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令和 4年12月 予算決算常任委員会総務分科会−12月06日-01号
令和 4年12月 総務常任委員会−12月06日-01号

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  1. 海老名市議会 2022-12-06
    令和 4年12月 予算決算常任委員会総務分科会−12月06日-01号


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    令和 4年12月 予算決算常任委員会総務分科会−12月06日-01号令和 4年12月 予算決算常任委員会総務分科会 予算決算常任委員会総務分科会会議録 1.日時  令和4年12月6日(火)総務常任委員会終了後 2.場所  第1委員会室 3.出席委員  6名         ○戸 澤 幸 雄   宇田川  希   相 原 志 穂          吉 田 みな子   葉 梨 之 紀  た ち 登志子 4.欠席委員  1名          森 下 賢 人 5.出席議員  なし 6.説明員   23名          理事兼市長室長   江成 立夫          危機管理担当部長  村上 順一    市長室次長     澤田 英之          危機管理課長    早野 文雄    シティプロモーション課長                                       河井 晃子
             財務部長      藤川 浩幸    同部次長      佐藤 哲也          企画財政課長    井上 雅文    同課財政係長    夏目 雄一          財産・車両課長   押方信一郎    同課管財係長    関口 克己          市民税課長     篠原 裕一          市民協働部長    告原 幸治    同部次長      高田 俊一          地域づくり課長   安齊 浩史    文化スポーツ課長  宮澤 健司          会計管理者     大島みどり    会計課長      鎌田 茂美          消防長       青木 利行    同本部次長(消防本部担当)                                       大野 公彦          消防総務課長    河井  務    警防課長      佐藤 幸博          選挙管理委員会事務局長                    内田 拓亜 7.委員外議員  なし 8.傍聴者  (1)議 員 なし        (2)その他 1名 9.事務局  4名          事務局次長     中島 真二    議事調査係長    左藤 文子          副主幹       田代 貴之    主査        木村 涼子 10.付議事件  1.議案第86号 令和4年度海老名市一般会計補正予算(第11号)〔所管部分〕         2.議案第91号 令和4年度海老名市公共用地先行取得事業特別会計予算                                (以上令和4年12年1日付託) 11.会議の状況                            (午前10時40分開議) ○副会長 ただいまの出席委員は6名であります。定足数に達し、会議は成立いたしましたので、これより予算決算常任委員会総務分科会を開きます。  本日の分科会日程は、お手元に配付のとおりでありますのでご了承願います。  なお、本分科会を傍聴したい旨の申出がありました。会長はこれを許可することにいたします。  暫時休憩といたします。                    午前10時41分休憩                    午前10時42分再開 ○副会長 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより日程に入ります。  日程第1 議案第86号 令和4年度海老名市一般会計補正予算(第11号)〔所管部分〕を議題といたします。  財務部次長の説明を求めます。 ◎財務部次長 それでは、議案第86号 令和4年度海老名市一般会計補正予算(第11号)のうち当分科会が所管する部分について、一括してご説明申し上げます。  別冊補正予算書の4ページをご覧いただきたいと存じます。第2表 繰越明許費のうち、当分科会の所管は1段目、2段目、5段目、6段目及び7段目でございます。2款総務費1項総務管理費市庁舎照明器具LED化改修工事の翌年度繰越額6406万5000円、文化会館駐車場舗装工事の翌年度繰越額630万円は、いずれも事業の早期完成に向け、年度をまたいで実施したいため、繰越明許費を設定するものでございます。9款消防費1項消防費、消防本庁舎トイレ改修工事の翌年度繰越額859万3000円、感染防止衣購入の翌年度繰越額1273万円、大谷北二丁目ほか2か所防火水槽撤去工事の翌年度繰越額1963万6000円は、いずれも事業の早期完成に向け、年度をまたいで実施したいため、繰越明許費を設定するものでございます。  5ページでございます。第3表 債務負担行為補正の1 追加のうち、当分科会の所管は1段目及び6段目でございます。1段目の広報えびな印刷は、翌年度以降の業務を年度内に契約し、年度をまたいで実施したいため、債務負担行為の期間を令和4年度から令和6年度までとし、限度額を4941万3000円と定めたいものでございます。6段目の消防署南分署移転工事は、翌年度以降の業務を年度内に契約し、年度をまたいで実施したいため、債務負担行為の期間を令和4年度から令和6年度までとし、限度額を9億946万9000円と定めたいものでございます。  6、7ページでございます。第4表 地方債補正の1 追加と2 変更につきましては、後ほど事項別明細書の歳入、21款市債の部分で説明させていただきます。  9ページから歳入歳出補正予算事項別明細書でございますが、1 総括は省略させていただきます。  12、13ページをご覧いただきたいと存じます。2 歳入でございます。  1つ目の箱でございます。1款1項2目法人1億2500万円の増は、新型コロナウイルス感染症の影響により減収を見込んでおりましたが、企業収益が見通しほど減少しなかったことから、法人市民税法人税割を増額するものでございます。  2つ目の箱でございます。1款4項1目市たばこ税5000万円の増は、令和3年10月1日に税率が引き上げられたものの、たばこの消費本数が見通しほど減少しなかったことから、市たばこ税を増額するものでございます。  3つ目の箱でございます。2款3項1目森林環境譲与税200万円の増は、交付額の増額が見込まれることから、森林環境譲与税を増額するものでございます。  最下段の箱でございます。12款1項3目消防費負担金66万3000円の増は、消防指令センター維持管理負担金の増額でございます。  少し飛びまして、16、17ページをご覧いただきたいと存じます。  1つ目の箱でございます。14款2項7目交付金の説明欄でございます。新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金2億1048万3000円の増は、追加交付が示されたことに伴い増額するものでございます。  最下段の箱でございます。15款3項1目総務費委託金は、本年執行された参議院議員通常選挙で購入予定だった投票管理システムサーバーが、海外情勢等の影響を受け、調達できなかったことから、令和5年に執行予定の神奈川県議会議員選挙及び神奈川県知事選挙に向けて改めて購入することに伴い、参議院議員選挙を737万円減額するとともに、県知事・県議会議員選挙について、その同額を増額するものでございます。  18、19ページをご覧いただきたいと存じます。  最下段の箱でございます。18款2項1目新まちづくり基金繰入金1254万円の増は、中新田丸田地区土地区画整理事業の前倒しなどにより要する事業費の財源として、基金からの繰入金を増額するものでございます。  20、21ページをご覧いただきたいと存じます。  1つ目の箱の1段目でございます。18款2項4目情報システム基金繰入金859万6000円の増は、スマホ市役所の導入や日報システム改修など、システムの導入及び改修における財源として基金からの繰入金を増額するものでございます。  2段目でございます。同じく7目森林環境譲与税基金繰入金721万円の増は、街区公園や緑地等のナラ枯れ樹木処理における財源として、基金からの繰入金を増額するものでございます。  2つ目の箱でございます。19款1項1目繰越金21億835万3000円の増は、前年度決算額の確定に伴います純繰越の増額でございます。  最下段の箱の1段目でございます。21款1項1目総務債の説明欄でございます。市庁舎LED化整備事業債6340万円の増は、対象事業費の増額によるものでございます。駐車場整備事業債380万円の増は、対象事業の開始に伴い、新たに市債を見込むものでございます。  2段目でございます。同じく3目土木債の補正額は1億1560万円の減でございます。内訳でございます。1節道路橋りょう債の説明欄でございます。市道62号線延伸道路整備事業債510万円の減、(仮称)上郷河原口線整備事業債1億1070万円の減、22、23ページをご覧いただきたいと存じます。箱の1段目でございます。市道8号線整備事業債110万円の増、市道249号線整備事業債30万円の増、並木橋歩道橋整備事業債610万円の増、道路用地購入事業債720万円の減、橋りょう長寿命化事業債380万円の増は、いずれも財源更正に伴い減額するものなどでございます。2節都市計画債390万円の減は、財源更正に伴う公園整備事業債の減額でございます。  2段目でございます。21款1項4目消防債800万円の増は、対象事業債の増額に伴い、消防庁舎施設整備事業債を増額するものでございます。  最下段でございます。同じく5目教育債1130万円の増は、対象事業費の増額に伴い、小学校施設整備事業債を増額するものでございます。  24、25ページをご覧いただきたいと存じます。3 歳出でございます。  箱の1段目でございます。2款1項1目一般管理費の説明欄でございます。行政運営推進事業費24万4000円の増は、過年度の神奈川県市町村移譲事務交付金の算定において誤計上があったことから、誤計上分の交付額を返還することに伴い増額するものでございます。デジタル推進事業費258万8000円の増は、スマホ市役所の導入及びスマート申請の拡張に伴い増額するものでございます。  2段目でございます。同じく4目地域活動推進費473万7000円の増は、燃料費高騰や最低賃金の引上げに伴いますコミュニティセンター等維持管理運営経費の増額によるものでございます。  3段目でございます。同じく6目財政管理費295万9000円の増は、国が実施している決算額に関する調査の制度改正に伴い、システム改修を実施することに伴います財政管理経費の増額によるものでございます。  4段目でございます。同じく7目会計管理費53万6000円の増は、新たに導入される学校給食費管理システムに対応するため、日報システムの改修を実施することに伴います会計管理経費の増額によるものでございます。  最下段でございます。同じく8目財産管理費の説明欄でございます。市庁舎等維持管理経費498万8000円の増は、電気料等の高騰に伴い増額するものでございます。市庁舎等改修事業費6406万5000円の増は、市本庁舎の照明器具のLED化工事を実施することに伴い増額するものでございます。  26、27ページをご覧いただきたいと存じます。  1つ目の箱の1段目でございます。公共用地先行取得事業繰出金19万2000円の増は、一般会計から公共用地先行取得事業特別会計に繰り出すことに伴い増額するものでございます。  3段目でございます。2款1項11目防犯費20万6000円の増は、電気料等の高騰に伴います防犯カメラ等維持管理事業費の増額によるものでございます。  4段目でございます。同じく13目文化振興費685万円の増は、文化会館等利用者駐車場アスファルト舗装工事を実施するため、地質調査及び設計業務を行うことに伴います文化会館等維持管理経費の増額によるものでございます。  2つ目の箱の1段目でございます。2款4項3目県知事・県議会議員選挙費737万円の増は、本年執行された参議院議員通常選挙で購入予定だった投票管理システムサーバー海外情勢等の影響を受け調達できなかったことから、令和5年に執行予定の神奈川県議会議員選挙及び神奈川県知事選挙に向けて改めて購入することに伴います県知事・県議会議員選挙経費の増額によるものでございます。  2段目でございます。同じく4目参議院議員選挙費737万円の減は、県知事・県議会議員選挙費でご説明しました理由に伴います参議院議員通常選挙経費の減額によるものでございます。  大きく飛びまして、40、41ページをご覧いただきたいと存じます。  最下段の箱でございます。9款1項1目常備消防費の説明欄でございます。消防車両維持管理経費385万3000円の増は、燃料費の高騰などに伴い増額するものでございます。消防庁舎維持管理経費359万8000円の増は、電気料金等の高騰に伴い増額するものでございます。救急救命活動事業費1339万円の増は、感染防止衣の数量を令和5年度末まで対応できるよう確保することなどに伴い増額するものでございます。共同指令センター維持管理経費108万2000円の増は、電気料金等の高騰に伴い増額するものでございます。  42、43ページをご覧いただきたいと存じます。  1つ目の箱の1段目でございます。9款1項3目消防施設費の説明欄でございます。消防水利施設整備事業費1963万6000円の増は、老朽化した防火水槽の撤去工事を実施することに伴い増額するものでございます。消防施設整備事業費859万3000円の増は、消防本庁舎トイレの改修工事を実施することに伴い増額するものでございます。  2段目でございます。同じく4目防災費183万9000円の増は、神奈川県の防災行政通信網再整備により、アンテナを更新することに伴い増額するものでございます。  少し飛びまして、48、49ページでございます。  箱の1段目でございます。13款2項1目財政調整基金9億6881万3000円の増は、今後の緊急的な財政需要に備えるために積立てを行うことに伴います財政調整基金元金の増額によるものでございます。  2段目でございます。同じく2目新まちづくり基金費6億円の増は、今後も続く大規模なまちづくり事業の財源とするために積み立てることに伴います新まちづくり基金元金の増額によるものでございます。  3段目でございます。同じく3目公共施設等あんしん基金費1億円の増は、今後の公共施設等維持管理などに活用するために積み立てることに伴います公共施設等あんしん基金元金の増額によるものでございます。  4段目でございます。同じく4目、応援まごころ基金費2億3000万円の増は、ふるさと納税で多額の寄附をいただいたことに伴います応援まごころ基金元金の増額によるものでございます。  5段目でございます。同じく5目情報システム基金費3億円の増は、今後の情報システムの導入及び更新に備えるために積立てを行うことに伴います情報システム基金元金の増額によるものでございます。  最下段でございます。同じく6目森林環境譲与税基金費1500万円の増は、森林環境譲与税を今後の森林整備に関する財源とするために積み立てることに伴います森林環境譲与税基金元金の増額でございます。  以上、大変雑駁な説明でございましたが、よろしくご審議いただき、ご決定賜りますようお願い申し上げまして、説明を終わります。 ○副会長 説明が終わりました。  これより質疑に入ります。質疑のある方はどうぞ。 ◆宇田川希 委員 それでは、私からは3点質疑をいたします。  まず1つ目なのですけれども、補正予算書の25ページのデジタル推進事業費について伺います。ここで委託料と使用料及び賃借料がありますけれども、その内訳の詳細について、まず伺います。 ◎企画財政課長 デジタル推進事業費の内訳の詳細についてお答えをさせていただきます。  まず、委託料につきましては、スマホ市役所につきましてはスマートフォンで各種申請から決済まで完結するシステムなのですけれども、この構築に係る経費でございます。既存の海老名市LINE(ライン)公式アカウントリニューアルを検討して対応してまいりたいと考えているところでございまして、全庁で活用することを想定し、ライセンスの費用ですとか本人確認を実施するためのシステム利用料決済サービスの環境構築の初期費用となってございます。  続いて、使用料及び賃借料につきましては、スマート申請の拡張に係る経費でございまして、現在、市民総合窓口で受け付け、運用しております電子申請を、福祉総合窓口の申請にも順次拡張するため、現行の利用プランを変更することを想定してございます。現行契約と全庁利用プランの差額の3か月分の経費として計上しているところでございます。 ◆宇田川希 委員 スマホ市役所スマート申請という言葉が今出てきましたけれども、その辺の違いについて詳細をお伺いいたします。 ◎企画財政課長 まず、スマホ市役所についてでございます。こちらにつきましてはLINEのトーク画面で手続が完了できる環境を整備するものでございまして、トーク画面で質問に回答していくだけで、各種市のイベントの申込みですとか、アンケートの回答ができるものでございます。また、市からの情報発信なども可能になるなど様々な機能を実装することが可能でございまして、拡張性の高いサービスとなると考えてございます。一方、スマート申請につきましては、市役所で手続をします各種申請等について、スマートフォンですとかパソコンなど、オンライン上で申請ができる環境を整備するものでございます。  この違いなのですけれども、LINEのトーク画面を活用したスマホ市役所と比べて、スマート申請につきましては、ウェブホームでの申請の必要事項を入力していくことから、入力情報が多い手続に関してはスマホ市役所ではなくスマート申請のほうが利用には長けていると考えているところでございます。 ◆宇田川希 委員 大分便利になってきて、私も勉強していかなければいけないかなというぐらい本当に便利になっているなと感じたところです。最初の答弁で公式アカウントという話がありました。それをリニューアルしていくという説明もあったのですが、そのリニューアル予定の内容についてもお伺いをいたします。
    企画財政課長 現在のLINEの公式アカウントにつきましては、チャットボットを利用したものがメインとなってございまして、市民の方からのお問合せに応じて、所定の市のホームページへ誘導すること、そこでとどまってしまっているといったところでございます。こちらを、繰り返しになりますけれども、市のイベントの申込みや情報発信、各種証明書の発行申請ができるようにリニューアルするということを予定してございます。利用頻度の高い手続などでもスマートフォンで完結できる環境を構築することで、市民の方の利便性向上を図ってまいりたいと考えているところでございます。 ◆宇田川希 委員 リニューアルの内容について分かったのですが、スマートフォンで完結できる環境という話が最後にあったのですけれども、具体にどういったものを想定しているのか、その辺についてもお聞かせください。 ◎企画財政課長 今回補正予算をお認めいただいた場合、今後の運用の流れなどを含めて各所管課と早急に調整を進めてまいりたいと考えてございます。基本的には、現在市で受付をしているほぼ全ての申請等はカバーしていきたいと考えているところでございますが、そのほかにも、一例ではございますけれども、道路施設に関連する通報ですとか、現在、電話やメール等で行っているものなども、今回スマートフォンを活用しますので、写真の添付などが使えますので、そういったものにも活用の幅を広げていきたいと考えているところでございます。 ◆宇田川希 委員 分かりました。最後に、公式アカウントの現在の登録者数と、あと、リニューアル後の目標値といったものがありましたら、お伺いをいたします。 ◎企画財政課長 現在、公式のLINEアカウントの登録人数としましては約5800名となっているところでございます。今回私どもが活用しようと思っているサービスを実際に使っているところが全国で80団体、このほかにも年内に恐らく100を超える団体がこのスマホ市役所のフォーマットを使うのではないかと言われております。先行して実施している団体などでは、人口の約半分を超える登録があるという事例などもありますので、そういったところをターゲットといいますか、目標として、今後、サービスの拡張と登録の拡大を進めていきたいと考えているところでございます。 ◆宇田川希 委員 今後、スマホで完結していける手続が増えていくということで、市民の利便性の向上が図れるのではないかと思います。また、電話や窓口でその都度受け付けしていたものをスマートフォンで受け付けしていくことで、まとめて処理ができるようになったり、事務の効率化も進むのではないかと思います。デジタルの技術は日々進歩していますので、様々な分野で活用できるよう今後も研究をお願いしまして、この質疑を終わります。  続いて、消防のほうに移るのですが、補正予算書のまず43ページの消防水利施設整備事業費議案概要資料で行きますと15ページの繰越明許費防火水槽撤去工事のところなのですけれども、これは概要資料のほうにありますが、大谷地区2か所、中新田地区1か所となっているのですけれども、今回の防火水槽撤去工事の詳細についてお聞かせ願います。 ◎警防課長 今回の防火水槽撤去工事の詳細についてでございます。現在、市内には火災を鎮圧、消火するための目的で消火栓防火水槽の消防水利が設置されております。防火水槽につきましては、原則市で設置したものを公設と位置づけております。過去に地域の自治会等で設置された防火水槽も、設置の経緯を考慮しまして、公設防火水槽と同等の位置づけと考え、維持管理を消防本部で行っているところでございます。過去に地域の自治会等で設置されました防火水槽の中には、設置年月も不明な古い防火水槽も16基含まれております。これらの防火水槽は、設置に係る設計図もなく強度が不明であることから、大規模な地震等が発生した際には、防火水槽ひび割れ等が入り、災害等の利活用ができなくなることを鑑み、撤去計画を基に順次撤去を図っております。今回撤去する防火水槽3基につきましては、地権者からの土地活用のため早期撤去の申出があったため、12月補正で対応したいものでございます。なお、この防火水槽を撤去した場合の火災への対応につきましては、消火栓も含めた周囲の水利状況を調査しまして問題ないと考えております。 ◆宇田川希 委員 今回こちらに繰越明許費が設定されているのですけれども、繰越明許にした理由についてもお聞かせください。 ◎警防課長 繰越明許費を設定している理由でございます。今回のこの防火水槽の撤去につきましては、工事により周囲の家屋等へ影響がないように慎重に行うため、業者と協議を図り実施しております。しかし、万が一工事に伴う影響が近接する家屋等へあった場合の対応を考慮しまして、工事前の事前調査及び工事終了後の事後調査を実施しております。入札から契約、そして工期を鑑みて、今年度中の完了が困難であると考えまして、繰越明許費を設定させていただいたものでございます。 ◆宇田川希 委員 先ほど、初めに撤去計画に基づいて撤去しているという話でありましたけれども、安全対策を改めてお伺いしたいのと、市内に撤去の対象が全部で何件あるのか、そこについてもお聞かせください。 ◎警防課長 まず、安全対策についてです。安全対策につきましては、消防署、消防団で巡視を行いまして、防火水槽の水量、外観等の点検を定期的に行っております。先ほども答弁させていただきましたが、大規模な地震等が発生した際には、防火水槽ひび割れ等が入り、利活用ができなくなるおそれがあることから、撤去計画にある防火水槽を優先的に点検を行いまして、災害対応を図りたいと考えております。また、撤去計画につきましては、現在16基の防火水槽の撤去計画がございます。今回補正予算で要求させていただいているものは、このうちの3基となります。 ◆宇田川希 委員 分かりました。  次に、補正予算書の43ページ、概要資料の15ページになります。こちらも繰越明許費になっているのですが、消防本庁舎トイレ改修工事についてお伺いいたします。このタイミングで改修工事をする理由と、また、補正で対応する必要があるということでありますので、その辺についてお聞かせ願います。 ◎消防総務課長 改修する理由とその補正で対応する必要性というところでお答えをさせていただきます。まず、今回の工事につきましては、感染症の対策として行わせていただくこと、これが大きな理由となります。今般の新型コロナウイルス感染症の流行下におきまして、全国で消防業務の継続が困難となる消防本部があったことなどから、流行時におけます消防力の維持が課題となっておりまして、総務省消防庁より感染症に備えた消防本部等の業務継続のための施設及び設備の整備について、文書が発出されております。この中で必要な取組を行うよう通知がなされております。通知の内容としましては、浴室や仮眠室の個室化、事務室、食堂等の個別化、トイレ、洗面所の乾式化、洋式化、非接触型水栓の整備などが挙げられておりますけれども、本市におきましては、トイレのみ対策が講じられていないといった状況でございます。また、感染症の流行時には、本市におきましても、職員の感染、濃厚接触者の指定により、業務の継続が逼迫するような状況もございましたので、できる限り早期に整備をすることで、万全な感染対策を講じたいといったところでございます。またさらに、経年に伴う不備箇所等々もございますので、併せて整備をさせていただきたいというところでございます。 ◆宇田川希 委員 工事の必要性のことにつきましてはご答弁をいただいたのですけれども、もう少し具体にお伺いしたいのと、また、工事をすることによってどういった効果が期待できるのかということについてお聞かせ願います。 ◎消防総務課長 工事の具体的な内容と工事をすることでの効果というところでお答えをさせていただきます。  工事の内容としましては、小便器、水栓の設備、手洗い、照明、換気設備、こちらを非接触型のもの、自動水栓であったり、人感センサーの照明であったり、そういったものに変更します。また、床について、現在のタイル張りの床から乾式の床へ変更させていただきたい。また、ウォシュレットの機能を備えていない男性用の便器にウォシュレット機能を設け、和式の便器がまだございます。この和式の便器を洋式のものへ変更することを予定してございます。  効果についてでございますが、各設備を非接触型のものにすることで、人と人との余計な接触を極力減らすことが期待されます。そのことによりまして、新型コロナウイルス感染症のみならず、様々な感染症に対する対策が図れるものと考えております。また、このことにつきましては、職員のみならず、来庁される方にも安心してご利用いただけることにつながるものと考えております。 ◆宇田川希 委員 ありがとうございます。要望になるのですが、今般のコロナ禍の状況については、第8波とインフルエンザの同時流行が懸念されております。徐々に広がりを見せている状況ではあるのですが、対策の方向性の変更について検討もされており、今後の動向を注視していく必要があるものと思っております。このような状況ではありますが、緊急事態に対応するという消防の業務を考えますと、あらゆる感染症に対する対策を講じておくことは大変重要であると考えております。今回、工事を行うといったことで感染対策を万全なものにしていただいて、いかなる場合においても業務が継続できる体制づくりに努めてもらいたいと思います。要望といたします。 ◆相原志穂 委員 よろしくお願いします。私からは2点お伺いをしたいと思います。  1点目が27ページの文化会館維持管理経費です。駐車場の設計と、あと、地質調査とお伺いをしておりますけれども、内容をもう少し詳しく教えてください。 ◎文化スポーツ課長 内容についてということでございます。こちらにつきましては、文化会館の利用者駐車場アスファルト舗装工事を実施するために、地質調査及び設計を行うことに伴う増額でございます。地質調査費としては55万円を見込んでございまして、こちらにつきましてはアスファルト設計に必要な数値を出すための調査ということで、3か所程度、ボーリングというか、そこで1.5メーター程度、その深さによって、そこに荷重をかけたり、そういった測定をして、その既存の路面の置き換えとかアスファルトの厚さを決定するために試験を行うというところでございます。あと、その地質調査の結果を受けた設計につきましては、630万円ほどを見込んでございます。こちらに関しましては、入札になるかと思いますけれども、事業の早期完成に向けて年度をまたいで実施をしたいというところでございますので、この630万円は繰越明許費としたいものでございます。 ◆相原志穂 委員 現在の駐車場は道路工事に伴って資材なども置いてあったりとか、前と駐車場の形態も変わっていると思いますけれども、今回この設計をする駐車場は、もう道路工事が終了して、新たに駐車場としてリニューアルするときにかかるものなのでしょうか。 ◎文化スポーツ課長 こちらの舗装につきましては、現在、上郷河原口線のアンダーパスの工事に伴った部分と、それから北側の接しているJR沿いの敷地についても、側道の整備工事が進んでまいりまして、ある程度工事の進捗に合わせて舗装の整備もできていくことも受け、利用者の利便性も考慮し、早い段階で舗装整備をしたいと考えているということで、今回のタイミングで補正の予算を計上したところでございます。 ◆相原志穂 委員 ということは、全部完成した暁にはさらに駐車場、またアスファルトを敷き直すこともあり得るということですか。 ◎文化スポーツ課長 ある程度最終の形が見えてまいりましたので、重複してアスファルト舗装するということはないと考えてございます。 ◆相原志穂 委員 もう形態が大体確定してくるというところで、分かりました。実際、その工事に着手するのはいつ頃なのかというところと、公共施設の駐車場の有料化に伴って維持管理にそのお金は使っていくと以前お伺いをしていたのですが、今回はそのあたりの整理はどのようになっているのでしょうか。 ◎文化スポーツ課長 今回補正でお認めいただけましたら、実際の工事につきましては、令和5年度の当初予算で計上させていただいて、5年度中に工事を完成させたいと考えてございます。それから、維持管理でございますけれども、こちらは有料化のイニシャルコストですとかそういったところだと思っているのですけれども、文化会館の駐車場に関しましては、無料の駐車場であったときから舗装や区画拡大などに関してご意見、ご要望みたいなものがあったということは承知してございます。考え方としては様々でございますけれども、あくまで無料の駐車場であっても、そもそも周辺の道路の整備状況によっては我々も舗装する方向で考えていたところもございますので、イニシャルコストではないという一面もあるのかと思っているところでございます。ただ、いずれにいたしましても、今後の工事ですとかそういった費用につきましては、予算の審議ですとか決算審査の中で、委員の皆様にもご審議いただくと思ってございますので、そういったところでお示しさせていただきながら、進めたいと思っております。 ◆相原志穂 委員 私の考え方からすると、今の道路工事であったり、また道路工事の資材を置いてあったりというのは、市としての今までの使い方と違う使い方をしていたので、まずそこのリニューアルに関してまでは市の予算を使っていってもいいのかなと考えていて、さらに、全部つくったその後に、アスファルトがちょっと劣化しましたとか、穴が開きましたとかという、そこに関しては、これから使っていく公共施設の駐車場有料化のお金を使っていけばいいのかなと思っていたので、そのあたりを整理していただけると分かりやすいかと思います。ちょっとここは設計の予算だったので、今後そのあたりをもう一度整理していただければと思いますので、よろしくお願いします。 ◎市民協働部長 若干補足という形でお願いいたします。委員のご指摘のとおりでして、今、資材とかを置いたりしているところについては道路整備の中で復旧をして、路面の舗装などもしっかりやっていただきます。そういった形で手戻りがないような駐車場整備をしていきたいと思っております。もともとその前にご質問いただいている財源を充てるのかというところですけれども、今年度、5月から駐車場有料化をスタートさせていただき、収入をいただいております。こちらについては市の歳入として一般財源化させていただいて、他のいろいろな用途で使っていく。それで、歳出についても様々、駐車場の有料化に伴っての歳出というものをもともと当初予算で組ませていただいて、それに従って執行しているところです。  ということで、歳入と歳出を見える化していただきたいと議会からもご意見としていただいておりますので、そういったところはしっかり整理をさせていただきたいと思っております。今年度、また来年度以降も、有料化の中でいただいていく財源については、今後、委員ご指摘の駐車場の路面が荒れているといったようなところなどにも、しっかり活用させていただきたいと考えております。いずれにしろ見える化をさせていただいて、ご提示させていただきたいと思っております。 ◆相原志穂 委員 ありがとうございました。よろしくお願いします。  続きまして、41ページになるのですけれども、常備消防費の中の常備消防活動管理経費、感染防止衣というところです。今回、令和5年度までのものを含むということでしたけれども、令和3年度の実績に伴って令和4年度で予算をつけて、令和4年度の実績に伴って令和5年度の予算と思いますけれども、この感染防止衣がどのくらい使われていたのか、現状は教えていただけますか。 ◎警防課長 現在の感染防止衣の使用状況についてお答えをさせていただきます。今年度、令和4年度、新型コロナウイルス感染症の影響もございましたが、救急件数も大幅に増えております。そういったことから、令和4年1月から4月までの4か月間で149件のコロナ搬送、7月から10月までに276件のコロナ搬送がございました。こういったことで、令和4年度4月から11月までの8か月間で2120着の感染防止衣を使用しております。月平均に直しますと265着の使用となってございます。 ◆相原志穂 委員 月平均で265着はすごい数だと思いますけれども、来年度、5年度もということで、5年度はどのくらいを見込んでいるのですか。 ◎警防課長 5年度のコロナの感染状況、あるいは感染防止衣の使用状況は、はっきり申し上げて分からない部分も多々あります。現在の考え方としましては、この補正予算案をお認めしていただきますと、5260着の感染防止衣を購入させていただくことになってございます。この内訳としましては、過去に、平成21年度に新型インフルエンザ対策ということで、今回のような感染症が発生した場合にすぐに対策できるようにということで、4200着の備蓄を消防本部でしてございます。この4200着の備蓄を現在この第6波、第7波の影響で使用してしまっておりまして、この4200着の備蓄がない状況でございます。この4200着の備蓄分の補充と、それから、現在の在庫数が約3500着ございますが、それでは令和5年度11月頃までしか持たない試算をしておりまして、不足分として1060着の感染防止衣、合計で5260着の見込みとなってございます。 ◆相原志穂 委員 分かりました。年末年始で8波も予想されていて、そのときにどのくらいのものが出ていくのかというのも、まだまだ予想がつかないと思いますし、令和5年度のところも、本市だけではないと思いますので、感染防止衣が欲しいというところはもうあらゆる地方でそれを取り合いになってくるのではないかと思いますので、先んじてこれを購入する考えというのは分かりました。  これだけ消耗しているということは、やはり業務の多忙化が計り知れないと思うのですけれども、出場回数も、先ほどもコロナの搬送だけでこれだけのお話をいただいていて、それ以外も考えると、もう多忙化というところは、皆さん、体調であるとか仕事面は大丈夫なのかなと、逆にそこを心配してしまうところもありますので、そのあたりの心のケアもしていただきながら、今回やっていただきたいと思います。この予算は必要だと分かりました。ありがとうございます。 ◆吉田みな子 委員 歳入のほうからちょっとお聞きしたいのですが、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が今回2億円ほどありますが、事業費としては今回補正予算では出ていないかと思います。この地方創生臨時交付金を既存の事業に充てているとお聞きはしているのですが、何に充てているかということと、やっぱりこの12月議会、他市を見ているとかなり物価高騰対策で事業予算を組んでいるのです。海老名市は、今回の補正予算では、物価高騰対策として、市民とか事業者に対する支援の具体的な事業費があまり出ていないと思うのですが、そのあたりの考え方も含めて、この臨時交付金の使い方、また、今後、国も補正を組んで臨時交付金を多分出してくると思いますけれども、市民に対する支援策の考え方がどのように今回この補正予算に反映されているか、まずお聞きしたいと思います。 ◎企画財政課長 今回の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の考え方についてですけれども、まず、財源の充当先としましては、もちろん既存のものに充てているものもございますけれども、今回の補正予算の中にも充当しているものがございます。具体的に申し上げますと、全体で2億1048万3000円ですけれども、既存の事業としましては、これまでの補正予算でお認めいただいた保健衛生団体等助成事業費、これは医療機関のPCRの補助の関係のもの、あと、プレミアム付商品券発行事業費のほうです。それぞれに、まず、保健衛生団体等助成事業費につきましては3731万9000円、これは財源更正として出ているところでございまして、プレミアム付商品券発行事業費につきましては1億6732万3000円充当してございます。それ以外にも、今回の補正予算において、歳出で今回計上させていただいている民間保育所運営費等補助事業費に475万円、バス路線確保維持対策事業費に69万1000円、私立幼稚園支援事業費として40万円計上させていただいているところでございます。  先ほど、今後の物価高騰、国の補助金などの動きですとか、市として対応していく考え方というところでございますけれども、本市のコロナ対策のそういった対策につきましては、まず7月の臨時会でお認めいただいたところで、他市に先駆ける形で補正予算をそういった物価高騰などの対応ということで取らせていただいてございます。今回は、国の重点交付金という形で来ています2億1000万円余りのものにつきましては、あくまで国が重点交付金ということでエネルギー、食品価格等の物価高騰に影響を受けた生活者や事業者に対しての支援という事業のある程度の枠が決まっておりますので、そういった趣旨で割り振りをさせていただいているというところでございます。  それと、委員も当然ご存じだと思いますけれども、先週、国の補正予算が通りましたので、まだ情報がこれから出てきますけれども、国から示される金額、規模、メニューに応じて次の物価高騰、市としてのやれる内容等を十分精査した上で、またこれからご提案はさせていただきたいと考えているところでございます。 ◆吉田みな子 委員 やっぱり今本当にこの年末年始をどう過ごすかということを心配されている方は多くいらっしゃると思うのです。今回補正でも庁舎、公共施設、9月議会でも補正で出てきましたけれども、電気代が上がる、ガス代が上がる、その高騰というのはちょっと想像を絶するぐらいに金額として現れてきているわけです。だから、本当にそういう市民生活に思いを寄せていただいて、今、この12月補正でできることを市として決断して前倒しでやっていく。その後、国の交付金を充てていく。もし当てられなくても、やっぱり市としてやっていくよという心構えとスピーディーさが今まさに必要だと思うのです。そこはもう少し見える形で出していただきたかったなと、率直に言って思っています。  いや、もしかすると臨時会とかも開かれるかもしれないですけれども、でも、全市民に恩恵のあるような形でぜひやっていただきたいということをぜひ強く要望したいと思います。私も9月で下水道料金の減免とか、そういうふうに具体的に言っていますので、できるだけ、市民、特定の人だけではない形でやっていただきたいということをお願いしたいと思います。  それで、今回、基金にまたかなり積んでいるということも、もう少し出せなかったのかなという思いもあるのですが、基金残高、各基金それぞれで年度末残高の見込みを教えていただけますか。 ◎財政係長 基金残高の見込みということですので、1つずつ今回出させていただきました基金の残高をお伝えしたいと思います。まず、財政調整基金につきましては35億300万円余りという形でなっております。続きまして、新まちづくり基金が13億2000万円余り、公共施設等あんしん基金につきましては25億4500万円余り、応援まごころ基金が10億円余り、情報システム基金が6億円余り、森林環境譲与税基金が1100万円余りと今のところは見ております。 ◆吉田みな子 委員 海老名市のこの残高も、他市は本当にもっと積んでいるところもあるということは分かっていますし、地方交付税交付団体なんかは本当にコロナで財政調整基金が積まれたりとか、そういうふうにあるのも分かっているので、海老名だけがというと、そうではないことはよく分かるのですけれども、先ほど申しましたように、物価高騰が本当に市民生活を逼迫させているという状況を踏まえて、ぜひやれることをやっていただきたいということを改めて申し上げておきたいと思います。  次に、消防水利施設整備事業費防火水槽の撤去に関してお聞きしたいのですけれども、私も予算決算の審議の中で防火水槽の撤去については何度か取り上げて、計画的に進めているとお伺いしています。ただ、今回の補正は年度の計画以外のもので出てきていると承知をしています。その背景というのですか、申出があったとおっしゃるけれども、3件の方が何もないところで出てくるということはなかなか考えにくいと思うのですが、今回なぜこういう形で補正で対応するようなことになったのか教えていただけますか。 ◎警防課長 防火水槽撤去工事の補正予算になった理由でございますけれども、委員おっしゃるとおり、当初、この3件の防火水槽につきましては令和5年度に撤去をするといったところで警防課で計画をさせていただいているところでございます。来年度、令和5年度に入りまして、早期に撤去工事を進めていけるようにということで、地権者と少し事前にお話をさせていただきました。その中で、やはり土地の有効活用といった部分で早急な撤去をしていただけないかという強い申出が地権者からございましたので、補正予算に計上させていただいたというような経緯でございます。 ◆吉田みな子 委員 今回の3件は、3件とも令和5年度、来年度に撤去する予定だったものですよね。では、来年度の撤去計画でもともと上がっていたこの3件が前倒しになって、来年度はまたどういう形で計画し直すのか、お考えは今のところどのように思っていらっしゃいますか。 ◎警防課長 予算計上の計画を立てているのは今年の夏でございますけれども、その時点ではこの3件が予算に上げる予定で考えておりましたので、令和5年度のこれ以外の防火水槽の撤去に関しましては現在のところ計画をさせていただいていないというようなことになります。 ◆吉田みな子 委員 分かりました。全体で、計画で進んでいることも除けば、今回の3基を除くとあと13基の防火水槽撤去が計画としてあると思うのです。その消防の前倒しで説明をされていくという真摯な姿勢ということはよく分かるのですけれども、やっぱり声をかけると早くやってほしいという形になると思うのです。そうであれば、計画をつくって年度の頭に予算が通れば動き始めて年度内に執行するという形が望ましいのかなと、やっぱり率直に思うのです。だから、来年度は、今回補正予算が通って工事が始まったら、来年度も予算をつけて、その予算のついた範囲内で動く。終わったら翌年度、予算をつけて、また翌年度の当初から動き始めて、年度内完了を見込む、そういうような形をすることが望ましいと思うのです。補正対応が物すごく多いですし、その背景は、やっぱり皆さんが市民の方に寄り添う形で、予算がないけれども動くから、やっぱり結局補正予算という対応になると思いますので、少しその辺は計画どおりに動くということも必要なのかと思いますので、今、予算を練っている段階だと思いますので、検討していただいて、予算の中で動くということもやっていただくといいと思いますので、検討いただければと思います。この件は終わります。  次に、文化会館等維持管理経費の駐車場の整備についてお聞きします。先ほども質疑があったように、資材置場として活用していて、一定工事のめどがついて、文化会館の駐車場整備を進めることができるようになったと理解しています。台数が、今、少し工事の関係で減っているような状況ですけれども、新たに整備し直すことで、何台ぐらいの車を止められる台数を確保しようと思っているかということと、台数が減っていることによって、止められなかった状況とか、そうした利用実態、状況について教えてください。 ◎文化スポーツ課長 文化会館の駐車場の台数というところでございます。駐車場有料化が始まりました時点で374台の駐車可能台数がございました。ここで先ほどJR沿いの歩道、側道の部分の工事が始まりましたので、そこで61台ほど台数が減ってございます。現状でいきますと313台という形になってございます。最終的にどれぐらいの確保がというところでございましたけれども、私どもとしましては、当初、有料化が始まった374台、その程度ぐらいは確保をしたいと考えてございます。  あと、最後に利用実態でございますけれども、有料化が始まりましてから、実際に文化会館の駐車場におきましては満車になるという形が一度も現状ではなかったというところでございます。 ◆吉田みな子 委員 ぜひ、従前の374台という台数は確保していただきながら、ゆとりのある駐車場スペースも確保していただきたいと、難しいかもしれないのですけれども、なるべく台数の確保ということも目指していただきたいと思います。  それと、今、設計と地質調査の金額ですけれども、車椅子の方の駐車スペースについては、やっぱりいろいろなところで問題、課題が起きていると私も認識しています。ぜひ車椅子用の駐車スペースの確保もしていただきたいですし、議会でも市役所の駐車場で車椅子の方がなかなか乗り降りできないということも取り上げられたりと記憶をしていますので、そういう意味では、利用者の方が使いやすいような設計をぜひしていただきたいと思います。できれば当事者の方の聞き取りも行いながら、どのぐらいのスペースが必要なのかとか、そういうことを細かにできればやっていただきたいと思います。屋根つきのところとかも含めてなのですけれども、ぜひそういう形をしていただきたいと思うのですが、そういったことはどうでしょうか。お考えとして、可能ですか。できますか。 ◎文化スポーツ課長 実際に具体的な屋根の設置ですとかそういったところについては、ちょっとこの場でどうこうということはなかなかお話しできないのですけれども、いろいろなお声を聞きながら、できるところは対応したいとは思っております。 ◆吉田みな子 委員 せっかく舗装してリニューアルできれいにしていくということで、費用的にもかなりかかってのことだと思うのです。後でちょっと工事費をお聞きしようと思っているのですけれども。ぜひ、声を聞きながら、やれるところはやっていただきたいということを求めたいと思います。  それで、今回設計なのですけれども、私もちょっと懸念しているのが、この駐車場有料化を導入するときの最初の計画案のときに、文化会館の駐車場は整備をするということが前提で、整備後は費用が上がると出されていました。今回、駐車場整備にかかる費用と合わせてコストが利用料に転嫁することはお考えなのでしょうか。 ◎文化スポーツ課長 舗装に伴って料金の変更を考えているかというところだと思うのですけれども、今具体的な変更の内容は考えてございません。  工事費の金額でございますけれども、現在、令和5年度の予算の設計の見積りをお願いしているところでございまして、基本的に概算で1億4000万円ぐらいを想定してございます。しかし、この費用につきましては、最大限の費用で見積もっていることから、今後、地質調査といった中では大幅に軽減される可能性があるとは聞いてございまして、今後予算編成などでも精査してまいりたいと考えてございます。 ◆吉田みな子 委員 先ほど部長もご答弁ありましたけれども、費用と収入の部分の見える化ということを図っていきたいとおっしゃっていらっしゃいました。今回の1億4000万円は、有料化だけではないということは私も承知しています。いろいろな状況の中から舗装をしていくという判断、それは有料化も後押しにはなったと私は思っていますし、有料化をすることで採算が取れるということも含めてあったかと思うので、舗装整備をやられたと思っているのです。そのイニシャルコストで設備投資が幾らだったかというのは、なかなか分かりにくいと思っているのです。前回の部分と今回の分を幾らまで入れるかということ。それは批判もあって当然だと思うのですが、実際幾らかかって、幾ら入ってくるかというのは何の遠慮もなく出していただきたいなと思います。今ここでというよりは、また1年終わってみてとか、年度が終わってみて、設備投資が幾らで、収入は幾らでということをぜひ見える形で提示していただきたいということを求めておきたいと思います。  次に、デジタル推進事業費スマホ市役所のことを少しお聞きしたいのですけれども、スマホ市役所スマート申請の拡充、今回2本立てと思うのですけれども、スマホ市役所は個人が特定されないという理解でいいのでしょうか。個人情報の取扱いと管理の在り方はどのようになっていくお考えでしょうか。 ◎企画財政課長 スマホ市役所の個人の確認とセキュリティーというところでご答弁させていただきたいと思います。先ほど宇田川委員からご質問いただいた中で、私のほうでほぼ市の手続を全てカバーできるところまで持っていきたいとご説明をさせていただきました。その中で、当然、個人を確認しないと出せないサービス、申請などにつきましては、マイナンバーを活用した申請になってこようかと思います。  今回このLINE(ライン)のサービスを使った上で行うスマホ市役所の中でも、私どもが今検討しているのが、個人認証もできるサービスの事業者のものを中心に、今検討を進めてございます。LINEの個人情報につきましては、過去にLINE利用の問題が報道等で出てございました。しかしながら、その後、国のほうでも個人情報保護委員会ですとか総務省などからLINE利用のガイドラインなどが策定されてございます。また、私どもで今検討しているのが、全国で今80ほどの団体が利用している、今後100を超えるのではないかと考えていると申し上げましたけれども、そういった団体の先行事例なども見ましても、そういった個人情報の部分については十分ケアができている事業者であるということであったり、そういった団体の状況などを聞きましても、その部分についてはクリアできているのかなということで今検討は進めているところでございます。 ◆吉田みな子 委員 まさに個人情報保護の観点からも、利便性の確保とその個人情報をいかに保護するかということが迫られていると思うのです。やっぱり事業者に任せることの不安感はいつだって拭えないこともありますので、そういう意味では個人情報の管理の在り方とか、委託する業者と市での定期的なやり取りとかというのはされるのですか。 ◎企画財政課長 当然、委託事業者とは、委託業務を行う中でそういったやり取り等は定期的に行っていきたいと思います。今回こちらで検討している内容が、LINEはあくまで入り口であって、その情報等はそこには残らないというのを前提で今協議を進めておりますので、その点については万全を期していきたいと考えているところでございます。 ◆吉田みな子 委員 LINEには残らないということで、分かりました。ぜひそういう個人情報の取扱いについてはそういうものも見えるような形にしていただきたいということはお願いをしたいと思います。  もう1つ、スマート申請なのですけれども、福祉総合窓口にも広げるとちょっと事前にお聞きしたのですが、どういった形で広がるかということと、スマート申請の場合、マイナンバーカードが必要かと思うのですが、カードリーダーとかそういうものが必要ですか。今、もう少し簡単にスマート申請できるような形になっているのでしょうか。 ◎企画財政課長 まず、福祉窓口の拡張なのですけれども、その前に、現在、市民総合窓口で使っている内容としまして、6点スマート申請が可能となってございます。転出届、住民票の写し、住民票記載事項証明書、戸籍関係、印鑑登録証明、その他の住居表示の変更証明ですとか、身分証明書等です。6つのサービスが今できるようになっておるのですけれども、福祉窓口につきましては、基本的に、介護、障がい、国保、手当の関係の一通りの続きをスマート申請でもできるように拡張していきたいと。まだスタート段階で、いきなり全てというところまで行くかどうかは、ちょっとまだこれから調整にはなるのですけれども、ただ、今回のサービスプランが、これまでは市民総合窓口については全体で7件という上限がありましたけれども、今回はもう上限がない形のものになりますので、こちらについても極力スマート申請でできるものをどんどん拡張していきたいと考えてございます。  それと、個人認証をする際のスマート申請につきましては、マイナンバーカードがマストとなりますので、その際の手続上につきましては、基本的にはスマートフォンで使っていただければと思っております。  あと、スマート申請につきましては、マイナンバーカードを使ってパソコンからの申請などもできますので、その点については、場合によってはカードリーダー等が必要になってくるのかなというところがございます。あと、恐らくQRコードなどでの誘導も可能になってくるのかとは思うのですけれども、ちょっとその点につきましては今後進めていく中で、より利用勝手のいいスマート申請拡張と併せて検討してまいりたいと考えてございます。 ◆吉田みな子 委員 1回使って、やりやすい方はスマート申請とかもやられると思うのですけれども、市民の中では抵抗感もありますし、煩雑だったりしてうまくいかないと、面倒くさいとなってしまったりもすると思うので、カードリーダーで読み込むというのはすごく手間だし、それを持っていない人はなかなかできないとかということもあるので、QRコードで読み取れる形ができるのであれば進めていっていただいたり、それを市民に対して分かりやすい形で伝えていくということも、ぜひやっていただきたいということを申し上げて、質疑は終わりたいと思います。 ◆たち登志子 委員 よろしくお願いいたします。私からは、もう既にほかの委員の方から質疑されている事項とかぶるのですけれども、その中から少し質疑をさせていただきたいと思います。  文化会館駐車場舗装工事の件なのですけれども、今お話を伺ったところ、最終的に374台の確保を考えられていると聞きました。アスファルトの舗装をされるときに、安全対策ですね。見通しであったり、最近は結構背の高い車も多く、幅も長さも大きな車を所持されるご家庭も多いのですけれども、こういった中で、安全対策はどのように考えられているのか教えていただければと思います。 ◎文化スポーツ課長 駐車場の安全対策でございますけれども、補正の予算が通りましたらですけれども、設計の仕様書等の中で、自動車と歩行者、それから相互の動線などに交差が少なく安全で円滑に利用が可能になるように、そういった項目を仕様書に載せて提案をさせるというところで現在考えてございます。今、文化会館の駐車場の中でお声をいただいているのが、若干区画が狭いということもご意見の中にありますので、そういったところは、現在は、普通車の大きさ、基本的には長さが5メーター、幅が2.5メーターを標準とした区画を検討しているところでございます。 ◆たち登志子 委員 駐車場の場所と、あと駐車場の敷地外の歩道であったりするところとの境目の部分の安全対策はどのようになっていますでしょうか。 ◎文化スポーツ課長 今、周辺の道路が、上郷河原口線、側道部分といった工事も進んでいる中で、駐車場から文化会館に行くまでには既存の南側の信号、図書館の入り口の部分、それから北側の線路沿いに側道ができるという話は聞いてございます。もちろんそういった中では、駐車場ですので、周辺の出入口については警察との協議なども必要になってくるかと思いますので、そういった中で協議を進めていければと考えてございます。 ◆たち登志子 委員 ありがとうございます。では、アスファルトの工事の件はこれで質疑を終了させていただきます。  次に、41ページの消防車両維持管理経費についてなのですけれども、こちらの詳細を教えていただけますでしょうか。これは燃料高騰だけなのでしょうか。 ◎警防課長 消防車両維持管理経費についてということでお答えをさせていただきます。この消防車両維持管理経費の内訳でございますけれども、自動車燃料費が185万3000円、自動車修理費が200万円となってございます。 ◆たち登志子 委員 こちらの修理費は、普通に使われた中での修理費になるのでしょうか。 ◎警防課長 この修理費でございますけれども、修理という名目ではございますけれども、この中には、消防車両、救急車も含めてですが、車両の車検、法定点検、それから、そういった車検、法定点検に伴って行わなければならない消耗品の交換、例えばバッテリーですとかタイヤといったものの交換費用も含まれております。そういった経費をこの自動車の修理費ということで支払いをさせていただいているところです。  今回、この自動車修理に関してですけれども、純粋に自動車修理費として計上させていただいているのは75万円になります。今回は、自動車修理、車検等に伴う修理以外の車両の不具合等が発生しまして、修理を行わなければ消防車両が運行できないといったような事象に対応したものが、件数、それと金額もかなり高額になりまして、そのためにこの補正でお願いをしているところでございます。 ◆たち登志子 委員 では、一度不具合が発生したものに対しての補正という形になるのですね。了解いたしました。今後、この車両購入と修理費用のバランスなのですけれども、何年ぐらいでこれは交換されたほうが一番バランスがいいのか、それとも、法的なもので交換をしていかなければいけないのか、そういったところをお聞かせいただければと思います。 ◎警防課長 車両の更新につきましては、消防本部のほうで更新計画といったものを立てて、それに基づいて更新をしているところでございます。代表的なものでいいますと、救急車につきましては、7年で更新をしているといったところでございます。消防車両につきましては、ポンプ車ですとか救助工作車ですとか、あるいははしご付消防ポンプ自動車、こういったものがございまして、それぞれの車両の状態によって更新計画は異なってまいりますので、一概に何年とは申し上げられないのですけれども、車両のメーカーから出されている保証期間、それから近隣市町の車両の更新計画、そういったものを参考にしながら更新計画を立てているところでございます。 ◆たち登志子 委員 ありがとうございました。  次に、25ページ、デジタル推進事業費スマホ市役所スマート申請について、少し私からもお伺いさせていただきたいのですけれども、今回進めているシステムを作成する事業者の選定はどういう形でされるのでしょうか。 ◎企画財政課長 スマホ市役所の事業者の選定につきましては、随意契約を予定してございます。といいますのも、それぞれの事業者ごとに持っているサービス内容、提供できていただけるようなサービス内容はちょっと異なりますので、随意契約という形で今進めていきたいと考えているところでございます。 ◆たち登志子 委員 そのシステムなのですけれども、ちょっと今回とは違うのですけれども、えび〜にゃ商品券の電子商品券のシステムを今私もちょっと使わせてもらっているのですけれども、かなり重いのです。使い勝手があんまりよろしくないということをちょっと私のほうも聞いています。今回こういったスマート申請に関しても、システムが重いものだとちょっと困るかなと思っています。極力さくさくと進めるようなものが望ましいと思いますので、そういったことも踏まえて事業者と連携してお話を進めていっていただければいいかなと思います。  いろいろとお話しさせていただきましたけれども、どうぞよろしくお願いいたします。私からの質疑を終わります。 ◆葉梨之紀 委員 細かいことで、ほかの委員も質疑をしたことで、二、三お聞きしたいと思うのです。  まず、スマホ市役所というのは5800名ぐらい大体対象になったということですが、高齢者がスマホで全部やれるものでしょうか。というのは、今回僕はコロナに感染して2週間ほど休んだのですが、そのときに県とか保健所から毎日電話がスマホにかかってくるのです。しかも、機械なのです。下請業者がみんな機械を使って、それだけで、全部時間で回しているわけです。何回返事をしても、よく分かりません、もう1回、もう1回と10回ぐらい繰り返させられるわけです。だから、その辺はちょっと困ったなと思いました。  あとは、スマホ市役所ということになりますと、銀行なんかでも、分からないと銀行の行員がそばについていろいろ教えてくれたり、やってくれたりするのですが、役所はいいのですけれども、そのようにスマホを使って連絡や調査とかをやられる場合に困るなという印象を受けています。その辺はどうお考えでしょうか。 ◎企画財政課長 委員おっしゃるとおり、スマートフォンを使った電子申請を進めていく上で、やはり一番懸念されるのが高齢者の方の対応、フォローというところになってこようかとは思います。ただ、一方で、細かな数字はすぐちょっと私のほうで持っていないのですけれども、先日、総務省のDXに関連する方とちょっとお話をさせていただく機会があって、総務省の調査だと、高齢者のスマートフォンの所持率が75パーセントに近い数字になったということで、今後はますますスマートフォンの活用がマストになってくるというようなお話をいただいてございます。  そうした中で、市でご提供させていただくサービスにつきましては、当然スマートフォンがなければできないというものだけになるということは、これは基本的にないと考えてございます。しかしながら、使える方については、より効率的に24時間申請ができるということであれば、よりサービス向上を図れることになりますので、まず使える方についてはどんどん利用していただく。そのためには、ご登録いただく数をどんどん増やして、母数を増やしていきたいというところで、今回リニューアルを検討してございます。  また、高齢者の方のフォロー等につきましては、今どのような形で高齢者の方にスマートフォンの技術を会得していただく、また、その利便性をさらに知っていただくというところが利用促進にかかってくると思いますので、そういった事業につきましては、今後、来年度の当初予算の中でその辺についてもいろいろ展開していきたいと考えているところでございます。委員おっしゃるとおり、私どもが一番心配しているのは高齢者の方のフォローというところですので、その点については、今後、十分研究、検討してまいりたいと考えてございます。 ◆葉梨之紀 委員 僕は今81歳になりますけれども、僕の友達もみんな、大体電話とメール以外は使わないです。いろいろソフトが入っているのですが、全然理解できないです。ですから、そういう人間も世の中にいるということを考えていただけたらと思います。
     次に、消防についてお伺いします。  防火水槽を撤去するというのは、防火設備としては、その後に何を考えるのでしょうか。といいますのは、阪神・淡路大震災のときに全部、まちの中の小さな川をみんな中に埋めてしまって、地下水路にしてしまったのです。大火災が起こったときに、そこから水が取れなくて困って、海から消防車を10台ぐらいつないで、それで水を引いてきたのです。ですから、そういう大震災なんかを考えますと、防火水槽をどんどん撤去するというのがいいことなのか。また、団地ができると、団地にかなり貯水池みたいなものはつくるというのですが、水がたまったのを見たことがないです。いざというときに水がないのに、使い道はどうするのだろうということを感じました。その辺をちょっと教えてください。 ◎警防課長 今のご質問にお答えさせていただきます。  消防水利には、先ほども宇田川委員の質疑に答弁させていただいたとおり、防火水槽のみならず、消火栓もございます。消火性に関しましては、やはり委員おっしゃられるとおり、大地震が起こった際には水道管の破裂といったところで使用できなくなる危惧もございます。そういったことから、防火水槽の必要性は消防本部でも重要視しております。  今回撤去している防火水槽につきましては、かなり昔、常備消防ができる前に、地域の自治会等で作成していただいた、設置年限もちょっと詳しく分からないような、図面等もないような、そういった防火水槽でございます。こういった防火水槽ですと、やはり大きな地震が起こった際に防火水槽の躯体自体にひび割れ等が起こりまして、そこから水漏れがして、いざというときに防火水槽の水が使えないというような危険性のあるような、そういった防火水槽を撤去しているものでございます。市内の防火水槽全てを撤去するというようなことではございませんで、市内でしっかりとした耐震の対策の取られている防火水槽は引き続き維持をしている状況でございます。 ◆葉梨之紀 委員 ありがとうございました。そういういざというときのことを一応頭に入れて進めてもらいたいと思います。  それから、もう1つは、コロナの感染防止の感染防止衣についてなのですが、大体1回1回捨てていると思うのですが、あれは全部でお金にしてどのぐらいのものですか。 ◎警防課長 感染防止衣の経費でございますが、1着の単価は上下セットで税抜きで2200円になります。今回、補正予算でお願いしているものは5260着となりまして、1273万円といった金額になってございます。この感染防止衣なのですけれども、基本的には使い捨てでございますけれども、新型コロナウイルスとか感染症に関わったもの、それから血液とか嘔吐物なんかで汚染されたものでないものは、何回か使っているというような現実もございます。 ◆葉梨之紀 委員 目を覆うようなものとか手袋とか、全部合わせると3000円近くになるのですが、病院はコロナの補助が金額にして非常にあるのですが、診療所はほとんどないので、診療所で外へ看護師が出かけていって、窓を開けさせて検査したり、お薬を渡したり、そういうものは1回1回しかもそれを捨てなければいけないということが異常な負担になって、それであんまり発熱外来をやりたくない。PCR検査なども1万8000円だったのが7000円に下げられて、やっぱり診療所では異常な負担になって、うちはやらないよというところが増えてしまったのです。ですから、この辺のところが僕らとしては困っているところです。以上です。 ○副会長 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○副会長 ほかに質疑もないようですので質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○副会長 ご異議なしと認めます。よって質疑を終結いたします。  次に、日程第2 議案第91号 令和4年度海老名市公共用地先行取得事業特別会計予算を議題といたします。  財務部長の説明を求めます。 ◎財務部長 それでは、議案第91号 令和4年度海老名市公共用地先行取得事業特別会計予算についてご説明申し上げます。  別冊予算書の116ページをご覧いただきたいと存じます。第2表 地方債につきましては、後ほど事項別明細書の歳入、2款市債の部分でご説明させていただきます。  117ページから、歳入歳出予算事項別明細書でございますが、1 総括は省略させていただきます。  120、121ページをご覧いただきたいと存じます。2 歳入でございます。  1つ目の箱でございます。1款1項1目一般会計繰入金19万2000円は、一般会計からの繰入金でございます。  2つ目の箱でございます。2款1項1目総務債1億3600万円は、西側催事広場整備事業の開始に伴い、新たに市債を見込むものでございます。  122、123ページをご覧いただきたいと存じます。3 歳出でございます。  1款1項1目公共用地先行取得事業費1億3619万2000円は、市役所西側催事広場の土地の一部を取得することに伴います西側催事広場整備事業費でございます。  以上、大変雑駁な説明でございましたが、よろしくご審議いただき、ご決定賜りますようお願い申し上げまして、説明を終わります。 ○副会長 説明が終わりました。  これより質疑に入ります。質疑のある方はどうぞ。 ◆相原志穂 委員 先ほどの特別会計条例のところでいろいろともう出ていましたので、私からは、今回市で1名から2筆買うということでしたけれども、それ以外にも市の持っているところもあると思いますけれども、今、道路に面しているまだ借地のところというのは残っているのでしょうか。 ◎財産・車両課長 今回、西側催事広場という形のものでございますが、全体の面積が1万9400平米ということですけれども、現在では市で所有している土地は1筆もございません。 ◆相原志穂 委員 分かりました。今、懸念するのは、道路に面している借地になっているところで、市が今借地で借りている以上の値段を業者が言ってきて、それを逆に買い取られてしまうというようなところがやっぱり不安であると思うのですけれども、そのあたりはどのように考えられていますか。 ◎財産・車両課長 現在は、借地契約をしながら進めていっているところでございます。やはり借地料の兼ね合いもございまして、丁寧にご説明をしながら、できる限り、現状としては催事広場で使用させていただいていますので、その形態は維持していきたいという形で考えてございます。 ◆相原志穂 委員 そこにおいては、多分きちんと地権者と密になっていかなければならないと思います。財産なので、やはり地権者も高いところからこういう形でという話が出てくると、やっぱりそちらに乗っていきたいなという気持ちは分かるようなところもありますので、そのあたりは本当に連携を密にとっていただきながら、市としてはこういうことをしていきたいとよく伝えていってほしいと思います。市として、先ほど公園だとか学校だとかというお話がありましたけれども、今後、大体どのくらいの目安でどういうものをつくっていくかというのを考えていくのか、そのあたりを最後にお伺いさせてください。 ◎財産・車両課長 この特別会計を使った中では、10年以内に計画といったことでご説明させていただいているところはございます。まだ具体的な実際の目安は、なかなかちょっとはっきりと申し上げられないというのが今の現状でございます。 ◆相原志穂 委員 分かりました。学校においては、海老名中学校ももう本当は建て替えの時期に差しかかっているというところもありますので、なるべく早くどういう使い道にしていくのか決定していただければと思います。そして、地権者との連携は密にお願いいたします。 ◆吉田みな子 委員 先ほどの特別会計条例の審査のときに細かなことをお聞きはしたのですけれども、この特別会計で今回1億3600万円ほど計上しているのは、2筆の1つの地権者の土地購入にかかる費用の積算額だということでよろしいのでしょうか。 ◎財産・車両課長 そのとおりでございます。 ◆吉田みな子 委員 この金額、価格設定は固定資産評価委員会といったところで算出して、今後買う場合はそういうところにもかけていくというような手続を踏まれるものなのですか。 ◎財産・車両課長 価格の決定というか算出に関しましては、一般的には不動産鑑定評価を個別に依頼をかけるということで、実際この土地につきましても、6月の後半ぐらいですか、不動産鑑定を取らせていただいた中で、価格を算出させていただいております。ただ、今後、購入に当たっては、市の不動産評価委員会というものがございますので、そちらで現状、再度詳細を練りまして、決定をしていった後に地権者と価格の交渉という流れになるという段取りでございます。 ◆吉田みな子 委員 不動産評価委員会ですね。すみません。分かりました。不動産評価委員会で適正価格といいますか、公費で出せる金額というものが明示されるわけで、そういう意味でも、今後交渉をするということの中で難しさとかもあるかもしれないのですが、やっぱり公共用地というのですか、公共施設として使いたいということを地権者の方にいかに納得していただくかということになってくるかと思いますので、そのあたりはぜひ借地解消に向けて取り組んでいっていただければと思います。 ○副会長 ほかに。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ○副会長 ほかに質疑もないようですので質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○副会長 ご異議なしと認めます。よって質疑を終結いたします。  以上で当分科会で所管する部分の審査は終了いたしました。  なお、分科会審査報告につきましては正副会長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○副会長 ご異議なしと認めます。よって分科会審査報告につきましては正副会長一任と決しました。  以上で本日の議事は全て終了いたしました。これをもちまして予算決算常任委員会総務分科会を散会いたします。大変お疲れさまでした。                                     (午後0時23分散会)...