秦野市議会 2023-09-29
令和5年予算決算常任委員会環境都市分科会 本文 開催日: 2023-09-29
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予算決算常任委員会・環境都市分科会
午前 8時55分 開会
◯大野祐司座長【 1頁】 ただいまから
予算決算常任委員会・環境都市分科会を開会いたします。
本日の会議は、タブレット端末に掲載した日程により進めてまいります。
開会に当たり、一言、申し上げます。
当分科会の令和4年度決算審査の日程は、本日1日となっております。効率的かつ充実した審査がなされるよう、座長としての責務を果たしたいと考えますので、御協力をお願いいたします。
これより、議案の審査に入ります。
説明並びに質疑は、決算書、決算附属資料、主要な施策の成果報告書及び監査委員の決算審査意見書等を参考にして進めることにします。
なお、質疑につきましては、議事の整理上、タブレット端末に掲載した発言順位一覧表のとおり、区分して行います。
お諮りいたします。
各分科員の質疑の順番は、発言順位一覧表のとおりといたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
2 ◯大野祐司座長【 1頁】 御異議なしと認めます。
したがって、そのように決定いたしました。
分科員1人当たりの質疑時間は、質疑、答弁を含めて60分以内といたします。
兼務員の質疑時間は、分科員として割り当てられた60分の範囲内で行い、1分科会当たり10分以内とし、内容が重複しない範囲で質疑を認めます。
それでは、「議案第35号・令和4年度秦野市
一般会計歳入歳出決算の認定について」のうち、当分科会所管部分に関わる審査を行います。
質疑を行う際は、極力、事業名と決算書、施策の成果報告書の該当ページについて述べていただきますよう御協力をお願いいたします。
最初に、環境産業部及び農業委員会事務局に対する質疑を行います。
執行部の概要説明を求めます。
環境産業部長。
3 ◯環境産業部長【 1頁】 おはようございます。環境産業部及び農業委員会事務局が所管する令和4年度決算について、市長から提案説明した以外の概要を私から一括して説明いたします。
初めに、第4款・衛生費です。主要な施策の成果報告書111ページを御覧ください。(31)
地球温暖化対策事業費では、地球温暖化対策に資するライフスタイルを促進するため、はだのふるさと大使である吉田栄作さん、春風亭一左さんによる「COOL CHOICE(賢い選択)」の啓発動画を作成し、ユーチューブや秦野駅改札前に設置しているデジタルサイネージにアップしました。
次に、115ページ、(39)
深層地下水浄化事業費では、県の水源環境保全・再生市町村補助金を活用して、曽屋、富士見町、菩提の3地点に設置している浄化装置により、地下水の循環の促進と水質改善を図りました。
次に、117ページ、(43)蓑毛自然観察の森管理運営費では、施設の老朽化や管理運営などにおける課題を把握し、地域住民や来訪者でにぎわう施設として魅力を発信していく「緑水庵・蓑毛自然観察の森活用指針」を策定し、自然観察の森の散策路整備を実施しました。
次に、118ページ、(47)生
ごみ減量推進事業費では、令和6年度にはだのクリーンセンター1施設による焼却処理体制へ移行していくことに向けて、
家庭用生ごみ処理機の購入を促進し、可燃ごみの約40%を占める生ごみの減量に取り組みました。
次は、第5款・農林費に移りまして、126ページを御覧ください。(1)農地利用調整経費では、農地法等の法令に基づく事務処理を行うとともに、農地の効率的な利用を図るため、利用権の設定を促進しました。
(2)農政活動事務費では、農業委員会だよりを3回発行し、委員会活動の周知や農業に関する情報を提供するとともに、関係機関との連携の下、農地の有効利用を図るため、荒廃農地の適正管理指導、発生防止の啓発活動に努めました。
(3)
農業経営基盤強化促進事業費では、効率的かつ安定的な農業経営者を育成するため、認定農業者に対し、農業用機械等の導入の支援や、お茶栽培における難防除害虫の面的な対策経費に対する支援を実施しました。
次に、136ページ、(27)農とみどりの整備事業費では、農業経営の合理化を図るため、戸川、柳川及び東田原の各農業振興地域において、総延長105メートルの農道整備を実施しました。
次は、第6款・商工費に移り、148ページを御覧ください。(8)商業活性化事業費では、商店街等が行う
販売促進イベント経費の一部を補助するとともに、ウェブサイト、はだのにぎわい商店街により、グルメや土産など、まち歩きに役立つ情報を積極的に発信しました。
次に、149ページ、(12)
中小企業信用保証料補助金では、市または県の融資制度により、資金を借り入れた中小企業者に対して信用保証料を補助し、金融負担の軽減を図りました。
次に、150ページ、(15)
地域ブランド等育成事業費では、本市ならではの地域資源として、新たに9点をはだのブランドに認証し、本市のPRとブランド力の向上に努めました。
次に、152ページ、(21)
商業デジタル化推進事業費では、電子地域通貨導入の検討として、事業者や市民団体などで構成する懇話会の設立や、先行導入都市への視察を実施したほか、市民向けの
商業デジタル化推進セミナーを開催し、機運の醸成を図りました。
次に、156ページ、(31)桜による誘客促進事業費では、「桜咲く秦野盆地」の魅力発信と誘客を図るため、カルチャーパークみずなし川緑地の約1キロメートルにわたる桜並木をライトアップするとともに、弘法山山頂と権現山展望台でちょうちんを点灯しました。
次に、159ページ、(39)名水はだの富士見の湯管理運営費では、年間来場者数が11万1,084人となり、平成29年のオープン以来、過去最高となりました。また、本年10月に第3期指定管理期間を迎えるに当たり、指定管理候補者を公募し、引き続き
日本メックス株式会社を選定しました。
最後に、160ページ、(42)表
丹沢魅力づくり推進事業費です。県道70号沿いに点在する資源の有効活用により、持続可能な地域を創出するため、ヤビツ峠・
蓑毛周辺魅力向上計画の策定に取り組み、本年8月に公表いたしました。
以上、環境産業部及び農業委員会事務局が所管する令和4年度決算概要について説明いたしました。よろしく御審査くださるようお願いいたします。
4 ◯大野祐司座長【 3頁】 執行部の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
まず、分科員の質疑を行います。
伊藤大輔分科員。
5
◯伊藤大輔分科員【 3頁】 よろしくお願いします。主要な施策の成果報告書111ページ、(31)
地球温暖化対策事業費です。これ、決算額が25万6,000円ということですけれども、この地球温暖化対策、これからの私たち人類の中で、地球との共存というのと人手不足という、これから我々が直面していかなければいけない大きなテーマに対して、何かぱっと見、25万6,000円というのはすごい少ないような気がするのですけれども、これ、こんなものなのですか。よろしくお願いします。
6 ◯大野祐司座長【 3頁】 環境共生課長。
7 ◯環境共生課長【 3頁】
地球温暖化対策事業費についてでございますが、こちらは全庁的に、地球温暖化対策につきましては、秦野市
地球温暖化対策推進本部を構成しまして、組織横断的に取り組んでございます。
その中で本事業費につきましては、市民や事業者向けの啓発に係るものがメインでございまして、電気自動車の購入や
カーボンニュートラル・エネルギー、電気やガスですね、こういったものの導入の予算につきましては、
庁内横断プロジェクト枠であります
カーボンニュートラル推進プロジェクトとして計上しており、令和4年度の予算総額は約4億6,000万円で、決算額が約4億4,000万円となっております。
なお、この金額につきましては、令和4年度から令和14年度を対象期間として、債務負担行為を設定しております、教育施設のLED照明設置に係る約3億円を除いた額となっております。
以上です。
8 ◯大野祐司座長【 4頁】 伊藤分科員。
9
◯伊藤大輔分科員【 4頁】 この
カーボンニュートラル推進プロジェクトは、いつ立ち上がったのですかね、今年度初めてなのですか。一言、よろしくお願いします。
10 ◯大野祐司座長【 4頁】 環境共生課長。
11 ◯環境共生課長【 4頁】 こちらは、
地球温暖化対策実行計画ができて、それに伴い
地球温暖化対策推進本部、これの立ち上げとともに、令和4年度から、こういう
カーボンニュートラル枠というくくりになっております。
12 ◯大野祐司座長【 4頁】 伊藤分科員。
13
◯伊藤大輔分科員【 4頁】 次の質問に移りたいのですけれども、先日、事業者向けの取組である、はだの脱
炭素コンソーシアムに私もオブザーバーとして参加させていただいて、この秦野市役所も見本として、一事業として、市役所としての取組が発表されていたと思うのですよ。
そこはもちろんCO2の削減目標、2013年度に対して50%削減、これを市役所自体、この本庁舎と教育庁舎と東庁舎と西庁舎、あと、上下水道局とあると思うのですけれども、これ、どのように50%、具体的に達成していくお考えがあって発表していたのかというのを、少しこの場で皆さんにお聞かせください。よろしくお願いします。
14 ◯大野祐司座長【 4頁】 環境共生課長。
15 ◯環境共生課長【 4頁】 先日、はだの脱
炭素コンソーシアムの中で発表させていただきました令和4年度の市役所の排出量実績、これを基にした内容になります。目標年度の令和12年度、2030年度までに、基準年度の平成25年度、2013年度の50%を削減するために、基準年度の二酸化炭素排出量1万6,602トンを50%に、すなわち8,301トンの削減をしなければならない、そういう目標になります。
そして、令和4年度の二酸化炭素排出量、市役所の排出量は1万1,255トンでございますので、この1万1,255トンから目標年度の8,301トンを引いた、残りあと2,954トンを削減しなければ、目標に達成しないという計算になっております。
そこで、これはあくまで仮なのですが、浄水管理センター、こちらの電気使用量に伴う二酸化炭素の排出量が、残りの2,954トンに近い2,834トンございます。ですので、これを削減し、そして、残りの分を市長部局、教育委員会の削減量と合わせれば、基準年度50%削減の目標が達成できる、こういう計算を発表させていただいております。あくまで仮でございますけれども、浄水管理センターにおける2,834トンの削減に向けては、PPAによる太陽光発電の導入で約270トンを削減し、残りの2,564トンに相当する部分、これについては、非化石証書つきの再エネ電気を購入すること、大体およそ年間600万円ほどになると考えておりますが、こういったもので購入すれば、浄水管理センターから排出される二酸化炭素の排出量は実質ゼロということになり、市役所全体の目標の数値が達成できると、こういった少し仮の話も含めた発表をさせていただきました。
16 ◯大野祐司座長【 5頁】 伊藤分科員。
17
◯伊藤大輔分科員【 5頁】 この計画を聞いていて、ざっくり言うと、令和4年度から目標値まで、2030年まで、あともう7年しかありませんと。二酸化炭素は3,000トン減らさなければいけませんと。それで、浄水管理センターの電気使用量というのは2,800トンなので、ほぼ一緒になると。だから、ここの2,800トンという数字は、270トンに関してはPPAによる太陽光発電、でも、ほとんどは、2,500トンぐらいは
再生可能エネルギーを外から買うと、その金額が600万円だと。
それで、聞いていて思ったのですよ、やはり再エネに変わるのがすごい大きいなと。結局、CO2対策といっても、再エネを外から買う。2030年まで7年しかないので、そういった何か単発な対策にならないといいなと。その理由というのは、やはりこの600万円というのが域外に流れる数字だと思うのですよ。この600万円というのは、ちなみに域外に流れるお金という認識でよろしいでしょうか。
18 ◯大野祐司座長【 5頁】 環境共生課長。
19 ◯環境共生課長【 5頁】 これは、そのとおりでございます。域外からの購入ということになります。
20 ◯大野祐司座長【 5頁】 伊藤分科員。
21
◯伊藤大輔分科員【 5頁】 それで、ポイントは、やはりこの域外に流れる600万円という数字をいかに、食のように地産地消して、エネルギーも地産地消して、少しの単位でもいいから域内に循環させていくと、そこのシステムづくりというところが手腕として問われるのだと思うのですよ。
それで先日、昨日も神奈川新聞に、川崎市が水素を取り入れる企業と提携して、何か地産地消のエネルギーをやっていきますみたいなことも書いてあったのですけれども、一般住宅におけるエネルギーの地産地消もやはりこれから必要になってくるのではないかと考えているのですけれども、本市においてその対策みたいなものがあればお聞かせください。よろしくお願いします。
22 ◯大野祐司座長【 5頁】 環境共生課長。
23 ◯環境共生課長【 5頁】 エネルギーの地産地消でございますが、現在、市域はもとより、こちらの市役所においても、全ての電気を市域内で発電した
再生可能エネルギーによって賄うということは、今のところ、現実的ではないと、言い難いと考えてございます。
ただし、太陽光発電の積極的な設置による創エネ、創るエネルギー、それと蓄電池による蓄える、蓄エネ、これらの導入によりまして電気の自家消費率を上げていく、そういったことは十分可能だと考えております。
例えば、太陽光発電事業者が企業や一般家庭の敷地や屋根に太陽光発電設備を設置して、そこで発電した電力をその企業や一般家庭に販売するモデル、いわゆるPPAと言われる電力販売契約、こういったものについては、初期費用がかからず、
再生可能エネルギーの導入ができる、こういった太陽光発電等が導入しやすい環境が今、整いつつございます。本市におきましても、国の地域脱炭素移行・再エネ推進交付金、こういったものの活用を視野に、エネルギーの地産地消とレジリエンスの強化のため、可能な限り、多くの学校や公民館などの公共施設に、このPPAによる太陽光発電設備の導入、こういったものを検討しております。
また、一般住宅、こういったところにつきましても太陽光発電設備の普及補助制度、こういったものも併せて検討しているところでございますが、いずれにしましても、財源の確保、地域脱炭素移行・再エネ推進交付金、先ほどの川崎市の水素エネルギーの研究等につきましても、この交付金を活用したものと聞いております。こういったものの獲得が今後、鍵となりますので、まずはこの獲得に向けた事業計画の策定、こういったところに注力をしていると、こういう段階でございます。
24 ◯大野祐司座長【 6頁】 伊藤分科員。
25
◯伊藤大輔分科員【 6頁】 今後、エネルギーの地産地消ということを考えたときに、例えば東京都とか、川崎市は水素というのが、新しい発表だったと思うのですけれども、基本的には新築の建築物に対して太陽光パネルを設置していく。東京都が、今、おっしゃったような補助金を国から受け取っているのかどうかというのは分からないのですけれども、いろいろなかじの切り方がこれからあると思うのですね。
それで、本市は先ほども、今日の説明でPPAという単語が2回出てきて、これは横浜市に倣ったものだと思うのですけれども、そういう認識で間違っていないでしょうか。
26 ◯大野祐司座長【 6頁】 環境共生課長。
27 ◯環境共生課長【 6頁】 この公共施設に対するPPAの導入につきましては、今、分科員の発言のとおり、横浜市、こちらが先行して市域の65か所の小・中学校ですか、こういったところに入れるというのがありました。それを入札で受けたのが東京ガス株式会社でございまして、本市も、東京ガス株式会社、秦野ガス株式会社との包括連携協定、
カーボンニュートラルのまちづくりに向けた包括連携に関する協定を結んだと、そういう経過がございます。先行は、横浜市が全国に先駆けて大規模なPPAの導入、こういったものをやっております。
28 ◯大野祐司座長【 6頁】 伊藤分科員。
29
◯伊藤大輔分科員【 6頁】 横浜市は公共施設を対象にしたものだと。本市のPPAは、公共施設だけではなく、一般家庭の太陽光パネルも対象にしたものでしょうか。どうでしょうか。
30 ◯大野祐司座長【 7頁】 環境共生課長。
31 ◯環境共生課長【 7頁】 このPPAモデル自体は、発電事業者ができる行為でございますので、対象が公共施設に限らず、例えば一般家庭であっても、あるいは大規模な事業所、工場、こういったところも、その業者との契約において初期投資なしで太陽光パネルを設置し、その代わり、その設置費用分を20年間なりに分割をした費用として電気使用量に上乗せをして、そして購入をすると、それによって
再生可能エネルギーによる脱炭素を図るというモデルになりますので、一般家庭であろうが、事業所であろうが、公共施設であろうが、PPAによる設置自体は可能でございます。
32 ◯大野祐司座長【 7頁】 伊藤分科員。
33
◯伊藤大輔分科員【 7頁】 説明を聞いていて、PPAという制度のメリットがいまいちよく分からないと思ったのですね。今、何かメリットとして、やはり初期費用がかからない、20年間平準化できるみたいな話だったと思うのですけれども、例えば1キロワットアワー、単位が、家庭だと30円とかなのかもしれないけれども、仮に10円だと、分かりやすく話して。この10円という金額が、例えばFITとかは、大分安く、売電、安くなりましたけれども、9円とか8円で電気料が安くなって返ってくるのですね。
でも、このPPAというシステムは、10円という、かかっていた電気料が、別に特に安くすることなく、自分のところの屋根につけるのですよね。だけれども、その初期費用に関しては、ぼんと、60万円とかという設定費用みたいのはかからないけれども、毎月の請求として12円とかで来るみたいなイメージなのですよね。そうすると別に何か、つけるのだけれども、電力会社に協力している感はあるのだけれども、一般家庭だとか、つける側にとってメリットは、この初期費用が平準化されるという以外に何かメリットはあるのでしょうか。
34 ◯大野祐司座長【 7頁】 環境共生課長。
35 ◯環境共生課長【 7頁】 例えば今、一般家庭を例に挙げますと、一般家庭の場合ですと、そのほかにもリースで太陽光パネルを設置する場合であるとか、あるいは共同購入、これは県が進めておりますけれども、何世帯かをまとめて購入することによって購入額を安く抑えるのですね、こういう形で自分の自己所有するケース、こういったケースも、いろいろな選択肢がございます。
例えば、そういった中でPPAを設置、選択した場合のメリットとしましては、今、おっしゃられたような、初期投資がかからないということと、あと、やはりレジリエンスの強化といいますか、自分のところでまずは自家消費ができるといったところにおいて、何か問題が、電気料の高騰とかこういうものがあったときも、安定的に電気供給を受けられるというメリットもございます。
以上です。
36 ◯大野祐司座長【 7頁】 伊藤分科員。
37
◯伊藤大輔分科員【 8頁】 少ししつこいですけれども、初期費用はかかるのですよね。どうでしょうか。
38 ◯大野祐司座長【 8頁】 答弁者にお願い申し上げます。令和4年度決算との関わりの中で御答弁をお願いいたします。
環境共生課長。
39 ◯環境共生課長【 8頁】 PPAに関しては、最初の初期費用はかかりません。市も設置をした、決算の中では、そういった初期費用というのはかからず、電気使用料が上がってくると考えております。
40 ◯大野祐司座長【 8頁】 伊藤分科員。
41
◯伊藤大輔分科員【 8頁】 すみません、聞き方が悪かったです。初期費用はかからないけれども、10円だったものを12円として分割して払っていく、そういうことでよろしいですね。
42 ◯大野祐司座長【 8頁】 環境共生課長。
43 ◯環境共生課長【 8頁】 はい、そのとおりです。
44 ◯大野祐司座長【 8頁】 伊藤分科員。
45
◯伊藤大輔分科員【 8頁】 やはり、自分のところに太陽光パネルをつけて、電気料が安くならないと面白くないと思うのですよ。私は、面白くないと思う。
それで、聞いていて、PPAを導入する理由というのは、一般家庭に、これから国からの補助金をつけて、太陽光パネルをつけた、何か断熱だとかいう基準があって、それをクリアした家の造りで、新しく造った家の太陽光パネルとかいう補助金が国から出ますと。それが今後の鍵ですというお答えをいただいたと思うのですけれども、この補助金、名前は難しいですけれども、地域脱炭素移行・再エネ推進交付金、これを本市は取りたいわけですよね。この交付金を取るには、PPAというのを下地としてやっておかなければいけないのかどうか、これの関連についてどうですか、一言。
46 ◯大野祐司座長【 8頁】 環境共生課長。
47 ◯環境共生課長【 8頁】 国の地域脱炭素移行・再エネ推進交付金でございますが、これにつきましては、実は令和4年度も、それに関する補助金に対して市もチャレンジをしましたが、これは残念ながら不採択となっております。
こういった中で、今年度また目指すものとしましては、PPA、これ、公共施設に設置をする場合については、この交付金は、市の所有物の場合は交付金の対象とはならない、あくまで自家消費は前提ですけれども、所有を、市が購入をしてというのは対象になりませんので、モデルとしてはPPAモデル、これを推奨されている、こういった交付金でございます。
48 ◯大野祐司座長【 8頁】 伊藤分科員。
49
◯伊藤大輔分科員【 8頁】 本年度、その補助金を申請したけれども、通らなかったと。その主な理由をもう一度、一言、簡単に言うと、どういった理由だったのでしょうか。
50 ◯大野祐司座長【 9頁】 環境共生課長。
51 ◯環境共生課長【 9頁】 昨年度は、この交付金の中の地域脱炭素の先行地域という、先ほどの川崎市が認定を受けた、そこの事業に申請を、東京ガス株式会社、秦野ガス株式会社、あるいはあと、小田急電鉄株式会社、神奈川中央交通株式会社と一緒に、地域ぐるみ、この地域、秦野市域全体の脱炭素を図っていくというモデルの申請をした関係で、ただ、全体的なボリューム感であるとか、対象の再エネの導入や対象施設、こういったところで残念ながら交付からは外れたという結果でございました。
52 ◯大野祐司座長【 9頁】 伊藤分科員。
53
◯伊藤大輔分科員【 9頁】 それでは、やはりその交付金を取るためのボリューム感のためにPPAをやっていくという認識でいいのですか。でも、その公共施設に関しては対象外というお話だったと思うのですけれども、一言、どうでしょうか。
54 ◯大野祐司座長【 9頁】 環境共生課長。
55 ◯環境共生課長【 9頁】 これはあくまで
再生可能エネルギーの推進のための交付金でございますので、一定のボリューム感というのは求められます。そういった中で、公共施設については、PPAで導入する分については、交付金の対象となりますので、本市としましても、できる限り、多くの公共施設に設置をして、そういう計画、これが重要になってくると考えております。
56 ◯大野祐司座長【 9頁】 伊藤分科員。
57
◯伊藤大輔分科員【 9頁】 以上、終わります。
ごめんなさい。次の質問です。
58 ◯大野祐司座長【 9頁】 御起立お願いできますか。
伊藤分科員。
59
◯伊藤大輔分科員【 9頁】 はい。次は、主要な施策の成果報告書152ページをお願いします。(20)4駅にぎわい活性化推進事業費についてです。これ、決算額、大体2,100万円ですけれども、まず、簡単に言って、何に使ったお金なのですか、2,100万円。よろしくお願いします。
60 ◯大野祐司座長【 9頁】 はだの魅力づくり推進課担当課長。
61 ◯はだの魅力づくり推進課担当課長【 9頁】 4駅にぎわい活性化推進事業費の主な内訳ということでございます。
こちら、経費の内訳と決算額等につきましては、主に秦野駅北口周辺地区にぎわい創造に向けた市街地活性化推進計画検討支援委託業務に係る経費として2,049万3,000円を支出したものでございます。
以上です。
62 ◯大野祐司座長【 9頁】 伊藤分科員。
63
◯伊藤大輔分科員【 9頁】 委託料、コンサルタントにお支払いした料金ということでよろしいでしょうか。
64 ◯大野祐司座長【10頁】 はだの魅力づくり推進課担当課長。
65 ◯はだの魅力づくり推進課担当課長【10頁】 今の委託業務経費ということで、コンサルタントに支出をした経費ということでございます。
以上です。
66 ◯大野祐司座長【10頁】 伊藤分科員。
67
◯伊藤大輔分科員【10頁】 そのほかにも協議会というのを開催されていて、そこに回数とかが書いてあるのですけれども、この協議会を3回、懇話会を4回開催したということですけれども、よく、ほら、議会とかでも、いつも同じようなメンバーしか参加していないみたいな話を聞いていて、今回、どのような方が参加されたのか。一言、よろしくお願いします。
68 ◯大野祐司座長【10頁】 はだの魅力づくり推進課担当課長。
69 ◯はだの魅力づくり推進課担当課長【10頁】 令和4年度に開催いたしました懇話会と協議会とそれぞれございます。
未来へのアイデアを話し合う懇話会につきましては、地域の自治会の方ですとか商業者に加えまして、金融機関ですとか交通事業者の方に御参加をいただきました。特に未来へのアイデアを話し合うということで、30代、40代の方々を中心に御参加をいただいております。
また、そのアイデアを基に実現に向けた議論を行っていただきます協議会につきましては、学識経験者である大学教授、また、地域経済団体や自治会の代表の方々、また、商業者ですとか事業者からは、やはり先ほどと同じように、未来のことで御意見をいただきたいというところで、30代、40代の方を中心に御参加をいただいております。
以上です。
70 ◯大野祐司座長【10頁】 伊藤分科員。
71
◯伊藤大輔分科員【10頁】 それと、もう一回財源の話に戻って、この2,100万円のうち、県費1,000万円ぐらい出ているのですよね。これ、特定財源ということだと思うのですけれども、特定財源として県費が充てられる、この1,000万円、これは何なのでしょうか。よろしくお願いします。
72 ◯大野祐司座長【10頁】 はだの魅力づくり推進課担当課長。
73 ◯はだの魅力づくり推進課担当課長【10頁】 歳入の県費1,025万7,000円につきましては、本市のまち・ひと・しごと創生総合戦略に基づく小田急線4駅周辺のにぎわい創造プロジェクトを推進するための事業費として、神奈川県市町村自治基盤強化総合補助金の対象となっているものです。
以上です。
74 ◯大野祐司座長【10頁】 伊藤分科員。
75
◯伊藤大輔分科員【11頁】 これ、2,100万円のうち、半分の1,000万円が県費として特定財源が出ている。これは結構大きい額ですよね、50%なので。
それで、私がお伺いしたいのは、こういった協議会の開催だとか、懇話会、こういった開催が補助金を申請するに当たっての必要条件になってくるのか、これの2つの関係はどういう関係なのでしょうか。
76 ◯大野祐司座長【11頁】 はだの魅力づくり推進課担当課長。
77 ◯はだの魅力づくり推進課担当課長【11頁】 今の御質問につきましては、地域のまちづくりを進めていくための補助金ということで県から対象となっているものでして、懇話会、協議会の開催が必須の条件ということではありませんが、地域の方々とともにまちづくりを進めていくという上では必要になってくるものと認識しております。
以上です。
78 ◯大野祐司座長【11頁】 伊藤分科員。
79
◯伊藤大輔分科員【11頁】 私は、協議会だとか懇話会の、そのようなものは意味がないなどと言うつもりはなくて、やはりボトムアップとして、地元の方の御意見を聞くのはすごい大切であると。だけれども、特定財源である県費1,000万円を申請する際に、やはり書類とかを書くと思うのですね。こういうことを計画していまして、我々はこういう取組をしていましてみたいな。そこを書くときに、協議会だとか懇話会の開催というのは、どれだけ有効なのか。それはあまり必要ではないとおっしゃったのですけれども、では、なくても申請は通った、少し極端な意見ですけれども、これは別にやらなくてもよかった、あくまでボトムアップのためにやった懇話会である、こういう認識でよろしいでしょうか。
80 ◯大野祐司座長【11頁】 はだの魅力づくり推進課担当課長。
81 ◯はだの魅力づくり推進課担当課長【11頁】 再度の答弁になりますけれども、基本的には必須の条件ということではないですけれども、まち・ひと・しごと創生総合戦略というところで、地域の方と一緒に、まち・ひと・しごとを育てていくという意味の中では必要なものと認識しております。
以上です。
82 ◯大野祐司座長【11頁】 伊藤分科員。
83
◯伊藤大輔分科員【11頁】 これ以上、はっきりした答えは出ないのでしょうけれども。
ただ、私が予算を組んでいるわけでもありませんと、補助金を申請しているわけでもありませんと、それは内側に行っていないから。だけれども、外側から見ていて、こういった計画、今回もこういった計画、秦野駅北口の、できているのですけれども、まず、この協議会だとかそういった会を開催して、それで補助金も取ってきて、それこそ、この間おっしゃったように、歳入を最大化すると、それはもらえるものはもらったほうがいいですよねという話で、だけど、やはり残り1,000万円はもちろん一般財源ですと。もちろんこれについては、市長のリーディングプロジェクトですと、それは分かるのですけれども、それで集まった2,000万円というのを、結局、コンサルタントにぽんと行くわけではないですか。この協議会をやって、補助金をもらって、それでコンサルタントにぽんと。だから、このやり方自体に疑問を感じていますと、個人的に。
それは、やはりにぎわいという言葉の定義を、そもそもどのように考えているのか。この調査の中にも歩行者量調査とかをやったみたいなのですけれども、そもそもにぎわいとはどういったことをイメージされているのでしょうか、人によってすごい解釈が違うところだと思うのですけれども。よろしくお願いします。
84 ◯大野祐司座長【12頁】 はだの魅力づくり推進課担当課長。
85 ◯はだの魅力づくり推進課担当課長【12頁】 にぎわいにつきましては、今回、この事業も通じまして、一過性のイベントなどの非日常の活性化、そちらもにぎわいという捉え方をされるのですけれども、この事業の中では、日常の中で人が行き交い、まちの原動力となる事業ですとか商業、また、市民活動や交流が活発に営まれる状態、それをにぎわいと考えております。
以上です。
86 ◯大野祐司座長【12頁】 伊藤分科員。
87
◯伊藤大輔分科員【12頁】 今、まちの原動力となる事業や商業が活発に営まれる状態であるということでお答えいただいたのですけれども、このにぎわいをつくる主体は誰ですか、誰を想定されていますか。一言、よろしくお願いします。
88 ◯大野祐司座長【12頁】 はだの魅力づくり推進課担当課長。
89 ◯はだの魅力づくり推進課担当課長【12頁】 にぎわいの主体となるのは、間違いなく、市民の皆さんだと考えております。
以上です。
90 ◯大野祐司座長【12頁】 伊藤分科員。
91
◯伊藤大輔分科員【12頁】 市民の方でも、やはり、高齢者の方だとか、若い方だとか、今回、協議会に若い方が参加されて、すごいよかったですという意見もあったと思うのですけれども、それはやはり若い方であるとは思うのですけれども、同じ市民でも、やはり移住されてきた方とか、もともと地元にいらっしゃる方とかがいらっしゃると思うのですけれども、この協議会に参加された30代、40代の方、これは移住された方とかも混ざっているのですか、それとも、もともといらっしゃった地元の方の若い方でこの協議会というのはやってきたのか。一言。
92 ◯大野祐司座長【12頁】 はだの魅力づくり推進課担当課長。
93 ◯はだの魅力づくり推進課担当課長【12頁】 令和4年度の懇話会、協議会につきましては、既存の団体を中心にお声がけをさせておりまして、実際のところは、今、おっしゃられたような、近いうちに移住をされてきた、定住をされたという方は実際には入っておりませんでした。
ただ、併せまして、この懇話会、協議会のほかにシンポジウムといったものを開催しておりまして、その中では、移住をされてきて、非常に秦野に魅力を感じている、もしくはこれからのまちに興味があるという方がいらっしゃいまして、そういった方々の御意見などはそういったところで伺っておりますし、また、先ほどお示しいただきました未来ビジョンを作成する中では、地域の方々と個別にヒアリングをさせていただくという機会を設けまして、特に子育てサークルのところでお話を伺ったときには、やはり子供ができて秦野に越してきたとか、実家に戻ってきてというような方もいらっしゃって、そういった方々のお話は非常に参考になりまして、そういったところもぜひすくい上げていきたいと考えております。
以上です。
94 ◯大野祐司座長【13頁】 伊藤分科員。
95
◯伊藤大輔分科員【13頁】 ボトムアップで聞く姿勢はありますと。そのボトムアップするときに、やはり私は、よそ者の視点、外から移住されてきた方の御意見というのも、地元の方と同様に取り入れていくべきなのではないのかというのが私の意見なのですよ。
それは、例えば東海大学前駅とか鶴巻温泉駅とか、あっちの、都内に近いほうですね。あっちの人は、やはりベッドタウンとして通われている方もいるかもしれない、いらっしゃると思うのです、実際に。そういった方にとっては、駅前、もしかしたら千葉県流山市のような送迎保育ステーションを望まれるかもしれない。それは地元の、ずっといらっしゃる方にはなかなかない発想であるとか、やはりこういったよそ者の視点というのも、もちろんそこは都市像とも一致してくる。だから結構リーダーシップのところだと思うのですけれども、その辺を取り入れて、今後推進していただきたいと思います。
次、行きます。主要な施策の成果報告書160ページです。(42)表
丹沢魅力づくり推進事業費、2,600万円ぐらいですけれども、これの主な経費の内訳、まずは教えてください。よろしくお願いします。
96 ◯大野祐司座長【13頁】 はだの魅力づくり推進課長。
97 ◯はだの魅力づくり推進課長【13頁】 決算額の主な経費の内訳ということでございますが、表丹沢の魅力を活用した取組として、表丹沢総合ホームページ、それから表丹沢ツーリズムの構築などに係る委託料が1,298万円、それからヤビツ峠・
蓑毛周辺魅力向上計画の検討に係る委託料、これが1,052万7,000円ということになっています。
以上です。
98 ◯大野祐司座長【13頁】 伊藤分科員。
99
◯伊藤大輔分科員【13頁】 これもアとイとあって、それぞれ委託料、これ、先ほどの話ではないですけれども、コンサルタントにお支払いした金額ということでよろしいでしょうか。
100 ◯大野祐司座長【13頁】 はだの魅力づくり推進課長。
101 ◯はだの魅力づくり推進課長【14頁】 はい。そのとおりでございます。
102 ◯大野祐司座長【14頁】 伊藤分科員。
103
◯伊藤大輔分科員【14頁】 やはりコンサルタントに依頼して、こういうのができると。やはり私みたいな行政の素人にとっては、先ほども言ったように、何かコンサルタントに依頼するみたいに映ってしまうと。
それで、この事業費ですけれども、ごめんなさい、別の話題に行くのですけれども、これは2,600万円というお金を使って、そもそもこのプロジェクト、表丹沢魅力づくり構想、これは市長のリーディングプロジェクトだと思うのですけれども、このそもそもの目的、これを推進するそもそもの目的、一言というか、お聞かせください。よろしくお願いします。
104 ◯大野祐司座長【14頁】 はだの魅力づくり推進課長。
105 ◯はだの魅力づくり推進課長【14頁】 表丹沢魅力づくり構想では、表丹沢が目指す姿として、魅力づくりビジョンというものを定めています。
市民の方には、表丹沢が持つ資源の魅力を再認識していただく、それから地域への愛着や誇りを高め、豊かな暮らしを実現していただく。そういうことに加えまして、市外からの来訪者の方には、2度、3度と訪れていただく中で、都心や日常生活ではなかなか味わえない体験を通じて、第2のふるさととしての関係性を築く。それから、交流人口、関係人口といったものを創出することで、地域の活性化につなげていく、こういったことを目的としています。
以上です。
106 ◯大野祐司座長【14頁】 伊藤分科員。
107
◯伊藤大輔分科員【14頁】 このそもそもの目的は、交流人口だとか関係人口というのを創出していくためのものだと、そういうことだと思います。
次に、その大きな目的というのが分かったのですけれども、これを進める上で、今後の課題みたいなのを聞きたいのですけれども、私などが見ていると、やはり1人当たりの観光消費額というのが、少し調べたところによると、平成30年から令和4年まで大体1人当たり1,300円前後なのです。そんなに、1人当たりの観光消費額としては、やはり本市にお金を落としていかないと。その辺が課題だと思うのですけれども、その辺について一言、どうでしょうか。
108 ◯大野祐司座長【14頁】 はだの魅力づくり推進課長。
109 ◯はだの魅力づくり推進課長【14頁】 主な課題ということでございますが、各種課題は認識しておりますけれども、その中でも特に、今、課題として感じていることは、エリア内のブランド化、それから認知度の向上、これに加えて各種点在する施設や資源、こういった魅力あるものをつなぐ仕組みづくり、こういったものが課題であり、まさにそれに取り組んでいると考えています。
また、観光消費額についても、確かに大きな課題であると思っています。そのため、昨年度構築して運用を開始いたしました表丹沢総合ホームページ、こういったものを活用した魅力的なスポットの効果的な情報発信。それから、点在する資源をつないで、長い時間、観光客に滞在していただけるような体験コンテンツ、こういったものを増やしていくことで回遊性の向上や滞在時間の延長、こういった取組が進められると考えています。こういったことを進めることで観光消費額の増加にもつなげていければと考えています。
以上です。
110 ◯大野祐司座長【15頁】 伊藤分科員。
111
◯伊藤大輔分科員【15頁】 この話を聞いて私が思うのは、表丹沢魅力づくりというのは、交流人口だとか関係人口を増やして、財政的に言ったら、1人当たり、なるべく消費していってもらいましょうみたいな話だと思うのですね。
それに少し分かりやすく対比して別の事業を話させていただくと、やはり移住・定住政策というのは、分かりやすく生産年齢人口を増やして、個人市民税とかの減少カーブを抑えていきましょうと。これ、2つあったとしたら、やはり後者が、私はどう考えても財政的な理由に裏づけされたプロジェクトなのではないかと思うのですよ、どう考えても、この2つ。
それで、この表丹沢魅力づくり構想というのは、今度、伊勢原市に小田急線の新駅ができますと。それで、東京駅八重洲口と秦野を結んでいた秦野丹沢登山号、名前を間違っていたらごめんなさい。あれも何か1回なくなって、また復活したのか、よく分からないのですけれども、とか、あと、鶴巻温泉駅と大山を結ぶとか、あとは、コロナ前の数字に戻ってきているとか、市が優先順位をつけて、やはりどっちの事業にアクセルを踏んでいくのかと。
今、私、別に、この事業、もちろん交流人口も関係人口も増やすことには私は賛成です。これはもう全然賛成ですよ。やったらいいですよ、これ、全然悪い事業ではないし、それで秦野を知ってもらう。それが何割かは移住につながってくるとかというものもあるのですけれども、やはりすごい間接的な話、間接的な感じがしてしまう。
それで、やはり我々が今、置かれている状況というのを考えたら、人口は16万人ぐらいですね。別に私、人口を増やすことが、行政にとっての何かうまくできた、できないとは思わないのですけれども、向こうのベッドタウンの中、やはり今後、自治体間競争だとか、人口20万人ぐらいを割っているところは精査されていくみたいな今後流れになっていくと私は思っていて、やはり最初にやるべき優先順位としては移住・定住政策なのではないかという意見を持っているのですね。
やはり1,300円の消費額が、1,500円、2,000円になったところで、直接的な本市の市税収入増にはつながらない。何かその辺のかじ取りなのですよね。その辺、副市長、一言、どうでしょうか。
どっちの事業も本市はやっていますと、それは必要ですと。それについては、私はもう100%同意しています。ただ、これからはもう少し立体的に物事を考えて、やはりどっちを優先していくのだ。両方を全力でやっていくという、それは財源が限られているわけですから。だから、そこを一言、どうでしょうか。一言だけです。
112 ◯大野祐司座長【16頁】 伊藤委員に申し上げます。決算から相当離れてきていますので、問いの立て方に御配慮いただいて、もう一度聞いていただいていいですか。
伊藤分科員。
113
◯伊藤大輔分科員【16頁】 はい。これ、毎年2,500万円ぐらい使っているのですよね、決算額で、このプラットフォームをつくるのに。この2,500万円があれば、例えば小児医療費の無償化、18歳まで、これは8,000万円ですけれども、少し金額は違うのですけれども、そこの足しにもなるのではないか。そういった移住政策だとか子育て政策にかじを切っていくのか、この表丹沢魅力づくり構想に今後も、この決算額のような2,500万円を増加して、費やしていくべきなのか。事業の優先順位みたいな今後のお話、この事業に対してどういう期待を寄せているのか。1人当たりの観光消費額1,300円が2,000円になったところで、本市にとってどういったメリットがあるのか。財政的な裏づけはあるのか。一言、よろしくお願いします。
114 ◯大野祐司座長【16頁】 内田副市長。
115 ◯内田副市長【16頁】 伊藤分科員の熱い思いはよく理解できるところなのですけれども、私が思うに、過去、商工観光課で秦野たばこ祭の担当を7年ほどやりました。秦野たばこ祭、30万人という方たちがおいでになったときに、ああ、これが毎日だったら東京都の新宿のようだよねという話をしたことがあります。
少なくとも様々な面で魅力がなければ人は来てくれません。そういう意味では、今、対応している様々な事業を十分にできればいいのですが、やはりまだまだ足りない部分がありますから、そうしたこともよく見極めながら対応しているということですので、ぜひ応援をしていただきたいと思います。
以上です。
116 ◯大野祐司座長【16頁】 伊藤分科員。
117
◯伊藤大輔分科員【16頁】 よく分からない、正直。私は、財源は限られていくので、今後は選択と集中、事業の優先順位をきちんとつけるのがリーダーシップだ、そう思うのですね。一言、要望して終わりたいと思います。
以上です。
118 ◯大野祐司座長【16頁】 これで、伊藤分科員の質疑を終わります。
吉村慶一分科員。
119 ◯吉村慶一分科員【16頁】 主要な施策の成果報告書の118ページ、(46)塵芥収集等委託費について伺います。前にも質問していますが、ここに書いてあるように、粗大ごみ戸別収集実績というのがあって、7,001件行って、1万3,000個ぐらい収集します。この仕事は2台のダンプトラックでやっています。委託費が1台当たり年間1,800万円ぐらいかかっています。これを年に250日仕事をすると仮定して計算すると、1日14件回って27個回収するぐらいなのですね。私もトラックの運転手を7年ぐらいやったことがあるのですけれども、そのぐらいの仕事は半日仕事だと思います。だから、2台必要ではなくて、1台で済んでしまうのではないのかと思うのです。
これは前にもお願いしたことがあると思うのですけれども、作業日報みたいなものを作ってもらって、要するに2台が、朝何時にどこを出発して、どこどこへ行って、しまいはどこですよと、追加的に何か用事もなさるようですけれども、それを何時間やりましたよとかというのをお願いしたことがあると思うのですけれども、今はそういうことをされているのでしょうか。令和4年度の数字でお願いします。
120 ◯大野祐司座長【17頁】 環境資源対策課長。
121 ◯環境資源対策課長【17頁】 粗大ごみの戸別収集の作業日報ということですけれども、終了時刻の報告につきましては、いただいておりますが、細かな、どこに何時に行ったとかというところまでは報告は受けていないという状況です。
以上です。
122 ◯大野祐司座長【17頁】 吉村分科員。
123 ◯吉村慶一分科員【17頁】 それ、やってもらえませんかね。だって、1日14件といったら半日で7件、半日3時間半とすると、およそ30分に1か所、どこかへ行って、荷物を2つダンプに積む。あり得ないですよね、そんなことは。半分の時間で必ずできると思いますよ。だから、その作業日報をきちんとつけてもらうか、そうでなかったら、市の職員にたまに同行してもらいたい。どういう仕事ぶりか。やってもらえませんか。
124 ◯大野祐司座長【17頁】 環境資源対策課長。
125 ◯環境資源対策課長【17頁】 同行につきましては、現在考えておりませんので、今後検討していきたいと考えています。
126 ◯大野祐司座長【17頁】 吉村分科員。
127 ◯吉村慶一分科員【17頁】 この仕事は補償業務なのですよね、もともとのし尿くみ取りの事業者に対する。だけど、最初は9台で、うち4台が粗大ごみの収集業務に当たっていたのだけれども、もう10年か15年ぐらい前に私が住民監査請求を出して、監査委員が2台減車の勧告をして、今の7台、粗大ごみ収集は2台減というのが実現している実績があるから、補償業務等はあっても減車は可能なはずです、法律的に。だから、仕事の中身をきちんと把握してもらいたい。1日14か所で27個の荷物を運ぶのにかかりますよなどと、1日かかりますよということは絶対にないと、トラックの運転手をやったことがある者なら、みんな、そう思う。よろしくお願いします。
次に、主要な施策の成果報告書の農林費の131ページの(10)ヤマビル被害防止対策事業費ですが、これも例えば場所ですけれども、令和4年度に弘法山のハイキングコースの周辺などはやったのでしょうか。
128 ◯大野祐司座長【18頁】 農業振興課農業支援・鳥獣対策担当課長。
129 ◯農業振興課農業支援・鳥獣対策担当課長【18頁】 ヤマビルの調査につきましては、弘法山周辺の2か所で実施しております。
以上です。
130 ◯大野祐司座長【18頁】 吉村分科員。
131 ◯吉村慶一分科員【18頁】 ということは、これはやる気があるということですか。弘法山周辺をやってみようと、そういう気があるということですか。
132 ◯大野祐司座長【18頁】 農業振興課農業支援・鳥獣対策担当課長。
133 ◯農業振興課農業支援・鳥獣対策担当課長【18頁】 弘法山は観光地でもございますので、ヤマビルの被害があると聞いておりますので、令和4年度につきましては、弘法山の展望台付近の草刈りだとか薬剤の散布を行っていますので、今後、関係課や関係団体と調整しまして、農業者や観光客等の被害軽減のため、運搬役であります鳥獣の対策を進めるとともに、中長期的な視点で効果的な取組をしていきたいと考えております。
以上です。
134 ◯大野祐司座長【18頁】 吉村分科員。
135 ◯吉村慶一分科員【18頁】 昨日、表丹沢野外活動センターのヤマビル被害の問題の質疑があったのです。そうしたら、あそこを囲って、きちんと草刈りして、くずかきをしたらヤマビルの被害はゼロになりましたという報告がありました。
だから、ある一定のエリアに相当の人力を投入すれば、被害をゼロにすることはできるみたいですね、だと思います。本当は全市やればいいのだろうけれども、とりあえず観光客が一番来るのは弘法山で、年間何十万人と来るでしょう。そこをターゲットにして、どのぐらいやればどうかというシミュレーションをして、実験をやってもらいたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。
136 ◯大野祐司座長【18頁】 もう少し大きい声で御答弁いただきたいと思います。農業振興課農業支援・鳥獣対策担当課長。
137 ◯農業振興課農業支援・鳥獣対策担当課長【18頁】 はい。失礼しました。今後は、そういった場所についての調査・研究を基に対策を進めること、より効果的な方法については、検討していきたいと思います。
以上です。
138 ◯大野祐司座長【18頁】 吉村分科員。
139 ◯吉村慶一分科員【18頁】 1か所、とにかく成功例をつくるということは大切だと思います。本市は全国屈指の森林観光都市を目指すということで、その中の丹沢は、わりと山登りに慣れている、いわゆる登山家あるいはハイカーと呼ばれるような人が行くところだから、ヤマビル対策も相当念入りにして、かまれても平気みたいな人が多いけれども、弘法山はそういう人ばかりではないから、あそこの被害をまず抑えれば、相当イメージ的にはよくなると思うから、人海戦術が必要なら何かそういうキャンペーンみたいのをやるということも考えてもらって、ぜひお願いします。北矢名あたりの人は、弘法山へ行くと必ず食われると言いますね。そういう話、よく聞きます。
次に、主要な施策の成果報告書135ページ、(22)畜産環境衛生対策事業費について伺います。選挙の中日の水曜日に今泉台に遊説に行ったら、私としては久しぶりに今泉堆肥センターの悪臭を嗅ぎました。久しぶりだったせいもあるかもしれないけれども、何だ、全然よくなっていないなみたいな印象を受けました。ただ、聞いてみると、いや、回数はうんと減りましたよということですけれども、令和4年、あの近在に住んでおられる職員の方も複数おられるようですが、何回ぐらい、その悪臭の日というのはあったのでしょうか。統計を取っておられれば、お伺いします。
140 ◯大野祐司座長【19頁】 農業振興課長。
141 ◯農業振興課長【19頁】 今泉地区における臭気の状況でございますが、平成20年頃から問題が顕在化し、以後、組合において様々な対策を行ってきた結果、臭気は改善されている状況にございます。
周辺での臭気の発生状況についてですが、詳しい統計等はございませんが、周辺の住民の方からの苦情はほとんどない状況であります。しかしながら、臭気そのものを改善、なくすということはできませんので、自然状況等によって臭気が周囲で感じられるときは確かにあります。そういった状況でございます。
142 ◯大野祐司座長【19頁】 吉村分科員。
143 ◯吉村慶一分科員【19頁】 回数が減ったというのは、偶然なのか、あるいは何らかの要因があるのか、分かりませんけれども、例えば購入して添加物に使っている堆肥がありますね。それのある特殊な一定条件の状態になると臭いが発生するみたいな、そういう因果関係みたいなものが探り当てられる可能性が出てきたのではないかなと思うのです、回数が減ったというのは。
だから、もう一回モニターの仕組みをきちんとつくって、臭いが出たときは、周辺の自治会等の協力ももらって、記録して、そのときの添加物の材料は何でしたかということを事業者の方にも記録を取っておいてもらって、それでやれば、ある特殊の、あれ、食品残渣から作っている堆肥ですよね、添加物の堆肥。ある特殊の食品残渣のときに限って臭いが出るみたいなことが突き止められれば、それは、それだけやめてくれというか、もう少し現場へ持ち込むまでの経路を工夫してくれとか、そういうことが可能なのではないかと思うのですよ。そういうことでやっていただくことはできませんか、取り組んでもらうことはできませんか、お尋ねします。
144 ◯大野祐司座長【20頁】 農業振興課長。
145 ◯農業振興課長【20頁】 今泉堆肥利用組合で堆肥を製造する過程において、堆肥の発酵を促すために、愛川町の工場で製造された発酵堆肥、これは食品残渣が入っていますけれども、これを副資材として活用しております。この中に、臭いのもととなる原因があるのではないかという御質問かと思いますけれども、そういった副資材も確かに要因の一つかと思いますけれども、あとは自然の気象条件、風向きですとか、気温、湿度、そういったものも要因としては絡んできますので、一概にその物質が原因となっているとはっきりとは言えない状況にございます。
しかしながら、事業者には、今泉堆肥利用組合を通じて、そういった臭いのもととなる物質の特定ができるのかどうか、そういったところを畜産事業者、今泉堆肥利用組合が堆肥の製造を委託しているその事業者、そういったところに市から話をしていきたいと考えております。
146 ◯大野祐司座長【20頁】 吉村分科員。
147 ◯吉村慶一分科員【20頁】 全国屈指の森林観光都市を目指すのだと、渋沢丘陵はやはりその要素の一つだと思うから、たまにでもあの臭気がするというのは、よそから来た人にとってみれば、何だということになってしまうと思いますけれどもね。よろしくお願いいたします。
最後に、主要な施策の成果報告書138ページ、(32)里山ふれあいの森づくり事業費について伺います。この中に竹林というのが2.5ヘクタールやられているのですけれども、これは箇所数、団体数でいうと、何か所、何団体ぐらいがやっているのでしょうか。
148 ◯大野祐司座長【20頁】 森林ふれあい課長。
149 ◯森林ふれあい課長【20頁】 竹林整備の団体数ですが、令和4年度は6団体になります。箇所数も同じ6か所です。
以上です。
150 ◯大野祐司座長【20頁】 吉村分科員。
151 ◯吉村慶一分科員【20頁】 そうすると、6で割ると1団体0.4ヘクタール、4,000平方メートル、4反ぐらいやられているのだということで、ある団体の方から、少しこの補助の単価が安いのではないかという御意見をいただきました。
それで森林ふれあい課長から、竹林整備標準経費について、これは令和5年のものですけれども、数字をいただきましたけれども、この対象を、作業の定義を侵入竹除伐となっているのですね。侵入竹というのは、荒廃竹林から周辺の隣地に竹が出ていったものということだと思うから、実際にこの団体、森林の整備団体がやっているのは、荒廃竹林そのもののケースもあると思うのです。
今のこの定義に従うと、100平方メートルに竹が40本生えているものと仮定して単価を算出しているのですけれども、2.5平方メートルに1本というと、要するに傘を差して歩ける竹林そのものではないかという気がするのですね。
本当、私も竹林の整備を何回かやったことがありますけれども、実際はもうそんなものではない。1平方メートルに2本ぐらい生えているぐらいのもの、もっと言えば3本か4本が固まって生えているみたいなところもあるから、この竹林整備標準経費の単価の算出について団体の人と協議をしてもらって、これが本当に実際に適当なのかどうかというのを確認してもらいたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。
152 ◯大野祐司座長【21頁】 森林ふれあい課長。
153 ◯森林ふれあい課長【21頁】 竹林整備の補助単価ですが、先ほど分科員からおっしゃられました侵入竹の除伐については、林野庁の造林、保育及び間伐事業標準工程表の歩掛かりを準用しております。補助の金額ですけれども、他市の事例等も比較したのですが、特に少なくはないのですが、団体とその辺はお話をさせていただきたいと思います。
以上です。
154 ◯大野祐司座長【21頁】 吉村分科員。
155 ◯吉村慶一分科員【21頁】 何度も言うようですけれども、全国屈指の森林観光都市をつくるには、竹林というのは一つの要素だと思いますよ。
要所要所に、頭高山へ行く途中に白山神社と言ったかな、神社があって、周り竹林、あれもそんなにきれいではないですよね、今。あれ、孟宗竹かな、あそこは。だけど、あれがきれいな竹林だったら、これから頭高山へ行く途中に右側にあるわけだから、ああ、きれいな竹林だなという感動を呼ぶと思う。
蓑毛へ上がっていく途中にも竹林があって、そういうところがきれいだと、人の手が入っているというのが私は非常にメリットというか、売り込みの点だと思うのですよ。
京都などだと竹林を見に来る人がいるということだから、秦野の竹林はマダケという特殊な竹で、タケノコを取るのに掘る必要がない、折れば取れてしまうということで、そういう特色もあるから、少しこの竹林の整備にはお金をかけて、多くの団体が、身近なところ、特に観光地のそばをわーっとやるような状況をつくることは大切だと思いますので、よろしくお願いします。終わります。
156 ◯大野祐司座長【21頁】 これで、吉村分科員の質疑を終わります。
風間正子分科員。
157 ◯風間正子分科員【21頁】 よろしくお願いいたします。何点かありますので、お願いします。
主要な施策の成果報告書111ページです。(31)
地球温暖化対策事業費、先ほども話題になっておりました地球温暖化の問題です。この点で、この中の政策としてバイオマス産業都市構想というのが先ほども議論されておりました。その中で、お金に関しては先ほどお話ししたので、結構ですが、このことについて具体的に内容はどのようになるのか、少し教えてください。
158 ◯大野祐司座長【21頁】 環境共生課長。
159 ◯環境共生課長【22頁】 このバイオマス産業都市構想とは、地域に存在するバイオマスを原料に、経済性が確保された一貫システムを構築し、環境に優しく、災害に強いまちづくりを目指すものでございます。農林水産省をはじめとする関係7府省、これらが共同で選定し、取組を推進してまいります。
この趣旨を踏まえまして、本市の豊富な森林資源を地域特性として最大限に生かすとともに、2050年
カーボンニュートラルの実現に向け、バイオマス資源の地産地消を軸とした、本市ならではの多品種少量の都市近郊型バイオマス産業都市を目指すもの、これがバイオマス産業都市構想(基本構想編)として令和4年度末に策定をいたしました。
この中の具体的な内容でございますが、5つの基本方針というものを定めまして、そのうちの1つ目が、秦野産木材の活用、2つ目に、木質未
利用材の活用、3つ目に、
再生可能エネルギーの活用、4つ目に、堆肥化(既存事業の拡充)の促進、5つ目に、産学公民連携の推進、これらを定めております。
今後、これらの方針を具現化するための基本計画編を策定し、国にバイオマス産業都市構想認定のための申請をしていくものでございます。
160 ◯大野祐司座長【22頁】 風間分科員。
161 ◯風間正子分科員【22頁】 ありがとうございます。大変秦野市にふさわしい、森林資源を活用し、特性を生かしたテーマだなと考えております。しかし、これを一つ一つ具現化して、実現化していくのは大変難しいことだなと思っておりますが、そうは言っていられませんので、今、地球温暖化ということで、まずは自分たちがやれることを積極的にやっていかなければいけないなと思っております。
その中で、私も度々、中学校の学校給食の食品残渣のことを話しておりますが、資源化されずに焼却処分されているということが今の秦野市の状況でございます。これを何とか自然に戻していけないのかなということをずっと考えておりますが、難しいと、今、言っていたプラスチックなども大変難しいものもありまして、場所の問題とか、ですから、これからこのバイオマスとして、これがどう取り組んでいかれるのかなというのが大変興味がありますので、その辺についてお考えをお聞かせください。
162 ◯大野祐司座長【22頁】 環境共生課長。
163 ◯環境共生課長【22頁】 中学校給食に伴う食品残渣の活用につきましては、先ほどのバイオマス産業都市構想(基本構想編)の中の5つの基本方針のうち、4番目にあります堆肥化(既存事業の拡充)の促進に位置づけられてまいります。
この堆肥化あるいは肥料化を念頭に、所管課である学校教育課や関連事業者とのヒアリング、さらにはコンサルタント会社からの専門的な知見の広い提案、こういったものも踏まえまして資源循環型の事業化プロジェクトに向けた検討を今後進めてまいります。
164 ◯大野祐司座長【22頁】 風間分科員。
165 ◯風間正子分科員【22頁】 大変いい構想なので、一日も早くやっていただきたいというのが気持ちなのですが、やれることからまずやらなければいけないということですので、ぜひ、堆肥化に、これだけに特化することなくて、やはり今、ある秦野産材ですか、そういうのも使うことも考えたり、また、
再生可能エネルギーもそうですし、それから木質未
利用材も使ってという、秦野にはそういう意味でたくさん活用するものがありますので、早くこのことについて進めていただきたいなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
学校も、なかなか、これがある程度見通しがつかないと、次の段階に踏み切れないのだろうなと感じておりますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。この件については、結構です。
次に、また同じ関連なのですが、省エネの、同じような地球温暖化の関係ですから、主要な施策の成果報告書の112ページです。(32)省エネ家電製品買換え促進事業費ということで、今回、このお金を、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が出たということで、いいことをやったなと思ったので、少しこの内容についてお聞かせください。
166 ◯大野祐司座長【23頁】 環境共生課長。
167 ◯環境共生課長【23頁】 この本事業につきましては、コロナ禍及びウクライナ情勢を背景に高騰するエネルギー費用、主に電力使用料でございますけれども、これに対して、家庭における省エネ性能に優れた家電への買換えを支援することによって、市民生活への負担を軽減するとともに、二酸化炭素排出量の削減を図ることを目的として、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、補助制度を創設したものでございます。
これらの成果でございますが、これにつきましては、環境、経済面による数値的効果のほか、新たな気づきとしまして、同時期に行いましたプレミアム電子商品券、この事業との相乗効果もございまして、特に個人販売店を利用した市民というのが約2割を占めました。個人販売店が、地域の支えとして、また、見守り機能としての役割を担っているということも、この補助制度を通じて見えてきたことがございます。
さらに、補助申請に合わせましてアンケートを実施いたしました。その中では、新たな補助制度の創設につきまして、今まで多く要望のありました太陽光発電設備、これを上回る候補としまして電気自動車や燃料電池車、こういったものの購入の補助が上がってございます。今後の施策の制度設計等に大変参考になる、こういう結果を得られた、こういう事業でございました。
168 ◯大野祐司座長【23頁】 風間分科員。
169 ◯風間正子分科員【23頁】 ありがとうございます。すみません、何人分でしたか。そちらも教えてください。
170 ◯大野祐司座長【23頁】 環境共生課長。
171 ◯環境共生課長【23頁】 今回、補助金の予算が3,000万円で、上限6万円としておりますので、大枠としまして当初は500件ほどを予定しておりましたが、実際に満額の要求以外にもございましたので、全体では563件の申請がございました。
172 ◯大野祐司座長【24頁】 風間分科員。
173 ◯風間正子分科員【24頁】 ありがとうございます。いいなと思ったときには乗り遅れました。早かったので、早くこれが終わったということで、非常に、考えているうちに終わってしまったのだなと思いました。
これ、やはり一番、節電をするということは、家庭で一番、皆さんたちが常日頃から考えていることなので、こういうことをやはり仕掛けていくことは大事ですよね、行政というのは。
ですから、とにかく地球温暖化の問題は大変大きいのですが、やはり私たち家庭がやれることからやらなければいけないと私はずっと何十年も環境問題で言ってきていますので、できましたら、こういうことをまた次も考えてもらえるのかどうか、分かりませんが、皆さん、購入した中を見てみると、エアコン、テレビ、冷蔵庫ですか。その中でやはり冷蔵庫が多かったということで、これが相当マスコミで、やはり古い冷蔵庫は電気を食うということを結構皆さんは知っていますものね。ですから、やはり、そういうことを教えていくというか、やることが大事だと思うのですが、これも補助金がないとできないのかもしれませんけれども、今後の予定として第2弾があるのかどうか、少しお伺いしたいと思います。
174 ◯大野祐司座長【24頁】 環境共生課長。
175 ◯環境共生課長【24頁】 先ほど答弁したとおり、大変効果的な取組ではございましたけれども、分科員がおっしゃられるように、交付金を活用したこういった事業でございましたので、今回と同じような内容のものをすぐやるというのは難しいのかなと思います。
しかしながら、新たな財源の確保にも努めつつ、全庁的な施策の順位というのもございますが、環境面はもとより、今回のように新たな気づきのような副次効果がございました。こういったことにつながる市民の皆さん方のライフスタイルの転換、これに大きく貢献するような取組、これについて今後よく検討していきたいと思っております。
176 ◯大野祐司座長【24頁】 風間分科員。
177 ◯風間正子分科員【24頁】 ありがとうございます。地域の電気屋を使ったということで、身近な相談ができるようになるのかなと、今、考えました。
それも前、よく、福祉でもそうでしたよね。電球が買ってきたものを取り替えられないとか、細かいことができないということで、やはり、大きな量販店もいいのです、大量のところもいいのですが、小売店を使うことで顔見知りになって、そして、また次に何か注文するときに、お願いしますということもできると思うので、先ほど課長が言っていましたが、やはり地域の見守りという意味では一つになってくるのかなと感じますので、こういうことも、これから先、そういう視点も必要かなと、環境の部でも。ですから、そういう視点を持ってこれからも政策について考えていただけるとありがたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
次に行きます。次は、主要な施策の成果報告書119ページの(48)集団資源回収促進事業費についてお伺いいたします。この事業は令和4年度までの集団回収状況をお伺いするのですが、これも非常に、今、地域と、それから地域とともに、ある意味では少子化になって、そして一方では高齢化ということで、この集団資源回収がどうなのかなということを少し気になりましたので、令和4年度の実施状況についてお伺いいたします。
178 ◯大野祐司座長【25頁】 環境資源対策課長。
179 ◯環境資源対策課長【25頁】 集団資源回収の実施状況ということでございます。
こちらの事業につきましては、平成3年度から、市で奨励金の支給ということで団体への支援をしてきてございます。実施団体ですが、こちら、年々減少してございます。令和4年度につきましては、58団体という状況でございました。また、令和2年度、令和3年度のコロナ禍におきましては、集団資源回収を実施しない団体ですとか、会員の減少で実施を取りやめる、こういった団体などもございまして、コロナ禍前、令和元年度の76団体に比べまして18団体減少している状況でございます。
また、回収量につきましても、年々減少してございます。本市の分別収集が始まりました平成11年度には団体は151団体ございまして、約3,665トンの回収量がございましたが、令和4年度は約292トンという状況でございます。当時に比べて92%減少した、過去最少の量という状況になってございます。
以上です。
180 ◯大野祐司座長【25頁】 風間分科員。
181 ◯風間正子分科員【25頁】 ありがとうございます。そうですね。これを今後このまま続けていくのがどうかなというのも、実は皆さん、地域で、昔はもう全員が会員で、うちは400世帯ありましたから、ほとんど、中学校とか何かは全部籠が出て、本当に顔が見えるように軒並みごとに回収していたのですね。
ところが、今はほとんど高齢者ということで、お子さんもいないし、では、中学生も少し手伝ってもらおうかなといっても、我が自治会も、中学生もあまりいないという状況なのですね。ですから、うちは、その意味ではある程度、地域の人が、玄関にあるものは会員に関係なく、みんなで集めようといって集めていますが、現状がこういう現状だから多分、恐らく今、環境資源対策課長が言ったとおり、取りやめている団体もたくさんあるのではないかなと思いました。
ですから、一方で、今、またこれからも少しお伺いしますが、ストックハウスとかいろいろやっていますので、ですから、もしかすると、何かもう少し代わるものができるのかなと。これをずっと延々と、減少している状況の中でやるほうがいいのか。ただ一方では学校がありますので、学校の受入れがどのように感じていられるのかなというのが少し私も心配なのですね。学校としては少しでも欲しいと思うかもしれませんので、それはここの議会で決めることではなくて、そういうことを会員、学校とPTAでお話ししていただいて、続けるかどうかね。
それに代わるものも、ほかにこれから政策として上がってくると思うのです。プラスチックもこれからまた、まだ今は決まらないでしょうけれども、やる方向になってきますし、そうすると、いろいろなものが分別で出してこられるのかなと思いますので、これだけを固執してずっとやっていくことがいいのかどうかということが少し疑問だなと私は感じましたので、ここで決める話ではないので、学校とも相談してやったらどうかと思いますが、いかがでしょうか。
182 ◯大野祐司座長【26頁】 環境資源対策課長。
183 ◯環境資源対策課長【26頁】 この集団回収事業につきましては、主に分別回収をした平成11年度まで、ごみの減量の主な施策として実施をしてきたものです。
平成11年度からは6分別19品目ということで新たな分別回収が開始されております。さらに、これまで、分別品目の増加ですとか、ストックハウスによる拠点回収の拡充などによってごみの減量に取り組んできたところでございます。これらの取組によりまして、各家庭からの資源物につきましては、収集場所に出せるということですので、容易になったということが考えられます。これによって集団資源回収による回収量は減少しているものと考えてございます。
現在では、市民の皆様の分別意識、こちらにつきましてはもう十分浸透していると。また、はだのクリーンセンター1施設による焼却処理体制に向けた可燃ごみの減量目標、こちらも達成目標間近となっていることから、この集団資源回収による分別意識の醸成という目的につきましては、十分に達成できていると考えてございます。したがいまして、今、分科員からも御意見がありましたが、事業の選択と集中、こういった観点からも、今後の分別収集の見直しなどに合わせまして、この事業の在り方については、慎重に検討していかなければならないと考えております。
以上です。
184 ◯大野祐司座長【26頁】 風間分科員。
185 ◯風間正子分科員【26頁】 ありがとうございます。とにかく、平成11年度に新しいごみの資源の分別回収ということで6分別19品目ということを打ち上げたときにも、これができるのかと大変不安を感じましたが、とにかく担当者も含めて、その他の職員も含めて、自治会、二百何件ですか、何か相当歩いて、昼夜なく歩いて、この分別の方法をしたというのが走馬灯のように私もごみの話で思い出しました。そういうことがあったなと思いましたので。
ですから、秦野の市民の方はすごい、決まると徹底してやっていただけるのですよね。ですから、私、市民力はすごいなと思いましたので、先ほどもいろいろと市民力の大切なことを、先ほど議員も話していましたが、やはり大切だと思いますよ。ですから、ぜひ、この市民力を使っていただいて、このことについても、見直すにしても十分に検討していただくことをお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
それでは、続きまして、その次の同じく主要な施策の成果報告書119ページの(49)資源分別回収推進事業費で、これはストックハウスの件ですが、これが大変、利用状況がどうなのか、少しお伺いしたいと思います。
186 ◯大野祐司座長【27頁】 環境資源対策課長。
187 ◯環境資源対策課長【27頁】 ストックハウスの利用状況ということでございます。本市においては、資源物をいつでも出せるように、市民の方の利便性を向上するために、公民館など合わせて14か所のストックハウスを回収拠点としてございます。
ストックハウスの資源物の回収量につきましては、各地区における収集日に合わせて回収を行っていますので、ストックハウスだけの収集量というものは把握できかねる状態になってございます。
ただ、容器包装プラスチック、隔週で集めていますが、こちらですとか、収集日が例えば雨天だった場合の段ボールですとか衣類、こういったものにつきましては、ストックハウスがいっぱいになってしまうということもございますので、感覚的には利用者が増えているという状況だと考えておりまして、十分に可燃ごみの減量には寄与できていると考えております。
以上です。
188 ◯大野祐司座長【27頁】 風間分科員。
189 ◯風間正子分科員【27頁】 そのストックハウスに入り切らない場合の管理方法はどうしているのか、お伺いしたい。
190 ◯大野祐司座長【27頁】 環境資源対策課長。
191 ◯環境資源対策課長【27頁】 ストックハウスがいっぱいになった場合の対応ということですが、先ほど申し上げましたように、各地区の収集日に合わせて収集していますので、基本的には資源物は月2回、容器包装プラスチックとペットボトルにつきましては隔週、こちらを基本としております。しかし、雨天が続くなど、収集日に出せなかった場合につきましては、利用が増加している状況ですので、ストックハウスが溢れてしまうようなことも発生しております。
これまでは、ストックハウスが満杯になった場合ですとか満杯になりそうなときに、随時、収集を依頼して対応してきましたが、こちらの収集委託につきましては、本年9月に新しい契約となりましたので、その契約の中で収集回数を増やしまして、おおむね週2回の頻度で収集を行うということを仕様に位置づけていますので、今まで以上に市民の方の利便性の向上に努めているというところでございます。
192 ◯大野祐司座長【27頁】 風間分科員。
193 ◯風間正子分科員【28頁】 ありがとうございます。とにかく、年末でしたよね、戸も外れていて、全部外れていて、すごい結果になっていたなと少し思ったものです。確かに、また年末は特別なので、それはまた小まめに巡回していただくことがいいのかなと思います。
これがあるおかげで、今回、私たちの選挙も大変助かりました。もうすごかったです、そういう意味で、ないようにしようと思って、プラスチックもありましたが、やはり出ますので、やはりこういうことがあったので、名古木まで持っていかなくても、自分の近くに入れられたというのは大変、皆さん、地域の方も便利でよかったと言っていますので、もっと近くにも欲しいという方もいますので、それは場所の問題もありますので、すぐはできないと思いますが、そんな状況でよかったと思いますので、またよろしくお願いしたいと思います。この程度で結構です。
すみません、もう1個あります。主要な施策の成果報告書120ページの(52)ほほえみ収集経費について、お伺いいたします。今の利用世帯数の状況はどうなのか。
194 ◯大野祐司座長【28頁】 環境資源対策課長。
195 ◯環境資源対策課長【28頁】 ほほえみ収集の登録世帯数ですけれども、令和4年度時点で158件でありました。令和3年度の142件と比べ、16件の増加となってございます。この事業を開始いたしました平成14年度当初は36世帯でございましたが、高齢化、それから核家族化などを背景に年々増加傾向にございます。
収集の状況も併せて御説明いたしますと、現在では、本課の職員2人が週1回または2回、利用世帯の御自宅に、声かけによる安否確認をしながら回収に伺っているところであります。
今後についても、さらなる高齢化の進展に伴いまして対象世帯は増えていくと想定されますので、こちら、持続可能な事業としていくためにも、収集体制等については、随時検討を行っていきたいと考えているところです。
以上です。
196 ◯大野祐司座長【28頁】 風間分科員。
197 ◯風間正子分科員【28頁】 ありがとうございます。このほほえみ収集というのも、大変、地域の難しいところもありまして、やはり高齢化がありますので、ごみを持ってきて、間違って出したりということから始まっていますね。
ですから、地域の民生委員たちも気にはしていただいていますが、大変、これからこのことを注視しなければいけないなと私も感じております。ですから、以前もお話ししましたが、福祉部との連携状況はどのようになっているのか、お伺いいたします。
198 ◯大野祐司座長【28頁】 環境資源対策課長。
199 ◯環境資源対策課長【28頁】 ほほえみ収集につきましては、介護保険ですとか、他の福祉サービスだけでは対応できない部分ということで、高齢者の見守り、安否確認の機能も担っている事業として、福祉部との連携は大変重要であると考えてございます。
この連携につきましては、令和3年第4回定例会の一般質問におきまして、風間議員から御質問をいただいているところです。
この連携を強化するために、高齢介護課と障害福祉課と協議いたしまして、令和4年度から、新規利用希望者の状況の詳細を文書による照会で確認することとなっております。これによって所管課の意見を踏まえた中で、ほほえみ収集による支援の必要性について、より適切に判断できるようになったと考えております。
また、今年度につきましては、高齢介護課と介護支援専門員との連携によって開催されましたケアプラン指導研修、こちらに参加いたしまして、本課の職員から、ほほえみ収集の利用について理解を深めていただくようお願いをしております。
引き続き、こちらの制度につきましては、本当に必要としている方々に継続したサービスをしていかなければならないと考えておりますので、福祉部と連携しながら、しっかりと取り組んでいきたいと考えております。
200 ◯大野祐司座長【29頁】 風間分科員。
201 ◯風間正子分科員【29頁】 ありがとうございます。大変微妙なところがありますので、この収集に関しては、身体的とか、正面から見て分かるようなものならいいのですが、また、精神的な問題もありますので、大変難しいところだなと思いますが、中には、いろいろと工作して少しまずいところもあったなと思うのもありましたが、できれば高齢介護課とある程度連携をして、その中で声をかけてもらうとか、様子を聞いてもらう、それだけでも違いますので、ぜひこれは、担当も大変でしょうけれども、高齢介護課とともに、ほほえみ収集の理解を深めてもらうための研修を今後もしていただくことをお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
これは確実に、今、増えてきています。高齢者が本当にどうしていいかなと、私たちも近くだとあまり声をかけられないのですが、だけど、やはり、見て見ぬふりはできないので、そういうときは声をかけて、今日は違う日よとか、いろいろやっていますので、できれば、そういうことを、今のうちは、足で歩けるうちはいいのですが、それがだんだん歩けなくなってというと、閉じ籠もりになってというと、必ず出てくるのがごみの問題なのですね。ですから、やはりそれをならないようにしてあげたいなと思っていますので、引き続き、福祉との連携もよろしくお願いいたします。
以上です。
それから、これは農林もやっていいのですよね。座長、いいですね。
202 ◯大野祐司座長【29頁】 はい。風間分科員。
203 ◯風間正子分科員【29頁】 では、農林費でお願いいたします。主要な施策の成果報告書141ページ、(41)地場産木材活用推進事業費についてお伺いいたします。この里山ふれあいセンターでは、以前から、木工製品の大量は難しいけれども、何かいろいろなことをやっているなと思っておりました。
私たち議員も、随分前ですけれども、里山ふれあいセンターができたときには、あれはシイタケか何かの原木ですかね、親睦会で皆さんで行って、あそこでそんな作業をしたりして、里山ふれあいセンターを見学したなと思っております。
そう思うと、昨年度の羽根森林資源活用拠点(仮称)における土地利用構想というのを策定されました。これにおいて、秦野産の木材を使った製品の加工、また、生産機能はどのように考えているのかということを、この中でも数点あるのかどうか、この中ですね、ぜひお伺いしたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
204 ◯大野祐司座長【30頁】 森林ふれあい課長。
205 ◯森林ふれあい課長【30頁】 昨年2月に策定しました羽根森林資源活用拠点(仮称)における土地利用構想では、秦野の森林から切り出した丸太を木造建築物の構造材として製材する機能に加え、内装材や家具、アウトドアグッズ等の木工品を加工できる機能の導入を想定しています。生産品を販売することで、本市林業の6次産業化を図っていきたいと考えております。
以上です。
206 ◯大野祐司座長【30頁】 風間分科員。
207 ◯風間正子分科員【30頁】 この土地利用構想のコンセプトとして、「森に触れる」、また、「表丹沢を知る」とあります。施設の木育コーナーに、子供たちが遊べるヒノキの玉のプールを設置したり、丹沢の登山者向けの木製カップなどを販売したりできるとよいと思いますが、秦野の森や表丹沢をアピールするための機能の取組はどのようになっているのか、お伺いいたします。
208 ◯大野祐司座長【30頁】 森林ふれあい課長。
209 ◯森林ふれあい課長【30頁】 構想の段階となりますが、木に触れることを体験できる木工施設や木育コーナー、ジビエ等を使った直売所や地産地消レストラン、表丹沢や本市の森林の紹介コーナーやイベントのツアーデスクなどが想定されています。
御提案いただきました内容も含め、構想で定めたコンセプトに沿って、秦野の森や表丹沢の魅力を感じられる取組を検討していきます。
以上です。
210 ◯大野祐司座長【30頁】 風間分科員。
211 ◯風間正子分科員【30頁】 ありがとうございます。この中に、想定されるいろいろな施設とか内容が書いてありました。これも大変秦野でふさわしいということは、今日、横山議長もいますが、前から横山議長も言っていましたが、やはり一番いい材質ですよね、秦野の売りにするには。
ですから、やはり木質を使った何かを販売してと思って、里山ふれあいセンターがどうかなと思ったのですが、なかなかあそこでは大量にできないということですので、せっかくこれからこれができるのであれば、こういうところにぜひ、木質をたっぷり使ったものをつくって、販売してもらえるようなことができるといいなと思っています。
今日持ってこなかったのですが、木質のカップとかスプーンとか、今、どこにでもありますよね。ですから、あのようなものをつくって、焼き印を押して、秦野の何とかという名前をつけて焼き印を押して売れば、結構、1,000円、1,500円で売れるのではないですかね。私、今日、カップを持ってこなかったのですが、あれを買ったのは千五、六百円しました。ですから、ああいうのを何か登山者はリュックにつけて歩いているらしいですね。ですから、今、そういうこともあるので、ぜひ秦野は、そういう意味でいけば、登山者のリュックの裏につける、今は持っていないのですが、ああいうコップを作って、売ったら、きっと私、喜ばれるのではないかと思いますので、そんなことを、これができて、考案したら、ぜひ、していただきたいと思います。
これの計画を見ますと、令和7年度から令和9年度で造成工事、令和10年度には完成ということになるようですが、少しまだ時間があるようですが、でも、ぜひ、これは秦野の魅力づくりということですので、大々的に宣伝していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
この中に、もしかするとレストランとか何かもありますよね、見学コースの中に。そういうのもできてくるのであれば、そこで使う食器なども、プラスチックではなくて、全て秦野の材質でつくったお皿とか、お箸とか、スプーンとかという、この施設に来たら全部、プラスチックとかそういうものではなくて、自然のもの、秦野市のものを使って利用されているというような、例えばですよ、仮にレストランができるのだったら、そういうお皿であったり、スプーンであったり、お箸であったりということが、ここに来たらそういうものが、本当にSDGsで、全部そこに入っているような感覚だったら、この秦野の山々に合うなとつくづく思いますので。
まだ新東名高速道路は開通しませんが、令和9年度ですか、新東名高速道路は全線開通してきます。ですから、令和10年度ぐらいというお話ですので、できれば私たちも楽しみにしていたいと思いますので、ぜひ、そのような構想を持ち続けて、この秦野にふさわしい計画、資源活用拠点ができることをお祈りしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。そういうことで、観光をPRしていただくということで、よろしくお願いしたいと思います。
商工費に1つあります。主要な施策の成果報告書147ページ、(4)商店街空き店舗等活用事業費についてお伺いいたします。この商店街の空き店舗活用の経費について、このコロナ禍を経て、新規出店者の状況があったのかどうか、お伺いいたします。
212 ◯大野祐司座長【31頁】 産業振興課長。
213 ◯産業振興課長【31頁】 新規の補助件数で申し上げますと、コロナ前の平成30年は3件、令和元年度が9件、新型感染症の影響が強かった令和2年度が4件、令和3年度が5件、そして昨年度も5件となっており、商業者にとって厳しい社会情勢にあっても、秦野を創業の地に選んでいただいた事業者の数は、今までどおり変わりございませんでした。
以上です。
214 ◯大野祐司座長【32頁】 風間分科員。
215 ◯風間正子分科員【32頁】 ありがとうございます。このコロナで頑張っているなという印象を受けました。9件もあったのだな、5件あったということで。
空き店舗を解消して商店街の活性化につながるということは、大変、商いをする人たちを増やすということだと思います。中でも、例えば育児や介護などの事情で思うように起業ができなくなった女性は多くいると思います。こうした女性の起業を支援していくということで商業の担い手の裾野を広げることもあると思いますが、空き店舗の解消、ひいてはまちのにぎわいにつながると思いますが、お考えはいかがでしょうか。
216 ◯大野祐司座長【32頁】 簡潔に御答弁をお願いします。産業振興課長。
217 ◯産業振興課長【32頁】 フルタイムを前提としない子育てや介護と並行可能な創業支援というものは、埼玉県草加市や群馬県館林市などでも実績があり、本市においても潜在的なニーズはあると思っています。
本市では市民相談人権課が、女性happyビジネススキルアップ講座を実施しています。これはワーク・ライフ・バランスに配慮し、ビジネスだけでなく、様々な社会活動に積極的に参加できるよう後押しするという事業ですが、こうした既存の取組との連携や、他市で実施している、起業し、店舗を開けるまでを支援する取組なども研究し、ニーズをしっかり把握した上で具体的な支援策を検討していきたいと思っています。
以上です。
218 ◯大野祐司座長【32頁】 風間分科員。
219 ◯風間正子分科員【32頁】 ありがとうございます。大変、女性の起業家というのは、今、増えていますので、その空き店舗、昔から少し関心があって、何とか居抜きで貸してほしいという人も何人かいたときがあったのです、随分前ですけれども。それも、実はパン屋だったのですが、なかなか難しくて、持ち主が貸していただけなくて、できなかったのですが。
できればああいう商店街などは、女性の起業家が、例えばこの1店舗に1人入るのではなくて、2人入るとか3人入るとか、そういうグループでやることも大事なのですよね。1つのものを売るのではなくて、女性2人だったら2人で違うものを置いて、お客さんを増やす。そのときに必ずやらなければいけないのは、やはりお子さんを連れてくる。一方では、高齢者が来るということを考えて、まちの中だから、だから、必ずどこかに休憩所があって、そういうことを交流ができるような、おしゃべりできるような商店街、幾つか出てくると、空き店舗もいいなと思うのです。
ただ、空き店舗にするには、お借りする人の考えと添わなければいけないわけですよね。そうすると、空き店舗のときに、たしか保証5年ですか、3年ですか、お金が出る空き店舗対策のものがあったと思いますが、今もあるのですか。
220 ◯大野祐司座長【33頁】 産業振興課長。
221 ◯産業振興課長【33頁】 補助金は、賃借料は創業から2年間補助しております。そのほか、改装費、広告宣伝費の補助がありますが、これは初年度だけとなっております。
以上です。
222 ◯大野祐司座長【33頁】 風間分科員。
223 ◯風間正子分科員【33頁】 それが結構、壁なのですね。ですから、補助金を長く出せというのも、これもいかがなものかということもありますよ、頼ってしまうといけないなと思いますけれども。でも、2年は結構きついですよね。やり出して準備してというときに、あともう1年で、もう少し前に具体的なことを決めながらやっていくから、やはりこれ、部長、もう少し出してもらいたい。そうしないと続けることができないのですよ。ですから、大体そこでみんな、駄目になってしまうのですね。ですから、もう少し、2年間で終わりにしないで、あと、本当は5年ぐらい出してもらいたいのですけれども、でも、長いとできないので、でも、やはり少なくとももう1年ぐらいプラスしてもらって、それで具体的に行けるような、仕事がスタートできるようにやってもらいたいという気持ちがあります。
ですから、そういう意味で、空き店舗、何とか、先ほどのにぎわいを言っていましたが、まずは空き店舗をそういう形で少しずつ変えていったら、にぎわい創造に結びつくのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
224 ◯大野祐司座長【33頁】 産業振興課長。
225 ◯産業振興課長【33頁】 事業継続をスムーズにするための補助期間の延長という話でしたけれども、今、私どもとしては、店舗の熱意ですとか、事業者の事業性をチェックする審査会、また、経営診断みたいなものも入れまして、できるだけ店舗が安定して経営できるような支援というのもやっています。そういった取組の中で補助期間の延長というものも必要であれば検討していきたいと思いますが、いずれにしても、店舗が安定して経営できるような支援ということを第一に考えたいと思います。
以上です。
226 ◯大野祐司座長【33頁】 風間分科員の質疑の途中ですが、ここで一旦休憩を入れたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
午前10時45分 休憩
─────────────
午前10時53分 再開
227 ◯大野祐司座長【33頁】 再開いたします。
休憩前に引き続き、風間正子分科員の質疑を行います。
風間分科員。
228 ◯風間正子分科員【33頁】 ありがとうございます。もう間もなく終わりますので、すみません。
先ほどのことをまとめたいと思います。空き店舗の件ですが、先ほど産業振興課長がおっしゃったように、今、ビジネススキルアップ講座というのですか、こういうのが今ネットにも出ましたが、大変いいことをやるなと思いましたので、ぜひ、女性のそういう作業を、今、結構市内に大勢、そういうお友達がいっぱいいますので、やる方が。だから、ああいうところを利用して何か考えてもらったらいいかなと思いますので、ぜひ、まちの中に空き店舗として置いておかないで、それを使えるようにしていきたいなと。それはもう私たちではなくて、行政がやっていただくしかないのですよね。ですから、何とかその辺を、はだの魅力づくり担当部長、いかがですか、その空き店舗について。
229 ◯大野祐司座長【34頁】 はだの魅力づくり担当部長。
230 ◯はだの魅力づくり担当部長【34頁】 御指名でございますので。空き店舗、先ほどから風間分科員から御指摘をいただいております。まちの中に空き店舗があると、非常ににぎわいにはマイナスだと思っております。
先ほど御提案がありました、女性が何人かでまとまって店舗を借りるという取組なのですが、埼玉県草加市で先進事例がございまして、そこにはその女性たちに研修を受けてもらって、まちづくり会社をつくってもらうのです。なぜかというと、貸す側の立場がございまして、貸す側も、ある程度責任を持って借りてもらわないと、借地借家法というのは基本的には借りる側が守られてしまいますので、貸したはいいけれども、非常に困ってしまうケースもございますので、しっかりと責任を持ってもらって、貸す側、借りる側をマッチングさせる、これを行政がやっておりますので、その辺もしっかり研究した中で、女性の活躍の場、そしてまたそれを市の活性化につなげていきたいと思います。
以上です。
231 ◯大野祐司座長【34頁】 風間分科員。
232 ◯風間正子分科員【34頁】 突然すみません。ありがとうございます。しっかりとお願いいたします。その辺はお願いしたいと思います。女性の活躍、よろしくお願いしたいと思います。
もう最後になりますが、先ほども伊藤分科員からもありましたが、主要な施策の成果報告書160ページ(42)表
丹沢魅力づくり推進事業費の件でございます。これも計画をつくっている、策定に向けて今、検討したいということですが、計画の検討に関わる経費の決算額と、先ほど内訳を聞いたような気がしましたが、もう一度お願いいたします。
233 ◯大野祐司座長【34頁】 はだの魅力づくり推進課長。
234 ◯はだの魅力づくり推進課長【34頁】 決算額と内訳ということですが、計画の策定支援委託業務として、1,052万7,000円ということでございます。具体的には、地域資源の調査や関連計画の整理といった現況把握の調査、それから、3,000人を対象にしたウェブアンケート調査、それから、関係事業者などへのヒアリング調査並びに計画の個別政策の検討、各種会議の開催、こういったことに関わる経費でございます。
以上です。
235 ◯大野祐司座長【35頁】 風間分科員。
236 ◯風間正子分科員【35頁】 ありがとうございます。多くの方たちを巻き込みながらつくり上げていく計画だと思いますので、引き続き、多くの方の、地域に関わる人と一緒にやっていただけるとありがたいと思います。また、市内外の来訪者にも満足いただけるような魅力づくりを進めていただきたいと思います。
12月なので、これはもう昨年ですね、申し訳ないのですが、ヤビツ峠のバスロータリーの横の、設置したトイレが大変汚いということでの一般質問を行いました。私も市民から言われて行ってきたのですが、本当にそれは悪臭だったり、汚くて、あまりにも、写真を撮ることもできないような状況でした。
ですから、そういう状況だったので、これでヤビツ峠・
蓑毛周辺魅力向上計画(仮称)にどう関わるのかなと大変心配しましたので、実際どのように取り組んでいくのか、お伺いしたいと思います。
237 ◯大野祐司座長【35頁】 はだの魅力づくり推進課長。
238 ◯はだの魅力づくり推進課長【35頁】 計画では、トイレ関係の充実、これも重要な施策の一つに掲げています。トイレそのものが、表丹沢の玄関口として多くのハイカー、それからサイクリストなどが利用する大変大切な場所でございますので、皆様の声を聞きながら検討を進めるということで計画立てております。
具体的には、今年度、神奈川県が大規模な改修を予定していると聞いておりますので、市で実施する日常管理と併せまして、快適なトイレ環境の実現を図っていきたいと思っています。また、トイレの3Kと言われる、いわゆる臭い、汚い、暗いといった課題、こうしたものが改善されたかどうかを把握するための利用者へのアンケート、こういったもので、臭い、清潔感、明るさの3つの指標を基に満足度を継続してはかっていきたいと思っています。
以上です。
239 ◯大野祐司座長【35頁】 風間分科員。
240 ◯風間正子分科員【35頁】 ありがとうございます。トイレの3Kという、そのアンケートも取っていただいて、ぜひ、きれいなトイレに、満足度をはかっていただきたいと思います。
また、最後になりますが、このトイレというのも、改修だけではなくて、本当は、県で進めていただいていますが、改修ではなくて建て替えがいいなと私は思っております。これは県が大規模な改修をするということだそうですので、できれば日常管理もしっかりしていただきながら、利用者の声を継続的に聞きながら、また県と一緒になって来訪者の満足度の向上を上げていただけるよう、この政策を頑張っていただきたいと思います。
以上で終わります。
241 ◯大野祐司座長【36頁】 これで、風間正子分科員の質疑を終わります。
高橋文雄分科員。
242 ◯高橋文雄分科員【36頁】 それでは、質問をさせていただきます。決算書の139ページ、主要な施策の成果報告書の113ページですけれども、(34)大気汚染防止対策費でございます。主要な施策の成果報告書の113ページに出ておりますけれども、大気汚染防止対策費では、煙道排ガス調査をしているが、どのような調査なのか、お教えいただきたいと思います。
243 ◯大野祐司座長【36頁】 生活環境課長。
244 ◯生活環境課長【36頁】 煙道排ガス調査ということで御質問がございました。
この調査は、神奈川県生活環境の保全等に関する条例で定める指定事業所の焼却炉につきまして、年に1回、煙道排ガス調査を実施しているものでございます。煙道というのは煙の通り道ですけれども、こちらから排ガスを採取いたしまして、専用の分析装置によって大気汚染の起因となる物質を測定するものでございます。
市内では、一般財団法人食品薬品安全センター秦野研究所、こちらの焼却炉1基と、あと、はだのクリーンセンターの焼却炉2基、計2社3基の焼却炉を対象として調査をしております。令和4年度につきましては、この調査の結果、全ての項目において基準値以内であったということでございます。
なお、本市と秦野市伊勢原市環境衛生組合及び御門自治会の3者で協定を締結しておりまして、県条例よりも厳しい協定基準、自主規制値として設定をしております。
以上です。
245 ◯大野祐司座長【36頁】 高橋分科員。
246 ◯高橋文雄分科員【36頁】 ありがとうございました。一般的にはあまり聞くような言葉ではないのですけれども、特殊な例でございますので、少しいろいろ、知りませんでしたので、聞かせていただきました。
この事業所の排気ガスのほかに、大気汚染の要因の一つとして自動車の排気ガスがあり、令和4年4月に一部開通した新東名高速道路の羽根トンネルでは、朝早くにトンネルから湯気が出ているが、排気ガス汚染ではないかと心配している方もいます。そういうものの調査を行っているのか、少し聞きたいと思います。
247 ◯大野祐司座長【36頁】 生活環境課長。
248 ◯生活環境課長【36頁】 新東名高速道路、羽根トンネルから湯気が出る現象ということでございますけれども、これは、トンネル内の暖かい空気と冷えた外気の温度差によって湯気が発生する自然現象と考えております。
市内の大気の汚染状況、これは自動車や工場等から排出される物質が大気に与える影響、これにつきましては、県が設置しております一般局と自排局と言われる測定局によりまして、市内の大気を常時監視しているところでございます。
令和4年度は、光化学オキシダントを除く全ての項目において環境基準を達成しております。引き続き、本市といたしましても大気環境の監視と大気汚染対策の推進に努めてまいりたいと考えております。
なお、新東名高速道路の全線開通後に、中日本高速道路株式会社が環境アセスメントの事務調査を実施する予定であると聞いております。
以上です。
249 ◯大野祐司座長【37頁】 高橋分科員。
250 ◯高橋文雄分科員【37頁】 ありがとうございます。そんなに有害や何かではないと思いますけれども、いずれにしても、これから国道246号バイパスもできるわけでございますので、ぜひ、この秦野に負の遺産といいましょうか、デメリットを残すようなことのないように今後とも気をつけていただきたいと思います。監視をぜひ続けていただきたいと思います。
次に、決算書139ページ、050の002、地下水保全事業費でございますけれども、地下水モニタリング事業費について、2,000万円ほど計上してありますけれども、どんな事業なのか、お伺いいたします。
251 ◯大野祐司座長【37頁】 環境共生課長。
252 ◯環境共生課長【37頁】 こちらの地下水モニタリング事業費は、2つの委託事業で構成しております。
1つ目が、地下水モニタリング事業委託業務でございます。こちらは秦野市地下水総合保全管理計画に掲げる、健全で持続可能な水循環の創造、これを図ることを目的に、平成19年から県の水源環境保全税の補助金を使って実施をしております。
令和4年度は、はだの水循環モデルの追加検証データを得るため、河川の流量調査を実施しております。また、テトラクロロエチレンによる地下水汚染、こちら、今度、弘法の清水の復活が令和6年1月1日になりますが、この水質改善の様子を本市の持っておりますプロジェクションマッピングによって可視化したもの、これを今回反映させてございます。
次に、地下水等観測委託業務がございます。こちらは、盆地内にあります地下水水収支の基礎データとなる、その資料を得ることを目的として、連続機器による測定、あるいは定期地下水位観測、湧水量等の測定、こういったものを委託を通じて実施しております。
令和4年度は、連続機器の観測21地点、定期地下水位測定13地点、湧水量測定1地点を実施するとともに、経年劣化による3地点の観測機器及びケーブルの更新と新規観測地点2地点への観測機器の設置を行っております。
以上です。
253 ◯大野祐司座長【38頁】 高橋分科員。
254 ◯高橋文雄分科員【38頁】 ありがとうございます。ぜひ、秦野と言えば名水ということで代名詞になるくらいな事業でございますので、今後とも、地下水の監視についても引き続き厳重にお願いしたいと思います。
また、これは皆さん御存じですけれども、塩素溶剤が流れ込んでなくなったということは、全国的にも評価されているわけでございますので、ぜひそういう姿勢を続けていただきたいと思います。
それから、以前、よく秦野の地下水はどのくらいあるのかというような話があって、3億トンとか4億トンとか、言われていたのですけれども、最近は7億トンとか8億トンとかということでございますけれども、その辺の賦存量といいましょうか、地下水の能力ですか、それはどのくらいなのか、聞きたいと思います。
255 ◯大野祐司座長【38頁】 環境共生課長。
256 ◯環境共生課長【38頁】 秦野の地下水は、長いこと、約3億トンと、芦ノ湖の2.5倍と考えられてきました。しかし、最近、はだの水循環モデルの完成度を高めるために、平成29年と平成30年に地質調査ボーリングを、これ、かなり深い、150メートルと300メートルという深いボーリング調査を実施しました。それと、平成30年と令和元年には、微動アレイ探査という、地震計のより精度の高いようなものですが、こういったものを使って調査をしたことがあります。
その結果、固い岩盤でつくられている基盤岩、これの分布の状況や、あと、水を通しにくい、箱根火山から噴出してきた吉沢ローム層という帯水、水を通しにくい層、こういったものの連続性を把握することができまして、新たな水理地質構造モデル、これができました。その結果として、今までの倍に相当する約7億5,000万トン、芦ノ湖の約4倍という地下水がこの秦野盆地の下にあるというような、最新の知見データに基づく結果の推計数値となっております。
以上です。
257 ◯大野祐司座長【38頁】 高橋分科員。
258 ◯高橋文雄分科員【38頁】 ありがとうございました。最近、何かの機会で、市長が8億トンというようなことを言われたことがあって、大分、最近は増えているのだということを少し認識しましたけれども、いずれにしても、地下深いところまで調査するようになって、随分、地下の状況が分かったということで、本当に秦野の名水がそれだけ増えるということは大変大事なことでございます。ぜひ、今後活用も考えていただきたいと思います。
それから、地下水の状況でございますけれども、このところ、雨が降っているようですけれども、一度に川へ出てしまって、流出してしまうという状況があるわけですが、トータル的に地下水の状況というのは、増減というのはどんな状況になっておりますか。
259 ◯大野祐司座長【39頁】 答弁者にお願い申し上げます。令和4年度決算との関連で御回答をお願いいたします。
環境共生課長。
260 ◯環境共生課長【39頁】 水の状況についてを調べる一つの指標としまして、本市では水収支というものを出しております。これは秦野盆地内における雨水や河川水等、これが地中にしみ込む量に対して、地表に逆に湧き出してくる量あるいは地下水を揚水している量、これの差を表したものが水収支としております。
通常は、年間降水量が多ければそれだけしみ込む量も多く、地下水かん養量が増えて黒字収支となるものですが、逆に、雨が少ない年においては、湧出量あるいは揚水量が多くなって赤字収支となる場合がございます。
令和4年度の状況としましては、水収支は日量1万2,725立方メートル、1万2,725トンの黒字という収支計算が出ております。しかし、この収支というのはあくまで計算でございますので、地下水の健全性の確認につきましては、監視基準点と定めている監測井戸、こちらの水位の測定、あるいは降水量、河川流量の調査や、水道局事業者の地下水の揚水量の実績、こういったものを踏まえて総合的に判断しているものでございます。
そういう中で水収支も、一昨年、令和3年度、赤字になりましたけれども、令和4年度、また黒字に転換をしてきております。また、監視基準点の水位につきましても、警戒水位を上回る水位を安定してきておりますので、本市の地下水については、この賦存量と併せまして比較的安定している、そういう状況にあると考えております。
261 ◯大野祐司座長【39頁】 高橋分科員。
262 ◯高橋文雄分科員【39頁】 ありがとうございます。決算でございますけれども、大体、目標のどのくらい行っているのかというのも少し気になりますので、将来のことも少し聞かせていただきましたので、御容赦いただきたいと思います。
それから、次に、主要な施策の成果報告書134ページ、(19)の秦野落花生生産支援事業費についてでございます。本市の特産である落花生の生産については、以前から生産農家に対する支援を実施していると聞いていますが、昨年度の支援の状況はどのようか聞きたいと思います。
263 ◯大野祐司座長【39頁】 農業振興課農業支援・鳥獣対策担当課長。
264 ◯農業振興課農業支援・鳥獣対策担当課長【39頁】 落花生の生産支援につきましては、歴史ある農産物として生産維持や振興のため、作付面積に応じた補助金の交付をしています。
秦野落花生生産支援事業補助金については、平成22年度から補助を開始しておりまして、当初44件、700アールの生産者に150万円を補助していましたが、令和4年度は109件、1,606アールの生産者に対し、652万4,000円を補助しております。
以上です。
265 ◯大野祐司座長【39頁】 高橋分科員。
266 ◯高橋文雄分科員【40頁】 ありがとうございます。私も過去、専業農家として落花生栽培をしていましたが、マルチ栽培や酪農もやっていましたので、牛ふんを畑に大量にまくと、大変生産量が上がるわけです。大体1.3ヘクタールぐらいまで作りましたけれども、やはり地力を上げないとなかなか収穫が上がってこない。落花生というのは、肥料が多過ぎると殻ぼけをするという感じがあるわけですけれども、今、マルチ栽培だと、どんどん地温が温まって、肥料が分解して吸収されるという状況で、大分、肥料が多過ぎても、殻ぼけというのはマルチだとないというのがございます。
そういうことでございますけれども、ぜひ、これらの産物といいましょうか、名産品については、新しいものの開発と、それから古いものの推奨、振興、またはそれに少し付加価値をつけて出すというのをいろいろ考えておりますけれども、ぜひ、落花生についても、引き続き御支援をいただきたいと思います。
特に後継者がいなくて、担い手がなかなかできないような状況でございますので、農家の収入が上がるように、農協等も集荷の方法とか、あるいは指導についても引き続きよろしくお願いしたいと思います。その辺の指導とか、集荷の形態の変わり方といいましょうか、考え方というのをはだの都市農業支援センターでいろいろ御検討されているでしょうし、それも少し伺っておきたいと思います。
267 ◯大野祐司座長【40頁】 農業振興課農業支援・鳥獣対策担当課長。
268 ◯農業振興課農業支援・鳥獣対策担当課長【40頁】 落花生の品質向上のための支援についてですが、品質向上のため、JAでは、当該補助金を活用しまして、生産技術の向上に係る講習会や展示圃を設置しております。
また、担い手の確保につきましては、新規就農者に対しては、はだの市民農業塾新規就農コースの研修カリキュラムに組み入れておりまして、落花生の作付方法を習得することで、毎年、定期的に作付ができるような仕組みづくりを行っています。
また、はだの市民農業塾を卒業しました新規就農者に対しまして、落花生の生産を促すことで生産量の増加を図っている状況です。
以上です。
269 ◯大野祐司座長【40頁】 高橋分科員。
270 ◯高橋文雄分科員【40頁】 ありがとうございました。
次に、決算書153ページ、主要な施策の成果報告書の141ページでございますが、(41)地場産木材活用推進事業費について、全国的にも森林が多く、成長し、木材利用に適した時期を迎えた大径木が多くある。羽根森林資源活用拠点(仮称)における土地利用構想の策定に当たっては、そのような大径木の処理ができる機能は検討されているのか、お伺いいたします。
271 ◯大野祐司座長【40頁】 森林ふれあい課長。
272 ◯森林ふれあい課長【40頁】 昨年度改定しました秦野市森林整備計画において、立木の標準伐期、伐採の適齢期になりますが、ヒノキについては45年、スギは40年と定められております。市内の人工林は、56年生以上が約80%を占めておりまして、適正な伐採と活用が必要とされております。
また、本年2月に策定しました羽根森林資源活用拠点(仮称)における土地利用構想、すみません、先ほど風間分科員の答弁の中で、私、「昨年2月」と言いましたが、本年2月の誤りです。失礼いたしました。本年2月に策定しました羽根森林資源活用拠点(仮称)における土地利用構想においても、森林の循環を生み出すことをコンセプトに、想定される導入施設として製材・加工施設の導入を掲げておりますので、その検討が進む中で、大径木の利活用についても具体化していくものと思われます。
以上です。
273 ◯大野祐司座長【41頁】 高橋分科員。
274 ◯高橋文雄分科員【41頁】 ありがとうございます。地場産木材活用推進事業費については、前年度と比べて決算額が約2,000万円増額となっているが、その理由と、財源をどのように確保されるのか、お伺いいたします。
275 ◯大野祐司座長【41頁】 森林ふれあい課長。
276 ◯森林ふれあい課長【41頁】 前年度からの増額の理由としましては、羽根森林資源活用拠点(仮称)の土地利用構想策定支援委託業務費と測量委託業務費によるものです。その財源としましては、県の市町村自治基盤強化総合補助金と国の森林環境譲与税を活用しております。
以上です。
277 ◯大野祐司座長【41頁】 高橋分科員。
278 ◯高橋文雄分科員【41頁】 ありがとうございます。森林環境譲与税については、国が配分の見直しを検討しているが、その見込みについては、傾向としてどうなのか、少しお聞きしたいと思います。
279 ◯大野祐司座長【41頁】 森林ふれあい課長。
280 ◯森林ふれあい課長【41頁】 森林環境譲与税ですが、先ほど言いました羽根森林資源活用拠点(仮称)の検討のほか、県の水源環境保全税の対象とならない竹林整備ですとか、鳥獣被害やナラ枯れ等の課題解決に向けた里山林整備に活用をしております。
国からは、地方自治体に譲与されているものになりますが、現在の配分基準は、森林面積が5割、林業従事者数が2割、人口が3割となっております。林野庁では、森林の多い地方への配分を手厚くすることなど、配分基準の見直しを検討しておりまして、全国的に見れば森林面積の少ない神奈川県内の市町村は、おおむね減額すると見込まれております。
以上です。
281 ◯大野祐司座長【41頁】 高橋分科員。
282 ◯高橋文雄分科員【42頁】 ありがとうございます。いずれにしても、一見すると、あそこの施設も観光客で埋まって、それでいろいろ木材加工とか、セラピーだとか、そのような関係の恩恵を受けるというような印象を受けるのですけれども、一番大事なのは、やはり地元へ、山林の所有者あるいは関係者に収益が出てくるように、その辺もぜひ指導していただきたいと思います。
以上で終わります。
283 ◯大野祐司座長【42頁】 これで、高橋文雄分科員の質疑を終わります。
阿蘇佳一分科員。
284 ◯阿蘇佳一分科員【42頁】 昼前、少しお疲れでしょうから、気合いを入れて質問しますので、気合いを入れて答えていただきたいと思います。
まず、衛生費の主要な施策の成果報告書119ページ、(49)資源分別回収推進事業費について、風間分科員をはじめ何人かの方が触れていますけれども、ごみの問題、まさに今、環境問題が問われていますけれども、ごみというのは、全市民が参加して、環境問題の解決に向かって努力できると思っております。
常に私も、今のごみの現状、処理の現状、あるいはお金のこと、そのように何度も聞いておりますけれども、多くの市民はあまりよく分かっていない、そして、あと半年後に伊勢原清掃工場の焼却炉が閉めるということもあまり理解されていない。やはりきちんと現状、こういうものに関わっているのだよということを、努力しているのは分かりますけれども、もっともっとPRすべきではないのかなということを思います。
質問ですけれども、はだのクリーンセンター1施設への移行まで、あと半年後です。そういう中で、現状のごみの減量は、努力しているのは分かっていますが、間に合うのか、あるいは市民への周知が私は不十分だと思っていますけれども、まず、減量の状況、PRについての現状をお聞きしたいと思います。
285 ◯大野祐司座長【42頁】 環境資源対策課長。
286 ◯環境資源対策課長【42頁】 昨年度のごみの減量状況ということでお答えさせていただきます。
今、御指摘いただきましたように、伊勢原清掃工場の稼働停止まで、あと半年に迫ってございます。来年度からは、はだのクリーンセンター1施設でのごみの焼却処理が始まります。そのため、本市では、これまでに様々な可燃ごみの減量、資源化施策に取り組んでまいりまして、市民、事業者の皆様が積極的にごみの減量、分別の徹底に御協力いただきましたので、今日まで順調に可燃ごみの減量が進んでいるところでございます。
具体的に申し上げますと、令和4年度の本市の可燃ごみの排出量については、3万3,213トンであり、前年度に比べて646トン減量となってございます。また、秦野市伊勢原市環境衛生組合で焼却処理を行っている量ですが、5万6,731トンであり、はだのクリーンセンターにおける年間処理量の目安5万6,000トンまでは、残り731トンという状況でございました。
今年度につきましても、8月末現在で、本市で約533トンの可燃ごみが減量、秦野市伊勢原市環境衛生組合においても、約409トン減量となっていますので、両市合わせて942トンの減量という状況になってございます。このままの傾向で推移していけば、目標としている5万6,000トン、こちらについては、今年度中にも達成できるという見込みになっておりまして、1施設での焼却処理体制の移行に向けて、順調に可燃ごみの減量は進んでいるというところでございます。
こちら、減量の要因としましては、資源化の状況というのもございます。令和4年度の資源物の処理量ですが、約1万1,025トンありまして、前年度に比べましては約430トン減少しております。こちらは、新聞とか雑誌の減少ですとか、新型コロナの影響で、かなり断捨離とかで衣類等を出されていた部分もあるのですけれども、こういったものが減っているということが挙げられます。ただ、この資源の売却代につきましては、資源の売却代とペットボトルの再商品化の有償拠出金というのがあるのですが、こちらを加えた令和4年度の売却額は、約1億3,820万円となっております。前年度と比較しますと2,830万円ほど増加しております。こちら、ペットボトルの価格が約2倍に上昇したということが影響になっておりますので、売上げが上がっているところでございます。
以上です。
287 ◯大野祐司座長【43頁】 阿蘇分科員。
288 ◯阿蘇佳一分科員【43頁】 減量が順調に進んでいるということは評価しますけれども、今、言ったように、1つの施設にするのだよということで、また減量の反動も警戒しなければいけない、そう思いますので、十分に市民の方に、2つの施設を1つに減らすのだよ、だからこそ協力してほしいのだということをやはり強調していただきたいと思います。
それから、プラスチック、触れましたけれども、大変、プラスチックのことが大きな国際問題になっているわけですが、その中で各市町村がプラスチックの資源化の促進に努めるということが行われていますが、私自身は、この1つにするのだということの市民への啓蒙、あるいは、さらに、このプラスチックの資源化促進ということに、やはりしっかりと目標を定めて計画を進めてもらいたいと思いますが、その件についてもう一度お願いします。
289 ◯大野祐司座長【43頁】 環境資源対策課長。
290 ◯環境資源対策課長【43頁】 ごみの状況の市民への周知という部分につきましては、例年8月頃に広報特集号ということで、特集した1枚の広報を当課で作ってございます。また、年度末には、ごみ減量通信という発行物を、全戸、組回覧という形で発行してございます。その中でしっかりと市民の皆様には伝えていきたいと、継続して行っていきたいと考えております。
プラスチックの関係、令和4年4月に、プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律、これが施行されました。これはプラスチック使用製品の廃棄物をめぐる環境変化に対応して資源循環を促進することによって、生活環境の保全ですとか、国民経済の発展を目的としているものです。
市の役割といたしましては、区域内におけるプラスチック使用製品廃棄物の分別収集及び分別収集物の再商品化に必要な措置を講ずるよう努めなければならないとされております。併せまして、分別収集等を実施することが、ごみ処理施設の整備に必要な循環型社会形成推進交付金、こちらの交付要件となってございます。そのために、現在まで容器包装プラスチック、今、回収しておりますが、これに加えまして製品プラスチックとの一括の回収に向けまして、情報収集を県内外の動向も含めて調査を行っているところでございます。
また、プラスチックの一括収集に向けまして、収集体制の見直し、それから分別基準、こういったものにつきましても併せて協議、検討を行っているところでございます。具体的な内容が固まり次第、議員の皆様には御説明させていただきたいと思いますが、併せまして、市民の皆様にもしっかりと周知していきたいと考えております。
291 ◯大野祐司座長【44頁】 阿蘇分科員。
292 ◯阿蘇佳一分科員【44頁】 説明はよく分かりました。まず、プラスチックですけれども、これも9月25日の神奈川新聞の社説で、2020年、世界で2億3,800万トンのプラスチック、そのうち1億700万トンが環境中に流出した、流れている。リサイクルされたのは約4,600万トン。このままでは、しっかりと処置をしなければ、将来に禍根を残す。もちろん世界的な規模ですけれども、やはり環境都市、秦野として模範となるべく、プラスチックの対応に強化をしていただきたい。これは要望にしておきます。
それから、ここはもちろん環境都市分科会ですから制約があるわけですけれども、ぜひ、学校給食の残渣、そう多くないと教育長はいろいろな場面で言っていますが、現場の声として、全く改善されていない、残渣が大変多いという指摘を私も受けていますので、ぜひ、そういう点もフォローしていただくような感じで、学校給食が、食の安全と、やはり環境の問題というのをしっかり教えていただきたいということをお願いして、この問題は終わります。
続けて、商工費に関して4点ほど聞きたいと思います。
まず、主要な施策の成果報告書の147ページ、(4)商店街空き店舗等活用事業費ですが、その前に今、先ほどはだの魅力づくり担当部長もそうですけれども、空き店舗対策はとても大事だけれども、やはり根本的なところ、人口が秦野は約17万人から、今、約16万人、この13年間で人口は1万人減っている。人口が減るということは、商店を利用することが少なくなる。
それから、私は昨日聞いて衝撃を受けたのですけれども、多分、この中でもあまり知られていないと思いますが、東海大学前駅駅前の元ダイエー、今、グルメシティですけれども、年内で閉める。いや、皆さん、びっくりしていると思いますけれども、昨日は商店街の方々と懇親をした中で、そういうグルメシティから説明があった。関係者は知っているけれども、多くの方は知らない。東海大学前駅駅前のグルメシティが閉鎖をする。人口が1万人減っている。そういう大前提の中で個店をどう守るかという視点を持たなければ、人口が減っていくわけですから、どんどん閉めざるを得ない。
私は、いろいろなまちへ行きますけれども、まちの活性化、空き店舗対策をしていますけれども、私は、成功例はほとんどないなということを実感しています。しかしながら、空き店舗対策は大事なわけですけれども、そういう大前提の中で、どう有効にできるのかと思いますが、現在、秦野市も頑張っていることは承知していますが、もう一度、こういう取組をしているのだ、説明がありましたけれども、もう一度御説明願いたい。
293 ◯大野祐司座長【45頁】 産業振興課長。
294 ◯産業振興課長【45頁】 空き店舗対策の取組につきましては、商店街の空洞化を防止し、長く安定した経営による商店街のにぎわいの創出及び活性化を図ることを目的に、市内の商店街にある空き店舗を活用して新たに事業を行う場合に、建物の改装費、賃借料、広告宣伝費を補助しております。
昨年度の実績ですが、新規の補助件数は5件で、コロナ前や新型感染症の影響が強かった令和2年度、令和3年度と比較しても変わりはありませんでした。また、空き店舗補助金の交付の2年間は家賃補助というものを継続しており、昨年度の補助件数は9件でございました。コロナ禍の令和2年度から現在まで、この補助金を活用した店舗において、コロナで閉店したところはございませんでした。
こうしたことから、店舗の事業性をチェックする審査会ですとか経営診断を通して、店舗の事業継続を着実に支援できているものと考えております。
以上です。
295 ◯大野祐司座長【45頁】 阿蘇分科員。
296 ◯阿蘇佳一分科員【45頁】 個々の努力をしていることは理解していますが、先ほど言いましたように、大きな流れを確認しながら、どう頑張って個店を救うのかという中で、先ほど東海大学前駅の例を言いましたけれども、例えば、鶴巻温泉駅駅前、パチンコ屋の跡にマンションができます。通常は、駅の真ん前ですから、1階には飲食店とかお店をという、市民の方々も当然それを期待していますけれども、鶴巻温泉駅駅前のマンション、1階もマンション。商店街はつくらない。採算が取れないから。
そういう中で、しかし、個店を営んでいる人たちは、一日でも頑張りたい。しかし、資金繰りが大変だ。今、いろいろな電気代も含めて物価も高騰している中で、大変苦労している中で、行政がどこまでそういう方々の本音の苦しみを理解しているのかなということを感じます。大変苦しんでいる中で、どういうことを細かにやったらいいのかですね。
例えば、商店街の会長とか、商工会議所とか、なかなかそういうレベルではなく、もっと本当に現場の中に皆さんが入っていただいて、商店街の苦しみとか、商店主の苦労とか、もっとそういうニーズをしっかりつかんだ中で何をやるのか、限られた予算の中で何ができるのかということをもう少しきめ細かくやってほしいと思いますが、いかがでしょうか。
297 ◯大野祐司座長【46頁】 産業振興課長。
298 ◯産業振興課長【46頁】 現在の取組で十分とは考えておりません。新しいお店だけでなく、長年にわたり地域に愛されてきたお店がしっかりと事業を継続して、様々なお店が連檐してあるということが商店街の魅力であります。また、市民の生活を支え、顔の見える関係が、安心して暮らせるまちということにつながっていくものと考えております。
つきましては、商店街の実態をよく調査をしまして、地域で頑張っておられる商業者の皆様との意見交換ですとか連携というものをさらに深めて、市民、事業者、市が一体となって、まちのにぎわいづくりにつながるよう取り組んでいきたいと考えております。
以上です。
299 ◯大野祐司座長【46頁】 阿蘇分科員。
300 ◯阿蘇佳一分科員【46頁】 いろいろ大変な中で努力していることは評価いたしますので、先ほども言いましたように、大変厳しい状況にあるということを念頭に入れながら、ぜひ、きめ細かな対策をしていただきたいということをお願いして、この問題は終わります。
次に、決算書の157ページ、主要な施策の成果報告書149ページ、(10)工業活性化事業費について、これは大野座長も一生懸命取り組んでいる問題でありますけれども、なかなか商業が厳しい、そういう中で、まさに工業の活性化というのも秦野の中で大きな柱の一つになるのかなと思います。
その中で、主催者が実施した「テクニカルショウヨコハマ」の展示者に対するアンケート結果では、リアル展示の場合、名刺交換も含め、引き合い、問合せがあったとする回答が88.5%。ウェブ展示での引き合い、問合せが6.5%。ですから、やはりリアルというのは大事だなと思います。
本市の出展企業の引き合い、問合せはどのようか、また、その属性について特徴的なことがあれば教えていただきたい。
301 ◯大野祐司座長【46頁】 産業振興課長。
302 ◯産業振興課長【46頁】 昨年度の出展企業12社のうち、引き合いがありましたのは21件で、このうち成約は5件となっております。
その内訳ですが、産業機械設計が3件、自動車部品製造が2件となっております。今回は、分科員おっしゃられたように、コロナ明けの本格的なリアル開催となりまして、出展者759社、来場者1万5,827人と、前年度よりも出展者、来場者ともに増えたことや、今回、商工会議所と連携して立ち上げました特設サイトにおきまして、企業の製品や技術を紹介する動画を配信しておりますが、参加企業は、こうした動画を来場者への説明や商談などに活用して、取引機会の創出、拡大につなげることができたものと考えております。
また、市内の金融機関が公表している景況レポートによりますと、経済活動の正常化が進んで、全ての業種で景況感が回復傾向にあるという分析もありますので、新たな需要やコロナ後の変化に対応するための動きというものも活発化していると考えております。
以上です。
303 ◯大野祐司座長【47頁】 阿蘇分科員。
304 ◯阿蘇佳一分科員【47頁】 きれいな答弁を聞くとなかなか質問しにくいのですが、「テクニカルショウヨコハマ」出展支援の結果をより深く分析することで、今後の支援の在り方にきちんと反映できるか、どのように反映できるか、もう一度お答えがあればと思います。
305 ◯大野祐司座長【47頁】 産業振興課長。
306 ◯産業振興課長【47頁】 市内中小企業の経営改善と新たな成長を支援する商工会議所とも連携しまして、事業の効果をよく分析した上で、より効果的な支援につなげていきたいと考えています。
以上です。
307 ◯大野祐司座長【47頁】 阿蘇分科員。
308 ◯阿蘇佳一分科員【47頁】 続きまして、関連がありますけれども、決算書の157ページ、商工費、事業コード120、産学公連携推進事業費について、東海大学も非常に産学公に力を入れています。そういう中で、より、その連携を深めていただきながら、市内企業の新製品あるいは新技術の研究開発などにつながる、企業体質の強化の促進を図ることを目的としていますが、具体的な新製品あるいは新技術につながった例はあるのか、もしあれば教えていただきたいと思います。
309 ◯大野祐司座長【47頁】 産業振興課長。
310 ◯産業振興課長【47頁】 産学公連携推進事業費は、企業と東海大学との人的・技術的交流を支援することを目的に、商工会議所と連携して、新しい技術等に係る講演会や工場見学会の開催、また、東海大学の所有する分析装置の活用などを行っています。
昨年度は、新型感染症の影響から事業活動の回復が本格化して、企業が受発注への対応に追われたことなどから、講演会や見学会等は全て延期または中止となりました。
なお、決算書の157ページ、050の中小企業新製品・新技術開発等奨励補助金では、開発や製品化というものを具体的に支援しておりまして、これまで足踏み式消毒液スタンドの開発ですとか、リモートでの製品検収システムの開発などを支援しました。
以上です。
311 ◯大野祐司座長【47頁】 阿蘇分科員。
312 ◯阿蘇佳一分科員【47頁】 決算書の157ページ、商工費、事業コード050の中小企業新製品・新技術開発等奨励補助金の答弁がありました。一部関連があると考えますが、事業を統一させる考え方はどうでしょうか。
313 ◯大野祐司座長【48頁】 産業振興課長。
314 ◯産業振興課長【48頁】 産学公連携事業は、大学の知的財産を企業のものづくりに生かすという視点から、新技術、新製品の開発だけでなく、講演会や産学共同研究の可能性を探るための人事交流の場づくり、既存技術の高度化なども対象としております。
このため、事業の統合という考えは現在、持っておりませんが、企業の円滑な事業活動、研究開発、技術向上等の支援を第一に、他市の産学公連携事業なども参考にし、商工会議所や工業部会の御意見も伺いながら、効果的な支援ができるよう取り組みたいと思います。
315 ◯大野祐司座長【48頁】 阿蘇分科員。
316 ◯阿蘇佳一分科員【48頁】 次のテーマに行きたいと思います。主要な施策の成果報告書157ページ、(36)鶴巻温泉弘法の里湯管理運営費について、大変、弘法山がとても人気があって、そこへ登った人たちが下りてきて、お風呂へ入って帰るということで、大変、弘法の里湯の人気は高い。いいお湯だ。また、いろいろな関係者から聞きますが、いや、鶴巻はいいところだな、山があり、温泉があり、商店街は寂れていますけれども。
そういう中で、ただ、やはりどうしても混んでしまうときには、たくさん入れなくて並んだり、そういう不満が大変多いわけですね。だからといって、阿蘇さん、あそこの温泉場を倍にしてくれよとか、そういう希望はありますけれども、そうはいかないわけですが、そういう溢れる方々に対する対応や、どう、そういう方々に対しての対応をしているのか、まず、お聞きしたいと思います。
317 ◯大野祐司座長【48頁】 観光振興課担当課長。
318 ◯観光振興課担当課長【48頁】 現在、弘法の里湯では、げた箱200足分を御用意してございますが、昨年、特にゴールデンウイークでは、お客様の集中でいっぱいとなりまして、外でお待ちいただくという時間帯が生じた日もございました。
外でお待ちいただく方法といたしまして、過去には受付簿方式というのを取り入れた時期もございましたけれども、呼出し方法ですとか、待ち時間に関する苦情というものもございましたので、現在では、お並びいただいた順番での入館に改めました。
また、職員を施設外に出しまして、げた箱に空きがなくてお待ちいただいているのですよという御案内でしたり、また、受付時には、脱衣所のロッカーの空き状況といったものも御案内しながら、入館の確認をするなどをしながら対応させていただいているところでございます。
弘法山等、来られて、お疲れの体を癒やしに来館される方が多い弘法の里湯でございますので、ストレスなくお待ちいただけるよう、他の人気施設の対応等も情報収集しながら対応してまいりたいと考えてございます。
以上でございます。
319 ◯大野祐司座長【49頁】 阿蘇分科員。
320 ◯阿蘇佳一分科員【49頁】 大変、総支配人がきめ細かく、そういう溢れた方々に対して対応したり、あるいはまた、地元の商店街にそういう方々の誘客に努力していること、評価をしたいと思います。
そういう中で、今、一定の努力をしていることは分かっておりますが、やはり、頭に来て帰る方もおられますけれども、並んでも入浴したいよという人もおられるわけで、そういう中で、やはり鶴巻は、今、言ったように大変疲弊していますので、そういう中で、こういう喫茶店があるよ、こういうおいしいものがあるよという宣伝というか、その連携は、今、努力していることは評価しますが、その辺の、どのような連携をしているのか、あるいは、さらにそれをどう強化していくのか、教えていただきたいと思います。
321 ◯大野祐司座長【49頁】 観光振興課担当課長。
322 ◯観光振興課担当課長【49頁】 現在、地域の皆様で組織していただいております鶴巻温泉観光客受入環境検討会というものがございまして、この中でいろいろな議論をいただいているところでございます。現在、この検討会の中でスタンプラリーが発案されておりまして、実施されている状況でございます。
このスタンプラリーでございますが、大山から鶴巻温泉駅の直通バスの運転期間に合わせ実施しておりますものでございまして、通信アプリのLINEを活用いたしまして、地域のお店が個別に用意いたしました会計の割引、またはドリンク1杯無料などの優待サービス、これを御利用した利用者に電子スタンプを提供するというものでございます。
弘法の里湯もこの取組に参画をいたしまして、スタンプを5つ集めると弘法の里湯の割引券がプレゼントされると、そんな仕組みになってございます。このスタンプラリーの紹介につきましては、各お店はもちろん、弘法の里湯でも行うという形で、鶴巻を歩くきっかけづくり、回遊性の向上が図られるものと考えております。
今後も、地域の方々とともに、弘法の里湯のお客様が地域で回遊できるような取組を進めてまいりたいと考えてございます。
以上でございます。
323 ◯大野祐司座長【49頁】 阿蘇分科員。
324 ◯阿蘇佳一分科員【49頁】 要望して終わりますけれども、今、まさに総支配人が言われましたように、先ほど言いましたように、鶴巻、もちろん秦野全体もそうですが、人口減少なり、商店の大変厳しい状態があるわけですが、本当に永遠不滅のように、弘法山に山登りをして、お風呂に入って、そして、ちょっと一杯やっている方々と同席することがありますけれども、そういうときに、鶴巻はいいところだね、秦野はいいところだねという感想を述べられます。非常に多くの市民が、弘法山、鶴巻の温泉を評価されていますので、それが地域の、今、言ったように大変厳しい課題がありますが、地域の活性化につながるように、さらに努力していただきたいということをお願いして終わります。
325 ◯大野祐司座長【50頁】 これで、阿蘇佳一分科員の質疑を終わります。
田中めぐみ分科員。
326 ◯田中めぐみ分科員【50頁】 皆さん、こんにちは。会派、ともにつくる秦野の田中めぐみです。これから質問を始めたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
主要な施策の成果報告書147ページ、(6)商店街街路灯等維持管理費補助金について、昨年度の補助実績をお伺いいたします。
327 ◯大野祐司座長【50頁】 産業振興課長。
328 ◯産業振興課長【50頁】 この事業は、市内商業の振興を図ることを目的に、商店街団体が管理する街路灯等の維持管理費の一部を補助するものでございます。
昨年度は、商店会等18団体に対し、電気料として、補助率10分の10、393万1,000円、電球交換等の修繕費として、補助率3分の1、43万2,000円、損害賠償保険料として、補助率2分の1、39万8,000円を補助いたしました。
329 ◯大野祐司座長【50頁】 田中分科員。
330 ◯田中めぐみ分科員【50頁】 長引く駅前の開発やコロナの影響、こういったことから商店街は長い期間、厳しい状況にあります。商店会の会員が減っている中、街路灯の撤去が必要となったとき、残った会員だけで撤去費用を賄うことは大きな負担であったと伺っております。今後、撤去に対して一部でも補助してもらいたいと市民から要望を伺っております。本市はどのようにお考えですか。
331 ◯大野祐司座長【50頁】 産業振興課長。
332 ◯産業振興課長【50頁】 街路灯は、訪れる方の通行の安全、また、個店への誘客促進を図るために商店会が設置をしているものでございます。市としては、市内商業の振興に寄与するものとして、その維持管理費に対し、補助をしています。中でも電気料は、防犯灯の役割も果たすことから、LEDについては10分の10の補助をさせていただいております。このため、商店会がその電気料等を負担し、常に適切な維持管理を行っていることや、商店会の広告を兼ねることが要件となっております。
分科員御指摘の商店会を取り巻く厳しい状況というのは市も把握をしておりますが、撤去について補助をすれば、安易に撤去を促してしまうことになりますし、商業振興や商店街への誘客促進とは逆行してしまうおそれがあると考えております。
また、この問題は、単に街路灯の継続というものだけではなくて、商店会の在り方にも関わる問題だと考えます。まずは、商店会や商店会連合会として、この会員の減少問題をどうしていくかといった議論が必要だと考えます。その上で、街路灯の継続については、例えば会員を増やしていくですとか、過大なものを適正な本数にしていく、複数の商店会で管理をする、商店会連合会が支援するなど、商店街振興のために街路灯をなくさないための議論というものをまず、しっかりしていただいた上で、市としてどう関わっていくか、協議させていただきたいと考えております。
333 ◯大野祐司座長【51頁】 田中分科員。
334 ◯田中めぐみ分科員【51頁】 ありがとうございます。街路灯を全て撤去してしまえば、まちが一気に暗くなると思います。一部でも防犯灯へ転用ができないか、そういったことも含めまして、今後も商店街の方たちに寄り添い、対応をお願いします。
次に、主要な施策の成果報告書152ページ、(19)商店街店舗魅力アップ事業補助金について質問いたします。予算額に対して執行率が低いですが、その要因をお伺いいたします。
335 ◯大野祐司座長【51頁】 産業振興課長。
336 ◯産業振興課長【51頁】 この事業は、商店街店舗の集客力の向上等を目的に、内装や外装の改修に関する費用の補助と、また、商工会議所が行う商店街魅力づくり事業への補助の2本立てとなっております。
この個店への改修費用の補助につきましては、あらかじめ店舗にニーズ調査を行った上で補助制度をスタートしまして、当初、令和3年度までの3年間限定の予定だったものを、新型感染症の影響を受け、工事を延期する店舗があるということを想定しまして1年間延長させていただきました。しかし、結果として個店からの申請がなかったために、執行がなかったものでございます。
337 ◯大野祐司座長【51頁】 田中分科員。
338 ◯田中めぐみ分科員【51頁】 昨年度の申請がなかったということですが、コロナの影響で、テイクアウト対応に関わる改修工事のニーズが高かった時期でもあると考えられます。なぜ申請が一件もなかったのか、どのような周知を行ったか、教えてください。
339 ◯大野祐司座長【51頁】 産業振興課長。
340 ◯産業振興課長【51頁】 事業周知に当たりましては、予算計上前に、各商店会に意向確認をしております。そのニーズを基に予算計上し、執行しております。
また、毎年4月に、この魅力アップ事業補助金を含めまして、全体の商工業振興施策をまとめた産業振興ニュースというものをつくっておりますが、これを各商店会に配布するとともに、会議所ニュースに同封するなどをして周知を図っております。
補助の実績としてはなかったのですが、相談は複数いただきました。また、事業自体も4年目を迎えておりましたので、制度の周知が不足していたというよりは、結果として補助対象となるものがなかったものと考えております。
341 ◯大野祐司座長【51頁】 田中分科員。
342 ◯田中めぐみ分科員【51頁】 ありがとうございました。コロナ禍で市内の商店街は経済的に大きなダメージがあり、引き続きサポートが必要な状況にあると考えられます。秦野の銘菓や特産品をつくっているのは、商店街の店舗であったり、中小企業の皆さんが大部分を占めています。秦野のにぎわいに欠かせない存在ですので、これからも商店街のニーズをよく確認していただいて、魅力アップにつながる取組の提案をよろしくお願いいたします。
続きまして、主要な施策の成果報告書152ページ、(21)
商業デジタル化推進事業費についてお伺いします。そこのア、デジタル版商店街ガイドブックの作成について、メルカHADANOの利用状況はどのようか、お伺いいたします。
343 ◯大野祐司座長【52頁】 産業振興課長。
344 ◯産業振興課長【52頁】 商店街ガイドブック、メルカHADANOは、地域の個店への誘客促進とPR強化のため、作成をしておりまして、これまでは紙で作成し、5年程度活用していたものを、今回初めてデジタル版で作成いたしました。利用者のスマートフォン上で閲覧できるため、手軽に商店街情報を持ち歩くことができ、紙よりも多く、かつ最新の情報を見ていただけるようにいたしました。
このメルカHADANOは、令和4年度末に完成しまして、市のホームページへの掲載や、閲覧用の2次元バーコードを印刷したチラシの配布などを開始しました。このメルカHADANOですが、ダウンロードをする形ではなくて、スマートフォン上で閲覧するというタイプのものであるので、ダウンロード数というものはございませんが、このメルカHADANOを紹介する市のホームページの閲覧数は、公開から9月26日までの集計ですが、累計で767となっております。
以上です。
345 ◯大野祐司座長【52頁】 田中分科員。
346 ◯田中めぐみ分科員【52頁】 ありがとうございます。今後の周知方法、商店会振興に絡めてどのようにPRされるのか、お伺いします。
347 ◯大野祐司座長【52頁】 産業振興課長。
348 ◯産業振興課長【52頁】 周知については、従来の顧客層に加えて、これを若い世代にも広げるため、市ホームページ、公式LINE、タウン誌のほか、メルカHADANOを紹介するチラシを各店舗の店頭、駅連絡所、産業振興課の窓口などで配布しております。また、新しく市民になられた方にも、地域の個店を知っていただくきっかけづくりをしたいと思いまして、戸籍住民課の窓口でも配布をしております。
昨年8月に開催した
商業デジタル化推進セミナーにおいて、御参加いただいた市民パネリストの方から、とても印象的なお話をいただきましたので、ここで御紹介させていただきます。「地域で安心して暮らし続けるためには、地域の個店は欠かせない存在だが、日頃買物をするときに、そうした視点を忘れていないか、地域の店でいいものが買えるのに、同じようなものをインターネットで求めていないか、自分の行動を振り返るいい機会になった」という発言でございました。
市民の安全・安心な消費生活を支え、にぎわいのあるまちをつくるには、市民にも役割がございます。消費者が、個店の魅力や価値に対する認識を高め、市内で生産、販売される製品やサービスを積極的に消費するということが大変重要になります。引き続き、商店街店舗を知っていただく機会づくりをするとともに、様々な施策を組み合わせて、個店への誘客につながるよう努めます。
349 ◯大野祐司座長【53頁】 田中分科員。
350 ◯田中めぐみ分科員【53頁】 ありがとうございます。私も本当に商店街に対して熱い思いがありますので、今後、一緒に頑張っていきたいなと思っております。
また、このメルカHADANOですが、商店街のことなのですけれども、障害を持った方や子育て中の方から、やはり地域のお店を利用したいが、不安があるといったような声を聞いております。例えば、車椅子の方は、お店の広さや、入り口に段差があったりすると中に入れない、子育て中の方は、そういう施設が整っているか、また、子連れで気兼ねなく行けるお店なのか、調べてからでないと足を運べないといった状況にあるようです。
こうした商店街のガイドブックに、車椅子対応の簡易スロープがある、おむつ替えができるなど、そういった合理的配慮に関わる情報を載せることで、もっと多くの方が地域のお店を利用しやすくなると考えますが、いかがでしょうか。
351 ◯大野祐司座長【53頁】 産業振興課長。
352 ◯産業振興課長【53頁】 障害をお持ちの方や子育て中の方にも安心して来ていただけるような配慮については、大変重要なことだと思っております。何をどこまでできるかは、お店によって異なりますので、メルカHADANOを含めまして、各店舗のホームページやインスタグラムなどもうまく活用して、お店と連携して効果的な情報発信を図りたいと思います。
また、メルカHADANOの情報更新については、紙よりも短いスパンでできるということもデジタル版の強みの一つですので、更新のタイミングに合わせまして、様々な方が求める情報を追加し、より魅力あるものにしていきたいと思います。
353 ◯大野祐司座長【53頁】 田中分科員。
354 ◯田中めぐみ分科員【53頁】 ありがとうございます。これは要望になります。先ほどの話に関連いたしまして、店舗のにぎわいを促進するためにも、車椅子対応の、入り口に置く簡易スロープの購入代金や、子育て世代を受け入れるためのおむつ替えの台だとか、そういった機材の設備費用など、合理的配慮に関わる費用の助成もぜひ検討していただければと思っております。
次に、同じ項目のイ、電子地域通貨導入の検討について質疑いたします。現在、導入に向けて検討を進めているとのことですが、昨年の検討内容、進捗はどのようでしょうか。
355 ◯大野祐司座長【53頁】 産業振興課電子地域通貨担当課長。
356 ◯産業振興課電子地域通貨担当課長【54頁】 電子地域通貨に係る昨年度の検討内容、進捗についてお答えいたします。
本市では、地域経済の活性化などを目的といたしまして、電子地域通貨の導入について昨年度から検討を始めました。昨年度の取組としまして、まず、電子地域通貨の機能や庁内連携について検討するため、副市長を本部長、各部等の長を委員とする推進本部及び各課等の長を委員とする幹事会を設置いたしました。また、市民等の意見を求めるため、商工会議所、金融機関、商業者団体、学識経験者やPTA及び自治会などの市民団体等、様々な立場の方を委員とする懇話会を設置し、議論を重ねました。
次に、懇話会委員や本市の若手職員により、先進事例である長野県岡谷商工会議所が発行する「Okaya Pay」及び岐阜県飛騨信用組合が発行する「さるぼぼコイン」を視察しまして、実際に現地で電子地域通貨を使用した上で、事業者の皆様や発行主の方との意見交換を行いました。
また、市民向けの事業といたしまして、「さるぼぼコイン」を手がけました方を講師に招きまして、
商業デジタル化推進セミナーを開催し、皆様に電子地域通貨について知っていただく機会を設けるとともに、機運の醸成を図りました。
以上でございます。
357 ◯大野祐司座長【54頁】 田中分科員。
358 ◯田中めぐみ分科員【54頁】 今後、電子地域通貨の導入に向けての課題はどのようなものが考えられますか。
359 ◯大野祐司座長【54頁】 産業振興課電子地域通貨担当課長。
360 ◯産業振興課電子地域通貨担当課長【54頁】 電子地域通貨の導入に向けた課題でございます。
本市では、昨年度に初めて電子によるプレミアムつき商品券を販売しました。事業の終了に伴いましてアンケートを実施しましたところ、市民及び事業者の皆様から、電子地域通貨事業にも共通する課題について多くの御意見をいただいた点、3つございます。
1点目は、スマートフォンに不慣れな方への対応、2点目は、チャージ方法に係る利便性の向上、3点目は、お買物できる登録店舗数及び種類の充実、これらの課題につきましては、先進事例などを研究しながら、しっかり対応できるように検討を進めてまいりたいと考えております。
また、電子地域通貨を普及させるためには、市民及び事業者の皆様、そして行政等がその目的を共有しまして、また、連携して、それぞれの立場において積極的に行動する必要があると思います。まずは市内事業者の皆様と密に意見交換を行いながら、全体の機運醸成に努めてまいりたいと思っております。
以上です。
361 ◯大野祐司座長【54頁】 田中分科員。
362 ◯田中めぐみ分科員【54頁】 私、このお話を聞かせていただいたときに、すごくうまくいけば地域の活性化につながるのではないかということで、すごく希望を持ったのですね。なので、電子地域通貨の導入をすごく期待していますので、ぜひ、使い勝手がよく、また、事業者にもメリットのあるものをつくっていただきたいと考えております。
以上です。
363 ◯大野祐司座長【55頁】 田中めぐみ分科員の質疑の途中ですが、暫時休憩といたします。
午後 0時07分 休憩
─────────────
午後 1時05分 再開
364 ◯大野祐司座長【55頁】 再開いたします。
休憩前に引き続き、田中めぐみ分科員の質疑を続行いたします。
田中分科員。
365 ◯田中めぐみ分科員【55頁】 主要な施策の成果報告書158ページ、(38)震生湖周辺整備事業費について、令和3年度決算額から大きく下落していますが、理由はどのようか、お伺いします。
366 ◯大野祐司座長【55頁】 観光振興課長。
367 ◯観光振興課長【55頁】 震生湖周辺整備事業費の決算額につきまして、令和3年度、3,315万2,250円に対しまして、令和4年度が364万6,500円となっております。
この理由といたしましては、令和元年度から進めておりました湖畔周辺の散策道整備事業につきまして令和3年度で事業が完了したため、決算額が2,950万5,750円と大幅に減額したものでございます。
以上でございます。
368 ◯大野祐司座長【55頁】 田中分科員。
369 ◯田中めぐみ分科員【55頁】 ありがとうございます。市民から、湖までの道のりが険しい、森林を整備してほしいという要望を伺っております。今後は管理はどのようになりますでしょうか。
370 ◯大野祐司座長【55頁】 観光振興課長。
371 ◯観光振興課長【55頁】 震生湖につきましては、これまでトイレや広場、散策道など、訪れる方が快適に過ごせるように整備を進めてまいりました。そのような中で、散策道の周辺につきましては、丈が高く、幹も太い樹木が多く、また、ここ数年はナラ枯れした樹木も目立っており、大変危険な箇所もございます。
こういった状況から、眺望の確保、来場者の安全の確保、双方の観点から、分科員御指摘のとおり、整備は必要と考えておりますが、湖畔周辺の土地につきましては、その大半が私有地となっております。そのため、所有者の同意を得られなければ、短期間で一体的な整備が難しい状況となっております。
まずは来場者の安全確保を最優先に考えまして、所有者の同意を得ながら、ナラ枯れした樹木の伐採を順次進めていこうと考えております。
以上でございます。
372 ◯大野祐司座長【56頁】 田中分科員。
373 ◯田中めぐみ分科員【56頁】 ありがとうございました。震生湖は、大正12年に起こった関東大震災の際にできた自然湖であり、令和3年には国の登録記念物になりました。地震の歴史を風化させないためにも、市民から周知されることは重要であり、観光地としても広く知っていただきたいと考えておりますので、私有地が含まれている分、整備も難しいと思いますが、その魅力が伝わるように管理のほどをよろしくお願いします。
あと、昨年度、橋の架け替えの測量を実施したということですが、また新しい橋ができるということも伺っておりますので、楽しみにしております。よろしくお願いします。
続きまして、主要な施策の成果報告書152ページ、(20)4駅にぎわい活性化推進事業費について、秦野駅北口周辺地区の未来ビジョン作成の取組に係る主な経費の内訳と決算額をお伺いします。
374 ◯大野祐司座長【56頁】 はだの魅力づくり推進課担当課長。
375 ◯はだの魅力づくり推進課担当課長【56頁】 秦野駅北口周辺地区の未来ビジョン作成等の取組……。
376 ◯大野祐司座長【56頁】 もう少し大きい声でお願いします。はだの魅力づくり推進課担当課長。
377 ◯はだの魅力づくり推進課担当課長【56頁】 すみません。4駅にぎわい活性化推進事業費の秦野駅北口周辺地区の未来ビジョン作成等の取組に係る経費の内訳と決算額でございますが、先ほど伊藤分科員のところでもお話をしました、秦野駅北口周辺地区にぎわい創造に向けた市街地活性化推進計画検討支援委託業務に係る経費が2,049万3,000円、そのほかにつきましては、にぎわいのあるまちづくり協議会委員の報償等で29万7,600円、また、商業地域における企業立地推進策を周知するためのリーフレットの作成等の印刷製本費が17万500円、県道705号沿道の道路拡幅に伴う残地の取得のための測量委託業務に係る経費が41万8,000円というものが主なものとなっております。
378 ◯大野祐司座長【56頁】 田中分科員。
379 ◯田中めぐみ分科員【56頁】 ありがとうございました。秦野駅北口周辺地区にぎわい創造に向けた市街地活性化推進計画検討支援委託業務に係る費用が、およそ2,000万円という御答弁がありました。その経費の中で、シンポジウムや懇話会などが開催され、未来ビジョンの検討が進められたことと思います。未来ビジョン作成にはどのように反映させ、結果はどのようか、お伺いします。
380 ◯大野祐司座長【56頁】 はだの魅力づくり推進課担当課長。
381 ◯はだの魅力づくり推進課担当課長【56頁】 秦野駅北口周辺地区にぎわい創造に向けた市街地活性化推進計画検討支援委託業務におきましては、まちに関わる様々な方の思いやアイデアを共有するための懇話会を4回、その思いやアイデアの具体化に向けた検討を行うための協議会を3回開催してまいりました。
未来ビジョンにつきましては、そこでのアイデアや意見の積み上げによりまして、未来ビジョンという形で作成をしたものということでございます。
この業務を通しました成果といたしましては、未来ビジョンという、目に見えるイメージなどの作成過程を通じまして、そういった冊子もできておりますけれども、加えて、今まで懸案でありました県道705号を中心とする中心市街地の変化に向けて、住民、また、事業者、そして行政も、それぞれが自分事として考えて、同じ方向を向いて行動する必要があるということを、地域の方々を中心に御認識をいただいていると、それが広まり始めているということであると考えております。
以上です。
382 ◯大野祐司座長【57頁】 田中分科員。
383 ◯田中めぐみ分科員【57頁】 ありがとうございました。この事業は、商店街をはじめ秦野市に大きく関わる事業です。私の実家は、開発が行われている県道705号のすぐ近くなのですが、そのため、この地域の移り変わりを30年近く眺めてまいりました。以前あったシビックマート構想などもなくなってしまったり、そういったこともあり、開発がなかなか進まないことで、自治会からは、不便になったといった声も聞いておりますし、また、地域商店街の集客にも影響が出ていると伺っております。十分に審議を重ねていただくことももちろん大切なのですが、ぜひ、スピード感を持って進めていただくようお願いします。
質問は以上です。
384 ◯大野祐司座長【57頁】 これで、田中めぐみ分科員の質疑を終わります。
次に、兼務員の質疑を行います。
石川潤兼務員。
385 ◯石川潤兼務員【57頁】 すみません、私、体調が、今、芳しくないので、少し手短に行きますので、よろしくお願いします。
第1項目ですけれども、主要な施策の成果報告書112ページ、(33)水質汚濁防止対策費の中で、河川定期水質調査を実施しておりますが、水素イオン濃度が2地点において、大腸菌が3地点において環境基準を超過していると記載がありますが、具体的な場所と要因は何か教えてください。お願いします。
386 ◯大野祐司座長【57頁】 生活環境課長。
387 ◯生活環境課長【57頁】 水素イオン濃度につきまして環境基準を超過していますのは、水無川の新常盤橋、それから大根川の真田橋、この2か所でございます。水素イオン濃度の超過につきましては、植物プランクトン等が光合成の際に水中の二酸化炭素等を消費することで、pH、ペーハーがアルカリ性に傾いたということが要因と考えられます。
また、大腸菌数が環境基準を超過していますのは、金目川の落合橋、それから水無川の新常盤橋、あと、四十八瀬川の河内橋の3か所となっております。大腸菌を含みました野生生物のふん便ですとか、生活排水等が超過の原因と考えられます。
以上でございます。
388 ◯大野祐司座長【58頁】 石川兼務員。
389 ◯石川潤兼務員【58頁】 今、答弁で、水無川の新常盤橋が水素イオンとも大腸菌とも超過しているということでありましたけれども、その要因は何か原因はありますでしょうか。
390 ◯大野祐司座長【58頁】 生活環境課長。
391 ◯生活環境課長【58頁】 水無川の河川水が地下浸透することで、新常盤橋付近の流量が少なくて、自然水による希釈が行われにくい環境であるということが要因かと思います。それから、市街地で生活排水の影響を受けやすいということもありますので、水素イオン濃度と大腸菌が環境基準を超えてしまうと考えられます。
以上でございます。
392 ◯大野祐司座長【58頁】 石川兼務員。
393 ◯石川潤兼務員【58頁】 多分、生活排水の影響ということですけれども、以前と比べていかがでしょうか。お願いします。
394 ◯大野祐司座長【58頁】 生活環境課長。
395 ◯生活環境課長【58頁】 以前と比べてということでしたけれども、こちらは、以前の資料が今、手元にないので、ただ、こういった環境基準を超えるというのが出やすい場所だとは考えております。
以上です。
396 ◯大野祐司座長【58頁】 石川兼務員。
397 ◯石川潤兼務員【58頁】 では、新常盤橋だけ、こういう悪い結果になってしまったということで、了解しましたので、次の質問に移りたいと思います。
次は、主要な施策の成果報告書の113ページの(36)地下水汚染対策費、条例の基準が超過される3項目、9地点の内容等をお願いしたいと思います。
398 ◯大野祐司座長【58頁】 環境共生課長。
399 ◯環境共生課長【58頁】 ここで超過している3項目でございますが、こちらは発がん性等の人の健康に影響がある有機塩素系化合物で、秦野市地下水保全条例で定める11の対象物質のうち、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、1,2-ジクロロエチレンの3項目になります。
そして、超過の9地点でございますが、こちらはトリクロロエチレンが1地点、南矢名一丁目。テトラクロロエチレンが7地点、富士見町、曽屋が2地点、河原町、南矢名一丁目、平沢、室町。そして、1,2-ジクロロエチレンが1地点で、南矢名一丁目となっております。
400 ◯大野祐司座長【58頁】 石川兼務員。
401 ◯石川潤兼務員【58頁】 各地点の最近の状況はいかがでしょうか。
402 ◯大野祐司座長【59頁】 環境共生課長。
403 ◯環境共生課長【59頁】 それぞれ、トリクロロエチレンにつきましては、大体2倍から10倍の範囲での超過、テトラクロロエチレンについては、2倍から50倍程度の超過、それと1,2-ジクロロエチレンが40倍から250倍と、それぞれ幅がございます。
これは、観測井の水質調査というのは定期的に実施をしております。しかし、季節によって地下水の水位というのは変動がございます。その際に、土壌中にあります汚染物質が地下水に触れて、水位が上がったときに洗い出される、あるいは水位が下がったときには触れないとか、そういったことによって検出値というのは上下することがございます。しかし、全体的に見ますと、緩やかではございますが、減少傾向にある、そういう状況でございます。
404 ◯大野祐司座長【59頁】 石川兼務員。
405 ◯石川潤兼務員【59頁】 ありがとうございました。結果、どうもありがとうございます。
すみません、あと、もう時間の関係もありますので、次の質問に行きたいと思います。最近問題の有機フッ素化合物の暫定目標値が、2地点、何かありましたけれども、調査結果はどのようになっていますでしょうか。
406 ◯大野祐司座長【59頁】 環境共生課長。
407 ◯環境共生課長【59頁】 こちらは、令和4年10月に神奈川県が県内の地下水調査をした際に、市内の個人井戸1か所で、暫定目標値の50ナノグラム・パー・リットルを超過したところがありました。
そして、その後、暫定目標値を超過した井戸の半径500メートル以内にある井戸について調査をするよう、国の一応指針がございます、手引書がございますので、それに沿って調査をしたところ、もう1地点、入船町の井戸が超過をしたと、そういったものでございます。
408 ◯大野祐司座長【59頁】 石川兼務員。
409 ◯石川潤兼務員【59頁】 では、今後また調査を継続していくということでよろしいでしょうか。
410 ◯大野祐司座長【59頁】 環境共生課長。
411 ◯環境共生課長【59頁】 当初、県の調査で超過をした1地点につきましては、県が継続してモニタリング調査をするとなっております。また、併せまして、市も緊急対応で調査をしておりますので、県とは時期をずらして調査をしていきたいと考えております。
412 ◯大野祐司座長【59頁】 石川兼務員。
413 ◯石川潤兼務員【59頁】 どうもありがとうございます。時間の関係で、もう一つ質問したいと思いますので、よろしくお願いします。主要な施策の成果報告書133ページの(17)地産地消推進事業費についてですけれども、まず、加工委託業務、96頭持ち込まれたというのですけれども、内訳を教えていただけますでしょうか。
414 ◯大野祐司座長【59頁】 農業振興課農業支援・鳥獣対策担当課長。
415 ◯農業振興課農業支援・鳥獣対策担当課長【60頁】 96頭の内訳ですが、ニホンジカが67頭、イノシシが29頭を処理加工施設へ搬入しております。
以上です。
416 ◯大野祐司座長【60頁】 石川兼務員。
417 ◯石川潤兼務員【60頁】 そこの処理加工施設、3施設と書いてあるのは、何か「市外の」という表現がありましたけれども、3施設全て市外の施設なのでしょうか。
418 ◯大野祐司座長【60頁】 農業振興課農業支援・鳥獣対策担当課長。
419 ◯農業振興課農業支援・鳥獣対策担当課長【60頁】 ジビエ処理加工施設ですが、令和4年度は伊勢原市、松田町、市内にあります3施設と契約を締結しております。市内の施設につきましては、令和4年11月から、ほか2施設につきましては、令和3年7月から契約を締結しております。
以上です。
420 ◯大野祐司座長【60頁】 石川兼務員。
421 ◯石川潤兼務員【60頁】 ありがとうございました。これは以上、分かりましたので。
あと、中学校給食環境整備事業補助金というのが記載されていたのですが、少し意味を教えていただけますでしょうか。
422 ◯大野祐司座長【60頁】 農業振興課農業支援・鳥獣対策担当課長。
423 ◯農業振興課農業支援・鳥獣対策担当課長【60頁】 中学校給食環境整備事業補助金については、本市と地場産品の活用に関する協定を締結しました秦野市農業協同組合が、中学校給食への食材の安定供給のため、集荷、納品するためのコンテナ、台車などの購入費に係る費用の一部を補助したものです。
以上です。
424 ◯大野祐司座長【60頁】 石川兼務員。
425 ◯石川潤兼務員【60頁】 すみません。どうもありがとうございます。これ以上聞くと、もう時間がありませんので、これで終わりにさせていただきます。どうもありがとうございました。
426 ◯大野祐司座長【60頁】 これで、石川潤兼務員の質疑を終わります。
各分科員の質疑は終わりました。
この際、特に再質疑を求める方は挙手をお願いいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
427 ◯大野祐司座長【60頁】 質疑なしと認めます。
以上で、環境産業部及び農業委員会事務局に対する質疑を終結します。
暫時休憩いたします。
午後 1時24分 休憩
─────────────
午後 1時26分 再開
428 ◯大野祐司座長【61頁】 再開いたします。
次に、都市部及び建設部に対する質疑を行います。
執行部の概要説明を求めます。
都市部長。
429 ◯都市部長【61頁】 それでは、都市部と建設部が所管いたします土木費の令和4年度決算について、主に市長が提案説明した以外の概要を一括して説明したいと思います。
主要な施策の成果報告書165ページを御覧ください。(4)公共建築維持保全業務費では、設置から30年を経過した市役所本庁舎など4施設のエレベーターを調査し、リニューアルの検討を進めました。また、築30年を経過した東小学校など3施設の劣化度調査を行い、構造体コンクリートが良好であることを確認いたしました。
次に、167ページ、(11)から(14)は、通学路の安全対策に関するもので、本町地区の市道6号線の歩道整備のほか、北地区の市道2号線など、9つの路線にグリーンベルトを整備いたしました。
次に、168ページ、(16)と169ページの(17)は、歩道設置に関するもので、歩行者の安全を確保するため、大根地区の市道9号線の用地買収などを進めました。
次に、(18)はだの桜並木魅力向上事業費では、樹木診断による点検を行うとともに、伐採や植え替えなどを実施し、本市が誇る観光資源である桜並木の適切な維持管理に努めました。
次に、(19)と170ページの(20)は、市道の拡幅改良に関するもので、南地区の市道75号線など、21の路線の整備を継続的に進める中で、市道曽屋一丁目4号線の事業が完了し、円滑な交通の確保等を図りました。
次に、171ページ、(25)都市計画策定事務費では、おおむね5年ごとに市域全体の土地利用状況などを把握する都市計画基礎調査を実施するとともに、第8回線引き見直しの協議資料を作成いたしました。
また、新たな産業拠点として計画的な市街地整備に向けた都市計画の変更手続を進め、本年4月には、西大竹地区の市街化区域編入や都市計画道路菩提横野線など5つの案件の都市計画を定めました。
次に、172ページ、(27)建築物耐震改修等補助事業費では、耐震相談会やポスティング等を通じて耐震化の必要性と補助制度の周知に努め、住宅の耐震診断や改修工事などに13件の補助を行い、木造建築物の耐震化を促進しました。
次に、飛びまして177ページ、(38)都市公園長寿命化事業費では、むろまち公園など、5つの公園の遊具等を改修し、次の178ページ、(39)NITTANパークおおね(おおね公園)管理運営費では、スケーティング場の改修事業が完了するなど、利用者が安心して楽しめる環境整備を進めました。
以上、令和4年度決算の概要を一括して御説明いたしました。よろしく御審査くださいますよう、よろしくお願いいたします。
430 ◯大野祐司座長【62頁】 執行部の説明は終わりました。
これより質疑に入るのでありますが、議事の整理上、区分して行います。
まず、都市部が所管する事業について、分科員の質疑を行います。
伊藤大輔分科員。
431
◯伊藤大輔分科員【62頁】 よろしくお願いします。主要な施策の成果報告書181ページ、(45)移住定住促進事業費についてです。まず最初に、この決算額4,300万円ぐらいなのですけれども、それに対して4,500万円以上の執行残高というのがあって、この差額の理由を教えてください。よろしくお願いします。
432 ◯大野祐司座長【62頁】 交通住宅課長。
433 ◯交通住宅課長【62頁】 執行残額が生じた理由についてお答えいたします。
令和4年度から新設したはだの丹沢ライフ応援事業助成金が、予算額8,430万円に対し、3,940万円の支出にとどまったためとなっております。
この助成金事業は、令和4年4月1日以降に建物の建築請負工事や売買の契約を締結し、建物が完成し、所有権の登記や住所変更が完了してから申請できるようになります。契約から申請条件が整うまで、一般的に半年ほどのスパンを必要とするため、例えば、春に住宅購入契約をした方が、実際に助成金の申請条件が整うのが夏から秋にかけてということになります。したがって、制度開始の初年度においては、助成金の利用が実質的に年度後半からとなり、当初見込んでいた利用数を下回ったものでございます。
また、実績としましては、91件に対し、45件が市外からの転入世帯でした。転入前の居住地は小田急線沿線の自治体が多く、ほかにも横浜市、東京都内などで、通勤の利便性なども考慮しているものと考えております。
以上です。
434 ◯大野祐司座長【62頁】 伊藤分科員。
435
◯伊藤大輔分科員【62頁】 令和4年度は91件の実績で、市外からの転入者は45件だったという御回答だったと思うのですけれども、令和5年、もう始まっていると思うのですけれども、今、令和5年が始まって、これはどういう状況か。
また、ミライエ秦野と移住定住促進事業の2本柱でうちはやっていると思うのですけれども、この移住・定住政策、そちらの取組はどのようか、お答えください。よろしくお願いします。
436 ◯大野祐司座長【62頁】 交通住宅課長。
437 ◯交通住宅課長【62頁】 では、まず、令和5年度のはだの丹沢ライフ応援事業助成金の申請状況でございます。8月末日時点になりますが、110件の交付決定をしており、既に令和4年度の交付実績を上回る状況となっております。
また、ミライエ秦野でも住宅購入助成金制度がございます。はだの丹沢ライフ応援事業助成金との併用はできないのですが、令和4年度は、ミライエの助成金ですが、9件の交付実績があります。うち6件が市外からの入居者でしたので、昨年度、2つの住宅助成交付金の実績のうち、45件の応援事業、6件のミライエ事業と合わせまして、合計して51件が市外からの転入世帯となります。
以上です。
438 ◯大野祐司座長【63頁】 伊藤分科員。
439
◯伊藤大輔分科員【63頁】 令和4年度に新設されて、この事業が、91件の実績だったと。令和5年度はまだ半期しか過ぎていないのに、110件だと。結構調子いいのではないかと思うのですけれども。
先ほど51件の転入世帯があったとお答えいただいたのですけれども、確認ですけれども、これは51件の世帯が、市外から市内に転入してきて、住宅を購入された数だと解釈しても間違いないでしょうか。よろしくお願いします。
440 ◯大野祐司座長【63頁】 交通住宅課長。
441 ◯交通住宅課長【63頁】 市外からの転入になります。ただし、はだの丹沢ライフ応援事業に関しましては、その年度、そこに転入してきた方なので、リアルタイムにその年に転入した方になりますが、ミライエは、もともと外からミライエに入ってきて、住んで、出ていったという形になりますので、経過としては、市外からの方になりますが、同じ年度の中で転入という形ではなくて、もともと外にいた方が入ってきた、そのように解釈していただければと思います。
以上です。
442 ◯大野祐司座長【63頁】 伊藤分科員。
443
◯伊藤大輔分科員【63頁】 これ、予算要求書を見ると、何か3年サンセット方式とかということが書かれていて、今後の目標値、1年にどのぐらいの世帯数を見込んでいるのかというか、目標値ですね、それをお答えください。よろしくお願いします。
444 ◯大野祐司座長【63頁】 交通住宅課長。
445 ◯交通住宅課長【63頁】 目標値のことでございます。目標値、はだの丹沢ライフ応援事業の初年度91件の利用ということで、目標値はどの程度かということですけれども、毎年作成する予算要求書では、令和4年度、令和5年度、令和6年度、3か年度、各年度270世帯の転入を目指すという目標値を設定しております。
そういった目標値で、昨年は少し届かない形だったのですけれども、今年度、申し上げましたように既に110件、こういった状況に加えまして、270件、年度ごとですね、こういった目標に近い数字の成果が上げられると考えております。したがって、目標数値はおおむね妥当なものと考えておりまして、この目標に向かってしっかり事業を進めていきたいと考えております。
以上です。
446 ◯大野祐司座長【64頁】 伊藤分科員。
447
◯伊藤大輔分科員【64頁】 270世帯、1世帯3人だとしても、人口でいったら800人、900人ぐらい増える。目標値の設定としても、今回、半年で110世帯、私もその目標値を聞いて、そのぐらいはいけるのではないか。もしくは、ここ、あともう少し、来年とかもそれを超えてくるぐらいの何かポテンシャルというのが、やり方によっては全然、本市のポテンシャルを考えれば、あるのではないかと考えているのですね。
そこで3つ目の質問ですけれども、令和3年と令和4年は、人口動態が社会増となっているのですけれども、どの程度影響があったのか、移住・定住に向けた取組はどのようか、お答えください。よろしくお願いします。
448 ◯大野祐司座長【64頁】 交通住宅課長。
449 ◯交通住宅課長【64頁】 お答えいたします。
本市の社会増減の人口動態は、今、おっしゃられたように、令和3年度がプラス399人、令和4年度は780人と、2年連続増加となっています。失礼いたしました。令和3年度ではなくて、これは年の数値になりますので、令和3年1月から12月になりますが、プラス399人、令和4年が780人と、2年連続で増加となっております。
県内の令和4年中の社会増減では、人数としては政令市を除く16市中8番目、対前年度増減率としては9番目となっております。
また、移住・定住に向けた取組ということでございます。取組としては、移住相談窓口の設置のほか、移住ウェブサイトやSNSを活用した広告、移住・定住イベントに参加して本市の魅力を発信するなどをしております。
このほか、はだの丹沢ライフ応援事業助成金については、市内の不動産事業者や大手ハウスメーカー等に制度の周知を図ったことで、本市の移住の検討や住宅購入促進に一定の効果があったと思われます。
一方で、SNSの広告等については、表示される条件は絞れるものの、不特定多数の方の目にとどまるため、よりターゲットを絞った効果的な手法等についても、今後、課題として検討していきたいと考えております。
以上です。
450 ◯大野祐司座長【64頁】 伊藤分科員。
451
◯伊藤大輔分科員【64頁】 2つお答えいただいたと思うのですけれども、まず、人口動態の社会増についてですね。令和3年には約400人増えて、令和4年には780人となって、県内16市中、人口の人数としては政令市を除いて16市中8位、真ん中ぐらいですか。ここの数字をどう見るのか。本市のポテンシャルとしては真ん中ぐらいなのか、それとも、まだまだこれは未開拓なのに、8番だったという数字をポテンシャルと捉えて、ここに力を注いでいくのか、その辺の数値の見方というところがすごい重要になってくるのかなという気がするのですよね。
あともう一つ、実際にどういった移住・定住に向けた取組をなされてきたかというと、移住相談窓口の設置だとか、ハウスメーカー等に、本市のはだの丹沢ライフ応援事業、住宅60万円まで最大支給するという制度を不動産会社に周知して、やはり不動産屋に行ったとき、家を購入する際にも最後の一押しとして、秦野市に移住されたらみたいな形で、不動産窓口で多分、紹介してくれるのでしょうけれども、そういったことが一定の効果があったのではないかというお答えだったと思うのですが、この住宅メーカーに対して一定の効果があったと思われる、その根拠は何なのでしょうか。よろしくお願いします。
452 ◯大野祐司座長【65頁】 交通住宅課長。
453 ◯交通住宅課長【65頁】 住宅メーカーに一定の効果があったという理由、根拠でございますが、これは、助成金の制度を利用した方に対してアンケートを取っております。
そのアンケートの結果、91件、制度を利用した方から、83件の方にアンケートの協力をいただきました。そのアンケートの結果、この事業を知ったきっかけは何ですかという問いに対して、83件のアンケートの回答中、34件、この不動産等の事業から情報をもらったということがあります。これは結構大きな数字で、5割弱が事業者からの情報を得ているということがありましたので、そのような答弁をさせていただきました。
以上です。
454 ◯大野祐司座長【65頁】 伊藤分科員。
455
◯伊藤大輔分科員【65頁】 この不動産業者とかハウスメーカーというのは、基本的に秦野市内の業者なのでしょうか、それとも小田急沿線、それとも都内、どこにこの話を持っていったのでしょうか。
456 ◯大野祐司座長【65頁】 交通住宅課長。
457 ◯交通住宅課長【65頁】 基本的には、秦野市で住宅を購入する方は、やはり地元の不動産から購入することが主だと思いますので、まずは地元の不動産業者の全てにチラシをお願いしたのと併せて、昨年度は、例えば国府津、小田原市の住宅展示場で、これから住宅を建てようとしている家族の方が住宅を見学に来ます。そういった場を通じても宣伝をさせていただいた経緯がございます。
以上です。
458 ◯大野祐司座長【65頁】 伊藤分科員。
459
◯伊藤大輔分科員【65頁】 その辺は、どの辺に営業をかけるかということも含めて、今後は、この270世帯、本市としてはどんどん増やしていきたいと思うのですけれども、やはりターゲティングだとか、マーケティング的な発想が重要になってくるのではないかと思うのですね。
それで、はだの丹沢ライフ応援事業助成金を利用した転入世帯、この分析というのはなされているのでしょうか。よろしくお願いします。
460 ◯大野祐司座長【66頁】 交通住宅課長。
461 ◯交通住宅課長【66頁】 分析についてお答えいたします。
先ほど申し上げましたように、実はアンケートを取っておりまして、はだの丹沢ライフ応援事業助成金を申請された方のアンケート、全体で91件のうち83件に協力をいただいた。そのうち転入世帯は45件ございますが、このうち41件の方にアンケートを協力いただいております。
まず、転入世帯が本市を選んだ理由ということで聞きますと、複数回答ではございますが、住宅価格が経済的、こういった方が23件と最も多くの声があり、次いで、豊かな自然が18件、静かな住環境や水がおいしいなど環境面についての声も上がっております。一方で、3番目には、親や子供の家に近い、こういった声も16件あり、次いで、通勤通学が便利という回答も多い。こういうことから、地理的な観点からでも本市を選択していただいていることがうかがえる結果になっております。
そのほか、転入世帯に対して、本市に転入する前の居住地、こちらも聞きましたところ、神奈川県内から35件、東京都が5件、千葉県が3件、愛知県、山梨県が各1件となっております。県内35件の内訳としては、横浜市、平塚市、藤沢市、厚木市、伊勢原市で各4件、川崎市が3件、相模原市、海老名市、大和市、座間市が各2件、そのほか、横須賀市、鎌倉市、小田原市、大井町が各1件という状況でございます。
また、購入された方の勤務地、どういったところで仕事をしていますかという勤務地に対しても、一番多かったのが東京都内で、こちらは9件、続いて、市内の8件、厚木市が6件、横浜市、平塚市が各3件、相模原市、小田原市、伊勢原市が各2件となっております。
こういったアンケートの調査結果、アンケート結果から分析をして、このターゲティングですとか、そういった1年間のまず、結果になりますけれども、制度に生かしていきたいと考えております。
以上です。
462 ◯大野祐司座長【66頁】 伊藤分科員。
463
◯伊藤大輔分科員【66頁】 分析の結果、45件の転入されてきた中の41件しか、まだお答えしていただけなくて、まだまだ数は少ないと思います。
でも、やはり我々、これは新制度です、今度から始めた事業なので、まず、そこの毎年上がってくる数字に対してアンケート調査なりをして、こうやって実際に分析していくというのはすごい大切な作業だと思うのですね。
これから数も増えていくでしょうし、ここに関しては、やはり私たち、マーティングは別にプロではないですよね、なので、そういったことに対して、私は、マーティングを民間事業でやられてきたような方を連れてきて、こういった分析というのを行ってもらうというのもありなのかなとは思っている。
それで、あとは、移住してきた理由とかを見ていても、やはり秦野の立地、都心から1時間で来れる、名水だとか豊かな自然というところが挙げられていて、やはり勤務地、移住してくる前の住所としてはやはり神奈川県内が多いのですけれども、35件で、でも、やはり勤務地としては、東京都内が9件で一番多かった。それで、不動産業者どうのとかというのは、まだ秦野市内しか営業していない。
やはり東京都内というところに、私はすごく何か新しい秦野のポテンシャルを感じます。やはり東京都の人は、秦野のことをまだまだ知らない人がすごい多いと思うのですね。なので、これから、このマーケティング作業のところが、すごい本市にとって、今日も午前中、にぎわいが何だとか、にぎわいの言葉の定義とか、私もいろいろ回りくどいようなことを聞いたのですけれども、純粋ににぎわいを生むには、やはり新しい人、新しいプレーヤーというのが入ってきていただいて、それで新しい商店をやってもらうとか、やはりそこの新しい力というところが原動力になっていくと思うのですね。なので、そのためにも、都内のポテンシャルというのをあくまで追求していっていただきたいなと思っています。
以上で終わります。
464 ◯大野祐司座長【67頁】 これで、伊藤大輔分科員の質疑を終わります。
吉村慶一分科員。
465 ◯吉村慶一分科員【67頁】 なし。
466 ◯大野祐司座長【67頁】 質疑なしと認めます。
風間正子分科員。
467 ◯風間正子分科員【67頁】 なし。
468 ◯大野祐司座長【67頁】 質疑なしと認めます。
高橋文雄分科員。
469 ◯高橋文雄分科員【67頁】 7款の土木費で4項・都市計画費、003、秦野駅前通り周辺整備推進事業費、決算額55万6,000円でございますけれども、内訳について少しお伺いしたいと思います。
470 ◯大野祐司座長【67頁】 まちづくり計画課長。
471 ◯まちづくり計画課長【67頁】 秦野駅前通り周辺整備推進事業費の決算額の内容でございます。
本町二丁目建替等事業費補助金交付要綱に基づく補助金2件、55万6,000円になります。この補助金は、県道705号の拡幅整備を契機に、第2工区と言われる東道交差点から片町通り交差点までの区間に隣接する東側の土地利用の更新や、狭隘道路の整備を促進するため、店舗や住宅の取得や改修、除却など8つの事業に要する費用の一部を補助するものでございます。
令和4年度は、建築物除却事業と隣接土地取得事業がそれぞれ1件ずつとなります。内訳ですが、建築物除却事業では、建築物の除却等に要する費用に対して、補助率3分の1、上限50万円のところを50万円、もう一つ、隣接土地取得事業では、自己所有地に隣接する土地の取得費用に対して、補助率100分の2、上限10万円のところを5万6,000円を補助したものでございます。
以上です。
472 ◯大野祐司座長【68頁】 高橋分科員。
473 ◯高橋文雄分科員【68頁】 ありがとうございます。これについては、県の事業でございますから、いろいろ、あまり申し上げるのも失礼ですので、やめますけれども、これは当初10年ぐらいかかって、大分時間がかかるなという感じでいました。時間がかかるというのは、ちょうどこの予算が使われた道路の東側ですか、その部分が大分接道が難しかったり、あるいは宅地が狭かったりで、大分その辺で難航しているのではないかなという想像をしていたのですけれども、結果的に、今、説明を聞いてみますと、その辺はもう済んでいて、すっかり終わっているということで、大変、管理者、担当、あるいは県でもお骨折りいただき、ありがとうございました。
ぜひ、本道の完成を早くしてもらって、にぎわいづくりをしていただきたいと思いますけれども、県の事業ですから、あまり細かいことは聞きませんけれども、大体、全体計画のどの程度ができているのか、それだけを少しお聞きしたいと思います。
474 ◯大野祐司座長【68頁】 まちづくり計画課長。
475 ◯まちづくり計画課長【68頁】 ただいまの県道事業の進捗ということでございますが、分かる範囲でお答えしたいと思います。
県道事業につきましては、神奈川県により進められております。令和4年度は、第1工区と言われるまほろば大橋北側交差点から東道交差点までの区間と、先ほど申し上げました第2工区の一部において、電線類の地中化に関する工事や歩車道境界ブロックの設置などがされております。今年度以降も必要な用地交渉や工事を順次実施し、開通目標である令和8年度に向けて、事業が進められていると聞いております。
以上です。
476 ◯大野祐司座長【68頁】 高橋分科員。
477 ◯高橋文雄分科員【68頁】 どうもありがとうございました。
以上で終わります。
478 ◯大野祐司座長【68頁】 これで、高橋文雄分科員の質疑を終わります。
阿蘇佳一分科員。
479 ◯阿蘇佳一分科員【68頁】 幾つか質問させていただきたいと思います。
まず、主要な施策の成果報告書172ページ、(27)建築物耐震改修等補助事業費について、今、日本もそうですし、全世界も大変災害、地震が増えているわけで、耐震化は大変効果があるといいましょうか、大切であると思いますけれども、なかなか補助の効果が進んでいないと聞いていますが、現状はどのようか、その事業成果はどのようか、まず、お聞かせ願いたいと思います。
480 ◯大野祐司座長【69頁】 建築指導課長。
481 ◯建築指導課長【69頁】 御質問にお答えさせていただきます。
現状はどのようかということでございます。耐震診断につきましては、予算10件に対しまして実績6件、補助設計につきましては、予算8件に対して実績4件、耐震改修工事につきましては、予算8件に対しまして実績3件にとどまっているところでございます。
耐震補助件数が増えていないという懸念がございますけれども、所有者様方に伺っている理由といたしまして、なかなか跡継ぎの方の問題、住宅を引き継ぐ親族がいないため、費用をかけてまで改修する必要がないのではと考えていられる方など、また、建て替えようか、改修しようかと迷われている方、様々なようでございます。建築の将来計画自体が不明確であることが理由かと思われております。また、これまでのコロナ禍の状況において様々な事情の中、御検討をいただいて、迷われている状況が見受けられると考えてございます。
以上でございます。
482 ◯大野祐司座長【69頁】 阿蘇分科員。
483 ◯阿蘇佳一分科員【69頁】 幾つか困難、あるいはその次の世代交代がうまくいかない、いろいろな理由があろうかと思いますが、ただ、災害が極めて増えている中で、耐震をやはり進めていくのが命の安全に必要ではないのかと思います。
その中で耐震化の目標、今、問題がありましたけれども、現状について、あるいは耐震化が必要な住宅は今、どのぐらいなのか、再度お答え願いたいと思います。
484 ◯大野祐司座長【69頁】 建築指導課長。
485 ◯建築指導課長【69頁】 若干の前段の説明をさせていただきながらお答えさせていただけたらと思います。秦野市では、秦野市耐震改修促進計画を持たせていただいております。また、令和4年3月に改定させていただいたところでございます。住宅の耐震化率につきましては、令和12年度までに95%を達成することを目標とさせていただいているところでございます。改定時の時点では耐震化率89.5%となってございました。令和4年度の耐震化率は89.7%で、コンマ2ポイント上昇しているところでございます。
市内の住宅数、対象の住宅数はいかがかというところでございます。市内の住宅戸数を8万6,000件、そのうち7万7,000件程度において耐震性が確保されていると現在のところ把握しているところでございます。残りにつきまして、目標値に向かいまして今後促進を進めていきたいと思っております。
以上でございます。
486 ◯大野祐司座長【69頁】 阿蘇分科員。
487 ◯阿蘇佳一分科員【69頁】 今、目標達成に向かって取り組んでいくということでございますけれども、重ねて、先ほど言いましたように、大変災害が増えている中で、やはり耐震化率は進めていただきたい、目標に向かって実行していただきたいと思いますけれども、どのような取組をしながら、今の問題を克服して耐震化率を高めていくのか、再度お聞きしたいと思います。
488 ◯大野祐司座長【70頁】 建築指導課長。
489 ◯建築指導課長【70頁】 今後の取組についてでございます。
これまでコロナ禍におきまして、なかなか、直接お尋ねをして促進を促すという行為ができずにおりましたけれども、まずはそこのところを再開したいと思っております。
また、それと今年度、関東大震災から100年、災害が多くなっているということも踏まえまして、そこら辺を踏まえた周知ができないか、検討してまいりたいと。
実績といたしましては、昨年度、東日本大震災から10年という節目でございましたので、そういったことも含めましてイオン秦野ショッピングセンターで展示をさせていただいたところでございます。そういったことも踏まえまして、そのような活動も含めて検討してまいりたいと思っております。
以上でございます。
490 ◯大野祐司座長【70頁】 阿蘇分科員。
491 ◯阿蘇佳一分科員【70頁】 耐震化率は、今、建築指導課長が言われましたように、大変災害が増えている中で、ぜひ、より相談に乗っていただいて、耐震化率を高めていただきたいと思います。この件は、これで終わります。
次に、主要な施策の成果報告書174ページ、(30)乗合バス維持確保事業費について、これは秦野市だけではなく、毎日のように路線バスの運転手が不足である、あるいは、あれだけの大阪府のような都会でありながら、年内でバス事業者が廃止する会社が出てきた。その次の引継ぎも、マスコミ報道では、まだうまくいっていないということでありますけれども、秦野市において、バス事業者に対してそういう問題が発生しないように、昨年、どのような支援を行い、そのような懸念は大丈夫なのか、お聞きしたいと思います。
492 ◯大野祐司座長【70頁】 交通住宅課長。
493 ◯交通住宅課長【70頁】 まず、昨年度の支援内容についてお答えをいたします。今、お話がございましたように、公共交通事業者の運転手不足は、全国的に大変深刻な課題として日々ニュースで伝えられておりまして、私も毎日、日本全国いずれかの地で運転手不足からバスが減便または廃線という話を伺っております。また、来年4月からになりますが、運転手の労働環境改善のための労働時間の引下げなど、いわゆる2024年問題も運転手不足に拍車をかけると言われております。
本市の状況も、本市の公共交通事業者からも、事あるごとにいろいろ情報交換をしますが、必ず運転手確保が困難であるという状況は伝え聞いておりまして、そういった状況は本当に全国的に及んでいるものと認識しております。
市といたしましては、そういう状況の中、事業者の事業継続につながるよう、事業を継続できるよう環境整備ですとか、公共交通の利用促進を図るような支援をすることで事業が安定的に行われることをまずは支援していく必要があるだろうと考えております。
昨年度の支援状況でございますが、路線バス事業者の支援といたしまして、新型感染症の長期化及び燃料価格等の高騰等により、運行経費の一部を補助したほか、路線維持のためのバスの折り返し所の確保のための支援ですとか、または、利用促進、周知啓発策として、事業者と連携して、バスを身近に感じるような体験型の見学会を実施したり、環境定期券ですとかフリー乗車券といった、事業者が実施する便利なバスの利用法の周知、こういったものも協力しております。
引き続き、路線維持のための支援を行うとともに、公共交通に親しめるイベント等、利用促進をしっかり図っていきたいと考えております。
以上です。
494 ◯大野祐司座長【71頁】 阿蘇分科員。
495 ◯阿蘇佳一分科員【71頁】 今、説明がありましたけれども、秦野市だけではなく、まさにバス路線が中止になる、ドライバーがいないという中で、これから高齢者社会になり、免許返納とか、高齢者の事故も増えているわけですので、ぜひ、少なくとも路線バスが滞りなく運転できるように、目配りをしながら支援を続けていただきたいとお願いをして、これは終わります。
次に、決算書177ページの市営住宅維持管理費、市営住宅の戸数と入居率について、多くの議員がそうですけれども、街頭演説なり選挙戦を戦ってきたわけですが、その中で何人かの方に、生活が大変厳しい、住宅費が高いことについて困っているのだ、でも、市営住宅とか県営住宅とか、相談に行くと、県営鶴巻団地では建て替え工事があるから駄目だよ、募集していないよ、市営住宅についても、今、募集していないよという反応があり、もう少し募集期間を広げるとか、そういう生活に困っている人方の入居、特に市営住宅が窓口を広げていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
496 ◯大野祐司座長【71頁】 交通住宅課長。
497 ◯交通住宅課長【71頁】 市営住宅の窓口、もう少し利用が促進できないかということでございます。
現在、秦野市の市営住宅、戸建ての木造住宅のほか、集合住宅としては入船住宅、薬師原団地、渋沢住宅の3棟でありまして、こちらは150戸でございます。このうち、今、95戸が入居しておりまして、入居率は63.3%、決して高くない状況ということもございます。
そこで、今、お話がありましたように、もう少し窓口、入れるような募集機会の獲得という話でございますが、まず、公営住宅の当初の目的が、戦後復興の一環として不足する住宅戸数を、要は人口が減少する中、住む場所が少なかったというところもあって、そういったものを確保する目的でしたが、今、お話がございましたように、現在は生活に困窮している方に比較的低廉な家賃で住んでもらう、そういった福祉的位置づけの利用に変化しているのではないかと考えております。
公営住宅法では、入居者資格として、住宅に困窮していることが定められておりますので、生活に困窮しているだけでは実は市営住宅に入居することができず、現在、住んでいる賃貸住宅の家賃が高い、または居住人数に対して部屋が狭いといった住宅困窮に該当する条件を満たしている必要がございます。
ただ、そういった条件を満たしている方でも募集期間が短ければ当然募集できませんので、昨年度は、年1回、これまで募集をしてきたところを年2回という形で、8月、12月の募集に切り替えて1回増やしたのですが、今年度につきましては、8月の募集を行いまして、その後、定期ではなくて、定員に達しなかった住宅に関しては随時募集という形で、相談に来たときに、今、募集中ではありませんよという答えがないように、随時募集にも対応して、そういった御相談には乗っていきたいと考えております。
以上です。
498 ◯大野祐司座長【72頁】 阿蘇分科員。
499 ◯阿蘇佳一分科員【72頁】 コロナが終わって、景気がよくなって頑張っている人もたくさんいると思いますけれども、ただ、残念ながら、生活苦に苦しんでいる方が多いのも事実だと思います。
そういう中で、今、交通住宅課長が言ったように、例えば下大槻団地の下の市営住宅も、私もポスティングに行きましたけれども、4割以上、空いているな。いろいろなところへ行ったときに、空き部屋が多いなということを実感しております。ぜひ、今、交通住宅課長が言ったように、随時その受付をして、そういう方の話を聞いて、できるだけそのような方々の希望をかなえるように努力していただきたい、これをお願いして終わります。
次に進みます。主要な施策の成果報告書の180ページ、ミライエ秦野維持管理費、まさに、今日もいろいろな方から人口増をどうするのか、あるいは、これから移住してもらうのにどうしたらいいのか。そういう中で、ある意味では先駆的にミライエ秦野ができ、当初は比較的好調だったと聞いておりますが、これも、選挙でポスティングしながら、ミライエ秦野も空いているなということで少しショックを受けたわけですが、現状がどうなのか、あるいは、どのようにミライエ秦野を生かしたまちづくりをするのか、教えていただきたい。
500 ◯大野祐司座長【72頁】 交通住宅課長。
501 ◯交通住宅課長【72頁】 まず、ミライエ秦野の令和4年度の状況についてお答えをいたします。令和4年度は、新規で15世帯が入居し、19世帯が退去しました。
その結果、令和5年4月1日時点での入居状況は、57室中35世帯が入居、約6割の入居率となっておりました。そういった状況でしたので、少し空きがあったというような印象を持たれたのかと思っております。
これは、平成28年の入居募集開始から、入居できる期間の5年を経過し、ちょうど開設当時の入居者が大きく入れ替わる時期となったために、一時的に退去者が新規入居者を上回ったものと考えております。
そのような状況もここで落ち着いてきまして、今年9月1日時点では、4月1日時点よりも8世帯多い、43世帯に現在入居いただいておりまして、入居率で申し上げますと約75%まで回復しております。
一方で、退去者が多い、こういったこともありますけれども、令和4年度に退去した19世帯のうち13世帯、約7割の世帯が市内に住宅を購入しております。これは本来のミライエの使い方に適合している、定住促進の目的にかなった利用をしていただいていると思いますので、今、若干増えている状況をしっかり維持して、外から来る方にしっかりアピールをして、引き続き入居率を上げていきたいと思っております。
以上です。
502 ◯大野祐司座長【73頁】 阿蘇分科員。
503 ◯阿蘇佳一分科員【73頁】 ミライエ秦野も少し心配しましたけれども、ある程度、入ってきているのだ、また、入った人が住宅を購入して、ミライエの当初の目的が行われているということで安心しましたけれども、せっかく、まさにミライエ、秦野の未来を担う、夢のある施設であるわけですから、ぜひ、若者がたくさん入っていただいて、当初の目的のように、そして秦野のよさを知っていただいて、住宅を造っていただく、その流れをしっかりと歩んでいただきたいと思います。
次に進みますが、同じく主要な施策の成果報告書180ページですけれども、(44)空家等対策事業費、先ほども言いましたが、平成22年9月が17万417人でピークで、それから令和5年5月1日、16万1,408人、この13年間で、先ほど言いましたように、1万人、人口が減少しているという中で、当然ながら空き家が目立っていますけれども、どのように把握して、それを空家対策についてどのような方法で解消に向かって努力するのか、お聞かせ願いたいと思います。
504 ◯大野祐司座長【73頁】 交通住宅課長。
505 ◯交通住宅課長【73頁】 では、空家対策の施策、どのようにということでお答えをいたします。まず、空家対策につきましては、管理不全空家対策、活用促進策、発生予防策、この3本柱から成ると考えております。
まず、管理不全空家対策でございます。市民から空き家の草木等の繁茂について相談があった場合、空き家の所有者を調べます。その所有者に対して対応をお願いするようなことをしております。令和4年度に関して申し上げますと、80件に対し、是正交渉を行い、うち約71%に当たる57件が改善につながっております。
次に、活用促進策、空き家の利活用についての策についてお答えいたします。本市では令和2年度から空家バンクを運営しておりまして、積極的な空き家の循環活用を図っているところでございます。令和4年度は、31件、新規登録がございまして、そのうち24件、成約。通算で申し上げましても、109件の登録中71件、約7割の成約率となっております。
令和4年度からは、空家バンクへの登録を条件に、新たに家財の片づけや草木の手入れに活用できる空家適正管理促進補助金、リフォームに活用できる空家活用促進補助金制度を活用し、それぞれ8件の利用がございました。
発生予防策としましては、固定資産税納付通知書にリーフレットを同封するなど、意識啓発を行っておりますが、一たび空き家になってしまうと非常に解決が困難になる状況もございます。今後は、この発生予防にも一層注力する必要があると考えております。
以上です。
506 ◯大野祐司座長【74頁】 阿蘇分科員。
507 ◯阿蘇佳一分科員【74頁】 空家対策に取り組んでいることは分かりました。
私、北海道石狩市というところの出身で、北海道札幌市の隣でありますが、大変空き家が増えております。そういう中で石狩市は空き家の解体に多額の助成金を出しております。例えば秦野市の場合は、古い家がきれいに解体されれば、また新しいうちを建てる方の希望とかはあろうかと思いますけれども、なかなか壊すにもお金がかかるわけですけれども、そういう解体の助成というのが全国に広がっていますけれども、秦野市としてそのような方法を今後考えておられるのかどうか、もう一度聞きたいと思います。
508 ◯大野祐司座長【74頁】 交通住宅課長。
509 ◯交通住宅課長【74頁】 解体について、解体に対する助成についてお答えいたします。
空き家の適正管理、今、申し上げましたように、空家適正管理促進補助金や空家活用促進補助金を実施しておりますが、こういった利用状況、当然、実施効果を検証し、その実績ですとか効果、そういったものをしっかりと勘案しながら、限られた財源で効果の高い制度を今後も継続的に検討する必要があろうかと考えております。
今、御提案の解体助成についても、管理不全空家対策としても効果がある施策になろうかなと思いますので、様々な施策の一つとして今後も検討していきたいと考えております。
以上です。
510 ◯大野祐司座長【74頁】 阿蘇分科員。
511 ◯阿蘇佳一分科員【74頁】 先ほど言いましたように、13年間で1万人が人口減少しているこの現状を捉えながら、空き家にしても利用価値があるものであれば、それを生かすということで、解体も含めて限られた財政でありますが、検討していただいて、より秦野が魅力的なまちになり、多くの方が秦野に来ていただけるように努力していただきたい、お願いして終わります。
512 ◯大野祐司座長【75頁】 これで、阿蘇佳一分科員の質疑を終わります。
田中めぐみ分科員。
513 ◯田中めぐみ分科員【75頁】 よろしくお願いします。主要な施策の成果報告書180ページ、(43)ミライエ秦野維持管理費についてお伺いします。維持管理費の内訳はどのようか、お願いします。
514 ◯大野祐司座長【75頁】 交通住宅課長。
515 ◯交通住宅課長【75頁】 ミライエ秦野維持管理費の内訳についてお答えいたします。
主要な施策の成果報告書180ページに記載の上段に記載がございます維持管理費等、1,858万555円でございますが、この主立った支出につきましては、共用部分の光熱水費等として、63万4,159円、退去に伴う室内の修繕やエレベーターなどの共用部分に係る修繕費として、431万9,810円、退去後及び入居前のハウスクリーニング等の経費として、84万8,580円、共用施設の保守点検やシルバー人材センターへの共用部分の清掃委託費として、91万1,597円、建物東側の外壁塗装改修工事費として、1,184万2,600円となっております。
また、下段の記載の住宅購入助成金は、これはミライエ秦野に入居中に市内に住宅を取得して退去された方に対して、入居月数に応じて住宅取得費を補助するものですが、合計で9件、327万円となっております。
以上でございます。
516 ◯大野祐司座長【75頁】 田中分科員。
517 ◯田中めぐみ分科員【75頁】 ありがとうございます。令和2年度から市外からの転入者のみを対象にしていると伺いました。本市にとって移住・定住政策は重要と考えますが、先ほど阿蘇分科員の答弁でもお答えでありましたが、入居率が6割や7割といった空室が多い状態が続くことは、マンションの管理運営を考えたときに、おおよそ10年に一度、防水、塗り直しなどの大規模修繕工事が必要になります。
内訳からも分かりますが、ミライエ秦野の建物東棟、片方だけで今回、塗装費が1,184万2,600円かかっておりますので、そこも考慮しますと、入居率が6割から7割では、施設の修繕や維持管理費に係る費用が市政を今後圧迫するおそれがあるのではないかと私は懸念しております。
ミライエ秦野の立地は、目の前にはカルチャーパークがあり、1階にはぽけっと21、住宅設備もとても整っていると思っております。私自身も新婚当初、ミライエ秦野を利用しておりまして、その建物のすごくいいところをよく分かっているつもりです。なので、市外の方も市内の方もぜひ住んでいただきたいなと思っておりまして、今回、令和2年度から市外の方だけになってしまったというのを伺ったときに、すごく残念だと思ったのですね。
先ほども少し話には出ましたが、今、対象外となってしまった市内在住の若者世帯の方や子育て世代の入居も再度検討していただき、市外への人口流出を防ぐとともに、健全経営を意識し、高い入居率を維持できるように、施設の有効活用を図っていただきたいと思っております。
以上です。終わりです。
518 ◯大野祐司座長【76頁】 これで、田中めぐみ分科員の質疑を終わります。
次に、兼務員の質疑を行います。
石川潤兼務員。
519 ◯石川潤兼務員【76頁】 なし。
520 ◯大野祐司座長【76頁】 質疑なしと認めます。
各分科員の質疑は終わりました。
この際、特に再質疑を求める方は挙手をお願いいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
521 ◯大野祐司座長【76頁】 質疑なしと認めます。
以上で、都市部に対する質疑を終結します。
暫時休憩いたします。
午後 2時18分 休憩
─────────────
午後 2時21分 再開
522 ◯大野祐司座長【76頁】 再開いたします。
次に、建設部が所管する事業について分科員の質疑を行います。
伊藤大輔分科員。
523
◯伊藤大輔分科員【76頁】 なし。
524 ◯大野祐司座長【76頁】 質疑なしと認めます。
吉村慶一分科員。
525 ◯吉村慶一分科員【76頁】 1点、主要な施策の成果報告書179ページの(41)メタックス体育館はだの(総合体育館)管理運営費、同じく(42)公園施設維持管理費について伺います。これ、2つをひっくるめて指定管理者を導入いたしました。令和4年度、1年間の決算をしてみて、当初の行政改革上の効果は達成されたのかどうか、お伺いをいたします。
526 ◯大野祐司座長【76頁】 公園課長。
527 ◯公園課長【76頁】 指定管理者制度の効果額についてですが、指定管理料につきましては、総合体育館を含むカルチャーパーク以外にNITTANパークおおねの管理費も含んでおりますので、合わせた全体額で説明させていただきます。
はだの行政サービス改革基本方針における効果額については、平成29年度から令和元年度の3年間の平均管理運営費の基準額と、指定管理者から提案された指定管理料を比較すると、令和4年度の効果額は3,767万9,000円と見込んでいました。
3年間の平均管理運営費の基準額については、運営管理費に対して、指定管理の業務に属さない経費である工事請負費及び備品購入費を除いた額に、指定管理者の収入となるメタックス体育館はだのやカルチャーパークのスポーツ施設の使用料収入を差し引いた額となります。
分科員の御質問にありました効果なのですが、令和3年度の決算額を用いて算定しました、令和4年度の指定管理料の比較でございますが、令和3年度決算額のうち、指定管理料に相当する管理運営費は3億2,156万円となりました。今回比較する令和4年度の指定管理料は2億9,260万円でしたので、この差額を比較すると2,896万円、実質の経費が低くなる結果となりました。
なお、令和4年度に交付した指定管理者電気料金等高騰対策支援補助金については、対象経費としては除いています。
この効果額相当額2,896万円と、はだの行政サービス改革基本方針における令和4年度の効果額3,767万9,000円を比較すると、効果額より871万円低い額となります。
以上です。
528 ◯大野祐司座長【77頁】 吉村分科員。
529 ◯吉村慶一分科員【77頁】 予測よりは少なかったけれども、2,890万円、約3,000万円程度の効果があったということで、一応成功だったと思います。
もう片一方の質的な効果というのもあったと思いますが、それはどのようなものでしたか。
530 ◯大野祐司座長【77頁】 公園課長。
531 ◯公園課長【77頁】 金額の効果以外の質的な効果についてですが、指定管理者制度の導入効果は、指定管理者であるミズノグループでは、スポーツメーカーのミズノをはじめコナミスポーツなど5者で構成され、それぞれの事業者のノウハウや強みを生かした管理運営がされました。
利用者アンケートによりますと、利用の満足度が高く、例えばメタックス体育館はだのでは、スポーツメーカーの強みを生かし、自社ブランドの商品販売による利便性の向上やトレーニングルームの教室の充実が図られ、また、カルチャーパーク陸上競技場では、オリンピアによるかけっこ教室など、市直営の取組にはなかった新たなサービスや事業の展開が行われました。しかし、指定管理者初年度の自主事業については、コロナ禍により、総合体育館における新型コロナウイルスワクチン集団接種会場の使用や、スポーツ協会の事業の重複があり、自主事業の展開は思うように開催できず、指定管理者による自己評価としては低い評価でありました。
市としましても、さらなる魅力ある施設として利用者の満足度が向上できるよう、指定管理者とお互いに協力し、連携を行っていきたいと思います。
以上です。
532 ◯大野祐司座長【78頁】 吉村分科員。
533 ◯吉村慶一分科員【78頁】 コロナの影響はあったけれども、そこそこありましたということだったと思います。これ、スポーツ施設であり、公園であるわけですけれども、音楽とか、そういう文化活動的なものも少し考えていただきたいなと、文化会館が片一方にあるわけですけれども、カルチャーパークの中は広いですから、そういうことも少し中央の広場あたりで計画していただくといいかなと思います。終わります。
534 ◯大野祐司座長【78頁】 これで、吉村慶一分科員の質疑を終わります。
風間正子分科員。
535 ◯風間正子分科員【78頁】 主要な施策の成果報告書168ページです。(16)歩道設置事業費についてお伺いいたします。この歩道設置ですが、実は市道若松町6号線の歩道設置事業という名前を初めて聞いたのですが、いわゆる、うちのほうで言っていますアイワールド通りなのですね。これ、初めてこの名前を聞きました。要はここの設置の整備が、現在、どのように進んでいるのかということをお伺いしたいのです。
なぜかというと、すごい、私たちがあそこを、毎日、盛んに使う道路なもので、市民の方たちから結構、いろいろな地域からも、ここの道路のことについて問合せがあるので、どのような整備をなさるのかなということを少しお伺いしたいと思いまして、よろしくお願いいたします。
536 ◯大野祐司座長【78頁】 道路整備課長。
537 ◯道路整備課長【78頁】 市道若松町6号線についてお答えいたします。
この路線につきましては、家の建て替え等のタイミングに合わせまして、地権者の方と交渉させていただきながら、1メートル程度の拡幅を行っている路線になってございます。
令和4年度は、1件、建物の解体の情報を入手いたしましたので、地権者の方と交渉を行いまして、1か所、1件の測量委託、こちらの費用が46万2,000円、用地買収として284万5,030円、こちらを支出してございます。ちなみに、令和5年度、その部分については現在、工事を実施している状況です。
以上となります。
538 ◯大野祐司座長【78頁】 風間分科員。
539 ◯風間正子分科員【78頁】 そうすると、今後につきましても、建物の解体がなされない場合にはなかなかできないということで、引き続き、この歩道の整備というのはやっていただけるのでしょうか。
540 ◯大野祐司座長【78頁】 道路整備課長。
541 ◯道路整備課長【78頁】 この路線の整備の手法についてですが、今のところ、来年度予算に向けても、同じような形で、1件程度の建て替えがあるだろうという形の中で予算を計上させていただければと思ってございます。
こちらの路線、かなり延長がございます。最終的には皆様の御協力をいただいた拡幅用地について、全線にわたって再整備を行うような路線となってございます。そうしますと、やはりかなり事業費がかかるという形の中で、私どもといたしましては、この西地区の事業としての重要度、ほかにも路線がございますので、そういった中での判断であったり、市内全体の事業量を見た中で、すぐに事業着手というのはなかなか難しいかと思っているのですが、長い年数をかけて事業を進めてきてございます。少しでも事業着手に向けて、現地を調査したりなどといった準備を進めていきたいと思ってございます。
以上です。
542 ◯大野祐司座長【79頁】 風間分科員。
543 ◯風間正子分科員【79頁】 大変難しいところで、なかなか、長いこといろいろとお願いをしていたのですが、やはり1度土地区画整理して、きちんとできている道路ですから、何度も区画整理はできないのでしょうけれども、とにかく危なくて、両方とも大変危ないです。
道路整備課長も何回か、あれなのでしょうけれども、一番ブロック塀が飛び出ている美容室のところなども、本当にあそこで何かあったら大きな惨事になるのではないかなと。年末は特に、あそこは急に細くなったりしていますので、結構、近所の方たちから言われていますので、何とか早くしてほしいなとは思うのですが、その土地を、家屋を持っている人もいますので、引っ込んでくれというわけにもいかない、取ってくれというわけにもいかないのですが、多分、あそこの一番最悪のところなどは、何度かはお願いした気はするのですが、交渉していただいたことがあるのでしょうか。
544 ◯大野祐司座長【79頁】 道路整備課長。
545 ◯道路整備課長【79頁】 今、お話のあった場所についてなのですが、直近でいいますと、令和3年度に地権者の方とお話をさせていただいております。なかなか御事情があるという形の中で現在の状況が続いているという形になります。
以上となります。
546 ◯大野祐司座長【79頁】 風間分科員。
547 ◯風間正子分科員【79頁】 ありがとうございます。すみません、長くなるでしょうけれども、住民の方たちにも、こういうことをやっていただいているということも言わなければいけないのかなと思いますので、引き続き、この道路については、ぜひ、工事があるときにはセットバックしていただけるように、よろしくお願いしたいと思います。
では、すみません、もう一つ行きます。主要な施策の成果報告書177ページの(37)公園等美化推進事業費でございます。これは愛護の、公園の掃除ですが、公園アダプト制度を使って、市民の方たちに参加していただいて維持管理をやってもらっている形なのですが、これの今の現状はどうでしょうか。
548 ◯大野祐司座長【80頁】 公園課長。
549 ◯公園課長【80頁】 団体の推移としましては、高齢化の理由により、5年間で公園愛護会は6団体減少しており、64団体、公園アダプトについては、公園アダプトに参加しやすくするよう最少人数の緩和などを行った結果、11団体増加して、58団体が登録しております。
このため、多くの方が美化活動に参加していただけるよう、引き続き、ホームページや広報で周知するとともに、自主的に美化活動をされている方や興味ある方に対して、直接、声をかけるなどを行い、団体登録数の促進に取り組んでまいります。
以上です。
550 ◯大野祐司座長【80頁】 風間分科員。
551 ◯風間正子分科員【80頁】 当時、随分昔はこれがすごい盛んで、いろいろなところで公園アダプト制度で各公園や道路などもすごくきれいに造っていただいて、大変盛んな時期がありましたが、今はもう本当に高齢化ということで、なかなか公園を、アダプトでお金をいただいてもお返ししたいなという、うちの自治会もなかなか、皆さんが集まって、年に2回の公園の掃除とかいろいろあるのですが、だんだんきつくなってきているというのが、これも現状です。ですから、なかなかできないときには、市に、このアダプトをお返ししようかしらという方もありますので、できれば、そう言っても、やらなければいけないのかなとは思っていますので、これからもこういうところを少し援助してもらえるのか、そんなことも考えていただきながらお願いしたいと思います。
もう1点、逆なのですが、今回、いろいろな選挙であちこち行ってみまして、公園は全部にあるわけではないのですよね。ですから、私、今回思ったのは、北地区、東とか北のほうには公園がないということで、そういう公園は、風間さん、どうなのですかという声も聞いたのですが、ここですぐ答えはいただきませんけれども、そういうところも地区的にあるようですので、ぜひ、そういう公園もないところもあるのだなというのを少し分かったものですから、そういうことも考えていただいて、これからの施策にも反映していただければありがたいと思います。
以上で終わります。
552 ◯大野祐司座長【80頁】 これで、風間正子分科員の質疑を終わります。
暫時休憩いたします。
午後 2時35分 休憩
─────────────
午後 2時43分 再開
553 ◯大野祐司座長【80頁】 再開いたします。
休憩前に引き続き、建設部が所管する事業について質疑を行います。
高橋文雄分科員。
554 ◯高橋文雄分科員【81頁】 2点ほどお伺いいたします。
1つは、主要な施策の成果報告書の166ページの(10)の交通安全施設整備等経費でございます。市内の道路のカーブや交差点に設置してあるカーブミラーですが、安全な通行のためには必要なものだと思います。新規の設置については、地元自治会の要望などを基に対応されているそうですが、設置要望についてどのくらいあるのか、あとは要望したものについて全て設置されているのかをお伺いいたします。
555 ◯大野祐司座長【81頁】 建設管理課長。
556 ◯建設管理課長【81頁】 カーブミラーの設置要望についてお答えいたします。
カーブミラーは道路の交通安全施設として、見通しの悪いカーブや交差点などに設置し、主に運転者の視界を補助的に確保するもので、令和4年度末で3,865基が市内に設置されております。令和4年度の1年間で要望された件数は77件で、そのうち設置した件数が57件、その割合は約74%、設置していないのは20件で、その割合は約26%でした。
以上です。
557 ◯大野祐司座長【81頁】 高橋分科員。
558 ◯高橋文雄分科員【81頁】 ありがとうございます。聞いてみると、4分の3は大体要望を満たして設置されているということで、4分の1ほどが設置できない場合でございますけれども、設置できないという理由について、どういうことが原因なのかお伺いいたします。
559 ◯大野祐司座長【81頁】 建設管理課長。
560 ◯建設管理課長【81頁】 カーブミラーについて設置しない場合、設置していない場合の理由についてお答えいたします。
設置に際しましては、担当職員2人が要望の箇所に出向き、カーブや交差点の形状、樹木や建築物といった運転者の視界を妨げるような遮蔽物の有無、また車両や歩行者の交通量といった交通状況、また通学路に指定されているかどうかなどを確認いたします。また実際に行った職員が運転者の視点から他の車両等が見えるかどうかということも確認いたします。その結果、運転者からの視界が良好で、視距が確保でき、他の車両等が直接目視で確認できる場合については設置をしておりません。
また、設置場所としては、民地への設置をお願いしているところですが、土地の所有者から承諾が得られない場合というのも設置できないケースとなります。カーブミラーを道路上へ設置するという考えもございますけれども、歩行者の通行に支障があるということや、あるいは車道等へミラーの部分がはみ出すことで、カーブミラーの接触による破損や事故が発生する可能性などの理由から、道路上への設置は困難なのが現状でございます。
主な理由としましては以上の2点になりますが、その他の理由としまして、市の管理する道路でないという場合もございます。今後もカーブミラーの設置を要望された場合、現場の確認、あるいは状況をよく確認して、必要性の有無をしっかり検証することで、市民の通行の安全性を向上するように努めてまいりたいと思います。
以上です。
561 ◯大野祐司座長【82頁】 高橋分科員。
562 ◯高橋文雄分科員【82頁】 ありがとうございます。単純に予算がないからとか、あるいは、そこの場所が気に入らないからとか、そういうことではなくて、いろいろ考えがあって、安全確保のためで、そのようにできないということがよく分かりました。ぜひ効率的にカーブミラーが成果を収めるように設置を進めていただきたいと思います。比較的予算的には少なくて、交通安全が保たれるわけでございます。ですので、よろしくお願いいたします。
次に、主要な施策の成果報告書の169ページの(18)はだの桜並木魅力向上事業費についてでございます。5年ほど前から腐朽菌に侵された桜については、街路樹や公園緑地のものを中心に伐採を行っていると思いますが、昨年度の桜の伐採について何本行ったのか、また、その費用についてお伺いいたします。
563 ◯大野祐司座長【82頁】 建設管理課長。
564 ◯建設管理課長【82頁】 市内に植えられている桜の伐採についてお答えいたします。この事業につきましては、建設管理課と公園課の2課で担当しておりますが、建設管理課が一括してお答えいたします。
令和4年度に行った市道及び公園・緑地にある桜の伐採については、堀山下、堀川地内の市道23号線の街路樹10本の伐採を行いました。公園・緑地につきましては、令和4年度の伐採はございませんでした。
桜の伐採に係る費用につきましては、伐採という作業そのものと伐採をした木の運搬と処分費、あるいは道路上で行いますので交通誘導員などの安全費、あるいは諸経費という形で、合計で1本当たり約71万円となります。今回は10本の伐採を行いましたので、合計約710万円という形になります。
以上でございます。
565 ◯大野祐司座長【82頁】 高橋分科員。
566 ◯高橋文雄分科員【82頁】 ありがとうございます。大分お金がかかるわけで、また、あとお金だけではなくて人命、あるいは、けが等にも通ずるわけでございますから、よく管理して、事故のないように進めていただきたいと思います。
4年ほどぐらい前に運動公園の水無川の両側に、片方は、今、桜が植えてありますけれども、もう片方にも植えたほうがいいのではないかという意見もありましたけれども、私もソメイヨシノ、あの辺は四、五年前でも、50年から60年経過しているから、ほかの樹枝を考えたほうがいいよというのは提案はいたしました。ぜひそんなふうに考えてもらいたいと思うし、それで、特にソメイヨシノは本当にいい桜ですけれども、公園だったら、枝を切ったり根を切ったりしないようなところは、相当伸ばしても腐朽菌にやられることは少ないだろうし、そういうのとかを選んで、やっぱり枝を切らないような方策を取ってもらうとか。また、逆に街路樹のようなところは、切るとすぐ腐朽菌が入ってくるし、ぜひ管理に徹底をしていただきと思います。
それから、今、少し御意見を申し上げましたけれども、提言をいたしましたけれども、執行部の今後の対応については、植え替えをしていくと思いますが、どのような種類の桜を植えるのかについて、街路樹、公園等の考え方の違いを含めて、お願いいたします。
567 ◯大野祐司座長【83頁】 建設管理課長。
568 ◯建設管理課長【83頁】 伐採した桜の更新についてお答えいたします。道路に沿って植栽帯に連続的に植える街路樹と、今、分科員がおっしゃられたような、ある程度植える配置に自由度がある公園、緑地では、桜並木としての樹枝の選定の考え方にも違いがあると考えております。
現在、市道23号線では、更新する際の桜の種類は、ジンダイアケボノというものを選定しております。このジンダイアケボノは、ソメイヨシノと同じ時期に開花するということと花の色合いもほぼ同じとなっております。今あるソメイヨシノの並木に混ぜて植え替えても、違和感が少ない種類となっております。
また、ジンダイアケボノにつきましては、ソメイヨシノに比べて病害虫に強く、樹高も5メートルほど低いとされておりまして、比較的管理がしやすいことから、採用させていただいております。
みずなし川緑地以外、道路に接しない場所の公園の緑地や桜の更新につきましては、並木の連続性を見ながら、更新の必要性も含めて検討することとしておりますので、委員に今、御意見いただいたように、道路沿いと違って植える場所に自由度がある普通の公園の場合、こういった場合は、現在のソメイヨシノでも問題ない箇所が多いと考えておりますので、更新に当たっては、ソメイヨシノを軸に検討することを考えております。
以上でございます。
569 ◯大野祐司座長【83頁】 高橋分科員。
570 ◯高橋文雄分科員【83頁】 どうもありがとうございました。これで質問を終わります。
571 ◯大野祐司座長【83頁】 これで、高橋文雄分科員の質疑を終わります。
阿蘇佳一分科員。
572 ◯阿蘇佳一分科員【83頁】 それでは、幾つか質問させていただきたいと思います。主要な施策の成果報告書164ページ、(2)駅前広場等管理費について。ベンチの設置について、高齢化が進む中、高齢者の方が買物袋を手に、あるいはステッキを持ちながら、道路の端に座り込んでいる姿をよく見かけます。特に東海大学前駅駅前広場、タクシー乗り場にはベンチがありません。鶴巻温泉駅あるいは秦野駅におきましてもベンチがある。なぜ東海大学前駅にベンチがないのですか、設置してほしいという声をよく聞きます。
かつては東海大学前駅駅前はタクシーはかなり回転が早かったのですね。しかしながら、今日、この
予算決算常任委員会でも言われたように、タクシーのドライバーが少ないということで、待ち時間が長くなった。それだけ高齢者の方は立ったままタクシーを待っているということで、大変苦情といいますか、困ったという苦情が増えております。ベンチの設置が東海大学前駅の乗り場にできないのか、まずお伺いしたいと思います。
573 ◯大野祐司座長【84頁】 建設総務課長。
574 ◯建設総務課長【84頁】 駅前広場のベンチの設置について、お答えいたします。最近では、東海大学前駅をはじめ、駅でバスやタクシーを待たれる方が、待つ間に腰をかけるベンチがなく、乗車待ちの間に座る場所がなくて困っているという声が多くあることを認識しております。
市では、今年度、市内4駅の駅前広場のベンチの設置状況について、総点検を行い、ベンチが設置されていない箇所や増設が必要な箇所などの優先順位を整理したリストの作成を進めているところでございます。
ほかの駅では、市内の各種団体からベンチの御寄附をいただきまして設置した事例もございますので、こうした機会を活用しながら取り組んでいきたいと考えております。
以上になります。
575 ◯大野祐司座長【84頁】 阿蘇分科員。
576 ◯阿蘇佳一分科員【84頁】 ありがとうございます。私が所属する秦野あづまライオンズクラブがありますけれども、東海大学駅前駅、鶴巻の駅前に時計塔を設置しました。10月1日に行われるのですけれども、鶴巻温泉の北口に花壇の整備を行います。
今、建設総務課長からも各団体からベンチの寄附があれば積極的に受けたい、または、そういうものを活用したいということがありましたけれども、あづまライオンズクラブも何とか高齢化社会の中で、東海大学前駅駅前だけではなく鶴巻の駅も少し追加、ベンチはありますけれども増やして、ベンチを増やそうという運動を展開しようではないかと今、行われております。
選挙が終わりましたので、そういう積極的な寄附行為のお手伝いもしたいと思っております。その暁には、よろしくお願いを申し上げます。
続きまして、同じく駅前広場の南口のタクシープールについてであります。私は以前から市長との懇談会も含めて、鶴巻温泉駅南口のタクシープール、6年間全く使われていないまま放置されている。それについて、何度か公式、非公式を含めて訪ねてまいりました。その検討は少し前へ進んでいると聞いておりますが、どのようかお伝え願いたいと思います。
577 ◯大野祐司座長【84頁】 建設総務課長。
578 ◯建設総務課長【84頁】 鶴巻温泉駅南口のタクシープールについて、お答えいたします。鶴巻温泉駅南口のタクシープールにタクシーが止まっておらず、利用されていない状況にあるということは認識をしております。そのため、より有効的な活用について、秦野警察署と駅前広場のタクシー乗り入れ事業者と、それぞれ協議をいたしました。
また、より有効的な活用として、タクシープールに引かれている白線の枠を消して、一般車等の待機場所としても活用することを検討しておりますが、地域の方の御意見もよく伺った中で、遅くとも年度内にはできるように進めてまいります。
なお、待機場所とすることで、駅前広場のロータリーの車道の部分を横断する利用が想定されますので、このことについて警察署から指摘を受けておりますので、待機場所を利用される方への注意喚起の看板、これも併せて設置の検討をしていきます。
以上になります。
579 ◯大野祐司座長【85頁】 阿蘇分科員。
580 ◯阿蘇佳一分科員【85頁】 新しい議員も増えたわけですけれども、このタクシー乗り場のプール、6年間放置されたことは、小さなことかもしれませんけれども、私は反省をしていただきたいと思います。
それはなぜかと言えば、郵便局の前の広場、もちろんタクシー業界からは、タクシープールをつくってほしい、そういう希望があったと思います。その中で、市もならばということで、タクシープールをつくったと思いますけれども、鶴巻温泉駅から基本的には歩いて5分、6分、あるいは1分もすれば、自宅へ着くのです。ですから基本的にはタクシーは使わないのです。東海大学は、東海大学関係者なり、あるいは平塚に行く人、あるいは尾根、上の山に登る方。
ですから、私は、個人攻撃はしません。担当の方々がタクシー会社から要望があっただろうけれども、なぜそこできめ細かな精査をしなかったのか、そして6年間そのまま放置したこと、こちらは2つの面で、小さなことだけれども、なぜそういうものを精査しなかったのかの責任、それから、なぜ6年間も放置したのかの2つに関して、私は十分反省をしていただきたい。誰がということではありません。
これからますます、今、言ったように人口減少、また、伊藤分科員が言っているように収入が減ってくるよ。そういう中で、よりやっぱりきちんと精査をする、要望は要望として受け止めて、その中で限りある資源をきちんと使う、そういう視点がかなり欠けているのではないかということを反省していただきたいと思います。これからはやはり身の丈に合った、元気、元気、活力、元気で活力は大事なことだけれども、もう少し癒やしとか潤いとか、そういう落ち着いたまちづくりを目指してもらいたいということをお願いして終わります。
581 ◯大野祐司座長【85頁】 これで、阿蘇佳一分科員の質疑を終わります。
田中めぐみ分科員。
582 ◯田中めぐみ分科員【85頁】 主要な施策の成果報告書179ページ、(42)公園施設維持管理費についてお伺いします。公園施設維持管理費の中には、スポーツ施設や公園施設等、いろいろな施設があると思いますが、その施設はどのようなものがあるか、お伺いします。
583 ◯大野祐司座長【86頁】 公園課長。
584 ◯公園課長【86頁】 公園施設維持管理費には、秦野市カルチャーパーク区域面積30.76ヘクタールのうち、文化会館や図書館、メタックス体育館はだのを除いた部分の管理費用となっています。
その施設としては、昭和47年に完成した歴史ある中栄信金スタジアム秦野や日本陸上競技連盟の第3種公認を取得している陸上競技場、全天候対応のテニスコート、夏に大人気の水泳プール等のスポーツ施設や68種類あるバラ園や水遊びができるじゃぶじゃぶ池、ローラー滑り台や転んでもけががしにくいゴムチップが舗装されたペコちゃん公園はだの、親しみと安らぎを与えてくれるみずなし川緑地など、都市公園や緑地の施設が多数あります。
以上です。
585 ◯大野祐司座長【86頁】 田中分科員。
586 ◯田中めぐみ分科員【86頁】 今、教えていただいた中で、カルチャーパークについて質問したいのですけれども、カルチャーパーク内のスポーツ施設の中で、古い施設というのはどういったものがありますか。
587 ◯大野祐司座長【86頁】 公園課長。
588 ◯公園課長【86頁】 スポーツ施設が設置された順に御説明します。昭和47年に中栄信金スタジアム秦野、昭和48年には陸上競技場、テニスコート、また、昭和49年には水泳プールが設置されました。スポーツ施設は設置されてから長年の経過がたっておりますので、利用者の安全と利便性の向上が保たれるよう適切な維持管理に努めています。
以上です。
589 ◯大野祐司座長【86頁】 田中分科員。
590 ◯田中めぐみ分科員【86頁】 ありがとうございます。古い施設の維持管理には、利用者の安全性と利便性の向上を図るために、適切な維持管理や、時として大規模な改修工事が必要になると思います。特に市民プールは利用者も多いことから、トイレや更衣室の衛生面を気にする声、また、プールサイドのタイルの浮き、そういったものが気になると声が寄せられております。今後どのように修繕される予定か、お伺いしてもよろしいですか。
591 ◯大野祐司座長【86頁】 公園課長。
592 ◯公園課長【86頁】 水泳プールのトイレや水回り、タイルについてお答えいたします。子供用プールは平成18年度に大規模な改修を行い、子供用のプールの更衣室とトイレは平成24年に改修しております。昨年度はプールの給水管の修繕工事を実施しました。58メートルプールについては、機能を確保できるよう適切に維持管理を行っていますが、トイレについては、まだ和式となっております。
令和4年度から、ミズノグループがカルチャーパークを含めた3施設の指定管理者となりました。昨年度の指定管理者による修繕内容を御報告させていただきますと、NITTANパークおおねのトイレ1か所を和式から洋式に改修しております。
今後は、指定管理者の修繕計画と調整を図りながら、計画的にカルチャーパーク内のトイレやタイル、清潔で使いやすい洋式トイレの改修に向けて検討していきます。
すみません、訂正させてください。プールについて、今、58メートルと言ってしまったのですが、プールは50メートルです。
子供用プールの改修年を平成18年度と言ってしまいましたが、平成14年度に訂正をさせていただきます。失礼いたしました。
593 ◯大野祐司座長【87頁】 田中分科員。
594 ◯田中めぐみ分科員【87頁】 ありがとうございました。私自身も現在、4歳の子供を育てておりまして、家もカルチャーパークから近いのでよく利用しております。修繕は安全面にも直接つながることですので、今後も指定管理者の方と連携を取りながら、よく点検していただいて、適切な管理を行っていただきたいと思います。
以上で質問を終わりにします。
595 ◯大野祐司座長【87頁】 これで、田中めぐみ分科員の質疑を終わります。
次に、兼務員の質疑を行います。
石川潤兼務員。
596 ◯石川潤兼務員【87頁】 なし。
597 ◯大野祐司座長【87頁】 質疑なしと認めます。
各分科員の質疑は終わりました。
この際、特に再質疑を求める方は挙手をお願いいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
598 ◯大野祐司座長【87頁】 質疑なしと認めます。
これで、建設部に対する質疑を終結いたします。
以上で、議案第35号のうち、当分科会所管部分の質疑を終わります。
これより
予算決算常任委員会における採決の参考とするため、賛否の確認を行います。
議案第35号のうち、当分科会所管部分の認定に賛成の分科員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
599 ◯大野祐司座長【87頁】 賛成多数であります。
したがって、
予算決算常任委員会において、そのように報告いたします。
暫時休憩いたします。
午後 3時09分 休憩
─────────────
午後 3時12分 再開
600 ◯大野祐司座長【87頁】 再開いたします。
次に、「議案第36号・令和4年度秦野市水道事業会計利益剰余金の処分及び決算の認定について」の審査に入ります。
執行部の概要説明を求めます。
上下水道局長。
601 ◯上下水道局長【88頁】 水道事業会計決算の概要について御説明します。それでは、決算書248ページ、令和4年度秦野市水道事業報告書を御覧ください。こちらの1、概況、(1)総括事項に沿って御説明させていただきます。
令和4年度は、はだの上下水道ビジョンの実現に向け、安全でおいしい水を安定的に供給するため、水質管理や自己水源の確保に加え、管路の耐震化や災害対策など、水道施設整備計画に基づく事業を着実に推進しました。
事業の主たる財源である水道料金収入は、前年度に比べ約5億8,000万円減の約15億8,300万円となりました。この大きな要因は、新型感染症の長期化と物価高騰に直面する市民や事業者の経済負担の軽減を目的として実施された一般会計の補助金事業による水道料金の減額措置によるものです。
減額措置を講じなかった場合と比較すると、有収水量が減少したことなどにより、約5,600万円の減収となりましたが、純利益については約1億5,300万円でした。
まず、アの経営の状況ですが、収益的収入及び支出は、収入が25億9,487万5,931円、支出が24億4,173万1,560円で、差し引きしまして、1億5,314万4,371円の純利益となりました。
また、資本的収入及び支出は、収入が括弧内の税込み額で4億1,348万4,755円、支出が同じく税込みで13億8,907万1,428円となりました。
この税込みの収入と支出の差額9億7,558万6,673円は、公営企業会計ルールに従い、過年度分損益勘定留保資金などで補いました。
また、本年度末における企業債の未償還残高は、64億3,885万3,514円で、前年度に比べ2億8,262万2,090円の減少となっております。
次に、イの給水の状況でございます。令和4年度末の給水戸数は7万9,728戸で、前年度に比べ645戸の増加、給水人口は16万1,429人で357人減少し、水道普及率は、前年度から0.01ポイント増の99.90%となりました。
続きまして、ウの主な事業成果についてです。決算書250ページの(ウ)建設改良費を御覧ください。建設改良事業につきましては、水道施設整備計画に基づき、幹線管路や導送水管を更新するとともに、新東名高速道路の築造に伴う水道管路の布設替え等を行いました。このことにより、耐震性能を有する管路の延長が増加したため、基幹管路の耐震化の指標である耐震化率は49.8%となり、水道施設整備計画に定めている目標を達成することができました。
次に、(2)経営指標に関する事項についてですが、決算書251ページの経営指標の推移の表の一番右側の令和4年度を御覧ください。
一番上の経営の健全性を示す経常収支比率は、給水収益の減少などにより106.35%となりましたが、健全経営の水準とされる100%を上回っております。
また、その下の料金回収率は、水道料金の減額措置の影響などにより71.13%となり、事業に必要な費用を給水収益で賄えるとされる100%を下回っております。また、減額措置を講じなかった場合であっても、料金回収率は94.69%となりますので、適正な水道料金収入や給水原価費用の削減を進める必要がある状況でございます。
最後に、剰余金処分計算書(案)について御説明します。決算書238ページを御覧ください。表の右側から2列目にあります未処分利益剰余金の一番上、当年度末残高2億5,314万4,371円は、前年度から繰越利益剰余金1億円と、当年度の純利益1億5,314万4,371円を合わせました額でございます。このうち1億円を繰越利益剰余金として翌年度へ繰越しし、残りの1億5,314万4,371円を減債積立金に5,798万4円、建設改良積立に8,168万8,367円、投資利益積立金に1,347万6,000円、それぞれ積み立てるものでございます。
また、表の一番右側のその他未処分利益剰余金変動額の一番上、当年度末残高4億6,864万2,182円を全額自己資金に組み入れるものでございます。
以上、令和4年度秦野市水道事業会計決算の概要について申し上げました。利益剰余金の処分及び決算の認定につきまして、よろしく御審査くださいますようお願い申し上げます。
602 ◯大野祐司座長【89頁】 執行部の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
まず、分科員の質疑を行います。
伊藤大輔分科員。
603
◯伊藤大輔分科員【89頁】 なし。
604 ◯大野祐司座長【89頁】 質疑なしと認めます。
吉村慶一分科員。
605 ◯吉村慶一分科員【89頁】 なし。
606 ◯大野祐司座長【89頁】 質疑なしと認めます。
風間正子分科員。
607 ◯風間正子分科員【89頁】 なし。
608 ◯大野祐司座長【89頁】 質疑なしと認めます。
高橋文雄分科員。
609 ◯高橋文雄分科員【89頁】 それでは、耐震化についての質問をいたしますけれども、各会計決算書及び決算附属資料250ページの(ウ)の建設改良費のうち、管路耐震化・更新事業費についてお伺いいたします。
水道全体につきましては、大分前から耐震化というのは取り組んでいられまして、20年近く前に配水池の下流のほうというか、低い部分が密集地の場合には遠くへ回そうとか、あるいはジョイント部分を耐震化の部品でつないだとか、大分早くから進めていられるわけでございますけれども、ここで管理とか、あるいは管路の更新とか、そういう事業で耐震化を進めていられるわけでございますけれども、大変考えているのは、地震が起きれば、どんなことが起きるか全く分からない状況の中で耐震化を進めるということは、大変神経を使われる仕事だと思いますけれども、ぜひ市民の安全・安心のために御尽力いただきたいと思います。
それで、耐震化の状況についての進捗の状況や今後の見通しについて、少しお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
610 ◯大野祐司座長【90頁】 水道施設課長。
611 ◯水道施設課長【90頁】 管路の耐震化についてお答えいたします。水道事業計画では、災害に強い水道施設への整備促進として、基幹管路、特に幹線管路の耐震化を最優先に推進しています。令和4年度末での基幹管路の耐震化率は49.8%となり、はだの上下水道ビジョンにおける計画値の46.7%を上回るとともに、令和3年度末の全国平均41.2%も上回り、順調に進捗しています。
今後の見通しとしましては、はだの上下水道ビジョンにおける計画最終年度である令和12年度末の計画値61.9%を目指し、安全・安心な災害に強い水道施設の整備を着実に進めてまいります。
以上です。
612 ◯大野祐司座長【90頁】 高橋分科員。
613 ◯高橋文雄分科員【90頁】 ありがとうございます。本当に先ほど申し上げましたように、神経を使う、そして完全というのはなかなかあり得ないわけでございますが、ぜひ市民の生命とそれから財産を守るために今後とも御尽力をいただきまして、質問を終わります。
以上です。
614 ◯大野祐司座長【90頁】 これで、高橋文雄分科員の質疑を終わります。
阿蘇佳一分科員。
615 ◯阿蘇佳一分科員【90頁】 なし。
616 ◯大野祐司座長【90頁】 質疑なしと認めます。
田中めぐみ分科員。
617 ◯田中めぐみ分科員【90頁】 なし。
618 ◯大野祐司座長【90頁】 質疑なしと認めます。
次に、兼務員の質疑を行います。
石川潤兼務員。
619 ◯石川潤兼務員【90頁】 なし。
620 ◯大野祐司座長【90頁】 質疑なしと認めます。
各分科員の質疑は終わりました。
この際、特に再質疑を求める方は挙手をお願いいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
621 ◯大野祐司座長【91頁】 質疑なしと認めます。
以上で、議案第36号に対する質疑を終結いたします。
これより
予算決算常任委員会における採決の参考とするため、賛否の確認を行います。
議案第36号を原案のとおり決すること及び認定することに賛成の分科員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
622 ◯大野祐司座長【91頁】 賛成多数であります。
したがって、
予算決算常任委員会において、そのように報告いたします。
暫時休憩いたします。執行部の入替えです。
午後 3時24分 休憩
─────────────
午後 3時26分 再開
623 ◯大野祐司座長【91頁】 再開いたします。
次に、「議案第37号・令和4年度秦野市公共下水道事業会計利益剰余金の処分及び決算の認定について」の審査に入ります。
執行部の概要説明を求めます。
上下水道局長。
624 ◯上下水道局長【91頁】 公共下水道事業会計決算の概要について御説明申し上げます。それでは、決算書300ページ、令和4年度秦野市公共下水道事業報告書を御覧ください。こちらの1、概況、(1)総括事項に沿って御説明申し上げます。
令和4年度は、はだの上下水道ビジョンの実現に向け、安定した汚水処理や浸水対策を推進するため、施設の維持管理や汚水処理、管路及び施設の整備、災害時対策などの事業を行いました。
汚水事業におけるの管きょ整備は、土地区画整理事業の遅れや私道の承諾が得られないなど様々な理由により未整備となっている区域を除き、令和2年度末までにおおむね完了しており、事業の中心は整備、建設から維持管理、更新に移行しつつあり、下水道への新規接続件数は以前より少なくなっております。
事業の主たる財源である下水道使用料収入は、有収水量が減少したことなどにより、前年度に比べ約2,400万円の減収となりましたが、純利益については約4億2,700万円でした。
まず、アの経営の状況ですが、収益的収入及び支出は、収入が49億5,081万2,180円、支出が45億2,356万9,291円で、差し引きしまして、4億2,724万2,889円の純利益となりました。
また、資本的収入及び支出は、収入が括弧内の税込み額で11億7,463万6,281円、支出が同じく税込みで32億1,610万5,186円となりました。この税込み額の収入と支出の差額20億4,146万8,905円は、公営企業会計ルールに従い、当年度分損益勘定留保資金などで補いました。
また、本年度末における企業債の未償還残高は、266億8,042万589円で、前年度に比べ14億2,288万3,086円減少しております。
次に、イの普及の状況でございます。令和4年度末における処理区内人口は14万463人、水洗化人口は13万490人で、処理区域内人口に対する水洗化率は92.90%となりました。
また、公共下水道に接続すべき水道メーター数は8万1,479個、接続率は89.40%となりました。
続きまして、ウの主な事業成果についてですが、決算書302ページ、(イ)処理場費を御覧ください。浄水管理センターにおける処理水質は、下水道の放流水の基準を満たし、金目川の水質保全に努めることができました。
また、汚水の処理に伴い発生する汚泥の排出量については、伝熱式乾燥機を活用し以前より大幅に削減できており、乾燥汚泥のうち469.3トンは燃料の原料として売却し、そのほかの脱水及び乾燥汚泥も全量再資源化を行いました。
次に、(ウ)建設改良費を御覧ください。建設改良事業につきましては、社会資本整備総合交付金が要望額に対し満額の交付ではありませんでしたが、公共下水道施設整備計画に基づき、未整備区域の汚水管きょの整備や局地的な大雨に対応するための浸水対策を行いました。また、地震災害時に重要な役割を果たす広域避難所及び防災拠点からの汚水処理を持続可能なものとするため、管きょの耐震化を進めました。
さらに、令和5年度以降に予定していた雨水管きょ整備事業については、国の第2次補正予算を活用し、前倒しで整備を進めました。
なお、汚水管きょの整備済み面積は2,506.9ヘクタールで、全体計画に対する整備率は97.26%となりました。
次に、(2)経営指標に関する事項についてですが、決算書304ページ、経営指標の推移の表の一番右の令和4年度を御覧ください。一番上の経営の健全性を示す経常収支比率は、109.52%となりましたが、健全経営の水準とされる100%を上回っております。
また、その下の経費回収率は92.21%となり、事業に必要な費用を賄えるとされる100%を下回っていますので、適正な下水道使用料収入の確保及び汚水処理費の削減を進めていく必要がある状況でございます。
最後に、剰余金処分計算書(案)について御説明させていただきます。決算書290ページを御覧ください。
表の右側から2列目にあります未処分利益剰余金の一番上、当年度末残高6億2,724万2,889円は、前年度からの繰越利益剰余金2億円と当年度の純利益4億2,724万2,889円を合わせた額でございます。このうち2億円を繰越利益剰余金として翌年度へ繰り越しし、残りの4億2,724万2,889円を減債積立金に積み立てるものでございます。
また、表の一番右側のその他未処分利益剰余金変動額の一番上、当年度末残高8億7,605万6,288円を全額自己資金に組み入れるものでございます。
以上、令和4年度秦野市公共下水道事業会計決算の概要について申し上げました。利益剰余金の処分及び決算の認定につきまして、よろしく御審査くださいますよう、よろしくお願いします。
以上です。
625 ◯大野祐司座長【93頁】 執行部の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
まず、分科員の質疑を行います。
伊藤大輔分科員。
626
◯伊藤大輔分科員【93頁】 なし。
627 ◯大野祐司座長【93頁】 質疑なしと認めます。
吉村慶一分科員。
628 ◯吉村慶一分科員【93頁】 決算書の322ページ、固定資産明細書、ア、有形固定資産明細書の土地について伺います。浄水管理センターの管理棟の西側にあるテニスコート、グラウンド、それから交通公園の用地は、下水道事業のための用地であると思いますが、面積は幾らであって、いつ、どういう目的で取得して、そのときの価格は今の価格だと思いますけれども、幾らであるのか伺います。
また同時に、その取得時に補助金をもらっていると、それがどこかに補助金をもらいましたよというので載っていると思うのですけれども、それがどこに載っていて、幾らかについても伺います。
629 ◯大野祐司座長【93頁】 経営総務課長。
630 ◯経営総務課長【93頁】 何点か御質問いただきましたけれども、まず最初に、固定資産明細でお示ししてございます施設用地、このうち御質問にありましたなでしこ広場、交通公園、テニスコート、そのほか地元の消防団車庫用地として目的外でお貸ししている土地がございます。この面積、それの評価額、資産額のお尋ねでございます。
まず、面積については、およそ3万4,000平方メートルございます。これの試算額が総額で7億6,113万6,758円となってございます。
補助金でございますけれども、これを当時、補助金を充当して買っていますけれども、補助金については、今のほかの施設用地と合わせて取得してございますので、明確にこの部分が幾らという補助額というのはございませんが、おおむねこの面積、現在のエリア、このエリアに合わせた補助額を算定してみますと、補助金額が約3億8,000万円充てられているというようになってございます。
なお、この表記は、特にこの額だけをお示ししている資料というのはございません。
そのほか施設の取得目的については、下水道施設課担当課長から答えさせていただきます。
631 ◯大野祐司座長【94頁】 下水道施設課担当課長。
632 ◯下水道施設課担当課長【94頁】 用地の取得目的ですけれども、下水道に必要な処理施設、こういったものをつくるということで購入しております。
以上になります。
633 ◯大野祐司座長【94頁】 吉村分科員。
634 ◯吉村慶一分科員【94頁】 これは取得したのは、いつですか。
635 ◯大野祐司座長【94頁】 経営総務課長。
636 ◯経営総務課長【94頁】 取得年度は、処理場用地全体としては、昭和51年度に先ほどの補助などを受けて購入してございます。
以上です。
637 ◯大野祐司座長【94頁】 吉村分科員。
638 ◯吉村慶一分科員【94頁】 決算審査意見書の一番最後の第9表という、84ページ、85ページに固定比率とか固定資産対長期資本比率というのがあって、これを見ると、固定資産を長期にわたって、物の形で持っているのはあんまりよくないと読めると思うのですけれども、昭和51年から現在まで、ずっとこの土地を事業のために使わずに所持しているというのは、もう50年近くになりますよね。これは下水道事業の経営上、あまり望ましくないのではないかと思いますが、いかがですか。
639 ◯大野祐司座長【94頁】 経営総務課長。
640 ◯経営総務課長【94頁】 資本として長期に持っている資産、活用が進んでいないことはどうなのかということでございますけれども、基本的には、当時、取得目的、補助を受けるに当たっても、高度な浄水の処理施設を整備する目的で購入してございます。確かに昭和51年の購入でございますので、現在、具体的な整備を進めている状況にはございませんけれども、整備予定ではございます。
今の経営上の整備計画が令和12年度まで具体的な計画、整備計画を持ってございますけれども、令和12年度までは具体的な整備事業としての位置づけはしてございませんが、将来的に令和13年度以降、また改めて必要性を検討した上で整備を進めるということで考えておりますので、償却資産としては、土地なので償却されることはないのですが、資産として長く購入後、持っている状態で、活用が進んでいないというところではございますけれども、活用する予定は、いずれにしても計画として、整備予定として持っているということでございます。
以上です。
641 ◯大野祐司座長【94頁】 吉村分科員。
642 ◯吉村慶一分科員【95頁】 その土地は処理場用地と先ほど表現されましたが、今ある管理棟の建て替え工事とか、今ある汚水処理の池、汚水処理棟と言ったらいいのだと思いますが、あれの建て替え工事なんかにも使うことができる土地ですか。
643 ◯大野祐司座長【95頁】 下水道施設課担当課長。
644 ◯下水道施設課担当課長【95頁】 下水道に必要な処理施設を建てるための用地でございますので、建てることは可能ですけれども、今、計画されている西側のなでしこ運動広場の用地、あそこにつきましては、現時点では、高度処理施設をつくる用地として計画、予定されている用地でございます。
以上です。
645 ◯大野祐司座長【95頁】 吉村分科員。
646 ◯吉村慶一分科員【95頁】 令和3年度末につくられた、はだの上下水道ビジョンの202ページに今後の課題と取組とかというのが書いてあって、今、お話しになりました高度処理施設については、こう書かれています。「高度処理施設を整備した場合、建設費以外に維持管理費も増大するため、財政を圧迫する可能性があります」。これはこういう記述をしているということは、いつかの時点で建設費用とか維持管理費用を算定したことがあるのではないかと思いますが、その数字は幾らでしょう。
647 ◯大野祐司座長【95頁】 答弁は出ませんか。
暫時休憩します。
午後 3時44分 休憩
─────────────
午後 3時44分 再開
648 ◯大野祐司座長【95頁】 再開いたします。
答弁を求めます。
経営総務課長。
649 ◯経営総務課長【95頁】 すぐにお答えできず、申し訳ございませんでした。処理施設の整備については、全体事業費としての検討をしたことがございます。整備費としましては、令和2年度のこの計画の見直し段階で、概算的な金額でございますけれども、約70億円という整備費がかかるということで計算をしてございます。
ただ、その後イニシャルコスト、ランニングコストについては、算定はしてございません。ですので、それ以降の経費が幾らかかるかというのは、計画上もまだ見込んでいないという状況でございます。
650 ◯大野祐司座長【95頁】 吉村分科員。
651 ◯吉村慶一分科員【95頁】 分かりました。少し50年もの長きにわたって現実に使われていない、令和12年までの今の長期計画の中でも位置づけがされていない、高度処理ということについても施設の概算建設費が70億円と。70億円といったら、クリーンセンターが94億円ですから、あれより少し安いぐらいであそこをお造りになると。今の下水道事業の中で、そんなことが可能かなと思うとだけ申し上げて、次の質問に移ります。
下水道の事業の動力費についてございますが、決算書の316ページ、317ページに動力費という項目が3つあって、管きょの動力費、ポンプ場の動力費、処理場の動力費、全部足すと2億円になるのですが、これは令和3年度と比べてどのぐらい増えているのでしょうか。
652 ◯大野祐司座長【96頁】 下水道施設課担当課長。
653 ◯下水道施設課担当課長【96頁】 処理場の動力費につきましては、令和3年度と比べまして4,601万4,458円の増額となっております。ポンプ場ですけれども、令和3年度が約1,500万円程度でしたので、約500万円、このぐらい増額になっております。
654 ◯大野祐司座長【96頁】 吉村分科員。
655 ◯吉村慶一分科員【96頁】 非常に多額な増額で、今、原油の値段は1バレル96ドルですか。今後もどうなるか分からないのですけれども、動力費のために、料金をこれで変えて10月から適用ですか。それを変更というか、すぐに変えなくてはいけないというような、そういうことにはならないですか。
656 ◯大野祐司座長【96頁】 経営総務課長。
657 ◯経営総務課長【96頁】 料金改定の考え方についてのお尋ねでございますけれども、料金改定につきましては、財政計画上、10月1日から新たな料金表での改定が行われますが、そこは変える予定は当然ございません。
ただし、財政計画上は、次回改定を令和9年4月に予定してございます。この4月については、おおむね10年間での必要経費、後期の5年分ということで、平均改定率5%、標準的なケースのお宅で、本年同様、約150円から170円程度だと思いますけれども、増額を予定したいということで、財政計画では見込んでございます。
ただ、この改定については、ランニングコストなど、予想外の伸びは見込んでいないですけれども、おおむね、基本的な人件費の伸びですとか物価上昇率などを掛け合わせて、見込んだ数字としてつくってございます。ですので、その範囲の中である程度収めていきたいと。
具体的な改定時期、令和8年度中になると思いますけれども、市民生活や経済状況を見極めながら、改定時期を含めて検討することになろうかと思います。それまでの間、企業債の借入れ条件等の見直しですとか、借金をできるだけ返していくというようなことを併せて、公営企業として取り組むべき努力策、これを講じた上で、改定によります市民の負担については、できるだけ最小にとどめていきたいと考えてございます。
以上です。
658 ◯大野祐司座長【96頁】 吉村分科員。
659 ◯吉村慶一分科員【96頁】 これは、動力費というのは予想も全然つかない状況になっています。料金改定の線というのは、次回についても動力費を要因として、特別にこれまでの計画と違いますよということはありですよね。どうですか。
660 ◯大野祐司座長【97頁】 経営総務課長。
661 ◯経営総務課長【97頁】 お答えしますけれども、そのときの状況、動力費だけではないと思いますので、いろんな状況を踏まえた中で、適正な価格の改定になると思います。よろしくお願いします。
662 ◯吉村慶一分科員【97頁】 終わります。
663 ◯大野祐司座長【97頁】 これで、吉村分科員の質疑を終わります。
風間正子分科員。
664 ◯風間正子分科員【97頁】 なし。
665 ◯大野祐司座長【97頁】 質疑なしと認めます。
高橋文雄分科員。
666 ◯高橋文雄分科員【97頁】 決算書302ページの(ウ)の建設改良事業費のうち、汚水管きょ整備事業についてお伺いいたします。これについては、秦野駅南部(今泉)土地区画整理事業のB地区の下水道の整備については、土地区画整理事業に併せて、順次、整備を進めていますが、C地区の計画及び整備の状況がどのようなのか、お伺いいたします。
667 ◯大野祐司座長【97頁】 下水道施設課長。
668 ◯下水道施設課長【97頁】 秦野駅南部(今泉)土地区画整理事業のC地区における汚水管きょの整備についてですが、C地区は住宅の区域のため道路の現況幅員が狭く、水道管や配水管、NTT管、ガス管などの施設が道路に埋設される状況となっております。
そのため、令和4年度では、現況の道路幅員、道路内への埋設物の状況などを調査し、C地区で整備を計画している約810メートルのうち、整備可能な480メートルを対象として、汚水管きょの整備に向けた実施設計を行いました。
昨年度実施しました委託の範囲については、令和5年度から令和7年度まで3年間での整備を予定しており、既に今年度の工事については発注し、現在、施工中となっております。
以上です。
669 ◯大野祐司座長【97頁】 高橋分科員。
670 ◯高橋文雄分科員【97頁】 ありがとうございます。現在の整備状況は分かりましたけれども、全体で約810メートルのうち480メートルが整備できるようですが、残りの範囲の計画や整備はどのように考えているのかお伺いいたします。工事そのものは、まだ行われないでしょうけれども、やっぱり設計だとか全体計画ができているのではないかと思うのですが、その辺も含めまして、お願いしたいと思います。
671 ◯大野祐司座長【97頁】 下水道施設課長。
672 ◯下水道施設課長【97頁】 現状の中では整備が困難な状況となっている約330メートルの範囲につきましては、道路幅員が非常に狭く、埋設物のNTTやガス管、水道管などが既に埋設されていることから、現状のままでは汚水管きょを整備することは困難な状況です。そのため、残りの範囲の計画や整備につきましては、土地区画整理事業を所管している都市部、それから道路を所管している建設部と調整を図りながら、検討していきたいと思っております。
以上です。
673 ◯大野祐司座長【98頁】 高橋分科員。
674 ◯高橋文雄分科員【98頁】 ある程度分かりましたけれども、C地区の図面がありますが、4メートルぐらいの道路でも鋭角に曲がっているようなところが何か所かあるわけですが、そういうのとかを計画に入れるのかどうなのか。そのようにしたら本当に効率の悪い下水道になるわけですし、また、あと道路がないような宅地、あるいは通路だけで宅地になっているよとか、あるいは2メートル前後の宅地辺りも管が入るのかどうなのか、そういうことも含めまして、また再度聞きますが、全体とすれば、やっぱり今泉の区画整理の大体50%以上がC地区に含まれるわけで、駅の直近の、駅前広場に一番近いところの区域がそのように残ってしまうのですよ。一般の市街地整備でやって、グレードを落とさないようにやるということなのですけれども、これはできるのかどうなのか。
副市長、ちょうどずっと担当でやってこられたから、その辺のお考えどうなのか少しお聞きしたいのですけれども。
675 ◯大野祐司座長【98頁】 決算審査の範囲内でお答えをお願いいたします。
高橋副市長。
676 ◯高橋副市長【98頁】 秦野駅南部(今泉)土地区画整理事業につきましては、昨年度から、できるところの下水道につきましては順次進めておりますし、また、年度計画の中で着実にやっていきたいとは思っております。
それから、この先につきましては、やはり先ほど下水道施設課長から説明がありましたとおり、土地区画整理の今後の考え方だとか整備方法、それを都市部と建設部、道路の広げ方、これとよく調整しまして、しっかり駅前の近くという区域を考えながら、できる限り整備をしていきたいと考えております。
以上でございます。
677 ◯大野祐司座長【98頁】 高橋分科員。
678 ◯高橋文雄分科員【98頁】 決算の範囲を出ないということですけれども、一応、計画とか設計は、ある程度の考えを持って始められたと思うし、その辺がどうなのですか。全く決まっていないですよでは。それで都市計画変更もしないでやるというのは、少しおかしいと思うのですけれども、全体計画の構想ぐらいはもう決まっていると思うのですよ。いかがですか。
679 ◯大野祐司座長【98頁】 高橋副市長。
680 ◯高橋副市長【98頁】 全体計画ということですが、今、関係機関と都市部も土地区画整理の関係、都市計画については、よく整理をしておりますので、もうしばらくお待ちいただければと思います。
以上でございます。
681 ◯大野祐司座長【99頁】 高橋分科員。
682 ◯高橋文雄分科員【99頁】 先ほど申し上げましたように、駅の直近の地域なもので、グレードが落ちないように、ぜひ計画をしていただきたいと思います。ちょうど南口はいろいろ都市計画道路ができて、おかげさまで進んでいますから、それが完成すれば、本当にすばらしいまちづくり、地域になると思います。本町の北側は、なかなか都市計画道路というのは進んでいかないもので、実際には南口のほうが利便性の高い、グレードの高いまちができると思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
以上で終わります。
683 ◯大野祐司座長【99頁】 これで、高橋文雄分科員の質疑を終わります。
阿蘇佳一分科員。
684 ◯阿蘇佳一分科員【99頁】 なし。
685 ◯大野祐司座長【99頁】 質疑なしと認めます。
田中めぐみ分科員。
686 ◯田中めぐみ分科員【99頁】 なし。
687 ◯大野祐司座長【99頁】 質疑なしと認めます。
次に、兼務員の質疑を行います。
石川潤兼務員。
688 ◯石川潤兼務員【99頁】 なし。
689 ◯大野祐司座長【99頁】 質疑なしと認めます。
各分科員の質疑は終わりました。
この際、特に再質疑を求める方は挙手をお願いいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
690 ◯大野祐司座長【99頁】 質疑なしと認めます。
以上で、議案第37号に対する質疑を終結いたします。
これより
予算決算常任委員会における採決の参考とするため、賛否の確認を行います。
議案第37号を原案のとおり決すること及び認定することに賛成の分科員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
691 ◯大野祐司座長【99頁】 賛成全員であります。
したがって、
予算決算常任委員会において、そのように報告いたします。
暫時休憩いたします。
午後 3時59分 休憩
─────────────
午後 3時59分 再開
692 ◯大野祐司座長【 100頁】 再開いたします。
以上で、当分科会所管部分に関する審査は全て終了しました。
なお、当分科会における審査の経過と結果については、今定例月会議最終日に開催する
予算決算常任委員会において報告します。
また、報告書に盛るべき事項等について、特に御要望があればここでお伺いをし、それを基に素案を作成いたしたいと思いますが、いかがでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
693 ◯大野祐司座長【 100頁】 それでは、報告書につきましては、正・副座長において素案を作成し、後日、お諮りをいたします。
以上で、当分科会の日程は全て終了いたしました。
これで、
予算決算常任委員会・環境都市分科会を閉会いたします。
午後 3時59分 閉会
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