2 所管事務の調査(報告)
(交通局)
(1)「川崎市
バス事業経営戦略プログラム」について
3 令和元年度委員会視察について
4 その他
午前10時00分開会
○大庭裕子 委員長 ただいまから環境委員会を開会いたします。
お手元のタブレット端末をごらんください。本日の日程は、環境委員会日程のとおりです。よろしくお願いいたします。
まず、環境局関係の「理事者の紹介及び事業概要の説明」です。
それでは、理事者の方、よろしくお願いいたします。
◎斉藤 環境局長 おはようございます。環境局長の斉藤浩二でございます。よろしくお願いいたします。
それでは、令和元年度環境局の事業概要等につきまして御説明させていただきます。
初めに、本日、出席をしております理事者の紹介をさせていただきます。
総務部長、金子浩美でございます。地球環境推進室長、若松秀樹でございます。環境評価室長、原美由紀でございます。環境対策部長、髙橋悦子でございます。生活環境部長、渋谷行雄でございます。施設部長、田中耕治でございます。環境総合研究所長、川村真一でございます。総務部庶務課長、菅谷政昭でございます。
次に、議会関係を担当いたします関係職員を紹介させていただきます。
総務部庶務課課長補佐、宝田博一でございます。総務部庶務課、加賀谷美紀でございます。
紹介は以上でございます。
それでは、引き続きまして、令和元
年度環境局事業概要等につきまして御説明申し上げますので、お手元のタブレット端末の1-1、所管理事者の紹介及び事業概要の説明(環境局)のファイルをお開きください。画面の表紙を1枚おめくりいただき、2ページをごらんください。
初めに、環境局の機構でございますが、総務部、地球環境推進室、環境評価室、環境対策部、生活環境部、3ページに参りまして、施設部及び環境総合研究所の4部2室1研究所で構成されております。環境局の職員数につきましては、事務・技術系で441名、技能・業務系で661名、合計1,102名でございます。なお、事業所一覧につきましては次のページに掲載してございますので、後ほど御参照願います。
次に、令和元年度の予算、各部・室・所の事業概要につきまして、各部長・室長・所長からそれぞれ御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。
◎金子 総務部長 それでは、環境局の令和元年度予算の概要及び総務部の主な事業概要につきまして御説明申し上げます。お手元のタブレット端末の5ページをお開きください。
初めに、令和元年度一般会計当初予算(環境局関係)でございます。歳入予算でございますが、左の表の一番下、環境費歳入合計は78億1,225万9,000円で、一般財源以外の歳入のみをお示ししております。次に、歳出予算でございますが、右の表の一番下、環境費歳出合計は193億1,653万3,000円となっております。
次に、画面のページを1枚おめくりいただきまして、6ページをごらんください。総務部の主な事業概要につきまして御説明申し上げます。
初めに、庶務課でございます。まず、局の人事、予算及び決算の総括でございますが、局全体の調整及び総括を行います。次に、職員研修の実施でございますが、人材育成計画を策定し、各職場において実効性のある取り組みを促すとともに、局職員の意識啓発と能力向上に向けて、階層別、分野別など各種職員研修を実施してまいります。次に、
安全衛生管理講習会の開催でございますが、安全作業の徹底に向けて公務災害防止や健康管理など
安全衛生管理講習会を実施いたします。次に、環境功労者表彰式の開催でございますが、地域環境の向上などに顕著な功績を上げた方々を表彰するもので、今年度で22回目の開催となります。
次に、環境調整課でございます。初めに、環境基本計画の推進でございますが、環境行政を総合的かつ計画的に推進するために、年次報告書の作成、公表などを通じて進行管理を図ってまいります。次に、環境審議会及び環境調整会議の運営でございますが、環境行政に係る重要施策について専門的に調査審議する環境審議会及び庁内の総合的調整を行う環境調整会議の運営を行ってまいります。次に、環境教育・環境学習の推進でございますが、環境教育・学習基本方針に基づき、幅広い世代に向けて人材育成を行ってまいります。次に、生物多様性の保全の推進でございますが、生物多様性かわさき戦略に基づきまして、引き続き生物多様性の保全の推進に向けて取り組んでまいります。
予算概要と総務部の主な事業概要の説明は以上でございます。
◎若松 地球環境推進室長 続きまして、地球環境推進室の主な事業概要につきまして御説明申し上げます。画面のページを1枚おめくりいただきまして、7ページをお開きください。
まず、
地球温暖化対策推進基本計画に基づく取組の推進についてでございますが、地球温暖化の原因となる二酸化炭素等の排出量削減に向けた取り組みである緩和策及び気温上昇や短時間強雨の発生など気候変動の影響に対する適応策の取り組みを推進してまいります。
次に、事業活動における
温室効果ガス排出量削減の取組についてでございますが、
事業活動地球温暖化対策計画書・報告書制度に基づき、大規模事業者が計画的かつ継続的に温室効果ガスを削減する取り組みを推進するとともに、
市内事業者エコ化支援事業や省エネルギー診断を実施し、中小規模事業者の地球温暖化対策を支援してまいります。また、低
CO2川崎ブランド制度や
川崎メカニズム認証制度により、製品や技術などのライフサイクル全体を考慮したCO2など温室効果ガス削減の貢献度を評価し、市域のみならず地球規模での温室効果ガスの排出削減を目指してまいります。
次に、市民・事業者との協働による地球温暖化対策についてでございますが、
川崎温暖化対策推進会議(CC川崎エコ会議)の活動に加え、
地球温暖化防止活動推進センターや
地球温暖化防止活動推進員を中心とした地域における普及啓発活動、かわさきエコ暮らし未来館を活用した環境教育、また、
スマートライフスタイル大賞により市民や事業者のCO2削減に貢献するすぐれた取り組みを表彰するなど、市民、事業者、行政の協働による地球温暖化対策を推進してまいります。さらに、国民運動「COOL CHOICE」を推進し、省エネ・低炭素型の製品、サービス、行動など、温暖化対策に資するあらゆる賢い選択を促してまいります。
次に、市役所の率先取組の推進についてでございますが、川崎市
環境配慮契約推進方針に基づき環境配慮電力入札を実施するなど、市役所から排出される温室効果ガスの削減に向けて取り組んでまいります。
画面のページを1枚おめくりいただきまして、8ページをお開きください。スマートシティの取組推進についてでございますが、エネルギーの効率的な利用や、市民生活等の利便性、快適性の向上と安全・安心の確保を図るスマートシティの取り組みを推進してまいります。
次に、「創エネ・省エネ・蓄エネ」の総合的な取組の推進についてでございますが、
住宅用創エネ・省エネ・
蓄エネ機器導入補助制度や
中小規模事業者向けエコ化支援事業によりまして、
再生可能エネルギー設備を初めとした環境配慮機器の導入を促進し、また、市有施設の屋根貸しによる太陽光発電事業の拡大を図ってまいります。
次に、次世代自動車の普及促進についてでございますが、電気自動車や水素をエネルギーとし、走行時に水しか排出しない燃料電池自動車などの普及に向けた取り組みの推進やエコドライブの普及促進により、自動車の利用に関する地球温暖化対策に取り組んでまいります。
次に、グリーン・イノベーションの取組推進についてでございますが、川崎市グリーン・
イノベーション推進方針に基づき、環境技術や環境産業を生かして国際貢献と産業振興の取り組みを進めてまいります。
地球環境推進室の主な事業概要説明は以上でございます。
◎原 環境評価室長 続きまして、環境評価室の主な事業概要につきまして御説明申し上げます。画面のページを1枚おめくりいただきまして、9ページをごらんください。
初めに、環境影響評価に関する技術指導及び事務手続についてでございますが、事業者が事業による環境影響を評価したアセス図書について、公告、縦覧等の手続を行うとともに、審議会での意見や住民意見を踏まえて審査書を公布するなど、事業者に対し環境配慮を促すための指導、助言をしてまいります。
次に、
環境影響評価審議会の運営についてでございますが、同審議会は、市長の諮問を受け、指定開発行為等に係る環境影響評価について、環境の保全の見地から調査、審議する附属機関でございまして、この事務局としての事務を行ってまいります。
環境評価室の主な事業概要説明は以上でございます。
◎髙橋 環境対策部長 続きまして、環境対策部の主な事業概要につきまして御説明申し上げます。画面のページを1枚おめくりいただきまして、10ページをごらんください。
初めに、環境管理課でございます。まず、地域環境対策に関する企画調整の推進でございますが、地域環境対策に関する施策の企画、調整、広報業務を行ってまいります。また、公害関係法令等の申請に基づく許認可業務を行うとともに、中小企業者における公害防止のための設備改善や低公害車の購入等の促進を図るため、資金融資のあっせんや利子補給を行ってまいります。
次に、化学物質適正管理の推進でございますが、環境汚染や健康への影響の未然防止に向けた化学物質の環境リスク評価や環境調査等を行ってまいります。また、事業者における化学物質の自主管理の促進に向けて指導、助言等を行うとともに、市民及び事業者への化学物質対策に関する普及啓発を行ってまいります。
次に、放射線安全対策指針に基づく取組の推進でございますが、放射線安全対策に関する会議の効果的な運営を行うとともに、放射線安全対策に関する情報の収集及び市ホームページ等を活用した効果的な情報発信を行ってまいります。
ページを1枚おめくりいただきまして、11ページをごらんください。大気環境課でございます。
まず、大気環境の改善に向けた取組の推進でございますが、工場、事業場の
大気汚染物質排出量の把握及び立ち入りによる監視、指導を行ってまいります。また、有害大気汚染物質及びダイオキシンに関する環境等の調査を行ってまいります。さらに、
光化学スモッグ注意報の周知を行うとともに、PM2.5につきましては、高濃度予報時の注意喚起を神奈川県と連携して行ってまいります。
次に、悪臭問題の解消に向けた取組の推進でございますが、工場、事業場から発生する悪臭の測定、発生源の監視及び指導、助言等を行ってまいります。
次に、アスベストの飛散防止に向けた取組の推進でございますが、解体工事や除去工事等におけるアスベストの飛散を防止するため、立入検査により適正な解体等工事の監視、指導を行ってまいります。
次に、騒音振動問題の解消に向けた取組の推進でございますが、工場、事業場から発生する騒音や振動の測定、規制適合状況の監視及び指導、助言等を行ってまいります。
次に、自動車排出ガス低減に向けた取組の推進でございますが、環境性能の劣る年式の古いディーゼル車から低公害車への代替促進を図るとともに、運送事業者等のエコドライブの普及を促進してまいります。
次に、交通騒音振動問題の解消に向けた取組の推進でございますが、自動車や鉄道などの交通騒音振動に関する調査、監視を行ってまいります。
ページを1枚おめくりいただきまして、12ページをごらんください。水質環境課でございます。
まず、水質環境の改善に向けた取組の推進でございますが、工場、事業場からの排水の監視、指導を行うとともに、河川、海域における水質及び生物等の調査並びに普及啓発を行ってまいります。また、水環境保全計画に基づき、良好な水環境の実現に向けて関係部局と連携した取り組みを行ってまいります。
次に、土壌・地下水汚染防止に向けた取組の推進でございますが、法及び条例に基づき土壌汚染対策に関する指導、助言を行ってまいります。また、地下水質調査による地下水汚染状況の把握を行ってまいります。
次に、地盤沈下の監視及び地下水保全に向けた取組の推進でございますが、地盤沈下量や地下水位を観測するとともに、地下水揚水量の監視、指導を行ってまいります。
環境対策部の主な事業概要の説明は以上でございます。
◎渋谷 生活環境部長 続きまして、生活環境部の主な事業概要につきまして御説明申し上げます。画面のページを1枚おめくりいただきまして、13ページをお開きください。
初めに、減量推進課でございます。まず、普及広報活動事業でございますが、ごみの減量・資源化の推進、分別ルールのほか、排出マナーの向上に向けて、広く市民の皆様の御理解と御協力をいただくため、市政だよりやホームページ、ごみ分別アプリなど、多様な媒体を利用した広報を行ってまいります。
次に、生ごみの減量・
リサイクル推進事業でございますが、家庭での生ごみの減量・資源化を推進するため、電動生ごみ処理機やコンポスト化容器などの購入助成金の交付、生ごみリサイクル活動への支援等を行ってまいります。また、まだ食べられるのに捨てられている、いわゆる食品ロスの削減につきましても、市民や事業者の皆様と連携を図りながら取り組んでまいります。
次に、
資源集団回収推進事業でございますが、ごみの減量・資源化を推進するため、資源集団回収を実施しております市民団体や資源回収業者への支援を行うとともに、回収頻度や回収拠点の増加等を働きかけてまいります。
次に、飲料容器等の散乱防止啓発事業でございますが、地域の環境美化を推進するため、路上喫煙防止対策と連携して
ポイ捨て禁止キャンペーン等の啓発活動を実施するほか、指導員による巡回指導等を行ってまいります。
次に、
事業系一般廃棄物排出事業者指導事業でございますが、排出事業者責任の徹底を図るため、事業系一般廃棄物を排出する事業者に対し、発生抑制、再使用、再生利用及び適正処理を指導してまいります。
次に、
余熱利用市民施設等に関する事業でございますが、ごみ焼却に伴う余熱を利用し、温水プールを中心とした市民利用施設、ヨネッティー王禅寺と堤根を設置しておりまして、その運営に係る指定管理業務の実施状況の把握及び指導、監督を行ってまいります。
次に、収集計画課でございます。まず、資源物・ごみの分別収集事業でございますが、品目ごとに地域で決められた曜日に収集を実施しておりまして、普通ごみにつきましては週2回、空き缶、ペットボトルなどの資源物につきましては週1回など、地域ごとに収集日を決めて収集しております。
次に、
災害用トイレ整備事業でございますが、川崎市地域防災計画に基づき、175カ所の避難所等に携帯トイレなど災害用トイレの備蓄を進めております。
ページを1枚おめくりいただきまして、14ページをごらんください。廃棄物指導課でございます。
まず、川崎市
産業廃棄物処理指導計画推進事業でございますが、計画に基づきまして、産業廃棄物の減量化、資源化及び適正処理を推進してまいります。
次に、一般廃棄物及び
産業廃棄物処理業許可事業並びに一般廃棄物及び
産業廃棄物処理施設設置許可事業でございますが、廃棄物処理法に基づき、一般廃棄物及び産業廃棄物の処理業者及び処理施設設置者に対する許可申請に係る審査を行う許認可業務を実施するとともに、適正処理に関する監視指導を実施してまいります。
次に、
廃棄物不法投棄防止対策事業でございますが、監視パトロールを実施するとともに、川崎市
廃棄物不法投棄等防止連絡協議会を通じまして、国土交通省、警察など関係機関及び関係局と連携し、不法投棄等の防止に取り組んでまいります。
次に、廃棄物政策担当でございます。
一般廃棄物処理基本計画推進事業でございますが、平成30年3月に策定した川崎市
一般廃棄物処理基本計画第2期行動計画に基づき、3Rを一層推進する取り組みなど、各施策に取り組むとともに、取り組み状況やごみ処理実績等を把握し、各施策の進行管理を行ってまいります。
次に、生活環境事業所でございます。生活環境事業所につきましては、本年4月の組織再編に伴い、5カ所の事業所を4カ所としたところでございまして、ごみの収集、運搬、ごみの減量化及び資源化並びに公衆便所の維持管理等の業務を実施しております。それぞれの所管区域につきましては、記載のとおりでございます。
また、し尿の収集及び浄化槽の清掃業務につきましては、
川崎生活環境事業所と
宮前生活環境事業所で実施しておりまして、それぞれの所管区域につきましては記載のとおりでございます。
生活環境部の主な事業概要の説明は以上でございます。
◎田中 施設部長 続きまして、施設部の主な事業概要につきまして御説明申し上げます。画面のページを1枚おめくりいただき、15ページをごらんください。
初めに、処理計画課でございます。まず、ごみ焼却事業でございますが、普通ごみなどの可燃ごみにつきまして、公衆衛生の向上と地域の生活環境保全のため焼却処理を行っております。また、焼却に伴う熱エネルギーを有効活用してごみ発電を行っておりまして、電力を売却するとともに所内電力として利用しております。
次に、資源化処理事業でございますが、分別収集した空き缶、ぺットボトル、空き瓶、ミックスペーパー及び
プラスチック製容器包装を資源化処理施設において、選別、圧縮及び梱包等の資源化処理を行っております。
次に、粗大ごみ処理事業でございますが、浮島及び
王禅寺処理センターの粗大ごみ処理施設に搬入された粗大ごみ及び小物金属の選別、処理、資源化等を行っております。
次に、
廃棄物鉄道輸送事業でございますが、市内から排出される廃棄物を3カ所の処理センターでバランスよく処理するため、北部地域で発生する普通ごみ、資源物、焼却灰などを南部地域の処理・処分施設まで運搬しております。また、これらの運搬に際して、JR貨物鉄道等を利用することにより、廃棄物の運搬効率の向上と環境負荷の低減を図っております。
次に、
廃棄物海面埋立事業でございますが、浮島2期埋立地区におきまして、平成12年度から焼却灰等の埋立処分を行っているところでございます。また、原発事故の影響により放射性物質が検出され保管している焼却灰につきましては、安全に埋立処分ができることが確認できたことから、平成29年10月から試験的埋め立てを行っております。
次に、
環境マネジメントシステム管理事業でございますが、環境負荷の低減を図るため、3処理センター全てで
環境マネジメントシステムを導入しておりまして、環境に配慮した施設運営を行い、環境保全、環境汚染の予防に取り組んでおります。
次に、施設整備課でございます。まず、既存の廃棄物処理施設及び関連施設整備事業でございますが、各処理センター、生活環境事業所及び資源化処理施設等の既存施設の整備補修などを行っております。
次に、
浮島処理センター基幹的整備事業でございますが、浮島処理センターにつきましては、基幹的整備が必要な時期を迎えていることから、令和元年度に契約を締結し、令和2年度から令和6年度までの5カ年で整備を実施してまいります。
ページを1枚おめくりいただきまして、16ページをごらんください。次に、施設建設課でございます。まず、
橘処理センター整備事業でございますが、令和5年度の稼働に向けて、新たにごみ焼却処理施設及び
ミックスペーパー資源化処理施設を建設するものでございます。初めに、既存施設の解体撤去工事を実施いたしまして平成30年度に完了したところでございます。また、建設工事につきましては、平成29年度に請負契約を締結いたしまして、現在は土壌汚染対策工事及び地下部解体撤去工事に着手したところでございます。引き続き、完成に向けて工事を進めてまいります。なお、資料下側に橘処理センターの完成予想図をお示ししてございます。
次に、
堤根処理センター整備事業でございますが、平成23年度に策定いたしました今後のごみ焼却処理施設の整備方針に基づきまして、老朽化した既存施設の解体撤去及び新しいごみ処理施設の建設を実施する計画でございます。平成30年度から実施しております条例に基づく環境配慮計画書の手続が令和元年度に完了いたしまして、引き続き、令和元年度から令和4年度にかけて環境影響評価制度の手続を実施してまいります。
次に、
入江崎クリーンセンター整備事業でございますが、塩浜3丁目
周辺地区土地利用計画に基づき、塩浜中公園跡地へ移転するもので、令和元年度は発注仕様書作成等を実施してまいります。
次に、処理センターでございます。浮島、堤根、王禅寺の3処理センターにつきましては、ごみの焼却処理等を行っておりまして、それぞれの処理能力につきましては記載のとおりでございます。
ページを1枚おめくりいただきまして、17ページをごらんください。クリーンセンターでございます。
入江崎クリーンセンターは、し尿及び浄化槽汚泥の中間処理を行い、下水処理場に圧送しておりまして、
加瀬クリーンセンターは普通ごみの中継輸送を行っております。
次に、浮島埋立事業所でございますが、都市施設廃棄物等の海面埋立処分を行っておりまして、埋立対象物は記載のとおりでございます。
施設部の主な事業概要の説明は以上でございます。
◎川村 環境総合研究所長 続きまして、環境総合研究所の主な事業概要につきまして御説明を申し上げます。画面のページを1枚おめくりいただきまして、18ページをお開きください。初めに、事業推進課でございます。
まず、環境教育・学習でございますが、所の施設や周辺の自然環境を活用した体験型の環境教育・学習を実施してまいります。
次に、国連環境計画(UNEP)等と連携した取組でございますが、UNEPと連携した
川崎国際エコビジネスフォーラムを国際環境技術展とあわせて開催するほか、瀋陽市環境技術研修生の受け入れなどを通して、本市の環境技術による国際貢献の取り組みを進めてまいります。また、任期付研究員制度により登用した外部人材の専門的知見、人的、組織的ネットワークを活用し、アジア諸国等との都市間連携事業及び環境施策にかかわる総合的な研究を行ってまいります。
次に、環境技術情報の収集・発信事業でございますが、川崎の環境への取り組みや経験などのすぐれた環境技術情報を収集し、
環境技術情報ポータルサイトなどを通じて広く国内外に発信してまいります。なお、環境総合研究所では、ツイッター、フェイスブックを開設し、広く市民に対してイベント情報など、環境に関する情報発信を行ってまいります。
次に、都市環境課でございます。まず、都市環境調査研究でございますが、地球温暖化対策に関する調査研究や、市内のヒートアイランド現象に関する調査研究を行うとともに、地域気候変動適応センターの機能確保に向けた検討を行ってまいります。
次に、産学公民連携による共同研究等でございますが、地域の環境課題の解決や環境技術の市内集積等による環境改善に向けて、市内のフィールドを活用した産学公民連携による共同研究を推進してまいります。あわせて、市内事業者の環境技術等に係る疑問や相談に対応するサポート窓口を運用してまいります。
画面のページを1枚おめくりいただきまして、19ページをお開きください。環境リスク調査課でございます。
まず、環境中の化学物質に関する調査・研究でございますが、大気環境の環境調査、分析を実施し、化学物質による環境汚染の実態把握を行うことにより、健康影響に関する評価手法の検討、評価を行ってまいります。また、水環境の環境調査、分析を実施し、化学物質による環境汚染の実態把握を行ってまいります。
次に、水環境に関する調査・研究でございますが、公共用水域における水生生物の生息状況の把握及び水質調査を実施し、生物と水環境に関する研究を行うとともに、マイクロプラスチック実態調査を行ってまいります。
次に、地域環境・公害監視課でございます。まず、大気環境に関する調査・研究でございますが、一般環境、道路沿道等における汚染物質等の測定、調査による大気環境の実態把握や研究などを行ってまいります。
次に、環境放射線の実態調査でございますが、市内の放射能関連施設周辺における環境放射線の実態調査及び土壌環境中の原発事故由来による放射性物質の実態調査を行ってまいります。
○大庭裕子 委員長 それでは、そのようにさせていただきます。
◆井口真美 委員 1班で。
○大庭裕子 委員長 1班ということでよろしいですか。
( 異議なし )
○大庭裕子 委員長 よろしくお願いします。それでは、そのようにさせていただきます。
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○大庭裕子 委員長 次に、その他として、今後の委員会日程につきまして御協議をお願いいたします。
協議の結果、6月5日(水)に開催することとした。
─────────────────────────
○大庭裕子 委員長 その他、委員の皆様から何かございますでしょうか。
( なし )
○大庭裕子 委員長 それでは、以上で本日の環境委員会を閉会いたします。
午後 0時10分閉会...