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令和4年第4回定例会(第22号) 名簿 開催日: 2022-12-05
令和4年第4回定例会(第22号) 本文 開催日: 2022-12-05

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    検索結果一覧に戻る 検索をやり直す ヘルプ (新しいウィンドウで開きます) 2022-12-05 令和4年第4回定例会(第22号) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 967 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言の表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 2 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 3 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 4 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 5 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 6 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 7 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 8 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 9 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 10 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 11 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 12 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 13 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 14 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 15 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 16 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 17 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 18 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 19 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 20 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 21 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 22 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 23 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 24 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 25 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 26 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 27 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 28 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 29 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 30 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 31 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 32 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 33 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 34 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 35 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 36 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 37 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 38 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 39 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 40 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 41 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 42 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 43 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 44 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 45 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 46 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 47 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 48 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 49 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 50 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 51 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 52 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 53 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 54 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 55 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 56 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 57 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 58 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 59 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 60 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 61 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 62 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 63 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 64 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 65 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 66 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 67 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 68 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 69 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 70 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 71 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 72 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 73 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 74 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 75 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 76 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 77 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 78 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 79 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 80 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 81 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 82 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 83 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 84 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 85 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 86 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 87 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 88 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 89 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 90 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 91 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 92 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 93 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 94 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 95 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 96 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 97 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 98 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 99 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 100 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 101 : ◯ 教育長(柏原 聖子君) 選択 102 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 103 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 104 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 105 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 106 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 107 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 108 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 109 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 110 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 111 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 112 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 113 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 114 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 115 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 116 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 117 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 118 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 119 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 120 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 121 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 122 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 123 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 124 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 125 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 126 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 127 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 128 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 129 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 130 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 131 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 132 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 133 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 134 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 135 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 136 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 137 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 138 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 139 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 140 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 141 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 142 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 143 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 144 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 145 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 146 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 147 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 148 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 149 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 150 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 151 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 152 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 153 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 154 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 155 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 156 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 157 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 158 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 159 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 160 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 161 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 162 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 163 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 164 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 165 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 166 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 167 : ◯ 12番(宮坂 良子議員) 選択 168 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 169 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 170 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 171 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 172 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 173 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 174 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 175 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 176 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 177 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 178 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 179 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 180 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 181 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 182 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 183 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 184 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 185 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 186 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 187 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 188 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 189 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 190 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 191 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 192 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 193 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 194 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 195 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 196 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 197 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 198 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 199 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 200 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 201 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 202 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 203 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 204 : ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 選択 205 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 206 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 207 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 208 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 209 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 210 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 211 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 212 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 213 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 214 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 215 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 216 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 217 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 218 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 219 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 220 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 221 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 222 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 223 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 224 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 225 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 226 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 227 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 228 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 229 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 230 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 231 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 232 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 233 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 234 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 235 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 236 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 237 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 238 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 239 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 240 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 241 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 242 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 243 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 244 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 245 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 246 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 247 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 248 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 249 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 250 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 251 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 252 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 253 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 254 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 255 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 256 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 257 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 258 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 259 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 260 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 261 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 262 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 263 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 264 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 265 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 266 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 267 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 268 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 269 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 270 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 271 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 272 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 273 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 274 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 275 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 276 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 277 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 278 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 279 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 280 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 281 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 282 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 283 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 284 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 285 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 286 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 287 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 288 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 289 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 290 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 291 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 292 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 293 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 294 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 295 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 296 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 297 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 298 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 299 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 300 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 301 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 302 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 303 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 304 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 305 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 306 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 307 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 308 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 309 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 310 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 311 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 312 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 313 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 314 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 315 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 316 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 317 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 318 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 319 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 320 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 321 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 322 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 323 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 324 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 325 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 326 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 327 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 328 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 329 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 330 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 331 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 332 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 333 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 334 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 335 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 336 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 337 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 338 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 339 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 340 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 341 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 342 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 343 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 344 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 345 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 346 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 347 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 348 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 349 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 350 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 351 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 352 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 353 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 354 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 355 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 356 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 357 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 358 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 359 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 360 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 361 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 362 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 363 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 364 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 365 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 366 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 367 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 368 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 369 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 370 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 371 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 372 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 373 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 374 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 375 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 376 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 377 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 378 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 379 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 380 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 381 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 382 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 383 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 384 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 385 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 386 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 387 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 388 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 389 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 390 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 391 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 392 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 393 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 394 : ◯ 13番(西村 あつ子議員) 選択 395 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 396 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 397 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 398 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 399 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 400 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 401 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 402 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 403 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 404 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 405 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 406 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 407 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 408 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 409 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 410 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 411 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 412 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 413 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 414 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 415 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 416 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 417 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 418 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 419 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 420 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 421 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 422 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 423 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 424 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 425 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 426 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 427 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 428 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 429 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 430 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 431 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 432 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 433 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 434 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 435 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 436 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 437 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 438 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 439 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 440 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 441 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 442 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 443 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 444 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 445 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 446 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 447 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 448 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 449 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 450 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 451 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 452 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 453 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 454 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 455 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 456 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 457 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 458 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 459 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 460 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 461 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 462 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 463 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 464 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 465 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 466 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 467 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 468 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 469 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 470 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 471 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 472 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 473 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 474 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 475 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 476 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 477 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 478 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 479 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 480 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 481 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 482 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 483 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 484 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 485 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 486 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 487 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 488 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 489 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 490 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 491 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 492 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 493 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 494 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 495 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 496 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 497 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 498 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 499 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 500 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 501 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 502 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 503 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 504 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 505 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 506 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 507 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 508 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 509 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 510 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 511 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 512 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 513 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 514 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 515 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 516 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 517 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 518 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 519 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 520 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 521 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 522 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 523 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 524 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 525 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 526 : ◯ 教育長(柏原 聖子君) 選択 527 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 528 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 529 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 530 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 531 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 532 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 533 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 534 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 535 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 536 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 537 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 538 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 539 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 540 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 541 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 542 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 543 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 544 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 545 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 546 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 547 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 548 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 549 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 550 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 551 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 552 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 553 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 554 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 555 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 556 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 557 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 558 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 559 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 560 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 561 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 562 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 563 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 564 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 565 : ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 選択 566 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 567 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 568 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 569 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 570 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 571 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 572 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 573 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 574 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 575 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 576 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 577 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 578 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 579 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 580 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 581 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 582 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 583 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 584 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 585 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 586 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 587 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 588 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 589 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 590 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 591 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 592 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 593 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 594 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 595 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 596 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 597 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 598 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 599 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 600 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 601 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 602 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 603 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 604 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 605 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 606 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 607 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 608 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 609 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 610 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 611 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 612 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 613 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 614 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 615 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 616 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 617 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 618 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 619 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 620 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 621 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 622 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 623 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 624 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 625 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 626 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 627 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 628 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 629 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 630 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 631 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 632 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 633 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 634 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 635 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 636 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 637 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 638 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 639 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 640 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 641 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 642 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 643 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 644 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 645 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 646 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 647 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 648 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 649 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 650 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 651 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 652 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 653 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 654 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 655 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 656 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 657 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 658 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 659 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 660 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 661 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 662 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 663 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 664 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 665 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 666 : ◯ 市 長(松原 俊雄君) 選択 667 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 668 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 669 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 670 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 671 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 672 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 673 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 674 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 675 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 676 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 677 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 678 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 679 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 680 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 681 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 682 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 683 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 684 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 685 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 686 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 687 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 688 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 689 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 690 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 691 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 692 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 693 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 694 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 695 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 696 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 697 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 698 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 699 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 700 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 701 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 702 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 703 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 704 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 705 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 706 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 707 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 708 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 709 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 710 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 711 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 712 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 713 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 714 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 715 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 716 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 717 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 718 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 719 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 720 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 721 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 722 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 723 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 724 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 725 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 726 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 727 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 728 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 729 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 730 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 731 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 732 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 733 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 734 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 735 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 736 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 737 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 738 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 739 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 740 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 741 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 742 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 743 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 744 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 745 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 746 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 747 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 748 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 749 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 750 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 751 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 752 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 753 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 754 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 755 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 756 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 757 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 758 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 759 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 760 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 761 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 762 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 763 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 764 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 765 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 766 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 767 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 768 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 769 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 770 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 771 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 772 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 773 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 774 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 775 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 776 : ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 選択 777 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 778 : ◯ 11番(岡村 しん議員) 選択 779 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 780 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 781 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 782 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 783 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 784 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 785 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 786 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 787 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 788 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 789 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 790 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 791 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 792 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 793 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 794 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 795 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 796 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 797 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 798 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 799 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 800 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 801 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 802 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 803 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 804 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 805 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 806 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 807 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 808 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 809 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 810 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 811 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 812 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 813 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 814 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 815 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 816 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 817 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 818 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 819 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 820 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 821 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 822 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 823 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 824 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 825 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 826 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 827 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 828 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 829 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 830 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 831 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 832 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 833 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 834 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 835 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 836 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 837 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 838 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 839 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 840 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 841 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 842 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 843 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 844 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 845 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 846 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 847 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 848 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 849 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 850 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 851 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 852 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 853 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 854 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 855 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 856 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 857 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 858 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 859 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 860 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 861 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 862 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 863 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 864 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 865 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 866 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 867 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 868 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 869 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 870 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 871 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 872 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 873 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 874 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 875 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 876 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 877 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 878 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 879 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 880 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 881 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 882 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 883 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 884 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 885 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 886 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 887 : ◯ 教育部長(上田 智弘君) 選択 888 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 889 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 890 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 891 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 892 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 893 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 894 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 895 : ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 選択 896 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 897 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 898 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 899 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 900 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 901 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 902 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 903 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 904 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 905 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 906 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 907 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 908 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 909 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 910 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 911 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 912 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 913 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 914 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 915 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 916 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 917 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 918 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 919 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 920 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 921 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 922 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 923 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 924 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 925 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 926 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 927 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 928 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 929 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 930 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 931 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 932 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 933 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 934 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 935 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 936 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 937 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 938 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 939 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 940 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 941 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 942 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 943 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 944 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 945 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 946 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 947 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 948 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 949 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 950 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 951 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 952 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 953 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 954 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 955 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 956 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 957 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 958 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 959 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 960 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 961 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 962 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 963 : ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 選択 964 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 965 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 966 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 選択 967 : ◯ 議 長(谷田部 一之議員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:     午前 9時00分 開議 ◯ 議 長(谷田部 一之議員) ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は,お手元に配付してあるとおりこれにより進めます。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 2: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 議事の都合により,13番西村あつ子議員,14番鈴木えつお議員,15番小野寺克己議員,17番山田幸子議員の一般質問の際の議席は,それぞれ暫定的に配付してある議席表のとおりといたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり)  御異議なしと認めます。さよう決しました。  日程第1 一般質問を続行いたします。12番宮坂良子議員。 3: ◯ 12番(宮坂 良子議員) おはようございます。それでは,一般質問をやらせていただきます。  第1問目,利用抑制,生活を壊す介護保険改悪はストップをということで質問いたします。  介護保険制度が始まって22年。介護の社会化を掲げスタートした介護保険ですが,この間,制度改定のたびに利用者負担の増大,サービスの削減が行われ,ついに保険料も2倍を超えました。その上,岸田政権は最大級の制度の改悪を狙い,今年12月末にも結論を出すとしています。  これらが実施されるなら,コロナ禍で疲弊し物価高騰に苦しむ高齢者や家族は負担を強いられ,介護で働く人や事業者への給付削減など,厳しい経営が迫られます。  今回の質問は,高齢者が介護保険を利用しながら日常生活を送るために,市としてできる最大限のことを求めていきたいと思います。  まず初めに,2017年から要支援1,要支援2が介護保険から外され,総合事業とされました。この総合事業の主な内容,介護保険との違いについて伺います。 4: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 5: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 総合事業につきましては,これまで全国一律の内容でサービス提供されておりました介護予防訪問介護と介護予防通所介護につきまして,地域の実情に応じた多様なサービスを構築し,地域で支え合う体制を築いていくために,平成29年度から導入された事業でございます。  具体的には,総合事業導入前の介護予防訪問介護と,介護予防通所介護を国基準のサービスとし,それらの基準を緩和したサービスとして,訪問型サービスAと通所型サービスAが,住民主体のサービスとして,訪問型サービスBと通所型サービスBが新たに創出されたものでございます。  また,利用対象者につきましては,要支援認定者のみに限られておりましたが,新たに地域包括支援センター職員が行う基本チェックリストに該当する方も,総合事業が利用できるようになったところでございます。 6: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 7: ◯ 12番(宮坂 良子議員) 総合事業は,全国一律の基準から各自治体が決める基準となり,専門職のヘルパーではなく,市の研修受講の認定ヘルパーや住民ボランティアなどに置き換えることが推進されました。地域ごとに施設基準や介護報酬が異なるため,サービスの質や量の格差が懸念されています。
     次に,介護認定者数,要支援1,2の認定者数,総合事業利用者数を伺います。 8: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 9: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 令和3年度末委員会の数値で答弁申し上げます。全体の認定者数は4,594名で,そのうち要支援1が593名,要支援2が623名となっております。  また,総合事業利用者数は国基準訪問型サービスの利用者数が382名,訪問型サービスAの利用者数が2,287名,国基準通所型サービスの利用者数が231名,通所型サービスAの利用者数が3,226名,訪問型サービスBの利用者数が16名,通所型サービスBの利用者数が5,564名となっているところでございます。 10: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 11: ◯ 12番(宮坂 良子議員) 要支援1,2の総合事業対象者は1,216名ということで,全体の26%を占めていることになります。利用者数については,国基準以外は12か月分の合計ということなので比較がしにくいので,私はそれぞれ月にしてみました。訪問型Aは約190名,通所型Aは約269名,通所型Bは464名となります。  それでは,絞って,訪問型サービスAについて伺います。要支援1,2の方に有資格者がサービスを提供した場合,1回当たり何単位で,報酬は従前の比較で何%でしょうか。また,認定ヘルパーが実施した場合は,1回当たり何単位で,従前の報酬比較の何%でしょうか。 12: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 13: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 有資格者がサービスを提供した場合,1回当たり222単位,認定ヘルパーが実施した場合には,1回当たり194単位となります。  また,総合事業導入前の介護予防訪問介護と訪問型サービスAの比較につきましては,介護予防訪問介護が月額報酬制,訪問型サービスAが回数制となっておりますので,一概に比較することはできませんが,訪問型サービスAを週に1回程度,月に4回利用した場合で比較いたしますと,有資格者がサービスを提供した場合は従前の約76%,認定ヘルパーが実施した場合には約66%となっているところでございます。 14: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 15: ◯ 12番(宮坂 良子議員) 総合事業の訪問型サービスAの単価は,有資格者がサービスを提供した場合は1回当たり222単位で,認定ヘルパーが実施した場合は194単位となったとのことですが,2年前に私が質問したときは,有資格者は242単位,認定ヘルパーは211単位でした。またまた引き下げられたということではないでしょうか。  そして,たとえ有資格者のヘルパーが行った場合でも,報酬は介護保険で行ってきたときの76%,本当に低いですね。認定ヘルパーだと66%に大きく減額されているということが分かりました。ヘルパーの高齢化やヘルパー不足などが問題になっていると思いますが,課題について伺います。 16: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 17: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) あいとぴあレインボープランにおける基本目標の一つとして,地域資源の育成を掲げております。その中の主な既存事業といたしまして,狛江市認定ヘルパー講座の実施があり,ヘルパーの確保につなげられるよう,年3回講座を実施しております。  講座を受講された方全てが市内の事業所に御登録いただける状況ではございませんが,毎回数名の方がヘルパー事業所に登録され,市内の事業所で御活躍いただいております。引き続きヘルパーの確保につなげられるよう,取り組んでまいりたいと考えております。 18: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 19: ◯ 12番(宮坂 良子議員) 訪問型サービスAのうち,認定ヘルパーが担っている割合は何%でしょうか。認定ヘルパーが担えない場合は,専門職のヘルパーが担っているということでよろしいのでしょうか。 20: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 21: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 認定ヘルパーにつきましては,平成28年12月から狛江市認定ヘルパー講座を実施し,現在まで197名の方が受講し,そのうち26名の方が狛江市内の事業所に登録しております。  担っている割合につきましては,直近の請求に基づいた単位数で比較いたしますと,訪問型サービスAのうち66%の方が認定ヘルパーによる生活援助のサービスを受けている状況でございます。認定ヘルパーが都合等でサービスの提供ができない場合には,専門職のヘルパーが担うこと,このようになっております。 22: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 23: ◯ 12番(宮坂 良子議員) 市は一生懸命認定ヘルパー講座を重ねておられます。今御報告があったように,2016年以降197名の方が受講されたということで,この方たち,本当に多いなとは思いますけれども,しかし残念なことに実際に事業所登録は僅か26名で13%ということでありました。  認定ヘルパーや住民ボランティアの受皿が不足しているため,専門職のヘルパーが担わざるを得ないという状況であることも分かりました。しかも,政府がボランティアなど無資格者を担い手と想定し,単価を低く設定したため,専門職のヘルパーであっても報酬が大幅に引き下げられていること,総合事業制度そのものに大きな問題があるということを指摘しておきます。  それでは,次に厚生労働省の社会保障審議会の内容について伺います。  厚生労働省は10月31日,社会保障審議会の介護保険部会に介護保険制度見直しの論点を正式に示しました。主なものとして,1,利用料の2割,3割負担の対象拡大,2,要介護1,2の保険給付外し,3,ケアプランの有料化,4,福祉用具の買取り化など,ほかにも保険料支払いの対象年齢の引下げや,老健多床室の保険給付からの除外,補足給付対象者制限などです。これらの内容について伺います。 24: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 25: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 議員御指摘の事項につきましては,厚生労働省の老健局が給付と負担についてという形で資料を出しているのは私も存じ上げて,拝見させていただいております。また,報道等で議論がなされていることは認識しておりますけれども,特に国や東京都から正式な通知が来ているわけではございませんので,現時点で答弁できる内容等は今はないところでございます。 26: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 27: ◯ 12番(宮坂 良子議員) それでは,分かる範囲でお答えください。  まず,1の利用料の2割,3割負担の対象拡大についてですけれども,現在の2割,3割負担の収入基準と,今後の基準をどのようにしていくのでしょうか。 28: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 29: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) あくまでこれは現在でございますが,現在の御利用者の自己負担に関しましては,介護保険法により,2割の方は本人の合計所得が160万円以上で,年金収入とその他の合計所得金額が単身の場合280万円以上340万円未満の方,本人も含め65歳以上の方が2名以上いる世帯の場合346万円以上463万円未満の方となっております。  自己負担3割の方は,本人の合計所得が220万円以上で単身の場合,年金収入とその他の合計所得金額が340万円以上の方,本人も含め65歳以上の方が2名以上いる世帯の場合には463万円以上の方となっております。  今後の基準につきましては,先ほど答弁させていただいたとおり,現時点で答弁できる内容はございません。 30: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 31: ◯ 12番(宮坂 良子議員) 今でも高額所得とは言えない単身者で,年収280万円の人まで2割負担ということです。利用者からは大変厳しいとの声を伺っています。耐えられず施設を退所した人も出ているということです。その基準を下げ,さらに多くの利用者に2割,3割にするということですが,既に2倍に上がったなら利用回数を減らさないといけないなど,大きな不安の声が上がっています。  しかも,その理由が後期高齢者医療費の窓口負担を,今年10月から2割となる対象を単身者で年金200万円以上に拡大したことで30%になった。だから,医療保険に合わせて介護保険でも2割負担の対象を拡大するとしている。あまりにもひどい提案ではないでしょうか。対象を単身者で年金を含む年収200万円以上などに拡大した場合,2割,3割負担の対象者は65歳以上の約30%に拡大する見込みとも言われています。  厚生労働省のこうした動きを受けて,日本デイサービス協会がデイサービス利用者3,020人を対象にアンケートを取りました。それによると,原則2割負担が導入された場合,変わりなく利用するが46.6%でしたが,利用回数を減らすは17.8%,利用時間を短くするは5.6%,利用を中止するは3.9%と,合わせて約3割の方が利用を抑制すると答えています。  2割になると毎月3万円近く費用が上がる。物価は上昇し続け,年金は下がる中,介護サービスも上がる。この先どうやって生活を維持していくのかなど,たくさんの切実な声が寄せられたということです。  また,利用を抑制した場合に心配なことはの質問に,筋肉の低下などによる体調悪化は30.4%,外出する機会が少なくなるは21.9%,人と会わなくなるので生活意欲が落ちるは18.9%と回答されています。利用者は負担による利用抑制が,心身の機能や意欲の低下を招くということを大変心配しています。保険者としても,こうした声をしっかり受け止めていただきたいと思います。  それでは,次に要介護1,2を介護保険から外すという問題です。  まず,要介護1,2の認定者数を伺います。また,これらの方の要介護状態はどのような状態とされているのでしょうか。 32: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 33: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 令和3年度末現在の数値で答弁申し上げます。認定者数につきましては,要介護1が1,002名,要介護2が795名で,要介護状態につきましては,身体上または精神上の障がいがあるために,入浴,排せつ,食事等の日常生活における基本的な動作の全部または一部について,6か月間にわたり継続して常時介護を要すると見込まれる状態とされております。  状態の目安といたしましては,要介護1につきましては,買物や洗濯,掃除等の家事全般,金銭,服薬管理,外出して乗り物に乗ることなど,複雑で高次な動作を行う能力が一部低下し,部分的な介護が必要な状態となります。また,要介護2につきましては,要介護1の状態に加えまして,日常生活を営む上で行っている入浴,排せつ,食事などの基本的な動作についても部分的な介護が必要となる状態となっております。 34: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 35: ◯ 12番(宮坂 良子議員) 今伺った要介護1,2の方の状態は,単なる家事援助を受けられればよいということではなく,身体上,精神上の障がいがあるために常時介護が必要で,入浴や排せつなど,生活の基本的なことに対しても支援が必要ということです。  認知症などは,専門家の初期段階での気づきや早期の対応が進行を抑えることにつながります。要介護1,2の訪問,通所介護の保険外しは,介護状態を悪化させる高齢者を増やし,かえって介護給付費を膨張させることになると考えます。こうした方々に,無資格の住民ボランティアの方々が責任を持って支援することができるのでしょうか。その点についての御見解を伺います。また,受皿の体制などの準備は,現段階ではどうされているのでしょうか。 36: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 37: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 先ほども御答弁申し上げましたけれども,現時点で正式な通知等が来ておりませんので,改正後のサービスの基準や提供方法,体制等も分かりませんので,市の見解として申し上げることはございません。  ただし,先ほど申し上げた資料の中に軽度者の方への計画援助サービス等に関する給付の在り方,こういったことが資料で論議されていることは私も承知しております。  また,一部報道によりますと,厚生労働省が要介護1,2の生活援助について,市区町村事業への移行を見送る方向でいると,こういった報道もございますので,今後の議論の推移を注視してまいりたいと考えているところでございます。 38: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 39: ◯ 12番(宮坂 良子議員) 私も要介護1,2については盛り込まないようだという報道を見ました。ただ,確実に厚生労働省が表明するまで反対の声を上げていくことが必要だと思います。今回盛り込まれないとするなら,それは反対する大きな運動と世論の力です。また,岸田自民公明政権はいかに理不尽なことを押しつけようとしたかということでもあります。  2割,3割負担などの改悪案もあります。厚生労働省は年内に取りまとめを行い,来年の国会で法改悪を狙っているとも報道されています。多くの利用団体や介護利用者,家族,介護事業者,高齢社会をよくする女性の会の樋口恵子さんや,ウィメンズアクションネットワークの上野千鶴子さんなどが,史上最悪の改定を許さない,高齢者が安心して暮らせるように介護保険の改定はストップと反対の声を上げ,運動を続けてこられました。  狛江市内の介護事業者の方からも伺いましたが,これらが決まるとますます痛手となる,ヘルパーも不足しているという声も寄せられました。事業所の厳しい実態です。東京商工リサーチの調査によると,2022年1月から9月までに倒産した介護事業者は前年同期から倍近く増え,全国で100件と過去最多になった。10月も倒産した事業者が相次ぎ,2020年を上回るペースで推移している。内訳はデイサービスなどの通所,短期入所が最も多く,次いで訪問介護や有料老人ホームが多く,いずれも前年同期を上回る。また,倒産した事業者のおよそ9割を従業員20人未満の小規模事業者が占める。倒産の要因としては,ヘルパーなどの人材不足,新型コロナウイルスの感染が拡大した時期の介護サービスの利用控えによる減収,コロナ関連の国や自治体などからの事業者への支援の減少,物価や光熱費,燃料費の高騰などが考えられる。今後も,小規模事業者を中心としたさらなる倒産が懸念されていると,このように報道されていました。  狛江市内でも小規模事業者が多くあります。高齢者の生活を守るためにも,事業所の倒産などは防がなくてはなりません。そのためにも制度の改悪はストップさせ,さらなる支援を求めるものです。市としてもこれ以上の制度改悪はストップするべきと国に要望していただきたいと思いますが,いかがでしょうか。 40: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 41: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 繰り返しの答弁になりますが,この在り方については何らかのテーマに絞って在り方を検討しているということです。ケアマネジメントに関する在り方とか,補足給付の在り方とか,様々な形で在り方を検討しております。  要は,私どもとすれば特に国や東京都から正式な通知等が来ておりませんので,どのような制度になるか,これが分からない状況でございますので,現在のところ申し上げられることはないところでございます。 42: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 43: ◯ 12番(宮坂 良子議員) 行政としては決定しないと声が上げられないということで残念ですけれども,致し方ございません。  それでは,次に移ります。介護保険料の軽減について質問いたします。  私は議員になって以来,15年間高齢者の生活を守るため,必要な人が利用できる介護保険にしたい。そのための第一歩として,低所得者への利用料の軽減を求め続けてまいりました。  6月の定例会で社会福祉法人や事業所が利用料の4分の1を軽減する制度,社会福祉法人等による生計困難者等に対する利用者負担軽減制度事業について質問し,参加してもいいという事業所を増やすために,御協力のお願いや周知を要望いたしました。参加する事業所は広がっているのでしょうか。まず初めに,改めてこの制度の内容,対象者について伺います。 44: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 45: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 本事業につきましては,国の特別対策である介護保険サービスに係る利用者負担軽減制度に基づき,介護保険サービスの提供を行う社会福祉法人等または区市町村等が,介護保険サービスに係る利用料の1割負担並びに食費,居住費の4分の1を軽減することにより,低所得で特に生計の維持が困難な方の負担を軽減し,介護保険サービスの利用を促進する事業となっているところでございます。 46: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 47: ◯ 12番(宮坂 良子議員) それでは,その後の進捗状況を伺います。 48: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 49: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 御質問いただいたその後の対応でございますが,市内の介護保険サービス事業所に対して実施いたしましたアンケートに制度の御案内や協力依頼を同封するとともに,ホームページにも掲載し,制度の御案内,協力依頼を行ったところでございます。  それによりまして複数のお問合せがあったようでございますが,残念ながら現在申請には至っていないところでございます。引き続き周知等を行ってまいりたいと考えております。 50: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 51: ◯ 12番(宮坂 良子議員) 早速いろいろな手だてで周知を図っていただきまして,ありがとうございました。小規模事業所では,先ほども紹介したように電気やガソリン代などの経費が上がっている中で,運営が大変厳しいということは認識しておりますから,この軽減に踏み切るのは厳しいということは理解しております。  ただ,市内には小規模ではなく大手の事業所もあります。こうしたところにはぜひ再度働きかけなどを行っていただきたいなと思いますが,いかがでしょうか。 52: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 53: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 本事業は負担軽減に必要な費用の一部を,介護保険サービス事業者に負担していただく制度となっております。そのため,事業実施に当たりましては,事業者の協力,こういったものが不可欠となっております。制度の趣旨を御理解していただいた上で,参加申出を行っていただく必要がございます。  現在狛江市では参加申出された事業所が少なく,また申出された事業者のサービスを利用している対象者が現時点では少ないことから,実績としては未実施となっております。今後,御協力いただけるよう引き続き事業者に周知してまいりたいと考えております。 54: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 55: ◯ 12番(宮坂 良子議員) 引き続きよろしくお願いいたします。  それでは次に,小金井市では所得の低い方への訪問介護等サービスの助成制度があり,1割負担のうち40%が助成されます。2021年度は800人が助成され,その財源は880万円ということでした。狛江市が同様の制度を実施した場合,どのくらいの方が対象となり,その予算はどのくらいになるでしょうか。 56: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 57: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 対象者の方につきましては,直近で把握している利用実績で答弁いたします。訪問介護サービスを利用された方で,非課税の方は458名となっております。個別の状況等につきましては把握していないところではございますけれども,単純に比較いたしますと小金井市の半分の規模となっているところでございます。 58: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 59: ◯ 12番(宮坂 良子議員) 高齢化社会が進み,支援があるからこそひとり暮らしや高齢者世帯でも日常生活を送ることができると思います。しかし,高齢者にとって保険料や利用料の負担増などで,必要な公的介護が受けにくくなっています。市が行いましたあいとぴあレインボープラン,21年の策定に当たっての市民意識調査でも,「介護や医療でお金が必要になった場合のお金のやりくりに対する不安」はありますかの問いに,不安というものが「とてもある」が29.9%,「ある程度ある」が42.5%で,その合計は実に72.4%にも達しています。一方,「あまりない」,「まったくない」の合計は25.8%でした。  この調査は,2019年12月から2020年1月に行ったものですから,まだコロナの感染も物価高騰もさほど大きく広がっていたわけではありません。ここから見えることでも,介護に対しての経済的不安がとてもあることが分かります。市自ら行っている調査ですので,ぜひ生かしていただきたいと思います。  また,要介護2でひとり暮らしの女性は,訪問サービスを週2回利用し,病院,買物には御近所の方に連れ添ってもらい,シルバーカーを引いてやっと出かけています。本当は付添いなども介護保険を利用できるとよいのですが,年金が5万円にも満たない中,利用料や医療費,おむつ代などがかさみ,生活は大変です。先日も病院へ行った帰りに雨が降り,歩いて帰ることができなくなったので,仕方がなくタクシーに乗ったそうです。食料だけは息子さんから届けてもらっているので,何とかやっと暮らしていけると,このように話されていました。  こうした方々に人間らしい生活が送られるように,小金井市のようにせめて所得の低い方への軽減制度を創設していただきたいと考えます。しかも,その財源は市の試算によれば小金井市の半分,440万円で可能ということでした。市長,いかがでしょうか。 60: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 61: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 介護保険の利用料の軽減制度の創設ということでございましたけれども,高齢者の増加が見込まれる中で将来的な負担,介護保険制度の趣旨などを踏まえまして,全体的な施策を総合的に勘案しながら検討するものと考えているところでございます。  低所得者の方に対しましては,既に所得に応じた利用者負担に加え,制度上一定の配慮がなされておりますので,独自の減免制度につきましては考えていないところでございます。 62: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 63: ◯ 12番(宮坂 良子議員) 本当に残念なお答えでございました。もっと寄り添っていただきたいなと思います。先ほども紹介した市のアンケートでも出ています。しっかり高齢者の実態を知っていただいて,対策をお願いしたいというふうに思います。  日本共産党市議団は,今市民の皆さんへのアンケートの御協力をお願いしています。紙のベースでのアンケートの方はまだ集計していませんけれども,70代から80代の方は,物価高騰なのに年金が下がり生活が苦しいと,多くの方の声です。また,ウェブアンケートでは,苦しい,やや苦しいが74.6%,その原因の一番は物価上昇が45.8%,2番目に医療・介護・国保などの負担が20.8%でした。  今後も私たち日本共産党狛江市議団は,市民の皆さんの生活実態や切実な要望から,市政運営を求めていきたいと思います。  これで1問目を終わります。  次に,2問目に移ります。子育て世帯の支援をということで,前回に引き続きまして,学校給食費無償化を求めていきたいと思います。  子供たちの貧困と格差が広がる中,また憲法で義務教育は無償であると位置づけられていることからも,学校給食費の無償化は全国的にも急激に広がっています。前定例会では,他の自治体の実施状況を紹介しながら様々な提案をさせていただきましたが,市長は「慎重に検討,判断していくもの」,「総合的に検討」していくとのお答えでした。  まず初めに,今全国的にさらに広がっている実施状況について伺います。
    64: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 65: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 給食費無償化による全国的調査につきましては,2017年の文部科学省による調査を最後に実施されておりませんので,現在の詳細な実施状況は把握しておりませんが,葛飾区,千葉県市川市が来年度から完全無償化を予定していることを報道等で把握しております。また,世田谷区長が無償化を何らかの方法で実現するよう検討すると発言したとの報道もございました。 66: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 67: ◯ 12番(宮坂 良子議員) 詳細な調査はしていないけれども,人口が多い区や市に広がっているということです。日本共産党のしんぶん赤旗は,学校給食無償化調査チームというものがあります。その調査によれば,無償化の自治体は256,小学校のみは6,中学校のみは11になったということです。さらに,少しでも保護者負担を減らそうと,半額補助,第3子から無償,中学3年生のみ無償など,一部無償の自治体が多数あるということです。  前定例会の答弁によれば,無償化は76自治体で4.4%,小学校のみが4自治体,中学校のみが2自治体とのことでしたから,実に3.4倍となり,そして今では人口の多い自治体にも急速に広がっているということであります。この広がりに対して,市の見解を伺います。 68: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 69: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 給食費無償化は自治体の財政運営に大きな影響を及ぼすため,それぞれの自治体が全体の施策の中で優先度を判断した上で,財政状況を勘案しながら決断された結果であろうと考えております。 70: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 71: ◯ 12番(宮坂 良子議員) 確かに財政支出が大きいということですけれども,実施を決断された自治体は,何よりも子育ての充実を考えてのことだと思います。  富谷市を紹介したいと思いますが,来年4月から小・中学校の給食を無償化するということで,人口5万2,000人,無償化に必要な経費は3億3,000万円。財源は毎年発生する7から10億円の黒字を使う予定とのことです。  私は,どのような経緯で決断されたのかと市に伺いました。決断に至った要因としては,1つ目は今の社会情勢,物価高騰で子育て負担が大きくなってきたこと。2つ目は,地域性として18歳以下の人口が県下一高齢者が少ないことでした。3億3,000万円かかるので大変。しかし,財政部との話合いを重ねた結果,財政調整基金が毎年増えているその増え幅を考慮すると,3億円は捻出できることとなったということです。また,今後は無償化を国の制度とするよう,近隣自治体とも連携して政府へ要望したいということでありました。  そして,この市が進めている施策としては,子どもにやさしいまちづくり事業というものを進めています。子どもの権利条約が守られていることが一番大切と考え,生きる権利,育つ権利,守られる権利,参加する権利に基づいた5つの柱からなる富谷市子どもにやさしいまちづくり宣言を行い,人権や育成施策の旗を振っているということでありました。とてもすばらしい決断であったと思います。  それでは,今の子育て世代の生活実態はどうでしょうか。長引くコロナ禍に加え物価高騰と,国民生活の悪化が深刻です。特に食費や医療費,光熱費の高騰など,子育て世帯に大きな負担となっています。ところが働く人たちの賃金は上がらず,むしろ実質賃金はこの10年間で24万円も減少しています。その上,子育て世帯には教育での公的支出が先進国で最低水準であり,重い教育負担がのしかかっています。こうした実態について,市はどのように認識されているでしょうか。 72: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 73: ◯ 市 長(松原 俊雄君) ロシアのウクライナ侵攻等の影響で,原油や穀物の価格が高止まりしていることに加えまして,アメリカのインフレ対策の影響を受けまして,円相場が24年ぶりに下落し,物価の上昇が続いているところでございます。住民の生活費負担増は避けられず,節約の工夫が必要となっているところでございます。  義務教育におきましても,特に支援が必要な方に関しましては,保護者負担の軽減について検討が必要かと認識しているところでございます。 74: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 75: ◯ 12番(宮坂 良子議員) 市長も義務教育においても,特に支援が必要な方に関して保護者負担の軽減の検討が必要と認識されているということでありました。ぜひその立場で市政を進めていただきたいということをお願いいたします。  お金の心配なく子供たちが学べる環境をつくるために,進めていくということが重要ではないでしょうか。給食費の滞納の状況も生まれています。前回質問しましたが,その後の状況はいかがでしょうか。 76: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 77: ◯ 教育部長(上田 智弘君) これまで接触が図れた世帯の中で生活困窮に該当したり,特別な事情を有するような世帯はありませんでした。引き続き,滞納者の方には必要に応じて諸制度の御案内をするなど,丁寧に説明し納入をお願いしていきたいと考えております。 78: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 79: ◯ 12番(宮坂 良子議員) 引き続き,丁寧な対応をお願いしたいと思います。  それでは,無償化に向けまして,まず多子世帯の無償化をということで提案したいと思います。  学校の位置づけにつきまして,前回の定例会で教育長は「学校が学校たるゆえんは,同じ学齢の仲間がいて,そこに社会があることです。仲間と共に学び合い,高め合い,助け合い,分かち合うことは,これは非常に価値があることです」と述べられました。まさに学校のすばらしさを改めて確認することができました。  その学校生活を送る上で欠かせないのが給食です。人間として豊かに生きるために必要なこと,食べる体験を積み重ねて学ぶ教育の場だと考えます。その給食内容の基準が2021年,一部改正が行われ,摂取基準が変更されたということですが,改正の意義と内容の特徴について伺います。 80: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 81: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 2021年の学校給食摂取基準の改定は,当該基準の根拠としている厚生労働省策定の食事摂取基準が2020年に改定されたことを受けたものです。  学校給食摂取基準は,食事摂取基準の考え方を踏まえるとともに,昼食必要摂取量などを勘案し,児童・生徒の健康の増進及び食育の増進を図るために望ましい栄養量を算出したものとされております。  当該基準の改定に当たり,学校給食における児童・生徒の食事摂取基準策定に関する調査研究協力者会議がまとめた,学校給食摂取基準の策定についての報告の中で,「学校給食は,成長期にある児童生徒の心身の健全な発達のため,栄養バランスのとれた豊かな食事を提供することにより,健康の増進,体位の向上を図ることはもちろんのこと,食に関する指導を効果的に進めるための重要な教材として,給食の時間はもとより各教科等において活用することができる。」また,学校給食は,児童生徒が生涯にわたり健康な生活を送るのに不可欠な,栄養バランスのとれた食事のモデルとして,家庭における日常の食生活や,児童生徒の日常又は将来の食事作りの指標ともなるものである。このため,日々の学校給食については,日本における食事のモデルとしての教材となるよう,献立作成において配慮することが求められるとして,学校給食法の趣旨と同様に,学校給食は単なる食事の提供にとどまらず,学校教育の一環として大きな意義を有していることが示されております。 82: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 83: ◯ 12番(宮坂 良子議員) 今お答えにあったように,給食は単に1日3食の1食としての位置づけだけではなく,生涯にわたり健康な生活を送るために不可欠であり,将来の食事づくりの指標ともなる重要な取組ということでした。そして,何よりも学校教育の一環としての大きな意義づけがあるということでありました。  私は,学校の栄養士の方からもお話を伺いました。この学校は毎日のメニューの工夫,魅力あるコメントで,当日の給食の写真と給食だよりをホームページに載せていらっしゃいます。給食はまさに生きた教育ですと,食育がとても大事ですと,このように話されておられました。  現代は忙しい生活,加工食品や外食の利用が増えるという食生活の変化が進む中,成長期の子供たちの健康と人間的発達を保障する学校給食の役割はますます重要となっています。また,一緒に食べることでコミュニケーションが豊かになり,心身の成長にもつながります。  こうした教育の一環としての重要な学校給食を,どの家庭でもお金の心配なく安心して食べることができるようにと,私たち日本共産党は10月5日,吉良よし子参議院議員,山添拓参議院議員,宮本徹衆議院議員をはじめ,都議,区議の多くの方々と一緒に学校給食費の無償化を促進するよう,文部科学省に申入れを行ってまいりました。  日本共産党の申入れに文部科学省の担当者は,保護者負担が増えないよう引き続き対応したいと答えました。また,この間問題とされている学校給食法第11条の規定,給食食材は保護者負担が原則については,自治体は保護者負担を補助することを妨げるものではないと,このように明言しました。  そこで,私たちは国として無償化するべきと求めたのに対し,残念ながら設置者の判断がふさわしいと考えているという見解を繰り返しました。  文部科学省の答弁のように,まず給食法第11条があっても,自治体として補助することを妨げるものではないということです。したがって,狛江市として無償化することは構わないということを述べたものです。  そこで,狛江市で全額無償にした場合は,前定例会の答弁では2億4,250万円ということでした。市独自でも財源を充当するくらいの決断を求めたいところですが,財政的に厳しいことと,本来なら義務教育は無償と憲法第26条に則して,国にによる財政措置を行うことが役割だと考えます。  そこで,都や国へ求めていただきたいと要望したところ,教育部長は「現時点では,給食費の無償化について狛江市独自で国や都へ要望する考えはございません」との答弁でした。なぜ要望する考えはないのか伺います。 84: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 85: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 各自治体の枠組みを超えた総合的な教育的課題の解決に向けて,国や東京都へ要望提案する組織として,都市教育長会や全国組織としては全国都市教育長協議会がございます。  給食費の無償化といった財政的負担も大きい影響がある課題については,組織的に対応する必要があると考えており,都市教育長会や全国都市教育長協議会において,その他の教育課題も含めて優先順位をつけて要望提案すべきと考えていることから,現時点においては狛江市独自で東京都に要望する考えはございません。 86: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 87: ◯ 12番(宮坂 良子議員) 確かに都市教育長会などを通してということも理解できますけれども,今教育部長は「教育課題も含めて優先順位をつけて要望提案すべきと考えていることから,現時点においては狛江市独自で東京都に要望する考えはございません」という答弁でございましたが,この優先順位ということで,市としては優先順位に入っていないということでしょうか。その点をお伺いします。 88: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 89: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 繰り返しの答弁になりますけれども,総合的な教育的課題の解決に向けてということで,給食費の無償化といった財政的にも負担も大きい影響がある課題については,組織的に対応する必要があると考えております。 90: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 91: ◯ 12番(宮坂 良子議員) 組織的に対応するというのは分かります。ただ,組織的に対応するために,まず市としてその組織,都市教育長会などに狛江市としてこういう要望があるよ,だから上げてほしいということは,優先的には順位がないということでよろしいのでしょうか。 92: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 93: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 現時点において,国は保護者負担が原則,給食費無償化の判断は義務教育諸学校の設置者の判断と見解を示しております。都内区部においても,給食費無償化に対する考え方については,足並みがそろっているとは言えない状況にございます。給食の無償化の国や東京都への要望については,まず都市教育長会において情報共有を図り,課題意識として取り上げられてからというふうに考えております。 94: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 95: ◯ 12番(宮坂 良子議員) 都市教育長会で上げていくというのが順当な形だと私も思います。しかし,その教育長会で取り上げるか,上げないかを論議する前に,市としてもそこに提案をしなければ上がっていかないわけですよね。ほかの市もどんどんやっていただくのは当然ですけれども,その構えとして狛江市は上げていくという優先順位は持っていないということなのですか。そこを伺っているのです。 96: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 97: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 様々な課題がございます。財政的な負担は,義務教育の負担というのは市の財政にとっても大きなものがございます。GIGAスクール構想等もタブレットの買換えの課題とか,いろんなことがございますので,そういった課題を総合的に勘案して,教育長会で教育長の皆様が情報共有を図り,課題意識として取り上げていただきたいというふうに考えております。 98: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 99: ◯ 12番(宮坂 良子議員) 市で実施した場合は,財政的な大きな負担がかかります。だから,国や都に求めていただきたいということを何度もお願いしているわけです。そして,最後は教育長会でやっていただくということをおっしゃったような気がするのですけれども,それでよろしいでしょうか。教育長にお伺いします。 100: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育長。 101: ◯ 教育長(柏原 聖子君) 現時点で狛江市から都市教育長会に給食費の無償化を提案したという事実はございません。私どもからは現時点では教育部長が答弁いたしましたように,その他の課題につきまして,例えばGIGAスクール構想であるとか,それから35人学級の推進であるとかというところは,当然優先順位として高く出しているところ,主張しているところは事実でございます。 102: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 103: ◯ 12番(宮坂 良子議員) 残念ながら,狛江市としても優先順位がないということですけれども,でもこれだけ広がっているという事実があるわけですから,ぜひ総合的に検討するということも前回回答をいただいておりますので,市としてしっかりと検討していただいて,2通りあるわけですよね。国や都に求める検討と併せて,狛江市でどう実施していくかということですよね。まず,国や都に要望を上げるかどうかを優先順位として,しっかり論議していただきたい。そして,都市教育長会に狛江市からも声を上げていただきたいというふうに思います。  ほかのGIGAスクールとか,いろいろあるのは分かっています。給食費,義務教育は無償だということ,これは国も認めているわけですから,しっかりそこは声を上げていただきたいということを再度要望しておきます。  小・中学生3人の子供がいるある家庭では,伸び盛りの子供たちなので毎日の食費が大変。給料日近くになると数日間はふりかけ御飯で我慢させているということです。そして,それ以上に学校の教育費がかさみ,1年で100万円も超え,給食費だけでも14万4,000円にもなります。それでも学校関係費は最優先で払わなくてはならないと,このように話しているのです。  また,アンケートでも物価上昇と生活費が高くなってきたため出費が多くなり苦しい,物価が上がっても給料は上がらない,子供への教育費も増えた。こうした様々な切実な声をぜひ聞いていただきたいと思います。  この間,私たち日本共産党狛江市議団は,無償化に向けてせめて多子世帯への支援をと求めてきました。前回の定例会で,第3子以降の子供に全額補助した場合の予算について,市は該当世帯は約140世帯。概算で年間総額約650万円という答弁でした。  そこで,約650万円で実施できるということであれば,第3子以降の無償化を進めていきたいと求めました。教育長は,一般財源をもって充当することになりますので,「市全体あるいは子育て関連の施策全体の中で慎重に検討し,判断していくものだと考えております」と答弁されました。  また,市長には,「子育てしやすいまちにしていくためにも子育て世帯への支援として,給食無償化に向けて少しでも前進させるための施策を実施していただきたい」と要望いたしました。  この間,子育て関連施策全体の中での検討,判断や必要な支援が必要な方に届くための施策についての検討はどのように行われてきたのか,市長に伺います。 104: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 105: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 前定例会一般質問におきまして,「市全体あるいは子育て関連施策の全体の中で慎重に検討,判断していくものと考えているところでございます。引き続き総合的に検討し,必要な支援が必要な方に届くよう,限られた財源を効果的に活用していきたい」と答弁いたしましたけれども,この間,子育て関連施策として,10月から子育て世帯生活応援給付金の給付を実現したことをはじめ,保育所等物価高騰緊急対策事業の準備,学童クラブの喫緊の待機児対策としての来年度の二中の特別活動室でのこどもクラブの実施など,子育て支援施策の実現に向けまして取り組んできたところでございます。引き続き補助金,交付金などの財源も有効活用し,より効果的に子育てしやすいまちづくりを実現していきたいと考えているところでございます。 106: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 107: ◯ 12番(宮坂 良子議員) 確かに子育て施策として幾つかの施策を進められております。しかし,市長は引き続き子育てしやすいまちづくりを実現していきたいと,今明言されました。ぜひその立場で,この憲法にも保障されている義務教育は無償であるという立場で,学校給食の無償化,これについてしっかりと検討し,また先ほど優先順位ではないという教育長や教育部長の答弁ではありましたけれども,ぜひ優先順位として都市教育長会にも上げていただきたい,このことを最後に要望して,この2問目は終わります。  次に,3問目に入ります。  市役所職員の働き方について伺います。  新型コロナ感染拡大が始まって3年,今でも収束が見通せず,大きな災害をもたらす気候危機,そして物価高騰の中で,住民は大きな不安と危機にさらされています。自治体で働く人たちの仕事は,全ての住民の命と暮らしを守るために今後ますます重要です。  しかし,政府が推し進めた官から民への掛け声の下,自治体では公務公共部門の民間化が進み,総人件費の削減,定員管理計画の下,人員不足や正規職員が非正規職員に置き換えられてきました。  今回の質問は狛江市においての実態を伺いながら,正規職員の増員を要望していきたいと思います。  正規職員数と非常勤,今では会計年度任用職員と変わりましたけれども,その人数について現在の2021年度と10年前の2012年度の人数を聞きたいと思います。 108: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 109: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 令和3年度決算の決算書附属資料3月31日時点に基づき答弁させていただきます。なお,平成24年度当時は,現在の職種と同様の職種といたしまして,非常勤嘱託職員の名称でございましたので,そちらの数値で答弁させていただきます。  平成24年度正規職員460人,非常勤嘱託職員427人,内訳といたしまして月額等が187人,時間額が240人でございます。令和3年度の正規職員は442人,会計年度任用職員が523人,内訳といたしまして月額等が208人,時間額が315人でございます。 110: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 111: ◯ 12番(宮坂 良子議員) この10年間で正規職員数と会計年度任用職員数の推移を見てみました。今お答えは最初と最後の人数だけでしたけれども,詳細は事前に資料を頂きました。  ざっとこのようにグラフにしてみましたので,2012年度は非正規雇用がかなり下になっています。正規職員が460人。昨年度は非正規職員というか,会計年度任用職員が523人。そして,正規職員が442人ということで,かなり差がついております。そして,正規職員は18人,10年前より減っていると。非正規,会計年度任用職員はプラス96人ということでありました。  では,この正規職員と非正規職員の職員1人当たりの人口の10年間の推移を伺います。 112: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 113: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 定員管理調査による正規職員数から算出しました職員1人当たりの人口の推移でお答えいたします。平成23年度は167.9人,24年度は167.7人,25年度は166.8人,26年度は170.2人,27年度は176.1人,28年度は182人,29年度は181.9人,30年度は188.2人,31年度は188.4人,令和2年度は186.4人,3年度は187.4人となっております。  平成26年度以降,小学校給食調理など業務の委託化などにより,技能労務職を退職者不補充としてきたことにより職員数が減った一方で,人口が増加したことから正規職員1人当たりの人口も増加いたしましたが,平成30年度以降は同程度の数字で推移しているところでございます。 114: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 115: ◯ 12番(宮坂 良子議員) 今お答えいただきました職員1人当たりの住民の人口数,これにつきましても,このようにグラフにしてみました。2012年は職員が460人。そして,1人当たりは167.7人で,2021年は職員442人で職員1人当たりの人口が187.4人。これだけ多く,職員1人当たりの人口が急激に増えたということが分かりました。  それでは,正規職員,会計年度任用職員のそれぞれの女性が占める割合を伺います。 116: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 117: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 正規職員につきましては,女性と男性の割合はほぼ同数でございます。一方,会計年度任用職員の男女の割合につきましては,女性が約85%,男性が約15%となっております。 118: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 119: ◯ 12番(宮坂 良子議員) それでは,正規職員と会計年度任用職員の仕事の位置づけ,主な内容について伺います。 120: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 121: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 正規職員につきましては,社会が多様化,複雑化するニーズに対応するため,様々な企画立案,業務効率化,業務改善などの非定型的な業務の割合が多く,一方,会計年度任用職員の事務職におきましては,原則として定型化された業務に従事し,マンパワーが必要な業務等につきまして,職員の補助的役割が中心となっております。 122: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 123: ◯ 12番(宮坂 良子議員) 会計年度任用職員は定型化された業務,マンパワーが必要な業務という,補助的な役割ということでございましたけれども,保育士や学童保育の指導員,相談員,司書など,住民と身近に関わる,特に命と安全を守る仕事には関わっていないのでしょうか。 124: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。
    125: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 知識,資格,技能または経験を有効に活用することが必要な職として,いわゆる専門職の会計年度任用職員の方についても活躍いただいております。具体的には保育士,学童保育所支援員,放課後クラブ支援員,社会福祉士など多くの職種がございます。 126: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 127: ◯ 12番(宮坂 良子議員) 本当に知識や専門的資格や技能を持っている方,こういう方も会計年度任用職員とされているということであります。本来ならば,こういう方こそ正規職員であるべきではないでしょうか。  それでは,賃金について伺います。会計年度任用職員の給料の昇給について教えてください。 128: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 129: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 会計年度任用職員の昇給といたしましては,在職年数2年未満,在職年数2年以上5年未満,在職年数5年以上と,勤続年数に応じてそれぞれ昇給するものでございます。 130: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 131: ◯ 12番(宮坂 良子議員) 3つの段階に分かれているということですね。ただ,5年以上は昇給がないということ,会計年度任用職員にも期末手当が支給されるようになったことは評価できますけれども,他の手当についてはどうでしょうか。 132: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 133: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 正規職員のみに支払われる主な手当といたしまして,勤勉手当がございます。また,一定の条件を満たした場合,扶養手当や住居手当というものがございます。 134: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 135: ◯ 12番(宮坂 良子議員) 退職時に支払われる手当についてはどうでしょうか。 136: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 137: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 会計年度任用職員につきましては,狛江市については退職手当はございません。 138: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 139: ◯ 12番(宮坂 良子議員) それでは,賃金について伺います。 140: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 141: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 正規職員と会計年度任用職員の,週5日勤務の年収での比較でございますけれども,一般事務の年収を例として申し上げます。正規職員,大学卒の新卒で約360万円に対しまして,会計年度の勤続2年未満で約272万円。正規職員の28歳主事職で約428万円に対しまして,会計年度任用職員勤続5年以上で約297万円となっております。  なお,会計年度任用職員は週4日未満の方が多く,また週5日の場合でも週の勤務時間が正規職員の38時間45分に対しまして,会計年度任用職員は37時間30分と短くなっているところでございます。 142: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 143: ◯ 12番(宮坂 良子議員) 本当に大きな差があるということですね。勤続2年未満だと88万円も低いと。5年以上ですと131万円。しかも5年以上働いても会計年度任用職員は昇給がなく,勤勉手当や扶養手当や住居手当がなく,さらに退職手当がないということです。それでは,休暇についてはどうでしょうか。 144: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 145: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 正規職員が有給の休暇に対しまして,会計年度任用職員が無給となる休暇の主なものといたしましては,子の看護休暇,妊娠初期休暇,母子保健健診休暇,生理休暇,病気休暇などがございます。 146: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 147: ◯ 12番(宮坂 良子議員) それでは,会計年度任用職員に対する採用や賃金,手当,休暇などについて伺ってまいりましたけれども,月給制の会計年度任用職員は勤務時間が僅か1日15分の違いですが,給料や手当が大きく違っています。しかも,低賃金の上,女性が85%を占めています。女性労働に依存する制度となっていて,今社会的にも男女の賃金格差が問題になっている中,ジェンダー平等の視点からも処遇改善が求められるのではないでしょうか。  また,5年以上働いても昇給なしで経験が反映されません。そして,保育士,看護師,保健師,学童保育,放課後クラブ支援員,社会福祉士など,資格を要するものや就労支援相談員や専門教育相談,スクールソーシャルワーカーなど,相談に関わる方など多くの専門性と知識,持続性が求められる職種,業務が恒常的にあるにもかかわらず,正規職員とともに会計年度任用職員によって運営されています。  例えば保育士は,子供の6年間の成長を見守る大事な仕事です。単年度ごとに採用されるかどうか不安定な状況で,身分的には保障されていません。それでも,現場の皆さんはやりがいを持って精いっぱい頑張ってくださっています。専門性や責任ある職種,常時設置するべき職については,正規職員を配置するべきだと強く要望しておきます。  そして,1つだけ確認しますが,補正予算論議のときに,会計年度任用職員には勤勉手当がないため,人事院勧告での引上げが反映されなかったことについて,市は今後検討したいということでございましたけれども,この点について確認させてください。 148: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 149: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 今後検討していきたいという考えについては変わってございません。 150: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 151: ◯ 12番(宮坂 良子議員) ぜひ前向きによろしくお願いいたします。  それでは,次に移ります。  この10年間,正規職員と会計年度任用職員の割合は10年前が,先ほどのグラフでも見ていただきましたように1対0.93で,正規職員のほうが非正規職員の方より多い割合だったのが,10年後は逆転し,会計年度任用職員のほうが上回り,1対1.2となりました。人口比でも正規職員は89%に減少した割合となっています。こうした状況についてどのように考えているでしょうか。 152: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 153: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 職員の配置につきましては,各課の組織体制や業務内容を十分に考慮した上で,正規職員と会計年度任用職員を配置しているところでございますが,多様化,複雑化する市民ニーズへの対応や行政サービスの向上を図るためには,単に正規職員数を増やすということだけではなく,業務の委託化やデジタル化などの積極的な活用,業務の見直しも併せて検討した上で,必要な部署に必要な人員を配置しているところでございます。 154: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 155: ◯ 12番(宮坂 良子議員) いろんなデータが不足しているということも明らかになっていますし,この間の予算決算の中でも正規職員が本当に不足しているということなども明らかになっています。その大きな一つのデータとして,残業について伺いたいと思います。いかがでしょうか。 156: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 157: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 残業でございますけれども,部署や個人ごとの超過勤務時間の差異があったり,一部の部署では超過勤務時間が多いことについては認識しております。なお,平成31年度につきましては,東日本台風の影響により,また令和3年度は新型コロナウイルス感染拡大及び感染拡大防止に伴う業務により,主に超過勤務時間が増加したところでございます。  狛江市におきましては,令和3年9月に狛江市働き方改革推進プランを定めまして,多様な働き方のニーズに応えるため,在宅勤務制度を整えるとともに,職員1人当たりの超過勤務の平均時間数を令和6年度までに100時間との目標を掲げ,働き方改革に取り組んでいるところでございます。 158: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 159: ◯ 12番(宮坂 良子議員) 済みません,5年間の推移を伺いたかったのですけれども,飛ばされたということで,私のほうから紹介したいと思います。  5年間では,平成29年度は約119.4時間,30年度は約113.2時間,31年度は約134.3時間,令和2年度は約115.1時間,令和3年度は約125.8時間というお答えだったのですけれども,その中で特に上位10名をお伺いしましたところ,トップが798時間,そのほかの方々は700時間を超えていらっしゃる方々,また,その10人の中で一番低い方でも559時間となっています。そして,さらに80時間以上の超過勤務の方を伺ったところ,26人いらっしゃるということでありました。  本当に残業されている方が引き続き多く,しかも多い10人の方々の内訳を見ると,依然として福祉相談課の方が多いということが分かりました。月80時間を超える方が26人もいらっしゃるということなので,過労死ラインを超えての長時間労働の業務,勤務が行われているということであります。ぜひこうした実態に即した対策を考えていただきたいというふうに思います。  また,正規職員1人当たりの人口を先ほども紹介しましたけれども,26市と比較してみました。定員適正化計画によりますと,2019年までしか出されていませんでしたので,この8年間です。前回計画された2011年度版にはこのように書かれていました。  多摩26市及び類似団体で,8市で職員1人当たりの人口を比較すると,狛江市は多摩26市中20番目に少なく,また多摩26市平均及び類似団体で8市平均よりも少ない状況にあると書かれています。つまり,1人当たりの人口が26市中20番目,少ないほうがいいわけですから,そういうふうに書かれていました。  次に,2019年度版には平成31年4月1日現在の多摩26市における職員1人当たりの人口を比較すると,狛江市は多摩26市中9番目に多い状況であり,職員1人が支えている人口の割合が比較的高くなっていますと,このように書かれておりました。  つまり,平成23年,2011年は多摩26市中20番目に少なかったのですけれども,2019年になりますと,9番目に逆に多くなったということですね。他市より急激にこの職員1人当たりの人口が増えたということについて,どのようにお考えでしょうか。 160: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 161: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 先ほども答弁させていただきましたが,職員数につきましては,小学校給食調理等の技能労務に係る業務の委託化による退職者不補充により減っているところが大きく,また人口においても他市よりも狛江市の人口の増加率が大きかったことが影響しているものと考えております。 162: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 163: ◯ 12番(宮坂 良子議員) 人口が増えた中でも458人いた職員を増やすべきところ,むしろ減らしてきたということが大きな原因ではないでしょうか。狛江市において,人口に見合う職員数に増やしていくことが求められているのではないでしょうか。職員を増員することで,住民サービスをより向上させること,職員の健康を守り,やりがいと誇りを向上させることにつながると考えますけれども,いかがでしょうか。 164: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 165: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 多様化,複雑化する市民ニーズに加えまして,ここ数年は新たな対応が求められてきておりますので,職員の負担も増えている部分はあろうかと思いますが,やりがいを持って働き続けられるよう,市民サービス全体の中で必要な職員数というものを見極めていく必要があると考えているところでございます。 166: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 12番宮坂議員。 167: ◯ 12番(宮坂 良子議員) 東日本台風での対応やコロナ危機での職員の皆さんの働きには,本当に感謝申し上げます。だからこそ,平時から危機に備える体制をつくっていくことが重要ではないでしょうか。長時間労働で日常業務が行われているというのでは,いざというとき,特に災害時に駆けつけ支援することなどは正規職員の皆さんとなっております。住民の福祉を向上させるためにも,そして命と暮らしを守るためにも,会計年度任用職員の環境を改善し,正規職員の体制の拡充こそが必要です。  このことを再度要望いたしまして,全ての質問を終わります。 168: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 暫時休憩いたします。     午前10時20分 休憩     午前10時40分 開議 169: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。13番西村あつ子議員。 170: ◯ 13番(西村 あつ子議員) それでは1問目,市民生活支援についてから質問いたします。  物価高騰が続いています。私たち市議団は,市民の皆さんの声を直接お聞きするために市民アンケートを実施しています。まだ開始したばかりですが,アンケートには様々な声が寄せられています。自由記載欄に書かれている声を紹介いたします。  「毎月の給与がコロナ禍で数万円減ったまま,物価が上がってしまっている。円安の影響もあり,物価上昇し,生活費が高くなってきたため,出費が多くなり苦しい。」,「物価上昇しても給料は上がらない。子供への教育費も増えた」,「残業を増やすことで何とか生活しているが,体がきつく,基本給が上がらない限り心身共に苦しい生活から抜け出せない」,「物価が上がり,税金,保険などの負担も多く,収入は減少し生活に全く余裕がない」,「毎月のお給料の減少に反して,物価の高騰と子育て費用など生活費の圧迫」,こうした声が多く寄せられています。そして,自由記載欄の中には,アンケートにびっしりとしたこうした声が書かれております。収入の減少と物価高騰への意見が多く寄せられており,年代も様々です。  狛江市としても,これまで各種支援を行ってきました。自治体としてできることは限られていますが,そうした中でもさらなる支援が求められます。  まず最初に伺います。電気料金が20%以上上がっている事業者を対象にした狛江市電気料金高騰対策支援金は11月1日の広報で掲載されましたが,これまでの実績について伺います。 171: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 172: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 狛江市電気料高騰対策支援金につきましては,11月1日から申請受付を開始し,11月30日までとなりますが,41件の申請を受け,現在書類審査を行っております。審査が完了したものから速やかに支援金を支給してまいります。 173: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 174: ◯ 13番(西村 あつ子議員) まだ始まったばかりですので41件ということですけれども,この周知方法について伺います。 175: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 176: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 周知方法といたしましては,広報こまえ,市ホームページでの周知のほか,狛江市商工会を通じて市内の事業者等への周知を行ったところでございます。 177: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 178: ◯ 13番(西村 あつ子議員) この支援金の締切日は令和5年2月22日となっていますが,その理由について伺います。 179: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 180: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 申請のあったものにつきましては年度末までに書類審査の上,速やかに支援金の支給を行ってまいりますけれども,審査にかかる期間等を考慮し2月22日としたものでございます。 181: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 182: ◯ 13番(西村 あつ子議員) それでは,締切日の延長についてはどのように考えているのでしょうか。 183: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 184: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 申請後の審査等事務処理に要する時間等も考慮し,地方自治法第208条第2項に規定されております会計年度独立の原則に基づき,申請期限の延長につきましては考えていないところでございます。 185: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 186: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 申請期限の延長については考えていないということですけれども,商工会を通じて周知をされているということですが,商工会に入っていない事業者の方々は,広報やホームページを見ればこの支援制度を知ることができますが,まだ知らない人が多くいらっしゃると思います。少しでも多くの方々に支援が届くようにする必要があると思います。  私は以前の地域経済持続支援金の周知に際しては,確定申告の提出場所に資料を置いていただくようお願いしてきましたけれども,今回の電気料金高騰対策支援金も確定申告の提出期限あたりまで締切日を延長して,個人事業者の方々が知る機会を増やしていただきたいと思いますが,その点についてはいかがでしょうか。 187: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 188: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 現在のところ申請期限を確定申告提出期限まで延長する考えはございませんけれども,確定申告期間中にも本制度を知っていただくことができますよう,昨年も御提案いただきました提出場所での資料の配架,SNS,市内掲示等を含めて引き続き周知の拡大に努めてまいります。 189: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 190: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 確定申告も最近ではネットで申請される方も多くなってきているのかと思いますが,市役所に提出される方もいらっしゃいます。提出期限2月16日から3月15日までだったかと思うのですけれども,その前から資料を配布していると思いますので,少しでも多くの方々へ支援が届くように周知方法を拡大していただくことと,あと状況を見まして,年度内にということは理解はできますけれども,ぎりぎりまで締切りの延長も検討していただくよう改めて要望いたします。  次に,商業振興の一環として実施をされているプレミアム付商品券について伺います。  12月1日号の広報では,2次販売の案内が掲載されていますが,第1次での販売実績について伺います。 191: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 192: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 当初の販売予定額2億5,000万円に対しまして,2億2,867万円分のお申込みをいただきました。そのうち2億1,094万円分を実際に御購入いただいている状況でございます。 193: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 194: ◯ 13番(西村 あつ子議員) それでは,一度で完売しなかった要因についてはどのように考えているのでしょうか。 195: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 196: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) プレミアム付商品券は一口5,000円で5口,最大2万5,000円分御購入いただけるようにしておりますが,一度に全てを購入しなくても追加購入することが可能であるため,申込みされた方の判断も影響したのではないかと考えております。 197: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 198: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 要因としては追加購入が可能だということで,同じ人が再度購入ができるということですね。今回はデジタルのみの販売となりましたけれども,デジタルだと高齢者は購入ができない,紙でも実施してほしいという要望を私たちのところにいただきました。担当課にはそうした要望は来ていないのでしょうか。 199: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。
    200: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) 本事業を周知した当初は,電話や窓口での御質問のような御要望をいただき,市長への手紙でも問合せをいただいているところでございます。問合せや要望に対しましては,デジタル商品券のみとした理由や申込み,購入に関するサポートなど,丁寧に御説明し対応してきたところでございます。 201: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 202: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 補正予算の際にもデジタル商品券にする説明も聞いていますけれども,高齢者の方は利用できないという意見があります。今後もしプレミアム付商品券をまた実施するような場合には,以前のように紙ベースでも用意する必要があると思いますが,その点についてはどのように考えますか。 203: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市民生活部長。 204: ◯ 市民生活部長(鈴木 実君) デジタル商品券と紙商品券のメリット,デメリットにつきましては十分に検討した上で導入しておりますけれども,紙商品券に係る経費の削減や対面販売による接触機会をなくすこと,またデジタル商品券におきましては1円単位まで利用でき,御購入に対するロスが生じないこと,また事業者側におきましては,キャッシュレス決済により会計時は利用者側の操作で精算が完了することや,売上げにつきましては換金する手間を要さず,指定口座に一定期間ごとに自動入金されることなどの観点も含め,今年度の実施方法を決定した状況でございます。  なお,今後につきましては実施の有無も含めて未定という状況でございます。 205: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 206: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 十分検討されたのは理解できますけれども,デジタルだと利用できない人がいらっしゃいます。行政としては少しでも分け隔てなく対応することが重要ですので,まだ今後については今現在やっているところですので,未定ということはもちろん分かりますけれども,もし今後実施する機会がありましたら,ぜひ紙ベースでの発行も検討していただきたいというふうに改めて要望させていただきます。  次の質問です。  今議会の初日に,物価高騰に対し福祉施設を支援する補正予算が可決をされましたが,今後のスケジュールがどうなっているのか伺います。 207: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 208: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 11月24日に議決をいただきました一般会計補正予算(第4号)で計上した障がい福祉サービス事業所物価高騰緊急対策事業補助金につきましては,東京都の10分の10の補助を受けて,都の制度設計に基づき実施する事業でございます。  11月22日に東京都の実施要綱と補助金交付要綱が制定されたと通知がございましたので,今後東京都から補助基準額等の必要な数値やQ&Aなど,制度の詳細が整理されていくものと想定しているところでございます。  今後のスケジュールにつきましては,東京都の制度設計と併せて12月末までには市の補助金交付要綱を制定し,年明けから市への交付申請を受け付け,2月に補助金の交付,こういったスケジュール感で考えているところでございます。 209: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 210: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 都の制度なので少し時間がかかるということで,補助金の交付は2月頃からということですね。分かりました。  それでは,事務手続について伺いますけれども,この申請についてはネットでの申請になるのでしょうか。 211: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 212: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 補助金の交付申請等の手続につきましては,可能な限り電子的な方法により行うことを検討しているところでございます。 213: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 214: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 可能な限り電子的な方法で行うということですけれども,ある施設の方からのお話です。最近東京都などに提出する資料はネットでの提出が多くて,小さな施設では人手もないし,そもそもパソコンが不得意なので,時間と手間がかかってとても大変だとおっしゃっていました。今回の支援金は,紙での申請も可能になるのでしょうか。 215: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 216: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 今お話しされたような事業所も想定されますので,今回の補助金の交付申請等の手続につきましては,紙でも受け付ける予定でございます。 217: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 218: ◯ 13番(西村 あつ子議員) ぜひお願いします。  今回の支援金は東京都の制度を活用して実施されるわけですけれども,施設の規模によって金額の幅が大きいのかと思います。小さな施設でも送迎用の車のガソリン代,食材費,光熱費への影響はかなり大きいものがあります。さらに今コロナの感染の拡大で,利用される方の人数も減っている状況にあります。  物価高騰はまだ続く見込みであり,施設の運営は厳しさを増していると思います。現状を把握するとともに,今後も市としての独自支援の実施が求められると思いますが,その点についてはいかがでしょうか。 219: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 220: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 既に令和4年5月26日に議決をいただきました令和4年一般会計補正予算(第1号)におきまして,他自治体に先立ち新型コロナウイルス感染症緊急対策社会福祉施設等応援給付金を計上し,市内障がい福祉サービスを提供する事業所ごとに,令和2年度に続きまして10万円を交付させていただいているところでございます。現在のところ,さらなる市独自の支援については考えていないところでございます。 221: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 222: ◯ 13番(西村 あつ子議員) これまでも支援されているということは,十分理解している上での質問なのですね。現在では考えていないということですけれども,今こういう施設は営利を目的としているところではないということで,本当に小さなところはなかなか厳しい状況で運営を続けられております。今後もそれぞれの施設の状況を確認していただきながら,必要な対策をしていただきたい。このことを改めて求めたいと思います。  次の質問です。  ひとり暮らしの未婚女性で,不安定な非正規雇用で働く方々は,将来に不安を持っておられます。正規労働でも女性は男性に比べて賃金が低い実態があります。  狛江市の貧困調査に携わった東京都立大学の阿部彩教授は,勤労世代のひとり暮らしの3人に1人が貧困であり,65歳以上になると46.2%もが貧困であると分析されております。こうした状況については,どのように把握をされているのでしょうか。相談などどうなっているのでしょうか。 223: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 224: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) コロナ禍における御相談の特徴といたしまして,今まで相談が少なかった20代から30代の方の御相談が急増したところでございます。また,高齢者の割合も高く,休業や業務縮小により減収や解雇となった方で,預貯金等のない方が困窮状態に陥っております。  性別割合といたしましては,女性も若干増加しておりますけれども,市の状況としては男性が6割,女性が4割,このような状況でございます。 225: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 226: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 最近よく女性の貧困をテーマにしたテレビがやっていますけれども,先日女性の貧困を特集したテレビで阿部彩教授が出られていました。女性に対しての支援策は子育て支援が中心で,阿部教授は「ひとり暮らしの女性への支援がなく,今後はこうしたところへの施策が必要だ」とおっしゃっていました。  女性はやりくりがうまいので,貧困の現実が見えにくいということです。今後の支援策が必要だと思いますけれども,これについてはどのように考えているのでしょうか。 227: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 228: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 住居確保給付金や生活困窮者自立支援金に関しての御相談をきっかけに,若い世代からの御相談が増えている状況でございます。最近では初回相談をメールでいただいたりすることや,ひだまりセンター,児童相談所,社会福祉協議会等の関係機関からの連絡が増えている印象がございます。  まず,こまYELLへの御相談につながることが重要となりますので,支援制度やこまYELLの周知を図ってまいります。また,相談のきっかけを逃さないよう,関係機関と密に連携してまいりたいと考えております。 229: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 230: ◯ 13番(西村 あつ子議員) ひとり暮らしの女性の貧困というのは,本当に目に見えない部分もあるかと思いますので,今後についてはこういう方々への新たな施策が必要なのかなというふうに強く感じております。  テレビでは女性の貧困問題の特集がありますけれども,その中で「サイレントプア声なき女性の貧困」という特集は話題となっております。貧困状態になっている女性が助けを求める声を上げられないという問題です。  先ほどの御答弁で相談者の割合は男性が6割で女性が4割ということでしたけれども,声を上げられていない実態があるのではないかと思います。こうしたところへの支援は,今後考えていくべき重要課題であるというふうに思います。  物価高騰の大きな要因としては,アベノミクスによる異次元の金融緩和がもたらした異常な円安です。こうした状況にもかかわらず,岸田政権はアベノミクスを堅持するとし,物価高騰への打開策がなく,これでは国民生活は守れません。  日本共産党は,物価高騰から暮らしと経済を立て直す緊急提案というものを行っております。一つ目は働く人たちの賃金を上げることです。中小企業で働く人たちへの支援をし,最低賃金を1,500円に引き上げることを提案し,その財源としては500兆円にも上る大企業の内部留保金へ5年間で2%ずつ課税し,その税収10兆円を活用するよう提案しております。  そして,2つ目は消費税を5%に緊急減税を行い,社会保障や教育費への負担を軽減していくということです。消費税は収入の低い人ほど負担が大きくなる不公平税制であり,直ちに5%に引き下げること。そしてフリーランスの方々への増税となるインボイス制度の廃止や中小企業への支援を行うことなど提案をしております。  働く人たちが豊かになってこそ,経済も強くなります。コロナ感染の長期化と物価高騰で,生活や営業は厳しさを増しております。市として新たな支援や追加支援など,できる限りの支援を行うよう改めて強く要望して,1問目を終わります。  それでは,2問目の教育環境の整備について質問をします。今回は,保護者と児童・生徒の負担軽減に絞って質問いたします。  義務教育は無償とされていますが,実際には授業に使用する教材費は購入しなければならず,教育費への保護者負担は大きいと考えます。現在保護者負担となっている主な教材について伺います。 231: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 232: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 現在保護者負担となっている主な教材としては,小学校ではドリル,体育着,書道用具,彫刻刀,裁縫道具,絵の具セット,リコーダー,鍵盤ハーモニカなどがあります。このうち,書道用具,彫刻刀,裁縫道具,絵の具セットは中学校でも継続して使用していると聞いております。また,中学校は,ドリル,体育着,柔道着などがあります。 233: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 234: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 主なものについてお答えいただきましたけれども,それだけでもかなりの負担があることが分かります。さらに,中学生になると部活の道具や試合に行く場合の交通費も加わってまいります。10月の決算特別委員会の中で時間がなく質疑ができなかったので,今回改めて伺っていきたいと思います。  決算資料の就学援助の項目の中に,体育実技用具費というものがあります。その内容について伺います。 235: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 236: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 就学援助・体育実技用具費は中学校の授業で使用する柔道着の購入のための費用で,上限額は4,200円です。令和3年度は21件,計8万4,500円を支給しました。 237: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 238: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 柔道着の購入ということで,令和3年度は21件ということですけれども,上限額は4,200円ということですけれども,柔道着の購入金額について伺います。 239: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 240: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 各中学校により金額は異なりますが,柔道着の購入額は3,600円から5,000円となっております。 241: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 242: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 学校によって差があるようですけれども,就学援助費の上限が4,200円だと,柔道着が高い学校はその差額を家庭で負担しなければならないということになります。3,600円から5,000円,1,400円の差がありますが,なぜこのような差額があるのでしょうか。 243: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 244: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 学校に確認したところ,柔道着の名入れ刺しゅうに要する差額であると聞いております。 245: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 246: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 名入れの刺しゅう代ということで1,400円の幅があるということですけれども,この負担も大きいのかなというふうに思います。名入れは希望者のようですけれども,私は息子の柔道着を購入した際には希望者だということは気がつかずに,必ず名入れをするものだと思っていました。今はどうなっているのか分かりませんが,生徒や保護者への周知,これもしっかりお願いしたいと思います。  次の質問です。柔道の授業時間はどれくらいあるのでしょうか。 247: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 248: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 中学校の体育の授業で実施される柔道は,武道という領域の一つの内容として取り扱われております。中学校1年生及び2年生の武道の領域に関しては,8時間から10時間程度を配当しております。3年生では組み合わされた領域から選択して履修することとなっており,武道を体育の授業で取り扱う場合は,指導内容に合わせて配当時間を増やすことができます。 249: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 250: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 1,2年生は8時間から10時間,3年生でもさほど多くないのかと思います。中学生になると武道があり,狛江市は柔道を選択していますので,柔道着が必要となります。柔道着はほとんどの家庭が持っていないので入学とともに購入しますが,体操着と違い,頻繁に使用するものではありません。僅かな利用しかないのに購入するのは保護者負担が重いかと考えますが,これについてはどのように考えているのでしょうか。 251: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 252: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 衛生面を考慮して,個人所有が望まれるとのことで購入していただいております。現在就学援助対象者の方には柔道着相当分の就学援助費を支給しておりますが,柔道着相当分の支給額の見直しについては,予算編成の中で検討したいと思います。  また,使用頻度や経済的負担などにも配慮が必要ですので,各学校の購入価格の見直しや柔道着のリサイクルも含めて,様々な方法を検討するよう学校へ指導,助言したいと考えております。 253: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 254: ◯ 13番(西村 あつ子議員) まずは就学援助費の上限4,200円の見直しは,これはぜひ来年度に間に合うようにお願いしたいと思います。予算はそんなにかかるわけではありません。また,学校間での購入価格が違うのも改めていただきたいというふうに思います。  一つ紹介いたします。奈良県五條市では,柔道着のリースを活用するということです。リースの活用も検討の一つではないかと思いますが,その点いかがでしょうか。 255: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 256: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 柔道着のリースにつきましては,五條市の事例を調査・研究したいと考えております。 257: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 258: ◯ 13番(西村 あつ子議員) リースということもメリット,デメリットもあるかと思いますけれども,ぜひお願いしたいと思います。  教育費にかかる費用は高くて,保護者負担の軽減が求められます。例えばジャージですと自宅で着ている人もいます。現にうちの息子も高校のジャージを自宅で着ているし,中にはお子さんのジャージを親が着ているという例も結構あるのかなというふうに思いますが,柔道着は活用できずに古布として出されることが多いのかと思います。しかも,柔道着は使用回数が少ないので,汚れや布が傷むことがほとんどありません。私はたまたま知り合いの方に中学の制服一式とジャージ,柔道着をお渡しすることができました。保護者負担軽減とリサイクルなどを進めていただきたいということを要望いたします。  次に,児童・生徒の精神的負担ということで,最初に中学校の制服について伺います。  私は平成31年第1回定例会での一般質問で,女子生徒もスラックスを選べるようにしていただきたいと要望し,その後校長会で議論をしていただき,早速対応が図られる学校もありました。現在制服の選択は全校で実施されているということでよろしいでしょうか。 259: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 260: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 現在全ての中学校で選択できるようになっております。 261: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 262: ◯ 13番(西村 あつ子議員) よかったです。ありがとうございます。  次に,水着についてですが,現在どのようなタイプの水着が着用されているのでしょうか。 263: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 264: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 体育の授業で使用する水着につきましては,安全性と学習で使用するという目的のため,華美な装飾がなくプールの底の色に対して目立つ色である黒や紺を基本とすること,また動きやすく乾きやすいものを目安としております。 265: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 266: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 黒や紺を基本とするということで分かりました。  今,ジェンダーレス水着というものが注目されています。これは男女共用のセパレートタイプの水着ですが,上衣は長袖で首元,ここら辺まで隠れていて,下は膝上までの短パンで,肌の露出が少なくなっています。この水着は性差を問わず着用でき,日焼け対策にもなります。また,特に思春期になると,男女ともに体の線を隠したいというデリケートな時期でもあります。男女ともにセパレートタイプの水着を着用できるのでしょうか。 267: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 268: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 現在各校の水着について,安全性と学習での使用にふさわしいものであれば,特に指定を行っておりません。ラッシュガードの着用などにつきましても,基本的には特に制限を設けておりません。
    269: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 270: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 特に制限を設けていないということですね。水着も選択できるということが分かりました。  学校で使用する教材というものは学校で購入しなければいけないというイメージが保護者には強くあると思いますので,セパレートタイプの水着も選択できるなどの周知もお願いしたいというふうに思います。  次に,ランドセルについて伺います。  通学で重いランドセルを背負い,身体や心の不調が生じてしまうことをランドセル症候群と言われています。ランドセル症候群への認識と児童の現状について伺います。 271: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 272: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 児童の携行品の重さや量への配慮につきましては,従来から授業で用いる教科書やその他の教材,学用品や体育用品などが過重になることで,身体の健やかな発達に影響が生じかねないことなどの懸念や保護者などからの配慮を求める声が寄せられていました。  平成30年9月6日に,文部科学省より携行品に係る配慮についての通知が出され,これを受け,教育委員会からも平成30年9月11日付の通知にて学校に配慮を求める通知を発出し,各校では様々な工夫を行っているところです。 273: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 274: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 少し前まではとても重たいランドセルを背負って学校に行っていたというのが実態です。  それでは,荷物が軽くなるようにどのような対策を講じているのでしょうか。 275: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 276: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 例えば家庭学習で使用する予定のない教材などについて,児童・生徒の机の中などに置いて帰ること,特別教室で使用する学習用具の一部について,必要に応じて特別教室内の所定の場所に置いておくこと,書写の授業があった際には筆を持ち帰るが,その他の用具は学校に置いておくこと,夏休みなどに学校で栽培した植物などを持ち帰る場合は,保護者などが学校に取りに来ることなど,各校で様々な工夫を行っております。 277: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 278: ◯ 13番(西村 あつ子議員) それぞれ工夫されているということですね。植物,特に1年生なんかはアサガオですね。アサガオは結構プランターとつるを巻くところが重くて,保護者の方が,保護者会などで持ち帰る様子もよく拝見しております。学校で今では置いておけるということで,子供たちの荷物の負担軽減がされているということがよく分かりました。  次に,1人1台のタブレットの導入についてです。  タブレットの導入によって,持ち物の重さが増していると思います。タブレットの自宅での使用状況と,持ち帰り状況はどのようになっているのか伺います。 279: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 280: ◯ 教育部長(上田 智弘君) タブレットの持ち帰りは,学校や児童・生徒の実態,学習の進度に応じて各校持ち帰りの頻度などが異なっております。多くの学校では宿題で使用する教材などを明示することにより,家庭学習で使用する予定のない教材などは置いて帰るように指導しております。 281: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 282: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 分かりました。自宅でタブレットを使用する場合もあるということですけれども,インターネット環境が整っていない家庭は把握できているのでしょうか。 283: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 284: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 御家庭におけるWi-Fi環境などのネット環境の整備について,昨年度より学校を通じて各御家庭へ御協力をお願いしているところでございます。今年度は特に調査などは行っておりませんが,学校や教育委員会事務局にインターネット環境についての御要望などはいただいておりません。 285: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 286: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 現時点ではインターネット環境についての要望はないということですけれども,今後もしインターネット環境が整っていない家庭があった場合の対応について伺います。 287: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 288: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 基本的には各御家庭でインターネット環境を整えていただくことに変わりはありませんが,例えば急な臨時休校や家庭的な事情などで急遽支援などが必要な場合には迅速に対応できるよう,モバイルルーターを準備しております。 289: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 290: ◯ 13番(西村 あつ子議員) モバイルルーターを一定程度準備しているということですので,きちんと把握していただきたい,そして迅速に対応できるようにしていただきたいと思います。  最後に,文部科学省の給食時に関する通達について伺う予定でしたけれども,先日の一般質問で同様の質問が出ていたので割愛しますが,早急な対応をされるとともに,児童・生徒の中には会話をしながらの食事に抵抗がある場合もあるかもしれませんので,配慮をしながらも楽しい給食時間になるように応援をお願いして,この2問目の質問を終わります。  それでは3問目,市長の政治姿勢について質問いたします。  市長は1期目の選挙では,「日本一やさしいまち・狛江」というスローガンの基,市民に信頼される情報公開,市民参加と協働,ハラスメントに関する意識教育,信頼して相談できる窓口の設置,再発防止策の策定などを公約に掲げ,当選されました。  当時の狛江市は前市長がハラスメントで辞職するという異常事態であり,そのことを受けての市長選挙でしたので,人権を大切にするということが一つの大きな焦点となっていました。  現在の市長の公式サイトでは,公約を実現したものの一つにこう書かれています。「人にやさしいまちづくりの基本となる「人権を尊重しみんなが生きやすい狛江をつくる基本条例」を制定」,このように記載されています。そして,2期目の公約の見出しには,「「人にやさしいまちづくり」を政治信条に狛江のまちづくりを推進し,市民の皆様が狛江に愛着を持てるように頑張ります」となっております。1期目と2期目にも使われている「人にやさしい」という言葉は,市長の最も大切にしていることであり,基本姿勢なのかと思います。  最初に確認いたします。1期目の公約には人権に関わる具体的な公約が記載されていますが,2期目の公約では人権に対する具体的な公約が記載されておりません。条例をつくったから終わりというものではなくて,策定された条例をどう推進していくのか,生かしていくのか,これが今後の市政運営で重要だと思います。2期目についてはなぜ具体的な公約として示されていないのでしょうか。 291: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 292: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 人権施策につきましては,「人権を尊重しみんなが生きやすい狛江をつくる基本条例」を制定するとともに,条例の趣旨を実行性のあるものにするため,市における人権施策の全体像を表しました人権施策推進指針を策定いたしまして,多岐にわたる人権施策を体系的に整理したところでございまして,条例に基づき設置しております狛江市人権尊重推進会議におきまして,市の人権施策の取組について評価及び御意見をいただき,今後の人権施策に反映していくなど,各種取組が進んでいるところでございますので,選挙公約といたしましては特に掲げることはいたしませんでしたけれども,今後もこれは引き続き推進していくべきものと考えているところでございます。 293: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 294: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 各種で取組は進められているでしょうが,具体的な取組を掲げていないのは非常に残念だと思います。1期目以上に人権が大切にされるまちづくりを進めていただきたいと思います。  1期目から議会の中でも頻繁に,「人にやさしい」という言葉はよく使われております。改めて市長に伺いますが,「人にやさしい」とはどういうことなのでしょうか。 295: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 296: ◯ 市 長(松原 俊雄君) これまでもあらゆる機会を通じましてお伝えしているところでございますけれども,市長に就任した際には前市長によるセクハラ問題によりまして,狛江市は大きなダメージを受けておりました。狛江市のイメージや市民の皆様の信頼を取り戻すとともに,狛江市は人にやさしいまちという印象を広く持っていただけるよう,全力で取り組んできたところでございます。  誰もが平和に暮らすことができる,人権が尊重されるまちを目指しまして,人権を尊重しみんなが生きやすい狛江をつくる基本条例を制定いたしましたけれども,人を思いやるということは,その人の年齢,性別,障がいの有無,経済状況,生活状況を問わず,お互いに認め,尊重し合うことでありまして,誰もがこうした思いを持ち,接することで,人にやさしいまちづくりにつながるものというように考えているところでございます。  また,人にやさしいまちづくりを進めることによりまして,市民の皆様が安心して生活できるまち,健康に暮らせるまち,生きがいを持って過ごせるまち,市民が活躍できるまち,そして子供から高齢者まで,また障がいのある方なども,全ての方が笑顔で住み続けられるよう,愛着や誇りを持って,そういうまちづくりにつながっていくということで考えているところでございます。 297: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 298: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 年齢や性別,障がいの有無などを問わず,お互いを認め尊重し,人を思いやることは大変重要なことです。そうしたまちづくりを進めていきたいということでよろしいですね。  それでは,一つ確認させていただきますが,市長自身もこうした姿勢で分け隔てなく人と接するということでよろしいでしょうか。 299: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 300: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 基本的には,そういった考えを持っているところでございます。 301: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 302: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 分かりました。  それでは,次の質問に移ります。  次に,庁内のハラスメントについて伺います。  ハラスメントは様々なケースがありますが,庁内で起こり得るハラスメントの状況について伺います。 303: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 304: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 狛江市では相談者に寄り添うことが何より大切であると考え,ハラスメントを根絶するために様々な取組を行ってきたところでございますが,一方で相談があったことイコールハラスメントとして取り扱うことにつきましては,慎重に考える必要があると考えております。そのため,ここではハラスメントそのものというよりも,ハラスメントではないかと相談があった事案について答弁させていただきます。  事案といたしましては,パワーハラスメント,セクシュアルハラスメント,モラルハラスメントなどについて相談があり,職場内における上位者から下位者へ,また職場の同僚,下位者から上位者へ,あるいは市議会議員の方など,状況は様々でございます。類型といたしましては,パワーハラスメントの相談が一定程度ございます。 305: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 306: ◯ 13番(西村 あつ子議員) それでは,過去5年間のハラスメントの発生件数と,ハラスメントの状況,解決に向けた取組について伺います。 307: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 308: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 過去のハラスメント相談件数につきましては,狛江市職員のハラスメント防止等に関する条例が施行され,集計を始めた平成30年11月から昨年度までの数値で答弁させていただきます。  平成30年度はパワーハラスメントが5件,その他ハラスメントが1件の合計6件,平成31年度はパワーハラスメントが10件,モラルハラスメントが3件,その他ハラスメントが1件の合計14件,令和2年度はパワーハラスメントが4件の合計4件,令和3年度はパワーハラスメントが13件,セクシュアルハラスメントが1件,その他ハラスメントが1件の合計15件となっております。  年度ごとに相談件数はばらつきがございますが,パワーハラスメントが一番多くの割合を占めているところでございます。狛江市職員のハラスメントの防止等に関する条例が平成30年11月に施行され,その間ハラスメントの防止等に関する指針の策定,外部相談窓口や外部の有識者を加えた苦情処理委員会の設置,相談件数などの公表など,条例に基づき運用を行ってまいりました。  昨年度につきましては,条例施行から一定期間経過したことから条例の規定の検証を行い,条例で定義する職員のうち,審議会委員等などにも周知を行いました。今年度につきましては,全ての職員を対象といたしましたハラスメントに関する注意喚起やハラスメントそのものの定義などにも踏み込んだ形で,指導する側,指導を受ける側,両者にとって分かりやすいものとなるよう研修を実施したところでございます。  なお,ハラスメント相談があること自体は望ましいものではございませんが,近年限られた人員や予算で高い質であったり迅速な行政サービスが求められ,社会全体の勤務環境が厳しくなる一方で,庁内におけるこうした相談制度についての周知が進み,従来より相談の心理的なハードルが下がったことも背景の一つではないかと考えているところでございます。 309: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 310: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 相談制度の周知が進んだということですね。分かりました。  ハラスメントと疑われるような相談件数だということでよろしいですね。先ほどの答弁で上司から部下,同僚,部下から上司,そして市議会議員という言葉も出ていました。詳細については答えられないと思いますので質問はしませんけれども,私は市議会議員ですので一言述べます。  過去の報道にもあるように,ほかの自治体では議員から職員へのパワハラが問題となって,よく映像も流れていました。私たち議員は,職員の皆さんよりも上の立場では決してありません。先ほど部長の答弁を伺って,議会としても改めて考えていく必要があるかなというふうに思いましたので,一言述べさせていただきます。  それでは,年度によって件数のばらつきがありますけれども,相談件数が増えた要因については,どのように考えているのでしょうか。 311: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 312: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 令和3年度は8月以降に件数が増えたところでございます。令和3年8月には会計年度任用職員を含めた全職員の給与等支給明細書にハラスメント相談窓口の案内を同封したところでございますので,そういった周知が進んだことも増加の一因であると考えております。 313: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 314: ◯ 13番(西村 あつ子議員) ハラスメントを訴えるのはとても勇気が必要ですし,またなかなか重いものがあります。訴えて改善されたとしても,訴えた方が居づらくなってしまう,仕事がしにくくなるなどならないように,環境を整えることも最も重要なことです。これについてはどのように配慮されているのでしょうか。 315: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 316: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) ハラスメントに関しましては,何よりも相談者の希望に沿うことが大切だと考えております。相談者が望んだ場合につきましては,狛江市職員のハラスメントの防止等に関する条例に基づき,有識者等で構成される苦情処理委員会に諮り,関係者等に調査を行うことになりますが,多くのケースでは相手方へのヒアリングや対応等を望まないものが多く,その場合につきましては,相談者の希望に沿った対応を可能な範囲で行ったり,御質問者のお話のとおり相談者が居づらくなるようなこともございますので,そういった場合につきましては人事異動等で対応することもございます。 317: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 318: ◯ 13番(西村 あつ子議員) いろいろ対応されているということが分かりました。  あらゆるハラスメントをなくして,働きやすい環境づくりにしていくことが大切です。職場だけでなく,どんな場面であってもお互いがハラスメントに注意しながら人と接することが大事だと思いますが,市長の考えを伺います。 319: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 320: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 先程も答弁させていただきましたけれども,私は人にやさしいまちづくりを政治姿勢として取り組んでございまして,現代社会におきまして課題となっているハラスメントをはじめといたしまして,人権を無視した様々な行為を根絶すべく,市一丸となって取り組み,狛江市は人にやさしいまちという印象を広く持っていただけるよう,全力で取り組んでいるところでございます。  そして,多様な主体がお互いに尊重し合う気持ちを醸成し浸透させることで,誰もが平和に暮らすことができる人権が尊重されるまちを目指しまして,人権を尊重しみんなが生きやすい狛江をつくる基本条例を制定したところでございます。  人を思いやるということは,お互いに認め尊重し合うことでございまして,市民の皆様,また市役所の職員の誰もがこうした思いを持ち接することで,心豊かで人にやさしいまちにつながっていくものと考えているところでございます。  そして,誰もが笑顔でいられることが幸せにつながるものでございます。そのためには安心して生活できること,健康でいられること,生きがいを持って過ごせることなど,人にやさしいまちであることがその基本となるのではないかと考えまして取り組んでいるところでございます。  これからもハラスメントがない,ハラスメントに悩むことがない,全ての職員が安心して生き生きと仕事ができる,こういった職場環境の構築に努めてまいります。 321: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 322: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 分かりました。  セクハラやパワハラ,モラハラなどは最近広く知られるようになりましたが,エイジハラスメントというものがあります。これは年齢を理由とした差別や嫌がらせのほか,悪意を伴う言動のことを指すと説明されています。エイジハラスメントは,パワハラやセクハラなどの広く知られている言葉と違って,まだ普及段階にあるということです。  私は調べてみましたけれども,次のように解説されていました。エイジハラスメントに該当する言動は,パワハラやセクハラの要素を同時に含んでいることもあり,そのような場合には,それぞれ明確に区別することが簡単ではありません。区別する際のポイントとしては,相手を攻撃する際の理由として,年齢を持ち出す場合がエイジハラスメントに該当すると理解しておきましょうと,このように解説されております。  例えば一般的に世代を指すときに使われる用語として,ゆとり世代だとか,就職氷河期世代などがあり,これらの言葉そのものは時代の特徴を表現するものであって,特に善悪の意味合いを持つわけではありません。しかし,実際にこういった言葉を用いる場合には注意が必要ですとされております。そして,相手によってはその年代に属することを快く思っていない可能性があり,文脈によっては相手が偏見を持たれていると感じる可能性もゼロではありません。世代を持ち出す場合,特にネガティブなイメージと結びついた文脈では,エイジハラスメントに該当することがあるとのことです。  そこで市長に伺います。エイジハラスメントについて今少しお話をさせていただきましたが,エイジハラスメントをどのように認識されているのか伺います。 323: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 324: ◯ 市 長(松原 俊雄君) エイジハラスメントにつきましては,今いろいろ報道機関でも取り上げられているハラスメントの一つというふうに感じているところでございます。  特にゆとり世代とか,いろいろこう言われていますけれども,そういった部分がやはり不快に感じるとか,あるいは自分自身の心に刺さってしまうとか,そういったこともありますので,そういったこともこの人権を尊重するまちづくりの中に入ってくるものと考えているところでございます。 325: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 326: ◯ 13番(西村 あつ子議員) よく分かりました。年齢を重ねると忘れっぽくなったり,反応が遅くなったり,いらいらしたりと様々ありますが,会話の中で年齢に関する話題はよくあることで,聞き流せることもあります。しかし,相手に対し,一方的に年齢を捉えた言動をすることは,私はよろしくないと思います。  例えば,一つ例を挙げますが,年を取ると怒りっぽくなって嫌だねと,相手に対して一方的な言動を投げかけることは,私は好ましくないと思います。もちろん,そのときの状況にもよりますが,お互いの会話の中での話であれば気にならない場合もありますが,もしそうではない場面での言動であったら,私だったら嫌だなと思います。  市長に伺いますが,こうした言動をどのように思われますか。 327: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 328: ◯ 市 長(松原 俊雄君) その時々のシチュエーションもハラスメントの中ではあろうかと思います。政治的なことでお互いに言い合う場面,それが延長していく場面もあろうかと思います。通常ふだんのことでございましたら,ハラスメントということで,これはよくないというところと思っているところでございます。
    329: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 330: ◯ 13番(西村 あつ子議員) よくないというお言葉でした。今書き取れなかったのですけれども,政治的な局面での延長というふうに言われましたけれども,どういうことを想定されているのか分かりませんけれども,いずれにせよ,どんな場面であってもこうした一方的な発言というのは私は好ましくないと思います。  それでは,次に移ります。二元代表制についてです。  私は二元代表制については,前市長のときも確認し,松原市長が就任された直後にも伺っていますが,改めて二元代表制について伺います。 331: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 332: ◯ 市 長(松原 俊雄君) このことにつきましては,もう既に西村議員から御質問もございまして,以前お答えさせていただいたところでございますけれども,改めて二元代表制とは,市議会議員と市長の両方をそれぞれ,市民が直接選挙で選ぶ制度でございますが,市議会と市長が対等の立場に立ち,相互に話合い,また時には政策提案を通じて政策形成を図っていく,それが二元代表制であるというふうに認識しているところでございます。 333: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 334: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 市長も私たち議員も選挙によって選ばれます。私たち議員は,行政への監視,チェックをするとともに,市民の皆さんの暮らしをよくするための政策提案を行い,寄せられた問題の解決や要望を実現することに力を尽くしてまいります。それは与党であり,野党であり,それは同じことです。そして,市長も行政も与党と野党の立場は関係なく,同等な対応が求められます。  ところが,前市長は議会だけではなく市民に対しても差別的な対応をしていました。以前にも言いましたけれども,議会の中で与党に答弁するとき上げる手がパーですね。私たち野党へはグーでした。これはある人に聞いた話なのですけれども,このグーで上げる意味はやっつけるという意味だったそうです。非常に幼稚な行為です。さらに,当時の副市長が議会の場で私への答弁で明らかにしたことは,庁議の非公式な場で野党への差別を支持していた。市長の資質としては大問題です。差別はあってはならない行為です。  そこで市長に伺います。こういった差別的な対応をどう思われますか。前市長の個人での評価はお答えできないと思いますので,狛江市民約8万2,000人の代表として,差別をすることについてはどのように考えているのでしょうか。 335: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 336: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 実は,私はある方から言われた言葉がずっと頭にありまして,そしてそれを信条的にも行動していることがございます。選挙のときに相反する,私と対当する方々がいらっしゃいまして,その方に選挙が終わった後に,市長はみんなの市長なんだというふうに言われました。これは本当に心にずっしりと刺さったことでありまして,そのときに私を一生懸命サポートしていただいている方だけではありませんので,相反した方々,戦った方々も,実は市民であって,その市民も市長となったらその人の政策とか,あるいはまちづくりを一緒に協働していくと。そういうことも言われましたので,確かにそうだなということで,これは最初の選挙のときのお話だったので,その思いで市民の方々に接するときには,その思いをいつもこう思っているところでございますので,全体的に差別をするということもございません。  そして,与党・野党というお話もありますけれども,やはりまちづくりを一緒にサポートして,また一緒にやってくれるということが議会の皆様方だと思うのですけれども,その中で相反することも中にはあると思うのです。そういったときに,そういうふうに思いますと,やはり一緒に同じ方向に向かってまちづくりをしようという方々,与党の方々という,この場では言わせていただきますけれども,やはり同じ志向,考え方で行っていますので,そういった方と一緒にいろいろなまちづくりを企画提案をしていくということが,やはりまちづくり全体ではいいのかなというふうに思っています。  ただ,全てが市長が言うなりで進むわけではございません。その中ではやはり厳しいお言葉もいただきますし,御注意とか御指導もいただくということもございます。この議場の中だけではなくて,市民の代表としていられる方々の意見もございますので,そういった意見も尊重しながらというふうには考えているところでございます。 337: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 338: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 今お答えいただいたように,相反する方たちの上に立った全部の市長だということですね。全てが言いなりになるわけではないということですが,同じ考え方の方とは一緒に進めることもできるというふうに言っていましたけれども,反対意見の人たちとともにいろいろ妥協点も探りながらやっていく,そういうことも重要なのかなというふうに今聞いて思いました。  もう1つ確認です。前市長は議場において,虚偽答弁ということをしていました。虚偽答弁はあってはならないということですが,市長の考えを伺います。 339: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 340: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 虚偽答弁は,これはあってはならないというふうには考えております。そのときそのときの立場とか,場面場面で違ってくることもあろうかと思います。私も矢野市長のときに支えていた立場でありまして,そのとき議場の中でも想定できない質問とか,いろんな議論がありました。結果資料とか,そういうのはその場でもありませんし,記憶の中にあることをお伝えするということになりますと,やはり虚偽ではないのですけれども,要するに恣意的に違うことをお答えしているわけではないですけれども,どうしても確実性な面では欠いてしまうということも中にはあるかなというふうに思います。 341: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 342: ◯ 13番(西村 あつ子議員) もちろん,そういうことはあると思います。例えば想定以外の質問が飛んできたりすると,数字が答えられなかったりとか,記憶の範疇で答えたりとかして,少し間違ってしまったのかなということはあると思いますが,そういうことは当然あり得ると思います。ただ,虚偽答弁,うそはいけないということを私は言いたかったのです。  それでは,次に市民との面会について伺います。  市長との面会を希望されている方は多いと思いますけれども,会うか,会わないかの基準については市長はどのように判断されているのでしょうか。 343: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 344: ◯ 市 長(松原 俊雄君) いろいろ御要望などもございますけれども,極力お会いしていろいろお話をしたいというふうには思っておりますが,その場面,場面によるかなというふうに思っております。そういったところで判断をしているところでございます。 345: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 346: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 場面で判断をされているということですけれども,仮に市長の考えと反対の立場の方とは会わない,そうしたことはないのでしょうか。 347: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 348: ◯ 市 長(松原 俊雄君) その物事を進める中で,一定のところの路線が決まった段階,そういった部分では,もう既にいろんな部分で構築をしておりますので,そういった場面にはお会いすることが少ないというふうに思っております。 349: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 350: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 今図書館問題で運動している団体が懇談の申入れをしても,話合いは行わないという回答だと私は聞いております。その一方で,全面的に市長に賛成ではない団体とは懇談もされているようです。市長の判断に対して賛成の人,反対の人がいる,多様な意見があるのは当たり前のことです。異なる意見でも,先ほど一定の路線が決まったものについてはというようなことを言っていましたけれども,そういうような状況であっても懇談の機会を設けていくべきであるというふうに私は考えますが,いかがでしょうか。 351: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 352: ◯ 市 長(松原 俊雄君) この意見につきましては,先ほど述べたとおりでございます。一定のところで決まった考え方とか,あるいは計画とか,そういった部分が決まっている段階では,そこを推進するために,もう既にいろんな御意見も聞きながら,また議会の議員の方々ともお話をいただいていますので,そういった場面では面会があってもそれはお会いすることはあまりないというふうに考えております。 353: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 354: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 決まったものとしても,市民の皆さんが要望されているのであれば,やはり会っていただきたいなということを改めて要望します。  次に,私たち日本共産党狛江市議団は,毎年来年度の予算要望書を市長に提出をしています。毎回秘書広報室へ連絡をして,日程調整をしてもらっています。皆さんそうしていると思います。  今回も同じように私たちは市長の空いている日程で予約ができました。ところが,予約したその日の夕方に,秘書広報室からではなく企画財政部長から私のところに電話が入り,市長は会わずに部長が対応するということを言われました。  市長に伺いますが,職員にどのような指示を出されたのでしょうか。 355: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 356: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 要望書につきましては,誰が受け取っても私の手元に参りますので,そういった部分で,今回いろいろな要望が皆さんはおありだと思いますけれども,そのときには企画財政部長に今回はお会いして受け取るというよりは,企画財政部長が受け取って,担当部長のほうで話を聞いたほうがいいのではないかという,そういう判断からお話をさせていただきました。 357: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 358: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 要望書は誰が受け取っても同じというふうにおっしゃっていましたけれども,私は違うと思います。要望書を渡すだけではないのです。いつも私たち,懇談の時間をいただいて,あまり長時間にならず市長に御迷惑をかけないような時間帯で30分お時間をいただいて,部長だとなかなか政策的なことだとか,政治判断ということは私たちの質疑に対してもお答えできないです。だからこそ,私たちは市長に直接お渡しして,懇談を求めていくということなので,誰が受け取っても同じということは違うと思います。  私は議員になってから23年になりますけれども,予算要望の提出の際には,市長と懇談をしてきましたが,今回は部長対応となりました。今回なぜこうした対応になったのか,私たちは理解ができませんでしたので,私たち市議団は予算要望提出に当たっての懇談の申入れの文書を改めて提出して,回答も文書で求めました。そして11月15日付の回答をいただきました。  まず,懇談の機会を設けてくださいという私たちの要望に対する回答は,次のようでした。毎回必ずその機会を設けているわけではなく,公務予定も含めたその時々の状況などに応じて対応していると,このような回答です。  それでは,市長に伺います。これまで議会から各会派,いろいろ正式に懇談の申入れをされていると思いますけれども,市長は断ったことはあるのでしょうか。 359: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 360: ◯ 市 長(松原 俊雄君) そのときの日程がつけば,要望については私が受け取っているところでございます。 361: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 362: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 今私は,公務日誌を見てみました。今はまだ10月までの公務日誌しか出ていませんけれども,ここ数か月を見てみました。そこを話しますね。  8月5日に私たち日本共産党,立憲民主が要望書提出。8月29日に立憲民主が要望書提出。9月22日に自民党が要望書提出。10月5日に無会派議員が要望書提出となっています。みんな会われていますよね。私たちもお時間をいただきました。私たちは毎回予算や緊急要望書提出の際には,先ほども言ったように30分ほどお時間をいただいていました。  では,市長に伺いますが,回答の内容の「毎回必ずその機会を設けているわけではなく,公務予定も含めたその時々の状況などに応じて対応している」ということの回答に照らせば,私たちだけではなく,これからは与党である自民党や公明党なども会わないことがあるのでしょうか。 363: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 364: ◯ 市 長(松原 俊雄君) その時々で判断していくところでございます。 365: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 366: ◯ 13番(西村 あつ子議員) その判断というのは何なのでしょうか。 367: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 368: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 政策的にいろいろ議論をしなければいけないとか,まちづくりを推進するためにいろいろ議論をすると,そういった面があれば,これは要望の中に入ってくるところでございます。会っていろいろお話をしていかなければいけない場面もありますので,そういった部分についてはお会いして要望書を受け取るということになります。 369: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 370: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 今政策的に推進するということですけれども,私たちのことを捉えているのかどうか分かりません。もちろん私たちは市長と相反するところもありますけれども,私たちも推進する立場で要望書を出していますし,市民の皆さんから要望をいただいたものを要望書に入れております。そこは市長の言う推進するためというのはどうなのかなというふうに思いますけれども,私たちは推進する立場です。それについてはどうですか。 371: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 372: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 場面,場面でいろいろこうお話をさせていただいている中では,やはりそのまちづくりをともに行っていく,そういった部分はあろうかと思いますけれども,その反面,違った部分もあるというふうに思います。  ただ1点私が懸念していたのは,そのとき要望書を頂いて,いろいろこう議論をしている。そういった議論がこの議場の中で,市長がそのときこういうふうに言っていましたよねというような発言もあったと思うのですね。  やはりいろいろ議論していく中では,まだそこまで表明できないとか,情報をお伝えするという場面もあろうかと思うのです。それがあたかも,もう市長はこういうふうに言っているんじゃないかと,そういった部分はやはり避けていきたいなというふうに思って,そうなると,事前にお話をするよりは,要望書として,形として文書で頂いたほうがいいかなという,そういった思いはあります。 373: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 374: ◯ 13番(西村 あつ子議員) そうですね。市長等の話の中で,市長の政治的な思いということも私たち聞くこともあるかと思います。ただ,私たちは市民から託されておりますし,懇談をさせていただく場が非常に重要かと思います。だったら,それでは先ほど私たちのことを捉えていたのでしょうかね。市長がこういうことを言っていましたよということで,それを注意,もしかしたら言っている場面もあるかもしれませんが,そういうところを注意していく,そういうことでよろしいのでしょうか。 375: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 376: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 要望の画面では,やはり政治的なこともあったり,あるいはこの行政内部で固めていないことも多くあると思うのですね。職員にも伝えていない中で,行政内部の議論をしていないことが,中では信頼関係の中で出てくることもあろうかと思うのです。  そういった部分が先に議場の中でお話をされると,やはりこれは信頼関係の問題ですので,なくなってくるということでございますので,そういったところはやはり私としては避けていきたいというふうに考えているところでございます。 377: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 378: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 私たちは毎回懇談を求めているのではなくて,文書のみ秘書広報室にお渡ししていることもあります。予算要望提出については年1回のことであって,市民要望が盛り込まれております。時間をかけて会派で話合いをし,要望書を作成しております。どこの議会の議員も要望書提出は重要なものとして扱っていますので,首長に直接手渡しをして,懇談もしていると思います。差別的な前市長でさえ会わないということはなかったです。  市長に確認しますが,私たちが懇談の日程を取れた時間帯,これは11月15日11時ということですけれども,これは公務が入って会えなかったのでしょうか。 379: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 380: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 私はそのところは確認できていないので,どうなっているかは分かりません。 381: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 382: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 突然の質問なので確認はできていないということですけれども,先ほども言ったように,秘書広報室に電話して,市長の空いている日程をお聞きして,この日程だったら大丈夫ですよということで予定を入れていただきました。  それでは,もし仮に公務が入って駄目だったよと,その日は駄目だったよということですけれども,公務のない日を改めて調整して,秘書広報室にお願いすればよいということですか。 383: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 384: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 先ほども申し上げたとおり,場合によってということで場面場面でそれは考えていくということでございます。 385: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 386: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 場面場面は秘書はどのように考えているのか,私たちには頭の中までお考えが分からないところがあります。改めてやはり私たちとしては予算要望というのは大変重要なものだと思っておりますので,改めて秘書広報室に懇談の申込みをしたいなというふうに思います。  二元代表制の議会の役割は,2018年の9月議会では,市長は私の質問に対して次のように答えています。「議会が市長と対等の機関として,その地方自治体の運営の基本的な方針を決定し,その執行を監視し,また時には政策提案を通して政策形成を行っていく,それが二元代表制の役割」だと答弁しています。  私たちの会派は,二元代表制の下で市長提案の予算案に修正案を提出したり,また図書館問題でも意見を申し上げております。私たちは議会の役割として,議案などに賛成や反対,修正案を提出という姿勢を示しております。  市長はこのようにも答えています。「感情や好き嫌いで質問・答弁を,それを差別することはあってはならないと考えています」と。また,「市民のための施策であれば,与党・野党の隔たりなく対応することが大切だというふうに考えており,このことは第一に考えてまいりたいと思っております」と,このように答えておりますが,今でも同じ考えでよろしいでしょうか。 387: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 388: ◯ 市 長(松原 俊雄君) そのときはそういうふうにお答えしまして,今回も同じような答弁ではいけないと思いまして,今回もその二元代表制の答弁を少し変えさせていただいていますけれども,基本的にはやはり立場はいろいろ一緒にまちづくりを行うというのが基本でございます。  与党だからと言って,監視する立場ではないということではありません。既に与党の方々も一般質問などでもいろいろ指摘されて,注意されて,また指導していくというところも場面場面では私は多く感じております。  全てがよくできたとか,進んでいるなという話ではありません。進んでいないところもしっかり,その注意をいただいたり,ちゃんと進めるためにはこういうことをしていくべきだという提案もいただきながら,与党の方々もやっておりますので,しっかりそういう面では一般質問の中でも,また予算審議,また決算審議の中でも,そういう御指摘はいただいているところだというふうに思っております。 389: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 390: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 私,そのことを否定しているのではなくて,それは当然だと思います。私もずっと一般質問を聞いていて,与党であれ,野党であれ,指摘をすること,改めてほしいこと,それは議会の中で与党・野党関係なくあります。それは二元代表制で当然のことだと思います。  隔たりなく対応されるというのは,市長との対応ということを私は言ったつもりであります。今回の懇談を断られるという対応は,あまりにも異例であって,もしかしたら会派によって対応が変えられているのではないのかなというふうに勘ぐって質問をいたしました。  改めて市長に確認しますが,これからも市長がおっしゃるように隔たりなく対応されるということでよろしいでしょうか。 391: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 392: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 先ほど申し上げたとおり,場面場面で対応していくということでございますけれども,基本的に隔たりなくというふうに考えているところでございます。 393: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 13番西村議員。 394: ◯ 13番(西村 あつ子議員) 場面場面と言われてしまうと,どんな場面なのかなということなので,ちょっと分からないところもあるのですけれども,隔たりなく対応されるということは分かりました。  国会では大臣が虚偽答弁を繰り返したり,質問に真摯に答えないという姿勢は多数与党のおごりであると思います。市長は公式ホームページ上で,政治信条は誠実と信頼となっております。そして,差別はならないと発言されていますので,そこは貫いていただきたい,このことを要望し質問を終わります。 395: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩いたします。     午前11時53分 休憩     午後 1時30分 開議 396: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
     一般質問を続行いたします。14番鈴木えつお議員。 397: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 新型コロナウイルス感染症対策について伺います。 398: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 暫時休憩いたします。     午後 1時31分 休憩     午後 1時32分 開議 399: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。14番鈴木議員。  14番鈴木えつお議員。 400: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 新型コロナ感染症対策について伺います。  まず,第7波の状況と対応結果,また第8波への対応について伺います。 401: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 402: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 第7波の1日の最大発生人数は210人となっており,200人を超える発生が7月から8月上旬まで続いておりました。自宅療養者数も最大1,442人,調整中の方も最大285人となっており,国による全数届出見直しにより,発生届の対象が変更になった9月26日現在で1万5,734人となっております。  これまでの年代別の割合は,10歳未満が13.2%,10歳代が12%,20歳代が19.5%,30歳代が16.4%,40歳代が16.3%,50歳代が11.3%,60歳代が5%,70歳代が3.3%,80歳代が2.2%,90歳代が0.8%,100歳以上の方は0.1%未満でございました。  現在は,狛江市の毎日の陽性者数は把握できておりませんが,11月中旬以降,市へのお問合せが増えてきている状況でございます。 403: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 404: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 国が全数届出を見直したということで,狛江の感染者数が分からなくなってきたという状況です。  9月27日以降,多摩府中保健所が受理した医療機関からの新規陽性者発生届の数は,どのようになっているのか,また狛江市の数は分かるのかどうか伺います。 405: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 406: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 東京都におきましては届出見直し後は,市町村別累計値の更新を行わないこととしているため,多摩府中保健所管内の6市分の合計数は公表されておりませんが,毎週人口10万人当たり,医療機関で陽性が判明した新規陽性者数が保健所区域別で公表されてはおります。  また,狛江市では,発生届の集計は行っていないところでございます。 407: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 408: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 都のモニタリング会議資料をずっと調べてみますと,多摩府中保健所管内の1週間での人口10万人当たりの新規陽性者数が書いてありまして,11月22日から28日までで444人となっております。  これは10万人当たりと書いてあります。多摩府中保健所は約104万人を管轄しているので,10.4倍した4,618人が実数ではないかと思われるのですが,なかなか探すのが大変という状況でございます。  足立区,板橋区など23区の大半では,区内の医療機関から発生届を受理した陽性者数を公表しております。  これは杉並区のホームページなんですけれども,一覧表で年代別の感染者数や死亡者数が公表されております。  多摩府中保健所でも公表していただいて,それを狛江市のホームページですぐ見られるようにしていただきたいと思うんですけれどもいかがでしょうか。 409: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 410: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 今の,先ほど御答弁させていただいたとおりでございます。うちのほうでなかなか集計はしづらいということがありますので,ちょっとそれは難しいと考えております。 411: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 412: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 保健所は週報を,東京都に出してると思うので,それを都が集計してるんだと思うんですけれども,ぜひ市のほうで,保健所に問い合わせていただいて,市でもそれを把握して公表できるようにしていただきたいと思います。  2022年の2月1日に,地域保健対策の推進に関する基本的な指針の一部改正というものがありまして,この中に,こう書いてあるんです。  国,都道府県及び市町村は,健康危機の発生時に,地域住民が状況を的確に把握した上で協働ができるように,ともに働くですね,協力して働くですね,適切に情報を提供しと,新たにこの言葉が入ったんですね。地域住民や関係者との相互の情報及び意見の交換を実施するように努める必要があるということで書いてありますので,ぜひそうした取組をお願いいたします。  次に,8月4日の都のモニタリング会議では,1月3日から7月24日までに都に報告があった新規の集団発生事例,集団感染の発生事例ですね,高齢者施設や保育所などの福祉施設が2,658件,幼稚園や学校などの教育施設が803件,医療機関は310件などと報告されております。  第7波で狛江市の高齢者施設,保育園,学校等での陽性者数,集団感染発生状況はどうだったのか,また9月27日以降はどうなのか,お伺いいたします。 413: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 414: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 高齢者施設について答弁申し上げます。  新型コロナウイルス感染症の陽性者等が発生した場合,市への報告を求めておりますので,その数値で答弁いたします。  高齢者施設における第7波での狛江市の新規陽性者につきましては,5月末を境に新規陽性者の報告がありませんでしたが,7月に入り徐々に報告が入り,報告があった高齢者施策につきましては案件ごとの件数で34件となっております。そのうち職員,利用者を含め,5名以上の感染者の報告を受けたものが5件となっております。  なお,現在までの新規感染状況につきましては,数件報告が入っている状況でございます。 415: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 416: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 今年の夏ごろから,全国的に感染が拡大いたしました。いわゆる第7波でございます。  その期間におきまして,1つの保育施設で同じような時期に5名以上の感染者が発生した事例はございますが,家族感染の場合も多く,集団感染であるかどうかといった集計はいたしてございません。  なお,保育園における感染者数は,9月27日以降,11月15日までの数値になりますが,保育園においては全体で45人でございます。幼稚園につきましては,園から感染状況についての報告はいただいておりますが集計はしていないところでございます。 417: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 418: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 市立小・中学校の感染状況ですが,第7波の入り口と思われる令和4年6月20日から減少傾向となっていた9月26日までの間,家庭内感染等,みなし陽性も含めますと,7月25日にピークの23件の報告があったものの,1日当たり数件,10数件の報告で推移をしております。  また,9月27日以降については,家庭内感染など,みなし陽性も含めますと,1日平均3件程度の報告で推移しております。  なお,学校においては,感染防止対策を徹底していることから,クラスターが発生している事例は確認されておりません。 419: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 420: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) これも,足立区とか江戸川区などでは,人権尊重,個人情報への配慮を求めながら,区内の集団感染の発生状況を日にちごと,施設ごとに公表しております。狛江市でも,適切な形で公表できるようにしていただきたいと思います。  第7波で亡くなった方はどのくらいいるのか,また第8波ではいかがか,お伺いいたします。 421: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 422: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) お亡くなりになられた方につきましては,東京都が都内全体での人数を公表しておりますが,市におきましては把握していないところでございます。 423: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 424: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) これは東京都のホームページでございまして,山になっているのが死亡者数ですよね。第7波,いわゆる死亡率は低いと言われてるんですけれども感染者数が爆発的に増えたために死亡者数も大変多くなっているということが,これで分かります。  モニタリング会議の資料では,70歳以上の高齢者の死亡が圧倒的に多いということでございます。23区ではこうした資料も公表している区が多くなっております。様々な情報,国の指針も変わりましたので,最大限,市民に分かるように情報提供をお願いしたいと思います。  次に,東京都高齢者福祉施設協議会の9月の調査では,第7波のピークだった7月から,都内の入所型高齢者施設で感染を確認した1,759人,うち入院を希望した方が869人。このうち入院できたのが299人,34%で,残りは入院できなかったと。感染者のうち66人が死亡し,17人が入院できないまま亡くなったと報告されております。狛江市の高齢者施設では,このような事例はなかったのか,お伺いします。 425: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 426: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 狛江市の高齢者施設で,入院を御希望された方で入院ができずにお亡くなりになられたという報告は,受けていないところでございます。 427: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 428: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 都のモニタリング会議です。  8月4日,感染が本当にピークになったときですけれども,救急搬送においては,医療機関への収容依頼に対して,救急用の病床が満床であることによる受入れ不能回答が多く,搬送先決定まで著しく時間を要しております。そして,最後のほうに,通報から現場到着まで時間がかかる状況が常態化しております。このように指摘しておりまして,この全国老人福祉施設協議会の田中副会長は,集団で生活する高齢者施設は感染拡大のリスクが高い,入所者や職員が安心して過ごせるように,原則入院の体制を確保してほしいと,このように述べております。  第8波で感染者が急増しておりまして,国,東京都に対しまして,入院希望者が入院できるように体制を整えてほしいということをぜひ,要望してほしいと思いますが,いかがでしょうか。 429: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 430: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 東京都の医療体制といたしまして,11月17日に,病床確保レベルを2に引き上げ,12月1日現在,7,231床の体制となっております。  また,12月1日より新たに,高齢者等医療支援型施設4施設が開設されます。ここの施設では,要介護5,救急受入れも可能で,治療や介護に加えリハビリテーションも実施して,ADLの低下を予防する施設と,このように伺っております。  市といたしましては,今後の高齢者の方の感染状況を,さらに注視してまいりたいと考えております。 431: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 432: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 第7波の都の報道発表資料というものがありまして,亡くなられた方が一覧表になっているのですが,診断を受けてその日のうちに亡くなった,そういう事例もたくさんございます。治療を受けられないまま亡くなる方がないように,やはり都に働きかけをしていただきたいと思います。  8月4日の都のモニタリング会議報告では,都の発熱相談センターにおける相談件数の7日間平均は8月3日の時点で,1日当たり約1万3,877件。高い水準のまま推移している。東京都は,回線数を340回線から最大700回線に増強して発熱相談センターの体制強化を図っていると,このように述べております。狛江市の発熱外来,これも電話が通じない,通じてもすぐ1日の定員がいっぱいになる,診察を受けられなかったと,こういう声も聞いております。第7波のピーク時に狛江市の状況はどうだったのか,お伺いします。 433: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 434: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 第7波では,狛江市内でも,1日最多の210人の感染者が発生し,市には様々なお問合せがございました。  質問が多かった内容としましては,発熱したがどうすればよいか,発熱したので医療機関を教えてほしい,感染したが今後どうすればよいか等という御連絡がございました。  7月から10月の自宅療養者の方に対する食料支援,パルスオキシメーターの貸出し実績につきましては,食料支援は7月が605件,8月が629件,9月が179件,10月が24件。パルスオキシメーターにつきましては,7月が67件,8月が44件,9月が15件,10月には4件となっております。  また,厚生労働省の9月7日付の事務連絡により,療養期間中の外出自粛について,有症状の場合で,症状軽快から24時間経過後,または無症状の場合には,外出時や人と接する際は短時間とし,移動時は公共交通機関を使わないこと,外出時や人と接する際に必ずマスクを着用する等,自主的な感染予防行為を徹底することを前提に,食料品等の買い出しなど必要最低限の外出を行うことは差し支えないという扱いにはなりました。  自宅療養者の方へのお電話につきましては,7月が2,307件,8月が2,774件,9月が950件となっており,9月26日から,国による全数届出の見直しによりまして,発生届の対象が変更になったことにより対応が変わりましたので,現在は行っていないところでございます。  医療的な支援といたしましては,陽性者家族の体調不良により,保健所から医療的支援を依頼したケースは,7月は訪問が1件,電話が2件で,8月から10月の対応はございません。また,陽性者の自宅に薬剤師等が処方薬を届けた件数は,7月が312件,8月が316件,9月が160件,10月が58件となっており,陽性になられた方へのケアを実施しているところでございます。 435: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 436: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 今は第8波ということで,感染が急拡大しているところでございます。発熱外来診療所の拡大と支援が必要ではないかと思うのですけれども,いかがでしょうか。 437: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 438: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 感染拡大に向けた都の医療提供体制といたしましては,都内の診療・検査医療機関は,7月末の4,700機関から11月23日時点で約4,840機関に拡大しております。  診療・検査医療機関以外の小児科における発熱診療体制の強化,12月からは都立病院における発熱外来の強化を行っている状況でございます。  また,都の臨時オンライン発熱診療センターを設置するとの発表もございました。  支援につきましては,都が診療所の施設設備支援等を行っている状況でございます。 439: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 440: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 12月1日の都のモニタリング会議でも,入院患者数が急増している中で,外来を含めた医療提供体制をさらに強化する必要があると,専門家が指摘しております。  市民の命を守るために,都と連携しながら市としても,発熱外来診療所の拡大と,そこへの支援に努力していただきたいと思います。  8月4日のモニタリング会議では,行政検査における7日間平均のPCR検査等の陽性率が,前回の50.5%から51.4%となった。検査の陽性率が極めて高い値で推移しており,51.4%と過去最高値を上回った。このほかにも検査を受けられない,あるいは把握されていない感染者が増加していると考えられる。そのように述べておりまして,無症状の陽性者が2万3,928人,10.8%。新規陽性者のうち無症状の割合も上昇傾向にあると。無症状あるいは症状の乏しい感染者からも感染が広がっている可能性があると述べております。  狛江市の無症状の方への無料のPCR検査等は,どのような状況だったのか,お伺いいたします。 441: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 442: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 狛江市内で実施している無料検査機関は5か所でございまして,クスリのナカヤマ薬局和泉多摩川店,狛江無料検査場,これはPCRをやっているところです。あとアイン薬局,クオール薬局狛江店,クオール薬局狛江2号店,この5つでございます。  第7波の際は,PCR検査を行っている無料検査場におきましては,貼り紙で周知をしながら抗原検査キットを活用して検査を継続していたと伺っております。その他薬局につきましては,全て抗原検査キットでの検査となっております。  また,検査のキットの在庫につきましては,準備をできていない場合等もあり,状況は様々でございました。  また薬局では,薬剤師の方が処方する間に検査を行っており,1日の対応人数に限りがあるために,お断りすることもあったと伺っております。 443: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 444: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) なかなかキットも不足したり,1日の対応人数に限りがあるという状況も見えてまいりました。  国立遺伝学研究所教授の川上浩一さんは,新型コロナウイルスの致死率は,インフルエンザよりもずっと高いということをおっしゃっておりまして,市中での無料のPCR検査も増やすことが必要ですと。誰もが,イベントや旅行の前後に気軽にPCR検査を受けられるようにすることで,早期に感染者を見つけて隔離,保護することができる。ワクチン接種と同じくらい熱心に,市民にまめなPCR検査を推奨する。そういう体制をつくってほしいということで述べております。  狛江市でPCR検査,無料でのPCR検査をできる場所を増やすことはできないのでしょうか。 445: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 446: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 東京都で実施しておりますPCR等検査無料化事業につきましては,都が検査費等費用を補助し,民間企業等が実施しておりますが,5月で応募が終了しているために,新規開設は難しいと考えております。 447: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。
    448: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) ぜひ,感染が拡大している今,新たな対応を都に働きかけていただきたいと思います。  感染拡大のリスクの高い教育,保育などのエッセンシャルワーカーに定期的なPCR検査を実施したり,希望する市民へ無料の抗原検査キットを配付することはできないでしょうか。 449: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 450: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 学校では,登校または出勤後に,児童・生徒や教職員に発熱などの新型コロナウイルス感染症が疑われる症状が発生した場合,直ちに下校,退勤し,医療機関の受診をすることを徹底しており,実際,狛江市医師会の協力の下,速やかに受診できる状況となっております。また,医療機関の逼迫などで万が一受診ができない状況が発生した場合などに備え,各校で抗原検査ができるよう抗原検査キットなどを配備しております。このことから,今のところ教育委員会として定期的なPCR検査の実施の予定はございません。 451: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 452: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 公立保育所につきましては,感染者が確認された際には状況を確認し,例えば最終出席日に同じ部屋に長時間いた職員などがいれば,体調に変化がなくても,念のために抗原検査を行い,感染の有無を確認しております。そのほか,東京都の集中検査を活用し,毎週職員の抗原検査を行っております。  私立保育園などにも,東京都の集中検査について御案内しております。活用につきましては,各施設にお任せしているところでございます。 453: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 454: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 東京都におきましては,発熱等の症状のある方や濃厚接触者の方へ抗原検査キットを配付しておりますので,現在市としてお配りすることは考えていないところでございます。 455: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 456: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 東京都の制度があるんですけれども,これは発熱などの症状のある方,濃厚接触者でないと配付されないということでございます。  一方モニタリング会議では,配付を待たずに早期に検査できるよう,検査キットを事前に購入し備蓄しておく必要があり都民に呼びかけている,このように報告されておりまして,こうした事前の購入に,市として支援することで検査を拡大していくということも必要だと思います。  また東京都は11月から,高齢者施設や障がい者施設,医療機関,保育所,幼稚園,小学校等の職員を対象にした集中的・定期的検査に各施設が参加するように呼びかけております。ぜひ,市からも,今こうした感染拡大している状況ですので,この都の呼びかけに各施設が参加するように呼びかけていただきたいと思います。  次に,調布・狛江への保健所復活について伺います。  第3回定例会での行政報告では,都が感染症対応に関する都保健所の在り方検討会(仮称)を設置して,第1回を10月に開催するという報告がありました。この検討会のその後の動きについてお伺いします。 457: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 458: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 11月25日に第1回の検討会がウェブで実施されたところでございます。1回目は,新型コロナウイルス感染症に対する保健所の対応,自治体の対応について,情報共有をしたところでございます。  今後,市町村にアンケート調査を実施して論点を整理し,令和5年度に意見を取りまとめ,在り方の案の提示を予定していると伺っております。 459: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 460: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) これが,都内の保健所の管轄人口ということで,一番左が多摩府中保健所で104万人ということでございます。そのほかの千代田区,中央区,台東区,ずっと,北区まで順番に載せておりますが,それぞれの保健所の管轄人口は,多いところでも30万人台ということでございまして,多摩府中保健所の管轄人口がいかに多いかということはこの数字,グラフでも分かると思います。  これは,保健所の整備に関する厚労省の指針でございまして,これは随分前ですけれども,コロナが始まるずっと前から,こういう指針がありました。  ここには,保健所の設置及び運営を円滑に遂行できる人口規模を備えた市が保健サービスを一元的に実施することは望ましいことから,人口20万人以上の市は保健所政令市への移行を検討すること,このように述べております。いわゆる,厚生労働省としては,人口20万人以上になったら1個保健所が必要ですよと,こういう考え方だと思います。町田市などでは,独自に保健所を持つ状況になっているということでございます。  今後,新型コロナに限らず感染症への対応は出てまいります。多摩府中保健所の管轄人口104万人はあまりに多く,きめ細かく対応できない状況にあります。ぜひ,調布,狛江に保健所を復活させるよう意見を述べていただきたいと思いますが,いかがでしょうか。 461: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 462: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 今回の検討会設置の目的としましては,感染症の有事におきましても,地域保健の広域的・専門的・技術的拠点としての役割,機能を確実に果たすため,コロナ対応で有効であった取組を,次の新興感染症対策にも生かすことをできることを前提に,保健所でなければ対応困難な業務を明確化し,市町村や関係機関との連携強化も含め,都,保健所の体制や業務運営の在り方を検討することとされております。  今後の検討会での論点整理,この辺に協力しながら議論の進捗状況を見極めまして,その上で今後検討してまいりたいと考えております。 463: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 464: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 私も,この在り方検討会の資料を見させてもらいました。狛江市から,小川福祉保健部長がメンバーに入っておりました。期待しております。  それで,この資料を見ますと,人口10万人当たりの累計陽性者数というのが出てるんです。これを見ますと多摩地域では,狛江市の陽性者数が最も多い,一番多いんです。次はどこかというと武蔵野市,次は西東京市,4位が調布市,5位が三鷹市,ずっと並べてみますと全部,23区の隣接自治体が,陽性者数が多くなっております。多摩府中保健所の管轄する4市も入っていると。そういう点では多摩府中保健所は都心に近くて,感染症のリスクを抱えていると言っていいと思います。  全国的に,資料が載っているんですけれども,多摩府中保健所の管轄人口は全都でトップですけれども,全国でも11位,陽性者数の累計が多い上位6都府県の中では6位ということで,全国的にも高いレベルにございます。ぜひ市民の命を守るために,調布,狛江に保健所を復活させると,こういうことで意見を述べていただきたいと思いますが,いかがでしょうか。 465: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 466: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 先ほど申し上げたとおり,この在り方検討会,私も参加しておりますので,今後その状況を見極めながら検討してまいりたいと考えております。 467: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 468: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 最後市長にもお願いしたいと思います。  今お話ししましたように,検討委員会に出された資料を見ましても,狛江の人口,多摩府中保健所の管轄人口が非常に多いということと感染症のリスクを抱えている保健所ですよということが出ております。ぜひ市長からも,調布,狛江に保健所を復活させるという立場から働きかけをお願いしたいと思いますが,いかがでしょうか。 469: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 470: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 既に東京都に対しては,この多摩府中保健所圏内の6市長は,いろいろな件で要望させていただきました。  そして,今回のこの会議のメンバーですけれども,うちの部長が入っておりましたけれども,当初は入っていない状況でございまして,市長会の中で私が発言させていただいて,いろいろな,保健所の状況がありますので,まずその圏内から必ず1名の委員を出してくださいということで要望をいたしました結果,全てこの要望をかなえていただきましたので,いろいろ御議論いただけるものと思っております。  この間,東京都におきましては,この多摩府中保健所圏内が,相当,陽性者多かったですので,その対応は市長会を通じて,またこの6市を通じてお願いしてまいりまして,一定のところは対応していただいているところでございます。  今後につきましては,また6市長とも,いろいろ議論しながら,また保健所,東京都とも議論しながら対応を考えていきたい,このように考えております。 471: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 472: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) ぜひ,調布,狛江には保健所を復活させるという強い気持ちで臨んでいただきたいと思います。  次に,教育環境の充実についてでございます。  不登校への対応について。  不登校の児童・生徒数の推移について,また全児童・生徒数に対する割合の推移について伺います。 473: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 474: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 過去3年の経年変化で,不登校児童・生徒の出現率及び人数について答弁させていただきます。  小学校では,平成31年度は全児童数の0.91%で32人,令和2年度は全児童数の0.91%で33人,令和3年度は全児童数の1.03%で38人で,平成29年度から微増傾向となっております。  中学校では,平成31年度は全生徒数の4.51%で58人,令和2年度は全生徒数の4.34%で56人,令和3年度は全生徒数の5.93%で81人です。中学校は,平成30年度をピークに,令和2年度までは減少傾向でしたが令和3年度は増加しております。 475: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 476: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 資料をいただきまして,私も見させていただきました。  狛江市の資料では,小学校では,平成24年度を境に徐々に増加いたしまして,平成29年度以降,増加が顕著になっております。中学校では,平成23年度を境に徐々に増加して,平成30年度以降,増加が顕著になっております。  文部科学省の資料や東京都の資料でも傾向は同じで,全体としては,最近は本当に増加が顕著になっているということでございます。不登校の児童・生徒数の増加の原因についてお伺いいたします。 477: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 478: ◯ 教育部長(上田 智弘君) これまでの問題行動等調査の結果では,不登校の主な要因として,「無気力・不安」,「いじめを除く友人関係をめぐる問題」が多くなっています。  令和3年度の結果では,小学校で,「親子の関わり方」が要因の2番目となりました。  今般のコロナ禍により,学校や家庭において,これまでの日常とは異なる制限がある生活を余儀なくされ,児童・生徒から,原因は分からないが何となく学校へ行きたくないといった声があることも事実です。  文部科学省も,義務教育段階における普通教育に相当する教育の機会確保等に関する法律の趣旨の浸透の側面も考えられるが,生活環境の変化により生活リズムが乱れやすい状況や学校生活において様々な制限がある中で交友関係を築くことなど,登校する意欲が湧きにくい状況があったことなども背景として考えられると分析しております。  そうしたことから,気になる児童・生徒に対する学級担任や養護教諭,そしてスクールカウンセラーなどによる面談をはじめ,感染症などの不安から登校を控えている児童・生徒に対して,オンラインによる面談や授業を行っている学校もあります。コロナ禍であるからこそ,組織的な見守りと個々に応じたきめ細かで丁寧な対応が必要であると考えております。 479: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 480: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 東京都の調査資料がありまして,不登校の要因として,学業不振,いじめを除く友人関係をめぐる問題など,学校に関わる要因が8項目挙げられております。  親子の関わり方や家庭内の不和など家庭に関わる要因が3項目,無気力,不安など本人に関わる要因が2項目ということで,それぞれの対応が必要ですけれども,中でも学校に関わる要因という部分については,やはり市としても対応をしっかりやっていく必要があると思います。  私は,東京都のスクールカウンセラーとして都内の学校を巡回して,子供たちを観察しながら先生方にアドバイスをするなどしている臨床心理士の方のお話を伺いました。  お話では,不登校の児童・生徒には,本人に発達障がいのある子が多い。特別支援教育につながれば本人の成長につながるので,早期に見極めて早期に対応することが必要だが,早期に見極める周囲の目や力が不足していたり,特別支援教育につなげようとしても特別支援学級や特別支援教室が不足していて,なかなか入れず待機となっている児童・生徒もいるということでございます。狛江市の現状はいかがでしょうか。 481: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 482: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 不登校の児童・生徒の中に,発達に課題を抱えている子供が一定数いることは認識しております。  学校では,学級担任などが,授業等の中で,支援や配慮が必要な児童・生徒を把握した場合は,校内委員会と在籍学級の間で支援方針,支援策の検討や支援を繰り返し行い,それでもなお困難の改善が見られない場合は,一人一人に合った適切な指導や支援が受けられるよう,児童・生徒及び保護者の合意形成の下,転学相談を進めております。  特別な支援を必要とする児童・生徒は増えておりますが,特別支援学級や特別支援教室が不足しているために,特別支援教育が受けられないといったことはございません。 483: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 484: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 不登校の児童・生徒への支援として,適応指導教室,ゆうあいフレンド派遣事業などを市は行ってますが,それぞれ児童・生徒はどのくらい通っているのか,またそこに訪問されているのか,お伺いいたします。 485: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 486: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 令和4年11月1日現在ですけれども,適応指導教室に通室している児童・生徒は20名です。ゆうあいフレンドは,2名の方が利用されています。 487: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 488: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 不登校の児童・生徒への支援でスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの果たしている役割は大きいと思うんですけれども,各学校には週何日,配置されているのか,お伺いいたします。 489: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 490: ◯ 教育部長(上田 智弘君) スクールカウンセラーは東京都から派遣されており,原則週1回,年間38回,小・中学校に配置され,学校内でカウンセリング業務を行っていますが,狛江第一中学校は,いじめや不登校対策などに対する支援体制を強化するため,年間76日配置されています。  市のスクールソーシャルワーカーは,週4回,教育支援センター内で勤務しており,学校に配置はされていません。学校長から依頼に基づき,小・中学校または家庭に出向き,児童・生徒,保護者,関係者などから話を聞き,課題解決のための支援を行っております。 491: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 492: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 東京都は今後の対応ということで,学校が児童・生徒の小さな変化を早期に発見し,速やかに専門家と連携した支援を開始できる体制を強化するために,スクールカウンセラーの勤務日数を増加する検証事業,またスクールソーシャルワーカーの訪問回数を増やす区市町村への補助の拡充を行うと述べております。  市として都と連携して,各学校へのスクールカウンセラーの勤務日数やスクールソーシャルワーカーの訪問回数を増やす,そういうことはできないかどうか,お伺いいたします。 493: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 494: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 先ほど答弁させていただきましたように,スクールカウンセラーの派遣につきましては,原則1校につき週1回,年間38回と決められていますが,東京都では区市町村の実態やニーズに基づいた支援の一層の充実を図るため追加配置を行っており,狛江市では狛江第一中学校が,この追加配置校に該当しております。  追加配置につきましては,1校当たりの在籍児童・生徒数が267人以上であること,心理の専門家の活用により,不登校対策や発達障がい教育等の支援体制を強化するなど,その必要性について,実態やニーズに基づいた明確な理由があることとなっております。  また,追加配置可能学校数は,自治体の学校数により上限が定められており,10校から19校の場合は1校となっております。  例年,1月に,東京都から翌年度の追加配置に係る調査があり,追加校を希望しておりますが,実現には至っておりません。今後も引き続き調査を通じて希望してまいります。  スクールソーシャルワーカーにつきましても,先ほど答弁しましたように,学校に配置はしておりません。学校長からの依頼により必要に応じて訪問しております。 495: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 496: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 特別支援教室について東京都は,1週間に8時間通っていいと言っているのですけれども,子供たちは必要な時間通えているのか,また東京都は特別支援教室の原則指導期間は1年としておりますが,継続的な支援を必要とする児童や生徒も多いと思います。これらの児童・生徒に継続的に支援ができているのか,お伺いします。 497: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 498: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 東京都の特別支援教室の運営ガイドラインでは,特別支援教室に通級する児童・生徒の指導時間は,標準指導時間として月1単位時間から週8単位時間程度となっております。  本市では,就学支援委員会において就学先が決定した後に,保護者と就学先の学校が相談の上,指導目標・指導方針,主な指導内容,週当たりの指導時間を設定し,就学支援委員会に申請し決定することになっております。  現在,特別な指導,支援が必要な時間を週2単位時間とする通級している児童・生徒が多くなっております。  指導期間については,原則1年間となり,期間内に指導目標が達成できることを目指して指導しております。  さらなる延長については,ガイドラインに,「指導目標が達成できず,在籍学級のみの支援への移行は難しいと校内委員会で判断した場合は,適切な支援のあり方について,改めて,区市町村教育委員会が設置する判定委員会や就学支援委員会等で審議する」と記載されております。  ガイドラインからも,必要に応じて指導の延長ができるものと解釈しており,特別な指導が必要な児童・生徒に継続した支援をしております。 499: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 500: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) ぜひ,子供たちに,十分な支援が行き渡るようにお願いします。  お話を伺ったスクールカウンセラーの方ですけれども,学校に来られない子は罪悪感を感じている子も多い。自分が関わったケースでは,小学校6年生の子で,明け方までゲームをしていて,意図的に家族との接触を避けている子もいた。学校に行けない息苦しさを理解する必要がある。1日置きの休み休みでもいい。1日4時間ならといって通い出した子もいた。学校に個室が必要な子もいる。教室に行けないときは個室で支援員の人と過ごせるようにする。民間のフリースクールはお金がかかる。学校の中にフリースクール的な場所があって,教室に入れないときはそこで過ごせるようにする。また,学校に行くのも大変な子には,学校以外の自宅との中間的な場が地域にあって,いろいろピンポイントで好きなことができる,音楽,生き物,工作,運動など児童館のような場所が地域に点在してあるといいとも言っておりました。  不登校の児童・生徒が学校に行きたいと思ったときに,それを受け入れる学校側の体制はどのようになっているのか,また地域での居場所の確保はどのようになっているのか,お伺いをいたします。 501: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。
    502: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 学校では,原則として在籍する学級で受け入れることになりますが,一人一人の子供の状況に応じて,保健室や別室で短時間から登校できるような体制を整えております。  登校に当たっては,児童・生徒の負担とならないよう,登校する時間や在校する時間等などを保護者と密に相談した上で,校内体制を整えて,教員などが児童・生徒と話をしたり相談できるようにして登校への意欲が続くようにしております。 503: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 504: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 不登校やその傾向があることで,対人関係をつくる力をつける機会の少ない子供たちに対し,学校でもなく,家庭でもない居場所,サードプレイスを用意することで,今後のひきこもりを未然に防ぐことのできる,子供たちにとって安心して過ごせる場所が必要であると考えております。  現在,市内の子供の居場所としては,児童館,児童センターのほか,「野川のえんがわこまち」やよしこさん家の若者の居場所「タルトタタン」などがございますが,不登校やひきこもりという社会的な課題に対応していくためには,場所の選択肢を増やしていく必要があるものと考えてございますので,引き続き子供の居場所支援をしている団体等と連携をしながら検討を進めてまいります。 505: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 506: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 現在,具体的に不登校の児童・生徒への支援を行っている場所はどこになりますでしょうか。  また,駒井町に2月にオープンする多世代交流拠点,(仮称)こまほっとみんなの家でも,不登校の児童・生徒への支援の取組ができるようにしていただきたいと思いますが,いかがでしょうか。 507: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 508: ◯ 教育部長(上田 智弘君) まず教育委員会としては,教育支援センターにゆうゆう教室を設置しております。  なお,市内の居場所として活動をされていたコピエは,現在活動しておりませんが,ほかには主に学習支援を行っている瑞祥学園がございます。  また,世田谷区になりますが,NPOフリースクール,僕んちへ通っているお子さんもおります。  その他,他県のフリースクールを利用しているお子さんもいらっしゃいます。 509: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 510: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 不登校の児童・生徒が増加していることは,福祉保健部におきましても認識はしております。私も実際そういったお子さんの支援をした経験もございます。  駒井町エリアに新たにできる空き家を活用している場所につきましては,現在,議案上程中でございます。まずは予定している事業を軌道に乗せることを優先したい,このように考えております。 511: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 512: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 先日説明会がございまして,そうした要望も出されていましたので,それで施設も2階が結構広く部屋数が多いので,そういう対応もぜひしていただきたいなと思います。  不登校の児童・生徒が,安心できる場所,一番いいのは学校が安心できる場所になっているのが一番いいんですけれども,なかなかそうならないというところで,地域の場所も必要になっているということでございます。  次に,教職員の増員,少人数学級の促進について伺います。  お話を伺ったスクールカウンセラーの方は,発達にちょっと課題があって集団の流れに遅れる子,個性が強かったりマイペースの子など,先生に注意されたり,ちょっとからかわれたり,いじめられたりして,学校に行くのが嫌になる。同調圧力に潰されてしまう。学校が忙し過ぎて先生方にゆとりがなく,きめ細かく丁寧に対応できない。学校にゆとりが必要ということもおっしゃっておりました。  お話を伺って,やはり学校にゆとりが必要だというふうに痛感いたしました。先生方が児童・生徒に向き合ってきめ細かな対応をするためにも,先生方が授業の準備を十分できて,毎日元気に明るく教壇に立てるようにするためにも,教員不足の解消,教員の多忙化の解消は喫緊の課題だと思います。ぜひ,政府に対しまして,教職員の定数改善計画を策定して,教職員の増員を進めるように求めていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 513: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 514: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 教職員の増員により,校務分担などが軽減されることは想定できます。また,子供たちへの対応や支援も,きめ細かく行うことができるようになることが推察されます。  東京都では,算数,数学や英語における少人数授業のための教員加配や教員の業務軽減を図るスクール・サポート・スタッフ,副校長補佐の配置がなされております。東京都の教員支援のための人事施策を効果的に活用するとともに,市における特別支援に関わる介助員の派遣の仕組みなどの充実を図るよう努めたいと考えております。  国への働きかけにつきましては,都市教育長会などを通じた組織的な対応が望ましいと考えており,狛江独自に働きかけをすることは考えておりません。 515: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 516: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 狛江独自には難しいということですけれども,都市教育長会などを通じた組織的な対応が望ましいということでございます。  都市教育長会では,これまでも政府に対して,教職員の定数改善計画を策定し,教職員の増員を進めるように働きかけていると,今後も働きかけていくんだというふうに受け止めてよろしいでしょうか。 517: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 518: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 増員というか,今すごく課題になっている教員不足もありますので,継続的に働きかけていくものというふうに考えております。 519: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 520: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 継続的に働きかけていきますということでよろしいでしょうか。 521: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 522: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 都市教育長会への働きかけですので,私が答弁することではありませんけれども,そのように理解しております。 523: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 524: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) これは小さい字ですけれども,参議院文教科学委員会の附帯決議,法律をつくったときの附帯決議です。  これを見ますと,「学校現場を取り巻く課題が複雑困難化し,教職員の長時間勤務が常態化している実態を踏まえ,教職員の働き方改革を実現するとともに教育の質を更に高めていく観点から,教職員定数の計画的な改善に努めること」というふうに掲げておりまして,これは附帯決議という形で採択されているんです。  それからもう1つ,これは全国連合小学校長会の要望書でございまして,11項目あるんです。そのうちの3項目めに,「子どもと向き合う時間を確保するために,教員の定数改善や人的措置,諸条件の整備を講じられたい」というふうに述べておりまして,「教員1人当たりの持ち授業時数の考え方を導入するなどにより,様々な教育課題解決のための教員定数を拡充し,教員の長時間勤務の実態の改善,活力ある学校づくりの一層の充実を図られたい」,小学校長会が,こういうふうに述べておりますので,都市教育長会を通じて,そうした教職員の定数改善,教職員の増員,ぜひ働きかけをしていっていただきたいと,重ねて要望しておきます。  続いて,前定例会で私は,小・中学校の全学年で33人以下学級を実現した山形県のさんさんプランを紹介しまして,子供たちからも,友達が増えた,みんなで遊べるようになった,学校が楽しくなった,勉強が分かるようになった,こういう声が出ていて,その中で,不登校が減少して欠席率が低下して,それが維持されているということを紹介して30人学級の実現など少人数学級の推進を求めました。  これに対しての教育長の答弁ですけれども,「生徒数が減るということは,教員が子供たちと向き合う時間が増えることにつながり,多様化する子供たちにとりまして指導上の効果が期待できると考えております」と述べております。  ただ,「一方で,子供同士で,あるいは多様な他者と協働しながら,互いに尊重し合って,よりよい学びを生み出すという体験的な活動も重要でございます。学級集団として一人一人が集団の価値を見出し,その中で身につける社会性が育てられるよう,様々な教育活動に取り組む機会という観点からは,下限となる学級の児童・生徒数を研究していくことも大切ではないか」と述べておられます。  教育長が考える適切な学習,学級集団とは,どのくらいの人数を考えているのか,お伺いいたします。 525: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育長。 526: ◯ 教育長(柏原 聖子君) 現在,令和3年4月1日施行の公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の一部を改正する法律に基づきまして,35人学級が段階的に進められております。  時代は令和になりました。日本が目指す学校教育は,全ての子供たちの可能性を引き出すために,個別最適な学びと協働的な学びの実現を目指しております。  個別最適な学びを実現するためには,1学級の児童・生徒数が減ることは,指導上,効果が期待できると考えております。  一方で,協働的な学びを展開するためには,子供同士が多様な考えに触れ,折り合いをつけて他者と協働しながら互いに尊重し,よりよい学びを生み,学びを深める体験的な活動が重要であり,学校教育に求められるところでございます。  社会性を育み,発達を促すためにも,学級集団には一定の児童・生徒数が必要であると考えております。  学級編制におきましては,児童・生徒数の下限を設けている自治体がございます。先行している自治体を参考にしながら,児童・生徒が仲間とともに学び育つ条件と環境の在り方の観点から,学級の人数を研究する必要があると感じております。  そして,東京都市教育長会といたしましては,全学年35人以下の学級編制の推進及び少人数加配措置の維持と充実を,東京都を通して国に求めております。  まずは,全学年35人学級制の完全実施を,完成時期を可能な限り前倒しすること,そして,中学校についても35人とする学級編制基準において,学校設備,そして整備のバランスや国の動向を考慮しながら,検討を国に対して働きかけること,この2点でございます。  ただし,少人数指導加配教員を,現在の転用することなく,配置を継続しつつ,さらなる少人数指導の充実に向けた教員配置を図ることを,併せて求めているところでございます。 527: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 528: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 前向きの発言だったかなと思いますが,下限という点で言いますと,先駆的に33人学級を導入した山形県ですけれども,ここでは小学校1・2年生では下限を1学級18人以上,小学校3年生から中学校3年生までは1学級21人以上という下限を定めて33人学級と,それぞれ工夫している。新潟県でも同じような工夫をされているようでございます。  これは文部科学省の資料で,少人数学級(35人・30人学級)の推進・教職員定数の改善ということで資料がありまして,少人数学級できめ細かな指導が必要ですよということが書いてあります。  これも,やはり同じ資料なんですけれども,一番下に山形県の例ということで書いてありまして,少人数学級によって効果が出てますよということが紹介されております。  少し古い資料なので最近の様子も調べていますけれども,やはり昨年11月の今後の教職員定数の在り方に関する国と地方の協議の場でも専門家,文部科学大臣が,小学校だけではなく中学校の35人学級,小学校の30人学級,小・中学校の30人学級を進めていきますと,はっきり断言しておられます。市としても引き続き都市教育長会を通じて,政府への働きを強めていただきたい,このことを述べまして2問目は終わります。  最後,市民センター改修についてでございます。  この間の経過と今後については,先日答弁がありましたのでカットいたします。  最初に,そもそも論で,条例に基づく行政運営の意義についてお伺いをいたします。 529: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 530: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 条例は,地方公共団体が自主的に制定する住民の権利,義務等に関する法規であり,法令などと同様に行政運営を行っていく上でのルールとなるものでございます。 531: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 532: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 行政運営を行っていく上でのルールということです。狛江市市民参加と市民協働の推進に関する条例の意義と役割についてお伺いいたします。 533: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 534: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市民参加の在り方と,その手続を示すとともに,市民協働を進めるための方針を明らかにするもので,まちづくりの基本となるものでございます。 535: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 536: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) まちづくりの基本となるということでございます。この条例における市民の位置づけについてお伺いいたします。 537: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 538: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市民は自治の主体者として位置づけております。 539: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 540: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) この条例における市民参加と市民協働を進める上での,情報提供の意義と在り方についてお伺いいたします。 541: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 542: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市民参加と市民協働によるまちづくりを進めていくためには,市政情報を市民に分かりやすく情報提供,情報発信していく必要があり,情報公開条例や情報提供の推進に関する規則に基づく制度のほか,広報こまえや市ホームページ,各分野で作成している広報誌,LINEなどの様々なツールも活用して情報発信を行っているところでございます。 543: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 544: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 市政情報を市民に分かりやすく情報提供,情報発信,分かりやすくということが大事だと思うんです。  2020年8月の狛江市民センター改修等基本方針の庁議決定は,中央図書館の分割移転を含んでおりまして,行政運営上の重要な決定だと思うんですけれどもいかがでしょうか。 545: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 546: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 重要な決定だと思っております。 547: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 548: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 改めて伺いますけれども,中央図書館の分割移転を含む重要な決定であって,やはり条例ですね,市民参加と協働の推進に関する基本条例のルールに従って,庁議で決定する前に,あらかじめ市民参加の手続を行って市民の意見を聞くべきだったのではないかというふうに思いますが,いかがでしょうか。 549: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 550: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) これまで市民センターの在り方につきましては,様々な市民の市民センターを考える市民の会の皆様との意見交換など,様々な意見を取り入れた中で最終的に市として決定させていただいたものでございます。 551: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 552: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 中央図書館の分割移転というのは,それまで全く出ていなかったのですね。アンケートにもなかったですし,それから日建設計に委託した調査の中でも,中央図書館の分割移転というのはなかったんです。  本来であれば,その決定前に,中央図書館の分割移転は大事なことですから,議論すべきだと思うんです。その部分についての議論はなかったのではないのですか。 553: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 554: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 直接的に,その部分だけを取ればなかった,そこの部分だけに新図書館を分館にするというところだけに限ればなかった部分はございます。 555: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 556: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 中央図書館の移転分割,この市民参加条例の中では,こうした大事な施設については,あらかじめ市民参加の設定を行うべきですよと書いてあるんですけれども,その庁議決定前には,そうしたことが行われなかったと思うんですけれどもいかがでしょうか。 557: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 558: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市の市民参加と市民協働の推進に関する基本条例,第5条,第4号におきまして,「市民の公共の用に供される大規模な施設の設置に係る基本計画等の策定及びその利用や運営に関する方針又は,それらの変更」については,市民参加の手続を行うことを規定しているところでございます。  この中で,施設の設置に係る基本計画等の策定,それと施設の利用や運営に関する方針,大きくはこの2つの事項について,市民参加の手続を行う必要があるとしているものでございます。あくまで大規模な公共施設の設置に係る基本計画等としていることから,公共施設を設置する方針までを含むものではないと考えております。  市民センター改修等基本方針につきましては,市民参加の手続が足りていないとの御意見もございますが,様々な市民意見を踏まえた上で取りまとめたものであり,今回取りまとめました狛江市民センター改修基本構想及び狛江市新図書館整備基本構想は,条例に基づく市民参加の手続も行っているものでございます。  今後は,この両基本構想に基づき,施設整備に向けて進めてまいりたいと考えているところでございます。 559: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 14番鈴木議員。 560: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 基本方針の決定が,2020年8月ですね。その前に,市民参加の手続を行うべきではなかったか。特に,この条例の中に書いてありますように,条例の基本的考え方に書いてありますように,既存の施設の移転や廃止,統廃合,そういうことも対象になるということで書いてありますので,公の施設で多くの市民が利用している中央図書館の移転分割というのは全くなかったところで,8月にそれがいきなり出てきたわけですからその前に,市民参加の手続を行うべきではなかったのかということで,そういう手続はやったんですか。 561: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 562: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 今移転等のお話がございましたけれども,実は,あるものをつくり上げるときには企画立案から市民の皆様方と一緒に協議をしていこうということでございまして,そのどこの土地に何をつくるかっていうところは,どこに行くかっていうところは,これは条例の中で基本的に考えているところではなかったんです。
     移転をした後に,じゃこれをどうしようかっていうのは,これ市民参加の手続が必要になりますけれども,1つ例に挙げれば児童センターとか,あるいはそういったその児童館をどこに造るかっていうのは,市民参加の手続はしてませんよね。  ここで,児童館を造りましょうよとか,あるいは給食センターを造るとか,いろいろ話の中で,じゃどういうものにしましょうかっていうのは市民参加の手続が必要です。  そういったことはやってますけれども,じゃ学童保育所をどこに造るかとか,学童クラブをどこに造るっていうのは,それは市民参加の手続に,これはマッチしてこないんですよ。  もう鈴木議員と,ずっといろいろやり取りしてまいりました,この間。この条例ができるときに,いろいろ議論がございました。それは,平成14年に,鈴木議員とも,ここにいる22人の議員の中で平成14年にいたのはお2人ですかね。共産党にいらっしゃるお2人。もうすごい議論になったのがありましたよね。  それが,この狛江市まちづくり総合プランというもの,これですよね。これは平成15年3月に策定したんですよ。これについては,前年の9月に議員全員協議会を開いて,この件については御説明しました。そのときに,市民参加の手続をしていないではないかというお話もありました。  それで,12月になって,市民参加の手続をしようではないかということで,即,この内容についてはですよ,これは市民参加の手続をしてつくったものではないんです,これについては。この内容について,市民の皆様いかがでしょうかっていうのが,12月から市民参加の手続をしようということで説明会を開いて市民の意見を取りました。  それで,その市民の意見を取ったんですけれども,最終的にはこの中に反映してるものはないんですよ,基本。単なる説明をしたということになっているのですけれども,実は,この議論の中で,どういうことをやられていたかっていうと,もう本当に鈴木議員はよく知っていると思うので,多分,質問も,行うときも厳しかったかもしれませんけれども,これは当時,本当にすごい議論をされてて,もう市の職員は疲弊しましたよ。矢野市長を守るために。私もその矢面に立たされました。この条例が通らないっていう話になって,どうやったら通してくれるのですかとか,そういうのはもう議論,要するに,この,議場ではないですよ。外でいろいろな議論しました。  その中で,矢野市長が,お話をずっと言っていたのは,これは市民に対して,このまちづくり総合プランは,市民に対しての説明責任の範疇で説明していますという,もうつくり上げちゃうんですよ,これは。ということになるんです。  それで,ではどうなんだっていう話をどんどんされていました。そのときに,これにつきましては,いろいろ意見を集約しながら,またつくり変えていくっていうことも言っていたのですけれども,結果反映はしていないのですけれども,一番重要なのは,このまちづくり総合プランを庁内計画として立ててるって言っているのですけれども,1,500万円かけたんです。これをつくるのに。  それで,市民参加でも議論,基本的にないんですよ。というのが,できないんですよ,こういうのは。矢野市長の主張は正しいと思うのです,私は。  それで,それは,一つ一つの事業を改めて個別事業ごとに市民説明会,市民参加の手続を取っていくと。これはずっと,その議会の中で1年ぐらいかかりましたよ。もうこの議論でずっとあったんですよ。  それでなぜならば,こういうその再編方針とか,この総合プランというのは,場所の問題になるんですよ。市民参加の中で,これはこの規模になるからここにお願いしますよって,そういう市民参加はできないですよね。  だから行政の手続として,ここにつくりますので,この中にこういうものをつくるので,皆様方,御意見,そして企画立案からやっていきましょうよっていうのが,基本的なスタンスなんですよ。  私も実は,この条例で,ちょっとそこのところの,その解釈,説明が足らなかったなっていうふうに,この間感じました。  ただ,鈴木議員は,ずっとこの議論を聞いていたと思うんですよ。それで,この議場の中の議論じゃなくてね,このときの総合プランですよ。議場の中の議論じゃなくって,議場外の議論ってすごいいっぱいあったんですよ。相当私も時間をかけて夜中まで,今,野党って言われるのはこっち側ですよ,こっち側。もう野党,ほとんど野党ですよ。そこに行って,この議論をしっかりまとめたんですよ。  ただ,条例の中の解釈に,私は今考えると,そこ足らなかったなと。要するに,多分鈴木議員だから,いろいろなことを,今までの,要するにこの狛江の歴史,この市民参加,市民協働の基本条例をつくるときの歴史は御存じだから,それはいろいろな方に説明いただけるのかなというふうに思っていましたよ。  でも,ずっとこの議論を,そんなことなんて忘れちゃったよと,そんなの関係ないよ,その時のことだからということで,今までこの議論ずっとしてきたんですよ。  私は思うんですけれども,これを今こういう話でずっと私からこうやって説明させるっていうのは,ちょっと酷だと思うんですよ。なぜならば,その当時,矢野市長を支えていた職員,もう罵声浴びせられましたよ,ここで。  そういうことも忘れてて,いや,知ってたらもう大変ですよ。知ってその話を,今そうやって私に振ってるっていうことは,その当時の職員がどういう思いで,この参加と協働の条例をつくり,このまちづくり総合プランを内部プランだって言わなきゃいけなかったのかってことですよ。  その辺も,私今回言うつもりはなかったんですよ,これ。説明するつもりは。でも,一環として,もうこれ何年かけて言ってくれてんのかなというふうに思って,鈴木議員と,今そういう私に示された機会がありましたので,説明だったらもっとちゃんとしますけれども,一応そういうことの歴史があるということは御理解いただければと思います。 563: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 暫時休憩いたします。     午後 2時50分 休憩     午後 2時51分 開議 564: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  14番鈴木議員。 565: ◯ 14番(鈴木 えつお議員) 今の条例に基づいて,中央図書館の分割移転が決められたのか,そこの部分を議論しているので,そこの部分で答えてもらわなくてはいけないのですけれども,もう時間,私の時間,随分…… 566: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 時間です。  暫時休憩いたします。     午後 2時52分 休憩     午後 3時10分 開議 567: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。11番岡村しん議員。 568: ◯ 11番(岡村 しん議員) それでは通告に従いまして,3問質問いたします。  1問目,市民参加と市民協働の推進に関する基本条例についてお伺いいたします。  今回改定という話が出てまいりました。まずはそもそもこの条例ができた経緯,そしてこの条例は非常に前書きが長いんですけれども,そこに込められている思い,そしてその理由についてお伺いいたします。 569: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 570: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市では条例制定以前から審議会等への市民公募委員の登用や会議の公開,会議録の作成など,市民の意見をいただく場と情報提供の整備を行っており,また市民団体に施設の管理運営をお願いするなど市民協働の取組を行っていましたが,より一層市民参加と市民協働の取組を進めていくための一定のルールを定めるため条例を制定したものでございます。  また前文につきましては,市民とのパートナーシップを築いてまちづくりを進めていくという思いを規定したものでございます。 571: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 572: ◯ 11番(岡村 しん議員) 分かりました。市民と共にまちをつくっていこうというまちづくりの基本を示したということなのだと思います。この狛江市の進む道を示した非常に大事な条例だと思います。この大事な条例の改定に至る経緯,そして何を課題としていたのか,結果として何が変わっていくのか,そしていつどのように変えていくのか,スケジュールについてもお伺いいたします。 573: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 574: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 前回の条例改正から約10年が経過していることから,狛江市市民参加と市民協働に関する審議会に,これまでの実績等を踏まえ,条例や条例に基づく制度等の検証,改善策等を検討していただくことを諮問し,市民参加で検討し,市議会で議決をいただきました狛江市第4次基本構想の考えや審議会からの答申を踏まえて改正するものでございます。  条例改正案骨子の主な内容といたしましては,第2条の市民協働の定義を改めるもので,市民協働の対象をこれまで市の実施機関と市民公益活動を行う団体としておりましたが,団体に限らず様々な主体の一つとして市民や事業者にも広げるとともに,市との関係に限らず各主体が連携・協働することも市民協働の定義に含めるよう改めるものでございます。  これによりまちづくりの主体である市民をはじめ,地域を支える様々な主体がお互いに連携・協働し,地域の課題解決等に取り組むことにより,市民参加・市民協働によるまちづくりをより一層推進できるものと考えております。  今後のスケジュールにつきましては,パブリックコメントの内容を踏まえて,改めて整理した上で再度審議会に御意見を伺い,令和5年第1回定例会に条例改正案を提案する予定でございます。 575: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 576: ◯ 11番(岡村 しん議員) 分かりました。第2条の市民協働の定義を改めると,これが一番大きい主な内容だということだと思います。  それでは具体的に条例改正しないとできなかったこと,困ったことがあったのか。立法事実についてどのようなものがあったのか,具体的にお伺いいたします。 577: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 578: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 先ほども答弁させていただきましたが,市民参加で検討し,市議会で議決をいただきました狛江市第4次基本構想での考えや審議会からの答申を踏まえて改正するものでございます。 579: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 580: ◯ 11番(岡村 しん議員) 具体的には出てまいりませんでした。内容については後ほど伺います。  この間市民説明会を行っています。まず周知から申込みの期間は,どのぐらいあったのかお伺いいたします。 581: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 582: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 11月1日に市民説明会の周知を行いましたが,新型コロナウイルス感染症の対策と会場の都合により定員を設けたことから,申込み期限を説明会の2日前の11月10日までとしたところでございます。 583: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 584: ◯ 11番(岡村 しん議員) 10日間だということです。これは先ほども言ったように非常に大事な条例です。市民の皆さんと協働でまちづくりを行っていくための条例です。十分に市民に周知された上で市民の皆さんと共に議論を重ねていく,この必要があるのではないでしょうか。  今回の申込み期間が10日というのは,市民団体の皆さんが相談して,誰がこの市民説明会に出ていくのか,どのような意見を出していくのか,相談していくにはあまりに日数が少ないのかなというふうに思いました。団体の参加ということが考えられる説明会については,今後もう少し早く周知していただければと思います。  次に参加申込みが今回専用フォームからのみになっておりました。パソコンやスマホの操作が苦手な人や,そういった環境がない方が多くいらっしゃいます。専用フォームからの申込みができない方などは申込みを諦めた方もいるのではないでしょうか。  以前DXの質問をしたときにもデジタルディバイド対策を求めてまいりました。今回専用フォームからのみとした理由,また今後の対応をどのようにしていくのか伺います。 585: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 586: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 電話で御連絡いただいた場合にも受け付けていたところでございますが,申込みの案内が専用フォームからの申込みだけになっていたことにつきましては配慮が欠けていたと考えております。今後はその内容に応じた対応が必要であると考えております。 587: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 588: ◯ 11番(岡村 しん議員) 今回の条例のことだけではなく,全ての現場でこのデジタルディバイド対策,これはしっかりと進めていただきたいと思います。  それではこの市民説明会で出された声,どのようなものだったのか伺います。 589: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 590: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市民協働の対象に,営利活動を行う事業者を加えることに対して危惧する御意見を多くいただいたところでございます。 591: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 592: ◯ 11番(岡村 しん議員) 当然の疑問だと思います。  ではこの営利活動を行う事業者を加えるとしたこの第2条改定の理由について,第27条にも関係するかもしれませんけれども,法人と個人が入っている,これについてなぜかお伺いいたします。  またこれまでは協働は団体のみとされておりましたが,その理由についても伺います。 593: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 594: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 第2条の市民協働の定義について,市民協働の対象をこれまで市の実施機関と市民公益活動を行う団体としておりましたが,市民協働をより一層進めるために,団体に限らず様々な主体の一つとして市民や事業者も加えるとともに,市との関係に限らず各主体が連携・協働することも定義に含めるよう改めるものでございます。  また協働の対象として個人や事業者を規定していなかった理由といたしましては,市と個人が協働する場合には個人が組織に従属してしまう可能性もあるということや,事業者については市民参加と市民協働を進める上でその役割は重要なものであるが,それらは自発的に行われるべきものということから条例においては規定していなかったところでございます。 595: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 596: ◯ 11番(岡村 しん議員) 今の答弁であったこの市と個人が協働する場合には個人が組織に従属してしまう可能性があるということや,事業者については市民参加と市民協働を進める上でその役割は重要なものではあるが,それは自発的に行われるべきものから条例において規定していなかった,これは私は非常に分かりやすい答弁だなと思いますね。本当に今でもこれはそうなのではないのかな,このように思います。  それでは過去のこの間の審議会の会議録を見させていただきました。その中で市民参加,これがちょっと少ない,市民協働提案,これが少ない。何とか増やしたい,また若者の参加を増やしたい,こういった話をこの会議録から読み取ることができました。  それではこの間の市民協働の実績について,過去5年間の推移をお伺いいたします。 597: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 598: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市民提案型市民協働事業の採択件数は,平成30年度は2事業,平成31年度は2事業,令和2年度は1事業,令和3年度は1事業でございます。  行政提案型市民協働事業は,平成29年度は2事業,平成30年度は2事業,令和3年度は1事業でございます。 599: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 600: ◯ 11番(岡村 しん議員) 今答弁にあったように多いとは確かに言えないんですけれども,市民協働事業は確実に行われてきているのかなというふうに思います。行政活動について協働で取り組む,こうしたためにはやはり一定の責任がついて回ります。事業者は公共事業を請け負う立場でございます。その辺の整理はどのようにしているのでしょうか。 601: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 602: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 事業者が地域の課題解決や地域貢献の取組への賛同の意思を持って公益的活動に参加する様々な主体の一つとして市や団体と連携・協働することを想定しており,公共事業として市の業務を請け負うことは事業者側としては営利活動であり,市民協働の趣旨とは異なるものでございます。 603: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 604: ◯ 11番(岡村 しん議員) 答弁にあったように市や団体と連携・協働することと公共事業として収益活動を行うことは違うと,それはそのとおりなんですけれども,この事業者の提案の中にはその事業者の宣伝につながるものであったりだとかいずれ公共事業につながっていく,こうした考えもあっての提案も出てきてしまうのではないか,こうした懸念がございます。そもそも事業者と何か一緒にやっていく場合,協定を結んで個別にできるのかなというふうに思いますけれども,いかがでしょうか。 605: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 606: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市では事業者と各種協定を締結し,それに基づき様々な市の事業に御協力をいただいておりますが,市民協働における様々な主体の一つとして条例に規定することで,条例に基づく運用として位置づけていくものでございます。 607: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 608: ◯ 11番(岡村 しん議員) つまり条例を変えなくてもこれまでも市と連携してきたよと,この後も市と連携できるということだと思います。この地域を支える様々な主体がお互いに連携・協働し,支え合うことで市民参加と市民協働によるまちづくりをより一層進めていくためにという答弁でございました。団体と市民,事業者との連携はこれまでも行われてきており,条例でわざわざ記載しなくてもよいのではないかというふうに思うんですけれども,これは具体的にはどのようなことを想定しているのかお伺いいたします。 609: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 610: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 条例改正につきましては,これまでもその時々の状況に応じて必要な改正を行っているところでございます。また条例改正に限らず制度の運用も状況の変化に合わせて見直していく必要もあり,今回につきましては社会状況の変化により市民ニーズや地域の課題も多様化・複雑化している中で,今後は地域における多様な主体が協働していく必要性があるという審議会から答申をいただき,それを踏まえて改正するものでございます。 611: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 612: ◯ 11番(岡村 しん議員) 今のも具体的な想定の答弁というふうに質問したんですけれども,具体的な想定というものが出てきませんでした。答弁の中で地域における多様な主体が協働していく必要性があるから改正するのだという答弁がありましたけれども,条例改正したからってこれが進んでいくと,そういうものではないと思います。  次にこの間パブリックコメント,これを取っているわけですけれども,どのような意見があったのか,概要について伺います。 613: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 614: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 説明会でいただいた御意見もございますし,市民協働の広がりについて賛同いただいている御意見もございます。 615: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 616: ◯ 11番(岡村 しん議員) これはまだ全体結果が出ていないので,全体像がまとまったら改めて見させていただきたいと思います。
     次に第26条では,「市民公益活動を行う団体に関する情報の収集と提供」から「市民公益活動に関する情報の収集と提供」と,団体という言葉がなくなりました。この改定理由について伺います。 617: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 618: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 情報環境の整備として,これまで市民公益活動団体に関する情報に限定していたものを,団体の情報に限定せず広く市民公益活動に関する情報を収集及び提供を行うこととするものでございます。 619: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 620: ◯ 11番(岡村 しん議員) これは団体の情報ではなく市民公益活動全体に関する情報ということなんですけれども,市民協働事業を行っていくとすれば財政的にどうなっているのか,人材面ではどうなのか,責任を持って協働していくことができるのか,これは市のほうでもしっかりとつかむ必要があると思いますけれども,その点についてはいかがでしょうか。 621: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 622: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 第26条は情報環境として団体情報に限定するのではなく,市内で公益的活動をするための様々な情報を提供するということでございます。 623: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 624: ◯ 11番(岡村 しん議員) ここについては情報提供するという,団体の情報も提供するということでよろしいですか,確認なんですけれども。 625: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 626: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 基本的にはそういった情報も提供はできると考えております。 627: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 628: ◯ 11番(岡村 しん議員) 分かりました。  それでは次に,団体の登録制度,これは第28条,第29条に書いてあったわけですけれども,今度これを廃止するという話なんですけれども,この理由について伺います。 629: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 630: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 条例に基づく団体の登録が市民公益活動事業補助金や市民提案型及び行政提案型市民協働事業を申請する場合に限定されていることや,条例制定後に設置いたしました市民活動支援センターにおいても登録制度を設けていることから,条例で規定するのではなく,市民公益活動事業補助金や市民提案型及び行政提案型市民協働事業のそれぞれの要綱で申請に必要な書類の一つとして加える予定でございます。 631: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 632: ◯ 11番(岡村 しん議員) 補助金や協働事業に関しては要綱でということなんですけれども,それ以外は登録しないでいいということになります。これは条例に書いてあったときと要綱に書くときとどのように変わっていくのか,どのような活動をする団体,個人,事業者が登録しなくてよくなるのか,この点について伺います。 633: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 634: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 先ほどの答弁と同様になりますが,この登録制度は現状では市民公益活動事業補助金や市民提案型及び行政提案型市民協働事業を申請する場合に限定されており,それ以外の目的で登録される団体はございませんので運用として変わるものではございません。 635: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 636: ◯ 11番(岡村 しん議員) 結局中身は変わらないよと,基本的には変わりませんよということなんですね。だとすれば助成金をもらって事業を行う以上,条例でしっかりと位置づけておく,こうしたことも大事なのかなというふうに思います。  次にこの条例前文に,「まちの主体である市民が自らの責任と役割」というふうに書かれております。ここに事業者が入ってくるということで,前文というものはその条例を何でつくるのかという思いが込められているわけですけれども,先ほどの答弁では市民と一緒にまちをつくっていくのだよという思いが詰められていると思いますが,ここに事業者が入ることでこの条例の性格自体が大きく変わってしまうのではないかと思いますけれども,いかがでしょうか。 637: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 638: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 前文につきましては,条例改正に合わせて改正が必要となる部分もあるかもしれませんが,その趣旨が大きく変わるものではないと考えております。 639: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 640: ◯ 11番(岡村 しん議員) 市民とのパートナーシップを築いてまちづくりを進めていくという思いを前文で規定したものですと,最初に答弁がございました。まちの主体が市民であり協働でまちづくりを進めていく,この条例の根幹が曖昧になってしまうのかなというふうに思います。非常に危惧しております。  私は審議会の会議録を見せてもらいましたけれども,市民協働事業の提案制度は,先ほど件数も教えていただきました。これは将来的に自立してねという自立型になっていて育てる視点が足りないと。市民活動を育てていく,こうした視点が今後大事になってくるのかなというふうに思っています。その点についてはどのように考えているか伺います。 641: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 642: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市民協働事業と市民公益活動事業補助金については,団体の自立や成長につなげることができる制度として検討していただきたいという審議会からの答申をいただいておりますので,今後どのような運用ができるか検討してまいります。 643: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 644: ◯ 11番(岡村 しん議員) 本当に運用の部分が大事だと思うんですね。今後団体が自立していくのか,協働事業として一定期間一緒に行っていくのか,それとも狛江市の事業になっていくのか,いろいろなパターンがあると思いますけれども,どのパターンにおいても団体がしっかりと育っていく,こうしたことが大事になってくると思います。  そうした中で今度市民活動支援センターの役割,これが非常に大事になってくると思います。今市民活動支援センターは,人と人,団体と団体,こうした横につなぐ役割を果たしてきているわけですけれども,どのようになっているのか伺います。 645: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 646: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市民活動支援センターは市民公益活動を行っている個人,市民公益活動団体及び行政との連携並びに交流の促進に関することもその役割の一つでございます。 647: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 648: ◯ 11番(岡村 しん議員) その市民活動支援センターの実績について伺いたいんですけれども,この横の連携とか交流の促進,具体的にどのように行われてきたのか,また過去3年の実績についてもお伺いいたします。 649: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 650: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 新型コロナウイルスの影響もあり,市民活動団体間での交流が難しい時期もございましたが,分野別の団体交流の機会として,昨年度は市民参加と市民協働に関する審議会が開催する狛江☆サミットに市民活動支援センターが共催として加わるとともに,参加した団体が交流する機会の提供を行いました。また同じ分野で活動している団体が,団体内での課題や目指していることなどの情報共有も行っております。  今年度は子どもの居場所関係の情報交換会を開催し,市民活動団体や行政等が参加してそれぞれの活動に関する情報交換を行っております。平成28年度からは子ども食堂,地域の居場所に関する団体が集まり,交流する機会をつくり,関係する団体に参加していただいており,現在はごはんと居場所の連絡会として関係する団体が中心となり連絡会の運営を行い,交流や情報交換の場になっております。  また市内絵本の読み聞かせ関係の活動を行っている5団体は,市民活動支援センターでのイベント実施やイベント参加時に団体が顔を合わせる機会をつくり,団体間での交流の機会をつくり,その後団体同士での交流が進み,団体の協働によるイベントが開催されております。  事業者につきましては社会貢献として環境に関する活動をしているという情報から,その活動を環境政策課に紹介し事業に結びつけ,官民の連携による事業実施に結びつけたという事例もございます。  また市民活動支援センターが市民とつくる体験イベント,はじめてのプログラミング体験では,プログラミング的思考の理解を進めるという趣旨に市内企業に御理解いただき,タブレット端末の無償貸与や当日の運営に市民と共に参加していただいたところでございます。 651: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 652: ◯ 11番(岡村 しん議員) 分かりました。徐々に横のつながりというのもつくられ始めているという話だったのかなというふうに思うんですね。これをさらに強化していく,さらに横のつながりをつくっていく,こうした上での課題,これについてはどのように考えているのか伺います。 653: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 654: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市内で活動している団体は規模があまり大きくない団体が中心となっていますが,同じ課題意識で始めた活動であっても団体によって課題の捉え方,活動形態,運営方法の違いなどがございます。そうした違いがある中でも,団体や個人,事業者と連携していくことで団体の自立や成長につながることを理解してもらい,つながりをつくってもらうことが課題と考えております。  コロナ禍で大人数が集まる機会をつくることは難しかったところですが,今年度よりイベントに参加した団体を集め情報交換会を開催するなど,団体間の横のつながりができるような機会をつくっているところでございます。  また事業者においては通常の業務とは別に行う公益的な活動としていろいろな形で社会貢献活動を行っていますが,事業者単独ではなく市民活動団体などとつながることで実現する社会貢献活動もあることに気づいていないケースがございますので,そうした事業者と市民活動団体をどのように結びつけていくかが課題だと考えております。 655: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 656: ◯ 11番(岡村 しん議員) それでは市長にお伺いいたします。  市民参加と市民協働の推進に関わる基本条例の制定には,市長自身も当時大変尽力したというふうに伺っています。今回質問をつくる中で条例作成に同じく尽力された山岡義典先生のお話を聞く機会もございました。山岡先生も今後の運用が非常に大事だということを話されておりました。  私自身も今回の改定については,主に運用の強化で解決できる問題で現状の条例に問題があるということではないのかなというふうに思います。具体的な立法事実がないのであれば,条例改正ではなくやはり団体を育てていく,市民を育てていく,こうした運用の強化,こうした方向で進めばいいかなというふうに思いますけれども,いかがでしょうか。 657: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 658: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 今山岡先生のお名前が出ましたけれども,私あの当時矢野市長から,1回参加の条例が否決されて,それで再度出すので条例をつくってくれという話で,もう一方で先進的な条例をつくるようにということで指示をされました。宮崎に行きまして,そのときに山岡先生の講演が当初ありました。そこで山岡先生と親しくなってお話をさせていただき,山岡先生,先進的な条例をつくれって市長から言われているのだけれどもどういうふうにしようかという話の中で,先生,協働が得意だから協働の条例を入れ込んだらできますかねということでこの条例になったのですね。  その後いろいろ御議論の中で,狛江の団体だけではなくて川崎市でも世田谷区でもそういう団体が狛江市をよくしようよということであれば,それはそういう団体の力を借りることもいいんじゃないかという話があったり,この当時アドプトという言葉が結構出ていました。日本ではそんなに使われていなかったんですね。これはアメリカのハイウエーの整備,のり面の所の植栽とかそういうものをきれいにするということ,そういう整備をするということは民間がやって,民間が社会貢献しようということから出ていました。ただ狛江の場合はそういう部分はまだ成熟できていないので,市民団体にアドプトをやってもらうというところで,アドプト制度というものはできたんですね。これは20年前です。  もう世の中が大分変わってきて,民間の方々が社会貢献しようと,社会貢献する企業が多くなってきた。その中で狛江市としては今協定を結んでまちづくりを民間と一緒にやっているんですけれども,ただ評価とかそういう部分は事業評価ではできるかもしれませんけれども,市民参加・市民協働の評価にはならないというわけなんですね。  そういった部分も踏まえまして,今回この市民参加と市民協働の推進に関する基本条例の制定以前におきましても,実際には参加・協働というのは取組をしっかりやってきたんですけれども,これはその当時やるときはちゃんとルール化しましょうよということで条例を制定したわけです。大分時代によって変わってきたので運用面でいけるかどうかというのもありますけれども,ここは市民参加で行っている審議会の中で一定のところ議論をしていただいて,20年がもう経過している中で,やはり必要に応じて時代の変化に応じて条例改正したほうがいいんじゃないかということで,今回そういう答申いただきましたので,それを踏まえて条例改正するということでございます。私も岡村議員のお話も分からないわけではないです。ただやはり推進と,しっかりすみ分けとかあるいは透明性とかそういう部分を確保するためには,やはり条例の中でしっかりそこを規定していったほうが市民の皆様方にも情報提供ができると思うんですね。あとは評価もできるのかなという,これは第三者評価もありますけれども,この条例の審議会の中でもそういう協働が進んでいるという評価ができると思うんです。  そういった面で私も考えるところはあったんですけれども,条例改正が望ましいというところで答申をいただいていますので,市民の皆様方からいろいろと意見もいただいています。これを今後審議会にフィードバックして,今回議会の中でもいろいろ意見をいただいていますので,そういった面も1字1句間違えずに審議会のほうに,要するに議会の中ではこういう議論がありましたよというのを出していきたいなと,それでまた議論を深めていただきたいなというふうには思っています。 659: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 660: ◯ 11番(岡村 しん議員) 私の考えを分かっていただいてありがとうございます。  それで運用でというのは本当に今でも,先ほどの答弁にもあったように事業者の協働というのは協定でやっている部分もあります。そして既にいろんな形で進められてきているわけですよね。この間の答弁でも本当にこの条例を今すぐ変えないと駄目という話ではないと,今それで困っているということではないと,そういった話なのです。今回,事は市民参加と市民協働の推進に関する基本条例,この間市民説明会に私も出ていました。この中で企業を入れるのはおかしいのではないか,違うのではないか,こうした意見がたくさん出ていたのですね。実際まちの主体である市民が納得していない中で,この条例を今特別に困っているわけじゃないのにすぐに変えていく,次の議会で変えていく,やはりこれはちょっと違うのかなと。  そういった部分ではやはりこれをもっとしっかりと市民の皆さんと議論していく,こういった必要があると思うのですけれども,その点について市長いかがですか。 661: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 662: ◯ 市 長(松原 俊雄君) 市民参加の方法はいろいろありますので,協働の部分で今回はお示ししている部分が大きいんですけれども,これはいろいろな意見をもう既にいただいているところもありますし,それから審議会の意見もあると思うんですね。審議会のほうにも専門家もいらっしゃいますし,またいろいろこういった部分には精通しないけれども世間一般的に考えて,こうじゃないのという議員のお考えも受け入れることができますので,そういう中で議論をもう1度深めてもらいたいなというふうに思っています。 663: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 664: ◯ 11番(岡村 しん議員) 審議会の中での議論は,それはそれでやっていただきたいんです。ただ今回は市民参加と市民協働の推進に関する基本条例ということで,本当にもっと広く市民みんなに,ある意味チャンスだと思うんです。この条例のことを市民の皆さんに知ってもらってより活用してもらう,その議論を全市的に広めていく。そのためには次の議会では全く足りなくて,この部分をこういうふうに変えたいから皆さんどうですかって,逆にチャンスだと思って全市民に呼びかけるぐらいの勢いで議論を進めていただきたいなと思っているんです。今すぐ何かに困っている,もう立法事実がこうでこれを変えないとこれができないのだという話ではないというのはこの間の議論ではっきりしていると思うんです。  本当に市がやりたいと思っているのだったら,私はこの市の方向性というのはやらないほうがいいんじゃないかなという意見で,意見は違うんですけれども,本当に市が思っているのだったらこれをチャンスと思って全市的に議論を呼びかけていく,さらに市民の声を聞いていく,こういった努力が必要になってくると思いますけれども,いかがですか。 665: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 市長。 666: ◯ 市 長(松原 俊雄君) いろいろ御議論というかお考えはあると思うんですね。ここの22人の議員の中でのお考えも多分個々によっては違う方もいらっしゃると思うんです。そういった御議論もあると思うので,これについては私が審議会から答申を受けたものをそのまま上程するとは限りません。上程したとしても議会の中でそれが認められるか認められないかは,それも分かりません。そういったところで市民から選出されました代表の議員もいらっしゃいますので,そういった中ででも議論はできるかなというふうに思います。 667: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 668: ◯ 11番(岡村 しん議員) もう時間もあるのでやめますけれども,この市民参加と市民協働の推進に関する基本条例,やはり代表の中で話していくというのとはちょっと違うのかなと。やはり全市民的に話していく,全市民で議論していく,こういった話なんじゃないのかなというふうに思います。これは平成19年第2回定例会で当時企画財政部長だった松原市長は,こういうふうに言っているんですね。「多様化する市民要望にこたえ住民自治を発展させるためには,さらに市民と行政とのパートナーシップを強め,市民のエネルギーを生かしていくことが求められてきておりました。これまでの狛江のまちづくりの歴史と市民協働の到達点を踏まえながら,市民参加のための新しいシステム,ルールを構築し市民が主人公の町を目指していきたいと考え,市民参加と市民協働の基本条例の制定を目指し,平成15年4月1日より施行したところであります。」というふうに答弁されております。  やはり市民が主人公の町を目指していくためにこの条例を制定したと言っているわけですから,今後もし事業者が入ってしまえば私,市民と事業者が主人公ということになってしまうのではないかというふうにも思えてしまいます。どちらにしてもこの市民が主人公,このためには主人公の市民にもっと知ってもらう,議論してもらう,拙速なこの上程や次ですぐ変えてしまう,こうしたことはやめるべきだ,このことを述べてこの質問については終わります。  それでは2問目,狛江のまちづくりについてお伺いいたします。  最初に岩戸北三・四丁目地区計画についてお伺いいたします。  前定例会で2種類のアンケートを取っているという答弁がございました。この間の2種類のアンケートの対象,内容と結果についてどのようなものだったのかお伺いいたします。 669: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 670: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 道路拡幅を検討している沿道と用途地域の変更を検討している喜多見駅近傍の地域交流地区にお住まいの方や権利者にアンケートを行ったところでございます。  アンケートの結果は,道路拡幅について,「とても良いと思う」,「良いと思う」が一の橋通りは62%,市道609号線は72%,「あまり良いと思わない」,「良いと思わない」が一の橋通りは24%,市道609号線は17%でございました。  用途地域の変更について,「とても良いと思う」,「やや良いと思う」が44%,「あまり良いと思わない」,「全く良いと思わない」が56%という結果でございました。 671: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 672: ◯ 11番(岡村 しん議員) この道路拡幅については,「良い」という結果が多いという答弁でしたけれども,私これ都市計画審議会のときにも確認させていただきましたけれども,一つ一つの道路の沿道でアンケートを分けているわけではなく,同じアンケートの中で2つの道路について伺うような中身になっているということで,これは実際に拡幅される道と違う道についてもアンケートで答えられるようになっております。これでは目の前の道の拡幅についてのアンケートとしては影響を受ける方がどう考えているか,これは分からないのかなというふうに思います。  また用途地域変更を考えていた地域については,「あまり良いと思わない」,「全く良いと思わない」という意見が多かったということでございました。  こうした中で市民懇談会が開かれているわけですけれども,直接市に出されている声,これについてはどのような声があるのか伺います。 673: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 674: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 意見としましては壁面後退区域について規制が厳しいのではないか,喜多見駅に近く世田谷通りからも近いというポテンシャルを生かし用途地域をもっと上げてもらいたい,今のままの用途地域で変更してもらいたくない等様々な意見をいただきました。  また幅員6メートルの区画道路の指定等はしないようにという要望書が市に提出されているところでございます。 675: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 676: ◯ 11番(岡村 しん議員) 2回懇談会が開かれて,私は両方の懇談会に出させていただきました。午後は最後の時間しか聞くことはできませんでしたけれども,聞いた印象としては午前中の懇談会と午後の懇談会で用途地域に関しては特に逆の意見が中心的だったのかなというふうに感じております。地域の皆さんの声が本当に様々あって,これが今の地域の意見だよとまとまって言えるような状況ではなかったのかなと感じました。市の認識はいかがでしょうか。 677: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 678: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 今議員の質問にもあったとおり様々な意見,対立する意見があったと認識しているところでございます。 679: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 680: ◯ 11番(岡村 しん議員) そうかなというふうに思うんです。私はこれを毎回の議会で言っているんですけれども,やはりこの地域での懇談会,この地域をどうしていくのか,まだ議論が足りていないのかなというふうに思います。前定例会では今後は懇談会もなく原案説明会を行っていくという流れだったかと思いますけれども,この岩戸北三・四丁目をどのようにしていくのか,さらに話し合っていく必要がございます。今後のスケジュールについては見直し,懇談会をもっと行っていくべきだと思いますけれども,いかがでしょうか。 681: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 682: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 今年度も懇談会を実施しましたが様々な御意見をいただいており,現在整理しているところでございます。11月28日の都市計画審議会においても状況報告をいたしましたが,道路の拡幅や壁面の位置等のルールづくりは地区住民と十分話し合ってほしい。道路拡幅には速度抑制の工夫を取り入れる検討をしてほしい。木造住宅が密集している市街地では共同化や広い道路を造ること,既存道路を拡幅することで延焼遮断や避難経路を確保することが防災対策として考えられるが,併せて木造であっても燃えにくい構造を誘導していくことも方法の一つであるので,様々な検討を行ってほしい等の意見をいただいております。スケジュールについては見直しも検討していきたいと考えております。 683: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 684: ◯ 11番(岡村 しん議員) 今後見直し,検討していくということでありがとうございます。  それでは今度の懇談会,どのように進めていくのか伺います。 685: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 686: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 懇談会後の意見募集結果を精査して進め方を考えていきますが,まちづくりの全体的な方針やルールについては広く地域の方に集まっていただき,拡幅等地権者への影響が大きいことについてはその対象者に集まっていただき懇談会を行う等,使い分けることの検討も必要と考えております。
    687: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 688: ◯ 11番(岡村 しん議員) 分かりました。本当にこれは地区計画でまちを変えていく,住んでいる所の用途を変える,こうした中で一歩一歩まちづくりが進んでいく,これが地区計画だと思います。本当に急ぐということではなくてそのまちの皆さんの意見,これを本当に大事にしながら進めていっていただきたい,このことを述べておきます。  次に防火地域についてお伺いいたします。  火災から命を守れる狛江市の実現,これについてお伺いいたします。  岩戸北三・四丁目の懇談会でも,また前定例会での私への答弁でも,「首都直下地震等による東京の被害想定が令和4年5月に改定され,建物焼失については狛江市が多摩地域で最多でありました」という話がございました。具体的には狛江のどの地域が火災が広がりやすい地域に当たるのかお伺いいたします。 689: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 690: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 首都直下地震等による東京の被害想定につきましては,区市名での表示となっておりますが,東京都の地震に関する地域危険度判定調査第9回によりますと,火災危険度は低い順から1から5でございますが,ランク3となっているのが西野川四丁目,中和泉二丁目及び五丁目,和泉本町二丁目及び三丁目,東野川一丁目,猪方二丁目及び三丁目,駒井町一丁目,岩戸南四丁目,ランク4は岩戸南三丁目となっております。  しかし火災については,風の影響により火の粉が飛ぶことで被害が拡大されることが想定されております。火災危険度のランクにこだわらず,燃えにくい安心・安全なまちづくりが必要であると考えているところでございます。 691: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 692: ◯ 11番(岡村 しん議員) 燃えにくい安心・安全なまちづくり,大賛成でございます。ただ,今答弁にあったように全体的に火災に弱いまちになっているということでございます。この要因についてどのように考えているのか伺います。 693: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 694: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 東京都の防災都市づくり推進計画には,木造密集地域は戦後の復興期から高度成長期において東京都へ人口や産業が集中する中,都市基盤施設が十分整備されないまま市街化及び高密度化したことにより,山手線外周部を中心に広範に形成されたと記載がございます。  先ほど答弁いたしました火災危険度ランク2及び3になっている地域につきましては,基盤が未整備なまま市街地が形成され,木造住宅が密集して建築され,狭隘道路や無接道敷地であること等から老朽木造建築物が更新されない状況にあるためではないかと考えております。 695: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 696: ◯ 11番(岡村 しん議員) 歴史的にそういった形になってきたということで,今すぐ急に変えていくわけにはいかないんですけれども,今後の対策としてどのように考えられるのか伺います。 697: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 698: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) こちらにつきましても東京都の防災都市づくり推進計画に基づき答弁させていただきますが,基本的な考え方として延焼遮断帯の形成及び緊急輸送道路の機能確保,安全で良質な市街地の形成,避難場所等の確保が挙げられております。この考え方に基づき,都市計画道路の事業を推進することや老朽家屋が密集している地域等について,地域の特性を生かし,計画的な土地利用が誘導できるような地区計画の策定や防火規制等を促すことが必要であると考えております。  またまとまった空地を確保することで延焼防止機能や一時的な避難場所として確保することもできますので,公園緑地等の公共空地の適切な配置を検討する必要もあると考えております。 699: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 700: ◯ 11番(岡村 しん議員) 分かりました。今答弁の中に延焼遮断帯や緊急輸送道路,避難場所など,こういった答弁がありましたけれども,私まずは燃やさないこと,スタートの部分での対策,燃えた後に,では次初期消火をどうしていくか,初期消火で済まなかったら,じゃどうやって消防車が入ってこられるようにしようか,それでもう広がってから延焼遮断帯とかそういった話になってくると思うんですね。まずはこの燃やさない対策,これが大事になってくると思います。狛江市の防火地域,準防火地域,防火地域の指定のない所の面積と割合,またお隣の世田谷区,これについてはどのようになっているのか伺います。 701: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 702: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 狛江市においては,防火地域が1.4ヘクタールで0.2%,準防火地域が222.7ヘクタールで38.3%,防火指定なしが357.9ヘクタールで61.5%となっております。  世田谷区においては,防火指定が342.3ヘクタールで6.0%,準防火地域が5,075.3ヘクタールで89.4%,防火指定なしが263.0ヘクタールで4.6%となっているところでございます。 703: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 704: ◯ 11番(岡村 しん議員) 狛江市では防火指定されているのが2つ合わせて38.5%,お隣の世田谷区では95.4%ということでございます。お隣の世田谷区と比べると大きな違いがあるということが分かりました。  それでは今議論されている都市計画マスタープランの案,これではどのようになっているのかお伺いします。 705: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 706: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) まちづくりの分野別方針の安心・安全の方針において,地区計画等の都市計画の検討を示しており,「防災・減災に資する各種計画を市民参加・市民協働により検討・策定の上,計画内容の推進を図る」としております。取組内容の一つとしては,準防火地域の導入の推進を挙げているところでございます。 707: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 708: ◯ 11番(岡村 しん議員) 地区計画をつくる中で準防火指定を広げていくという答弁だと思います。世田谷区などでは,地区計画がなくてもこの準防化指定がされてきて95.4%が防火地域になってきたということだと思います。  この間狛江では地区計画は土地利用の大きな変更があった場合や道路計画がある場所などが多く,先ほど答弁にあった多くの地域については地区計画をつくっていくというスタートにも立っていないところがたくさんあると思います。狛江市においても第一種低層地域に準防化指定,これを進めていくべきだと思いますけれども,いかがでしょうか。 709: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 710: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 第一種低層住居専用地域に準防火地域を指定していくに当たっては,用途地域等に関する指定方針及び指定基準において都市機能の更新,住環境の保全等地区の課題にきめ細かく対応し,地域の特性に応じた目指すべき市街地像を実現するため,必要な事項を原則として地区計画に定めるものとしております。地区計画策定に当たっては,延焼遮断機能向上等のために,第一種低層住居専用地域に準防火地域を指定していくことを検討してまいります。 711: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 712: ◯ 11番(岡村 しん議員) 恐らく昔だったら,第一種低層地域に準防火地域指定というのはもうちょっと楽にできたのかなと。今では地区計画がないとなかなか準防化指定,これをしていくことが難しいよということなのかなというふうに思います。そうだとすれば,やはり今後地区計画をつくっていく中で準防火指定を広げていく,また今答弁にあったようなちょっと火事が燃え広がりやすい地域,こうしたところではそういうのも基にした地区計画,これを進めていく,こうした必要があると思います。ぜひ検討をお願いいたします。  また火災時に被害を広げない上でも,死傷者を出さない上でも,情報提供,こうした部分も大事になってまいります。以前鈴木議員が紹介しましたけれども,平成28年の12月に発生した糸魚川の火災は144棟,4万平方メートルが焼失するものでしたが,死者は出ませんでした。報道では防災行政無線を流す屋外スピーカーは風の強い冬は音声が家の中まで伝わりにくく,強風が吹き荒れていた出火当時,役に立ったのは自宅にあった戸別受信機だったと。希望する世帯が5,000円負担して設置していた。被害が甚大だった大町地区の区長は,自宅の受信機で避難勧告の防災無線を聞き,地区の14の組長に避難を伝える電話をかけた,こうしたことを以前鈴木議員は議会の中で発言しております。  狛江市でも木造密集地域がございます。立地適正化計画案を見ますと,岩戸南三丁目がランク4と一番高くなっています。ランク3が9町目,ほかほとんどがランク2となっております。全体的に火災に弱いことが分かります。そうだとすれば,まず家を燃えないようにする準防火指定,燃えたとしてもすぐに避難し,まず最低限命だけは助ける,こうしたことが必要だと思います。  先ほどの糸魚川では戸別受信機でしたけれども,今防災ラジオ,これの普及が始まっております。この防災ラジオの貸出し対象をさらに広げること,また有料で購入できる仕組み,こうした仕組みが必要だと思いますけれども,いかがでしょうか。 713: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 714: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 防災ラジオの配布対象者は,狛江市地域見守り活動支援対象者名簿の登録した方のうち,名簿情報の提供について同意をされている要支援者の方で個別計画を策定された方となっております。  防災ラジオの購入ということでございますけれども,有償での貸与を含めまして現状の対象者の見直しの検討と併せて,先進自治体の事例も参考に検討してまいります。 715: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 716: ◯ 11番(岡村 しん議員) 検討ということでありがとうございます。これは早急に検討していっていただきたいなというふうに思うんですけれども,これは確認なんですが,できれば来年度からでも進めていただきたいと思うんですけれども,その辺についてはいかがでしょうか。 717: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 718: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 時期についても検討してまいります。 719: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 720: ◯ 11番(岡村 しん議員) ぜひできるだけ早い時期によろしくお願いいたします。  次に交通不便地域の解消についてお伺いいたします。  この間バスが減便し,多くの市民の方が移動に不便を感じております。私が質問してきたハイタウンや渋谷行きのバスを使っている方だけではなく,高齢化とともに今まで不便に感じなかった方でも移動に困難が伴うようになってきております。好きなときに好きな所に移動できる,誰もが享受すべき権利だと考えます。また移動がスムーズにできることにより,家から出て歩き,様々な刺激を受ける中で,認知症予防や足腰の老化防止にも寄与するものと考えます。  まず狛江市は交通不便地域の定義,これについてどのように考えているのか,またどこが交通不便地域なのか具体的に伺います。 721: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 722: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 交通不便地域につきましては,鉄道駅や路線バスの停留所といった公共交通機関の発着場所から一定以上の距離がある地域を指します。しかしながらその基準となる距離については一律に定義したものがございません。その上で狛江市におきましては,鉄道駅から800メートル及びバス停から350メートル以上離れた地域を交通不便地域とし,どちらにも該当しているのは岩戸南三丁目の一部地域としているところでございます。 723: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 724: ◯ 11番(岡村 しん議員) 具体的には岩戸南三丁目の一部ということでございます。しかしバス停はあってもなかなかバスが来ない。こうしたバス停では交通不便地域になり得るのかなというふうに思います。高齢者にとっては100メートル歩くのも大変だ,こうした場合もございます。  この議会でもたくさん紹介されていましたけれども,先日野川まちづくり協議会の社会実験でグリーンスローモビリティ,カートを走らせておりました。私は第1便に乗せていただき,ふだんバスの通ることができない道についても通行しておりました。私が乗ったときには途中から乗りたいと手を挙げる方はいらっしゃいませんでしたけれども,次の便では手を挙げて乗られる方もいらっしゃいました。地域の交通課題の解消にこうしたものは非常に役に立つなと思ったんですけれども,職員の皆さんも実際に乗っていましたけれども,どのように感じたのかお伺いいたします。 725: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 726: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 11月17日から20日までの4日間,スーパーの駐車場を発着点としてカートの実証実験が実施されました。2つのルートを20分間隔で10時から16時まで12回走行し,4日間の試乗者総数は130人でございました。乗って楽しいとか実現してほしい,年配者から半年ぶりにいなげやに来られたといった感想が寄せられ,市民からの反応が大変よく期待されていると実感されたとのことでございます。  今回のカートの実証運行においては,採算などを含め自立的かつ継続的に運用ができる仕組みになるように検証していくこととしています。今後の課題として運転手,運賃,乗降方法,オンデマンド予約など,他の事例研究などを行い,カートの導入に向けて協議会の活動を活発に行っていってほしいと思います。  11月20日日曜日には現地を視察させていただきました。例えば今回のカートは左ハンドルであり,ウィンカーも左側にあり,前進・後進はスイッチによる切替え,モーターは振動が少なく静かであったこと,運転手に加え補助員も乗車させ,安全管理も徹底していたなど,実際に現地で説明を受けたり体験しないと分からないことが多く,とても有意義な取組であったと理解しているところでございます。 727: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 728: ◯ 11番(岡村 しん議員) 非常に有意義だったけれども整理すべき課題もあるということでございます。  こうした中で既に日常的に運行している地域もございます。三鷹市では井の頭地域においてグリーンスローモビリティを活用しています。  これは野川のほうですね。これが野川のグリーンスローモビリティのカートなわけですけれども,三鷹市はこういったバス型のグリーンスローモビリティ,これを活用しております。  私も先日乗車してきまして,三鷹市役所において担当部長からお話を伺ってまいりました。  このグリーンスローモビリティは,三鷹台の駅から明星学園前まで4停留所を走らせております。実際に乗ってみると,野川まちづくり協議会のものとは違いEVバスで壁があるので,雨のときでも安心なのかなというふうに思います。運転手と補助の方を含めて6名が乗車可能で,タクシー会社に委託し,車椅子については折り畳めば乗せることができるというものでございました。  これは非常に狭い4メートルぐらいの道なんですけれども,この程度の細い道でも走れ,私が乗っているときに擦れ違いもありましたけれども,普通に擦れ違うことができました。課題としましては,車高が野川まちづくり協議会で使ったカートよりも高く,踏み台を置いて乗車してもらうという──こうした踏み台ですね──ことになっておりました。先ほど車椅子も乗せられるよと言いましたけれども,足の悪い方が来たときには,車高が高いので実際には大変なのかなというふうに思います。  さらにこの取組は,三鷹台の駅の地域の商店会と連携し,一定額以上のお買物をすれば1回分の乗車券がプレゼントされるといった商店会振興にも資する取組となっておりました。  また大沢エリアではデマンド交通を行っております。これについては乗ることができませんでしたけれども,これについても三鷹市の担当部長からお話を伺ってまいりました。  もともと三鷹市では三鷹駅からのバスが近隣市に向かって走っており,縦の道路については充実しているのだけれども横の移動については難しい。そうした中でも三鷹台の駅から調布飛行場に向けてコミュニティバスを走らせていたのだけれども,1時間以上の路線となっていたことで,短時間の利用はあるのだけれどもなかなか利用率,利便性としては上がらなかったということでございます。そこでこのバスを廃止し,大沢地域についてはデマンド交通を導入したということでございました。  アプリを活用して62か所のポイントとエリア外の3か所のポイントを選び,いつ誰がどこからどのポイントまで移動すると入力をする。スマホの操作ができない方がいらっしゃいますから,直接タクシー会社にも電話して予約ができる。エリア内の移動は100円,エリア外は300円ということでございました。  大沢エリアの中ではどの家からでも100メートル以内には必ず乗降ポイントをつくろうと。つくっていったら62か所になったよということでございました。高齢者でも乗降ポイントまでは気軽に行けるということでございます。市と住民の交渉は大変だったことも伺っております。現在ワンボックスカー2台で運行しているそうでございます。  担当部長からは,いずれも家を出るのがおっくうになっていた方が外に出てこられるようにするのが狙いだと。もうからないけれども家から出ることにより健康になり,医療費もいずれ安くなっていくのではないかとおっしゃっておりました。  同じように23区に接した地域で参考になる取組だと考えますけれども,三鷹市で行われているようなグリーンスローモビリティやデマンド交通の実証運行は,どのようなもので市としてはどのように捉えているのかお伺いいたします。 729: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 暫時休憩いたします。     午後 4時09分 休憩     午後 4時10分 再開 730: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  都市建設部長。 731: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 三鷹市の実証運行につきましては,大沢エリアの予約型乗合運行は小型ワンボックス車両を活用し,大沢エリア内は62か所,大沢エリア外は3か所の乗降ポイントの中から乗車地点と降車地点を選択して予約の上,利用いたします。運行時間は8時から17時まで,運行日は月曜日から土曜日まで,運賃はエリア内利用は100円,エリア外利用は300円,大人・子供同額,未就学児は無料,シルバーパスは使用不可,各種割引はなし。予約方法は電話による予約と予約運行システムと連動したアプリを導入し,リアルタイムで予約・配車を行います。  井の頭エリアの小型EV車両での運行は,三鷹台駅から明星学園前を定時定路線型運行としてグリーンスローモビリティを活用し,運行時間は10時から16時まで,運行間隔は40分程度,運行日は月曜日から土曜日まで,運賃は大人・子供同額の100円,シルバーパスは使用不可となっております。  狛江市より多くの交通不便地域を抱えているため,その解消を図るだけでなく,利便性と持続性を両立していくための実証運行を長期的に実施しております。小型EV車両,AI自動運転,MaaS等の新たな技術の変化や法制度の改正,さらには地域の実情やニーズが変化していくと思われますが,狛江市の次世代交通を導入する際には今回の三鷹市の実証運行も参考にしていきたいと考えております。 732: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 733: ◯ 11番(岡村 しん議員) ぜひ参考にしていっていただきたいと思うんです。  それでは狛江市で,先ほど答弁にあったように交通不便地域があるわけでございます。また野川まちづくり協議会のように社会実験を行っている,こうした市民の皆さんもいます。今後の交通問題を解決していく上で,グリーンスローモビリティだったりデマンド交通だったり,検討していく必要があると思います。実際にグリーンスローモビリティやデマンド交通を狛江市で進めていくにはどのような課題があるのかお伺いいたします。 734: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 735: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 運行経路の安全性の確保が求められることから,交通管理者である警視庁と協議を初めとする関係機関の調整,実施体制,運行事業者及び運転士,利用者の確保等が想定されるところでございます。 736: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 737: ◯ 11番(岡村 しん議員) 確かに今言っていただいたような課題,これがあると思います。三鷹市では警察や道路管理者,公共交通に関わる事業者と共に,障がい者や高齢者,公募市民の方が参加している公共交通活性化会議で今回の実証運行を協議してきたということでございました。すぐにうまくいったわけでもないし,御答弁にあったように運行時間としては日曜や祝日は今運行していないんですけれども,お祭りのときに特別に運行させてみたら一番多くの需要があったということなども話してもらい今後の課題がある,こうしたことも伺ってきました。  また私が一番心配してきた費用については,EVバスについては半年で700万円,デマンド交通については1,000万円,コールセンターは500万円ということで,これは出せない額ではないなと感じてきたところでございます。  答弁にあった実施体制についても,バス会社は人手の問題で最初声かけたのだけれども難しかったということで,タクシー会社では今EVバスもデマンド交通の運行も行っているということでございました。まずは実証運行を目標としながら,課題を出すためにも,狛江では公共交通会議もありますから,公共交通会議で話合いを進めていく,こうした必要があると思うんですけれども,いかがでしょうか。 738: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 都市建設部長。 739: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 実証運行を含め,これまでどおり地域の実情に合わせたサービスなど柔軟に考えていくには,市や事業者だけではなく地域公共交通会議と協議の上,より利便性が向上した次世代交通について調査や研究を進めていきたいと考えております。 740: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 暫時休憩いたします。     午後 4時14分 休憩     午後 4時15分 再開 741: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  11番岡村議員。 742: ◯ 11番(岡村 しん議員) 調査・研究をぜひ進めていっていただきたいと思います。今狛江市ではこの公共交通会議,年に1回しかやっていないのかなというふうに思いますけれども,三鷹市では年に3回やられているということでございました。この会議の頻度なども含めて,本当に実際にもう困っていて動き始めている市民の方もいらっしゃいます。まだ動けていない,そういった地域の方々もいます。需要は確実にあると思いますので,ぜひとも具体的な行動を始めていただきたいと思います。  3問目,市民要望についてに移ります。  1つ目,帯状疱疹ワクチンについてお伺いいたします。
     現在帯状疱疹が増えていると報道されております。狛江市の実態はどのようになっているのか,増えているならば理由はどういったことか,また市民の皆さんから,帯状疱疹ワクチンについて問合せなどが来ているのかどうかお伺いいたします。 743: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 744: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 帯状疱疹につきましては,全国的に患者数の統計はございません。宮崎県では,1997年より宮崎県皮膚科医師会に所属する医療機関が統計を取っており,年々増加していることが分かっていますが,コロナ禍の2021年は患者数はやや減少に転じました。理由ははっきりしていないところでございます。狛江市の実態については把握はできておりません。  帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルスによる感染症でございます。初感染では水痘を発症しますが,水痘が治癒した後も脳神経節等に生涯にわたり潜伏・感染いたします。加齢や病気等により免疫が低下したときに,ウイルスが再活性化して帯状疱疹を発症することがあります。高齢者の増加に伴い患者は増加するものと推定されております。また米国の調査ではありますが,50歳以上で新型コロナウイルス感染症と診断された人は,診断されなかった人と比較して帯状疱疹発症のリスクが高い可能性があることが示唆された報告もございます。  健康推進課には,帯状疱疹ワクチンを販売している製薬会社が作成したCM,コマーシャルを御覧になった方から,狛江市では費用の助成をしていますかといったお問合せをいただいているところでございます。 745: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 746: ◯ 11番(岡村 しん議員) 帯状疱疹には2種類のワクチンがございます。その効果について伺います。 747: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 748: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 帯状疱疹ワクチンには生ワクチンと不活化ワクチンの2種類がございます。  生ワクチンは子供の水痘予防に使用されるワクチンと同じものでございます。帯状疱疹予防といたしましては,2016年3月から接種が可能となりました。接種は1回で,米国の臨床試験においては50から60歳で69.8%の発症予防効果が認められました。  不活化ワクチンは2回接種が必要です。日本では2020年1月から接種が可能となりました。予防効果は,国際共同臨床試験では50歳以上では97.2%,70歳以上で89.8%と優れた効果を示しているところでございます。 749: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 750: ◯ 11番(岡村 しん議員) 大変効果の高いワクチンだということでございます。この帯状疱疹ワクチン接種の助成制度がある自治体があるんですけれども,東京都内ではいかがでしょうか。 751: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 752: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 現在のところ文京区と檜原村の2自治体でございます。 753: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 754: ◯ 11番(岡村 しん議員) 文京区と檜原村の2つということなんですけれども,国ではどのような動きがあるのか伺います。 755: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 756: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 帯状疱疹の発症及び重症化を予防する帯状疱疹ワクチンについて,国の厚生科学審議会において効果の持続性や発症頻度等から導入に最適な対象年齢と期待される効果,安全性等についての議論が行われ,定期接種化に向けた調整が慎重に進められているところでございます。 757: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 758: ◯ 11番(岡村 しん議員) 今答弁の中で調整が慎重に進められているということだったんですけれども,新型コロナウイルス感染症が始まってからこの議論というのが実際には止まってしまったという状況でございます。ただ実際報道にもあるように帯状疱疹は増えてきている,こうした声をたくさんいただいております。  こうした中で文京区のような助成制度をつくった場合,狛江市では幾らぐらいの予算が必要になってくるのか,これについて伺います。 759: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 760: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 帯状疱疹ワクチンは50歳以上の方を対象としていますが,文京区では65歳以上の方を対象としており,市の指定医療機関で生ワクチンを接種した場合で,自己負担4,000円で受けられるという制度でございます。文京区に確認したところでは,区が医療機関に支払っている委託料単価は4,503円,事業開始は令和元年10月とのことでございます。65歳以上の人口が4万5,000人ほどで1%弱を対象として事業を開始しましたが,年々接種者は増加しているとのことでございます。  そのまま狛江市に当てはめるとなりますと65歳以上の人口が約2万人でございますので,1%の方が接種を受けると想定しますと約200人が受けることとなり,単純計算で委託料は約90万円,ほか予診票の作成等の予算が必要となります。  しかしながら実際の制度化に当たっては,助成対象とする年齢やワクチンの種類,助成金額,助成方法など狛江市に合った方法を調査していく必要がございます。例えば対象年齢を50歳以上とするならば対象とする人口は約3万7,500人となり,不活化ワクチンも助成対象とすると,生ワクチンに比べワクチンの単価が高く接種回数も多いため,助成額も検討が必要となってくる状況でございます。 761: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 762: ◯ 11番(岡村 しん議員) 狛江市に合った方法ということなんですけれども,文京区と同じやり方であれば約90万円でこの助成制度を進めていくことができるということでございます。これは全くできない額ではないと思います。  前回この質問をした後,周りの方々に聞いてみると,自分も帯状疱疹になったことがあるよという方が大変多くいらっしゃいました。もうなりたくないからワクチンを打ったという方も一定数いらっしゃいました。帯状疱疹,これは前回の市の答弁ですけれども,「発症部位によっては,角膜炎等による視力低下や失明,耳介部の水疱形成,顔面神経麻痺,難聴,目まいといった合併症がございます」というものでございました。大体10人に1人ぐらいにこういった症状が出ると,そういった報告も出されているところでございます。  しかも85歳までに2人に1人が帯状疱疹にかかると言われております。こうした方々がワクチンを打つことによって健康を維持できる,これは本当に大事なことだと思いますし,健康維持できるだけじゃなく,その方々がこうした重篤な状況にならないだけで医療費の削減額というのは相当なものになってくるのだと思います。市民の健康のためにワクチンへの助成制度を検討していただきたいと思うんですけれども,これについてはいかがでしょうか。 763: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 764: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 先ほどから答弁申し上げていますが,今国の動きも注視しながら状況を見守っていきたいと考えております。 765: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 766: ◯ 11番(岡村 しん議員) 非常に残念です。本当にそんなに高い額ではなく市民の皆さんの健康を守れる,こうした状況ですので,できるだけ早急に検討を終わらせて実施に向けて進めていただきたいと思います。  次にプラスチックごみの回収につきましては,この間この議会の中でも大変多くの議員の皆さんが質問してまいりましたので,これについては飛ばさせていただきますけれども,大変多くの皆さんから心配の声もいただいております。  私が聞いている中で本当に一番多い声というのは,ごみ袋が1つになることによって,どんなごみでもそのごみ袋に捨てていいんじゃないかと思っている方がかなり多くいらっしゃるということなんです。本当に市民の皆さんへの周知,これはしっかりと進めていく,こうした必要があると思っております。  さらにこのプラスチックごみは何でこうやって分けなきゃいけないのか,これが地球温暖化防止,CO2削減にどういうふうに影響があるのか,こうした部分についてもしっかり広く周知していく中でこの取組を進めていただきたい,このことを要望しておきます。  次に児童館の日曜開放についてお伺いいたします。  前回,「コロナ対策や管理体制の再構築等も,日曜開放を行う上で課題になる」と,「日曜開放の運営体制を再検討し,特に管理上の課題を踏まえて体制を改める必要があるということであれば,現在の指定管理で委託している運営業者と調整し,契約内容の見直しが生じる可能性も考えられる」という答弁がございました。ただほかの地域では既にやっていてぜひ進めていただきたいと思うんですけれども,まずこの契約期間はいつまでとなっているのか伺います。 767: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 768: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 施設構成として,開放する場所とそうでない場所が区分けしやすい岩戸児童センターの日曜日遊戯室開放の再開についての課題ということでそのように答弁したところでございますが,岩戸児童センター指定管理の契約期間は令和6年3月31日までとなっております。こまっこ児童館も同じく令和6年3月31日まで,和泉児童館は令和8年3月31日まででございます。 769: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 770: ◯ 11番(岡村 しん議員) 仮にこの契約の見直しができるとなった場合,月1回の持ち回り,また3館で2週に一遍完全実施などいろいろ考えられると思うんですけれども,それぞれ幾らぐらいの予算がかかってくるのか伺います。 771: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 772: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 児童館の委託事業者に問合せいたしましたが,積算に時間がかかるとのことで,申し訳ありません,答弁ができません。  なお従前岩戸児童センターの一部,具体的には遊戯室ですが,こちらをシルバー人材センターを活用して日曜日に開放しておりましたが,コロナによる感染対策のため令和2年3月から停止しております。このことに伴い,令和3年度に委託料から返還していただいた金額は48万4,150円でございました。 773: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 774: ◯ 11番(岡村 しん議員) 全体的にはまだ分からないということになってくるかと思います。11月29日日曜日に,児童館ではないんですけれども,日曜日に子供たちが施設の中でも外でも遊べる,こうした大和市の施設を見学してまいりました。  市民交流拠点ポラリスという所で外観はとてもきれいなんですけれども,中を見るとこの利用案内のところ,開館時間は9時から21時半,休館日,年末年始のみというふうになっております。外に出るとこうした遊具があったり,チョークでお絵かきすると,そういった場所。また中にはこうした子供たちが遊べる,この写真に写っているのは2歳までのスペースなんですけれども,隣にはそれ以上の子供たちが遊ぶ,そうしたスペースもございました。  私が行った日も大変多くの親子連れでにぎわっておりました。本当に土日ごとにどこに連れて行こうか,こうしたことでお父さんお母さん方,非常に悩んでおります。ぜひとも狛江市でもこういった施設,日曜日に子供を連れていける施設,進めていただきたいというふうに思うんですけれども,今後の契約見直しの前倒しも含め,まずは児童館の日曜開放,これを検討していただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 775: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 子ども家庭部長。 776: ◯ 子ども家庭部長(片岡 晋一君) 現状といたしましては,岩戸児童センター以外での実施については難しいように思っております。コロナの感染状況等も注視しながら,岩戸児童センターとも調整して,可能な範囲で再開に向けて検討していきたいというふうに思っております。 777: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 11番岡村議員。 778: ◯ 11番(岡村 しん議員) 岩戸児童センターが難しいというのは,多分シルバー人材センターにお願いしてやっていくということではなかなか難しいのかなと思いますけれども,今の運営主体自体はほかの所では今でも日曜開放,日曜日に開けている,こうした実態もあります。これは本当にやる気とお金と契約の問題もありますけれども,そういった部分だと思います。ぜひその辺をしっかり検討していって,ぜひ保護者の声,こうした声もしっかり聞いていって,これについては再度検討していただくようお願い申し上げまして,私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 779: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 暫時休憩いたします。     午後 4時30分 休憩     午後 4時49分 開議 780: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  間もなく定刻の5時になりますので,時間の延長をお認め願います。  一般質問を続行いたします。15番小野寺克己議員。 781: ◯ 15番(小野寺 克己議員) それでは,通告に従いまして,2問質問をさせていただきます。  災害に強いまちづくりの推進について,これまでの避難所整備について質問をいたします。  これまでの避難所整備としてどのようなことが行われてきたのか,伺います。 782: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 783: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 指定避難所の整備といたしましては,小・中学校,上和泉地域センター,西和泉体育館のほか,都立狛江高等学校とは災害協定を締結し,13か所を指定しているところでございます。 784: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 785: ◯ 15番(小野寺 克己議員) それでは,狛江市議会公明党として,東京都との連携で,避難所となる小・中学校の体育館のエアコン設置を推進してきましたが,いつからいつまでの期間に実施できたのか,伺います。 786: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 787: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 小・中学校の体育館への空調機の設置につきましては,平成30年度に補正予算により,狛江第一小学校へ設置するための設計を開始し,令和元年11月には狛江第一小学校への設置が完了してございます。狛江第一小学校への設置工事と並行いたしまして,狛江第三小学校,狛江第一中学校,狛江第三中学校,狛江第四中学校の設計を行い,翌令和2年度に4校の設置工事を行ってございます。また,令和2年度に残る狛江第五小学校,狛江第六小学校,和泉小学校への設置のための設計を行い,令和3年度に3校の工事を行い,全校への設置を完了したものでございます。 788: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 789: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 小・中学校の体育館への空調機の設置については,国会における公明党の強力な推進で,2018年度第一次補正予算に公立小・中学校の教室へのエアコン設置を支援する緊急対策が盛り込まれました。  2018年夏,日本列島は災害級と言われるほどの暑さに見舞われ,小学生が亡くなる痛ましい事故も起きました。酷暑が恒常化する中,子供たちにとって,安全な学習環境を整えることは喫緊の課題にほかなりません。  また,学校は災害時に避難所として使われます。高齢者や病弱な人,乳幼児などが身を寄せることを考えてもエアコンの必要性は明らかです。  公明党は長年にわたり,各地で公明党の地方議員が懸命に訴え,エアコン設置を実現させてきました。狛江市においては2019年11月末に,狛江第一小学校の体育館にエアコン設備が設置されました。これは2018年10月に松原市長に,小・中学校体育館にエアコン設置を求める緊急要望を提出し,地震や風水害,記録的猛暑を踏まえ,災害時に避難所にもなる小・中学校の体育館へ早急にエアコンの設置を強く求めていたもので,狛江市議会公明党の要望が実現し,体育館にエアコンを設置することができました。都議会と市議会を結ぶ公明党のネットワーク力を生かし,連携したことで迅速に対応することができました。  東京都議会では,2018年第3回定例会で,都議会公明党の代表質問に対し,小池都知事が「来年夏からの対応を見据えて補正予算を編成するなど,緊急的な対応を行って,区市町村を支援してまいります」と答弁したのを受け,狛江市議会公明党が松原市長に緊急要望しました。その後,中島よしお都議会議員とともに,市長へ具体的に,都の冷房化支援への補助制度の動向を伝えるとともに,学校体育館への迅速なエアコン設備の設置を強く求めました。松原市長からは,来年夏までに市内小・中学校などの体育館の冷暖房設備を設置するため,早急に担当課へ指示し進めていきますとの方針を示され,具体的に狛江第一小学校の体育館に設置されました。  それでは質問です。次に緊急電源対策も同時期に行っていると伺っておりますが,設置箇所など,詳細を伺います。 790: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 791: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 平成31年度から3か年で設置いたしました小・中学校体育館の空調機につきましては,停電時でもガスが供給されていれば稼働できる電源自立型の空調機を採用してございます。また,空調機が発電した電気で,体育館の一部の照明が使用でき,またテレビの使用やスマートフォンの充電なども行うことが可能なものでございます。 792: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 793: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 今回設置されたエアコン設備は停電を想定した設計となっており,停電時用電源を装備しているため,災害時に停電となった場合でもエアコンを使用できる仕様となっているということでした。  2020年2月19日に,狛江市と,女子少年院,愛光女子学園と福祉避難所に関する協定を結びましたが,その設置に至る経緯と,災害が発生した際にはどのように開設・運用されるのかについて伺います。 794: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 795: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 市におきましては,福祉避難所が災害時に不足しないよう,災害時に福祉避難所として事業所の施設の一部を提供していただく協定の締結先を増やしているところでございます。  平成31年度に愛光女子学園から,学園施設の一部を災害時に役立てることはできないかという旨の申出をいただいたことから,市の関係課職員が愛光女子学園の施設を視察させていただき,協定の内容について協議をいたしました結果,災害時に学園施設の一部を福祉避難所に提供していただくことで協議が調いましたので,令和2年2月19日に協定を締結したものでございます。  協定の概要といたしましては,愛光女子学園が狛江市で災害が発生または発生のおそれがある場合に,高齢者等の福祉的なケアが必要な者の安全確保を図るため,学園の一部を福祉避難所として提供すること,福祉避難所の運営は狛江市が行い,愛光女子学園は学園の運営に支障のない範囲で狛江市に協力することを内容とするものでございます。  災害が発生した際の開設・運用につきましては,市災害対策本部において福祉避難所の開設の決定をした上で,災対福祉保健部から施設管理者である学園に開設要請を行い,市職員を派遣し,物資等の運営に必要な準備が整った段階で開設をし,市が福祉避難所を学園に御協力いただき運営する予定となっております。 796: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 797: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 災害はいつ起こるか分かりません。日頃から国,東京都,関係機関との連携を強化する中で,大規模災害が発生しても速やかに対応できる体制を整備し,災害に強いまちづくりを目指し,私ども狛江市議会公明党は,避難所整備についても推進をしてまいりました。  これまで災害が頻発化する一方で,福祉避難所が不足している状況の中,高齢者等の要配慮者が災害時に避難生活を送る福祉避難所として,2020年2月19日に狛江市と女子少年院,愛光女子学園と福祉避難所に関する協定を結びました。公明党の竹谷とし子参議院議員と中島都議と狛江市議会公明党のネットワークで推進することができたと思います。  狛江市でのこの取組は,国や東京都,関係機関との連携を強化することの重要性を示す1つの好事例となったと思います。  質問です。避難所の混雑状況をリアルタイムで確認できるように整備されましたが,その内容を伺います。また,具体的にどのように運用されるのかも併せて伺います。 798: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 799: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 令和3年7月に株式会社バカンと災害協定を締結し,避難所の混雑状況等をバカンが提供するリアルタイム空き情報配信プラットフォーム,VACANを通じてインターネット上で配信することとし,運用といたしましては,各避難所の混雑状況を災害対策本部で把握し,「空いています」「やや混雑」「混雑」「満」の4段階で表示することとしてございます。 800: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 801: ◯ 15番(小野寺 克己議員) どこに避難できるのかを事前に確認できるツールとして,電話などで問い合わせる必要もなく確認できるため,大変に有効だと感じます。コロナ禍の状況でもあり,できるだけ混雑を避けられ,かつ避難できる場所が確認できるということは,市民の皆様の安心・安全につながることだと思います。  それでは次に,災害時に情報共有のためのWi-Fi環境設置の推進について質問をいたします。  総務省では,災害時には災害用伝言ダイヤルやメールを活用くださいと促していますが,どのようなことを防ぐためにこうした対策をされているのか伺います。 802: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 803: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 災害用伝言ダイヤルは,災害時の安否確認等の被災地への電話が集中し,ふくそうと言われる電話がつながりにくくなる状態に対処するものでございます。 804: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。
    805: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 大規模災害時においては,家族の安否を確認するためにもどのようなものがあるのか伺います。 806: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 807: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 災害時の安否確認手段といたしましては,災害用伝言ダイヤル,災害用伝言板web171のほか,携帯電話事業者が提供する安否確認サービスなどがございます。 808: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 809: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 災害用伝言ダイヤルも重要です。しかし,最近では公衆電話が激減して,調べないとどこにあるのか分からない,こういった状況です。公衆電話がどこにあるのかについても,災害対策の一つとしてホームページなどで案内をしていただきたいと思います。  私もインターネットで狛江市内の公衆電話設置場所を調査しました,室外31か所,室内14か所で,全45か所に設置されておりました。  それでは次に質問です。大手通信会社では災害時のふくそう制御を行っているそうですが,簡単にどのようなことなのか伺います。 810: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 811: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) ふくそう制御とは,被災地への電話が集中するなどした際に,通信事業者において接続量を制御し,災害復旧等に必要な重要な通信を確保するものでございます。 812: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 813: ◯ 15番(小野寺 克己議員) それでは,スマートフォンの通信手段としては,いわゆるモバイル回線と固定回線で提供されている公衆無線LANサービスであるWi-Fiがあるかと思いますが,その違いについて伺います。 814: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 815: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) スマートフォンの通信手段としては,大きく分けて,モバイル回線とWi-Fiがございます。  モバイル回線につきましては,通信事業者が提供する携帯電話基地局と交換局を介して,音声通話やデータ通信が可能となるサービスのことで,利用に当たっては各通信事業者との契約が必要となります。  Wi-Fiにつきましては,無線技術を活用してインターネットへの接続を提供するサービスのこととなりますが,主なものとして固定回線経由でインターネットに接続するものと,モバイル回線の通信事業者が提供するモバイルルーターやアクセスポイント等でインターネットに接続するものがございます。また,Wi-Fiにつきましては,基本的には利用者を制限しておりますが,フリーWi-Fiのように不特定多数の利用者を想定しているものもございます。 816: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 817: ◯ 15番(小野寺 克己議員) スマートフォンの通信回線が災害発生後につながりにくいふくそうと思われる状況になった場合,Wi-Fiで障がいが発生していない場合は,Wi-Fi経由でインターネットが検索,利用できると思いますが,これについて見解を伺います。 818: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 819: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 大手携帯キャリアの通信回線において,ふくそうが発生した場合,当該キャリアに接続しているスマートフォンは音声通話やデータ通信ができなくなりますが,Wi-Fiはスマートフォンの通信回線とは別のネットワークであることから,Wi-Fiの接続先であるインターネット回線自体に障害が発生していない場合は,災害時においても利用ができるものと認識しております。 820: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 821: ◯ 15番(小野寺 克己議員) Wi-Fiはスマートフォンの通信回線とは別のネットワークであることから,Wi-Fiの接続先であるインターネット回線自体に障害が発生していない場合は,災害時においても利用ができることを確認しました。  多くの方は,スマートフォンの通信回線が使えないとインターネット回線への接続も使えなくなってしまうと思い込んでしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は別であるということを御存じでない方もいらっしゃると思います。  私も念のために,複数の民間通信事業者に確認しました。災害時に携帯電話が混雑して使えないときについては,通話回線のみ混雑している場合はインターネットの利用は可能ですという回答でした。また,固定電話のWi-Fi環境があるときは,地域での障害が発生している場合は御利用いただけない場合があるが,通話回線のみの不具合が発生している場合は,Wi-Fiを御利用いただくことでインターネットでの通信は可能ですとも確認できました。  現在狛江市でも公式にLINEアプリを情報伝達のツールとして使っていますが,このアプリは東日本大震災で通話がつながらない状況が発生しましたが,そうした際にも,インターネット回線は比較的に使用できる状況でしたが,そうした回線状況で安否確認できる仕組みを構築したものです。安否を確認できない御家族にとって命綱にもなる1つの連絡手段です。ぜひとも御存じない方にも分かるように,災害時においてもWi-Fiが利用できることを周知していただきたいと要望いたします。  それでは,公共施設における現状のWi-Fi設備の設置状況について伺います。 822: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 823: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 公共施設における市民向けWi-Fiにつきましては,各施設の所管部署において取組を進めており,中央図書館及び4地域センターの図書室,西河原公民館図書室のほか,あいとぴあセンター4階講座室に導入しております。  また,4地域センターについては,移動型Wi-Fiを整備しております。  市庁舎,中央・西河原公民館,西河原公園,前原公園については自動販売機設置に伴うフリーWi-Fi,あいとぴあセンターやえきまえ広場についてはデジタルサイネージを活用してWi-Fi環境を提供しているところでございます。 824: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 825: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 現状の状況ではまだまだ利用できる人数に制限があるようでございます。  また,公共施設に設置されているWi-Fi設備は,Wi-Fiのパスワードや設置されていることを周知する掲示について,どのような状況になっているのでしょうか。 826: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 827: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 現在市民が平常時に利用できるWi-Fiについては多くはございませんが,利用できる施設ごとに利用者に対して周知を図っているところでございます。 828: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 829: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 総務省では,Wi-Fi設備の防災上の意義として,Wi-Fiは電話回線がふくそうのために利用できない場合でもインターネットにアクセスしやすく,災害時でも効果的に情報を受発信できる通信手段として有効とされているため,総務省では防災等に資するWi-Fi環境の設備を推進しているところと示しています。令和2年2月には,整備計画の改定を公表し,令和3年度までの整備目標数として,引き続き約3万か所を設定していますが,こうした取組について,狛江市としてどのように捉えているのか伺います。 830: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 831: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) スマートフォンの通信回線がふくそうのために利用できない場合においても,別ネットワークであり,固定回線経由で接続しているWi-Fiについてはインターネットにアクセスしやすく,災害時においても情報を受発信できる通信手段として有効であると考えているところでございます。 832: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 833: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 総務省は,2020年度まで実施予定であった公衆無線LAN環境整備支援事業を2年間延長し,2022年まで延長するとして,避難所となる運動場や体育館,特別教室,廊下などに整備する無線APやサーバーなどが補助対象となると報道がありますが,こうした整備を活用すべきと考えます。これについて伺います。 834: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 835: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 公共施設等へのWi-Fi環境の整備に当たっては,活用できる国の補助金などがあれば積極的に活用していきたいと考えております。 836: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 837: ◯ 15番(小野寺 克己議員) ぜひ活用をお願いします。  次に導入事例です。  鹿児島県鹿屋市では,平成28年度に6施設11か所,平成29年度に19施設19か所を対象に,公衆Wi-Fi導入を実施しました。  平成29年度の導入には,総務省の公衆無線LAN環境整備支援事業を活用し,当初予算の約2分の1の価格で公衆Wi-Fi導入を実現しました。平常時は無料でインターネット接続を利用できる公衆Wi-Fi,災害発生時にはパスワード不要で利用できる災害時用Wi-Fiとして,市民サービスの向上に役立てています。  こうした取組について,所感や狛江市での課題について伺います。 838: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 839: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 行政サービスのデジタル化などの対応が求められている中において,時代に合わせたデジタル環境の整備に取り組んでいく必要がある一方で,増加するコストへの意識も重要であると認識をしております。  Wi-Fi環境の整備につきましては,アクセスポイントの同時接続数や有効範囲等を災害時の利用想定を踏まえて選定した場合,多くのコストが発生することと,平常時の利用におけるランニングコストのバランスをどう取るのかが課題であると考えているところでございます。 840: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 841: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 避難場所への公衆無線LAN(インターネット)提供を推進していますが,通常時は,自治体関係者のみ庁内ネットワークに接続可能ですが,災害時は,利用者全員にインターネットへの接続環境を提供する仕組みとなっています。こうした環境を設置すべきと考えますが,これについて伺います。 842: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 843: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 災害時にも活用できる公衆無線LANの整備が進むことは有効であると考えておりますが,先ほど企画財政部長より答弁させていただきましたとおり,平常時を含めたニーズやコスト等を考慮して検討する必要があると考えてございます。 844: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 845: ◯ 15番(小野寺 克己議員) ある民間企業では,9月1日の防災の日に合わせて,全国の20歳以上の男女500人を対象に,インターネット上で防災に関する意識調査を実施しました。  調査では,今後の災害や被害の増加意識や,防火・防災対策の実施有無を問うものや,防災リュックの内容・保管場所,価値観を問うものなど,合計15個の質問が用意されたそうです。結果,90.2%の人が災害は増加すると回答,一方で,防災対策をしている人は47.0%にとどまることが明らかになりました。  注目すべき結果として,スマホ以外の連絡手段について,9割以上の約95%がないと回答しました。災害時にスマートフォンや携帯電話などの通話機能が使えなくなった場合,代替の連絡手段があるかとの質問では,ないと答えた人が95.6%を占めました。特に30歳代のないの回答率は100%を記録したそうです。災害が発生してスマートフォンの通話がつながらない,またはつながりにくいふくそうと思われる状況になった場合,スマホ以外の連絡手段について9割以上の約95%の人が連絡手段がないという状況です。  国としても,避難場所への公衆無線LAN(インターネット)提供を推進しております。これは,Wi-Fi機能を使ってスマートフォンで連絡を取れるように整備を進める必要性があるからだと思います。Wi-Fi設備の設置は急務と言えます。  質問です。災害時には避難所ともなる小・中学校の体育館は,現状は設置されていないとのことですが,Wi-Fi設備の設置についての課題と今後の方向性について伺います。 846: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 847: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 小・中学校体育館のWi-Fi環境の整備につきましては,平常時に利用の想定がなく,費用面に課題があると認識してございます。  避難者が利用できる通信環境の整備につきましては,必要性を含めて引き続き検討してまいります。 848: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 849: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 災害はいつ起こるか分かりません。特に,市内4か所に分散された地域センターには,多くの市民が利用されております。  費用面の課題も,多くの市民が利用できるWi-Fi環境を整備して,日常的にWi-Fi環境を利用することで災害時にもすぐに利用できます。フェーズフリーの考え方でも必要かと考えます。第一に,市民サービスの向上も得られるのではないでしょうか。  質問です。災害時に多くの市民が利用する市内4か所の地域センターにWi-Fi設備の設置を要望します。今後の設置について伺います。 850: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 企画財政部長。 851: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 地域センターのWi-Fi設備の設置につきましては,先ほど課題として述べさせていただきましたコストを勘案しながら,国等の補助金の活用を踏まえて検討してまいりたいと考えております。 852: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 853: ◯ 15番(小野寺 克己議員) いつ起こるか分からない以上は,日常的に活用できることも重要です。また,市民サービスとしての利用価値も高めることで,費用対効果も検討しながら,検討をお願いしたいと思います。特に,コロナ禍が拍車をかけたデジタル化の波は,Wi-Fi環境が必需品となってきているとも言えます。最新のWi-Fi設備では,災害時のみ一般に公開される切替え式も出てきております。また,工事不要の装置もありますので,国の補助金等を活用しながら,導入の検討をお願いしたいと要望いたします。  それでは,災害時に安定したインターネットを確保できると言われる00000JAPAN(ファイブゼロ・ジャパン)は,狛江市内ではどのような場所で使えるのでしょうか。また,そうした場所が特定できるのであれば,災害時に利用できる旨を記載した案内を掲示できないでしょうか。 854: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 855: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 00000JAPANとは,ふだんは利用者の制限等をしている公衆無線LANについて,災害時に無料開放する取組でございます。公衆無線LANを無料開放する通信事業者等につきましては,一般社団法人無線LANビジネス推進連絡会のホームページにて公開をされており,主に使用できる場所につきましては通信事業者の提供するWi-Fiスポット等でございます。 856: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 857: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 一般社団法人無線LANビジネス推進連絡会の公衆無線LANの無料開放である00000JAPAN発動履歴というのが載っておりました。  直近では2022年9月の台風第14号に伴う00000JAPANの無料開放がされました。広島県東広島市では,発動日時2022年9月18日12時00分,停止日時は2022年9月20日18時00分の間,ほかには,福岡県糟屋郡粕屋町,福岡県久留米市でも,公衆無線LANサービスが無料開放されました。  民間事業者の御協力による活動ですが,災害時に安定したインターネットを確保できると言われる00000JAPANの活用を周知していただきたいと思います。  それでは次に,タイムライン防災の推進について,質問をいたします。  タイムライン防災・全国ネットワーク国民会議が行われましたが,この会議について伺います。 858: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 859: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) タイムライン防災・全国ネットワーク国民会議は,全国のタイムライン防災に取り組む様々な防災機関や地方自治体,住民防災組織がタイムラインの取組に関する情報共有や運用改善につながる連携の場の構築,タイムライン防災の担い手の育成,タイムラインを地域に広めていくなどを目的に,本年5月に設立されたものでございます。 860: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 861: ◯ 15番(小野寺 克己議員) このタイムライン防災・全国ネットワーク国民会議,これはどのような位置づけで,どのような役割や情報共有できるのか,伺います。 862: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 863: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 公開されているタイムライン防災・全国ネットワーク国民会議の規約には会員資格は明示されておりませんが,「全国のタイムライン防災に取り組む様々な防災機関や地方自治体や住民防災組織が,タイムラインの取組に関する情報共有や運用改善につながる連携の場の構築,タイムライン防災の担い手の育成,タイムラインを地域に広めていくこと」を目的に挙げていることから,タイムラインに関心のある組織及び個人が任意に参加できる団体であり,目的にあるとおりの役割,情報共有が期待できるものと考えてございます。 864: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 865: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センターの松尾一郎客員教授は,タイムラインの取組が国内で始まって8年,今では全国の自治体や地域,家族など,様々な単位で運用されています。台風や豪雨から人的被災を防いだ事例もあります。タイムラインをつくり,きちんと使えば,確実に命を守ることができる。本年5月に設立された国民会議は,タイムライン防災について,全国の自治体の経験値や教訓を共有する場になると期待を集めています。この国民会議に多くの自治体が連なり,タイムライン防災の輪がさらに広がることを願うと期待を寄せています。  命を守る政治を貫く公明党として,どの政党よりも早く,熱心にタイムラインを推進してまいりました。今後は,町会など地域でつくるコミュニティタイムラインでは,2020年7月に甚大な豪雨被害に遭った熊本県球磨村では,このコミュニティタイムラインによって100人以上が早期に避難できたそうであります。タイムラインはつくるだけではなく,使い続ける癖をつけることが重要だと言われております。  このタイムライン防災・全国ネットワーク国民会議について,今後の参加について狛江市はどのように捉えているのか伺います。 866: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 867: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 同会議は本年5月に設立されたところであり,公開されている7月現在の参画者一覧からは,多摩川流域自治体の参加は確認できませんでした。  今後,活動内容及び多摩川流域の自治体の参加状況なども確認した上で,検討したいと考えてございます。 868: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 869: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 多摩川流域の自治体の参加状況を見ながら検討していくとの御答弁でした。よろしくお願いいたします。  タイムラインには,活用主体ごとに,どのようなものが考えられるのか伺います。 870: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 871: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 活動主体ごとのタイムラインといたしましては,流域タイムライン,自治体タイムライン,コミュニティタイムライン,マイ・タイムラインがございます。 872: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。
    873: ◯ 15番(小野寺 克己議員) タイムラインには,流域単位のもの,自治体ごとのもの,地域コミュニティーのもの,各個人のマイ・タイムラインの4種類があることを確認できました。  流域でのタイムラインについては,狛江市は,どこの自治体との連携をどのように取られているのか伺います。 874: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 875: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 国土交通省京浜河川事務所等を事務局とする多摩川タイムラインがございます。多摩川タイムライン検討部会に参加する東京都,世田谷区,調布市等と連携し,水位,災害,避難,対応要領等の情報の共有を図っているところでございます。 876: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 877: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 流域でのタイムラインの会議では,今後に向けた課題など,検討していることについて伺います。 878: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 879: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 多摩川流域のタイムラインを扱う会議では,例えば,今年度の多摩川タイムラインの適用状況を踏まえたタイムライン適用判断基準の変更の検討が出されているところでございます。 880: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 881: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 豪雨災害の場合には,上流での豪雨が下流には時間差で襲ってくることが想定されます。こうした連携はしっかりと取り組まれていることが分かりました。  次に,2020年7月に甚大な豪雨被害に遭った熊本県球磨村では,このコミュニティタイムラインによって100人以上が早期に避難できたそうです。コミュニティタイムラインは地域住民が主体となりますが,狛江市として,どのように情報提供や,支援,推進など,どのようなサポート体制を考えられているのか,その方向性を伺います。 882: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 883: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) ただいま御質問者から御紹介ありましたとおり,コミュニティタイムラインは地域住民が主体となって作成するものでございます。市では防災カレッジとして東京マイ・タイムラインセミナーを開き,家庭と個人のマイ・タイムライン作成をまず進めることで今後のコミュニティタイムライン作成につなげていければと考えてございます。  地域コミュニティーから,タイムライン作成の支援の要望があった場合につきましては,必要な支援をしてまいりたいと考えてございます。 884: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 885: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 必要な支援をしていただけると御答弁いただきました。  地域コミュニティタイムラインを知らない方々もいらっしゃいます。作成支援をしていただくと同時に,こうした事例も御紹介をいただきながら,地域コミュニティタイムラインの必要性をアピールしていただきたいと思います。  それでは,マイ・タイムラインの推進について質問します。  小・中学校などの教育現場でのマイ・タイムラインの推進をどのように取り組まれてきたのか伺います。 886: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 教育部長。 887: ◯ 教育部長(上田 智弘君) 学校では,東京都から配布される東京マイ・タイムラインセットを児童・生徒に配布して,御家庭で話し合ってシートを作成するように周知をしております。また,学校には,東京マイ・タイムライン作成・活用の手引が配布されております。この手引を参考に,学校における日常的な安全指導や風水害を想定した避難訓練の事前・事後指導などでの活用や,保護者会等の機会を捉えて,マイ・タイムラインを周知していると聞いております。 888: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 889: ◯ 15番(小野寺 克己議員) しっかりと引き続きマイ・タイムラインの周知と活用をお願いいたします。  市民に対して,マイ・タイムラインの推進をどのように取り組まれてきたのか伺います。 890: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 891: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) 令和2年度から3年連続して東京都と連携してマイ・タイムラインセミナーを狛江市で開催するとともに,防災センターでのマイ・タイムライン作成ガイドブックの配布を行っているところでございます。 892: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 893: ◯ 15番(小野寺 克己議員) スマートフォンで作成できるアプリも東京都で作成されているそうです。市民に対して,マイ・タイムラインの推進について,今後の取組について伺います。 894: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 総務部長。 895: ◯ 総務部長(石橋 啓一君) スマートフォン,タブレット,パソコンからマイ・タイムラインを作成できる,「作ろう!マイ・タイムライン」は,東京都防災ホームページ,東京マイ・タイムラインの中にございます。ここでは台風が近づいているとき,大雨が長引くとき,短時間の急激な豪雨が発生するときの3種類のマイ・タイムラインを作成し,保存することができるものでございます。  市では,このシステムの紹介やマイ・タイムライン作成ガイドブックの配布を行うとともに,マイ・タイムラインセミナーなどの継続的な開催を東京都と調整し,引き続き市民によるタイムライン作成を進めてまいりたいと考えてございます。 896: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 897: ◯ 15番(小野寺 克己議員) このマイ・タイムラインは,毎回見直しをして活用することが大切だと言われております。引き続き,市民によるタイムライン作成の推進を支援していただきますよう,よろしくお願いいたします。  1問目を終わります。  2問目,ウオーキングで健康寿命の延伸をということで質問させていただきます。  高齢者の健康増進について質問いたします。2022年のWHO(世界保健機関)及びUNFPA(国連人口基金)の統計資料に基づく平均寿命ランキング,国別順位では,平均寿命が最も長い国は日本で,男性は82歳,女性は88歳だったそうです。健康で長生きできるためには,健康寿命が大切ですが,狛江市の健康寿命の最新では,どのような状況なのか伺います。 898: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 899: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 多摩府中保健所発行の北多摩南部保健医療圏保健医療福祉データ集,令和3年度版によりますと,65歳平均健康寿命は,狛江市は男性が81.63歳,女性は82.59歳,このようになってございます。 900: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 901: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 平均寿命と健康寿命の差を少なく,健康で長生きできることが誰もが望む生き方ではないでしょうか。2050年,平均寿命は男性は84歳,女性は90歳になると予想されています。日本はまだ世界で体験したことのない未曽有の高齢化社会に突入をします。このように90年,100年,生きることが当たり前になってくる時代に,どう人生の後半をデザインしていけばいいのか,50代後半から60代の方を中心に,どう年を重ねていけばいいのか,この時代をどう生き抜くか,健康,仕事,食,住環境,遊び,生きがい,社会制度活用など,様々な角度から,東京大学高齢社会総合研究機構が提言しています。  その提言の中でも,健康については,食事,運動,休養について言及しています。  厚生労働省が,3年ごとに全国のおよそ20万世帯を抽出して調査し,公表している推計値によりますと,健康寿命は,2019年時点で,女性が75.38歳,男性が72.68歳で,前回3年前に比べて,女性が0.59歳,男性が0.54歳,延びたと報告されました。健康寿命が延伸してきている傾向は,要支援・要介護のリスクを減らすことが大切ですが,どのようなことがポイントになるとお考えでしょうか。 902: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 903: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 健康寿命は,健康的に生きることができる期間を示します。平均寿命と健康寿命の差は,不健康な期間を意味します。男性では8年から9年,女性では12年から13年と言われております。  介護が必要になった原因として,70代以上では,認知症や骨折,転倒,高齢による衰弱が半数以上を占めております。これは可逆的なものであるため,発症,再発,重症化も含めて,広く予防していくことが必要でございます。具体的には,年齢に合わせた適度な運動やバランスの取れた食事を取ることです。また,定期的に健康診断を受けることにより,生活習慣病,メタボリックシンドロームの発症を防ぐこともポイントと考えております。 904: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 905: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 適度な運動は生活習慣病やメタボの予防に役立ちます。身体を動かすとリラックス効果もあり,快眠にも効果的です。忙しくて運動する時間が取れないという人も多いかもしれませんが,まずは10分間意識して,身体を動かしてみるのもよいと思います。例えば,通勤を1駅分徒歩にすることや自転車通勤にするなど,ちょっとした工夫で運動量を増やせます。歩くときは歩幅を広くして早歩きすると,効果的です。バランスの取れた食事も大切です。健康を維持するには,できるだけ塩分を減らし,1日当たり350グラムの野菜を取ることが推奨されております。そして,長く健やかな生活を送るためには,良質な睡眠を取ることが大切だと言われております。  コロナ禍が続いております。どのようなことが課題だと考えていますでしょうか。 906: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 907: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 感染への不安,外出制限も出され,家にいる時間が増えたと言われております。そのため,運動不足や引き籠もりがちになることが課題であると考えられます。運動不足により,心身ともに不調が現れ,生活習慣病のリスクが上がってしまいます。また,外出制限,外出自粛等により,社会的なつながりが薄れて,引き籠もりがちになり,やがて外へ出ることもおっくうになり,介護が必要になる人が増えることが予想されております。 908: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 909: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 健康寿命を延ばすためには,要支援・要介護のリスクを減らすことが大切と言われております。若い頃の不摂生がその後の生活に影響を及ぼす可能性があります。そのためには,どのような点で生活習慣を見直すことが大事になるのか伺います。 910: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 911: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) まず,食の観点からでございますが,狛江市食育推進計画におきましては,20歳代,30歳代は,生活習慣が定着し,食習慣の自己管理能力を獲得していく時期です。しかし,進学や就職,結婚,出産等により,生活環境が大きく変化する時期でもあります。心身ともに充実する一方,生活が不規則となり朝食の欠食が増える時期です。このため,この時期の食生活が将来の健康に大きな影響を及ぼすことを再認識し,食に関する知識や経験を深め,自らの生活を見直し健康的に過ごせるように生活習慣を改善することが必要であると書かれております。 912: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 913: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 厚生労働省では,令和元年国民健康・栄養調査の結果を公表し,自然に健康になれる環境づくりに向け,健康無関心層の実態を初めて把握する調査を実施しました。その結果は,食習慣,運動習慣を改善するつもりはない者が4人に1人だったことが分かりました。こうした動向について,どのように捉えているのか伺います。 914: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 915: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 運動をしている人は,循環器疾患,高血圧,糖尿病,肥満,骨粗鬆症,がん等の罹患率や死亡率が低いこと,心身への改善に効果をもたらすことが認められています。さらに高齢者においても,歩行など日常生活における身体活動が寝たきりや死亡を減少させる効果のあることも示されております。  狛江市におきましては,健康の維持,増進につなげる健康ポイント事業や40歳以上の方には健康セミナーへの参加,生活習慣病の予防や健康の保持,増進に関する知識の普及のための健康教室を開催しております。  また,国民健康保険に加入中の40歳から74歳までの方には,特定健康診査を受診していただくよう広く周知をしているところでございます。  健康無関心層と言われる方々にも,いかに周知をしていくかが重要と考えておりますので,発信内容を精査し,情報提供に努めてまいりたいと考えております。 916: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 917: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 厚生労働省では,令和元年国民健康・栄養調査の結果では,食習慣改善の意思について,「関心はあるが改善するつもりはない」者の割合が最も高く,男性24.6%,女性25.0%,運動習慣改善の意思について,「関心はあるが改善するつもりはない」者の割合が最も高く,男性23.9%,女性26.3%という状況でした。  なかなか健康への関心はあっても,改善する,生活習慣を変えてみることについては,大きなきっかけや心を動かすようなことがない限り,難しいということを示しているのではないかと考えます。  これまでの高齢者の健康増進の取組の内容を伺います。 918: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 919: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 高齢者の健康増進を含めた介護予防・フレイル予防事業の取組としては,口腔ケアについて学ぶ健口講座,高齢者向けあいとぴあセンタープール事業,認知症予防事業の絵本読み聞かせ講座,認知症予防体操,ヨガ体操,ウオーキング講座,生活習慣病予防と健康維持のための運動指導を行う健康セミナー,住民団体が主体となって体操や運動等の活動を行う通所型サービスB,公園の運動遊具を使用したうんどう教室,介護予防活動の担い手となる高齢者運動推進員を養成するためのあおぞら健康講座などを実施しているところでございます。 920: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 921: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 筋肉の維持,増強は,年齢に関わらず,高齢になっても可能だと言われておりますが,若い頃の筋力トレーニングは,年とともにできないことを実感します。そのため,高齢者の体に合った筋トレが必要になります。その1つがエキセントリック体操が注目されているそうですが,どのような体操なのか伺います。 922: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 923: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) エキセントリックとは,運動スポーツ科学において,収縮している筋肉が伸ばされる筋活動を指し,重いダンベルをゆっくりと下げる,階段をゆっくり下りるなどの運動が例として挙げられます。エキセントリック体操は,代謝的な負担が少なく,楽なことが特徴で,使っている筋肉に酸素の必要性が低く,出力できる筋力が大きいことなどが利点とされております。やり方としては,ストレッチとは逆で,力の入った筋肉を伸ばしていき,足,腕,体幹の筋肉を刺激していきます。どの運動でもゆっくり行うことがポイントとなります。  また,この体操の効果として挙げられるのは,大きく分けて3つございます。  1つ目は体力に関する効果で,継続的に行っていくことで,筋力,筋持久力,パワー,歩行能力,バランス能力が向上します。2つ目は健康に関する効果で,インスリンの感受性がよくなり,血液中の中性脂肪や総コレステロール値も下がっていきます。最後に,脳に関する効果として,運動により脳が刺激され,認知機能が高まり,様々な疾患の予防を行うことができるとされているところでございます。 924: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 925: ◯ 15番(小野寺 克己議員) ここで具体的に推進している運動方法を紹介したいと思います。心身ともに負荷が軽く,きつくない筋トレがエキセントリック運動。エキセントリック運動は,精神的にも身体的にも楽に行え,しかも筋力や筋機能を大きく改善することができるそうです。年齢が上がるほどハードな運動は思わぬけがをするリスクも増えます。そのため,そうした観点からもエキセントリックは高齢者や運動経験のない方にもお勧めできるそうです。具体的には,筋肉に力を入れたまま伸ばす体操,寝たきりの主な原因は転倒による骨折が多いそうですが,それを防ぐには,ある程度筋力をつける必要があると言われております。マラソンなどの激しい運動は逆に体を壊してしまいます。そのため,高齢者の体に合った筋トレが必要になりますが,その1つがこのエキセントリック体操です。  エキセントリック体操の指導者で,工学院大学准教授の桂良寛さんによると,運動スポーツ科学の分野でエキセントリックとは収縮している筋肉が伸ばされる筋活動を表します。筋肉に力が入って,収縮した状態のまま伸ばすのが特徴ですと言われています。もともとは,運動生理学やスポーツ科学の分野で培われたエビデンスに基づくアスリート向けの体操だったそうですが,体力に自信のない人や運動が苦手な人でもできるようにアレンジしたものだそうです。  それでは,力を入れた状態で筋肉を伸ばすということはどういうことなのかということですが,例えば,椅子に座ろうと上体をかがめると,太ももに力が入ります。その状態でお尻を突き出すと,太ももの前面の筋肉が伸ばされます。これが力が入った状態で筋肉を伸ばすということだそうです。ポイントはゆっくり。これを意識すれば激しい運動をしなくても,筋肉に適度な負荷がかけられる。継続すると,階段の上り下りが楽になるなど,歩行能力やバランス能力が向上します。筋力の調整に頭を使うため,脳トレにもなると言われています。  それでは質問です。厚生労働省では,高齢でも元気でいるため1日30分,週2回以上の運動を呼びかけています。運動習慣とは,1日30分,週2日以上スポーツや体力づくりに取り組むことを示しますが,仕事や家事,目的地への移動などは運動習慣に含まれないそうです。生活習慣病を予防するには,こうした運動をすることが推進されています。今はスマートフォンなどに内蔵されている機能,多くの方が自分の歩数を知ることができる機能が装備されております。こうしたIoTを活用して歩数を見える化し,プラス1,000歩を目指しましょうと推進しておりますが,成人男性と成人女性それぞれ,何歩程度を目安に取り組むことが効果的なのか伺います。 926: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 927: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 第二次の健康日本21におきましては,一次予防という観点を重視し,具体的な目標設定及び評価が行われ,日常生活における歩数の目標値は,20歳から64歳男性が9,000歩,女性が8,500歩でございます。65歳以上は男性が7,000歩,女性が6,000歩でございます。年齢や性別によって,筋力や体力が異なるため,生活スタイルに合わせた目標を設定すると効果的であると考えております。 928: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 929: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 結核予防会総合健診推進センターの宮崎所長によりますと,運動は短期的な効果があるだけではありません。筋肉量が増えると,その分エネルギーが筋肉に貯蔵されるため,血液内のブドウ糖の濃度が下がります。また,筋肉量の増加は,基礎代謝を増やし,長期的に見ても血糖値が上がりにくい体質になるのです。日々の生活に運動を取り入れるコツは,ハードルを下げることです。私のお勧めはウオーキング。下半身や背中には大きな筋肉があり,ウオーキングはそうした筋肉へ刺激を与えることができます。年齢や性別などにもよりますが,最初は,1日に5,000歩から6,000歩を目標に始めるとよいでしょう,習慣づいてきて,1日に8,000歩から1万歩ほど歩くことができれば理想ですと言われております。  質問です。ウオーキングは,年齢を問わず誰でも多くの方が取り組みやすい運動だと考えます。ウオーキングの効果について伺います。 930: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 931: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) ウオーキングの効果といたしましては,1番目として,生活習慣病の予防として,血糖値や血圧を下げる効果があり,がん,心筋梗塞,脳卒中等の発症リスクを下げること。2つ目は心肺機能の向上として,習慣的な運動により,全身持久力や筋力等の維持・向上につながること。3番目は肥満の防止として,エネルギー消費量が増加し,腹囲や体重が減りやすくなること。4番目として,ストレス解消として,気分転換やストレス解消による心身の健康向上に役立つなどの効果が知られております。 932: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 933: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 狛江市でのこれまでの取組で,このようなウオーキングの取組をされておりますが,その状況について伺います。 934: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 935: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 令和4年10月に健康推進事業でウオーキングイベントを実施いたしました。令和2年に作成したウオーキングマップを参考に,ウオーキングコースを設定し,当日は100名を超える方に御参加していただきました。アンケートからは多くの方がイベントに満足されており,大変好評な取組となりました。歩くだけでなく,スタンプラリーやイベントを設け,最後まで楽しく歩けるコースとし,参加された方には,ふだんは気づかない狛江の魅力ある風景を再発見していただけたと考えております。 936: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 937: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 私も参加させていただきましたが,すごいすがすがしい,そうした経験になりました。  それでは次に,健康増進施策の取組では,どのような判断基準を設けて評価されているのでしょうか。また,イベントなどを効果的に行うことで,健康づくりに取り組もうと行動する方が増えると思いますが,これについて伺います。 938: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 939: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 市の健康増進施策は,健康こまえ21の重点目標に沿って取り組み,評価しております。イベントや健康教室は市民の方が運動を始める,または運動を継続するきっかけづくりであり,その後運動を継続していただくことが重要となります。市民がどなたでも参加できる内容で,その後の健康維持,増進につながるよう,企画をしております。また,健診を受けた後に運動を始めてみたい方が参加できる3か月間の健康セミナーを年に4回設けているところでございます。 940: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 941: ◯ 15番(小野寺 克己議員) それでは次に,ノルディックウオーキングの推進について質問をしてまいります。  このノルディックウオーキングの発祥については,1930年代初めに,フィンランドのクロスカントリースキーチームの夏場のトレーニングとして,ポールを使ってハイキングやランニングをしたことから始まりました。その後,この新しいエクササイズを一般の人に紹介する動きが高まり,国際的にノルディックウオーキングという言葉で定義されました。  ノルディックウオーキングは,2本のポール,ストックを使って歩くことで運動効果を高めるフィットネスです。1990年代からフィンランドでポールを使って歩くことの身体的効果の研究が行われ,体力の維持,強化や健康保持などが目的のこのフィットネスは,スポーツ選手だけではなく一般の人々にも紹介されました。  平成12年,2000年には,国際ノルディックウオーキング協会が設立し,現在では世界40か国以上で普及活動が行われています。場所を問わず,ポール,ストックがあれば,誰でも無理なく始められるので,メタボリックシンドロームの予防や運動不足解消などに効果的です。エクササイズやフィットネスの一つとして注目されています。  効果についてですが,2本のポールを使いながらの歩行は,下半身はもちろん,腕,肩などを使う全身運動で,酸素摂取量が増加するため,通常のウオーキングに比べ,運動効果が高まるそうです。通常のウオーキングでは心拍数がおよそ130拍/分なのに対して,ノルディックウオーキングは147拍/分と,約13%上昇します。ポールを使うことによってエネルギー消費量が通常のウオーキングに比べて約20%上昇します。ほかにも,首,肩にかけての痛みや凝りを解消し,ポールを使用することで腰や膝への負担も軽くなるそうです。ノルディックウオーキングの正しい歩き方を身につけると,歩行の姿勢が整い,大きな歩幅で歩くようになるので,バランス感覚が養われるそうです。
     それでは質問です。鳥取県では,「ウォーキング立県」を目指して取組を推進しています。具体的にはどのような取組を推進しているのか伺います。 942: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 943: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 鳥取県におきましては,19のまち認定のウオーキング大会に参加された方に,大会主催者等からポイントシールを配布し,必要枚数を集めて応募された方には,抽せんにより県産品をパックにした景品をプレゼントする取組を行っているほか,県内全域で県民がウオーキング大会に参加しやすい環境を整備していくため,ウオーキング大会を開催する団体に助成をしております。  また,鳥取県中部地域では,ノルディックコースについて,ノルディックウォークをより楽しんでいただけるよう,高低差や消費カロリー,難易度のほか,観光情報や見どころを紹介したマップを作成し,ホームページ等に掲載をしている状況でございます。 944: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 945: ◯ 15番(小野寺 克己議員) それでは次に,埼玉県志木市では,2015年から第1回ノルディックウォーキング・ポールウォーキング全国大会を開催しました。市民との協働により,市民の健康寿命の延伸及びスポーツを通じた健康づくりとにぎわいの創出を図ることを目的に,いろは健康21プラン(第3期)推進事業の一つとしたものです。日本を代表する4つのノルディックウオーキング・ポールウオーキングの団体が1つになって大会を開催するのは全国初の試みで,その記念すべき最初の大会を志木市で行ったそうです。  健康づくりの事業の一つとして実施されたそうですが,こうした取組について所感を伺います。 946: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 947: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 平成31年3月に策定されました志木市のいろは健康21プラン(第4期)によりますと,市民に対する健康意識の向上と健康知識の啓発を目的に,健康事業やノルディック・ポールウオーキング等の普及に取り組んでおります。  市の特徴や環境等を生かした先進的な取組事例であると認識しております。 948: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 949: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 狛江市でもウオーキングコースを設定して,ウオーキングを取り組んでいますが,野川の川の脇を歩いて,上流部の調布市に行ったりすることもできます。多摩川についても,調布市や下流に行くこともできます。近隣市との連携も視野に,健康事業を連携することも有効だと考えますが,こうした視点でのウオーキングコースの追加や近隣市との連携などを取り組んでほしいと思いますが,これについて伺います。 950: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 951: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 御指摘のとおり,狛江市の特徴や環境等を生かした健康事業となるよう,また他区市や関係部署との連携も視野に調査・研究してまいりたいと考えております。 952: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 953: ◯ 15番(小野寺 克己議員) もう1つ,ノルディックウオーキングの先進市として志木市の取組について,狛江市においてもこうしたイベントの開催をしていただきたいと要望しますが,これについて伺います。 954: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 955: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) ノルディックウオーキングについて,まずは先進市の取組,これを調査・研究し,その後また検討してまいりたいと考えております。 956: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 957: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 狛江市では,40歳以上の方を対象に,生きがいポイント事業ではウオーキングでポイントをためられるそうですが,その事業内容と取組状況と今後の方向性について伺います。 958: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 959: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 高齢者等生きがいポイント事業につきましては,介護予防・フレイル予防活動に取り組むきっかけづくりや参加を促すため,令和3年12月から開始した新規事業となります。スマートフォンアプリを活用し,介護予防・フレイル予防の各教室等への参加や公共施設等をウオーキングで巡ることで,取組実績に応じてNTTドコモが運営するdポイントをインセンティブとして付与するものとなります。  11月15日号の広報こまえの1面に特集記事を掲載したところですが,今後もさらなる周知を行い,利用者の拡大に努めていくとともに,対象事業の拡大を図っていきたいと考えております。 960: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 961: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 40歳以上の方の多くは,平日などは通勤しています。例えば,1つ手前の駅で降りてウオーキングすることなど,日々の忙しい生活の中でもウオーキングなどの運動に取り組めることも大切だと思います。  そのためには,施設を回るだけではなく,歩いた距離をポイントとしてためられるように,将来的には取り組んでいただけるよう要望します。これについて伺います。 962: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 福祉保健部長。 963: ◯ 福祉保健部長(小川 正美君) 庁内のDX推進部会において,地域社会のDXとして地域ポイントの活用へ向け,全庁を挙げて議論をしております。今後その中での方向性も踏まえ,実用化に向けて検討してまいりたいと考えております。 964: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 15番小野寺議員。 965: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 狛江市では,生きがいポイント事業で,ウオーキングでポイントをためられますが,設定された施設を回らなければポイントになりません。40歳以上の方は日中は働いていますので,取り組もうと思った方でもできない方が多いのではないでしょうか。こうした働く方でも取り組めるものとして,歩いた距離を職場の昼休みでも帰り道でも少しだけ歩くことで取り組めるように工夫をしていただきたいと要望いたします。  今の健康づくりは,10年後の自身の健康の基礎になっていることと思います。そのように考えたときに,年齢も若いときから健康づくりに意識を持ち,取り組んでいける環境が大切だと思います。誰でも取り組める健康づくりの一つとして,ウオーキングすることが大事だと思います。簡単で,いつでもどこでも取り組むことができます。ぜひともウオーキングで健康づくりの推進をお願いいたしまして,全ての質問を終了いたします。 966: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) お諮りいたします。  本日は以上で打ち切るに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 967: ◯ 議 長(谷田部 一之議員) 御異議なしと認めます。よって本日は以上で打ち切ります。  明日午前9時から本会議を開きますので,定刻御参集願います。  本日はこれにて延会いたします。     午後 5時58分 延会 発言が指定されていません。 © Komae City. All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...