海老名市議会 2010-12-20
平成22年12月 第4回定例会−12月20日-04号
平成22年12月 第4回定例会−12月20日-04号平成22年12月 第4回定例会
平成22年12月20日(平成22年第4回定例会第4日)
平成22年12月20日午前9時30分、第4回
海老名市議会定例会を
海老名市役所議事堂に招集した。
1.
出席議員 23名
三宅良子 議員 相原 繁 議員
森下賢人 議員 木下雅實 議員
鶴指眞澄 議員 奥村正憲 議員
山口良樹 議員 福地 茂 議員
太田祐介 議員 坂本俊六 議員
藤澤菊枝 議員
氏家康太 議員
鈴木惣太 議員 佐々木弘 議員
森田完一 議員 鈴木輝男 議員
外村 昭 議員 市川敏彦 議員
鈴木 守 議員 倉橋正美 議員
重田保明 議員
志村憲一 議員
飯田英榮 議員
2.欠席議員 なし
3.付議事件
○議長(鈴木守 議員) 討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
議案第66号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 多 数)
○議長(鈴木守 議員) 挙手多数であります。よって議案第66号
海老名市立青少年会館条例の廃止については
委員長報告のとおり
原案可決されました。
次に、議案第67号
指定管理者の指定について(海老名市
文化会館)の討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
議案第67号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 多 数)
○議長(鈴木守 議員) 挙手多数であります。よって議案第67号
指定管理者の指定について(海老名市
文化会館)は
委員長報告のとおり
原案可決されました。
次に、議案第68号
指定管理者の指定について(
海老名運動公園・
北部公園・
スポーツ施設)の討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
議案第68号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 全 員)
○議長(鈴木守 議員) 挙手全員であります。よって議案第68号
指定管理者の指定について(
海老名運動公園・
北部公園・
スポーツ施設)は
委員長報告のとおり
原案可決されました。
次に、請願第2号
屋内温水プール建設計画の中止を求める請願書の討論に入ります。
初めに、
賛成意見の発言を許します。
志村憲一議員。
〔
志村憲一議員 登壇〕
◆(
志村憲一 議員) 私は、
日本共産党市議団を代表しまして、請願第2号
屋内温水プール建設計画の中止を求める請願書に対して、賛成の立場から討論を行います。
12月議会で初めて
温水プールの建設費の
概算事業費が発表され、
温水プール建設費が22億円で、
維持管理費は1億9000万円だと説明されましたが、現在でも
運動公園の
温水プールと
北部公園の
温水プールの毎年かかる
維持管理費は1億5000万円であり、それをさらに巨額な税金を投入しようという市長の考えでありますが、市の財政は平成21年度末の累計市債残高は375億円で、毎年のように元金と利息を含めた
市債返済額は約37億円であります。これは、年間予算の10パーセントに匹敵する規模であります。したがって、市財政の状況からも4つ目の
温水プールをつくると、さらに予算が上積みされ、他の必要な事業や市民要望が懸念されることは明白であります。
第2の理由は、今度の議会の特徴は、委員会や本会議での答弁を聞いていると、すべて
健康増進には
温水プールに入ることだと結びつけていますが、
健康増進を言うのであれば、徹底した
予防保健事業ではないでしょうか。
温水プール建設を中止して、その予算を
予防保健事業に振り向けるべきであります。
第3の理由は、
温水プールの利用者が少ないことです。市長はかつて、議会で何の根拠も示さないで、海老名市には3万人に1カ所のプールが必要だと言っていましたが、現在市には4万2000人に1カ所の
温水プールがあり、県内第1位であります。県央8市を見ても、厚木市は11万3000人に1カ所、相模原市は17万4000人、大和市は22万1000人、秦野市は17万人、そして、座間市、伊勢原市、綾瀬市は1つもありません。そして、ことし8月、
運動公園屋内プールの利用者は1日平均468人、9月は236人、10月は188人と8月と比べて40パーセントしか利用されていません。同時に、
北部公園プールは、8月は1日平均371人、9月は174人、10月は121人と8月と比べて38パーセントしか利用していません。このように県内や県央の各市と比べても、人口比に見るプールの設置数は一番多い、そして暑さが過ぎれば3割から4割しか利用されていない実態を見れば、4館目の
屋内プール建設計画は中止すべきではありませんか。
第4の理由は、市長は海老名市は財政があるのだと言わんばかりに4館目の
温水プールの建設に奔走していますが、市民の声は、財政があっても、
温水プールではなく、市民が納めている住民税を有効に使って、
温水プールより、まず35人学級、
中学生医療費無料化、高過ぎる国保税の引き下げや福祉と
都市基盤整備充実等を優先してほしいという声のほうが市民的に多数派であります。したがって、4館目の
温水プール建設計画は中止すべきであります。
以上の点を述べまして、賛成討論を終わります。
〔
志村憲一議員 降壇〕
○議長(鈴木守 議員) 次に、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
三宅良子議員。
〔
三宅良子議員 登壇〕
◆(
三宅良子 議員)
神奈川ネットワーク運動海老名の
三宅良子でございます。請願第2号
屋内温水プール建設計画の中止を求める請願書に対して、賛成の立場から討論を行います。
請願理由として、1、市民の利用数から見て、現行の3施設で十分であること、2、新たにプールを建設すれば数億円、
年間維持管理費も数千万円、多額の費用がかかり、将来への
財政負担となること、3、市民は
健康維持のために自分に合った多種多様な方法で
健康管理を行い、市においても市民の
健康増進のための啓発活動や各種健診などが行われていることなどを挙げています。
プール建設計画の中止を求める理由については、これだけあれば十分だと考えます。
9月の議会では、まだ計画が白紙の段階であり、是非について議論ができないと請願の内容については言及することがありませんでしたが、今委員会では、自分の居住地から近く、利用したいとの声などもあり、高所大所に立ち検討していただきたいと思いました。また、
委員会終了後も署名が届いていると聞き及んでいます。まだまだこの計画を知らない大勢の市民がいることを確信しました。今、求められているのは、常に市民の合意をつくり出すリーダーシップだと考えます。
それから、(仮称)
市民活動支援施設基本設計が先月
全員協議会で報告されました。ベールに包まれていた全容がわかり、A案からD案まで4つの選択肢が用意されていました。プールが含まれるもの2案、ないもの2案の4案です。プールを含むA案、C案の建設費は22億円でした。委員会では、4つ目のプールを提案する理由の説明を受けました。1、19年度から21年度の3カ年の
経年利用者数を見ると、市内3館の
プール利用者が伸びている、2、市内2カ所のプールは泳ぐためのもので、高齢者は利用しにくく、今回は
水中利用施設であり、利用したい人は多くある、3、市民を呼び込むプログラムを展開する、4、
医療費軽減、介護予防につながる、5、
利用者予想は同程度のフィットネスクラブで17万人利用があり、体育館3万人利用で20万人の利用を見込んでいる、6、
利用料収入予測として5700万円程度可能、7、会費制を導入すれば1300万円の
維持管理経費で済み、
経費削減効果が期待できる、8、横須賀市に
類似施設があるなどでした。
そこで、横須賀市の
健康増進センターすこやかんを検索しました。入場料は、一般1回700円、中学生以下は350円で、プールのみの利用です。駅から徒歩5分、トレーニングジム、スタジオ、プールは25メートルプール4レーンあり、アクアビクスプール、
リラクゼーションプールの3種類、駐車場は地下1、2階に185台分あり、1時間まで無料、1時間を超えて4時間まで300円、4時間を超えると30分ごとに200円加算、でも、駐輪場は無料、
問い合わせ先は
健康福祉部保健所健康づくり課。
横須賀市には、4つの
体育会館、3つの
温水プール、9つの
運動公園をあることもわかりました。中核市ですから、規模は全く違います。横須賀市の人口は約42万5000人で、海老名市の3.3倍、面積は3.8倍、
標準財政規模は20年度
決算カードで、横須賀市は809億円、海老名市は252億円で3.2倍、職員数は3.6倍、
経常収支比率や
公債費負担比率などを比較すると、海老名市は健全財政として評価できますが、ここまで規模が違う、片や中核市である横須賀市に
類似施設があるからと言われても、全く理解も納得もできません。
屋内プールが市内になく、初めて計画するというのならまだしも、既に3つもあるのに、4つ目は要りません。現状の3施設で十分です。横須賀市のすこやかんは、2001年1月4日にオープンした施設です。もうすぐ10年が経過します。10年前とは、社会的背景も、経済情勢も全く違います。9月にも申し上げましたが、小田原市には
屋内プールはありません。鎌倉市にもありません。伊勢原市、座間市、綾瀬市にもありません。海老名市には3つある、3つあれば十分です。
以上のことから、4つ目の
屋内温水プールは必要ないと考え、
屋内温水プール建設計画の中止を求める請願書に賛成し、討論を終わります。
〔
三宅良子議員 降壇〕
○議長(鈴木守 議員) 次に、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
請願第2号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は不採択であります。本請願を採択するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 少 数)
○議長(鈴木守 議員) 挙手少数であります。よって請願第2号
屋内温水プール建設計画の中止を求める請願書は不採択とすることに決しました。
――
――――――――――――――― ○ ――
―――――――――――――――
○議長(鈴木守 議員) 次に、
△日程第2 議案第69号
指定管理者の指定について(
海老名市立わかば会館等)、議案第70号
指定管理者の指定について(海老名市
心身障害者デイサービスセンター)、議案第71号
指定管理者の指定について(海老名市
医療センター)、議案第72号
指定管理者の指定について(
海老名市立総合福祉会館)、議案第73号
指定管理者の指定について(
海老名市立国分寺台ケアセンター)及び議案第74号
指定管理者の指定について(海老名市
野外教育施設「富士ふれあいの森」)、以上6件を一括議題といたします。
この6件に関する委員長の報告を求めます。坂本俊六文教社会常任委員会委員長。
〔坂本俊六議員 登壇〕
◆(坂本俊六 議員) それでは、文教社会常任委員会の審査結果を報告いたします。
当委員会では、議案第69号
指定管理者の指定について(
海老名市立わかば会館等)、議案第70号
指定管理者の指定について(海老名市
心身障害者デイサービスセンター)、議案第71号
指定管理者の指定について(海老名市
医療センター)、議案第72号
指定管理者の指定について(
海老名市立総合福祉会館)、議案第73号
指定管理者の指定について(
海老名市立国分寺台ケアセンター)、議案第74号
指定管理者の指定について(海老名市
野外教育施設「富士ふれあいの森」)について、12月8日に審査を行いました。
採決の結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおり、議案第69号については
全員賛成による、議案第70号については賛成多数による、議案第71号については
全員賛成による、議案第72号については賛成多数による、議案第73号については賛成多数による、議案第74号については賛成多数による
原案可決であります。
審査の中では、議案第69号
指定管理者の指定について(
海老名市立わかば会館等)。今後も施設の機能を低下させることなく、適切なサービスを提供していただきたい。本来、各階ごとに分けて多様なものを引き入れるべきとは思うが、次回の更新を見据え、障がい者の福祉サービスをどのようにしていくことが効果的か、よく検証していただきたい。
議案第70号
指定管理者の指定について(海老名市
心身障害者デイサービスセンター)。雇用面において新しい努力目標が加わったことを評価する。積極的に障がい者の雇用の場を設けていただくとともに、身近な市民の雇用を願う。
議案第71号
指定管理者の指定について(海老名市
医療センター)。休日や夜間の急患診療の充実は市民の安全・安心に直接かかわる問題であり、今後も引き続き医師会と協力し、
医療センターを地域医療連携のネットワーク構築の拠点としていただくよう要望する。
議案第72号
指定管理者の指定について(
海老名市立総合福祉会館)。選定業者のこれまでの実績や今後の業務内容に対する質疑がありました。
議案第73号
指定管理者の指定について(
海老名市立国分寺台ケアセンター)。今後もデイサービス事業が適切に運営されるよう指導、監督を願う。
議案第74号
指定管理者の指定について(海老名市
野外教育施設「富士ふれあいの森」)。安全管理には十分気を使い、市としても
指定管理者のチェックを行っていただくよう要望するといった意見がありました。
議員各位におかれましては、当委員会の決定にご賛同くださいますようお願い申し上げまして、審査結果の報告といたします。
〔坂本俊六議員 降壇〕
○議長(鈴木守 議員) これより委員長に対する質疑に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 質疑を終結いたします。
これより1議案ごとに討論及び採決をいたします。
初めに、議案第69号
指定管理者の指定について(
海老名市立わかば会館等)の討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
議案第69号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 全 員)
○議長(鈴木守 議員) 挙手全員であります。よって議案第69号
指定管理者の指定について(
海老名市立わかば会館等)は
委員長報告のとおり
原案可決されました。
次に、議案第70号
指定管理者の指定について(海老名市
心身障害者デイサービスセンター)の討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。
三宅良子議員。
〔
三宅良子議員 登壇〕
◆(
三宅良子 議員) 神奈川ネットワーク運動の
三宅良子でございます。議案第70号
指定管理者の指定について(海老名市
心身障害者デイサービスセンター)、反対の立場から討論いたします。
3つのデイサービスセンター、わかば、わかば第二、あきばを一括指定管理としての提案でしたが、やはり別々の指定管理にしていくべきと考えます。結果的に同じ事業者になったというのなら結構ですが、違う事業者が参入していくことで、利用者は選択肢が広がります。利用者サイドに立って検討していくことが求められると思います。市内のデイサービスセンターを利用しないで、わざわざ市外へ求めて出ていっている方々がいらっしゃいます。なぜ利用しないのか、意見を求めていくべきだと考えています。また、違う事業者が参入することで競争原理が働きます。そのように切磋琢磨していかないと、よい施設になっていかないと考えます。外の風を入れるよいチャンスととらえ、個別に
指定管理者制度を活用すべきです。
以上、反対討論を終わります。
〔
三宅良子議員 降壇〕
○議長(鈴木守 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 次に、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
議案第70号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 多 数)
○議長(鈴木守 議員) 挙手多数であります。よって議案第70号
指定管理者の指定について(海老名市
心身障害者デイサービスセンター)は
委員長報告のとおり
原案可決されました。
次に、議案第71号
指定管理者の指定について(海老名市
医療センター)の討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
議案第71号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 全 員)
○議長(鈴木守 議員) 挙手全員であります。よって議案第71号
指定管理者の指定について(海老名市
医療センター)は
委員長報告のとおり
原案可決されました。
次に、議案第72号
指定管理者の指定について(
海老名市立総合福祉会館)の討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
議案第72号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 多 数)
○議長(鈴木守 議員) 挙手多数であります。よって議案第72号
指定管理者の指定について(
海老名市立総合福祉会館)は
委員長報告のとおり
原案可決されました。
次に、議案第73号
指定管理者の指定について(
海老名市立国分寺台ケアセンター)の討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
議案第73号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 多 数)
○議長(鈴木守 議員) 挙手多数であります。よって議案第73号
指定管理者の指定について(
海老名市立国分寺台ケアセンター)は
委員長報告のとおり
原案可決されました。
次に、議案第74号
指定管理者の指定について(海老名市
野外教育施設「富士ふれあいの森」)の討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
議案第74号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 多 数)
○議長(鈴木守 議員) 挙手多数であります。よって議案第74号
指定管理者の指定について(海老名市
野外教育施設「富士ふれあいの森」)は
委員長報告のとおり
原案可決されました。
――
――――――――――――――― ○ ――
―――――――――――――――
○議長(鈴木守 議員) 次に、
△日程第3 議案第64号 海老名市廃棄物の減量化、資源化、
適正処理等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
委員長の報告を求めます。森田完一経済建設常任委員会委員長。
〔森田完一議員 登壇〕
◆(森田完一 議員) それでは、経済建設常任委員会の審査結果を報告いたします。
当委員会では、議案第64号 海老名市廃棄物の減量化、資源化、
適正処理等に関する条例の一部改正について、12月9日に審査を行いました。
採決の結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおり、
全員賛成による
原案可決であります。
審査の中では、集積所にあるものでも許可なく財産を持っていくことは犯罪であり、過料というデリケートな面もあるが、条例の目的が持ち去り抑止であることから、適正な運用を要望する。条例を制定すると同時に、市全体の意識改革も必要である。原則は抑止であることを念頭に、各自治会の協力を得ながら看板の早急な設置を願う。集積所に看板を設置する際は、市民が違反者を発見したときの通報場所の連絡先などを明記していただくよう検討願うなどがありました。
議員各位におかれましては、当委員会の決定にご賛同くださいますようお願い申し上げて、審査結果の報告といたします。
〔森田完一議員 降壇〕
○議長(鈴木守 議員) これより委員長に対する質疑に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。重田保明議員。
〔重田保明議員 登壇〕
◆(重田保明 議員)
日本共産党市議団を代表いたしまして、議案第64号 海老名市廃棄物の減量化、資源化、
適正処理等に関する条例の一部改正について、賛成の立場から討論を行います。
この条例改正案は、集積所に排出された資源物の持ち去り行為を防止するため、市が指定する以外の者が第18条に掲げるものを持ち出した違反者に、最終的には20万円以下の罰金に処するというものであります。私が廃棄物の持ち去り行為について調べた結果、資源物を海老名市の指定を受けていない一部の業者や個人の持ち去りが多いということがわかりました。理由を聞きますと、禁止条例のある自治体では持ち去ることが難しいために、条例がない自治体の地域に車を持ち込んで、新聞紙やアルミ缶など金になるものを集めているということでした。このため、市内の指定業者が集積所から集積する量が減っているという話もありました。
私は、このような状況から、条例にある違反者に対して警告をし、それでも聞き入れないときには罰金に処することについてはやむを得ないと考えているものであります。しかし、一方で、仕事がしたくても働く場所がなく、やむを得ずホームレス等になった人でも、生きる権利や生活をする権利はあるはずであります。とすれば、ホームレスの生活の糧を奪うことは、行政としては避けるべきではないかと考えているものであります。その理由は、平成20年の7月31日、厚生労働省並びに国土交通省告示第1号のホームレスの自立の支援等に関する特別措置法の第8条第1項に、次のように書かれているわけであります。それは、ホームレスの自立の支援に関する基本方針で次のように述べているわけであります。それは「常用雇用による自立が直ちには困難なホームレスに対して、雑誌回収やアルミ缶回収等の都市雑業的な職種の開拓や情報収集・情報提供等を行う」とあるからであります。海老名市としても、違反行為だから、最終的に罰金だという立場ではなく、国の特別措置法の第8条第1項を生かした取り組みがまず国の責任と考えますけれども、海老名市としても何ができるか、対応策を研究し、検討することが大事なことではないかと考えているものであります。
したがいまして、私は、来年4月1日から条例案が施行されますけれども、ホームレス等の対応には十分配慮されるよう要望いたしまして、賛成討論といたします。
〔重田保明議員 降壇〕
○議長(鈴木守 議員) 次に、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
議案第64号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 全 員)
○議長(鈴木守 議員) 挙手全員であります。よって議案第64号 海老名市廃棄物の減量化、資源化、
適正処理等に関する条例の一部改正については
委員長報告のとおり
原案可決することに決しました。
――
――――――――――――――― ○ ――
―――――――――――――――
○議長(鈴木守 議員) 次に、
△日程第4 議案第76号 平成22年度海老名市
一般会計補正予算(第2号)、議案第77号 平成22年度海老名市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)、議案第78号 平成22年度海老名市
下水道事業特別会計補正予算(第2号)、以上3案を一括議題といたします。
本3案に関する各委員長の報告を求めます。
初めに、
氏家康太総務常任委員会委員長。
〔
氏家康太議員 登壇〕
◆(
氏家康太 議員) それでは、
総務常任委員会の審査結果を報告いたします。
当委員会では、議案第76号 平成22年度海老名市
一般会計補正予算(第2号)〔所管部分〕について、12月7日に審査を行いました。
採決の結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおり、各議案とも賛成多数により
原案可決であります。
審査の中では、市民税について。市税は重要な自主財源の根幹である。今後も経済状況等に注視され、適切な予算要求を願う。
コミュニティセンター大
規模改修事業費について。工事に当たっては、安全第一で、十分な利用者への周知を願う。
通信施設整備事業費について。消防救急デジタル無線共通波の導入により、消防業務の効率的な運用が図れるよう要望する。
運動公園施設大
規模改修事業費について。空調設備の設置については、市民ニーズを的確にとらえ、スピーディーに対応していただき大変評価するといった意見がありました。
議員各位におかれましては、当委員会の決定にご賛同くださいますようお願い申し上げまして、審査結果の報告といたします。
〔
氏家康太議員 降壇〕
○議長(鈴木守 議員) 次に、坂本俊六文教社会常任委員会委員長。
〔坂本俊六議員 登壇〕
◆(坂本俊六 議員) それでは、文教社会常任委員会の審査結果を報告いたします。
当委員会では、議案第76号 平成22年度海老名市
一般会計補正予算(第2号)〔所管部分〕、議案第77号 平成22年度海老名市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について、12月8日に審査を行いました。
採決の結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおり、2議案とも賛成多数により
原案可決であります。
審査の中では、予防接種事業について。感染機会が多い子どもたちへの予防接種は、市民全体の感染予防の一環にもなる。より多くの子どもたちが接種できるよう周知に努めていただきたい。
わかば第二デイサービスセンター建設事業費について。早急な建てかえが必要とのことだが、今後も障がい者の地域生活を支える基盤整備を促進し、障がい者が安心して自立した生活が送れるよう要望するといった意見がありました。
議員各位におかれましては、当委員会の決定にご賛同くださいますようお願い申し上げまして、審査結果の報告といたします。
〔坂本俊六議員 降壇〕
○議長(鈴木守 議員) 次に、森田完一経済建設常任委員会委員長。
〔森田完一議員 登壇〕
◆(森田完一 議員) それでは、経済建設常任委員会の審査結果を報告いたします。
当委員会では、議案第76号 平成22年度海老名市
一般会計補正予算(第2号)〔所管部分〕及び議案第78号 平成22年度海老名市
下水道事業特別会計補正予算(第2号)について、12月9日に審査を行いました。
採決の結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおり、2議案とも
全員賛成による
原案可決であります。
審査の中では、市道50号線の道路詳細設計委託事業について。地域から相模線の線路と道路の間をあけてほしいとの要望もあるため、設計段階から地域と調整しながら進めていただきたい。
借上型市営住宅共用部分整備事業について。次年度、柏ケ谷と中野地区において借上型住宅の建設を進めているとのことだが、借上型住宅はイニシャルコストが低く抑えられる有効な手法であるため、鋭意取り組んでいただきたいといった意見がありました。
議員各位におかれましては、当委員会の決定にご賛同いただきますようお願い申し上げて、審査結果の報告といたします。
〔森田完一議員 降壇〕
○議長(鈴木守 議員) これより各委員長に対する質疑に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。
志村憲一議員。
〔
志村憲一議員 登壇〕
◆(
志村憲一 議員) 私は、
日本共産党市議団を代表して、議案第76号 平成22年度海老名市
一般会計補正予算(第2号)に対して、反対の立場から討論を行います。
補正予算の中には、公共下水道維持管理計画策定業務委託や何本かの排水路工事の前倒し事業と2億7700万円を使っての
運動公園内体育館のエアコン設置工事等は賛成できますが、反対する理由は1点だけであります。市職員の給与の引き下げの部分が含まれているからであります。
第1の問題は、市職員の年収を5年前と比較しますと、この5年間で総額3億3800万円も減らしています。このことは、人事院が官民格差を生じているとして公務員の定数と期末手当や給与を減らす勧告を押しつけているからであります。したがって、今回の人事院勧告も公務員いじめと言うほかありません。今は家計を応援すべきときなのに、給与削減は職員の士気や意欲をそぎ、給与削減を押しつけること自体、内需拡大に逆行するものであります。
第2は、地域手当の問題であります。海老名市の地域手当は、人事院勧告に基づくと、3級地で12パーセントとなりますが、海老名市は職員給与条例で現在は11パーセントに定めています。これを現行の11パーセントから12パーセントにした場合、職員1人当たり年間平均で5万5000円の増になります。今回のように人事院勧告の影響が大きいときこそ、市長は条例を改正して、勧告どおり地域手当を12パーセントに引き上げるべきであります。
したがって、今回の職員の給与の削減は、職員と家族の生活を顧みないものと言わざるを得ません。そして、そのことが中小企業を含む民間労働者の給与、ボーナスにも波及し、国民の消費を一層冷え込ませることは明らかであります。本件は人事院の勧告とはいえ、こうした理由からとても容認できるものでないことを申し上げ、討論を終わります。
〔
志村憲一議員 降壇〕
○議長(鈴木守 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 次に、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
議案第76号から議案第78号までを1議案ごとに採決いたします。
初めに、議案第76号を採決いたします。本案に対する各委員長の報告は
原案可決であります。本案を各
委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 多 数)
○議長(鈴木守 議員) 挙手多数であります。よって議案第76号 平成22年度海老名市
一般会計補正予算(第2号)は各
委員長報告のとおり
原案可決することに決しました。
次に、議案第77号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 多 数)
○議長(鈴木守 議員) 挙手多数であります。よって議案第77号 平成22年度海老名市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)は
委員長報告のとおり
原案可決することに決しました。
次に、議案第78号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は
原案可決であります。本案を
委員長報告のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 全 員)
○議長(鈴木守 議員) 挙手全員であります。よって議案第78号 平成22年度海老名市
下水道事業特別会計補正予算(第2号)は
委員長報告のとおり
原案可決することに決しました。
暫時休憩といたします。
(午前10時37分 休憩)
――
――――――――――――――― ○ ――
―――――――――――――――
(午前10時55分 再開)
○議長(鈴木守 議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、
△日程第5 議案第81号
工事請負契約の締結について(海老名市
文化会館等大
規模改修及び
耐震補強工事(建築))を議題といたします。
総務部長の説明を求めます。
〔
総務部長(伊東 満) 登壇〕
◎
総務部長(伊東満) それでは、議案第81号
工事請負契約の締結について(海老名市
文化会館等大
規模改修及び
耐震補強工事(建築))ご説明申し上げます。
議案書の97ページをお開きいただきたいと存じます。
提案理由につきましては先ほど市長より申し上げたとおりでございます。
内容でございますが、契約の目的は、海老名市
文化会館等大
規模改修及び
耐震補強工事(建築)でございます。
契約の方法は条件付き一般競争入札による契約で、契約金額は3億4366万5000円でございます。
契約の相手方は、神奈川県横浜市西区北幸1−11−5、青木あすなろ建設株式会社横浜支店、代表者は執行役員支店長、青木浩一でございます。
なお、98ページ以降に、参考資料として、入札の経過、状況、工事概要及び図面を添付させていただきましたので、ご高覧いただきたいと存じます。
以上、大変雑駁な説明でございますが、よろしくご審議いただき、ご決定賜りますようお願い申し上げまして説明を終わります。
〔
総務部長(伊東 満) 降壇〕
○議長(鈴木守 議員) これより質疑に入ります。飯田英榮議員。
◆(飯田英榮 議員)
工事請負契約の締結について質問をいたします。この契約の
文化会館大
規模改修事業は、平成19年、秋の予算編成から始まったものであり、それはこの会館がオープンした昭和55年、その施設や、あるいは設備等が経年劣化しておるということで、市民が利用しやすいようにリニューアルしようという事業であります。ですから、平成20年度に当初予算で基本設計1667万円、昨年度、21年度、3事業合わせてなのですが、実施設計費用4457万円を見込み、2カ年の工事費15億3456万円の継続事業となっております。入札により、予定価格が62.1パーセントという大変低い落札率であり、工事費の契約内容なのですが、予算額からすればさらにまた低い、関連3事業合わせてなのですが、55パーセントという大変低い落札率です。
そこで、私はいつもこういうときに心配をするのですが、設計単価に比較して、余りにも低い落札率だと、えてして、後で設計変更が出てくるケースが最近多くなっている、増加傾向にあるのかな。そんな心配をしており、後の設計変更契約により、予定価格とか、あるいは予算額に近い契約変更になることが以前にもありましたので、今後設計変更等の心配がないのか、あるいは落札率の低い設計変更問題についてはどのように見ておられるか、お伺いをいたします。
○議長(鈴木守 議員)
総務部長。
◎
総務部長(伊東満) 工事を発注する際には、事前に対外調整や必要な調査及び施工方法の検討を行いまして、現地、条件に即した施工計画の立案等、適正な積算を行うということで設計は行ってございますけれども、それでも予測ができない状況が発生することというのは、今回、改修工事ということで非常に多く思われることがございます。
そこで、設計図書と施工現場の条件に違いが発生した場合には、工事内容の変更、すなわち設計変更というようなことが考えられますが、その金額等については落札率に応じて見積もりを計算することになってございますので、設計変更が生じた場合には協議をいたしまして、そういった契約になろうというふうに思います。
以上でございます。
○議長(鈴木守 議員) 飯田英榮議員。
◆(飯田英榮 議員)
総務部長の答弁を聞いていますと、開いてみないと、あけてみなければわからない。だから、設計変更はその時点でまたあるかもしれない、私はそういうふうにとっているのですよ。事前の基本設計、そして実施設計。その実施設計の中では当然詳細設計が入っているわけですよ。3事業で6200万円近く、その調査設計費を計上しているのですよ。そして、さらに時間をかけて、最初の20年度は基本設計、昨年の21年度は実施設計、詳細設計、2カ年もかけて、それぞれ細かい隅までやっているわけですよ。金額だって、同じことを言うようですけれども、6100万円以上。私はないと確信しています。いや、そうでなく、改修工事のため、見えない部分やわからない部分もあるので、当然設計変更はあるという想定、そういう答弁でしたので、もう1度、再度お伺いします。
○議長(鈴木守 議員)
総務部長。
◎
総務部長(伊東満) 今回実施設計等を詳細に行いまして、こちらのほうとしてもそういった変更契約はないという前提ではございますけれども、実際わからない面というのは、今までの工事の中でも数多くあったものがございますので、そういう可能性もあるというふうには考えてございます。
以上でございます。
○議長(鈴木守 議員) ほかに―重田保明議員。
◆(重田保明 議員) 共産党海老名市議団は、議運では、これだけのお金、そして今、飯田議員が言いましたように極めて低い落札率から考えて、私もいいものを安くという基本点にはいささかも問題視するものではないのですけれども、今、出ておりますように52パーセントぐらいのところで本当に安心して工事ができるのかというふうな観点からお尋ねしたいのですが、こういうふうなものがたびたび起こり得るということの背景に何があるか。これは、今までは最低制限価格で、それを下回った場合には失格にする、やり直す、こうでした。ところが、今回の説明にもありますように、最低制限価格をなくしたけれども、それにかわる調査基準価格というものができた。これは、価格の算出基準は同じです。直接工事費が95パーセント、共通仮設費が90パーセント、現場管理費が70パーセント、そして一般管理費が30パーセント、この計算方式については最低制限価格の算出方法と、それから調査基準価格の算出方法は同じなのです。
ただ、これを下回ったところについては、最低制限価格で失格だけれども、この最低基準価格のところでは予定価格の70パーセント未満となる場合は、予定価格の70パーセントを調査基準価格として、上限金額はないとうたってあります。そして、このところでは、最低基準価格でやるけれども、失格基準というのがその下に設定されているのです。つまり失格基準価格は調査基準価格を下回っても、失格基準の算出方法で救われれば、上回っていればそれは認めますよという形なのです。そこだと、どうなるかというと、失格基準の算定方法は今言いました直接工事費の85パーセント、10パーセント違います。調査基準価格より10パーセント下回っている。それから、直接工事費は85パーセント、共通仮設費は80パーセント、現場管理費は70パーセント、一般管理費は同じなのですけれども、直接工事費と共通仮設費は10パーセントも下にランクされて、それ以上だったらいいということなのです。そのために、今言われている調査基準価格を下回っても、一般競争入札のときは失格だったのだけれども、失格にならないで、失格基準価格を上回っていれば失格にならないということですから、もうこの基準にできるだけ合わせようと。業者はとろうとしますから、失格基準価格を少しでも上回って、10パーセント上回っていればいいということになる。だから、ここに集中しているということなのです。
これでいきますと、市はできるだけ経費を少なくするというふうになろうかと思うのですけれども、逆に安値競争といいますか、そういうふうなことで粗悪な材料を使ったり、工事の手抜きということも、そういうふうな面で考えられる可能性が出てくる。ここが私は問題だと思うので、私は以前、去年ですか。入札制度の改善で2000万円から4000万円の市内第1区分の人は上げろというふうなことでは、4000万円までなりましたけれども、この分野では何らご回答がなかったような気がするのです。私はここのところをなくすべきだ、こういうふうなやり方をなくすべきだというのが私の持論なのですよ。なぜかというと、皆さんから見れば、先ほど言いましたように、税を安くして、いいものをつくると言うのだけれども、そういうふうなことによって入札を過剰に安くするということは、逆にそういうことが想定されるというのはちょっと言い過ぎかもしれませんけれども、そういう懸念があるということですから、そこのところはやっぱり慎重に見ていく必要があるのだろうと。この方法については海老名市と藤沢市の2者がこの制度を神奈川県下では使っているわけですね。ほかは使っていない。こういうところから見ても、やはり安心して仕事を任すというふうな観点からすれば、こういうところに私は問題の一端があるのではないかと懸念するのですけれども、その辺についてはどうなのかというのが1点。
いま1つは、この52パーセントくらいのことですから、今までの70パーセントとか80パーセントとかではないわけですから、この監視ですね。ちゃんと材料も、それから工事の施工も、本当に基準どおりおやりになっているのかどうかということを、ちょくちょく現場に足を運んでいただいて、よく監視するということですね。見て回ってもらうということが私は必要になってくるのではないかと思うのです。今までもそういうことはおやりになっていると思いますけれども、さらに現場、周囲に徹してもらって、本当に安心して工事ができるようにすべきだと思うのですけれども、その辺についてのお考えをご質問いたします。
以上です。
○議長(鈴木守 議員) 市長。
◎市長(内野優) まず、重田議員のご質問に私のほうから総括的に。
まず1点、状況はといいますと、私もいろいろな人と話していますけれども、平成20年当初の関係の基本計画から始まっていますけれども、いわゆるリーマンショック以来、こういった建築とか設備投資が冷え込んでいるのは事実であります。そういった冷え込みと同時に、デフレ、円高という中で、いわゆる資機材の問題というのはだぶついてきています。これは建築業者に聞いてもしかりでございます。そういった面では、重田議員のこの間の一般質問、リフォームの助成金を出せというのは、地元の建築職でも、土木でも、小さい会社でも、みんな仕事がない状況です。それだけ資機材が豊富に今安く、鉄鋼でも、いろいろな関係でも安く海外から入ってくる。そして、設備投資をやる時期だという形の中で、国は経済対策の中で法人税を引き下げているというふうに私は思っています。しかし、各事業所、会社は、いわゆる内部留保をしていく、これが大きな問題だということで今、報道されていると思います。そういった中では、今の政府がコンクリートから人へという形で動いています。私はどういう意味かわかりませんけれども、はっきり申し上げて、私は必要な公共事業をやる時期だと思っています。これこそ千載一遇のチャンスだと思っています。そういった中で今回、こういった落札金額になったというのは、私どもも積算を積み上げてまいりました。しかし、その積算はあくまでも国とか県の基準を持ってくることによって、市場の単価とのかけ離れがどうしても生じています。よって、安い50パーセントであっても、できるかできないかで見ますと、この業者の方を見ればオール日本でやっている企業ばかりでございます。そういった中では一定の信頼度があるだろう。それをどうやって監視していくかというのは、やっぱり行政の責任であります。そういった面では、しっかりとやっていきたいというのがまず1点ございます。
もう1つは、重田議員は、基準を設けた、それは必要ないと。それは重田議員が今まで言われた関係の中では、市内業者を育成する立場で私ども入札制度をいろいろ考えてきました。そういった中では、いわゆる競争の原理でやっていけばやっていくほど、市内業者はとれません。そういった区分の明確化、あるいは育成の立場で明確化しながら、ある程度、商工会議所を通じて、重田議員の共産党市議団も最低制限価格をしっかりしろといった面では、そういった失格基準とかをつくってきたわけです。そういった経過の中で今回は、その1回の入札が不調に終わったというのもございますので、そういった面を含めまして、
総務部長のほうから答弁させていただきたいと思います。
○議長(鈴木守 議員)
総務部長。
◎
総務部長(伊東満) まず、失格基準の算出方法でございますけれども、現在、試行という形で行っておりまして、直接工事費の90パーセントということで、実際の調査基準価格よりは5パーセント下回っているような状況で運用してございます。また、共通仮設費についても85パーセントということで、これも5パーセント下回っているような形で現在は設定をしてございます。
現場等のチェックをというようなお話でございますけれども、これから契約をいたしまして工事現場に入る中では、設計業者に管理委託というものをする予定でございます。その管理委託につきましては、1つの工事ごとに週2回の打ち合わせとチェック体制がございます。そうすると、単純に計算すれば、3つの工事で週2回というと週6日になりますけれども、それが1日で行われるかは別にしまして、頻繁にそういったチェック体制は整っているとこちらのほうとしては思ってございます。
以上でございます。
○議長(鈴木守 議員) 重田保明議員。
◆(重田保明 議員) 市長と
総務部長はいろいろ言われましたけれども、私は安値、需給と。つまり何が何でも安く落札すれば、それだけ税が助かるわけですから、執行者にしてみれば、そういう考えはある意味では当然だと思うし、私もそれがいけないということではない。だけれども、度が過ぎると、つまり粗悪な材料を使われたり、あるいは手抜きをされたりということが出るから、そこは非常に難しいところだというふうに思うのです。だけれども、今言われたように失格基準の算出方法が、今までですと最低制限価格を10パーセントも下回っているところに問題がある。そこへ、前のことでいえば最低制限価格より下がると失格になる。これが今回、今言ったように最低制限価格より10パーセント下がっても失格にならない。だから、競争の原理が働いて、どんどんそこでは最低になっていくということですよね。だから、私は、そこのところの失格基準の算定方式を改善すべきではないか。これは一応仮定の、仮の方式をとっているわけですから、こういうときにもとに戻すかどうか、考えてみる必要がある。こういうふうなことが続けば、50パーセントとか60パーセントのところで起こる可能性があると思うのですよ。だから、安かろうというだけではなくて、そこのところでもちゃんと業者にそれなりのメリットというか、ある程度の利潤を確保する方式を私はもっともっと研究、検討していくべきではないのか、こういうことを申し上げたいわけです。そういう点で私は、今、試行入札をやっているわけですから、その試行の中でさらに検討して、改善すべきは改善するようお願いをしたい。
いま1つは、五十数パーセントの中ですから、それは確かに資材の安いときに購入したとか、あるいは不況の中でも大きなところはそれなりの資金力に物を言わせて、仕事を発注するといういろいろな面はありますけれども、仕事をさせる側の行政としては、そういう状況などを踏まえながら、私は現場サイドの監視といいますか、さっき設計会社との約束でもそういうふうなことになっているからということではなくて、現場のそれに明るい技術者を常時くまなく行って、よくチェックをするというふうなことを、これは要望で結構なのですけれども、一段の努力をしていただきたいと思います。
以上です。
○議長(鈴木守 議員) 市長。
◎市長(内野優) 重田議員の場合は、落札金額がすごく低いと不安材料ばかり質問されています。落札金額が予定価格とかに近づくと、今度は不審で、物事が何かあるのではないか、何かあるのではないかと。いつもそういう形ですけれども、的確に見てください。うちは契約、入札をやるときに的確にやっています。そういう中で契約業者は、幾らであっても、100パーセントその範囲でちゃんと完全に履行しなければ契約違反になります。先ほどの契約変更とは別の問題でございます。そういった面では、私どもしっかりとした契約をしているということと、監視をやっていきたいと思っています。
何度も言うのですけれども、重田議員は議運の委員ですよね。(森田完一議員「違う」と呼ぶ)違うのですか。議運ではしっかり説明していると思います。今回は1回目の開札を行ったときに最低、いわゆる失格基準をみんな下回ってしまったのですよ。そういった面で今回、ここの12月……。本来は12月1日の本会議の開会日に上程する予定だったのです。ところが、1回目が失格基準をすべての業者が下回ったということで、できないわけですよ。それで、2回目の開札で調査基準価格に移行したということです。それを今度は、基準を外せということは、重田議員が今まで議会で、市内業者とか、大手と市内業者でやったり、市内業者の育成という立場があるから、しっかり最低制限価格とかを設けろといった意見で今まで試行でやってきたものを、今度はこういう実態があるから見直せといったら、すべて見直すことになってしまうのですよ。(私語する者あり)いいですか。今、第4区分でオール神奈川というか、全部の業者をやっています。第1区分でこの基準を見直したら、基本的にはすべてもう競争の原理になるのです。(重田保明議員「ぶっちゃけちゃだめだよ」と呼ぶ)だから、そういった面では、重田議員が頭の中でごちゃごちゃになっているだけですよ。(私語する者あり)だから、当初でちゃんと説明しているではないですか。(重田保明議員「ちゃんと市内業者を守るには、第1区分までやらなければわからないじゃないか」と呼ぶ)ところが、最低の……。
○議長(鈴木守 議員) 重田議員に申し上げます。
◎市長(内野優) 失格の関係では、しっかりと私どもやっているつもりでございます。
○議長(鈴木守 議員) 答弁者は市長でございますので、静粛にお願いいたします。
◎市長(内野優) そういった面では、私どもそういった形の中でやっています。しかしながら、最後に言われた監視体制をやってくれというのは当然の話でございまして、しっかりとやっていきたいと思います。
以上でございます。
○議長(鈴木守 議員) ほかに。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第81号については委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) ご異議なしと認めます。よって議案第81号については委員会付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
議案第81号を採決いたします。本案を原案のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 多 数)
○議長(鈴木守 議員) 挙手多数であります。よって議案第81号
工事請負契約の締結について(海老名市
文化会館等大
規模改修及び
耐震補強工事(建築))については原案のとおり可決されました。
――
――――――――――――――― ○ ――
―――――――――――――――
○議長(鈴木守 議員) 次に、
△日程第6 議案第82号
工事請負契約の締結について(海老名市
文化会館等大
規模改修及び
耐震補強工事(
電気設備))を議題といたします。
総務部長の説明を求めます。
〔
総務部長(伊東 満) 登壇〕
◎
総務部長(伊東満) 議案第82号
工事請負契約の締結について(海老名市
文化会館等大
規模改修及び
耐震補強工事(
電気設備))ご説明申し上げます。
議案書の104ページをお開きいただきたいと存じます。
提案理由につきましては先ほど市長より申し上げましたとおりでございます。
内容でございますが、契約の目的は、海老名市
文化会館等大
規模改修及び
耐震補強工事(
電気設備)でございます。
契約の方法は条件付き一般競争入札による契約で、契約金額は2億2995万円でございます。
契約の相手方は、神奈川県横浜市中区山下町23番地、株式会社サンテック横浜営業所、代表者は所長の井上誠幸でございます。
なお、105ページ以降に、参考資料として、入札の経過、状況、工事概要及び図面を添付させていただきましたので、ご高覧いただきたいと存じます。
以上、大変雑駁な説明でございますが、よろしくご審議いただき、ご決定賜りますようお願い申し上げまして説明を終わります。
〔
総務部長(伊東 満) 降壇〕
○議長(鈴木守 議員) これより質疑に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第82号については委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) ご異議なしと認めます。よって議案第82号については委員会付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
議案第82号を採決いたします。本案を原案のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 多 数)
○議長(鈴木守 議員) 挙手多数であります。よって議案第82号
工事請負契約の締結について(海老名市
文化会館等大
規模改修及び
耐震補強工事(
電気設備))については原案のとおり可決されました。
――
――――――――――――――― ○ ――
―――――――――――――――
○議長(鈴木守 議員) 次に、
△日程第7 議案第83号
工事請負契約の締結について(海老名市
文化会館等大
規模改修及び
耐震補強工事(
機械設備))を議題といたします。
総務部長の説明を求めます。
〔
総務部長(伊東 満) 登壇〕
◎
総務部長(伊東満) それでは、議案第83号
工事請負契約の締結について(海老名市
文化会館等大
規模改修及び
耐震補強工事(
機械設備))ご説明申し上げます。
議案書の110ページをお開きいただきたいと存じます。
提案理由につきましては先ほど市長より申し上げましたとおりでございます。
内容でございますが、契約の目的は、海老名市
文化会館等大
規模改修及び
耐震補強工事(
機械設備)でございます。
契約の方法は条件付き一般競争入札による契約で、契約金額は3億30万円でございます。
契約の相手方は、神奈川県横浜市中区住吉町4−45−1、横浜新関内ビル、新日本空調株式会社横浜支店、代表者は支店長の荒川哲男でございます。
なお、111ページ以降に、参考資料として、入札の経過、状況、工事概要及び図面を添付させていただきましたので、ご高覧いただきたいと存じます。
以上、大変雑駁な説明でございますが、よろしくご審議いただき、ご決定賜りますようお願い申し上げまして説明を終わります。
〔
総務部長(伊東 満) 降壇〕
○議長(鈴木守 議員) これより質疑に入ります。相原繁議員。
◆(相原繁 議員) 今回の
機械設備につきましてですが、調査基準価格にしても57.73パーセントと余りにも低い価格であります。さらに、他社と比較しても差が大いにあります。この中で、
機械設備、備品の選定においては市が指定するものなのか、業者が選定するものなのか、まず1つお伺いしたいと思います。さらに、今回の低価格で結んだものに対しての修理修繕費、それから維持に関しての今後の対応はどのようにお考えなのか、お聞きいたします。
○議長(鈴木守 議員)
市民協働部長。
◎
市民協働部長(伊藤龍紀) ただいまご質問がございました設計図書の内容についてでございますが、設計図書では指定している機器、または標準品ということで設計を組んでございます。標準品につきましては、業者のほうから施工承認という形で申請が上がってまいりますので、その内容を見て決定する、承認するというふうになろうかと思います。
また、今後この設備につきましては、建物の寿命を最大限延長するということでございますので、空調方式、あるいは受変電工事といったものもエコ対応になっておりますので、そういった部分、今までよりは
維持管理費がかからず、また、必要最小限の維持、管理を行いながら、建物の長寿命化を図っていきたいと考えております。
以上でございます。
○議長(鈴木守 議員) 相原繁議員。
◆(相原繁 議員) 例えば以前、エレベーター等で事故がある、シンドラーのように低金額で受けた、それが事故に結びついたようなケースがよくあります。そういう部分にもよく注意していただいて、修理、修繕の部分も、例えば海外から輸入するものに対しては比較的部品の耐用年数が少ない。その部分によく注意していただかなければならないと思います。ですから、その部分で、例えば防音工事等に対しても、今、民間の防音工事は空調関係を入れた場合、大体10年から15年たつと部品がなくなるわけです。一般の市販の商品ですと、10年から15年ならまだあるものが結構あるのですけれども、防音工事においてはほとんどなくなり、そのために本人負担1割でつけかえている状況にありますので、そういう部分も修理、修繕が頻繁に行われますと、金額が安いといっても、逆に高くなる可能性があります。それと、この新日本空調は以前にここを空調工事されたと伺っております。その面を含めましても、当然以前のものをよくわかっていらっしゃると思いますので、そういう部分においても十分注意していただかないと、逆に耐用年数に比べますと高いものにつく可能性がありますので、その辺も十分注意していただきたいと思いますので、その辺をかんがみて、維持、管理等をよろしくお願いいたしたいと思います。
以上です。
○議長(鈴木守 議員) ほかに―
三宅良子議員。
◆(
三宅良子 議員) 今回の落札率が57.73パーセントということでした。全部に言えることかもしれないのですけれども、低い落札率の中でチェックもしたということでしたけれども、そのチェックをしたというか、精査をした中で何が一番その差額が大きかったのか。もちろんそういう設備の基準価格が大分違うという部分もあると思います。それから、先ほど市長がおっしゃったように、今、円高で安く海外からいろいろ材料が入ってきたりだとか、不景気で、どうしても事業をとりたい、事業をやっていきたい、回したい、もうけがなくてもやっていきたい、やらなければいけないといったような社会状況もあるとは思うのですけれども、何が一番大きな差であったかというところをちょっとお聞かせください。
○議長(鈴木守 議員)
総務部長。
◎
総務部長(伊東満) 3工事とも全般的な共通する部分はございますけれども、大きくいいますと、協力会社であるとか機器購入先等とも協議を行って、可能な限りの低価格を図ったということで、大きな会社でございますので、そういったスケールメリットの中で資材調達等が非常に有利に働くということで、低価格が図られたような状況でございます。
以上でございます。
○議長(鈴木守 議員) ほかに。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第83号については委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) ご異議なしと認めます。よって議案第83号については委員会付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
議案第83号を採決いたします。本案を原案のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 多 数)
○議長(鈴木守 議員) 挙手多数であります。よって議案第83号
工事請負契約の締結について(海老名市
文化会館等大
規模改修及び
耐震補強工事(
機械設備))については原案のとおり可決されました。
――
――――――――――――――― ○ ――
―――――――――――――――
○議長(鈴木守 議員) 次に、
△日程第8
意見書案第2号
地方議会議員年金制度の見直しに関する意見書を議題といたします。
提出者の説明を求めます。
三宅良子議員。
〔
三宅良子議員 登壇〕
◆(
三宅良子 議員) それでは、日程第8
意見書案第2号
地方議会議員年金制度の見直しに関する意見書について説明いたします。
お手元に配付のとおり、
意見書案の趣旨は、
地方議会議員年金制度を廃止すること、
地方議会議員年金制度の廃止を進めるに当たっては、公費負担をできる限り少なくすることの2点です。その理由は以下のとおりです。
そもそも
地方議会議員年金制度は、1961年に任意加入の互助年金制度として創設されたもので、掛金は報酬月額の5パーセントでスタートしました。しかし、翌年には地方公務員共済組合法に基づく強制加入の制度に移行し、公的年金の性格を帯びてきました。1971年の統一選挙後に退職者への一時金が膨れ上がり、1972年は公費負担、つまり税による負担が制度化されました。その後、2008年には報酬月額の16.5パーセントまで引き上げられました。掛金も同様、繰り返し引き上げられ、報酬月額の16パーセントとなり、公費負担率が今では掛金率を上回っています。また、平成の大合併の影響で議員数が激減し、一方では受給者数が増加の一途をたどり、現役の議員1人当たり約3人の受給対象者を支えていることになり、退職一時金、退職年金の額を引き下げたりもしましたが、焼け石に水、予想以上に厳しい財政状況に陥り、積立金を取り崩し、何とか存続している状況でしたが、とうとう来年6月には枯渇する見通しとなりました。これを受け、廃止の方向で準備を進めていますが、廃止に伴う経費の問題が残されており、実質的な制度の存続になりかねない状況です。
さて、廃止のために必要とされる財源は最大で約1兆3600億円にも上る見込みとなっており、このままではすべて地方自治体が負担する可能性もあります。その場合の海老名市の負担金額は約10億円と試算されています。財政状況が厳しい中、議員のための費用負担をこれ以上拡大することには、市民の理解が得られないと考えます。
焦点となっているのは一時金の割合です。昨年、総務省が示した廃止案では掛金総額の64パーセントでしたが、80パーセントという声もあり、その差額は最大400億円余りになる見込みです。できる限り公費負担を少なくするよう求めるべきと考えます。海老名市自治基本条例の第4章、市議会、9条、市議会議員の責務、2項には「品位を保ち、自己研鑽に努め、常に市民全体の福祉向上を行動の指針とすること」とあります。崇高な理想のもと、よりよいまちづくりのために日夜ご尽力されている議員の皆様へ、会派を超えて、一議員としてご判断いただきますようお願いいたします。
最後に、だれしも公的年金には1つしか加入できないはずですが、議員年金は別枠と考えられ、市民から第2の公的年金とやゆされています。公的年金は25年以上掛けなければ給付されませんし、25年未満の場合は掛け捨てとなりますが、議員年金の場合は在職3年以上、12年未満でも退職したときは一時金が支給されます。受給資格が12年以上と短期間で得られる優遇された制度です。
以上、優遇された
地方議会議員年金制度へこれ以上の公費負担をふやさないため、地方自治体の財政に責任を持つ地方議会から議員年金廃止を、公費負担をできる限り少なくすることを求めていくことが必要です。趣旨をご理解いただき、ご賛同いただきますようお願い申し上げまして、意見書説明とさせていただきます。
〔
三宅良子議員 降壇〕
○議長(鈴木守 議員) これより提出者に対する質疑に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております
意見書案第2号については委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) ご異議なしと認めます。よって
意見書案第2号については委員会付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
初めに、
反対意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 次に、
賛成意見の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) 討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
意見書案第2号を採決いたします。本案を原案のとおり決するに賛成の方の挙手を求めます。
(挙 手 少 数)
○議長(鈴木守 議員) 挙手少数であります。よって
意見書案第2号
地方議会議員年金制度の見直しに関する意見書は否決されました。
――
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○議長(鈴木守 議員) 次に、
△日程第9 議員の派遣についてを議題といたします。
県央八市議会議長連絡協議会では、平成23年1月28日、相模原市において議員合同研修会を予定しております。当研修会は全議員が参加対象となっております。
お諮りいたします。会議規則第160条の規定により、議員派遣することについてご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) ご異議なしと認めます。よってさよう決定いたします。
――
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○議長(鈴木守 議員) 次に、
△日程第10 所管事務の調査・審査についてを議題といたします。
お諮りいたします。各常任委員会等委員長から、お手元に配付いたしました内容について調査・審査をしたい旨の申し出がありました。
よって本件については議会閉会中も調査・審査できることとしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木守 議員) ご異議なしと認めます。よってさよう決定いたします。
以上で本日の議事はすべて終了いたしました。
閉会に当たりまして、市長からごあいさつをお願いいたします。
〔市長(内野 優) 登壇〕
◎市長(内野優) 平成22年第4回定例会の閉会に当たりまして、一言、ごあいさつを申し上げます。議員の皆様には、12月1日より本日まで会期20日間にわたりまして、提案いたしました諸議案を鋭意ご審議いただき、厚くお礼申し上げます。
初めに、今定例会会期中の12月8日午後、杉田利彦建設部長が亡くなられました。大変急な訃報であり、私を初め職員一同、建設部長の死をすぐには現実のものとして受けとめられず、時間が経過するとともに、喪失感と悲しみに包まれました。議長を初め議員各位におかれましては、告別式の13日、一般質問の日、議会を休憩するというご配慮をいただき、まことにありがとうございました。おかげさまで、これまで海老名市政において、特に道路事業を初めとした都市基盤整備の分野で多大なる功績を残した杉田建設部長をしっかりと送ることができました。本当にありがとうございました。現在、海老名市はまちづくり真っただ中でございます。建設部では、さがみ縦貫道路の関連道路整備など数多く進行中の事業がございます。今後は杉田建設部長が築き上げてきた功績とまちづくりにかけてきた情熱を、建設部の職員はもちろん、市としてもしっかりと受け継ぎ、事業を進めてまいります。
さて、今定例会における倉橋議員の一般質問でもございましたように、来年海老名市は市制施行40周年を迎えることとなります。1月の成人式、還暦式の同時開催を皮切りに、1年間にわたり、さまざまな事業を展開してまいります。この中には、えびな薪能の開催や登別市との交流など、新たに取り組む事業もございます。市制施行40年という節目の年を市民の皆様とともにお祝いしてまいりたいと思っております。また、事業推進に当たりましては、市民や団体の皆様のご協力をいただきながら、さらに海老名市が元気になり、市民の皆様が市への愛着を一層深めていただけるように努めてまいります。そのために特に重要となってくるのが、市の魅力をしっかりと情報発信することであると思っております。これまでも情報機関への情報提供や市のホームページや広報紙などへの掲載により、適時的確な情報発信に努めてまいりましたが、市民の皆様からもっと見やすくしてほしいなどとの意見もいただいております。このため、来年からは広報紙を冊子型に切りかえるとともに、ホームページのリニューアルに向けた取り組みなども行ってまいります。また、これまで1月の定例記者会見は1月末に行っているのみでございましたが、年明け早々にも年頭記者会見を行う予定でございます。
さて、先日、1年の世相をあらわすことしの漢字に「暑」という字が選ばれました。まさにことしの世相を端的にあらわしたものだと思っております。ことしの夏は連日猛暑が続き、また残暑も厳しく、熱中症により救急搬送された方が急増いたしました。海老名市では、真夏日の日数が75日と平成6年の67日を更新し、観測史上最多を記録いたしました。このような中、ことしの夏に全小中学校の教室へ空調設備を完備できたことは、大変よかったと思っております。また当市は、ことしも元気があるまちとして、さまざまな事業を展開しながら走り続けてまいりました。圏央道海老名インターチェンジの開通と1万人ウオーク、全国植樹祭サテライトイベント、えびな盆踊りフェスティバル、海老名駅駅舎部の完成など、元気で熱い海老名が1歩1歩できたのではないかと思っております。
ことし1年も終わりを告げようとしておりますが、大変厳しい社会経済情勢の中、市政を取り巻く状況は秒進分歩で変化しております。来年につきましても議員の皆様のご協力をいただきながら、市民ニーズをしっかりととらえ、迅速かつ柔軟な市政運営に努めてまいりたいと考えております。
議員の皆様におかれましては、穏やかな新年をお迎えいただきますようご祈念申し上げ、本定例会閉会のあいさつとさせていただきます。本当にありがとうございました。(拍手)
〔市長(内野 優) 降壇〕
○議長(鈴木守 議員) 閉会に当たり、一言、ごあいさつ申し上げます。
12月1日から本日まで、会期20日間にわたり、各案件の審査に終始熱心に取り組まれました議員の皆様に対し、心より敬意を表します。11月の議長就任後、初めて迎えました定例会が、議員各位並びに市長初め職員各位の格別なご協力によりまして、滞りなく本日閉会ができますことに対し、深く感謝を申し上げる次第でございます。また、市長初め理事者各位におかれましては、今定例会において議員各位から表明されました指摘、提言等を十分検討され、市政発展のために役立てていただけますようお願いをいたします。
来年は市制40周年の年となります。本市のさらなる発展と皆様のご活躍をご祈念申し上げまして、閉会に当たってのあいさつといたします。(拍手)
これをもちまして平成22年第4回
海老名市議会定例会を閉会いたします。大変ご苦労さまでした。
(午前11時45分 閉会)
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以上は、会議の顛末であるが、その内容に相違ないことを証するために、ここに署名する。
平成22年12月20日
海老名市議会議長 鈴 木 守
同 副議長 外 村 昭
同 署名議員 鈴 木 惣 太
同 署名議員 森 田 完 一...