海老名市議会 2024-06-19
令和 6年 6月 第2回定例会-06月19日-05号
〔
吉田みな子議員 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 討論を終結いたします。
これより議案第35号を採決いたします。本件に対する
委員長の報告は
原案可決であります。本件を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 多 数)
○議長(
森下賢人 議員) 挙手多数であります。よって議案第35号
海老名市
下水道条例の一部改正については
委員長報告のとおり
原案可決することに決しました。
――
――――――――――――――― ○ ――
―――――――――――――――
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
△日程第3 議案第40号 令和6年度
海老名市
一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。
お諮りいたします。本件に関する
委員長報告は、
会議規則第39条第3項の規定により省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) ご異議なしと認めます。よって本件に関する
委員長報告は省略することに決しました。
これより討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。ありい
あいこ議員。
〔ありい
あいこ議員 登壇〕
◆(ありい
あいこ 議員) 涼風の会のありい
あいこです。議案第40号 令和6年度
海老名市
一般会計補正予算(第2号)について、反対の立場で討論をいたします。
まず初めに、今回の
補正予算のうち、
高齢者への
インフルエンザ・
コロナワクチン予防接種無償化以外の内容については賛成であることを申し上げます。特に、
フリースクールの授業料への補助については、不
登校児童生徒を持つ家庭の
負担軽減になることは間違いがなく、
公立学校に行くことが難しい状況で他の
選択肢を選びたくても金銭的に難しかった家庭などが
選択肢を増やすことができるなど、本市の不
登校支援において希望の持てる施策だと思っております。また、全国的に
フリースクールへの理解や公的な補助がなかなか進まない中、
海老名市が
神奈川県で2番目にこのような補助を始めること、
利用者の状況を調査した上で上限額を1万5000円に設定したことなど、
周辺自治体への
波及効果も期待ができ、
大変意義のあることであると思います。今後も全ての
児童生徒の学びと育ちを保障していくために尽力してくださることを期待しております。
ここから、今回の
補正予算に反対する理由として、
高齢者への
新型コロナ、
インフルエンザ予防接種無償化についての意見を述べさせていただきます。
文教社会分科会においても、また、
一般質問の場でも様々な議論がありました。市の考えとしては、
予防接種法に基づき適切に対応していること、
コロナに感染した場合にかかる治療費が高額であることから
高齢者の金銭的な負担を考慮したこと、
定期接種1年目であることから今年度は無償で実施する判断をしたこと、
ワクチン接種希望者が接種しやすい環境を整えるものであり、市として推奨しているわけではないなどの説明がありました。
しかしながら、
新型コロナワクチン接種による
健康被害が拡大しているという現状があり、市民の
ワクチン接種への認識は、
ワクチン接種が始まった頃とは大きく変わってきています。
万が一健康被害に遭った場合に利用できる
予防接種健康被害救済制度も、申請数が増え過ぎて追いついていないような状況です。そのような中で、今回、
高齢者への
定期接種費用を無償にするというのは、
海老名市が
ワクチンの
健康被害についてどのように考えているのかという姿勢に疑問が拭えません。
近隣他市は、
接種費用を平均額2000円から3000円に設定をしています。市の補助がないと
自己負担額は7000円になるため、
高齢者の金銭的な負担を考慮しての
金額設定であると考えます。もちろん打つか打たないかの判断は個人の判断にかかっておりますが、無償であることで
海老名市が推奨していると思って打つ判断をしてしまう方、無償なら打っておこうと思ってしまう方などが一定数出てくることが懸念されます。
接種費用については、他市の状況も踏まえて、無償ではなく一定の
自己負担額を設けたほうが
ワクチンに対して正しい判断を促せるのではないかと考えます。
以上、反対の立場での討論といたします。
〔ありい
あいこ議員 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
鈴木さよ子議員。
〔
鈴木さよ子議員 登壇〕
◆(
鈴木さよ子 議員)
日本共産党議員団を代表して、議案第40号 令和6年度
海老名市
一般会計補正予算(第2号)に対し、賛成の立場で討論を行います。
まず、
ワクチン無償化の
補正予算に賛成をします。
コロナは、昨年5月から2類から5類となり、
インフルエンザ等の一般の感染症と同じ扱いになりました。
ワクチンは、
全額国庫金の負担ではなく、一部
自己負担が出ることになっています。
海老名市の今回の
補正予算では、65歳以上の
高齢者を対象に、
自己負担分は
全額市が負担し、
コロナワクチンを無償にするとのことです。
物価高騰が続き、年金も目減り、
国民健康保険や
介護保険も値上がりする中で、
高齢者の
生活負担が大きくなっています。
無償化は歓迎されると考えます。
コロナワクチンは、
高齢者を
重症化から守るための
予防手段です。
無償化は家計により接種をためらうことがないような有効な手段であると考えます。
一方で、
コロナワクチンは副反応があり、これまでの接種で国の
予防接種健康被害の
救済制度にも多くの通報が寄せられています。持病のある
高齢者の死亡例も多いですが、
コロナワクチンとの関連性に関してはほとんどが不明とされ、救済の対象になっていません。こうした負の側面があることは押さえておく必要があります。接種の前にそうした事例や
可能性があることも情報提供し、知った上で選択する必要があると考えます。副反応について、市から情報提供することを要望します。
以上、
一般会計補正予算(第2号)について賛成し、
賛成討論を終わります。
〔
鈴木さよ子議員 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
反対意見の発言を許します。さの
るみ議員。
〔さの
るみ議員 登壇〕
◆(さのるみ 議員) 参政党のさのるみです。議案第40号 令和6年度
海老名市
一般会計補正予算(第2号)に反対の立場で意見をさせていただきます。
私、これまでお伝えしているように、
補正予算案の中でも65歳以上への
新型コロナウイルスワクチン、
インフルエンザワクチンの
無償化に対し、強く反対をいたします。そのほかの
補正予算案に関しては、全て賛成とさせていただきます。
まずは、
ワクチン接種を希望される方に接種をやめるようにと意見しているのではないことを改めてお伝えさせていただきます。
この
mRNAワクチンに大きな懸念がございます。これまでの生
ワクチンとは全く異なるもので、前代未聞の
健康被害、
死亡認定、
死亡者数を出している事実が継続してあることに市民の税金を投入して、
無償化してまで強力な推奨をすることは、明らかに市民の健康、命を軽視していると言わざるを得ません。確たるデータ、エビデンスもない。先日の
一般質問の際には、この現状は把握しているとご回答いただきました。それなのに、調べようともせず、考えることもせずに、国からの指示に従うだけ。知的怠慢以外の何物でもないと強い不信感を持ちます。今までご回答いただいた内容は、何一つ納得できるものはなく、質問の回答にさえなっておりません。
今やるべきことは、直ちに立ち止まり、検証し、市民の
健康状態の把握、現状の
周知徹底、こちらに費用をかけて取り組む必要があると改めてお伝えさせていただきまして、反対の意見とさせていただきます。
〔さの
るみ議員 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 討論を終結いたします。
これより議案第40号を採決いたします。本件に対する
委員長の報告は
原案可決であります。本件を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 多 数)
○議長(
森下賢人 議員) 挙手多数であります。よって議案第40号 令和6年度
海老名市
一般会計補正予算(第2号)は
委員長報告のとおり
原案可決することに決しました。
――
――――――――――――――― ○ ――
―――――――――――――――
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
△日程第4 議案第41号 物品の取得について(高
規格救急自動車)を議題といたします。
財務部長の説明を求めます。
〔
財務部長(伊藤 修) 登壇〕
◎
財務部長(伊藤修) 議案第41号 物品の取得について(高
規格救急自動車)につきましてご説明申し上げます。
議案書の43ページをお開きいただきたいと存じます。
提案理由につきましては先ほど市長から申し上げたとおりでございます。
それでは、
提案内容につきましてご説明申し上げます。
契約の目的は、高
規格救急自動車購入でございます。
物品名及び数量は、高
規格救急自動車1台でございます。
契約の方法は、
条件付一般競争入札による契約で、
契約金額は税込み2002万円でございます。
契約の相手方は、
神奈川県横浜市磯子区坂下町1番1号、
日産神奈川販売株式会社法人営業部部長、大山隆でございます。
なお、
参考資料といたしまして、44ページ以降に入札の状況及び
購入仕様の概要を添付させていただきましたので、後ほどご高覧いただきたいと存じます。
以上、大変雑駁な説明でございますが、よろしくご審議いただき、ご決定賜りますようお願い申し上げまして説明を終わります。
〔
財務部長(伊藤 修) 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) これより質疑に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第41号については
委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) ご異議なしと認めます。よって議案第41号については
委員会付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 討論を終結いたします。
これより議案第41号を採決いたします。本件を原案のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 全 員)
○議長(
森下賢人 議員)
挙手全員であります。よって議案第41号 物品の取得について(高
規格救急自動車)は原案のとおり可決されました。
――
――――――――――――――― ○ ――
―――――――――――――――
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
△日程第5
意見書案第2号
地方自治の本旨、
地方分権の趣旨が守られるよう国に求める
意見書を議題といたします。
提出者の説明を求めます。たち
登志子議員。
〔たち
登志子議員 登壇〕
◎(たち登志子 議員) 立憲民主えびなのたち登志子です。それでは、
意見書案第2号
地方自治の本旨、
地方分権の趣旨が守られるよう国に求める
意見書について提案説明をさせていただきます。
賛成
議員各位の氏名及び案文についてはお手元に配付のとおりでございますので、ご高覧いただければと存じます。
第33次地方制度調査会答申を受けての
地方自治法の一部を改正する法律案では、大規模な災害、感染症の蔓延、その他これらに類する国民の安全に重大な影響を及ぼす場合に際し、国は、その事務処理について、国民の生命等の保護を的確かつ迅速に実施するため講ずべき措置に関し、必要な指示ができることとされている。改正案では、その他これらに類する国民の安全に重大な影響を及ぼす事態全般が対象とされているところ、当局は、
地方自治法や感染症法などの現行法制が大規模災害や感染症の蔓延などの特殊な状況に十分対応できていないことから、個別法の適用が及ばない場合について本法で広く対応できるようにすると説明をしています。
しかし、法案では、国または都道府県の関与を行う場合の想定について、個別法を超える具体的な事例が曖昧なままであるにもかかわらず、資料及び意見の提出の要求や事務処理の調整等を行うことができるほか、生命等の保護の措置が必要と認められた場合、各大臣が閣議の決定を経て必要な指示をすることができるとしている。この点、個別法では、緊急性を要件として国の指示権は認められているのに対し、自治事務であるにもかかわらず、個別法の根拠規定なしに緊急性の要件を入れず国の指示権を認めることは、
地方自治の本旨に照らしても、
地方分権が後退する懸念が拭えません。
よって、
海老名市議会は、政府に対し、
地方自治法改正については感染症全般を対象とする感染症対策特別措置法や、自然災害全般に対応できる個別法の整備を行うことと併せ、国民への丁寧な説明を行うとともに、
地方自治体との協議を十分に行い、
地方自治の本旨、
地方分権の趣旨が守られるよう強く要請いたします。
議員各位におかれましては、よろしくご賛同くださいますようお願い申し上げ、提案説明とさせていただきます。
〔たち
登志子議員 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) これより提出者に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております
意見書案第2号については
委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) ご異議なしと認めます。よって
意見書案第2号については
委員会付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 討論を終結いたします。
これより
意見書案第2号を採決いたします。本件を原案のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 少 数)
○議長(
森下賢人 議員) 挙手少数であります。よって
意見書案第2号
地方自治の本旨、
地方分権の趣旨が守られるよう国に求める
意見書は否決されました。
――
――――――――――――――― ○ ――
―――――――――――――――
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
△日程第6 決議案第1号 イスラエル・パレスチナにおける
武力紛争の
即時停戦と恒久平和を求める決議を議題といたします。
提出者の説明を求めます。
宇田川希議員。
〔宇田川 希議員 登壇〕
◎(
宇田川希 議員) それでは、ただいま議題となっております決議案第1号 イスラエル・パレスチナにおける
武力紛争の
即時停戦と恒久平和を求める決議について提案説明をさせていただきます。
イスラエルとパレスチナのイスラム組織ハマスの大規模衝突により、市民の人命が深刻な状況にさらされるとともに、市街地においても甚大な被害の発生が続いております。国連総会が昨年12月12日、ガザ地区での即時の人道的停戦による民間人の保護に関する国際法の遵守、全ての人質の即時かつ無条件の解放を求める決議案を採択しましたが、その後も民間人の犠牲は後を絶たない状況であります。
平和都市宣言をうたう
海老名市の議会として、人々の命と生活を脅かす全ての暴力に対しての断固反対の立場を明確に表明し、人道的立場から一日も早い戦闘の
即時停戦と恒久平和の実現を強く求めるものであります。
議員各位におかれましては、当決議案にご賛同いただきますようお願い申し上げまして、議案説明といたします。
〔宇田川 希議員 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) これより提出者に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております決議案第1号については
委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) ご異議なしと認めます。よって決議案第1号については
委員会付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) 討論を終結いたします。
これより決議案第1号を採決いたします。本件を原案のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 全 員)
○議長(
森下賢人 議員)
挙手全員であります。よって決議案第1号 イスラエル・パレスチナにおける
武力紛争の
即時停戦と恒久平和を求める決議は原案のとおり可決されました。
お諮りいたします。ただいま可決されました決議の送付先等の取扱いについては議長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) ご異議なしと認めます。よって決議の送付先等の取扱いについては議長一任と決しました。
――
――――――――――――――― ○ ――
―――――――――――――――
○議長(
森下賢人 議員) 次に、
△日程第7
所管事務の調査・審査についてを議題といたします。
お諮りいたします。各常任
委員会等
委員長から、お手元に配付いたしました内容について調査・審査をしたい旨の申出がありました。
よって本件については議会閉会中も調査・審査できることとしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) ご異議なしと認めます。よってそのとおり決定いたします。
――
――――――――――――――― ○ ――
―――――――――――――――
○議長(
森下賢人 議員) 以上で本日の議事は全て終了いたしました。
お諮りいたします。
三宅紀昭議員から6月17日の本会議における発言について、他人の私生活にわたる発言があったとの理由で、
会議規則第64条の規定により発言の一部を取消ししたい旨の申出がございました。
この取消し申出を許可することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
森下賢人 議員) ご異議なしと認めます。よって
三宅紀昭議員からの発言の取消し申出を許可することに決しました。
なお、ただいま発言の取消しが許可された部分及びこれに関連した発言の部分については、
会議規則第79条の規定により会議録から削除いたしますので、ご了承願います。
閉会に当たりまして、市長からご挨拶をお願いいたします。
〔市長(内野 優) 登壇〕
◎市長(内野優) 令和6年第2回
海老名市議会定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
議員の皆様におかれましては、6月3日から本日まで会期17日間にわたり、ご提案いたしました諸議案を鋭意ご審議いただき、厚くお礼申し上げます。また、今回上程いたしました全ての議案につきまして可決いただき、心より感謝申し上げます。会期中に議員の皆様からいただきました多くのご意見やご提案に対しましては、しっかりと受け止め、研究、検討を重ね、今後の市政運営に生かしてまいりたいと考えております。
さて、本市では、防災や保健福祉、教育等、市民サービスの質の向上や、地域産業や文化等の活性化を目指し、これまで自治体や民間企業と積極的に包括連携協定を締結してまいりました。このような中、今年4月に岡山県総社市と、また5月には相鉄ホールディングスと包括連携協定を締結しました。これまで、総社市とは、令和5年のトルコ地震やの能登半島地震における寝袋支援、石川県七尾市でのテント村運営など、被災地支援という面で連携を図っておりました。今後も両市の先進的な取組を持ち寄り、新しい施策に反映し、多様化する課題の解決に向けて取り組んでまいりたいと考えております。民間の相鉄ホールディングスとは、お互いの資源やノウハウを有効的に活用しつつ、より一層官民連携を図ってまいります。さらには、総社市とともに協働して七尾市にあるテント村の運営について取り組み、既に協力関係が醸成しておりました大阪府東大阪市と7月2日に包括連携協定を締結する予定でございます。今後は、先進的な取組を双方で共有することが、諸課題へのさらなる対応力強化につながるものと考えております。
災害においては、1つの自治体には限りがあることは皆さんもご承知のとおりでございます。より多くの自治体が協力することで大きな力となります。今後は、様々な災害に対してこれまでの経験を生かすとともに、全国のネットワークを最大限に活用し、支援の輪を拡大して、災害時等に対応できるよう準備を進めてまいります。
さて、本市の教育では、「誰ひとり取り残さない教育」の実現を掲げ、全ての子どもたちが共に学び、共に育つための包摂性の高い
学校づくりを進めております。今年3月には
神奈川県とインクルーシブ教育の更なる推進に向けた連携と協力に関する協定を締結し、県と市の相互連携と共同による活動を進めているところでございます。これを受け、
神奈川県と推進会議を実施しており、中学生の保護者や市民の皆様にフルインクルーシブ教育への関心や理解を深めていただくため、意見交換会を開催しております。フルインクルーシブ教育の実現に向けて取り組んでまいります。
次に、新たなまちづくりについてでございます。市役所周辺地区では、3月29日に
神奈川県において市街化区域編入に係る告示がされ、今後、民間事業者による開発や中新田丸田地区の土地区画整理事業が本格的に進んでまいります。中新田丸田地区においては、7月から地盤改良工事に着手する予定となっており、令和9年3月の都市基盤整備工事の完成に向けて、市としても土地区画整理組合への支援を引き続き行ってまいります。中新田丸田地区を含めた市役所周辺地区全体のまちづくりが進むことにより、約1200億円の民間投資が想定されており、大きな経済効果が期待できると考えております。このように民間が投資できるまちだからこそ発展が続き、人口や税収を押し上げる自律的な好循環につながっていることから、本市が将来的に人口減少の局面を迎えたときにおいては持続可能な都市経営を実現するため、引き続き戦略的にまちづくりを推進してまいります。
そして、今回、教育
委員会への
一般質問等で、ある学校の登校時間が10分遅くなったという話題がございました。それで保護者の方が困っておりますという発言がありました。その中で、いわゆるシルバー人材センター等の見守り等の配置とか、教育の議論がありました。
そのとき、私、思ったことが1つありました。ちょうど10何年前に、私が就任して数年後に、学校プールを廃止しました。学校のプール授業は、教育
委員会では全天候型の屋内でやっていく。そうすると、残るのは屋外の学校プール開放でございます。多くの子どもたちは、夏休みに居場所がないということでプールを使っておりました。しかしながら、ある市で、いわゆる学校プールで事故が起きました。行政責任が問われました。そうしたことを受け、
海老名ではいち早く学校プール廃止を決め、市長選挙の争点にもなりました。
しかしながら、今現実に見て、どうでしょう。全国的に学校プールを廃止する機運があります。これは、学習指導要領も変わっておりますし、学校の先生の
負担軽減を図ることもあるでしょう。しかし、そういった責任の問題というのは大きな問題であります。ある小学校で、いわゆる子どもたちを10分見守るために、シルバーさんで済むのでしょうか。事件が、あるいは事故が起きたときに誰が責任を負うか。これは大変重要な問題であります。そういった部分では、学校の先生のなり手不足もそういったところにもあるでしょう。保護者と学校の先生との関係のコミュニティがなくなってきている現象もあるでしょう。そういった部分では、学校が生徒を預かっている部分の責任があることは、絶対教育責任は問われます。それは
教育長、あるいは私どもになると思います。そういった部分では、一現象を解消するというだけでは済まないと私も思っております。
学校プールにおいても、そういった部分では反対があってもそういった形になりました。今後は、13校小学校があって、13校で大きなそういった問題があれば教育
委員会としてもいろいろな議論があるでしょう。しかし、いわゆる1校だけの問題、それを全部やった場合、1つの学校で1000万円の予算を使った場合、13校あるわけですから、完全な安全管理をするために1億3000万円が飛ぶわけであります。豊中市では7800万円使っているそうです。そういった部分を考えて、いわゆる大局的な見方をしていただきたいとつくづく思います。そういった面ではどうかよろしくお願い申し上げたいと思います。
さて、早いもので6月も中旬となりました。暑い日が続いておりますが、関東甲信地方ではまだ梅雨入りが発表されておりません。しかしながら、梅雨入りとともに、近年では異常気象などの影響で大雨による災害等が想定されております。昨日もそうでありました。また、台風の発生も予想されることから、事前の情報収集をしっかりと行い、万全の体制を整え、対応してまいります。今年の夏も猛暑になると言われております。市民の皆様には、屋内では扇風機やエアコンで温度調整を図るとともに、屋外でも小まめな水分補給を心がけるなど、熱中症対策をお願いいたします。
今年も、各地域において夏祭り、盆踊りなどの数多くのイベントが予定されていることと思います。地域でのイベントの開催を支援するため、今年度からスポットクーラーやかき氷機、綿菓子機などの物品を自治会へ貸し出すことを予定しております。地域住民の交流を図るとともに、地域の活性化を促進してまいりたいと思います。
結びになりますが、議員の皆様におかれましては、健康には十分留意いただき、ますますご活躍いただくことを祈念申し上げ、閉会の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
(拍手)
〔市長(内野 優) 降壇〕
○議長(
森下賢人 議員) 閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。
6月3日から本日までの会期17日間にわたり、
議員各位におかれましては、各案件の審議に終始熱心に取り組まれ、心より厚くお礼を申し上げます。
議員各位並びに市長をはじめ職員各位の格別なご協力によりまして、本日閉会できますことに対し心より感謝を申し上げます。
各議員から表明されました要望等について十分に検討され、市政発展と市民福祉の向上に向けて役立てていただきますようお願いを申し上げます。
さて、市内では田植えも終わり、これから緑が濃くなる季節がやってまいります。民間の気象会社の予報では、今年は梅雨入りが記録的に遅くなる反面、梅雨明けは例年並みとのことでありますが、短期間に多くの雨が降る
可能性があり、また、台風も多く発生しやすい時期となります。災害への備えが必要となります。そのような中で、市長の今
定例会の招集挨拶にもありましたが、5月に行われた職員緊急参集訓練では、事前の周知がされていない状態で5割弱の職員が参集することができたとのことで、大変心強く思っております。6月は土砂災害防止月間でもございますので、大雨の対策とともに土砂災害にも注意し、万全の体制を整えていただきたいと思います。
また、7月に入りますと新しい紙幣の発行が予定されています。新しい紙幣には、目の不自由な方が指で触って識別できるようにざらつきを持たせたマークがついているとのことで、インクルーシブ社会に向けた取組の1つであると感じています。教育
委員会が県と進めているフルインクルーシブ教育についても、現在、各中学校区で対話の場が設けられていると聞いております。
海老名の未来を担う子どもたちのため、多くの対話により丁寧に進めていっていただきたいと思います。
さて、今年の夏は暑さが厳しくなる予報となっておりますが、本格的な夏の到来を前に既に暑い日が続いています。
議員各位、市長はじめ職員の皆様方におかれましては、熱中症などに注意し、お体をご自愛いただき、ますますのご活躍をお祈りいたします。これを閉会の挨拶とさせていただきます。(拍手)
これをもちまして令和6年第2回
海老名市議会定例会を閉会いたします。お疲れさまでした。
(午前10時14分 閉会)
――
――――――――――――――― ○ ――
―――――――――――――――
以上は、会議の顛末であるが、その内容に相違ないことを証するために、ここに署名する。
令和6年6月19日
海老名市議会議長 森 下 賢 人
同 副議長 松 本 正 幸
同 署名議員 大 塚 真 樹
同 署名議員 森 英 之...