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平成18年第3回(9月)定例会(第8日目) 本文
平成18年第3回(9月)定例会(第8日目) 名簿

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  1. 二宮町議会 2006-09-08
    平成18年第3回(9月)定例会(第8日目) 本文


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    会議録トップ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成18年第3回(9月)定例会(第8日目) 本文 2006-09-15 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 71 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長田辺耕作君】 選択 2 : ◯議長田辺耕作君】 選択 3 : ◯議長田辺耕作君】 選択 4 : ◯2番【安田道子君】 選択 5 : ◯議長田辺耕作君】 選択 6 : ◯町長古澤吉郎君】 選択 7 : ◯議長田辺耕作君】 選択 8 : ◯2番【安田道子君】 選択 9 : ◯議長田辺耕作君】 選択 10 : ◯町長古澤吉郎君】 選択 11 : ◯議長田辺耕作君】 選択 12 : ◯総務部長【原 幸男君】 選択 13 : ◯議長田辺耕作君】 選択 14 : ◯2番【安田道子君】 選択 15 : ◯議長田辺耕作君】 選択 16 : ◯議長田辺耕作君】 選択 17 : ◯議長田辺耕作君】 選択 18 : ◯4番【村田邦子君】 選択 19 : ◯議長田辺耕作君】 選択 20 : ◯町長古澤吉郎君】 選択 21 : ◯議長田辺耕作君】 選択 22 : ◯4番【村田邦子君】 選択 23 : ◯議長田辺耕作君】 選択 24 : ◯町長古澤吉郎君】 選択 25 : ◯議長田辺耕作君】 選択 26 : ◯総務部長【原 幸男君】 選択 27 : ◯議長田辺耕作君】 選択 28 : ◯4番【村田邦子君】 選択 29 : ◯議長田辺耕作君】 選択 30 : ◯町長古澤吉郎君】 選択 31 : ◯議長田辺耕作君】 選択 32 : ◯議長田辺耕作君】 選択 33 : ◯議長田辺耕作君】 選択 34 : ◯17番【小林 實君】 選択 35 : ◯議長田辺耕作君】 選択 36 : ◯町長古澤吉郎君】 選択 37 : ◯議長田辺耕作君】 選択 38 : ◯17番【小林 實君】 選択 39 : ◯議長田辺耕作君】 選択 40 : ◯経済環境部長【佐川眞一君】 選択 41 : ◯議長田辺耕作君】 選択 42 : ◯民生部長【吉沢 稔君】 選択 43 : ◯議長田辺耕作君】 選択 44 : ◯17番【小林 實君】 選択 45 : ◯議長田辺耕作君】 選択 46 : ◯議長田辺耕作君】 選択 47 : ◯議長田辺耕作君】 選択 48 : ◯9番【城所 努君】 選択 49 : ◯議長田辺耕作君】 選択 50 : ◯町長古澤吉郎君】 選択 51 : ◯議長田辺耕作君】 選択 52 : ◯9番【城所 努君】 選択 53 : ◯議長田辺耕作君】 選択 54 : ◯町長古澤吉郎君】 選択 55 : ◯議長田辺耕作君】 選択 56 : ◯9番【城所 努君】 選択 57 : ◯議長田辺耕作君】 選択 58 : ◯町長古澤吉郎君】 選択 59 : ◯議長田辺耕作君】 選択 60 : ◯9番【城所 努君】 選択 61 : ◯議長田辺耕作君】 選択 62 : ◯議長田辺耕作君】 選択 63 : ◯議長田辺耕作君】 選択 64 : ◯議長田辺耕作君】 選択 65 : ◯議長田辺耕作君】 選択 66 : ◯議長田辺耕作君】 選択 67 : ◯議長田辺耕作君】 選択 68 : ◯1番・決算審査特別委員長【西山宗一君】 選択 69 : ◯議長田辺耕作君】 選択 70 : ◯議長田辺耕作君】 選択 71 : ◯議長田辺耕作君】 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 会議の状況                     午前9時30分 開議 ◯議長田辺耕作君】 皆様、おはようございます。ただいまの出席議員は18名でございます。定足数に達しておりますので、ただちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程はお手元に配付のとおりです。  議会だより掲載のため写真を撮りますので、ご了承ください。    ────────────────────────────────    日程第1 平成17年度決算総括質疑 2: ◯議長田辺耕作君】 平成17年度決算関係議案、第57号、第58号、第59号、第60号、第61号を一括議題といたします。  これより、日程第1「平成17年度決算総括質疑」に入ります。 3: ◯議長田辺耕作君】 安田議員。             〔2番(安田道子君)登壇〕 4: ◯2番【安田道子君】 皆様、おはようございます。平成17年度決算の総括質疑をさせていただきます。  さて、平成17年度決算は、古澤町政の2期8年の総仕上げと言ってよいかと思います。振り返ってみますと、古澤町長が初めて町長に就任された平成10年は、景気の長期低迷に伴って個人消費も減少し、加えて、金融不安やアジア経済の混乱などにより雇用情勢も過去最悪となり、まさに「平成大不況」と言われた年でございました。このような厳しい経済環境の中、平成11年度から、「元気な二宮町の創出」を古澤町政の柱に掲げられ、町全体の活性化を目指してさまざまな施策、事業を展開し、立派な実績を上げてこられました。特に総合計画策定推進事業では、にのみや総合長期プランに基づき、施策事業の効果的、効率的な推進を図るため、行政評価システムの構築に取り組まれました。平成15年度に検討委員会を立ち上げ、平成16年度、17年度の試行を経て、18年度は本格導入に至っております。  そこで、行政評価システムの構築について、次のことをお聞きいたします。  1.行政評価システム導入の目的と効果について  2.町民満足度調査の結果の活用について  3.評価の視点、基準について  よろしくお願いいたします。  次に、駅周辺の都市整備についてお聞きいたします。さて、二宮駅北口通りにつきましては、午前7時から9時までの一方通行が平成17年5月10日より実施され、はや1年4カ月たちましたが、現在、住民の皆様にも定着してきたように見受けられます。さらに、内輪橋の歩道のバリアフリー化改良工事が県と町の協力で進められておりましたが、ちょうど完成したようでございます。波打った歩道が平たくなり、歩行者にとって大変歩きやすくなったと喜ばれております。また、二宮小学校に隣接している町道27号線の拡幅につきましては改良工事が着々と進められており、完成が待たされるところでございます。ご担当の皆様のご努力と成果に敬意を表したいと思います。  ところで、二宮小学校東門、正門下の横断歩道のあたりは児童の飛び出し等が大変心配されており、ここに信号機をつけてほしいとの要望がずっと以前から保護者の皆様から寄せられております。また、東門から西門のほうへ安全に歩いていくための歩道を設置してほしいという要望もございます。そこで、次のことをお聞きいたします。町道27号線拡幅改良工事及び北口駅前広場整備が進められる中、二宮小学校周辺の歩道、及び交通安全対策への取り組みについてお尋ねいたします。  最後に、ごみゼロ(ゼロ・ウエイスト)への取り組みについてお聞きいたします。二宮町は長年にわたり住民の皆様のご協力により細かな分別を行い、できる限りの資源回収に努めてまいりました。その努力の結果、燃やさなければならないごみが減り、平成16年度のリサイクル率は35.7%に達しております。これに焼却灰のリサイクルも加えますと40%になり、神奈川県下37市町村の中で第2位の好成績であります。しかし、毎日の生活で身の回りには分別することが困難で、燃やすしか、また埋め立てるしか処理のしようがないものがあふれており、多くの資源がむだに消えてしまっています。さらには、燃やしたり埋め立てることが環境や人の健康に悪い影響を与えるのではないかと、焼却炉や埋め立ての施設を抱える地域の住民が多くの労力をつぎ込んで反対運動を起こしています。
     このように、多大なエネルギー、資源、労力、時間、お金がつぎ込まれてもごみの問題が解決されないのはどうしてなのでしょうか。それは、使わなくなったものの処理が自治体の責任になっており、消費者が負担を持つ仕掛けになっているため、処理するときのことを考えずにさまざまなものがつくられているからであります。そもそも、ごみにならないもの、分別しやすいものが最初からつくられれば、今、ごみのために使われている資源やお金、労力などを省くことができます。ゼロ・ウエイストとは、このような無駄・浪費をゼロにしていこうという取り組みであります。  さて、四国の徳島県に上勝町という町があります。この町の人口は2,100人、世帯数860、面積110km2、これは小田原市ぐらいの広さであります。この上勝町では、平成13年に小型焼却炉の使用を停止して35品目の分別を開始いたしました。その結果、焼却ごみは一気に減り、資源化率は78%に達しています。そして、平成15年9月には、ごみゼロ・ウエイスト宣言を行い、2020年までにごみの排出量をゼロにしていこうと取り組んでおります。まず、焼却ごみの3割を占める生ごみを減量するために各家庭に生ごみ処理機を導入しました。電動生ごみ処理機バイオ式490台、自己負担金1万円、コンポスト450台をあわせて98%の普及率を達成し、生ごみの全量が堆肥化されるようになったそうであります。そして、生ごみ以外のごみは、町に1カ所ある分別ステーションに町民が自分で持ち込み、34分別、実質的には44種類に分別しているそうです。シーツやTシャツなど古い布は工業用の油をふく布、ウエスとして業者が高値で買い取ってくれるそうです。また、食用油は動物飼料の添加油脂として、また肥料として再利用されているそうです。また、廃材や剪定枝などは破砕機を購入し、燃料チップとして利活用されているそうです。ところで、これら上勝町で資源化されているものが、二宮町では毎日出るごみの中で、まだ燃やされているものがあります。今後これらを資源化する施策はないのでしょうか。  さて、二宮町一般廃棄物処理基本計画を見てみますと、平成27年度の資源化率の目標値は平成16年度の水準36%をこのまま維持していくと書いてありますが、毎日出るごみをさらに資源化していくならば、目標設定を36%よりもっと高く掲げてもよいのではないでしょうか。リサイクル率46%、神奈川県下37市町村で第1位の鎌倉市を追い抜き、さらに上勝町の78%を追い越す意気込みをお聞かせ願えたらと思います。  2点目の質問です。二宮町は平成19年度末までには焼却炉を停止し、外部搬出へ切りかえる計画で準備が進められておりますが、処理経費削減のためにも減量化、資源化はさらに推進していかなければならないと思います。しかしながら、その結果、1市2町の広域化処理計画は、三者の間に不均衡が生じてくるのではないかと懸念されるところであります。そこで、ごみの減量化、資源化に伴う広域化処理計画との関連についてお尋ねいたします。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 5: ◯議長田辺耕作君】 町長。             〔町長(古澤吉郎君)登壇〕 6: ◯町長古澤吉郎君】 皆様、おはようございます。それでは、安田議員の総括質疑に順を追ってお答えさせていただきます。  まず、1点目の「行政評価の取り組みについて」でございます。近年、町民の行政に対するニーズが高度化、また多様化する一方、町の財政状況が厳しさを増すとともに、地方分権の進展によりまして町が主体となった政策形成が求められているところでございます。こうした中、町の行政運営に当たりまして、住民の福祉の増進に努めるとともに、最小の経費で最大の効果を上げるためには、これまで以上に地域の実情に即した対応を図るため、町民との協働による取り組みを推進するところです。そしてまた、一方では、経営感覚が豊かで効率的、また弾力的な行財政運営を図ることが必要とされております。  そのためには、政策の効果等について測定、または分析をいたしまして、一定の尺度に照らした客観的な判断を行い、その結果を、政策の立案や改善のための情報として提供するとされる行政評価の観念に沿って評価の仕組みを構築し、そしてまた行政運営の中に制度化することが有効であると考えました。このような背景をもとにいたしまして、平成18年度からスタートいたしましたにのみや総合長期プランの進行管理サイクルに行政評価の仕組みを位置づけさせていただきまして、検討を始めたところでございます。そしてまた、平成16年と17年の2年間の試行を経て、今年度よりシステムとして本稼働をいたしましたところでございます。  また、行政評価の目的と効果でございますけれども、その中で4項目になっておりまして、1つは、総合計画の進行管理サイクルに行政評価を位置づけることによりまして、計画、実践、評価、改革、改善と流れ、そしてまた、行政運営のマネジメントサイクルを確立することでございます。そして、2つ目でございますけれども、これまでのような計画の策定や予算執行の重視から、成果を重視した施策や事業の展開によりまして、町民の視点に立った行政運営を実現することができること、そして3つ目でございますが、政策を実現するために目的と手段の体系に基づきまして、施策、そして事業の重点化や適正化を行うことでございまして、効率的な、そして戦略的な行政運営を実現することができること、そして、4つ目でございますけれども、評価結果を公表させていただきまして、町民意見を聴取することで町民への説明責任を遂行することができることの4点でございます。  評価の内容でございますけれども、にのみや総合長期プランのまちづくり重点プランの体系に沿って、政策や施策、事業の3階層で評価を行っているところでございます。また、町民に対する成果を重視した施策や事業の展開、そして目的と手段の体系に基づく施策、そしてまた、事業の重点化、そして適正化を図るため、実施主体や対象の妥当性、そして期待され、成果が得られたかという有効性、そしてコスト削減の余地があるかなどの効率的な3点に主な視点を置いて評価を行っているところでございます。  行政評価の対象となっておりますにのみや総合長期プランは、今年度で前期の4年が終了するわけでございまして、来年度からは中期計画期間に入るわけでございます。今年度に行政評価の手法を用い、前期の取り組みを評価し、そしてまた、成果や課題を踏まえた中で中期へと進んでいくわけでございますけれども、これは行政評価の目的でもある、町民の視点に立った成果を重視した行政運営でございまして、その成果を把握するためには、平成17年度において町民満足度調査を実施したところでございます。  調査の内容でございますけれども、無作為に抽出した1,000人の町民に調査票を送付させていただきまして、そのうちの474人の方から回答をいただいたわけでございます。その結果、町民の満足度は、町の文化や緑について高く評価をいただき、そしてまた、駅周辺の利便性や商店街について、ちょっと低いということがわかりました。また、8割以上の方が地震等の災害に対する備えを含めて、安全安心なまちづくりと駅周辺の利便性の向上について特に重要度が高いとしておりました。現在、評価作業を行っているところでございますけれども、調査結果は、その材料として用いるとともに、次の中期に向けた見直しの中で施策や事業の優先順位の決定、そして重点化の資料として活用させていただきます。  今年度より本格稼働いたしました行政評価システムですが、行政を効率的、そして効果的に運営するための手法といたしまして、さらに改良を重ねて、町民への行政運営の状況を明らかにするコミュニケーションの手段として充実させていきたいと考えております。  続けて、2問目の町道27号線拡幅改良工事及び北口駅前広場整備を進めている中、同時に二宮小学校周辺の歩道及び交通安全対策への取り組みについてのご質問でございます。まず、現状の取り組みについて説明させていただきます。町道27号線の拡幅改良事業でございますけれども、歩行者の安全確保と車両の円滑な通行を目的といたしまして、計画前の道路幅5mを今回は9.5mに拡幅させていただきまして、歩道を新設するための整備を平成13年度から進めているところでございます。現在は、おかげをもちまして、関係者の皆様のご協力により事業を順調に進めさせていただきまして、一部区間を除きまして暫定的に拡幅が終了いたしまして、児童や歩行者の安全確保に効果を上げているところでございます。また、関連事業といたしまして、二宮小学校西側の出入り口の位置を北側に変更させていただき、歩道を設置する工事も施工中でございます。  次に北口駅前広場でございますけれども、町民が誇れる町の玄関として整備に向けた事業を順次、進めているところでございます。平成17年度には、二宮駅北口広場整備検討委員会を設けさせていただきまして、委員として参加していただいた町民、また議会、交通事業者等に広場整備のあり方、また広場のレイアウトなどについての検討をお願いさせていただきまして、平成18年2月に提言書として提出していただいたわけでございます。現在は、広場整備の前提となる二宮駅を中心とした旅客施設、そして道路等のバリアフリー化について、交通バリアフリー基本構想策定協議会を設けさせていただきまして検討をお願いしているところでございます。  次に、今後の取り組みについて、町道27号線の拡幅改良工事でございます。今年度後半に計画区間の中央部分の約100mを、平成19年度には二宮小学校南区間を、続いて、また平成20年度には計画区間の西側について本格改良を施工する予定で準備を進めているところでございます。また、町道27号線の拡幅事業に関連して、内原の人道橋付近の交通安全対策、そして歩道整備も視野に入れながら事業を推進してまいりたいと思っております。  次に北口広場でございますけれども、交通バリアフリー基本構想の策定後に駅前広場整備の具体的な計画をつくらせていただきまして、必要な調査等を実施し、実現に向けて環境整備しながら事業を進めてまいりたいと思っております。  また、さきにいただきました提言書の中に、駅前広場の具体的なレイアウトとして歩行者と車両の動線の分離案が明確に示されておりますので、これらを基礎として二宮小学校及び二宮駅周辺の交通安全対策の充実を図るとともに、長年の懸案事項でありますこれら事業を積極的に推進してまいる所存でございます。以上が2点目のご質問でございます。  そして、3番目のご質問でございます。二宮町のごみ減量化、そして資源化計画の見直しについてお答えさせていただきます。  過去5年間における二宮町のごみの排出総量は、平成13年度の1万1,373トンをピークにいたしまして減少傾向となっております。平成17年度では888トン減少いたしまして、1万485トンでございます。また、可燃ごみについては平成13年度の7,100トンがピークでございまして、やはり、17年度では493トン減少させていただき、皆さんのご協力をいただきながら6,607トンということになっております。一方、ごみの資源化率につきましては、平成16年度から焼却灰の溶融を行った結果、平成13年度は32%から平成17年度の40.8%、よい方向に向かっていることを申し上げておきます。また、一般廃棄物の処理に関する計画に関しましては、昨年新たに作成されました二宮町一般廃棄物処理基本計画は最も上位の位置づけとなっておりまして、そのため、平成16年度に策定いたしました二宮町ごみ減量化・資源化計画は、その時点で計画内容を見直した上で、その考え方、また方針等が反映されるという形で基本計画に総合されているところでございます。今後は、二宮町一般廃棄物処理基本計画に沿って具体的な施策や事業の展開を進めてまいりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げるところでございます。  次に、ごみの減量化、資源化推進に伴う広域化処理計画との関連についてお答えさせていただきます。二宮町のごみの減量化、資源化につきましては、先ほど答弁いたしましたとおり、二宮町一般廃棄物処理基本計画に従って進めてまいったところでございます。特に資源化に関しましては、平成16年度の水準を平成27年度まで維持する計画でございますが、目標に届いたからといって停滞することなく、より以上の資源化を目指してまいりたいと思っております。  一方、広域化計画は、平成18、19年度の2カ年計画で実施計画を作成中でありまして、1市2町の広域化で減量化目標と資源化目標を立てた上で重点施策や施設配置を検討中でございます。特に資源化目標につきましては、実現可能性調査での報告で34.4%が出ていることと、神奈川県の目標も34%であることから、おそらく34%になるのではないかと思われているところでございます。  そこで、現在、町が進めているごみの減量化、資源化の推進と広域化との関連でございます。まず減量化については、二宮町が来年から外部搬出が始まりますと、搬出量に直接比例して委託費用が決まってまいります。ごみを多く出せば多くのお金がかかり、ごみを減らせばすぐに経費が削減されます。このような状態になりますので、住民の皆様にごみ処理に関する情報を正確にお伝えしながら水分一絞り運動をはじめとする具体的な取り組みに積極的にご協力いただければ、確実にごみが減らせるものと考えております。  そのようなことで広域施設の規模については精査をお願いしているところでございます。また、資源化につきましては、二宮町の現状が既に広域化の目標を上回っております。分別をはじめとする二宮町の取り組みをご紹介しながら広域化計画での取り扱いをお願いしている最中でございますけれども、単独でできることも含めて先行して進めている資源化施策につきましては、今後も積極的に取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 7: ◯議長田辺耕作君】 安田議員。 8: ◯2番【安田道子君】 では、再質問をさせていただきます。  1点目の「行政評価システムの構築について」でございます。この目標が町民の視点に立って行政運営をしていく、あるいは予算へこの行政評価を結びつけていくとか、いろいろ目的はあると思いますが、職員の政策形成能力の向上、また職員の意識改革などもねらいの1つではないかと思います。まだ導入したばかりですけれども、取り組んで今までに至るまでの職員の意識改革の変化、成果というようなものが少しでもあったのかどうか、そういう点、感想等でよろしいですが、そういうねらいがあるということで取り組んでいる市町村もありますので、おわかりでしたらお聞きしたいと思います。  それから、各種事業の評価については、どうしても行政の視点で評価しがちになると思います。そして、町民の評価と行政の評価が一致しない場合が出てくると思います。そういう場合にどう整合を図られるのかと思いますので、そういう点、おわかりでしたら教えていただきたいと思います。  2点目の駅周辺の都市整備については、積極的にこれからも取り組んでいくという町長のお言葉で大変うれしく思います。27号線が着々と進んでおり、二宮小学校の周辺の歩道も、それから交通安全対策も駅広場の整備の中でやっていただいているようでございます。何しろ駅舎前は小学校の通学路になっておりますので、本当に、なるべく急いでやってもらいたい、取り組んでもらいたいというのが本音でございます。もうちょっと踏み込んで、今後の駅前広場整備の見通し等をお聞かせ願えればと思いますので、よろしくお願いします。  3点目ですが、今のお答えでは、二宮町はもう35.7%、36%の資源化率を達成しておりますので、国の基準24%、あるいは県の目標値34.4%等をクリアしていてこのままでもいいというところではございますが、町長のご答弁では、これに甘んじないで、外部搬出に向けて水分一絞り運動なども入れながら、さらにさらに推進していくというお答えで、本当にそのようにやっていただきたいと思います。しかしながら、また上勝町の例を申し上げますが、約80%の資源化率を達成して、これ以上、資源化できないというところではありますが、その上勝町では、どうしても燃さざるを得ないものが年間87.6トンあるということで、大体700万円をかけて民間企業でそれを燃していただいているというところのようでございます。  二宮町の場合も、どうしても燃さざるを得ないごみというのはどのぐらいあるのかと私も、本当はできないのですが、ざっと計算をしてみました。そうすると、毎日出るごみの総量から厨芥類、生ごみですけれども、これは50%以上、水分が含まれておりますけれども、それを単純に引いてみまして、例えば、広域処理計画に載っております平成14年度のデータによりますと、毎日出るごみの総量は6,492トン、生ごみ・厨芥類は4,484トンで、約2,000トン、これが燃されていると思われます。これを外部搬出して、高く見積もってもトン当たり5万円としましても、大体1億円ぐらいのものが燃されているということになるのではないでしょうか。中間処理焼却費は年に大体3億円ぐらいかかっているようでございますから、例えば、上勝町のように生ごみを全量、資源化するとすれば2億円ぐらい浮くことになります。厨芥類の処理費が大体2億円ぐらい、どうしても燃さざるを得ないものが大体1億円ぐらいという感じかなという気もしますが、この2億円ぐらいの浮くお金を町民へお返しして堆肥化していただくというのも1つの方法ではないかと考えるわけでございます。  今、生ごみ処理機の普及促進が停滞してきております、頭打ちになってきております。というのは、やはり、若い世代では、自己負担が2万円、3万円というのは、教育費とか家のローンとか、そういうものを抱えている若い人たちの家庭では、これはきつい、買うのを躊躇するというふうに聞くわけです。ですから、いっそのこと、堆肥化してもらえば、この2億円ぐらいは浮くわけでございますので、処理機を使って堆肥化してもらえないものなのか、無償貸与という形に持っていく方法も1つの案かと思います。生ごみから堆肥が出てくるということで、利活用できないご家庭もあるだろうし、また堆肥が出てくるのが嫌だという方もいらっしゃると思いますが、完全消滅型という処理機が今、あるそうでございます。  例えば、インターネットを使ってホームページを取り出してみますと、長崎市の補助対象の中に乾燥式、バイオ式、完全消滅型というのが書いてあります。それで、ああ、消滅型があるのだ、そうすれば、そういう集合住宅とか、お庭がない家は、この消滅型を使っていただければ生ごみを完全に分解できるということでございますし、また、それには「消滅型は分解促進剤を投入することにより生ごみを完全に分解します」と書いてあります。これはバイオ式の1つの型だと思います。こういうものがあるような感じですので、これを調査研究していただきまして、またよく検討していただきたいと要望いたします。そういう方法はいかがかと、そうすればもう、生ごみが資源化されれば燃さざるを得ないごみというのは1億円ぐらいでも済んでしまうんです。そのごみは民間企業へ委託して燃していただくということで解決していくのではないかと思います。  それから、剪定枝の資源化ですが、この基本計画の中には、「今後は貸し出し用の粉砕機を導入し、各家庭で堆肥化する」というふうに計画に書いてございます。これもよい方法の1つだと思います。しかしながら、山で伐採されたり、公園等の、ある程度太い丸太、そういうものは、やはり家庭用の粉砕機では間に合わないと思いますので、そういうものは、ある程度、大きな丸太も粉砕できるような破砕機を購入して、チップにして公園等の散策路にまくこともできると思います。果樹公園も最初の段階で散策路に、チップを購入してまきました。そういうところにまけば、歩きやすいし、自然に土にも返りますし、そういう方法もあると思います。この破砕機についても、小さな木、大きな木といろいろ歯をかえながら破砕するような機械も日本国内にも販売されているようでございますので、よく調査検討していただき、ぜひ、そういう大型の、ちょっと高いものも購入されたらどうかと思います。それから、毎日出るごみの中で、綿のシーツとか毛布カバーとか、そういうウエスになるものが焼却されていることを伺いまして、上勝町なんかでそれは高いお値段で売れるということでございますので、ウエスにするような方法で、町の収入にもなりますし、そういうふうな方法も、また取り組んでいっていただけたらと思います。そういうことについて町長、ご感想等をお聞かせいただけたらと思います。よろしくお願いいたします。  以上です。 9: ◯議長田辺耕作君】 町長。 10: ◯町長古澤吉郎君】 自席からお答えさせていただきます。3点ほどありますが、最初の行政評価ということでございます。私は、やはり、何といっても行政も時代の変革とともに、行政評価システムをしたというよりも、以前から私も、できる限り効率がいい運営をするには、民間のようにやれというのではなくて、民間的な発想を取り入れてやるということが必要ではないかということで、いろいろ職員間の関係を、予算を立てるにしても、すべてのもの、そして行政会議等にもいろいろな面で職員にお願いして、できる限り、我々の考え方、町民との接点を短くできるように努力していただくことが行政をまとめていくのには重要なことではないか。町民参加とか協働とか言うのですけれども、基本的には、職員もそのような関係を持っていないと、ただお題目だけではだめではないかということでずっと進めておりました。そしてまた、時代もそのような方向に来ておりますので、一層の職員の意識改革が主ではないかと。俗に「行政サービス」と言うのですから、それに基づいた行政運営をするように、各担当の部長、そしてまた課長あたりも平素からそういうことをお願いして、できる限りの町民のニーズを取り入れられるような行政運営をしていくということで努めておるところでございます。  かなり私は、時代もそうでございますが、最近の様子を見ますと、職員もそのような面で大いに町民と向き合った関係を保っているという感じですが、いずれにいたしましても、これでいいということではございませんので、これからなお一層、意識しながら、町民との本当の真の協働のまちづくりに努めていただきたいと、このように思っているところでございます。  2点目の駅広場、27号線でございますけれども、安田議員もご存じのように、当初、町も都市計画道路として指定されておりまして、駅前が、私が町長になった当時は、これで二宮駅前の中心なのかな、玄関口なのかなということで一番最初に駅前の整備に手をつけさせていただいたわけでございます。おかげさまで、27号線も都市計画道路だと、もう両方の用をかけてしまう、線路際でございますので、いつまでたっても土地利用ができないので、何とか工夫できないかなということで、実は、北側だけにお話しさせていただき、地権者のご理解をいただいて今日までになったわけでございます。これには、まず地権者の方々のご理解、職員もそれに向かって、今までの政策を変更したわけではございませんので、そのご理解が、一部、地権者の方が計画を変えてこうやったからという理由でなかなかまとまらないのも、1つ、非常に難しい話になっているのが現状でございます。これも、これからもよく理解をいただきながら、一刻も早く完成できるような努力をしてまいりたいと思っております。  それと、もう1つは、ここは、道路が広がると今度は、子どもの通学路になっておりますので、この辺のところもしっかりとした交通対策、それから最近言われております、どちらかというと駅前は煩雑で、いろいろな方が利用されますので、俗に言う、子どもの変な事件があると、そのようなことも懸念した中で対策を考えていかなければならないと、このように思っております。いずれにいたしましても、駅前の整備と小学校の27号線、二宮町のこれからの基本的な場所でございますので、これによって二宮の交通体系、そしてまた、まちづくりが大いに期待されるところでございますので、慎重にいろいろな角度から検討を重ねて、二宮の玄関にふさわしい二宮町の駅、そして道路の関連、交通対策、駅前の商店街づくり、いろいろな面の核になりますので、慎重にというか、いろいろな角度から検討してやってまいりたいと思っております。  最後の3点目でございます。ごみの減量化については今までも町民の方々のご理解、そしてご協力によりまして、先ほど、二宮は34.5%だからいいのではないかと、そういうことではありませんで、1市2町の中では、特に二宮町の減量化率、そしてごみに対する感覚は平塚や大磯よりも非常に上回っているわけでございます。上回っているからいいというのではなくて、なお一層これからも進めていくわけでございますけれども、広域化の中では、できるだけ二宮に近づけるように、平塚も大磯ももっとやってくださいという意見も私のほうで述べているところでございます。そしてまた、これからも、減量を今、安田議員が言われるように、減らせばそれだけ経費が少なくなるわけです。限られた財源でございますので、結局、お金をかけてしまえばそこへ行くわけで、それが浮けば、これからの教育とか、福祉とか、いろいろなところの対策も出てくるので、その辺は私のほうも常に心しております。ただ、皆さんのご協力いただいて、少しでも減っていただければほかのほうに財源を回すということを、もうちょっと住民の皆様にご理解いただくようにPRもしなければならないと思っております。  いずれにいたしましても、ごみの減量化、先ほど安田議員が徳島の上勝町、いろいろな地域で、私もいろいろなところのごみについてはよく話も聞きますし、いろいろなところを見て回るのですが、都市型と田舎型と、住んでいる人たちのまとまりぐあい、本当に工業地帯みたいなところもあれば、本当の山村のようなところもあったりどちらかというと、山村のようなところの人のほうが、自然に返すことをよく理解されています。ですから、そういうふうに、二宮に住んでいる人も、そのようなお考えの人もたくさんおりますので、みんなで少しでも減量化できるように、町民もみんなやってくれています。それから、生ごみにしても、一絞り運動、先ほど申し上げたとおり、少ないことでも徐々に進めていかれれば、何億円減らすというのではなくても、本当に何千円でも、何万円でも減らしてもらえる。それから、家庭の皆さんも、自分たちのところに戻ってしまうのです。自分のお金をほかに使えると、今、若い人たちは教育費や何かで大変だということもありますので、そういうことももっと皆さんに返ってしまいますよということも、ひとつ、これからもしっかりと住民の方々に説明しながら、協力して、ごみを少しでも減らし、経費を削減するように努力してまいりたいと思っておりますので、ご理解や、またご協力を賜りたいと思います。  以上でございます。 11: ◯議長田辺耕作君】 総務部長。 12: ◯総務部長【原 幸男君】 行政評価の関係の2点目のご質問の、施策事業との評価について行政の評価と町民の方々の評価をどのように整合していくかというご質問にお答えさせていただきたいと思います。まず、ご承知のとおり、今回の評価については、総合長期プランにございます政策評価と施策評価、事業評価の三本立てになってございまして、まず、政策評価については、総合長期プランにございます5本の重点プラン、これが政策評価になっています。それから施策評価については44施策、それから、事業施策については179の事業についての位置づけをさせていただいて、これらを評価させていただいているというのが実情でございます。  特に、評価の方法といたしまして、まず、施策や事業を実施する場合に、実施主体は対象が妥当なのかどうかという妥当性の関係、期待される成果が得られたかという有効性、もう1つは、コスト削減の余地があるかどうかの効率性、その3つの性格に応じた、その辺の視点に基づき評価をしているというのが実情でございまして、その評価についても、まず、事業については主管課長、施策についても部長以下、施策評価をさせていただきまして、部内でも評価をさせていただいている。それをさらに、庁内評価委員会、これは助役を中心に部長職で構成されている委員会なのですが、そこで評価をさせていただいてございまして、その評価については、先ほど言いました3点の妥当性、有効性、効率性、この理由につきまして評価をし、なおかつ、これをホームページ等で町民の方々にお知らせをし、ご意見をいただくという手法で改めて見直しをしていく。このような手法で実施させていただいております。  それから、先ほど町長のほうから答弁も出ましたように、町民の方々の意識調査もさせていただいてございますので、それらも加味して評価をさせていただいているというのが実情でございまして、私どもとしては、町民の意見をいただく関係もございまして、やはり、我々の判断と町民の方々の判断も食い違いもあるわけでございますので、そういう意見については、改めて、ホームページにいただいた中で、庁内評価委員会で改めて検討し見直しをかけていくという形で評価をさせていただいております。  いずれにいたしましても、その結果、さらに8名の町民の方々で構成されておりますまちづくり評価委員会、この中でもさらに評価をいただいているということで、手だてとしては二重、三重の手だてを受けて、私ども行政の評価と町民の方々の評価をできる限り整合をとった中で取り組んでいるというような状況でございます。いずれにいたしましても、まちづくり評価委員会の方々に厳しいご意見をいただきながら、今後も、ぜひご指導いただきながら進めていきたいと、このように考えております。 13: ◯議長田辺耕作君】 安田議員。 14: ◯2番【安田道子君】 では、質問は終わりまして要望に切りかえさせていただきたいと思います。  行政評価システムの構築ですけれども、これは、二宮町は近隣の町村の中では取り組みが早いほうだと伺っております。この取り組みは、一歩踏み込んだ取り組みではないかと評価したいと思います。今後も町民の満足度を評価の基準に置いて、さらに、先ほど町長もおっしゃったように町民と協働のまちづくりに取り組んでいっていただきますようにお願いいたします。  それから、2点目でございます。駅前広場等、地権者のご理解がないと進まないというのは当然のことで、地権者に理解をしていただくことが一番の課題だと思います。駅舎前は小学校の通学路ですから、ペデストリアンデッキの設置、計画にありますけれども、こういう歩行者専用通路、これは本当にいい計画だと思います。こういうものを早くつくっていただくように積極的に取り組んでいっていただきますように町長に要望したいと思います。何しろ、二宮町を訪れる人々にとっては、駅をおりて、町の玄関である駅前は一番印象に残るところでございまして、町の顔でございますので、ぜひ、27号線の取り組みとともに、早急に一生懸命に取り組んでいっていただけるようにお願いいたします。  3点目でございます。二宮町のごみの減量化、資源化の基本計画では、ごみ処理機の普及促進、剪定枝等は家庭用の破砕機を導入していく、そして家庭で堆肥化してもらう。それから、また、ごみステーションの半減がうたってあるわけでございますが、このごみステーションの半減、私、これは質問ではございませんが、提案というか、要望という形になりますけれども、このごみステーションの半減、1,250カ所を統廃合して半減していきたいということも書いてございます。私は、これは、半減とは言わずに、行政区、20カ所ぐらいに少なくしてもいいのではないかと自分なりに思っております。  これはどういうことかと言いますと、例えば、生ごみ等が全量、堆肥化される方向に行きまして、剪定枝も堆肥化されることになりますと、ごみは、本当に毎日出さなくても済むようになってまいります。缶、ビン、その他の資源ごみ、これを毎日出さないで済むわけでございますから、例えば、ごみ資源化分別ステーションというものを大型店舗、西友とかヤオハン、郵便局や銀行に手を挙げていただきまして、そういうお店や公共施設等にも、このごみステーションを置いていただく。そして、西友やヤオハン、そういうお店に買い物に行くついでに、資源ごみを車に積んでいっていただきまして、そういうステーションで分別をして、それから買い物をする。せめて、大型店舗、ストアで売られているものはそこで分別して資源の回収をしていただくような、そういう方法もあるのではないかと思います。何しろ、二宮町の12倍の広さの小田原市ぐらいのところの上勝町では1カ所しかステーションがないわけでございます。  その割合から行くと桜美園一つで事足りるようなことではありますが、桜美園に分別ごみを持っていくとすれば、やはり、ちょっと遠いというか、嫌だな、不便だなと思うと思うんです。逆に、買い物に皆さん、車で行きますから、そのときに積んでいく、あるいは、ウォーキングしながらお店に行く人たちは、きょうはペットボトルを持っていこう、きょうは缶を持って分別しようと。そうしますと、お店の活性化、お客さんを呼び込むPRにもなるのではないかと思います。お店にとってプラスの面がきっと出てくると思います。そして、そのごみステーションには、子どもたちのために、きれいな空気とおいしい水、豊かな大地を残していきましょうというような、我が店は、そういう環境問題に積極的に取り組みますという姿勢をお店がPRでやっていただければ、若いお母さんたちも、子どものためだということで資源化の分別に協力していただけるのではないかという案もあるのではないかと、これはいろいろなやり方もございますので、検討していっていただきたいと思います。  湘南西ブロックごみ処理広域化計画は、やはり、ごみを元から断つ、方策とか方向が余り示されていないような気がいたします。この広域化計画は対症療法でしかないような気がします。根本的に元からごみを断つ、断たなければいけないとみんな自治体も町民の皆さんもおっしゃいます。けれども、余りそれが強調されていないような気がします。ですから、まだ、問題解決には至っていないような気がいたします。どうしても資源化できない20%のごみをなくしていくにはどうすればいいかというと、やはり、国が法律で拡大生産者責任を明確にし、製造から販売、消費の流れと逆ルートで、製造業者が有価デポジット方式、これで回収してごみの再利用、再資源化を義務づけ、回収できない商品の製造販売を禁止する法律、こういうものを国でつくっていただく、そういうことをしないことには問題解決にならないと思います。  町長にお願いしたいことは、他市町村へ呼びかけていただきまして、こういう法律改正、環境省、経済産業省に、元から断てるような法律をつくっていただく、そのように町長がイニシアチブをとられて、ぜひ取り組んでいっていただけたらと私は期待しておりますので、町長の政治手腕でよろしくお願いいたします。そして、ごみゼロ(ゼロ・ウエイスト)への取り組みを進めていっていただきたいと思います。以上、お願いを申し上げまして私の質問を終わります。ありがとうございました。 15: ◯議長田辺耕作君】 これをもちまして安田議員の総括質疑を終結いたします。  暫時休憩いたします。休憩後の会議は10時50分から始めます。                          午前10時28分 休憩    ────────────────────────────────                          午前10時50分 再開 16: ◯議長田辺耕作君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の方、お願いします。 17: ◯議長田辺耕作君】 村田議員。             〔4番(村田邦子君)登壇〕 18: ◯4番【村田邦子君】 神奈川ネットワーク運動二宮を代表しまして、通告に従いまして総括質疑を行います。  まずは高齢化の進む二宮町において、これは単年度の決算、次年度の予算編成に向けての方針をお聞きするだけということではなく、今後5年、10年後の二宮町の将来を問うという意味での質問をしたいと思います。年をとっても、障害があっても、住みやすく、暮らしやすいまちづくりの施策ということです。  人は、だれしも年をとります。わが国では、他に例を見ない急速な高齢化が進んでおりまして、2015年には国民の4人に1人が65歳以上の高齢者となる本格的な高齢社会を迎えると言われています。神奈川県においても、今後も高齢化が進み、神奈川県の老年人口は平成27年には200万人を超え、また、もっと将来のことですが、平成37年、2025年には都道府県で2番目に多くなるというふうに既に見込まれております。  こうした中、障害者も障害がない人も同じように社会に参加できるノーマライゼーションの考え方も一方で広く広まってきております。高齢者、身体障害者や妊産婦、けが人なども含めてみんなが公共交通を使った移動をしやすくするためのバリアフリー化が求められております。高齢社会がますます進展し、また、障害者の社会参加が年々増加していく中で、これまで以上に、だれもが快適で安全に移動しやすい交通環境を整備していくことが必要だと思います。自動車は便利な乗り物ですが、一方では、自動車交通の恩恵によらない人々も数多くいることを忘れてはなりません。高齢者や障害者など、自家用車を運転できない、移動が困難な人々も今後たくさん増えてくると考えられます。  その中で、まず1つ目として、二宮町において現在、公共交通として神奈中バスの既定路線と、もう一方ではコミュニティー福祉バスが町の施策として走って、貴重な移動の手段となっておりますが、今、さまざまな地域、年齢層の二宮町民の方々から、もっときめ細かく住宅地の近くを通る路線、本数の確保を要望する声を数多く聞いております。このように、既存のバスが運行されていない住宅地と、また地域内の二宮の駅、主要バス停、公共施設、商業施設や病院などを結び、買い物や通院などの足としての役割を担うコミュニティーバスを今後、ぜひもっと本数を増やして走らせてほしいという地域の住民の声、これは本当に沸き上がってきているといったような状況です。  しかし、強い要望のあるコミュニティーバスですが、その運営の実態を考えてみますと、通常の乗合バス、公共バスですら経常的な赤字の状況であって、ましてやコミュニティーバスは、そういった乗合バス事業者が運行しない、または撤退した地域を運行したり、しかも運賃は安くなりますから、収支を均衡させることもきわめて、一方では本当に困難であって、純然たる営利事業としてはとらえることはできないというふうに一般では考えられております。経常的収支で赤字計上は覚悟せざるを得ないものの中で、交通空白地域の解消や公共交通の確保という公益的な観点から多くの自治体、市町村が運行費用の補助、赤字補てんを行いながら今現在やっているというのが一般的に考えられております。市町村自身が路線便数、停留所位置など、コミュニティーバスの基本的な要素を計画した上で運行の委託を地元貸切バス会社に委託しているというのが、どこの自治体でも多く見られております。そういった中で、今後、二宮町において日常生活における交通手段としてのバス路線の確保対策はどのように計画、今後お考えになっていくのか、その方向性を含めてお聞かせ願いたいと思います。  また、次に、公共交通とはまた別に、人それぞれ個人が行きたいときに、行きたいところへ移動する手段として、もう一方で移動サービスが近年生まれてきております。数ある市民活動の中でも、70年代から市民運動として発生した移動サービスは、いつでも、だれでも、どこでも出かけることのできる社会の実現を目的に、リフトやスロープなどを装備した福祉車両による車いす利用者の外出支援や、介助や見守りが必要な要介護者の通院・送迎などに市民ボランティアのマイカーなどを活用して担ってまいりました。公共交通機関の利用が困難な高齢者や障害を持った方々の移動支援、これが本当に今後、移動サービスとして求められているものだと思います。  高齢者や障害者の移動等の円滑化の促進に関する法律、つまりバリアフリー新法と、また、道路運送法等の一部を改正する法律といった法律の整備によって、都市整備と移動環境整備への動きがようやく始まりました。ただ、この改正道路運送法の問題点の中にも自治体の役割がなかなか見えてこないという課題も今後まだまだ残されておりますが、この移動の円滑化に関しての基本構想を自治体が作成するバリアフリー新法と比較して、今後、分権の中でも、その中で自治体が担っていく役割というのは、ますます本当に重要になってくると思われます。二宮町においては、タクシーへの助成券の配布とともに、今後、受益者負担も考えた中での民間の移動サービスの利用というのが増えていくと思われます。今も運営協議会などが開催され、NPOなど、民間の移動サービスのグループが参加しておりますが、今後、二宮町としては、この現状と今後の方向性をどのように導いていくのか、その計画をお聞きしたいと思います。  3つ目に、やはり、急速に高齢化が進む中での歩行者の、だれもが安心してスムーズに移動できるということでは、まず、歩く歩行空間の整備というのも一方で本当に急務となってきております。先ほど述べたように、交通バリアフリー法に基づいて道路から歩行者の通行に障害となるものをなくすバリアフリー歩行空間の整備事業が総合的に進められております。道路の歩道の構造に関しても、交通バリアフリー法の中では、既にいろいろな法に基づいた中で、道路構造とともに、いろいろ改善が行われてきているところです。二宮町においても県道の整備が、来年度からまた順次始まっていく。そして、駅前の整備なども今、計画が進められているところです。二宮町においての今後、継続的で総合的な計画の中での歩きやすい歩道整備、障害者、高齢者に優しい歩道整備が今後どのように進むのか、その辺の計画についてもお聞かせ願いたいと思います。  古澤町長が、この2期8年間、当初から言われていたことの一つに「向こう三軒、両隣り」の精神というのが挙げられております。私たち神奈川ネットワーク運動の中でも、公共のあり方を常に考えてまいりました。公共イコール、今まではお役所という考え方ではなくて、市民や企業、民間市民の方々が公共を担う時代になってきました。その代表格の制度がNPO制度、NPO法ということになってくると思われます。最近では当たり前に言われていることですが、公、共、自、自分で、または親族やごく一部の人々で助ける自助、共に助ける共助、そして税金、役所が行っていく公助、この関係性が今、問われているときだと思います。共助が広がってきた中で、昔は、共の部分も公共というふうにお役所が全部やってきた流れがありますが、今は、町民が担う公共サービスという考え方の中で、自助、共助、公助をうまく組み合わせて、そしてその中で共助の部分を広げ、公助を補っていく。そして、行政も縦割りにはならずに、横の連携を持っていく、こういった考えが重要なのではないでしょうか。  こういった中で、さきの6月議会でも私が取り上げましたが、高齢者のひとり暮らしの方や高齢者のお二人、夫婦世帯などに対する消費者保護の問題です。近年、悪質リフォーム業者による訪問販売によって高齢者の自宅が競売直前にまで至ったという被害が報道されております。こうした被害は、高齢者や障害者という消費者の中でも弱者と考えられる人々に集中して発生しています。また、知的障害者の方や認知症、高齢者の方々の全国の消費生活センターへの相談も本当に急増しているのが現状です。このような場合、契約した本人が被害にあったとの認識がないため、家族や福祉関係者が気づいて初めて問題となるというケースが少なくありません。本人が事情を十分に理解できておらず、業者名や契約内容の詳細がわからない場合もあります。また、年金がねらわれるケースもあり、被害の深刻さに拍車をかけております。これらの例は実際に近隣の、平塚の消費生活センターにおいてもヒアリングしましたところ、過去に例があるということです。こういった中で、二宮町において、今後の対策、そういったものが重要かと思われますが、その辺を具体的にお聞かせ願いたいと思います。  もう一方で、高齢者、障害者の方々の日常生活の中でのさまざまな困り事、心配事などへの対応、サポートの仕組みについてお伺いしたいと思います。この中で、例えば、きょう、質問の中に入れておりますが、現実に高齢者のひとり暮らしや、お二人で、体がご不自由になってきた高齢者の方たち、今、安田議員からも質問がありましたが、毎日のごみ出しなども本当に困っている現状があります。地域によっては山坂の多い住宅地が広がっているところがあって、坂道や階段を使ってのごみの搬出に苦労されているひとり暮らしや高齢夫婦世帯というのがあります。ヘルパーによる援助サービスの一環として対応されている例も多いのですが、まだ、中には、ヘルパーを頼むほどではないという方々がいたりするということで、どうにかならないかと相談をいただくことが多くあります。毎日のことですから、近隣の方に手助けしていただければよいということですが、かえって、隣近所の方にはお願いしにくいということも実情にあるということです。  こうした日常生活上のちょっとした手助け、こういったごみ出しもそうですし、高いところのものが取れない、電球が切れてしまったということも含めて、本当に日常生活の中でさまざま必要になったとき、昔なら、町長のおっしゃる、「向こう三軒、両隣り」の近隣の助け合いなどがあって、または大家族の中で、だれかしら助け合っていくことができたということで乗り切ってきたのでしょうが、今は核家族化が進んで地域の触れ合いも少なくなってきているのが現状です。そういった中では、行政も一工夫、そういったことをサポートしながら、一緒に仕組みを地域の方と考えていくことが必要だと思われます。二宮町として、町長として、公助、共助、自助のバランスを考えた中での今後の町のサポート体制などをお聞きしたいと思います。  最後に、「人をよぶまち」、二宮の観光振興対策事業についてということで、二宮町にとって観光振興とは何であるというふうに町長はお考えでしょうか。これも前に質問した中にも入っておりますが、やはり、町長、2期8年間にわたって当初から「人をよぶまち」、そういった形で、人が来てくれるまちづくりというのを掲げて町政をやっていらしたと感じております。そのことからイメージすることは、町外からの観光客を二宮町に呼び込む、来てもらう、二宮町を広く町外の人たちに知ってもらうというふうに感じます。しかし、果たして、今の二宮町にとって、これからの二宮町にとって観光振興事業の方向性は一体何なのかということをお伺いしたいと思います。  17年度、18年度、昨年、今年と二宮町のさまざまな、今、役場の窓口へ行きましてもありますが、観光パンフレットが作成され、印刷されてまいりました。私も手元にあるのですが、花めぐりウォーキングマップ、ウォーキング・ジョギングガイド、吾妻山公園・せせらぎ公園パンフレット、湘南二宮観光マップ、あと、中井町との共同での中井・二宮共同マップ、これなどは人気で、もう既に一、二部しかないということで、私も下から借りてきました。そういった多様な、いろいろな観光パンフレット、町の案内パンフレットがあります。これらを活用しての観光振興事業であるというふうに考えますが、それについて、町長が提唱されている町外から人を呼ぶ、そういうことではなくて、私としては、まずは二宮町民が自分の町の魅力、財産、そういったものを再発見することが重要なのではないでしょうか。町を歩くということは、自分の地域を見直して魅力を再発見するとともに、そこで二宮町が抱えている問題、課題などにも気づくこともあります。そこから今後どのようにしていきたいかまでをも考えるきっかけになると思います。  この町を知るということは、自分の住む地域への愛着や親しみを持つだけではなく、ある意味、防災の観点からも身近なところを実際に歩いてみると、親子で歩いてみる、こういったことも非常に重要な意識の改革になると思います。まちづくりに対する意識の普及や啓発となって、そういった意味で、まずは町民がこのようないろいろなパンフレットなども利用しながら、活用しながら町を歩いてみる、再発見をしてみるということが重要なのではないでしょうか。  そこで、私としましては、昨年、今年と作成されたパンフレット類を活用し、二宮町民が、まずは活用しながら二宮の歴史について調べたり、歩いて見つけたこと、二宮の町の財産の再発見を自覚することが大切だと考えますが、いかがでしょうか。そういったことについて、町長のお考えをお聞かせください。また、その上で、町外からの観光客の方も最近は本当に多くいらっしゃいます。そういった中での、一方では町外の観光客への案内、対応はどのようになっているのでしょうか。先ほど述べたパンフレットなどがどのように来庁者に対して生かされ、活用されているのでしょうか、具体的にお聞きいたします。  環境に配慮する意味でも、マイカーではなくて、JR、電車の利用を呼びかけているとは思いますが、現実は、やはり車に乗る来訪者というのが増える傾向にもあると思います。その中で、駅利用は、まずどこで案内を受けることができるのか。また、車の利用者はどのような動線で二宮に着いて、二宮の魅力を発見し、巡ることができるのか、その辺のシミュレーション観光案内の現状などをお聞かせいただきたいと思います。  以上です。 19: ◯議長田辺耕作君】 町長。             〔町長(古澤吉郎君)登壇〕 20: ◯町長古澤吉郎君】 それでは、村田議員のご質問にお答えさせていただきます。  最初の質問でございますけれども、1点目と2点目をあわせて説明させていただきます。お年寄りや障害をお持ちの方に積極的に外出していただくことは、生活の質を高めるため、あるいは、心身の健康を維持するために大変重要なことだと考えております。外出を促すためには、移動するための交通手段として確保する必要がございますけれども、町では、コミュニティーバスの運行や移動が困難な方にタクシー利用助成券を発行することで外出しやすいように支援しております。  まず、「コミュニティーバスの今後の運行について」でございます。コミュニティーバスは平成14年度より実験運行を開始しております。運行を開始した背景でございますが、村田議員もご存じだと思いますが、1つには民間のバス路線がない地区にコミュニティーバスを通すことで交通不便な地域の解消を図ろうということが1つ。もう1つは、交通事業の規制緩和に伴いまして、不採算路線の廃止の問題が浮上したことでございます。町がバスを確保することで既存のバス路線の存続を図るとともに、空き時間を活用したコミュニティーバスの運行を始めたところでございます。利用者数は平成16年度より、1日4便から6便に増やしたこともありまして、年々増加しておりまして、17年度の乗車人員は前年度に比して16%増えまして、2万1,605人が利用されたことになっております。  今後のコミュニティーバスの運行に関しましてはいろいろな検討が必要でございますけれども、二宮小学校下の道路整備などが進んでいけば、また町内を循環するバスの運行も可能になるのではないかと、そのようなことも考えておりますが、既存のバス路線の見直しが、バス会社においても、これからもいろいろな面で見直されてくるのではないかと、このような懸念もございます。  既存のバス路線が見直される中で、交通が不便となる地域の確認などを行いまして、コミュニティーバスの必要性の有無や、必要とした場合の運行経路並びに運行方法等について、これからも検討していきたいと思っております。それまでの間は現在のコミュニティーバスの運行を続けてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。  もう1つの移動サービスというのがございまして、移動が困難なお年寄りや障害をお持ちの方に、町としては、タクシーを利用する際に利用料を助成することで経済的な負担の軽減を図り、外出を支援する事業がございます。こちらも利用者が年々増加しておりまして、17年度には障害者施策として、また高齢者施策とあわせて、延べ3,976回の利用がございました。前年度に比べて11%も増加しているのが実情でございます。この事業につきましても、利用される方の意見も聞きながら、今後もサービスの提供を続けていきたいと思っております。  また、町の事業ではありませんけれども、介護の必要な方や障害をお持ちの方が出かける際の交通手段といたしまして、社会福祉法人やNPO法人などの非営利法人が行っている福祉有償輸送がございます。これらも、今後、これからボランティア等による有料での移動サービスはこれまで正式な許可ではなくて、黙認という状態で行われてきましたけれども、今年4月から市町村が必要と認めた事業については、各地域に設置されている運営協議会の意見を聞いた上で、陸運局の許可を取れば正式に運行できることになりました。町内では、既に今、2業者が許可を受けて運行を始めておりまして、要介護認定者や障害手帳の交付など、合わせて60名の町民の方が会員登録をしてサービスを受けております。町では、お年寄りや障害をお持ちの方がこれらのサービスを有効に利用していただけるように情報提供や相談活動を行い、外出を支援していきたいと考えております。  次に、継続的・総合的な歩道整備対策でございます。歩道整備につきましては、にのみや総合長期プランに位置づけられております、このプランに基づきまして、二宮小学校下の町道27号線、元町北防災コミュニティーセンター付近の町道63号線の整備改良事業を現在、展開中でございます。先ほど、安田議員のときにもお話しさせていただきましたし、また後ほど詳しくお話しさせていただきますが、歩道整備の計画といたしましては、そのほかに横浜銀行西側の駅南口線や百合が丘プール付近の町道81号線は、実現に向けて現在、計画に着手しているところでございます。いずれも、交通安全上、及び歩行者の安全確保が必要な箇所でございまして、重点的に整備する計画でございます。  また、人にやさしいまちづくりの理念に基づきまして、平成18年には、二宮町交通バリアフリー基本計画を策定するために協議会を立ち上げさせていただきまして、町民、議会、交通事業者等、関係者の意見を伺っているところでございます。先ほども安田議員のときにお話ししたとおりでございます。  また、ワークショップを開催して、障害者をお持ちの方等にも参加していただき、町歩き点検等によりバリアフリー化すべき重点区域、そしてまた経路等、基本構想に反映させていただきまして、各整備計画の指針とする予定でございます。また、当面の歩道整備については、不特定多数の人々が利用し、バリアフリーの要望が多数寄せられている二宮駅の周辺を優先的に整備してまいりたいと思っております。また、他の場所についても、必要に応じたバリアフリー化を含めた歩道整備を推進してまいりましたが、今後も同様に、継続的に、かつ総合的に取り組んでまいる所存でございます。
     次に、単身及び高齢者世帯の生活サポートについて、「向こう三軒、両隣り」の精神はどうなのかということでございます。この内容につきましては、6月定例会で「消費者保護対策事業の課題と今後に向けて」と題した一般質問の際に回答させていただいております。重複する点もあるかと思いますが、ご了解願いたいと思います。先般の新聞でも、平塚市では振り込め詐欺が数日間に6件も相次いで発生したという記事が掲載されたり、きょうの新聞も、近隣の高校も大分多くなったということがありまして、やはり、犯罪の手口が非常に巧妙になっている点から、一般の人にはなかなか太刀打ちできないというのが今の実態ではないかと思います。  6月の一般質問にもお答えさせていただきましたが、私が老人の方を訪問した際にも、犯罪を防ぐ一番の方法は何といっても1人で考えずに、1人で判断しないで周りの人に相談する。まさに、村田議員のご質問にもあるとおり、みんなで情報を得る、私は、「向こう三軒、両隣り」の精神であると思います。しかし、最近、個人情報保護が叫ばれる中、今の手口は、情報を他人に知られたくないという考えの盲点をねらって発生していると言えると私は思います。町といたしましても、犯罪を抑えていくためにも、いろいろな場面で精神をお話しすることで、私は皆さんのご理解をいただき、安全で安心なまちづくりを進めているところでございますので、ご理解賜りたいと思います。  次に、日常生活のごみ出しなどの助け合いについてのお答えでございます。現在、二宮町では、桜美園に直接持ち込む場合を除いて、ごみ置き場へ出していただくことが基本となっております。しかし、町内で生活している高齢者、社会的弱者にとっては、ごみ置き場までの運搬が困難なケースがあることも承知しております。私も、近くで見ると、ほとんどの人が、うちの近所もお年寄りの人が非常に増えてきておりまして、出し方に非常に苦労されております。そうかといって、今の高齢化比率も非常に高い町でございますので、この辺のところも承知はしておりますけれども、これはやはり、できる限り、皆さんにご理解を賜りたいと、このように思っております。今年3月に策定いたしました二宮町の一般廃棄物の処理基本計画においても、収集運搬計画の中で、高齢者、社会的弱者への対応が位置づけられておりますので、この点につきましても、自治会等の協力を仰ぐとともに、私は、できる限り、近所の人が少しでも手助けしてあげられるような、個別収集などの方法を検討していきたいと、このように考えているところでございます。  最後に、「人をよぶまち」、二宮の観光振興対策事業についてというお話でございます。私は、人をよぶまち、人が来ているまちというのは、まちづくりにとって非常に重要なことだと思います。ただ、観光事業というだけのことではなく、当然、観光事業も重要なことでございますけれども、二宮を知っていただくということは、来ていただくことが一番早いのであって、来ていただければ、やはり、二宮の人も交流ができたり何かして、二宮のよさを知っていただくなど、あるいは、また、町が元気になるための効果を期待して観光振興事業の展開を図ったり、また、個々の人間の交流によって、まちづくりの一助になっているのではないかと、このように私は思っております。  観光パンフレットなどの活用でございますけれども、二宮町に訪れられる方々が、楽しく、安心して、安全に町内を回っていただくことができるようにする、それぞれが目的や特徴を持ったパンフレットも発行しているところでございます。内容については、いろいろな方々のご意見をいただきながら、また、二宮のよさ、史跡名所や季節ごとの花の見どころ、ウォーキングコースなど、いろいろな観光情報が盛り込まれておりますパンフレットを手にされた方々に、より好評を得て、二宮の観光の振興に大いに役立つとともに、二宮の、この自然環境に恵まれたよさをご理解いただけるのではないか。これらのパンフレットは、役場の正面玄関をはじめ、二宮駅などに置いて、多くの町においでの方々に配布して、目にとまるように努力しているところでございます。  また、神奈川県には、相模湾に面した鎌倉市、藤沢市、茅ヶ崎市、平塚市、そしてまた寒川、大磯、二宮の4市3町で構成する湘南地区観光振興協議会を組織させていただいて、神奈川県内のみならず、県外にも合同で、東京駅やいろいろなところへ行って観光キャンペーンを行い、その際にも、二宮の観光パンフレットを配布し、観光客の誘致にも役立っているというのが実情でございます。町外からの観光目的の来町者に対する対策についての質問でございますが、初めて二宮町を訪れる方にとっては、やはり、何といっても観光案内板は目的の場所に行くための大きな手助けになっているわけでございますので、わかりやすくいろいろな面で配慮して、担当のほうもそれぞれに心がけているところでございます。  町では、平成13年から15年の3カ年で主要な観光資源や公共施設にも、観光案内板を19カ所設置いたしまして、また北口駅前にも観光案内板を新たに新しくさせていただくなどして観光基盤の整備を行っているところでございます。また、新たな観光案内板の設置につきましては、景観上のデザインも大切でありまして、まず、見やすさなどの機能性にも配慮しなければならないと考えております。  にのみや総合長期プランにおいても、景観に配慮したサインの整備を掲げております。今後、観光案内板の整備につきましては、観光資源ネットワークづくり事業検討委員会等で設置場所や案内板のデザイン等を検討し、二宮らしい統一したデザインのものを整備していきたいと考えております。  第1回目の質問のお答えは以上でございます。 21: ◯議長田辺耕作君】 村田議員。 22: ◯4番【村田邦子君】 それでは、順次、再質問をしたいと思います。まず、1点目、移動交通手段ということで、弱者、高齢者に対するということですが、コミュニティーバス、福祉バス、これは今、実験運行ということで、この間ずっと続いてきたという経過があります。それが、はっきり言って、1日数本で、右回り、左回りで行っているということで、使いたいときに、なかなかちょうどいい時間にないという声はたくさんあるというのはもうご承知だと思います。そういった中で、どうしても、二宮の、具体的に言いますと、百合が丘だったり、富士見が丘、「~が丘」というところはどうしてもダラダラとした坂があって、小高いところの上のほうに住んでいる高齢者の方は、行きは一生懸命に健康のためにウォーキングで下までお買い物に行くのだけれども、帰りは重たい荷物を持って、ここでは本当にバスの便は切実に欲しいという声を多く聞いております。  町もそれはもちろん、きっと各課、町長を含めて受けとめていらっしゃるという中で、多分、今、お話の中で、今後、町道27号線、駅前の整備が整ったところで大きくバスの路線も含めて、既存の民間の公共バスの路線と、あとは町が今やっている福祉バス、実験運行ですけれども、それをどうからめて、町全体のそういった公共バスの整備も交通手段の、そういったものをつくっていくのかというのは、本当にこれから町民が多く、切実に期待しているところだと思います。時期は、今のお話ですと、何しろ、駅前が終わってから、駅前の道が広くなってからということのような形で受けとめたのですが、逆にそうなりますと、20年ですか、あと、5年、6年も先ではない中で、あそこも開通していけば、駅前のロータリーのところも一段落するのだと思います。  そうしますと、今、既に、神奈中バスと具体的な形で何らかの今後に向けての将来構想を、そんなに年に何回もじゃなくても、とにかく話し合う場を持っているのか、話し合いを始めて、お互いに、民間ですから、そこは民間がきちんと赤字にならないような部分で考えていく必要もあるとは思いますし、また一方で、町も必要な、赤字だけれども必要なところはなくさないでほしい。釜野の中のほうの路線、これはなくさないでほしいという切実な声があります。今は朝晩だけなのですが、本当ならば昼間も欲しいという声は確かにあります。そういった中で、今後、民間と役場行政がどう組んでいって、税金をどういった形で使っていくのかということだと思いますが、そこの具体的なところがどのような形で進んでいるのかをお聞かせいただきたいと思います。  また、移動サービスのほうですが、これはNPOと社会福祉法人、富士見の福祉法人がやっていて、大磯もそこには、二宮に入ってきて、この近さですから今後も利用者が増えていくと思います。そういったところで、町としては具体的に言うと、今後、その2つがあって、大磯のほうからの参入の今後の見通しや、民間やNPOや社会福祉法人に実際のところ頼っているというか、そちらがやると言って出てこない限り、町はそこを支援といっても、出てきたから支援だと思いますが、そういったところも含めて、私は、実際にタクシーの助成券を使っていらっしゃる方の声も聞いて、もっと使いやすくしてほしい、もっと多く欲しいというのは一方では聞くのですが、それも限りある財源の中では、有償の移動サービスを増やしていく、そこを育成していくことも必要だと思いますが、その辺、具体的に今後はどういったバランス、展望を持っていらっしゃるのか、お聞かせいただきたいと思います。  歩道整備は、先ほどの安田議員のときの駅前整備にも通じると思いますが、今後、バリアフリー協議会の中で順次、そこも総合的な形で進んでいくというふうに聞いております。そうしますと、例えば、駅前の歩道のロータリーのところでも、結構、歩道でずっと行かれるかというと、歩道が途切れてしまっているところが現実にあって、歩ける人は余り不便を感じないのですが、車いすとかの電動で移動されるものに乗っていらっしゃる方は大変危険な部分も実際にあります。優先的には、町は、駅前からやはり始めていくのか、今後、百合が丘のほうも、先ほどやっている駅の南口もと言いますが、北口などの商店街の間もなかなか厳しい部分があると思いますが、その辺の具体的な今後の計画などをもう少しお聞かせいただきたいと思います。  あと、「向こう三軒、両隣り」、高齢者、弱者のお互いの助け合いの中で行っていく、そこに行政がどう支援したりしていくかということになるかと思います。その中でも、1つ、高齢者に対する消費者保護です。これはホームページを開いたり広報を見ても、町は結構今、きめ細かく、不審者情報だったり、振り込め詐欺の情報はアップされていますから、弱者や高齢者に届けば予防策にはなると思いますが、その辺、高齢者の方はなかなかホームページなどは見ないという現状もある中で、タイムリーな、せっかく県、警察のほうから届いている情報を、どう地域の、本当の高齢者、弱者に届けていくのかというところは、具体的に言いますと、何か民生委員を通じてとか、地域の地区長さんを通じてという部分で、人から人を通しての情報網もあるのでしょうか。その辺をもう少し具体的にお聞かせいただきたいと思います。  日常生活の助け合いのサポートということで、私は今回、ごみ出しのことを取り上げたのですが、多分、町長にいろいろな方からお耳に入っていると思います。そういった中で、これは減量化の基本計画の中にも入っていますが、今後、個別収集が税金で進むのも大変厳しい状況だとは思います。一方で、元気な人は、先ほどの安田議員のように、ポイントを減らして、自分で遠くまで運んでいくことも可能だとは思いますが、高齢者で足が弱ったり、山坂をおりて重い新聞紙は出せないという方が本当に身近にある中では、一方で、このサービスもどう具体化していくかは今後考えられていくと思います。そういった中で、この処理計画だと、担当は経済環境部になっていくと思いますが、私としては、そこの基本計画に入っているから、そこで検討するというのではなくて、福祉課と民生のほうとの連携の中で考えていかないと、具体的には進まないと思います。その辺、担当課がどちらになるのかわかりませんが、両者の今後の具体的なところは、場を持っていくのか、それともまだまだこれからなのか、そういった身近な部分でのごみ行政と福祉の部分の連携といったことがどうなっているかをお聞かせ願いたいと思います。  「人をよぶまち」、観光事業です。先ほど説明した中で、今、下でもらってきたのですけれども、ジョギングマップ、観光マップ、せせらぎ公園、吾妻山の写真、そして花巡りのウォーキングマップ、そして中井との共同の「風のデュエット」、これは本当に人気で、見ると確かに中井と二宮が一望できて、いろいろな公共施設も載っているということで、これは1部しか残っていないということで借りてきました。これは県のほうから、湘南観光ガイドマップ、これだけ見ても、とても見やすいですけれども、きれいで、パンフレットはこれだけそろっています。これをどう使っていくかというのが必要だと思います。これを来訪者というか、来町者といいますか、観光客の方にお渡しして、その方たちにその場で二宮を知ってもらうというのも、1つ、町をアピールする上では重要だと思いますが、これも無尽蔵にあるわけではなく、限りがある予算の中では、これは町の中での活用を具体的に考えていくべきではないかと思います。  例えば、健康づくり普及員のものがありますが、そういった形で、福祉の分野でウォーキングをされたり、いろいろな健康の歩く会とか、そういう教室もあります。そういった方に渡して、具体的に何か1つ、歩くコースをみんなでやってみるとか、学校でまた、自分たちの町を見直そうみたいな形で、教育委員会は委員会で副読本とかもつくっているとは思いますが、せっかくこれだけきれいで、見やすいマップがあるならば、また、町で小学校でもこれを実際に小学生たちが使って歩くこともできると思います。外に向かってのアピールとともに、長年住んでいても、結構、こんなものがあったのか、道祖神があったのか、薬師如来があったのかという方もいらっしゃいますので、この活用を、ぜひ今後進めていかれるということが重要だと思いますが、その辺、これは観光振興になるのか、二宮町のまちづくり施策みたいな感じであると思いますが、ぜひそういった活用を具体的に進めていくという提案を私のほうでぜひしたいと思いますが、その辺はどう受けとめ、お考えになっていらっしゃるのか、お聞かせ願いたいと思います。  もう1つ、これは具体的ないろいろな声を聞くのですが、先ほど町長が案内板を19カ所につくったり、駅前にもありますが、駅から来た方は駅前で見て、吾妻山に登っていったり、バスに乗ってせせらぎ公園に行ったり、歩き出したりということだと思いますが、結構、今、聞くのが、ラディアンの駐車場に車でいらっしゃる方です。実際、町民の方で、あそこに佇んでいると、結構、外からの人に声をかけられて、「吾妻山ってどうやって行くんですか」と聞かれる方が、菜の花がきれいなころとか、何人もいらっしゃるんです。身振り手振りで、「あそこの道路を渡って、向こう側の道を入っていって」と言うのですけれども、なかなかわかりにくいというんです。遠そうだからやめようかとか、なかなか案内し切れないというところでは、あそこに無料の駐車場があるという現実の中では、ラディアンに1つ、総合的な案内掲示板を設けて、その中で、ラディアンの窓口なんかにもこういう案内マップなども置いて、結構、電車で来る方でなければ、車をそこにとめられる方が実際に多いので、そういった意味で、案内の動線も今後考えられるのではないかと思いますので、そういった提案も含めて、もし、受けとめていただけるようでしたらお考えをお聞きしたいと思います。  以上です。 23: ◯議長田辺耕作君】 町長。 24: ◯町長古澤吉郎君】 それでは、こちらのほうからお答えいたします。多岐にわたっておりますので、一番最初に観念的なことというか、考え方の理解をまずお願いしたいのが、私は、「向こう三軒、両隣り」というのは、精神をお話ししているので、隣近所で話し合いをしろということではないんです。ですから、村田議員とその辺の違いが何かありますと、根本的な違いがあるとなかなか議論が進まないということが1つございます。実は、それは世代間の関係、そして、我々も身近に三世代もおります。お一人住まいの方もおいでになります。そしてまた、単身の方、いろいろな方々がおいでになりますので、ごみの問題からいろいろな問題、詐欺とか、いろいろ問題がたくさんある中で、できたら、隣近所の人、友人、困ったときには助けていただく方々を用意しておくことが、住む人にとっても一番幸せなことだという思いがあります。  何かいけなくなると行政でやることになりますと、行政はすべてお金で出さなければならないです。行政の人間が何か手助けしろ、困った人にこうしてやれということはなかなかできないで、どうしてもお金をかけて何かしていただくことになりますと、できるだけ安い行政を運営していくには、できれば、皆さんが一生懸命にボランティアの方々が精神でやっておられるのと同じように、助けてあげられる人は、してあげる。それで、お付き合いをするのは嫌だという人には、なかなか、助けてやるということができなくなってしまうのです。ですから、弱者の人と言うと失礼だけれども、困っている人は、自分が困っているときは人に助けていただかないと自分の楽しい生活ができないのです。そのような根本のことからしていただくのが、私は、言葉でわかりやすく、「向こう三軒、両隣り」と、向こう三軒ばかりじゃなくても、友達でも、いざというときには助けていただける。そうしていかないと、1年中、救急車を10台も20台も置かなきゃならないような世の中になってしまうのです。  確かに二宮が、非常に山坂、里山がありますので、急な斜面もございます。若いうちは皆さん、景色がいいと住まわれるのです。しかし、年をとってくると住みづらくなる。ある程度は、その辺のところも理解した上で、自分たちは自分たちで、先ほどから自助、公助とかありますが、別にそれにこだわることはないのですが、根本的に、その辺のところを、自分たちは何か頼るものを、ちゃんと精神を持ってやっていただかないと、1人1人が勝手なことを言われてしまっていると、それを1人1人フォローすることはなかなか行政としてはでき得ないし、私、行政をあずかるばかりではなくて、自分で人間としてでも、気の毒な人には何かしてあげたいと思うけれども、「周りの言うことを聞かないですよ」というと、やはり、やる人にしてみれば、なかなかそこまで行かれないと、こういうこともあるので、その辺のところをいつも私は念頭において、「向こう三軒……」というような言葉をお話しさせていただいているので、ご理解をいただきたいと思います。  それから、移動バスでございます。民間的な業者なので、神奈中あたりは随分金額が高いというか、ただ高い、安いだけでは議論できないのですが、どうしてこんな金額になってしまうのか、もうちょっと工夫できないのかと。今も後ろでもって、タクシーばかり使ったらどうなるのか、そんな話をしておりますが、考えによっては、これからいろいろな工夫を考えていかなければならない。だから、今もお話ししたように、いろいろな方々がいるから難しいと言っているのではないですが、できる限り、困っている人には、それなりの心構えがあるならば、皆さんで生活に不便がないような方法を考えてやるのには、今のバスも大いに利用したり何かするようには心がけたいと思いますので、それはやはり、お金のこともありますが、まず、精神がきちんとしていないと、なかなか、こう言ったらこれ、できたら行政でやれということでは、税金を公平に使う立場からするとなかなか難しくなります。そうかといって、民間のバスができる限り不便なところには、公平の維持からしてあげるというのは行政の役割でございますので、この点についても、それこそ、救急車的なことも考えなければならない、便利性もなければいけない、朝晩の通勤に支障を来してはいけない。平素、病院に行く方もおいででしょう。買い物もしたいでしょう。これ等についても、物を買いにいくのに骨が折れるならば、商売人の人たちに、何か、昔であれば、結構引き売りで回ってきたこともあります。そのような工夫をこれから業者の方々も考えるのではないか。そういうことを促すのも行政の役割だと私は思っております。  そしてまた、道路の問題です。別に27号線が何年たつからできないというのではなくて、先ほど安田議員が言われたとおり、ラディアンの前のところも平らな、今まで橋のところが持ち上がっていて全然歩けなくて、私も気にしていたのですが、おかしいなと思っていたら、事実上、できないと思ったら何とかできそうだというので、今、建設部長のほうから話があったので、急いで県がやってくれるというので、それは助かったなと。ほんとの小さなことなんです、あそこの場所は、ラディアンの元町の内輪橋のところでございます。皆さん非常に喜んで、私も、何でこんなことが早くできなかったのかと反省をして、前は気にしていたのですが、何か技術的にできないのかなと思っていましたが、今、工事をさせていただき、これについても非常に、結構、人がたくさん通りますので、村田議員のほうとは場所が違いますが、安田議員とか、あの辺を通る西山議員とか、あそこのところについては、今、工事をしておりますが、近々全部終わると思います。これ等についても、やはり細かな面は私もいろいろな面で指示をして、できる限りの、バリアフリーというんですか、そういうものに努めたい。  いずれにいたしましても、二宮は非常に山坂が多くて、一方では、自転車も余り使えない。自転車というと、ほとんど高校生が使うようなことが多いので、そういう地形だということも念頭に置いて、これから百合が丘、特に富士見が丘、そのようなところには、お年寄りの方が非常に多く住んでおりますので、その辺のところの障害者の方、いろいろな方々には手厚い方法を工夫しながら、できるだけ多くの方に迷惑をかけないような方法は、これから、中でどのようなお金の使い方をしていくのか考えていくのも、高齢者社会の中では必要なことだと思っております。  それから、「向こう三軒」は先ほどちょっとお話しさせていただいたので、ひとつご理解をいただきながら、いろいろな面の消費者対策といいますか、そういう詐欺にかからないような運動は常に皆さんで、表でいろいろな皆さんに会話をしていただいて、こんなことがあるよというのをいろいろなところで、病院の待っているところ、銀行のところで待っている間でも、またバスの停留所のところでも、そのようなお話でもしていただくと、みんなが少しでも犯罪が防げるのではないかと、このように思っております。  それから、最後だと思いますが、マップのお話でございますけれども、先ほども申し上げたとおり、私は、二宮町に人を呼ぶというのは、やはり、二宮は、わりあいに、最初、二宮はどこだと言われたときに説明するのに非常に困ったのです。やれ、小田原のこっちだとか、どこのここだとか。情けないことに、大磯が有名なので、大磯の話を言われるのは、余りしゃくなものですから、よくそういうことがあって、できるだけ二宮を何かの位置につけたいというのが、それは、政治を責任を持って受けるには、よその町には負けたくない、二宮をもっとよくしたいためにやっているわけでございますので、それには、多くの人に知っていただくにはよそにPRしなければならない。町の中の人は、黙っていても二宮に住んでいるのですから二宮の名前はわかっていても、よその人は何かをしていかなければならない。そのようなことと、ビーチマラソンなどは、たまたま、大磯と二宮と、お互いに大磯の名前を借りつつ、利益はうちのほうで取ろうという考え方で実は始めたことでございまして、そういうことも1つの方法として二宮町を知っていただく。知っていただければ、二宮は何とかきれいな町だ、いい町だというPRを町民がしてくれるものだと思って私は事業を推進してきたわけでございます。  その後、吾妻山も本当にきれいな公園であるということで、最近は年間30万を超える人たちが来るようになった。また、今度は、来ると駐車場のお話です。ただ、なかなか、今、5,000万円から6,000万円のお金を吾妻山公園にかけているわけです。それにまたお金をかけて駐車場まで用意してどういうふうになるのかというと、これは一過性の人しか来ないのです、よその人は。テレビや何かでどんどん放映しますので、行ってみたいと。それはもう、横浜でもどこでも大勢の方々が来ますから、本当は電車で来ていただくのが一番効果的なのですが、車で来る人はどこでも同じなので、どこでも、ここへ1回来れば、また飽きてほかへ行くということでございますので、確かに、二宮の人でも、まだラディアンの後ろに無料の駐車場があることは余り考えていないものですから、逆に言えば、買い物だとか、いろいろなものでもっと利用できるようなラディアン裏の駐車場は利用できることではないかと思っています。  それから、マップも確かにたくさんありまして、総合的なものがいいのか、今まで、助成をいただいたり、補助金をいただいたり、中井との関係があったりしてやっていますので、幾つかのものをあわせてありまして、どこへ行っても今、パンフレットが非常に氾濫していますので、こういう点も横の連携をしながら、もう少し実のあるものとか、もう1つ、重要なことは、文化遺産がいろいろ町にありますので、ボランティアの方々もいろいろなところで活動していますので、そのような面の細かな情報も、それだけに載せるのではなくて、常に発信して、町民の中にも脳裏に入れていただくように広報を通じて、こんなことが二宮にあるよと、今までもずっと続けて、二宮のいろいろな面を紹介したり、また、議会だよりの中でも、こういう匠の人がいるよということも紹介していただいておりますので、二宮をお互いに知りながら、また多くの方々に大いに二宮をPRして、すばらしい町の二宮のよさを少しでも、人に住んでいただく、特に若い人に住んでいただく。今、人口が減少しておりますので、何とか歯止めをかけたいと、このようなことでございますので、ご理解を賜りたいと思います。  以上です。 25: ◯議長田辺耕作君】 総務部長。 26: ◯総務部長【原 幸男君】 1点だけ、高齢者の被害を防止するために、ホームページ等によってタイムリーな情報をいかに届けるかというご質問についてお答えさせていただきたいと思います。非常に難しい問題であるわけですが、これは確か6月議会の質問でも私、お答えさせていただいていると思います。特に今年度につきましては、地域推進課が窓口になっているわけですが、それと福祉課と連携をとりまして、秋ごろになるとは思いますが、高齢者の方が一番身近にいらっしゃいます民生委員さんを対象といたしまして、被害の未然防止のための講座をぜひ開催したいと考えております。  また、もう1つは、消費生活相談員の方々とも、ぜひ連携を蜜にさせていただいて、町民の皆様へさまざまな情報提供を行っていきたいと考えております。  また、高齢者の独居の方とか認知症の方についてはなかなか難しいわけでございますけれども、ぜひ、講座等の情報を民生委員さんやヘルパーさんを通じて、そのような方々に、周りの方々と一緒になって目配りしていただければということで、意識の啓発を図っていかれればと考えてございます。 27: ◯議長田辺耕作君】 村田議員。 28: ◯4番【村田邦子君】 それでは、逆になりますが、観光事業のほうです。町長も町長として、二宮町として外にアピールしていくという考えで今まで来たということで、私も、ある意味、越してきても、「二宮ってどこ?」と東京の人から聞かれると、「七夕で有名な平塚とお城で有名の小田原の間」だったり、「大磯のお隣よ」という説明が結構皆さん、そういうふうにされるのではないかと思います。そういった中で、私も思うのは、いろいろなこういう町の観光事業、観光協会とも連携していろいろな事業でアピールしていく、もちろんそれを進めていくという方向はあると思いますが、町長が、おっしゃったように、3万の町民1人1人が宣伝マンとなって、いろいろな自分たちの会社であったり、いろいろおつき合いの中で宣伝していくことは今後、重要だと思う。そういった意味で、逆に町民が、町民自身も二宮の魅力の再発見ということに、このパンフレット類なども活用しながら、大人も子どももしていくことは、活性化につながるし、自分の町に対して愛着が沸いて、さらには自然にいろいろな方に、「二宮はいいところだから、ぜひ一度遊びに来て」という話になると思います。それがやはり、逆に、自分の町をいろいろな意味でよくしていく活動にもつながっていくと思います。これは要望いたしますが、具体的な、とても厚いし、立派なパンフレットだと思いますので、残り少ない部数のものもあるようですが、ぜひ、窓口や、あそこに置くだけでなく、いろいろな活動をしている方にこれを利用してもらうということを、もう一工夫、ぜひ、行政としても進めていっていただきたいと思います。要望いたします。  あと、車の来訪者に対する対策も必要だと思いますが、一方では、どうしても、まだまだマイカーで来る方が多い中では、これはそんなに大きなものを建てたりしなくてもいいのですが、ラディアンのほうへの何らかの案内の対策みたいなもの、それは実際にあそこに来る方がいて、あそこから出発する方が確かにいらっしゃいますので、その辺も今後、いろいろと考えていっていただけたらと思います。これも要望いたします。  それから、後ろから行きますが、1つは、高齢者に対する消費者保護のところです。今、総務部長のほうからも、具体的な、今年の秋、もうすぐだと思いますが、そういった講習会、学習会もあるということで一歩進むと思いますが、私も平塚の消費者センターでちょっとお話をこの間、お聞きしましたら、逆に、民生委員からとかヘルパーからとか、身内の方が、逆に、こんなものをおばあちゃんが買ってしまって困っているという相談がある場合はまだいいのだそうです、多少、認知症の老人の方でも、身内とか、民生委員とかしっかり第三者がいて、お金をクリーングオフで取り戻して、対策が、そのあとは青年貢献につなげていったりできるのですけれども、お年寄りが1人で相談に来たり、お金がなくなっているとか、「こんな契約書があったんだけど」と相談に来られる場合もあるそうなんです。そうすると一生懸命に対応して、Aの業者から、お金は交渉してやっと取り戻しても、結局、多少認知症のあるそういう老人の方を1人で帰してしまうと、結局はまた今度別のB社のいいカモになってしまって、今度はそっちでまた、やはりいろいろなものを買わされたり、契約を結ばされたり、結局、「次々販売」とか言うんですか、二次被害が防げないということを相談員の方から聞いたのです。かといって、二宮の町の民生とか地域推進課のほうに電話して、あそこのああいうおばあちゃんがこういうことだからということも、今、個人情報がある中ではできないと、個人情報が、ある意味、足かせとなっていて、そこまで個人をまたいで情報を知らせることもできないということで、それが本当に今一番困っているとおっしゃっていたのです。  そういった意味からも、今度、秋の講習会のところでは、そういった具体の、ひとり暮らしの認知症の方なんかは、本当に、ある意味、二次被害が広がっている可能性が具体的にあるということでは、個人情報のプライバシーに踏み込めない部分があっても、逆に言う、今、隣近所の助け合いで、一歩ちょっと踏み込みながら、目を光らせるということを具体的に、ぜひ民生委員やヘルパーさんのほうにも伝えていっていただきたいと思います。これも要望いたします。具体的なところでの被害をとめたいということでは重要だと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  もう1つ、ごみ出しの助け合いです。これも全部、鎌倉などは有料で個別収集も始めていますし、大和も有料化とともに、個別収集が始まるということで、そういう困っている家はお金を払って申し込めば家の前まで取りにきますよというサービスを具体的に始めている市町村もあります。ただ、二宮がそれがいいのかどうかは今後の検討だと思いますが、実際、今、目の前で困っている人がいる中では、福祉のいろいろな、単身ヘルパーとか、そういういろいろなサービスがあります。そういったものが使えるのか。これもやはり、ごみのほうから聞こえてきた声も、ぜひ、担当課の中では、横の連携で福祉につなげて、こういったサービスもありますよとか、こういった中で使えますよということも、多分、今もつないでいらっしゃるところはつないでいるとは思いますが、地域推進と福祉と環境の部分、今後は横の行政の、「向こう三軒、両隣り」の精神を実現して、具体的にするには、行政のコーディネーター力というんですか、横の連携がないと、そんなもの、地域のボランティアに任せていても、それは限度があると思います。そこをやるのが行政の仕事だと思いますので、ぜひ、その精神を具体的にするには行政のコーディネーター力が必要だと思いますので、横の連絡を蜜に今後も進めていって、このシステムを具体的にしていっていただきたいと要望いたします。  コミュニティーバスですが、結局、そうしますと、今、具体的に神奈中バスとの中では話し合いは持っていないというふうに理解してよろしいのでしょうか。そういうふうに理解したので、もし違っていたらまたあれなんですが、持っていないというふうに受けとめたのですが、今後の課題にはなると思いますが、何らかの形で、ぜひいろいろな場で、神奈中バスとも、もうそろそろ今後のコミュニティーバスなり、そういう公共交通のあり方で場を持っていただいて、その中では、具体的に言えば、バスの便とか本数ということもあると思いますが、バスの形も、どこもミニバスの形式で、低床のフラットになったような形を導入しているんです、いろいろな自治体でやっているようなところは。だから、それを町がお金を出すのか、神奈中バスがそういったバスを導入するのか、それこそ、今後の話し合いだと思いますが、それもやはり、具体的にそろそろ進めていく時期に来ていると私は思います。  そういったところで、今後のところに関しては、やはり行政の担当課のほうも、そういった場もそろそろ考えながら、そういった弱者に優しいバスの導入といったものを具体的に民間、神奈中バスとの話し合いの場が必要だと思います。そこで、ぜひ、1つ、進めていただきたいのは、そういう形もそうですし、そこに町民が参加しながらバス停の位置とか、バスの形とか、町民が参加しながら考えていくことが逆に、その後、利用にも結びつきますし、いろいろなサポートにもなると思います。ぜひ、そういった町民参加の部分での今後の公共交通のあり方を考える場所を提案したいと思いますので、次年度、そういった部分も、ぜひ実現をしていっていただきたいと思います。これも要望いたしますので、お願いしたいと思います。  歩道の整備はわかりました。今後、バリアフリー法の中で進んでいくと思いますが、そこにも、1つ、これは、協議会を今、持っているから、協議会に障害者の方も入っているから、そこの声を受けとめているというだけではなくて、日常の中でも、あそこの歩道が使いにくいとか、あそこが危険だという声は多分、担当課のほうにも寄せられると思います。それこそ、一番寄せられた箇所の優先順位をつけて、順次、町民の要望にこたえた形での歩道整備も、これから税金をつぎ込む必要な公共事業として進めていっていただきたいと思います。それも、ぜひ具体的になっていくような形を要望したいと思います。  移動サービスの部分も、まずは、今後、サービスを支援していくという関係もあると思いますが、まずは、とりあえず、どんな社会福祉法人とNPOにしても、あと、民間もあるのかもしれませんが、担当窓口のところに、行政が多分、民間のそういうものを載せるパンフレットをつくることに抵抗感があるのか、よくわかりませんが、今は、一目瞭然で、お金を出せばこういうサービスがあるというものを求めている方もいらっしゃるので、簡単なチラシみたいなものでいいですが、どういうところに電話すれば、タクシーの助成ではなく、このぐらいの料金で使える移動サービスがあるということも、ちょっと1枚、用意していただけると、結構聞かれますので、バラバラ、パンフレットや、問い合わせをするのも大変なので、そういうものも今後用意していく、情報提供の部分でも具体的に進めていっていただきたいと思います。  以上、こういう形で要望させていただきましたが、具体的に進むことは幾つかあると思いますので、ぜひ担当課のほうでよろしく進めていっていただきたいと思います。終わります。 29: ◯議長田辺耕作君】 町長。 30: ◯町長古澤吉郎君】 1つだけ、バスのこと、神奈中との関係でございますが、当時、規制内の話が結構ありましたので、今は大分、規制が緩和されています。それから、大磯町との関係もちょっとあったりしていますので、今、精査して、随時、その辺の整理をしてやりたいという考え方を持っておりますので、ひとつご了解願いたいと思います。 31: ◯議長田辺耕作君】 これをもちまして村田議員の総括質疑を終結いたします。  暫時休憩いたします。休憩後の会議は午後1時から始めます。                           午後0時00分 休憩    ────────────────────────────────                           午後1時00分 再開 32: ◯議長田辺耕作君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の方、お願いします。 33: ◯議長田辺耕作君】 小林議員。             〔17番(小林 實君)登壇〕 34: ◯17番【小林 實君】 皆さん、こんにちは。平成17年度決算について総括質疑をさせていただきます。一般質問をされる方と重なる部分もあろうかと思いますが、ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。  「三位一体の聖域なき構造改革」をキャッチフレーズに、小泉政権がここで1つの節目を迎えようとしております。景気は上向き、完全失業率は4.1%に、そして、10年ぶりに低水準に回復をしたと言われており、この改革の効果は数年後に今よりもっとよい結果としてあらわれるというふうに報道されているところでございます。しかしながら、我々、地域の立場から見ますと、まだまだ好転しているような景気ではなく、三位一体の改革による我々の負担増のみを感じる厳しい社会状況の中で、今後、新しい政権によってどのような方向に向かっていくのか、期待をするところでございます。  さて、二宮町では、にのみや総合長期プラン、5つの重点プランを掲げ、10年間の目標で施策を展開しているわけで、その前期計画が経過した年度で、複雑な社会状況の中、問題が多岐にわたっており、難問を解決しながら、目標に向かって取り組んでいる姿勢に対し、理解と評価をするところでございます。  そこで、平成17年度一般会計の決算額は、歳入74億2,068万3,000円、歳出71億3,629万5,000円で、昨年度に比べて歳入4.6%、3億5,936万8,000円の減額、歳出は33%、2億4,327万1,000円の減額となっております。依存財源についても3億1,148万2,000円、10.4%減ということでございますが、依存財源については流動的な要素があると思っております。平成17年度は、自主財源の基本となる町民税18億6,685万6,000円、法改正もあるけれども、前年度対比2.5%増という結果で、努力にもかかわらず、一般会計歳入4.6%減額で、依然として厳しい状況を迎えております。  歳出面については、消費的経費についても、職員や補助費等、足元から見直し、改革をされ、そして、投資的経費についても、将来に向けた歳出であり、この辺の苦労に対して評価をするところでございます。町が掲げているにのみや総合長期プラン計画の目標を達成するためには、従来にも増して、行政と町民が一体感を持ちながら連携をしていくことが重要ではないかと思っております。  次に、衛生センター桜美園についてでございます。二宮町としては、昭和30年後半より一般廃棄物、ごみ、し尿等の施設整備に取り組みをされ、三十数年間の歳月をかけて町関係者と地元住民とお互いに信頼関係を保ちながら意見交換を重ね、改善に改善を重ねてできた、なくてはならない重要な施設であったわけでございます。しかしながら、町民より早期停止要望もあり、諸般の事情を考慮し、町長の英断によって、ごみ焼却は平成19年度で焼却停止を決定されています。しかし、その時点で私は、ちょっとびっくりしたところでございます。それは、桜美園施設の一角を地域として担当した者としては、何となく複雑な気持ちでした。しかし、その後、町側の苦労、また状況の報告等を聞くたびに理解を深めてまいったところでございます。このような経過からして、現在、町長の英断によって停止決定されたことは正しかったと、私は評価しているところでございます。停止決定をされてから、早4年が経過しております。この間、努力をされ、停止時期を平成19年9月末日に変更されたり、停止後の対応に全力で取り組んでいる姿勢に対し、評価するところであります。焼却停止まであと1年という時期が迫ってまいったわけでございます。  そこでお伺いいたします。1つ目として、外部搬出先の検討状況はどの程度進んでいるのか。2つ目、ごみ積替施設ですが、基礎調査も行われ、ごみ積替施設の進捗状況はどうなのか。3つ目、ごみ減量推進事業において、家庭用生ごみ処理機の普及状況はどうか。以上3点についてお伺いをいたします。  次に、暮らしの安全・安心プランについて、災害に強いまちづくりに向けての今後の取り組みについて。いつ発生するかわからない大規模地震に備えて、町は地域防災計画を策定されているわけで、各地域の自主防災組織も充実され、今年度の総合防災訓練も実施されるようですが、今後の災害に強いまちづくりに向けてお伺いをいたします。  今、世界ではスマトラ沖地震をはじめ、さまざまな大規模地震によって尊い生命、命が一瞬のうちにして多くの方が奪われております。一方、国内に目を向けると、今から11年余たつ、阪神・淡路大震災に始まり、平成15年の北海道十勝沖地震、福岡県西方沖地震、そして一昨年の新潟県中越地震等、大規模な地震が続発し、やはり、尊い生命、命が一瞬のうちに多くの方々が奪われております。ここ二宮町でも、いろいろな情報を聞くたびに、神奈川西部地震や、東海地震など、極端なことを言えば、あす地震が発生してもおかしくないという切迫性が叫ばれております。このような背景から、町では地域防災計画を策定し、災害予防計画、災害応急対策計画、そして復活・復興計画まで、多岐にわたって施策が位置づけられております。この内容がすべてではないにしても、災害時の指針としてはなくてはならない計画であると思っております。この計画に基づいて、いろいろな施策に取り組んでいると認識しているところでございます。  例えば、地域防災計画に位置づけられている自主防災組織の充実強化では、各地域で組織されているが、自主防災組織の防災訓練がいろいろ実施されており、町が常々話している自助、互助が着実に結実、よい結果が生まれているものと考えられます。  また、地域防災計画にも位置づけられている総合防災訓練も、今年度、実施されるようだが各地域で培ってきたものを一歩進めると同時に、他の地域、また他の機関との連携を図る上でも非常に効果ある行事だと思います。そこで、社会一般に言われる災害に強いまちづくりをなお一層推進するために、今後、町としてどのような取り組みをされるのか、また、誘導されるのか、次の視点から町の取り組みをお伺いいたします。  1つ目、災害発生時の要援護者に対する対応について。2つ目、災害発生時に最も重要となる自主防災組織の充実について。3つ目、住民一人一人への意識の啓発について。以上3点について町のお考えをお伺いいたします。  次に、さわやか健康プランについて。高齢者にとって、想像以上に、一層厳しさを迎えるとともに、家族介護等で夫婦、親子、家族の崩壊という悲惨な事件が報道されております。人生100歳と言われる時代を迎えています。だれでも心身ともに健康で、家族や社会に迷惑をかけずに天命を全うしたいと願っているわけで、健康長寿は、本人はもとより、家族にとっても最高の幸せであるというふうに思います。町も高齢者を含め、町民健康推進事業は重点施策として展開され、評価をするところでございます。家族環境は以前に増して厳しい環境を迎えようとしています。例えば、家族を支える大黒柱である主人、そして息子の収入も定年と同時に一時的に無収入という時代を乗り越えなければならない。人間は、どんな苦しいときでも健康であれば乗り切ることができる。健康は各自の認識と実行が第一だというふうに思っております。  そこでお伺いいたします。町及び保険センター等で実施している高齢者並びに町民対象の健康づくり事業の中で、地域に出向いて、例えば、出前事業のような形で実施できないのか。また、町民への普及啓発はどのように進めているのか、以上2点についてお伺いいたします。  以上、よろしくお願い申し上げます。 35: ◯議長田辺耕作君】 町長。             〔町長(古澤吉郎君)登壇〕 36: ◯町長古澤吉郎君】 それでは、小林議員の総括質問にお答えさせていただきます。要旨については3点だと思います。まず、件名、環境衛生センター桜美園についての中で、平成19年度9月末の停止に向けてあと1年となったが、外部搬出の状況はどう進んでいるのかということから3点ほどございますので、お話しさせていただきます。  まず、平成19年9月末の焼却停止まであと1年となった現在、外部搬出先の検討状況がどこまで進んでいるのかというご質問でございます。昨年11月の桜美園周辺環境対策特別委員会において、ごみ積替施設の概要をご報告させていただいた際に、焼却停止の時期を半年前倒しし、平成19年9月末で焼却を停止するとの方針を出させていただきました。その際のスケジュールに従いまして、現在、神奈川県のアドバイスのもと、近隣の市や町にお願いにお伺いし、また並行して民間焼却場の検討も進めている最中でございます。これにつきましてはご理解いただきたいと思っております。  次に、ごみ積替施設の進捗状況についてお答えさせていただきます。現在、ごみ積替施設の実施設計に入っておりますので、11月までには設計を完了し、工事の手続きに入ってまいります。建設工事の予算についても、平成18、19年度の継続費で議会のご承認をいただいておりますので、確実に執行していきたいと思っております。  また、次に、家庭用生ごみ処理機の普及状況と大型生ごみ処理機の設置工事の進捗状況についてお答えさせていただきます。  家庭用生ごみ処理機につきましては、平成9年度から補助制度を設けさせていただきまして、補助件数は、平成17年度の単年度では117件で、過去からの累積ですと1,142件となっております。世帯数に対する普及率は10.4%。そしてまた、平成17年度では10%を超えてまいりました。また、大型生ごみ処理機の設置工事につきましては、平成17年度から繰越明許で平成18年度に送られております。エクレール二宮に設置することで了解をいただきまして、説明会も数回開き、現在は利用の募集を行っているところでございます。また、エクレール二宮の皆様には十分な説明を行い、ご理解をいただいて慎重に進めさせていただいておりますので、ご理解をお願いしたいと思います。  次に、第2点目の、災害に強いまちづくりに向けて今後の取り組みについて、回答させていただきます。小林議員ご指摘のとおり、大規模地震発生に関する新聞掲載記事に目をやると、非常に痛ましく感じられます。また、いつ、どのような状況で発生するかわからない、このような地震が二宮町で発生したらと考えると、日ごろからの危機管理が非常に重要であることを痛切に感じるところでございまして、まさにこの危機管理体制についていろいろな面からまとめてあるのが地域防災計画であり、この点を柱としてお答えさせていただきます。  それでは、質問の第1点目の災害発生時の要援護者に対する対応についてお答えさせていただきます。地域防災計画では、高齢者、障害者等に対する事前対策として位置づけしておりまして、この問題が大きく取り上げられたのは、平成16年7月に新潟県と福井県で発生した集中豪雨により、多くの一人住まいの高齢者の方々の尊い命が奪われたのがきっかけでございます。国では、平成17年3月、災害時要援護者の避難支援ガイドラインを策定し、災害時における具体的な避難支援計画などを位置づけるプラン策定の早急な取り組みを各地方自治体に要請しているところでございます。町では、これを受けましてプラン策定に当たり、検討委員会を組織させていただきまして、この問題に先進的に取り組んでおられました百合が丘地区をモデルに検討を進め、平成18年3月に提言をいただきました。町では、この提言をもとに各地区自主防災組織と連携し、災害時における要援護者の支援を進めてまいりたいと思います。  2点目の災害発生時、最も重要となる自主防災組織の充実について、お答えさせていただきます。町内20地区すべてに組織化されております自主防災組織については、日ごろから、自分の地域は自分たちで守るという意識から、実践訓練はもちろん、防災センターでの研修などが実施されております。地域防災計画に自主防災活動の充実強化として位置づけておりますとおり、今後も自主防災組織の核となる防災指導員の指導のもとに、消防団をはじめとする関係機関との連携に努めてまいりたいと思います。  3点目の住民一人一人の意識啓発についてお答えさせていただきます。この点も、地域防災計画に町民に対する普及として位置づけておりますが、みずからの身はみずからで守る、つまり自助として防災知識の必要なことを、広報をはじめ、いろいろな形で普及啓発を図ってまいりたいと思っております。私も、防災となると、まず、自助、互助、公助の三助の原則のお話をさせていただいておりますが、災害をとめることはできませんので、災害から被害を最小限にとどめ、被害拡大を防止するためには、おのおのが役割を認識し、実行することが大切なことでありまして、皆様には常にこのことをご理解いただいているところでございます。  3点目の質問の内容でございます。健康づくりの普及啓発についてということで、質問の要旨では、「町では、健康長寿のまちづくりを目指すとしている。健康づくりについて、町民への普及啓発はどのようにしているのか」というご質問でございます。大きく分けますと5つの柱建てになるのではないかと思っております。まず1つ目は健康づくりについて、町民への普及啓発はどのようにしているのかにつきましては、まず、健康な体づくりが重要であると思います。継続的に、気軽に運動を行っていただくために、ウォーキングや、そしてまたヘルストレーニング事業、健康教育、お年寄りの筋力向上のためのころばん塾などを実施しているところでございます。事業終了後における効果として、筋力の向上や検査データに多く改善が見られるなど、効果が上げられていると認識しております。  2つ目といたしまして、生活習慣病予防を推進するため個別健康教育を実施し、保健師、栄養士による指導や食生活改善推進団体による食育活動を通じて町民の皆様に食生活の改善指導を行っておるところでございます。  3つ目として、地域における健康づくり普及のため、健康づくり普及員による健康ウォーキングなどを実施し、町民の皆様が気軽に運動に参加できるよう、その基礎づくりをお願いしております。ただいま申し上げた事業などが健康づくりの実践の場として成果を上げておるところでございます。  4番目に、お年寄りの健康づくりの場として、にぎわい塾を開設しておりまして、職員が地域に出向いて介護予防の講座を開き、多くの皆様が参加して、転倒防止の知識や運動方法などを学んでいただいております。  最後に、5つ目の柱でございますが、町民の皆様に広報紙を活用して、健康と介護予防に関する情報を多く提供させていただいております。子どもからお年寄りまで、ライフステージに合わせた健康づくり事業を行うことにより、健康長寿の町になるよう努めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 37: ◯議長田辺耕作君】 小林議員。 38: ◯17番【小林 實君】 ただいま、細部にわたってお答えをいただいてありがとうございます。再度、お伺いをさせていただきます。  生ごみ問題でございますけれども、停止まであと1年という時期を迎えております。そういうことで、私は、正直なことを言うと、間に合うのかなという心配をしたこともあるわけでございます。ただいま町長の報告のとおり、受け入れ先についても県と相談をしたり、各方面と協議しながら進めているということでございました。受け入れ先については、永久的に安心して受け入れてくれるような、確実に処理していただけるような相手を、まず選ぶこと、確保することに引き続き努力を重ねていただきたいと思います。  それから、ごみ焼却ですけれども、停止する以上は、ごみは各家庭に積んでおくわけにはいかないというふうに思います。過去にもいろいろご意見があるようですが、外部搬出しかないというふうに私は思っているところでございます。外部搬出するには、やはり、環境面その他を考えて効率よく処理することではないかということで、先ほどの町長のお答えのように、大体11月ごろ設計が完了するということで、あと、期日も迫ってまいりますので、早く進めていくべきではないかというふうに思います。それと、積替施設でございますけれども、今までも執行者側からいろいろな説明を受けております。つくった後、行政と業者と住民が一丸となって、早く収集場所、ステーションというんですか、そこから回収をして、できれば、午前中に積み替えて、午後一番で外部搬出してしまうというような方法も考えられるのではないかというふうに思っておるところでございます。そうすることによって、町内のごみの山も早くなくなるし、環境もはるかによくなるというふうに私は思っておりますので、ひとつ、収集と、収集したごみがいっときも早く外部へ運び出されるようなことも、あわせて、ひとつ検討していただくことを要望しておきます。  それから、我々町民が毎日出すごみでございます。先ほど町長から、何か、最終的には10.4%も各家庭の処理機、その他で協力をいただいているというお答えもいただきましたが、やはり、毎日家庭から出るごみはいろいろな変化のあるごみだと思っております。出す側と、処理する側が協力し合っていかなければ簡単に改善はできないというふうに思っているところでございます。外部処理はどんな方法にしても、減量が急務ではなかろうかというふうに思っておるところでございます。今、町も、先ほど町長からもお答えがあったように、減量に向けて、電動処理機、あるいはコンポスト、大型生ごみ処理機、また水切りネット等で町民の協力を依頼しているところだと思っております。しかし、設置場所その他で努力されているが、まだまだ町民の中には、ごみ減量に対して協力してもいいよ、協力したいという方も相当おられるというふうに私は思っているところでございます。しかし、残念ながら、電動処理機やコンポスト等では、各家庭内の状況や、そして、自分の屋敷、それは自分の建っている周りの広さ、こういうものを考えると、余りにも大きいので設置場所がなかなかないために普及も行き詰まっているのかなというふうに私は感じております。  そこで、1つ、提案をさせていただきます。町民が気楽に実行できるような方法を選ぶべきではないかというふうに思います。そこで、生ごみは水分が50%と言われておるわけですが、この水分を絞り出すということで、小さいバケツの大きさで、若干の圧力をかけて絞り出すということができないのかなと、各家庭でも多分そうだろうと思いますが、流し台の隅に三角の生ごみを入れる容器が設置されていると思います。それを外して、そこに台所で絞れる程度のふたつき容器になれば環境もよくなるし、その容器を全戸配布なり、一部補助なり、また、あるいは求めていただくなり、何らかの方法で行政と町民が協力体制で減量に取り組むことはできないのかなと思いますので、この辺についてもお伺いいたします。  次に、災害に強いまちづくりについてでございます。最近の災害発生時の大きなテーマは、何といっても、災害発生時に要援護者をどのように救出するかであるというふうに思っております。先ほど町長もこの辺も触れられておりました。先般、9月2日に行われた防災講演会の中でも話に出ていたようですが、昨年度、二宮町で検討された要援護者避難支援プランについて、講師の方から「非常によくできたプランである、ぜひ、ここに書かれていた内容を一歩一歩実践してほしい」といううれしい話も出たというふうに聞いておるところでございます。やはり、実践が望まれるところであり、しかし、この部分は町がするよりも、午前中の隣組の話も出ておりましたが、隣組、あるいは地域が一体となって主体的に取り組んで体制を整備するしかないのかなというふうに私は思っておるところでございます。  先般、新聞にも連載されておりましたが、この課題は個人情報保護という大きな壁が立ちはだかっております。私から見ると、個人情報が大事なのか、命が大事なのかというようなことになりはしないのかというふうに思っておるところでございます。先日も、百合が丘の実例もあるように、今後、地域が一体となって災害時に要援護者が円滑に救出されるような体制を検討していく上で、町は、ぜひその支援をお願いするところでございます。また自主防災組織の充実強化に当たっては、引き続き支援を望むとともに、他市町村での自主防災組織の先進的な活動事例があれば、ぜひ、訓練に誘導したらどうかと思います。  実は、私も以前、平塚市の総合防災訓練を見学したことがありました。そのときには、地域自主防災活動の事例が発表されておりました。被害を最小限度に抑えるには、やはり、訓練が重要だというふうに思った次第でございます。
     最後に、災害発生時には自分の身を自分で守るという自助が基本であり、私も広報でよく目にするところだが、人間は平和で幸せだと無関心になりがちになります。忘れたころに、また連載されるよう、繰り返し町民に知らせることが重要なことであると思います。今後も町では広報等で繰り返し周知徹底を図っていただきたい、このようにお願いすると同時に、町民の安心・安全な生活を行政、町民がともに確立することを要望いたします。  次に、健康プランでございますが、町は既に、にぎわい塾ということで実施されているようでございますが、冒頭にも申し上げたように、これから財源的にも厳しい状況を迎えてくるわけで、限られた財源で多くの人が認識、また健康に取り組んでもらうというようなことで、今、各地域で老人会、あるいは夢クラブが毎月会合を持っているのではないかと思います。そういうところに出向いて出前事業という形で講演なり、あるいは、訓練があるかどうか、そういう形で地域に出向いてやることが一番価値があることではないかというふうに私は思っております。  実は、今、町が各地域で実施している、社協だと思いますが、ミニデイサービス、これなどは各地域の高齢者は本当に楽しみながら、喜んで健康増進に取り組んでいる事例もあります。そういうことで、人集めに苦労しなくても済む、大勢集まっているところに行って、そういう健康意識の向上を図ることができないかということを、この辺、再度、お伺いいたします。  以上、よろしくお願いいたします。 39: ◯議長田辺耕作君】 経済環境部長。 40: ◯経済環境部長【佐川眞一君】 私のほうは、環境衛生センター桜美園についてということで、その関係の答弁をさせていただきたいと思います。まず1点目なのですけれども、午前中にごみ収集ができればいいのかなというお話がありました。その件につきましては、町内に約1,260カ所のごみ置き場があります。実態として、カラスに汚されたり、猫に汚されたりということがありまして、積替施設をつくることによって、なるべく早く収集して外部に搬出することが可能ではないかということで、今、収集業者が町ではなくて委託しているということもありまして、委託業者等々と、その辺の検討を進めている状況ですので、多分この辺も、可能ならばぜひ取り組んでいきたい。そして、早く回収して、町内全体のごみの環境をよくしていくことにもなろうかと思います。  もう1点ですが、水分の絞りということでございます。先ほども安田議員の答弁にも町長からありましたが、焼却ごみを外部に出すということは、そのまま経費にはね返ってくるわけでございます。その経費を少しでも減らすためには、燃やすごみ、搬出するごみを少なくするということでございます。それが、まず重要なことだと私、認識しているところでございます。そのような中で、気軽にというか、手軽にというか、取り組んでいただける方法としては、やはり、今、出されている、毎日出るごみの中に水分が相当含まれているという点からしますと、1人1人、1世帯1世帯の人が、水分の絞りにご協力いただければ、手軽にごみの量が減らせる、重さが減るということで、重さに経費が換算されますので、その辺が有効ではないかというふうに考えています。小さなふたつきのバケツで絞り出したらどうかというふうなこともあります。ご提案いただきましたけれども、その件についても今後検討を進めて、何しろ、水分の絞りを今後、1つの方法として充実させていきたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。 41: ◯議長田辺耕作君】 民生部長。 42: ◯民生部長【吉沢 稔君】 地域へ出張った健康事業ということで、地区社協部会の部分で、地域へ出ていった教室ということですが、先ほど町長のほうから説明がありましたように、今現在、平成16年度から始めましたにぎわい塾を出前講座とし実施しておりまして、地域のほうへ出張っての教室は現在もやっているわけですが、またそのほかにも地域から要望があれば、その時点でまた調整をさせていただいて介護予防教室、あるいは健康教室をさせていただきます。また、これからはさらに、いろいろな面で積極的に地域に出ていって介護予防教室を行っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 43: ◯議長田辺耕作君】 小林議員。 44: ◯17番【小林 實君】 それでは、要望させていただきます。町長をはじめ、担当部長からありがたいお答えをいただきまして、本当にありがとうございます。実際的に各家庭から出された生ごみというのは、先ほども部長のほうから、業者に委託しているという話でございますけれども、あの業者の方も大変だなと、すぐステーションに、いれば必ず見ているのですけれども、あの作業者は、実際的には、変な表現かもしれないけれども、おへそから下、あの水がみんな入ってしまうというような状況で、やってくれるからいいけれども、ああいう方が「やらないよ」と言ったら大変な事態になってしまうと思います。そういう面で、水を切ることによって、そういう作業者もよくなるし、あるいは、先ほども高齢者が坂道を登ったり下ったりするのは大変だと。確かに、重たいものを持っているのは大変です。水さえ絞れば、おそらく半分近くの重量になると私も思っておりますので、ぜひ、先ほどのお話のように、検討していただいて、全戸に設置をしていただくというふうに努力をしていただきたいとお願いを申し上げます。  それから、健康増進でございますけれども、高齢化が進むと町も多分、今日現在あたりは、高齢者が3分の1近くになるのではないかというふうに想像いたします。そういう面で、いろいろな習慣病等、そういうものがだんだん人員が多くなってくる。そうすると、財政的ないろいろな面で支障を来してきております。そういう面で、一人でも多く、健康で、前段に申し上げたように、100歳まで、またそれ以上元気で、そして天命までというようなことになるように、ひとつお互いに力を合わせて健康問題に取り組んでほしいということを要望して私の質問を終わります。ありがとうございました。 45: ◯議長田辺耕作君】 これをもちまして小林議員の総括質疑を終結いたします。  暫時休憩いたします。休憩後の会議は2時から始めます。                           午後1時48分 休憩    ────────────────────────────────                           午後2時00分 再開 46: ◯議長田辺耕作君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  次、お願いします。 47: ◯議長田辺耕作君】 城所議員。             〔9番(城所 努君)登壇〕 48: ◯9番【城所 努君】 日本共産党二宮町議員団を代表して、平成17年度決算に関連した総括質疑を行います。  まず、第1の質問は、高齢者の税負担の軽減策についてであります。ご存じのように、今、高齢者や勤労者などに対する税負担が重くのしかかってきています。17年度決算を見ると、個人町民税は前年度決算と比較すると約3,000万円の増になりました。この大きな要因は地方税法の改正に伴う配偶者特別控除の廃止によるもので、これによって町の増収は約7,000万円、そして影響を受けるのは5,337名、1人当たり1万3,000円の負担増になりました。そして、今年はどうでしょうか。国の税制改革に伴い、65歳以上の公的年金控除、老年者控除の廃止・縮減で大きな増税になりました。改めて、どのぐらいの影響を及ぼしたのかと言いますと、65歳以上の公的年金控除については、控除最低額140万円が120万円に引き下げられ、影響を受ける高齢者は約2,500人。老年者控除48万円の廃止で影響を受ける高齢者は約1,800人で、1,728万円の負担、1人当たり9,600円の増税になりました。また、所得金額125万円以下の老年者非課税措置の配置で影響人数は約700人、影響額280万円、1人当たり4,000円の増税です。また、ご存じのように、定率減税15%を2分の1の7.5%になり、この影響人数も約1万2,200人、影響額は約8,000万円になり、1人当たりでは約6,600円の増税です。  これらの負担総額は約1億2,000万円を超えるものと推定されます。推定というのは、一番最初に申し上げました65歳以上の公的年金控除については、影響を受ける人数はわかるけれども、どのぐらい影響額が出るのかというのは、いろいろな老年者控除等にかかわってくるので影響額は出ないということでありました。この数字を考えて負担総額は1億2,000万円を超えるというふうに私は推定しています。  こうした中で、今年6月に納税通知書が各家庭に届けられました。全国の自治体に苦情や問い合わせが殺到したとのことです。二宮町でも6月だけで電話で151件、直接窓口に訪れた人が101件、計252件の問い合わせや苦情が寄せられました。これは、おそらく役場始まって以来のことではないでしょうか。また、共産党議員団にも数多くの相談が寄せられてきました。年金は減らされているのに税金は上がる一方。4,000円だった税金が10倍になった。計算違いではないのか。軽減措置はないのか。収入が増えて納税額が増えるならまだわかるけれども、これは増収なく増税である。一体だれがこんなことを決めたのか等々であります。  また、今回の増税は、この住民税にとどまらず、介護保険料や国民健康保険税にも及び、いわば、雪だるま式の負担増になるのであります。庶民には定率減税の半減、老年者控除廃止などで年間3兆5,000億円もの増税を押しつけ、大企業などには2兆2,000億円もの減税という財政改革を決めたのは自民・公明政治です。しかし、国が決めたのだから仕方がないと住民の暮らし、福祉を守る自治体がこれを傍観していいのか問われているというふうに指定したいと思います。  共産党議員団は、住民の声に対して、8月9日、町長に対して高齢者に対する軽減措置の創設、拡充と負担増の中止を求める申し入れを文書で行いました。若干、どういうものかといいますと、1.急激な増税となる高齢者世帯への住民税軽減措置を講ずること。2.新たに増税になった年金生活者世帯の国民健康保険税の負担増を緩和する現行の措置をさらに拡充すること。3.今ある各種減免や税の控除を対象者にきめ細かく知らせること。4.関連ある税金、国保、介護、年金などの総合的な相談窓口を開設すること。5.今、実施されている高齢者の増税については直ちに中止、見直しを図るよう国に求めること。また、実施予定の増税についても凍結するよう国に求めること。以上の申し入れをいたしました。まず、この申し入れ書に対して、町長の答弁をお願いいたします。例えば、二宮町税条例に町民税の減免が18条に規定されていますけれども、この部分を拡充するなどの措置をとるべきではないでしょうか。町の見解を求めます。  次に、平成17年度、18年度の町長施政方針で、「若者も高齢者も元気を出すまちづくり」の具体的な施策についてです。この件については、今年の3月議会で同じような問題の質問を行い、町長とも議論をしてきましたので簡単にしたいと思います。私は、3月の総括質疑で、二宮町に住んでいる人、婚姻届を出した人が平成12年は328件あったのに、16年度は90人に激減していること。また、25歳から29歳の若者が、同じ12年には2,370名が16年度には1,814名、5年間で556名も減少していることを挙げ、若い人が定住するまちづくり、高齢者が生き生きと活動できるまちづくりを求め、町長はもっとパンチのある施策が必要ではないかとただしました。町長は、教育、環境などにしても特徴あるまちづくりをしていかなければいけないという答弁で、何かやりたいという思いは伝わりましたけれども、具体的な施策については述べませんでした。  私自身も、こうすればいいという答えはありませんけれども、東京江戸川区の施策を紹介したいと思います。これは朝日新聞に載っていた記事です。江戸川区では経済的支援だけではなく、地域でサポートする力が大切と放課後の児童の居場所として、共稼ぎの子どもに、夕方、5時、6時まで校内で活動できる、すくすくスクールを実施する。05年度から区内の全校、73校あるそうですけれども、これを73校に拡大し、保護者や地域のボランティアがサポートする。共働きなどで保育が難しい0歳児を対象に、地域のお母さんが家庭で預かる保育ママ制度の実施、また、全国初の子育て施策の財源確保に関する条例制定、これは特別区民税1%、1億円程度だということですが、1%を子育て環境整備のための新規施策に充てるなどの施策を講じたところ、子どもが生まれる率も上昇したと報じられています。これらが二宮町すべてに当てはまるとは言いませんけれども、参考にすべき施策ではないでしょうか。  また、高齢者については、最初の質問と関連しますけれども、暮らしが脅かされているという痛切な思いにこたえて、増税分を還元するぐらいの施策を思い切って実行すべきではないでしょうか。そのために高齢者の生活実態や、それぞれの要求を早急に調査し、それに基づいた施策を示すべきではないでしょうか。町長の見解を求めます。  次は、今後の財政運営についてです。平成18年度の普通交付税額が決定し、4億9,700万円と発表されました。これは17年度決算と比較しても、約1億6,000万円の減額であり、18年度の当初予算対比でも約1億円の見込み減、マイナスとなりました。二宮町にとって歳入総額の約10%を占める地方交付税の削減は大きな影響を及ぼすことになります。これは、三位一体改革の影響で、この3年間で5兆1,000億円もの削減が行われてきています。こうした状況の中で、二宮町の財政状況はどうなのか。17年度の監査意見書は次のように述べています。ちょっと読ませていただきます。「地方団体の財政力を示す指標として財政力指数があり、1に近く、1を超えるほど財源に余裕があるとされる。平成13年度より基準財政需要額の一部が臨時財政対策債に振りかえられていること、三位一体改革に伴う税源移譲が進んでいることから、当町の財政力指数は上昇傾向を示している。また、基準財政規模に対する実質収支の割合を示す実施収支比率は、昨年より1.8ポイント下がった。経常収支比率は財政構造の弾力性を測定する比率で、経常的に収入とされる一般財源がどの程度、経常経費に充当されているかを示し、前年度に減債基金を活用して、平成8年度減税補てん債を償還した影響がなくなったため、平成17年度は88.0%と引き下がったものの、引き続き厳しい状況となっている。今後とも、町の活性化、社会基盤整備を推進しつつ、厳しい財政状況の折り、引き続き健全財政に努力されたい」、このよう述べております。この9月議会の13日に可決された税条例の改正、いわゆる、所得税を5%に減らして、町県民税を一律10%に引き上げることによって9,000万円の増収が見込まれるということも含めて、今後の財政運営の見通しについて答弁を求めるものです。  最後の質問は、ごみ広域化実施計画の課題、これをどのように広域化で議論されているのかという問題です。ごみ処理広域化実現可能性調査で、二宮町で受け持つとされている中継施設、厨芥類資源化施設について、これも3月議会の総括質疑で、問題点や矛盾点を認識して、平塚市や大磯町との広域化の交渉のテーブルにつくべきだということを質問いたしました。私は、この中継施設とか資源化施設については、二宮町が受け持つ中継施設、これは大磯町のごみを受け持ち、厨芥類資源化、バイオガス化で日量31トンで、大磯町と平塚市の一部を受け持つとされている。また、将来、最終処分場も、二宮町と言われています。  平塚市が中間処理施設のすべてとリサイクルプラザの一部を、大磯町はリサイクルプラザと平塚市のし尿処理を受け持つというのが実現可能性調査です。いわゆる、大磯町のごみを一番遠い二宮町に中継施設を持ってくる、こういう矛盾があるのではないか。また、本当に厨芥類施設が必要なのかどうか、これをきちんとテーブルの交渉の中で話をすべきだということをただしました。これに対して町長は、「すべて決まったわけではないことを理解してほしい。実施計画策定の中で施設の位置づけ等を明確にしていき、その上で施設ごとの機能や規模などを検討しながら取り組む」というふうに答弁しています。現在、18年、19年で広域化実現可能性調査をもとにして、広域化実施計画をつくるということが決まっていますけれども、この4月から、もう既に半年がたち、1市2町で協議されておりますけれども、この問題点や矛盾点がどのように議論され、また、二宮町の立場をどのように主張しているのか、明確な答弁を求めたいと思います。 49: ◯議長田辺耕作君】 町長。             〔町長(古澤吉郎君)登壇〕 50: ◯町長古澤吉郎君】 それでは、城所議員の質問にお答えさせていただきます。まず最初に、高齢者の税負担の軽減策はどうだということでございますので、これについてお答えさせていただきます。  まず、国における税制改正の背景についてお話しさせていただきます。現在の我が国の財政は、1年間の歳入に占める税収の割合が6割弱でございまして、4割は借金である公債の発行に頼らざるを得ない状況になっているのは城所議員もご存じのことと思います。このままでは巨額な借金を子や孫の世代に先送りすることになるわけでございます。国では、公正で活力ある社会を持続させていくことが困難になってしまうという危惧から、その対応策としてこの間、地方分権の推進や三位一体の改革による税財政制度の改正が進められてきたことはご承知のことと思います。  ご質問の高齢者に関する地方税法の改正では、65歳以上の方に対しましては、老年者控除48万円の廃止、そして公的年金所得の計算方法の変更、老年者の非課税措置の段階的廃止といった制度の改正が行われ、平成18年度より適用されたことに伴いまして、全国一斉に実施されたものでございます。少子高齢社会が進み、医療や福祉分野などの費用が増大する中、税制度についても社会の変化に対応した見直しを行っていかなければ、若い世代に過剰な負担をかけるばかりか、将来の世代にまで負担を強いることになります。今までの制度では、高齢者の経済的負担を少なくするため、年齢だけを基準に一律に税負担を軽減していたため、同じ収入でも、若い人と高齢者とでは税負担に大きな差がありました。また、一口に「高齢者」といっても人によって経済状況はさまざまで、年齢だけを基準に画一的に取り扱うことは高齢者間の不公平も生じてしまいます。  そこで今回の税制改正につきましては、世代間及び高齢者間における税負担の公平を図るため、低所得者への適切な配慮を行いつつ、高齢者の方にも経済力に応じた負担を求めることになったものでございます。また、高齢者の税負担の軽減については、共産党議員団より、平成18年8月9日付けで私あてに申し入れをいただいたところでございます。その内容といたしましては、先ほど議員もおっしゃっておりましたけれども、1つ目として、急激な増税となる高齢者世帯への住民税軽減措置を講ずること。2つ目に、新たに増税となった年金生活者世帯の国民健康保険税の負担増を緩和する現行の措置をさらに拡充すること。3つ目として、今ある各種減免や税の控除対象者にきめ細かく知らせること。4つ目として、関連ある税金、国保、介護、年金などの総合的な相談窓口を開設すること。5つ目として、今、実施されている高齢者の増税については直ちに中止、見直しを図るよう国に求めること。また、実施予定の増税についても凍結するよう国に求めてこいと、この5項目をいただいたところでございます。  さきに述べたように、住民税は地方税法や二宮町税条例に基づき課税等を行っており、全国で一斉に実施されているため、公平、平等性の面においても、地方税法上、二宮町だけが一律に高齢者の税負担の軽減を行うことは税の公平性を損なうことになりますので、現状ではできないこととなっておりますので、ご理解をいただきたいと思います。  2つ目の質問の中に、地方分権社会が進展する中、少子高齢化や多様化する町民ニーズへの対応など、行政を取り巻く環境は変化し、厳しい財政の中においてもみずからの責任で政策を形成し、展開することが求められております。そのためには、町民と町とがともにまちづくりに取り組むことが重要であり、町民との協働による元気な二宮町の創出をまちづくりのビジョンとして掲げ、にのみや総合長期プランに反映させることが現実に向け推進してきました。  このビジョンの具体的な方向の1つが、若者も高齢者も元気を出せるまちづくりであり、にのみや総合長期プランに基づき、平成17、18年度では次のような取り組みを行ってまいりました。町民が元気になるための基盤づくりとして、町民がボランティア活動など、まちづくりに関する取り組みを行いやすくするための環境を整えることが必要でございます。ホームページの充実を図るなどして、情報提供を積極的に行うとともに、二宮町町民参加活動推進条例を設定し、町民がボランティア活動等を行う上での支援を明確にしてまいりました。また、元気のためには、日々の生活が充実していなければなりません。子育ての中の若い人たちが安心してこの町で暮らせるよう、保護者のニーズに対応した保育サービスの充実や育児相談の充実、学童保育所の整備などを行い、子育てへの支援を行ってきました。子育て支援の拠点となる、仮称でございますが、子どもの館の整備も町民の参画により計画的に進んでおります。高齢者の方たちのためには、道路のバリアフリー化やコミュニティーバスの運行などにより気軽に外出できる環境づくりを行うとともに、健康診査の受診を呼びかけ、受診後の改善に向けてもきめ細かな指導を行うなど、成果を上げておるところでございます。  町民が元気で快適に生活するためには環境整備も欠かせません。町民が誇れる町の顔として、駅北口及び南口周辺の整備を計画的に進めております。17年度では、南口駅前広場の電線地中化がされ、バリアフリーの環境が整いました。北口周辺については、町道27号線の整備も計画的に進められており、先ほどもお話ししましたように、二宮駅北口広場整備計画の策定も着実に進んでおります。  快適な生活にはITの活用も重要です。役場内の電子化を推進し、町民が自宅にいながら申請や必要書類の入手ができるよう、システムの充実を図っております。また、ITを活用して町民がいつでも、どこでも町に対し、意見や要望などを行うことができ、町も受け取った意見に対し、迅速に回答する取り組みも進めておるところでございます。町民が生涯を通じて、元気で充実した生活を送ることができるよう、生涯学習を推進することも重要でございます。生涯学習のためのさまざまな講座を二宮町民大学として町民ボランティアの協力のもと、運営しております。また、ラディアンでのコンサートなどの文化活動や図書館の蔵書の充実、温水プールなど、体育施設の運営を通じて、町民が心も体も元気になれる空間を提供しております。町にとって大切なことは、何よりもそこに住んでいる町民の方々が、元気で生き生きと生活できることです。  これから先、多くの団塊の世代の方たちが地域に帰ってこられます。元気な高齢者がますます増えることになり、この方々の活躍が大いに期待されます。また一方で、若い方たちにも二宮町を利用していただき、この町に来ていただきたいと思っております。そのためには、町の取り組みや様子を情報としてさまざまな媒体を通じて魅力的に発信することも必要です。これからも町民の方々と力を合わせ、高齢者にも若い人にも暮らしやすい町、自然の豊かさと人々の活気を兼ね備えた町を目指し、効果のあるさまざまな施策に取り組んでまいろうと考えております。  次に、3番目の地方交付税が減額になったが、今後の財政運営はどうかという城所議員の3問目の総括質疑にお答えさせていただきます。平成18年で地方交付税が減額になったことから、今後の財政運営の質問でございますが、最初に、国が進める三位一体改革の関係になりますが、国庫補助負担金の見直し、一般財源化とともに、平成19年度以降、国から地方へ3兆円規模の税源移譲が決まっています。この税源移譲は、個人住民税、所得割の税率を10%、都道府県民税がそのうち4%、そして市町村民税が6%の比例税率とすることによりまして実施されることとなっております。先日お話しさせていただいた件でございます。平成16年度からは、所得譲与税により暫定的措置として地方への税源移譲が実施されます。平成18年度では、1億8,200万円の所得譲与税を見込んでおります。ようやく三位一体改革の全体像が見えてきたと言えますが、本町のような地方交付税の交付団体では、自主財源の増加に伴って確実に交付税の減額が見込まれるため、国の財源調整機能が十分に働いているかというような観点から、これからも注意をして動向を見守る必要がございます。  そこで、今回の税源移譲に伴う影響についてでございます。平成18年度では、個人住民税の関係として、老齢者控除の見直しや、住民税定率減税の2分の1縮減などが行われました。その影響額は約1億円とも見込まれたわけでございますが、町民の高齢化が進んでいることなどを踏まえて、町民税において、予算上は約5,000万円の増額となってきており、実際にもそのような歳入見込みとなっております。また、交付税では、具体的には、当初予算で普通交付税として6億円を計上しておりましたが、今回の交付決定では4億9,698万円となり、1億302万円の減額が予定されております。交付税減額の主な原因は、自主財源の増加に伴うものでありまして、税法改正に伴い、国が想定している1人当たりの税収の増加分、並びに納税義務者数の見込みが町の課税状況よりも多く算定されており、町民税で約1億円の開きがあったことになります。  また、今後の財政見通しとしては、平成19年度以降、国から地方へ個人住民税による本格的な税源移譲が町にとってどの程度の税収の増になってくるかということとともに、これを受けて、地方交付税の算定がどのように計算されてくるかということも重要な問題であると考えます。  税源移譲により地方に裁量権のある自主財源が増えることは理解できますが、交付税削減の影響が大きくなると財政的には地方へのきつい締めつけになる部分があると考えております。したがいまして、今後の厳しい財政状況を考えると、効果的、効率的な財政運営の推進を図ることが必要になってまいります。国が進める行財政改革の動きを踏まえて、平成18年度に作成させていただきました集中改革プランに基づき、改めて事業経費の見直し、事業施策の内容を検証、そして事業の効果、有効性、効率性の観点から総点検を行い、事業の再編を進めることといたします。  また、平成15年度から続けてまいりました行政評価システムの成果により事業の優先順位をつけた中でも、総合長期プランに位置づけられた重要施策については計画的な事業執行を図っていきたいと考えております。町の財政計画においても時々の財政状況を見直しながら、計画的な事業運営が進められるよう検討を続けているところでございます。  なお、財源補助について、国への働きかけについてでございますけれども、国と地方6団体が進める地方分権の動きは理解するものの、地方に負担を押しつけるだけの改革にならないよう、引き続き地方団体の総意として国への働きかけが必要だと考えております。  最後になりますけれども、ごみ広域化実施計画の課題、中継施設、厨芥類資源化施設等はどのように議論されているのかということについて答弁させていただきます。広域化実施計画で中継施設や厨芥類資源化施設はどのように議論されているかについてお答えするわけですけれども、議員もご承知のように、平成15、16年度で湘南西ブロックごみ処理広域化実現可能性調査が行われまして、平成17年3月に報告書がまとめられております。その報告書に位置づけられた平塚市、大磯町、二宮町の1市2町は、平成18年、19年度の2カ年間でごみ処理広域化実施計画を策定すべく現在、その作業を行っております。実施計画は実現可能性調査と違い、具体的なことを決定していくことになりますので、慎重に進めなければならないと考えております。  二宮町は、実現可能性調査の報告書で中継施設と厨芥類資源化施設、それに、将来ではありますが、最終処分場の整備が位置づけられております。実現可能性調査を行った時期と実施計画を作成する時期が異なり、時間も経過しております。また、二宮町の状況も変化していることから施設についても再検証すべきと考えております。例えば、中継施設は国の補助金制度から循環型社会形成推進交付金の制度に変わり、補助対象から外されております。また、厨芥類資源化施設は、いまだに実際に稼働している施設はほとんどなく、どのように位置づけするか、検討を要する状況に変わりはありません。さらに、二宮町の最終処分場は、再整備との位置づけではありますが、議員もご承知のとおり、シート等の問題を抱えている状況にあります。また、二宮町の基本姿勢は、排出抑制は資源化などのソフト施策を行い、その上で施設の有無を含めて、規模や性能などを決めていくというスタンスでおります。  厳しい財政状況の中でございますので、当然、経済的合理性なども考慮していかなければなりません。また、先ほど安田議員の総括質疑でお答えいたしましたように、ごみの減量化、資源化に対しては既に二宮町ではかなりの取り組みを進め、実際にごみが年々減ってきております。来年から外部搬出が始まれば、ますます皆様にごみの減量化をお願いすることになります。現在、事務担当者はいろいろな視点から検討し、真剣に議論をしているように聞いております。いずれにいたしましても、議会と住民の皆様に胸を張って説明できるようにしなければいけないと思っておりますので、ご理解のほどをよろしくお願い申し上げます。  以上で質問にお答えさせていただきました。 51: ◯議長田辺耕作君】 城所議員。 52: ◯9番【城所 努君】 まず、最初の高齢者の負担の問題です。町長の答弁は、国のお役人が言っているような答弁で、ちょっと納得できないです。確かに国の財政が厳しいというのは当然わかりますけれども、それは国民が悪いわけではなくて、国のトップ、政治が悪いわけで、それを国民に押しつけるのが問題であるということです。この一連の改革というのは、私どもは改悪と思っておりますが、年金の100年プランというのが、安心プランとか100年プランというのが参議院議員のときですか、3年前、出てきました。その財源にこれを充てるのだと、こういう財政改革をして、その年金の財源に充てるから100年安心なのだと、こういう宣伝が当時なされました。町長は、若い者に負担を押しつけられてしまうからといっても、今、現実に定率減税で半減されて所得税だって住民税だって、若者にだって負担が行っているわけです。  そういう中で、各新聞なんかでも、例えば、「お年寄り増税負担追い打ち。敬老パス、紙おむつ支給補助打ち切り」とか、いわゆる、負担増になって、その今まで敬老パスをもらっていたものがもらえなくなったり、紙おむつの支給の補助が、超えてしてしまったために補助がなくなってしまったとか、二重の追い打ちが各地で起きているわけです。これは、二宮町だってそうです。私がちょっと調べたら、これまで、非課税の世帯はなかなか出ないのだけれども、人数から行くと、非課税を受けている人数がどんどん減ってきているのです。これは税務課の課長は知っていますけれども、たしか、600人だったか、700人近かったのか、いずれにしても、16年、17年よりも、この改革によって非課税の人たちが減ってきているのです。そういう二宮町の実態もあるわけです。  今後、じゃあ、高齢者の方々がどういう状況になっていくかと言えば、例えば、2007年は、またこれは所得税の定率減税が全く廃止になります。それから住民税も廃止になります。それから、例えば、70歳から74歳の医療費の自己負担も1割から2割に引き上がるとか、さまざまな負担増が勤め人にもじわり、高齢者は悲鳴を上げているというふうに朝日新聞なんかでも取り上げています。二宮町の人でも、252人の人が、これは何だと、おかしいじゃないかということで来ているわけです。そういうときに、全く町は、国が決めたことだし、税の公平から何もしませんなんて、私はよくそんなことが言えるなと思うんです。  例えば、先ほど言いましたけれども、二宮町税条例、町民税の減免第18条、この中に、「当該年において所得が皆無となったため、生活が著しく困難になったもの、またこれに準ずると認められるもの」、これは、減額、減免をしますよと言っているんです。こういう部分を町長の判断でできるんですよ、これは。だから、どこかで線を引かなければいけないのだけれども、こういったところをもう少し拡大解釈をして、そして減免もこの中に取り入れていくとか。  もう1つ、言いますと、固定資産税の減免制度もあります。こういったところの減免制度が全部あるじゃないですか、介護保険もそうだし、それから、国民健康保険税もそうです。こういったところを、もう少し町長の裁量で、おそらくこれは規則か何かで決まっていると思うんですよ、どのぐらいが介護とか、それに等しいとか。そこのところをもうちょっと温かい目で、その部分をもうちょっと引き上げてやるとか、緩くするとか、そういうことが町長ならできると思います、「町長が認めるもの」となっているんですから。そこをもう一度お答えをいただきたいと思います。  それから、若者と高齢者、町長が言ったのは全体の施策ですよ、二宮町の。全体の施策ではなくて、やはり、町長がいつも言っているように、若者の定住とか、高齢者の方々に元気になるまちづくりをしていくのだということを言っているわけだから、17年度も冒頭で言っているんです。18年度の施政方針でも、やはりそこが町長の1つの柱になっているんです。若者の定住、だって、人口が減ってきているわけですし、若者の住んでいる人がだんだん少なくなっている、先ほど言いましたが、結婚する人も少ない。だから、私は、そういったところをもっと、そこにもう少し目を向けて、そこに力を入れるような施策を何か町として考えて、パンチの効いた施策ということをこの間も言いましたが、先ほど言った、東京の江戸川ですか、ああいったところの施策も、二宮町に全部合うかどうかわかりませんが、1つの参考として、二宮町に合ったものを取り入れて、若者に、ぜひ定住してくださいと言うとか、いろいろな取り組みをする。そういうことを私は聞いているので、全体的なことではなくて、町長の考え、町の考えを、漠然としたお答えではなくて、お考えがあると思うので、そこのところをもう一度お聞かせいただきたい。  それから、財政運営についてです。これは町長のお答えを今、聞いていて、一致するところが大分ありまして、本当に国の三位一体の改革というのは、3兆円、財源移譲したって、もともともっともらっていたんだから少なくなってしまう。先ほど、国は1億円の増収を見込んで、だから1億円カットされてしまったのだけれども、実際には5,000万円しか増えていないわけです。そういう、一方では伸びるんだけど、今度こっちでカットされるからだめだと、国がやるのだから仕方がないのだけれども、地方力を強くするとか、今まで地方を痛めつけてきたのをすっかり忘れて、今度は地方に力を入れるとか、地方を回復するとか寝ぼけたことを言っていますけれども、国に対して率先してぜひやっていただきたい。それから、本当にむだを省くような効率のよい施策をぜひやっていただきたい。これは、ひとつ要望しておきます。  それから、ごみの焼却です。中継施設と厨芥類資源化施設について、もちろん、町長は再検証すると、いろいろな視点に立ってこれから取り組んでいく、胸を張って、ちゃんといい報告ができるようなことやっていくという前向きな答弁なのかどうかわかりませんけれども、今、私が気になっているのは、確かに、担当のほうもいろいろなことを言っていると思います。だけど、こういう疑問点とか矛盾点などを、まだほかにもいろいろな矛盾点があると思うんです、私はこの2つが最大の矛盾だと思っています。例えば、さっき言った、ごみの減量化率の問題とか、資源化率とか。資源化率は二宮が最高なんです。神奈川県下で鎌倉の次にいいんです。そういうことがあるのですが、そういったところで資源化率をもっと上げなさいと言うのは結構ですけれども、そういうことも含めて、矛盾点や、こういうものを、あの広域の中できちんと言っているのかどうか、ちゃんと主張しているのかどうか。主張しているならば、1市2町の中の向こうの考え方はどうなのか。そういうところまで私は話を聞きたいのですが、お答えできますか。 53: ◯議長田辺耕作君】 町長。 54: ◯町長古澤吉郎君】 なかなか、城所議員の質問は、国の施策と、また共産党さんという立場でいろいろあると思います。確かに、できる限りの施策はやっていきたいというのは、影響力がどういうものかといいますと、最近特に格差というものが非常に出ていまして、高齢者の中にもそういうものが、国もその辺のところはとらえ切れない、世の中のお金の流れも、一方では、景気がいい、いいと言うけれども、果たして一般はどうなのかというように、なかなか町も国も、私、個々では言えませんので総論としてお話しさせていただきますけれども、そういうのが今の状況でございます。二宮のように、産業があるわけではなくて、ほとんどが住民主体の町でございますので、1つの限られたお金を分配していくのにどうしていくのかというのが一番大きな課題であるということは当たり前のことです。その中で、耐えられるものは、自主財源としても二宮町の場合には、大体50%が自主財源じゃないですか。それで、人口が減るとか、いろいろなことがあっても、これからのものは、どうしても高齢化比率が多かったり、中年層の方が、先ほど、結婚が少ないとか、いろいろお話がありましたが、一方では、二宮の教育が熱心でやってきたと思うんです。そういうものが非常にあって、最近の大学の進学率が非常にいいのです。逆にいいですから、随分、二宮から若い人が表に、就職とか、そういうところに出ていっているのが非常に多いのです。これはもう否めないことです。  これは、一方では一生懸命にお金をかけていい教育をし、表に出して、立派な人間をつくって表に出して、よそに国のため、それは一極集中になっていくかもしれませんけれども、出ておりますので、この辺のところはなかなかつらいところでもありますけれども、だから、こうしようということはないのですが、それは教育一つにしても、気を緩めることはできません。それで、今の子育てにしても、学童保育にしても、子育ての支援にしても怠りなくやって、その結果、人は確かに自由を求めて出ますので、とめるということはできないので、その辺のところも、よく私もわかっています。  実は、江戸川の話をしたのですが、これも、江戸川区というのは、私の妹がいまして、随分昔から友達もいまして、しょっちゅう遊び歩いたところでございます。最近、葛西あたりが非常に人口が増えてまいりました。これは、浦安効果なのです。東京でも一番、江戸川区というのは、農業があったり何かしていたんです、今から20年、30年前は。ところが、浦安効果というものが出てまいりまして、今、東京で一番元気のいい区になっております。おそらく人口も今、60万近くになっているのではないか、そのぐらいことがわかっております。おそらく葛西、本当に、ディズニーランドのそばでありまして、非常に浦安が高くなってきておりますので、住宅地にあの辺は非常にいいということです。それから、教育に非常に今までも熱心で、昔の中里さんという江戸川の区長さん、お年寄りですけれども、いまして、その後、教育長さんが今度は区長さんになりまして、教育というのは、もう大分、8年目になりますか、相当力を持ってやっておられるということで、そういう施策がことごとく当たっております。細かいことを結構やっているんです。  もともと江戸川区というのは大きなものがなくて、ほとんどが小さいというんですか、農業があり、工場があり、低所得者が結構多かったのです。それがよみがえるようになってきたというのは、やはり、まちづくりの1つなのかもわかりませんけれども、私も近くに行って、よく周りを見てきたいと思うんですが、なかなか時間がありません。効果というのは漠然としておりまして、二宮の町も、そんなに私は、城所議員が言うほど、どこかに逃げていってしまうということはないので、そう簡単に若い人が定住するには、まちづくりがきちんとしていて、安心して子どもの教育ができる、そして、福祉についても、また医療についても、いざというときには、やはり安心、安全なまちづくり、それからやはり便利性でしょう、最近は。それから、安定して地震災害とか、幸い、二宮はそういうものがないので、努めていきたいと、このように思っております。  それから、最後になりますけれども、1市2町の広域化については、今までは実現可能性調査という、もう1年以上たっておりまして、それに基づいて、おそらく担当のほうも、いろいろ、今までこういうような形ではないので、持ち分や何かについて議論をされていることを私も聞いております。二宮としても、今まで、町だけの施策のほうにずっと目を向けていましたので、なかなか担当課としては、そういうところで発言機会がなかったわけではないと思いますが、ここへ来て、ようやく実現可能性調査から実施計画に移るので、このときが一番重要なので、私のほうも、今、助役あたりも、その考えを述べながら検討させて、二宮の考え方、平塚や大磯に比べて、先ほども言われるように、二宮は非常に進んでおりますので、それは減量化を進め、経済効率があって、環境に負荷がないという大きな柱で今、進めておりますので、町としては、言うべきこと、そういうことをしっかりとして二宮の実現可能性に向けて、言うべき話をしていくということでございます。一方では、一刻も早く外部搬出をして努めてまいりたいと、このように思っております。  以上です。 55: ◯議長田辺耕作君】 城所議員。 56: ◯9番【城所 努君】 最初の高齢者のことについて、お答えになりましたか。いいです。これは湘南新聞ですけれども、「格差社会の到来。生活保護の受給者65歳の半数」とか「給食費も払えない、教育まで格差が広がっている」とか、いろいろ格差社会が広がっているわけです。そういう中で、町として、先ほども言いましたけれども、減免制度があるんですから、こういうところにもうちょっと光を当てて、これはおそらくだれも使っていない、利用していないでしょう、ほとんど。私が若い職員に聞いたけれども、どうなっているのかわからないということでしたから、課長ならわかるのだと思いますが。こういうところに光を当てるとか何とかして、これだけ高齢者の方が、確かにお金を持っている人もいますよ。だけど、持っていない人が怒るわけです。だから、私は、そういう人たちにもっと光を当てて、高齢者のために。  だって、去年なんか、ほとんどお年寄りとか、今度の予算だって、高齢者の負担増が町の税収の増につながっているんです。だったら、少しはこういう人たちに還元してやることも必要じゃないですか。私はそう思うんです。温かい施策を、お年寄りの皆さんから負担が多くなって何にも還元されないなんて、そんな政治はよくない。やはり、少しでも還元をするという立場に立つべきだと思います。この部分だけで結構です。 57: ◯議長田辺耕作君】 町長。 58: ◯町長古澤吉郎君】 確かに、本来の福祉というのは、弱いところに少しでも光を当ててやることが基本だと思います。今、城所議員に言われるまでもなく、できる限りそういう細かい規則なり、そういうものがあればこれからもそういう面で努めていきたい。ただ、簡単に、どうしても支援をしたり何かしますので、町としてどの程度のものをやったらどうなのかということを、簡単にするわけにはいきませんけれども、そういう面では、また、ほかのところの財源等から、これから19年度の施策をしますので、どういうところを我慢して、優先順位というんですか、そういうものをしていく、とめるところ、出すところをよく精査して、確かに、格差というのは、いい人はいいんですけれども、それが非常に増えているというのは、先ほども言うように、肌で受けていますので、その辺のところを、これからの予算なり、方法として、何らかの形で努めてまいりたいと思っております。  以上です。 59: ◯議長田辺耕作君】 城所議員。 60: ◯9番【城所 努君】 減免制度をちょっと研究してください、この部分、そこは強く要求しておきます。まず、減免制度があるということで、高齢者の方も、申請すれば何とかなるかなというと非常に心強い部分もあるんです。そういった点で、私は、税務課、総務も含めて、ぜひ研究をしていただきたいと思います。  若者とまちづくりも、町長、今度は選挙をやるに当たって、多分、こういうところも1つは打ち出さなければいけない課題だと思います。そういった意味でも、ぜひ、研究をしていただきたい。ある人に聞いたら、電車の関係もあるのではないか。平塚止まりとか、二宮にライナーがとまるような、余り電車に乗りませんからわからないのですけれども、そういうものがとまるようにするともっと二宮に家を建てようという形にもなるのではないかということを言っていましたので、その辺にも、ぜひ力を入れていただきたいと思います。  それから、財源の問題については、残念ですけれども、慎重に予算配分、予算計上をしていただきたい。  それから、ごみの広域化の問題ですけれども、今、もうすぐ1年、2年たってしまうわけです。そういう中で、やはり、二宮町の持っているいろいろな矛盾や課題をきちっと相手側に伝える、協議をすることが大事ですから、ぜひ、この点は抜かりなくやっていただきたい。最終的には町長が出てくる場面もあるわけです。ぜひ、そういうところに力を入れていただきたいということを要望して終わります。 61: ◯議長田辺耕作君】 これをもちまして城所議員の総括質疑を終結いたします。    ────────────────────────────────    日程第2 平成17年度決算審査特別委員会の設置について 62: ◯議長田辺耕作君】 日程第2「平成17年度決算審査特別委員会の設置について」を議題といたします。  お諮りいたします。本定例会初日に議会運営委員長より報告がありましたとおり、ただいま議題となっております議案第57号、第58号、第59号、第60号、第61号については、副議長と総務企画常任委員長を含め、各常任委員会より各2名、各会派より各1名の計9名の委員で構成する平成17年度決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審議いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。             (「異議なし」との声あり) 63: ◯議長田辺耕作君】 ご異議なしと認めます。よって、本件については副議長と総務企画常任委員長を含め、各常任委員会より各2名、各会派より各1名の計9名の委員で構成する平成17年度決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。  特別委員会委員の選任のため、暫時休憩いたします。                           午後3時03分 休憩    ────────────────────────────────                           午後3時04分 再開 64: ◯議長田辺耕作君】 休憩前に引き続き会議を続行いたします。  お諮りいたします。ただいま設置されました平成17年度決算審査特別委員会の委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、西山宗一副議長、西山幹男総務企画常任委員長、安田議員、川上議員、西山伊三郎議員、杉崎議員、原議員、城所議員、奈良崎議員の9名を指名したいと思いますが、これにご異議ございませんか。             (「異議なし」との声あり) 65: ◯議長田辺耕作君】 ご異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました9名の議員を平成17年度決算審査特別委員に選任することに決しました。  暫時休憩いたします。  なお、決算審査特別委員会を第一委員会室で開催しますので、お集まりください。                           午後3時05分 休憩
       ────────────────────────────────                           午後3時17分 再開 66: ◯議長田辺耕作君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  休憩中に決算審査特別委員会が開催され、正副委員長が決まりましたので発表いたします。委員長、西山宗一議員、副委員長、西山幹男議員でございます。  なお、日程について委員長より報告をお願いいたします。 67: ◯議長田辺耕作君】 西山議員。        〔1番・決算審査特別委員長(西山宗一君)登壇〕 68: ◯1番・決算審査特別委員長【西山宗一君】 それでは、平成17年度決算審査特別委員会の委員長報告を申し上げます。  平成17年度決算審査特別委員会の日程につきましては、お手元に配付してありますが、第1日目、9月20日(水)は午前中に現地視察を行います。その後、税務課をはじめ、総務部関係の審査を行います。第2日目、21日(木)は消防、総務部、民生部関係の審査を行います。第3日目、22日(金)は経済環境部と建設部関係の審査を行います。最終日、9月25日(月)は教育委員会関係の審査を行います。その後、討論・表決を行います。以上が日程でございます。  また、現地視察につきましては5カ所を行います。視察は町のバスで順次、回りたいと思います。回る順番ですが、1番目に駅南口広場電線共同溝事業、2番目に山西地内(大谷戸農道改良工事)、3番目に町道32号線(貝ケ窪拡幅改良事業)、4番目に防災行政無線同報系デジタル化事業、5番目にテニスコート建設工事を予定しています。  なお、現地視察当日の天候によっては多少の内容変更もありますので、よろしくお願いいたします。  次に特別委員会では、先例に従いまして傍聴議員の発言も許可いたしますが、今回から委員を2名増やし、9名の委員構成となりましたので、審査は委員会中心に行いたいと思いますので、ご協力をお願いいたします。  以上、平成17年度決算審査特別委員会の委員長報告といたします。よろしくお願いいたします。 69: ◯議長田辺耕作君】 お諮りいたします。ただいまの委員長の報告のとおりでご異議ございませんか。             (「異議なし」との声あり) 70: ◯議長田辺耕作君】 ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。    ──────────────────────────────── 71: ◯議長田辺耕作君】 これをもちまして本日の日程はすべて終了いたしました。本日はこれにて散会といたします。この後、3時40分より第一委員会室において議会全員協議会が開催されますので、よろしくお願いいたします。  次回の本会議は19日午前9時30分より開催いたします。  なお、決算審査特別委員会は、20日水曜日午前9時30分より開催されますので、よろしくお願いいたします。ご苦労さまでした。                           午後3時21分 散会 発言が指定されていません。 © Ninomiya Town Assembly, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...