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平成28年 3月 経済建設常任委員会−03月25日-01号

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  1. 海老名市議会 2016-03-25
    平成28年 3月 経済建設常任委員会−03月25日-01号


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    平成28年 3月 経済建設常任委員会−03月25日-01号平成28年 3月 経済建設常任委員会 経済建設常任委員会会議録 1.日時  平成28年3月25日(金)午前9時開議 2.場所  第1委員会室 3.出席委員  7名         ◎藤 澤 菊 枝  ○戸 澤 幸 雄   市 川 洋 一          山 口 良 樹   氏 家 康 太   宇田川   希          吉 田 みな子 4.欠席委員  なし 5.出席議員  なし 6.説明員  40名         都市・経済担当理事 畑 めぐみ         経済環境部長    神部 孝志   同部次長      小山 克仁         商工課長      中込 明宏   同課商工係長    上條 敦史         同課商工係主査   立花 清美   農政課長      山本 聡一
            同課農政係長    羽倉 信昭   同課農政係主査   矢吹 功太         環境みどり課長   小林  誠   同課環境政策係長  本木 大一         同課環境保全係長  松本 晃子   同課環境保全係主査 内田 英智         資源対策課長    小宮 達也   美化センター所長  秦  芳生         同課管理係長    吉沢 正樹   同課資源対策係長  倉橋 大典         建設部長      御守  伸   同部次長      武石 昌明         道路管理課長    佐藤 恒夫   道路維持課長    内田  東         同課課長補佐兼補修係長       道路整備課長    栗山 昌仁                   佐藤 秀之         同課整備1係長   今野 康宏   下水道課工事担当課長                                     深谷 誠二         同課計画係長    得田 悟志   同課業務係長    三浦ゆかり         まちづくり部長   濱田  望   同部次長      平本 和彦         都市計画課長    平井 泰存   同課都市政策係長  山崎  淳         住宅公園課長    篠原 勝彦   同課住宅政策係長  諏訪 光宏         同課公園係長    安宅 靖典   市街地整備課長   谷澤 康徳         同課市街地整備係長 東城 利治   駅周辺対策課長   関口 好文         同課都市交通係長  清田  聡         農業委員会事務局長 植松  正   同事務局管理係長  鈴木  真 7.委員外議員  1名         佐々木   弘 8.傍聴者  (1)議 員 1名         中 込 淳之介        (2)その他 2名 9.事務局  4名         事務局長      橋本 祐司   事務局次長     大谷 笑子         主任主事      左藤 文子   主事        伊藤  穣 10.付議事件  1.議案第21号 平成28年度海老名市一般会計予算〔所管部分〕         2.議案第23号 平成28年度海老名市下水道事業特別会計予算                         (以上平成28年3月3日付託) 11.会議の状況                              (午前9時開議) ○委員長 ただいまの出席委員は7名であります。定足数に達し、会議は成立いたしましたので、これより経済建設常任委員会を開きます。  本市議会では、開かれた議会を目指し、委員会におけるインターネット中継の取り組みを議論しております。このたび、理事者側と協議が調い、昨年9月に中継を実施した決算審査に引き続き、今回の予算審査についても中継を実施する運びとなりました。改めて、ここでインターネット中継を実施することを諮り、中継を実施することをご承知おきください。  お諮りいたします。本委員会についてインターネット中継を行うことにご異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よってそのとおりといたします。  本日ご審議いただく案件は、お手元に配付のとおりでありますので、ご了承を願います。  お諮りいたします。本委員会を傍聴したい旨の申し出がありました。これを許可することにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって傍聴を許可することにいたします。  暫時休憩といたします。                    午前9時1分休憩                    午前9時2分再開 ○委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより日程に入ります。  日程第1 議案第21号 平成28年度海老名市一般会計予算〔所管部分〕、日程第2 議案第23号 平成28年度海老名市下水道事業特別会計予算、以上2案を一括議題といたします。  お諮りいたします。所管部からの予算説明を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって所管部からの予算説明を省略いたします。  初めに、経済環境部、農業委員会事務局関係の審査を行います。  これより質疑に入ります。  なお、質疑時間を有効に使うため、答弁において、部長が行う総括答弁と、次長、課長等が行う詳細答弁の内容が重複しないようにお願いします。重複する場合は、当初から次長、課長等が答弁するようにお願いいたします。  それでは、質疑のある方はどうぞ。 ◆吉田みな子 委員 それでは、質疑をさせていただきます。大きく8点ございます。  1点目、予算書の87ページ、環境保全対策支援事業費について、海老名市では再生可能エネルギーを普及させるための当面の目標と中長期的な目標をどのように考えているか伺います。また、太陽光パネル普及に取り組んでいるのは承知しておりますが、そのほかの海老名の自然、風土を生かした自然エネルギーの可能性についてはどのように考えているか伺います。  2点目、予算書133ページ、説明資料が20ページ、猫不妊去勢手術費補助について、事業の目的をまず確認をさせてください。それと、補助事業の申請数とその内訳を伺います。事業の評価と課題、そして平成28年度の取り組みについて伺います。  3点目は、予算書の137ページ、説明資料の23ページ、塵芥処理事業費についてです。ごみ収集の現状の課題や問題点、それと来年度の予算編成で配慮した点などありましたら伺います。また、ごみ収集車の事故の件数と内訳を伺います。  4点目、予算書の139ページ、説明資料25ページ、資源物処理事業費についてです。資源物持ち去り防止のパトロール方法と今年度の啓発指導件数、啓発指導の内容を伺います。また、パトロールを始める前は年何件ぐらいの資源持ち去りがありまして、どのような課題、認識を持っていたか。また、パトロールをすることでどのぐらいの効果があり、どのような評価を持っているか伺います。  5点目は、予算書141ページ、説明資料の29ページ、資源化センター整備事業費についてです。発注支援の内容と、現状の資源化センターの課題と、資源化センター大規模改修費の見込みの総額と工事着工の時期、工事完了の見込みを伺います。  6点目は、予算書の143ページ、勤労者対策推進事業費です。障がい者雇用促進奨励補助について、まずこの事業の目的を伺います。今年度の実績と身体、知的、精神の各障がいをお持ちの方の人数と障がい別等級別の内訳を伺います。また、補助を受けている企業の業種の内訳も教えてください。  7点目は、予算書151ページ、説明資料の43ページ、にぎわい振興事業費についてです。ブックカバーPRについて、ブックカバーの詳細と予算の297万円の使われ方を伺います。  最後に8点目、農政課について、予算書142ページから147ページですが、農林水産業費、農政課の予算について、海老名の農業の課題をどう認識して予算を組んだのか伺います。また、市長の施政方針でもありましたTPP対策や攻めの農業というのはどこに反映されているか伺います。 ◎環境みどり課長 1点目の再生可能エネルギーにつきましての今後の中期的な目標、また長期的な目標についてお答えいたします。  本市では、再生可能エネルギーの活用を推進するために、戸建て住宅の太陽光発電を初めとする環境配慮施設を設置した場合の補助事業を進めております。中でも太陽光発電施設につきましては、平成25年10月の時点での戸建て数2万2890戸ございましたが、そのときをベースに平成31年度までにこのうちの10パーセントについて、太陽光発電施設を設置するように推進するための補助を行っております。長期的には、国もここで目標を掲げておりますけれども、2030年度までにCO2の削減を2013年度比マイナス26パーセントという目標を掲げて取り組んでまいります。  あと、自然エネルギーの可能性ですけれども、海老名市の特色を考えますと、太陽光発電の推進というのが最も適していると考えておるところでございます。  2点目の猫の不妊去勢手術についてですけれども、近年、猫の放し飼い、それから野良猫の増加による苦情、また相談が多く寄せられております。そこで、猫は犬と違いまして係留の義務がございませんので、その繁殖を防ぎ、野良猫の買い主になろうとする意思のある方を支援する施策として、猫の不妊去勢手術費用の一部を助成する制度を今年度より実施しております。市内で飼われている猫、あるいは市内にいる野良猫で生後6カ月以上を対象としています。助成対象者は、市内に住民登録をしている方または海老名市内に事務所もしくは事業所を有する法人や個人で、市税を滞納していない方を対象としております。なお、補助につきましては年間1世帯2頭までとしております。なお、野良猫につきましては手術後に飼える方を条件としております。野良猫の不妊去勢手術の助成を受けようとする方には、買い主のいない猫の飼養管理計画書を提出していただきまして、飼養管理の方法などとともに、外飼いの場合には猫に首輪をつける等、野良猫との識別対策を記載していただいております。助成金額は、雌の不妊手術が1頭につき4000円、雄につきましては1頭につき3000円ということになっております。  今年度の実績ですけれども、この平成28年3月22日現在、128件となっております。内訳は、不妊手術は69件、去勢手術は59件、また、飼い猫につきましては105件、野良猫は23件ということでございます。今年度始めたばかりの事業ですので、まだ詳細な分析は終わっておりませんけれども、いろいろと対応する中ではおおむね好評なお話をいただいております。今後分析をしつつ、事業の運用をしながら見直すべき点があれば改善してまいりたいと考えてございます。平成28年度の猫の取り組みにつきましては現状の運用を続けてまいりたいと考えてございます。 ◎資源対策課長 まず、3点目の塵芥処理事業費につきましては後ほど美化センター所長からお答え申し上げます。  4点目の資源物処理事業費でございますけれども、資源物につきましては委託をして回収しております。出していただく場所につきましては、皆さんがふだんお使いになっている通常のごみ集積所に出していただいておりますが、曜日を決めて出しておりまして、出す場所も決まっているという状況から、個人で売買を受け入れる業者なども出てきておりまして、市が委託している収集員が収集するまでの間にこの集積所に出された資源物を持ち去る者がおります。この行為につきましては海老名市廃棄物の減量化、資源化、適正処理等に関する条例第18条に、市以外の者は、集積所に排出された紙、布、缶、瓶、ペットボトル、プラスチック、金属製のもの、金属製の部品を使用しているものを収集し、または運搬してはならないと規定をしております。これに違反しております行為者につきましては、告発できた場合には20万円の罰金に処するということになっておりますけれども、この行為者につきまして、暴力的な行為を行ってくる者もおりますので、職員が対応することが困難な状況もあります。そのために、平成26年度から消防職員を再任用し、あわせて暴力行為に対処するために護身術を身につけている警察官のOBを臨時的任用職員として任命し、業務に当たっております。  その効果につきまして、数でお話し申し上げたいところですが、何件という持ち去りの件数は実際の数字は把握できておりませんので、市民からの通報の数字で比較をしてみたいと思います。平成26年と平成27年でパトロールを入れておりますので、平成24年から2年ずつ比較してみたいと思います。平成24年が通報件数82件、平成25年が109件、平成26年になりますと、パトロールを始めましたことから97件、若干減っております。これが平成27年度になりますと、2月までの集計ですけれども、36件と半減以下という状況にありますので、かなり効果は出ていると認識しております。行為の確認につきましては、平成26年と平成27年の数字ですけれども、平成26年が95件、平成27年が65件というところで、行為の確認件数につきましても減っております。逆に注意と警告の数ですけれども、注意につきましては、平成26年度は逃走されるという状況がありましたので8件、平成27年度につきましては、もう相手方もわかっていて、注意をちゃんと受けるという状況がありまして41件、口頭注意の件数はふえております。警告につきましては、平成26年度も平成27年度も4件ずつ、禁止命令を出しておりますけれども、平成26年度が5件、平成27年度が2件という状況になっております。  次に、5点目の資源化センターの改修の関係でございます。発注支援についてのお問い合わせだと認識しましたけれども、資源化センターの改修につきましては、処理能力が不足しておりまして、処理能力不足の解消と周辺環境の改善、作業環境も改善をすることが急務とされています。資源化センターの改修につきましては、プラントといいまして、建物だけではなくて機械の改修がメーンになりますので、機械の改修につきましては専門的な知識が必要となります。したがいまして、改修の設計施工を発注する際の仕様書等を作成するに当たって、専門的な知識を持って発注仕様書をつくらないと、市が望んでいる設計と施工ができないという状況になりますので、発注に関する概略的な設計のような、発注仕様書と申しますけれども、そういったものをコンサルの企業に委託することで、緻密な仕様書をつくりたいというところでございます。  資源化センターの総額というお話がありました。まだまだ大づかみの金額ではございますけれども、昨年6月の議会だったと思います。ご質問があったときにお答えしている概略の数字は、今のところ、15億円という数字が出ております。ただし、この金額につきましては、依頼する発注支援によって詳細の仕様書ができた段階で初めてかなり正確というか、現実に近い数字になってまいりますので、現在のところ、予算書の中には設計施工の金額が入っておりませんけれども、発注支援によりまして可能な限り現実に近い数字が出たところで、議会に補正予算という形でお願いできればという考えでおります。  3点目の塵芥処理事業費につきまして美化センター所長から説明させます。 ◎美化センター所長 では、3点目の塵芥処理事業の関係です。先ほどの質問は、この業務についての課題と予算の配慮、あとは事故防止対策ということでした。  まず課題としては、ごみの多い、少ない、天候にかかわらず、その日のうちにごみの収集を行うことが基本的なことなので、常に効率のいい収集体制をとることを課題として行っております。ですから、年の途中で体制を見直したりすることも常時行っています。  あと予算ですけれども、一番適正かつ安全、これは職員、市民にとっても安全でなければいけませんので、人員の体制のきちんとした確保と、あと車両の整備、車両体制が整っていないと、最終的にはきちんとした処理ができないということ、この2点について、車両の修理費と臨時職員の予算計上を今年度も行わせていただきました。  あとは交通事故ですけれども、平成26年度に7件ということで、ちょっと多かったもので、過去5年間で、これはもらい事故も含めてですが、24件の車両事故が起きております。人身もそのうち1件ありますので、事故防止対策としては、安全な作業マニュアルを必ず頭にたたき込んで、車両の運転だけではなく、収集業務を行う中での運転手と乗組員との連係プレーとか、そういったものをきちんとうたって、これを遵守して作業を行うのですけれども、そういったマニュアルも昨年度見直しを行って、作業の安全性を高めたマニュアルにしました。あと、年に1回、安全運転の講習会を実施しているのですけれども、今年度は実際に車両事故を起こした車のドライブレコーダーをもとに、いろいろな事故の検証なんかを全員で行った。あとは、神奈川県の自動車安全運転競技大会というものがありまして、これは安全運転の技術を競うのですけれども、その大会にも美化センターから2名ほど参加をしています。 ◎商工係長 6点目の障がい者雇用促進奨励事業についてご説明いたします。  初めに事業目的でございますが、事業が障がい者の労働の機会を確保し、雇用促進を図り、さらに社会的自立を促進することが目的であります。内容といたしましては、障がい者を6カ月以上、週20時間以上継続雇用している事業者の方に支援を行っております。補助額でございますが、市内在住の障がい者を雇用した場合、1人につき5万円の補助を行っており、市外在住の障がい者の場合は4万円、新規雇用の障がい者の場合は8万円となっております。  続きまして実績でございます。実績につきましては、直近の平成27年度について報告させていただきます。申請者数です。これは事業者数です。21事業所、該当障がい者数は、市内が8名、市外が36名、新規が4名、計48名になっております。障がい者の種別としましては、身体障がい者が24名、知的障がい者が24名、精神障がい者がゼロ名、計48名になっております。  次に等級別でございますが、身体障がい者の1級が8名、2級が5名、3級が5名、4級が6名、知的障がい者ですが、A1、A2、B1、B2と4種類と分かれているのですが、A1、A2はゼロ名で、B1が16名、B2が8名、計24名、身体障がい者と知的障がい者合わせて合計48名となっております。  次に、補助を受けている事業所の業種ごとの内訳でございます。これも平成27年度の直近の実績になります。製造業が18名、製パン業が1名、運送物流業が13名、卸売業が7名、清掃業が5名、飲食業が1名、建設業が3名、合計48名になります。  障がい者の雇用奨励金については以上でございます。
     続きまして、7点目のにぎわい関係のブックカバーを活用したPR事業についてご説明いたします。  初めに詳細ですが、ブックカバーを活用したPR事業ですが、市外書店で配布するブックカバーに広告を掲載しまして、海老名市のPRを行ってまいります。配布地域につきましては、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の1都3県で行いまして、部数につきましては、2書店で行いまして各5万部を予定しており、年2回実施してまいります。  次に、予算の使い方についてです。今少し説明させていただいたのですが、5万部を2書店で2回やりますと、金額は259万2000円になります。あともう1つ、専門に描いてもらうのですけれども、ブックカバーのデザイン料37万8000円、合計297万円になります。  ブックカバーのPR事業についての説明は以上でございます。 ◎農政課長 海老名の農業の課題としまして4点あると思います。  1つ目は農業後継者の育成というところです。70歳以上の農業従事者の割合がふえていますので、全体の農業従事者の40パーセントになっていますので、今後、海老名市の農業従事者が高齢化していく状況がありますので、これが課題だと思っております。  2つ目は農地の保全で、都市近郊という形で駅前とかそういうところで開発も進んでいますので、そちらの部分について農地を残していく。残すべき農地と開発する土地はどうしていくのか。また、残すべき農地をどうやって維持保全していくのか。それは税金対策とかそういうのもございますので、そちらも踏まえてどうやって残していくかというのが課題だと思っております。  3つ目は農産物の販路の確保で、都市近郊において農業をやっている形でも、昔は農産物をつくっているだけで売れたという時代ですが、最近は市場が崩壊しまして、スーパーとかからの直売、産地直送とかそういう問題がありますので、そういう中で、そういう競争力をつけるために、海老名産の野菜を直販できるような販路の拡大というところが課題だと思っています。  最後がそれを安定させるための農業経営の安定化で、そういうものを販路拡大とかそうするためには、農業経営が安定していかなければいけないというところで、そういう課題が4点あると思っております。  次にTPP対策についてですけれども、海老名の場合、TPP対策についてですが、余り影響がないのではないかと思っております。大消費地に近いということもありまして、こちらのほうで余り影響がないのかと思っております。  最後に、市長が言った攻めの農業についてで、今年度の予算で考えているところは、地産地消の推進のところをまずもって考えています。そして、先ほど言いました農業経営の安定のために、園芸施設等の補助とかを行って、安定的な営農ができるような形と考えております。それと、農業の革新的技術ということで、ICTを使った技術革新で農業を変えていこうかというところがあります。  時間の関係で雑駁な説明になってしまいましたが、以上でございます。 ◆吉田みな子 委員 ありがとうございます。もう時間がないので再質疑ができないのですが、1点、商工課の障がい者雇用促進奨励補助について、今それを使っている企業の数、延べではなく、何件あるか教えてください。 ◎商工課長 現在21社になります。 ◆吉田みな子 委員 わかりました。時間がないので、以上で終わります。 ◆市川洋一 委員 では、幾つか質疑させていただきたいと思います。よろしくお願いします。  1点目、87ページの環境基本計画推進事業の中で、使用料及び賃借料144万円とありますが、これは燃料電池車を貸し出すということだと思うのです。その結果として、使用回数だとか効果はどのぐらいで見込んでおられるか、または収入は幾らを雑収入に入れようとしているのかというところをお聞かせ願いたい。  2点目としまして、145ページですが、農業拠点づくり推進事業のうち委託料が131万1000円というのは、何のための委託なのか、乾燥機と書いてあるのですが、そこら辺の詳細を教えていただきたい。  それと3点目といたしまして、145ページの市民農園整備事業費がございます。ここでも委託料、使用料等があるのですが、追加ということで少し入っています。結果として貸付金というものが、市民農園ですから出てくるのでしょうけれども、その収入は雑入の20款4項2目でいいのかどうか、どのくらい見積もられているかというのをお聞きしたいと思います。  4点目、147ページに農業振興助成事業としまして7173万8000円とありますが、この大きなものを教えていただければと思います。明細にちょっと書いてあるのですが、いま1度確認させてください。  5点目、同じく147ページの農業基盤整備事業の中で、農業基盤整備事業費5000万円と農業基盤維持管理経費3826万円という内容についてお伺いしたいと思います。あと、維持管理費は相模川左岸土地改良区負担金になってございますが、対前年からどのように変わっているのかをお知らせいただきたいということ。  6点目、148ページに商工振興費がございますが、これの費用が大分減額されています。対前年3561万8000円ほどになっていますので、これは振興対策としてにぎわいへの対応はどうされるのかというのを伺いたい。  7点目、149ページ、中小企業振興対策事業費、これも中小企業振興対策のうちの経営安定化策として8278万8000円ほどありますけれども、何件ほど狙っておられるのかというものをお聞きしたいと思います。  あと最後に8点目、先ほどもありましたけれども、151ページににぎわい振興事業ということで、いま1度にぎわい振興の委託料645万7000円の内訳を確認させてください。よろしくお願いいたします。 ◎環境みどり課長 1点目の環境基本計画推進事業費に係ります使用料及び賃借料、そして歳入についてのご質問についてお答えいたします。  環境基本計画推進事業費におきましては使用料及び賃借料として144万円を予算計上しております。内容といたしましては、平成26年度末から継続でございますトヨタミライのリース料です。月額では7万8300円、12カ月分で94万円でございます。残りの50万円は、新規で導入したいと思っております新型のFCV、これはホンダから出てくるのですけれども、クラリティのリース料でございます。こちらにつきましては、納車時期、リース金額等につきましては、現在のところ、詳細がわからない状況でございますので、見込みの金額として計上させていただいております。  ミライの使用実績を申し上げますと、公用車の利用に加えまして、各種イベントに参加しまして、市民及び企業等へのPRに努め、この2月末現在ですけれども、100日間使用しまして3146キロ走行しております。  このミライ導入の効果でございますが、国策でございます水素社会の実現につきましては、本市としても取り組んでいくということが導入の背景にございます。本市は水素ステーションのある地域の自治体として、FCVを全国でもいち早く導入し、ミライを公用車としての使用はもとより、さまざまなイベントに活用し、普及啓発を積極的に推進したところでございます。これによって、市民等への認知度はとても高まってきまして、国が提唱する水素社会を身近に感じていただいたことと思っております。マスコミなどでも伝えられておりますが、FCVは構造が複雑でして、現在のところ、大量生産が難しく、入手のタイミングを逸すると、数年後、あるいはいつになるかわからないといった状況がございます。自動車メーカーでは、水素ステーションのある地域からFCVの普及を図っていくとしておりまして、市としても他市に先駆けてFCVの普及促進に向けたPRをしていかなければならないと考えています。  平成28年度はFCVの試乗体験、そして貸出事業などといった一歩進めた施策を展開していく予定です。引き続き国が目指す水素社会の実現に向けて、市がすべきこととして環境施策の推進等に積極的に取り組んでいくための2台体制でございます。なお、貸し出し対象につきましては、既に産業懇話会の会員の企業の皆様にお声かけをさせていただいております。平成28年度につきましては市民への貸し出し、あるいはふるさと納税の返礼品の1つとしてミライに乗車していただき、水素社会はすぐそこまで来ているということをより身近に実感していただきたいと考えております。なお、いずれの貸し出しにつきましても、低炭素社会の実現に向けた取り組みでございますので、使用料という形での収入は、また雑入という形でも現在のところは予定しておりません。 ◎農政課長 2点目の農業拠点づくり推進事業費131万1000円の委託の内容についてということです。農業拠点づくり推進事業の委託料につきましては、南部ライスセンターの施設、あと浄化槽の清掃作業業務の費用と、南部ライスセンターの乾燥作業に係る費用、生もみの乾燥とかもみすりを行い玄米に精製する作業を南部営農組合に委託している費用でございます。そちらのほうはそうなります。  3点目の市民農園整備事業費になります。委託料については管理運営業務に係る経費になります。市民農園の管理運営業務をシルバー人材センターというところに委託しております。委託の内容については、草刈りや圃場の巡回、農園内の整備や看板の設置、連絡等になっております。使用料及び賃借料は市が農園用地を借り切るに当たっての借地料となっております。そして、ちょっとふえた形になっているのは、新しい農園をつくった場合に、看板を設置する委託費用という形で微増になっております。  市民への貸付料金の収入ですが、市川洋一委員のおっしゃるとおり、雑収入の中の市民農園利用料、予算書になりますと59ページ、説明資料16ページのところになります。来年度は541区画で、364万8000円を見込んでおります。前年の収入よりも減となっていますが、これは平成27年度をもって中新田市民農園と今里三丁目市民農園が残念ながら閉園したため、区画数が減ってしまったことによる利用料の減という形になります。  続きまして4点目、農業振興助成事業費7173万円の内訳のうち大きなものですが、まず第1に施設園芸推進事業費が2765万円になっています。こちらは収益性が高い施設園芸を推進して、農業経営の安定を図るために、園芸施設の整備、修繕、それと栽培するとき加温になるのですけれども、こちらの燃料の購入にする補助でございます。整備修繕に係る費用は50万円以上の場合に、うちのほうへ申請していただければ補助を受けることができます。ただし、補助を受けた場合は10年間営農を続けていただく、また、補助を受けた場合は、そこの同じ場所では5年間補助は受けられないなどの縛りはございます。補助することによって営農を継続していただくということをやっていきたいと思っております。次に大きいのが優良農地営農等事業費1735万円で、農用地区域内の水田、畑、温室等の営農に対する助成や農用地利用集積事業に対する助成でございます。1000平米当たりに、水田の場合1万7000円、畑の場合が2万円、温室の場合3万円という交付をさせていただいて、利用集積については1000平米あたり1万円補助する、これも営農継続を支援するという形で行っております。3つ目としましては、農産物生産流通出荷対策事業が2010万6000円で、園芸協会の構成員が行います出荷関連環境保全型事業、有機農法等導入事業への補助という形、こちらが農業振興助成費の主な支出になっております。いずれにしましても、農業者の経営の安定、また農業区域の拡大、維持保全を図るために補助する制度でございます。  続きまして5点目でございます。農業基盤整備事業と農業基盤維持管理経費になっております。整備事業のほうですけれども、農業用道路や水路の農業基盤を補助事業を導入するなどで整備することによって、農産物の生産性の向上、農業振興地域の優良農地及び自然環境の保全を図っていこうというものです。平成28年度の事業としましては、平成27年度から工事を着手しています本郷の中谷津地区の基盤整備事業で、国庫補助金と県の補助が来て3000万円という形で計上させていただきます。また、平成17年度より継続している県補助金を活用した杉久保地区の農とみどりの整備事業で1500万円という形で計上しているものです。両事業とも農業用水路の改修工事及び農業用道路の整備をして、農作業の効率化、生産性の向上を確保するために実施しております。  それと、相模川左岸土地改良区負担金の割合は、幹線用水が通っている5市1町にかかわる全体の受益面積のうち、各市が受益している面積割りになります。持っているところが、左岸がかかわっているのが、相模原市、座間市、海老名市、寒川町、藤沢市、茅ヶ崎市になっています。こちらのうちの田んぼの面積割りで行っている。全体の受益地の面積は少しずつ減少しているのですけれども、海老名市の受益地区も年々開発等で減少しておりまして、その割合は平成27年度が42.7パーセントです。平成28年度が42.2パーセントとなっています。面積で言うと、266.08ヘクタールになっております。実際の工事負担金は、年によって工事費が増減するので、その年によって変わってくるというものです。平成27年度は2075万4000円、平成28年度は2338万8000円になっております。 ◎商工係長 6点目の商工振興費3561万8000円の減額についてお答えいたします。  大きい金額といたしましては、工業振興対策事業費の2541万2000円が減額となっております。この事業は、市外から優良な企業の誘導、市内企業の再投資などを促進することにより、雇用の場を創出するとともに、地域経済の活性化を図る事業でございます。平成27年度は企業立地奨励金の3000万円を予算措置しておりましたが、平成28年度は、企業立地奨励金の申請予定がありませんので、予算額はゼロとなっております。今後申請がございましたら補正予算で対応する予定でございます。また、中小企業事業資金貸付事業費が1000万円減額となっております。この事業は中小企業の資金需要に応え、経営の安定化を図るため、商工組合中央金庫へ資金を預託するものでございます。商工組合中央金庫は、政府と中小企業が連携して支出する唯一の政策金融機関でありますが、今後、政府が保有の株式の早期処分などが規定されまして、県内市町村も実施状況が少ないことから事業の縮小を図っております。  にぎわい振興事業につきましてはにぎわいを創出し、市内経済の活性化を図るため、平成28年4月に施行する海老名市にぎわい振興条例に基づき、今後実施計画を早い段階に策定し、各地で事業展開をしてまいります。にぎわい振興事業の予算額ですが、902万円でございます。対前年比で651万7000円、260.4パーセントの増でございます。当課といたしましても、にぎわい振興事業は最重点事業ですので、今後も効果的に事業を展開してまいります。  7点目、中小企業経営安定対策事業費の予算額8278万8000円についてご説明いたします。  この事業は、中小企業の事業活動に必要な資金融資の円滑化を図るとともに、企業の健全な発展を資することを目的として、企業の融資経費の負担軽減を図るため、支払った信用保証料及び利子の補助を行うものでございます。信用保証料は融資を受ける際に県保証協会に払い込んだ保険料の全額を助成いたします。限度額は10万円となっております。利子補助につきましては海老名市中小企業融資制度利用者などへの利子補給でございます。利用者の融資制度の利便性を図るため、貸出金利を低利に設定しまして、この金利と市と金融機関の契約金利の差額分を金融機関へ利子補給を行っております。  ご質問の平成28年度の実行件数の見込みでございますが、これまでの実績ベースで算出しておりまして、信用保証料は150件、利子の補助につきましては1000件程度を想定しております。本事業につきましては、景気動向や中小企業の経営状況により申請件数が変わってくることもあり、想定が難しいのが現状でございます。  続きまして、8点目のにぎわい振興事業の委託料645万7000円でございます。委託料は、観光情報ホームページ維持管理事業に8万6400円、ガイドブックの作成に182万5200円、えびな元気ナビ、これは昨年ダウンロードを開始したスマートフォンアプリになります。この維持管理費に140万円、ブックカバーPRは、先ほど少し説明させていただいたのですが、297万円、にぎわい振興の実証実験に17万5000円、以上でございます。 ◆市川洋一 委員 では、時間がございませんので、続けて幾つか再質疑させていただきたいと思います。  市民農園は収入が減っていますけれども、今後、定年退職者等、近隣で農業をしたいという人がふえてくるのではないかと思っているのです。これはこれから拡大する予定はあるのかないのかというのが1点目。 ◎農政課長 市民農園の拡大予定ですけれども、市民農園は外部評価でも拡大しろと言われています。うちのほうの抱える問題としまして、拡大していこうと担当課でも思っております。思っているのですけれども、課題として、立地条件がありまして、どうしても市内で農園を確保しようとしましても、高齢の方ということもありますし、何といっても、市民農園で駐車場を特に用意しておりません。そうなると、歩きか自転車で行くのですけれども、そうなった場合の立地条件、農地が本郷地区とかそういうところで出てきたりするのですが、そこでやっても、結局、住宅地に近くないもので、募集をしてもなかなか来ないというところがございます。国分とか上今泉とか、ああいうちょっと住宅地に近いところはかなり募集の倍率が高いところもありますので、今後、施設はつくっていく予定ではあるのですが、立地条件で苦労している、なかなかいい物件が出てこないところが現状でございます。 ◆市川洋一 委員 私が一般質問しました都市農業振興基本法ができましたので、これとあわせて市民農園を活用して、皆さん、高齢化とともに健康づくり等にも体を動かすことはいいことだということは聞いていますので、ぜひお願いしたいということがあります。  それと2番目として、先ほどの農業振興助成事業、これはたしか一般質問で私の質問に対して市長は、特に助成事業としてICT化を図ってもっと機械化を対応していきたいということがあったのです。この資料を見ても、そこら辺が余り書いてございませんので、そこら辺、いま少しどうなっているのかというのを確認させていただきたいと思います。 ◎農政課長 農業のICT化につきましては、確かに市川洋一委員は12月議会でもお話がございまして、市長答弁も積極的に進めていこうというお話がありました。今回、当初予算において計上しようと予定していましたが、国庫補助事業、地方創生加速化交付金を活用して事業を執行しようということになりまして、今回の当初予算では予算計上をしておりません。また、国から3月18日金曜日に連絡がございまして、農業のICT化事業につきまして補助金採択されたということですので、急ではございますが、平成27年度の補正予算として最終日に上程させていただくということで、本日、常任委員会終了後に情報提供ということで、事業内容等はそのときに説明させていただきたいと思っております。 ◆市川洋一 委員 あと、先ほどの商工振興費、これは大幅に削減されているので、大変残念だなと思っているのです。工場立地等がないということからそういうふうなことですけれども、土地との関連であればいたし方ないかなと思います。ここら辺、鋭意進めていっていただきたいのが私のお願いでございます。  それといま1点、最後の観光費、にぎわい振興事業の中で、先ほどブックカバー等の広報をしていきますということがあったのですが、その中に実証実験と書いてございます。これは予算としてはまだ少ないのですが、どんな実証実験をされる予定なのかというのを伺いたい。 ◎商工係長 にぎわい振興の実証実験事業ですが、海老名市内の歴史や名店のにぎわいスポットを回遊するモニターツアーで、バスを利用して行う予定でございます。 ◆宇田川希 委員 大きく4点質疑いたします。  まず、予算書の149ページ、説明資料の7ページ、それと41ページの工業振興対策事業費について伺います。説明資料の7ページに記載されている69.7パーセントの減額理由と、41ページにありますが、この事業の内容について詳細を教えてください。  2点目です。予算書の137ページ、説明資料の22ページの環境美化推進事業費についてでございます。事業費全体の内容と委託料の内容について伺います。  3点目です。予算書149ページ、説明資料の40ページ、商工業振興対策事業費について伺います。これは2つほど聞きたいのですが、商店街共同施設維持管理費補助の商店街街路灯227基の維持管理における取り組みと課題について伺います。もう1つは、商店街元気復活研究会事業補助48万円とありますけれども、現状の商店街の状況に関して市の認識と今後の課題について伺います。  最後になります。予算書151ページ、説明資料43ページのにぎわい振興事業費についてでございます。この事業費については各委員からいろいろと質疑がありますが、重複するところもあるとは思いますけれども、ご答弁をお願いしたと思います。これは事業の内容について伺います。説明資料にもあるのですが、誘客事業と、あと回遊事業と大きく2つに分かれていると思うのです。その辺のおのおのの取り組みについて伺います。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 ◎商工課長 まず、工業振興対策事業費69.7パーセントの減額ということです。こちらにつきましては、企業立地促進事業が、先ほどご答弁させていただいたところもありますが、本年度、話等はあるのですけれども、実際確定しているところがございませんでしたので、当初予算3000万円計上させていただいてございません。ここが非常に大きくて、69.7パーセントの減額になっているということでございます。  それと、2点目の商工業振興対策事業費につきましては、商店街街路灯227基の維持管理における取り組みと課題ということですが、商店街共同施設につきましては、現在、私ども交付要綱を作成させていただいて実施させていただいております。商店街の街路灯は、昔は雰囲気だったり、あるいは彩りだったり活気だったりということであった街路灯でございましたけれども、最近は市民の皆さんの安全・安心に貢献させていただく明かりになっているのかというところで、平成20年度に使用電気料の補助を50パーセントから100パーセントに上げさせていただいたところがございます。この電気代を負担させていただくことによりまして、商店街が少ない予算を会費で集められていると思いますけれども、これを商店街の事業に有効に使っていただくということで引き上げさせていただいた経緯がございます。  課題ということでございますけれども、例えば、中には海老名駅前商栄会だったり相模国分寺商店会の街路灯は既にLED照明に変更させていただいたりとか、厚木駅前栄光会もいろいろ改修をさせていただいてきているところがございます。こういうものに交換等をやっていくことが非常に大事なのかと思っていますが、これとは別に変更するための設置費を現在30パーセント別に補填させていただいています。商店街はなかなか非常に厳しい状況にあるということで、なかなかそこのところに踏み込めない商店街もあると聞いてございますので、今後、こういった補助額の引き上げ等についても、私どもしっかり検討していく必要があるかと思ってございます。  もう1つ、商店街元気復活研究会事業でございますけれども、こちらについては平成20年度から実施している事業でございますが、販売促進につながるよう継続して支援を行っていく必要があるということで、現在も国分寺台中央商店街の朝市だったり、海老名駅前商栄会等に補助させていただいてございます。若干ですけれども、空き店舗等も微増してきているということで、こういう問題があると聞いてございますので、今後は商店の魅力を向上させるような支援が必要であると考えてございますので、空き店舗対策とか商店街の現状に即した効果的な支援ができるよう、商店街から、あるいは商工会議所の意見をいただきながら、連携を図りながら進めていきたいと考えてございます。  最後は、にぎわい振興ということになります。にぎわい振興につきましては、私ども今回、一番大きいところではブックカバーということで、先ほど申し上げさせていただいてございますけれども、しっかりこの事業を進めることで、海老名にもう1度来たいという事業にしていきたいと思っております。実証実験の部分については、先ほどターゲットとしては歴史とか名店とか、これからそういうところを指定していきたいと考えてございます。こういう指定したものを魅力として結びつけて、回遊性を持たせるような事業を展開していきたいとも思っていますし、誘客事業と回遊事業ということでございますけれども、ブックカバーなんかについては誘客していく事業だと思っていますし、パンフレットをもちろんつくっていかなければいけないということで、誘客事業と回遊事業ということで今回分けさせていただいてございます。 ◎資源対策課長 宇田川委員2点目の環境美化推進事業費についてご説明いたします。  まず全体ですけれども、この事業費は、地域美化活動の支援と美化推進員による歩行喫煙の防止、ポイ捨て禁止の指導、美化意識の普及促進というものが大きなものでございます。美化推進員についてからお話を申し上げますと、2人1組で月曜日から土曜日まで、海老名駅、さがみ野駅、かしわ台駅、厚木駅、4駅を巡回しております。その内容につきましては、海老名市のまちの美化に関する条例に基づく美化推進員として、ポイ捨て及び歩行喫煙防止の巡回指導を行うだけでなく、海老名市自転車等の放置防止に関する条例に基づく放置自転車等防止の啓発、海老名市違法駐車等の防止に関する条例に基づく違法駐車等防止の啓発、道路法や海老名市海老名駅自由通路設置条例に基づく禁止行為の防止のための自由通路、駅前交通広場のパトロールという4つの業務を兼務しております。また、放置自転車等の防止につきましては門沢橋駅を追加しておりまして、実際には5駅を巡回している状況でございます。美化推進員の報酬に関しまして、4つの業務を所管する各課において当初予算を計上し、議会で承認された後に資源対策課に集めまして、資源対策課から報酬を支払っております。  委託料のご質問もあったと思いますけれども、こちらにつきましては、現状、門沢橋駅を除く海老名駅、さがみ野駅、かしわ台駅、厚木駅の清掃をシルバー人材センターに委託しております。委託の内容でございますけれども、海老名駅が毎日1回365日休まず行っております。さがみ野駅が、月、水、金、週3回、これを1日1回、かしわ台駅と厚木駅が、月、金の1日1回ずつ、ですから週に2回行っております。門沢橋駅につきましては、先ほど申し上げたように、放置自転車の巡回を行っておりますけれども、このときに歩行喫煙の方を目認した場合には注意する程度の業務は行っております。 ◎商工課長 申しわけございません。宇田川委員のご質問の中に工業振興の全体の事業費ということで、そこが漏れていたかと思います。  この事業の中には企業立地促進事業がございます。それと今回、工業系土地利用方針検討事業ということで、これは工業用地を創出するための適地選定に向けた研究を実施したいということと、あと中小企業の、例えば展示会だとか技術開発等の支援ということで、中小企業振興支援事業がございます。もう1つは、ものづくり探訪隊事業ということで、これは夏休みに行っていますが、小学生を対象に市内の企業を回るという、大きくこの4つの事業がございまして、1100万円ほどの予算を計上させていただいてございます。 ◆宇田川希 委員 それでは、再質疑をしていきたいと思います。順不同でいきます。  まず環境美化推進事業費についてです。これは1点だけ確認ですけれども、海老名駅が毎日1回で、さがみ野駅が月、水、金1回、かしわ台駅、厚木駅と月、金1回ずつ巡回されているということで今話を聞きました。今話を聞いていると、4つの業務ということで言われていて、兼務しているような話だったと思うのです。これだけの業務を兼務しているということは何かご負担というか、逆に支障というか、そういったものはないのでしょうか。 ◎資源対策課長 大きな支障と言えるかどうかわかりませんが、駅の利用者が年々ふえておりまして、海老名駅西口のららぽーとの影響で市外からお見えになる方もかなりいらっしゃいます。ということは、海老名駅の周辺がポイ捨て禁止、歩行喫煙はやらないような努力義務がある美化推進重点地区になっていることをご承知でない方がいらっしゃるので、人数をふやしていくような方法も考えていかなければいけないのか。海老名駅は、特に常駐を考えなければいけないのかという時期に来ているかというふうには考えております。残る社家駅、門沢橋駅につきましても、社家駅もここで駅前ロータリー等整備されておりますので、その辺の状況も考慮しながら今後対策を考えていかなければいけない時期だと認識しております。 ◆宇田川希 委員 資源対策課長が今おっしゃるように、今はこの駅だけの対応をしていますけれども、全市の中の駅も視野に入れていかないと、昨今から結構陳情等も上がってきているのも事実ですし、そういった面の対策といいますか、対応といった部分でも、私は必要かと思っていますので、今やっていることを引き続き継続してもらって、そういったことも視野に入れて検討してもらいたいかと思います。この件については以上です。  次、工業振興対策事業費についてであります。これは先ほど市川洋一委員からの質問の答弁にもあったのですけれども、平成28年度ですか、企業立地はゼロ件だという話がありました。こういったものは、経済建設常任委員会のときも私はちょっと確認させてもらっているのですけれども、意外と心配というか、せっかくいいものをつくっても、知られていないのかと私はすごく思うのです。だから、例えばほかの市とか近隣市、先進市というのか、ちょっとあれはわからないですけれども、いろいろな意味で研究が必要かと思うのです。その辺というのは何か把握とか、そういったものは調査とかされているのですか。 ◎商工課長 周りで申し上げますと、座間市とか綾瀬市とか企業立地をやってございますけれども、常に私ども連携をとらせていただいて、その辺の工業関係については協議させていただいてございます。 ◆宇田川希 委員 そういったことは必要です。市長も広域連携ということをよくおっしゃっています。こういった意味でも広域の連携は本当に必要で、情報収集というのはしっかりとってもらいたいかと思います。  また、さっき事業のPRということで話がありました。例えば、工業部会とかそういったものがあるとは思うのですけれども、工業部会とかも連携はとられているということでよろしいのか、そこだけ確認します。 ◎商工課長 宇田川委員おっしゃられるようなPRの部分というのは非常に大切かと思ってございまして、私ども県の誘致協議会なんかも通じて、ホームページとかメールマガジンとかやらせていただいていることもあるのですけれども、毎月1回、工業部会がございまして、なるべく私ども職員がそこに行って、一緒にその中でいろいろな話を聞ける場を持たせていただくということで、毎回ではないですが、そういった意味で連携をとらせていただいてございます。 ◆宇田川希 委員 工業部会、多くあると思います。百数社あると思いますので、いろいろな世代の方がいらっしゃると思います。昔からやられている経営者の方もいらっしゃったり、また、最近開業したようなベンチャー企業の方たちもいらっしゃると思いますので、もう多岐にわたって、一方通行にならないように、キャッチボールできるような、そういったことを心がけて情報収集してもらえばと思いますので、こちらは要望ということでお願いしたいと思います。  次に、商工業振興対策事業費についてであります。この辺、先ほど答弁にもございました。商店街の街路灯をLED化ということで話がありました。今もう全国的にもLED化している市はどんどんふえてきていまして、LED化というのは、その辺の取り組みは私も評価できると思っているのです。これは、市で例えばLED化にしていくというのは、確かに補助の問題もあると思いますけれども、効果というのはどのようなものを考えていられるのか教えてください。 ◎商工課長 もちろんLEDということで、通常のものよりも電気料が非常に安くなるということで、そういった電気部分もありますでしょうし、電気そのものが明るいというところもありますので、私どもでは維持費の使用電気料を100パーセント支払わさせていただいているところの中では、LEDにかえていっていただくことで、ここの部分が非常に減っていくのではないかと考えてございます。 ◆宇田川希 委員 私は、これから10年先、20年先を考えていきますと、LEDはもう普及していきますので、ぜひ早い機会にLEDも検討してもらいたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  もう1点質問ですが、先ほど商店街元気復活研究会事業補助ということでありました。これは具体的にどういった内容についての支援を行っているのかということで教えていただければと思います。実績を教えてください。 ◎商工課長 本年度で申し上げますと、海老名駅前商栄会と国分寺台中央商店街の2件に対して補助をさせていただいてございます。国分寺台中央商店街は、現在、自分たちで2カ月に1度朝市を実施してございまして、こういったものにかかる費用として今回支払わせていただいてございます。それと、駅前商栄会については、もともと東柏ケ谷のさくら並木商店街があったのですが、事情により商店街がなくなったことで、駅前商栄会がしっかりこういう検討をしていきたいということで、平成27年度から補助させていただいている経緯がございます。年明けにですけれども、商店街が商店街の魅力向上の講演会を実施させていただいておりまして、その費用として一部補助をさせていただいたということでございます。 ◆宇田川希 委員 今さくら並木商店街の話がございましたけれども、商店街の活性化ということでどこでも言われているのです。しかし、商店街の活性化というのは、私は非常に難しいかと思っています。どこの地域に行っても、強いリーダーシップが求められるというのは、私は思っています。そこの商店街のメンバーの中でも、1人の力では非常に難しくて、1人の力に対して皆さんが支援して、チームとなって一丸となってやっていく。それで形となってきたものを市が支えていくというのが一番の理想の形なのかと私は思っています。地元のほうでもそういったところまで行き着くところがなかなかなかったのかと、さくら並木商店街のところで感じたところもありましたので、国分寺台商店街、また駅前商栄会というところには大いに期待していますので、先ほどと重複するのですけれども、キャッチボールをしっかり行っていただいて、意見を吸い上げて、じっくり話し合ってもらいたいと思います。  あともう1つ、概要に載っていたのですけれども、消費動向調査というのがあったのです。この辺について具体的な内容について教えてください。 ◎商工課長 平成28年度、今回交通量調査ということで、まちづくり部のほうですけれども、こちらの事業に合わせまして、私どもの消費動向調査を一緒にその事業の中に入れさせていただいてございまして、これは海老名駅東口の市内の消費者の買い物動向とか消費意識の実態を把握することによりまして、中小企業の活性化策の推進とか、あるいは商店街の支援などに資することを目的としているということで、東口と西口と今消費者が行き来しているかと思いますが、こういう方たちがどういう消費行動をしているのかということをしっかり調査させていただいて、東口のほうへの対応もしっかりできるように調査したいということで計上させていただいてございます。 ◆宇田川希 委員 その辺、ぜひ調査研究をお願いしたいと思います。東西一体のまちづくり、これはもう永遠のテーマかと思いますけれども、ぜひそこは諦めることなくしっかりとやっていただきたいと思います。この点については質問を終わります。  最後、にぎわい振興事業費についてです。この辺は聞きたいのが、先ほど海老名市内の名店とかという話があったのです。名店というのは、例えば今時点でいいのですけれども、どのようなものを想定されているのか、その辺を教えていただければと思います。 ◎商工課長 これは本当にさまざまな分野があるかと思います。食べるところもそうでしょうし、海老名には酒造があったりとか、大きな工場なんかもありますし、当然そういうものではなくて、隠れた小さいお店でにぎわっているところがあるかと思います。そういうところをまずご自身でエントリーしてもらって、それを市民で投票してもらうということを現在考えてございます。 ◆宇田川希 委員 例えば、そういう名店の方たちとかというのはこれからお会いすると思うのですけれども、そういうのに対して今PRとか提案とか、そういうのは何か挙がってきているのですか。 ◎商工課長 今現在はまだそういう提案までは挙がってございませんで、私どもこれからエントリーしていただくためのものを周知していきたいと考えてございます。 ◆宇田川希 委員 今の誘客事業は再質疑を終わるのですが、もう1つ、回遊事業というのがあったと思うのですけれども、ここで聞きたいのです。回遊事業というのは、どちらかというと、海老名市内のそういった歴史的な部分というところを想定しているのですけれども、どうしても市内というと、中心部に何か集中してしまうのかと思うのです。柏ケ谷とか向こうのほうというのはどうなのかと思うのです。例えば目久尻川の河川があって、桜の景観だったり、あと本当に古い大塚本町の駅、今はかしわ台駅となっていますけれども、テレビでも紹介されているようなあの連絡通路、ああいったものもぜひ何かうまく取り入れてほしいと思うのですが、その辺についてはいかがでしょうか。 ◎商工課長 名店とか名産とかというお話を申し上げましたが、これはおっしゃられるように、名所ということで、風景だったり、今言われる場所についても、当然そういう状況になるかと思いますので、当然入ってくると思ってございます。 ◆宇田川希 委員 終わります。 ○委員長 暫時休憩といたします。                    午前10時18分休憩                    午前10時30分再開 ○委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に質疑のある方。 ◆氏家康太 委員 それでは、大きく6点ほど質疑をいたします。  1点目、予算書何ページというわけではないのですけれども、機構改革に伴う人員配置について確認をさせてください。商工課と農政課が1課1係体制から1課2係体制になります。人の配置はどうなりますか。例えば他部署から異動があるとか、今回は消防士と保育士を除いて25名の新卒採用があったと聞いておりますが、新卒等の配置等をして、新たな体制、新たな事業に臨んでいくのか、お伺いをいたします。
     2点目が予算書59ページの歳入、雑入、市民参加料等についてです。これはにぎわい実証実験事業への参加料ということでございますけれども、25人を2回でしたか、見込んでいるということです。どのような事業を行うとかいった中で、この根拠はどんなふうに算出されたのかということと、過去に似たような事業を行った経験があるのか、お伺いをいたします。  3点目、予算書133ページ、犬猫等管理事業費で、これは以前、私も一般質問させていただきましたが、1世帯2頭までということです。多頭飼いをされている方とか、私が相談を受けたのは、野良猫8頭の面倒を見たいのだけれども、2頭以上はこういった補助金が出ないのですかというお話がございました。そういった声があったのか、利用者等の声について具体的に教えていただきたいのと、今後そういった2頭以上については、現状の考えで構いませんけれども、お話ししていただければと思います。また、平成28年を100頭ずつにした根拠も教えていただければと思います。  4点目、予算書137ページの塵芥収集車両等整備事業費で、2トン車から3トン車へ順次更新していますけれども、その更新状況と、3トン車へ交換した場合のメリットについてお伺いをいたします。  5点目、予算書85ページ、環境基本計画推進事業費で、水素燃料電池自動車ミライが平成27年3月から導入されて、先ほどご答弁になりましたけれども、1年間で100日稼働で3146キロ、1日当たりにすると31.46キロ走行ということで、これはほかの公用車に比べて、この利用状況はどうなのか。市長はよく費用対効果と言っておりますけれども、この利用状況をどのように捉えているかということと、このような中で、本当に2台目の導入が必要なのか、2台目導入の理由と利活用方法を教えてください。  最後に6点目、予算書143ページの農業委員会運営費で、農業委員14人を各団体から推薦を受けたということですけれども、その団体や推薦方法や理由などを教えていただければと思います。  以上です。よろしくお願いします。 ◎経済環境部長 それでは、1点目の商工課と農政課への新しい係の設置と人員配置について、組織のことですので、私からお答えさせていただきます。  商工課では、にぎわい創出に向けた体制の強化を図るためににぎわい振興係を新たに設置いたします。また農政課では、地産地消の拡大、農産物のブランド化を図るために地産地消推進係を新たに設置いたします。それぞれの人員配置については今まだ内示の段階ですので、はっきりとしたことは申し上げられませんけれども、それぞれの事業に十分な人数の配置をしていただいたと私どもでは考えております。 ◎商工課長 2点目の市民参加料ということでございます。まずにぎわい事業の一環といたしまして、市外からの誘客数をふやしていきたいということで、市外の方をターゲットに海老名市内の歴史とか名店、酒造とか製造事業者、あるいはイチゴ狩りとかあるかと思うのですけれども、こういうにぎわいスポットを回遊していただくモニターツアーをやろうということで予定させていただいたところでございます。実施に当たりましては、25名ということで比較的少ないのですけれども、中型バスに乗れる人数にしたいということで、これを2回ほど実施していきたいと考えてございます。この実施の際に経費が当然発生してくることになるのですけれども、その一部を参加者に負担してもらうということで、今回25名掛ける2ということで、負担割合で言うと50パーセントぐらいになるかと思いますけれども、そういうことをさせていただいております。将来的には、今回こういう形でやらせていただいていますけれども、市主導ではなくて、商品化的なものがしていければいいということで、半分程度はしっかり負担していただいてやっていかないと、次につながらないのかということで計上させていただきました。 ◎環境みどり課長 では、3点目の猫の不妊去勢手術の関係についてまず答弁させていただきたいと思います。  先ほど氏家委員から8頭以上の面倒を見たい、多頭についての声があったというお話をお聞きしたのですけれども、今年度実際に初めて運用を進める中ではさまざまな御意見があるのです。正直申し上げまして、それほど多頭飼いについてのご相談を受けた例はございません。今とりあえず2頭としておりますのは、猫というのはそれぞれの相性もございますし、一般的には2頭程度飼うのが通常の飼い方かな、適正飼養という面ではそのあたりが適当かということで今2頭とさせていただいております。今年度の実績はまだ詳細な分析はしておりませんけれども、これから2年目に入りますので、対応をする中で、そういった意見が多くなれば、また今後研究してまいりたいと思います。  5点目のミライについて、FCVの利活用について、また、2台目の導入の理由と利活用の方法ということについてお答えいたします。  まず、ミライの関係ですけれども、先ほどお話ししましたとおり、平成27年3月25日に導入しまして、導入直後は、新しい車ですので、職員が操作方法、水素の充填、従来の自動車と異なりますので、いろいろ学びながら、来賓送迎などを主に公用車として活用してきました。5月からは、公用車の利用に加えて、各種イベントのPRにも努めたところですけれども、ちょっと細かいですが、申し上げます。  5月には働く車大集合!に出展、6月には環境審議会の委員の皆様に紹介して試乗していただきました。また、環境講演会での展示、夏休みの小学生を対象にしたえびなっ子サマースクールでは、出前授業としてミライの仕組みを学びながら、校庭を利用して児童の試乗体験を行いました。その中の子どもには、大人になったらこういうミライのように夢のある車をつくりたい、そんな頼もしい意見も聞かれました。市民まつりにおきましても、休憩所を設営して、ミライに接続した大型扇風機を回したり、またLEDの照明を点灯させたり、そういった発電機能をPRさせていただきました。また、防災の日に絡めましては、杉久保のコミュニティセンターで行われた避難所設営訓練では、ミライの電源供給機能を、これは一般家庭の7家屋分相当の電源を供給することができるのですが、災害時の停電などにも活用できるそういった面を重点的に紹介させていただきました。また、11月のエコドライブ月間には、中央公園におきましてエコカー&エコドライブフェスタを実施したのですけれども、そこでもミライの発電機能をPRするため、お湯を沸かして、寒い中でしたので、温かいコーヒーなどを振る舞って、好評な意見をいただいております。その他、先ほど市川洋一委員のときにもご回答さしあげたのですけれども、法人需要の拡大も含めた働きかけとして、指定事業者を対象に環境に関する意識啓発を目的に実施しております環境保全事業者講習会というのがあるのですが、こういったところでの展示、説明を初め、また産業懇話会の皆さんには乗車していただいて、そのメンバー企業の方を対象に貸出事業ということも運用を開始したところございます。  先ほど使用日数と走行距離数について申し上げましたけれども、ミライについては、通常の公用車とは性格が異なっておりますので、実際にはイベントなどに出動して1日とめっ放しでいろいろ機能を紹介するとかそういった機能がありますので、今細かいお話を申し上げましたけれども、そのような形で活用しているということでご理解いただけたらと思います。  なお、2台目の理由と利活用の方法ですけれども、平成28年度におきましては、今のミライの貸出事業の対象というのを拡大して、先ほど申し上げましたが、6月15日から本市でもスタートするふるさと納税の返礼品の1つとして、あるいは市民への貸し出しについても活用していきたいと考えております。貸出方法等につきましては現在検討を進めているところでございます。なお、貸し出しにつきましては、2台目としてホンダの車をリース導入を考えておりますけれども、2台目を限定するわけではなくて、この2台を使って公用車としての利用、これまで申し上げたような水素社会実現に向けたPR活動、そして貸出事業、それぞれを円滑に行っていくために増車したいと考えております。  今月初旬には安倍首相が福島新エネ社会構想を掲げて、4年後のオリンピックまでには再生可能エネルギーによってFCV1万台分の燃料使用量に相当する水素を再生可能エネルギーによって製造すると、具体的な期限と目標を掲げて国を挙げて取り組むのだという話をされました。この取り組みには注目が集まっております。近い将来、製造過程でCO2の排出問題というのも解決されていくのではないかと考えております。  いずれにいたしましても、海老名市には日本初の商用水素ステーションが存在しますので、国が提唱する水素社会の実現に、市としてできることには積極的に取り組むという考え方に基づき、事業を推進してまいりたいと考えてございます。 ◎美化センター所長 4点目の塵芥収集車両の更新の状況と2トン車を3トン車へのメリットという点についてお答えいたします。  ご存じのとおり、美化センターの車両の更新につきましては、車両更新計画に基づき順次車両の更新を行ってきました。この計画は平成19年度から平成30年度までの計画としており、車両の更新年数を登録から12年を1つの基準として、収集業務の効率化の観点から2トン車を3トン車に切りかえるとなっておりまして、今までに3トン車12台の更新が終わっております。現状のパッカー車、美化センターには箱車とか軽トラックもあるのですけれども、パッカー車の数からいきますと、今2トンのパッカー車が8台、3トンのパッカー車が12台、ですから、これは更新した12台があって、あと3.5トンのちょっと大きいパッカー車が1台となっております。今後、8台ある2トン車のうち4台を平成28年度から30年度までにかけて3トン車に更新する予定です。残りの4台はディーゼル車ではなくて天然ガス車になっておりますので、環境に配慮するということで、これはそのまま継続して使用と今のところ予定となっています。  あと、メリットのほうです。参考までにパッカー車の場合、2トン車と3トン車と比べるとどうなるかということですが、車体サイズは若干大きくなるだけで、例えば横幅が3センチ、あと長さで9センチ、高さで1センチと、そんなに車体のサイズが変わらないということで、簡単に言うと、2トン車と同じ道を走れる、またはほかの車両に対してそんなに大きくないということで迷惑をかけないということで、使い勝手がほとんど変わらない。ただし、積める量が1.5倍になるわけですから、これはあくまでも数字上ですけれども、一度に多くのごみを積む車になる。ごみの収集作業は収集と運搬の繰り返しですから、多く積んで、焼却場までの回数を減らすことができるということです。簡単に言うと、そういう意味では作業の効率化が図れると同時に、燃料の消費も抑えられる。それが唯一のメリットです。あとは、量が多い日にも当然作業が早く終わることができますので、その日のうちにごみがきちんと上げられるという点です。 ◎農業委員会事務局長 農業委員14名の選出に当たってのどのような団体からか、また選出方法ということでございます。  まず、改正されました農業委員会法におきましては、農業委員を任命しようとするときには、あらかじめ農業者、農業者が組織する団体その他の関係者に対して候補者の推薦を求めること、また、委員になろうとする者を募集しなければならないという規定がございます。それに基づきまして、海老名市におきましても、定数14名ということでございますので、それに対しまして、地域からの推薦、また団体からの推薦、一般募集ということで実施をしたところでございます。14名の団体等でございますけれども、地区の生産組合または土地改良区、相模川左岸がございますけれども、あと園芸協会等から13名、あと一般公募の方が1名ということで、合計14名の構成になってございます。  あと、もう1点の選出方法でございますけれども、農業委員候補者の選考委員会を設置いたしまして、その中で農業委員の候補者14名の選考を実施いたしました。 ◆氏家康太 委員 御答弁ありがとうございました。順次再質疑をしていきます。  最初の質問ですが、マンパワーが事業の成功の鍵ではないかと思ってお聞きしたのですけれども、内示の関係もあって、具体には言えない状況というのはわかりましたが、この事業を進めるに当たっての人員は確保できているというお答えでございますから、期待をしております。  続いて、2点目のにぎわい実証実験事業への参加ということで、25人は少なく見積もっているというお話でした。これが1つのにぎわい振興事業の起爆剤となって進んでいく部分もあるのかとは思うのですが、大体いつごろこのツアーを計画しているのかということと、過去にこういった似たような事業はやったことはあるのですか。 ◎商工課長 先ほどその質問をいただいていたと思うのですけれども、私ども今回初めてでございまして、過去にこのようなことをやったことがございません。  それと、今回予算を認めていただければ、5月の中旬明けにまず1回をやりたいと思ってございまして、年2回程度、あとは冬ごろにもう1回やりたいと今考えてございます。 ◆氏家康太 委員 事業の成功を祈念しております。  続きまして、犬猫等管理事業費の件の利用者の声等はわかりました。多頭飼いは少数派のようです。実績としては、不妊が69件、去勢が59件ということで、平成28年度はそれぞれ100件ずつということですけれども、感覚としてさらに伸びそうな見込みがあるのですか。 ◎環境みどり課長 先ほど平成28年度の見込みを申し上げなくて申しわけございません。今年度の実績は先ほどお話ししましたとおり、今現在128件ということになっております。今年度も100頭ずつの予算化をしておるところですが、正直なところ、まだ1年たったところですので、2年目がどのようになるか難しい部分がございます。今は今年度と同額の予算措置をしておりまして、その予算額にできるだけ近づけるべくPRをして、事業を実施していきたいと考えてございます。 ◆氏家康太 委員 複雑な気持ちですけれども、わかりました。ありがとうございます。  続きまして、パッカー車の件ですけれども、運転される方は全員もう3トン車の運転の経験はあるのですか、それともドライバーによって専属の車があって、例えば3トン車に乗りかえるのにある程度講習ではないですけれども、重さも違ったりしてくる。大きさはそんなに変わらないということですけれども、何かそういうことをやるのですか。 ◎美化センター所長 車両ですけれども、先ほど言われたように、持ち車両か、みんなで使っている車両なのかというご質問になるかと思います。現在、持ち車両としてはいませんで、複数の車両を各運転手が使うことになっていますので、3トン車の運転を経験していない運転手は現在いません。みんな3トン車を乗っている、そういうことでよろしいですか。 ◆氏家康太 委員 安全については、これからも格段のご配慮をお願いいたします。  先ほど天然ガス車という話がありましたけれども、3トン車の場合はディーゼル車ということですが、3トン車には低公害車両というのはないのですか。 ◎美化センター所長 ディーゼルですけれども、低公害車両を導入しています。 ◆氏家康太 委員 わかりました。ありがとうございます。  続きまして、ミライの件ですけれども、今お話を聞きますと、百聞は一見にしかずで、そういって市民の皆さんに実際に知ってもらうということは非常に大事なので、事業の内容もよくわかりました。ただ、車両本体自体が高いので、7年間のリースということですけれども、ややもすると、ほかに優先する事業があるのではないかということを市民の皆様からも指摘されかねないのではないかと思っていて、そういった中での2台目ですから、1台目の車両を徹底的に活用するという方法もあるかとは思うのです。貸し出しも今後されるということで、その中での2台目ということでありました。  そこで、もう少し詳しく聞きたいのですけれども、お金を取って貸し出すのは多分できないと思うのです。何か法律に抵触しそうな、レンタカーとかいろいろ何か、どうなるかわかりませんけれども、それなので、貸し出すなら思い切り貸し出してほしいと思うのです。多くの市民の皆さんに体験してもらって、本当にキャンセル待ちが出るくらいにしてもらいたいと思うのですが、余り貸し出すと、今度は事故の心配もありますし、そういった部分というのは精査は進んでいるのですか、それとも買う話が先行して、買ってから詰めていくのか、その辺、事前にある程度はどうなのですか。そういう対策等は検討されているのですか。 ◎環境みどり課長 貸し出しの方法につきましては、先ほど申し上げましたように、現在まだ検討中のところでして、1つには、ふるさと納税の返礼品の1つということになりますと、当然これは市外の方が対象になってくると思います。その場合は寄附をいただいた方に対してということになろうかと思います。一方、市民の方につきましては、お金を基本的に取るということは前提にはしておりませんが、詳細については今後詰めていきたいと思いますけれども、実際に貸し出しをしている豊田市の例を聞きますと、かなり人気が高いということを聞いております。実際海老名でやった場合にどういうふうな反響があるかというのは、正直、見当がつかないところですけれども、まずは公用車としての利用、また各種イベントの活用もありますので、そういうものを考えながら、どういう形で貸し出しができるか。委員、今おっしゃっていただいたように、実際にさわってもらって、座ってもらって、運転してもらってと、できるだけそういう機会をふやして、もう身近なところに来ているのだよというのを体感していただきたいと思っておりますので、それに向けてこれからいろいろ勉強してまいりたいと思っているところでございます。 ◆氏家康太 委員 2台でなければだめですかね。1台ではできない、2台なければだめ……。 ◎環境みどり課長 2台にしてよかったと言われるように頑張ってやっていきたいと思います。 ◆氏家康太 委員 ありがとうございました。  続きまして、農業委員会法によりますと、選任に当たっては、市町村長に任命権はありますけれども、農林水産省の改革の実務の方向性に示されているものに当たっては、推薦、公募等の結果を尊重して選任しなければとなっております。14人のうち3人は市長が認めないということで、事務局長が衆目の中でどなられたという話を聞いて、それは本当ですか。 ◎農業委員会事務局長 農業委員会法では、議会の同意を得て市長が任命するということになってございます。 ◆山口良樹 委員 よろしくお願いをいたします。きょうの予算質疑を聞いておりますと、今まで質疑に立たれた4名の方が皆さん共通に質疑されていたテーマでもありますにぎわい振興条例について、1点絞ってお尋ねをさせていただきたいと思います。  これは先ほどの答弁にもありましたように、この事業政策は海老名市のこれからの最重点政策ということを位置づけられているということで、私もこの条例案が上程され、もちろん賛成でありますし、この事業費を900万円余にわたって平成28年度予算に組み込まれたというのは意義あることだと思っております。いずれにいたしましても、海老名市のこれから5年、10年先を見据えて、この事業がうまく思惑どおりな事業に展開できるように願っている議員の1人でもあります。  そこで、具体的にお尋ねをさせていただく前に、海老名市が今まで歩んできた商工業の繁栄というものを捉えて、これからの海老名がどうあるべきか、どういう形で活性化をさせて、にぎあわせをさせていったらいいのか。その総括的な質疑もさせていただきたいと思っています。  私、思うに、にぎわいをするということは陰と陽の関係がありまして、にぎわうところがあれば、寂れていくところがある。要するに、そういうにぎわうところばかり目がいってしまって、実際に寂れていった地域とか、商店街だとか、あるいは個店だとか、そういうところに本来行政的な目を向けなければいけない。行政の責務というのは、日を当てて、そこに陰ができる。その陰にまた日を当てるというのが行政努力だと、私はそういうふうに認識しております。そんな中で、これからのにぎわい振興事業をどのような形で総括的に導いていくお考えになっているのか伺った上で、あとは再質疑で個別に伺っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◎経済環境部長 まず、にぎわい振興条例の制定について私から総括的にご説明させていただきます。  この条例は、第1条の目的にもございますように、市内経済の持続的発展及び市全体の印象の画期的な向上を図るということで策定をお願いしているところでございます。また、具体的な内容としましては、第3条の基本理念にもございますとおり、既存のにぎわい資源を継続的、総合的かつ効果的な演出活動によって生かす、また施策については、商業、工業、農業等の産業に大きくかかわるため、これらの産業の発展にも同時に貢献する。また、市民の地元に対する認識を新たにして、市内に居住すること、市民であることの誇りにつなげるようなものになるように目指して、今回の条例を策定させていただきたいところでございます。 ◆山口良樹 委員 それでは、具体的に1つ1つ検証していきたいと思っております。  先ほど来、いろいろな委員のご質問にお答えをいただきました。まずこの事業を推進していくためにはPRをするのだと、海老名市をできるだけ市外の方たち、あるいは県外の方たちにPRをして、できるだけ海老名に来ていただく。そこで商行為が発生をする、あるいは観光事業が発生する。そこで市がにぎわう、それが発想の原点だと思うのですが、その1つの手段として、先ほどご答弁にありました1都3県にまたがってブックカバーを無償配布するのだ、こういう事業展開をお持ちになっているようですが、具体的に1都3県にブックカバーを配って、果たしてどれだけの政策効果があるのかというのが私の率直な疑問なのです。言ってみれば、太平洋にカルピスをまくみたいな、余りにも広過ぎてしまって、果たして政策効果を上げることがそれでできるのか。実際に約300万円という金額を上程しているわけです。300万円をかけてやる事業に果たしてふさわしいのかという思い。その辺、私の思いを含めてどのようにお考えになっていらっしゃるかをお尋ねいたします。 ◎商工課長 委員おっしゃられるように、私ども平成28年度、5万部を2つの書店で2回にわたってやるということでございますので、20万部の数字になってくるかと思います。県外、近隣県から呼び込みたいということで、東京とか、あるいは埼玉とか千葉とかいうところから来ていただきたいという思いがあって、このブックカバーをやっていきたいということでございます。  ブックカバーのPR効果ということになるかと思いますけれども、文庫とか新書を買う人の3分の2ぐらいはブックカバーをつけてほしいと言われるそうです。本を読む場所は、通勤もあるでしょうし、交通機関の中が圧倒的に多くて、全体の6割を大体占めているということが、書店から伺うとそういうふうに聞いてございます。勤務先とか学校、喫茶店、レストランなど、ブックカバー効果が、人目に触れやすい場所で読書をしておりますので、こういうものがさらに目についた人もいらっしゃるかと思いますので、そういう効果を狙っていきたいということで、今回提案させていただいたところでございます。 ◆山口良樹 委員 2つの書店といいますと、具体的にどこなのでしょうか。まさか蔦屋書店ではないでしょうね。 ◎商工課長 今検討させていただいているところについては、三省堂と未来屋書店、これはイオンの中に今入っています。三省堂はビナウォークですけれども、この2つを今対象にしてございます。 ◆山口良樹 委員 私は正直言いまして、海老名市の市民の皆さんからいただいた300万円を有効的かつ効果的に使うということ、その観点に立って考えると、1都3県のその2つの書店に無償でブックカバーを配布することが果たしていかがなものかと疑問視しているのです。むしろ300万円を使うのであれば、PRをするのであれば、できるだけその300万円が海老名市内の事業者にとって潤うお金にしていただきたい。それがまず念頭にあります。例えば300万円というと、500円券のクーポン券にすると、約6000枚のクーポン券が配れるわけです。そういういろいろなアイテムが300万円の予算の中には発想的にできてくる。そういう意味で考えても、やみくもに1都3県にそういったブックカバーをばらまいて検証できない、ブックカバーを配ったからといって、それの政策効果があったかどうかというのはなかなかはかり知れないようなことよりも、もうちょっと地に足がついたようなそういった政策のほうがいいのではないかと思っているところであります。これはもう既に決定されたことなのか、それとも今構想段階なのか、そこだけ最後お尋ねします。 ◎商工課長 当然委員おっしゃられるように、私どもこのにぎわい振興は、市内の事業者が経済的に潤ってもらわないといけないというところが基本にございます。ブックカバーで誘客した人たちが、例えば本を見せたら、市内で何パーセント引きになるとか、こういうことは当然並行して考えていかなければいけない事業だと思っておりまして、そういうことは考えさせていただいているところでございます。 ◆山口良樹 委員 もう1つ、先ほどもありましたけれども、回遊性というか、要するに、モニター的に1回実験事業バスをやっていくのだ。25人定員で2回に分けてやるのだということですが、実は、先ほど氏家委員からの質問で、過去にこういったことがあったかどうかという質問がありました。これは私の記憶が正しければ、観光協会でこの事業計画を立てたことがありましたね。海老名市内の各名所、イチゴ、あるいは蔵元、そういったところに観光バスを回して、観光事業をやるのだという構想を、実は海老名市観光協会当時、企画されたことがあるのです。私はそれに対して反論いたしました。いや、まだ海老名市の中には、それだけの観光地として成熟された観光地というのはまだできていないよ。仮にそういう形でバスを回しても、トイレ1つとっても、全部の施設にトイレを設置するというのは難しいでしょうよと。まずそれだけの人数も集まらないでしょうよというお話をさせていただいたことがあります。あの企画が結果的にできたのか、できなかったのか、当時のご記憶があればお答えいただきたいと思います。 ◎商工課長 そこの部分については、済みません、ちょっと承知してございませんでした。 ◆山口良樹 委員 実際に海老名市観光協会の事業としてそれを企画したことがあります。それが結局、企画倒れでできなかった。いろいろ諸事情があったのだと思います。私、今回、25名定員のこうしたバスツアーを企画しても、恐らく人は集まらないだろうと思うのです。仮に無理やり集めたとしても、満足のいけるものが果たして企画できるかと不安に思っております。なぜならば、1つとってみても、まだまだツアーに値するだけのものもいろいろな意味で提供できるかどうかというのが、私自身、ちょっと疑問視をしている議員の1人だからこそ、その辺のところを含めて、もう1度これは熟考をしていただきたい。企画倒れにならないようにしていただきたいと思っております。  この2つをとってみても、私は、海老名のにぎわいを創設するのだ、創造するのだということですけれども、これからにぎわい振興条例が制定されて、それに伴う委員が選ばれて、そこでいろいろ討議をし、研究をし、そしてその中から海老名のにぎわいをこういう形で創造していくのだというものができ上がってくると思うのです。ですから、それまで具体的な政策内容、事業内容というのはもうちょっとフリーハンドでいいのではないかと思っております。その辺のところ、どういうふうにお考えになっていらっしゃるのでしょうか。 ◎商工課長 条例の中でも計画をまず私どものほうでも作成させていただいてということで進めさせていただくことになるのですが、当然委員おっしゃられるように、手探りといいますか、当然積極的にやっていくのですが、やっていく中でいろいろ修正をしていかなければいけない部分というのは出てくるかと思います。もちろんそれに対応できるようにしていきたいと思いますが、まず今回、観光協会が解散したときには、市が積極的にかかわるべきだというところからこの内容になってございますので、私どもでも条例をつくる、計画をやる、実際にできることから進めていくということで今取り組ませていただいておりますので、しっかりやっていきたいと思っています。 ◆山口良樹 委員 今回、海老名駅西口の大型商業施設並びに新しいまちができて、そこを1つのにぎわいの拠点とする考え方の中で恐らくいらっしゃると思います。私どももそういう感覚を持っております。ただ、前から懸念している西が栄えれば、東がどうなるの。それに伴って、東西一体の繁栄を図っていくべき政策努力をしていくのだ。こういうことで今まで捉えてきていると思うのですが、もう現実に東側のショッパーズや、あるいは丸井だとかといったところから、もう既に撤退をする事業者も多々あります。つい最近もダイエーの和菓子屋が撤退をし、そしてまた、アクセサリー屋が撤退をしたということもありますから、東西一体のにぎわいというものを創設するためには、よほどの行政努力と同時に、民間の英知を結集していかないと無理だと思うのです。そういう意味からも、行政が果たす役割というものが、では、どういうものなのか。特ににぎわう部分については、行政は余り力を込めなくたっていい。むしろにぎわっている半面、寂れていく、あるいは日が当たっていない。そういうところに行政的な努力をして、日を当てていくという姿勢をぜひとっていただきたいと思います。  もうご承知のとおり、釈迦に説法かもしれませんが、昭和30年代、40年代、新婚旅行のメッカではやった熱海市、これがバブルのころはかなり企業の保養だとか、あるいは総会だとか、いろいろなイベントで各ホテル事業者も潤っていました。しかし、バブルが崩壊して、だんだん多様化すると、熱海がどんどん衰退の一途をたどっていった。そこに何とか歯どめをかけなければいけないということで、熱海市の一職員の方がADさん、いらっしゃい!という事業を事業展開した。これは大変勇気の要る発想だったと思います。それを発想された方、その上司、そしてまた市長、これは物すごく私は尊敬しておりますけれども、海老名市というのは、ご案内のとおり、交通の結節点というのはすごくいいです。そしてまた、大型の商業施設の雰囲気もいいです。そしてまた、ホテルも大分充実してまいりました。  そこで、海老名市というところをもう少し行政的にバックアップして、例えば商業施設、あるいは各個店だけの支援ではなくて、もっと海老名市全体がそういうロケーション的に恵まれているということも行政的にアピールすれば、熱海のADさん、いらっしゃい!ではないですけれども、恐らく海老名市でロケーションしたいのだ、ロケをしたいのだというADはいっぱいいらっしゃると思うのです。熱海の有名になったあの係の方もすばらしい方でありますけれども、海老名にも中込商工課長のように、全て海老名の事業者の方も存じ上げていて、信頼もある方がいろいろな企画をしてやっていただければ、恐らく海老名みたいなこういう新しく活性化したまちなんていうのは、トレンディードラマのメッカになるのではないかと思います。そうすれば、お金を使わずしてにぎわいを創設できるし、また観光事業というのはそうしたもので、1つのブームをつくってしまうと、10年、20年たっても、観光客は来るのです。  もう随分古い話ですけれども、「冬のソナタ」のあのロケ地もいまだに国際ツアーで行かれているではないですか。そしてまた、「北の国から」のツアーもいまだに使われている。それだけマスメディアに乗った地域は物すごく宣伝効果と、そしてまた、集客能力があるということを考えると、もうせっかくここまで成熟したまちでありますから、商工課長あたりが率先して、それはADにアピールして、ホームページか何かに何か相談に乗りますといったら、彼みたいに365日24時間、携帯電話をオープンにしろとは言いませんから、いずれにしましても、勤務時間中には全てそういった相談には乗りますよ。ホテルの世話から食事の場所だとか、あるいはどこか回るところの世話だとかそんなこともできると思います。そういうことがある意味お金をかけないでこのにぎわい振興条例が実を結んでいく1つのアイテムになるかもしれません。1つの提案でもございますけれども、その辺、ぜひご検討いただきたいのですが、検討の余地はありますかどうかお尋ねしたいと思います。 ◎商工課長 山口委員おっしゃられるとおりでして、にぎわい振興条例の第5条の中にも、この事業を進めていくためには、市民、事業者、関係団体としっかり連携していくことが非常に大事だということでうたわせていただいております。私ども今までロケ支援ということで、商工課が今までは窓口になりまして、昨年まで数十件、今おっしゃられるようなことに対して対応させていただいてございましたが、来年度からシティプロモーション課というところができることになりまして、今おっしゃっていただいたところについては、そちらのほうにいくことに今予定になってございます。先ほど委員がいろいろおっしゃっていただいた景観だとか、そういうことも含めてプロモーションしていくということの中では、当然私どもとシティプロモーション課で連携していかないとできないことだと思っていますので、おっしゃられるところについては当然やれると思っております。 ◆山口良樹 委員 ぜひご努力をお願いしたいと思います。私、かつて観光事業について質問いたしましたら、担当の副市長が海老名には観光資源がない。もうはっきり明言されておりました。そういう意味で、私も海老名には観光資源がないというのは重々承知をしております。ないところから始めて観光資源をつくっていくとなってくると、なかなか観光資源というのは一長一短にできるものではありません。しかし、そういうADさん、いらっしゃい!で今熱海市が熱くなってきています。観光者数も倍増しているということで、何か行政マンの1人の発想が市を救うということも実証されております。  私の郷里でも、長崎県に小浜町というのがあります。ここは小浜町役場の職員の人がちゃんぽんを売ろうというので、みずからちゃんぽんマンと称して、それがNHKでドラマになった。これもまた、私も食べに行きましたけれども、行政努力というのはすごいな。職員の皆さんは、誰よりも市のことを考えていらっしゃるから、どういうことをすれば海老名って売れるかな。その発想というのは営利を関係なく考えていらっしゃいますから、非常に純粋な発想になるのです。しかし、普通の一般の民間事業者というのはもう金もうけだけですから、自分のところだけもうかればいいという発想ですから、市全体がという感覚ではないのです。そこのところだけぜひお考えいただければと思います。先ほど冒頭申し上げました。光を当てれば陰ができる。その陰のできたところににぎわい振興が隅々まで行き届くような、そういう行政努力をしていただきたいと思います。終わります。 ◆戸澤幸雄 委員 よろしくお願いいたします。全部で5点についてお聞きをさせていただきたいと思います。  まず1点目でございますけれども、137ページの高座清掃施設組合負担金でございます。この中で建設費分担金、周辺整備分担金というのがございますけれども、高座清掃施設組合のこれからの施設更新、公園施設の計画があると思うのです。ざっくりで結構ですので、この辺のスケジュールをお聞かせいただければと思います。  2点目でございますが、139ページの資源物処理事業費でございます。リサイクルでございますけれども、一般廃棄物処理基本計画の中にリサイクル率40パーセントを目指すということが明記をされております。現状のリサイクル率と、どのような計画でこれを達成していくのかというところをお聞かせいただければと思います。  次に3点目でございますが、同じく139ページ、廃棄物減量化事業費でございます。これについては、同じく一般廃棄物処理基本計画、廃棄物の26パーセンの削減を目標にされていると思うのですけれども、さまざまな取り組みが今までもされてきておると思いますが、大型の生ごみ処理機事業、この辺が非常に有効だというお話も聞いておりますので、この辺の実績と今後の方向をお聞かせいただきたいと思います。  次に4点目でございますが、141ページ、資源化センター整備事業費でございます。これは質問が重複するかもしれないのですけれども、これについてはこれまでもご説明いただいていると思いますし、資源化センターの更新を行っていくということで、基本計画に基づいて実施をしていくということでございます。先ほどもありました発注支援のコンサルを通して委託していくということでありますけれども、この辺のスケジュールを教えていただければと思います。  次に最後でございますけれども、149ページ、工業振興対策事業費、先ほどもありましたが、これの企業立地促進事業に関してでございます。減額をされているということで先ほどもご質問がありましたけれども、この辺のこれからの見通しでございます。企業立地促進条例の改正もございましたし、今回、いろいろなリサーチを行うということもあると思いますので、この辺を含めて、今後どのように取り組まれていくのか、また目標としてはどのようなものを考えておられるのか、お聞かせいただければと思います。  以上、5点よろしくお願いをいたします。 ◎資源対策課長 戸澤委員のご質問にお答えしたいと思います。  まず1点目の高座清掃施設組合負担金についてですけれども、建設費負担金と周辺整備負担金と分かれております。建設費負担金につきましては、その名のとおり、焼却施設と粗大ごみの処理施設を建設するための費用でございまして、こちらのスケジュールが今年度、平成27年度から平成31年度までの計画となっております。炉の規模ですけれども、現在が150トン炉と200トン炉ということで、合計350トン、日量処理できる量になっておりますけれども、将来人口とごみの減量化というものを勘案しまして、今回計画しているものについては122.5トンが2炉、合計245トンの日量というところでございます。現在の焼却方法と違いまして、現在の焼却方法は流動床式焼却炉という形で、砂を熱して、その中にごみが投じられて燃えていくというものですけれども、今回選びましたのは従来型というか、ストーカ炉といった焼却炉に変わっています。ストーカ炉というのは、火が出ているといったほうがわかりやすいのでしょうけれども、階段状になったところをごみが転がりながら燃えていくというところで、一番基本的な焼却炉の方式ですが、大分改良がされてきて、燃焼効率もよくなっていると聞いております。  次に周辺整備負担金につきましては、実は焼却炉を本郷地区に建てるに当たりまして、地元の本郷自治会と処理場対策協議会と根公害対策委員会、3つの団体がございまして、そちらと協議を平成19年から進めておりまして、平成24年7月にようやく協議が調い、その協議の中で地元から出た条件として、環境整備をしっかりやってくれと。地元にお住まいの方々、直近にお住まいの方々が五、六軒いらっしゃるのですけれども、特に県道から入ってくるところの2軒については、パッカー車が毎日通るとかし尿車が毎日通るとか、そういったことで随分ご迷惑をかけているので、その辺のことも考えて環境整備をしてくれというお話がありまして、それに基づいて県道22号から東海道新幹線までの間を公園化しようという計画になりました。それに基づく整備計画というのがこの周辺整備負担金になっていきます。周辺整備負担金につきましては3市とも同額の負担をしていくということで、3市の合意が得られているところでございます。  公園整備は1期工事と2期工事と分かれていまして、平成26年度から30年度までが1期工事、平成30年度からあとが2期工事という形になっていまして、先ほど申し上げた一番ご迷惑になっている部分を1期工事として先に手をかけましょうという計画になっていまして、用地交渉は進んでいるという報告を受けています。公園の整備計画につきましては、遊具とか構造物をできるだけ必要最小限にとどめて、自然と親しめるとかジョギングコースがあるとか、あとは災害のときに一時的な避難場所に使えるとか、避難用物資の受け入れ場所とか、そういったことに広く使えるような多目的な広場をつくろうという構想になっていると聞いております。  負担金の関係につきましては以上です。  資源物処理事業費のリサイクルの目標と事業費についてということですけれども、現在の海老名市のリサイクル率は32パーセントでございます。残念なことに0.数パーセントぐらいずつ3年続けて落ちているような状況になっています。その原因につきましてはまだ分析し切れておりませんので、今後の課題とさせていただきたいと思っています。  続きまして、廃棄物減量化事業費、大型生ごみ処理機でございますけれども、現在2機の大型生ごみ処理機を使っていて、1機は中新田保育園、もう1機は海老名市役所の食堂の生ごみを処理しております。処理量ですけれども、年間で中新田保育園の分が2.2トン処理していまして、生成物と言われる堆肥のもとになるものが現在のところで377キロ出ていまして、これは市民の方に無償でお配りしているところでございます。本庁舎につきましては年間で1.8トン、生成物としては485キロ、こちらにつきましても市民に無償で提供しております。ですから、両方で4トンぐらいの生ごみが高座清掃施設組合に持ち込まれないで済んでいますというのが実績でございまして、今後につきましては、実は生ごみ処理機の業者から、リースアップ品が、20キロ級のものが2機あるのだけれども、海老名市で使う予定はありませんかという打診がありました。これに関しまして、保育園のほうで実は生ごみ処理に困っていまして、柏ケ谷保育園と上河内保育園、こちらで利用して、保育園の生ごみ処理を進めていこうかと考えております。門沢橋保育園、下今泉保育園、勝瀬保育園につきましては、出てくる量がある程度限られているという部分もありますので、今のところ、家庭用の生ごみ処理機を利用して減量化に努めていただきたいと考えています。  それから資源化センター整備事業費です。スケジュールにつきましては、先ほど発注支援というお話を申し上げたのですけれども、発注支援の主な内容というのが発注仕様書をつくっていただくのと、設計金額、予定価格を出さなければいけないので、現実に近い数字を積み上げていただくというのが発注支援の大きな仕事になります。これが平成28年4月から先行の事務を始めまして、早い時期に相手方の企業を決めたい。決まったところで予定価格というものが出てきますので、それをもとに平成28年度中に今度は設計施工の業者を決めるための手続を進めていきたい。決まった段階で詳細の設計に入るわけですけれども、それを年度内に手をつけていきたいというのが現在のところのスケジュールでございます。 ◎商工課長 工業振興対策事業費の中の企業誘致の関係かと思いますけれども、今議会で企業立地促進条例の一部改正をご提案させていただいたところでございます。今後はしっかりとPRしていきたいと考えてございまして、具体的なPRの方法といたしましては、市のホームページのほか、神奈川県や23の市町などで構成してございます神奈川県企業誘致促進協議会を通じて、県のホームページとかメールマガジン、あるいは各種展示会とか商談会等で誘致活動を行ってまいりたいと考えてございます。また、先ほど宇田川委員のときにお話しさせていただきましたが、商工会議所の工業部会、190団体ぐらいございますけれども、しっかりこちらのほうにも情報提供をしてまいりたいと思っております。それと、企業誘致を図っていくためには、地域の金融機関との連携というのが非常に必要不可欠であると考えてございますので、金融機関ともしっかり連携しましてPR活動を行っていきたいと考えてございます。  ご心配いただいてございます平成28年度は今年度3000万円については計上させていただいていないところでございますけれども、話としては確定していない状況ですので、まだというところです。幾つかそういう話は入ってきたりとかしているものもございます。ただ、確定していないので計上できていないという状況はございますけれども、ご心配のとおり、海老名市は、私ども工業地域、工業専用地域、準工業地域というところが対象になるのですが、パーセンテージで申し上げますと、工業地域と工業専用地域でいいますと、全体の7パーセントぐらいしかございません。準工業地域まで入れていきますと、これが13パーセントぐらいになるのですけれども、当然今、運動公園周辺地区とか本郷のほうの特定保留区域というところも並行してやらせてはいただいているのですが、工業地域が非常に少ないということで、今回新たに土地利用方針検討業務というものをご提案させていただいてございます。  これは私どもものづくり系の企業ニーズ調査をまずしっかりやりたいということで、RESASとか経済センサスから海老名に200社程度企業が出てくるのですけれども、こういうところに将来の工業系用地を創出するための適地選定に向けた研究を実施したいということで、アンケート調査をまずしっかりやりたいと思ってございます。そのアンケート調査を、これは私どもで費用がかからない形でしっかりまとめるのですが、それをまとめた段階で、次の段階として工業系土地利用の実現の可能性を図っていきたいということで、実際契約をお願いしながら進めていくということになるかと思います。  その中で、当然その上位計画との整理も必要でしょうし、海老名市を取り巻く動向の分析だとか、現況とか動向の把握とか、土地利用方針案の作成とか、そこが見つかったときには、最終的には概算費用がどのぐらいなのかというところまでは出てくるかと思います。今、県のほうで土地利用計画の改定というのがございまして、本県の土地利用方針が見直されることになってございまして、市街化調整区域の工業立地に係る特例措置が設けられる予定となっているようです。ただ、特例措置の詳細がまだちょっと示されておりませんので、今後の動向に注視しながらしっかり適地選定に向けた研究を進めていく必要があるだろうということで、今回ご提案させていただいたところでございます。 ◆戸澤幸雄 委員 非常に詳細な説明をいただいてありがとうございました。  ちょっと順番は変わるのですけれども、まず工業振興対策事業費からお伺いしたいのです。今言われている中で、産業集積方針の検討ということがありまして、住工混在対策、また既存産業集積というところがあると思うのです。この辺をどのようなスケジュールで、どのような中身を決めていかれるのかお聞かせいただきたいのです。 ◎商工課長 まず北部のほうの地区は住宅と工場が密集している場所もございますし、私ども工業部会なんかに出席しますと、そういう状況があるよという話をいただいたりしている状況もあります。当然別のところが見つかってくれば、そこへの移転とかいうことも考えられると思いますので、1つは、こういうことについてしっかりアンケート調査をしたいということが、ほかにもいらっしゃる方がいっぱいいらっしゃるかと思いますが、ここの整理をしっかりしたいというところがまず1つ。  それと、産業集積ということですが、企業立地促進条例は、当然製造業とか自然科学研究所とかということで業種を選定させていただいていますけれども、まず製造業をしっかり呼び込んでいきたいということで、そういうところを強くしっかりやりたいというところで、こういうところも含めて専門家にお願いしていきたいと考えてございます。 ◆戸澤幸雄 委員 既存の産業、会社の方々が例えば集まっていく中で、効果といいますか、相乗効果が生まれてきたり、今まで困っていたところが問題点が解決したりということもあると思いますし、また、集積していく中で今後の方針といいますか、会社の方針もずっとそこでやっていけるということもあるのだと思います。中身的には、交通至便という意味から倉庫とか、いろいろな流通の関係の会社が多くなってきている中で、製造業を奨励していく中で、雇用でありますとか地域の経済の活性化に向けて大きく効果があると思います。産業の集積に対する呼びかけはよくわかるのですけれども、それに対する対策というか、政策というのは何かおありなのか、将来的で結構ですのでお願いいたします。 ◎商工課長 これはもうまさに集積するということは適地が必要になってくるかと思います。場所がないと、これはなかなかできないと思いますので、そういう場所をしっかりふやせるような場所を、先ほど県のほうの動向も注視しながら、少しでも工業系の用地拡大に向けた検討をしたいということでございます。 ◆戸澤幸雄 委員 これからも企業立地に向けてしっかりと取り組んでいただければと思います。  順番がもとに戻りまして、高座清掃施設組合についてです。この辺は、1つ知りたいのは、これから建設も始まってきて、いろいろとあるとは思うのですけれども、海老名市に対する負担金が今後どうなっていくのか。これは建設費用、社会資本整備費とかいろいろなものを活用しながらやっていくのだとは思うのですけれども、3市で長期で割って負担金として発生していくのか、それともある程度固めて、期間を決めて、短期で負担金を支払いに充てていくのか、その辺はどうなっているのか。ちょっと答えづらいところがあると思うのですけれども、答えられる範囲でお願いいたします。
    ◎資源対策課長 今答えられる部分でということですので、高座清掃施設組合は海老名市とはまた違う団体ですので、私たちのほうで正式に報告を受けている部分についてだけお答えさせていただきます。  まず、建設と公園整備に当たりまして、環境省の交付金がありまして、そちらを使えることになっています。高効率発電と呼ばれている売電までできる発電能力を持ったごみ発電処理施設に対しましては、そこの部分については2分の1の補助が出るということになっています。通常は3分の1の補助でございます。もう1つ、公園整備のほうに関しましては防衛省の補助も使えるという話を聞いております。まず施設のほうに関しましては、施設ができるのが平成31年度ですけれども、そこまでの間に凝縮して負担がかかるよということではなくて、その後運営費なんかも一緒にしまして、できるだけならした形で負担金が出てくるよという話を聞いております。ただ、現在9億円程度の負担金を出していると思いますけれども、それが一時期十何億円になる時期が出てくる。ただし、20億円、30億円を一遍に負担するようなことはないと聞いております。 ◆戸澤幸雄 委員 一遍に負担するようなことはないということなので、平準化した感じで、この辺は必要なことですので、これからもしっかりと取り組んでいかれればと思います。  ほかについてはちょっと質問できなかったのですが、リサイクルに対する費用とリサイクル率をどう上げていくのかという問題はこれからの課題だと思いますので、しっかり取り組んでいただければと思います。 ○委員長 お諮りいたします。委員外議員の佐々木弘議員から発言の申し出があります。これを許可することにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって佐々木弘議員の発言を許可することといたします。  委員外議員の発言は簡潔にお願い申し上げます。 ◆佐々木弘 委員外議員 皆さん、ありがとうございます。それでは、3点だけ質疑したいと思います。  まず第1点、商工課のほうになるかと思うのですけれども、149ページの商工業振興対策事業費3476万円です。このうちの詳細で、国分寺台中央商店街活性化検討業務についてです。来年度は1万円の予算になっています。もし違っていたら答弁で指摘していただきたいのですけれども、私も昨年この場で質問したのですが、たしか150万円の予算だったような記憶をしておるのです。150万円から1万円ということでしたら、かなり大きな減額になっています。今の検討業務の現況というのでしょうか、到達点、あと来年度の展望はどういうふうに捉えているか伺いたいと思います。  次に、環境みどり課について2点いきますけれども、1つは、87ページの公害対策事業費726万円です。この中で大気汚染や自動車騒音の防止に関する取り組みもされると思うのですけれども、全般的に大気汚染と自動車騒音、来年度どういうふうな基本的な認識、また対応でやっていく考えなのか伺いたいと思います。  最後、3点目で、85ページの放射線対策事業費41万円です。来年度も引き続き放射線対策を市としても取り組みたいということで、この点は評価しているのですけれども、現年度、平成27年度と何か変更点はあるのか、それか平成27年度と同じような内容等でやっていくのか。  以上、3点よろしくお願いしたいと思います。 ◎商工課長 委員おっしゃられるように、平成27年度は150万円の予算をいただいておりますが、本年度は1万円ということでございます。この事業は平成24年度から実施させていただいております。平成24年度には、商店主によります懇談会を発足したりとか、居住者へのアンケート調査を実施してございました。平成25年度は、商店主から成る小委員会をつくって、商店街を今後どうしていこうかということを話し合う場を設けたりとか、商店街ではマップの作成とかトイレ貸しますステッカーを掲示したり、あるいは自治会との意見交換なんかを平成25年度にやってきてございます。平成26年度には、相鉄グループとの意見交換が始まりまして、国分寺台中央商店街の今後のハード部分の改修のことについていろいろとグループと協議させていただいております。また、空き店舗を活用した憩いの場戸崎ということで、こういうものを開設したりというのが平成26年度です。本年度でございますけれども、引き続き相鉄グループと意見交換してまいりまして、建てかえの可能性をちょっと探ってきたのですが、今年度の状況としましては、当分の間、既存店舗を続けていきたいということが核となる相鉄グループとの話がございました。私どもこの地区をしっかり大きく開発していくということができればと思って進めていたのですが、現段階では実現の可能性がちょっと低いということで、一旦この事業を中断させていただいております。  1万円の予算がついているというのは、私ども引き続き相鉄グループと平成28年度についても協議は重ねたいと思っていまして、横浜のほうまで、相鉄の本社があるのですけれども、そこへ行く旅費はお願いさせていただいて、引き続き粘り強く話をしていきたいということで今回計上させていただいたところでございます。 ◎環境みどり課長 公害対策事業費の中での大気汚染等の観測点業務について答弁させていただきます。  大気汚染につきましては、自動車交通が増加する中で必要な対策として大気汚染物質測定調査を実施しております。大気汚染簡易測定調査とダイオキシン類の調査分析を行っておりますが、大気汚染の測定調査につきましては、大気汚染防止法の第18条の24の規定に基づいて大気中の窒素酸化物の平均濃度等を測定しております。測定場所は、市役所や公園、小学校、自治会館など、市内21カ所に測定用の容器を設置して毎月回収して分析する形で実施しておりますが、こちらについては二酸化窒素の環境基準60ppb以下ということですけれども、今年度の実績としては最大で48.4ppbということで下回っております。また、ダイオキシン類の調査分析につきましては、ダイオキシン類の対策特別措置法の第27条に基づき毎年実施しておりますが、こちらの環境基準は0.6ピコグラム以下ということになっておりますけれども、今年度の状況は0.013ピコグラムということで、いずれも環境基準を下回っているところでございます。  自動車騒音測定監視業務につきましては、今手元に資料がございませんが、特に現時点で問題があるような話は聞いてございません。  来年度の実施方法につきましては、引き続き今年度と同様な形で実施してまいりたいと考えているところでございます。  次に、2点目の放射線対策事業費についてでございます。平成27年度の空間放射線の測定ですけれども、市全域をカバーする9カ所の定点測点を含む27カ所の公共施設について、2カ月に1回、定点測定を実施しました。27カ所の内訳は、保育園が6つ、小中学校19校、公園が2カ所ということです。測定の結果、市の暫定基準値0.23マイクロシーベルト毎時を超える事例はございませんでした。なお、2カ月に1回の測定としたのは今年度からでございますが、これは測定実施回数が平成26年6月の36回に達するまでの間、暫定基準値を超える事例がなかったことから、平成26年3月26日の議員全員協議会でご報告させていただきましたとおり、回数を減らしたものでございます。  また、27カ所の測定とは別に市民の依頼に基づきまして放射線の訪問測定を実施しておりますが、平成27年度には2回実施いたしました。測定場所は文化会館と永池川でございますが、こちらの訪問測定につきましても市の暫定基準値を超える事例はございませんでした。  平成28年度につきましては、今年度と同様に、2カ月に1回、複数月の測定を実施していきたいと考えております。 ◆佐々木弘 委員外議員 では、順次再質問していきます。  まず1点目の点で再質問ですけれども、この事業費に関してです。私も議会の場で提案をしました商店リニューアル助成制度、今年度は特に計上されていないようですけれども、この制度の検討までいかないかもしれないですが、研究等の状況はどうなっていたか。あと予算のいろいろとつくるところで検討はされたのかどうか、その点はいかがでしょうか。 ◎商工課長 国分寺台中央商店街の再整備ということで今回ずっと取り組んでまいりました。一時中断ということでございますが、商店は引き続き頑張ってやっていらっしゃるというのは私ども承知してございまして、これをやめて終わりだということでは考えてございません。委員おっしゃられるように、市内商店街の新たな魅力をつくるための既存店舗の改修だとか、空き店舗を活用したその事業に対して支援できないかどうかという制度の創設については、引き続き私ども研究している状況でございます。 ◆佐々木弘 委員外議員 ぜひその点、よろしくお願いしたいと思います。  ちょっと戻ってしまうのですけれども、国分寺台中央商店街のほうです。主要法人地権者ということで相鉄グループだと思うのですが、そちらとの関係はわかりました。もう一方の商店主や居住者、あるいは周辺住民、こういった皆さんの、もちろん人によっていろいろ考えとか意向はあるとは思うのですけれども、大体どういった考えというのでしょうか、特徴的な点、市としてはどういうふうに認識しているのか、いかがでしょうか。 ◎商工課長 先週、私ども今回この内容については地元のほうに入らせていただきまして、商店主の方々にお集まりいただいて、話し合いといいますか、そういう場を設けてご報告させていただいた状況がございます。当然主要法人の状況があるのであれば、これは仕方ないなというところもありますが、残念がられているところが正直ございます。では、当然それで終わりではなくて、私ども今お話しさせていただいたような、今後、商店の魅力づくりのための支援制度についてしっかり研究したいというお話もさせていただきましたし、一番気にされていたのが駐車場から下におりるところの段差がありまして、下におりたところは少しがたがたな状態になっているので、まずはそういうところを整備していただけないかという話もいただいてございます。これは道路の関係になるかと思いますけれども、当然私どもが話を聞いてございますので、しっかりそこと連携させていただいて、まずは今、商店が一番必要としているものに対して対応していきたいと考えてございます。 ◆佐々木弘 委員外議員 では、その点、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  次に、公害対策事業費のほうですけれども、先ほど大気汚染等の対応は来年度も当然やっていくということでした。ちょっと伺いたいのですけれども、来年度は高速道路の関係でいいますと、新東名ですか、多分来年だと思うのですが、海老名南ジャンクションがつながると認識しておるのです。あと、その他幹線道路の整備も進んでいくということで、例えば車の量がふえたり、あるいは車のコースというのでしょうか、ルートというのでしょうか、そういったものが変わることも想定されるのです。そういった点で、従来の大気汚染とか、あるいは自動車騒音の測定の箇所を変えたりとか、当然交通量がふえてきたら、これまでの箇所よりふやす必要もあるのではないかと思うのですけれども、そこら辺に関しての今のところの市の考え、認識はどうなのでしょうか。 ◎環境みどり課長 確かにこれからそのようなさまざまな状況で事情が変わってくるところは明らかだと思います。そのあたりは、その状況を踏まえながら測定場所についても検討してまいりたいと思います。 ◆佐々木弘 委員外議員 ぜひ柔軟な対応を実情に合わせてやっていただきたいと思います。そのときに、場所を変更するということはもちろんですけれども、繰り返しになりますが、例えば当初想定されていなかったところに車の量が明らかにふえているとか、そういった場合は、しかし、ただこれまでのところも測定が必要という場合、その測定の場所をふやすということも必要になってくる可能性もあると思うのです。そういった場合は測定場所をふやすということも十分あり得るのかどうか、その点はいかがでしょうか。 ◎環境みどり課長 これまで長い年月測定してきた経緯もありますので、その比較調査もありますから、これまでやっていたところは引き続きやるというのが前提に考えられると思っています。また、今後ふやすということにつきましては、先ほども申し上げましたけれども、今後の状況によりましては、そういったことも研究してまいりたいと考えてございます。 ◆佐々木弘 委員外議員 ぜひその点の対応をよろしくお願いしたいと思います。  以上で終わります。ありがとうございました。 ○委員長 以上で経済環境部、農業委員会事務局関係の質疑を終結いたします。  暫時休憩といたします。                    午前11時58分休憩                     午後1時再開 ○委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、建設部、まちづくり部関係の審査を行います。  これより質疑に入ります。  なお、質疑時間を有効に使うため、答弁において、部長が行う総括答弁と、次長、課長等が行う詳細答弁の内容が重複しないようにお願いします。重複する場合は、当初から次長、課長等が答弁するようにお願いいたします。  それでは、質疑のある方はどうぞ。 ◆吉田みな子 委員 それでは、建設部とまちづくり部の所管の予算の質疑を行います。6点質問をさせていただきます。  1点目、予算書の159ページ、説明資料の15、16ページ、道路新設改良事業費、道路用地購入事業費についてです。市道11号線について伺います。市道11号線の工事の内容と用地買収費、工事費、それぞれの見込み額を伺います。また、市道11号線とさがみ縦貫道とどのような関連があるか伺います。  2点目、予算書157ページ、説明資料14ページ、西口地区道路整備事業費、上郷河原口線について伺います。上郷河原口線にかかる総工費は幾らでしょうか。  3点目、まちづくり部です。予算書の163ページ、説明資料の15ページ、都市政策事業費、新たな道路交通マスタープラン作成に当たってについてです。交通量調査の時間帯と100地点の調査箇所の選定についてどのように考えているか伺います。  4点目、165ページ、説明資料の19ページ、厚木駅周辺整備事業費についてです。市街地再開発準備組合への900万円の補助はどのようなことに使われるのか伺います。また、厚木駅前再開発事業のスケジュール状況を伺います。  次は下水道事業についてです。予算書297ページ、説明資料の9ページ、職員給与費についてです。来年度の職員体制について伺います。下水道料金徴収分の担当する方の人数を伺います。  次は予算書の299ページ、説明資料の10ページ、上下水道料金一括納付事業費についてです。下水道料金の徴収漏れの監査報告書では、その原因の1つに水栓番号変更の際に県の企業庁との確認漏れがあったとありますが、確認漏れがないようにどのような対策、取り組みをされているか伺います。  以上、よろしくお願いいたします。 ◎道路整備課長 1点目、2点目についてお答えをさせていただきます。  1点目の市道11号線の交差点改良の工事内容ということをまずお知らせします。今回、市道11号線については……。 ○委員長 暫時休憩といたします。                    午後1時4分休憩                    午後1時5分再開 ○委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。 ◎道路整備課長 整備延長260メートル、計画幅員として16メートルを予定しております。平成28年度の用地買収については4名の方を予定しております。用地費としては今回計上させていただいているのは4890万円です。補償費として8380万円を計上させていただいております。  1点目の2つ目、都市計画道路としての位置づけと関係です。さがみ縦貫道との関連という形でお答えさせていただきます。  さがみ縦貫道は平成22年に開通しまして、その後交通量がふえているということから、今回、市道11号線の交差点改良については安全対策ということで行っていきたいと考えています。  2点目、上郷河原口線の総工費ということでお答えさせていただきます。  この間も委員会でお答えさせてもらいましたけれども、今、鉄道事業者と協定に向けて、施工方法を含めた形で最終調整を協議を行っている段階です。それがまだまとまっておりませんので、総工費はまだ確定しておりません。 ◎都市計画課長 都市政策事業費のうちの交通量調査についてというご質問で、調査の時間帯と100地点の位置はということだと思います。調査の時間帯につきましては、朝7時から19時まで、12時間でございます。あと、地点といたしましては、過去にもこういった全市レベルでの調査を行っておりますので、それとの比較等もよく考慮しまして、それらのところと、あと新設路線等に割り振っていくのかと。調査地点については今後庁内でも調整していくという考えでおります。 ◎市街地整備係長 厚木駅再開発に係る補助金予算900万円と今後のスケジュールについてご説明させていただきます。  まず1点目の補助金の予算の関係ですが、市では平成26年度に市街地再開発事業に係る補助金の交付要綱を策定しております。これに基づいて準備組合に対して補助金を執行するものです。現時点での考えでは、再開発事業に向けた具体的な協議資料を作成する関係、これらに対する補助を行っていくことを考えております。  次に、スケジュールの関係ですが、あくまでも現段階での目標スケジュールということになります。平成29年度には、都市計画決定、組合設立認可、翌平成30年度には権利変換計画認可、その次、平成31年度から平成32年度にかけて実際の工事といった進捗を予定しております。 ◎計画係長 5点目の平成28年度の使用料を担当する人数につきましては、平成28年度につきましては執行体制を見直しを今考えておりまして、下水道の使用料に関する業務につきまして、現在2つの係にまたがって処理をしております。これにつきまして1つの係内で処理する体制を考えておりますので、現在、担当する人員ということでの人数は確定はしておりませんが、体制を見直ししまして、2つの係から1つの係で下水道使用料の回収業務を行うような体制への見直しを考えております。  6点目の上下水道料金一括納付事業、こちらの水栓番号変更に伴う対策の取り組みにつきましては、神奈川県の企業庁と協議を行いまして、現在、上下水道料金システムで確認できる内容の見直しを行っております。企業庁で水栓番号の変更を行ったものにつきまして、システムで確認をする前日変更分まで確認ができるような仕組みを構築いたしまして、現在その状況で取り組みを行っております。 ◆吉田みな子 委員 それでは、再質問をさせていただきます。  順番がずれますが、都市政策事業費の交通量の調査です。全市調査を以前もされていたということですけれども、具体的にはメッシュで何キロとか何メートルとかということで全市をかけているのかということと、重点的に交通量を調べるところが具体的にあれば教えてください。 ◎都市計画課長 メッシュとかそういう考え方ではなく、あくまで道路網は線的なつながりがございます。その線的なつながりの中で重要な交差点ですとかそういったところを選定しまして、交通量調査をかけることになっております。 ◆吉田みな子 委員 わかりました。では、こちらは以上にいたします。  では、市道11号線について伺います。交差点改良ということだったのですけれども、1点お伺いしたいのです。今回、16メートル幅の道路で交差点改良されるということですが、今、市道11号線と県道407号の交通量はどのぐらいなのかということを伺います。 ◎道路整備課長 交通量が現在どのぐらいかということでお答えさせていただきます。  市道11号線につきまして、この交差点につきまして昨年交通量調査を行っております。そのときの数値でいきますと、市道11号線側ですけれども、12時間で約3500台、市道32号線側でいきますと2600台ということであります。 ○委員長 暫時休憩といたします。                    午後1時14分休憩                    午後1時15分再開 ○委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。 ◎道路整備課長 県道407号の交通量は調べまして、後ほどお答えさせてください。よろしくお願いします。 ◆吉田みな子 委員 承知いたしました。では、わかればですが、今現在の市道11号線と県道407号の道路幅を伺います。 ◎道路整備課長 現況の幅員ということであります。現況の幅員については、県道407号が約9.5から10.5メートル、あと市道11号線については約9メートル、市道32号線側については約7メートルであります。 ◆吉田みな子 委員 今の話を聞いていましても、市道11号線も県道407号も10メートル前後ないかなというところに16メートル幅のかなり大きな交差点ということと、交通量もそんなに多いとは余り感じられないなという中での16メートルの交差点改良についてもう少しお聞かせいただきたいのです。まず、なぜ16メートルの交差点改良をする予定なったかお聞かせください。 ◎道路整備課長 今回、市道11号線の交差点改良事業として行うに当たりまして、市道11号線については都市計画道路の中新田鍛冶返線の将来計画が重なっております。これを16メートル、その幅員と同じ幅員で整備することによって、将来、街路が整備されるときの二重の手間を省くことができるということから、市道11号線の交差点改良として今回16メートルで行っていきたい。 ◆吉田みな子 委員 都市計画道路の見込みがあるということで理解いたしました。  そこの都市計画道路の見込みということでちょっと疑問がありますので、そこも詳しくお聞かせいただきたいのです。今海老名インターのほうからつながっていて、11号線からまだつながっていないというところだと思うのですけれども、平成25年の都市計画道路の見直しで中新田鍛冶返線が留保付き存続になっていると思うのです。路線の必要性が高いけれども、事業実施時期の見込みが立たないということで、そこの路線を見てみますと、大谷北四丁目の住宅の上も通っておりますし、丘陵地ということも、聞くところには見直しのところに入っていますけれども、工事としてかなり難しいのではないかということの認識をされた上で、留保付き存続ということの結果を出しているのではないだろうかと思っています。そのことについて、実施見込みが立たない中で16メートルの道路を今後つくることについてはいかがお考えなのでしょうか。 ◎まちづくり部次長 ただいま都市計画道路の見直しの関係のお話が出ましたので、まちづくり部からお答えさせていただきます。  都市計画道路の関係はまちづくり部の都市計画課が所管して、見直し業務を都市計画のほうで行っております。以前の議会でもご答弁させていただいているかと思うのですけれども、いずれにしましても、中新田鍛冶返線は海老名市の道路交通マスタープランの中の道路交通網のネットの一翼を担っている路線でございます。ですから、都市計画道路の見直しの業務については、都市計画決定されてから長い間手つかずの状態で、なおかつ、赤い線で都市計画決定されているのですけれども、権利制限がかかってくるものですから、そういう観点から、国の1つの政策の中で、実現性と有効性がないものについては見直し対象という中で当時見直しを行っています。そういった観点からいいましても、今回の中新田鍛冶返線については、ネットワークを形成する上で、海老名の場合、東西交通網が非常に貧弱でございますので、東西交通網の一翼を担うという意味からも重要な路線と位置づけております。  先ほど16メートルのお話がありましたけれども、基本的には16メートルの道路幅員の場合、交差点部については右折レーンをつくることを考えますと3レーンが必要になります。1レーンが3メートルですから、それで9メートル、路肩が50センチ、50センチで、それで足すと10メートル、残り両側3メートルずつの歩道ということで16メートルが必要になります。 ◆吉田みな子 委員 東西の一翼を担うことについてもう少し詳しくお聞かせいただけますか。 ◎まちづくり部次長 一翼を担うことを詳しくということになりますと、これは非常にお答えしづらいのです。いずれにしましても、海老名市内全体を道路の網をつくりまして、それぞれの各路線に将来交通量をどのくらいしょえるのかということを推計して、それで例えば、東西の交通が足らない、今の計画している路線では処理ができないとなると、新たな道路をつくるとか、それとも道路の断面を広げるとか、そういう作業をした中で中新田鍛冶返線は必要だというところでございます。 ◆吉田みな子 委員 ちょっとしつこく聞いてしまいまして、広域性もある道路ということで、綾瀬市だったり、そういったところが海老名のインターに向かっていきやすいということなのかと理解しているのですが、もし違えば訂正していただきたいのです。平成29年に綾瀬の東名高速道路のスマートインターチェンジができる予定ということですけれども、そのスマートインターチェンジができることを受けて、道路マスタープランでも綾瀬のスマートインターができた場合とできない場合を検討していくとも書いてあったのです。中新田鍛冶返線について影響とか、何か検討しているようであればお聞かせください。 ◎まちづくり部次長 現在運用しております道路交通マスタープランでは、委員、今おっしゃっているように、いろいろなフルネットのときのケースを考えて交通推計しているのです。その中の1つに今お話の綾瀬インターができる、できない。そういったところも考慮しております。ですから、そういったものを考慮してでも、当路線は必要であるということで、都市計画道路の見直しでも存続させておりますし、引き続きあの路線についての重要性を鑑みて、事業主体が今のところは神奈川県に要望をお願いしている路線でございますので、県のほうに引き続きお願いしていきたいと考えています。 ◆吉田みな子 委員 わかりました。道路マスタープランも策定しながら、ここは存続していくのだろうなということは理解をいたしました。  ただ、今の状況の中で、本当にできるかどうかもわからない中の16メートルの交差点改良ということは、市民の方も納得できるのかなとちょっと思ったりもするのです。右折レーンの設置の優先順位も、足りない部分もまだまだ市内であるとは思うので、そういう現実を見て、堅実な計画と工事をしていっていただけないかということは要望として求めたいと思います。  次ですが、下水道事業のことについてお伺いをいたします。徴収の係を2係から1係と体制を見直しをなさるということだったのですけれども、現在、未徴収分の回収はどの程度進んでいるかお伺いいたします。 ◎計画係長 下水道使用料の現在の未徴収分の進捗状況ということになりますが、下水道使用料の賦課漏れ関係につきましては、手続の遅延関係と無届けの追加調査関係という形に分けて徴収を行っております。現在、手続の遅延関係につきましては約86パーセントの承諾をいただきまして、徴収分につきましてはそのうち約80パーセントの徴収を行っております。また、未接続、無届け事案につきましては、現在、全体では承諾いただいている割合としましては約60パーセント、その60パーセントのうち、既に徴収できている金額の割合が43パーセントという形になっております。 ◆吉田みな子 委員 今お話の中で無届け分の調査もということだったのですけれども、監査報告ではまだ調査中ということでしたが、調査が進んでわかってきた分もあるということでしょうか。 ◎計画係長 監査報告のときに報告させていただいた案件からいたしますと、無届け工事につきまして97件ございます。そちらのうち、指定工事店によるものを44件と報告させていただいたものが現在46件わかっております。また、指定工事店以外によるものにつきましては8件という形で報告させていただいていたのですが、現在は18件わかっております。また、不明なもの45件という形になっていたのですが、指定工事店、また指定工事店以外によるものが確定してきましたので、現在33件が不明な状況になっております。
    ◆吉田みな子 委員 無断工事の金額がどのぐらいになったかということと、もし新たに時効分など発生しているのであれば、金額と件数を伺います。 ◎計画係長 現在、無届け事案につきましては、調査を継続している関係がございまして、はっきりとした数字という形にはならないかもしれないのですけれども、実はこの第1回の定例会の中で補正予算という形で、下水道使用料につきまして補正を上げさせていただいております。この金額でいいますと、今回補正を上げさせていただいた金額が1232万5000円になります。こちらにつきましては無届け、先ほど委員から話のありました水栓交換等も含んだ金額になっております。 ◆吉田みな子 委員 この無届け、無断工事による時効分は発生していないという理解でよろしいのでしょうか。 ◎計画係長 時効分といたしましては発生はしております。全体では、現在調査をしている段階で、使用料が発生する時点がまだ不明という状況になっているものが33件ございます。こちらの確定作業を進めさせていただいた中で、最終的な遡及請求額、また時効分を確定させていただくような形になります。 ◆吉田みな子 委員 また新たに発生時効分はあるけれども、確定してから数字が出るということの理解でよろしかったのかと思います。数字が出たら、速やかに上げていただくようにお願いいたします。 ◎道路整備課長 先ほどの県道407号の交通量です。12時間交通で約6000台です。 ◆吉田みな子 委員 ありがとうございました。では、ほかの質問に移りたいと思います。  厚木駅周辺整備事業についてですが、先ほど900万円の補助をどのようなことに使われているかということのご答弁の中で、具体的な資料作成に使われているとご答弁があったと思うのです。900万円を資料作成に使っているのではかなり多いかと思うのですけれども、ほかに何かあるでしょうか。 ◎市街地整備係長 その内容についてですが、正確に申し上げますと、次年度予定しておりますのは、権利変換計画、交通処理計画等の業務に対して補助を充てようという考えですが、当然ながらまず予算をご承認いただいて、申請をいただいて、補助要綱に基づきまして、予算の範囲内で補助をすることになりますので、実際のでき上がりが900万円ぴったりになるかどうかは、その作業を見てみないことにはわからないということになってまいります。 ◆吉田みな子 委員 わかりました。では、今の厚木駅周辺の再開発のことですけれども、現段階の構想はどうなっいるか、わかる範囲で結構ですが、教えてください。 ◎市街地整備係長 再開発事業といいますと、戸建て住宅を集合住宅に建てかえるといったイメージの事業になるわけですが、そのマンションの規模とか、そういったものについてはまだ正確には決まっておりませんが、公共施設につきましては、道路の再配置、駅前広場の設置等を考えている、そういった状況にあります。 ◆吉田みな子 委員 実際地権者の方が準備組合でお話しされていると思うのですけれども、実際ほかの方、厚木駅周辺だったり河原口、さつき町だったり中新田の方がおいでだと思うのです。どうなっているかがなかなか見えてこない。何ができるかもわからない。地域の方の声がなかなか反映できていないのかと思うのですが、今後、地域の方が再開発に、まちづくりも含めてどういうふうに声を上げていく場をつくっていくか、何かあれば教えてください。 ◎市街地整備係長 地域の方を再開発エリアの地権者の方という解釈でお話しさせてもらいますと、ご高齢の方もいられますので、次世代の方を含めて意見を聞けるような場をつくっていくということで、準備組合側もいろいろ検討している状況にあります。 ◆市川洋一 委員 まず1点目は、建設部のほうですけれども、下水道繰出金が2億8000万円強あります。これは対前年どうなっているのかというものをいま1度確認させていただきたいのが1点目。  2点目は、道路整備課だろうと思うのですが、159ページ、道路用地購入事業ということで6億2778万6000円とあります。うち公有財産購入費3億3200万円ですか、これの内容をいま1度確認させていただきたいということ。  3点目としまして、これはまちづくり部ですが、予算書だと165ページになるかと思います。駅周辺整備推進事業と厚木駅周辺整備事業908万4千円の話と、あと駅前施設整備調査等事業費973万4000円、これをいま1度お知らせいただきたい。  4点目、167ページの駅周辺まちづくり事業の2762万1000円と、駅総合改善連携事業費1億7372万1000円の内容、これが全て負担金なのか補助金なのか交付金なのか、ちょっとわかりませんけれども、そこら辺の理由等も入れてお知らせ願いたいと思います。  5点目、171ページになりますが、土地区画整理事業費のうち、工業系新市街地整備促進事業費ということで1700万円ほど上がっていますが、これの内容をお知らせ願いたい。  6点目、175ページに借上型市営住宅管理経費とございます。4951万円ほどですが、この使用料、賃借料というのは、年度推移からどうなっているのかというのをお聞かせ願いたい。  あと、7点目として下水道特別会計のほうで3項目ございます。294ページの市債の6億8000万円ほどが対前年比2億3000万円ほど減少している理由。同じく292ページの国庫支出金が1億2000万円ほど減った理由。これは多分理由は同じだと思うのですが、そこら辺の状況をお知らせ願いたい。  それとあと、297ページの下水道特別会計の一般管理費の公課費というのが5100万円ほどあります。これは何に対しての公課かというのをお知らせいただければと思います。 ◎計画係長 1点目の下水道事業特別会計への繰出金の前年度比についてお答えいたします。  一般会計繰出金につきましては、雨水関連事業費などの公費で賄う費用につきまして一般会計から繰り出ししているものになります。繰出対象事業費の増額によりまして前年度比1パーセントの増額となっております。 ◎道路整備課長 2点目の道路用地購入事業費のうちの公有財産購入費3億3200万円についてどこか、内容についてということでお答えさせていただきます。  今回、対象としまして11路線を対象としております。その内訳であります。幹線・準幹線道路整備事業として5路線を上げております。市道8号線の本郷における交差点改良、中河内における歩道整備の用地、3点目としては市道3号線国分南の用地、4点目としては同じく市道3号線の柏ケ谷における交差点改良事業の用地、5点目として下今泉新設の用地。歩道整備事業として2路線上げております。大谷地内における横須賀水道路半原系統の用地、それと中央一丁目における市道18号線の歩道整備に絡む用地をしています。それと、今度は一般生活道路整備事業費として2路線計上しております。本郷における市道757号線と大谷地内の市道911号線の道路用地です。西口地区道路整備事業として駅間方面に行きます市道1753号線の歩道整備用地。それとさがみ縦貫道関連では、市道11号線の交差点改良事業の用地ということであります。 ◎市街地整備係長 駅周辺整備推進事業費につきましては、市街地整備課と駅周辺対策課で分かれて予算をそれぞれ要求しておりますので、まず私から市街地整備課分についてご説明させていただきます。  市街地整備課では、予算細目の駅周辺整備推進事業費の中で厚木駅周辺整備事業費を計上しているところです。この予算は、厚木駅周辺地区における再開発事業によるまちづくりに向けた必要な予算という考えでございます。主な内容は、先ほどの答弁と重複しますが、補助金の900万円ということになります。これは平成26年度に施行しました交付金の要綱に基づきまして、再開発準備組合が行う施行準備に係る必要な業務に対して予算の範囲内で補助を行うといったものとなります。 ◎駅周辺対策課長 3点目の駅周辺整備推進事業費の駅前施設整備調査等事業費でございます。これは地域拠点としての駅及び周辺都市施設のあり方について、既存資料の活用や周辺の環境変化を的確に見きわめながら、必要に応じて調査検討を行うものでございます。内容といたしましては、海老名駅自由通路の整備が終了いたしまして、この事業の評価の調査を委託するものでございます。こちらが700万円となっております。それからさがみ野駅につきまして、駅周辺の調査委託費として198万5000円を見込んでおります。もう1点、海老名駅北口の整備を今後行っていきますが、その北口の広場の用地買収の不動産鑑定評価委託を40万7160円を見込んでおります。 ◎市街地整備係長 4点目の駅周辺まちづくり事業助成経費の概要についてお答えいたします。  駅周辺まちづくり事業助成経費ですが、この事業は市民団体等によるまちづくりの活動に対して基金を活用した助成を行うもので、市民参加型のまちづくり、駅周辺の特色あるまちづくり等を支援するといったものです。具体的には、民間都市開発推進機構からの拠出分5000万円、市の拠出分1億円、企業からの拠出分20万円、計1億5020万円を原資として、市の新まちづくり基金の中で管理しておりまして、平成24年度から駅周辺まちづくり事業助成金交付要綱というものを定めまして、これにより事業を実施しているところです。事業は、市内駅周辺地区のまちづくりに寄与することを目的とした施設等の新設や改修を対象としておりまして、活動拠点施設やシンボル施設の整備、あるいはまちの魅力向上に資する事業や街路灯の設置、バリアフリー化のためのスロープの設置など、安全・安心なまちづくりに資すると認められる事業、まちの景観形成に資すると認められる事業等に交付することになってまいります。助成対象者ですが、半数以上が市内に住所を有する者で構成されている団体、政治活動や宗教活動等を目的としない、登記が必要となる施設を整備する場合は登記の主体となれる団体、市内に活動拠点を有する団体となっております。概要は以上となります。 ◎駅周辺対策課長 4点目の駅総合改善連携事業費についてでございます。当事業は地域公共交通の活性化及び再生に関する法律に基づく事業でございます。この中では、市及び相模鉄道のほかに、鉄道、バス等の公共交通事業者と地元代表者により構成される法定協議会を設立し、その法定協議会が事業主体となって実施する事業でございます。この法定協議会が事業主体となって実施する事業につきまして、国から補助金が3分の1、そのほかに市が負担金3分の1、そして事業主体である相模鉄道が負担金3分の1という形で法定協議会に支出するものでございます。平成28年度におきましては市の負担金として1億7370万5000円を負担するものでございます。 ◎市街地整備課長 5点目の工業系新市街地整備促進事業費の内容ということでお答えさせていただきます。  こちらで申し上げております工業系新市街地でございますけれども、これにつきましては、今後、市街化区域編入を図ります海老名運動公園周辺地区、それから平成27年3月ですが、市街化区域編入を果たしております横浜伊勢原沿道西地区、旧の本郷門沢橋地区と呼んでおりましたけれども、こちらの2地区が対象になります。予算の内訳は、委託料260万円と負担金、補助及び交付金の1440万円となってございます。委託料260万円につきましては、運動公園周辺地区に関しましては、市街化区域編入、また組合設立認可に向けまして、市として作成しなければならない関係機関協議等の資料がございますので、こういったものの作成と、両地区に係るPRパンフレットの作成を委託したいものでございます。さらに負担金、補助及び交付金の1440万円ですけれども、運動公園周辺地区につきましては、平成25年3月に準備組合が発足しておりまして、来年度になりますが、平成28年中の市街化区域編入、組合設立認可を目指しておりますので、市で定めております土地区画整理事業助成要綱に基づきまして、準備組合が実施します測量調査、設計、こういったものに対する経費を補助するという形でございます。 ◎住宅政策係長 6点目の借上型市営住宅管理経費のうちの賃借料の年度推移についてでございます。まず、借上型市営住宅といいますのは、民間が建設した住宅を市が20年間借り上げて市営住宅として利用する住宅になります。現在、市内には借上型市営住宅は4棟ございまして、借り上げの際には、オーナーの方とそれぞれ賃貸借契約を締結して借り上げをしております。この契約書の中で月額の賃借料を決めまして、それを20年間、借り上げている間、お支払いする、そういう形の契約になっております。それに伴いまして、先ほどご質問の賃借料につきましては、20年間同額での支払いという形になります。 ◎計画係長 7点目の市債が対前年度比2億3410万円の減少になっております主な理由につきまして説明いたします。  起債対象となる建設事業費の減少、また下水道使用料の増収などにより減額となっております。前年度から起債対象建設事業費の減額につきましては約9360万円、残りの1億4050万円につきまして下水道使用料の増収による減額となっております。 ◎工事担当課長 続きまして、国庫支出金の交付金が減った理由についてということです。平成28年度につきましては、平成27年度より社会資本整備総合交付金の対象としている事業について、工法の相違や延長減により事業費が減となったこと、それから防災・安全交付金の対象としている事業においては、管路施設の長寿命化工事及び耐震診断業務に伴う委託工事を行う箇所を現在検討中であるということで、長寿命化の計画策定委託のみの予算計上となっていることから事業費が減となり、全体の交付金が減となったものでございます。 ◎計画係長 一般管理経費のうち公課費5181万1000円、こちらは何に対しての公課かということについてお答えいたします。  一般管理経費の公課費につきましては、下水道使用料の収入に伴う消費税の納税額を計上しております。 ◆市川洋一 委員 わかりました。どうもありがとうございます。では、順次個別にですが、再質疑させていただきたいと思います。  まず、道路用地購入事業ということで先ほど11路線ですか、新たに計画していますということですが、海老名駅西口の市道59、61、62号線というのは、たしか3月の補正の繰越明許費で上がっていると思うのです。これは西口道路整備事業13億2000万円ほどのところに入っているのかどうかを確認させていただきたいと思います。 ◎まちづくり部次長 西口関連の道路用地購入の公有財産購入費ですけれども、今ご質問いただいております道路用地の購入費とは別に予算立てして対応するような形をとっておりますので、西口地区道路整備事業費(道路整備課)の中には入っておりません。 ◆市川洋一 委員 ということは、西口の市道59、61、62号線の未購入部分は上段の西口地区道路整備事業費ということでよろしいのですね。 ◎市街地整備課長 予算書の157ページにございます西口地区道路整備事業費の中に含まれているとお考えいただければと思います。 ◆市川洋一 委員 そうしますと、これだけ前年度からのものもありますけれども、新たに11路線もやりますということで、やること自体は結構だと思うのですが、この中で非常に困難な場所ということがあるところは、西口のほうと考えてよろしいのですか。今まで3年にわたって実施されてきたのかどうかわかりませんけれども、そこのところでまだまだ時間がかかりそうだというのは、市道59、61、62号線あたりのところがまだ十分でないということでよろしいでしょうか。 ◎市街地整備課長 困難な箇所はというところでお答えさせていただきます。  確かに西口周辺道路につきましては、平成25年度から用地の取得をしてきておりまして、お時間をいただいているところでございます。そのような中で、上郷河原口線につきましてはおおむね6割ぐらいの用地の実績があるという形でございます。今後、平成28年度だけでこれが全て残りが終わるかというと、それもなかなか厳しいと考えておりますし、どうしても事業に慎重な方がいられますので、そういった方のお気持ちを、ご理解いただきながら進めていきたいと考えております。 ◆市川洋一 委員 では、続いての質疑に移らせていただきます。駅周辺整備推進事業の駅前施設整備調査等事業というのは、海老名駅の西口であるとか北口、あと先ほどおっしゃりましたさがみ野駅前ということで、これも駅周辺とは2つに分かれているという理解でよろしいでしょうか。 ◎駅周辺対策課長 こちらは事業化していないものについて、各駅の事業化前の段階について調査検討を行っていく、そういう事業費となります。 ◆市川洋一 委員 あと、先ほど駅周辺と駅総合改善連携と2つありまして、駅周辺まちづくりというのは、市民の意見を聞いて、団体を含めて、新まちづくりのプランの中で進めていきますということでございました。これはぜひ大いにやっていただいて、駅周辺のまちづくりというものを助成していっていただきたいと思うのですが、駅総合改善ということに関しては、国と鉄道事業者も含めて三者でやるわけですから、意見としては鉄道主体の意見が強いと見てよろしいのでしょうか。国が3分の1、鉄道3分の1、市が3分の1ということで成り立っていると伺ったのですが、そこら辺を伺いたいと思います。 ◎駅周辺対策課長 こちらに関しましては、基本的に今行っている事業に関しては相模鉄道の駅舎改良ということで、駅舎に特化しての事業を進めておりますので、鉄道事業者の計画に基づいて協議会で協議をし、その中で、その他、鉄道事業者、バス事業者、また地元代表者の方も意見を述べていただきながら進めていくという内容になっております。 ◆市川洋一 委員 そうすると、さっきの駅周辺まちづくりという意見なども入れてもらえると理解してよろしいのでしょうか。 ◎駅周辺対策課長 これはまた別の事業でございまして、あくまでもこちらは公共交通に関する事業を協議会の中でさまざま意見を出し合いながら進めていくものでございます。 ◆市川洋一 委員 次に、土地区画整理事業のうちの、今2地区を進めていますということですけれども、工業系新市街地整備促進事業費で、どちらかというと、私が意識していたのは、運動公園周りの準備組合設立関連と思っていたのです。このときに、工業系新市街地という書き方をされていますので、一般的な市街地の区画整理事業との何か違いがあるのかどうか。そこら辺がよくわからなかったのです。区画整理事業というと、市街地系と思ってしまっているのですが、ただ、工業系新市街地整備促進ということなので、これは国土交通省が出している中で、工業系市街地というのを私もよく理解できないのですが、そこら辺、わかったらお教え願いたいのです。 ◎市街地整備課長 工業系新市街地という名称を予算で使わせていただいておりますけれども、我々の考え方としては、運動公園周辺地区と、先ほど本郷門沢橋地区のお話をしましたが、本郷門沢橋地区につきましては既に市街化区域への編入を済ませておりますので、主に運動公園の区画整理を促進していきたいという気持ちの予算でございます。工業系という言葉と新市街地という言葉ですけれども、新市街地ということでは、どちらかというと、産業の集積をイメージしております。住宅とか住居系という意味の新市街地ではなくて、そういった意味でちょっと造語的な意味合いとなってございます。 ◆市川洋一 委員 続いて、借上型市営住宅の件です。20年固定の契約になっているということですが、民間の場合のこういうふうな集合住宅みたいなものというのは、周辺価格と相まって、10年程度すると見直しされるし、2年ぐらいの契約でいつも進んでいるのが実態だと思うのです。20年という契約は、賃料に対してはどういうふうにあれなのかというのは私もよくわかりませんけれども、ここら辺は見直していただくようにご要望させていただきたいと思います。20年一定と考えてよろしいのですね。住宅地がどんどんできれば、一方で住宅は価値がどんどん下がっていくという実態もございますので、要望といたしましては、できれば見直していただければいいのかと思います。  それとあと、次の質問に移らせてもらいまして、下水道事業特別会計ですが、先ほど市債が低減できたというのはわかりました。ただ、公課費、消費税ということですが、下水道費には、個人から徴収して公課費の中には消費税は入っていませんね。そこら辺を確認します。 ◎計画係長 徴収している下水道使用料につきまして、市民の方から消費税を徴収しております。 ◆市川洋一 委員 そうですか。私も伝票を見て、それが書いてございませんので、それは私が見落としているのかもしれませんけれども、ということは、5100万円というのは全市民の下水道料の消費税と考えてよろしいのですね。そうすると、そこはまた消費税の値上げということも今いろいろ議論されているようですけれども、また値上げということになるかと思うので、そこら辺、市民の皆さんにも周知しておいたほうがいいのかみたいなことを今考えましたので、ひとつそこら辺もご答弁願えればと思います。 ◎計画係長 下水道使用料につきましては、実際下水道に接続して使用できる方に限定された料金となっております。ですから、使用料に対しまして消費税を反映しない場合は、そちらに税金が投入されることになりますので、下水道を使用していない方も負担をしてしまうことになりますので、下水道課といたしましては、下水道使用料につきましては、今のところは今までどおり消費税を徴収していくという考えでおります。 ◆宇田川希 委員 まず建設のほうからですが、予算書157ページ、説明資料13ページの歩道整備事業費について伺います。この中の委託料の中の市道23号線の工事の進捗と今後の取り組みについて伺います。  2点目になります。予算書159ページ、説明資料16ページの、これは先ほど市川洋一委員からもありましたが、道路用地購入事業費についてであります。こちらも絞って聞きます。こちらの公有財産購入費の中の幹線・準幹線についての市道3号線ほか1(柏ヶ谷)とありますが、その詳細について伺います。  3点目、予算書の159ページ、説明資料16ページ、同じページになりますが、橋りょう長寿命化対策事業費について、こちらも絞ります。工事請負費の詳細について伺うのですが、特に産川橋と東柏ケ谷跨線人道橋について伺います。  次、4点目になります。こちらはまちづくり部になるのですが、予算書の165ページ、説明資料16ページの住宅改修等助成事業費と同ページの空き家等対策事業費を絡めさせて質問させていただきたいと思います。空き家活用促進リフォーム助成事業があります。こちらは平成27年度からスタートしたのかなと思うのですが、空き家リフォーム事業の実績と今後の取り組み、また課題について伺います。  また、この対策事業費のほうですが、空き家及び空き地の適正管理に関する条例が制定された。また、空き家等の対策審議会もつくられたといった中で、今後の取り組みが非常に気になるところではあるのです。私も一般質問等で2度質問させていただいた経緯があるのですけれども、この短期間ではありますが、現時点での効果はどういったものなのか。また、今後の取り組みについて伺います。  次です。5点目になります。予算書の171ページ、説明資料の20ページの土地区画整理事業推進費について、これは委託料の詳細について伺います。  最後になります。6点目、予算書の165ページ、説明資料の23ページ、駅前施設整備調査等事業費についてであります。こちらも市川洋一委員とちょっと重複するのですが、平成28年度に協議調査予定の海老名駅の東口側自由通路の延伸と、あと相鉄海老名駅北口改札の将来設置に伴う北口広場整備及び、特にさがみ野駅前の広場整備に向けた取り組みについて具体的に伺います。よろしくお願いします。 ◎整備1係長 市道23号線の工事の進捗ということでお答えさせていただきます。  今年度、平成27年度は市道22号線との交差点付近、ちょうど歩道のたまりになっているところでございますが、その付近を工事しまして、これまでに合わせて全長約800メートルのうち約540メートルの整備が完了いたしました。平成28年度につきましては、今年度やったところのたまりの南側、東柏ケ谷一丁目区域の約160メートルを整備する計画でございます。整備幅員としましては、畑かん用水と並行する区間の約100メートルについては、現道を東側の畑かん用水に寄せての両側歩道としまして、東側の歩道を約2.4メートルの幅員で確保する計画です。そこから南の綾瀬市までの約60メートルについては、畑かん用水上部の用地利用ができないことから、現況幅員の5.5メートルの幅で両側の側溝を整備する計画でございます。  2点目の道路用地購入事業費の市道3号線ほか1路線、柏ケ谷の詳細についてでございます。場所はかしわ台駅の南側、相鉄ローゼンかしわ台店前を通る市道3号線と東建ニューハイツの前を通る市道1141号線の交差点付近の交差点でございます。東建ニューハイツのちょうど西側の交差点になります。市道3号線は海老名市道路交通マスタープランの地区幹線道路に位置づけられており、小中学校の通学路であり、また周辺に商業施設が建ち並んでいることから、歩行者も多く、バスや大型トラックの交通が多いところでございます。整備内容につきましては、交差点を中心とした整備延長約250メートルの区間について、交差点改良とあわせて幅2.5メートルの歩道整備を行い、安全対策を図るものです。平成28年度からの社会資本総合整備計画に位置づけておりまして、平成28年度としましては用地買収の予算を計上させていただいております。 ◎道路維持課長補佐 それでは3点目、橋りょう長寿命化対策事業費の工事費、産川橋と東柏ケ谷跨線人道道について、内容についてお答えいたします。  産川橋の補修工事内容といたしましては、伸縮装置の交換、舗装の打ちかえ、床板のひび割れ補修などを予定しております。伸縮装置につきましては、気温の影響などにより橋自体が伸縮することから、この伸縮を吸収し、舗装の平たん性を保つものになります。この部材が劣化していることから、そこの部材の交換をするものになります。また、東柏ケ谷跨線人道橋ですが、こちらは委託費になりまして、次年度におきましては、さらに平成29年度に工事を行うための事前の設計委託を行うことになっております。また、こちらは線路内の点検になることから、点検の補助業務を相模鉄道に委託してまいりたいと思っております。 ◎住宅公園課長 4点目について、今年度から新たに負担制度で始まりました住宅改修助成事業の中の空き家リフォームに関して実績ということでございます。今年度の実績といたしましては、交付件数は3件、交付金額は150万円でございました。今後の取り組みにつきましてでございますが、今年度から始めました3制度のうち、今回ご指摘の空き家リフォームと3世代同居支援助成事業、こちらにつきましては住宅政策としての位置づけで助成を始めておりますことから、何とか利用率を上げていきたいと考えております。具体的には周知を今年度に比べより積極的に行うことと、また先日、リフォームをやっていただく業者の意見交換会中でも、制度を理解した上で市民への積極的な利用の働きかけをお願いしたといったところでございます。 ◎市街地整備課長 5点目の土地区画整理事業推進費の委託料について、その内容をご説明させていただきます。  今回の予算ですけれども、昭和54年3月に柏ケ谷の瀧ノ本地区、こちらは16.9ヘクタールですが、土地区画整理促進区域の指定を受けてございます。実際その土地利用の許認可事務を我々のほうでしておりまして、それに関しまして委託業務で調査等を行いたいというものです。  土地区画整理促進区域ですが、こちらにつきましては大都市法、正式には大都市地域における住宅及び住宅地の供給の促進に関する特別措置法と申しますけれども、これに基づき指定されているものでございます。大都市法自体は、その名称のとおり、大都市地域において大量の住宅及び住宅地の供給と良好な住宅街区の整備を図り、当該地域の秩序ある発展に寄与することを目的としております。この大都市法で土地区画整理促進区域という形で指定されていますけれども、その名称のとおり、土地区画整理促進区域は土地区画整理手法によって良好な市街地形成を目指すものです。  しかしながら、当地域は昭和54年に指定されて以後、地権者の合意形成が図られていないという状況です。さらに大都市法においては、その区域内での建築行為等が制限されておりますけれども、市街化区域であることから、良好な土地活用を促進しなければならないということで、海老名市においては、平成19年に柏ケ谷土地区画整理促進区域における大都市法第7条第1項に係る許可基準を定めまして、この基準に合致する建築行為等を許可しているものです。その結果、土地利用が進みまして、居住人口の増高も図られているところです。一方で、現地は斜面地が多いといったもともとの土地形状から、残された未利用地の活用が難しくなっていることや、比較的に小規模な個別開発が進んだことで、道路や公園の配置等について課題があらわれてきております。こういったことから、現況の把握とあわせて地区の課題整理等を行いまして、今後の許認可事務のあり方を再検討したいというものでございます。 ◎駅周辺対策課長 それでは、6点目の駅前施設整備調査等事業費についてご説明をさせていただきます。  まず初めに、東口自由通路の延伸についてでございます。これは海老名駅の東口、県道40号と海老名駅大谷線の交差する交差点、海老名駅入口交差点でございますが、こちらは県道40号を渡る歩行者信号が長いことから滞留車が多く、車両においては、県道の右折レーンの未整備による慢性的な渋滞が発生している状況でございます。自転車においては、滞留する信号待ちの歩行者との交錯が懸念されております。このような状況の中、現状の東口自由通路を延伸して、歩行者と車両を分離させ、県道40号を横断させることで安全で快適な交通環境を実現するものでございます。また、東西一体のまちづくりとの観点から、東口自由通路の延伸により回遊性を向上させることで、さらなるにぎわいの創出を図るものでございます。28年度の取り組みといたしましては、今年度実施いたしました地形測量成果をもとに、必要に応じて自由通路延伸に向けた関係者との調整を進めるということで、具体的には県道40号の拡幅整備が予定をされておりまして、その状況等も踏まえて県との調整を図ります。また、この交差点部には左岸幹線用水路、また電線共同溝、水道、ガス管等の地下埋設物が設置されております。その状況等の調査を行う予定でございます。  続いて、相鉄海老名駅北口駅前広場の整備についてでございます。相模鉄道は、ただいま平成31年度末完成を目標に海老名駅の駅舎改良を進めており、その中で北口改札が設置をされる予定でございます。北口改札予定位置は海老名市の中心市街地の一角に位置しておりまして、駅前の安全対策と、また利便性向上のため、北口駅前広場が必要になってくるものでございます。この広場用地の交渉を今しておりますが、この単価を決める不動産鑑定評価委託を実施するものでございまして、40万8000円を予算として見込んでおります。  続きまして、さがみ野駅の駅前広場整備についてでございます。1日の乗降客が約3万7000人と市内で2番目に乗降客が多いさがみ野駅でございます。この地域拠点として駅前都市施設のあり方について調査検討を行うものでございます。調査の内容といたしましては、意向調査に向けた基礎資料の作成ということで、公図等の測量調査委託業務でございます。基準点測量や現地測量、公図連続図作成、権利者確認調査と、さがみ野駅周辺における権利者等の調査業務を行うもので、198万5000円を見込んでおります。 ◎住宅公園課長 先ほどいただきましたご質問の中で答弁が一部漏れておりましたので、追加でお話しさせていただきます。空き家及び空き地の適正管理の条例施行及び空き家対策審議会の効果及び今後の取り組みといったことでございます。  現時点での効果についてでございますが、条例並びに国の特別措置法に伴い、空き家に対する市民の皆様の関心は非常に高まっていると思います。今年度市に寄せられました空き家、空き地に対する情報は3月16日時点で、空き家40件、空き地10件となっております。そのうち約9割が雑草の繁茂など、建物に対するものについては1割程度といったことでございました。市では、国の特措法の規定により固定資産税の課税情報を見ることができるようになりました。このことから所有者を特定し、直接連絡をとるなどして適正管理について指導を行っているところでございます。また、今後の取り組みについてでございますが、1月から2月にかけまして、空き家所有者に対してアンケート調査を行っております。この結果の精査に加え、2年前に行った実態調査の状況などから、市内の空き家に対しての現状確認を現在行っております。その内容を整理し、海老名市に合った空き家政策を検討していきたいと考えております。その中で、庁内関係各課や不動産関係団体など民間事業者との連携についても研究検討してまいりたいと考えております。 ◆宇田川希 委員 それでは、順番に再質疑したいと思います。  それではまず、歩道整備事業費について質問していきます。市道23号線の工事、このたびありがとうございました。いろいろと建設部のご尽力をいただいて、非常にバリアフリーで今時点きれいな工事結果となりました。ありがとうございました。  またここからの工事ということで質問していくのですが、今度は東柏ヶ谷一丁目のほうに入っていくと思うのです。そうすると、先ほど答弁ではなかったかと私は思ったのですが、今度段差が逆になるのですね。歩道が低くなるのです。その辺についての配慮についてお伺いしたいのですが、いかがでしょうか。 ◎整備1係長 東柏ヶ谷一丁目側につきましては、畑かん用水の高さと既存の道路の高さに約50センチ程度の段差がございます。既存の道路のほうが高いという状況になってございます。その中で、畑かん用水の上部利用を図っていくということで、土どめを設置しまして、東側の歩道の用地をつくり、また現道の車線を振ることによって、その段差を解消していきたいと考えております。 ◆宇田川希 委員 そうしますと、今の東柏ケ谷二丁目、旧さくら並木商店街のところですけれども、あそこのような桜の木を植えて、またガードレールをつけてと、おおむねあんなようなイメージでよろしいのでしょうか。 ◎整備1係長 畑かん用水と一段上がった道路、歩道の間には植栽帯を一応設ける計画でおります。そこにふさわしい植樹ができれば、イメージとしては同じような道路に仕上がるかと考えております。 ◆宇田川希 委員 わかりました。きょうも市役所に来るときに前を通ってきまして、桜がきれいに咲いていました。あのようなきれいな花が咲くような、桜ですね、木を植えていただけるといいと思いますし、それよりも何より景観審議会の皆さんとよく協議して、その辺は対応していただければと思います。  東柏ヶ谷一丁目のところですけれども、たしか小屋か何かあったような私は記憶をしているのです。ああいったものは多分ごみか何かの集積で使っているような私は記憶をしているのですけれども、そういうごみ集積所とかというものの対応も今後考えられているのかお伺いします。 ◎整備1係長 現在の道路と畑かん用水の間の、以前木が植わっていたスペースのところにごみ集積所として利用している小屋がありまして、それを言っているかと思います。新しく道路が整備された以降、その地域のごみ集積所の位置ですとか出し方については、また関係課、あるいは地元の自治会、町内会と十分調整した上で対応していきたいと考えております。 ◆宇田川希 委員 ぜひその辺は早い段階で調整してもらいたいと思います。というのも、今の段階ですけれども、切り株になったところの付近には、どこの方なのか、ちょっとわからないのですが、自転車を放置していくような傾向もあります。そういった中、またそこもどっちもと言ってはいけないのですけれども、官民境界というか、これから調整が極めて必要なところもあります。そういったところも十分に住民トラブルがないように、市のほうも配慮して進めていただければと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。この件は終わります。  次は道路用地購入事業費についてです。こちらについてですが、私の記憶だと、ちょっと確認をさせてもらうのですけれども、ここは先ほどの答弁にもありました交差点改良もということでありました。この辺の改良というのは、以前オレンジのポールを立てたりとかいろいろやられていたのかと記憶しているのです。なぜこの時期にそういった工事になったのかというのと、用地買収を計画しているということでしたけれども、用地買収というのは具体的に今どのような状況といいますか、見通しはついているのか、その辺についてお伺いします。 ◎整備1係長 この時期にここの改良をするということ、また用地買収の状況ということでお答えさせていただきます。  従来より見通しが余りよくなくて、交差点の形状が好ましくないということで、交通量も多い、マスタープランの路線というところもございまして、整備の計画を考えておりました。ここのちょうど角の地権者、土地利用の中で用地を協力してもいいというお話をいただいたことに基づきまして、今回調査をかけて、では、歩道用地を含めた交差点改良を進めていこう。そういうふうなことで事業を進めております。 ◆宇田川希 委員 わかりました。とにかくこの場所、ここは非常に危ないと市も認識しているということで確認させてもらいましたので、こちらも地域の関係者の方たちと十分に協議して対応していただけたらと思います。こちらも終わります。  次です。橋りょう長寿命化対策事業費についてですが、先ほどの産川橋については、先ほどの答弁でよくわかりましたので、こちらは質問いたしません。  また、東柏ヶ谷四丁目ですね、跨線橋になると思うのですが、こちらは要望させていただきます。こちらの話は、私の記憶ではもう30年以上か、前後しているのではないかと思うのです。私が小学校に通っているときに通っていた歩道橋でもあります。もう非常に年数もたっています。あの歩道橋というのは、東柏ケ谷小学校に通う児童たちの通学路でもあって、東柏ヶ谷四丁目から六丁目の貴重な連絡通路にはなっている。また、災害のときも、踏切が大和側にもあって、さがみ野駅側にもあるのですけれども、3つ目はあの歩道橋になってしまうのです。あの歩道橋は貴重な歩道橋になっていますので、ぜひともこういった長寿命化対策ということで工事をされるのであれば、相模鉄道との協議もあるとは思うのですけれども、ここは協議に十分時間をかけていただきたいと思います。というのも、ベビーカーもよく通っています。あの辺の近所は新興住宅が多くて、私たちと同世代、もしくは私よりも若い夫婦の方も通ります。高齢者の方もよく通ります。また、歩道橋の足元部分についても随分削れていたり、大分傷んでいる状況ですので、いろいろお考えはあるとは思いますけれども、そこの辺も十分考慮して対応していただくことを要望させていただきます。  次です。空き家について再質疑いたします。空き家情報、3月16日時点で空き家が40件、空き地が10件ということを先ほどおっしゃっていました。さほどではないという見解に私は聞こえたのですけれども、当然アンケートもとられているし、現状確認もしているということですが、海老名市でも空き家等対策審議会をつくられている。非常に評価はできるのです。ただ、審議会というと、行政に対して審議の段階で参加者が意見をするという形かと思うのです。今、厚木市とか、ことしの新聞だったかと思うのですけれども、県内3市目なんて、横浜市、相模原市、厚木市なんて、大きな都市ですが、そういうところでは協議会を設置しているなんていうのもありました。要は、そういったせっかくの意見を精査する、そして運用に生かしていくというのも大事だと思うのです。今時点の話ですと、私は数字を聞いて、さほど驚いてはいないのですけれども、行く先々には、いろいろと市内でも、これも見解の相違かもしれませんが、ちょっと老朽化が進んでいるようなところもあったりして、ただ地権者との問題もあったり、今は、どちらかというと、行政代執行するよりも有効活用が大いに求められているので、その辺もよく考えた中で対応してもらいたいと思います。
     また今、二宮町等でも空き家バンクなんていうのも、これも全国的にそうかもしれませんけれども、利用している。また、相鉄グループなんかでは、空き家を改修して、それぞれ民間で改修して貸し出すみたいな、いろいろ民間も頭を使ってやっていますので、その辺も含めてのアンケート調査と思いますので、ぜひともその辺、前向きにやっていただければと要望させていただきます。よろしくお願いします。  柏ケ谷のところです。土地区画整理事業についてですけれども、こちらも要望させていただきます。瀧ノ本、土地区画整理が進んでいます。私は、柏ケ谷地域であそこが一番住宅が、戸建てが今どんどんふえていて注目しているところです。公共施設再編計画も市のほうでもおつくりになって、市長もおっしゃっていました。東柏ケ谷とか柏ケ谷は本当に少ないのだよなと言っていました。つくってくれとは今言いません。しかしながら、その辺もよく人口の流入のぐあいだったり、人口減少、人口増加を含めていろいろ判断してもらいたいと思います。あそこには、先ほど公園という話もちょっと答弁の中にありましたけれども、あらゆる意味でこれから検討が必要かと思います。住居表示という課題もあると思いますので、いろいろな意味でここもぜひとも幅広く検討していただくことを要望させていただきます。  最後です。先ほどの駅前施設の件につきましては、東口、北口については十分理解させていただきました。ただ、さがみ野駅、198万5000円ということで金額がついているということで非常に期待しております。その中で、こちら、調査という中で、主に多分南口になるのかと私は思っているのですけれども、南口広場、北口広場というのですか、その辺について、もうちょっと北口のほうもするのかとか、その辺教えていただければと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ◎駅周辺対策課長 調査につきましては、南口もそうですが、北口も含めて調査の範囲として今考えているところでございます。 ◆宇田川希 委員 厚木駅とはまた特性が違います。ぜひとも前向きに対応してもらいたいと思います。よろしくお願いします。 ○委員長 暫時休憩といたします。                    午後2時33分休憩                    午後2時44分再開 ○委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に質疑のある方。 ◆氏家康太 委員 それでは、大きく7点ほど質疑させていただきます。  1点目が予算書157ページ、電線共同溝整備事業費、今回の場所の距離と電柱何本分とかわかれば教えてほしいのと、1メートル当たりの経費と今後の予定を教えてください。  2点目、159ページの道路新設改良事業費の市道53号線バイパスについてですが、平成28年度はどこまで進める予定なのか。また、以前一般質問のときに、藤沢の用田方面への案内板の改良について県やJHのほうに働きかけは進んでいますでしょうか、お伺いをします。  続いて、3点目が予算書297ページ、下水道運営審議会運営経費について、議員の中から選出される下水道運営審議会のメンバーが廃止になりまして、今のメンバー構成、例えば人数、その後減ったままなのかとかふえたのかとか、それと平成28年度は何を主に審議する予定なのか、お伺いをします。  4点目、301ページの雨水管渠等整備事業費、浸水箇所の把握は、例えば住民からのそういった指摘とか通報等で把握をしているのか、どのような把握の方法をとっているのかということと、把握の状況、そして平成28年度は具体的にはどういった事業をするのか、お伺いをします。  5点目は、予算書31ページ、歳入、都市公園使用料で、中央公園ステージ等使用料が平成27年度からふえておりますので、平成28年度は何をするのか、お伺いをいたします。  6点目、同じく歳入、33ページの都市計画手数料、屋外広告物許可で新規がかなりふえておりますので、その理由をお伺いいたします。  7点目、予算書173ページ、地下駐車場改修事業費で、今後の修繕とその修繕経費の見通しについてお伺いします。 ◎整備1係長 電線共同溝についての延長と電柱の本数、また1メートル当たりの経費、今後の予定ということで、4点お答えいたします。  電柱の本数についてですが、現在、電線共同溝整備事業により整備に取り組んでいる海老名駅駅間地区では、開発事業により整備される電線共同溝の延長にしまして約960メートルの区間を整備してございます。これは開発事業者がやっているところでございますが、このうち平成27年度に市が整備した延長としましては、開発事業区間から外れたところの約30メートルになります。開発事業者の整備している区間の中の着手前の電柱の数を事業者に聞き取りで調べたところ、約35本という回答がございました。  1メートル当たりの経費ということになりますが、平成27年度、海老名市が工事した延長と契約金額で割り戻しますと、1メートル当たり約48万円という事業費になりました。一般的に言われている電線共同溝の整備のメートル当たりの金額が50万円から60万円だということも言われている中で、現場の条件もさまざまであろうかと思いますが、今回の契約では約48万円程度ということでございます。  今後の海老名市の電線共同溝の予定ということですが、電線共同溝は、景観の向上、歩道のバリアフリー化、また防災対策の目的として、電線共同溝の整備に関する特別措置法に基づき、道路の構造上の条件、沿線の土地利用状況、また電力や通信等の電線企業者の参画の意向などをもとに計画することになってございます。また、電線共同溝整備には、今も申し上げたとおり、多額な事業費が見込まれることもあり、今後の整備につきましては、整備にふさわしい路線を洗い出しまして、各企業者と協調しながら計画していく考えでございます。 ◎道路整備課長 市道53号線バイパスの事業の進捗、それと車両の誘導策の現況は今どうなっているかということでお答えさせていただきます。  市道53号線バイパスはJRをアンダーする立体交差で計画をしております。アクセス道路であります都市計画道路下今泉門沢橋線と市道53号線を結ぶ道路であります。これについては平成23年、事業に着手しておりまして、都市計画道路下今泉門沢橋線からえのき橋の西側まで約180メートル区間、それと市道53号線との交差点から東側に約50メートルの区間、これについては道路改良工事が平成25年度までに完了しております。平成25年度、JR横断部の34メートル区間について、JR東日本に施工委託をいたしまして工事に着手しております。現在は鉄道の線路の下に管体工を推進する工事を今行っていまして、その部分でいきますと、3月末の予想では約72パーセントまでいくかなということで考えております。  車両の誘導策についてです。用田方面への交通対策を含めて、さがみ縦貫道の海老名インターチェンジ周辺の交通渋滞について、関係者により情報交換や意見交換を行うそういう会を平成26年8月に海老名IC周辺地域交通関係者会議というものを立ち上げて、交通管理者である神奈川県警察本部と高速道路交通警察隊及び海老名警察署、道路管理者では神奈川県厚木土木事務所、中日本高速道路株式会社、それと海老名市が参加してこの会を立ち上げて、いろいろな検討を行ってまいりました。その中で、仮称市道53号線バイパス開通時においても、海老名インター前交差点から市道53号線バイパスを経由して、藤沢、用田方面へ誘導することでさらなる交通分散が図られて、海老名インターチェンジ周辺の混雑解消につながる有効な対策と考えております。この会議の中で、現状の交通量を把握して、今ある案内標識に経路を加えることや、案内標識の増設などについても検討を行っていくことになっております。その中で、会議の場を海老名市としても有効に使って、それぞれの役割のもと、連携を図りながら渋滞対策に今後も取り組んでいきたいと考えております。 ◎計画係長 下水道運営審議会のメンバー構成及び平成28年度の主な審議内容につきましてご説明いたします。  現在の審議会委員数につきましては10名となっております。また、構成委員につきましては、学識経験者2名と使用者及び排水設備設置義務者8名になっております。また、使用者及び排水設備設置義務者8名のうち4名につきましては公募委員の方となっております。  続きまして、平成28年度の主な審議内容になりますが、下水道受益者負担に関する事項といたしまして、海老名市都市計画下水道事業受益者負担に関する条例及び同施行規則の改正について審議していただく予定となっております。 ◎工事担当課長 まず4点目の1番目ですけれども、浸水箇所の把握ということについてでございます。大雨時に道路が冠水するところについては、洪水・内水ハザードマップや地元からの通報などにより情報収集を行っているところでございます。  2番目の平成28年度の具体的な事業内容についてでございます。平成28年度は、国分北一丁目、河原口、社家地区の整備を進めてまいります。国分北一丁目につきましては、並木橋から国道246号へ抜ける市道19号線の一番低くなっているデイリーヤマザキというところがあるのですけれども、そちらのところを今年度事業を行っているのですが、平成28年度も引き続き上流側の工事を行っていく予定でおります。整備内容につきましては、1500掛ける1000ミリ、それから1300掛ける1300ミリのボックスカルバートの敷設を約28メートル予定しております。さらにその上流部につきまして、1500ミリの推進管の埋設を175メートル予定しております。こちらの推進管の埋設につきましては、平成28年度と平成29年度の2カ年の継続事業ということで今考えているところでございます。  次に河原口地区でございますけれども、現在、平成27年度の繰越明許事業ということで、さがみ縦貫道の環境施設帯へ1500ミリと1200ミリの推進管を埋設しております。さらに、その上流部に600ミリの管を224メートル埋設し、今度その途中から東方向へ向かって1000ミリの推進管を180メートル埋設する予定になっております。  次に社家地区でございますけれども、社家の自治会館の南で、三島社へ向かう道路に300掛ける700のU型側溝を85メートル設置する予定になっております。 ◎公園係長 5点目の歳入、都市公園使用料につきまして、中央公園ステージ等の使用料が前年に比べ多いのだというご質問に対してお答えいたします。  平成28年度の歳入、都市公園使用料につきましては、前年度の決算額及び今年度の歳入額を踏まえて計上させていただいております。海老名中央公園におきまして来年度決定している大きなイベントはございません。例年どおり、アマチュア音楽団体の演奏や各種団体のイベント等に使用することが予想されます。都市公園の使用につきましては、海老名中央公園でのイベントなどのほか、電柱、電話柱の占用、そのほか公園の使用を妨げない範囲での工事等による一時使用が近年あることから使用料を見込み計上しておりまして、その分も踏まえ平成28年度は増額計上しているところでございます。 ◎都市政策係長 屋外広告物許可に関する新規の増加という部分についてお答え申し上げます。  平成25年度からの歳入金額の推移を予算説明資料をもとに説明いたしますと、平成25年度の決算額が184万7700円、平成26年度決算額が123万9500円、そして今年度の予算額が190万4000円と、年度によってばらつきがある状況です。これはほとんどが3年の許可期間ということでありまして、継続申請を行う時期にばらつきがあるためでございます。その中でも、委員おっしゃるように、次年度にかけて微増傾向にありますのは、海老名駅西口地区に新しいまちができることによる増加を見込んでいる点や、継続申請時に未申請である広告物を指摘しまして申請件数をふやす努力をしております。そんなような状況でございます。 ◎都市交通係長 7点目、中央公園地下駐車場の今後の修繕経費の見通しについてお答えいたします。  中央公園地下駐車場は市が保有する公共施設の中でも規模が比較的大きい施設でございます。来年度の修繕内容といたしましては、場内の避難用誘導灯のLED化、北側の集水枡の排水ポンプの取りかえ、場内の換気のための給気ファンを交換するものでございます。地下駐車場は地下1階と地下2階がありまして、それぞれの階に給気ファン2機と排気ファンの2機がそれぞれございます。これまで地下2階の排気ファン2機が実施済みでございます。今後の見通し、予定といたしましては、平成29年度に地下2階の給気ファンを2機、平成30年度に地下1階の排気ファン2機を予定してございます。 ◆氏家康太 委員 ご答弁ありがとうございました。それでは、順次再質疑をしていきます。  まず最初に、電線共同溝整備事業費の内容はよくわかりました。そして、1メートル当たりの経費も決して高くないことはわかったのですが、今は電線だけを地中に埋めていくという工事もあるようです。私も電線だけでいいのかと思っていたのですけれども、そのあたりはどうなのでしょう。今後は共同溝でいくのか、それとも電線だけでいくのか。 ◎道路整備課長 電線共同溝は、海老名市で取り組んでいるのは今言いましたような電線だけの形です。共同溝は、電線共同溝の前に計画というものがありまして、そのとき経費が莫大になってしまったということから、今回、電線類の共同溝については、それをコンパクトにして経費を抑えてということで取り組んできたことから、海老名市としては今電線類の地中化で進めていきたいと考えています。 ◆氏家康太 委員 そうすると、今やっているのは電線だけですね。わかりました。ありがとうございます。  あと、海老名駅東口で県道40号の歩道を歩いていると、歩道の真ん中に電柱がそのまま残っていたりとか、非常に危ないなと感じるのですけれども、そういった部分は県にやってもらわなければいけないのですか。 ◎整備1係長 県道40号につきましては、管轄する厚木土木事務所東部センターに計画を伺ったところ、現時点では電線共同溝の整備計画はないとの回答でございました。構造的に歩道の幅員が一定以上ないと整備ができないということをお話しされていました。 ◆氏家康太 委員 それは歩道の幅員の問題なのですか。 ◎整備1係長 整備の条件の1つとお考えいただけたらと思います。構造上の条件以外にも、当然経費のことですとか、企業の参画の意向、そういったものが精査されるものだと考えております。 ◆氏家康太 委員 続いて、市道53号バイパスの現状はわかりました。これは平成30年の年度末までに開通するということでいいのでしょうか。 ◎道路整備課長 鉄道横断部については平成28年度末を目標に今進めております。今年度の予算で継続でそれ以外の県道までの間、市道53号線バイパスと県道下今泉門沢橋線の間、まだ工事が残っております。それについて継続費で平成28、29年度ということで計上させていただいています。目標として平成29年度末、平成30年3月末を目標に今工事を進めていきたいと考えています。 ◆氏家康太 委員 案内板というか、誘導看板というのですか、その件です。市道53号線バイパスができて、大型車が通れるようになっても、さがみ縦貫道の海老名インター入り口の交差点をさがみ縦貫道から来た大型車が右折してもらわなければ、結局、そちらに使えないのですね。現状を見ていると、まずインターで出口、縦貫道を使った車がインター出口から海老名へ出てきて、最初の交差点の右折車線があるのだけれども、今は一般車が行けますが、そこは余り活用されていなくて、直線方向が混んでいて、それをたどっていくと、下今泉門沢橋線の交差点も直線車が混んでいて、右折車線がちょっとあいている。よくよく見てみると、その先の用田方面に向かうY字路の右折車が原因となってずっと渋滞している。案内看板もその道だけ用田と出ているから、本来は手前の下今泉門沢橋線とか、さらにインターを出た市道53号線を右折して、市道53号線だったら社家駅へ行く交差点を左に曲がる。下今泉門沢橋線を右折して、コカ・コーラのところを左に曲がれば、結局、その先で混んでいるY字路の先の県道43号につながっているわけです。だから、すごいもったいないなと思って、手前の2カ所の右折車線が活用されていない状況で、市道53号線バイパスが開通したからといって、すぐそっちに流れてくれるのかなと思うと、まずは先にこの案内標識なりを変更して、現状でも右折してから用田方面に行けることを周知してもらうほうが先ではないかと思うのですが、その辺はどうでしょうか。 ◎道路整備課長 委員が今おっしゃった部分というのは有効な手段だと考えております。どうしても管理者、私ども海老名市だけではなくて、県も交通を把握してから対策をしたいというお言葉をいただいています。だから、市道53号線バイパスが開通したときに、交通量を把握して、本当にそこが有効なのかどうかというのは検証して行っていきたいと今は考えています。 ◆氏家康太 委員 わかりました。でき上がってからということで、ちょっともったいないですね。今でも渋滞解消に役立つのにななんて思うのですけれども、わかりました。では、よろしくお願いします。  下水道運営審議会の内容に関しては、特に意見を言う立場にないので、審議内容はわかりました。それについては特に意見は申し上げないのですが、議会選出の委員が減ってから人数はそのままということでいいのですか。 ◎計画係長 今言われましたとおり、議員の方々に入っていただいたときは15名で、抜けられた後、5名減となりまして、現在10名となっております。 ◆氏家康太 委員 わかりました。ありがとうございました。  次に、雨水管渠等整備事業費の再質問です。ご説明をありがとうございました。そして、国分北のところは、そうしたら平成29年度中に解消されるという理解でいいのでしょうか。あと、河原口、社家と解消されていくということで、河原口は平成28年度ですか。 ◎工事担当課長 河原口につきましては単年度で事業を進めておりまして、先ほど説明した部分については、平成28年度の事業ということで説明させていただいています。 ◆氏家康太 委員 わかりました。そうすると、この3カ所の雨水の冠水が解消されたという前提に立つと、工事しなければいけないところはあと何カ所あるのですか。 ◎工事担当課長 市内にはまだいろいろ浸水箇所の話を受けている箇所があります。現在、今里地区をとるために詳細設計等も今年度行っておりまして、新たに事業化に向けて、その辺についても進めてまいりたいと思っておりますし、他にも浸水の被害を受けているところがありますので、順次進めていきたいと思っております。 ◆氏家康太 委員 何カ所という把握はされているのですか。 ◎工事担当課長 具体的に何カ所という数字はないのですけれども、地区ごとにここが浸水しているとか、そういう箇所はいただいているという状況でございます。 ◆氏家康太 委員 それを合計すると何カ所かもわかるということでいいですね。その辺の捉え方がちょっと違うのですかね。 ◎建設部次長 浸水箇所につきましては、ピンポイント的に道路が冠水する場所と、道路冠水が広がっていって面的に広がっていくという場所がございまして、それらを総合して先ほど工事担当課長が答弁させていただきました。内水ハザードマップでエリア的に捉えているものですから、今、内水ハザードマップのことで、できるだけそれを解消していこうということでやってございます。 ◆氏家康太 委員 わかりました。ありがとうございました。  続いて、都市公園使用料の歳入のほうで、中央公園ステージ等使用料の部分は、今のご説明ですと、にぎわい振興とかと関係があるのかなと勝手に思ってしまったのですが、平成27年の使用料収入が3万8500円、これが予算立てだと22万3440円になってきたので、何かもう今からかなりのイベントが計画されているかと思ったら、そうではなくて、工事での使用も見込んでの金額ということでいいのですか。 ◎公園係長 近年、そういった公園の一部を使用して工事もありますので、それも見込ませていただいて計上させていただいているところでございます。 ◆氏家康太 委員 そうしましたら、例えばあそこでストリートミュージシャンのステージであるとか、民間の方が音楽サークルをつくっていろいろ活動されていますけれども、そういうのが爆発的に件数がふえたというわけではないのですね。 ◎公園係長 爆発的にふえたような結果はないのですけれども、アマチュア団体とか使っていただいているところでございます。 ◆氏家康太 委員 それはすばらしいと思います。ありがとうございます。  続いて、屋外広告物許可ですけれども、これは県の事業だと思うのですが、実際は申請手続の窓口だとか機関は市がなっていると思います。今回は新規が285件ということで、かなり多いのかなと思ったのです。それはそういうふうに捉えなくていいということですか。 ◎都市政策係長 この件数はあくまでも照明のある、なしということでいろいろ分かれておりますが、広告板ということでご理解いただければ大丈夫です。あと、県の条例に対しては市が行っているということで、平成26年度から都市計画課で事務を所管しております。 ◆氏家康太 委員 ありがとうございました。 ◆山口良樹 委員 よろしくお願いいたします。私からは、今まで各委員から主要予算のほとんど細かい質疑も出ておりましたので、重複はいたしますけれども、できるだけ興味のある事業について3つに絞ってお尋ねをさせていただきたいと思います。そのうちの2つの事業については関連性がありますので、具体的には2つの政策目標ということでお尋ねをしたいと思います。  まず1点目は、予算書でいきますと、163ページと165ページ、海老名駅周辺まちづくり検討事業、それと海老名駅の駅前施設整備調査等事業の2つは、ほとんど関連しておりますから、まとめてご答弁いただきたいと思います。2点目、予算書でいいますと157ページ、西口地区道路整備事業についてお尋ねをしたいと思っております。この2つの事業について総括的なご答弁と詳細にわたってのご答弁と求めていきたいと思っております。  まず、周辺まちづくり検討事業というのが、北口のまちづくりについて地権者及び事業者で構成する組織を立ち上げて検討を重ねる準備にかかる経費だということのご説明でございます。これは具体的にどういった方たちが集って検討されていくのか。具体的にお尋ねしたいのは、地元の商店街がここに含まれているかどうかというのをお尋ねしたいと思います。  それから、駅前施設整備調査等事業費については、相鉄の海老名駅北口の改札、これは将来設置に伴う北口の駅広整備、この辺のことを重点的にお尋ねしたいと思っております。特に平成28年度については、自由通路の整備事業もあわせて行うということで、たしか昨年の11月の選挙前に、議員全員協議会の席で、東口のペデストリアンデッキの延伸計画が、A案、B案、C案、たしか3つぐらいお示しいただいたと思います。そのうちのどういった案が今回具体的になってきているのかというのが、もし差し支えなければご答弁いただければと思います。  最後に、西口の道路整備事業でございますが、もう既に各委員からもご質問がございました。今回、西口のまち開きにあわせて、南北の主軸幹線道路、市道の幹線道路ということで上郷河原口線が位置づけられていた。しかし、大幅な工期のおくれというよりも、用地の確保がなかなかはかどらない。現在においても約6割近くしか用地の確保ができないという流れの中で、昨年の暮れにマスコミ発表がありましたように、用地が確保できたものについてはもう逐次工事に着工していくのだ、こういうマスコミ発表がございました。それを受けて、地元の地権者皆さん、あるいは地域の関係されている皆さんにとりましては、これは大変大きな事業でもありますし、まち開きに伴って、我々議員もそうですけれども、行政の皆さんもそうだと思います。また一般市民の皆さんもそうだと思いますが、本来もっと土日、祭日などは、西口に集中する車両で大混雑するのではないかという懸念がありました。これがうれしい誤算というか、余り大きな渋滞がないように見受けております。  私も海西地域に居住している関係もあって、よく使いますけれども、西口がまち開きする前から通常の渋滞が現在の渋滞だと。多少ポイントによっては、まち開き後の新たな渋滞要因になっている箇所もあるのはもう当たり前のことだと思いますけれども、しかし、当初我々が懸念していた交通が麻痺するぐらいの大渋滞というのはないようにある。この先、西口のまちが成熟をして、当初の思惑どおりのマンションが建ち並ぶ、あるいは戸建て住宅が建ち並んだと想定して、3000人の人口増を想定しても、さほど大きな混乱はないのかな。ですから、そういう意味では、道路事業計画が大幅にずれ込んだ今でも、さほど市民生活に大きな影響は出ていないように私は認識しております。  その辺のことも含めて、総括的に西口の新設道路の進捗状況を、もう何回も何回も分析はしておりますけれども、果たして今回の予算づけの中で、残りの40パーセント弱の用地取得を見込んだ事業計画が果たして無理がないのか。そこが一番大きな懸念でありまして、平成26年度決算のときに、大変申し上げにくいお話もさせていただきました。予算を組む以上は、できるだけ執行残のないように、執行率をできるだけ100パーセントに近づけるような、そういう予算編成の上での決算という形を目指していただきたいという観点から、今回の西口の道路予算づけについて無理がないのかどうか。その辺のところ、総括的にお尋ねをさせていただきたいと思います。  以上、2点お尋ねいたします。 ◎都市計画課長 それでは、山口委員のご質問にお答えいたします。1点目の海老名駅周辺まちづくり検討事業費につきましては都市計画課で所管しております。  今回、海老名駅周辺まちづくり検討事業費は、需用費、役務費という形で合計で3万7000円を計上させていただいております。これは、昨年度、平成26年度に都市計画課のほうで海老名駅北口まちづくり検討という調査をさせていただきました。これは議員の皆様にも報告させていただいたところでございますけれども、その中で、北口のさまざまな方に対してアンケート調査も行っております。北口、あちらの三角の土地にあるのですけれども、さまざまなお考えをお持ちの方、住んでいられる方もいらっしゃいますし、土地をお持ちの方、それとか事業を行っている方、さまざまな方がいらっしゃいます。そういったさまざまなご意見をいただいた中で、今後、相鉄海老名駅の改良という形で、北口改札ができるというところを含めまして、そういった地元の皆様に情報を提供する場、もしくはご意見をお伺いする場、そういうものをつくっていきたいということで、そのための事務費としてこの予算を計上させております。地元の商店街というお話でしたけれども、まだ詳細、どなたにご参加願うかというところまで最終的な詰めは行っていないのですが、基本的には地元の商店街も重要な1つの要素といいますか、担っていると思いますので、その辺のところもしっかり検討していきたいと考えております。 ◎駅周辺対策課長 駅前施設整備調査等事業費の東口自由通路の延伸についてでございます。以前示させていただきましたルートですが、まず1つ目は、海老名駅の東口デッキから市道海老名駅大谷線の西側歩道の上部を通って、県道40号横浜厚木を横断して、市道海老名駅大谷線を横断してイオンに至る通路延長140メートルのルートでございます。2つ目は、海老名駅東口デッキから市道海老名駅大谷線の東側歩道上部を通って、県道40号横浜厚木を横断してイオンに至る通路延長110メートルのルートでございます。3つ目は、海老名駅東口デッキからビナウォーク5番館の2階部分を通過して、南側中央部の出入り口より横浜銀行交差点を横断し、イオンに至る通路延長45メートルのルートでございます。4つ目は、海老名駅東口デッキから市道海老名駅大谷線の中央車道上部を通って、ビナウォーク5番館とスルガ銀行と城南信用金庫の間を抜けて、県道40号横浜厚木を横断してイオンに至る通路延長160メートルのルートということで、4つのパターンのルートを示させていただいておりました。  これにつきましては、現在、県道40号の拡幅整備の状況もございます。それによってまた横断施設をおろす場所の検討も必要になってきます。また、市役所周辺地区の一般保留の動向もございます。新たな市街地の形成によって、歩行者や車両交通量の増加が想定をされることから、現段階では最適なルート案を明確に示すことが困難であるということで、今後の状況の変化に対応できるように4パターンのルートを示して、今後の動向を見ながらルートを絞っていきたいと考えているところでございます。 ◎市街地整備課長 それでは、西口地区道路整備事業費の予算、公有財産購入費の関係でございます。上郷河原口線が残り40パーセントという中で、無理がないかというお尋ねでございますけれども、現段階で6割ぐらいというお話をさせてもらっております。その中で、用地が恐らく今年度末では累計で4億1000万円強といった最終的な数字になるのではないかといった状況です。その中で、平成28年度予算1億3313万6000円ほど計上させていただいておりますけれども、これまでの取り組みからいって、我々としては無理がないと思っておりますし、この事業に関しましては、ある程度年次ごとの取得計画を作成した中で予算要求とさせていただいておりますので、何とか早期に用地の取得が完了するように努めていきたいと思っております。 ◎道路整備課長 道路整備のほうについてお答えさせていただきます。  昨年12月議会で繰越明許費として承認いただいて、上郷河原口線については、市道61号線から南に140メートルについて工事発注を行っております。今鋭意工事を進めている段階であります。来年度につきましては、その南側、用地が買えた部分から引き続き行っていきたいと考えています。上郷河原口線以外のところの市道61、59号線についても、用地を買えたところから順次行っていきたいと考えております。 ◆山口良樹 委員 それでは、詳細にわたって質疑させていただきたいと思います。  まず、相鉄海老名駅の北口の新設の問題です。これは私は非常に思い入れがありまして、平成19年に議員に当選したときに、真っ先に地元の皆さんからのご要望もしっかりいただいておりましたので、すぐさま相鉄本社の元副社長で、最高顧問のところに伺って、地元要望の、難しいかもしれないけれども、北口に改札口をつけてくれないかとお願いに行ったときに、当時の最高顧問は、いや、山口さん、それはちょっとなかなか厳しいのだよ。よほど北口のあの地域に新しく人口がふえるとか、また需要が急にふえるとかという乗降客の変動があるとかということであればいいのだけれども、とりあえず見込めない。改札をつくることによって人件費がかかる。いろいろお金もかかるから、なかなか費用対効果があって難しいよということでありましたから、いや、これは当分無理かなと思ったら、それ以降いろいろ相鉄も思い入れがあったのでしょう。苦節10年、やっとここで北口に目が当てられているということ。問題は、地元の皆さんとしては、特におしぼり通りの皆さんというのは、商業の活性化、北口ができることによって、あのおしぼり通りの商店街の皆さんにしてみれば、物すごく大きな経済効果をもたらすだろうと思うのです。  そこで、北口構想ですけれども、現在の行政の皆さんがお持ちになっている北口の駅前広場、これはどの辺に持ってくる構想なのかというのが、まだ具体的になっていなければ結構ですが、もしお考えあったらお尋ねしたいと思います。 ◎駅周辺対策課長 北口広場の予定箇所でございます。こちらは、今年度の9月議会で補正予算において建物調査費のご承認をいただきました。その建物調査をしている箇所が現在北口広場を予定している箇所でございます。 ◆山口良樹 委員 私なんかから見ると、ちょうど相鉄の北口の改札ができて、駅前広場ができたらいいなと思うところが、具体的な名前を言うとあれだと思いますけれども、腎健クリニックの前のホテルのあるところ、地元の皆さんにとってみれば、あのエリアが北口の駅前広場ができたときにロケーション的には一番いいというお話も結構耳にしているのです。私はあのホテルというのは余り使ったことがないものですからよくわかりませんが、ただ、あそこはなかなか利用客が多いらしくて、立ち退きが非常に困難であるのではないかということも耳にしているのです。  そこで、今現在のお立場で、あそこの地区をうまく整理して、北口広場ができるかどうかというその辺の構想段階は今お示しできますでしょうか。 ◎駅周辺対策課長 今の構想は、あくまでも現在建物調査を行っている箇所、そこを基本的には駅前広場と考えているところでございます。 ◆山口良樹 委員 私もあのホテルは余り使ったことがないものですから、中身がどういう状態なのかよくわかりませんが、ただ、皆さんのお話を総合すると、大変繁盛しているホテルだということなので、果たして協力していただけるかが非常に不安だという地元の皆さんの声もありますから、いろいろその辺のところも含めて、駅前広場というのがあの辺の活性化の1つのメーンになるのではないかと思いますので、その辺のことも含めてじっくりご検討いただきながら、用地交渉も含めてご検討いただきたいと思っております。  それでは続きまして、西口の道路整備についてお尋ねさせていただきます。今回、こうした予算をつけさせていただいて、上郷河原口線の用地確保にこれからご尽力いただくということですが、地元の皆さんの意向というのは本当に大事にしていただきたいと思います。私が過去、さがみ縦貫道の建設問題のときに、地元の河原口地区の皆さんから大きな反対運動が起きたときに、地元の皆さんの意見は本当に的を射ているなというのが実感なのです。平成19年の供用開始が大きくずれ込んで、今できているさがみ縦貫道をつぶさに見ると、当時懸念されていたことが現実に起こってしまっているというのが実感なのです。頭上10メートルから騒音が発生するとか、あるいは粉じんがおっこってくるとか、渋滞が起きるとかということ、これも実際に現実に起こっております。私も河原口の7階のマンションに寝起きしていると、今まで絶対なかったという騒音、要するに、高速道路を緊急車両がわんわんわん通るのです。夜中の2時、3時に緊急車両がサイレンを鳴らしてすっ飛んでいかれてしまうと、どんな熟睡していても起きてしまう。だから、それは当時の方たちが懸念していたのが現実に起きてしまったということだと思うのです。  そこで、いろいろな対策を講じていただいて、今現在大きな混乱はないように思います。また、これからあと2年もすれば、綾瀬に新しいインターチェンジができる。あの綾瀬のインターチェンジも、河原口の反対の皆さんのご意見がそのまま集約されて綾瀬のインターチェンジができていることの現実も、私はこれも大きな成果だと思っています。綾瀬にインターができれば、当然海老名の東側の地域の方たち、国分寺台から大谷、あるいは国分とか、あの辺の人たちが恐らくこれから東名高速道路に乗るときには、海老名インターよりも綾瀬インターのほうが近くなってくるということもありますから、そういう意味で、綾瀬インターチェンジができることによって、海老名の交通の流れというのは大きく変わってくるだろうと私は予測しております。  そんな意味からも、私は何が言いたいかというと、地元の皆さんの意向は的を射ているということは結構あるということです。ですから、西口の問題も、地元の皆さんの声をできるだけ酌み上げていただきたい。北口の新設の改札口についても、地元の商店街、特に駅前商栄会の皆さんというのは、あそこの北口の開設と38号水路のあの改良によって、少しずつまた光が当たりつつあるという思いもしておりますから、ぜひその辺のところをお含みいただいて、事業計画を練っていただきたいと思います。  そこで、1つだけお尋ねをさせていただきたいと思いますが、私は一番懸念しているのは道路をつくる際の住民感情だと思うのです。暮れの新聞に出たああいった、用地が取得されたものについては、これからどんどん工事を着工していくのだという形になってくると、道路が現実的にできてまいります。そうすると、まだ用地が取得できていないところがそのままあいてしまうということになりますと、今までは、やれ、行政が悪いのだ、強引な用地交渉して、それが取得できないのは、市長が悪いのだ、建設、まちづくり、そういった行政が悪いのだと言っていたところが、これからは売らないおまえが悪いのだという形になってくると、これは住民感情的に言うと、ちょっと申しわけが立たないのではないかという懸念があります。そういう意味で、余り強引な用地交渉と建設計画を押し進めるがために、住民間の同士の嫌悪感とか、そういうものを発生しないでもないと思っております。その辺のところをどういうふうにお考えになっているのかお尋ねしたいと思います。 ◎まちづくり部長 山口委員、道路事業、それから大きなプロジェクト事業に対する市民の皆様、住民の皆様のご感情についてのご心配をいただいたと思いますけれども、当然地権者の皆様というのは、我々ももう既に何十回と接触をさせていただいておりまして、その事業の内容についてもいろいろとご説明をさせていただいております。当然そういう皆様方でございますので、事業の進捗についてもご理解をいただいてある程度進めませんと、当然その先の工事がありますので、あるいは田んぼの中でございますので、水田の中の水路の関係とかもございますので、できる期間というのは非常に限られてくるわけです。ですから、そういう工事を説明しながら進めておりますので、一方的に我々がそういう12月の新聞のような形で進めているということではございません。  それから計画についても、今、東口、西口、あるいは北口のお話もございました。先ほど来、道路ネットというお話がありますけれども、非常に大きな1つのポイント、ポイントだけではなくて、海老名全体、小さいまちでございますが、この全体の中の道路ネットをつくらないことには、これから高齢化も進みます。人口減少も進みます。そういう中で、まちを生かしていくのだと、経営していくのだという意識からすれば、これは必要な道路だと我々は認識してこれからも鋭意取り組んでいくし、それから北口の駅前広場の整備についても、できるだけ理想的な整備をしたいと考えを持っておりますので、ご了解いただければと思います。
    ◆山口良樹 委員 まちづくり部長の心強いご回答で私はもう本当に満足でございます。と同時に、非常に難しい用地交渉を現場の皆さんがやられている中で、果たして今年度、平成28年度予算に、まだ不確定要素が多分にある用地交渉も含まれている中で予算づけをするというのは非常にきつい思いだと思います。ただ、財布の中身が空っぽで用地交渉ができないというお立場もよくわかります。ただ、海老名の場合は土地開発公社がないものですから、そういう意味では、単年度会計ずつの予算組みの中で用地を交渉していかなければいけない。そういう苦しいお立場は重々承知しております。その辺のところも含めて、とにかく地域の皆さんに余り負担がかからないような、できるだけ精神的な配慮をしながら用地交渉していただきたいと思います。  以上で私の質問を終わります。 ◆戸澤幸雄 委員 よろしくお願いいたします。大きく6点についてお伺いしたいと思います。  まず1点目でございます。153ページ、地籍調査事業費ですけれども、建設部の取り組みの主な内容というところには、災害に強いまちづくりを推進するためという目的が出ているのです。地籍調査が災害に強いという部分につながっていくその根拠がちょっと理解できなかったので、ご質問させていただきたいと思います。  もう1点は、平成25年から、東日本大震災から3年間休止をしていたということですけれども、この辺の関連をお教えいただければと思います。よろしくお願いいたします。  2点目でございますけれども、161ページ、都市計画推進事業費でございます。これについては都市計画の基礎調査という項目が入っているのですけれども、具体的にどのような調査を行って、どのようなスケジュールで反映をさせていくのかお教え願いたいと思います。  3点目です。163ページ、住宅耐震改修等事業費。これについては今までも質問させていただいてきたのですけれども、この事業はずっと継続されておりまして、大分住宅の耐震化というのはやられてきたのだと思っております。建築基準法の改正前の建物が対象でありますけれども、分譲マンションについても補助が入っております。昭和56年の建築基準法の改正前に建った分譲マンションというのは海老名市内にどの程度対象としてあるのかお教えいただきたいと思います。  4点目でございますけれども、163ページ、都市政策事業費でございます。この中で、吉田委員からも質問がありました交通量調査ということですけれども、これが都市マスタープランにかかわってくるのだろうとは思うのですが、現在のマスタープラン、2010年に策定をされて、2025年を目標にされているわけですけれども、次のマスタープランと現在のマスタープランの関係、どのようにお考えあるのかお聞きしたいと思います。  それから、交通量の調査ですから、いろいろなことに関連はしてくるのだと思うのですけれども、フルネットという言葉もあったと思うのです。今までのものと若干違ってきているのか、その辺もお聞きしたいと思います。  5点目でございますけれども、これも再三にわたって聞かれていると思うのですが、165ページの駅前施設整備調査等事業費でございます。これについては海老名駅北口についてお聞きしたいのです。重なっておりますので、場所等については結構ですが、平成31年を目標にされていると思うのですけれども、北口の開設に向けて、駅舎の改修もあります。その辺の北口広場の整備、今のところ、どのようなスケジュールで考えているのか。かなりタイトな期間かなとは思うのですけれども、北口の開設時にどのようなイメージを持たれているのかお聞きしたいと思います。  最後、6点目でございます。293ページ、これは下水道特別会計の歳入ですけれども、社会資本整備総合交付金その他の歳入がございます。いろいろな国からの交付金があるのだとは思うのですけれども、この辺の内訳と交付金の対象となっている、市のほうから請求したものに関して、どれくらいの比率で国から落ちてきているのか、この辺お聞かせいただければと思います。  以上、6点よろしくお願いいたします。 ◎道路管理課長 それでは、1点目の地籍調査についてご説明させていただきます。  海老名市の地籍事業については昭和58年に勝瀬地区から着手いたしました。平成25年度から3年間の休止期間がございますが、平成26年度末における海老名市の地籍調査実施面積は5.32平方キロメートルであり、進捗率としましては21.66パーセントでございます。参考ではございますが、平成26年度末における神奈川県全域の進捗率は13.39パーセントでございます。  戸澤委員のご質問の災害に強いまちづくりで地籍調査を行うが、目的と効果はということでございます。地震、津波、土砂崩れ、水害等の災害で土地の形状が変わってしまった場合、もとの土地の境界に関する現地確認ができないため、復旧計画や換地計画に時間を要し、結果的に復旧がおくれることがございます。地籍調査実施済み地区においては、個々の土地の境界の位置は座標値で管理されていますので、万一の災害の場合でも正確に境界を復元でき、迅速に復旧活動に取りかかることが可能になるため、災害に強いまちづくりに寄与するものでございます。  これまで休止してきた理由ですが、委員ご指摘のとおり、3・11の東日本大震災に伴い、日本の公共基準点が移動いたしました。そのため、過年度調査地区の座標変換や改測等の必要がありまして、その整理を行うために3年間の休止期間が必要になりました。過年度の調査地区の整理が一定のめどがつきましたので、平成28年度から柏ケ谷地区、かしわ台駅の東側付近の調査を再開する予定でございます。今後については、国の地籍調査第6次十箇年計画に従い、計画的な地籍調査を実施してまいりたいと思います。 ◎都市計画課長 それでは、順次お答えさせていただきます。  まず、2点目の都市計画基礎調査の関係でございます。具体的内容はということでございますのでお答えいたしますが、この都市計画基礎調査と申しますのは都市計画法第6条に定められた都市計画に関する基礎調査というもので、おおむね5年に1度実施すると定められております。この中で、具体的に何を調べるのかといいますと、実際その都市の土地利用の状況ですとか都市施設の状況、あとは建物の用途、そういった都市にかかわる現況がどのようになっているのか、あと実際の都市計画はどのようなものが定められているのか。そういったものを5年に1度調べるものでございます。神奈川県におきましては、今年度、平成27年度にこの方針を立てまして、来年度が神奈川県東部地区、再来年度が西部地区の実地調査ということになっております。  次に、3点目のマンションの耐震診断、対象棟数何棟ありますかというご質問でございましたので、私どもで今把握しております棟数といたしましては市内57棟になっております。  4点目、道路交通マスタープランはどういった位置づけにあるのかというご質問かと思いました。道路交通マスタープランは、都市マスタープランという大きな海老名市全体のプランがございますが、それの部門別計画という考え方で私どもは捉えております。 ◎駅周辺対策課長 それでは、5点目の相鉄海老名駅北口駅前広場の北口開設時のイメージ、スケジュールを含めてということでございます。こちらに関しましては、先ほども申し上げましたとおり、今年度、9月議会補正予算において建物調査費の承認をいただいております。これに基づいて現在建物調査を実施中でございます。今年度中に調査結果が出る予定となっております。この建物調査の結果を踏まえて、今後具体の交渉に入っていくという形になります。平成28年度、その交渉に入ってまいりますけれども、当然建物調査の結果に基づいて交渉相手側も移転についての費用等が妥当なのかどうか、そういうものも検討する時間が必要になってまいります。それについても平成28年度いっぱいかかるのではないかと見込んでおります。今年度不動産鑑定評価委託を計上させておりまして、来年度末に不動産鑑定委託をして、単価の提示をさせていただく考えでおります。それによりまして、平成29年度にできれば契約を結んでいきたいと考えております。平成29年度は、当然移転先の手続やさまざまもろもろ移転先の詮索等も含めて、平成29年度いっぱいかかるのではないかと考えております。平成30年度に相手先の移転先の工事等を行って、平成30年度いっぱいに移転をしていただいて、土地の受け渡しをいただくという形で今考えております。これによって平成31年度に駅前広場の整備工事を行って、平成32年度の北口改札とともに駅前広場も供用開始をしていきたいと考えているところでございます。 ◎工事担当課長 続きまして、6点目の交付金の歳入の内訳と国の内示率ということだと思います。平成28年度の下水道の交付金につきましては、社会資本整備総合交付金、防災・安全交付金及び地域住宅等整備計画交付金となっております。事業内容は、社会資本整備総合交付金として雨水管渠の整備工事に対して予算計上しております。内示率は平成27年度では79パーセントとなっております。次に防災・安全交付金ですが、公共下水道の維持管理計画の作成に対して予算計上しております。内示率は平成27年度で57パーセントとなっております。地域住宅等整備計画交付金は汚水ます等の交換及び設置工事に対して予算計上しております。この交付金は平成28年度に新たに作成した整備計画に対しての交付金になるため、内示率については未定でございます。 ◆戸澤幸雄 委員 それでは、順次再質疑させていただきたいと思います。  まず1点目の地籍調査ですけれども、東日本大震災で基準点の位置がずれたということですね。それが確定するまで待っていたということだと思いました。21.66パーセンというのが県内においては高い数字なのだとは思うのですが、これは計画としてはどういうスケジュールといいますか、積み上げていくという意味ではどういう計画を持たれているのかお聞きしたいのです。 ◎道路管理課長 積み上げていくという形ですけれども、国のほうで十箇年計画を立てていく中で、今現在第6次十箇年計画という形になっております。その中で、海老名市ではどういう計画で進めていきますかという案を県を通して国へ上げていく部分がありまして、それが採択されて計画の中に入っていくという形になります。海老名市としましては、毎年調査地区を移動していって進捗率を上げていきたいと考えておりますが、進捗率が上がるという部分の中では、調査地区の面積の確定という中では、ちょっと面積が小さい部分がございまして、進捗率が上がっていないところがございますけれども、県内では真ん中ぐらいなのかな。また、調査のやり方についてもそれぞれありまして、海老名市としましては1筆地調査まで進めておりますので、その辺で調査地区の面積が進まないという部分もございます。 ◆戸澤幸雄 委員 いろいろな観点があって、データとしてそろえていくのは非常に大変なことなのだとは思うのです。1つは、今回東柏ケ谷のほうでということですけれども、この辺の地点の選択については、例えば密集しているところとか、被害想定の大きいと思われるようなところという選択をされているのかどうかお聞きしたいのです。 ◎道路管理課長 委員ご指摘のとおり、災害に対する部分というのがあるのですけれども、災害に対する部分がクローズアップされてきたのが東日本大震災以降になっておりまして、それまでの計画につきましては、公図の煩雑地区とかそういう部分を先行していく、またDID地区を先行していくという形ではなっていましたが、近年、3・11以降は、防災に強いという効果も寄与するところが含められましたので、そういう部分を設定していく市町村もございます。海老名市については第6次十箇年計画の中に計画されている部分を順次進めていくという形に今考えております。 ◆戸澤幸雄 委員 わかりました。もともといろいろな部分で必要なものだと思うのです。結果として防災にも絡んでくるというものだと思います。しっかり進めていただければと思いました。  2点目の都市計画推進事業費でございます。これに関しましては、土地の利用とか現況とか、法に基づいてやられているということなので、これについては中身についてはお聞きしませんので、粛々と進めていただければと思います。  3点目の住宅耐震改修等事業費、57棟ということなのですね。分譲マンションでございますので、昭和56年ですから35年とかそれ以上ですか、もうたっているということで、この辺の57棟というすっきりした数字が出てくるということは、この辺のアピールと申しますか、アプローチはされているのかお聞きしたいのです。 ◎都市計画課長 耐震診断の補助事業は、今年度から始めましたが、まずその前段で、一体どのくらいの棟数があるのかということは把握しまして、その中で補助事業を始めるに当たりましても、各管理組合にお声がけして説明会を開いたり、そういったことをやって、こういった制度の周知には努めてきたところでございます。 ◆戸澤幸雄 委員 そうしますと、57棟の方々については多分不安は非常に高いのかと思うのです。そうしますと、来年度から始めるわけですから、この辺は早いうちに耐震が57棟やられていくのかと思うのですけれども、その辺の現状での手応えという部分ではいかがでしょうか。 ◎都市計画課長 既に今年度、まず予備診断という簡易な方法で耐震性ある、なし、もしくはもっと掘り下げた本診断、もっと細かい診断になるのですけれども、予備診断につきましては、5階建て以下であるですとか、鉄筋コンクリートもしくはPC造でなければいけないとか条件はあるのですが、そちらの予備診断については、数で申し上げますと、既に21棟予備診断を受けていただいております。そういうふうな状況もありますので、今後また補助事業としては、本診断についても補助をしていきますということでもう既に制度も確立しておりますので、今言った管理組合にますますアピールして、どうですかというところで、どちらにしても、この補助を受ける、要するに、耐震診断をするに当たっては、組合の総会なりで合意を得なければいけないところもありますので、その辺も含めて制度の周知に努めてまいりたいと考えております。 ◆戸澤幸雄 委員 これについては昨年もお聞きしたと思うのです。私からも要望させていただいていた部分なので、この辺は本当にうれしい限りですけれども、なるべく早く耐震診断を終えて、必要なところは改修工事でありますとか、そういうところをやっていただければと思います。関心は高いと思いますので、アプローチといいますか、アピールもしっかりとやっていただいて、対象の57棟全てできればと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  それでは、4点目の都市政策事業費、都市マスタープランに関してですけれども、これは100カ所で交通量調査をして、主要な交差点ということでありました。この調査は平成28年度で全て終わるということでしょうか、教えていただけますか。 ◎都市計画課長 交通量の調査は市内100カ所ぐらいを計画しているということで、この調査の結果のまとめは今年度で終わる予定でございます。 ◆戸澤幸雄 委員 そうしますと、今のマスタープランが2025年を目標にされているので、ラップする部分があるのだと思うのです。その辺のデータの、例えば人口動態でありますとか、まちの姿が変わったというところについては、新しいデータを取り入れていかれるのかどうか、その辺が政策に反映されてくるというのはどの辺の年度になってくるのか、教えていただきたいと思うのです。 ◎まちづくり部次長 実は今回行います交通量調査の基礎資料になるのが都市マスタープランではなくて、道路交通マスタープランのほうになります。最初のご質問の中でフルネットの経過ということもお話しいただいているのですけれども、現在、平成32年のフルネットという計画年次を持っているのですが、それを平成42年に変えるということで考えております。ですから、主要路線の以前行っております交通量調査と今回新しく実施する交通量調査の結果の違いで、当然おのずと道路の断面の増加率が出てくるかと思います。それと周辺の土地利用と、あと国が行っておりますパーソントリップ調査によって、国のほうからも全体交通量の増加率も出ていますので、そういうさまざまな条件を加味して、海老名市内にどれだけ交通量が今後推移して、どういう路線にどういう交通負荷をかけていけば、交通渋滞がないのかを最終的にまとめたマスタープランにするところの作業を今後行う予定でございます。 ◆戸澤幸雄 委員 わかりました。かなり大規模なものになっていくということでしょうか。この辺で必要な基礎調査として、平成28年度、交通量の調査をして、さまざまなデータをこれから組み合わせてつくられていくのだと思いました。1つは、平成42年というかなり先の感じですけれども、28年度に行って、またその追加といいますか、訂正していくようなところはどういうふうに調査としてはなっていくのでしょうか。 ◎まちづくり部次長 今回フルネットを平成42年としていますのは、神奈川県が現在、県内の道路交通マスタープランをつくっている中で、推計年次を平成42年ということにしているものですから、傘下の市町村が大体それに合わせて随時マスタープランの見直しを行っているところでございます。ですから、県が42年と定めているものを、ですから、今後どういう形で見直しするかによって市町村も追随して、交通事情の変化に応じて、また新たな対応をしていくという形になろうかと思います。現時点では、今回行おうとしている作業、では、さらに次はいつなのかというところはまだ定められていないといったところです。 ◆戸澤幸雄 委員 そうしますと、国、県、それから市がデータを上げていって、それを突き合わせて計画をつくりながら、またできたものを現状に合わせて変えていくようなイメージなのかなと思いました。この辺は県からまたできたものに対して現状が違ってくれば、それなりの調査がかかってくるということかなと思いますので、しっかりやられていただきたいと思います。  それでは、5点目でございます。海老名駅北口ですが、調査を開始して、これでいくと、平成30年から工事に入るというイメージでいらっしゃるということです。そこには、例えば自転車置き場なんかも当然入っているということでよろしいのですか。 ◎駅周辺対策課長 駅前広場の中に自転車置き場を置くかどうかにつきましては、基本的には、あくまでも駅前広場として道路区域としての整備と考えております。自転車駐輪場等に関しましては、別の位置でまた考えていくというところになると思います。 ◆戸澤幸雄 委員 駐輪場とかに関しましては別枠で考えていくということなのでしょうか。大きな絵を描いていく中ではめ込んでいくというイメージでよろしいのでしょうか。 ◎駅周辺対策課長 現在、駐輪場に関しましては、今の状況の中で十分足りているということになっております。これ以上に当然利用者がふえてくるということになれば、これを今後また検討するという形になると思います。 ◆戸澤幸雄 委員 そうしますと、今の東口の駐輪場を使用していく。それで要望が多かったり、足りない部分はまた考えていくということでよろしいのでしょうか。 ◎駅周辺対策課長 そのとおりでございます。 ◆戸澤幸雄 委員 わかりました。大体イメージができましたので、しっかり進めていただきたいと思います。非常にタイトで厳しい面があるとは思うのですけれども、市民の期待も大きいですから、しっかりと平成28年度取り組んでいただきたいと思います。  また、最後の下水道の交付金ですけれども、国からのおりてくる交付金というのはさまざまなものがあると思いますので、下水道にしっかりと反映させていただいて、ちょっと率は考えどころですけれども、これからも頑張っていただきたいと思います。  以上で終わります。ありがとうございました。 ○委員長 お諮りいたします。委員外議員の佐々木弘議員から発言の申し出があります。これを許可することにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって佐々木弘議員の発言を許可することにいたします。  委員外議員の発言は簡潔にお願いいたします。 ◆佐々木弘 委員外議員 ありがとうございます。では、4点のみ質問したいと思います。  まず1点目は都市計画課になるかと思うのですが、163ページの都市政策事業費1000万円です。先ほどもありましたけれども、道路交通マスタープラン改定に伴う交通量調査ということで、1000万円来年度やりたいということです。こういった交通量調査というと、多分人件費が大部分を占めているのかというイメージがあるのですけれども、1000万円というと結構大きい額のような印象をどうしても持ってしまうのですが、どうしても1000万円も必要なのかどうか。そこら辺の判断というのでしょうか、内容との関係での認識を伺いたいと思います。  2点目が下水道課になると思うのですが、301ページの雨水管渠等整備事業3億8000万円です。これも先ほどありましたが、国分排水区の排水路の整備を来年度も実施したいとのことですけれども、国分排水区の排水路もある程度中期的なスパンで計画を立てて進めていると思うのです。当初の計画との関係で順調に進んでいるのか、あるいはちょっと何か支障があって少しおくれているのか、そこの進捗状況の認識を伺いたいと思います。  3点目として道路維持課になるかと思うのですが、155ページの道路維持管理経費4億4000万円です。この中に、冬のことだと思うのですけれども、除雪及び凍結防止剤散布等を委託する費用を計上とされています。数年前、2月に非常に大きなどか雪が降って、市内の交通が麻痺したということも教訓として我々にはありますけれども、来年度の予算案であの規模の雪が降っても十分対応できる予算を計上しているか伺いたいと思います。  最後、4点目で、住宅公園課になるかと思うのですが、185ページの急傾斜地崩壊防止事業費100万円についてです。これに関しては杉久保一丁目地区内の急傾斜地に対応したいということですけれども、県と市でお金を出し合うということですが、それぞれの負担割合というのでしょうか、海老名市は100万円なのかなという印象はあるのですけれども、では、県は幾らぐらい出すのか。そこら辺がわかっていれば答弁をよろしくお願いします。  以上、4点です。 ◎都市計画課長 1点目の交通量調査の金額1000万円ということで、適正なのかというお話でございました。今回、市内全域おおむね100カ所程度の箇所数を考えております。その箇所数、それと当然全てをまとめて資料整理するということを鑑みますと、私どもの設計上も適正であると考えております。 ◎工事担当課長 2点目の国分排水区排水路工事の進捗状況ということだと思いますけれども、こちらにつきましては、今年度からまず道路横断部分の工事を行いまして、約9メートルのボックスカルバートを今年度敷設しております。引き続き平成28年度もその上流の工事を進めていく予定でおりますが、工事自体につきましては、地下埋設物が大分錯綜している箇所でございますので、当初の計画よりは若干おくれているような状況でございます。 ◎道路維持課長 3点目の除雪の対応についての予算についてですけれども、こちらに計上させていただいている予算につきましては、市内の人力による除雪作業と、あと凍結防止剤の散布等を見込んだ費用でございまして、市内6分割をして建設業協会に委託する内容のものでございます。2年前の大雪のような対応の予算ではございません。 ◎住宅政策係長 4点目の急傾斜地崩壊防止事業費の負担割合ということでございますけれども、急傾斜地の工事の実施主体は神奈川県になります。神奈川県が8割、市が2割の負担となっております。 ◆佐々木弘 委員外議員 では、順次再質疑していきたいと思います。  順番にいきますと、交通量調査です。先ほど聞いたのですけれども、大体1000万円で、人件費が大分占めている、そういった認識でよろしいのでしょうか。 ◎都市計画課長 もちろん交差点箇所箇所に調査員を何名か配置しなければいけないという部分もありますので、人件費の占める分もかなりあると。それとあとは、当然それをきちんと資料としてまとめなければいけませんので、基本的には何か物を使うというか、材料云々という話ではございませんので、人件費の占める割合が多いのかなと思っております。 ◆佐々木弘 委員外議員 わかりました。では、この点に関しては、今後、中長期的に市の道路のあり方を決める非常に重要な事業だと思いますので、これは遺漏なきようにぜひよろしくお願いしたいと思います。  次に雨水管渠のほうで、国分排水区のほうです。いろいろの事情で当初計画よりはおくれているということです。地元の住民の方は、毎回の大雨のために実際に大変な思いをされているということで、これはおくれた分を取り戻すというわけではないのですけれども、平成28年度、少しでも進捗を早める、そういったことはできないのかどうか、いかがでしょうか。 ◎工事担当課長 今年度行った上流部につきましてはまたボックスカルバートの敷設を計画しておりますけれども、さらにその上流部については推進管を埋設するのですが、そちらについては平成28年度、29年度の継続費ということで、なるべく早く工事に着手したいということで、2カ年の継続事業として組ませていただいているところでございます。 ◆佐々木弘 委員外議員 ぜひよろしくお願いしたいと思います。  それと、順番は変わりますけれども、急傾斜地のほうです。県と市で8対2ということはわかりました。今回の予算では杉久保北一丁目のみだと理解しているのですけれども、県の指定だと、ほかの上今泉地区もそうだと思うのですが、何カ所かあったと思います。そこら辺に関しては、急いで何か工事しなくてもいいという認識なのか、あるいはお金がちょっとないから、本当はやりたいのだけれども、今回見送らざるを得ない。そこら辺の事情はどうなっているのでしょうか。 ◎住宅政策係長 急傾斜地の工事につきましては、基本的に地元からの要望が必要になります。そのためにある程度山の中の急傾斜地、崩れても被害がないようなところについては、基本的にこの工事の対象外になります。あくまで崩れた場合、下に家屋があるとか、それと被害があるような急傾斜地がまず基本的に対象になります。そちらに地元のほうからこういった工事をしていただきたいという要望がありましたら、県も工事に向けて動くという形になっております。 ◆佐々木弘 委員外議員 それでは、予算を編成した段階では杉久保北一丁目の地域以外は、今2つぐらい要件があると思うのです。地元要望と、あと実際に被害が起こるかというところ。そういった地域はないという認識でよろしいのでしょうか。 ◎住宅政策係長 現時点では、要望が上がってきているのが杉久保の地区だけということになっております。 ◆佐々木弘 委員外議員 わかりました。  それと、1つ戻りますが、道路維持管理経費のほうです。私もちょっと調査不足で申しわけなかったのですが、人力ということですから、人の力で除雪だと思うのです。それでは、例えば重機とか使って除雪が必要ということもあると思うのですけれども、そういった場合の経費というのは別のところで見ているのか、あるいはそういうことが発生する場合は予備費であったりとか、どうしても足りなければ補正予算まで組む規模はないと思うのですけれども、そういった対応にするのか。そういった重機を使わないとだめなぐらいの規模に関しては、来年度予算上はどういう対応をしていくつもりでしょうか。 ◎道路維持課長 大雪の場合の対応についてですけれども、そのときには、大雪の対策本部等が設置されて、また別の予算で対応するような形になると思います。 ◆佐々木弘 委員外議員 わかりました。  それと最後になりますけれども、同じく道路維持管理経費の件です。今月、神奈川新聞にも出たのですけれども、隣の厚木市で横断歩道が、車が通るということでもう消えかかっているということで、下校途中の女の子の児童が車にはねられて死亡したという痛ましい事故がありました。事故と直接それが関係あるのかというのまではまだ言い切れないようですけれども、記事にもあるとおり、これは県が調べたことですけれども、県内で9500カ所、区画線がかすれたところがあるということになっています。隣の厚木市では46カ所、市道の交差点だけでもそういった場所があるということですが、海老名市としてはこういった道路の交通のペイントというのでしょうか、ここら辺の実情というのはどういうふうに認識されているか。消えかかっているところがあるかどうか、把握の状況はどうでしょうか。 ◎道路維持課長 区画線の引き直しについてでございますけれども、区画線の引き直しにつきましては、交通管理者が所管します停止線、横断線、黄色い線、あととまれとか、規制を伴う区画線と、道路管理者が所管します路側線ですとか白いセンターライン、注意喚起の文字等がございまして、交通管理者で所管する消えかかっている区画線の要望等を受けた場合には、交通管理者であります警察署に引き直しのお願いをしております。また、県では平成27年度から3カ年、重点的に県央地区の区画線の補修を行っていくというお話を伺っております。市としましては、道路管理者が所管する部分の引き直しについて、毎年パトロールで確認された場所やそういう要望を受けた場所につきまして引き直しを実施しておりまして、例年大体10キロ程度の引き直しを実施しております。 ◆佐々木弘 委員外議員 では、そういったパトロールもされているということで安心しました。今後、住民とかから指摘があった場合も同じように対応されるのかどうか、その点はいかがでしょうか。 ◎道路維持課長 住民の方からもしそういう区画線が消えている場所がありますよということでご連絡をいただければ、その辺は対応いたします。 ◆佐々木弘 委員外議員 ぜひよろしくお願いしたいと思います。  以上で終わります。ありがとうございました。 ○委員長 以上で建設部、まちづくり部関係の質疑を終結いたします。  暫時休憩といたします。                    午後4時26分休憩                    午後4時35分再開 ○委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより討論を省略し、直ちに採決に入ります。  初めに、議案第21号について採決いたします。本件を原案のとおり決するに賛成の方の起立を求めます。                   (起 立 多 数) ○委員長 起立多数であります。よって議案第21号 平成28年度海老名市一般会計予算〔所管部分〕は原案のとおり可決いたしました。  次に、議案第23号についてを採決いたします。本件を原案のとおり決するに賛成の方の起立を求めます。                   (起 立 全 員) ○委員長 起立全員であります。よって議案第23号 平成28年度海老名市下水道事業特別会計予算は原案のとおり可決いたしました。  お諮りいたします。日程第1から日程第2の委員会審査報告書の案文については正副委員長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認めます。よって委員会審査報告書の案文については正副委員長一任と決しました。
     以上で本日の議事は全て終了いたしました。これをもちまして経済建設常任委員会を散会いたします。                                   (午後4時37分散会)...