光君】 委員長の報告を求めます。 34: ◯議長井上良光君】 西山幹男議員。        〔1番・予算審査特別委員長(西山幹男君)登壇〕 35: ◯1番・予算審査特別委員長【西山幹男君】 平成19年度予算審査特別委員会の委員長報告を申し上げます。  平成19年度予算審査特別委員会は、本定例会第11日目の3月12日に付託を受けました。「平成19年度二宮町一般会計予算」町長提出議案第19号、「平成19年度二宮町国民健康保険特別会計予算」町長提出議案第20号、「平成19年度二宮町老人保健医療特別会計予算」町長提出議案第21号、「平成19年度二宮町介護保険特別会計予算」町長提出議案第22号、「平成19年度二宮町下水道事業特別会計予算」町長提出議案第23号を、平成19年3月15、16、19、22、23日の5日間にわたり第一委員会室において、町長、助役、教育長、各部長、以下担当職員の出席を求め、慎重審議いたしました。  委員会審査では、細部にわたり活発な質疑応答を行うとともに、現地視察を行い、審査終了後、一括討論を行いました。  採決の結果、町長提出議案第22号、第23号は全会一致で、町長提出議案第19号、第20号、第21号は賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定し、次の審査意見を提出するものであります。             平成19年度予算審査意見 1. (1)電子入札の実施については、町内業者の育成なども考慮し、慎重に対応された    い。 (2)救急救命士の確保については、将来的な必要人数を踏まえた上で、目標達成に    努力されたい。 (3)小児医療費の拡充については、今後も引き続き前向きに検討されたい。 (4)各種がん検診の受診率を高めるために努力し、若い女性も検診しやすいように    工夫されたい。 (5)出産・育児一時金は、子育て支援の面も考慮し、当事者が利用しやすいように    支給方法を見直しされたい。 (6)国民健康保険の資格証等の交付については、よく精査し、慎重に対処されたい。 (7)居宅介護住宅改修事業については、増額を検討し、さらに充実されたい。 (8)事業系ごみ(多量排出事業者)のじん芥持込み処理手数料は適正な処理費とな    るよう改定されたい。  以上でございます。  よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。 36: ◯議長井上良光君】 ただいまの委員長の報告に対する一括質疑に入ります。              (「なし」との声あり) 37: ◯議長井上良光君】 質疑なしと認めます。  これより一括討論に入ります。 38: ◯議長井上良光君】 城所議員。 39: ◯9番【城所 努君】 日本共産党二宮町議員団を代表して討論を行います。  まず、議案第19号「平成19年度二宮町一般会計予算」に反対をいたします。  新年度予算は坂本新町長が初めてかかわる予算で、どのような町政を目指すのか、また、どんな予算を組むのかが注目されていました。しかし、残念ながら、施政方針でも今後の方向性を明確にされず、町政に対する熱意や思いが感じられず、ただ福祉・暮らしでも町民負担を強いるだけの予算だと指摘せざるを得ないのであります。  新年度予算の最大の特徴は、地方自治体に負担増を押しつける三位一体の改革にある税源移譲ではないでしょうか。そして、その影響から住民の福祉・暮らしをどのように守る予算になっているのかが今年の予算を見るポイントであり、大事な視点ではないかと私は思っています。  既に、私の総括質疑や予算審査特別委員会で指摘をしてきましたが、歳入の大もとである町税は39億2,655万円で、歳入総額の53.4%を占め、前年度より2億4,560万円、6.7%増になりました。そのうち個人町民税は20億3,364万円、対前年度比でも2億2,889万円、12.7%も伸びました。これは住民の収入が増えての増収ではなくて、定率減税の廃止により、住民全体の年収が減っているのに税金は大幅増になるという住民負担の結果であります。  具体的には、平成17年度の平均年収は529万7,014円だったのが、平成18年度では519万7,098円で、約年間10万円の減収になっています。今年1人当たりの納税額はどうかといいますと、昨年18年度は1人平均12万7,550円、今年は14万2,123円で、約1万5,000円も負担が増えているのです。
     確かに税源移譲によって、地方交付税や地方特例交付金の減額、所得譲与税の廃止などの影響はありますが、住民の生活・暮らしが厳しくなっているときだからこそ、二宮町がどのようにして暮らし・福祉を守る施策を講じるのかが問われたのではないでしょうか。しかし、今年の予算はそうはなっておらず、あらゆる分野で住民負担を強いる予算だと言わざるを得ません。  その第1は、火葬料の5万円限度額の導入です。私は28年前、議員になったとき、ある参考書で、自治体の仕事は揺りかごから墓場までと言われるように、住民の暮らしと深くかかわっていることを教えられました。まず、生まれる前、母親の胎内に生命が宿ったときに、保健婦さんや医師の診断を受け、生まれたならば、まず出生届けを出すのが役場の窓口です。幼稚園、あるいは保育園、小中学校等、すべて自治体とかかわり合いを持ち、そして死亡すればだびに付され、死亡届を提出します。深いかかわりの中で、これまで長い間、最後の福祉として、これまでの町長は火葬料は住民負担なしでこの事業を行ってきました。  ところが、どうでしょうか。坂本新町長になった途端、5万円の限度額を導入したのです。これは現在の料金体系では、平塚市で火葬した場合、4万5,000円の住民負担が生じることになります。小田原市などで火葬した場合は負担を生じないことになり、まさに住民に対して差別と格差を強いることになるのではないでしょうか。  予算委員会で坂本町長は、今年、秦野市の火葬場はこれまで行って受付をするのを、今年から電話で受付をすることができるようになった。だから、平塚市での火葬は少なくなると思う、こう答弁をしていますが、だとするならば、百歩譲って、秦野市での利用状況を見てから検討すべきではないでしょうか。平塚市の火葬料が9万5,000円と高過ぎるから限度額を導入したという理由では、町民の納得は得られないのは明白であります。私は踏み込んではならない道に踏み込んだ坂本町長の姿勢に、これからの行政、町政運営に大きな疑問を持つものです。人生最後の福祉として、この限度額の撤廃を強く求めます。  次に、わずか予算100万円弱の重度障害者介護手当の廃止です。寝たきり高齢者の介護に対して、わずか1万5,000円の手当を冷たく廃止をし、また在宅生活支援事業の生活支援型ホームヘルプ事業委託料、前年81万5,000円の予算を今年は35万円に、老人給食サービス調理及び配送委託料、前年190万予算を今年は50万円に事業縮小し、老人クラブ連合会補助金も2万円カット、地域活動支援交付金もいろいろな理由をつけて142万円も削減をし、健康診査事業では基本健康診査2,500円を3,000円の値上げをはじめ、胃がん、子宮がん、乳がんなどの検診料を軒並み引き上げたのです。  また、限られた予算という理由で、図書館整備事業も550万円も減額し、新聞25紙あったものを、たった11紙に縮小する。文化施設振興協会補助金も500万円削減をし、自主事業はたった1件という内容になり、よりよい文化・芸術を提供できるのか危惧されるまでになったのです。  そして、吾妻山公園管理委託料も、前年約3,578万円の委託料を、何と2,700万円、824万円、23%も一気に管理委託料を減額しました。この仕打ちはこれだけの予算で請け負わなければ仕事は回さないという、まさに大企業が有無を言わさず下請け業者をいじめる構図にそっくりであります。吾妻山を管理する業者は確かに長い間、管理業務を請け負っていますけれども、山頂の菜の花を大事に育て、町の観光事業として有名にしたり、来園者からよく行き届いた公園として評価も高く、愛情を注いで管理してきたと私は理解をしています。小動物園を閉鎖するという理由があるにしても、23%、800万円強の減額は町の横暴、冷たい仕打ちと指摘をせざるを得ません。  この他にも、松くい虫被害対策事業の縮小、松のこも巻きの打ち切り、生ごみ処理器購入補助金4万円から2万円への半減、まさに住民の暮らし・福祉を一層苦しくする予算だと指摘をするものです。  一方、観光用公衆トイレ整備工事が設計委託と合わせ、2,000万円が予算計上されました。その内容は梅沢海岸に女子用と身障用、川勾神社の駐車場に男子用、女子用、身障者用の観光トイレを整備するというものです。これまで梅沢海岸へのトイレ整備はいろいろ要求があり、整備は当然だと思いますけれども、川勾神社駐車場へのトイレ設置は納得できるものではありません。総括質疑や予算委員会で議論をしましたけれども、ウォーキングのために西方面に公衆トイレが欲しいとの説明ですけれども、川勾神社の境内や社務所にトイレはあります。また、町民運動場のトイレも利用できるではありませんか。私はこれまで町民から川勾神社の駐車場にトイレをつくってくれ、こういう要求があるという話は聞いたことがありません。担当課に聞いたら、川勾神社駐車場のトイレの費用は1,300万円から1,500万円ぐらいになるだろうとのことでした。なぜ今年、住民の暮らしが大変なときに、川勾神社駐車場のトイレが必要なのでしょうか。坂本町長は選挙の関係で圧力に屈したのではないかという声も聞かれます。今は必要でないこの事業は見直し、暮らしを守る予算に振り向けるべきではないでしょうか。  次に、財源確保という点から指摘をしたいと思います。予算審査特別委員会で議論になった問題で、先ほどの予算要望項目でもある事業系ごみ多量搬出事業者のじん芥処理手数料の件です。年間9トン以上の多量搬出事業者の持込み手数料は、二宮町の場合、1トン1万7,000円とのことですけれども、大磯町ではトン2万円、秦野市、伊勢原市は3万9,000円で、近隣市町に比べて処理料が低いのは明白です。財政が厳しい、厳しいと言いながら、なぜ引き上げしなかったのか。疑問を持つのは私だけでしょうか。自主財源確保という点から、町の認識の甘さを指摘しておきます。  町長は施政方針で、桜美園問題解決を第1番目の重点課題に掲げ、今年9月末までの焼却停止を目指し、町として万全の体制で臨むとし、積替施設をつくらず、外部搬出するとして、可燃ごみ処理の9割を県外の自治体で処理する予定で当初予算を積算しましたけれども、いまだ搬出先が1つも決まらない中での暫定予算を組まざるを得なかったことはわかるにしても、不安定な予算計上であることはだれもが認め得るところであります。  そして、多くの町民は今後、二宮町のごみ処理はどうなるのかという心配をしています。1日も早く心配・不安を払拭すること、またどうしても積替的な施設が必要ならば、勇気と英断をもって決断することを求めておきたいと思います。  今年の予算は、三位一体の改革にある税源移譲による厳しさはあるにしても、例えばじん芥焼却場整備基金1億9,277万円、地域福祉基金1億8,380万円の一部を取り崩し、公共下水道特別会計への繰出金を思い切って減額するなどの措置をとれば、住民の福祉、暮らしを守ることができたのではないでしょうか。このことも指摘をしておきたいと思います。  以上、住民の暮らし、福祉を守る予算でないことを強く申し上げて、議案第19号一般会計予算に反対をいたします。  議案第20号「平成19年度二宮町国民健康保険特別会計予算」も反対をいたします。国保財政調整基金、前年度繰越金から各8,000万円を繰り入れて、保険料の値上げを抑えた予算になっていますけれども、残念なのは、一般会計からの繰り入れはわずか800万円で、せめて前年度並みに繰り入れたならば、保険料の引き下げになったのではないでしょうか。  また、町独自の施策だった精神結核医療賦課金、10%補助の打ち切りです。町の説明によると、04年、06年4月から2月末までに医療機関への通院は2,255件、そして149人、そのほとんどが精神障害者の通院で、町の負担はわずか327万5,000円とのことです。我が党の鳥海議員は条例改正の討論で、多くの親や兄弟に頼らなければ困難な精神障害者に対して、障害者自立支援法の1割負担が導入されたから、公平が損なわれるという一言で打ち切ってよいのかと指摘をしましたけれども、精神障害者への施策が遅れている現状の中で、この施策打切予算に反対をするものです。  また、資格証や短期証の発行については、安易に発行せず、町民の医療を保証するよう強く求めておきたいと思います。  議案第21「平成19年度二宮町老人保健医療特別会計予算」についても反対をいたします。この特別会計は今年度で終り、来年からは後期高齢者医療制度に変わります。私たち日本共産党議員団は、老人保健医療特別会計が創設されて以来、反対を貫いてきました。それはこの会計が高齢者に医療費の負担増を押しつける制度だからであります。現に75歳以上の高齢者が医療機関で支払う一部負担金、医療費は、昨年より約8,700円増え、7万500円になっています。高齢者の負担増になるこの会計に反対をするものであります。  議案第22号「二宮町介護保健特別会計予算」については、賛成をしておきます。3月議会の補正予算で、介護予防・予防サービス等諸経費給付事業の介護予防サービス給付費が大幅な減額になりましたけれども、19年度予算では、逆に3,000万円増額の予算を計上しました。18年度のような二の舞はせず、対象者の要望などをよく把握し、予算執行を求めるものです。また、特定及び一般高齢者介護予防事業の充実も求めます。昨年6月の税制改正で、特に65歳以上の高齢者の税の負担軽減措置が縮小され、介護保険料の段階別が変更になり、私の試算ですが、保険料アップになった高齢者は約700人強になったこと。第5段階、本人課税200万円未満、5.4ポイント、第6段階も4.9ポイントも増加したことを踏まえ、さらなる介護保険の充実を要望し、賛成をするものです。  議案第23号「二宮町下水道事業特別会計予算」について賛成いたします。下水道使用料が前年に比べて3,530万円、増になりました。これは約7,200世帯が加入したことによるものですけれども、一層の整備率の向上を図り、少しでも一般会計から繰入金が減額になるよう、さらなる努力を要望して賛成をいたします。 40: ◯議長井上良光君】 池田議員。 41: ◯10番【池田 宏君】 私は平成19年度一般会計予算、及び4つの特別会計予算、すなわち国民健康保険特別会計予算、老人保健医療特別会計予算、介護保険特別会計予算、下水道特別会計予算に賛成の立場で討論いたします。  初めに、平成19年度予算は坂本町長が取り組む初めての予算編成でした。国が進めてきた三位一体改革によって、次々に補助金制度の見直しや、毎年、地方交付税が削減される中、平成19年度は税源移譲の実施によって、町税の増税部分を中心に、町財政を見直さなければならなくなっています。  ところで、一般会計予算は前年度同額の73億5,000万円ですが、生涯学習センター事業債の2億8,800万円の借りかえがあるため、実際には70億6,000万円程度の歳入になっています。この点に平成19年度の予算の組み方の苦しさがあるわけです。  しかし、予算編成に当たっては、将来を展望した事業の必要性、重要性を認識することから、見直しが進められたとの説明がありました。  総務費では、歳出面から見ると、総合長期プランの確実な推進を図るとともに、協働まちづくり基金の活用による町民活動団体の活動支援、町民活動サポートセンターの活性化支援を図ることになっています。防災対策ですが、自主防災組織の推進を図るとともに、町民と行政が連携して防災組織を確立することは重要なことです。また、旧一色分校跡地に事業費約7,620万円で、(仮称)一色防災コミュニティーセンターが建設されます。町北部の防災拠点として、また地域の特性を生かして、地域のコミュニティの場、及び子どもたちの体験学習の場としても有効活用が図られることを期待します。コミュニティーバスは早期に検討し、具体的な準備に入っていただきたいと思います。  民生費について。自立支援給付費、心身障害者医療費、ひとり親家庭等医療費、小児医療費、老人福祉医療費等、医療福祉面での予算配分の苦心が感じられますが、特に心身障害者医療費については、町独自の配慮を要望します。また、山西学童保育所整備事業1,070万円は、保育所移転のための工事で、保育学童の安全・安心を願っています。  衛生費について。ごみ処理対策では、平成19年9月末にじん芥焼却炉を停止させることになっています。焼却ごみを積替えしない方法で外部搬出する処理を確立しなければなりません。早期に準備を完了して、円滑な運営が行われるよう希望します。  あわせて、可燃ごみの減量化についても、将来的な経費削減の検討を含め、さらなる努力を期待します。  農林水産事業費について。主な事業は、将来における営農環境の改善による周辺農地の生産向上を図って行われる事業で、一色地内鉄砲田農道改良工事1,800万円、土地改良事業、中里地内農道改良事業4,700万円です。園芸試験場第2圃場の活用については、平成19年度に調査を予定しているとのことです。漁港整備事業540万円では、平成18年度に実施した再整備計画策定委託の結果に基づき行われるものです。この事業の継続についてはまだ議論のあるところでございますが、海の活用を図ることは二宮町にとって重要なことです。二宮町漁港の多面的な活用を期待します。  土木費について。平成19年度の主な事業は、町道27号線(内原拡幅改良工事)4,700万円、町道63号線拡幅工事4,343万円、町道277号線(旧国立小児病院前拡幅改良工事)1,200万円です。いずれも町の重要な幹線道路です。早い時期に完成を期待します。また、駅周辺のバリアフリー化工事は商店街に配慮しながら、計画的に進めていただきたいと思います。  消防費について。第1分団の消防ポンプ自動車が購入後16年たち、NOx規制に適合せず、1,628万4,000円で購入します。町民の財産保全に寄与することを期待します。  商工費について。商店街の活性化、南口の整備など、多くの課題があると思います。商工業の振興に努めていただき、町おこしに期待します。  教育費について。小・中学校に監視カメラを増設するとの説明がありました。校舎・体育館の改修工事については、平成19年度に実施される二宮西中の大規模改修工事2,513万1,000円で、町内5校の改修工事は完了すると聞いています。生徒の安全を守るため、その後の施設の維持管理にも万全を期していただくようお願いします。  以上を申し上げ、平成19年度一般会計予算に関する賛成討論といたします。  次に、4つの特別会計予算についてです。  国民健康保険特別会計予算は、予算額30億2,700万円で、対前年度比は3億5,757万8,000円の増、13.4%の伸びとなっています。一般被保険者、退職被保険者の保険給付費が伸びているとのことです。今後とも適正な運営をお願いして賛成いたします。  老人保健特別会計予算では、予算額23億4,521万7,000円で、対前年度比は1,120万3,000円の減となっています。マイナス0.5%です。引き続き適正な運営をお願いし、賛成いたします。  介護保険特別会計予算では、予算額は16億7,012万6,000円で、対前年度比が1億2,459万3,000円の増、8.1%の伸びとなりました。平成18年度から始まった介護予防事業の取り組みなどについては理解いたしますが、要支援・要介護の方々のサービスの充実を希望して賛成します。  下水道事業特別会計予算では、予算額12億1,800万円で、対前年度比は359万円の減、マイナス0.3%になっています。平成19年度では百合が丘一色汚水幹線工事(その1)が予定されています。一層の下水道事業の推進を期待して、本件についても賛成します。  以上、平成19年度一般会計予算、及び4つの特別会計予算についての賛成討論といたします。 42: ◯議長井上良光君】 根岸議員。 43: ◯5番【根岸ゆき子君】 私はネット二宮市民自治の会を代表いたしまして、坂本町長就任後、初めての予算案である議案第19号「平成19年度二宮町一般会計予算」、議案第20号「平成19年度二宮町国民健康保険特別会計予算」、議案第21号「平成19年度二宮町老人保健医療特別会計予算」、議案第22号「平成19年度二宮町介護保険特別会計予算」、議案第23号「平成19年度二宮町下水道事業特別会計予算」、この5会計に対しまして、賛成の立場で討論をいたします。  まず、一般会計の中で、平成14年度から町の最重要課題として位置づけられている桜美園問題解決の施策、坂本町長も一番の施策としてこれを位置づけております。今年度、じん芥収集運搬事業には流動的な部分があるものの、大きくここを評価させていただきます。  19年度中の焼却炉の停止は、古澤前町長から引き継いだ形となりますが、坂本町長の決定的に違う点は、積替施設をつくらずに燃えるごみの外部搬出を進めること。また、町民と向き合い、隠し立てのない説明と対話を行おうとしていることです。18、19年度の継続費でとられていたごみ積替施設建設事業の19年度分、1億533万8,000円が予算項目とならなかったことは、まさに坂本町長が退路を断って桜美園対策に臨むという意気込みが反映されたものであります。  さらに、日夜、他自治体と交渉を進めるプロジェクトチームの取り組み。予算計上がされないものの、これも情報提供に努めながら進めていることを評価したいと思います。  審議の中で、炉が確実にとまることもわかりました。自家発電を持たない町の焼却炉が、最後まで事故のない運転に努められますよう願うものです。  説明会については、これから町の各地区において開催していくとの意向を伺っております。ごみ緊急事態宣言とともに、焼却炉で有名になった二宮町の汚名返上を目指し、町民理解を進める今後の取り組みに期待をさせていただきます。そして、ごみの減量化には事業系廃棄物への働きかけをし、条例改正を視野に入れるとのこと。減量化推進協議会は一般廃棄物処理計画に基づいて進めるようですが、町のごみ処理の最上位計画であるこの計画自体、見直しが必要なことは町も承知のことでありますので、ぜひ現場を見極めながら進めていってください。  19年度予算は、事業債の借りかえ分2億8,800万円が含まれている73億5,000万円となっております。実質は70億6,200万円、そのうちの自主財源が63.3%に対し、依存財源が36.7%、6対4の構成バランスも、中身としては交付税、交付金制度の変化による影響を今後も受けていく中、厳しい財政状況を反映したソフト面での工夫が見られたと感じております。  特に、高齢者福祉では相談業務の充実、教育関係では不登校特別支援教育への対応、ただし予算付をして安心しているバックアップに終わったのでは、現場と乖離を生みがちです。一般的に風通しのよくない、デリケートなこういった場所につきましては、関係者の声を出しやすい状況に整え、そしてその声を受けとめること。専門家も取り入れ、常に検証を重ねること。これらを怠らない姿勢で取り組んでいただきたいと一言添えさせていただきます。  そして、山西学童保育施設の移転で、3小学校が学校内に整うことになります。働く親を持つ子どもたちにとって、見守り、あるいは安全な居場所づくりの確保ができると評価をさせていただきます。障害を持つ子どもたちの放課後にとっても、移動サービスとデイサービスの確保ができることは、頑張る保護者へのよき支援策であると評価をいたします。  また、高齢者と身体弱者にとって、山坂の多い町の移動は大変であることを受け、コミュニティーバスの本格運行に向けた検討委員会の立ち上げも評価できるものであり、多くの町民の関心事であります。ぜひ3回の委員会にとらわれず、ワークショップの開催なども盛り込んだ、住民参加によるコミュニティーバス運行の実現を期待したいと思います。  なお、主立ったもので要望指摘事項がありますので述べさせていただきます。  1つには、都市計画調査委託料1,000万円、今回の調査は都市計画法に基づいて、5年ごとに実施されるものでありますが、町の乱開発や今議会に提出された陳情に見るように、現在、二宮町は新たなる都市計画の再出発と言える見直しが求められているところです。都市計画は町づくりの大もととなる計画です。抱えている課題解消が図られますよう、都市計画への反映を要望いたします。  もう1つは、各公共施設の管理運営に対し、不透明さが目立ったことです。運営補助金の積算根拠は従前の例ということであり、また、防災コミュニティーセンターの生きがい事業団への委託内容も実際とは異なる様子が見受けられました。町民にとっては、その名前と使い勝手の違いに見えにくさがあります。  例えば、児童館と名のつく施設は子育てをするお母さん方からは、子どもたちの安全面から、あるいは子育て中の母親のネットワークづくりのために常に開放してほしい等の希望が出るのは無理のないことと思います。建設時の補助金関係、あるいは地域の出資金等、その成り立ちから経緯、現在の地域集会所としての必要性など、さまざまあるでしょうが、指定管理者制度の導入等の考え方の整理も含め、今後、どの町民にとってもわかりやすく、使いやすい公共施設のあり方を検討していただきたいと要望いたします。  以上をもって、一般会計に賛成をいたします。  議案第20号「国民健康保険特別会計予算」に対しましては、保健普及事業の特定検診に対し、その促進を丁寧に進めていただきたいと、健全なる運営をお願いし、賛成をいたします。  議案第21号「老人保健医療特別会計」、及び議案第23号「下水道事業特別会計」には賛成をいたします。  議案第22号「介護保険特別会計」につきましては、介護保険法が使いにくく変化する中、介護者は増える一方であります。役場窓口はオープンなため、プライベートな相談に躊躇するという声はあるものの、職員の対応が丁寧だとの定評もあります。わかりにくいシステム、暗中模索する介護のそういった方にとりまして、介護者の集い委託料7万3,000円、この設置は上手に運用がされれば生きてくる予算でありますので、評価をいたしたいと思います。  また、予防介護は堅実に事業執行されていると見ますが、国の法改正への対応にも苦慮されるところと思います。ぜひ元気な高齢者が二宮町で生き生きと暮らせるよう、寄与できる予防介護事業となることを望んで賛成といたします。  以上をもちまして、平成19年度予算案に対して賛成の討論をして終りとさせていただきます。 44: ◯議長井上良光君】 これをもって討論を終結いたします。  これより「平成19年度二宮町一般会計予算」町長提出議案第19号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                (賛成者起立) 45: ◯議長井上良光君】 起立多数であります。よって、議案第19号は原案のとおり可決されました。  次に、「平成19年度二宮町国民健康保険特別会計予算」町長提出議案第20号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                (賛成者起立) 46: ◯議長井上良光君】 起立多数であります。よって、議案第20号は原案のとおり可決されました。  次に、「平成19年度二宮町老人保健医療特別会計予算」町長提出議案第21号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                (賛成者起立) 47: ◯議長井上良光君】 起立多数であります。よって、議案第21号は原案のとおり可決されました。  次に、「平成19年度二宮町介護保険特別会計予算」町長提出議案第22号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                (賛成者起立) 48: ◯議長井上良光君】 起立全員であります。よって、議案第22号は原案のとおり可決されました。  次に、「平成19年度二宮町下水道事業特別会計予算」町長提出議案第23号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                (賛成者起立) 49: ◯議長井上良光君】 起立全員であります。よって、議案第23号は原案のとおり可決されました。    ────────────────────────────────    日程第4 議会運営委員会の閉会中の継続審査について 50: ◯議長井上良光君】 日程第4「議会運営委員会の閉会中の継続審査について」を議題といたします。  議会運営委員長より、次期議会の会期日程等の議会運営に関する事項審議のため、議会運営委員会を継続審査としたい旨の申し出がありました。賛成の議員の起立を求めます。                (賛成者起立) 51: ◯議長井上良光君】 起立全員であります。よって、本件は可決されました。    ──────────────────────────────── 52: ◯議長井上良光君】 これにて本定例会に付議されました案件の審議はすべて終了いたしました。本定例会を閉会するに当たり、一言ごあいさつを申し上げます。  桜の花もほころび始め、春らんまんを目の前にして、昨日の朝、能登半島を中心とした震度6強の地震が起き、被害状況が報道されているところでございます。幸いにして死者が少ないようですが、改めて地震の恐ろしさを感じているのは私だけではないと思います。災害は忘れたころにやって来るとよく言われますけれども、我々も備えは常に心がけていかなければならないという教訓をいただいたような気がいたします。被災された皆様方に慎んでお見舞いを申し上げたいと思います。  さて、今回の定例会は坂本新町長の町政に対する意向を酌んだ予算案の審議でございました。去る3月2日から本日まで、25日間にわたり、5会計合わせて156億円余りの平成19年度予算を初め、条例改正等、町政の諸案件を議員各位の終始極めて真剣なご審議により、提出されましたすべての案件を議了することができました。これもひとえに議員各位のご協力の賜物と深く感謝を申し上げる次第でございます。  また、町長初め、執行機関の各位におかれましても、審議の間、常に真摯な態度をもって審議にご協力をいただき、またそのご労苦に対しまして、厚くお礼を申し上げます。  また、この3月をもって教育長、民生部長初め、他の職員も何名か退職されるようでございます。長年にわたってご苦労さまでございました。そのご労苦に対しまして、感謝申し上げたいと思います。  なお、執行者におかれましては、今期定例会を通じて、議員各位から述べられました総括質疑、あるいは一般質問、あるいは質疑などの意見・要望につきましては、今後、この1年間の町政の執行に際しましては、十分に反映されますよう強く要望する次第であります。  終りに、今期定例会に寄せられました議員各位、及び町長初め、執行者の皆様方のご協力に対しまして、改めてお礼を申し上げたいと思います。折しも統一選挙が始まっております。議員各位におかれましては、何かとかかわり合いがあろうかと存じます。しかし、健康には十分注意されまして、ますますのご活躍を祈念いたしまして、閉会のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。  以上で、平成19年第1回二宮町議会定例会を閉会いたします。  この後、午後2時50分より議会全員協議会を第一委員会室で開催いたしますので、よろしくお願いいたします。ご苦労さまでした。                           午後2時19分 閉会    地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
          二宮町議会  議  長  井 上 良 光              署名議員  神 保 順 子              署名議員  杉 崎 俊 雄 発言が指定されていません。 © Ninomiya Town Assembly, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...