保育・
幼稚園課長 奥田ともみ 同課保育・
幼稚園係長
小柴 賢明
教育部長 伊藤 修 同部次長 澤田 英之
同
部専任参事 萩原 明美
教育総務課長 中込紀美子
就学支援課長 小林 丈記
教育支援課長 坂野 千幸
学び
支援課長 山田 敦司
7.
委員外議員 なし
8.傍聴者 (1)議 員 なし
(2)その他 3名
9.事務局 3名
事務局次長 浜田 宏美
議事調査係長 左藤 文子
主事 二見 蔵人
10.付議事件 1.議案第1号 令和3年度海老名市
一般会計補正予算(第13号)〔
所管部分〕
(以上令和4年1月17日付託)
11.会議の状況 (午前10時58分開議)
○会長 ただいまの
出席委員は7名であります。定足数に達し、会議は成立いたしましたので、これより
予算決算常任委員会文教社会分科会を開きます。
本日の
分科会日程は、お手元に配付のとおりでありますのでご了承願います。
本分科会を傍聴したい旨の申出がありました。会長はこれを許可することにいたします。
暫時休憩といたします。
午前10時59分休憩
午前11時再開
○会長 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより日程に入ります。
日程第1 議案第1号 令和3年度海老名市
一般会計補正予算(第13号)〔
所管部分〕を議題といたします。
初めに、理事兼
保健福祉部長の説明を求めます。
◎理事兼
保健福祉部長 それでは、議案第1号 令和3年度海老名市
一般会計補正予算(第13号)のうち、
保健福祉部所管部分をご説明申し上げます。
初めに、歳入でございます。
別冊補正予算書10、11ページをご覧いただきたいと存じます。
14
款国庫支出金2項
国庫補助金2目
民生費国庫補助金、
保育士等処遇改善臨時特例交付金は1306万8000円の増でございます。これは、保育所、幼稚園等における保育士、
幼稚園教諭等に対し1人当たり3パーセント程度収入を引き上げる国の事業を実施するための補助金でございます。補助率は10分の10でございます。
続きまして、歳出でございます。16、17ページをご覧いただきたいと存じます。
3
款民生費2項
児童福祉費2目
児童措置費、
民間保育所運営費等補助事業費は1231万6000円の増でございます。これは、先ほど歳入で申し上げました保育士、
幼稚園教諭等の
収入引上げ事業における
民間保育所等への
補助金分でございます。その下、4目
児童福祉施設費、
保育所施設維持管理経費は50万2000円の増でございます。これは
指定管理者制度により運用を行っております
下今泉保育園の
保育士等の
収入引上げ事業に係る経費でございます。
以上、大変雑駁な説明ではございますが、よろしくご審議を賜り、ご決定くださいますようお願いを申し上げまして、説明といたします。
○会長 次に、
教育部長の説明を求めます。
◎
教育部長 議案第1号 令和3年度海老名市
一般会計補正予算(第13号)のうち、
教育部所管部分につきましてご説明いたします。
歳入歳出予算補正の歳入でございます。
歳入歳出補正予算事項別明細書で説明させていただきます。
10、11ページをお開きいただきたいと存じます。
10ページの上から3区分目でございます。14
款国庫支出金2項
国庫補助金5目
教育費国庫補助金の説明欄をご覧ください。なお、今回の
補正予算に計上いたしました
国庫補助金は、いずれも翌年度以降の事業を前倒しして実施するとともに早期に
学校教育環境などの
充実改善を図りたいため、その財源として国の令和3年度
補正予算による
国庫補助金を有効に活用するものでございます。それでは、順次内容をご説明申し上げます。
公立学校情報機器整備事業費587万2000円の増は、
オンライン学習実施に当たって発生する新たなニーズに対応するための補助金が交付されることによる増額でございます。補助率は2分の1でございます。
学校給食施設整備事業費1億2911万3000円の増は、
中学校給食調理施設建設に対し、新たに
国庫補助金が交付されることによる増額でございます。補助率は2分の1でございます。
小学校施設改修事業費3831万2000円の増は、
小学校校舎や
屋内運動場などの
LED化改修工事などに対し、新たに
国補助金が交付されることによる増額でございます。補助率は3分の1及び7分の2でございます。
中学校施設改修事業費591万3000円の増は、
校舎飛散防止フィルム設置工事及び
空調設備改修工事に対し、新たに
国庫補助金が交付されることによる増額でございます。補助率は3分の1及び7分の2でございます。
保育士等処遇改善臨時特例交付金434万9000円の増は、
学童保育クラブ支援員の処遇を改善するため、収入を3パーセント程度引き上げることに対し新たに
国庫補助金が交付されることによる増額でございます。令和3年度の補助率は10分の10でございます。
新型コロナウイルス感染症対策関連事業費1552万5000円の増は、学校が
感染症対策を徹底しながら
教育活動を継続するために必要な経費に対し、新たに
国庫補助金が交付されることによる増額でございます。補助率は2分の1でございます。
次に、歳出でございます。20、21ページをお開きいただきたいと存じます。歳出につきましては、いずれも歳入でご説明申し上げました
国庫補助金の交付対象となる事業でございます。
10
款教育費1項
教育総務費2目
事務局費の説明欄をご覧ください。
ICT教育推進事業費5962万5000円の増は、
オンライン学習実施に向け、さらに必要となる
タブレット端末や
配信用機材等の購入を行いたいため、需用費及び
備品購入費を増額するものでございます。次の食の
創造館整備事業費6億6291万6000円の増は、国の令和3年度
補正予算による
国庫補助金の有効活用を図りたいため、令和4年度予算から改修予定であった新たな
中学校給食調理施設の
建設事業費について、事業費を前倒しで計上するものでございます。今回の
補正予算で計上いたしました6億6291万6000円につきましては、
全額繰越明許費として定め、令和4年度にまたがって執行予定でございます。なお、現時点での
事業費総額は、今回
歳出予算に計上いたしました6億6291万6000円に第3表
債務負担行為において計上いたしました9億9437万4000円を加えた16億5729万円でございまして、複数年にわたる契約を締結する予定でございます。
2つ目の箱でございます。10
款教育費2項
小学校費1目
学校管理費の説明欄をご覧ください。
小学校維持管理経費2020万6000円の増は、
感染症対策を徹底しながら
教育活動を継続するために必要な物品を購入することに伴いまして、需要費及び
備品購入費を増額するものでございます。次の
小学校施設整備事業費1億3131万4000円の増は、児童の学習環境の改善及び非常時の
防災機能強化を早期に図りたいため、
工事請負費を増額するものでございます。次の
小学校健康管理事業費49万6000円の増も、
小学校維持管理経費と同様の理由により、
感染症対策物品を購入したいため増額するものでございます。
22、23ページをお開きください。
10
款教育費3項
中学校費1目
学校管理費の説明欄をご覧ください。
中学校維持管理経費1020万4000円の増、
中学校施設整備事業費3149万3000円の増、
中学校健康管理事業費14万4000円の増は、いずれも
小学校費と同様の理由により、
感染症対策物品を購入するとともに、
学校施設の工事を実施するため増額するものでございます。
2つ目の箱でございます。10
款教育費4項
社会教育費1目
社会教育総務費の説明欄をご覧ください。
学童保育支援事業費409万9000円の増は、
学童保育クラブ支援員の
処遇改善のため、令和4年2月から収入を3パーセント程度引き上げるため、
学童保育クラブへ交付する補助金を増額するものでございます。
大きく戻りまして、4ページをお開きください。第2表
繰越明許費補正の1 追加でございます。
上から7項目めの10
款教育費1項
教育総務費、
ICT教育用タブレット等購入の限度額5962万5000円から最下段の同じく3項
中学校費、
今泉中学校飛散防止フィルム設置工事の限度額896万5000円までの9項目が
教育部所管でございます。
款、項、事業名、金額は記載のとおりでございますが、内容はいずれも
歳出予算で説明させていただいたとおりでございます。国の令和3年度
補正予算の有効活用を図り、翌年度以降の事業を前倒しして実施するとともに、早期に
学校教育環境などの
充実改善を図りたいため、
繰越明許費を設定し、年度をまたがって執行するものでございます。
5ページをご覧ください。第3表
債務負担行為補正の1 追加でございます。
児童用防災ヘルメット購入の期間は令和3年度から令和4年度、限度額は1672万7000円でございます。
防災頭巾付折り畳み
ヘルメットを小学校1年生から3年生の児童に貸与するため、年度をまたいで契約を締結し、早期供用を図りたいため、
債務負担行為を設定するものでございます。
次の
中学校給食調理施設(食の
創造館増築棟)
整備工事の期間は令和4年度から令和5年度、限度額は9億9437万4000円でございます。令和5年9月の
中学校給食再開に向け、新たな
中学校給食調理施設を建設するに当たり、
繰越明許費で定める6億6291万6000円に
債務負担行為で定める9億9437万4000円を合算した金額の範囲内で、年度内に複数年度にまたがる契約を締結する場合に
債務負担行為が必要となるものでございます。
以上、大変雑駁な説明でございますが、よろしくご審議いただき、ご決定を賜りますようお願い申し上げまして、説明を終わります。
○会長 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。質疑のある方はどうぞ。
◆
志野誠也 委員 それでは、私から3点ほど質疑させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。先ほど本会議の場でも、本来であればこの委員会の場で質疑をされるような内容の質疑がなされているということもありますので、私も幾つか予定していたものについては省略をさせていただきたいと思いますが、そこの部分につきましては答弁のほうでも一部省略をしていただいて構いませんので、お願いできればと思います。民間の
保育士等の
処遇改善措置と
ICT教育用タブレット等の
オンライン教育推進機器の充実、あと食の
創造館増築棟の整備、この3点について一問一答形式でお伺いをしていきたいと思います。
まず、民間の
保育士等の
処遇改善措置ですけれども、ある程度もう答弁いただいたかとも思いますが、一般に報道等でよく言われている保育士の処遇にこれは本当に反映されるのだろうかというような心配事が以前から言われているように思います。この点を海老名市ではどのような対応をされているのか、何か確認をされているのかについてお伺いをいたします。
◎保育・
幼稚園課長 委員のご質問といたしましては、こちらの
処遇改善の費用がきちんと保育士に行き渡っているかどうか確認されるかということでございます。こちらにつきましては、まず
事業開始前に
事業計画書というものを提出していただいて、また、
事業終了後には
実績報告書を園から提出していただきます。
事業計画書、
実績報告書には個々の職員の
賃金改善額が記入されますので、詳細の確認が可能と考えております。ほかに、市の監査で賃金台帳を確認するなどの方法もあると考えております。
◆
志野誠也 委員 ありがとうございます。やっぱりここの部分が一番大事なのだろうと思っておりますので、確実に保育士の方々の処遇が改善されていくように、市のほうでもぜひ見ていっていただきたいと思います。また、これは
国庫補助10分の10ということで、
放課後児童支援員の方に対しても同じような対応をされることは伺っておりますので、そちらについても同様に処遇に反映されるように様々努力をしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
続きまして、先に食の
創造館増築棟の整備についてお伺いをいたします。こちらも先ほど本会議場でかなり細かな質疑がされておりましたが、一応、すみません、改めましてここまでの経緯の部分をご説明いただければと思います。お願いいたします。
◎
就学支援課長 学校給食検討委員会の実施、それからその提言を受けて、
中学校給食の方向性が定められてきました。さらには、令和2年11月に
中学校給食施設について
教育委員会のほうで方向性が定められています。
センター方式の実施、食の創造館の東側に建設、公設民営で運営を行っていく、それから令和5年9月実施に向けたスケジュールというところで
教育委員会で方向性を定めてきたわけですけれども、令和3年度、今年度につきましては、
施設建設工事発注に向けた
設計業務に取り組んでいるところでございます。
◆
志野誠也 委員
設計業務に取り組んでいるということですけれども、すみません、念のため、
設計業務はいつ完了の予定でおられたのか、お伺いをいたします。
◎
就学支援課長 設計業務を今年度進めてまいりましたが、
詳細設計の完成のめどが2月末ということになっております。
◆
志野誠也 委員 この設計完了が2月末で、今回
補正予算が1月の半ばである今、出てきているということが本会議場ではひっかかってきているのかなと感じるのですけれども、ただ、
先ほど教育部長の答弁も本会議場でありましたけれども、あくまでも国の
補正予算を活用して
国庫補助を確実に確保するという部分に関しては理解をするところです。本会議場で、その前段のプロポーザルをやったときには15億7000万円だとか、今回16億5700万円で上がっているではないかというような指摘もありましたが、これを否定するのであれば、そもそも契約段階で
インフレスライド条項というものは存在しないのかと思いますから、やっぱり人件費はしっかりと見ていっていただきたいと思うので、そういう意味ではこの15億7000万円から16億6000万円弱に上がったという部分で、資材の高騰ということは私は理解をするところです。
ただ、一応、そうはいっても
詳細設計が出る前段階で、多分仮の価格で国の補正を取りに行ったという、ここの部分について、もう少し何かご説明が欲しいと思うのですけれども、お願いはできますでしょうか。
◎
教育部長 ただいま
就学支援課長から
詳細設計の契約の期限が2月末であるというご説明をさせていただきました。今年度、我々教育部と
工事所管をしていただく財務部と、また業者等と、かなり細かいところまで踏み込んで協議を行ってまいりました。その結果といたしまして、2月末が工期ですので、もうその施工の内容ですとか工事費の積算についてもおおむね終了に近づいているような状況に来ています。このような状況がございますので、今回、令和3年度の国の
補正予算の前倒しの照会があった際には、これなら我々としても前倒しを、手を挙げることができるなという判断を行いまして、もともと令和4年度の
文部科学省の建築計画にも載せている事業ですので、事業費が決定しているわけではないのですけれども、金額については今回予算で計上した金額から大きくずれることなく設計金額がまとまると思っています。
また、しっかり
事業内容が固まった段階で議員の皆様にはその詳細についてお知らせしたいと考えております。
◆
志野誠也 委員 ありがとうございます。理解をいたしました。だからこそ
債務負担行為だということもあるのかと思いますので、ぜひともしっかりと取り組んでいっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
続きまして、
ICT教育用タブレット等の
オンライン教育推進機器の充実のほうですけれども、こちらの
整備内容についてお知らせいただければと思います。
◎
教育支援課長 整備内容ですが、教材備品として、教員用の
タブレット及び配信用の
タブレットが799台と、修理時などの予備用としての
学習者用タブレット233台、また、消耗品として配信用のマイクですとかカメラ、また配信用の三脚、
端末カバーなどでございます。
◆
志野誠也 委員 ありがとうございます。ようやく教員用のということで、以前から子どもの分はあるけれども教員の分がというのはずっとネックだったのかと思いますので、本当にここで整備がされるということは、ありがたいなと私個人としても思います。
ただ、前回の子ども用の
タブレットを入札したときに入札不調が本当に繰り返し起こったという部分は記憶に新しくて、当時の担当の参事の方が物すごく厳しい顔をしていらっしゃったのが印象に残っていて、何か聞くたびに苦労しているなというところがありましたので、そういう意味でも少しでも前倒して入札だとかにかけていけるのはいいことだと思います。台数が前回ほど多くはありませんので、それを考えればそこまで問題がないのかもしれませんけれども、そうはいっても、この補正という意味で言えば、結構全国的にまた需要があって難しいみたいなことも出てくると困りますので、ぜひともそういった入札方法の工夫などもしながら進めていっていただければなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。また、これによって
オンライン教育ができる環境も整ってくると思いますので、ぜひともそういった取組も、これまで何度となくお願いもしてきましたので、ぜひ改めてよろしくお願いいたします。以上で終わります。
◆
日吉弘子 委員 それでは、2点質疑させていただきます。
児童用防災ヘルメットの購入と、あとは
学童保育支援事業費の2点でございます。
まず1点目、
補正予算書5ページ、
債務負担行為補正です。1672万7000円、この導入に踏み切った経緯について伺います。
◎
教育総務課長 かねてから避難時に落下物などから頭を守るという点においては、
防災頭巾よりも
ヘルメットのほうが有効であると認識は持っていたものの、管理のしやすさや、より装着が簡単であるという
防災頭巾のよい点もあるため、
防災ヘルメットの導入については研究を進めてきたところでございます。また、議員からも、
議会定例会の中で
防災ヘルメットのご提案をいただいたところでございまして、学校で想定される災害では火災よりも地震のほうがより危険性が高いと考えており、ここで低学年児童から順次貸与する方向性を決定しましたので、危惧されている大地震に備え、
子どもたちがより安全・安心に学校生活を送れるよう、早期に
ヘルメットの導入を決定したところでございます。
◆
日吉弘子 委員 今日は阪神・
淡路大震災からちょうど27年目に当たるということで、昨日も遠い国からのことですが津波警報もあったりとか、本当に今何か考えられないというか、そういう風水害も含め、いろいろな災害があります。この
防災ヘルメットに関しましては、平成28年の
文教社会常任委員会から私も提案させていただいて、あと、合計3回、一般質問も含め、要望させていただきました。今回こういう形で用意をしていただけることに本当に感謝を申し上げます。
次には、この詳細、概要について伺いたいと思います。
◎
教育総務課長 概要について、令和4年度の新1年生から3年生分の児童用の
防災ヘルメットを購入する予算を
債務負担行為で計上させていただいております。購入予定の
ヘルメットは、折り畳み式のもので、安全性は通常の
ヘルメットと変わらず、折り畳むことでコンパクトに収納できるものです。また、防炎素材の頭巾で覆われているため、火の粉からも頭部を守ることができます。
ヘルメットは、市が購入をすることで保護者が負担をすることなく、児童に貸与してまいります。価格につきましては、入札を行っていきますので正確なところは申し上げられませんけれども、個数でいきますと3500個分、1個当たり約4700円程度で予算計上させていただいております。
◆
日吉弘子 委員 1個当たりまだどうなるか確定していませんけれども、4700円程度で3500個分ということで理解をしました。今のお話ですと、1、2、3年生分をまずは用意していただくということですが、それ以降、4、5、6年生に関しての導入計画はいかがでしょうか。
◎
教育総務課長 まず、低学年からということで配備を予定しているのですけれども、順次、4年生以上の児童分につきましても早いタイミングで導入を予定したいと考えております。
◆
日吉弘子 委員 ぜひよろしくお願いいたします。
次に、近隣市の状況についてお伺いします。
◎
教育総務課長 こちらは令和3年9月1日付の
神奈川新聞の情報によります。
防災ヘルメットを導入しているのは横浜、茅ヶ崎、松田町です。
防災頭巾と
ヘルメットの併用は箱根町と山北町でございます。やはり県内で
防災頭巾を導入している市町が多くございまして、近隣でも厚木、綾瀬、座間などは
学校ごとに異なっているところがございます。
学校ごとに、
ヘルメットであったり、
防災頭巾であったりと聞いております。
◆
日吉弘子 委員 分かりました。平成28年9月の
文教社会常任委員会で取り上げさせていただいたのは、その前に
総合教育会議があったときに、
子どもたちの頭を守るというか、安全ということがお話に出ていましたので、それを提案させていただいた次第です。
こういう形で
防災頭巾から折り畳みの
ヘルメットになっていくということはとてもいいことだと思います。地域によっては親が半分とか負担するところもあったりとかということですが、海老名市としては貸与という形で全額市で予算を組んでくださるということで、感謝を申し上げます。
ぜひ、今回の
ヘルメット、こういう小さいものですけれども、プラスチックでできていて、そういうものを導入していただいたことをきっかけに、海老名市では
防災教育も、低学年用、高学年用、中学生用と3冊の
防災学習テキストもつくっていただいて取り組んでいただいていますが、ぜひソフト面もまた、いつ起こるか分からない災害に対して自分の命を守る教育をお願いしたいと思います。これは要望とさせていただきます。
2点目に移ります。2点目は
学童保育支援事業費で
補正予算書23ページ、409万9000円です。この
補正予算の概要について伺います。
◎学び
支援課長 補正予算の概要についてご説明します。国の
補正予算において
新型コロナウイルス感染症への対策を講じながら事業を続けていただいている
放課後児童クラブで働く職員の
処遇改善のために、令和4年2月から収入を3パーセント程度引き上げるための補助メニューが新たに設けられました。こちらが概要になります。
◆
日吉弘子 委員 今、学童保育は市内に57か所と聞いております。学童保育を利用している
子どもたちも本当に年々増えまして、今、約1700人と伺っています。かなり前ですけれども、議員として学童保育総会とかに参加させていただいたときは、1000人ちょっとかなという記憶があるのですが、そういう意味では、やはり海老名市としては、人口も増え、また子育てをしながら働くお母さんが特に増えているということを実感しております。今回のこの予算に関しまして、市内の学童クラブで働く、まず職員の人数をお伺いして、また、今回の補助の対象者、その2点について伺います。
◎学び
支援課長 市内で
学童保育クラブで従事していただいている職員の方につきましては、常勤、非常勤含めまして312名いらっしゃいます。今回の補助においては、この方々全ての職員を対象としております。
◆
日吉弘子 委員 それでは、具体的な補助額の算出方法について伺います。
◎学び
支援課長 常勤職員1人につきまして、1か月当たり1万1000円の補助上限になります。こちらの内訳としましては、9000円が職員の給与、そして2000円分が賃金改善に伴う社会保険料事業主負担分の法定福利費の増額分という内訳になってございます。
◆
日吉弘子 委員 この学童保育の施策といいますか、それはとても大事ではないかと思います。今、学校が終わって学童保育に行く子どももこれだけ増えているということは、今後もまた学童保育に対する補助金などの充実も必要ではないかと考えています。今、大体予算ベースですと年に4億円ぐらいの補助金が投資されておりますが、やはり今後のことを考えますとその充実も必要だと思うのですが、いかがでしょうか。
◎学び
支援課長 委員のお話にありましたように、学童保育の利用ニーズについてはだんだん高まってございます。これに対しまして、海老名市としましても国や県の補助金を、アンテナを高くしまして、より多くの補助金を活用できるように努めてまいりたいと思っております。
◆
日吉弘子 委員 最後に要望になりますが、共働きの家庭などの増加によってニーズは年々高まってくると思います。そのようなニーズをアンケートなどを取っていただいたりして把握していただいて、それによって何が必要であるかとか、そういう補助制度も活用しながら、学童保育で働く方々の処遇の改善もしていただけたらと思います。
あともう1点は、先ほどの防災の面でお話ししましたが、やはり今、
子どもたちは学校が終わって学童保育に行ったりとかフリースクールとかいろいろありますが、自宅以外で過ごす時間、施設も、コロナ禍とはいっても今増えているのではないかと感じます。そういう意味では、前も提案させていただきましたが、学童保育ごとの避難訓練とかをやっていただいているところもあるとは聞いていますが、その辺の意味でも
子どもたちの安全・安心のための施策をお願いしたいと思います。
◆田中ひろこ 委員 4点ほど伺いたいと思います。
民間保育士の9000円アップということで、
国庫補助を使ってということなのですけれども、もう既にいろいろご説明もいただいていますので具体的なことをお聞きしたいと思います。これは何人分を今想定しているのかということと、あと、調理師、看護師も含むということになっていますが、それは何人ぐらいが対象になっているかということ、それと、対象はパートの人たちも多いと思いますけれども、そういう方たちも入っているのかということをお聞きしたいと思います。
◎保育・
幼稚園課長 今回のこちらの
処遇改善の補助金ですが、何人分といいますのが、市内の特定教育保育施設、つまり保育所、幼稚園、認定こども園、それと特定地域型保育事業所、小規模保育事業所におおむね勤務する職員に対して出る補助金でございまして、一応おおむね860名程度ということで積算しております。
◆田中ひろこ 委員 これは正規の職員だけではなくてパートの方、非正規の方も含めてでしょうか。それと、補助は9月までの予定だと思うのですけれども、4月からの予算はこれから組んでいくことになるのか、伺います。
◎保育・
幼稚園課長 こちらの対象は正規の職員だけではなくパートの職員も対象になります。今回は2月、3月分のものを
補正予算に提案させていただいておりますけれども、4月以降については令和4年度の当初予算でお願いしたいと考えております。
◆田中ひろこ 委員 さっき議場でも質問があったような気がするのですけれども、市立保育園、公立保育園の保育士が、正規職員は対象ではないけれども、会計年度任用職員が対象になる。そのときの答弁で状況を見ながらということでお答えになっていたような気がするのですけれども、それはどういう状況であれば支給されることになるのか、そのことについて伺いたいと思います。
◎理事兼
保健福祉部長 その点につきましては市長室のほうで判断をすると聞いております。
◆田中ひろこ 委員 判断は市長室ということなのですけれども、どういう状況ならその支給をするかという判断する材料とか、そこのところは分かりますか。お答えいただければありがたいのですけれども。
◎理事兼
保健福祉部長 今、民間保育所のところで我々は調査をかけておりますので、そこで大体の金額ですとかそういうものは把握できると思います。そういうものも検討の材料になるかとは考えております。
◆田中ひろこ 委員 ちょっとこだわっているのは、やっぱり公立保育園の保育士も非正規の方が多いと伺っているので、その非正規の方にもそういうアップができればいいなと思っています。今、コロナの大変なときなので、ぜひ、状況を見ながら判断していただければと思いますので、要望といたします。
次に、ICT、オンライン授業の推進機器の整備事業なのですけれども、もう今までいろいろな委員からも質問があったので、ここでは全体的なICTの授業のことを関連するのでお聞きしたいのですが、今までの子どもへの
タブレットの配付状況は、もう既に全員に配付できているのかということと、それから、今まで実施したオンラインの授業数はどのくらいか、あったのかどうか、伺いたいと思います。
◎
教育支援課長 児童生徒用の
タブレットにつきましては、その数がきちんと配備されております。また、オンライン授業と呼ばれるものは、今、各校で試行的に行い、いつでもどのような状況になっても実施できるように準備のほうは進めているところでございます。
◆田中ひろこ 委員 以前に一般質問でも、不登校の
子どもたちへのオンライン授業というようなことも必要なのではないかとお聞きしましたので、今回もそれまでに皆さん本当にオンライン授業の準備をされていたという今の答弁でしたけれども、研究会というものが今実施されていると聞いていますけれども、今までに何回ぐらい実施して、何かその成果というか、そういうものがあったでしょうか、その点について伺いたいと思います。
◎
教育支援課長 オンライン授業を研究している先生方の集まりとか、それは定期的ではないのですけれども、今までに三、四回は行われておりまして、それぞれ効果的なオンライン授業の在り方を研究しております。
◆田中ひろこ 委員 ありがとうございます。なかなかオンライン授業に取り組むのはすごく大変ではないかと思いますので、これが進んでいけば不登校の
子どもたちへの対策にもなるし、
子どもたちの学習権が本当に保障されていくことになると思いますので、ぜひ研究を進めて、
子どもたちにしっかりと授業が行き渡るようにしていただきたいと思います。要望といたします。
食の創造館の件ですけれども、先ほど志野委員からも質問がありました。議場でも質疑があったのですけれども、私がやっぱり分からないと思ったのは、
国庫補助が出るので、国の補助を確実に取れるということで今回補正を組まれたと思うのですけれども、設計がまだできていない、そして2月末にその設計の内容が定まり、受け取れるということなのですが、設計ができていない中で工事費、あと委託料というものが出ているのですけれども、どんな内容で設計委託しているのか、そういうことは委託するときに確実に委託、形ができているのでしょうか。その点についてちょっと聞きたいと思うのですが。
◎
教育部長 設計の委託につきましては、当然、公共工事積算基準に基づいた金額の算定、また、図面の作成等について委託を行います。今回、設計の委託については契約上令和4年2月末までとなっておりますけれども、そこを待って予算措置となると令和4年度の国庫が受けられない可能性が十分考えられるかと思っています。したがいまして、今回は今年度鋭意設計を進めてきた中で、その
整備内容についてはもう固まりつつある。その
整備内容に基づいた金額の積算等も業者のほうで並行して行っておりますので、今回この時点であれば予算措置については適切な時期であろうと我々としては考えております。
◆田中ひろこ 委員 今取らないと取れないということで、そのように計画したということで、分かりました。
議場での答弁でも、設計内容が固まってから報告されるということですけれども、それは当初予算の3月に報告になるのかどうか。契約がまだできていないということなのですけれども、すみません、契約していないのに委託したりすることができるのかどうか、その辺のところを聞きたいのですけれども。
◎
教育部長 今回、委託料で予算措置している内容については、来年度以降工事を施工するに当たって施工監理が必要となりますので、今後、施工監理の委託料が必要となります。また、今後の流れといたしましては、我々としては、整備の内容が固まった段階でご報告するとともに、その後に、当然決定した内容に基づきまして契約行為に進みますので、契約につきましては議決案件となりますので、契約の議案については今後議会に提案してご議論いただくというような形になろうかと思っております。
◆田中ひろこ 委員 分かりました。しっかりと内容報告をしていただけるようにお願いいたします。
それと、最後の点です。タタメット、
防災ヘルメットです。今も日吉委員からも経緯等を聞いていただきました。本当に他市でも進んでいるし、そして海老名市でも市単独で進めるということで、とてもいい事業だと思っています。これなのですけれども1個4700円、結構高いですよね。多分いろいろな事業者がそういうものをつくっていると思うのですけれども、大体どのぐらいで、これが一番安かったのでしょうか、その点について聞きたいのですが、どうでしょうか。
◎
教育総務課長 値段の比較というより、導入したい、配備したいという思いでタタメットの予算計上となっております。
◆田中ひろこ 委員 1年生から3年生までということで、例えば1年生で
ヘルメットを自分でちゃんとできるのかどうか心配なのですけれども、その点についてはどうでしょうか。
◎
教育総務課長 その点に関しましては、学校でも年1回の避難訓練だけではなく低学年、やはり慣れていないというのはおかしいのですけれども、新しい取組になりますので、そういった扱い方についてはそういう時間をお願いしていきたいと考えております。
◆田中ひろこ 委員 慌てたときにそういうことがすぐできない
子どもたちもいると思いますので、ぜひそういう訓練の中でそれをやっていただきたいと思うのと、それから、今は1年生から3年生までですけれども、4年生からもこれから順次検討していかれると思うのですけれども、例えば学童保育などの
子どもたちもかなり多くなっています。そういう学童保育への支援というようなものを、
ヘルメットに関してですけれども、考えていらっしゃるのか、研究していらっしゃるのか、いかがでしょうか。
◎学び
支援課長 日吉委員のお話のときにも、
学童保育クラブに対する防災対策を検討してほしいというようなことを要望でもいただいております。今後、第2の居場所として
学童保育クラブが
子どもたちにとっても重要な部分になってきますので、タタメットだけではなくて総合的に防災対策というものを考えていくといったことは、これからも行っていきたいと思っております。
◆田中ひろこ 委員 ありがとうございました。終わります。
◆佐々木弘 委員 食の
創造館増築棟の整備に関して伺っていきたいと思います。壇上で基本的なことは伺ったのですけれども、ちょっとその点に関して伺っていきたいと思うのですが、現有の小学校の部分の給食調理施設に関しては、国交省の関係のことで県の企業庁の制度を使ったと思うのですが、今回は市の事業としてやっていくというお話でした。その有利、不利というのでしょうか、やり方に関して、国交省のメニューを使った場合、何か有利な点があったらそちらを使ったほうがいいでしょうし、むしろ、ちょっと使い勝手が悪いとか課題があったから今回は市の事業としてやっていくということなのか、そのあたりの検討の経過に関して伺っていきたいと思います。
◎
教育部長 現在の食の創造館につきましては、条例上は、「食育を推進し、学校給食、配食サービス等広く市民にサービスを提供する市民開放型の多機能施設」として設置するとなっております。先ほども申し上げましたが、現在の食の創造館につきましては地方自治法に基づく公の施設として設置したものでございます。したがいまして、市民開放型の機能を有している公の施設であるということから、当時、国土交通省所管のまちづくり交付金を活用したという状況がございます。今回、新たに建設予定の
中学校給食の調理施設につきましては、補助金といたしましては
文部科学省の
学校施設環境改善交付金の活用を予定しておりまして、あくまでもその機能の中には市民開放型の部分は設けずに給食調理施設に特化した建物となるということから、今回については、その補助の目的と施設の内容をしっかり精査した結果といたしまして、
文部科学省の
国庫補助金を活用するという結論となったものでございます。
◆佐々木弘 委員 となりますと、確認なのですけれども、今の施設に関しては国交省の交付金を活用したということで、いろいろと用途というのでしょうか、使い方とかその他、何か制約があるのではないかと。今回は中学校の部分を増設するということで、そうはいってもほぼ同じ1つの施設になると思うのですが、そこら辺の整合性というのでしょうか、何か使い勝手が悪くなるとか、いろいろな制約が出るとか、そういった心配はないのかどうか確認したいと思います。
◎
教育部長 現在の食の創造館の東側に新たに
中学校給食の調理施設を建設いたしますので、支障が出るということはなく、まさに現在の食の創造館と新たな
中学校給食の調理施設については、それぞれが連携し合うとともに、リスクの分散化が可能であると考えています。このようなことから、当然、今の施設と新しい施設が連携しつつ、しっかり役割分担を持つべきだと考えています。その役割分担とは、市民に開放する部分については既存の食の創造館のほうにその機能がありますので、今回の
中学校給食の調理施設については、災害時の炊き出し機能等は有しますけれども、あくまでも
中学校給食調理施設として建設するという予定でございます。
◆佐々木弘 委員 次に、この整備事業に関してです。先ほど事業規模のお話が本会議でもこの分科会でもありましたけれども、基本的にはこの間の物価高、資材とあと人件費もですか、こういったところでプラスになるというお話でした。一方で、先ほど本会議場で、私、このように理解したのですけれども、ちょっと削った面というのでしょうか、減らしたというのか、そういった面もあったということが答弁としてあったかとは思うのですが、その削ったとか減らしたというのは、どういったところをそのようにしたのか確認したいと思います。
◎
教育部長 まずは、プロポーザル業者からは、こういった建物をこういった配置でと、そのような形で提案をいただきます。今回いろいろな協議、また設計作業を進めるに当たって、オーバースペックとなる可能性がある部分等については現在の実情に応じて見直しをしたというようなところがございます。今回、例えば災害時に備えた浸水高等につきましては、現状を踏まえながら決定したという経緯がありますので、業者の提案を全てそのまま受け入れるのではなくて、海老名市として整備するに当たって、その内容についての判断を行いながら設計を進めたという状況でございます。
◆佐々木弘 委員 プロポーザルの中身から精査したということで、もちろん特にオーバースペックな部分は、税金ですので見直すのは当然だと思います。一方でちょっと心配しているのは、本当はこういった水準で市としてもやりたいのだけれども、財政上のいろいろな制約とか問題とか、あと、なるべく総額を抑えなければいけないということで、本当はこれぐらい求めたいのだけれども、ちょっと我慢せざるを得ないとか、妥協せざるを得ないとか、そういったことはなかったのかどうか。今ちょっと浸水高というお話があって、これは余裕を持ってというのでしょうか、やはり災害時の炊き出しも行われるというところで、あそこはそんなに高台ではないと思いますので、例えば浸水高をちょっと甘くしてしまったりとかすると、それは本末転倒かと思います。そういった泣く泣く削ったということはないのかどうか、その点はいかがでしょうか。
◎
教育部長 可能な限り工事費を削減するということは、基本的な考え方としては市の職員として持たなくてはいけない部分だと思いますけれども、今回の設計に当たって、予算を、また工事費を削減するために求めたいものを削ったというものはございません。我々として、
中学校給食をしっかり提供するのに必要な機能等については盛り込んで設計を進めているものでございます。
◆佐々木弘 委員 確認ですけれども、浸水高がどうしても気になったものですから、その点は、問題はないのかどうか、お願いします。
◎
教育部長 現在、浸水高については90センチかさ上げするという予定となっております。その90センチについても、いろいろな方面から、例えば危機管理所管から意見をいただいたり、また、財務部の設計担当から意見をいただいて、この高さであれば十分炊き出し機能も維持できるというようなことから決定しているという状況にございます。
◆佐々木弘 委員 では最後に、学童保育の指導員の方への
処遇改善措置に関して確認したいと思うのですけれども、すみません、ちょっと私、さっき聞き逃していたら申し訳ないのですが、保育士のほうは改善されるための担保というのでしょうか、そういったことはやっていくということで答弁があったと思うのですが、学童のほうに関しても同じくその担保というのでしょうか、そういったものはどのようにやる考えなのか、お願いしたいと思います。
◎学び
支援課長 今回の事業につきましては、保育士のスキームと同様のスキームで行っていくということですので、国から指示がありますのは、計画書に基づきましてそちらを提出していただく。そして、その実績に基づきましてチェックをするという形で手続をしていくということになります。
◆相原志穂 委員 よろしくお願いします。委員の方がほとんどお伺いしているので、どうしても聞きたいところを少し聞かせてください。
1点目が、先ほどからいろいろ出ていますけれども、民間
保育士等の
処遇改善、それから学童支援員の
処遇改善というところで、今回国の予算は9月まで補助が出るようになっているかと思います。保育士も学童支援員も給与水準が低いと言われているので、それを上げることはとてもいいことだと思うのですが、9月以降、国からの予算がなくなった場合には、海老名市としては今後どう考えていくのか教えてください。
◎保育・
幼稚園課長 今回の補助金が、まず2月から9月までということなのですけれども、10月以降は毎月の園の運営費として支払っている施設型給付費に組み込まれていく予定となっております。ただ、国から正式にまだそのあたりの通知はないのですけれども、一応、来年度10月以降は給付費に上乗せされるのではないかということでございます。この場合は何らかの形でちゃんと支給されているかどうかということを確認できるものと考えています。
◎学び
支援課長 学童保育クラブについては、やはり国の補助のメニューが継続的な
処遇改善を行うということが交付の条件となってございます。ですので、9月までは10分の10という形で補助がつくことが今の時点では国から通知が来てございます。それ以降については、国3分の1、県3分の1、市3分の1という形で継続していくような予定で、私どもには情報提供されておりますので、それに従って事務は進められるように努めてまいります。
◆相原志穂 委員 ありがとうございます。やはり9月で終わりとなってしまい、また元どおりというのもおかしな話ですので、しっかり
処遇改善ということでお願いをしたいと思います。また、やっぱり保育士の数が少ないというところでも、潜在的な保育士の掘り起こしに少しでもなればいいと思いますので、よろしくお願いいたします。
また、保育士のところには、今回認可外保育園は含まれていないのかと思いますので、やはり市内のお子さんを保育してくださっているところではあるので、何らか今後考えていっていただければと思いますので、これは要望とさせていただきます。よろしくお願いします。
続きまして、
ICT教育推進事業費です。今回、先ほど内訳をいろいろお伺いいたしまして、これでオンライン授業も含めてICT関係の機材は全てそろうというような形でよろしいのでしょうか。
◎
教育支援課長 オンライン授業を進めていくに当たっては、必要な機材、周辺機器等が整ったと捉えていただいて構わないところでございます。
◆相原志穂 委員 ありがとうございます。本当に本市は、ご家庭にそういうWi‐Fiの機能がない方たちのためにモバイルWi‐Fiを用意してくださったりとか、いろいろやってくださっていると思います。我が子も、この間、オンライン授業でハイブリット授業だといって家に
タブレットを持って帰ってきて、学童保育の子だとか、ちょっと家で不安がある子は学校に残って普通の授業を受けながら、家に帰ってオンライン授業を受ける子という形の試行もしていて、また、その授業の映像を流すだけではなくて、家にいる
子どもたちに対しても勉強ができる仕組み、今ここを解こうねとか、解いた子たちから、チャットなのですか、手を挙げてとか、
子どもたちが家にいてもサボらないような仕組み、楽しめる仕組みもつくってくださいました。先生がやっていることはすごいなと思いましたので、ぜひ今後、またコロナがどうなっていくのか分からないですけれども、オンライン授業を進めるようにお願いをいたします。
また、先ほどもありましたけれども、やっぱり不登校のお子さんのためには、いち早くこの授業を普通にやっていっていただける仕組みをつくっていただきたいと思いますので、まずは、家にいるというところは難しいのかもしれないのですけれども、心の教室、学校に行っている子たちから、試行でも授業がオンラインでできるとか、そういう仕組みを今後整えていってほしいと思いますので、よろしくお願いいたします。
続きまして、小学校の施設整備事業費です。今回、LED化の改修工事、
屋内運動場が小学校2校で、校舎が小学校5校と伺っておりますけれども、その他の小学校、中学校に対しては今後どのようにしていくのか、お伺いさせてください。
◎
教育総務課長 LED工事につきましては、順次、次年度以降、計画的に進めていきたいと思っております。まだどこの学校からという順番まではできていないのですけれども、次年度につきましても、計画的に進めていきたいと考えております。
◆相原志穂 委員 ありがとうございます。やはり全学校LED化になったらいいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
中学校の施設整備事業費のところでは、今回は海西中学校の
空調設備改修工事と伺っているのですけれども、この空調に関しては、ここの学校だけではないと思うのです。毎年本当にいろいろな学校で、特に冬は何とかなるという話は聞くのですが、夏に空調が壊れてしまうと、
子どもたちが大変な思いをしているとよく聞きます。空調は、クーラーが入ってかなりたっていると思いますので、そのあたりも状態を調べていただきながら、ここも計画的に順次直していただければと思うのですが、お願いできますでしょうか。
◎
教育総務課長 海西中学校の今回計上させていただいている部分につきましては、平成10年度に整備した系統でございます。設置の時期とかも把握しておりますので、故障の多いところとか、そういったものも計画的に改修を進めていきたいと考えております。
◆相原志穂 委員 夏になると教室のクーラーが効かないといってあっちの教室、こちらの教室と空き教室を歩いている
子どもたちを見ると、やっぱり整備してあげてほしいと常々思っていますので、ぜひよろしくお願いいたします。
最後になります。防災用
ヘルメットのところです。私も子どもの安全・安心というところはライフワークのように進めておりまして、
防災頭巾の安全性で何回か一般質問もさせていただいておりました。今回、貸与という形ですけれども、購入していただいて、本当にありがとうございます。そんな中で、質問したときに、どうしてもここがネックだよというところがその保管をどうするかだったと思うのですけれども、
ヘルメットの保管はどのようになっているのか、教えてください。
◎
教育総務課長 ヘルメットの購入と同時にアタッチメントバンドという、椅子の背もたれとか座面の下とかに収納できるようなバンドも同時に配備していきたいと考えております。
◆相原志穂 委員 ありがとうございます。机のすぐそばにあるということで、何かあったときにすぐに使えることが確認できました。今回、低学年のお子さんからの配備なので、いろいろ大変だろうと思います。ただ、今回は折り畳み式の
ヘルメットと防炎の
防災頭巾も完備しており、普通の簡易な
ヘルメットよりもさらに考えていただいているところも大変ありがたいと思いました。今後、ぜひ、特に1年生がちゃんとかぶれるかどうかという不安は親御さんもあると思いますので、学校でいろいろと試行錯誤していただきながら、すぐに装着できるようなことをしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上です。ありがとうございます。
○会長 ほかに。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○会長 ほかに質疑もないようですので、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○会長 ご異議なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
以上で当分科会で所管する部分の審査は終了いたしました。
なお、分科会審査報告については正副会長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○会長 ご異議なしと認めます。よって分科会審査報告については正副会長一任と決しました。
以上で本日の議事は全て終了いたしました。これをもちまして
予算決算常任委員会文教社会分科会を散会いたします。
(午後0時6分散会)...