平成22年 12月 定例会(第4回) 平成22年第4回
瑞穂町議会定例会会議録(第1号) 平成22年12月1日第4回
瑞穂町議会定例会が瑞穂町議会議場に招集された。1.出席議員は次のとおりである。 1番 齋藤 成宏君 2番 下野 義子君 3番 小山 典男君 4番 石川 修君 5番 高水 永雄君 6番 小川 龍美君 7番 大坪 国広君 8番 小野 芳久君 9番 小池信一郎君 10番 尾作 武夫君 11番 原 成兆君 12番 青山 晋君 13番 森 亘君 14番 上野 勝君 16番 竹嶋 久雄君 17番 近藤 浩君 18番 谷 四男美君1.欠席議員は次のとおりである。 な し1.議会事務局職員は次のとおりである。 議会事務局長 中 根 厚 夫 書 記 吉 野 久1.地方自治法第121条の規定による出席説明員は次のとおりである。 町 長 石塚幸右衛門君 副 町 長 杉浦 裕之君 教 育 長 岩本 隆君 企 画 総務部長 鳥海 俊身君 住 民 生活部長 鳥海 勝男君 福 祉 保健部長 臼井 治夫君 産 業 建設部長 田辺 喜好君 教 育 部 長 村山 正利君 企 画 財政課長 田辺 健君 秘 書 広報課長 栗原 裕之君 総 務 課 長 坂内 幸男君 住 民 課 長 横澤 和也君 税 務 課 長 伊藤 孝裕君 地 域 振興課長 大井 克己君 高齢者福祉課長 関根 和男君 教 育 総務課長 村野 香月君 社 会 教育課長 横沢 真君 秘 書 広 報 課 村山 俊彰君 特 命 担当主幹1.本日の議事日程は次のとおりである。日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 会期の決定日程第3 諸報告日程第4 一般質問 開会 午前9時00分
○議長(上野勝君) 皆さん、おはようございます。 定足数に達しておりますので、これより平成22年第4回
瑞穂町議会定例会を開会いたします。 議事日程に入る前に、石塚町長よりあいさつをお願いいたします。石塚町長。 〔町長 石塚幸右衛門君 登壇〕
◎町長(石塚幸右衛門君) 皆さん、おはようございます。 平成22年第4回定例会に全議員の御出席をいただき、厚く御礼を申し上げます。 11月10日に瑞穂町は町制70周年を迎えました。記念式典には、議員各位を初め多くの皆様をお招きし、盛大に挙行することができました。厚く御礼を申し上げます。未来に誇れる瑞穂町を築くため、今後も努力を重ねてまいりますので、変わらぬ御支援をいただきますようお願いいたします。 現在、町では平成23年度予算編成方針に基づき、来年3月の議会定例会上程に向け、当初予算編成に取り組んでいます。 歳入では、景気がよくなる兆候も見られない中で、さらに税収の落ち込みは予測されます。歳出では、経費削減を図りながら、限られた財源を住民サービスの維持と質の向上に効果的に配分し、町民に最も身近な政府として、住民の信頼にこたえるべく、最大限の努力を重ねてまいります。 さて、本定例会に上程する議案は、条例7件、補正予算6件、計画2件、人事2件、道路2件、指定管理者の指定6件、財産取得1件、契約1件の計27件を予定しています。また、最終日には追加議案の上程を予定しています。いずれも重要案件ですので、慎重御審議の上、御決定いただきますようお願い申し上げ、あいさつといたします。
○議長(上野勝君) 以上で町長のあいさつは終わりました。御苦労さまでした。 本日の議事日程はお手元に御配付のとおりであります。 なお、去る11月22日に議会運営委員会が開かれまして、本定例会の運営について協議が行われておりますので、その結果を原成兆
議会運営委員会委員長より報告を願います。原議員。 〔
議会運営委員会委員長 原 成兆君 登壇〕
◎
議会運営委員会委員長(原成兆君) 御指名をいただきましたので、去る11月22日に開催いたしました議会運営委員会の協議結果について御報告いたします。 議長より諮問を受けました、平成22年第4回定例会の会期の設定(案)、議事日程(案)、提出議案、
特別委員会設置等について協議をいたしました。 本定例会の会期につきましては、諸般の状況を勘案し、本日12月1日から12月16日までの16日間と設定することとし、4日から15日までは常任委員会調査等のため休会とし、16日を最終日とすることが妥当であるという意見の一致を見た次第であります。 議事日程につきましては、既に配付してあります審議日程(案)を目標に努力することを確認いたしました。 内容につきまして申し上げますと、一般質問については、通告者15名を本日から通告順に従って、順次、行うことを確認しております。 次に、提出議案27件の取り扱いですが、一般質問終了後に、議案第77号から議案第103号までの27件を、順次、審議します。なお、議案第78号、瑞穂町
長期総合計画基本計画の策定については、議題に付した後、特別委員会を設置、付託をし、審査することを決定いたしましたので、審査の方法について申し上げます。 まず、町長より提案説明を行い、(仮称)
長期総合計画基本計画特別委員会の設置について議長より発議され、議決後、(仮称)
長期総合計画基本計画特別委員会に付託をいたします。特別委員会では、各分野の内容説明を省略し、直ちに質疑を開始し、審査順序はお手元に配付してあります予定表により、順次、審査を行います。また、特別委員会での討論は省略することを確認しております。なお、(仮称)
長期総合計画基本計画特別委員会の開催につきましては、9日及び10日の2日間とする結論であります。 また、議案第80号から議案第82号の給与関係の3議案、並びに議案第84号及び議案第85号の廃棄物関係の2議案は、それぞれ一括審議とすることを決定いたしました。 次に、請願・陳情についてですが、新規に受理した請願はなく、陳情が3件であります。これらの取り扱いについて協議をいたしました結果、22陳情第13号は総務委員会に、22陳情第14号は厚生文教委員会に、22陳情第15号は議会運営委員会に付託することが妥当であるとの結論であります。 次に、他の委員会につきましては、6日月曜日、午前9時に総務委員会を、7日火曜日、午前9時に産業建設委員会を、8日水曜日、午前9時に厚生文教委員会を、14日火曜日、午前9時に議会運営委員会を開催することを、各委員長より申し入れがありました。 次に、全員協議会が12月16日、本会議終了後、開催されます。内容につきましては、平成23年第1回定例会の会期日程(案)についてであります。 以上、簡単ではありますが、本委員会において協議いたしました事項についての結果報告といたします。
○議長(上野勝君) 以上で議会運営委員長の報告は終わりました。御苦労さまでした。 ただいまの報告を尊重しながら会議を進めてまいりたいと思いますので、御了承を願います。 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本定例会の会議録署名議員は、会議規則第115条の規定により、 6番 小川龍美議員 7番 大坪国広議員を指名いたします。 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。本定例会の会期は、本日12月1日より12月16日までの16日間といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」との声あり)
○議長(上野勝君) 御異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は、本日12月1日より12月16日までの16日間と決定いたしました。 次に、日程第3、諸報告を行います。 町長の業務報告についてはお手元に配付のとおりであります。
◎町長(石塚幸右衛門君) 町長業務報告 9月 1日
瑞穂町議会定例会開会 9月 2日 本会議 9月 3日 本会議 9月 4日
総合体育大会開会式 9月 5日 防災訓練 9月 6日 総務委員会 9月 7日 産業建設委員会 9月 8日 厚生文教委員会 9月10日 東京都都市計画審議会 9月11日 敬老会 9月13日 決算特別委員会 9月14日 決算特別委員会 9月15日 決算特別委員会 9月17日 議会運営委員会 9月17日 庁議 9月17日 東京都
農業会議常任会議員会議 9月17日
福生警察署新旧署長歓送迎会 9月18日 横田基地第374
空輸航空団司令官フェザー大佐夫妻主催エアー・フォース・ボール 9月22日
瑞穂町議会定例会閉会・全員協議会 9月22日 臨時庁議 9月22日 臨時幹部会議 9月24日
USOジャパンサービスサルート表彰式 9月25日 東大和市市制施行40周年記念式典 9月25日
耕心館サロンコンサート 9月26日 金管五重奏 瑞穂公演 9月27日 (仮称)
長岡コミュティセンター新築工事起工式 9月30日 瑞穂斎場決算審査 10月 1日 辞令交付式 10月 1日 辞令交付式及び就任式 10月 1日 幹部会議 10月 1日
教育委員辞令交付式 10月 1日 高齢者見守りネットワークに関する協定書調印式 10月 3日 町民体育祭 10月21日 表彰審査会 10月24日
福生交通安全協会教養訓練 10月24日 福生ふれあいまつり 10月25日 在日米軍兼第5空軍指揮権交代式 10月25日
産業まつり実行委員会 10月26日
社団法人青梅青色申告会創立60周年、青色申告制度施行60周年記念式典 10月27日 臨時庁議 10月28日 職員採用2次試験・選考会 10月29日
横田基地周辺市町基地対策連絡会総合要請 10月30日 ~31日 正副町内会長研修旅行 11月 1日 町長訓示 11月 1日 幹部会議 11月 1日
長期総合計画策定委員会 11月 1日 東京都廃棄物審議会 11月 2日
横田基地周辺市町基地対策連絡会総合要請活動 11月 4日
瑞穂斎場組合正副管理者会議 11月 9日 モーガンヒル市歓迎式典 11月 9日
福生病院組合議会定例会・全員協議会 11月10日 町制施行70周年記念植樹式典 11月10日 町制施行70周年記念式典 11月11日 全員協議会 11月12日 羽村・
瑞穂地区学校給食組合正副管理者会議 11月12日
東京都区市町村振興協会理事会 11月12日 都市町村協議会 11月13日 モーガンヒル市さよならパーティー 11月13日 ~14日 産業まつり 11月15日
瑞穂斎場組合議会定例会 11月16日
西多摩衛生組合正副管理者会議 11月17日
西多摩地域広域行政圏体育大会総合開会式兼前夜祭 11月18日 羽村・
瑞穂地区学校給食組合議会定例会 11月19日 庁議 11月19日 戦没者慰霊祭 11月27日 牟田久壽先生〔瑞穂町名誉町民授与を祝う会〕 11月28日
福生消防署管内消防連絡協議会家庭防災フェスティバル 11月29日
西多摩衛生組合議会定例会 11月30日 町長訓示 11月30日 民生委員・児童委員委嘱状・感謝状伝達式及び瑞穂町
社会福祉委員委嘱状・表彰状交付式 11月30日 民生委員一斉改選に伴う歓送迎会
○議長(上野勝君) 次に、町長より100万円以上5,000万円未満の工事請負契約報告を配付のとおり受理いたしましたので、御報告いたします。 予定価格100万円以上5000万円未満の工事請負契約の報告 (平成22年8月21日から平成22年11月20日まで)┌─────┬──────────┬─────┬─────┬─────┬──────┐│
│ │ │ │契約年月日│ ││ 予算区分 │ 工 事 件 名
│契約金額 │ 契約の │自 工
期│ 工事地内 ││ 款項目節
│ │ 円│ 相手方 │至 工
期│ │├─────┼──────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│ │ │ │(株)沖電気│ 22. 8.30
│ ││ 一般会計
│防災行政無線移設工 │ │カスタマア│自22. 8.31│瑞穂第二中学││ 8-2-1-15 │事(その2) │ 2,509,500│ドテック │至22.11.15│校 │├─────┼──────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│ │むさしの
保育園乳児 │ │ │ 22. 9. 1
│ ││ 一般会計 │棟北側出入口設置工 │ │(株)水井装│自22. 9. 2│むさし野一丁││ 3-2-3-15 │事 │ 2,037,000│備 │至22.11. 1│目5番地 │├─────┼──────────┼─────┼─────┼─────┼──────
┤│ 下水道 │ │ │ │ 22. 9. 1
│ ││ 会 計
│管渠布設工事(4そ
│ │昭栄建設 │自22. 9. 2│駒形富士山 ││ 2-1-1-15 │の113) │27,585,600│(有) │至23. 3. 3│地内 │├─────┼──────────┼─────┼─────┼─────┼──────
┤│ 下水道 │ │ │ │ 22. 9. 1
│ ││ 会 計
│管渠布設工事(4そ
│ │ │自22. 9. 2│駒形富士山 ││ 2-1-1-15 │の114) │20,790,000│(株)島田組│至23. 3. 3│地内 │├─────┼──────────┼─────┼─────┼─────┼──────
┤│ 下水道 │ │ │ │ 22. 9.15
│ ││ 会 計
│人孔高調整工事(2 │ │(有)幸心興│自22. 9.16
│ ││ 1-1-2-15 │2その4) │ 1,543,500│業 │至22.10.21│二本木地内 │├─────┼──────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│ │全国臨時警報システ │ │(株)沖電気│ 22. 9.28
│ ││ 一般会計 │ム(J-ALERT) │ │カスタマア│自22. 9.29│箱根ケ崎23││ 8-2-1-15 │整備工事 │ 6,409,725│ドテック │至23. 2.28│35番地 │├─────┼──────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│ │交通安全施設(
道路 │ │ │ 22. 9.30
│ ││ 一般会計 │照明灯) 設置工事(そ│ │(有)池谷電│自22.10. 1
│ ││ 7-2-3-15 │の2) │ 7,350,000│設 │至23. 2.16
│高根地内外 │├─────┼──────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│
│ │ │太平土建 │ 22. 9.30
│ ││ 一般会計 │町道1078号線舗 │ │(株)瑞穂営│自22.10. 1│長岡四丁目 ││ 7-2-3-15 │装工事 │ 6,300,000│業所 │至22.12.17│地内 │└─────┴──────────┴─────┴─────┴─────┴──────┘┌─────┬──────────┬─────┬─────┬─────┬──────
┐│ 下水道 │ │ │ │ 22.10. 5
│ ││ 会 計
│人孔高調整工事(2
│ │鈴島建設 │自22.10. 6
│ ││ 1-1-2-15 │2その5) │ 2,940,000│(株) │至22.10.29
│箱根ケ崎地内│├─────┼──────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│
│ │ │ │ 22.10. 6
│ ││ 一般会計
│平和祈念碑進入路整 │ │(株)山川 │自22.10. 7│石畑1952││ 3-1-1-15 │備工事 │ 1,102,500
│土木 │至22.11.19
│番地 │├─────┼──────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│
│ │ │ │ 22.10. 8
│ ││ 一般会計 │町道543号線舗装 │ │(株)山川 │自22.10.12
│ ││ 7-2-3-15 │工事 │ 2,205,000
│土木 │至22.11.30│むさし野地内│├─────┼──────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│
│ │ │ │ 22.10. 8
│ ││ 一般会計
│箱根ケ崎ポケットパ │ │ │自22.10.12│箱根ケ崎22││ 7-4-5-15
│ーク整備工事 │ 3,360,000│高一工業 │至22.11.30│70番地1 │├─────┼──────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│
│長岡地区整備統合事 │ │ │ 22.10.14
│ ││ 一般会計 │業道路整備工事(そ
│ │出水建設 │自22.10.15│長岡長谷部 ││ 7-2-3-15 │の1) │37,905,000│(株) │至23. 3.25│地内 │├─────┼──────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│
│ │ │ │ 22.10.14
│ ││ 一般会計 │町道394号線
側溝 │ │出水建設 │自22.10.15
│ ││ 7-2-3-15 │改修工事 │15,120,000│(株) │至23. 1.19
│石畑地内 │├─────┼──────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│ │道路安全施設(
道路 │ │ │ 22.10.22
│ ││ 一般会計 │区画線) 設置工事(そ
│ │多摩ライン│自22.10.25
│ ││ 7-2-3-15 │の1) │ 3,675,000│(株) │至23. 1.25
│石畑地内外 │├─────┼──────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│
│ │ │ │ 22.10.28
│ ││ 一般会計 │町道36号線舗装工 │ │(株)村尾 │自22.10.29│長岡二丁目・││ 7-2-3-15 │事 │17,041,500│重機 │至23. 2. 1│三丁目地内 │├─────┼──────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│
│ │ │ │ 22.10.28
│ ││ 一般会計 │町道1016号外1
│ │出水建設 │自22.10.29
│箱根ケ崎東松││ 7-2-3-15
│路線舗装工事 │30,765,000│(株) │至23. 2. 1│原地内 │└─────┴──────────┴─────┴─────┴─────┴──────┘┌─────┬──────────┬─────┬─────┬─────┬──────┐│
│ │ │ │ 22.10.28
│ ││ 一般会計 │町道621号線
舗装 │ │ │自22.10.29
│ ││ 7-2-3-15 │工事 │ 8,704,500│(株)岡野組│至23. 2. 1│二本木地内 │├─────┼──────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│
│ │ │ │ 22.11. 5
│ ││ 一般会計
│狭山池公園駐車場整 │ │(株)山川土│自22.11. 8│箱根ケ崎52││ 7-4-5-15 │備工事 │ 3,045,000│木 │至23. 1.14│5番地2 │├─────┼──────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│
│ │ │ │ 22.11.19
│ ││ 一般会計 │防犯灯設置工事(そ │ │(有)山栄電│自22.11.22
│長岡春日緑地││ 2-1-14-15│の2) │ 3,675,000│気 │至23. 1.31
│下野緑地 │└─────┴──────────┴─────┴─────┴─────┴──────┘
○議長(上野勝君) 次に、議長業務報告及び議員派遣結果の報告ですが、お手元に配付のとおりであります。 議長業務報告 9月 1日
瑞穂町議会定例会開会 9月 2日 本会議 9月 3日 本会議 9月 4日
総合体育大会総合開会式 9月 5日 防災訓練 9月 6日 総務委員会 9月 7日 産業建設委員会 9月 8日 厚生文教委員会 9月10日 瑞穂・
横田交流協会主催ネルソン中佐、ヘイズ少佐、リリー少佐歓迎会 9月11日 敬老会 9月13日 決算特別委員会 9月14日 決算特別委員会 9月15日 決算特別委員会 9月17日 議会運営委員会 9月22日
瑞穂町議会定例会閉会・全員協議会 9月25日 東大和市市制施行40周年記念式典 9月28日 国民体育大会(ゆめ半島千葉国体)視察 10月 3日 町民体育祭 10月 8日 元
狭山コミセンまつり打合わせ会 10月 9日 第三小学校運動会 10月13日 ~14日
総務委員会管外調査視察 10月17日
こどもフェスティバル 10月18日
産業まつり運営委員会 10月19日
瑞寿連チャリティ芸能大会 10月23日 入間万燈まつり 10月24日 福祉ふれあいまつり・
福生交通安全協会教養訓練 10月25日
産業まつり実行委員会 10月27日 ~29日
全国基地協議会正副会長・監事・相談役会 10月30日 ~31日 正副町内会長研修旅行 11月 1日 東京都
町村議会議長会臨時会 11月 1日 北京市区・
県人民体表大会友好代表団歓迎夕食会 11月 4日
全国基地協議会理事会及び衆・
参基地関係委員会委員と要望懇談会 11月 5日 視察受入れ《石川県内灘町》 11月 9日 モーガンヒル市歓迎式典 11月10日 町制施行70周年記念植樹式典・町制施行70周年記念式典 11月10日 全国基地協議会関東部会総会 11月11日 全員協議会・議員懇談会 11月13日 モーガンヒル市さよならパーティー 11月13日 ~14日 産業まつり 11月15日 視察受入れ《東京都あきる野市》 11月16日 視察受入れ《愛媛県砥部町》・西多摩地区議員会研修会 11月17日 東京都町村議会議長会全国大会 11月17日
西多摩地域広域行政圏体育大会総合開会式兼前夜祭 11月18日 ~19日 東京都町村議会議長会現地研修会 11月22日 議会運営委員会 11月23日 日米交流合同音楽会 11月27日 牟田久壽先生〔瑞穂町名誉町民授与を祝う会〕 11月28日
福生消防署管内消防連絡協議会家庭防災フェスティバル 次に、監査委員より、平成22年8月分、9月分、10月分の例月出納検査及び定期監査の結果報告を御配付のとおり受理いたしましたので、御報告いたします。 次に、一部事務組合議会が閉会中に開会されていますので、その報告を代表者より報告を願います。 初めに、東京たま広域資源循環組合議会の報告を近藤浩議員よりお願いいたします。近藤議員。 〔東京たま広域資源循環組合議会議員 近藤 浩君 登壇〕
◎東京たま広域資源循環組合議会議員(近藤浩君) 議長の命によりまして、東京たま広域資源循環組合議会の報告を行います。 第2回定例会は、平成22年10月29日、午後1時半より、会期1日で、東京自治会館大会議室において行われました。 出席議員は、私、近藤浩でございます。 議案に入る前に、毎回、管理者報告があるわけですけれども、今回は特に多摩川衛生組合における有害ごみ排乾電池、排蛍光管の焼却試験があり、それが循環組合に持ち込まれたという報告がございました。詳細は、報告書というか、循環組合から出してあります報告書にございますが、経過は御存じだというふうに思いますけれども、簡単に報告いたします。 多摩川衛生組合は、有害ごみの新たな処理方法を模索するため、平成21年12月及び平成22年2月に有害ごみ焼却試験を実施し、焼却後の焼却灰をエコセメント化施設に搬入していた。稲城市以外の構成市や循環組合、日の出町に対する事前報告はなく、焼却試験の事実は府中市の市議会議員による多摩川衛生組合への情報公開請求がきっかけとなって発覚したということでございます。 再発防止策として、チェックや罰則の強化あるいは記録も保管の整理、その他さまざまな立ち入り調査などが出されました。 質疑といたしまして、情報公開制度がなかったから、こういうことが起こり、情報公開条例をつくるべきだという質疑や、あるいは管理者の兼任、焼却した多摩川衛生組合と、たま広域資源循環組合の管理者は同じ稲城市長であったわけでございますが、そういった兼任はやめるべきであるというような質疑が出されました。 答弁といたしましては、両方とも難しいということでございましたが、日程の最後で石川管理者が辞職を表明いたしまして、八王子の黒須市長が引き継ぎの管理者となることとなりました。 次に、議案第4号、平成21年度東京たま広域資源循環組合一般会計歳入歳出決算の認定についてでございますが、歳入決算額が114億8,099万1,949円、歳出決算額が103億134万2,008円、差し引きで、翌年に11億7,964万9,941円が繰り越されることとなります。 歳入につきましては、合計記載のとおりでございますので、省略いたします。 次に、歳出でございますが、款だけ読み上げます。議会費が984万5,017円、総務費が1億2,253万8,601円、衛生費66億5,468万4,229円、公債費34億2,305万3,308円、諸支出金9,122万853円、歳出合計で103億134万2,008円で、原案どおり認定されました。 次に、議案第5号、平成22年度東京たま広域資源循環組合一般会計補正予算(第1号)でございますが、歳入におきまして、繰越金を補正いたしまして、10億2,964万9,000円を補正し、合計126億2,052万9,000円となりました。歳出におきまして、繰り越した分を基金にそのまま繰り入れた結果となっております。原案どおり可決いたしました。 次に、議案第6号、東京たま広域資源循環組合職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例でございますが、記載のとおりでございます。原案どおり可決されました。 次に、議案第7号、東京たま広域資源循環組合職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例でございますが、記載のとおりでございます。原案どおり可決されました。 最後に、議員提出議案第1号、東京たま広域資源循環組合の業務の安全に関する信頼性を回復させるための決議が提案されました。これはさきの多摩川衛生組合の焼却ごみ持ち込みの関連でございますが、要点を申し上げますと、循環組合は関係者団体に対して誠実に陳謝し、その事態の起因と責任を明らかにするとともに、その責任の所在を明確にし、厳正な処分を行うべきということ。また、二度とこのような事態を起こさせないための方策を早急につくり上げるべきこと。また、さらに組合業務の安全に関する信頼性を回復させるために、開かれた業務運営を進め、情報公開制度導入等の改善に向けて真摯に努力すべき、取り組むべきである等々の決議でございます。 質疑といたしまして、多摩川衛生組合議会では、どういうふうに動いたかなどが出されました。賛成少数で否決というふうになりました。 以上、報告を終わります。
○議長(上野勝君) 以上で東京たま広域資源循環組合議会の報告は終わりました。御苦労さまでした。 次に、福生病院組合議会の報告を石川修議員よりお願いいたします。石川議員。 〔福生病院組合議会議員 石川 修君 登壇〕
◎福生病院組合議会議員(石川修君) 議長の命により、福生病院組合議会、平成22年第2回定例会の報告をさせていただきます。 1番としまして招集日時及び会期でございますが、平成22年11月9日火曜日、午後1時から、会期1日で行いました。 会議場所は公立福生病院2階大会議場でございます。 出席議員は、原成兆議員、小川龍美議員、それと私、石川修でございます。 4、付議事件及び審議の概要でございますが、議案第7号、平成21年度福生病院組合病院事業欠損金の処理について。 平成21年度福生病院組合病院事業欠損金処理計算書。 1としまして、当年度未処理欠損金21億2,749万9,724円。欠損金処理額、資本剰余金1,278万6,884円。翌年度繰越欠損金21億1,471万2,840円でございます。 原案どおり可決いたしました。 次に、議案第8号、平成21年度福生病院組合病院事業決算の認定についてでございますが、次の別紙、平成21年度福生病院組合病院事業決算書のとおりでございます。 初めに、4ページ、5ページをお開き願います。収益的収入及び支出についてでございますが、病院事業収益は57億2,698万5,582円であり、うち医業収益は45億1,622万8,588円で、収益全体の78.9%を占めております。医業外収益は12億1,075万6,994円であります。病院事業費用は70億319万5,982円であり、うち医業費用は66億7,119万5,872円で、費用全体の94%を占めております。医業外費用は2億8,293万7,948円であります。 次に、6ページ、7ページをお開き願います。資本的収入及び支出について。資本的支出は総額25億3,733万5,651円となった。資本的収入は25億2,225万3,740円となりました。なお、資本的収入が資本的支出に対し不足する額1,508万1,911円は、損益勘定留保資金等で補てんいたしました。 次に、8ページ、9ページでございます。財務諸表について。1医業収益は税抜きで45億754万2,663円、内訳として、入院収益は28億8,133万8,433円で、前年度比6億1,294万6,256円の増収でございます。外来収益は14億351万19円で、前年度比で2億9,130万1,784円の増収となりました。その他、医業収益は2億2,269万4,211円となり、この主な原因は患者数の増加によるものであります。3として、医業外収益は12億688万5,675円であり、この主なものは他会計補助金1億6,201万3,000円、他会計負担金6億3,271万5,000円、都補助金3億2,414万8,010円、その他医業外収益8,481万3,205円であります。2番として組合管理費、医業費用は65億9,070万87円、医業費用の主なものは給与費32億1,550万4,068円、材料費11億8,236万8,076円、経費10億7,782万9,247円、減価償却費10億9,130万3,734円であります。給与費が前年度比3億5,293万6,323円増となりましたが、主に常勤医師及び看護師の増加によるものであります。減価償却費が前年度比4億7,313万7,789円増となったが、新病院第2期工事完了に伴うものであります。4として医業外費用は3億5,992万5,962円であり、主なものは支払い利息等であります。また、特別損失は前年度比2億790万8,610円の減となりましたが、新病院第2期工事完了に伴い、昨年度より建物及び医療機器の除却費並びに撤去工事費が減となったことが原因であります。 以上の結果、本年度収支は、病院事業収益と病院事業費用の差12億8,150万5,503円が純損失となりました。したがって、前年度繰越欠損金8億4,599万4,221円を加えると、当年度未処理欠損金21億2,749万9,724円となった。この欠損金については、新病院建設に伴う減価償却費や固定資産除却費の増加が原因であると説明がありました。 原案どおり認定いたしました。 10ページから以後につきましては記載のとおりでございますので、後ほどお目通し願いたいと思います。 次に、議案第9号、福生病院組合職員の育児休業等に関する条例及び福生病院組合職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例です。記載のとおりですので、お目通し願いたいと思います。 附則といたしまして、この条例は公布の日から施行するということで、原案どおり可決いたしました。 議案第10号、公立福生病院使用条例の一部を改正する条例。公立福生病院使用条例の一部を次のように改正する。第2条第2項第18号を第19号とし、第9号から第17号までを1号ずつ繰り下げ、第8号の次に次の1号を加える。(9)助産外来、1回、3,000円。 附則といたしまして、この条例は平成22年12月1日から施行する。原案どおり可決いたしました。 以上、福生病院組合の議会報告とさせていただきます。
○議長(上野勝君) 以上で福生病院組合議会の報告は終わりました。御苦労さまでした。 次に、瑞穂斎場組合議会の報告を下野義子議員よりお願いいたします。下野議員。 〔瑞穂斎場組合議会議員 下野義子君 登壇〕
◎瑞穂斎場組合議会議員(下野義子君) 議長の命を受けましたので、平成22年第2回
瑞穂斎場組合議会定例会の報告を行います。 招集日時は、平成22年11月15日月曜日、午後1時30分より、会期1日で、瑞穂斎場組合会議室にて行われました。 瑞穂町選出議員は、竹嶋久雄議員、高水永雄議員、そして私、下野義子です。 初めに、瑞穂斎場組合管理者、石塚幸右衛門瑞穂町長のあいさつがありました。 次に、今議会から始まりました一般質問が行われました。一般質問は2名の議員から5問の質問がなされました。その後、付議事件及び審議の概要に入りました。 議案第5号、専決処分の承認について(瑞穂斎場組合職員の給与に関する条例の一部を改正する条例)の専決処分は、全会一致で承認されました。資料の方は記載のとおりですので、お目通しください。 附則といたしまして、この条例は、平成22年4月1日から施行するものです。 議案第6号、瑞穂斎場組合職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例では、勤務時間等の規定を見直すため、条例の全部を改正するとともに、これに関する条例を改正する必要があるとして本案が提出され、原案どおり可決されました。 附則といたしまして、これは平成23年1月1日より施行されます。 改正する内容は、以下に記載されておりますので、お目通しください。 続きまして、議案第7号、平成22年度瑞穂斎場組合会計補正予算(第1号)が審議されました。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,929万1,000円を追加し、歳入歳出予算総額をそれぞれ4億4,059万1,000円とするもので、これも原案どおり可決されました。 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、第1表のとおりですので、お目通しください。 最後に、議案第8号、平成21年度瑞穂斎場組合会計歳入歳出決算認定について審議されました。 提案理由及び詳細な説明の後、監査委員による決算審査意見書の報告を受けました。幾つか議員より質疑がありましたが、原案どおり認定されました。 決算の状況におきましては、歳入総額4億4,054万593円、歳出総額3億9,324万9,112円で、歳入歳出差引残額4,729万1,481円が翌年度に繰り越されました。 歳入は、収入済額が4億4,054万593円で、調定額に対し100%の収入率で、主なものは構成市町からの負担金が74.2%、使用料及び手数料が19%になりました。 歳出では、予算現額4億3,445万4,000円に対し、支出済額が3億9,324万9,112円で、執行率は90.5%となりました。歳出の決算額に占める各科目の割合と主な事業内容は、議会費が全体の0.3%、総務費は11.4%で、正副管理者等の報酬及び事務職員の人件費が主なものです。衛生費は50.7%を占め、職員の人件費、斎場運営にかかる光熱水費、修繕料及び委託料が主なもので、燃料費で単価下落による不用額が出ております。公債費は37.6%でした。詳細の記載は、こちらの21ページの資料をごらんいただければと思います。 以上で平成22年第2回
瑞穂斎場組合議会定例会の報告を終わります。
○議長(上野勝君) 以上で瑞穂斎場組合議会の報告は終わりました。御苦労さまでした。 次に、羽村・瑞穂地区学校給食組合議会の報告を齋藤成宏議員よりお願いいたします。齋藤議員。 〔羽村・瑞穂地区学校給食組合議会議員 齋藤成宏君 登壇〕
◎羽村・瑞穂地区学校給食組合議会議員(齋藤成宏君) 羽村・瑞穂地区学校給食組合議会の報告をさせていただきます。 招集日時及び会期は、平成22年11月18日木曜日、午前10時から、会期1日で行われました。場所は、羽村・瑞穂地区第2学校給食センターでございます。 選出議員は、森亘議員、小野芳久議員、私の3名です。 今回、管理者から提出されました議案は4件です。4件のうち、1件は決算認定を求めるもの、その各議案の名前を申し上げます。認定第1号、平成21年度羽村・瑞穂地区学校給食組合歳入歳出決算の認定について。議案第12号、羽村・瑞穂地区学校給食組合一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例。議案第13号、平成22年度羽村・瑞穂地区学校給食組合に係る経費の組織市町分賦金の変更について。議案第14号、平成22年度羽村・瑞穂地区学校給食補正予算(第1号)について。これら4件の提出されました議案につきましては、特に大きな異論はなく、すべて原案どおり認定及び可決をしております。 なお、分賦金確定額につきましては7ページにあります。羽村市は2億4,323万8,000円、瑞穂町は1億4,984万2,000円。以上でございます。 1ページから8ページにまたがります詳細につきましては、皆様に御配付の資料のとおりでございます。また、議会事務局等でも確認等できますので、一言申し添えます。 報告は以上です。
○議長(上野勝君) 以上で羽村・瑞穂地区学校給食組合議会の報告は終わりました。御苦労さまでした。 次に、西多摩衛生組合議会の報告を小山典男議員よりお願いいたします。小山議員。 〔西多摩衛生組合議会議員 小山典男君 登壇〕
◎西多摩衛生組合議会議員(小山典男君) 議長の命により、西多摩衛生組合議会報告をさせていただきます。 平成22年11月29日月曜日、午後1時30分より、会期1日をもって、西多摩衛生組合大会議室において行われました。 選出議員は、青山晋議員、谷四男美議員、そして私、小山典男です。 付議事件及び審議の概要ですが、認定第1号、平成21年度西多摩衛生組合歳入歳出決算の認定についてでありますが、歳入合計40億6,305万261円、歳出合計39億5,036万9,083円、歳入歳出差引残額1億1,268万1,178円、うち基金繰入額ゼロ円です。原案どおり認定されました。詳細につきましては、2ページの決算書をお目通し願います。 次に、議案第7号、西多摩衛生組合一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例。提案理由につきましては記載のとおりであります。 一般職の職員の給与に関する条例の一部改正でありまして、主に文言の整理を行ったものであります。3ページ、4ページ、5ページ、6ページ、7ページ、記載のとおりでございますので、お目通し願います。 附則といたしまして、この条例は、平成23年1月1日から施行するものでありまして、原案どおり可決いたしました。 議案第8号、平成22年度西多摩衛生組合補正予算(第1号)であり、議案第8号、議案第9号に関しましては、関連がありますので、一括議題となりました。 議案第8号、平成22年度西多摩衛生組合補正予算、歳入歳出予算の補正でありますが、第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ5,200万円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ33億9,200万円とするものです。歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるもので、お目通しをお願いします。 債務負担行為、第2条、第2表債務負担行為。記載のとおり、余熱利用施設サウナ室改修工事、期間として平成22年度から平成23年度、限度額400万円で、原案どおり可決されました。 議案第9号、平成22年度西多摩衛生組合に係る経費の組合市町分賦金の変更についてでありますが、青梅市14億8,001万6,000円で7.6%の減、福生市6億4,316万8,000円で7.9%の減、羽村市6億428万6,000円で7.8%の減、瑞穂町では、補正前4億1,950万4,000円でありましたが、補正後では3億8,445万5,000円で8.4%の減で、3,504万9,000円の減額となり、合計で31億1,192万5,000円となりました。これも原案どおり可決されました。 この後、全員協議会が行われまして、議題としましては、平成23年度西多摩衛生組合予算案、及び組合市町分賦金案についてと、組合事務事業の状況について等が協議されました。 以上で平成22年第2回
西多摩衛生組合議会定例会の報告を終わります。
○議長(上野勝君) 以上で西多摩衛生組合議会の報告は終わりました。御苦労さまでした。 これで一部事務組合議会の報告を終わります。 次に、閉会中に常任委員会の管外調査視察が行われておりますので、その報告を願います。 初めに、
総務委員会管外調査視察報告を小川龍美総務委員会委員長よりお願いいたします。小川議員。 〔総務委員会委員長 小川龍美君 登壇〕
◆7番(大坪国広君) そこで、一つお伺いしたいのは、ことしの3月に全員協議会がありまして、平成24年度は、今、4方式の内容を2方式に引っ張るんだという、こういう説明がありました。実際に資産割あるいは平等割のところの、それからすべての項目が、保険料全体としては上がっていないんですが、利子等が上がっているわけであります。したがって、私は同じモデルの中で平成21年度と比較した場合に、ふえてくるのか、減っているのかというところを、このモデルに対してはどうなのか、そこのところをもう一度答弁願います。
◎住民課長(横澤和也君) お答えいたします。 最初に4人のモデルでございますが、平成21年度と比較しまして、5,800円ほど上がっております。2例目の年金生活者の65歳の2人の御夫婦の場合、平成21年度と比べますと900円安くなっております。 以上です。
◆7番(大坪国広君) ありがとうございます。私自身も自分の保険料を計算してみました。私は収入は全く議員報酬のみであります。扶養には子供が1人おりますが、これで計算しますと、私の場合には年間、介護料も含めて27万1,600円。平成21年度と比較しますと約8,512円ですか、こういう増額になったという点というのは私自身もわかりました。 そこで、ここでお伺いしたいんですが、平成24年度、今の4方式、平成23年度に向けて、平成24年度は2方式にするといいますから、私は、当然資産割と平等割等が小さくなっていくと思うんです。そしてまた逆に所得割と均等割が上がっていくというふうに思うんです。そうした場合に、当然これから審議していくのかなとは想定はしているんです。今、担当課として、平成23年度はどういうふうに検討しているのか、そこの感触だけを発表できるところまででいいですから、ひとつお願いしたいと思います。
◎住民課長(横澤和也君) お答えいたします。 今現在は平成23年度の予算を積算している最中でございます。当然そこで税率も考えなければいけないところなんですが、今現在では、今、議員、おっしゃったように、資産割、今、医療分ですと10%です。これを2年でなくしていくわけですから、半分の5%。それと平等割、医療分に限っては、今、6,800円になっています。これも半減するような考えで、今のところ、その資産割と平等割を半減する。それに対して均等割、所得割を上げていかなければならないんですが、今、積算しているところでございます。 以上です。
◆7番(大坪国広君) 当然予想したとおりの内容で、よくわかりました。 それでは、次に移ります。先ほど加入者数、収納率、平成21年度の実績等で発表されました。ここで私、どうしても知りたいのは、団塊の世代等々が、今、定年を迎え、国保の加入者数は、私、世帯数が大きくふえていくのかなというふうに思っているんです。 そこで確認したいのは、実態は一体どういうふうに流れているのかということと。また同時に、年々の収納率はどういうふうに変わってきているのかと、この流れを知りたいんですが、その2点だけ最初に伺います。
◎住民課長(横澤和也君) 1点目についてお答えいたします。 昨年とことしの10月分の加入者の比較でございますが、65歳以上は44人ふえております。全体の割合で26%となっております。 以上です。
◎税務課長(伊藤孝裕君) 2点目についてお答えいたします。 収納率の推移でございますが、平成22年10月末時点での比較ですが、昨年の同時期と比べまして、現年分につきましては0.5ポイントの減、滞繰分につきましては4.1ポイントの減、合計2.2ポイントの減という状況になっています。 以上です。
◆7番(大坪国広君) わかりました。そうすると、65歳以上では44名はふえていると。しかし、今、そこしか説明がなかったので、ちょっとわからないんですが、全体としてはどうなんですか。減っているんですか、少なくなっているのか、そこがちょっと答弁がなかったものですから、そこをもう一度お願いしたいというのと。 それから、もう一つは収納率の話をされました。これは決算書にも出ておりますが、滞納世帯との関係で見ますと、1,316名になっております。当然こんなに多いのかなというふうに私、思ったんですが、たしか平成4年前後のあたりを見ますと、1けた台の人しか滞納してなかったんです。一気に平成7年度から、消費税が導入されてから大きくふえてきているんですね。現在は、これがもう1,300人以上と、ここまでなっていると思うんです。 そこで、私、どうしても伺いたいのは、つまり、1,300人以上いる方々の、実際に払っていない理由というか、ここら辺がどうしてもわからないんです。つまり、お金がなくて払えないものなのか、忘れたものなのか、あるいは故意に払わないものなのか。そしてまた、これらが一体ふえている状況なのかどうなのか。そこら辺は担当課の方ではある程度つかんでいるんではないかと思うので、答弁をお願いいたします。
◎住民課長(横澤和也君) 1点目についてお答えいたします。 被保険者全体では、同じ10月で比べまして、182名減でございます。 以上です。
◎税務課長(伊藤孝裕君) 2点目についてお答えいたします。 滞納者の状況でございますが、税務課では、国保税以外にも、ほかの町税も納めているので、国保税だけということではないかもしれませんが、国保税の納税相談をしている方たちの状況について、お話をさせていただきますが。 まず一つは、滞納者の中でも、町の方で催告書とか督促状とか、そういうものを送っても、全然反応を示さないような、無関心の方が滞納している、結構含まれております。また、その中でも、うちの方で催告書とか督促状を送りますと、あるいは職員が連絡したりすることもありますが、その中で納税相談に応じる方の状況でございますが、現状として、職を失ったとか、所得がないから払えないんだというような理由が大きな理由になっている方が多いと思います。ただし、無職あるいは収入がないという中でも、ほかにもいろいろ別の負債というんですか、抱えているという状況がございまして、例えば幾つか例を示しますと、本人が病気をしてしまって医療費にかかったから、税金の方まで回らないということとか。あるいは住宅ローンがあって、今、住宅ローンも3カ月ほど滞りますと、かなり金融機関から言ってくるような状況もあるようでございます。また、消費者金融等からお金を借りていまして、そちらの方の負債がありまして、そちらの方に回してしまっている。あるいは会社の経営が悪化したとか、そういうことですね。 中には、こちらで収入状況を聞いても、はっきり返事しないで、実際、何が原因かということも明確に私どもにお話ししてくれないような滞納者もいらっしゃいます。そういうような、これは国保だけではございませんが、納税相談をやっている中で、そういう相談がありました。 以上です。
◆7番(大坪国広君) わかりました。182名も減っているんだということは、少子化傾向の一つのあらわれなのかどうなのかという感じを受けます。 それから、滞納している方々の理由という点で、今、確かに2年前のリーマン・ショック以来、大変な事態になっているということは私もある程度想定はしているわけであります。問題は、こういう事情になったときに、相談に来るということがやっぱり一番誠意ある態度だというふうに思うんです。それを督促状が来るまで、あるいは実際に訪問が来るまで、ほっぽっておくというのが一番よくない例ではないのかというふうに思うんです。 いずれにしても、前年度の収入に対してかかってきますので、現在の収入等がなければ、払うにも払えないというのが今の実態だというふうに思います。 そこで、どうして私……、先ほどの短期証の490名の話をされました。この短期証について実際にどういう、一つの日程というか、どういうときに短期証が発行されていくのか。それで、実際にその短期証は本人の手元まで行っているのかどうなのか、そこの確認をしたいんですが。
◎住民課長(横澤和也君) お答えいたします。 短期証は保険証の更新時に発行しております。一番新しいところですと、平成21年10月が更新月でしたので、そのときの取扱基準ですが、2年証の場合、前年度の8期分まで納付済み、この場合は2年証になります。6カ月証は、前年度4期分から8期分に未納があった場合が6カ月証になります。3カ月証は前年度4期分以前に未納がある、この方の場合は3カ月証になります。それで、短期証は直接とりにきていただいています。 以上です。
◆7番(大坪国広君) 更新時に今言った理由で発行されるということはわかったんですが、問題は、私が伺いたいのは、短期証になって、実際にとりにきているのかどうなのかというところはどうなのか。つまり、あるにもかかわらず、先ほど言いましたよね、NHKの「クローズアップ現代」で、この短期証等を発行されてって、窓口に来ないために、保険証が無保険状態で命をなくしてしまっている。こういう事態もあるんだという意味で、どうなのかというところを知りたかったんですが、そこら辺はいかがですか。
◎住民課長(横澤和也君) お答えいたします。 期間内にとりにこられない方が、およそですが、200人おります。 以上です。
◆7番(大坪国広君) 私が知りたいのは、とりにこなかったから、来るまで、つまり、担当課の方で保管しているのかどうなのか。あるいは一定の期間を過ぎたら郵送するのかどうなのか、そこなんですよ。つまり、本人の手元に、半年だろうが、3カ月だろうが、行っているのかどうなのか、そこはどうなんですか。
◎住民課長(横澤和也君) お答えいたします。 担当課で保管しております。 以上です。
◆7番(大坪国広君) わかりました。これは、私、ぜひとも改善できないかと思うんです。確かにとりにこない人は一番悪いと思うんです。しかし、先ほど言ったような事態が実際に起きているわけですから、何らかの手を打って、本人の手元に入るように、ぜひとも努力をお願いしたいというふうに思います。 次に移ります。3番目ですが、国や都に支援を要請してほしい。そういう点で、私は改めて繰り返すような話をいたしますが、1984年に、それまで国庫の負担率は45%あったんですね。ここのときに38.5%まで減らされました、国庫負担が。そして今現在はどうかといいますと、2006年度、平成18年度に至っては34%まで減らされたんです。そして市町村国保の総収入、国庫支出金の今度は割合なんです。ここが非常に大事なんですが、1984年度には50%ありました。そして、そのときに34.9%まで減らされて、2007年度、平成19年度には25%の状況です。つまり、2008年度は24%と言われているんですね。これは厚生労働省の発表でわかっているんですが。しかも、保険料がその当時から見ますと倍以上の額に膨れ上がっている。そういう意味で、一番の大きな原因というのは国のこういう減らしたという、ここに私は大きな要因があるというのは十分承知しています。 それからもう一つの原因というのは、東京都は今までは、石原都政になる以前は全国でも1位、トップクラスの、トップと言われるぐらい福祉政策はよかったんです。あの当時には321億円の市町村国保に対する助成がありました、東京都から。しかし、皆さん、今現在、2010年度は41億3,730万円まで減らされているんです。石原さんは都知事になるときに、こう言いました。福祉こそ最大のぜいたくである。この考えから大きく減らしてきたと私は思うんです。 そこで、私、一つどうしても伺っておきたいんです。先ほど町の方としても、いろんな機関を通して要請しているという話をしました。具体的に何月に、どういう要請をしているのか、そこのところだけぜひとも答弁願えればと思います。
◎企画財政課長(田辺健君) 要望のことでございますけれども、町村会要望で、これは8月に行ってございます。国民健康保険事業における東京都財政調整交付金の確保及び都補助金の充実ということでございます。 以上でございます。
◆7番(大坪国広君) そうしますと、これは1年に一度しか要請していないという、そういう意味でよろしいんですか。
◎住民課長(横澤和也君) お答えいたします。 公といたしましては、東京都の町村会要望だけでございます。 以上です。
◆7番(大坪国広君) 8月の年一度の要望、これだけではちょっと要望が弱いなと私は思うんですが。 それでは、最後のところで、最近、国保の広域化という問題がよく新聞等でも報道されているんですが、実は、5月19日に厚生労働省が通達文書を全国の都道府県知事に通達を出しているんですね。これは新聞でも読んだんですが、このくだりというのは、広域化に向けて、市町村の保険税の均一化をするため、まず保険料の引き上げ、収納率の向上、医療費の適正化などを行い、一般財源の繰り入れをできる限り早期に解消する、そういうふうに求めているという通達を出しているんですが、ここら辺について、改めてまずお伺いしたいんですが、一つは、広域化というのはどういうふうに理解すればよろしいのかどうなのか。それから、この通達文書は一体何を市町村国保に言おうとしているのか。その2点、どういうふうにとらえるかというところだけお願いいたします。
◎住民課長(横澤和也君) お答えいたします。 まず、広域化の目的なんですが、被保険者側から見れば、保険給付は全国共通でありますが、保険税が、保険料というところもありますが、市町村ごとに異なるため、不公平感があります。また、被保険者の年齢構成や所得分布の差が大きいことなどから、財政が非常に不安定でございます。こういう構造的な問題を抱えております。このような現状を改善して、市町村国保の運営に関して、都道府県単位による広域化を推進することが目的でございます。 それと、5月に出ました厚生労働省からの広域化等支援方針の策定についてなんですが、これは都道府県に対して出されたもので、国民健康保険事業の運営の広域化、または国民健康保険の財政の安定化を推進するための市町村に対する支援の方針を定めることができるということを受けまして、この方針を策定されたものでございます。 以上です。
◆7番(大坪国広君) そうしますと、私は非常に当然疑問が出てくるのは、今現在、市町村国保で一般財源から繰り入れを行っていますよね。瑞穂町においても、例えば平成21年度決算で見ても、純赤字額が4億5,000万円と言われております。一体、都道府県単位になったら、東京都が肩代わりするのかどうなのか。そこら辺がね、つまり、黙っていると、保険料に返ってくるのかどうなのか。つまり、今までの4億5,000万円という、例えば瑞穂の場合ですよ、これが一般財源が出なくなると、東京都が面倒を見るのか、あるいは保険料で賄うのか、どうするのかというところは、当然そういうだれしも疑問に思うと思うんですが、そこら辺はいかがでしょうか。
◎住民課長(横澤和也君) お答えいたします。 今、新しい高齢者医療制度改革が進められておりまして、もう最終案が今月の20日に出る予定で国は動いております。そこに、国の責任といいますか、補助率の問題もありますが、国の責任の明確性がまだ我々のもとに届いてきませんので、何とも言えないんですが、その20日の高齢者医療制度改革の最終答案を見て、判断していきたいと思うんですが。今の時点では、国の責任が明確化されていないというところで都道府県等も反対しております。ですから、20日の答申を待ってからの考えになると思うんですが、今の段階では中間報告のところしか手元にありませんので、何とも言えません。 以上です。
◆7番(大坪国広君) わかりました。先日、私、この問題での勉強会があって、そこで聞いたんですが、今、広域化、都道府県単位になって、例えば東京の場合だと、東京都が助成しなければ、保険料は現在の倍になるということを試算されていました。したがって、当然12月20日の通達である程度の内容が出てくるという、今、話をしたんですが、あるいは今までの赤字補てん分を東京都に納める形をとるのかどうなのか、そこら辺も非常に……。いずれにしても、保険料が値上げ方向に返っていくのではないかということが、私、非常に危惧されるんです。 そういう意味で、一応私、これで質問は終わりますが、今回、なぜ値上げをストップしてほしいと、そういうことを言った趣旨かといいますと、私も先ほど言ったように、今の国保のからくりというのは十分わかります。担当にしたって、値上げしなくても、こうせざるを得ない実態があると私は十分承知しています。 しかしながら、今、これ以上保険料を上げると、ますます悪循環を繰り返していく。先ほど言ったように、本当に国の政治が、私、よくないと思うんです。かなりの期待をもって政権が代わったんですが、なかなかそれにこたえ切れていないというのが現在の実態ではないでしょうか。 そういう意味で、ぜひとも平成23年度に向けて、この保険料、これから検討に入ると思うんですが、極力、そういう意味での保険料の値上げ、ぜひともストップさせていただくように要請し、私の1問目の質問を終わります。
○議長(上野勝君) 次に、2問目の質問を許します。大坪議員。
◆7番(大坪国広君) 引き続き2問目の「難聴者のための磁気ループシステムの設置を」と題して一般質問をいたします。 超高齢社会を迎え、高齢難聴者は全国で約1,000万人、国民の10人に1人が高齢難聴者と言われております。難聴は、コミュニケーションを阻害し、社会や家族からの孤立を生み、閉じこもりや認知症の引き金になることもあります。 平成21年4月にユニバーサルデザインの理念に立って改正された東京都福祉のまちづくり条例に基づき、難聴であっても生き生きとした人生を送れるように、ふれあいセンター寿楽やコミセンなどに、難聴者が聞き取りやすくするための集団補聴システムである磁気ループの設置をするべきと考えますが、町長の所見を伺います。
○議長(上野勝君) ただいまの一般質問に対する答弁を求めます。石塚町長。 〔町長 石塚幸右衛門君 登壇〕
◎町長(石塚幸右衛門君) 「難聴者のための磁気ループシステムの設置を」という質問にお答えします。 高齢者の聴覚低下は、程度の差はあるとしても、多くの人に見られる現象と言われています。聴覚の低下は、テレビの音声がうまく聞き取れないことや、家族や周りの人々の声が十分に聞き取れないなど、社会全般の情報に触れる機会が制限され、またコミュニケーションに支障を来すこともあります。最近では、補聴器を使用している方もよく見かけるようになりました。 さて、御質問の磁気ループシステムですが、磁気コイルから発信する振動を受信して、音をはっきり聞くための補聴器具であり、最近では携帯型からホールや講堂などで使用する大型システムまで、幅広い機種が出回り、ほかの補聴システムも出ています。 介護保険制度や高齢者福祉サービスについて、役場相談窓口で直接お話しする場合の利用や、高齢者が各種講座に参加する場合など、聴覚の低下が理由で活動範囲が狭まることがないよう配慮したいとは思いますが、利用する見込みなどがどの程度あるか、調べてみたいと思います。 どのような場面で使用するのが最も効果的か、また高齢者個別の状況に対応できるのか、調査を行い、ニーズや必要性を把握して、導入の可否を判断いたします。
◆7番(大坪国広君) また全面否定かなと思ったんですが、調べてみたい、ニーズを調査したいという大変前向きな答弁だったので、ほっとしているんです。 改めて、このシステムの内容というのを、ここにいる方はわからない方が多いかと思うので、まず担当課に、この磁気ループシステムというのはどういうものなのかというのを、もうちょっと詳細に説明をお願いしたいと思います。
◎町長(石塚幸右衛門君) 大坪議員の再質問につきましては、担当課に答弁させますので、よろしくお願いいたします。
◎高齢者福祉課長(関根和男君) お答えいたします。 磁気ループシステムですが、近隣のあきる野市のふれあいセンターというところに設置してありましたので、見てまいりました。仕組みといたしましては、床面の床の下に磁気ループ、配線をしておりまして、事前に配線がありまして、それに専門のアンプを接続すると。アンプに専用のマイクを接続して、そのマイクからしゃべった、発生した音声をアンプを通して磁気ループの中で発信させると。その音を聞くことができるのは補聴器なんですが、磁気コイルというものが装着された補聴器で音声を聞き取ることができるというところです。一般の補聴器は、小さな音を拡大して、音を拾って聞くようにするわけですけれども、これは磁気コイルから発信された信号を音声に変えて聞き取るという仕組みで、その磁気コイルから出た音声だけは明瞭に聞き取ることができます。一般の補聴器のように、全部の音を拾うというものではないところが大きな違いです。 以上です。
◆7番(大坪国広君) それでは、私は議員になる前には某電機会社に勤めていたんで、私の友人、専門家もありますから、そこにも話も伺ってまいりました。今、担当課から詳細な説明があったんですが。まず音声信号をアンプを通して磁気ループによってまた音に変換していくという。つまり、マイクロホンのからくりと全くシステムは同じなんです。 そこで、私もあきる野市のふれあいセンターに行ってきました。私も、正直言って、今現在、60歳です。これから70歳を超えれば、そういう難聴の現象が出てくると言われております。なぜかといいますと、まず難聴という問題が、耳の血管の動脈硬化によって難聴というのは起きるということが、私、沖縄県の琉球大学のお医者さんの講演を聞いて、これでよくわかりました。したがって、今、私は耳はまだそんなに悪くないんですが、当然あともう10年もすれば、そういう現象が出てきてもおかしくない、そういう年齢に入るというふうに認識しております。 それで、先ほど、同じT磁気テレホンコイル付きの補聴器。補聴器もかなりいろんな種類があるんです。本当に見ていて、私もこんなに種類があるのかなと。今、多くの難聴の人たちが困っているのは、自分に合った補聴器がないというのに困っているんです。ただ、これは専門のところに行くと、その人の耳の検査をして、ちゃんと合うような調整をしてくれるらしいんです。したがって、ただ単に買うだけではなくて、専門家に相談をして、自分の体質に合った補聴器をそろえるというのが一番大事だというふうに説明もありました。 そこで、昨年4月に条例改正されましたね、東京都が。ユニバーサルデザインとして、今まで整備基準というのが努力義務だったんです。今度は、そこからさらに進んで、遵守義務としたというところのくだりをどういうふうにとらえるかというところで、担当課の方にもう一度説明をお願いしたいと思います。
◎高齢者福祉課長(関根和男君) お答えいたします。 東京都の福祉のまちづくり条例の中で、まず目的の中で、高齢者等や障がい者を含めた、すべての人が安全で安心して、かつ快適に暮らし、また訪れることができる社会の実現を図ることを目的とするというまちづくりという目的をうたっております。 具体的に、整備基準の適合努力義務ということで、これは第14条になるんですが、都市施設を所有し、または管理する者は、当該都市施設を整備基準に適合させるための措置を講ずるように努めなければならない、これが努力義務であります。 一方、第17条で整備基準の遵守という規定がありまして、都市施設で規則で定める種類及び規模のもの、これが特定都市施設ということで別枠になりますが、新設または改修をしようとする者は、整備基準のうち、特に守るべき基準として、規則で定めるものを遵守するための措置を講じなければいけないと。特定都市施設というふうに規定されたものについては、整備基準を遵守しなければいけないというふうな位置づけになっているものでございます。 以上です。
◆7番(大坪国広君) 今、説明があったんで、瑞穂町には、このシステムが一切ないというふうに理解していいのかどうなのか。多分ないというふうに私は思っているんですが、そこはどうですか。
◎高齢者福祉課長(関根和男君) 現在、瑞穂町には集団補聴システムを設置した施設はございません。
◆7番(大坪国広君) 時間がないんで、あれですが。この近隣を見ますと、羽村市が生涯学習センターゆとり館についているんですね。それから福生市は議場にはあるんです、議場にまで。それから八王子市とか三鷹市、東村山市等々あります。 特に私、プロ野球の、たしか広島球場、あそこにはやっぱりこのシステムがちゃんと導入されているんです。 瑞穂町を見ますと1台も、そのシステムがあるところが一つもないというわけですから、当然私は、もう時間がないので絞りますが、これからつくろうとしている長岡コミニュティセンター、ここは既に建築の予算等々をとったんですが、後からでも追加予算等を含めて、何かしら措置ができないのかという疑問が一つ。 それからもう一つは、時間がないんで、はっきりもっと言ってしまいますが、寿楽であります。寿楽の2階の大広間、畳が56畳あります。ステージがあって、板の間もあります。私、これをつくっているメーカーの営業所に相談に行ってきました。電話して、相談しました。どのぐらいでつくのか。これぐらいの広さだと、アンプが120ワット程度のパワーが必要である。そうするとアンプのお金は60万円。畳の下に引くフラットループアンテナというのがありまして、その工事費は、畳の下でありましたら約30万円から40万円で済むでしょうと。つまり、両方足しても100万円ぐらいでこのシステムの導入ができる、こういうことが具体的にわかりました。 それからもう一つは、ループアンテナが携帯型で20メートルの輪をつくれるんです。これが17万円ぐらいで手に入るんです。これを今、台東区は既に導入しつつあります。つまり、既存の施設、ここにループシステムをやろうとしたら、かなり床面をはがさなきゃいけませんから、かなりの予算が必要になります。しかし、とにかく高齢者が集まろうとしている、この携帯型のループシステムだったら、20メートルの輪の中に入れる人であるならば、これが17万円ぐらいで手につなぐことができるというんですね。 そういう意味で、私、これから本当に高齢者が多く集まってくるんで、ぜひともこれを検討してほしいというふうに思います。 それからもう一つ、どうしても言いたいんです。これは耕心館なんです。これは私、住民からいっぱい怒られました。それは何かといいますと、自分の高齢の母親が音楽とかコンサートを楽しみたくて行ったらしいんです、耕心館に。ところが、帰りのあの階段の急なことで本当に困ってしまった、何とかならないのか、こういう相談であります。 構造上を見ますと、あそこはエレベーターもないわけですから、車いすの方とか、そういう方が実際に行けない状態になっているんです。しかしながら、私、あそこには、このループシステムの導入はやろうと思えばできると思うんです。つまり、なぜかといいますと、耳の悪い方は歩けます。歩けるんです、十分。2階にも十分行けるんです。せめて、ユニバーサルデザイン、健常者と障がい者との隔たりのない、同じ税金を払っているわけですから、こういう方々にやっぱり同じように音楽とか、そういうコンサートを楽しめる場を公平につくってあげる。こういうことをぜひとも配慮していただきたいと思うんですが、そこら辺はいかがでしょうか。
◎福祉保健部長(臼井治夫君) お答えいたします。 先ほどあきる野市とか福生市とかいうお話が出ておりましたけれども、あきる野市は平成6年からふれあいセンターに設置してあると。利用はというと、ゼロということです。また平成20年6月の福生市の議場の傍聴席ですね、そこも利用はありませんということでございました。 今、実際に、これは昨年の日本国内補聴器出荷台数、これで見ますと、46万台ということになっています。そのうち19万1,600台が耳に直接する補聴器だと。大分、割っていくと41%強になっています。その関係はT磁気コイルの切り替えは不可能ですとか、もろもろあります。そういった関係で、先ほども町長が登壇で答弁いたしましたが、これから検証しながら研究をしていきたいというのが現状でございます。 以上です。
◆7番(大坪国広君) 私も、それはあきる野市に実際に見に行って、実はあきる野市、ふれあいセンターの項目に小さい文字で1行あるんですね。あります。ところが、多くの住民が知らない、これが実態なんです。 実は、福生市の議員に聞いたら、こういうことがわかったんです。議場にはあったんですが、ほかの担当の方々はこのシステムを全然知らなかった。これが今の実態なんです。 したがって、私、これから調査したい、ニーズも検討したいという前向きな答弁でありましたから、これはぜひとも宣伝と同時に、これを実際に調査して、必要な場合、一つのモデルを見て、ぜひとも検討できないか。私、とりわけ検討してほしい場所というのは、先ほど言った耕心館、むさしのコミニュティセンター、非常に高齢者が多いんです。それからもう一つ、これからつくろうとしている長岡コミニュティセンター、もちろん元狭山コミニュティセンターも入ります。そして何といったって、ふれあいセンターですよね。ここ等にもぜひとも前向きな検討を要請して、終わります。
○議長(上野勝君) ここで暫時休憩といたします。再開は3時40分といたします。 休憩 午後3時23分 開議 午後3時40分
○議長(上野勝君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、石川修議員の一般質問を許します。石川議員。 〔4番 石川 修君 登壇〕
◆4番(石川修君) 議長の許可をいただきましたので、通告順に従い、「LED防犯灯導入でCO2の70%削減を」と題して、質問席より一般質問をさせていただきます。 近隣の市から瑞穂町に入ると、どうも暗いという、先ほど同僚議員も言っていましたが、そういう話が聞こえてきます。瑞穂町は、安全で安心して暮らせる町、犯罪のないまちづくりを目指しているということですが、どうも暗いような気がいたします。 それでも現在の防犯灯は町内で1,800本設置されていると聞いております。蛍光灯による防犯灯の設置間隔は約10メートル。瑞穂町については12~13メートルとも聞いていますけれども、取り付けの高さは4.5メートルが基準になっているそうです。 LED防犯灯に切り替えた場合、設置間隔は約20メートルから22メートルが基準であり、多く見ても現在の1,800本から約1,000本ぐらいの設置で済むことになります。器具の交換費用は、初期にはかかりますが、約1,000本と考えたら、6,500万円ぐらいで済むと。電気料につきましては年間約300万円減額ができ、修繕費についても年間約500万円の費用負担がなくなり、交換後は10年間、約4万時間交換が不要で、維持管理費も要らなくなります。 また、現在、言われております、瑞穂町においてもCO2についても約70%削減できるため、早期に導入すべきと考えるが、町長の所見をお伺いいたします。
○議長(上野勝君) ただいまの一般質問に対する答弁を求めます。石塚町長。 〔町長 石塚幸右衛門君 登壇〕
◎町長(石塚幸右衛門君) 「LED防犯灯導入でCO2の70%削減を」という質問にお答えいたします。 町では、犯罪の発生を防止し、通行者の安全を確保するため、設置基準に基づき、防犯灯を設置しています。この基準では、夜間に人の行動を確認できる照度が確保できることとしています。これまで防犯灯は蛍光灯が主流でしたが、御質問のようにLED式の防犯灯も照度が確保され、以前に比べれば安価に安定して入手できるようになっています。 担当者の調査では、経費は割高でありますが、製品の寿命が長いことや、現在採用している蛍光灯に比べ、CO2排出量が65%削減されると試算しています。 このことから、平成22年度は長岡地区の緑道に25基の防犯灯を試験的に設置する予定であり、また箱根ケ崎駅西口広場にも導入することとしています。 なお、防犯灯は使用電気量を確認する個別メーターが設置されていないことから、料金体系は設置基数に応じて一定額を納める方式となっています。電気料金の減額にすぐつながるものではないことを申し添えます。 今後も環境に十分に配慮された、高性能で低価格な製品の開発状況に注目しながら、LED防犯灯を計画的に設置してまいります。
◆4番(石川修君) それでは、再質問させていただきます。 今、お話にありましたように、平成22年度、試験的に長岡の一部に25基設置とありますが、それはさておきまして。前6月の定例会で、同僚議員の質問の中で青色灯という話も出ておりました。その辺の調査研究というものはどのように、半年たったので、何か新しいことがありましたら、お話しいただきたいと思います。
◎町長(石塚幸右衛門君) 再質問につきましては、担当課長に答弁させますので、よろしくお願いします。
◎地域振興課長(大井克己君) お答えいたします。 青色防犯灯の設置につきましては、前回、他自治体の取り組みを効果を検証しながら研究していくというお答えをしておりまして、現在まだ情報収集の段階でございます。適切な場所等もまた探しながら研究してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。
◆4番(石川修君) それでは、現在の蛍光管による防犯灯の設置の維持費等をお伺いします。1,800本町の中にあるということですが、大体蛍光灯は2年、また2年半ぐらいの寿命だというふうに聞いております。その中で、平成21年度、どのぐらいの本数を交換したのか、お伺いいたします。また、幾らぐらい、その経費にかかっているのか。というのは、町内の電気工事屋さんが車で来て、蛍光管を1本あちこち取り替えていると思うんですが、また、その1本当たりの取り替え料金、その辺についてもお伺いします。
◎地域振興課長(大井克己君) お答えいたします。 平成21年度に取り替えました蛍光管、これは作業が同等でございます。グローもちょっと含んでございますが、617本でございます。総金額は298万2,600円でございます。また、これにかかります、取替費用でございますが、すべて材料、工賃込みで1本、4,830円でございます。 以上でございます。
◆4番(石川修君) そうしますと、平成21年度につきましては617本と、3年に1回ぐらいのサイクルと思われますが、その前年、平成19年度から見ますと、やっぱり600本近くを取り替えているというふうな計算になります。 また、電気料金につきましては、自分が調べたところによりますと、今の20ワットの蛍光管ですと、先ほど町長の答弁で、個別の料金形態でないと、1本幾らで支払っているという話でございましたが、1本当たり約2,670円ぐらいかなというふうに思っております。そうしますと、1,800本で考えますと480万円ぐらい年間かかると。これが同じ20ワットのLED方式にしますと、同じ20ワットでも1,870円ぐらいで済むと。そうしますと、先ほど提案いたしました1,000本、結局、照度が蛍光管よりもいいですから、20メートルぐらいの間隔でつけた場合に、1,000本もあれば同じぐらいの照度が保てるかなというふうに考えますと、187万円ぐらいで電気料は済むと。そうしますと、先ほど話しましたように、約300万円ぐらいの差金ができるんではないか。 それから、今、蛍光管の取り替えをお聞きしましたが、1カ所当たり、蛍光管を含む取替料金ということで4,830円と聞きましたが、617本、298万2,600円ということでしたが、平成21年度の修繕料が489万2,055円となっておりますが、これには当然蛍光管の取り替えは入っていると思うんですが、ほかにどのような費用がかかっているのか。蛍光管の取り替えと、ほかの器具というか、かえるものもあろうかと思うんですか、その辺をちょっとお聞きします。
◎地域振興課長(大井克己君) お答えいたします。 まず、今、議員がおっしゃいました費用の計算でございますが、電気料金の方は私どもも確認しているのと、幾らかの差でございますが、大体同様でございました。 それから、議員がおっしゃいます22メートル間隔になるということでございますが、これは性能が向上するというお考えでいらっしゃる上でのお話だと思うんですけれども、私どもは、設置基準の中で、暗闇の中で人の行動が確認できる程度ということで、LED等にかえる場合にも、明るさは大体同等程度のものを考えているということでございます。 それと22メートル間隔ということが、一つ、私ども設置基準で電柱に共架する、そこに電柱を利用して防犯灯をつけるということになりますので、基本的に本数等はあまり変わってこないことになるというのが、ちょっと議員のおっしゃるところと私どもの試算するところと違うところでございます。初めに申し上げました。 それから、平成21年度、こちらで光熱水費の決算額460万1,890円の……、失礼しました、修繕料でございました、489万2,055円の内容でございますが、先ほど議員、おっしゃいました蛍光管、それからグローの交換、これのほかには防犯灯を移設、これは町民の方の希望等もございまして、それから撤去、建柱、これは柱を建てることでございます。それから柱の撤去や東京電力会社への申請手数料、このようなものもございます。 以上でございます。
◆4番(石川修君) 先ほどは20メートルから22メートルぐらいの間隔でつけても、照度は今とあまり変わらないんではないかというふうな話をしましたが、同程度の照度を考えれば、当然現在の1,800本は必要になるかと思います。1,800本を考えても、簡単に150万円ぐらい、金額にして144万円ぐらいの電気料金の節減ができると。その上、修繕費の、全く平成21年度の489万2,055円がゼロになるとは思いませんが、やはりここで大方の400万円ぐらいの節約ができるのか。そうしますと年間で550万円ぐらいの、500万円ぐらいか、それ以上の維持費がかかりませんから、節約ができると。初期費用はかかりますけれども、そういうふうにして、瑞穂町に入っても、よその市よりも明るいと。これでは防犯上もいいし、犯罪も少なくなるわけだというふうな話も出れば、なお結構なことなんですが。 そういう面を考えて、例えばの話、今現在でシミュレーションしているのは、約10年ぐらい、LEDにかえた場合、修繕費がかからないということをいろんなメーカーで聞いております。 それで、今言った6万円ぐらいかかるとして、1,800本建てると約1億円かかります。これは初期費用ということで、何も一遍に全部取り替える必要はないと思います。これからそういう方向に変えていくんだということで、先ほど試験的に25基、かえてみようという話も聞きました。その後の、これから先、例えば5年かかってやるのか、3年でやるのか、10年かけてやるのか、その辺の計画予定がありましたら、お伺いします。
◎地域振興課長(大井克己君) お答えいたします。 LED防犯灯が環境に配慮されまして、なおかつ効率的だという認識は十分に持っております。でございますが、まだまだ開発をされているときでございまして、その途上の域から脱出していないというようなことも現状でございます。これは発光効率の向上面のことですとか、現時点では、寿命が来た際に灯具、機械すべてをかえなくてはいけないような方法も多くございます。その辺の改良ですとか、規格、デザイン等の統一化などが、これからまだ開発されるということではないかと思います。 今後の製品開発に対する期待は非常に大きいものがございますので、多くの防犯灯をかえていくということよりも、寿命が来たものを逐次開発する。また、折を見て計画的に交換していく、そのような考えがよろしいかというふうに担当では考えております。現時点で多くのものをかえていくというのは、ちょっと尚早なのかなというようなことでございます。 今後も常に製品の開発状況等を確認しまして、計画的かつ適切に設置をしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。
◆4番(石川修君) 当然まだ最近のことですから、これから日を追って、いろんな安いものなり、いいものができてくるのは、これはわかりますけれども、そんなことを言っていたんじゃ、先へ行って、何年たってもできませんよ、これじゃ。当然安くいいものがこれから出ると思います。 だから、先ほど聞いたのは、平成22年度に予定していなかった、していたのかもしれないけれども、今まで話を聞いておりませんでした新設ですか、25基については試験的にやると。試験ということがあればこそ、この先も計画なり予定がなければ、ここで25基つけて、それっぱなしじゃ何もならないと思うんですよ。その辺が、これから先の……、だからさっき言ったように、1年でやるのか、10年でやるのか、その辺の計画を立てながら、今回の試験的な問題も出たんじゃないかと思います。その辺をお伺いします。
◎住民生活部長(鳥海勝男君) お答えいたします。 これは、先ほど課長の方から長期的な考え方はお話ししましたが、平成23年度につきましても引き続きLEDを導入していきたいという考えでおります。 以上でございます。
◆4番(石川修君) 先ほど平成22年度の25基が試験的という話を聞いたんですが、今また部長の方から平成23年度も引き続きやるという、これは取り替えるんだか、新しくするんだか、わからないけれども、何本ぐらいで、どのぐらいを予定しているのか。それを聞けば、自ずと何年ぐらいかかって、大体終わるのかなというのがわかるんですが、ただ単に平成23年度もやりますなんて初めて言われても、どの程度やるのか、計画的にやるのか、思いつきでやるのか、その辺をお伺いします。
◎地域振興課長(大井克己君) お答えいたします。 平成22年度、試験的と申し上げまして、現在、長岡地区の緑道、平成21年度から平成24年度まで、こちらは再編交付金をいただきながらの補助事業でさせていただいております。昨年は15基設置、こちらは蛍光管を採用いたしました。今年度、蛍光管からLED管に変更しましたのは、安価になりまして、また製品の安定性が確認できたということでございます。こちらを採用して、LED灯をつけた結果、これも検証する必要があるということでつけました。平成23年度、平成24年度でございますが、こちらも同様に設置をしていく予定でございまして、基数で申し上げますと、大体平成23年度、平成24年度も20基程度は予定されるものと考えております。 以上でございます。
○議長(上野勝君) 大井課長、新規はなしですか。
◎地域振興課長(大井克己君) 失礼いたしました、こちらは長岡境から緑道をずっと公園伝いにまいりまして、南平まで新規の設置事業でございます。 以上でございます。
◆4番(石川修君) それでは、もう平成23年度、平成24年度については、試験的でなく、順次、新設の分については事業化していくという方向でよろしいのかどうかが一つと。 それから平成21年度、197万4,000円の春日緑地の新設分で、先ほど15基は前の蛍光管だという話ですけれども、平成22年度、25基、LEDの新設をするという話を聞きましたけれども、25基の、ついでですから電柱、電柱というか、それは結構ですから、器具はどのぐらいするのか、またメーカーはどこを選んだのか、お聞きします。
◎地域振興課長(大井克己君) お答えいたします。 平成23年度、平成24年度も、こちらもLED灯、平成22年度の効果も検証しながらということでございますが、基本的にはLED灯をしていきたいというふうに考えております。これは当然補助をいただきます防衛省の御理解もいただきながらということになります。 それから、金額でございますが、私どもで採用しておりますLED灯のメーカーはかがつうというところでございます。こちらは、現在、蛍光管も防犯灯かがつうというところでございまして、こちらは日本のメーカーでございまして、信頼できるメーカーでございます。 それから、器具の設置費用でございますが、器具の値段は、これは共架式と同じような器具だけの比較でよろしゅうございますか。そうしますと、ライトと、とめるバンド込みで、消費税込みで2万2,386円でございます。 以上でございます。
○議長(上野勝君) 大井課長、蛍光灯でやった場合は共架式で幾らで、LEDでやった場合は共架式で幾らって、比較した方が質問者はわかりやすいと思います。
◎地域振興課長(大井克己君) 失礼いたしました、申し上げます。器具一式の、先ほど申し上げました共架式で明かりとバンドでございます。蛍光灯管では消費税込みで1万731円です。LED灯は先ほど申し上げました2万2,386円でございます。 以上です。
◆4番(石川修君) 先ほど提案したものと大分単価が違うんですが、2万2,386円であれば、それこそ全部かえても、そんなにかからないんじゃないかと思うんですね。これは例えば25基を購入した場合の1基当たりの値段なのか、それともこれを、そんなことはないと思うんですが、1,500前後分を一遍にかえた場合に多少単価が変わってくるのか、その辺をお伺いします。
◎地域振興課長(大井克己君) お答えいたします。 こちらは、すべて1,800基の値段はございません、申しわけございません。
◆4番(石川修君) このLEDにかわるものが、今回25基かわって、来年度20基、また次の年が20基と、だんだん新設についてはLED方式にかえていくというお話ですけれども、これも先ほど町長答弁があったように、単価は安いですけれども、照度が今と大して変わらないということであって、CO2の削減についてはどんなふうに、これをかえた場合に、どのぐらい削減できるのか。さっき町長の方から話があったのは、65%ぐらい削減できるんだという話をされました。 また、理由はちょっと、単価は高かったんですが、その辺の器具を使った場合に70%ぐらい削減できるんじゃないかというふうな話も聞いております。これで計画的に6万5,000円ぐらいで、現在の防犯灯があるものを外して、新しいものにかえる費用まで入って、大体1本6万5,000円ぐらいかなということでお話ししたんですが、これは取り替えないで、新設ですから2万2,386円であっても、効果的にはCO2削減にどのぐらい寄与できるのか、その辺も調べてあったらお伺いします。
◎地域振興課長(大井克己君) お答えします。 CO2の削減量でございますが、こちらはメーカーのカタログから引用させていただきます。蛍光灯の場合で同等のものでいきますと、CO2が年間の排出量が35キログラムでございます。こちらがLED灯の同等のものになりますと年間12キログラムということで、23キログラムの削減、先ほど申し上げました約65%の削減ということでございます。 以上でございます。1灯当たりでございます。
◆4番(石川修君) 本数は少ない、交換じゃないですから、新設のところを順次かえていくという方式ということで、あまり先の計画については言ってもらえないようですので、ぜひこれからは機会ある、また器具が壊れた、そういう場合には、旧式というか、今までの蛍光管の交換でなく、もちろん倍ぐらいしますから、決して安い価格とは言えませんが、ぜひ照度の方もできれば少し性能のいいものにかえてもらって、瑞穂へ入ると本当に明るくていいというふうなお話も聞けるように、ぜひこれから進めていただきたいと思っております。 そういうことで、あまり話しても、あまり計画的なこともないようですので、先へ進まないので、この辺で質問を終わらせていただきます。
○議長(上野勝君) 次に、小池信一郎議員の一般質問を許します。小池議員。 〔9番 小池信一郎君 登壇〕
◆9番(小池信一郎君) 議長の許可をいただきましたので、通告順に質問席から質問いたします。私は、「町の工業への支援策を問う」と題して行います。 平成19年6月にスタートしました立地企業促進法、いわゆる企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律といいますけれども、東京都は、これに基づき首都圏西部地域で、自動車、電気、電子、精密機械関連産業などの集積促進と高度化に挑み、世界有数のものづくり地域の形成を目標に、平成20年度、基本計画をスタートさせております。 その中で、目標年度の平成26年度には、製品出荷額を平成20年度の102兆円から107兆円に増加させるほか、8,648人の新規雇用を創出する、このような目標も具体的に示しています。 皆さん、多摩のシリコンバレーというのは周知のこととは思います。これは言うまでもなく、集積区域は国道16号線沿線を中心とした埼玉県南西部、東京都多摩地区、神奈川県中央部の40市町村。その中心部に我が町は位置しており、工業振興の核としての成長は大きく期待されております。 そこで、我が町の工業を見ますと、工場数、従業員数、製品出荷額において、常に多摩地区で上位に位置しており、その生産力、技術力は高く評価されています。しかし、現実は、長引く不況で受注が落ち込むなど、極めて厳しい経営環境に直面しております。特に経営基盤の弱い零細企業は行き詰まり感が強く、明かりの見えないトンネルの中にいるような深刻な状態に置かれております。 この状況を打破しようと、商工会では平成20年度より工業振興基本計画に基づき、積極的に受注拡大などの課題に取り組み、推進していますが、補助事業には限界があり、効果を高めるためには、さらに町の工業振興策の具体化が急がれています。 ものづくりは、農業、商業とともに町の基幹産業であり、活性化を図っていかなければ、これからの町の将来は望めません。そして、瑞穂町は世界有数のものづくりの地域の核として、住民の誇れるものづくりの町へと進化し、その優れた技術を次代に継承していく。そのためには、この機会に喫緊に必要な支援は何か。今後さらに発展、成長するために、町工場の特性を生かす独自の施策が必要と考えます。それは何か。 混迷する現政権下の財源の裏づけのないメニューを並べた新成長戦略は、町長、期待できませんよ。町長の考えを伺います。
○議長(上野勝君) ただいまの一般質問に対する答弁を求めます。石塚町長。 〔町長 石塚幸右衛門君 登壇〕
◎町長(石塚幸右衛門君) 「町の工業への支援策を問う」という質問にお答えします。 製造業を中心とする町内の中小企業は、景気後退による受注量の減少や、価格競走の激化、円高の影響など、幾つもの困難に直面しています。東京都の製造業の一翼を担う瑞穂町の工業力が、衰退することなく、将来にわたって維持発展することが将来のまちづくりに大切なことであると考えます。 これまでも不況下での支援策として、中小企業振興資金融資あっせん制度の見直しを行い、資金融資の利子補給や信用保証料の補助など、適時適切に増強してまいりました。しかし、景気後退や円高などは、瑞穂町単独ではあらがうことが難しい課題であることはおわかりいただけるものと思います。 東京都は、瑞穂町を含め、周辺地域を多摩シリコンバレーとして位置づけ、産業と住居が調和した活力ある地区とするとしていますが、広域的な支援策で工業振興を図る必要があります。広域行政としての東京都の取り組みの強化を要請してまいります。 町はこれまでの振興策に加え、瑞穂町商工会を通じ、中小企業が「たま工業交流展」に参加し、新規市場の開拓や受注機会の拡大を支援するほか、クラスター協議会など、多種多様な企業との交流による技術革新を図る機会の確保を支援してまいります。 また、瑞穂町の中小企業が開発する各種製品を公共施設に取り入れてPRするなど、町の工業力の宣伝マンとしての役割を担ってまいります。
◆9番(小池信一郎君) ただいまの町長の答弁で、基本的な方向性に関しましては、共通の認識を得たかなというふうに思います。 そこで、実態ということで現実的なことを確認したいんですが、たしか平成21年度の工業統計が出ているはずなんです。これによって主な項目をお示しください。
◎町長(石塚幸右衛門君) 小池議員の再質問につきましては、担当者に答弁させますので、よろしくお願いいたします。
◎産業振興課長(栗原始君) お答えいたします。 工業統計がここで発表されました。その中で、まず東京都の状況でございますけれども、増減率でいきますと、事業所数で14.7%の減となっております。また従業者数、これにつきましては12.2%。製造出荷額等では24.6%の減。また付加価値額では22.5%の減ということで、東京都全体の数字が出ております。 その中で町の状況はどうかといいますと、要点だけ申し上げますと、特徴的なところだけ申し上げますと、まず、事業所数ですが、279件から233件、16.5%の減となっております。そうしまして製造出荷額、これでいきますと約4,000億円、昨年が。今年度は3,200億円、18.5%の減となっております。 ただ、瑞穂町の特徴といたしましては、その付加価値額の前年比較でいきますと、1,800億円が1,900億円になっております。これは10.5%の増となっておりまして、東京都の中でも三鷹市に次いで2番目に付加価値額が増額になったということの数字が出ております。この数字からいきますと、先ほどの質問のとおり、瑞穂町は大変技術力を持った会社が多いということが言えるかと思います。 以上でございます。
◆9番(小池信一郎君) 東京都全体で14.7%の工場が減ったということなんですけれども、これはさきに、2カ月ちょっと前になりますか、多摩地区の自民党の議員の研修会で、東京都の商工会連合会の桂会長がいきなり苦言を申しまして、祝辞かと思ったら、とんでもない、苦言だったんですが。聞いている方もいらっしゃったと思うんですが。東京から14.5%の工場が消えちゃったというんですよね。あなた方は何をやっているんだ。あなた方の仕事じゃないか。もうちょっとしっかりせいというようなおしかりをごあいさつで受けた、大変ショックな思い出があります。そういったことから、この質問というわけではないんですが。 共通の数字の上での認識、ただいま担当課長の方が報告した数字は、これは従業員4人以上のたしか工場のデータですよね。これは地域調査なんですが、平成20年に全国の全面調査が行われているんですよね。これをちょっと申し上げましょうか。 それによりますと工場数は、平成20年度ですけれども、431工場。これは従業員4人以下も含んでいる数字です。それから従業者数が6,577名。それから製造品の出荷額が、先ほど申しましたように4,000億円。こういう数字が全面調査の結果なんですね。ここからおわかりのように、瑞穂町は4人以下のいわゆる零細企業が、この数字を差し引きますと150社前後あるということなんです。これも大きな瑞穂町の特色だと思うんですね。そういったことで、ちょっと数字の認識を改めてください。中小企業が4人以上というのは、全体的には中堅、大手、こういったところが近隣市には多いんですが、瑞穂町は明らかにそれ以下の、4人以下の工場が多いということ、それを御認識いただきたい。 そこで、先ほども出ました瑞穂町の工業振興基本計画、これなんですが、課長、これ。この内容を見ますと、これは東京都の基本計画に基づいて、これを町でも基本計画を作成して、これは平成20年度からこれを実施しているわけです。期間は3年。平成22年度、今年度末で一応事業は終わるということなんですが。この事業の継続性、そのほか、この内容についての町の今までのかかわり方、その辺のところをお示しください。
◎産業振興課長(栗原始君) お答えいたします。 まず、かかわり方でございますけれども、瑞穂町の商工会の工業振興基本計画事業、この中には委員として産業建設部長、また企画財政課長、都市計画課長、私、産業振興課の係長が一緒に参画しております。その中の意見をもとに進めてきております。また、そのほかにも委員としては金融機関、また地元の製造業の会社の方、商工会の役員、いろいろな方が集まって、3年間、この事業を進めてきましたので、そういう形で連携をとって進めてきたと考えております。 また、この事業の継続性でございますけれども、この事業の中で、一つは、今年度、この予算でホームページを、町内の異業種が集まった会社が新しい事業を興そうということで進めていますので、ホームページを立ち上げまして、そのホームページを見て、受注機会の拡大を図るということで進めておりますので、そういうものを通して、今後も発注を一つでも多く受けるような形で進めていければというふうに考えてございます。 以上です。
◆9番(小池信一郎君) 人的なかかわり方はわかりました。有能な職員5名から6名が行っておりますけれども、それなりに成果は見たというふうに解釈しますが。 一つ、大事な3年間の財源的なものを見ますと、都のこの計画に対する助成補助が3年間で930万円。それから商工会の自己負担が60万円。そこで、先ほど最初に質問の内容で述べましたように、限界があるんではないかということを申し上げたんです。 それで、話を聞くところによりますと、ほとんどが人件費だよというような非常に消極的な話も聞きます。そんなことが事実あるのかどうか。本人を引っくくってくるわけにいきませんから、一応確認いたしますけれども。問題は、この事業をさらに進化させて、また違った形で平成23年度よりスタートするのかどうか、その辺のところをひとつお示しください。
◎産業振興課長(栗原始君) 結論から申し上げまして、全くそんなことはございません。まず一つ、ちょっと具体的なことをお話しいたしますと、この振興計画に基づいて、異業種間の連携という話をしました。この事業の中で、実は3社1大学が共同して、ボラドー事業というのを行いました。ボラドーというのは廃タイヤを利用しまして車止め、車がぶっついたときに、あまり傷がつかないように輪が回るようになっておりまして、そういうものを大学と瑞穂町の企業3社でつくりまして、ことしですね。それを町の方へ、実は産業建設部で会議があったものですから、その製品を見ていただきまして、今後、そういうものも設置できる箇所があれば、町にとどまらず、利用できればということで宣伝もしてございます。 その中で今回、建設課の方で狭山池の近くに駐車場をつくるところがあるものですから、そこに設置をしまして、とりあえずどういう効果があるか、皆さんに見ていただいて、宣伝しようということで進めてございます。 それともう一つは、先日も新宿のNXビルの展示会、ここにも実は会社が出ておりまして、宣伝をしてございました。私もちょっと顔を出して、応援をしてきましたけれども。そういう形で今後も、さっき言ったホームページに出しますので、いろいろな事業が発注できるような形で支援していきたいというふうに考えています。 以上です。
◆9番(小池信一郎君) この事業そのもの、基本計画をどういうふうにこれから進めていくのか。計画として、今度は何計画というふうな形で名前がつくかどうかわかりませんけれども、その辺の見通しというのはどうなっているのか、ちょっと答えがなかったんですが。
◎産業振興課長(栗原始君) 今後ということでございますけれども、このシナジースキーム事業、これに町内の35の企業、会社が集まって、組織をこの3年間でつくりました。この中で大手企業なり、大きい会社の方から受注があれば、この35社が集まって何か一つの製品をつくって、今後、製品として商売をしていこうという形でございますので、とりあえずこの3年間がそのスタートでございますので、今後、いろいろな展示会だとか、いろいろPR、そういうものを含めて受注の機会を、発注を目指していきたいという考えでございます。 以上です。
◆9番(小池信一郎君) この事業は東京都の合意を得て、たしか銅賞、なかなかプランがいいということで銅賞をもらいましたよね。次は、恐らくおっしゃっているのはファントム工場のことだと思うんです。この間、それは課長とも新宿の現場でお会いしましたけれども。その後、これは日本で最大の、国内最大級のトレードショーと言われる産業交流展2010というのがビッグサイトで行われたんですが、ここに商工会、工業部会のファントム工場が13社、共同で製品を並べてPRしていました。そのほかに単独ブースで4社、独自の製品をPRするために並べておりました。これに課長の姿が見えなかったのは残念なんですが。 そういうことで、この計画自体がどのように進化するか、進化させていかなきゃならない。この3年間でいろいろと、この計画、そのもの自体のやり残しが出ていると思うんですよね。それらについてはこれから計画を立てて、当然計画の背景には現政権のようなことではなくて、財源のきっちりした裏づけもとってやらなければいけないということですから、そういった面での財源的なものとかというふうなものは、今後、どのように考えていくんでしょうか。相変わらず、商工会ですと商工会の負担金20万円だけですから、今までね、1年間。それだけではとてもやっていけないというふうに思いますけれども、その辺の見通し、考え方がありましたら、お話しください。
◎産業振興課長(栗原始君) お答えいたします。 ここで即座に補助金をふやすとかいうことは言える状況ではございませんけれども、商工会、企業の展示会とか、いろんなホームページとか、商工会でもいろいろな事業をしています。そういう社会情勢なり変化をとらえながら、今後の課題ということで研究していきたいというふうに考えております。 以上です。
◆9番(小池信一郎君) 認識してもらいたいのは、商工会の負担をする20万円は、これは毎月維持するにしても、3百数十万円消えてしまうんですよね、この事業が終わりますと、都の方のいわゆる助成金ですね。それを今後、目安にして何らかやっていかないと研究開発は進んでいかないと。 それと、先ほど課長が申しました、いわゆるボラドーから生まれた製品ですよね。ほかにも単独でブースを出して、展示会で出展している瑞穂の業者さん、いろんな創意工夫でもって新しいアイデアを駆使して出品されています。そういったものなんかも、今後やはり町で光を当てて、PRに努めていかなきゃいけないと思いますけれども。 そういった意味で、東京都で積極的に推進している……、ちょっと待ってください、先ほどのことは認識くださいね、300万円消えるという。 それから、ちょっと話は変わりますけれども、東京都で推進している、先ほど課長も今後いろいろ検討していくと、支援態勢を考えていくと、具体的な施策も今後検討させてくださいということですので、それを信じておりますけれども。この東京都の産業立地なり、東京産業立地なり、これを見ますと、明らかに歴然としているのは、都内23区は必死でやっているような感じがするんですね。世田谷、それから太田、葛飾、もろもろの区がそれぞれ競って、我が町の、我が地域の工業を守ろう、育てようというふうに、大変メニューも多くそろえて、いろいろ活性化を図っているわけです。ところが、多摩地区になりますと、圧倒的に、羽村、八王子、日野、青梅、この辺を除きまして、ほとんどがあっせん融資ぐらいしか、いわゆる支援制度として公表していないんですよね。 そういった意味で先ほどちょっと、もう少し瑞穂町の工業の認識を改めてもらいたい部分があります。それは例えばデータ、これは単純なデータなんですが、例えば瑞穂町、工業系の用地、これは西多摩ナンバーワンですよね。市街化区域の38.4%を占めています。これは前にも知ったことなんですけれども、1,000平米以上の遊休地は42カ所。合計で15ヘクタール。余っているところは5.2%、ちょっと少ないなと思ったんですけれども。それから工場数、これは八王子、青梅に次いで第3位。これは平成20年の統計ですよ、前年統計ですよ。それから製品出荷額、羽村、八王子に続いて第5位。それから従業員数は、青梅、八王子、日野、府中、昭島、羽村、そうそうたる工業地と言われるところに続いて第7位。それで、これを人口比率で見ますと、青梅があれだけの工業地を有していて、そこの従業員が8.38%。それから羽村市、これが総人口に対して16.8%。それから瑞穂町、これは7位ですけれども、19.4%。人口比に対して2割の方が工業で働いていると、工場で働いていることになります。これを生産年齢人口で比例しますと、約3割の人が町の中の工場で働いているということになります。 それで、これが大事かと思うんですけれども、いかに頑張っているか。先ほど付加価値、三鷹に続いて第2位というふうな発表がありましたけれども、従業員1人当たりの出荷額で見ますと府中市に続いて第2位なんです。1人当たりで計算しますと、当時の、平成20年ですけれども、6,276万円、1人が稼いでいるんです。これは優良企業と言えるわけです。サントリーでも1億円行っていませんよ、1人。そのぐらい瑞穂町の工業は優れているという認識をもう一度持ってもらいたい。 それで、具体的にちょっとお伺いしたいんですけれども、先ほど申しましたように、多摩地区は非常に支援、それから活性化のための具体策が乏しいというふうなことを申し上げました。何かそのための、こういったこと、こういう支援が望まれるんではないか、考えられるんではないかということがありましたらお示しください。
◎産業振興課長(栗原始君) お答えいたします。 まず、確かに町の中の工場等が、技術力なり、町の産業の中で非常に大きなウエートを占めているのは十分認識しているところでございます。 その企業の方の支援ということでございますけれども、これにつきましてはいろいろな支援もあるかと思います。しかしながら、まず、基本的に考えているのは、各企業が自主的な営業努力なり創意工夫なりして、独自に会社運営をするのが基本だと思っているんです。不景気と言われますけれども、そういうものがないと、これはちょっとの支援ぐらいでは乗り切れないというふうに考えておりますので、まず独自に頑張っていただけるということが基本だと私は考えております。 ただ、今後の支援、これは商工会もございます。各企業の考えもございます。また金融機関等もございます。いろいろなところの意見を聞きながら、今後、前向きに取り組んでいきますので、御理解願いたいと思います。 以上です。
◎副町長(杉浦裕之君) これからの先のことがございますので、根本的なところをお話ししたいと思います。今、議員が平成20年度の統計を示されました。ただ、これは15年ぐらい前からずうっと見ておりまして、同じ傾向が出ておりますので、その分析内容をお伝えしたいと思います。 瑞穂町につきましては、おっしゃられるように、第2次産業に勤める方が非常に多い地域でございます。これは東京都内でもトップだろうというふうに思っております。 また、付加価値をつけた製品の出荷額、これにつきましても他地域を大分引き離していると、技術力が高いとおっしゃられたのもそのとおりでございます。 その中で幾つか問題がありまして、一つは年齢の問題です。大事な技術を持った方、高い技術を持った方がどんどん高齢化していく。後継ぎがいないというのが一つあります。それからもう一つなんですが、今、課長が申し上げましたけれども、営業力です。小さな企業であるからこそ営業力が低いわけでございまして、このことは、これは先ほど区内の、区部のお話もされておりました、墨東ですとか城西地区を含めまして、ここも営業力が非常に低いということがありましたので、その当時から東京都に対しては、東京都の技術を死なすなということは再三にわたって申し上げたところでございます。やっと東京都も少し重い腰を上げてくれたかなというふうに思っておりますが、まだ足りないというふうに思っています。 どうやって技術を引き継ぎ、そして生産力を維持して、それから営業力を高めるのか、これがずうっと継続した課題だと思っておりまして、これにつきましては東京都と連携しながら、先ほど申し上げましたような施策を連携させて、これからも取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 以上です。
◆9番(小池信一郎君) 今、問題の中で、大変見逃せない問題を副町長がお話しされましたけれども。もう一つ、結局、従業員の年齢というのもあります。それからもう一つ、設備投資の経過年数があります。これはバブルのときに投資して、いわゆる大量生産を続けるための設備投資。ところが、今、それが変わって、人が考え、物をつくる時代というふうな形に変わっております。 そういったことから、ある工場経営者は、このまま放っておいたら、10年もしないうちに、10年もたたんだろうと、5~6年で半減しちゃうよというようなことをおっしゃっていました。確かにそういう数字が出ています。平成15年から平成20年にかけて、瑞穂の工場は115社減っています。前のバブルが崩壊した当時は、その半分以下だったんですよ。だから、いかに不況が長引いているかということのあらわれだと思うんです。2割の工場がピーク時から消えてしまっているわけですね。 そういったことを工場経営者、現場の人は非常に危機感を持っています。この辺はやはり施策として、なかなか単一企業ではね、その一つのあらわれがファントム工場だと思うんです、35社が加盟して。そういったことで、これからやっていくと思うんですけれども。そういったことを認識していただいていればよろしいかと思います。 それで、私、担当課長に具体的にちょっと、こういうこともあるんじゃないかということをお伺いしたかったんですけれども、いろいろ工場の方では真剣に取り組んでいまして、行くと、いろいろなことを言われます。もうずばり言って、町が工業振興をどうとらえているのかと、我々のことをどのように考えているのかというふうな声とかですね。先ほどちょっと言いました、工場が自分で努力してもらいたい。これはごく当然のことで、これがちょっとほかの産業と違って、工場の経営者というのは自立性が非常に高いんです。逆に、町に相談しようとか、商工会に相談しようとかという、その気持ちの前に、何とか自分たちでやろうという気持ちが非常に強いんですね。その点のところを基本的に酌み取ってやると、支援策が当然見えてくると思うんですよ。 例えばその反面から見れば、今のところは、正直申しまして、口は悪いかもしれませんけれども、金も出さない、口も出さないんです、町は。そうでしょう。そういう状態です。せめてもやっぱり人で汗をかいてもらいたい、工場としてね。それが現在やっている羽村市の産業活性化推進室、7名のメンバーがやっていますけれども、ここの御用聞き活動なんですよね。御用聞き活動、8年間で4,800社を回って、いろいろとニーズを聞いている。1年間に500社回るそうです。それでいろいろ話を聞いて、その聞いた話を持ち帰って、1週間に1回、商工会の方といろいろとそれの情報を突き合わせしながら、こういうセミナーをやろうとか、こういう視点が必要なんじゃないかとか、こういうところと組んで研究したらいいんじゃないかとか、いろいろ問題があるんです。その結果が企業誘致に結びついてくるんですよね。7社来ていますよね。 そういったことを考えると、お金がちょっと臨時収入があったかもしれませんけれども、出さなくても、やっぱり工場と一緒に汗をかくという形のものができると思うんです。いや、羽村は深刻ですよ、大きな中堅企業が市外に行っちゃったんですから。スタートで、一緒にくっついて行っちゃったんです。必死ですね。瑞穂だって、その危険ははらんでいるんですよね。 今は本当に御褒美をあげたいぐらいじゃないですか、これは。付加価値、厳しくも明るい兆し。瑞穂町は三鷹に続いて2番目。三鷹は財政力を駆使して、株式会社ものづくり三鷹をつくって、それで盛んに支援していますよね。そういった財政的なものの裏づけ。そのほかにそういった汗をかいて、一緒に汗をかくと。もっとニーズをしっかり酌み取ると。役場も一生懸命こうやって応援していますよというふうな姿勢を見せると。その辺のところのお考えはどうですか。
◎産業振興課長(栗原始君) お答えいたします。 確かにそのとおりですね、羽村市は大変御用聞き事業ということで、職員が各企業を回っていろいろな話を聞いて、施策に反映しているということで存じております。今の瑞穂町の現状でいきますと、瑞穂町は商工会の方で、今、町内に出て、いろいろ情報はつかんでいるところです。商工会の、ここに昨年の実績もございますけれども、経営指導員が巡回指導ということで、年に433回、回ってございます。
○議長(上野勝君) 栗原課長、言っているのは、町として財政的、人的支援ができるか、やるのか、それを言ってください。
◎産業振興課長(栗原始君) わかりました。町といたしましては、これは先ほど言いましたように、これをもって財政的な支援をすぐするということは、なかなか難しいのではないかと思っているところですが、できるだけ、これは商工会と連携をして、今後の方向性を定めていきたいというふうに考えております。 以上です。
◆9番(小池信一郎君) 本当はね、羽村市の活性化推進室は、職員2名、それから商工会職員1名、あとは銀行、金融機関から2名、それから専門家が2名というような構成で、その人たちがチームを組みながら、専門的な話もできる人に町の職員がついていくというやり方で成果を上げて、実際面では4社誘致して、3社新たに考えている会社もあるということで、一生懸命なんですね、工場が市外に行っちゃった。それを穴埋めしようという気持ちが強く感じますよね。 先ほど言ったのは、財政的支援が現状まだまだ、これから4次長総計が始まるわけですから、これから考えていかれると思うんですけれども。人的な支援をそこに加えていかないと、工場の人たちにとっては、応援してくれる姿勢が見えないということを言いますね。これが大事だというふうなことで考えて、もう一度、その辺どうですか。
◎産業振興課長(栗原始君) 確かにそのとおりだと考えております。最初の町長の答弁にもございましたけれども、町の工業力、これは町の職員として、宣伝マンとして、そういう役割を担っていきたいというふうに考えております。その一つに、さっき車止めの話をしましたけれども、もう一つは地元の企業の方が駐輪場に空気入れを寄贈されたということもございます。これはそういう製品を地元の方がつくって、大変便利なものじゃないかと私も思っておりまして、こういうものを通して大いに至るところで宣伝をして、支援をしていくということが大変重要ではないかと考えております。 以上です。
◆9番(小池信一郎君) なかなか現段階では具体的には示せないんじゃないかと思います。 一つ、今言いました自転車の自動空気入れ機、これは大変便利だということで、そういったものとか。それから、ボラドー事業でもって開発しているような商品。それからあと単体工場で、ちっちゃな工場で、車いすの安全を考えて自動ブレーキ、こういった器具も開発しているんです。ところが、さきの産業祭、何も持ってきていないんですよ。隣では共進会が農作物の表彰をされているんです。ところが一方、工業、町でどれぐらいの人が働いているかというと、3,000人働いているんですよね。その3,000人の家族も考えたら、3倍、この町の工場に帰属しているというか、これは大きな一つの住民の塊なんですよね。 産業祭なんかは、今度、次回からぜひブースももう一つぐらい広げて、そういう町の工場で生まれた製品を皆さん、町民の皆さんに知ってもらうとか、そういうことも頭の中に入れて、ひとつ検討してください。 それから、この3年間の中でいろんなことを、商工会も、それから工業部会も学んだと思うんです。ところが、これにも出ておりますけれども、外部、それから発注、受注をふやそうというふうなことを考えても、何せホームページ、工業メーカーのホームページ、正直言って、情けない。276社、工業部会のメンバーがいまして、その1割にも満たないんですよ、ホームページで製品を紹介しているのが。商工会でも、それに力を入れていこうというふうなことで考えているようですけれども。そういったような助成は都内ですべて用意しています。 それからあと、知っていると思うんですけれども、特許を取りたいんですよ。実用新案を取りたいんですよ。これは、車いすの自動ブレーキなんかは実用新案を取りました。これは非常にいいんですよね。ところが、お金がかかる。それから時間もかかる。そうこうしている間に大手の企業に持っていかれちゃうんです。それが怖いんだと。また、そういったような助成を積極的にしているものもいます。 それから三つの産業、商業、農業。農業はいろいろ顕彰制度もあり、表彰されて、自分たちのやった仕事、力量を認めて、町民が認めてくれる場があります。ところが、工業はないんです。そういった面で、そういう顕彰制度、そういった制度を積極的にやっているところもあります。特に葛飾区なんかは積極的です。 それから、町で事業顕彰、いわゆる技術顕彰するために、新宿あたりではマイスター制度というのをやっていますね。その町で優秀な職人さんを技能者として認定していく。そういったようなことを積極的にやっています。 こういったものに、さほどお金がかかりますか。その辺のところの課題が、私は何回も読み直して、話も聞いてみた関係で、あ、この辺だなと思ったんですよね。お金をかけないで、人を褒めて。それから役場が人的に協力して、応援しているという姿勢を見せる。これにお金がさほどかかりますか、その辺、考え方をお答えください。
○議長(上野勝君) ここでお諮りいたします。本日の会議時間は、この際、あらかじめ小池議員の一般質問終了まで、これを延長したいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」との声あり)
○議長(上野勝君) 御異議なしと認めます。よって、本日の会議時間は延長することに決定いたしました。 栗原産業振興課長。
◎産業振興課長(栗原始君) お答えいたします。 確かに顕彰制度とかホームページの新規作成支援とか、いろんな支援は実際のところ考えられます。既にいろいろ地元の企業が出展したなんていう話を聞きますと、一応金融機関とか主催者の方に、出展料はどのぐらいかかったかとか、そういうものは実は調査もしてございます。そういう金額だとかいうものも把握しながら、また顕彰制度についても、商工会ということではなくて、実際に行っているところもあります。中には勤続年数で表彰しているところもありまして、企業が一部負担、町が一部負担、それで表彰するというようなところもあるようでございます。 そういうことで、いろいろなことが考えられますので、これは、そういうところを十分調査していきたいと考えております。 以上です。
○議長(上野勝君) 小池議員、端的にお願いします。
◆9番(小池信一郎君) わかりました。ぜひ4次長総計の中にも、東京立地産業なり、これに基づいて積極的に支援、具体的な施策をとっていくというふうなこともうたわれておりますから、その辺、大変期待するところなんですが。 あと、今言った、金額をいかにして、東京ビジネスフェアなんかは7万5,000円、それからビッグサイトでは5万円。だから、それの負担も大変だと言っていましたね。それで時間を割いて、工場を停止して、それで自分のつくった製品をPRするためにこれをやる。しかも、現場ではアルバイトを使ってやっている。 これは一つ、最後、終わりになりますけれども、感じたことなんですが、ことしの産業交流展2010、これは気がついたのは、自治体の職員が応援に出ているところが多いんですよ。それで、区ののぼり、市ののぼりを堂々と上げて一目瞭然、そこが相模原市、ここが日野市とわかるんですね。そこには市の職員が一生懸命になって売り込み、呼び込みやっているんです。そういった姿、こういった姿が我が町にあったかなというふうなことを感じて帰ってきたんです。大変にそういった意味で、呼びどめに熱が入っていた、その印象ですね。 隣の会場では中小企業の総合展をやっていたんですね。そこでびっくりしたのは、面接コーナーがあるんです。面接コーナーに、相当広いコーナー、この議場全部ぐらいのコーナーなんですけれども、入り切れないんですよ、学生が。でも、相変わらず大企業は求人倍率が低いですよね。中小企業が高くなりつつあります。 そういった意味で、しかも父兄が周りに一緒について、あ、これも大変、今の世代を反映しているなというふうな実感。ぜひそういう非常に厳しい状況にあるということを認識されて、実際、実効のある、先ほど申しましたような具体的に工場の経営者と一緒に、商工会と一緒に汗をかくという姿勢は、ぜひ欲しいものだと思っております。 担当課の段階では、これが限度でしょう。ぜひ今申し上げて、私の考えが通じたかどうか、わかりませんが、町長の答弁では、方向性は考え一緒と認識されているということで、共通の認識を得たというふうな解釈で、質問を終わります。
○議長(上野勝君) ここでお諮りいたします。本日の審議はこの程度にとどめ、延会とし、残りの一般質問については明日続行したいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」との声あり)
○議長(上野勝君) 御異議なしと認めます。よって、本日の審議はこの程度にとどめ、延会することに決しました。 御苦労さまでした。 延会 午後5時04分...