• "市営住宅修繕維持事業費"(1/1)
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  1. 川崎市議会 2010-02-15
    平成22年  2月まちづくり委員会-02月15日-01号


    取得元: 川崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-06
    平成22年  2月まちづくり委員会-02月15日-01号平成22年 2月まちづくり委員会 まちづくり委員会記録 平成22年2月15日(月) 午前10時01分 開会               午後 1時17分 閉会 場所:602会議室 出席委員:三宅隆介委員長、橋本勝副委員長、玉井信重、粕谷葉子、山田益男、嶋崎嘉夫、      尾作均、後藤晶一、岡村テル子、吉岡俊祐、井口真美、大庭裕子各委員 欠席委員:なし 出席説明員:(まちづくり局飛彈まちづくり局長熊谷総務部長金子設計部長、        金子市街地開発部長、三橋庶務課長、竜野交通計画課長奥澤交通計画課主幹、        和田景観・まちづくり支援課長若林市街地整備推進課主幹楜澤住宅管理課主幹、        山本住宅建替推進課長、諸橋施設整備部主幹池田建築情報課長嵯峨野建築情報課主幹       (建設局)齋藤建設局長石澤総務部長髙田土木管理部長山田道路計画部参事、        栗林土木建設部長大澤下水道部長川鍋下水道部参事飯島公営企業移行準備担当参事、        佐藤庶務課長長谷川路政課長澁谷管理課長平田下水道部主幹、        田中公営企業移行準備担当主幹矢島道路計画課長、矢ノ下道路整備課長、        濱見道路整備課主幹       (高津区役所)小塚建設センター所長保坂建設センター工事課長
    日 程 1 平成22年度第1回定例会提出予定議案の説明      (建設局)     (1)議案第12号 川崎市下水道条例の一部を改正する条例の制定について     (2)議案第13号 川崎市屋外広告物条例の一部を改正する条例の制定について     (3)議案第25号 市道路線の認定及び廃止について     (4)議案第36号 平成22年度川崎市一般会計予算     (5)議案第52号 平成22年度川崎市下水道事業会計予算     (6)議案第57号 平成21年度川崎市一般会計補正予算     (7)報告第1号 地方自治法第180条の規定による市長の専決処分の報告について      (まちづくり局)     (8)議案第5号 川崎市手数料条例の一部を改正する条例の制定について     (9)議案第10号 川崎市地区計画の区域内における建築物等の形態意匠の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について     (10)議案第11号 川崎市地区計画の区域内における建築物に係る制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について     (11)議案第20号 仮称こども家庭センター新築工事請負契約の締結について     (12)議案第21号 古市場住宅新築第3号工事請負契約の締結について     (13)議案第26号 訴えの提起について     (14)議案第27号 訴えの提起について     (15)議案第28号 訴えの提起について     (16)議案第29号 訴えの提起について     (17)議案第30号 訴えの提起について     (18)議案第31号 訴えの提起について     (19)議案第32号 訴えの提起について     (20)議案第33号 訴えの提起について     (21)議案第34号 訴えの提起について     (22)議案第35号 訴えの提起について     (23)議案第36号 平成22年度川崎市一般会計予算     (24)議案第57号 平成21年度川崎市一般会計補正予算     (25)報告第1号 地方自治法第180条の規定による市長の専決処分の報告について    2 陳情の審査      (建設局)     (1)陳情第172号 府中街道北見方2丁目付近の安全対策に関する陳情    3 所管事務の調査(報告)      (まちづくり局)     (1)南武線駅アクセス向上の検討状況について     (2)川崎駅東口駅前広場再編整備における環境配慮技術の導入について    4 その他                午前10時01分開会 ○三宅隆介 委員長 ただいまからまちづくり委員会を開会いたします。  本日の日程は、お手元に配付のとおりです。  なお、議事の都合上、日程の順番を入れかえさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  初めに、建設局関係の平成22年第1回定例会提出予定議案の説明を受けたいと思います。  それでは、理事者の方、お願いいたします。 ◎齋藤 建設局長 それでは、平成22年第1回川崎市議会定例会に提出いたします建設局関係の議案等について御説明申し上げます。  建設局関係の議案といたしましては、「議案第12号 川崎市下水道条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について」、「議案第13号 川崎市屋外広告物条例の一部を改正する条例の制定について」、「議案第25号 市道路線の認定及び廃止について」、「議案第36号 平成22年度川崎市一般会計予算」、「議案第52号 平成22年度川崎市下水道事業会計予算」、「議案第57号 平成21年度川崎市一般会計補正予算」の6件でございます。また、報告案件といたしましては、「報告第1号 地方自治法第180条の規定による市長の専決処分の報告について」の1件でございます。  それぞれの内容につきましては、議案第12号につきましては大澤下水道部長から、議案第13号及び議案第25号につきましては髙田土木管理部長から、議案第36号及び議案第57号及び報告第1号につきましては佐藤庶務課長から、議案第52号につきましては川鍋下水道部参事からそれぞれ説明させますので、よろしくお願い申し上げます。  なお、御説明は議案番号順とは若干異なりますが、御了承いただきたく存じます。 ◎大澤 下水道部長 「議案第12号 川崎市下水道条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について」御説明申し上げますので、議案書の47ページをお開き願います。  初めに、この条例の制定要旨でございますが、48ページをごらんいただきたいと存じます。この条例は、用水路敷の占用許可等に係る事務を市長の事務とするため制定するものでございます。改正の理由でございますが、下水道条例は、下水道の管理及び使用について定めたものでございますが、用水路敷についてもこの条例の一部を準用し、占用許可及び占用料の徴収を行っているところでございます。さきの12月の平成21年第4回川崎市議会定例会におきまして、下水道事業の地方公営企業法の規定の全部適用及び水道局との組織統合に伴い、下水道条例の一部を改正し、市長を上下水道事業管理者に読みかえるなど所要の整備を行ったところでございますが、用水路敷の占用許可等について引き続き市長の事務とするための読みかえ規定の整備に一部漏れがございました。このため、さきに議決をいただきました下水道条例の一部を改正する条例のさらに一部を改正するものでございます。  それでは、内容につきまして、お手元に配付してございます資料により御説明申し上げますので、建設局関係議案資料の1ページをお開き願います。条例案の新旧対照表でございまして、左側に一部を改正する条例の改正案、中央にさきの12月の平成21年第4回川崎市議会定例会において議決をいただきました一部を改正する条例、右側には参考といたしまして現行の下水道条例を示し、改正する条文と今回の改正部分を下線で示しております。  改正の内容でございますが、まず、一部を改正する条例第2条のうち第33条第1項及び第35条の改正規定中「及び第35条」を削るものでございます。次に、現行の下水道条例第34条の準用規定でございますが、後段について管理者を市長に読みかえる規定を追加するとともに、文言の整理を行うものでございます。次に、第35条の委任規定でございますが、準用している用水路敷の占用等に関し必要な事項は市長が、下水道については上下水道事業管理者が定めることとするため、「市長」の次に「又は管理者」を加えるものでございます。  次に、附則でございますが、この条例の施行期日を公布の日からとするものでございまして、これにより下水道条例の一部を改正する条例の一部が改正され、本年4月1日に施行予定となるものでございます。  なお、2ページから4ページに、現行の下水道条例と今回改正し4月1日施行予定の下水道条例の関連部分の新旧対照表、5ページに、下水道条例の改正時期について整理した資料を添付してございますので、あわせて御参照いただきたいと存じます。  以上で、「議案第12号 川崎市下水道条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について」の説明を終わらせていただきます。 ◎髙田 土木管理部長 初めに、「議案第13号 川崎市屋外広告物条例の一部を改正する条例の制定について」御説明申し上げますので、議案書の49ページをお開き願います。  この条例は、50ページの制定要旨にございますとおり、屋外広告物審議会の委員に市民を加えるため、制定するものでございます。  49ページをごらんください。次に改正の内容でございますが、第21条第5項中「及び広告業の代表者」を「、広告業の代表者及び市民」に改めるものであります。  附則でございますが、第1項は施行期日でございまして、この条例は平成22年4月1日から施行するものでございます。第2項は任期の特例でございますが、この条例の施行の日以後、最初に委嘱される委員の任期は、改正後の条例第21条第6項の規定にかかわらず、平成24年3月31日までとするものでございます。委員の任期は条例により2年間とされておりますが、市民委員の選出が条例施行後の4月1日以降となりますので、他の委員との任期の整合を図るため特例を設けるものでございます。  次に、建設局関係議案資料の6ページをごらんください。条例案の新旧対照表でございますが、表の右側には現行条例を、左側に改正案を掲げてございまして、今回の改正部分を下線で示しております。また、7ページには現在の審議会委員名簿を添付してございますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。  続きまして、「議案第25号 市道路線の認定及び廃止について」御説明申し上げますので、議案書の85ページをお開き願います。  初めに、1の認定でございますが、85ページから86ページに掲げてございます整理番号1から23までの23路線でございます。これらの路線は、宅地造成などによりまして新たに道路が設置され、一般交通に必要と認められますので市道として認定したいというものでございます。各路線ごとの見取り図が89ページから106ページに掲げてございますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。  次に、87ページから88ページをごらんください。2の廃止についてでございますが、整理番号24から40までの17路線でございます。これらの路線は一般交通に利用されていないことなどにより不要となりますので、廃止したいというものでございます。各路線ごとの見取り図が107ページから119ページに掲げてございますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。  次に、お手元の建設局関係資料の8ページをごらんいただきたいと存じます。認定及び廃止の概要でございますが、1の認定につきましては、路線数は23路線でございまして、延長の合計は2,490.73メートル、面積の合計は1万3,528.53平方メートルでございます。2の廃止でございますが、路線数は17路線でございまして、延長の合計は1,935.12メートル、面積の合計は5,995.01平方メートルでございます。  なお、次の9ページから10ページに各路線ごとの幅員、延長、側溝及び舗装の状況などについて掲げてございますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。 ◎佐藤 庶務課長 初めに、「議案第36号 平成22年度川崎市一般会計予算」のうち組織機構の整備に伴い新たに設置いたします建設緑政局関係予算につきまして御説明申し上げますので、平成22年度川崎市一般会計予算の13ページをお開き願います。  第3表地方債でございますが、14ページをお開き願います。下から3行目、安全施設整備事業債の限度額は1億8,900万円、道路整備事業債の限度額は33億4,300万円、首都高速道路事業高速道路機構)出資債の限度額は5億2,500万円、次の15ページに参りまして、橋りょう架設改良事業債の限度額は6億6,800万円、自転車対策事業債の限度額は3億7,200万円、街路事業債の限度額は31億1,400万円、連続立体交差事業債の限度額は16億8,800万円、河川整備事業債の限度額は3億200万円でございます。次の、自然保護対策事業債から以下、公園緑地施設整備事業債霊園整備事業債につきましては、平成21年度まで環境局の所管でございましたが、組織機構の整備に伴いまして、平成22年度より建設緑政局が所管いたします。  続きまして、歳出予算について御説明いたしますので、164ページをお開き願います。なお、組織機構の整備に伴いまして、款名を建設緑政費と改めましたので御承知おきいただきたいと存じます。  8款建設緑政費、平成22年度予算額は309億9,539万2,000円でございまして、建設費平成21年度予算額と比較いたしますと、12億3,539万7,000円の増額となっております。主な増減といたしましては、組織機構の整備に伴う増、連続立体交差事業費の減などがございます。以下、項目ごとに順を追って御説明申し上げます。  1項1目建設緑政総務費は21億9,582万5,000円で、主に職員給与及び道路占用事業などの経費でございます。2目道水路台帳整備費は4億1,791万5,000円で、主に道水路台帳整備事業などの経費でございます。166ページに参りまして、3目屋外広告物管理費は1,499万1,000円で、路上違反広告物の清掃業務などの経費でございます。4目建設資源対策費は5億2,992万4,000円で、建設発生土処理事業などの経費でございます。  2項1目道路橋りょう総務費は13億9,715万2,000円で、主に道路照明灯の管理及び私道舗装助成の経費でございます。168ページに参りまして、2目道路復旧費は1,927万5,000円で、道路復旧事業に係る事務経費などでございます。3目安全施設整備費は12億4,785万7,000円で、歩道設置などの交通安全施設の整備のほか、道路反射鏡や防護さくなどを維持補修する経費でございます。170ページに参りまして、4目道路整備費は47億2,311万9,000円で、市道改良事業国県道改良事業及び国直轄道路事業負担金などの経費でございます。5目橋りょう架設改良費は12億7,024万円で、橋りょうの整備・補修及び耐震対策などの経費でございます。6目自転車対策費は26億6,356万2,000円で、自転車等の駐輪場や保管所の整備及び管理運営に係る経費でございます。  172ページに参りまして、3項1目街路事業費は50億4,741万7,000円で、主に都市計画道路の整備などに係る経費でございます。2目連続立体交差事業費は27億2,922万8,000円で、主に京浜急行大師線連続立体交差事業などに係る経費でございます。  174ページへ参りまして、4項1目広域道路対策費は6億444万7,000円で、首都高速道路事業に係る出資金及び川崎縦貫道路に係る経費などでございます。  5項1目河川総務費は1億2,239万円で、河川の管理運営に係る経費でございます。176ページに参りまして、2目河川整備費は13億9,259万3,000円で、主に都市基盤河川改修事業及び五反田川放水路整備事業などに係る経費でございます。  次に、6項1目緑化推進費、178ページに参りまして、7項1目自然保護対策費、8項1目公園緑地施設費、180ページに参りまして、2目霊園費、3目多摩川施策推進費につきましては、平成21年度まで環境局緑政部が所管しておりました事業でございまして、平成22年度より建設緑政局が所管いたします。  次に、204ページをお開き願います。区役所費のうち建設緑政局関係につきまして御説明申し上げます。1項1目区政総務費につきましては、右側のページに移りまして中段あたりに道路維持補修事業費でございますが、2億4,094万7,000円で、主に道路の補修及び清掃など維持管理経費でございます。次に、その下の水路整備事業費は700万円で、水路の整備・補修及び清掃などの維持管理経費でございます。次の街路樹維持管理事業費及び公園緑地維持管理事業費につきしては、平成21年度まで環境局の各公園事務所が所管しておりました事業でございまして、平成22年度より各区役所道路公園センターが所管いたします。  なお、この後御説明申し上げます各区の道路維持補修事業費水路整備事業費街路樹維持管理事業費公園緑地維持管理事業費につきましても、それぞれ同様の事業内容となっております。2目川崎区区づくり推進費のうち右側のページの道路維持補修事業費は10億177万1,000円でございます。なお、この中には通常の維持補修費に加え、大規模な補修といたしまして、国道132号及び産業道路の低騒音舗装工事に係る経費を計上しているところでございます。その下の水路整備事業費は250万円でございます。  206ページに参りまして、3目幸区区づくり推進費のうち右側のページの道路維持補修事業費は4億2,542万6,000円でございます。なお、この中には通常の維持補修費に加え、大規模な補修といたしまして、川崎駅東西自由通路補修(上屋)工事に係る経費を計上しているところでございます。その下の水路整備事業費は1,309万4,000円でございます。  4目中原区区づくり推進費のうち右側のページの道路維持補修事業費は3億7,428万円、208ページに参りまして、右側の上段の水路整備事業費は1,190万円でございます。  5目高津区区づくり推進費のうち右側のページの道路維持補修事業費は4億6,732万2,000円、その下の水路整備事業費は2,325万円でございます。  6目宮前区区づくり推進費のうち右側のページの道路維持補修事業費は3億1,935万3,000円、その下の水路整備事業費は2,736万2,000円でございます。  210ページに参りまして、7目多摩区区づくり推進費のうち右側のページの道路維持補修事業費は4億1,461万9,000円、その下の水路整備事業費は3,465万円でございます。  8目麻生区区づくり推進費のうち右側のページの道路維持補修事業費は5億263万1,000円でございます。なお、この中には通常の維持補修に加え、大規模な補修といたしまして、新百合ヶ丘駅南口ペデストリアンデッキの改修に係る経費を計上しているところでございます。その下の水路整備事業費は1,585万5,000円でございます。  以上で議案第36号のうち建設緑政局関係についての御説明を終わらせていただきます。  続きまして、「議案第57号 平成21年度川崎市一般会計補正予算」のうち建設局関係について御説明申し上げますので、青色の表紙の冊子、平成21年度川崎市一般会計補正予算の6ページをお開き願います。第2表繰越明許費補正でございます。  8款建設費2項道路橋りょう費のうち、安全施設整備事業は2億854万1,000円の繰り越しで、交差点改良事業及びあんしん歩行エリア整備事業などでございます。次に、道路整備事業費は14億4,643万9,000円の繰り越しで、国県道改良事業などでございます。次に、橋りょう架設改良事業は7億4,045万8,000円の繰り越しで、江ヶ崎跨線橋かけかえ事業などでございます。次に、自転車対策事業は、1億2,683万7,000円の繰り越しで、(仮称)日進町高架下自転車駐車場の整備事業などでございます。  3項街路事業費のうち街路事業は28億3,757万1,000円の繰り越しで、都市計画道路尻手黒川線などの道路改良事業でございます。次に、連続立体交差事業は51億9,649万6,000円の繰り越しで、京浜急行大師線連続立体交差事業における京浜急行電鉄への委託などでございます。  続きまして、8ページをお開き願います。5項河川費の河川整備事業は5億8,976万7,000円の繰り越しで、五反田川放水路整備事業などでございます。  次に、10ページをお開き願います。11款区役所費1項区政振興費のうち区政総務道路維持補修事業は3億3,600万円の繰り越しで、川崎駅東西自由通路エスカレーター5基の更新事業でございます。川崎区道路維持補修事業は390万6,000円の繰り越しで、市道日進町32号線の道路補修事業でございます。次に、多摩区道路維持補修事業は837万9,000円の繰り越しで、ポンプ場維持補修事業でございます。次に、麻生区道路維持補修事業は1億1,021万8,000円の繰り越しで、新百合ヶ丘駅南口ペデストリアンデッキの改良事業でございます。  次に、補正予算の内容につきまして御説明申し上げますので、24ページをお開き願います。中段でございますが、8款建設費2項道路橋りょう費3目安全施設整備費、4目道路整備費及び3項街路事業費1目街路事業費につきましては、起債所要額の増により財源更正を行うものでございまして、歳出予算の増減はございません。  8款建設費3項街路事業費2目連続立体交差事業費につきましては、国庫補助の認証減などにより12億4,600万円の減額となっております。  次に、26ページをお開き願います。中段でございますが、11款区役所費1項区政振興費1目区政総務費につきましては、国庫補助の認証増に伴い、繰越明許費補正の箇所で御説明申し上げました川崎駅東西自由通路エスカレーター5基の更新事業を行うものでございます。8目麻生区区づくり推進費につきましては、起債所要額の増により財源更正を行うものでございまして、歳出予算の増減はございません。  以上で、議案第57号のうち建設局関係の説明を終わらせていただきます。  続きまして、「報告第1号 地方自治法第180条の規定による市長の専決処分の報告について」御説明申し上げますので、白い表紙の議案書の141ページをお開き願います。  市長の専決事項の指定について第2項による専決処分のうち建設局関係といたしましては、143ページをお開き願います。建設局関係は中段の20番目の1件でございます。専決年月日は平成21年12月4日、損害賠償の額は17万647円、被害者は東京都港区在住の方でございます。事件の概要でございますが、平成21年3月14日の午後1時半ごろ、宮前区鷺沼1丁目11番地11先路上で、通行中の被害者が街路樹の根により生じた路面の段差につまずいて転倒し、負傷したものでございます。なお、この賠償金につきましては、本市が契約しております賠償保険により全額補てんされる予定でございます。  以上で説明を終わります。 ◎川鍋 下水道部参事 「議案第52号 平成22年度川崎市下水道事業会計予算」について御説明申し上げますので、お手元の平成22年度川崎市企業会計予算の39ページをお開き願います。  第1条は総則でございます。  第2条は業務の予定量でございまして、処理面積は累計で1万625ヘクタール、水洗化助成戸数は99戸を予定するものでございます。また、主要な建設改良事業でございますが、下水幹枝線、ポンプ場及び水処理センター等整備事業を167億6,683万8,000円をもって進めるものでございます。  第3条収益的収入及び支出と、40ページへ参りまして、第4条資本的収入及び支出につきましては、後ほど別冊の参考資料により御説明申し上げます。  41ページへ参りまして、第5条は債務負担行為で、後年度にわたる事業につきまして、事項、期間、及び限度額を定めるものでございます。初めに、入江崎総合スラッジセンター運転管理業務委託経費につきましては、期間を平成22年度から25年度まで、限度額を9億975万5,000円、次の平成22年度公共下水道建設事業費につきましては、期間を平成23年度から24年度まで、限度額を75億4,998万円、次の水洗便所等貸付事業資金融資に伴う金融機関に対する損失補償につきましては、期間を平成22年度から債務消滅時まで、限度額を568万4,000円とするものでございます。
     第6条は企業債で、起債の限度額を1の公共下水道整備事業につきましては117億3,000万円、42ページへ参りまして、2の借換債につきましては68億4,400万円、3の資本費平準化債につきましては145億円とそれぞれ定めるほか、起債の方法、利率及び償還の方法を定めるものでございます。  第7条は一時借入金でございまして、事業運営のための一時借入金の限度額を240億円と定めるものでございます。  第8条は議会の議決を経なければ流用することのできない経費でございまして、職員給与費を45億1,480万4,000円と定めるものでございます。  第9条は他会計からの補助金でございまして、一般会計から下水道事業会計へ補助を受ける金額を146億6,721万5,000円とするものでございます。  続きまして、先ほどの第3条収益的収入及び支出と第4条資本的収入及び支出につきまして御説明申し上げますので、別冊の議案第52号参考資料、平成22年度川崎市下水道事業会計予算明細書の2ページをお開き願います。  それでは、収益的収入及び支出から御説明申し上げます。初めに、収入でございますが、第1款下水道事業収益の平成22年度の予定額は391億183万8,000円で、平成21年度と比較いたしますと、13億6,207万9,000円の減となっております。第1項営業収益は379億8,904万8,000円で、4億9,352万2,000円の減となっておりますが、これは主に1目下水道使用料の減などによるものでございます。4ページへ参りまして、2項営業外収益は11億1,178万円で、8億6,855万7,000円の減となっておりますが、これは主に2目一般会計補助金の減などによるものでございます。3項特別利益は101万円で、平成21年度と同額でございます。  次に、支出について御説明申し上げますので、6ページをお開き願います。第1款下水道事業費用の平成22年度予定額は383億5,158万8,000円で、平成21年度と比較いたしますと13億7,083万2,000円の減となっております。1項営業費用は262億398万4,000円で、4億8,539万1,000円の減となっておりますが、これは主に、10ページへ参りまして、3目処理場費が3億5,981万5,00円の減、18ページへ参りまして、10目給与費が4億684万2,000円の減となっていることなどによるものでございます。  次に、20ページに参りまして、2項営業外費用は121億1,760万4,000円で、8億8,544万1,000円の減となっておりますが、これは1目支払利息及び企業債取扱諸費が8億4,133万9,000円の減となっていることなどによるものでございます。3項特別損失1,000万円、4項予備費2,000万円は平成21年度と同額でございます。  以上が収益的収入及び支出の内容でございます。  次に、資本的収入及び支出について御説明申し上げますので、22ページをお開き願います。初めに、収入でございますが、第1款下水道事業資本的収入の平成22年度予定額は412億8,786万5,000円で、平成21年度と比較いたしますと、25億4,317万3,000円の減となっております。1項企業債は330億7,400万円で、30億7,000万円の減となっておりますが、これは主に2目借換企業債の減などによるものでございます。2項一般会計出資金は26億5,094万3,000円で、3億4,297万1,000円の増、3項国庫補助金は45億6,197万円で、2億5,975万8,000円の増となっております。4項負担金2万円、5項寄附金1万円、24ページへ参りまして、6項水洗便所等貸付事業収入3万円は科目設定でございます。7項基金繰入金は10億57万円で、7,584万円の減となっております。8項固定資産売却代金1万円は科目設定でございます。9項投資収入は30万2,000円で、6万2,000円の減となっております。10項その他資本的収入1万円は科目設定でございます。  以上、資本的収入につきまして御説明申し上げましたが、欄外につきましては、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額の補てんについて説明しておりまして、不足額158億1,736万3,000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額7億5,025万円と当年度分損益勘定留保資金150億6,711万3,000円で補てんするものでございます。  次に、支出について御説明申し上げますので、26ページをお開き願います。第1款下水道事業資本的支出の平成22年度の予定額は571億522万8,000円で、平成21年度と比較いたしますと25億263万5,000円の減となっております。1項建設改良費は167億6,683万8,000円で、2億2,309万2,000円の増となっておりますが、これは1目公共下水道整備費が2億4,879万5,000円の増となっていることなどによるものでございます。  28ページに参りまして、2項償還金は364億7,625万8,000円で、25億2,637万5,000円の減となっておりますが、これは借換企業債の減によるものでございます。  30ページに参りまして、3項水洗便所等貸付事業費3万円は科目設定でございます。4項基金造成費は29万2,000円で、6万2,000円の減、5項投資は38億5,181万円で、1億9,929万円の減となっておりますが、これは1目公債償還準備金の減によるものでございます。6項予備費は1,000万円で、平成21年度と同額でございます。  以上で、平成22年度川崎市下水道事業会計予算の説明を終わらせていただきますが、詳細につきましては平成22年度川崎市企業会計予算の43ページ以降にございます下水道事業会計予算に関する説明書及び別冊の平成22年度川崎市下水道事業会計予算参考資料を御参照いただきたいと存じます。なお、平成22年度の組織改正により下水道事業会計の所管は現在の建設局から上下水道局になるものでございます。 ○三宅隆介 委員長 説明は以上のとおりです。  本日は提出予定議案の説明でございますので、この程度にとどめたいと思いますが、よろしいでしょうか。 ◆井口真美 委員 一般会計予算のほうの建設緑政局の緑政関係は建設局ではなかったので、それはきょう環境委員会でされているのでしょうか。 ◎石澤 総務部長 そういうことでございます。 ◆井口真美 委員 わかりました。結構です。 ○三宅隆介 委員長 それでは、以上で建設局関係の提出予定議案の説明を終わります。  理事者の方は一部交代をお願いいたします。                ( 理事者一部交代 )        ─────────────────────────── ○三宅隆介 委員長 引き続き、建設局関係の陳情の審査として、「陳情第172号 府中街道北見方2丁目付近の安全対策に関する陳情」を審査いたします。  なお、関係理事者として高津区役所建設センターの小塚所長、保坂工事課長が出席しておりますので、よろしくお願いいたします。  初めに、事務局から陳情文の朗読をお願いします。 ◎髙野 書記 (陳情第172号朗読)  その後、今日までに561名の追加署名が提出され、合計1,280名となっております。 ○三宅隆介 委員長 次に、理事者の方、説明をお願いいたします。 ◎齋藤 建設局長 それでは、「陳情第172号 府中街道北見方2丁目付近の安全対策に関する陳情」につきまして、矢ノ下道路整備課長から御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ◎矢ノ下 道路整備課長 それでは、陳情第172号につきまして御説明申し上げますので、お手元の資料1の案内図をごらんください。  初めに、陳情箇所は高津区内の国道409号でありまして、右上の位置図で示す青丸内の位置となりまして、図面中央の黄色で示します北見方2丁目1番地先から北見方第三下交差点までの約600メートル区間でございます。国道409号は都市計画道路鹿島田菅線として昭和21年8月26日に計画幅員20メートルとして都市計画決定されまして、昭和61年に県道から国道へ昇格しました。図中の赤線は道路拡幅計画ラインを示します。現況道路から南側に片側拡幅する計画でございます。現在、高津区内の国道409号の拡幅整備は、図面左側の赤色で示す北見方2丁目1番地先から国道246号方面は二子工区で現在事業中でございますが、おおむね完成しております。また、北見方第三下交差点から小杉方面へは道路拡幅整備が未着手ですが、歩道が確保されています。図面左下には北見方バス停付近の①-①断面と、正福寺前バス停付近の②-②断面及び拡幅計画断面を示します。現況幅員は約8メートルから約8.5メートルで、計画幅員は20メートルで標準断面を示します。  続きまして、資料2をお開きください。上段が北見方バス停付近の①-①断面とバス停付近の現況写真で、下段が正福寺前バス停付近の②-②断面のバス停と現況写真です。現状の交通状況は、溝口駅と小杉駅方面を連絡する路線バスが朝夕のピーク時には上下線それぞれ時間当たり約12本で、おおむね5分間隔で運行されています。交通量は、平成17年度全国道路交通情勢調査によりますと、当該地区に近接する国道409号の高津区溝口で12時間当たり約1万3,000台、中原区宮内で12時間当たり約1万台となります。また、近隣には東高津小学校がありまして、東高津小学校前交差点と正福寺入口交差点には信号機が配置されておりまして、地域の方々の生活に必要な道路として利用されています。  それでは、陳情に対する市の考え方について御説明します。初めに、陳情項目1の川崎市道路整備プログラムの見直しによる歩道の拡幅でございますが、まず、陳情にございます川崎市道路整備プログラムについて御説明させていただきますので、参考資料としてお配りいたしましたパンフレットをお開きいただき、左側ページの1、目的をごらんください。川崎市道路整備プログラムは、客観的な指標などを用いて整備効果の高い箇所を選定することにより、整備箇所の重点化を図ることを目的としています。また、2の対象事業・期間にありますとおり、目標年次は新総合計画の目標年次である平成26年度とし、効率的かつ効果的な整備を推進する7カ年の道路整備計画でございます。  右側ページ上段の評価指標と整備目標をごらんください。整備路線につきましては、赤い色塗りの枠内にあります交通渋滞などの定量的な評価指標と、青色塗りの枠内にあります交通機能などの定性的な評価指標により点数づけを行い、他事業との関連性などの事業性による評価や行財政改革に基づく事業費フレームなどの事業の実効性を踏まえ、総合的な評価により選定を行っております。  次に、選定された整備箇所について御説明いたします。パンフレットは観音開きになっておりますので、中央部をお開き願います。計画期間における整備箇所と期間内完成を青、継続事業を赤、新規着手を黄緑でお示ししております。前期及び後期計画期間の整備状況を中段、下段の地図であらわしており、陳情箇所は川崎市域の中央やや上にありますが、赤い丸で記した位置にございます。なお、整備箇所の番号は右側の一覧表の番号に対応したものでございます。  次に、後期計画をあらわします下段の地図をごらんください。陳情箇所は、整備路線の選定過程において事業の必要性が高い区間であるものの、同一路線である国道409号のうちオレンジ色で番号を着色してありますが、前期計画期間での完成となるナンバー22の二子工区を含め、ナンバー15市ノ坪工区、ナンバー16小杉工区、ナンバー17小杉御殿町工区など同一期間における複数の整備箇所があるため、財源確保が困難であるとの判断から、平成27年度以降の次期計画期間の整備といたしました。しかしながら、本市施策としての等々力緑地整備の重要性が高まるなど、本件区間を含む国道409号を取り巻く周辺環境が大きく変化しておりますので、道路整備プログラムの定期見直しを平成22年度に予定していることから、今後の国の補助事業制度の動向も踏まえ、路線選定の検討を行ってまいりたいと考えております。  次に、陳情項目2の道路整備ができるまでの当面の歩道の安全対策と陳情項目3の北見方バス停と正福寺前バス停付近の安全対策についてでございますが、資料3をごらんください。現在、本陳情区間であります約600メートルにつきましては、当面の歩行空間の安全対策工事を実施しております。具体的な内容といたしましては、交通管理者である所轄警察と調整を図りまして、車道幅員の縮小による車両の速度抑制、歩道空間の拡幅とカラー化、側溝ぶたのコンクリート打ちによるがたつき解消などとなります。図面左側の断面図は北見方バス停付近の①-①断面における現況の幅員構成と、対策後の幅員構成となりまして、図面右側は同地点での現況写真と対策後のイメージを示しています。これらの工事は今年度内完了を予定しております。  以上をもちまして、陳情第172号の説明を終了いたします。 ○三宅隆介 委員長 説明は以上のとおりです。  これより質疑に入ります。意見・要望もあわせて御発言をお願いいたします。 ◆岡村テル子 委員 まず、先に陳情の要旨の3番、北見方バス停と正福寺前バス停付近の安全対策についてですが、バス停の位置を多少ずらしていただいたようではあるのですが、まだとても安全になったという状況ではないと思いますので、この2つについては不十分だと思うので、今後どういうふうにされていくか。この八百屋さんの前の北見方のほうなのですが、営業はしてはいらっしゃるのだけれども、道路側はシャッターが常におりている状態ですよね。もう少し相手方との相談によってはいろいろ改善するのかなと思うのですが、その辺の状況がわかれば教えていただきたい。 ◎矢ノ下 道路整備課長 委員の御質問についてですが、資料1で申しますと、北見方バス停がございまして、次のページ、資料2の一番右上に緑の看板が出ている八百屋さんがございまして、そこにバス停がございます。交通局にバス停の移設について確認をしたところ、以前、140メートル程度溝口方面に行きました既に完成しております箇所にバス停を移動しようかということで北見方町会、諏訪町会、近隣の方々に移設について御意見を伺ったのですけれども、反対意見が多数であったと伺っております。現在このバス停を利用されている方が東高津小学校前交差点に住居地域から出てきて、そこから140メートルばかり409号線を歩いていかなければならない、現状は信号機のすぐわきにあるので、現在のほうが利用勝手がいいということで、地域からは移設については反対の御意見をいただいたということを伺っております。  以上のことを踏まえまして、交通局に相談したところ、現在、移設先として用地確保できる場所がないことから、現況での利用をいましばらくお願いしているというところです。 ◆岡村テル子 委員 わかりました。あと、正福寺前バス停のほうも、下に写真がありますけれども、以前は市で管理している川の上のフェンスがあったんだけれども、それを取っていただいたということで、ちょっとだけ広くなったので喜んではいただいていますが、まだこれも不十分だということもありますので、安全対策については今後とも引き続きしっかり取り組んでいただきたいということで要望したいと思います。  あと当面の安全対策というこの2番についてですが、歩道については既に片側の工事を始めていただいて、車道を狭くして歩道を広げるということと、コンクリートのべた打ちというのですか、それからカラー化ということもやっていただいで、大分改善はされるのかなと思うんですが、前にジュネス側に、子どもたちの安全を守るためにちょっとだけポールがありましたよね。そのポールについては、子どもたちの安全は守られるんだけれども、今取ってある状態になっていますから、今後どうするのか。 ◎矢ノ下 道路整備課長 今、委員から質問がありましたラバーポールは通常、赤と白のゴムでできた柔軟性があるポールのことですが、資料3で示してありますとおり、現況の車線幅が3.2メートルございました。所轄警察とも相談協議した結果、なるべく歩行空間を広くとるためには、車線を縮めるしかないだろうということで、3メートルまで車線を詰めるのですが、大型車がかなり通ることから、今の段階では、ポールは今のものは撤去して、設置しないことになっております。 ◆岡村テル子 委員 私も地元の方に聞いたりしたのですが、今回20センチ広がっていますよね。今までは狭かったために、ポールがあって、ポールにもぶつからないように、そしてこっちにブロック塀がある。自転車に乗っていて本当に手をこすったという方が何人もいらしたんです。ただ、今度は広がるからいいというようなものなんだけれども、でも、やっぱり子どもたちのためにはポールは必要なのではないかという御意見が多いんですよね。だから、その辺、大人にとってはないほうがいいんだけれども、子どもの安全のためにはポールは必要ではないかという御意見がございますけれども、どうでしょうか。 ◎矢ノ下 道路整備課長 確かに今まであったものがなくなってしまう。今まであったものを取ることに対しては、我々も心配な面がございます。所轄警察もそういった点はある程度考えてはおるのですけれども、緑の線を塗るなど視覚的に訴えるものもございますので、一回これで現地を施工させていただいて少し様子を見たいと考えておりまして、ラバーポールに関しては様子を見てから、また所轄警察とも協議して検討していきたいという考えは持っております。 ◆岡村テル子 委員 ありがとうございました。ポールはあったほうがいいと思いますので、ぜひそのようなことは検討していただければと思います。  あと1番の道路整備プログラムの見直しによる歩道の拡幅ということなんですけれども、今御説明はいただいて、いろいろほかの地域との関係もあって、26年までの分としてはこの計画で行きますよと。22年度に見直しをして、27年度からの分についてということでよろしいのですかね。 ◎矢島 道路計画課長 今の委員の御質問でございますが、冒頭の説明でも申し上げましたとおり、来年22年度で後期計画、対象は23年度から26年度になりますが、そちらの計画の見直しを行う予定でございます。当該区間につきましては、その見直しの中で、入れるかどうかも含めて、改めて検討させていただきます。 ◆岡村テル子 委員 わかりました。後期の見直しを来年やるから、その中で当該区間についても見直しの対象になると。 ◎矢島 道路計画課長 そのとおりでございます。 ◆岡村テル子 委員 わかりました。17年に道路の交通状況とかを調べた結果で12時間で1万3,000台ということで、その後もう既に4年たっていまして、交通量はすごく多いなという印象を持っております。南武沿線道路と多摩沿線道路とその真ん中に府中街道があって、いずれも川崎に向かう、川崎を縦断する大きな道路であり、多摩沿線道路は大型ダンプが頻繁に通っていますけれども、みんなそっちへ行けばいいのにと思うんだけれども、府中街道はすごくダンプが多いんですよね。特にあの区間は信号機がない区間もあってスピードが上るということがあって、今回は少し抑制されると思いますけれども、地元の方からすれば、工事が二子工区のジュネスのところで終わって、次はここへ行くのだろうと思ったら、いや、ここで終わりなんですというので、本当になぜ、こんなに危険なところなのにと、そういう御意見をたくさんいただきました。ぜひ現状をしっかりと、もう把握はしていただいていると思いますが、本当に交通量が多いこと、また危険度という意味で、いろんな調整はあるんだろうけれども、まず危険なところということから最大優先して見直しをしていただくということを私は強く要望したいと思います。あの狭さのところを子どもたちが行くわけで、ダンプからは座席が高いし、小さな子どもたちは見えないのだろうと思うので、何かあったらどうなるんだろうと本当に心配なんですよね。ぜひ見直しをしていただくよう強く要望しておきたいと思います。 ◆尾作均 委員 まず道路計画課長にお聞きしたいのですが、22年に見直しというお話を今されたのですが、今の国の方針を踏まえて、新規事業について正直な実感はどうなのでしょうか。 ◎矢島 道路計画課長 今委員からございました、現時点でなかなか配当等も含めて、国から財源に関する情報をいただけていないという状況でございます。したがいまして、今後の策定については逐次国からの情報を常に取り入れて、できるだけ特定財源をいただけるような形で対応していこうと考えてございます。 ◆尾作均 委員 それは当然やることなんですけれども、率直な実態といいますか、新規事業について今後どうなっていくか。この路線も含めて、どうなのかなと思いまして。 ◎矢島 道路計画課長 もともと今回の道路整備プログラムはあくまでも見直しでございますので、そのコンセプトといたしましては、箇所の集中、選択ということをしっかりやるというところでございますので、できるだけ新規事業については拡大しない方向で今回の整備は行っております。今回の北見方、本案件につきましては、安全性の確保の上から、それからまた二子の整備の効果の発現の意味からも重要であるということを認識しておりますので、新規扱いということにはなりますけれども、できるだけ財源の中で対応していきたいとは考えてございます。 ◆尾作均 委員 そうした中で、1点、バス停に関して御提案というか、発想の転換をしてみたいと思うんですが、例えば正福寺前のバス停がございますよね。あれが等々力方面についてはNECさんの用地の前にありますね。溝口方面が、この地図で見ますと駐車場なんですかね。ということは、用地にかなり余裕があるのかなと見えるのですが、例えばバス1台分の用地を確保して歩行者の安全と交通渋滞の解消を図るとか、そういった発想は今のところないのでしょうか。 ◎矢ノ下 道路整備課長 今、尾作委員がおっしゃられた正福寺前バス停は、資料でいきますと、資料2の下のほうに出ておりまして、右下のところに小杉方面と溝口行きがございまして、小杉方面のところは左側に石積みのブロックとベンチが並んでおりますけれども、小杉行きのバス停の左側のところはNEC、大きな会社がございまして、また資料1に戻りますけれども、全体的に幅員が現況の10メートルから計画幅員の20メートルに広がるのですけれども、南側、図面でいくと下側のほうに広がっていく関係で、NECの中にさらにバスが1台入るとなると、通常バスの幅は2.5メートルぐらいあるのですが、計画幅員以外にさらにNECの中に用地取得をするということは非常に困難であると考えております。  それから反対側の溝口行きでございますが、こちらはまさに今後、道路拡幅して買収していかなければならないところなのですが、道路法の手続をとって買収を行い、取得できた用地を優先的にバスベイのような形で整備するということを考えております。道路法の手続を経て、いわゆる事業化して進むのが最善であると考えておりますので、先行してバス停部分の用地だけというのは非常に難しいものと考えております。 ◆尾作均 委員 今答弁いただいたのですが、そのために前段で道路計画課長のほうに、ここの計画の状況はどうですかという質問をしたんですね。今、国の方針も踏まえて考えると、ここの拡幅がいつできるかわからない状況の中で、まず困っているのはこの近隣、特にこのバス停を利用される方の安全性の確保ということを優先に考えないと、10年先になるか20年先になるかわからない用地買収のために今の御答弁のようなことをやってしまっていると、あしたの安全の確保ができなくなってしまうのかなと思いますし、NECさんにしても企業の社会的責任といいますか、例えば用地買収しないまでも、ここの拡幅工事が終わるまでは貸してくださいというような交渉が何でできないのかなと思うんですね。まずは地域の方の安全の確保をしてから計画を決定して、用地買収をして、道路整備をしていくという方法をこれからの時代とっていかないと、道路整備がおくれてしまっている現状を考えると、そういった方法も取り入れていかないと歩行者の安全は確保できないのではなかろうかなと思いますので、これは本当に要望させていただきたいと思います。  それともう1点、側溝をコンクリートで固めてがたつきをなくしたという説明が今あったのですが、例えばゲリラ豪雨があった場合、メッシュ部分の穴のあいている状況で十分な排水は可能なのですか。 ◎矢ノ下 道路整備課長 今、尾作委員の御指摘がございました排水関係につきましては、我々も施工するに当たって配慮したのですが、今まではふたがかかっており、ところどころ穴があいていて、そこから水を流しておりました。今回それがなくなってしまう関係で、割り込みますと言いまして、現況の間隔にまたさらに追加して雨水ますを何カ所かつけるような設計を含めた工事を行っております。  それから、側溝上を真っ平らに打ってしまうと、道路には勾配がついている関係で、大雨が降ったときに民地のほうに全部水が行ってしまうといった点を考慮しまして、写真でもちょっとわかりにくいかもしれませんが、側溝に平らにコンクリートを打つのではなくて、少し段差をつけまして、通常あごと言うのですが、靴などがつまずかないような形で、車道と民地に少し段差をつけるような形で配慮をして施工しております。通常の雨水程度ですと全て雨水ますのほうに流れ込むような配慮をさせていただいております。 ◆尾作均 委員 ということは、設計上は時間雨量どのぐらいに耐えられるという設計なのですか。 ◎矢ノ下 道路整備課長 通常、今、道路上に我々が側溝をつけるときは、時間雨量52ミリの水を処理できる形で側溝をつくっております。その機能を低下させないような設計にしておりますので、おおむね時間雨量52ミリには対応できるとは考えております。 ◆尾作均 委員 わかりました。がたつきを解消して音を静かにして人が歩けるようにしたがために、両サイドの民家に水が流れ込むような事態にならないように、きっちりその辺は排水を考慮した中で整備を進めていただきたいと思います。 ○三宅隆介 委員長 ほかにないようでしたら、取り扱いについて御発言をお願いしたいと思います。 ◆粕谷葉子 委員 取り扱いということでございますので、この部分は全部やっていただけるということで、早急な見直しが必要だと思いますので、それも含めて、やると言っていますから、採択でお願いしたいと思います。 ◆尾作均 委員 こちらにある内容について、今もしっかりと整備を進めてやっていくというお話ですので、採択ということで。 ◆後藤晶一 委員 我が会派も採択でお願いできればということで、1項目めの道路整備プログラムの見直しが心配されていたのですが、先ほどの御答弁で22年度のときにされるということですので、採択でよろしくお願いします。 ◆大庭裕子 委員 きょうお話を聞いて、整備のことでいろいろ具体的な提案もされておりますし、何といっても道路整備プログラムの見直しをするということなので、危険性も十分明らかになってきていますので、そういう意味で今後も重視して取り組んでいただきたいということで、採択でお願いします。 ○三宅隆介 委員長 それぞれ採択という御発言でございましたので、採決に入りたいと思います。  「陳情第172号 府中街道北見方2丁目付近の安全対策に関する陳情」につきまして、採択することに賛成の委員の挙手を求めます。                   ( 全員挙手 ) ○三宅隆介 委員長 全員挙手です。よって、本件は全会一致をもって採択すべきものと決しました。  理事者の方は交代をお願いいたします。                  ( 理事者交代 )        ─────────────────────────── ○三宅隆介 委員長 次に、まちづくり局関係の平成22年第1回定例会提出予定議案の説明を受けたいと思います。  それでは、理事者の方お願いいたします。 ◎飛彈 まちづくり局長 それでは、平成22年第1回定例会に提出を予定しておりますまちづくり局関係の議案につきまして御説明申し上げます。議案といたしましては、第5号、第10号、第11号の条例議案3件、第20号、第21号の工事議案2件、第26号から第35号までの訴えの提起10件、第36号の一般会計予算議案、第57号の補正予算議案の計17件でございます。報告といたしましては、第1号の1件でございます。  内容につきましては、各担当課長から御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ◎池田 建築情報課長 初めに、「議案第5号 川崎市手数料条例の一部を改正する条例の制定について」のうち、まちづくり局関係について御説明申し上げます。なお、議案書では29ページからになります。また、提出議案資料としてA4判12ページから成る資料をお手元に配付してございますので、内容につきましては資料により御説明させていただきます。  まず、本条例の制定要旨を御説明申し上げますので、提出議案資料の1ページをお開き願います。1、制定要旨についてでございますが、このたびの改正は、神奈川県の事務処理の特例に関する条例の一部改正に伴い、租税特別措置法に規定する連結法人による宅地の造成が優良な宅地の供給に寄与するものであることについての認定等の申請に対する審査について手数料を徴収する事務に追加することなどのため、条例を制定するものでございます。  次に、2、改正概要について御説明いたします。(1)連結法人制度の創設に伴う川崎市手数料条例の一部改正についてでございますが、法人税法等の一部を改正する法律及び法人税法施行令等の一部を改正する政令において、租税特別措置法及び租税特別措置法施行令に連結法人の規定が設けられたことに伴い、連結法人からの各種認定事務の申請に対する審査について手数料を徴収する事務を追加するため、川崎市手数料条例に租税特別措置法及び租税特別措置法施行令において連結法人が規定されている条項を追加するものでございます。  手数料条例第2条の第234号、第235号、第236号、第237号、第245号、第246号につきましては、租税特別措置法及び同施行令における連結法人からの申請に対する認定に係る条項を追加するものでございます。なお、第234号、第235号、第245号、第246号につきましては、神奈川県の事務処理の特例に関する条例の一部改正により神奈川県知事からの権限移譲に伴う認定事務となっております。  次に、2ページをお開き願います。(2)超短期所有に係る土地の譲渡等がある場合の特別税率の廃止に伴う経過措置期限切れによる川崎市手数料条例の一部改正についてでございますが、租税特別措置法等の一部を改正する法律により、超短期所有に係る土地の譲渡等がある場合の特別税率の廃止に伴う経過措置に係る認定事務の期限が切れたため、第239号から第241号を削除するものでございます。  次に、(3)租税特別措置法施行令の一部改正に伴う川崎市手数料条例の一部改正についてでございますが、租税特別措置法施行令の一部を改正する政令により、租税特別措置法施行令第38条の4(土地の譲渡等がある場合の特別税率)に新たに第15項及び第16項の2項が追加されたことにより、対象条文の項がずれたことに合わせて、第244号中に引用している条項を改めるもので、内容についての改正はございません。  なお、優良宅地、優良住宅、特定の民間再開発事業であることの認定を受けることにより、法人または連結法人の土地等の譲渡について、通常の法人税とは別に土地等の譲渡益に対して課される追加課税が免除になるものでございますが、今回の手数料条例の一部改正に係る連結法人の土地等の譲渡につきましては、重課税措置が平成25年12月31日まで適用停止となっていることなどから、当該事務の認定を受けることは必要がないものとなっております。  次に、(4)号の移動についてでございますが、土壌汚染対策法の一部改正に伴い、手数料条例第2条に新たに第67号を追加すること及び第239号から第241号を削除することによって各号が移動するものでございます。  最後に、3、施行期日についてでございますが、神奈川県知事からの権限移譲を受ける平成22年4月1日からの施行を予定しております。  なお、資料の3ページから7ページまでは手数料条例の新旧対照表となっており、9ページからは今回の条例改正に関する各種制度の概要に係る参考資料となっておりますので、後ほどごらんください。  以上で、議案第5号の改正内容の説明を終わらせていただきます。 ◎和田 景観・まちづくり支援課長 「議案第10号 川崎市地区計画の区域内における建築物等の形態意匠の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について」御説明申し上げます。議案書の41ページをお開き願います。なお、本日は議案書とは別にA4判16ページから成る資料をお手元に配付してございます。この資料につきましては、本議案及び後ほど説明いたします議案第11号がいずれも川崎都市計画地区計画に関するものであるため、重複する内容を取りまとめるために共通のものとさせていただきました。資料の内容については、次の議案第11号の説明の中で説明させていただきます。  それでは、まず本条例の制定要旨を御説明申し上げますので、議案書の42ページをお開き願います。このたびの改正は、殿町3丁目地区地区計画の区域内における建築物等の形態意匠について、当該地区計画において定められた形態意匠の制限に適合しなければならないこととするため、制定するものでございます。  次に、改正の内容を御説明申し上げますので、議案書の41ページにお戻りください。このたびの改正につきましては、条例本文の改正は行わず、適用区域を定めた別表に「殿町3丁目地区整備計画区域」を追加するものでございます。施行期日でございますが、公布の日からの施行を予定しております。
     以上で、議案第10号の改正内容の説明を終わらせていただきます。 ◎嵯峨野 建築情報課主幹 続きまして、「議案第11号 川崎市地区計画の区域内における建築物に係る制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について」御説明申し上げます。議案書は43ページからになります。  まず、本条例の制定要旨を御説明申し上げます。議案書の45ページをお開きください。このたびの改正は、殿町3丁目地区地区計画の区域内における建築物に係る制限に関し必要な事項を定めること等のために制定するものでございます。  43ページにお戻り願います。改正の内容でございますが、条例本文の改正は行わず、別表のみの改正でございます。まず、別表第1につきまして「殿町3丁目地区整備計画区域」を新たに適用区域として追加するものでございます。次に、別表第2の32鹿島田駅西部地区整備計画区域の表A地区の区域の部建築物の用途制限の項第2号中「第3条第6号」を「第3条第5号」に改めるものです。これは高齢者の居住の安定確保に関する法律施行規則の一部を改正する省令により、高齢者専用賃貸住宅の用語を定めている同規則第3条に号ずれが生じたため、所要の整備を行うものです。  次に、別表第2に、適用区域に追加された41の殿町3丁目地区整備計画区域につきまして、A地区の建築物の用途の制限、44ページに参りまして、建築物の敷地面積の最低限度及び壁面の位置の制限、B地区の建築物の用途の制限、建築物の敷地面積の最低限度及び壁面の位置の制限並びに45ページへ続くC地区の建築物の用途の制限及び建築物の敷地面積の最低限度の規定を追加するものでございます。  施行期日でございますが、公布の日からの施行を予定しております。ただし、別表第2の32鹿島田駅西部地区整備計画区域の表A地区の区域の部建築物の用途の制限の項の改正規定につきましては、高齢者の居住の安定確保に関する法律施行規則の一部を改正する省令が平成22年5月19日からの施行となっておりますので、同日からの施行を予定しております。  議案第11号の内容につきましては以上となりますが、議案第10号及び議案第11号に関連する川崎都市計画地区計画の殿町3丁目地区地区計画の内容について、提出議案資料に基づきまして御説明させていただきます。なお、1ページから8ページはそれぞれの条例の趣旨、改正概要及び新旧対照表となりますので、後ほどごらん願います。  まず9ページをお開きください。位置図でございます。この地区は、京浜急行大師線小島新田駅の北東、多摩川に面した地域に位置しております。  10ページをお開きください。計画図でございます。地区計画の区域は、赤く囲まれた部分でございます。  11ページをごらんください。地区計画の計画書でございます。地区計画の目標としましては、神奈川口構想の中核的地区として、京浜臨海部全体の持続的な発展を先導する複合的な機能を持つ市街地環境を計画的に形成し、これを維持及び保全することとしております。区域の整備、開発及び保全に関する方針としましては、土地利用の方針、地区施設の整備の方針及び建築物等の整備の方針の3つに方針を定めております。  12ページをお開きください。地区整備計画でございます。本地区計画は建築物等について、地区の特性に応じた適正な土地利用を図るため、A地区、B地区及びC地区において建築物等に関する事項を地区整備計画に定めております。建築物等に関する事項としては、用途の制限についてでございますが、住宅、老人ホーム、店舗及び風俗営業等にかかわるもの等を地区の土地利用の方針に合わせて建築してはならないものとして列挙し、定めております。  次に、13ページをごらんください。敷地面積の最低限度でございますが、A地区及びB地区においては1,000平方メートルとし、C地区においては300平方メートルとしているものでございます。次に、壁面の位置の制限でございますが、A地区及びB地区において建築物の外壁等の位置を定めるものでございます。また、形態または色彩その他の意匠の制限については、建築物等の外観に使用する色彩について明るい、淡い色彩の範囲を規定して、多摩川の自然景観との調和に配慮し定めております。  議案第11号においては12ページから13ページの太枠実線で囲われた項目について、建築基準法に基づき、建築物等に関する事項のうち建築物等の用途の制限などの建築物についての一般的な制限に関する事項の確実な実現を図るため、条例化するものでございます。また、議案第11号については、13ページの太枠の点線で囲われた項目について、景観法に基づき、建築物等についての形態意匠の制限に関する事項の確実な実現を図るため条例化するものでございます。  14ページをお開きください。都市計画決定の告示日及び告示番号でございます。  なお、15ページに鹿島田駅西部地区地区計画の位置図を示しております。この地区はJR鹿島田駅とJR新川崎駅に挟まれた地域に位置しております。  16ページをお開きください。計画図でございます。今回の所要の整備を行うA地区は青く塗られた部分に位置しております。  以上で、議案第11号の改正内容の説明を終わらせていただきます。 ◎諸橋 施設整備部主幹 「議案第20号 仮称こども家庭センター新築工事請負契約の締結について」御説明させていただきます。議案書の71ページをお開きください。工事名は仮称こども家庭センター新築工事、工事場所は川崎市幸区鹿島田1082番3でございます。契約方法は一般競争入札、契約金額は4億7,565万円でございます。完成期限は平成23年3月15日、契約の相手方は大東・銚子塚共同企業体でございます。  次のページをお開きください。参考資料の工事概要でございます。構造・規模につきましては、鉄筋コンクリート造4階建てでございまして、敷地面積、建築面積、延べ面積、建物の高さはごらんのとおりでございます。主要室名でございますが、1階は児童相談所、2階、3階は一時保護所、4階はこども家庭センターでございます。  それぞれの室名につきましてはお手元の提出議案資料で御説明させていただきます。A3判横とじの資料をごらんください。表紙をめくりまして、1ページ目は目次と建築概要になっております。  2ページ目をお開きください。案内図でございます。中央に赤く塗られた部分が建設地で、その北側には国道409号が通り、その南側約200メートルの位置に鹿島田駅がございます。敷地に隣接する南側は病院局職員宿舎の新築工事を行っており、平成22年3月に完成する予定でございます。  3ページをお開きください。配置図でございます。敷地の西側は緑道に整備された水路に接しております。東側は幅員10メートルの道路に接しており、北東の赤い三角形の位置から出入りいたします。計画建物はグレーに塗られた部分で、コの字型に配置し、中央には園庭があり、計画建物の北側に駐車場を設けております。  次に、4ページをお開きください。1階平面図でございます。1階はすべて児童相談所でございます。赤い矢印の位置が出入り口で、中央には事務室などの管理諸室がございます。北側にはプレイルーム、箱庭療法室、心理室4室などがございます。南側には言語機能室、相談室5室、ボランティアルームなどがございます。  次に、5ページをお開きください。2階平面図でございます。2階は学童の一時保護所と個別支援部門で構成されております。北側の水色に塗られた部分には個別支援居室が5室、ダイニングキッチンなどがございます。緑色に塗られた部分は学童の一時保護所でございまして、北側に男子居室が6室、食堂、調理室、浴室、保護係事務室、廊下を挟んで医務室がございまして、南側には女子居室が6室、浴室などがございます。  次に、6ページをお開きください。3階平面図でございます。北側のオレンジ色に塗られた部分は幼児の一時保護所でございまして、幼児居室、遊戯室、保護係事務室がございます。東側のピンク色に塗られた部分はこども家庭センターの職員更衣室などがございます。南側の緑色に塗られた部分は学童の一時保護所でございまして、学習室が2室と体育館などがございます。  次に、7ページをお開きください。4階平面図でございます。北側の黄色に塗られた部分には児童相談所のプレイルームが2室ございます。ピンク色に塗られた部分はこども家庭センターでございまして、相談室、事務室、診察室、研修室などがございます。  次に、8ページをお開きください。屋上平面図でございます。太陽光発電設備と設備機器を設置する計画でございます。  次の9ページ、10ページが立面図でございます。  次の11ページが断面図でございます。  次に、12ページをお開きください。北側から見た完成予想図でございます。1階の茶色い外壁部分が入り口でございます。全体は明るく落ちついた色彩の外観とする計画でございます。  以上で、「議案第20号 仮称こども家庭センター新築工事請負契約の締結について」の御説明を終わらせていただきます。 ◎山本 住宅建替推進課長 続きまして、「議案第21号 古市場住宅新築第3号工事請負契約の締結について」の御説明をさせていただきます。議案書の73ページをお開きください。  工事名は古市場住宅新築第3号工事、工事場所は幸区東古市場116番地1でございます。次に、契約の方法は一般競争入札、契約金額は5億7,015万円でございます。完成期限は平成23年7月29日、契約の相手方は、大藤・千葉・三王共同企業体でございます。  次の74ページをお開きください。参考資料の工事概要でございます。構造・規模につきましては、鉄筋コンクリート造7階建てで、敷地面積、建築面積、延べ面積、建物の高さはごらんのとおりでございまして、住居数は計89戸でございます。  内容につきまして、お手元のA3判の提出議案資料で御説明いたしますので、ごらんください。  まず、資料の1ページをお開きください。案内図でございます。工事場所は赤色の部分で、工事場所の西、約1.2キロメートルの位置にJR南武線鹿島田駅がございます。工事場所の東側黄色の部分が国道1号、南側の薄茶色の部分が国道409号でございます。  次に、資料の2ページをお開きください。古市場住宅建てかえ事業の全体配置図でございます。本事業は、昭和27年度から33年度に建設されました公営住宅346戸の簡易耐火2階建て及び耐火3・4階建て住宅を高層住宅4棟、351戸、特別養護老人ホームなどに建てかえるものでございます。全体の区域面積は約2.3ヘクタールございまして、敷地の北側より反時計回りに1号棟、2号棟、特別養護老人ホーム、3号棟、4号棟と配置いたしまして、西側に公園を配置しております。グレーの部分は既に完成している部分で、1号棟につきましては平成19年6月に完成、2号棟につきましては平成21年9月に完成、また特別養護老人ホームにつきましては平成19年11月に完成しております。赤色の部分が今回議案として提出いたしております第3号工事のエリアでございます。なお、4号棟につきましては平成23年度着工予定でございます。  次に、資料の3ページをお開きください。第3号工事のエリアを拡大したものでございます。住宅棟のほか、附帯施設といたしまして左からごみ置き場、駐車場、駐輪場などがございます。  次に、資料の4ページをお開きください。1階平面図でございます。住居といたしましては、青色の部分が3DK、緑色の部分が2DK、黄色の部分が1DKとなっております。また、中央よりやや右側の上部にエントランスホール、階段室、エレベーターがございます。  次に、資料の5ページをお開きください。2階から6階までの平面図でございます。  次に、資料の6ページをお開きください。7階の平面図でございます。  次に、資料の7ページをお開きください。南側から見た立面図でございます。  次に、資料の8ページをお開きください。断面図でございます。  次に、資料の9ページから11ページにつきましては、タイプ別の平面詳細図でございます。  最後に、資料の12ページは南西側より見た完成予想図でございます。  以上で、「議案第21号 古市場住宅新築第3号工事請負契約の締結について」の御説明を終わらせていただきます。 ◎楜澤 住宅管理課主幹 続きまして、議案第26号から第35号までについて御説明申し上げますので、議案書の121ページをお開き願います。「議案第26号 訴えの提起について」でございます。  本議案は、建物明け渡し請求の訴えを提起したいので、地方自治法第96条第1項第12号の規定により議会の議決を求めるものでございます。  まず第1に当事者でございますが、原告となるべき者は川崎市でございます。被告となるべき者は川端春美でございます。第2に、請求の要旨でございますが、被告となるべき者は、市営住宅に居住する者で、長期間家賃を滞納し、市の再三にわたる納付指導にもかかわらず、これに応じませんでした。そこで、本市は、被告となるべき者に対し、市営住宅に係る賃貸借契約を解除し、明け渡しの請求を行いました。しかしながら、被告となるべき者は、その後も明け渡しをしないため、建物明け渡し請求の訴えを提起したいというものでございます。なお、122ページに参考資料として事件の概要を添付してございますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。  続きまして、123ページをお開き願います。議案第27号からでございますが、139ページの議案第35号までの9件につきましても同様に建物明け渡し請求の訴えを提起するものでございまして、請求の要旨等は先ほどの議案第26号と同じでございます。  なお、各議案の当事者の被告となるべき者、明け渡し手続等につきましては、本日お手元に配付しております別添の提出議案資料により御説明申し上げます。表紙をめくって1ページをお開きください。まず1、各議案の当事者の被告となるべき者でございます。先ほど御説明いたしました議案第26号から議案第35号までの10名でございまして、それぞれの氏名、入居の許可日、居住の開始日等につきましては、ごらんの一覧表のとおりでございます。なお、未払い月数は37カ月から最長で104カ月、未払い家賃の額は136万4,000円から最高で457万6,000円となっております。  次に、2、明け渡しを求める対象者でございますが、市営住宅の家賃を12カ月以上滞納しているものであって、市からの督促や再三の納付指導に応じないもの、あるいは支払計画書を提出したにもかかわらず、その履行をしない者としておりまして、今回の10名につきましても、過去の納付指導に応じてもらえず、誠意がほとんど見られなかった者でございます。  次に、3として今回の明け渡し手続の経過でございますが、平成20年3月に市営住宅明け渡し請求予告通知書を送付し、滞納額を完納しない場合は本件市営住宅の明け渡しを請求する旨を通知しましたが、いずれも納付がなされませんでした。  2ページをお開きください。そこで、平成21年7月に市営住宅明け渡し請求書を送付し、市営住宅に係る賃貸借契約を解除し、市営住宅を平成21年10月5日までに明け渡すよう請求いたしました。しかしながら、いずれも期限までに明け渡しがなされず、市営住宅からの退去の意思が認められないことから、今回、建物明け渡し請求の訴えを提起することとしたものでございます。  最後に、4として今後の対応でございますが、家賃を12カ月以上滞納している者については、公平性の観点から、今回と同様、明け渡し請求など法的措置を含めた厳格な対応を図っていく予定でございます。  以上で、議案第26号から第35号までの訴えの提起についての御説明を終わらせていただきます。 ◎三橋 庶務課長 「議案第36号 平成22年度川崎市一般会計予算」のうちまちづくり局関係につきまして御説明いたしますので、白い表紙の一般会計予算書の10ページをお開き願います。第2表債務負担行為でございますが、まちづくり局関係の債務負担行為といたしましては、右側11ページの下から8段目、鹿島田跨線歩道橋整備事業費以下、公共建築物耐震化推進事業費、平成22年度公営住宅整備事業費、平成22年度高齢者向け優良賃貸住宅事業費の債務負担でございます。  次に、13ページに参りまして、第3表地方債でございます。まちづくり関連につきましては、15ページをお開き願います。下から2つ目、土地区画整理事業債の限度額は8億7,800万円、鹿島田駅西地区市街地再開発事業債の限度額は2億9,700万円、次のページに参りまして、小杉駅周辺地区再開発事業債の限度額は3億3,000万円、新川崎地区整備事業債の限度額は7,600万円、駅施設関連事業債の限度額は15億4,100万円、開発行為指導対策事業債の限度額は8,000万円、施設整備事業債の限度額は1億800万円、公営住宅整備事業債の限度額は39億300万円、川崎市まちづくり公社貸付金債の限度額は71億4,900万円でございます。  次に、歳出予算につきまして御説明いたしますので、190ページをお開き願います。10款まちづくり費は410億6,713万1,000円を計上し、前年度と比較して26億3,159万1,000円の減となっております。  それでは、内容につきまして目ごとに御説明いたします。1項1目まちづくり総務費129億5,941万3,000円は、右のページに目の説明がございますが、総務部の職員給与費、まちづくり対策事業費、川崎市まちづくり公社貸付金、まちづくり企画事業費、福祉のまちづくり推進事業費、及び都市整備事業基金積立金が主なものでございます。  次の目の住居表示整備費につきましては、来年度、組織の改編を予定しておりまして、あわせて予算につきましても市民費への移管を予定しているところから皆減となっております。  2項1目計画総務費3億360万8,000円は、計画部の職員給与費でございます。川崎縦貫高速鉄道線整備事業につきましては、第一種鉄道事業に限定せず、新技術の導入など幅広い視点での検討を行うこととするため、高速鉄道建設本部とは別に、検討にかかわる新たな組織をまちづくり局に設置する予定にしておりまして、職員給与費にはこれらの新体制の人件費も含まれております。  2目計画調査費3億2,634万3,000円は、都市計画関連経費、土地利用計画経費、交通計画関連経費など。なお、川崎縦貫鉄道整備事業の検討に要する経費については、下から3行目の都市交通関係調査等経費に含まれております。次の192ページに参りまして、鉄道計画関連経費の鉄道整備事業基金積立金については、川崎縦貫鉄道整備事業の新たな検討と現在の厳しい財政状況などを考慮いたしまして、来年度の予算では新規の積み立ては行わず、既に積み立ててあるものの利子分を積み立てるものでございます。なお、今年度まで計上しておりました神奈川口関連の予算につきましては、来年度に神奈川口推進室の組織の改編を予定しておりまして、あわせて予算につきましても総務費の総合企画費への移管を予定していることから皆減となっております。  3項1目整備総務費3億7,626万円は、市街地開発部の職員給与費でございます。  2目市街地整備費2億2,303万円は、住宅市街地総合整備事業費、優良建築物等整備事業費、密集住宅市街地整備促進事業費、都市再生推進事業費及び京急川崎駅周辺地区市街地整備促進事業費が主なものでございます。  3目再開発事業費42億6,484万2,000円は、鹿島田駅西地区市街地再開発事業費、川崎駅北口地区第2街区再開発等事業費、小杉駅周辺地区再開発等事業費、及び柿生駅周辺地区再開発等事業費でございます。  次の194ページに参りまして、4目土地区画整理指導費450万6,000円は、民間施行の土地区画整理事業に係る経費でございます。  5目登戸地区土地区画整理事業費25億298万1,000円は、登戸地区土地区画整理事業の実施に要する経費でございます。  6目都心地区整備事業費78億1,362万6,000円は、小杉駅周辺交通機能整備事業費、JR川崎駅北口自由通路等整備事業費などの駅施設関連事業費、新川崎地区整備事業費、川崎駅周辺総合整備事業費、次の196ページに参りまして、新百合ヶ丘駅周辺交通環境対策事業費でございます。  4項1目建築総務費7億859万1,000円は、指導部、施設整備部の職員給与費でございます。  2目建築指導審査費3億1,167万円は、既存建築物防災対策事業費、木造住宅耐震対策推進事業費などの建築開発指導審査事業費でございます。  3目開発行為指導監督費1億1,498万3,000円は、宅地開発指導及び規制事業費並びに急傾斜地崩壊対策事業費でございます。  次の198ページに参りまして、4目施設整備費3億2,135万7,000円は、公共建築物施設工事設計監理等事務経費、公共建築物等調査事業費及び公共建築物耐震化推進事業費でございます。  5項1目住宅総務費1億5,373万6,000円は、住宅管理課の職員給与費でございます。  2目市営住宅管理費68億4,247万1,000円は、市営住宅修繕維持事業費、市営住宅基金管理事業費、市営住宅管理経費、借上住宅管理経費及び市営住宅システム事業費でございます。  次の200ページに参りまして、3目公営住宅整備費31億6,833万9,000円は、住宅整備課等の職員給与費及び公営住宅整備事業費でございます。  4目特定公共賃貸住宅管理費7,994万3,000円は、特定公共賃貸住宅修繕維持事業費、特定公共賃貸住宅基金管理事業費及び特定公共賃貸住宅管理経費でございます。  次の202ページに参りまして、5目住宅助成事業費5億9,143万2,000円は、公的賃貸住宅等管理等推進事業費及び住宅市場育成・活用事業費でございます。  なお、主要事務事業につきましては、別冊の平成22年度各会計歳入歳出予算説明資料の138ページ以降にございますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。  それでは、ここでまちづくり局関連予算につきまして2点補足説明をさせていただきます。予算書の56ページをお開きください。上から3段目、17款財産収入の2項財産売払収入1目不動産売払収入でございまして、右側の5節建物売払収入のうち、まちづくり費建物売払収入について御説明いたします。予算計上額といたしましては49億2,450万円で、これは新百合トウェンティワンビルの売却収入でございます。  概要につきましては、お手元に配付いたしました資料に沿って御説明いたしますので、A3判、議案第36号参考資料1をごらんください。新百合トウェンティワン信託事業期間満了に伴う今後の取り扱いについてでございます。  新百合トウェンティワンビルにつきましては、左側下段の地図にお示ししているとおり、新百合ヶ丘駅から徒歩約2分という非常に好立地でございまして、地上8階地下4階の賃貸ビルでございます。主な公共的な施設としては、地下2階に新百合トウェンティワンホールが、1階には福祉パルあさおなどが入居しております。  左側上段の信託事業の経過等についてでございますが、当該地は新百合ヶ丘特定土地区画整理事業の保留地でありましたが、新百合ヶ丘駅周辺の都市基盤整備を進めていく中で、有効な土地利用方策として、昭和61年5月の地方自治法改正により可能となった公有地の土地信託手法を導入することといたしまして、建物の建設及び管理を目的とした土地信託事業を行うこととなったものでございます。信託の目的は、建物の建設及び管理を目的とした土地信託でございまして、信託期間は、昭和63年4月27日契約を行い、平成22年12月21日期間満了となっております。信託受託者は三菱UFJ信託銀行、りそな銀行の共同受託でございます。  本年12月21日に信託期間満了を迎えるに当たりまして、満了後の取り扱いについて検討を行ってまいりました。資料の右側をごらんください。まず満了後の取り扱いについての1、基本的な考え方でございますが、当該地を含む新百合ヶ丘駅周辺地区は、本市業務核都市構想における業務集積区域に位置づけられ整備が進んできた地区であり、また、新総合計画においても、商業、業務、文化機能の集積を生かした広域拠点の形成を推進しているところでございます。新百合トウェンティワンビルには、新百合トウェンティワンホールなどの公的施設が入居しているとともに、他のテナントについてはこれまでほぼ満室の状態が続いておりまして、当地区の代表的な業務系賃貸ビルとして機能してきたところでございます。平成22年12月に土地信託期間が満了いたしますが、建物竣工後20年であり、使用継続が十分可能である状態でございまして、現状のテナントを整理して除却等を行うことは現実的でないものと考えております。なお、仮に建物を除却する場合には、約17億円程度の費用を要することも試算しております。これらの状況を踏まえまして、新百合トウェンティワンビルについては、今後も業務系賃貸ビルとしての機能を存続させ、当地区の発展に寄与していくよう活用を図るものでございます。  2、活用の方策でございますが、前提要件といたしまして、信託受託者からは信託事業を延長することはない旨の説明を受けておりまして、また、信託期間が満了いたしますと、土地、建物の所有権が本市に移転することになりますが、本市が業務系賃貸ビルを所有、管理運営することは妥当でないものと考えております。  これらの前提を踏まえまして、期間満了後の活用方策として、事業用定期借地制度により、土地は本市が保有し、建物を売却するものでございます。売却先についてでございますが、今後も本市が当該ビルの運営に一定の関与を確保するとともに、将来的に倒産のリスクがなく安定的稼働が図れ、現状のテナントにも安心して継続利用してもらえることなどを総合的に判断し、事業用定期借地制度を活用して建物を本市出資法人である財団法人川崎市まちづくり公社に売却する方向で調整を進めていく予定でございます。  最後に、3、今後のスケジュールでございますが、今後調整を進め、本年9月の定例会には売却議案を上程してまいりたいと考えております。  なお、まちづくり公社が本物件を取得する場合の資金調達については、民間金融機関からの借り入れを予定しておりまして、本市として購入資金に対する財政的な支出はございません。  続きまして、予算書の190ページをお開きください。10款まちづくり費1項まちづくり管理費1目まちづくり総務費でございまして、右側の191ページに参りまして、目の説明欄上から7行目の川崎市まちづくり公社貸付金について御説明いたします。  予算額は112億2,440万2,000円で、これは溝口駅北口地区第一種市街地再開発事業に係る貸付金を単年度貸付金から長期貸付金に移行するものでございます。  概要につきましては、お手元に配付しております資料に沿って御説明いたしますので、議案第36号参考資料2をごらんいただきたいと思います。川崎市まちづくり公社貸付金の単年度貸付金から長期貸付金への移行についてでございます。資料の左上の囲みをごらんください。1、溝口駅北口地区第一種市街地再開発事業の経過でございますが、溝口駅北口地区の都市基盤整備と地域経済の活性化を図ることを目標に、市が施行者となり再開発事業を実施し、平成9年度には2棟の再開発ビルが、平成10年度にはペデストリアンデッキを含めた駅前公共施設が竣工いたしました。  次に、再開発ビルNOCTYの概要でございますが、主な施設といたしましては、商業施設のほか、高津市民館、公共的駐車場等を配置しております。その下の図に、まちづくり公社が取得した権利床、保留床を網かけで表示し、共有持ち分については概算持ち分をパーセントで表示しております。  次に、資料右側下段をごらんください。まちづくり公社の再開発関連施設の取得経過でございますが、バブル経済の崩壊など諸環境の悪化により、保留床すべてを処分することは困難な状況にありましたが、施行者である市が未処分床を所有し続けることは望ましい姿ではなく、また、権利床の一部である駐車場につきましても、市が保有することは財産管理の観点から問題があるため、これらの施設を処分する必要がありました。公共性と民間ビルの所有・管理のはざまを埋めるため、溝口再開発事業に係る財産取得を財団法人川崎市まちづくり公社に要請し、支援策として取得に要する資金を市から貸し付けましたが、貸付方法としては単年度貸付といたしました。  資料右側、上の囲みをごらんください。2、平成22年度予算でございますが、川崎市まちづくり公社に対して毎年度単年度貸し付けを繰り返してまいりましたが、今般、長期貸し付けに移行する際の課題となっていた貸し付け財源について市債が活用できる見込みとなりましたので、今後、償還確実性の確認など転貸債の活用について総務省と協議を進め、平成22年度中に長期貸し付けに移行してまいります。なお、平成9年度には約140億円ございました貸付額は、平成22年度には約112億円まで減少しております。  続きまして、単年度貸し付けとその返済について予算書により御説明いたしますので、予算書の242ページをお開きください。15款諸支出金でございます。次の244ページに参りまして、2項貸付金1目川崎市まちづくり公社貸付金でございますが、これは従来から毎年度計上しております溝口再開発事業に係る単年度貸付金でございまして、長期貸付金と同額の112億2,440万2,000円を計上するものでございます。  次に、予算書の60ページをお開きください。上から6段目の21款諸収入3項貸付金元利収入、次の62ページに参りまして、下から5段目の7目諸支出金貸付金収入、右のページに参りまして、1節川崎市まちづくり公社貸付金収入でございまして、これは先ほどの単年度貸付金の返済を計上するものでございます。  なお、長期貸し付けへの移行後の平成23年度からは、従来から繰り返してまいりましたこの単年度貸付金の予算計上が不要となりますが、平成22年度は年度途中での移行になりますことから、単年度貸付金と先ほど参考資料2により御説明いたしました移行後の長期貸付金を計上しております。  平成22年度一般会計予算のうちまちづくり局関係は以上でございます。  続きまして、青い表紙の「議案第57号 平成21年度川崎市一般会計補正予算」のうちまちづくり局関係の補正予算について御説明いたしますので、6ページをお開き願います。第2表繰越明許費補正でございますが、まちづくり費関係といたしましては、8ページをお開き願います。10款まちづくり費1項まちづくり管理費の民営鉄道駅舎エレベーター等設置事業は、3,333万2,000円の繰り越しで、JR南武線尻手駅エレベーター設置費補助金でございます。  次の2項計画費のコミュニティ交通支援事業は、2,400万3,000円の繰り越しで、地域交通試行運行委託費でございます。
     次の3項整備事業費のうち川崎駅西口地区公共施設等整備事業費は1,502万円の繰り越しで、市道大宮町208号線道路築造工事費でございます。次に、密集住宅市街地整備促進事業費は56万円の繰り越しで、住宅不燃化促進事業補助金でございます。次に、小杉駅周辺地区再開発等事業は3,100万円の繰り越しで、これは武蔵小杉駅南口地区西街区市街地再開発事業における再開発ビルと武蔵小杉駅とを結ぶ連絡通路の実施設計委託費でございます。次に、武蔵小杉駅南口地区西街区市街地再開発等事業補助金について5億6,780万円を、続いて、武蔵小杉駅南口地区東街区市街地再開発等事業補助金について2,704万8,000円を、小杉町3丁目中央地区市街地再開発等事業補助金にいて5億8,810万2,000円をそれぞれ繰り越すもので、これは主に事業者への補助金などでございます。次に、登戸地区土地区画整理事業は1億3,750万円の繰り越しで、主に地区内の道路築造工事費でございます。次に、小杉駅周辺交通機能整備事業は38億2,249万1,000円の繰り越しで、主に横須賀線新駅整備に係るJRへの工事負担金などでございます。次に、向ヶ丘遊園駅連絡通路等整備事業は4,500万円の繰り越しで、地下連絡通路の実施設計委託費でございます。次に、JR川崎駅北口自由通路等整備事業は1億6,234万7,000円の繰り越しで、自由通路の概略設計委託費でございます。次に、新川崎地区整備事業は18億8,448万6,000円の繰り越しで、主に鹿島田跨線歩道橋設置委託費や地区内の都市基盤施設の整備工事費などでございます。次に、川崎駅周辺総合整備事業は16億2,254万4,000円の繰り越しで、主に川崎駅東口駅前広場再編整備工事費や、川崎駅前東西連絡歩道橋バリアフリー化工事費などでございます。次に、新百合ヶ丘駅周辺交通環境調査事業は1,050万円の繰り越しで、新百合ヶ丘駅北口らち外のエレベーター設置に係る実施設計委託費でございます。  次の4項建築管理費、公共建築物耐震化推進事業は1,948万円の繰り越しで、高津高等学校の耐震補強工事費でございます。  次の5項住宅費、既設住宅改善事業は1,781万3,000円の繰り越しで、住宅用火災警報器設置工事費でございます。次に、公営住宅整備事業は6,211万7,000円の繰り越しで、主に本町2丁目耐火住宅の解体工事費などでございます。  次に、歳入歳出予算補正の内容等につきまして御説明申し上げますので、26ページをお開きください。上から2段目の10款まちづくり費2項計画費2目計画調査費でございますが、既定額6億7,214万円を3億円減額し、補正後の額を3億7,214万円とするものでございます。これは川崎縦貫高速鉄道線整備事業について新技術の導入などの幅広い検討を行うこととしたことから、鉄道整備事業基金への新規分の積み立てを取りやめるものでございます。  次に、3項整備事業費3目再開発事業費でございますが、既定額27億7,105万3,000円を12億7,187万5,000円減額し、補正後の額を14億9,917万8,000円とするものでございます。これは鹿島田駅西地区市街地再開発事業の事業進捗が遅延していることから、公共施設管理者負担金等の減額を行うものでございます。これにより歳入予算のうち国庫支出金を6億3,590万円、繰入金を2億6,277万5,000円、市債を3億2,000万円それぞれ減額いたします。  次に、5目登戸地区土地区画整理事業費でございますが、起債所要額の増により市債を1億600万円増額し、財源を更正するものでございます。なお、歳出予算額の増減はございません。  次に、6目都心地区整備事業費でございますが、既定額269億9,369万1,000円を12億534万2,000円減額し、補正後の額を257億8,834万9,000円とするものでございます。これは新川崎地区整備事業の事業進捗が遅延していることから、鹿島田跨線歩道橋整備に係る工事委託費等の減額を行うものでございます。これにより歳入予算のうち国庫支出金を1億4,421万1,000円、繰入金を1億6,415万4,000円、市債を5億900万円それぞれ減額いたします。  次に、4項建築管理費4目施設整備費でございますが、起債所要額の増により市債を1,800万円増額し、財源を更正するものでございます。なお、歳出予算額の増減はございません。  以上で、予算に関するまちづくり局関係の議案の説明について終わらせていただきます。 ◎諸橋 施設整備部主幹 地方自治法第180条の規定による市長の専決処分の報告について御説明させていただきます。議案書の144ページをお開き願います。  2、市長の専決事項の指定について第4項による専決処分の御報告をさせていただきます。本件は、平成20年第4回市議会定例会において議決をいただきました柿生中学校校舎改築工事の完成期限の変更契約でございます。変更理由でございますが、関連工事である既存校舎解体撤去工事において、地中障害物としてコンクリートスラブが発見され、その撤去作業を行うとともに、アスベストを含む建材の撤去を行ったことにより工事が遅延いたしました。また、仮設校舎建築工事において地中から焼却灰が発見され、土壌調査を行った結果、すべて基準値以下で問題はございませんでしたが、調査を行ったことにより工事が遅延いたしました。以上の理由により、本工事の現場における着手が約2カ月おくれたため、完成期限について当初の平成22年3月12日から平成22年5月31日に変更契約を行ったものでございます。  本件の契約につきましては、やむを得ない事由による完成期限の変更契約であることから、地方自治法第180条第1項の規定によりまして市長の専決事項として、平成22年2月12日付で専決処分としたものでございます。  以上で、まちづくり局関係の議案並びに報告の説明を終わらせていただきます。 ○三宅隆介 委員長 説明は以上のとおりです。  本日は提出予定議案の説明でございますので、この程度にとどめたいと思いますが、よろしいでしょうか。                  ( 異議なし ) ○三宅隆介 委員長 それでは以上で、まちづくり局関係の提出予定議案の説明を終わります。        ─────────────────────────── ○三宅隆介 委員長 ここで休憩をとりたいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。                 ( 異議なし ) ○三宅隆介 委員長 御異議なしと認めます。およそ5分間休憩いたします。                午後0時22分休憩                午後0時27分再開 ○三宅隆介 委員長 それでは、再開いたします。  次に、まちづくり局関係の所管事務の調査として「南武線駅アクセス向上の検討状況について」報告を受けます。  それでは、理事者の方、お願いいたします。 ◎飛彈 まちづくり局長 それでは、これより南武線駅アクセス向上の検討状況について御報告申し上げます。内容につきましては交通計画課長の竜野から報告申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ◎竜野 交通計画課長 それでは、南武線駅アクセス向上の検討につきまして御説明させていただきます。  初めに、JR南武線につきましては、尻手から武蔵小杉駅までの区間について連続立体交差事業の次期整備プランとして別途調査検討を進めているところでございますが、残る武蔵溝ノ口駅以北の対応につきまして南武線駅アクセス向上方策として平成20年度から検討を始め、このたび市としての方策案がまとまりましたので、御報告させていただきます。  初めに、資料の確認をさせていただきます。本日の説明資料といたしましては、資料1が南武線駅アクセス向上方策案についてで3ページでございます。次に、資料2と資料3は別冊として一緒にとじ込んでおりますが、資料2が検討対象駅位置図でございます。検討対象となる5駅の位置関係をお示ししております。資料3が各駅の現況図でございまして、資料3-1から3-5まで各駅の改札口や踏切の位置、通学路の指定状況などをお示ししております。資料2と3につきましては適宜御参照ください。乱丁等はございませんでしょうか。  それでは、資料1に沿いまして御説明させていただきます。まず1、目的でございますが、JR南武線武蔵溝ノ口駅以北の片側改札口の5駅、稲田堤、中野島、宿河原、久地、津田山につきましては、利用者の利便性・安全性の確保、鉄道による地域分断を改善させるために駅アクセスの向上を図ることを目的としております。  2、各駅の現状と課題の(1)各駅近傍踏切の現状でございますが、表の上段が駅名で、左から稲田堤、中野島と続いております。駅名の下の括弧内は駅近傍の踏切名称でございます。踏切の現況につきまして、表左側の指標のとおりまとめたものでございます。  この表から見た(2)課題でございますが、ア、改札口の反対側からの駅アクセスには踏切横断が必要であり、とりわけピーク時間帯には踏切遮断時間が長く不便となっております。踏切遮断時に多くの歩行者が滞留し、自動車との接近等の危険があるとともに、踏切を通学路として横断している児童にとっても危険性が高いということが挙げられます。  以上の課題を踏まえまして、3、整備方針でございますが、稲田堤から津田山の5駅を対象に、駅ごとに適正な対策を実施することとしております。イ、整備手法の比較といたしましては、駅アクセスを向上させる手法として橋上駅舎化とエレベーターつき跨線橋の設置について比較検討を行い、次の表のとおりまとめました。初めに、事業費については橋上駅舎化のほうが高くなります。次に、工期につきましては橋上駅舎化のほうが長くなります。次に、効果でございますが、橋上駅舎化は踏切横断者数が大きく減少することや、移動距離が短縮する効果がございます。これに対して、エレベーターつき跨線橋は踏切横断者数は減少いたしますが、跨線橋を渡る分、移動距離が延びることになります。  次の2ページをお開きください。先ほどの整備手法の比較を踏まえ、ウ、整備の考え方でございますが、(ア)橋上駅舎化は、事業費及び工期についてエレベーターつき跨線橋より劣りますが、駅アクセスの向上という課題改善の効果等は特段にすぐれております。橋上駅舎化の整備により課題改善の効果等が高いと考えられる駅につきましては、橋上駅舎化の整備を行うものといたします。一方、橋上駅舎化をしない駅につきましても、駅アクセス向上のための最低限の対策としてエレベーターつき跨線橋の整備を行うことといたします。  次に(2)橋上駅舎化の効果等の比較と評価でございますが、橋上駅舎化した場合の効果等につきまして各駅を比較した結果が次の表でございます。比較するための評価指標といたしましては、表の左側で乗降人員、B/C、いわゆる費用便益比、踏切歩行空間の混雑度、踏切を横断して通学する児童数、地元の要望としております。各駅の数字などはごらんのとおりでございます。  イ、橋上駅舎化の効果等の評価でございますが、稲田堤は、乗降人員、B/C、混雑度、児童数、すべての指標において最も数値が高く、橋上駅舎化の効果等が特に高いと評価いたしました。  次に、中野島、久地につきましては、乗降人員が多く、B/Cが1を超えるなど橋上駅舎化の効果等が高いと評価いたしました。  次に、宿河原につきましては、既存跨線橋があることでB/Cが最も小さいなど、橋上駅舎化の課題改善の効果等が高くありませんが、既存跨線橋がない状態であれば効果等が高くなることが見込まれることから、跨線橋の耐用年数等を考慮し、3駅の橋上駅舎化整備後に整備を検討することといたしました。  次に、津田山につきましては、乗降人員が最も少なく、B/Cが1を下回るなど橋上駅舎化の効果等が高くないと評価いたしました。  下の2行の表は、以上の評価をわかりやすく総合的評価として整理したものでございますが、稲田堤を◎、中野島、久地を○、宿河原は既存跨線橋がございますので括弧つきの△、津田山を△といたしました。  次に、(3)整備手法でございます。最上段ウの整備の考え方を踏まえまして、駅アクセスを向上する方策としては、稲田堤駅、中野島駅、久地駅の3駅につきましては橋上駅舎化を進めてまいります。次に、宿河原駅につきましては、3駅の橋上駅舎化整備後に橋上駅舎化の整備を検討することといたします。次に、津田山駅につきましては、橋上駅舎化ではなくエレベーターつき跨線橋の整備を進めていくことといたします。  次の3ページをお開きください。以上を踏まえまして、4、駅アクセス向上方策案といたしましては次のとおりでございます。(1)稲田堤駅、中野島駅、久地駅の橋上駅舎化とする3駅につきましては、橋上駅舎化の効果等が特に高い稲田堤駅の整備を最優先といたします。(2)宿河原駅は3駅の橋上駅舎化の整備後に、橋上駅舎化の整備について検討することといたします。(3)津田山駅は、他の4駅とは整備手法が異なるエレベーターつき跨線橋でございますので、橋上駅舎化の整備とは別に早期整備に努めてまいります。  最後に、5、今後の取り組みについてでございますが、(1)橋上駅舎化の整備を行う駅につきましては、利用者の利便性、安全性を配慮した駅前のアクセス整備につきまして検討してまいります。(2)本方策案をもとにJR東日本と協議調整を進めるとともに、地元への説明を行い、具体的な整備の検討に着手してまいります。  以上で、南武線駅アクセス向上の検討状況についての御説明を終わらせていただきます。 ○三宅隆介 委員長 説明は以上のとおりです。質疑等ございましたらお願いいたします。 ◆井口真美 委員 本当に長い間待っておりましたので、心から歓迎をしたいと思いますが、幾つか伺います。  まず1つは、向上方策案となっているのはなぜなのか。案と言っている場合は、後日何か決定があるのか、それともまだ検討して変更の余地があるのかについてまず教えてください。 ◎竜野 交通計画課長 今回の検討につきましては、川崎市独自で行ってございます。当然、橋上駅舎化につきましてはJR所有地の上に駅舎を建てていく。また、今後工事に当たっての支障物ですとか設置の位置、用地の取得ですとかいろんな課題がございますので、市といたしますと、稲田堤を橋上駅舎化としては最優先としてやっていきたいという考え方で、案ということにさせていただいてございます。 ◆井口真美 委員 だから「案」が取れることがあるわけですか。決定だというのはあるのですか。 ◎竜野 交通計画課長 来年度以降、JRに委託しながら調査等を進めてまいりますので、その中で可能性が確認できた段階で決定という形にはなってこようかと思います。 ◆井口真美 委員 そうすると、市としては宿河原を含めれば4駅は橋上化で行く。津田山はエレベーターつき跨線橋で行くんだということは決定したけれども、いろいろな協議の中で変更があるかもしれないから、協議が調えばという市の意思としてはこれでいいということでいいのですね。 ◎竜野 交通計画課長 今、委員は4駅とおっしゃいましたが、橋上駅舎化ということで進めていきたいと考えておりますのは、稲田堤、中野島、久地ということで3駅でございまして、宿河原につきましては既に跨線橋もございますので、この耐用年数とかそういったところを見きわめながら改めて検討させていただくということでございます。 ◆井口真美 委員 聞いているのは、川崎市としては3駅で橋上駅舎化で意思としては決定しているんだということでよろしいですかということを聞いている。 ◎竜野 交通計画課長 そのように御理解いただきたいと思います。 ◆井口真美 委員 わかりました。それと、今後の取り組みなんですけれども、もうちょっと詳しく説明してほしいのですが、5(1)駅前のアクセス整備について検討するということは具体的にどういうことなのかを教えていただきたいのですが、それはどういうことでしょうか。 ◎竜野 交通計画課長 現状、片側改札の駅ということで、これに伴いまして橋上駅舎化、自由通路等を建設してまいりますので、駅両側から当然、利用者の方がアクセスしやすくなるという中で、駅前の広場的な歩行者空間は必要ではないかということで、橋上駅舎化の整備に伴いましてそういった歩行者空間の整備も必要であるということで考えてございまして、そういった部分について検討していきたいと考えております。 ◆井口真美 委員 そうすると、具体的に稲田堤で言えば、駅の前に少し歩行者空間はあるのですが、新しい入り口と出口をつくったときの歩行者空間ということですか。 ◎竜野 交通計画課長 当然、新しいほうにも必要でしょうし、今よりもより使いやすくするために、もう少し規模を拡大するのかどうか、そういったことも含めて検討してまいりたいと考えております。 ◆井口真美 委員 わかりました。もう1個、下の(2)ですけれども、地元への説明を行い、具体的な整備の検討に着手するということですが、これは今年度、来年度、時期的にはいかがな状況でしょうか。 ◎竜野 交通計画課長 まずこの方策案は、市の基本的な方針ということで定めました。今後、こちらにも書かせていただいていますように、JRと協議をしていきませんと、相手があるものですので、市だけで結論が出るものではございません。ある程度JRの理解を得た中で、地元のほうに入っていくのは少し絵ができた段階なのかなと考えております。 ◆井口真美 委員 こういうふうに皆さんが決められれば、それはそれで地元では大変歓迎されて受け入れられていくと思うんですね。例えば稲田堤で言えば、地元の会の皆さんが一定の絵をかいていらっしゃるわけですので、そのあたり初めからできれば地元と市の皆さんが協働されたほうがいいのではないかと思いますが、その辺はどうですか。 ◎竜野 交通計画課長 まず橋上駅舎化するに当たって鉄道事業者との合意を経てから地元のほうに入っていきたいと考えてございます。 ◆井口真美 委員 私たちは何回か、中野島でも稲田堤でもJRに伺わせていただいて、もちろん川崎市さんがやっていただけるなら――言葉はよく覚えていませんけれども、拒否するものではないというお答えをいただいておりますので、そんなに時間はかからない。具体的な問題はいろいろあるでしょうけれども、でも、合意としてはそう時間はかからないのではないかと思うので、なるべくテンポを急いでいただいて、本当に地元は早く早くということで長く思っていらっしゃるものですから、そこはぼちぼちでなく、テンポよくやっていただけるようにと思いますが、いかがですか。 ◎竜野 交通計画課長 私どもも地元の方の利便性ですとか安全性という部分は十分に認識しているところでございますので、なるべくスムーズに進むような形で今後またJRと協議してまいりたいと考えております。 ◆井口真美 委員 わかりました。ぜひよろしくお願いいたします。結構です。 ◆尾作均 委員 1点、よろしいでしょうか。この対象駅位置図で連続立体交差が溝ノ口までということになっているのですが、この計画が出たということは、連続立体交差は津田山から先はしないという判断でこれを出されているのですか。 ◎竜野 交通計画課長 まず、連続立体交差事業につきましては橋上駅舎化よりもかなり長い期間がかかります。現在、武蔵小杉-尻手間につきまして建設局のほうで調査検討に入っておりますので、では、それが終わった後やるのかというと、かなり長期間になります。それをずっと待ってこの5駅の方々にそれまでずっと御不便をおかけしておくのかということも一つの課題ということで、できるところからやっていこうということで、次の連続立体交差事業をやらないということではございません。 ◆尾作均 委員 では、その点についてはわかりました。  それで、先ほどの井口委員の質問と若干重複するのですが、せっかくこういう今後の取り組みまで入っていますので、できれば連続立体交差事業までの年度ごとの目標みたいなものを数字で入れていただけると、すごくわかりやすかったかなと思います。このままですと、何年にいつ何をやるというのは全くわからないので、例えば平成22年度に(1)をやったら、23年度に(2)をやりますから24年度から着工できますよとか、最終的に30年度に連続立体交差に入りますよみたいな具体的に入れてくれないと、これだけですと、いつやるのかで終わってしまうので、この次にこういう資料を出すときには、具体的に年度を入れていただけると、我々としても地元の方に説明しやすいのかなと。今の段階ですと、JRとの検討が終わってから具体的な検討に入るので、いつでしょうねと答えるしかできない。役所として考えている目標を資料の中に入れていただけると、地元に帰って説明がしやすいのかなと思いますので、ぜひそれは要望としてお願いをしたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎竜野 交通計画課長 まず、稲田堤につきまして優先をしてということで、1つの駅ずつ整備していくという形にはなってこようかと思いますので、そういたしますと、調査、基本設計というのが1つありまして、その次に概略設計、詳細設計ということで設計だけで3年ぐらいかかってくるのではないかと考えております。その後に、用地取得の問題もございますけれども、登戸などの例を見ますと、工事で2年半とか3年ぐらいかかっておりますので、1駅、スムーズにいっても五、六年ぐらいかかってくるのではないかというスケジュールでございまして、それを全部の駅にしますと結構な年数がかかってくるような状況が考えられますので、かなり長期的なスケジュールとなると難しいのかなと思います。 ◆尾作均 委員 逆に言いますと、今、竜野交通計画課長がおっしゃられたように、頭の中で逆算ができるわけですから、例えば稲田堤は6年後までにこういう計画でできますよみたいなことを具体的に入れていただけないと、その中で用地買収に時間がかかったから1年おくれてしまったんですよとかという説明だったらいいのですけれども、今みたいに向こう岸の目標がないのでは、だらだらといつになるかわからない状況で、この計画が絵にかいたもちみたいになってしまうといけません。まちづくり局の中の目標を決めていただかないといけないのかなと思いますので、頭の中で設計図は何年かかって、用地買収が何年かかると、今すぐ答えられるわけですから、それを当てはめていけばいいだけですのでぜひお願いします ◎竜野 交通計画課長 今、設計も市の思いというのでしょうか、概算でございますので、今後はJRとも調整をとらせていただいた中で、ある程度実現可能性が見えた部分をスケジュール化という中では、具体的にはしてまいりたいと考えております。また、次の実行計画もございますので、そういった中で明らかにさせていただければと考えております。 ◆玉井信重 委員 向ヶ丘遊園の自由通路から今は連絡通路という形で地下道化で対応するということになったんですけれども、そのときそのときは必要な調査を行い、設計も行いというところで、その段階からまた次のステップに行ったときに問題が出てくるというようなことで、計画を決めてもなかなかそのとおりに行かないという難しさは、私も実際にやってきてわかります。ただ、今のお話のようなこういう大ざっぱな話ではもっとひどくなるなと思わざるを得ない。というのは、今回でアクセス向上策として川崎市として(1)(2)(3)のこういうランクをつけた。稲田堤と中野島と久地を橋上駅舎化でやりましょうということですね。宿河原については次だよ、津田山には別の方策でやりましょうよ、こういうようなことを決めたということなんだけれども、そうすると22年度はJRと何の協議をするのかということになるんです。  我々の感覚で言うと、稲田堤と中野島と久地と言ったけれども、その丸のつけ方で見ると、稲田堤が◎で、ほかは○だという形でのもう既に差異をつけているという状況を考えると、まずもってJRと稲田堤の現況調査から入るのか。今のお話では全くそのあたりは不鮮明なんだけれども、津田山も入れて5駅全部の現況調査をやるということにするのか、そういうところさえも何ら明らかになっていない。最終的にはそれぞれの一つ一つの駅の概略設計をやって、それから詳細設計をやって、支障物があるかないかは別にしても、支障物の移転などをしながら工事本体にかかっていきますよと。そのときに概略設計の段階で少なくともどういう用地が必要なのかということは見えてくるわけであって、そうすれば用地買収にかかっていく、そんなようなことになっていくわけですよね。だから、そういう手順の話はそれなりに言えるはず。大ざっぱに概略設計、詳細設計で二、三年ですねというようなたぐいの話ではなくて、どういう手順で進めていくのかということについては、それなりに言ってもらわないと、これは本当にまた10年後、20年後の話になってしまう。どういう手順を考えていますか。 ◎竜野 交通計画課長 済みません、ちょっと説明不足だったと思いますけれども、まず稲田堤を最優先にするということで、まず稲田堤の現況なり基本設計を優先的にJRと取り組んでいくということが1点ございます。津田山につきましても早期整備に努めるということで、跨線橋でございますけれども、こちらにつきましても同様にJRと協議を進めてまいります。また、そういった調査、基本設計に入っていきたい。22年度につきましてはそういったことを考えております。  その後、先ほどの概略、詳細設計という形で進めていければという概略の予定でございます。 ◆玉井信重 委員 わかりました。そうすると、全体を調査にかけるというのではなくて、22年度は稲田堤と津田山、この2駅について現況調査と概略設計、基本設計に入るんだ、そういうことでいいですか。 ◎竜野 交通計画課長 入っていきたいということで、JRと協議していきたいということでございます。 ◆玉井信重 委員 わかりました。きょうの話でスタートラインはかなりはっきりしました。そこの中から、いわばJRとの関係の中で言うと、費用問題が非常に大きな問題になってくるという形でもあるんですけれども、費用問題さえなければかなりJRの協力は得やすいですよ。例えば橋上駅舎化といったときに、これは100%川崎市が持つものなのですか。それともJRとの間の費用問題も含めて対応するということになるのですか。 ◎竜野 交通計画課長 橋上駅舎化本体につきましては、まず駅舎の部分が今、地上にありますけれども、これが2階レベルの駅舎になっていくということで、その建てかえ相当額という表現をしているのですけれども、地平に今と同じようなものをつくったと仮定した金額と、今ある地平駅舎の残存価値の差額につきまして、基本的にはJRのほうで負担していただくというのが一般的な考え方になっておりますので、その部分をJRに負担していただくんだということで、今後費用負担の部分の協議を進めてまいりたいと考えております。 ◆玉井信重 委員 その考え方自体は、こういう橋上駅舎化を行うときにはかなり共通的な、それぞれの場所で採用されている考え方だと思っていいですか。 ◎竜野 交通計画課長 おっしゃるとおり、一般的な考え方でございます。 ◆玉井信重 委員 そうすると、費用負担におけるさほど大きな争いというのは考えにくいと思うんですよ。 ◎竜野 交通計画課長 当然、駅舎化になりますので、JRがどのくらいの規模の駅舎が必要なんだというお話が出てくるのか、また地平駅舎の建てかえた場合の仮想をどう見てくるのかという部分で、額が結構変わってきますので、そこの負担の部分では協議が若干難航するケースが考えられます。 ◆玉井信重 委員 その議論は基本設計、いわば概略設計の段階でお互いの共通の絵がかかれないことには、そこまで行かないですね。 ◎竜野 交通計画課長 そうです。 ◆玉井信重 委員 だとすれば、22年度の段階については概略設計まで行くんだということぐらいの決意は持ってもらわなければだめだ。 ◎竜野 交通計画課長 22年度につきましては、調査、基本設計ということでございますので、概略設計まではなかなか難しいのかなと。なるべく早くは進めてまいりたいと思いますけれども、予算の都合もございますので、そんな形で考えております。 ◆玉井信重 委員 私は基本設計と概略設計は基本的な考え方だと思ってしゃべっていたんだけれども、詳細設計とは違うのでしょう。基本設計と実施設計というようなそういう考え方でいたので、同じものだと僕は思っていたのですが、では、課長の言葉に合わせましょう。現況調査をやるのは当然のことなんだけれども、概略設計は行うと。 ◎竜野 交通計画課長 設計が3段階に分かれます。先ほどの基礎調査、基本設計の部分、ここで本当に橋上駅舎化が概略できるのかどうかということを検討します。次に概略設計、次に詳細、実施設計と言われますけれども、3段階になりますので、おおむね3カ年かかってくるような、そんな設計の内容と事業内容という形になろうかと思います。 ◆玉井信重 委員 わかりました。そうすると、概略設計の前に基本設計が必要なんだと、そういうとこなんですね。それは現況調査をした上で、大まかな駅舎の形を描くというところまで行くのですか。 ◎竜野 交通計画課長 かなり構想的な、基本構想みたいな形での段階になってくるかと思います。 ◆玉井信重 委員 基本構想ですか。私は設計のレベルの話をしたので、構想の話になってくるとまた違ってくるんだけれども、そのあたりはどういうふうになるのか。 ◎飛彈 まちづくり局長 向ヶ丘遊園の場合は、地下通路を検討して、市の土地のところだけで何とか計画が成り立ったんですね。今回の場合は民地の買収が出てくるので、周辺の土地の権利関係、そういうところから調査に入って、どこの土地を買収するのが一番効率がいいか、そういったところから調査に入ることになります。要は階段のおろし口、工事はやっぱり土地を取得しないとできないので、その辺の担保をとって、それから概略設計に入ることになりますので、その段階で地元といろんな話が出てくると思いますけれども、そういった調査にまず入らないといけないというところからの説明をしています。 ◆玉井信重 委員 局長、向ヶ丘遊園も市の土地を地下道化したんじゃないんですよ。あれは小田急の土地を地下道化するという形でやるんです。  今の話は、鉄道事業者以外の方々の地権者にも影響してくる。出口の段階で言うと、そういうこともあるんだというお話だろうと思うんですよね。そのことの範囲がどこまであるのかということを基本設計の段階で明らかにしていきたい、こういう話だと理解していいですか。それを来年度の22年度までに終わらせるという考え方を基本的な考え方として持っているんだという理解でいいですか。 ◎竜野 交通計画課長 そのように御理解いただいて結構です。 ◆玉井信重 委員 一つ一つを1年ごとにやっていくと、えらい話になってしまう。でも、やりようによってはつなげてうまくやっていくという方法もないわけではない。今回も実は向ヶ丘遊園の場合もことしいっぱいに詳細設計をして、次に支障物の移転という格好で、同じ年度でも違った種類の事業をすることもできる。そういう意味においては、その熱心さが問われてくるんですよ。そういうふうにして1年1年という年度ごとの物の考え方でやっていると、これは本当にかかってくるわけで、こういうときには民間でやられていくように、その仕事が終わったら即次に移っていくというようなやり方で短縮をしていくという努力をぜひお願いしたいと思います。 ◎飛彈 まちづくり局長 計画的に前を見越して、前へ前へという形で計画を立てながらやっていきたいと思います。
    ○三宅隆介 委員長 ほかにないようでしたら、本件については以上で終わります。  理事者の方は一部交代をお願いします。                 ( 理事者一部交代 )        ─────────────────────────── ○三宅隆介 委員長 引き続き、まちづくり局関係の所管事務の調査として、「川崎駅東口駅前広場再編整備における環境配慮技術の導入について」報告を受けます。  それでは、理事者の方、お願いします。 ◎飛彈 まちづくり局長 それでは、これより川崎駅東口駅前広場再編整備における環境配慮技術の導入について御報告申し上げます。  内容につきましては、市街地整備推進課主幹の若林から報告申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ◎若林 市街地整備推進課主幹 川崎駅東口駅前広場における環境配慮技術の導入施設につきましては本年度検討を行ってまいりましたが、その内容がまとまりましたので御報告いたします。  それでは、お手元の資料に沿いまして御説明させていただきます。資料1をごらんください。図面左上から①といたしまして太陽光電池パネル及びリチウムイオン蓄電池でございます。設置場所といたしましては、タクシーシェルターに面積約530平方メートルを設置いたします。発電量といたしまして1日当たり70キロワットアワーで、リチウムイオン電池により蓄電量は約30キロワットアワーでございます。  次に、図面左中ほど②の緑化でございます。広場内のアゼリア階段部などを利用した壁面及び屋上緑化を計画しており、アゼリアと調整を行っているところでございます。  次に、図面左下③のガルバリウム鋼板によります高反射屋根材をバスシェルターに設置してまいります。面積といたしまして約2,500平方メートルでございます。この屋根材は、熱源となります赤外線の反射効果が高く、温度上昇を抑える効果が期待されるものでございます。  次に、図面右上④といたしまして、無電極放電灯及びLED照明でございます。設置場所につきましては、大屋根やタクシーシェルター等の施設照明にLEDを、道路照明に無電極放電灯を使用してまいります。また、この一部には先ほどの太陽光発電を利用してまいります。  次に、図面右中ほど⑤といたしまして、大屋根や中央サンライトには、汚れを防ぐ効果のある光触媒を塗布してまいります。塗布面積は約3,300平方メートルでございます。  次に、図面右下⑥といたしまして、広場内の歩道部には保水性及び透水性舗装となるブロックを設置いたします。設置面積といたしまして、保水性舗装約8,500平方メートル、透水性舗装約3,600平方メートルでございます。  次に、これらの環境技術を広く市民等に理解してもらうため、さまざまな方法で新たに設置するアゼリアの環境などを利用して広報してまいります。資料2をごらんください。広報の方法といたしましては、アナログ形式では、環境配慮技術が導入されている場所に効果を体験できるアイテムを設置、例えば広場内に光触媒を使用したものと未使用のものとの汚れの違いを並べ比較できるものや、高反射屋根材を使用したバスシェルター下の気温と一般部との気温を比較できる表示などを考えております。また、デジタル表示には、大屋根の改修に伴って新たに設置される換気施設の壁面を利用し、太陽光発電を利用した環境状況の数値化として、気温、湿度、発電量、蓄電量などを表示してまいります。看板形式や簡易表示案内形式といたしまして、同じ換気施設の壁面を利用した広場内の全体紹介図や環境配慮技術の解説を記載した焼きつけタイルを設置してまいります。  次に、資料3-1をごらんください。環境配慮への取り組みを表彰するモニュメントといたしまして、現在、時計塔のあるアゼリア換気塔の更新に当たり、環境配慮の考え方を総合的に表象し啓発することを目的として、環境配慮と融合したモニュメントとしてLEDを用いて外装を改修いたします。こちらは高さ約13メートルで、幅1.8メートルでございます。太陽光発電及びリチウムイオン蓄電池を活用し、自然エネルギーで稼働する施設として考えております。  それでは、画面のほうでCGによりモニュメントの見え方についてごらんいただきます。まずは川崎駅をおりて地下街入り口、正面はBEでございますが、右側わきを抜けてモニュメントを見ながら歩いていくという映像でございます。こちら、右に白いキューブ状の案内表示板ということで先ほど御説明させていただいたものをイメージしてございます。こちら、正面から今下を通ったところでございまして、現在、色が赤くなってございますが、寒いときに温かみのある色を表示してまいりたいと考えてございまして、逆に暑いときには涼しげな色を表示したいと思ってございます。  次に、モニュメントの動きのパターンを御紹介します。画面右側に呼吸などイメージしているタイトルを表示してございます。植物が呼吸をするといったような形の中のイメージで、呼吸というところでLEDを用いましてゆっくり点滅したような形で考えてございます。いろいろなパターンで、今、呼吸Bでございます。こちらは呼吸Cということで、こちらもゆっくりと点滅している状況でございます。  次に、自然の中の風を感じて、それを色として表現しているもののイメージでございます。こちらは強い風ということで右に書いてございますが、風向、強さ、また気温といったものをあらわしていきたいと考えてございます。こちらは夜、夜景でございまして、同じ呼吸というところでゆっくり点滅している部分でございます。こちらのLEDにつきましては、光の三原色である赤、青、緑を用いてさまざまな色が出せるというものでございます。次が同じ夜の夜景のそよ風ということでございます。このモニュメントのそばにセンサーを設置して、駅前広場の状況をこちらに映し出すといったものでございます。このような動きはプログラムにより表現することが可能でありますので、今後システム構築を行いながら詳細を決めていきたいと思ってございます。  資料3-2をごらんください。ただいま見ていただいたモニュメントのLEDの動き方を資料としてまとめたものでございます。 ○三宅隆介 委員長 説明は以上のとおりです。  質疑等ございましたらお願いします。 ◆井口真美 委員 これは、この間再整備の報告を受けていますけれども、こういうものも盛り込んでいきますよということは初めから計画にあったのでしたか。 ◎若林 市街地整備推進課主幹 当初、21年度計画してございます中には入ってございませんでした。今後、追加・変更という形の中で対応していきたいと考えてございます。 ◆井口真美 委員 ここは市民参加でワークショップとかそういう作業はしてこられましたか。 ◎若林 市街地整備推進課主幹 川崎駅周辺総合整備事業推進会議という協議会を持ちまして、市民の方、学識の先生方が入られて進めてまいった経緯がございます。 ◆井口真美 委員 環境配慮をするのは全然問題ないわけで構わないと思うんですけれども、一番気になるのは今のモニュメントで、どうなのかなという思いがするわけです。これだってお金がかかるわけですよね。決してただでやっているわけではないわけですから、メンテナンスもお金がかかるわけだし、それに対して、本当に使いやすい駅前広場をつくる、環境に配慮した駅前広場をつくるという点で、市民合意でできてくるなら別に構いませんけれども、どこかの企業から言われたからつくりますということになったらまずいので、そこはしっかり皆さんと議論されたほうがいいと思うんですが、その機会はまだありますか。 ◎若林 市街地整備推進課主幹 申しおくれて申しわけございません。ただいまの協議会のほうから、環境配慮に関しまして、モニュメントも含めまして御提案をいただいた経緯がございます。それをもとに今年度検討してきたところでございます。 ◆井口真美 委員 そこは皆さんからの提案だ、市民からの提案だと。 ◎若林 市街地整備推進課主幹 はい、協議会での提案ということで承ってございます。 ◆井口真美 委員 それはコンサルタントが入ってやっていらっしゃるということですか。 ◎若林 市街地整備推進課主幹 はい、コンサルは入ってございます。 ◆井口真美 委員 これはコンサルからまずたたき台が出てきて、それで市民が議論されたということですか。 ◎若林 市街地整備推進課主幹 はい、そのとおりでございます。 ◆井口真美 委員 市民の皆さんがそれでいいと言うなら別にいいですけれども、予算を決めるのはこちらですから、それはまた別のところで議論させていただきます。結構です。 ◆玉井信重 委員 趣旨としては似た話なんだけれども、生田緑地の中央広場の整備をしたときに、最初は100年広場という形のものがあったりしたわけですよ。でも、実際にやろうという整備する段階になってくると、今の木を伐採してまで芝生広場に全部してしまうのはいかがなものか、そういう意見も出てきて、そういう意見の整理の中で到達点に至るということなんですね。だから噴水を1つなくすということだけでも随分時間をかけ、なおかつ合意形成をしていくということの努力の積み重ねがあるわけです。  先ほど今のモニュメントが8,000万円ぐらいという話も聞いたのですけれども、かなりの金額であるわけで、なおかつせっかくこういうものをど真ん中に建てるとすれば、愛されたものにしなければならない。何か邪魔物だとか、環境といいながら、実はこれが一番エネルギーを食っているんだよとか、やゆされるようなものであってはいけないんですよ。そういう意味においては、そういう手順を追ってこられたという話なんだけれども、もう一度下げてみて、そういうふうな要望をされてきたというところもあったみたいですが、今持っている協議会のようなところへもう一度お話になって、議会の話も含めて、本当にこれでいいのかというところまで丁寧に対応していただきたいということについてはお願いをしておきます。 ◆粕谷葉子 委員 今のイメージ画像なんですが、この製作はどこが行われたのですか。 ◎若林 市街地整備推進課主幹 委託発注の業務の中でつくったものでございます。 ◆粕谷葉子 委員 これはモニュメントがこうだよというイメージを見せるためにつくられて、これをつくるのはお幾らぐらいなんですか。 ◎若林 市街地整備推進課主幹 400万円。委託の総額の内容でございまして、ほかにも業務は多々ございまして、そのトータルの一内容としてこちらを作成したものでございます。 ◆粕谷葉子 委員 私はその金額を聞いて、ちょっと無駄かなという思いもいたしましたので、それらも注意してやられたほうがいいのかなと思いますけれどもね。それは意見だけで結構です。 ○三宅隆介 委員長 ほかにないようでございましたら、本件につきましては以上で終わります。  ここで、理事者の方は退席をお願いします。                 ( 理事者退室 )        ─────────────────────────── ○三宅隆介 委員長 その他、委員の皆様から何かございますでしょうか。                 ( なし ) ○三宅隆介 委員長 それでは、以上で本日のまちづくり委員会を閉会いたします。                午後1時17分閉会...