○議長(
倉橋正美 議員)
挙手全員であります。よって議案第78号
指定管理者の指定について(
海老名市立えびな
市民活動センター)は
委員長報告のとおり
原案可決することに決しました。
――
――――――――――――――― ○ ――
―――――――――――――――
○議長(
倉橋正美 議員) 次に、
△日程第2 議案第81号
指定管理者の指定について(
海老名市立図書館及び
門沢橋コミュニティセンター)を議題といたします。
本案に関する委員長の報告を求めます。
久保田英賢文教社会常任委員会委員長。
〔
久保田英賢議員 登壇〕
◎(
久保田英賢 議員) それでは、
文教社会常任委員会の審査結果を報告いたします。
当委員会では、議案第81号
指定管理者の指定について(
海老名市立図書館及び
門沢橋コミュニティセンター)について、12月6日に審査を行いました。
採決の結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおり、賛成多数による
原案可決であります。
審査の中では、
指定管理者選定委員会の審査結果は、今後、よりよくしていくための基礎となる部分であり、このことを財産として受けとめ、取り組んでいくよう希望する。また、
指定管理料の妥当性については、行政として施設のあり方をしっかりと協議して進めてもらいたい。
市民ニーズに応えていくことは大事であり、
市民目線で幅広く声を拾っていきながら、より親しみのある図書館、また、
コミュニティセンターにしていただきたい。図書館やコミセンは市民にとって一番身近な公共施設であり、防犯と防災といった
危機管理体制や
ユニバーサルデザインの推進にも取り組んでもらいたい。
これまで課題とされていたことは改善の努力をしている。今後、新たな事業に対しては、行政としてしっかり精査して、よりよい
図書館運営や高齢者にも使い勝手のよい
コミュニティセンターとなるよう進めていただきたい。
未確定部分が多数あり、これから協定書を結んで議論するのではなくて、今ここでしっかりと説明責任を果たすことが必要である。そのことが極めて不十分であったと感じているので、反対する。
公立図書館の
指定管理者による運営は、利潤追求という点、安定的な運営という点があるほか、これまでにもさまざまな課題、問題もあった。こういった点に関して市としてもさまざまな取り組みをしているが、根源的な問題を抱えていると認識しているので反対するといった意見がありました。
議員各位におかれましては、当委員会の決定にご賛同くださいますようお願い申し上げまして、審査結果の報告といたします。
〔
久保田英賢議員 降壇〕
○議長(
倉橋正美 議員) これより委員長に対する質疑に入ります。
山口良樹議員。
◆(
山口良樹 議員) それでは、委員長にお尋ねをいたします。
私は、図書館の
指定管理になってから現在に至るまで、3年有余の期間、現在の
指定管理者の
図書館運営を検証してまいりました。その結果、行われました今議会の一般質問でも、その違法性、あるいはまた、交わされました協定に
違反行為があったという事実を指摘いたしました。いわゆるこの
指定管理者については瑕疵があるというふうに議会で明確に主張してまいりました。そうした事実を
文教社会常任委員会できちっと精査をされて、違法性がなし、あるいは
協定違反の事実はないというご認識でしょうか、お伺いをいたします。
○議長(
倉橋正美 議員)
久保田英賢委員長。
〔
久保田英賢議員 登壇〕
◎(
久保田英賢 議員) ただいま
山口良樹議員のほうから、この
文教社会常任委員会においての議論の中で、違法性があったのかということの審議がしっかりされたのかというお尋ねだったというふうに理解をしました。その件に関しましては、各会派から代表で各議員が出られている中で、しっかりと審議をされた結果だというふうに思っております。
以上です。
〔
久保田英賢議員 降壇〕
○議長(
倉橋正美 議員)
山口良樹議員。
◆(
山口良樹 議員) この違法性、あるいは
協定違反性については、過去るる申し上げてきましたから、具体的な事例を今列挙するには時間的にありませんので、それは控えますが、例えば1つ重大なこととしては、司書率の50パーセントは維持するという大事な大事な協定に対して
違反行為があったという事実は、これはやはり全議員、あるいは全職員の皆さんが認めざるを得ないと私は思います。
ことわざに、はっても黒豆という言葉があります。ある人が2人でいて、これは豆だ、ある人は、これは虫だと言って言い張って、最後まで議論がつかない。そんな中で、その示された黒いものが動き出した、それでも、動いても、豆だと言い張る人がいます。それは強情な方で、事実を事実として認識しない、そういう例えで使われています。はっても黒豆。まさに今議会で審議をされた内容や、今回、教育長や、あるいは教育部の所管の皆さんが、私に対して、この
指定管理者の過去の
違反行為を、あってもないと言い張るような、その行為は、私はまさしくこの
ことわざ、はっても黒豆状態と言わざるを得ないと思います。やはり
海老名市議会は開かれた議会を目指されているというのであれば、市民の皆さんから寄せられた陳情を1つ1つ吟味して、それを議会の中に反映すべきだと思います。今回の陳情者にしても、9月の陳情者にしても、やはり思いは市民の皆さんの思いでありますから、それをじっくり聞いて、それを審議の中に生かすというようなことが、私はこれから求められると思います。ぜひその辺のことをお願いさせていただいて、質問といたします。ありがとうございました。
○議長(
倉橋正美 議員) ほかに。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
倉橋正美 議員) 質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。
吉田みな子議員。
〔
吉田みな子議員 登壇〕
◆(
吉田みな子 議員) いちごの会の
吉田みな子です。会派を代表しまして、議案第81号
指定管理者の指定について(
海老名市立図書館及び
門沢橋コミュニティセンター)、反対の立場から討論をいたします。
本議案におきましては、
教育委員会の秘密性と閉鎖性が議会での十分な審議を阻んでいたことをまず指摘いたします。十分な審議をするためには、情報を開示し、オープンな議論が不可欠です。具体的に言えば、11月22日の
議会運営委員会において、十分な審議のために、応募時に事業者から市に提出された
事業計画書などを開示するよう求めたにもかかわらず、
追加資料の提示も、資料を開示しない理由の説明もありません。審議にとって必要な資料の開示をしない一方で、
教育委員会が算出した直営で図書館を運営した場合の
指定管理料21億円の算出根拠を問い合わせしたところ、口頭では言えないので、
情報公開請求をしてほしいの一点張りでした。必要な情報を開示せず、言いたくないことは聞かれても答えないという姿勢は、議会と市民に真摯に説明し、理解を得ようとしているとは思えません。
それでは、
反対理由について項目ごとに述べたいと思います。
1点目、
指定管理料についてです。図書館の
指定管理料は、これまでも高過ぎるのではないかと指摘がされてきました。しかし、
指定管理料の積算が根本から見直されることはなく、今回、増額されています。特に人件費の
実態調査を求めてきましたが、いまだに実施されていません。委員会の中では、人件費が適正であることの理由の1つに、
収支報告書で人件費の実績が上がっているからだと説明がありました。しかし、
図書館年報に示している決算額は、
収支報告書をもとにしていますが、昨年、議会で指摘をしたゼロ円の
視聴覚資料費を増額するために、
図書館年報の決算額の総額は変えずに、一部数字を書きかえており、
収支報告書が
数字合わせにすぎないことが明らかであり、信憑性に欠けます。
労働条件審査では、
指定管理料から人件費が幾ら充てられているかが判断できるものでもありません。
2点目、
有馬図書館、
門沢橋コミュニティセンターの工事費についてです。募集要項に工事費の上限額が明記されず、示されていたのは、2015年の
中央図書館リニューアル時の1平米当たりの単価、28万2000円という数字です。
有馬図書館、
門沢橋コミセンの
延べ床面積は2219平米なので、6億2575万円は支出できるという市の意思表示なのか、真意はわかりかねますが、施設が違えば設計や仕様も異なるため、全く参考にならない数字です。実際に事業者が提案した工事費は6億3500万円であり、市が根拠のない数字を提示して事業者に
想定工事費を推測させるようなやり方の結果と受けとめます。適正な工事費の積算がされているのか、疑念を持ちます。
3点目、
図書館業務の不履行についてです。
図書館業務においては、事業者が継続されることになるため、現在の業務が適切に行われているかを判断する必要があります。市が
指定管理者に対して
図書館業務において最低限実施することを定めたものが
業務仕様書ですが、現
指定管理者であるCCC・TRCの
図書館運営で、仕様書に書かれている幾つかの項目で未達成のものがあることが明らかになっています。未達成であることがわかった時点で、市は
改善要求を行うなど、必要な措置を講じなければならないことが、
海老名市立図書館の
管理運営に関する
特記協定書第1条2項に明記されています。しかし、市は、
改善要求をしないどころか、前回は仕様書の中に明記していた未達成の項目を、今回の仕様書の中から削っていました。削られた項目の中には、ことし9月議会で市民から陳情が上がっていたティーンズコーナーの管理充実がありました。仕様書に書かれているティーンズコーナーの設置をしていないことを
指定管理者に改善を求める立場にある市が、ティーンズコーナーの設置は難しいと答弁しているのは本末転倒です。仕様書に書かれている
図書館業務を適正に履行できない事業者は、
指定管理者として適当ではありません。市は、その責務を果たすために、現在の
指定管理期間満了までに仕様書に基づく適切な業務を行うよう、
指定管理者に対して
改善要求することを強く求めます。
4、選定委員会についてです。選定委員会の委員が図書館及びコミセンの担当所管課の幹部が約半数が占めていることは、客観性に欠けると言わざるを得ません。CCC・TRCは、現在の図書館の
指定管理者であり、相鉄企業は市民協働部所管の全ての
指定管理者の施設にかかわっています。関係のある担当所管課の職員が幾ら厳しい目で評価したといっても、説得力がありません。厳しい目で選定するには、市の職員であったとしても、利害関係のない部署の職員が選定委員になるべきです。また、客観性を高めるために、大和市で実施しているような公募市民も含めた外部委員のみで構成する選定委員会を立ち上げることもできたはずです。
5点目、
指定管理料の別立て提案による
指定管理料のさらなる増大についてです。
指定管理者制度は民間のノウハウを生かしてもらい、最少のコストで、よりよい市民サービスをしてもらうことが導入する一番のメリットです。
指定管理料が直営よりも高いのであれば、
指定管理者制度導入の前提が崩れます。市立図書館は、
指定管理料が直営のときの2倍になっており、今回はさらに
指定管理料が上がりました。しかし、それ以上に問題なのは、5年間の
指定管理料の予算の裏づけをとった債務負担行為約18億円のほかに、事業者からよりよい提案があればその都度予算化をしていきたいという説明が教育部所管からあったことです。事実上の青天井です。
指定管理者は、
指定管理料の範囲内で、民間のノウハウを生かして、最少のコストで最大のサービスをすることが本分でありながら、別途予算化しなければ事業をすることができないと要求するのは、
指定管理者の適格性に欠けると言わざるを得ません。市がそれを受け入れるのであれば、
指定管理者制度の理念や、これまで積み上げた実績をないがしろにしていることであり、特定の事業者を優遇しているとの批判は免れません。
6点目、
門沢橋コミュニティセンターについてです。
門沢橋コミュニティセンターは、年間の収入の見込みが115万円と少なく見積もっている上に、現在の委託費よりも
指定管理料のほうが高くなっており、
指定管理者にするメリットが市、事業者双方にあるとは思えません。コミセンの有料化について、事業所とどのような話し合いがされたかを委員会で問うと、仮定の質問には答えられないという答弁があり、選定過程の不透明さが際立ちます。
門沢橋コミセンの
指定管理者の具体的な中身が見えないのは、ことし3月に突然
指定管理の話が出てきたためで、準備期間が足りていないことは明らかです。市民の声を聞かず、拙速に
指定管理者制度にするべきではありません。
以上、さまざまな点から反対の意見を述べました。しかし、市民が喜ぶ図書館をつくりたいという市の思い、
教育委員会の思いは理解はします。市が魅力的な図書館をつくろうと主体的に動き、図書館のあり方についても市民の意見を聞き、議論を重ね、丁寧に計画をつくり込んでいき、情報をオープンにしていけば、もっと多くの事業者が手を挙げることができたのではないでしょうか。1事業者しか応募がなかったことについては、徹底した検証が必要と考えます。
最後になりますが、情報公開を積極的に行い、開かれた
図書館運営が行われることを強く求めまして、討論といたします。
〔
吉田みな子議員 降壇〕
○議長(
倉橋正美 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
倉橋正美 議員) 次に、
反対意見の発言を許します。
佐々木弘議員。
〔佐々木 弘議員 登壇〕
◆(
佐々木弘 議員)
日本共産党市議団を代表しまして、議案第81号
指定管理者の指定について(
海老名市立図書館及び
門沢橋コミュニティセンター)に対して反対の立場で討論をします。
平成26年度より、市立図書館の運営が
指定管理者制度へ移行され、現在のCCC・TRC共同事業体による
指定管理者で、中央及び
有馬図書館の運営が行われてきました。とりわけ中央図書館に関しては、大規模改修を経てリニューアルオープンした直後の平成27年10月にTRC社の離脱問題が表面化し、全国でも大きく注目され、市民や利用者に波紋や心配を生じさせ、同
指定管理者による運営の不安定さを露呈しました。さらに、資料の分類方法や選書のあり方、図書館職員に占める司書割合が
業務仕様書等に定めた5割以上の水準を一時的にあれ、満たしていなかったことが発覚するなどの人的体制上及び契約遵守上の問題、また、目的外使用料や年度を超えた会計処理等の会計運営など多岐にわたる多くの諸問題が次々に露呈しました。
このように公立
図書館運営の経験、ノウハウは、それまで武雄市での1例しかなかったCCC社に、民間ノウハウの活用の名のもと、我がまちの
図書館運営を任せたことは不適切であったことは明らかです。また、運営を民間企業が行うことで、市と利用者、市民の間に距離ができ、より身近な図書館づくりと運営が阻害されてきました。そして、運営を民間企業に丸投げすることにより、市が持つべき
図書館運営に対するノウハウや識見、意欲とそれらを持つ人材が育たず失われる点は大きな問題です。これらの指摘にもかかわらず、今年度までの現行の
指定管理期間の終了後も引き続き同制度による運営を継続すること自体が大きな問題です。
とりわけ中央図書館に関しては、この間の利用者、市民の多くのさまざまな不満や指摘、要望を受け、一定の個別具体的な改善の努力が行われてきたものの、運営主体や運営制度そのものの問題により、諸課題の根本的、抜本的な解決は図られておらず、その見通しも持つことはできません。中長期的な視点を持ち、安定した
図書館運営、図書館づくりを進めるために、
指定管理者制度による5年ごとの不安定な運営ではなく、市が責任を持って直接
管理運営する体制に戻すべきだと、改めてこの場で冒頭強く求めるものです。
以下、今回の当
指定管理者指定議案の問題点を述べます。
まずは、
指定管理者の指定をめぐる経過の問題です。9名で構成された次期
指定管理者の選定委員会では、税理士及び社会保険労務士各1名が配置されましたが、それ以外の7名は市の幹部職員のみで構成されました。これでは図書館に関する専門的な知識を有する有識者や、利用者、市民、納税者の代表となる公募委員がおらず、この間、廃止された図書館協議会の役割をあわせ持つと
教育委員会が弁明している社会教育委員すらも加わっていません。この5年間の
図書館運営は、冒頭に述べた多くの問題が生じました。仮に
指定管理者制度による運営を行うにしても、その問題状況や市民、利用者の関心、また、意識にふさわしい、しかるべき体制と姿勢で検討すべきでした。
次に、選定、審査基準に基づく採点に関して述べます。選定委員会では、当市の文化と教育の拠点であるべき市立図書館の運営者としての是非を判断する最低基準点は、採点者の平均で6割以上でクリアできるという大変低いハードルに設定したこと自体、市の
公立図書館に関する認識及び姿勢として大きな問題です。そして、実際の審査結果においては、100点満点に換算して1次審査で65.8点、2次審査では63.4点と、7割に全く届かない低い評価がされたことも重大な結果です。審査内容も踏まえて危惧する点は幾つかありますが、主要な5つの点だけ指摘します。
まず1点目として、図書館及び
コミュニティセンターのあり方に関する考え方に関して、中央図書館と
有馬図書館のすみ分けに関する問題です。市の定めた今回の募集要項によれば、
有馬図書館は中央図書館とのすみ分けから、郷土資料の収集の拠点と位置づけており、
有馬図書館の現在の役割、特色は、継続したい考えとなっています。これでは我がまちにとって重要、かつ図書館を中心とした海老名市行政のみが責任を負って行える、また、行うべき郷土資料の収集や整理保存、公開やレファレンス、そして、郷土史の普及、教育は市内中心部にあり、交通利便性にすぐれ、多くの市民が立ち寄ることができる中央図書館ではほとんど行われず、郊外に位置し、交通の便が明らかによくない
有馬図書館で行うことになり、利用者、市民も郷土史の利用に関しては
有馬図書館に出向くことを強いる懸念があります。
次に、2点目として、今回の応募者が提示した提案書では、引き続き、図書館蔵書のライフスタイル分類が提案されています。蔵書の分類に関しては、この間行われた利用者アンケートにおいても、図書の分類がわかりにくいとの不満が上位に挙げられています。不満や問題が指摘されている分類法が、引き続き、
応募事業者の特徴ある強みとして提案されている点は、使いやすく、利用者市民に受け入れられる図書館という観点から危惧を抱かざるを得ません。
そして、3点目として、選定委員会での審査でも評価の低かった今回の
指定管理応募者による
図書館運営の収支面の問題についてです。今回の補正予算で上程された今後6年間で18億9000万円もの多額の税金を投じるに当たり、その厳密かつ身の丈に合った収支計画を立てることは、納税者への大きな責務です。その点でもとりわけ中央図書館での年中無休の開館の継続や、夜9時までの開館を新たに今後の
有馬図書館まで広げようとしている点など、限られた市の財源の有効な使い道や費用対効果、また、そもそも図書館員による図書館づくりを時間的にも条件的にも保障するという根本的な面で危惧を抱くものです。
次に、4点目として、今回の
指定管理者募集は、その募集期間が短く、今回、12月の議会議決された場合の準備期間は、実質3カ月間に限られることになり、他の新規の事業者が参入することが実質的に不可能な極めて短い期間です。今回の結果を見ても、応募団体は、えびな学びコンソーシアム1者のみとなり、現行のさまざまな問題を抱える
指定管理事業者ありきの更新と言われても反論は難しいのではないでしょうか。
最後に、5点目として、冒頭に述べた中央図書館のリニューアルオープン直後、市との5年間の明確な契約である
指定管理業務からの離脱を一方的に外部に発表したTRC社の問題点も述べます。私たち共産党市議団としても率直に述べて、その表明に至らざるを得ない背景や心情は全く理解できなくないとはいえ、公的事業を担う適格性と責任感に明らかに欠け、引き続き、今回の
指定管理者の一員として加わっている点は、到底理解も同意もできません。
以上の観点、問題点から、当議案に反対する立場を再度明確に述べ、討論を終わります。
〔佐々木 弘議員 降壇〕
○議長(
倉橋正美 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
倉橋正美 議員) 次に、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
倉橋正美 議員) 討論を終結いたします。
これより議案第81号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 多 数)
○議長(
倉橋正美 議員) 挙手多数であります。よって議案第81号
指定管理者の指定について(
海老名市立図書館及び
門沢橋コミュニティセンター)は
委員長報告のとおり
原案可決することに決しました。
――
――――――――――――――― ○ ――
―――――――――――――――
○議長(
倉橋正美 議員) 次に、
△日程第3 議案第70号 海老名市
生産緑地地区の区域の規模に関する条例の制定について、議案第76号 海老名市まちの美化に関する条例の一部改正について、議案第77号 海老名市
地区計画の区域内における
建築物等の制限に関する条例の一部改正について、議案第79号
指定管理者の指定について(
海老名中央公園地下駐車場)、議案第80号
指定管理者の指定について(海老名市有料自
転車等駐車場)、以上5案を一括議題といたします。
この5案に関する委員長の報告を求めます。中込淳之介経済建設常任委員会委員長。
〔
中込淳之介議員 登壇〕
◎(中込淳之介 議員) それでは、経済建設常任委員会の審査結果を報告いたします。
当委員会では、議案第70号、議案第76号、議案第77号、議案第79号及び議案第80号の5件について、12月7日に審査を行いました。
採決の結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおり、議案第70号、議案第76号、議案第77号及び議案第79号は
全員賛成、議案第80号は賛成多数による
原案可決であります。
審査の中では、議案第70号では、
生産緑地地区に定めることができる区域の規模を300平方メートル以上とした理由と、期待されている効果について、生産緑地法の主な改正点についてなどの質疑がありました。
議案第76号では、路上喫煙防止地区内での周知方法や警告看板などの設置について、違反者への指導及び過料についてなどの質疑のほか、全国的に駅周辺のほとんどが喫煙禁止区域になっているので、海老名駅周辺だけでなく、市内各駅にも喫煙禁止区域の指定を早急に進めていただきたいといった意見がありました。
議案第79号では、
海老名中央公園地下駐車場のこれまでの収支状況について、
指定管理者選定委員会の審査内容の詳細についてなどの質疑がありました。
議案第80号では、
指定管理者制度を導入するメリットについて、
指定管理者候補者と第2順位者との提案内容の違いについてなどの質疑のほか、選定理由に挙げている人と人とのつながりを生かした
管理運営という提案は、安全面から必要なことである。また、
指定管理者候補者は、市内各所の自転車駐車場を熟知していることから、実情に即した臨機応変な対応が期待できるので賛成するといった意見がありました。
議員各位におかれましては、当委員会の決定にご賛同くださいますようお願い申し上げまして、審査結果の報告といたします。
〔
中込淳之介議員 降壇〕
○議長(
倉橋正美 議員) これより委員長に対する質疑に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
倉橋正美 議員) 質疑を終結いたします。
これより1件ごとに討論及び採決をいたします。
初めに、議案第70号 海老名市
生産緑地地区の区域の規模に関する条例の制定についての討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
倉橋正美 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
倉橋正美 議員) 討論を終結いたします。
これより議案第70号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 全 員)
○議長(
倉橋正美 議員)
挙手全員であります。よって議案第70号 海老名市
生産緑地地区の区域の規模に関する条例の制定については
委員長報告のとおり
原案可決することに決しました。
次に、議案第76号 海老名市まちの美化に関する条例の一部改正についての討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
倉橋正美 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
吉田みな子議員。
〔
吉田みな子議員 登壇〕
◆(
吉田みな子 議員) いちごの会の
吉田みな子です。議案第76号 海老名市まちの美化に関する条例の一部改正について、賛成の立場から討論をいたします。
改定される路上喫煙の防止及び美化推進に関する条例は、市民から期待されている条例であることを理解しています。望まない受動喫煙を防止するためにも、条例によって路上喫煙をしないよう歯どめをかけることは必要と考えます。海老名市では、これまでも海老名駅、厚木駅、かしわ台駅、さがみ野駅を美化推進重点地区に指定し、美化推進委員の方によって巡回が行われ、路上喫煙をしている方に対しては喫煙スペースに促し、対応をしています。こうした取り組みにより、路上喫煙の件数が減っています。条例改正によってさらなる路上喫煙防止に向けた取り組みに期待をしています。
以下、今後の取り組みを進めていくために、2点、意見を申し上げます。
1点目、路上喫煙禁止地区の拡大についてです。条例では、公共の場での路上喫煙を防止するために、告示によって路上喫煙禁止地区に指定することにしています。路上喫煙禁止地区の指定は、まずは海老名駅から始めるとのことですが、パブリックコメントでは、海老名駅以外の駅の指定を求める意見が複数ありました。人が多く集まる鉄道各駅はもちろん、子どもたちへの受動喫煙を防ぐために、小中学校及び図書館などの公共施設周辺の路上喫煙禁止地区の指定を速やかにするよう求めます。市民の意見を尊重し、積極的に条例運用をするよう期待します。
2点目、受動喫煙防止の取り組みについてです。改定される条例は、いわゆるポイ捨て禁止条例がもとになっており、条例の目的が、まちの美化の推進です。しかし、路上喫煙防止の意義は、まちの美化だけにとどまらず、健康被害の影響が大きい受動喫煙を防ぎ、たばこを吸わない人も吸う人も快適に過ごせるよう取り組みを進めることにあるはずです。本条例は、2019年5月31日、世界禁煙デーに合わせて施行されることになっています。世界禁煙デーに合わせて国で実施している禁煙週間のことしのテーマは、受動喫煙による健康への悪影響から人々を守ることを目的として、「2020年、受動喫煙のない社会を目指して~たばこの煙から子ども達をまもろう~」でした。世界禁煙デーの趣旨を理解するならば、海老名市でも受動喫煙防止に対する積極的な取り組みを進めていくよう条例に盛り込むべきです。
以上の点について前向きにご検討いただき、今後さらなる充実を求めまして、賛成討論といたします。
〔
吉田みな子議員 降壇〕
○議長(
倉橋正美 議員) 次に、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
倉橋正美 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
倉橋正美 議員) 討論を終結いたします。
これより議案第76号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 全 員)
○議長(
倉橋正美 議員)
挙手全員であります。よって議案第76号 海老名市まちの美化に関する条例の一部改正については
委員長報告のとおり
原案可決することに決しました。
次に、議案第77号 海老名市
地区計画の区域内における
建築物等の制限に関する条例の一部改正についての討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
倉橋正美 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
倉橋正美 議員) 討論を終結いたします。
これより議案第77号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 全 員)
○議長(
倉橋正美 議員)
挙手全員であります。よって議案第77号 海老名市
地区計画の区域内における
建築物等の制限に関する条例の一部改正については
委員長報告のとおり
原案可決することに決しました。
次に、議案第79号
指定管理者の指定について(
海老名中央公園地下駐車場)の討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
倉橋正美 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
倉橋正美 議員) 討論を終結いたします。
これより議案第79号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 全 員)
○議長(
倉橋正美 議員)
挙手全員であります。よって議案第79号
指定管理者の指定について(
海老名中央公園地下駐車場)は
委員長報告のとおり
原案可決することに決しました。
次に、議案第80号
指定管理者の指定について(海老名市有料自
転車等駐車場)の討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。
西田ひろみ議員。
〔
西田ひろみ議員 登壇〕
◆(西田ひろみ 議員) いちごの会の西田ひろみです。会派を代表して、議案第80号
指定管理者の指定について(海老名市有料自
転車等駐車場)に反対の立場から討論します。
1、市営自
転車等駐車場は、利用者にとって安全で利便性が高いことが必要です。現在、7カ所のうち4カ所は業務員を配置し、定期利用と一時利用の業務、業務員が配置されていない3カ所は定期利用のみの業務となっています。利用料金の支払いは、業務員がいないとできません。不在時の支払いは1カ所に集約されていますが、遠くて不便です。いつでも適正料金で利用できるよう機械式にすべきと考えます。
2、選定理由に高齢者の雇用が挙げられています。高齢者の働く場の確保は必要ですが、それには適正な労働環境を整えることが、雇用する側の責務と考えます。西口第1自転車駐車場にはトイレの設置がなく、業務員の駐在所は極端に狭く、暖房、冷房のとりにくい現状です。提出された書類だけで労務管理を判断することなく、現場での確認が必要です。高齢者の働く環境が整備されていないことから反対します。
3番目、中央公園地下駐車場と同様に
指定管理料のない指定となっています。しかし、中央公園地下駐車場には、営業上の利益が生じた場合、納付金が提案され、その実績もあります。自
転車等駐車場には納付金の実績も提案もありません。第2順位者は、業務努力により、納付金の提案がありました。選定結果の第1順位者と第2順位者の総合得点は972点と970点の僅差でした。適正な利用料金の徴収、利用者の利便性と業務員の働く環境の整備などを考慮し、海老名市有料自
転車等駐車場の指定に反対します。
〔
西田ひろみ議員 降壇〕
○議長(
倉橋正美 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
倉橋正美 議員) 次に、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
倉橋正美 議員) 討論を終結いたします。
これより議案第80号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 多 数)
○議長(
倉橋正美 議員) 挙手多数であります。よって議案第80号
指定管理者の指定について(海老名市有料自
転車等駐車場)は
委員長報告のとおり
原案可決することに決しました。
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○議長(
倉橋正美 議員) 次に、
△日程第4 議員の派遣についてを議題といたします。
県央八市議会議長連絡協議会では、平成31年1月30日、相模原市において議員合同研修会を予定しております。当研修会は全議員が参加対象となっております。
お諮りいたします。会議規則第160条の規定により、議員派遣することについてご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
倉橋正美 議員) ご異議なしと認めます。よってそのとおり決定いたします。
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○議長(
倉橋正美 議員) 次に、
△日程第5
所管事務の調査・審査についてを議題といたします。
お諮りいたします。各常任委員会等委員長から、お手元に配付いたしました内容について調査・審査をしたい旨の申し出がありました。
よって本件については議会閉会中も調査・審査できることといたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
倉橋正美 議員) ご異議なしと認めます。よってそのとおり決定いたします。
以上で本日の議事は全て終了いたしました。
閉会に当たりまして、市長からご挨拶をお願いいたします。
〔市長(内野 優) 登壇〕
◎市長(内野優) 平成30年第4回
海老名市議会定例会の閉会に当たりまして、一言、ご挨拶を申し上げます。
議員の皆様には、11月29日から本日まで、会期16日間にわたり、提案いたしました条例、補正予算等の諸議案につきまして慎重なるご審議をいただき、まことにありがとうございました。9月定例会で継続審査になっておりました、海老名市廃棄物の減量化、資源化、適正処理等に関する条例の一部改正並びに一般会計補正予算(第4号)について、本議会の初日に可決いただきました。あわせて12項目の附帯決議をいただきました。この12項目をしっかり踏まえて制度設計をし、市民の皆さんが混乱しないよう、市職員が一丸となって取り組んでまいります。議員の皆様におかれましても、引き続きご理解、ご協力を心からお願い申し上げます。
また、
海老名市立図書館を初めとする4件の
指定管理者の指定についてもご決定いただきました。施設の設置目的に沿って、より効果的、効率的な
管理運営を行い、市民の皆様にとって利用しやすい、そして、評価されるような
管理運営を
指定管理者とともにやってまいりたいと考えております。あわせて、議決いただきました補正予算等につきましては、速やかに執行してまいりたいと考えております。
現在、来年度予算編成に取り組んでおります。来年10月から消費税も10パーセントになります。経済の状況が不透明な点、あるいは市民生活にとってどうなのか、影響を及ぼすことのないよう、市としても住宅リフォームの拡大、あるいはプレミアムつき商品券の発行など、さまざまな施策を展開してまいります。本定例会にも
議員各位からさまざまなご意見をいただきました。来年度予算に反映することができるものはスピード感を持って取り組んでまいりたいと考えております。
ここ数日、気温が下がって寒い日が続いております。今現在、庁舎内の空調設備の改修を行っております。
議員各位にも大変ご迷惑をかけておりますけれども、風邪を引かないように、来年新しい年を迎えられるように、心から健康に留意されることを祈念申し上げて、閉会の挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。(拍手)
〔市長(内野 優) 降壇〕
○議長(
倉橋正美 議員) 閉会に当たり、一言、ご挨拶を申し上げます。
11月29日から本日までの会期16日間にわたりまして、
議員各位におかれましては、各案件の審議に終始慎重に、そして熱心に取り組んでいただき、心より厚く御礼を申し上げたいと思います。
議員各位並びに市長を初め職員各位の格別なご協力によりまして、本日、閉会できますことに対し、心から感謝を申し上げたいと思います。今定例会において多くの議員からさまざまな角度でさまざまな視点でさまざまな提案がなされました。市長を初め職員の皆さんにおかれましては、どうぞこの議員の皆さんの提言をしっかりと受けとめていただいて、新たなる年、スタートしていただきたいというふうに思っております。また、議員の皆様におかれましても、平成最後の年末になります。30年という歴史が皆さんにとってどのような30年であったのか、それをしっかりと検証していただき、そして、新たなる最後の平成31年のお正月をお迎えいただき、そして、ぜひその1年間の活力にしていただきたいというふうに思っております。何はともあれ、本日ここに無事に閉会できますことを心から感謝申し上げまして、閉会の言葉とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
これをもちまして平成30年第4回
海老名市議会定例会を閉会いたします。大変ご苦労さまでした。
(午前10時33分 閉会)
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以上は、会議の?末であるが、その内容に相違ないことを証するために、ここに署名する。
平成30年12月14日
海老名市議会議長 倉 橋 正 美
同 副議長 志 野 誠 也
同 署名議員 市 川 洋 一
同 署名議員 松 本 正 幸...