秦野市議会 2019-03-08
平成31年予算決算常任委員会環境都市分科会 本文 開催日: 2019-03-08
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予算決算常任委員会・環境都市分科会
午前 9時00分 開会
◯木村眞澄座長【 1頁】 ただいまから
予算決算常任委員会・環境都市分科会を開会いたします。
本日の会議は、お手元にお配りした日程により進めてまいります。
開会に当たり、一言申し上げます。当分科会の審査日程は、本日1日となっております。効率的かつ充実した審査がなされるよう、座長としての責務を果たしたいと考えておりますので、御協力をお願いいたします。
これより、議案の審査に入ります。説明並びに質疑は、各会計予算及び予算説明書を初め、その他の提出資料等を参考にして進めることにいたします。
なお、質疑につきましては、議事の整理上、お手元にお配りした発言順位一覧表のとおり、区分して行います。
お諮りいたします。各委員の質疑の順番は、発言順位一覧表のとおりといたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
2 ◯木村眞澄座長【 1頁】 御異議なしと認めます。したがって、そのように決定いたしました。
分科員1人当たりの質疑時間は、質疑及び答弁を含めて60分以内とします。
なお、兼務員の質疑時間は、分科員として割り当てられた60分の範囲内で行うこととし、1分科会当たり10分以内として、内容が重複しない範囲で質疑を認めます。また、野田毅委員は、発言席において車椅子に着座して質疑を行いますので、御承知おきください。
それでは、「議案第1号・平成31年度秦野市一般会計予算を定めることについて」のうち、当分科会所管部分に関する審査を行います。
質疑を行う際は、極力、事業名並びに予算書の該当ページについて述べていただきますよう、委員各位の御協力をお願い申し上げます。
最初に、環境産業部及び
農業委員会事務局に対する質疑を行います。
執行部の概要説明を求めます。
環境産業部長。
3 ◯環境産業部長【 1頁】 おはようございます。
それでは、環境産業部及び
農業委員会事務局の平成31年度予算につきまして、一括して概要を御説明申し上げます。
最初に、衛生費の予算概要について、御説明いたします。
まず、予算説明書の125ページ、環境総務費の事業コード100、環境保全事務費ですが、平成32年度に改訂を予定している緑の基本計画に、生物多様性の確保という視点を加えるため、準備行為として生物調査やデータの集計等を実施してまいります。
次に、同じページ、公害対策費の050、
地下水保全事業費ですが、これまで不足していか秦野盆地内の水理構造の情報を得るため、
秦野盆地水理構造調査ボーリングをカルチャーパーク内やさかえちょう公園内において実施してきました。平成31年度は、これらの調査データをもとに、水資源管理の基礎となる、はだの水循環モデルの更新を行い、より精度の高い地下水の賦存量を把握することで、持続可能な秦野名水の利活用を図ってまいります。
次に、129ページ、塵芥処理費の050、
資源分別回収推進事業費ですが、可燃ごみの減量を図るため、昨年6月から市内3地区で実施している草類の分別収集を市内全域に拡大するとともに、剪定枝の収集と統合し、効率的な資源化事業に取り組んでまいります。また、市民が資源物を出しやすくするため、公民館を中心に資源物のストックハウスを拡充し、資源化の促進を図ってまいります。
次に、農林費の予算概要について、御説明いたします。
最初に、131ページ、農業委員会費の010、
農業委員会運営費及び133ページ、020、
農地利用調整経費でございますが、農地の権利異動や転用など、法令に基づく業務を適正に執行するとともに、担い手への農地利用の集積・集約化、遊休農地の発生防止・解消等の農地等利用の最適化の推進に努めてまいります。
次に、同じく133ページ、農業総務費の010、農政事務費ですが、
農業振興地域整備計画については、おおむね5年に一度、見直しを実施しておりますが、次期見直しを平成32年度に予定しております。そこで、平成31年度に農用地の土地利用状況等の基礎調査を実施するものであります。
次に、135ページ、農業振興費の030、「農」の
担い手育成支援事業費ですが、はだの市民農業塾を通じて、農業の多様な担い手の確保・育成を図ります。また、就農後についても、県や農協と連携し、巡回指導や補強制度を活用して継続的に営農を支援してまいります。
次に、同じページ、園芸畜産業費の010、地産地消支援事業費の002、
農作物ブランド化推進事業費ですが、販路の拡大を視野に入れ、競争力のある農作物を生産するアジアGAPの認証を取得している農業者が認証の更新時期を迎えることから、更新費用の一部を補助することにより、その取り組みを支援してまいります。
次に、139ページ、林業費の030、里山保全事業費でございます。豊かな水を育む森と清らかな水源の保全再生を図るため、引き続き里山整備などを県の支援を受けながら実施してまいります。また、平成31年度から導入される森林環境譲与税については、ボランティア団体が実施する竹林整備に係る費用を補助するとともに、ボルダリング施設を整備する際に、建物の内装等へ秦野産木材を使用する費用などに充当する予定でございます。
次に、商工費の予算概要について、御説明申し上げます。
最初に、141ページ、商工業振興費の010、
商工業振興対策事業費の004、
商店街空き店舗等活用事業費につきましては、商店街の空き店舗を活用し開業した方に対して経費の一部を補助し、商店街の空洞化を防止することにより、4駅周辺のにぎわいを創造し、活性化を図ってまいります。
続きまして、同じページの040、
工業活性化事業費につきましては、市内工業の技術・製品の見本市への出店規模を拡大し、本市中小企業の優秀な技術、製品の広域的な受発注取引機会が促進されるよう努めてまいります。
次に、143ページ、観光費の020、たばこ祭補助金ですが、市内最大の観光イベントであるたばこ祭の運営費の一部を補助し、原点回帰をテーマに、たばこ祭らしさを追求し、さらなる本市の観光宣伝、誘客、地域経済の活性化に努めてまいります。
また、同じページの040、
観光施設維持管理費ですが、市内の観光地や観光施設等の適切な維持管理に努め、魅力ある観光地の創出を図ります。新年度は、老朽化による漏水が発生している弘法山一帯の給水管について、布設がえを行い、観光地の快適な環境づくりに努めてまいります。
以上、環境産業部及び
農業委員会事務局が所管しております平成31年度予算の概要を御説明いたしました。よろしく御審査いただきますよう、お願い申し上げます。
4 ◯木村眞澄座長【 3頁】 執行部の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
まず、分科員の質疑を行います。
吉村慶一委員。
5
◯吉村慶一分科員【 3頁】 まず、予算説明書129ページ、050、
資源分別回収推進事業費について、お伺いをいたします。
執行部から
収集運搬業務実績報告書をいただきました。それで、直営回収の分についてですけれども、この報告書によると、
容器包装プラスチックを収集し、その後、ペットボトルを収集すると。その最終搬入時間及び搬入量の記録があって、その次に帰庁時間というのが書いてあります。例えば平成28年4月27日の10号車のケースでは、ペットボトルの最終搬入が午後1時32分、帰庁時間午後2時となっております。業務は午後4時までで、午後4時を過ぎると入浴をして、仕事をしまうということだと思いますが、この間の日報のようなもの、例えば帰庁時間、午後2時から午後4時まで何をしていたのか。場合によると最終搬入から帰庁時間までの間が1時間半程度あいているケースもあります。そういう間には一体、その車の乗組員は何をしていたのかということを示す書類、帳票類はあるのでしょうか。
6 ◯木村眞澄座長【 3頁】
環境資源対策課長。
7
◯環境資源対策課長【 3頁】 ただいま収集業務を管理している書類があるかという御質問でございますが、委員に資料要求で御提出いたしました書類というのは、ある程度整理をした書類でございまして、技能員が帰ってまいりまして、毎日、日報をつけております。こちらの日報はございます。
8 ◯木村眞澄座長【 4頁】 吉村委員。
9
◯吉村慶一分科員【 4頁】 それはいわゆる行政の文書ということで、我々が資料要求をすれば提出していただけるものでしょうか。私はそれを見たいということで、
環境資源センターまで出向いたわけですけれども、お見せいただけなかったわけですが、その日報の文書の性格はどのようなものでしょうか。
10 ◯木村眞澄座長【 4頁】
環境資源対策課長。
11
◯環境資源対策課長【 4頁】 吉村委員に資料要求において御提出した書類が、我々としましては正規の書類と考えております。ただ、作業員がつけております日報というのは、あくまでも便宜上のものと考えておりますが、先日、御指摘をいただきましたので、作業終了後、的確な作業以外にも、構内作業ですとか、別の作業もございますので、その辺の作業内容がわかるような書類を作成しまして、今後は資料要求にお応えをできるように整えさせていただきたいと思っております。
12 ◯木村眞澄座長【 4頁】 吉村委員。
13
◯吉村慶一分科員【 4頁】 いわゆる現業、民間企業で言えば工場だとかということでは、従業員の工程管理とか、大野議員はうんと詳しく、きのうも質問されていましたけれども、そういうものはきちんとしているのが当然で、何時にどこの誰は何の作業をやっているというのを把握するのが管理職の仕事ですから、それはぜひ整えていただきたいと思います。
昼休みにその日の午後の仕事の調整をされるということですけれども、その記録もきちんと残していただきたいと思いますが、いかがでしょう。
14 ◯木村眞澄座長【 4頁】
環境資源対策課長。
15
◯環境資源対策課長【 4頁】 そちらの書類も、今、公文書に、公の文書にはなっておりませんけれども、手元にございますので、そちらも先ほどの庁内での収集作業の日報とともに整えていきたいと思います。
16 ◯木村眞澄座長【 4頁】 吉村委員。
17
◯吉村慶一分科員【 4頁】 午後4時以降は入浴をして帰るということですが、環境資源対策課の業務が終わるのは多分午後5時だと思いますけれども、この入浴も含めて全部記録した紙にしていただけますか。
18 ◯木村眞澄座長【 5頁】
環境資源対策課長。
19
◯環境資源対策課長【 5頁】 そちらにつきましては、検討させていただきたいと思います。
20 ◯木村眞澄座長【 5頁】 吉村委員。
21
◯吉村慶一分科員【 5頁】 午後4時までの作業はやりますと。午後4時過ぎたら、入浴も仕事のうちでしょう。だから、勤務時間内に入浴しているのですね。仕事なのだから、入浴という仕事をされているわけだから、それも当然、きちんと記録に残していただきたいのですが、いかがですか。検討するまでもないのではないですか。
22 ◯木村眞澄座長【 5頁】
環境資源対策課長。
23
◯環境資源対策課長【 5頁】 検討させていただきたいと思います。
24 ◯木村眞澄座長【 5頁】 吉村委員。
25
◯吉村慶一分科員【 5頁】 環境産業部長、どうですか。
26 ◯木村眞澄座長【 5頁】 環境産業部長。
27 ◯環境産業部長【 5頁】 そうですね。確かに入浴も、職員の衛生面を保つという意味で必要なことなので、当然その職務という扱いになっているわけですけれども、当然、終わってから、回収が終わっても、そのほか圧縮処理ですとか、不法投棄物の回収ですとか、構内のいろいろなものがあります。それも含めて入浴も日報というものに当然入れるべきだと私も思いますので、そういうふうな方法で整理、調整をさせていただきたいと思います。
以上です。
28 ◯木村眞澄座長【 5頁】 吉村委員。
29
◯吉村慶一分科員【 5頁】 ありがとうございます。
次に、民間委託の収集なのですが、これも収集実績報告書を見ると、ペットボトルの搬入が一番最後の仕事になるわけですが、例えばこれは平成29年5月31日、水曜日の分ということですけれども、この事業者は12台の車を使っておられますが、そのうちの1つが午後2時3分、次が午後1時50分、午後1時51分、午後1時33分、午後2時7分、午後1時57分。これも、業務は午後4時までという入札の予定価格の積算になっているのですけれども、それに比べると相当早い時間に業務が終わってしまっているというふうに見えますけれども、この辺はもう少しプラスアルファの仕事をしていただくとか、改善の余地はないですか。
30 ◯木村眞澄座長【 5頁】
環境資源対策課長。
31
◯環境資源対策課長【 5頁】 委託業務の改善の余地がないかという御質問でございます。現在、
容器包装プラスチックとペットボトルの収集業務は、可燃ごみの収集業務とあわせて、2つの組合に委託しております。毎週水曜日の
容器包装プラスチックの収集日は、基本的に午前中に
容器包装プラスチックを、午後にペットボトルの収集を行っておりますので、午後のペットボトルの搬入時間がその日の最終搬入時間ということになります。過去3年間の可燃ごみと
容器包装プラスチック及びペットボトルの最終搬入時間を調べましたら、午後2時から午後4時までとばらつきがございます。これは収集するごみの種類や量、搬入施設までの往復距離などによるものと考えられます。
収集に係る業務時間を見直し、委託台数を減らしたらどうかという御提案もいただいておりますが、本業務は、昨年6月から新たに開始した市内3地区での草類の分別に伴う収集業務が加わり、搬入場所が一部変わったことによる燃料費の増額変更をしております。さらに、ことし4月から草類の分別収集を市内全域に拡大する予定もございます。それにより収集量がふえることが予想されることなとから、業務時間の見直しですとか減少につきましては、今の現状では、今後の現状を見ながら判断していきたいと考えております。いずれにいたしましても、本業務では、仕様書に定められた搬入条件を守っていただき、収集漏れや収集のおくれなど、市民の皆様に御不便をおかけしないことが大切だと考えております。その中で、現在の委託契約が平成32年8月までとなっておりますので、次回の入札契約の更新時の効率いい収集体制となるように検討していきたいと思っております。
32 ◯木村眞澄座長【 6頁】 吉村委員。
33
◯吉村慶一分科員【 6頁】 この収集委託の入札の落札率は何%ですか。
34 ◯木村眞澄座長【 6頁】
業務管理担当課長代理。
35
◯業務管理担当課長代理【 6頁】 落札率は約99%となっております。
以上です。
36 ◯木村眞澄座長【 6頁】 吉村委員。
37
◯吉村慶一分科員【 6頁】 日によって、設計の仕様の4時までかかる日もあれば、早く終わる日もあるのですと。刈り草類の収集をこれから少し追加してもらう交渉もあるのだということで、余りがちがち言うわけにもいないということだと思いますが、ひとつ落札率も99%という非常に高い数字になっておりますので、その辺も踏まえて事業の展開をお願いします。
次に、25ページの森林環境譲与税の関係でお伺いします。
今、説明もありましたが、竹林の整備等、ほかに使われると。竹林の整備が水源環境保全税の対象から外れておりますので、時宜にかなった使い方だと思いますが、この場合の竹林というのは、山には、里山の竹林とか、それから、竹林というのはどこにもあって、川下のほうにも竹林はあります。全ての竹林が対象になると考えてよろしいでしょうか。
38 ◯木村眞澄座長【 6頁】 森林づくり課長。
39
◯森林づくり課長【 6頁】 竹林整備については、原則、今のところ、こちらでは里山の団体がおととしまで活動していたところの、いわゆる里山の山つきのところを補助対象として考えていますので、川下については、今のところは考えておりません。
以上です。
40 ◯木村眞澄座長【 6頁】 吉村委員。
41
◯吉村慶一分科員【 6頁】 いただきました県の森林環境譲与税の取り組みの考え方を見せていただきました。これには里山とか何とかという上限がついていないと思うんですけれども、竹林としてしか書いてないのですが、なぜ本市ではそういう上限をおつけになるのでしょうか。
42 ◯木村眞澄座長【 7頁】 森林づくり課長。
43
◯森林づくり課長【 7頁】 委員御指摘のとおり、市内には至るところに山林がございます。ですけれども、森林環境譲与税は、平成31年度から配分されるものですので、今回はまず最初に、水源環境保全税の対象から外れてしまった里山の団体のところに先に、まず竹林の整備の補助を出していきたいと考えております。
44 ◯木村眞澄座長【 7頁】 吉村委員。
45
◯吉村慶一分科員【 7頁】 最初はそうするのだというのはわかるのですけれども、例えば竹林を整備するということの価値を考えると、要するに景観が非常によくなるということですね。これは京都とか鎌倉も観光の名所になっております。
それから、タケノコがとれる。本市は、マダケが主でございまして、マダケというのは、私も秦野へ来て初めて食べました。孟宗竹よりおいしいと思います。加工もしやすいです。とるのも簡単。農産品ブランド化の1つの材料にも、私はなるのではないのかと思います。
そういう観点からすると、平地の竹林の整備というのも、里山に変わらず、価値があると思うんです。だから、そういう枠を広げてもらいたい。里山整備団体に限るという要綱とか、そういう規則みたいなものはまだないと思うんです。新年度から、そこはこだわらないでいただきたいのですけれども、いかがでしょう。
46 ◯木村眞澄座長【 7頁】 森林づくり課長。
47
◯森林づくり課長【 7頁】 委員おっしゃるとおり、森林環境譲与税の中の竹林というのは特に里山とかという限りはないので、年度の当初ということで、とりあえずは、里山ふれあいの森づくり事業に準じた形で里山団体に補助させていただきまして、委員おっしゃるとおり、市内にある竹林を、至るところにありますので、それを全部というのはなかなか難しいと思いますので、どのような形でやっていくかというのをまた検討していきたいと考えております。
以上です。
48 ◯木村眞澄座長【 7頁】 吉村委員。
49
◯吉村慶一分科員【 7頁】 実は私も、上大槻、中里の竹林の整備を文化振興基金の対象事業としてやっているバンブープロジェクトというチームがあるのですけれども、それのお手伝いで年末年始できる範囲でやらせていただきましたが、中里の竹林というのは小田急線から見えるのですね。田園の奥に見えて非常に、ここをきれいにすると秦野のイメージアップになるのだろうなということで、場所をそこに選定してやっています。ぜひ少しそういうところの竹林も価値があるとお考えいただきたい。
それと、その中里のプロジェクトというのは、竹林の整備だけではなくて、そこに竹オブジェを今、製作途中で、電車から見えますけれども、秦野市平和の日に文化会館の広場を飾る竹オブジェと製作者は一緒なのですが、そういうものをつくっております。先ほどボルダリング施設の材料に使うときに補助の対象ですということですが、竹オブジェというのは永久構築物ではなくて、2カ月ぐらいしかもたないというものですけれども、しかし、その間、非常に観光的な価値があると思うのだけれども、そういう竹オブジェの製作も対象にしていただけないかと思うのだけれども、いかがですか。
50 ◯木村眞澄座長【 8頁】 森林づくり課長。
51
◯森林づくり課長【 8頁】 竹オブジェについては、森林環境譲与税の項目の中に普及啓発というものがありますので、そういったところが該当するかどうかというのは確認をしてみたいと思います。
以上でございます。
52 ◯木村眞澄座長【 8頁】 吉村委員。
53
◯吉村慶一分科員【 8頁】 ありがとうございます。ひとつよろしくお願いします。また、市内には20町歩、20ヘクタールの竹林があると言われております。全市にあります。そのうちに、観光ルートに近い順から、私は死ぬまでに全部、きれいにするつもりでおります。この森林環境譲与税は、今、1,000万円弱ですが、将来は3,000万円ぐらい入ってくるということですので、秦野が竹の里、歴史的には竹の里なのですね、秦野、中井が。よみがえる財源として御活用をいただけるようにお願いをいたします。
3番目、143ページ、040、労働福祉事務費の関係でお伺いしますが、国の政策が変わって、外国籍の労働者の数をふやしたいということになりましたが、いろいろと聞いてみると、日本語学校がその土地にあるかどうかというのが外国籍の労働者が集まるかどうかの1つの条件になっているようなことが新聞にも書いてあるのですけれども、本市も日本語学校を誘致するか、あるいは公立でつくる必要があると思いますが、いかがでしょう。
54 ◯木村眞澄座長【 8頁】 産業政策課長。
55 ◯産業政策課長【 8頁】 ただいまさまざまな、昨年、国で法律等が改正されて、動きがあって、メディアとかさまざまな論調から、いろいろな角度から書き込み等をされております。これまで国では、外国人の就労に関しまして、いわゆる技能実習法という法律に基づきまして、技能実習制度というものがございました。これは日本の技能とか技術、そうした知識を開発途上の地域へ持ち帰ってもらって、いわゆる母国で経済発展を担う人づくりに寄与するという、いわゆる国際協力というものが目的でございました。したがって、労働力の需給の調整手段として行われてはならないということで受け入れをしてきたものでございます。
ところが、今、委員からお話がございましたとおり、国では、日本社会における少子高齢化の進行、また、日本の総人口の減少に伴う労働力人口の急減を背景といたしまして、昨年12月に、出入国管理及び難民認定法の改正に伴いまして、新たな在留資格として特定技能、これには1号と2号がございますけれども、これの設置、また、出入国在留管理庁の設置をするということで、外国人労働者を事実上ふやすという新しい制度が本年4月から施行するという形になっております。これによりまして、労働力不足が認められる例えば宿泊ですとか、農業ですとか、介護ですとか、こういった特定産業分野14業種が指定されまして、外国人労働者の受け入れ拡大というものがこの5年間で最大約34万5,000人ぐらい受け入れを見込んでいるというふうなことで国ではしております。ただ、この34万5,000人のうち、約45%ぐらいは従来の技能実習生からの受け入れなのですけれども、こういった状況……。
56 ◯木村眞澄座長【 9頁】 産業政策課長、ポイントをつかんで御答弁をお願いします。
産業政策課長。
57 ◯産業政策課長【 9頁】 わかりました。そういった法制度の動きがある中で、現時点におきましては、日本語学校の誘致をするというのは、国の動向を少し注視しておく必要があるのではないかと認識しているところでございます。
58 ◯木村眞澄座長【 9頁】 吉村委員。
59
◯吉村慶一分科員【 9頁】 商工の関係の行政というのは、私は、少し評価が低いです。調査したり、何かするのにうんと時間とお金をかけて、アウトプットが少ない。要するに日本語学校があるところとないところと、外国人の労働者の人たちがどっちを選ぶかといったら、続けて日本にいるためには、日本語の能力が問われるのです。そうしたら、日本語学校が最寄りにあるところを選ぶに決まっている。そのようなことを注視しなくてはわからないなんて言っているのは産業界の感覚。事業をやっている人たちの感覚と全然ずれている。私、幸いにも次の選挙を通ったら、自分で日本語学校をつくろうかと思っておりますが、その節にはぜひ産業界の人に働きかけてやろうかと思っているのですけれども、役所も応分の協力もぜひお願いをしたいと思います。
次に、125ページ、050、
地下水保全事業費の関係ですが、平成31年度産業利用促進ゾーン水源調査ボーリング委託業務というようなことをやられるわけで、こういうのをやるということはある程度、地下水に余裕があるという御判断がもう前提にあるのだろうということで、人口も減っているし、水道事業も売り上げが少なくて営業的に困るということはそういうことだと思いますから、これはこれで必要な事業だと思いますが、それならば、農家が山林を保有していたり、農地を保有していたりすることによって地下水涵養に貢献をしているわけですから、農家については、新たに井戸を掘るということを柔軟に認めてあげることはできないかと思うんですが、いかがでしょう。
60 ◯木村眞澄座長【 9頁】 環境保全課長。
61 ◯環境保全課長【 9頁】 今、秦野市におきましては、地下水保全条例におきまして、新規井戸の掘削につきましては原則禁止となっております。それで、条例の中ではただし書きの許可というものの規定がございまして、ただし書き許可をする場合につきましては、現在、秦野名水の利活用指針に基づいた利用というのが前提となっております。その中で用途であるとか、使用量、水質汚濁のリスクである、あるいは秦野名水の普及効果、こういったものによって総合的に評価をしていくものでございまして、この条例の手続に当たりましては、今、言われるような涵養に協力的な農地であるとか、山林の所有者である農家の方であっても、あるいはその他の事業者、企業等を含めて全て一律に条例の審査、許可認定の手続は一律と考えてございます。
62 ◯木村眞澄座長【10頁】 吉村委員。
63
◯吉村慶一分科員【10頁】 それは、条例はわかるのですけれども、名水の利活用ということがそれなりの資本力といいますか、要するにブランド化、発信力、そういうものが必要で、零細の農家、あるいは例えば私が想定しているのは、畜産農家を想定しているのです。大量に水を使われるそうです。そういう畜産農家にそういう発信力があるのかと。だから、今のこの条例は、資本力とか発信力とかのある事業者には許します、それがない地元の人にはだめですというのが実態になってしまうのではないか。条例の運用上、そういうことがないように、地元の人でも何とかうまく条例に合うような指導をしてあげて、やっぱり山林、農地を持っているのは農家ですから、農家が地下水に余裕があるなら使えるようにしていただきたいと思います。
それから、最後、時間もないのですが、簡単にお伺いします。139ページの030、001、里山ふれあいの森づくり事業ですけれども、この間、里地里山フォーラムがあって、私も整備団体の一員として参加しましたが、いろいろ実情を聞いてみると、団体間に個性というか、いろいろな差異が出てきています。この里山ふれあいの森づくり事業も、具体的に言うのはなかなか難しいですけれども、少し柔軟な、みんな一律のメニューではなくて、柔軟なメニューにしていただきたいのですが、いかがでしょう。
64 ◯木村眞澄座長【10頁】 森林づくり課長。
65
◯森林づくり課長【10頁】 私も里地里山フォーラムには出席していました。委員から御指摘の同じ補助対象のボランティア団体といっても、これら全ての補助対象活動(メニュー)をできる団体と、そうでない活動団体もありますので、里山ふれあいの森づくり事業の中に団体の活動林の整備とか、普及啓発とかありますので、その中を選択していただくような形であればと思っております。
66 ◯木村眞澄座長【10頁】 吉村委員。
67
◯吉村慶一分科員【10頁】 要するにフルメニューで、自分たちのエリアを使って市民に啓発をしたりするような非常に能力の高いという言い方は少し語弊があるかもしれませんけれども、団体と、作業をするのは得意なのだけれども、それ以外のことをやる能力が余りないというか、その意思もないみたいな団体と混在をしているわけです。それぞれの長所が生かされるような事業の進め方ができないか、お伺いします。
それと、新会員のリクルートに困っておられる団体が非常に多くて、会員の高齢化が進んでいるという話もありました。この辺のことも少し統一的に市のほうで、県とも協力して里山整備団体に新しい加入者が入ってくるような仕組みがつくれないかどうか、ぜひ御検討いただきたい。お願いして終わります。
68 ◯木村眞澄座長【11頁】
環境資源対策課長。
69
◯環境資源対策課長【11頁】 申しわけありません。先ほどの答弁の訂正を少しさせていただきたいと思います。先ほどお答えしました可燃ごみ等収集運搬業務の落札率についてですが、先ほど99%と答弁させていただきましたが、こちらの業務は2つの組合に発注しておりまして、1つの組合が98.09%、もう一方の組合が92.08%でございます。訂正させていただきます。
70 ◯木村眞澄座長【11頁】 これで、吉村慶一委員の質疑を終わります。
野田毅委員。
71 ◯野田毅分科員【11頁】 それでは、これから質問させていただきます。予算書125ページ、不法投棄防止対策費について、伺います。
菖蒲地区のごみ不法投棄現場において、市民の皆様の声に即座に対応をしていただきました。市民の皆様も素早い対応に大変感謝しておりました。この場をおかりしてお伝えするとともに、御礼申し上げます。ありがとうございました。
質問に入ります。不法投棄防止対策費につきまして、昨年度より54万円の予算減額になっておりますが、その理由と今後の取り組みについて、伺いたいと思います。
72 ◯木村眞澄座長【11頁】
環境資源対策課長。
73
◯環境資源対策課長【11頁】 不法投棄防止対策費の減額理由と今後の取り組みについて、お答えいたします。
本市では平成14年度から、山間部の不法投棄されやすい場所にリースによる録画式防犯カメラを設置し、不法投棄の拡大防止に努めてまいりました。カメラの設置とともに、定期的なパトロールを行うことでリース期間である5年間の間には、カメラを設置しましたほとんどの場所の不法投棄が改善されております。そのため、これまでもリース契約を終了しましたカメラにつきましては、契約の更新を行わず、無償譲渡を受け、録画機能のないダミーカメラとして活用しております。今年度も3台のカメラをダミーカメラに切りかえることとしたため、平成31年度の予算では3台分のリース料金が減額となっております。
次に、今後の不法投棄の取り組みについてでございますが、近年、不法投棄される場所が山間部から、ごみ収集場所や公園、駐車場や路上など、生活圏内に移り、不法投棄される時間や種類も多様化してきております。そのため、設置工事の必要なリースカメラから、価格も安く、野外での使用ができ、小型で取りつけも簡単なトレイルカメラ、野生動物などの観察に使われるカメラでございますが、こちらを活用していく予定でございます。今後も不法投棄の現状に合った適切な対応を迅速に行うことで不法投棄の拡大防止に努めてまいります。
74 ◯木村眞澄座長【12頁】 野田委員。
75 ◯野田毅分科員【12頁】 大変にありがとうございました。続いて、予算書129ページ、
資源分別回収推進事業費について、伺います。
各自治体では、ごみの分別、出し方の周知方法について新たな取り組みを開始しております。ある地方都市では、住居する外国人が安心して暮らせる環境を整えるために、英語版のごみ出しルールブックを作成し、配布しています。他市では、ごみ出しの啓発動画をつくって、ベトナム語の音声と字幕つき説明しているところもあります。また、住民から問い合わせに、人口知能、AI、自動応答するチャットボットを導入する試みが自治体に広がっており、市民の利便性、職員の労力削減、住民のサービス向上を目指しています。本市でも外国人の市民に対する普及啓発は必要だと思いますが、現在、行っている取り組みや今後の方針を伺います。
76 ◯木村眞澄座長【12頁】
環境資源対策課長。
77
◯環境資源対策課長【12頁】 ごみの分別、ごみ出しルール等周知と、それから今後の対応について、お答えいたします。
本市では、可燃ごみの減量と資源化を推進するため、ごみと資源の分別カレンダーやごみと資源の分け方・出し方ガイド、また年4回発行しております、ごみ減量通信などによりまして、分別方法やごみ出しルールの周知を図っております。
周知方法でございますが、自治会加入者につきましては、自治会に御協力いただき、ごみと資源の分別カレンダー等を全戸配布しております。また、自治会に加入されていない方のために、市役所や各駅連絡所、公民館等の公共施設にも配架し、市ホームページで御案内をしております。さらに、本市に居住する外国人の方々のために英語、中国語、スペイン語、それから、ポルトガル語、ベトナム語の計5カ国語のカレンダーを作成しまして、外国人が転入する際、戸籍住民課を通してお渡してしているほか、外国人居住者のいる集合住宅などには管理会社にも配布をお願いしております。
野田委員の御質問にもございましたが、昨今のスマートフォン、タブレットの普及拡大を受けまして、ごみの正しい分別方法やごみの収集日といった情報をアプリにより提供している自治体がふえております。分別方法がわかりにくいごみや忘れやすい不定期のごみ収集日に関する情報などをいつでも手軽に確認できるアプリの提供は、住民サービスの向上とともに、リサイクルの推進やごみの減量を住民に促すことができる行政サービスの新しい形と考えております。
本市でも、平成30年度はホームページからごみの分別方法が簡単に検索できるごみサクというごみ分別辞典の機能の追加、日本語だけでなく、外国語にも対応し、分別方法やカレンダー機能を備えたごみ分別アプリ、こちらの導入により、誰もが必要な情報を得ることができる環境を整備し、正しい分別によるごみの減量を図ってまいります。
78 ◯木村眞澄座長【12頁】 野田委員。
79 ◯野田毅分科員【13頁】 ありがとうございました。続いて、予算書139ページ、水源の森林づくり事業費、里山保全再生事業費(地域連携計画事業費)、快適な住まいづくり(秦野産材住宅支援)事業費について、いずれも昨年度より予算が減額されていますが、説明をお願いします。
80 ◯木村眞澄座長【13頁】 森林づくり課長。
81
◯森林づくり課長【13頁】 それぞれの減額の理由でございますが、まず水源の森林づくり事業費ですが、こちらはおおむね300メートル以上の人工林、林齢にしますと35年以上のものにおいて、間伐、枝打ち、作業路開設の森林整備にかかわる経費に対し、県から市を通しまして森林整備を行う林業事業者に補助しております。
減額の理由でございますが、林業事業者と翌年度の事業予定量をヒアリングした結果、前年度より減額になったものでございます。減額にはなっていますが、引き続き良質で安定的な水を将来にわたり確保するため、適切な管理、整備に取り組んでいきます。
次に、里山保全再生事業費(地域連携計画事業費)ですが、こちらは平成25年度に策定しました生物多様性地域連携保全活動計画が5年に1回の見直しの時期に当たり、前年度は審議会にかかわる報償費等を計上していたためでございます。
最後に、快適な住まいづくり(秦野産材住宅支援)事業費でございますが、前年度の新築及びリフォームの補助件数が思いのほか申請が少なく、伸び悩みました。平成31年度は、過去の実績を踏まえ、実績に合った件数で計上させていただいております。なお、事前の相談ではありますが、平成31年度の申請について、既に3件の問い合わせがございます。引き続き秦野産木材の利用促進を図るため、PRに取り組んでいきたいと考えております。
以上でございます。
82 ◯木村眞澄座長【13頁】 野田委員。
83 ◯野田毅分科員【13頁】 ありがとうございました。続いて、予算書139ページ、予算資料20ページ、森林セラピー推進事業費について、お伺いいたします。
秦野ならではの魅力にあふれた事業ですが、いかに情報発信していくかが課題であります。ある自治体ではスマートフォンを使い、ゲーム感覚で市内を散策できる観光アプリを配信しております。市のホームページのリニューアルに合わせ無料通信アプリ、LINEと会員制交流サイトSNS、ツイッター、フェイスブックの公式アカウントを開設したところもあります。事業の取り組み状況とともに、情報発信の方法、アピールの手段をどのように考えているのか伺います。
84 ◯木村眞澄座長【13頁】 森林づくり課長。
85
◯森林づくり課長【13頁】 委員には、昨年の
予算決算常任委員会における予算審査でも森林セラピーについて触れていただきまして、非常に関心を持っていただいていると感じております。森林セラピー事業の取り組み状況でございますが、森林セラピー基地及び森林セラピーロードの認定を受けるため、本年2月18日に、認定団体に申請を行いました。今後は約1年間の審査を経て、結果については来年3月から4月に示される予定でございます。
森林セラピーという表示は認定団体の登録商標のため使用できませんが、森林セラピーガイドを取得した場合には森林セラピーガイドの表示を使用することができます。既に蓑毛地区では「森林セラピーガイドと歩くてくてくウォークin蓑毛&森林ヨガ体験」、菩提地区では「名水と銘茶 森林セラピーガイドと歩く心とカラダを癒やす旅」を実施し、大変好評をいただいております。
認定後の事業を軌道に乗せ、都市住民等を初めとした多くの方に訪れていただくには、委員御指摘のとおり、いかにその魅力を効果的に情報発信していくかが大変重要であると考えております。情報発信方法としては、秦野市公式ホームページや公式ツイッターなどの本市の持つ広報手段に加え、さまざまなメディアの活用や、交通事業者等との連携など、多くの方法が考えられます。
また、現在は、先ほどもございましたが、SNSの時代と言われ、情報発信手段として、その重要性は日に日に増しており、LINEやフェイスブック等のほか、人気ブロガーなどの影響力のある人物を起用したプロモーション活動等、さまざまなSNSを活用した情報発信が行われていると認識しております。来年度、先進事例等を参考にしながら、専門家や市民、関係行政機関等で構成される秦野市森林セラピー推進協議会において御意見をいただきながら、認定後の情報発信体制等について検討してまいります。いずれにしましても、本市の宝であります表丹沢の魅力的な森林、里地里山の空間を森林セラピーで活用し、本市ならではの事業展開ができるよう、里地里山保全団体とも連携を密にしながら取り組んでまいりたいと考えております。
以上でございます。
86 ◯木村眞澄座長【14頁】 野田委員。
87 ◯野田毅分科員【14頁】 ありがとうございました。続いて、予算書143ページ、予算資料22ページ、ふるさとハローワーク・求職者就職支援事業費について、お伺いいたします。
専門カウンセラーによる就職支援カウンセリング及び就職支援セミナーの実施とありますが、何点かお伺いします。
まず1点目ですが、求職者に対するカウンセリングの内容はどのようかお伺いいたします。
88 ◯木村眞澄座長【14頁】 産業政策課長。
89 ◯産業政策課長【14頁】 1点目のカウンセリングの内容でございます。内容といたしましては、1つは、自己の適職の発見、2点目として、求人情報の検索とか活用の方法、それから、応募書類の書き方、面接トレーニングなどを行っているところでございます。専門のキャリアコンサルタントが個々の方々に応じた助言をすることで、就職や再就職を支援しているものでございます。
90 ◯木村眞澄座長【15頁】 野田委員。
91 ◯野田毅分科員【15頁】 続きまして、2点目の質問となります。年間のカウンセリングの開催回数はどのようか。また、若年者やひとり親家庭など、さまざまな環境の方がいらっしゃいますが、そのような方々の優先日などを設けているのかお伺いいたします。
92 ◯木村眞澄座長【15頁】 産業政策課長。
93 ◯産業政策課長【15頁】 年間のカウンセリングの開催でございますが、年間45回、開催しております。年度当初とか、あるいは年末年始等ございますので、基本的には毎月の第1から第4の水曜日に実施しているということでやっております。
また、さまざまな環境の方への優先日でございます。女性専用日を年間4回、設けているほか、若年者、新卒者、また、新卒予定者、中高年の高齢者、また、ひとり親の家庭の方、こういった方々を優先日として年間それぞれ2回ずつ設定しているところでございます。さらに、正規社員として雇用を希望しながらパートとか、アルバイト、あるいは派遣社員等で非正規という形で働いている、いわゆる不本意非正規労働者の優先日を年1回、設けているところでございます。引き続き求職者のさまざまな事情に応じたきめ細やかな支援に努めてまいりたいと考えております。
94 ◯木村眞澄座長【15頁】 野田委員。
95 ◯野田毅分科員【15頁】 わかりました。引き続きよろしくお願いしたいと思います。また、引きこもりやニートなどの生活困窮者を対象に就業準備を支援する取り組みについても、関係部署と連携し、取り組んでいただきたいと思います。
以上で質問を終わります。
96 ◯木村眞澄座長【15頁】 これで、野田毅委員の質疑を終わります。
小菅基司委員。
97 ◯小菅基司分科員【15頁】 おはようございます。表丹沢は大変すばらしい雪景色で、このすばらしい景色を守っているのも大切な皆様のお仕事だと思いますので、いい答弁をよろしくお願いいたします。
まず最初に、125ページ、美化推進事業費。秦野市民は自治会を中心に年に2回、市内一斉美化清掃ということに参加しております。先日、散歩がてら工業団地を歩いているときに気づいたのですが、写真を撮って、建設部などに、少しこれは管理が行き届いていないねという話をさせていただきました。街路樹の低木には空き缶が実り、レジ袋も実っていたりということで、L字溝というのかな、土がたまっていたり、落ち葉がたくさん積もっていたりということで、これは企業にも少し、まずやるのは、秦野市が管理するのだけれども、市民も参加している美化清掃等に企業にも参加してもらうような呼びかけはできないのかどうかということを少しお聞きしたいと思います。
98 ◯木村眞澄座長【15頁】
環境資源対策課長。
99
◯環境資源対策課長【16頁】 企業に対する美化清掃への呼びかけということに対してお答えいたします。
市内一斉美化清掃、こちらは、ごみのないまちづくりの推進を目的に、市民がみずからの地域の清掃を行うため、自治会連合会の呼びかけに応じまして、毎年9月に実施しております。実施に当たりましては、本市でも清掃ボランティアの登録団体などに参加のお願いをしてまいりました。しかし、企業への直接的な呼びかけはしておりません。
しかし、ここ数年、地域貢献活動の一環として清掃活動を行い、近隣企業ですとか、地域住民とのコミュニケーションの活性化を図ろうとしている企業もふえてきております。今後は、企業としての参加だけでなく、市内在住の社員の方が地域の美化清掃に積極的に参加していただけるよう協力を呼びかけていきたいと思います。
100 ◯木村眞澄座長【16頁】 小菅委員。
101 ◯小菅基司分科員【16頁】 私が自宅から市役所まで通ってくる間に、大変きれいにされて、市道のほうまで清掃をしていただいている企業等があります。まず一番きれいだなと思うのは、コベルコマテリアル銅管秦野工場、歩道のほうまでしっかりと清掃していただいて、コベルコマテリアルには市民野球でグラウンドもお借りしているのですが、中もすごい、最近、きれいに美しくなっております。その後、来ると金井酒造店やネッツトヨタ湘南秦野店もよく、朝、社員さんが道路を掃いてくれております。こういった企業には市長から感謝状等を出すというようなことで、他の企業に参加していただけるようなことをぜひ考えていただきたい。これは要望して、この辺で終わりたいと思います。
それで、あと、国道246号の蛇塚の交差点、先日、ニュースにも取り上げられましたが、秦野地区不法投棄防止キャンペーン事業実行委員会で不法投棄を防止するネットをかけたということでございます。以前から、私はここの交差点がすごい気になっておりまして、建設部や環境資源対策課に、少し汚れているよ、掃除してみたらということを言っているのですが、ここは撮り鉄の方が非常に多いのですね。特にロマンスカーが新しい車両が入ってから土・日に限らず、写真を撮りに来る方が多いので、秦野のイメージをよくするためにも、建設部と環境資源対策課が一緒になって、これは国県事業推進課もたしか一緒になるのだと思うんですね。国道も絡むということで、常日ごろからきれいにするような努力をもう少ししていただきたい。これは要望しておきます。
河川・水路浄化対策事業費、これはたしか今泉名水桜公園を水を抜いてきれいにするということを聞いているのですけれども、少し前に小田原市の小田原城のお堀を水を抜いてというテレビがやっていたそうで、そういったところに呼びかけはできないですか。
102 ◯木村眞澄座長【16頁】 環境保全課長。
103 ◯環境保全課長【16頁】 委員が言われた小田原のあれは民放のテレビで、企画でやっている水を抜こうというやつでございますけれども、私どもも以前、小田原市にその状況について確認をさせていただきましたが、やはり非常に持ち出しの費用がかかるという点がございまして、その割に水を抜いても結局、ごみ拾いという点とか、生態系の保全等、そういった部分も含めて相対的にいろいろ計画を立ててやっていかないとなかなか難しいわけなんですけれども、今泉名水桜公園につきましては、実は定期的に年1回程度、水を抜いて、それで初めは外来種、ブラックバスでございますけれども、こういったものがかなり入っていたものを、そういったものの駆除が最初の目的でやっておりました。
最近は、当初触れました水辺のガマとか、コガマ、こういった植物がかなり広がってきたのです。それで水面を覆ってしまうような、周りにふえ過ぎないようにという管理で、定期的に年1回程度、水を抜いて、ボランティアの方たちと一緒に池の清掃と生態系の保全、生き物調査等を含めてやっているのが現状でございます。
104 ◯木村眞澄座長【17頁】 小菅委員。
105 ◯小菅基司分科員【17頁】 ありがとうございます。持ち出しの費用が多い、費用対効果と考えると難しいという答えだと思いますが、ぜひこういった動画を撮ってユーチューブで配信するとか、そういったこともぜひ検討していただきたいと要望しておきます。
それと
地下水保全事業費、昨年、カルチャーパークのところでボーリングをされて、予想以上に秦野盆地の底が、かたい地盤までの間が距離があるということで、途中で中止されたというか、諦めたのかな。ということは、まだまだ地下水がたまっているのだなと思うし、今まで私たちが断面図で説明されていた図面が少し変わるのではないかと思うんですけれども、その辺を来年、どういった事業でやっていかれるのか。
106 ◯木村眞澄座長【17頁】 環境保全課長。
107 ◯環境保全課長【17頁】 今、委員が言われました、昨年、カルチャーパーク、平成30年度がさかえちょう公園で秦野盆地の地質構造を調査する調査を2回やってございます。その中では基盤岩の確認までは言われるとおりできませんでしたけれども、秦野盆地内の地下構造が途中厚い関東ローム層を挟み2層の構造になっているということがわかってまいりました。
そこで平成31年度は、平成29年度・30年度に実施をしましたこういった調査のデータをもとに、これまで構築をしてきました秦野水循環モデルを更新する予定でございます。この更新に当たりましては、盆地内の天然の水がめがこれまでの想定よりも深いということ、それと帯水層が2層構造に大きくなっているというような点を反映させることから、今まで公表しております約2億8,000万トンと言われる推計数値、こういったものも変わってくる可能性がございます。今後は、こういった調査、分析の結果をもとに、平成33年度からの新地下水総合保全管理計画において、こういった最新の情報を随時定めていきたいと考えております。
108 ◯木村眞澄座長【17頁】 小菅委員。
109 ◯小菅基司分科員【17頁】 ありがとうございます。予想以上に多分ふえるのだろうと思うし、新たな企業誘致をするときに、この秦野の名水を生かした企業の誘致というものも考えていただきたいと思います。
先ほどの河川・水路浄化対策事業費の中で言い忘れたのですが、水無川の昔と今みたいなもののPRもしていただきたい。これは上下水道局にも少しお話をしたいと思うんですけれども、昭和40年・50年代の水無川というのは泡立てられて、コイぐらいしかすめないような水質だったのが、公共下水道が発達するとともにきれいになって、今ではもうゴールデンウイークぐらいから子供たちが水遊びをするぐらいにきれいに回復したということで、浄化事業が成功したのだというPRもぜひしてみてください。よろしくお願いいたします。
次に、公衆トイレ維持管理費、131ページの040。渋沢駅の北口の公衆トイレ、山小屋風できれいになったのですが、私が知る限りでも過去2回、便座が壊されたり、ドアを破損されたりということで、困ったことだなと思っていましたけれども、そういった事情からか、シャワートイレが設置されませんでした。しかし、新たな鶴巻温泉駅の南口のトイレにはシャワートイレがつきました。ぜひその辺のシャワートイレ復活をしていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
110 ◯木村眞澄座長【18頁】
環境資源対策課長。
111
◯環境資源対策課長【18頁】 駅前公衆トイレの温水洗浄便座について、お答えいたします。
現在、本課では市内4駅7カ所の公衆トイレの維持管理を行っております。そのうち、渋沢駅北口公衆トイレにつきましては、平成25年度に行いました改修工事によりまして、男性用、女性用、みんなのトイレ、合わせまして6基全てに温水洗浄便座を設置しております。しかし、平成27年度に男子トイレ内での電源部分への放尿等、いたずらが相次ぎ、また、便座が破損したため、再度のいたずらによる漏電等の危険を回避するため、2基ある男子トイレを普通便座に交換いたしました。
公衆トイレにつきましては、故障やいたずらによる破損が毎年10件近く発生しております。限られた予算の中で緊急性のある修繕から優先的に行っているのが現状でございます。今後は、建設から20年が経過しまして、老朽化ですとか臭気等の課題を抱えております秦野駅南口公衆トイレ、そして、鶴巻温泉駅北口公衆トイレの大規模改修工事を中心に、各駅公衆トイレにつきましても、和式便座の洋式化や温水洗浄便座への交換など、今後、活用できる財源などを確保し、修理・修繕していきたいと考えております。
112 ◯木村眞澄座長【18頁】 小菅委員。
113 ◯小菅基司分科員【18頁】 ぜひシャワートイレをつけていただきたいということで、例えば中央こども公園(ペコちゃん公園はだの)の駐車場にある公衆トイレ、それと陸上競技場の北側にある公衆トイレは、24時間開放ということが理由でシャワートイレになっていません。そういったところは逆に、私はドアをつけて施錠して、24時間対応でなくていいのではないかと思うんですけれども、その辺の検討もぜひしていただきたいと思います。
それでは、次に、133ページ、
農地利用調整経費。
農業委員会運営費についてなのですが、昨年、農業委員会等に関する法律が改正されて、農業委員の選出方法が公選制と選任制度の併用、市長が農業者やJAなどに対して自薦・他薦による公募を行い、推薦公募のあった方の中から、市議会が同意をして任命する制度に変更されました。こういったことを受けて何か変化、課題等があったのかどうかお伺いいたします。
114 ◯木村眞澄座長【19頁】
農業委員会事務局長。
115 ◯
農業委員会事務局長【19頁】 平成30年6月21日に発足をいたしました新体制としての農業委員会でございますが、農業委員12人、農地利用最適化推進委員12人、計24人の構成となってございます。
平成30年度でございますが、農地法を初めとする関係法令の講習、あるいは改正により必須業務となった農地等利用の最適化の推進に関する研修会への出席等により研さんを重ねております。新体制発足後、現在に至るまで、農業委員会の総会を9回開催しておりますが、農業委員だけではなくて、農地利用最適化推進委員にも出席をいただいておりまして、委員会としての全体的な運営についても理解していただくよう、情報の共有と連携を図っております。
1年目ということで手探り的な部分もございますが、農地利用最適化推進委員につきましては、担当区域ごとに委嘱されていらっしゃることもありまして、よく地域の事情を精通していらっしゃいます。個別訪問による適正管理の指導、あるいは座談会等へ積極的に参加をしていただきまして、農地のマッチング等にも努めていただいた結果、その全てが農業委員会のおかげというわけではございませんが、農地利用、農地中間管理機構を介した農地のマッチング実績が平成30年度、現在に至るまで4.1ヘクタールございまして、これは一応、県下で第一の実績となっております。
また、農地利用最適化推進委員の方の中には、道路畦畔等を積極的に草刈り等をしていただくなど、そういった地域への貢献をしていらっしゃる方もいらっしゃいます。こういった活動は活動記録として御報告をいただいております。今後も農業委員会と事務局が一丸となって、農業委員会の強化を図っていきたいと考えております。
以上です。
116 ◯木村眞澄座長【19頁】 小菅委員。
117 ◯小菅基司分科員【19頁】 法改正されて、さらなる発展をしていただきたいと思いますので、荒廃農地等、課題は多いと思いますが、頑張っていただきたいと思います。
次に、135ページ、農作物被害防除事業費。来年、新たに秦野市有害鳥獣被害対策実施隊が結成されるといったことで、昨日も秦野市有害鳥獣対策協議会というのがJAはだのの方で行われましたけれども、その中で農家の方から、神奈川新聞の新聞記事をたしか見たということで、大変期待をしているという声をいただきました。一方、私は猟友会の支部長もしておりますけれども、その記事を見て、たしかこれは600万円以上の予算がついているので、こんなに予算をもらえるのかとびっくりされた方もいられました。そういったことで、少し事業内容を御説明していただきたいと思います。
118 ◯木村眞澄座長【20頁】 農産課担当課長。
119 ◯農産課担当課長【20頁】 神奈川新聞の675万円については、全体の予算でありまして、実施隊の予算につきましては、報酬と保険ということで、あとは消耗品等で約50万7,000円ということで、それ以外につきましては県の補助金を使った鳥獣対策、内容につきましては、農協への補助金とかです。あるいは鳥獣被害対策、シルバー人材センターへの委託とかをしておりますので、その辺の事務ということになっております。
120 ◯木村眞澄座長【20頁】 小菅委員。
121 ◯小菅基司分科員【20頁】 この実施隊に私たちはすごく期待をしておるところでありますが、今までも農協からの依頼で駆除等をしておりました。そういった中で、やはり犬を使った巻き狩りをした際の事故であるとか、猟師に対する補償が十分ではなかっただろうと思っております。平たく言うと、ボランティアでありながら、自分たちで何でそこまで補償しなくてはいけないのだというようなこともありましたので、ぜひその辺が解消されるような事業に発展していただけると期待をしておりますので、よろしくお願いをいたします。
そして、ヤマビル被害防止対策事業費、その下のなのですけれども、これは前から言っているのですが、たしか平成十七、八年だったか、菩提の農家の方がヤマビルがすごいのだと悲鳴を上げた声を聞いて、東から西にどんどん、どんどんヤマビルが広がっていきました。平成22年のころには三廻部地区までは来ていたけれども、八沢にはいなかった。ところが、それをもう超えて、獣の移動とともに千村にも、最近、あらわれ始めているという話を聞くのですけれども、これは抜本的な対策はできないものでしょうか。
122 ◯木村眞澄座長【20頁】 農産課担当課長。
123 ◯農産課担当課長【20頁】 ヤマビル被害を防止するためには、大きな観点では、農の担い手を確保することにより荒廃地をなくし、生育しにくい環境の整備を行い、さらにはヤマビルを運ぶ鹿、イノシシの捕獲を推進し、鳥獣を集落に入れない取り組みが必要であります。
本市では平成24年度から、ヤマビル被害防止対策事業として、県のヤマビル被害対策事業費補助金を活用し、ヤマビル生息地において生産組合と、農業団体や自治会、あるいは丹沢山小屋組合の行う草刈り等の環境整備や、殺ヒル剤の局所散布に対し補助金を交付することにより、ヤマビル生育地域及び生育密度、生息密度の抑制に努めております。
平成31年度におきましても、丹沢山小屋組合、生産組合、あるいは観光事業団体等、計14団体でヤマビル対策を実施していく予定であります。
124 ◯木村眞澄座長【21頁】 小菅委員。
125 ◯小菅基司分科員【21頁】 本会議場でもヤマビルの動画を私は流して啓発をしてきたのですけれども、やはりどこかで殺虫剤とか使ってやる必要があると私は思います。確かに落ち葉かきすることで日が当たって、乾かせばヤマビルはいなくなりますけれども、登山者が下山してきて、県立秦野戸川公園の足洗い場でキャーッと大声を上げて、悲鳴を上げているところを見ると、もっともっと駆除する必要があると思いますので、さらなる努力をお願いいたします。
続いて141ページ、商業活性化事業費の中で、秦野にぎわい商店街運営委託費で、ヒト・モノ・カネを呼び込む地域経済の循環の仕組みづくりということで、インターネットなどを活用するということでございますが、具体的にどのような情報を掲載するのか、それとこのサイトをどのように商業の活性化に結びつけていくのかということをお聞きします。
126 ◯木村眞澄座長【21頁】 産業政策課長。
127 ◯産業政策課長【21頁】 ハダ恋にぎわい商店街につきましては、インターネット上で消費者と商店街、商業者をつなぐポータルサイトを開設し、運営するものでございます。現在、考えている掲載情報でございますが、昨年8月から実施しているハダ恋みっけもんの旅の情報ですとか、個人商店のみずからが魅力を消費者にPRしたりして、新たな顧客獲得機会の創出を図るために行っている商人魂お役立て講座の情報、それから、4駅周辺のにぎわい創造のために商店会等が行っているさまざまなイベント情報、それから、4駅周辺の商店街のまち歩きも楽しめるような情報、このようなものをポータル的な総合サイトとして構築していき、運営したいと考えております。
また、この活性化にどう商業を結びつけていくかということでございますけれども、やはりにぎわいの創出とか、地域経済への消費関係を結びつけるためには、内需の拡大と外需の取り込みをしていくという両面から攻めていく必要があると考えておりまして、このポータルサイトを入り口として、地域住民と商業者が顔の見える環境づくりを強化していく。特にお役立て講座は、商業者がみずから地域の方々に材料費を払って、例えばケーキづくりの体験をするということを創意と工夫の中で頑張っていらっしゃいます。そうすると、今度、誕生日にケーキを買いにときには、この間、お世話になったところに行こうかということがしっかりお客様に結びついているという声をいただいておりますので、そういう意味におきまして強化を図っていく。また、地域の住民と商店街が行っているイベント情報を、例えば東海大学方面の人は大根・鶴巻方面でやっている商店街情報を余り知らないとか、大根・鶴巻方面以外の方は東海大学のほうに来られないとか、いろいろあります。こういったものをつないであげることによって、さらに結びつくのではないかと考えております。
また、ハダ恋みっけもんの旅ということで、昨年8月から市内の中に外から消費活動に誘客しようということを行っておりますけれども、こういうことを両面から攻めて活性化に結びつけたいと考えています。本年10月からは消費増税もございますので、そこに合わせて、ぜひこの商店街ポータルサイトを構築していきたいということを考えています。
以上でございます。
128 ◯木村眞澄座長【22頁】 小菅委員。
129 ◯小菅基司分科員【22頁】 ありがとうございます。商店活性化ということで、いろいろな切り口からアイデアを募ってやっていってもらいたいと思います。
それと、ハダ恋みっけもんの旅ということで、これは市内の方に参加していただくのもよし、もっともっと市外の方から参加していただけるような努力をしていただきたいと思います。
それと、秦野の名水ということで、最近、かき氷が各地で人気になっております。ぜひこの名水のかき氷というのも売りにできると思いますので、努力していただきたいと思います。
それと、商工まつり補助金なのですが、商工まつりは大変歴史のあるお祭りであります。商工業発展のために内外にPRするというような切り口も多いと思うんですけれども、文化会館でやっているのは多分、商工会議所があそこに移ってくる前から文化会館でやっていて、私は位置的には総合体育館の駐車場でやられたほうが現在では合っているのではないかと思うんです。その辺も商工会議所と相談をして、こういった意見もあったけれどもというぐらいで検討していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
続きまして、たばこ祭補助金ということで、大変市民参加型のお祭りでありまして、私のところにも模擬店を出したいという問い合わせが来ます。そういったことから、模擬店を出せるスペースをつくらなければいけないのではないかと思います。例えば西庁舎と本庁舎の間の道路、あそこは通行どめの区間で出すことは可能だと思うんですけれども、ほかにもどこかあるのではないかと思うんですけれども、どうでしょう。
130 ◯木村眞澄座長【22頁】 観光課長。
131 ◯観光課長【22頁】 たばこ祭での出店数の増加に向けた取り組みという御質問でございます。たばこ祭の出店につきましては、市内の商業者にとって自分の店をPRするための本当のチャンスだと認識しております。私のところにも、新たな出店をという問い合わせも毎年ございます。現在なのですが、たばこ祭実行委員会が用意しているブース、本庁舎、西庁舎、それと本町小学校なのですが、73ブースございまして、実行委員会本部とか、救護、必要なものを除くと55ブース、残り、産業政策課が主催している商人魂お役立て講座などを除くと35ブースというところで、それが商業者の出店のところになっています。今、御提案の西庁舎と本庁舎の間の道、今、当然市道6号線がとまっていますので、容易にあそこをとめることはできるのですが、ただ、警察あるいは消防の関係で、市道6号線で傷病者が出たときの搬送ルートにもなっております。その辺はしっかりと協議をして、考えていきたいと思いますが、若干ハードルは高いのではないかと思います。
それと、多くの来場者でにぎわう会場の出店ということで、メリットはたくさんあります。でも、昨年、ねぶたを廃止しました。その関係で、本庁舎前にねぶた小屋があったのですが、そこにつきましては、新たな出店ブースができると思います。そこの西庁舎と本庁舎の間の道だけではなくて、全体のレイアウトの中で出店数の増加を検討していきたいと思います。
以上です。
132 ◯木村眞澄座長【23頁】 小菅委員。
133 ◯小菅基司分科員【23頁】 ありがとうございます。例えば本町小学校のステージの位置というのも抜本的に少し考えていただきたいと思います。
続きまして、桜による誘客促進事業費。以前、秦野桜まつりをやっていましたけれども、今はやっていなくて、少し寂しいなと思いますが、秦野桜まつりのときにも、桜の予想で秦野桜まつりをやっていて、桜が咲く前にやったり、桜が散った後にやっていたりということで、模擬店も出すのですが、ぜひ柔軟な対応で、桜が咲いたらやるというような対応にしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
134 ◯木村眞澄座長【23頁】 観光課長。
135 ◯観光課長【23頁】 秦野桜まつりについての柔軟な対応ということでお答えをしたいと思います。まず桜なのですが、本市、弘法山公園を初めカルチャーパーク前の河川敷、それから、はだの桜みち、それから、千村の八重桜、本当にビュースポットがたくさんございます。この間、県の主催で外国人向けのツアーということで、留学生を呼んで市内を回ったのですが、その懇談会でも、桜と富士山が同時に見えるというのは非常に売りだというところで、秦野は各地にあります。そのような関係で桜に非常に今後、期待ができるところなのですが、柔軟な対応につきましては、今まで会場までシャトルバスを出しておりました。その関係で若干早目に、早期に日を決める。シャトルバスを出す日に出店をしていたものですから、委員御指摘のとおり、咲く前、散った後というようなことで、昨年は散った後ですか、一昨年は咲く前に実施をしているところでございます。
例年、これは慎重に民間の気象事業者の予報を見ながらやってはいるのですが、なかなかうまくいかないということで、今年、新たな試みなのですが、シャトルバスを廃止いたしまして、極力ぎりぎりまで決定を待つということで、広報紙の構成が可能な、今回ですと3月4日の時点まで待って、その時点で東京の開花予測が3月22日ということで、現在、3月30・31日に出店をするということで調整を進めております。そのような関係で、次年度以降につきましても、このやり方が本当に正しいということではなくて、しっかりと今回のやり方を検証した中で、またイベントのあり方、秦野桜まつりの実施方法等もしっかりと検証していきたいと思っています。
以上でございます。
136 ◯木村眞澄座長【24頁】 小菅委員。
137 ◯小菅基司分科員【24頁】 こちらは少しハードルが低かったようで、期待をしております。
カルチャーパークまでのバス路線が非常に便利です。こういったPRを一生懸命やっていただきたい。多分、時刻表を見ないで行っても、往復、苦労することのないバス路線だと思いますので、よろしくお願いいたします。
丹沢遭難対策協議会補助金なのですが、時間がないので要望に変えます。登山者カードのさらなる投函をしていただけるように、観光課長に丹沢の安心・安全がかかっていると思いますので、その辺の対策も力を抜くことなく、やっていただきたいと要望して、終わります。
138 ◯木村眞澄座長【24頁】 これで、小菅基司委員の質疑を終わります。
暫時休憩いたします。
午前10時34分 休憩
─────────────
午前10時50分 再開
139 ◯木村眞澄座長【24頁】 再開します。
休憩前に引き続き、質疑を行います。
和田厚行委員。
140 ◯和田厚行委員【24頁】 まずは、きょう、おくれて来たことを大変申しわけなく思っております。このように古くなった議員でも常任委員会と
予算決算常任委員会を間違えることもあって、大変恐縮をしております。
それでは、早速、質問に入りたいと思います。まずは129ページ、
資源分別回収推進事業費でございます。これは以前、一般質問で私どもの会派の八尋議員がやった経過がございますが、それを参考にしながら、私のほうではより細かく、しつこく質問をしたいと思いますので、簡略に御答弁のほどをお願いしたいと思います。
この間、
環境資源対策課長のほうでは相当の御努力をなさって、いい方向に来ていると私としては理解をしておりますが、いずれにしても、これは有料化にしてはならないという、お互いに同じような考えを持ちながらしていると思います。ごみを有料化するということは、行政としてもう最悪の状況になってしまったと思いますので、それはお互いにはならない、そうしてはならないということにしたいと思いますので、そのためにはどうすべきかということをお互いに確認したいと思います。
そのために、まずはごみ減量の取り組みはどのようかということを伺いたいと思いますし、次は、草木類の分別収集をこの間、地域ではやってきたということですが、秦野市全体で取り組んでいくということですけれども、その辺を具体的にお聞きしたいと思います。
141 ◯木村眞澄座長【25頁】
環境資源対策課長。
142
◯環境資源対策課長【25頁】 有料化しないための今後の取り組み、そして、草木類の分別収集の具体的な方法について、お答えいたします。
本市では、家庭ごみの有料化をすることなく、はだのクリーンセンター一施設体制に移行するため、平成29年度の可燃ごみの実績である約3万9,000トンから約5,400トンの減量が必要です。そのため、草木類の資源化、資源物の分別徹底、生ごみの減量、事業系ごみの減量を4つの柱として、それぞれに減量目標を設定し、事業を展開しております。
これまでも目標達成に向けた啓発活動といたしまして、自治会などへの出前講座を初めごみの現状や減量目標を見える化したパネルを公共施設に掲出するなど、可燃ごみの減量を呼びかけてまいりました。また、資源物を出しやすくするための取り組みといたしまして、アルミコーティングされた紙や感熱紙など、今まで可燃ごみとして焼却しておりました古紙類の資源化や紙袋を利用した出し方の簡素化を進めてまいりました。さらには、昨年6月から本町・東・北地区で開始しました草類の分別収集などに取り組んできた結果、平成29年度は、前年度比で約1,300トンの減、平成30年度におきましても、1月末現在で前年度比約1,400トンの減と順調に減量が進んでいる状況でございます。
今後は、草木類の分別収集を市内全域に拡大することで、約3,000トンの可燃ごみの減量を見込んでおります。また、今まで月1回の収集頻度であった剪定枝と草類を統合し、草木類として収集することで市民の利便性と収集業務の効率化を図ってまいります。さらに、公民館を中心に、資源物のストックハウスを拡充することで、市民が資源物を出しやすくするための環境整備をし、資源化の促進を図ってまいります。
次に、生ごみの減量につきましては、水切りの徹底を継続して呼びかけていくとともに、家庭用生ごみ処理機の購入費補助金の補助率を2分の1から4分の3に引き上げることにより費用負担の軽減を図ってまいります。また、生ごみ減らし隊や生ごみ処理機利用者など、実際に生ごみの減量に取り組んでいる方に御協力をいただき、各地域で啓発活動を展開することで生ごみの減量を図ってまいります。
事業系ごみの減量につきましても、はだのクリーンセンターでの展開検査や、多量排出事業者に対する立入検査を強化し、適正排出や資源化をお願いすることで減量を図ってまいります。
これらの取り組みによりまして、はだのクリーンセンター一施設による焼却体制への移行が計画どおり進められるよう、焼却施設を共同使用しております伊勢原市や、秦野市伊勢原市環境衛生組合を初め市民、事業者が一体となった活動を全市的に展開し、さらなる可燃ごみの減量に努めてまいります。
次に、草木類の分別収集の具体的な方法について、御説明いたします。草木類の分別収集は、平成29年度に東地区の一部の自治会の御協力により試験的に実施いたしました。その結果を踏まえまして、昨年6月から本町・東・北の3地区で開始をしております。先ほども申し上げましたが、本年4月からは市内全域に拡大することにより、約3,000トンの可燃ごみの減量を目指しております。また、今まで不燃ごみの日に回収しておりました剪定枝は草類の分別収集開始にあわせ品目を草木類に変更し、収集頻度を月1回から週1回にすることで、市民の利便性の向上と収集運搬の効率化を図ってまいります。
具体的な方法といたしましては、週の後半の可燃ごみの日に、草木類を可燃ごみと分けてごみ収集場所に出していただきます。草木類は土を落として乾燥させることで軽くなり、その分、収集運搬の効率化や処理費用が抑制されることから、市民の皆様には可能な限り乾燥させてから出していただくようお願いしております。乾燥させるスペースがないなど、御家庭ごとに条件が異なりますが、袋に入れたまま数日間、口をあけておくだけでも十分な減量効果がございますので、可能な範囲での乾燥をお願いしてまいります。
以上でございます。
143 ◯木村眞澄座長【26頁】 和田委員。
144 ◯和田厚行委員【26頁】 いずれにしましても、今、
環境資源対策課長が答弁なさったことを実行するということは、今後、人的な部分が含まれていきますので大変なことだと思います。ぜひともそのことを実行していただきたいと思いますので、ぜひともよろしくお願いしたいと思いますし、私もそのごく一部の力となれば幸いだと思いますので、副市長や部長、そういう面での人的な部分も含めてよろしくお願いしたいと思います。
それから、森林セラピー推進事業、これは前古谷市長のときに、私が一般質問をしましたら、けんもほろろにうまく断わられてしまいました。この答弁は要りませんが、これは大変すばらしい事業だと思います。この近辺の自治体でももう既に、3自治体、4自治体でももう行われているということですので、秦野は乗りおくれてしまったという感はありますが、乗りおくれてしまっても、これはやるべきことだと思います。何といいましょうか、健康的な面でも、歩いて一周してくると血圧が下がったりして、非常にすばらしい事業だと思いますし、そこを利用する人は、そんなにお金がかからないということでもありますし、これは、高橋市長の考え方がここに出たなと思っております。そういう面では、この森林セラピーをぜひとも成功に導いてもらいたいと思います。
以上で終わります。
145 ◯木村眞澄座長【26頁】 これで、和田厚行委員の質疑を終わります。
加藤剛委員。
146 ◯加藤剛分科員【26頁】 よろしくお願いいたします。まず、予算書143ページ、予算資料20ページ及び32ページの秦野みらいづくり特別枠にかかわる事業であります商店街店舗魅力アップ事業補助金について、お伺いします。
これはせんだって、環境都市常任委員会における第6回議会報告会で市商店会連合会からいただいた御意見を具体化したものかと思いますが、改めて補助金制度創設の目的、制度の概要をまずお聞きしたいと思います。
147 ◯木村眞澄座長【27頁】 産業政策課長。
148 ◯産業政策課長【27頁】 この補助金の新たな制度でございますけれども、商店会に加盟して5年以上経営している店舗等が内外装等の改修、あるいは老朽化した設備機器を更新しやすくするため、商店街店舗魅力アップ事業補助金制度として、その費用を一部支援するものでございます。市長と秦野市商店会連合会、あるいは秦野市西商店会連合会との意見交換の場等においても、店舗や、あるいは店舗の設備、あるいは意匠の老朽化というのも後継者につないでいくのに経営上の課題であるという声などもいただいているところでございます。また、委員からもお話がありましたとおり、常任委員会と市商連との報告会の場や、あるいはこれまでも議会等のそれぞれのさまざまな立場から御要望や御提案をいただいたところでございます。
そうした状況下を踏まえまして、昨年10月に、私どものほうで商店街の協力を得て、どういったニーズが具体的にどのくらいあるのかということを調査いたしまして、そうした中で、今回、創設に踏み切ったというところでございます。
149 ◯木村眞澄座長【27頁】 加藤委員。
150 ◯加藤剛分科員【27頁】 そして、予算額550万円ということですが、その根拠と初年度の活用見込みはどのように見ておられますでしょうか。
151 ◯木村眞澄座長【27頁】 産業政策課長。
152 ◯産業政策課長【27頁】 平成31年度予算でございますけれども、550万円を計上しております。新年度に向けまして、補助金交付要綱の詳細は現在、検討しているところでございますけれども、補助率につきましては、これまでの商工業施策の補助制度の補助率等を踏まえまして、店舗の改装、それから、改修工事、設備更新にかかわる経費の30%以内と考えているところでございます。また、補助金の上限は、空き店舗などと違って、居抜きの状態でただ改装すればいいというのではなくて、設備更新とかには当然ながら、撤去処分という部分もかかりますので、そういう部分におきましては、それらを考慮して効果的な改修ができるような上限なども定めていきたいと思っています。
ニーズ調査を行ったときに、大体200万円から300万円ぐらいの費用をかけて改修したいというようなところがございまして、それらを平均値化して、30%の上限率、補助率を平均化しまして、大体10件から12件ぐらいの利用はあるのではないかということで見込んで計上しているところでございます。商業者の経営上の課題に応え、また、経営継続の意欲向上、そういった形の中で事業継承につなげていきたいと考えております。
153 ◯木村眞澄座長【27頁】 加藤委員。
154 ◯加藤剛分科員【27頁】 ありがとうございます。商店会からのお声を実現した政策ですので、しっかりと効果を果たしていっていただきたいと思います。そして、この点に関して、最大限の効果を上げていくためには、商店街の中で飛び飛びできれいになっていくよりは、続けてとか、そのエリア一帯がとか、そういった形できれいになっていくほうがいいと思いますので、1つ、オプションとして、何店舗か続けて改装したら補助率が数%上がるとかいうオプションをつけると、隣近所で声をかけて、一緒にこのタイミングでやろうという声をかけていただければ、その利用件数も伸びますし、エリア一帯での活性化につながるのではないかとも思いますので、そういったことも御検討いただければとお願いをいたします。
次に参ります。同じく143ページ、商業みらいづくり事業費について、お伺いをいたします。この予算額が700万円ということになっております。その事業内容、中身をお伺いいたします。
155 ◯木村眞澄座長【28頁】 産業政策課長。
156 ◯産業政策課長【28頁】 事業内容といたしましては、大きく2点ございます。市内商業者に対する商業実態調査、それから、市内在住の成人男女に対する消費者購買行動意識調査ということで、この2つを予定しております。商業実態調査につきましては、市内18商店街エリアに存在する約1,300店舗を対象に店舗等の基本的な基礎調査、それから、経営上のいろいろな見通しとか課題、それから後継者がいるかどうかという将来展望の状況なども確認したいと考えております。その他、さまざまな施策を市に対してどういうことが効果的と考えているかなどという意識調査も実施したいと考えているところでございます。
また、消費者購買行動意識調査につきましては、市内在住の男女を年齢別に、一定の母集団を抽出して、それぞれの年代が地元でお買い物をどういうくらい利用しているのか、年代によっては違うのか、あるいは外に買いに行ってしまうのはどうしてなのかとか、そういうものとか、そういった買い物をする理由とか、しない理由、そういう消費者目線でのアンケートを実施すべきではないかということで、今回、これにつきましては、初めて実施するものでございます。
157 ◯木村眞澄座長【28頁】 加藤委員。
158 ◯加藤剛分科員【28頁】 かなり大規模な広範囲な調査をされるようですが、先ほどもアウトプットというお話がありましたが、それをどのように活用していかれる予定でしょうか。
159 ◯木村眞澄座長【28頁】 産業政策課長。
160 ◯産業政策課長【28頁】 まず、商業実態調査につきましては、市内の商業者の顧客層とか実施している販促策、それから、売れ筋やニーズの把握、経営に関する意識を分析していきたいと思います。
一方では、消費者の意識を今回、調査をするということは、やはり商店街が求めていたり、商店街が思っているものと消費者が思っているものというのには恐らく乖離があったりすると思います。そういった意味におきましては消費者志向で、逆にこういうことをこの商店街には望んでいる、期待しているとか、こういうものがあるといいとか、そういった声をぶつけることによって、さらに商業者自身に、いわゆる商業の経営上、見直しを図っていただく手立てにならないかとか、あるいは商店街の活性化につながらないかとか、そういうところに生かしていきたいと考えております。
161 ◯木村眞澄座長【29頁】 加藤委員。
162 ◯加藤剛分科員【29頁】 消費者の意識と商店街の方の意識の乖離というところ、かなり踏み込んだ意見かと思います。確実にそれは存在するのだろうと思いますが、なかなか正面切って取り組みにくいワードかと思いますが、ここでそこに踏み込んでいただけるということで、その後、それが明らかになったときに、どう商店街の方に理解を求め、改革を進めていくのかというところも、これもまた少しハードルがあるのかと思いますけれども、その点に期待をさせていただいて、進めていただければというところでお願いをいたしまして、次に移ります。
予算書145ページ、震生湖周辺整備事業費についてです。今年度は売店や桟橋の撤去等、土地取得もありまして、計約4,000万円ほどの予算を計上していただいておりまして、震生湖周辺整備は大きく進展したのではないかと思っています。ことし、大きな予算をつけていただいたので、来年はその反動もあるのかと内心、思っていたのですが、それでも思いのほか多額の予算をつけていただいたという印象がございます。平成31年度予算における整備内容をお伺いしたいと思います。
163 ◯木村眞澄座長【29頁】 観光課長。
164 ◯観光課長【29頁】 それでは、震生湖の平成31年度の整備内容について、お答えをいたします。
予算の約2,300万円でございますが、大きく分けまして、売店の跡地の整備が約300万円。それから、中井町と今、連携して進めておりますが、散策道の整備について約2,000万円。その中身なのですが、300万円の中身ですが、売店の跡地が一帯で見ると比較的広くて、約900平方メートルぐらいございます。その活用についてはしっかりと検討する必要があると思っております。
昨年の南地区の市政懇談会で地域の方から、震生湖の整備については、地元の意見を取り入れるような懇話会とか、協議会のようなものをつくってくれというような要望もございました。その中で、昨年12月、それから、1月ですが、地元の方々と協議会までいきませんが、意見交換会の実施を進めているところでございます。今度、その意見交換をしながら整備を進めるのですが、新年度につきましては、売店を撤去した土地の土の入れかえ、それから整地、今後、整備方針を決めていきますので、移動が可能なベンチとか、テーブルの設置を予定しているところでございます。また、地元の方々と意見交換しながら、早期に整備方針を決めていきたいと思っております。
それから、散策道の整備でございますが、現在も中井町と連携をしておりますが、今、秦野市側でも大分急傾斜地がございます。非常に歩きにくいところもございます。震生湖を訪れる観光客は、今、ハイカーがほとんどで、スニーカーとか歩きやすい靴でお見えになっています。今後、新東名高速道路の開通、それから、スマートインターチェンジの供用開始などございまして、秦野市としても新たな観光客を誘致していくという中で、ドライブに来て震生湖を見て、寄っていただいて、革靴でも歩けるような、女性で言えばハイヒールまでいかないですけれども、ハイヒールのような靴でも歩けるような階段とか、自然に溶け込んだ木道の整備を進めるため、2,000万円を計上したものでございます。今後も自然湖としての姿にできるだけ回復させ、また、震災から100年となる平成35年に向け、関係部署としっかりと連携し、整備・保存をしていきたいと考えております。
以上でございます。
165 ◯木村眞澄座長【30頁】 加藤委員。
166 ◯加藤剛分科員【30頁】 主に予算の中身、湖周辺の散策路の整備ということだろうと思います。これまでも毎年、少しずつ整備されてきてはいるのだろうと思うんですが、よくなったと感じられるほど、そういった実感は余りないと思います。依然として大変歩きにくい、危ない場所はたくさんあるのかと思います。ここでしっかり革靴、ハイヒールというお話もありましたが、ふらっと来て老若男女皆さんが安全に安心して歩けるような目に見える整備をお願いしたいと思います。
また、湖面では桟橋、ロープが撤去されて、かなりきれいになってきてはおりますが、いまだに幾つかの釣り座が残っているところが見受けられます。その理由と、今後の方針をお伺いいたします。
167 ◯木村眞澄座長【30頁】 観光課長。
168 ◯観光課長【30頁】 震生湖に、今、ある釣り座の内容でございますが、今、我々が把握しているところなのですが、秦野市域で14カ所、中井町域で3カ所、計17カ所、所有がわからない釣り座がございます。また、それが全て民地に設置されているということをつけさせていただきます。本市としましては、今後も自然湖としての姿にできるだけ回復させるため、また、後世にその環境が維持された状態で引き継いでいくためにも、釣り座の撤去をする方針で、今、検討を進めております。撤去に当たりましては、釣り座は個人の所有物であること、また、設置箇所が市の所有地ではないということで、争いになったときに土地所有者に御迷惑がかかってしまうというようなことがございます。現在、円滑に撤去を進めるための手続や方法を弁護士と御相談をさせていただいておりますが、なかなか厳しい状況であるという認識もしております。そのため、今後の取り組みといたしましては、中井サイドにもございますので、中井町ともしっかりと協議しながら、また、土地所有者の御理解をいただきながら、撤去に向けた貼り紙とか、まず看板、そのようなものをつけながら、釣り座の所有者に撤去のお願いをしていくことから始めていきたいと考えております。
以上でございます。
169 ◯木村眞澄座長【31頁】 加藤委員。
170 ◯加藤剛分科員【31頁】 お話ですと、これは少し時間を要するのかという気がいたしますが、先ほど観光課長がおっしゃっていたように、震生湖誕生100周年まであと4年、恐らくあっと言う間に100周年が来てしまうのだろうと思いますが、この4年間の取り組みが後々、本市に人を呼び込んで、大きく人の流れを変える可能性を持っているのだろうと思います。周辺一帯のにぎわいの創造にも寄与する取り組みでありますので、引き続きスピード感を持って取り組んでいただきたいと要望して、終わりたいと思います。
続きまして、同じく145ページ、名水はだの富士見の湯管理運営費についてでございます。来年度から、予算が衛生費から商工費に変わったということなので、まずその理由をお伺いしたいと思います。
171 ◯木村眞澄座長【31頁】 観光課長。
172 ◯観光課長【31頁】 名水はだの富士見の湯が商工費に移ったということでございます。名水はだの富士見の湯は、平成23年に秦野市、秦野市伊勢原市環境衛生組合及び御門自治会において取り交わされたクリーンセンターの建設及び管理運営に関する協定に基づき建設されたものです。その目的は、市民の健康増進及び弘法山とその周辺の観光振興を図ることとし、秦野市伊勢原市環境衛生組合が運営する、はだのクリーンセンターの熱エネルギーを有効活用しております。
設置、立ち上げにつきましては、環境資源対策課が所管となっておりましたが、平成31年度からは、弘法山とその周辺の観光資源を十分活用しながら、地元の住民はもちろんのこと、さらなる集客を図ることを目的に、観光課が所管していくことといたしました。つきましては、予算についても衛生費から商工費に変更いたしました。
以上でございます。
173 ◯木村眞澄座長【31頁】 加藤委員。
174 ◯加藤剛分科員【31頁】 名水はだの富士見の湯に関しましては、気になるのは利用者数ということなので、1つ、利用者数をお伺いしたいということと、環境資源対策課から観光課に所管が変わったということで、今後、この名水はだの富士見の湯の周知、利用者増加に向けての取り組みをさらにそういった視点を変えて加速させていくということで理解してよろしいのでしょうか。
175 ◯木村眞澄座長【31頁】 観光課長。
176 ◯観光課長【31頁】 利用者数と、また今後の取り組みという御質問だと思います。まず利用者の推移でございますが、当該施設は平成29年10月にオープンしております。昨年度は10月から3月まで約3万3,000人ほど利用者がございました。1日当たり186人ということになっております。また、平成30年度、4月から1月までの利用者数は約5万3,000人で、1日当たりにすると約180人と、全体では昨年、若干減少しています。しかしながら、10月からレストラン事業をリニューアルしたことで、利用者から非常に高評価を得ておりまして、10月から1月までの利用者は1日当たりで213人と増加をしているところでございます。
これは客単価にもあらわれておりまして、客単価は、昨年10月から3月は936円、ことし4月からなのですが、1,047円と1人当たり100円ぐらい上がっております。
次に、本市のこれまでのフォローアップについて、お答えいたしますが、広報はだのや、弘法山周辺の市有地への看板の設置に加え、公共交通機関の協力のもとチラシの配布を実施してまいりました。また、平成30年4月から神奈川県や東京都の地方自治体職員の福利厚生施設として、平成31年4月からは県内の小・中学校教職員も優待利用できるような取り組みを進めてまいりました。
今でも市として利用増加に向けた取り組みを全力でフォローアップしておりますが、観光課としても、今まで同じ環境産業部としてしっかりと連携をしてきたところでございます。新年度からは観光課が所管するということで、さらに名水はだの富士見の湯が利用されやすいようなハイキングコースの新設なども検討していきたいと考えております。
また、各種印刷物もございます。その中への掲載、既にここで弘法の里湯のパンフレットをリニューアルするというところで、もうそれには既に名水はだの富士見の湯も掲載して、相互に行けるような取り組みも考えております。本市の貴重な観光資源である弘法山をさらに磨き上げていくための施設となるよう、指定管理業者とともに、市民のために、観光客のために充実した施設となるよう検討を進めてまいりたいと思います。
以上でございます。
177 ◯木村眞澄座長【32頁】 加藤委員。
178 ◯加藤剛分科員【32頁】 利用者数についても、堅調に推移していると言っていいのかというところで、少しは安心をさせていただくところでございます。フォローアップに関しましては、パンフレット、また、ハイキングコース等、取り組みの方向性としては、名水はだの富士見の湯を1回知ってもらって、1回使ってもらってという取り組みだと思います。
まずは、その方向の働きかけは必要だと思うんですけれども、継続的に一定の利用者を確保していくためにはやはりリピーターをつくっていかなければならないのだろうと思います。ですから、周知をして、1回来てもらったときにリピートしたくなるような仕掛けがそのときにもう既にないといけないので、本当にどっちが先かという話になってしまうのですが、そこもしっかりと見ていかなければいけないと思いますし、私も開始当初、家族で行って以来、今、2度目、なかなか足が踏み出せていない状況がございます。そういった意味で、日常的にいろいろな温浴施設を使っている方にリピートする理由も調査したりとかして、そういった方向性の仕掛けも同時進行でじっくりと洗い出してみるのも必要なのかと思いますので、お願いをいたします。要望させていただいて、次に参ります。
同じく145ページ、大倉高原周辺観光振興事業費でございます。大倉高原山の家の再整備に関しましては、昨年も質問をさせていただきました。解体及び建設を同時にやったほうが経済的だという理由で平成30年度の解体を延期して、平成31年度には施工を予定していたと思うんですが、予算書、予算額を見ますと、そういった解体費等の計上がないようなのですが、経緯をお伺いできればと思います。
179 ◯木村眞澄座長【33頁】 観光課長。
180 ◯観光課長【33頁】 大倉高原周辺観光振興事業費の来年度の予算の計上について、お答えをさせていただきます。
大倉高原山の家の再整備に向けては、今、委員御指摘のとおり、当初は平成31年の建築を目指してという予定でおりました。平成30年第2回定例会におきまして、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催までは建築単価が非常に高いということ、また、今後の社会情勢とか、建築手法を見据えた中でできるだけ早期の着工というようなお答えをさせていただいておるところでございます。
新年度の建築の予算措置をしなかった経緯でございますが、大倉高原山の家の再整備検討懇話会が4年前に報告書をまとめております。そこにはなかった新東名高速道路の開通、また先ほどの工事費用の高騰といった新たな検討課題を加えまして、再度、見直し、それから、スマートインターチェンジの利用者が訪れる観光施設として議論や、現況に照らした見直しを行いまして、施設に必要な機能や観光地としてのイメージなどを再整備の方針について御意見をいただいております。
平成31年度は、昨年、懇話会で議論していただいた施設整備だけでなく、表丹沢全体の魅力向上につながる拠点の1つとして、どのような活用を図っていくべきなのか。それから、また、大倉高原山の家は大倉のバス停から約40分ぐらい歩かなければなりません。そのようなことから、誘客に向けたニーズ調査も大事だと考えております。そのほか、管理運営の方法、さらには建築手法を考える上で必要な設備などを引き続き懇話会で検討していくことといたしました。大倉高原山の家をより効果的に活用するために、しっかりと懇話会での議論を進めまして、丹沢の魅力向上につながる施設整備をしていきたい、そのような考えで来年度の予算は計上しております。
以上でございます。
181 ◯木村眞澄座長【33頁】 加藤委員。
182 ◯加藤剛分科員【33頁】 確かに立地ですね。車をとめて、すっと行けるところではないというところがありますので、その点に関してもニーズ調査をされていくということですが、立地は、昔からそういう立地だったわけなのですけれども、その調査というのは、今回、初めてされるのでしょうか。そして、また、それをアウトプット、どのように反映させていく予定でしょうか。
183 ◯木村眞澄座長【34頁】 観光課長。
184 ◯観光課長【34頁】 ニーズ調査について、お答えをいたします。
誘客に向けたニーズ調査というのは、今回、来年度、初めてやります。過去に、平成26年、報告書をまとめたときに簡単な調査は実施しております。その内容は、山の家を利用したことがあるかどうか、宿泊機能があったほうがいいかどうか、施設に必要な機能というのを大倉バス停付近の登山者に対して調査しております。
新年度に実施する調査は、現在の予定なのですが、首都圏の丹沢登山経験者、それから、新たな利用者の開拓として、県立秦野戸川公園の利用をしているファミリー層に施設の機能や体験のプログラム、施設だけではなかなか誘客が望めないというところもございますので、それに付随する体験のプログラムはどのようなものがいいのかとか、頂上を目指さない、よく言うピークハントを目指さない方の新たなルートの開拓なども調査の対象としていきたいと考えています。
また、反映の方法ですが、新年度におきましても施設検討の懇話会は開催する予定でございます。その調査結果をもとに、より具体的な整備方針等を懇話会で議論をしていきたい、そのようなことを考えております。
以上でございます。
185 ◯木村眞澄座長【34頁】 加藤委員。
186 ◯加藤剛分科員【34頁】 計画がこれまで毎年毎年、延びてきたという感じなのですけれども、来年度やらないということは、その次ということでのお考えなのでしょうか。
187 ◯木村眞澄座長【34頁】 観光課長。
188 ◯観光課長【34頁】 建築のスケジュールということだと思います。我々としては、あの状態で置いておくのは非常にまずいということも考えています。その中で、早期の着工を目指しているというのが現実でございますが、新年度、策定を予定しております表丹沢魅力づくり構想、これとしっかりと整合性を図る。それから、また東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会まで高騰する建築単価、それから、国や県の交付金や補助金の活用なども踏まえてしっかり懇話会で検討し、着工時期については総合的な判断をしていきたいということでございますので、現在、再来年度とかの時期を明言することではなくて、総合的にその中で判断をしていきたいと考えております。
以上でございます。
189 ◯木村眞澄座長【34頁】 加藤委員。
190 ◯加藤剛分科員【34頁】 ありがとうございます。正直、私も議員になるまでは、大倉高原山の家は正直言って知りませんでした。この建て替えの件が出てきてから初めて存在を知り、また調べてみますと、表丹沢山麓にはキャンプ場があっても、山中にはテントを張れる唯一の場であると。来訪者の間ではかなりよく知られたところで、テントサイトはあるにしても、山小屋の閉鎖を惜しむ声があるということがわかりました。先送り、先送りもいろいろな、オリンピックの事情とかあるとは思うんですけれども、そろそろ明確な、遂行していただいて、本市の武器と言えるものの1つだと思いますので、再整備を進めていただきたいということを要望させていただきます。
次に参ります。予算書139ページ、森林セラピー推進事業費でございます。野田委員、和田委員からも御質問ありましたので、少し重複するところがあるかもしれませんが、その内容について、重複しない範囲でありましたら御説明をいただきたいということと、これまでにもそういったお話、いろいろ森林セラピーに関してはあったようなのですが、事業として予算計上されるのは来年初めてということなので、これまでの経緯と新年度の予算計上された上での取り組み状況をお伺いいたしたいと思います。
191 ◯木村眞澄座長【35頁】 森林づくり課長。
192
◯森林づくり課長【35頁】 森林セラピー推進事業の内容でございますが、本市の有する豊かな里地里山、湧水、多様な動植物や農林産物などの自然の地形や恵みを森林セラピーを通じて総合的に活用していきます。里山の保全再生を推進するとともに、市民の健康増進や都市部地域との交流を図るなど、新たな森林、観光、医療の連携を通じた地域振興を図ることを目的に取り組むものです。
また、これまでの取り組み状況と新年度の取り組み内容についてですが、本市では、平成28年度に地方創生加速化交付金を活用しまして、里地里山資源活用調査研究事業で、森林空間の新たな活用を図るため、自然環境そのものを商品として売り出し、都市住民を呼び込むための施策の1つとして、里地里山にかかわるボランティア団体が森林セラピー事業を展開できるよう支援を行ってきました。
平成30年度は、森林セラピー事業の取り組みをさらに進めるため、専門家や市民、関係行政機関で構成しました秦野市森林セラピー推進協議会を設置するとともに、昨年7月と10月に2回の会議を開催し、本市の森林セラピー事業の将来像や森林セラピーロードの候補地の選定などについて、御意見をいただきながら、その内容を検討してきました。そして、森林セラピー基地の範囲を市域全体とし、また、5つの森林セラピーロードを選定し、その認定を受けるため、先月18日に認定団体に申請を行ったところです。今後、約1年間の審査を経て2020年3月から4月に結果が示される予定でございます。
そのほか、今年度の取り組みとしては、森林セラピー体験プログラムを開発するため、地方創生推進交付金を活用し、市内の東地区や北地区において森林セラピーが体験できるイベントをモデル的に開催いたしました。森のにおいや川のせせらぎ、里地里山の味覚、森の中でのハンモックやヨガの体験等、豊かな自然の恵みを五感で感じられる体験に、参加者から大変好評をいただいているところでございます。
続きまして、新年度の取り組み内容でございますが、ストレスホルモンの減少など、森林セラピーの効果があるかどうかを調べる森林セラピー基地、フィールドの森林実験業務を認定団体に委託するとともに、その内容をもとに審査を受けます。また、認定後を見据え、森林セラピーの体験プログラムのさらなる開発や、人材育成を行うとともに、秦野森林セラピー推進協議会の御意見をいただきながら、管理運営体制や情報発信体制など、事業を軌道に乗せるための体制の構築に向けた検討を進め、森林や里地里山の新たな活用を図り、市民の健康増進や都市部地域との交流を推進し、地域活性につながるよう、取り組みを進めてまいります。
以上でございます。
193 ◯木村眞澄座長【36頁】 加藤委員。
194 ◯加藤剛分科員【36頁】 森林セラピー基地認定のということが主に予算の中の根拠という形かと思いますが、森林セラピー基地及び森林セラピーロードの認定は平成18年から始まって、もう全国に既に多数ありまして、県内にも複数箇所あると聞いております。その中でこのタイミングで新たに基地認定を受けようということになった理由と、また、どのような認定によって、効果を見込んで取り組みを進めていくのかということをお伺いします。
195 ◯木村眞澄座長【36頁】 森林づくり課長。
196
◯森林づくり課長【36頁】 このタイミングでの申請と経過、効果を見込んで取り組みをということでございます。森林セラピーは科学的な証拠に裏づけられた森林浴のことで、森を楽しみながら、心と体の健康の維持・増進や病気の予防を行うことを目指すものです。委員御指摘のとおり、現在、全国の63の地域でさまざまな取り組みが行われています。また、県内でも厚木市、山北町、箱根町が認定を受けており、民間企業が昨年4月に大井町で認定を受けています。これら全国の認定を受けている地域を対象に行ったアンケート結果によると、森林セラピー基地の認定を受けた主な動機として、地域住民の心と体の健康の維持・増進や、病気の予防のほか、大きく2つの目的があります。
1つ目は、産業、または観光の振興、地域活性化、2つ目は、森林等の既存資源の保全・活用となっています。本市と環境は違いますが、平成18年に認定を受けた先進地の長野県信濃町では、都市部からの観光客など、年間の延べ利用人数が5,000人を超え、ガイド料金や宿泊料金、平均のお土産代、施設使用料などの消費額が参考7,700万円程度となるなど、その効果が確認されています。
本市は、市域の約53%が森林で、葉たばこ栽培の歴史と密接な関係がある都市近郊の雑木林が特徴であります。その保全・再生のため多くのボランティア団体が活躍しています。平成27年には環境省から生物多様性保全上、重要な里地里山に選定されており、また、県内一の木材生産量を誇るなど、豊かな森林資源に恵まれたまちでございます。
しかし、全国的な傾向と同様に、人口減少、少子高齢化が進んでいる中、厳しい財政状況やまちの活力の低下が懸念されており、森林についても、森が利用されず、人が入らなくなることによって荒廃化、里地里山の保全再生活動の継続性の確保などの課題を抱えています。また、2020年度の新東名高速道路の供用開始を控え、本市最大の魅力とも言える都市に近い豊かな森林や里地里山を観光コンテンツとして活用し、観光振興などを通じて地域振興を図ることは極めて重要な課題であると認識しております。
このような背景がある中、市民共有の財産である森林に森林セラピーという新たな付加価値を加えて、磨きをかけることで森林や地域にかかわる人や交流人口をふやし、訪れる人も、もてなす人も元気に健康的に暮らせる、人と自然が共生した魅力ある、秦野らしい持続可能な森づくりを目指すものです。
さらに、担い手となる里地里山のボランティア団体など、市民から森林セラピー基地及び森林セラピーロードの認定への取り組みも進めてほしいという要望もありますので、その機運も高まってきたことや、新東名高速道路の供用開始のタイミングもチャンスと捉え、森林セラピー事業を本格的に取り組むこととしました。近年、自然と共生したライフスタイルへの憧れや、健康志向の高まりのほか、事体験ができる付加価値の高い観光への都市住民やインバウンドのニーズが増していく中、森林セラピーを表丹沢の新たな魅力として市内外に発信し、市民の健康増進はもとより、観光振興を通じた地域振興を図っていきたいと考えています。今後は、森林や里地里山を支えるボランティア団体の新たな自主財源を確保し、里地里山の保全再生活動が継続的、自律的な活動となる仕組みを確立していきたいと考えております。
以上でございます。
197 ◯木村眞澄座長【37頁】 加藤委員。
198 ◯加藤剛分科員【37頁】 丁寧な御答弁、ありがとうございました。御答弁の中で1つ、長野県でしたか、第一陣、平成18年に認定を受けたところの効果額等の御紹介がありました。第一陣としての、先人としてのメリットがあったのだろうとは思います。しかし、平成18年に認定が始まって、そこから最初の8年間で認定がたしか57カ所、そして、直近のその後の5年間で6カ所なのです。ここの直近5年間では本当に少ししかふえていない。そして、また認定料も、今のところは、基地の認定料が200万円ほどと聞いておりますが、平成18年当初、設立当初は1,000万円ほどかかったと聞いております。ということは、それだけ認定料を下げても、認定料を数分の1にしてもなかなか手を挙げてくるところが現状では少なくなってきた。登録数の伸びも、100カ所を目指しているこのNPOは、100カ所を目指しているというところで最初は公言をされていたようなのですが、今でも60カ所ほどというところにとどまっているようです。ということは、要するに効果がもう押して知るべしというところなのかという気もしますし、森林を観光資源として打ち出していこうとしているところは、一通りもう取得が済んでいるのかということがわかると思います。
いわば、私の中には、出おくれ感がある事業に今から参入していくのかという否定的な考えと、一方、表丹沢を観光資源としている本市にとって、全国に森林セラピーが63カ所もある中で、本市が取得していないわけにはいかない、おくれてもやっぱり取得していないわけにはいかないだろうという思いもあります。両方の極端な思いが私の中にもあるのですけれども、実際に予算計上をされているわけですので、走り出している事業でございますから、であるならば、先ほどの長野県のところのように、いち早く取得した先発組のメリットというのはもはや享受できないわけですから、本市としては、その63カ所のケーススタディーを重ねながら、効率よく、そして、効果的に事業を推進できるという後発組のメリットを最大限に生かして進めていただきたいということを要望して、終わらせていただきます。
以上です。
199 ◯木村眞澄座長【38頁】 これで、加藤剛委員の質疑を終わります。
次に、兼務員の質疑を行います。
古木勝久委員。
200 ◯古木勝久兼務員【38頁】 なし。
201 ◯木村眞澄座長【38頁】 質疑なしと認めます。
露木順三委員。
202 ◯露木順三兼務員【38頁】 なし。
203 ◯木村眞澄座長【38頁】 質疑なしと認めます。
各委員の質疑は終わりました。
この際、特に再質疑を求める方は挙手をお願いします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
204 ◯木村眞澄座長【38頁】 質疑なしと認めます。
以上で、環境産業部及び
農業委員会事務局に対する質疑を終結します。
暫時休憩いたします。
午前11時42分 休憩
─────────────
午後 0時59分 再開
205 ◯木村眞澄座長【38頁】 再開します。
次に、建設部、都市部及び上下水道局に対する質疑を行います。
執行部の概要説明を求めます。
建設部長。
206 ◯建設部長【38頁】 本日は、よろしくお願いいたします。
それでは、平成31年度予算の概要について、説明を申し上げます。関係部署といたしましては、建設部、都市部となりますが、私から一括して説明申し上げます。
また、関係する款は、農林費の一部と土木費となりますが、来年の組織変更に伴いまして、従来までは総務費にありました公共施設マネジメント課、スポーツ推進課及びカルチャーパーク課が所管する事業の一部が土木費となっております。
初めに、農林費について、説明いたします。予算書は137ページ、所管する事業は農地費となります。農地費の予算は3,694万円で、前年度に対しまして532万4,000円の減額となっております。
続きまして、予算書は145ページ、土木費について、御説明いたします。土木費の予算額は59億761万7,000円で、前年度に対しまして2億9,494万円の増額となっております。
予算書は149ページになります。まず、一番上の事業コード010、市道維持補修費でございますが、33路線を中心に、工事延長で約6,365メートルの舗装の打ちかえを行います。また、020、交通安全施設整備費でございますけれども、イメージ歩道の整備工事などを引き続き行います。
050、国庫関連歩道設置事業費でございますが、市道9号線の工事を進めるとともに、東海大学前駅北口にエスカレーター等の設置に向けた実施設計を行います。
一番下の事業コード010の市道改良事業費及び151ページの020、国庫関連市道改良事業費でございますが、昨年11月に暫定的に供用を開始しました水無川右岸線と市道14号線との交差点の実施設計を含め19路線の事業を行い、工事延長841メートルの改良工事を行います。また、秦野駅北口周辺では中央階段にエスカレーターの新設工事を進めるとともに、駐輪場の建て替えにあわせて延伸するペデストリアンデッキの整備を行います。
030、秦野SA(仮称)関連道路施設整備事業費でございますが、平成32年度の新東名高速道路の供用にあわせ、アクセス道路等の整備を進めてまいります。
中ほどの020、橋りょう長寿命化・耐震化事業費では、山内橋の耐震改修工事や、4橋の橋りょう修繕工事を行います。
続きまして、まちづくり関連でございますけれども、事業コード020、003、秦野駅前通り周辺整備推進事業費でございます。県道事業にあわせて、店舗など建築物の建て替え等の補助及び道路拡幅による市街地の環境づくりを推進してまいります。
030、都市計画策定事務費でございますけれども、新東名高速道路及び東名高速道路のインターチェンジ周辺の新市街地ゾーンにおいて都市計画変更に必要な関係機関との協議を進めてまいります。また、都市計画に関する基本的な方針を定める都市マスタープランの改定に取り組みます。
次に、予算書は155ページになります。事業コード070、公共交通推進事業費では、乗合タクシーの利用促進に向けた運行ルートの延伸や停留所の設置などに取り組みます。
土地区画整理費では、010、秦野駅南部(今泉)土地区画整理事業費において、建築物等の補償調査、移転補償、街路築造及び宅地造成工事を行います。
020、インター周辺整備事業費では、戸川地区及び西大竹地区における組合土地区画整理事業の事業化を支援、推進していきます。
次に、予算書は157ページになります。事業コード030、都市公園長寿命化事業費でございます。たての台西公園ほか2公園の劣化した遊具の改修、それから、南が丘公園の藤棚改修などの公園改修工事を行います。
060、カルチャーパーク施設管理費でございますが、遊具改修や温水機の修繕などを行うとともに、第7駐車場を有料駐車場として貸し出す実証実験を行います。
以上、平成31年度の予算概要について、説明いたしました。
よろしく御審査くださいますよう、お願いいたします。
207 ◯木村眞澄座長【40頁】 執行部の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
まず、分科員の質疑を行います。
吉村慶一委員。
208
◯吉村慶一分科員【40頁】 145ページ、下の枠の中の050、公共施設等保全計画策定事業費について、伺います。本町小学校の俗に言うピンク校舎、今、使っていない校舎がございます。これの保全計画上の位置づけはどうなっていますか。
209 ◯木村眞澄座長【40頁】 公共施設マネジメント課担当課長。
210 ◯公共施設マネジメント課担当課長【40頁】 御質問にお答えいたします。本町小学校のピンク色の校舎でございますが、履歴をたどりますと本町小学校の旧北校舎C棟6教室として昭和32年3月に建設されたもので、築61年が経過してございます。現在は常時人が立ち入らない施設として、除却予定のある施設です。したがいまして、公共施設再配置計画でも維持していくべき建築物とはしていないことから、公共施設保全計画(試案)でも取り上げる対象としてございません。
しかしながら、来年度は、公共建築課は公共施設全般のいわゆるハード面の維持管理について支援していくことの役割から、ここに必要に応じた調査や除却に関して調整を今後、図りたいと思っております。
以上です。
211 ◯木村眞澄座長【40頁】 吉村委員。
212
◯吉村慶一分科員【40頁】 この建物は現状、生涯学習文化振興課のものが中に入っておりますが、耐震診断等の調査をしたことはあるのですか。
213 ◯木村眞澄座長【40頁】 公共施設マネジメント課担当課長。
214 ◯公共施設マネジメント課担当課長【40頁】 耐震診断の実施についてですが、除却予定となった施設に関しましては、耐震診断を実施していないことが過去の扱いでは一般的ですが、耐震診断の実施につきましては、承知してございません。
以上です。
215 ◯木村眞澄座長【40頁】 吉村委員。
216
◯吉村慶一分科員【40頁】 この建物の管理責任は誰にありますか。
217 ◯木村眞澄座長【41頁】 公共施設マネジメント課担当課長。
218 ◯公共施設マネジメント課担当課長【41頁】 市が所有する建築物ではございますので、今後の取り扱いにつきましては、関係各課と調整を図りながら対処していくものと考えてございます。
以上です。
219 ◯木村眞澄座長【41頁】 吉村委員。
220
◯吉村慶一分科員【41頁】 今、現に存在をしていて、一定の機能がある建物の今の責任者は誰かと聞いているのです。誰ですか。
221 ◯木村眞澄座長【41頁】 公共施設マネジメント課担当課長。
222 ◯公共施設マネジメント課担当課長【41頁】 現在につきましては、その所管につきましても調整しておりますので、関係各課と調整を図りながら対応したいと考えてございます。
以上です。
223 ◯木村眞澄座長【41頁】 吉村委員。
224
◯吉村慶一分科員【41頁】 その調整のスケジュールと具体的な手順はどうなりますか。
225 ◯木村眞澄座長【41頁】 公共施設マネジメント課担当課長。
226 ◯公共施設マネジメント課担当課長【41頁】 スケジュールでございますけれども、来年度早々にでもスタートしたいとは思っております。現在、生涯学習文化振興課の施設の所蔵品が内部に保管されてございますので、そちらの運搬先等々の調整も必要になりますので、そちらから進めていきたいと思っております。
以上です。
227 ◯木村眞澄座長【41頁】 吉村委員。
228
◯吉村慶一分科員【41頁】 昨年、大阪府北部地震が起きて、ブロック塀の下敷きになって児童がお亡くなりになった事件がありました。その直後、本市においても通学路、学校等のブロック塀については、緊急の調査と対応がこれまでなされていたし、現にされていると認識しておりますが、これ、もしこの校舎がブロック塀並みの強度しかないとすると、巨大なブロック塀が小学校の敷地の真ん中に存在することになりますが、それでも来年度からやりますか。
229 ◯木村眞澄座長【41頁】 公共施設マネジメント課担当課長。
230 ◯公共施設マネジメント課担当課長【41頁】 現在、吉村委員の御意見がございましたので、早急にその辺の調整を進めていきたいと思います。
以上です。
231 ◯木村眞澄座長【41頁】 吉村委員。
232
◯吉村慶一分科員【41頁】 遅かれ早かれ除却以外の処分の方法はないですね。そうすると、学校ですから、工事をやる期間というのは夏休み以外ないのですね。直ちに危険除去というか、余りそばに寄るなとか何とかというような措置をとった上で、もう次の夏休みに壊す以外ないではないですか。どうですか。
233 ◯木村眞澄座長【42頁】 公共施設マネジメント課担当課長。
234 ◯公共施設マネジメント課担当課長【42頁】 委員おっしゃられたとおりで、夏休み工事に間に合うような形で調整をしたいと思っております。
以上です。
235 ◯木村眞澄座長【42頁】 吉村委員。
236
◯吉村慶一分科員【42頁】 一応、担当副市長の御決断も伺っておきます。
237 ◯木村眞澄座長【42頁】 建設部長。
238 ◯建設部長【42頁】 この建物でございますけれども、阪神・淡路大震災を受けまして耐震改修促進計画を策定いたしました。その対象となる基準の中に不特定多数の出入りする建築物、それから、学校、公民館、病院等がございまして、他の施設に影響を及ぼすような建築物としましては、緊急輸送路等を2分の1以上塞いでしまうような建築物を対象としたものでありました。
先ほど委員もおっしゃったとおり、現在もそうですけれども、耐震改修促進計画をつくるときには倉庫として使用されておりましたために対象外としたもので、耐震改修工事をやるものの対象外、耐震診断や耐震改修工事をやるものの対象外としたものでございました。しかし、委員おっしゃったとおり、大阪府北部地震を受けまして、他に対する影響もある建築物でございますので、早期に調査し、改修または解体する必要があると思っておりますので、検討したいと考えております。
以上です。
239 ◯木村眞澄座長【42頁】 吉村委員。
240
◯吉村慶一分科員【42頁】 必ずこれはやってください。非常に危険な、それまでに横を通るなというような措置も学校に求める必要があると思います。
終わります。
241 ◯木村眞澄座長【42頁】 これで、吉村慶一委員の質疑を終わります。
野田毅委員。
242 ◯野田毅分科員【42頁】 それでは、予算書153ページ、まちづくり推進経費、秦野駅前通り周辺整備推進事業費、都市計画策定事務費及び予算書155ページ、土地区画整理事業推進事務費について、伺います。
いずれも大幅な予算削減となっていますが、内容、理由について、御説明願います。
243 ◯木村眞澄座長【42頁】 都市政策課長。
244 ◯都市政策課長【42頁】 御質問にお答えいたします。まちづくり推進経費でございますけれども、こちらにつきましては、今回につきまして、立地適正化計画の策定に基づく予算措置が不要となったこと、また、壁面後退用地整備事業補助金の予定面積の縮小によって、減額が生じたものでございます。
また、秦野駅前通り周辺整備推進事業費でございますけれども、こちらにつきましては、県道705号の拡幅事業に合わせて計上させていただきましたが、本年度の進ちょく状況を踏まえた上で、1件の除却費の補助ということを計上させていただきましたので、減額となってございます。
また、都市計画策定事務費でございますが、こちらにつきましては、おかげさまで西大竹地区につきましても、戸川地区につきましても準備組合が立ち上がってまいりました。そのような状況の中で都市計画策定事務費から都市整備事業、土地区画整理事業に移行するものが出てきてまいりましたので削減をいたしまして、都市計画策定事務費の減額となったものでございます。
以上でございます。
245 ◯木村眞澄座長【43頁】 都市整備課長。
246 ◯都市整備課長【43頁】 私からは土地区画整理事業推進事務費の減額について、説明させていただきます。
この事業につきましては、平成30年度に秦野市戸川土地区画整理準備組合及び秦野中井インターチェンジ南土地区画整理事業準備組合がそれぞれ土地区画整理法に定める技術的援助の請求があり、本市として積極的に支援をしているところでございます。
平成31年度におきまして、これら土地区画整理準備組合を支援するための費用を新たに事業立てしましたインター周辺整備事業費において計上したことから、これらの移行に伴い、土地区画整理事業推進事務費が減額となったものでございます。
以上でございます。
247 ◯木村眞澄座長【43頁】 野田委員。
248 ◯野田毅分科員【43頁】 説明、ありがとうございます。質問を終わります。
249 ◯木村眞澄座長【43頁】 これで、野田毅委員の質疑を終わります。
小菅基司委員。
250 ◯小菅基司分科員【43頁】 それでは、よろしくお願いします。最初に、153ページ、開発行為等事務費について。以前から、市内の不動産業者から環境創出行為にかかわる手続の期間が、いわゆる開発許可がおりるのが遅いというようなことで、要望書等が市長のところにも届いておりましたが、他市に比べて秦野市の状況というのはどのような状況なのでしょうか。
251 ◯木村眞澄座長【43頁】 開発建築指導課長。
252 ◯開発建築指導課長【43頁】 平成28年と平成29年に開発許可等の促進の要望書に関しまして、庁内の開発に関係する課により、平成29年度に5回、会議を開催していろいろ多種にわたり検討をさせていただきました。この中で本市としまして改善できる点は数点、改善をさせていただきました。また、このときに、他市に関してもどのような手続状況がやってるか調査をいたしました。それぞれ秦野市のまちづくり条例と他市の条例、いろいろなつくり方に違いはありますけれども、本市の中でそんなに他市と比べて厳しい、また時間がかかっているというような認識は、そこでは得られませんでした。
以上でございます。
253 ◯木村眞澄座長【44頁】 小菅委員。
254 ◯小菅基司分科員【44頁】 他市と変わらないというような認識を持たれているということですが、鶴巻地区において事前相談をした結果、約1年近くの期間が過ぎてしまった。それで、その業者は開発行為の申請を諦めたというような事例があったと思うんですけれども、他市に比べてかかっていないと言っても、私なんか素人目から見ても、1年というのは少し長くて、またその行為を諦めてしまったということは大変残念なのですが、その辺の認識はどうでしょうか。
255 ◯木村眞澄座長【44頁】 開発建築指導課長。
256 ◯開発建築指導課長【44頁】 開発許可におきまして、鶴巻地区のような計画地が軟弱地盤等に該当するような場合につきましては、開発許可の手続の中では技術基準というものがございまして、地盤の沈下等を、被害を防止するために開発区域内について地盤の改良、その他、安全上必要な措置が講ぜられるように設計が求められております。軟弱地盤に対する適切な設計がされていることが要求されます。開発を担当する課といたしましては、安全・安心なまちづくりを目指しており、通常、一生に一度と思われる大きな買い物である宅地を購入し、建物を建てられますエンドユーザーが後々、庭先が沈下したなど、困らないようにしたいと考えて、日々、業務を行っております。
その過程の中で事業者と協議を行っておりますが、時間がかかってしまうこともあることは一応御理解いただきたいと思いますが、1年近く時間を要したという事例でございますが、確かに最近の事例で事前相談を受けてから開発を諦めたという、廃止の願いを出してきたものがありまして、それには約10カ月、ほぼ1年近くの時間を要しました。ただ、その中で軟弱地盤に関する実質の業者とのやりとりにつきましては、約4カ月を要している事例がございました。
以上でございます。
257 ◯木村眞澄座長【44頁】 小菅委員。
258 ◯小菅基司分科員【44頁】 時間がかかり過ぎて開発行為がおりないのではないかということで多分判断をして、位置指定道路で規模を小さくして宅地造成に変更したということで、不動産業者からすると、環境創出行為で開発した宅地と、位置指定道路の宅地では値段が抑えられる、高く買えない。地主にすると高く売れないという話になりますので、もっと速やかに許可がおりるようにしていただきたいと思うし、隣の商業施設、資料請求して開発建築指導課長とやりとりしているからわかると思うのだけれども、隣には立派な商業施設が建っているわけですね。その辺の対応が違うというのはどういったことなのでしょうか。
259 ◯木村眞澄座長【45頁】 開発建築指導課長。
260 ◯開発建築指導課長【45頁】 隣の商業施設との違いでございますが、お互いに隣接地ということで、仮に地盤の性質等が同じ状況であったとしても、盛土する造成の高さ、それから造成の範囲、土地利用の方法等、個別の条件の違いによって審査内容や審査時間が違ってくる場合がございます。今回の事例につきましては、委員がおっしゃられている場所につきましては、全体的に約70センチメートルほどの盛土をする計画でございました。隣の商業施設につきましては、一部盛土をする部分がございますが、全体的な盛土はございませんでした。その中で商業施設は適切な地盤沈下等の検討をされまして、開発許可をおろしてございます。
それから、1年間という期間につきましては、やはり1年間、全て相談で時間を費やすということは一般的に考えれば、私どもも少し長いと考えております。今後、事業者とよく話し合いをしながら、設計者ともよく協議をして、市の内部でも課内的にいろいろな協議をした中で、適正に今後も事務を執行したいと思います。
以上です。
261 ◯木村眞澄座長【45頁】 小菅委員。
262 ◯小菅基司分科員【45頁】 開発許可がおりるか、おりないかによって市民の財産の価値が変わってしまう。私は早く出してあげて価値を上げて、そうしていれば既に税金等が秦野市に入っていたのではないかと判断します。適切な指導と、許可をおろしてあげていただきたいと思うんですが、市内の業者はその開発の土地を見ていて、鶴巻ではもう土地を買えない、おっかなくて手を出せないと。業者にしてみると、やはり金員の支払い等があるのでなるべく早くおろしてもらいたいというのが心情だと思うんですけれども、今後、この鶴巻地区、軟弱地盤地域というのは指定されていると聞いているので、その辺の今までの前例や、まだ空き地になっている例を出しながら、業者との説明会を開いていただきたいと思いますが、どうでしょうか。
263 ◯木村眞澄座長【45頁】 開発建築指導課長。
264 ◯開発建築指導課長【45頁】 今、お話の地元の不動産関係、宅建業者とのお話し合いですが、やはり私どもの考えている安全・安心のための軟弱地盤に対する地盤調査が必要だとか、そういう対応については、私どもも良好な宅地を供給する立場としても、御説明する必要というのは感じております。課内の中でも、どうしても調整しながら、その辺の説明会については検討させていただきたいと思います。
以上でございます。
265 ◯木村眞澄座長【45頁】 小菅委員。
266 ◯小菅基司分科員【45頁】 最後、部長に少しお聞きしたいのですけれども、やはり業者にすると不信感というのがあって、良好な商売ができないというような発想になってしまっているのも事実だと思うのだけれども、こういった事例を見て、今後どのような対策をとりたいと思っていますでしょうか。
267 ◯木村眞澄座長【46頁】 都市部長。
268 ◯都市部長【46頁】 ただいま小菅委員からの御質問の中にも、事業者の方の中にも、位置指定などのミニ開発的なやり方でやっていると土地の価値が落ちてしまうのだというお話がございました。開発建築指導課長の話の説明の中に、目指すところは安全・安心、良好な住環境づくりだという説明をさせていただいたのですけれども、結果的に目指している方向は一緒になっていくのではないのかという感じがしています。特に鶴巻地区の場合には、地域のまちづくりにも委託される事業者の方にも強くかかわっていただいているような傾向がございますし、開発建築指導課長の説明の中にありましたけれども、その辺の対策、それから、状況、委員の御質問にありました地域とか地盤、軟弱な地域ですとか、そういったものを情報共有して、どういう対策をとれるのかということを共有していくと時間もかからずに、また効率的に安全なまちができていくのではないかと思いますので、そういった方向でまた取り組んでいきたいと思います。
269 ◯木村眞澄座長【46頁】 小菅委員。
270 ◯小菅基司分科員【46頁】 お互いがいい方向に向かうように、よろしくお願いをして、この質問は終わります。
155ページ、建築確認等事務費。先日、ニュース、新聞等で、レオパレスの外壁の問題が大きなニュースになっておりましたけれども、秦野市ではレオパレスのアパートが一体何棟あるのか、そして、違反の内容というのは、どのような違反になっているのか教えてください。
271 ◯木村眞澄座長【46頁】 開発建築指導課担当課長。
272 ◯開発建築指導課担当課長【46頁】 対象となりますのは、平成6年1月から平成7年12月の間に株式会社レオパレス21が開発販売いたしました2つのタイプの物件と、平成8年から平成21年の間に同じく株式会社レオパレス21が開発販売いたしました6つのタイプの物件の合計8つのタイプの物件が対象となります。秦野市内において対象となる建物は114棟ございます。現在、対象となる114棟全ての建物に対し、株式会社レオパレス21が施工不備の有無について調査中でございます。現時点で施工不備があることがわかっておりますのは2棟ございます。この2棟については、現在、株式会社レオパレス21が改修工事の施工をしているところでございます。
次に、違反の内容はどうかについて、お答えいたします。新聞報道等でされている施工不備の内容といたしましては3つございます。1つ目は、住戸間の壁、この壁のことを界壁と言いますが、界壁が施工されていないもの、2つ目として、界壁が施工されていますが、隙間等による施工の不備があるもの、3つ目といたしまして、界壁、外壁、天井が法定の仕様に適合していないものになります。
現在、施工不備が判明しています2棟につきましては、界壁が施工されていないという内容の物件でございます。
以上でございます。
273 ◯木村眞澄座長【47頁】 小菅委員。
274 ◯小菅基司分科員【47頁】 これは大きな問題になっておりまして、もう市内でも引っ越しを始めているところもあると聞いております。速やかな解決ができるように、よろしくお願いして、こちらを終わります。
それでは、並んでいるカルチャーパーク課長のところに行こうか。カルチャーパークなのですけれども、非常に私から見ていても、利用者、園路を歩いている人はふえたと思うんですけれども、カルチャーパーク課長のほうではどのような市民からの意見等を受けているのか、お聞かせ願いたいと思います。
275 ◯木村眞澄座長【47頁】 カルチャーパーク課長。
276 ◯カルチャーパーク課長【47頁】 カルチャーパーク利用者の変化でございますが、まず、一番多く目につきますのは、夕方から夜間にかけてウオーキングやジョギング、犬の散歩をされる方が非常にふえているというのを多く実感しております。特にその中でも女性の割合というのが非常に多くなっておりまして、私も何人かの方にお話を聞かせていただいたところ、以前は、木が鬱蒼として少し暗くて、来れなかったのだけれども、今は大分開放的になったので、少し暗くなっても来れるのだ、そういうような御意見をいただいているような状況でございます。
以上です。
277 ◯木村眞澄座長【47頁】 小菅委員。
278 ◯小菅基司分科員【47頁】 時間がないので、どんどん要望に変えさせていただきます。
総合体育館の裏の駐車場、今、関係者以外入れませんとしてあるのだけれども、テニスコートの前、第4駐車場か。そこに朝、とめて、橋を渡って通勤している方が何人かいます。その対応を以前から言っているのだけれども、ぜひお願いをしたいと思います。まず、市民を締め出すのではなくて、そういう不法というか、適正に駐車していない人をまず対応していただきたいと思います。
それで、ぺコちゃん公園はだののゴムマットが雨上がりだと非常に滑る。洗浄やブラシ等、少し対応を考えておいたほうがいいかと。それで中央こども公園へ下っていく階段、これも少し日影になっているので結構滑るし、鳥のふん等がたくさんあるときがあります。
それと陸上競技場の芝生、ターゲットバードゴルフやパークゴルフ、たくさん使えるように努力していっていただきたいと思います。
それと野球場(中栄信金スタジアム秦野)の芝生の問題。この間、ディスカッションしているので、カルチャーパーク課長はよくわかっていると思うんですけれども、将来は人工芝にしてもらいたいと要望しますし、バックネット裏にも屋根をつけていただきたいと要望します。
それで、最近、民間のテニスコートができていますけれども、やはり屋根がついているのです。インドアのスポーツになりつつあるので、利用率向上のためにも、その辺も考えていただきたいとお願いをして、終わります。
次に、155ページ、空家等対策事務費。市内には幾つぐらいの空家があるのか、まず聞いておきたいと思います。
279 ◯木村眞澄座長【48頁】 都市政策課長。
280 ◯都市政策課長【48頁】 御質問にお答えをいたします。市内における現段階で空家と推定される棟数につきましては、1,900棟ほどでございます。
以上でございます。
281 ◯木村眞澄座長【48頁】 小菅委員。
282 ◯小菅基司分科員【48頁】 解消策はどのように考えているのか、どのような展開で進めていくのか。
283 ◯木村眞澄座長【48頁】 都市政策課長。
284 ◯都市政策課長【48頁】 これまでも御説明をさせていただいております空家対策につきましては、3つの大きな要素があると思っております。予防対策、流通対策、それと適切な維持管理対策でございます。それらにつきましても、個人所有の物件という権利の件も含めまして、今後、内部でよく調整をしまして、スマートな検討をし、スマートな対策を講じてまいりたいと考えております。
以上でございます。
285 ◯木村眞澄座長【48頁】 小菅委員。
286 ◯小菅基司分科員【48頁】 副市長、これは空家対策という狭い範囲だけでやると解決の糸口がないと思うんです。先進事例を紹介する鹿児島県霧島市へ視察に行ったのですけれども、すばらしい事業をやっているのでぜひホームページからでも見ていただきたいと思いますし、愛媛県四国中央市ですか、「空家のこと考えてみませんか~空家の3R~」といった資料をつくって、3Rで、リユース、リメイク、リサイクルというようなことも打ち出しております。市内にあるアパートも全戸あいているというのも見受けられるのですが、ぜひそういった空家を利用して産後ケア施設だとか、学童保育の施設だとか、そういったものにも利用できるのではないかと思うので、たくさんの糸口がありますし、定住促進事業も一緒に考えていただきたいと思います。そういったことのお手伝いに不動産屋を巻き込んできちんと商売になるような事業にしているというようなところもありますので、ぜひ空家対策を進めていくようにお願いをいたします。
次に、149ページ、街路樹管理等委託費。これは一般質問等でもやらせていただいて、南が丘へ上がっていく市道81号線のイチョウの木は、バスの形なりに枝が削れているところがあるので、その辺、しっかりと上のほうまで、バスで削ってもらうのではなくて、きちんと枝をおろすというようなことをしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
287 ◯木村眞澄座長【49頁】 建設管理課長。
288 ◯建設管理課長【49頁】 通行に支障となります街路樹の対策について、お答えをさせていただきます。
街路樹の管理につきましては、通行に支障とならないように日常的に管理していくことが重要であり、枝が成長する前に剪定することが理想だと考えております。しかし、今、委員からお話がありましたように、街路樹の枝が車両の通行等に支障を及ぼしている路線もございます。このような状況の中でございます。新年度は維持管理に重点を置いて取り組むこととしまして、街路樹管理等委託費の予算は今年度に比べ600万円ほど増額して計上しております。
新年度は、市道23号線堀川入口交差点からテクノパーク入口交差点までの街路樹がトレーラーなど大型車両の通行に支障を来している箇所がございますので、沿道事業者の利便性や流通効果の向上を図るために剪定を行います。ほかの路線につきましても、バスなど大型車両の通行の支障となり、枝などに対して剪定の要望があります。また、枯れ枝の処理などの要望もございます。これらは事故防止のために定期的に維持管理を行うことが必要であると考えておりますので、しっかり維持管理を進めていきたいと思います。
289 ◯木村眞澄座長【49頁】 小菅委員。
290 ◯小菅基司分科員【49頁】 しっかりとお願いいたします。
それと、はだの桜みちやカルチャーパーク通り、桜の木を倒したところの後の根っこの処理とか、植えかえ、この辺はどうなるのでしょうか。
291 ◯木村眞澄座長【49頁】 建設管理課長。
292 ◯建設管理課長【49頁】 根上がりによる歩道の対応について、お答えします。
街路樹の種類にもよりますが、植えてから年数を重ね、大木になって地面を持ち上げてしまい、舗装を傷めているような現状がございます。これらの対応につきましては、我々も大変苦慮しているところでございます。
市道23号線につきましては、腐朽菌に冒された街路樹の倒伏未然防止のために伐採を行っており、新年度も引き続き行う予定でございます。伐採を行った後、切り株の撤去をしますので、それにあわせて根上がり等の処理を順次行う予定でございますが、範囲が広く、全てを対応するには財政的に厳しいと思いますので、また時間がかかると思います。そのため、応急処置として歩道の破損部分の補修や、でこぼこの路面をアスファルトですり付けるような対応をしていきたいと考えているところでございます。
以上です。
293 ◯木村眞澄座長【49頁】 小菅委員。
294 ◯小菅基司分科員【50頁】 先ほど衛生費だったか、美化清掃のところでも少しお話させていただいたのですが、工業団地等の道路の管理がいまいちだなと感じております。そこで、企業等にも市内一斉清掃にあわせるとか、例えば桜のシーズンの前には協力してもらって清掃をしてもらうとか、はだの丹沢水無川マラソンのときには、はだの丹沢水無川マラソンのコースのところは協力願うとか、いろいろ工夫と、市民の協力、企業の協力を得ながら管理を進めていっていただきたいと、これはお願いをしておきます。
それと最後に、交差点名がついていないということで、以前、一般質問させていただいて、たしか今年度、つけていただくということでしたが、まだついていないと思いますけれども、状況はどうなのでしょうか。
295 ◯木村眞澄座長【50頁】 建設管理課長。
296 ◯建設管理課長【50頁】 平成30年度は表示板工事費として300万円を計上しております。現在、表示板の作製中でございまして、つける場所としましては桜橋交差点、秦野駅周辺では平成橋の両側の交差点と秦野駅南口の交差点、西小学校前交差点の5カ所を予定しております。平成31年度も、引き続きまして秦野駅南口周辺の交差点や上公民館などの5カ所を予定しておりまして、昨年度と同様の、同額の約300万円を予算計上しております。順次、設置を進めていきたいと考えているところでございます。
以上です。
297 ◯木村眞澄座長【50頁】 小菅委員。
298 ◯小菅基司分科員【50頁】 値段が、いい値段がするなというのが感想なのですけれども、まだ市内には、今年度、たしか終わっても、53カ所程度あるということを聞いております。余り年数かからないうちに、全部の交差点に名前がつけられるといいと思いますので、努力していただきたいと思います。本当に道案内をするときに、交差点に名前がついていないと非常に苦労しますので、市民の利便性向上のためにも、よろしくお願いいたしまして、質問を終わります。
299 ◯木村眞澄座長【50頁】 これで、小菅基司委員の質疑を終わります。
和田厚行委員。
300 ◯和田厚行委員【50頁】 なし。
301 ◯木村眞澄座長【50頁】 質疑なしと認めます。
加藤剛委員。
302 ◯加藤剛分科員【50頁】 なし。
303 ◯木村眞澄座長【50頁】 質疑なしと認めます。
次に、兼務員の質疑を行います。
古木勝久委員。
304 ◯古木勝久兼務員【50頁】 それでは、よろしくお願いします。1項目あります。
予算説明書145ページ、050、公共施設等保全計画策定事業費、2,523万4,000円。このうち、コンクリート劣化度調査について、お尋ねをいたします。既成概念にとらわれないで、(仮称)公共施設保全計画がようやく3年越しでまとまりそうなのかと思うわけであります。公共施設、本市の建築物は国土交通省の公共建築工事標準仕様書に基づいて建てられていると思います。今回の調査では、築30年を経過している建築物の劣化度調査ということでありますけれども、劣化はコンクリート部分だけではないのですけれども、あえてコンクリートの劣化に限定した理由をお示しいただきたいと思います。
305 ◯木村眞澄座長【51頁】 公共施設マネジメント課担当課長。
306 ◯公共施設マネジメント課担当課長【51頁】 御質問にお答えいたします。公共施設再配置計画では、コンクリート造の建物の耐用年数は一律60年で試算しておりますが、(仮称)公共施設保全計画では、躯体の状況が良好であれば60年としている耐用年数を延長し、長寿命化を図ることを考えております。そのため、構造体の状態を確認することが不可欠です。コンクリートの劣化状況を調査する理由ですが、本市の場合、大規模な施設のほとんどがコンクリート造です。また、施工中、現場で作業が多く、気象条件などの影響により、品質がばらつく要因が多いためです。既に保全計画を策定済みの先進市においても、同様の調査を行っている例は多数あり、本市もこの考え方を参考にしております。
以上です。
307 ◯木村眞澄座長【51頁】 古木委員。
308 ◯古木勝久兼務員【51頁】 ありがとうございます。冒頭申し上げました本市の建築物は国土交通省の公共建築工事標準仕様書に基づいて、あるいは法令に基づくものではなくて、他市がやっているからというような公共施設マネジメント課独自の考え方をお示しされております。私も小さいですけれども、団地の修繕委員等々を何年か務めてまいりましたけれども、民間の集合住宅や、あるいはUR都市機構、あるいは住宅供給公社などの建築物は将来負担に備えて、区分所有法や、あるいは国土交通省が示している長期修繕計画作成ガイドライン、それから、マンション管理標準指針に基づいた長期修繕計画、そして、修繕積立金をセットにしております。大変恐縮ですが、こうした計画の仕組みを1つでもごらんになって、御理解されていらっしゃるかどうか、イエスかノーでお答えください。
309 ◯木村眞澄座長【51頁】 公共施設マネジメント課担当課長。
310 ◯公共施設マネジメント課担当課長【51頁】 民間マンションの長期修繕計画の必要性については承知しております。
以上です。
311 ◯木村眞澄座長【51頁】 古木委員。
312 ◯古木勝久兼務員【51頁】 私が今、質問したのは、1つでもごらんになっているかどうかということをお聞きしたのですけれども、時間がありませんので端的にお答えください。
313 ◯木村眞澄座長【51頁】 公共施設マネジメント課担当課長。
314 ◯公共施設マネジメント課担当課長【52頁】 目にしたことはございます。
以上です。
315 ◯木村眞澄座長【52頁】 古木委員。
316 ◯古木勝久兼務員【52頁】 いいですけれども、平成31年度の予算に盛り込まれているのは破壊検査であります。コンクリートのコアの抜き取りで、建築物の安全性が担保されにくいのではないかと私は、釈迦に説法でありますけれども、そのように思っております。建物の安全性が担保されにくい。調査するにしても、なぜ非破壊検査にしなかったのか。その理由をお示しいただけますか。
317 ◯木村眞澄座長【52頁】 公共施設マネジメント課担当課長。
318 ◯公共施設マネジメント課担当課長【52頁】 非破壊検査をしなかった理由でございますが、本市の耐震診断でも採用されてきたように、実績が非常に多く、結果に信頼性があるためです。またJIS規格により、採集方法、圧縮強度試験方法及び中性化試験方法などが明確になっていることも理由に挙げられます。
なお、現地で抜き取り調査を行う場合でございますが、鉄筋探査機を使用するなど、構造上、主要な部分は避けて慎重に行ってまいります。
以上です。
319 ◯木村眞澄座長【52頁】 古木委員。
320 ◯古木勝久兼務員【52頁】 今の御答弁は、まさに公共施設マネジメント課が既成の概念にとらわれない選択をされたのかと受けとめさせていただきます。
それから、民間マンションの長期修繕計画は、所有者の考え方で実現したのではなくて、法定義務で成り立っております。本市の(仮称)公共施設保全計画では、計画策定以後、改修や修繕をやる場合、既にコンクリート劣化度調査を実施しているので、将来はあらゆる劣化度調査をしないという理解でよろしいですか。
321 ◯木村眞澄座長【52頁】 公共施設マネジメント課担当課長。
322 ◯公共施設マネジメント課担当課長【52頁】 将来にわたってどのような調査が必要になるのかは、現時点においてわかりませんが、コンクリート劣化度調査は原則一度と考えてございます。策定時に築30年に満たない施設については、築30年をめどにコンクリートの劣化度調査を実施していきたいと考えております。その他各種修繕や交換のスケジュールにつきましては、工種ごとに定めていきたいと思っております。
以上です。
323 ◯木村眞澄座長【52頁】 古木委員。
324 ◯古木勝久兼務員【52頁】 わかりました。ようやくでき上がったというか、3年越しで来た保全計画ですね。名称なのですけれども、道路や橋りょう、あるいは上下水道、こういったものは含まないわけでありますので、従来、公共施設マネジメント、ハコモノと言っておりましたので、ハコモノを対象としているわけですから、ハコモノ保全計画試案という名称に改めるべきではないかと思うんですが、いかがでしょうか。
325 ◯木村眞澄座長【53頁】 公共施設マネジメント課担当課長。
326 ◯公共施設マネジメント課担当課長【53頁】 ハコモノ保全計画試案という名称の提案をいただきました。名称につきましては、公共建築物に特化した保全計画であることがわかるようにしたいと考えておりますので、前向きに検討させていただきたいと思っております。
以上です。
327 ◯木村眞澄座長【53頁】 古木委員。
328 ◯古木勝久兼務員【53頁】 道路は道路法、公園は都市公園法、また、多くの行政計画も実体法や国の指針に基づいて成り立っていると思うわけであります。今、進められようとしている(仮称)公共施設保全計画は、既成概念にとらわれない発想でやられているのでしょうけれども、どのような法令、または指針に基づいて行われているのか、お答えいただけますか。
329 ◯木村眞澄座長【53頁】 公共施設マネジメント課担当課長。
330 ◯公共施設マネジメント課担当課長【53頁】 今のお話ですが、法令というところではないと思いますが、指針でもよろしいということのお話だったので、お話しいたします。国が定めましたインフラ長寿命化基本計画によるもので、平成26年12月、総務省から公共施設等総合管理計画の策定の要請がございました。その指針に基づくものでございます。再配置計画や橋りょう長寿命化修繕計画、それとともに個別指定計画の位置づけとなるものです。
以上です。
331 ◯木村眞澄座長【53頁】 古木委員。
332 ◯古木勝久兼務員【53頁】 総務省の公共施設等総合管理計画というのは、そもそも何に基づいていますか。
333 ◯木村眞澄座長【53頁】 公共施設マネジメント課担当課長。
334 ◯公共施設マネジメント課担当課長【53頁】 今、お話しいたしましたが、インフラ長寿命化基本計画によるものです。
以上です。
335 ◯木村眞澄座長【53頁】 古木委員。
336 ◯古木勝久兼務員【53頁】 出所は総務省ではないですね。国土交通省だと思うんです。やはり建築基準法の第8条と第10条だと私は思います。建築基準法の第8条というのは、維持管理の義務が書いてあります。努力義務であったとしても、そこにやはり建築基準法第12条点検の概要が書いてあるのです。建築基準法第12条点検というのは、点検周期、建物の、建築物の3年以内ごとの調査、それから、建築設備等の1年ごとの調査、それから、これが一番肝心なのですけれども、劣化調査は6年ごとに行わなくてはならない。これは法定点検です。これに基づいて成り立っているのです。このことをよくお含みおきいただいて、やはり長期修繕計画に沿った、法定に沿った計画にしていただきたいと思います。
質問を終わります。
337 ◯木村眞澄座長【54頁】 これで、古木勝久委員の質疑を終わります。
露木順三委員。
338 ◯露木順三兼務員【54頁】 それでは、151ページ、橋りょう長寿命化・耐震化事業費について、お伺いしたいと思います。
この最終予算要求書に内容、平成24年度に策定した秦野市橋りょう長寿命化修繕計画、平成25年度に策定した秦野市橋りょう耐震補強計画に基づき、市内の橋りょうについて修繕、補修、耐震補強を実施すると。目的として、橋りょうの長寿命化を行うことで、今後、老朽化に多額な維持管理の平準化を図ると。また、大震災発生の切迫性が指摘されており、橋りょう耐震補強も早急に実施する必要があることから、長寿命化と整合性を図った上で橋りょう耐震補強を実施するとあります。この内容、目的に間違いないでしょうか。簡潔にお願いします。
339 ◯木村眞澄座長【54頁】 建設管理課長。
340 ◯建設管理課長【54頁】 長寿命化と耐震化、あわせて合理的な整備をしていくというような考えでございます。
341 ◯木村眞澄座長【54頁】 露木委員。
342 ◯露木順三兼務員【54頁】 そうしますと、現在で約140橋の中で耐震化の必要があるものは、40の橋りょうがあります。耐震化できる、今まで行っているのが9橋であります。残が31橋になります。現在、22.5%の耐震化率、大幅におくれています。なぜかと申しますと、総合計画後期基本計画で平成28年度から平成32年度、5年間で22橋、実施すると。また、補強の耐震化補強計画でも、平成26年から平成35年の10年間、約40橋を完成すると。ということは、平成30年度までの5年間で20橋を終えていなくてはいけないのです。その半分も行っていない。いろいろな理由があるのでしょうけれども、これは早急にやるべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。
343 ◯木村眞澄座長【54頁】 建設管理課長。
344 ◯建設管理課長【54頁】 この事業につきましては、国の補助金を充てて実施しております。その中で事業を進めてきた中で東名高速道路の橋りょうを、オーバーブリッジを架け替えるという計画がありましたが、それが少し難行しまして、それによりまして事業の進ちょくが今、おくれている状況でございます。
345 ◯木村眞澄座長【54頁】 露木委員。
346 ◯露木順三兼務員【54頁】 いろいろな御事情はあると思うんです。でも、やはりこの耐震化計画と長寿命化計画に基づいて実施するのは当然だと思うんです。では、予算はどうかというと、今年度予算を見ても、国庫支出金はふえています。あと、地方債も減っています。一般財源、まさに減っています。こういう状態の中で拡大してやるというのは無理だと思うんです。その観点から本当は予算も拡充する、それは必要があると思うんです。建設部長、どう思いますか。
347 ◯木村眞澄座長【55頁】 建設部長。
348 ◯建設部長【55頁】 橋りょうにつきましては、人命の安全を確保するために大変必要なものだと考えておりますので、早期に対処していきたいと考えております。
以上です。
349 ◯木村眞澄座長【55頁】 露木委員。
350 ◯露木順三兼務員【55頁】 ぜひ今年度予算の中でも、補正予算でも組んで拡充することをお願いして、終わります。
351 ◯木村眞澄座長【55頁】 これで、露木順三委員の質疑を終わります。
各委員の質疑は終わりました。
この際、特に再質疑を求める方は挙手をお願いします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
352 ◯木村眞澄座長【55頁】 質疑なしと認めます。
以上で、建設部、都市部及び上下水道局に対する質疑を終結します。
以上で、議案第1号のうち、当分科会所管部分の質疑を終結します。
これより、
予算決算常任委員会における採決の参考とするため、賛否の確認を行います。
議案第1号のうち、当分科会所管部分に賛成の分科員の起立、または挙手を求めます。
〔賛成者起立・挙手〕
353 ◯木村眞澄座長【55頁】 賛成全員であります。
したがって、
予算決算常任委員会において、そのように報告します。
暫時休憩します。
午後 1時59分 休憩
─────────────
午後 2時02分 再開
354 ◯木村眞澄座長【55頁】 再開します。
次に、「議案第2号・平成31年度秦野市水道事業会計予算を定めることについて」を議題とします。
執行部の概要説明を求めます。
上下水道局長。
355 ◯上下水道局長【55頁】 平成31年度秦野市水道事業会計予算の概要について、説明をさせていただきます。お手元の各会計予算及び予算説明書の211ページから259ページまでとなります。
まず、予算説明書の211ページをお開きください。第2条の業務の予定量は、給水戸数7万7,600戸、年間総給水量1,950万立方メートル、1日平均給水量5万3,279立方メートルを目標として事業運営に取り組んでまいります。
次に、第3条の収益的収入及び支出につきましては、収入額29億1,058万5,000円、支出額27億2,288万2,000円を計上いたしました。
続きまして、212ページをごらんください。第4条、資本的収入及び支出につきましては、収入額5億3,842万5,000円に対し、支出額は19億1,513万7,000円で、13億7,671万2,000円の不足額が生じますが、本文括弧内に記載しましたとおり、過年度分損益勘定留保資金以下の資金をもって補填いたします。
以上により、予算規模は37億5,900万円、本年度に比べ3億6,700万円、10.8%の増となっております。
250ページをごらんください。下から4段目ですが、当年度の純利益は、損益計算書において消費税を除き9,185万9,000円を見込みます。
218ページをごらんください。続きまして、収益的収支のうち、主なものについて、御説明いたします。まず、収入でございますが、給水収益については、消費税率の改正と水需要の減少傾向を見込みまして、24億995万8,000円を計上いたしました。
次に、支出でございます。220ページをごらんください。安全・安心を確保した上で、水道事業費用の増加をなるべく抑制するよう、予算を編成いたしました。特に2点を申し上げます。まず、第1点は、旧上下水道局庁舎である曽屋庁舎用地の有効活用を目的として、庁舎解体工事費や測量、調査などの委託料等を計上したことです。第2点は、新総合計画期間と連動する事業計画、いわゆる経営戦略の改定を見据えて、事業の基本的指針である、はだの水道ビジョンと、その具体的施策である水道事業計画の改定について、平成31年度・32年度の債務負担行為を設定し、2カ年にわたり業務を行いますので、その委託料を計上したことです。
続きまして、資本的収支でございます。232ページをごらんください。水道事業計画における施設整備計画を着実に進めるため、主に次の3点を重点として取り組みます。まず第1点は、幹線管路として位置づけた
県水送水ルートにつきまして、約800メートルの耐震化と中継ポンプ場の用地取得を行います。第2点は、1,390メートルにわたり、老朽化している水道管の布設がえとともに、耐震化として配水管改良事業を進めます。第3点は、平成30年度・31年度の2カ年の継続費設定をして、新東名高速道路秦野サービスエリア(仮称)への給水と施設更新のために進めている堀山下高区配水場整備事業の完成に向けて進めてまいります。平成27年度に策定いたしました水道事業計画を着実に進め、ライフラインとして安全で安定したサービスの提供に努めてまいります。
以上、よろしく御審査くださいますよう、お願い申し上げます。
356 ◯木村眞澄座長【56頁】 執行部の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
まず、分科員の質疑を行います。
野田毅委員。
357 ◯野田毅分科員【57頁】 なし。
358 ◯木村眞澄座長【57頁】 質疑なしと認めます。
小菅基司委員。
359 ◯小菅基司分科員【57頁】 時間がないので、要望だけにさせていただきますが、基幹的県水の送水ルート、たしか金井場配水場まであと8年というスケジュールだったと思いますけれども、代表質問でも取り上げましたが、若干おくれぎみということでございますが、起債を年に4億円ということで縛っておりますけれども、ぜひ1日も早く千村地区、峠地区に届くように、その起債のあり方というのも一度、検討してみていただきたいと要望して、終わります。
360 ◯木村眞澄座長【57頁】 これで、小菅基司委員の質疑を終わります。
和田厚行委員。
361 ◯和田厚行委員【57頁】 なし。
362 ◯木村眞澄座長【57頁】 質疑なしと認めます。
加藤剛委員。
363 ◯加藤剛分科員【57頁】 よろしくお願いします。予算説明書220ページの原水浄水費なのですけれども、前年度予算額8億9,281万6,000円に対して、9億742万8,000円と約1,500万円の増となっております。年間給水量が約30万立方メートル減少しているにもかかわらず、原水浄水費が増加している理由をお伺いいたします。
364 ◯木村眞澄座長【57頁】 水道施設課長。
365 ◯水道施設課長【57頁】 まず、原水浄水費の予算といたしましては、ポンプ運転動力費、県水受水費、滅菌薬品費、水質検査費、施設維持管理費があります。増額の主な理由ですけれども、ポンプ運転動力費になります。これは消費税の増額や燃料費調整額の単価増を見込み、本年度に対して2,300万円増額となりました。また、ポンプ運転動力費以外の費用についても、消費税の増額はありますけれども、施設維持管理費の削減等によりトータルとして約840万円の減額となり、原水浄水費は前年に対して1,461万2,000円の増額予算となりました。
以上です。
366 ◯木村眞澄座長【57頁】 加藤委員。
367 ◯加藤剛分科員【57頁】 水道事業は人口減少、また利用量の減少など、料金収入が減少している中で、施設管理のコストを下げるための努力が必要であろうと思います。今回も、いたしかたない原価の上昇を、いわゆる企業努力によって、ほかの項目で上げ幅を圧縮していただいております。今回の主な増加要因である燃料費調整額の削減は、市としてはどうしようもないところであります。市として、そこを下げるというわけにはいかないので、そういった性質のものだと思いますが、この燃料費調整額が含まれる項目の電気料全体の削減については、どのような取り組みをされているでしょうか。
368 ◯木村眞澄座長【58頁】 水道施設課長。
369 ◯水道施設課長【58頁】 現在の施設整備計画に基づいて、維持管理費の削減のための施設の統廃合、小型化に取り組んでいます。水道施設の統廃合につきましては、平成30年1月に、栃窪高区配水場及び栃窪取水場を峠配水場に切りかえ、平成30年5月には、名古木配水場及び滝沢取水場を落合配水場へと、この2つの箇所の水道施設の統廃合を実施しました。これによって電気料を含め維持管理費の削減に取り組んでいるところでございます。
以上です。
370 ◯木村眞澄座長【58頁】 加藤委員。
371 ◯加藤剛分科員【58頁】 施設の統廃合は、実施できるのであれば経費削減には最も即効性のある方法だと思います。さらなる統廃合や施設の更新は、今後、どのように計画されていきますでしょうか。
372 ◯木村眞澄座長【58頁】 水道施設課長。
373 ◯水道施設課長【58頁】 水道施設の統廃合や更新につきましては、これまでも老朽化や耐震化を踏まえて実施してきました。平成31年度から着手する、はだの水道ビジョンの改定では、施設の統廃合、小型化に係る方向性を検討して、平成32年度に予定しています水道施設整備計画の改定で具体的な計画を定める予定です。
以上です。
374 ◯木村眞澄座長【58頁】 加藤委員。
375 ◯加藤剛分科員【58頁】 水道料金については、各種報道などで水道民営化というワードもよく聞こえるようになってきて、市民の皆さんの関心も非常に高いものがあると思います。いわゆる企業努力を重ねていただいていることはわかっているのですけれども、今後、どうやっても安くはならないだろうなという見通しの中、生きていくために必要不可欠な水にかかわる負担、なるべく上昇曲線を緩やかにしていくように努力をお願いいたしまして、以上、質問を終わりにします。ありがとうございました。
376 ◯木村眞澄座長【58頁】 これで、加藤剛委員の質疑を終わります。
次に、兼務員の質疑を行います。
古木勝久委員。
377 ◯古木勝久兼務員【58頁】 なし。
378 ◯木村眞澄座長【58頁】 質疑なしと認めます。
露木順三委員。
379 ◯露木順三兼務員【58頁】 それでは、233ページ、導水管送水管耐震化事業費について、お伺いしたいと思います。
本市は、基幹管路の耐震化率が32.3%、平成29年度末、あります。県平均が67.2%です。全国平均でも38.7%。ほとんど後退して、なかなか遅々として進まない状況があると思います。平成29年度末で32.3%ということだったのですが、実際、平成29年度の目標値は35.8%でありました。実際、実績は32.3%。その時点で3.5%も達成していません。実際、平成29年度、平成30年度、予算を比較してみますとだんだん予算額が後退していっています。なぜ後退するのか。私は、基本的にこの水道施設整備計画で行きますと年間、平成28年度から5カ年計画でも、平成32年度まででも毎年約8,000万円の予算を組んであります。どうしてこれができないのかお伺いしたいと思います。
380 ◯木村眞澄座長【59頁】 水道施設課長。
381 ◯水道施設課長【59頁】 今、言われるように、両事業とも前年度に比べて事業費は縮小していますけれども、水道管の全体といいますか、耐震化事業全体としては、前年度よりも事業規模も拡大しておりますし、単年度の進ちょくに多少のずれは生じていると思うんですけれども、国の交付金の活用や体制の強化を図りながら、今、水道施設整備計画における5年間の目標とか、10年間の目標の達成に向けて努力していきたいと思います。
382 ◯木村眞澄座長【59頁】 露木委員。
383 ◯露木順三兼務員【59頁】 とにかくそれには予算をかけるしかないのです。やっぱり計画どおりきちんと予算をかけるべきだと思う。それをかけてこないから、こういう結果になるわけですから、市民の命を守るために……。
384 ◯木村眞澄座長【59頁】 これで、露木順三委員の質疑を終わります。
各委員の質疑は終わりました。
この際、特に再質疑を求める方は挙手をお願いします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
385 ◯木村眞澄座長【59頁】 質疑なしと認めます。
以上で、議案第2号に対する質疑を終結します。
これより、
予算決算常任委員会における採決の参考とするため、賛否の確認を行います。
議案第2号に賛成の分科員の起立、または挙手を求めます。
〔賛成者起立・挙手〕
386 ◯木村眞澄座長【59頁】 賛成全員であります。したがって、
予算決算常任委員会において、そのように報告します。
暫時休憩します。執行部の入れかえです。
午後 2時17分 休憩
─────────────
午後 2時19分 再開
387 ◯木村眞澄座長【59頁】 再開します。
次に、「議案第3号・平成31年度秦野市公共下水道事業会計予算を定めることについて」を議題とします。
執行部の概要説明を求めます。
上下水道局長。
388 ◯上下水道局長【60頁】 概要説明に先立ちまして、議案第3号に誤りがありましたことをおわび申し上げます。大変申しわけありませんでした。
それでは、平成31年度秦野市公共下水道事業会計予算の概要について、御説明いたします。お手元の各会計予算及び予算説明書の263ページから311ページまでとなります。
まず、予算説明書の263ページをお開きください。第2条の業務の予定量は、水洗化戸数5万9,193戸、年間総処理水量1,576万296立方メートル、1日平均処理水量4万3,061立方メートルを目標として、事業運営に取り組んでまいります。
次に、第3条の収益的収入及び支出につきましては、収入額55億8,943万7,000円、支出額47億2,084万7,000円を計上いたしました。
続きまして、264ページをごらんください。第4条の資本的収入及び支出につきましては、収入額16億3,847万8,000円、支出額38億1,030万6,000円で、収入額に対して21億7,182万8,000円の不足額が生じますが、本文括弧内に記載しましたとおり、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額以下の資金をもって補填いたします。
以上により、予算規模は59億8,800万円で、本年度に比べ1億3,600万円、2.3%の増となっております。
302ページをごらんください。下から4段目でございますが、当年度の純利益は、損益計算書において消費税を除き7億8,086万7,000円を見込みます。まだ経営基盤の安定に向けた途上ですので、純利益のうち、1億8,504万6,000円を減債積立金として処分をさせていただくこととして、これを除きますと実質的な純利益は5億9,582万1,000円となります。
続いて、収益的収入及び支出のうち、主なものについて、御説明いたします。
270ページをごらんください。収入でございますが、下水道使用料については、消費税率の改正や水洗化普及の取り組みなどを見込みまして、23億3,634万3,000円を計上いたしました。
次に、一般会計からの繰入金ですが、公営企業会計予算では目的や性質によって区分しておりますので、収益的収入の雨水処理負担金と他会計補助金、資本的収入の他会計補助金の3つの収入を合わせ、そのうち、福祉減免に伴う一般会計からの補填を除きますと、本年度に比べ約7,500万円減の約20億5,000万円となります。
次に、支出でございます。274ページをごらんください。下水道事業費用は、消費税率の改正などの増加する内容もありますが、安全・安心を確保した上で削減に努めました。特に2点を申し上げます。
276ページをごらんください。第1点は、受託事業費です。平成28年度の企業会計移行後、市民の安全・安心や事業の効率化及び不可分性などの観点から、3つの事業を受託事業としてまいりましたが、組織執行体制のあり方等の観点から、市長部局との間で事務の見直しを行い、平成31年度から家庭用小型合併処理浄化槽奨励等事業費を受託しないこととしましたので、2つの事業を受託事業といたします。
第2点は、下水道中期ビジョンの改定です。水道事業と同様に、新総合計画期間で再度行う事業計画、いわゆる経営戦略の改定を見据えて、事業の基本的指針である下水道中期ビジョンの改定に着手いたします。
続きまして、資本的収入及び支出のうち、主なものについて、御説明いたします。
286ページをごらんください。収入でございますが、企業債につきましては、11億530万円のうち、汚水は6億2,080万円を計上いたしました。汚水の企業債については、事業計画、いわゆる経営戦略では5億円を上限としておりますが、実施時期を前倒しをして事業を進めております汚泥処理棟の耐震・改築事業のために上限を超えますが、平成32年度までの計画期間内の中でプライリーバランスの維持が図れるよう努めてまいります。
続いて、支出でございます。288ページをごらんください。公共下水道事業計画における建設投資計画を着実に進めるため、主に次の2点を重点として取り組みます。
まず第1点は、汚水事業です。管きょの整備につきましては、新東名高速道路秦野サービスエリア(仮称)の公共下水道接続を目的として、枝線整備事業を進めてまいります。また、処理場の整備につきましては、2年間の継続費を設定いたしました汚泥処理棟改築事業の完成に向けて進めてまいります。
第2点は、雨水事業です。4年間の継続費を設定した大根第10雨水幹線塩貝橋ひかり橋区間整備事業が最終年度を迎えますので、重点事業として位置づけた大根・鶴巻地区の浸水対策につきまして、概成に向けて着実に進めてまいります。
平成28年度に策定いたしました公共下水道事業計画を着実に進め、ライフラインとして安全で安定したサービスの提供に努めてまいります。
以上、よろしく御審査くださいますよう、お願い申し上げます。
389 ◯木村眞澄座長【61頁】 執行部の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
まず、分科員の質疑を行います。
野田毅委員。
390 ◯野田毅分科員【61頁】 なし。
391 ◯木村眞澄座長【61頁】 質疑なしと認めます。
小菅基司委員。
392 ◯小菅基司分科員【61頁】 なし。
393 ◯木村眞澄座長【61頁】 質疑なしと認めます。
和田厚行委員。
394 ◯和田厚行委員【62頁】 なし。
395 ◯木村眞澄座長【62頁】 質疑なしと認めます。
加藤剛委員。
396 ◯加藤剛分科員【62頁】 よろしくお願いします。予算書263ページ、水洗化戸数です。水洗化戸数5万9,193戸、来年度末の水洗化戸数の推計値なのかと思うんですが、この算定方法の根拠及び考え方はどのようか、お伺いいたします。
397 ◯木村眞澄座長【62頁】 営業課長。
398 ◯営業課長【62頁】 質問にお答えいたします。算定方法の根拠及び考え方についてでございます。水洗化戸数につきまして、中央処理区、大根・鶴巻処理区及び西部処理区におけます近年の推移及び今年度の推計に加えまして、来年度の大口の対応ですとか、水洗化普及促進業務の目標値を勘案いたしまして、来年度の戸数を推計しております。
平成29年度についてでございますが、水洗化戸数は5万7,221戸、前年度に比べて1,400戸の増でありましたが、来年度につきましては、新規供用開始エリアが小規模であることから、伸び率は鈍化いたしまして5万9,193戸、1,165戸の増と推計いたしました。
以上でございます。
399 ◯木村眞澄座長【62頁】 加藤委員。
400 ◯加藤剛分科員【62頁】 水道事業では、給水戸数、やはりこれも推計値なのかと思いますが、7万7,600戸という100戸単位なのですけれども、こちらの水洗化戸数は5万9,193戸とかなりきっちりした数字になっているので、この違いはあるのでしょうか。
401 ◯木村眞澄座長【62頁】 経営総務課長。
402 ◯経営総務課長【62頁】 水道事業と公共下水道事業とで予定数量の位の違いがあるということでお答えさせていただきます。
もともと業務の予定量につきましては、公営企業法で目標として定めるということが定められてございます。内容として、水洗化戸数というのも例示がございまして、本市はその例示を使っているわけでございます。御指摘の位の違いについてなのですけれども、先ほどの規則等には位についての規定等がない状況でございますので、事業体自身が決めると考えてございます。水道ではもともと目標という意味合いがあって、100と切り上げをしてきたものでございます。組織が統合して、事業を今、一体的にいろいろと行っておりますので、この表記の違いについても、今後、精査させていただきたいと思います。
403 ◯木村眞澄座長【62頁】 加藤委員。
404 ◯加藤剛分科員【62頁】 特段の定めがなく、事業体にお任せみたいなところがあるというお答えだったと思うんですけれども、かつては別々の組織で上水道、下水道やっていたかと思うんですけれども、今、一緒にやっている中で、推計値のまとめ方が違うと何か特別の意味があるのかという気もするように見えてしまうので、大きなことではないのですが、何かの機会におまとめをいただければいいのかと思います。
終わります。
405 ◯木村眞澄座長【63頁】 これで、加藤剛委員の質疑を終わります。
次に、兼務員の質疑を行います。
古木勝久委員。
406 ◯古木勝久兼務員【63頁】 なし。
407 ◯木村眞澄座長【63頁】 質疑なしと認めます。
各委員の質疑は終わりました。
この際、特に再質疑を求める方は挙手をお願いします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
408 ◯木村眞澄座長【63頁】 質疑なしと認めます。
以上で、議案第3号に対する質疑を終結します。
これより、
予算決算常任委員会における採決の参考とするため、賛否の確認を行います。
議案第3号に賛成の分科員の起立、または挙手を求めます。
〔賛成者起立・挙手〕
409 ◯木村眞澄座長【63頁】 賛成全員であります。
したがって、
予算決算常任委員会においてそのように報告します。
暫時休憩いたします。執行部の退席です。
午後 2時32分 休憩
─────────────
午後 2時33分 再開
410 ◯木村眞澄座長【63頁】 再開します。
以上で、当分科会所管部分に関する審査は全て終了しました。
なお、当分科会における審査の経過と結果につきましては、今定例会最終日に開催する
予算決算常任委員会において報告します。
また、報告書に盛るべき事項等について、特に御要望があればここでお伺いをし、それらをもとに素案を作成したいと思いますが、いかがでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
411 ◯木村眞澄座長【63頁】 それでは、報告書につきましては、正・副座長において素案を作成し、後日、お諮りします。
以上で、当分科会の日程は全て終了いたしました。
これで環境都市分科会を閉会いたします。
午後 2時34分 閉会
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