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11月25日-11号

  • "医療ひっ迫防止対策強化宣言"(1/2)
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  1. 神奈川県議会 2022-11-25
    11月25日-11号


    取得元: 神奈川県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-16
    令和 4年 第三回 定例会 △《本会議録-令和4年第3回-20221125-029327-諸事項-出席議員等議事日程-》 令和4年第3回神奈川県議会定例会会議録第11号〇令和4年11月25日 午後1時1分開議   ───────────────────────────────────────〇本日の出席議員 議長共97名       出 席 議 員                       大   村       悠                       桝       晴 太 郎                       永   田   て る じ                       菅   原   あきひと                       須   田   こうへい                       す と う   天   信                       上   野   た つ や                       石   田   和   子                       田   村   ゆうすけ                       松   長   泰   幸                       山   口   美 津 夫                       高   橋   延   幸                       武   田       翔                       田   中   信   次                       川   崎   修   平                       神   倉   寛   明                       お ざ わ   良   央                       た め や   義   隆                       飯   野   まさたけ                       望   月   聖   子                       柳   瀬   吉   助                       市   川   さ と し                       佐   藤   けいすけ                       大   山   奈 々 子                       君   嶋   ち か 子                       石   川       巧                       芥   川       薫                       市   川   和   広                       山   本       哲                       綱   嶋   洋   一                       新   堀   史   明                       田   中   徳 一 郎                       山   口   貴   裕                       野   田   治   美                       脇       礼   子                       石   川   裕   憲                       米   村   和   彦                       栄   居       学                       小   林   大   介                       京   島   け い こ                       井   坂   新   哉                       佐 々 木   ゆ み こ                       楠       梨 恵 子                       西   村   く に こ                       谷   口   かずふみ                       藤   代   ゆ う や                       渡   辺   紀   之                       原       聡   祐                       高   橋   栄 一 郎                       あ ら い   絹   世                       柳   下       剛                       細   谷   政   幸                       河   本   文   雄                       内   田   み ほ こ                       中   村   武   人                       古   賀   照   基                       青   山   圭   一                       斉   藤   た か み                       赤   野   た か し                       さ と う   知   一                       亀   井   たかつぐ                       佐 々 木   正   行                       渡   辺   ひ と し                       小 野 寺   慎 一 郎                       長   田   進   治                       国   松       誠                       杉   本       透                       し き だ   博   昭                       小   島   健   一                       梅   沢   裕   之                       嶋   村   た だ し                       桐   生   秀   昭                       市   川   よ し 子                       岸   部       都                       く さ か   景   子                       作   山   ゆうすけ                       菅   原   直   敏                       北   井   宏   昭                       相   原   高   広                       鈴   木   ひ で し                       藤   井   深   介                       森       正   明                       土   井   りゅうすけ                       杉   山   信   雄                       小   川   久 仁 子                       持   田   文   男                       竹   内   英   明                       浦   道   健   一                       加   藤   元   弥                       松   田   良   昭                       牧   島       功                       堀   江   則   之                       松   本       清                       た き た   孝   徳                       松   崎       淳                       近   藤   大   輔                       曽 我 部   久 美 子       欠 席 議 員                       加   藤   ご   う                       永   田   磨 梨 奈                       佐 々 木   ナ オ ミ                       川   本       学                       いそもと    桂 太 郎       説明のための出席者         知事            黒   岩   祐   治         副知事           武   井   政   二         同             小 板 橋   聡   士         同             首   藤   健   治         政策局長          平   田   良   徳         総務局長          筒   浦   浩   久         環境農政局長        鈴   木   真 由 美         福祉子どもみらい局長    橋   本   和   也         健康医療局長兼未病担当局長 山   田   健   司         産業労働局長        河   鍋       章         県土整備局長        大   島   伸   生         会計管理者会計局長    落   合   嘉   朗         教育委員会教育長      花   田   忠   雄         同  教育局長       田   代   文   彦         警察本部長         林           学         同  総務部長       重   江   光   一         公営企業管理者企業庁長   髙   澤   幸   夫         企業庁企業局長       柏   﨑   克   夫   ───────────────────────────────────────       議会局出席者         議会局長          浦   邊       哲         議会局副局長兼総務課長   高   瀨   正   明         同  議事課長       井   上       実         同  政策調査課長     大 河 原   邦   治   ───────────────────────────────────────           令和4年第3回神奈川県議会定例会議事日程第11号                            令和4年11月25日午後1時開議第1 議会運営委員の選任第2 議員提出第5号議案 神奈川県議会の保有する個人情報の保護に関する条例第3 定県第 91 号議案 令和4年度神奈川一般会計補正予算(第5号)   定県第 92 号議案 同  年度神奈川水源環境保全再生事業会計補正予算(第1号)   定県第 93 号議案 同  年度神奈川流域下水道事業会計補正予算(第1号)   定県第 94 号議案 同  年度神奈川水道事業会計補正予算(第2号)   定県第 95 号議案 同  年度神奈川電気事業会計補正予算(第1号)   定県第 96 号議案 同  年度神奈川公営企業資金等運用事業会補正予算(第1号)   定県第 97 号議案 同  年度神奈川県相模川総合開発共同事業会計補正予算(第1号)   定県第 98 号議案 同  年度神奈川酒匂川総合開発事業会計補正予算(第1号)   定県第 99 号議案 個人情報の保護に関する法律施行条例   定県第 100号議案 神奈川県個人情報保護審査会条例   定県第 101号議案 神奈川県個人情報保護条例を廃止する条例   定県第 102号議案 再任用に関する条例を廃止する条例   定県第 103号議案 神奈川県情報公開条例の一部を改正する条例   定県第 104号議案 地方税法第37条の2第1項第4号に掲げる寄附金を受け入れる特定非営利活動法人等を定める条例の一部を改正する条例   定県第 105号議案 神奈川県不服申立関係書類写し等交付手数料条例の一部を改正する条例   定県第 106号議案 事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例   定県第 107号議案 住民基本台帳法施行条例の一部を改正する条例   定県第 108号議案 神奈川県統計調査条例の一部を改正する条例   定県第 109号議案 職員の分限に関する条例及び市町村立学校県費負担教職員の分限に関する条例の一部を改正する条例   定県第 110号議案 職員の懲戒の手続及び効果に関する条例及び市町村立学校県費負担教職員の懲戒の手続及び効果に関する条例の一部を改正する条例   定県第 111号議案 附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例   定県第 112号議案 職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例   定県第 113号議案 職員の給与及び通勤に要する費用の弁償に関する条例及び学校職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例   定県第 114号議案 職員の勤務時間、休暇等に関する条例及び学校職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例   定県第 115号議案 職員の定年等に関する条例の一部を改正する条例   定県第 116号議案 外国の地方公共団体の機関等に派遣される職員の処遇等に関する条例及び外国の地方公共団体の機関等に派遣される市町村立学校県費負担教職員の処遇等に関する条例の一部を改正する条例   定県第 117号議案 職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例   定県第 118号議案 公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例   定県第 119号議案 職員の大学院等派遣研修費用の償還に関する条例の一部を改正する条例   定県第 120号議案 収入証紙に関する条例の一部を改正する条例   定県第 121号議案 神奈川県手数料条例の一部を改正する条例   定県第 122号議案 神奈川県地域医療医師修学資金貸付条例の一部を改正する条例   定県第 123号議案 神奈川県企業職員の給与の種類及び基準に関する条例等の一部を改正する条例   定県第 124号議案 警察組織に関する条例の一部を改正する条例   定県第 125号議案 神奈川県科学技術政策大綱の変更について   定県第 126号議案 工事請負契約の締結について(都市計画道路城山多古線(仮称)新坂下トンネル新設工事請負契約)   定県第 128号議案 管理事業に対する市町負担金について   定県第 129号議案 神奈川県道路公社の有料道路整備事業計画変更に対する同意について   定県第 130号議案 訴訟の提起について   定県第 131号議案 和解について   定県第 132号議案 和解について   定県第 133号議案 当せん金付証票の発売について第4 定県第 90 号議案 令和4年度神奈川一般会計補正予算(第4号)   定県第 127号議案 工事請負契約の締結について(厚木東高校商業教育棟新築工事(建築-第1工区)請負契約)   ─────────────────────────────────────── △《本会議録-令和4年第3回-20221125-029328-諸事項-選任・提案説明等-》    〔議会局長報告〕  出席議員 議長共96名 ○議長(しきだ博昭) ただいまから、本日の会議を開きます。   ─────────────────────────────────────── ○議長(しきだ博昭) 本職あて文書が提出されておりますので、書記に朗読させます。  〔書記朗読〕   ───────────────────────────────────────                 条例案提出書神奈川県議会の保有する個人情報の保護に関する条例案 上記条例案神奈川県議会会議規則第12条の規定により、次のとおり提出します。  令和4年11月18日 神奈川県議会議長 しきだ 博 昭 殿               提出者  神奈川県議会議員 長  田  進  治                    同        斉  藤  た か み                    同        亀  井  たかつぐ                    同        近  藤  大  輔                    同        永  田  て る じ                    同        武  田     翔                    同        石  川  裕  憲                    同        河  本  文  雄                    同        佐 々 木  正  行                    同        国  松     誠                    同        く さ か  景  子   ───────────────────────────────────────                                 政総第1518号                               令和4年11月25日 神奈川県議会議長 しきだ 博 昭 殿                         神奈川県知事 黒 岩 祐 治令和4年第3回神奈川県議会定例会に提案する議案等の提出について 開会中の令和4年第3回神奈川県議会定例会に提案する予算議案ほかを別冊のとおり提出します。   ─────────────────────────────────────── ○議長(しきだ博昭) この際、申し上げます。  受理いたしました陳情書は、陳情文書表のとおり、所管委員会に付議いたしましたので、御了承を願います。  地方自治法に基づき、経営状況説明書が提出されておりますので、御了承を願います。  また、地方自治法に基づき、内部統制評価報告書が提出されておりますので、御了承を願います。  神奈川県債権管理条例に基づき、債権の放棄について報告がありましたので、御了承を願います。  地方自治法の規定により、監査委員報告書が提出されておりますので、御了承を願います。   ─────────────────────────────────────── ○議長(しきだ博昭) これより日程に従い、審議を行います。  日程第1、議会運営委員の選任を行います。  委員の選任につきましては、神奈川県議会委員会条例第8条の規定により、本職から御指名申し上げます。  西村くにこ議員議会運営委員に御指名申し上げます。   ─────────────────────────────────────── ○議長(しきだ博昭) 次に、日程第2、議員提出第5号議案 神奈川県議会の保有する個人情報の保護に関する条例を議題といたします。  議案の朗読は省略いたします。                            〔本会議録別冊108頁参照〕  提出者の説明を求めます。  国松誠君。〔国松 誠議員登壇〕 ◆国松誠議員 自民党の国松でございます。  私は、立憲民主党民権クラブ神奈川県議会議員団公明党神奈川県議会議員団、かながわ県民・民主フォーラム神奈川県議会議員団及び自由民主党神奈川県議会議員団、以上4会派の提案議員を代表し、ただいま上程された議員提出第5号議案 神奈川県議会の保有する個人情報の保護に関する条例について、提案理由を説明させていただきます。  御承知のとおり、個人情報の保護に関しましては、これまで、民間、国、地方公共団体等に対して、個別の法律や条例により、それぞれ別に定められていましたが、令和5年4月から施行される改正後の個人情報の保護に関する法律、いわゆる改正個人情報保護法により、共通ルールが規定され、一元化されました。  その一方で、この改正法では、地方公共団体の議会は、法の対象となる地方公共団体の機関から、一部の例外を除き、除外されたことから、本県議会として、独自の条例を制定する必要が生じました。  そのため、本県議会における、神奈川県議会における個人情報の保護に関する条例検討委員会を設置し、本年6月21日から、条例制定に向けて、真摯かつ精力的に検討を行い、去る11月18日に、当委員会の検討結果を報告書及び条例案として取りまとめ、しきだ議長に提出したところであります。  このたび提案いたしました条例案は、条例検討委員会での検討結果に基づき、意見の一致を見ましたので、4会派で共同提案したものでございます。  条例案の策定に際して、基本的な考え方としては、改正個人情報保護法が直接適用される執行機関と適用されない議会との間で差異が生じないよう、制度の枠組みについては、改正法と同様とすることを基本とし、全国都道府県議会議長会が作成した条例の例を参考にしつつ、本県執行機関における対応とも整合性を図ることといたしました。  それでは、条例の概要について説明させていただきます。  まず、第1章の「総則」でございますが、第1条に、この条例の目的として、県議会における個人情報の適切な取扱いに関し必要な事項を定めることなどにより、県議会の事務の適正かつ円滑な運営を図りつつ、個人の権利利益を保護することを目的とすると定め、第2条に、この条例における文言の定義、第3条に、議会の責務として、保有する個人情報の適正な取扱いが確保されるよう、必要な措置を講ずることを定めております。  次に、第2章の「個人情報等の取扱い」でございますが、第4条から第16条まで、個人情報の保有の制限や利用目的の明示、仮名加工情報匿名加工情報の取扱いに係る義務など、個人情報の取扱いに関する事項を定めております。  次に、第3章の「個人情報ファイル」でございますが、第17条に、個人情報ファイル簿の作成及び公表についてを定めております。  次に、第4章の「開示、訂正及び利用停止」でございますが、本県議会が保有する個人情報に関して、「第1節 開示」では、第18条から第30条まで、開示請求権や開示請求の手続などについて、「第2節 訂正」では、第31条から第38条まで、個人情報訂正請求権とその請求手続などについて、「第3節 利用停止」では、第39条から第45条まで、自己の個人情報に係る利用停止請求権とその請求手続などについて、「第4節 審査請求」では、第46条から第48条まで、審査請求に係る審査会への諮問などについて、それぞれ定めております。  次に、第5章の「雑則」でございますが、第49条から第53条まで、個人情報等の取扱いに関する苦情処理や、条例の施行の状況公表などについて定めております。  次に、第6章の「罰則」でございますが、第54条から第58条まで、職員等が個人情報を不正に提供、収集等を行った場合の罰則について定めております。  最後に、附則でございますが、この条例は、令和5年4月1日から施行することと定めております。  以上が、私ども4会派の提案議員から提出させていただいた条例案の概要であります。  本県議会は、これまでも基本的人権の擁護及び公正で民主的な県政の推進に資するために、個人情報保護条例の下、個人情報の適正な取扱いに努めてまいりました。今回の条例案は、改正個人情報保護法の施行に向けて、県議会が保有する個人情報に係る個人の権利を明らかにするとともに、個人情報の適正な取扱いについて定めるために提案するものであります。  何とぞ議員各位におかれましては、本議案に御賛同賜りますよう、よろしくお願い申し上げる次第でございます。  以上をもちまして、私からの提案説明とさせていただきます。 ○議長(しきだ博昭) お諮りいたします。  日程第2につきましては、本日はこの程度にとどめたいと思いますが、御異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(しきだ博昭) 御異議がないと認めます。  よって、そのように決しました。   ─────────────────────────────────────── ○議長(しきだ博昭) 次に、日程第3、定県第91号議案 令和4年度神奈川一般会計補正予算(第5号)外41件及び日程第4、定県第90号議案 令和4年度神奈川一般会計補正予算(第4号)外1件、以上一括して議題といたします。  議案の朗読は省略いたします。                            〔本会議録別冊118頁参照〕  知事の説明を求めます。  黒岩知事。  〔知事(黒岩祐治)登壇〕 ◎知事(黒岩祐治) 本日、提案しました令和4年度補正予算案並びにその他の諸議案について、その概要を御説明申し上げるとともに、あわせて、当面の県政に対する所信の一端を申し述べたいと思います。  初めに、新型コロナウイルス感染症についてです。  9月26日から、全国で全数届出の見直しが実施され、新型コロナ対策は新たな仕組みに移行しました。従来は、重症化リスクの有無にかかわらず、一人一人の患者の属性から症状まで多くの情報を把握し、発生届を提出していましたが、この見直しにより、届出の対象を65歳以上の方や入院を要する方などに限定することとなりました。  そして、それ以外の陽性者の方は、御自身で陽性者登録窓口に登録して自宅等で療養することを原則とし、体調が悪化した場合や相談が必要な場合は、コロナ119や療養サポート窓口でしっかりとサポートすることとしています。  今回の全数届出の見直しは、医療機関や保健所の負担軽減にとどまらず、一般医療とのバランスを取りながら、新型コロナ対策に取り組んでいく出口戦略の第一歩として重要な意義を持つものと考えています。今後は、この新たな仕組みの下で、新型コロナとの共存を前提とした持続可能な医療提供体制をしっかりと築いてまいります。  こうした中、新規感染者数は、10月中旬以降、全国的な増加が続いており、一部の地域では医療の逼迫が懸念されています。このような状況を受け、政府は今月18日に、今秋以降の感染拡大で保健医療への負荷が高まった場合の対応について方針を決定しました。  この方針では、感染レベルを四つに分類した上で、保健医療への負荷が相当程度増大し、社会経済活動にも支障が生じている段階をレベル3とし、医療ひっ迫防止対策強化宣言に基づき、基本的な感染対策の再徹底やテレワークの推進などについて、協力要請や呼びかけを実施することとしています。  そして、医療が機能不全の状態になり、社会インフラの維持にも支障が生じる段階をレベル4とし、この段階になることを回避するために、医療非常事態宣言に基づき、外出・移動は必要不可欠なものに限るなど、より強い要請・呼びかけを行うこととしています。  この新たな感染レベル分類に照らすと、本県の感染状況はレベル3には至っておらず、医療ひっ迫防止対策強化宣言を発する状況にはありませんが、入院患者が増加傾向にあることに鑑み、先般、中等症・軽症の病床確保フェーズを1から3に引き上げ、全体の確保病床を1,000床から1,640床に増加させたところです。  引き続き、感染状況や病床の利用状況を注視し、必要な病床数の確保に努めるとともに、医師会等と連携してオンライン診療の拡充にも取り組み、外来診療の提供体制も強化していきます。  また、県民の皆様に対しては、オミクロン株対応ワクチン、インフルエンザワクチンの接種の積極的な検討や、各家庭での抗原検査キット、解熱鎮痛剤の常備など、医療逼迫を回避するための対応について、継続的に協力を呼びかけていきます。  こうした取組を進めることで、感染が拡大する中にあっても、必要な方に必要な医療が確実に提供できる体制を整え、新型コロナ対策と社会経済活動との両立を図ってまいります。  次に、当事者目線の障害福祉についてです。  「神奈川県当事者目線の障害福祉推進条例~ともに生きる社会を目指して~」は、10月14日に御議決をいただいた後、同月21日に公布しました。今後は、条例の内容を県民全体で共有するとともに、施策を着実に推進し、条例の実効性を確保していくことが重要です。  条例の内容を共有するためには、まず、条例の目的や理念などを知っていただくことが必要ですが、障害当事者の方々からは、条例は難しくて分からない、要約されたものではなく条文をしっかり読みたいという意見が寄せられてきました。そこで、障害当事者の皆さんと共に考え、議論しながら、条例の分かりやすい版「みんなで読める神奈川県当事者目線の障害福祉推進条例~ともに生きる社会を目指して~」を作成しました。  今後は、この分かりやすい版もしっかりと活用し、障害当事者や御家族、福祉関係者をはじめ、広く県民の皆様に条例への関心や理解を深めていただけるよう、あらゆる機会を通じて普及啓発を図ってまいります。  また、条例の実効性を確保するため、来年4月の施行に先駆け、施策推進の裏づけとなる基本計画の策定に向けて準備を進めるとともに、市町村、事業者、関係団体との連携強化など推進体制の整備にも取り組んでいきます。  また、条例の可決に際し、県議会から、「障害当事者とご家族の多様なニーズに対応できる受け入れ体制のさらなる整備・拡充、担い手人材の育成・確保と処遇改善、実効性を担保するための財政支援と推進体制の機能強化に努めるとともに、諸情勢の変化に応じ柔軟かつ果断に見直しを行うこと」との意見が付されました。意見の内容を十分に踏まえながら、条例の運用に当たっていきたいと考えています。  この条例を規範に、障害者も含めた県民、事業者、行政が連携し、一体となった取組を展開することで、当事者目線の障害福祉を着実に推進し、ともに生きる社会かながわ憲章の実現につなげてまいります。  次に、ねんりんピックかながわ2022についてです。  今月12日から15日までの4日間、ねんりんピックかながわ2022を開催しました。本県では初めての開催でしたが、全国各地からおよそ1万人の選手、関係者に御参加いただき、盛況の下に全日程を終了することができました。  県内各地で開催された交流大会では、様々なスポーツ種目や文化種目が行われ、コロナ禍の影響で3年ぶりに選手たちが集ったということもあり、笑顔にあふれ、大きな盛り上がりを見せていました。  高齢になっても、真剣なまなざしで生き生きと競技に取り組む選手たちの姿を拝見し、年齢にかかわらず、スポーツや文化活動を楽しむすばらしさを改めて実感しました。まさに、ねんりんピックかながわ2022のテーマである「神奈川に 咲かせ長寿の いい笑顔~未病改善でスマイル100歳~」にふさわしい大会になったものと思います。  今大会で得られた様々な成果を礎に、誰もがスポーツや文化活動を楽しみ、交流や触れ合いを深め、笑顔があふれる健康長寿社会の実現を目指してまいります。  それでは、ただいま提案しました補正予算案について御説明申し上げます。  今回の補正予算案では、9月補正予算編成後の状況の変化を踏まえ、早急に対応する必要がある事業について措置することとしました。  まず、今定例会における補正予算案その3についてです。  県では、原油価格・物価高騰等の影響を受ける中小企業者等を支援するため、融資を受ける際に必要な信用保証料に対する補助を実施していますが、長引く物価高騰の影響などから、想定を上回る融資が見込まれています。  そこで、中小企業者等の資金需要を支えるため、信用保証料に対する補助について、追加で措置します。  補正予算額は一般会計31億9,900余万円で、財源につきましては、国庫支出金等を充当しています。  次に、補正予算案その4についてです。  介護サービス等の提供体制を維持するため、新型コロナウイルス感染症の療養者が発生した際に必要な介護人材の確保や、感染拡大防止対策等に対する補助について、追加で措置します。  また、令和5年4月に行われる県議会議員及び知事選挙の執行に当たり、今年度中に準備が必要な投票用紙や選挙公報の印刷などに要する経費を措置します。  さらに、建設事業等の年間事業量のより一層の平準化に向けて、令和5年度当初予算への計上を予定している建設事業等の一部を前倒しして年度内に発注するため、当該年度の支出がゼロの県費債務負担行為、いわゆるゼロ県債を過去最大の額で設定します。  補正予算額は一般会計75億1,600余万円で、財源につきましては、国庫支出金及び繰入金等を充当しています。  このほか、流域下水道事業会計として、燃料価格の高騰等の影響に伴い、流域下水道施設における光熱費の不足分を措置します。  また、公営企業資金等運用事業会計として、寒川町学校給食センター整備工事について、物価高騰等の影響による工期延伸及び工事費の増額に対応するため、既設定の継続費を変更します。  次に、予算以外の案件ですが、今回は条例の制定2件、条例の廃止2件、条例の改正22件、工事請負契約の締結2件、管理事業に対する市町負担金1件など、全体で35件の御審議をお願いしています。  まず、条例の制定ですが、個人情報の保護に関する法律施行条例は、個人情報の保護に関する法律の一部改正に伴い、個人情報の取扱い等に関する全国的な共通ルールが適用されることから、保有個人情報の開示請求の手続等のほか、同法の施行に関し必要となる事項について所要の定めをするものです。  また、神奈川県個人情報保護審査会条例は、個人情報の保護に関する法律の一部改正に伴い、保有個人情報の開示決定等に係る不作為等の審査請求について諮問する機関が行政不服審査法上の機関とされたことから、同法の規定に基づき、その組織及び運営に関する事項等について所要の定めをするものです。  次に、条例の廃止ですが、神奈川県個人情報保護条例を廃止する条例は、これまで条例において定めていた県の個人情報の取扱い等について、先ほど申し上げましたとおり、全国的な共通ルールが適用されることとされるため、条例を廃止するものです。  また、再任用に関する条例を廃止する条例は、国家公務員の定年引上げに伴う地方公務員の定年引上げを踏まえた地方公務員法の一部改正により、現行の再任用制度が不要となることから、条例を廃止するものです。  次に、条例の改正ですが、主なものについて御説明します。  まず、神奈川県情報公開条例の一部を改正する条例は、保有個人情報の開示請求の手続等について改正後の個人情報の保護に関する法律の規定が適用されることから、情報公開請求の手続等についても、同法における保有個人情報の開示請求に係る規定と整合を図るため、所要の改正を行うものです。  また、神奈川県不服申立関係書類写し等交付手数料条例の一部を改正する条例は、個人情報の保護に関する法律の規定に基づく開示決定等に係る審査請求について、関係書類の写し等の交付手数料に関し必要な事項を条例において定めるため、所要の改正を行うものです。  条例の改正については、このほか、地方税法第37条の2第1項第4号に掲げる寄附金を受け入れる特定非営利活動法人等を定める条例の一部を改正する条例など、20件の改正をお願いしています。  次に、条例以外の案件ですが、工事請負契約の締結については、都市計画道路城山多古線(仮称)新坂下トンネル新設工事請負契約厚木東高校商業教育棟新築工事(建築-第1工区)請負契約をお願いするものです。  管理事業に対する市町負担金は、補正予算に関連して御審議いただくものです。  このほか、神奈川県科学技術政策大綱の変更など6件を提案しています。  なお、職員の給与等勤務条件につきましては、現在、関係条例の改正等について準備を進めています。今後、本定例会に提案し、御審議いただきたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。  以上をもちまして、私の説明を終わります。  細部につきましては、議事の進行に伴い、私もしくは副知事以下関係局長等から御説明させていただきたいと存じます。  よろしく御審議の上、御議決くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(しきだ博昭) お諮りいたします。  日程第3につきましては、本日はこの程度にとどめたいと思いますが、御異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(しきだ博昭) 御異議がないと認めます。  よって、そのように決しました。   ─────────────────────────────────────── ○議長(しきだ博昭) この際、申し上げます。  日程第3のうち、定県第102号議案、定県第109号議案、定県第110号議案、定県第112号議案から定県第119号議案まで及び定県第123号議案につきましては、人事委員会の意見を聴くことにいたしますので、御了承を願います。   ─────────────────────────────────────── ○議長(しきだ博昭) 次に、お諮りいたします。  日程第4につきましては、この程度で、議案付託表のとおり、所管委員会に付託して、審査を願うことにいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(しきだ博昭) 御異議がないと認めます。  よって、そのように決しました。  さらに、お諮りいたします。  日程第4につきましては、本日再開後の会議に報告を願うことにいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(しきだ博昭) 御異議がないと認めます。  よって、そのように決しました。  所管委員会におかれましては、慎重審査の上、その結果の御報告を願います。   ─────────────────────────────────────── ○議長(しきだ博昭) あらかじめ時間の延長をいたします。   ───────────────────────────────────────
    ○議長(しきだ博昭) これにて休憩いたします。                  午後1時31分 休憩       ───────────── ◇ ───────────── △《本会議録-令和4年第3回-20221125-029329-諸事項-議事日程[追加分]-》                   午後7時39分 再開           令和4年第3回神奈川県議会定例会議事日程第11号(追加分)                            令和4年11月25日午後1時開議第5 常任委員の選任第6 認第1号 令和3年度神奈川県公営企業決算及び神奈川県流域下水道事業決算の認定について   認第2号 令和3年度神奈川県一般会計歳入歳出決算及び同年度神奈川県特別会計歳入歳出決算の認定について   ─────────────────────────────────────── △《本会議録-令和4年第3回-20221125-029330-諸事項-選任・諸報告・採決等-》    〔議会局長報告〕  出席議員 議長共97名 ○議長(しきだ博昭) 休憩前に引き続き、会議を開きます。   ─────────────────────────────────────── ○議長(しきだ博昭) この際、申し上げます。  相原高広議員から、防災警察常任委員を辞任したい旨、申出があり、本日これを許可いたしましたので、御了承を願います。   ─────────────────────────────────────── ○議長(しきだ博昭) これより日程に従い、審議を行います。  日程第5、常任委員の選任を行います。  委員の選任につきましては、神奈川県議会委員会条例第8条の規定により、本職から御指名申し上げます。  相原高広議員を国際文化観光・スポーツ常任委員に御指名申し上げます。   ─────────────────────────────────────── ○議長(しきだ博昭) 次に、日程第4、定県第90号議案 令和4年度神奈川一般会計補正予算(第4号)外1件を議題といたします。  所管委員会から審査結果報告書が提出されておりますので、書記に朗読させます。  〔書記朗読〕   ───────────────────────────────────────産業労働常任委員会審査結果報告書 当常任委員会は、令和4年11月25日の本会議において付託された定県第90号議案 令和4年度神奈川一般会計補正予算(第4号)について慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと議決したので報告する。  令和4年11月25日 神奈川県議会議長 しきだ 博 昭 殿                   産業労働常任委員会委員長 綱 嶋 洋 一   ───────────────────────────────────────文教常任委員会審査結果報告書 当常任委員会は、令和4年11月25日の本会議において付託された定県第127号議案 工事請負契約の締結について(厚木東高校商業教育棟新築工事(建築-第1工区)請負契約)について慎重審査の結果、多数をもって原案のとおり可決すべきものと議決したので報告する。  令和4年11月25日 神奈川県議会議長 しきだ 博 昭 殿                     文教常任委員会委員長 小 林 大 介   ───────────────────────────────────────総務政策常任委員会審査結果報告書 当常任委員会は、令和4年11月25日の本会議において付託された定県第90号議案 令和4年度神奈川一般会計補正予算(第4号)について慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと議決したので報告する。  令和4年11月25日 神奈川県議会議長 しきだ 博 昭 殿                   総務政策常任委員会委員長 高 橋 栄一郎   ─────────────────────────────────────── ○議長(しきだ博昭) お諮りいたします。  日程第4につきましては、この程度で採決いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(しきだ博昭) 御異議がないと認めます。  よって、採決いたします。  採決は区分して行います。 ○議長(しきだ博昭) まず、日程第4のうち、定県第127号議案 工事請負契約の締結について、所管委員会の報告どおり、原案に御賛成の方は御起立を願います。  〔起立多数〕 ○議長(しきだ博昭) 起立多数により、原案のとおり決しました。  次に、定県第90号議案 令和4年度神奈川一般会計補正予算(第4号)について、所管委員会の報告どおり、原案に御賛成の方は御起立を願います。  〔総員起立〕 ○議長(しきだ博昭) 総員起立により、原案のとおり決しました。   ─────────────────────────────────────── ○議長(しきだ博昭) 次に、日程第6、認第1号 令和3年度神奈川県公営企業決算及び神奈川県流域下水道事業決算の認定について外1件を議題といたします。                            〔本会議録別冊25頁参照〕  決算特別委員会委員長の報告を求めます。  藤代ゆうや君。  〔藤代ゆうや議員登壇〕 ◆藤代ゆうや議員 ただいまから、決算特別委員会の審査経過並びに結果について、御報告申し上げます。  当特別委員会は、去る9月26日の本会議において設置され、同日、認第1号 令和3年度神奈川県公営企業決算及び神奈川県流域下水道事業決算の認定について、並びに認第2号 令和3年度神奈川県一般会計歳入歳出決算及び同年度神奈川県特別会計歳入歳出決算の認定について、付託を受けたところであります。  以来、当特別委員会は、10月12日、決算の内容について説明を聴取した後、決算書並びに関係提出書類を基に監査委員の審査意見も参考とし、10月18日から11月4日の間に、公営企業決算及び流域下水道事業決算並びに一般会計及び特別会計歳入歳出決算について、それぞれ会計別、款別に質疑を行うとともに、総括質疑を行うなど、延べ8日間にわたって委員会を開催したところであります。  また、審査の慎重かつ的確を期するため、10月17日、現地調査を実施するなど、決算審査の主眼である収支の適法性、予算執行の適否などについて、綿密な審査を行ってまいりました。  それらを受け、採決に先立ち、各会派が意見発表を行いました。その内容につきましては、決算特別委員会意見発表のとおりですので、御参照願いたいと存じます。  一方、当局からは、これらの意見はもとより、審査の過程での指摘、提言について、当局として真摯に受け止め、来年度予算への反映も含め、しっかりと対応を図り、今後とも、適正かつ効率的な執行に努めていくとの表明がなされております。  結論として、当特別委員会としては、審査結果報告書のとおり、付託された諸議案について、去る11月4日、多数をもって認定すべきものと議決いたしました。  以上、審査の経過並びに結果について御報告申し上げましたが、何とぞ議員の皆様には、御賛同賜りますようお願い申し上げ、報告を終わらせていただきます。  御清聴、誠にありがとうございました。 ○議長(しきだ博昭) お諮りいたします。  日程第6につきましては、この程度で採決いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(しきだ博昭) 御異議がないと認めます。  よって、採決いたします。  日程第6、認第1号 令和3年度神奈川県公営企業決算及び神奈川県流域下水道事業決算の認定について外1件について、決算特別委員会の報告どおり認定することに御賛成の方は御起立を願います。  〔起立多数〕 ○議長(しきだ博昭) 起立多数により、以上、決算特別委員会の報告どおり認定することに決しました。   ─────────────────────────────────────── ○議長(しきだ博昭) 以上で、本日の日程は終了いたしました。  お諮りいたします。  11月28日及び29日は休会いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(しきだ博昭) 御異議がないと認めます。  よって、そのように決しました。  次回の会議は、11月30日午後1時に開きます。  本日はこれで散会いたします。誠に御苦労さまでした。                  午後7時48分 散会...