小田原市議会 > 2022-06-07 >
06月07日-02号

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  1. 小田原市議会 2022-06-07
    06月07日-02号


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    令和 4年  6月 定例会         令和4年          小田原市議会6月定例会会議録(第2日)令和4年6月7日-----------------------------------議事日程            小田原市議会6月定例会議事日程                        令和4年6月7日 午前10時開議 日程第1       議会運営委員の一部選任 日程第2 議案第41号 令和4年度小田原市一般会計補正予算 日程第3 議案第42号 令和4年度小田原城天守閣事業特別会計補正予算 日程第4 議案第43号 令和4年度小田原市水道事業会計補正予算 日程第5 議案第44号 令和4年度小田原市病院事業会計補正予算 日程第6 議案第45号 小田原市立病院診療報酬等に関する条例の一部を改正する条例 日程第7 議案第46号 小田原市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例 日程第8 議案第47号 財産の取得について(高規格救急自動車) 日程第9 議案第48号 財産の取得について(高度救命処置用資機材等) 日程第10 陳情第77号 選挙公報の発行・配布方法の見直しを求める陳情 日程第11 陳情第79号 豊かな学びの実現・教職員定数改善及び義務教育費国庫負担制度負担率の引き上げをはかるための、2023年度政府予算に係る意見書採択の陳情 日程第12 陳情第81号 幹線道路沿い建造物等の屋根への構造物等設置を規制することを求める陳情 日程第13 陳情第82号 社会福祉法人ゆりかご園(小田原市)におけるゆりかご会館等建替え計画に関する陳情書 日程第14 陳情第83号 小田原市個人情報保護条例の見直しに関する陳情書-----------------------------------本日の会議に付した事件 ◯議事日程のとおり-----------------------------------出席議員(27名)         1番     安野裕子議員         2番     鈴木敦子議員         3番     川久保昌彦議員         4番     角田真美議員         5番     荒井信一議員         6番     金崎 達議員         7番     宮原元紀議員         8番     篠原 弘議員         9番     大川 裕議員        10番     鈴木和宏議員        11番     鈴木美伸議員        12番     杉山三郎議員        13番     鈴木紀雄議員        14番     木村正彦議員        15番     奥山孝二郎議員        16番     楊 隆子議員        17番     神戸秀典議員        18番     池田彩乃議員        19番     井上昌彦議員        20番     加藤仁司議員        21番     武松 忠議員        22番     小谷英次郎議員        23番     横田英司議員        24番     田中利恵子議員        25番     岩田泰明議員        26番     清水隆男議員        27番     俵 鋼太郎議員-----------------------------------説明のため出席した者  市長            守屋輝彦君  副市長           鳥海義文君  副市長           玉木真人君  教育長           柳下正祐君  理事・企画部長       杉本錦也君  デジタル化推進担当部長   齋藤武志君  総務部長          石川幸彦君  財政・資産経営担当部長   石井裕樹君  市民部長          早川 潔君  防災部長          韮澤浩一君  文化部長          鈴木裕一君  福祉健康部長        中津川英二君  総務課長          小川 均君  財政課長          福井康文-----------------------------------事務局職員出席者  事務局長          柏木敏幸  副事務局長         室伏正彦  議事調査担当課長      高橋洋子  総務係長          城所淳子  議事調査係長        小林正佳  議事調査係長        橋本 昇----------------------------------- ○議長(大川裕君) ただいまから去る2日に引き続きまして小田原市議会6月定例会を開きます。     午前10時0分 開議 ○議長(大川裕君) 本日の出席議員は全員であります。定足数に達しておりますので、これより直ちに本日の会議を開きます。----------------------------------- ○議長(大川裕君) 本日の議事日程は、お手元に配付したとおり定めましたので御了承いただきます。----------------------------------- ○議長(大川裕君) 日程第1 議会運営委員の一部選任を議題といたします。 本件については、議会運営委員1名が委員会条例第12条の規定により既に辞任しておりますので、新たに議会運営委員の一部選任をいたしたいと思います。 委員会条例第6条第1項の規定により、議長より指名いたします。 3番川久保議員を新たに議会運営委員として指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大川裕君) 御異議ないものと認めます。よって、3番川久保議員議会運営委員に選任することに決しました。----------------------------------- ○議長(大川裕君) 日程第2 議案第41号 令和4年度小田原市一般会計補正予算から、日程第9 議案第48号 財産の取得について(高度救命処置用資機材等)までの8件を一括議題といたします。 ただいま一括議題といたしました各議案につきましては、既に説明が終わっておりますので、これより直ちに質疑に入りますが、発言通告がありますので、発言者を指名いたします。 11番鈴木議員議員発言席に移動願います。 ◆11番(鈴木美伸君) それでは、通告に従いまして、議案第41号 令和4年度小田原市一般会計補正予算のうち、(款)2 総務費(項)1 総務管理費(目)9 文化行政費歴史まちづくりの推進における歴史的建造物整備活用事業について質疑をいたします。 去る6月2日に市長より、文化行政費におきましては、「歴史的建造物伝統工法に通じた職人育成を推進するための経費や、管理運営に係る経費を、国庫支出金を財源に計上するほか、旧内野醤油店耐震等設計に係る経費、旧松本剛吉別邸及び皆春荘の庭園整備実施設計に係る経費を、国庫支出金及び市債を財源に、それぞれ2か年の継続費を設定し、計上するものであります」というような提案説明がございました。 また、私は令和3年6月定例会で、歴史的風致形成建造物等活用事業について質疑をいたしました。令和4年度から歴史的建造物整備活用事業として整理し、継続していることは承知をしております。 そこで、歴史的建造物整備活用事業を今回補正予算に計上した理由についてお伺いいたします。 第1回目の質疑を終わります。 ◎文化部長鈴木裕一君) 歴史的建造物整備活用事業を6月補正予算に計上した理由についてお尋ねがございました。今回の補正予算は、令和4年3月に公有化した旧内野醤油店と、令和3年度に庭園調査を行った旧松本剛吉別邸及び皆春荘の3施設を対象としたものでございます。旧内野醤油店につきましては、まずは建物を適切に維持・保全し、旧松本剛吉別邸及び皆春荘は、魅力を向上するための庭園整備民間事業者による管理運営委託を行ってまいりたいと考えておりまして、いずれの事業におきましても、国庫補助金を活用できるめどが立ったことから、今回、補正予算として計上したものでございます。 以上でございます。 ◆11番(鈴木美伸君) それでは再質疑をいたします。 今回の補正予算に計上した理由について、それぞれの施設において令和3年度の事業に沿ってその後の整備等の必要性、それから国庫補助金の活用のめどが立ったということはよく分かりました。 そこで、今回の補正予算の対象となっている施設ですが、購入してからこれまでの事業費及び国庫補助金の総額についてお伺いいたします。 ◎文化部長鈴木裕一君) 補正予算対象施設について、購入してからこれまでの事業費と国庫補助金の総額について再度のお尋ねがございました。旧内野醤油店につきましては、これまでの事業費の総額は約1億3000万円、このうち国庫補助金は約5700万円となっております。旧松本剛吉別邸につきましては、これまでの事業費の総額は約4億円、このうち国庫補助金は約1億8000万円となっております。皆春荘につきましては、これまでの事業費の総額は約3億3000万円、このうち国庫補助金は約1億5000万円となっております。 以上でございます。 ◆11番(鈴木美伸君) 購入してからこれまで、多くの事業費が執行されてきた一方で、本市の財政負担を軽減するために、国庫補助金についても活用されてきたことは、よく理解をいたしました。 そこで、最後に、歴史的建造物整備活用事業はいつまで継続していくお考えなのか、その点についてお伺いいたします。 ◎市長(守屋輝彦君) お答えをいたします。 対象となっている歴史的建造物は、本市の貴重な地域資源として着実に維持・保全を図るため、定期的な維持修繕等を適切に行いながら、次世代、次の世代へとしっかりとつなげていくということが大切かと考えております。また、民間事業者にも御協力をいただきながら、近隣施設とも連携し、魅力的な利活用を行うことで、本市の邸園文化なりわい文化をしっかりとつなげていく、そして広く発信をしていくということ、さらには、小田原駅周辺から板橋や南町、早川地区への回遊性の向上にもつなげていきたいと考えておりますので、何年という時限を区切ることなく、継続して事業に取り組んでいきたいと考えております。 以上です。 ○議長(大川裕君) 23番横田議員議員発言席に移動願います。 ◆23番(横田英司君) 議案第41号 令和4年度小田原市一般会計補正予算のうち、(款)2 総務費(項)1 総務管理費(目)11 防災対策費 ワイヤレスセンサー等を用いた住民参加型警戒避難システム導入事業費、(款)2 総務費(項)3 戸籍住民基本台帳費(目)1 戸籍住民基本台帳費 住民異動受付支援システム導入事業費、(款)10 教育費(項)5 社会教育費(目)6 郷土文化館費 デジタルミュージアム創設事業費について質問します。 これらは、デジタル田園都市国家構想推進交付金デジタル実装タイプTYPE1)によって導入されるものであり、共通することについて質問します。 まず、質問の意図をはっきりさせます。 本市は、菅義偉政権で始まったスーパーシティ型国家戦略特別区域岸田文雄政権で始まったデジタル田園都市国家構想を積極的に進めようとしています。スーパーシティは、規制緩和によって企業が最も活躍しやすいデジタル化モデル地域を選定し、先行的に実験する政策です。デジタル田園都市国家構想は、地方都市スマートシティ化に向けて、デジタルの実装を進めていく政策です。 問題は、二つの構想とも、スーパーシティスマートシティの核心として、データ連携基盤の導入が計画されていることです。データ連携基盤によって、行政が保管している市民の個人情報や、各種組織民間企業の様々なビッグデータがオープン化され、それが、マイナンバーに基づいたキーなどによって個人情報と結びつけることができます。現在できなかったような利用の可能性が広がる一方、情報漏えいプロファイリングと呼ばれる「人物像の特定」、スコアリングと呼ばれる「一人一人の点数化」も可能となります。こういう問題があることに対して、市民への説明、合意、技術的・運用的規制策、防止策、救済策などの議論はきちんと行われておりません。 さて、質疑する三つの事業は、デジタル田園都市国家構想デジタル実装タイプTYPE1の事業です。デジタル実装タイプは、TYPE1からTYPE3まであり、政府は山登りになぞらえた図を用いて、TYPE1をスターターTYPE2をプレイヤー、TYPE3をリーダーと呼び、TYPE1のスターターは、先行優良モデルを横展開して、まずはデジタル技術を始める。そして、TYPE2からはデータ連携基盤を導入して、TYPE3の頂上に至るまでのスマートシティ化を進める旨の説明をしています。 今回、本市の三つの事業は、データ連携基盤の利用も導入もなしに実現される有用な技術のように思われます。私が問題としているのは、TYPE1を導入したために、将来的にデータ連携基盤を導入しなければならないのかどうかということです。 そこで質問します。デジタル田園都市国家構想実装タイプTYPE1の事業の実施は、将来的にデータ連携基盤の導入を前提としているのですか。よろしくお願いします。 ◎デジタル化推進担当部長齋藤武志君) ただいまデータ連携基盤につきましての御質問をいただきました。デジタル田園都市国家構想推進交付金デジタル実装タイプTYPE1において採択されたこれらの3事業につきましては、データ連携基盤の導入を前提としているものではございませんが、今後、本市においてデータ連携基盤の構築を行う場合には、これらの事業についても、データ連携基盤を活用した利便性の向上について検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆23番(横田英司君) 答弁は、本市のデータ連携基盤の活用の考えを述べられました。私がはっきりさせたいのは、TYPE1をいわば外堀を埋めるように導入したために、いまだ市民への説明と合意も条件整備も十分にできていない段階にもかかわらず、データ連携基盤の導入が将来的に必須となるのかどうかということです。もう一度、答弁をお願いします。 ◎デジタル化推進担当部長齋藤武志君) データ連携基盤につきまして再度の御質問をいただきました。今回のデジタル田園都市国家構想推進交付金デジタル実装タイプTYPE1におきまして、データ連携基盤の導入は必須とはされておりません。 以上でございます。 ○議長(大川裕君) 22番小谷議員議員発言席に移動願います。 ◆22番(小谷英次郎君) 議案第41号 令和4年度小田原市一般会計補正予算のうち、(款)10 教育費(項)5 社会教育費(目)6 郷土文化館費 デジタルミュージアム創設事業費についてお伺いいたします。 まず、1回目といたしまして、デジタルミュージアムの概要と主な予算の内訳についてお伺いします。
    文化部長鈴木裕一君) デジタルミュージアム創設事業の事業の概要と主な予算の内容についてのお尋ねがございました。小田原市デジタルミュージアムは、本市で所有する歴史的・文化的資料デジタル化し、インターネット上で公開することで、広く本市の歴史や文化に触れる機会と場を提供し、市民の生涯学習活動の推進、歴史と文化の次世代への継承並びに学校教育観光振興等を図ることを目的としております。予算につきましては、委託料が大半を占めておりまして、膨大な資料を整理し、デジタル化するアーカイブの構築に約3分の2を、資料をより魅力的に見せる、見た人がわくわくするようなミュージアムの構築に約3分の1を充てる予定でおります。そのほか、デジタル画像撮影のための機材購入費等を計上しているところでございます。 以上でございます。 ◆22番(小谷英次郎君) それでは、2回目の質疑に移らせていただきますが、来年度以降のランニングコストと今後の方向性についてお伺いいたします。 また、この著作権の取扱いが今後どうなっていくのかというところをお伺いいたします。 以上です。 ◎文化部長鈴木裕一君) デジタルミュージアムについて、2点再度のお尋ねをいただきました。 初めに、令和5年度以降のランニングコストと今後の方向性についてでございます。令和5年度以降は、システムの使用料及びメンテナンス等に係る経費や回線の使用料等、現時点では年額200万円余りかかるものと想定しております。今回の事業は、デジタルミュージアムに必要なプラットフォームを整備する事業でありまして、令和5年度以降は、基本的には職員により画像データの整備を続け、さらなるアーカイブの充実を図るほか、このプラットフォームを活用したコンテンツを随時追加しまして、魅力あるデジタルミュージアムにしていきたいと考えております。 次に、著作権の取扱いについてのお尋ねでございます。今回の事業で作成したコンテンツ等の著作権は、全て市に帰属することになります。美術品等資料そのものに著作権があるものにつきましては、目録及び画像データの整備はするものの、まずは目録データのみ公開し、画像データにつきましては、権利者の承認が得られたものから順次公開する予定でございます。 以上でございます。 ◆22番(小谷英次郎君) それでは最後となります。3回目の質疑に移らせていただきますが、3回目では、より深めて詳細について聞いてまいります。 デジタルミュージアムは、教育目的でも活用できるようにするとのことですが、どのようなことを想定しているのかお伺いいたします。 そして次にですが、今度は仕様についてお伺いします。メタバース空間をつくるなど、どういう仕立てのミュージアムにするかによって、観光客のアクセスの仕方やデータの活用のされ方は大きく変わってまいります。メタバース空間をつくる場合、自前でやり切るパターンと現存のバーチャルプラットフォームを使うパターンがあります。例えばバーチャル渋谷は、クラスターというバーチャルプラットフォームの上に建設されています。このメタバースの技術を活用することに関して検討されているのかどうかお伺いいたします。 そして3点目といたしまして、今度は協力体制について伺ってまいります。これは、基本的には市公認の営利組織が運営するとのことですが、コラボレーター的にクリエーターやアーティスト、研究者及び大学と組むことで、よりリッチなコンテンツを制作したり、ミュージアムとして存在する意義を強めていけると考えますが、デジタルミュージアム創設のために外部との協力体制、例えば学識経験者の活用などは考えているのかお伺いいたします。 ◎文化部長鈴木裕一君) デジタルミュージアムにつきまして、3点再度のお尋ねがございました。 初めに、教育目的での活用についてでございます。教育目的コンテンツは、教育研究所とも連携し、内容を充実させていく予定でおります。教育研究所で発行している副読本のデジタル化や、来館せずとも郷土文化館等の資料を見ながら学習できるコンテンツ等を想定しているところでございます。また、毎年、郷土文化館子供向けの講座として開催し、定員を上回る申込みをいただいております「磯の生物の観察」や「縄文土器の作り方」講座なども、コンテンツの一つとして取り上げることを想定しているところでございます。 次に、メタバース技術の活用についてでございます。メタバースにつきましては、遺跡や城跡などを効果的に仮想空間に再現できる技術として、その有用性は認識しております。しかしながら、他市の事例の聞き取りによりますと、内容の変更や更新の際に、その作業を外部に委託する必要があり、多額の費用がかかることから、導入後数年で更新を諦めたというところもあったように伺っております。こうしたことから、メタバースの活用につきましては、今後も他市の事例等を研究し、導入の可否について検討を行ってまいりたいと考えております。 最後に、外部との協力体制学識経験者等の活用についてのお尋ねでございます。学識経験者等につきましては、魅力あるデジタルミュージアムにするための表現方法等のほか、自然科学系の資料の整理とデジタル化についてもアドバイスをいただきたいと考えております。あわせて、専門知識を持っている様々な分野の本市学芸員も活用していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(大川裕君) 25番岩田議員議員発言席に移動願います。 ◆25番(岩田泰明君) 議案第41号の2022年度の小田原市一般会計補正予算のうち、(款)4 衛生費(項)1 保健衛生費(目)2 予防費 保健予防の充実について、予防接種事業のア、子宮頸がん予防ワクチン接種及び風しん抗体検査予防接種について、以下伺います。 HPVワクチン子宮頸がんワクチン)のキャッチアップ接種は、昨年11月に同ワクチン接種積極的勧奨が再開されたことに伴うものであります。風しん抗体検査予防接種は、風しん流行を食い止め、はしかに次ぐ排除を達成するために、厚生労働省が、成人男性を対象とする第5期接種を、定期予防接種として2019年2月に導入したものであります。いずれもワクチン接種により罹患を防ぐことができる病気であり、本事業の進捗いかんは、すぐれて市民の命と健康に影響を与えるものと考えます。 そこで、子宮頸がん予防ワクチンキャッチアップ接種対象者数について伺います。 あわせて、現時点でのキャッチアップ接種の実績数について伺います。 また、風しん抗体検査予防接種事業対象者数と実績数についても伺います。 ◎福祉健康部長(中津川英二君) 子宮頸がん予防ワクチンと風しんについて、3点御質問をいただきました。 まず、子宮頸がん予防ワクチンキャッチアップ接種についての御質問でございますが、積極的勧奨の差し控えによる接種機会を逃した方に対しまして、従来の定期接種対象年齢を超えて接種を行う、いわゆるキャッチアップ接種の対象者は、平成9年4月2日から平成18年4月1日までに生まれた女性で、公費による3回の接種が済んでいない方となりまして、その対象者の数は、令和4年3月31日現在、約6300人となっております。 次に、子宮頸がん予防ワクチンキャッチアップ接種の実績についての御質問でありました。キャッチアップ接種は令和4年4月から開始された事業のため、4月1か月分の実績となりますが、その数は23人となっております。 最後に、風しんに係る事業についての御質問でございました。この事業は、令和元年度から令和3年度にかけまして、国の制度として予防接種を受ける機会のなかった昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までに生まれた男性を対象として実施してまいりました。対象者の数は令和4年3月31日現在で2万4152人、抗体検査の受診者の数は5951人、このうち風しんの抗体価が低く、結果、予防接種に至った方は1421人となっております。 以上でございます。 ◆25番(岩田泰明君) それでは、再度質疑をいたします。 HPVワクチンキャッチアップ接種についてですが、市は、6300人の対象者中、キャッチアップ接種期間中の接種者数について、どのように見込んでいるか伺います。 次に、風しん検査について再度伺います。 第5期接種について厚生労働省は、2022年3月までに650万人が抗体検査を受け終了することを目指しておりました。しかしながら、抗体検査を受けた対象者数がこれをはるかに下回ったことから、2025年3月までその期間を延長しております。 「はしか及び風しんは、いずれも、4週以上空けて2回接種することで、95%以上が十分な免疫を得ることができる。5%程度は接種にもかかわらず免疫不十分となるが、市民の95%以上が2回接種を受けることで、結果的に排除を維持達成することができ、免疫不十分者も感染から守られることになる」とされております。風しん流行を食い止め、はしかに次ぐ排除を達成するために、本市のこの間の実績を踏まえた取組の改善・強化が求められているものと考えます。 そこで、本市の未受診者数は、残り、どれくらいいるのか伺います。 あわせて、今後、受診者数増加のために、どのような取組を行っていくのか伺います。 以上です。 ◎福祉健康部長(中津川英二君) 2点御質問をいただきましたが、まず、子宮頸がん予防ワクチンキャッチアップ接種の見込みについての御質問でございました。積極的勧奨を再開した後の接種状況を踏まえ、現時点では、キャッチアップ接種期間である令和4年4月1日から令和7年3月31日までの3年間で約1500人の接種を見込んでおります。 次に、風しん抗体検査の取組についての御質問でございました。令和4年3月31日現在、いまだ受診されていない方の数は1万8201人でございます。こうした状況を受けまして、市では3月31日付で抗体検査の未受診者及び予防接種対象となったがいまだ接種されていない方1万8540人に対しまして、受診勧奨通知とともに令和3年度クーポン券の使用期限延長をお知らせすることで、切れ目なく受診できるよう対応したところでございます。今後は、改めてクーポン券の発行を行うとともに、広報やSNSを活用いたしまして受診を呼びかけてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆25番(岩田泰明君) 最後に、HPVワクチンについて伺います。 本市におけるHPVワクチンを除く子供を対象とした定期接種の平均実施率は、2020年度の数値で99.9%、最も実施率が低かったロタウイルス感染症ワクチンでも80%となっていることは議会答弁などで示されております。 子宮頸がん予防ワクチンの接種を、このような他の定期接種と同程度まで向上させるため、本市はどのような取組を行っているのか、また、今後の取組について伺いまして、質疑を終わります。 ◎福祉健康部長(中津川英二君) 子宮頸がん予防ワクチンの接種を受ける方を増やす取組についての御質問でございました。子宮頸がん予防ワクチンの接種につきましては、「広報小田原」や健康カレンダー、市ホームページでの周知に加えまして、対象の方には個別に、最新のエビデンスに基づいて国が作成しているリーフレットを活用いたしまして、子宮頸がんの現状、HPVワクチンの効果や安全性をお知らせするなど、接種につながるよう努めているところでございます。今後も引き続き、様々な機会を捉えて接種勧奨に取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(大川裕君) 以上で通告のありました質疑は終わりました。これをもって質疑を終結いたします。 なお、ただいま一括議題となっております各議案は、さらに詳細なる審査を行うため、お手元に配付した議案付託表のとおり各常任委員会に付託いたします。-----------------------------------         令和4年小田原市議会6月定例会議案付託表                               令和4年6月7日付託議案付託委員会議案第41号 令和4年度小田原市一般会計補正予算(所管事項) 議案第46号 小田原市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例 議案第47号 財産の取得について(高規格救急自動車) 議案第48号 財産の取得について(高度救命処置用資機材等)総務常任委員会議案第41号 令和4年度小田原市一般会計補正予算(所管事項) 議案第44号 令和4年度小田原市病院事業会計補正予算 議案第45号 小田原市立病院診療報酬等に関する条例の一部を改正する条例厚生文教常任委員会議案第41号 令和4年度小田原市一般会計補正予算(所管事項) 議案第42号 令和4年度小田原城天守閣事業特別会計補正予算 議案第43号 令和4年度小田原市水道事業会計補正予算建設経済常任委員会----------------------------------- ○議長(大川裕君) 次に、日程第10 陳情第77号 選挙公報の発行・配布方法の見直しを求める陳情から、日程第14 陳情第83号 小田原市個人情報保護条例の見直しに関する陳情書の5件を一括議題といたします。 ただいま議題となっております陳情については、お手元に配付した陳情文書表のとおり所管の常任委員会に付託いたします。-----------------------------------          小田原市議会6月定例会陳情文書表                               令和4年6月7日陳情 番号件名陳情者の住所氏名陳情の要旨受理年月日付託委員会77選挙公報の発行・配布方法の見直しを求める陳情小田原市中村原303 加藤哲男件名のとおりR4.4.25総務 常任委員会79豊かな学びの実現・教職員定数改善及び義務教育費国庫負担制度負担率の引き上げをはかるための、2023年度政府予算に係る意見書採択の陳情小田原市扇町5-17-12 西湘地区教職員組合 執行委員長 横川 武件名のとおりR4.5.23厚生文教 常任委員会81幹線道路沿い建造物等の屋根への構造物等設置を規制することを求める陳情小田原市中村原303 加藤哲男件名のとおりR4.5.24総務 常任委員会82社会福祉法人ゆりかご園(小田原市)におけるゆりかご会館等建替え計画に関する陳情書小田原市酒匂1-22-24 平手啓吾件名のとおりR4.5.25厚生文教 常任委員会83小田原市個人情報保護条例の見直しに関する陳情書小田原市寿町4-20-27 椎野恵美子件名のとおりR4.5.26総務 常任委員会----------------------------------- ○議長(大川裕君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 お諮りいたします。議事の都合により、明日8日から15日までの8日間、休会といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大川裕君) 御異議ないものと認めます。よって、明日8日から15日までの8日間休会といたします。 なお、16日午前10時から本会議を再開いたしますが、改めて再開の御通知をいたしませんので、御承知ください。 それでは、本日はこれをもって散会いたします。     午前10時31分 散会...