寒川町議会 2019-09-05
令和元年第1回定例会9月第2回会議(第5日) 本文
トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 令和元年第1回定例会9月第2回会議(第5日) 本文 2019-10-10 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正
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健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 73 : ◯議長【関口光男君】 選択 74 : ◯15番【岸本 優君】 選択 75 : ◯議長【関口光男君】 選択 76 : ◯番外【
健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 77 : ◯議長【関口光男君】 選択 78 : ◯15番【岸本 優君】 選択 79 : ◯議長【関口光男君】 選択 80 : ◯番外【
健康子ども部長 伊藤 研君】 選択 81 : ◯議長【関口光男君】 選択 82 : ◯15番【岸本 優君】 選択 83 : ◯議長【関口光男君】 選択 84 : ◯番外【総務部長 野崎 誠君】 選択 85 : ◯議長【関口光男君】 選択 86 : ◯15番【岸本 優君】 選択 87 : ◯議長【関口光男君】 選択 88 : ◯議長【関口光男君】 選択 89 : ◯13番【横手 晃君】 選択 90 : ◯議長【関口光男君】 選択 91 : ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 92 : ◯議長【関口光男君】 選択 93 : ◯13番【横手 晃君】 選択 94 : ◯議長【関口光男君】 選択 95 : ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 96 : ◯議長【関口光男君】 選択 97 : ◯13番【横手 晃君】 選択 98 : ◯議長【関口光男君】 選択 99 : ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 100 : ◯議長【関口光男君】 選択 101 : ◯13番【横手 晃君】 選択 102 : ◯議長【関口光男君】 選択 103 : ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 104 : ◯議長【関口光男君】 選択 105 : ◯13番【横手 晃君】 選択 106 : ◯議長【関口光男君】 選択 107 : ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 108 : ◯議長【関口光男君】 選択 109 : ◯13番【横手 晃君】 選択 110 : ◯議長【関口光男君】 選択 111 : ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 112 : ◯議長【関口光男君】 選択 113 : ◯13番【横手 晃君】 選択 114 : ◯議長【関口光男君】 選択 115 : ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 116 : ◯議長【関口光男君】 選択 117 : ◯13番【横手 晃君】 選択 118 : ◯議長【関口光男君】 選択 119 : ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 120 : ◯議長【関口光男君】 選択 121 : ◯13番【横手 晃君】 選択 122 : ◯議長【関口光男君】 選択 123 : ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 124 : ◯議長【関口光男君】 選択 125 : ◯13番【横手 晃君】 選択 126 : ◯議長【関口光男君】 選択 127 : ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 128 : ◯議長【関口光男君】 選択 129 : ◯13番【横手 晃君】 選択 130 : ◯議長【関口光男君】 選択 131 : ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 132 : ◯議長【関口光男君】 選択 133 : ◯13番【横手 晃君】 選択 134 : ◯議長【関口光男君】 選択 135 : ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 136 : ◯議長【関口光男君】 選択 137 : ◯13番【横手 晃君】 選択 138 : ◯議長【関口光男君】 選択 139 : ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 140 : ◯議長【関口光男君】 選択 141 : ◯13番【横手 晃君】 選択 142 : ◯議長【関口光男君】 選択 143 : ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 144 : ◯議長【関口光男君】 選択 145 : ◯13番【横手 晃君】 選択 146 : ◯議長【関口光男君】 選択 147 : ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 148 : ◯議長【関口光男君】 選択 149 : ◯13番【横手 晃君】 選択 150 : ◯議長【関口光男君】 選択 151 : ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 152 : ◯議長【関口光男君】 選択 153 : ◯13番【横手 晃君】 選択 154 : ◯議長【関口光男君】 選択 155 : ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 156 : ◯議長【関口光男君】 選択 157 : ◯13番【横手 晃君】 選択 158 : ◯議長【関口光男君】 選択 159 : ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 160 : ◯議長【関口光男君】 選択 161 : ◯13番【横手 晃君】 選択 162 : ◯議長【関口光男君】 選択 163 : ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 164 : ◯議長【関口光男君】 選択 165 : ◯13番【横手 晃君】 選択 166 : ◯議長【関口光男君】 選択 167 : ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 168 : ◯議長【関口光男君】 選択 169 : ◯13番【横手 晃君】 選択 170 : ◯議長【関口光男君】 選択 171 : ◯議長【関口光男君】 選択 172 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 173 : ◯議長【関口光男君】 選択 174 : ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 175 : ◯議長【関口光男君】 選択 176 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 177 : ◯議長【関口光男君】 選択 178 : ◯番外【町民部長 中島和則君】 選択 179 : ◯議長【関口光男君】 選択 180 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 181 : ◯議長【関口光男君】 選択 182 : ◯番外【町民部長 中島和則君】 選択 183 : ◯議長【関口光男君】 選択 184 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 185 : ◯議長【関口光男君】 選択 186 : ◯番外【町民部長 中島和則君】 選択 187 : ◯議長【関口光男君】 選択 188 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 189 : ◯議長【関口光男君】 選択 190 : ◯番外【町民部長 中島和則君】 選択 191 : ◯議長【関口光男君】 選択 192 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 193 : ◯議長【関口光男君】 選択 194 : ◯番外【町民部長 中島和則君】 選択 195 : ◯議長【関口光男君】 選択 196 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 197 : ◯議長【関口光男君】 選択 198 : ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 199 : ◯議長【関口光男君】 選択 200 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 201 : ◯議長【関口光男君】 選択 202 : ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 203 : ◯議長【関口光男君】 選択 204 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 205 : ◯議長【関口光男君】 選択 206 : ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 207 : ◯議長【関口光男君】 選択 208 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 209 : ◯議長【関口光男君】 選択 210 : ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 211 : ◯議長【関口光男君】 選択 212 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 213 : ◯議長【関口光男君】 選択 214 : ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 215 : ◯議長【関口光男君】 選択 216 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 217 : ◯議長【関口光男君】 選択 218 : ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 219 : ◯議長【関口光男君】 選択 220 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 221 : ◯議長【関口光男君】 選択 222 : ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 223 : ◯議長【関口光男君】 選択 224 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 225 : ◯議長【関口光男君】 選択 226 : ◯番外【消防長 小林辰也君】 選択 227 : ◯議長【関口光男君】 選択 228 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 229 : ◯議長【関口光男君】 選択 230 : ◯番外【消防長 小林辰也君】 選択 231 : ◯議長【関口光男君】 選択 232 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 233 : ◯議長【関口光男君】 選択 234 : ◯番外【消防長 小林辰也君】 選択 235 : ◯議長【関口光男君】 選択 236 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 237 : ◯議長【関口光男君】 選択 238 : ◯番外【消防長 小林辰也君】 選択 239 : ◯議長【関口光男君】 選択 240 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 241 : ◯議長【関口光男君】 選択 242 : ◯番外【消防長 小林辰也君】 選択 243 : ◯議長【関口光男君】 選択 244 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 245 : ◯議長【関口光男君】 選択 246 : ◯番外【消防長 小林辰也君】 選択 247 : ◯議長【関口光男君】 選択 248 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 249 : ◯議長【関口光男君】 選択 250 : ◯番外【消防長 小林辰也君】 選択 251 : ◯議長【関口光男君】 選択 252 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 253 : ◯議長【関口光男君】 選択 254 : ◯議長【関口光男君】 選択 255 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 256 : ◯議長【関口光男君】 選択 257 : ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 258 : ◯議長【関口光男君】 選択 259 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 260 : ◯議長【関口光男君】 選択 261 : ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 262 : ◯議長【関口光男君】 選択 263 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 264 : ◯議長【関口光男君】 選択 265 : ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 266 : ◯議長【関口光男君】 選択 267 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 268 : ◯議長【関口光男君】 選択 269 : ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 270 : ◯議長【関口光男君】 選択 271 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 272 : ◯議長【関口光男君】 選択 273 : ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 274 : ◯議長【関口光男君】 選択 275 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 276 : ◯議長【関口光男君】 選択 277 : ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 278 : ◯議長【関口光男君】 選択 279 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 280 : ◯議長【関口光男君】 選択 281 : ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 282 : ◯議長【関口光男君】 選択 283 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 284 : ◯議長【関口光男君】 選択 285 : ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 286 : ◯議長【関口光男君】 選択 287 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 288 : ◯議長【関口光男君】 選択 289 : ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 290 : ◯議長【関口光男君】 選択 291 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 292 : ◯議長【関口光男君】 選択 293 : ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 294 : ◯議長【関口光男君】 選択 295 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 296 : ◯議長【関口光男君】 選択 297 : ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 選択 298 : ◯議長【関口光男君】 選択 299 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 300 : ◯議長【関口光男君】 選択 301 : ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 302 : ◯議長【関口光男君】 選択 303 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 304 : ◯議長【関口光男君】 選択 305 : ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 306 : ◯議長【関口光男君】 選択 307 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 308 : ◯議長【関口光男君】 選択 309 : ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 310 : ◯議長【関口光男君】 選択 311 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 312 : ◯議長【関口光男君】 選択 313 : ◯番外【拠点づくり部長 廣田淳生君】 選択 314 : ◯議長【関口光男君】 選択 315 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 316 : ◯議長【関口光男君】 選択 317 : ◯番外【拠点づくり部長 廣田淳生君】 選択 318 : ◯議長【関口光男君】 選択 319 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 320 : ◯議長【関口光男君】 選択 321 : ◯番外【拠点づくり部長 廣田淳生君】 選択 322 : ◯議長【関口光男君】 選択 323 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 324 : ◯議長【関口光男君】 選択 325 : ◯番外【拠点づくり部長 廣田淳生君】 選択 326 : ◯議長【関口光男君】 選択 327 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 328 : ◯議長【関口光男君】 選択 329 : ◯番外【拠点づくり部長 廣田淳生君】 選択 330 : ◯議長【関口光男君】 選択 331 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 332 : ◯議長【関口光男君】 選択 333 : ◯番外【拠点づくり部長 廣田淳生君】 選択 334 : ◯議長【関口光男君】 選択 335 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 336 : ◯議長【関口光男君】 選択 337 : ◯番外【拠点づくり部長 廣田淳生君】 選択 338 : ◯議長【関口光男君】 選択 339 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 340 : ◯議長【関口光男君】 選択 341 : ◯番外【拠点づくり部長 廣田淳生君】 選択 342 : ◯議長【関口光男君】 選択 343 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 344 : ◯議長【関口光男君】 選択 345 : ◯番外【拠点づくり部長 廣田淳生君】 選択 346 : ◯議長【関口光男君】 選択 347 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 348 : ◯議長【関口光男君】 選択 349 : ◯番外【拠点づくり部長 廣田淳生君】 選択 350 : ◯議長【関口光男君】 選択 351 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 352 : ◯議長【関口光男君】 選択 353 : ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 354 : ◯議長【関口光男君】 選択 355 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 356 : ◯議長【関口光男君】 選択 357 : ◯議長【関口光男君】 選択 358 : ◯議長【関口光男君】 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 午前9時00分 開議
◯議長【関口光男君】 おはようございます。これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元にお示しのとおりであります。
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日程第1 会議録署名議員の指名
2: ◯議長【関口光男君】 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。会議録署名議員は会議規則第116条の規定により、議長において、天利 薫君、横手 晃君を指名いたします。
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日程第2 一般質問
3: ◯議長【関口光男君】 日程第2「一般質問」を行います。昨日に引き続き、これより質問を許可いたします。15番岸本 優君。岸本議員。
〔15番(岸本 優君)質問席へ移動〕
4: ◯15番【岸本 優君】 議長のお許しをいただきましたので、通告順位に従いまして一般質問をさせていただきます。
さむかわ自民党、岸本 優でございます。本日3日目、我が会派から私を初め3名の議員でさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
10月10日は20年前まで体育の日でございました。1964年、東京オリンピックの開会式を祝日とした日でございます。本日、私の一般質問はスポーツについてでございます。少しご縁を感じながらこの質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
前回の一般質問で、ことしから3年間をゴールデンスポーツイヤーズと紹介させていただきました。ことしはラグビーワールドカップを初めとした世界大会が数多く行われており、また来年は東京オリンピック・パラリンピック競技大会、そして再来年はワールドマスターズゲームズ2021関西、そして今、まさに国内はスポーツで盛り上がりを見せていると思います。
連日テレビでは、例えばきのうはバレーボールの世界選手権があったりとか、何よりも今、日本を熱狂させているのはラグビーワールドカップではないでしょうか。前回、ここでラグビーワールドカップが盛り上がるよと紹介していながら、ここまでの盛り上がりを見せるとは私自身思っておりませんでした。一時期私が通っていた母校がラグビーが強いこともありまして、また昔のテレビドラマが好きで見ていたこともあって、ラグビーというものは多少関心はあったんですけれども、今このようにラグビーの観戦をテレビで見たりとか、ニュースで見たりとか、そういうことはなかったように思います。
そして今、サッカーワールドカップも予選が始まっていて、ふとテレビでラインナップを見たときに若い選手がいっぱいおりまして、所属チームを見ると、海外のチームが3分の2ぐらい占めている。当たり前のように海外で試合をして、そして当たり前のように活躍している選手が、今、日本国内でもふえているということを改めて実感しております。
何よりも私がことし一番注目していたのが、ずっと競技をしておりますバスケットボールの世界選手権でございます。ちなみに、バスケットボールというのは世界の中で競技人口が、サイトによりますけれども、4億5,000万人という競技人口がございます。ちなみに、サッカーが2億5,000万人、我が国で盛り上がっている野球でいうと3,000万人が世界で競技を楽しんでいると考えますと、バスケットボールという魅力はすごいあるんだなということを改めて感じながら見ておりました。
その中で世界選手権に14年ぶりに出場したんですけれども、実はそのプレーヤーの中に、私たちが子どものころ夢見ていたNBAという世界最高峰のリーグでプレーしている選手が2名も出場しておりました。私たちの時代はマイケル・ジョーダンというスタープレーヤーがおりまして、今でもまだスポーツアパレルブランドで若い子たちにも人気のある選手なんですけれども、その選手と同じ舞台で日本人が戦っていると思うと、時代は違えど、ものすごく興奮しているといいますか、日本人のすばらしさを改めて感じながらこのゲームを見ておりました。
我々の時代は世界で戦うことを夢見た時代なのかなと思っていますけれども、ちょっと前は世界で戦うことができる、そして今は世界で勝つことができる、そのような時代に変わってきたのかなと改めて感じております。
そして、世界といえば、ことし我が町寒川で開催したアークリーグでございます。まさに世界中の選手がこの寒川の地で世界トップの座を争った、そんなすばらしいゲームでございます。これからはキーワードは世界なのかなということを感じております。
そこで、今回はアークリーグについての質問からさせていただきます。
まず1、スポーツ行政について。(1)ARK LEAGUE・2019開催による「スポーツ推進」観点からの効果について問う。(2)スポーツ推進における活動環境等の現状や今後の方向性について問う。(3)ストリートスポーツを含めたスポーツ施策の今後の方向性を問う。
以上で、1つ目の質問とさせていただきます。
5: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。
6: ◯番外【町長 木村俊雄君】 おはようございます。通告順位11番岸本議員のご質問にお答えをいたします。
スポーツ行政についての1点目、アークリーグ・2019開催によるスポーツ推進の観点からの効果についてお尋ねをいただきました。
本町におけますストリートスポーツの推進に向け、アークリーグを誘致し、開催したところでございますが、その後もFLATPARK SAMUKAWAを継続するなど、開催により盛り上がった機運が一過性とならぬよう、ストリートスポーツの普及・聖地化への取り組みに努めているところでございます。
アークリーグ開催後も町内外を含め、多くの方がフラットパークを訪れ、にぎわいを見せている状況でございます。アークリーグを開催したことで世界レベルのアスリートを間近で見ることができ、そのことが動機づけとなり、フラットパークの利用促進、ひいてはスポーツ推進の効果としてあらわれたものと捉えております。
次に、2点目でございますが、スポーツ推進における活動環境等の現状や今後の方向性についてのお尋ねにお答えをいたします。
個人や団体のスポーツ活動を支援するため、世界大会あるいは全国大会に出場する町民に交付金、競技別の団体で組織される体育協会やレクリエーション協会に事業補助金を交付しております。
また、活動環境の1つである施設についてでございますが、多くの町民がスポーツをする活動の場としてスポーツ公園、あるいは総合体育館を中心に庭球場、バンプトラック、青少年広場、学校施設などを提供しており、各施設においてスポーツをするきっかけとなるイベント、あるいは教室が開催され、スポーツ活動の推進に努めているところでございます。
現在、休業中の町営プールにつきましては、再整備を進めているところでございますが、その他施設につきましても老朽化が進んでいるものもございますので、今後は公共施設再編計画との整合性を図りながら、その環境改善に努めてまいりたいと考えております。
続きまして、3点目、ストリートスポーツを含めたスポーツ施策の今後の方向性についてのお尋ねにお答えをいたします。
町の役割といたしましては、年代に合ったスポーツや家族で楽しめるスポーツを提供するなど、選択肢をふやすことで好きなスポーツを見つけ、継続していただくことが理想であると考えておりますが、今後スポーツ施策を展開していく上では、近年懸念されている若者のスポーツ離れを食いとめるためにも、ストリートスポーツの要素を取り込むことが重要かつ必要不可欠であると考えております。
現時点においても、スポーツイベントの中にストリートスポーツの要素を取り込み始めており、さらなるスポーツ推進のため、昨年オープンいたしましたパンプトラックや、継続を検討しておりますフラットパークを最大限活用してまいりたいと考えております。
また、アークリーグを初めトップアスリートを間近で見ることができる、そしてそのすごさを肌で感じることができる大会やイベントを誘致するなど、スポーツを始める動機となる要素も取り込みながらスポーツ活動の推進にこれからも努めてまいりたいと考えております。
7: ◯議長【関口光男君】 岸本議員。
8: ◯15番【岸本 優君】 それでは、これから一問一答に入らせていただきます。
いろいろと町長の答弁はありましたが、まずアークリーグ関連の質問から入りますが、フラットパークの利用状況は現在どうなっていますでしょうか。よろしくお願いいたします。
9: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤
健康子ども部長。
10: ◯番外【
健康子ども部長 伊藤 研君】 フラットパークの利用状況でございます。フラットパークにつきましては、本年3月のオープン以来、9月30日現在で延べ1,449名の方がご利用しており、月の平均にいたしますと207名となっております。初めて利用される方には誓約書の提出を受け、登録いただいており、その総数は113名、町内在住の方が27名、県内在住の方が31名、県外から来場された方が55名となってございます。年代別に見ますと、小学生以下が38名、中学生及び高校生が14名、大人が61名となってございます。県外の登録者は関東だけでなく、遠く佐賀県や新潟県、徳島県など遠方の方も登録されております。利用につきましては、小学生を中心とした10代のリピーターが多いと認識してございます。
11: ◯議長【関口光男君】 岸本議員。
12: ◯15番【岸本 優君】 町内のみならず県外からも来ているということでございますが、特に小中学校の方も多くいらっしゃるので、親御さんなんかと一緒に来ている場合もありますので、もうちょっと多くの来場者の方が見込まれているのかなと思いますが、私もフラットパークのインスタグラムやフェイスブックをフォローしておりまして、日々管理者の方が投稿しているのを見ておりますが、小さい方から、週末になるとトッププレーヤーまで来ているなということを確認しております。
次に、来ていただいている来場者の方や利用者の方から、また町民の方からの声は把握しているでしょうか。よろしくお願いいたします。
13: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤
健康子ども部長。
14: ◯番外【
健康子ども部長 伊藤 研君】 フラットパークに係る町民の皆様やご利用者様からのご意見、ご要望等については、「世界大会仕様のパークで練習できるのがいい」「公園などに自転車を乗り入れて怒られながら練習していたが、専用施設なので思いっ切り練習できるのがよい」「世界チャンピオンなどのプロの選手に教えてらもらったり、アドバイスをしてもらえるのがいい」「冷暖房設備があるといい」といったような声を寄せていただいております。
今後の施設の利用促進及びスリートスポーツの推進を図るためにも、利用者の内外の内訳や年代別の詳細や状況とあわせ、さらなる情報収集に努めてまいりたいと考えております。
15: ◯議長【関口光男君】 岸本議員。
16: ◯15番【岸本 優君】 利用者さんの声を聞いているということでございましたが、その声が必要なのかなと思います。あえてアンケートを置いたり、管理者にいろんな声を拾ってくれとお願いすることも大事だと思いますので、これからも続けてよろしくお願いいたします。
次に、アークリーグ開催を契機とした利用者増といいますか、その後の利用者はどうなっていますでしょうか。その点についてお願いいたします。
17: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤
健康子ども部長。
18: ◯番外【
健康子ども部長 伊藤 研君】 アークリーグ開催前後の月平均の利用者数を比較しますと、開催前の3月及び4月が190人、そして開催後が262人となっており、72人の増加となっているところから、アークリーグの開催を契機としましてその効果があったものと捉えてございます。
19: ◯議長【関口光男君】 岸本議員。
20: ◯15番【岸本 優君】 個人利用者の方の状況が確認できました。
次に、他の自治体や民間の企業などからの反応はいかがでしたでしょうか。
21: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤
健康子ども部長。
22: ◯番外【
健康子ども部長 伊藤 研君】 ストリートスポーツという大きな枠の中では、アークリーグの競技会場の設営やパンプトラック整備についての問い合わせ、視察見学がございました。
23: ◯議長【関口光男君】 岸本議員。
24: ◯15番【岸本 優君】 そこまで多くの反応は自治体や民間企業からないということだと思いますが、逆の発想で考えると、まねのしづらい施設なのかなと思います。ということは、この施設をしっかりと育てていけば、寒川町が唯一の自治体であるということがPRできると思いますので、そちらのほうももっともっとすばらしい施設にいくようにご検討いただければと思います。
そこで次、先ほどの質問で、アークリーグを契機に利用者の伸びは確認できましたが、その大会以外で町民利用者の増加を図るための施策や取り組みは何かありますでしょうか。よろしくお願いいたします。
25: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤
健康子ども部長。
26: ◯番外【
健康子ども部長 伊藤 研君】 フラットパークにおきまして、ミニコンテストなどを行うイベント、フラットパークジャムやスクールを定期的に開催し、利用者の増加を図っているところでございます。
本年3月23日にアークリーグのプレイベントとしまして、BMXやブレイキン、スケートボードのデモンストレーションやワークショップを行ったフラットパークデーを開催し、大盛況に終わったところです。
それで、3日後の今月13日に第2回のフラットパークデーを開催する予定でございましたが、台風19号の影響によりまして、11月4日月曜日、祝日になりますが、延期させていただきます。その予定で開催させていただきますが、その内容につきましてはBMXのほか、フリースタイルフットボールを無料で体験できる内容となっております。開催予告のチラシにつきましては、町内小中学校の全ての子どもたちに配布をさせていただきました。
フリースタイルフットボールでは、2012年にイタリアで開催された世界大会で日本で初めて優勝し、現在も全国各地で活躍している徳田耕太郎氏を講師に招き、より多くの町民にフラットパーク、あるいはBMXを知っていただく機会として取り組みを進めているところでございます。
また、BMXが利用できるもう1つの施設、パンプトラックさむかわでは、本年4月よりBMXやヘルメットなどのレンタル料金を下げ、BMX講習会の開催など利用促進を図り、その普及に努めております。その一環としまして、8月15日には利用料、レンタル料が無料となる町民を対象としました町民無料開放デーを開催・実施いたしました。当日、あいにくの天候でしたが、小学生を中心に11名の参加がございました。今後も町民の利用を促進するための同様の取り組みを行ってまいります。
27: ◯議長【関口光男君】 岸本議員。
28: ◯15番【岸本 優君】 台風の影響で11月に延期されるというフラットパークデーでございますが、今回は町内全ての学校にチラシを配り、来場者を促すということでございますが、どれくらいの反応があるのかが本当に楽しみでございます。
また、先ほど話がありましたが、フリースタイルフットボールで世界一をとった選手が来るということで、ふだんなかなか町内で見ることのない世界一位のわざというか、選手のオーラを感じることのできるすばらしい機会になるかと思っています。今後もフラットパークが世界の選手が見られる場になるようなコンセプトというか、ブランドというか、高めていくとおもしろいのかと思いますので、そちらのほうも、また改めて違った形でもできるように検討をお願いしたいと思います。
そこで次に、今後想定している取り組みや予定など決まっていることなどありましたら、どのようなものがありますでしょうか。その点についてお聞かせください。
29: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤
健康子ども部長。
30: ◯番外【
健康子ども部長 伊藤 研君】 今後の取り組みにつきまして、BMXについてはフラットパークとパンプトラックを2つの軸としまして展開していきたいと考えております。町営プール解体後のFLATPARK SAMUKAWAにつきましては、移転・建設等を含め、継続に向け関係各所と協議を進めるとともに、パンプトラックさむかわにつきましてはさらなる利用促進を図り、普及・精緻化に向けた取り組みに努めてまいりたいと思ってございます。
31: ◯議長【関口光男君】 岸本議員。
32: ◯15番【岸本 優君】 FLATPARK SAMUKAWAについては、移転・建設等を含めて協議中であるということでございますが、今現在考えますと、フラットパークとパンプトラックさむかわの連動性というか、2つを軸とした取り組みというのは見られないように思いますので、ここもしっかりと取り組んでいただきたいと思います。
今現在のパンプトラックさむかわ、フラットパークについては、BMXを専門とした方がほとんどのように見えます。しかし、まだここ寒川においては、先ほどの町内の人数も含めて認知度が高いとは言えない状況であります。そこで例えばサッカーやバスケット、野球など、ほかのスポーツの練習や小中学校における課外授業の一環としてフラットパーク等の施設を利用していただくなど、BMX以外のスポーツ実施や子どもたちにBMXに触れてもらう機会を創出していく、そういった取り組みについての見解はいかがになっていますでしょうか。お聞かせください。
33: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤
健康子ども部長。
34: ◯番外【
健康子ども部長 伊藤 研君】 サッカーや野球など、他のスポーツの練習場としての活用についてということでお答えさせていただきます。
フラットランドによるバランス感覚やパンプトラックによる体幹、脚力の強化は、他のスポーツ競技においてもパフォーマンスの向上に効果があるものと捉えております。そういったことから、来月4日に開催する予定でございますフラットパークデーでのフリースタイルフットボールもそうですが、競技別の団体等に利用の働きかけを行うなど、施設の利用を促進するとともに、町のスポーツ全体のレベルアップ、さらにはBMX競技人口の増加につながるよう、仕掛けづくりにも今後も努めてまいります。
35: ◯議長【関口光男君】 大澤教育長。
36: ◯番外【教育長 大澤文雄君】 これまでも町内小中学校の子どもたちの関心を高めるために、各学校にイベントの際のチラシを配布するなどしております。学校は学習指導要領に基づいて教育課程を組んでおります。ストリートスポーツに代表されるホイールスポーツは、教育課程の中に位置づけがなく、限られた授業時間の中で行うのは難しい面がございます。課外授業についても、学校では授業以外の時間にもさまざまな学習の機会を児童生徒に提供していく現状があり、また移動等にかかわる安全性への配慮からも、現状において実施することは難しいと考えております。
しかし、今後も各学校にフラットパーク等の施設活用啓発に向けたチラシの配布協力の継続をすることとあわせ、まずは児童生徒に競技自体を知ってもらうことが大事であると感じており、出前授業などでトップ選手の話を聞いたり、競技の実演を見るなど、機会を捉えて啓発していくことが必要と考えています。
37: ◯議長【関口光男君】 岸本議員。
38: ◯15番【岸本 優君】 町として、他競技のトレーニングの一環としてもPRしていくということが確認できました。今回でいえば、サッカー関係の方にもお声がけをしていたのかなと思いますが、そこで触れた子が、今後サッカーの11人制だけでなくて、フリースタイルのほうにももしかしたらいくかもしれないなど、いろんな可能性を秘めているのかと思いますので、そういった機会を子どもたちにも与えるようにしていただきたいと思います。
また、学校では、現状では実施に向けてハードルが高いということが確認できましたが、アークリーグのオーガナイザーであります内野選手とお話しする機会がございまして、過去いろんな小中学校で講演や体育館内での競技をやっていたということであります。ぜひ寒川の小中学校の皆さんにそういった機会をもらえるようになれば、ぜひ演技をさせてもらいたいということもお聞きしましたので、早急にそういった機会をお子さんたちに与えてあげられるように検証、調査をお願いしたいと思います。
次に、今後のストリートスポーツの推進に対する町の方向性について、お聞かせいただきたいと思います。
39: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤
健康子ども部長。
40: ◯番外【
健康子ども部長 伊藤 研君】 オリンピック種目として取り上げられるなど、世界でも注目されているストリートスポーツの世界大会アークリーグが寒川町で開催できましたことは、町民の皆様へのシビックプライドの醸成に通じたものと考えております。
他のスポーツと同様、ストリートスポーツは青少年の健全育成に大いに役立つものだけではなく、町の個性、町の魅力の1つにつながるものと確信いたします。若い人からも移住・定住先として選ばれる町となるよう普及を促進し、環境活動を整備するとともに、その推進に努めてまいりたいと考えてございます。
41: ◯議長【関口光男君】 岸本議員。
42: ◯15番【岸本 優君】 アークリーグは多くのメディアに取り上げられて、移住・定住のための広報戦略としては大変成功したのかと思っております。
また、今後ストリートスポーツを推進していくとの回答でございましたが、ここでちょっと余談なんですけれども、先日、中国で開催されたFIBA3X3(スリー・エックス・スリー)ワールドカップ、前までは3X3(スリー・バイ・スリー)と言っていたんですけれども、3人制のバスケットボールが女子アンダー23で日本が初めて優勝いたしました。これは男女全てのカテゴリーで、世界大会で優勝したというすばらしい快挙です。今後、ストリートというスポーツ、アーバンスポーツというものは日本のみならず、世界でも日本は勝てるという1つのすばらしいコンテンツだと思いますので、そういったことも寒川町としていろんなストリートスポーツの推進を図っていただきたいと思います。
また今後、ストリートスポーツの推進を図る上での課題というものは認識していますでしょうか。その点についてお聞かせください。
43: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤
健康子ども部長。
44: ◯番外【
健康子ども部長 伊藤 研君】 フラットパーク、パンプトラックともに、利用の促進については一定の効果は上げられていると思ってございます。町民の皆様への普及につきましては、まだまだ十分であるとは言えない状況であり、ストリートスポーツの聖地化を目指す上でも重要な課題として捉えてございます。
また、フラットパークにつきましては、現時点では町営プール解体までの限られた期間のものであり、これまでの取り組みの中で得たものを無駄にしないためにも、移転・建設等を含め、関係各所との継続に向けた協議を進めてまいりたいと思ってございます。
45: ◯議長【関口光男君】 岸本議員。
46: ◯15番【岸本 優君】 フラットパークに関して言えば、町民や町内各種団体の理解がないと難しいのかなと思っています。この件については慎重に、またさらに丁寧に、しっかりといろんな方々と協議を進めていただきたいと思います。
次に、大きな2問目に入りますけれども、これまでのスポーツ・レクリエーション活動の推進における成果をどう捉えているでしょうか。お聞かせください。
47: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤
健康子ども部長。
48: ◯番外【
健康子ども部長 伊藤 研君】 寒川町スポーツ推進計画策定のため、平成29年にアンケート調査を実施しました。その中ではスポーツの実施率は、わずかではありますが、上昇傾向を見せており、一定の成果は得られていると考えております。
その一方、個々のイベントや教室の状況を見てみますと、20代、30代の若い世代の参加が少ない傾向にあり、その世代の意識調査やスポーツを続ける動機づけとなる取り組みにつきまして検討しなければならないと考えてございます。
49: ◯議長【関口光男君】 岸本議員。
50: ◯15番【岸本 優君】 スポーツに親しむ方々の高齢化ということでございますが、私もことし45歳で、バスケの大会を見ましても若い子は少ないのかなと。30代、40代、特に40代以上のリーグができたりとか、50代以上のリーグができたりとか、年いってからの方々が楽しめるような大会が増えていますけれども、今まさに20代、30代の方をターゲットとしてオリンピックも、だからこそアーバンスポーツを取り入れようとしているそうでございます。
IOC大会組織委員会の合同記者会見の中で、アーバンスポーツは将来のオリンピックの形を見せるものになるかもしれないと。これからのスポーツ界の1つの象徴となるような立派な芽を育てたいということを会長が話しておりました。
ですから、20代、30代をターゲットとしたいという寒川町の考えは間違ってないと思いますので、しっかりとしかるべきターゲットに届く施策をお願いしたいと思います。
続きまして、スポーツ活動環境の整備を課題としている施設の現況についてお聞かせいただきたいと思います。
51: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤
健康子ども部長。
52: ◯番外【
健康子ども部長 伊藤 研君】 各施設の平成30年度の利用人数でございます。まず、パンプトラックさむかわにつきましては延べ2,363人の利用があり、その内訳としまして町内の利用者が372人、町外の利用者が1,991人となってございます。次に、川とのふれあい公園でございます。野球場が5,997人の利用、サッカー場が7,435人の利用となってございます。次に、スポーツ公園でございます。倉見スポーツ公園が6,104人、田端スポーツ公園が4万5,539人の利用、その他青少年広場は2万9,974人の利用となってございます。
続いて、各施設の管理状況でございます。パンプトラックさむかわにつきましては、昨年10月にオープン、また本年3月に監視カメラを設置し、おおむね良好な状態が保たれております。田端スポーツ公園につきましては、指定管理者による管理が行き届いており、おおむね良好な状態が保たれております。倉見スポーツ公園につきましては、少年軟式野球とソフトボールのみの使用となる施設で、利用者が限られておりますが、利用者やその関係者などのご協力により、おおむね良好な状態が保たれております。青少年広場につきましては、今年度トイレが再整備され、9月から供用を開始しており、快適な環境が得られたものと考えております。雑草の生育が著しく、利用者からの夏季における草刈りに関する要望が多くございます。
53: ◯議長【関口光男君】 黒木都市建設部長。
54: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 それでは、体育館の関係でございます。
その前に、まずシンコースポーツ寒川アリーナの平成30年度の延べ利用者数についてご報告させていただきます。平成30年度の延べ利用者数は26万5,902人となってございます。こういった中、体育館利用者からはいろいろな要望等もいただいておりまして、まず初めに、閉館日と祝祭日が重なった際には休館日となっておりましたが、振替日を設けてほしいとの要望に対して、令和元年度より閉館日と祝祭日が重なった際には、翌平日が休館日となるよう改善等を図っておるところでございます。
次に、休館日を含めたさまざまな情報等をもっと人目につく場所に設置してほしいとの要望等もあり、エレベーター内に休館日やサークル活動案内等を掲示することで、利用者が情報を得やすいよう改善を図っているところでございます。
また、夏場に向けて熱中症の注意喚起と熱中症対策を行ってほしいとの要望もございまして、施設利用の代表者に対して熱中症への注意喚起を行うとともに、武道場及びサブアリーナへの熱中症計の設置や武道場への移動式冷風機2台を導入し、改善を図り、対応しているところでございます。
以上です。
55: ◯議長【関口光男君】 畑村教育次長。
56: ◯番外【教育次長 畑村正樹君】 続きまして、教育委員会関連では学校施設を開放させていただいております。学校開放の利用状況につきましては、平成30年度使用実績が利用率64%となっております。この利用率の算出方法につきましては、利用件数9,465コマを、学校等での公的な施設利用を除いた学校開放で利用可能な総コマ数1万4,747コマで除したものでございます。
利用者からの声といたしましては、施設設備等の老朽化により、競技をする上で利用がしにくい点があるため、改善をしてほしいという要望をいただいているところでございます。そのような点につきましては、学校開放施設に限らず教育施設においても老朽化が進んでいるため、厳しいところではございますが、修繕につきましては優先順位をつけて対応を行っているところでございます。ただ、利用者の安全にかかわるものについては、早期に修繕等の対応を実施しているという状況でございます。
以上でございます。
57: ◯議長【関口光男君】 岸本議員。
58: ◯15番【岸本 優君】 本当に数多くの方がスポーツ施設や学校施設を利用しているということが確認できました。しかし、先ほどお答えがございましたが、広場や公園に関してはなかなか良好と言えるような状況にないというのは、いろんなところから声が届いている状況でございます。
また、できたばかりのものでございますが、フラットパークやパンプトラックは両方合わせて3,000名弱の方が利用しておりますが、そのほかの施設と比べるとまだまだ人数が少ないところでございます。世界大会が開催されたということで、既存施設利用の方は一定の理解はしているとは思いますけれども、何でこっちの施設は整備しないのにという声も届いておりますので、そちらのほうも今後の課題なのかと思っております。
また、それについて課題のある施設設備の方向性について、町の見解をお尋ねしたいと思います。
59: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤
健康子ども部長。
60: ◯番外【
健康子ども部長 伊藤 研君】 課題のある施設につきましては、施設再編計画との整合性を図りながら、その改善に努めてまいります。また、改善の際には、施設利用者のご意見等を十分に伺いながら進めてまいりたいと考えてございます。
61: ◯議長【関口光男君】 岸本議員。
62: ◯15番【岸本 優君】 今回の9月会議にも川とのふれあい公園の陳情が上がっておりました。その見解を聞いていますと、今まで真摯に対応していたのかなというのは甚だ疑問が残ることでございますが、今後は現場の声をしっかりと聞いて、改善すべきところ、そして早急に対応できるところは対応してもらいたいと思います。
次に、各スポーツ団体や競技者への支援状況についてお聞かせいただきたいと思います。
63: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤
健康子ども部長。
64: ◯番外【
健康子ども部長 伊藤 研君】 各スポーツ団体や競技者への支援につきましては2点ほどございます。まず1点目としまして、団体への補助金や個人への交付金の交付がございます。その内容は、18の種目別競技団体で構成される体育協会と6つの種目別団体で構成されるレクリエーション協会に対し、事業活動に係る補助金を、そして国際大会や全国大会に出場する者や団体に対して交付金を交付するものとなってございます。
なお、全国大会等出場交付金につきましては、オリンピックなど大規模な国際大会に出場した場合は5万円、競技別等の国際大会については3万円、また全国大会については5,000円を交付しているものでございます。
次に、2点目は運営に関する支援で、町民大会の開催など団体の要望に応じ、一般の予約に先行する施設の優先予約、施設使用料の減免、大会等における物品の貸し出しなどを行ってございます。
65: ◯議長【関口光男君】 岸本議員。
66: ◯15番【岸本 優君】 補助をしているということ、前回の一般質問でもしましたが、オリンピックで5万円というのはちょっと少ないのかなという感じがいたします。しかし、金額でなくて、町がこのような対応をしているというのは選手のモチベーションも上がって、競技のレベルも上がるのかと思っています。しかし、このような制度があるということを知らない方はまだまだ多くいらっしゃるのかと思いますので、さまざまメニューも含めてPR方法を変えていくことも検討していただきたいと思います。
そしてまた、その支援などの今後の方向性について何か考えがあれば、お聞かせいただきたいと思います。
67: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤
健康子ども部長。
68: ◯番外【
健康子ども部長 伊藤 研君】 補助金や交付金につきましては、努力した方が努力したなりの支援が得られるよう、しっかりと今後精査してまいりたいと考えております。
また、施設の優先予約や物品の貸し出しなどの運営に関する支援については、継続をしてまいります。今月の14日、台風が過ぎ去った後だと思いますが、そして20日、27日にはスポーツイベント、さむかわスポーツデー2019を開催いたします。寒川町体育協会、総合型地域スポーツクラブ、民間スポーツ団体、湘南ベルマーレ、シンコースポーツで構成される実行委員会が運営に当たっており、既存のスポーツはもとより、パンプトラックやボルダリングなどストリートスポーツの要素も取り入れながら、町民の皆様にさまざまなスポーツを楽しんでいただくとともに、関係団体と連携を深めることで町全体のスポーツ推進を図っているところでございます。
69: ◯議長【関口光男君】 岸本議員。
70: ◯15番【岸本 優君】 これからはいろいろと補助、交付金についても考えていくということでございました。
また、さむかわスポーツデーというものを開催していくのも、アークリーグ開催後初めてのスポーツデーというところで、新たな種目も取り入れるということでございますが、町の方針としてストリートスポーツも取り入れるということなので、こういったことも町がリーダーシップを発揮して、このような競技を行う方々にアプローチできるように、またそのような団体について一緒にできるようにということを今後働きかけていただけたらと思います。また、参加者の反応、増えたのかとか、声というのもしっかりと把握して、今後の施策に生かしていただけたらと思います。
次、ここから提案となっていくんですけれども、今話したとおり、これからは町だけでなくて、民間団体や施設との協働というか、コラボレーションが大事なのかと思っています。民間スポーツ施設とのコラボやスポーツ施設の設置に係る、例えば優遇措置、利用者への助成など、既存スポーツ施策へのさらなる推進に向けた取り組みの見解などはございますでしょうか。お聞かせください。
71: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤
健康子ども部長。
72: ◯番外【
健康子ども部長 伊藤 研君】 現時点では、ご質問のスポーツ施設の設置に係る優遇措置、利用者への助成については行ってございません。民間スポーツ施設を活用したスポーツ教室や健康事業につきましては、施設の協力を得ながら一部実施をしているところでございます。
また、スポーツイベントにおいて、民間施設利用の優待券などをご協賛いただくなど、その利用促進に努めております。公共施設だけではスポーツの推進は限界があると考えており、民間施設との新たな協働について模索しているところでございます。
スポーツはフェアプレーの精神、コミュニケーション能力の育成、他人に対する思いやりの心を育むなど、青少年の健全育成になくてはならないものと認識してございます。今後も既存のスポーツ団体や競技者への支援、あるいは施設の改修などを通して、町総合計画さむかわ2020プランの中でスポーツ・レクリエーション活動の推進を目指す姿として、多くの町民がスポーツを通して健やかな体づくりに励み、町内がはつらつとして活気にあふれていることを目指し、取り組みを進めてまいりたいと思っております。
73: ◯議長【関口光男君】 岸本議員。
74: ◯15番【岸本 優君】 これから新しい施策に取り組むに当たって、町単独では難しい部分も出てくると思いますので、より一層の民間とのコラボをお願いしたいと思います。
最後になりますけれども、大きな設問の3つ目でございます。来年オリンピックイヤーを迎えるに当たって、地元出身である畠山紗英さんに対する支援等をどのように考えているのか、見解についてお聞かせください。
75: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤
健康子ども部長。
76: ◯番外【
健康子ども部長 伊藤 研君】 畠山紗英さんのオリンピック出場への期待は、日に日に高まっているところでございます。畠山紗英さんへの支援の1つとして、昨年10月に供用を開始しましたパンプトラックさむかわのオープニングセレモニーでは、ビデオメッセージをいただき紹介、また本年1月のイベント、ニューイヤーパンプ2019においては、彼女自身によるデモンストレーション走行を実施するなど、町のスポーツ推進の象徴となるトップアスリートの存在である彼女の認知度向上に努めてまいりました。
BMXレーシングにおける代表枠は1人だけとなる見込みで、ライバルとの競争も激化すると思われます。代表となった暁には、寒川史上初となるオリンピック出場をたたえ、それにちなんだイベントや応援活動を行ってまいりたいと考えております。
77: ◯議長【関口光男君】 岸本議員。
78: ◯15番【岸本 優君】 紗英さんに対する支援を考えているということでございますが、代表に決まってからの支援で間に合うのかなという疑問が残るところでございます。早急にいろんな対応をしなきゃならないと思いますけれども、そこで1つ、町民の方または国内外にわかりやすい提案として、例えばスポーツ親善大使などの任命を提案させていただきたいと思います。そのためには設置要綱など、きっとさまざまな事務作業もあると思いますし、準備のほうもいっぱいあると思います。また、紗英さんともアポイントをとらなければならないと思いますので、しっかりと今のうちからその方向に進むということを準備してもらいたいと思います。
また、町を挙げてのスポーツ応援団というものもある自治体もございます。町の有力なスポーツ選手を町を挙げて応援しようという取り組みがあります。例えば新潟県長岡市などでそんな取り組みがございますので、そちらのほうもしっかりと見ていきながら、いろんなことを今後のためにやってもらいたいと思います。
そして次に、これらを踏まえて、ストリートスポーツを含めたスポーツ施策全体の方向性についてお聞かせください。
79: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤
健康子ども部長。
80: ◯番外【
健康子ども部長 伊藤 研君】 本町における近年のスポーツ団体の活動状況を見ますと、全体的に高齢化の傾向を見せており、20代、30代の若い世代のスポーツ離れが懸念されているところでございます。町長の答弁にもございましたが、こういった傾向を食いとめるためにも、ストリートスポーツを推進することは必要不可欠であると考えております。現在実施しているスポーツイベントやスポーツ教室においても、若い世代が関心を持つストリート系の要素を取り込みつつありますが、今後につきましても既存の競技種目とのバランスをとりながら、ストリートスポーツを最大限活用し、一層の多様化を進めていく必要があると考えているところです。
また、スポーツを推進する上では、トップアスリートを間近で見ることが重要であると、アークリーグを開催したことで改めて感じたところです。積極的に競技レベルの高い大会等を誘致するなど、見るスポーツについても充実し、スポーツの推進に努めてまいります。
ラグビーワールドカップにおける日本代表の活躍に、今、日本中が活気づいているところですが、町の若い世代が元気に、そして町中活気づくためには、ストリートスポーツを含めたスポーツ施策を充実し、展開していくことが重要であると捉えてございます。
81: ◯議長【関口光男君】 岸本議員。
82: ◯15番【岸本 優君】 ただいまの最後の答弁にもございましたが、既存団体とのバランスが重要という答えがございました。先ほども言っていますけれども、とても大事な視点なのかなと思っています。新しいストリートスポーツ、BMXだけをやると、町内の今まで活動していた方々、本来であればその方々を巻き込まなければならないのに、なぜそっちだけなんだという声も多く聞こえてございます。しっかりとストリートスポーツをやるのであれば、さらに既存の団体とのバランスをとってもらいたいというふうにお願いしたいと思います。ひいてはスポーツ全体が盛り上がることがアーバンスポーツ、ストリートスポーツの発展につながると思いますので、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。
また、スポーツ推進に当たってはもう1つ提案をしたいんですけれども、スポーツでの姉妹都市、友好都市の提案をしたいと思います。例えばもともと文化交流をしております寒河江市にも寒河江スケートパークがありますし、また我々会派で視察に行ってまいりました岸和田市には、サイクルピア岸和田BMXなどの施設がございます。
余談でございますけれども、ここでオリンピックを前にBMXテストイベント有明というのがございます。これには畠山紗英さんも出場するんですけれども、岸和田市を本拠地とした選手も参加するということでございます。そういったところとの交流ができると、スポーツまたは文化の交流もできると思いますので、そちらのほうも視野に入れて、今後スポーツ推進を図っていただきたいと思います。
本当に最後の質問になりますけれども、今までいろんなことを言ってまいりました。今までのスポーツ施策、プラス今後はストリートスポーツの施策にも取り組んでいくということでございますが、そんな中でスポーツ施策の積極的な推進に向けて、組織体制の考え方はどうなっているでしょうか。最後にお伺いいたします。
83: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。野崎総務部長。
84: ◯番外【総務部長 野崎 誠君】 スポーツ施策の推進に対しての考え方についてのご質問でございます。
先ほどのご質問で、
健康子ども部長の答弁のとおり、町としましてはストリートスポーツを含め、今後もスポーツ施策を充実させ、さらなる事業展開を目指していくものと考えております。
そのような中、来年は東京でオリンピック・パラリンピックが開催される年でございますし、事業の目的、効果を精査し、必要な事務量を正確に把握することが前提となりますが、町発展のために必要な事業が滞ることがないよう、またきょういろいろ提案していただきましたが、健康づくりに寄与するスポーツの効果に鑑みまして、適正な人員配置に努めてまいりたいと考えております。
現在、健康・スポーツ課につきましては、職員10名の中に3名の担当職員がいるという体制でございます。いろんなスポーツ推進体制のあり方がございますが、その辺の部分につきましては、政策的な観点から組織の構築を考える場合には、所管となる企画部とよく検討して考えていきたいと思っております。よろしくお願いします。
85: ◯議長【関口光男君】 岸本議員。
86: ◯15番【岸本 優君】 今後については組織のことも考えていくという答弁でございました。
先ほどラグビーワールドカップにおける日本代表の活躍に、日本中が活気づいているというお話がございました。ラグビーワールドカップについては、世界各国から多くの方々が観戦に訪れるだけでなくて、日本代表が世界強豪国に連勝中で、初めての8強入りも目前ということで、国内でも非常に大きな注目を浴びて、自称にわかファンという方々も数多く生まれて、大変な盛り上がりを見せているところでありますが、それは何でなんでしょうか。それは日本代表が活躍しているからということはもちろんでございますが、私を初め日本、そして世界の人々が熱い戦いにスポーツの価値やスポーツ意義というものを感じているからだと私は思っております。
では、このスポーツの価値、あるいは意義とは何なのかということでございますが、私はスポーツに親しむことによって達成感や爽快感、そして他者との連帯感、また自身の体力の向上など、みずからの心身両面にわたる健康増進のほか、競技スポーツに打ち込む選手のひたむきな姿、または高い技術が人々のスポーツへの関心を高めて、夢や感動を与えるなど、前向きで活力ある社会の形成にも大きく貢献していると考えております。このほか、青少年育成や地域コミュニティの醸成、地域経済発展への寄与や国際交流の増進など、このようにスポーツの可能性はとても大きなものがあると考えております。このスポーツの価値、意義こそが町における今後のスポーツ施策の推進、ひいてはスポーツによるまちづくりをする上で忘れてはならない大事なポイントだと考えております。
また、こうした考えのもと、スポーツ施策を推進していくためには、考え方だけでなくて、それをしっかりと具現化するために推進体制が必要であると考え、その点について、最後、質問をさせていただきました。
先ほど総務部長から適正な人員配置、そして組織の構築を図ると答弁いただきました。こうした考えのもと、確実に対応していただけますよう、また企画部を中心として、庁内全ての部が一体となっていただきたいと思っております。
最後に、繰り返しになりますが、私はスポーツ施策を推進するのではなくて、スポーツの持つ価値、意義を中心に据えて施策を推進することが不可欠であると考えております。そうした意味では本年4月に開催されたアークリーグ誘致に町が取り組んだという理由も、単にストリートスポーツの世界大会という一過性のイベントではなくて、タウンセールスの推進やコミュニケーションの推進、また他自治体との差別化を図るための魅力品質の構築、青少年の育成、そして何よりもシビックプライドの向上のほか、商業振興、国際交流の推進を掲げて取り組んでおりましたので、ストリートスポーツの聖地化を目指した取り組みを推進することは、今後、寒川町にとって非常に重要なことであると考えております。
しかしながら、ほかのスポーツとのバランスを本当にうまくとっていただかないとうまくいかないと思っていますので、そちらのほうも着実に取り組んでいただきたいと思います。
今後につきましても、私は議員として、または1人のスポーツが好きな町民としてしっかりと町のために働いていきたいと思いますので、そこをお誓い申し上げまして、私の一般質問とさせていただきます。
87: ◯議長【関口光男君】 以上で岸本 優議員の一般質問を終了いたします。
暫時休憩いたします。再開は10時20分といたします。
午前10時00分 休憩
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午前10時20分 再開
88: ◯議長【関口光男君】 休憩を解いて会議を再開いたします。
次に、13番横手 晃君の質問を許可いたします。横手議員。
〔13番(横手 晃君)質問席へ移動〕
89: ◯13番【横手 晃君】 それでは、議長のお許しが出ました。通告順位に従って一般質問をさせていただきます。
会派、さむかわ自民党の横手でございます。先ほどは私どもの同じ会派の岸本議員がやりましたが、2番目はきょう、私、横手 晃がやらせていただきますので、何とぞよろしくお願いいたします。
本日、私は大きく2つの質問をさせていただきます。1つ目は観光行政について、2つ目は各種「大使」、観光大使であったり、ふるさと観光大使といったもの、それについて質問をさせていただきます。きょうはモニターを使わせていただきます。それが量が多いので、早速、最初の質問をさせていただきたいと思います。
1つ目の質問、観光行政についてです。町長の2期目にも、大変多くの議員から質問のあった観光行政についてですが、先ほど岸本議員からお話もありましたが、アークリーグという新たな観光コンテンツを得たことは大いに評価に値するべきものだと思います。しかしながら、今回3期目の所信表明におきましては、正直、観光行政につきましてはほんの少し触れただけで、具体的な戦略が見えなかった3期目の観光行政ではないかというのが率直な感想でございます。
未来を見据えて、町長3期目の今期、どのように観光行政に取り組んでいくのか、まずはその戦略部分についてお聞かせください。
そして、2つ目の質問でございますが、各種大使についてです。いわゆる観光大使ですとか、ふるさと大使というのがありますが、最近だとアンバサダーなどという言い方もしておりますけれども、町のPRにも一役買う、こういった大使についてですが、まずは寒川町の過去と現状についてお答えください。
以上、最初の質問とさせていただきます。
90: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。
91: ◯番外【町長 木村俊雄君】 それでは、通告順位12番横手議員の1点目でございますが、観光行政についてのお尋ねにお答えをいたします。
町の観光行政につきましては、町総合計画さむかわ2020プランを初め、まち・ひと・しごと創生総合戦略の基本目標として定め、町の魅力や特色のある地域資源を有効に活用していくことで、この町に住んでみたい、住み続けたいと思っていただけるような地域の活性化につながる事業を展開してまいりたいと考えております。
具体的には、地域や民間との協働事業として実施しておりますびっちょり祭や神輿まつりのほか、町観光協会が実施する遊休農地を活用した冬のひまわり摘み取り事業の拡充など、農業と観光を融合させた町の特色ある観光事業を積極的に推進してまいります。また、所信表明にもございますとおり、寒川神社を核とした新たな観光拠点の創出に関する検討につきましても、引き続き関係機関と進めてまいりたいと考えております。
次に、2点目の各種大使の活用についてとのお尋ねにお答えをいたします。
これまで町では、各種大使につきまして募集、任命したことはございません。観光大使を初め各種大使につきましては、町の顔となり、また町民の代表としてメディアでの情報発信や町の魅力を伝えるプロモーション活動を行うことにより、集客やPR効果があることは認識しております。
現状といたしましては、現在、町では、まち・ひと・しごと創生総合戦略の柱の1つといたしましてブランディングに取り組んでいるところであり、まずは寒川ブランドのスローガン『「高座」のこころ。』を掲げ、ブランドコミュニケーションを図りながら、寒川の独自の価値の創出に傾注してまいりたいと考えているところでございます。
92: ◯議長【関口光男君】 横手議員。
93: ◯13番【横手 晃君】 最初の質問2つに対しまして、観光行政、各種大使についてのお答えをいただきました。
それでは、観光行政について、まずは一問一答を始めていきたいと思います。
早速ですが、まずは町長に確認の意味での質問をさせていただきます。本年6月会議の一般質問におきまして、私どもさむかわ自民党の会派の杉崎議員から、地域DMOの設立、さらに東参道構想の実現に向けて前向きな回答をとの質問があり、それに対して町長は、観光協会より出された提言書を参考に、東参道を含めて、(仮称)寒川町観光振興ビジョンの策定を進めていくと明言されましたが、当然のこととは思われますが、この考えにお変わりはないと受け取ってよろしいでしょうか。
94: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。
95: ◯番外【町長 木村俊雄君】 観光振興ビジョンにつきまして進めていくと申し上げたとおりでございます。進めていく考えには変わりはございませんし、既に担当のほうにも指示をしております。よろしくお願いいたします。
96: ◯議長【関口光男君】 横手議員。
97: ◯13番【横手 晃君】 わかりました。観光振興推進ビジョンはしっかりと進めていくということは確認ができましたので、それでは寒川町の観光行政について、ここから幾つか改めて、わかり切っていることも含めて、現状分析をするため、現状把握するための質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
まず、観光行政を行う上で、現在、マーケティング的な視点に立ってデータ分析や課題抽出を行っているかお答えください。
98: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。
99: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 マーケティングの視点に立ったデータ分析や課題の抽出の実施についてというご質問でございますけれども、平成29年度に町観光協会が、町に訪れた方から町の観光に関する現状やニーズを把握するための調査を実施しております。調査対象といたしましては、冬のひまわりイベントの来場者及び正月初詣での参拝客を対象に行ったもので、年齢構成を初め滞在時間、昼食行動のほか、町観光資源の認知度等を調査したものでございます。よろしくお願いいたします。
100: ◯議長【関口光男君】 横手議員。
101: ◯13番【横手 晃君】 今のお答えですと、それなりにデータ分析等をしっかりと行って、課題の抽出も行っているというふうには一応捉えましたが、もう少し詳しくお聞かせいただきたいんですけれども、データ分析の元データ、その母数、分析の範囲、活用方法、これをまとめた形でお答えいただければと思います。
102: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。
103: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 先ほどの答弁でも触れておりますけれども、データの対象は冬のひまわりイベントの来場者及び正月初詣での参拝客を対象に、目的が限られた方への調査となっております。回答数は合わせて191名と少人数ではありますが、そのデータからは、8割程度の方が町への滞在時間が2時間程度であること、6割以上の方が、昼食については町内での飲食や弁当の購入を考えているということがわかっております。
そうしたことから、さらに長く滞在していただけるための観光施策の創出や町内飲食店をさらに利用していただくための飲食店マップの活用が必要であると考えております。
104: ◯議長【関口光男君】 横手議員。
105: ◯13番【横手 晃君】 わかりました。母数として191のデータがあるということで、よく私、ここでテレビ視聴率の話をしますが、テレビ視聴率は大体関東1,900万世帯に対して、900世帯でとっているということ、それを考えると、そんなに少なくはないのかなと思います。ただ、もう少し精度を高めるために、本来であれば1,000程度の母数は必要かなということ、それだけお伝えしておこうと思います。データ分析というものについては、プロの方ではないけれども、それなりにやっているということがよくわかりました。
それでは、次の質問に入らせていただきます。今さら、いや、いま一度聞かせていただきます。寒川町の観光ビジネスにおけるキラーコンテンツとは一体何かお答えください。
106: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。
107: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 町の観光ビジネスにおけるキラーコンテンツというご質問でございますが、町の観光を発展させていくためには、年間190万人を超える方が訪れる寒川神社の参拝客をいかに観光客として結びつけていくかが重要であると考えてございます。
現状といたしましては、寒川神社への参拝客はその6割強が1、2月に集中している状況でございますので、季節を問わず町にお越しいただけるよう、神社以外の町の特色を生かした魅力ある観光施策の構築と、鎌倉や江ノ島などの観光地からの周遊観光にも力を入れていく必要があると考えております。
108: ◯議長【関口光男君】 横手議員。
109: ◯13番【横手 晃君】 済みません。今さらながらの話かもしれませんが、寒川神社の参拝客の方たちということですけれども、では、もう一度改めて聞かせていただきます。そうなると、寒川町の観光ビジネスにおけるメインターゲットというのは一体誰なのか。それについてお答えください。
110: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。
111: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 観光ビジネスにおけるメインターゲットはとのご質問ございますけれども、町の観光を発展させていくためのメインターゲットとしては、先ほども答弁させていただきましたとおり、参拝客をいかに観光客として結びつけていくかが鍵となると考えてございます。
寒川神社の参拝客には外国人観光客の方もいらっしゃいますので、インバウンド対策にもつながる町内の案内誘導看板の設置や、周遊を目的としたシェアサイクルの取り組みを進めているところでございます。
112: ◯議長【関口光男君】 横手議員。
113: ◯13番【横手 晃君】 本当に済みません。今さらながら、それと重ねての質問になったかもしれませんが、改めて参拝客というのがメイン。そして今、インバウンドという言葉が出てきました。後ほどインバウンドについてはいろいろと説明と提案をさせていただこうと思いますので、ここではここまでにしておきますが、キラーコンテンツ、メインターゲットというものがある程度見えてきたところだと思います。
それから、これも改めて聞くことになりますけれども、次の質問ですが、寒川町の観光施設で足りないものは一体何だと捉えているかお答えいただけますでしょうか。
114: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。
115: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 町の観光施設で不足しているものというご質問でございますが、このような施設が不足しているとお答えするのは難しいところでございますが、寒川神社を訪れる方の多くは参拝目的で訪れる信仰者であるため、リピーターの参拝客でも魅力を感じていただけるような施設を含めた観光施策の創出が課題であると考えております。
116: ◯議長【関口光男君】 横手議員。
117: ◯13番【横手 晃君】 今のお答えですと、じゃ一体何なんですかという話に、答えにはなってないかもしれませんが、恐らく私が思うに、一番足りないものはこれだと思います。これまで宿泊施設の誘致というものを、町と、それからさまざまなビジネスパートナーとして、どこかの企業と行ったことがあるかについてお答えください。
118: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。
119: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 町内の宿泊施設についてのご質問でございますが、誘致は過去に行ったことはございません。また、過去には町内にも宿泊施設はございましたが、残念ながら現在は宿泊施設が1軒もないのが現状でございます。
町観光協会が実施いたしました調査では、来町者が求めるものとして宿泊施設のご希望はないような状況でございますが、その一方で、町商工会からは、企業の研修時の対応といたしまして、ビジネスホテル等の誘致についてのご意見もいただいているところでございます。
現在のところ、町といたしましてはホテルの誘致は行っておりませんが、企業ニーズも踏まえて調査・検討していく必要はあると考えております。よろしくお願いいたします。
120: ◯議長【関口光男君】 横手議員。
121: ◯13番【横手 晃君】 宿泊施設の話をさせていただきますけれども、基本的に観光、特に参拝に来られている方たちについては、さほど求められているものではない。しかし、ビジネスユースであったほうがいいという話があります。先ほどあったインバウンドの方たちについても必要なのではないかなと思っております。そこら辺のターゲティングの部分、これが今、寒川町はまだ足りてないように思いますが、そのことだけ先にお伝えさせていただきたいと思います。
その上であえて聞かせていただきますけれども、寒川町やってきたよと言ったら、それまでかもしれませんけれども、これまで本気で観光ビジネスというものを発展させるご努力、どこまでされてきたのかお答えいただけますでしょうか。
122: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。
123: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 観光ビジネスを発展させる努力を行ってきたのかというご質問でございますが、町の観光振興の可能性につきましては、町商工会から寒川神社東参道まちづくり構想に対するご提案をいただいたことをきっかけといたしまして、観光にかかわる産業の発展に向けて町商工会、町観光協会、JAさがみ、寒川神社、町の5団体のトップが顧問となる寒川町観光事業検討協議会において、核となる拠点の創出について検討してきたものでございます。よろしくお願いいたします。
124: ◯議長【関口光男君】 横手議員。
125: ◯13番【横手 晃君】 では、お伺いいたしますが、今出ました寒川町観光事業検討協議会の現在の活動状況はどのようになっているか教えてください。
126: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。
127: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 寒川町観光事業検討協議会の活動状況といたしましては、平成19年度に町商工会、町観光協会、町の三者会議としてスタートし、平成25年度には寒川神社、JAさがみを加え五者会議となり、現在の形となっております。
その活動内容につきましては、土地の利用制限についての議論や除外の可能性、対象となる地域へのアンケート調査などについて話し合いが行われてきました。そして、昨年の4月の会議の中で議論は一段落したということで、現在は各関係機関が新たな組織などの立ち上げの検討を含め、目標に向かって検討を行っているところでございます。
128: ◯議長【関口光男君】 横手議員。
129: ◯13番【横手 晃君】 ある程度ファーストステップとしての役割は終えたという話です。ちょっと聞きたいんですけれども、次のステップに向けて本格的に動いている、そして近いうちにそれが形になるというふうに考えてよろしいですか。
130: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。
131: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 この五者会議の事務局は商工会、観光協会が各年度で持っているという形で、今現在、町のほうから次回の会議をというお話がけをしているところではございますが、今のところ次の会議が開かれるというお話にはなっていません。この先どうなるかという部分については、済みません、確認不足というところでよろしくお願いいたします。
132: ◯議長【関口光男君】 横手議員。
133: ◯13番【横手 晃君】 次のステップに進む上で、スピード感を持って前に進んでいっていただきたいというのが希望でございますので、よろしくお願いいたします。
それでは、次の質問に移らせていただきます。いろいろと現状把握させていただいている中で、恐らく最もここじゃないのかなというところがあります。寒川町が観光行政や観光ビジネスを前に押し進めていく上で阻害要因となっているのがよくある規制の壁、この規制の壁でいろいろと阻害要因になっているような話ですが、それだけじゃなくて、私が思うには人材の不足なのではないかと思っております。特にマーケティングスキルを持った者、またプロモーション、プランニングスキルを持った者、こういった人材が不足していることが原因ではないかと思いますが、それについてどのようにお考えでしょうか。
134: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。
135: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 マーケティング、プロモーションのスキルを持つ人材が不足しているのかというご質問でございますが、町を含め、それぞれの関係機関は限られた人材・人員の中で検討を進めております。今後、新たな観光拠点の整備につきまして実現性のある提案がなされた場合には、データ及び明確なコンセプトに基づく計画等の策定やKPIの設定、検証など、データの収集・分析などで専門的な人材であるマーケティング、プロモーションのスキルを有する人材の存在は欠かせなくなるのかなと考えております。
136: ◯議長【関口光男君】 横手議員。
137: ◯13番【横手 晃君】 今、大川部長のお答えを聞きますと、これからしっかりと観光ビジネスを進めていく上では、絶対的に必要な人材、特にマーケティング、そしてプロモーション、この双方のスキルを持った人間が必要であること。そして、残念ながら現時点においては、その人間が足りてないという答えだというふうに私は受け取らせていただきました。
それでは、先ほどインバウンドという話が出ました。現在、寒川町への年間ベースの外国人観光客の来客数を把握されているかお答えください。
138: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。
139: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 外国人観光客の来客数を把握しているかというご質問でございますが、町として外国人観光客の方たちがいらっしゃることは認識してはおりますけれども、調査等による実態把握はしてございません。
しかし、神奈川県では空港や観光施設での外国人観光客実態調査を毎年実施しておりまして、昨年度の調査結果では、県内の訪問者数で多い地域は箱根、鎌倉、横浜、江ノ島の順となっております。この調査では、町は県内33市町村のうち、上位12市町村を除くその他の地域として位置づけられており、複数回答となりますが、残り21市町村の訪問割合は全体の2.3%という結果が出ていることからも、町への外国人観光客の数はごくわずかであると考えております。よろしくお願いします。
140: ◯議長【関口光男君】 横手議員。
141: ◯13番【横手 晃君】 わかりました。正直言って、ほとんど来てない。実際には見かけておりませんので、ほとんどいないのが現状なのかなと思っています。
ただし、今後、正直、将来、そして未來、要は未来を見据えたときに、観光客としてのターゲットはやはりインバウンド、訪日旅行者かなと思っております。すなわち外国人観光客、私はインバウンド需要をしっかりと取り込んでいくべきと思いますが、町はどのようにお考えでしょうか。
142: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。
143: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 観光客としてのターゲットはインバウンド需要、すなわち外国人観光客とすべきではないかとのお尋ねでございますけれども、先ほどの答弁にもございましたとおり、町への外国人観光客はごくわずかであるという県の調査が出ております。しかしながら、さらに多くの外国人観光客を取り込んでいくことが、今後、町の観光振興を発展させていく上での課題であるとも考えております。
この調査では、横浜や箱根の訪問地を起点とした来訪者は、さまざまな地域を訪れる傾向にございますが、鎌倉、江ノ島などを起点とした訪問者は隣接する市町村に移動する傾向がわかっております。そして寒川神社は、県内有名観光地を周遊した後に訪れたい場所との結果も出てございます。そうしたことからも、江ノ島を中心といたします周遊観光を目的といたしましたシェアサイクルなどの推進など、湘南地域が一層の連携を図り、地域全体でインバウンド需要を取り込む施策を推進していくことが重要であると考えております。
144: ◯議長【関口光男君】 横手議員。
145: ◯13番【横手 晃君】 当然、寒川神社への参拝客の方たち、ただ、参拝客の方たちは本当に参拝を目的にしていることがかなり多いと思います。そうではなくて、インバウンドの方たちが寒川神社というものを見に来る、そして寒川という町に来ることの付加価値をつくっていけば、必ずインバウンド需要は取り込めると思っておりますので、よろしくお願いします。
ここで今、インバウンドという言葉が出ました。それから、先ほども一番冒頭に杉崎議員から地域DMOという話が出ましたので、そこら辺についてモニターを使っていろいろと説明をさせていただきたいと思いますので、モニターを映していただけますでしょうか。
よろしいですか。皆さんこちらをごらんください。(資料を表示)残念ながら、今、インターネットに、私、顔が映っていませんが。
まず、寒川町の観光行政が抱える課題をこれまでの質問の中でまとめてみました。専門人材の不足、特にマーケティング、プロモーション、そして言いませんでしたが、デジタルも不足しています。さらに官民の連携不足、これも間違いないでしょう。それから、ターゲット論を含めたデータ分析力の不足。そして、もう1つ言うと、残念ながら施設を含めたインフラ整備のおくれというもの。そして今、真ん中に書いてありますが、規制の壁、組織の壁を打ち破って皆をまとめ、前へ進むリーダーシップ、これをあえて「はてな」にしています。これは後で説明するので、あえて「はてな」にさせていただいています。
そして、寒川町の観光行政を前に進めていく上で課題解決のキーワードになるのはこの2語、インバウンドとDMOではないかと思っております。そして、このインバウンドとDMO、ここだけではなかなかわからないので、ちょっと説明をさせていただきたいと思います。そもそもインバウンドとは、これは内向きに入ってくるという意味合いがありまして、旅行関連では外国人の訪日旅行のことを指します。
インバウンドの現状を皆さんに説明しておきます。2018年の訪日外国人旅行消費額は何と4兆5,189億円、訪日外国人1人当たりの旅行支出は15万3,000円です。旅行消費額の構成比を見ると、買い物、宿泊、飲食の順で多く、さらに国別で見ると中国が圧倒的に多い。次いで韓国、台湾、香港、そしてアメリカと、この上位5カ国の地域・国で全体の73.9%を占めています。これがインバウンドの現状です。
次に、先ほどから出ていたDMO、一体このDMOって何だということについても説明をしておきます。Dはデスティネーションです。旅行目的地、ニアリーイコールで観光地ということです。そしてM、マネジメント・アンド・マーケティング、運営と販売宣伝。Oはオーガニゼーションの組織。まとめるとデスティネーション・マネジメント・アンド・マーケティング・オーガニゼーション、それぞれデスティネーションのD、マネジメント・アンド・マーケティングのM、オーガニゼーションのO、この頭文字をとったものがDMOとなっています。
そして、DMOの定義とは、官民の幅広い連携によって組織化され、観光地域としての魅力を高めるために3つあります。誘客のためのマーケティングマネジメントやブランディング、2点目は施設、旅行商品、土産品等の商品調査、そして誘客促進となるプロモーション、これらを行い、観光客を誘致することで地域経済の活性化を図る組織、それがDMOです。もう少しわかりやすく言うと、インバウンドを中心とした観光客を誘因し、交流人口を増やして地域の稼ぐ力を引き出す。これがDMOです。
そして、日本版DMOには3つの種類があります。まず、複数の都道府県にまたがる区域で組織される広域連携DMO、さらに複数の地方公共団体にまたがる区域で組織される地域連携DMO、そして先ほどから出ております単独市町村で組織されるDMO、この広域連携DMO、地域連携DMO、地域DMOの3種類が日本版DMOにはあります。
DMOの登録要件も皆様にお話ししておきましょう。5つあります。観光地域づくりにおいて、多様な関係者の合意形成ができること。データの継続的な収集と分析を行い、そのデータに基づく明確なコンセプトのもと、戦略、すなわちブランディングを策定し、KPIの設定やPDCAサイクルを確立すること。次に、観光事業と戦略とをしっかりマッチさせる仕組みをつくり、プロモーションを実施させること。4つ目に、法人格を取得し、意思決定の仕組みが構築されること、専門人材が存在すること。そして5つ目は、安定的な運営資金が確保される見通しであるということです。
日本版DMO登録に当たっては、今言った5つの登録要件に全て該当するところは日本版DMOとして登録ができます。さらに、今言った5つの登録要件が全てそろっているわけではありませんが、後々全てそろっていく、今後全てが該当する予定であるという場合においては、日本版DMO候補法人として登録ができるというふうになっております。
何よりも日本版DMOのメリット、これは3つございます。観光庁から情報支援、人材支援、そして何よりも財政支援が受けられるというメリットがあります。
さて、先ほどの寒川町の観光行政が抱える課題、もう一度ここで出させていただいております。専門人材の不足、官民の連携不足、ターゲット論を含めたデータ分析力の不足、さらには施設を含めたインフラ整備のおくれ。しかしながら、あえて規制の壁、組織の壁を打ち破って皆をまとめ、前へ進めるリーダーシップについて「はてな」としている。これはここから提案をさせていただくために、あえて「はてな」とさせていただいております。
インバウンドをターゲットとし、またインバウンドを寒川町に呼び込むためのソフトとしての宿泊施設の誘致、門前町、すなわち東参道施設の整備、各種マーケティング及びプロモーション活動、インフラ整備のための行政手続、寒川町の未来を見据えた観光行政、観光ビジネスを前進させるために、まず何よりも地域DMOの設立を改めて提案させていただきたいと思います。
もっと現実に目を向けていただきたい。何よりもインバウンド市場が4.5兆円、この市場に寒川町は参入可能であるということ、そしてこの巨大マーケットを何もしないで見過ごすわけにはいかない、必ずしっかりと参入していこうということです。そのために地域DMOの設立を提案させていただく。
そして、何よりもこのDMOの設立を第一歩とする寒川町観光革命は、木村町長の手でしかできないものと思います。寒川町観光革命、その旗手はまさに木村町長しかいないと思っております。そのためにもぜひ地域DMOの設立を提案させていただきますが、町長のお考えはいかがでございましょうか。
146: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。
147: ◯番外【町長 木村俊雄君】 地域DMOの設立をただいまご提案いただきました。また、スライド等で、DMOとはどういうものなのかというお話もいただいたところでございます。
短時間ですので、まだなかなか理解が深まらない部分もございますけれども、確かに町の観光を発展させていくためには、先ほど来お話が担当からも出ていますけれども、寒川神社を核とした新たな観光拠点の創出、いわゆる東参道構想は町商工会を初め観光協会など、関係機関とともに検討を進めていくべき重要な構想であるという認識には変わりはございません。
しかしながら、行政と観光という部分、この辺が非常に課題なんですけれども、観光行政の役割というのは地方公共団体、町ですね、町は地域観光のプレーヤーである民間事業者、観光協会も含めますけれども、民間事業者の側面的な支援をするのが行政側で、地域の環境整備というのも行政に担わされた役割かなという思いがございます。
しかしながら、これまでの形でございますけれども、そこに観光振興のある意味ジレンマというのを、私自身はちょっと感じているところでございます。常に他の地域との比較の中で利用者というか、来町者に常に選ばれ続けないといけない部分が観光振興事業でもあります。観光振興の現場で現在、変化が起きているわけですけれども、地方創生や日本を取り巻く観光市場の変化、こういったものも含めてビジネスモデル、観光振興のあり方に変化が生じている、それに対応し切れなくなったというのが従来の行政と観光協会といった、ある意味の組織立てだと思います。こうした時代の変化と要請に応える新たな観光地経営がDMOだと私は認識をしております。
しかしながら、そのために今、私がというか、寒川町長という立場の者がある意味声を上げるというお話もいただきました。ただ、DMOの設立要件というか、条件の中でもかなり厳しい部分もあります。よくお話に出ますけれども、神社の南側のあのエリア、そこの土地利用規制が入っておりますけれども、それに対しては行政側の動きが当然ながら重要になってまいります。
しかしながら、それだけではこのDMOというか、観光行政というのはなかなか成り立たないのが、これからの先を読んだ場合、私自身はそこの疑問点というか、その辺がいろいろ今まで検討会議、顧問会議でお話ししている中ではなかなか合意に至らない部分があって、行政主導でという皆さんの声もあるんですけれども、行政としての役割部分があります。DMOは当然ながら観光協会と行政だけじゃなくて、その他のさまざまな分野の構成メンバーも想定されるわけですけれども、そういったある意味、事業者、あるいは財源的な資金を出される方、そういった部分も含めて総合的なメンバー構成が当然必要になってくるものと私自身は認識しております。
まだまだ地域DMOについての要件整備、あるいは課題等について私自身がもっと学ぶ点が多々あるわけですけれども、今言われたような部分で町長としてどう動けるかというのは、当然ながら観光振興について進めることはやぶさかではございません。ただし、行政側の役割というのも私自身も認識しておりますので、そういったはんちゅうの中で今後は行動してまいりたいと思っております。
148: ◯議長【関口光男君】 横手議員。
149: ◯13番【横手 晃君】 わかりました。前向き、三歩進んで二歩下がるという回答だったように思います。大変失礼な言い方かもしれませんが、そういうふうに私は認識いたしました。ただ、とにかく私は、木村町長が旗を振っていただくこと、これは絶対的に必要なことですし、その存在は大きな存在だと思っております。
1つ念押しの形でもう1回町長に聞きたいんですが、初めに申し上げましたけれども、観光ビジネスを前に進めていくために総合計画であったり、観光推進ビジョンにしっかりとDMOの設立等を入れていただけるものなのかどうか、それについてお答えいただけますでしょうか。
150: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。
151: ◯番外【町長 木村俊雄君】 先ほど来お話しいただいています地域DMOになるんでしょうけれども、近隣でもさまざまな動きが今出ております。そういった状況も当然ながら把握はしてございます。既に設立されているところもありますし、やはり県内でもございます。そういったさまざまな部分で、私もDMOを立ち上げないということではなくて、立ち上げるためには何が必要か、これを再度確認、これから関係機関と調整をしていきたいと思っています。
152: ◯議長【関口光男君】 横手議員。
153: ◯13番【横手 晃君】 では、もう一度モニターを映していただけますでしょうか。(資料を表示)今、町長から、DMOというものがどういう役割をしていくかというところについてお答えをいただきました。前に進まないわけではないというお答えだと思います。
私からは、寒川町のDMO成功へのキーワードについて、最後に触れさせていただきたいと思います。何よりも必要なのはマネジメント。民間でマネジメントを経験された方の力が必要だと思います。そして、先ほどからさんざん申し上げておりますマーケティングスキルを持った人間、それからプロモーション、プランニング能力を持った人間、これが必要だと思います。そしてもう1つ忘れていけないのはデジタル。今24時間365日皆さんの身の回りにある、30センチ以内にあるメディア、スマートフォンというデバイス、これをいかに使ってうまくデジタルプロモーション、デジタルマーケティングを行っていくか、これができる人間が必要だと思います。そして、もう一度申し上げさせていただくならば、何よりも寒川町の観光ビジネスを前に進めていくには、木村町長のリーダーシップが私は必要だと思いますので、そのことを申し述べて1つ目の質問を終わらせていただきたいと思います。
それでは、1回モニターを戻していただけますでしょうか。
それでは、2つ目の質問、各種「大使」に関する質問です。寒川町の現状、今までやったことはないけれども、PR効果があることはわかっている。しかし、当然のことながら、『「高座」のこころ。』というブランディングとの絡みもあるということは十分承知いたしております。
先に申し上げておきますけれども、今回は提案はいたしません。例えば誰々さんを使いましょうとか、これでやりましょうという提案はしません。これは1回しっかりと裏をとって、次回、12月になるのか、3月になるのか、それとも来年の6月になるかわかりませんが、しっかりと裏がとれた時点で、こういう人であるならば寒川町の大使をやってくれるという方を大勢提案したいと思います。今回につきましては、寒川町の各種大使に対する考え方をいろいろ問いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、まずモニターをもう1回映していただけますでしょうか。
(資料を表示)有名人を使うのは難しいんじゃないかと思っている方がいるかもしれません。使いづらいとか、お金がかかるんじゃないかということで、なかなかそういうところに手が出させていないのが、もしかしたら今の寒川町の現状なのかなということで、この資料を用意しました。
実は意外な有名人がふるさと大使になっています。まずタモリさん、福岡県うきは市でふるさと大使をやられています。そして、元HKTの指原莉乃さん、大分県大分市、これはまさに彼女の生まれ育ったところなんですが、そこの観光大使をされている。そして今、本当に人気があります有吉弘行さん、広島県の観光大使、これも有吉さんが生まれ育ったところは広島だということで、観光大使をされている。
それから西川貴教さん、滋賀県の観光大使。この西川さんはT.M.Revolutionという音楽ユニットをやっているんですけれども、西川さんは滋賀県で「イナズマロックフェス」というのもやっています。要は「滋賀」の「滋」の字を見ると稲妻に見えて、実はこれは稲妻ナンバーと呼ばれているらしいです、京都の人たちから。それはいいんですけれども、「イナズマロックフェス」というのをやって、実は多くの観光客を滋賀県に集めている観光大使、非常に観光大使として成功している例です。
それから、一番あれなのが俳優の玉木宏さんなんですけれども、島根県で「ご縁フルエンサー」というのをやっていらっしゃいます。実は島根県の出身ではありません。しかしながら、おじい様が島根県のご出身ということで、それでこじつけ的に「ご縁フルエンサー」と。
何でこれを出したかというと、何もそこの出身である必要はないということ、いかにこじつけられるかというのが、正直言ってこの大使のあり方だと思っています。広告会社にいたときによくやりました。いろんなこじつけがあります。そして、アンバサダーという言葉で濁してみたり、いろいろありますので、寒川の出身じゃないからといって有名な方を使えないとか、交渉しないというのはどうかなということで、これをあえて出させていただきました。
ちなみに、かながわ観光親善大使5人いらっしゃいます。上野水香さん、この方はバレリーナで、鎌倉の出身です。それから、船越英一郎さんは湯河原、高島礼子さんは横浜の戸塚かな、あと八木亜希子さんも横浜、そして河村隆一さんは大和と。今この方たちが神奈川県の親善観光大使をやられていることを例として出させていただきました。
一番言いたいのは、臆することなくいろんな芸能人にアプローチするべきじゃないかということを言った上で、一問一答に入らせていただきたいと思います。
それでは、モニター閉じていただければと思います。
まずはこれまでにやっているのはわかっているんですけれども、芸能人・著名人を活用したPRの実績があるかないかをお答えください。
154: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。
155: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 芸能人・著名人を活用したPR活動の実績につきましては、町長答弁にもございますとおり、大使として任命したことはございません。
なお、過去には町内の商店会の方々が中心となりミスコンテストを実施し、ミス寒川やミス水仙が選ばれ、メディアでの情報発信やプロモーション活動を行っていた経緯はございます。
156: ◯議長【関口光男君】 横手議員。
157: ◯13番【横手 晃君】 これまでにないのはわかっていながら改めて聞かせていただきました。
アークリーグのときによくわかったんですけれども、非常にメディアに取り上げられたことで、外のいろいろな方たちから寒川はすごいのやっているねという話がありました。要は何が必要かというと、多くのメディアに取り上げられて寒川の名前が届くこと、そして芸能人の持つ知名度というものに、はっきり言ってどれだけうまく乗っかれるかということ、それによってどれだけのメディアを集められて、それが発信されるかということだと思っています。一番いいのは、正直言って、私のおりましたヤフー、このヤフーニュースにどれだけ載るかなというのが今の趨勢であることは事実であります。
それでは、次の質問です。芸能人・著名人を活用したPRイベントの有効性、今、私もあえて申し上げましたが、それについて町はどのように考えているかお答えください。
158: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。
159: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 芸能人・著名人を活用したPRイベントの有効性につきましては、任命する方の知名度や人気度によって大きな集客効果やPR効果があり、有効性はあると考えております。
その一方で、任命する方につきましては、町のイメージや各事業の目的、施策にふさわしい方を慎重に選んでいく必要があると考えております。よろしくお願いいたします。
160: ◯議長【関口光男君】 横手議員。
161: ◯13番【横手 晃君】 当然選ぶ方、芸能人ですから、何もない方、それでいて知名度があって、人気がある方がいいと思っております。
先ほど出した例の中に幾つかありましたけれども、例えば有吉さんについては広島出身であったり、指原さんも大分の出身で大分市の観光親善PR大使もやっていらっしゃるということです。そういう意味でいうと、実はいろいろと聞くと、寒川出身の芸能人の方もそこそこいらっしゃると聞いております。実際、ラジオで、寒川からオファー来ないかなんて言っていた芸能人の方もいるというふうに、あるタクシーの運転手の方から聞いたことがあります。
これが事実かどうか、また改めてちゃんと確認はするつもりでございますが、まずどうしてもというのであれば、わかりづらいので、わかりやすくするためには、まず寒川出身の芸能人にふるさと大使というものをオファーしてみてはどうかと思いますが、これについてはどのようにお考えでしょうか。
162: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。
163: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 寒川出身の芸能人の方にふるさと大使としてオファーしてみてはとのご提案でございますけれども、寒川出身のお笑い芸人やスポーツ等の著名人の方がいらっしゃることは私ども知っております。そうした地域出身のふるさとに恩返しをしたいと思っていただける方が、ふるさと大使や観光大使などを受けていただけることは、双方がウィンウィンの関係につながる可能性も高いと感じております。
164: ◯議長【関口光男君】 横手議員。
165: ◯13番【横手 晃君】 わかりました。そんなにいるわけではありませんけれども、その方たちの使い方次第だと思います。今どういう活動をされていて、それとうまくリンクしていくのか。恐らく動画サイトなんかをうまく使いながらやっていけば、そんなにお金もかからずに、そしてウィンウィンの関係が築けるんじゃないかと思っております。聞きたかったのは、まずふるさと大使という形で、寒川出身の芸能人も使い方次第だという認識でよろしいかと思います。
そして、先ほどの玉木宏さんではございませんが、必ずしもそこの出身でない方も、うまくこじつけることによっていろいろな形でできます。こちらの出身という意味では、先ほど岸本議員が、スポーツ親善大使で畠山紗英さんをどうだという話もありました。もちろんそういうのもありますし、それから移住・定住促進大使であったり、PRアンバサダーとか、さまざまな形でいろいろとこじつける。畠山さんはこじつけるわけじゃなくて、まさにここのスポーツ親善大使に合っていると思いますが、そういった芸能人だけでなく、スポーツ関係、そしてここの出身ではない方、ただし何らかの形でうまくこじつけていくことによって、この寒川町のPRにご協力いただける芸能人の方たちに今後オファーしていってみてはいかがかと思いますが、それについてどのように捉えられているかお答えいただけますでしょうか。
166: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。
167: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 寒川出身の方以外の芸能人・著名人にオファーしてみてはとのご提案でございますけれども、町といたしましては、町長答弁にもございましたが、まずはブランディングの発信とイメージを大切にしていきたいと考えております。町のイメージにふさわしい方も当然いらっしゃるとは思いますが、現状といたしましてはその費用対効果も含め、慎重に調査していく必要があると考えております。
168: ◯議長【関口光男君】 横手議員。
169: ◯13番【横手 晃君】 よくわかりました。費用対効果の話もありますので、次回、この人だったらこのぐらいの金額でオーケーですよという方を、しっかりと提案をさせていただくつもりでおります。一番は、どういう形で芸能人の方に発信していただくか。それと当然、『「高座」のこころ。』というブランドイメージがありますから、そのブランドイメージをよりよいものにするのであれば、それは、でも、やり方だと思います。
いつも思うんですけれども、どうも『「高座」のこころ。』に縛られ過ぎている。『「高座」のこころ。』をもっと広い形でブランドビルドしていくべきだと思っています。それは済みません、企画部長にもはっきりと申し上げておきますが、そこに縛られることなく、『「高座」のこころ。』は幅のあるブランドだと思っておりますので、そこのところもしっかりと認識した上で、次回、この人だったらやってくれますよというのを提案させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
以上で私の一般質問は終わりとなりますが、今回、特に2つ、観光行政と各種「大使」についての質問をさせていただきました。私なりに私が今までやってきたことをこの寒川町の行政にどう生かしていくかということ、これを常に一般質問でやらせていただくようにしております。特に今回の観光行政につきましては、本当に寒川町の未来がかかっていると思っています。50年後、きのう佐藤正憲議員も言いました。私たちがいないかもしれない未来のことをちゃんと考えて、私たちはしっかりとやっていくべきだと思っています。
そういう意味でも、今回の観光行政につきましてもしっかりと未来を見据えて、寒川町のそれこそ50年後、100年後の未来を見据えて、しっかりと取り組んでいただきたいということを最後に申し上げさせていただき、私の一般質問とさせていただきます。ありがとうございました。
170: ◯議長【関口光男君】 以上で横手 晃議員の一般質問を終了いたします。
暫時休憩いたします。再開は11時30分からといたします。
午前11時11分 休憩
──────────────────────────────────────
午前11時30分 再開
171: ◯議長【関口光男君】 休憩を解いて会議を再開いたします。
次に、14番杉崎隆之君の質問を許可いたします。杉崎議員。
〔14番(杉崎隆之君)質問席へ移動〕
172: ◯14番【杉崎隆之君】 議長よりお許しをいただきましたので、通告順位に従いまして、これより一般質問をさせていただきます。前段の議員が大変大きな声で質問しておりましたので、私はなるべく静かに質問してまいりたいと思います。
まずは質問の前に、先日の台風15号により被災された方々に対しまして、心からお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。
また木村町長、3期目の町長ご就任まことにおめでとうございます。現在の社会情勢は急速に変化している中、多様な町民ニーズへの対応など、我が町を取り巻く多くの課題は山積していますが、職員の先頭に立ち、リーダーシップを発揮しながら、多くの方から住んでみたい、住み続けたい、そして住んでよかったと思っていただける魅力あふれるまちづくりを積極的に進めていただけるものと期待をしておりますし、さむかわ自民党といたしましても、町民の皆様の期待に応えられるよう、町長の政策に対しましてしっかりと議論をさせていただきながら、連携をとってまいる所存でございますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。
今回の質問は、通告のとおり、大きく1点、水防及び避難対策でございます。近年、天候による自然災害、いわゆる気象災害が世界各地で拡大しており、ゲリラ豪雨や台風などによる洪水を初め、大雪や強風、竜巻、雷などの異常気象により、人的・物的の両面で大きな被害をもたらしています。世界各地や日本国内各地の災害状況を鑑みると、寒川町は比較的災害の少ない町とも言われておりますが、いつ自然災害を含む大規模災害に見舞われてもおかしくない状況であり、決して安全・安心だとは言い切れない状況であり、先月5日に発生した台風15号による家屋の損壊や長期にわたる停電など、多くの被害が発生したところでありますが、我が町寒川でも屋根が飛ばされるなどの家屋の損壊、倒木など、多くの被害が発生したところであります。
また、過去を振り返ってみても、町内において大雪により電力及び上水道の供給がストップしたことや大雨による河川の氾濫など、町民の生活や財産にも大きな被害をもたらしたことを、今後私たちが教訓として、現在、また未来にも受け継いでいかなければなりません。
自然災害を含む大規模災害は、防ぐことが難しいのは誰もが理解できると思います。しかしながら、被害を減らす、または低減させる減災対策が重要であると言われています。減災とは、震災などによる被害、特に死傷者をできるだけ少なくするよう事前に十分な対策を立てておこうとする考え方であり、平常時にできるだけ多くの対策を講じることが必要であり、重要であると考えます。
また同時に、河川の堤防、町内の雨水排水施設整備などの構築物の強化はもとより、地域住民と行政、関係機関との災害情報の共有、避難方法の周知徹底、物資の備蓄などが大切であることは私が申すまでもないと思います。
このような減災の取り組みを進めることにより、現在住んでいる方々が安心して快適に暮らせる生活環境の整備を進めていくことが、人口減少社会の中でも我が町寒川が安住の地、ついの住みかとして評価を得ることができ、結果として選ばれる町として、まち・ひと・しごと創生総合戦略の最大目標である移住・定住の促進にもつながるものと考えます。
そこで今回は、特に台風等の大雨時の減災対策を中心に質問させていただきます。
通告(1)の台風等の大雨時の現状と課題はについてですが、町内における台風またはゲリラ豪雨等による大雨時の現状と課題について、どのように把握しているのかお伺いをいたします。
次に、(2)町内の下水道雨水施設の整備率と冠水箇所はについてですが、冠水には市街地に降った雨水はもちろんのこと、河川の水位上昇、海の潮の満ち引き及びダムの放流の有無など、さまざまな要因により市街地が冠水してしまうと考えられますが、町内には大雨時に必ず冠水する箇所など複数の冠水箇所があります。寒川町が整備すべき雨水施設の整備がおくれているから冠水するということがあってはならないと考えますが、現時点での雨水施設の整備率と冠水箇所数についてお伺いをいたします。
最後に、(3)自主避難が困難な方について消防団の活用はについてですが、自主避難が困難であり、支援が必要な方への対応は誰がどのように行うのか。また、町内には地元に根づいた消防団員が170名以上いらっしゃいます。大雨時にも消防団にはさまざまな活動をしていただいていると思いますが、消防団による避難支援を行う考えはあるのかお伺いをいたします。
以上の点について最初の質問といたします。
173: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。
174: ◯番外【町長 木村俊雄君】 それでは、通告順位13番杉崎議員の水防対策と避難対策についてのご質問にお答えをいたします。
まず1点目、台風等の大雨時の現状と課題についてのお尋ねにお答えをいたします。近年、台風や大雨等により、全国各地で甚大な被害が発生しております。当町におきましては、3つの河川が流れていることや地形が平坦であることから、大雨等による河川氾濫など、水害の影響を受けやすい地域であると認識するところでございます。
課題といたしましては、異常気象等による台風や大雨等により、町内でも浸水や冠水の被害が発生しておりますことから、町独自の対策とともに、河川等を管理する県を初めとした関係機関との協議も必要でございます。また、災害等に対する町民の皆様の防災意識のさらなる向上も課題と考えております。
この間、町地域防災計画に基づき、水害対応マニュアル等を策定してまいりました。その概要版を全戸配布し周知するとともに、自助・共助・公助の取り組みを進めておりますが、各家庭における災害備蓄や早期避難等の意識の浸透はまだまだ十分とは言えない状況にございます。今後もあらゆる機会を通じまして啓発を図ってまいります。
続きまして、2点目の町内の下水道(雨水)施設の整備率と冠水箇所はとのお尋ねにお答えをいたします。
町内の雨水施設の整備率でございますが、平成30年度末時点で57.6%でございます。なお、現在は小谷小学校周辺の小動幹線枝の整備を重点的に進めているところでございます。
冠水箇所につきましては、直近で一番被害の大きかった平成26年の台風18号におきましては、1時間当たり雨量50ミリメートルを超えた時間最大雨量58ミリメートルを記録し、倉見大村地区や岡田8丁目、殖産住宅エリアでございますが、小谷の福泉寺の南側、大曲のアズビル周辺など、合計6.75ヘクタールで床上、あるいは床下浸水、また道路冠水が発生しております。
最後に、3点目でございます。自主避難が困難な方について、消防団の活用はとのお尋ねにお答えをいたします。
災害時におきましては、自助による早期避難をすることが基本となりますが、自主避難が困難であり、支援が必要な方々への対応につきましては、寒川町避難行動要支援者きずなプランに基づきまして、自治会及び自主防災組織並びに民生委員児童委員で避難行動要支援者の情報の共有化を図り、共助による避難支援を構築するなど、災害時における地域ぐるみの取り組みを進めております。
また、各自主防災組織の避難訓練等の実施につきましては、地域防災力のかなめであります消防団にも積極的にご参加をいただいておるところでございます。なお、有事の際には、情報の共有、指示等を行い、消防団長の指揮命令のもと、広報、非難誘導等を行っております。よろしくお願いいたします。
175: ◯議長【関口光男君】 杉崎議員。
176: ◯14番【杉崎隆之君】 それでは、(1)の台風等の大雨時の現状と課題について、一問一答させていただきたいと思います。
災害時には町民の皆様に対して的確で、わかりやすい情報の提供に努めていただきたい。また、ボランティアを含め、応援していただける関係機関に対しても的確な情報提供を行い、一日も早い復旧・復興が果たせるよう努めていただきたいという観点で、一問一答に入らさせていただきたいと思います。
まず、情報提供・情報共有の手段についてであります。災害時における正確な情報は最も重要なものでありまして、自助・共助を進めていく中で、行政からの災害情報は、発災時の短時間においていかに伝達できるかが被害低減に直結するものであります。これまで他の地域において、その情報の少なさから被害拡大を招いた事例も多くあります。そのようなことを教訓とした町の情報提供・情報共有の具体的な手段は、どのようなものなのかお伺いをいたします。
177: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。中島町民部長。
178: ◯番外【町民部長 中島和則君】 町の情報提供・情報共有の具体的な手段というご質問でございます。
災害発生時におきまして最も重要なことは、被害を拡大させないためにも災害に関する正確な情報を迅速かつ的確に町民の皆様に伝達することが、自助の取り組みであります「自分の命は自分で守る、または自分の家族の命は自分で守る」ということにつながると考えてございます。災害発生時の情報伝達方法につきましては、防災行政無線を初めましてメール配信やホームページ、ツイッター、Lアラート、緊急速報メールやジェイコムの防災情報サービス、またテレビや各種ラジオ等、さまざまな手段を活用いたしまして、正確で迅速な防災情報の伝達に努めているところでございます。
また、避難情報等を特定の地域に対して緊急に伝達する必要がある場合につきましては、地域の自治会とも連携を図りながら、町の広報車、消防車両、消防団車両を活用いたしまして、地域住民の方々への防災情報の確実な伝達に努めております。
179: ◯議長【関口光男君】 杉崎議員。
180: ◯14番【杉崎隆之君】 さまざま情報の伝達をしていただいているということでございますけれども、情報提供はホームページやSNS等、速達性・拡散性の高いものが最も有効であります。一方で、高齢者などスマートフォンなどになれていない方々もいる中で、地域、特に小さな単位でのコミュニティの中でお互いに助け合う仕組みが重要であることも忘れてはならないと思います。これまで被災地域の状況を見ても、住民同士の声かけ、助け合いが最も効果的であったことは明らかであります。やはり共助の精神を根づかせていく仕組みをつくることが一番重要であると思います。
次に、発信のタイミングについてお伺いをしていきます。災害情報はその正確性が重要であることは周知のことでありますけれども、情報の内容が不足していては意味がありません。これまでもホームページや緊急速報メールなど、市町村ごとに発信される内容について相違があり、また災害時において提供する情報については時系列に変化するものと考えますが、町ではどのような内容を、どのようなタイミングで発信する取り決めとなっているのかお伺いをいたします。
181: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。中島町民部長。
182: ◯番外【町民部長 中島和則君】 災害情報の発信のタイミングでございます。特に大雨等における町の対応といたしましては、各河川管理者が基準水位観測所に設置しております雨量テレメーター、水位計、河川監視カメラ、また担当職員や水防団からの河川情報等によりまして河川の状況を確認するとともに、ダムの放流状況や上流部の実際の雨量の状況、また気象庁、国土交通省、神奈川県等の関係機関からの情報に注視し、必要に応じて現地へ職員を派遣するなどいたしまして、状況の把握に努めているところでございます。
また、各種避難情報等を発令するタイミングにつきましては、町民の皆様が適切な避難行動をとることができる基準を、寒川町水害対応マニュアルの中で、水害時における避難勧告等の町民等への災害情報伝達方法として定め、それに基づきまして町民の皆様へ迅速かつ正確な情報発信を行っておりますが、近年の異常気象におきましては雨量の増加や雨の降り方など、判断の難しい場合も多々ございますので、基準は踏まえながらもさまざまな情報を総合的に判断いたしまして、できる限り早目の防災情報の発信に努めているところでございます。
183: ◯議長【関口光男君】 杉崎議員。
184: ◯14番【杉崎隆之君】 最近の気象を見ると、タイミングとしては難しい判断になろうかと思いますけれども、これまでも近隣市から緊急速報メールが届いて、寒川町の状況について不安になったという町民の方も多くいらっしゃいます。災害状況については市町村の地政的なものが影響しておりますし、一概に比較できないものの、現在の状況について正確な情報が欲しいと思います。きめ細かな情報提供にあわせ、具体的な被害状況や今後の動向等についての情報提供をお願いしたいと思います。
また、SNSが普及している中では、写真や動画によります情報提供も検討できるのではないかと思います。さらに言えば、発信のタイミングについても、これまで同僚議員が一般質問を行ってまいりましたけれども、災害時のタイムラインに沿って、適切なタイミングで発信することが必要ではないかと思います。
次に、現在、町の災害対策の根幹となる地域防災計画の中で水害対応マニュアルを策定し、その概要版を全町民に配布していると先ほど町長から答弁をいただきましたが、浸透不足であると感じられます。水害への対応としてマニュアルを作成したところでありますけれども、避難準備情報、避難勧告、避難指示といった3つの避難発令に対しても、避難指示より避難勧告のほうが危険なのではないかといった勘違いもよく耳にする状況がありますので、引き続き周知徹底をお願いするところであります。
ただ、近隣市町村などでは、避難準備情報などをいち早く発令している状況も見受けられているため、町の発令判断基準について、町独自に判断となるのかお伺いをいたします。
185: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。中島町民部長。
186: ◯番外【町民部長 中島和則君】 災害発生時におけます避難行動に関しましては、内閣府で作成しております避難勧告等に関するガイドラインが平成31年3月に改正され、住民はみずからの命はみずからが守る意識を持ち、みずからの判断で避難行動をとるとの方針が示されました。さらには、住民がとるべき行動を直感的に理解しやすくなるよう5段階の警戒レベルを明記して、防災情報が提供されることとなりました。
町が発令する避難準備情報等につきましては、寒川町水害対応マニュアルの中で避難勧告等の発令判断基準を定めているところでございます。気象庁等から発表される防災気象情報等々24時間当たりの降雨量、またその後の降雨量の予測、河川の水位状況等の情報をあわせて確認いたしまして、必要に応じて国土交通省京浜河川事務所や神奈川県藤沢土木事務所、また横浜地方気象台等の関係機関に助言を求め、町災害対策本部におきまして総合的に判断して発令をしているところでございます。
特に町におきましては、県内でも数少ない土砂災害の指定のない自治体となってございますので、近隣自治体と比べ警報等の発令がやや遅く出される場合もございますことから、全体的に避難準備情報等の防災情報が遅い場合もあるのかなと考えているところでございます。
いずれにいたしましても、避難準備情報等につきましては、町民の皆様が自分の身を守るための重要な判断基準となりますので、事前の防災情報もしっかりとお伝えすることや避難情報と警戒レベル等の内容につきまして広くご理解をいただけるように、さらなる周知・啓発に努めてまいりたいと考えております。
187: ◯議長【関口光男君】 杉崎議員。
188: ◯14番【杉崎隆之君】 避難判断につきましては、地政的なものも踏まえますと、画一的な判断を求めるものではなく、町独自の判断基準に基づいているものと認識をしております。河川水位等も鑑みながら臨機応変の対応が求められてきますけれども、その判断決定に当たってはこれまでの想定によらず、専門機関との連携を密にしながら気象情報を的確に捉え、早目の判断が必要となってくるのではないかと思います。
特に高齢者等につきましては、避難準備に時間を要することから、その点についても踏まえる必要があると思います。
他市町村では避難準備情報をいち早く発令しているところが見受けられますので、町においても自助・共助を行動に結びつけられるように、避難準備等の発令基準に対しまして画一的判断を行うのではなく、総合的判断によって運用をお願いしたいと思います。
次に、災害発生後、メディア等でも取り上げられていますけれども、各方面からの支援に対して受け入れ体制が整わず、復旧・復興がおくれているケースも見受けられます。願わくば何もないことを祈るところではありますけれども、仮に寒川町において大きな災害が発生した際の支援の受け入れ体制はどのように構築されていますでしょうか。
また、発災後、組織的に大きな力となるのが自衛隊の方々だと思います。復旧には多くの人手が必要であり、自衛隊を初め警察や消防など、これまでの災害対応ノウハウを保有する組織力を生かした関係機関との連携・協力が欠かせないことは明確であります。よって、自衛隊、警察及び消防など、全国各地からの支援を受ける際の体制はどのように構築されているんでしょうか。お伺いをいたします。
189: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。中島町民部長。
190: ◯番外【町民部長 中島和則君】 町の支援の受け入れ体制でございます。町におきましては、寒川町地域防災計画の中におきまして広域的応援体制を定めております。その中で迅速に受け入れ行動ができるようにしているところでございます。例えば自衛隊、神奈川県警、緊急消防援助隊への派遣要請につきましては、町から神奈川県を通じて行うことになっております。その要請内容につきましては、被害状況の把握、避難者の援助、行方不明者・負傷者等の捜索・救助、水防活動、消防活動等、多岐にわたっての支援となっております。
現在、町内における水害時の広域応援活動拠点といたしましては、水害の被害を受けにくい地域で大型車両等の通行が可能な場所が必要でございますことから、災害時応援協定を締結させていただいております町内の企業にご協力をいただき、グラウンド等の敷地内に拠点を設置し、広域応援部隊の受け入れを行うこととなってございます。また、派遣された自衛隊の各部隊や他の広域応援部隊との連携を図りながら、被害状況の分析・検討を行い、必要とされる支援等が最も効率的に実施できるように調整を図ってまいりたいと考えております。
191: ◯議長【関口光男君】 杉崎議員。
192: ◯14番【杉崎隆之君】 ことしの春でしたか、夏でしたか、自衛隊の方をお招きしての講演会に私も参加させていただきまして、この間、防災訓練にも来ていただきました自衛隊第4師団の方にちょっとお話を聞いたんですけれども、全国へ災害派遣で行っている方でございまして、市町村によっては、要請を受けて行ったんだけれども、受け入れ体制が整ってなくて、自衛隊の方々はそこら辺は、なれているという言い方はちょっとおかしいですけれども、そういったところで独自の判断でやってしまうことも多々あるというお話がございました。
先日行われました総合防災訓練等におきましても、被害想定に基づいた支援の受け入れ体制について具体的な訓練等が必要ではないかと思います。発災後の人命救助や救援物資輸送のインフラの復旧などに、自衛隊等の組織力を持った関係団体との連携は欠かせないと思います。復旧対応についても民間企業との災害協定により行われることになっておりますけれども、これまでの教訓では自衛隊等の協力のもと、地域が一丸となって対応することが重要であるため、しっかりとした受け入れ体制の構築をぜひお願いしたいと思います。
続きまして、警察及び消防など全国各地からの支援を受ける際の体制が整っているだけではなく、支援を求めていることを多くの方々に周知しなければなりません。寒川町を含む首都圏において大規模災害が発生した場合、社会的被害の大きさはこれまでにない甚大なものになると想定できます。日本全国から多くのボランティアの方々のボランティア活動も期待できると思いますが、町の被害状況や実際に支援してもらいたいことなど、簡潔かつ的確に周知しなければ支援を受けることはできないと考えます。また、多くのボランティアの方々が支援に来ていただいたとしても、その活動に対してどのように振り分けるかが問題となった事例が数多くあることも、教訓として周知の事実であります。
よって、各方面に対する情報提供と活動指示は、どのように行われていくのかお伺いをいたします。
193: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。中島町民部長。
194: ◯番外【町民部長 中島和則君】 町のボランティアの受け入れ体制でございます。災害発生後につきましては、被害の状況に応じまして、個々のニーズに合った柔軟できめ細やかな支援活動が必要となると思っております。その支援活動の一翼を担っていただけるのが、災害ボランティアの皆様だと思います。この災害ボランティアの皆様の善意の力を最大限に活用させていただくためには、災害ボランティアセンターの役割が非常に重要になってくると考えてございます。
町におきましては、寒川町社会福祉協議会に中心となっていただき、被災された方々への支援活動が円滑に行えるよう、寒川町災害ボランティアセンター運営マニュアルを作成いたしまして、災害対策本部や関係団体等と情報の共有をするとともに現地訪問を実施し、被災者ニーズの情報収集に努め、その状況をホームページやツイッター等で公表することでボランティアを募ってまいります。その後、災害ボランティアセンターの的確なコーディネートによりまして、ボランティアの方々の適性等も考慮しながら被災状況に応じた適所に派遣し、必要な支援や活動を行っていただくことになっております。
今後につきましても、町の総合防災訓練等の機会を活用いたしまして、関係機関と連携し、災害ボランティアセンターの受け入れ及び支援体制の強化に努めてまいりたいと思います。
195: ◯議長【関口光男君】 杉崎議員。
196: ◯14番【杉崎隆之君】 あってほしくありませんけれども、そのような大きな災害が起きたときには混乱のないように、ぜひお願いをしたいと思います。
それでは、(2)の町内の下水道(雨水)施設の整備率と冠水箇所についてお伺いをしてまいります。
まず、先ほどの町長答弁で、雨水施設の整備率は57.6%という答弁がありましたけれども、比較として確認をさせていただきたいと思いますが、下水道(汚水)の整備率はどの程度進んでいるのか確認させてください。
197: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。
198: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 下水道の汚水の整備率でございますが、平成30年度末時点で83.5%でございます。
以上です。
199: ◯議長【関口光男君】 杉崎議員。
200: ◯14番【杉崎隆之君】 汚水の整備率83.5%、それと比較すると雨水の整備率が低いということがわかります。町では雨水について時間50ミリの処理を可能としていますけれども、雨水施設についても計画的に整備を進めなければならないと思いますけれども、実際に計画的に整備が進んでいるのかお伺いをいたします。
201: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。
202: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 当町の雨水計画につきましては、市街地の雨水排除のため、昭和49年に8本の都市下水路を都市計画決定し、平成5年には公共下水道の雨水幹線として位置づけしました。全体計画は3つの排水区からなる相模川水系、7つの排水区からなる目久尻川水系、4つの排水区の小出川水系及び永池川水系がありまして、事業計画区域面積は728ヘクタール、事業計画総延長で約212キロとなり、雨水施設は雨量1時間当たり50ミリ対応となっております。
現在の整備状況ですが、13本の幹線管渠につきましては整備がほぼ完了し、現在は枝線として面的な整備を計画的に進めており、先ほど町長の答弁にもございましたとおり、平成30年度末時点での整備面積率は57.6%でございます。
以上です。
203: ◯議長【関口光男君】 杉崎議員。
204: ◯14番【杉崎隆之君】 ぜひ計画的に進めていただきたいと思います。特に毎回冠水する箇所の対応につきましては、優先的に冠水解消に向けた工事などの取り組みを進めていただきたいと思いますし、またあわせて日ごろの維持管理、特に側溝清掃など道路冠水の起因となるような対応も可能な限りお願いをしたいと思います。
次に、冠水箇所解消に向けた具体策をお伺いいたします。
205: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。
206: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 冠水箇所解消に向けた具体策というご質問でございますが、今後も事業計画に基づき面整備を進めるとともに、主な冠水箇所につきましては現地を調査し、補修や改善による効果が見込まれる場所については、施設の改造やバイパス管の布設等により、冠水の縮減に向けて整備を進めてまいります。また、幹線管渠の堆積土砂撤去や除草、道路側溝、集水ますの清掃、民地からの土砂流入防止の啓発など、適正な維持管理を引き続き行ってまいります。
以上です。
207: ◯議長【関口光男君】 杉崎議員。
208: ◯14番【杉崎隆之君】 先ほども言いました、また今答弁もございましたけれども、特に集水ますと道路側溝、こちら大雨が降ると必ず町民の方から言われるのが、ふだんからの側溝の清掃も含めたものが余りできていないというお叱りをいただきますので、ぜひ日常から道路側溝、集水ます等の清掃もお願いをしたいと思います。
次に、県道の冠水箇所への連絡・連携対策について聞きますけれども、町民からすると、県道でも町道でも道路に変わりはありません。道路冠水については、一義的には身近な行政であります役場に連絡がありまして、対応してもらわなければならない。こうした町民からの依頼に対して、町として災害時における関係機関との連絡・連携は欠かせないものと考えますが、災害時における連絡・連携体制の構築はどのようになっているのかお伺いいたします。
209: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。
210: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 県道の冠水箇所への連絡・連携対策につきましては、町民からの情報提供や町職員が発見した場合には、道路管理者である神奈川県藤沢土木事務所に町が情報提供し、対応の依頼を行っております。これと同様に、町道の冠水等についても、県民からの情報提供や県職員が発見した場合には町に情報提供をしていただき、相互連携を図っております。
以上です。
211: ◯議長【関口光男君】 杉崎議員。
212: ◯14番【杉崎隆之君】 ぜひ県との連携しっかりとしていただきたいと思います。
次に、町では毎年、町を取り巻く諸課題に対しまして、国、県等へ要望活動を行っておりますけれども、その中でも倉見大村地区の冠水対策を挙げていると思いますけれども、県からの回答はどのようなものになっておりますでしょうか。お伺いいたします。
213: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。
214: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 県への要望についてですが、毎年継続して要望を行っておりまして、目久尻川に関しましては頻発する集中豪雨等による河川の急激な水位の上昇を抑え、河川の流量を確保するため、引き続き河床のしゅんせつや低水敷の樹木の伐採、草刈り等の実施とあわせ、都市化による雨水流出量の増加に伴う水位上昇に対する溢水対策の強化を要望しております。
要望に対する県の回答ですが、河川整備はおおむね完了しており、河川の流下能力を最大限に確保するため、引き続き河床のしゅんせつや低水敷の樹木の伐採、草刈りなど適切な河川管理に取り組むというものでございます。また、溢水対策については、河川整備だけでなく、流域の対策も必要であることから、県と流域市町等で構成する目久尻川総合治水対策協議会において検討を行っていくというものでございました。
なお、県に対する町の要望とは別に、昨年7月に倉見大村地区の住民の皆様を中心に、921名の方が県知事宛てに嘆願書を提出しております。内容は、周辺に降った雨水につきましては、雨水幹線や道路側溝を経由して目久尻川に放流していることから、河川管理の立場からも解決をお願いしたいというものでございます。
それに対する回答は、流れを阻害している大きな樹木や川底にたまっている土砂等は常に点検をして対応する。上流区域の市街化が進んでいるため、目久尻川にどれだけの水が入るかもう一度点検・再検証し、その結果によっては計画の見直しを考えていくとの回答でございました。
以上です。
215: ◯議長【関口光男君】 杉崎議員。
216: ◯14番【杉崎隆之君】 今、答弁の中でありました目久尻川流域総合治水対策協議会、町も構成に加わっておりますけれども、昭和57年7月に策定した目久尻川流域整備計画を踏まえ、倉見大村地区の冠水状況に対する県からの回答について、町としてどのように捉えているのかお伺いをいたします。
217: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。
218: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 目久尻川の上流域において、目久尻川にどれだけの水が入るかをもう一度点検・再検証し、その結果によっては、計画の見直しをするなども考えるといった回答もいただいておりますので、これらの動向を注視しつつ、引き続き要望活動を行ってまいりたいと思います。
なお、昨年12月に県や流域市町等で組織する目久尻川流域総合治水対策協議会の作業部会が開催され、その席において倉見大村地区の冠水状況を報告させていただきました。
以上です。
219: ◯議長【関口光男君】 杉崎議員。
220: ◯14番【杉崎隆之君】 計画の見直しも含めて、ぜひ進めていただきたいと思います。
町の考えは理解をいたしました。町としては町民の生命、財産、暮らしを守るが最大使命であることを踏まえれば、当該地区の冠水対策につきましてしっかりと県と連携を図り、その解消に努めていただきたいと思います。
また、提案の1つで、今後整備を予定している宮山線の歩道下に、貯留施設や雨水幹線などの施設整備を県に要望してはどうかと思いますが、技術的には十分可能であると思いますけれども、いかがでしょう。
221: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。
222: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 目久尻川は、沿線自治体が管理する流域と県が管理する河川が一体となって対策をする総合治水対策事業に指定された河川です。この計画は昭和57年に策定され、おおむね整備が完了しているところですが、計画当時と比べ上流域の市街化が進んでいるため、雨水流出量の増加に伴い水位が急激に上昇し、下流域の倉見大村地区に大きく影響していると町としては考えております。
ただいま議員からご指摘をいただきました水位上昇に対する溢水対策の強化等の要望を引き続き行い、県と連携を図り、その解消に努めてまいりたいと思います。
また、流域としての内水の対策につきましては、例えば内水から河川へ流し込む排水ポンプ等の設置等、国庫補助金等の財源確保を含め、さまざまな研究を行っていきたいと考えております。
そして、議員ご提案の都市計画道路宮山線の道路下に雨水貯留施設等の設置の要望ですが、都市計画道路宮山線の進捗が、現在、関係者協議を行っている段階とのことでございますので、その進捗によって県と調整してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
223: ◯議長【関口光男君】 杉崎議員。
224: ◯14番【杉崎隆之君】 さまざま対策は考えられると思いますので、ぜひその辺の協議もお願いしたいと思います。
続いて、(3)の自主避難が困難な方について消防団の活用はについて、一問一答をさせていただきます。
まず、昭和24年に制定された水防法第3条におきまして、「市町村は、その区域における水防を十分に果たすべき責任を有する」と規定されております。同法第2条第3項におきまして、「水防管理者としては町長が充てられる」、また同法第5条第1項においては、「水防管理団体は、水防事務を処理するため、水防団を置くことができる」とされておりますが、町の水防団の設置状況はどのようになっているのかお伺いいたします。
225: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。小林消防長。
226: ◯番外【消防長 小林辰也君】 町では、水防活動に特化した水防団の設置はしてございません。しかしながら、寒川町消防団の組織等に関する規則第12条では、「災害等の現場に到着した消防団は、設備、機械器具及び資材を最高度に活用して生命、身体及び財産の救護に当たり、損害を最小限度に止めて、水火災の防ぎよ及び鎮圧に努めなければならない」と規定しており、消防団には火災のほか、風水害などの災害対応にも当たっていただいてございます。
227: ◯議長【関口光男君】 杉崎議員。
228: ◯14番【杉崎隆之君】 この同法第5条第2項におきまして、「水防管理団体は、その区域内にある消防機関が水防事務を十分に処理することができないと認める場合においては、水防団を置かなければならない」とされていることから、町においては消防機関が水防団の役割を担っていることは理解をいたしました。では、確認いたしますけれども、水防活動は誰の指揮下において、誰が担っているのかお伺いいたします。
229: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。小林消防長。
230: ◯番外【消防長 小林辰也君】 水防法第5条第3項では、「水防団及び消防機関は、水防に関しては水防管理者の所轄の下に行動する」と規定されております。水防管理者、いわゆる町長が所轄のもと、指揮命令は消防団長のもと活動することとなってございます。
231: ◯議長【関口光男君】 杉崎議員。
232: ◯14番【杉崎隆之君】 水防管理者である町長が所轄し、消防団長が指揮命令をしながら対応していくということは理解できました。
消防機関である消防団については、水防団の役割も担っております。水害時において非常に重要な機関でありますが、これまで消防団が担ってきた具体的な活動について確認をさせていただきたいと思います。
233: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。小林消防長。
234: ◯番外【消防長 小林辰也君】 水害時において、消防団は河川の水位上昇や冠水などの監視、土のうづくりや設置などの現場活動、避難場所に避難を促す広報活動、避難する際の誘導などの活動をしてございます。
235: ◯議長【関口光男君】 杉崎議員。
236: ◯14番【杉崎隆之君】 具体的な活動について確認をさせていただきました。
災害時において避難活動を実施するに当たり、町の地政的特徴を踏まえながら、必要な装備品の配備は欠かせないものと考えますが、消防団が保有する大雨時の装備品の状況はどのようになっているでしょうか。お伺いをいたします。
237: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。小林消防長。
238: ◯番外【消防長 小林辰也君】 大雨時の装備品としましては、消防団員全員に雨具、かっぱ、ライフジャケットなどを装備してございます。
239: ◯議長【関口光男君】 杉崎議員。
240: ◯14番【杉崎隆之君】 かっぱ、ライフジャケット等ということでございますけれども、日本全国の被災状況をメディアが報道しておりますけれども、冠水時に避難者をボートで搬送する姿をよく目にいたします。高齢者等については避難準備行動が容易ではありません。浸水により垂直避難した結果、逃げおくれ、孤立化することも考えられます。こうしたことを踏まえると、冠水時に避難用ボートを配備することは重要であると考えますが、町の配備状況はどのようになっているのかお伺いをいたします。
241: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。小林消防長。
242: ◯番外【消防長 小林辰也君】 ボートの配備状況ですが、冠水時には同時に多くの人が一斉に避難することが想定されます。昨今の降雨状況を見ますと、複数のボートを配備することは大変重要なことと考えております。現在、消防本部には、船外機つきの救助用ボート1艇及び船外機のついていないゴム式の救助用ボート計2艇を配備してございます。
243: ◯議長【関口光男君】 杉崎議員。
244: ◯14番【杉崎隆之君】 これは消防本部に2艇ということで理解いたしました。
大雨時の装備品の購入に対して、国、県などから補助金はあるのでしょうか。あるのであれば、その補助率、補助上限額等についてお伺いをいたします。
245: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。小林消防長。
246: ◯番外【消防長 小林辰也君】 大雨時の装備品の中に、ボート購入に関する国の補助金はございません。しかしながら、県の補助金で神奈川県市町村地域防災力強化事業費補助金があり、補助率は事業費の2分の1となってございます。また、町に配分される上限額については、津波対策や消防団強化事業などの合計額1,500万円が上限額となってございます。
247: ◯議長【関口光男君】 杉崎議員。
248: ◯14番【杉崎隆之君】 県の補助金があるということでございますけれども、大雨時には複数のボートが必要でありますし、消防本部の2艇のみでは対応がおくれることが懸念されます。風水害などの災害対応も行っている消防団に県の補助金を活用して、モニターをお願いします、(資料を表示)豪雨にも強いというセーフティーボートという、これは一例ですけれども、こういったものを導入したらどうかなと思います。
浜松市消防団に納入したとありますけれども、こちらは商品といたしましては、集中豪雨などの水害により孤立した方々の避難支援や海や川などでの援助補助ボートとして、人の救出や物資を載せてのレスキュー運搬艇として活用できると。硬質ウレタンが注入されておりますので、使用時に破損して穴があいても空気漏れやパンクの心配がなく、決して沈まないものだと。当然消防本部の方々はこういったものがあるということは承知しているかと思いますけれども、補助制度があるのであれば、ぜひ早急に対応すべき。特にこれは簡易なものですから、各消防団に1艇ずつ導入してはどうかなと思います。町単費で購入するといったことがないように、県の補助金を使いながら、ぜひ導入すべきと考えますが、いかがでしょうか。
249: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。小林消防長。
250: ◯番外【消防長 小林辰也君】 議員のご指摘のとおり、補助制度を活用しながら早急に消防団にもボートを配備し、町民が安心して快適に暮らせる生活環境の整備を進めてまいりたいと思います。
251: ◯議長【関口光男君】 杉崎議員。
252: ◯14番【杉崎隆之君】 モニターは結構です。
それでは、最後になりますけれども、今回の一般質問におきましては、冒頭申し上げましたように、行政運営の基本中の基本であります町民の生命、財産、暮らしを守るといった観点で質問をさせていただきました。
水害については地震と違い、ほぼ毎年と言っていいほど国内のどこかで被害をもたらしており、我が町寒川がいつ被災するかわからない中では、これまでの災害状況の教訓に基づき、早急な対応が求められていると思います。災害はいつ来るかわかりません。被災したときに体制構築は日ごろから備えとして、また危機管理としても最も重要なことであります。
町民の皆様が被災したときにも、本当にこの町に住んでいてよかったと言っていただけるよう、安全・安心な町に向けて最小の被害、減災への取り組みをしっかりと行っていただきますようお願いを申し上げ、また今週末も最強・最大台風が来そうな予報も出ておりますので、こちらも被害が出ないことを祈りながら質問を終わりたいと思います。
253: ◯議長【関口光男君】 以上で杉崎隆之議員の一般質問を終了いたします。
暫時休憩いたします。再開は午後1時30分といたします。
午後0時26分 休憩
──────────────────────────────────────
午後1時29分 再開
254: ◯議長【関口光男君】 休憩を解いて会議を再開いたします。
次に、18番黒沢善行君の質問を許可いたします。黒沢議員。
〔18番(黒沢善行君)質問席へ移動〕
255: ◯18番【黒沢善行君】 それでは、議長より発言の許可をいただきましたので、これより私の一般質問をさせていただきます。9月議会の一般質問につきましては、私で最後になります。最後までどうぞよろしくお願いいたします。
木村町長におかれましては3期目の当選を果たし、寒川町のかじ取り役として新たな決意を持って町政運営をスタートしたことと思います。今議会初日には所信を表明されました。今回の私の質問は、木村町長の所信表明の中から大きく3点質問をさせていただきます。
1点目につきましては、木村町長は3期目のこれからの4年間というのをどのように捉え、町政運営に臨まれるのか、まずお考えをお聞かせいただきたいと思います。
2点目につきましては、寒川神社を核とした新たな観光拠点の創出について、町長は所信表明の中で関係機関と連携して検討を進めるとされておりますけれども、今後の展開についてのお考えをお聞かせください。
3点目は、市街地整備の基本的な考えについてお伺いをいたします。所信表明の中では、総合計画に基づき、町の将来都市構造を定めた3つの拠点整備に向け、地権者の皆様とも情報を共有する中で、引き続き協議を進めてまいりますとしております。3つの拠点とは、寒川駅周辺地区整備事業、ツインシティ倉見地区整備事業、田端西地区整備事業の推進であります。寒川駅周辺整備につきましては、今後、南口の整備について課題は残りつつも、北口についてはほぼ完了しており、田端西地区については組合が設立され、整備に向けた一定のめどがついたものと認識しております。
今後の主要課題につきましては倉見地区の整備事業となると思いますけれども、町としてこの課題に対して着実な推進に取り組んでいくこととなると思いますけれども、倉見地区のまちづくりに関してお考えをお聞かせください。
これで1回目の質問は終わります。
256: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。
257: ◯番外【町長 木村俊雄君】 それでは、通告順位14番黒沢議員の私の3期目に当たっての所信表明についてのご質問にお答えをいたします。
まず1点目、3期目の4年間をどのように捉え、町政運営に臨むのかとのお尋ねでございます。3期目に入りまして1カ月が経過いたしました。私は平成23年に町長に就任以来、町総合計画に位置づけた町の将来像「優しさと輝きとうるおいのあるまち湘南さむかわ」の実現に向け、平成24年度にスタートした町総合計画後期基本計画に沿って施策を推進し、8年間でさまざまな取り組みを進めてきたところでございますが、この計画も来年度、令和2年度末で計画期間の満了を迎えようとしております。
計画期間としては残りわずかとなりましたが、平成23年6月に改定した基本構想も社会情勢の変化により新たな展望が求められる中、町の将来都市構想を初め、現行の町総合計画において引き続き取り組むべき対応や、令和2年6月に策定予定である公共施設の老朽化や更新財源問題への実行プランとなる公共施設再編計画の実施内容につきましても、令和3年度以降を計画期間とする次期総合計画にしっかりと引き継ぎ、町自治基本条例に基づき、協働のまちづくりを積極的に進めてまいる考えでございます。
また、これまでの2期8年間で築き上げてきた地域のつながりがより強いものとなるよう、3期目も人々の心が通い合う「あったかい町」を町民の皆様と築くことに全力を傾注する覚悟でございます。
次に、2点目の寒川神社を核とした新たな観光拠点の創出について、今後の展開はとのお尋ねにお答えをいたします。
今まで議会の一般質問でお答えしてまいりましたように、寒川神社へ年間190万あるいは200万近く訪れる参拝客の方々をいかに町内の商店等へ導き、観光客として経済効果を生み出すことができるかが取り組むべき課題であると認識をするところでございます。
この問題を解決に導くために農業、商業など、町の産業とどのように連携を図っていくかが重要であるため、町商工会、町観光協会、JAさがみ、寒川神社、そして町の5団体のトップが顧問となる寒川町観光事業検討協議会において、それぞれ連携して検討をして進めてまいりました。
しかしながら、検討対象地域はそのほとんどが農業振興地域の農用地であり、土地利用上の大きな制限があること、また平成26年度に町が実施いたしました寒川神社を核とした新たな観光拠点の創出に係る調査の報告書では、拠点整備による経済効果は十分にあるものの、事業の公共性や事業運営の観点から見た場合、赤字運営になる可能性が高いとの結果が出ております。
こうしたことを踏まえ、現在、各団体がそれぞれの立場ででき得ることを進めており、町といたしましては観光振興ビジョン策定に向けた検討への取り組みを進めているところでございます。
次に、3点目でございます。市街地整備の基本的な考え方はとのお尋ねにお答えをいたします。
町域全体の市街地整備としては、総合計画上の3つの拠点が重要なまちづくりであると位置づけております。中部のJR寒川駅周辺はほぼ終了し、南部の田端西地区については先月には市街化区域編入の都市計画も告示され、土地区画整理組合施行の準備が順調に進められるなど、一応の整備に向けためどがついたところでございます。寒川駅南口の都市基盤整備は進めながらも、今後の主要事業は倉見地区、倉見であると認識をしております。
ただし、倉見地区のまちづくりにつきましては、JR東海の駅設置可否判断がなければ、工事はもちろんのこと、都市計画決定もできないという特殊事情がございます。現在できるのは短期・中短期スパンという今後の取り組みの中で、まず地元の合意形成を目指すことといたしておりますので、よろしくお願い申し上げます。
258: ◯議長【関口光男君】 黒沢議員。
259: ◯18番【黒沢善行君】 それでは、これより一問一答に入ってまいりたいと思いますけれども、まずこの4年間を町長はどのように捉えてという部分につきましては、町長の答弁にありました、地域のつながりがより強い「あったかい町」というお答えがありましたけれども、町長が考える地域のつながりがより強い「あったかい町」とはどのような町なのか、具体的にもう少しお示しいただければと思います。
260: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。
261: ◯番外【町長 木村俊雄君】 私、町長に初めてなったときから今までも継続しておりますけれども、きずな社会の実現を目指してという言葉がある意味1つのテーマ、その方向性を求めてという形を進めてきております。
ただ、その時期は東日本大震災という、日本にとっての未曽有の大きな災害が発生した直後でもあって、そのような考えもありましたけれども、8年を経過した中で地域の皆さん、特に町民の皆様とのつながり、町民には事業所、企業も入りますけれども、地域の方々とのつながりを強めることによってまちづくり、コンパクトな寒川町、さまざまな条件、あるいは与件もございますけれども、そういったものを生かす上では行政だけでは立ち行かない部分が今後多分に出てくる部分について、特に認識を強めております。
そういった中では、今回、選挙の中でもいろいろお話し申し上げましたけれども、子育て、産業、あるいはまちおこし、また生活環境という多くの分野でお話をしてございますけれども、それぞれを進める上では行政と地域の皆さんとの連携、ご理解をいただくこと、単に地権者という立場ではなくて、そこに生活をする場、生活者との意思の疎通というか、さまざまなご意見をいただきながら行政としてもでき得る部分、ただ逆に行政だけではできない部分は、今後は協働のまちづくりではありませんけれども、地域の方々、町民の方にもある程度ご参加、担っていく部分も多分にあろうかと思います。
そういった意味合いでも心が通う、また顔がよく見える、そういった部分で、「あったかい町」というのは気持ちの上でという部分も多分にありますけれども、そういう心の通い合うまちづくりを進めていきたい。そういう思いでございます。
262: ◯議長【関口光男君】 黒沢議員。
263: ◯18番【黒沢善行君】 町長が町政運営に当たるベースとして考えている部分なんだろうと思います。
ただ、当然それがベースになるわけですけれども、私が考える町長の3期目の4年間というこの時期を考えてみますと、先ほど1回目の答弁にもありましたように、例えば公共施設の再編計画、それから次期総合計画、こういったものをしっかりと策定していかなければならない。さらには、それに堂々と値するような大きな課題を今たくさん抱えているのが、寒川町の現状だと思います。
これらさまざま今抱える大きな問題に対して、しっかりとした判断・決断をしていかなければならない時期に来ているんだろうと思っておりますし、この4年間で町長がさまざまな対策をし、手を打っていくことが寒川町の将来をつくっていく、そういう時期がこの4年間に当たるんだろうと私は感じております。
ですので、これまで2期8年間につきましても、さまざまな場面で判断・決断をされてきたとは思いますけれども、より重要な課題がこれからの4年間の中で正しい判断・決断がなされ、寒川の将来をしっかりと見据えた上で対策をとっていく、そういった覚悟で町政運営に臨まれるということでよろしいのかどうかお聞かせをいただきたいと思います。
264: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。
265: ◯番外【町長 木村俊雄君】 ありがとうございます。確かに今まで2期8年の中で取り組んできたものについても、ある意味、行政の中で方向性を示すことかできるものもございました。そういった部分では、今、議員からご指摘いただいたさまざまな課題、これからは多くの町民、あるいは町全体としての考え方、こういったものもまとめていかなくてはいけない。でも、その前には、行政執行者の責任者たる私の判断というのが当然重要になってまいります。そういった形のものも自分の意見というか、判断、内容についても皆様に十分伝えられるようにこれから行動してまいりたいと思います。
266: ◯議長【関口光男君】 黒沢議員。
267: ◯18番【黒沢善行君】 町長が大きな課題をこれから迎えるに当たっては、しっかりと決断をしていくということを確認した上で、次の質問に入らせていただきたいと思います。
それでは、新たな観光拠点の創出について、一問一答に入らせていただきたいと思います。
1回目の町長の答弁の中で、これにつきましては新たな観光拠点の創出について、次期総合計画への位置づけや観光振興ビジョンの策定に向けた検討、取り組みを進めてまいりますということでございました。
まず、町長がいろいろな場面でおっしゃっております寒川神社を核とした新たな観光拠点の創出ということについては、現行の総合計画第5章第1節第5項観光の振興の施策の方向性にうたわれております「観光資源の創出」の中で「年間約190万人が訪れる寒川神社の参拝客を観光拠点等へ導く『まち歩き』を楽しむことができるネットワーク、観光導線を整備し、新たな長時間滞在周遊型の観光振興を図ります」との記述をこの推進の根拠とされているのかどうか、まず初めに確認をさせていただきたいと思います。
268: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。
269: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 何を根拠としているのかとのご質問にお答えいたします。
今お話があったとおり、町の総合計画後期基本計画では、「寒川神社の参拝客を観光拠点へ導く『まち歩き』を楽しむことができるネットワークを整備し、新たな長時間滞在周遊型の観光振興を図る」と記載されておりますし、また「町観光協会と町商工会との連携・強化により、地域資源を生かした魅力ある観光づくりや商業振興に結びつく観光事業の充実を図る」こととしておりますので、観光拠点の創出も含まれているものと考えております。
270: ◯議長【関口光男君】 黒沢議員。
271: ◯18番【黒沢善行君】 寒川神社を核とした新たな観光拠点の創出については、先ほど紹介した総合計画の部分に含まれているという表現であります。含まれているということは、私が捉えるにあくまでも長期滞在・周遊をしていただく観光、要は参拝に来られる190万人の方を長期滞在、そして町の中をしっかりと周遊していただく、その1つの方途としては拠点の整備も必要だということなんだろうと捉えます。
町は新たな観光拠点創出について、以前に5つの案を想定して、平成26年に調査業務を委託しまして、その報告書をまとめております。この報告書では、農地転用が必要な4つの案は実現には課題が大きいとし、事業運営の観点から見た場合、全ての案で赤字運営の可能性が高いとしておりますけれども、新たな観光拠点創出の実現性については現段階でどのように考えておられますでしょうか。
272: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。
273: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 ただいまお話にありました、以前に商工会からご提案のありました東参道まちづくり構想における複数のシミュレーションについてでございますけれども、平成26年度に町が実施いたしました寒川神社を核とした新たな観光拠点の創出に係る調査の結果報告では、拠点整備による経済効果は十分にあるものの、事業の公共性や事業運営の観点から見た場合、赤字運営になる可能性が高いとされていることから、こちらのほうの実現性は現在のところ厳しいと考えております。
274: ◯議長【関口光男君】 黒沢議員。
275: ◯18番【黒沢善行君】 報告書に示されました5つの案につきましては、現段階では可能性が低いということですので、新たな観光拠点の創出についてはこの5つの案のどれかをセレクトして、それを行うということではないんだろうと思います。
町長が所信表明で、新たな観光拠点の創出について、引き続き関係機関と連携し、検討を進めるとされておりますけれども、この検討というのはこれまでどおり、寒川町観光事業検討協議会での検討を今後も行っていくというお考えなのでしょうか。
276: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。
277: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 現在考えているところでは、先ほどからお話ししております町商工会、町観光協会、JAさがみ、寒川神社、町の5団体のトップが顧問となった寒川町観光事業検討協議会で検討を進めていくことを考えております。よろしくお願いいたします。
278: ◯議長【関口光男君】 黒沢議員。
279: ◯18番【黒沢善行君】 それでは、寒川町観光事業検討協議会の中での町の立ち位置というのは、どのようなものになっていますでしょうか。
280: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。
281: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 観光事業検討協議会での町の立ち位置というご質問でございますけれども、町の立ち位置といたしましては、関係機関の1団体として検討協議会に加わっているもので、その役割といたしましては、側面から支援していくことが役割であると考えております。
282: ◯議長【関口光男君】 黒沢議員。
283: ◯18番【黒沢善行君】 協議会と略させていただきますけれども、この協議会の中での寒川町の役割としてお答えいただきましたが、側面からの支援ということでございましたけれども、この側面からの支援というのは具体的にはどのようなことを行っていくというふうに考えていますでしょうか。
284: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。
285: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 側面からの支援というご質問ですけれども、各関係団体からの提案等について、費用対効果も含めた実現の可能性についての判断や助言、補助金制度や農用地規制解除につなげるための取り組み、町の各種計画等に方向性を示していくことが役割であると考えております。
286: ◯議長【関口光男君】 黒沢議員。
287: ◯18番【黒沢善行君】 今、町の役割といたしまして、町長がこれまで調査した5つの案については、現実としてはなかなか難しいという判断をせざるを得ない中で、今回所信表明の中に寒川神社を核とした新たな観光拠点の創出についての言及がなされたことについては、町長はそれほど時間がかからずに新たな案が出てくるということを想定しているとしか捉えられないと思うんです。出てくるというか、ともに考え出すというお気持ちの中で、所信表明にもこういった言葉が出てきたんだと思いますけれども、今後、これまで出てきた案を凌駕するような新たな案が示された場合について、寒川としては今紹介があった、側面からの支援ということにしっかり取り組んでいくという理解でよろしいでしょうか。
288: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。
289: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 調査結果のほうで出ておりますマイナスリスクを払拭でき、将来にわたり十分に黒字が見込めるような計画等が提案されれば、実現に向けた組織、体制づくりについて検討するに値するものではないかと考えております。
290: ◯議長【関口光男君】 黒沢議員。
291: ◯18番【黒沢善行君】 当然、所信表明の中にこうやってこの言葉が出てきたということは、町長自身も何らかの形で新たな案、ここを実現するための案を協力しながらつくり出していきたいという思いから、こういう所信表明の中の表現になったんだと思います。
また、側面からの支援の中に、農振農用地の除外につなげる取り組みとありました。これまで町は、農地転用につきましては大変大きなハードル、課題としてきております。また以前、検証したプランの中で農地をそのまま生かしてという部分もありましたけれども、それが一番実現性が高いのではないかという表現に終わっております。そこについても実は駐車場の整備等を考えると、農振農用地の取り扱いをどうするんだという検討は必要になってくると考えられるという記述もあったかと記憶しておりますけれども、実際にこれまで大きなハードルとしてきた農振農用地の除外の可能性というのはあると考えておりますでしょうか。
292: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。
293: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 地権者や農業者の理解や意見をしっかりと把握することはもちろん大切なんですけれども、そのようなところが整ってくれば、農用地除外の可能性につきましてはハードルが高いものとは感じておりますけれども、可能性としてはゼロではないのかなと考えております。
294: ◯議長【関口光男君】 黒沢議員。
295: ◯18番【黒沢善行君】 農振農用地の除外については、ハードルは高いけれども、可能性はゼロではないというお答えでございました。しかし、農振農用地の除外については、当然行政、要は寒川町が主体となってさまざまな手続を行わない限りできないと理解しておりますけれども、農用地除外をするに当たって、どのような手続が必要になると考えておりますでしょうか。
296: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川環境経済部長。
297: ◯番外【環境経済部長 大川 修君】 農業振興地域の除外の手続といたしましては、行政が主体となって県の同意を得ることが必要となると考えております。同意を得るためには、地域住民が安心で快適な生活を送るために不可欠な施設であり、公共性があるものとしての位置づけを示すなど、その目的、理由が明確であること、また町として農地集約など、農業生産性を維持するための効率的な農地活用における農業振興施策もあわせて示していく必要があると考えております。こうしたことを町として示していくことができれば、同意に向けた協議に入ることができると考えております。
298: ◯議長【関口光男君】 黒沢議員。
299: ◯18番【黒沢善行君】 それでは、ここからは町長から答弁をいただきたいと思いますけれども、今、部長のほうからお答えがあったように、可能性としてはゼロではないと。しかし、ここを実現していくためには、町が主体として行わなければいけないことが羅列されていくわけです。例えば寒川町として公益性の高い事業として位置づけるか、それから新たな農業振興施策をつくっていく、また総合計画を初めとした各種計画にその方向性を明記していく、こういったことが必要になってくるということでございます。
町長は今回、4年にわたる所信を表明されるに当たって、寒川神社を核とした新たな観光拠点の創出について検討していくと言われたということは、これまでにない新たな案、あそこをどうしていくかという新たな案をしっかりと各関係機関と連携をとりながら生み出し、そしてそれを実現するためにこういったことをやっていくという覚悟を持って所信を表明されたものと考えますけれども、そのような覚悟で今回の所信表明をされたということでよろしいでしょうか。
300: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。
301: ◯番外【町長 木村俊雄君】 先ほど来部長のほうから話が出ているように、農振農用地の除外あるいは見直し、非常にハードルが高い部分がございます。過去にも公共施設の整備に伴って、農振農用地が他の地域に規制をかけたという事例もございましたけれども、そういう一方的に行政の形でやる部分ではなくて、その辺の合意を得なければならない部分、あそこの農振農用地のある意味特殊性、その辺は町として農振農用地の整備計画も明確にして、町の農業政策もはっきり示さなければいけないと思うんです。そこだけを変えるんじゃなくて。そのためには全体の農業生産高、あるいは農業のあり方的な話も当然ながらまとめなきゃいけない。そういった部分で県との協議は当然必要になってまいります。
ただ、可能性がゼロでないというのは、当然ながらこれからの県との協議、あるいは関係機関、地権者等も含めて、お話の中でそういう方向性が見出せれば、それは当然ながら、今、寒川神社を核とした周辺の土地利用、利用性をもう少し高めなければならない。そういう考え方については何の異論もないわけですので、その前提条件について、見直しの条件としてはさまざまなハードルがありますけれども、これからはそういったことにも当然取り組むという意思表示で今回の表明をしておりますので、よろしくお願いします。
302: ◯議長【関口光男君】 黒沢議員。
303: ◯18番【黒沢善行君】 要はこの4年間の中で、町長が寒川神社を核とした新たな観光拠点の創出をどうするのかという決断を求められているんだと私は思っております。その1つのあらわれというのが、次期総合計画にどのような位置づけがされていくかということが非常に重要になってくるかと思います。
先ほど確認したように、現行の総合計画の中では、あくまでも寒川神社の参拝に来られる皆様に町全体を周遊していただく、そういった観光政策にとどまっている。そういう中で、町長が所信表明の中で寒川神社を核とした新たな観光拠点の創出を検討していきますという表記をされているわけですから、それが次期総合計画にしっかりと見える形でのらない限り、この事業というのは進んでいかないんだと私は認識しております。
さらに、この総合計画の位置づけについては、自治基本条例に位置づけられることになります。自治基本条例の中に位置づけられ、寒川町の最高の計画であるということが明確になり、総合計画にうたわれていることを着実に進めるということにしたわけですね。ということは、次期総合計画に位置づけがされなければできないわけですよね。総合計画にのらなければ事業としては展開できないわけですから、要はこの4年間に町長に与えられた仕事といいますか、使命といいますか、それはこの問題をどうしていくのかということをしっかりと決断することが求められていると私は思いますけれども、それについて町長のお考えをお聞かせください。
304: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。
305: ◯番外【町長 木村俊雄君】 新たな観光拠点というテーマでございますけれども、当然、今まで検討協議会の中でもさまざま議論を交わしてございますけれども、この事業については今の農用地という規制の中での対応についての可能性も当然ながら協議しております。ただ、問題は、観光拠点としての計画性と事業の継続性、こういったものも当然ながら必要になってまいります。これは行政だけでは当然できない部分で、民間、あるいは民間資金も取り入れた中での動きになってまいります。そういった部分ではそれがなければということもございます。行政だけで決めかねる部分は多分にあります。
しかしながら、先ほど来お話が出ていますように、神社への参拝客がこのように数多くの方が見えている。これ全てが観光客にはなり得ないとしても、その中からどれだけの方が地域の産業に触れ合うことができるか、そういったものも含めると、観光的な事業としても可能性は非常に高いと思っております。ただ、前提条件がございます。そういったことでは行政だけでは立ち行かない部分、これをいかに関係者の皆様との協議の中で調えていくか。それはこれからの検討協議の部分でございます。
また、まち・ひと・しごと創生総合戦略の中でも、ある意味まちおこし的な部分も、表現としては出ておりませんけれども、これからはそういう新しい、今の総合戦略も今年度で一応5年間の期間が終わります。次の展開に向けて、その辺も総合計画の整合性とあわせて位置づけてまいりたいと思っています。
306: ◯議長【関口光男君】 黒沢議員。
307: ◯18番【黒沢善行君】 もう一度聞きますけれども、事業を行っていく上では当然町だけでできるものではないということは、皆様が承知しているわけです。
ただ、町が絡まない限り事業として展開できないわけですから、町としては総合計画に位置づけなければ、この事業はやらないことになるし、位置づければやるということになると思うんです。その事業を進めていく上ではさまざまな民間の力もかりなければいけませんし、それは当然皆さんわかっていることだと思います。ただ、行政が絡んで行っていく事業でありますから、総合計画に位置づけない限り、町としては進めないという判断になってしまうと思うんです。進めるのであれば総合計画に位置づけなければ、それはできないことになってしまいますから、そこを明快に答えていただけますでしょうか。
308: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。
309: ◯番外【町長 木村俊雄君】 総合計画そのものの考え方も、従来とは少し異なってきている部分もございます。全てを位置づける部分であるのと、最低これは必ず実現しなきゃならない部分、そういった選択もございます。のせるからには当然ながら進めていかなければならない。
先ほど来お話ししておりますように、私としては実現に向けて当然努力してまいります。これは協力もいただきながらの前提でありますけれども。ですから、総合計画の内部協議は今進めている段階でございます。そういった中で、きょうお話しいただいたことも十分踏まえた中で対応していきたいと思っています。
310: ◯議長【関口光男君】 黒沢議員。
311: ◯18番【黒沢善行君】 現段階ではそれ以上の答えは出ないと思いますので、次の質問に移ってまいります。
次に、市街地整備の基本的な考え方についての一問一答に移ってまいります。
1回目の町長の答弁の中で、今後の主要事業は倉見まちづくりで間違いないということでございましたけれども、この倉見まちづくりに向かっていくに当たっては、まず地元の合意形成を目指すとのことでございましたので、この地元合意形成に向けて、地元の皆様に対しては今後どのような対応をされていくのかお聞かせをいただきたいと思います。
312: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。廣田拠点づくり部長。
313: ◯番外【拠点づくり部長 廣田淳生君】 現在、昨年組織化していただきました東海道新幹線新駅誘致地区周辺まちづくり連絡協議会というのがございまして、この組織の中に役員会、幹事会、そしてブロック協議会というのがございます。その中で勉強会などを重ねながら、皆様方と都市計画の内容を主体とした検討を重ねてまいりたいと思います。
ただいま申し上げました役員会、幹事会については、既に数回開催させていただいておりまして、今までの状況、そしてまさに今後の進め方についてご協議をいただいているところでございます。今後は各ブロック、生産組合、地元自治会、商店会などの組織の方々に向けて、同じようなレベルで情報提供、意見交換などをさせていただきたいと考えております。
314: ◯議長【関口光男君】 黒沢議員。
315: ◯18番【黒沢善行君】 地元の皆様に対しましては、組織も変わった中できめ細やかな勉強会等も行いながら、合意形成に向かっていくということでございましたけれども、当然合意形成がなされたとしても、まちづくりの着手につきましては新駅の具体的な回答がない限り、まちづくりにはいけないわけでございます。
しかしながら、JR東海から新駅設置の回答が得られた段階ですぐにまちづくりに着手できる体制までは、早期に整えておかなければならないと考えますけれども、その時期までに、要はJRから新駅設置の回答が出るまでにどのようなことが必要になるでしょうか。
316: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。廣田拠点づくり部長。
317: ◯番外【拠点づくり部長 廣田淳生君】 地元との合意の上で、土地利用計画に基づいた区域区分を初めといたしまして、用途地域・地区計画などの決定内容、そして道路、駅前広場などの根幹的な都市施設について、その配置計画など都市計画の手続の具体となるような前提、そのまちづくりプランの策定をまずは行ってまいりたいと考えております。
318: ◯議長【関口光男君】 黒沢議員。
319: ◯18番【黒沢善行君】 まずはまちづくりプランの策定まではしっかりと進めていかなければならないということでございましたが、このプラン策定までに要するスケジュールといいますか、期間といいますか、そういったものは現段階でどのように考えていますでしょうか。
320: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。廣田拠点づくり部長。
321: ◯番外【拠点づくり部長 廣田淳生君】 駅設置の判断という特殊事情がなければ、行政側としては地元の合意形成を経て手続に入るまでに二、三年ほど想定しておりまして、それから手続開始から1年半から2年ほどでJR東海と駅設置に関する協定を締結した直後に都市計画が告示される、そういったくらいのスケジュール感が望ましいと考えております。
しかしながら、このスケジュールはJR東海の駅設置判断という要素によるところが大きく、早期にプランができたとしても、JR東海が了解する駅舎配置や線増計画などが明確になるまでは修正が必要になる、プランが確定しない、あるいはJR東海との合意まで手続が完了しないという問題が危惧されるところになります。
JR東海には早期に駅設置判断をしていただきたいのですが、これまでのJR東海とのやりとりから推察すると、2027年のリニア中央新幹線名古屋までの開業が1つの節目になるものと考えております。
322: ◯議長【関口光男君】 黒沢議員。
323: ◯18番【黒沢善行君】 町としては、2027年に駅設置の可否判断がなされるということを想定して、今、それに向けて動いているということだと思います。
それでは、JRに対しては、現在どのような対応をされていますでしょうか。
324: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。廣田拠点づくり部長。
325: ◯番外【拠点づくり部長 廣田淳生君】 JR東海への対応ということでございますが、昨年度神奈川県東海道新幹線新駅設置促進期成同盟会や神奈川県鉄道輸送力増強促進会議での要望に対するJR東海の回答で、現在は駅設置可否判断ができる段階ではないが、まちづくり等に助言を求められれば、協力していくといったコメントを新たにいただいております。早速、助言をいただけるよう神奈川県と事務レベルの調整を今進めておりまして、早期にJR東海の技術的な助言等がいただけるような体制づくりに努めておるところです。
これによりまして、先ほどお伝えしたJR東海の技術的な指示事項等を早い段階から土地利用計画、まちづくりプランに反映することで、手戻りの少ないプランづくりの一助になればと大いに期待し、取り組みを行っているところです。
326: ◯議長【関口光男君】 黒沢議員。
327: ◯18番【黒沢善行君】 JRからの要望に対する回答も徐々に変わってきた中で、直近ですと、まちづくり等に助言を求められれば協力していきますよというJRからの回答を得たと。これを契機に県と調整を密にしながら、まちづくりプランにしっかりとそれを落とし込んでいくことになるということでございましたけれども、具体的にはそれでは県とはどのような連携を現在とられていますでしょうか。
328: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。廣田拠点づくり部長。
329: ◯番外【拠点づくり部長 廣田淳生君】 県とのやりとりですけれども、現在は定期的に事務レベルの検討、そして県の都市計画所管課の技術的なアドバイスをいただくなど、地元にお示しできるプランの深度化に努めているところでございます。今も申し上げましたが、現在はJR東海からまちづくりの助言をいただけるような、行政間で考える土地利用イメージなどのたたき台を調整し、早期に相談にいける準備を進めております。
330: ◯議長【関口光男君】 黒沢議員。
331: ◯18番【黒沢善行君】 地元合意形成に向けては、県もしっかりと協力をしていただいていることだろうと思いますけれども、これまで県とさまざまな調整、また連携を行ってきた中で、県は現在の町の状況をどのように捉えておりますでしょうか。さらには、県から町に対してはどのような対応が求められておりますでしょうか。
332: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。廣田拠点づくり部長。
333: ◯番外【拠点づくり部長 廣田淳生君】 寒川町の財政的な事情やJR東海の姿勢は把握しながらも、神奈川県の立場といたしましては、平成28年に定められました第7回線引きの期間の中での都市計画決定を目指すことを求められております。しかしながら、財政の課題や町の考えるスケジュールへの理解も県側にしていただけるよう、現在も協議を続けているところです。
334: ◯議長【関口光男君】 黒沢議員。
335: ◯18番【黒沢善行君】 新幹線の新駅設置、また倉見のまちづくりにつきましては、JRの新幹線の新駅が来なければ、駅をつくっていいという判断がなされない限り、これは進まない事業であるわけです。ですので、JRの返事を待たなければならない。
それから、財政的な負担というお話が今部長からございましたけれども、この財政的な負担についてもなかなか話し合いの場がない中で、町がどれだけの負担をしなければいけないのかということがなかなか見えてこない。これも県や期成同盟会もありますから、町がコントロールできるような状況にないのかなということは認識しておりますけれども、新駅設置につきましては、大きな課題としてはこの2点という理解でよろしいんでしょうか。
336: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。廣田拠点づくり部長。
337: ◯番外【拠点づくり部長 廣田淳生君】 そのとおりでございまして、JR東海の新駅設置の可否判断、プラス財源確保の問題でございます。
338: ◯議長【関口光男君】 黒沢議員。
339: ◯18番【黒沢善行君】 財源の問題に移ります。この財源の課題ですけれども、現状、今町がどれぐらい負担しなきゃいけないのかというのは、数字としてはあらわれてきていませんし、我々もなかなか想像できない。ただ、駅設置、まちづくりも含めると、大変大きな事業費になるということは想像にかたくないわけです。
この財源の問題を一番課題としているのは、寒川町なんだと思うんです。我が町の問題なんだと思うんです。これはこれからの問題ではなくて、既に今持っていて、早期に解決しなければならない課題だというふうに私は考えておりますけれども、町としてはどのようなお考えでいますでしょうか。
340: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。廣田拠点づくり部長。
341: ◯番外【拠点づくり部長 廣田淳生君】 財源の問題を町はどう考えているということでございまして、この財源の問題については神奈川県、そして期成同盟会でもいろいろ話題にはなっているところでございますが、具体の議論にはなってございません。総事業費が幾らかかるのか、そして総事業費のかかる駅舎、その周辺のまちづくりの状況、それらが確定しない限りは財源の確定ができない。そして、負担割合の話にも及ばないということになりますので、これはただし並行してやっていかなければならない。相手先は、県、そして期成同盟会の中での議論に当然なろうかと思います。
ただ、いろいろ未確定な要素がある中で、未確定な要素とは財源確保の問題、JRの回答問題、そしてまちづくりということになりまして、この中で1つ確定的な要素にすることで、すなわちまちづくりを確定的な要素にすることで、それ以外の2つの要素が確定的な要素に入ってくるものと考えておりますので、若干先行してまちづくりの議論というのを、地元の合意形成を主体として取り組むべきものであると考えております。
342: ◯議長【関口光男君】 黒沢議員。
343: ◯18番【黒沢善行君】 ただいままちづくりに関する財源、どのぐらいかかるというのはある程度町うちで出していけるというお答えだったかと思いますけれども、あと残るは駅設置に関してはどれだけ町が負担していくのかということになろうかと思います。
駅設置の財源の負担について、今は話し合われていないということでしたけれども、この財源の負担についてはどの場面で話し合いがされるべき問題なのでしょうか。
344: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。廣田拠点づくり部長。
345: ◯番外【拠点づくり部長 廣田淳生君】 やはり期成同盟会の中で議論されるべきものであると考えております。時期といたしましては、駅設置費用がJR東海から示されてからでないと具体的な負担割合も算出できないと考えられますので、JR東海との協定後、速やかに協議が開始されることが望ましいと考えております。
346: ◯議長【関口光男君】 黒沢議員。
347: ◯18番【黒沢善行君】 今の部長の答弁ですと、JRとの協定後でないと、なかなかその辺の数字が出てこないんじゃないかということなんでしょうか。実際、これまでの請願駅の例を見ても、駅設置に関する財政負担の協議については相当時間を要していると思います。それから、町にとっては、これがどれぐらいの負担になるかというのが早期に明確にならない限り、どれぐらい用意すればいいのかとか、それから交渉にも入れないと思うんです。JRとの協定後でしたら、県または期成同盟会の中でオートマチックに話がさっと進んでいくというのは、今こういった議論がなされてない中でなかなか想像できないわけです。
そういうタイミングで、駅舎の財政負担についての話し合いというのは間に合うんでしょうか。その辺どのように捉えていますでしょうか。
348: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。廣田拠点づくり部長。
349: ◯番外【拠点づくり部長 廣田淳生君】 具体額が示されていない中で、負担割合を合意するというのは難しいと思います。しかしながら、町としてはこれは大きな問題ですので、例えば概算でも駅設置費用は約250億円という形で金額が示されておりますので、これをケーススタディとして検討することは当然可能だと思います。そういった形がございますので、今後、期成同盟会の事務局である神奈川県にもそういった検討を始めていただけるよう伝えてまいりたいと考えております。
350: ◯議長【関口光男君】 黒沢議員。
351: ◯18番【黒沢善行君】 これまでも恐らく事務レベルの中では、こういった議論をしっかり早期にやっていかなきゃいけないんじゃないかというのは、課題として挙がっていたのではないかと想像しますというか、思います。これは当然のことだろうと思います。事務レベルでそういう話し合いがされると。この部分についてどういう議論をしていこうかというのは、当然出てきていたと思います。しかしながら、この議論について正式な場所というのは、先ほど部長からもあったように、期成同盟会の中でしっかりと議論されていかない限り決まっていかないと思うんです。
JRが駅設置オーケーしました、協定も済みました、その段階でしっかりと議論が前に進むようにするには、今の段階からその議論ができるような環境づくりはしていかなきゃいけないと私は考えるんです。それをできるのは、この問題について一番悩んでいるのは寒川町なわけですから、この寒川町のそのときの首長がそれをどうやってこのテーブルに乗っけていくかという役割をしない限りは、進んでいかないのかなと思うわけです。
ここは町長に伺いますけれども、これまで議論されてこなかった財源の問題、これは町の問題として解決していかなきゃいけない。そこは期成同盟会の中でしっかりと議論してもらわなきゃいけないので、ここはそこのテーブルに乗っけていくというのは町長の役割だと私は思いますけれども、町長としてはどのようにお考えでしょうか。
352: ◯議長【関口光男君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。
353: ◯番外【町長 木村俊雄君】 負担割合について、期成同盟会、特に総会の場で、あるいはJR東海さんとの交渉の場ではそんな話は出ませんけれども、基本的に期成同盟会のメンバー、他の首長さんも出席されますけれども、その中での議論についてはかなり県の窓口というか、副知事を初めとした県の職員が会議をリードするわけでございますけれども、その中のテーマとして、財源の額は決まらないけれども、負担割合としてはどういう考えがあるのか、そういったことは当然、期成同盟会の首長さんも皆さん気になっているところだと思います。
いずれにいたしましても2027年、あるいはJR東海さんの事務的なアドバイス、協議には加わるというお話もきています。ある意味そういった状況の変化、また寒川も地元の協議会のメンバーが新しく変わったということもあります。そういう段階、あるいはそういうタイミングですので、負担割合については私のほうから県に事前にお話ししますけれども、期成同盟会の総会の場でそういう発言をしたいという申し入れはしたいと思います。
354: ◯議長【関口光男君】 黒沢議員。
355: ◯18番【黒沢善行君】 最後になりますけれども、そう考えると、町長の動きもこれまでの8年とは変わってくるんだというふうに期待をいたしまして、私の一般質問を終わります。
356: ◯議長【関口光男君】 以上で、黒沢善行議員の一般質問を終了いたします。
以上で本日の日程は終了いたしました。
357: ◯議長【関口光男君】 お諮りいたします。議事の都合により、あす10月11日から10月24日までの14日間を休会とし、次回の会議は10月25日午前10時に開きたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
358: ◯議長【関口光男君】 ご異議ないものと認めます。よって、10月11日から10月24日までの14日間を休会とし、次回の会議は10月25日午前10時に開くことに決しました。
本日はこれをもって散会いたします。ご苦労さまでした。
午後2時34分 散会
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
寒川町議会 議 長 関 口 光 男
同 署名議員 天 利 薫
同 署名議員 横 手 晃
発言が指定されていません。 © Samukawa Town, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...