◎
企画財政課長 現在のLINEの
公式アカウントにつきましては、チャットボットを利用したものがメインとなってございまして、市民の方からのお問合せに応じて、所定の市のホームページへ誘導すること、そこでとどまってしまっているといったところでございます。こちらを、繰り返しになりますけれども、市のイベントの申込みや情報発信、
各種証明書の発行申請ができるように
リニューアルするということを予定してございます。利用頻度の高い手続などでも
スマートフォンで完結できる環境を構築することで、市民の方の
利便性向上を図ってまいりたいと考えているところでございます。
◆宇田川希 委員
リニューアルの内容について分かったのですが、
スマートフォンで完結できる環境という話が最後にあったのですけれども、具体にどういったものを想定しているのか、その辺についてもお聞かせください。
◎
企画財政課長 今回補正予算をお認めいただいた場合、今後の運用の流れなどを含めて各所管課と早急に調整を進めてまいりたいと考えてございます。基本的には、現在市で受付をしているほぼ全ての申請等はカバーしていきたいと考えているところでございますが、そのほかにも、一例ではございますけれども、道路施設に関連する通報ですとか、現在、電話やメール等で行っているものなども、今回
スマートフォンを活用しますので、写真の添付などが使えますので、そういったものにも活用の幅を広げていきたいと考えているところでございます。
◆宇田川希 委員 分かりました。最後に、
公式アカウントの現在の登録者数と、あと、
リニューアル後の目標値といったものがありましたら、お伺いをいたします。
◎
企画財政課長 現在、公式の
LINEアカウントの登録人数としましては約5800名となっているところでございます。今回私どもが活用しようと思っているサービスを実際に使っているところが全国で80団体、このほかにも年内に恐らく100を超える団体がこの
スマホ市役所のフォーマットを使うのではないかと言われております。先行して実施している団体などでは、人口の約半分を超える登録があるという事例などもありますので、そういったところをターゲットといいますか、目標として、今後、サービスの拡張と登録の拡大を進めていきたいと考えているところでございます。
◆宇田川希 委員 今後、スマホで完結していける手続が増えていくということで、市民の利便性の向上が図れるのではないかと思います。また、電話や窓口でその都度受け付けしていたものを
スマートフォンで受け付けしていくことで、まとめて処理ができるようになったり、事務の効率化も進むのではないかと思います。デジタルの技術は日々進歩していますので、様々な分野で活用できるよう今後も研究をお願いしまして、この質疑を終わります。
続いて、消防のほうに移るのですが、
補正予算書のまず43ページの
消防水利施設整備事業費、
議案概要資料で行きますと15ページの
繰越明許費、
防火水槽撤去工事のところなのですけれども、これは概要資料のほうにありますが、大谷地区2か所、
中新田地区1か所となっているのですけれども、今回の
防火水槽撤去工事の詳細についてお聞かせ願います。
◎警防課長 今回の
防火水槽撤去工事の詳細についてでございます。現在、市内には火災を鎮圧、消火するための目的で
消火栓防火水槽の消防水利が設置されております。
防火水槽につきましては、原則市で設置したものを公設と位置づけております。過去に地域の自治会等で設置された
防火水槽も、設置の経緯を考慮しまして、
公設防火水槽と同等の位置づけと考え、
維持管理を消防本部で行っているところでございます。過去に地域の自治会等で設置されました
防火水槽の中には、設置年月も不明な古い
防火水槽も16基含まれております。これらの
防火水槽は、設置に係る設計図もなく強度が不明であることから、大規模な地震等が発生した際には、
防火水槽に
ひび割れ等が入り、災害等の利活用ができなくなることを鑑み、撤去計画を基に順次撤去を図っております。今回撤去する
防火水槽3基につきましては、地権者からの土地活用のため早期撤去の申出があったため、12月補正で対応したいものでございます。なお、この
防火水槽を撤去した場合の火災への対応につきましては、消火栓も含めた周囲の水利状況を調査しまして問題ないと考えております。
◆宇田川希 委員 今回こちらに
繰越明許費が設定されているのですけれども、繰越明許にした理由についてもお聞かせください。
◎警防課長
繰越明許費を設定している理由でございます。今回のこの
防火水槽の撤去につきましては、工事により周囲の家屋等へ影響がないように慎重に行うため、業者と協議を図り実施しております。しかし、
万が一工事に伴う影響が近接する家屋等へあった場合の対応を考慮しまして、工事前の事前調査及び工事終了後の事後調査を実施しております。入札から契約、そして工期を鑑みて、今年度中の完了が困難であると考えまして、
繰越明許費を設定させていただいたものでございます。
◆宇田川希 委員 先ほど、初めに撤去計画に基づいて撤去しているという話でありましたけれども、安全対策を改めてお伺いしたいのと、市内に撤去の対象が全部で何件あるのか、そこについてもお聞かせください。
◎警防課長 まず、安全対策についてです。安全対策につきましては、消防署、消防団で巡視を行いまして、
防火水槽の水量、外観等の点検を定期的に行っております。先ほども答弁させていただきましたが、大規模な地震等が発生した際には、
防火水槽に
ひび割れ等が入り、利活用ができなくなるおそれがあることから、撤去計画にある
防火水槽を優先的に点検を行いまして、災害対応を図りたいと考えております。また、撤去計画につきましては、現在16基の
防火水槽の撤去計画がございます。今回補正予算で要求させていただいているものは、このうちの3基となります。
◆宇田川希 委員 分かりました。
次に、
補正予算書の43ページ、概要資料の15ページになります。こちらも
繰越明許費になっているのですが、
消防本庁舎トイレ改修工事についてお伺いいたします。このタイミングで改修工事をする理由と、また、補正で対応する必要があるということでありますので、その辺についてお聞かせ願います。
◎
消防総務課長 改修する理由とその補正で対応する必要性というところでお答えをさせていただきます。まず、今回の工事につきましては、感染症の対策として行わせていただくこと、これが大きな理由となります。今般の
新型コロナウイルス感染症の流行下におきまして、全国で消防業務の継続が困難となる消防本部があったことなどから、流行時におけます消防力の維持が課題となっておりまして、総務省消防庁より感染症に備えた
消防本部等の業務継続のための施設及び設備の整備について、文書が発出されております。この中で必要な取組を行うよう通知がなされております。通知の内容としましては、浴室や仮眠室の個室化、事務室、食堂等の個別化、トイレ、洗面所の乾式化、洋式化、非接触型水栓の整備などが挙げられておりますけれども、本市におきましては、トイレのみ対策が講じられていないといった状況でございます。また、感染症の流行時には、本市におきましても、職員の感染、濃厚接触者の指定により、業務の継続が逼迫するような状況もございましたので、できる限り早期に整備をすることで、万全な感染対策を講じたいといったところでございます。またさらに、経年に伴う不備箇所等々もございますので、併せて整備をさせていただきたいというところでございます。
◆宇田川希 委員 工事の必要性のことにつきましてはご答弁をいただいたのですけれども、もう少し具体にお伺いしたいのと、また、工事をすることによってどういった効果が期待できるのかということについてお聞かせ願います。
◎
消防総務課長 工事の具体的な内容と工事をすることでの効果というところでお答えをさせていただきます。
工事の内容としましては、小便器、水栓の設備、手洗い、照明、換気設備、こちらを非接触型のもの、自動水栓であったり、人感センサーの照明であったり、そういったものに変更します。また、床について、現在のタイル張りの床から乾式の床へ変更させていただきたい。また、ウォシュレットの機能を備えていない男性用の便器にウォシュレット機能を設け、和式の便器がまだございます。この和式の便器を洋式のものへ変更することを予定してございます。
効果についてでございますが、各設備を非接触型のものにすることで、人と人との余計な接触を極力減らすことが期待されます。そのことによりまして、
新型コロナウイルス感染症のみならず、様々な感染症に対する対策が図れるものと考えております。また、このことにつきましては、職員のみならず、来庁される方にも安心してご利用いただけることにつながるものと考えております。
◆宇田川希 委員 ありがとうございます。要望になるのですが、今般のコロナ禍の状況については、第8波とインフルエンザの同時流行が懸念されております。徐々に広がりを見せている状況ではあるのですが、対策の方向性の変更について検討もされており、今後の動向を注視していく必要があるものと思っております。このような状況ではありますが、緊急事態に対応するという消防の業務を考えますと、あらゆる感染症に対する対策を講じておくことは大変重要であると考えております。今回、工事を行うといったことで感染対策を万全なものにしていただいて、いかなる場合においても業務が継続できる体制づくりに努めてもらいたいと思います。要望といたします。
◆相原志穂 委員 よろしくお願いします。私からは2点お伺いをしたいと思います。
1点目が27ページの文化会館
維持管理経費です。駐車場の設計と、あと、地質調査とお伺いをしておりますけれども、内容をもう少し詳しく教えてください。
◎
文化スポーツ課長 内容についてということでございます。こちらにつきましては、文化会館の
利用者駐車場に
アスファルト舗装工事を実施するために、地質調査及び設計を行うことに伴う増額でございます。地質調査費としては55万円を見込んでございまして、こちらにつきましてはアスファルト設計に必要な数値を出すための調査ということで、3か所程度、ボーリングというか、そこで1.5メーター程度、その深さによって、そこに荷重をかけたり、そういった測定をして、その既存の路面の置き換えとかアスファルトの厚さを決定するために試験を行うというところでございます。あと、その地質調査の結果を受けた設計につきましては、630万円ほどを見込んでございます。こちらに関しましては、入札になるかと思いますけれども、事業の早期完成に向けて年度をまたいで実施をしたいというところでございますので、この630万円は
繰越明許費としたいものでございます。
◆相原志穂 委員 現在の駐車場は道路工事に伴って資材なども置いてあったりとか、前と駐車場の形態も変わっていると思いますけれども、今回この設計をする駐車場は、もう道路工事が終了して、新たに駐車場として
リニューアルするときにかかるものなのでしょうか。
◎
文化スポーツ課長 こちらの舗装につきましては、現在、上郷河原口線のアンダーパスの工事に伴った部分と、それから北側の接しているJR沿いの敷地についても、側道の整備工事が進んでまいりまして、ある程度工事の進捗に合わせて舗装の整備もできていくことも受け、利用者の利便性も考慮し、早い段階で舗装整備をしたいと考えているということで、今回のタイミングで補正の予算を計上したところでございます。
◆相原志穂 委員 ということは、全部完成した暁にはさらに駐車場、またアスファルトを敷き直すこともあり得るということですか。
◎
文化スポーツ課長 ある程度最終の形が見えてまいりましたので、重複してアスファルト舗装するということはないと考えてございます。
◆相原志穂 委員 もう形態が大体確定してくるというところで、分かりました。実際、その工事に着手するのはいつ頃なのかというところと、公共施設の駐車場の有料化に伴って
維持管理にそのお金は使っていくと以前お伺いをしていたのですが、今回はそのあたりの整理はどのようになっているのでしょうか。
◎
文化スポーツ課長 今回補正でお認めいただけましたら、実際の工事につきましては、令和5年度の当初予算で計上させていただいて、5年度中に工事を完成させたいと考えてございます。それから、
維持管理でございますけれども、こちらは有料化のイニシャルコストですとかそういったところだと思っているのですけれども、文化会館の駐車場に関しましては、無料の駐車場であったときから舗装や区画拡大などに関してご意見、ご要望みたいなものがあったということは承知してございます。考え方としては様々でございますけれども、あくまで無料の駐車場であっても、そもそも周辺の道路の整備状況によっては我々も舗装する方向で考えていたところもございますので、イニシャルコストではないという一面もあるのかと思っているところでございます。ただ、いずれにいたしましても、今後の工事ですとかそういった費用につきましては、予算の審議ですとか決算審査の中で、委員の皆様にもご審議いただくと思ってございますので、そういったところでお示しさせていただきながら、進めたいと思っております。
◆相原志穂 委員 私の考え方からすると、今の道路工事であったり、また道路工事の資材を置いてあったりというのは、市としての今までの使い方と違う使い方をしていたので、まずそこの
リニューアルに関してまでは市の予算を使っていってもいいのかなと考えていて、さらに、全部つくったその後に、アスファルトがちょっと劣化しましたとか、穴が開きましたとかという、そこに関しては、これから使っていく公共施設の駐車場有料化のお金を使っていけばいいのかなと思っていたので、そのあたりを整理していただけると分かりやすいかと思います。ちょっとここは設計の予算だったので、今後そのあたりをもう一度整理していただければと思いますので、よろしくお願いします。
◎
市民協働部長 若干補足という形でお願いいたします。委員のご指摘のとおりでして、今、資材とかを置いたりしているところについては道路整備の中で復旧をして、路面の舗装などもしっかりやっていただきます。そういった形で手戻りがないような駐車場整備をしていきたいと思っております。もともとその前にご質問いただいている財源を充てるのかというところですけれども、今年度、5月から駐車場有料化をスタートさせていただき、収入をいただいております。こちらについては市の歳入として一般財源化させていただいて、他のいろいろな用途で使っていく。それで、歳出についても様々、駐車場の有料化に伴っての歳出というものをもともと当初予算で組ませていただいて、それに従って執行しているところです。
ということで、歳入と歳出を見える化していただきたいと議会からもご意見としていただいておりますので、そういったところはしっかり整理をさせていただきたいと思っております。今年度、また来年度以降も、有料化の中でいただいていく財源については、今後、委員ご指摘の駐車場の路面が荒れているといったようなところなどにも、しっかり活用させていただきたいと考えております。いずれにしろ見える化をさせていただいて、ご提示させていただきたいと思っております。
◆相原志穂 委員 ありがとうございました。よろしくお願いします。
続きまして、41ページになるのですけれども、
常備消防費の中の常備消防活動管理経費、
感染防止衣というところです。今回、令和5年度までのものを含むということでしたけれども、令和3年度の実績に伴って令和4年度で予算をつけて、令和4年度の実績に伴って令和5年度の予算と思いますけれども、この
感染防止衣がどのくらい使われていたのか、現状は教えていただけますか。
◎警防課長 現在の
感染防止衣の使用状況についてお答えをさせていただきます。今年度、令和4年度、
新型コロナウイルス感染症の影響もございましたが、救急件数も大幅に増えております。そういったことから、令和4年1月から4月までの4か月間で149件のコロナ搬送、7月から10月までに276件のコロナ搬送がございました。こういったことで、令和4年度4月から11月までの8か月間で2120着の
感染防止衣を使用しております。月平均に直しますと265着の使用となってございます。
◆相原志穂 委員 月平均で265着はすごい数だと思いますけれども、来年度、5年度もということで、5年度はどのくらいを見込んでいるのですか。
◎警防課長 5年度のコロナの感染状況、あるいは
感染防止衣の使用状況は、はっきり申し上げて分からない部分も多々あります。現在の考え方としましては、この補正予算案をお認めしていただきますと、5260着の
感染防止衣を購入させていただくことになってございます。この内訳としましては、過去に、平成21年度に新型インフルエンザ対策ということで、今回のような感染症が発生した場合にすぐに対策できるようにということで、4200着の備蓄を消防本部でしてございます。この4200着の備蓄を現在この第6波、第7波の影響で使用してしまっておりまして、この4200着の備蓄がない状況でございます。この4200着の備蓄分の補充と、それから、現在の在庫数が約3500着ございますが、それでは令和5年度11月頃までしか持たない試算をしておりまして、不足分として1060着の
感染防止衣、合計で5260着の見込みとなってございます。
◆相原志穂 委員 分かりました。年末年始で8波も予想されていて、そのときにどのくらいのものが出ていくのかというのも、まだまだ予想がつかないと思いますし、令和5年度のところも、本市だけではないと思いますので、
感染防止衣が欲しいというところはもうあらゆる地方でそれを取り合いになってくるのではないかと思いますので、先んじてこれを購入する考えというのは分かりました。
これだけ消耗しているということは、やはり業務の多忙化が計り知れないと思うのですけれども、出場回数も、先ほどもコロナの搬送だけでこれだけのお話をいただいていて、それ以外も考えると、もう多忙化というところは、皆さん、体調であるとか仕事面は大丈夫なのかなと、逆にそこを心配してしまうところもありますので、そのあたりの心のケアもしていただきながら、今回やっていただきたいと思います。この予算は必要だと分かりました。ありがとうございます。
◆吉田みな子 委員 歳入のほうからちょっとお聞きしたいのですが、国の
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が今回2億円ほどありますが、事業費としては今回補正予算では出ていないかと思います。この地方創生臨時交付金を既存の事業に充てているとお聞きはしているのですが、何に充てているかということと、やっぱりこの12月議会、他市を見ているとかなり物価高騰対策で事業予算を組んでいるのです。海老名市は、今回の補正予算では、物価高騰対策として、市民とか事業者に対する支援の具体的な事業費があまり出ていないと思うのですが、そのあたりの考え方も含めて、この臨時交付金の使い方、また、今後、国も補正を組んで臨時交付金を多分出してくると思いますけれども、市民に対する支援策の考え方がどのように今回この補正予算に反映されているか、まずお聞きしたいと思います。
◎
企画財政課長 今回の
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の考え方についてですけれども、まず、財源の充当先としましては、もちろん既存のものに充てているものもございますけれども、今回の補正予算の中にも充当しているものがございます。具体的に申し上げますと、全体で2億1048万3000円ですけれども、既存の事業としましては、これまでの補正予算でお認めいただいた保健衛生団体等助成事業費、これは医療機関のPCRの補助の関係のもの、あと、プレミアム付商品券発行事業費のほうです。それぞれに、まず、保健衛生団体等助成事業費につきましては3731万9000円、これは財源更正として出ているところでございまして、プレミアム付商品券発行事業費につきましては1億6732万3000円充当してございます。それ以外にも、今回の補正予算において、歳出で今回計上させていただいている民間保育所運営費等補助事業費に475万円、バス路線確保維持対策事業費に69万1000円、私立幼稚園支援事業費として40万円計上させていただいているところでございます。
先ほど、今後の物価高騰、国の補助金などの動きですとか、市として対応していく考え方というところでございますけれども、本市のコロナ対策のそういった対策につきましては、まず7月の臨時会でお認めいただいたところで、他市に先駆ける形で補正予算をそういった物価高騰などの対応ということで取らせていただいてございます。今回は、国の重点交付金という形で来ています2億1000万円余りのものにつきましては、あくまで国が重点交付金ということでエネルギー、食品価格等の物価高騰に影響を受けた生活者や事業者に対しての支援という事業のある程度の枠が決まっておりますので、そういった趣旨で割り振りをさせていただいているというところでございます。
それと、委員も当然ご存じだと思いますけれども、先週、国の補正予算が通りましたので、まだ情報がこれから出てきますけれども、国から示される金額、規模、メニューに応じて次の物価高騰、市としてのやれる内容等を十分精査した上で、またこれからご提案はさせていただきたいと考えているところでございます。
◆吉田みな子 委員 やっぱり今本当にこの年末年始をどう過ごすかということを心配されている方は多くいらっしゃると思うのです。今回補正でも庁舎、公共施設、9月議会でも補正で出てきましたけれども、電気代が上がる、ガス代が上がる、その高騰というのはちょっと想像を絶するぐらいに金額として現れてきているわけです。だから、本当にそういう市民生活に思いを寄せていただいて、今、この12月補正でできることを市として決断して前倒しでやっていく。その後、国の交付金を充てていく。もし当てられなくても、やっぱり市としてやっていくよという心構えとスピーディーさが今まさに必要だと思うのです。そこはもう少し見える形で出していただきたかったなと、率直に言って思っています。
いや、もしかすると臨時会とかも開かれるかもしれないですけれども、でも、全市民に恩恵のあるような形でぜひやっていただきたいということをぜひ強く要望したいと思います。私も9月で下水道料金の減免とか、そういうふうに具体的に言っていますので、できるだけ、市民、特定の人だけではない形でやっていただきたいということをお願いしたいと思います。
それで、今回、基金にまたかなり積んでいるということも、もう少し出せなかったのかなという思いもあるのですが、基金残高、各基金それぞれで年度末残高の見込みを教えていただけますか。
◎財政係長 基金残高の見込みということですので、1つずつ今回出させていただきました基金の残高をお伝えしたいと思います。まず、
財政調整基金につきましては35億300万円余りという形でなっております。続きまして、新まちづくり基金が13億2000万円余り、
公共施設等あんしん基金につきましては25億4500万円余り、応援まごころ基金が10億円余り、
情報システム基金が6億円余り、
森林環境譲与税基金が1100万円余りと今のところは見ております。
◆吉田みな子 委員 海老名市のこの残高も、他市は本当にもっと積んでいるところもあるということは分かっていますし、地方交付税交付団体なんかは本当にコロナで
財政調整基金が積まれたりとか、そういうふうにあるのも分かっているので、海老名だけがというと、そうではないことはよく分かるのですけれども、先ほど申しましたように、物価高騰が本当に市民生活を逼迫させているという状況を踏まえて、ぜひやれることをやっていただきたいということを改めて申し上げておきたいと思います。
次に、
消防水利施設整備事業費の
防火水槽の撤去に関してお聞きしたいのですけれども、私も予算決算の審議の中で
防火水槽の撤去については何度か取り上げて、計画的に進めているとお伺いしています。ただ、今回の補正は年度の計画以外のもので出てきていると承知をしています。その背景というのですか、申出があったとおっしゃるけれども、3件の方が何もないところで出てくるということはなかなか考えにくいと思うのですが、今回なぜこういう形で補正で対応するようなことになったのか教えていただけますか。
◎警防課長
防火水槽撤去工事の補正予算になった理由でございますけれども、委員おっしゃるとおり、当初、この3件の
防火水槽につきましては令和5年度に撤去をするといったところで警防課で計画をさせていただいているところでございます。来年度、令和5年度に入りまして、早期に撤去工事を進めていけるようにということで、地権者と少し事前にお話をさせていただきました。その中で、やはり土地の有効活用といった部分で早急な撤去をしていただけないかという強い申出が地権者からございましたので、補正予算に計上させていただいたというような経緯でございます。
◆吉田みな子 委員 今回の3件は、3件とも令和5年度、来年度に撤去する予定だったものですよね。では、来年度の撤去計画でもともと上がっていたこの3件が前倒しになって、来年度はまたどういう形で計画し直すのか、お考えは今のところどのように思っていらっしゃいますか。
◎警防課長 予算計上の計画を立てているのは今年の夏でございますけれども、その時点ではこの3件が予算に上げる予定で考えておりましたので、令和5年度のこれ以外の
防火水槽の撤去に関しましては現在のところ計画をさせていただいていないというようなことになります。
◆吉田みな子 委員 分かりました。全体で、計画で進んでいることも除けば、今回の3基を除くとあと13基の
防火水槽撤去が計画としてあると思うのです。その消防の前倒しで説明をされていくという真摯な姿勢ということはよく分かるのですけれども、やっぱり声をかけると早くやってほしいという形になると思うのです。そうであれば、計画をつくって年度の頭に予算が通れば動き始めて年度内に執行するという形が望ましいのかなと、やっぱり率直に思うのです。だから、来年度は、今回補正予算が通って工事が始まったら、来年度も予算をつけて、その予算のついた範囲内で動く。終わったら翌年度、予算をつけて、また翌年度の当初から動き始めて、年度内完了を見込む、そういうような形をすることが望ましいと思うのです。補正対応が物すごく多いですし、その背景は、やっぱり皆さんが市民の方に寄り添う形で、予算がないけれども動くから、やっぱり結局補正予算という対応になると思いますので、少しその辺は計画どおりに動くということも必要なのかと思いますので、今、予算を練っている段階だと思いますので、検討していただいて、予算の中で動くということもやっていただくといいと思いますので、検討いただければと思います。この件は終わります。
次に、
文化会館等維持管理経費の駐車場の整備についてお聞きします。先ほども質疑があったように、資材置場として活用していて、一定工事のめどがついて、文化会館の駐車場整備を進めることができるようになったと理解しています。台数が、今、少し工事の関係で減っているような状況ですけれども、新たに整備し直すことで、何台ぐらいの車を止められる台数を確保しようと思っているかということと、台数が減っていることによって、止められなかった状況とか、そうした利用実態、状況について教えてください。
◎
文化スポーツ課長 文化会館の駐車場の台数というところでございます。駐車場有料化が始まりました時点で374台の駐車可能台数がございました。ここで先ほどJR沿いの歩道、側道の部分の工事が始まりましたので、そこで61台ほど台数が減ってございます。現状でいきますと313台という形になってございます。最終的にどれぐらいの確保がというところでございましたけれども、私どもとしましては、当初、有料化が始まった374台、その程度ぐらいは確保をしたいと考えてございます。
あと、最後に利用実態でございますけれども、有料化が始まりましてから、実際に文化会館の駐車場におきましては満車になるという形が一度も現状ではなかったというところでございます。
◆吉田みな子 委員 ぜひ、従前の374台という台数は確保していただきながら、ゆとりのある駐車場スペースも確保していただきたいと、難しいかもしれないのですけれども、なるべく台数の確保ということも目指していただきたいと思います。
それと、今、設計と地質調査の金額ですけれども、車椅子の方の駐車スペースについては、やっぱりいろいろなところで問題、課題が起きていると私も認識しています。ぜひ車椅子用の駐車スペースの確保もしていただきたいですし、議会でも市役所の駐車場で車椅子の方がなかなか乗り降りできないということも取り上げられたりと記憶をしていますので、そういう意味では、利用者の方が使いやすいような設計をぜひしていただきたいと思います。できれば当事者の方の聞き取りも行いながら、どのぐらいのスペースが必要なのかとか、そういうことを細かにできればやっていただきたいと思います。屋根つきのところとかも含めてなのですけれども、ぜひそういう形をしていただきたいと思うのですが、そういったことはどうでしょうか。お考えとして、可能ですか。できますか。
◎
文化スポーツ課長 実際に具体的な屋根の設置ですとかそういったところについては、ちょっとこの場でどうこうということはなかなかお話しできないのですけれども、いろいろなお声を聞きながら、できるところは対応したいとは思っております。
◆吉田みな子 委員 せっかく舗装して
リニューアルできれいにしていくということで、費用的にもかなりかかってのことだと思うのです。後でちょっと工事費をお聞きしようと思っているのですけれども。ぜひ、声を聞きながら、やれるところはやっていただきたいということを求めたいと思います。
それで、今回設計なのですけれども、私もちょっと懸念しているのが、この駐車場有料化を導入するときの最初の計画案のときに、文化会館の駐車場は整備をするということが前提で、整備後は費用が上がると出されていました。今回、駐車場整備にかかる費用と合わせてコストが利用料に転嫁することはお考えなのでしょうか。
◎
文化スポーツ課長 舗装に伴って料金の変更を考えているかというところだと思うのですけれども、今具体的な変更の内容は考えてございません。
工事費の金額でございますけれども、現在、令和5年度の予算の設計の見積りをお願いしているところでございまして、基本的に概算で1億4000万円ぐらいを想定してございます。しかし、この費用につきましては、最大限の費用で見積もっていることから、今後、地質調査といった中では大幅に軽減される可能性があるとは聞いてございまして、今後予算編成などでも精査してまいりたいと考えてございます。
◆吉田みな子 委員 先ほど部長もご答弁ありましたけれども、費用と収入の部分の見える化ということを図っていきたいとおっしゃっていらっしゃいました。今回の1億4000万円は、有料化だけではないということは私も承知しています。いろいろな状況の中から舗装をしていくという判断、それは有料化も後押しにはなったと私は思っていますし、有料化をすることで採算が取れるということも含めてあったかと思うので、舗装整備をやられたと思っているのです。そのイニシャルコストで設備投資が幾らだったかというのは、なかなか分かりにくいと思っているのです。前回の部分と今回の分を幾らまで入れるかということ。それは批判もあって当然だと思うのですが、実際幾らかかって、幾ら入ってくるかというのは何の遠慮もなく出していただきたいなと思います。今ここでというよりは、また1年終わってみてとか、年度が終わってみて、設備投資が幾らで、収入は幾らでということをぜひ見える形で提示していただきたいということを求めておきたいと思います。
次に、
デジタル推進事業費の
スマホ市役所のことを少しお聞きしたいのですけれども、
スマホ市役所と
スマート申請の拡充、今回2本立てと思うのですけれども、
スマホ市役所は個人が特定されないという理解でいいのでしょうか。個人情報の取扱いと管理の在り方はどのようになっていくお考えでしょうか。
◎
企画財政課長 スマホ市役所の個人の確認とセキュリティーというところでご答弁させていただきたいと思います。先ほど宇田川委員からご質問いただいた中で、私のほうでほぼ市の手続を全てカバーできるところまで持っていきたいとご説明をさせていただきました。その中で、当然、個人を確認しないと出せないサービス、申請などにつきましては、マイナンバーを活用した申請になってこようかと思います。
今回このLINE(ライン)のサービスを使った上で行う
スマホ市役所の中でも、私どもが今検討しているのが、個人認証もできるサービスの事業者のものを中心に、今検討を進めてございます。LINEの個人情報につきましては、過去にLINE利用の問題が報道等で出てございました。しかしながら、その後、国のほうでも個人情報保護委員会ですとか総務省などからLINE利用のガイドラインなどが策定されてございます。また、私どもで今検討しているのが、全国で今80ほどの団体が利用している、今後100を超えるのではないかと考えていると申し上げましたけれども、そういった団体の先行事例なども見ましても、そういった個人情報の部分については十分ケアができている事業者であるということであったり、そういった団体の状況などを聞きましても、その部分についてはクリアできているのかなということで今検討は進めているところでございます。
◆吉田みな子 委員 まさに個人情報保護の観点からも、利便性の確保とその個人情報をいかに保護するかということが迫られていると思うのです。やっぱり事業者に任せることの不安感はいつだって拭えないこともありますので、そういう意味では個人情報の管理の在り方とか、委託する業者と市での定期的なやり取りとかというのはされるのですか。
◎
企画財政課長 当然、委託事業者とは、委託業務を行う中でそういったやり取り等は定期的に行っていきたいと思います。今回こちらで検討している内容が、LINEはあくまで入り口であって、その情報等はそこには残らないというのを前提で今協議を進めておりますので、その点については万全を期していきたいと考えているところでございます。
◆吉田みな子 委員 LINEには残らないということで、分かりました。ぜひそういう個人情報の取扱いについてはそういうものも見えるような形にしていただきたいということはお願いをしたいと思います。
もう1つ、
スマート申請なのですけれども、
福祉総合窓口にも広げるとちょっと事前にお聞きしたのですが、どういった形で広がるかということと、
スマート申請の場合、マイナンバーカードが必要かと思うのですが、カードリーダーとかそういうものが必要ですか。今、もう少し簡単に
スマート申請できるような形になっているのでしょうか。
◎
企画財政課長 まず、福祉窓口の拡張なのですけれども、その前に、現在、
市民総合窓口で使っている内容としまして、6点
スマート申請が可能となってございます。転出届、住民票の写し、住民票記載事項証明書、戸籍関係、印鑑登録証明、その他の住居表示の変更証明ですとか、身分証明書等です。6つのサービスが今できるようになっておるのですけれども、福祉窓口につきましては、基本的に、介護、障がい、国保、手当の関係の一通りの続きを
スマート申請でもできるように拡張していきたいと。まだスタート段階で、いきなり全てというところまで行くかどうかは、ちょっとまだこれから調整にはなるのですけれども、ただ、今回のサービスプランが、これまでは
市民総合窓口については全体で7件という上限がありましたけれども、今回はもう上限がない形のものになりますので、こちらについても極力
スマート申請でできるものをどんどん拡張していきたいと考えてございます。
それと、個人認証をする際の
スマート申請につきましては、マイナンバーカードがマストとなりますので、その際の手続上につきましては、基本的には
スマートフォンで使っていただければと思っております。
あと、
スマート申請につきましては、マイナンバーカードを使ってパソコンからの申請などもできますので、その点については、場合によってはカードリーダー等が必要になってくるのかなというところがございます。あと、恐らくQRコードなどでの誘導も可能になってくるのかとは思うのですけれども、ちょっとその点につきましては今後進めていく中で、より利用勝手のいい
スマート申請拡張と併せて検討してまいりたいと考えてございます。
◆吉田みな子 委員 1回使って、やりやすい方は
スマート申請とかもやられると思うのですけれども、市民の中では抵抗感もありますし、煩雑だったりしてうまくいかないと、面倒くさいとなってしまったりもすると思うので、カードリーダーで読み込むというのはすごく手間だし、それを持っていない人はなかなかできないとかということもあるので、QRコードで読み取れる形ができるのであれば進めていっていただいたり、それを市民に対して分かりやすい形で伝えていくということも、ぜひやっていただきたいということを申し上げて、質疑は終わりたいと思います。
◆たち登志子 委員 よろしくお願いいたします。私からは、もう既にほかの委員の方から質疑されている事項とかぶるのですけれども、その中から少し質疑をさせていただきたいと思います。
文化会館駐車場舗装工事の件なのですけれども、今お話を伺ったところ、最終的に374台の確保を考えられていると聞きました。アスファルトの舗装をされるときに、安全対策ですね。見通しであったり、最近は結構背の高い車も多く、幅も長さも大きな車を所持されるご家庭も多いのですけれども、こういった中で、安全対策はどのように考えられているのか教えていただければと思います。
◎
文化スポーツ課長 駐車場の安全対策でございますけれども、補正の予算が通りましたらですけれども、設計の仕様書等の中で、自動車と歩行者、それから相互の動線などに交差が少なく安全で円滑に利用が可能になるように、そういった項目を仕様書に載せて提案をさせるというところで現在考えてございます。今、文化会館の駐車場の中でお声をいただいているのが、若干区画が狭いということもご意見の中にありますので、そういったところは、現在は、普通車の大きさ、基本的には長さが5メーター、幅が2.5メーターを標準とした区画を検討しているところでございます。
◆たち登志子 委員 駐車場の場所と、あと駐車場の敷地外の歩道であったりするところとの境目の部分の安全対策はどのようになっていますでしょうか。
◎
文化スポーツ課長 今、周辺の道路が、上郷河原口線、側道部分といった工事も進んでいる中で、駐車場から文化会館に行くまでには既存の南側の信号、図書館の入り口の部分、それから北側の線路沿いに側道ができるという話は聞いてございます。もちろんそういった中では、駐車場ですので、周辺の出入口については警察との協議なども必要になってくるかと思いますので、そういった中で協議を進めていければと考えてございます。
◆たち登志子 委員 ありがとうございます。では、アスファルトの工事の件はこれで質疑を終了させていただきます。
次に、41ページの消防車両
維持管理経費についてなのですけれども、こちらの詳細を教えていただけますでしょうか。これは燃料高騰だけなのでしょうか。
◎警防課長 消防車両
維持管理経費についてということでお答えをさせていただきます。この消防車両
維持管理経費の内訳でございますけれども、自動車燃料費が185万3000円、自動車修理費が200万円となってございます。
◆たち登志子 委員 こちらの修理費は、普通に使われた中での修理費になるのでしょうか。
◎警防課長 この修理費でございますけれども、修理という名目ではございますけれども、この中には、消防車両、救急車も含めてですが、車両の車検、法定点検、それから、そういった車検、法定点検に伴って行わなければならない消耗品の交換、例えばバッテリーですとかタイヤといったものの交換費用も含まれております。そういった経費をこの自動車の修理費ということで支払いをさせていただいているところです。
今回、この自動車修理に関してですけれども、純粋に自動車修理費として計上させていただいているのは75万円になります。今回は、自動車修理、車検等に伴う修理以外の車両の不具合等が発生しまして、修理を行わなければ消防車両が運行できないといったような事象に対応したものが、件数、それと金額もかなり高額になりまして、そのためにこの補正でお願いをしているところでございます。
◆たち登志子 委員 では、一度不具合が発生したものに対しての補正という形になるのですね。了解いたしました。今後、この車両購入と修理費用のバランスなのですけれども、何年ぐらいでこれは交換されたほうが一番バランスがいいのか、それとも、法的なもので交換をしていかなければいけないのか、そういったところをお聞かせいただければと思います。
◎警防課長 車両の更新につきましては、消防本部のほうで更新計画といったものを立てて、それに基づいて更新をしているところでございます。代表的なものでいいますと、救急車につきましては、7年で更新をしているといったところでございます。消防車両につきましては、ポンプ車ですとか救助工作車ですとか、あるいははしご付消防ポンプ自動車、こういったものがございまして、それぞれの車両の状態によって更新計画は異なってまいりますので、一概に何年とは申し上げられないのですけれども、車両のメーカーから出されている保証期間、それから近隣市町の車両の更新計画、そういったものを参考にしながら更新計画を立てているところでございます。
◆たち登志子 委員 ありがとうございました。
次に、25ページ、
デジタル推進事業費の
スマホ市役所、
スマート申請について、少し私からもお伺いさせていただきたいのですけれども、今回進めているシステムを作成する事業者の選定はどういう形でされるのでしょうか。
◎
企画財政課長 スマホ市役所の事業者の選定につきましては、随意契約を予定してございます。といいますのも、それぞれの事業者ごとに持っているサービス内容、提供できていただけるようなサービス内容はちょっと異なりますので、随意契約という形で今進めていきたいと考えているところでございます。
◆たち登志子 委員 そのシステムなのですけれども、ちょっと今回とは違うのですけれども、えび〜にゃ商品券の電子商品券のシステムを今私もちょっと使わせてもらっているのですけれども、かなり重いのです。使い勝手があんまりよろしくないということをちょっと私のほうも聞いています。今回こういった
スマート申請に関しても、システムが重いものだとちょっと困るかなと思っています。極力さくさくと進めるようなものが望ましいと思いますので、そういったことも踏まえて事業者と連携してお話を進めていっていただければいいかなと思います。
いろいろとお話しさせていただきましたけれども、どうぞよろしくお願いいたします。私からの質疑を終わります。
◆葉梨之紀 委員 細かいことで、ほかの委員も質疑をしたことで、二、三お聞きしたいと思うのです。
まず、
スマホ市役所というのは5800名ぐらい大体対象になったということですが、高齢者がスマホで全部やれるものでしょうか。というのは、今回僕はコロナに感染して2週間ほど休んだのですが、そのときに県とか保健所から毎日電話がスマホにかかってくるのです。しかも、機械なのです。下請業者がみんな機械を使って、それだけで、全部時間で回しているわけです。何回返事をしても、よく分かりません、もう1回、もう1回と10回ぐらい繰り返させられるわけです。だから、その辺はちょっと困ったなと思いました。
あとは、
スマホ市役所ということになりますと、銀行なんかでも、分からないと銀行の行員がそばについていろいろ教えてくれたり、やってくれたりするのですが、役所はいいのですけれども、そのようにスマホを使って連絡や調査とかをやられる場合に困るなという印象を受けています。その辺はどうお考えでしょうか。
◎
企画財政課長 委員おっしゃるとおり、
スマートフォンを使った電子申請を進めていく上で、やはり一番懸念されるのが高齢者の方の対応、フォローというところになってこようかとは思います。ただ、一方で、細かな数字はすぐちょっと私のほうで持っていないのですけれども、先日、総務省のDXに関連する方とちょっとお話をさせていただく機会があって、総務省の調査だと、高齢者の
スマートフォンの所持率が75パーセントに近い数字になったということで、今後はますます
スマートフォンの活用がマストになってくるというようなお話をいただいてございます。
そうした中で、市でご提供させていただくサービスにつきましては、当然
スマートフォンがなければできないというものだけになるということは、これは基本的にないと考えてございます。しかしながら、使える方については、より効率的に24時間申請ができるということであれば、よりサービス向上を図れることになりますので、まず使える方についてはどんどん利用していただく。そのためには、ご登録いただく数をどんどん増やして、母数を増やしていきたいというところで、今回
リニューアルを検討してございます。
また、高齢者の方のフォロー等につきましては、今どのような形で高齢者の方に
スマートフォンの技術を会得していただく、また、その利便性をさらに知っていただくというところが利用促進にかかってくると思いますので、そういった事業につきましては、今後、来年度の当初予算の中でその辺についてもいろいろ展開していきたいと考えているところでございます。委員おっしゃるとおり、私どもが一番心配しているのは高齢者の方のフォローというところですので、その点については、今後、十分研究、検討してまいりたいと考えてございます。
◆葉梨之紀 委員 僕は今81歳になりますけれども、僕の友達もみんな、大体電話とメール以外は使わないです。いろいろソフトが入っているのですが、全然理解できないです。ですから、そういう人間も世の中にいるということを考えていただけたらと思います。