海老名市議会 2017-09-15
平成29年 9月 経済建設常任委員会-09月15日-01号
建設部長 御守 伸 同部次長 渋谷 明美
道路管理課長 佐藤 恒夫
道路維持課長 内田 東
道路整備課長 栗山 昌仁
下水道課長 深谷 誠二
同
課計画経営担当課長
渡辺 浩幸
まちづくり部長 武石 昌明 同部次長 平本 和彦
都市計画課長 江下 裕隆 同
課開発指導担当課長
佐藤 秀之
住宅公園課長 篠原 勝彦
市街地整備課長 東城 利治
駅周辺対策課長 関口 好文
農業委員会事務局長 植松 正
7.
委員外議員 なし
8.傍聴者 (1)議 員 なし
(2)その他 3名
9.事務局 3名
事務局次長 安齊 准子 主査 青柳 貴子
主事 伊藤 穣
10.
付議事件 1.議案第45号 海老名市廃棄物の
減量化、資源化、
適正処理等に関する条例の一部改正について
2.議案第51号 平成29年度海老名市
一般会計補正予算(第2号)〔
所管部分〕
3.議案第55号 平成29年度海老名市
公共下水道事業会計補正予算(第1号)
(以上平成29年9月1日付託)
4.
報告事項 海老名運動公園周辺地区地区計画の変更
5.
行政視察報告について
6.その他
11.会議の状況 (午前9時開議)
○委員長 ただいまの
出席委員は7名であります。定足数に達し、会議は成立いたしましたので、これより
経済建設常任委員会を開きます。
本日審査いただく案件はお手元に配付のとおりでありますので、ご了承願います。
なお、平成29年第3回定例会以降、予算、
決算審査以外の
常任委員会における
インターネット中継を試行的に行うこととなっております。つきましては、本委員会においても試行的に
インターネット中継を行っておりますので、ご了承願います。
お諮りいたします。本委員会を傍聴したい旨の申し出がありました。これを許可することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議なしと認めます。よって傍聴を許可することにいたします。
暫時休憩といたします。
午前9時1分休憩
午前9時2時再開
○委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより日程に入ります。
日程第1 議案第45号 海老名市廃棄物の
減量化、資源化、
適正処理等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
経済環境部長の説明を求めます。
◎
経済環境部長 それでは、議案第45号 海老名市廃棄物の
減量化、資源化、
適正処理等に関する条例の一部改正についてご説明申し上げます。
粗大ごみにつきましては、現在、重量及び長さにより基準が定まっておりますが、この基準及び手数料を見直したいこと並びに
資源化センター大
規模改修事業による
処理能力の向上に伴い、
技術管理者の配置が必要となることから、その資格を定めたいということで、本条例の一部改正をしたいものでございます。
詳細は
資源対策課長よりご説明させていただきます。
◎
資源対策課長 それでは、海老名市廃棄物の
減量化、資源化、
適正処理等に関する条例の一部改正についてご説明申し上げます。
なお、条文のご説明は今定例会の議場での説明と重複いたしますので省略をさせていただき、改正の主な点についてご説明申し上げます。
今回の改正の内容は、大きく2点となります。1点目は、
粗大ごみの
基準改正でございます。
改正内容でございますが、
粗大ごみの基準として、物品の重量が定められておりましたが、これを廃止したいものでございます。これにより、
粗大ごみの基準を規則において、縦、横、高さの合計が2メートル以上及び30キロ以上となっているものを、一辺の長さまたは直径が50センチ以上3メートル未満としたいものでございます。
次に、
粗大ごみの
処理手数料についてですが、1個につき700円、市長が指定した場所、現在これは
美化センターになっておりますが、こちらに運搬したときは1個につき300円となっているものを、1個につき700円を超えない範囲、市長の指定する場所に運搬したときには1個につき300円を超えない範囲で、
粗大ごみの長さ等により、それぞれ規則で定める額としたいことでございます。これにより、規則において、50センチ以上1メートル未満の
粗大ごみの
処理手数料を1個につき500円、市長が指定した場所に運搬したときには1個につき200円と定めたいものでございます。
なお、1メートル以上3メートル未満の
粗大ごみの
処理手数料につきましては、今までどおり1個につき700円、市長が指定した場所に運搬したときには1個につき300円でございます。
次に、2点目の
技術管理者の資格についてでございます。
資源化センターにつきましては、大
規模改修工事に伴い、施設の
処理能力が増強され、改修後は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に規定される
一般廃棄物処理施設と位置づけられ、
技術管理者の配置が必要となることから、その資格を定めたいものでございます。
なお、この条例は平成29年12月1日から施行したいものでございます。ただし、
技術管理者の資格及び
粗大ごみの
基準改正に伴う
準備行為につきましては、公布の日から施行したいものでございます。
以上、大変雑駁な説明でございますが、よろしくご審議を賜り、ご決定いただきますようお願い申し上げて説明とさせていただきます。
○委員長 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。質疑のある方はどうぞ。
◆
中込淳之介 委員 それでは、何点か質問させていただきたいのですが、今回、
粗大ごみの基準が変わることによって、一般のごみから
粗大ごみになる量がどれぐらい移行するのかというのが1点目。
2点目、基準の改正によって市民の影響はどう考えているのかというのをお伺いさせていただきたい。
3点目、今後、座間、綾瀬と基準の足並みというのですか、そろえていくことも必要なのかなと思うのですが、今回の
粗大ごみの基準は、座間市と綾瀬市、どのようになっているのかというのをご説明をお願いします。
4点目、
技術管理者の資格を定めることにもなっていますが、今回、現在考えているのは、外部からこちらをするのか、職員がこちらをするのか、その辺もお伺いしたいと思います。
以上、お願いします。
◎
資源対策課長 それでは、1点目の新基準となるごみの量だと思いますが、今まで可燃物と不燃物として実際に海老名市で排出されている50センチから1メートル、新基準になる部分についての量は把握しているところではございませんので、あくまでも近隣他市の
粗大ごみの
排出状況から推測しました概算値となりますけれども、重量で年間およそ100トン程度見込んでいるところでございます。
2点目、市民への影響でございますが、今までは集積所へお出しいただいていたものが、今後は新基準に該当するものについては有料となりまして、
美化センターへ持ち込むか、
戸別収集という形で申し込みいただくことになろうかと思います。しかしながら、
粗大ごみの
持ち込みにつきましては、可燃物、不燃物は
曜日指定でお出しいただくと思いますけれども、
粗大ごみにつきましては、年末年始を除きまして、平日については9時から16時まで、土日、祝日につきましては9時から12時まで
美化センターに
持ち込みが可能となっております。また、
戸別収集につきましても、ご指定の場所まで
粗大ごみを取りにいくということもございますので、集積所まで持ち運びが難しいものについては、ご自宅の前まで取りにいけるのかなというところで、便利な一面もあるのかと考えてございます。
3点目の座間、綾瀬との足並みでございますけれども、座間市、綾瀬市ともに、50センチから
粗大ごみとなるという基準でございますので、海老名市もここで
条例改正をご承認いただければ、同等の基準になるのかと考えているところでございます。
4点目の
技術管理者、外部から登用か市の職員かというところでございますけれども、
技術管理者につきましては、今現在、具体的にどのような人物を充てようかというところについてはまだ決まってございません。
資源化センター大
規模改修工事完了までにまだ時間がございますので、他の
一般廃棄物施設、
技術管理者についてどのような配置を行っているか、確認させていただきながら、今後決定していきたいと考えてございます。
◆
中込淳之介 委員 ありがとうございます。
5点目、今回の条例の一部改正で、減量化というのも一部考えの中にあるとは思うのですが、この辺、
減量化についてはどのような考えを持っているのかというのを伺いたいと思います。
◎
資源対策課長 先ほど可燃物、不燃物から新基準になる
粗大ごみについては100トン程度見込んでいるというお話をさせていただきました。その中で例えば
木製家具などにつきましては再利用できるとか、あと、必要に応じて資源化できるという話もございますので、重量については約1割ないし2割という形で
減量化を図れるものと、概算ですが、考えております。
◆
中込淳之介 委員 わかりました。今回、市民にとって混乱がないように周知をしっかりしていただきたいと思います。
◆
市川洋一 委員 続いて幾つか質問させてもらいたいのですが、1点目、今回、
重量規制を廃止したというふうになっております。相模原なんかは
重量規制をしているわけですけれども、これは
資源化センター改修に伴って、重量はいいだろうという方向になったのかと私なりに解釈しているのですが、今まで30キロで規制されていたものがなくなりましたので、いま1度ご説明をお願いしたいということ。
2点目、これは
粗大ごみに対して細かく2系統というのですか、小さいものと、ただ、
処理手数料は従前のものと同じという以下で、2つに分けているところがございます。これは逆に言うと、管理の面で2つに分けることが大変ではないかと私は思っているのですが、それは行政側のほうですね。市民にとっては小分けした、小さいものは安くということでいいと思うのでいいことなのですが、管理のほうでそこら辺がどうなるのかというのをお聞きしたい。
3点目、この議案のタイトルから言いますと、ごみの
減量化ということがありますけれども、これは
粗大ごみなのですが、今後、
一般ごみにも有料化等検討されていると思うのですが、そこら辺の今後の方向性みたいなところを確認させていただければということをお願いしたいのですが。
以上3点です。
◎
資源対策課長 まず、1点目の重量でございます。今回、30キロの規定を廃止したというところでございますが、今まで
粗大ごみを回収している中で、30キロを超えるものがなかなか排出されていないというところが事実でございますので、今回、廃止させていただきました。
2点目が、
粗大ごみ、細かくなりまして、管理の面ということでございますけれども、当然、50センチから、小さいものから大きいものとなりますので、
受け付け部分等につきましては大変になろうかと思いますが、その辺はきっちりはかった上でやっていきたいということで、現場のものについて周知していきたいと考えてございます。
3点目の
一般ごみの有料化につきましては、現在、
環境審議会において、審議中でございますので、詳しい内容についてはこの場ではお答えできないことになります。
◆
市川洋一 委員 そうしますと、1点目の30キロというのは、
資源化センター改修とは関係なくて、今までの実績からいってほとんどゼロに近いという観点でいいだろうということと解釈してよろしいですか。
◎
資源対策課長 そのとおりでございます。
◆
市川洋一 委員 3点目の
一般ごみの有料化は、今の段階では
環境審議会等で審査されているということで、情報としては難しいということなのですが、方向性としては、その方向に行くのかと、私なんかは他市の例等を見ていますと、そういうふうな方向になりつつあるのですが、やはりぜひ慎重に検討していただければと思っております。
以上、私のほうからの質問を終わります。
◆
吉田みな子 委員 では、幾つか質問させていただきます。
1点目、今回、
条例改正、2点ありますけれども、1つは、
技術管理者のところですが、
資源化センターの建てかえ工事で
資源ごみの処理量がふえたことによって、廃掃法で定められた
一般廃棄物の
処理施設になるということで、それは法律的にも
技術管理者を置かなければならないということから条例に定めることが必要になったものだと理解しています。それで、
技術管理者の資格の条件なのですけれども、これも
廃掃法施行規則の第17条と第8条の17第2号に定められているものと同じであると、そう理解しておりますけれども、よろしいでしょうか。
◎
資源対策課長 そのとおりでございます。
◆
吉田みな子 委員 わかりました。法律にのっとった形で条例にも同じようにしているということですね。先ほどもほかの委員の方からも質問があったのですけれども、
技術管理者がどのような方を配置するかということは今後検討していって、他市の状況も考えながら検討されるということだったのですが、
技術管理者というのは現場の監督とかではないということからも、今、
資源対策課長が
資源化センター所長を兼務されていらっしゃいますけれども、そういう形で、
資源対策課の市の職員の方が
技術管理者になるというようなことも含めて検討されているということか、そういうことが可能なのかどうか、お伺いいたします。
◎
資源対策課長 委員おっしゃるとおり、市の職員であったり、現場の職員が
技術管理者として考えられますが、ほかの施設の運用を見ながら、先ほどのご答弁の繰り返しになりますが、その辺の状況を踏まえた上で、配置について検討してまいりたいと考えております。
◆
吉田みな子 委員 わかりました。
資源化センターの建てかえ工事の後に
技術管理者を置くことになると思うのですけれども、この
技術管理者の方に求めるものというか、その役割はどういったものになるでしょうか。
◎
資源対策課長 技術管理者を置くことで、施設の管理に係ります責任の所在が明らかになるというところが1点ございます。そして、施設を維持管理する職員を監督することが求められている職であると考えておりますので、施設について、より安全で安定した処理が継続できるような施設になることを期待しているところでございます。
◆
吉田みな子 委員 承知しました。今も実際、
資源化センターは稼動しておりますし、建てかえ工事が終わったからといって、大きな変化はないということもありますし、法律で定められた
技術管理者を置くことによって、先ほどもおっしゃいました、責任の所在を明らかにしたりとか、事務の働く方の監督ということで、安全の配慮、それは
作業環境も含めて
生活環境とか、そういう
ごみ処理を適正にちゃんと処理していくということの知見というか、知識というか、そういう方がいられるということでの安心という意味でも捉えたのです。今も稼動しているわけですから、この
資源化センターはかなり苛酷な
作業環境もありますし、条例を機に、庁内的にも、私
たち議員もそうなのですけれども、今からも安全に配慮してやっていっていただきたいと思っております。
技術管理者のことは以上で終わるのですけれども。
2点目、ごみの規格と
手数料改定なのですが、先ほども質問が幾つかあったのですが、このタイミングで改定になった経過をお聞きできますか。
◎
資源対策課長 粗大ごみの一部が
資源化センターに貯留されてございます。ご存じのように、ことしの12月から
資源化センターにつきましては、
改修工事着工の予定となってございますので、その前に
粗大ごみの改定をさせていただいて、
駆け込み需要に対応したいと考えているところでございます。
◆
吉田みな子 委員 先ほど座間と綾瀬と足並みをそろえていくのではないでしょうかという質問で、同等の基準になっていくということでお答えがあったのです。50センチになることはわかったのですけれども、座間、綾瀬は2メートルだったと思うのですが、海老名市がここで
同等基準と言いながら、2メートルではなくて3メートルにしたということは、何か理由はあるのでしょうか。
◎
資源対策課長 おっしゃるとおり、綾瀬市は2メートルで、座間市については50センチを超えるものというような規定になっていると思います。上限がないと思います。海老名は3メートルに規定しましたのは、運搬にかかる箱車の長さ、大体3メートルまでなら運べるだろうというところで、3メートルの基準を設定させていただいたところでございます。
◆
吉田みな子 委員 わかりました。
3点目、先ほども
市民周知のことがありましたけれども、具体的には
市民周知についてはどのようにお考えでしょうか。
◎
資源対策課長 周知でございますが、広報と
市ホームページは行いますが、
あと自治会回覧とか、今、「資源とごみの分け方・出し方」について冊子がございまして、これは改定を予定してございます。そういったところの
全戸配布をする予定でございます。また、皆さんお使いの
ごみ集積所にも
事前周知の看板等を設置して周知を呼びかけたいというところでございます。
◆
吉田みな子 委員 「資源とごみの分け方・出し方」の改定は、平成25年につくられたそれですか。それは今年度、改定のことは
予算措置はされていましたでしょうか。
◎
資源対策課長 されてございます。
◆
吉田みな子 委員 ありがとうございます。わかりました。市民の周知ということは以上なのですけれども。
4点目、今回改正、ごみの排出を削減というか、減らしていくことも
1つ目的というか、
改正概要書にも排出量の抑制ということで書いてあるのですけれども、
木製家具を
再生家具としてリユース、リサイクルして、それを推進して、
ごみ焼却場、
高座清掃施設組合への搬出も抑えていきたいと、そういうことだと思うのですが、今現在、
美化センターに集められた
粗大ごみはどのように処理をされているのか、お伺いいたします。
◎
資源対策課長 現在、
木製家具を例にとりますと、
木製家具、
美化センターにまいりましたものについては、まず
再生家具として利用できるものは
再生家具として回します。
再生家具としてはちょっと傷みが激しくて利用できないというものについては、パーツを分解しまして、資源化できる木の部分とその他の部分に分けて、資源化できる部分については資源化できる施設に運ぶと、最終的に残ったものについては可燃物、不燃物、分けまして、
高座清掃施設組合に搬入するという形になってございます。
◆
吉田みな子 委員
再生家具になる割合というのは大体どのぐらいなのでしょうか。
◎
資源対策課長 粗大ごみ全体の約1割程度という形になってございます。
◆
吉田みな子 委員 承知しました。実際、
再生家具になるのが1割で、RPFとか、そういった形で再利用できるものもあって、そのほかのものは
高座清掃施設組合に搬入されている、そういうことなのですね。
粗大ごみ、可燃を減らすと言っても、多くは
高座掃施設組合にも運ばれていて、焼却していくということになっているのだろうと思うのですね。だから、実際のところ、
粗大ごみにするというよりも、ごみの総量をどう減らすかということをまさに今、
環境審議会の部会でも審議をされて議論されていると思うのです。先ほど有料化のことも出ておられましたけれども、市民に開かれた形でごみをどうやって減らしていくかということは議論していっていただきたいと思います。これは要望なのですけれども。
5点目、手数料についてなのですけれども、今回の
料金改定で金額を2段階にしたことと、金額の設定についてお聞かせいただけますか。
◎
資源対策課長 現在の
粗大ごみの手数料につきまして、その処理にかかる費用をベースにさせていただきまして、新基準の
粗大ごみのサイズ、50センチから1メートルがこの新基準になりますので、その辺の
サイズ感を勘案しまして算出させていただいたというところです。あと、あわせて、これによりまして、座間市と綾瀬市の価格のバランスも考慮して決定したところでございます。
◆
吉田みな子 委員 承知いたしました。今回の
粗大ごみの規格の改定で、座間市と綾瀬市と
持ち込みの基準が同等ということで、
高座清掃施設組合への
持ち込みの基準に合わせることができて、それは今までずっとやってこれなかった改定が今できたということはすごく大きなことだと私は理解しております。手数料とか
粗大ごみの
受け入れ体制についても、先ほども現場の職員の混乱もあるのではないかというご指摘もありましたし、料金が2段階ということでの煩雑さも想定し得るのかという気はするのですけれども、今後やっていく中で、いろいろな市民からも含めて声が出てくると思います。それで、ごみのことに関しては、ここ一、二年で、
資源化センターのこともそうですけれども、今、
環境審議会の部会を設置したということもそうですが、大きく変わろうとしていますし、状況に合わせて今後も柔軟に見直すことだったり、対応していくことも必要だと思います。
粗大ごみの
受け入れについては、今もそうですけれども、車を持たない方もいらっしゃいますし、高齢者の方とか、障がいのある方ですとか、なかなか
美化センターまで持ち込めない方もいらっしゃいますので、自分では
持ち込みが困難な方に対して、手数料の
減免対象を広げたり、
減免制度の活用とか、周知も今後考えていっていただいて、市民に寄り添った対応や取り組みに期待したいと思います。
以上で質問を終わります。
◆
戸澤幸雄 委員 2点ほど質問させていただきます。
1点目、
技術管理者に関してなのですが、今後、この方が責任職について管理をされるということなのだと思うのですけれども、先ほどは責任の所在ということをおっしゃっていたのですが、具体的には処理の技術ということなのか、施設のあり方に入ってくるのか、具体的にはどういう形のことを管理されて、どのような責任を持たれていくのか教えていただければと思います。
2点目なのですが、今回、
粗大ごみの基準が変わるということで、重量30キログラムを超えるものがなくなって、大きさになったわけですよね。今までは、縦、横、高さ、合計が2メートルだったのですが、今後は1辺が50センチ以上ということになりますので、そうしますと、
粗大ごみの部分がふえていくということなのだと思うのです。そうしますと、収集に関しては今の体制で足りるのかどうか、この辺をどのように考えられているのか、教えていただきたいと思います。
◎管理係長 まず、1点目の
技術管理者、具体的にどのような役割なのかということかと思います。法の要旨からいきますと、こういうような廃棄物の
処理施設、最近は相当高度な知識とか技能が要求されるという機械設備が主にあると。そこの維持管理が適正に処理できないと、大気汚染だとか、水質汚濁だとか、非常に環境保全上の支障を引き起こすおそれがあるような施設が最近はふえてきている、そういったところを主に管理者の所在を明確にし、また、そこに携わる者を監督するというのが主な役割という形になろうかと考えてございます。
◎
資源対策課長 2点目の収集の状況でございます。今現在、
粗大ごみの回収につきましては、そんなにいっぱいな予約状況で行っているわけではございませんが、今後、
排出状況を見定めた中で、必要に応じて増車が必要であれば、その辺を増車していくということで、無理のない収集ができればなというふうに考えてございます。
◆
戸澤幸雄 委員 ありがとうございます。1点目、管理者のほうなのですが、技術的な部分、機械であったり、いろいろなものがあると思うのですけれども、実際には施設のあり方に関して責任を負っていくという形なのかと思ったのです。そうしますと、この方が日常的な作業を管理するわけではないので、ここに常駐されるわけではないのかなと思ったのですが、具体的には施設の機械設備であるとか、そういうものの適正かどうかであるとか、環境に対する負荷であるとか、そういったことに対して責任を負われていく、そのことに関して、責任を当然負っているわけですから、是正とか、そういうことも、その方の責任でやっていかれるということなのでしょうか。そうしますと、この施設に常駐するわけではないということですか、そこら辺を教えていただけますか。
◎
資源対策課長 常駐の話でございますが、その辺も含めまして、他の施設がどのような運用をしているのかを見定めた中で今後決定していきたいと考えてございます。
◆
戸澤幸雄 委員 責任をしっかり負われていくということですから、その辺のあり方もしっかり考えていかれて、有効に活用といいますか、よりよくなるようにやっていただければというふうに思います。
2点目、収集に関しては今のところは余裕があるということなのでしょうね。これは規則ですから、また変わる可能性もあるのかと思うのですけれども、今まで
粗大ごみでなかったものがこれから
粗大ごみになっていくと、この辺の周知も大切ですし、この辺の規則を変えることによって、今まで出されていたごみが
粗大ごみに変わっていくということで、その辺のバランスというのも変わってくるのかとは思います。周知徹底と、その辺の適正化を考えながらやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○委員長 ほかに。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ほかに質疑もないようですので、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
次に、本案に対する意見がありましたらどうぞ。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 意見もなければ、意見を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議なしと認めます。よって意見を終結いたします。
これより採決に入ります。
議案第45号を採決いたします。本案を原案のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 全 員)
○委員長 挙手全員であります。よって議案第45号 海老名市廃棄物の
減量化、資源化、
適正処理等に関する条例の一部改正については原案のとおり可決されました。
次に、日程第2 議案第51号 平成29年度海老名市
一般会計補正予算(第2号)〔
所管部分〕、日程第3 議案第55号 平成29年度海老名市
公共下水道事業会計補正予算(第1号)、以上2案を一括議題といたします。
なお、審査の進め方については、各部長から各所管事項について説明をいただき、説明終了後、2案の一括質疑、次に意見、その後、議案ごとの採決の順で進めますのでご了承願います。
初めに、一般会計の経済環境部
所管部分について
経済環境部長の説明を求めます。
◎
経済環境部長 それでは、議案第51号 平成29年度海老名市
一般会計補正予算(第2号)、経済環境部
所管部分をご説明させていただきます。
補正予算書をごらんください。3ページから4ページは本会議でご説明させていただいておりますので、省略させていただきます。
事項別明細書の23ページをごらんください。歳出の補正でございます。4款衛生費2項清掃費の1目清掃総務費の報酬25万6000円の増でございますけれども、現在、諮問に伴うごみ
減量化策を審議している
環境審議会専門部会において、開催回数及び委員数の見直しに伴い、非常勤特別職報酬に不足が生じる見込みとなったため、増額したいものでございます。
以上、大変雑駁な説明でございますが、よろしくご審議いただき、ご決定賜りますようお願い申し上げまして説明とさせていただきます。
○委員長 次に、一般会計の建設部
所管部分及び公共下水道事業会計について
建設部長の説明を求めます。
◎
建設部長 議案第51号 平成29年度海老名市
一般会計補正予算(第2号)の建設部所管分についてご説明申し上げます。
補正予算書の6ページをお開きください。第2表 継続費補正、1 変更でございます。8款土木費2項道路橋りょう費、(仮称)上郷河原口線整備事業費(JR相模線・相模鉄道横断部)ですが、国の交付金の内示に基づき交付金の有効活用を図るため、年割額の変更をするものでございます。年割額の詳細につきましては、平成29年度事業費を補正前6億2500万円から3億9900万円を減額し、2億2600万円とし、平成30年度事業費を補正前7億5000万円に8500万円を増額し、8億3500万円とし、平成31年度事業費を補正前10億5000万円から1億5000万円を減額し、9億円といたしまして、平成32年度事業費を補正前3億350万円に4億6400万円を増額いたしまして、7億6750万円とするものでございます。
次に、市道53号線バイパス整備事業費(道路改良部)についてですが、仮設工の鋼矢板打ち込み工法の変更に伴い、総額及び年割額の変更をさせていただくものでございます。事業費総額及び平成29年度事業費に8900万円増額し、7億312万円及び1億900万円とするものでございます。
次に、12、13ページをお開きください。2 歳入でございます。14款国庫支出金2項国庫補助金6目交付金1節社会資本整備総合交付金の道路事業分4億5060万2000円の減額及び道路事業分(橋りょう長寿命化)110万8000円の減額は、国の社会資本整備総合交付金の内示に基づき交付金額を変更するものでございます。
次に、22、23ページをお開きください。3 歳出でございます。8款土木費1項土木管理費1目土木総務費公共下水道事業会計繰出金は、公共下水道事業会計の一般会計繰入金対象事業費の増額に伴い、614万2000円を増額するものでございます。
8款土木費2項道路橋りょう費2目道路維持費及び4目橋りょう維持費につきましては、社会資本総合整備交付金の内示に伴い財源更正するものでございます。
8款土木費2項道路橋りょう費3目道路新設改良費、幹線・準幹線道路整備事業費の委託料は、市道3号線と市道2007号線との交差点改良に向けた測量費300万円を増額するものでございます。海老名駅周辺道路整備事業費の委託料3億9900万円の減は、(仮称)上郷河原口線整備事業費(JR相模線・相模鉄道横断部)において、国の交付金が予算額を下回ったことから減額するものでございます。さがみ縦貫道路関連道路整備事業費の工事請負費8900万円の増は、市道53号線バイパス整備事業費(道路改良部)において、仮設工の鋼矢板打ち込み工法の変更に伴い増額するものでございます。
次に、24、25ページをお開きください。8款土木費4項都市計画費9目都市下水路費200万円の増は、都市排水施設の維持補修に係る工事請負費を増額するものでございます。
以上が一般会計でございます。
続きまして、補正予算書の79ページをお開きください。議案第55号 平成29年度海老名市
公共下水道事業会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。
79ページから89ページにつきましては、本会議でご説明をさせていただきましたので省略させていただきます。
90、91ページをお開きください。平成29年度海老名市
公共下水道事業会計補正予算説明書収益的収入及び支出の収入でございます。
1款下水道事業収益1項営業収益2目他会計負担金601万6000円の増は、雨水処理負担金対象事業費の増額によるものでございます。
1款下水道事業収益2項営業外収益2目他会計負担金12万7000円の増は、主に流域下水道建設負担金の増額によるものでございます。同じく4目長期前受金戻入288万9000円の増は、平成28年度海老名市下水道事業特別会計の決算額の確定に伴い、国庫補助金などの資産の取得に充てた財源が確定したことによる、国庫補助金長期前受金戻入額などの増額によるものでございます。同じく5目雑収益1000円の増は、収入未済となっていた受益者負担金が収納されたことによる延滞金の増額によるものでございます。
1款下水道事業収益3項特別利益2目その他特別利益1万8000円の増は、収入未済となっていた受益者負担金が収納されたことによる過年度期間について、延滞金が発生したことに伴うその他特別利益の増額でございます。
92、93ページをお開きください。収益的収入及び支出の支出でございます。
1款下水道事業費用1項営業費用1目管渠費750万円の増は、雨水管渠維持管理事業、工事請負費の増額によるものでございます。同じく2目流域下水道管理費7341万6000円の増は、相模川流域下水道管理事業費負担金の額が確定したことに伴う負担金の増額によるものでございます。同じく6目減価償却費135万6000円の減は、平成28年度海老名市下水道事業特別会計の決算額の確定に伴い、資産の取得額が確定したことによる有形固定資産減価償却費の減額によるものでございます。
94、95ページをお開きください。資本的収入及び支出の収入でございます。
1款資本的収入1項企業債1目企業債3億9405万円の増は、平成28年度海老名市下水道事業特別会計の決算額の確定に伴う、資本費平準化債対象事業費の増額及び平成19年度に借り入れを行った資本費平準化債の借りかえに伴う公共下水道事業債(資本費平準化債)及び流域下水道事業債(資本費平準化債)の増額によるものでございます。
1款資本的収入4項他会計負担金1目他会計負担金1000円の減は、1000円未満の端数処理に伴う減額でございます。
96、97ページをお開きください。資本的収入及び支出の支出でございます。
1款資本的支出1項建設改良費1目管渠事業費1646万円の増は、汚水管渠整備事業費、工事請負費の増額によるものでございます。
1款資本的支出2項企業債償還金1目企業債償還金1億9298万6000円の増は、平成19年度に借り入れを行った資本費平準化債の借りかえに伴う企業債償還金の増額によるものでございます。
以上、大変雑駁な説明でございますが、よろしくご審議いただき、ご決定賜りますようお願い申し上げまして説明とさせていただきます。
○委員長 次に、一般会計のまちづくり部
所管部分について
まちづくり部長の説明を求めます。
◎
まちづくり部長 議案第51号 平成29年度海老名市
一般会計補正予算(第2号)、まちづくり部
所管部分についてご説明いたします。
まず、歳入でございます。補正予算書12、13ページをお開きください。
14款国庫支出金2項国庫補助金6目交付金1節社会資本整備総合交付金のうち、説明欄に4項目あるうちのまちづくり部所管は下の2項目でございます。市街地整備事業分(都市再生区画整理事業)618万9000円の増は、内示額増加によるものでございます。これは海老名運動公園周辺地区土地区画整理事業の助成金に充当いたします。その下の都市再生整備計画事業分(都市再生整備事業)3818万円の増は、内示額増額によるものでございます。これは海老名駅北口駅前広場に充当いたします。
次に歳出でございます。24、25ページをお開きください。中段の部分でございます。
8款土木費4項都市計画費1目都市計画総務費、駅周辺整備推進事業費1億2138万8000円の増額は、海老名駅北口駅前広場に係る用地買収のための事業費で、用地交渉の進捗及び歳入でご説明いたしました交付金内示額の増額に伴う充当先として計上するものでございます。その下の6目区画整理費、土地区画整理事業費1856万7000円の増額は、海老名運動公園周辺地区土地区画整理事業の助成金の増額でございます。当地区の土地区画整理事業について、補助金交付対象事業の追加を行い工事を一部前倒しすることにより、より迅速な事業推進が期待できることから、組合に対する補助金の増額補正をするものでございます。
以上、雑駁な説明ではございますが、よろしくご審議いただき、ご決定賜りますようお願いいたしまして説明とさせていただきます。
○委員長 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。質疑のある方はどうぞ。
◆
中込淳之介 委員 よろしくお願いいたします。
何点か質問させていただきたいのですが、まず1点目が、幹線・準幹線道路整備事業費の委託料300万円、こちらは多分、杉本小学校の南側の交差点の改良工事の測量調査ということなのですが、その辺、もう少し詳しく教えていただきたいというのが1点。
2点目が、西口地区道路整備事業費、この道路整備事業費は、図書館の隣の上郷河原口線のJRの横断部の委託料だと思うのですが、これは3億9900万円の減額補正になっています。ここまで減額補正がされているということで、事業全体の進みぐあいとかが心配なのですが、今年度、工事の状況と、今後の事業全体の進捗状況、この辺を伺いたいと思います。
3点目が、駅周辺整備推進事業費、相鉄線の北口整備の補正ですが、公有財産の購入費として1億2138万8000円の補正が上程されています。これが当初予算ではなくて補正予算での上程になった理由を伺いたいと思います。
◎
道路整備課長 1点目の幹線・準幹線道路整備事業費の委託費の内容ということであります。今回、補正させていただきましたのは、先ほど委員おっしゃったとおり、杉本小学校南側の交差点を中心とした市道3号線及び市道2007号線の部分でございます。過年度より交差点改良に取り組んでまいりましたが、現在、暫定の形で供用させていただいております。まだ歩道部分とか、未整備の部分がありますので、これについては地権者と交渉を重ねた結果、測量作業については了解を得られたことから、今回、測量委託費の補正をさせていただきました。
2点目の上郷河原口線の現在の状況ということであります。上郷河原口線は、昨年の10月に施行の協定を3者と結んでおります。今年度はその中でJR相模線及び相鉄の厚木線、引き込み線の部分の鉄道敷地内において、横断工事中の鉄道の安全確保のための警報装置や軌道計測装置の設置、また、軌道の保護のための簡易の工事桁の設置とか、そういうことを今現在、今年度、夜間工事でやらせていただいております。10月以降については、北側に作業ヤードを設けています。その脇の防護柵の設置、それに伴って、北側の発進立坑になりますけれども、その部分の土どめの鋼矢板設置を、打ち込み等を行っていきたい。南側については、図書館の駐車場の部分ですけれども、ここに作業ヤードを今後囲いを設置しまして、北と同じように鋼矢板等の設置を行っていきたいと考えています。今年度は作業としていかない部分があって、今回、減額補正させてもらっていますけれども、全体のスケジュールとしては、今、平成32年までの計画で進めておりますので、今のところは平成32年度までには横断部は完成させていきたいと考えています。
◎まちづくり部次長 3点目のご質問いただきました駅周辺整備推進事業費の公有財産購入費に係る用地交渉なのですけれども、私のほうで担当させていただいておりますので、私のほうから答弁させていただきたいと思います。
ご存じのとおり、相鉄の北口整備に伴う駅前整備につきましては、市の事業ということで取り組ませていただいているところでございます。本来ならばこういう収用事業に係る購入財産購入費及び22節の補償費については、セットで予算要求するというのが通例なのですけれども、今回、対象となっている収用者との交渉の中で、ちょうど当初予算の要求する時期については、移転先の候補地として、市が所有している土地を前提に検討していただいているところでございました。したがいまして、そういった中で、17節の公有財産購入費を当初予算のときには計上を見送らせていただいたといったところでございます。
◆
中込淳之介 委員 ありがとうございます。それでは、再質問させていただきたいのですが、1点目、幹線・準幹線の道路整備の測量の費用はわかったのですが、測量調査に入るということは、交差点の改良工事もこの先進んでいくという、前向きな見方でいいのかどうなのかというのが1つ目、2つ目は、これまでの議会の答弁では、この先の目久尻川を渡る弥生橋、こちら、交差点改良工事とセットで考えていくという議会答弁もあったと記憶しているのですが、この改良工事が進むことによって弥生橋の工事まで進んでいくのか、その辺を伺いたいと思います。
◎
道路整備課長 1つ目、事業が進んでいくのか、私どもは、進めたいために、今回、計上させていただきました。ただ、用地交渉等ありますので、それをうまく進めるためのいろいろな資料作成も含めて、測量の中で取り組んでいきたいと考えています。
それと、2つ目の目久尻川にかかっている橋、弥生橋ですけれども、これについて、これも一緒に進んでいくのか、今回、測量の範囲の話としては、弥生橋を含めた測量範囲としています。その中で交差点改良の進みぐあいを見まして、事業には検討していかなければいけないと考えております。
◆
中込淳之介 委員 こちら、交差点と弥生橋、地元の方々もかなり危険だという声をすごく聞いていまして、私も市役所に来る途中とか、あそこは近所なので、弥生橋も交差点もよく通過するのですが、私もたびたびひやっとすることもある箇所なので、今回、測量で一歩前に進んだと思いますので、今後、進展をどうぞよろしくお願いいたします。この点は以上といたします。
2点目の西口地区道路整備事業費、ご説明ではスケジュールどおり進んでいるということなので、東西を結ぶ重要な道路なので、ぜひスケジュールどおり進んでいっていただきたいと思います。
3点目の北口の整備、こちらは移転先が市有地だったため、当初予算ではなく補正にしたというご説明なのですが、用地買収の対象者が病院も入っていると聞いているのですが、今回、補正予算で用地買収の価格が明確にオープンになってしまったと思うのです。この辺、用地買収先が病院だけではなく、複数あるのかどうなのか、その辺を伺いたいと思います。
◎まちづくり部次長 今回の対象地でございますけれども、今ご質問いただいたように、対象地の中の1つが、現在、医院を営んでいる敷地となっております。ですから、その周辺の部分についても、今回、予算の中で考えているといったところでございます。
◆
中込淳之介 委員 わかりました。今回の予算がついている中で病院も入っている、この病院も大きなウエートを占めていると思うのですが、移転先が決まらないと前に進んでいかないのかなと、その辺がちょっと心配なのです。多分、現在交渉中ということなのですが、言える範囲で構わないので、移転先の交渉がどのようになっているのかというのを伺いたいと思います。
◎まちづくり部次長 移転先については民間の土地で、移転の先の部分についても交渉させていただいているところでございまして、大変申しわけないのですけれども、現在交渉中ということで、具体的なところについてはお答えを差し控えさせていただきたいと思います。その理由としましては、今言いましたように、1つは構外再築ということで、今回、対象地を民間の土地ということで話を進めているというところでございます。先方のご事情もありますので、その辺は控えさせていただきたいというのと、公有財産購入費によって買収する場合は、基本的には収用の場合には対価補償ということなものですから、例えば今回の予算というのは、直接収用対象地に係る予算ということなものですから、移転先のことについては直接かかわることではないので、そういった意味からも答弁のほうは控えさせていただきたいと思います。
◆
中込淳之介 委員 わかりました。移転先の交渉が進まないと、全体として北口の開設の部分も前に進んでいかないのかと思いますので、慎重な交渉をお願いしたいと思います。
あと、駅前広場の設計、これからだと思うのですが、送り迎えの送迎車の滞留スペースというのですか、その辺、今後の考えみたいなのを伺いたいと思います。
◎まちづくり部次長 北口開設に伴う駅前の整備のグレードというか、度合いなのですけれども、今ご質問の中でちらっとお話しいただいたとおり、相鉄の駅舎部の改良については詳細設計ができておるのですけれども、駅前をおりた地上部については、まだこれからといったところでございます。ただ、1つ言えることは、現在の道路、ややスネーク状になっている現道上で、例えばそこに駅前ができたからといって、そこで乗用車で乗りつけて乗りおりされてしまうと非常に危険であるということから、その辺の車が本線から外れたところにおさまるぐらいのものは最低でも必要ではないかと考えております。ですから、そういった視点で今後詳細設計を進めていきたいと考えております。
◆
中込淳之介 委員 わかりました。海老名駅の東口のロータリーも、車、雨の日とか送迎が多くて、渋滞を引き起こしたりとか、最近、西口のほうもかなり送り迎えの車で待っている方々がすごく多くて、今回の北口のところは、先ほどご答弁あったように、カーブですごく見通しが悪いので、この辺、停車をする車が何台か重なると、必ず事故の原因になると思いますので、その辺も考慮に入れて設計に入っていただきたいと思います。
◆
市川洋一 委員 何点か質問させていただきたいのですが、1点目、道路関係で、24、25ページのさがみ縦貫道路関連道路整備事業費8900万円が上がっております。これは聞くところによると、53号線バイパスの改良というか、工法変更による予算取りというふうに聞いておるのですが、総務
常任委員会のほうでは、工法変更で契約変更、4855万円が上がっていると思います。これと8900万円との差は何に充当されているのかというところを1点お聞きしたいと思います。
2点目、まちづくり部のほうで、駅周辺整備推進事業費1億2000万円程度上がっていますが、これは駅前開発を見越した公有財産取得というふうにわかるわけですが、これが主に進めば、現在計画している北口の主要なところがこれで終わるのかどうかを2点目に確認させてください。
3点目、その下の土地区画整理事業費1856万7000円がございます。これは工業系の新市街地土地区画整理事業の助成だと思います。ここら辺の内容について、これは今、組合施行で実施されているのだと思うのですが、ここには住居系も入っていると考えていますが、これはトータルの住居系も含めた土地区画整理事業ということで、その進展状況をお聞きしたい。これは私は一般質問でも質問しようと思っていますけれども、もし事前にわかればそこら辺をお聞かせいただきたい。
それとあと、下水道関係で3点ほどお聞きしたいのですが、4点目、今度、企業会計に移行しまして、決算時期の問題なのかどうかあれなのですが、大分大きな変更になっていると思います。そのうちの管渠費として750万円歳出が出ています。これが予定が、管渠というよりも、聞くところによると、管渠工事のための附属工事みたいなことを伺っているのですが、そこの内容をいま1度確認させてもらいたい。
5点目、負担金等のあれで、流域下水道管理費が7341万6000円ほど上がっています。これは神奈川県の流域下水道管理費ということで海老名が負担しなければいけない費用なのですが、余りにも大きいので、これが例年このような突如として補正に盛り込まなければいけないものなのか、突発的なものなのかというものが私は理解できませんので、ここをお聞きしたいということ。
6点目、減価償却費135万6000円ほど上がっているのですが、先ほどの説明によれば、平成28年度決算が終わったということから、ここら辺が投資できなかったということでのマイナスなのですが、これの決算との絡みをいま1度確認させていただきたいと思います。
◎
道路整備課長 1点目、補正金額8900万円と(仮称)市道53号線バイパス道路新設工事(その2)の契約変更に伴う差ということでお答えさせていただきます。
今回、(その2)の工事につきましては、鋼矢板打ち込みに伴う工法の変更ということで変更させていただきました。今回、(その1)についても、土質の関係から、どうしても矢板の変更が必要になったということから、その分を含めた補正をさせていただいております。
◎まちづくり部次長 2点目、今回の公有財産購入費で事業が進むのかということなのですけれども、確かに今回、この予算をもって用地が取得されることによって、事業は大きく進捗するような形になります。ただ、先ほど中込委員からのご質問にございましたように、今のところ暫定的な形で駅前の広場として必要なエリアを定めて予算のほうを要求させてもらっていますので、詳細設計をしていく中で、その辺の形が変わってくる可能性はあるということでご理解いただきたいと思います。
◎
市街地整備課長 3点目、土地区画整理事業費の補正についてと状況についてあわせてご回答させていただきます。
委員ご指摘のとおり、この増額につきましては、運動公園周辺地区土地区画整理組合に対する補助金の増額ということになります。現状ですが、運動公園周辺地区の土地区画整理事業につきましては、本年6月に起工式を行い、その後、順次工事を進めているところです。当初予定しておりました平成31年度までの3カ年の工事につきまして、事業効果の早期創出を目的としまして、事務手続等を除く重立った工事につきましては、平成30年度までの2カ年で完了するように変更したことに伴い、交付対象事業の追加が生じたものでございます。
◎
下水道課長 それでは、下水道のほうで3点ありますけれども、4点目と5点目を私のほうで説明させていただきます。
4点目の雨水管渠維持管理事業費の事業の内容ということだと思います。内容につきましては2カ所予定しておりまして、1カ所目が中新田二丁目の中新田コミュニティセンターの西側の水路、これを下流方向である南へ向かったところになりますけれども、そちらの水路への転落を防ぐためのネットフェンスが損傷しているため、それを新しくするものでございます。2カ所目ですけれども、下今泉一丁目で下今泉コミュニティセンターの東側の水路になります。こちらも同じように、水路への転落を防ぐためのネットフェンスが損傷しているため、新しくするものということでございます。
5点目の相模川流域下水道の管理費についてでございます。相模川流域下水道の管理費は、流域下水道の維持管理に要する経費で、流域市町の汚水流量比率により負担額が決定いたします。当初予算では事業計画に基づく事業費を計上しておりましたが、ここで平成29年3月に最終的な負担額が決定したということで、今回負担額を増額するものでございますけれども、決定の時期がもう少し早い時期で、当初予算に間に合う場合には当初予算に決定額として計上しておりますけれども、今年度は3月ということだったので、間に合わなくて、今回の補正に上げたということでございます。
◎計画経営担当課長 6点目の減価償却費135万6000円の減につきまして説明させていただきます。
先ほど
建設部長の説明にもございましたが、平成28年度海老名市下水道事業特別会計の決算額の確定に伴いまして、資産の取得額が確定したことによる有形固定資産減価償却費の減額によるものでございます。内容につきましては、構築物減価償却費が114万1000円の減でございます。機械及び装置減価償却費が3000円の減でございます。車両及び運搬具減価償却費が35万8000円の減でございます。
◆
市川洋一 委員 1つずつ確認させていただきたいと思います。
1点目、(仮称)市道53号線バイパス道路新設工事(その1)、(その2)で同じような鋼矢板の打ち込みというふうに見えてしようがないのですが、何かそこいら辺は時間的に、総務
常任委員会で説明があったかと思うのですが、やはり地盤調査が十分行われればこういうふうなことはなかったのかと私は思っているのですが、そこら辺、いま1度確認させていただきたいのです。
◎
道路整備課長 土質調査を工事の前に設計委託の段階で鉄道の両側をとらせていただいて、その中でかたい層があるというのは認識しておりました。その中で、工法を選択のときに、それについては十分それで何とか抜けるだろうということで、工事のほうの積算を基準書に基づいて行いました。ただ、現地で試験の施工を行ったとき、何カ所かやったのですけれども、その中でどうしてもその箇所が抜けなかったということから、やむを得ず今回、変更させてもらったものであります。
◆
市川洋一 委員 そうしますと、最初の見込みでは、(その1)だけで済むと思っていたというふうに見ていいのですか。それでまた(その2)で増額されて、8900万円になっているわけですね。
◎
道路整備課長 今回、8900万円については、(その2)の変更の部分と、(その1)の工事のそれぞれの矢板の工法に伴う変更部分を合わせて8900万円ということであります。
◆
市川洋一 委員 要は全体で8900万円かかるというのはわかるのですが、(その1)、(その2)の分けが何だったのかというのが私は理解できないのです。
◎
道路整備課長 説明不足で申しわけありません。(その1)の工事については、JRから西側の部分、運動公園側の部分の発注を行っています。JRから東側の部分が(その2)という工事で発注しております。それぞれで矢板の試験施工をした段階で、それでは私どもで選定した工種ではどうしても矢板が打てなかったということから、変更を行いたいものであります。
◆
市川洋一 委員 そうしますと、西側を(その1)でやって、(その2)でまたさらに4855万円、契約変更でやるということでよろしいですか。
◎
道路整備課長 (その2)のほうを総務
常任委員会で今回お願いしています。(その1)についても早急に精査をしまして、最終的に契約変更の手続をとっていきたいと考えています。
◆
市川洋一 委員 これは大きな金額がかかりますので、十分事前調査をやってもらって、慎重にやっていただきたい。というのが、バイパスができることによって利便性は上がると思っています。でも、やはり相当大きな金額なので、慎重にやっていただいて、JRとの協議等もあるのかというふうに理解していますけれども、そこら辺をよろしくお願いしたいというのが1点目です。
2点目、駅周辺のほうはわかりました。駅周辺、北口のほうはこれでいくだろうということで、小さな変更等は今後出るかもしれないということかと思います。
3点目、土地区画整理事業のほうで、1800万円ほど上がって、今回、補正がつきましたということができたとすれば、1年ほど工期が短くなって、換地処分とか、保留地処分等、1年短縮できるというふうに見てよろしいのか、それとも、工業系なので、保留地がどういうふうに処分されるのかというのは私は非常に興味があるのですが、そこら辺のご見解をお願いしたいと思います。
◎
市街地整備課長 今委員ご指摘のとおり、土地区画整理事業の今後の大きな動きとしましては、基盤整備に係る工事の推進に加えまして、保留地処分や換地処分といった事務処理に係る大きな作業が控えております。主要な工事につきましては、その期間を可能な限り縮めていくということで、事業の効率化を図っていくことを検討してまいりますが、事務処理等に係る大きな工程については、現状、当初の予定どおりを想定しておりますので、組合解散時期につきましては、現状では平成32年度末から変更いたしておりません。
◆
市川洋一 委員 そうしますと、今の予定はそのままで行くと、ただし、早くできた場合にはそれはそれなりに対応しますということでよろしいですか。
◎
市街地整備課長 あくまでも現時点での考えということになりますが、詰めていけるものにつきましては、現状、工事の工程であるというふうに考えておりまして、事務処理を含めた組合解散までのトータルのスケジュールにつきましては、現状は当初どおりというふうに考えているところです。
◆
市川洋一 委員 わかりました。
4点目、下水道のほうなのですが、この補正で750万円上がってきている雨水管渠維持管理費というのは、これは当初の予算でも見込めたのかなと思うのですが、ここら辺は中新田だとか、下今泉からの要望等が出ての改修なのかどうかというものを確認したいのです。
◎
下水道課長 これは市民からの要望がありまして、私どもで現地を確認した結果、やはり早急な補修が必要ということで判断したため、ここの補正ということになりました。
◆
市川洋一 委員 わかりました。
5点目、相模川流域下水道管理費ですね、これもさっきの説明だと、平成29年3月に出てきたということなのですが、毎年そうなのですか。それとも、さっき言ったように、特別な理由が常にあるのかどうかというのが私もわからない。神奈川県の流域下水道との関係だと思うのですが、そこら辺のご説明をいま1度していただきたいと思います。
◎
下水道課長 確定の時期については、毎年3月ということではないので、必ず補正を上げているという状況ではありません。たまたま今年度3月に確定したということで、おくれた理由等についてはわからないのですけれども、たまたま今回は補正になったということです。
◆
市川洋一 委員 先ほど流量比率等との兼ね合いもあるみたいな話をされたのですが、これは流量が今大分ゲリラ豪雨的なものも出てきていますので、そういうふうな比率もやはり変わってきているのですか。
◎
下水道課長 海老名市の場合には実質流量というのはまだ少し伸びております。今回は平成27年度の実流量をもとに流量比率を出しているのですけれども、平成27年度については企業のほうの設備投資なんかで流量がふえているということで、ただ、他の市町村を見ると、実流量がかなり減っている市町村もありますので、その辺の兼ね合いで流量比率が当初の計画よりも海老名市の場合はふえて、これだけの増額が出ているということでございます。
◆
市川洋一 委員 そうしますと、さっきのごみの話ではないですけれども、これの流量というのもあるファクターになってくるのかなということがあるのですが、流量としてはどうしようもないと思うのですけど。わかりました。
6点目、減価償却なのですが、これは企業会計に移って、現金主義等になってきているはずなのですが、3月の確定を見ないと減価償却費がはじき出せないというのはちょっと情けないのかと思うのですが、そこら辺はどのように考えていけばいいのかなと、今後もこういうふうに平成28年の確定が出てから出ましたということで変更があるのではちょっと困るなというふうなことなのですが、そこいら辺のご見解をお願いしたいと思います。
◎計画経営担当課長 建設改良に伴います管路の工事等がございます。それにつきましては、工期を2月末に設定しているということもございますが、全ての資産評価が終わるのに一、二カ月を要するということもございますので、その辺、ご理解いただきたいと思います。
◆
市川洋一 委員 他会計との関係、一般会計との関係、決算は決算で行われるのですが、減価償却は基本中の基本だと思っていますので、帳簿上の問題なので、そこら辺は今後ちゃんとしていただきたいというお願いをしまして、私の質問を終わります。
◆
吉田みな子 委員 では、何点か質問したいと思います。
1点目が、補正予算書の12、13ページの社会資本整備総合交付金の都市再生整備計画事業分のことと関連して、24ページ、25ページの駅周辺整備推進事業費の公有財産購入費で、今も質問が委員の方から出ておられたのですけれども、これは1つだけではなくて、複数の土地だというようなご答弁だったかと理解はしているのです。なかなか言いにくいという部分はあるかもしれないのですが、購入予定地の予算計上された筆数と面積はどのぐらいなのか、お聞きいたします。
◎まちづくり部次長 筆数は手元に資料がないのでわからないのですけれども、面積は約350平米プラスアルファということでお答えさせていただきます。
◆
吉田みな子 委員 プラスアルファというのはどういった意味なのでしょうか。
◎まちづくり部次長 先ほどもちょっとお話しさせていただきましたとおり、まだ詳細設計が終わっていないものですから、今の段階での計画として350プラスということでお答えさせていただいているところでございます。
◆
吉田みな子 委員 予算を計上されていますから、1億2138万8000円ですか、その金額を出すには算出根拠なりがあると思うのです。プラスアルファということになると、どういう形で、どういうふうに計算されているのかというのがわからないのですけれども、計算根拠というか、計算式というものはどのように出されたのでしょうか。
◎まちづくり部次長 まず、内訳的にお話ししますと、約350平米というのが、先ほど中込委員のほうからもご質問がございましたように、1つの医院のところです。プラスアルファというのは、そこからはみ出たというか、それ以外の部分ということで、それについても、エリアについて交渉中ということで、現在想定している中での面積ということで、プラスアルファとお答えさせていただきました。
◆
吉田みな子 委員 プラスアルファの面積の部分は理解したのですけれども、予算計上されている金額の計算です。面積とか、プラスアルファという曖昧の中でと言っても、金額が1億二千何がしと出ていますから、それがどういうふうに出されたかということをもう1度お聞きしたいのです。
◎まちづくり部次長 きちっと面積をお話ししますと、割り返せば1平米当たりの価格が出てきてしまいます。そういった意味で、現在交渉中の案件ということで、具体的な面積については差し控えさせていただいているところでございます。
◆
吉田みな子 委員 面積はお尋ねしていないのです。計算根拠といいますか、どういうものをベースに出されているかということは、お答えできる範囲で構わないのですけれども、お答えいただけないでしょうか。
◎まちづくり部次長 用地取得に係る面積につきましては、土地登記されている公簿面積プラスそれ以外の部分については、現在、現地平面測量等を行っておりますので、CADソフト等を使った求積という形になります。
◆
吉田みな子 委員 測量もされていて、今は答えはできないけれども、350プラスアルファの面積を、近くの不動産価格とか、路線価とか、そういったものから割り出して算出したという、そういうことですか。
◎まちづくり部次長 価格の要求に当たっては、不動産鑑定士の方から大体事前に目安となる価格は、これは当然ご提示いただいた上で、参考価格として要求させていただいているところでございます。
◆
吉田みな子 委員 今、参考価格ということで、不動産鑑定はとっておられると、そういうことがわかりました。今回、予算が通れば予算執行されると思うのですけれども、不動産評価委員会がまだかかっていないと、そのようにお聞きしたのです。実際に土地を買う場合は不動産評価委員会にかけなければならないと思いますので、いつごろ不動産評価委員会にかける予定でいるのでしょうか。
◎まちづくり部次長 今回要求させていただいておりますので、年度内執行を目指しております。ですから、年度内ということでお答えさせていただきます。
◆
吉田みな子 委員 もちろん予算計上されているから年度内ということしかないと思うのですよね。ただ、今回、用地を買おうということの予算と、病院、クリニックの移転補償費が当初予算でも計上されていますよね。今回、1億5942万円の国庫補助、全て移転補償費だと、そういうことが当初予算のときにも議論があったかと思うのですね。交渉中だということも繰り返しご答弁されていますし、やはり土地を買うには移転が完了しなければ、もちろん移転補償費だって支払えないですし、土地も買えないのではないかと思うのですが、そういう理解でよろしいのでしょうか。
◎まちづくり部次長 基本的には収用事業の場合には、税制上の特別控除の対象となります。その場合には当然事前に所管税務署と事前協議という形を行うのですけれども、その事前協議を税務署と行う段階で予算的な措置がされていないと事前協議に応じていただけないという状況がございます。ですから、そういうことを踏まえて今回
予算措置をさせていただきたいというところでございます。
◆
吉田みな子 委員
予算措置をしてほしいということは重々理解しているのです。ただ、私は聞いているのは、移転ですね、病院という場所は今も明確になっていて、交渉も最初の市が提示した市有地ではなくて、民地にもなって、なかなかその場所がまだはっきりしていないと、そういうふうに受けとめているのです。それで、移転も完了しなければもちろんお金は支払えないと、移転をした後に土地を買うのではないだろうかと思っているのですが、そういう理解でよろしいのでしょうか。
◎まちづくり部次長 基本的には17節の公有財産購入費に係るものは土地の売買契約、それから、22節の補償費については損失補償契約という形になります。それぞれ同時に契約するというのが基本です。同時に契約して、その後、一定の事務手続に入って、支払いについても、例えば土地については所有権移転登記が終われば支払う、補償費については段階的に支払うというような形でございます。
◆
吉田みな子 委員 わかりました。補償費は段階的にということで理解して、土地代はそのときに一括で払うということで理解したのです。今、年度内の執行だと、年度内に予定したいと、参考値としても、不動産鑑定評価委員会にもかけたいと、そういうことだったのですけれども、まだ実際に移転先が決まっていない、移転先が決まってから病院を建てる、そして、移転をする、これはどう考えても年度内にできるとは思えないのです。そのことについては、移転が今年度に終わると、そういう見込みでいらっしゃるということでよろしいのでしょうか。
◎まちづくり部次長 先ほどもちょっとお話ししましたように、相手の先方の収用に協力していただく方が税制上の控除を受けるには、制度上どうしても
予算措置がないと事前協議に応じてもらえないような制度になっています。ですから、そのために必要ですというふうな形で答弁をさせていただきました。したがいまして、仮に、今、委員ご質問のとおり、年度内に終わらない場合には、大変申しわけないのですけれども、また補正の手続ということも当然考えられるのではないかと思います。あと1点、土地の売買契約については、契約をしてからすぐに支払いというような内容のお話がございましたけれども、あくまでも市が所有権を取得した以降という形になりますので、その辺はご理解いただきたいと思います。
◆
吉田みな子 委員 今の土地の売買で、契約してからということは誤解があったのかもしれないですけれども、もちろん市がちゃんと権利として持って支払うということだと理解しているのです。だからこそ、今この時期にやるという、予算計上、いろいろな理由があるということは重々承知はしたのですけれども、実際の移転のことも今年度には終わらないのではないだろうかと思いますし、来年度入ってからでも遅くないのではないだろうかと思いますし、さらに言うと、まだなかなか見えない状況の中で、来年度も執行できるのかということも実際懸念はあるのですね。だから、なかなか相手のある交渉ということもずっと一貫しておっしゃられていることはよくわかるのです。今の税の控除のことも理解はするのですが、そうは言っても、今年度でなくてもいいのではないかと思います。当初予算のときにも、場所も言えないというような慎重な案件だったということも聞いていますし、今のご答弁を聞いても、なかなか面積のプラスアルファも見えないというのもあるのですね。実際、駅前広場の整備はいろいろと場所も変わってきているということも理解するのです。最初は相鉄の今資材置き場になっているようなところを検討していたということで、タウンニュース等でもそこが北口のエリアになりますよ、改札口になりますよということも載せられていて、市民の方もそこだと思っているという方が結構いらっしゃるのですね。だから、そういう中で、実際駅前広場をつくると言っているけど、どこにどういうものがつくられるのかというのが、今もってはっきりとしていないのですが、駅前広場の整備の工事スケジュールとか、グランドデザインというのですか、全体像はどのように描いておられるのか、今の段階でどういうふうになっているか、お伺いできますか。
◎まちづくり部次長 ただいまのご質問の中で、北口開設に伴う駅前広場の位置がはっきりしていないというような内容のご質問があったかと思うのですけれども、たしか2年前でしたか、以前、議会のほうでも海老名駅東口地区のまちづくりについていろいろ調査検討したのをご報告させていただいているかと思います。その中で駅前広場の位置は図面でおおよそのイメージということでお示ししているかと思います。ですから、決して場所が二転三転して確定していないというわけではなくて、そういった調査の中でも場所についてはおおよそ特定させていただいているということは1つご理解いただきたいと思います。
◆
吉田みな子 委員 2年前ぐらいですか、示された、それはたしかクリニックのところだけだったのではないかと思うのですよね。その辺が曖昧というか、確かに計画、ABCD案とかいろいろあったかと思うのですけれども、検討委員会の中でも、かなり広いエリアから、絞られたエリアから、検討案、私も見せていただきましたけれども、あったと思うのです。だから、近隣のものも購入して広くなるということは、私としてはそんなに悪いことではないのではないだろうかと思うのです。ただ、最初の平成25年度、2年前ぐらいに出したところは医院だけではなかったかと思うのですが、そのあたり確認なのですが、どうでしたでしょうか。
◎まちづくり部次長 あのときは東口の対象エリアの方々を対象にアンケート調査もさせていただいております。そのアンケート調査とまちづくりの検討した結果の内容を説明会を開催して地域の方にご報告申し上げております。
◆
吉田みな子 委員 それは承知しているのですが、そのときに示したのはクリニックだけではなかったですか。
◎まちづくり部次長 基本的には、時系列からお話ししますと、まず北口を開設しようというような話が出たときに、どこに駅前広場をつくろうというのはまだ確定はしていなかったです。その後、北口をつくるというのがオープンになったときに、いろいろな場所が、ここではないか、あそこではないかという、そんな話が確かに出ていたかと思います。その後、市のほうで、東口のまちづくりの調査検討の中で、おおよそ場所を特定してきたというところでございます。ただ、先ほどもお話ししましたように、おおよそ場所を特定して、まず大きく影響があろうというところの用地交渉を具体的に進めてきているところで、先ほどもお話ししたように、詳細設計を今後して、駅広の形もきちっと決めていくところでございますので、そこでにじみ出のような形で、そこを拠点として少し広くなるという見通しのお話をさせていただいておるところです。
◆
吉田みな子 委員 それでは、詳細設計はまだなので、見込みとしてはクリニック、病院を含めた近くで考えていると、350平米プラスアルファの部分が駅前広場になると、350平米のメーンのところが大きいから先に用地購入と移転補償費を計上していると、そういう理解でいいのかなということと、前年度、平成28年度には、移転補償費を出すための調査を補正で上げられていたと思うのですね。クリニックの近隣と言っても更地はないですから、想定すれば何があるかということがわかってしまうのですけれども、それの移転補償費も今後出てくると、その調査はまだしていないと、そういう理解でいいのでしょうか。
◎まちづくり部次長 結局、今回、22節で補償費で計上させていただいております金額というのが、全て1つの収用者の方のみというふうには考えていないです。ですから、当然、ある程度の影響範囲も考慮して、予算を計上させていただいているところでございます。そういった意味でご理解いただきたいと思います。
◆
吉田みな子 委員 調査も特定のもので出ているわけですから、理解いただいてと言っても、なかなか当初予算のところは1カ所という形で場所も言えないと言われていて、今、実はその中には複数あるよと言われても、なかなかそれは納得できないなと、本当にそうなの、理解できないなという部分は実際あるのです。相鉄の駅舎も2019年度、2年後には工事完了予定で、それに合わせて広場の整備もされたいと思いますし、広場の整備は後でも、北口におりるおり口はやっぱり確定して、そこはちゃんと確保しなければならないと思うのですね。だから、今この状況になっても、なかなか全体像が見えない、実は広げていましたというふうに言われて、予算計上されて、しかも、繰り越しもするかもしれない、でも、来年度どうなるかわからないかもしれないという状況の中では、すごく厳しい状況であると思いますし、交渉中ということもあるので、これ以上は言いませんけれども、そのあたりを含めて、どういう形で、全体像も含めて、全体工事費も含めて出していただいて、小出しにするのではなくて、グランドデザインも含めてちゃんと示していただきたいと思います。この点は以上にします。
2点目、24ページ、25ページの市道53号線バイパス、さがみ縦貫道路関連道路整備事業費なのですけれども、おととい、総務
常任委員会でもかなり議論もあったと思うのですが、先ほども地盤のこともおっしゃられていましたし、ボーリング調査、2カ所プラス1カ所で、計3カ所されているということもお聞きしたのですけれども、その調査結果についてはもう少し詳しくお聞きしたいと思っていまして、ボーリング調査結果でわかった土質の結果について教えてください。
◎
道路整備課長 ボーリング調査結果の内容ということでご質問だと思います。先ほど言いましたJRを挟んで西と東で行っています。それぞれボーリングの深さは33メートルと32メートルをボーリング調査をしております。調査した地層について、専門用語も含めてなのですけれども、大きく分けて洪積層と沖積層という、今回、33メートル、32メートルの中の地層としては大きく分けてこの2つの層があります。解説になってしまうのですけれども、今、学説では、約200万年前から約1万年前ぐらい前までの層が洪積層と呼ばれている部分、あと、1万年から現在までのものが沖積層というような分けをされています。今回、その中でまず下の低いところ、33メートルから上の部分につきましては、大きく分けると6層それぞれあります。一番下の部分では洪積層の砂れき層が入っていまして、その上については粘土層が入っています。またその上に砂質土層が入っていまして、その上には粘土層がまた入っています。その上には次の2回目の砂質土層が入っていまして、その上には粘土層がまた入っているというような、幾つか層に分かれているのですね。それから上の部分については、沖積層、ここも6層に分かれています。下から言いますと、砂質土層が入って、その次には粘土層がまた入って、その次には砂れき層、れきの部分が入って、その上には粘土層が同じように入っている。その上には表土層、上の表土の部分と盛り土の部分という形の分けがあって、計で6層があるような形になっています。
そんな形でありまして、今回、市道53号線バイパスの鋼矢板の関係でいきますと、表層から13メートル弱ぐらいまでが沖積層の砂れき層の部分であります。その中でも砂まじりの砂質、細砂とか、いろいろそれぞれ分かれていまして、今回、砂れきの部分では、10メートルほどから12メートルぐらいまでの間について、砂れき層が入っています。それがどうしても抜けなくて、今回は変更が余儀なくされたということです。
◆
吉田みな子 委員 詳細にありがとうございます。市民の方からも、海老名はやわらかい地盤だから、かたいところはどうして入らなかったのかということは、いろいろ疑問も寄せられたりもしているのです。ただ、変更契約ということに対しての議論もこれまであったと思うのですが、実際やってみないとわからない部分も所管の方とやりとりしているとわかりますし、最初からかたい地盤が入るような重機を入れるということも、もしかすると、そうではなくてもやれた工事の場合の説明もなかなかできないということも理解いたします。なので、実際は、本当は矢板が入ると思ったけれども、砂れき層に途中にあって、なかなか入らなかったと、そういうことの理解でよろしいのですか。
◎
道路整備課長 砂れき層がもともとあるというのは知っていました。それでも層の部分では何とか当初の設計の機種で抜けるということで、設計させていただいております。
◆
吉田みな子 委員 わかりました。今回、先ほどほかの委員の方からも、8900万円の増額補正について、その内訳も聞かれていましたけれども、2017年度に入ってからの終わった部分も含めてなのですが、その工事スケジュールについてお伺いできますか。
◎
道路整備課長 今年度からのスケジュールということであります。4月に着手しています。ここの部分、囲い、作業ヤードの整備とか、あと、4月、5月にかけて、説明の中でもさせていただきました、試験施工ということで、矢板を当初どおりの機械を持っていきまして、工事を行って、そこで入らないということが判明しました。それから検討を行って、機種を変えさせていただいて、矢板の整備としては6月ごろまでかかって矢板の施工を行っています。その後、矢板の中の部分を掘削を行いまして、床づけ、コンクリート、U型擁壁を今現在施工している段階です。
◆
吉田みな子 委員 今の話ですと、4、5月には試験施工して、6月には矢板を打ち込んでいる、工事は進んでいると、今年度内には工事を終わらせたいということも重々理解はしたのですけれども、それで、実際に今回契約変更がありまして、仮契約も8月ごろに結んだと、そういうことが総務
常任委員会でご答弁にあったかと思うのです。先ほども8900万円の事業費は、全て矢板の変更契約に基づく金額だと、8900万円の増加は、(その1)、(その2)というものもありながらも、(その1)はまだだということでおっしゃっていました。8900万円は全部今回の変更契約の部分ということだったのですけれども、実際にこれは行政側からも一貫して説明を受けてきたことなのですが、今もありましたが、予算がないと事業ができないと、予算の裏づけがないと事業ができないですということは、いつもいつも説明いただいているのですね。今回、8900万円、今、予算はまだ決まっていないですよね。でも、仮契約をされてしまっているわけではないですか。その仮契約のときの予算の裏づけはどこにあったのだろうかと思うのですけれども、その予算の裏づけは何だったのですか。
◎
道路整備課長 継続費の予算の中の部分を裏づけとして、今回契約変更の仮契約を結ばせていただいています。
◆
吉田みな子 委員 だとすると、先ほどの
道路整備課長のご説明の中での今回の8900万円の事業費の内訳は、変更契約(その2)ではなくて、継続費で使ってしまっているのですか、予算執行するのではないのかなと、その裏づけではないのかと思うのですけれども、そうではないということですか。
◎
道路整備課長 今回の継続費の内訳ですけれども、今回、昨年12月に契約しました(その1)の工事と(その2)の工事、あと、(その3)の工事が今発注されています。今後、県道の交差点部分の改良工事を行う予定にしておりますけれども、その予算も含めた継続費を組んでいますので、予算としてはその予算を今回変更部分に充てさせていただいているということです。
◆
吉田みな子 委員 それは予算の流用とか、いろいろあるかと思うのですが、そうではなくて、本当は予算を執行しなければならない事業費分ということだったのですよね。それを8月の仮契約の予算の裏づけとして充てたと、今回、補正予算で8900万円の事業費を組んで、その分は補填ということでカバーしている、そういうような形に受けとめるのですね。実際の予算執行も含めて、それは当初の継続費も含めた、使わなければならない事業分を前倒しに充てるということ自体が問題だと思うのですね。それは予算のあり方も含めて、財政当局もそれでいいよと、そういうふうに認めたということでいいのでしょうか。
◎
道路整備課長 財政部門がいいよというお話ではなくて、私どもは必要ということで今回補正予算を上げさせていただいております。
◆
吉田みな子 委員 今の話を聞くと、4月、5月には機種を変えなければならないということがわかっていましたよね。6月にはそのまま工事も施工して、工事がとまることなく今やっているわけではないですか。もちろん開通しなければならない道路だということは皆さんもおっしゃっていますし、行政側としてもやらなければならない工事だということは重々理解できるのですけれども、今のお話を聞いていても、やっぱり何でもっと前に補正予算も含めて組んで、変更契約もしなかったのかなと思うのですよ。予算取りを今ここでする、工事も終わっていて、変更契約をしますと、でも、もう既に終わってしまった工事内容の契約について審議をするというのは、すごく空虚ではないかと思うのですね。もちろん変更契約をして、工事の執行をするのは大前提ですよね。今のお話を聞いても、予算の裏づけも含めて、もっと前にやれることはあったと思いますし、臨時議会を開くということだってありましたし、6月議会だって、7月の臨時議会だってあったわけですよね。だから、そこが何で今までわかっていながら、ここまで延ばしていってしまったのか、それについては理由が、やるべきことは幾つもタイミングもあっただろうと思っているのですけれども、工事が始まって、終わってしまっている工事について、議会に何も説明をしないままいたということについて、
建設部長はどういうふうに捉えて、どのようにお考えになっていたのですか。
◎
建設部長 予算の執行の関係でのご質問だと思いますけれども、
道路整備課長が答えておりましたように、今回、(その4)までの工事の中で継続費を組ませていただいて、変更の理由が、やむを得ずこういった形になってしまいました。それで、(その3)、(その4)のところを前倒しするような形で使わせていただいて、契約を交わしていただきました。今後は、もちろん当初の設計を精査して、大きな変更がないようにして、こういったことのないようにしていきたいと思います。ただ、今回、先ほど市川(洋)委員のところでも説明させていただきましたけれども、ボーリング調査をした結果、予想はしていたのですけれども、当初の工法で貫けるであろうという判断でやったのですが、それが当初の工法ではできなくて、やむを得ずグレードアップした工法に変えざるを得なかったというところで、予算を継続費を(その3)、(その4)で使う予定のところを前倒しでさせていただいて、処理していただいたということで、今後はもっと設計の精度を高めて、そういったことのないようにしていきたいと思います。
◆
吉田みな子 委員 どちらかというと、工事の現場はいろいろなことがあるから、想定し得ないことだってたくさんあると思うのですね。それは事業課の方のほうがずっとわかっていらっしゃると思うのですね。もちろん変更がないようにということが大前提ではあると思うのですけれども、今回、そういうことではなくて、議会に諮る1億5000万円を超える議決案件で変更契約しなければならない、さらに言うと、予算をちゃんと措置すれば今の話はなかったことなわけですよね。もちろん、工事、変更契約しないということで努力されているということは、今もわかっていますし、それは今後もやっていただきたいのですが、そうではなくて、議会に対してちゃんと議決案件の変更契約しなければならないことは速やかに上げていく、そこを徹底していただきたいと思うのですね。だから、工事の事業費がふえるという部分に対しては、ある意味で必要な工事だということは重々理解をするのですが、もともと
予算措置して、まだ使わなければならないものの工事費を前倒しに使ってということは、それはやっぱりないようにしてもらって、ちゃんと議決を経て予算も取るという形にしていただきたいと思います。
3点目、衛生費、
環境審議会の部会、そのことについての報酬なのですが、今までも議論があって、
減量化についての話し合いも進めていくと、そういう話と、有料化についても今審議中だというお話もあったのですけれども、これまでの専門部会の開催件数と今後のスケジュールと、議論として今までどういうような内容が上がってきたのか、お伺いできますか。
◎
資源対策課長 開催回数でございますけれども、専門部会については、家庭系のごみ専門部会、事業系のごみ専門部会がございます。家庭系については5回、事業系については1回行っているところでございます。今後のスケジュールでございますが、家庭系につきましては、ここで一定の意見を集約いたしまして、今後
環境審議会のほうに審議内容について報告していくというスケジュールになってございます。事業系につきましては、今後まだ開催を重ねていくという形でございます。
◆
吉田みな子 委員 今回の報酬の上がった分というのはどのぐらい、あとどのぐらい会議を予定しているかということと、9月に
環境審議会に中間答申を出されるということでもあると思うのですね。先ほども有料化の話が出ていたのですが、
環境審議会の議論としても
減量化のための有料化と
戸別収集を海老名市内でも効果も含めて検討ということで、具体的にその2つが挙げられているのは、審議会の議事録を拝見して思っているのです。先ほども有料化について慎重にというご意見もある中で、4月から始まって9月に中間答申ということもあって、なかなかタイトなスケジュールの中でいろいろと一定の結論も含めて出すのかという気はするので、そこは審議会も含めて、どういうあり方がいいかわからないのですが、議論を重ねていっていただきたいと思うのです。だから、予算で足りるのか足りないかも含めて伺えますか。
◎
資源対策課長 専門部会が終わりまして、
環境審議会で今後報告をしていくというところでございます。今後については、市民意見を当然集約していきたいと考えてございますので、それを受けた中でどのような審議内容になるかということが決まってまいると思いますので、それに見合った回数について今回補正を上げさせていただいたというところでございます。
◆
吉田みな子 委員 何回かとお聞きしましたかね。具体的にあと何回予定をしているのかということと、あと、本当に必要ならば、ちゃんと議論して、結論ありきではないような形で熟議された上で市民の方にも提示していただきたいと思いますので、そのあたりも含めて、具体的な回数等、改めてお聞きします。
◎
資源対策課長 繰り返しになりますが、意見集約によって回数は変わっていくだろうと思いますけれども、家庭系のほうについては最大で4回程度は部会をできるような形で補正予算を組ませていただいております。また、実際の回数になりましたら、内容によって変わってくるとは思いますが、4回はできるような形でございます。
◆
吉田みな子 委員 わかりました。私も繰り返しになりますが、今特に家庭系ごみの部会をメーンにやっておられますし、そこの部分が、家庭系ごみをどうするかということが一番の焦点だと思いますから、そこは今年度始めたことですし、それなりに結論を出したいということも伝わってきますので、4回と言わず、予算の配分も含めて柔軟に議論も含めてやっていただきたいと思います。
○委員長
暫時休憩といたします。
午前11時5分休憩
午前11時19分再開
○委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
◆鶴指眞澄 委員 それでは、私は一問一答方式でお願いしたいと思います。
1点目、補正予算書の23ページの海老名駅周辺道路整備事業費についてでございますけれども、こちらについて3億9900万円の減でございますが、これにつきましては、JRを初め、鉄道側の交渉が難航したというふうに聞いております。そういった中で、具体的に減額金額において、どのような工事を計画されていたのか、そこいら辺についてお伺いしたいと思うのです。
◎
道路整備課長 当初の工事内容ということで、先ほどほかの委員の中でもお答えしましたけれども、JR相模線と相鉄厚木線のそれぞれの敷地内において横断工事中に必要な鉄道の運行安全確保のための警報装置や軌道計測装置の設置、また、簡易桁の設置、北側の作業ヤードの中で鋼矢板立坑発進の築造、それと、南側の同じく鋼矢板を打って立坑の築造、あと、立坑の底部の地盤改良を含めて、掘削しながら、当初では床づけまでを考えておりました。
◆鶴指眞澄 委員 そうしますと、そういったことについて、鉄道側の見解ですね、そういうことがとりあえずはちょっと延期になったという理由なのですが、そこら辺をお伺いします。
◎
道路整備課長 今年度、協定を結ぶに当たりまして、軌道設備と電気、信号設備、夜間工事になるのは想定していたのですが、それが予想以上に時間がかかりそうだということから、全体の工程として、今年度の工程の中でできる工事がどうしても減ってしまったということから、今回、減額をさせていただいています。
◆鶴指眞澄 委員 今聞いた中では、その辺は最初から想定した中で行政のほうも計画を練っていたのではないかというふうな、想定範囲内の部分ではないのかという感じがするのですが、その辺のご見解をお伺いします。
◎
道路整備課長 昨年、協定を鉄道事業者と結んで準備は進めておりました。鉄道事業者から施工する業者の決定等を行っておりました。その中で、業者が決定した後、私どもでは想定として、JRとの協議の中ではこれぐらい何とかいくかなということで想定させてもらっていたということです。その中で、今回、実質的に工程を検討した場合、そこまでどうしてもいかない部分が出てきたということから、今年度分は減額させていただいて、全体の工程の中では何とか仕上げていきたいということで、変更させていただいています。
◆鶴指眞澄 委員 今年度はできないということで、この減額金額になったというふうな理解をさせてもらったのですが、継続費のところを見ました場合に、今のあれですと、例えば来年度にも実施できるのかというふうな感じも受けるのですが、継続費の増減内容を見た場合に、これは私の見た感じでは、最終年度にずれ込むのか、今後のそこら辺の見通しはどうなのでしょうか。
◎
道路整備課長 実施の工程を今業者のほうで引いた中で、どうしても後年度に少しずつずれ込むだろうということから、今回、継続費の補正をさせていただいております。
◆鶴指眞澄 委員 単純に3億9900万円の減に対して、来年度、平成30年度は8500万円増という形になっているのですが、通常ですと、例えば来年度やるのだったら、この程度の金額は増加するのが継続費の流れとして感じるのですが、そこら辺は先ほどおっしゃられた工事内容を進めるのは、いつ、何年度ぐらいを予定しておられるのですか。
◎
道路整備課長 鉄道事業者と実施する施工業者と私どもと毎月会議を開いて、そのチェックをしながら、今進めているところでございます。その中で、工種によって、やる時期によってお金がかかる時期と、お金は余りいかない時期がどうしても出てきてしまうということから、今回、このような継続費の補正をさせていただいております。
◆鶴指眞澄 委員 私なりに理解に苦しんでしまうのですが、要は先ほど言われたような、信号機の設置やら何やら、いろいろなことをやる、そういった中で横断部の工事を進めていきますということなのですが、それを今年度できなかった分、それは何年度ぐらいに予定しておられるのですか。
◎
道路整備課長 今年度できなかった分については来年度行う予定です。
◆鶴指眞澄 委員 そうすると、来年度、8500万円で大丈夫なのでしょうか。というのは、今言われた3億9900万円ほど、今年度、減になっているわけですから、同様の工事を来年度やるわけですよね。当然来年度は来年度で今までのトータル計画の中で進めていかれると思うのですが、単純に8500万円の増で来年度大丈夫なのでしょうか。
◎
道路整備課長 今のところそのように計画をしております。
◆鶴指眞澄 委員 いずれにしても、平成30年度はこの計画で、今年度できなかったものも終了して、当初、平成30年度予定した工事もそのとおり進めていくというふうな考え方でよろしいのですか。
◎
道路整備課長 今回、継続費の補正前のでいきますと、平成30年度予定したものを全部できるかというと、なかなかそこまでは難しいだろうということで、それが後年度に少しいってしまうということでございます。
◆鶴指眞澄 委員 そうすると、幾らか平成30年度以降というのですか、順次計画がおくれて、最終年度には全て完了しますという理解でよろしいのですか。
◎
道路整備課長 そのとおりでございます。
◆鶴指眞澄 委員 わかりました。
2点目、補正予算書の22ページ、8款土木費の中の3目道路新設改良費の中で、国庫支出金で4億5172万2000円の減になっていますけれども、これの減額になった対象事業はどんな事業があるのかについてお尋ねしたいと思います。
◎
道路整備課長 今、22ページのところから4億5172万2000円ということでご質問だと思います。一番右側の海老名駅周辺の部分の財源内訳についてのご質問だと思いますので、財源内訳について私どもの所管ではありませんので、何とも言えないのですけれども、歳入の部分でいきますと、先ほどもご説明しました、13ページになりますが、4億5060万2000円が今回道路事業分として減ということで補正を上げさせていただいております。
◆鶴指眞澄 委員 そうすると、今の数字と不一致の部分があるのですが、これは所管が違うのですか。
◎
道路整備課長 財源の中の構成の部分については、私どもの所管ではありませんので、申しわけありませんけれども、よろしくお願いします。
◆鶴指眞澄 委員 それでは、この点については終わります。
3点目、下水道事業につきましてお尋ねしたいと思うのですが、下水道事業の中で、資本的収入及び支出の補正のところで、企業債償還金1億9298万6000円とありますけれども、これの増加理由について、大変申しわけないのですが、もう1度ご説明いただけたらと思うのですが。
◎計画経営担当課長 先ほど
建設部長の説明にもございました企業債償還金1億9298万6000円の増につきましては、平成19年度に借り入れを行った資本費平準化債の借りかえに伴う企業債償還金の増額でございます。
◆鶴指眞澄 委員 その件は、当初予算ではわからなかったということなのでしょうか。
◎計画経営担当課長 平成19年度当時のものでございまして、当時、2.055パーセントの利率で借りておったものでございます。それをここで最近の金利の低下に伴いまして0.5パーセントの利率で借りかえを行いたいということでございますが、ここで平成28年度決算の額も確定しまして、あわせてここで補正を上げさせていただきたいということでございます。
◆鶴指眞澄 委員 貸し手がどこでお借りになられたかあれですけれども、そこまではお伺いしませんが、私も過去の経験も踏まえて、貸し手側では
受け入れ可能なのですか。金利の点はわかりましたが、そういう理由で一括で返済しますということで、貸し手側ではある程度了解はとれるという理解でよろしいですか。
◎計画経営担当課長 そのとおりでございます。
◆鶴指眞澄 委員 今、貸し手側にとっては高い金利を返してもらうのはというふうなところもあって、なかなか難しいところもありますが、可能であればそれはそれでわかりました。
あわせまして、逆に収入の企業債が3億9405万円ありまして、それで単純に今の企業債償還金を差っ引いた残りが約2億円強あるのですけれども、この2億円強については対応する支出はどんなものなのかが私なりにちょっと理解できないのですが、そこいら辺をご説明いただきたいと思うのです。
◎計画経営担当課長 差額の2億円強につきましては、償還金に対してのものでございます。
◆鶴指眞澄 委員 償還金というのは幾らになるのですか。
○委員長
暫時休憩といたします。
午前11時35分休憩
午前11時36分再開
○委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
◎計画経営担当課長 企業債償還金既決予定額10億1800万円に対しまして、今回、補正予定額の1億9200万円を加えまして、合計で12億1100万円を償還するというものでございます。
◆鶴指眞澄 委員 私なりのあれではそこまでよく理解できないのですが、それは予算の中で今言われた中ではどのぐらい入っていたのですか。
○委員長
暫時休憩といたします。
午前11時37分休憩
午前11時39分再開
○委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
◎計画経営担当課長 後ほどご報告させていただきます。
◆鶴指眞澄 委員 じゃ、早目にお願いしたいと思います。以上で終わります。
◎
道路整備課長 鶴指委員の先ほどのご質問に対して、所管外ということで不適切な返答をしてしまいまして、申しわけありません。先ほど歳出の部分の補正予算書22ページの国庫支出金4億5172万円の内訳ということでご質問がありました。それについては、道路用地購入事業費に充て込むのがマイナス4069万円、幹線・準幹線道路新設改良事業費に充てるもののマイナスが2180万2000円です。歩道整備事業費に充てるものが4320万円マイナスです。西口地区道路整備事業費に充てるものとして3億2768万円のマイナス、道路新設改良事業費に充てるものとして1835万円マイナス、計4億5172万2000円ということになります。
◆
戸澤幸雄 委員 1点だけお伺いしたいと思います。公共下水道事業のほうなのですけれども、公営企業会計に移行しまして、ここで今までの会計をまとめてキャッシュフローと貸借対照表が出てきたということで、中身も見せていただいたのですが、大変だったと思います。ご苦労さまでした。この中で、先ほどもあったのですが、企業債の取り扱いですね。今までは市債としてやられていたわけで、今後、借りかえの部分というのは企業債として借りかえていくので、そこら辺で今までの市債が減って、企業債としてふえていくのかと思うのです。その辺の考え方をお聞きしたいのです。よろしくお願いいたします。
◎計画経営担当課長 企業債の考え方でございますが、特別会計と変わりはございません。
◆
戸澤幸雄 委員 そうしますと、名前だけ違うということですか。
◎計画経営担当課長 予算科目が特別会計と公営企業会計とで違うということでございます。
◆
戸澤幸雄 委員 そうしますと、今まで特別会計の下水道会計でやっていた市債が、今度は公共下水道事業会計で企業債になったと、名前が変わったということでよろしいのでしょうか。わかりました。結構です。
以上で終わります。
○委員長 ほかに。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ほかに質疑もないようですので、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
次に、本案に対する意見がありましたらどうぞ。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 意見もなければ、意見を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議なしと認めます。よって意見を終結いたします。
これより採決に入ります。
初めに議案第51号を採決いたします。本案を原案のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 多 数)
○委員長 挙手多数であります。よって議案第51号 平成29年度海老名市
一般会計補正予算(第2号)〔
所管部分〕は原案のとおり可決されました。
次に、議案第55号を採決いたします。本案を原案のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 全 員)
○委員長 挙手全員であります。よって議案第55号 平成29年度海老名市
公共下水道事業会計補正予算(第1号)は原案のとおり可決されました。
お諮りいたします。日程第1から日程第3までの委員会審査報告書の案文につきましては、正副委員長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議なしと認めます。よって委員会審査報告書の案文については正副委員長一任と決しました。
次に、日程第4
報告事項 海老名運動公園周辺地区地区計画の変更についてを議題といたします。
まちづくり部長の説明を求めます。
◎
まちづくり部長 それでは、
報告事項 海老名運動公園周辺地区地区計画の変更についてご説明させていただきます。
当該地は、計画的な市街地整備とその保全を図るため、土地区画整理事業区域及び地区計画を定めています。このたび、事業の進捗により、具体的な土地利用計画が明らかになったことから、地区計画の一部を変更させていただくものになります。
なお、報告の参考といたしまして、図面を入れたA3判横書きの資料を配付させていただきました。この配付資料をもとに、詳細につきまして江下
都市計画課長から説明いたします。
◎
都市計画課長 それでは、詳細な変更内容につきましてご説明させていただきます。
資料をご用意させていただいておりますが、A3の図面、こちら、右と左にそれぞれ似たような図が入ってございます。右側の図面が変更前の旧計画図になります。左側の図が変更後の新計画図となります。そちらのほうをごらんいただければと思います。
まず、この区域なのですけれども、全体の面積は約15.2ヘクタールであります。地区を4地区に分けております。色分けをさせていただいているところでございます。大きく4つに分けております。
区域内の用途地域なのですけれども、この4つの区域のうちA-1地区が工業地域、紫色の部分です。A-2地区、B地区及びC地区が第1種住居地域となっております。なお、土地区画整理事業の区域は、そのうちのA-1地区とA-2地区ということになります。
続きまして、具体的な変更内容でございます。変更内容につきましては、図面に地区施設という表を入れさせていただいております。その中に朱書きで示させていただいております。また、右側にあります旧計画図の中に、ちょっと太字で赤で変更箇所を示し、概要も入れ、場所等を示させていただいております。
まず、変更内容の1点目なのですけれども、A-1地区の北側に位置しておりました歩行者専用道路、歩専4-1号線と示しておりますが、こちらは幅員6メートルの区画道路、区6-3号線に変更いたしました。これは、A-1地区、B地区の住居系地区からの交通利便性を勘案いたしまして、車両通行も可能な幅員6メートルの道路に変更したものでございます。図面では地区施設で言うと④番になります。こちらの部分になります。
続きまして、変更内容の2点目でございます。同じくA-1地区の北に位置しております公園-1及び調整池について、区画整理事業区域全体を勘案いたしまして、当該位置における土地活用の拡充を図りたいという事業主体からの要望を受けまして、歩行者専用道路4-1号線の東側、公園-1と調整池の位置を変更いたしました。図面では地区施設の⑩、⑰になります。
続きまして、変更内容の3点目でございます。今お話ししました変更内容、公園-1及び調整池の位置が変更となったことによりまして、それに係ります緑地-1と緑地-2の延長を変更いたしました。緑地の総延長は変更ございませんが、公園の位置が変更となったことによりまして、緑地-1のところが延長115メートルから100メートル、15メートル短くなりました。その分、緑地-2が延長40メートルから55メートル、15メートル長くなったことになります。
最後に、変更内容の4点目ですけれども、A-1地区南側の公園-2の面積を変更いたしました。これは土地区画整理事業の公園外周部の道路整備内容に係る面積の修正等がございまして、その結果、公園の面積が約3400平米から約3300平米に変更になったところでございます。図面では地区施設の⑪番になります。
以上4点が、今回、
海老名運動公園周辺地区地区計画の変更内容となります。
最後に、この変更までの手続の経緯についてご説明いたします。
ことしの5月12日に海老名市都市計画審議会にて報告させていただいた後、7月5日から2週間、海老名市地区計画等の案の策定手続に関する条例に基づきまして、原案の縦覧を行いました。縦覧結果は、縦覧件数ゼロ件、意見書の提出もゼロ件でございました。その後、8月4日から2週間、これは都市計画法上の法定縦覧になりますけれども、こちらを行いました。このときの縦覧結果ですけれども、縦覧件数は3件、意見書の提出はゼロ件でございました。その後、8月29日に海老名市都市計画審議会につきまして、本計画の変更案を諮問させていただきました。その結果、異議のないという旨の答申をいただいたことから、今週の月曜日、9月11日に変更の告示を行ったところでございます。
以上、大変雑駁でございますが、説明を終了させていただきます。
○委員長 説明が終わりました。
これより質疑、意見に入ります。質疑、意見のある方はどうぞ。
◆
吉田みな子 委員 幾つかお聞きしたいのですけれども、公園が少し減っているということが、どういう理由で減ったのかということと、調整池等が道路の東側に移ったということで、当初考えていた企業が誘致されていく、その1区画当たりの敷地面積を広くとれるようにと、そういうようなことなのでしょうか。
◎
市街地整備課長 まず、公園面積の変更についてですが、若干先ほどの説明と重複するところがあるのですが、公園外周部の道路がありますが、ここに係る歩道などの詳細な外周道路の精査に伴いまして、隣接する当該公園の面積にも変更が生じたというところでございます。それから、調整池の位置等の変更でございますが、土地区画整理事業施行区域内の北西端のA-2地区の下のところ、ここは今、仮換地の手続、要は地権者の土地を当てはめるという手続をとっているわけですが、その関係で土地利用を考えていく中で、こういう調整が生じたと。調整池の位置を変更しても、あとその上に附属している公園の面積を動かしても影響がないというところから、こういう変更に至ったということでございます。
○委員長 ほかに。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ほかに質疑、意見もないようですので、質疑、意見を終結したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議なしと認めます。よって質疑、意見を終結いたします。
本件は報告でありますのでご了承願います。
○委員長
暫時休憩といたします。
午前11時53分休憩
午前11時55時再開
○委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、日程第5
行政視察報告についてを議題といたします。
毎年議員が行っている全国の先進自治体の行政視察について、市民に対しての説明の場とあわせて、施策立案の参考にしていただくため、この場にて報告させていただくものです。
初めに、全体の概要を私からご説明させていただき、その後、実施日ごとに各担当委員が報告させていただきたいと思います。
経済建設常任委員会では、5月17日から19日の2泊3日で実施いたしました。1日目は山口県山口市、交通政策について、2日目は山口県下関市、下関市駅前にぎわいプロジェクトについて、3日目は福岡県久留米市の宮ノ陣クリーンセンターの建設についてを視察してまいりました。委員がそれぞれについてご報告いたします。
1日目、5月17日、山口市、鶴指委員、吉田委員、よろしくお願いいたします。
◆鶴指眞澄 委員 それでは、山口市の交通政策について説明させていただきます。
山口市の地域性は、人口が約19万7000人、面積が約1023平方キロメートルで、都市のスプロール化現象が起きていて、多核分散型の都市構造となっていることです。したがって、コミュニティバスなどの行政主体のバス運行手段は財政負担に限界があり、また、ルート以外の地域からの不満があるなどを踏まえまして、市は、市民協働でつくる公共交通の取り組みとして、さまざまな事業を行ってきました。この交通政策の取り組みについて報告いたします。
1つ目の取り組みは、市民交通計画です。平成19年9月に策定したこの計画は、子どもや孫の代まで続く公共交通にしよう、つまり、交通事業者や行政だけでなく、市民の皆様と一緒にみんなが協働してつくり育てるという基本理念のもと、さまざまな取り組みがなされました。この中で地域勉強会については、平成19年度から実施しており、平成27年度は52回実施しているとのことでございました。心がけておられたのは、土曜日、日曜日、夜も開催するなどの地域住民の皆様が集まりやすい日時の設定、そして、検討する際は案を2つ以上提案し、参加者と一緒に議論することなどだそうでございました。
このような中で導入されたのがコミュニティタクシーであります。コミュニティタクシーの運行は、交通不便地域の移動手段確保のため、各地域が導入を決め、運賃を初め運営については地域が担い、運行事業者、行政と協働して進めていくもので、3年間の試行期間で一定の基準を満たせば本格運行となる仕組みでございます。この基準は、年間の正規運賃と協賛金などを運行委託費で割った収支比率と乗車率が30パーセント以上となることが条件となっているそうでございます。
これ以外に、コミュニティ交通の運行が難しい地域に住む交通弱者に対して、タクシー利用券を交付し、買い物や通院など日常生活の移動負担の軽減を図る目的から、グループタクシー事業も平成20年から実施しています。これは、65歳以上の方で福祉系のタクシー利用券を受け取っていない方で、4人以上のグループで申請できる制度でございます。日常生活における負担軽減と地域コミュニティ活性化を図ることができ、いつもは車を使うが、いざというときにタクシーを呼べる安心感、出かけたいときは誰かに頼むしかなかったが、自分で好きなときに出かけられ、地元のタクシー会社にお願いするので、つい顔なじみの運転手さんを呼ぶといった信頼と安定というメリットにつながっているとのことでした。
以上、雑駁な説明でありましたが、報告とさせていただきます。
私なりに、これらの事業は政策策定から実施まで、市民を初め、関係団体と綿密に協議を進めた中で、市民、事業者、行政が協働で進めていることに深く敬服をした次第でございます。
○委員長 2日目、5月18日、下関市、
市川洋一委員、中込委員、よろしくお願いいたします。
◆
市川洋一 委員 5月18日に、下関市のにぎわいプロジェクトということで、駅前開発を見てきました。
下関市は、現在、26万人ほどの人口でございます。30万人と書いてありますが、毎年2000人ほど減っているというふうにお聞きしています。昭和26年に1市4町が合併してできている町ということで、本州と九州の結束点で、歴史的には、源平合戦や明治維新の歴史の転換点となった商業都市でありまして、今回、下関駅周辺整備事業のにぎわいプロジェクトを視察しました。
ここには事業の目的、取り組み、実施内容から得られたこと、まとめと書いてありますけれども、事業の目的は「下関駅周辺のにぎわい・交通拠点の創出、街なか生活の再生、街なか回遊を創出するまちづくり」を大目標と挙げまして、「多彩な魅力が備わり、ゆっくり訪れたい街」、「愛着をもって、いきいきと暮らせる街」、「歩きたくなる、回遊したくなる街」をキャッチフレーズに、民間活力を活用しまして、下関駅ビル、シネマコンプレックス・立体駐車場、駐輪場を整備して、市が駅前広場などの面的整備を行ったという状況でございます。
取り組みは、平成17年当時、西日本旅客鉄道、JRの前の下関駅の駅舎改築プラン作成協議会が設置されまして、にぎわいプロジェクトという基本構想が公表されました。しかし、その次の年に、下関駅舎が焼失に見舞われることから、下関駅周辺の本州の玄関口にふさわしい魅力ある集客だとか、交通機能の導入ということ、既存施設との連携した拠点整備を行って、にぎわいを創出する目的で事業が進められたと。この下関駅の焼失というのが大きな引き金になっているようです。総工費は128億円、平成27年度完成でございます。
これは今言いました中身の問題です。国の補助がどのぐらいかと、128億円の内訳と見てもらえればいいと思います。
得られた情報から、下関駅は、JR西日本が今主に駅舎の建築、商業施設、シネマコンプレックス、立体駐車場等を民間で行って、東西の自由通路や道路整備駅前広場、広場連絡通路などを行政が用地買収し、建設しています。特に土地区画整理事業の手法は使われていません。その理由は、ほとんどの土地をJR西日本が当初から所有していたために、行政とJRの2者の地権者で直接交渉で進められたことが大きな理由かと思っています。
いま1つは、東西連絡通路、これは東と西を結ぶ海老名駅の自由通路と同じようなものなのですが、駅舎の中を通っていますので、この権利関係は、通路としての権利は行政で持ち、柱や壁、要はビルを考えてもらって、ビルそのものはJRが持って、通るところの空間だけ、電気照明と床の管理を行政で行う。駅ナカに店や店の壁面の看板まで含めて、JR側が管理するという分担になっております。
スライドの写真は全景の駅舎なのですが、下の真ん中です。
右側の写真ですね。左側の真ん中のところもそうですが、JRが入ってきて、関門トンネルのほうへ抜けていっているという状況です。
これは九州が近くて、九州博多等への通勤圏にもなっているということが1つ言われます。
これは立体駐車場とか、駐輪場を整備したということです。
まとめとしまして、大変歴史のある下関は、海を隔てた北九州に近い環境で九州博多等への通勤圏として機能しております。駅前にぎわいが成功しているということも1つ言えると思います。用地がJRベースでやりやすい事業であったと思います。にぎわいのためには、商業施設とシネマ等の娯楽施設が最低限必要な部分であろうかと思います。あと、港、関門海峡からすぐなので、台風、潮風の影響を聞きましたけれども、やっぱり鉄骨の外部塗装等は膜厚を厚くして対応しているということでした。
○委員長 ありがとうございます。
次、3日目、5月19日、京都市、戸澤副委員長と氏家委員、よろしくお願いいたします。
◆氏家康太 委員 3日目は九州に入りまして、福岡県久留米市、宮ノ陣クリーンセンターを視察いたしました。
視察目的ですが、循環型社会形成と長期にわたる安全で安心した
ごみ処理の実現に向けて建設された宮ノ陣クリーンセンターの取り組みに学び、今後の環境行政の参考とするためです。
そちらでの主な取り組みといたしましては、ごみを安全にかつ安定的に処理できる施設としての取り組みということで、最新鋭の大型の焼却炉がございました。また、資源を有効活用する施設としての取り組みとして
資源化センターもございました。また、環境学びの拠点としての取り組みということで、リサイクルプラザもございました。3つの主要な施設が1カ所に集まっているというのが特徴でございます。そのほか、サッカーグラウンドもありまして、大体空地としてはサッカーグラウンド3個分ぐらいあったかと思いますが、施設内に広大な空地を持っているというのも1つの特徴でございました。
では、初めに、①ごみを安全にかつ安定的に処理できる施設としての取り組みについて、戸澤委員から説明をお願いいたします。
◆
戸澤幸雄 委員 まず、環境基準を、より厳しい排ガスの管理をしているということで、ダイオキシンなど、これは
高座清掃施設組合でもやられていると思うのですが、見えるところに今の値を表示して、また厳しい基準値をもって対処しているということでございます。それから、災害時、地震、水害などの際に防災の拠点としても活用できる機能を有しているということでございまして、耐震性、また、一部免震などもあるということでございました。それから、水害には防水扉を設置しまして、いざというときには、そこが拠点となることもできるということでございます。広場は、先ほど言われましたように、非常に大きな広場がございまして、災害時に廃棄物置き場として、また、避難するときにもいろいろなことで使えるのではないかというふうに思いました。次のやつにも出てくるのですが、発電機能もありますので、そこで自分で使うものと一緒に余った分は売電しているのですけれども、これも災害時には停電をしてもそこの中では電力を発生しているということで、非常に有用な活用ができるのではないか、また、災害時の物資の配送拠点としても使えるのではないかということでございました。
◆氏家康太 委員 続いて、②資源を有効活用する施設としての取り組みでございます。こちらはいつでも市民の方が
粗大ごみ等を持ち込める
資源化センター、リサイクルできるものを持ち込める
資源化センターとして活用されておりまして、当日も少なからず市民の方が車でいろいろ持ってこられているような状況でございました。詳細について、戸澤委員、お願いいたします。
◆
戸澤幸雄 委員 こちらは、さまざまな取り組みをやっておりました。焼却灰についてはセメント原料として、これは
高座清掃施設組合でも行っていると思います。あと、余熱に関しては、
高座清掃施設組合では温水プール等やっておりますけれども、ここでは足湯とかをつくりまして、高齢者の方が環境の学びも一緒にやりながらくつろげる場所ということで考えられているみたいです。また、リサイクル率の向上、鉄、アルミ、資源物として回収をしてはかっている。中間処理もここで行っておりますので、一括していろいろなごみをここに集めて全てここで処理できるということでございました。電力も売電していますし、それから、蒸気も一部産業用に供用しているというお話もしておりました。
◆氏家康太 委員 続きまして、③環境学びの拠点としての取り組みでございます。こちらのほうは、焼却炉を含めて全ての施設が見学できにように動線を考えて施設が設計、建設されておりました。その中で、リサイクルプラザとして、子どもたちの学習の拠点にもなるような、小学生であれば大変好奇心というか、興味をそそられるような施設もございました。それについて詳細を戸澤委員のほうからご説明いたします。
◆
戸澤幸雄 委員 まず、入って驚くのが、大会議室の広さなのですね。非常に広い会議室を持っておりまして、200名程度入るということでございました。あとはプロジェクターも備えつけているのですけれども、スクリーンも非常に巨大なものでありまして、説明の際には立体的な3Dで、この環境学びと、わかりやすい説明ということで、非常に知恵を使っているなということを感じました。特に1階部分では、子どもたちが回りながら順番にいろいろなことを学べるようになっておりまして、幼稚園から小学校、中学校まで来て、それぞれに興味を持てるようなことを取り組んでいるということが非常に印象的でございました。中にはインタラクティブと申しますか、踏んだりするとARというのですか、どこか天井から画像を照射していて、床にその画像が出て、そこを足で踏むとまた違うのが出てくるとか、いろいろな工夫を凝らしておりました。この辺は多分
高座清掃施設組合でも同じような工夫がされているのではないかと思いますので、この辺は楽しみにしたいと思いました。
屋外でも太陽光発電とか、ハイブリッドの外灯、再生可能エネルギーに対する学びもできるようになっておりまして、特に小さいお子さんにビオトープ、これは水辺といいますか、その環境をつくって、食物連鎖でありますとか、生物がどういうふうにすんでいるかとか、そういうことが学べるようになっておりまして、ここら辺は小さいお子さんには喜ばれるのではないかと思いました。ビオトープに関しては、毎月だったと思うのですが、中身を、ビオトープ通信みたいな感じで発行しているということも取り組んでいるということでございました。
全体的にこの施設を
ごみ処理だけではなくて、市民の方に有効に活用していただきたいという思想のもとで、いろいろな取り組みをされておりました。環境の学びという点では、高座の場合も公園が隣接しますので、非常に有効だと思うのですけれども、いろいろな工夫が考えられるのだなというのが、実感として私は思いました。
○委員長 以上、行政視察の報告を終わらせていただきます。
次に、日程第6 その他ですが、各委員から何かありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 各部長から何かありますか。
◎計画経営担当課長 先ほどの鶴指委員の質問にお答えさせていただきます。済みません、遅くなりました。
資本費平準化債でございます。既決予定額が9060万円、補正予定額が2億130万円、合計2億9190万円でございます。また、借りかえに伴う利率を0.5パーセントと申し上げましたが、借り受け先がまだ決まっておりませんので、想定利率ということで訂正させていただきます。申しわけございませんでした。
○委員長 ほかに。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 以上で本日の議事は全て終了いたしました。
これをもちまして
経済建設常任委員会を散会いたします。
(午後0時17分散会)...