平成22年 3月 定例会(第1回) 平成22年第1回瑞穂町議会定例会会議録(第1号) 平成22年3月5日第1回瑞穂町議会定例会が瑞穂町議会議場に招集された。1.出席議員は次のとおりである。 1番 齋藤 成宏君 2番 下野 義子君 3番 小山 典男君 4番 石川 修君 5番 高水 永雄君 6番 小川 龍美君 7番 大坪 国広君 8番 小野 芳久君 9番 小池信一郎君 10番 尾作 武夫君 11番 原 成兆君 12番 青山 晋君 13番 森 亘君 14番 上野 勝君 16番 竹嶋 久雄君 17番 近藤 浩君 18番 谷 四男美君1.欠席議員は次のとおりである。 な し1.議会事務局職員は次のとおりである。 議会事務局長 中 根 厚 夫 書 記 吉 野 久1.地方自治法第121条の規定による出席説明員は次のとおりである。 町 長 石塚幸右衛門君 副 町 長 杉浦 裕之君 教 育 長 岩本 隆君 企画総務 部 長 鳥海 俊身君 住民生活 部 長 鳥海 勝男君 福祉保健 部 長 臼井 治夫君 産業建設 部 長 古川 光雄君 教 育 部 長 村山 正利君 企画財政 課 長 田辺 健君 秘書広報 課 長 栗原 裕之君 総 務 課 長 坂内 幸男君 生活環境 課 長 玉垣 和平君 福 祉 課 長 田中 光義君 高齢者福祉課長 関根 和男君 建 設 課 長 田辺 喜好君 都市計画 課 長 村野 隆夫君 教育総務 課 長 村野 香月君 学校指導 課 長 谷合しのぶ君 社会教育 課 長 横沢 真君 秘 書 広 報 課 村山 俊彰君 特命担当 主 幹1.本日の議事日程は次のとおりである。日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 会期の決定日程第3 諸報告日程第4 議会活性化特別委員会に付託中の議会活動及び議会機能の更なる 充実を図る件についての委員会報告日程第5 一般質問 開会 午前9時00分
○議長(上野勝君) 皆さん、おはようございます。 定足数に達しておりますので、これより平成22年第1回瑞穂町議会定例会を開会いたします。 議事日程に入る前に、石塚町長より、あいさつ及び施政方針をお願いいたします。石塚町長。 〔町長 石塚幸右衛門君 登壇〕
◎町長(石塚幸右衛門君) 皆さん、おはようございます。 平成22年第1回定例会を招集いたしましたところ、全議員の御出席をいただき開会できますことに対し、心から御礼を申し上げます。 南国からの花の便りを耳にする季節となりましたが、朝夕の冷え込みに、いまだ春浅き感がいたします。本定例会が最終日を迎えるころには一段と春めき、桜の花が卒業式や入学式を華やかに彩ることになります。 さて、平成21年度もわずかに1カ月を余すのみとなりました。年度事業の完遂に職員一同努力しているところであります。 今議会では、平成22年度予算案のほか、多くの議案を御審議いただきますが、ここで施政方針を申し上げます。 日本の経済は、消費需要の落ち込みから、企業収益は大幅な減少が続いています。失業率は高水準で推移し、新規卒業者の採用も、ままならない状況にあります。 ことしに入ってからは、日本を代表する航空会社が会社更生法を申請し、家電量販店の閉鎖、百貨店の一部閉店など、老舗と言われてきた会社の経営も大改革を迫られています。 政府は、当面、確実な景気回復とデフレ克服を目指して、雇用不安や生活不安の高まりにこたえ、「緊急対応」や、企業の資金繰りを支援する「金融対策」などによって景気の下支えをするとしています。また、各地方公共団体もそれぞれ景気対策に積極的な予算編成を組んでいる状況が見てとれます。 しかし、国も地方も多額の借財に頼らざるを得ない状況となっていることは、申し上げるまでもありません。 瑞穂町の平成22年度予算編成に当たっては、事業に充当できる国などからの補助金等を最大限に活用するとともに、経費節減を行い、最小の経費で最大の効果を得られるよう、改めて指示しました。 また、このような時期だからこそ、住民生活を安定させ、活性化するために、行政として積極的な施策を展開することといたしました。 まず、歳入ですが、町税、特に町民税の減収を初め地方消費税交付金等の税連動交付金の減額や、地方交付税の減額が見込まれます。 行政サービスを維持するため、不足する財源を臨時財政対策債の借り入れと、財政調整基金を取り崩して補てんすることとしました。 歳出では、第3次長期総合計画の最終年度を迎え、計画に掲げた諸施策の実現に向けて、各種事業を進めてまいります。 まず、平成22年度の主な新規の取り組みを申し上げます。 平成22年度に町制施行70周年の各種記念事業を実施し、町全体でお祝いして、町のにぎわいを創出します。 次に、経済対策として、これまでの中小企業支援策や住宅改修補助を継続し、環境配慮型機器の購入費助成を新たに加え、経済対策とともに温室効果ガスの削減を促進します。 地域福祉の推進では、改修された、ふれあいセンターと、新たに開設する福祉作業所に指定管理者制度を導入して、施設の管理運営を効率化します。また、福祉バスの運行を開始して、高齢者、障がい者等の公共施設アクセスの利便性を高めます。 子育て支援策では、児童を対象とした子ども手当の支給を開始し、私立幼稚園児の保護者負担を軽減するため、補助金を増額いたします。 また、ヒブワクチンの接種費を助成し、乳幼児の健康を守ります。 学校教育では、学力向上支援策として学習サポーターの充実を図ります。豊かな心の育成として全学級にシクラメンを配布するほか、中学校では茶道を総合的学習に取り入れます。さらに、八丈島の中学校との交流事業を開始します。 社会教育関連では、小学生のスキー教室をNPO法人である体育協会に委託し、協働体制を確立するほか、国民体育大会の開催準備を進めてまいります。 青少年の夢を実現することを手助けするために、海外留学に必要な費用の一部補助制度を創設します。 第4次長期総合計画の策定では、町民や議会からの意見を参考に、町民との協働を基本としたまちづくりの将来像を示します。同時に行政改革大綱の策定に取り組みます。 そのほかにも、町の名を高め、貢献された人を讃えるため、名誉町民表彰制度を創設することとしました。 主な新規の取り組みを御紹介しましたが、以下、長期総合計画の施策体系に沿って、重点施策を申し上げたいと存じます。 まず、「環境と共生するまちづくり」では、良好な居住空間づくりとして、狭山池周辺整備について、平成21年度に引き続き、計画策定のための調査・検討を進めます。 長岡地域施設等の整備では、建設予定地に隣接する公園の実施設計を行います。また、自然や歴史などの地域資源を活かし、調和のとれた景観を形成するため、景観基本計画を策定します。 「快適で便利な都市基盤づくり」として、殿ヶ谷及び箱根ケ崎駅西地区の土地区画整理事業を引き続き推進し、栗原地区土地区画整理事業の事業認可取得に全力を傾注します。 また、駅西地区については、駅前広場と、これに続く都市計画道路3・4・12号線開通を推進するとともに、開通を見据えたバス路線の拡充を関係事業者に要望します。 公共交通では、多摩都市モノレール整備事業を促進するため、新青梅街道沿いに看板を設置します。 八高線増発、車両基地整備及び複線化の促進では、JRに対して、引き続き粘り強く働きかけてまいります。 防災では、第4分団消防ポンプ車の購入、元狭山地区の広域防災広場整備工事に伴い、防災機材を配置するほか、地域の防災体制の一層の強化を図ります。 「活力ある生活を支えるまちづくり」では、長岡地域施設の建設に着手し、平成23年度の完成を目指します。 また、石畑会館改修工事等を実施するほか、コミュニティ振興計画に基づき、町内会等の地域づくり事業や町内会加入促進等を支援します。 防犯では、町内会や関係機関と連携し、平成21年度から開始した青色回転灯装備車による防犯パトロールとともに、安全・安心のまちづくりの一層の充実・強化を図ります。 「特色のある産業づくり」として、企業誘致促進条例を制定し、優良企業誘致を進めます。 また、平成21年度から検討を開始した瑞穂ブランド特産品については、商工会と協働して特産品候補の検討・絞り込みを行います。 「自らを高め互いを認め合うまちづくり」では、安心感のある保健・医療・福祉づくりとして、すべての町民が、安心して自立した生活を送ることができる地域社会の実現を目指し、「地域保健福祉計画」を改定します。 地域包括支援センター業務を10月から事業委託とし、業務の専門性を維持し、高齢者の生活を支援します。 このほか、次世代育成支援行動計画に基づき、安心して子供を産み、健やかに育てることができる環境整備に引き続き努力します。 「個性とやさしさを育む教育・文化づくり」として、第五小学校及び第二中学校の耐震補強工事を実施します。安全で快適な教育環境の整備を図るために取り組んできた、この耐震補強は、これですべての小中学校で完了となります。 学習環境を向上し、緑空間を創出するため、第三小学校の校庭芝生化の設計を行います。 姉妹都市である米国モーガンヒル市へ中学生を派遣し、学校での体験も含めた交流を行うほか、タイ王国の都市との友好都市を見据えた交流を進めます。 社会教育施設関連では、スカイホールの施設及び設備の改修と、外壁補修工事の設計を行います。 また、郷土資料館については、瑞穂町の歴史と文化を保存する機能を高め、多くの町民に利用していただける新たな施設を建設するため、耕心館に隣接した用地を複数年にわたり購入してまいります。そのほかにも緑地保全のため、土地を取得する予定です。 最後に、「計画の推進」ですが、平成23年度を計画の初年度とする第4次長期総合計画は、長期総合計画審議会の答申を尊重して作成した素案について、町民にお知らせし、御意見をいただいた後に、議会の議決をいただく予定です。 行政評価ですが、長期総合計画の進捗管理及び各種事務事業の成果や効果性を確認するツールとして、行政評価委員会により、客観的な検証を実施していただきます。 平成22年度で終了する現行の第3次行政改革大綱については、実施成果を検証するとともに、新たな視点も含め第4次行政改革大綱を策定します。 選挙については、有権者への利便性を高めるため、3カ所の期日前投票所、一時的に箱根ケ崎駅、東西自由通路内にも設置し、投票率の向上を図ります。 電算システムの効率的かつ効果的な運営を図るため、西多摩地域の町村との共同運営について方針を決定します。 以上、主要な事業を申し上げましたが、平成22年度は積極的な予算編成を心がけました。特に町民や産業が元気になること、自然や環境を守り、引き継ぐこと、歴史を大切にすること、教育や子育て支援を充実させることなどに重点的に予算を配分し、施策を展開することとしました。 全職員が、常に町民福祉の向上と効率的かつ効果的な施策展開に努めますので、議員各位を初め町民の皆様のさらなる御支援をお願い申し上げます。 さて、本定例会に上程いたします議案は、新規条例を含む条例7件、人事1件、町道認定1件、規約等2件、補正予算11件、当初予算11件の計33件であります。いずれも重要案件でありますので、慎重御審議の上、御決定いただきますようお願い申し上げ、あいさつといたします。
○議長(上野勝君) 以上で町長のあいさつ及び施政方針は終わりました。御苦労さまでした。 本日の議事日程はお手元に御配付のとおりであります。 なお、去る2月23日に議会運営委員会が開かれまして、本定例会の運営について協議が行われておりますので、その結果を原成兆議会運営委員会委員長より報告を願います。原議員。 〔議会運営委員会委員長 原 成兆君 登壇〕
◎議会運営委員会委員長(原成兆君) 御指名をいただきましたので、去る2月23日に開催いたしました議会運営委員会の協議結果について御報告いたします。 議長より諮問を受けました、平成22年第1回定例会の会期の設定(案)、議事日程(案)、提出議案、予算特別委員会設置等について協議をいたしました。 本定例会の会期につきましては、諸般の状況を勘案し、本日3月5日から3月25日までの21日間と設定することとし、10日から24日までは常任委員会調査等のため休会とし、25日を最終日とすることが妥当であるという意見の一致を見た次第であります。 議事日程につきましては、既に配付してあります審議日程(案)を目標に努力することを確認いたしました。 内容につきまして申し上げますと、初めに議会活性化特別委員会の報告を行い、続く一般質問については、通告者16名を通告順に従って、順次、行うことを確認しております。 次に、提出議案33件の取り扱いですが、一般質問終了後に、議案第1号から議案第22号まで、順次、審議を行います。なお、議案第8号及び議案第9号並びに議案第19号から議案第22号までは一括議案として審議することを決定いたしました。また、議案第23号から議案第33号までの平成22年度各会計予算につきましては、予算特別委員会を設置して付託し、審査することを決定いたしましたので、予算審査の方法について申し上げます。 まず、一般会計予算を議題に付し、町長より予算編成方針及び提案説明を行い、予算特別委員会の設置について議長より発議され、議決後、予算特別委員会に付託をいたします。次に特別会計予算10件を一括議題に付し、町長より提案説明を行い、一般会計と同様に予算特別委員会に付託いたします。 各会計予算書の内容説明は予算特別委員会で行われます。審査順序及び課長の説明分担につきましては、お手元に配付してあります予定表のとおりであります。なお、予算特別委員会での討論は省略することを確認いたしました。また、予算特別委員会の日程につきましては、16日、17日、18日の3日間とする結論であります。 次に、請願・陳情についてですが、新規に受理した請願はなく、陳情が1件であります。議会規則第92条に基づき、22陳情第1号は議会運営委員会に付託することが妥当であるとの結論であります。 次に、他の委員会につきましては、11日木曜日、午前9時に総務委員会を、12日金曜日、午前9時に産業建設委員会を、15日月曜日、午前9時に厚生文教委員会を、23日木曜日、午前9時に議会運営委員会を開催することを各委員長より申し入れがありました。 次に、全員協議会が3月25日、本会議終了後、開催されます。内容につきましては、組織改正について、先決処分の承認についてなど、5件であります。 以上、簡単ではありますが、本委員会において協議いたしました事項についての結果報告といたします。
○議長(上野勝君) 以上で議会運営委員長の報告は終わりました。御苦労さまでした。ただいまの報告を尊重しながら会議を進めてまいりたいと思いますので、御了承願います。 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本定例会の会議録署名議員は、会議規則第115条の規定により、 18番 谷 四男美議員 1番 齋藤 成宏議員を指名いたします。 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。本定例会の会期は、本日3月5日から3月25日までの21日間といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」との声あり)
○議長(上野勝君) 御異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日3月5日から3月25日までの21日間と決定いたしました。 次に、日程第3、諸報告を行います。 町長の業務報告についてはお手元に配付のとおりであります。
◎町長(石塚幸右衛門君) 町長業務報告 12月 2日 町長訓示 12月 2日 瑞穂町議会定例会開会 12月 3日 本会議 12月 4日 本会議 12月 5日 青少年の主張意見発表会 12月 5日 在日米軍兼第5
空軍司令官ライス中将夫妻主催のオープンハウス 12月 7日 総務委員会 12月 8日 産業建設委員会 12月 8日 交通環境対策特別委員会 12月 9日 厚生文教委員会 12月11日 議会運営委員会 12月13日 横田基地第374
空輸航空団司令官ヒックス大佐夫妻主催のオープンハウス 12月15日 議会運営委員会 12月15日 瑞穂町議会定例会閉会 12月15日 全員協議会 12月15日 国道16号拡幅整備工事凍結に関する合同要請 12月18日 庁議 12月18日 都市計画審議会 12月25日 産業まつり実行委員会 12月28日 幹部会議 12月28日 仕事納め式 1月 4日 仕事始め式 1月 4日 幹部会議 1月 6日
西多摩地区議長会賀詞交歓会 1月 7日 福生警察署武道始式 1月 8日 公明党東京都本部新春賀詞交歓会 1月 8日
後期高齢者医療広域連合協議会 1月 8日 職員互助会新年会 1月 9日 功労者表彰式 1月 9日 新年賀詞交歓会 1月10日 成人式 1月10日 消防団出初式 1月16日 西多摩医師会新年賀詞交歓会 1月17日 横田基地と6クラブ合同による新年会 1月18日 東京都農業会議常任会議員会議 1月19日 長期総合計画策定委員会 1月19日 庁議 1月20日
瑞穂斎場組合正副管理者会議 1月22日 西多摩郡町村議会議長会臨時総会 1月23日 地域コミュニティを考える会 1月24日 公立福生病院落成式 1月25日 東京都三多摩地区消防運営協議会 1月26日 公共交通に関する要望活動 1月28日 福生青年会議所新年賀詞交歓会 2月 1日 町長訓示 2月 1日 幹部会議 2月 3日 西多摩地域広域行政圏協議会 2月 3日 全国基地協議会・
防衛施設周辺整備全国協議会合同役員会 2月 4日
福生病院組合正副管理者会議 2月 5日 東京都都市計画審議会 2月 5日 福生警察懇話会定期総会 2月 6日 西多摩地区医療懇話会 2月 8日 瑞穂斎場組合議会定例会 2月 8日
東京都区市町村振興協会理事会 2月 9日
西多摩衛生組合正副管理者会議 2月10日 羽村・
瑞穂地区学校給食組合正副管理者会議 2月10日
瑞穂リトルシニア野球全国選抜大会出場報告及び激励会 2月10日 職員互助会講演会 2月12日 西多摩郡町村議会議長会議員大会 2月16日 全員協議会 2月17日 羽村・
瑞穂地区学校給食組合議会定例会 2月19日 庁議 2月19日 青少年問題協議会 2月23日 議会運営委員会 2月23日 福生病院組合議会定例会・全員協議会 2月24日 幹部会議 2月24日 西多摩衛生組合議会定例会・全員協議会 2月25日 東京市町村自治調査会理事会 2月25日
東京都市町村職員退職手当組合議会定例会 2月26日 東京都新都市建設公社評議員会 2月26日 国際化推進派遣事業解団式
○議長(上野勝君) 次に、町長より100万円以上5,000万円未満の工事請負契約報告を配付のとおり受理いたしましたので、御報告いたします。 予定価格100万円以上5000万円未満の工事請負契約の報告 (平成21年11月21日から平成22年2月20日まで)┌─────┬─────────┬─────┬─────┬─────┬──────┐│
│ │ │ │契約年月日│ ││ 予算区分 │ 工 事 件 名 │契約金額 │ 契約の │自 工 期│ 工事地内 ││ 款項目節
│ │ 円│ 相手方 │至 工 期│ │├─────┼─────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│
│ │ │ │ 21.11.30│ ││ 一般会計
│殿ケ谷会館井戸保存│ │ │自21.12. 1│ ││ 2-1-10-15│工事 │ 1,290,009│榎本土建 │至22. 2.26│殿ケ谷地内 │├─────┼─────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│ 下水道
│ │ │ │ 21.12. 1│ ││ 会 計 │人孔高調整工事(21 │ │(株)村尾重│自21.12. 2│長岡二丁目 ││ 1-1-2-15 │その9) │ 2,887,500│機 │至22. 2. 1│地内 │├─────┼─────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│ 下水道
│ │ │ │ 21.12. 1│ ││ 会 計 │人孔高調整工事(21
│ │出水建設 │自21.12. 2│長岡三丁目 ││ 1-1-2-15 │その11) │ 1,470,000│(株) │至22. 2. 1│地内 │├─────┼─────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│ 下水道
│ │ │ │ 21.12. 8│二本木(駒形 ││ 会 計
│硫化水素抑制剤注入│ │日本ヘルス│自21.12. 9│ポンプ場)地 ││ 1-1-2-15 │装置設置工事 │12,600,000│工業(株) │至22. 3.19│内 │├─────┼─────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│
│ │ │ │ 21.12.10│ ││ 一般会計
│中央体育館床塗装工│ │奥多摩建設│自21.12.11│ ││ 9-6-2-15 │事 │ 3,255,000│工業(株) │至22. 1.29│石畑地内 │├─────┼─────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│ 下水道
│ │ │ │ 21.12.10│ ││ 会 計 │人孔高調整工事(21
│ │出水建設 │自21.12.11│長岡一丁目 ││ 1-1-2-15 │その10) │ 4,462,500│(株) │至22. 1.29│地内 │└─────┴─────────┴─────┴─────┴─────┴──────┘┌─────┬─────────┬─────┬─────┬─────┬──────┐│
│ │ │ │ 21.12.10│ ││ 一般会計
│殿ケ谷ポケットパー│ │ │自21.12.11│殿ケ谷 834 ││ 7-4-5-15 │ク整備工事 │ 7,455,000│榎本土建 │至22. 3. 5│番地43 │├─────┼─────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│ 下水道
│ │ │ │ 21.12.10│ ││ 会 計 │管渠布設工事(6そ │ │奥多摩建設│自21.12.11│ ││ 2-1-1-15 │の46) │ 8,379,000│工業(株) │至22. 2.26│石畑地内 │├─────┼─────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│
│ │ │ │ 21.12.10│ ││ 一般会計 │町道1042号外1路 │ │(株)田村 │自21.12.12│長岡一丁目 ││ 7-2-3-15 │線舗装工事 │ 9,345,000│工務店 │至22. 3.15│地内 │├─────┼─────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│ │ │ │三精輸送機│ 21.12.10│ ││ 一般会計 │大ホール舞台吊物装│ │(株)東京支│自21.12.11│箱根ケ崎 ││ 9-5-5-15 │置改修工事 │14,700,000│店 │至22. 3. 1│2475番地 │├─────┼─────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│
│ │ │ │ 21.12.10│ ││ 一般会計 │ │ │(株)村尾重│自21.12.11│池廻り緑地、││ 7-4-5-15 │狭山池浚渫工事 │28,875,000│機 │至22. 3.15│狭山池公園 │├─────┼─────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│
│ │ │ │ │長岡一丁目 ││ 下水道 │ │ │(株)冨士土│ 21.12.16│地内から長 ││ 会 計 │人孔高調整工事(21 │ │木 東京支│自21.12.17│岡下師岡地 ││ 1-1-2-15 │その12) │ 8,925,000│店 │至22. 1.28│内 │├─────┼─────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│
│ │ │ │ 21.12.17│ ││ 一般会計 │瑞穂町議会議場 質│ │(有)池谷電│自21.12.18│瑞穂町議会 ││ 1-1-1-15 │問用演壇設置等工事│ 1,298,850│設 │至22. 2.19│棟 │├─────┼─────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│ │交通安全施設(道路 │ │ │ 21.12.24│ ││ 一般会計 │照明灯)設置工事(そ│ │川島電気商│自21.12.25│殿ケ谷地内 ││ 7-2-3-15 │の4) │ 1,092,000│会 │至22. 3. 5│外 │├─────┼─────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│
│ │ │ │ 21.12.24│ ││ 一般会計 │ │ │(株)大正電│自21.12.25│ ││ 7-4-5-15 │公園灯設置工事 │ 1,186,500│設 │至22. 3.12│瑞穂町地内 │└─────┴─────────┴─────┴─────┴─────┴──────┘┌─────┬─────────┬─────┬─────┬─────┬──────┐│ │ │ │
太平土建 │ 22. 1.14│ ││ 一般会計 │町道917号線舗装工 │ │(株)瑞穂営│自22. 1.15│ ││ 7-2-3-15 │事 │14,175,000│業所 │至22. 3.31│二本木地内 │├─────┼─────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│
│ │ │ │ 22. 1.21│ ││ 一般会計 │町営第2グランド駐│ │(株)清水建│自22. 1.22│箱根ケ崎西 ││ 9-6-2-15 │車場整備工事 │ 9,450,000│設工業所 │至22. 3.23│松原地内 │├─────┼─────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│ │町立中学校校内LAN │ │ │ 22. 1.21│ ││ 一般会計 │工事及び地上デジタ│ │(有)小峰電│自22. 1.22│石畑1961番 ││ 9-3-1-15 │ルアンテナ工事 │15,015,000│気 │至22. 3.30│地1他 │├─────┼─────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│ │みずほリサイクルプ│ │ │ 22. 1.21│ ││ 一般会計 │ラザ太陽光発電設備│ │(株)大正電│自22. 1.22│箱根ケ崎 ││ 4-2-3-15 │等設置工事 │18,900,000│設 │至22. 3.26│1723番地 │├─────┼─────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│ │町立小学校校内LAN │ │ │ 22. 1.21│ ││ 一般会計 │工事及び地上デジタ│ │(株)荒井電│自22. 1.22│箱根ケ崎 ││ 9-2-1-15 │ルアンテナ工事 │33,075,000│業社 │至22. 3.30│2287番地他 │├─────┼─────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│
│ │ │ │ 22. 1.28│ ││ 一般会計 │公園遊具等設置工事│ │ │自22. 1.29│ ││ 7-4-5-15 │(21-1) │ 6,683,250│(株)東山園│至22. 3.24│瑞穂町地内 │├─────┼─────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│ │ │ │(株)山口建│ 22. 1.28│ ││ 一般会計 │町道420号線改修工 │ │興 瑞穂支│自22. 1.29│ ││ 7-2-3-15 │事 │ 8,925,000│店 │至22. 3.29│殿ケ谷地内 │├─────┼─────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│
│ │ │ │ 22. 1.28│ ││ 一般会計 │二本木公園だれでも│ │(有)村尾造│自22. 1.29│二本木 681 ││ 7-4-5-15 │トイレ等整備工事 │11,025,000│園土木 │至22. 3.26│番地1 │├─────┼─────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│
│ │ │ │ 22. 1.28│ ││ 一般会計 │町道298号線改修工 │ │(株)村尾重│自22. 1.29│ ││ 7-2-3-15 │事 │33,600,000│機 │至22. 3.29│石畑地内 │└─────┴─────────┴─────┴─────┴─────┴──────┘┌─────┬─────────┬─────┬─────┬─────┬──────┐│ │あすなろ児童館エレ│ │東芝エレベ│ 22. 2. 4│ ││ 一般会計 │ベータ油圧配管交換│ │ータ(株)西│自22. 2. 5│石畑1837番 ││ 3-2-6-15 │工事 │ 1,877,400│東京支店 │至22. 3.25│地 │├─────┼─────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│
│ │ │ │ 22. 2. 4│ ││ 一般会計 │緑地整備工事(21- │ │ │自22. 2. 5│ ││ 7-4-5-15 │1) │ 2,173,500│高一工業 │至22. 3.17│瑞穂町地内 │├─────┼─────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│
│ │ │ │ 22. 2. 4│ ││ 一般会計 │ │ │(株)村尾重│自22. 2. 5│箱根ケ崎地 ││ 7-4-5-15 │狭山池水源整備工事│ 3,097,500│機 │至22. 3.23│内 │├─────┼─────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│
│ │ │ │ 22. 2. 4│ ││ 一般会計 │町営グランド散水設│ │村上設備工│自22. 2. 5│箱根ケ崎地 ││ 9-6-2-15 │備設置工事 │ 2,184,000│業所 │至22. 3.18│内 │├─────┼─────────┼─────┼─────┼─────┼──────┤│
│ │ │ │ 22. 2.12│ ││ 一般会計 │町道877号線改修工
│ │出水建設 │自22. 2.15│箱根ケ崎地 ││ 7-2-3-15 │事 │15,120,000│(株) │至22. 3.29│内 │└─────┴─────────┴─────┴─────┴─────┴──────┘ 次に、議長業務報告ですが、お手元に配付のとおりであります。 議長業務 報告 12月 2日 瑞穂町議会定例会開会 12月 3日 本会議 12月 4日 本会議 12月 5日 青少年の主張意見発表会 12月 7日 総務委員会 12月 8日 産業建設委員会・交通環境対策特別委員会 12月 9日 厚生文教委員会 12月11日 議会運営委員会 12月13日 横田基地第374
空輸航空団司令官ヒックス大佐夫妻主催のオープンハウス 12月15日 議会運営委員会・瑞穂町議会定例会閉会・全員協議会 12月15日 国道16号拡幅整備工事凍結に関する合同要請 12月25日 天皇陛下御在位20年東京都慶祝の集い 12月28日 仕事納め式 1月 4日 仕事始め式 1月 5日 新年挨拶回り 1月 6日
西多摩地区議長会賀詞交歓会 1月 7日 福生警察署武道始式 1月 8日 職員互助会新年会 1月 9日 新年賀詞交歓会 1月10日 成人式・消防団出初式 1月12日 府中基地賀詞交歓会 1月13日 東京都後期高齢者医療広域連合定例会議案説明会 1月17日 駅伝競走大会・横田基地と6クラブ合同による新年会 1月19日 全国基地協議会正副会長・監事・相談役会 1月22日 商工会新年賀詞交歓会・西多摩郡町村議会議長会臨時総会 1月23日 地域コミュニティを考える会 1月24日 公立福生病院落成式 1月26日 公共交通に関する要望活動 1月27日 福生地区消防懇話会・福生防災協会合同新年懇親会 1月28日 議員研修会・基地対策特別委員会 1月28日 福生青年会議所新年賀詞交歓会 1月29日 東京都後期高齢者医療広域連合定例会 2月 3日 全国基地協議会総会 2月 4日 福祉バス運行ルート概要説明会 2月 9日 ~10日 基地対策特別委員会管外調査視察 2月12日 西多摩郡町村議会議長会議員大会 2月16日 全員協議会 2月17日 東京都町村議会議長会役員会・定期総会 2月19日 交通環境対策特別委員会管外調査視察 2月23日 議会運営委員会 2月26日 西多摩郡町村長・議長合同会議 次に、監査委員より平成21年11月分、12月分、平成22年1月分の例月出納検査結果報告書を配付のとおり受理いたしましたので、御報告いたします。 次に、一部事務組合議会が閉会中に開会されておりますので、その報告を代表者より報告願います。 初めに、瑞穂斎場組合議会の報告を竹嶋久雄議員よりお願いいたします。竹嶋議員。 〔瑞穂斎場組合議会議員 竹嶋久雄君 登壇〕
◎瑞穂斎場組合議会議員(竹嶋久雄君) 議長の御指名をいただきましたので、平成22年第1回瑞穂斎場組合定例議会の報告をいたします。 平成22年2月8日、午前10時より瑞穂斎場組合の会議室で行われ、瑞穂町選出議員は、下野義子議員、高水永雄議員、そして私、竹嶋久雄が出席いたしまして、開会されました。 まず初めに、瑞穂斎場組合の管理者である石塚瑞穂町長の冒頭のあいさつで、瑞穂斎場組合では、平成14年度の建て替え以来8年目を迎えたということがございまして、この間、炉前業務、また待合業務など、それぞれが連携して、スムーズな業務の遂行がなされ、快い接客態度は多くの利用者から最も好評をいただいているということでありました。今後も構成市町37万4,000人の財産である、この斎場を人生の終焉の場にふさわしい施設にするため、さらに努力をいたす所存であるという報告を受けました。 続いて議事ですが、日程第1、会議録署名議員の指名、日程第2、会期の決定後、日程第3から日程第6まで4議案の審議がありました。 まず初めに、日程第3、議案第1号、瑞穂斎場組合職員の給与に関する条例の一部を改正する条例ですが、瑞穂町におきまして、平成21年11月臨時議会、12月定例議会において、職員給与に関する条例の一部改正が議決されました。これを受け、議案の提案があり、原案どおり可決されました。 次に、日程第4、議案第2号、平成21年度瑞穂斎場組合会計補正予算(第2号)は、歳入歳出それぞれ307万円を追加しまして歳入歳出の総額を4億3,445万4,000円としたものでした。原案のとおり可決されました。 次に、日程第5、議案第3号、平成22年度瑞穂斎場組合会計予算と、日程第6、議案第4号、平成22年度瑞穂斎場組合にかかわる経費の関係市町負担金の決定については、関連がありますので、一括提案されました。 平成22年度瑞穂斎場組合会計予算は、歳入歳出それぞれ4億1,130万円とするもので、前年度に対し、376万2,000円の減額となっています。 負担金ですが、構成市町の総額は3億1,609万3,000円で、前年度に対し、1,100万7,000円の減額となっています。いずれも原案どおり可決されました。 以上で平成22年第1回瑞穂斎場組合定例議会の報告といたします。 以上で終わります。
○議長(上野勝君) 以上で瑞穂斎場組合議会の報告は終わりました。御苦労さまでした。 次に、羽村・瑞穂地区学校給食組合議会の報告を小野芳久議員よりお願いいたします。小野議員。 〔羽村・瑞穂地区学校給食組合議会議員 小野芳久君 登壇〕
◎羽村・瑞穂地区学校給食組合議会議員(小野芳久君) 羽村・瑞穂地区学校給食組合の議会報告をいたします。平成22年第1回定例会でございます。 招集日時につきましては、平成22年2月17日水曜日、午前10時より、会期1日で行われました。 場所につきましては、羽村・瑞穂地区第2学校給食センター会議室でございます。 選出議員につきましては、森亘議員、齋藤成宏議員、そして私、小野芳久でございます。 付議事件及び審議の概要でございます。 議案第1号、羽村・瑞穂地区学校給食組合非常勤職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例。これにつきましては原案可決でございます。 議案第2号、羽村・瑞穂地区学校給食組合職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例。原案可決でございます。 続きまして、議案第3号、羽村・瑞穂地区学校給食組合一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例。原案可決でございます。 続きまして、議案第4号、平成21年度羽村・瑞穂地区学校給食組合補正予算(第2号)。これにつきましては、これは歳入での変更はなく、歳出で変更がございました。予備費を、議会費、事務所費、教育費に流用するための補正でございます。歳出、補正前の金額が4億931万2,000円、補正後が4億931万2,000円でございます。これは原案可決でございます。 続きまして、平成22年度羽村・瑞穂地区学校給食組合予算でございます。 第1条で、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ3億9,815万5,000円と定めました。 第2条、借入金につきましては1,000万円と定めます。 第3条におきまして、地方自治法第220条第2項、ただし書きの規定により、歳出予算の各項の経費の金額を流用することができる場合、次のとおり定めるということで、1として、各項に計上した給料、職員手当、及び共済費にかかる予算額に過不足が生じた場合における、同一款内でのこれらの経費の各項の流用を認める。 歳入3億9,815万5,000円、歳出3億9,815万5,000円。原案可決いたしました。 議案第6号で、平成22年度羽村・瑞穂地区学校給食組合に係る経費の組織市町暫定分賦金の決定について。 羽村市につきましては2億4,339万5,000円、瑞穂町につきましては1億4,968万5,000円ということで、原案可決いたしました。 続きまして、議案第7号、これは第7号から第10号まで一括審議ということでしまして、訴えの提起についてということで、各号ごとに採決し、原案を可決いたしました。 議案第11号、教育委員会委員の任命について。次の者を教育委員会委員に任命したいということで、氏名については野崎喜久美、住所は羽村市栄町一丁目1番地34、生年月日につきまして昭和36年10月3日、任期につきましては平成22年4月1日から平成26年3月31日まで。これも原案可決いたしました。 以上でございます。
○議長(上野勝君) 以上で羽村・瑞穂地区学校給食組合議会の報告は終わりました。御苦労さまでした。 次に、東京たま広域資源循環組合議会の報告を近藤浩議員よりお願いいたします。近藤議員。 〔東京たま広域資源循環組合議会議員 近藤 浩君 登壇〕
◎東京たま広域資源循環組合議会議員(近藤浩君) それでは、議長の命によりまして、東京たま広域資源循環組合議会の報告をいたします。 招集日時は、2月22日、1時半より、会期1日であります。 場所は、東京自治会館。選出議員の私が出席してまいりました。 付議事件及び審議の概要でありますが、議案第1号、東京たま広域資源循環組合職員の給与に関する条例の一部を改正する条例でありますが、記載のとおりでございます。原案どおり可決されました。 次に、議案第2号、議案第3号は、一括審議ということでありますが、まず議案第2号、平成22年度東京たま広域資源循環組合負担金についてということでありますが、記載のとおり、全体で93億3,000万円でありますが、これは平成21年度と同額となります。その件に関しまして、ごみ搬入量は3.数%程度減っているわけでありますけれども、負担金は昨年と同じということで、その考え方について多少質疑がありましたけれども、公債の返済等のため、非常に高水準となっておりますので、これから経費節減などをして努力もしていきたいというような答弁がございました。 それから、瑞穂町におきましては1億827万9,000円ということで、前年度、平成21年度に比べまして415万9,000円、約416万円ふえているわけで、他市との相対比率におきまして、若干減量への努力が足りないのかなということで、税収が厳しい折でございますので、負担金が増加しないような努力がこれから望まれるというふうに思います。 原案どおり可決されました。 次に、議案第3号、平成22年度東京たま広域資源循環組合一般会計予算でありますが、歳入合計115億9,088万円。主なものとして、分担金及び負担金、93億3,000万円、繰入金の11億6,904万円がございます。それから歳出でございますが、合計115億9,088万円、また主なものとして衛生費の81億円、これは谷戸沢処分場、二つ塚処分場、エコセメント工場の運営が含まれます。それから公債費の32億8,118万7,000円ということで、原案どおり可決されました。 幾つか質疑がございましたけれども、一つは、色彩豊かな森林事業というのが行われておりまして、これは針葉樹を、花粉等の影響もありまして、広葉樹に代えていくということで、毎年2ヘクタールずつ、平成26年度まで東京都の補助金によって行うということでございました。 それから入札の関係でございますが、平成20年度決算によりますと、随意契約が85%、入札によるものが15%ということで、入札をふやす努力がどうかという質疑がございましたが、現時点におきまして、入札が20%、随意契約を80%までもっていったということで、平成22年度は、特殊性があるため難しいが、入札率ができるだけふえるようにするという答弁がございました。 それからもう一つ報告しますが、情報公開条例がいまだにないということについて質疑がございまして、今、行われている訴訟に対して不利になるというような答弁がございましたが、それに対して、問題がないんであれば公開しても構わないのではないか。あるいは情報公開条例があることによって訴訟が不利になったということは、ほかの団体などでも聞いたことがないんではないかと、そういうような質疑がありましたが、反対する人たちは、この事業そのものを認めないという人たちであり、情報公開条例を現在つくるのは難しいというような答弁がございました。 原案どおり可決されました。 以上、報告を終わります。
○議長(上野勝君) 以上で東京たま広域資源循環組合議会の報告は終わりました。御苦労さまでした。 次に、福生病院組合議会の報告を小川龍美議員よりお願いいたします。小川議員。 〔福生病院組合議会議員 小川龍美君 登壇〕
◎福生病院組合議会議員(小川龍美君) 議長の命により、平成22年第1回福生病院組合議会定例会の御報告をさせていただきます。 招集日時及び会期は、平成22年2月23日火曜日、午後1時より、公立福生病院大会議場において、会期1日で開催されました。 出席議員は、原成兆議員、石川修議員、そして私、小川龍美でございます。 議案審議に入る前に、2名の議員から、後発医薬品の採用について、また地域医療連携クリティカルパスの活用についてなど、6件の一般質問がございました。 次に、付議事件及び審議の概要を御報告いたします。 議案第1号、福生病院組合職員定数条例の一部を改正する条例について、本件は、公立福生病院の改築による施設規模及び看護基準の見直しにより、職員の定数を見直す必要があるため、提案されたものです。本年2月1日から新病院でのすべての業務が開始され、入院患者への看護の充実を図るため、本年1月1日に看護基準7対1の施設基準を取得いたしました。今後、段階的に、医師、看護師等の増員を図るため、職員定数を変更するものです。第2条第1項第1号中「326人」を「457人」に改めるもので、原案どおり可決されました。 次に、議案第2号、福生病院組合一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について。本件は、人事院及び東京都人事委員会の勧告を考慮し、一般職の職員の給与等を改定するとともに、労働基準法の改正に伴う超過勤務手当を定める必要があるため、提出されたものです。 改定の主な内容は、地域手当の支給割合を「100分の16」から「100分の17」に引き上げた上で、給料表の給料月額を東京都の改定に準拠し、平均で1.2%引き下げるものです。また、労働基準法の改正に伴い、1カ月の超過勤務が60時間を超えた場合、60時間を超えた勤務時間について割り増しの手当てを支給するものです。 詳細は記載のとおりでございますが、原案どおり可決されました。 続きまして、議案第3号、平成21年度福生病院組合病院事業会計補正予算(第2号)について御報告いたします。 今回の補正は、新たに取得した施設基準に対し、東京都から補助金の交付が受けられることになったため、受け入れ科目を定めるとともに、収入の増額を行うものです。 第2条は、新病院建設費の事業費を21億4,740万3,000円から21億4,744万5,000円とするものです。 第3条は、収益的収入及び支出の補正で、病院事業収益を337万4,000円増額し、61億2,363万3,000円に、新病院事業費用を1,213万1,000円減額し、72億5,137万5,000円とするものです。 第4条は、資本的収入及び支出に係る予定額の補正で、収入を59万円減額し、26億4,525万7,000円に、支出を4万2,000円増額し、26億6,192万円とするものです。 原案どおり可決されました。 続きまして、議案第4号、平成21年度福生病院組合組織市町の負担金の変更についてでございます。平成21年度の新病院建設にかかる事業費が確定しましたことから、建設負担金を減額するものです。各市町の負担金は表に記載のとおりでございますが、瑞穂町は1億1,561万1,000円となりました。原案どおり可決されました。 次に、4ページ、議案第5号、平成22年度福生病院組合事業会計予算について御報告をいたします。 平成22年度業務の予定量は次のとおりでございます。病床数が265床、患者数は、平成21年度の業務実績、医師確保の見込みなどから、入院患者を730人増の7万9,570人、外来患者を9,488人増の18万8,568人と見込むものです。1日平均の患者数は、入院で218人、外来で776人です。 主な建設改良事業は、新病院建設の事業費3億584万円でございます。これらの予定量をもとにした収益的収入及び支出の予定額は、病院事業収益が65億7,236万円、病院事業費用が78億6,367万3,000円でございます。前年度対比で、病院事業費収益が4億5,210万1,000円、7.4%増、病院事業費用が6億16万7,000円、8.3%の増となっております。 詳細につきましては8ページ、9ページに、平成22年度福生病院組合病院事業会計予算実施計画書が載っておりますので、お目通しいただきたいと思います。 次に、5ページをごらんください。第4条、資本的収入及び支出の予定額でございますが、資本的収入が12億5,160万3,000円、資本的支出が12億6,450万6,000円でございます。 詳細については、以下記載のとおりでございます。また、10ページ、11ページの資料もお目通しいただければと思います。 慎重審議の結果、原案どおり可決されました。 次に、12ページをごらんください。議案第6号、平成22年度福生病院組合組織市町の負担金について御報告申し上げます。 平成22年度の組織市町負担金は、運営負担金、建設負担金、合わせて福生市が7億8,566万円、羽村市が4億2,414万8,000円、瑞穂町が2億9,535万9,000円でございます。運営負担金と建設負担金の内訳は下の表に記載のとおりでございますが、瑞穂町はそれぞれ1億3,316万9,000円、1億6,219万円で、合計2億9,535万9,000円でございます。 原案のとおり可決されました。 また、議会終了後、全員協議会が開催されました。内容は、平成21年度新病院用医療機器購入契約の状況について、また新病院建設工事の進捗状況について、また常勤医師の状況について説明がございました。医師の確保については、前年比で常勤医が40名から45名に、研修医が1名から2名に、合計6名が増員されたとの報告がありました。また、平成22年度の工事について、耳鼻咽喉科外来の拡張工事を行うとの説明がありました。 なお、詳細な資料につきましては事務局にございますので、御参照願いたいと思います。 以上で福生病院組合の報告を終わらせていただきます。
○議長(上野勝君) 以上で福生病院組合議会の報告は終わりました。御苦労さまでした。 ここで暫時休憩といたします。再開は10時10分といたします。 休憩 午前 9時56分 開議 午前10時10分
○議長(上野勝君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、西多摩衛生組合議会の報告を谷四男美議員よりお願いいたします。谷議員。 〔西多摩衛生組合議会議員 谷 四男美君 登壇〕
◎西多摩衛生組合議会議員(谷四男美君) 議長の命により、西多摩衛生組合議会の報告をいたします。 去る2月24日、西多摩衛生組合におきまして、選出議員の小山典男議員、青山晋議員と、私、谷四男美であります。 それでは、付議事件及び審議の概要を説明いたします。 まず、議案第1号、西多摩衛生組合非常勤職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例でございますけれども、これは雇用保険法等の一部を改正する法律の関連でありまして、非常勤の地方公務員である船員についても、常勤の地方公務員である船員と同様、地方公務員災害補償法に基づく補償を行うこと、この条例の一部を改正するためであります。これはお示しのとおり、原案可決されました。 それから、議案第2号、西多摩衛生組合職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例でございます。これも職員の勤務時間及び休憩時間を見直すとともに、休息時間を廃止するため、条例の一部を改正するためであります。15分の休憩時間は、これをカットするということでございます。ですから、例えば1週間の40時間が38時間45分になると、そういうことであります。この条例案も原案どおり可決されました。 それから、議案第3号、西多摩衛生組合一般職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例。これも東京都人事委員会の勧告に伴う給与の改定及び勤務時間の見直し等に関する条例の一部を改正する必要があるので、この案を審議しましたけれども、これは先ほども説明しましたように、地域手当「100分の16」を「100分の17」、あるいは期末手当の「100分の145」を「100分の125」とか、そういった係数の変更であります。これは民間と地方公務員との差が0.35%。給料表を改正しまして、減額しました。その代わりに地域手当等で調整するということでありますけれども、ただし、地域手当も暫定措置というのがありまして、「100分の17」から、当分の間「100分の14.5」とすると。そして期末手当についても特例措置を設けまして、「100分の30」とあるのを「100分の15」とするとか、あるいは「100分の15」とあるのを「100分の10」とする。これは平成22年3月31日までの間、当分の間という、そういう特例措置を設けております。この議案につきましても、第3号につきましても原案どおり可決されております。 次に、議案第4号、西多摩衛生組合余熱利用施設条例の一部を改正する条例でございますけれども、これは新たに集会施設が4月1日から共用開始となるために、この条例を改正する必要があることであります。そして余熱利用施設の次に「羽村市羽4225番地に」、この地番を加えるということであります。これは羽村の地元対策協議会あるいは瑞穂町の対策協議会等から、かねてから要望がありました施設の常設ということで、これに組合がこたえた形で、ここに完成に至って、4月1日から共用開始するものであります。これも可決されました。 そして、次に議案第5号、西多摩衛生組合平成22年度予算に関する報告をいたします。総額で34億4,400万円、歳入歳出この金額でございますけれども、この中で本年度の、平成22年度の予算は、光熱水費等は省エネ対策を講じて、例えば照明の種類を変えるとか、そういうことで光熱水費もかなり削減、あるいは工事請負費の中でも、施設整備あるいは設備更新工事におきましては工事内容の見直し、事業仕分けみたいなものでありますけれども、工事内容に検討を加えまして、かなり減額といいますか、見直しております。そして修繕の関係も、職員がやれるものは経験を生かして、やれるものはやると、そういうふうにかなり経費についても研究がされた予算であると思っております。 ごみの処理量が減りましたので、年々減っておりますので、じん芥処理費は前年比4億3,900万円減、あるいは余熱利用の事業費は1億円の前年比減であります。 公債費比率も、償還の関係でございますけれども、これは平成22年度から平成25年度までにどんどんどんどん公債費が減ってきまして、例えば平成22年度は20億円、平成23年度は残額が12億円、平成24年度は5億円、平成25年度には9,700万円となって、それが推移するというような内容でございます。そして歳入のほとんどは各市町の分賦金であります。 そして、余熱利用に対する、毎年、余熱利用の事業費が減っている、もう何年か前から毎年毎年減っているということは、周辺に余熱利用の浴場等の類似施設があちこちにできまして、利用者が年々、少し減っているなということで、余熱利用の使用料等は、あるいは余熱利用の事業費が減額、年々減っているということが顕著であります。 以上、議案第5号は、この予算につきましては原案どおり可決されました。 最後に、議案第6号、分賦金でございますけれども、瑞穂町の分賦金は4億1,950万4,000円ということで、あとは青梅市、福生市、羽村市は記載のとおりでありまして、この分賦金の決定については原案どおり可決されております。 以上で西多摩衛生組合議会の報告を終わります。
○議長(上野勝君) 以上で西多摩衛生組合議会の報告は終わりました。御苦労さまでした。 これで一部事務組合議会の報告を終わります。 次に、閉会中に特別委員会の管外調査視察が行われておりますので、委員長より報告願います。 基地対策特別委員会の管外調査視察報告を近藤浩委員長よりお願いいたします。近藤議員。 〔基地対策特別委員会委員長 近藤 浩君 登壇〕
◎基地対策特別委員会委員長(近藤浩君) 議長の命によりまして、基地対策特別委員会管外調査視察を報告いたします。 視察年月日は2月9日~10日の1泊2日。場所は沖縄県嘉手納町、在日米軍嘉手納基地でございます。 目的は、1番、基地周辺整備対策事業について、2番として嘉手納基地騒音の現状についてということです。 参加者については下記のとおりでございます。 次に、2ページで嘉手納基地の概要ということで、記載のとおりでございますので、よろしくお願いいたします。 調査事項でございますが、嘉手納基地は、面積19.86平方キロメートル、横田基地の約3倍強で、4,000メートル級の滑走路が2本あります。軍人8,000人ということで、太平洋地域での米軍基地として最大の基地でございます。また基地の地主が9,274人おり、横田基地などとは違った特徴ということでございます。また隣接して、さらに26.58平方キロメートルという広大な弾薬庫の地区もございます。 町域の83%を米軍基地で占められ、住宅や産業立地の困難などで人口減が進行しており、町の存亡にかかわる状態となっております。また昼夜別なく生ずる航空機騒音は、日常会話や安眠、テレビ、電話等の視聴の妨げとなっています。また、これまでに町域内で4件の墜落事故が発生、町民に死者3名、重軽傷者24名の被害がありました。燃料や洗剤の流出事故もしばしば発生、かつて燃える井戸と呼ばれるような危険な状況もあったということです。 1番として、在日米軍嘉手納基地周辺整備対策事業についてでありますが、平成20年度決算によれば、基地関係収入で主なものは、特定防衛施設周辺整備調整交付金が4億2,995万9,000円、国有提供施設等所在市町村助成交付金2億8,838万8,000円、施設等所在市町村調整交付金6億6,470万5,000円などのほかに、町有地によります財産運用収入が4億1,034万5,000円あるということでした。 また、大型店の進出で商店街の衰退というのが進んでいますが、米軍基地所在市町村活性化特別事業補助金というものを活用し、町活性化の拠点づくりを行っております。これは、ちょっと印刷が見にくいんですけれども、後の方に資料が、写真が見にくいんですけれども、こういう形でつけておりますので、御参照いただきたいと思います。これは「ネオ・カデナ・ネルッサンス」と命名、大規模なロータリー地区建設などの市街地の再開発事業でございます。ここが町役場なんですけれども、ロータリーがありまして、右側の四角いところもこの地域に入るわけですけれども、この下にスーパーマーケット等が入っております。 当事業は、大学教授を座長とする有識者懇談会の提言を受けて進められましたが、マルチメディア関連施設、あるいは道の駅、これはちょっと別なところにあるんですが、道の駅、それから町民生活施設、これは町民住宅でございます。地域振興施設など多岐に及び、218億円余りかけて完成いたしました。この事業により雇用が400人ふえ、昼間人口は増加したということですが、町の人口は微増にとどまっているという説明もございました。 また、地方交付税が15億4,006万1,000円と多額でありますが、基地関係の傾斜配分というものがあるという説明もございました。 2番といたしまして、在日米軍嘉手納基地騒音の現状についてということです。昼夜の別なく発生する航空機騒音は、平成20年度の記録によれば、70デシベル以上の発生回数が3万9,357回で、一日当たり約110回、深夜・早朝においても70デシベル以上が4,231回で、一日当たり約12回となっており、我が町と比べても非常に多いと。特に深夜・早朝は、日米合同委員会で夜の10時から6時までは原則飛ばないということになっておりますが、我が横田では、今、月に1~2回程度ということで大分減ってきたというふうに思うんですけれども、全然我が町と比べて、非常に夜間・早朝の離発着が多いということで、そういうことを感じました。 騒音は、常駐機(F-15イーグル戦闘機、E-3空中早期警戒管制機など)、ほかに幾つかあるんですけれども、それだけではなく、常駐機だけではなく、岩国基地、三沢基地あるいは韓国の群山基地など、国内外からの飛来機も非常に多く、その訓練によっても引き起こされているということです。 また、住居居住地域からわずか50メートルにある駐機場での連続的なエンジン調整や、深夜・早朝の離発着による騒音は、付近住民の心身への大きな苦痛だけではなく、健康への影響も危惧されております。そして、このような厳しい環境の改善は、嘉手納町にとって長年の重要課題となっております。 騒音測定だけではなく、大学教授と専門家による健康調査や排気ガス等の測定も行っているということで、健康調査においては、難聴の人や多動性の子供がふえているなどの結果が出ているということです。ただ、因果関係の証明がなかなか難しいという説明もございました。 それから所見でございますが、さきの調査事項に加え、一方で地元交流も盛んに行われていました。障がい者なども参加するスポーツ交流や美術展、英語教育など、まさしく基地の町としての側面が強い。特に印象的だったのは、軍人軍属家族などのボランティアによる英語教師プログラムです。教育委員会との連携により、小中学生の英語力向上に成果を上げているということです。当町にもこれを取り入れれば、中学卒業までに高い英語力が身につき、国際人として活躍する人材が育つように思いました。また、町でも児童や吹奏楽などの交流があるが、もっとさまざまな形での交流も考えるべきであります。 次に、補助事業を活用し、開発事業が積極的に行われておりますが、維持経費等の質問に対し、テナントのスーパーなどからの家賃収入もかなりあるとの説明があり、そういう工夫も考えるべきであります。 また、滑走路が全貌できる、通称「安保の見える丘」の真向かいに道の駅をつくり、屋上を展望スポットとしています。お土産屋や食堂も併設、観光の拠点としていました。瑞穂の一部でも道の駅の話が出ていますが、参考にすべきことも多いと思います。 基地被害と闘いながら、その存在も活用し、町の活性化・観光・文化交流など強く進めている姿はたくましく、みならうべきであります。 次に、冒頭に、「高校や町役場のすぐ隣での即応訓練による授業中断や、役場駐車場での命の危険への不安もあった。」という話がありました。これにつきましては、また資料の方に嘉手納基地の諸問題についてというのがございますので、まとめると長くなりますので、これは資料をそのまま載せましたので、よろしくお願いいたします。ぜひともお目通しいただきたいんですけれども。 それから、この諸問題については、これから、その後、米軍再編についてのことと、あるいは普天間の嘉手納統合案に対し、反対しているということで、その中で町民会議、議会、地主、自治会、PTAなどで実行委員会をつくって、反対している模様等も載っておりますので、これは詳しくお目通しいただければというふうに思います。 戻りますが、このときの爆音により、3日間耳が痛かったという役場職員の説明もあり、沖縄における被害のすごさを改めて実感いたしました。私たちの被害は、騒音ではなく爆音なんですという話は印象に残りました。 基地関係で、月に1回は委員会を開催、返還時の昭和47年から意見書、決議など、これまで382件、44回の臨時議会が行われ、米軍への要請行動も議会単独でも行っております。基地問題が私たちの町の最大の課題であるということです。 議会事務局と基地の広報は、直接連絡をとり合える体制になっており、騒音への抗議等を基地に対し、直接そして迅速に対応できるのは活動の厚さを感じました。 爆音による聴覚障害や、排気ガスによる健康被害など、専門家に調査を依頼するなどして、強く推進しています。因果関係の確証は得られなかったということですが、今後も取り組んでいくとしており、当町においても、今後、嘉手納町と情報交換を深め、共通の課題として取り組むべきでございます。 沖縄における基地被害は私たちの想像以上に大きく、普天間基地の嘉手納統合案に対し、反対運動が展開されていましたが、国でも住民の苦しみを軽減すべくもっと努力をすべきであります。 以上、報告を終わります。
○議長(上野勝君) 以上で基地対策特別委員会の報告は終わりました。御苦労さまでした。 以上をもってすべての諸報告を終了いたします。 次に、請願・陳情の付託先について申し上げます。 本定例会において、新たに受理いたしました請願はなく、陳情が1件ありますが、お手元に配付いたしました文書表のとおり、22陳情第1号は、会議規則第92条の規定に基づき、議会運営委員会に付託したいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」との声あり)
○議長(上野勝君) 御異議なしと認め、さよう決定させていただきます。 次に、日程第4、議会活性化特別委員会に付託中の議会活動及び議会機能のさらなる充実を図る件についての委員会報告を議題といたします。 谷四男美議会活性化特別委員会委員長よりお願いいたします。谷議員。 〔議会活性化特別委員会委員長 谷 四男美君 登壇〕
◎議会活性化特別委員会委員長(谷四男美君) 議長の命より、議会活性化特別委員会の報告を行います。 本委員会は、平成19年12月7日に本会議において議会活性化特別委員会として設置され、その後、上野前委員長から、これを引き継ぎ、尾作副委員長ともども委員会審議を何回も進めてまいりました。そして、その中でさまざまな意見をちょうだいし、切磋琢磨して、さまざまな意見を討議いたしました。そして平成22年2月16日まで、延べ26回の委員会を開催し、調査を行いました。 初めに、平成21年3月の中間報告以降の内容について報告いたします。 委員会の開催は、平成21年4月7日から毎月開催。平成22年2月16日まで、延べ12回開催しました。内容は、開かれた議会を目指すことから、まず議会への関心を持ってもらい、またさまざまな意見をいただくことが議会の活性化につながるとの考え方から、仕事等で傍聴やケーブルテレビでの議会放送を視聴することができない方々についても、いつでも見られる場を提供する。そしてインターネットを利用したオンデマンド中継の実施と、議会が直接住民に接する場として、議会報告会の開催をすべきという結論に達しました。この活性化特別委員会で一番大きな目玉といいますか、一番大きな決定事項として、この議会報告会というのがあると思います。住民との直接の対話を行い、議会の審議内容を住民の皆様に目の前で届ける。これは、この活性化特別委員会で決定した大きな成果の一つであろうかと考えております。これが本当に機能するように、これから議員一人一人の皆さんがこれから切磋琢磨して、瑞穂町の発展と町の活性化に役立つものにしなければならないと考えておりますので、そういう大きな成果も、これからこれを生かしていかなきゃならないということであります。 次に、委員会のあり方については、議員定数の改正に伴い、常任委員会の委員、委員会の数及び委員会の定数について議論を行い、議員定数削減に合わせて常任委員会の数を現在の3委員会から2委員会に、そして各常任委員会委員の定数を8人に変更すべきとの結論に達しました。そして、議論の活性化を促すため、その座席配置の変更、必要なとき以外は町長の常任委員会出席を要求しないことなどの結論に達しました。 また、委員会の審議の方法の見直し、これにつきましては、委員同士がもっともっと自由に討論し合うような形態にしたらどうかと。そして、日常的にもさらに意見交換が必要ではないかと。継続的に議員同士の研究や、委員会においても、そういう意見交換が必要であろうというふうに報告づけられました。 そして、予算・決算の審議の方法につきましても、さらに町側に対して、よりわかりやすい説明を求めるということで一致しました。例えば町側の説明などで、まだまだ足りないところがありまして、議員の方々が初歩的なことを聞かなければならないような、そういうことではなくて、説明書にもしっかりとした内容説明が必要との認識に達し、そういう意見で一致しました。このことは町側にも、これから3月の議会もありますけれども、予算の審議もありますけれども、町側に活性化特別委員会として、また求めるもので、さらに求めておきます。 そして、一般質問のやり方につきましても、途中から一問一答方式に改めました。これは今、そこに質問席が新たに3月の議会からつくられておりますけれども、これも活性化特別委員会の成果の一つであります。議会の対面方式を既に実施しております。 それから、議会の公開制と情報提供のさらなる前進を図ること、こういうことも決定しておりまして、さらにこれを図るべきものと考えます。 そして、議会の議員の視察をより簡素化して、視察の回数の減も行っております。 次に、本委員会での調査結果に基づきまして報告をいたしますけれども、本委員会では、平成16年の議会活性化委員会の答申内容の見直しと新たな課題、あわせて30項目にわたりまして調査を行い、懸案事項でありました議員定数のあり方や、新たな取り組みとして、先ほど述べましたように、議員報告会の開催などを提言として、結果報告書にまとめることができました。そして、先ほども報告しましたように、特に議員定数の現状18人から、次回のときから16人にということは、当初は議会活性化委員会でこういったものを討議するのはなじまないだろうということで、これは全員協議会のような形にして、全員でもって、このことだけをということで、18人が16人ということで、これも先ほど言いましたように決定いたしました。 そして、今回、提言した取り組みを実施する中で、住民に対して、皆様方に議会の関心をさらに高めていただくことが、よりこの町の活性化につながるものと考えておりまして、さらに我々議会の議員一人一人の自覚が必要だろうと思います。 また、経費の面からは、議員定数の削減によりまして、管外調査視察の見直し、先ほども申しましたけれども、任期4年間のあたりに約5,300万円の経費的には削減となっております。対して、開かれた議会実現のための経費としてインターネット中継の設備や、一般質問用登壇の設置としての初期投資として約300万円、中継のランニングコストとして年間約200万円の支出が一方でありますけれども、初期投資分を考慮しましても、年間約1,000万円を超える経費を、この活性化委員会を通して節減できると考えております。 終わりに、今回の議会活性化特別委員会の調査で、当議会の活性化が済んだとは我々全議員が思ってはいないと思います。 まず、現在実行できると考えられるものを中心に提言したものでありまして、PDCA(プラン、計画・ドゥ、実行・チェック、点検・アクト、改善)、そういう中で、今回の計画の実施と見直し、そして、さらなる活性化を常に行っていくことは必要と考えております。 議員の数を減らしたことに関しても、減らしたことで議会機能が低減しないように、議員一人一人がこれまで以上に活動しなくてはならないと思います。そして、同時に議員一人一人のさらなる自覚と町政のチェック機能の向上、また町政への政策提言等の能力をさらに高めることが求められると思います。こうした思いが結論には至らなかった5項目として掲載をしております。 以上、さまざまな活性化委員会を通していろんな意見が出まして、これが一つの町の活性化のための産みの苦しみといいますか、そういうことを通して、この活性化委員会を通して、これから瑞穂町の議会も変わっていく、あるいはこの瑞穂町もさらによくしていくと、そういうことに恐らくつながると思いますので、これから議会報告会を開催していきますけれども、皆様の協力を得まして、この瑞穂町の議会も、さらに活性化していきたいと思います。 詳細につきましては、本日、配付しております結果報告書と事務局に備えております会議録等を参照していただきますようお願いいたします。 以上で本特別委員会の報告といたします。
○議長(上野勝君) 以上で議会活性化特別委員会報告は終わりました。本件に対する質疑及び討論は省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」との声あり)
○議長(上野勝君) 御異議なしと認めます。よって、質疑及び討論は省略いたします。谷委員長、御苦労さまでした。 これより採決を行います。本件は、お手元に配付した報告書のとおり決定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」との声あり)
○議長(上野勝君) 御異議なしと認めます。よって、本件は調査結果のとおり決定いたしました。 これより、日程第5、一般質問を行います。 通告順により、順次、質問を許します。 初めに、大坪国広議員より2問の通告を受理しておりますので、まず1問目の質問を許します。大坪議員。 〔7番 大坪国広君 登壇〕
◆7番(大坪国広君) 提案の前に、通告文の訂正をお願いいたします。通告文で1行目の「環境影響調査を含めた各種調査が完了し」というこの文章を、「まちづくり調査などが完了し、環境影響調査を継続」、その次の「また」という言葉は、200文字以内に抑えるという立場から、削除をお願いいたします。以上、よろしくお願いいたします。
○議長(上野勝君) 議長において許可いたします。
◆7番(大坪国広君) それでは、議長の許可をいただきましたので、通告順に従い、1問目の「栗原地区土地区画整理事業について再度問う」と題して一般質問いたします。 町では、平成8年度から駅西、殿ヶ谷地区の二つの区画整理を進めている。14年間を経て、この3月で進捗率も事業費ベースで、駅西で約59%、殿ヶ谷地区では約57%の見込みとなっています。そして、新たに始めようとしている栗原地区土地区画整理事業は、平成16年度からまちづくり基本調査であるA調査などが始められ、平成17年度にはB調査も完了しました。平成18年8月には組合準備会も結成され、現在、環境影響調査などを継続、組合設立及び事業認可取得を待つ状況となりました。また、平成20年度には新駅基本計画も策定されましたが、この区画整理の成否を決める新駅の見通しがJRとの交渉の中で難航していると聞いております。そこで、次の3点について町長の所見を伺うものであります。 まず一つは、新駅の具体的構想と展望はどうなっているのか。 二つ目は、区画整理事業の予算規模と今後の町負担額は。 そして3点目は、新駅の見通しがつくまで区画整理事業を一時凍結し、住民との合意形成を図るべきと思うが。 以上3点、質問席での質問といたします。
○議長(上野勝君) ただいまの一般質問に対する答弁を求めます。石塚町長。 〔町長 石塚幸右衛門君 登壇〕
◎町長(石塚幸右衛門君) 「栗原地区土地区画整理事業について再度問う」という質問にお答えいたします。 大坪議員も既に御承知のとおり、栗原地区土地区画整理事業は、平成18年8月に組合設立準備会が設置され、事業認可と組合の設立に向け、準備を進めているところであります。事業認可を受けるため、新駅の設置を事業計画中に具体的に位置づけることが主要な課題となっています。 1点目ですが、新駅の設置については、JR八高線箱根ケ崎駅と金子駅のほぼ中間地点を予定しています。駅の形式は、ホーム1面、発着面1線の単式の計画であります。この駅は、請願駅として計画せざるを得ないことから、議会の交通環境対策特別委員会と合同で要請活動を行うとともに、町もJR東日本八王子支社と協議を進め、具体化に向けて全力で取り組んでいます。 2点目ですが、事業費として現時点では130億円を見込んでいます。町負担としては、瑞穂町土地区画整理事業助成要綱に基づき助成することになりますが、約33億円を限度として助成する予定であります。 3点目ですが、長期総合計画では、組合施行の支援が明記され、現在、組合設立準備会では、事業認可、組合設立を一日も早く実現することで意思統一が図られています。町としても、この区画整理予定地内の多くの住民の希望に沿って事業を進めてまいります。
◆7番(大坪国広君) それでは、今の町長答弁の内容に沿って再質問いたします。 きょうは地元関係者も傍聴に見えているということで、まず、私自身の新駅に対する考え方あるいは区画整理に対する考え方を、誤解のないように先に申し述べたいというふうに思います。 まず、新駅については、これは私も賛成であります。なぜならば、広報2月号、この間の住民意識調査等を見ても、公共交通に対する住民の意識は非常に強いものがあります。そういう意味でも、この新駅については何ら反対する意味はないんです。ただ、もっとコンパクトな駅がつくれないかというのが希望であります。 そして、まず区画整理の考え方でありますが、今、我々は二つの区画整理を実施しております。駅西、先ほど言いましたように、14年間かけてやっと半分通過した。これから事業ベースでも、残りの残額あるいは保留地処分、土地下落等に対する補償等を含めれば、さらに増額が予定されると聞いております。 また、殿ヶ谷地区では、平成31年に終わるということで、まだ土地下落に対する17億円の追加融資があり、まだ町としてはこれから14億円ぐらいの助成が、今、求められてきていると思います。 したがって、私は、今、団塊の世代の人たちが年金生活に入る状況の中、税収がまた落ち込む中、今現在100年に一度の経済状況という、こういう背景を見たときに、区画整理というのは非常に多額の費用を要します。また多くの住民に対する負担額も入ってくるわけであります。そういう意味で、住民との合意形成がなされる区画整理であるならば、私は反対する理由は全くないということを、まず最初に申し述べて再質問いたします。 今、町長から新駅の具体的構想と展望というところの説明がありましたが、たしか平成20年度の決算によりますと、966万円をかけてJR東日本コンサルタンツ株式会社ですか、ここに新駅基本計画を委託して、これが出来上がっているはずなんです。先ほど若干の説明がありましたが、改めてこの駅の概要あるいは建設工事費の内訳について説明をお願いいたします。
◎町長(石塚幸右衛門君) 大坪議員の再質問につきましては担当部署に答弁させますので、よろしくお願いいたします。
◎都市計画課長(村野隆夫君) お答えします。 新駅の概要と建設工事費の内訳ということですが、町長が先ほど登壇で申し上げたとおり、駅の形式は、ホーム1面、発着面1線の単式で、駅設置を予定している区間が、盛土で、その上に線路が布設されておりますため、橋上駅を予定しています。ホームの長さは、現在運行しています八高線が4両編成になっておりますので、その4両編成が停車できる設備として、将来、10両編成の列車にも対応可能な路線設備を一応計画しております。 建設工事費としましては、これは積算もしておりませんので、あくまでもおおよその額ということになりますが、JR東日本管内の先進事例等を参考に算出した概算額では、盛土や線路などの線路設備、また駅舎、それから今、どこの駅でも導入されていますスイカシステム、これらの参入費などを含めまして、おおよそで30億円程度になるのではないかと見込んでおります。 以上です。
◆7番(大坪国広君) 新駅の工事の内訳、説明があって、約30億円以上という話があったわけですが、その中で、スイカシステムが、たしかこれは7億円ぐらいかかるというふうに認識しているんです。それで、私はもっと……、駅そのものに私は反対ではありませんので、30億円もかける必要はない、つまり、必要最小限のコンパクトな駅ができないのかというところを非常に疑問に持つんですが。 同時に、この駅そのものが請願駅でありますから、前回も言ったんですが、この額そのものが全額町の一般財源の負担になるのかどうなのか、その2点をお伺いいたします。
◎都市計画課長(村野隆夫君) お答えします。 今、申し上げた設備に30億円ということなんですが、こちらをさらにコンパクトな駅にできないかということですけれども、これにつきましては、まだ今、あくまでも概算というか、概要のような状況でおりまして、今後、これについては採算性だとか、そういったものも、今、協議中でありまして、そうした中でできる限り、この建築費については圧縮できるようなことも考えていく必要があります。 それと、財源につきましては、こちらは請願駅ということでございますので、JRの方では、これは負担は見ないというふうに承っております。そのため、これは町の方で全額負担というふうなことになろうかと思います。 以上です。
◆7番(大坪国広君) そうしますと、先ほど区画整理では33億円を限度額として、そして、この請願駅では30億円かかってくる。さらに、これは先月、南武線分倍河原と谷保の間に新駅、西府という駅ができたんですが、そこを私ども交通環境対策特別委員会のメンバーとして1回視察いたしました。その中で明らかになったことは、半径100キロ以内のダイヤ改正、このためには、さらに5億円かかるというふうに聞いているんですが、そこら辺はどうなのか、お願いいたします。
◎都市計画課長(村野隆夫君) お答えします。 ダイヤ改正などの費用ということですが、こちらにつきましては、各駅の改正をする場合には、運賃の表示板だとか時刻表の改正、あと車内案内放送などの修正等、確かに多くの費用がかかるということは聞いております。ただ、これにつきましては定期的なダイヤ改正がございますので、そういったものに合わせて、この費用については圧縮できるものと考えております。 以上です。
◆7番(大坪国広君) 今、圧縮できるものという答弁があったんですが、実は私も西府の駅を視察したときに、そこの担当者に伺いました。このダイヤ改正の5億円というのは、当然100キロ以内の各駅の表示板を代えるわけですから、これはやっぱり負担が来るというんですね、間違いなく。これはもう間違いない事実として、まず認識しなきゃいけないんではないかと思うんですが。 そこで、西府の駅を視察したときに非常に感じたのは、あそこは昭和19年に二つの駅があったそうです。それが廃止されて、それから昭和48年ですか、そこから新駅設置の要望、もちろん昭和19年以降もあったんですが、何とそれから65年間をかけてできたのが昨年3月に開通した西府の駅というふうに伺いました。 その中で非常に私は見ておかなければいけないのは、ここは某大手電気会社があるんです。ここは従業員が8,600人いる電気会社です。それから6,387名の利用者が、降りる人を含まずに、乗る人がいるということを見込んでつくった、つまり、乗る降りを含めますと1万2,700人以上の利用客があることを見込んで申請した。しかし、それでもJRはなかなか信用してくれない。 そういう中で利用者のアンケートをとったそうです。そうしましたら2万7,000人のアンケートが集まり、それでも信用しなくて、某大手電気会社の中でも署名をとってほしい。そしてまたJR自身が自ら署名をとって、あ、やっぱりこれは間違いなく2万7,000人近い人員がいるんだ。そういう暁にこの駅を認めた。こういう経過の話を私は伺いました。したがって、この新駅というのは、私も改めて思いました、大変なことなんだなということがよくわかりました。 そこで、改めて伺いますが、今、基本計画ができて、何度かJR東日本八王子支社と交渉しているかと思うんですが、一体ここでどういう問題がネックになっているのか。つまり、問題点は何かということを改めてお願いいたします。
◎都市計画課長(村野隆夫君) お答えします。 今、JR東日本八王子支社と、こちら新駅の設置について協議中であります。その中の問題点としますと、まずこちらの何より採算性のことが、これは問題になっております。この採算性については、駅利用者をどのぐらい見込めるかというのが最大の課題でして、これについては、この栗原地区の区画整理で生み出される、これは駅利用者、それと、ここに大型商業施設などもちょっと予定がございますが、そういった商業施設への買い物客、また近隣で、今、事業中の区画整理がございます。これは入間市、それと青梅市の栗原地区にほど近いところで区画整理事業を展開しております。こういった区画整理の中で生み出される駅利用者など、こういったものを見込みながらJRと、これは駅利用者に対して通常の経費、そういったものを勘案した中で採算がとれるかどうかというのが、一番の今、課題になっております。 以上です。
◆7番(大坪国広君) 今、問題点という、採算性という問題が出てきたかと思うんですが、たしか西府の駅のときにも説明されました。100円の品物をつくのに100円以上かかっては絶対駄目ですよと。これはごく当たり前の話かと思うんですが。そういう点で見た場合に、では、ここの新駅はどの程度の利用者を見込んでいるのか。つまり、B調査の結果を見ますと約4,500人というふうに出ているんです。実際にあれから、私は平成19年6月に一度質問しておりますから、そこから約4年間を経た今、同じような人員で見ていいのか。あるいはこの4,500人というこの根拠は一体どういうところにあるのか、そこの説明をお願いいたします。
◎都市計画課長(村野隆夫君) お答えします。 今、B調査で4,500人という駅利用者が記載されているかと思うんですが、こちらについて、今実際のところ、この4,500人が本当に確かに生み出されるのかというのが、これはJR東日本八王子支社との協議の中で進めているものです。 そして、この4,500人については、今のところ、これに対した根拠というのは、この計画時点の状況でありまして、今、それがまた新たに青梅の今井地区なんかの区画整理は、去る2月14日に、これは組合設立準備会も総会を開きまして、成立しております。そういった区画整理には、ここは物流関係の企業が来る区画整理を予定しておりますが、こちらの方での従業員がこの駅を使うとか。また入間市の、これは狭山台というところの区画整理事業なんですが、こちらも今、事業中でありまして、利用者、住居地域にはかなりの人数も、これは張りつく予定でいますし、半分がまた工業地域を予定しておりますので、そちらの従業員、こういった方たちがまた駅を利用してくれるというふうな考えのもとに、この4,500人よりも若干低くはなるとは考えております。ただ、これは採算をとれるかどうかというJRとの協議の中で人数を割り出しておりまして、今現在のところは3,000人以上を見込めれば、採算の方が合うのではないかというふうなことで調整に入っております。 箱根ケ崎駅の利用者が、これは平成19年度当時のものなんですけれども、1日の乗降客、こちらが約4,000人、金子駅が大体2,200人ぐらいですので、栗原駅としましては3,000人以上ぐらいの利用者が見込めればというふうには考えております。 以上です。
◆7番(大坪国広君) 3,000人ということでわかったんですが、もちろん相手があることなんで、私が確認したいのは、新駅の展望という点で見たときに、この3,000人の数字でJRが認めるのかどうなのかという、その感覚を知りたいんですが。
◎都市計画課長(村野隆夫君) お答えします。 こちらについては、今、そのぐらいの人数で調整できるように、また認めていただくように、これは調整している段階です。 以上です。
◆7番(大坪国広君) わかりました。いずれにしても新駅というのは大変なことだというのは私もよく認識しています。私も交通環境対策特別委員の一人として、駅については微力ながら協力したいというふうには常に思っておりますので、誤解のないようによろしくお願いいたします。 次に、2番目の方なんですが、先ほどここの区画整理が50ヘクタール、総予算が130億円、町としての限度額が33億円、そういう話がありました。B調査の内容を見ますと、5,000平米以上持っている地権者が28名で全体の6割を占める。つまり、30ヘクタールを占めているという、こういうことも書いてあるわけであります。私は、この方々が4割も減歩されて、この区画整理に協力しようということについては、大変私は頭が下がる思いなんです。 そこで、まず改めてお伺いいたしますが、今、町の方としては平成16年度からまちづくり基本調査であるA調査、B調査あるいはオオタカ環境影響調査ということで、ずっと継続してきたはずなんですが、これまでかかった費用は一体どのぐらいになるのか、まず確認いたします。
◎都市計画課長(村野隆夫君) お答えします。 こちらはA調査、B調査ということで、これは町で直接業務委託契約を取り交わしまして、これは契約しております。その後、平成18年から環境影響評価と、これについては準備会の方に助成金という形で支出をしておりまして、ここまでの委託料としましては約1億9,000万円ぐらいを委託料として支出しております。 以上です。
◆7番(大坪国広君) わかりました。そうしますと、今年度もたしか5,200万円ほど予算を組まれております。後でまた申し述べますので、これについてはこれだけにしておきますが。 まず、平成19年6月に1回、一般質問したときに、あのときの工事日程が平成21年度には組合を設立して、そして2年後の平成23年度、つまり、来年にはもう工事を進める予定というふうな、こういう答弁があったと思うんです。そこで、それが当然ずれているんで、今後の改めて組合設立及び事業認可取得等を含めた日程はどのようになっていくのか、ここをお伺いいたします。
◎産業建設部長(古川光雄君) お答えします。 これは駅の件が非常に懸念されています。そういう中で、その計画が確実性が出ないと、この計画の年度まではお答えできないという現在の段階でございます。 以上でございます。
◆7番(大坪国広君) そうしますと、改めて私、確認したいんですが、つまり、新駅と区画整理との関係なんです。これが、私どうしても疑問に思うのは、新駅の見通しがなければ区画整理はなかなか困難だというふうな、私はそういう認識に立っているんです。そこのところで、まず確認したいんですが、今、答えができないということだから、当然私は見通しがなければ区画整理事業はかなり困難ではないかというふうに理解するんですが、そこら辺はどうなんですか。
◎産業建設部長(古川光雄君) お答えします。 地権者の方々も非常にこの新駅に期待し、新駅があってこそ区画整理もこれから始める、また立ち上がるというふうに十分御理解はいただいています。要するに、新駅を議会とともに町も一生懸命運動してきているわけですから、その辺は御理解いただくとともに、今後ともさらなる強力な要請をしていきたいと思います。 それと一つ、先ほど西府の件が出ました、65年間、大変長い期間でございます。ただ、瑞穂町の場合には車両基地までも受け入れてございます。そういう中でいくと、JRもある程度、瑞穂町のまちづくりというものに十分な理解がいただけるものというふうに私は確信をしております。 以上です。
◆7番(大坪国広君) わかりました。ただ、いずれにしても言えることは、先ほど登壇で述べましたが、駅西が平成27年3月までかかる。そして殿ヶ谷では平成30年3月までかかる。こういうスケジュール等の中で、この区画整理、新駅が来るわけですから、かなりの財政的な負担というのはかかると思うんです。 私が、33億円プラス30億円の新駅プラスダイヤ改正の5億円を含めれば、住民負担として見れば、一人当たり20万円を超えるんではないかと思うんです。そうしますと、4人世帯で80万円近い税金の投入になると思うんです。そういう意味で、私はいつもこのことを言っているんですが、この新駅の見通しがつくまで、この区画整理を一時凍結はできないのかということを、先ほど提案したというのは、そういう意味であります。 そこで、もう一つお伺いしたいんですが、保留地のB調査の内容を見ますと、保留地が7.5ヘクタール、1平米10万円というふうに書いてありますが、単純にいきますと75億円の収入になるのかなと思うんです。しかし、これが単純ではないと思うので、改めてどの程度の額を見込んでいるのか、そこをお伺いいたします。
◎都市計画課長(村野隆夫君) お答えします。 今、保留地の価格ということでお聞きされたと思うんですが、こちらについて、区画整理地内の事業地内に保留地としては約7.6ヘクタールほど予定しております。その単価が今現在の価格というのではなく、この事業の計画書を立てたところの金額では平方メートル当たり約9万円ということで、こちら保留地の売却処分費としましては約68億円程度になると思います。 以上です。
◆7番(大坪国広君) そうしますと、この保留地の処分68億円、この内容でかなりの工事が成功するかどうかが決まるという意味で見れば、これが本当にそういう意味での新駅というのが非常に重要であるということは改めて言えるかなと思います。 そこで、前回もお伺いしたんですが、この区画整理予定地の中に生ごみ堆肥化施設があるんです。これは前回もこの点ではいろいろ揉めたんですが、改めてこの処理施設、このままの状態で住宅地を誘致するのかどうなのか、そこをまずお伺いいたします。
◎都市計画課長(村野隆夫君) お答えします。 今、御質問にありました産業廃棄物施設、こちらについては、現段階では区画整理の原則であります現位置換地というのがございますので、現在の位置のところに換地ということになる予定であります。 以上です。
◆7番(大坪国広君) 現在のままという、そうなってきますと、なかなか私が思うには、あの施設があったら、お隣に住宅を買うという気分にはならないのではないかというのが私の率直な意見であります。そういう意味で見れば、この移転などは考えているかどうかというのが、逆に重要になってくるのかなというふうに思います。 それからもう一つ確認いたします。前回、過去、土壌汚染があるかどうかということを指摘したんです。そのときには、汚染が判明した場合には、どこが責任を持つかということに対しては、つまり、原因者、今持っている土地の地権者が責任を持つと、こういう答弁がありました。そこをまず改めて確認いたします。
◎産業建設部長(古川光雄君) 平成19年6月の議会で質問はいただいております。そのときの会議録もよく見させていただいておりますけれども、これは地権者である、そのお持ちになっている方が責任を持つということでは現在も変わってはおりません。 以上です。
◆7番(大坪国広君) わかりました。そうしますと一つ疑問が出てくるんです。あの施設が、たしか1年前になるか2年前になるときに、5,200平米以上の土地を持っている場所なんですが、施設の建て替えをやったときに、なぜその土壌検査が行われたかどうか。これは当然立川市にある多摩環境事務所から指導を受けているかというふうに思うんですが、その施設が、一体この土壌のチェックがやられたのかどうかなのか、そこをまず確認したいと思います。
◎生活環境課長(玉垣和平君) お答えいたします。 先般、工場の改築がございました。そのときに、東京都の健康と安全を確保する環境に関する条例、いわゆる環境確保条例ですが、その環境確保条例に基づき、対象となる事業者が2点ございます。有害物の取り扱い事業者、そしてもう一つは土地の改変者ということでございますが、この2点とも土壌調査の該当にはならないというふうに聞いております。 以上です。
◆7番(大坪国広君) 私は、その細かいところはよくわからないんですが、多摩環境事務所から指導を受けたという話を聞いたものですから、当然行われて、この土地が安全であると。そういう意味で多くの住民に安心を与えてほしかった。そういう立場でここのところは確認したかったんです。しかしながら、今の課長答弁だと、まだ行われていないということで、改めてこれについては、大変これから見守っていかなければいけない内容ではないかというふうに思います。 そこで、先ほど申しましたが、新駅と区画整理に要する内容を見ますと、一人当たり約20万円の住民負担が入ってくるわけであります。4人世帯では80万円です。そういう意味で見れば、私は、そこの地権者だけではなく、多くの町民の合意形成を得なければいけないのではないか、そういうことを常に申すんですが、そこら辺については、この内容について、改めて町長にお伺いしておきたいと思います。
◎町長(石塚幸右衛門君) 大坪議員の御質問にお答え申し上げます。 出発点が違いますので、なかなか大坪議員との議論の合意ということは見られないんだろうなと思いますが、申し上げます。 まず、区画整理についての基本的な考え方でございます。瑞穂町が、今、健全財政を維持できておるのは、およそ35年から40年前、長岡の西部土地区画整理、これが完了いたしまして、いまだにあちらに工場が進出してきているという状況が一つございます。この点は大変先輩の議員の方々、当事者の方々には感謝しているわけでございます。区画整理というのは、町の将来を見据え、決断をもって当たるのが事業であるというふうにも思っております。 それからもう一つ申し上げますが、殿ヶ谷と駅西に区画整理が進行中でございますが、これは昔と違いまして、区画整理終了後に、すぐにもいろいろな意味で町にその潤いといいますか、返ってくるものと信じております。いい例が殿ケ谷でございますが、既に大型店舗が進出して、それなりの効果を町の財政、活気、いろんな面で与えていることも事実だと思います。駅西もやがて完成しますれば羽村の方に真っすぐ道が延びますし、長岡、箱根ケ崎、住民の本当に広範囲の方々が便利になると信じております。 このように今の区画整理は30年、40年待たないでも、非常ににぎわいと活気を町に与えてくれるというのが、現在進行中のいろいろなことから推察できるわけでございます。したがいまして、町は余裕があるならば、数多くの区画整理、その他の事業を展開して、将来の瑞穂町に備えておくべきと私は信じております。 それからもう一つ、駅の問題で大坪議員が各種御質問をされているようでございます。相模原、八王子方面の駅もお調べのようでございますが、瑞穂町は、その状況とも多分に変わっているところもあるというのも事実だろうと思います。先ほど部長が申し上げましたように、既に車両基地として5万坪の用地を確保するために、町は地権者とともに全面的に協力しております。その成果として、御承知のように、箱根ケ崎駅から既に東京駅行きが2本も出ております。それから昨年でございましたか、東京駅から箱根ケ崎駅行きができております。こういう既にできている駅にこのような便宜を図ってもらっているということは、JRもそれなりに瑞穂町に配慮していただいているものというふうに私は思っております。 それから駅とか鉄道に対する考え方でございますが、よく新聞なんかでも話題となりますが、無人の荒野に鉄道を敷いても、乗り降りしていないところに駅をつくっても、これは私は問題はないというふうに思っております。なぜかと言えば、その地域、その周辺に将来どういう構想を描いてやるかというのが、鉄道、駅ということだろうと思います。したがいまして、1人も乗らないところに駅をつくっても、それは問題ではないというふうに思っております。それは、もしつくるなら、その駅の周辺に我々がどういう将来像を描くかということだろうと思います。駅をつくって、その辺に住民を呼び寄せるといいますか、そういう構想があれば駅をつくる、それから、その地域の発展を願うならば駅をつくる、これは皆さんの議会の同意が必要でございますが。いずれにいたしましても、将来その地域をどういうふうにするかというのが一番の主眼だろうと思います。 そういうような意味から、栗原地区が、今、話題になっておりますが、瑞穂町については、栗原というところは境界線の外れという認識を皆さん町民の方はお持ちの方もおありかと思いますが、先ほど部長も申しておりましたように、あの地域は入間市と青梅市と瑞穂町、三つの接点の場所でございますから、将来的にこれを生かすならば、非常に地の利を得たよい場所ということも考えられるわけでございます。そういうような意味から、私どもは将来あちらをどういうふうに見据えるかということで、渾身の力を振り絞って、この地域に向かうということだと思います。 いずれにしましても、将来の町民のために、どうあるべきかということを考えて、これからもやっていきたいと思います。 一人幾ら云々という話も出ましたが、西部区画整理が進んでいたときも、そういう話が出たそうでございますが、数次にわたる議会の承認を得て、あの地域も完成し、現在の町民の利益になっているということも認識していただければと思います。 以上、あの地域に寄せる思いも申し上げまして、答弁といたします。
◆7番(大坪国広君) 町長の今の話はよくわかりました。私と意見が違うところがあるんですが、一つだけ、私は、そこの地域の地権者のみならず、町民全体の合意形成をつくるということをぜひとも重視して進めていただければなというふうに思います。そのことだけお願いして一般質問を終わります。
○議長(上野勝君) ここで暫時休憩といたします。再開は11時45分といたします。 休憩 午前11時32分 開議 午前11時45分
○議長(上野勝君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 大坪議員の2問目の質問を許します。大坪議員。 〔7番 大坪国広君 登壇〕
◆7番(大坪国広君) 時間がないので、急ぎます。引き続き2問目、「子育て支援策の更なる充実について」と題して一般質問いたします。 子育て世代の要望として一番多いのは、子育て費用の助成、経済的支援である。子供が病気になったとき、医療費の心配がないようにしてほしい声は切実であります。 そのような中で、都は昨年10月より中学3年生までの医療費の自己負担を全額公費負担としましたが、所得制限と通院1回、200円の負担があります。同じ都民でありながら、住むところによって格差が生まれています。 また、一昨年来の経済不況の影響で、保育園の待機児童数も平成21年4月で7,939名と、前年と比較して2,460名増加しています。町でも平成21年4月には16名、11月には30名の待機児童数となっています。次の3点について所見を伺います。 ①西多摩地域でも助成にかかる所得制限のある自治体はあきる野市と瑞穂町だけであり、撤廃するべきと思うが。 ②通院1回、200円の自己負担分についても助成するべきと思うが。 ③保育園の待機児童の現状と対策は。 以上です。よろしくお願いいたします。
○議長(上野勝君) ただいまの一般質問に対する答弁を求めます。石塚町長、 〔町長 石塚幸右衛門君 登壇〕
◎町長(石塚幸右衛門君) 「子育て支援策の更なる充実について」という質問にお答えいたします。 施政方針でも申し上げましたが、平成22年度の新たな子育て支援策として、ヒブワクチンの助成及び幼稚園授業料の軽減を新年度予算に計上し、後日、御審議いただく予定であり、これらを踏まえた上でお答えいたします。 御質問の1点目と2点目は、関連しますので、一括してお答えします。 義務教育就学児の医療費助成制度は、昨年10月に、中学生までその対象範囲を拡大し、実施していますが、子育てを支援する福祉施策としての位置づけであり、一定の所得制限が設けられています。東京都に対して、今後も撤廃の要望を続けてまいります。 また、通院1回、200円の一部負担は、医療保険制度の根幹である相互扶助の考え方に基づくものであり、医療費の一部を御本人に負担していただくことが基本であると考えています。 なお、新年度において、子供に対して一律に月額1万3,000円の子ども手当が支給されることは御承知のとおりであり、瑞穂町の新たな子育て支援策が開始されることで大きく前進いたします。 3点目ですが、1月末の待機児数は33人です。これまでも認可保育所に対しての定員を超えての入所や、認証保育所には待機児の優先的な入所を依頼してきましたが、現在、認可保育所の新規開設について東京都との協議が進んでいます。新たな認可保育所が開設し、待機児が減少することを期待しているところであります。
◆7番(大坪国広君) それでは、答弁に沿って再質問いたします。 私は、昨年の第1回並びに第3回で、タイトルは違うんですが、同様の質問を、これで執念の3回目ということで行いました。そういう意味で、改めてお伺いいたします。 前回、9月時点では、この所得制限撤廃が、650人、20%、900万円という答弁がありました。そして200円に対しても460万円という答弁があったはずなんですが、この額そのものが今も変わらないのかどうなのか、それをまず最初に確認いたします。
◎町長(石塚幸右衛門君) 担当部署に答弁させますので、よろしくお願いいたします。
◎福祉課長(田中光義君) お答えいたします。 昨年は見込みで数字を申し上げさせていただきました。昨年の10月、11月の実績が出ましたので、その実績に基づいて算出し直しております。それによりますと対象外の人数、これは594人、18.5%になります。それから所得制限を撤廃した場合の影響額というところに関しましては1,270万円、それからシステムの改修費が60万円かかります。合計で1,300万円。それから一部負担金でございますけれども、これを撤廃した場合には約480万円になります。 以上です。
◆7番(大坪国広君) そうしますと、システム変更等を含めて1,810万円あれば完全無料化になるということで確認していいかと思うんですが。先ほど、私は常にこのことを申すんですが、同じ都民でありながら、住むところによってこういう格差が生まれてくるわけなんで、そういう意味で見れば、ぜひとも東京都にもっと強く要望してほしいというのがあるんですが、私、町として政策の先取りという観点から、西多摩各地に瑞穂町は完全無料化だよと、そういう発信を改めてぜひともやってほしいということを述べて、要望しておきたいというふうに思います。 次に、先ほど保育園の待機児童の現状と対策の話がありましたが、12月第4回定例会で17番議員から同じ質問があったので、ダブらないように言います。そのときに新規開設の60人程度の相談、先ほど町長も言いましたが、その後の具体的な流れはどうなったのかということを、まずお伺いいたします。
◎福祉課長(田中光義君) お答えいたします。 新規開設予定の認可保育園でございますけれども、定員は60名を予定していると。それから開設の予定年月日が平成23年4月1日を予定しているということでございまして、現在は法人設立に向けての準備を行っており、東京都と協議中でございます。なお、場所につきましては殿ケ谷地区でございます。
◆7番(大坪国広君) わかりました。それでもう一つ確認したいんですが、先ほど第2子以降に対して、幼稚園、保育園の軽減策という話がありました。今度の予算を見ても、確かに幼稚園の方は出ているんですが、改めて保育園の方についてはどうなのかというところをお伺いいたします。
◎福祉課長(田中光義君) お答えいたします。 現在、町におきまして、保育料に関してですけれども、第2子については現在半額でございます。第3子については1割の保育料ということになっておりまして、保育料につきましては、現状で新年度はいきたいということでございます。
◆7番(大坪国広君) そうしますと、幼稚園に対しては軽減策は実施されたんだけれども、保育園は現状のままである、そういう認識でよろしいわけですね。
◎福祉課長(田中光義君) 現状のままということでございます。
◆7番(大坪国広君) わかりました。時間がないんで、最後、まとめますが、町田市が20年間、期間限定認可保育所事業ということで、民間の人に保育園をつくってもらって、その建設費とか維持費等は助成をして、あそこは4月1日現在が417名待機児がおりました。そして11月1日に866名いたんですが、この間、六つの保育園をつくって対応している、こういう話があったので、ぜひとも先ほどあった殿ケ谷地区にできる60名、本当に期待しております。そのことを申し述べて終わります。
○議長(上野勝君) ここで昼食のために休憩させていただきます。再開は1時15分といたします。 休憩 午前11時57分 開議 午後 1時15分
○議長(上野勝君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行いたします。 次に、齋藤成宏議員の一般質問を許します。齋藤議員。 〔1番 齋藤成宏君 登壇〕
◆1番(齋藤成宏君) 通告順に従い、町長に対して一般質問を行います。今回は「事業仕分けの有効な活用を提案する」と題して発言いたします。 繰り返し申し述べますが、昨年行われました衆議院議員総選挙などの結果によりまして、住民皆さんの民意の反映と集約によりまして政権の交代が実現いたしました。その際、我が党の提案しました総選挙マニフェストの第1番目の政策各論では、次のように明記させていただきました。 行政刷新会議を設置し、政策・支出を現場調査・外部意見を踏まえて検証する。 実施方法・調達方法を見直し、政策コスト・調達コストを引き下げる。 不要不急の事業、効果の乏しい事業は、政治の責任で凍結・廃止するであります。 その後いろいろなことがありましたけれども、場面は公約実行と政策実施に移っております。政府は早速、行政刷新会議を設置しまして、その具体的な作業として、ワーキンググループによる事業仕分けの実施へと着実に進んでまいりました。 同会議及び事業仕分けにつきましては、国民的な観点から、国の予算、制度、その他国の行政全般のあり方を刷新するとともに、国、地方公共団体及び民間の役割のあり方の見直しを行うという設置規定のもとで行われ、その後の全国的な大きな反響と高い支持につながっております。 さて、住民に身近な地方政府の一つであります瑞穂町も、全町民的な観点から町の予算や事業をよく考え、国、東京都、民間とも役割のあり方の見直しを行う必要があると考えます。 また、毎年の町予算編成の際には、既存の事業であっても、そもそも現時点で必要なのか、透明性は確保されているか、常に住民の目線で見直す仕組みづくりが大切、重要と考えます。 そこで、町長に次の2点を伺います。 1点目は、現在のチェック体制について。 2点目は、庁内の事業仕分けも有効な取り組みと考えるが。 以上でございます。
○議長(上野勝君) ただいまの一般質問に対する答弁を求めます。石塚町長。 〔町長 石塚幸右衛門君 登壇〕
◎町長(石塚幸右衛門君) 「事業仕分けの有効な活用を提案する」という質問にお答えいたします。 政府の行政刷新会議が昨年行った事業仕分けは、その様子がテレビニュースで紹介され、インターネットでも中継されたことから衆目を集めました。国民の政治への関心を高めた点は評価すべきものと考えます。しかし、短時間で仕分け結果を出さざるを得なかったことから、疑問を感じるとした人がいたのも事実です。 都内市町村の事業仕分けは、現在、町田市が実施していますが、ここでも市民の評価は分かれているとの報道があります。 さて、1点目ですが、瑞穂町が実施する各種事業の評価は、行政評価システムが担っています。このシステムは、平成20年12月に行政評価委員会を設置し、住民の視点から御意見や御提言をいただいています。この委員会は、町民や企業役員等で構成され、行政評価の監視に加え、行政改革や補助金の適正化についても御意見をいただいているところであります。 また、行政活動の透明性を確保するため、平成22年度予算編成に当たり、査定の席に委員を招き、見ていただきました。今回初めての試みではありましたが、事業の必要性や効果、財源の裏づけ等について、職員が議論する模様をごらんいただいたことで、これからの行政評価に関する新たな御提言につながるものと期待しています。 2点目の庁内事業仕分けについてですが、平成19年第4回定例会でも他の議員から質問をいただき、その際、今後の研究課題であるとお答えいたしました。その時点で導入の準備を進めていた現行の行政評価システムは、成果重視、効率化、事業の新たな担い手の検討、町民の評価、公開性の確保など、事業仕分けと同様の視点を持つものであります。行政評価システムをこれまで以上に効果的に推進するためには、工夫しているところであり、庁内事業仕分けに踏み切る段階にはないと考えています。
◆1番(齋藤成宏君) 今の答弁を聞かせていただきまして、手法は違いますけれども、行政の行っている事業を常にサイクル的に評価を実施しているということはよくわかりました。 それで1点目の、まず現在のチェック体制についてなんですけれども、総論としての今の町側の体制につきましては、過去、これまでの議論で私もわかっているつもりでありますけれども、昨年行われました政府の事業仕分けを見た住民からの支持が非常に高い、そのことにつきましては、どのように、今、町側としては認識しておりますでしょうか。これは全国的な関心や支持が高いということは、瑞穂の町民の皆さんもほぼ同水準といいますか、同じように支持しているのではないのかな、そういう観点から申し上げたいと思います。
◎町長(石塚幸右衛門君) 齋藤議員の再質問につきましては担当部署に答えさせます。私の考えは壇上で申し上げたとおりでございますが、細かいことについては後ほど申し上げますので、よろしくお願いいたします。
◎企画総務部長(鳥海俊身君) お答えいたします。 国が行いました事業仕分けについて、どのように認識するかということでございますが、町長が登壇でもお答えしました、もう少し深く考えますと、私が思うに、国の事業というのは国民からは遠い存在であるのかなと。これを身近に感じられたこと。また国の機関は巨大なものがございますので、その組織の中までは、特にお金の使い方ですね、よくわからなかった部分が公開されたと。これについて国民の関心が非常に高かったものというふうに認識しております。 以上です。
◆1番(齋藤成宏君) それぞれ、私は町議としての立場、町長は執行者としての、首長としての立場や、各部長の皆さんもいろいろお立場があると思いますけれども、前議員も一生懸命誤解のないようにという言葉を使って説明されましたように、私も誤解のないように申し上げますと、町が行っている事業を否定的に見ているのではなくて、もっとよりよく住民にとって大切な存在といいますか、もっともっと必要性が高いことに向けて昇華していくような方向になっていただきたい、同じように思ってはおります。 特に昨年の仕分けの中で、委員会の席でも私はちらっと申し上げたんですけれども、瑞穂町にとっても関心のあの事柄が仕分けの対象になりましたね。横田基地の住宅防音工事についてなんですけれども、画一的に報道等を見ますと、ばっさりといろんな事業を切っているというところだけが報道されたように見受けられますけれども、瑞穂町にとりましては、横田基地に接するということもありまして、住宅防音工事については、どんな事業を差し置いてでも、ほかの事業を差し置いてでも、近隣住民の皆様にもっともっと支援を強化していくということが表明されましたので、何が何でも私は町の事業に否定的な考えというものでもありません。 今、部長の方からも、どのように認識するかという私の問いかけに対して、私とは全く一緒というわけではないんですけれども、ほぼ同じような方向でわかったつもりであります。 ただ1点、次の質問をしますけれども、ちょっと不十分ではないかなという部分があるように思います。それは、今の行政評価システム、一生懸命練られて、つくられたということでありますけれども、それについての広報と住民の皆様への周知というのか、ちょっといまいち足りないのではないのか、あるいは不十分ではないのかなというふうに私は住民の一人として思っております。できれば、この全国的な仕分けに対して関心の高いこの時期に、この時期を逃さずに、ぜひ幅広く広報、周知を徹底させてほしいというふうに思いますが、それについては、今、どのように考えていらっしゃいますでしょうか。
◎企画総務部長(鳥海俊身君) お答えします。 町が、現在、行っております行政評価システムにつきまして、お知らせすること、あるいは周知、それが不十分であるということでございますが、実は、これは通常のお答えになってしまいますが、広報みずほでも行政改革の実施状況のお知らせというようなこともしております。また情報公開コーナーでは、瑞穂町の行政評価システムについてという冊子もそこに備えつけてございまして、閲覧もできるようにしております。これは通常の答弁になってしまうと思います。 ただ、先ほどの国の事業仕分け、これに影響を受けたというようなものもございます。それは、先ほど町長が登壇でもお答えしましたように、町の予算の査定の現場をまずは行政評価委員会委員の方に見ていただきまして、このように町が予算が出来上がるまでにはやっているんだよというようなことも知っていただく。これは、今後、そういうことをしているということは大いに広報していくことによって、周知あるいは透明性を今後もますます確保しなければならないものというふうに思っております。 以上です。
◆1番(齋藤成宏君) 今のチェック体制についてはわかりました。もう少し詳細な説明を求めたいなと、今、思いましたのが、その査定の現場を委員の方が見られたということなんですけれども、そのあたり私はよくわからないんですが、例えば委員の現場での生の声といいますか、あるいは感想といいますか、それは今後の参考のために、この際、本議会でそのときの模様を説明していただけますでしょうか。
◎企画財政課長(田辺健君) お答えいたします。 まず、この査定でございますけれども、1月18日に行いまして、その日は総務課の予算についてヒアリングを行いました。企画財政課の方は、私以下、財政担当係長、また行政評価を担当しています企画の係長、それから査定を受ける方でございますけれども、総務課長並びに係長でございます。 委員の皆様は4名いらっしゃいまして、その中では、資料といたしまして、個別具体的な数字は、なかなかまだ予算が出来上がる前でございますので、まだお示ししてございませんが、大枠をお示ししながら、そこで例えば総務の管理費ですとか、そういったものを一つ一つ、この事業の必要性、そういったものをこちらが問いかけ、また担当課長あるいは係長から、そういったものに対する答えをもらうということでございます。 その中で、委員の皆様からは御発言はなさらないようにというお願いをいたしました。完了してからは御感想等はおっしゃってもらいましたけれども、実際、委員として公の立場での御意見はまだ聞いてございません。今月の30日に実は行政評価委員会を開催いたしますけれども、その席で先般のヒアリングのやり取り、そういったものがどうであったか、また、こういったところを改めるべきであるとか、そういった御意見はちょうだいしたいと思っております。 以上でございます。
◆1番(齋藤成宏君) やはり現場を見られた方の御意見とか感想は、ほかに代えることのできない貴重なものだと思いますので、それが委員というお立場のもとで意見が表明されたときには、それを積極的にうまく活用していただきたいと私は思います。 それでは、スピードが速くて、2点目に移りますけれども、庁内での事業仕分けも私は有効な取り組みと考えておりますが、これについてはということなんですけれども、若干説明します。 先日、私は地方自治体の中で事業仕分けを既に実施された経験がある自治体、福岡県内なんですけれども、そちらを視察させていただきまして、現場の担当者からいろいろな意見ややり方というのを学ばせていただきました。 各部、各課で、各事業の現在改善や検討をされているものを、あえて市が実施しようとしている事業仕分けの対象を外すということを盛り込みまして、これによりまして内部でのほとんど大半の事業が改善や検討の方向性に必然的に向かっていったというのがあります。これはなかなかうまい仕組みづくりじゃないのかなというふうに私は思いました。 これについて、どんな成果があったかというと、数字的に幾ら幾ら削減できたというのもありますけれども、それよりも何よりも、職員の方々、隣の課、それから隣の部のお互いの仕事が見えて、お互いに先入観が強くて、なかなか今までは固定した考え方しか持っていなかったけれども、発展的なといいますか、多角的な意見や考え方も聞くことができた、あるいは事業の遂行に役立ったということが大きな効果とも言われております。もちろんこれには住民の皆さんの意識の改革が最も大きな効果というふうにも言われております。 これを説明した上で、またお伺いしますけれども、今のように事業仕分けに対する高い支持率の秘訣とか、あるいは理由、実施する場合の準備や心構えなど、こういったことを説明した上で、ほかの自治体で実施された庁内の、庁内のというよりも、事前のと言った方がいいかもしれないんですけれども、事前のこういう仕分け作業というのは、町としてはどのように考えられますでしょうか。これは所見的なもので結構です。
◎企画総務部長(鳥海俊身君) お答えいたします。 実際に地方自治体でもって事業仕分けをやっているところの例を参考にというお話でございますが、瑞穂町の場合、その事業仕分けに代わるものとして、先ほどから申しております行政評価システムを採用しているということでございます。 これのシステムの趣旨としましては、成果というか、重視、マネジメントサイクルの確立、説明責任の確保、そのほかに職員の意識改革、これも大きなものというふうに考えてございます。実は意識改革という中では、それまで一つの事業について、このシステムで調書を一つの事業ごとにつくり上げていくときに、他市との比較、事業費ベースですとか、そういうものもあまりしてはいなかったところがございます。このシステムを導入したときに、そういう数値も必ず把握せよというようなことになりました。自ずと、他市と横並びせよということではなく、よそはどうしているか、うちはどういう特色があるのかというところまで考えられるようにということで、そのような比較もして、導入いたしました。 そういうことで、今、議員がおっしゃいましたように、事前に事業仕分けをしてということでございますが、行政評価システムの中での作業で、ほぼ似たような効果というものは上げられているものというふうに思っております。
◎企画財政課長(田辺健君) お答えいたします。 私からは、今現在、行政評価、約160件の事業の評価をしてございます。一般的に、地方自治体は900から1,000あるということで認識してございますけれども、そのうちの160事業程度にまずは絞り込んで、それを年間を通して評価していると、そういったようなことでございます。 以上でございます。
◆1番(齋藤成宏君) 先ほど部長の方から他市との比較、しっかりやっているということなんですけれども、私は住民の一人としての立場、あるいはこれまで3年間の議員活動として、他市との比較ということはいろんな資料面でもたくさん出てきましたね。できれば私は意見として、他市町村との比較につきましては、その基本となる情報をもう少しふやした方が私はいいかなと思います。これからの改善点については、その比較する対象をもう少しふやした方がいいと思います。特に似通った事業、名称はいろいろ違いますけれども、参考にできるものは大変多いと思いますので、それを参考にしてほしいと思います。 補足説明になりますけれども、福岡県直方市というところなんですけれども、88の事業を庁内事業仕分けをやったそうであります。それをやりましたら、ほとんど8割から9割は、要改善、要検討ということでなっておりますので、ほとんど、すべてに近い事業が検討対象にされた、改善の対象にされたということであります。例えば市報の、発送事業ですと有料広告等を活用した配布方法の検討を行うとか、あるいは防犯灯設置事業については、例えばどのように問題があったかわかりませんけれども、さらに公平公正な設置のための手法の検討を行うでありますとか、あるいは成人式などにつきましては、実行委員会において記念品の検討を行い、記念品の変更を実施というふうに、いろんな面で、住民の皆さんにとって身近な面もどんどん思い切って刷新といいますか、変更しているという事例もあるようですので、そういったところも他市町村との比較ということで、データの数といいますか、分母をふやして比較検討していただきたいというふうに思います。 次に、これは一部、私からの提案になるかもしれませんけれども、これからも積極的な情報収集に努めていただきたいということであります。特に東京では先ほど町長の答弁の方で町田市という声もありましたけれども、ほかに北多摩の一部の市でありますとか、あるいは先日、見た新聞ですと、南多摩の稲城市でも事業仕分けをやるというふうになっております。また、先日、受け入れしていただいた自治体の方でも、1月、2月については、ほかの自治体の各会派の議員の視察の受け入れが非常にたくさんあったということになっておりますので、ぜひ瑞穂町でも今の現行のシステム、有効だなというふうに皆様方の一生懸命の説明があって、そういうふうに思いますけれども、どんどんと改善と検討をしていただきたいと思います。 1点目と2点目については、各項目については、このように質問させてもらいましたが、私は瑞穂の町議としての立場、そして皆さんは執行側としての立場、いろいろな立場の違いがあって、なかなか同一になることはないかもしれませんけれども、少しでも町をよくしていこうという気持ちは変わらないと思いますので、少しずつ改善と検討を加えていきたいな、そういう努力に参加したいなというふうに思います。 短いですけれども、私の一般質問はこれまでにさせていただきます。
○議長(上野勝君) 次に、青山晋議員の一般質問を許します。青山議員。 〔12番 青山 晋君 登壇〕
◆12番(青山晋君) 議長の許可をいただきましたので、通告順に従い、「介護の拡充と安全網について」と題して一般質問を行います。 高齢化の進展に対応するため、社会全体で高齢者の介護を支える仕組みとして2000年4月よりスタートした介護保険制度が10年の節目を迎えます。現在、65歳以上の高齢者人口は全国で2,745万人、高齢化率21%であり、2025年には高齢化人口がピークを迎え3,600万人に、高齢化率で30%を突破すると予測されております。この2025年を見据えた上で、私たち公明党は、高齢者の皆様が安心して暮らせる社会の実現を目指し、昨年11月から12月にかけて、全国3,000名を超える公明党の全議員が現場に入り、介護認定者とその家族、介護事業者と従事者、市町村の担当課並びに街角アンケート調査を行い、介護総点検を実施しました。 その結果、いろいろと問題点が浮き彫りになってまいりました。全国のアンケート調査での回収数では、介護認定者とその家族では6,265件の回収ができ、要介護認定基準について52.5%の人が適当と答えたのに対し、軽過ぎる、やや軽いが30%に上っております。また70%の人が自宅で介護を受けており、特養ホームで暮らしている人は20%にすぎません。自宅で介護する家族の負担が大きく、35.8%の人が肉体的・精神的・経済的に非常に大変と答えております。 介護事業者に対しては全国4,587件、瑞穂町では12件のアンケート用紙の回収ができ、施設従事者の人数について、44.5%の事業所が足りていると答えたものの、不足しているが介護職で27.2%、看護師で23.7%、ホームヘルパーが18.2%となっております。勤続年数が短い理由として、業務内容に対して収入が低い、心身の負担が大きいが挙げられております。 また、介護従事者では全国1万1,286件、瑞穂町では158件の回収ができまして、介護の仕事を選んだ理由では、人の役に立つ働きがいのある仕事が60%を占め、仕事に対する満足度でも、仕事内容にやりがいを感じるが60%となっております。 しかし、離職率が高いのは、業務内容に対して収入が低い、心身の負担が大きいが、それぞれ80%を占めております。 市町村の担当課では1,159件、瑞穂町では2件のアンケート回収ができ、西多摩では、ほかに羽村市1件のみでした。 利用者や事業者からの答えとして、認定審査に時間がかかるが60%を超え、保険料については、高いと答えた人が同じく60%いると回答、利用者負担については適切が42.6%でした。 街角アンケートでは、7万6,689件、瑞穂町では80件のアンケート回収ができ、スタートから10年が経過し、70%の人が制度を知っていると回答。介護を受けたい場所は、入所系の介護施設が45.8%で、自宅が42.3%で、同率に近いことがわかりました。 安心して老後を暮らせる制度とするために、次の点について町長に伺います。 1、介護事業計画の推進状況について。 2、要介護認定のあり方について。 3、介護サービスの充実について。 4、在宅介護の環境整備について。 以上、所見を伺います。
○議長(上野勝君) ただいまの一般質問に対する答弁を求めます。石塚町長。 〔町長 石塚幸右衛門君 登壇〕
◎町長(石塚幸右衛門君) 「介護の充実と安全網について問う」という質問にお答えいたします。 1点目の介護保険事業の進捗状況ですが、町が定めた第4期瑞穂町高齢者保健福祉計画並びに介護保険事業計画は、現在、計画期間の2年目となります。介護サービス、介護予防サービスとも、これらの計画に従って進められ、介護保険事業の収支状況も健全に推移しています。 2点目ですが、要介護認定は、全国一律の基準に基づいて、瑞穂町介護認定審査会が決定しているところであり、今後も公平、公正な認定審査体制を維持いたします。 3点目ですが、介護サービスは大きく施設介護と在宅介護に分かれます。まず施設介護では、町内にある四つの特別養護老人ホーム、二つの介護老人保健施設、一つの介護療養型医療施設で介護サービスを提供しています。在宅介護では、訪問介護を初め、デイサービス、ショートステイなど、各種サービスを提供しています。 これらのサービスは、事業計画を策定する段階で、利用者等の意見や要望を把握し、適切で、より使いやすいものに改善しているものであり、今後も実態に合ったサービスの提供を心がけます。 4点目ですが、総体的に在宅介護のニーズが高いことから、介護に適した住宅改修を進めるとともに、在宅介護指導も行い、質の高い介護を目指します。 最後に、介護保険制度は、一般的に介護が必要になった際の生活支援との認識はあるものの、主に高齢者がサービスを提供する対象となることから、制度全体を理解するのが難しい場合もあります。これからもできる限り、機会をとらえて、わかりやすい説明とPRに努めます。
◆12番(青山晋君) それでは、再質問をさせていただきます。 今、町長の方からも詳しく説明がありましたけれども、福祉計画等で2年目を迎えたということで、健全に推移しているということなんですけれども。1点目につきまして、介護事業計画の推進状況は、今、町長の方から伺ったとおりでありますけれども、瑞穂町は特養ホーム4軒と二つの昼間施設ですか、これがありますけれども、特養ホームなどの介護施設待機者の実数把握がどのようにされておられるのか、お聞きします。
◎町長(石塚幸右衛門君) 青山議員の再度の御質問につきましては、担当部署で答弁させますので、よろしくお願いいたします。
◎福祉保健部長(臼井治夫君) お答えいたします。 4施設の中で、平成22年2月の調査時点では待機者が92名ということでございます。 以上です。
◆12番(青山晋君) わかりました。待機者92名ということですけれども、瑞穂町は4軒の特養ホームもありますし、かなり特養ホームに入られている、さきの全国的な調査から見ると、それよりも上ではないかなと思うんですね、特養ホームに入られているパーセントが。今、92名いる待機者、その解消策といいますか、92名いる、実効性のある実施計画というか、解消策ですね、これをどのようにお考えになっているのか、伺います。
◎高齢者福祉課長(関根和男君) お答えいたします。 待機者の解消策としては、施設を新設し、入所者数をふやせば実質的な解消にはなるところであります。ただし、瑞穂町の人口規模から見て、これ以上の特別養護老人ホームの建設は必要ないと考えております。ただし、東京都全体から見れば、施設は不足していると思っています。現在、東京都では、軽費老人ホーム等、都心の方での収容施設を新たに設置するということで、町というよりも、東京都全体での取り組みが進んでいるところです。 以上です。
◆12番(青山晋君) 特養ホームへの入所希望者というのがかなりいるんではないかなと思うんですが、特養ホームでもいろいろな施設、部屋の施設もありまして、多床室とか、老老介護とか、また老人障がい者の介護とか、ありますけれども、今、瑞穂町にある特養ホームの中でのこういう施設の部屋といいますか、居宅といいますか、そういうものは十分利用者に対して整っているのかどうかということをどのように考えておるのか、伺います。
◎高齢者福祉課長(関根和男君) お答えします。 施設の入所の形式ですけれども、ユニット型というような個室に近いような形と、多床型ということでベッドが大部屋に並んでいるような場合等がありますけれども、入居者の生活の質の水準向上という意味からはユニット型等が望まれますが、収容者の数をふやすためには多床型のベッド数が多いという方がいいという2面性がございますが、瑞穂町内の施設は両方の部屋を兼ね備えて運営しておりますので、そういう面での対応は十分されているというふうに考えます。 以上です。
◆12番(青山晋君) それでは、2点目の要介護認定のあり方について、これは全国一律に基づいて、公正、公平に行っているという町長の答弁がありましたけれども、調査結果を見ますと、全国市町村の調査、要介護認定のあり方について、利用者や事業者から寄せられた意見で多かったものは、認定審査に時間がかかるが6割を超えているということなんですね。それから認定結果が低い、認定審査員や訪問調査員の負担が大きいと続いております。これは調査結果としてね。こういうのから見ますと、介護保険申請から認定までの時間が長いということで、申請から認定までの期間が長いために、大至急こういうサービスを受けたいという人も中にはいるわけですよね。だから、利用したい方が困っている現状が、この調査結果からもあらわれているということで、瑞穂町としまして、調査認定までどのぐらいの時間がかかっておるのか、わかりましたらお願いします。
◎高齢者福祉課長(関根和男君) お答えします。 御利用者の方が申請されてから決定まで30日以内に行うこととされております。瑞穂町でも、原則、毎週火曜日に介護認定審査会を開催しておりまして、おおむねこの期間内に認定結果を決定しております。 また、介護が緊急に必要な場合という方がいらっしゃいます。認定結果を待たずに介護サービスを利用していただく場合もございます。その場合ですと、認定前に想定される要介護度の範囲内でサービスを御利用いただいて、認定後、申請時にさかのぼって介護給付を受けるということになりますので、そういう場合にも、認定前にサービスを受けるということのサービス提供はしている状況です。 以上です。
◆12番(青山晋君) 30日以内という基準があって、それ以内にという話なんですけれども、介護保険の精神からいいますと、今、話がありましたように、申請の申し込み時点から本来であればサービスが受けられるというわけなんですけれども、なかなかそうもいかないと思うんですね、いろいろ問題点もありますもので。この辺の時間短縮といいますか、30日以内ということなんですけれども、もっと速やかに時間を短くして、利用者のサービスを向上するという、そういう方向づけについてはどのようなお考えを持っておられるんでしょうか。
◎高齢者福祉課長(関根和男君) 介護保険のサービスにつきましては、先ほど町長答弁にもございましたように、利用する方が高齢者ということで、制度をなかなか理解しにくいということでございます。ただ、窓口に来られて説明をする、または電話で、訪問して認定を受けるというようなサービスもしております。必要な方につきましては、できる限り迅速にサービス提供につながる方法をお示しいたしまして、その中から必要なサービスをスムーズに受けられるように御案内しているところです。 以上です。
◆12番(青山晋君) わかりました。やはりぎりぎり時間が押し詰まって、こういうサービスを受けたいという人もかなりいるんではないかなと思うんですね。そういう意味では、今、できるだけ早くサービスを受けられるようにという話でありますので、ぜひこれは、今の現状よりも早くサービスを受けられる、本来であれば申し込み時点ということですけれども、いろいろな問題点がありますので、そうもいかないと思いますので、その辺をクリアして、できるだけ早くこれはサービスを受けさせてあげたいと、そのように思っておりますので、よろしくお願いします。 次に、3点目の介護サービスの充実でありますが、これも調査結果から、各自治体の担当課からのアンケートを伺いました。今後、充実していきたいサービスでは、小規模多機能型居宅介護、認知症対応型グループホームがともに4割を超えていると、こういうものをつくってもらいたいというのが、介護してもらいたいというのが。あと介護老人福祉施設も4割近くありました。このほかに短期入所生活介護、それから訪問介護に力を入れていきたいというのが自治体側の回答ということなんですけれども。地域で暮らせる環境を拡大するために、町ではこういう小規模多機能施設の設置促進への取り組みというのはどのように考えておられるのか、伺います。また今後、必要なサービスについてはどのように考えておりますでしょうか。
◎高齢者福祉課長(関根和男君) お答えします。 地域密着型サービスの一つとして小規模多機能型住宅介護がございます。小規模な住居等の施設で、通いを中心に訪問、短期間の宿泊などを組み合わせて、食事、入浴などの介護支援を受けるサービスです。 現在、町内の特別養護老人ホーム等で、通いのデイサービス、または短期入所、ショートステイといったサービスも提供されております。訪問の介護事業所もサービスを提供しております。 現状では、小規模多機能型の居宅介護事業に参入される事業者はおりません。この事業の性質としては、都心のような住宅密集の人口が集中している狭い地域でのサービス提供に適しているサービスの形ではないかと考えております。 また、今後の取り組みとしましては、現在の計画でも、この事業につきまして実施の予定はありませんが、今後のサービス提供基盤の整備状況を踏まえ、利用者のニーズを見極めながら実施の方を検討していきますとされていますので、計画に沿って、次期の計画等の課題としていきたいと思います。 以上です。
◆12番(青山晋君) やはり一番サービスで充実させることができるのは地域の密着型のサービスではないかなと思うんですね。そういう意味では、365日、24時間の在宅サービスが求められていると思うんですよ。さっきの特養ホームに入っていられるのが、在宅介護の方がはるかにパーセンテージが大きいということで、こういう密着型のサービスをどのように町としては考えておられるのか、その点をお願いします。
◎高齢者福祉課長(関根和男君) 地域密着型の小規模多機能型居宅介護というサービスは、小規模な施設経営になるため、先ほど申し上げましたように、都心部など、狭い地域でも人口が集中している場合は集中して多数の利用者が見込まれるため、事業者の参入も一部ございます。先ほど申し上げましたように、瑞穂町ではまだありません。 東京都で平成19年から平成20年にかけて小規模多機能型居宅介護事業者の実態調査を行ったところ、経営が厳しいという事業者が3分の2という報告もされておりますので、そういう点からも事業参入者が今のところまだふえていないという現状かと思います。 いずれにしましても、今後、計画策定に従いまして検討していく課題だと考えております。 以上です。
◆12番(青山晋君) 今度はちょっと視点を変えまして、もう1点伺いますが、介護サービスの充実、特に在宅介護のサービスということで、ヘルパーとかケアマネージャー等が訪問をしていただいているわけですね、今。この際に、歩きで回っているというヘルパーとかケアマネは少ないと思うんですよ。ほとんど車両を使って訪問して、サービスを行っているんではないかなと思うんですが、その際のヘルパー、ケアマネ等の、車で行く駐車問題について、非常にヘルパーとかケアマネージャー、今、特に駐車問題、まして駅の周りは厳しくなっておりますし、駐車のそういうスペースがなくて困っているという状況が、全国的にこれはあるという話も伺っております。このことについて町側としまして、地元の警察、福生警察等々でその辺の公的な駐車スペースの話し合いみたいなのは行っているのかどうなのか。例えば特別な許可証を出してもらうということは、まず無理だと思いますが、その辺の警察等との話し合いは行ったことがあるのかどうか、伺います。
◎高齢者福祉課長(関根和男君) お答えいたします。 車両の駐車問題につきましては、地元の福生警察との協議を過去に行った経緯があります。協議の結果、平成19年度ごろまでは駐車時間、駐車場所を特に厳密に特定せずに駐車許可証が発行されていた経緯もございます。 ただし、その後、議員もおっしゃられたように、なかなか厳しい状況になっておりまして、現在のところ、定期的なサービス提供などの場合は、訪問先、駐車場所、駐車時間が特定されますので、警察へ駐車許可を申請し、駐車許可を得ることが可能となっております。ただし、駐車許可につきましては、近隣に駐車場所がどうしても確保できないというふうな場合に限り、限定的に認められるという状況です。在宅の場合に、訪問介護サービスにつきまして、車両の駐車につきましては、訪問先近隣の住民の方からの御理解、御協力が一番望まれるところだと考えております。 以上です。
◆12番(青山晋君) やはり訪問する場合の車の問題というのは、ヘルパーとかケアマネだけではなくて、だれでもなかなか、どこか訪問する場合の駐車というのは問題になりますけれども、できるだけヘルパー、ケアマネ等が安心して仕事に従事できるような方法で、駐車スペースの方もしっかりと考えていただきたいと思います。 続きまして、4番目の在宅介護の環境整備ですか、これについても住宅整備とか質の高いサービスとか、町長の方から話がありましたけれども、これも調査結果から見ますと、自宅で介護を受けている人のうち、困っていることは、介護する家族の負担が大きい、精神的・身体的・経済的が35.8%に上っております。本人や家族のぐあいが悪くなったときに一時入所できる施設がない、これが18.8%。利用料が高いが18.6%が続いて、介護施設への入所待ちが11.2%ということで結果が出ておりますけれども。この調査結果から見まして、在宅で介護する家族の負担が非常に大きいというのが、住環境の整備が非常に重要だということで、さきも町長から住宅整備をしっかりとやっていくという話がありましたけれども、こういう介護予防の観点からも、自立支援の観点からも、大切な視点であると、そのように思います。この辺は、住環境の整備についてはどのように考えておられるのでしょうか。
◎高齢者福祉課長(関根和男君) お答えいたします。 先ほどお話ししました高齢者等の生活実態調査でも、在宅で生活したいという方が過半数を占めているという状況があります。現在、町では在宅の高齢者のための環境整備を、介護保険事業と、介護保険の非該当と認定された方への事業の2面から実施しております。介護保険事業では、在宅の方のために福祉用具の貸与、特定福祉用具の購入、住宅改修の3点の事業を進めており、原則、費用の9割が介護保険で給付されます。介護保険の非該当と認定された方への事業としては、原則、1割の自己負担での自立支援の日常生活用具の給付事業、また自立支援の住宅改修給付事業というものを実施しております。 以上です。
◆12番(青山晋君) わかりました。あと、やはり家族の負担が非常に大きいということで、家族の精神的または身体的な負担を軽減するために、ショートステイとか特養ホームでの一時入所、これはさっきも説明がありましたけれども、もう一度この辺について、町として一時入所の状況とか、その辺を話していただければと思います。
◎高齢者福祉課長(関根和男君) お答えいたします。 ショートステイや一時入所についてですが、特別養護老人ホームへの一時入所につきましては、例えば家族からの虐待などがあるという場合の緊急避難として必要に応じて対応してまいります。平成20年度にも1件対応して、入所させたという事例があります。 またショートステイ、短期入所ですけれども、原則、介護保険事業の中で対応しております。1割の自己負担で、短期間、家族の負担軽減のために入所していただくという事業です。ただし、介護保険を利用していない方で、ショートステイに短期入所させて、介護の負担をという場合もございます。そういう事例につきましても対応できる施設が町内にございますので、必要に応じて御案内しているという状況です。 以上です。
◆12番(青山晋君) わかりました。それでは、最後の質問になるかと思いますけれども、その他という形になるかなと思いますけれども、介護職は重労働、低賃金ということで、あまりやりたくない職場という声が非常に多くあったということで、重労働という点では、配置基準の見直しとか、夜勤体制の見直し、例えば3交代制にするとか、看護師や男性の介護士の拡充が、今、求められているんではないかなと思うんです。やっぱり女の人だというと大変重労働になりますので、こういう男性の看護師、介護士等がふえた方が、仕事の量もあれかなと思いますが、この辺について町側としてはどのように考えておられますのでしょうか。
◎高齢者福祉課長(関根和男君) お答えいたします。 瑞穂町といいますか、大きな問題として、例えば介護福祉士のインドネシア等の外国からの受け入れですとか、そういうのもあります。また今、御質問のように、女性には負担がということで、男性がというのも必要かと思います。ただし、今、雇用情勢が悪い中で、介護の現場で募集しても、施設によってはなかなか人手不足であったりという状況はありますけれども、その辺は各施設での創意工夫、対応でお願いしているところです。 以上です。
◆12番(青山晋君) それでは、最後になりますが、最後に教育長に伺いたいと思います。これは、今、介護の現場、また特養ホーム等の施設もありますけれども、私が前に視察に行ったときに、小学校と介護施設が廊下一本でつながってある施設があったんですね。それで、お昼休みに老人の方が介護施設で食事をしているところに、生徒がドアを開けると、もう隣が介護施設ということで、もう行ったり来たり、ドア1枚でできる場所があったんですね。非常にそこの責任者の話を聞きましたら、お子さんもそういうお年寄りに対する気持ち、またお年寄りもお子さんと接することによってすごくいやされるということで、非常に効果を上げているという話をそのときに伺ったんですね。こういうことに対して、介護現場での小学生また中学生の職場体験の実習といいますか、そういうものをしたら、かなり生徒もそれなりにお年寄りの気持ちもわかってくるだろうし、また、お年寄りの方もすごくいやされて元気になってくるということで、介護予防にもつながるということで、非常にいいということで、この辺は教育長としてはどのように考えておられるのか、伺います。
◎教育長(岩本隆君) 突然の御質問で、私が答えていいのかどうか、ちょっとわからなかったんですけれども。現在、例えば第五小学校では隣に寿楽という施設がございまして、以前から話を聞いているところでは、子供たちと老人の方との交流をやっているというのは聞いておりまして、これは非常に成果を上げているというふうに聞いております。子供だけではなくて、今は動物と親しむとかいうことでアニマルセラピーとか、いろんなものがあるかと思います。 現実的には、今、こちらの資料を見ると、各小中学校がそれぞれ介護や福祉の体験学習ということでやっておるようです。これを細かく説明ということになってくると担当者に説明させますけれども、現実問題としてはやっておりまして非常に……、職場体験の場合は、中学生で5日間ほどやっているんですけれども、大分介護施設の現場に出向いて、現在の職場に、そういう介護の職場へ行って研修をしているという現状はございます。 以上でございます。
◆12番(青山晋君) わかりました。今、行っているということ、まして第五小学校と寿楽の件等も伺いましたけれども、瑞穂は特養ホームが4軒ありますし、昼間施設も2軒ありますし、そういう特養ホームに足を運んで、介護の現場を生徒に見てもらうといいますか、そういうのも大事じゃないかなと思いますけれども、その辺はどうなんですかね、やりたいとか、やるとか、やらないとか、何かあると思いますけれども、伺います。
◎教育部長(村山正利君) お答えいたします。 今、御質問では、やったらということでございますが、先ほど教育長がお答えを申し上げたところの中で特養老人ホームの施設ですね、これについては中学校でも、いわゆる介護している現場、また介護されている方等、親しく直接的に交流を図ることが、教育の観点からすると非常に役に立つという視点で、実際、実施してございます。 また、小学校では総合的な学習の中で、学習の時間を使って、やはり特養ホームの方に出向きまして、その学校の学習の発表を見ていただいて、そういうふうなかかわりをしながら、いわゆる介護されている方の現状を直感的に感じていただく、そういう教育が大事であるということで、学校から進めておるという現状でございます。 以上でございます。
◆12番(青山晋君) 終わります。
○議長(上野勝君) ここで暫時休憩いたします。再開は2時35分といたします。 休憩 午後2時21分 開議 午後2時35分
○議長(上野勝君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行いたします。 次に、竹嶋久雄議員の一般質問を許します。竹嶋議員。 〔16番 竹嶋久雄君 登壇〕
◆16番(竹嶋久雄君) 議長の許可をいただきましたので、質問席より一般質問をいたします。私は、「自然エネルギー施策について問う」と題しまして所見を伺うものであります。 国では、地球温暖化対策として、温室効果ガスの排出量を2020年までには1990年対比で25%減らすことの目標を織り込んだ、自然エネルギーの利用拡大を目指し、再生可能エネルギーの供給に占める割合を、10年後には10%引き上げる法案を提示し、温暖化対策基本法案の概要が進められていると言われております。環境省は、さらに2050年までには温暖化ガスの排出量を80%減らす長期目標を取り入れ、その中で、2020年までにはエネルギー供給に占める風力発電や太陽光発電などの再生可能エネルギーの比率を大幅に引き上げる方針も検討されています。 自然エネルギーは、永続的に資源が再生されることで、枯渇しない地球規模の資源であり、近年の技術革新で、地球に降り注ぐ大量の太陽光を効率よく使える太陽光発電装置の活用が進み、日本国土の5%から6%に太陽光発電のパネルを敷き詰めれば、現在、国内で使われている全エネルギーをそれで賄えるとも試算されています。発電事業を手がける国内産業はもとより、世界各国の関連企業が、この事業に大きな関心を寄せ、競争力も高められ、普及力の期待も現実化されています。 日本のエネルギー自給率は、国内で消費される発電量に対して、自然エネルギーによる供給は主要国の中では最低水準にあるとも言われています。太陽光発電は分散型電源のため、災害などの有事においても影響範囲を最小限に抑えられ、非常用の電源としても効果があります。 国や東京都でも、太陽光発電装置設置事業の推進に対し、先進的な取り組みがなされています。そこで、我が町といたしましても、学校を初めとする公共施設はもとより、一般住宅への普及促進に加え、助成施策を考えるべきと思いますが、所見を伺うものであります。 以上で質問席での質問を終わります。
○議長(上野勝君) ただいまの一般質問に対する答弁を求めます。石塚町長。 〔町長 石塚幸右衛門君 登壇〕
◎町長(石塚幸右衛門君) 「自然エネルギー施策について問う」という質問にお答えします。 地球温暖化は、世界の主要課題として温暖化防止対策が論議され、日本は鳩山政権下で、総合的な温室効果ガス削減対策を推し進めようとしています。町は、平成20年度に環境基本計画を策定しましたが、地球温暖化防止を基本方針の一つに掲げ、温室効果ガスの削減に取り組むことを表明しました。 さて、太陽光発電システムの設置については、昨年9月の補正予算で承認をいただき、現在、リサイクルプラザに太陽光パネルを設置しています。容器包装梱包施設の電力の一部を賄うとともに、この設備を町民の施設見学に含め、地球温暖化防止に対する意識啓発に活用いたします。 既に太陽光発電システムは公共施設の整備時に取り入れ始めていますが、今後は太陽光発電以外にも、他の環境入り型機器の導入を検討し、施設に最も適合する機器の導入に取り組んでいきます。 次に、助成施策ですが、平成22年度予算案に住宅用環境配慮型機器購入費助成金を盛り込み、電気、ガス、石油を用いた、高効率給湯器や太陽光発電システムを設置した住民に対し、その購入費の一部を助成し、二酸化炭素の削減を誘導します。今後も温室効果ガス削減のため、町としても取り組める施策を実施いたします。
◆16番(竹嶋久雄君) それでは、町長の答弁に対しまして再質問をいたします。 今、町長の答弁の中では、環境基本計画ですか、そういうものの中からの取り組み姿勢が前向きにやっているというふうに感じたところでございますが。まず、環境審議会の答申によって、これは平成19年に審議会が設置されたということでございまして、今の答弁にもありましたように平成20年になりまして答申がなされて、その中で、この環境基本計画の実施に向けて、これから町が対応していくというふうに解釈したわけでございますが。 その中で、リサイクルプラザですか、そこへはもう太陽光発電を設置する計画だというような答弁だったと思いますが、その中で、現在、町としては公共施設に対しまして、そのほか、元狭山のコミュニティセンター、あそこにも建設するときに、そういうものが織り込まれておりましたが、現在、町の施設でこの太陽光発電が設置されている施設は、どこにどのぐらいあって、これからどういうふうな計画の中で、ほかの施設へは予定されるのかどうなのか、その辺をまず1点伺います。
◎町長(石塚幸右衛門君) 竹嶋議員の再度の御質問につきましては、担当部署に答弁させますが、前にお話し申し上げたかどうか、私は防衛省に、もう5~6年前になりますが、瑞穂町のあらゆる施設が防衛の補助なものですから、この屋上に太陽光パネルを全部取りつけていただいて、その施設の電力料を賄うようにしてもらいたいというような提案を申し上げたことがありました。即座に、こういう話でした。その施設をつくるときに、それは言ってもらわないと困ると。再度の投資については、そういう慣例がないからというようなお話で、例えばこの役場の上に大きなものをつけてもらえばいいわけでという話をしましたら、駄目ということで。それでは何か方法はないかということで、御検討願いたいということで、また返しましたところ、個人住宅についてはどうだろうというようなことで、騒音直下の個人住宅の太陽光発電というのを手がけていただきました。まだテスト段階でございますから、瑞穂町でも何十軒かやったと思います。それからあと沖縄、その他でも強力にやっているようでございます。 このように、太陽光発電というのは理想としては非常にいいんですが、こういうことを申し上げるとあれなんですが、費用対効果の点で、我々が、町が出費してやるには大変苦しいものがあるわけでございますので、なるべく国や都とか、そういうところの援助を仰いで進めたいと思っております。 それから、ただいまちらっと話が出たと思いますが、風力発電ということでございますが、素人考えですと、六道山の上にでも大きなのをやったらいいんではないかなと思って提案したこともあります。しかし、これは10数年前に運用調査というのをやっておりまして、とても無理というようなことで、それは頓挫したそうでございます。よほど性能のよい、そういう扇風機ですか、ああいう形ができればともかく、六道山の風力発電は当分無理ということだそうでございます。 あと考えられますのは、六道山、狭山丘陵につきましては上昇気流が非常に上へ向かって上がっているそうでございます。こういうのがもう少し科学が進歩すれば有効に生かせるんではないかと考えられますが、現在の段階では、まだなかなかそういうところに及んでおりません。 いずれにしましても、費用対効果では大分劣るわけでございますが、これからの教育的効果といいますか、そちらの方をねらって、逐次、推進したいと考えております。 以下は担当部署に答弁させますので、よろしくお願い申し上げます。
◎住民生活部長(鳥海勝男君) お答えいたします。 公共施設の太陽光発電システムの設置状況ですが、まず、既に建設、設置してある施設ですが、元狭山のコミュニティセンター、これは平成18年度に3.8キロワット・時間当たりということで設置しております。また現在、リサイクルプラザにつきましては7.7キロワットのものでございます。また、ふれあいセンターにつきましても3.3キロワットということで、また、(仮称)長岡コミュニティセンター、これは平成23年度完成予定の、これにつきましても設計の中に組み込んでおりまして、17.5キロワットを予定しているところでございます。 また、新たな公共施設につきましては、住民生活部といたしましては、地球温暖化防止対策の観点から、可能な範囲でこの施設を設置していただきたいということを考えております。 以上です。
◆16番(竹嶋久雄君) ただいまの答弁の中では、幾つか実施しているところもあるということだけれども、ちょっと何か先行きが、もう少し計画性があった方がいいのかなと思うんですけれども、あまり積極的な取り組みではないような感じもするんですけれども。 そこで、もう一つ質問します。基本計画の取り組みの中でも、かなり新しいエネルギーについては効率よく取り組んでいきたいというような方針が出ております。そんな中で、公共施設への設置を、今、質問したわけでございますが、例えば、さきの質問にもありましたように学校の施設、これらを優先的にやるということはできないのか。先ほどの部長の答弁だと入ってなかったんですけれども、その辺を伺いたいと思います。 特に学校ね、このエネルギー問題については教育に関連するものもあるんではないかと思います。ある地区では、結構教育関係をもとにして設置したという、この辺の近くでも、この間、新聞にも出ておりました。あきる野の方の学校では、そういうふうなことをやっているということでございますが。やはり費用対効果の面では十分あるというふうに感じますので、学校の耐震がもうそろそろ、あと何校かで終わりますけれども、その次の段階として、学校の屋上へパネルを設置して、少なくも学校の電力ぐらいはこのエネルギーで賄えるような施設、そのことについて、子供にいろいろエネルギー問題の教育を実践できるという中でやれないのかどうなのか、その辺を一つ伺います。
◎教育部長(村山正利君) お答えいたします。 まず、お答えに当たりましては、今、学校施設の整備計画をちょっとお示しをさせていただきます。今、議員もおっしゃられたとおり、平成22年には第五小学校と第二中学校が耐震補強工事をする予定でございます。これも、きのうの新聞では、東京都の方で耐震率、IS値が高いところについてはちょっと見送りをするということで、大変流動的なところでございますけれども、まず、教育委員会では、この耐震工事をやると。 続きまして、これは予算の審議をしていただくわけでございますが、地球温暖化対策としては校庭の芝生化、これも平成22年度に計画をさせていただいていると。 それで、この省エネの対策でございますが、先ほども町長がお話ししたとおり、やはり財源を十分見据えた中で計画をしなければいけないと。今、事務方では、各小学校のどこにどの程度の省エネができるか、これらも研究をしております。 それから、教育的な効果でございますが、議員、おっしゃるとおりでございまして、例えば学校現場で太陽光発電を実施した場合のときの効果については、天候による発電量がわかるとか、またエネルギーに対する興味、関心が、地球環境等の保全についても児童生徒の認識ができるということで、大変教育的効果があるということでございますので、時宜を見据えながら、随時、研究、計画をしていかなきゃならないと、そんなスタンスでいるところでございます。 以上でございます。
◆16番(竹嶋久雄君) わかりました。今、答弁がありましたけれども、財源という話が出ましたので、ちょっと申し上げますが、この近隣でも、あきる野市の例がありますけれども、あきる野市ではPTAと環境委員会という組織があるそうですけれども、その中の有志で太陽光発電プロジェクト実行委員会というのがつくられたそうです。それで、学校区内の1,500世帯を対象に寄附金を募集したそうですね。そうしたら何と178人の賛同者がいて、100万円以上も集まったそうです。これはもうすごい理解力といいますか、学校に対して関心を持っているのかなというふうに感じたんですけれども。そういうことの中から、この環境問題に大勢の人が関心を持って、それを一つの基盤として、学校の教育に対しても関心が持たれて、成功しているんではないかというふうに言われておりまして。 あきる野市では、もう一つ、あきる野市立なんですが、これは御堂中学というのかね、これは市の予算というか、事業でやったそうですけれども、これは3月中に完成するそうですけれども、予算が2,000万円だそうでございますけれども、これらも校舎の屋上へ設置して、かなりの発電量があるということで、環境問題に生徒が中心となって取り組むことになって、教育にも活用することができていると、できるというようなことで、先ほど向こうの部長の答弁で費用対効果……、町長か、費用対効果と言われましたけれども、もう費用対効果は十分あるんですね、これは。あり過ぎるほどあるんですよ。そうです、絶対にこれはもうあります。そういうのが出ているんですから、例が。 ですから、財源がなんていうのはもう理由にはならないと思うんですよね。だって、寄附を募集してまでやっているというところがあるんですからね、これは大したもんですよ。瑞穂町でも、そのぐらいの勢いを教育委員会でも持ってもらいたいと思っているんだけれどもね。ぜひそれはひとつ肝に銘じて、これからの普及に、こういうのを参考にしていただきたいと思うんです。 そういう中で、これは学校に限らず、町内会あるいは電気関係の業者とか商工会とか、いろんな関連の団体とか組織があるわけですよね。そういうところにも町がPRして、どうですか、こういうことはというふうなことからやらないと、町ぐるみでというわけにはいかないと思うんですよね。いくら町がそれそれそれそれ、お金を出すからといってもね、これは町全体で取り組むことによって、この成果が倍にも3倍にも、省エネだけではなくて、ほかにも関連してきますので、そんなことも取り組んだらどうかと思うんですけれども、その点についていかがでしょうか。
◎生活環境課長(玉垣和平君) お答えいたします。 町ぐるみでというふうな御指摘でございます。平成22年度の予算に盛り込んでありますが、先ほども町長の方からそういうような話で、住宅用の環境配慮型機器購入費助成金というのがございます。これにつきましては申し込み等、町の商工会でもできるような形にしたいというふうに考えておりまして、役場へ来なくても、例えば住宅改修の窓口であります商工会の方と連携をとりながら、申し込み等をやっていきたいというふうに思っております。 この高効率の給湯器に対しましては太陽光パネル、太陽光発電と同様に、一緒に進めていきたいというふうに思っております。 以上です。
◆16番(竹嶋久雄君) わかりました。先ほどの町長の施政方針演説の中にも、あいさつの中にもございました、環境配慮型機器の購入費助成を新たに加えて、経済対策とともに温室効果ガスの削減を図っていきたいと、この言葉が出たので、私は質問するのがなくなっちゃったようなもんですけれども、本当にこういう中で何とか太陽光発電の普及に励んでもらって、いい結果を出してもらいたいと思います。 参考までですが、これはこの間ちょっと出ていたんですけれども、環境住宅の時代へというようなことで、3キロの発電をする設備で、今まで200万円ぐらい、これは一般住宅用ですけれども、かかっていたというのがあるんですけれども、これは国や東京都でもいろんな面で補助したりして力を入れているので、もう半値ぐらいでできるんではないかという予想もされております。 つい最近なんかでは、甲子園なんかも全部これね、太陽光発電をやると。ナイター施設の電気は全部これで間に合ってしまうというんですから。相当なこれは費用もかかりますけれども、幾らと書いてあったね。それはいいですけれどもね。とにかく取り組みとしては、これは日本中がそういうふうに取り組んでいるわけですから、瑞穂町としてもよっぽどその気で取り組まないと、何やっているんだということになりますので、ぜひひとつ。 町長答弁の中でかなりいい答弁がありましたので、期待していますけれども、答弁は結構です。終わります。
○議長(上野勝君) 次に、小山典男議員の一般質問を許します。小山議員。 〔3番 小山典男君 登壇〕
◆3番(小山典男君) 議長の許可をいただきましたので、通告順に従い、「町の遊歩道等の整備計画を問う」と題し一般質問を行います。 町では残堀川ふれあいウォーキングを実施し、第1回、1,176人、第2回、838人の多くの町民が参加しました。また、土曜、日曜日には、町外からのウォーキング愛好者も見かけることが多くなりました。このことからも、町民の方々のウォーキングに対しての需要が増加傾向にあると思われます。現状を踏まえ、安全で快適な遊歩道整備、施設を急ぐべきではないかと考えるが、町長に次の点を問う。 1、全町約9キロある七つの遊歩道整備計画は。 2、お伊勢山遊歩道と高根山遊歩道を結ぶ整備計画は。 3、残堀川側道施設の整備計画は。 以上で質問席での最初の質問を終わります。
○議長(上野勝君) ただいまの一般質問に対する答弁を求めます。石塚町長。 〔町長 石塚幸右衛門君 登壇〕
◎町長(石塚幸右衛門君) 「町の遊歩道等の整備計画を問う」という質問にお答えします。 町内の遊歩道は、季節ごとに多くの方が訪れますが、豊かな自然に触れ、心身の健康を保つための貴重な財産であります。 さて、1点目ですが、町内の遊歩道はボランティアや地域の方々の協力を得て、維持管理されています。また、東京都も野山北・六道山公園事業として、トイレの設置や、駐車場の整備工事を行っているところであり、町と東京都が連携して、利用しやすい遊歩道整備に努めています。東京都の散策路整備も進んでいることから、今後、遊歩道の安全性の確保や、自然保護を含め、ルートの再構築を図ります。 2点目ですが、これまで町は、お伊勢山遊歩道と高根山遊歩道をつなぐ人道橋を提案し、東京都にその実現を働きかけてまいりました。これに対し、東京都西部公園緑地事務所は、実現に向け、平成22年度から事業に着手する運びとなりました。一日も早い完成を期待するところであります。 3点目ですが、残堀川の側道は、完成以来、私たちに身近な生活道路として、また河川沿いの散策道として多くの町民に親しまれています。この側道の利用をさらに充実させ、快適に利用していただけるよう、殿ケ谷仲町橋付近にだれでもトイレを設置するほか、箱根ケ崎地区においても、河川沿いの国有地を取得し、ウォーキング利用者の休憩場所として、また地域住民の交流の場所として活用できるよう整備してまいります。
◆3番(小山典男君) それでは、質問席から再質問をさせていただきます。 町長は議員時代から狭山丘陵については二度の質問をされているようで、これは今まで町長がやっておられる持論であり、また一念を持ってやってきたからこそ、すばらしいことだと思います。それについては、まずは次世代に残そう身近な緑ということで、保存樹木・樹林制度の御案内、また町の環境基本計画等が実現したことだと思います。 そして、狭山丘陵について調べましたら、平成16年6月の定例会で同僚議員が質問されており、当時の状況、実情はよくわかりました。それから6年たちました現在、社会状況は以前より財政危機でありますが、お答えいただきたいと思います。 1点目ですが、お伊勢山遊歩道、高根山遊歩道、大日山遊歩道、天王山遊歩道、台坂遊歩道、石畑新道遊歩道、尾引山遊歩道の七つの遊歩道が昭和50年代に整備され、このころも多摩湖自転車道ができたと思っております。その後、大分月日がたちましたので、今までボランティアや地域の方々により補修整備ができてきたということでございますので、それぞれの地域の補修されている地域を、ボランティア地域の方々をお答えいただければと思います。
◎町長(石塚幸右衛門君) 小山議員の再質問につきましては、担当部署に答弁させますので、よろしくお願いいたします。
◎住民生活部長(鳥海勝男君) お答えいたします。 まず、七つの遊歩道のうち三つの遊歩道を管理の委託をしております。まず、お伊勢山遊歩道ですが、これにつきましては箱根ケ崎東一丁目に委託しております。それから尾引山遊歩道につきましては殿ケ谷自治会に委託しております。また、高根山遊歩道につきましては高根町に委託をしてございます。あとのそれ以外の4遊歩道につきましては、ほとんど道路形態になっております。山道ではなく、そういう道路形態になっておりますので、東京都の西部公園緑地事務所等で管理をしているところでございます。 また、この管理につきましては年間に、主に土日でございますが、4日間、草刈りであるとか、あるいは樹木の伐採、また枝おろし、また整備、ごみ拾い、そういったものについて作業をしているというふうに伺っております。 以上です。
◆3番(小山典男君) 各その地域の方々の、ボランティアの方々によって整備されているということで、その内容についても大変お骨折りを得ながら、また樹木の保全についても、枯れてしまっているアカマツ等については、その場でもって伐採し、そのまま置いていると。それは荷がどうしても重いので、元に戻すことができないということなんで、それはそれでいいと思いますが。そのようなことをやっておられる方々に、土日、4日間程度ということでありますけれども、今後、それ以上のもの、あるいはそれ以上に整備していただきたいところがありましたらお答えいただければと思います。
◎住民生活部長(鳥海勝男君) お答えいたします。 現在、今、草刈りとか樹木の伐採をしておりますが、やはり地域のボランティアの方にやっていただいているということで、当然作業等に危険等があってはいけない、事故のないように。また、そこの遊歩道を通る方が気持ちよく通れるような遊歩道に管理するというのが目的でございまして、例えばでございますが、大きな台風とかいった場合に、樹木が倒れて道路を寸断していると、通路を、そういったものが、大きい被害等があった場合は、ボランティアの方にというのは難しいかと思います。現在のところでは、今までどおり、そこを通行するに気持ちよく通れるように管理していただくというような、あるいは多少の修繕等も可能なところはやっていただくというようなことで考えております。 以上です。
◆3番(小山典男君) それでは、公有地について問いたいと思います。公有地の拡大の推進に関する法律、公有地の拡大の計画的な推進を図り、もって地域の秩序ある整備と公共の福祉の増進に資することを目的とする法律がありますが、平成16年、公有地化率は大体59%と報告がありました。現在の公有地化率は何%か。また、お伊勢山遊歩道両側にあるごみについて、お答えいただければと思います。
◎建設課長(田辺喜好君) お答えいたします。 これは野山北・六道山公園の整備の事業の一環でございまして、民有地を公有地化しているわけでございますが、これは野山北の整備計画では、全体として247ヘクタールございます。このうちで用地が取得できた部分については198ヘクタールという報告を受けております。これは全体面積の約80%に当たります。これが今現在、公有地化になっているところでございます。 もう1点、ここのお伊勢山遊歩道でございます、これは気持ちよく散策を始めると、一番西側から、聖保育園の方から入っていって気持ちよく散策していくと、突然ごみが目に入ってきます。これは民間の方がここに……、ごみと、私、今、言いましたけれども、ごみなのかどうなのかちょっとわからないんですけれども、置かれているものがあります。これは不法に置かれている部分もあるようでございますので、これは東京都の、今、整備計画の中で、つい先日も東京都の公園事務所の方からお話もございました。これを何とか片づけていただくように地権者と接触を図っていきたいということでございますので、町の方もそういうことで、何かお手伝いできることがありましたらお手伝いいたしますというふうなお答えをしたところでございます。 以上でございます。
◆3番(小山典男君) 先ほども町長の答弁の中にも、東京都の協力をもとに、そのことについても対処していくということと受け取れるわけなんですけれども、あの場所については、地権者の地所ではないと思うんですが、いかがでしょうか。
◎建設課長(田辺喜好君) お答えします。 言ってみれば不法に置いているというような状況でございます。その辺について、地権者並びに……、地権者は、これは東京都にもう既になっているかと思います。東京都になっておりますので、これを不法に占拠している方に接触をしまして、今後、これを解決していくということを東京都と一緒にやっていきたいと考えております。 以上でございます。
◆3番(小山典男君) ぜひ早急にお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 それでは、2点目ですが、学校通りをまたぐ橋については、先ほども町長の御答弁の中に、平成22年度にそれができるということでございます。その当時、ふるさと創生1億円事業を受けて、町がたしか懇談会をつくり、その計画があったような経緯が、提案されたことがあったというように記憶しておるんですが、実施する予定について、御説明がありましたらお願いします。
◎建設課長(田辺喜好君) お答えいたします。 これは、今、野山北・六道山公園の事業の中で実施を予定しておるわけでございますが、お伊勢山遊歩道、これを東に六道山の方へ進んでいくと町道2号線、これは学校通りで、六道山の方と分断されております。現状の公園は二つに分断されているわけですので、この分断を解消するために公園の一体化を図る、そして2号線の両側の公園を結んで、お伊勢山遊歩道と高根山遊歩道を結ぶ、これは橋をかけると、これは連絡橋といいますか、人道橋、橋をかけたいということで、実は今年度、平成21年度に詳細設計に入っております。そして平成22年度には工事にかかりたいということで、昨年の6月ごろ概要の説明がございました。これで平成22年度早々には、この工事にかかって、今、聞いているところでは、平成22年度中に整備が終わって、両方の遊歩道が、お伊勢山遊歩道と高根山遊歩道が一つになるというようなことを報告を受けているところであります。 以上でございます。
◆3番(小山典男君) お伊勢山遊歩道と高根山遊歩道を一つに結ぶということについては、本当にあの地域が、また景観がとても整備されてよくなると思います。ある意味、あそこのコースを使い、クロスカントリー大会は、そういったところを使ってやっていきたいというのが、もともと先輩たちの、体協関係の方々の希望もあったように覚えておりますので、ぜひそのようにできますことをお願いしたいと思います。 それでは、3点目ですが、これまでに利用する人が3年たち、これまでに残堀川側道の不便さを指摘されたり、また苦情があったとすれば、どのような苦情があり、不満があったかということにお答えいただければと思います。それに対し、事業を整備されたところがあったら、またお知らせいただければと思います。
◎建設課長(田辺喜好君) お答えいたします。 この残堀川の側道は、当初の位置づけと申しますか、残堀川を整備するに当たって、東京都では管理用通路としての位置づけで整備したものでございます。しかしながら、実際の使われ方としては、地域住民の生活道路であり、またウォーキング、川沿いを散策するにはもってこいの道路ということで、地域住民の使われ方が、散策路としての使われ方が最近特にふえてきているわけでございます。 この中で、今、申しましたように、当初は管理用通路ということで整備したものですから、夜間の照明までは考えておりませんでした。これは東京都の事業としては、そこまでできないということでございます。地域の方々の希望、要望あるいは苦情というようなものでございますと、そういったウォーキングとして利用するについては、夜間は非常に暗いということで、何とか明かりを欲しいという希望がございました。これを受けまして、東京都とも相談しながら進めたわけでございますが、先ほども申しましたように、都としては管理用通路としての位置づけなので、そこの明かりについては、道路照明については、これは瑞穂町の方でということでございましたので、町としまして、平成17年度から平成20年度までに、特に暗い下流の方から整備してきたわけでございますが、通路が暗いということで道路照明灯、これを今までに28基設置いたしました。そんなことで、暗いという要望に対して、町が少しでも利用しやすいようにということで実施してきたものが、今、申し上げたものでございます。 以上でございます。
◆3番(小山典男君) 暗いところには明かりをということで、28基つけられたということですが、その辺も教えていただければなと思います。 それと町長の方からの答弁の中で、殿ケ谷地区にはだれでもトイレ、あと箱根ケ崎には公有地としてのものがあるというお話もありました。それは後でお聞きしたいと思いますが、まずは、暗いところに明かりが欲しいということで、28基つけられた場所を御説明いただきたいと思います。
◎建設課長(田辺喜好君) お答えいたします。 これは、道路照明につきましては、とにかく電気が来ていないと、なかなか実施まで難しいところがありますが、とりあえず暗くて、当面すぐ実施できる箇所ということで、今、平成17年度から実施したと申しましたが、まず平成17年度には殿ケ谷地区の表橋から下砂橋、これにかけての側道に10基設置いたしました。引き続き平成18年度については石畑地区の一本橋から吉野橋、ここに9基の照明を設置いたしました。同じく平成18年度には別途で、これは石畑地区ですが、砂前橋から栄橋、ここに6基の設置をいたしております。それから平成20年度については、これは平成20年度には一番上流まで整備できたわけでございます。一番上流のところの、これはトンネルからさらに上流でございます、旧国道、今は都道になっておりますけれども、あのトンネルから上流に3基設置いたしました。合計で28基ということになっております。 以上でございます。
◆3番(小山典男君) そうしますと、町道302号線から町道166号線のトンネルのところですね、あそこの残堀川狭山トンネル、あれの手前側が大変暗くて、どうにかならないのかということを大変よく聞かれまして、天候が悪い日には真っ暗で、足元が全然見えないというふうに聞いているんで、その点、そこの方のこれからの計画があるかどうか、お聞きいたします。
◎建設課長(田辺喜好君) 順次、今、申しましたように道路照明の方も整備しておりますので、今、申し上げましたものですべて完了ということではございませんので、今後、今の場所につきましても、私の方へ、そういう要望も来ております。その中で、今後とも同様に、まだ完成に至っておりませんが、順次、整備をしていく予定になっております。 以上でございます。
◆3番(小山典男君) そうしたら、殿ケ谷に10基、石畑に15基、箱根ケ崎に3基、これからまた箱根ケ崎については、危険なところはつけていくというふうなお答えでよろしいでしょうか。
◎建設課長(田辺喜好君) お答え申し上げます。 これは下流の方から残堀川が整備を順次してきた関係で、下流の方から見直しというか、町でできる仕事をさせていただいているわけでございますが、順次、上流に向かって、あと箱根ケ崎地区の不足している部分、また全体的に見直して、ここが不足しているということであれば、照明の方はこれからも設置していきたいというふうに考えております。 以上でございます。
◆3番(小山典男君) それでは、先ほど町長の方からの御答弁の中に、箱根ケ崎地区における国有地を交流の場所にしていきたいという御提案もありました。その国有地について、どのような場所、どこの場所で、どのような計画があるのか、お聞かせいただきたいと思います。
◎建設課長(田辺喜好君) お答え申し上げます。 この場所でございますが、これは住所地で申し上げますと、箱根ケ崎2270番地の1という場所でございます。ここにつきましては、現在、国有地の広場というか、空き地ですね、空き地になっているところでございます。これは国と申しましても財務省の関東財務局の方から国有地の売り払いについて情報提供がございました。これは一般に競争入札にかける前に、町で取得希望があるかどうかということを国の方から聞かれたわけでございますが、それに対して町が取得希望があるという回答をしたところ、この用地の取得が進んでいったわけでございます。 面積につきまして279平方メートル。これの場所については一本橋の下流、六丁目地内になります。これは青梅街道に面したところでございます。青梅街道と残堀川に挟まれた、休憩所にちょうどふさわしいような場所にあるような感じでございます。 以上でございます。
◆3番(小山典男君) その場所が確保できると。それと、その中にどのような施設をされるのか、その点をお答えいただきたいと思います。
◎建設課長(田辺喜好君) この用地については平成21年度、今年度でございます、予算をいただきまして、国から契約をさせていただいたと。ここでようやっといろいろな手続が終わりまして、平成21年度で用地を取得するものでございます。 そしてまた平成22年度、来年度の話になりますが、ここについては、いわゆるポケットパークというような用地として、これは坪数で申しますと約84坪ございますので、公園として、公園というんですか、鉄棒、ブランコがあるような公園ということではなく、私が今、イメージしているのは、当然管理柵として周りにフェンスは必要かと思います。それから広場的に使いたいということで、何でも使えるように用地を整地いたしまして、砂敷きをして、要は多目的に使えるようなものにしておいたらいいのかなというような考えを持っております。 以上でございます。
◆3番(小山典男君) 大変これからの夢がある場所になると思っております。狭山丘陵は首都圏に浮かぶ緑の島と紹介されております。野山北・六道山公園が安全で快適に利用できるよう、整備をこれからも町としてやっていただきたいと思います。 終わります。
○議長(上野勝君) ここで暫時休憩いたします。再開は3時45分といたします。 休憩 午後3時32分 開議 午後3時47分
○議長(上野勝君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行します。 次に、小野芳久議員の一般質問を許します。小野議員。 〔8番 小野芳久君 登壇〕
◆8番(小野芳久君) 議長の許可を得ましたので、通告順に従いまして、一般質問を行います。 今回の趣旨は、本年が町制70周年ということで、次期は多分100周年の記念式典の計画ではないかと思います。そのときは次世代にお願いするとして。また町長が3期目になられて、町長としての将来ビジョンもお持ちと考えております。そんな意味で、長期ビジョンということで一般質問をさせていただきます。 瑞穂の歴史をひもとくと、江戸期に殿ケ谷、石畑、箱根ケ崎、長岡、駒形、高根、栗原新田の村々が形成されました。明治22年には、箱根ケ崎村、石畑村、殿ケ谷村、長岡村の組合が組織され、村々には8人の議員が選ばれ、その中から3名が組合議員として選ばれ、組合議会が構成されました。昭和9年には八高線開通。このとき、皆さん、御存じのように、設計のミスによりまして、利用者の多い箱根ケ崎駅を金子駅より小さくつくってしまった。当時は蒸気機関車で、1日、7本の運転だったそうです。昭和15年には、箱根ケ崎村、石畑村、殿ケ谷村、長岡村を廃し、瑞穂町が誕生した。これは、ここにございます瑞穂町の概要に載っております。 当時の人口は6,851人であり、町は財政的にすべて負担するんではなく、地域の人々の寄附などにより、一部については行われていたという先輩からのお話も聞いております。 それから、多摩飛行場用地として、昭和14年から昭和19年にかけ95万7,499平米が陸軍省へ売り渡され、戦後、日本の敗戦により米軍が進駐してきて、日本陸軍の施設を摂取し、昭和40年までに197万7,903平米が横田基地用地となったのは、皆さん、御存じのとおりです。 それから、その後4年の歳月をかけまして、いろいろ問題があったわけなんですけれども、昭和33年には元狭山村と合併いたしました。それにつきましては、この本に事細かく載っております。 その後、有線放送電話、学校給食、防音校舎、昭和45年、都市計画法による市街化区域と市街化調整区域の線引きが行われ、このことが将来の発展と地域格差を発生させる一因にもなりました。昭和54年には公共下水道の一部地域での供用開始、西部土地区画整理事業、オフトーク、新青梅街道、16号バイパスの開通など多くの事業が行われ、現在は人口約3万4,000人、財政規模で、一般会計で130億円という町が形成された。 本年は町制70周年であり、その間には多くの町民の協力、支援が大ではなかったかと推測する。記念事業の計画もあると聞いており、また、第4次長期総合計画も策定中とのことである。そこで、次の点を問う。 1、長期的将来ビジョンは。 2、記念事業やイベントなど、多くの地域で開催しては。 以上で質問席の質問といたします。
○議長(上野勝君) ただいまの一般質問に対する答弁を求めます。石塚町長。 〔町長 石塚幸右衛門君 登壇〕
◎町長(石塚幸右衛門君) 「町の将来的ビジョンについて」という質問にお答えいたします。 今、議員がおっしゃったように、瑞穂町は町制施行70周年を迎えます。まちづくりにかけた先人の御苦労をしのび、また今、瑞穂町に暮らす町民全体で町の70歳の誕生日を祝いたいと思います。 さて、1点目ですが、これからの瑞穂町のまちづくりの道筋を示す第4次長期総合計画は、現在、基本構想に関する審議を重ねています。私は、町民一人一人が互いに支え合うことを基本として、それぞれの夢を実現できる可能性に満ちた、未来に誇れるまちづくりを究極の目標ととらえています。標語としては、決定してはいませんが、計画の到達点をだれもが共有できる明確な表現にしたいと思います。 少子高齢社会の中、町が長期総合計画の目標を達成するために、人口を増加に導き、安定した自治体経営を確保することや、自然や環境の保全、都市基盤の充実、安全安心のまちづくり、コミュニティ振興や産業の活性化、子育て支援、高齢者や障がい者の支援、教育環境の整備並びに学力向上など、多岐にわたる課題に立ち向かわなければなりません。そのためには、町民や民間が主体となったまちづくりの視点が不可欠となります。 また、国は地方分権を推し進め、真の意味での地方自治を確立しようとしていますが、これはとりもなおさず、地方自治体が自立戦略を持つことの重要性を意味しています。活気があり、魅力に満ちた町で、町民が安定した生活を送ることができるよう、全力を挙げて取り組んでまいります。 2点目の記念事業ですが、この機会を通じて、町の歴史を広く町民に認識していただくとともに、町に活気とにぎわいを呼び起こすため、各種の事業を実施いたします。記念式典、航空自衛隊中央音楽隊演奏会、NHK公開番組「のど自慢」等を予定し、また、残堀川ふれあいイベント及びウォーキング、敬老会、町民体育祭、産業まつり等のイベントでは、内容を拡大して実施します。また、町が主催する事業以外でも、町内会や各種団体が各地域で自主的に取り組んでいただけるよう、協力をお願いしたいと思います。
◆8番(小野芳久君) すみません、まず最初の方で、右手が、ちょっと肩をこわしているので、左手を挙げさせていただきますので、その点だけ了解ください。 先日、70歳以上の方かな、ちょっと先輩にお話を伺ったんですけれども、その先輩がお話しするには、この人は戦前の学校へ通っていたそうです。学校のガラスを割りまして、校長先生に「ガラスを割りました」と言ったそうです。そうしたら校長先生は、「あ、おまえ、よく来た、褒めてやるよ」、その日はそうやって褒めてくれたそうです。次の日に、朝、朝礼のときに、「おまえ、前へ出ろ」と言われたそうです。あ、自分は、きのう校長先生に言ったから、褒めてもらえるのかなと思って行ったそうです。そうしたらば逆で、「おまえは大変なことをした。地域の人が本当に無理をして学校のいろんな施設へお金を出していただいているのに、それを壊した」、その人はびっくりしたそうです。でも、その時代は、行政だけではなく、地域の人がいろんな面で、学校だけではなく、いろんな面をサポートして、地域なり町が、その人の話を聞くと、成り立っていたんではないかと私は考えるわけです。 さて、町を考えたときに、町には、先ほど言いましたけれども、横田基地がございます。それから六道山、それから山林とか、先ほど同僚議員が言いました公園とかございます。そうすると、実際、この16.幾つの面積の中で、利用可能面積というのは少なくなると私は考えるわけです。これはなぜかというと、これはあるところの人に聞かれたんですけれども、何で瑞穂町は財政的に豊かなのか。それは、私はどう答えようかと思ったときに、「いや、行政でサービスする面積が多分ほかの地区より少なく、その中で効率的に行政運営がされているからじゃないんですか」という私は話をしました。 そこで、話が戻るわけなんですけれども、今、町長も第4次長期総合計画の策定中というお話をされたわけなんですけれども、これは私の将来的ビジョンとしての考えなんですけれども、これは一つは、各市町村の人口というのは、ある面では必要なことだと思います。現在はほとんどの市町村が横ばい、あるいは減少になっていると思います。やっぱり行政力を保つには人口規模は必要だし、その中で中高年の人も生活するわけですから、将来を見たときに、これは一つの目安ではないかと思うわけなんですけれども。 ここで、いつも町長が言われているんですけれども、町長はよく、まだ瑞穂は青年期だ、そのためにいろんな経費がかかる、そういうお話を町長はされるわけなんですけれども、そこで町長にお伺いしたいのは、では、青年期から成人期に達するためには、いつごろを想定されているのか。また、青年期というのは、例えばどのような形になったときが青年期とお考えになっていられるのか、その辺について、まず町長にお伺いしたいと思います。
◎町長(石塚幸右衛門君) 私ということでございますので、幾つか答弁をさせていただきます。 まず、いろいろお話を承りました。中で気がついたことといいますか、小野議員の御意見の中で幾つかございますので、その点も申し添えたいと思います。 江戸時代に各市町村ができたということでございますが、3月4日は地元の神社の禮大祭でございましたが、はっきり残っている記録が1千2百何年でございます。ですから、非常にこの地域は古いころから発展したということだろうと思います。 それから横田基地の話が出ました。戦後、米軍は日本軍の軍国主義を防ぐために横田基地を廃止にしたいと思っていたと思います。その結果が、現在、あの大きな航空産業の会社がありますところから村山の多摩開墾、これは戦後、米軍が70町歩返還してくれた土地に現在の会社や優良な農地が残っているわけです。これがすべて戦後の米軍による返還の土地でございますので、朝鮮事変で国の方針も米軍の方針も変わってしまいまして、違った方向に行ったことはまことに残念だと、今、思っております。 それからガラスを割ったという話がございました。そのとおりでございまして、当時は地域が、学校とか公共施設は、こぞってその運営に資金を提供し、協力していたものでございます。私の子供のころに、第一小学校でございましたが、2教室木造がございました。これは殿ケ谷が尾引山の町有地を売って、そのお金を第一小学校に寄附して、2教室を殿ケ谷地域の財産区のお金でつくらせたという教室でございました。今は老朽化で撤去されましたが、そういうこともございました。 次に、青年期というような話でございました。なかなかこの区別というのは私は難しいと思っております。一番いいのは、都内のようにハード面の施設がすべて完備され、道路はもう舗装するところはありませんよ。交通は地下鉄、バス、あらゆるものがそろっていますよ。近くに集会所、あらゆる設備がありますよというのが23区内の完成した姿だろうと思います。ところが、三多摩においては、まだまだそこまで行くのに何十年では行かないんではないかと思うような始末であります。 その上に瑞穂町につきましては面積が隣の市の倍ほどございます。市でございますと、狭い面積に、単純に言いますと、瑞穂町の半分の面積に瑞穂町の倍の人口が住んでおりますから、そういう意味でも非常に整った姿がもう既に出来上がっております。近くの市長さんに聞きますと、道路を舗装してくれという要望はもうないそうでございます。私どもの場合には、議員、御承知のように、まだまだ舗装してほしいという要望が上がってまいります。したがいまして、道路一つにしても、それから集会施設もそうですね、各地域によっては町内ごとにありますが、私の地元の殿ケ谷は4町内ありますが、一つきりまだございません。このような面からも、ハード面ではまだまだいろいろ町は力を入れなければならないという状況があるわけでございます。 しかし、毎年の予算というのは限られておりますから、住民の要望のとおり一遍にやるわけにもまいりませんし、ソフト面の出費というのも年々ふえてまいりますから、こちらの方と見定めてハード面の充実を図らなければなりません。したがいまして、町税収入といいますか、町の収入と支出の方とも考え合わせながら、住民等の要望もある程度満足させる形で進まなければなりませんから、なかなか思うようにいっていないのが実情でございます。 おおよその目標で言えば、あと15年か20年ぐらいかかるのかなというふうに私は思っております。町民の方はなかなか御不便で大変でございましょうが、もう少し御辛抱いただければ、近隣に誇るような瑞穂町ができると確信しておりますので、ひとつ御理解のほどよろしくお願いいたします。 こんな形でよろしいかどうかわかりませんが、とりあえずの答弁とさせていただきます。
◆8番(小野芳久君) 町長のお話は理解いたしました。やっぱり歴史的に考えますと、なかなか瑞穂町としては難しい面があるというのは私も理解しております。 そこで、先ほど町長が申された、70周年の記念事業について、先ほど町長の方からもお話があったわけですけれども、もう少し細部について説明をお願いいたします。
◎町長(石塚幸右衛門君) こういう財政難の折からでございますから、本当は非常に派手にといいますか、皆さんの注目を集める形でやりたいわけでございますが、やはりそちらの方もにらみ合わせなければなりません。しかし、にぎわいという創出も考えなければいけないということでございます。 いずれにいたしましても、担当部署に答弁させますので、よろしくお願い申し上げます。
◎企画総務部長(鳥海俊身君) お答えいたします。 70周年の記念事業でございますが、これにつきましては、職員の中から選ばれまして、ワーキンググループをつくりました。その中で70周年の事業をどのようにするかということを計画し、その後、町長を初めとする皆様に御承認をいただいたという形をとっております。 それでは、説明させていただきます。 まず、70周年を迎えるに当たっての事業でございますが、70周年を広く町民の方にも知っていただく、ともに70周年を祝っていただくために知っていただく、そのようなものとしては、まず70周年の記念のロゴマーク、これを定めようと。これを各種印刷物、例えば町で使用します封筒等にもそれを入れるということでございます。続いて缶バッジ、御存じかと思うんですが、簡単にそのものをバッジ風につくれるものがございます。そのようなもので、そのロゴマークを選定していこうというようなことを考えてございます。それでお知らせするというものでは、一番先に、まず横断幕とか懸垂幕、のぼり旗、このようなものはもちろんつくりまして、各公共施設あるいは事業を、イベントを行う場で掲出あるいは掲示をしたいと思っております。 記念事業につきましては、70周年、今回、新規の事業としましては、先ほど町長の登壇での御答弁の中にも入っておりました、記念式典も行います。そのほかに、NHKの公開番組ののど自慢等も行います。航空自衛隊の演奏会、健康ウォーキングというようなものを計画してございます。 続いて、冠事業なんですが、これは既存の事業に、70周年記念年は特別だよということで拡大したりしてやっていこうというもの。先ほども述べました、残堀川ふれあいイベントのウォーキング、敬老会、町民体育祭等でございます。 また、スカイホール事業、主催事業の中では、明治大学マンドリンクラブ等の演奏会、このようなものも現在のところ計画してございます。 続いて、その他の事業でございますが、記念誌を発行するというようなことも計画してございます。 大体が、今、申し上げましたのが1年間を通して、70周年記念事業年度としての事業の概略でございます。 以上でございます。
◆8番(小野芳久君) 大体概要はわかりました。いろんなところに絡みますので、あまり細部に聞きますと、私の聞きたいことが全部聞けないんで。 続きまして、話を変えますけれども、これはやっぱり一応聞いておかなきゃいけないと思うんですけれども、合併問題について瑞穂町としての姿勢ですね。これは、前に副町長が企画総務部長のときにお話しされたんですけれども、瑞穂の財政力はまだまだ大丈夫で、あと10何年はこのままでいけますという話をどこかで聞いた記憶があるんですけれども、ただ、非常に厳しい波が、今、経済的に来ております。その中で、瑞穂町は将来的に、町制100周年が果たしてこの状態でできるのか、私もちょっと心配なんですけれども、そこの点で、町としては、現在の合併を考えずに町制のまま進んでいくのか。もし答えられましたら、その辺について考え方を答えられる範囲でお願いしたいと思います。
◎町長(石塚幸右衛門君) 合併問題ということでございますが、前にどなたかの御質問でお答えした記憶はあるんですが、私も合併問題というのは子供のころから見ております。といいますのは、福生と西多摩村だったかな、当時、一緒になる予定でございまして、当時の幹部が一生懸命相談しておりました。それを隣の部屋で見ておりまして、あー、なるんだなと思っておったんですが、その方針が変わりまして、やらないということ。これは議会でも、福生と西多摩村から正式に議会に申し入れが来たはずです。ですから公文書で残っているはずです。瑞穂と一緒になって、2町1村で市をつくりたいということで申し入れが来ました。 瑞穂の議会はどういう返事をしたか。私もよく覚えております。横田基地が2町1村の間にくさびのように打ち込まれておるんで、この合併は難しいので、お断りしますというのが瑞穂町議会の正式な回答でございました。 ところが、東京都や国は、横田基地があるから一緒になった方がいいよということで、そういう指導が再三あったようでございます。しかし、いろんな政治的事情から、これは消えまして、その代案として元狭山合併というのが浮上してきます。ですから、これは今の2市1町の延長で来ているわけですね。そういう形で現在があります。 現在もこの問題は、御承知のように再三話題となっております。近隣は全部市になりました。瑞穂町だけが町でございます。そうしますと、現在、御承知のように、先輩の皆さんの御努力で瑞穂町は健全財政ということでございますが、そういう形でありますから、周りの市の方にお伺いしますと、全部一周り、瑞穂町なら一緒になりたいと、なってもいいということをはっきりおっしゃっていただいております。中には、こちらから御遠慮したいような市もあるんですが、いずれにしろ、周りはそういうことです。 それでも、なぜできないかと申しますと、すぐわかることでございますが、合併になりますと、御承知のように全部議会が決定いたします。どこの市と一緒になりましても、瑞穂町から出る議員は3分の1出れば上等と。3分の2はお婿さんの方の議員だろうと思います。そうしますと、まだまだ瑞穂町はこれからという話が先ほど出ましたが、あらゆることで不利になるんではないかという想定がなされるわけです。とにかく人口がどこをとりましても2倍以上でございますから、周りの市は。合併となり、議会が成立する。今の議会制度というのは多数決で、これが今、人間が考え出した一番いい民主主義的方法ということでございますから、さて一緒になると、多数決で決められた場合に、現在の瑞穂町がどういう立場になるかということを考えまして、なかなかお誘いには乗れないというのが状況でございます。 ですから、先ほど申し上げましたように、ある程度の基盤整備を完了して、有利、不利ということが発生しない時点になったら、合併というのは考えてもいいんではないかと思いますが、現在のところは、そういうふうな総合的なことを考えますと、いろいろな町民の方は御不便がおありでしょうけれども、もう少し辛抱していただいて、それからゆっくり議員の皆さんとも御相談して、成立させるのがいいんではないかなと思っております。ですから、瑞穂の基盤整備とか、そういうところの先に合併問題はあるのではないかというふうに解釈しております。 答弁になっているかどうかわかりませんけれども、よろしくお願いいたします。
◆8番(小野芳久君) この件につきましては町民からも聞かれるんですよ、瑞穂町はどうしてこれから行くんだよという話を聞いたときに、いや、瑞穂は単独で行くんだよと。なぜかと聞かれたときに、まだ財政的には大丈夫だよという話をするんですけれども、私もそんなことで瑞穂のPRは極力するようにしているんですけれども。 それでは、続きまして、これはさっき質問席の最初にお話ししたんですけれども、全然ないとは言えないと思うんですけれども、瑞穂においては地域格差という問題があると思います。これは先ほど申したとおり、市街化区域と市街化調整区域の線引きによりまして、その地域的な差ができた。それを埋めるために、今、町においては殿ヶ谷とか駅西、栗原地区の区画整理をやっているわけなんですけれども、そうかといって、今すぐそれによって地域格差を埋められるとは私も考えておりません。ですから、地域格差がある地域については、それなりの対応。 なぜそう考えるかというと、なぜ私がきょう長々と歴史を言ったかというと、その地域格差があるところについている人が、ある面ではこの瑞穂をつくった人たちが住んでいた場所なんですよね。その辺のところを町としても理解していただいて、この地域格差については、やっぱりある程度町民についても、我慢していただかなければならない面もあると思うんですけれども、その辺のところで、私の住んでいるところは、どうしてもこの問題だけはお聞きしなければいけないと思うんですけれども、その辺について担当としては、町としてはどのような考えを持っておられるか。
◎副町長(杉浦裕之君) お答えいたします。 市街化と、それから調整区域ですね、これのお話も出てまいりましたが、今、議員のお住まいの場所という話もございました。あの地区は、江戸時代に幕府が民間に区画整理で移譲した、売った地区でございます。それを民間が分けまして、それで民間の方々がそこに住まわれたという歴史を持っているわけでございます。当時のことですから、生産する物は農産物ということになります。それが今まで続いてきているという地区でございます。 また、ほかの地区のことを考えますと、例えば箱根ケ崎、これは宿場町でございました。それから殿ケ谷、石畑でございますが、この宿場町で使う飼い葉ですとか、それから薪、そういったものを集める地区ということで発展してきたというような経過がございます。 それから、一番大きな面積を占めています横田基地ですが、享保の改革のときに、農民の方々が一つずつ石を拾って、土をつくって、そして農地に変えて、それが陸軍に接収されていくという歴史を持っております。 これは、今、議員がお話しされたように、それぞれの地区に大きな歴史的な経過を抱えています。ですから、そういったものが今までも影響しているというのは当然考えられることでございますけれども、これを格差とするのかどうかということでございますね。今までその地域に住んでいた方々の望む形で地域がつくられてきたわけですから、今、便利かどうかということになりますと、例えばバスが通っていないとか、いろいろなそういうものが出てくるかもしれません。また、今の時代に望まれている、そういうサービスとか、そういうものが出てくるわけでございまして、こういうものがあるというのはわかります。ただ、格差というふうに位置づけるのはどうかなと。言葉で一くくりで格差という言葉にしてしまうのはいかがなものかなというふうに思っております。 ただ、これは石塚町長になりましてから、調整区域に下水道を入れ込んでいく、また道路を整備していくといったようなことを続けているわけでございまして、これにつきましては、そういった面の基本的な整備につきましてはサービスを施しているというところ、石塚町政として、政策として皆さんにお示し、実行しているという段階でございます。このようなことがございますので、御理解をちょうだいしたいと存じます。 以上でございます。
◆8番(小野芳久君) 確かに副町長が言われるとおり、うちの方につきましても今年度から長岡コミセンの工事も始まりますし、それから憩いの広場の跡がソフトボールの会場ということで、少しずつですけれども、そのような点がなくなってくるんではないかなと思うんですけれども。ただ、理解していただきたいのは、先人というのは、ある面では現状に、町の発展のために満足というより、町が発展するために自分なりに満足していたということだけ理解していただきたいと私は思います。 それでは、続きまして、展開が早いんですけれども、これは私たち考えなきゃいけないんですけれども、町で高齢化率が、今、20%を超えております。そこで、今後、高齢者という言葉を私はあまり好きではないんですけれども、高齢者という言葉を使わせていただきます。高齢者に対する予測と。この人たちに、今後、先輩諸氏たちに、どのようなことで町のいろんな面で御協力をいただくか。 それから、高齢化ともう一つ問題は少子化の問題がございます。これについても、少子化の問題は学校等にも影響するんではないかと思います。そういうふうな意味で、少子化の問題、それから学校等では、今後、この少子化の問題についてどう考えていくのか。例えば最悪になったときに一つの学校なりを少なくするのか、その辺のところが、まだこれから見えない面があると思うんですけれども、ただ、その辺の予測はある程度、今後、少しずつですが、していかなければいけないと思うんです。なぜかというと、今、非常に財政が厳しい中ですけれども、その中で、将来的展望を考えるについては予算がそんなにかからないと思います。そんなことで、少しでもいろんな議論をしていただく意味で、その辺についてお伺いします。
◎副町長(杉浦裕之君) 非常に幅広くて、将来にわたることということでございますので、私がお答えしたいと思いますが。今回の議会におきましても町長が冒頭ごあいさつ、施政方針の中にも含めさせていただきましたが、子供たちにヒブワクチンの接種ですとか、そういう子育て関係のものに少し手厚く施策を展開していっているというのはおわかりいただけると思います。 また、学校関連でございますけれども、教育長初め皆さんが一生懸命やっていただきまして、例えば学習サポーターですとか、それから相談機能を高めていくといったようなこともやっているわけでございます。また学力の向上ということもございますので、そういったところに力点を置いて教育施策を振興していただいているということがございます。 今、少子化というのは大変どこの自治体でも大きな課題となります。おっしゃるとおりだと思います。ただ、瑞穂町は、それでよしとはしません。少子化を食い止めるための政策、そしてまたこれを人口増に導くための政策ということを考えているわけでございまして、そのために、石塚町長を初めみんなが一丸となって、そちらに向かっていると御理解をいただきたいと存じます。 また、今、つくっております長期総合計画、この中でも、人口が減少に向かうということをとらえながら、それに対する対策も明記されるという予定でございます。 以上でございます。
◆8番(小野芳久君) それでは、ちょっと視点を変えまして。先ほど同僚議員が聞いたんですけれども、そのときに町長が潤いという言葉を使われたんです。今、箱根ケ崎、殿ヶ谷で区画整理が進行しております。栗原地区でも区画整理の事業が、今後、計画が進行するわけなんですけれども。その中において、潤いというお言葉を使われたんですけれども、区画整理どうこうという、区画整理することによって町がある面では潤うということは私も理解しているんですけれども、では具体的に、この事業をやることによって、その辺の理解が町民にないと、区画整理に対して何%の賛成者があればできますという話も聞いておりますけれども、その辺のところを理解して、全員がこれに賛同していただけるような形をとらなきゃいけないと思うんです。ですから、これによって町がどのぐらい潤うか、その辺の予測はある面ではされているんではないかと思います。その辺についてお聞きいたします。
◎企画総務部長(鳥海俊身君) お答えします。 区画整理事業をした暁、新たな町並みができるわけですね。そうした場合に、先ほど潤いというお言葉でございましたけれども、それを具体的に、今、お示しできるような数字等は持ち合わせてございません。イメージかもしれませんが、申し述べさせていただきたいと思います。 先ほど町長も申しましたように、区画整理事業が完成した西部土地区画整理区域内、こちらには工場等の事業所が進出し、そこには雇用も発生します。また同時に住宅地もつくられ、かなりの部分について住居として使用されるようになりました。自ずと固定資産税や住民税、また法人の住民税、こういうものの税収も上がるということで、まちづくりが進んできたということでの潤いという言葉で表現させていただいたものというふうに思っております。 ですので、町は今後とも、現在2地区の区画整理事業を行っております。この中で、西部土地区画整理事業がいい例として完成した暁には、住宅だけではなく、工業地域の土地利用も含んでおりますので、バランスのとれたまちづくりとして、工場も張りつき、そこには雇用も発生する、雇用も発生すれば職住接近した町にできるということでまちづくりを進めていきたいというふうに思っております。 以上です。
◆8番(小野芳久君) 今のお話から話をすると、確かに町の予算書を見ると町税、先ほど部長が言いました、その中で固定資産税、それから法人税、町民税が非常にウエートを占めているのは皆さん御存じのとおりなんですけれども。その中で、ということは、ある面では町内完結型というのかな、それによって確かに雇用とか企業の進出はあるんですけれども、ある面では住民がそこに住宅なり張りつきますと、住民によって税金が成り立っているという形かな、それが発生するわけですよね。そうすると、例えば観光地であれば観光収入によって、その予算の中の何がしかをとっている、財力にしているという形になると思うんですけれども、瑞穂の場合は、そう考えると区画整理とか、それによって固定資産税とか法人税、雇用の創出ということになるんですけれども、考え方を変えると、そこに住んでいる人が税金を払っている。ほかからの財力を持ってこられていないというのかな。 先ほど70周年のイベントのときにいろんな事業をお話しになったんですけれども、商工会と話をしたときも、いろんなイベントによって、お客さんが来ていただくことも商工会の活性化とか、そういう面で必要だというお話を聞いたんですよ。ですから、町内完結型ではなくて、将来的には外からも何らかの、それをとる施策というのは、今後とも観光施策を考える必要があると思うんですけれども、その辺について。
◎企画総務部長(鳥海俊身君) お答えします。 住民により税が成り立つというようなお話でございまして、外から何か呼び込むものはないのかと、観光を例にとられまして、おっしゃられました。町は同じように考えております。例えばの話ですが、企業を積極的に瑞穂町地内に、今、呼び込もうとしております。そのようなことで瑞穂町がなおバランスがとれて、栄えるように考えているところでございます。 以上でございます。
◆8番(小野芳久君) 将来ビジョンにこれだけ聞いたというのは、今、私の町内においても、大体私ぐらいの年代で夫婦住まいでいる家庭が非常に多いんですよ。早い話が、60歳以上で夫婦で生活しているか、一人で生活するか。では、なぜ子供たちがいないのか。子供たちは外へ出て就職している。自宅から通っている人が少ない。非常に将来を見たときに不安なんです。 やっぱり瑞穂の将来ビジョンというものがしっかりしていれば、一極で集中するのは非常に不可能だと私も理解しています。その中で、次世代の子供たちがやっぱり瑞穂に住んでほしいんですよ。そんな意味で、町としての将来ビジョンがしっかりしていないと、若い子は瑞穂に住んでくれないと思います。私は、そのためにいろんなことを、今、聞いたわけです。 それでは2点目に入ります。今のは1点目の2点目の方です。 続きまして、各種事業、各地域で行うという話をしたんですけれども、これは町としても、今、いろんな事業の説明がありました。ほとんどという言葉はちょっと語弊があるかもしれませんが、ほとんどがこの役場周辺なんですよね。スカイホールでやる、町民会館でやる、この周辺ですべてが行われております。 町には武蔵野コミセン、元狭山コミセン、長岡コミセンについては来年度に完成という話を聞いています。さっき高齢者という言葉は嫌だと言ったけれども、高齢者の方がふえてきた。そのときに、いろんな地区でイベントをやれば、そこに人は集まると思うんですよね。最初から多くの人数を期待しても、それは無理だと思うんですよ。ただ、少しでもいろんな地区でやることによって町の行事に自分も参加している、それが一番大事だと思うんです。 そういう意味で、70周年記念事業だけではなくて、これから町のいろんな事業があると思うんです。例えば展示会なんかをやるときには、では、ほかのコミセンでやろうとか、コミセンでやっているのは私も理解しているんですけれども、そういう町の大きな事業も、少しでもいろんなところへ展開した方が町が活性化すると私は考えるんですけれども、その点についてお願いいたします。
◎町長(石塚幸右衛門君) 小野議員の御質問に再度お答えいたします。先ほどから幾つか聞いておりましたので、その点をあわせてお願いしたいと思います。 まず、人口の集中度から申しまして、どうしても箱根ケ崎、石畑ということになるわけでございます。あとはちょっと人口が散らばってしまいます。そういうことから、先ほどから申し上げますように、効果的にはやはり箱根ケ崎、それに隣接する石畑の人口が集中できるということで、こちらが選ばれてしまうんだろうなと思います。私も瑞穂町の外れに住んでおりますから、そういう思いがしないわけではございませんが、結局は税金を使っていろんな催しをする場合に、やはり一番集まっていただける地域ということで、そういうことになってしまうんだろうと思います。 その点はまた担当課から申し上げるとして、その他の話で、前にこれもお話し申し上げたような気がするんですが、三多摩で企業数が1番多い市というのは八王子市だそうでございます。2番目が青梅市、3番目が瑞穂町でございます。このように非常に企業も集中して瑞穂町にはおります。こういう皆さんが頑張っていただいて、租税収入を瑞穂町に潤わしていただけているということだろうと思います。 したがいまして、昼間人口が多いのは瑞穂町が1番でございます。町外に御勤務の方が多いということだろうと思います。これはやはり1番この近隣では瑞穂町が多い。先ほど議員がおっしゃいましたように、若い者が外へ出てしまって、うちにいるのは年寄りだけということをおっしゃられましたが、よその市はもっとこれが進んでいるわけでございます。したがいまして、昼間人口の点では瑞穂町が1番でございますから、そういう点では、まだまだ町内にお勤めの方が多いのは、この辺では瑞穂町がずば抜けているというふうに思っております。 そのようなことで、私どもはここに住んでしまっていますから、なかなかよその市に住んだあれと比較がすぐ直接的にはできないわけでございますが、そういうこともひとつ考慮していただきたいと思います。 それから、先ほどからほかの議員の方にも言われました、健全財政、健全財政という話が出ました。健全財政は、先輩の議員の皆様の御努力によりまして現在まで来ておるわけですが、健全財政、健全財政が本当にいいのかどうかというのは、また別問題のように私は思っております。要するに満足度ですよね。火の車の市でも満足している市は随分あるわけでございますから。ですから、健全財政は本当にいいことなんですが、住民の満足度をどうやって上げられるかというのがこれからの課題だと思っております。幸いに意識調査で見ますと、徐々にはこの点は上がっておりますので、もう少しの努力が必要かなと思っております。健全財政、健全財政で、ただ引き締めているという思いに陥っていないつもりなんですがね、満足度ということをにらみ合わせてやらないといけないと思っております。 以上、私の答弁はこれまででございます。よろしくお願いいたします。
◎副町長(杉浦裕之君) コミセン等を含めまして、各地域での行政のいろんなイベント等のお話が出ていました。お話しいただいたように、武蔵野、元狭山、そして長岡と、これから整備されていくわけでございます。 この中で、なぜ町がこのようなコミュニティセンターを建てているかと。これは何度も御説明申し上げましたけれども、各地域で行政施策、例えば高齢者の方の健康診断ですとか、それから子供たちの集まりですとか、そういったものを行政サービスとして展開する拠点。もう一つは住民の方たちとの協働の拠点であるという位置づけをしております。このようなことは、イベントを含めまして、これからも考えていきたいと思っております。 それから、今、町長のお話の中にございました昼間人口比率ですが、直近で1.06という数値が出ております。これは瑞穂町に入ってくる方が多いということなんですが、町民には二つあります。一つは町に住んでいる方、もう一つは法人でございます。こういったものを地域資源ととらえて、一緒にまちづくりをしていくということをこれからも支点に据えてまいりたいと考えます。 以上でございます。
◆8番(小野芳久君) それでは、先ほどちょっと部長の方からお話が出ていたんですけれども、各地区でいろんなイベント、夏まつりとかをことしもやられると思うんですけれども、70周年記念事業の垂れ幕ですよね、これをそういうところに町としても貸与して、町を挙げていろんな角度で70周年を祝うべきだと私は考えるんですけれども、そんな意味で、垂れ幕というんですか、それを、例えばそういう地域の祭りとか納涼祭、いろんなイベントに貸し出すとか、そういう考えというのはございますでしょうか。
◎企画総務部長(鳥海俊身君) お答えいたします。 全くそのとおりに考えてございます。その場合、お貸しするからではなくて、どうぞ使っていただけないでしょうかというスタンスで、各地区の町内会、自治会、あるいは例えばそれとはまた別で、7月には殿ケ谷、石畑、箱根ケ崎地区につきましては一大イベントであります夏まつりが行われます。そのときには日曜日にはパレードも行われます。そのようなところで70周年を大いにアピールできたらいいなということで、今後、その関係者に御協力を求めていきたいなというふうに思っております。そのとき、あくまでも貸すからではなくて、ぜひそういうものを掲出していただけないでしょうかというスタンスで向かっていきたいと思います。 以上でございます。
◆8番(小野芳久君) ぜひそのようにお願いしたいと思います。70周年ということは、これは一つの転機だと私も考えております。私はあと30年たつともう100歳近くになります。この70周年の式典だけは町民とともに喜ぶ機会を与えていただいたと私も考えております。そんな意味で、老若男女を問わず、町民全体で70周年を祝いたいと私も考えておりますので、その辺のPRとか、いろんな面でお願いすることがあると思うんですけれども、よろしくお願いしまして、一般質問を終わります。
○議長(上野勝君) ここでお諮りいたします。本日の審議はこの程度にとどめ、延会とし、残りの一般質問については8日月曜日に続行したいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」との声あり)
○議長(上野勝君) 御異議なしと認めます。よって、本日の審議はこの程度にとどめ、延会することに決しました。 御苦労さまでした。 なお、この後、表彰伝達式を行いますので、そのままお残りください。 延会 午後4時48分
○議長(上野勝君) これより表彰伝達を行います。 平成22年2月9日、全国町村議会議長会総会において、全国町村議会議長会表彰規程に基づいて表彰が行われました。 本町議会では、近藤浩議員が議会議員15年以上の功労者として表彰されました。ただいまより、この伝達を行います。 表 彰 状 東京都瑞穂町 近藤 浩殿 貴方は町村議会議員として多年にわたり地域の振興発展に寄与せられた、その功績は誠に顕著であります。よってここにこれを表彰いたします。 平成22年2月9日 全国町村議会議長会会長 野村 弘(代読) おめでとうございます。 〔表彰状伝達〕(拍手)
○議長(上野勝君) 御苦労さまでした。これをもちまして表彰伝達を終わります。お疲れさまでした。...