海老名市議会 > 2019-06-13 >
令和 元年 6月 文教社会常任委員会−06月13日-01号

  • "高齢者予防接種事業費"(1/1)
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  1. 海老名市議会 2019-06-13
    令和 元年 6月 文教社会常任委員会−06月13日-01号


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    令和 元年 6月 文教社会常任委員会−06月13日-01号令和 元年 6月 文教社会常任委員会 文教社会常任委員会会議録 1.日時  令和元年6月13日(木)午前9時開議 2.場所  第1委員会室 3.出席委員  7名         ◎久保田 英 賢  ○市 川 洋 一   日 吉 弘 子          佐々木   弘   志 野 誠 也   相 原 志 穂          吉 田 みな子 4.欠席委員  なし 5.出席議員  なし 6.説明員  20名          保健福祉部長   江成 立夫   同部次長(子育て担当)小澤 孝夫          同部次長(健康・保険担当)    同部次長(福祉担当) 鶴間由美子                   小松 幸也          同部参事     橋本 祐司   福祉政策課長     佐藤 哲也
             生活支援課長   西海 幸弘   同課保護係長     須合 憲路          地域包括ケア推進課課長補佐    同課地域包括ケア推進係長                   安本  栄              田中  歩          障がい福祉課長  森川 浩次   同課相談支援係長   菅野 英輝          国保医療課長   井上 雅文   同課福祉医療・手当係長                                      奥田ともみ          保育・幼稚園課長 安齊 浩史   同課保育・幼稚園係長 青野 昌樹          教育部長     伊藤  修   同部次長       萩原 明美          就学支援課長   小林 丈記   同課健康給食係長   長田 茂美 7.委員外議員  なし 8.傍聴者  (1)議 員 なし        (2)その他 3名 9.事務局  3名         事務局次長     浜田 宏美   議事調査係長    武井 慶博         副主幹       左藤 文子 10.付議事件  1.議案第52号 令和元年度海老名市一般会計補正予算(第1号)〔所管部分〕                          (令和元年6月3日付託)         2.報告事項 海老名市生活困窮者世帯の子どもに対する学習支援事業計画について         3.報告事項 公立保育園における食物アレルギー誤食について         4.報告事項 学校給食への異物混入について         5.所管事務調査について         6.その他 11.会議の状況                            (午前9時4分開議) ○委員長 ただいまの出席委員は7名であります。定足数に達し、会議は成立しましたので、これより文教社会常任委員会を開きます。  本日の委員会日程はお手元に配付のとおりでありますので、ご了承願います。  お諮りいたします。本委員会を傍聴したい旨の申し出がありました。これを許可することにご異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって傍聴を許可することにいたします。  暫時休憩といたします。                   午前9時5分休憩                   午前9時6分再開 ○委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより日程に入ります。  初めに、日程第1 議案第52号 令和元年度海老名市一般会計補正予算(第1号)〔所管部分〕を議題といたします。  保健福祉部長の説明を求めます。 ◎保健福祉部長 おはようございます。それでは、議案第52号 令和元年度海老名市一般会計補正予算(第1号)保健福祉部所管の内容につきましてご説明申し上げます。  5ページからは歳入歳出補正予算事項別明細書でございます。保健福祉部関係歳入歳出予算について補正額でご説明させていただきます。  初めに歳入でございますが、8、9ページをお開きいただきたいと存じます。14款国庫支出金2項国庫補助金2目民生費国庫補助金のうち、1節社会福祉費補助金470万円の増は、障がい福祉システムの幼児教育・保育無償化対応に伴い、国庫補助金の増額補正を行うものでございます。補助率は10分の10でございます。  また、2節児童福祉費補助金は、4285万3000円の増でございます。その内訳でございますが、未婚の児童扶養手当受給者に対する臨時・特別給付金170万6000円の増は、寡婦控除を受けられない未婚のひとり親に対する臨時の措置として、児童扶養手当の受給者のうち未婚のひとり親に対する臨時・特別給付金の支給に伴う補助金の増額でございます。補助率は10分の10でございます。  続いて、子ども・子育て支援事業費1498万7000円の増は、本年10月施行予定の幼児教育・保育の無償化に伴い、保育所、幼稚園などの保育料や入所について管理している子ども・子育て支援システムの改修を行うための補助金でございます。  続いて、保育対策総合支援事業費2133万3000円の増は、待機児童の解消と保育ニーズに応えるため、柏ケ谷地区における施設整備に対して国庫補助を活用するものでございます。  続いて、保育所等整備事業費482万7000円の増は、昨年12月議会の補正予算においてご承認いただきました上郷地区での認可保育所の施設整備について、国庫補助金の要綱改正により交付基準額が増額になったため、歳入を増額補正するものでございます。  次に歳出でございますが、これも補正額でご説明させていただきます。12、13ページをお開きいただきたいと存じます。3款民生費1項社会福祉費2目障がい者福祉費は470万円の増でございます。障がい者自立支援事業費について、障がい者自立支援給付費等事業費として470万円を増額するものでございます。これは先ほど歳入でもご説明申し上げましたが、幼児教育・保育の無償化に対する障がい福祉システムの改修費用の増額補正を行うものでございます。  3款民生費2項児童福祉費1目児童福祉総務費のうち、保育所運営事業管理経費1517万7000円の増でございます。これも同じく幼児教育・保育の無償化に伴う子ども・子育て支援システムの改修経費を計上するものでございます。  14、15ページをお開きいただきたいと存じます。3款民生費2項児童福祉費2目児童措置費のうち、民間保育所施設補助事業費2942万9000円の増でございます。これも先ほど歳入で申し上げましたが、待機児童の解消を目指し、地域の保育ニーズに対応するため、国庫補助を活用し、柏ケ谷地区の施設整備に対する経費と国庫補助の要綱改正により交付基準額が増額となった経費を計上するものでございます。  3款民生費2項児童福祉費3目母子福祉費は170万6000円の増でございます。こちらも歳入でご説明しましたが、児童扶養手当受給者のうち未婚のひとり親に対する臨時・特別給付金を支給するための事業費及び事務費となってございます。  4款衛生費1項保健衛生費2目予防費は1052万3000円の増でございます。これは、予防接種法施行令の一部を改正する政令の施行に伴いまして、高齢者の肺炎球菌感染症については、65歳からの5歳刻みと100歳以上の方が定期接種の対象となってございます。当初予算におきましては65歳の方のみを対象としているため、追加となった70歳以上の対象者分について補正するものでございます。  以上、大変雑駁な説明でございますが、よろしくご審議を賜り、ご決定くださいますようお願い申し上げまして、説明とさせていただきます。 ○委員長 説明が終わりました。  これより質疑に入ります。質疑のある方はどうぞ。 ◆志野誠也 委員 おはようございます。それでは、何点かお伺いさせていただきたいと思いますが、今回、幼児教育・保育の無償化に伴って、障がい者自立支援事業費児童福祉総務管理経費のほうだけですかね、システム改修が入っているようですが、こちらのシステム改修、具体的にその詳細といいますか、両方で、もう少し詳しいところを教えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◎障がい福祉課長 詳細ということですが、今、こちらの対象となってくる部分が児童発達支援の事業になってきます。その方々について、システム上、受給者証の部分を含めて改修を行っていくのですが、まだ詳細については示されていない部分がございます。そちらについては、今システムを入れている部分がございますが、そちらのほうから情報は適宜もらいながら調整を図っていきます。 ◎保育・幼稚園課長 幼児教育・保育の無償化に伴うシステム改修の詳細についてというご質問にお答えいたします。こちらにつきましては、主な項目として7項目ございます。  まず1点目は、この幼児教育・保育無償化については、ゼロから2歳児の非課税世帯は無償となります。3歳児以上の保育所、幼稚園、認定こども園に通われる方が無償となります。それに伴って預かりを行う場合に新たな支給認定が必要になりますので、そちらの対応が1点目、2点目としては、無償化となる階層を管理するための算定方法等の追加、3点目は食材費等の実費徴収に対応するための算定階層の設定、4点目が認可外施設の無償化算定のための支払いに向けた機能の追加、5点目として、実費徴収分が無償化される世帯に係る公定価格の加算項目の追加、6点目として、新たな支給認定区分の追加に伴う対象者への現況届出力機能の追加、最後の7点目として、子ども・子育て支援システムの統計項目に今回の無償化の項目を追加することとなっています。 ◆志野誠也 委員 ありがとうございます。わかりました。やはりどうしても幼児教育・保育無償化の部分は、まだ固まり切っていないという印象がありますので、その段階でシステム改修としても、先行してやっていかないと間に合わないということがどうしても出てくるのでしょうけれども、そのあたりは適宜情報を入れながらやっていっていただければなと思います。  そして、一応念のため伺いますが、子どもの部分だから、どうしても同じになっていたりもするのかなと思ってしまうところがあるのですが、この障がい者自立支援事業費のほうのシステムと、児童福祉総務管理経費のほうのシステムは別システムで、お互いにその幼保無償化の対応が必要ですよという認識でよいのか、念のため確認させてください。 ◎障がい福祉課長 志野委員の言われるとおりです。 ◆志野誠也 委員 ありがとうございます。あと、今、報道等で少し出てきていると思うのですが、3歳から5歳児のところが無償化になることによって、食材費の部分に関しては、そこは抜き出してやりますよということになると出ておりますが、その部分、ここは私、感覚的によくわからないところがあるのですが、そうすると、各園とかでばらばらな数字が設定できるようになるということなのでしょうか、それとも、もともとそうなっているのでしょうか、ちょっとそこら辺はおわかりになれば。 ◎保育・幼稚園課長 食材費についてですが、3歳から5歳までの副食費については、これまで保育料の一部として徴収してまいりました。10月からの無償化に伴って、こちらについては保育料から別として、副食費は保護者の実費徴収とする形になっております。現在、主食費については実費徴収となっておりまして、こちらについては公立、民間とも金額はばらばらでございます。無償化に伴って副食費の金額についても、それぞれの施設で検討することとなっておりますので、恐らく統一は図れないかなと考えております。 ◆志野誠也 委員 わかりました。そのあたり、これまでと、園間での違う状況が生まれるのかなと思いますので、よりよく調整をしていっていただきながら対応を進めていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上で終わります。 ◆日吉弘子 委員 それでは、お願いします。1点だけお伺いしたいと思います。  補正予算書の15ページ、高齢者予防接種事業費1052万3000円に関してですが、これは先ほどお話がありましたように、高齢者肺炎球菌ワクチンの予防接種の事業だと思います。今まで平成30年と平成31年に2回ほど一般質問でも、この肺炎球菌ワクチンのことは取り上げさせていただきましたので、ちょっと何点か確認をさせていただきたいと思います。  1点目としては、この1052万3000円の算出方法をまず伺いたいと思います。 ◎地域包括ケア推進課課長補佐 今回の補正予算の対象者になります。接種の対象者は5518名になっています。65歳以上5歳刻みの人口の合計が7344人になっております。そのうち既に接種済みの方は、今回対象から外れるということになりますので、その分を引いたもの、あと接種率ですが、一応40パーセントを目指して計算させていただいて、1622人が補正の対象になっています。 ◆日吉弘子 委員 ありがとうございます。平成30年のときに取り上げさせていただいたときは、全国の接種率が40.8パーセントで、海老名市は25.39パーセントでしたが、現在でもそんなに年月はたっていないので、接種率は変わっていないかと思いますが、一応確認させていただきたいと思います。 ◎地域包括ケア推進課課長補佐 肺炎球菌の接種率になります。大きく変わらないところですが、平成29年が22.6パーセント、平成30年が12.8パーセント、過去5年間を平均しますと24.8パーセントというような接種率になっております。 ◆日吉弘子 委員 ありがとうございます。この予防接種というのは、高齢者の方にとってみれば健康寿命を維持する、また医療費の削減にもなりますし、今、災害時の避難所での感染症予防もいろいろな形で研究されている中で、やはりとても大事な事業ではないかと思います。これは1052万3000円ですが、国からの補助は来ないのでしょうか。 ◎地域包括ケア推進課課長補佐 こちらの予防接種ですが、特に収入としては、ないものです。地方交付税の対象事業ではありますが、海老名市が不交付団体ということで、国からの財源補填はありません。 ◆日吉弘子 委員 今確認させていただきましたように不交付団体ですので、この事業は市で行うということで、わかりました。  あと、以前に個別通知を要望して、前回の一般質問のときに個別通知を今年度からやりますとお伺いしましたが、その日程と、書式というのですか、ちょっと簡単にわかれば、教えてください。 ◎地域包括ケア推進課課長補佐 個別通知ですが、対象の方にはがきで接種勧奨をさせていただきます。65歳以上5歳刻みの大勢の人数がありますので、6月中に65歳、70歳をまず発送させていただきまして、75歳以上は7月中をめどに予定しております。 ◆日吉弘子 委員 最後にもう1点だけ、個別通知もされるということで、これから周知もいろいろかなと思うのですが、今までは自分が対象ではないかなと思っていたりとかという方が多かったので、接種率も低かったのではないかと思います。やはり再勧奨が必要かと思いますが、その点だけお考えをお伺いします。 ◎地域包括ケア推進課課長補佐 さらに受けなかった方の再勧奨ですが、まず、今年度初めて勧奨通知を出すということで、その後の反応や状況を見ながら考えていけたらよいかなと考えております。 ◆吉田みな子 委員 まず、先ほども委員から出ていましたが、幼保無償化に伴う給食の食材費のシステム改修があって、実費徴収ということに10月から変わると思うのですが、特に公立保育園は、10月から給食費の徴収や金額はどのように変わる見込みなのか、お伺いをいたします。 ◎保育・幼稚園課長 幼児教育・保育の無償化に伴うシステムの改修費を今定例会で補正予算に計上させていただいておりますことをご承知いただきたいと思います。食材費のうち主食費、食材費はそれぞれの園で設定することとなっておりますが、そちらについては今現在検討中でございます。 ◆吉田みな子 委員 もちろんシステム改修費ということは承知はしているのですが、10月から変わってくるということでして、今まで主食費が、公立保育園だと1食50円で、上限1000円ということが、国のほうで主食費が3000円、副食費4500円という目安というのですかが示されていると思うのです。他市の状況も見ながら決めていきたいということも事前にお伺いはしているのですが、市もそれに倣っていくとは思うのですが、1点ちょっと疑問なのですが、その上限1000円から3000円にふえるのであれば、それはどういう理由なのかということが1つ疑問なのですが、その点についてもお伺いすることはできますでしょうか。 ◎保育・幼稚園課長 今議員が言われた主食費3000円については、あくまでも国が目安として示しているものですので、3000円にするわけではございません。こちらについては、かかった食材費相当分の金額の設定が必要となっておりますので、そちらをよく積算、精査しながら、主食費の金額については設定してまいりたいと考えております。 ◆吉田みな子 委員 わかりました。では、国が示しているからといって、海老名市もそれに倣うというわけではないということですね。承知いたしました。では、この点については以上にいたします。  もう1点目ですが、保育園の新たに新設される補助金についてですが、昨年の実績でも、地域的に保育園に入れない子どもが最も多い地区が東柏ケ谷。中央や河原口地区など海老名駅周辺も保育園に入れていないお子さんが多いということで、今回、上郷と柏ケ谷にできるということは歓迎しておりますし、よかったなと思っているのですが、保育園に入れなかったいわゆる待機児童、保留者の子どもたちが、今回新設される園でどのぐらい解消される見込みであるのかと、保育園に入れていない待機児童、保留者が、今年度、地域的な動向がどのようになっているのか、2点お伺いいたします。 ◎保育・幼稚園課長 今回10月に上郷地区に認可保育所のキンダーガーデンえびな、同じく10月に柏ケ谷地区に小規模保育施設の&KIDS(アンドキッズ)ことのはほいくえんが新設されるわけでございますが、こちらの園で開設された場合、解消の見込みというところでございます。  現在把握しているこの2地区ですが、今年度に当てはめますと、海老名駅周辺地区については12名の方がおられます。内訳として、1歳児が10名、2歳児が2名、柏ケ谷地区には31名の方がおられまして、内訳として、1歳児が22名、2歳児が9名でございます。この2地区で43名の方がおられます。現在4月1日の待機児童については50名の方がおられますので、大半がこの地区に集中しているところでございます。これを単純に当てはめますと、海老名駅周辺地区の待機児童については数字上は解消されると考えております。なお、柏ケ谷地区については半分程度の解消のみとなると思っております。  2点目の、地域の偏りでございますが、今申し上げましたとおり、保育所の関係で海老名市を地区別に3地区に分けておりますが、この北部地区が、今答弁いたしたとおり43名の方がおられまして、中部地区については2名、南部地区については5名という形で、地域に変動性がございますので、北部地区の東柏ケ谷、さがみ野周辺地区と海老名駅周辺地区に偏っておりまして、南部地区については若干あきがあるような状況でございます。 ◆吉田みな子 委員 この質問で最後にしたいと思うのですが、今ご答弁いただいたように北部地区がかなり集中して、待機児童の数字でしたが、保留者と言われる保育園に入れない子も含めると、またさらにふえていくのだろうと思いますし、4月から秋冬にかけて、またさらに多くなっていくこと、10月から幼保無償化にすれば、さらにふえていく見込みもあるということも考えられると思います。きょうの新聞報道でも、県の発表で待機児童の人数も発表されていまして、県内では待機児童は減っていながらも、海老名は前年度と比べてふえている、県から発表されたものでも、50人を超える、地域的に多い市の1つにも入っていることから、まだまだ待機児童解消に向けては取り組まなければならないと思っております。  それで、先ほども南部の保育園では定員割れをしている園もあるということで、必要なところに保育園をつくることもなかなか難しいと思っておりますし、そういうお話もお聞きしております。やはり保育園に入れない子どもをなくしていくために、保育園はまだまだ足りていないと思いますが、今後保育園がふえていく見込み、また待機児童などの解消についてのお考えをお聞きしたいことと、東柏ケ谷、海老名駅周辺など人口密集地区に多いということからも、例えば厚木市とか町田市などで実施している、駅に近い施設にお子さんを預けて、保育園や幼稚園にバスで送迎する送迎保育ステーションなども必要とも思いますが、そういったお考えなどをお伺いできればと思います。 ◎保育・幼稚園課長 待機児童への今後の取り組みということで答弁をさせていただきたいと思います。待機児童解消プランでは、平成31年度までに待機児童ゼロにする計画で取り組んでまいりましたが、各計画よりも人口が増加し、入所希望者もふえたことから、また、民間による施設整備もなかったため、解消には至りませんでした。このため、新たに待機児童解消計画を策定し、早期に待機児童ゼロに向けて取り組んでまいりたいと考えております。方向性といたしましては、海老名駅西口地区及び駅間地区の開発による人口増に伴う保育需要への対応、また、保留者の多くは海老名駅周辺の保育園や東柏ケ谷地区の保育園を希望する方が多くおられるので、それらに対応していく必要があると考えております。なお、現時点ではこれらに地区に保育園等の新設相談はございませんが、継続して取り組んでまいりたいと考えております。  2点目の、駅直近にいわゆる送迎ステーションの考えはというところでございます。こちらの質問についても、以前から委員からご質問等もいただいていることですが、こちらについては、待機児童が解消されることが第1点で、駅から離れた保育所にはあきが出てくるということが想定されますので、そういったところで、あきが出たところで実施できるのかなというところは思っております。しかしながら、それに伴う経費なり人材の確保、あとは預かる場所の確保が必要になってまいりますので、やはりそれらを一つ一つ潰していかないと、なかなか難しいかなというところは考えておりますが、今後こちらについても研究課題として取り組んでまいりたいと考えております。 ◆佐々木弘 委員 2点ほど質疑したいと思います。  15ページの民間保育所運営費等補助事業費に関してです。待機児の解消策、あとニーズ対応というお話でした。ニーズ対応と言うと、これは純粋に保育を求めていることに対する対応ということなのか、あるいは今回補助をするところで、何かしら保育内容とかが変わるという部分があるのか、充実を図るとか、そういう点があるのかどうか、まずこの1点をお願いしたいと思います。 ◎保育・幼稚園課長 まず、保育所の施設整備については、やはりニーズが高いところに整備が必要と考えておりまして、今回、海老名駅周辺地区と東柏ケ谷周辺地区については、待機児童及び保留者が多くおられるので、そちらについて整備が必要と考えて、今回補正予算として計上させていただいております。  2点目の保育内容の充実については、基本的には施設整備したい事業者の意向に沿った形で認めておりますので、特に市のほうから充実を求めているようなことは、現在のところはございません。 ◆佐々木弘 委員 わかりました。  次に、保健予防事業費、高齢者の肺炎球菌ワクチンに関してです。こちらは私たち議員団が、まだ定期接種になる前に補助制度をやるべきだということで、以前取り上げてきまして、今行われていることはよいことかなとは思っているのですが、この間、接種が進められてきて、副反応等のトラブルというのでしょうか、問題というのでしょうか、相談とか、そういったことは何件かあったのかどうか、その辺はいかがでしょうか。 ◎地域包括ケア推進課課長補佐 副反応に関します相談は、実際はありません。ただ、受けるときに、どんなことがありますかというようなご相談といったものはあります。
    ◆佐々木弘 委員 予防接種は、どうしても副反応は出てくるという、いろいろな予防接種はそうですが、そういった点で、やはり注意喚起とか、あとは、もし心配なこととかがあれば遠慮せずに必要なところに相談してくださいといった周知も同時に、不安解消という点では、また、接種率を上げるという点では大事になってくると思うのですが、そういったことはこれまでどのように行われてきたのか、また今後行っていくつもりなのか、お願いしたいと思います。 ◎地域包括ケア推進課課長補佐 副反応など接種に関する注意点ですが、予防接種に関しては実際に委託している医師会のほうで、医師による予防接種となっております。医師会に向けて接種の手引を配付して、一定の注意事項をまとめております。あと、お申し込みくださった接種される方に対して、接種時の注意ということでチラシを入れて喚起しているところです。 ◆相原志穂 委員 3点お願いします。1点目ですが、先ほどの障がい者自立支援事業費のところの、今、障がい児としての対象者の子どもの数と、今は幼稚園・保育園に入っていないけれども、これを機に幼稚園・保育園に入りたいという子どもも、もしかしたらそういう家庭がふえてくるのではないかと思うのですが、そういう今入っていないお子さん、家庭に関しても周知を今後されていくのか、どういう周知をされていくのか教えてください。 ◎障がい福祉課長 今、対象として、人数としては約150人になっています。そして、今後の部分については、これからになりますが、周知を含めて、どのようにやっていくかを、今、中で調整をしております。あと、また、県内各市町村、その辺の動向についても把握した上で、おくれをとらないように対応してまいりたいと思っております。 ◆相原志穂 委員 ぜひよろしくお願いします。今まだ入っていないお子さんで、ご家庭で、これを機にというところも出てくるかとは思うので、そこは漏れがないようにお願いできたらと思います。よろしくお願いします。  2点目です。先ほど柏ケ谷地区に小規模保育施設がオープンするということでしたが、最近、どちらかというと小規模保育施設がふえてきているのかなと思います。それは確かにゼロ、1、2歳児への希望がすごく多くなっていることは事実だと思うのですが、3歳以降その子たちが、やはりそこの小規模保育は卒園するわけで、その後どうなっているのか、その子たちが今度また待機児童もしくは保留児になってしまうのではないかという心配があるのですが、そのあたりはどうお考えですか。 ◎保育・幼稚園課長 現在、市内においては、小規模保育施設は4施設ございます。いずれも連携施設を設けることとしておりますので、いずれの施設についても海老名幼稚園が連携施設となっております。こちらは3歳以降、海老名幼稚園にそのまま移行する方が多くいらっしゃいます。ただ、それが必須ではございませんので、保護者が希望すれば、どちらの施設にも入所することは可能でございます。これまでの経過からすると、3歳以降どちらのほうにも入れなかったというご相談はございません。3歳以上になりますと、保育所についても定員枠が拡大になります。また、幼稚園も入所可能となっていまして、幼稚園についても、長時間の預かりというところもほとんどの園が行っていることもございますので、そういったところで、現在のところ3歳以降はスムーズに入所しているという状況だと認識しております。 ◆相原志穂 委員 ありがとうございました。現在のところにおいては安心させていただきました。ただ、海老名幼稚園も今物すごい数の園児を抱えていて、今後どこまで拡大していくのかは、園としても、海老名幼稚園を望んでいるお子さん、ご家庭が多いというところにおいては、少し心配なところがありますので、ぜひほかの幼稚園―幼稚園というより保育園を、これから先もご希望されるお子さんも出てくると思いますので、そのあたりのところは、待機もしくは保留にならないように注意を払っていっていただければと思います。よろしくお願いします。  最後に、保健予防事業費の、高齢者の肺炎球菌のところですが、今までは5歳刻みのところは定期接種で補助が出ていて、5歳刻み以外のところは任意接種だけれども、補助を出していたとお伺いしましたが、今は5歳刻みだけ定期接種で補助を出していくということで、5歳刻み以外は任意接種、補助を出さないということに今回なったとお伺いしたのですが、そこのお考えが、どうしてこういうお考えになったのか、まず教えてください。 ◎地域包括ケア推進課課長補佐 今5歳刻みが定期接種、そして5歳刻みでない方は任意接種ということで今まで接種をしてきたところです。なるべく多くの方に機会をということで、誰でもできるように、65歳の以上の皆様に設定をしてきたのですが、過去5年間の任意接種の接種率が大変低い状況がありまして、国の制度もこの平成31年度から、65歳のみを定期接種にする、あとで追加で5年延びたというところになりましたので、平成31年度の事業をどうしていくかというところで、任意接種のほうは少し整理をさせていただきまして、5歳刻みの定期接種のほうの接種率を向上する、そして周知のために通知をしていくということで事業のほうを変えたというようなことでございます。 ◆相原志穂 委員 ありがとうございます。5歳刻み以外の任意の方の接種率が低かったということが理由だと、よくわかりました。ただ、補助がある場合は3000円、補助がない場合は8000円というところで、8000円かけて接種をするのかというと、やはりかなり家計にも響くことになると思いますので、お子さんと一緒で、高齢者の方に健康に過ごしていただきたいと思いますし、肺炎になられた場合への怖いケースは、よくお話の中で聞きますので、今後任意接種というところは、ぜひもう1度考え直していただきたいと思います。ただ、今現在65歳以上の5歳刻みというところで周知の方法も徹底していくというところは、ぜひよろしくお願いしたいと思いますので、今後の課題としてよろしくお願いします。 ○委員長 ほかに。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ほかに質疑もないようなので、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって質疑を終結いたします。  次に、本案に対する意見がありましたらどうぞ。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 意見もなければ、意見を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって意見を終結いたします。  これより議案第52号を採決いたします。本案を原案のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。                   (挙 手 多 数) ○委員長 挙手多数であります。よって議案第52号 令和元年度海老名市一般会計補正予算(第1号)〔所管部分〕は原案のとおり可決されました。  お諮りいたします。日程第1の委員会審査報告書の案文につきましては正副委員長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって委員会審査報告書の案文については正副委員長一任と決しました。  次に、日程第2 報告事項 海老名市生活困窮者世帯の子どもに対する学習支援事業計画についてを議題といたします。  保健福祉部長の説明を求めます。 ◎保健福祉部長 それでは、海老名市生活困窮者世帯の子どもに対する学習支援事業計画についてご説明させていただきます。  内容につきましては生活支援課長からご説明させていただきます。 ◎生活支援課長 よろしくお願いいたします。今年度新たな事業として実施をいたします生活困窮者世帯の子どもに対する学習支援事業の計画ができましたので、ご説明させていただきます。  初めに、事業の概要/目的でございます。生活困窮者自立支援法に基づく事業でございまして、子どもの学習支援を初め、日常的な生活習慣、仲間との出会い、居場所づくり、進学に関する支援、子どもと保護者双方に必要な支援を行うことで高校進学を促し、将来の貧困の連鎖から脱却を目指すような事業でございます。  2番目の生活困窮世帯の現状でございますが、1つ目に生活保護世帯として、現在127名の児童生徒がおります。高校生、中学生、小学生の内訳については記載のとおりでございます。今回の事業は、高校の進学を促すということを目的としてございますので、対象は中学生でございます。  2つ目に困窮者世帯ということで、生保世帯のほかに児童扶養手当もしくは就学援助――スクールライフサポートを受給している世帯を対象としていくものでございます。  3番目の事業計画ですが、ちょうど中段のところに海老名市の地図がございます。大きく北部、中部、南部3ブロックに分けて、今年度においては中部地域で事業を開始いたします。計画としては次年度、北部地域にもう1カ所、実施箇所を増設してまいります。さらに翌年度、南部地域で実施箇所を増設していきたいとするものでございます。  3年間で3カ所設置して、本事業の効果であったり実績を踏まえて、その後については事業の拡大等について検討をしていきたいとするものでございます。  具体的に今年度の事業の概要ですが、1枚おめくりいただきまして、令和元年度の事業概要という資料をごらんください。対象者については先ほどご説明したとおりでございます。  2番目、事業の内容ですが、まずは学習支援、学習意欲の向上と高校受験対策など、それぞれそのお子さんのレベルに応じた個別の指導を実施してまいります。具体的には、先生1人に対して生徒は2名までといった比較的手厚い支援を実施してまいります。  2つ目は相談対応等ということで、学習の悩みだけではなくて日常生活等の悩み相談や、必要に応じて家庭訪問を行い、また、市の関係部局、特に学校などと連携を密にしながら適切な支援を行いたいと考えてございます。また、保護者に対する支援も実施してまいります。  3つ目の報告の部分ですが、毎月、利用者の状況について市へ報告を求める形をとります。最初に支援をスタートする前に目標設定をしていただきまして、その目標に向けてどういう学習の取り組みをしていくかなどを報告していただくものとなってございます。  3番目の実施時間、場所については、週に2日で、1回当たり2時間程度で、場所については今年度、中部地域で実施するものでございます。  4番目の実施主体等ですが、実施主体は海老名市で、委託という方法をとりまして、予算的には300万円、うち2分の1が国庫の補助を充てるという形でございます。この事業に参加する生徒は無料で参加できるというものでございます。  説明は以上でございます。 ○委員長 説明が終わりました。  これより質疑・意見に入ります。質疑・意見のある方はどうぞ。 ◆吉田みな子 委員 市がこうした学習支援の取り組みを始めるということは、前向きに評価はしたいと思うのですが、実際に市民レベルでも学習支援を行っている方が海老名にもいらっしゃると思うのですが、海老名市内のこうした学習支援のニーズは行政としてどのように把握されているかということと、今年度でも具体的に週に2回、2時間程度、中部地域でということですが、実施時期が、いつごろから始めたいとお考えになっているかと、これは生活保護を適用する中学生とか、対象者は4項目ありますが、どのようにお知らせをして、どのように募るのかと、特定して、あなたたちは貧困の家庭ですよというメッセージになるようなことは、やはり避けたほうがよいと思っているのですが、そういう意味でも、そういう配慮も含めて、募集する方が見込めるのかどうかも含めた見込みについてお伺いいたします。 ◎生活支援課長 まず最初に、ニーズの把握ということですが、今年度新たな事業として実施してまいります。その中で、市内におけるそういったご家庭のニーズについては、事業をスタートする中で把握をしていきたいと考えてございます。  実施の時期については、具体的には6月、今月の中旬ぐらいから事業をスタートする予定でございます。  既に参加者の募集を終えまして、申し込みがございましたので、その申し込みがあった方々を対象に事業を実施するというところでございます。  具体的に今回、中部地域ということでお示ししていますが、実施の場所が国分寺台の地内ということでご承知いただければと思います。  場所が国分寺台ということですので、今回については大谷中学校区の対象世帯にお声かけをさせていただいたところでございます。具体的には、生保の世帯についてはケースワーカーがついておりますので、直接ケースワーカーがそのお宅を訪ねてご案内をしています。スクールライフサポートと児童扶養手当のご家庭については、その大谷中学校区のご家庭に、今年度から市でこういう事業がスタートしましたということでお手紙を差し上げて事業を周知したところでございます。  今も中部地域とか国分寺台地内というような表現を使わせていただいたのですが、実際のこの実施の場所については、そこに通うお子さんに配慮して、そういった表現にとどめさせていただいているというところでございます。 ◆吉田みな子 委員 今後も、どこでこういう学習支援を行っているかということはオープンにしていかないということなのか、お伺いしたいことと、派生効果の部分でも、高齢者施設、障がい者施設等を会場とした場合ということもありますが、具体的に6月から始めるこの事業についても、そういう施設で行っているのか、お答えいただける範囲で結構ですが、お伺いいたします。 ◎生活支援課長 委員がご心配されていますように、やはり行政側も、こういったところに通われていることで、本当にいじめの対象になってしまったりとかいうこと、さまざまなことに配慮しなければいけないかと思っておりますので、公のところでは、その実施場所については、隠すわけではないのですが、示していかないような、あくまでもそこを利用する方たちにお知らせするという方法をとりたいと思っております。  派生効果のところですが、今度この事業を拡大していくに当たっては、施設を持っているところが有利に働くかとも考えておりますので、あくまでも希望的な観測で、施設を持っているようなところが、今後、この事業に参加していただければありがたいなというところで、参考例として派生効果を書いてございます。 ◆吉田みな子 委員 その派生効果は、今後は幅広い社会福祉施設等でも実施をしていきたいというお考えかとは思うのですが、そういう意味では先ほどご答弁いただいたこととちょっと矛盾しているのかなと。場所がなかなかオープンにならない状況、でも、今後は広げていきたいということの中での整理はもちろん必要だと思いますし、できればそのニーズの把握をちゃんとしっかりしてから進めていったほうがよいのではないかということはありますが、それでも6月から始めるということですので、今後拡大をしていく上では、今実際に市民のレベルでも学習支援を行っている方もいらっしゃいますし、他市でも先進的に進めている自治体や、もちろん民間NPO等もあると思いますので、ぜひ皆さんもそういったところに出向いて、どのようにやっているかも見ていっていただくことが必要かなとは思っています。  最後にちょっとお伺いしたいのですが、随意契約ということで、もう契約も結んでいるのか、事業者もおおむね決まっていると思うのですが、どういった業種の方がこの事業を行うのかお伺いいたします。 ◎生活支援課長 どのような業者にお願いするのかですが、この生活困窮者自立支援法の学習支援の趣旨に合った学習支援を既に市内で展開している事業者と契約をしたところでございます。一般的に言われる学習塾などと異なりまして、学習や生活面に課題を持つような子どもたちを中心に支援をしておりまして、そのご家庭の状況であったり保護者とのコミュニケーションであったり、相談支援などを実施しているということが特徴で、この事業の趣旨に合致しているものと考えて、今回新規の事業をスタートするに当たりまして、そちらの事業者にお願いをしたところでございます。  具体的な契約の相手先ですが、市内で学童保育を運営している事業者で、その学童保育の運営とは切り離して運営をしたいということから、新たに法人を立ち上げて契約をするものでございます。法人の名称ですが、一般社団法人LIGHT HOUSE(ライトハウス)という名称で事業をスタートさせるものでございます。 ◆相原志穂 委員 2点お伺いしたいのですが、今お話の中にあった中部地区というところで、大谷中学校区というところでしたが、中学生であれば、例えば自転車があれば、海老名市内であればもうちょっと拡大して通ってこられるかと思います。中部が今年度、北部が次年度、南部が次々年度となると、北部、南部の方でこの支援を望んでいる方も、そのニーズも中にはあると思うので、もう少し拡大もしくは全市域的に考えてもよいのではないか、通いたい世帯があれば、それは認めてもよいのではないかと思うのですが、そのあたりのお考えはいかがですか。 ◎生活支援課長 今回、新規の事業としてスタートしますので、その中で、そういったご家庭のニーズの把握はしていきたいと思っておりますし、順次この計画のとおりに拡大することを目指していきたいと思っております。 ◆相原志穂 委員 計画どおり、わかりました。ただ、大谷中学校区だけではなくて、もう少し拡大して、今年度も少し考えていただければと思います。  もう1つが高校進学を目指すために対象は中学生という説明でしたが、結局のところ、小学校の時代からつまずいてしまえば、中学校の時代になって、とても勉強が難しくなってから、こういうことを進めても、高校進学というところになると、かなり難しいところが出てくるのかなと思います。小学校の高学年になると、塾に行っているお子さんはほとんどですから、小学生にも拡大をしていただきたいと思いますが、そのあたりのご見解はいかがですか。 ◎生活支援課長 今回の資料にも載せさせていただきましたが、実際、中学生でちょっとスタートをさせていただきまして、その対象者の拡大などについても今後検討してまいりたいと考えてございます。 ◆相原志穂 委員 ぜひ早目の検討をお願いします。 ◆志野誠也 委員 私からも何点かお伺いしたいのですが、まずはこの計画のほうですが、北部、中部、南部と3地域に分けられたということで、まず現実に事業としてスタートをし始めたばかりですので、実際には本当にこれでよいのかというところが、まだ難しいところでの計画づくりということだろうと思います。そういう中で感覚的に北部地域、このとり方で果たして、中学生だと土日は部活があると仮定すると、昼間ではなくて平日の夜になるのではないかと思います。そうすると、平日の夜にこの地域で1カ所に移動するとなると、真っ暗な中に、当然男の子だけではないでしょうから、結構大変なのではないかと思いますが、そういったところは今後、計画も柔軟に検討していっていただければと思います。これは意見とします。  その後、下のほうで、派生効果のところで、高齢者施設、障がい者施設等を会場とした場合といったような部分もありますが、このあたりもやはり同じ理屈で、平日夜となってくると、余りかぶらないのかなというような印象も持ったりするところですので、そういうところも、まずはこういうことも考えられるのではないかということで挙げられたのかと理解しますので、今後ぜひとも検討を進めていっていただければと思います。  計画のほうはそうなのですが、まずは今年度から事業が実施されていくということになりますので、その内容の部分はちょっとお伺いしたいのですが、事業内容のところで今回、まず学習支援となります。ただ、対象がこういう対象の方になっていて、学習に何の問題もないということであれば、余り通ってくるということは、そんなに考えづらいかなと感じるところで、やはり話に聞くと、学習をするというような癖づけだとかいったところから始まるようなケースとか、なかなか難しいケースが多いと伺っておりますので、そういう意味では、ここの塾と同じような機能であれば、当然、行政がやる必要のない部分だろうとも感じるところがありますから、そういう意味では、この事業者と学校の連携も必要になってくるのではないかという気がしているのですが、まずこの事業者と学校の連携という部分についてはどのようにお考えなのか、お伺いさせてください。 ◎生活支援課長 先ほどの説明の中でも、関係機関との連携というところでは触れさせていただきました。やはり志野委員言われるように、特に学校との連携は必要であろうと考えてございます。ちょうど今週の初めに、今回この事業の参加者が確定しましたので、それをもって実際に教育委員会へ連携についてのお願いに伺うとともに、ぜひ学校とも連携なり情報の共有などを、まさに依頼をかけたところでございます。  事業者も、学校でのその子の様子であったり、生活態度であったり、あとは特に学習ですので、苦手とするような科目など、学校での評価をぜひ知りたいということで、可能な範囲で情報の提供をいただければと思ってございます。  実際の関係機関との連携については、この事業を申し込みする際に、保護者からも同意をいただいてございますので、志野委員心配されているような部分については、ぜひとも実施していきたいと考えているところでございます。 ◆志野誠也 委員 ありがとうございます。ぜひそのような形でやっていっていただければと思います。  次に、事業の内容のところで、相談対応等が入っています。こちらのほうは、生活保護世帯とかというところも入っていて、ただ単に学習がどうこうという話だけではなくて、生活面でもさまざまな悩みがあるから、そういうところも含めて相談支援をやっていきましょうというようなことだろうと理解するところですが、先ほどのご説明の中でもあった、生活保護世帯であればケースワーカーが入っていてというようなお話をされておりましたが、そうなると、この事業者も、そういった方々の相談に乗るような形になって、ケースワーカーも、当然その方との相談があるとなれば、事業者とケースワーカーの連携も重要になるのかなと単純に思うところですが、そのあたりの連携などについてはどのように対応される予定なのかお伺いできればと思います。 ◎生活支援課長 本事業を実施するに当たっては、直接ケースワーカーはタッチしませんが、学習の悩み以外に、本当に生活面で、本来ケースワーカーに相談すべきような内容が含まれるのであれば、必要に応じてケースワーカーもその中に入っていく、そのケースに応じてということになろうかと思います。 ◆志野誠也 委員 わかりました。ぜひそのように、何かしらお互いにいろいろな、事業者は事業者で逆に相談したいことが出てきたりもするでしょうし、ケースワーカーはケースワーカーで、信頼関係をつくるのに、やはりどちらがより濃い信頼関係をつくっていくのかも出てくるかと思いますので、そのあたりはうまく進められるようにやっていただければと思います。  済みません、これはもう勝手な想像かもしれませんが、この対象の方の中には、必ずしも日本国籍の方ばかりではなくて、さまざまな国籍の方も入ってくる可能性もあるでしょうし、学校内でもさまざまなトラブルのようなことになっているケースもなくはないかと思いますので、そういう部分が、ある意味集約されてくる可能性もあると思いますから、ぜひともこの事業者が頑張って、初めてのことですから、ぜひとも一緒になって、足並みをそろえてやっていっていただければと思いますので、その点、お願いいたします。  最後に、今回、当初予算で300万円でということで出ていますので、なんですが、まずは今年度は300万円という部分は理解しておりますが、学校との連携などを含めれば、国庫補助などをもう少しとってこられるはずだと思っています。他市の例を見れば、現実にはここをやっていこうとすると600万円ぐらいかかるのではないかというような話もあるそうです。ですので、少なくとも中部地域ではこの300万円で立ち上がったとしても、ほかの地域でこの300万円だと手が挙がらない可能性もありますから、ぜひともそういった国庫補助の研究も進めていただきながら、現実的な予算のあり方も今後検討を進めていただければと思います。こちらは要望とさせていただきます。 ◆佐々木弘 委員 何点か質問したいと思います。  先ほどの答弁でもありました、申込者が確定したということで、教育委員会に依頼をされたということでした。それで伺いたいのですが、教育部としては、この事業に関してはどういう認識を持って、どういう対応をしていくという基本的な考えなのかを伺いたいと思うのですが、それはどちらの部になるかはお任せしますが、お願いしたいと思うのですが。 ◎教育部長 こちらの事業については、保健福祉部で事業を始める際から、我々教育部と連携をとっておりますので、今後もこの事業を進めていくに当たっては、教育部として保健福祉部と協議を進めながら、教育部としての役割はしっかり果たしてまいりたいと考えております。 ◆佐々木弘 委員 わかりました。言葉は悪いのですが、どうしても縦割りというのでしょうか、こちらの部だ、こちらの課だとなってしまわないようにということで、ぜひお願いしたいと思います。  というのは、学校の先生に伺うと、いろいろと行政なり学校なりがするいろいろな事業で、本当はこの家庭に、この子どもにそういうものに行ってもらいたいのだけれども、なかなかそういう家庭ほどそういうものは利用しなくて、多分この子は大丈夫だなと思う子は、むしろそういうところへ行くということで、それはそれで別によいのですが、そういうことでちょっとミスマッチがあるのだよというお話をよく聞きます。そういう点では、例えば教育部では、私もよく取り上げていますが、高校生向けの奨学金制度とかもあったりしますので、そういう制度の活用とかも含めて、どうしても実施する委託先があるということで、市が直接やるというわけではないので、そういう点ではワンクッション入ってしまいますから、その連携に関してはしっかりとやって、よい事業だと思いますので、よりよい事業に頑張ってやっていただきたいと思います。  以上で終わります。 ○委員長 ほかに。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ほかに質疑・意見もないようですので、質疑・意見を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって質疑・意見を終結いたします。  本件は報告事項でありますので、ご了承願います。  暫時休憩といたします。                   午前10時15分休憩                   午前10時29分再開 ○委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、日程第3 報告事項 公立保育園における食物アレルギー誤食についてを議題といたします。  保健福祉部長の説明を求めます。 ◎保健福祉部長 公立保育園における食物アレルギー誤食についてでございます。  去る6月10日に、公立の保育園におきまして食物アレルギーのある児童に対し誤ったおやつを提供するといった事故が発生しました。まずは今回被害に遭われた児童及びご家族に対しましておわびを申し上げるとともに、委員の皆様初め関係する皆様に大変なご心配をおかけしましたことを重ねておわび申し上げます。  日ごろより保育園におきましては、食物アレルギーのある児童への対応に関し細心の注意を払っているところでございます。また、こうした児童への配慮につきましては、公立の保育園としまして、本来、他の保育所の模範となるべき立場であるものと認識しているところでございます。大切なお子さんを安心してお預けいただくということについては、何よりご家庭と園との信頼関係に基づくものであると感じております。また、こうしたつながりが最も重要であるとも考えております。  今回の事故につきましては、こうした関係性を損なうものであり、市としては深く受けとめ、信頼の回復に向け努めてまいりたいと思っております。
     事故の概要につきましては保育・幼稚園課長からご説明申し上げます。 ◎保育・幼稚園課長 それでは、報告事項の公立保育園における食物アレルギー誤食についての詳細についてご説明申し上げます。委員の皆様にお配りした資料に基づきご説明申し上げます。  公立保育園でおやつの提供に当たり、食物アレルギーのある児童に対し、誤ったおやつを提供する事故が発生いたしました。概要は次のとおりでございます。  まず1番目の事故の概要でございます。発生日時は令和6月10日月曜日の午後3時30分でございます。被害児童は、園児でございます。当日のおやつですが、ココア蒸しパンでございます。  発生状況ですが、午後3時30分ごろ、おやつを園児に提供いたしました。園児については、おいしいこともあってか、おかわりも食べたところでございます。  午後4時過ぎ、保護者が迎えに来て帰宅いたしました。帰宅後、園児が保護者に対して腹痛、鼻水、悪寒を訴えたところでございます。  保護者は、当日、寒いこともあって、風邪を引いたかと思い様子を見ていたところでございます。しばらくすると、園児が体中をかきむしり、じんま疹の症状が発症し、体中が腫れ上がってきたところでございます。これを見た保護者が園児に対して、おやつは何を食べたのと問いかけたところ、ココア蒸しパンと判明したところでございます。保護者が園児に対して処方されているアレジオンを服薬させ、救急車を呼んだところでございます。  次に、午後6時10分ごろに保護者から園に連絡が入り、救急車で園児が搬送されることが判明したところでございます。  病院において点滴を行い、腹痛、鼻水、悪寒、じんま疹の症状はおさまり、午後8時半過ぎに帰宅いたしました。帰宅したところ、園長と調理師が向かいまして、園児の元気な様子を確認し、あわせて謝罪したところでございます。  2番目の事故原因でございます。こちらのアレルギー用蒸しパンについては、本来であれば小麦粉を使うのですが、小麦粉がアレルギーのため、米粉のホットケーキミックス、油、純ココア、レーズンで作成する予定でございましたが、この純ココアを誤ってミルクココアで作成、提供したためでございます。また、検食時に園長が米粉のほうの材料を確認しましたが、ココアの成分まで確認しなかったことが要因と考えられます。  3番目の再発防止でございます。1点目で、アレルゲンとなる食材を除去して除去食を基本といたします。  2点目として、アレルギー用食材の使用時は、調理師、保育士で、複数の職員で確認した上で、再度徹底を図ります。こちらについてはこれまで以上に確認を行うということでございます。  裏面でございます。4番目の周知徹底でございます。再発防止策を含め、食物アレルギー誤食事故防止の徹底について、6月11日、公立保育園の園長を招集し、私のほうから食物アレルギー誤食事故防止についての徹底を図りました。また、民間保育所等に対しても、今回の件について、食物アレルギー誤食事故防止に関する通知を実施したところでございます。  今回の再発防止策については、今月中に公立保育園全園の対応状況を確認して、具体的な対策を図ってまいりたいと考えております。  説明は以上でございます。 ○委員長 説明が終わりました。  これより質疑・意見に入ります。質疑・意見のある方はどうぞ。 ◆吉田みな子 委員 今回の事故について、対象になったお子さんが回復に向かっているという報道も見て、それは本当によかったと思っております。ただ、やはりこのアレルギーの事故については本当に命にかかわる問題ですので、私も非常に重く受けとめていますし、今後こういったことがないようにということをまず申し上げておきます。それで幾つかお聞きしたいと思います。  今のご報告いただいた中で、園がわかったのは、保護者の方から連絡が入ってからだったのかということが1点。  それと、今、保育園にはアレルギーのお子さんが多くいらっしゃると思います。そのほかの園児で乳アレルギーのお子さんがミルクココアでつくった蒸しパンを食べたということはあったのでしょうか、伺います。 ◎保育・幼稚園課長 1点目の、いつ判明したかというところでございます。こちらについては、園児が6時10分ごろに救急車により病院に搬送され、医師のほうから何を食べたのかというところを保護者に確認され、保護者から園のほうに連絡が入って、当日はこういったメニューで、こういったものを食べましたという報告をさせていただいて、その中で、おやつがココア蒸しパンですというところで、その報告をしたときに、園長が当日の調理師に確認して、調理師がミルクココア入りの蒸しパンを作成し提供してしまったということが判明したところでございます。  2点目、ほかの子どもは、乳アレルギーの子ではございませんので、そういったことはございません。 ◆吉田みな子 委員 わかりました。乳アレルギーの子はいなかったということと、あと、今のお話だと、調理師はミルクココアを使っていたということがわかっていたのでしょうか、それとも園長から何を使ったのかと食材を問われたときに、あっ、実はミルクココアだったと、そのときにわかったのでしょうか。 ◎保育・幼稚園課長 園長に確認されたときに判明したというところでございます。 ◆吉田みな子 委員 事前にお聞きした中で、これまではアレルギー食以外の、いわゆる普通食の子たちも乳成分の入っていない純ココアでココア蒸しパンをつくっていたとお聞きしています。今回から、普通食はミルクココア、アレルギー食は純ココアを使用すると、それはもう明確に分かれていたと。そのはずが、実は分けずに、普通食と同様のミルクココアを使用してしまったということが原因だったと思うのですが、普通食が純ココアから、ミルクココアを今回から使用することになった経緯はどういったものなのでしょうか。 ◎保育・幼稚園課長 委員ご指摘とおり、以前は純ココアを一般の健常児に対しても使用しておりました。昨年、月1回、各園の園長と調理師が会して、給食研究会というところで毎月、献立等の検討を行っているところですが、その中で、これまでの純ココアで作成すると、どうしても生地がかた目に仕上がり、多少の苦みもあって、子どもの喫食が進まないというところで、余り評判がよくなかったというところがございます。そういったことを調理師もよく考えて、お子さんがおいしく食べられるようにどうしたらよいかというところを考えたところ、純ココアからミルクココアにしてつくった蒸しパンを提供してみたらどうかというご意見がございました。そうした中、昨年の6月に初めてミルクココア入りの蒸しパンをつくったところ、大変評判がよかったというところもございまして、昨年の6月から変更させていただきまして、今回同じような形で提供したところでございます。 ◆吉田みな子 委員 昨年の6月からミルクココアに変更になったということで、今回が初めてではなかったということなのでしょうか、その点をお聞きしたいことが1つと、結局今回は、通常ミルクココア、普通食と、アレルギー食と分けていたにもかかわらず、純ココアではなくて、アレルギー食もミルクココアにしてしまったということが大きなポイントだと思うのです。  逆に言うと、純ココアを分けることができなかった、その要因はどういったところなのかと、調理師もなれておられると思うのですが、そこがなぜ今回に限っては、指示書どおりというのですか、献立どおりにできなかったのか、その点については何か記載漏れとかはあったのか、その点についてお伺いいたします。 ◎保育・幼稚園課長 1点目の、今回ココア蒸しパンのミルクココアについては、今年度に入っては初めて提供したところでございます。  2点目の要因については、完全に純ココアとミルクココア、こちらについては同じところに置いて管理していたというところもございまして、取り違えたところが主な要因だと考えております。  3点目の指示書についてですが、指示書については、記載どおり除去食として、純ココアで作成するように記載しております。しかしながら、1点、献立の作成のメニューについては、今月のメニューを作成するに当たって、調理師及び保育士でアレルギー食の確認を行っているところでございますが、今回のケースについては、そちらのチェックが漏れていたことが判明したところでございます。 ◆吉田みな子 委員 わかりました。やはり献立は保育園のほうからも、保護者の方と照らし合わせて、何がアレルギー対応の食材なのかはチェックされると思うのです。例えばソーセージの中にも乳製品が使われていたりとか、ぱっと見わからないことも、その原材料の中にアレルギーの物質が入っているということはよくあることですよね。その中で、今回そのココアというものが漏れてしまったということも、1つ大きかったのだと思うのです。  なので、今まで純ココアだったものが、1つおいしく、子どもたちにおやつをつくってあげたいという、その願いの中からミルクココアに変更になった。それがちゃんと伝達されていないというのですか、うまく引き継がれていかなかったということも大きな要因なのかなと思うのですが、その点についての市のお考えと、あるいは、やはりほかの園での状況と大きく変わるときには、今回のようなことが起きないように、どのようにしていくお考えがあるのか、その点についてはどのように整理されているのでしょうか。 ◎保育・幼稚園課長 今回のケースについては、当然ながら、ミルクココアで作成するものと、純ココアで作成するものは、しっかりと引き継ぎはされておりまして、当然ながら、毎月給食研究会も実施し、アレルギー食の確認も行っております。また、献立の作成時においても、お互い保育士、調理師、園長で確認し、保護者にもメニューの提供を行っております。  また、当日についても、朝礼で献立のメニューを確認して進めているところですので、引き継ぎがしっかりされていなかったのではないかというところですが、この点については十分に引き継ぎは行っているところでございます。残念ながら今回については、完全な見落としということで認識しております。  2点目についてですが、他の園については、アレルギー食については、小麦、乳、そば、いろいろとございます。その中で人数や施設の規模、施設のレイアウト、設備等々異なる部分がございますので、必ずしも統一は図られていないところですが、例えば、他の園でココア蒸しパンを作成するときは、児童数等さまざま、多い部分があったときには、もうココアを入れないで作成して提供するという形もとっているのが現状でございます。 ◆吉田みな子 委員 ほかの園ではさまざま、でも、ココア蒸しパンと書いてあるけれども、ココアを入れないということもあるとおっしゃっておりますが、調理師も園の異動もあると思うのです。やり方も、今までどおりやっていたものが実は違うということもあるのかなと。以前は純ココアでやっていたけれども、実は今回はミルクココアで、普通食も純ココアであればアレルギーの子も純ココアでそのままやっていたということだと思いますから、その辺の違いと、そのなれの中で、起きる可能性もあるということを認識しながら、その都度その都度のチェックと、異動をされてきたら、もう1度その園のやり方の確認も必要だと思いますし、今回、調理師お1人でということもお聞きしますが、それが1人が望ましいのか、あるいはアレルギーのお子さんがいらっしゃるときは2人体制にしていくことが望ましいのか、そういうことも含めて、今後こういったことが起きないようにしていっていただきたいことと、あと研修も本当にしっかりやっていっていただきたいと思っておりますし、臨時職の調理師もいらっしゃるかと思うのですが、エピペンの使用とかいうことも含めて、今後はさらにこういった事故がないように努めていっていただきたいと思います。 ◆佐々木弘 委員 1点だけ確認したいと思います。事故原因のところで、先ほどのお答えのところで、ココア類を同じところに、多分隣り合わせか、わからないですが、近いところに置いていたので、取り違えたと思われるといった説明でした。この点に関しては、ちょっと思われるという水準ではだめで、現実的に実際、どういうやり方とか状況になっていたかは、やはり非常に正確に把握しないと、また再発してしまうおそれもあります。そういった点でこの現状がどうだったのかという点に関しては、課としてはちゃんと正確に把握しているのかどうかは、いかがでしょうか。 ◎保育・幼稚園課長 管理という部分で答弁させていただきますが、こちらの純ココアとミルクココアは棚に隣同士で管理していたことは事実でございます。今後につきましては、アレルギー食の食材については専用のケースなり棚を設けて、完全に分離して管理していきたいと考えております。 ◆佐々木弘 委員 わかりました。ちょっと先ほどだと、実際がどうだったのかは把握していないのかと心配だったもので確認させてもらいました。どうしてもヒューマンエラーというものは、人間ですから起こってしまいますので、それが絶対に再発しないようにということで徹底をよろしくお願いしたいと思います。 ◆相原志穂 委員 1点だけお伺いしたいのですが、今回の調理師ですが、臨職だったのでしょうか、正規採用だったのでしょうか。 ◎保育・幼稚園課長 正規職員でございます。 ◆相原志穂 委員 ありがとうございます。臨職がよいとか、正規職員がよいとかいうところではなくて、今回は正規職員ということだったのですが、今回は園も市もこういうことがあって、今後徹底していきますということで、信用していきたいと思うのですが、今回はこの程度で済んだことですが、やはりアレルギー食というものは、どこまで行ってしまうかわからない、もしかしたら死に至ることもあったかもしれないというところにおいては、やはり人の命を預かる正職ですから、臨職にどこまでを責任を負わせるのかという話にも今後なってくると思うのです。ということであれば、やはり公立の保育園で調理師、職員、臨職の方もいらっしゃると思うので、今後はきちんと担っていくというところでは、正規職員の採用を進めていったほうがよろしいのではないかと思いますので、そこはご検討をお願いします。 ◆志野誠也 委員 私から1点だけ、今回事故が発生したのは6月10日の夕方ということで、そこから報道発表も含めて11、12日、そして本日ということで、対応する時間が短い中で、今暫定的にそういった形で取り組みを進められてきたのだろうと思います。今回の起こった症状を見ると、腹痛、鼻水、悪寒で全身のじんま疹というようなことで、アレルギー専門医の方にお伺いしたところでは、結構ひどい、アナフィラキシーの一歩手前ぐらいの状況だということで、幸いそういったことが過去からあった子どもさんなのだろうということで、自宅にアレルギー対応の薬があったということで、大ごとにはなっていない、そこは幸いではあると思います。ですので、ぜひともこれが起こらないように、改めて気を引き締めていただくことと、あと、ヒューマンエラーを、今のフローの中で再発防止を徹底するというよりは、そのフロー自体を見直さなければいけないかもしれないということもあります。今はまだ時間がない中で、そういったところまでは見直せていないだろうと思いますので、そこの部分をしっかりと見直していただいて、今後、今回のようなことが起こらないように十分注意をしていっていただければと思います。意見とします。 ○委員長 ほかに。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ほかに質疑・意見もないようですので、質疑・意見を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって質疑・意見を終結いたします。  本件は報告事項でありますので、ご了承願います。  次に、日程第4 報告事項 学校給食への異物混入についてを議題といたします。  教育部長の説明を求めます。 ◎教育部長 学校給食への異物混入についてご説明申し上げます。  去る6月10日、杉久保小学校の給食で提供された麦ご飯から異物が見つかる事案が発生いたしました。幸いにも児童が食べる前に発見したため、現時点では健康被害の報告はございません。また、同日、麦ご飯を提供したほかの5校については、異物混入の報告はございませんでした。  本件は、学校給食で最優先されるべき安全・安心な給食の提供という点から考えますと大変憂慮すべき事案であり、重く受けとめているところでございます。  混入のあった児童と保護者だけでなく、全ての児童生徒と保護者、また関係各位に対してご心配、ご迷惑をおかけしましたことを深くおわび申し上げる次第でございます。  現在のところ原因は特定されておりませんが、鋭意調査を継続し、再発防止策を講じ、安全・安心な給食の提供に取り組んでまいります。  詳細については就学支援課長から説明いたします。 ◎就学支援課長 それでは、お配りさせてもらった資料に基づき、ご説明申し上げます。  四角の囲みの部分については、ただいま教育部長から説明されたとおりでございます。  1、発生日時は、6月10日の月曜日12時40分ころでございます。  2、発生場所は、杉久保小学校で、3の事故発生経過については、6年生の女子児童が、器に盛られた麦ご飯を食べようとしたときに金属片のようなものを発見したものでございます。  4、異物の概要でございます。長さ4センチ、太さ1ミリ未満の金属片と思われる銀色の破片で、実物の写真を掲載させていただきました。ご高覧ください。  5、当日の献立は資料記載のとおりですが、この中の麦ご飯から発見されたところでございます。  6、原因については、食の創造館、炊飯経路に破損等も見られず、またブラシ類の使用もないことから、お米の納入業者の聞き取りを行ったところ、このような異物が入る可能性は極めて低いというところでありました。現在、あらゆる可能性も否定せず、調査を続けているところでございます。  なお、学校給食の提供については、食材のチェックから調理、配送まで、あらゆる工程において、従来に増して十分な注意を払うよう指定管理者にも指示させてもらったところです。今後、再発、安全点検というところについては継続させていただいております。  また、今回、原因究明に向けて調査を継続するとともに、細心の注意をもって給食の提供に努めてまいります。ご理解のほどお願い申し上げまして説明とさせていただきます。 ○委員長 説明が終わりました。  これより質疑・意見に入ります。質疑・意見のある方はどうぞ。 ◆吉田みな子 委員 原因の中で、米の納入業者を含めて調査中ということでしたが、新聞報道だと、麦の納入業者も含めてと書いてあるのですが、今回、麦ご飯は米と麦、別々の納入業者であったのでしょうか。 ◎就学支援課長 麦のほうは、県の学校給食会から納入されています。今後そちらのほうにも依頼はかけていきます。 ◆吉田みな子 委員 麦の納入業者は、調査のほうはまだ入られていないということですね。実際に過去にも異物混入もあったと思うのですが、この原因究明、その特定ができるのかどうかについてお聞きしたいのですが、過去、金属片が含まれていたこともあると思うのですが、そういう意味では、そのメンテナンスも含めた原因の特定ができたことはあるのでしょうか。 ◎就学支援課長 申しわけないのですが、過去の資料は今手元にないのですが、今現状の仮定としては、給食の異物の混入、要は物資の納入の段階なのか、調理工程の段階なのか、配送の段階なのか、配食の段階なのか、それぞれ可能性があると見て調査はさせてもらっています。また、今回、異物の混入物について、教育委員会としても危険物という認識を持っておりますので、その異物自体も専門的な業者に検査の依頼をかけているところでございます。 ◆吉田みな子 委員 できれば再発防止の観点からも、原因が特定できれば、なおよいと思っておりますし、特定ができれば、少なくとも杉久保小学校の保護者の方にはご説明なさったり、議会のほうにもご報告いただいたりというようなことはお考えになっているのでしょうか。特定されても、されなくてもということにはなるかと思うのですが、今後の対応についてお伺いいたします。 ◎就学支援課長 もちろん原因が究明できたときには報告をさせていただくつもりでおりますし、経過についてはご説明させていただければと思っております。 ◆日吉弘子 委員 1点だけ確認させていただきたいと思いますが、今回のことに関しては、今の段階でまだ原因がわかっていないということは理解をします。過去の異物混入に対応するためにマニュアルが作成されたと思いますが、それが現場でどのように生かされているか、また活用されているのか、1点お伺いしたいと思います。 ◎就学支援課長 海老名市では学校給食異物混入対応マニュアルを作成しています。これは給食にかかわる関係者の皆さんにお配りしているもので、学校にもお配りしています。今回の異物の発見について、学校長から教育委員会に連絡がありました。それは学校は、もうマニュアルどおりの対応をしてくださっているという認識を持っております。 ◆日吉弘子 委員 先ほどのアレルギー誤食についてもそうですが、学校現場での給食の異物混入ということは、両方とも本当に安全な場所であるべきところで起きていますので、また、今回もこの金属片で、けが等がなかったので、まだよいのですが、万が一ということもありますので、ぜひこれからも、また現場に即応した対応をしていただけたらと思います。 ◆市川洋一 委員 異物というようなことで、この写真を見させていただくと、金属ということは多分わかるのだと思うのですが、今のご回答では、専門家への調査依頼をされているというようなことですが、我々はちょっと技術的な観点で、今までの経験から言いますと、これは形が、らせん状になっているわけですね。そうすると、やはりどこかで摩擦等によって削られた可能性がある破片かなということが1つと、多分、今、この金属の材料が何かということを特定されているのかと思うのですが、例えばアルミとか鉄とかステンレスとか、物はいろいろあると思うのです。やはりその金属を特定して、それが食の創造館の中などで同じ材質が使われている、回転しているようなところということが、非常に高い確率があるかと、私は素人的に思っているのですが、ぜひそのような観点で調査していただきたいことは、やはり材質と、このような形状がどうやってできるのかというようなことを追及していただきたいと思います。  これも5センチということは、これはらせん状になっていますから、長くするともっと長いはずなのです。そのようなところの点検をぜひやって、アルミであれば簡単にぱちんと折れたり、重さが非常に軽いのですが、金属の中でもいろいろ合成というような力の強さがいろいろありますので、そのようなものを、専門家はどこへやられているのか、わかりませんが、徹底的に調査していただきたいという私からのお願いです。 ◎就学支援課長 この異物の原材料も含めて、実は食の創造館の調理器具の納入業者を通して、そういう可能性も含みおいて調査の依頼をかけているところでございます。 ◆市川洋一 委員 本当は金属の材料であるとかは、第三者がよいと思うのですね。食の創造館の納入業者の、食器を扱っている人だと、わかる人はわかるのでしょうけれども、第三者がよいかとは私は思っていますが、そこら辺はこれから検討していただきたいと思います。 ○委員長 ほかに。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ほかに質疑・意見もないようですので、質疑・意見を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって質疑・意見を終結いたします。  本件は報告事項でありますので、ご了承願います。  次に、日程第5 所管事務調査についてを議題といたします。  当委員会は、昨年11月から高齢者福祉についてと、学校教育についてを年間テーマとして所管事務調査を進めております。所管事務調査については、今後、所管部からのヒアリングを予定しておりますので、よろしくお願いいたします。  この所管事務調査については、9月定例会においての当常任委員会の際に、行政視察の内容も含めて、ご報告したいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  各所管部におかれましては、今後も現場の視察や意見交換、資料提供などご協力をいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、日程第6 その他ですが、各委員から何かございますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 各部長から何かございますか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上で本日の議事は全て終了いたしました。これをもちまして文教社会常任委員会を散会といたします。                                    (午前11時7分散会)...