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令和2年第1回定例会12月会議(第4日) 本文
令和2年第1回定例会12月会議(第4日) 名簿

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  1. 寒川町議会 2020-12-04
    令和2年第1回定例会12月会議(第4日) 本文


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    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 令和2年第1回定例会12月会議(第4日) 本文 2020-12-10 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 212 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  ◯議長関口光男君】 選択 2 :  ◯議長関口光男君】 選択 3 :  ◯議長関口光男君】 選択 4 :  ◯11番【細川京三君】 選択 5 :  ◯議長関口光男君】 選択 6 :  ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 7 :  ◯議長関口光男君】 選択 8 :  ◯番外【教育長 大澤文雄君】 選択 9 :  ◯議長関口光男君】 選択 10 :  ◯番外教育次長 内田武秀君】 選択 11 :  ◯議長関口光男君】 選択 12 :  ◯11番【細川京三君】 選択 13 :  ◯議長関口光男君】 選択 14 :  ◯番外健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 15 :  ◯議長関口光男君】 選択 16 :  ◯11番【細川京三君】 選択 17 :  ◯議長関口光男君】 選択 18 :  ◯番外健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 19 :  ◯議長関口光男君】 選択 20 :  ◯11番【細川京三君】 選択 21 :  ◯議長関口光男君】 選択 22 :  ◯番外健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 23 :  ◯議長関口光男君】 選択 24 :  ◯11番【細川京三君】 選択 25 :  ◯議長関口光男君】 選択 26 :  ◯番外健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 27 :  ◯議長関口光男君】 選択 28 :  ◯11番【細川京三君】 選択 29 :  ◯議長関口光男君】 選択 30 :  ◯番外健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 31 :  ◯議長関口光男君】 選択 32 :  ◯11番【細川京三君】 選択 33 :  ◯議長関口光男君】 選択 34 :  ◯番外健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 35 :  ◯議長関口光男君】 選択 36 :  ◯11番【細川京三君】 選択 37 :  ◯議長関口光男君】 選択 38 :  ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 39 :  ◯議長関口光男君】 選択 40 :  ◯11番【細川京三君】 選択 41 :  ◯議長関口光男君】 選択 42 :  ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 43 :  ◯議長関口光男君】 選択 44 :  ◯11番【細川京三君】 選択 45 :  ◯議長関口光男君】 選択 46 :  ◯番外健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 47 :  ◯議長関口光男君】 選択 48 :  ◯11番【細川京三君】 選択 49 :  ◯議長関口光男君】 選択 50 :  ◯番外健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 51 :  ◯議長関口光男君】 選択 52 :  ◯11番【細川京三君】 選択 53 :  ◯議長関口光男君】 選択 54 :  ◯番外【教育長 大澤文雄君】 選択 55 :  ◯議長関口光男君】 選択 56 :  ◯11番【細川京三君】 選択 57 :  ◯議長関口光男君】 選択 58 :  ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 59 :  ◯議長関口光男君】 選択 60 :  ◯11番【細川京三君】 選択 61 :  ◯議長関口光男君】 選択 62 :  ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 63 :  ◯議長関口光男君】 選択 64 :  ◯11番【細川京三君】 選択 65 :  ◯議長関口光男君】 選択 66 :  ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 67 :  ◯議長関口光男君】 選択 68 :  ◯11番【細川京三君】 選択 69 :  ◯議長関口光男君】 選択 70 :  ◯11番【細川京三君】 選択 71 :  ◯議長関口光男君】 選択 72 :  ◯11番【細川京三君】 選択 73 :  ◯議長関口光男君】 選択 74 :  ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 75 :  ◯議長関口光男君】 選択 76 :  ◯11番【細川京三君】 選択 77 :  ◯議長関口光男君】 選択 78 :  ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 79 :  ◯議長関口光男君】 選択 80 :  ◯11番【細川京三君】 選択 81 :  ◯議長関口光男君】 選択 82 :  ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 83 :  ◯議長関口光男君】 選択 84 :  ◯11番【細川京三君】 選択 85 :  ◯議長関口光男君】 選択 86 :  ◯番外【拠点づくり部長 廣田淳生君】 選択 87 :  ◯議長関口光男君】 選択 88 :  ◯11番【細川京三君】 選択 89 :  ◯議長関口光男君】 選択 90 :  ◯番外【拠点づくり部長 廣田淳生君】 選択 91 :  ◯議長関口光男君】 選択 92 :  ◯11番【細川京三君】 選択 93 :  ◯議長関口光男君】 選択 94 :  ◯番外【拠点づくり部長 廣田淳生君】 選択 95 :  ◯議長関口光男君】 選択 96 :  ◯11番【細川京三君】 選択 97 :  ◯議長関口光男君】 選択 98 :  ◯番外【拠点づくり部長 廣田淳生君】 選択 99 :  ◯議長関口光男君】 選択 100 :  ◯11番【細川京三君】 選択 101 :  ◯議長関口光男君】 選択 102 :  ◯番外【拠点づくり部長 廣田淳生君】 選択 103 :  ◯議長関口光男君】 選択 104 :  ◯11番【細川京三君】 選択 105 :  ◯議長関口光男君】 選択 106 :  ◯議長関口光男君】 選択 107 :  ◯16番【吉田悟朗君】 選択 108 :  ◯議長関口光男君】 選択 109 :  ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 110 :  ◯議長関口光男君】 選択 111 :  ◯16番【吉田悟朗君】 選択 112 :  ◯議長関口光男君】 選択 113 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 114 :  ◯議長関口光男君】 選択 115 :  ◯16番【吉田悟朗君】 選択 116 :  ◯議長関口光男君】 選択 117 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 118 :  ◯議長関口光男君】 選択 119 :  ◯16番【吉田悟朗君】 選択 120 :  ◯議長関口光男君】 選択 121 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 122 :  ◯議長関口光男君】 選択 123 :  ◯16番【吉田悟朗君】 選択 124 :  ◯議長関口光男君】 選択 125 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 126 :  ◯議長関口光男君】 選択 127 :  ◯16番【吉田悟朗君】 選択 128 :  ◯議長関口光男君】 選択 129 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 130 :  ◯議長関口光男君】 選択 131 :  ◯16番【吉田悟朗君】 選択 132 :  ◯議長関口光男君】 選択 133 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 134 :  ◯議長関口光男君】 選択 135 :  ◯16番【吉田悟朗君】 選択 136 :  ◯議長関口光男君】 選択 137 :  ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 138 :  ◯議長関口光男君】 選択 139 :  ◯16番【吉田悟朗君】 選択 140 :  ◯議長関口光男君】 選択 141 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 142 :  ◯議長関口光男君】 選択 143 :  ◯16番【吉田悟朗君】 選択 144 :  ◯議長関口光男君】 選択 145 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 146 :  ◯議長関口光男君】 選択 147 :  ◯16番【吉田悟朗君】 選択 148 :  ◯議長関口光男君】 選択 149 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 150 :  ◯議長関口光男君】 選択 151 :  ◯16番【吉田悟朗君】 選択 152 :  ◯議長関口光男君】 選択 153 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 154 :  ◯議長関口光男君】 選択 155 :  ◯16番【吉田悟朗君】 選択 156 :  ◯議長関口光男君】 選択 157 :  ◯番外【企画部長 深澤文武君】 選択 158 :  ◯議長関口光男君】 選択 159 :  ◯16番【吉田悟朗君】 選択 160 :  ◯議長関口光男君】 選択 161 :  ◯番外【企画部長 深澤文武君】 選択 162 :  ◯議長関口光男君】 選択 163 :  ◯16番【吉田悟朗君】 選択 164 :  ◯議長関口光男君】 選択 165 :  ◯番外【総務部長 野崎 誠君】 選択 166 :  ◯議長関口光男君】 選択 167 :  ◯16番【吉田悟朗君】 選択 168 :  ◯議長関口光男君】 選択 169 :  ◯番外【総務部長 野崎 誠君】 選択 170 :  ◯議長関口光男君】 選択 171 :  ◯16番【吉田悟朗君】 選択 172 :  ◯議長関口光男君】 選択 173 :  ◯番外【総務部長 野崎 誠君】 選択 174 :  ◯議長関口光男君】 選択 175 :  ◯16番【吉田悟朗君】 選択 176 :  ◯議長関口光男君】 選択 177 :  ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 178 :  ◯議長関口光男君】 選択 179 :  ◯16番【吉田悟朗君】 選択 180 :  ◯議長関口光男君】 選択 181 :  ◯番外【企画部長 深澤文武君】 選択 182 :  ◯議長関口光男君】 選択 183 :  ◯16番【吉田悟朗君】 選択 184 :  ◯議長関口光男君】 選択 185 :  ◯番外健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 186 :  ◯議長関口光男君】 選択 187 :  ◯16番【吉田悟朗君】 選択 188 :  ◯議長関口光男君】 選択 189 :  ◯番外健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 190 :  ◯議長関口光男君】 選択 191 :  ◯16番【吉田悟朗君】 選択 192 :  ◯議長関口光男君】 選択 193 :  ◯番外健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 194 :  ◯議長関口光男君】 選択 195 :  ◯16番【吉田悟朗君】 選択 196 :  ◯議長関口光男君】 選択 197 :  ◯番外健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 198 :  ◯議長関口光男君】 選択 199 :  ◯16番【吉田悟朗君】 選択 200 :  ◯議長関口光男君】 選択 201 :  ◯番外健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 202 :  ◯議長関口光男君】 選択 203 :  ◯16番【吉田悟朗君】 選択 204 :  ◯議長関口光男君】 選択 205 :  ◯番外健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 206 :  ◯議長関口光男君】 選択 207 :  ◯16番【吉田悟朗君】 選択 208 :  ◯議長関口光男君】 選択 209 :  ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 210 :  ◯議長関口光男君】 選択 211 :  ◯議長関口光男君】 選択 212 :  ◯議長関口光男君】 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                  午前9時00分 開議 ◯議長関口光男君】  おはようございます。これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程はお手元にお示しのとおりであります。    ──────────────────────────────────────      日程第1 会議録署名議員の指名 2: ◯議長関口光男君】  日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。会議録署名議員は会議規則第116条の規定により議長において、柳田 遊君、黒沢善行君を指名いたします。    ──────────────────────────────────────      日程第2 一般質問 3: ◯議長関口光男君】  日程第2「一般質問」を行います。  昨日に引き続き、これより質問を許可いたします。11番細川京三君、細川議員。              〔11番(細川京三君)質問席へ移動〕 4: ◯11番【細川京三君】  皆さん、おはようございます。それでは、日本共産党会派を代表して一般質問を行います。  私の質問項目は4本です。1つは、コロナ対策について、2つは、教育の充実について、3つ目は、産業振興について、4つ目は、新幹線新駅についてでございます。  これまで私の事情とコロナ感染問題でしばらく一般質問から遠ざかっていましたが、今年最後の議会で一般質問を行うことになりました。ブランクがあり、お聞き苦しいところがあるかもしれません。また前置きが少し長くなりますが、ご了承ください。よろしくお願いします。  最初に、コロナ対策についての質問をします。  世界に猛威を振るっているコロナ感染、その影響で社会経済活動は大混乱に陥っています。この11月から急速に新型コロナ感染が全国に広がっている現状を直視し、警戒感を持つことが町にも求められていることではないでしょうか。大都市に比較的近い寒川町の勤労者や学生などは、東京や横浜、川崎に通勤していることからも感染のリスクは高くなることが想定されるところです。マスコミ報道を見る限りは、感染をさらに拡大し、全国至るところで感染増加の傾向にあります。第3波到来と言われる新型コロナ感染の状況を知ることで、これまで以上に感染の脅威に不安を感じおびえている人たち、町民がいることだと思います。  その感染拡大に至った経緯や対策は、これまでどうだったのか。国は行政の取るべき対策に関心が注がれ、国や自治体の取るべき対策は国民、住民に十分かなったものであったのか。国民、住民の間で毎日のように議論が交わされている状況が伝わってきますが、抜本的な改善策が打ち出されていないと私は思っています。  感染拡大が進む上で感染の収束を第一に願い、安全安心を求めているのが町民の一人一人です。これ以上感染拡大をさせないように、あらゆる対策を講じることを呼びかけていますが、現状ではいまだ十分な手だてが取られていないことが社会問題になっています。  全国の自治体でも、新型コロナ危機から命と暮らしを守り、経済を立て直すために全力を挙げています。その1つとして、コロナ感染拡大防止の最重要課題として挙げられるのが、検査と医療体制を抜本的に拡充すること、2つは、雇用と事業を維持し経済を持続可能にする政策を取り、コロナ危機を倒産と失業の悪循環に陥らせてはならないこと、3つ目は、未来を担う子どもたちと学生に学びを保障する生活を支える支援をすることであります。  これまで町は新型コロナ感染にどのように対処してきたのかを示していただき、これから先どのような対策を行っていかれるのか、どのように町民の命と暮らしを守り、安全安心のまちづくりを目指すのか具体的にお示しいただきたい。
     以上のことを述べた上で、感染実態と感染者の対応、2つ目は、検査の状況、3つ目は、町民の意見と安全安心対策、そして4つ目には、PCR検査場の確保等についての4点について町の見解を求めます。  大きな2つ目は、教育の充実についてでございます。これまで我が会派は少人数学級をはじめ教職員の増員補充とよりよい教育環境を整えるために取り組んできました。現在新型コロナ感染による危機的状況を乗り越えるため、教育環境の改善、整備が教育問題として大きく取り上げられています。少人数学級の拡充やそれに伴う教員の増員補充と今日の学校教育の現状を直視し、早急な改善策を取ることが最重要課題と考えます。  既に少人数学級の効果は全国の学校で実証されており、その効果については次のように捉えられています。昔と今では教室の雰囲気は大分違い、突発的にキレたり、立ち歩くなど困難な子どもも少なくありません。また、塾通いの有無で学力差も広がっております。これらは、子どもの責任というより大人社会が作り出したものです。こうした中で、教員が子ども一人一人と丁寧に接することができる少人数学級は切実な願いとなっております。  その効果について若干触れてみます。既に少人数学級を実施した地方では、効果がはっきり現れていると言われます。ある小学校では学級担任の96%、保護者の81%が少人数学級を大変良いと答え、教員からは、子どもの活躍する場面が増えた、学習の理解度が把握しやすく理解不十分な子にもより多く支援することができた、保護者からは、心の安定、落ち着きが感じられる、私語がなくなったなどの感想が寄せられています。  このように少人数学級の効果は日本でも世界でも認められています。長年少人数学級の実現を目指した結果、一時期拡充され前進したことがありましたが、その後は小学校3年生までにとどまり、その後は拡充にまで至っておりません。コロナ感染を契機にソーシャルディスタンスということが盛んに言われ、お互いに感染を防ぐための大きな効果が期待されていることから、思い切った拡充を果たすべきです。  学校現場は、児童生徒が集中する場であり、感染のリスクが最も高いところだと言われます。新型コロナ感染から子どもたちの命を守るためにも、今こそ少人数学級の拡充を要求するものです。  以上、現況と効果、今後の取組等について伺ってまいります。  次に、学校給食について質問します。これまでの経緯として、我が会派の主張は、自校直営方式を堅持することでありました。小学校給食を愛食する児童たちの意見を尊重し、保護者、町民から支持されている自校直営方式を採用すべきというものでした。ところが、町はこれまで自校直営方式を取り止め、センター方式に切り替えたため、自校直営方式を望んでいた保護者、町民から反対意見と不満が持ち上がりました。突然の方針転換に不信を抱いた保護者、住民は、運動を展開し、自校直営方式を採用するよう求めております。自校直営方式を採用することで、食育や地産地消など学校教育にとって最適な自校直営方式を存続する考えはないのか。  以上、少人数学級の推進、教員の配備増、そして学校給食についての町の見解を求めます。  次に3つ目は、産業の振興でございます。当町の産業は、製造業を中心に企業等が相模川左岸に多く集積しております。商工業分野では、小売店をはじめ大型店の周辺を取り巻くように中小の事業者が散在しており、飲食業をはじめ建設業や小売りサービス業をなりわいとして幅広く営業活動に従事しています。個人事業主の中には零細な業者も多く、それぞれの営業形態も様々であります。  町は、もともと農業を中心に栄えた町であろうと思いますが、昭和30年頃以降の高度成長期に、工業を中心にした企業の進出と同時に、商業では飲食店、小売りサービス業などが各商店会を形成し、人口増加とともに発展してきた町だと私は思っております。これまで当町において寒川駅前は町の顔としてにぎわいを示してきました。これからもにぎわいのある商店会を目指し活性化を求めていくことが地域住民、町民から求められております。  さて、このような背景の下、40年代頃から各業種で中小零細業者を悩ませ、苦しめる結果となった規制緩和の影響で大型小売店の進出、いわゆる大店舗法に見られる法改正などにより、規制強化がされる一方、中小小売店は酒店業をはじめ大きな痛手を受けたのであります。結果、転業、廃業者が続出することになったことで、中小業者が大きな痛手を受けてことに相違ありません。  さて、農業では、企業の進出や住宅地の拡大などにより農地も縮小することになったと思います。そのような状況下で農業を継続し引き継いでいこうとする人や新規農業者も生まれていることは、農業の振興からも歓迎すべきことだと考えます。そもそも農業は、基幹産業として位置づけられるべきで、寒川の農業は都市近郊型の農業に属し、販路も十分とは言えないまでも、比較的安定していると言えるのではないでしょうか。  これからの農業をどう発展させ、貴重な存在となっている農業者をどのように守ろうとしているのか、農業の振興策についてお聞きします。  ところが、当町において商工業、農業の衰退は各地域に見られます。町の経済を支える上で大きなダメージだと考えます。  以上のことから、商業について、2つ目は工業、そして3つ目、農業について町の見解を伺います。  最後の問題です。新幹線新駅について質問します。新幹線新駅の誘致が当町に決まってから相当な時間が既に経過しています。請願駅として県のプロジェクトとして期成同盟会が結成され、その後、長期間の歳月が費やされてきました。この間町では推進する方向のみの取組で議論が交わされていますが、それとは裏腹に町民の意識は当初の段階からかなり変化していることではないだろうかと疑問を抱いているところで、意見もいただいているところです。町民の意見として、新駅があれば便利になると思うが、費用が大変ではないか、JR東海は自ら建設資金を出さないのか、駅はないよりあったほうが良い、なくても支障はない、利用することはあまりない、もし利用するとなれば東北方面は新横浜、東京に行く、関西方面なら小田原で乗車するから倉見新駅を利用することは少なくなると思う、たとえ新駅ができても、こだましか止まることなく車両本数も少ないと思うことから利用を控えがち、あまり新幹線を利用することもない、出張、ビジネスで乗るぐらいという意見などが多く聞かれています。  このような意見を基に新駅の現状と町民の意見等について伺ってまいります。  以上、1点目の問題です。 5: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。 6: ◯番外【町長 木村俊雄君】  おはようございます。通告順位4番細川議員のご質問にお答えいたします。  初めに大きな1点目、コロナ対策の1点目として、感染実態と感染者の対応について問うとのお尋ねでございます。  保健所等において実施されますPCR検査及び抗原検査である行政検査の結果、陽性となった場合、原則的に茅ヶ崎市保健所より感染者情報が公表され、濃厚接触者などを特定するための積極的疫学調査や施設等への感染拡大防止に係る指導についても茅ヶ崎市保健所が行うこととなっております。  次に、2点目でございます。検査の状況についてのお尋ねでございます。茅ヶ崎市保健所管内の検査人数につきましては、茅ヶ崎市保健所が公表しておりますが、これまで7,000人近くの方が検査を受けられております。  3点目でございます。町民の意見と安全安心対策についてのお尋ねにお答えいたします。  町民の皆さんには町ホームページに特設ページを設けるなど、感染拡大防止のための注意喚起に努めているところでございます。また、災害時の避難所の状況を想定し、3密を避けるなど感染症対策に対応した避難訓練も実施しております。今後も町民の皆さんに安心していただけるよう最新の情報を提供してまいります。  4点目といたしまして、PCR検査場の確保についてのお尋ねをいただきました。  PCR検査を実施する医療機関や検査場については、県や保健所設置市が整備を進めており、検査を受けるまでの手順等につきましては、お知らせしているところですが、町独自の検査場の設置をする考え、予定はございません。  次に、大きな2点目、教育の充実についての1点目として、少人数学級の推進についてのお尋ねをいただきました。  寒川町では、児童生徒を取り巻く教育環境を重視したきめ細やかな体制づくりに努めているところでございます。現在町の少人数学級の状況については、国、県に先駆け小学校3年生まで実施しております。また効果については、一人一人に対してよりきめ細かな指導及び支援を行うことができると考えております。  次に、2点目の教員の配置増についてのお尋ねにお答えします。  少人数学級を推進することに伴う教員の配置増については、必要であると認識しておりまして、引き続き国や県へ要望してまいります。  3点目の学校給食についてのお尋ねにお答えいたします。  小中学校の学校給食を給食センター方式化することは、既に町方針として決定しておりまして、現在では昨年策定した(仮称)寒川町学校給食センター整備基本構想・計画に基づき整備に向けた設計を行っております。この中の方針でもお示ししているとおり、自校方式による給食提供は考えておりません。  なお、詳細につきましては、教育委員会よりお答えいたします。  次に、大きな3点目、産業の振興についての1点目として、商業についてのお尋ねにお答えいたします。  商業の振興につきましては、近隣自治体における大型店舗等の影響や価値観の多様化、ライフスタイルの変化等から、買回り品に関する購買力の流出が課題ではありますが、大型スーパーの進出もあり、買物不便地域の解消が図られ、生活雑貨などの最寄り品の消費は町内で行われているという状況から、大型店にはない寒川らしさを感じていただける個店への魅力づくりを推進してまいります。  次に、2点目、工業についてのお尋ねでございます。  町内企業につきましては、特定の業種に偏ることなくバランス良く企業が立地されており、経済環境や市場の変化に柔軟に対応できるという強みを持った産業構造が特徴でございます。  しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響から多くの業種で経営が悪化し、非常に厳しい状況が続いております。このような状況から、中小企業や小規模事業者を対象としたエコノミックガーデニング推進事業をさらに進めていくとともに、町商工会をはじめとした関係機関と連携を密にし、企業支援に取り組んでまいりたいと考えております。  最後に3点目、農業についてのお尋ねにお答えいたします。  町内農業の現況でございますが、本町の農業は、恵まれた気象条件や首都圏近郊を背景とした経済的、地理的好条件を生かして、水稲を中心に花卉、野菜などの施設園芸やナシ等の果樹栽培など多くの農産物が生産されております。  しかしながら、近年におきましては、都市化の進展等に伴い土地利用の多様化、混在化が進むとともに、農業経営においても農業者の高齢化や担い手不足などにより、本町においても近隣自治体同様に遊休農地が増える傾向にあります。こうした状況にあるため、町といたしましては、JAさがみをはじめとした関係機関と連携を密にし、遊休農地の解消や営農環境の充実に努めてまいります。  続きまして、大きな4点目の新幹線新駅について、現状と町民の意見についてのお尋ねにお答えいたします。  寒川町倉見地区への新幹線新駅誘致については、過去から様々な方々のご努力の積み重ねがございます。新駅実現を願う町民の署名活動が行われ、町議会におきましても、東海道新幹線新駅設置促進に関する決議がなされ、その結果として、平成9年の神奈川県東海道新幹線新駅設置促進期成同盟会の第3回臨時総会におきまして、当時の神奈川県知事より、県内誘致地区が倉見地区に一本化され、今日に至っているところでございます。  現在はJR東海より、東海道新幹線の密なダイヤ運行の中で、新駅設置は到達時間の延伸など利用者利便性を損ねるため、新駅設置の可否については、現段階では判断できないとの考えが示されておりますが、一方では、JR東海は、現在工事が進められておりますリニア中央新幹線が開業すれば、現在ののぞみ機能がそちらにシフトすることで新駅の余地は高まるという発言もされているところで、一昨年の書面による回答では、新駅周辺のまちづくりの検討に当たり助言を求められれば協力していくとのコメントをいただくことができたところであります。  リニア中央新幹線につきましては、現在課題を抱えているものの、2027年の東京・名古屋間の部分開業、また2037年にはその先の大阪までの全線開業を目指して工事が進められているところで、新駅設置検討の時期は近づいていると考えておりますので、設置判断の1つとしてされている都市形成、つまりは周辺のまちづくりについては、神奈川県をはじめ同盟会会員である自治体、あるいは経済団体とともに取組を進めてまいります。また、住民の意見につきましては、まずは新駅誘致地区において、東海道新幹線新駅誘致地区周辺まちづくり連絡協議会を中心に、地元の方々とまちづくり気運の醸成に努めておりますので、よろしくお願いいたします。 7: ◯議長関口光男君】  大澤教育長。 8: ◯番外【教育長 大澤文雄君】  それでは、教育の充実について町長の補足答弁をさせていただきます。  まず、1点目の少人数学級の推進についてと2点目の教員の配置増については私より、3点目の学校給食については内田教育次長より補足答弁させていただきます。  まず、1点目の少人数学級の推進についてですが、現在国、県の事業として小学校の1、2年生について35人以下の少人数学級が導入されており、寒川町では、2012年度から町独自の予算で小学校3年生でも実施しております。少人数学級実施の効果として、きめ細かな指導及び支援が行き届くことが挙げられます。さらに授業の中で教師と児童生徒とのコミュニケーションの機会も増え、個に応じた指導を組み立てやすく、学力向上にもつながると考えます。そして教室環境としても、机と机との間に距離が取れ、教室空間に余裕が生まれるなど、整然とした環境の中で授業にも集中できる状況が取れます。  次に、2点目の教員の配置増についてですが、少人数学級の推進に伴い教員の増員は必要であると考えております。国の動きとしても、少人数学級の推進について文部科学大臣が30人学級を目指すべきだと考えていると発言しており、教員の配置増の実現に向けて教職員定数改善計画の策定を目指す考えを表明しております。 9: ◯議長関口光男君】  内田教育次長。 10: ◯番外教育次長 内田武秀君】  それでは、学校給食について補足答弁をさせていただきます。  小中学校の学校給食の給食センター方式化については、議会をはじめ住民説明会等様々な場面でご説明申し上げております。町を取り巻く社会情勢の大きな変化、寒川町公共施設等総合管理計画策定による公共施設の在り方の見直し、小中学校において20年、30年、40年先も安全安心な学校給食を提供することなど、総合的な検討と判断の上で決定いたしました。また、小中学校を合わせたセンター方式による学校給食は、以前からの懸案である中学校の完全給食を実現するものとなります。  昨年9月に策定した(仮称)寒川町学校給食センター整備基本構想・計画についても、基本構想・計画案に対するパブリックコメントを実施し、住民の意見を聴取、反映を行っております。また、これまで給食センター整備の進捗状況等については、逐次議会でご報告、ご理解をいただいており、給食センターについて必要な説明を行い、決定した事実はこれまで再三お答えしているとおりでございます。  現在昨年実施したプロポーザルで決定した設計社会とともに、給食センター整備に向けて設計を行っているところであり、年度末には詳細設計が完了する予定です。合わせて整備運用に関する検討組織である給食センター整備運用検討部会、教育委員会事務局、学校、町関係部局の代表を構成委員としている給食センターの検討部会において、設計に関する内容はおおむね完了し、現在センター方式での運用について検討している段階に至っております。  検討部会での検討内容を踏まえ、安全安心な学校給食を寒川町の児童及び生徒に給食センター方式で提供していく所存であり、自校方式での給食提供については考えてはおりません。  以上です。 11: ◯議長関口光男君】  細川議員。 12: ◯11番【細川京三君】  それでは、答弁に対しましての私の一問一答に入っていきたいと思います。  最初に、コロナの問題についてでございます。  今回の質問の中で、コロナ問題と教育問題は何人かの方々から質問がありましたけども、若干重複するところもあると思いますけども、よろしくお願いします。  まず、連日感染が拡大している状況を私も危惧しているところですけれども、昨日もありましたけども、感染発症者は、現在一番直近でできたらお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 13: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 14: ◯番外健康子ども部長 伊藤 研君】  それでは、ただいまの質問は、町内の感染者数というお尋ねでございます。  12月7日現在の寒川町の感染者数は、茅ヶ崎市保健所から公表された46人と神奈川県管轄の保健福祉事務所から公表された1人を加え、計47人となってございます。 15: ◯議長関口光男君】  細川議員。 16: ◯11番【細川京三君】  次に、昨日は45人、これは11月30日のことだと思います。本当に感染が増えている、そういう状況を私も危惧しているところです。  2つ目の問題では、コロナ感染の情報を受けてから町が行う対応はどういったものであるか、それについてお聞きします。 17: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 18: ◯番外健康子ども部長 伊藤 研君】  町が行う対応につきましては、茅ヶ崎保健所から公表された感染者の情報につきまして、町ホームページ、そこから直接閲覧できるように設定し、最新の情報を提供してございます。 19: ◯議長関口光男君】  細川議員。 20: ◯11番【細川京三君】  それから、感染防止の重要性は申すまでもないと思っています。非常に重要なことですけども、町からの周知徹底というのはどのようになさっているのか、保健所との関係もあるんですけども、その辺についてお聞きします。 21: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 22: ◯番外健康子ども部長 伊藤 研君】  感染防止の周知徹底はどのようにしているのかとのお尋ねについては、感染を防ぐための対策は一人一人の意識と行動が基本となります。町では、「広報さむかわ」やホームページで、手洗いやマスク着用、3密の回避を継続的に注意喚起し、予防対策が習慣化されるよう働きかけを行ってございます。 23: ◯議長関口光男君】  細川議員。 24: ◯11番【細川京三君】  保健所とのつながり、連携は当然のことでありますけども、その果たす役割というのは非常に大きなものがあると思います。その点について、保健所との連携の内容について伺います。 25: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 26: ◯番外健康子ども部長 伊藤 研君】  茅ヶ崎市保健所が主催する茅ヶ崎市新型インフルエンザ等対策に係る地域医療体制対策会議にも町も参加することで、最新情報の共有と連携を図っております。この会議は、管内の医師会、歯科医師会、薬剤師会、病院代表、消防、警察、行政が、地域の実情に応じた地域医療体制の整備を推進することを目的とし、新型コロナウイルス感染症の感染状況や検査体制、医療体制などを情報共有し、今後の対応について検討しているところです。  以上です。 27: ◯議長関口光男君】  細川議員。 28: ◯11番【細川京三君】  6点目です。感染の疑いがある方は非常に心配をなさっていると思います。そういった方々の相談にはどういった対応をしているんでしょうか。また、相談者はどのくらいいらっしゃるんでしょうか。それについてお聞きします。 29: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 30: ◯番外健康子ども部長 伊藤 研君】  相談者の状況を確認し、感染の疑いがある場合は、茅ヶ崎市保健所コロナ受診相談センターをご案内してございます。通常の発熱やせき、のどの痛みの症状の場合は、まずはかかりつけ医に相談することをお勧めいたしますが、かかりつけ医がいない場合は、神奈川県が開設した発熱等診療予約センターをご案内してございます。発熱等診療予約センターは、電話、または携帯電話のアプリ、LINEで予約センターに連絡すると、センターが受診できる医療機関を予約し、相談者に予約内容を連絡するシステムでございます。  引き続き発熱のある方が受診できないということにならないように、適切に受診できるよう対応してまいります。 31: ◯議長関口光男君】  細川議員。 32: ◯11番【細川京三君】  それでは、次に、感染者について、当然病院にかかるわけですけども、病院からの報告というのは行われているんでしょうか。 33: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 34: ◯番外健康子ども部長 伊藤 研君】  新型コロナウイルスの感染者につきましては、病院から町への報告は行われません。感染症法により新型コロナウイルスの診断をした医師は、最寄りの保健所長を経由して都道府県知事に届け出なければならないと規定されてございます。  以上です。 35: ◯議長関口光男君】  細川議員。 36: ◯11番【細川京三君】  次に行きます。  避難所のコロナ対策はどうあるべきか、避難もこれからあると思います。そういう状況に遭遇した場合のことです。それに対しての町の考え、見解についてお聞きします。 37: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。 38: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】  災害発生に伴いまして避難所を開設する場合には、密集、密接、密閉の3密の状態の回避や衛生管理を徹底し、感染症リスクを軽減させるために様々な対策を講じる必要があると考えてございます。  町では、新型コロナウイルス感染症避難所対応方針を策定いたしまして、施設内での複数の避難場所を確保するために校舎を活用するなど、使用できるスペースを最大限拡大するように定めておりまして、現在学校施設等の施設管理者と協議を重ねているところでございます。  広域避難所での他の対策といたしましては、受入時の消毒の徹底や検温及び調査票を使用いたしまして健康状態のチェックを行い、発熱者や体調の悪い方については、別のスペースに避難していただく措置、また多くの方々が共同で生活する場所では、ソーシャルディスタンスを確保することや十分な換気などの対策を取ってまいります。また、災害時に広域避難所運営を的確に行えるよう、新型コロナウイルス感染症対策に対応いたしました広域避難所開設訓練を避難所の従事職員や、地域の方々を含めた避難所運営委員会にて実施してございます。  以上です。 39: ◯議長関口光男君】  細川議員。
    40: ◯11番【細川京三君】  昨年台風による上流ダムの放流がありました。そのための避難行動で避難所に2,600人の方々が避難したことについて、こういった場合、コロナ感染のリスクをどういうふうに町として考えているのか、それについてお聞きします。 41: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。 42: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】  新型コロナウイルス感染症が流行する状況下におきまして、多くの避難者が集まる避難所の開設は、新型コロナウイルスに対する感染リスクが高まる可能性がございます。このためご質問の水害に関しましては、天気予報などの気象情報等によりある程度の災害予測ができますので、各個人が洪水ハザードマップ上でお住いの地域をご確認していただき、安全に避難をする場所を確保できる方には、在宅避難をお願いしております。また、浸水等で危険な区域にお住いの方へは、ご自宅の2階などの垂直避難ができるかの確認に合わせまして、安全な場所にいるご親戚やご友人宅への避難も検討していただくなど、分散避難の推進を広報や自治会への回覧などで周知を行ってございます。  それでも安全な避難先の確保ができなければ、マスクなどの感染防止対策をしていただき、早めの避難をお願いするなどの対応を周知し、避難所の過密状態の防止に努めてまいります。  なお、避難者への対応といたしましては、先ほどの答弁と重複いたしますが、できる限り少人数、個別空間の確保が必要と考え、体育館のほか学校における校舎の活用やグラウンドの開放を行い、避難所として使用できるスペースを最大限活用したいと考えてございます。  また、少しでも多くの避難スペースを確保するため、協定を締結しております民間事業者等の施設を避難所として活用できるよう協議を進めることに合わせまして、さらに民間事業者の施設等が避難所として活用できますよう、協定の充実を図ってまいります。  以上です。 43: ◯議長関口光男君】  細川議員。 44: ◯11番【細川京三君】  この冬、インフルエンザが発生すると思うんです。それで、それとの同時流行が大変懸念されていると思います。インフルエンザワクチンが今不足しているとの情報でありますけども、町の高齢者の接種状況はどういう状況になっているんですか。それについてお聞きします。 45: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 46: ◯番外健康子ども部長 伊藤 研君】  町では、高齢者インフルエンザ予防接種を10月1日から開始し、現在委託医療機関から10月実施分が報告されてございます。11月30日現在の報告数は65歳以上対象者1万3,362人、10月の接種者につきましては3,700人、率としましては27.7%となっておりますが、接種期間は令和3年1月31日までございます。ワクチンの提供については、厚生労働省の情報では、昨年より12%多く製造される予定で、今後も順次供給されるという情報となってございます。 47: ◯議長関口光男君】  細川議員。 48: ◯11番【細川京三君】  ワクチン接種量が27.7%ということでございますが、高齢者は非常に感染しやすいということからも、促進していただきたいということをお願いします。  次に、最後の質問になりますが、PCR検査についてです。検査を受けられるところの確保、これが必要だという町民のご意見もございます。これについての町の考え方についてお願いします。 49: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 50: ◯番外健康子ども部長 伊藤 研君】  新型コロナウイルスの行政検査、これは新型コロナウイルス感染の疑いのある者について医師の指示で実施する検査でございます、は感染症法により帰国者、接触者外来と同様の機能を有する医療機関と都道府県、保健所設置市、または特別区が委託契約を締結し行われるものであり、町が独自に検査体制を整備する権限はございません。  検査体制の拡充につきましては、地域医療体制対策会議において、茅ヶ崎市保健所長から医師会や医療機関への協力要請により、実施場所は増加しているとの報告でございます。  しかしながら、検査実施医療機関については、問合せが集中し、必要な検査や診療ができなくなるおそれがあるため、公表されていない状況でございます。  以上です。 51: ◯議長関口光男君】  細川議員。 52: ◯11番【細川京三君】  以上、コロナ問題について質問してきました。町として、国にこれから医療機関や高齢者施設などを守るための社会的検査を、また人の集中する感染急増市となるリスクのあるところへの大規模地域集中的な検査をすることが必要だと思っております。また、2つ目には、感染追跡できる体制を強化できるようにしていただきたい、それは保健所の体制を強化することにつながることだと思います。3つ目は、病院、診療所などの支援を行うことが必要であります。全国一律、今Gotoキャンペーンがされておりますけども、これはやはり取り止めるべきじゃないかなと私は思っております。地域ごとの支援策に、またGotoを切り替えることも必要だと、これに対しまして国に要請することが今非常に重要だと思っています。  以上、コロナ関連質問を終了します。  次に、教育の問題でございます。教育の充実です。教育について一問一答に入ります。  これまで町の見解を求めてまいりましたが、町長と教育長の答弁を受けまして、少人数学級の推進の効果等については、理解を若干示されたと思っております。国、県への要望も行っていることでありますから、見解が少し分かりましたので、この時点での一問一答を省略して次に進みたいと思います。  次は、教員の配置増の問題でございます。少人数学級を進める上で欠かすことのできないことであると思います。教員を増やさないことには、少人数学級に踏み出せないことは誰もが承知していることでありますが、これまで一向に改善が見られなかったと私は思っております。臨時職員や加配教員の非正規雇用、臨時雇用では、一過性のものになっているんではないかと思います。教員増に対する町の考えを述べていただくこと、そして町として、これは教育長から答弁がありましたが、国、県への働きかけをしっかりとやっていく必要があるだろうと思います。それについて伺います。 53: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。大澤教育長。            〔13番(横手 晃君)退席 午前9時50分〕 54: ◯番外【教育長 大澤文雄君】  ただいまの質問は、少人数学級を進める上で欠かすことのできない教員の配置増に対して国、県への働きかけをしているのかというようなお尋ねかと思います。  今般のコロナ禍において、学校での感染防止の観点や子どもたちの心のケアと学びの観点から、少人数学級を求める声が高まっています。寒川町では、国、県に先駆けて、少人数学級の拡充に向け小学校3年生まで取り組んでおり、また効果や有効性も現れております。児童生徒が安心して楽しく学び、よりよい学校生活が送れるよう、教育委員会としましても教員の配置増については国や県へ継続して要望してまいります。 55: ◯議長関口光男君】  細川議員。 56: ◯11番【細川京三君】  ぜひ要望を強めてください。  それから、3点目の学校給食です。給食については、町の見解をはっきり述べられましたけども、我が会派は、自校直営方式を一貫して望んでおります。今ある学校給食室の存続と活用もしっかりと考え、維持すべきと主張し、教育の充実についてはこれで終了といたします。  次に、産業の振興について一問一答に入ります。まず、商業についてでございます。私の考えも述べながら質問します。  かつて中小業者は、地域社会に多大な貢献をしてきたことや住民との深い関わりを持ち、商店街の活性化を目指して、さらににぎわいを醸し出す役割は欠かすことのできない存在であったと思います。町のあらゆる行事に積極的に参加し、中心的な役割を発揮し、日常的には地域住民としてのコミュニティをつくり出し、地域住民を励ましてきたのではないかと思っております。中小業者が形成する商店街が栄えることは町が潤うことにつながります。このことについての現状と商業に対する見解についてお答えください。            〔13番(横手 晃君)着席 午前9時52分〕 57: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。 58: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】  商業に対する現状と町の考え方についてでございますが、本町における商業は、店舗が集中する一般的な商店街ではなく、街道沿いを中心として自然発生的に個店が出店する路線型商店として発展してまいりました。  こうしたことから店舗が連なる商店街としての魅力に欠け、近隣市等の大型商業施設への買回り品に対する購買力の流出が問題となっております。  先ほど町長答弁でも触れておりますが、町といたしましては、寒川駅北口商店会が実施しております寒川ちょい呑みフェスティバルへの協力や各個店の知名度の向上に向けた取組など、寒川らしさを感じていただけるような魅力づくりに対する取組を進めてまいります。よろしくお願いいたします。 59: ◯議長関口光男君】  細川議員。 60: ◯11番【細川京三君】  2つ目です。これまで私たちが提案してきました住宅リフォーム、これが実現されまして、非常に経済効果も上がっております。そういった状況で、さらに拡充を求める質問でございます。  まず、住宅リフォームで過去3年間の実績と利用状況についてお答えください。 61: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。 62: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】  住宅リフォーム制度の過去3年間の実績と利用状況についてのご質問でございますが、年度ごとの交付決定件数、住宅リフォーム等の建築工事推進助成金の決算額、助成金を利用してリフォームを実施したことによる消費金額の合計の順でご報告させていただきます。  まず、昨年度令和元年度は、交付決定件数が63件、助成金決算額が321万5,000円、消費金額は1億166万円となっております。次に、平成30年度は、交付決定件数が58件、助成金決算額が265万1,000円、消費金額が8,769万円でございます。最後に平成29年度は、交付決定件数が56件、助成金決算額が286万7,000円、消費金額が8,600万円となっております。よろしくお願いいたします。 63: ◯議長関口光男君】  細川議員。 64: ◯11番【細川京三君】  次に、現在のリフォーム助成金の補助額を私たちは10万円に引き上げることを要求します。対象者の総枠も2倍に増やすことについてのお考えについてお聞きします。 65: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。 66: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】  現在の住宅リフォーム等建築工事推進助成金制度の拡充に対する考えでございますが、この制度は、町内での消費が増えるという一定の経済効果がある事業であるとは認識しておりますが、現在のところ助成金額の拡充についての考えはございません。また、対象の総枠を増やすことに関しましては、これまでも対象となった方が申請、受給できるよう、必要に応じて補正予算等の対応を行っておりますので、今後も同様の考えで事業を進めてまいりますのでよろしくお願いいたします。 67: ◯議長関口光男君】  細川議員。 68: ◯11番【細川京三君】  それでは、次に、新幹線新駅について伺ってまいります。 69: ◯議長関口光男君】  細川議員、工業と農業はよろしいんですね。 70: ◯11番【細川京三君】  失礼しました。農業について、ごめんなさい、ありました。工業の振興です。取組についてお答えください。 71: ◯議長関口光男君】  質問内容は何ですか、工業については。 72: ◯11番【細川京三君】  現状です。これからの町の考え方についてお聞きしていきたいと思います。  訂正します。失礼しました。農業について問います。農業の現況についてお聞きします。  まず、町の農業の課題です。これはどういったものであるか、町長から答弁いただきましたが、今の具体的な方向性について伺いたいと思います。 73: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。 74: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】  農業の課題というようなご質問だと思います。農業については、先ほど町長の答弁にもございましたように、担い手不足、遊休農地の解消に取り組んでおり、町におきましても、こちらの部分を重要課題として認識してございます。  町といたしましては、引き続き新たに農業を志す人に対し就農を支援するとともに、必要な知識や技術の習得を支援している県農業アカデミーや県農業技術センターなど関係機関と連携し、町に新規就農を望む人の情報や町の農地情報などの交換を行い、新規就農者の確保に努めてまいります。  また、現在新たな取組として、農地利用最適化推進委員を中心にJAさがみと協力しながら、耕作希望者と遊休農地のマッチングを行い、遊休農地の解消に向けて取り組んでいるところでございます。よろしくお願いいたします。 75: ◯議長関口光男君】  細川議員。 76: ◯11番【細川京三君】  次に、町の耕地面積、それから遊休農地面積の把握について伺います。 77: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。 78: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】  農地の現状についてのご質問でございますけれども、平成30年度の関東農林水産統計の数字になりますが、耕地面積につきましては229ヘクタールで、町の面積1,342ヘクタールの約17%に当たります。また、町が現在把握しております遊休農地面積は、令和元年度末時点で約3.5ヘクタールとなってございます。 79: ◯議長関口光男君】  細川議員。 80: ◯11番【細川京三君】  次に、新規就労の方は少ないと感じています。今後担い手不足、遊休農地解消についてどのように考えているのかお聞きします。 81: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。 82: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】  担い手不足、遊休農地につきましては、議員ご指摘のとおり、町におきましても重要課題と認識しております。先ほどの答弁と重なってしまうんですけれども、町としては、引き続き新たに農業を志す人に就農を支援するとともに、必要な知識や技術の習得を支援しているそれぞれの関係機関と協力しながら情報交換を行って、新規就農者の確保に努めてまいります。また、新たな取組として、農地利用最適化推進委員を中心にJAさがみと協力しながら、耕作希望者と遊休農地のマッチングを行って、遊休農地の解消に向けて取り組んでいくところでございますので、よろしくお願いいたします。 83: ◯議長関口光男君】  細川議員。 84: ◯11番【細川京三君】  産業については、以上で質問を終わります。  次に、新幹線の問題に移ってまいります。  まず、新幹線の現状です。どういったところに到達しているのか。住民の目線から見たツインシティ計画について町はどのように考えているのか、それについてお聞きします。 85: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。廣田拠点づくり部長。 86: ◯番外【拠点づくり部長 廣田淳生君】  現状について、住民の目線から見たツインシティ計画についてどう考えているのかというお問合せでございます。新駅誘致地区が倉見地区に一本化された際に、県の期成同盟会においてツインシティ構想が示され、平成14年にはツインシティ整備計画が策定されました。平塚市大神地区では、平成28年に地元地権者により土地区画整理組合が設立され、現在は物流施設などの建築工事も進んでおり、まち開きに向けた準備が進んでおります。また、倉見、大神両地区をつなぐ倉見大神線をはじめとする道路ネットワークについても都市計画決定を行うなど、整備に向けた準備が進められております。  一方、倉見地区については、工事など目に見えた状況が感じられないところではございますが、新駅の設置時期を見据え、一昨年新たな思いを持って立ち上げていただいた地元組織のご協力を得ながら気運の醸成を図っているところであり、今後も引き続き地元との対話に努めてまいります。 87: ◯議長関口光男君】  細川議員。 88: ◯11番【細川京三君】  今JR東海はいろんなことを議論の中で申し述べているわけですけども、現在のJR東海の考え方、あるいは対応については、どういった状況にあるのでしょうか。お聞きします。 89: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。廣田拠点づくり部長。 90: ◯番外【拠点づくり部長 廣田淳生君】  JR東海の対応についてということでございます。  JR東海には毎年同盟会の要望活動を行っておりまして、町長も副社長と面会しております。町長の答弁と重なりますが、JR東海は、新駅については、現在工事中のリニア中央新幹線が開業したその先の問題だとされておりますが、リニアの工事が進んでいる状況からか、一昨年度から、まちづくりについて助言を求められれば協力するとの姿勢を示されたことを受けまして、昨年12月には担当者レベルでの技術的相談を実施することができました。これについては、私どもの士気も大いに高まるとともに、地元組織でも好意的に受け止められており、気運が高まりつつあると感じております。 91: ◯議長関口光男君】  細川議員。 92: ◯11番【細川京三君】  新幹線新駅設置というのは、私どもは大型開発事業、そういった見方をしております。大型開発事業となると、お金が非常にかかる、寒川では北口、町の区画整理、そういったところが1つは例に挙げられるかもしれません。そういった中で、実際その財源を今積立もしておりますけども、非常に厳しい状況にあるんではないかと思います。この状況というか、その辺について、当然同盟会の配分とか、県の配分、いろいろあると思いますけど、その辺について今後の計画、あるいは財源計画についてどのようになろうとしているのか見解を求めます。 93: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。廣田拠点づくり部長。 94: ◯番外【拠点づくり部長 廣田淳生君】  町の財源的な状況などについてどうなのかということにお答えします。  現在想定されています駅設置に係る事業費については、平成9年の誘致地区協議に際して、検討材料といたしまして、駅前広場等の関連施設整備を含め約250億円程度と示されております。既に神奈川県から少なくとも3分の1は負担する意向が示されておりますが、残る負担部分についての負担割合は決まっておりません。地元自治体といたしましても、一定の負担は必要だと認識しておりますが、会員自治体に比べれば財政規模はかなり小さいと言えますので、その負担がどの程度なのかを心配しているところでございます。  そこで、今年度、書面会議となってしまいましたが、期成同盟会総会で早期に負担の議論を始めていただきたい旨の意見を、事務局を通じて各会員自治体に向けて発信させていただいたところでございます。 95: ◯議長関口光男君】  細川議員。 96: ◯11番【細川京三君】  次に移ります。  新幹線新駅は、町民の皆さんからも見通しはどうなっているだと、そういった声がよく聞かれます。見通しと今後の取組について伺います。 97: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。廣田拠点づくり部長。 98: ◯番外【拠点づくり部長 廣田淳生君】  今後の見通しということでございます。リニア中央新幹線の開業が近づいたことで、JR東海からの発言にも変化が見えてまいりましたので、さらに前向きな発言を求めるとともに、地元の機運を高めてJR要望の後押しとなるよう、周辺のまちづくりの取組をさらに積極的に進めてまいりたいと考えております。 99: ◯議長関口光男君】  細川議員。 100: ◯11番【細川京三君】  この事業は、本当に長期間かかっている、課題だと思います。この時点で、町民の意識調査、いわゆるアンケートなどを求めてみたらどうかということなんです。その辺については、実はその理由として、かなり町民の考え方が多種多様になっていると思うので、その辺について求めてみたらどうかということでございます。これについて伺います。 101: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。廣田拠点づくり部長。 102: ◯番外【拠点づくり部長 廣田淳生君】  町民意識アンケートなどを求めたらどうかということでございます。  新駅設置事業については、行政の推進だけではなく、先ほど町長答弁にもございましたとおり、町民の働きかけや議会の決議、また町の自治会長連絡協議会でも議決がなされるなど、様々な方々の下支えの下で今日まで参ったものでございます。  新駅設置は、鉄道事業者であるJR東海の判断によるため長期の取組であることについては、町民の方々が心配されることは十分承知しておりますが、最近のJR東海が示す姿勢等を見る限りでは、今までになく新駅への可能性は十分高まっていると感じております。  町でも、神奈川県がおおむね5年ごとに行う整備開発及び保全の方針、いわゆる線引き見直しにおいて、新幹線新駅誘致を盛り込んだまちづくり方針について、都市計画法に基づいて縦覧を行っているほか、来年度改定予定の町総合計画や都市マスタープランなどにおいても、方針については住民意見をいただく機会は設けております。  今後事業がさらに現実に近づけば都市計画手続きなどの中で町民に意見をいただく機会が設けられておりますので、それら十分な判断材料をそろえるための準備を粛々と進めてまいりたいと考えております。
    103: ◯議長関口光男君】  細川議員。 104: ◯11番【細川京三君】  共産党会派は、新駅に反対の立場であります。先ほども述べました。その理由は、町の財源を多く使うこと、その罪障が町民に重くのしかかること、年月が経過するほど財源が膨らむことであります。また、まちづくり先行で進められているが、成功するかどうかは疑問点が多い問題だと思っています。  3つ目は、利用状況に疑問点がある、請願駅の状況を見ても厳しい状況が伝わってくる、そして滋賀県の栗東駅を例に出しますけども、中止の決断を早々としたことでございます。大型開発事業より住民の福祉向上を重視すべきです。新駅の再考も、いわゆる中止ということになりますけども……。 105: ◯議長関口光男君】  細川議員、時間が来ましたので、終わりにいたします。ご苦労さまでした。  以上で、細川京三議員の一般質問を終了いたします。  暫時休憩いたします。再開は10時40分からといたします。                 午前10時14分 休憩    ──────────────────────────────────────                 午前10時40分 再開 106: ◯議長関口光男君】  休憩を解いて会議を再開いたします。  次に、16番吉田悟朗君の質問を許可いたします。吉田議員。              〔16番(吉田悟朗君)質問席へ移動〕 107: ◯16番【吉田悟朗君】  それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告順位に従いまして一般質問を始めさせていただきたいと思います。今回はコロナ禍ということで、会派さむかわ自民党より、会派に代わりまして質問させていただきます。  まず最初に、大きな1点目の町南部のまちづくりについてでございますが、人口減少社会の進行により地域活性化の低下が危惧されているところでございます。当町においては、公共施設の偏在が見受けられ、特に相模線を境に南側の南部地域においては、にぎわいのあった大山街道沿いには近隣商業地域の土地利用があるものの、商業の衰退が現れ、古来のにぎわいも失われ、地域活性化の低迷が見受けられているところでございます。  こういった問題を受け、過去にも南部の再活性化という観点で一般質問を行ったところ、寒川駅南口の状況改善の必要性、南部地域の生活インフラ、インター周辺のポテンシャルについてはご認識され、ついては新総合計画の中で検討されるということでございました。  今年度示された令和3年度からスタートする町総合計画2040の中では、町の将来都市構造が示されておりますが、これまでの寒川駅周辺の生活中心拠点、田端西地区の産業集積拠点、倉見地区の都市未来拠点に加え、寒川神社南側には、にぎわい交流ゾーンが新たに位置づけられ、個々の拠点整備については着実に一歩一歩進んではいるものの、町内市街化区域における均衡ある発展には至っていないように思われるところでございます。  現在新型コロナウイルスの感染症の影響により日本経済全体が大きな打撃を受けている中で、公共施設の老朽化問題も抱えており、厳しい財政状況が続くものと理解しているところではございますが、人口減少社会が加速し、若い世代の人口の確保に向けて自治体間競争が激化していく中で、魅力あるまちづくりを進めつつも、日々の暮らしにとって欠かせない都市機能の維持、生活環境の維持を町全体のバランスを見ながら整えることが、人口流出を防ぐという観点でも重要なことであると考えます。  そこで、町南部のまちづくりとして若い世代からニーズが高いと考えられる子育て世代のニーズに合わせた公園の再整備についてを1点目として、町の認識を伺います。  2点目といたしまして、町民がこの町で安心して暮らせるためには、現在の町の道路状況も見直していく必要があると考えます。  近年の異常気象によるゲリラ豪雨も視野に入れ、道路排水の改善が必要と考えますが、道路側溝は砂詰まり等により排水不備が見受けられ、特に南部地域においては地盤も低く、一時的な冠水により被害を受けている世帯が多く存在しています。こうした状況を町としてはどのように捉えているのかお伺いさせていただきます。また、道路に設置されている交通安全施設であるカーブミラーについて、その考え方も合わせてお伺いさせていただきます。  3点目といたしまして、公共施設の偏在と最適化についてでございます。  公共施設は、町民にとって町民経済活動の拠点であるとともに、自治基本条例にも位置づける協働のまちづくりの拠点としての機能も有しているところであると思います。こうした中、仮に相模線を境に北部と南部として町を分けて考えると、学校施設は北部地域に5施設、南部地域には3施設、これは学校施設というところで考えての話でございますが、また文化施設といたしましては、例えば文化福祉会館、町民センター等ですけれども、これが南部地域には1施設、南部福祉会館のみです。割合にしちゃうと75対25ぐらいの割合になってしまうと思うんですが、役場庁舎及び寒川総合図書館についても北部地域に設置されている状況であるかと思います。  また、地域の安全を確保する交番、派出所、これに関しては北部地域には3か所、駅前、岡田、宮山とありますけれども、南部地域においては、一之宮交番が廃止されてしまいまして、防犯連絡所が設置されているだけとなっています。さらに町内の公園の設置状況を考えますと、南の地域には14か所、面積でいうと3万322.73平方メートル、これに対しまして北部地域には29か所、面積にすると15万7,821.24平方メートル、面積比にすると83.9対16.1という割合になっております。こうしたことから、南部地域に住む町民にとっては不公平感を持たれる方も多くおりまして、町内の均衡ある発展の壁となっていることは間違いないものと考えるところでございます。  こうしたことを踏まえつつも、公共施設等については更新問題も抱えておりまして、施設再編を実施するに当たり、こうした状況も考慮しながら、南北のバランスを念頭に入れ検討を進めていただきたいと思いますが、以上、3点、町の認識をお伺いさせていただきます。  次に、大きな2点目、タウンセールスを目的としたニュースポーツと既存スポーツの推進についてでございますが、ニュースポーツ、ここでは町が地方創生の名の下に町の認知度向上を図るために積極的に推進しているストリートスポーツに絞って質問させていただきたいと思います。  当町のまち・ひと・しごと総合戦略につきましては、平成27年度を皮切りに、仕事と雇用の創出、町の認知度向上、子育て教育環境の充実、安心安全や交通利便性、協働という4つの基本目標を掲げ、町の重要施策として位置づけられ、それぞれ着実に成果を上げたところで、最終目的である人口ビジョンを達成しているところではありますけれども、その中でも町の認知度向上については、タウンセールス推進事業としてマーケティングマネージャー2名を雇用し、町のブランドコミュニケーションを推進し、町のブランドスローガン『「高座」のこころ。』、これも最近では町章と間違えられるようなこともありましたけれども、徐々に根づいてきているように感じられるところであります。  こうした中、本町の名を全国に知らしめたのは、皆さんもご存じのところでありますが、2019年に開催されたアークリーグ世界大会の開催により多くのメディアに取り上げられ、広告費換算では2億円以上の効果というところは記憶に新しいところでございます。  一方、これまでも多くの町民が親しんできたスポーツについては、施設の老朽化等に伴い、よりよい環境整備が望まれているところから、各種スポーツに対しても注力していくべきであると考えます。  今回の質問においては、現代のストレス社会の中でスポーツが持つ役割は、生き生きとした生活を送るための活力と人生のクオリティ向上として重要であり、地方創生はもとより、本町のマーケティングがほかの市町村にないマインドバリューの確立を目指すものと一致すると考えることから、昨年度策定いたしました町のスポーツ基本方針に従って、様々なスポーツに対してひとしく光が当たるよう環境整備を目指すものと考え、ニュースポーツの現状と今後の活用について、また既存スポーツの環境整備について町の見解をお伺いし、1回目の質問とさせていただきます。 108: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。 109: ◯番外【町長 木村俊雄君】  それでは、通告順位5番吉田議員のご質問にお答えいたします。  まず、大きな1点目、町南部のまちづくりについての1点目として、子育て世代のニーズに合わせた公園の再整備についてのお尋ねをいただきました。  現在の公園施設については、老朽化が進み、改築や更新の必要性が高まってきていることは否めません。また、人口減少、あるいは少子高齢化も進む状況となった現在であればこそ、町民の憩いの場、あるいは地域活性化の要因となり得る公園については、利用者のニーズは当然こと、公園が本来有すべき機能や質の転換を含め、再整備に取り組んでいく必要があると考えるところでございます。  次に、2点目の道路状況についてのお尋ねにお答えいたします。  浸水被害には、河川の決壊、あるいは越水等によって起こる外水氾濫と住居地側であふれる内水氾濫との2種類がございますが、昨今特に都市部で多発している浸水被害の多くは内水氾濫でございます。  都市部では、近年における宅地化の進行や道路等の舗装化が進み、局地的に大量に降った雨水は、土に浸透されることもなく、ほとんどが雨水幹線や道路側溝等に一気に流れ込み、排水能力を超えるため雨水が排水し切れずに内水氾濫が発生してしまいます。  現在雨水を排水する雨水幹線枝線や道路側溝等について順次整備を進めておりますが、計画雨量、これは時間雨量50ミリでございますが、を超えた集中豪雨には対応し切れていないのが現状でございます。  今後におきましても、浸水等解消に向けた雨水幹線枝線や道路側溝等の整備を進めるとともに、排水施設の土砂等の堆積により流れが阻害されないように雨水幹線等のしゅんせつ、道路側溝等の清掃を進め、浸水対策を講じてまいります。  また、カーブミラー、いわゆる道路反射鏡でありますが、車両が安全、かつ円滑に走行するため、交差点や道路の曲がり角、急カーブの見通しが悪いところに設置するもので、運転席から見えない場所にいる車両や歩行者の存在を知らせてくれる道路の附属物でございます。  今後も自治会等の地域からの要望に基づき、設置の必要があると認められる箇所には設置してまいりたいと思います。  次に、3点目、公共施設の偏在と最適化についてのお尋ねにお答えいたします。  町全体を見渡しますと、南部の田端地区から北部の倉見地区まで、町立学校や公民館、地域集会所という町民の方が直接利用する公共施設が、ある程度バランス良く配置されているものと認識しておるところでございます。  今後公共施設の老朽化に伴い建替え等の必要が生じてまいりますが、少子高齢化、人口減少社会に見合った公共施設の適正規模、適正配置に努めてまいります。  次に、大きな2点目のタウンセールスを目的としたニュースポーツと既存スポーツの推進についての1点目、ニュースポーツの現状と今後の活用についてのお尋ねにお答えいたします。  東京2020オリンピック・パラリンピックなど、スポーツに対する意識や機運が高まっておりますが、町といたしましては、スポーツの持つ価値、意義を通じて町民、競技者、スポーツ団体が思いを共有し、つながることでお互いを知り、お互いを尊重し、お互いを応援し合うことが不可欠であると考えております。町民の心豊かな暮らしを実現するためにも、このような考え方を基に町のスポーツ全体を盛り上げていくことが重要であり、基本的な考えとしているところでございます。  他の自治体との差別化、認知度向上という観点から、ホイールスポーツを核としたストリートスポーツを新たな取組として進めておりますが、既存のスポーツにおいても、より一層の振興に努めるとともに、スポーツを通じた町の認知度向上に取り組んでまいります。  次に、2点目、既存スポーツの環境整備についてのお尋ねにお答えいたします。  スポーツ施設の設備等の老朽化によりスポーツを楽しむ上で課題のある施設については、財源確保を図りつつ利用者ニーズを踏まえ、グラウンドやコートなど質的向上、スポーツイベントに適した照明、音響設備の設置など、高質な環境整備を図り、スポーツを快適に楽しめる環境を整えることで町の魅力の向上に努めてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 110: ◯議長関口光男君】  吉田議員。 111: ◯16番【吉田悟朗君】  それでは、町のご認識をいただいたところで、一問一答に順次入らせていただきたいと思います。  今、町長からもご答弁をいただきましたように、公園の再整備は必要とのご認識でございました。  町内には開発時の帰属などによる街区公園のほか、近隣公園の一之宮公園と地区公園のさむかわ中央公園が存在しておりますが、さむかわ中央公園を除いた公園は利用者も少なく、樹木の管理も行き届いておらず、遊具なども老朽化が著しい状況というところがございます。また、よく子連れのお母さんから、一之宮公園は暗くて怖いと言われてしまうようなところがございます。  今、地方創生で目指す選ばれる町になるためには、生産年齢人口が属する子育て世代の獲得が必要と考えておりますが、こうした世代から魅力的な公園の維持管理が必要であるとともに、幼児から高齢者まで地域に住む町民の年代ニーズに即した再整備が必要と考えるところであります。  ついては、利用者の少ない一之宮公園については、子育て世帯ニーズの多い車での移動を可能とする再整備が必要と考えておりますが、それらを合わせて提案していくような形になりたいと思います。  それでは、一問一答の1問目といたしまして、町内の公園面積はまずどの程度あるのか、相模線を境に北部と南部に分けて箇所数及び面積、こちらが先ほど私の中から変更がないかどうか、まず町として認識しておられるかご質問させていただきます。 112: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 113: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  寒川町における公園は、緑道、緑地を含め全体の数は43か所、面積は18万8,143.97平米でございます。そのうち相模線を境に北部につきましては29か所で面積は15万7,821.24平米でございます。南部につきましては、14か所で面積は3万322.73平米でございます。  以上です。 114: ◯議長関口光男君】  吉田議員。 115: ◯16番【吉田悟朗君】  数字は間違っていないようで、よかったです。  まず、今回本町が有する公園面積に関しましては、都市公園法の中で規定されたところがあると思いますけれども、県内の近隣の市町村などと比較して、まず適正な数であるか町の認識をお尋ねします。 116: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 117: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  都市公園法施行令におきまして、市町村における都市公園の住民1人当たりの敷地面積の標準は10平米以上とすることと定められておりますが、当町における住民1人当たりの面積は3.91平米となっております。また、近隣市の住民1人当たりの面積につきましては、茅ヶ崎市では3.36平米、藤沢市では、県立公園も含め5.38平米、海老名市では4.63平米、平塚市では5.5平米でございます。  適正かというご質問につきましては、都市公園法施行令上の10平米以上という標準には至らない状況ではございますが、近隣市の状況や現在の維持管理状況を踏まえ、公園が有すべき一定の機能を確保していると認識しているところでございます。  以上です。 118: ◯議長関口光男君】  吉田議員。 119: ◯16番【吉田悟朗君】  町では様々なアンケート調査を行っているということでございますが、まず公園に対するご意見というものをいただいているのかどうか、認識をお尋ねします。 120: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 121: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  アンケートにつきましては、産業まつりにおける緑化フェアの際やeマーケティングリサーチにおいてご意見を頂戴しております。ご意見といたしましては、さむかわ中央公園に関しては、よく整備されており、遊びやすいとの声が多数でございますが、他の公園に関しては、除草、清掃等の維持管理が行き届いていない、遊具が少ない、魅力的な公園がないなどの意見もございました。また、最近では住民参加型の公園管理につきまして、必要である、興味がある、参加する意思があるというご意見も頂戴しているところでございます。  以上です。 122: ◯議長関口光男君】  吉田議員。 123: ◯16番【吉田悟朗君】  私も子どもの頃、一之宮公園、よく丸太の広場と言っていましたけども、あそこには大きなアスレティックがあって、小さいときは本当によく遊んだところでございました。老朽化の問題でそれがなくなってしまってから、また公園の形も大分変ったのかなとは思いますけれども、南部地域で最大の公園である一之宮公園の価値、これをどのように捉えているのか町の認識をお伺いします。 124: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 125: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  一之宮公園につきましては、学校や幼稚園に近接するとともに、住宅街の中に位置する公園であり、隣接する一之宮緑道と合わせて、子どもの遊び場としてだけではなく、散策や休息の場として幅広い世代に利用されている地域に根づいた価値の高い公園であると認識しております。その一方で、供用開始から30年以上が経過し、施設の老朽化が顕在化する状況となっております。  以上です。 126: ◯議長関口光男君】  吉田議員。 127: ◯16番【吉田悟朗君】  価値は高いと認識しておられるというところでした。  新たなステージで都市公園の再生、活性化を推進していくために、都市公園法がここで改正されました。公募設置管理制度の創設やPFI事業の設置管理許可期間の延伸、また保育所等の占用物件への追加、公園を取り巻く制度環境というのは変化しているところでございますが、こうした中で、本町の公園活用についてどのように考えていくのか町の認識をお伺いします。 128: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 129: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  平成29年の都市公園法改正により、官民連携による公園の利活用並びに活性化の推進に資する公募設置管理制度パークPFIが創設され、近年におきましてその事例が増えてきていることは町も認識しているところでございます。  本町の公園においても、そのような制度を活用した公園の再整備や公園を核とした地域の活性化について、その可能性を調査研究する必要があると考えております。  以上です。 130: ◯議長関口光男君】  吉田議員。 131: ◯16番【吉田悟朗君】  モニターを使いますので、モニターをご覧ください。  こういう資料があるということは認識しておいていただければと思います。国土交通省のホームページで見られますので。  こちらはパークPFIの資料なんですけれども、一之宮公園に関して、PFIなどの官民連携は考えていけるのではないかなと思います。例えばPFI事業を利用しまして駐車場を整備しつつ、老朽化している一之宮公園の管理事務所をリニューアルして、子育て世帯の家族が利用しやすい運営を民間委託してみるなど、そういったことは考えられませんでしょうか。 132: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 133: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  一之宮公園の官民連携でございますが、これにつきましては、町全体の公園を俯瞰した老朽化に伴う長寿命化対策であったり、公園の規模や利用者数など、収支に係る部分における民間事業者の連携可否の判断なども強く関連するものであろうと考えているところでございます。  このような課題も合わせ、さきのご質問でも答弁させていただきましたが、官民連携による公園の再整備や利活用については、調査研究をする必要があると考えておりますので、よろしくお願いいたします。 134: ◯議長関口光男君】  吉田議員。 135: ◯16番【吉田悟朗君】  再度モニターをご覧ください。  公園に関しましては、最後、町長に意見をお伺いしたいと思いますけれども、これは最近の遊具なんですけれども、ローラーコースターなんですけど、よく見るとローラーじゃなくて、よく指摘されるように、指が挟まったとか、そういう危なさがないような新しいタイプのこういった遊具も現れてきているところであります。  先ほど資料に示させてもらったのは、横須賀のソレイユの丘というところの資料でございますけれども、ソレイユの丘は民間の資本が入りまして、奥にはキャンプ場があったりとか、レストランがあったりとか、動物に触れる場所があったりとか、平日私も子どもを連れて行かせてもらったんですが、非常に混雑しています。コロナ禍ということで、公園の価値、また利用頻度も上がっているのではないかなと思いますけれども、非常な数の方がいらっしゃいました。  現段階ではまだ提案とさせていただくところではございますけれども、実際に横須賀市ではこういった手法を活用して多くの人が利用する公園を再構築しているところでございます。ぜひとも前向きに考えていただきまして、子育て世代から評価を受けるまちづくりを進めていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。ご答弁をお願いします。 136: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。 137: ◯番外【町長 木村俊雄君】  今スライドでも見ましたけども、規模は大きく違ってはおりますけども、今お話に出ました一之宮公園も、私も非常に久しぶりに何度も名前を聞いておりまして、一之宮公園の計画、あるいは整備に関わった人間としては、非常に思い入れがあるところでありまして、あの公園も、お話があったように、町内の若手のボランティア団体の皆さんの協力によって、ある意味手作りの公園として当初は丸太の広場というような愛称もつけられた、利用者も非常に多い公園だという認識があります。その後、あそこは企業の施設の跡地を利用した公園でもございましたので、市街地の中にある公園としては、町としても近隣公園という規模的にも初めての施設だったので、かなり当時としては積極的な対応をした部分もございます。  公園の再構築に関しましては、ご質問にもございます官民連携、様々な制度や手法を活用し、取り組んでいきたいと考えるところでございます。公園につきましては、文字どおり子育て世代の方々に評価をいただくまちづくりの大きな要因ともなってまいります。地域に親しまれる必要とされる公園の姿を念頭に、今後とも取り組んでまいりたいと考えております。よろしくお願いします。 138: ◯議長関口光男君】  吉田議員。 139: ◯16番【吉田悟朗君】  非常に思いの入った答弁をいただきました。私も、丸太の広場は大好きでした。今子どもが生まれて、私の子どもも、私がすごく楽しんだあの公園で遊ばせてあげたいなと思いますので、ぜひ小さい子も安全に遊べるような公園を考えていただけたら幸いでございます。  それでは、公園に関する質問はこれまでにいたしまして、次に、道路状況についてに入っていきたいと思います。
     以前側溝清掃に関しましては、ほかの場所でも質問したところではあったんですけれども、まず、道路側溝の道路の排水の改善に関して、砂詰まりの対処をどのように行っているのかを質問したいんですが、モニターをご覧ください。  道路じゃなく側溝です。草の下に一応側溝があったであろうと思われるところなんですけれども、このような状況がございますので、まずは砂詰まりの対処をどのように行っておるのか町の考えをお尋ねします。 140: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 141: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  道路側溝の清掃につきましては、町民等からの連絡があれば、まず現場を調査し、側溝内の土砂のたまり具合が側溝断面の5割程度以上の場合、側溝清掃を実施しております。また、道路パトロール等で道路側溝の堆積が多く流れが悪い箇所を発見した場合も実施しているところでございます。  なお、民地側からの道路側溝への土砂流出につきましては、土地所有者の方に土砂流出防止の対策を講じるようお願いしているところでございます。  以上です。 142: ◯議長関口光男君】  吉田議員。 143: ◯16番【吉田悟朗君】  5割程度の堆積ということでございましたが、5割というか、堆積がない状態でも、そもそもこの町は時間50ミリ以上の雨量には対応できないというところでございますので、できる限り詰まっていないほうがよろしいのかなとは思っております。道路パトロール等も行っていただいているところではございますが、もちろん町全部完璧にというのは、なかなか難しいんであろうなと理解するところではございますけれども、できる限り先ほどの写真のような状況になる前に、また町民の皆さんとも連絡を取りながら、適切に処理を行っていただきたいなというところでございます。  寒川町南部では、地盤も低くて冠水の影響を受ける場所がまだ多くありますけれども、こういった浸水エリアに関して注意喚起や対応をどのように行っているのか町の対応をお伺いします。 144: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 145: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  寒川町南部には、一部地盤が低い場所もありますが、道路冠水により車両が不動となるおそれがある箇所には、冠水時注意の看板を設置し、注意喚起行っております。  また、対応については、現地調査の上集水桝の設置やバイパス管の敷設等の実施により、道路冠水の解消に努めておりますが、今後は内水ハザードのデータを基に、現在作成中の雨水管理総合計画にて下水道施設、道路側溝等の改善に取り組んでまいります。  以上です。 146: ◯議長関口光男君】  吉田議員。 147: ◯16番【吉田悟朗君】  今計画策定中ということでございますので、適切に取り組んでいただきたいと思います。  続きまして、カーブミラーの設置について、こちらはどのような基準で設置し、どのように運営しているのかお尋ねします。 148: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 149: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  カーブミラーは、交通安全及び交通事故防止のため設置するもので、設置基準としては、寒川町道路反射鏡設置基準で定めており、その内容は、1つ、自治会長等からの要望により設置が適当と認められる箇所、2つ目といたしまして、公道が交差する交差点等で設置する必要があると認められる箇所、3つ目、原則として民地に設置する、この場合は必ず土地所有者の同意を得る、4つ目といたしまして、原則として私道の出入口及び公道が抜けていない袋小路の出入口には設置はしない、ただし、公共性の高い箇所につきましては、この限りではない、5つ目、その他交通安全上特別な事情がある場合はこの限りではないとなってございます。また、カーブミラーの角度調整は、要望者と現地において立会をし、調整しております。  これらの手続き等は、各自治会へ要望の取りまとめを依頼する際に設置基準や手続きの流れなど、一連の内容につきまして説明、周知しておりますが、より町民の方に理解していただけるよう町ホームページ等への掲載も行っております。  なお、カーブミラーは、交差点における安全確認の補助施設であり、その鏡面には必ず死角が生じる等の危険性がございます。安全確認は運転手自身の目視によることが原則でございますので、カーブミラーを過信せず、目視での安全確認を確実に行うことが大切となりますので、よろしくお願いいたします。 150: ◯議長関口光男君】  吉田議員。 151: ◯16番【吉田悟朗君】  それでは、必要と思われるところでありながらカーブミラーが未設置の場所についての考え方はどうなっていますでしょうか。 152: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 153: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  申請に当たって未設置となる理由でございますが、1つ、民地に設置する場合に地権者の承諾が得られない、2つ目といたしまして、設置要望に当たり設置場所付近の住民の理解を得られない、3つ目、道路幅員、道路形状や視認性などの諸事情により設置する場所がないがございます。  なお、その際は、カーブミラー以外での安全対策、例えば路面にカラー舗装での注意喚起をする、そういった検討をしていくことになります。  以上です。 154: ◯議長関口光男君】  吉田議員。 155: ◯16番【吉田悟朗君】  カーブミラーに関する件なんですけれども、せんだって同僚議員も質問しておりましたが、最近特に当会派内の議員としてもお話を受けることが多くなっています。多分コロナ禍で車通勤が増えたりして車の量が非常に最近増えている中で、よくカーブミラーの話が出るのかなと思いますが、車もいろんな形がありまして、運転席の高さによっては、どうしても調整し切れないところがあるのかなと思っておりますけれども、町民の声を適切に捉えて無理なく対応していただければと思います。よろしくお願いいたします。  それでは、続きまして、公共施設の偏在と最適化についての質問に入っていきたいと思います。  一問一答に入っていくに当たりまして、今回の質問に関する提案といたしましては、近隣商業地域に近接した南部福祉会館の老朽化に際しまして、こちらは地域活性化の拠点施設として、またより充実した複合的機能を有する形で検討できないかなと考えております。これからの公共施設の更新に当たっては、民間資金の活用という観点からも、半官半民も視野に入れて、例えば市場であったとか、喫茶店であったりとか、民間運営を行ったものなどの合築も含めて、活性化に資する都市機能を有する公共施設の整備をしていってはどうかなと考えております。  1点目といたしまして、それでは公共施設というものなんですが、公共施設は例えば町の魅力を維持するものであったり、利便性、安全、また教育等そういった様々な機能を有するものかなと思いますが、まず、これが町民にとってどのような認識の施設であると町は考えているのかお尋ねします。 156: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。深澤企画部長。 157: ◯番外【企画部長 深澤文武君】  公の施設につきましては、地方自治法第244条第1項に規定しておりますとおり、住民の福祉を増進する目的を持って、その利用に供するための施設であり、町民の生活、経済活動等に欠かせない施設であります。また、人口減少社会におきましては、公共施設は、多様化する住民ニーズに対応する自治体の魅力にも影響する大きな要因の1つでもあると考え、持続可能なまちづくりを進めるに当たっても、町民の共有財産として重要なものと考えてございます。  以上です。 158: ◯議長関口光男君】  吉田議員。 159: ◯16番【吉田悟朗君】  共有財産でございます。共有財産であるからには、バランスをとった配置が必要と考えますが、相模線を境に、先ほど私も申し上げましたけれども、公共施設の設置状況というものを踏まえた上で、町としてはどのように考えているのかお考えを問います。 160: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。深澤企画部長。 161: ◯番外【企画部長 深澤文武君】  公共施設の設置につきましては、これまでも町総合計画及び町都市マスタープランにおいて計画的に整備を進めてまいりましたが、町の南部、中部、北部の3つの地域特性に応じてその面積や地域の人口等に鑑みながら、極力地域偏在のないよう進めてまいりましたので、今回のご質問にあるような南部、北部という区分ではないことについてご理解はいただきたいと思います。  こうしたことを踏まえながらも、ご質問の相模線を境とする南部、北部で区分いたしますと、偏在性は認められるものとなってございます。  以上です。 162: ◯議長関口光男君】  吉田議員。 163: ◯16番【吉田悟朗君】  今ご答弁をいただきましたとおり、これまでの公共施設の配置につきましては、南部、中部、北部という3つの地域によって考えられていたところであると思います。しかしながら、南部地域に住む一般的な町民感覚といたしましては、鉄道、線路というのは地域コミュニティとしては分かれちゃうんですね、線路向こうとよく言われますので。南部地域に住む町民としては、不公平感を持たれている方も多くいらっしゃるようでございます。意識レベルでの町内の均衡ある発展につながっていないということは、ある程度事実なのかなと考えるところであります。公共施設等につきましては、更新問題も抱えておりまして、施設再編を実施するに当たりまして、こういった状況を考えながら、南北のバランスも念頭に入れて検討を進めていくべきと思いますが、町の考えをお尋ねします。 164: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。野崎総務部長。 165: ◯番外【総務部長 野崎 誠君】  公共施設再編に当たっての考え方についてお答えいたします。  公共施設の再編に当たっては、少子高齢人口減少社会に見合うよう、町全体の中で施設数や床面積を減らし、財政負担の軽減を図ることが重要であるという認識をしております。これと同時に、施設数や床面積を減らしつつ、現行機能の維持や時代に合わせた機能へのリニューアルも必要であると考えております。  また、南部、中部、北部にそれぞれあります公民館機能のうち、南部文化福祉会館、北部文化福祉会館につきましては、老朽化が進んでいることに加え、利用率などから見ますと、利用ニーズとの不一致なども考えられることから、今後建設を予定しております新たな消防拠点施設の近隣への移転などを視野に検討していくことを公共施設再編計画には位置づける予定となっております。  なお、今申し上げました新たな消防拠点施設につきましては、先日消防から議会への報告がありましたとおり、南部地域には令和7年度を目途に新しい分署の建設を、それから北部地域には南部地域への建設の後に新しい出張所を建設する考え方となっております。  いずれにいたしましても、公共施設の再編を実施する際には、南北のバランスを念頭に進めてまいります。  以上です。 166: ◯議長関口光男君】  吉田議員。 167: ◯16番【吉田悟朗君】  バランスを念頭に進めていただけるということですので、ぜひよろしくお願いします。  近隣商業地域に発展した南部文化福祉会館の老朽化の件でございますが、地域活性化の拠点施設としてより充実した複合的な機能を有する形で検討していっていただけませんでしょうか。町の考えをお尋ねします。 168: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。野崎総務部長。 169: ◯番外【総務部長 野崎 誠君】  南部文化福祉会館の整備に対するご質問にお答えいたします。  今後の公共施設の再編では、単一機能のみの施設整備は考えにくく、複数の機能を持たせた複合化、多機能化施設の整備が主流になるものと考えておりまして、その旨を公共施設等総合管理計画において位置づけているわけであります。  お尋ねの南部文化福祉会館につきましても、現状の公民館機能だけではなく、どのような機能があれば南部地域にお住いの方々の利便性向上につながるのか、議員ご指摘の地域活性化や複合的機能の視点を含めて検討してまいりたいと考えております。 170: ◯議長関口光男君】  吉田議員。 171: ◯16番【吉田悟朗君】  公共施設の更新に当たっては、民間資金の活用という観点からも、市場や喫茶店など民間運営を行っているものを合築する、そういったことなどを考えることも必要なのかなと思っております。活性化に資する都市機能を有する公共施設という形ですが、こちらは検討できませんでしょうか。 172: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。野崎総務部長。 173: ◯番外【総務部長 野崎 誠君】  公共施設更新に当たっての民間資金の活用や合築などについてのお尋ねにお答えいたします。  今後の複合化、多機能化する施設の中には、公共施設の機能が複数あるものに限らず、民間施設が同居する施設も選択肢に入ってくるものと考えております。  公共施設等総合管理計画、それから現在策定中の公共施設再編計画の中においても、PPP、PFI手法の活用は将来の選択肢として考えておりまして、そのような位置づけをしているところでございます。  なお、PPPとは、公民が連携して公共サービスの提供を行うスキーム、仕組みでございまして、PFI、それから指定管理者制度、公設民営方式、包括的民間委託などが含まれるわけでございます。また、PPPの代表的な手法としてPFI、プライベート・ファイナンス・イニシアティブがございますが、公共施設等の設計、建設、維持管理及び運営に民間の資金とノウハウを活用し、民間主導で公共サービスの提供を行うというものでございます。  しかしながら、公共施設の設計、建設、維持管理及び運営というような形を担うPFI事業につきましては、ある程度の大きな金額、数10億円規模というスケールメリットが必要であるというような基本的な認識を持っているところでございます。  このような点を考慮しつつ、民間資金活用に当たっては、民間事業者向けのサウンディング調査等を実施し、その実現の可能性を探ってまいりたいと考えております。 174: ◯議長関口光男君】  吉田議員。 175: ◯16番【吉田悟朗君】  それでは、南部のまちづくりに対する最後の質問とさせていただきますが、最後に町長にお考えを問いたいと思います。  今、諸所寒川南部の課題に関しては、いろいろと議論させていただきましたが、これから寒川駅の南口も変わっていくでしょうし、田端、南部地域も開発が進んでいくと思います。また、老朽化した施設等もございますが、これから寒川町南部をどのように描いていくのか、再度町長としてのお考えをお尋ねしまして、南部についての質問は終わります。 176: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。 177: ◯番外【町長 木村俊雄君】  南部の未来像というお尋ねでございます。  寒川町南部の将来像、未来像につきましては、まず寒川駅南口整備というか、周辺につきましては、町の中心地として魅力的な空間となるよう、機能充実を図ることで商業施設、あるいは生活利便施設の集積につなげてまいりたいと考えるところであります。その一助といたしましては、段階的になるかもしれませんが、駅前の道路と県道47号藤沢平塚線をつなぐ形で、駅前広場を整備できるように取り組んでまいりたいと考えます。これにより特に南部地域にお住いの方々の交通利便性が高まることと、安心で安全な生活環境につながるものと考えるところであります。  また、コミバスの新ルートの設定なども期待できる部分でございます。その他前段でお話のございました新しい消防拠点施設、あるいは南部文化福祉会館の更新など、良好な生活環境の形成にも努めてまいりたいと考えます。  なお、田端西地区で進めております産業集積拠点整備においては、交通の要衝としての特性を生かしつつ、周辺環境に配慮した良好な産業集積を図るとともに、継続的に育成、発展させていけるよう取り組んでまいりたいと思います。  いずれにいたしましても、町民に、住んでよかった、住み続けたいと思われるまちづくり、特に南部地域の皆さんに思われるまちづくりについて、今後とも取り組んでまいります。よろしくお願いします。 178: ◯議長関口光男君】  吉田議員。 179: ◯16番【吉田悟朗君】  それでは、大きな2点目、タウンセールスを目的としたニュースポーツと既存スポーツの推進についてに入っていきたいと思います。  先ほどスポーツの環境に関しては、町長から前向きなご答弁をいただきました。設備もこうしたものに変えていくということでございましたので、ぜひこちらも進めていっていただきたいと思います。  冒頭申し上げましたとおり、ストリートスポーツというのは、いまだにメジャースポーツとは言えないような状況ではございますけれども、今後開催を予定されている東京オリンピックの正式種目にもなっておりまして、競技として若い人を中心に急速に競技人口が増加しているところでございます。  こうした中、本町においては、地方創生における町の認知度向上を目的に、健康づくりやスポーツ推進のほか国際交流の推進までを視野に入れまして、アークリーグの開催をはじめストリートスポーツの推進も現在進めているところであろうかと思います。  こうしたストリートスポーツの普及啓発に関しましては、町の認知度向上に大きく貢献するところではあると思いますが、ほかのスポーツについても同様の価値を生み出す可能性があると考えております。  例えば寒川総合体育館においては、過去バスケットボールのプロリーグを開催した経緯がある中で、現在湘南地域において新たなプロチーム設立の動きもあると聞いております。スポーツというものは、前段の質問でも示させていただきましたとおり、各種スポーツごとに競技者がおりまして、スポーツ全体を通して支援していく仕組みがあれば、多くの競技者が参画したスポーツによるまちづくりが飛躍的に進むと考えております。町としては、このようなまちづくりをどのように捉えて、今後どのように展開していくのか確認させていただきたいと思います。  それでは、1点目、本町において地方創生における町の認知度向上を目的に、健康づくりやスポーツ推進のほか国際交流の推進までを視野に入れたアークリーグ、先ほど申し上げましたが、こちらを進めているところでありますが、ストリートスポーツの成果をどのように捉えているのかお尋ねします。 180: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。深澤企画部長。 181: ◯番外【企画部長 深澤文武君】  人口減少社会の進行に伴いまして、自治体ごとに魅力的な施策を推進し、生産年齢人口の確保に取り組んでいるところでございますが、本町の認知度は低く、移住定住の選択肢に入っていないという事実がアンケート調査により、明確となったところでございます。こうしたことを重くとらえまして、選ばれる町となるために実施すべき認知度向上対策につきましては、持続的なまちづくりの喫緊の課題であると考えております。  こうしたことを踏まえまして、本町では、町人口ビジョンにおいて、雇用機会の確保と産業の創出、若い世代の子育て環境の整備、町の魅力向上と認知度向上という3つの目指すべき将来の方向を掲げ、様々な取組を進めてきたところでございます。  こうした中、ご承知のとおり、ストリートスポーツの世界最高峰の大会となるアークリーグ世界大会が本町において開催され、多くのメディアに取り上げられたことは、認知度向上に大きな効果が上げられたと捉えておるところでございます。  また、こうした大会を契機に、新たにストリートスポーツに取り組む若者が町中にも見受けられ、日本全国からも本町を訪れる方々が増加し、一部では他県から本町に転入するケースも出始めております。  こうしたことは、他市町村との差別化を図るために、本町が目指すストリートスポーツの聖地化に向けて着実に進んでいると認識しているところでございます。また、スポーツは、健康づくりや競技を通じて人と人のつながりを構築することにも大きな効果があり、本町の認知度向上を目的としながらも、町民の健康づくりや町総合計画2040の将来像である、つながる力の推進にも寄与できるものとして大きな期待を寄せているものでございます。  以上です。 182: ◯議長関口光男君】  吉田議員。 183: ◯16番【吉田悟朗君】  ストリートスポーツに関する認識は理解しました。町の認知度向上に大きく貢献するところであるとは考えております。ただ、スポーツ全体のバランスです。既存スポーツもございますが、こちらをどのように考えているのかお尋ねします。 184: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 185: ◯番外健康子ども部長 伊藤 研君】  町独自の魅力発信と認知度向上を目的に、ストリートスポーツを新たな取組として進めておりますが、サッカーや野球、テニス、バスケットボール、卓球など、既存のスポーツが積み重ねてきた歴史や実績は尊重すべきものがあると考えてございます。町内で行われている様々なスポーツについても、より一層の取組を進め、スポーツが身近にある環境の実現とスポーツを通じた町の認知度向上に取り組んでまいります。  以上です。 186: ◯議長関口光男君】  吉田議員。 187: ◯16番【吉田悟朗君】  ぜひバランス良く環境整備を行っていただきたいと思います。  また、ストリートスポーツだけに限らず、ほかのスポーツについても同様の町おこしをしていく価値を生み出す可能性があると考えますが、例えば寒川総合体育館においても、先ほど申し上げたバスケットのプロリーグを開催したことがあるという経緯で、先ほども申し上げたとおりに、湘南地域で新たなプロチームの設立の動きがありますが、もしこういったものがあった場合、寒川町としてどのように関わっていくのかお考えをお尋ねします。 188: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 189: ◯番外健康子ども部長 伊藤 研君】  現在策定中でございます第2次寒川町スポーツ推進計画では、スポーツでつくる元気な人、元気な町の実現を基本理念とし、その実現に向け4つの基本方針を定め、13の施策を展開するとしてございます。基本方針の1つ、子どものスポーツ活動の充実には、多くの子どもにスポーツの魅力を感じてもらえるよう、プロスポーツチームやトップアスリートを活用したスポーツ活動の推進という施策の展開を考えてございます。  プロスポーツを観戦するトップアスリートに指導を受けるなど、スポーツのすばらしさを身近に肌で感じ、体験することは、子どもたちがスポーツを好きになるきっかけとなり、その結果としてスポーツの推進が図られるものでございます。そういったことから、地域に根づいたプロスポーツチームの存在は、スポーツを推進する上でとても有効であると捉えてございます。
     今後この地域でバスケットボールのプロチームが設立されましたら、試合会場の調整、またイベントでの連携やスポーツ教室の開催などを企画し、サポーターの獲得、観客増員を促すための支援を行ってまいりたいと考えてございます。 190: ◯議長関口光男君】  吉田議員。 191: ◯16番【吉田悟朗君】  スポーツをする上で目標があるというのは非常に良いことだと思います。プロチームがあるとか、最近ではプロ野球の選手の方がスクールを寒川町内でやってくれるような話も聞いておりますので、ぜひこういったことを進めていっていただきたいと思いますが、これから新しく多くの競技者が参画したスポーツによるまちづくりを進めていくに当たって、今後どのように町として展開していくのかお考えをお尋ねします。 192: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 193: ◯番外健康子ども部長 伊藤 研君】  令和3年の夏に開催される東京2020オリンピック競技大会では、日本人選手の活躍が期待されておりますが、本町からもBMXレーシングにおいて初めてオリンピック代表選手が選出されるなど、スポーツの機運は一層の高まりを見せております。  そういった中、さらなる交流の創出や経済、地域の活性化など、スポーツの力の果たす役割は非常に大きいと言えます。町民の心豊かな暮らしを実現するためにも、スポーツを町の新たな魅力としながら、町のスポーツ全体を盛り上げ、豊かなスポーツライフを通して人と地域がつながり、第2次寒川町スポーツ推進計画の基本理念であるスポーツでつくる元気な人、元気な町の実現を目指してまいります。  以上です。 194: ◯議長関口光男君】  吉田議員。 195: ◯16番【吉田悟朗君】  今これからのスポーツの在り方について質問させていただいたところでありますが、これまであったスポーツも議論させていただきたいと思います。  本町は、面積は小さいながらも、スポーツ施設の数というものは充実しているように考えられます。ただ、ほかの公共施設と同様に老朽化が進んでおりまして、スポーツ環境の整備については、スポーツによるまちづくりにおいて必要不可欠なものであると思います。  環境を整わせることで町の魅力につながると思いますので、移住定住を促進する大きなファクターの1つにもなると思いますので、これから町としてスポーツ環境の改善に向けて、どのように考えているのかお考えをお尋ねします。 196: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 197: ◯番外健康子ども部長 伊藤 研君】  スポーツを快適に楽しめる環境を整えることは、町の魅力を発信するための1つの要素であります。現在のストレス社会の中で生活の質を上げることは、選ばれる町として重要な要因であり、交流人口の創出や移住定住の促進にもつながるものと考えられますことから、地方創生、また健康づくりの推進に向けた重点施策としてスポーツ環境の整備を進めてまいりたい、このように思ってございます。 198: ◯議長関口光男君】  吉田議員。 199: ◯16番【吉田悟朗君】  スポーツ施設の改修に当たっては競技者の意見が大変重要だと思いますので、ぜひ聞いていっていただきたいなと思います。例えば照明施設、先ほど高質なものを用意していこうという考えはあると聞きましたが、例えば水銀灯だと、明るくはあるんですけれども、LEDとかじゃないと演出ができなかったりするらしいんですよ。明るくなるまでの時間がかかっちゃったり、そういったこともありますので、ぜひ使われる方のご意見を聞きながら取り入れていっていただきたいなと思いますが、良好なスポーツ環境を維持するためには相当な負担も生じることになると思います。  町として施設維持、ランニングコストに係るものをどのように確保していくのか、本町のスポーツ施設の改修に当たってどのような意見反映を行っていくのか、こちらの考えをお尋ねします。 200: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 201: ◯番外健康子ども部長 伊藤 研君】  一例を挙げて申し上げさせていただきますと、さむかわ庭球場におきましては、整備されてから34年余りが経過し、老朽化が著しく、足腰への負担軽減など利用環境の向上を図るため、ソフトラバーのハードコートを利用者からの要望の多い砂入り人工芝のコートに改修する準備を進めてございます。  このようにスポーツを楽しむ上で課題のある施設については、施設利用者と意見交換を行いながら意見反映に努めてまいります。施設の維持管理につきましては、指定管理者制度の活用を図るとともに、受益者負担の原則から施設利用者にもご負担をいただきたいと考えております。また、施設利用者が施設に対して愛情を持っていただけるよう、可能な限り協力を仰ぎながら、町と指定管理者、施設利用者の相互の協力によりまして、いつまでも良好な状態が維持されるよう努めてまいります。 202: ◯議長関口光男君】  吉田議員。 203: ◯16番【吉田悟朗君】  スポーツ施設については、全てが公共施設として整備することが基本ではないと考えております。再整備に当たっては専門的な業者の意見も反映しながら、PFIであったり、PPPという民間資金の活用も検討されるべきかなと思いますが、指定管理者制度の活用はどのように考えているのかお考えをお尋ねします。 204: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤健康子ども部長。 205: ◯番外健康子ども部長 伊藤 研君】  今後公共施設の整備に当たりましては、国や県からの補助金も視野に入れつつ、ご提案のとおり、民間資金活用を検討し、民間ノウハウを活用しながら整備していくことになると考えております。  現在進めている公共施設再編計画におきましても、総面積を減らしながら複合化、多機能化を検討しており、整備手法についても様々な検討を行う中で、施設利用者、町民にとって最適な整備手法を導き出していきたいと考えてございます。また、施設の管理運営につきましては、民間事業者の企画やアイデアなどのノウハウを活用することにより、多様化する利用者ニーズに対応したきめ細やかなサービスの提供が期待できることから、指定管理者制度の導入を進め、利用者満足度の向上に努めてまいります。  以上です。 206: ◯議長関口光男君】  吉田議員。 207: ◯16番【吉田悟朗君】  スポーツといっても、今多種多様なスポーツが生じてきております。また、スポーツも高レベル化がいろいろ出てきていますので、求めるものもレベルによって変わってきているのかなと思っております。そういったニーズ全てに公共だけで整備するのもきついのかなと思いますけれども、先ほど申し上げました指定管理者制度、こういったものも活用しながら、町民が求めるものはどの程度どこまで維持するのか、これを適切に見極めながら、町としてもこれから対応していっていただきたいなと思います。  最後の質問とさせていただきますが、最後に町長にお尋ねさせていただきたいと思います。  これまでいろいろとスポーツ関係、またストリートスポーツ、若い世代に向けての町の発展であったり、若い人を呼び込むためのまちづくりであったり、いろいろ質問させていただきましたが、ストリートスポーツを含む各種スポーツの推進によりまして、町長としてはこの町で何を目指して、また何を獲得していこうと思っているのか、最後にお考えをお尋ねいたしまして、一般質問を終わらせていただきたいと思います。 208: ◯議長関口光男君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。 209: ◯番外【町長 木村俊雄君】  いろいろご意見いただきまして、ありがとうございます。文字どおり基礎自治体を運営する上で何が重要かというと、やはり安全の確保、環境対策、そして健康づくり、これが大きな要因にもなってまいります。その他の要因もございますけども、先ほどの私の答弁の中でも申し述べましたとおり、町民の心豊かな暮らしを実現するためにも、町のスポーツ全体を盛り上げていくことが重要であり、基本的な考えとしております。  以前アンケートで、スポーツに関するアンケートだったんですけども、1年間で1日当たり30分以上の運動やスポーツを行った日がありますかとの問いかけに、全然ないと答えた方が21%、約2割いられる、これはアンケートにお答えになった方の2割ですから、そこから類推するんですけども、そういった状況下で、町民お一人お一人が健康増進を意識し、日常的な運動を行ってもらえるような、そういった事業展開をこれから図ってまいりたいと思います。よろしくお願いします。 210: ◯議長関口光男君】  以上で、吉田悟朗議員の一般質問を終了いたします。  以上で、本日の日程は終了いたしました。 211: ◯議長関口光男君】  お諮りいたします。議事の都合により、明日12月11日から12月14日までの4日間を休会とし、次回の会議は12月15日午前10時に開きたいと思いますが、これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」の声あり) 212: ◯議長関口光男君】  ご異議ないものと認めます。よって、明日12月11日から12月14日までの4日間を休会とし、次回の会議は12月15日午前10時に開くことに決しました。  本日はこれをもって散会いたします。ご苦労さまでした。                 午前11時49分 散会 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━         地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。              寒川町議会 議  長   関 口 光 男                同   署名議員   柳 田   遊                同   署名議員   黒 沢 善 行 発言が指定されていません。 © Samukawa Town, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...