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令和5年予算決算常任委員会文教福祉分科会 本文 開催日: 2023-03-06

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  1. 秦野市議会 2023-03-06
    令和5年予算決算常任委員会文教福祉分科会 本文 開催日: 2023-03-06


    取得元: 秦野市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-14
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1            予算決算常任委員会・文教福祉分科会               午前 8時57分 開会 ◯野々山静香座長【 1頁】 ただいまから、予算決算常任委員会・文教福祉分科会を開会いたします。  本日の会議は、タブレット端末に掲載した日程により進めてまいります。  開会に当たり、一言、申し上げます。  当分科会の日程は、本日1日となっております。効率的かつ充実した審査がなされるよう、座長としての責務を果たしたいと考えますので、御協力をお願いします。  これより、議案の審査に入ります。  説明並びに質疑は、各会計予算及び予算説明書をはじめ、その他の提出資料等を参考にして進めることにします。  なお、本定例月会議に上程された議案に関する内容については、付託された文教福祉常任委員会において質疑いただくこととなりますので、御留意ください。  また、質疑につきましては、議事の整理上、タブレット端末に掲載した発言順位一覧表のとおり、区分して行います。  お諮りします。  各分科員の質疑の順番は、発言順位一覧表のとおりといたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 2 ◯野々山静香座長【 1頁】 御異議なしと認めます。  したがって、そのように決定しました。  分科員1人当たりの質疑時間は、質疑及び答弁を含めて60分以内とします。  なお、兼務員の質疑時間は、分科員として割り当てられた60分の範囲内で行い、1分科会当たり10分以内とし、内容が重複しない範囲で質疑を行うこととします。  それでは、「議案第1号・令和5年度秦野市一般会計予算を定めることについて」のうち、当分科会所管部分に関する審査を行います。
     質疑を行う際は、事業名並びに予算書の該当ページについて述べるようにしてください。  最初に、教育委員会及び教育費に係る文化スポーツ部に対する質疑を行います。  執行部の概要説明を求めます。  文化スポーツ部長。 3 ◯文化スポーツ部長【 1頁】 皆さん、おはようございます。  それでは、令和5年度の教育費予算の概要について、市長から施政方針で説明いたしました以外の部分につきまして、教育部が所管する事業も含めまして、私から一括して御説明をいたします。  まず、各会計予算及び予算説明書の22ページをお開きください。22ページの9款を御覧いただければと思います。  教育費の予算総額は46億7,473万8,000円で、前年度、令和4年度の当初予算額41億3,651万9,000円に対しまして、13.0%、5億3,821万9,000円の増額となっております。主な要因といたしましては、小学校・中学校ICT環境整備事業費において、令和5年度に契約期間満了を迎える学校ネットワークシステムの更新に係る経費の増、また、小・中学校における保健管理及び安全管理のために必要な各種検査にかかる経費が増となったことによるものでございます。  次に、教育費の該当ページは、170ページから191ページとなります。  それでは、主な取組でございます。  まず、学校教育の分野では、学校マネジメントの強化として新たに3校で学校運営協議会を設置し、地域とともにある学校づくりを推進します。  次に、次世代を見据えた教育基盤の整備では、将来にわたり安全・安心な給食を提供するための給食施設設備の適正管理と計画的な改修の実施に当たり、令和5年度は南ヶ丘小学校の給食室改修工事を行います。  続きまして、生涯学習の分野では、生涯学習活動の推進として、社会やライフスタイルの変化等に応じて、市民がいつでもどこでも学べるよう学びの環境整備に努めます。  次に、文化財保存・活用として、貴重な文化財を後世に残すために、条例、要綱に基づき指定文化財の修繕等に対する管理事業補助金を支給します。  また、公民館維持管理については、公民館利用者の利便性向上のため、トイレの便器を和式から洋式とし、温水洗浄付便座に改修するとともに、ゼロカーボンシティの取組として、西、南、大根を除きます8公民館の照明をLED化にいたします。  図書館では、図書館基本計画後期計画に基づき各種事業を進めるとともに、今年度導入をいたしました非来館型サービスでございます電子図書館の充実を図ります。  以上が令和5年度の教育費の予算の概要となります。よろしく御審査くださいますようお願い申し上げます。  以上でございます。 4 ◯野々山静香座長【 2頁】 執行部の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  まず、分科員の質疑を行います。  伊藤大輔分科員。 5 ◯伊藤大輔分科員【 2頁】 よろしくお願いします。新人、伊藤です。ほぼがちんこで質問させていただきたいと思います。  まず最初に、各会計予算及び予算説明書173ページの地域学校協働活動推進事業費について、大体予算で言うと約1,200万円ぐらいだと思うのですけれども、これは何の予算かということですね。寺子屋の予算だとお伺いしているのですが、市内の寺子屋の現状というか、設置状況というか、その辺、一言御説明ください。この約1,200万円は何の費用なのかということですね。よろしくお願いします。 6 ◯野々山静香座長【 3頁】 教育指導課長。 7 ◯教育指導課長【 3頁】 教育委員会では、令和3年度に北地区で、今年度から西地区で公民館を拠点に寺子屋方式による無償の学習支援事業を実施しているところでございます。こうした教育委員会と学校の取組が市民の皆様にも伝わり、本町地区、南地区、南が丘、西大竹地区でも設立の動きが出ているところでございます。先行事例となりますひろはた自習・相談室と同様に、次年度もより多くの市民の皆さんに御支援いただけるよう教育委員会では丁寧に支援をしております。  なお、地域学校協働活動推進事業費につきましては、支援員の謝金等に充てているところが大部分でございます。  以上です。 8 ◯野々山静香座長【 3頁】 伊藤分科員。 9 ◯伊藤大輔分科員【 3頁】 ひろはた自習・相談室の費用もこの約1,200万円のうちに含まれているのですか。ひろはた自習・相談室というのは明らかに寺子屋とは違う事業だと思うのですけれども、約1,200万円の中にひろはた自習・相談室の費用が入っているかどうか、お答えください。よろしくお願いします。 10 ◯野々山静香座長【 3頁】 教育指導課長。 11 ◯教育指導課長【 3頁】 市の直営で実施をしております寺子屋の実施前から、ひろはた自習・相談室は先立って実施していただいております。今回、ひろはた自習・相談室の活動に関しまして、こちらの予算の中では特に計上はしていないという状況でございます。 12 ◯野々山静香座長【 3頁】 伊藤分科員。 13 ◯伊藤大輔分科員【 3頁】 そうすると、市の直営ではないという解釈でよろしいでしょうか。よろしくお願いします。 14 ◯野々山静香座長【 3頁】 教育指導課長。 15 ◯教育指導課長【 3頁】 そのようでございます。 16 ◯野々山静香座長【 3頁】 伊藤分科員。 17 ◯伊藤大輔分科員【 3頁】 前回の一般質問で少し教育格差の問題に触れさせていただいたと。それで、こんなグラフを出して、皆さん、覚えているかどうか分からないですけれども、準要保護認定者の小学校別の数なのですね。それで、教育格差とか学習格差みたいなもの、学力の格差というのは基本的には、地域の社会的要因だったり、親の、意外と年収だったりに関わるみたいな。それも1個の指標として、生活保護、困窮者だと数が少な過ぎて、絶対数が少な過ぎて状況が分からないので、私は、準要保護者という視点で切り取って、このグラフをつくらせていただいたと。そうすると、広畑小学校が若干飛び出ている傾向にあると。ここにメスを入れていかないといけないなと思っているのです。既に北地区と西地区に寺子屋の事業を展開されていて、今後、ほかの地域にもということだと思うのですけれども、私の意見としては、一応こういうデータがありますので、データはデータですので、広畑地区、今のところ民間でやっているということなので、そこにも一度、寺子屋事業の設置の検討みたいなのを考えていただけないかと。  あともう一つは、この約1,200万円という金額が増額されたとお聞きしていて、増額の理由というのは何なのですか。よろしくお願いします。 18 ◯野々山静香座長【 4頁】 教育指導課長。 19 ◯教育指導課長【 4頁】 先ほども答弁させていただいたとおり、来年度以降、寺子屋の事業実施を拡大していくという中で、支援員等の謝金等に充てるところが主だということになります。  以上です。 20 ◯野々山静香座長【 4頁】 伊藤分科員。 21 ◯伊藤大輔分科員【 4頁】 何か生活困窮世帯の学習支援みたいなことを併せて生活援護課と共同でやっていくみたいなこともお伺いしたのですけれども、その辺についてどうなのですか。増額した理由の一つに、ほかの課と事業が合体して拡大したのか、そこの説明をよろしくお願いします。 22 ◯野々山静香座長【 4頁】 教育指導課長。 23 ◯教育指導課長【 4頁】 今お話しいただいたとおり、次年度から生活援護課が実施しております生活困窮世帯の生徒の学習支援事業と、今お話しさせていただいた寺子屋の一本化を図りまして、旧大根幼稚園の跡地の活用も検討しているところでございます。特に大根地区は、東海大学等が近く、学生ボランティアの支援に期待を寄せているというところで支援を進めていきたいと考えております。  以上です。 24 ◯野々山静香座長【 4頁】 伊藤分科員。 25 ◯伊藤大輔分科員【 4頁】 生活困窮世帯という場合に、先ほど申し上げた準要保護世帯というのは入るのでしょうか。入らないのでしょうか。よろしくお願いします。 26 ◯野々山静香座長【 4頁】 教育指導課長。 27 ◯教育指導課長【 4頁】 入らないという捉えでいます。 28 ◯野々山静香座長【 4頁】 伊藤分科員。 29 ◯伊藤大輔分科員【 4頁】 ここで、私、一言申し上げたいのは、先ほどとかぶることになったのですけれども、ここがチェックするときの盲点というか、今回、生活困窮世帯への支援ということもあるのですけれども、事業と事業の隙間みたいになりかねないなと思ったので質問させていただきたいのですけれども、ここのチェックも含めて、この事業を進めていただきたいと思います。  以上終わります。  次に、地域部活動推進事業費について、各会計予算及び予算説明書173ページ、約430万円です。こちらも多分、部活動の支援協力者の人件費だと思うのですけれども、こちらの予算、約430万円は何の費用なのかということも含めて、説明をよろしくお願いします。 30 ◯野々山静香座長【 5頁】 教育指導課長。 31 ◯教育指導課長【 5頁】 主に、今後展開をしていきます地域部活動の支援協力者に充てる謝金並びに保険料になっております。  以上です。 32 ◯野々山静香座長【 5頁】 伊藤分科員。 33 ◯伊藤大輔分科員【 5頁】 ちなみに、部活動の顧問になられる方、大体、時給はどのくらいいただけるのですか。よろしくお願いします。 34 ◯野々山静香座長【 5頁】 教育指導課長。 35 ◯教育指導課長【 5頁】 時給1,600円となっております。 36 ◯野々山静香座長【 5頁】 伊藤分科員。 37 ◯伊藤大輔分科員【 5頁】 今、現段階でも、中学校の部活動というのを手伝っている地域の方々というのがいらっしゃって、その人の時給というのはどうなのでしょうか。幾らぐらいもらっているのでしょうか。よろしくお願いします。 38 ◯野々山静香座長【 5頁】 教育指導課長。 39 ◯教育指導課長【 5頁】 現在、各学校の部活動で支援をしていただいている、いわゆる部活動の地域指導協力者という方がいらっしゃいます。50人程度登録をしていただいておりますが、最終的には年間実施した回数を全体で案分いたしまして、交通費程度になってしまいますが、支給させていただいております。ですので、年度によって、若干、支給に関しての額には差がございます。  以上です。 40 ◯野々山静香座長【 5頁】 伊藤分科員。 41 ◯伊藤大輔分科員【 5頁】 今度は時給1,600円で、現状は分からないと、大体ざっくり、では500円ぐらいの可能性もあるということですか、今手伝っていただいている方に。交通費も含めて、年度によって違うということですけれども、ざっくりな金額、正確でなくていいので、分からないでしょうか。 42 ◯野々山静香座長【 5頁】 教育指導課長。 43 ◯教育指導課長【 5頁】 数百円、500円程度と認識しております。 44 ◯野々山静香座長【 5頁】 伊藤分科員。 45 ◯伊藤大輔分科員【 5頁】 少し視点をずらして、この制度、制度というか、この事業自体なのですけれども、もう一度、そもそもの目的を教えていただければと思います。よろしくお願いします。 46 ◯野々山静香座長【 6頁】 教育指導課長。 47 ◯教育指導課長【 6頁】 そもそも地域に移行していくという中での動きですが、やはり少子化に伴う教職員の減少に伴いまして、各学校で部活動を現状どおり活動していくということが非常に難しいということと、あと先生方も働き方改革、業務改善というところがございます。  以上です。 48 ◯野々山静香座長【 6頁】 伊藤分科員。 49 ◯伊藤大輔分科員【 6頁】 しっかり目的をはっきりさせておきたいのですけれども、今のお答えだと2つあって、1つは教職員の働き方改革だと。それは中学校の部活動にとられる時間が長いとか、部活動をやりたい先生もいるとか、いろいろ状況があるのだと思うのです。もう一つは部活動の維持ということ。この2つで目的はよろしいでしょうか。よろしくお願いします。 50 ◯野々山静香座長【 6頁】 教育指導課長。 51 ◯教育指導課長【 6頁】 そのとおりでございます。 52 ◯野々山静香座長【 6頁】 伊藤分科員。 53 ◯伊藤大輔分科員【 6頁】 では、この間の代表質問とかにもお答えいただいていたのですけれども、現状の課題、令和7年度までに段階的に移行していくみたいな話だったと思うのですけれども、現状の課題という点では何が挙げられるでしょうか。よろしくお願いします。 54 ◯野々山静香座長【 6頁】 教育指導課長。 55 ◯教育指導課長【 6頁】 今後、段階的に移行していく中での課題ではございますが、やはり人材の確保というところは非常に大きな課題だと考えております。また、少なからず、部活動を今までどおり実施していきたいという熱意のある先生方もいらっしゃいますので、そういった先生方とのすみ分け。また、部活動が地域に移行するという中で、少なからず子供、また保護者に不安が生じる可能性もありますので、そこは丁寧に説明をしていく必要があると考えております。  以上です。 56 ◯野々山静香座長【 6頁】 伊藤分科員。 57 ◯伊藤大輔分科員【 6頁】 あくまで課題は人材の確保だというお答えだと思うのですけれども、令和7年度に段階的に移行していくに当たって、どのぐらいの人材を確保していかなくてはいけないのか。まず市内の中学校は9校あったと思うのですけれども、今回の部活動の移行というのは、運動部だけではなくて文化部もということだと思うのですけれども、市内中学校の部活動は大体何部活動ぐらいあるのでしょうか。よろしくお願いします。 58 ◯野々山静香座長【 7頁】 教育指導課長。 59 ◯教育指導課長【 7頁】 各学校によって、学校規模によりまして、10部活動、または15、16というところがございます。総数としましては、現段階で把握しているところは111部活動となっております。  以上です。 60 ◯野々山静香座長【 7頁】 伊藤分科員。 61 ◯伊藤大輔分科員【 7頁】 間もなく令和5年度になりますけれども、現状、111部活動あるうちのどれぐらい段階的な移行が進んだのか、数でお答えください。よろしくお願いします。 62 ◯野々山静香座長【 7頁】 教育指導課長。 63 ◯教育指導課長【 7頁】 現段階では、東中学校のサッカー部、南中学校の吹奏楽部、また、競技団体と連携をしました市内9校の剣道部、また、東海大学と連携をした大根中学校の体操部など、12の部活動で実施をしているところでございます。  以上です。 64 ◯野々山静香座長【 7頁】 伊藤分科員。 65 ◯伊藤大輔分科員【 7頁】 少し数字的なことを整理させていただきたいのですけれども、そうすると、市内の中学校の部活動が111あって、そのうちの現段階で12個の部活動で移行が行われたと。それで、目標はあくまで111だと思うのですね。だから、残りの大体100人ぐらいの部活動の顧問の先生を見つけていかなくてはいけないと。それで、現状3割ぐらいは、教員の方でも部活動を続けていきたいだとか、先ほどおっしゃったように、現在50人ぐらい、時給500円とかの安い金額で部活動を手伝ってくださっている方もいらっしゃると。今後、100人に増やしていくのに戦略はあるのですか。どうやって100人見つけていきましょうか。時給の問題とかも含めて。そこら辺、どう段階的に移行していくと考えているのか。そこら辺の人材不足という観点でお答えください。よろしくお願いします。 66 ◯野々山静香座長【 7頁】 教育指導課長。 67 ◯教育指導課長【 7頁】 現在、教育委員会で方向性としましては、1つは競技団体、今も実施をしておりますスポーツ団体、競技団体等の指導者にお力をいただくというような方法。また、これも先ほどお話しました東海大学との連携を進める中で人材を確保していくというところ。あと、現在もコミュニティ・スクールを各校で推進しているところですが、そういった地域の中で人材を確保していくというところで、現在、学校運営協議会のほうに教育長自ら足を運んでいただいて、事業の実施の内容について丁寧に説明をさせていただく中で地域の御協力をいただくというような方法で進めているところです。  以上です。
    68 ◯野々山静香座長【 8頁】 伊藤分科員。 69 ◯伊藤大輔分科員【 8頁】 これから100人ぐらい見つけていかなくてはいけないということで、新しい人材を見つけていくということと、今おっしゃったように、今ある資源を、地域の方々をもう一度見直して、やりたい人はいないのかという、この2つの視点が大切だと思うのです。例えば、私はぱっと思ったのは、北中学校とかにボルダリング部をつくったりできないのかなとか思っていて、それは地域資源をきちんと見直して、多分ボルダリングもいろいろ教えてくれる方とか、熱意がある方とかいるのかなとかと思うのです。新設は少し文脈が違うのですけれども。そういった地域資源の見直しという観点で、最大限特徴を生かしていきたいですね。秦野市は先行モデルになっているということで、私は、北中学校にボルダリング部というのはすごいしっくり来るみたいな感じがします。  それで、次の質疑に移らせていただいて、各会計予算及び予算説明書の175ページ、訪問型個別支援事業費約924万円と、その下の研究所運営費約1,300万円ですか。ここの2つについてお伺いしたいのですけれども、今度、はだのE-Labをつくるという話だと思うのですけれども、そもそもの設立の目的を教えてください。よろしくお願いします。 70 ◯野々山静香座長【 8頁】 教育指導課長。 71 ◯教育指導課長【 8頁】 はだのE-Labに関しましては、1つはデジタル化の推進、2つ目としまして、不登校児童・生徒の支援体制の強化、3つ目としまして、乳幼児教育・保育支援センターの設立の準備というところで、来年度以降、進めていく形になります。  以上です。 72 ◯野々山静香座長【 8頁】 伊藤分科員。 73 ◯伊藤大輔分科員【 8頁】 3つの目的でつくられると。はだのE-Labの予算というのは、こちらの予算書で言うと、研究所運営費ということでよろしいですか。約1,300万円のほうということでよろしいですか。 74 ◯野々山静香座長【 8頁】 教育指導課長。 75 ◯教育指導課長【 8頁】 そのようになります。 76 ◯野々山静香座長【 8頁】 伊藤分科員。 77 ◯伊藤大輔分科員【 8頁】 約1,300万円の予算の内訳というか、どういったことにまず今回使われるのですか。 78 ◯野々山静香座長【 8頁】 教育指導課長。 79 ◯教育指導課長【 8頁】 大根幼稚園の元園舎でございますので、主に施設の改修、また、必要物品の購入に充てるところでございます。  以上です。 80 ◯野々山静香座長【 8頁】 伊藤分科員。 81 ◯伊藤大輔分科員【 9頁】 今回のはだのE-Lab設立になって、不登校も増えている中で、私は、基本的にはよかったと思っています。それで、ただ、最初に言っていただいた3つの目的がありますね。例えばデジタル化の推進だとか。デジタル化の推進と、言葉は言うのは簡単だけれども、では、どうやって進めていくのかみたいなことだと思うのです、私たち議員がチェックしていかなくてはいけない点は。予算を幾らでもつけてデジタル化の推進ができるんだったら、幾らでもつけてやっていってもらいたいなと思うのですけれども、例えばこれはどういったことを考えられているのですか。デジタル化の推進という点で、今、はだのE-Labにおいてどういった具体的な事業を展開していこうと思っているのですか。よろしくお願いします。 82 ◯野々山静香座長【 9頁】 教育研究所長。 83 ◯教育研究所長【 9頁】 デジタル化の推進の中身としましては、まず1つは、CBT化を進めたいと考えております。先生方の業務改善にもつながるところがございまして、子供たちのテストの作成から実施、採点、集計、成績処理というところまで、CBT、コンピューターで行うことができます。そういった推進を研究していく中で、各学校の方に啓発ができればと考えております。  また、現在も実施しております、大学、また、民間企業と連携をしたデジタル教育を推進してまいります。  また、教育に関するデジタルトランスフォーメーションを進めることにより、子供と向き合う時間を確保していくといったところにつなげていきたいと考えております。  以上です。 84 ◯野々山静香座長【 9頁】 伊藤分科員。 85 ◯伊藤大輔分科員【 9頁】 今回は研究所運営費というぐらいなので、今、教育委員会にある教育を研究されている課がありますね。そちらの課がさらに独立して、はだのE-Labに行って、さらに教育のデジタル化みたいなのを研究していくという、そういう方向で解釈で間違いないでしょうか。よろしくお願いします。 86 ◯野々山静香座長【 9頁】 教育指導課長。 87 ◯教育指導課長【 9頁】 現在、教育庁舎に籍を置きます教育研究所を大根幼稚園の旧園舎のほうに移しまして、愛称「はだのE-Lab」という形で運営をしていくところでございます。  以上です。 88 ◯野々山静香座長【 9頁】 伊藤分科員。 89 ◯伊藤大輔分科員【 9頁】 時間もそんなにないので、最後に私の要望という形で言わせていただきたいのですけれども、前回も教育のこと、テストのこととか、質問させていただいて、例えばうちは学びの基盤プロジェクトを始めましたと。既に全国学力・学習状況調査もやっていますと。2つテストがあるのです。それで全国学力・学習状況調査にはなくて、学びの基盤プロジェクトにはあるものとかと考えていくと、より経年で追っていくとか、テストにそれぞれ特徴があると。あとは、学びの基盤プロジェクト、やっぱりIRT、項目応答理論というのが応用されていて、例えば生徒がこの問題を間違えましたと。それは何々の教科の、どれぐらいのレベルの問題の難しさで、どういった理解がないから、そこの問題ができなかったのかという分析までできると思うのです。そこをぜひ、今、小・中学生が取り組んでいるタブレット学習と結びつけて、認知能力に関しては個別最適な学習というのをタブレット学習で進めていく。そこが何か今考えられるゴールなのではないかという気がする。ゴールというか、より具体的な目標だと思うのです。  最後に、不登校のこととかもほかの議員が多分おっしゃると思うので、私のほうからデジタル化のことだけ申し上げて終わりたいのですけれども、デジタル化は言いやすいですけれども、具体的に何を進めていくのかというところを常に念頭に置きながら取り組んでいただきたいなと思います。  以上終わります。 90 ◯野々山静香座長【10頁】 これで、伊藤大輔分科員の質疑を終わります。  古木勝久分科員。 91 ◯古木勝久分科員【10頁】 よろしくお願いします。3項目あります。  1つ目は各会計予算及び予算説明書171ページ、学校施設等一体化研究事業費について、お伺いをいたします。この事業は、少子化と施設の老朽化を見据えて、将来的な学校施設の建て替えや多様な学習活動に対応した機能的な学校施設の一体的整備の可能性を検討するものであると聞いておりますけれども、一体的整備とは秦野市公共施設再配置計画に沿うものであるという認識でよろしいのでしょうか。 92 ◯野々山静香座長【10頁】 教育総務課長。 93 ◯教育総務課長【10頁】 秦野市公共施設再配置計画は学校施設を含めた市の計画であることから、学校施設の建て替えの検討に当たっては、秦野市公共施設再配置計画の考えを踏まえ、地域コミュニティーの拠点、また、ほかの施設との複合化という視点も含めた検討を行うもので、秦野市公共施設再配置計画の考えに沿うものであると認識しております。  以上です。 94 ◯野々山静香座長【10頁】 古木分科員。 95 ◯古木勝久分科員【10頁】 大根地区の小学校では、今年4月、新入学の児童数が極めて少なく、学級編制にも影響が出てくると聞いております。この課題に対して、本市としてどのような対策を立て、取組を進めていかれるのか、御答弁をお願いします。 96 ◯野々山静香座長【10頁】 教育総務課長。 97 ◯教育総務課長【10頁】 大根地区の新入学の1年生につきましては、大根小学校は2学級、広畑小学校は1学級になると見込まれております。単学級はクラス替えができないことから、人間関係を固定しやすいという課題も指摘されていますが、一方で、近年では、個別最適な学びの充実が求められており、小規模校のよさも見直されているところであります。単に統合ありきの議論ではなく、大根地区の各学校の将来像につきましては、学校運営協議会等との意見交換など、様々な御意見をいただきながら、将来の学校の在り方について方向性を示していきたいと考えております。  以上です。 98 ◯野々山静香座長【11頁】 古木分科員。 99 ◯古木勝久分科員【11頁】 そうは言っても、これは待ったなしで、将来の学校の在り方、方向性をいつ頃お示しになりますか。 100 ◯野々山静香座長【11頁】 教育総務課長。 101 ◯教育総務課長【11頁】 令和3年度から令和7年度までを対象としました秦野市教育振興基本計画におきまして、令和5年度に今後の学校施設の整備の方向性を示していくと目標を掲げております。令和5年度中に何らかの方針を示せるように進めていきたいと考えております。  以上です。 102 ◯野々山静香座長【11頁】 古木分科員。 103 ◯古木勝久分科員【11頁】 次に、各会計予算及び予算説明書181ページ、中学校給食調理経費についてお伺いします。給食の残渣の問題は、関係者が一生懸命努力されているということをお聞きしております。なかなかそれでも給食の残渣が非常に多いというお話を聞いておりますけれども、気になるのは、生徒自身が学校全体で給食残渣がどれくらい出ているのか、御存じないようなお話を聞いております。どのように食育の御指導をされているのか、御答弁お願いします。 104 ◯野々山静香座長【11頁】 学校教育課担当課長。 105 ◯学校教育課担当課長【11頁】 現在、生徒に直接示すことはできておりませんけれども、2月の園長校長会では、教育長から、ごみの減量化の必要性と学校給食の残渣について、学校ごとの違いに着目している旨、お話があり、意識向上を図っているところでございます。現在は栄養士が直接学校に出向き、食育の指導などを行って、講話などを行っているところでございます。今後は、学校単位、それから全体量についても、食育指導などを通じ示していきたいと考えております。  以上です。 106 ◯野々山静香座長【11頁】 古木分科員。 107 ◯古木勝久分科員【11頁】 今の御答弁で、ごみの減量化のために、生徒にそういうお話をしたという御答弁なのですけれども、この本なのですけれども、大江正章氏というジャーナリストが書かれた『地域の力:食・農・まちづくり』という本なのですけれども、この中に愛媛県今治市の学校給食のことが出ています。今治市というと、先輩議員の皆様も結構視察に行かれて、私も行きたいなと思っていたのですけれども、今なかなか受け入れられてないような感じですけれども、地産地消と残渣ゼロを目指しているところでも名をはせています。残渣が出ないような様々な取組をされています。食育だからといって子供たちに、『早寝早起き朝ごはん』というような画一的な取組だとか、とにかく食べてもらおうだけの指導ではなくて、食を支えている農業、地産地消の情報を共有化すること、こんなことが書かれています。大変参考になります。  この中で、例えば校内テレビ放送で、昨日の残食は1.2キロでした。今日のタマネギは○○さんがつくりました。写真入りで生産者の姿を見せ、情報の共有を子供たちと図っているそうであります。先ほどの御答弁では、生徒自身が学校でどれくらいの給食残渣を出しているのか把握されてないということでしたが、今治市とは実施方法が異なりますので、同じようなことは難しいと思います。本市の独自の取組をぜひとも御検討してはいかがでしょう。 108 ◯野々山静香座長【12頁】 学校教育課担当課長。 109 ◯学校教育課担当課長【12頁】 御質問の中にもございましたように、生産者や物資を納入してくださる業者様、それから調理をしてくださる方々と顔が見える関係が築けると、給食をより身近に感じることができ、食に関する感謝の心が育まれ、残渣の軽減にもつながるものと考えております。  本市においても、ふるさと秦野食育DAYを実施しまして、昨年4月には千村地区の八重桜を、また、地場野菜を活用した夏野菜カレー、それから近年では堀西地区の葉ニンニク、こういったものを活用した献立を提供しております。現在も栄養士が生産者からお話を伺い、生徒への情報発信に取り組んでおりますが、中学校給食では、さらに多くの方々が関わってくださっていることを生徒たちにも伝えられるよう、様々な手法を活用し、取り組んでまいりたいと思っております。  以上です。 110 ◯野々山静香座長【12頁】 古木分科員。 111 ◯古木勝久分科員【12頁】 先ほど紹介しました『地域の力:食・農・まちづくり』では、今治市の担当者が他市の給食担当者に語っていますけれども、センター方式の弱点というか、デメリットが、地産地消や顔の見える関係は築きにくいと言っております。いずれにしても今年4月から施行されるこども基本法では、子供が意見を表明する機会の確保が明記されました。意思を表明できる、その声を反映できるようなアンケートを、前回やったようなアンケートではなくて、生徒の声を聞き、生徒と情報共有できるような取組をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 112 ◯野々山静香座長【12頁】 学校教育課担当課長。 113 ◯学校教育課担当課長【12頁】 子供ファーストということを念頭に、教育委員会では学校と関わりを持っておりますので、今後も生徒の意見を聞きながら、また、学校、保護者の意見を聞きながら取り組んでまいりたいと思います。  以上でございます。 114 ◯野々山静香座長【13頁】 古木分科員。 115 ◯古木勝久分科員【13頁】 3つ目の最後の質問に移ります。各会計予算及び予算説明書191ページ、郷土文学資料収集等経費について。前田夕暮生誕140周年ということで、前田夕暮の功績をたたえるための記念事業を御準備されているようですが、具体の事業を簡単に御説明いただけますか。 116 ◯野々山静香座長【13頁】 図書館長。 117 ◯図書館長【13頁】 前田夕暮生誕140周年記念事業の具体的な内容ですが、まず例年開催しております短歌大会では、既存の賞に生誕140周年記念特別賞を設ける予定です。また、前田夕暮の研究者や短歌大会の選者の方を講師とした特別講座、前田夕暮記念室に展示している資料を解説するギャラリートークなどを開催するほか、若い世代の方にも夕暮や短歌に興味、関心を持っていただくために、市内中学校への出前講座を実施したいと考えております。そのほか、図書館で例年行っている講演会やイベントなどでも夕暮と関連がある内容やテーマにするなど、年間を通して、前田夕暮に関する情報を発信し、子供から大人まで秦野の文化に触れる契機となるような取組を行っていきたいと考えております。  以上です。 118 ◯野々山静香座長【13頁】 古木分科員。 119 ◯古木勝久分科員【13頁】 前田夕暮、申し上げるまでもありませんけれども、若山牧水と自然主義の代表歌人として短歌界の一時代を築き上げたと言われています。私、埼玉県に住んでいる、ある大学の先生から、埼玉県庁のホームページを見てくれと。埼玉ゆかりの偉人として顕彰されているよと。こんなことを言われましたので、これはもうかなり前から言われていたのですけれども、ゆかりの地という言い方があります。前田夕暮の行動範囲は広いですが、主にゆかりの地について具体に御説明をお願いします。 120 ◯野々山静香座長【13頁】 図書館長。 121 ◯図書館長【13頁】 前田夕暮とゆかりのある地についてですが、前田夕暮は、その生涯の中で自身の事業や旅行などで様々な地を訪れています。具体的に幾つか御紹介しますと、神奈川県内では、横須賀市長井、また、北海道三笠市、宮城県気仙沼市や鳴子温泉、青森県十和田市などがございます。また、分科員から御紹介がありました埼玉県秩父市は、前田夕暮が30代後半に、父親が生前経営していた山林事業を継承した後、事業地を移して事業を行った場所であり、今御紹介した地には、いずれも前田夕暮の歌碑が建立されており、ゆかりの地であるということで把握をしております。  以上です。 122 ◯野々山静香座長【13頁】 古木分科員。 123 ◯古木勝久分科員【14頁】 御答弁のとおり、非常に行動範囲が広い人で、埼玉県桶川市にある県立さいたま文学館に前田夕暮が紹介されています。関連サイトという表示があって、そこに秦野市立図書館(神奈川県秦野市)管内に前田夕暮記念室がありますと記述されています。しかし、クリックしても、前田夕暮のラインナップが開かない、何も紹介されていない。埼玉県内には秩父市、旧大滝村に入川渓谷夕暮キャンプ場があり、歌碑もあります。秩父地方には4か所の歌碑が残っているのであります。記念事業として絡めるのは時間的に難しいと思いますが、140周年を準備期間として、150周年に向けて、自治体等のインターネットでの連携交流ができればなと思います。秦野市から全国に発信し、逆に全国から受信できるような関係、このような夕暮ネットワークができれば、拡散効果はかなり期待できるのではないかなと思いますが、いかがでしょうか。 124 ◯野々山静香座長【14頁】 図書館長。 125 ◯図書館長【14頁】 前田夕暮が残したものは、本市にとって貴重な文化的財産であると考えており、図書館の2階に建築当初から前田夕暮記念室を整備したことを踏まえても、前田夕暮に関する情報の拠点が本市であると考えております。前田夕暮の生誕周年記念事業は、100周年以降、10年ごとに様々な事業に取り組んできました。次年度においては、先ほど申し上げたような事業の実施を予定しておりますが、一過性にならないよう、次の150周年に向けて、140周年記念事業を機に、御紹介したような夕暮ゆかりの地の情報などを基に、関連する自治体等との連携については検討していきたいと考えております。  以上です。 126 ◯野々山静香座長【14頁】 古木分科員。 127 ◯古木勝久分科員【14頁】 一過性にならないように、まさにそうだと思うのですね。こういった記念事業のときは、例えば前田夕暮の場合は村岡嘉子先生をお呼びして、歌碑を立て、あるいは講演をやるとか、そういったことだけで花火が打ち上がって、それでおしまいにならないように、御検討いただけるということですので、いつでも見られるような画像データを自治体と共有していけば、より連携も広がり、夕暮効果が出てくるのではないかなと思います。  質疑を終わります。 128 ◯野々山静香座長【14頁】 これで、古木勝久分科員の質疑を終わります。  佐藤文昭分科員。 129 ◯佐藤文昭分科員【14頁】 予算資料34ページ、学力向上推進事業費について伺いたいと思います。この予算資料の中では、学びの基盤プロジェクトの拡充ということでありますが、どのように拡充していくのか、伺いたいと思います。 130 ◯野々山静香座長【14頁】 教育指導課長。 131 ◯教育指導課長【14頁】 学力向上推進事業費についてお答えいたします。学びの基盤プロジェクトでは、新学習指導要領が目指す、「教師が教える」から「子供たちが学ぶ」という学びの変革を引き出すものでございます。具体的には、児童・生徒一人一人の学習の定着状況や質問紙調査から、児童・生徒の学習意欲の基盤となります非認知能力の変化を可視化し、何を学んだかではなく、何ができるようになったかを明確にし、児童・生徒の学びに向かう力を育む授業改善を図っております。  学びの基盤プロジェクトは、令和4年度は市内8校で展開しており、参加各校に指導主事が訪問いたしまして、学力、非認知能力の調査結果の分析、また協議を学校と共同で行い、授業改善に生かしていただいております。  また、文部科学省の地方教育アドバイザーにも参加いただいた2月27日に開催いたしました学びの基盤プロジェクト研修会では、プロジェクト参加校や参加校以外の学校からも積極的に参加をいただき、調査参加校の授業参観、並びに非認知能力を育むための実践事例の共有を図っているところでございます。  以上です。 132 ◯野々山静香座長【15頁】 佐藤分科員。 133 ◯佐藤文昭分科員【15頁】 実際に学びの基盤プロジェクトというのは、基礎学力の試験だけではなく、非認知能力を引き出す、そういうことなんだと理解できましたけれども、実際にこの非認知能力に着目した学力調査を実施し、学校と共同して、教育水準の改善向上につなげるということですが、これはどのように実施していくのか、実現していくのか、伺いたいと思います。 134 ◯野々山静香座長【15頁】 教育指導課長。 135 ◯教育指導課長【15頁】 先ほども答弁させていただきました。各参加校の中で出ました分析結果を生かしまして、教育委員会と共同して、各校に授業改善を図っております。先ほどの研修会にも実際に成果を出した、効果を上げたという先生の授業公開をしておりまして、そこに参加校のみならず、今後参加を検討している学校の先生方にも積極的に協力していただいて、授業改善の礎をつくっている。また、今後の拡充に向けた準備を図っていただいているところでございます。  以上です。 136 ◯野々山静香座長【15頁】 佐藤分科員。 137 ◯佐藤文昭分科員【15頁】 これ、大事な点なのですね。非認知能力というのは、形になかなか現れにくいと。子供が優しいとか、人に対して優しいとか、そういう教えてあげるとか、いろいろしつこくない程度にやっていくような中身だと思うのです。その子の個性が引き出せれば、教育と、そこに自信を持たせるというか、そういう教育が生徒を伸ばすことにつながると思うのです。そういう点でぜひ今後、こういう取組を強めていただけるようにお願いをいたします。  次に、先ほど伊藤分科員がやっていたのですが、違った角度から伺いたいと思います。予算資料の36ページ、研究所運営費について、旧大根幼稚園を活用して研究所が移転するということが分かりました。その中で私が気にしているのは、不登校の訪問型個別支援教室なのですが、旧大根幼稚園の中に設置されるということで大変喜ばしいというか、拡充することは非常にいいことだと思いますが、どのような形にするのか、伺いたいと思います。 138 ◯野々山静香座長【16頁】 教育研究所長。
    139 ◯教育研究所長【16頁】 研究所運営費についてお答えいたします。不登校児童・生徒の支援体制の強化につきましては、大根・鶴巻地区の空白地帯への支援を旧大根幼稚園であるはだのE-Labを活用し、訪問型個別支援教室「つばさ」のサテライト会場として、支援の拡充を行う予定でおります。現在も「つばさ」の支援には教職課程を目指す東海大学の学生のボランティアが数人いらっしゃいますが、立地を生かし、ボランティアの拡充も図ってまいりたいと考えております。  また、新たな学びの場を求める児童・生徒への学習機会の提供としまして、昨年6月より、オンラインによる学習システムを導入いたしております。オンライン教材を活用することで学習への不安が軽減され、学校復帰へつながったというような好事例もありますことから、児童・生徒の状況に合わせ、オンライン教材から学校をはじめ、「いずみ」、「つばさ」などへの支援機関にもつながるよう働きかけてまいりたいと思っております。いずれにしましても、多様な教育機会の確保の視点から、不登校関連施策の見直しを行い、中長期的に準備を進めてまいります。  以上です。 140 ◯野々山静香座長【16頁】 佐藤分科員。 141 ◯佐藤文昭分科員【16頁】 ぜひ不登校の生徒に対して手厚い教育手だてをしていただきたいと思います。実際に児童・生徒の学びにおいてこれが必ずいいというものはないと思います。その子に応じて、児童・生徒に寄り添った支援の充実を進めていっていただきたいと思います。  次に、予算資料34ページ、学校業務改善推進事業費について。この中で、スクール・サポート・スタッフの配置状況は、どのようか伺いたいと思います。 142 ◯野々山静香座長【16頁】 教職員課長。 143 ◯教職員課長【16頁】 学校業務改善推進事業費についてお答えします。令和4年度については、全体の人数としては40人のスクール・サポート・スタッフを全ての学校に配置することができました。来年度についても全校配置となるめどは立っており、現在、任用事務の準備を進めているところでございます。  以上です。 144 ◯野々山静香座長【16頁】 佐藤分科員。 145 ◯佐藤文昭分科員【16頁】 このスクール・サポート・スタッフの配置効果はどのようか、伺いたいと思います。 146 ◯野々山静香座長【17頁】 教職員課長。 147 ◯教職員課長【17頁】 配置効果でございますが、今年度の月ごとの時間外在校等時間を出退勤管理を始めた令和元年度と比べますと、小・中学校共に全ての月で減少となっております。令和2年度からは学校休業や部活動の停止、行事の縮小など、コロナ禍への対応がありましたから、年ごとの増減はありましたが、ほぼコロナ禍以前の活動状況に戻りつつある今年度、コロナ禍前の令和元年と比べたとき、全ての月で減少していることは、学校の働き方改革が徐々に浸透していることの現れだと考えてございます。  以上です。 148 ◯野々山静香座長【17頁】 佐藤分科員。 149 ◯佐藤文昭分科員【17頁】 ぜひ教職員の過重負担を少しでも改善できるような仕組みづくりを。さらに、40人だとそれでもまだ少ないと思うのです。県の教育委員会には要望を引き続きしていただきますようにお願いして終わります。 150 ◯野々山静香座長【17頁】 これで、佐藤文昭分科員の質疑を終わります。  高橋文雄分科員。 151 ◯高橋文雄分科員【17頁】 それでは、質問させていただきます。各会計予算及び予算説明書175ページ、09・02・01、040小学校教育支援助手派遣事業費、そして179ページ、特別支援教育推進費。181ページの中学校教育支援助手派遣事業費、同じような内容のようでございますので、全体を通しまして質問させていただきます。これは教職員の多忙化対策に関連した質疑でもありますけれども、学校の先生方、大変な状況で、近年、メディアでも盛んに報道され、本市においてもその状況は同じだと思います。こうした状況の改善に当たり、教員以外の人手が大事だという現場の声も聞いております。教育支援助手や介助員のニーズはとても高いと思っています。来年度、支援助手と介助員の予算が増加しているが、これはこうしたニーズへの対応なのかという部分で伺えればありがたいです。よろしくお願いします。 152 ◯野々山静香座長【17頁】 教職員課長。 153 ◯教職員課長【17頁】 小・中学校教育支援助手と介助員の御質問にお答えします。  教育支援助手や介助員の人数について、導入当初は支援助手がおよそ20人、介助員は数人の配置で事業が始まりました。その後、児童・生徒数は減少する中、現在は支援助手が66人、介助員も56人の配置をさせていただいております。来年度の予算増加についてはこれまでなかった社会保険加入のための共済費が発生することによる増額分が大きいものでございます。社会保険対応させていただくことで、お仕事をする方の要請にも応えつつ、スキルを持つ方の勤務時間が増加することは子供たち及び学校にとって大変大きなメリットになると考えてございます。  以上です。 154 ◯野々山静香座長【17頁】 高橋分科員。 155 ◯高橋文雄分科員【18頁】 ありがとうございます。ストレートに予算が増えたのかと思いましたけれども、別な部分の予算増でありましたが、予算増の部分について分かりました。では、教育支援助手派遣に対する学校の先生方の具体的な声はどういうものなのか、伺えればと思います。よろしくお願いします。 156 ◯野々山静香座長【18頁】 教職員課長。 157 ◯教職員課長【18頁】 教育支援助手に対する学校の状況等、先生方の声についてですが、児童・生徒数が減少し続ける一方、発達に特性のある児童・生徒は年々増加しており、より丁寧な対応が求められております。教員では対応し切れないところを支援してくれることから、児童・生徒によっては学校生活にとって欠くことのできない存在となっており、教職員からも、働き方改革の側面も併せ、同様の声をいただいているところでございます。  以上です。 158 ◯野々山静香座長【18頁】 高橋分科員。 159 ◯高橋文雄分科員【18頁】 ありがとうございます。これらの事業は教職員の多忙化解消にとっても大事でありますけれども、何より教職員に余裕が生まれてこなければ、こういうことはできません。そして、結局、先生方がこの子たちに丁寧な対応を、温かいまなざしを送れることにつながると思います。先生方は子供たちをお預かりされていて、大変な責任を感じていられることでありましょうけれども、しっかりとよろしくお願いいたしたいと思います。ぜひ来年も確実な配置を行って、充実した事業となるようにお願いいたします。  次に、各会計予算及び予算説明書173ページ、地域部活動推進事業費についてお伺いします。本事業は、先ほどから各分科員からも質問されていますが、学校部活動はこれまでの子供たちの心身の成長に大きな影響を与えており、非常に高い教育的意義を持っていることは言うまでもないと思います。  そこでお聞きしますが、学校部活動について、近年、所属している生徒数と学校の部活動数はいかがなものでしょうか。また、今後の傾向はどのようなものでしょうか。よろしくお願いします。 160 ◯野々山静香座長【18頁】 教育指導課長。 161 ◯教育指導課長【18頁】 地域部活動推進事業費についてお答えいたします。  学校部活動に所属している生徒数等につきましては、運動部と文化部を合わせますと、約8割の生徒が部活動に参加しているところでございます。年々少子化に伴いまして、部活動に所属している生徒数が減少しており、市中学校体育連盟の調査では、平成25年度では市内運動部に所属している生徒が男女合わせて2,641人でしたが、令和4年度では2,242人と約400人減少しております。一方で、市内では、各校の学校部活動数は変わっていないという現状がございまして、現在では複数の部活動を併せて顧問をしているという教職員もおり、こうしたことが教職員の多忙化にもつながっていると考えております。今後は生徒数の減少に伴い、教職員の人数も減っていくことが予想されますので、子供たちの心身の成長のためにも、持続可能な文化スポーツ活動の在り方について、検討会等にて協議を進めていきたいと考えております。  以上です。 162 ◯野々山静香座長【19頁】 高橋分科員。 163 ◯高橋文雄分科員【19頁】 部活動について教職員の多忙化解消のための一つとして非常に重要なことと考えます。ぜひ子どもたちの心身の成長のためにも継続的な事業展開と、それに伴って、事業費の増額を要望したいと思いますけれども、教育長の「~エール~」という教育委員会の報告というか、そういうものでございますが、これに将来的には国のほうでも全部地域に移行するということが説明されているところでございますので、早めにそういうような対応をぜひしていただきたいと思います。よろしくお願いします。  それから、各会計予算及び予算説明書の179ページ、9款・2項・4目の010小学校施設改修事業費、183ページ、これは中学校ですけれども、9款・3項・4目の010中学校施設改修事業費、185ページの9款・4項・3目の010幼稚園施設改修事業費でございますけれども、これは共通した内容でございますけれども、小・中学校、幼稚園の施設改修事業費について質疑いたしますけれども、毎年度、改修箇所についてはどのように決めているのか、お伺いいたします。 164 ◯野々山静香座長【19頁】 教育総務課長。 165 ◯教育総務課長【19頁】 予算計上する改修箇所の判断材料としては大きく3つございます。まず1つ目は各学校からの改修要望によるものです。毎年7月から8月にかけて、各学校へのヒアリングと現地確認を行い、要望内容を把握しております。次に2つ目は、施設点検結果によるものでございます。毎年行う専門的見地からの電気設備、消防設備、また、建築物等の定期点検から不具合のある箇所を把握してございます。また3つ目は、長期修繕計画によるものでございます。受水槽や受変電設備等は一定の改修サイクルがありますので、秦野市公共施設保全計画等に基づきまして、次年度行うべき改修箇所を把握してございます。いずれの場合におきましても、現地確認、また、学校へのヒアリングを十分に行う中で、改修の緊急性、必要性を判断した上で、翌年度の予算計上につなげているところでございます。  以上です。 166 ◯野々山静香座長【19頁】 高橋分科員。 167 ◯高橋文雄分科員【19頁】 ありがとうございます。  それでは、施設が老朽化したり、あるいは壊れたりして大変だという問題から完成までの手続といいましょうか、その辺をお伺いしたいと思います。 168 ◯野々山静香座長【19頁】 教育総務課長。 169 ◯教育総務課長【20頁】 手続ということでございますが、予算要求が認められましたら、具体的に設計などの手続に入ってまいりますけれども、予算見積額が130万円以内の工事につきましては教育総務課による執行となり、それを超える見積額の工事につきましては建設設備関係であれば公共建築課へ、また、土木関係であれば道路整備課へ執行を依頼しております。設計業務は当課における執行であれば、当課に所属する技術補助員が行い、他課による執行であれば、それぞれの課に所属する技術職員が行います。発注は見積り合わせ、または入札により事業者を決定しております。工事の完成後は検査担当に検査を依頼し、職員による検査を行う手順となっております。  以上です。 170 ◯野々山静香座長【20頁】 高橋分科員。 171 ◯高橋文雄分科員【20頁】 ありがとうございます。補修箇所によって、小さいのは課の技術職員だとか、大きいのは入札なんかで決まっていくということでございますけれども、実は、私も大分長期間、南小学校の運動場について、ほかの東小学校についてもそうですけれども、ずっと取り組んできておりますけれども、この中で結果的に見て、令和2年度ですか、1,800万円ほどの予算で、南小学校の場合、結果的に1,500万円の工事ができましたけれども、2年たって見たところ、実施の成果というのはほとんど見られないで、教育委員会の教育長はじめ皆さん方には少し嫌な思いを、12月議会ですか、答弁をいただくような結果になりましたけれども、そういう中で、市民が、あるいは私たちが設計や計画を見たら、どの時点で指摘とか、あるいは要望を出せば反映されるのかというのをお伺いしたいのですけれども、お願いします。 172 ◯野々山静香座長【20頁】 教育総務課長。 173 ◯教育総務課長【20頁】 設計への市民の方々の意見の反映ということでございますけれども、先ほどお答えいたしました手順に従えば、設計等の場面で直接市民の方の御意見をお聞きする場面はございません。しかしながら、日常の施設の状況を熟知しているのが学校であり、また、学校開放の利用団体の意見なども学校には届いていると思います。工事の実施に当たりましては、不具合の状況や、また、どのような整備が子供たちの学習環境にとってふさわしいかということを、学校と十分に調整しながら、設計に反映していくなど、調整をしながら、丁寧に進めてまいりたいと、このように思っております。  以上です。 174 ◯野々山静香座長【20頁】 高橋分科員。 175 ◯高橋文雄分科員【20頁】 ありがとうございます。今年も多額な予算を組んでありますけれども、成果が上がるように管理・監督のほうをよろしくお願いしたいと思います。私たちも、時々口出しをするようなことはありますが、ぜひ聞いていただきたい、そのように感じております。  それから、各会計予算及び予算説明書177ページの020、001の小学校給食調理経費でございます。ここのところ、いろいろウクライナの関係とか、そういうようなことで大分、物価が上がっておりまして、給食については大変だと思いますけれども、たまたま3月1日の読売新聞でございますけれども、つい最近でございます。食品値上げ3,442品目とか、卵が最高322円になってきたということで、卵なんて、本当に戦後ずっと物価の優等生ということで言われてきましたけれども、大変高くなってきました。まだ栄養的には使える範囲だと思いますが、そういう中で、この先も物価の動向は読めませんが、今まで申し上げましたような食材の値上げラッシュでございますが、今回、値上げされているのですか。どうですか。どんな計上でございますか。 176 ◯野々山静香座長【21頁】 学校教育課担当課長。 177 ◯学校教育課担当課長【21頁】 小学校給食調理経費についてお答えいたします。  現在、ウクライナ侵攻や社会情勢の変化に伴う物価の高騰が続いておりまして、この先も物価の動向が読めない状況となっております。令和5年度に対しましては、御家庭の負担も急増していることから、給食費の値上げは検討しておりません。食材の選び方、こういったものですとか、献立、それから調理の工夫、こういったことで、栄養価を落とさず、ボリュームのある、ボリュームを維持しながら子供たちに提供していきたいと考えております。確かに、分科員おっしゃいますように、物価の上昇が続いておりまして、何千品目という品目が値上がりをしている状況でございます。保護者の負担をできるだけ軽減できるように、給食の質を確保するため、国や県のそういった動向に気をつけながら、補助金、交付金などがあれば、積極的に活用してまいりたいと考えております。  今後なのですけれども、やはり物価の上昇がなかなか読めないことから、令和5年度に学校給食運営審議会において、今後、給食費をどのようにしていくか、こういった検討を行う予定にしております。  以上でございます。 178 ◯野々山静香座長【21頁】 高橋分科員。 179 ◯高橋文雄分科員【21頁】 ありがとうございます。今、説明がありましたように、大変物価が上昇している中でございますけれども、今年は給食費を上げないでやるということで大変でしょうけれども、よろしくお願いいたします。  いろいろ食品とか健康とか、そういうことにつきましては新しい研究とか、学説とかいろいろ出てきます。例えば大豆は、肉のたんぱく質のほかには一番効果があるとか言いますけれども、大豆もあまり食べると弊害があるということがございまして、これはどういうことかというと、栄養価が高いので、肉やなんかを使うと、どうしてもたんぱく質が過剰になるという、そういう関係らしいのです。そういうこととか、それから、最近、レジスタントスターチですか、そういう言葉を新聞などで見たのですが、私なんて比較的でんぷん質、お米だとか、麺だとか、それから、芋類も相当食べていて、でんぷんが多いかなと感じるのですけれども、確かに多いと思うのです。しかし、でんぷんですから、炭水化物、でんぷんが胃と小腸で消化されないで、大腸まで行ってしまうということで、そこへ行って、今度、大腸の腸内細菌がそれを使って、新しい成分に変えていって、それをまた吸収するという、そんなふうな説も研究で出てきているようでございますから、そういうこともいろいろ考えていただいて、子供たちの健康について、とにかく給食の方も、失礼ですけれども、家庭の栄養価の補完ということもあるでしょうし、ぜひ気遣って進めていただきたいと思います。  それから、各会計予算及び予算説明書187ページ、文化財保存管理経費でございますけれども、令和5年度予算が前年度に比べ増額した主な理由についてお伺いいたします。 180 ◯野々山静香座長【22頁】 生涯学習課長。 181 ◯生涯学習課長【22頁】 文化財保存管理経費では、秦野市文化財保護条例により指定を受けた文化財を後世に引き継ぎ、文化財の保存管理に係る環境整備を充実するために、秦野市文化財保護条例と秦野市指定文化財保存事業費補助金交付要綱に基づき、管理、修理に係る経費の2分の1の額を補助金として計上し、所有者に交付しています。  主な増額理由ですが、文化財保存事業費補助金が、令和5年度につきましては令和4年度の89万2,000円から573万7,000円増額の662万9,000円を計上したことによります。内訳につきましては、蓑毛にございます宝蓮寺の木造二王立像の修理事業に462万9,000円、東田原にある金剛寺の木造阿弥陀三尊立像を収蔵している阿弥陀堂への防犯設備設置事業に114万7,000円、堀山下にある蔵林寺の米倉丹後守一族の墓地の樹木剪定に14万3,000円、曲松にある國栄稲荷神社のイチョウ剪定に37万円となっております。  以上です。 182 ◯野々山静香座長【22頁】 高橋分科員。 183 ◯高橋文雄分科員【22頁】 ありがとうございます。文化財について、人によって、そんなにお金をかける必要はないという人もいるだろうし、やはり特殊な技術が必要なもので、どうしてもお金がかかると思いますけれども、本当に歴史を振り返ったりとか、あるいは人間の考え方というか、そういうことも大分大事な問題でございますので、成果の上がるようにお金をかけていただきたいと思います。特に、米倉丹後守一族の墓地の樹木とか、曲松の國栄稲荷神社ですか。このようなイチョウというか、樹木の大きいのは大変でございましょうけれども、街路樹とか、あるいはそういった類いと同じような考えでしょうけれども、毎年伸びるものですから、お金がどんどんかかりますので、伐採については、伐採というより枝打ちなどについては、ぜひ早めにやって、お金がかからないような状況で処分していただきたいと、そんなふうに考えております。  以上でございます。  終わります。 184 ◯野々山静香座長【22頁】 これで、高橋文雄分科員の質疑を終わります。  風間正子分科員。 185 ◯風間正子分科員【23頁】 それでは、よろしくお願いいたします。ダブっているところもありますが、すみませんが、よろしくお願いいたします。  まず、各会計予算及び予算説明書179ページ、教育費の040、特別支援教育推進費についてお伺いします。これは特別支援学級のお子さんたちが10年前と全く違うだけの数が出てきたということで、私も説明を受けて驚きましたが、これの役割と配置の状況がどのようになっているのか。多分、今回の予算の中では、56人の介助員の方を配置したということなので、それについての配置状況がどのようなのか、お伺いいたします。 186 ◯野々山静香座長【23頁】 教育指導課長。 187 ◯教育指導課長【23頁】 特別支援教育推進費についてお答えいたします。  特別支援学級介助員の役割としましては、特別支援学級等の児童・生徒の学習活動の補助、休み時間の安全確保、学校行事等の引率、衣服の着脱等の介助がございます。特別支援教育の充実を図ることを目的としており、多様化する個々のニーズに的確に応えるために、学級担任と介助員が連携して児童・生徒の支援を行っております。  配置状況につきましては、令和4年度、今、分科員がお話しいただいたとおり、56人、小・中学校へ配置しており、各学校の現状に応じて数人ずつを各校に配置しております。令和5年度に関しましても同様に56人を配置する予定でございます。子供たちが安心して充実した学校生活を送れるよう努めてまいります。  以上です。 188 ◯野々山静香座長【23頁】 風間分科員。 189 ◯風間正子分科員【23頁】 ありがとうございます。56人の方たちを配置するということで、これは大体8人に対して1人という介助員ですね。大変増えておりまして、私も少し心配いたしましたが、このお金はほとんど市の負担ですね。 190 ◯野々山静香座長【23頁】 教育指導課長。 191 ◯教育指導課長【23頁】 そのようです。以上です。 192 ◯野々山静香座長【23頁】 風間分科員。 193 ◯風間正子分科員【23頁】 内容等を見ていきますと、600人近い支援級のお子さんたちがいるということで、それに対して、今、先生たち、1人で8人のお子さんたちを見ているという現状ですね。その中で、これを今後ずっと市の負担で行くのはいいのですが、そこを考えることはやはり多少違うのではないかという気がするのです。ですから、これで市の負担で行かれるのもいいのですが、このことについてはもう少し国のほうにも声を出してやるべきことではないかなと思います。結論を先に言ってすみません。  また、次の質疑として、介助員の成果や現場の声というのは、どのような声があるのか、お伺いいたします。 194 ◯野々山静香座長【23頁】 教育指導課長。 195 ◯教育指導課長【24頁】 特別支援学級の希望者が、今お話しいただいたとおり、年々増加しております。来年度も30人ほど増加する見込みとなっております。特別支援学級では、1クラス8人に対して教員が1人配置されます。複数学年が在籍しているため、教員だけでは個々への対応が難しく、介助員の存在なくしては特別支援学級は立ち行かないというのが現状になっております。介助員は、教員とまた違う目線で、より細かく、丁寧に児童・生徒一人一人を観察してくれています。介助員は、子供たちやその保護者、また、先生方にとってもなくてはならない存在になっております。こういった現場の生の声も寄せられているところでございます。  以上です。 196 ◯野々山静香座長【24頁】 風間分科員。 197 ◯風間正子分科員【24頁】 ありがとうございます。今年もまた30人ほど増えるということなので、本当に大変深刻な問題で、これは秦野市だけではないと思うのです。恐らく全国的にお子さんたちが増えてきて、このお子さんたちをインクルーシブ教育ということで一緒に生活していくということになりますので、いずれ独り立ちしなくてはいけないお子さんたちもいるわけですね。そのお子さんたちのためにも、この介助員の手は大変必要だなと先生たちのお話を聞いて思いました。ですから、このことについて、今、先生と本町小学校も51人に対して7人とか、介助員たちが皆分かれておりますが、このことをもう少し真剣に考えて、各地区、各自治体が考えなくてはいけないということであれば、これを市の負担だけではなくて、国のほうにしっかりと、この子たちのやはり育成を伝えていかなくてはいけないのではないかと思います。重要なお子さんたち、このお子さんたちが本当に将来的にどういうふうに進んでいくかというのは、本当にこの人たちの手にもしかしたら委ねられるかもしれないのですね。そうなると、やはりそのお子さんたちの将来を考えていくと、市でなくて国としてこのお子さんたちをどうしていくか、どうあるべきかということを、もう少し担当のほうで言っていただいて、支援をしていただけるようにお願いできないか。いかがでしょうか。 198 ◯野々山静香座長【24頁】 教職員課長。 199 ◯教職員課長【24頁】 支援級の教職員の人数及びそれを支援する介助員の人数等については、これまでも国及び県に予算のことについて要望を続けていますが、御指摘があったとおり、特別支援の現場は大変人手が足りないということが見られることですから、今後も引き続き、予算増、人員増について要望を続けてまいりたいと存じます。  以上です。 200 ◯野々山静香座長【24頁】 風間分科員。 201 ◯風間正子分科員【24頁】 ありがとうございます。引き続き要望をお願いしたいと思います。  それから、各会計予算及び予算説明書187ページ、文化財普及啓発経費についてお伺いいたします。これも予算資料37ページに、「震生湖が令和5年9月に誕生100年を迎えるに当たり」ということと、また、「ふるさと大使を活用した東地区の文化財や歴史遺産を巡る見て歩き」ということが書いてあります。これからこのガイドの説明とともに、現地を自分の足で歩いたり、また、見て学ぶことも大変知識を得ることで、大切なことで、また新たな気づきができるのかなと大変楽しみなコースだなと思っておりますが、令和5年度の見て歩き事業の概要についてお伺いいたします。
    202 ◯野々山静香座長【25頁】 生涯学習課長。 203 ◯生涯学習課長【25頁】 主な事業概要ですが、令和5年度につきましては、2件の見て歩き事業を予定しております。まず今年9月1日に誕生100周年を迎えます震生湖については地質の専門家を講師としてお招きし、震生湖やその周辺を巡り、湖の成り立ちや地層の特徴等について解説していただく予定でおります。  また、昨年放送されましたNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」ゆかりの地であります東地区では、源実朝公御首塚をはじめとする文化財、歴史遺産を巡りまして、東地区出身のはだのふるさと大使であります俳優の合田雅吏氏を招いたトークショーを開催したいと考えているところでございます。  震生湖につきましては、誕生100周年、東地区につきましては表丹沢をはじめとする周辺のにぎわい創造に向けまして、それぞれの価値と魅力を発信してまいりたいと考えております。  以上です。 204 ◯風間正子分科員【25頁】 ありがとうございます。今までと、またさらに蓑毛が発展していくのは大変楽しく思います。OMOTANの流れもありますので、できたら東田原から歩いたり、それからまた、今、蓑毛にイチゴ園ができましたね。イチゴ園ができたり、あそこは歩くと結構楽しみなところがあるなと思っております。それから、合田雅吏氏、ふるさと大使、こういう方たちをもう少し市は活用すべきだと思うのですね。例えば、今うっかりして分からないのですが、どこかの町では、名前を書いたのぼり旗みたいなのをつくったりして、ふるさと大使を活用して、人を呼んだりなんかしているところもあったような気がします。ですから、ある程度、東地区なんかはそういうふうな流れを、もう少し強い流れをつくってもいいのではないかなと思うのです。そうすると、あの辺がもっといろいろなところで、例えば今、自転車もありますけれども、それ以外にも皆さんが、あそこは歩いてくる方たちが多いですね。これから薄墨桜が始まったりなんかしますから。ですから、あのコースはすごくいいなと思っています。のぼり旗についてはどこでやるのかよく分かりませんが、そういうことも少し検討して、せっかく「鎌倉殿の13人」ということで、ゆかりのある東地区ですので、ぜひその辺をうまく活用して、見て歩いて楽しむということを、今年からやるそうですから、ぜひ活発にお願いしたいと思います。それを要望して終わりたいと思います。  それから、各会計予算及び予算説明書187ページの文化財保存管理経費でございます。それは今、高橋文雄分科員も聞いておりましたが、蓑毛にある宝蓮寺の木造二王立像の修理に462万9,000円を補助するということですが、補助の概要については先ほど少しお話があったのでいいかなと思いますが、何かございましたらお願いします。 205 ◯野々山静香座長【26頁】 生涯学習課長。 206 ◯生涯学習課長【26頁】 蓑毛の宝蓮寺の木造二王立像につきましては、修理経費の2分の1の額を補助するという予定をしております。この仏像につきましては、仏像を専門とする文化財保護委員会の委員からも、平安時代に遡る関東地方最古の仏像であるという評価もいただいております。現在、NPO法人はだの大日堂保存会が中心となって、様々な保存活動をされていると伺っております。仏像自体は高さ2メートル70センチほどで、大変大きなものでございまして、傷みも激しいため、修理前から完成までの記録作業をはじめ、仏像の表面のクリーニング、あと緩んだ部材の取り外し、朽ちた部分の強化、修理部分の色つけなどの修理作業があるということでございまして、現時点では4年間にわたる作業になる予定であるということを伺っております。これを機に貴重な文化財をしっかりと修理し、後世に伝えていくために支援をしてまいりたいと考えております。  以上です。 207 ◯野々山静香座長【26頁】 風間分科員。 208 ◯風間正子分科員【26頁】 ありがとうございます。確かにあそこの仏像、2体ありますが、相当傷んでいまして、そこで知り合った方が、これはもったいないですねという方が多くいました。中に入っても、とても素敵で、多分絵をきちんと元に戻したら、すばらしい色合いとなっていくのではないかなと。楽しみだと思います。ですから、あそこはもう少し宝蓮寺とも協力して、また、宝蓮寺のお庭もすてきなのですね。私もハダ恋みっけもんの旅かなんかでお邪魔したときに、宝蓮寺からお庭のほうに向かって座って、ちょうど紅葉の時期なんかに行くと、奈良県か京都府かと思うぐらいな風情がある、大変すてきなお庭です。ですから、そういうことも含めて、あそこで、例えば写経するとか、抹茶を立ててもらうとかすると、もっとここにお客さんたちが来て、ある程度お金を落としていただけるのかなと思いますので、そんなことがもしNPO法人はだの大日堂保存会の方たちと直接、話を私はあまりしたことがありませんが、そういうことでされるんだったら、宝蓮寺の方とも、ぜひそんなことも考えていただいて、あそこにお客さんがとどまってもらえるような、そんなニュアンスでやっていただけたらいいかと思いますので、よろしくお願いいたします。  あと、すみません。最後になりますが、先ほどの学校給食の件ですが、これは要望でいいのですが、先ほども古木分科員がいろいろと学校給食につきまして、残食についていろいろお話ししています。私も何回かさせていただいて、やっておりますが、今回の代表質問でもいろいろやらせていただきましたが、これからの時期、ウクライナの危機から来ると、恐らくいろいろな食材が上がるのは決まっていますね。ですから、そういうことを考えると、中学生ですから、その辺の社会情勢とか、自分が残すことにどれだけのものがあるかというものを食育教育の中できちっとやるべきだと思いますね。ですから、そういうことを後で後でといいますと、ずっと先に行ってしまいますので、ぜひこの辺でやはり学校給食、自分たちが食べられるありがたさというものをしっかりと教えて、学ばせる、いいチャンスだと思うのです。今の時期が。だから、ウクライナの危機をある程度利用してというと申し訳ないのですが、そういうものをもって、子供たちに真剣に社会、世界というものを、どういうもので動いているかということをしっかり伝えることも食育教育の一つですので、これはお答えは要りませんので、要望させていただいて、終わりにいたします。 209 ◯野々山静香座長【27頁】 これで、風間正子分科員の質疑を終わります。  暫時休憩します。               午前10時34分 休憩              ─────────────               午前10時42分 再開 210 ◯野々山静香座長【27頁】 再開します。  引き続き、分科員の質疑を行います。  諸星光分科員。 211 ◯諸星光分科員【27頁】 何点か質問をさせていただきます。  1点目は、各会計予算及び予算説明書の173ページ、コミュニティ・スクール研究実践事業費について、お伺いいたします。  私もこれまで一般質問等でコミュニティ・スクールについては触れさせていただき、年々その取組が広がっていると承知しております。そこで、まずは、現状のコミュニティ・スクールの導入状況はどうか、お尋ねいたします。 212 ◯野々山静香座長【27頁】 教育指導課長。 213 ◯教育指導課長【27頁】 コミュニティ・スクール研究実践事業費について、お答えいたします。  コミュニティ・スクールについては、これまで平成28年度の西中学校を皮切りに、学校や地域の実情に応じながら指定校を増やしてまいりました。今年度中には、北中学校区と大根中学校区の2協議会が立ち上がり、研究実践校などを含めますと、来年度は市内で20校まで取組が広がることになります。  特に大根中学校区は、本市で初の2小1中の協議会となっておりますので、小中一貫教育の充実も含め、中学校区ごとの特色ある学校づくりの推進に向けて取組が広がってきております。  以上です。 214 ◯野々山静香座長【27頁】 諸星分科員。 215 ◯諸星光分科員【27頁】 文部科学省では、コミュニティ・スクールの導入を努力義務としていると思います。実情に合わせながらでも、着実に取組が広がっていることは評価したいと思います。  一方で、やはり取組の中身が重要だと思いますが、具体的な取組はいかがでしょうか、お尋ねいたします。 216 ◯野々山静香座長【28頁】 教育指導課長。 217 ◯教育指導課長【28頁】 学校運営協議会では、子供たちの学びの充実に向けてどのような取組ができるか、活発な熟議がなされております。  一例ですが、先日2月25日に渋沢公民館で実施されました「八重桜祭り」については、子供たちの学びとコミュニティ・スクールの取組がつながることで、学校と地域が協働し、子供たちの学びが充実したものでございます。  子供たちがやりたいこと、学校が取り組みたいことを地域の方々に支えていただくことによって、地域の活性化にもつながるといった好事例と捉えております。  以上です。 218 ◯野々山静香座長【28頁】 諸星分科員。 219 ◯諸星光分科員【28頁】 この取組等については、よく分かります。  実例を挙げると、渋沢公民館で行われた「八重桜祭り」についてですが、私は、「八重桜祭り」の内容等を参加された方から聞きまして、八重桜について歴史があるのだと。八重桜は、ただ、八重桜だからきれいですよ、匂いもいいですよ、八重桜を加工したものもおいしいですよ、美しいですよというだけではなく、やはり八重桜の歴史というものがあるのです。  だから、参加された何人かの方がたまたまうちに寄られて、こういう話は出ませんでしたか。なぜ千村地区で八重桜が栄えたかというのは、やっぱり生活のためだったのですよ。非常に深い歴史があるわけで、その説明はなかったですかと言ったら、そういうことはなかったと言われた。  できれば、八重桜の話が出たならば、学校でもなぜ八重桜が千村地区で栄えたのか。八重桜の出発は生活のためなのですよ。そういう歴史も、出発した当時のことも、生活状況、あるいは、生活と合わせて歴史があるのだということも、教えていただければと思っております。  最後に、要望とさせていただきます。  これは渋沢とか千村が重点的ですが、渋沢というと、生活のために渋柿があるのですが、これは八重桜のことでございますから、千村がほとんどでございます。取組は私も承知していますが、やはり地域とともにある学校づくりが進むためには、コミュニティ・スクールは大変有効ではないかと思います。地域と学校がお互いにウィン・ウィンの関係になれるよう、これからのコミュニティ・スクールの取組に期待をしたいと思っております。  そして、ぜひよい取組をもっと広報するなどして、市内で共有し、さらなる活動の充実を目指していただきたいと思います。子供たちが地域で輝く姿を大人は見たいと思っております。ぜひよろしくお願いさせていただいて、これは要望に切り替えます。  2点目でございます。各会計予算及び予算説明書の175ページ、小学校ICT環境整備事業費及び、各会計予算及び予算説明書181ページ、中学校ICT環境整備事業費について、お伺いいたします。  国が進めるGIGAスクール構想に基づき、児童・生徒1人1台のタブレット端末が令和2年度末に整備され、令和3年度から利用が開始されました。本市では、各学校の教員をICTマイスターとして任命することで、教育現場でのICTの活用を積極的に推進し、昨年夏に実施された「Digi田甲子園」に神奈川県代表として出場されるなど、成果が上がっていると思います。  タブレット端末の導入から丸2年が経過しました。デジタル機器には故障などの不具合が発生する場合や破損などもあり、ICT環境を安定的に確保していくためには、修繕などの費用も必要だと思いますが、令和5年度はどのようか、予算計上についてお尋ねいたします。  この学校のICTについては、たまたま衆議院議員の何人かの方々に言われて、国会にお訪ねしまして、研修会にも呼ばれて行ってきたのですよ。そのとき、時代はここに来ていますから、ぜひ国のほうでも進めてください、予算もできるだけ国が全部見てほしいという要望をしてきました。だから、今、申し上げました、令和5年度についてはどのような予算計上となっているか、お尋ねをいたします。 220 ◯野々山静香座長【29頁】 学校教育課長。 221 ◯学校教育課長【29頁】 小学校及び中学校のICT環境整備事業費について、お答えいたします。  児童・生徒1人1台のタブレット端末の導入と、その導入に伴いますネットワークの整備から丸2年が経過しております。学校では、タブレット端末を活用した授業が進み、コロナ禍におきましてはオンライン授業を実施するなど、教育活動へのICTの活用を進めてまいりました。  タブレット端末の故障や破損につきましては、故意、または、重大な過失でない限り、公費で修理等の対応を行ってきておりますが、液晶画面の交換などの場合は、タブレット端末本体の購入費用よりも修理費用のほうが高いという課題がございました。  このため、令和5年度予算に関しましては、タブレット端末購入費用を下回る修理代を確保しつつ、新規にタブレット端末を購入する費用として備品購入費を計上しております。  具体的には、1台4万円のタブレット端末購入費に対しまして、修繕料としましては、小学校が10台、中学校も同じく10台、それぞれ1台当たり3万円の修理費を計上しておりまして、30万円ずつ修理費を計上しているほか、新規のタブレット端末購入費として、小学校は70台分の280万円、中学校が40台分の160万円を計上しております。  以上です。 222 ◯野々山静香座長【30頁】 諸星分科員。 223 ◯諸星光分科員【30頁】 内容は分かってきました。小学校と中学校を合わせると、修理端末が20台、購入する端末が110台にもなります。  先ほど紹介したように、学校教育におけるICT教育の推進に積極的な本市ではありますが、不具合などで使用できない端末が増加すると、ここまで取り組んできた成果が十分に活用できない心配もあります。1人1台のタブレット端末を配置していることが当たり前になっている状況の中で、不足が生じた場合はどのように対応されるのでしょうか、お尋ねいたします。 224 ◯野々山静香座長【30頁】 学校教育課長。 225 ◯学校教育課長【30頁】 令和5年度予算で計上しております修理や購入の台数は、御質問にありましたとおりでございますけれども、3月に卒業する中学3年生と、4月に入学します小学1年生の人数には200人ほどの差がございます。この差がタブレット端末の余剰となりますので、新年度の児童・生徒数に合わせて、各学校に配置するタブレット端末の台数に、使用不能となった際の対応に必要となる余剰分も含めて配置数を決定しております。  なお、今年度は、余剰分も含めてぎりぎりの状況で運用しているため、より多くのタブレット端末を確保できるよう、来年度につきましては、修理代よりも安価な新規にタブレット端末を購入する備品購入費に予算を切り替えたものです。  以上となります。 226 ◯野々山静香座長【30頁】 諸星分科員。 227 ◯諸星光分科員【30頁】 分かりました。  今年度は余剰分も含めてぎりぎりの状況だということでありますので、これは機械でございますし、使ってくると、年数がたったり、いろんな状況で、生徒一人一人によってその扱い方も違ってきますし、そこら辺も含めると、片や、問題はないけれども、片方の機械は壊れたというときには、予算ぎりぎりだと……。予備のお金を用意してもらって、仮に、1校10台ということではなく、12台とか13台とかと予備費は確保してもらいたいと思うのですね。  せっかく国も進めていることだし、時代はそういう時代である。それで、議会もこのようになっていくと、市民も100%ではないけれども、理解をだんだん示してきておられますので、予算を今、言っているようにぎりぎりではなくて、多少予備費はあるという予算を、今日、予算関係の執行部の方もいらっしゃいますので、余裕を持って、ぜひこれはお願いしたいと思います。  最後は要望ですが、これからの時代はもっとICTを活用していくことになると思いますので、子供たちがICT環境になれ親しみ、使いこなしていくことが私は重要だと思っております。そのためには、現在、配置している端末の活用が効果的だと思いますので、今後も1人1台のタブレット端末の配置を継続していただきたい。これをぜひお願いしたいと思います。  では、この件につきましては、終わります。  次に、各会計予算及び予算説明書の173ページ、学校業務改善推進事業費についてお尋ねいたします。  スクール・サポート・スタッフの役割は大きいと認識していますが、それ以外の人的支援についてはどういった支援がなされているのか、お伺いいたします。 228 ◯野々山静香座長【31頁】 教職員課長。 229 ◯教職員課長【31頁】 学校業務改善推進事業費について、お答えいたします。  市費としての人的支援は、スクール・サポート・スタッフ以外にも多岐にわたります。教育支援助手と介助員については、既に御紹介いたしましたが、改めて申し上げると、教育支援助手が66人、介助員が56人、そのほか、運動部活動顧問が6人、英語教育におけるALT及びJ-SHINEという民間の英語指導協力者の方々が11人、ICT支援員が2人、また、ボランティアとして、部活動指導協力者の方々が50人、学習支援員やカレッジフレンド、メンタルフレンド、イングリッシュフレンドといった学生ボランティアの方々が計115人と、総勢300人以上の方が教職員以外で子供たちに関わり、それぞれの役割の場面で御活躍をいただいているところでございます。  以上です。 230 ◯野々山静香座長【31頁】 諸星分科員。 231 ◯諸星光分科員【31頁】 では、二次質問をさせていただきます。  人的支援以外にも様々な取組が必要だと思いますが、どういった取組をしているのか、お尋ねいたします。 232 ◯野々山静香座長【31頁】 教職員課長。 233 ◯教職員課長【31頁】 業務改善のための最近の取組といたしましては、学校閉庁時刻の実施、これは教員が電話対応する時間をおよそ夕方6時頃までにするもので、保護者の方々の御理解をいただきながら、全校で実施してございます。また、学校閉庁日については、当初年3日で始めましたが、現在は年6日まで拡大してございます。  こうした細やかな取組とともに、給食費の公会計化は大きな業務負担軽減でありましたし、今後は、学校開放施設業務もスポーツ推進課に移管予定であり、さらなる負担軽減になるものと考えてございます。  以上です。 234 ◯野々山静香座長【31頁】 諸星分科員。 235 ◯諸星光分科員【31頁】 分かりました。  要望に切り替えますが、いろいろと業務改善をしてこられたということは、今の答弁で分かってきました。学校というのは、保護者が何時までで電話は必要ないとか、学校によっては非常に変化があるのですね。できれば、保護者の都合ではなく、学校の都合も考えてもらうように、保護者にも徹底してもらいたいと思っております。  あわせて、閉庁日を当初は年3日で始めましたが、今は年6日まで拡大しているということですが、やはりいろんな面で、保護者が自分中心主義になっているのですね、はっきり言って。相手に迷惑をかけない、自分に代わったらどうなのかと。自分の都合で電話をされたり何かされる方、それで、私もすぐそばに渋沢小学校、渋沢中学校があって、先ほど申し上げたとおり、保護者の方も、理解がある方とない方がある。だから、こういう業務の改善もされていくことも必要だし、これだけの教職員、学生ボランティアを全部含めて300人も学校に支援されている方がいらっしゃいます。学校の先生が非常に多忙だというのは、よく分かります。  学校を帰る時間、冬は暗くなってしまうから、いないのですが、夕方遅く、7時、8時に学校の先生が帰っていかれるのを見ると、これは大変だなと思いますので、ぜひ保護者にも理解していただくように、進めていただきたいと思います。  学校の閉庁時刻は夕方6時になっていますが、7時、8時近くになって帰られる先生もいらっしゃいますので、できるだけそのようなことのないように、保護者にも周知徹底していただきたいと思います。学校の先生の大変さというのはよく分かりますので、ぜひ進めていただきたいことを要望させていただいて、終わりにします。  最後ですが、各会計予算及び予算説明書の183ページ、幼稚園運営費の運営事務費について、お伺いいたします。  歳出予算要求書に記載されている主な取組では、ほりかわ幼稚園の堀川小学校内への移転に伴う環境整備を行うとしているが、主なものはどのようか、お尋ねいたします。 236 ◯野々山静香座長【32頁】 教育総務課長。 237 ◯教育総務課長【32頁】 ほりかわ幼稚園の環境整備に係る経費の内訳について、お答えいたします。  主なものといたしまして、ほりかわ幼稚園から堀川小学校への引っ越しに係る経費、可動式の遊具などの備品購入費、また、園児が安全に生活するための消耗品費などとして、約95万円を計上しております。  以上です。 238 ◯野々山静香座長【32頁】 諸星分科員。 239 ◯諸星光分科員【32頁】 今、堀川小学校に移転ということで、今度はこども園に代わるようでございます。公設・民営ということで動いていることも承知しております。  そういう中で、二次質問ですが、遊具を購入するとのことですが、小学校の一部を使って生活するという環境の中で、遊具や園庭は十分に確保できるのか、お伺いいたします。 240 ◯野々山静香座長【33頁】 教育総務課長。 241 ◯教育総務課長【33頁】 園児の遊具につきましては、堀川小学校に設置してあるものを一緒に使わせていただくことを基本に、小学校側と調整しておりますが、その中で、園児が利用するに当たって、高さなどサイズが合わないものもございます。そういった高さの合わない滑り台や鉄棒などにつきましては、新たに購入することで、子供が遊ぶ遊具の確保、体力づくりに有効な遊具の確保、また、安全性に努めているところでございます。  なお、今回購入する遊具につきましては、移動可能なもので、令和7年度以降もほかの幼稚園などで使えるものを購入することとしております。
     また、園庭につきましては、堀川小学校の校庭の一部を園児専用のエリアとして確保するとともに、園庭と校庭を区切るための柵のようなものを設け、園児の飛び出し対策を行うことで、園児が安全に安心して生活できる環境の整備に努めてまいります。  以上です。 242 ◯野々山静香座長【33頁】 諸星分科員。 243 ◯諸星光分科員【33頁】 よく分かりました。  やはり大事な園児・児童でございますので、遊具等について、ぜひ安全で事故のないように。学校に行ったら、あるいは、園に行ったら、事故があったとなるととんでもないことになってしまいますので、このほりかわ幼稚園のこども園化については、安心して保護者がお願いできるような対応をしてもらいたい。  これは、我が会派の福森議員の代表質問でも触れさせていただきましたが、とても重要な施設だと会派として思っておりますので、子供たちが安全・安心に、そして、楽しく過ごすことができるよう、子供たち、また、親御さんの気持ちになって考えていただきたい。  先ほど申し上げたとおり、遊具のことや安全対策については、今、事故があると、保護者が大騒ぎされますし、マスコミもそれを喜んで宣伝しますので、そういうことのないように、ぜひ遊具の設置や安全確保のための環境整備に、ほりかわ幼稚園だけではございません。各学校、各幼稚園、各こども園とも、そのような事故のないように、対応をしっかりやっていただきたいと要望して、私のこの款に対しての質疑を終わります。  ありがとうございました。 244 ◯野々山静香座長【33頁】 これで、諸星光分科員の質疑を終わります。  中村英仁分科員。 245 ◯中村英仁分科員【33頁】 よろしくお願いいたします。  各会計予算及び予算説明書173ページ、学校業務改善推進事業費について、お伺いいたします。  まず初めに、来年度予算が減額になっていると思いますけれども、その理由についてお伺いいたします。 246 ◯野々山静香座長【34頁】 教職員課長。 247 ◯教職員課長【34頁】 学校業務改善推進事業費について、お答えいたします。  スクール・サポート・スタッフは、令和元年に市費で9人分配置され、その後、県費で4人配置されて、計13人となりました。その後、新型コロナウイルス感染症対応もあって県費予算が増加したことにより、現在は全校配置となり、今年度は40人の配置となっております。現在、来年度の任用事務の準備を進めているところですが、確実に全校配置ができる見込みでございます。  予算の減額については、来年度、県費予算が拡充されることにより、来年度市費分が減額であっても、今年度の市費、県費分の支援時間を全てカバーできる、つまり、支援体制を維持できることによるものです。  以上です。 248 ◯野々山静香座長【34頁】 中村分科員。 249 ◯中村英仁分科員【34頁】 ありがとうございます。  スクール・サポート・スタッフの市費と県費の割合が変わったというお話だと思うのですけれども、市費スタッフと県費スタッフで、役割というか、その仕事内容ですけれども、同じなのか、それとも違う形なのか、お伺いいたします。 250 ◯野々山静香座長【34頁】 教職員課長。 251 ◯教職員課長【34頁】 基本的には同じ役割となりますが、学校では、教職員が産育休や、場合によっては療休に入るなどして、マンパワーが足りなくなることがどうしても起こり得ます。そうした際は、必ずしも教員でなくても、緊急にスクール・サポート・スタッフを配置することで、学校への大きな支援となります。こうした運用を含めて、来年度の効果的な運用を図っていく予定でございます。  以上です。 252 ◯野々山静香座長【34頁】 中村分科員。 253 ◯中村英仁分科員【34頁】 ありがとうございます。  現在の先生方の業務というのは多岐にわたって、先生が必ずやらなければいけないものといえば、そう言えるものも多いかもしれませんけれども、先ほど諸星分科員も言いましたが、家庭が多様になってきている状況の中、その状況に先生方が一つ一つ合わせていかなければいけないとなると、やっぱり膨大な業務量になってしまうと思います。  このように、スクール・サポート・スタッフをしっかり配置して、先生のお役に立てる形にしていくことで、先生の多忙化というのは少しでも軽減できるかと思いますので、今後も業務改善をしっかりしていくように要望をさせていただいて、この質疑は終わります。  続きまして、各会計予算及び予算説明書173ページの地域部活動推進事業費について、お伺いいたします。  今回、皆さんかなり関心を示されて、多く質疑されていますけれども、2月26日・日曜日の神奈川新聞に、このような大きな記事で、地域移行をめぐり県野球連盟独自調査というものをやられました。これは、県内の中学校の野球で行ったものなのですけれども、軟式野球部の指導者から率直な意見が寄せられた、県野球連盟の中体連支部が本年度に実施したアンケート形式の独自調査ということで、要は、野球部の顧問へ独自調査を行ったのですけれども、学校部活動の持続可能な在り方について、具体的な悩みがどんどん寄せられたという話でした。  これを見ると、「部活動の地域移行についてどのようにお考えですか」という項目があるのですけれども、野球部の顧問の方々は、「部活動を地域移行にすべき」というものが46.9%、「部活動を維持すべき」という方は41.8%と、半々ぐらいだとは思うのですが、秦野市の教職員の意識調査等の実情はどのようなものか、伺います。 254 ◯野々山静香座長【35頁】 教育指導課長。 255 ◯教育指導課長【35頁】 本市では、県の実証研究を受けるに当たりまして、令和3年11月に、全ての教職員を対象とした部活動の意識調査を行っており、その中で、7割以上の先生が「地域移行に賛成」という結果になっております。  地域移行していくことへの賛成の理由としましては、「少子化により学校単位での現状の部活動を維持していくことが難しいこと」や、「休日において教職員が部活動に従事する時間が長い」といったものが多いように感じられました。  また、市内では学校部活動において、全顧問制度を取り入れている学校が多いため、「自分が教えられない部活動の顧問をしている」、また、「知識が足りない競技の大会運営が負担である」といった意見もございました。  以上です。 256 ◯野々山静香座長【35頁】 中村分科員。 257 ◯中村英仁分科員【35頁】 ありがとうございます。  1つの専門部の独自調査と、市が行った全ての教職員への意識調査では、ちょっと違いがあるのだなと。これは地域性というところもあるかと思いました。  近年、少子化や学校部活動への入部希望者が少なくなっている時代において、先ほどもありました、全顧問制度という制度がありまして、それが学校部活動に携わっている方にとって結構負担なのではないかと考えておりますが、その全顧問制度についてはどのようか、お伺いいたします。 258 ◯野々山静香座長【35頁】 教育指導課長。 259 ◯教育指導課長【35頁】 本市においても、少なくとも昭和の時代から全員が顧問として部活動を支える体制を取っておりますが、厳密に、これは制度と呼ばれるような法的な根拠は見当たりません。  2016年度のスポーツ庁による全国調査では、全教員が当たることを原則としている中学校は、1996年度は57.0%、2001年度は66.3%、2016年度は87.5%と、大幅に増加しております。  学校は、教員全員で負担を均等に分かち合うという文化があり、こうした文化が根づいてきた背景として、部活動の過熱があると見ております。特に、生徒の安全性に対する関心の高まりは大きく、事故防止のために、例えば、運動部活動中、顧問の教員は生徒の活動に立ち会い、直接指導することが原則といった旨の内容が、国から度々通知されております。このとき、主顧問が不在の場合には副顧問が立ち会うといったように、1つの部活動における複数顧問の必要性が高まっております。  一方で、今後、課題となるのは、減らない、または減らせない部活動数でございます。中学校の運動部については、全国の運動部活動数は減少しているものの、全国の生徒数よりは減少幅が小さく、部員数が少なくなっても、伝統であること、また、現部員のためにという理由で部活動が維持され、業務の多忙化の中で、各教員の僅かな時間を全員分持ち寄ることで、生徒のために活動の保障をすることとなっております。  先ほどもお答えいたしましたが、今後、ますます生徒数の減少が進み、部活動の教育的意義を持続可能なものにしていくためには、様々な改革が必要と考えております。本市では、部活動を指導したいと考えている教職員も兼職兼務をし、指導者として地域の活動に取り組めるよう、学校と協働して体制を整備していきたいと考えております。  以上です。 260 ◯野々山静香座長【36頁】 中村分科員。 261 ◯中村英仁分科員【36頁】 ありがとうございます。  先ほどいろんなお話があって、今ある部活動を維持していくために、必ず1人顧問を外部からという考え方が正しいのかというと、やっぱり地域によっては違うのではないかということが、私もいろいろ調べてきた結果、思いましたし、今、お話しあったように、兼職兼務という制度でもありますので、そこをしっかりやっていくこともまた1つの道かと思っています。先ほどの独自調査では、兼職兼務での指導には、78%が顧問を希望するというデータもありますので、うまく使っていく形がいいのではないかと思います。  それから、この新聞、実は秦野市のことも載っておりまして、ちょっと読みますと、「秦野市では部員減少の抑止や短い練習時間を確保するために、21年8月から市内複数の中学校が合同で地域クラブでの活動を始めた」と。これは秦野市の話ですけれども、「ほかの自治体でも地元企業とタイアップしたモデル事業を企画するなど、地域移行を見据えた動きは県内でも広がりつつ」とあります。  だから、必ず外部という形のときに、その部活動に1人の先生が来てとか、1人の外部指導者が来てという形ではなくて、地域の、例えば、市内の中学校の1つの種目の部活動を1つのチーム化という形とか、秦野市は剣道でやっていると思うのですけれども、そういう形もある。なので、これが正しいとか、これがいいとかではなくて、地域に合わせた部活動の移行の形がいいのではないかと思っております。  とにかく、先生方の限界も当然近づいております。しかし、先生がやりたいと思って、中学校の先生になっている先生がいるのも事実です。ですので、兼職兼務の体制整備を進めながら、地域部活動が子供たちのためにあるように、地域の実情を見ながら、しっかり適切に移行していっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  この質疑は、以上で終わります。  続きまして、各会計予算及び予算説明書173ページの学校ICT推進事業費、175ページの訪問型個別支援事業費と、同じく研究所運営費について、お伺いいたします。  現在、旧上幼稚園を拠点として、不登校の児童・生徒を支援している訪問型個別支援教室「つばさ」についてですけれども、来年度、教育研究所が旧大根幼稚園へ移転することに合わせて、「はだのE-Lab」を「つばさ」のサテライト会場として支援を行うとお伺いいたしました。  そこで、お伺いいたしますけれども、「つばさ」に現在、行っている児童・生徒数はどのぐらいいるのか。また、近年の児童・生徒数の変化も含めて、どのように分析しているか、お伺いいたします。 262 ◯野々山静香座長【37頁】 教育研究所長。 263 ◯教育研究所長【37頁】 令和2年度は9人、令和3年度は13人、令和4年度は、現在まで16人となっており、コロナ禍であることを考慮しますと、少しずつですが、訪問型個別支援というスタイルが効果を上げていると見ています。  一方で、西・本町地区の児童・生徒が中心となっていることから、「はだのE-Lab」を「つばさ」のサテライト会場とすることで、支援の拡充につながると考えております。  以上です。 264 ◯野々山静香座長【37頁】 中村分科員。 265 ◯中村英仁分科員【37頁】 ありがとうございます。「つばさ」はすごく効果があるし、少しずつ結果が出ているというのは、いいことだと感じております。  続きまして、小集団活動での支援を行う教育支援教室「いずみ」、今、話をしました、各家庭を訪問して個別に支援を行う「つばさ」、さらに、第3の新たな学びの場として、デジタル教材を活用した学習支援を今年度6月より開始したとのことですけれども、デジタル教材を活用した学習支援とはどのようなものか、また、現在の利用状況はどのようか、お伺いいたします。 266 ◯野々山静香座長【37頁】 教育研究所長。 267 ◯教育研究所長【37頁】 このデジタル教材を活用した学習支援は、学校以外での新たな学びの場を求める児童・生徒への支援の1つとして、今年度6月より試行を開始した実証事業でございます。  現在のところ、小学生21人、中学生23人、計44人の利用が確認されており、本教材を活用したことで、学習への不安が軽減され、学校復帰へつながる一助となったという好事例もあったことから、新年度はさらなる充実を図りたいと考えております。  以上です。 268 ◯野々山静香座長【38頁】 中村分科員。 269 ◯中村英仁分科員【38頁】 ありがとうございます。  一般質問でも、不登校の対応ということを私もやってきましたけれども、京都府に視察に行った際に言われたことは、いろんな形でいろんな支援があって、それを子供たちが選べる形というものが一番いいというお話がありました。  今、言ったように、「つばさ」、「いずみ」、そして、デジタルを使ったものという形も1つありと思いますけれども、再度、これは要望というか、検討していただきたいのですが、今回、旧大根幼稚園が教育研究所としてという形ですけれども、不登校の特例校、大和市の小学校は、そんなに広くないスペースを活用しての特例校だと私は伺っていて、私たちが京都府で視察をしたのは、学校単位の不登校の特例校でしたけれども、現状、特例校を進めていく上で、小さいところからスタートするというのも1つありなのかと考えると、旧大根幼稚園の教育研究所内に特例校を設置するということも、1つの手段ではないかと思います。  我々が京都府の特例校を見に行ったときの生徒の様子を見ると、大変楽しそうで、ほとんどの生徒が高校に行くときは、普通校に行くと伺っておりますので、子供たちが自分の望む方向に行けるような形でいくと、この特例校というのは、1つ必要なものではないかと思いますので、御検討のほう、よろしくお願いいたします。  この質疑は、以上で終わります。  続きまして、各会計予算及び予算説明書175ページ、通学路安全対策事業費について、伺います。  何度かお話ししました千葉県八街市での事故を受けて、本市でも事業名の統一や懇話会の設置、ボランティア制度の創設など、通学路に関する新たな取組を行っておりますけれども、令和5年度の事業内容はどのようか、お伺いいたします。 270 ◯野々山静香座長【38頁】 学校教育課長。 271 ◯学校教育課長【38頁】 令和5年度の通学路安全対策事業費では、今年度新設しました秦野市通学路安全対策推進懇話会の開催経費、また、今年度制度化しました通学路見守りサポーターの貸与物品を購入する費用のほか、パトロールや危険箇所の確認を行うスクールガードリーダーの派遣に係る費用を計上しております。  来年度の事業内容といたしましては、年間で3回となります秦野市通学路安全対策推進懇話会の開催、それから、スクールガードリーダーの派遣による見守り活動、通学路見守りサポーターの新規登録のほか、懇話会の意見などを参考に、子供たちに対しまして交通安全に関する啓発や教育活動などのソフト面の充実を図り、安全対策を推進していきたいと考えております。  以上です。 272 ◯野々山静香座長【39頁】 中村分科員。 273 ◯中村英仁分科員【39頁】 ありがとうございます。いろいろな形で、今までと進めるような形の支援等をやってきているというお話でした。  市内には、もともと学校に関係する団体がそれなりに多くあって、その多くが活動の一環として通学路の見守り等を行っていただいていると認識しておりますけれども、団塊の世代の方が60歳を超えた段階ぐらいから、65歳、70歳ぐらいでも元気な高齢者の方が多くて、私の知人の方から1回相談があったのですけれども、こういう団体を辞めたのだけれども、見守り活動というか、子供たちの安全をやっていきたいという方がいまして、その方々に通学路見守りサポーター制度というものを紹介したことがあるのですが、今年度創設した通学路見守りサポーター制度の周知方法とか、登録者数というものはどのようになっているか、お伺いいたします。 274 ◯野々山静香座長【39頁】 学校教育課長。 275 ◯学校教育課長【39頁】 通学路見守りサポーター制度の周知方法ですけれども、市の広報及びホームページに掲載して周知したほか、各小学校に制度についてお知らせをしておりまして、現在までの登録者数は13人となっております。また、そのほかに、22人から現在、登録の相談を受けているという状況でございます。  この制度は、PTAや地元自治会などの団体に属さず、個人的に活動する方、例えば、毎日の犬の散歩や、買物のついでに気軽に活動を行っていただくもので、活動中に事故に遭った場合には保険が適用となるため、安心して活動していただける制度となっております。  しかし、現在の登録数は決して多くはなく、見守りの目は多ければ多いほど、子供たちがより安全に登下校ができるため、周知方法などを今後も検討していきたいと考えております。  以上です。 276 ◯野々山静香座長【39頁】 中村分科員。 277 ◯中村英仁分科員【39頁】 ありがとうございます。  確かに、PTAとか地元の自治会とか、そういう団体に属すると、ある意味、義務になってしまって、ちょっと苦しくなってしまうということも、いろんな方々からお話をお伺いしておりますので、個人のペースでボランティアをしたいという方も意外といらっしゃるのだなと、今回思いましたので、そういう方々に、漏れなく周知できるような工夫をしていっていただきたいと思います。  自治会に属しているか、していないかは別としても、自治会の看板にそういうボランティアを募集しているとか、そういうことをしていただければいいかと思いますので、一人でも多くの方が子供たちの安心・安全を見守ってくれるような環境整備をお願いして、この質疑を終わりにいたします。  続きまして、各会計予算及び予算説明書177ページの小学校給食事務費について、お伺いいたします。  来年度予算が増額しておりますけれども、その理由はどのようか、お伺いいたします。 278 ◯野々山静香座長【40頁】 学校教育課担当課長。 279 ◯学校教育課担当課長【40頁】 小学校給食事務費について、お答えいたします。  学校栄養士の任用に係る人件費が増加したものでございます。学校栄養士は、国が配置基準を定めており、県も国の基準に基づき栄養士を配置しております。  現在、児童数が550人を上回る小学校には、県費の栄養士が1人配置されていますが、550人を下回る場合には、550人以下の小学校4校に対し、兼務で県費の栄養士が1人配置されております。  令和5年度には、550人を下回る学校が2校増加すると見込まれていることから、栄養士が不足する2校に対し、市費で栄養士を配置する必要があるため、増額となったものでございます。  以上です。
    280 ◯野々山静香座長【40頁】 中村分科員。 281 ◯中村英仁分科員【40頁】 ありがとうございます。  そうなると、各校に1人ずつ栄養士を置くために、この人件費を使ったというお話だったと思うのですけれども、この栄養士を各校に1人配置する理由はどのようかということをお伺いしたいのですが、ほかの県内というのは、多分、この基準に従ってやられているかと思うのですけれども、秦野市はずっと、1校に対し1人の配置をしてきたと思うのですが、そこら辺はどのようか、お伺いいたします。 282 ◯野々山静香座長【40頁】 学校教育課担当課長。 283 ◯学校教育課担当課長【40頁】 近年、少子化が進み、配置基準の550人を下回る学校が増加していく中にあっても、本市は市費による栄養士を配置し、安全・安心な給食の提供を続けてきました。  他市では、食物アレルギーを持つ児童が、給食に出たチヂミをお代わりしてしまったことで、アナフィラキシーショックを誘発して、死亡するという痛ましい事故が起こっております。  本市においても、児童数は減少しておりますけれども、複数の食物アレルギーを持つ児童が増加している傾向にあるため、学校生活で楽しいはずの給食の時間が事故につながらないよう、児童一人一人の状況に気を配る必要がございます。  そのため、栄養士を中心に、先生方が子供たちの状況を確認し、連携を図りながら、日々安全・安心でおいしい給食の提供に努めております。  このように、栄養士は食育の充実だけではなく、担う役割も変化してきておりますので、1校に1人の栄養士を配置する必要性も高くなっていると考えております。  今後も、自校方式で給食を提供している小学校については、1校1人の栄養士を配置することで、安全・安心な給食の提供に努めてまいりたいと考えております。  以上です。 284 ◯野々山静香座長【41頁】 中村分科員。 285 ◯中村英仁分科員【41頁】 ありがとうございます。  子供たちの食物アレルギーというのは、多種多様と伺っておりますし、そこをしっかり見ていくためには1校に1人栄養士がいると、大変安心だと思いますので、今後も続けていただきたいと思います。  秦野市は、昔から小学校給食がとてもおいしいと評価をいただいているのは、この1校に1人の栄養士がきちんといるということも大きな理由かと思いますので、今後も子供たちのために安心・安全な給食をしっかり運営していっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、各会計予算及び予算説明書179ページ、特別支援教育推進費について伺います。  ここもかなり皆さん質疑されていますけれども、私も、インクルーシブ教育のことを質問してきましたので、インクルーシブ教育の推進に当たって、先生方だけではなくて、子供たちの理解を進めていくことが必要だと考えますけれども、具体的にはどのような考えで進めていくのか、お伺いいたします。 286 ◯野々山静香座長【41頁】 教育指導課長。 287 ◯教育指導課長【41頁】 インクルーシブ教育の推進について、お答えいたします。  多様性を尊重する児童・生徒の育成に当たっては、人権意識の向上が大切であると考えております。秦野市には、平成9年に児童・生徒が主体となって策定いたしました、はだの子ども人権宣言がございます。その実現に向け、平成20年度から、いじめを考える児童生徒委員会を毎年実施するなど、いじめを生まない学級・学校風土を創るための取組を各校で実施しております。  ほかにも、市内の小・中学校では、子供たち同士で互いに支え合い、助け合う取組でありますピアサポート活動を実施しております。こうした活動などを通して、児童・生徒の中に多様性を認め合える意識を醸成してまいりたいと考えております。  以上です。 288 ◯野々山静香座長【41頁】 中村分科員。 289 ◯中村英仁分科員【42頁】 ありがとうございます。  秦野市は、インクルーシブとか、特別支援のことというのは、しっかり考えてやってきていますし、子供たちにそういう考えが根づいているということは、よく分かりました。  時間の関係で、本当は二次質問をする予定だったのですけれども、ここから要望に代えさせていただきます。  この特別支援教育の上でのインクルーシブというのは、この前の一般質問でもやりましたけれども、特別な人をどのように周りが支えていくかではなくて、あるがままの個人を受け入れるという教育に変えていかなければいけないということは、この前言いました。  例えば、いじめを考える児童生徒委員会にダイバーシティーという考えがあるのだよとか、そう思うと、君たちの考えは変わるのかとか、そういう題材にしていただいたりしながら、多種多様な人たちが生きづらさを考えるではなくて、今、いる自分で輝けるという社会を目指すためにはどうしたらいいのかという、課題を投げかけていただいて、子供たちが、何だ、特別なことをしなくていいのだ、普通に接していればいいのだという形にしていただけるような教育を今後も推進していただきたいと要望して、この質疑は終わります。  最後に、各会計予算及び予算説明書185ページ、幼稚園施設改修事業費について、お伺いいたします。  予算額2,997万円の工事内容はどのようかというのは、諸星分科員も聞かれましたけれども、お伺いいたします。 290 ◯野々山静香座長【42頁】 教育総務課長。 291 ◯教育総務課長【42頁】 幼稚園施設改修事業費といたしまして、新年度は、西幼稚園園舎の屋上防水改修工事と、ほりかわ幼稚園の施設整備改修工事を予定しております。  以上です。 292 ◯野々山静香座長【42頁】 中村分科員。 293 ◯中村英仁分科員【42頁】 ありがとうございます。  お話ししましたが、先ほどの諸星分科員のお話でもありましたが、ほりかわ幼稚園の環境整備の費用が計上されているということでしたけれども、施設改修事業費におけるほりかわ幼稚園の具体的な改修内容はどのようか、お伺いいたします。 294 ◯野々山静香座長【42頁】 教育総務課長。 295 ◯教育総務課長【42頁】 現在、ほりかわ幼稚園は、公私連携・幼保連携型の認定ごとも園へ移行するため、運営法人の募集、選定を進めておりますが、令和7年4月の開園に向けて、令和6年度は、新年度に決定する運営法人が園舎の改修工事を行うこととなっております。  これに伴いまして、令和6年度は、隣接する堀川小学校の教室を利用して、ほりかわ幼稚園の運営を行うため、小学校の施設、設備等の改修工事を令和5年度に実施するものでございます。  具体的には、現在の図工室を保育室とするため、図工室を2つに分けるためのパーティションの設置、空調設備の設置、また、保育室から園庭に出る際の通路となる場所の外構工事の整備、こういったものが主な内容となっております。 296 ◯野々山静香座長【43頁】 中村分科員。 297 ◯中村英仁分科員【43頁】 ありがとうございます。  小学校の中に幼稚園が一時的に入るということで、上小学校が同じような形という前例があるのですけれども、堀川の方々からすれば、今までと違った形になる。小学校の中に幼稚園児が行くという形で、不安があると思います。  今回、次年度の親御さんたちに説明会等をいろいろやったと思うのですけれども、そのような保護者や、あと入ってくる側の教職員の不安もあると伺っているのですが、それらの不安にはどのように対応をしたのか、お伺いいたします。 298 ◯野々山静香座長【43頁】 教育総務課長。 299 ◯教育総務課長【43頁】 保護者や教職員の方々の不安への対応ということですけれども、保護者や教職員の方、双方において最も懸念されたことが、学習面や安全面という観点から、年齢や体格の異なる園児と児童の生活動線をどう分けるかという点でございました。  今回、保育室となる図工室は、特別教室が多く集まるフロアで、昇降口から保育室、また、保育室からトイレまでといった生活動線をほぼ幼稚園専属のエリアとして確保することができました。  また、保育室の場所の選定に当たりましては、小学校、幼稚園の教職員の意見のみならず、保護者の方に現地を御覧いただき、2つの候補地の中から選んでいただくとともに、気になる点をお聞きし、改修計画に反映させております。保護者や教職員の方々の不安には対応できたものと考えております。  以上です。 300 ◯野々山静香座長【43頁】 中村分科員。 301 ◯中村英仁分科員【43頁】 ありがとうございます。  今後とも、このような姿勢で幼稚園、小学校の改修等いろんなことが、これから統合等もあると思いますので、保護者や先生方、子供たちの不安にしっかり寄り添っていただいて、皆が楽しい学校生活、幼稚園生活を送っていただけるように努力していただきたいと思います。  以上で終わります。 302 ◯野々山静香座長【43頁】 これで、中村英仁分科員の質疑を終わります。  この際、私も分科員として質疑を行いたいと思いますので、副座長と座長職を交代いたします。  暫時休憩します。               午前11時40分 休憩              ─────────────               午前11時40分 再開 303 ◯中村英仁副座長【44頁】 再開します。  それでは、暫時、座長の職務を行いますので、よろしくお願いいたします。  野々山静香分科員。 304 ◯野々山静香分科員【44頁】 よろしくお願いいたします。各会計予算及び予算説明書173ページの170、地域部活動推進事業費431万6,000円について、お伺いします。  さきの代表質問においても、中学校における休日部活動地域移行について御質問をさせていただきました。この事業の目的は、中学校において、教職員の多忙化解消と持続可能な部活動とするためのスタートアップ事業として、国・県から委託されたものであるとお聞きしていますが、この事業に係る報償費と役務費についても、先ほど御答弁の中で、地域部活動支援協力者への謝礼に該当する報償費、生徒及び指導者の傷害保険加入費用となる役務費と理解いたしました。  本市の地域部活動は今、どのような形で進められているのか、また、文化部の取組の状況について、お伺いします。 305 ◯中村英仁副座長【44頁】 教育指導課長。 306 ◯教育指導課長【44頁】 本市では、これまで平成16年度から中学校部活動検討委員会を設置し、部活動改革に積極的に取り組んでおり、こうした積み重ねを生かして、各校・各地域の実情や各競技団体との連携状況により、生徒及び保護者に不安や混乱が生じないよう、徐々に地域移行を進めているところでございます。  今年度は、東中学校サッカー部、競技団体と連携した市内9校の剣道部、そして、東海大学と連携した大根中学校体操部で運動部の実証研究に取り組み、中学校部活動検討委員会での意見を踏まえながら、文化部の実証研究として、南中学校吹奏楽部の地域移行を進めているところでございます。  令和4年度は、秦野市と大磯町が県から委託を受け、運動部の地域部活動を実証研究として推進しておりますが、文化部については、県内で本市のみが実施しております。  以上です。 307 ◯中村英仁副座長【44頁】 野々山分科員。 308 ◯野々山静香分科員【44頁】 ありがとうございます。  県内では、秦野市のみが文化部の地域部活動の推進に積極的に取り組まれているとのことですが、文化部の活動を段階的に地域部活動として行っている中で、どのような課題があったのか、お伺いします。 309 ◯中村英仁副座長【44頁】 教育指導課長。 310 ◯教育指導課長【45頁】 これまでの学校部活動の顧問は、技術や知識の指導だけでなく、部活動における練習日や大会、発表会等に向けてのスケジュール管理、生徒の心身の継続的な健康管理や出欠席の確認業務などを担っており、今後は、地域部活動推進事業の指導者にも、こうした運営面をどのようにサポートしていくかが課題として挙げられます。  また、運動部でも同じことが挙げられますが、指導者の人材確保や費用の負担等もさることながら、部活動に対する生徒及び保護者の期待や不安も大きいことから、今後も丁寧な説明が必要であると考えております。  以上です。 311 ◯中村英仁副座長【45頁】 野々山分科員。 312 ◯野々山静香分科員【45頁】 ありがとうございました。  地域部活動において、休日の指導をする教職員は、教師としての立場で従事するのではなく、兼職兼務の許可を得た上で、地域部活動の運営主体の下で従事することなどが示されています。  南中学校吹奏楽部での教職員の今の兼職兼務について、お伺いします。 313 ◯中村英仁副座長【45頁】 教育指導課長。 314 ◯教育指導課長【45頁】 南中学校吹奏楽部の地域部活動支援協力者は、今年度7人おり、そのうち、兼職兼務をして顧問3人が部活動に携わっております。  顧問は、平日と休日の練習等の一貫性を持たせることや、生徒同士のコミュニケーションを助けること、活動場所である校舎の施錠を行うことなどの役割を担っております。  今年度の地域部活動支援協力者は、学校部活動として休日の活動を実施するときとは別で、地域部活動推進事業費から謝金をお支払いしております。  以上です。 315 ◯中村英仁副座長【45頁】 野々山分科員。 316 ◯野々山静香分科員【45頁】 ありがとうございました。  教職員の兼職兼務についてですが、例えば、地域部活動を学校で活動する場合は、校庭とグラウンド、体育館はこれまでどおり、開放団体等にも開放しているということで、そのまま使えるような形だと思うのです。吹奏楽部とか、例えば、校内で行う活動というものは、その安全面の観点から、教職員を配置しなければいけないという意味合いがあるのかと思いました。  兼職兼務の形で整理していただきたいというのが、やはり希望される教職員もいらっしゃいますし、また、希望されない教職員もいらっしゃいます。そのときに、例えば、その部活動に合わせてどういった形で行うのかということも、改めて整理をしていかなければいけないところなのかとは感じております。  運動部のみが先行しがちな印象があるのですが、文化部が取り残されないように、引き続き、お願いいたしたいと思います。  学校部活動は、これまで多くの教育的意義の役割を担ってきたことからも、地域部活動への移行が形だけにとどまらないように、しっかりと持続可能な文化・スポーツ活動の体制整備をお願いいたします。  以上で終わります。 317 ◯中村英仁副座長【46頁】 これで、野々山静香分科員の質疑を終了します。  それでは、座長と交代いたします。  暫時休憩します。               午前11時47分 休憩              ─────────────               午前11時47分 再開 318 ◯野々山静香座長【46頁】 再開します。
     次に、兼務員の質疑を行います。  なお、吉村慶一兼務員の質疑に当たり、事前に資料の配付を求められたことから、これを許可し、タブレット端末に掲載しましたので、御承知おきください。  吉村慶一兼務員。 319 ◯吉村慶一兼務員【46頁】 各会計予算及び予算説明書の177ページ、020、002小学校給食設備等維持管理費について、伺います。  タブレット端末に載せさせていただきました、学校給食残渣の処理についての資料を御覧ください。  小学校の給食残渣の堆肥化にかかる費用が学校別費目別に表示されています。これによると、生ごみ処理機、すなわち堆肥化装置のリース料に現在、年額約157万円、電気代に約435万円、職員の人件費に約52万円の合わせて約644万円の費用がかかっています。人件費というのは、機械に残渣を入れるときにかかる手間で、大きな学校で15分、小さな学校で6分程度のようです。  年間の残渣の量が2ページ目に書いてありますが、約39トンで、この約644万円を割りますと、1トン当たりの処理費用が約16.5万円かかったことになります。また、消費電力量は、月当たりの電気代が1校当たり約3万円であることから、1つの堆肥化装置が、一戸建ての家1.5軒分ないし2軒分の電気を毎日消費していることになります。また、装置の製作にも相当の電気が消費されていると考えられます。  一方、この残渣を通常の燃えるごみの収集ルートに乗せて、はだのクリーンセンターで焼却処理した場合の費用、これは2ページに出ていますけれども、秦野市伊勢原市環境衛生組合に支払う1キログラム当たり22円の処理手数料のみになり、その総額は年間約100万円で済みます。表には86万円という数字が出ていますが、これは10か月分ですので、12か月分に直すと、約100万円になります。  また、消費される電力量についても、このやり方ならば、はだのクリーンセンターの年間ごみ焼却量、たしか3万3,000トン秦野市分があったと記憶しておりますが、これが0.1%増加するにすぎず、はだのクリーンセンターが発電もしていることを考え合わせれば、無視してよい量といえるでしょう。  地球環境に対する優しさやSDGsの観点から、また、最小の経費で最大の効果を上げよという地方自治法の規定の観点からも、私は、給食残渣の処理ははだのクリーンセンターで焼却する方法に優位性があると思います。このデータを検証していただいた上で、このデータを教材として、保護者と小学生に考えてもらうような授業、取組をやっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 320 ◯野々山静香座長【47頁】 学校教育課担当課長。 321 ◯学校教育課担当課長【47頁】 小学校給食設備等維持管理費について、お答えいたします。  ただいま吉村兼務員がおっしゃったとおり、確かに経費はかかっております。学校における食育教育を考えた場合、過度に食べ残さないことはもちろんですが、給食は生きた教材としての役割を担っており、SDGsの観点からも、リサイクル処分をすることが、子供たちにとってもよい環境教育につながるものと考えております。  さらに、令和5年度末には、秦野市伊勢原市環境衛生組合が所有する焼却炉1基が廃炉となり、1基での運転となることから、処分可能な容量も限られてまいります。そのため、本市では、秦野市ごみ処理基本計画を策定し、天然資源の使用抑制を含めたごみの発生抑制、再使用、再生利用等適正処理を進め、循環型の社会の実現を目指すこととしております。  給食残渣についても、秦野市ごみ処理基本計画に基づき、リサイクルを柱とした、可燃ごみを出さない、環境に配慮した処分方法を調査・研究していく必要があると考えております。  現在、小学校では、4年生が社会科の授業でごみや環境について勉強に取り組んでおります。小学校でできた堆肥は、近隣の農家にお分けしたり、市民の日に家庭菜園などを行う市民の方にお配りもしております。  小・中学校の給食残渣の処分につきましては、喫緊の課題と捉えており、他市町の先進事例などを参考にしながら、費用も含め、本市にとって効果的な処分方法で、ゼロカーボンを目指し、取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 322 ◯野々山静香座長【47頁】 吉村兼務員。 323 ◯吉村慶一兼務員【47頁】 堆肥化装置は、令和4年で、聞くところによると20年ぐらい使っていると。電気代は最近高くて、年々変動があったと思いますけれども、毎年500万円ずつ費用がはだのクリーンセンターで焼却する場合よりも余計かかっているというデータなのですけれども、20年間で1億円かかったということですね。  先ほどから問題になっている、地域部活動推進事業費が年間約430万円、学校業務改善推進事業費が約400万円。この堆肥化装置をやめれば、すぐそれだけの費用が生まれます。世の中には、一見堆肥化といったら、いいイメージだという思い込みが、このデータを見るとあったのではないか。けれども、科学的に道理の立場から調べてみると、必ずしもそうではない。20年もこれが続いたというのは、我々議会もチェック機能がおろそかだった。このデータも学校教育課に作ってもらいました。せっかくこれを作ったのだから、ぜひこれは教材として、食育の一部だと思います。何でもかんでも堆肥化すれば本当にいいのか、SDGsのためになるのかと。  それから、広く教育全体を考えれば、電気代に500万円弱、435万円も使うということが本当にいいのかということは、ぜひ教材にしてほしいのですが、もう1回、確認したいのですが、してもらえますか。 324 ◯野々山静香座長【48頁】 学校教育課担当課長。 325 ◯学校教育課担当課長【48頁】 栄養士と学校の先生方が食育指導をしていく上で、こういった資料を活用しながら、子供たちに資源化、食べ残さない、そういった教育をするための資料とさせていただければと思っております。  以上です。 326 ◯野々山静香座長【48頁】 吉村兼務員。 327 ◯吉村慶一兼務員【48頁】 これは無駄遣いの資料なのですよ。私にも責任があるけれども、こういうことを20年もほったらかしにしていた、無駄遣いの資料です。そういう意味で、ぜひお考えいただきたいと申し上げて、質疑を終わります。 328 ◯野々山静香座長【48頁】 これで、吉村慶一兼務員の質疑を終わります。  各分科員の質疑は終わりました。  この際、特に再質疑を求める方は、挙手をお願いします。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 329 ◯野々山静香座長【48頁】 質疑なしと認めます。  以上で、教育委員会及び教育費に係る文化スポーツ部に対する質疑を終結します。  暫時休憩します。               午前11時58分 休憩              ─────────────               午後 0時56分 再開 330 ◯野々山静香座長【48頁】 再開します。  次に、こども健康部及び福祉部に対する質疑を行います。  執行部の概要説明を求めます。  こども健康部長。 331 ◯こども健康部長【48頁】 それでは、福祉部及びこども健康部が所管いたします令和5年度予算の概要について、申し上げます。  予算につきましては、一般会計では、民生費のほか、衛生費の一部、また、国民健康保険事業費等、3特別会計を所管しております。  特別会計につきましては、後ほど御審議いただきますので、ここでは一般会計について概要を説明いたします。  まず、各会計予算及び予算説明書104ページをお開きください。このページから121ページの中段までが民生費となります。  予算総額は256億6,172万円で、前年度と比較いたしますと、10億8,514万8,000円の増額となっております。  次に、主な事業について説明いたします。まず、105ページをお開きください。下のほうになります。  110、生活困窮者自立支援事業費では、新型感染症等の影響などにより、家賃の支払いが困難な世帯に対し住居確保給付金の支給を行うとともに、自立相談支援事業において、相談者の必要に応じた支援制度につなげるなど、切れ目のない支援に努めます。  次に、その2つ下の130、成年後見制度利用支援事業費では、認知症等により判断能力が低下した人などが、尊厳のある本人らしい生活を継続できるよう、制度の周知や相談を充実させるとともに、本人の意思決定や後見人の支援に努め、制度の利用促進を図ります。  2枚おめくりいただきまして、109ページ、上段の130、障害福祉事務費では、第6期秦野市障害者福祉計画の策定に当たり、障がい者のニーズ調査を実施し、当事者目線の障害福祉の推進を図り、共に生きる社会の実現を目指します。  1枚おめくりいただきまして、111ページ、上段の160、高齢福祉事務費では、年々増加する高齢者の一人暮らしや高齢者のみ世帯の実態を把握するため、民生委員・児童委員の協力の下、3年に1度実施している、一人暮らし高齢者等登録の一斉調査に取り組みます。  1枚おめくりいただきまして、113ページ、下段の020、001、こども相談事業費では、子供や保護者等の心理的側面に寄り添う支援を継続するとともに、幼稚園や保育所等を利用していないなど、地域とのつながりが少ない家庭への支援の充実に努めます。  1枚おめくりいただきまして、115ページ、中ほどの130、子ども・子育て支援事業計画(第3期)策定事業費では、令和7年度から新たな計画期間となる秦野市子ども・子育て支援事業計画(第3期)の策定に向け、市内の子育て世帯を対象に基礎調査を実施いたします。  次に、その5つ下の020、001、民間保育所等支援事業費では、民間保育所等におけるアフターコロナを見据えた取組や保護者の利便性向上と保育士の負担軽減を支援するため、ICT機器の導入費用等に対する補助事業を実施します。  2枚おめくりいただいて、119ページ、上段の060、002、表丹沢野外活動センター管理運営費では、指定管理者による運営を開始し、円滑な指定管理業務と表丹沢における自然体験の拠点づくりを進めます。  続きまして、1枚おめくりいただきまして、120ページをお開きください。このページの下段から125ページの上段までが衛生費の保健衛生費となります。  予算総額17億1,606万6,000円で、前年度と比較して5億2,732万円、23.5%の減額となっております。  主な事業について説明いたします。1枚おめくりいただきまして、123ページ、中ほどの080、002、産科有床診療所整備等支援事業費補助金では、産科有床診療所の施設や設備の整備費用に補助する制度を創設することで、身近なところで安心して出産できる環境整備に取り組みます。  1枚おめくりいただきまして、125ページ、上段の007、出産・子育て応援交付金事業費では、出産前後の子育て世帯に対して合計10万円を支給し、子育て世帯の経済的負担の軽減を図るとともに、一体的に実施する伴走型相談支援を行い、必要な子育て支援につなげてまいります。  以上、福祉部及びこども健康部が所管いたします一般会計予算の事業概要について説明をいたしました。よろしく御審査くださいますよう、お願い申し上げます。 332 ◯野々山静香座長【50頁】 執行部の説明は終わりました。  これより質疑に入るのでありますが、議事の整理上、区分して行います。  まず、こども健康部が所管する事業について、分科員の質疑を行います。  伊藤大輔分科員。 333 ◯伊藤大輔分科員【50頁】 よろしくお願いします。新人、伊藤です。  各会計予算及び予算説明書の115ページ、保育士等就労促進給付金の520万円のほうから質疑をさせていただきたいと思います。  これは前年度から減額されたと思うのですけれども、この減額の理由をお答えください。よろしくお願いします。 334 ◯野々山静香座長【50頁】 保育こども園課長。 335 ◯保育こども園課長【50頁】 減額の理由につきましては、令和3年度、令和4年度の実績の見込みなどから、令和5年度の予算を積算しておりまして、減額をしております。  以上です。 336 ◯野々山静香座長【50頁】 伊藤分科員。 337 ◯伊藤大輔分科員【50頁】 これは、純粋に補助金で、保育士の就労を促進するための補助金ですから、やっぱり保育士になられる方の実績が減ったという見方はできるのでしょうか、できないのでしょうか。よろしくお願いします。 338 ◯野々山静香座長【50頁】 保育こども園課長。 339 ◯保育こども園課長【50頁】 減額については、基本的には、令和3年度の実績などから見込んでおりますので、減ったというよりは、実績に応じてしっかり予算積算をしているということになります。  以上です。 340 ◯野々山静香座長【51頁】 伊藤分科員。 341 ◯伊藤大輔分科員【51頁】 では、ちょっと視点を変えて、もっと一般的な話で、そもそも保育士自体が不足しているという現状をどう認識されていますか。不足していると思っていますか、思っていませんか。よろしくお願いします。 342 ◯野々山静香座長【51頁】 保育こども園課長。 343 ◯保育こども園課長【51頁】 民間保育所の園長などからは、基本的に保育人材は雇用がしにくいとは伺っておりますので、そういった認識は持っています。  以上です。 344 ◯野々山静香座長【51頁】 伊藤分科員。 345 ◯伊藤大輔分科員【51頁】 それでは、この制度の概要というか、この補助金の内容、20万円ということですけれども、そちらを説明していただいてもよろしいでしょうか。よろしくお願いします。 346 ◯野々山静香座長【51頁】 保育こども園課長。 347 ◯保育こども園課長【51頁】 保育士等就労促進給付金の額についてですが、市内在住者は20万円、市外在住者で、市内の民間保育所などに通勤する者へは10万円。また、市外から民間保育所等への就労を機会に本市に転入した場合には、転入する際に要した住居費と引っ越し費用を合わせた額について20万円を上限として実質上乗せし、最大で40万円の給付を行っています。  以上です。 348 ◯野々山静香座長【51頁】 伊藤分科員。 349 ◯伊藤大輔分科員【51頁】 これは、3年間就労された方は、この補助された額を返納しなくていいと、それは3年間という認識で間違っていないですか。 350 ◯野々山静香座長【51頁】 保育こども園課長。 351 ◯保育こども園課長【51頁】 3年間の就労継続を見込める方が申請していただいております。  以上です。 352 ◯野々山静香座長【51頁】 伊藤分科員。 353 ◯伊藤大輔分科員【51頁】 就労支援というだけあって、一応3年間という縛りはあると。  それで、額が多いとか少ないとか、やっぱりいろいろあると思うのです。全国的にすごくばらばらだと思うし、どこかの例を持ち出して、少ないのではないかということにそんなに大して意味があるのかと思ったり。でも、現状、保育士が不足しているというのだったら、やっぱりここを手厚くしていくというのは、考えていかなければいけないのではないかと1つ思いました。  もう一つは、3年目までということですけれども、やっぱり中堅保育士に対しても、就労7年目ぐらいまで、段階的にグラデーションを持って就労支援金みたいなものを、例えば、10万円ずつ配分していくとか、いろんなやり方もあるのかと、そんな気がしました。全国のほかの例とか、見させていただいて。  金額についてはそれなのですけれども、これはそもそもいつの制度ですか、この就労支援の制度をつくったのは。よろしくお願いします。 354 ◯野々山静香座長【52頁】 保育こども園課長。 355 ◯保育こども園課長【52頁】 いつからということでございますが、平成30年度から創設しております。  以上です。 356 ◯野々山静香座長【52頁】 伊藤分科員。 357 ◯伊藤大輔分科員【52頁】 事前の打合せで、平成25年度に厚生労働省から通知が来て、就職準備金として、そこを基準に20万円と考えたとお伺いしていたのですけれども、制度自体は平成30年度からなのですか。その前にあったのですか。
     それから、この20万円の算出根拠というものも、別に理由はあったのでしょうか。よろしくお願いします。 358 ◯野々山静香座長【52頁】 保育こども園課長。 359 ◯保育こども園課長【52頁】 秦野市においては、民間保育所などへの支援として、平成30年度から実施をさせていただいております。  根拠というところになりますけれども、制度設計を行った年度におきまして、同様の制度を実施している市町村などの状況と、先ほど分科員からお伝えいただきました保育士修学資金の貸付制度を創設することについての国の事務連絡の中で、卒業時における就職準備金として20万円の貸付額を示されたということがございまして、この額を参考として20万円としております。  以上です。 360 ◯野々山静香座長【52頁】 伊藤分科員。 361 ◯伊藤大輔分科員【52頁】 この補助金の見直し等、少ないのか、多いのかというのは、大変難しい判断だと思うのですけれども、その見直しについての庁内の検討というのは、あるのでしょうか、ないのでしょうか。 362 ◯野々山静香座長【52頁】 保育こども園課長。 363 ◯保育こども園課長【52頁】 補助金につきましては、令和元年11月に策定しました補助金の見直し方針に基づき、定期的な評価、見直しを行っております。  この保育士等就労促進給付金につきましては、令和2年度に見直しの検討をしました。総合的に勘案した中で、この制度を受けている保育士などからは、大変有意義な働きがいにつながる制度だという御意見などをいただきまして、そういったお声もお伺いしながら検討を進めておりまして、3年以上働かなかった場合には返還リスクが生じる制度ともなっておりますので、そういった意味からも、現状では妥当と考えております。  以上です。 364 ◯野々山静香座長【53頁】 伊藤分科員。 365 ◯伊藤大輔分科員【53頁】 最後のところ、聞こえなかった。検討を考えている、考えていない、イエス、ノー、どちらですか。 366 ◯野々山静香座長【53頁】 保育こども園課長。 367 ◯保育こども園課長【53頁】 定期的に検討をしておりまして、妥当と考えております。  以上です。 368 ◯野々山静香座長【53頁】 伊藤分科員。 369 ◯伊藤大輔分科員【53頁】 この20万円に関しては、妥当と考えられているということで。  あと保育士不足という現状があって、お金以外にサポートできることというのはないのかと思うのですね。やっぱりお金だけではないでしょうと、その辺についてはどうですか。ほかに対策は考えられていますか。 370 ◯野々山静香座長【53頁】 保育こども園課長。 371 ◯保育こども園課長【53頁】 保育人材の確保の対策と申し上げますと、私どものほうでは就労相談会の開催とか、保育士有資格者の職場体験などの機会を設けております。そういった中で、民間保育所からの声なども伺いながら、しっかりと支援策を検討していると考えております。  以上です。 372 ◯野々山静香座長【53頁】 伊藤分科員。 373 ◯伊藤大輔分科員【53頁】 例えば、合同説明会だったり、そういうこともお伺いしていて、そういうものは人を集めるための工夫ではないですか。そのほかに、実際に働かれた後に働きやすい環境をつくるという意味で、何か具体的に、保育こども園課長自身の案はあるのでしょうか、ないのでしょうか。 374 ◯野々山静香座長【53頁】 保育こども園課長。 375 ◯保育こども園課長【53頁】 働きやすい職場環境ということですと、先日から研修会の充実などが必要と考えておりまして、令和3年度においても、令和4年度においても、そういった現場の保育士の声をしっかりとお伺いしながら、巡回相談支援員の派遣なども行っておりまして、働きやすい職場環境としてアドバイスなどを行っているところです。  以上です。 376 ◯野々山静香座長【53頁】 伊藤分科員。 377 ◯伊藤大輔分科員【53頁】 多分、いろんな声があると思うのですけれども、どういった声が一番多いですか。  例えば、東京都とか、私立の民間保育園でも、いろんな人材を集めるために工夫をしていると思うのですよね。いろんな意見を聴いた中で、どういった具体案が、働きやすい職場環境につながっていくとお考えですか。よろしくお願いします。 378 ◯野々山静香座長【54頁】 保育こども園課長。 379 ◯保育こども園課長【54頁】 働きやすい職場環境と申しますと、しっかりと園長と保育士が連携して、チームで保育をする職場となっているかどうかというところが一番重要と考えております。  以上です。 380 ◯野々山静香座長【54頁】 伊藤分科員。 381 ◯伊藤大輔分科員【54頁】 もう少し具体案を聞きたかったという気はするのですけれども、例えば、単純に保護者との連絡はアプリで効率化していくとか、あと効率的なことを言ったら、皆さん保育士は、子供に愛を感じてそういう職業選択をされている方もいらっしゃると思いますので、やっぱり子供たちにこういう保育をしてあげたいと、それは余裕を持つことだったり、余裕を持って子供たちに接することだったり、保育士にはそれぞれ理想の形というものがあると思うのです。  そういった気持ちを酌んであげて、職場環境を整備していくというのが、私は本質的な議論なのではないかと思っていて、それについてはどう思いますか、一言。 382 ◯野々山静香座長【54頁】 保育こども園課長。 383 ◯保育こども園課長【54頁】 今年度も、来年度についても、事務負担の軽減といったところは重点的に市のほうでも支援していきたいと考えております。ICTの導入についてもしっかりと導入することで負担軽減を図り、保護者にとっても安心して預けられる環境を整えていきたいと考えております。  以上です。 384 ◯野々山静香座長【54頁】 伊藤分科員。 385 ◯伊藤大輔分科員【54頁】 今、事務負担というお言葉をいただいて、この質問をやってしまうと、私の一般質問で話すことがなくなってしまうので、この辺にしようかと思っているのですけれども。  市としてできること、例えば、保護者との連絡でアプリを作るというのは、それは各園がやっていく民間のことなのではないかと。そのほかに、勤務時間の選択制だとか、それぞれそれは民間の保育園が工夫してやっていくことなのではないかと。  それで、働きやすい職場の環境づくりという点において、市としてできること、具体的に1つでもいいから、何かお答えできないでしょうか、よろしくお願いします。 386 ◯野々山静香座長【54頁】 保育こども園課長。 387 ◯保育こども園課長【54頁】 保育士にとってというところでございますが、不適切な保育の関係もありまして、現在のところ、不適切な保育につなげないための研修会なども開催したいと考えております。  以上です。 388 ◯野々山静香座長【55頁】 伊藤分科員。 389 ◯伊藤大輔分科員【55頁】 不適切にならないための保育を考えていきたいということですよね。  例えば、この間の陳情でもあった、保育士の配置基準について、今の国の基準だと1歳児は6対1で見なければいけませんみたいな具体的な話があって、この後は一般質問でやろうと思っているのですけれども、その保育士の配置基準に関しては、やっぱり働きやすい環境づくりということに貢献すると思いますか、思いませんか。よろしくお願いします。 390 ◯野々山静香座長【55頁】 伊藤分科員に申し上げます。  議題外にわたっていますので、質疑の仕方を変えてください。  伊藤分科員。 391 ◯伊藤大輔分科員【55頁】 続きは一般質問で。ありがとうございました。  次に、各会計予算及び予算説明書の113ページ、小児医療費助成事業費ということでお伺いをさせていただきたいのですけれども、これは前回、半年前の決算のときにもお伺いさせていただいていて、なるべく重複のないように質疑をさせていただきたいと思います。  今回、小・中学校の所得制限を取ったのですよね。まず最初に、財源の話もいろいろ聞いていて、例えば、皆さんも後で聞かれるのかもしれないのですけれども、一応予算決算常任委員会ですので。  今回、小・中学生の所得制限を取っ払ったことによって、幾らの財源が必要になったのか。または、高校生まで拡大したときの予算、財源はどのぐらい必要なのか、お答えください。よろしくお願いします。 392 ◯野々山静香座長【55頁】 子育て総務課長。 393 ◯子育て総務課長【55頁】 小児医療費助成制度になりますが、今回、令和5年10月から所得制限を撤廃するということで、今、進めているところですが、こちらに関しては、対象者を1,100人と見込んでおりまして、10月からの半年間で必要な経費として、小児医療の助成費を1,485万円計上しているところです。  高校生まで拡大した場合ですが、今までの所得制限を設けたままの場合につきましては、約6,000万円が増額になると試算しております。所得制限なしで見込んだ場合につきましては、約7,000万円がさらに必要になると試算しております。  以上です。 394 ◯野々山静香座長【55頁】 伊藤分科員。 395 ◯伊藤大輔分科員【55頁】 これは、結構政府がこども家庭庁とか、「こどもまんなか」と言い出して、そういう風が世の中に吹いていますと。そういった中、県内他市の状況はどのようか、よろしくお願いします。 396 ◯野々山静香座長【55頁】 伊藤分科員に申し上げます。  議案の審議の中に入ってきていますので、予算決算常任委員会のほうでお願いいたします。質疑の仕方を変えてください。  伊藤分科員。 397 ◯伊藤大輔分科員【56頁】 予算の数字的なことは聞けない、議案でやってくれということですか。  それでは、これは議案のほうでやるということで。  同じく各会計予算及び予算説明書113ページの母子・父子家庭等相談業務費について、お伺いしたいと思います。  養育費の支援についてですけれども、この予算の概要はどのようか、お答えください。 398 ◯野々山静香座長【56頁】 子育て総務課長。 399 ◯子育て総務課長【56頁】 母子・父子家庭等相談業務費の中で、養育費に関する支援になりますが、令和4年度に初めて養育費の講演会と個別の相談会を開催いたしました。令和5年度も引き続き実施するため、その経費として、周知に必要な消耗品費等として1万1,000円、周知をするための郵送料として7万7,700円、合計8万8,700円を計上しております。  なお、講演会にかかる講師謝礼等につきましては、国から事業委託を受けている養育費等相談支援センターに実施を依頼するため、経費は発生しておりません。  以上です。 400 ◯野々山静香座長【56頁】 伊藤分科員。 401 ◯伊藤大輔分科員【56頁】 これも、去年の予算決算常任委員会の時に質疑をさせていただいて、その後、私は都合上全部出られなかったのですけれども、勉強会に参加をさせていただいて、すごく勉強になりました。  それで、結論から言うと、予算に養育費ということを盛り込んでいただきたかったのですけれども、今、世の中は離婚が増えていますと。その中でも、日本は、特に家庭裁判所に行くことなく、離婚の中でも協議離婚が90%だと、その講習会で学びました。  あと一番大きいのは、そもそも養育費とは、今、母子・父子家庭等相談業務費という名前で質疑をさせていただいていますけれども、私が一番その講習会に出て響いたのは、子供の権利だということです。そこは子供の権利だと。アメリカだったら、養育費の不払いというのは犯罪なりますと。  厚生労働省の調査では、養育費を実際に受け取っている母子家庭の割合は、4分の1ぐらいだと。これは、決算のときにもたしかお答えいただいたのですけれども、本市でも児童扶養手当を見たら、この数字が分かるだろうと、養育費を受け取っているか、受け取っていないか。児童扶養手当の現況届の提出をした1,305人のうち、養育費を受け取っているのは311人というお答えをいただいたのです。これは僅か25%で、4人に1人ですと。  それで、子供の権利ということですと、これを放置しておくのですかと普通に思ってしまうのですよ。その辺、どうですか。もらいたくてももらえない子供がいるのではないか、現状はどう認識されていますでしょうか、よろしくお願いします。 402 ◯野々山静香座長【57頁】 子育て総務課長。 403 ◯子育て総務課長【57頁】 養育費における子供の権利というお話でございましたが、養育費につきましては、子供が経済的、社会的に自立するまで、父親・母親共に支払わなければならない強い義務ということで、認識しておりますが、ただ、当事者である保護者の方が、今、その認識があまり高くないということがありますので、それをきちんと普及していきたいと考えております。  以上です。 404 ◯野々山静香座長【57頁】 伊藤分科員。 405 ◯伊藤大輔分科員【57頁】 やはり子供の権利自体は、守られるべきもので、うちとしてもその認識を高めた上で、保護していくというお考えで間違いないですか。よろしくお願いします。 406 ◯野々山静香座長【57頁】 子育て総務課長。 407 ◯子育て総務課長【57頁】 今、保護をきちんとしていくためにも、やはり保護者の方の意識を高めていただきたいと考えておりますので、まずは、離婚前の相談なども含めて、私どものほうに相談があった場合には、きめ細やかに対応していきたいと思います。  以上です。 408 ◯野々山静香座長【57頁】 伊藤分科員。 409 ◯伊藤大輔分科員【57頁】 これは話が平行線になるので、ここは、うちの市長も今定例月会議から、女性と子供に優しいまちづくりと言い出していますと。それは実は初耳です。  世の中的にも、児童手当の所得制限の撤廃だとか、小児医療費助成の所得制限の撤廃だとか、そういう風の中、そんなにお金はかからなくても、こういった子供の権利とか、子供周りの政策でやることはいっぱいありますよという認識なのですね。そのことが、1つはまず、子供の権利としての養育費。  例えば、うちは独自に何もやっていませんけれども、そういったことに危機感を持たれて、養育費の立替えといったことをやられている自治体もある中で、本市は今後、この養育費の立替え等の件について、一応保護者の中に周知を図っていくということですけれども、御相談に来られた方に対して、どういう相談に乗ってあげたり、今後、考えているのかということを一言いただいてもいいですか。 410 ◯野々山静香座長【57頁】 子育て総務課長。 411 ◯子育て総務課長【57頁】 今、お話がございました子供の権利に対する支援というところになるのですけれども、まず、私どものほうでも、先ほどと重複してしまいますが、しっかりと保護者の方に意識を持っていただきたいということ、また、その立替えなどにつきましては、現時点で、養育費というのは当事者間での取決めとなりますので、市が代行するということは難しいと考えております。  ただ、こういった制度につきましては、現在、神奈川県におきまして、公正証書等作成支援補助事業を実施しておりますが、さらに、令和5年度から新たに3つの事業を開始すると伺っております。養育費の不払いを防止するための手続ですとか、養育費の取決めを促進する手続などに対して補助がされるようになっておりますので、御相談があった方に対しては適切に本事業を紹介するなど、市民の方の立場に立った支援をしていきたいと考えております。  以上です。 412 ◯野々山静香座長【58頁】 伊藤分科員。 413 ◯伊藤大輔分科員【58頁】 市民の人の立場に立った支援をしていきたいというのは、具体的に言うと、本市は、今のところ、制度を創設するとか、サポートすることはできないけれども、今おっしゃったような、例えば、弁護士委任費用補助とか、そういった県の制度をうちのほうで、こういった制度もありますよと、御紹介していくということでよろしいですか。 414 ◯野々山静香座長【58頁】 子育て総務課長。 415 ◯子育て総務課長【58頁】 そのようにしっかりと周知していきたいと思います。  以上です。
    416 ◯野々山静香座長【58頁】 伊藤分科員。 417 ◯伊藤大輔分科員【58頁】 先ほどの小児医療費の所得制限撤廃については、本市は後手後手の印象を受けますと。県だったり、国の動きだったり、ほかの自治体との横並びみたいなことはすごく見ていますと。だけれども、やっぱり政治に関わる者として、行政に関わる者として、私はこの間も言ったけれども、当事者意識、困っている子供がいるのだから、そこは全力でサポートを少しでも早くしていくべきなのではないかと。  あと何で市がやったほうがいいかという理由の1つは、皆さんが離婚届を市に出しに来ますよね。届出書を取りに来たりしますよね。そのときにしっかり相談に乗ってあげて、もちろん県の制度を紹介するのもいいでしょう。そのときに、やっぱり本市として、養育費の立替えというものを今後、御検討していただけないかということを要望させていただいて、この質疑を終わりにしたいと思います。  次に、各会計予算及び予算説明書123ページの産科有床診療所整備等支援事業費補助金1億円ですけれども、これは皆さん、まずはよかったと思っていると思うのですよね。秦野赤十字病院で分娩業務ができるようにとずっと思ってきて、7年、8年がたって、本市の困った状況を見かねてというか、察して向こうから手を挙げてきてくれて、あとは今、具体的な細かいことは言えなくても、実際にどうやって契約をしていくのかということだと思うのですよね。  そこで、補助金が1億円だと思うのですけれども、この1億円の算定根拠についてお伺いしたく、よろしくお願いします。 418 ◯野々山静香座長【59頁】 健康づくり課長。 419 ◯健康づくり課長【59頁】 産科有床診療所整備等支援事業費補助金における算定根拠についてでございます。  産科有床診療所に整備されます診察室、処置室、分娩室、病室、検査室、そのほか附属設備などを整備面積に換算しまして、その面積を大体1,500平方メートル程度といたしまして、それに1平方メートル当たりの単価約20万円ですが、この建築単価を乗じて得られた金額に、補助率3分の1を乗じて、上限1億円という金額を算出しております。  以上です。 420 ◯野々山静香座長【59頁】 伊藤分科員。 421 ◯伊藤大輔分科員【59頁】 これは先日、議員連絡会で頂いた資料で、本市と医療法人との間の協定書なのですけれども、まず、お金のことに関してです。皆さん、来てもらいたいと。でも、簡単に言って、1億円を出して来てもらいたいわけではないでしょうみたいなことを含めて、そのお金をチェックさせていただきたいのです。  この協定書の中には、今後、賃貸借契約を結んでいくに当たって、まず、お金のことについて簡単に言うと2つの条件があります。まず1つは、建設費等の一部の支援を行うこと。もう一つは、これから結ぶであろう土地の賃貸借に関しての経済的負担軽減、これが本市が負担しなければいけない経済的、お金のことだと思うのですよ。  今回、この1億円に関して、先ほど算出根拠を話していただきましたけれども、お金のことは2つありますと。土地の賃貸借に関する優遇のことですと。もう1個は、建設費等の一部の支援ですと。今回の1億円は、建設費等の一部の支援と考えてもよろしいでしょうか。 422 ◯野々山静香座長【59頁】 健康づくり課長。 423 ◯健康づくり課長【59頁】 今回、創設させていただきます制度につきましては、一般的に使える制度として用意してございます。ですので、今、申込みをいただいている事業者につきましては、基本的に、賃貸借に向けて協議をしている最中ですので、ここについては、今後、その中でもし設置をということであれば、整備費について、この補助制度を使っていただけることになると思います。  以上です。 424 ◯野々山静香座長【59頁】 伊藤分科員。 425 ◯伊藤大輔分科員【59頁】 市民の税金の使い方として、この1億円が今後増える可能性は、協議の内容によってあるのか、ないのか、分かりやすくお答えできますか。 426 ◯野々山静香座長【59頁】 健康づくり課長。 427 ◯健康づくり課長【59頁】 今回のこの秦野市産科有床診療所整備等支援事業費補助金につきましては、上限1億円ということで創設を目指しております。  以上です。 428 ◯野々山静香座長【60頁】 伊藤分科員。 429 ◯伊藤大輔分科員【60頁】 それでは、最初の話に戻って、建設費等の一部の支援というのは、この1億円を上限と考えてもよろしいでしょうか。 430 ◯野々山静香座長【60頁】 健康づくり課長。 431 ◯健康づくり課長【60頁】 この制度の中では、そういう形で今、用意させていただいております。  以上です。 432 ◯野々山静香座長【60頁】 伊藤分科員。 433 ◯伊藤大輔分科員【60頁】 それ以外に、この医療法人と何か約束していることというのはあるのでしょうか。私は今後、幾ら経済的な負担を、建設に関して支援していかなければいけないのかということを明確にしたいというだけです。  ほかにあるのですか。今、何かあるような含みを持たせるような回答だったと思うのですけれども、よろしくお願いします。 434 ◯野々山静香座長【60頁】 伊藤分科員に申し上げます。  議題外にわたっている発言なので、質疑の仕方を考えてしてください。  伊藤分科員。 435 ◯伊藤大輔分科員【60頁】 この1億円が、この金額が今後、上がるかどうか、金額に関する話だから……。 436 ◯野々山静香座長【60頁】 暫時休憩します。               午後 1時34分 休憩              ─────────────               午後 1時34分 再開 437 ◯野々山静香座長【60頁】 再開します。  伊藤分科員。 438 ◯伊藤大輔分科員【60頁】 土地の賃貸借はこれからの交渉事なので、私も言うつもりはありません。この公開の場で、そのぐらいの常識はわきまえています。  先ほどの質疑に戻りましょう。建設費等の一部の支援、これは1億円が上限ですか、どうですか。 439 ◯野々山静香座長【60頁】 健康づくり課長。 440 ◯健康づくり課長【60頁】 この制度の中で1億円ということで計上させていただいております。 441 ◯野々山静香座長【60頁】 伊藤分科員。 442 ◯伊藤大輔分科員【60頁】 それでは、別の質疑なのですけれども、これは産科有床診療所ということで、最大19床造れるとお伺いしていたと思うのですけれども、19床あると、年間の出生数は、どのぐらいの出産ができるとお考えでしょうか、よろしくお願いします。 443 ◯野々山静香座長【61頁】 健康づくり課長。 444 ◯健康づくり課長【61頁】 19床の産科有床診療所でどの程度の分娩業務を取り扱うことができるのかということでございますが、産科医療に詳しく、また、全国的な産科の事情にも精通している医師に聞いたところ、19床で、年間300件は余裕を持って取り扱うことができると。また、年間500件の分娩業務も取り扱うことができる数であるとはお聞きしております。  また、13床から15床であれば、年間で500件の分娩業務を取り扱うこともできるということを聞いております。  以上です。 445 ◯野々山静香座長【61頁】 伊藤分科員。 446 ◯伊藤大輔分科員【61頁】 残念なことに、これから閉じられてしまうことになった須藤産科婦人科医院は、年間市外だと400件ぐらいですか、500件ぐらい分娩業務を取り扱っていたということで、医師の体制としては3人体制で回られていたということです。  今回、私はこの医療法人のホームページを見させていただくと、大体2人体制で回っていくようなことが書いてあって、その分、助産師の数が多いとか、その辺の市民の方に、今回の件を御報告する際に、安心・安全という観点でも、しっかりチェックしていく必要があると思うのですけれども、こういった医療体制のことは、どこの機関がチェックするものなのでしょうか。よろしくお願いします。 447 ◯野々山静香座長【61頁】 健康づくり課長。 448 ◯健康づくり課長【61頁】 産科有床診療所の開設に当たりましては、神奈川県がその体制についてしっかりと審査をするような形になります。  以上です。 449 ◯野々山静香座長【61頁】 伊藤分科員。 450 ◯伊藤大輔分科員【61頁】 この質疑は、これで終わりますけれども、本市にとって念願のというか、やっとというか、みんなはっきり言って、喉から手が出るほど来ていただきたかったことだと思うのですよね。それはすごくよかったと。なので、市民の人に報告をするときに、その費用の面と、安心・安全の面と、その辺の報告も含めて、市民の方に御報告できるといいのではないかと思います。  以上、質疑を終わります。 451 ◯野々山静香座長【61頁】 これで、伊藤大輔分科員の質疑を終わります。  古木勝久分科員。 452 ◯古木勝久分科員【61頁】 それでは、よろしくお願いします。4問、質疑があります。  各会計予算及び予算説明書115ページ、放課後児童健全育成推進事業費について、お尋ねします。  対象学年の拡大について、令和5年度から末広小学校で先行実施し、全市的な拡大に向けた準備を進めるためということでありますが、拡大に当たって利用者への聞き取りなど、これまでニーズの把握を行ってこられたのかどうか。 453 ◯野々山静香座長【62頁】 こども育成課長。 454 ◯こども育成課長【62頁】 お答えをいたします。  本市では、就労等により、保護者が昼間家庭にいない児童に対しまして、放課後の生活の場を与え、健全な育成を図るため、現在、小学校区の小学1年生から小学4年生までを対象に放課後児童ホームを運営しております。  対象学年を小学6年生まで拡大するに当たり、これまでにも、保護者からの要望や児童ホームに係るアンケート調査を2回行っておりますけれども、その結果等において、拡大を望む声やニーズがあることを確認しております。 455 ◯野々山静香座長【62頁】 古木分科員。 456 ◯古木勝久分科員【62頁】 アンケート等については、あくまでも、児童ホーム利用者の保護者に調査をしたということですが、実際利用している児童からの聞き取りはしているのか、あるいは、児童からの満足度調査を実施してもよいのではないかと思うのですけれども、いかがですか。 457 ◯野々山静香座長【62頁】 こども育成課長。 458 ◯こども育成課長【62頁】 アンケート調査につきましては、利用児童の保護者を対象に実施しており、直接利用児童から意見等を確認することはできておりません。  しかし、アンケートへの回答時に、御家庭でお子様と話をした様子や、日頃の児童の過ごし方などを放課後児童支援員が適宜、保護者と話をしているため、児童の意見が全く反映されていないとも言えないと考えております。  分科員がおっしゃる利用児童への満足度調査につきましては、対象学年を拡大した後に、高学年の児童を対象にして実施するなど、調査方法を検討し、児童ホーム運営の充実に活用していきたいと考えております。 459 ◯野々山静香座長【62頁】 古木分科員。 460 ◯古木勝久分科員【62頁】 私は、昨年の決算審査のときにも申し上げましたけれども、大人の事情だけで決めてほしくないと。今年4月に施行されるこども基本法では、子供が意見を表明する機会の確保が明記されました。国は、大人の事情だけを考慮するのではなくて、子の意見表明権を重要視しようという、国が言っているので言いづらいのですけれども、子どもアドボカシーというのですか、子供の声を聞き、子供の意見の表明を受け止められるような支援を行う取組に注目しています。  小学4年生ぐらいになると、児童ホームをやめたいといった声をよく聞きます。この声をどのように捉えていますか。 461 ◯野々山静香座長【62頁】 こども育成課長。 462 ◯こども育成課長【62頁】 おっしゃるとおり、児童ホームの申込者につきましては、小学4年生ぐらいになりますと低くなっています。申込みをしていても、実際に利用する頻度も少なくなってきます。  また、年度の途中におきましても、一人で留守番できるようになったから、また、利用する必要がなくなったなどの理由で退室される方もいらっしゃいます。これは、学年が上がるにつれ、児童が自立していくことや、自宅、または、自宅近くで友達と遊ぶ、習い事があるなど、放課後の過ごし方の選択肢が広がるためと考えられます。  児童ホームを御利用いただくに当たりましては、申込み案内や自己チェックリストの中で、入室申込み前に必ずお子さんと話し合い、納得の上で入室してもらうようにお願いをしております。  受け入れる児童ホームとしましては、対象学年拡大の有無にかかわらず、御利用いただく児童に対しまして、学年に関係なく、居心地のよい生活の場になるよう、今後もよりよい環境づくりを進めてまいります。  以上です。 463 ◯野々山静香座長【63頁】 古木分科員。 464 ◯古木勝久分科員【63頁】 末広小学校で先行的に実施されるということですが、全市的に拡大ありきではなくて、今までの秦野市の現状はそうだったのでしょうけれども、よく検証して、拡大がいいのか見極めてから、実施に踏み切るべきではないかと。ある意味、子供たちの児童ホームをやめたいという声には様々な理由があるでしょうけれども、子供のニーズに対応できる児童ホームの質の向上も、私は問われているのではないかと思います。少子化だからこそ、量の拡大よりも、質の向上を求められているのではないかと思います。  この質疑は終わります。  次に、2つ目、各会計予算及び予算説明書115ページ、コミュニティ保育推進事業費についてであります。  令和5年度予算では、昨年の決算でも申し上げましたけれども、昨年の決算では、前年度対比80%ダウンです。令和4年度と同額となっています。補助対象となるコミュニティ保育グループをどのくらい見込んでおられるのか、御説明をお願いします。 465 ◯野々山静香座長【63頁】 子育て総務課長。 466 ◯子育て総務課長【63頁】 コミュニティ保育グループの見込みとなりますが、令和4年度と同じ補助要件を満たすグループにつきましては、5つになります。今年度と同じとなりますので、その保育グループの活動に対して支援をしていくようになりますが、コミュニティ保育におきましては、どうしても少子化における児童数の減少ですとか、保育所等を希望する家庭の増加などによって、急速にその数が減少している状況ですが、今年度と同じグループが活動される予定となっております。  以上です。 467 ◯野々山静香座長【64頁】 古木分科員。 468 ◯古木勝久分科員【64頁】 コミュニティ保育が2年連続、令和3年度との比較で80%減額のままというのは、非常に不満足なのですけれども、国は、特に、無園児への支援は重点課題の1つとして捉えています。まさに、コミュニティ保育への支援はその取組ではないか、その入口として。しっかりと支援する必要があると思いますけれども、いかがでしょうか。 469 ◯野々山静香座長【64頁】 子育て総務課長。 470 ◯子育て総務課長【64頁】 コミュニティ保育への支援ですが、補助金による支援はもちろんですが、子供の遊びですとか、家庭での食育など、幼児教育の実践につながる知識や技術を学ぶ機会として、研修会などを実施したり、また、研修会では、コミュニティ保育グループ間での意見交換の場を設けたりしながら、その支援をしているところです。  コミュニティ保育においては、その意見交換の場でも、もっとこういった機会が欲しいですとか、あとは、横のつながりができるとよいといった意見もいただいておりますので、そうしたネットワークの強化なども支援していく必要があると考えております。  また、今年度から、小規模のグループも含め、市内で活動するコミュニティ保育グループの周知と、会員の増加に向けた取組として、2月9日から19日までの間、本町公民館を会場としまして、各グループが作成したパネル展示などを行いました。これによって広く周知ができただけでなく、パネルの作成を通じて、会員同士の仲がより深まったとのお声も聞いております。  さらに、このグループの一部にはなるのですけれども、作成したパネルを引き続き、南が丘公民館の御協力の下、掲示をしていただけるようになりまして、現在もその周知を続けております。公民館まつりが3月12日に開催されますので、より多くの方の目に留まるのではないかと思っております。  こうした活動の支援などを通じまして、特に未就園児家庭、無園児と言われている家庭につきましては、社会や地域から孤立しやすい傾向にございますので、引き続き、その支援をしっかりとしていきたいと思っております。  以上です。 471 ◯野々山静香座長【64頁】 古木分科員。
    472 ◯古木勝久分科員【64頁】 コミュニティ保育に関しては、なかなか市民に知れ渡っていない部分もあるかと思うのですけれども、やはり一番の理解者である行政の方々が、地域コミュニティーの核になっているということを、このグループというのは、自らが企画して、組織し、集団で保育をしているという目的意識を持ったグループであります。ぜひきめ細かな対応をしっかりやっていただきたいと思います。よろしくお願いします。  次に、3項目めです。各会計予算及び予算説明書115ページです。子ども・子育て支援事業計画(第3期)策定事業費について、お伺いします。  国では、先ほどから国ではという冠をつけていますけれども、子供を誰一人取り残さず、健やかな成長を社会全体で後押しするための基本方針を掲げ、こども家庭庁を4月にオープンします。それから、子供政策を進めていくという中で、医療的ケア児、あるいは、無園児家庭への支援、また、学童保育などに重点的に取り組むとしております。  従来の子ども・子育て支援事業計画の子供支援、子育て支援、これは2つの意味を持っていると思うのですけれども、第3期の取組は、恐らく第2期とは違う展開になってくると思いますが、どのようなお考えでお進めになるのか、御答弁をお願いします。 473 ◯野々山静香座長【65頁】 子育て総務課長。 474 ◯子育て総務課長【65頁】 第3期計画の方針につきましては、現在の子ども・子育て支援事業計画をベースとしながら、地域のニーズを踏まえて、幼児期の教育と保育、あと地域子ども・子育て支援事業を推進するための計画として策定する予定でいます。  ただ、こうした中、先ほど御紹介もいただきましたが、4月1日に施行されますこども基本法では、市町村に対して国が作成するこども大綱、また、県の計画を勘案して、市町村こども計画の作成に努めることとされておりますので、第3期子ども・子育て支援事業計画につきましては、この後、本年秋頃までに取りまとめがされる予定の国のこども大綱の内容などを踏まえて、これからこども計画との整合性を考慮して作成する必要があると認識しております。  そのため、今回、予算の中で行う基礎調査につきましては、しっかりと子育て家庭が抱えている課題ですとか、ニーズを把握して、実効性のある計画としていきたいと考えております。  以上です。 475 ◯野々山静香座長【65頁】 古木分科員。 476 ◯古木勝久分科員【65頁】 従来の事業計画というのは、子ども・子育て支援とあるのですけれども、子育て支援が割と重点的なのですね。子供支援というものはあまりないのですね。子供自身を支援していくということと、子育て支援をしていくというのは、意味合いが違いますから、比較的子育て支援をニーズに置いているのですよね。  これまでの計画は、当事者としての保護者を中心に意見を聴いたものであります。国では、子供の支援や施策は、こども基本法に基づき、子供を当事者として、その意見や希望を聴く機会を設けながら、子供施策を進めるという方針に舵を転換しております。これと非常に重要なことでありますけれども、本市としてそこを聞きたいのですけれども、もう一度お願いします。  子育て総務課長。 477 ◯子育て総務課長【65頁】 子供を当事者として考えていくことにつきましては、社会環境ですとか、保護者の方の考え方が多様化する中で、子供が受けられる権利が、その立場だったり、あと保護者の方の考えによって損なわれないようにするためにも、とても重要であると認識しております。  当事者となる子供の意見の反映につきましては、このこども計画を策定する場合において参考にさせていただきたいと思っておりますので、今後、国が実施する意見の聴取方法などを参考にしながら、その実施に向けて検討していきます。  以上です。 478 ◯野々山静香座長【66頁】 古木分科員。 479 ◯古木勝久分科員【66頁】 子供の意見やニーズを保障していく、いわゆる意見表明権というものは、日本が1994年に批准した国連の子どもの権利条約で保障されていますが、国内では法整備は行われてきませんでした。今回のこども基本法は、子供が意見を表明する機会の確保が第11条で明記されています。そして、基本指針にもそのことが盛り込まれています。  今後は、子ども・子育て支援事業計画(第3期)には、子供は、自らの意見や希望を言いやすくするための仕組みを盛り込んでいただけることを私は期待しております。  今の御答弁で、国における意見の聴取方法を参考にということですけれども、4月から、恐らく中学生から二十歳未満の1万人調査を実施するという話も伝わってきますけれども、これは全く異なるような内容なので、本市独自でやらなければいけないのではないかと思いますけれども、その辺はどうでしょうか。 480 ◯野々山静香座長【66頁】 子育て総務課長。 481 ◯子育て総務課長【66頁】 本市独自の方法などにつきましては、まだその内容なども確立されておりませんので、具体的に申し上げられませんが、様々なほかの市町村の実施方法なども参考にさせていただきながら、検討をしたいと思っております。  以上です。 482 ◯野々山静香座長【66頁】 古木分科員。 483 ◯古木勝久分科員【66頁】 検討をよろしくお願いします。  それでは、最後の質疑になりますけれども、各会計予算及び予算説明書123ページ、産科有床診療所整備等支援事業費補助金について、お尋ねします。  秦野赤十字病院の産科分娩業務が休止になって8年になります。歓迎すべき新たな要素が生まれました。産科の診療所については、医療法人から病床の確保と開設に向けての準備要件が整うことを前提に、市有地の賃貸借による産科有床診療所開設の御提案をいただいたということでありますが、本市の分娩環境を考えれば、大変喜ばしいことと思います。  この御提案を受け、今回、補助金制度を創設されていると思いますが、補助金を設定する前に、御提案をいただいた医療法人の信用保証調査等はされていらっしゃるのかどうか。 484 ◯野々山静香座長【66頁】 健康づくり課長。 485 ◯健康づくり課長【67頁】 現在、産科有床診療所等の開設に向けた協議を進めているところでございますので、信用保証調査の実施には至っておりませんが、今後、財産目録、それから、貸借対照表、損益計算書、決算書などの財務状況を示す資料と事業計画、資金計画などの資料を御提出いただきまして、その内容については専門的な見識を有し、審査能力のある第三者に参考意見を求めることとしております。  以上です。 486 ◯野々山静香座長【67頁】 古木分科員。 487 ◯古木勝久分科員【67頁】 一般論ですけれども、1億円という補助金を支出して、今回は市有地をお貸しするわけですから、信用保証調査、あるいは、第三者による評価等は必要であると思います。  今、財務諸表云々という話が出ましたけれども、財務諸表ではなくて、しっかりとした評価、本来であれば、先に調査があってもよいのではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。 488 ◯野々山静香座長【67頁】 健康づくり課長。 489 ◯健康づくり課長【67頁】 市有地の賃貸借の申込みをいただいた医療法人につきましては、既にグループでの産科有床診療所の運営実績がございます。今回、市有地の賃貸借の申込みを受けるに当たりまして、産科医療に詳しく、また、全国的な産科の事情にも精通している医師に、産科医師の確保や産科の運営はしっかりしている法人であるとはお聞きしてございますが、本市での開設に当たっては、病床の確保、それから、開設に向けての準備要件が整えることを条件としておりますので、賃貸借契約に向けた協議の中で、財務状況や事業計画、資金などの資料の提出を求めるようにしており、事前での調査はしていないものでございます。  また、産科有床診療所の開設の確実性、継続性というのは、医師と看護師の確保ですとか、勤務形態などに無理がないかなどについては、今後、神奈川県による審査が行われるということになってございます。  以上です。 490 ◯野々山静香座長【67頁】 古木分科員。 491 ◯古木勝久分科員【67頁】 これ以上申し上げませんけれども、非常にありがたいことですが、取組の順番に私は疑問を感じております。一般的な企業誘致も、相手が言われる条件だけを優先するような交渉はあり得ないと思います。いずれにしても、調査は、市民や議会が自発的にできるわけではありません。誰にでも分かるような道理を尽くして取り組んでいただきたいと申し上げて、質疑を終わります。 492 ◯野々山静香座長【67頁】 これで、古木勝久分科員の質疑を終わります。  佐藤文昭分科員。 493 ◯佐藤文昭分科員【67頁】 予算資料の18ページ、こども相談事業費について伺いたいと思います。  令和5年度、若者の自立・就職相談を継続していくということでありますが、どのような相談が多いのか、若者相談の現状と、それに対して新年度はどのような対応をしていくのか、取組予定をお伺いいたします。 494 ◯野々山静香座長【68頁】 こども若者相談担当課長。 495 ◯こども若者相談担当課長【68頁】 保健福祉センターで毎月2回実施しております若者の自立・就職の相談では、令和4年4月から令和5年2月までに延べ95人の相談を受け付けております。  相談内容としましては、昨年度までと変わらず、ひきこもりが51人と最も多くなっております。  同じ保健福祉センターで行っているこども相談は、18歳未満の方を対象としていますが、18歳を迎えた後も、もう少し相談に通いたいという希望をお持ちの方には、若者相談を紹介し、丁寧な引継ぎを行っております。御本人や家族の同意の下、事前に連絡をして、1回目の面接に同行するなど、安心感を持って相談いただけるよう、努めております。  若者相談の方で面接を重ね、御本人がどのような分野に興味、関心を持っているのか、どんなことに不安を持っているのか、共に考えていくことで、少しずつ自信を取り戻した結果、同じ悩みを持つ若者が集い、一緒に活動する場所に通うことができるようになった方、大学受験に挑戦し、合格した方、アルバイトやパート勤務など、働くことにつながった方もいます。  新年度も同様に、毎月第2・第4水曜日に、この若者の自立、就職の相談を継続し、精神保健福祉士の専門相談員による相談を受け付け、特に、ひきこもり状態から就労への道筋については、神奈川県西部地域若者サポートステーション等、関係機関と連携を図り、支援に努めてまいります。  また、ひきこもりの方や、その家族と接する機会のある庁内関係課や医療機関等の外部機関へ広く周知を図り、多くの方に若者の自立、就職の相談を知っていただけるよう、取り組んで参ります。  以上です。 496 ◯野々山静香座長【68頁】 佐藤分科員。 497 ◯佐藤文昭分科員【68頁】 今、回答の中でもありました、神奈川県西部地域若者サポートステーションなどの関係機関との連携を図っていくというお話ですが、どのような連携があるのか伺いたいと思います。 498 ◯野々山静香座長【68頁】 こども若者相談担当課長。 499 ◯こども若者相談担当課長【68頁】 連携といたしましては、今年1月に、この神奈川県西部地域若者サポートステーションと共催で子供の就職を考えるセミナーを開催しました。ニートやひきこもり状態の若者の理解と自立支援のために、事例を交えたサポートステーションの支援内容や、家族だからこそできる効果的な関わり方についての講演、それから、個別相談会を実施しました。  新年度もセミナーを共催するとともに、相談者や家族の意向を踏まえ、サポートステーションの就職活動セミナーやパソコン講座、体験プログラムへの参加を促すなど、連携を図りながら、就労支援に取り組んでいきたいと考えております。  以上です。 500 ◯野々山静香座長【69頁】 佐藤分科員。 501 ◯佐藤文昭分科員【69頁】 未就園児等の子供を持つ家庭の支援について、令和5年度は地域とのつながりが少ない未就園児等の子供を持つ家庭への支援を図るということでありますが、これまでの取組をどのように発展させていくのか、伺いたいと思います。 502 ◯野々山静香座長【69頁】 こども若者相談担当課長。 503 ◯こども若者相談担当課長【69頁】 本市では、令和3年度から小学校入学前の子供を持つ転入家庭に、転入連絡票というものを御提出いただき、それを基に、保育所や地域の子育て支援サービス等の案内を行うとともに、乳幼児健康診査や予防接種の状況を伺うなど、不安なく本市での子育てを始めていただけるよう支援に努めてまいりました。今年度は、1月末までに229世帯に対応しております。  新年度は、この転入家庭への支援に加えて、子育ての不安を相談する機会が少ないと思われる、幼稚園や保育所等に通っていない小学校入学前の4・5歳児を持つ家庭へ連絡し、困り事や悩み、心配事がないかどうかをお伺いし、必要があれば、適切な支援につなげていきたいと考えております。  子育て世帯が孤立することなく、地域とのつながりを持ちながら、子供を健やかに育んでいくことができるよう努めてまいります。  以上です。 504 ◯野々山静香座長【69頁】 佐藤分科員。 505 ◯佐藤文昭分科員【69頁】 ぜひともこのようないい取組を、困った人たちを助けるという点でもいい取組だと思いますので、周知のほうも、皆さんが情報を取り入れられるように、強化していただきたいと思います。  終わります。 506 ◯野々山静香座長【69頁】 これで、佐藤文昭分科員の質疑を終わります。  高橋文雄分科員。 507 ◯高橋文雄分科員【69頁】 健康づくり運動事業費、各会計予算及び予算説明書121ページでございます。健康づくり運動事業費のうち、骨粗鬆症の予防についてお伺いいたします。  高齢者が寝たきりなどの要介護状態となる原因には、転倒による骨折が多いと聞きます。こうした背景には、骨粗鬆症が少なからず関係していると思いますが、コロナ禍で外出を控えている高齢者が多いのではないかと大変気になります。コロナの状況が今後、さらに落ち着いてくる中で、市民には骨粗鬆症を予防し、自分から積極的に骨密度を保つ努力をしてもらいたいと思います。  骨を丈夫にするには、若いうちからの食生活だけではなく、運動や日光浴が大切と言われていますが、骨粗鬆症の予防に対する取組はどのようか、お伺いいたします。 508 ◯野々山静香座長【70頁】 健康づくり課長。 509 ◯健康づくり課長【70頁】 骨粗鬆症の予防に対する取組について、お答えをさせていただきます。  本市では、まず、御自身の骨の強さを知ってもらうため、その指標である骨密度を測る骨密度測定相談会を開催しております。今年度、令和4年度におきましては、これまでに20回開催し、554人の方に御参加いただきました。  この測定会では、保健師や管理栄養士が測定結果に基づいて、日常生活の中で骨密度を維持・向上させるために、カルシウムなどを効果的に取る食事の工夫や、骨に負担をかけて骨形成を促す適度な運動の必要性など、個人の生活に合った相談に応じております。  また、コロナ禍での外出自粛による運動不足の解消には、まずは、家の中に閉じ籠もることなく、家の外で短時間でも日に当たり、体を動かすきっかけをつくるため、地域の体操会や運動習慣につながる講座を紹介するなど、引き続き、骨粗鬆症の予防を含めた健康増進事業に取り組んでまいります。  以上です。 510 ◯野々山静香座長【70頁】 高橋分科員。 511 ◯高橋文雄分科員【70頁】 ありがとうございました。  骨密度測定相談会を開催しているということですが、骨粗鬆症は高齢者だけではなく、女性に多いとも聞いております。特に、女性の場合は、妊娠して、胎児へのカルシウムの補給とか、あるいは、更年期を過ぎると骨密度が急激に減少するという現象があるわけですけれども、このような対策について、また、相談会等へ参加しやすいような工夫についてはどのようにしておられるのか、お伺いいたします。 512 ◯野々山静香座長【70頁】 健康づくり課長。 513 ◯健康づくり課長【70頁】 骨密度は加齢に伴い減少していきますが、特に女性においては、ホルモンの影響により、閉経後に骨密度が減少しやすくなります。そのため、多くの女性が参加しやすいよう、乳がんの集団検診の会場で、骨密度測定が受けられる日にちを設定してございます。  また、未病センターなどでの未病健康相談会や巡回型健康測定事業などでも骨密度測定を実施しておりますので、子育て中の女性の参加を促すため、特に幼稚園、こども園や小・中学校の保護者に案内リーフレットを配布するなど、周知を図っております。  今後も、若い世代から骨の健康に関心が持てるよう、周知方法や効果的な事業の実施について、工夫に努めてまいります。  以上です。 514 ◯野々山静香座長【71頁】 高橋分科員。 515 ◯高橋文雄分科員【71頁】 ありがとうございました。  令和元年度の国民生活基礎調査では、介護が必要になった主な原因は、認知症、脳血管疾患に次いで、転倒による骨折が第3位になっているそうです。  また、本市においても、令和2年度の75歳以上の高齢者で要介護の人は、筋肉や骨に関係する疾患のある割合が半数近いと聞きました。高齢になって、特に骨折などで生活の質を大きく落とすことがないよう、引き続き、女性や若い世代から高齢者まで、市民が骨粗鬆症の予防に取り組んでいただけるよう、相談会を充実させるなど、普及啓発に努めてほしいと思います。  いずれにしても、若いうちからの食生活や運動習慣を心がけていかないと、なかなか急にやれと言ってもできないものです。また、若いうちにやっておけば、そういうことが蓄積されて、強くなるということでございます。  私などは、子供の頃、おばあさんが年を取ると、畳のへりにつまずいて骨折するなどという話を聞きますけれども、本当に年を取ると、そういういろんな現象が続いてきますから、ぜひ気をつけて。  また、日光浴が非常に大事ということでございますけれども、特に最近は、皮膚がんの心配などがあったりして、日光浴をしないという人もあるようですけれども、その辺は、どちらかと言えば、骨密度を増やすことのほうがプラスが多いという感じを持ちますので、ぜひ市民にそういうことを心がけていただくように、指導をよろしくお願いいたしたいと思います。  以上、この1点で終わります。ありがとうございました。 516 ◯野々山静香座長【71頁】 これで、高橋文雄分科員の質疑を終わります。  風間正子分科員。 517 ◯風間正子分科員【71頁】 お願いいたします。2点ほどあります。  1点目、各会計予算及び予算説明書125ページ、妊娠・出産包括支援事業費について、お伺いいたします。  これは代表質問でもいろいろお話を伺わせていただきました。妊産婦へのタクシー利用助成ということです。来年度は、新たに妊産婦健診等での受診の際の移動支援として、タクシーの利用に対する助成を開始することのことですが、具体的にどのように取り組むのか、お伺いいたします。
    518 ◯野々山静香座長【71頁】 こども家庭支援課長。 519 ◯こども家庭支援課長【71頁】 妊娠・出産包括支援事業費のうち、妊産婦へのタクシー利用助成事業の取組について、お答えをいたします。  この事業は、令和3年度から令和4年度にかけまして、出産後の母親等を対象とした産婦人科医療機関に通院した際の交通手段についてアンケート調査を実施し、その結果等を踏まえ、また、市内タクシー事業者とも協議を行い、検討してまいりました。  新年度から、秦野赤十字病院や市内唯一の産科有床診療所の分娩業務休止といった状況においても、妊産婦が安心して妊娠・出産できる環境づくりのため、基本14回受診する妊婦健康診査や出産、産後1か月程度のうちに受診する産婦健康診査の移動を支援するため、タクシーを利用した場合に、妊婦1人当たり1万5,000円を上限として助成するものでございます。  この事業は、単に利用料の一部を助成するだけではなく、健診等のための受診の際、移動手段に苦労する妊産婦に対し、タクシーも利用してもいいという安心感が生まれることを考慮したものであります。  この事業を含め、妊娠から出産後間もない母子に寄り添い、丁寧に支援することで、育児に対する不安を軽減し、前向きに子育てをする気持ちを高めることにつながっていると考えられますので、引き続き、健やかに親子が成長していけるよう、妊産婦とその家族に寄り添った支援に努めてまいります。  以上でございます。 520 ◯野々山静香座長【72頁】 風間分科員。 521 ◯風間正子分科員【72頁】 ありがとうございます。  地元の秦野赤十字病院、また、須藤産科婦人科医院でもなかなか出産ができないということで、多くの方がお困りになって、今回はこういう形で、タクシーが14回利用できるということで、助かると思います。  これからも、市内に分娩業務を扱う診療所がなく、移動支援もないということは、若者に秦野市に定住してもらうためには、大変なダメージだったはずですが、今回はこういう形で、少しどころか、大きく前進いたしました。  また、産科有床診療所も来られるということですので、ある意味では、タクシーを利用していただいて、育児に対する不安を取り除いていただければありがたいと思います。  こういう実態があることを、これから広報やホームページ、SNSなどで発信していかないと、恐らく分からない人もいるのではないのかと思いますので、これからは周知方法をしっかりとしていただいて、ぜひこの事業を成功させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  これについては、結構です。  もう一つあります。各会計予算及び予算説明書115ページ、予算資料18ページです。放課後児童健全育成推進事業費について、お尋ねいたします。  今回は対象学年の拡大ということで、小学4年生から小学6年生に拡大するようです。先行して末広小学校で実施するということですが、なぜ末広小学校だったのか、お伺いいたします。 522 ◯野々山静香座長【73頁】 こども育成課長。 523 ◯こども育成課長【73頁】 お答えいたします。  児童ホームの対象学年拡大については、市内の各児童ホームがより円滑に移行できるよう、まずは、全市的に実施する前にモデル校を選定し、先駆けて実施する必要があると考えました。  このモデル校の選定に当たりましては、3つのことを要件といたしました。  1つ目に、既存児童ホームが校舎内の空き教室を利用していないことです。これは、校舎内の空き教室を利用する場合、対象学年拡大による利用者の増加や高学年入所などが見込まれることで、ロッカーや机等の設置、また、遊具の整備などの対応が必要となるため、小学校への影響が少ない、校舎から独立したプレハブの建物が設置してある児童ホームがよいと考えたものです。  2つ目に、既存児童ホームの定員に余裕があることです。対象学年を拡大することにより、利用者の増加が見込まれることから、定員に比較的余裕がある児童ホームでの実施が不可欠と考えたからです。  3つ目に、児童ホームに小学4年生が多数在籍していること。試行実施の運営状況を検証した上で、本格実施に向けた準備を進めるため、児童ホーム利用者のうち、来年度小学5年生になる現小学4年生が多く在籍している児童ホームにする必要があると考えました。  以上を要件として、末広小学校の児童ホームを選定しております。  以上でございます。 524 ◯野々山静香座長【73頁】 風間分科員。 525 ◯風間正子分科員【73頁】 ありがとうございます。  確かに、施設の問題がたくさん影響してくると思います。なぜ末広小学校で実施するかに当たりまして、先ほどもありましたが、利用者等への周知は、これまでどのようなことだったのか、お伺いいたします。 526 ◯野々山静香座長【73頁】 こども育成課長。 527 ◯こども育成課長【73頁】 お答えいたします。  令和4年11月1日から令和5年度の利用申込みを始めたため、9月下旬頃に、末広小学校の児童ホーム利用者全員へ「マチコミ」メールを送信するとともに、利用児童全員の保護者にお知らせ文を配付しております。  また、令和5年度の申込みが開始される10月からは、全市的に周知している児童ホーム入室申込みの案内において、末広小学校の児童ホームのみ対象学年を拡大する旨を周知しました。  以上です。 528 ◯野々山静香座長【74頁】 風間分科員。 529 ◯風間正子分科員【74頁】 ありがとうございます。  今後、全市的に対象学年拡大の準備を進めていくということですが、この課題にはどんなことがあるのか、お伺いいたします。 530 ◯野々山静香座長【74頁】 こども育成課長。 531 ◯こども育成課長【74頁】 課題についてでございますが、支援員の確保と人材育成、場所の確保、民間学童等への影響などが考えられます。  まず、支援員の確保と人材育成についてですが、支援員数については、現状においても欠員状態にあり、人手不足が常態化しております。引き続き、積極的な募集に努めておりますが、拡大に対して、さらに支援員を確保していく必要がございます。  また、対象学年を拡大することにより、小学1年生から小学6年生までの幅広い児童の保育が必要となり、これまで以上に支援員の役割や負担が大きくなることから、専門的な分野だけではなく、職員としての質の向上を図るための人材育成が求められております。  次に、場所の確保では、対象学年を拡大したことで、利用者数が増加することが想定されるため、学校によっては、新たな教室の確保が必要となります。  最後に、民間学童等への影響ですが、拡大に当たっての方向性は、民間事業者との意見交換会の場で、既にお伝えをさせていただいております。民間学童は、公立では満たすことのできないきめ細かなサービスの提供を行っておりますので、拡大に伴う影響はほとんどないと考えております。  利用者を取り合うのではなく、お互いに保護者の生活スタイルに合った預け先となるよう、今後も情報交換を続けて参ります。これらの対象学年拡大によって生じるであろう課題につきましては、先行実施する末広小学校の状況を検証して、準備を進めていきたいと考えております。  以上でございます。 532 ◯野々山静香座長【74頁】 風間分科員。 533 ◯風間正子分科員【74頁】 ありがとうございます。  拡大していくのはいいのですが、確かにお子さんたちの状況も変わってきますので、増やすのがいいのか、その辺はこれからもう少し考えることが必要なのかなと。  また、今、考えています人手不足ということでは、支援員だけでも150人ぐらいいらっしゃるということですので、大変だとはちょっと思いましたが、この人手も育成しなければいけないということになってきます。  共働きが今、ライフスタイルとして大きな変化になっておりますが、児童ホームは子供たちの居場所の1つとして重要な役割かと思います。末広小学校の先行実施については、課題を抽出していただきまして、保護者や子供の視点からも、本当にサービスが必要なのかどうかは見極めていただいて、児童ホームのサービス向上をお願いしたいと思います。  中には、大きくなったら、自宅に友達が来たり、近所で友達と遊ぶとか、そういうこともありますので、全てがそこに来るとは思いませんので、それは臨機応変にしていただいて、その子供たちの家庭に合わせていただいて、これから進めていただければありがたいと思います。  以上で終わります。 534 ◯野々山静香座長【75頁】 これで、風間正子分科員の質疑を終わります。  諸星光分科員。 535 ◯諸星光分科員【75頁】 前の分科員と重複しますが、大きく3点の質疑をさせていただきます。  各会計予算及び予算説明書の115ページ、予算資料の18ページの放課後児童健全育成推進事業費について、お尋ねいたします。  令和5年度施政方針、秦野みらいづくりプロジェクトの未来を拓く子育て・教育プロジェクトの施策において、放課後児童ホームの対象学年について、これまでの小学4年生から小学6年生までに拡大するため、新年度から末広小学校で先行実施し、全市的な拡大に向けた準備を進めるとの表明がありました。  創和会の代表質問の答弁においても、保護者からの要望やアンケート調査等により、対象学年の拡大の声が多かったことから、実施に向けた検討を行ってきましたとの回答がありました。市では様々な観点から検討を重ねてきたのだと思います。  そこで、お伺いいたしますが、対象学年拡大に当たり、児童ホームの現状において、これまでと全く同じ方法で小学5・6年生を受け入れることは難しいと思いますが、実際に働いている放課後児童支援員はどのように感じているのか、市は把握をしているのか、お尋ねいたします。 536 ◯野々山静香座長【75頁】 こども育成課長。 537 ◯こども育成課長【75頁】 お答えいたします。  放課後児童支援員についてですが、令和3年10月頃に、検討段階の中で28教室ある児童ホームごとに、対応の可否や課題についてのアンケート調査を実施しました。対応の可否については、「対応できる」と回答した児童ホームは28教室中15教室、「どちらとも言えない」が2教室、「対応できない」が11教室ありました。  「対応できない」と回答した教室に、どのような点に課題を感じるかの回答を求めたところ、「上級生の遊べる環境が整っていない」、「支援員よりも体格も体力も勝っている」、「1年生から6年生までが同じ部屋で過ごすことは難しい」、「どのように対応してよいか分からない」などの意見があり、不安を感じている支援員が多数いることが分かりました。  以上でございます。 538 ◯野々山静香座長【76頁】 諸星分科員。 539 ◯諸星光分科員【76頁】 少し分かりつつあります。では、二次質問をさせていただきます。  放課後児童支援員に対して行ったアンケート調査において、複数の教室で「対応できない」と回答しています。対象学年拡大に対して、支援員が不安を感じているということですが、市はこの結果を受けてどのような対策を取っているのか、お尋ねいたします。 540 ◯野々山静香座長【76頁】 こども育成課長。 541 ◯こども育成課長【76頁】 お答えいたします。  対象学年拡大に係る上級生への対応や環境整備などにつきましては、既に、小学6年生までを受け入れている厚木市の公立児童ホームや伊勢原市の民間学童を視察するとともに、本市の民間学童と意見交換を行い、現状を確認いたしました。  支援員の多くが不安に感じている、上級生の遊べる環境が整っていないことや、同じ部屋で小学1年生から小学6年生まで過ごすことについてですが、視察した厚木市や伊勢原市では、小学1年生から小学6年生まで同じ場所で対応を分けることなく保育をしており、高学年の児童に特別プログラムを用意したり、児童の対応について工夫をするなどの対策は、特に行っていないとのことでした。  逆に、高学年になると、低学年の児童の面倒を見てくれたり、支援員の作業を手伝ってくれるため、助かっている面のほうが大きいという話も聞くことができました。  また、上級生に対してどのような対応をしてよいか分からないという支援員も多く見受けられましたが、令和5年度から新たに放課後児童コーディネーターを配置し、知識や経験が豊富な方に児童への対応や学校との調整役を担っていただくことを予定しております。このことは、年に数回実施しております支援員の会議において適宜、お伝えをしております。  このほか、令和3年度の検討段階から、支援員との情報共有や意見交換を行うとともに、今年度は、市主催の支援員研修会への参加や、支援員一人一人と個別に面談を実施するなど、支援員の不安解消に努めてまいりました。  以上でございます。 542 ◯野々山静香座長【76頁】 諸星分科員。 543 ◯諸星光分科員【76頁】 では、三次質問をさせていただきます。  支援員もこれまでに経験したことがない児童への対応ということで、身構えてしまうこともあると思いますが、既に実施している他市への視察を通して、現状を伝えてあげるだけでも不安の軽減につながると考えますので、これからも支援員との情報共有を積極的に行っていただきたいと思います。  続いての質問になりますが、対象学年拡大に向けた取組として、令和5年度から放課後児童コーディネーターを設置するとのことですが、どのような役割を想定しているのか、お尋ねいたします。 544 ◯野々山静香座長【77頁】 こども育成課長。 545 ◯こども育成課長【77頁】 お答えいたします。  児童ホームでは、現在28か所ある全児童ホームを放課後児童支援員のみで運営しており、突発的な現場対応や学校と児童ホームとの調整等を現場にいない当課の職員が対応をしている現状がございます。  今後、対象学年拡大の準備を進めるに当たりましては、これまで以上に支援員の質の向上や環境整備が求められ、放課後児童支援員への指導・助言、また、学校との調整役となる職員が必要と考えております。  そのため、令和5年度から週2回、1日4時間勤務の教職員を経験している会計年度任用職員2人を配置いたしまして、対象学年拡大に向けた支援員の不安解消や学校との調整などを担っていただくことを予定しております。  以上です。 546 ◯野々山静香座長【77頁】 諸星分科員。 547 ◯諸星光分科員【77頁】 分かってきました。  では、要望に切り替えさせていただきます。対象学年の拡大について、現場で働いている支援員は、これまでに保育をしたことがない児童の対応に大変不安を感じていると思います。対象学年拡大に向けた取組として、支援員の人材育成や人材確保は重要な要素だと思いますので、先行して実施する末広小学校でしっかりと課題を把握し、支援員のモチベーションが下がることなく取り組めるよう、準備を進めていただくことを要望して、この質疑は終わります。  引き続き、これは全く通告をしていないのですが、前の方が質疑をされております。各会計予算及び予算説明書115ページの保育士等就労促進給付金について、内訳の説明は先ほどいただきましたので、結構ですが、保育士の学校や、その資格を取れる施設で資格を取っておられて、実際に現場に向けて、では、保育士になっていただくというと、その資格を持っていても、他産業に就職されると。私から見ると、保育士が大変だということを意識されているのかと思っています。そのことについてどんな考えをお持ちでしょうか。  あるいは、市だけが補助金を出すのではなくて、やはり国や県にもお金を出してもらうような方法、要望もしていただきたいということですが、今、お尋ねしました、資格を持っていても他産業に就職されるということがあるのは、やはり保育士というのは現場において、いろんな面で大変かと思っておりますので、どんなお考えか、お尋ねいたします。 548 ◯野々山静香座長【77頁】 保育こども園課長。 549 ◯保育こども園課長【77頁】 保育士の資格を持っていても、他産業への就職につながっているような、転職を希望される保育士もいることについての御意見ということでございますけれども、今、分科員もおっしゃるように、保育士一人一人がゆとりを持って就労できる環境を整えるということが大変重要なことと考えております。その中では、やはり保育士の先生方がしっかり自信を持って保育を進めることができるような取組につなげていかないといけないと考えております。  市としてできることについては、現場の保育士の方々に対してICTの導入をした事務負担の軽減などに取り組みながら、質の向上をするために、しっかりと来年度においては、今、問題となっている1歳児の補助基準の見直しなども行った中で、ゆとりある職場環境につなげていただけるような仕組みを考えていきたいと考えております。  以上です。 550 ◯野々山静香座長【78頁】 諸星分科員。 551 ◯諸星光分科員【78頁】 私も、ひ孫がちょうど1歳と0歳といまして、1歳児のひ孫を見ていると、物すごく大事だし、それから、一日一日育っていく現実を見ていて、やっぱり保育士という方がそういう資質を持って大事に、将来に向けてのいろいろな勉強というと難しいのですが、育て方をしていただきたいと思っています。  私の店の近所にもあるのですよ。店の前を通って、五、六人の1歳児をリヤカーのような移動式の車に乗せて移動されてきて、いろんな話をされる。私も、物すごくかわいくて、保育士も、車も通るし、いろんな面で気をつけて、大事に育ててよとお願いするのですが、将来のあることでございますので、大事に、保育士の資格のある人は、できるだけ就職してもらう。資格があるのだからということで、ぜひ進めていただくように要望して、この件は終わりにいたします。  では、続けて質疑をさせていただきます。  成人健康診査費について、お尋ねいたします。これは各会計予算及び予算説明書の125ページで、成人健康診査費のうち、本市のがん検診についてお伺いいたします。  令和元年10月、国立研究開発法人国立がん研究センターと国立研究開発法人国立成育医療研究センターでは、14歳以下の小児及び15歳から39歳の思春期・若年成人のがん患者に関する報告書を発表しました。一般的に、がんは男性や高齢者に多い病気ですが、この報告書では、20代、30代では女性が約8割を占め、40代までは、子宮頸がんや乳がんの割合が多数を占めており、女性特有のがんでは、若い世代でも注意を払う必要があるということを示しています。  市長の施政方針にも、女性と子どもが住みやすいまちづくりに取り組まれていますが、女性の健康問題として、がん検診による早期の発見が望まれます。本市の乳がん検診、子宮頸がん検診の受診率の状況について、お伺いいたします。
    552 ◯野々山静香座長【78頁】 健康づくり課長。 553 ◯健康づくり課長【78頁】 乳がん検診及び子宮頸がん検診の受診率の状況について、お答えいたします。  本市が実施しております乳がん検診及び子宮頸がん検診は、死亡率減少効果が証明されております国の指針に示された検診として実施しております。乳がん検診は、40歳以上の方を対象に、2年に1回のマンモグラフィー検査を、子宮頸がん検診は、20歳以上の方を対象に、2年に1回、子宮頸部の細胞診検査を実施して、市民にがんを早期に発見していただくよう、取り組んでおります。  そうした中、国の算定方法に基づいて算出しました受診率につきましては、乳がん検診では、令和元年度が14.4%、令和2年度が13.9%、令和3年度が13.9%で、子宮頸がん検診では、令和元年度が10.2%、令和2年度が9.6%、令和3年度が9.7%という状況でございます。  以上です。 554 ◯野々山静香座長【79頁】 諸星分科員。 555 ◯諸星光分科員【79頁】 では、二次質問をさせていただきます。  新型コロナウイルス感染症の影響もあって、女性特有のがん検診の受診率が低いように感じるのですが、何か対策は取っていられるのか、お尋ねいたします。 556 ◯野々山静香座長【79頁】 健康づくり課長。 557 ◯健康づくり課長【79頁】 令和元年度から令和3年度にかけ、全国的にがん検診の受診率が下がっております。理由といたしましては、新型コロナウイルス感染症の影響による不要不急の外出の自粛や医療機関への受診控えなどが浸透したことが考えられます。  このため、本市では、女性特有のがん検診には限りませんけれども、がん検診を受診することが不要不急の外出には当たらないこと、それから、検診会場などは感染対策を取った上で実施しているということを御案内に記載するなど広報しながら、がん検診の受診を呼びかけております。  以上です。 558 ◯野々山静香座長【79頁】 諸星分科員。 559 ◯諸星光分科員【79頁】 では、三次質問をさせていただきます。  乳がん検診及び子宮頸がん検診の受診率を向上させる必要を感じますが、どういった対策を考えているのか、お伺いいたします。 560 ◯野々山静香座長【79頁】 健康づくり課長。 561 ◯健康づくり課長【79頁】 女性特有のがん、乳がん検診及び子宮頸がん検診の受診率向上のための対策について、お答えいたします。  乳がん検診及び子宮頸がん検診につきましては、受診開始年齢になる前年度に、がん検診の受診勧奨のはがきをお送りしております。その翌年に無料クーポン券を個別に発行している状況です。  受診勧奨の効果を高めるため、クーポン券を見直すとともに、利用していただいた方には、次回の受診を促すよう、受診時期に受診券をお届けするようにしております。  受診勧奨としましては、乳幼児健診時や保育園、幼稚園の保護者にがん検診について説明した申込書を配付するとともに、健康増進に関する連携協定を締結しております生命保険会社4社に個別により、申込みの案内をしております。  また、女性医師や技師に対応いただけるといった受診環境の整備も重要だと感じております。乳がん検診での女性技師の対応や子宮頸がん検診での女性医師の対応について、がん検診の実施医療機関の協力を得ながら周知をしてございます。  このほか、健康イベント等では、乳がん検診教育用の触診モデルの活用による体験など、保健師による指導とセルフチェックの方法を説明しております。  今後も、がん検診に対する普及啓発に努め、引き続き、受診率の向上に取り組んでまいります。  以上です。 562 ◯野々山静香座長【80頁】 諸星分科員。 563 ◯諸星光分科員【80頁】 では、まとめというか、要望に切り替えさせていただきます。  このがんについては、実は、国の重要な役職を務めておられます代議士の紹介で、東京都中央区築地の国立研究開発法人国立がん研究センターの部長にお会いしました。がんについていろいろと説明を聞いたのですが、膵臓がんの場合は、1センチ5ミリメートルまでの大きさならば、80%生命を保証しますと、それが2センチメートル超えたらば、逆に80%責任を持てませんと、20%しか責任を持てません、生命を保証できませんよと、そんなにがんというのは早期発見が大事だということで、時間が経過して、がん細胞が大きくなった場合には、大変いろんな面で難しい。だから、早期発見、早期治療が一番効果的だと、その担当の部長は言われました。  その部長は、1年に2,000回手術に立ち会ったり、自分が執刀したりしていますと。それを全部統計を取ってみると、早期と遅れたときの差はすごいですよ。できるだけがんは早期発見、早期治療、それがまず大事ですよと言われておりますので、市民の健康のためにも、これは進めていただきたいと思っております。  まとめでございます。新型コロナウイルス感染症も、感染症法上、本年5月には2類相当から5類に移行されることとなっております。3年にわたるコロナ禍で、集団検診や医療機関でのがん検診等の受診を控えていた方が、安心して受診できるように普及啓発に努め、がんの早期発見、早期治療につなげられるよう、取り組んでいただきたいと要望して終わります。  以上です。ありがとうございました。 564 ◯野々山静香座長【80頁】 これで、諸星光分科員の質疑を終わります。  暫時休憩します。               午後 2時44分 休憩              ─────────────               午後 2時55分 再開 565 ◯野々山静香座長【81頁】 再開します。  休憩前に引き続き、質疑を行います。  中村英仁分科員。 566 ◯中村英仁分科員【81頁】 よろしくお願いいたします。  では、各会計予算及び予算説明書113ページ、こども相談事業費についてお伺いいたします。  この事業は相談の業務だと思うのですけれども、この相談内容の状況と、令和5年度はどのように取り組んでいくかをお伺いいたします。 567 ◯野々山静香座長【81頁】 こども若者相談担当課長。 568 ◯こども若者相談担当課長【81頁】 本市では、保健福祉センターに設置した子ども家庭総合支援拠点において、家庭相談員及び児童心理相談員などが子供や保護者等の心理的側面に寄り添い、支援を行っております。  令和4年12月末時点の延べ新規相談人数は、こども相談全体では374人、そのうち児童虐待相談については109人となっており、どちらも例年と同程度の相談を受け付けております。  相談の中には、虐待相談のほかに、育成相談としまして、性格・行動相談や不登校相談、適性相談等がございます。また、発達障害等の相談も受け付けている状況です。  新年度も引き続き、電話相談及び来所による面接相談等を通じて支援を行うとともに、学校や児童相談所等の関係機関と適切に連携を図り、対応してまいります。  以上です。 569 ◯野々山静香座長【81頁】 中村分科員。 570 ◯中村英仁分科員【81頁】 ありがとうございます。  今、御相談の中には、多分ヤングケアラーと思われる子供の相談も含まれると思いますけれども、令和4年度に、市内のヤングケアラーの実態調査や実態把握を行ってきたと思いますが、令和5年度は、具体的にどのように取り組むか、お答えください。 571 ◯野々山静香座長【81頁】 こども若者相談担当課長。 572 ◯こども若者相談担当課長【81頁】 ヤングケアラーへの取組についてですが、令和3年度から庁内の4部11課で検討を重ね、令和4年度、今年度は、6回の庁内打合せ会を実施するとともに、ヤングケアラーの周知啓発、実態把握、教育委員会による市立中学校3年生を対象とした実態調査などを実施しました。  ヤングケアラーにつきましては、早期発見、早期対応が重要であることから、関係各課や関係機関、学校などでヤングケアラーの心配がある子供を発見した場合に、参照する把握から支援までのフロー図や対応例を庁内打合せ会で検討、作成し、各機関に配付して活用しているところです。  このような取組により、ヤングケアラーへの認知度が向上したこともあり、相談を受ける機会が増えております。新年度は、引き続き、庁内打合せ会を継続し、事例などを通じて支援体制の検討、充実を図り、子供に直接支援が行き届くよう努めるとともに、国のヤングケアラー認知度向上集中取組期間が令和6年度までとなっていることも踏まえ、より多くの機会を捉えて、周知啓発に取り組んでまいります。  以上です。 573 ◯野々山静香座長【82頁】 中村分科員。 574 ◯中村英仁分科員【82頁】 ありがとうございます。  新年度になると、国からヤングケアラーの取組の概要が出てくると思いますので、そういうところを踏まえながら、しっかりヤングケアラーの対応、相談体制を強化していくなどを要望して、この質疑を終わりにいたします。  続きまして、各会計予算及び予算説明書115ページ、子育て支援制度普及促進費の事業内容はどのようか、お伺いいたします。 575 ◯野々山静香座長【82頁】 子育て総務課長。 576 ◯子育て総務課長【82頁】 子育て支援制度普及促進費につきまして、令和4年度までは、妊娠期から子育て期までの様々な情報を発信するため、子育てサポートブック作成事業費としていたものを、令和5年度から従来の情報提供に加えて、子育て制度の利用促進に積極的に取り組んでいくことから、事業名を変更したものです。  その内容ですが、令和5年度は、男性の育児参加の向上を図るため、市内事業者等を対象とした男性育児休業取得の促進に向けた普及啓発を実施する予定です。  以上です。 577 ◯野々山静香座長【82頁】 中村分科員。 578 ◯中村英仁分科員【82頁】 ありがとうございます。  男性の育児参加というのはここから大事なところになると思います。育児休業取得もそうですし。それに対して、今、お話しありました内容の具体的な取組と、その事業費の予算額はどのようか、お伺いいたします。 579 ◯野々山静香座長【82頁】 子育て総務課長。 580 ◯子育て総務課長【82頁】 この事業の具体的な取組と予算額ということですが、男性の育児休業取得促進のため、令和4年度は、市のホームページを活用しまして、普及啓発を行ってまいりました。これにつきましては、秦野商工会議所にも御協力をいただきまして、会員の事業者の方々に市のホームページを紹介していただくなどを行っております。  今後は、さらに効果的な普及啓発を行うため、市内事業者の人事担当者向けのセミナーの開催を検討しておりますが、セミナーにかかる費用につきましては、公的機関等の講師を活用するなど、経費をかけずに工夫して実施したいと考えております。  以上です。 581 ◯野々山静香座長【83頁】 中村分科員。 582 ◯中村英仁分科員【83頁】 ありがとうございます。  最後のところで、工夫して講師を活用する等々、なるべくお金がかからないようにという言い方でしたけれども、この先、男性の育児参加というのは大事なところですので、しっかり予算を取って、父親にいろんなセミナー等、教育をしていくというところは大事だと思いますので、しっかりお母さんが安心して、旦那さんが参加してくれるような取組にしていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次の質疑に移ります。  各会計予算及び予算説明書115ページ、子ども・子育て支援事業計画(第3期)策定事業費について、お伺いいたします。これは、第3期の計画策定のための事業費となりますけれども、その内容はどのようか、お伺いいたします。 583 ◯野々山静香座長【83頁】 子育て総務課長。 584 ◯子育て総務課長【83頁】 本事業の内容につきましては、令和7年度にスタートする第3期計画を策定するため、子育て世帯を対象に実施する基礎調査の委託料として、328万8,000円を計上するものになります。  以上です。 585 ◯野々山静香座長【83頁】 中村分科員。 586 ◯中村英仁分科員【83頁】 ありがとうございます。  先ほど先輩議員のほうからも、こども基本法というお話がありました。令和5年4月1日にこども基本法が施行され、国ではこども家庭庁を設置して、強力に子供施策を進めるという話があります。  そのこども基本法の中で、こどもに関する施策と一体的に講ずべき施策という定義がありまして、子供の健やかな成長に対する支援を主たる目的とする施策に加え、教育施策、雇用施策、医療施策など幅広い施策が含まれていると。こうした国の方針からも、子育て世帯だけではなく、教育や企業、医療の分野などから広く意見を聴取する必要があると考えますけれども、どのようか、お伺いいたします。 587 ◯野々山静香座長【83頁】 子育て総務課長。 588 ◯子育て総務課長【83頁】 秦野市子ども・子育て支援事業計画におきましては、子ども・子育て支援法に基づく計画となっておりますので、まずはしっかりと子育て世代の御意見ですとか、ニーズを把握するために調査を実施していきたいと考えております。  また、この計画とは別に、こども基本法に基づいて、市町村におけるこども計画の策定に努めるということを国のほうが示しておりますので、このこども計画は、こども基本法に基づくものとなりますので、子育て世代だけでなく、関連する様々な分野等の意見も反映していく必要があると認識しております。  そのため、こども計画のベースとなるこども大綱につきましては、国から本年5月中に素案の作成、秋頃に策定と、スケジュール案が示されておりますので、こうした動きを注視しながら、本市の子ども・子育て支援事業計画とこども計画のそれぞれをどのようにしていくかなども検討していきながら、計画を策定していきたいと考えております。  以上です。 589 ◯野々山静香座長【84頁】 中村分科員。 590 ◯中村英仁分科員【84頁】 ありがとうございます。  子供をしっかりど真ん中に置くというのは、もう共通理念だと思うので、そこはしっかりしていただくのですけれども、子供を子育て世代だけではなくて、社会全体で見守っていくということが大変大事になると思いますので、そこら辺の協力を仰ぐためにも、しっかりといろいろ聞き取り、相談をしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、各会計予算及び予算説明書の115ページ、保育士等就労促進給付金をお伺いいたします。  先ほどからもいろいろ皆さん、質疑をしていますけれども、これまでの実績と令和5年度の予算の見込み人数はどのようか、お伺いいたします。 591 ◯野々山静香座長【84頁】 保育こども園課長。 592 ◯保育こども園課長【84頁】 これまでの実績と令和5年度予算の見込み人数について、お答えいたします。  この事業は、平成30年度から開始しまして、平成30年度は45人、令和元年度は21人、令和2年度は40人、令和3年度は26人、今年度は2月末現在で21人と、延べ153人になっております。  令和5年度予算の内訳につきましては、市内在住者分が22人、市外在住者分が6人、合計で28人分と、市外からの転入者1人分を積算しております。  以上です。 593 ◯野々山静香座長【84頁】 中村分科員。 594 ◯中村英仁分科員【84頁】 ありがとうございます。
     ちょっとばらつきはありますけれども、下がっているかなという印象もあるのですが、この制度は先ほどもお話がありましたけれども、3年間就労を継続できない場合には返還していただくことになっておりますが、これまで返還したのはどの程度か、教えてください。 595 ◯野々山静香座長【84頁】 保育こども園課長。 596 ◯保育こども園課長【84頁】 これまで給付した人数153人のうち、3年たたずに退職となった保育士は14人となっておりまして、全体で9%の方が返還されています。  以上です。 597 ◯野々山静香座長【85頁】 中村分科員。 598 ◯中村英仁分科員【85頁】 ありがとうございます。  返還した方が9%ということと、あと給付金を申請しない保育士もいるとお伺いしたことがあるのですけれども、その理由はどのように把握しているのかということと、また、3年の給付要件についてはどのように考えているか、お伺いいたします。 599 ◯野々山静香座長【85頁】 保育こども園課長。 600 ◯保育こども園課長【85頁】 まず、申請しない理由につきましては、3年以上の就労継続が必要な要件を負担に感じて、申請しない方がいらっしゃるということが分かっております。  今年度の申請者からの聞き取りによりますと、保育業務の負担感や人間関係などにより、3年以上継続して勤務できるか、当初は不安がありましたが、働いてみたら、3年以上働けそうなので、申請したという声なども聞いております。返還をする必要がある給付金ということに心配を感じている保育士がいることが分かっています。  この3年の縛りの給付金ということで、検討は何度か、見直しをさせていただいておりますが、3年の縛りがあることで、継続して働くというところで、3年は頑張ってみようと考えていらっしゃる保育士や、あと3年の縛りがあることによって、民間保育所からは、就労の継続につながっているという声が届いております。  以上です。 601 ◯野々山静香座長【85頁】 中村分科員。 602 ◯中村英仁分科員【85頁】 ありがとうございます。  確かに、この保育士の就労の期間というのは、やっぱり現場のところで頑張っていただきたいということもあるのですけれども、この制度をもっと利用していただくために、こういうものを使った保育士の体験例とか、そういうところをもっと伝えていくことも大事だと思いますし、不安があったときに、相談にきちんと乗れるような体制を取っていただくと、もっと気軽に使っていただけるのではないかと思います。  この給付金事業というのは、保育士をしっかり確保していく上では大事な事業となっておりますので、もう少し現場の保育士たちを精神的に手助けができるような取組をしっかりしていただいて、3年を延ばすとか、そういうことではなくて、まずは、現状の施策をしっかりやっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、各会計予算及び予算説明書119ページ、児童センター維持管理費について、お伺いいたします。  この予算の中で曲松児童センターのことになるのですけれども、現在の曲松児童センターの利用状況はどのようか、お伺いいたします。 603 ◯野々山静香座長【85頁】 こども育成課長。 604 ◯こども育成課長【85頁】 曲松児童センターに来館される利用状況についてですが、10年前は、おおむね2万人前後で推移しておりましたが、令和元年度は、新型感染症などの影響により約1万6,000人にまで減少し、令和2年度には約7,000人、令和3年度には若干回復に向かいましたが、約9,500人となっております。ここ数年、1万人を切っている状況にございます。  特に、3階の貸室につきましては、利用件数が減少傾向にあり、土日・祝日の稼働率が低くなっております。  以上です。 605 ◯野々山静香座長【86頁】 中村分科員。 606 ◯中村英仁分科員【86頁】 ありがとうございます。  曲松児童センターは、位置的に渋沢駅の目の前にあり、車を利用しない児童にとっては、交通アクセスのよい場所にあると思います。今後は、その利便性を生かして、児童のニーズの高い学習室、以前、学生団体E4からも、駅の近くにそういう集まれるような環境が欲しいというお話がありました。現在のはだのこども館というのは、秦野駅から若干遠いということもあって、それ以外のところを考えると、曲松児童センターが一番駅に近くて、利便性が高いと思いますので、この児童ニーズの高い学習室を3階の貸室に整備することも1つの選択肢と考えられます。  仮に、この学習室を整備した場合、どれぐらいの経費がかかるのか、お伺いいたします。 607 ◯野々山静香座長【86頁】 こども育成課長。 608 ◯こども育成課長【86頁】 これまでにも3階の会議室を学習室としての機能追加について検討した経過がございますので、その際に試算したものをお答えいたします。  あくまで現況の会議室をそのまま利用した必要最低限の環境整備についてですが、まず、曲松児童センターには現在、Wi-Fi環境は整っていないことから、Wi-Fi環境整備費用としておよそ85万円、このほか改正使用料として、年間15万円ほどの経費が毎年かかってまいります。  さらに、3階の会議室に不特定多数の方が利用するということになりますので、防犯カメラを設置する必要があり、この経費が25万円ほどかかります。合計しますと、環境整備にかかる経費といたしましては、125万円ほどと考えております。  以上です。 609 ◯野々山静香座長【86頁】 中村分科員。 610 ◯中村英仁分科員【86頁】 ありがとうございます。  確かに、そういうところはありますけれども、今、都心や横浜市などでは、公共施設にWi-Fiを引いているところはかなりありますし、そういうことを考えると、公共施設には今後、Wi-Fi等の通信設備を整えていかなければいけないと考えると、曲松児童センターだけにそれをやるという感覚よりも、全体的にやっていくのであれば、この125万円の金額というのは、それほど高くはないのではないかと考えております。まず、曲松児童センターを試験的にそういう使い方をしてみて、今後、利用者の向上が図れるかという検討をしてみてはいかがかと思います。  また、がっちり最初からやるよりも、ある意味、試験的に始めるという形で、曲松児童センターの使い方をそのようにした後に、今後、ほかの児童館でもそういうことができるのかというところを考えていっていただきたいと要望します。  うちの娘にも、例えば、渋沢駅前に学習室があった場合は、使ってみたいかと聞いたところ、そうだねと、駅の近くにあれば使いやすいという話はあったので、試してみる価値はあると思いますので、そこを要望させていただきます。  続きまして、各会計予算及び予算説明書123ページ、秦野市医師会看護師修学等資金貸与事業補助金について、お伺いいたします。  何度かここも聞いておりますけれども、令和5年度の予算では何人の利用を見込んでいるのか、また、ここ数年の申込者数の推移はどのようか、お伺いいたします。 611 ◯野々山静香座長【87頁】 健康づくり課長。 612 ◯健康づくり課長【87頁】 令和5年度の予算で見込んでいる人数につきましては、継続して貸与を受ける方が10人、また、新規の貸与者は、令和4年度と同数の6人を見込んでございます。  申込者数の推移ですが、平成30年度は3人、令和元年度で5人、令和2年度で4人、令和3年度で5人、今年度では6人という状況になっております。  以上です。 613 ◯野々山静香座長【87頁】 中村分科員。 614 ◯中村英仁分科員【87頁】 ありがとうございます。  二次質問を予定していましたけれども、時間の関係で割愛をさせていただいて、要望に代えさせていただきます。  先ほどの保育事業とも同じで、人材育成というか、人材を確保する事業というのは、やっぱり備えが必要だと思いますので、しっかりそこを進めていただきたいということと、もっと周知をしていただきたいという要望と、その周知の中で、今、高等学校には周知をしていただいているとは伺っているのですけれども、例えば、市内の中学校などに、まだまだ進路が決まっていないかもしれないけれども、看護師になるためにこういう手段があるのだという周知をしていっていただくと、金銭的に余裕がない御家庭の子供たちが看護師だったらと思ったときに、そういう仕組みが使えるのだと思っていただけると、もっといい形になるのではないかなと思いますので、よろしくお願いいたします。  私の質疑は、以上です。 615 ◯野々山静香座長【87頁】 これで、中村英仁分科員の質疑を終わります。  次に、兼務員の質疑を行います。  吉村慶一兼務員。 616 ◯吉村慶一兼務員【88頁】 なし。 617 ◯野々山静香座長【88頁】 質疑なしと認めます。  各分科員の質疑は終わりました。  この際、特に再質疑を求める方は、挙手をお願いします。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 618 ◯野々山静香座長【88頁】 質疑なしと認めます。  これで、こども健康部に対する質疑を終結します。  暫時休憩します。               午後 3時15分 休憩              ─────────────               午後 3時17分 再開 619 ◯野々山静香座長【88頁】 再開します。  次に、福祉部が所管する事業について、分科員の質疑を行います。  伊藤大輔分科員。 620 ◯伊藤大輔分科員【88頁】 よろしくお願いします。新人、伊藤です。残り4分半なので、ちょっと急がせていただきたいと思います。  各会計予算及び予算説明書の107ページ、030、007の日中一時支援事業費と、040、004、児童福祉・発達支援給付費事業費、7億4,000万円ぐらいですが、この2つについてお伺いさせていただきたいと思います。  まず、この約7億4,000万円のほうの事業費の話ですけれども、これは事業が4つあって、合計が約7億4,000万円だと。そのうち一番大きい割合を占めているのは放課後デイサービスだとお聞きして、この放課後等デイサービス事業の事業費が年々増加していると、この予算説明書を見て、私はそのように見たのですけれども、この要因はどのようにお考えでしょうか。よろしくお願いします。 621 ◯野々山静香座長【88頁】 障害福祉課長。 622 ◯障害福祉課長【88頁】 放課後等デイサービスの事業費が増えている要因でございますが、1つ目は、障がい児が増えているということです。これは、障害という言葉への抵抗や、そのうち何とかなるといった認識が今までありましたけれども、現在は、早い段階で成長や個性に合った療育を行うことの重要性が理解されていると思われます。  2つ目は、保護者が働きたいといった就労ニーズに応えているものでございます。  3つ目が、放課後等デイサービスの事業所が増加しており、利用しやすくなったという、3つの要因が考えられます。  以上でございます。 623 ◯野々山静香座長【88頁】 伊藤分科員。 624 ◯伊藤大輔分科員【88頁】 3つお答えいただいたのですけれども、本当にざくっと申し上げると、ニーズは高まっているのですよね、社会的な背景とか、変化とか、いろいろ社会的な状況の変化があるのですけれども、ニーズは高まっていると。  それで、量の問題についてお伺いしたいのですけれども、この放課後等デイサービスの事業者の数も増えていますと。ただ、そこには、この補助金を受け取る際に、上限の日数があるということで、私はある障がい児のお母さんに、上限の日数は本市は15日で、少ないのではないかと言われたことがあるのですけれども、それについてはどうでしょうか。 625 ◯野々山静香座長【89頁】 障害福祉課長。 626 ◯障害福祉課長【89頁】 本市の上限15日でございますが、これは、サービスを提供する事業者の数とか、利用者数を踏まえて決めているものでございます。  しかしながら、保護者が就労するという形で、月15日より多く利用したいという希望もございますので、現在、2つの方法で保護者の希望に対応しております。  1つ目は、日中一時支援事業で、これは保護者の就労支援や介護疲れというレスパイトを目的に利用できるサービスとなっております。働いていらっしゃる保護者のほとんどの方が、15日では不足するという部分を、日中一時支援を併用して補っております。  もう一つは、介護給付費等支援審査会において、15日を超える利用日数を決定する方法で、こちらの方法を利用して22日までということで、利用されている方もいらっしゃいます。  以上でございます。 627 ◯野々山静香座長【89頁】 伊藤分科員。 628 ◯伊藤大輔分科員【89頁】 今、2つ、15日を超える場合の対策についてお答えいただいたのですけれども、2つ目のほう、467人申請されて、257人が日中一時支援事業と併用でやられているのですよ。純粋に働くのに15日では少ないですよね。  ただ、私が疑問を持っているのは、この日中一時支援事業と放課後デイサービスについて、子供が預けられる部屋も違うとか、サービスの質にばらつきがあるのではないかと思っていて、そこの質を心配しているのですが、それについて一言どうでしょうか。 629 ◯野々山静香座長【89頁】 障害福祉課長。 630 ◯障害福祉課長【89頁】 放課後等デイサービスにつきましては、急増しているという状況がありますので、ここにつきましては、全体の質を上げていきたいと考えて……。 631 ◯野々山静香座長【89頁】 これで、伊藤大輔分科員の質疑を終わります。  古木勝久分科員。 632 ◯古木勝久分科員【89頁】 それでは、よろしくお願いします。  各会計予算及び予算説明書121ページ、010、生活保護費についてです。昨今の報道を見てみますと、新型コロナウイルス感染症感染拡大以後ということで、生活保護ケースワーカーの業務負担が深刻化し、利用者増加で、仕事は増えても職員は増えず、生活保護利用者に対応する自治体のケースワーカーの業務負担増が深刻化していると。  また、2021年度の保護申請件数は2年連続で増加し、約23万件。ケースワーカーの充足率は低下傾向が続き、対応内容が利用者の高齢化で複雑化していることもあり、業務負担は限界に来ていると、このような報道が伝わってきます。  そこで、本市のケースワーカーの充足率について、お伺いいたします。どのようか、御説明をお願いします。 633 ◯野々山静香座長【90頁】 生活援護課長。 634 ◯生活援護課長【90頁】 社会福祉法で定めているケースワーカーの配置数ですが、80世帯に1人のケースワーカーを配置することを標準とされております。令和3年度末の生活保護世帯数は1,553世帯です。これを80で除して、端数を切り捨てますと、19ということで、19人が標準数となります。  現在の職員の配置数は、常勤職員が16人、会計年度任用職員が3人、合わせて19人です。  本市のケースワーカーの充足率ということでございますが、常勤職員の割合で言いますと、84.2%、会計年度任用職員を含めますと、100%という状況でございます。 635 ◯野々山静香座長【90頁】 古木分科員。 636 ◯古木勝久分科員【90頁】 日頃、受給者の方からよく聞く言葉で、地区担当者がまた、変わったというお話を聞きます。地区担当の平均勤務日数は大体どれくらいか、お答えいただけますか。 637 ◯野々山静香座長【90頁】 生活援護課長。 638 ◯生活援護課長【90頁】 ケースワーカーの地区担当についてですが、原則2年で変更をしておりまして、ケースワーカーの平均勤務年数ですが、現在、所属している常勤職員が2.8年で、会計年度任用職員が2.3年です。
     以上です。 639 ◯野々山静香座長【90頁】 古木分科員。 640 ◯古木勝久分科員【90頁】 今の数字は平均ですけれども、年数が少ないような気がするのですね。やはりその方の生活実態だとか、困窮している状況に寄り添うということ、2年サイクル、3年サイクルで替わってしまうのは、非常に不安を感じるのではないか。その辺、検討する余地はないのでしょうか。 641 ◯野々山静香座長【90頁】 生活援護課長。 642 ◯生活援護課長【90頁】 地区担当は現在、原則2年という状況でございます。この地区担当の年数につきましては、近隣各市の状況を確認しながら、検討していきたいと考えております。 643 ◯野々山静香座長【90頁】 古木分科員。 644 ◯古木勝久分科員【90頁】 そうは言っても、人事異動の中で替わらざるを得ないというのは分かるのですけれども、福祉事務所の生活保護のベテランの人というのは、秦野市の場合は最長でどれぐらい、10年以上が何人いてとか、あるいは、5年以上が何人いてとか、仮にベテランと呼ばれる方はどれくらいの方がいらっしゃいますか。 645 ◯野々山静香座長【91頁】 生活援護課長。 646 ◯生活援護課長【91頁】 現在の常勤職員で、長い職員は現在6年です。  以上です。 647 ◯野々山静香座長【91頁】 古木分科員。 648 ◯古木勝久分科員【91頁】 全国的に私は調べたわけではないですけれども、自分の経験、いろいろ聞いているところによると、10年、20年いるというのは、一般的に福祉事務所のケースワーカー、一般論として。神奈川県内を調べたわけではありませんけれども、ケースワーカーの神様みたいな人が必ずいるのですね。やはり10年、20年ケースワーカーとして、単なる3科目主事ではなくて、資格を持っている人たちではなくて、専門的で、その中で、いろんな若い人たちがそういう方の経験だとか、そういったものを受け継いでいくような仕組みをつくっていかないと、6年だとかなり厳しいと思います。  それは今後の課題として、10年、20年が当たり前のような、ケースワーカーというのはそういう職種だと思いますので、ぜひお願いをしたい。  それから、生活保護申請から決定に至るまでの処理の値、よく処理率というのはありますけれども、大体2週間、14日ですか、調査によっては30日ぐらいがリミットなのですけれども、この処理率というのは、恐らく県の指導監査対象になっていると思うのですが、数年前に私お聞きしたとき、秦野市の場合は50%ぐらいですということを聞いているのですけれども、大体全国平均70%なのですね。県平均も、たしか70%だと聞いておりますけれども、秦野市の場合は何%ぐらいですか。 649 ◯野々山静香座長【91頁】 生活援護課長。 650 ◯生活援護課長【91頁】 生活保護申請から14日以内に生活保護が決定した割合ですが、令和3年度は28.4%で、今年度は1月末までで33.5%です。 651 ◯野々山静香座長【91頁】 古木分科員。 652 ◯古木勝久分科員【91頁】 極めて低いような気がしますけれども、低いとお思いになっていますか。  それから、その処理率をアップするために、何か方策をお考えになっていらっしゃいますか。 653 ◯野々山静香座長【91頁】 生活援護課長。 654 ◯生活援護課長【91頁】 生活保護法では、生活保護の申請があったときは、申請のあった日から14日以内で保護の決定をし、申請者に対して書面で通知をしなければならない。「ただし、扶養義務者の資産及び収入の状況の調査に日時を要する場合その他特別な理由がある場合には、これを30日まで延ばすことができる。」と規定されております。  ですので、本市は30%程度ということで、低い状況でございますが、この数字にはこだわらずに、できるだけ14日以内に、いろんなケースがありますが、生活保護を決定をしていきたいと考えております。  以上です。 655 ◯野々山静香座長【92頁】 古木分科員。 656 ◯古木勝久分科員【92頁】 処理率のことを申し上げたら、いろいろ不協和音がありそうな感じなのですけれども、専門性に関係してくると思うのですね。専門性を高めていくような研修等々をしっかりと。決定するときに至るまでの話というのは、そういう話であります。  以上で終わります。 657 ◯野々山静香座長【92頁】 これで、古木勝久分科員の質疑を終わります。  佐藤文昭分科員。 658 ◯佐藤文昭分科員【92頁】 予算資料の16ページ、生活困窮者自立支援事業費について、伺いたいと思います。  貧困の連鎖防止を図るということでありますが、来年度の減額の理由はどのようか、また、令和5年度の取組はどのようか、伺いたいと思います。 659 ◯野々山静香座長【92頁】 生活援護課長。 660 ◯生活援護課長【92頁】 生活困窮者自立支援事業費の内訳ですが、自立相談支援と住居確保給付金の支給、就労準備支援、家計改善支援ということで、今年度まで、生活困窮者等の学習支援は生活援護課にありましたが、令和5年度から、生活保護世帯やひとり親世帯等の生活困窮者世帯の子供の学習支援の実施につきましては、教育部において実施している寺子屋事業の関連性に鑑みまして、教育部で一体的に所管して、実施するということになっております。  以上です。 661 ◯野々山静香座長【92頁】 佐藤分科員。 662 ◯佐藤文昭分科員【92頁】 実際に予算要求書を見ると、全員が進学できたという中身になっているのですよ。効果があったわけですが、実際にそういう一本化によって、支援する人たち、対応する人たちが違うとか、教員のOBの方が対応するとか、そういうことがもっと具体的な形で現れるから、それ自体はいいと思います。  コロナ禍の中で、生活困窮者自体が増えていると思いますので、そういう点でも対応をよろしくお願いいたします。  以上です。 663 ◯野々山静香座長【92頁】 これで、佐藤文昭分科員の質疑を終わります。  高橋文雄分科員。 664 ◯高橋文雄分科員【92頁】 それでは、各会計予算及び予算説明書119ページ、被保護者就労支援事業費、各会計予算及び予算説明書121ページ、生活保護費について、お聞きいたします。  生活保護受給者については、新型コロナウイルス感染症や物価高騰などの影響により、増加傾向にあると考えますが、生活保護受給世帯の動向はどのようか、お伺いいたします。 665 ◯野々山静香座長【93頁】 生活援護課長。 666 ◯生活援護課長【93頁】 生活保護受給世帯の動向ですが、令和2年度末は1,528世帯、世帯員が1,879人、令和3年度末は1,553世帯、世帯員は1,885人で増加しております。また、今年度1月末の生活保護世帯数は1,583世帯、世帯員は1,904人で、今年度も増加傾向にあります。  以上です。 667 ◯野々山静香座長【93頁】 高橋分科員。 668 ◯高橋文雄分科員【93頁】 ありがとうございます。当然増えている傾向ということでございます。  生活保護費も増加傾向であると考えられます。そうした中で、働ける方には働いていただき、生活保護から自立していただくよう支援することが重要であると考えますが、本市の生活保護受給者への就労支援の状況はどのようか、お伺いいたします。 669 ◯野々山静香座長【93頁】 生活援護課長。 670 ◯生活援護課長【93頁】 生活保護受給者の就労支援ですが、16歳から64歳までの就労可能な方を対象に、就労支援員による個別相談指導での就労支援と、長年働くことができていないなど、就労活動が困難な方に就労活動に向けた知識等を習得する就労準備支援を実施しております。  就労支援の実績でございますが、令和3年度は、就労者数が83人、就労により生活保護から自立した数は23世帯、31人、今年度1月末まででは、就労者数が61人、就労により生活保護から自立した方は12世帯、20人であります。  生活保護受給者の中には、職務経歴が少ない方や就労意欲が低い方などもおり、早期の就業や自立に結びつかない方もいますが、自立に至らなくても、短時間での勤務や軽作業である仕事に就労し収入を得ることで、生活保護費の抑制につながっている状況であります。  引き続き、生活保護受給者の自立に向けた支援を実施してまいります。  以上です。 671 ◯野々山静香座長【93頁】 高橋分科員。 672 ◯高橋文雄分科員【93頁】 ありがとうございます。  状況を聞きますと、本当に生活ができていけないという状況が強いわけでございまして、以前では、なるべく早く就労して、少しでも収入を得るという指導が重点的でございましたけれども、最近、聞いてみますと、本当に高齢者で就労できない状況の人が多いようでございます。  そして、私も考えるのですけれども、いろいろ事情を聞きますと大変で、これ以上のことはといいましょうか、ストレートな言い方をしますけれども、刑務所へ行くか、あるいは、死ぬか、やりようがないという状況の人が多いわけでございますから、ぜひそのような観点からも、生活保護についてお考えいただきたいと思います。  最近は、社会情勢がどんどん変わっていって、5年一昔とか、3年一昔という感じでございます。社会情勢は変わりますので、ぜひそれに対応して進めていただくようにお願いいたしまして、終わります。  ありがとうございました。 673 ◯野々山静香座長【94頁】 これで、高橋文雄分科員の質疑を終わります。  風間正子分科員。 674 ◯風間正子分科員【94頁】 4点ほどあるのですが、時間の都合で、はしょるかもしれませんので、よろしくお願いいたします。  各会計予算及び予算説明書の107ページ、040、002、障害児早期療育推進事業費について、お伺いいたします。  発達に遅れのある児童の心身の成長を促すための実施ということで、重要であります。これまでもいろいろ申し上げてきましたが、令和5年度は、加えて医療的ケア児の支援に取り組んでいくということですが、まず、医療的ケア児とはどのような児童なのか、また、その医療的ケア児に対する支援の仕組み、取組は具体的にどうなのか、併せてお願いいたします。 675 ◯野々山静香座長【94頁】 障害福祉課長。 676 ◯障害福祉課長【94頁】 まず、医療的ケア児についてでございますが、人工呼吸器装着によるたんの吸引ですとか、胃ろうからの経管栄養、糖尿病のインシュリン注射などの医療的ケアが日常的に必要となるような児童のことを医療的ケア児と呼んでおります。  この医療的ケア児に対する支援でございますが、令和3年9月に、医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律が創設されました。医療的ケア児の支援が国及び地方自治体の責務となっております。  具体的には、令和5年度から、市内の相談支援事業所や訪問看護ステーションに医療的ケア児等コーディネーターを配置し、医療的ケア児の保護者からの相談にきめ細かく対応できるようにするとともに、支援に関わる関係機関と連携を図ることで、医療的ケア児を総合的に支援できる体制を整える予定でございます。  その結果、これまで医療的ケア児の保護者が保健、医療、障害福祉及び保育、教育等、それぞれの窓口に直接出向く必要がありましたが、総合的な相談窓口として、できるだけワンストップで対応できるようになるよう、目指していきたいと考えております。  本市の独自の取組としては、保育所、小学校等を訪問し、職員に医療的ケア児への対応方法を助言、指導するアドバイザーの派遣や、医療的ケア児の関わり方についての研修なども行えるようにし、医療的ケア児の就園や就学を支援していく予定でございます。以上です。 677 ◯野々山静香座長【95頁】 風間分科員。 678 ◯風間正子分科員【95頁】 ありがとうございます。  これは結構聞かれるのですが、私もよく分からなかったのですが、どこに相談したらいいかということでありまして、大体病院とか、今、かかっているところでお話をしてということで、なかなか保育園とか、ここに入りたいという要望もありましたが、それはこういう介護をしなければいけないということで、大変なことだと思いました。  やっている保育園もありますよね、受け入れている。それは人的に支援ができていて、看護師がいてということだと思うのですが、できれば、親からしたら、いっときでもそういう子供たちを預かっていただいて、自分もリフレッシュをしたいという気持ちがありますので、ぜひ住み慣れた地域で、健常者のお子さんと同様に安心して生活ができるよう、家族が背負ってきた負担を社会全体で支えていくという仕組みは、大変重要なことなので、医療福祉、学校などの関係機関とコーディネーターを中心に連携していただけるように、窓口をぜひ分かりやすいところに置いていただいて、連絡が取れるようにやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それから、各会計予算及び予算説明書109ページ、020、見守りキーホルダー登録事業費についてです。これは、できたときにはどうかなとは思っていたのですが、これが今、高齢者の中で、地域高齢者支援センターを中心に申込みが結構多いです。私も聞かれます。  これはやはり効果があると思いましたので、その効果がもし分かるようでしたら、高齢介護課長のほうでどうでしょうか。 679 ◯野々山静香座長【95頁】 高齢介護課長。 680 ◯高齢介護課長【95頁】 見守りキーホルダー登録事業費につきましては、高齢者が外出時の事故や、認知症により行方不明になり保護されたときに、キーホルダーの番号から速やかに身元確認が行われるようにするためのもので、平成30年11月から実施しております。  今年度3月1日までの間で、見守りキーホルダーによって地域高齢者支援センター等に寄せられた通報は15件ありました。徘徊等により家に帰れなくなっていたところを保護されたものが7件あり、そのうち3件は、市外からの通報でした。  また、救急搬送時に身元確認があったものは3件、残り5件は、落し物や忘れ物で、見守りキーホルダーがつけられた家の鍵や、携帯電話を見つけた市民や警察、病院などからの問合せでした。いずれも登録内容から身元が判明し、無事御自宅に送り届けたり、親族と連絡を取ることができたりしています。  過去には、旅行先で救急搬送されまして、見守りキーホルダーの登録情報から、親族に連絡を取ることができた例もあったと聞いております。  以上でございます。 681 ◯野々山静香座長【96頁】 風間分科員。 682 ◯風間正子分科員【96頁】 ありがとうございます。  これは手軽ではないのですが、自分のバッグにつけることによって、65歳以上の人であればということです。  あと勘違いされるのは、やはり認知症とか、何か症状がなければ駄目なのかということではないのですよね。どなたでもできるということで、介護が必要な方のための制度と思っている人が多いので、そうではないということを私などは言っていますが、旅先に行って、何件か通報があったということで、助かったということだと思いますので、これはいい制度だと思いましたので、ぜひこれからも続けていただいて、お願いしたいと思います。  それから、各会計予算及び予算説明書107ページです。030、008、社会参加促進事業費について、伺います。  この事業は、手話の普及とか、視覚障がい者の理解とか、それから、手話入門・基礎講座、手話講座のステップアップということだそうですが、これも、よく社会福祉大会とか講演会で、壇上の左端のほうでやっていますが、大変いい講座だと思っていました。これから秦野市も増やそうとしているのでしょうが、現状はどうなのでしょうか。 683 ◯野々山静香座長【96頁】 障害福祉課長。 684 ◯障害福祉課長【96頁】 本市の現状でございますが、この手話通訳になる前の手話入門・基礎講座と、手話講座ステップアップ講座という2種類の講座を本市のほうでは実施しております。  手話入門・基礎講座の受講者のほうは、新型コロナウイルス感染症がありましたので、令和2年度、令和3年度は、毎年10人ずつ、令和4年度は15人となっており、令和5年度は20人を定員として行う予定でおります。  手話講座ステップアップ講座のほうにつきましては、一定レベルの手話ができる方向けの講座になっておりまして、令和2年度が8人、令和4年度は4人、今年度が10人となっております。  以上でございます。 685 ◯野々山静香座長【96頁】 風間分科員。 686 ◯風間正子分科員【96頁】 ありがとうございます。  私もああいう講座を講演会で受けると、歌を歌いながら、この前もありましたよね。子供たちがやりまして、歌と一緒に覚えると手話ができてしまうと思ったので、やはり講演会があるごとに、もしかしたら、そういうものを流して、申し訳ないですけれども、担当の手話の方がいらしたら、それをやって見せることは大事ではないかと。市民の皆さんたちもそういうことで、やはり覚えていくことがあると思うのですよね。  だから、身近に感じさせることが必要なので、もしそんな機会が、これから新型コロナウイルス感染症がどうなるか分かりませんけれども、もし、講座が持っていけるのであれば、会場で、文化会館でも結構なので、ああいうところで歌を歌って、その歌とともに手話をやってみるということを機会あるごとに示していただいたら、もっと身近になるかと思いますので、ぜひお願いいたします。  今も、定員をいただきましたら、令和4年度は15人定員ですか、入門・基礎講座が15人ということで、養成講座も10人ということで、結構キャンセル待ちがあるということで驚きました。  こういうことをされた方が、行く行くはどのようにつながるのでしょうか。 687 ◯野々山静香座長【97頁】 障害福祉課長。
    688 ◯障害福祉課長【97頁】 この講座を修了された方は、手話サークルに入会するなどして、手話を覚えていただくという形で、学習を継続しております。  中には、手話通訳者を目指し、手話講座ステップアップ講座を受講し、さらには、県の手話通訳者になるための手話通訳者養成講座という講座がございますが、そちらのほうを受講して、手話通訳者になる方もいらっしゃいます。  この講座は、受講する前に試験がありまして、また、手話通訳者になるときに試験があってということで、関門があるのですけれども、こちらのほうのステップを踏むことで、実際には、大勢の前で手話通訳者として活躍していただいたり、あるいは、病院に行くときの付添いですとか、そういった活動を個々にしていただいているということで、こういった方が少しずつ秦野市でも増えてきておりますので、ますます活躍していただけるように努力していきたいと思っております。  以上でございます。 689 ◯野々山静香座長【97頁】 風間分科員。 690 ◯風間正子分科員【97頁】 ありがとうございます。  ぜひそういうことをつなげていただけるように、そして、また、たしか秦野市のほとんどの幼稚園ではやっていますので、手話で歌を歌って、子供たちが小さいうちから親しみを持っていますので、ぜひそういうものを続けていただいたらいいかと思いますので、どうぞ引き続き、よろしくお願いいたします。  最後になりますが、各会計予算及び予算説明書109ページの120、生涯現役促進地域連携事業費でございます。  これは、今、聞くのがどうなのかと思うのですが、令和5年度をもって3年間の委託期間を終了するということですが、終了後に向けて、令和5年度にどのような取組を予定するのか、お伺いいたします。 691 ◯野々山静香座長【98頁】 高齢介護課長。 692 ◯高齢介護課長【98頁】 55歳以上の就労支援を目的に、令和3年度から国の事業を受託して開始した、生涯現役促進地域連携事業費については、3か年で来年度が最後の年になるのですが、国の制度改正によって地域協働コースが廃止されましたので、新たなコースを選択するというのは、難しくなってきました。  ただ、高年齢者の就労というのは、非常に効果があり、実際に実績も上がっておりますので、現在、生涯現役促進地域連携事業推進協議会のほうで、令和6年度以降の在り方について、何とかこういった機能を維持して、別の形で継続するような形で今、検討をしている最中ですので、引き続き、高年齢者の生きがいづくりでもありますので、何とか続けられるように調整をしているところです。  以上です。 693 ◯野々山静香座長【98頁】 風間分科員。 694 ◯風間正子分科員【98頁】 ありがとうございます。  定年が来ても、まだ時間や体力がある人は、いろんなところで活躍してもらいたいと思います。どちらかというと、最初のうちは、シルバー人材センターに似ているのかと思ったのですが、とにかくあの場所に造っていただいた「きずな」は、大変目立っていいと思いました。結構あそこを通る人たちが、今、のぼり旗も立てていただいたので、分かりやすくなりましたので、あそこなどをもう少し、現役の促進事業とは別としても、あの場所がとてもいい場所だったので、あそこでまた、シルバー人材センターなどももう少し、子供たちと一緒に遊べるようなものなども開発して、あそこで一緒にやれるといいと思っています。  それから、今、高齢者はみんな元気です。元気になってきていますので、ぜひ一線を引いたとしても、その活力をこのまちに向けていただけるような仕組みづくりは、これから自治体として大切なことではないかと思います。やはり生きた人材だと思いますので、そういう宝をうまく秦野市内で使っていただいて、回っていくような形を取り組んでいただいたらいいかと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  以上で終わります。 695 ◯野々山静香座長【98頁】 これで、風間正子分科員の質疑を終わります。  諸星光分科員。 696 ◯諸星光分科員【98頁】 私は、この件については1点だけ質疑をさせていただきます。  各会計予算及び予算説明書の107ページ、060の重度障害者医療費助成事業費について、お尋ねいたします。これは通告してございません。また、ここで公にしたくない言葉等数字がありましたら、結構でございます。この重度障害者医療費についての国、県の助成金、あるいは、市の助成金等、内訳と内容について説明をいただきたいと思います。 697 ◯野々山静香座長【98頁】 障害福祉課長。 698 ◯障害福祉課長【99頁】 重度障害者医療費の財源内訳でございますが、国が2分の1、県が4分の1、市が4分の1という内訳になっております。  対象は65歳未満で、重度の身体障害者手帳を取った方の医療費が負担されるものでございます。  以上でございます。 699 ◯野々山静香座長【99頁】 諸星分科員。 700 ◯諸星光分科員【99頁】 ある機会がありまして、重度障がい者の方に直接お会いいたしました。そのとき、私は思いました。同じ人間として生まれてきて、終始一生、病院の中で、医者がつきっ切りで。だから、健康である私たちの身代わりになってくれているのだから、一生懸命障がい者の方たちにできることはしてやりたい、やるべきだと思っております。そのことについて、今、人数等もありました。  要望に切り替えますが、今後とも、市としてできることは精一杯していただきたい。国が2分の1、秦野市も4分の1だということでございますが、できることは、精一杯秦野市としてやってもらいたい。それが我々がおかげさまで健康でいられる人たちの身代わりになっておられる方でございますから、ぜひ今後とも重点的に、大事にしていただきたいことを要望して、終わります。  以上で終わります。ありがとうございます。 701 ◯野々山静香座長【99頁】 これで、諸星光分科員の質疑を終わります。  中村英仁分科員。 702 ◯中村英仁分科員【99頁】 よろしくお願いいたします。  私からは2点、各会計予算及び予算説明書の105ページ、地域共生推進事業費のほうから。多様な地域生活課題を解決するため、地域共生支援センターは、関係各課と連携し、支援の調整役を担っておりますけれども、個々の職員のスキルアップも重要と考えております。  なぜなら、これは困っている方にまず寄り添わなければいけないことが1つ、それから、その困っている本当の原因を探っていかなければいけない。あとは、この困っている原因であれば、どこにどのように話をしていくのが一番いいかというところを探らなければいけないというところもあるので、人材育成が大変重要だと思いますけれども、今後の人材育成の取組はどのようか、お伺いいたします。 703 ◯野々山静香座長【99頁】 地域共生推進課担当課長。 704 ◯地域共生推進課担当課長【99頁】 令和2年度に設置されました地域共生支援センターでは、市民の方から受けた複雑化・複合化した地域生活課題を包括的に受け止め、支援の総合調整を行っています。その調整に当たりましては、関係各課や地域高齢者支援センターをはじめとした相談支援機関と連携し、適切な福祉サービスを受けられるよう、市民に寄り添った支援を行っております。  しかし、複雑化・複合化した相談が増加する中、より適切な対応を行っていくためには、関係各課の職員、それぞれのスキルアップが必要であることを実感しております。そのため、昨年11月には、庁内6部12課で組織する秦野市相談支援包括推進会議において、先進的に多機関協働による包括的な支援を行っている茅ヶ崎市の職員を講師にお招きし、事例を通じた研修会を開催しました。また、本年1月には、福祉部職員を対象に、地域共生支援センターが解決に導いた複合的な事例を通じた研修会を行いました。  いずれの研修会もグループワーク形式で行いましたが、事例に対して、自らの組織以外の分野から見た意見を踏まえ検討を行うことは、スキルアップに非常に有効であったと考えております。  今後も、こうした研修会を継続的に行うことで、人材育成を図るとともに、庁内連携を強化し、包括的な相談支援体制の充実に努めてまいります。  以上でございます。 705 ◯野々山静香座長【 100頁】 中村分科員。 706 ◯中村英仁分科員【 100頁】 ありがとうございます。  この事業は本当に大切で、私もかなり地域共生推進センターの方にお世話になっておりますけれども、複合的な課題が今、多いですから、ぜひ人材育成と、あと人材を増やすための予算をしっかり組んでいただいて、副市長、福祉部長、よろしくお願いいたします。  では、次の質問に移ります。  107ページ、障害児早期療育推進事業費についてお伺いいたします。これまでも発達障害のことに関しては、ずっと質問してまいりましたけれども、発達障害のある児童が増加傾向にある中、ことばの相談室のニーズは大変高いと思います。今年度の状況を踏まえて、ことばの相談室の申請件数の推移についてお伺いいたします。 707 ◯野々山静香座長【 100頁】 障害福祉課長。 708 ◯障害福祉課長【 100頁】 ことばの相談室では、乳幼児期において発達に課題のある児童に対して、発達検査や心身の成長を促すための個別訓練や言語訓練などを行い、また、児童の特性や世帯の状況に応じて、たんぽぽ教室などの児童発達支援事業の利用へつなげております。  この申請件数でございますが、令和元年度は232人、令和2年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で180人となりましたが、令和3年度は232人、本年度はさらに増えて、年度末までに257人の申請を見込んでおります。  以上でございます。 709 ◯野々山静香座長【 100頁】 中村分科員。 710 ◯中村英仁分科員【 100頁】 ありがとうございます。やっぱり増加傾向だということですよね。  一時期待機期間の長期化があって、1回落ち着いたのですけれども、再び多くなってきているというところですけれども、保護者の方々は不安な気持ちで待たされるということもありますので、現在の待機期間について、また、待機期間解消に向けて、どのように取り組んでいるのか、お伺いいたします。 711 ◯野々山静香座長【 101頁】 障害福祉課長。 712 ◯障害福祉課長【 101頁】 ことばの相談室の待機期間ですが、過去から大分課題になっているものでございまして、今年度は、申請件数の増加などから四、五か月ぐらいまで待機が延びてしまったことがございます。その後、ことばの相談室の利用の運用方法の見直しを行いまして、現在は、3か月程度に短縮しております。  今後の取組でございますが、現在、乳幼児検査の後のフォロー教室から、このことばの相談室に案内されるケースが、この教室の申請児童の約半数を占めております。そのため、ここの乳幼児健康診査のフォロー教室から、ことばの相談室へ直接つなげられるようなフォロー体制の見直しを検討しております。早い段階でことばの相談室の紹介を行えるようにすることで、さらに、待機期間が解消するようにしていきたいと考えております。  以上でございます。 713 ◯野々山静香座長【 101頁】 中村分科員。 714 ◯中村英仁分科員【 101頁】 ありがとうございます。  皆さん工夫していただいているのですけれども、なかなか解消にはならないということで、ここで要望というか、検討をしていただきたいのですけれども、1つは、ことばの相談室に限りませんが、福祉系の相談の場合、やっぱり保健福祉センターまでに行くのになかなか公共交通の足がない方は行きづらい。となると、今回のことばの相談室みたいな対応に関しては、東側、大根・鶴巻地区にサテライトとして相談室を開設するのがいいのではないかと思っております。  それは、やり方はお任せしますけれども、毎日常時設置するのではなくて、週に3回相談機会ができるようにしたりとか、そういうことも考えられると思いますので、西で保健福祉センター、東でサテライトという形で、こういう方たちが不安なく、待機できるようにしっかりしていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上で、質疑を終わります。 715 ◯野々山静香座長【 101頁】 これで、中村英仁分科員の質疑を終わります。  次に、兼務員の質疑を行います。  吉村慶一兼務員。 716 ◯吉村慶一兼務員【 101頁】 なし。 717 ◯野々山静香座長【 101頁】 質疑なしと認めます。  各分科員の質疑は終わりました。  この際、特に再質疑を求める方は、挙手をお願いします。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 718 ◯野々山静香座長【 102頁】 質疑なしと認めます。  障害福祉課長。 719 ◯障害福祉課長【 102頁】 申し訳ございません。先ほどの答弁に間違いがありまして、訂正をさせていただきます。  諸星分科員から質疑がありました、重度障害者医療費助成事業費の財源内訳ですが、これは県の事業でございまして、県が2分の1、市が2分の1という財源内訳になっております。  すみません、間違えてしまいまして、申し訳ございませんでした。 720 ◯野々山静香座長【 102頁】 これで、福祉部に対する質疑を終結します。  以上で、議案第1号のうち、当分科会所管部分の質疑を終わります。  これより予算決算常任委員会における採決の参考とするため、賛否の確認を行います。  議案第1号のうち、当分科会所管部分に賛成の分科員の起立を求めます。              〔賛成者起立〕 721 ◯野々山静香座長【 102頁】 賛成多数であります。  したがって、予算決算常任委員会において、そのように報告します。  暫時休憩します。               午後 4時07分 休憩              ─────────────               午後 4時16分 再開 722 ◯野々山静香座長【 102頁】 再開します。  次に、「議案第4号・令和5年度秦野市国民健康保険事業特別会計予算を定めることについて」の審査に入ります。  執行部の概要説明を求めます。  福祉部長。 723 ◯福祉部長【 102頁】 令和5年度秦野市国民健康保険事業特別会計予算を定めることについての概要について、御説明申し上げます。各会計予算及び予算説明書につきましては、323ページから369ページまでとなります。  まず、各会計予算及び予算説明書の333ページ、334ページを御覧ください。  予算総額は170億9,600万円で、前年度と比較いたしまして、2億3,100万円、1.3%の減額となっております。  歳入でございますが、1款の国民健康保険税が33億4,214万6,000円で、前年度と比較いたしまして、1億8,543万6,000円の減額、また、3款の県支出金が118億2,040万8,000円で、前年度と比較いたしまして、4億3,762万1,000円の減額となっております。  続きまして、334ページを御覧ください。  歳出の主なものでございますが、2款の保険給付費が117億1,837万8,000円で、前年度と比較いたしまして、4億479万円の減額、また、3款の国民健康保険事業費納付金が48億2,696万2,000円で、前年度と比較いたしまして、2億1,430万2,000円の増額となっております。  国民健康保険事業特別会計では、医療の高度化や国民健康保険加入者の高齢化などによりまして、1人当たりの医療費が増加しております。そのため、特定健康診査や特定保健指導による生活習慣病の予防、糖尿病性腎症の重症化予防、また、ジェネリック医薬品の使用促進を進め、医療費の適正化を図るとともに、財政運営の責任主体であります神奈川県と連携し、安定的で健全な国民健康保険事業の運営に取り組んでまいります。  以上、予算の概要について御説明申し上げました。よろしく御審査くださいますよう、お願い申し上げます。 724 ◯野々山静香座長【 103頁】 執行部の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。
     まず、分科員の質疑を行います。  古木勝久分科員。 725 ◯古木勝久分科員【 103頁】 なし。 726 ◯野々山静香座長【 103頁】 質疑なしと認めます。  佐藤文昭分科員。 727 ◯佐藤文昭分科員【 103頁】 国民健康保険税が令和4年度と比較するとマイナス5.3%ですが、マイナスの要因は何か、お伺いいたします。  また、特定健康診査や人間ドックの受診率はどのようか、費用はどのようか、お伺いいたします。 728 ◯野々山静香座長【 103頁】 国保年金課長。 729 ◯国保年金課長【 103頁】 マイナス5.3%の要因でございますが、主な要因は、被保険者の減少によるもので、特に昭和22年から昭和24年、いわゆる団塊の世代が、国民健康保険から後期高齢者医療保険に移行していることでございます。  令和5年度の被保険者数は3万4,716人を見込んでいますが、前年度と比較いたしますと、1,744人減少しています。また、昨年10月から社会保険の適用が拡大された影響も被保険者数の減少に拍車をかけているものと考えています。  次に、特定健康診査や一日人間ドックの受診率の御質問でございます。特定健康診査は、高齢者の医療の確保に関する法律第20条に基づきまして、40歳から74歳までの国民健康保険加入者を対象に実施しております。本市では、前年4月から国民健康保険に加入している市民に対し、人間ドック検査費用のうち、1人当たり2万円を上限に助成しております。  特定健康診査の受診率については、令和元年度は33.6%でしたが、令和3年度は31.6%と減少しており、人間ドックの受診者数についても、令和元年度は3,408人だったのに対し、令和3年度は2,680人と減少しております。  以上でございます。 730 ◯野々山静香座長【 104頁】 佐藤分科員。 731 ◯佐藤文昭分科員【 104頁】 実際に国民健康保険から団塊世代が後期高齢者医療保険のほうに移るために減額ということであります。また、特定健康診査につきましても、多くの方が受診できるように御支援を続けていただきますよう、要望をします。  以上です。 732 ◯野々山静香座長【 104頁】 これで、佐藤文昭分科員の質疑を終わります。  高橋文雄分科員。 733 ◯高橋文雄分科員【 104頁】 なし。 734 ◯野々山静香座長【 104頁】 質疑なしと認めます。  風間正子分科員。 735 ◯風間正子分科員【 104頁】 なし。 736 ◯野々山静香座長【 104頁】 質疑なしと認めます。  諸星光分科員。 737 ◯諸星光分科員【 104頁】 なし。 738 ◯野々山静香座長【 104頁】 質疑なしと認めます。  中村英仁分科員。 739 ◯中村英仁分科員【 104頁】 なし。 740 ◯野々山静香座長【 104頁】 質疑なしと認めます。  次に、兼務員の質疑を行います。  吉村慶一兼務員。 741 ◯吉村慶一兼務員【 104頁】 なし。 742 ◯野々山静香座長【 104頁】 質疑なしと認めます。  各分科員の質疑は終わりました。  この際、特に再質疑を求める方は、挙手をお願いします。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 743 ◯野々山静香座長【 104頁】 質疑なしと認めます。  以上で、議案第4号に対する質疑を終結します。  これより予算決算常任委員会における採決の参考とするため、賛否の確認を行います。  議案第4号に賛成の分科員の起立を求めます。              〔賛成者起立〕 744 ◯野々山静香座長【 104頁】 賛成多数であります。  したがって、予算決算常任委員会において、そのように報告いたします。  次に、「議案第6号・令和5年度秦野市後期高齢者医療事業特別会計予算を定めることについて」の審査に入ります。  執行部の概要説明を求めます。  福祉部長。 745 ◯福祉部長【 105頁】 令和5年度秦野市後期高齢者医療事業特別会計予算を定めることについての概要について、御説明申し上げます。  各会計予算及び予算説明書は、419ページから444ページまでとなります。  まず、各会計予算及び予算説明書の427ページ、428ページを御覧ください。  予算総額は28億5,700万円で、前年度と比較いたしまして、1億7,100万円、6.4%の増額となっております。  歳入でございますが、1款の後期高齢者医療保険料が23億444万7,000円で、前年度と比較いたしまして、1億5,370万3,000円の増額、また、2款の繰入金は、5億1,490万5,000円で、前年度と比較いたしまして、4,876万2,000円の増額となっております。  続きまして、428ページを御覧ください。  歳出の主なものでございますが、2款の後期高齢者医療広域連合納付金が27億1,228万9,000円で、前年度と比較いたしまして、1億5,735万5,000円の増額となっております。後期高齢者医療事業特別会計では、高齢者の保険データと介護データを相互に活用し、健康診断をはじめとする保健事業とフレイル予防などの介護事業を一体的に実施することで、高齢者の健康増進を図り、健康寿命の延伸に向けた取組を進めてまいります。  また、急速な高齢化の進展や医療の高度化等により、医療費が増大しておりますので、県内全ての市町村が加入しております神奈川県後期高齢者医療広域連合と連携を図りながら、健全な運営に努めてまいります。  以上、予算の概要について御説明申し上げました。よろしく御審査くださいますよう、お願い申し上げます。 746 ◯野々山静香座長【 105頁】 執行部の説明は終わりました。  お諮りします。  本日の会議時間は、審査の都合により延長したいと思います。  これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 747 ◯野々山静香座長【 105頁】 御異議なしと認めます。  したがって、そのように決定しました。  これより質疑に入ります。  まず、分科員の質疑を行います。  古木勝久分科員。 748 ◯古木勝久分科員【 105頁】 なし。 749 ◯野々山静香座長【 105頁】 質疑なしと認めます。  佐藤文昭分科員。 750 ◯佐藤文昭分科員【 106頁】 予算資料の76ページ、後期高齢者医療保険料について、令和4年度と比較して7.1%の伸び率となっていますが、要因は何か、お伺いいたします。また、今後の保険料はどのようになっていくのか、お伺いいたします。  3つ目に、後期高齢者医療事業特別会計予算に関する説明書437ページ、一日人間ドック事業費について、令和5年度予算における一日人間ドックの助成額はいかがか、お伺いいたします。 751 ◯野々山静香座長【 106頁】 国保年金課長。 752 ◯国保年金課長【 106頁】 令和4年度と比較して7.1%の伸び率となっておりますが、その要因でございます。  先ほど国民健康保険事業特別会計の中でもお答えしましたが、国民健康保険のほうから、団塊の世代の方が75歳になって移行し始めたことによりまして、被保険者数の増加が保険料の予算増額の要因でございます。  神奈川県後期高齢者医療広域連合の令和5年度の被保険者数の見込み数は2万6,974人で、前年度と比較しまして1,799人増加しております。  今後の保険料についてでございますが、神奈川県後期高齢者医療広域連合では、令和4年度に保険料率の改定を行いました。被保険者の急激な負担増を緩和するため、剰余金を活用することで、保険料率の急激な上昇の抑制を図っているところです。  後期高齢者医療にかかる費用は、患者の負担分を除くと、約5割を公費、約4割を現役世代からの支援金、約1割を後期高齢者の保険料で賄っておりますが、75歳以上の後期高齢者が増加する中で医療費も増加しています。現役世代人口とのバランスが変わることで、高齢者が保険料として負担すべき割合が上昇することが見込まれます。引き続き、神奈川県後期高齢者医療広域連合と連携し、健全な運営に取り組んでまいります。  3つ目の一日人間ドックの助成額についてでございます。本市では、後期高齢者医療保険に加入している方を対象に、人間ドック受検に対して一律1万円の助成を行う一日人間ドック事業を実施しております。被保険者数の増加により、受検希望者も増加していることから、令和5年度予算においても、前年度より増額して予算を確保しております。人間ドックの受検を希望する方全員に助成することで、自身の健康管理に役立てていただきたいと考えております。  また、無料で受診できる後期高齢者健康診査も周知しまして、受診率の向上により一層努めてまいります。  以上でございます。 753 ◯野々山静香座長【 106頁】 佐藤分科員。 754 ◯佐藤文昭分科員【 106頁】 後期高齢者医療については、今、答弁の中で、健康診査は無料ということですね。後期高齢者は75歳以上なので、年金暮らしなのですよね。実際に、人間ドックは1万円かかるのだけれども、健康診査はゼロということだから、これを大きく広く周知、役所の事務所に来たら、チラシを渡していますということもあると思うのですよ。やっぱり自分の体だから、そういう周知の対応はどのようか、伺います。 755 ◯野々山静香座長【 107頁】 国保年金課長。 756 ◯国保年金課長【 107頁】 広報等、神奈川県後期高齢者医療広域連合のほうから配布物とかで、ホームページもそうですけれども、その辺は周知しておりますので、受診率が上がるよう、幅広くやっていきたいと思っています。  以上でございます。 757 ◯野々山静香座長【 107頁】 佐藤分科員。 758 ◯佐藤文昭分科員【 107頁】 実際に、75歳以上だと、元気な人は確かに元気だけれども、どこそこが傷んでくるというか、長年苦労をされて、社会に貢献してきたということもありますので、神奈川県後期高齢者医療広域連合自体はどうなのかというのは、私は反対ではないのだけれども、先ほども保険料を見直すということもあるという、その状況に応じて、年金受給者でも負担ができるような仕組みづくりをお願いして、終わります。 759 ◯野々山静香座長【 107頁】 これで、佐藤文昭分科員の質疑を終わります。  高橋文雄分科員。 760 ◯高橋文雄分科員【 107頁】 なし。 761 ◯野々山静香座長【 107頁】 質疑なしと認めます。  風間正子分科員。 762 ◯風間正子分科員【 107頁】 なし。 763 ◯野々山静香座長【 107頁】 質疑なしと認めます。  諸星光分科員。 764 ◯諸星光分科員【 107頁】 後期高齢者医療事業特別会計予算に関する説明書の437ページの一日人間ドック事業費について、お尋ねいたします。  超高齢社会において、高齢者が健康に暮らしていくためには、自らの健康状態を把握するとともに、病気を早期に発見し、早期治療に努めていただかなければならないと考えております。  そこで、令和5年度予算における人間ドックの助成はどのようか、お尋ねいたします。 765 ◯野々山静香座長【 107頁】 国保年金課長。 766 ◯国保年金課長【 107頁】 本市では、後期高齢者医療保険に加入している方を対象に、人間ドック受検に対して、一律1万円の助成を行う一日人間ドック事業を実施しています。コロナ禍ではありましたが、令和2年度の受検者数は844人でした。令和3年度は1,035人で、191人の増でございます。率にいたしまして、22.6%増加しております。  被保険者数の増加により受検希望者も増加していることから、令和5年度予算においても、前年度に増額して予算を確保いたしまして、人間ドックの受検を希望する方全員に助成し、自身の健康管理に役立てていただきたいと考えております。
     以上でございます。 767 ◯野々山静香座長【 108頁】 諸星分科員。 768 ◯諸星光分科員【 108頁】 助成額についてどのように考えておられるか、お尋ねいたします。 769 ◯野々山静香座長【 108頁】 国保年金課長。 770 ◯国保年金課長【 108頁】 受検に対する助成額でございますが、各医療機関で検査料は異なりますが、一律1万円の助成をしております。県内では、事業を廃止する自治体もある中、本市では限られた財源の中で、より多くの方が人間ドックの助成を受けられるよう、実施しております。  以上でございます。 771 ◯野々山静香座長【 108頁】 諸星分科員。 772 ◯諸星光分科員【 108頁】 廃止する市もあったと聞いておりますが、実際、私も対象者でございまして、もう東海大学医学部付属病院で30年以上、一日人間ドックを受けております。  その中で、胃の検査はバリウムではなくて、内視鏡です。そういうものを入れて、必要な検査だけで、最低の検査ですね。それで、1万円助成金をもらうほかに、自分の持分が去年は大体4万8,900円で、今年も5月末に受けることになっております。  あと全身のCTとかMRIは別料金です。それから、大腸の検査をするにもまた別にお金がかかる。だから、相当のお金が必要になってくるわけでございますが、たとえ1万円でも市のほうから助成していただくことによって、受ける方も非常に関心を持っていただいて。  受けに行ったときに、伊勢原市の副市長が夫婦で見えておられて、お会いしたことがありますし、ほかの市の幹部の方で、一日人間ドックでお見えになっている方とお会いして、いろんな話をしてきましたが、やっぱりこの人間ドックというのは必要だということで、夫婦で来られる方も最近多くなってきております。  そういうことで、早期発見、早期治療によって病気を早く発見するということでは、たとえ1万円であっても、物すごく受けようという呼び水になっております。だから、たとえ1万円であっても、秦野市は後期高齢者の方に健康で長生きしてもらうという意味では、特に私は必要だと思っておりますので、ぜひ、引き続き、市としては補助金を出すようにしていただきたいと思います。  最後に、締めですが、被保険者数が増加し、1人当たりの医療費が増加傾向にある中、将来にわたって持続的な医療制度を堅持していくためには、被保険者自身が自分の体調を把握し、上手に医療を利用していただくことが不可欠です。今後、被保険者がさらに増加すると思われますが、希望者全員が助成を受けられるようにしていただきたい。他市も助成をしておりますので、出さない市もあるということを聞いておりますが、やはり今、人生100歳時代でございますから、1万円でも受けようという大きな呼び水になってきますので、引き続き、この助成については継続して出していただきたい。  これはぜひお願いして、この質問については終わりにいたします。どうもありがとうございました。  以上です。 773 ◯野々山静香座長【 109頁】 これで、諸星光分科員の質疑を終わります。  中村英仁分科員。 774 ◯中村英仁分科員【 109頁】 なし。 775 ◯野々山静香座長【 109頁】 質疑なしと認めます。  次に、兼務員の質疑を行います。  吉村慶一兼務員。 776 ◯吉村慶一兼務員【 109頁】 なし。 777 ◯野々山静香座長【 109頁】 質疑なしと認めます。  各分科員の質疑は終わりました。  この際、特に再質疑を求める方は、挙手をお願いします。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 778 ◯野々山静香座長【 109頁】 質疑なしと認めます。  以上で、議案第6号に対する質疑を終結します。  これより予算決算常任委員会における採決の参考とするため、賛否の確認を行います。  議案第6号に賛成の分科員の起立を求めます。              〔賛成者起立〕 779 ◯野々山静香座長【 109頁】 賛成多数であります。  したがって、予算決算常任委員会において、そのように報告します。  次に、「議案第5号・令和5年度秦野市介護保険事業特別会計予算を定めることについて」の審査に入ります。  執行部の概要説明を求めます。  福祉部長。 780 ◯福祉部長【 109頁】 令和5年度秦野市介護保険事業特別会計予算を定めることについての概要について、御説明申し上げます。各会計予算及び予算説明書につきましては、373ページから416ページまでとなります。  まず、各会計予算及び予算説明書の381ページ、382ページを御覧ください。  予算総額は139億6,800万円で、前年度と比較いたしまして、3億6,400万円、2.7%の増額となっております。  歳入でございますが、1款の保険料は31億1,051万9,000円で、前年度と比較いたしまして、2,300万6,000円の増額となっております。また、7款の繰入金につきましては、26億9,018万2,000円を計上しております。  次に、382ページの歳出でございますが、歳出全体の95%を占めております2款の保険給付費は132億6,618万3,000円で、前年度と比較いたしまして、5億6,081万5,000円の増額となっております。  介護保険事業特別会計では、通いの場を活用したフレイル予防や、認知症施策の充実により、介護予防の状態になることを少しでも遅らせるとともに、医療と介護の両方が必要となっても、住み慣れた地域で療養生活が継続できるよう、今年度設置いたしました在宅医療・介護連携相談支援室の強化を図ってまいります。  また、ケアマネジメントの質の向上を目的に実施しておりますケアプラン点検を強化し、適正な給付とサービス提供体制の確保に努め、健全で安定した介護保険事業の運営に取り組んでまいります。  予算の概要について御説明申し上げました。よろしく御審査くださいますよう、お願い申し上げます。 781 ◯野々山静香座長【 110頁】 執行部の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  まず、分科員の質疑を行います。  古木勝久分科員。 782 ◯古木勝久分科員【 110頁】 なし。 783 ◯野々山静香座長【 110頁】 質疑なしと認めます。  佐藤文昭分科員。 784 ◯佐藤文昭分科員【 110頁】 予算資料72ページ、介護保険事業特別会計の地域支援事業費について、伺いたいと思います。  要介護・要支援状態からの改善、いわゆる介護保険からの卒業を目指した取組には、どのような事業があるのか、お伺いいたします。 785 ◯野々山静香座長【 110頁】 高齢介護課長。 786 ◯高齢介護課長【 110頁】 本市では、介護予防と自立に向けた支援として、介護予防・日常生活支援総合事業に取り組んでいます。特に、早い段階から専門職による支援を行うことで、介護保険からの卒業を目指す短期集中型の事業を秦野市独自の基準で立ち上げ、取組を進めています。  そのうち、訪問型サービスでは、管理栄養士、歯科衛生士、言語聴覚士が栄養及び口腔ケアに関する相談や指導を行うおいしく食べよう歯っぴー訪問や、理学療法士や作業療法士といったリハビリの専門職が生活機能改善のための相談や指導を行うおうちリハがあります。また、通所型サービスでは、スポーツジム等に委託し、運動、栄養、口腔の要素を組み合わせたプログラムを短期間で集中的に提供する通所サービス支援があります。  いずれも、口腔環境を整えて、きちんと食べられるようになることで、土台となる体を作り、さらに、リハビリや運動で筋力をつけ、日々の生活動作の改善を図ろうというものです。実際に入れ歯を作り直したことで、きちんとかみしめられるようになり、踏ん張りが利くようになったことで、歩行も安定した方が、おうちリハの利用で、さらに転倒回数が激減したという例も報告されています。  以上でございます。 787 ◯野々山静香座長【 111頁】 佐藤分科員。 788 ◯佐藤文昭分科員【 111頁】 訪問サービスで、管理栄養士、歯科衛生士、言語聴覚士が訪問をして、口腔ケアに関する相談や指導を行っているのが、おいしく食べよう歯っぴー訪問ということでありますが、実際に今年度は実績が何人あって、来年度は何人を対象に行っていきたいと考えているのか、伺いたいと思います。 789 ◯野々山静香座長【 111頁】 高齢介護課長。 790 ◯高齢介護課長【 111頁】 例年、800人ぐらいサービスを利用されている方がいるのですが、ここ数年の実績で、毎年110人程度が卒業されています。介護保険のサービスを受けずに済むようになって、健康な体に戻ったケース、卒業という表現をしておりますが、以上でございます。 791 ◯野々山静香座長【 111頁】 佐藤分科員。 792 ◯佐藤文昭分科員【 111頁】 私の知り合いというか、近所の方で、入れ歯が合わないと。歯医者に何度行っても取ってしまうのですよね、合わなくて。要は、かむことができないから、やせてきてしまって、本当に大変だと。入れ歯をきちんと作ったほうがいいのではないかと進言しているのだけれども、実際に、そういう方が800人ぐらいいて、この訪問によって改善された方が110人ぐらいいるということでした。  健康管理にはこういうことが当然必要なのです。介護の関係でいうと、管理栄養士、歯科衛生士、言語聴覚士という資格者が訪問して、大丈夫かと、生きる展望を与えていって、かむことによって健康が増進するのだよということを納得させるしかないのですよね。入れ歯をしたほうがいいと言われても、納得できれば改善できるのですよ。  もう一つの通所サービスですが、今まで総合の取組として、秦野の体操などに取り組んでいたと思うのですよね、実際。今回はスポーツジムなどに委託して、運動や栄養、口腔の要素を組み合わせたプログラムを短期間で集中的に提供するということですが、これは前からやっていると思うのだけれども、具体的にどういうところに頼んで、そこに通ってもらうということがどのようになっているのか、伺いたいと思います。 793 ◯野々山静香座長【 111頁】 高齢介護課長。 794 ◯高齢介護課長【 111頁】 運動とか栄養、口腔に関して、特に本市はフレイル予防ということでやっておりますが、やはり物をきちんと食べる、栄養を摂る、口腔のケア、そういったことで、どうしても高齢者になると、食が細くなったりして、栄養が摂れなくなり、いずれは、そのフレイルから介護状態になってしまうので、このスポーツジムは近くですと、神奈川中央交通株式会社のほうに委託しまして、そういった取組をしております。  以上でございます。 795 ◯野々山静香座長【 112頁】 佐藤分科員。 796 ◯佐藤文昭分科員【 112頁】 介護保険の取組自体が、そういう方を回復させるという取組もありますし、実際に秦野市が今、やっているかどうか分からないのだけれども、寝たきりにさせないという取組だって、介護の療養支援かもしれませんが、介護保険にも関わって、やっぱりそういうことが大事だと私は思います。  これから、要支援も含めて、要介護度3以下は介護保険から外すような国の動きがありますけれども、私は、介護保険というものはすごくすばらしいものだと思うのです。ただ、今後、給料の改正とか、そういうことを行わないと、介護保険の仕組み自体を変えなければいけないと、私はそう思っております。  実際に、介護保険を頼りにしている高齢者はいっぱいいるのです。あとは、障害を持っている65歳以上の方達にも当然、必要な制度であります。そういう点で、ぜひ皆さんも、この国の動きなども含めて、私も改善のために頑張っていきたいと思います。  以上で終わります。 797 ◯野々山静香座長【 112頁】 これで、佐藤文昭分科員の質疑を終わります。  高橋文雄分科員。 798 ◯高橋文雄分科員【 112頁】 なし。 799 ◯野々山静香座長【 112頁】 質疑なしと認めます。  風間正子分科員。 800 ◯風間正子分科員【 112頁】 それでは、1点ございます。407ページ、090、認知症サポーター等養成事業費についてお伺いします。この認知症サポーター養成事業はどうなっているのかと思いました。当初、学校でも、積極的にお子さんたちがこの認知症サポーター養成に取り組んでいただいたり、また、小田急電鉄株式会社やタクシーですか、いろんなところで協力していただいて、この認知症サポーターについては、認識が高まってきたと思います。  もう相当高まっていると思いますが、来年度はどんなことをやられるのか。予算書を見れば、減額はしていますけれども、どんなことをやられるのかをお伺いしたいと思います。 801 ◯野々山静香座長【 112頁】 高齢介護課長。 802 ◯高齢介護課長【 112頁】 認知症サポーター養成講座は、平成19年度から始まっておりますが、ここ数年は新型感染症の影響がありまして、実施回数も減って、養成人数も若干伸び悩んでおります。少し新型コロナウイルス感染症のほうも明るい兆しが見えてきましたので、今までできなかった小学校、中学校、大学、そういった方にも受講していただく。  また、事業所の方にもコロナ禍前はかなり受けていただいていて、小田急電鉄株式会社は毎年受けていただいております。また、特に金融機関の方が受けていただくことによって、窓口に来られて、認知症ではないかと疑われるケースがあって、うまく地域高齢者支援センターや警察につなげたりするケースもありますので、対象者をどんどん広げていく取組をしていきたいと思っております。  以上です。 803 ◯野々山静香座長【 113頁】 風間分科員。 804 ◯風間正子分科員【 113頁】 確実に、自分の周りでも認知症らしき人が増えてきています、歩いていても。それから、ごみを見て分かりますね。ごみの分別がだんだんできなくなったのかなと。それは間違ったのかどうか分かりませんが、近所でしたら、私も近くに行って、分かれば、一緒に分けることをお手伝いしたり、その人の人格もありますので、傷つけないようにお話をしたりしますが、恐らくこのことは、ほかの皆さんもそう思われているのではないかと、本当に思うのですね、切実に。  ですから、このときに認知症サポーター養成講座を受けていただいていると、多少そういう意味で、声かけもしやすいのかなと。以前は、自治会等でも預かっていただいて、疑似体験もやっていたのですが、うちのほうもそれがなかなかできなかったのですけれども、そういうこともこれから自治会を通して、もう一度見直す必要があるのかなと、つくづくそんなことを思いました。  ごみというのは、一番自分たちが生活していて分かるので、自然に、認知症というのは悲しいのですけれども、本当に1つずつ消えていくのですよね。でも、悪いときばかりではないのですよ、きちんと戻るときもあるのです。ですから、それはその人の人格なので、否定をするつもりは全くありません。私たちもいずれ通っていく道ですので、そういうことを思うと、これは丁寧に、もう少し地域の方たちと一緒に話し合う必要があるなと。  それから、今、一人暮らしが増えてきたり、見守りということも大切になってきて、今、自治会の重要性みたいなものが問われてきております。ですから、そんな中でいくと、この認知症というものをもう少し私たちの生活の中に取り入れて、理解していけるようなことをしたらいいのかなと思います。  あと一つ心配しているのは、その認知症サポーター養成講座からサポーターになっている方たちが、相当高齢者になっているのではないかと思うのですが、その養成はどうなっていますか。 805 ◯野々山静香座長【 113頁】 高齢介護課長。 806 ◯高齢介護課長【 113頁】 こういった講習に関しては、キャラバンメイトが講師となって、普及に努めておりますが、今後は、そういった担っていただく方も、引き続き、増やしていくような形で、市民全体で認知症の方というのは支えなければならないので、市としてもそういった取組に努めたいと思っております。  以上です。 807 ◯野々山静香座長【 114頁】 風間分科員。 808 ◯風間正子分科員【 114頁】 そうですね。自治会にいいかどうか分かりませんが、何か簡単にこんなことに気づいたことがありませんかとか、そんなことを図とか何かでやっていただけると、それを見て、自分もはっとすることがあるのではないかと思うので、何かそんなものがありましたら、少し自治会で配っていただいたらいいのかなと。  なかなかこれは言葉で言うのは難しいのですが、動作とか、そんなこともありますので、そんなことを考えていただいたら。  それから、サポーターをやる方たちも、相当リーダーの方たちも、当初から比べると、年を重ねてきていますので、ぜひこれからは若い人たちに、もう少し年を下げて、できたら、中学生などももっと使っていただいて、中学生にもサポーターでいろんな発表をしてもらうとか、疑似体験をやってもらうとかということも、学校に投げかけていただくとありがたいと思いますので、よろしくお願いいたします。要望いたします。  終わります。 809 ◯野々山静香座長【 114頁】 これで、風間正子分科員の質疑を終わります。
     諸星光分科員。 810 ◯諸星光分科員【 114頁】 なし。 811 ◯野々山静香座長【 114頁】 質疑なしと認めます。 812 ◯野々山静香座長【 114頁】 中村英仁分科員。 813 ◯中村英仁分科員【 114頁】 よろしくお願いいたします。  各会計予算及び予算説明書の397ページ、介護認定審査会費と認定調査費を質疑いたします。  介護認定審査会の件数と認定調査の件数は、現状はどのようか、お伺いいたします。 814 ◯野々山静香座長【 114頁】 高齢介護課長。 815 ◯高齢介護課長【 114頁】 介護認定審査会は、令和5年2月末現在で、155回開催して、認定審査件数は5,268回となっております。  以上です。 816 ◯野々山静香座長【 114頁】 中村分科員。 817 ◯中村英仁分科員【 114頁】 ありがとうございます。  コロナ禍等を含めまして、この申請件数というのは、大分伸びていると感じております。この増加傾向の中で、審査件数がこれ以上増えたときに、介護認定審査会を増やす、そのためには合議体の数を増やすという形になりますけれども、そこを増やしていくのか。それから、現状での申請から認定までに要する平均日数はどのようか、お伺いいたします。 818 ◯野々山静香座長【 114頁】 高齢介護課長。 819 ◯高齢介護課長【 115頁】 現在は7合議体ございますが、条例上は10合議体まで可能なのですが、今年度につきましても、臨時で審査会の回数を増やしたり、あと1回当たりの審査の人数を少し調整したりして、何とかやっております。令和5年度についても、もし増えた場合はそういった形になるかと思います。  また、申請から結果が出るまでの期間については、法律では30日以内に結果を出さなければいけないのですが、実際に今年度につきましては、平均で35.9日かかっております。  原因としましては、主治医の意見書が届かなかったり、あと認定調査をしなければならないのですが、その調査をするに当たって、御家族の立会いが必要となって、そういった日程調整でどうしても時間がかかることがございまして、結果の遅延につながっているものと思われます。  以上です。 820 ◯野々山静香座長【 115頁】 中村分科員。 821 ◯中村英仁分科員【 115頁】 ありがとうございます。  できるだけスピードアップできるように工夫していただければと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。  以上です。 822 ◯野々山静香座長【 115頁】 これで、中村英仁分科員の質疑を終わります。  次に、兼務員の質疑を行います。  吉村慶一兼務員。 823 ◯吉村慶一兼務員【 115頁】 なし。 824 ◯野々山静香座長【 115頁】 質疑なしと認めます。  各分科員の質疑は終わりました。  この際、特に再質疑を求める方は、挙手をお願いします。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 825 ◯野々山静香座長【 115頁】 質疑なしと認めます。  以上で、議案第5号に対する質疑を終結します。  これより予算決算常任委員会における採決の参考とするため、賛否の確認を行います。  議案第5号に賛成の分科員の起立を求めます。              〔賛成者起立〕 826 ◯野々山静香座長【 115頁】 賛成多数であります。  したがって、予算決算常任委員会において、そのように報告します。  暫時休憩します。               午後 5時02分 休憩              ─────────────               午後 5時03分 再開 827 ◯野々山静香座長【 116頁】 再開します。  再開します。  以上で、当分科会所管部分に関する審査は全て終了しました。  なお、当分科会における審査の経過と結果につきましては、今定例月会議最終日に開催する予算決算常任委員会において報告します。  また、報告書に盛るべき事項等について、特に御要望があればここでお伺いをし、それらを基に素案を作成したいと思いますが、いかがでしょうか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 828 ◯野々山静香座長【 116頁】 それでは、報告書につきましては、正・副座長において素案を作成し、後日お諮りします。  以上で、当分科会の日程は全て終了しました。  これで、文教福祉分科会を閉会します。               午後 5時03分 閉会 Copyright © Hadano City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...