狛江市議会 2012-02-29
平成24年第1回定例会(第2号) 本文 開催日: 2012-02-29
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選択 38 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 39 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 40 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 41 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 42 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 43 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 44 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 45 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 46 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 47 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 48 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 49 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 50 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 51 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 52 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 53 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 54 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 55 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 56 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 57 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 58 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 59 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 60 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 61 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 62 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 63 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 64 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 65 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 66 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 67 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 68 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 69 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 70 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 71 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 72 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 73 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 74 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 75 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 76 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 77 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 78 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 79 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 80 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 81 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 82 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 83 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 84 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 85 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 86 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 87 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 88 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 89 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 90 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 91 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 92 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 93 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 94 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 95 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 96 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 97 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 98 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 99 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 100 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 101 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 102 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 103 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 104 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 105 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 106 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 107 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 108 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 109 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 110 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 111 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 112 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 113 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 114 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 115 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 116 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 117 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 118 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 119 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 120 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 121 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 122 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 123 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 124 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 125 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 126 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 127 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 128 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 129 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 130 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 131 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 132 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 133 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 134 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 135 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 136 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 137 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 138 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 139 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 140 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 141 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 142 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 143 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 144 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 145 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 146 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 147 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 148 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 149 : ◯ 市 長(矢野 裕君) 選択 150 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 151 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 152 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 153 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 154 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 155 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 156 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 157 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 158 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 159 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 160 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 161 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 162 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 163 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 164 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 165 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 166 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 167 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 168 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 169 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 170 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 171 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 172 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 173 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 174 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 175 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 176 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 177 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 178 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 179 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 180 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 181 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 182 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 183 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 184 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 185 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 186 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 187 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 188 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 189 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 190 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 191 : ◯ 7 番(正木 きよし議員) 選択 192 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 193 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 194 : ◯ 8 番(太田 久美子議員) 選択 195 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 196 : ◯ 総務部長(小川 浩志君) 選択 197 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 198 : ◯ 8 番(太田 久美子議員) 選択 199 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 200 : ◯ 総務部長(小川 浩志君) 選択 201 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 202 : ◯ 8 番(太田 久美子議員) 選択 203 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 204 : ◯ 総務部長(小川 浩志君) 選択 205 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 206 : ◯ 8 番(太田 久美子議員) 選択 207 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 208 : ◯ 市 長(矢野 裕君) 選択 209 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 210 : ◯ 8 番(太田 久美子議員) 選択 211 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 212 : ◯ 総務部長(小川 浩志君) 選択 213 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 214 : ◯ 8 番(太田 久美子議員) 選択 215 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 216 : ◯ 総務部長(小川 浩志君) 選択 217 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 218 : ◯ 8 番(太田 久美子議員) 選択 219 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 220 : ◯ 児童青少年部長(平林 浩一君) 選択 221 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 222 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 223 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 224 : ◯ 8 番(太田 久美子議員) 選択 225 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 226 : ◯ 総務部長(小川 浩志君) 選択 227 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 228 : ◯ 8 番(太田 久美子議員) 選択 229 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 230 : ◯ 総務部長(小川 浩志君) 選択 231 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 232 : ◯ 8 番(太田 久美子議員) 選択 233 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 234 : ◯ 市 長(矢野 裕君) 選択 235 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 236 : ◯ 8 番(太田 久美子議員) 選択 237 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 238 : ◯ 総務部長(小川 浩志君) 選択 239 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 240 : ◯ 8 番(太田 久美子議員) 選択 241 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 242 : ◯ 総務部長(小川 浩志君) 選択 243 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 244 : ◯ 8 番(太田 久美子議員) 選択 245 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 246 : ◯ 8 番(太田 久美子議員) 選択 247 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 248 : ◯ 総務部長(小川 浩志君) 選択 249 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 250 : ◯ 8 番(太田 久美子議員) 選択 251 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 252 : ◯ 総務部長(小川 浩志君) 選択 253 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 254 : ◯ 8 番(太田 久美子議員) 選択 255 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 256 : ◯ 市 長(矢野 裕君) 選択 257 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 258 : ◯ 8 番(太田 久美子議員) 選択 259 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 260 : ◯ 総務部長(小川 浩志君) 選択 261 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 262 : ◯ 8 番(太田 久美子議員) 選択 263 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 264 : ◯ 総務部長(小川 浩志君) 選択 265 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 266 : ◯ 8 番(太田 久美子議員) 選択 267 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 268 : ◯ 市 長(矢野 裕君) 選択 269 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 270 : ◯ 8 番(太田 久美子議員) 選択 271 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 272 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 273 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 274 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 275 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 276 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 277 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 278 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 279 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 280 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 281 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 282 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 283 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 284 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 285 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 286 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 287 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 288 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 289 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 290 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 291 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 292 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 293 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 294 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 295 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 296 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 297 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 298 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 299 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 300 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 301 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 302 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 303 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 304 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 305 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 306 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 307 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 308 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 309 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 310 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 311 : ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 選択 312 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 313 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 314 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 315 : ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 選択 316 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 317 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 318 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 319 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 320 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 321 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 322 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 323 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 324 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 325 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 326 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 327 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 328 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 329 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 330 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 331 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 332 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 333 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 334 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 335 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 336 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 337 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 338 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 339 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 340 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 341 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 342 : ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 選択 343 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 344 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 345 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 346 : ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) 選択 347 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 348 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 349 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 350 : ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) 選択 351 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 352 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 353 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 354 : ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) 選択 355 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 356 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 357 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 358 : ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) 選択 359 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 360 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 361 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 362 : ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) 選択 363 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 364 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 365 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 366 : ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) 選択 367 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 368 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 369 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 370 : ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) 選択 371 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 372 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 373 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 374 : ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) 選択 375 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 376 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 377 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 378 : ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) 選択 379 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 380 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 381 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 382 : ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) 選択 383 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 384 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 385 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 386 : ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) 選択 387 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 388 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 389 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 390 : ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) 選択 391 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 392 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 393 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 394 : ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) 選択 395 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 396 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 397 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 398 : ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) 選択 399 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 400 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 401 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 402 : ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) 選択 403 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 404 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 405 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 406 : ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) 選択 407 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 408 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 409 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 410 : ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) 選択 411 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 412 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 413 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 414 : ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) 選択 415 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 416 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 417 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 418 : ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) 選択 419 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 420 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 421 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 422 : ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) 選択 423 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 424 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 425 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 426 : ◯ 5 番(市原 広子議員) 選択 427 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 428 : ◯ 市 長(矢野 裕君) 選択 429 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 430 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 431 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 432 : ◯ 5 番(市原 広子議員) 選択 433 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 434 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 435 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 436 : ◯ 5 番(市原 広子議員) 選択 437 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 438 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 439 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 440 : ◯ 5 番(市原 広子議員) 選択 441 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 442 : ◯ 市 長(矢野 裕君) 選択 443 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 444 : ◯ 5 番(市原 広子議員) 選択 445 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 446 : ◯ 市 長(矢野 裕君) 選択 447 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 448 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 449 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 450 : ◯ 5 番(市原 広子議員) 選択 451 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 452 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 453 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 454 : ◯ 5 番(市原 広子議員) 選択 455 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 456 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 457 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 458 : ◯ 5 番(市原 広子議員) 選択 459 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 460 : ◯ 児童青少年部長(平林 浩一君) 選択 461 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 462 : ◯ 5 番(市原 広子議員) 選択 463 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 464 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 465 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 466 : ◯ 児童青少年部長(平林 浩一君) 選択 467 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 468 : ◯ 5 番(市原 広子議員) 選択 469 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 470 : ◯ 市 長(矢野 裕君) 選択 471 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 472 : ◯ 5 番(市原 広子議員) 選択 473 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 474 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 475 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 476 : ◯ 5 番(市原 広子議員) 選択 477 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 478 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 479 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 480 : ◯ 5 番(市原 広子議員) 選択 481 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 482 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 483 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 484 : ◯ 5 番(市原 広子議員) 選択 485 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 486 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 487 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 488 : ◯ 5 番(市原 広子議員) 選択 489 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 490 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 491 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 492 : ◯ 5 番(市原 広子議員) 選択 493 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 494 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 495 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 496 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 497 : ◯ 5 番(市原 広子議員) 選択 498 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 499 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 500 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 501 : ◯ 5 番(市原 広子議員) 選択 502 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 503 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 504 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 505 : ◯ 5 番(市原 広子議員) 選択 506 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 507 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 508 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 509 : ◯ 5 番(市原 広子議員) 選択 510 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 511 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 512 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 513 : ◯ 5 番(市原 広子議員) 選択 514 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 515 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 516 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 517 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 518 : ◯ 5 番(市原 広子議員) 選択 519 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 520 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 521 : ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 選択 522 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 523 : ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 選択 524 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 525 : ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 選択 526 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 527 : ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 選択 528 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 529 : ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 選択 530 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 531 : ◯ 市 長(矢野 裕君) 選択 532 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 533 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 534 : ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 選択 535 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 536 : ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 選択 537 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 538 : ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 選択 539 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 540 : ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 選択 541 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 542 : ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 選択 543 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 544 : ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 選択 545 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 546 : ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 選択 547 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 548 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 549 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 550 : ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 選択 551 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 552 : ◯ 教育長(本橋 昇君) 選択 553 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 554 : ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 選択 555 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 556 : ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 選択 557 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 558 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 559 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 560 : ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 選択 561 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 562 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 563 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 564 : ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 選択 565 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 566 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 567 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 568 : ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 選択 569 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 570 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 571 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 572 : ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 選択 573 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 574 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 575 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 576 : ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 選択 577 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 578 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 579 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 580 : ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 選択 581 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 582 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 583 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 584 : ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 選択 585 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 586 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 587 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 588 : ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 選択 589 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 590 : ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 選択 591 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 592 : ◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 593 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 594 : ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 選択 595 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 596 :
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 597 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 598 : ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 選択 599 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 600 :
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 601 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 602 : ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 選択 603 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 604 :
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 605 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 606 : ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 選択 607 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 608 : ◯ 総務部長(小川 浩志君) 選択 609 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 610 : ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 選択 611 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 612 : ◯ 総務部長(小川 浩志君) 選択 613 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 614 : ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 選択 615 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 616 :
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 617 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 618 : ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 選択 619 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 620 : ◯ 市 長(矢野 裕君) 選択 621 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 622 : ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 選択 623 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 624 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 625 : ◯ 12番(小川 克美議員) 選択 626 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 627 :
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 628 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 629 : ◯ 12番(小川 克美議員) 選択 630 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 631 :
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 632 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 633 : ◯ 12番(小川 克美議員) 選択 634 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 635 :
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 636 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 637 : ◯ 12番(小川 克美議員) 選択 638 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 639 :
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 640 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 641 : ◯ 12番(小川 克美議員) 選択 642 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 643 :
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 644 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 645 : ◯ 12番(小川 克美議員) 選択 646 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 647 : ◯ 総務部長(小川 浩志君) 選択 648 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 649 : ◯ 12番(小川 克美議員) 選択 650 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 651 :
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 652 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 653 : ◯ 12番(小川 克美議員) 選択 654 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 655 : ◯ 総務部長(小川 浩志君) 選択 656 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 657 : ◯ 12番(小川 克美議員) 選択 658 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 659 : ◯ 総務部長(小川 浩志君) 選択 660 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 661 : ◯ 12番(小川 克美議員) 選択 662 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 663 : ◯ 総務部長(小川 浩志君) 選択 664 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 665 : ◯ 12番(小川 克美議員) 選択 666 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 667 : ◯ 総務部長(小川 浩志君) 選択 668 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 669 : ◯ 12番(小川 克美議員) 選択 670 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 671 : ◯ 12番(小川 克美議員) 選択 672 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 673 : ◯ 市 長(矢野 裕君) 選択 674 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 675 : ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 選択 676 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 677 : ◯ 総務部長(小川 浩志君) 選択 678 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 679 : ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 選択 680 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 681 :
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 682 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 683 : ◯ 12番(小川 克美議員) 選択 684 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 685 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 686 : ◯ 13番(石井 功議員) 選択 687 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 688 :
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 689 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 690 : ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 選択 691 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 692 : ◯ 13番(石井 功議員) 選択 693 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 694 :
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 695 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 696 : ◯ 13番(石井 功議員) 選択 697 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 698 :
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 699 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 700 : ◯ 13番(石井 功議員) 選択 701 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 702 :
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 703 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 704 : ◯ 13番(石井 功議員) 選択 705 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 706 :
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 707 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 708 : ◯ 13番(石井 功議員) 選択 709 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 710 :
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 711 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 712 : ◯ 13番(石井 功議員) 選択 713 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 714 :
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 715 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 716 : ◯ 13番(石井 功議員) 選択 717 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 718 :
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 719 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 720 : ◯ 13番(石井 功議員) 選択 721 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 722 :
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 723 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 724 : ◯ 13番(石井 功議員) 選択 725 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 726 :
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 727 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 728 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 729 : ◯ 13番(石井 功議員) 選択 730 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 731 :
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 732 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 733 : ◯ 13番(石井 功議員) 選択 734 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 735 :
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 736 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 737 : ◯ 13番(石井 功議員) 選択 738 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 739 :
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 740 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 741 : ◯ 13番(石井 功議員) 選択 742 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 743 :
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 744 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 745 : ◯ 13番(石井 功議員) 選択 746 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 747 :
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 748 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 749 : ◯ 13番(石井 功議員) 選択 750 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 751 :
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 752 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 753 : ◯ 13番(石井 功議員) 選択 754 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 755 :
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 756 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 757 : ◯ 13番(石井 功議員) 選択 758 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 759 :
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 760 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 761 : ◯ 13番(石井 功議員) 選択 762 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 763 :
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 選択 764 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 765 : ◯ 13番(石井 功議員) 選択 766 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 767 : ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 選択 768 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 769 : ◯ 13番(石井 功議員) 選択 770 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 771 : ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 選択 772 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 773 : ◯ 13番(石井 功議員) 選択 774 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 775 : ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 選択 776 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 777 : ◯ 13番(石井 功議員) 選択 778 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 779 : ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 選択 780 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 781 : ◯ 13番(石井 功議員) 選択 782 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 783 : ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 選択 784 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 785 : ◯ 13番(石井 功議員) 選択 786 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 787 : ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 選択 788 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 789 : ◯ 13番(石井 功議員) 選択 790 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 791 : ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 選択 792 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 793 : ◯ 13番(石井 功議員) 選択 794 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 795 : ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 選択 796 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 797 : ◯ 13番(石井 功議員) 選択 798 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 799 : ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 選択 800 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 801 : ◯ 13番(石井 功議員) 選択 802 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 803 : ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 選択 804 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 805 : ◯ 13番(石井 功議員) 選択 806 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 807 : ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 選択 808 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 809 : ◯ 13番(石井 功議員) 選択 810 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 811 : ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 選択 812 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 813 : ◯ 13番(石井 功議員) 選択 814 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 815 : ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 選択 816 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 817 : ◯ 13番(石井 功議員) 選択 818 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 819 : ◯ 市 長(矢野 裕君) 選択 820 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 821 : ◯ 13番(石井 功議員) 選択 822 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 823 : ◯ 市 長(矢野 裕君) 選択 824 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 825 : ◯ 13番(石井 功議員) 選択 826 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 選択 827 : ◯ 副議長(田辺 良彦議員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 午前 9時00分 開議
◯ 議 長(栗山 欽行議員) ただいまから本日の会議を開きます。
本日の議事日程は,お手元に配付してあるとおりこれにより進めます。
─────────── ─ ──────────── ─ ───────────
2: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 日程第1 一般質問を行います。
質問通告の順序により質問を許します。7番正木きよし議員。
〔7番 正木きよし議員登壇〕
3: ◯ 7 番(正木 きよし議員) 質問通告に従いまして3問について質問いたします。なお,通告順番を変更いたします。
第1問,中学校の武道必修化(平成24年4月1日より)に伴う教育委員会の対応についてお伺いします。
第2問,カゴメ物流サービス多摩川配送センター跡地(岩戸南)に建設予定の「ニトリ狛江ショッピングセンター」について,市の対応についてお伺いいたします。
第3問,航空計器跡地に建設予定の巨大マンション(仮称グランドメゾン狛江)の計画について,(1)前議会以降の経過と市の対応について,(2)調整会(内部会議を含む)の第1回から今日までの開催日,議題,出席委員名についてお伺いいたします。
なお,再質問については自席にて行います。
4: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
5: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) それでは1問目の武道必修化に伴う教育委員会の対応でございますが,中学校学習指導要領にのっとりまして武道学習のねらいを達成できるよう,安全に十分配慮を持ちまして中学校全校で取り組んでいきたいと考えております。
6: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 建設環境部長。
7:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 2問目のカゴメ物流センターに係る今までの市の対応ということで説明いたします。
昨年,平成23年10月12日に,まず株式会社ニトリホールディングが狛江市まちづくり条例につきまして適用範囲などの確認のために来庁いたしました。それ以後平成23年10月31日カゴメ不動産が来庁しまして,まちづくり指導基準の第16条の公園等の施設整備につきまして特例を求める要望書が提出されました。その回答につきましては平成23年11月25日に,狛江市のまちづくり条例で事業内容によっての例外は認めていないため条例等を適用していくよう回答しております。
その他狛江市のまちづくり条例第26条に基づく開発等事業の届け出が出されるまでに6回来庁がございます。これはいずれもまちづくり条例の内容の確認のために来庁されてきているものでございます,事前相談ということで。
本年になりまして平成24年2月1日にまちづくり条例による開発等事業届出書が提出されております。それ以後2月10日にまちづくり条例による標識板設置報告書が提出されておりまして,それ以後2月17日と19日にまちづくり条例に基づきます説明会が開催されております。
2点目は以上でございます。
引き続きまして3点目のグランドメゾンの航空計器跡地に建設予定の巨大マンションの計画についての前議会以降の経過と市の対応につきまして説明いたします。
まず昨年,平成23年12月15日でございます。調整会の報告書が調整会より市長へ提出されております。また平成23年12月16日につきまして,調整会開催請求者及び第10回調整会近隣住民出席者へ調整会報告書の提出があった旨通知がございました。市議会にもこれは配付しております。
その後昨年の12月21日でございます。事前協議報告書につきまして庁議にて承認をいただきました。庁議承認後,決裁をしております。
昨年の12月22日でございます。事前協議報告書縦覧を開始しております。
本年1月4日でございます。事前協議報告書の縦覧が終了いたしまして,事前協議意見書提出締め切りがありまして23件提出がありました。このうち2件につきましては,近隣住民以外の方の提出でございました。
あと本年1月16日でございます。調整会開催請求書提出がされました。航空計器跡地の巨大マンション問題を考える会から出ております。
あと本年1月20日でございます。事前協議回答書,これを21件発送いたしました。近隣住民以外の方2件も回答できない旨発送しております。
以後2月1日でございます。水曜日です。19時から21時,エコルマホール6階にて調整会を開催しております。参加者は近隣住民の方が49名,事業者が13名,傍聴者が22名でございます。最終的に調整会の開催請求は4件出ております。これに基づきまして調整会を開催しております。
以後2月2日でございます。調整会報告書提出ということで,これは2月1日調整会の開催分につきまして調整会より市長へ提出されております。
以後2月6日でございます。事業協定書を締結しております。
以後2月11日土曜日にこれは事業者の任意の主催ということで工事に関する説明会が行われております。
以後2月14日に工事の着手届が提出されております。
その後2月17日,第2回の事業者の任意の主催によります工事に関する説明会が行われております。
以上が経過でございます。
あと2点目の調整会の第1回から今日までの開催,議題等,内部会議のほうの開催,議題,出席者委員ということで,そちらについて報告いたします。
調整会につきましては第1回が平成22年11月29日から行われまして,そのときの議題につきましては事業者側からの事業説明等,あと調整会開催請求者からの趣旨説明等が行われまして,このときの出席委員につきましては大方委員長以下11名ということでございます。
2回目でございます。平成23年1月27日でございます。こちらにつきましては議題は調整会開催請求者からの趣旨説明,質疑応答ということでございます。出席委員につきましては大方委員長以下8名ということでございます。
第3回でございます。平成23年5月18日でございます。議題につきましては調整会開催請求者からの趣旨説明,質疑応答でございます。出席委員につきましては大方委員長を含め8名でございます。このときに調整会終了後,委員会として打ち合わせをしております。
第4回でございます。平成23年6月27日でございます。議題につきましては,調整会からの土壌に関する助言ということと事業者からの事業計画変更案の説明ということでございます。このときにセントラルハイツの日照を2時間確保するというふうなことの内容を議題とされております。このときの出席委員につきましては,大方委員長含めまして8人ということでございます。
それから第5回でございます。平成23年8月3日でございます。事業計画変更案に対する質疑応答ということで,出席委員につきましては大方委員長含め全員で7人でございます。
それから第6回でございます。平成23年9月3日でございます。議題につきましては事業計画変更案に対する質疑応答ということで,あと20項目の論点を整理しております。出席委員につきましては大方委員長を含め7名でございます。このときも調整会終了後打ち合わせを委員のほうで行っております。
第7回でございます。平成23年9月26日でございます。議題につきましては土壌汚染問題についての状況報告と事業計画変更案に対する質疑応答ということで,出席委員につきましては大方委員長を含め6名でございます。このときも調整会後の打ち合わせということで委員で調整をしております。
第8回でございます。平成23年10月16日でございます。事業計画変更案に対する質疑応答ということでございます。出席委員につきましては大方委員長を含め6人でございます。このときも調整会後の打ち合わせを行っております。
第9回でございます。平成23年11月4日でございます。議題につきましては事業計画変更案に対する質疑応答ということで,このときに通年で日照を2時間確保するという内容を協議しております。あと市から保育園用地を公園として整備するということで報告しております。主な内容としましては,解体工事の状況とか土壌汚染についてを行っております。出席委員につきましては大方委員長を含め5人でございます。このときも終了後委員で打ち合わせをしております。
第10回でございます。平成23年11月17日でございます。事業計画変更案に対する質疑応答ということと土壌汚染について,それから井戸の調査結果ということで東京都の多摩環境事務所の職員に出席していただいて報告をしていただいております。このときの出席委員につきましては大方委員長を含め5人でございます。この後調整会,最終調整ということで終わった後調整を行っております。
新たに提出された調整会開催請求による調整会ということで,本年2月1日調整会開催請求者からの趣旨説明ということで行っております。このときは佐々木副委員長を含めまして5人ということで行っております。
あと具体的にグランドメゾン狛江計画の議論となったまちづくり委員会としての開催を行っております。これは3回ほど行っております。平成22年10月4日でございます。これはテーマ型のまちづくり活動成果提案書ということで,こちらにつきまして議題として行っております。出席委員につきましては大方委員長を含めまして12名ということでございます。
それから23年4月27日でございますけれども,航空計器跡地のダイオキシン類調査経緯についてということと旧東京航空計器株式会社狛江本社工場解体工事第6回説明会について議題として話し合っております。こちらにつきましては出席者は大方委員長を含め9名でございます。
それで昨年12月14日でございます。調整会の今後についてということで出席委員は大方委員長を含め5人ということで,このときのまちづくり委員会の会議後打ち合わせをしまして調整会の今後について話し合いをしております。
以上でございます。
8: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
9: ◯ 7 番(正木 きよし議員) それでは第1問から再質問いたします。なお,今回は時間が1時間というかなり短縮した時間内での質問になりますので,質問事項のみ簡潔にひとつお答えをしていただきたいと思います。
武道必修化に伴う柔道,剣道,相撲の選択について,教育委員会としてはどのような取り組みと指導をいたしましたか。それに基づいてその選択は教育委員会がしたのか,それとも各学校に任せているのかお伺いいたします。もし任せているんだったら,一・二・三・四中の選択はそれぞれどんな選択をしたんでしょうか。
10: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
11: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) まず教育委員会としての指導でございますが,中学校学習指導要領にのっとりまして武道が必修化されたことに伴いまして実際に4つの中学校で決めるわけなんですが,学習場所の問題とか道具の問題,指導者の問題等総合的に検討いたしまして中学校校長会で決定をしております。すべて同じ柔道という選択になっております。
12: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
13: ◯ 7 番(正木 きよし議員) それでは柔道を選択した理由は今おっしゃったようにいろいろな諸経費の問題だけなんでしょうか。
14: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
15: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 武道や柔道,剣道,相撲の中から選択ということになってございますが,今答弁いたしました学習場所の問題,あと道具の問題,あと指導者の問題,それと現在4つの中学校のうち3つの中学校では体育科の授業の中で柔道を実施しております。その関係で柔道というふうに選択をしたということでございます。
16: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
17: ◯ 7 番(正木 きよし議員) そうしたら導入した科目,柔道を4校4月からは必修で選択したと,校長会で決めたということなんですが,それに伴って場所はどこでおやりになるんでしょうか。
18: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
19: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 体育館で行う予定でございます。
20: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
21: ◯ 7 番(正木 きよし議員) 体育館というのは各学校の体育館,それとも総合体育館,どっちですか。
22: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
23: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 各学校の体育館でございます。
24: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
25: ◯ 7 番(正木 きよし議員) それでは当然柔道をやるとなるとユニホーム等柔道着というような問題が出てくるんですが,それらについてはどんなふうにしていくんでしょうか。
26: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
27: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 生徒の個人負担というふうに考えております。
28: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
29: ◯ 7 番(正木 きよし議員) 柔道着というのは結構するもんだと思うんですが,それを各生徒に,男女問わず全員に買わすわけですか。
30: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
31: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 1着4,000円程度というふうに資料のほうあります。全員に購入をというふうに考えております。
32: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
33: ◯ 7 番(正木 きよし議員) 基本的に小・中学校は義務教育ですから無料というのが原則なんですが,こういう時代,それらについて新たに,必修化は必修化でいいんですが,私はそれについては歓迎するところなんですが,その費用を全額柔道着については生徒負担にする,年間時間が10数時間しかない授業に対して行うということについては,例えば教育委員会が用意をして,女性も今度はやることですからトレーニングウエアの上に柔道着を着てやるという形で貸し出しをするとか,そういう選択はお考えにならなかったんでしょうか。わずか年間10数時間で4,000円の負担を保護者にお願いしていく,安易にと言わざるを得ないんですが,教育委員会で用意をして生徒が順番に使っていくと,各4つの学校で同時期にやるなんていうことはあり得ないんで,そういうお考えは全然お持ちにならなかったでしょうか。
34: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
35: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 武道については中学校1・2年必修,3年が選択,あと高等学校でも武道というのが学習指導要領の中に載っております。10時間程度という時間でございますが,長く使えるということで個人の負担というふうに考えております。
36: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
37: ◯ 7 番(正木 きよし議員) それは安易じゃないですか。年間わずか10数時間でしょう。体育の時間は年間105時間と規定されますが,柔道の必修についてはとりあえず年間何時間予定しているんでしょうか。
38: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
39: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 10時間程度というふうに考えております。
40: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
41: ◯ 7 番(正木 きよし議員) わずか10時間程度で4,000円の負担をしていく。しかも1・2年で3年は選択で使わないかもしれない。あなたが言っている高校で子供は選択しないかもしれないじゃないですか。だからそういうもろもろを含めて,わずか10時間しかないものについては今も言ったようにそういうことをするとか,例えば市で補助するとか,そういう考えは財政と検討しましたか。柔道着買うと4,000円だということなんですが,その半額程度は負担するとか市で補助していくとかということについてはお考えになりませんか。財政と調整しなかったんですか。
42: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
43: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) その件については財政とは調整をしておりません。
44: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
45: ◯ 7 番(正木 きよし議員) それは余りにも市民の立場に立った対応がなされていないと言わざるを得ないんじゃないですか。今大変な時代なんですよ,この不景気な時代というのは。市長の所信表明でも,市長自身だって大変な時代だって述べているでしょう。そうしていったときに新たに負担増してお願いしていく。しかもわずか10時間ですよ。そういう考えもしなかったというところに本当に市民の立場に立っているのかなと大きな疑問を感じます。まだ間に合うんで,そこらについてはぜひ検討していただきたい。たとえ1,000円でも補助していくとか,さもなかったら教育委員会で一律に買ってそれを皆さんで使うということだって十分可能でしょう。今中学校生徒,全校4校で何名いますか。
46: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
47: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 中学校全体で千七,八百人でございます。
48: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
49: ◯ 7 番(正木 きよし議員) そんなにいるの。教育委員会の部長が多少の端数の間違いはあってもいいけど,百単位で間違えるようじゃ。どのぐらいの生徒いるかということを把握していないようじゃ,ちょっと……しっかり答弁してくださいよ。再度お聞きします。
50: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
51: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 済みません,細かい数字が手元にないんですが,約1,600人というふうに思っています。
52: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
53: ◯ 7 番(正木 きよし議員) はっきりした答弁,休憩して求めます。
54: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 暫時休憩いたします。
午前 9時20分 休憩
午前 9時21分 開議
55: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。教育部長。
56: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 申しわけありませんでした。決算で,平成22年度でございますが,1,248人でございます。
57: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
58: ◯ 7 番(正木 きよし議員) 担当部長が中学校の全校生徒総数ぐらいは,およそ1,300人というか,端数まではしっかり覚えていなくてもいいよ,そのぐらいのことはヘッドの中にぴしっと入っていなくちゃ,何するにしたって。中学校給食から始まっていろいろな対応するときに,狛江市の中学校の全生徒数が何名いるのか,そのうち1学年,2学年,3学年が大体何名ぐらいいるのか,ヘッドにきちんと入っていなかったら教育委員会の部長としてあなた落第だよ,その程度の数字が頭の中に入っていないということは。私の質問で千七,八百人,2度目の質問で1,600人,今度は1,248人,どうなっているんだ,これ。まともな教育行政の担当部長として責任が負えるのかというふうに言われちゃいますよ。しっかりしてください,そのぐらいもう最低ですよ,中学生が何名ぐらいいるのか,生徒数が。頭の中にがちっと入れておかないと。
時間がないから次にいきます。指導者については安全性確保の上からもどうしていくんでしょうか。
59: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
60: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 柔道指導者につきましては,安全確保や個人差の配慮などができるように,柔道連盟の方や体育大学の学生をティーチングアシスタントとして配置できるように配慮していきたいというふうに考えております。
61: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
62: ◯ 7 番(正木 きよし議員) 柔道連盟,後で聞きますけど,私も代表者と過日会っていろいろ聞いてきました。教育委員会の対応について非常に不満を言っていました。後で触れます。
今後スケジュールについては,開始時期だとか日程についてはどういうふうに考えているんでしょうか。
63: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
64: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 各学校のカリキュラムによって今後変わっていくわけなんですが,こちらとしては必修ということで夏の時期に教員を対象とした研修会をしたいというふうに考えております。その後はあと各学校でその開始時期を組んでいくというふうに考えております。
65: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
66: ◯ 7 番(正木 きよし議員) 先ほどここで聞こうと思ったんですが,体育の年間授業というのは学習指導要領で105時間と決められていますね。今回の柔道については10時間設けるということなんですが,いろいろ新聞報道等を見ると12時間,13時間だとかというふうに行われているんですが,10時間にした根拠は何なんですか。
67: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
68: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 体育科の全体の授業のバランスになるかと思うんですが,狛江市の場合は10時間程度というふうに考えております。
69: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
70: ◯ 7 番(正木 きよし議員) それらについては近隣各市とは大きくバランスは崩れていませんか,私はそう聞いてきたんですが。そこのところ違うと思うんですけど,それはいいでしょう。だけどよく考えていただきたいと思います。
次にいきます。運営内容,学年別,性別,時間割についてはどんなふうにお考えになっているんでしょうか。
71: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
72: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 授業形態といたしましては男女別に別修だったり,あと男女共修の形が考えられます。今現在では二中が男女共修という形,そのほかの中学校では男女別修というふうに考えられております。
73: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
74: ◯ 7 番(正木 きよし議員) そうすると,先ほど答弁いただいた夏に先生方の研修をして秋から実施という形でよろしいんでしょうか。
75: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
76: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 夏までに研修を実施しますが,実施時期については各学校が今カリキュラムを組んでおりますので,秋だったり冬だったりということになるかと思います。
77: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
78: ◯ 7 番(正木 きよし議員) 各中学校の保健体育の先生に有段者はいらっしゃいますか。
79: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
80: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 現在市内中学校の保健体育科の教員9名いるわけなんですが,うち有段者は3名でございます。
81: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
82: ◯ 7 番(正木 きよし議員) 9名のうち3名有段者がいると。その3名については初段ですか,二段ですか,三段ですか。四段以上が指導の資格があるというふうに言われているんですが,その辺についてはいかがですか。
83: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
84: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 3名のうち二段が1名,初段が2名でございます。
85: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
86: ◯ 7 番(正木 きよし議員) 先ほど夏に研修会が行われると言っていましたが,夏じゃ間に合わないと思うんですが,東京都柔道連盟では柔道が中学校の必修科目となったことで指導者講習会を開催しているが,狛江市教育委員会としては東京都柔道連盟が行っている指導者講習会について,3月に第1回が行われます。それは承知しているんでしょうか。
87: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
88: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 市で実施します夏の連続研習会というのは,元大学の柔道部の監督さんにお願いして体育科教員に対して行うものでございます。
89: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
90: ◯ 7 番(正木 きよし議員) 柔道部の監督って,その人はちゃんと指導資格持っているんですか。柔道連盟がそれ今度やるなら,何でそういう者を派遣しないんですか,そもそも。その有段者はちゃんとしたそういう指導講習も受けてきちんとした資格を持っている人なんですか,どうなんですか。
91: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
92: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 今回お願いする指導した方は,大学の柔道部の監督等をされて指導経験が豊富というふうに考えております。
93: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
94: ◯ 7 番(正木 きよし議員) 大学の指導というのは指導資格を持っている人か持っていない人か。柔道連盟の通知を見てもさらに講習受けないとだめですよと。中学校必修化に向かって今までの指導資格を含めてそれだけじゃだめですよ。指導講習受けないとだめですよ。今年度中だったら講習でいいけど,来年度からは試験になりますよという通知が出ているでしょう。そういうことを承知しているの,承知していないの,どっちですか。知っているか知っていないか。
95: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
96: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) そのことは存じておりません。
97: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
98: ◯ 7 番(正木 きよし議員) 指導者をお願いしていくのにただの大学の先生,コーチだけじゃなくして,きちんと組織が一本化しているわけですよ。剣道は流派が幾つもあるけど,ダンスも幾つもあるけど,柔道というのは講道館の一つのものになっています。それらについての情報を的確につかんで,それで間違いのない指導者,ちゃんと資格を持っている人に来ていただいて最低限の講習を,指導を先生方にしていただく。何も全部指導資格取りなさいとは言いませんよ。でも本当はそのほうが好ましいんだけれども,そういうことについて教育委員会が熟知しておかないと,柔道って事故だって結構起きているでしょう。そういうことが起きないためにはきちんとした指導ができるように,少なくとも最低限のイロハわかってもらわなくちゃしようがないでしょう,保健体育の先生に,3名除いてあと6名の先生には。そうしたら東京都柔道連盟がそういうことやっているかやっていないか,そういうところを聞くとか。狛江市柔道連盟の代表者はそんなことよく知っているよ,当然聞けば,資格があるから。そういうところもおざなり過ぎると思います。そういうことはきちんと調べてやってくださいね。
次にいきます。武道導入については当然あってはならないが,特に柔道については事故やけがも予想しておかなければならない。そうしたことから各学校で最低限の救急救命の有資格者を確保していく必要もあるのではないかと思うんですが,各中学校における救急救命の有資格者はどうなっているでしょうか。わからなかったらわからないでいいよ。
99: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
100: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 手元に資料がありませんのでわかりません。
101: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
102: ◯ 7 番(正木 きよし議員) 武道を導入するについては,ふだんもそうだけど学校の先生が救急救命,私らもこの間AED,普通救急救命受けました。そのぐらいの資格を持っている人が何名いるのかぐらい教育委員会把握しておかないと。各学校ではAED設置しているんでしょう。その講習だって受けているか受けていないか把握していないということじゃない,結果的には。素人じゃAED使えないんだよ。私らも全員講習ここのところで受けたと思うんだけど……そういうものについてきちんと講習を受けて間違ったことをしないように,だからそういうことをきちんとしなさいよ。何のために私らだって受けたの。AEDを使うについたって講習受けていなかったら,あんな図面見て緊急のときに素人の人はすぐできますか。なかなかできないでしょう。受けておけばきちんとできる。そういうことも考えておかなくちゃいけないんですよ,必修化に向かって。少しその辺もおかしいと思います。
それから,狛江市には体育協会加盟団体の中にあなたが言っていたように確かに柔道連盟というのがあります。その柔道連盟とは,今後の柔道必修化について調整とか何か意見交換とかそういうことをおやりになりましたか。
103: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
104: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 柔道連盟とは意見交換,助言等いただいております。
105: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
106: ◯ 7 番(正木 きよし議員) そうしたらそのとおりやらないと。いろいろなこと,かなり不満言っていたよ。指摘も私はこうやるべきだああやるべきだ,質問するに当たって聞いてきたんだ。受けているとおりちゃんとやってください。
それから文科省,東京都から必修化に向かって具体的な教育指導の通達は来ていますか。来ているか来ていないか。
107: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 暫時休憩いたします。
午前 9時34分 休憩
午前 9時35分 開議
108: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。教育部長。
109: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 中学校における武導必修化ということで文部科学省スポーツ・青少年局のほうからの文書はいただいております。
110: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
111: ◯ 7 番(正木 きよし議員) ちゃんと読んで,そのとおりちゃんとやってください。時間がないから中身について省きます。
教育委員会として武道必修化に伴って狛江市は柔道ということを選択するというふうに決まったようでございますが,それらについて保護者,生徒に対していろいろ説明会等をしていく考えはあるのかないのか,また,その武道必修化について保護者から何か意見があったのかなかったのか,教育委員会ではどんな議論をしたのか,簡単に述べてください。
112: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
113: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 体育の授業の中で柔道をやるということでございますので,説明会というようなことはしておりません。また,教育委員会の中の協議という考え方としては,先ほど柔道を選択した理由を述べましたけど,そういうことで柔道を選んでいるということでございます。
114: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
115: ◯ 7 番(正木 きよし議員) この際はっきり言っておきますけど,AEDについて文科省から通達が来ているんでしょう。心肺停止に陥った人に遭遇したときの応急手当としては,気道確保,人工呼吸,胸骨圧迫などの心肺蘇生法を取り上げ,実習を通して理解できるようにする,実習を通してだよ。なお,必要に応じてAED(自動体外式除細動器)にも触れるようにする,そういう通達がちゃんと文科省から来ているじゃない。そういうことやっていないでしょう。中学校学習指導要領の中にちゃんとそういうことが書かれているじゃない。だからちゃんとそういうことにも触れるようにする。今回,だからきちんとそういうことについて教育委員会もちゃんとやっていく。156ページだよ。そういうこときちんとやってください。時間がないからこれでこの問題については終わります。
2問目のニトリの狛江ショッピングセンターについてお伺いします。
(仮称)ニトリショッピングセンターについて,市役所に対していつ届け出がありましたか。さっき日付言ってくれたんだけど聞き逃しちゃったんで,改めてお伺いします。
116: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 建設環境部長。
117:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) まちづくり条例等による開発等事業届出書につきましては2月1日でございます。
118: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
119: ◯ 7 番(正木 きよし議員) それの届け出があって狛江市まちづくり条例に該当する建築物であり,まちづくり条例に基づいて去る2月17日,19日と2日間にわたって開発事業に関する近隣説明会が行われました。
そこでお伺いしますが,まちづくり条例第3条(市の責務)の第2項で「市民等への情報提供」と書かれていますが,市民への情報提供はいつどのように行いましたか。
120: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 建設環境部長。
121:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 具体的にこの相談の段階で,カゴメ物流センターの移転の情報に伴いまして議会等におきましては情報提供させていただいています。その段階ではまだ一定の情報ということでございます。以後具体的に開発事業等の計画の素案が固まった段階で条例第26条に基づく開発等事業の届け出が出されるということがありますので,具体的には先ほど言いました2月1日以降具体的な計画の素案が固まったということで内容がわかったということでございます。
122: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
123: ◯ 7 番(正木 きよし議員) 市民などへいつどのような形で情報提供しましたか,特に地元の人たち含めて。極端に言えば多摩川住宅の人に説明するのもいいけれども,近隣住民にまず情報提供すべきでしょう。しかも岩戸選出の議員,私も含めてそうだけど,議会全体についての情報提供─私らも市民だからね,そういうことについてはいつやりましたか。
124: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 建設環境部長。
125:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 市からにつきましては具体的に情報提供しておりません。
126: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
127: ◯ 7 番(正木 きよし議員) そうすると(仮称)グランドメゾン狛江のときにも言ったけど,まちづくり条例というのは自分たちでつくったルールでしょう。それで市民に情報提供するとしたら,ちゃんと情報提供しなくちゃ。自分たちでつくったルールも守れない人がああだこうだ能書き言ったってしようがないよ。書かれていることについて,コンプライアンスって今非常に大切な言葉でよく言われているけど,それも守れないようじゃ,また守らないようじゃそんなルール要らないじゃない,勝手に解釈改憲じゃないけどしてさ。その情報提供の仕方についてとか方法だとか,こういうの欠けていたとかもっとすべきだということはともかくとして,一回もしていない,情報提供もしていないじゃ,もう入り口の段階でおかしいですよ。私らだって地元の人から聞かれたんだから。正木さん,今度カゴメの後にニトリが出てくるって知っていますか。いや知らない。地元の人たちのほうが早いんだよ。事業者,何人か地権者含めて今の説明したんじゃないの。それで慌てふためいて私もすぐ調べてと言って建設環境部行ったらもう既に図面があったよ。どの時点で情報提供するかはともかくとして,少なくともそういう届け出なり事前協議したときには今度はそういう方向になるようですと。ただかなり不安定なことがあるから確定的ではありませんけど,一応─情報提供ってそういうもんじゃないの。それ全然しない。グランドメゾン狛江の問題で航空計器の跡地の問題あれだけ言われたじゃない。だから皆さんは右から左だと言うんだよ。市民の立場に立っていないんだよ。航空計器の跡地の問題だって大学の先生からも言われたでしょう,業者寄りだって。あんたたちは一体だれの代表なのよ,市長を含めて。業者の代表じゃないでしょう,7万6,000市民の代表でしょう。みずから定めたルールも守れないんだったら,そんなルールつくりなさんな。御都合主義もいいとこだよ。とりあえずそれだけ言って時間がないから次に移ります。
2月17日,19日の2回にわたって行われた事業説明会について,市は業者から報告を受けましたか。
128: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 建設環境部長。
129:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 結果の概要を説明受けております。
130: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
131: ◯ 7 番(正木 きよし議員) その説明を受けてどう思いましたか。
132: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 建設環境部長。
133:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 基本的に説明会の中で御意見いただいている主なものとしまして,具体的に幹線道路,この広域誘導,広域的に当日説明されたルートにつきまして大変問題があるということで,レベルが違うんじゃないかという御意見を住民からいただいているということでございます。そういうことも含めましてこの交通処理の問題につきましては,かなりの課題があるというふうに認識しております。
それとその他防災面で消防車両,敷地内に外周道路を設けてほしいとか,あとそのほかここの部分はかなり地域に空地が,オープンスペースができますので,災害協定を締結してほしいとか,そういう御要望もいただいているところでございます。以上の御意見があったということで聞いております。
134: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
135: ◯ 7 番(正木 きよし議員) これから事前協議もするんだろうけど,恐らく並行してやっているんだろうからそういうことを踏まえて,今度はグランドメゾン狛江じゃない対応をちゃんとしてくださいよ。グランドメゾンの対応でさっきも言った業者寄りだって指摘されているんだよ。同じ失敗を,同じミスを繰り返さないでもらいたい。あなたたちは7万6,000市民の代表なんだよ。しかも公務員。その対応が,市民だけじゃないよ。関係市民の人たちは利害があるからいろいろなことを言うでしょう。でもそれをいろいろな調査を検証してもらった大学の先生にまで答申の中で言われたんだよ,市の対応は業者寄りだって。これからは市民サイドに立った中立的な対応をしていただきたい。覚えている,部長,市長もそういうことちゃんと覚えていますか。あなたたちがお願いした大学教授からもそういうふうに指摘をされているんですよ。いかに業者寄りだったかということだよ。いかに市民寄りじゃなかったかということだよ。同じことを言われないように,ふだんは市民だ市民だ,市民が主人公と言っていて違うんだ,この問題については。しかも自分たちでつくったルールも無視して守らないで,市の責務に書かれている一番重大なことだよ,情報提供。それもしないで,そういうことを言われないように。特に防災,避難通路,さっき言った交通,左折の入退場,計画の見直し,また説明会もきちんとやってもらいたい等々の主な質疑があったでしょう,質問が。報告を受けていると思うんだけど,それらを踏まえて,業者寄りじゃないよ。市長もよく聞いていてくださいよ,副市長も,同じことを言われないように。やはり市民サイドに立って,狛江市民の代表である市民側に立った対応をぜひお願いしますよ。さもないと今度はもっと言われますよ。きちんと対応していただけますか。そういう形でまちづくり条例に沿った対応を,市民サイドに立った対応をきちんとするという決意を改めて聞かせていただきたい。
136: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 建設環境部長。
137:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 今回の開発事業につきましても影響がかなり想定されることでございますので,地元の自治会等の御意見も重要なものだと思っております。そういうものを踏まえまして,今後につきましては計画がより具体的になっていく中で必要に応じて地元の自治会等の市民の方と調整を図りながら,連絡を図りながらやっていきたいと思っております。
138: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
139: ◯ 7 番(正木 きよし議員) だから重ねて市民サイドにちゃんと立った,そしてなおかつ中立的な対応と大学教授が指摘したけど,そのとおりにきちんとやってくださいよ。大丈夫ですか。
140: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 建設環境部長。
141:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) そのように対応させていただきます。
142: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
143: ◯ 7 番(正木 きよし議員) じゃ,その言葉に期待をして,そういうことを二度と私に言われないようにしていただきたいと思います。期待をしておきます。
それでは3問目の質問に移ります。仮称グランドメゾン狛江について。
先ほど前議会以降について経過説明をいただいたんですが,その中で何点か質問いたしたいと思います。
まず第1に,事前協議報告書の縦覧開始期間が平成23年12月22日から平成24年1月4日,これ2週間ということはまちづくり条例で規定されているから2週間なんでしょうけども,この期間についてどう思いますか。
144: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 建設環境部長。
145:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) これにつきましては市の条例で2週間ということで決まっておりまして,あと具体的に手続的に縦覧の決裁を受けたのが12月21日ですか,そのときに決裁がおりましたので,その後スムーズに縦覧をしていきたいということで12月22日から縦覧を開始したということでございます。
146: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
147: ◯ 7 番(正木 きよし議員) 縦覧の決裁が12月21日におりたというのは,それ決裁市長がしたんでしょうけど間違いありませんか。
148: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 市長。
149: ◯ 市 長(矢野 裕君) 私は日付までは今記憶しておりませんけども,部長がそれを確認していればしているということになります。
150: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
151: ◯ 7 番(正木 きよし議員) 12月21日に決裁して22日,明くる日からすぐしなくちゃならない理由はないでしょう。私がなぜそういうことを言うか。これ年末年始に当たっているわけですよ。年末年始というのは日本民族が一番大切な1年間の行事があるんでしょう,お正月という。しかも総移動と言っても,総移動は言い過ぎかもしれない,かなりの東京にいる人が田舎にお帰りになる。都心はがらがらですよ,正月の3日間なんて。みんなお帰りになっちゃう。そういう日本民族が一番年中行事の中で一大の行事と言われているお正月の期間を入れちゃう。何とも思いませんか,そういうことで。何でそういう期間をずらさなかったのか,避けなかったのか。別に避けたっておかしくないんでしょう,明くる日からやらなくちゃいけないという決めはないんだから,まちづくり法読んだって。何か意図的なものを感じるんだよ。そういう時期に縦覧時期を当てはめていく,年末年始。普通の人だったら避けるんだよ。年末年始だから多くの市民の人がお正月,もう12月末から行っちゃう,田舎とか海外とかいろいろな所に移動するんだ。そういう時期を2週間の中に含めちゃうということについて何の違和感も感じませんでしたか。どうでしょうか,違和感感じたか感じないかだけ答弁願います。
152: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 建設環境部長。
153:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 年末年始ということでそういうような期間でございますけれども,このときの対応としましては別途に宿直で縦覧もできるような形の対応をさせていただきまして,それをホームページに載せさせていただいたという経緯でございます。
154: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
155: ◯ 7 番(正木 きよし議員) それが異常でしょう,何でそんなに急ぐの。だから業者に便宜図っていると言われるんだよ。東京の人口約1,200万人ってどれだけ移動すると思いますか。新幹線だって列車だって飛行機だって高速道路だって年末田舎に帰る人でみんな渋滞じゃない。そういう時期になぜ縦覧時期を含めるかと言うんだよ。普通は避けるんだよ,普通の感覚を持っている人だったら。そこに縦覧時期入れるということは何か意図的に感じる。だから業者に便宜を図っているって言われるんだよ。それでとにかく前へ進めよう前へ進めようとするから。それだったら,そんなに大事に思っているんだったら田舎に行くのやめて来ればいいじゃないか,それは勝手な論理だよ。あなたたちは全体の奉仕者だよ。できる限り市民の立場に立った対応をしていただきたいということを言っているわけだよ。市民の立場に立っていないんだよ,市長を初め,年末年始もそういう期間に入れるということは。非常にこれは背信行為と言ってもいいくらいだよ。そんなことを言っていて何が市民のためだよ。耳ざわりのいいことばかり,やっていることは違うじゃない。どうやって説明つくのよ。市民納得しませんよ,幾らきれいごとを言ったってそんなことをやっていたら。さっきも言ったように年末年始は大移動するんだよ。国民的行事だよ。そんなときを期間に入れる。百歩譲ったってその期間は外すとかさ。役所だって休みだろう。あなた宿直に見に来ればいいじゃないなんて,いつからそんな上段で構えるような行政になった,市になったんだよ。市民のために頑張る市役所じゃないじゃないか,それじゃ。何が市民のために頑張る市役所だよ。うそっぱちだよ,言っていることとやっていることが。市長だって自分がそういうこと掲げていることとやっていることが違うということについては違和感感じなくちゃ。そんなものを縦覧期間に含めて平然としているなんていうのは,あなた言っていることとやっていることふだんと違うよ。本当に7万市民のためを思っているんだったら,少なくたってその期間の休み期間は,市役所が閉じている期間は4日以降にずらすとか,期間に入れないで,そういう配慮があってしかるべきでしょう。それをしないでそのまま入れるということは,業者に便宜を図ったと言われてもしようがないんだよ。だから陰でいろいろ言われるんですよ,業者と何かあるんじゃないか。さもないとやっていることが不自然過ぎる。やっぱりそう言われないようにしなくちゃ,部長。つらいこと言うの嫌だけど,そういうことを言わせないようにしてください,言わせないように。
次,調整会の報告書が12月15日と2月2日に出されております。12月15日についてもいろいろ書かれて,「以下の見解をもって調整会を終了する。」と書かれております。それらについては先ほどの報告書の中で恐らく12月14日,今後についての調整会で,これはあれだ,会議後打ち合わせという形になっていますが,とりあえず12月15日の調整会の報告書を作成するに当たっていつ協議したんでしょうか。
156: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 建設環境部長。
157:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 12月の,前日に先ほど報告しましたまちづくり委員会で調整会の今後についてということで打ち合わせをした結果で,それと協議をいたしまして調整会のほうで行っております。
158: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
159: ◯ 7 番(正木 きよし議員) ここに書かれてあることも一方的でいろいろ問題あると思いますよ。でも11人でそれぞれの自分たちのへ理屈をくっつけてこういうことを書いたんでしょう。助言・あっせんについてもいろいろ問題あると思うんですが,時間がありませんから次にいきます。
2月2日についてはこれも調整会の報告書が市長に出されていますが,これ2月1日分となっていますが,この報告書出すについてはいつ調整・協議をしたんでしょうか。
160: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 建設環境部長。
161:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 具体的に第11回の2月1日の調整会の中で大まかな結果を調整いたしまして打ち合わせいたしまして,明くる日2月2日の調整会報告書が出てきたということでございます。
162: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
163: ◯ 7 番(正木 きよし議員) いや答弁になっていません。2月2日の市長に提出したこの調整会報告書は,いつどこで何名の委員で協議をしてこういう表現になったんでしょうか。
164: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 建設環境部長。
165:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 12月14日のまちづくり委員会の終わった後に調整会の今後についてということで大方委員長を含め5人の委員で打ち合わせをいたしまして,この調整会の報告書の内容を審議しております。
166: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
167: ◯ 7 番(正木 きよし議員) 私が言っているのは2月2日提出したやつですよ。2月1日分となっているじゃないですか。
168: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 建設環境部長。
169:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 申しわけありません,2月2日のほうでございますね。こちらにつきましては2月1日の調整会の終わった後,この内容につきまして方針を決めまして明くる日2月2日に調整会報告書としてこういう形で出てきたということでございます。
170: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
171: ◯ 7 番(正木 きよし議員) おかしいじゃないですか,なぜ2月1日の調整会終わった後に,たった5名ですよ,その報告書まとめるんですか。まちづくり調整会のメンバーって何名ですか。
172: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 建設環境部長。
173:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 当日2月1日につきましては佐々木副委員長を含め5人でございます。その5人で調整を,当日のことを大方委員長に報告いたしまして,明くる日2月2日の調整会報告書をまとめたところでございます。
174: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
175: ◯ 7 番(正木 きよし議員) だって大方委員長はぐあいが悪くて調整会出られなかったんでしょう。調整会出ていない人がそんな一々協議に参加するんですか。あなた今言ったじゃない,終わった後に5名でやったって。違いますか。
176: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 建設環境部長。
177:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 終わった後の内容につきまして,あと当日の途中で休憩を含めましてその方向性を決めたわけなんですけれども,その当日の調整会の結論につきましてもそれを明くる日大方委員長のほうに御連絡してこちらのほうの調整会の報告書をまとめたということでございます。
178: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
179: ◯ 7 番(正木 きよし議員) だから報告書をまとめるときにいつやった。あなた終わった後にやったってさっき言ったでしょう,調整会終わった後に5人の委員で,明くる日,2日の日に報告したって。答弁が違うじゃない,きちんと答弁してください,時間がないんだから。
180: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 建設環境部長。
181:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 申しわけありません,12月14日と勘違いしておりまして。2月1日の日につきましては終わった後にやっておりません。最終的に明くる日,2月2日の日に委員長等報告させていただきまして,その日にこの報告書を作成しているところでございます。
182: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
183: ◯ 7 番(正木 きよし議員) 2日の日に何時にどこで委員長と何名の委員が報告書作成について協議をしたんでしょうか。
184: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 建設環境部長。
185:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 細かいところを調べておりませんで申しわけありません。一応2月2日に案文を作成いたしまして,メールで委員間の調整を行ってこの報告書はできております。当日の委員で案文をつくっております。
186: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
187: ◯ 7 番(正木 きよし議員) そうでしょう,当日につくっているんだったら報告だって,調整会まちづくり委員長の大方発じゃなくて,当日副委員長の佐々木さんが,普通副委員長の名義じゃないの,当日出ていないんだから。別に副委員長だっていいんでしょう,その報告書別に。そのために副というのがいるんだから,委員長に事故あるときは。しかも病気というふうに聞いていたけど,体のぐあいが悪いというふうに,大方委員長。違いましたか,当日出席できないのは体のぐあいが悪いと聞いていたんですが違いましたか。
188: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 建設環境部長。
189:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 大方委員長につきましては当日福島のほうに仕事で出張しておりまして,8時半ごろこちらに来るというお話で当初調整をさせていただきまして,本来は大方委員長が進行をやるということで私ども調整させていただいておりました。当日会議の中でどうしてもおくれる,10時半ごろになってしまうということで御連絡があったので,そのまま副委員長のほうで司会を進行していただいたという経緯がございます。
190: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 7番正木議員。
191: ◯ 7 番(正木 きよし議員) どっちにしても最終回になる調整会に委員長が出席できないんだったら,最初からそんな日に何で設定したのかということだよ。どっちのほうが大切なのか。しかも打ち切ると言って一番大切,最後の委員会となった調整会,大方委員長欠席ですよ。それで委員長名等で結局出す……
192: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 時間です。
暫時休憩いたします。
午前10時02分 休憩
午前10時15分 開議
193: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続行いたします。8番太田久美子議員。
〔8番 太田久美子議員登壇〕
194: ◯ 8 番(太田 久美子議員) 1問目の「いざというときの体制の備え」について質問いたします。
昨年の日本は大きな災害に見舞われた年でした。ことしこそは穏やかな年であるようにと願って新年を迎えた元旦の午後2時28分ごろ鳥島近海を震源とする地震があり,東北から関東にかけての広い範囲で震度4の揺れを観測しました。気象庁によると,震源の深さは約370キロメートル,地震の規模を示すマグニチュードは7.0と推定されています。この地震で千代田区大手町は震度4,震度3は世田谷区世田谷,そして狛江市和泉本町では震度2が観測されました。1月1日には日本を揺るがすマグニチュード3以上の地震が,零時28分の中越地方地震のマグニチュード4.2を初めとし,元旦だけでも26回もありました。また,1月28日午前7時43分ごろ山梨県東部・富士五湖の深さ18キロメートルを震源とする地震があり,マグニチュードは5.4と推定されています。この地震で富士河口湖町と忍野村で震度5弱を,また甲府市や小田原市,三島市など広い範囲で震度4の揺れを観測しました。東京では震度3が千代田区大手町,世田谷区世田谷,そして狛江市和泉本町では震度2が観測されました。この地震は7時44分に震度4が観測され,4分後に震度5弱,その2分後に震度3,またその3分後に震度5弱と1時間以内に震度3以上の地震が5回もありました。
「天災は忘れたころにやってくる」という言葉があります。この災害警句は,物理学者の寺田寅彦の言葉と言われていますが著作にはなく,門下生の中谷宇吉郎が「天災は忘れた頃来る」という題の随筆を書いており,中谷宇吉郎随筆集に記述が見られます。
それはそうとしてこの警句の意味は,気が緩んだときに再び災害に襲われる。だから常に準備を怠るな,という教えですが,日本の至るところで地震に見舞われ,忘れるどころか市民の皆さんも恐怖におののいているのではないでしょうか。
東日本大震災の影響で地震活動が活発化していることを受け,東京大学地震研究所は1月23日,首都圏でマグニチュード7級の直下型地震が4年以内に70%の確率で起きる可能性があるとの計算結果を公表しました。昨年3月11日の東日本大震災をきっかけに首都圏では地震活動が活発化。気象庁の観測によると,12月までにマグニチュード3から6の地震が平均で1日当たり1.48回発生しており,震災前の約5倍にも上っているとのことです。
同研究所の平田直教授らは,この地震活動に着目。マグニチュードが1上がるごとに地震の発生頻度が10分の1になるという地震学の経験則を活用し,今後起こり得るマグニチュード7の発生確率を計算したということです。なお,30年以内では98%になったということです。
しかし2月には,京都大学防災研究所の研究者が1月時点でマグニチュード7以上の地震が起きる確率を計算したところ,マグニチュード7以上の地震が起きる確率は5年以内に28%,30年以内で64%となりました。大震災が起きず,今も地震活動は震災前の水準が続いていると仮定した場合の発生確率は,30年以内で44%と試算されました。とはいっても地震が起きる頻度や研究発表など現状を考えますと,地震災害に対する備えは一段と重要性が増していると言えるのではないでしょうか。
では狛江市の備えはどうでしょうか。23年第2回定例会での私の一般質問で,市役所での避難訓練の実施状況をお尋ねしましたところ総務部長は,「ここ数年行っておりませんでしたが,最近では昨年12月に大規模地震を想定しました緊急地震速報対応行動訓練を市民課窓口で実施したところでございます。」ということでした。全庁挙げての訓練はされていたのかという趣旨での質問でしたが,やっていないということです。2月10日にようやくといいますか,多分私の指摘を受けていただき,市役所での数年ぶりの避難訓練が実施されましたが,まずは訓練の趣旨は何か,そして何を想定した避難訓練だったのかをお尋ねいたします。
再質問は自席から行います。
195: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 総務部長。
196: ◯ 総務部長(小川 浩志君) 今回は昨年3月の東日本大震災もあり,狛江市直下型地震により火災が発生した想定で,職員を主とした避難訓練を行いました。いつ起きてもおかしくないと言われる大地震に備え,職員はもとより来庁者の皆様を安全・円滑に避難誘導できるよう訓練を行いました。
197: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 8番太田議員。
198: ◯ 8 番(太田 久美子議員) 東京首都直下型地震を想定した避難訓練ということですが,地震発生直後から一時的に避難場所までの間いろいろ想定しての訓練が必要だと思います。どのような訓練内容で実施されたのか伺います。また,協力団体や参加人数についてもお尋ねいたします。
199: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 総務部長。
200: ◯ 総務部長(小川 浩志君) 訓練の内容といたしましては,自衛消防隊を中心に身体保護・避難誘導訓練・救出救護訓練・消火訓練・要救助者救出訓練を行いました。訓練開始の10分前・5分前に来庁者の皆様へ向けて避難訓練実施を周知し,午前10時に実施,実際のJアラートの緊急地震速報を放送いたしました。各所属長は職員らに身の安全を図るよう号令して身体保護を図り,30秒後地震発生の効果音を放送し,地震がおさまったところで避難開始の非常放送で避難誘導班が避難者を市民ひろばへ誘導いたしました。救出救護班は負傷者とともに救護所へ向かい,火元責任者は担当場所の火元を確認してから避難場所へ向かいました。火災発生場所は2階課税課前の給湯室を想定いたしましたが,今回は庁舎2階正面入り口の外に仮設し,自衛消防隊及び消防署隊による消火活動を開始し,屋上からは要救助者2名をはしご車で救出いたしました。避難終了後,市長の講評,狛江消防署副署長・狛江市消防団長のごあいさつをいただいた後に,狛江消防署による体験型訓練として消火器による消火訓練と応急処置実習を行いました。すべての訓練終了までに約40分ほどの時間でございました。
訓練参加者は,職員による自衛消防隊・火元責任者,狛江消防署,狛江消防団及び災害ボランティアのおよそ150名の参加数でございました。
201: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 8番太田議員。
202: ◯ 8 番(太田 久美子議員) 私もおくれて参加しましたが,何とか逃げおくれなくて済みました。他の議員では,公明党の皆さんも逃げおくれなく避難されておりました。訓練参加者は約150名で,多くの方の参加をいただいたとのことです。久しぶりの避難訓練としては大規模に行われたと思います。やはり実施されますと問題や課題,もっと想定すべきことがあったと思いますが,訓練を振り返ってみた整理がされていれば伺いたいと思います。
203: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 総務部長。
204: ◯ 総務部長(小川 浩志君) いつ起きてもおかしくないと言われる大地震に備え,職員一人一人が危機管理意識を持って避難訓練を行うことにより,いざというときにパニック状態を抑制し,職員が来庁者の皆様を円滑に誘導して避難できるように準備することが重要であると改めて感じております。実際に動いてみると,想像よりも全体的に時間がかかり,放送音が小さかったこともございましたが,迅速な行動は繰り返しの訓練によってできることだと思っております。
205: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 8番太田議員。
206: ◯ 8 番(太田 久美子議員) 想定より全体的に避難時間がかかり,放送の音量,そして迅速な行動には課題が残ったということです。この課題は,いざというときや次の避難訓練には,必ず生かしていただきたいと思います。
市長も市役所の避難訓練は久々だと思います。避難訓練の重要性や訓練を実施してみて,市長みずからも問題や課題を認識されたと思います。たしか市長はテントの本部席にいらっしゃったと思いますが,本部長という立場でしょうか。久々の避難訓練を体験された市長としての感想と,訓練で見えてきた課題,またその解決策がありましたらお聞かせいただきたいと思います。
207: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 市長。
208: ◯ 市 長(矢野 裕君) 私,本部席にはおりましたが,この本部というのは私が本部長になる災害対策本部ではなく,庁舎避難訓練本部となっています。今回の訓練は全市的な災害対策を指揮する想定ではなく,市役所自衛消防隊による庁舎内の訓練ですので,自衛消防隊長である総務部長が本部長として当日は指揮をとっております。
私は訓練の状況を見守り講評を述べる役割でしたけれども,そこでその際述べたとおり,訓練というのは完璧にこなすことが目的ではなく,訓練を繰り返すことで改善すべき点や不足している部分を明らかにして,いざというときの対応能力の向上につなげていく,これが目的だととらえております。
当日は避難誘導に係る職員の動きを主に見ておりましたけれども,その点では円滑に訓練は遂行できたと思っております。ただ様子を見ながら人の動きに従ったり指示を待ったりしているという感じの職員も多々見受けられておりますので,今後はそれぞれの職員がみずから確信を持って的確・迅速な行動をとれるようにすることが肝要かと思いました。
今回執務の関係で参加していなかった職員も含めて,これからも訓練を重ねながら突発的な発災の際にも体で動き方を覚えていけるようにレベルアップを図っていかなければならないと感じたところでございます。
209: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 8番太田議員。
210: ◯ 8 番(太田 久美子議員) いざというときには指揮をとっていただく市長には,速い情報の伝達と判断が必要ですので,そのための行動への備えや対策をしっかり持っていただきたいと思います。
今回の訓練では,職員の皆様,消防署員,消防団員の皆様,災害ボランティアの皆様,そして急遽参加いただきました市民の皆様も真剣に訓練に臨んでいただいておりました。お疲れさまでした。私は避難訓練の後に狛江消防署へお伺いをしました。そこで避難訓練で大事なことを伺ったところ,一番大事なことは全員を無事に避難させることができるかだそうです。
それでは確認をいたします。消防署でも勉強いたしましたが,今回市役所で行った避難訓練は,何に基づいて行ったのでしょうか。すなわち義務とか責務が課されているのかを伺います。
211: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 総務部長。
212: ◯ 総務部長(小川 浩志君) 今回の避難訓練は,狛江市役所庁舎消防計画第40条にあります総合訓練を,他市の実施要領なども参考にしながら実施をいたしたところでございます。狛江市役所は消防法施行令別表において第15項(官公庁)に該当し,非特定防火対象物に位置づけられております。特定防火対象物は年2回以上,非特定防火対象物は消防計画に定めた回数の消防訓練を実施しなければならないとされております。狛江市役所におきましては,例年行っております自衛消防審査会参加のための自衛消防隊の訓練,平成21年度からは新人職員対象の教育訓練を実施してまいりましたが,今回のような総合訓練は平成17年3月29日以来実施をしておりませんでした。しかしながら,消防訓練の実施は防火管理者の責務であり,狛江市役所は多数の来庁者や職員がいる建物でございますので,日ごろからの総合訓練は重要であると認識しているところでございます。そのため,現在消防計画の見直しを行っておりますので,今後は総合訓練を定期的に実施していきたいと考えてございます。
213: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 8番太田議員。
214: ◯ 8 番(太田 久美子議員) 消防訓練の実施は,消防法第8条第1項管理権厳守の義務や消防法施行令第4条第3項の中で消防計画を作成し,定期的に各訓練を実施しなければなりません。
さて,市役所の防火管理者はどなたでしょうか。総務部長ですよね。消防計画は策定されているのでしょうか。計画にはどのような内容が書かれているのか深くはお尋ねいたしませんが,市役所の消防計画には消防訓練を年何回行うようになっているのかお尋ねいたします。
215: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 総務部長。
216: ◯ 総務部長(小川 浩志君) 狛江市役所庁舎消防計画では,第40条(訓練の実施)におきまして,総合訓練,基礎訓練,部分訓練,図上訓練を随時実施しとあり,年何回行うという明確な回数は定めてございません。しかし第41条(消防機関への指導要請)につきましては,「防火管理者は,年2回訓練実施に際し,必要と認める場合は消防機関へ指導の要請をするものとする。」とございます。
なお,新規採用職員につきましては,新任研修の一環で消防訓練を行っておりまして,毎年狛江消防署の方にお越しいただき,AED操作とあわせて消火器の使い方,消火栓の使い方の研修を行い,また職員を
自衛消防訓練審査会に参加させて防災に対する実践的な対応力を向上させているところでございます。
217: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 8番太田議員。
218: ◯ 8 番(太田 久美子議員) 消防計画では年2回訓練を実施することになっているということです。先ほど総務部長より,日ごろからの総合訓練は重要であると認識していることと,今後は総合訓練を定期的に実施していきたいということですので,今後は消防計画に基づき,いざというときに備えてしっかりと訓練をしていただくようお願いいたします。
それでは次に保育所と学校の避難訓練のもとになる計画についてお尋ねいたします。
学校保健安全法第27条には学校安全計画について定められておりまして,そこでは,児童生徒等に対する安全指導については,児童生徒等に安全に行動する能力を身につけさせることを目的として行うものであり,児童生徒等を取り巻く環境を安全に保つ活動である安全管理と一体的に取り組むことが重要であること。近年,学校内外において児童生徒等が巻き込まれる事件・事故・災害等が発生していることを踏まえ,防犯教室や交通安全教室の開催,避難訓練の実施,通学路の危険箇所を示したマップの作成など安全指導の一層の充実に努められたいこと,とされております。消防法が基本となっていると思いますが,訓練の根拠となる計画と年間行うべきその回数と,そしてそれが今年度計画どおり実施されているのかをお尋ねいたします。
219: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 児童青少年部長。
220: ◯ 児童青少年部長(平林 浩一君) まずは保育園の避難訓練についてお答えをいたします。
まず根拠でございますけれども,児童福祉法の規定に基づき定められてございます児童福祉施設最低基準第6条の規定を受けて実施しております。この規定には,「児童福祉施設においては,軽便消火器等の消火用具,非常口その他非常災害に必要な設備を設けるとともに,非常災害に対する具体的計画を立て,これに対する不断の注意と訓練をするように努めなければならない。」というふうに定められてございます。またこれらの訓練につきましては,「少なくとも毎月一回は,これを行わなければならない。」というふうに記載してございます。
市内の公立保育園におきましては,各園で年間の防災訓練計画を策定して実施してございます。訓練におきましては,毎月訓練の想定を変えて実施しており,地震,大規模地震,地震後の火災,園内火災,引き取り訓練など訓練目的に沿って実施してございます。また,実施する時間などを変えることによって,実際の震災時における危機管理体制を再認識するように努めてございます。
221: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
222: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) では学校における避難訓練実施の根拠でございますが,学習指導要領にあります。小・中学校の学習指導要領第1章 総則 第1款 教育課程編成の一般方針の3に次のように記載をされております。学校における体育・健康に関する指導は,児童の発達の段階を考慮して,学校の教育活動全体を通じて適切に行うものとする。特に,安全に関する指導については,体育科の時間はもとより,家庭科,特別活動などにおいてもそれぞれの特質に応じて適切に行うよう努めることとする,ということでございます。この規定を受けまして,狛江市内の各小・中学校では,東京都教育委員会が作成した安全教育プログラムを活用して,生活災害,交通災害,自然災害の3領域にわたる安全指導の年間計画を立案し,安全指導日を毎月1回,避難訓練を同じく毎月1回設定し,計画的に指導・実施をしております。今年度につきましては,すべての小・中学校で計画どおり実施をされております。
223: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 8番太田議員。
224: ◯ 8 番(太田 久美子議員) 保育園での避難訓練の根拠は児童福祉法の規定により児童福祉施設最低基準に定められていて,避難及び消火に対する訓練を,少なくとも毎月1回行わなければならない,ということで,保育園においては防災訓練計画を策定し,毎月訓練の想定を変えて実施しているということです。震災時における危機管理体制を再認識するように努めていただいております。
また,学校での避難訓練実施の根拠は学習指導要領にあるということで,東京都教育委員会が作成した安全教育プログラムを活用して,生活災害,交通災害,自然災害の3つの項目で安全指導の年間計画を策定し,毎月1回避難訓練を計画的に指導,実施しているということです。今年度はすべての小・中学校で計画どおり実施されているということです。子供たちの命を守るためにも,今後とも計画に沿って実施されますようお願いいたします。
2月21日の報道によりますと,首都直下の地震の一つである東京湾北部地震について,これまで想定したより陸のプレートと,沈み込むフィリピン海プレートの境界が地下30キロメートルから40キロメートルよりも浅い所にあると見られることが判明し,震度6強より大きな震度7となる可能性のあることが文部科学省のプロジェクトチームの調査でわかったということです。地域防災計画の見直しや訓練の方法も,このような事態に対応できるような対策を求められると思います。改定に向けてしっかり取り組んでいただきたいと思います。
2月にはもう1つ大事な訓練が行われたようです。災害対策本部設置・運営演習が市長を初め幹部職員が参加し,図上シミュレーション演習が実施されたとのことですが,狛江市で初めての演習とお聞きしましたが,どのような内容の演習か伺います。
225: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 総務部長。
226: ◯ 総務部長(小川 浩志君) 災害対策本部設置・運営演習は,いざ大地震が発生したとき,特に初動期,2日から3日間に幹部という立場でどのように対応するか,そのイメージを膨らませることを目的として研修を行いました。具体的には災害想定が付与され,市内で起こり得る被害状況の検討,応援を求めるべき関係機関や応援要請や受け入れに当たって懸念される事項等について意見を出し合う図上訓練を行いました。
227: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 8番太田議員。
228: ◯ 8 番(太田 久美子議員) 初めての図上での対策本部演習ということで,いろいろと御苦労,そして問題や課題もあったことと思いますが,演習を実施した担当部として狛江市の本部にはどのような問題・課題があったのかお尋ねいたします。また,講師の方は各自治体でこのような演習を数多く行っていると思いますが,講師は狛江市の災害対策本部演習をどのように評価されたのかお伺いいたします。
229: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 総務部長。
230: ◯ 総務部長(小川 浩志君) まず問題・課題につきましては,災害対策本部を設置し,被害状況を報告された後に情報の一元化を行うことの難しさでございます。それぞれ多くの被害状況が報告され,その多くの情報をどのように整理するのか,またどの案件からどのような手段で対応・解決していくのか等検討していかねばならない課題だと感じてございます。また,日ごろから関係機関と連絡を取り合うなど,さらに密接な関係づくりも必要と感じております。
講師の評価につきましては,このような訓練は繰り返し続けていくことが重要であるとのことでございました。今後とも,訓練を行っていくことで災害対策本部において行うべきことを具体的にイメージできるよう努めてまいりたいと考えております。
231: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 8番太田議員。
232: ◯ 8 番(太田 久美子議員) 確かに情報の一元化は難しいと思います。刻々と入る被害状況と被害の拡大,その対応としてどの現場を優先するかなど,瞬時の判断が求められます。そのためには,講師の言われるように繰り返しの演習・訓練が必要だと思います。市長も本部長として参加されたということですが,現実に事が起こると演習どおりにはいかないと思います。演習での問題・課題はこの時点で必ず解決しておかなければ,いざというときには対応できることまでができなくなるおそれもあります。まだまだ課題はあると思いますが,初めての図上での本部演習で,本部長としての市長が得たものはどのようなことでしたかをお伺いいたします。
233: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 市長。
234: ◯ 市 長(矢野 裕君) 今回の訓練というのは,一定の災害の発生の条件を提示していただき,それだけでいろいろな指示を出したり,調査したり,報告をしたりというような訓練となりました。したがって,まず最初はどのような被害が市内で想定されるのか,そういう想像力を豊かにして物事をまず推しはかっていくこと。それから,その上で災害の規模や被害の対応などさまざまな状況に対処していくことの重要性,災害対応に関する多角的な視点での知識の習熟,積み重ねが必要であるということも改めて学ばせていただきました。今後も訓練を数多く重ねていくことで,災害対策本部をより有効に機能させていく,そういうことができるように備えを固めていきたいと考えております。終わりましてから講師の方にお礼のあいさつを申し上げましたけれども,講師の方からは狛江市の訓練の対応というのは非常にレベルが高いというふうにお褒めの言葉をいただきました。これは今回の石巻市でもそうですけれども,私自身は中越地震の際の川口町への支援活動,単に一定期間応援に入るというだけではなくて,いわばパートナーとして復旧の一翼を長期間担ってきた。それが今の管理職等では多く実地での訓練も行ってきたということが,今回の図上訓練にも反映したのではないか。こうしたことを伝承し,さらに確固としたものにしていきたいというふうに考えております。
235: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 8番太田議員。
236: ◯ 8 番(太田 久美子議員) 市長も意識を持って演習に臨んでいただけたということがわかりました。私も演習や訓練は非常に大事だと思います。やはりいざというときにはトップの判断が大変重要になります。となると,その判断をするトップの方々には,多くの演習や訓練と経験を積んでいただきたいと思います。阪神・淡路,新潟県中越,そしてこのたびの東日本大震災での支援経験が生かされるかどうかということもありますが,今回行った図上演習のような研修は,本部長,副本部長やかなめの総務部長はほかに受講した経験があるのか伺います。
237: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 総務部長。
238: ◯ 総務部長(小川 浩志君) 今回行いました図上訓練のような研修は,総務省消防庁消防大学校が主催しております危機管理・防災教育科トップマネジメントコースを受講することで経験しております。この研修は,地方自治体の首長等に対し大規模災害発生時における対応能力の向上を目的としたものであり,市長は平成19年11月1日,副市長は平成22年7月30日,私は平成23年7月15日にそれぞれ受講しております。
239: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 8番太田議員。
240: ◯ 8 番(太田 久美子議員) 災害対策本部の正副本部長であります市長,副市長,そして中心となる部の総務部長は,消防大学校主催の危機管理・防災教育科トップマネジメントコースの課程を修了しているということです。いざというときの対応をよろしくお願いいたします。
6月の質問の締めくくりでも申し上げましたが,訓練は裏切りません。やった分だけ返ってきます。今後も積極的な取り組みをお願いいたします。
東日本大震災でも,しっかり避難訓練がされていた学校では無事避難ができたということです。何事も,リハーサルなしでは本番においては自信がなくうまくいきませんので,いろいろな場面を想定した訓練を今後も実施されますようお願いをいたします。
東日本大震災からはや1年が経過しようとしているところです。この間狛江市においても市民の皆さんからの支援,職員や消防団,市議会議員や狛江消防署・調布警察署からの支援活動が行われてきました。この支援活動から得たことを狛江市で生かしていくことが大変重要だと思います。
平成16年の新潟県中越地震では,ふるさと友好都市であります長岡市,当時の川口町へ約2カ月もの支援を行った教訓は,狛江市地域防災計画などに生かしていただいております。中央図書館の郷土・行政資料コーナーには,「新潟県中越地震 ふるさと友好都市 川口町への支援・救援活動記録」と題しまして平成17年7月に発行されました175ページにわたる記録書がありました。拝見いたしますと,その当時が思い起こせるような内容となっていて,今後の計画や演習,そして訓練にも活用できるものと思います。
このたびの東日本大震災での支援のまとめについても同じように報告書として作成すべきと思いますが,どのようにされるのかお伺いいたします。
241: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 総務部長。
242: ◯ 総務部長(小川 浩志君) 東日本大震災被災地への支援の報告書につきましては,現在発行に向けて独自で支援してまいりました石巻市へ派遣した職員からの報告書と東京都市長会を通じて被災地へ派遣いたしました職員の報告書などを整理しているところでございます。
243: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 8番太田議員。
244: ◯ 8 番(太田 久美子議員) 初日の行政報告にもありましたが,昨年3月11日に起きました東日本大震災の被災地支援といたしまして,市民の皆様方による約2,043万円の義援金や支援物資など温かいお気持ちが被災地に届けられております。また,全市を挙げて市民の皆様方によるボランティア活動,東京都市長会での短期的な職員派遣,石巻市から人的支援の要請を受け,市長会とは別に独自支援といたしまして2カ所の避難所の管理運営業務を行ったほか,消防団の消防ポンプ車の寄贈など狛江市消防団としても被災地への支援活動を行ってまいりました。このような狛江市の支援行動は,いざというときに必ず役に立つものと確信しております。ぜひ早いうちに報告書として作成されますことを要望いたしまして,1問目の質問を終わります。
245: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 8番太田久美子議員。
〔8番 太田久美子議員登壇〕
246: ◯ 8 番(太田 久美子議員) 2問目の狛江市の安心安全とは何かについてお伺いいたします。
市長は昨年の職員に向けた新年のあいさつで,「東京で一番安全な都市-狛江」の実現を掲げたのがこの「一番」を言った始まりだと思います。平成24年度所信表明では「東京一安全な都市-狛江」としておりまして,「子育て一番」というように「東京で一番」を「東京一」に途中で変えていると思いますが,ごろがいい言葉として,また言いやすく,訴えやすいから変更したものだと推測いたします。もし違っているなら後で説明をいただければと思います。
以前にも他の議員からも疑問として指摘されておりましたが,何をもって「一番」なのか,市長の説明では市民にもなかなか理解しにくいと思います。市長が「東京一安全な都市」を掲げて1年になりますので,具体的に何を「一番」にしていくのか,そろそろ整理がされてきているのではないかと思いますので,施策として評価できるように具体性を持って示していただきたいと思いますが,いかがでしょうか。
再質問は自席から行います。
247: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 総務部長。
248: ◯ 総務部長(小川 浩志君) 市民の皆さん一人一人によって安全に対する認識や課題も違い,また社会情勢等によっても変化をしていきます。市民の皆さんが安心して安全に暮らし続けるまちを築いていくためには,安心で安全なまちづくりのための取り組みが,お互い協力・連携してお互いの持てる能力等を生かしながら地域の取り組みとしていくことが必要であると考えております。この取り組みを地域で自発的・継続的なものとして市民の皆さんが安心で安全なまちを実感し,そこに自分自身も地域の一員として貢献できているという達成感を共有できれば,地域のきずなは育ち,「東京一安全な都市」に近づいていけるのではないかと考えてございます。その結果は,刑法犯認知件数,火災発生件数,交通事故発生件数などの数値にもあらわれてくるのではないかと考えております。
このための具体的な施策といたしましては,防災訓練,防災講演会やスケアードストレートなどを実施し,市民の意識向上のための広報・啓発活動,関係団体の協力をいただき青色防犯パトロールなどの地域パトロールの拡充や避難所運営協議会等への支援活動,施設の耐震化や道路整備などの基盤整備事業など,市民の目に見え前進していることが実感できる事業展開に努めていきたいと考えております。
また,現在策定作業を進めております(仮称)安心で安全なまちづくり基本条例におきましても,その理念や推進体制を盛り込むことにより基盤づくりを行っていきたいと考えております。
249: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 8番太田議員。
250: ◯ 8 番(太田 久美子議員) やはり具体的なお示しはまだいただけないですね。実現性としては,目的がはっきりされないので施策としてもあらわすのが難しいことではないかと思います。
今月10日の午前5時35分ごろ西野川のコンビニエンスストアに男が押し入り,アルバイト店員の男性に刃物を突きつけ「金を出せ」と脅迫。店員がレジから差し出した現金約5万円を奪って逃げました。男性にけがはなく,店内にお客はいなかったということでした。また,18日の午前5時前,中和泉のコンビニエンスストアの店員の男性から「強盗に入られた」と110番通報がありました。警視庁によりますと,店員が商品棚の整理をしていたところ,店内にいた男が突然包丁のようなものを突きつけ「金を出せ」とおどしたということです。男は自分が持っていた黒いバッグに店の売上金など約9万円を店員に入れさせ,走って逃げました。男は20代と見られ,身長約175センチメートル,灰色の上下の服に黒い帽子をかぶっていました。10日のコンビニ強盗事件と手口が同じだということで,警視庁は同一犯の犯行と見て調べています。「東京一安全な都市」を掲げている狛江市で事件は起きています。この2件の事件の後,市としてはどのような対策をとりましたでしょうか。
251: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 総務部長。
252: ◯ 総務部長(小川 浩志君) 2月10日早朝及び18日早朝に発生いたしましたコンビニエンスストアでの強盗事件に対する対応についてでございますが,まずは市民に注意喚起をする意味で,こまえ安心安全情報メールにて情報の配信を行いました。また,調布地区防犯協会狛江支部連合会に連絡し,市内のパトロールの強化を依頼いたしました。また,調布警察署には再発防止に向けた警戒の強化と犯人のいち早い検挙をお願いしたところでございます。
253: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 8番太田議員。
254: ◯ 8 番(太田 久美子議員) 18日の中和泉でのコンビニ強盗事件の約7時間前の17日午後10時過ぎには,約3.5キロメートル離れた調布市布田の書店に男が押し入り,閉店作業中の男性店員に刃物を突きつけ,現金約38万円を奪って逃げたということです。警視庁調布署によると,逃げた男は二十ぐらい,身長など特徴が似ていたことから同署は同一犯による連続強盗事件と見て調べているようです。
今週26日日曜日の午前5時55分ごろ調布市国領町のコンビニエンスストアに男が押し入り,アルバイト店員の男性に刃物を突きつけ「金を出せ」と脅迫。現金約4万円を奪い,逃走しています。このところ連続して強盗事件が起きています。警察だけでは犯罪は防げません。市としての対応・対策が重要となってまいります。犯罪が起きる可能性としては,警察署の管轄が違うところ,県境の地域など地理的に起こりやすいところもあるということです。杉並区では,今月から隣接する武蔵野市とともに,両自治体の境のエリアを合同でパトロールを行っております。昨年12月には世田谷区と京王線八幡山駅周辺で区境パトロールを既に実施し,それに続く第2弾として武蔵野市と合同でパトロールを始めたところです。今後は中野区や練馬区,三鷹市とも同様の連携を検討しているということです。
防犯活動に参加された方の声として,空き巣もひったくりも下見の段階でここはやりにくい土地だと感じさせることが防犯の基本だと紹介されておりました。9日の合同パトロールには,田中良杉並区長と邑上守正武蔵野市長も参加されたということです。東京一安全な都市としてキャンペーンには御参加いただいておりますけれど,矢野市長もみずから防犯パトロールに参加されてはいかがでしょうか。このような取り組みは,防犯にも隣の区市との各種共同事業にもつながり,有効な事業ですのでぜひ実施されるべきだと思いますが,市長はこの取り組みをどのように思われているのかお伺いします。
255: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 市長。
256: ◯ 市 長(矢野 裕君) どの地域におきましても,その実情に応じて犯罪抑止への手だてを講じることは大切なことだと思います。狛江市における行政境というのは調布市と世田谷区になりますけれども,そのうち調布市においては調布警察署が調布・狛江を管轄しており,防犯協会もそれに沿って一つの団体として活動しております。実態として両自治体の境の区分なく警戒や取り締まりが行われているというふうに考えております。
もう1つの行政境,世田谷区におきましては,市内の防犯団体が現在世田谷区との行政境となる道路も含めて安心安全パトロールを実施しており,また以前洞爺湖サミットが開催された際に調布警察署を初め警視庁からも警察官が大勢警備で派遣されましたが,そのときに警備の空白を埋めようと世田谷区である喜多見駅,市内関連3駅を中心にパトロールを強化をしていただきました。この際世田谷区の喜多見駅周辺についても,成城署の喜多見駅交番と公式のものではありませんけどもお互い連携しながら実施をしていただいておりますし,毎年の防犯キャンペーンも喜多見駅には狛江の市民が数十人毎回参加していただいておりますし,私も激励にそこへ顔を出させていただいております。
安心安全メールについても隣接の成城署管内の事件や不審者などの情報も市内登録者には配信をしており,青色防犯パトロールも平成23年2月から開始して以来1年間で既に延べ走行距離3,000キロメートル近く,月平均13回実施をされており,行政境も含めて市内全域をフォローしていただいております。
以上のことから,武蔵野市・杉並区ではそれぞれ共同事業の必要性というものが実情としておありになったのかとは思いますけれども,狛江市においてそういう土地管轄の問題から一定の対応は共同事業を構築しなくてもパトロール等の安全活動ができているというふうに考えております。もちろん何事も完全ということはありませんので,近隣区市とは引き続き防犯を含め情報交換を図っていきたいと考えているところでございます。
257: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 8番太田議員。
258: ◯ 8 番(太田 久美子議員) 近隣市区との情報交換や連携は大事だと思いますので,ぜひこのような時世に対応できる防犯対策強化に努めていただきたいと思います。
先日,杉並区にお邪魔しまして防犯施策をお尋ねしてまいりました。杉並区では積極的な防犯への取り組みを行っております。防犯自主団体助成制度がありまして,区民20名以上で組織し継続することが条件で,立ち上げに係るジャンパー,ベスト,帽子,腕章,青色誘導灯などに10万円を限度として助成しています。また継続活動に対しては,立ち上げ後3年ごとに10万円を限度に助成しています。144団体が登録し,活動しているとのことでした。そのほか犯罪抑止効果があると言われている防犯カメラも街角防犯カメラとして162台,区立施設に1,089台,民間施設に585台を設置しています。
先日調布警察署へお邪魔したときに,防犯カメラ設置について調布市では協力していただいていますが,狛江市にはお願いをしていますがまだ設置には至りません,とおっしゃっていました。私は防犯カメラがない安全なまちであってほしいと思いますが,現代社会では凶悪な犯罪やひったくり,痴漢行為など後を絶たないのも現状です。犯罪が起こった地区では,特にお子様がいらっしゃる家庭やお子様を預かる施設では,一刻も早く逮捕していただきたいと願っています。そのことを考えますと必要な対策だと思いますが,狛江市として防犯カメラ設置はどのような検討が行われているのかをお伺いいたします。
259: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 総務部長。
260: ◯ 総務部長(小川 浩志君) 市の施設内における防犯カメラにつきましては,学校や保育園など既に設置している所もございますが,路上や商店街など町なかにおける防犯カメラの設置につきましては,現在所管において研究しているところでございます。研究の焦点といたしましては,防犯カメラを設置することによるプライバシーや人権の保護と犯罪の抑止との兼ね合いの問題,また得られる効果と設置・運用に係るコストとの整理等が主なものと考えております。今後は既に設置している自治体の事例を調査するなどして,設置によるメリット・デメリットを整理してまいりたいと考えております。
261: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 8番太田議員。
262: ◯ 8 番(太田 久美子議員) 防犯カメラ設置については研究という消極的な対応をされているということですが,「東京一安全な都市」は思いだけ先行しているということを言わざるを得ません。今月強盗事件が2件市内で発生し,いまだ解決されていないということは,市民の不安が増すばかりです。このような事件はすぐに解決してこそ「東京一安全な都市」と言えるのではないでしょうか。
狛江市は,市民協働での防犯パトロールの実施や市としての対策の一つに防犯カメラが設置され,犯罪を起こしにくいまちだと世間に認識させる行動が今こそ必要だと思います。確かに部長が言われるように,防犯カメラ設置についてはプライバシー保護や人権の問題もあります。だからこそ,研究ではなく設置に向けた検討が必要ではないでしょうか。今回はこの程度にしておきますが,何もやっていない研究ではなく,事件は狛江で起きているんだという認識のもと,市民の不安を払拭できる検討をお願いいたします。
先日足立区にもお伺いしてまいりました。足立区では今月6日,防犯対策強化として犯罪抑止に効果のある防犯カメラの設置を,駅周辺,共同住宅と合わせて現在約200台設置している防犯カメラを,2012年度中に約400台に倍増することを発表しました。防犯カメラ設置を希望する商店街,町会などに対し,プライバシーに配慮した運営規定及び整備等が区の示す一定条件を満たした場合に設置費用の6分の5,内訳は区が2分の1,東京都が3分の1で800万円を上限として助成するほか,区が助成した防犯カメラに対し維持・補修に係る経費の一部として50万円を上限に助成しています。刑法犯認知件数が都内の自治体で最多ということで警視庁と治安向上の覚書を締結し,ワーストワン返上,1万件を下回ることを目標に防犯活動をより一層進めています。区の担当者にお尋ねしましたら,地域や警察,関係団体と連携し,犯罪のない美しい住みよいまちを協働で目指すビューティフル・ウィンドウズ運動を推進しているとのことでした。主な取り組みとしては,防犯対策事業としての防犯パトロールと防犯カメラの運用,放置自転車対策,迷惑禁煙防止パトロールを実施しています。狛江市も数値目標を組み立てて,わかりやすく効果ある対策をしていただきたいと思います。
それでは次の質問に入ります。セーフコミュニティを御存じでしょうか。この取り組みについて狛江市では検討されているのか伺います。
263: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 総務部長。
264: ◯ 総務部長(小川 浩志君) セーフコミュニティに関する制度,内容につきましては存じております。現在策定作業を進めております(仮称)狛江市安心で安全なまちづくり基本条例におきまして,地域が中心となって互いに連携・協力していくことを本旨として盛り込むことを考えており,このことがセーフコミュニティの概念と一致する部分があると認識しておりますが,具体的にセーフコミュニティ認証の取得についての検討は現在行っておりません。
265: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 8番太田議員。
266: ◯ 8 番(太田 久美子議員) 知っているけど,具体的にはセーフコミュニティ認証の取得についての検討は行っていないということです。狛江市の矢野裕市長は「東京一安全な都市-狛江」を掲げておりますが,大阪府の松原市の澤井宏文市長は「日本一安心で安全なまち・まつばら」を目指しています。ということは狛江市の上を目指しているということです。「日本一安心・安全なまち」を目指すからにはしっかりとした目標もあります。大阪府内で初めての取り組みとなる世界保健機関,WHOが推奨するセーフコミュニティ認証取得に向けた活動を進めています。澤井市長は,この取り組みを進めるためには何といっても市民の皆さんやあらゆる関係機関とのより一層の協働が欠かせません。最も地域の実情を把握している地域住民の皆さんが地域の課題を解決し,その行き届かない部分を行政が補完していくというこれまでの協働をさらに進化させた新たな協働で「日本一安心で安全なまち」を目指していくと述べております。「東京一」を目指すなら,澤井市長のようにそれに似合う市民が納得できるセーフコミュニティ認証取得のような目標が必要です。市民にもわかりやすい目標を持っていただきたいと思いますが,「日本一」を目指す澤井市長の推進策を市長はどのようにお考えでしょうか。
267: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 市長。
268: ◯ 市 長(矢野 裕君) 「日本一」を目指すことについてどうかと言うんですけども,昨年の「東京一」を目指すというふうに掲げたときでも太田議員の同僚の方から,大変大きなふろしきを広げたとか耳ざわりのいいことばかり言うと批判をされております。そこへ「日本」を打ち出したらどんなことを言われるのかという思いもありますけれども,御質問ですのでお答えをいたします。
「東京」という地域を限定して掲げたのは26市23区,これは狛江市民にとっても身近な存在であり,それぞれの自治体に関する数字や状況をつかみやすく,首都の都市として共通の課題や条件があることから狛江の安全度を比較しやすいし,市民の例えば体感治安なども数字であらわれるものではありませんけれども実感的にとらえやすいということでそういうような条件,状況,比較のしやすさ,そういうところで「東京」というのを掲げたところでございます。「日本一」となりますと,逆に言えば全国市町村の統計数字もつかめなければならないし,また市民が直接実感・体感することはかなり困難であります。セーフコミュニティの認証を取ったとしてもそれは手法であって,それが「日本一安全な都市」のあかしになるわけではありませんし,実際に全国でも今3市既に取っているかと思いますけれども,「日本一」が3市,4市あらわれるというのも変なことにはなります。私もまた「都市」と表現したのは一くくりにはできないんですけども農山村部,これは都市部と比べて件数で言えば地理的な条件もありますけれども犯罪や交通事故は少ないというふうには思われますので,環境などの比較条件が異なる所も含めて比較することは妥当ではない。あえて東京一安全な「まち」という言葉を使わず「都市」としたのは,そういう思いもあって使っているものであります。ですから松原市も大変熱心に取り組まれていることは間違いないことと思いますけれども,「日本一安心で安全なまち」というのは松原市長の熱意を表現した言葉だと,表現だというふうに思えるところであって,セーフコミュニティに取り組むのとはまた別だろうというふうに考えております。ただ私自身もセーフコミュニティについて,その手法には興味があり学ぶべき点はあると思っております。ただその認証取得やその手続,認証の継続に当たっては一定額を常に納めていかなければならない。そういうお金を出していくということをしなくてもその手法等を学んでいけば,資格は取得しなくても同様の取り組みは可能ではないかと思っております。「東京一安全な都市-狛江」を実現する努力,これはそうしたお墨つきがなくても,これまで貴重な成果を挙げてきた地域の取り組みを継続・前進させたいと思いますし,それからその軸に今策定中の安心で安全な基本条例を据えていきたいというふうに考えております。ぜひ市全体として安心の創出,安全の確保に力を合わせて「東京一安全な都市」を体感していただけるように,また数字であらわせるものについてはその努力をしてまいりますので,御理解と御協力のほどお願いを申し上げます。
269: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 8番太田議員。
270: ◯ 8 番(太田 久美子議員) セーフコミュニティの認証都市は,2011年10月20日現在ですが32カ国267地域で取得されています。日本での認証自治体は,2008年に京都府亀岡市,2009年に青森県十和田市,2010年に神奈川県厚木市,そして認証に向けて活動中なのが長野県箕輪町,東京都豊島区で,この2つの自治体は24年度の認証を目指しています。そのほか長野県小諸市,神奈川県横浜市栄区,そして紹介いたしました大阪府松原市,そのほかには福岡県久留米市が活動中です。
1989年9月にスウェーデンのストックホルムで開催された第一回事故・傷害予防に関する世界会議においてセーフコミュニティの概念が宣言されました。この会議の成果としてセーフコミュニティへのマニフェストが出され,その中で,「全ての人間は平等に健康と安全の権利を有する」と宣言されました。これはWHOのすべての計画,事故防止等プログラムの基本的視点でもあります。セーフコミュニティとは,直訳すると安全な地域という意味ですが,事故やけがは偶然起こるのではなく予防できるという考えのもと,行政や警察を初め学校,家庭,地域住民すべてが連携・協働して健康で安心・安全に暮らせるまちづくりを進める取り組みです。またこの取り組みは防犯や交通安全だけでなく,自殺や薬物中毒,病気など安全な暮らしを脅かすすべてのことを対象にしています。今狛江市が考えている安心安全基本条例そのものではないでしょうか。ただし準備には2年以上かかるということと,認証にかかる費用として最低でも1,600ユーロと450USドルは手続などにかかる費用として必要です。認証取得まで,そして取得後も継続することは大変ですが,「東京一安全な都市-狛江」として市民の安心安全を掲げる以上覚悟を持って取り組んでいただきたいことを申し添えて質問を終わります。
271: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 暫時休憩いたします。
午前11時15分 休憩
午前11時24分 開議
272: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続行いたします。6番吉野芳子議員。
〔6番 吉野芳子議員登壇〕
273: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 通告に従いまして2問質問いたします。
まず1問目は,市民参加で進める中学校給食についてです。
前議会でも「2度目の失敗をしないための中学校給食」という一般質問を行い,2004年から議員も中学校給食の調査・研究を行い,わかりやすい報告書を出していること,担当課も同じように給食実施に際し尽力してきたこと,参考にしている自治体も多くあることなどに言及いたしました。しかしながらこういった積み上げた議論や検討がほとんど生かされない中学校給食となり,試行実施,暫定的とされながら現在も続いています。
12月議会で小泉部長は委託業者選定について,「委託業者の選定に当たりましては,経歴や経営状況だけではなく,給食運営の考え方や衛生管理,職員研修への取り組みなど学校給食に対する理解がいかに図られているかという点にまで及んで検証し,総合的に審査した上で決定する必要がありました。
以上のことから受託価格の優劣による一般競争入札ではなく,一定の要件を満たした民間事業者を指名し,提示条件に対する提案書の提出を求め,その内容等を審査して委託業者を決定する指名型プロポーザル方式による選定を行いました。」というふうに説明しています。喫食率の低迷,異物混入の頻発によりプロポーザルで選定したはずの業者への信頼がすぐに崩れ,それはとりもなおさず市民の税金の使い方として市民の理解を得られるものなのかという問題でもあることを忘れてはいけないと思います。
給食フォーラムでは基調講演を行った金田雅代先生から,「給食センターは,アレルギーへの個別対応・地場産物の活用・災害時の対応・食育情報発信の場等の要素が求められている。一度建てれば20年から30年は建て直すことはできないので,十分に検討する。また,建設にかかる費用を,給食を食べる子ども,兄弟,両親の数で割ると,これほど平等な税金の使い方はない。そのためにも,多くの市民,保護者の方々が,給食に関心をもって,積極的に関わっていくことが望ましい給食センターの実現に繋がる。」という力強い言葉を狛江市は真摯に受けとめるべきだと指摘いたします。
そしてこの多くの市民が給食に関心を持つためには,市の思い込みとは別に,きちんとした市民参加の手法を取り入れるべきです。今度こそ今までに積み上げてきた議論や検討,他自治体の視察を生かした,よいとこどりをした中学校給食が実現することが望まれます。市の施策のさまざまな場面で市民参加を駆使することが市政に関心を持つ幅広い市民をふやし,市を活性化することにもつながります。今後の中学校給食のあり方を検討しているのは,給食センター施設整備準備委員会であると思いますけれども,議論の内容についてお伺いいたします。
再質問は自席よりいたします。
274: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
275: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 給食センター施設整備準備委員会は,施設整備に関することを検討することが役割であることから,給食の提供方法などといった中学校給食のあり方そのものを検討する委員会ではございません。しかしながら,将来展望や給食提供方法の改善といった点が施設整備のあり方に密接にかかわってくることから,中学校給食のあり方検討委員会の報告を踏まえて議論を進めつつ整理をしているところでございます。
276: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 6番吉野議員。
277: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 本当にこういったことをお伺いいたしますと,それでは最終的な給食のあり方は一体どこで決定するのかという疑問がわきます。今度もまた責任の所在をうやむやにするのでしょうか。
ボックスランチ実施までの市の総括ということを前回伺ったところ,「新たな事業を始めるに当たって,専門家などの指導・助言を十分に得られなかった」と答弁されています。未熟で短絡的な総括のもと,今度は専門家の指導・助言の機会を十分に得たと言わんばかりですけれども,それをしっかりとそしゃくし,消化吸収するのはほかならぬ狛江市であります。
フォーラムの事業報告概要はきめ細かくつくられており,評価したいと思います。質疑やアンケートの自由記述の内容も,今後に生かす価値のあるものだと思います。フォーラムでの意見について,一問一答式などでわかりやすく回答すべきではないでしょうか。また,より一層多くの市民の関心を給食に寄せてもらうために行っていくことは何でしょうか。
278: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
279: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 給食に関心を持ってもらうため,女子栄養大学短期大学部教授の金田講師を招いた市民フォーラムを実施したのもその一つでございました。今後も適切に情報提供に努めることだと考えております。
280: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 6番吉野議員。
281: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) このフォーラム,ちゃんと生かしていただきたい。市民に言わせっ放し,やりっ放しではフォーラム自体が市民にとっても大変むなしい徒労というふうになってしまいます。
食育の実践については,具体的には何をするのでしょうか。給食センターの見学というものがこの会議録に載っております。これは食育には当てはまらないと思いますが,いかがでしょうか。
282: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
283: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 現在,教育課程の編成時に食に関する全体計画及び食に関する指導の年間指導計画を作成させ,各学校において学校教育全体を通じて食育を推進しております。また,開かれた給食センターとして見学路だけではなく,生徒の皆さんも利用できる会議・研修室等備えておりますので,学校との調整は必要でございますが,よい形で活用できればと考えております。
284: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 6番吉野議員。
285: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) そういった意味ではないんですが,見当違いのお答えということで,食育に関してはまた新たに質問はしていきたいと思っています。
それで中学校の食育というのは特に難しいと思いますが,今後どう進めるのでしょうか。
286: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
287: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 教育委員会事務局における食育支援については,食に関する全体計画及び食に関する指導の年間指導計画に基づく学校からの栄養士派遣などの要請にこたえるほか,現在も行っております生徒の職場体験の受け入れや,来年度は子供と保護者を対象とした料理教室,保護者向け講演会,教職員向け研修会を考えております。食に対する理解や関心を深めるよう啓発していきたいと考えております。
288: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 6番吉野議員。
289: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 改めて,給食センターの見学というものが多く論じられて会議録に記されておりますが,どういう根拠を持って大量生産している工場を子供たちが見学することで安易に食育とするのか,このことについては全く理解できないということを再度申し上げます。
地場野菜の導入は,どのような手順で納入量をふやしていくつもりなのでしょうか。
290: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
291: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 中学校給食においては,JAマインズが注文を取りまとめてくれており,複数の生産者の皆さんに納入をいただいております。使用3カ月前くらいに収穫予定表をいただきまして発注をしております。しかしながら,納入場所が少し遠いため,取扱量をふやすことがなかなか難しい状況にあります。こうした点を踏まえまして,施設整備準備委員会ではシンクスペースや保管スペースについて地場野菜の受け入れに配慮した施設整備を検討しております。
292: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 6番吉野議員。
293: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 26市の中でも23区でも東京都で積極的に地場野菜の導入を進めている団体は,目標値を設定して計画的に取り組んでいます。30%という指標も珍しくないというふうに思います。ぜひ指標などを設定して進めていってもらいたいというふうにお願いいたします。
次に喫食率のかなめであると思われる大切な温度管理です。どのような可能性を想定しているのか,今まで検討しているものをすべてを示していただきたいと思います。
294: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
295: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) まず温度管理につきましては,大量調理といった特性から食中毒防止の観点から法令を遵守するとともに慎重に検討しなければならないと考えております。佐賀市や鳥栖市のような温熱カート方式につきましては,温度管理といった点からは非常にすぐれた方法ではありますが,大きな電力消費が必要になることから施設整備準備委員会では環境配慮やコストといった点を考え,導入は難しいと判断をしております。狛江市の市域の広さを考えますと,調理後2時間以内の給食提供の中で,先ほど申しましたが食中毒防止の観点は非常に重要でございますので,あくまでもその制約の上でということにはなりますが,温度面のめり張りが工夫できるのではないかと考えております。
296: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 6番吉野議員。
297: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) まずもって金田先生から御指摘があったように,彼女は管理栄養士で給食をしっかりと自治体でつくってきた本人でございます。冷やす必要があったのかというような問題提起もされています。ぜひ給食,今続けている給食については,温度管理の面は見直しを直ちにすべきであるということを指摘いたします。
11月29日の準備委員会の会議録によると,何人かの委員から食缶を活用するという提案も出ています。ここでも委員に言わせたままで反映はどうしていくのでしょうか。こういったすごくすばらしい意見が出ています。「コンセプトについては,衛生管理と経済性が優先されることに理解していただきつつも,やはり給食そのものの質の向上と食育に関心があった。食育に大きな期待や関心が向けられており,コンセプトとしてより重要視しなければならないと感じた。また,金田先生との意見交換の際には,給食センター整備を契機に給食そのものの目的やあり方について,改めて見つめ直してはどうかと助言をいただいた。これらの意見を踏まえ,給食センターの施設整備にあたっては,たくさんの人たちの期待にできる限り応えたい。例えば,多く意見のあった質の向上にあたる部分だが,ご飯の量調節や温度の課題を発展的に解消するため,ご飯と汁物に関しては食缶を活用するなどを検討するのはどうだろうか。本委員会は施設整備を検討する場であるが,本委員会としてフォーラムを踏まえた意見や報告をするのはどうか。そうすればフォーラムに参加していただいた方達がフォーラムに出た意味を感じ,安心してもらえると思う。」,こういった意見が出ています。まさに私がこれまで申し上げていることがここに本当に集約されているわけで,委員からも全く私たちと同じ考えが出ているというふうなことを申し上げます。
選択制,給食です,ということをすることが今のあり方では矛盾がないように一番思えるんですが,このことについてはどう思われますでしょうか。
298: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
299: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 全員給食といった考えについては,給食実施の本来の望ましい形を御理解いただくために示しているものでございます。中学校給食実施要綱では,原則として全員給食という考えを踏まえまして,具体的かつ明確な理由がある場合は,家庭からの弁当持参もできることとしておりますし,食物アレルギーの場合は,家庭からの弁当と併用で対応していただくということで規定をしております。
300: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 6番吉野議員。
301: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 金田先生も基調講演において,給食センターではアレルギーへの個別対応が求められている要素の一つと示されました。弁当の積極的な意義を認める市の姿勢が望まれます。
続きまして,特に主食の御飯の量の調節についてはどう対応するのでしょうか。
302: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
303: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 給食の提供方法については,当面の間は現行のボックスランチ方式でいくこととなりますが,御飯の量の個々の調節や,さらに温かい御飯が食べたいという希望にできる限りこたえるよう施設整備面を踏まえて施設整備準備委員会として検討をしているところでございます。
304: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 6番吉野議員。
305: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 東京都の26市で,中学校給食提供形態として公設民営の給食センター方式を実施している例はあるのでしょうか。
306: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
307: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 市が設置した給食センターにおいて調理業務等管理運営を委託しているということで答弁いたしますが,民間委託の小平市立学校給食センターや市設立の財団に委託している武蔵野市学校給食センターといったものが,形態として公設民営の例と言えます。
308: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 6番吉野議員。
309: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 都教育委員会の平成22年度東京都における学校給食の実態によれば,都内公立26市の中学校給食調理委託の現状は,47%,12市が直営で,53%,14市が委託ということになります。狛江市では公設民営としたわけですが,そのメリットについてお伺いいたします。
310: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 企画財政部長。
311: ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 中学校給食あり方検討委員会の中で検討した経緯がございます。民設民営の場合,事業者の調理施設を使用するため代替事業者の確保が困難であることや,市が主体となった衛生管理の徹底が困難であるという大きなデメリットが存在します。そこで異物混入対策の結論も踏まえ,現行方式のメリットを最大限生かしながらデメリットを補う方式として,公設民営による方法が,長期的視点に立ったより安全で安心な給食実施に向けた最善策であると考えたところでございます。
また,旧第七小学校跡地への設置ということから,都市計画変更の際の取り扱いなど不確定な要素もありまして,早期に確実に給食センターの整備が可能な方策を選択するとの観点から,給食センターの整備方式につきましては市みずから整備する方式といたしたところでございます。
312: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 6番吉野議員。
313: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) それではデメリットについてもお伺いいたします。
314: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 企画財政部長。
315: ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 特に大きなデメリットとしてはございませんでしたけれども,補助金等の関係から見ますと学校給食に用途が制限されるということから,施設の有効活用といった点におきましては難しい面があるというふうに考えてございます。
316: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 6番吉野議員。
317: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 先日2月14日ですけれども,先ほどの答弁にありました武蔵野市にヒアリングをお願いいたしました。武蔵野市では,一般財団法人武蔵野市給食・食育振興財団というものを平成22年3月に設立し,4月から給食調理等の業務委託を開始しています。経緯の発端というのは平成17年10月,中学校給食実施を公約に掲げた現市長の就任です。そして平成18年3月から中学校給食の検討に関する予備調査を実施しました。その後平成20年12月,武蔵野市学校給食検討委員会の報告書が出ました。そこで財団法人の提言がされたというわけなんです。
それでそこの報告書の中のものなんですが,「なぜ財団を設立することにしたのか?」ということがあります。「民間企業への委託」,「民間企業への委託は,コスト削減を図るという点で期待できる。しかし,業務内容のすべてを契約に委ねることになるため,本市のように,細かい作業を積み重ねて行う手づくり調理や調理員による食育活動を,委託契約の中にどこまで盛り込むことができるかという点で課題がある。また,人材育成という面でも,人事管理は委託先の企業に委ねられるため,市は直接関与できず,市にとっての有為な人材を確保し育成することは難しい。その結果,給食調理は委託業務として切り離され,教育活動としての学校給食に,栄養士と調理員が一体となって関わることが難しくなると考えられる。」というふうになっています。そして,「市が出資する非営利法人への委託」,これについてですが,「市が出資して設立する非営利法人であれば,運営に対して一定の関与をすることができ,その中で,現在の給食の特色を継承していくことが可能である。また,人材育成についても法人固有の職員として,有為な人材を育成することができる。」というふうになっています。
ここで私が申し上げたいのは,こういった武蔵野市の議論の積み上げを根拠にした政策の実現が狛江ではどうしてできないのだろうということです。今回も狛江市給食センター施設整備準備委員会では,どういう給食を提供するのかをこの委員会で結論を出すのは難しいと委員長は発言しています。それでは,どこでだれがいつどんな給食にするのかを決めるのかという疑問がどうしても起こります。だれも責任をとらない,失敗してもだれのせいでもないかわりに,だれも充実感や達成感を得られない職場になりかねません。
先ほど委託の形としては武蔵野市と一緒というふうな答弁が教育部長からございました。今こういった財団設立をするしっかりした根拠を持った内容をお伺いしますと,狛江市とは随分違うのではないかというふうに思わざるを得ません。狛江市が言うように武蔵野市と同じ公設民営という形態なら,なおさら狛江市の考えのない浅はかさが際立ってしまい,本当に問題を感じます。どの市民にも納得のいく,明解な説明のできる中学校給食の構築を強く要望いたします。
それで今後三鷹給食センターから法的な訴訟が起こるということはあるのでしょうか,どうでしょうか。
318: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
319: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 市として給食センター設置に向け取り組んでいることを公表しておりますし,単年度契約であることから法的に瑕疵が生ずるということはありません。
320: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 6番吉野議員。
321: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 今後はどんな業者選定を行うのでしょうか。
322: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
323: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 給食センターの運営といったことから価格競争は不適切でございますので,教育委員会から一定の条件を示した上で提案を受けるプロポーザル方式で行うのが適切であると考えております。なお,選定に当たっては,学校給食といった面から専門家の活用が必要であると考えております。
324: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 6番吉野議員。
325: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 公設民営の給食センターにすれば問題があれば業者をかえることができるとか,民間の企業は経済性を優先するからだめだとか,狛江市行政から聞こえてくる発言はどれも問題を感じます。
鳥栖市では女性の職員が,「結局は給食の中身が大切」と保護者や子供たちの理解を得るために心を砕いている姿,一生懸命さが印象的でした。武蔵野市では栄養士の方が,「給食時間や授業中,とにかく児童・生徒のいる現場に栄養士自身が足を運んで接することが食育の推進につながるし,担任とのコラボが必要だ」とおっしゃっていました。そういった意味で,業者選定に関しても市も相手に敬意を持って,責任ある対応をしていただけるようにお願いいたします。
現在準備委員会のメンバーは8人です。今後給食センターを建設するまでに,まだ時間は十分にあると思います。市民公募を入れた検討委員会を設置すべきだと思いますが,いかがでしょうか。
326: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
327: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 給食センターは公用財産に当たり,不特定多数の市民が利用する公共施設ではないことから,その施設整備に当たりまして市民参加を求める必要は必ずしもございません。しかしながら,保護者や子供たちの意見を参考にしつつ施設整備準備委員会ではコンセプトやスケジュール,基本設計等施設整備の基本計画について議論を進めてきました。今後も中間報告にありますように,住民の福祉を増進するための施設という観点から,施設整備に当たって保護者,子供たち,地域住民といった市民に理解を求めながら議論を進めていきたいと考えておりますが,実施設計などについてはかなり専門的な分野になってきますので,理解を求める方法として市民公募を入れた検討委員会を設置して議論することがふさわしい方法であるとは考えておりません。
328: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 6番吉野議員。
329: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 準備委員会の委員からは,活発で建設的な意見が随分出されていたように思えます。市民参加は,時間と手間はかかっても自治体がより豊かになるためには不可欠であるということを申し上げます。
準備委員会の中間報告には,市民の理解を求めながら議論を進めていくことが必要というふうに言及されていますが,具体的にはどうするのでしょうか。
330: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
331: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 適切に情報提供に努める中で,必要に応じて説明会を開催するなど,より多くの市民の皆さんに理解を求めながら検討を進めていきたいと考えております。
332: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 6番吉野議員。
333: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 給食センターの理解を求める対象を保護者,子供たち,地域住民に限定することは,税金を使って進めている給食センターとは矛盾するのではないでしょうか。対象を全市民的にするべきなのではないかと思いますが,いかがでしょうか。
334: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
335: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 市民の皆さんに給食について広く関心を持ってもらうことは,給食センターの整備も含めて重要であると考えております。先ほど申しましたが,必要に応じて説明会を開催するなど,より多くの市民の皆さんに理解を求めながら検討を進めていきたいと考えております。
336: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 6番吉野議員。
337: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) それでは中学校給食で狛江市が実現すべきことについてお伺いいたします。
338: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 教育部長。
339: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) まず学校給食は,身体の発育期にある子供たちにバランスのとれた栄養のある食事を提供し,子供たちの健康の増進,体位の向上を図るものでございます。また,日常生活において正しい食生活への理解を深めるとともに,望ましい食習慣を養うこと,学校でみんなと一緒に食事をすることによって学校生活を豊かにするものであり,好ましい人間関係を醸成するなど教育効果を高めるものであると認識をしております。中学校給食を実施するに当たっては,こうした給食の目的が達成できるよう努めてまいります。
340: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 6番吉野議員。
341: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 実現すべき目指すべき中学校給食というのは,市民の方々からの意見を総合して考えますと,小学校のような給食の実施であるということが中間報告で明記されております。子供たちの栄養への関心の薄さ,反面保護者の食育への関心の強さといった現実を踏まえ,給食における食育は何としてもきちんと行っていくべきだと認識いたしました。
家族のあり方が多様化した現在,不完全で未熟な子供たちを社会全体で全人格的な成長を支援する体制の一環として,給食での食育は大きな意味を持っていると言えます。ただし,説明のつかない全員給食というのは,弁当の意義を認めた選択制というふうにしたとしても食育の充実は損なわれるものではないと思います。
まだまだ市民議論が必要であり,多くの知恵を結集することが求められています。経常経費8,000万円強,給食センター建設に6億円から7億円という血税が全市民の納得をなしに使われていいはずがないことを申し上げます。市民の食育にまで広げてこそ税金を使う意義であるということ,これを行政の方々に重ねて認識していただけるようお願いし,1問目を終わります。
342: ◯ 議 長(栗山 欽行議員) 休憩いたします。
午前11時51分 休憩
午後 1時30分 開議
343: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
地方自治法第106条の規定により副議長が議長職を務めます。
一般質問を続行いたします。6番吉野芳子議員。
〔6番 吉野芳子議員登壇〕
344: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 2問目は,安心して暮らせる介護保険にするためにです。
住みなれた地域で尊厳を持って暮らし続けるためには,個々の要介護者の状況,変化に対応し,介護・福祉・保健・医療のサービスが継続的かつ包括的に提供される仕組みが不可欠です。第5期介護保険事業計画の制度改正では,これまで以上に地域包括システムの確立の必要性が打ち出されました。介護保険改正について審議してきた社会保障審議会介護保険部会でも,日常生活圏域内において,医療,介護,予防,住まい,生活支援サービスが切れ目なく,有機的かつ一体的に提供される体制の整備,すなわち地域包括ケアシステムの確立が急務である,としています。地域包括ケアを実現するためには,1)医療と介護の連携の強化,2)介護サービスの充実強化,3)予防の推進,4)見守り・配食・買い物など多様な生活支援サービスの確保や権利擁護,5)高齢期になっても住み続けることのできる高齢者の住まいの整備の5つの視点での取り組みが行われるよう示されています。
狛江市でもその特性に照らした独自の施策の展開と推進が,新たにことし1月素案として狛江市民に提案されました。この第5期の計画の最終年度,平成26年には高齢化率が現在の22.3%から23.5%に達することが見込まれ,高齢者のひとり暮らし世帯,高齢者夫婦世帯が一般世帯に占める割合は,平成2年には7.3%だったものが平成22年では19.1%という現状を踏まえ,狛江市の安心して暮らせる仕組みづくりの方向性について伺っていきます。
まず26市の素案の提出時期について伺います。また,パブコメの実施状況についても伺います。
再質問は自席よりいたします。
345: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 福祉保健部長。
346: ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) それでは26市の素案の策定について答弁申し上げます。
各市とも11月から2月に素案のほうが策定されております。狛江市におきましては,介護保険推進市民協議会の検討を経て市民福祉推進委員会で審議され,1月17日に庁議において素案として承認をされております。
パブリックコメントにつきましては,素案の提出後,各市行われているわけでございますけども,介護保険事業計画のみの実施はしない自治体とか,またパブリックコメントを実施しない自治体もあったように聞いております。
347: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 6番吉野議員。
348: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) それでは市民説明会の周知方法,開催状況,参加人数について伺います。この結果についてどう考えるのかもお伺いいたします。
349: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 福祉保健部長。
350: ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) 1月23日からホームページや庁舎内及び市内掲示板へのポスター掲示,関係団体・事業者意向調査を行った団体等には文書で案内をいたしました。また,2月1日号の広報での周知を行いました。
市民説明会につきましては,2月3日金曜日午後7時から9時まで特別会議室で,2月4日土曜日午前10時から正午まで高架下会議室で行いました。参加人数は2月3日が8人,2月4日が6人でございました。
この結果についてということなんですが,基本的に参加人数が少なかったということで,説明会の進め方や平日の開催等日時の検討が必要だと考えております。
351: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 6番吉野議員。
352: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 介護保険は自治体の試金石と言われています。より多くの市民が関心を持つような工夫がされていないということを指摘いたします。
それでパブコメなんですが,どのくらいの期間行ったでしょうか。
353: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 福祉保健部長。
354: ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) 2月6日から2月20日までで実施をしております。
355: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 6番吉野議員。
356: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 3週間,1カ月といったことをきちんとパブコメを行っていただきたいと思います。仕事を持っている人が土日が1回少なくなるということは,意思表明のチャンスが奪われたということと同じことでございます。市民説明会の参加がなくても,パブコメによって意見を出すということも市民の大きな市民参加の権利です。それをしっかりと保障するということを心がけていただきたいと思います。
今回質問するに当たり,西東京市と比較参考しながら進めてきたんですけれども,素案が平成23年11月に出されております。パブコメは12月に行っています。計画の内容が大変具体的になっているというふうに感じています。本当に大切な介護保険の市民説明会がたった数人ということ,このことは今後の狛江の介護保険,大変理解者が少ない中で3年間厳しく進めていくということを認識いただきたいと思います。
続きまして第5期の3年間での計画の特徴というのは何でしょうか。それをどのように実現するのでしょうか。
357: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 福祉保健部長。
358: ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) 5期の計画におきましては,地域密着型サービスの中で整備ができていなかった小規模多機能型居宅介護と認知症対応型共同生活介護を整備することでございます。どちらも公募により事業者を選定し,開設に向けて進めていきたいと考えております。特に小規模多機能型居宅介護は障がい者の利用も可能なサービス提供を行うため,担当課と連携しながら進めてまいりたいと考えております。
359: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 6番吉野議員。
360: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) やっと小規模多機能ということが平成26年に実現していくということですけれども,この中で65歳以上の障がい者の方々が利用できるようなサービスを提供していくということ,このことについては大変評価をしたいと思っております。
それでは高齢者の実態とニーズの把握の内容についてお伺いいたします。
361: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 福祉保健部長。
362: ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) ひとり暮らし高齢者,高齢者のみ世帯が増加していること。ニーズ調査からは自分自身の健康のこと,寝たきりになった場合のことを不安に感じている。介護者は,将来の介護に不安がある,自分の時間が持てない,腰痛など身体的負担が大きいなど精神的な不安と身体的な負担を感じていることが改めてわかりました。
363: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 6番吉野議員。
364: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 不安に感じているのは,健康を維持できるのか,もしできなくなったら,認知症になったら,災害が起こったらといったことが主な内容であり,市役所だけでなくエリアの地域包括支援センターがもっと身近な相談窓口の役割を担っていることを日ごろから周知すべきだというふうに指摘いたします。また,介護保険や家族介護を受けて自宅でずっと暮らし続けたいと望んでいる人が5割以上という意向を受け,在宅介護と医療の体制は市内で速やかに整えていかなければいけないというふうに思います。在宅生活を続けるためには,必要なときに訪問を受けたり宿泊できる施設,災害時の地域の対応がしっかりしている,夜間の訪問介護などの24時間体制のサービス,相談窓口といったことが必要という結果が見られています。関係団体,事業者等意向調査結果から得た課題とその対策についてお伺いいたします。
365: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 福祉保健部長。
366: ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) 相談体制や情報提供,また狛江市に不足しているサービスなどの意見をいただきました。特に狛江市に不足しているサービスについては,ひとり暮らしの認知症高齢者がふえている,地域密着型サービスが少なく,もう少し資源が必要,認知症について学習する場があるとよい,ショートステイがニーズに対して少ないといった意見をいただいております。
相談体制については,地域包括支援センターの周知や広報活動をさらに強化することや地域との交流や連携を一層強化し,地域の窓口として定着化していきます。
情報提供については,高齢者にわかりやすい情報提供のあり方を検討してまいります。
また,狛江市に不足しているサービスについて,地域密着型サービスの中で整備できていなかった小規模多機能型居宅介護1カ所と,現在1カ所の認知症対応型共同生活介護をもう1カ所整備することを見込んでおります。
367: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 6番吉野議員。
368: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) この関係団体から大変鋭く適切な課題が出されていると思います。第4期で狛江は何をやってきたのか,種をまいたのか,社会資源は育てられたのかという疑問がわきます。必要だということははっきりしているのに,地域密着型サービスも少ないままショートステイのニーズにも十分対応できておらず,他の自治体に依存する体質は改善されていません。ふえ続け重度化する認知症の方々に対しても理解者をふやせたのか,手つかずのままに見え,焦りを感じてしまいます。
ショートステイのニーズがふえております。こういった中で何度も指摘いたしておりますが,医療行為ができるように看護師などの配置など,これを新特養の運営主体と話し合って整備していくべきだというふうに思います。今インシュリン注射の必要な高齢者は,市内ではショートステイができない状況,これが確認されております。こういった中で,在宅生活を支える事業としてはどんな施策を柱にして行っていくのでしょうか。
369: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 福祉保健部長。
370: ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) 徘回高齢者探索サービス,介護用品の支給,家族介護教室の開催などにより家族介護者を支援してまいります。また,認知症等の介護者を対象に,情報交換や介護に関するアドバイスをする場を設け,介護者の支援を進めていきたいと考えております。
371: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 6番吉野議員。
372: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 認知症の高齢者の増加への対応が迫られております。地域密着型でグループホームの新設を見込んだといいますけれども,低所得で認知症になっても家賃が払えないということで利用はできない,こういった現状です。この問題をどう考えるのでしょうか。低所得者の自立生活の援助は,どういった形に果たしていこうとしているのでしょうか。さまざまな疑問が浮かんでまいります。本当にこれで大丈夫なのかということ,介護者支援が今ごろスタートということも遅過ぎる感がありますけれども,先駆的に会を運営している団体などに倣って進めていってもらいたいというふうに思います。
それでは介護している家族への支援,これは一体何が求められていると考えているんでしょうか。
373: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 福祉保健部長。
374: ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) アンケート調査結果から,将来の介護に不安があるとの回答が最も多く,自分の時間が持てない,腰痛など身体的負担が大きい,目が離せないので精神的に疲れるなどが続いております。そのため,不安を解消するための相談や身体的負担を軽減するための支援が求められていると考えております。
375: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 6番吉野議員。
376: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 同居家族への生活支援というものが,以前も散歩などの同行,こういったこともずっと問題に挙げてまいりましたけれども,同居とみなされてフルタイムの家族が介護保険を利用できないまま仕事と介護の両立を続けているという事例が狛江ではあります。介護保険は介護を必要とする状態になったとき安心できるセーフティネットであるはずが,使い勝手が悪いどころか,保険料を払い続け,払いっ放しで使えない保険では保険料の抑制も無意味になってしまいます。不公平感も助長してしまう制度であってはならないというふうに指摘いたします。
続きまして配食サービスの件ですけれども,介護保険の認定とは別に,必要な高齢者に提供されるべきだと考えますがいかがでしょうか。
377: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 福祉保健部長。
378: ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) 現在は要支援や要介護の認定を受けた支援を必要とする方を対象としているため,判断の際の基準に要介護認定結果を用いています。また,申請後は本人の状況を確認するために訪問調査を行っていますが,その際にも要介護認定結果を一定の基準としているため,介護保険の認定とは別にするためには,判断の際の基準を新たに設けることや訪問調査の方法も検討が必要になると考えております。
379: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 6番吉野議員。
380: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 調べたところ,介護の認定があるかなしかを配食の基準にしているところの自治体,少ないように感じております。そういった他の自治体がどうしているのかをきちんと考えて狛江でも必要な方に配食をしていただきたい,これを要望いたします。
地域包括支援センターを周知させ,幅広い高齢者への支援を行えるためにすべきことは何だとお考えでしょうか。
381: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 福祉保健部長。
382: ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) 市との情報の共有や支援するためのサービス,また社会資源の整備が必要だと考えております。
383: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 6番吉野議員。
384: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 地域包括ケアを提供するには,地域住民のニーズに応じて医療・介護・福祉サービスを適切にコーディネートして適時供給する体制が必要となります。その主体として地域包括支援センターの役割が期待されます。今まで介護予防ケアマネジメントに多くの労力を費やして,他の高齢者の総合相談・支援,包括的・継続的なケアマネジメント,そして権利擁護や虐待の早期発見や防止の機能を果たせなかったわけですが,今後は大いに力を発揮できるよう体制を手厚く整えてほしいというふうに思います。
地域包括支援センターは狛江の場合はどこも市境に位置しており,交通便利とは言いがたいです。交通の利便性を配慮し,市役所近辺に必要かと思うけれどもいかがでしょうか。
385: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 福祉保健部長。
386: ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) 地域包括支援センターにおける相談の9割は電話によるものでございます。本人に会うことが望ましい場合は,地域包括支援センター職員などが訪問し対応しております。また,現在3つの日常生活圏域にそれぞれ1カ所ずつ地域包括支援センターを配置し取り組んでいるため,新たに設置することは見込んでおりません。今後の動向を見ながら次期に向けての検討課題と考えております。
387: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 6番吉野議員。
388: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 人口は狛江市では減少傾向にあるにせよ,超高齢社会に対応し,市民が安心して暮らせる手段として市役所近辺の地域包括支援センター設置,これは必要なのではないかと思います。市は保険者としても在宅支援センターとして基幹であるべきです。
介護給付が今後も増大していく予想が立てられております。その分析とサービスとして充実させる内容についてお伺いいたします。
389: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 福祉保健部長。
390: ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) 高齢化は今後も進行し,65歳以上人口はふえることが予想され,介護サービスを必要とする人も増加が見込まれます。そのため,住みなれた地域で暮らしていけるよう地域密着型サービスを整備し充実させていきたいと考えております。
391: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 6番吉野議員。
392: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 地域密着型サービスの整備というのは具体的には何なんでしょうか。例えば生産緑地指定の20年の期限を迎え,土地所有者の方々が土地活用の方法を考え始めているという状況もございます。どういう地域包括支援ケアを描くのか住民と一緒に考えた上で,本来なら先手を打つべきときです。ケアつき住宅の拡充なども視野に入れてほしいというふうに思っております。
続きまして現在狛江では認知症サポーターは何人いるのでしょうか。
393: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 福祉保健部長。
394: ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) 平成24年1月末現在で579人でございます。
395: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 6番吉野議員。
396: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 認知症サポーター579人,多いか少ないかということは置いておいて,その人たちが地域でどのように動くんでしょうか。サポーター同士話し合ったことがあるのでしょうか,お伺いいたします。
397: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 福祉保健部長。
398: ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) 認知症サポーターについては,研修等をして地域での認知症についてサポートしていただくということでお願いをしているものでございます。特に認知症サポーター同士が集まって会議というようなものは,今特に行っていないと考えています。
399: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 6番吉野議員。
400: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) それでは,若年性認知症について市はどのように対応しているのか,また今後はどうしていくんでしょうか。
401: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 福祉保健部長。
402: ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) 若年性の認知症に対して特化した認知症対策は行っておりません。地域密着型サービスを整備し充実していく中で検討してまいりたいと考えております。
403: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 6番吉野議員。
404: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 西東京市では認知症サポーターの養成に積極的に取り組んでおり,今5,000人を超える認知症サポーターがいるそうです。今後は学校,自治会,町内会などに働きかけを進め,多様な世代に広げていくということです。狛江市では以前にも提案しましたが,スーパー,コンビニ,銀行,郵便局などに働きかけてサポーターをふやして,認知症になっても安心してまちに出られるようにしてはどうかというふうに提案します。
それで若年性の認知症について,市民の理解を深めるためにきめ細やかな施策も西東京市では計画に入っています。「市民が若年性認知症を知り,理解する機会を増やすために,障害福祉課と連携し,さまざまな媒体を利用した情報提供等の普及啓発事業を進めます。そのために,地域包括支援センターや介護保険事務所との連携を図り,家族の集いや講演会の開催,若年性認知症デイサービスなどのサポート体制づくりを検討します。」ということを具体的に行っていくというふうに計画には記されています。
若年性の場合は特に就労と生活支援というものが大切になってきますので,密接な連携をとらないと家庭が崩壊してしまうということです。ぜひこういったことも施策の中にしっかりと入れていって対応してもらいたいというふうに要望いたします。
家族介護の軽減についてですけれども,計画では取り組みが十分でないように見えます。ショートステイ10床創設でレスパイトは可能なのでしょうか,その根拠を伺います。介護教室はどんな成果があったのでしょうか,今後はどう進めていくのでしょうか。
405: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 福祉保健部長。
406: ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) ショートステイについては,これで十分とは考えておりません。現状を少しでも改善するため,施設整備に合わせショートステイ10床を見込みました。また,小規模多機能型居宅介護もあわせて家族介護者の負担軽減につながればと考えております。
介護教室は,介護経験者などを講師に招いて介護者を対象に介護に関するアドバイスをする場を設け,日ごろの悩みや情報交換をする場にもなっており,精神的・身体的負担の軽減になっていると思います。今後は,介護者同士や経験者を交えての情報交換の場をさらにふやしていきたいと考えております。
407: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 6番吉野議員。
408: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 認知症の方々はデイとかに毎日行けるわけではなくて,そういったことで日常的サポート,こういったことをどうしていくのかというのも大きな課題だと思います。家族介護も含め,包括的に考えていっていただきたいと思います。
ずっと問題になっております医療と介護の連携,これはどこの所管が行っていくのでしょうか。
409: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 福祉保健部長。
410: ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) これにつきましては介護支援課が中心となって行ってまいります。
411: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 6番吉野議員。
412: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 在宅療養が必要な高齢者が住みなれた地域で暮らしていくためには,24時間安心できる在宅療養サポート体制が重要です。そのためには地域の病院や施設,居住施設,在宅における多職種が互いの専門領域を確立し,連携していくシステムをつくっていく必要があります。言いかえれば地域医療の連携と拡充,退院後の在宅療養への円滑な移行,多職種協働の仕組みをどうつくるかということです。さらに医療と介護の連携は,高齢者の課題だけではなく,若年世代の在宅療養の問題,障がい者の地域移行・地域生活の基盤整備,NICUからの円滑な退院移行支援などとも大きくかかわる問題であることを申し添えておきます。
本当に今回こそ医師会との連携をとって,しっかりと医療と介護の連携をとっていっていただきたいというふうに思います。
介護スタッフですけれども,みとりについて学ぶ必要性についてどうお考えでしょうか。
413: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 福祉保健部長。
414: ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) みとり介護は,本人の尊厳に十分配慮しながら終末期の介護を行うことで,介護スタッフとしてできることは身体のケアだと考えております。また,他のスタッフとの連携も重要なため,個人としても組織としても学ぶ必要性はあると考えております。
415: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 6番吉野議員。
416: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 今後特養でもみとりが求められています。狛江でもしっかりと議論をしていただきたいと思います。
それでは在宅訪問医療,また24時間訪問介護や看護は第5期では手をつけないのでしょうか。ニーズはないのでしょうか。
417: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 福祉保健部長。
418: ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) 現在整備できていない小規模多機能型居宅介護を整備することにより,通いを中心に訪問,泊まりの3つのサービス形態が一体となるサービスを提供していくことを見込んでおります。新たな24時間訪問介護や看護については,今後実施する他市の状況等を見ながら,次期に向けて検討してまいりたいと考えております。
419: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 6番吉野議員。
420: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) アンケート調査による高齢者などのニーズでは,先ほども指摘しましたように在宅生活を続けていくために必要と思うサービスにこれらが挙げられています。本当に手つかずのまま次期に向けて検討ということでございますが,ぜひ今後も議論の中にきちんと入れて体制づくりをしていっていただきたいというふうに思います。
地域密着型サービスですが,整備計画は十分なのか,その根拠を伺います。
421: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 福祉保健部長。
422: ◯ 福祉保健部長(小林 万佐也君) 各サービスの利用実績やアンケート調査,関係団体・事業者などの意向調査等でニーズの高かった認知症対応型共同生活介護と小規模多機能型居宅介護をそれぞれ1カ所整備することを見込んでおります。まだ十分とはいえませんが,地域密着型サービス利用の増加に伴い必要なサービスの整備をしていくこととしております。
423: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 6番吉野議員。
424: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 第3期で計画して整備できず,第4期では計画から抜き,介護保険推進市民協議会でも委員長を初め委員から必要性を指摘され,第5期では平成26年に1カ所の整備を見込んだ小規模多機能型居宅介護です。こういった経緯一つとってみても,不安なのが狛江市の介護保険事業計画です。市は保険者としての責任を持ってほしいと思います。小規模多機能型居宅介護サービスは,施設への通いを中心として利用者の状態や希望に応じた訪問や泊まりが一体となったサービスを提供するものですが,家族介護者のレスパイトを可能にするショートステイの充実の意味からも,また関係団体・事業者からの意向調査で出されたショートステイのニーズに対してサービスが足りないという指摘については,何ら解決策を提示できておりません。
きのうの新聞に,大阪で84歳の寝たきりの夫を介護疲れの妻が刺してしまったという事件が報道されました。長期に及ぶ介護生活は,するほうもされるほうもストレスと疲れがたまります。介護の社会化として始まった介護保険制度も,超高齢化による介護認定者数の増大,それに伴う保険給付の勢いにのまれ,そのもともとの意味が希薄になっているように見えます。それでも各自治体はその地域事情に合わせ,住みなれた所で住み続けられる仕組みをつくろうと努力しています。狛江市も国の動向ばかりに振り回されず,市民のほうに目を向けて,現場の人たちとつながって安心して暮らせる仕組みをつくってほしいと思います。
私の質問を終わります。
425: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 5番市原広子議員。
〔5番 市原広子議員登壇〕
426: ◯ 5 番(市原 広子議員) 質問通告に従いまして質問いたします。
1番,グランドメゾン狛江建設計画について─11回の調整会,市各課協議の問題点と今後と題して伺います。
調整会の目指したものは,委員長の目指したものとしては住居系に変更になったときに合致する建物を目指すということが明らかに調整会の経過の中で語られていました。その中で最終的に2時間の日照というような形に,私から言わせていただければかなり縮小されてしまいました。まず日照について2時間の確保はされたのか伺いたいと思います。
2番目,災害廃棄物焼却問題に関しまして国際基準のクリアランスレベルとの比較をしたかったんですが,この間体調を崩しましてクリアランスレベルに関しての質問は少し除外をいたした上での質問となることを御了承ください。
11月に宮城県の女川町と東京都は災害廃棄物基本協定を結んだと聞きます。市長に伺います。市長会などでの市長のお立場もあるかと思いますけれども,上からこのように協定が結ばれて今回三多摩地域において女川町の災害瓦れき受け入れが進もうとしているわけですけれども,それに関しまして,聞くところによりますと115年分のごみがたまっていると。44万4,000トンだというような数字を聞いたり,また都内では災害廃棄瓦れきの写真展などが行われているような中で,私にしてみるとこれは一種の何か,もちろん被災地にとっては瓦れきの撤去は必要なことではあるかと思いますけれども,何か別な流れの中に組み込まれてしまっているような部分もあるのではないかと感じています。そのようなことから市長の災害廃棄物の処理に関する自治体間の連携について御意見を伺わせていただきたいと思います。先にまずそれについて伺わせていただきます。
再質問は自席にて行います。
427: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 市長。
〔市長 矢野裕君登壇〕
428: ◯ 市 長(矢野 裕君) 東日本大震災における被災地の瓦れきの処理ということで地方自治体としての連携あるいは狛江市長としての考えということだろうと思いますけれども,いろいろ御議論あるのは私も聞いておりますけども,基本的には被災地の復興支援のためには瓦れきというのは全国の力で対応していかなければならないということが基本です。ただ放射線量等住民の不安に対しては,これは安全基準を確保していくこと,それから住民に対する説明をしっかり行っていくこと,それらを多摩川衛生組合としても基本として原則受け入れていくということで対応しております。したがいまして瓦れき処理については連携をとっていくべきという立場で私は行動しております。
429: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
430:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 私のほうから日照について2時間を確保されたかということでございますけれども,調整会におきましては,事業者は通年で日照を2時間確保するとの考え方から建築計画を変更しているところでございます。
431: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 5番市原議員。
432: ◯ 5 番(市原 広子議員) それでは1番の再質問をいたします。
お答えですけれども,2時間確保するとの考えから建築計画を変更しているところでございますということで,もう調整会終わっちゃっているんですけれども,2時間の確保はできたんでしょうか。
433: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
434:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 2時間の確保するということで最終第10回の調整会の中で示されております。
435: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 5番市原議員。
436: ◯ 5 番(市原 広子議員) 2時間の確保に関して,ではそれだれが立証をするのかということは全く書かれていません,今回の調整会においても。マンションの場所によっては違いますし。調整会報告書には日照おおむね2時間ではないですか。それから表現の仕方は日照ではなくて日影です。日影を通年を通して2時間でしたか,欠けないということではなかったんでしょうか。
御存じのようにセントラルハイツは西向きですので,建物に日が当たっていてもお部屋に日が入るとは限らないという立地条件なんです。そういうところを何度も申し上げても,そこのところまでは対応しようとなさってこなかったのが役所のほうの事務局の立場ではないでしょうか。この期に及んで2時間確保するという考え方から建築計画を変更しているところでございますと,これは最初ならばわかりますけれども,住民の立場に立っていませんし,事務局としてもそのことに関しての対応が甘いと言わざるを得ません。
次に伺わせていただきますのは,安心・安全の観点から一団地認定です。これは非常に規制緩和で連棟建て,これが許可をされているわけなんですけれども,私が先日配布いたしました社会新報狛江版にもS字結腸のような建物の模型の写真を配布いたしましたけれども,この連棟建ての持つ問題性,どうでしょうか,解消されていないと思いますけれど。
437: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
438:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 一団地認定でございますけれども,建築基準法第86条におきまして一団地認定を定めてございますけれども,この一団地の認定と建築確認申請につきましては東京都多摩建築指導事務所が管轄しておりまして,その認定手続につきましては適正な審査を受けて認定されているものと認識しております。
439: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 5番市原議員。
440: ◯ 5 番(市原 広子議員) これは確かに何度も調整会の過程で指摘されましたけれども,エレベーター,非常用エレベーター設置あるいはベランダを通した消火活動ということに代替をして,法的には許可せざるを得ないという状態だということなんですが,敷地からの離隔であるとかベランダ側から各戸にはしご車や救援隊が入れないというような立地条件は,安心・安全からは遠いと言わざるを得ません。これが日照問題と同じぐらい私は非常に今回のマンションのグランドメゾン狛江の建設計画の問題点だと思っています。その意味で,市長も御存じのように,調整会は合意に至らなかったという見解が報告をされているわけなんです。ですからとりわけこの安心・安全分野に関しましては市長みずから再度事業者との協議をするべきだったと思いますけれども,市長御見解,お考えを。なぜなさらなかったんですか。
441: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 市長。
442: ◯ 市 長(矢野 裕君) 市といたしましては,まちづくり条例で住環境を含めて事業者それから関係住民,そしてまちづくり委員会の第三者の方を含めてあそこで調整を図っていただき,基本的にはそれを尊重していくということでまちづくり条例をつくってございます。そういう点ではまちづくり委員会調整会での結果について尊重するという立場でいくということは,前から申し上げていたとおりで現在もその考えは変わりございません。
443: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 5番市原議員。
444: ◯ 5 番(市原 広子議員) 調整会の調整がそれなりに勧告なり成果,そういうものがあればその尊重というものはあるかと思いますけれども,住民・事業者双方の意見は平行線に至ったということで,見解という形で報告が出されているということは先ほども申しました。そういうときに結果を尊重するといっても別に尊重するべきものが,もちろん事実としてはありますけれども,まちづくり上これだけはお願いをしたいというようなものを市長みずから事業者と交渉しても,これはしてはいけないとは書いていないんです。市長も何度も,私2回ほど伺っています,決算特別委員会とこの本会議の場と。最後に建築協定を結ぶのは私ですと。私が結ばなければ事業者は事業着手しないんだということを市長はおっしゃっていますよね。そのおっしゃりようの過程から考えますと,今回調整会は不発に終わったんです。不発に終わったんです。何度も言いました。それがうまくいかなかったときどうするんですかと私は決算特別委員会で聞きました。調整会がうまくいかなかったらどうするんですか。そのときは私がちゃんと……言葉は忘れました,会議録を見ていただきたいと思いますけれども,対応するというふうなお答えを私はいただいています。ですから急にまさに不発に終わってしまったんですから,特に安心・安全に関して事業者にこうしてほしいということを申し入れるのが市長のお仕事ではないかと思います。それを尊重するという形でとおっしゃるのはやっぱりおかしいんではないですか。もう建築協定を結んでしまわれましたから今からは後戻りができませんけれども,なぜもう1度上乗せをしようとなさらなかったのかが大変私は疑問でした。あのまんま終わるんだったら,もしかしたら市長,選挙に出るから自分がもうちょっと上乗せするつもりなのかな,____________________________________そう思っていたんですけれども,そのまま,そのまんま協定を結んでしまわれちゃった。これは私の正直な感想なんです。あの形で調整会が終了してしまったことに本当に驚きでした。市長は私に何度も再度自分が対応するとおっしゃっていましたから,これは市長はもう御自分のお力でもう1つ上乗せするんではないかと思っていたぐらいです。ところが結果を尊重するというお言葉をずっとおっしゃる。結果尊重しなくていいんじゃないですか。だって双方分かれてしまったんですよ,意見は一致しなかったという結果なんですから。それ尊重するんですか。一致させたいじゃないですか。住民と事業者の意見が一致しなかったという結果を尊重するという,おかしいんじゃないでしょうか。何度も同じ質問になりますから,やらなかったことは大変残念です。後でもう1度質問しますからお答えください。
それでもう住民にとって残されているものは個々の建築協定なんです。集合住宅において隣接するマンションにおいては分譲マンションの管理組合,それがそういった協定を結ぶようなまとめ役になっているんです。ところがマンションというのは個々場所が違いますね。そういう中で個人の救済が不十分だと思っている方がまだまだいらっしゃるんです。ところがマンションの管理組合が建築協定を結ぶ方向に持っていくときに,じゃ個人対応あるいは個別ケースへの対応,そういうことに関して行政は積極的に事業者にお願いをするというような働き方はするのでしょうかどうでしょうか。働きかけをしますか。
445: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 市長。
446: ◯ 市 長(矢野 裕君) __________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________
それからもう1点は,こういうふうに市長は言ったではないかというふうにおっしゃっているけども,御本人がどの委員会でどういう発言かとは全然提示をされていない。そこで市長はこう言ったとかああ言ったと言われても私も確認のしようがございません。質問するのを用意されているんだったら委員会の会議録というのがありますから,本会議だったらそれ,あるいは委員会の記録,そういうものを御自分がお調べになって,いつこういう発言をしたということを踏まえた上で答弁をお求めいただきたいと思います。そういう思いつき的に言われても,そこの点はお答えのしようがございません。
それから見解についてですけれども,これは合意に至らずというふうには書いてあります。だから物別れに終わったから市長が勝手に判断すればいいじゃないかという御趣旨ですけれども,ここに出ている委員会からの報告については,物別れになったので調整会として「以下の見解をもって調整会を終了する。」というふうに出ております。ですから物別れは事実ですけれども調整会としての見解は出ている。私は以前から本会議においても基本的に調整会での結論については尊重はしていくというふうに申し上げておりますので,この見解について,それを基本に対応していきたい。もちろん今後事業者として着工あるいはいろいろな協定等の違反等があれば,それは必要な対応はとってまいりたいと思います。
447: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) ただいまの市原広子議員の発言については,後刻会議録を精査の上善処いたします。建設環境部長。
448:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 先ほどのマンションの管理組合の件でございますけれども,分譲マンションでの管理組合につきましては,一般的にはマンションの管理・運営を規約等で定めてそのまとめ役となっているのが管理組合ではないかと思っております。ただその中でマンションに与える利害について管理組合が対応することが法に触れているのかどうか,これにつきましては専門的な分野になりますので,市のほうではわかりかねます。
449: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 5番市原議員。
450: ◯ 5 番(市原 広子議員) 法に触れているかどうかわからないかもしれませんけれども,個人個人の違う分野を事業者に対して個別対応,個別ケースに対応しなさいというようなことを行政はしていただけないかという表現でいいかと思いますけれども,事業者に対して要望をするかどうかでございます。
451: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
452:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) その件につきましては,一応個別で工事協定を結ぶというのが原則になっておりますけれども,今言ったように管理形態,管理規約のほうでマンションとして組織として契約するということも法律上可能であるかと思いますので,両方が可能であるかというふうに考えております。
453: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 5番市原議員。
454: ◯ 5 番(市原 広子議員) 「おおむね2時間を」という表現でありますので,光ファイバーを引き込んで日照を入れるとか技術的に可能なやり方で日照時間の不足を補えるならば,その対価が非常にバランスもあるかと思いますけれども,事業者が認めるならばそういった対応を私はしてもいいし,することを,もう調整会終わっちゃったから何にも言えないんだ。マンションはマンションで管理組合で協定結ばれちゃうんだというふうな状態と,もうちょっとこういうやり方あるんじゃないかというようなことを言っている個人がいるとしたら,市としての個別の対応を事業者にできたらやってもらえないかというようなことを言うのは構わないんじゃないかと思うんですけれども,それが調整会の結果を尊重しない形であるかどうかということになるかもしれませんけれども,その辺どうですか,個別対応。
455: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
456:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 調整会におきましては,事業者は通年で日照2時間確保するという考え方から建築計画を変更しているところでございます。技術的に日照を確保していくことであれば,事業者と調整,個別に対応していただくこととなろうかと思います。
457: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 5番市原議員。
458: ◯ 5 番(市原 広子議員) そうしたら,じゃ建築協定を結ぶときに個別に住民の方が事業者と対応しなさいということなんです。建築協定は結んで事業を進めるようにということを役所はおっしゃっていましたから。協定の中に入れていたからそういうことなんだと思いますけれども。
それで保育園建設計画をめぐって伺います。9月の段階で建設環境常任委員会で陳情を,もうこれは公園を保育園に振りかえるのはよくないねという大方の方向性が出ました。ただ採決にはそのときは至らなかったんです。そのとき採決していればよかったと私は思っておりますが,1回おくれまして11月4日に陳情の採択をしたんですけれども,結果的に保育園を事業者はつくらないんですよ。600世帯でどのくらいの保育需要があると試算したんでしょうか。
459: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 児童青少年部長。
460: ◯ 児童青少年部長(平林 浩一君) 大規模集合住宅の一般的な未就学児出現率,それに保育需要率を乗じた率約5%というふうに試算しております。
461: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 5番市原議員。
462: ◯ 5 番(市原 広子議員) 5%と言いますと600世帯として30人の保育需要児,待機児が出るということです。60名規模の保育園を要望しましたけれども,狛江市の保育計画でその増分は吸収していくので提供公園に保育園は建てない方向性に市は11月4日の調整会で事務局から発表がありました。その日実は建設環境常任委員会でも陳情の採択をしているんです。
これは公共施設をつくるということは100%義務を課されているわけではありませんが,昨今狛江市で待機児童も非常に多いですからマンション建設後の待機児童の増分,これに対してどのような対応をするんでしょうか。
463: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
464:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 先ほどの11月4日の建設環境常任委員会で,この保育園の扱いについてということで公園にということで全員で決定されたようなことは私どもなかったというふうに認識しております。
465: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 児童青少年部長。
466: ◯ 児童青少年部長(平林 浩一君) 今後既存施設改修で一定の定員増また企業立も含めた民間施設の誘致を積極的に行って,この待機児解消に努めてまいりたいというふうに考えております。
467: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 5番市原議員。
468: ◯ 5 番(市原 広子議員) 事前にいただいていますヒアリングで伺いましたことは,駒井保育園建てかえに伴い定員増を平成24年から実施しています16名増員,平成25年度駄倉保育園の増築に際して10名程度の増員を図るということで26名の増です。だけどこれはもともと狛江市の待機児童への対応であったかと思うんです,保育計画をつくらなければならない市としての。だからあのマンションができて推定数値として30名からの待機児童をどうやって吸収するかに関しては,今部長がおっしゃった民間の認可保育園を誘致するということなわけです。本当はそれを長谷工にやっていただきたかったということなんでしょうけれども。そういうことで狛江市の保育待機児ゼロ,4つのゼロのうちの一つではなかったかと思いますけれども,そういう政策を掲げている市長として,これは長谷工に保育園をつくってもらえなかったことは大変なミスではなかったかと思いますけれどもいかがでしょうか。
469: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 市長。
470: ◯ 市 長(矢野 裕君) いろいろ主観的に御判断なさっている部分もあるようですけれども,私どもは確かにマンションが建設された場合に子育て世帯も入ってくる可能性はあると,一定の推計値は出してみました。そういうことで,マンション計画が持ち上がったときに,行政要望として保育園の建設をお願いをしたところでございます。それは受けていただけるということになりましたけれども,調整会の中で公園部分,そこは緑の公園にしておいてほしいと。それで保育園はそこはやめてほしいという御議論があって,それは行政で判断できることですから,そこの6%部分の緑について,じゃ保育園の建設はやめる,そういう判断をしたところでございます。保育計画があるからやめたんではなくて,調整会等での関係者,関係住民の方々の御要望を行政として受け入れたということです。その上で保育計画等に照らし合わせて,これからふえてくる子供の数あるいは待機児ゼロを目指す市の姿勢として対応できるかどうか,そういうことをいろいろ整理をして,今申し上げたように新築や改修のときには最大限定員増を図っていく。それで今駒井それから駄倉での増が入りますけど,その後ほかの施設でも増員は図っていく。それから南口において仮園舎の後ろに民営になりますけれども保育園を誘致をすると。そこでは現在110名を想定しております。したがいまして,現在の待機児は70名台です。推計値では30名でした。ですからそれに見合ってゆとりのある保育園をつくってもらおうとしたんですけども,それはなしでの受け入れ対応ができるかどうか。110名の新設とそれから保育園の現在確定している増改修での26名,それで実際の現在の待機児の2倍の対応はとっていける。さらに今私どもはこれだけではなくてほかにも保育園の誘致を追求をして,これからの待機児がかなりふえても,あるいはグランドメゾンで推計値を上回って保育に必要な方が出ていても対応できるようにしていこうということで,担当部中心に動いているところでございます。
ですから市原議員の言っている保育園の建設をやめたことへの経過も主観にすぎると思いますし,それから住民の受け入れについて私どもは要望にこたえて対応したと。厳しさを覚悟で保育需要については供給に見合うようにしていこうと,そういう決意も含めて撤回をしたところでございます。
471: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 5番市原議員。
472: ◯ 5 番(市原 広子議員) 撤回と申しましたから,最初は60名規模の保育園をつくってもらいたかったということです。そして撤回をしてあと紺矢課長は,担当の課長は事業者に対して保育園建設を再度お願いしたそうでございます。しかし断られたということです。調整会が終わった後事業者が建設説明会を行いました。昨日含めて3回やっているんですけれども,第1回目に保育園をつくってくれないと困ると申し上げましたら,今さらつくれぬというふうなお答えが向こうの建設の部長からは返ってきました。
最初はマンションの中に小さな保育園をつくる計画があったというような情報もございますけれども,その辺を,これは私の推測でございますけれども,それに関してはどうですか。そういうのをやめて60名規模の保育園をお願いしたという経緯ではないのでしょうか。
473: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
474:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) マンション内の居住者に対しまして,子供を預かる施設を予定していたと聞いてはおります。
475: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 5番市原議員。
476: ◯ 5 番(市原 広子議員) その子供を預ける施設というのが一時保育あるいはキッズルームのようなものであったかもしれませんけれども,そういう施設をつくるならばこちらにという形で認可保育園60名規模のという要望を市の方は3つの要望出されていますから,出されたけれども撤回をしたということです。だけども再度要望しているということは,各課協議の中で社会福祉施設の事業責任,それは御担当は忠実に履行をしてお願いはしたけれどももう今さらつくれないと。それはそうです。配棟も決まっちゃっているわけです。それで私は調整会において9月,非常に配棟などが動いた時期,この時期になぜもっと積極的に建物の形態等々について中身の議論ができなかったのかということを大変残念に思います,調整会の運営の仕方の中ですけれども。
それで陳情採択も9月に行っていれば,その辺の修正がまだきいたのかなということも議会サイドとしては反省をしております。これは個人的な見解でございます。
それからなぜ調整会が不発に終わったかというと,建物の形態の議論が非常にできていないからなんです。これは本当にさまざまな要因もあるかと思います。ダイオキシンの問題も出てきました。それからお相手の事業者の持っているタイプといったものもあるかと思いますけれども,長谷工が行っている,ほかの自治体において行っている建築計画もかなり変更しているのがあるんですよ。もう大きく変わっている部分が幾つかあります,今部屋に資料を置いてきてしまいましたけれども。だから長谷工のタイプなのかというとそうでもないと。ですから9月における建築計画の見直し,これをもっと市民も入れて調整会でできればよかったのかなと。これは実はC案というものです。今資料提示請求をしていませんので控えますけれども,住民が出したC案,これはもうちょっと早く出てくれば検討できたというようなコメントもいただいているところだとも聞いているものです。ですから私は非常に残念な思いです。
そういう中で一番安心・安全の部分です。小学校に隣接をした四角い所に密集型のものができ,そこのところの解決がついていないというのが日照問題等々もありますけれども,私は非常に残念で,これこそ市長に解決をしてもらいたかった点だということで先ほどの質問をいたしたということです。
それで続けさせていただきます。
保育園の問題,これはそのようなわけで主観と言われましたけれども,やはり事業者の責任はもうちょっと追及していただきたかったということなんです。今からでも遅くはないのではないかと思います。私は3回行われた建設説明会に直接保育園の要望をしました,つくっていただかないと困りますということを。もちろん市長はほかにも手当てをしているというお答えでしたけれども,それはそれとしてもう既に待機児が,ここに社会常任委員会の資料としてございますけれども,23年度ですけれども966人申請,旧定義の入所待機児数132人,新定義の入所待機児数が73人というわけですよね。ですから私前から言っている認証保育所の問題もそうなんですが,認証に流れると保育園より高い。狛江市は認証保育所の保育料の補てんに踏み出していませんから,そういうことを考えてもここで長谷工に保育園をつくっていただけなかったのは残念で,今からでもどこか場所を探してでもつくっていただくような交渉を再度していただきたいんですけれどもいかがでしょうか。
477: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
478:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 先ほど調査会終わった後,市のほうから再度要望して断られましたと。具体的に大幅な計画変更必要となるためこれ以上対応できません,ということで市として断られているというのが現状でございます。
479: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 5番市原議員。
480: ◯ 5 番(市原 広子議員) それはだからマンションの中につくるとかそういう場合は,もう大幅変更ですけれども,あとは建築費用を出してどこか探して建てていただくというようなことに関して交渉の余地はないんでしょうか。
481: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
482:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 基本的に今までの経緯の中で要望し市が公園にするということ,経緯の中で再度また要望して断られておりますので,その費用につきましても負担はしていただけないというふうに認識しております。
483: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 5番市原議員。
484: ◯ 5 番(市原 広子議員) そうしますと保育園の建設費用が,世帯数の削減に変わってしまったのではないかというふうな差し引き計算が可能になってくるんです。先ほど9月大幅に配棟が動いた時期と言いましたが,最終的にまた削減がされたのが11月なんです。ですからその保育園の建設費用,60名規模だと大体幾らぐらいかわからないんですけれども,それがなくなることによりまして,ではもともとこれだけつくる部屋だったのをこれだけ減らそうかと。もともとつくらないんですから,利益がなくなるだけですから資材もかからないわけですよ。真水の部分が出るわけでしょう。そういうふうな形にとられても仕方がないという調整会の経過ではないかと言わせていただきます。
それでは最後,最後ではございませんが,住居系に変えていく可能性が非常に高いんです。あそこは航空計器が出ますとセントラルハイツと小学校,そして今度新たにできるグランドメゾン狛江ですから準工業地域というよりは住居系の土地利用現況になっていくわけです,小学校は別ですが。その辺で用途地域の変更がされる可能性が非常に高いんです。住居系に変えたときの斜線制限に抵触する部分はどこでしょうか。
485: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
486:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 今回一部最終的に住居系の斜線制限にほぼ合致しているというところがございますので,それらにつきましては住居系に変えた場合に影響が出てくると考えております。
487: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 5番市原議員。
488: ◯ 5 番(市原 広子議員) ほぼ合致というと,私会議録を見ていますと,離隔が5メートル離れた場合,13階と14階,C号棟,全部ひっかかるという会議録に文章あるんです。大分違うんじゃないでしょうか。実際6メートルセットバックしてくれましたね,建物。具体的にどこが住居系の斜線制限にひっかかるんですか。事務局をしていた建設環境部長,答えてください。
489: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
490:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 具体的には旧のC棟と旧のD棟の東側と認識しております。
491: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 5番市原議員。
492: ◯ 5 番(市原 広子議員) 東側というのは1列ですよね,20世帯ぐらいずつありますけれども,そこが全部ひっかかるということですか。
493: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 暫時休憩いたします。
午後 2時38分 休憩
午後 2時39分 開議
494: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。建設環境部長。
495:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) お時間いただきまして申しわけありませんでした。実際に当たるのが,今提供学校用地がございます。その西側になりますその建物が一部,ワンフロアほど影響するということでございます。
496: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 5番市原議員。
497: ◯ 5 番(市原 広子議員) 学校用地が出っ張って提供していただきましたので,そこのところが抵触してしまうということですね。そうしますとここに学校を増築するわけですから,日が当たらないだろうという,こういう提供公共用地という形態だということですよね。
学校側の提供用地についてはきょう質問する予定はございませんでしたから聞きませんけれども,このところに出っ張ったようなものをもらってもどうしていいかわからないような状態で提供公園をいただいてしまっているというのも大変問題だということです。
それで最後に伺いますけれども,自主管理歩道と市道のつくり込みについて伺います。
第一種低層住宅地に接した準工地帯での大型マンション開発ということでセントラルハイツが建てられたときとは全く状況が違っていまして,西側と北側の住宅地への配慮というものの一つとして自主管理歩道が提供されることとなりました。そして市道も提供されますので,そのつくり込みについて事業者の予算でしっかり行っていただくようにお願いしたい。そしてその際,無機質なアスファルトではなくて,例えば石畳の車道であるとかあるいは歩道は逆に車いす対応,ベビーカー対応などでフラットなものにしていくというような形でお金をかけ,景観修景,緑の配置も含めてしていただきたいと思いますけれども,その辺の交渉と市民の意見を入れて事業者に工事をしていただくようなお約束をしていただきたいと思いますけどいかがでしょうか。
498: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
499:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 北側と西側の自主管理歩道と市道の築造につきましては,事業主が建築費用を出すことで合意しております。道路の形状につきましては,厳重に通過交通するスピード,スピードの規制とか安全対策にも配慮したものをつくるよう今協議をしている最中でございます。また,景観につきましてはこの自主管理歩道の中で検討しておりまして,周辺住民の方にも配慮した道路づくりの検討を進めていきたいと思っております。また,何らかの形で近隣住民の方の意見をお伺いしたいというふうに思っております。
500: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 5番市原議員。
501: ◯ 5 番(市原 広子議員) それでは今回の質問のまとめをいたします。
自主管理歩道と市道のつくり込みに関しては,景観が修景されるようなよりよいものをつくっていただくよう事業者に費用の負担とそれから市民の意見を入れることをしっかり要望していただくこと。
それから保育園に関しては調整会の経過においては終わりましたけれども,再度事業者に別な形で保育園の負担を要望していただきたいこと。
それから調整会の結果とは別に,技術的に個別対応で可能な部分がある場合でなおかつ個人の方が要望した場合には,事業者に対応をしていただけるよう市からも要望して建築協定を結ぶ前段でそれを行っていただくよう要望していただきたい。
この3つを確認いたして私の1番の質問を終わります。
それでは災害廃棄物のことについて伺います。
市長は瓦れきの撤去は復興の条件であるということで,安全性の確保と住民説明会を前提として多摩川衛生組合で受け入れていくこととなっているというお答えであったと思います。いろいろありがとうございました。ただ私は考えますに,女川町というのは東北電力の原発が3基置かれている町なんです,市長も御存じだと思いますけれども。それで幸いにも福島第一原発のような事故が起こらなかった。それは高台にあったからだそうなんです。私もつい最近聞いたんですけど,福島第一原発というのは20メートル削ってつくったそうです。コストカットのためにそうしたそうなんです。東京電力がつくったからだと。それに津波とかそういうことを知らない電力会社が福島県に行って,わざわざ高かった所を削ってつくったから津波の被害をもろ受けたということなんです。もちろん原発の事故は,地震で壊れていたんではないかという問題がありますので,全部津波のせいにもできません。実際女川原発は今稼働していませんけれども,地震の被害を受けたそうでございます。それで東京都のホームページでは,YouTubeなんかを見ますと,確かに瓦れきが本当にたまっているんだなという入り江の中にそういうフィルムもデジタル化されたものも見ることができました。大変だなとは思いますけれども,私思いますに本当に安心・安全で女川町に帰りたいと思うには,原発があったんだったら帰りたいと思えないんじゃないかと思うんです。なぜこんなことを突然出すかというと,災害支援,災害支援と言いますけれども,上から決められてこの町の瓦れきを三多摩で燃やしますよというふうに言われました。何で女川町なんですか。東北電力の原発がある町ですよ。何か電力会社がこんなときぐらいやってあげたっていいんじゃないかと考えれば考えるほど私には何で,石巻ならまだわかる,半島のこっちだから。回ったこっち側にあるんですかね。これは原発推進の流れの中で宮城県と東京都の関連で女川というものが浮上してきたのではないかと私は感じます。
それで質問に入りたいんですが,先ほど来,それで市長は受け入れてまいることになろうかと思うような発言をなさいましたが,実は最終処分場である日の出町がまだ何にもオーケーも出していないんですけどどうでしょうか。
502: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
503:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 今東京都のスキームに載っているわけですけども,具体的には東京都の災害廃棄物受け入れ対象施設の条件として1日100トン以上の処理能力を有する施設であることとか,十分な能力を有する排ガス処理装置を有する施設であること,それからもう1点ダイオキシンの規制対応施設であること,そういうような条件を示されて最終的に今7施設が受け入れを,7団体に対して受け入れをしていくようにということで,その進捗状況を見て日の出のほうの東京たま広域資源循環組合につきましては日の出町とどう協定を結んでいくかということで,現実にその流れは今そういう形で進んでおりますけれども,最終的にはその動向を見て広域資源循環組合と日の出町との協定になるかと思います。
504: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 5番市原議員。
505: ◯ 5 番(市原 広子議員) ですから東京都のスキームに沿って進むとでしょう,原発推進の女川町長と宮城県知事と東京都庁。それで我々の地をはうような地元密着の発想からいいますと,東京たまエコセメント化施設,これは夏に一斉に調査をした結果ですけれども,各焼却工場,清掃工場のごみをはかりましたね,多摩川衛生組合1,183ベクレル。そのとき東京たまエコセメント化施設ではその灰を処理をしたんだけど,焼却炉排ガスにも金属回収汚泥にも─それはND,金属回収汚泥は50ベクレル,キログラム。エコセメントの製品にも出ていない。ただ唯一下水道放流水に678ベクレル・パー・キログラムが出ています,放射能が。多摩川衛生組合は1,183ベクレルだけど,ほかにもいろいろあるでしょう,日の出町の東京たまエコセメント化施設に灰を持ち込むところは。大体1,192ベクレルとか1,873ベクレルとか,三鷹で多いところで3,409ベクレルとか出ているときにですよ。だからもちろんそのときの灰がそこに入っているわけじゃないからずれはありますけれども,下水道に出るという事実なんです。
それで伺いますけれども,東京たまエコセメント化施設の下水道のルートはどういうものなんでしょうか,説明ください。
506: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
507:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 今のお話しされているエコセメント化施設での製品化されるエコセメントにつきましては放射性物質の濃度は不検出であり,これは東京たま広域資源循環組合のホームページにも掲載されておりますけれども,その放流水のルートにつきましては日の出町の公共下水道に入りまして,そこから流域下水道を経て東京都の八王子水再生センターに送られます。そこには当然東京たま広域資源循環組合以外のものも含めて集められるわけでございますが,ここで汚泥や汚泥焼却灰の放射性物質濃度が測定されることになります。
508: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 5番市原議員。
509: ◯ 5 番(市原 広子議員) それで八王子水再生センターに送られるわけですけれども,それは多摩川に面しているんですよね。その前に汚泥処理施設等々がありますので,汚泥の放射能汚染が出た場合は,ここでまた昨年の江戸川の汚泥の問題等々立川市の汚泥の問題,そういった問題になってくるのではないかと思います。
そういうような状態の中で,職員を派遣して現地を視察させてきたと言いますけれども,どういうものを見てきてくれたんでしょうか。
510: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
511:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 今回東京都がどのようにして処理工程を考えているかということで,それを確認するために現地に行ったものでございます。東京都環境局廃棄物対策部一般廃棄物対策課の案内によりまして,昨年平成23年11月21日に宮城県女川町石浜の選別中間処理施設を東京都の職員の随行により視察しております。
当日は1時30分に現地到着しまして,約2時間半にわたりまして女川町の町民課のほうから被災状況等の説明を受けまして,その後4時に現地視察を終えまして帰路についたということで,内容としましては災害廃棄物の破砕選別状況の現場確認,選別後の可燃性廃棄物の性状,組成分析の現場確認,それから災害廃棄物の放射能測定方法,そのような内容の現場確認をしてきたということでございます。
512: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 5番市原議員。
513: ◯ 5 番(市原 広子議員) それで昨年来言われています1キロ当たり8,000ベクレル以下で焼却あるいは埋め立てという基準でいくわけなんですけれども,問題は廃棄物をはかるはかると言いながら空間線量しかはかっていないんです。その辺の問題はあるかと思うんですけどどうですか。
514: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 暫時休憩いたします。
午後 2時54分 休憩
午後 2時56分 開議
515: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。建設環境部長。
516:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) お時間いただきまして申しわけありません。基本的には空間線量をはかっているわけなんですけれども,東京都の測定方法につきましては,まず仮置き場の災害廃棄物放射性物質濃度の目安ということで,これはキログラム当たり240ベクレル以下で測定結果は133ベクレルであります。
それから焼却灰の受け入れ基準につきましては,先ほど言いましたようにキログラム当たり8,000ベクレル以下であるということでございます。被災地の清掃工場での測定結果はキログラム当たり2,300ベクレルということで,また排ガスにつきましては不検出となっております。
また選別処理施設,あとストックヤード,搬出時の放射線量についてでございますけれども,選別処理施設の搬出基準につきましては,空間放射線量率でバックグラウンド値等の3倍以下でということで,空間放射線量率を3地点で1時間ごとに測定しております。
517: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 5番市原議員。
518: ◯ 5 番(市原 広子議員) 空間線量をはかるんですけれども,鉛の箱の遮へい空間の中にビニールに入れたがらを入れて,そこに空間線量計を入れてはかるというやり方で,極めてこれは科学的な知見からするとどういう意味があるのか余りわからない,そういうはかり方をしています。
時間もございませんのできょうは途中でやめさせていただきますけれども,最終的に私が申し上げたいのは,ある種プロパガンダ的な動きになってきております。災害廃棄物の処理は非常に大切なことですけれども,もっといろいろな方法があるのではないか。とりわけ東北電力管内の原発立地地の瓦れきに関してなぜ電力会社が何かできないのか,そういった疑問が私にはどうしても起こります。むしろ私たちはもっと顔の見える支援,本当に必要な支援をしていきたいと思っています。その意味で,日本に本当に本州に降り注いでしまった放射能,0.1マイクロシーベルトだとはいえ,東京もそれは既に降っているわけなんです。ですから安易に協力することがいいことだというふうには考えられない。本当の安全性といっても確かめるすべももはやありません。現地にとめ置くのが最もベストな方法であり,お互いにそれぞれの地域で解決をしていく,それに対して金銭的な支援をしていく,私たちは別な形で支援をしていく,それが支援ではないかと私は思っております。
以上をもちまして質問を終わらせていただきます。
519: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 暫時休憩いたします。
午後 3時00分 休憩
午後 3時10分 開議
520: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続行いたします。4番辻村ともこ議員。
〔4番 辻村ともこ議員登壇〕
521: ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 通告に従いまして本日も狛江の未来と子供を守るため,そして明るい豊かな社会を築くためにしっかりと質問,提案をいたしたいと存じます。よろしくお願いいたします。
1問目,北朝鮮による拉致問題に関する狛江市の取り組みについて質問いたします。
平成23年4月1日の閣議決定で「人権教育・啓発基本計画」が一部変更され,新たに「北朝鮮当局による拉致問題等」の事項が同基本計画に盛り込まれたことを受け,拉致問題担当大臣から各都道府県,地方自治体へ,国民の間に広く拉致問題等についての関心と認識を深めるため,啓発資料の作成,配布,各種広報活動をすることほか通達が出されました。平成23年4月1日の閣議決定内容抜粋を,拉致問題とは何か,また地方自治体に求められていることは何かを再確認するために,ここで読み上げさせていただきます。
人権教育・啓発に関する基本計画の一部を次のとおり変更する。
「(12)北朝鮮当局による拉致問題等
1970年代から1980年代にかけて,多くの日本人が不自然な形で行方不明となったが,これらの事件の多くは,北朝鮮当局による拉致の疑いが濃厚であることが明らかになったため,政府は,平成3年(1991年)以来,機会あるごとに北朝鮮に対して拉致問題を提起した。北朝鮮側は,頑なに否定し続けていたが,平成14年(2002年)9月の日朝首脳会談において,初めて日本人の拉致を認め,謝罪した。同年10月,5名の拉致被害者が帰国したが,他の被害者について,北朝鮮当局は,いまだ問題の解決に向けた具体的行動をとっていない。
政府は,平成22年(2010年)までに17名を北朝鮮当局による拉致被害者として認定しているが,このほかにも拉致された可能性を排除できない事案があるとの認識の下,所要の捜査・調査を進めている。北朝鮮当局による拉致は,国民に対する人権侵害であり,我が国の主権及び国民の生命と安全に関わる重大な問題である。政府としては,国の責任において,全ての拉致被害者の一刻も早い帰国に向けて全力を尽くしている。
また,国際連合においては,平成15年(2003年)以来毎年,我が国が提出している北朝鮮人権状況決議が採択され,北朝鮮に対し,拉致被害者の即時帰国を含めた拉致問題の早急な解決を強く要求している。
我が国では,平成17年(2005年)の国連総会決議を踏まえ,平成18年(2006年)6月に「拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する法律」(平成18年法律第96号)が制定された。この法律は,国や地方公共団体の責務として,拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題(以下「拉致問題等」という。)に関する国民世論の啓発を図るよう努めるものとし,また,12月10日から16日までを「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」と定め,国及び地方公共団体が,国民の間に広く拉致問題等についての関心と認識を深めるという同週間の趣旨にふさわしい事業を実施するよう努めるものとしている。拉致問題等の解決には,幅広い国民各層及び国際社会の理解と支持が不可欠であり,その関心と認識を深めることが求められている。
以上を踏まえ,以下の取組を積極的に推進することとする。
1)国民の間に広く拉致問題等についての関心と認識を深めるため,北朝鮮人権侵害問題啓発週間にふさわしい事業を実施する。(全府省庁)
2)拉致問題等についての正しい知識の普及を図り,国民の関心と認識を深めるため,啓発資料の作成・配布,各種の広報活動を実施する。(内閣官房,法務省)
3)拉致問題等に対する国民各層の理解を深めるため,地方公共団体及び民間団体と協力しつつ,啓発行事を実施する。(内閣官房,総務省,法務省)
4)学校教育においては,児童生徒の発達段階等に応じて,拉致問題等に対する理解を深めるための取組を推進する。(文部科学省)
5)諸外国に対し広く拉致問題等についての関心と認識を深めるための取組を実施する。(内閣官房,外務省)」
このように去年4月拉致問題に対する方向性と具体案が示されました。
本問題は,一義的には国の問題ではありますが,私は国からの通達にありますように,国と地方公共団体,民間団体そして国民が一体となり問題解決への取り組みをなすことが非常に重要だと存じます。狛江市におきましても取り組みがなされ,拉致問題解決等に協力をすることが大切なことと思います。
近隣他区市町村の状況を調査いたしました。平成23年度は町田市,立川市,新宿区,杉並区,江東区等で人権問題週間行事が各地ホールで行われ,「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」を取り入れた行事を先ほどの閣議決定どおり行っています。また平成22年度は,隣の調布市でも同じく北朝鮮拉致問題に関するイベントが実施されました。その他埼玉県では,直接人権問題週間行事ではない行事も含め,多く開催が見られました。例えば協働行事として子ども人権フォーラム,平和資料館での展示,人権問題研修会,社会福祉大会,老人クラブ会,地域支え合いの仕組みシンポジウムなどでの写真パネルの展示や講演会が開催され,国の指示どおり拉致問題を風化させないよう各地において啓発に努めているとのことでございます。
そこで1問目の質問です。狛江市では北朝鮮による拉致問題について,どのような取り組みがなされてきたのでしょうか。過去5年間の取り組みについてお教えいただきたいと思います。
再質問は自席より行います。
522: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 企画財政部長。
523: ◯ 企画財政部長(水野 穰君) それでは1問目,北朝鮮による拉致問題に関する狛江市の取り組みについて答弁申し上げます。
過去5年間の取り組みでございます。北朝鮮による拉致という人権問題につきましては,広く市民の関心と認識を深めるため,広報・周知の取り組みを行っております。東京都などの主催によります「北朝鮮による拉致被害者救出のための集い~拉致被害者・特定失踪者問題への理解と関心~」などの啓発事業について,広報こまえに掲載をしたところでございます。また北朝鮮人権侵害問題啓発週間においては,法務省の啓発週間ポスターや「東京へ,帰せ!東京都関連特定失踪者の情報を求めます。」のポスターを市役所,中央公民館,西河原公民館,4地域センターの市公共施設と約50カ所設置されております市内掲示板に掲出をしたところでございます。
524: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 4番辻村議員。
525: ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 50カ所というのはかなり多い,市内には約70ほどの公共施設がある中で50カ所というのはすごく多い掲出箇所だと思います。ありがとうございます。
では今後の取り組みについて教えてください。
ことしは狛江市平和都市宣言30周年記念事業としまして,平和祈念フォーラム30周年記念行事が予算に上がっておりました。人権問題として近隣都市部では,平和シンポジウムに拉致問題を取り上げるところが多くあります。また相談コーナーの中に,拉致問題の項目を入れ,啓発と具体的相談に乗るケースもありました。今回の狛江市平和記念事業30周年の取り組みには,拉致問題は入らないのでしょうか。また御検討をいただけないでしょうか。
526: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 企画財政部長。
527: ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 24年度におきましては,狛江市平和都市宣言から30周年を迎え,市民とともに平和記念事業を実施したいと考えているところでございます。平和宣言都市としまして,世界平和を希求し,平和意識の高揚を図り,平和問題に関する理解や関心を深めるとともに,次代を担う子供たちに平和の大切さを伝えることを目的としたいと考えております。夏休み中の実施を予定しておりまして,子供向けの戦争体験談や紙芝居,映画上映などを行いたいと考えております。戦争の惨禍を二度と繰り返さないという理念を,子供を初め市民の皆様に周知することを目的と考えてございます。
なお,この拉致問題に関しましては,啓発が一番重要と考えております。引き続き国・東京都と連携を図りながら啓発・周知に努めてまいりたいと考えてございます。
528: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 4番辻村議員。
529: ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 矢野市長にお伺いをいたします。
今お話しありましたとおり,この平和記念行事というのはどうも戦争の体験談などを含めた戦争に関する平和をこれからつくり上げていこうと,そういった内容が主たるものかと存じます。矢野市長も平和記念事業に非常に高い関心があるとお聞きしております。ぜひ拉致問題も大切な人権問題であり,啓発の要望も国より来ております。さまざまな取り組みも近隣他区市町村で行っているということも今お話ししたとおりでございます。狛江だけ取り残されないよう,今後全般的に積極的な啓蒙活動を御検討いただけないかと思いますがいかがでしょうか。
530: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 市長。
531: ◯ 市 長(矢野 裕君) 国内にいる一般庶民を他国が強権的に拉致をし,生命や人生を奪っていく,こうしたことは全く許されないことであるというふうには認識しておりますし,私自身も一日も早い被害者の救出を望んでいるところでございます。しかし新年度の記念事業に関しては,既に予算編成時,予算要求の関係で企画準備等は進めてきております。新年度の予算案をお認めいただければ,その具体化のために動き出すところまで今来ておりますので,記念事業においては時間的には無理があるように思います。しかしどういう形で啓発しているか,その風化をさせないという視点で今後努力はしていきたいと思います。
532: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 暫時休憩いたします。
午後 3時21分 休憩
午後 3時22分 開議
533: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。4番辻村議員。
534: ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) では次に,拉致被害者・家族義援金委員会が平成15年10月1日,ちょうど5人,拉致被害者の方たちが帰国した翌年に設置されました。各地方自治体でもブルーリボン及び拉致被害者・家族のパンフレット,郵便振替用紙の配布を積極的に行うよう通達が来ているとお聞きします。狛江市における現状について,どのようになっているのかお聞かせください。また今後,市役所窓口への設置をお願いしたいと思いますが,可能でしょうか。また無理な場合の理由をお聞かせください。そして人権問題にかかわるイベントや啓発週間での限定的な設置など含めて御検討いただけますでしょうか。
535: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 企画財政部長。
536: ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 東京ブルーリボンの会によりまして,北朝鮮による日本人拉致問題「すべての拉致被害者の帰国をめざして」というリーフレットとブルーリボンを,見本という形で一式お送りいただいたことがございます。今後東京都などからブルーリボンや啓発パンフレットなどの配布依頼がありましたら,市役所窓口などへの設置と人権啓発事業等での設置につきましては検討させていただきたいと考えております。
537: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 4番辻村議員。
538: ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 質問です。これいつごろ届いたんでしょうか。それと検討しますと今企財部長より御返答いただきましたけれども,その検討というのはいつごろ結果が出るんでしょうか。設置とは置くだけのことかと思います。市長の了解が得られればよいのでしょうか。お答えください。
539: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 企画財政部長。
540: ◯ 企画財政部長(水野 穰君) こちら平成22年8月にそういったものをいただいてございます。このときは,先ほど申し上げましたように一式のみということになってございます。こちらのほうはまた配布という形で各自治体のほうに配布がされると,こういうことがあればそのときまた検討させていただきたいと,このように考えてございます。
541: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 4番辻村議員。
542: ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 恐らくそれはサンプルだと思いますので,いつでも要望すればそれら設置用のものは何部でも送っていただけるのではないかなというふうに思います。前向きに市役所の窓口への設置をして,少しでも広く啓発できて,また義援金の支援などができますよう早期の取り組みをお願い申し上げたいと思います。市長もどうぞよろしくお願いいたします。
次の質問にいきます。拉致問題啓発のための懸垂幕の掲出というものを神奈川県では行っています。狛江市役所前の旗,例えば食育週間等ございますけれども,北朝鮮人権侵害問題週間におきまして,狛江市でも旗をつくり掲出していただきたいと思いますがいかがでしょうか。
543: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 企画財政部長。
544: ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 現状,狛江市で独自に懸垂幕を作成することは現在考えているところではございません。まずはポスターを市公共施設や市内掲示板に掲出しまして,広く市民の方に周知を努めてまいりたいと考えております。
545: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 4番辻村議員。
546: ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 北朝鮮人権侵害問題週間にふさわしい事業を実施するよう要請が来ていると,先ほど閣議決定の内容を読ませていただきました。12月10日から16日までの間となります。その間だけでものぼり旗は有効な手段かと思いますので,御検討をいただきますようお願い申し上げます。要望として終わります。
さて次にまいります。
拉致問題に関する狛江市の教育現場の取り組みについてお伺いしたいと思います。
この問題に関しては,国からの通達にもありましたとおり教育現場での取り組みも大変重要であると認識をしております。「めぐみ」というDVDが,拉致問題を通じた家族愛等を学ぶ教材として,平成20年に配布をされているとお聞きします。狛江市内の学校での児童・生徒の視聴率つまりDVDの活用率を教えてください。
547: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 教育部長。
548: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 北朝鮮による拉致問題は,東京都教育委員会が人権10課題として掲げる,その他の人権問題の一つに位置づけられております。各学校には,政府拉致問題対策本部が作成したDVDアニメ「めぐみ」が配布されております。人権にかかわる諸課題については,各学校において児童・生徒の実態等に応じて教育活動全体を通じて組織的・計画的に取り組んでおりますが,拉致問題については,東京都教育委員会が作成する人権教育プログラムでは,道徳での取り扱いが例示されているところでございます。御質問の「めぐみ」DVDの活用につきましては,市内8校で教員が視聴しておりますが児童・生徒への活用はなされていないのが現状でございます。
549: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 4番辻村議員。
550: ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 拉致問題,この「めぐみ」DVDの児童・生徒への視聴,活用率がゼロということでしょうか。これは大変ゆゆしき問題だと思います。
政府の拉致問題対策本部によると,このDVDは非常にわかりやすく,視聴後の児童・生徒からの感想も学習課題目標をきちんととらえることができたという内容として評価が高いと,そのようにお伺いしております。ぜひ当市の教育委員会におきましても「めぐみ」DVDの活用促進をしていただきたいと要望いたします。
では教育長にお伺いいたします。家族愛,主権国家として互いの国を認め合う教育について,国より通達が来ているかと思います。こちらにその通達のコピーを取り寄せております。改めまして去年4月閣議決定した内容は先ほど申し上げたとおりでございますが,5月教育長あてに来ているこの通達につきまして内容の概略を御説明ください。またその通達を踏まえ,今後拉致問題における人権指導をどのように行うのか,狛江市における具体的な取り組みについてお教えいただきたいと思います。
551: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 教育長。
552: ◯ 教育長(本橋 昇君) 平成23年の5月26日に「拉致問題に関する理解促進及び人権教育・啓発の推進について」と題します通知が国より各都道府県教育委員会教育長あてに出されております。狛江市におきましてもこれらの通知等を踏まえ,拉致問題を含む人権課題に対して適切に対応していきたいと考えています。拉致問題や「めぐみ」DVDの活用については,児童・生徒の発達段階や国際関係問題としての要素をどのように扱うかなど今後教育研究等で協議をして啓発を行ってまいります。
553: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 4番辻村議員。
554: ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) わかりました。ただいま教育長より狛江市においてもこれらの通知等を踏まえ拉致問題を含む人権課題に対して適切に対応していきたいと考えている。拉致問題や「めぐみ」DVDの活用については今後教員研修等で協議をして啓発を行ってまいりますとの答弁をちょうだいいたしました。今後教員研修等での協議をしてぜひ御活用いただきたいと思います。具体的展開を切にお願いしたいと思います。国からの通達,近隣他区市町村の動向及び東京都教育委員会の人権教育プログラムの中にあります文章の中に,同じ子供の親である横田めぐみさんの御両親様のお話が掲載されておりましたが,非常に胸の痛む話でありました。二度とこのような悲しい事件が起こらないよう,また支援できるよう狛江市においても他人事と思わず我が事として,国を構成する一地方自治体として,拉致問題解決へ向けて住民への正しい知識の醸成及び積極的な啓蒙活動に取り組まなければならないのではないかと実感いたします。当市におきましても積極的な啓蒙活動に取り組んでいただけますことを切にお願い申し上げまして私の1問目の質問を終わります。
555: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 4番辻村ともこ議員。
〔4番 辻村ともこ議員登壇〕
556: ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 2問目,中学校における武道必修化。指導体制を確立し,礼節を子供たちへと題した質問に移らせていただきます。
ことし平成24年4月1日より,女子を含め全国の中学校における武道必修化が始まります。現在,マスコミ等で武道の中でもとりわけ柔道指導時の安全確保,指導体制確立,児童の成長に見合ったカリキュラムの組み立て方について問題点が指摘をされており,私も子供を狛江市内学校に通わせる親として心配をしているところでございます。今回は,狛江市における中学校武道必修化における狛江市の取り組みが万全であるか,質問及び提案をいたしたいと思います。
まず狛江市立中学校における武道必修化の目的と問題点について教えてください。狛江市の特色及び現在行っている準備についてもあわせて答弁をお願いいたします。
557: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 教育部長。
558: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 武道必修化の目的につきましては,中学校学習指導要領解説保健体育編に述べられていますように,武技,武術などから発生した我が国固有の文化である武道を体験させることで,生徒が伝統文化に直接触れ,武道の伝統的な考え方を理解する貴重な体験となると考えております。また相手と直接相対して学習する場面も多いことから,相手の動きに応じて基本動作や基本となる技を身につけること及び相手を尊重する態度を身につけさせることができると考えております。
必修化の問題点ですが,中学校で初めて学習する内容であるため,生徒に基本動作や基本となる技をしっかりと習得させるための指導者の指導技術の問題のほか,生徒の学習段階や個人差を踏まえ段階的な指導を行う等の安全確保が大きな課題となっております。また指導する場所等の課題もあります。狛江市においては中学校校長会と協議をし,さまざまな条件等を考慮して,すべての中学校で武道は柔道を選択し学習することとしました。指導に必要な畳72畳分を購入し,柔道着は基本個人で購入しますが,都立高等学校からも各校10着分ずつ寄附をいただく予定になっております。
狛江第二中学校では平成14年度から,狛江第三中学校では平成18年度から,狛江第一中学校では平成21年度から体育科の授業で柔道を実施しております。第一中学校及び第二中学校では,体育館にマットを敷き,体操着で実施をしてきました。次年度からは,必修化に伴い学習条件がより整備されますので,条件に見合った指導内容を工夫したり,武道において最も大切とされる礼節についてしっかりと指導していきたいと考えております。
559: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 4番辻村議員。
560: ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 狛江市における武道の一番の目的が,日本の伝統文化である武道に直接触れることで,礼節や相手を尊重する精神を養うことと考えられていることがよくわかりました。また指導者の指導技術の問題,生徒への学習段階や個人差を踏まえた段階的な指導をした上で,安全確保が必要だとの認識をお聞きし,まさに今問題になっている点を当市教育委員会では既に理解されていることがわかりました。そして都立高校からの柔道着の寄附10着ずつですか,これは得られているという点は,積極的に武道必修化について関心を持ち動かれていることと推察いたします。
では4月1日以降の狛江市内各中学校の履修予定について性別,種目別に教えてください。
561: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 教育部長。
562: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 4月以降の中学校の保健体育の授業で第1学年及び第2学年の男子及び女子ともに体力づくり運動,器械運動,陸上運動,水泳,球技,武道,ダンス及び知識に関する領域をすべて学習することになります。現在のところ市内各中学校とも1学年,2学年それぞれ10時間程度の武道の実施を予定しております。授業形態といたしましては男女別修,男女共修等の形態は考えられているところでございます。
563: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 4番辻村議員。
564: ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) わかりました。では武道の必修化に関する狛江市の安全対策についてお伺いします。
武道の指導者はだれになるのでしょうか。ティーチングアシスタントの予算が24年度の予算案に入っていましたけれども,指導者の育成について期間,方法,最終的な育成目標達成,指導者像についてお答えいただける分のみお答えください。
565: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 教育部長。
566: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 武道はあくまでも保健体育の授業の一環として実施しますので,指導者は保健体育科の教員でございます。現在市内中学校には保健体育科の教員が9名配置されています。そのうち柔道の有段者が3名,大学での柔道の履修経験のある教員は7名で,これまで体育の授業で柔道を指導したことがある教員も7名おります。狛江市においては,次年度武道の学習が始まる前の夏休みを利用して,中学校保健体育科の教員等に対して柔道指導にかかわる研修を連続講座として実施する予定でございます。その際の講師には,柔道において日本を代表する選手を育成した元大学柔道部監督の方を招聘する予定でございます。また実際の柔道指導につきましては,安全確保や個人差への配慮などができるよう柔道連盟の方や体育大学の学生をティーチングアシスタントとして配置できるよう配慮していきたいと考えております。
567: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 4番辻村議員。
568: ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 私は今答弁をお伺いしまして,柔道経験者イコール柔道指導者ではないというふうに考えます。柔道の安全性を確保するのであれば,より現実に即した安全意識を高める必要があり,従来の指導方法を改めて見直し,安全性を重視し,医学的知見に基づいた新しい指導基準を導入するくらいでなければ,柔道授業における事故は未然に防げないのではないか,そのように思います。学校管理下において,安全に配慮された指導を行う人こそ指導者と言え,医学的見地に基づいた見識と指導が学校内でも求められているとも言えます。
現在柔道連盟の公認指導者資格制度においても,資格取得制度の見直しも検討要望が出ているというふうにお聞きします。教師へは,現在指導者としての資格について,学校内の指導においては特例措置がなされています。平成25年以降新たに指導者資格を取得する者は,30から40時間の講習会を受講することになりました。ですから狛江市においてはティーチングアシスタントを配置し,夏期に保健体育科の教員の方を鍛えていく予定とお伺いをいたしております。これはとてもよいことだと考えますが,しかし私は早々柔道の指導者になれるものとも思っておりません。30時間とまでは言いませんが,全柔連の資格取得基準改定を一つの基準として,なるべく多くの時間を指導者育成の時間として確保をさらに追加でお願いしたいと要望を申し上げたいと思います。文部科学省でも現在検討課題となっているようでございます。質問いたしますが,狛江市でぜひ御検討いただきたいのですがいかがでしょうか。
569: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 教育部長。
570: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 指導につきましては,柔道学習の全体像を踏まえまして生徒の実態に応じて学習内容を精選し,指導のねらいを明確にして学習指導を進めていきたいと考えております。第1学年・第2学年では,柔道を初めて学習する生徒がほとんどであること,またその経験がその後の学習の基礎となることなどを考慮してねらいを設定をしています。特に礼法を正しく身につけることや安全に投げたり抑えたりすることなどが重要なねらいだというふうに考えております。
今御提案いただいた部分は今後検討をしていきたいと思っております。
571: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 4番辻村議員。
572: ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) どうぞよろしくお願いいたします。
カリキュラムの構成についてお伺いいたします。現在,学習指導要領には,投げ技各種,投げ落とし,大外刈りなどの指導も入ると書いてありますが,最近の文部科学省の指導においては,各市学習指導状況を勘案して内容を調整していくようにと書いてあるそうです。子供を持つ保護者としては,カリキュラムについても,狛江市の進め方,考え方等を知りたいところであります。これから組み立てかと存じますけれども柔道授業に関する基本的姿勢や大まかな流れを教えていただきたいと,そのように思います。
573: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 教育部長。
574: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 平成23年3月に東京都教育委員会が発行いたしました武道・ダンス・体育理論指導事例集には,中学校第1学年,第2学年合わせて15時間程度を想定したカリキュラムが例示されております。その1時間ごとの展開も詳細に示されております。狛江市においてはこの指導事例集を参考に各学校でそれぞれのカリキュラムを作成し指導に当たる予定でございます。
学習指導につきましては,次のような内容が例示されております。第1時のオリエンテーションから始まって礼法,基本動作,受け身を学んで投げる動作を使った受け身の練習や基本となる投げ技等の練習を行います。一番気になる簡易な試合などは,第2学年の最終時間に位置づけされております。
575: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 4番辻村議員。
576: ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) まずはその意義目的である礼儀作法から始まり,基本動作,受け身を学んでから投げ,抑えをされるということとお伺いいたしました。いきなり乱取りをさせてしまった学校では,本当に多くのけがが報告されており,心配をしておりました。狛江市では,試合形式授業までしっかりと時間をかける点も確認できました。よかったと思います。気を抜かずに生徒の成長に合わせた指導カリキュラム作成を引き続きお願いしたいと思います。
では,事故が起こったときの対応とマニュアル整備についてお伺いします。
脳しんとうを軽く見て,適切な対処を怠ったために起こるセカンドインパクトシンドロームと言われる現象があります。これを見逃すと,死亡もくしは脳障害が残る悲惨なケースにつながることが多く見られるようです。その原因としては,指導者の初動における判断ミスが原因のほとんどを占めると言います。狛江市における過去2年間の学校内での事故の件数を,柔道事故と合わせて教えてください。
577: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 教育部長。
578: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 22年度でございますが,小・中学校の管理内外における事故は合計36件でございます。そのうち体育の授業中の事故は,小学校5件,中学校1件で,ほとんどが骨折事故でございました。また部活中の事故が5件で,内訳は骨折,頭部強打─これはCT検査の結果は異常がございませんでした。あと歯が欠けたという内容でございます。
平成23年でございますが,2月20日現在でございます。小・中学校の管理内外における事故の合計は21件でございます。そのうち体育の授業中の事故は,小学校4件,中学校1件で,そのほとんどが骨折事故でございました。また部活中の事故は2件で,頭部を強打したものもありましたけどCT検査の結果は異常がございませんでした。
柔道授業における事故報告は現在ありません。
579: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 4番辻村議員。
580: ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 当市における気になる頭部強打は部活動で1件のみで,CTスキャンで問題がなかったとのことでした。また柔道授業における事故はないとの報告でした。現在はゼロですが,今後受講生がふえるわけですので,格段の注意を払っていただき,引き続き事故ゼロを目指し,安全確保に努めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
そして,対応マニュアルについてお伺いします。今後通常の学校内での事故が起こったときの対応とマニュアルも,事故を未然に防ぐ,もしくは起きた事故を最小限のダメージで抑えるという非常に大事な役割を担うものと存じます。今回の武道必修化に当たり,新たに設置される事故マニュアル等あれば細かく教えてください。ちなみに名古屋市では,独自に文部科学省の指導よりさらに強化した安全指針を作成しているとの情報もございます。狛江市ではいかがでしょうか。
581: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 教育部長。
582: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 各学校では事故発生時に教職員が適切な動きでおのおのの役割を円滑に実施するための連絡体制の確立とともに,養護教諭不在時でも各教職員が適切な応急処置ができるよう救急体制と役割分担を定めたマニュアルを作成をしております。ですから今回の柔道の導入に当たり,新たに事故対応マニュアルを作成することはありません。ただし首から上のけがなどについては,原則医療機関の受診をするよう再度徹底を図っていきたいと考えております。
583: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 4番辻村議員。
584: ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) ただいま,武道必修化導入に当たり,別途武道の事故対応マニュアルの作成をしていただけないかという質問に対し,それは今回はしないという答弁でありましたが,今以上に特に脳しんとうでの対応を含めた細かなマニュアル作成及び救命救急等,指導者の事故への対応,認識向上のための研修強化などは必要かと思います。今後のことを考え,別途マニュアル作成の要望を出させていただきます。検討いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
次に,最初の答弁にもありましたとおり,武道必修化の大きな目的には,礼に始まり礼に終わる柔道の基本姿勢を教え,日本人としての伝統的教養を身につけさせることにあるとの認識で間違いないかと存じます。では武道場に国旗,市旗,校旗は掲揚するのでしょうか。第二中学校は武道場新設をしております。検討いただきたいのですが,まずは近隣他区市町村での状況調査をお願いできませんでしょうか。
585: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 教育部長。
586: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 近隣の状況を調査させていただきます。
587: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 4番辻村議員。
588: ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) どうぞよろしくお願い申し上げます。
本来武道を学ぶ真の目的は,武道を通じて,日本人として世界から称賛されている礼節を重んじた道徳的な精神性を学び身につけること,つまり礼に始まり礼に終わるという武道の基本精神を学び取ることであると確認をいたしました。
同時に武の本義は,人と人との争いをやめ,平和と文化に貢献する,和協の道を表した道徳的内容を持つものであり,真の武道というものは,争いを求め相手を倒し,自己の名誉や自身の幸福のみを追求する道ではなく,人を生かして我も生き,人を立て我も立てられるという,自分も相手もともに栄える自他共栄を理想とする道をいっているとも言えるのではないでしょうか。
まさに3.11東日本大震災の被災地での「一杯のうどん」の話に見られるような,諸外国ではなかなか見られない,世界から称賛される日本人の精神性を武道で養う目的もあるのではないかと存じます。「一杯のうどん」の話とは,東北の被災地において,だれもが食料もなく大変な思いをしている中,配給場所ではきちんと整列をし,順番を待ち,そして一番にうどんを受け取った人が,自分が食べるのではなく,一番奥で並ぶこともできなかった老人や子供たちへそのうどんを持っていき,分け与えたという話であります。このような日本人のすばらしい精神性をかいま見ることができる話は,まだまだ多くあることは皆さん御存じかと思います。
武の体を武の用たる修身,人づくりの大道でなければならないと多くの武道家は語ります。「己を修め,己に克ち,人を生かして己れも生きる」という武道精神を狛江の子供たちもぜひ身につけて,将来日本を背負い,国を繁栄・発展へと導いてもらいたいと思います。
今までの質疑において,狛江市では武道必修化開始に向け先手先手の準備を重ね,授業の安全確保のためティーチングアシスタントを起用した指導員の指導の充実,事故対策,そして早期情報収集等実施をされるとのことでした。指導員の指導充実には私は1点注文をつけさせていただき,もう少し時間をかけていただきたいと要望を出させていただきましたが,これらをきっちり行い,改善点が見つかれば不断の改善をしていくという姿勢を貫けば,狛江市の柔道事故は最小限に抑えられるのではないかと,そのような感がいたしました。今後も油断せずしっかりとした指導をお願いしたいと思います。
教育長を初めとした事務をつかさどる皆様,教育委員会の皆様,そして校長先生を初めとした先生の皆様には,改めまして安全確保の上,質の高い武道教育・指導をお願いしたいと再度お願いを申し上げまして,私の2問目の質問を終わります。
589: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 4番辻村ともこ議員。
〔4番 辻村ともこ議員登壇〕
590: ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 3問目,(仮称)ニトリ狛江ショッピングセンター問題について。
2月17日,19日と2日間にわたり平成25年4月オープン予定の(仮称)ニトリ狛江ショッピングセンター開発事業に関する近隣説明会が行われ,私も行ってまいりました。住所は狛江市岩戸南二丁目4番地3号ほか,ちょうど一の橋交差点,二の橋交差点の間にありますロイヤルホストの場所を含めたカゴメ物流センター跡地が開発されるということで,久々の大型小売店舗出店とのこと,多くの住民の方がいらしていました。テナントとしては,家具を取り扱うニトリのほかロイヤルホスト,そしてもう1つ,名前は伏せていましたが,大型家電店舗が入る予定とのお話でした。複合大型施設が建設される,そのような説明でございました。計画敷地面積は1万3,000平米を超え約3,600坪強。地上4階建て,1階,2階は店舗スペースで駐車場は台数総数586台。1階店舗前に50台の広い駐車スペースがあり,3階,4階,屋上階と駐車場が配備される予定だとの説明がありました。最後のテナントと未契約のため,東京都への大型小売店舗立地法に基づく申請がなされていない状況での説明会でありました。
今回まさに私の地元岩戸,この岩戸選出の議員といたしまして私辻村ともこは,第1に近隣住民の交通安全対策問題,騒音,環境,防犯,マナーの問題,災害時応援協定を初めとした防災関係の問題,行政の取り組み姿勢の問題について,住民生活の安心・安全のため地域住民の代表として質問いたします。
まず第1に通学路及びこまバスルートでの特に児童・生徒及び高齢者の交通安全確保について質問をいたします。
今回(仮称)ニトリ狛江ショッピングセンター(以下ニトリ)説明会では,当施設へ来場する車両はすべて左折入出庫であるとの説明をいただきました。説明では毎時約470台,つまり毎分計算しますと約8台の入出庫がある計算となります。このように頻繁に車が出入りする中で,ニトリへ左折入庫するために世田谷通りを渋谷に向かい一の橋交差点を右折もしくは左折で迂回する車がどんどん民地へ入ってくることが予想され,住民から交通安全が侵されると危険視する声が多く上がっております。市道第11号線は通学路であり,岩戸地域センター前は高齢者のよく使われるこまバスのバス停やみずほ幼稚園のバス停があり,交通量がふえることは非常に危険が増すと推測されます。前々より歩道のカラー舗装については自転車の問題を私が前回の一般質問で取り上げた際もお願いしているところですが,それだけで済む問題でしょうか。お答えをいただきたいと思います。
再質問は自席から行います。
591: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
592:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) ニトリの出店の問題でございます。現在議員言われたように大型店舗の立地法の届け出が出ていないということで,その商業立地の中の状況がわからないという状況の中で周辺のほうの交通対策,これにつきましては東京都への立地法の届け出の中で広域的にどのような形で処理をするのか。あと周辺の生活環境,そういうものにつきましても別途届け出を出して,それに基づきまして,現在警察協議のというのは本庁のほうの警視庁の協議を今やっているところだと思います。それを踏まえまして管轄の調布警察署のほうに来まして具体的な対応を検討していくというような形で聞いております。
あと具体的にこの交通対策処理でございますけれども,通学路に対しましては現在具体的にこの場所としましては一の橋道路が通学路になっておりますので,この安全確保の重要性が高いと感じております。ここにつきましては,現時点で路側帯をカラー舗装化するなど歩行者の安全対策を推進してまいりたいというふうに考えております。
593: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 4番辻村議員。
594: ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) わかりました。ただ例えば市道第11号線に入って1本目を左折するとフォルスコートというマンションがあるんですけれども,その先はちょうど15メートルぐらい,1台しか通れない道になっております。今でも渋滞をしているんです。また一の橋内科の前は信号待ちの際,既に歩道の白線上に車が停車しなければすれ違えず歩行者はいつも困っています。このような状態でカラー舗装だけでは無理だと思います。私はここは民地に迂回する車両の交通量を削減する以外迂回する車による交通事故から住民を守る安全対策はないと,そのように考えています。きのう調布警察交通規制課の方と現状確認,打ち合わせに伺いました。その際私は右折レーンの設置というのはどうだろうと。世田谷通りです。世田谷通りの渋谷方向に向かい右折できる右折レーンのイメージはどうだろうと。そのイメージとしては六本木通り御存じかと思いますが,世田谷から高樹町に向かって六本木の交差点アマンドの芋洗坂に入るときの右折レーン,あそこがちょうど二車線になって,信号がない場所で右折に入れる場所となっています。そんなことをお話をいたしました。
もしも右折レーンを策定するといった場合,これは事業者の方に一部土地を右折レーン用に提供していただき,東京都と連動し狛江市の歩道をともに改良し,右折レーン設置をするということになります。こういったことは狛江市としても考えられることでございましょうか。
595: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
596:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) こちらにつきましては前面道路都道でございます。新しい施設が建設されまして前面道路,これの改良を行わなければならないときにつきましては,あくまでも原因者負担で事業主が改良工事を行うものであると考えております。この世田谷通り,主要地方道3号線,世田谷町田線でございますけれども,道路管理者であります東京都の北多摩南部建設事務所,こちらが管理しておりますので,こちらからと交通管理者であります調布警察署と協議を行いまして,最終的に右折のこと,それから信号機との対応の処理です。都道につきましては決定していくものだと考えております。
597: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 4番辻村議員。
598: ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 私は,この右折レーンができると6割は民地への迂回する車が減るかと思います。これから申請が行われ4者協議というもの行われると思いますけれども,その際にぜひ検討,推進をお願いしたいと思います。
次に騒音,排ガス,防犯,ポイ捨てなどマナー取り締まりについて質問いたします。
まちづくり条例の観点から予測される今後の対応について教えていただきたいと思います。国の基準を満たしているということで済まない問題も今挙げた問題の中にはあります。もし市民からニトリ施設に対するクレーム等があった場合,市はどのように動くのか。簡潔にお答えいただきたいと思います。
599: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
600:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) まず予想されることとしまして建物・敷地内からの騒音についてでございますけれども,ニトリに設置されます駐車場につきましては東京都の都民の健康と安全を確保する環境に関する条例に規定されております指定作業所に当たりますので,該当地域,こちらにつきましては近隣商業地域,それから準工業地域の規制基準が守られるよう指導を行います。
それから駐車場内からの排ガスでございますけれども,こちらにつきましては駐車場の設置者及び管理者につきましては利用者に対してアイドリングストップを行うよう,必要な事項を表記したものの掲示等の方法を用いまして周知することが義務づけられております。
またポイ捨てに関してでございますけれども,敷地以外の周辺には今まで以上に人が集まることによって新たに発生することが考えられますけれども,市の条例は整備されていないので,事業者により来客者に対して呼びかけを行うように協力を求めていくのが一番効果的かなと。市としましては注意看板の設置等呼びかけを行っていくことになると考えております。
601: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 4番辻村議員。
602: ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 例えば騒音について,説明会では昼間50デシベルですと説明がありました。家電店が入るかわからない時点で予測ができるものなのかどうか懐疑的な静かな値だと私は印象を持ちました。またほかにフェンスの問題など幾つか確認が必要な事項がありました。ぜひ行政としてもチェックを厳しく行っていただき,住民の安心・安全をつくっていただきたいと,そのように思います。いかがでしょうか。
603: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
604:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 先ほども言いましたように大店舗立地法の中で生活環境についても具体的に届け出を出すということでございますので,今のところ具体的な内容はわかっておりませんので,今言ったようにそういうものが出れば基準以内におさめてもらうということで業者に対しては指導していきたいと思います。
605: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 4番辻村議員。
606: ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) よろしくお願いいたします。
災害時の対応についてお伺いいたします。現在狛江市の災害時応援協定の現状を教えてください。市内,市外,業種,更新日,各業者との具体的取り決めをした,取り決めを去年発災した3.11東日本大震災以降どのようになさっているのか教えていただきたいと思います。
607: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 総務部長。
608: ◯ 総務部長(小川 浩志君) 応援などの災害時の協力協定につきましては,平成22年修正狛江市地域防災計画に資料として掲載をしております。地域防災計画の修正後,平成22年4月に都立狛江高校等の広域避難場所指定に伴う協定を締結をしております。また昨年3月11日の東日本大震災以降の昨年7月に,これらの協定に変更があるか締結先に照会をさせていただいております。その結果,団体等の消滅や締結先の御事情により協定を解除せざるを得ないものが3件ございました。なお,防衛省共済組合狛江スポーツセンターは従前より広域避難場所として指定しておりましたけれども,その使用に当たっての諸条件をより明確に規定するために,改めて文書での協定を平成23年11月に締結してございます。
これらの経過がございまして,現在の狛江市における災害時の協力協定は合計34件となります。重立った内容等を説明させていただきます。
まず締結先が地方自治体のものですが,世田谷区,調布市,市長会と町村会を構成する多摩地域の市町村,そしてお互いに災害時における相互援助の認識にある長岡市旧川口町との間で,それぞれ消防活動,情報提供と交換,応急物資,そして包括的な相互応援の内容で5件の協定を締結してございます。
また狛江消防署,都立狛江高校,狛江市医師会など公的な事業所あるいは団体との協定が10件ございます。民間の事業所,団体とは,飲料・食料を含めた救護物資,道路障害物除去などの土木作業,燃料供給,運輸などさまざまな分野で合計19件ございます。
協定の更新につきましては,すべての協定が無期限かまたは解除の申し出のない限り継続となるものとなってございます。今後狛江市の行う災害対策を充実するためにさまざまな事業所・団体との協力協定を締結することは重要なことであり,既に作業に取りかかっておりますけれども,今後もさまざまな事業所・団体に協定の締結を働きかけていきたいと考えてございます。
609: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 4番辻村議員。
610: ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) ことし初めに地域防災計画を私がチェックした際,既に廃業されている企業名が載っておりました。3件削除とのことですが,お米屋さんについては提携が一時的にゼロになっているというふうに今思います。引き続き多分野において全般的な協力体制を組んでいただけますよう働きかけをお願い申し上げます。
また現在,応援協定先一軒一軒,私は歩いて状況をお聞きしている最中でございます。その中で昨今お伺いして気になることがございました。それをお伝えしたいと思います。それは,市と協定を結んだのはいいが,いつどこでだれがどのように連絡をとり,何をすればいいか,具体的な応援内容がいまだ詰められていないという点でございました。業種によっても違いがあるかもしれませんが,更新は自動更新,半永久的とのことでございました。しかし中身の見直し,改善は毎年きちんともう少し丁寧に行ったほうがよいかと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
そしてニトリの施設内に大きな地上駐車場が設置予定されています。災害時の避難場所や一時帰宅困難者待機場所として,都道沿いであること,岩戸地域としては比較的範囲の広い土地であることから,地上駐車場は非常に有効な防災場所と考えられます。狛江市から災害応援協定申し込みなど予定はお考えでしょうか。またどのような活用があるのか,お考えになられているのか教えていただきたいと思います。
611: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 総務部長。
612: ◯ 総務部長(小川 浩志君) 岩戸地域のカゴメ配送センター跡地に予定されておりますニトリのショッピングセンターにつきましては,御指摘のとおり範囲の広い岩戸地域にあるという地理的特性から災害対策上有効な活用を図ることができると思っております。しかし避難場所や帰宅困難者への支援の場として期待される地上駐車場につきましては,燃料を搭載している自動車の問題また周囲の火災からの安全面など,さまざまな観点から検討を行う必要があると考えてございます。またニトリが取り扱うことが予想される家具類や日常生活用品などの,災害時の市への供給も期待ができるところでございます。これらを踏まえまして,災害時の協力協定締結に向けた調整を事業主と進めていきたいと考えております。
613: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 4番辻村議員。
614: ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) わかりました。引き続きよろしくお願いします。
お伺いしたいんですが,市職員の方で今回行われました2回の狛江市まちづくり条例に基づく(仮称)ニトリ狛江ショッピングセンター開発事業に関する近隣説明会に出席された方は何名いらっしゃるんでしょうか。
615: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
616:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 今回の説明会につきましては,調整がつかず,職員は参加しておりません。事後報告ということでニトリのほうからは受けております。
617: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 4番辻村議員。
618: ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) なぜ今回出席しなかったかということに関しては,都合がつかなかったと,そういうお答えでございました。
まちづくりには,常に権利と義務の関係が発生すると思います。利用権利を得るならばその場所での責務を果たす,今回の場合大型店舗を開業するならば,その準備段階で近隣住民の交通安全確保,騒音,環境,防犯等の問題になるべく配慮してほしい。そのように事業者には対応してもらいたいところでございます。このバランスが大切かと思います。
市長にお伺いいたします。狛江市として,大型店舗が狛江市内に建設されるとき,住民生活環境維持のための努力として交通安全の問題,騒音の問題,防犯の問題,環境問題等出てくると思われますが,行政としてどのように指導,サポートされるのか。特に国の定めた基準値でははかれない,子供の通学路,老人の多く通うこまバス停留所付近の交通安全確保などさまざま出ております。それらについて考えを教えてください。現在不安を抱える住民の安心する回答をお待ちしています。
619: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 市長。
620: ◯ 市 長(矢野 裕君) 現在具体的な内容が把握できていない段階ですので,個々の事例にはお答えできませんが,大型の店舗が開設されることによる近隣住民や地域環境に対する影響は多岐にわたるものがあると考えております。交通安全や環境など法令を遵守することは当然ですが,法令の範囲内であっても住民や環境への影響を軽減するために,事業者としては必要な配慮をすべきであると考えております。
狛江市のまちづくり条例は,市民,事業者及び市の協働による望ましいまちづくりを計画的に推進することを目的としており,こうした精神に基づき,関係者すべてがよりよい環境を維持し,あるいは影響を抑制するために,誠意を持って話し合うことを求めています。市といたしましても,条例の手続を進めていく上で,狛江市まちづくり指導基準等に基づき,警察や消防等の関係機関と調整しながら,また事業者にまちづくりにかかわる一員として条例の遵守や交通を含めた環境保全への努力を強く求めていきたいと考えております。
621: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 4番辻村議員。
622: ◯ 4 番(辻村 ともこ議員) 今回私が思ったことは,大型店舗の出店という狛江市においてはそう多くない商業開発問題であります。地域も活性化しますが,住環境の変化は否めません。3.11東日本大震災以降,地域防災計画を現在総務部及び各委員会で,議員も所管事務調査で研究をし,避難所運営協議会,社会福祉協議会などさまざまな団体が力を合わせて,あす来るかもしれない有事に備えて狛江住民の安心安全のために知恵を絞り出し,見直そうとしています。矢野市長におかれましても同様に「東京一安全な都市-狛江」を宣言されております。しかしながら実態は,このような大型店舗出店に関し,事前に情報を集めようとする姿勢が全く見られないことが,先ほどの部長の答弁でわかりました。
狛江市職員は,2回開催された市民説明会に一人も来られなかったということです。情報は後でまとめてもらえるからという理由です。しかし,本当にそれで「東京一安全な都市-狛江」をつくれるのでしょうか。明らかに交通安全上問題をはらむことは,出店のうわさが出たころからわかっていたはずですし,またそのように大型店舗であるなら,事前に防災上の防火貯水槽設置の有無等確認,要請をするなど,他人事ではなく自分のこととしてしっかりと能動的に動く姿勢はとれなかったのでしょうか。
矢野市政の特徴として,あえて自分から動かない。どうして住民の負担が大きくなるであろうと予測が容易にできる大型店舗出店に関して,もっともっと関心を示されなかったのか。住民の声をきちんと聞き,情報収集からよりよいまちづくりのために動かなかったのか。情報提供を議員にもっと早くされなかったのか。私は矢野市長の「東京一安全な都市-狛江」構想は,既にあるよい条件下においてつくられる都合のよいものであり,甚だ本気の目標とは思えないと言われても仕方ないものではないかと思いました。
今回のニトリの件においては,恐らく東京都北多摩南部建設事務所長ともお話しになる機会が事前にあったろうと思われます。であるならば,なぜ矢野市長はその際,どうしたら民地への迂回する車を減らせるのか,右折レーン創設等検討できないかなど,具体的なアクション,検討の話が出なかったのでしょうか。ありとあらゆる観点から多角的に知恵を絞り,道路管理者である東京都,行政,事業主と話し合い,先手で準備をするなど動かなかったのか。仮に民地へ迂回する車両の交通量を減らす方法を検討する場合,事業主には土地の提供をお願いすることもあります。そうなった場合,その事業主を動かすのは,ほかならぬ住民の安心安全を守りたい,「東京一安全な都市-狛江」を実現したいという矢野市長を初めとする行政職員の方々の情熱以外,説得方法は最終的にはないかと存じます。
駅前三角地のときもお話をいたしましたが,住民のことを本当に考えてコミュニケーションをとっていらっしゃるのか。矢野市長の興味・関心は,どこにあるのでしょうか。もしかしたら市長の座にずっとついていたいだけなのかもしれないのではないか。もしくは,体力的にももうそのようなことがおできにならないのか。今回のように後手後手に回る対応で,住民の安心安全が侵されそうになり,そして大きなトラブルを待つような行政運営を続けるしかないとおっしゃるならば,きつい言い方になるかもしれませんが,現実的にそろそろ矢野市政も潮どきではないかと思われる方もいらしてもおかしくないかもしれません。
次回の市民説明会には必ず職員一人でよろしいかと思います,参加をさせていただき,住民の安心安全確保のため,迅速に情報を取りに行っていただけますようお願い申し上げます。そしてその情報を公開していただきたい,そのように思います。
このように先手を打った後,行政としての気づきややらなければいけないと感じたよいまちづくりのための改善について,東京都,調布警察,事業主と話し合い,積極的に進めていただけますよう強くお願いを申し上げまして,岩戸地域代表議員の一人として辻村ともこ,ニトリ問題につきまして最後の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
623: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 暫時休憩いたします。
午後 4時09分 休憩
午後 4時21分 開議
624: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続行いたします。12番小川克美議員。
〔12番 小川克美議員登壇〕
625: ◯ 12番(小川 克美議員) 議長から発言の許可をいただきましたので通告どおり質問いたします。
まず1問目地域防災計画風水害等編についてでございます。
過去において多摩川のはんらんは,狛江の住民の生活を脅かしてきました。1級河川である多摩川は国の管理下に置かれており,水源から河口まで一括的な整備が行われているのは周知のとおりでございます。そのことからも,どのような整備が行われているかは知っておく必要があるかと思われます。特に狛江の上流である調布・府中においてはハザードマップが示すとおり,かの地で堤防の決壊等があれば狛江にも甚大な被害が及びます。
そこで質問でございます。現在多摩川水系河川整備計画に基づき二ヶ領上河原堰,調布市布田の堰において河道上断面確保の点から砂利しゅんせつ工事を行っております。このしゅんせつ工事以外に行われる予定の工事を答弁願います。
再質問は自席より行います。
626: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
627:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 国土交通省の京浜河川事務所にこの件につきまして情報提供を求めました。次のような回答を得ております。
まず狛江市域にあります宿河原堰,調布市域の上河原堰ということで,その上流の堆積土砂につきましては国土交通省の所管となっております。砂利のしゅんせつの周期または基準につきましては特にありませんけれども,定期的に河道の横断測量等を行いまして,洪水に影響が出そうな堆積が確認された段階で砂利のしゅんせつを行うことになります。
現在上河原堰につきましては,河川整備計画に堰改築と河道掘削を位置づけられておりまして,平成21年度より堰改築に着工しまして今年度も堰改築及び堰上流の中州の掘削を今行っているところでございます。
628: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 12番小川議員。
629: ◯ 12番(小川 克美議員) 今工事現場を見ると,川の中に大型の重機が入り込みまして砂利を毎日毎日すくってはダンプに積み込んで中州の所にため込んでおりまして,非常に莫大な量といいますか,こんなに川の中に砂利があるのかなというぐらい,もちろん外にも搬出はしておると思うんですけれども,ため込んである量を見ても非常に多くの量があるということで,この分の河口断面がなくなれば水位が下がるというわけでございますので,特に上石原の地域は数年前の台風の影響でも非常に危険水域を超えた地域でございますので,ここのところはしっかりやっていただいているということは安心をする次第でございます。
続きましてそのすぐ付近の地域でございますけれども,調布市染地左岸のスーパー堤防の進捗状況というのはいかがなものでございますか。この辺は世田谷の二子玉川また稲城の大丸地区においても同様のスーパー堤防が整備されております。それに絡みまして,この染地左岸の進捗状況また事業仕分け後の調布市の対応というのはどのようなものがございますでしょうか。お願いいたします。
630: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
631:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 調布市の染地のスーパー堤防につきましては,平成6年から平成10年に民間グランドの改修と共同事業で整備をしておりますけれども,平成11年以降は新たに整備を行った箇所はございません。
事業仕分け後の調布市の対応につきましては,スーパー堤防としての個別の案件がないため,特に調布市への対応は行っていないということでございます。
632: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 12番小川議員。
633: ◯ 12番(小川 克美議員) 改めて質問いたしますけれども,この染地のスーパー堤防の計画というのはもう終了したというふうに考えてよろしいんでしょうか。
634: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
635:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) そのことについて確認はしておりません。
636: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 12番小川議員。
637: ◯ 12番(小川 克美議員) わかりました。ではそれを踏まえて狛江の所の二ヶ領宿河原堰でございますけれども,見た感じ,あくまで見た感じではありますけれども,冬場,渇水期,河床があらわれて,ともすれば川崎側に歩いて渡れるぐらいのところまで砂利が上がってきているというのはわかるわけでございます。特に先ほど申し上げた布田のあの辺と比べまして,土手に立っていただければわかりますけれども,川幅が全然向こうとは違ってこっちのほうが非常に狭いんです。狭いということは,水が来れば水位が上がるというのはもう御承知のとおりでございます。そういった点からもここの砂利しゅんせつというものを行っていくことが非常に大切ではないのかなということを思うわけでございますけれども,この整備計画の中でもちろん盛り込まれているかと思いますが,この狛江の宿河原堰,このしゅんせつの予定というのは今後あるんでしょうか。
638: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
639:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 定期的に河道の横断測量を行っておりまして,洪水に影響が出そうな堆積が確認された段階で砂利のしゅんせつを行うことになります。平成24年度に河道内の横断測量を予定しておりまして,測量の結果をもとに洪水の阻害となっているか確認して必要な対策を行います。なお,最近の横断測量につきましては平成19年度に実施しております。
640: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 12番小川議員。
641: ◯ 12番(小川 克美議員) では19年度の時点では問題がなかったというふうに考えてよろしいんでしょうか。その後起こったいろいろな川の壊れちゃったとかいろいろ事情はわかっているんですけれども,そのときはなくて,もう1度24年度─これ5年ごとにやっているのかもしれませんけれども,今年度また調査をするということでよろしいんですか。
642: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
643:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 今お話しのとおり,定期的にこの横断測量をやっておりまして,その時点で何か洪水の阻害となったような,そのような原因があるかどうか確認して工事を進めるということでございますので,前回につきましては具体的な報告がなかったということで,それほど問題なかったのかと認識しております。
644: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 12番小川議員。
645: ◯ 12番(小川 克美議員) 国のほうがそういうふうに判断をしたということでございますので,私も見たところで先ほど申し上げましたけれども,どう見てもこれじゃまずいんじゃないのという感じは非常にするんで,ぜひとも一級河川の多摩川,管理は国ではありますけれども市民の生命と財産を守る責任のある市は,水防上必要な対策の実施については積極的に国に働きかけを行うべきと考えております。これまでこのような国の調査はもちろん大前提ではあるんですけれども,地元からの要望といったようなものも踏まえまして何か要望はされたことがあるんでしょうか。それとも今後する予定がもしあれば,お願いをいたします。
646: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 総務部長。
647: ◯ 総務部長(小川 浩志君) 災害対策におきましては,各判断を行うときに最も必要とするものが情報でございます。平成23年7月28日付にて,国に対しまして,国が整備している関東広域情報ネットワークへ接続できるように,狛江市役所まで専用光ケーブルを引くよう依頼をいたしました。関東広域情報ネットワークは多摩川沿岸に設置している約100カ所,うち狛江市内を監視できるものは川崎市側を含めて8カ所の高感度CCTVカメラがあり,その映像を夜間を含めてリアルタイムに閲覧できるものでございます。集中豪雨や各地局地的大雨が頻発する中,避難勧告・避難指示等の発令に大変寄与するものであると考えております。
また平成24年2月20日に,東京都の管理ではございますが,小河内ダムの放流につきまして降雨地点・放流量及び流域流入量をパターン化し,市内への到達時間及びその影響度を例示すること等を要望しており,今後もその都度必要なことを働きかけていきたいと考えております。
648: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 12番小川議員。
649: ◯ 12番(小川 克美議員) いろいろやっていただいているということでございますけれども,ぜひとも前述の件よろしくお願い申し上げます。
続きまして,浸水想定区域についてでございます。
昨今,伏越改修工事などの浸水対策を頻繁に行われてきておりますけれども,その後その工事を行ったことによってハザードマップ上における浸水区域の面積は減少したのでしょうか,お答え願います。
650: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
651:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 伏越改修工事の完了によりまして溢水被害の減少とか汚泥の吹き出しがなくなることにより悪臭等がなくなる,環境被害も少なくなると考えております。狛江市防災マップの集中豪雨版につきましては,下水道の処理能力の50ミリを超えた時間最大雨量114ミリの豪雨を想定しておりまして,浸水予定区域は河川からあふれた水や河川に到達する前の地盤の低い所,下水道能力を超えたためにたまる水によって浸水する予想区域を示しておりまして,変更は生じないと考えております。
しかし,近年ゲリラ豪雨と呼ばれる都市型集中豪雨が発生しまして,下水道の処理能力の時間雨量50ミリを超える降雨への対応を求められております。こうした状態を受けまして,東京都につきましては平成19年8月に東京都豪雨対策基本方針を発表いたしまして,この基本方針を受けて都及び全区市町村から成ります東京都総合治水対策協議会では,野川版としまして野川流域豪雨対策計画を策定しております。流域対策といたしまして,長期見通し,おおむね30年後でございますけれども,すべての公共施設及び新規や改築の大規模民間施設への貯留・浸透施設の設置を極力進めていく計画でございます。
652: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 12番小川議員。
653: ◯ 12番(小川 克美議員) 伏越改修工事を行ったんですけれども,汚泥の吹き出しや悪臭等がなくなるということでは解決はするんだけれども,浸水区域の減少には至らないということでございました。それにつきましては,東京都の計画のほうで大体30年間かけて長期に計画するということでありますけれども,内水被害を減少させるのは行政が行うのはこれは大前提ではありますけれども,30年の長期ということは木造住宅なら一サイクル回ってしまう時間でございます。その間に起こり得る事態を回避するためにも,自分の家は自分で守るといった自助の部分で,浸水想定区域内に新築される家屋については情報を事前に伝え,盛り土や高基礎などの方策を講じていただくと,そういったことが必要と考えるんですけれども。これは我が家は家業が建設業でございまして,長らく市内で営業いたしております。もとは大正時代から本格的には戦後からなんですけれども,その間ざっと数えて市内で200棟ぐらいのお宅にかかわらせていただいております。私も20年間家業を継いでおりますけれども,その間に浸水区域内での仕事も何件かいたしたんです。そうすると,うちはハウスメーカーとかとはやらないで地元の建設会社とか何々工務店とかそういった所と仕事することが多いもんですから,そういった御家庭に対しては,事前にこの辺は昔水が出たんで上げておいたほうがいいですよ,みたいなアドバイスをいたして,階段で3段か4段ぐらい上がってしまう玄関になるんですけれども,そういったことをやっておるんです。幸いにもそこは現状そういうふうにはなっていないんですけれども,これが例えば,もう現実的にあるんですけれども御台橋の裏の辺ですけれども,私が消防団のときにゲリラ豪雨で出動したら半地下の駐車場が全部水で埋まって車が浮いている状況,狛江市内でそういう状況があるんです。全部水没して車が2台ぷかぷか浮いていたんです。これは私が推測するに,そこの家を建てた業者は恐らく市内の業者じゃなかったんだろうなと思うんです。もし市内の業者とかそういった情報があればアドバイスができた中で,そのような被害を防げたんではないかと,そういったことが非常に残念だなと思うところでございます。
ですからこういった意味,過去の経験値から言うのはもちろんなんですけれども,新たな情報というのを事前に─これ非常に難しいのはわかるんです。そこに建てるに当たって,戸建ての住宅だったら一々狛江市にお伺い行きませんから,大きな開発じゃなくて,付すのは難しいんですけども,事前にもし情報が出せるんであるならば出していただきたいと考えるところでございますけれども,その点のところはいかがお考えでございましょうか。
654: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 総務部長。
655: ◯ 総務部長(小川 浩志君) 浸水想定区域の住宅につきましては,そういった指導等は現在行ってございません。狛江市では平成22年2月に全戸配布及び市民課で転入者に配布を行っております狛江市防災マップ・洪水ハザードマップに災害時の避難方法や避難施設等を記載し,そういった周知を行ってございます。
656: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 12番小川議員。
657: ◯ 12番(小川 克美議員) 行っていないということなので,30年間待って地下に貯留槽ができるまでにゲリラ豪雨はもう毎年毎年やってきて,その都度その都度悩まされる御家庭がありますので,非常に大事なことなんでぜひとも対応していただきたいと思います。
ですからそこで,より専門的な情報を加えた業者向けの洪水ハザードマップを配布するほうがよろしいのかな,配布をしなくても何とかお伝えできればいいかなと思います。例えば,この地域は過去において80センチ水が来ましたとかゲリラ豪雨,時間80ミリだったらこの辺まで水来ます,のようなものがあれば事前にそういったことができるかと思いますけれども。業者向けといいますか,そういったより細かいハザードマップを配布するお考えはあるでしょうか。
658: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 総務部長。
659: ◯ 総務部長(小川 浩志君) 狛江市では浸水が生じた場合の区域や程度,避難所などの情報をわかりやすく示しました狛江市洪水ハザードマップを平成19年3月と平成22年2月に市内世帯全戸配布を行ってございます。平成22年に配布いたしましたマップは,A1判再生マットコート紙で作成をいたしております。A1判の地図で市民に配布いたしましたのは,文字や凡例の見やすさを考慮したことが大きな理由でございますが,折り畳むことでA4判にもなり,ふだんは手近な場所に置いておき,必要なときにすぐに広げて確認できる利点がございます。より多くの関連情報を市民に提供することは重要とは存じておりますけれども,ハザードマップ上に今以上の情報を追加掲載すると,紙面の見やすさを損ない,見る側にとっては不便になる可能性も危惧されております。洪水ハザードマップを事前に市民へ周知することは,市民の危機管理意識の向上や自主的避難態勢の確立など,洪水の被害軽減に極めて有効でありますので,次回改訂時にも見やすさ・わかりやすさを第一に取り組んでいきたいと考えております。
660: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 12番小川議員。
661: ◯ 12番(小川 克美議員) ぜひとも事前に回避できるものであるならばしていただくといった視点から,よりわかりやすい,より細かいハザードマップをよろしくお願いするものでございます。
続きまして2番目,通信施設の防災対策についてお伺いをいたします。
現在市内に幾つもの固定式防災無線があるんですけれども,畑とか建物の間に立っておりますけれども,これについての耐震基準というのはあるのでしょうか,お願いをいたします。
662: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 総務部長。
663: ◯ 総務部長(小川 浩志君) 防災無線の建築物としての明確な耐震基準はございませんが,平成22年版消防白書では,通信施設の耐震対策の徹底として,防災行政無線設備の耐震性のある堅固な場所への設置を各都道府県に要請していると記されてございます。また電波法に基づき設立されました非常通信協議会が取りまとめた無線設備の停電・耐震対策のための指針におきましては,耐震対策といたしまして既往最大規模の地震を考慮した対策を講ずること,基礎ボルト,ストッパーなどにより無線設備を固定することとの指針がございます。狛江市の場合,庁舎4階に設置している屋内固定局につきましては,床及び天井とをボルトでしっかり固定されているので,庁舎が崩れない限り機器の転倒や損壊の可能性は低いと思われます。
また屋外子局につきましては,風速60メートルに耐え得るものを基準としております。柱は厚さ8ミリの鋼鉄でできており,町なかの電柱より強度があります。また縦80センチ,横80センチ,深さ2メートルほどの基礎を地中に埋設してございますので,こちらのほうも柱の途中が折れたり倒壊したりといった可能性は低いと思われます。
664: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 12番小川議員。
665: ◯ 12番(小川 克美議員) 地中に縦80センチ,横80センチ,深さ2メートルというごっついものがどれだけのものかというのは十分存じておりますので,しっかり安心して防災無線はずっと立っているだろうというところがわかりました。ありがとうございました。
続きまして視点を変えまして質問いたします。
新設の防災センターでの情報収集体制とバックアップ体制,電源体制についてお伺いするところでございます。
666: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 総務部長。
667: ◯ 総務部長(小川 浩志君) 災害時には情報が錯綜し,混乱してしまうことが予想されます。そのため,防災センターでの情報収集体制といたしまして,災害対応に必要な情報を迅速に収集・一元管理し,災害対策本部と現場とで共有できる仕組みが必要と考えてございます。現状では東京都防災行政無線電話・ファクス,狛江市防災行政無線移動系,テレビやインターネット等により災害時の情報収集に努めておりますけれども,今後よりよいシステムの導入を検討してまいりたいと考えております。
電力のバックアップ体制といたしましては,災害応急対策活動に必要な電力を供給するため,無給油で3日間電力を供給し続けられる非常用発電設備を増築棟屋上に設置する予定でございます。この発電設備で防災センターは100%,既存棟につきましては電灯及びコンセントの70%の電力供給量を確保する計画でございます。
668: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 12番小川議員。
669: ◯ 12番(小川 克美議員) 今後新たなデジタル移動型の無線が配備をされるとなりますと,非常に高性能でございますので,その性能をしっかりと生かして,できれば市内の全域のパネルみたいなものがあってこの無線にはGPS機能もついておると伺っております。そういったものも最大限に使えるような設備を,後づけでも結構でございますので整備をしていただきたいということを要望しまして1問目を終わらせていただきます。
670: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 12番小川克美議員。
〔12番 小川克美議員登壇〕
671: ◯ 12番(小川 克美議員) 続きまして,2問目矢野市長の政治姿勢についてでございます。
本定例会初日,気になることがございました。矢野市長が所信表明を朗読された後,行政報告で再登壇された際演壇の水を所望されたことでございます。後ほど伺ったところ,こんなことは初めてだとのことで,私が思うに市長職といった激務を16年も続けてこられたゆえ,見えない所で体が悲鳴を上げているのではないでしょうか。市長の職責から市民の声を聞くのは当然のことですが,御自身の体の内なる声にも耳を傾けていただき,今後決して無理をなさらぬよう僭越ながら御進言を申し上げる次第でございます。
特にこの矢野市長4期目の4年間はサブプライム,リーマンショックから始まる100年に一度の大不況,さらには1,000年に一度の東日本大震災,記録的な円高不況,国政においては初めての本格的な政権交代,また1月の平均気温も最低を更新し,本日も大雪で3月になろうかというのに梅も咲かず,4月の入学式の桜もどうなることだろうと,大なり小なりさまざまな心配事がやみません。そのように周りを取り巻く環境が激変する中で,4期目4年間の狛江市政運営はここに来て厳しさを増していることは,我々も認識をしております。
例を挙げれば多くなりますが,例えば中長期の行政数値目標など当初の数値を変更せざるを得ない状況にあるということはある程度は理解するものでありますが,しかしながら,この難局は狛江市だけに降りかかってきているものではなく,ここを乗り越えてこその真のリーダーであり,行政手腕が発揮されるところかと思われます。
そこで矢野市長最後になる今定例会初日,矢野市長の所信表明を興味深く拝聴いたしました。長引く景気の低迷,震災後の不安など市民生活での不安を払拭すべく多くの市民要望を取り入れたものとなっていると拝察をいたしましたが,私が思うに,新たな事業項目は多いものの,一つ一つのボリュームは小さく,例えて言えば川で投網を投げれば小さな魚はとれても大きな魚は網を破って逃げてしまい,その大きな魚をとるには一発必中のもりで突かなければとれない。ここに選択と集中の難しさがあり,矢野市長と私の考え方の違いがあらわれるところでございます。
さらに経常収支比率91.1%の取り扱い方に関しても,せんだって何回も指摘した臨財債が分母に組み込まれての数値改善だという点には触れずに,ただ91.1%を前面に出し大幅に改善とは都合のよい数字を都合よく扱う従来の姿勢は全く変わっておらず,矢野市長の政治姿勢に対しては疑義を感じたままでございます。
そのような指摘をいつものようにいたしながら1問目でございます。
一般財源収入が上向かず,国からの交付金の締めつけが徐々に行われている現状では,今後狛江市にとっても厳しい財政運営が強いられると思われます。その状況下で財政基盤の強化とありますが,中長期的に具体的な目標があれば伺うものでございます。さらに一層の歳出削減が求められるとありますが,現行各計画だけでは歳出削減がどの程度できるかを検証し,時代の流れに敏感に対応すべく新たな行政プランの必要性を探っていただきたいと考えます。
続きまして2問目,民生費が111億円を超えており,全体の45.2%を占めております。ほかの予算額が大きな変動がない中で,民生費だけは増加を続けております。子供のための手当ての約11億円の割合が大きいのは理解するも,それ以外でも増加傾向にございます。これは市民福祉の向上に矢野市長がいかに力を注いできたかが理解できる数字ではありますが,狛江市民の人口動態や景気の動向を見ても今後の税収増は期待できるものではございません。矢野市長の進める拡大路線は非常に危ういと指摘をするものでございますが,市長自身はどのようにお考えか伺うものでございます。
過去において細かい部分ではありますが,矢野市長御自身は断腸の思いで敬老金を節目支給に変更するなどされてこられましたが,もはやこの程度の組み替えでは対応できないところに来ていると思われます。根本的な財源の議論,特別会計への対応は急務と思われます。それらを踏まえての答弁をお願いするものでございます。
この質問に関しましては一問一答でお願いしますので,全部ここで読ませていただきますのでよろしくお願いを申し上げます。
続きまして3問目,「東京一安全な都市-狛江」についてでございます。
東京一安全な都市を目指すのは同感でございますが,統計上順位の高い部分を取り上げ,安全だというばかりで,ここ数年毎年のように発生するゲリラ豪雨に対しても多くの地域ではまだ土のうでの対応を迫られている状態であります。また午前中太田議員の質問でもございましたが,ここ数カ月狛江市内また周辺で発生しているコンビニ強盗などの凶悪犯罪に対応する難しい一面ではありますけれども監視カメラの設置など,直面する問題には対応し切れていないのが現状ではないでしょうか。東京一安全な狛江を目指すに当たり過去の災害や犯罪など市民生活を脅かしている要因を排除すべきですが,そのような内容が見受けられない。なぜ欠落したのかを伺うものでございます。
続きまして4問目,同じく東京一安全な都市についてでございます。
東日本大震災を踏まえて震災対策に総額12億円を投入とございますが,そのほとんどは施設整備関係であり,震災前から決定していたものと指摘をします。では震災を踏まえた施策はどの部分か,またその施策は具体的に震災の何を教訓とされているのでしょうか。
市長は最近,さまざまな場所において震災を踏まえて12億円と話されております。震災を踏まえなくともこの程度の金額になっていると思われ,本来なら震災があってもなくても狛江市は最善の対策をしていますと言うのが筋ではないかと考えます。この言葉を額面どおり受けとめた市民は,急遽防災センターを建てることになったと安心をしておられましたが,計画行政,ましてや財政厳しい狛江市において矢野市長の一声で数億円もの予算が組めることなどあり得ず,あいさつ含め市長の発言は慎重にお願いをするものでございます。
続きまして5問目,「子育て一番のまち-狛江」についてでございます。
七小跡地の給食センターの新築の影ですっかり表に出てこなくなった感のある現行の給食システムではありますが,このところわずかではありますけれども,またグレーではありますがある程度異物混入が認められております。ひところに比べれば大幅に減ったものの,さらなる改善を求めるものでございます。
そのような中で七小跡地の給食センターの新築は,安心・安全の点からも期待をしますが,現状システムにおいて異物混入問題がなければ今後もこのまま継続したものと考えます。振り返り,業者選定の経緯に提案型の入札も含め,狛江市側の認識不足など不備がなかったか,その点を踏まえて現状システムの総括を求めるものでございます。
後からのたび重なる三鷹給食の設備投資の部分を当初見抜けなかった点,この部分をしっかり指導できれば,当面この状況で移行し,七小跡地の新給食センターの投資はなかったと考えます。また拙速な導入を避け十分な議論の上で,数年おくれでも七小跡地の新給食センターに─ほかの場所でもよいのですけれども,ここに新給食センターを設置すれば,中学校給食をスタートさせれば三鷹給食への投資はなかったものと考えます。いずれにせよ,莫大な金額が消えていく現状を見かねて,市長の責任は極めて重いものと指摘をするものでございます。それらを踏まえての答弁をお願いいたします。
続きまして6問目,「環境に配慮した水と緑のまちづくりを」についてでございます。これは多摩川バーベキュー問題でございます。
本来なら五本松から水辺の学校まで規制区域を広げるべきと考えますが,まずはこの多摩川水道橋上流中州地域を指定区域として追加をするべきと考えます。現在砂利によりつくられた中州が世田谷通り上流部まで広がっております。この部分だけでも推定500人程度が利用できるだけのスペースがありますが,現状は禁止区域外であります。この取り扱いはどのように行うのでしょうか。インターネットの情報は早く,レンタル業者も含め対応がおくれると後からの規制は難しいのではないですか。早急の対応を求めるものでございます。
続きまして7問目,「魅力と賑わい,快適な狛江のまちを」についてでございます。
国を初め東京都においても産業振興策の充実が求められる昨今,狛江市ができる産業振興においても限られているのは理解ができるところでございます。しかしながら,例年よりも長文の所信表明の中で,この部分がわずか4行とはまさに寂しい限りでございます。新たな産業振興策も含め,矢野市長の産業振興策のビジョンを伺うものでございます。
続きまして最後でございます。もう1つ「魅力と賑わい,快適な狛江のまちを」についてでございます。
安心・安全なまちを目指すのは先ほど申し上げたとおりでございますが,交通安全対策がここで触れられております。道路行政の停滞化が示すとおり,歩道整備とカラー舗装など数件の事業が並んでいるだけで,市民の安心・安全の第一歩は家を出たところの道路から始まり,道路の安全対策はそもそも「東京一安全な都市-狛江」の項で触れられるべきであり,なぜここにあるのかが理解ができないものでございます。
道路において優先されるのは,快適より安全であり,矢野市政16年間で削りに削られてきた道路予算が,最後の最後で隅っこに追いやられ,安心・安全の根幹をなす道路行政が余りにも軽いものとなっております。この点につきましても質問するものでございます。
以上8問,長く質問いたしましたが先ほど申し上げましたこの質問に対しましては,一問一答で再質問はございません。私も魂を込めて質問しましたので,いつも以上に熱のこもった答弁をお願いするものでございます。
以上でございます。
672: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 時間の延長をお認め願います。市長。
〔市長 矢野裕君登壇〕
673: ◯ 市 長(矢野 裕君) 多岐にわたる御質問で,市長という御指摘の質問は2問目と7問目と8問目でございます。本当は1問から順番に交代で出ればということですけれども,市長が先に立つという慣例がありますので,その3問順不同になりますけれども順次答弁をさせていただきます。
まず財政問題です。
民生費はここ数年増加傾向,特に平成22年度の世界同時不況から目立って増加に入ってございます。これは子ども手当を除いても生活保護費,それから障がい者の施設サービス費など法に基づく扶助費や,これも負担割合が定められている後期高齢者医療特別会計及び介護保険特別会計への繰出金の増加が急に伸びている主な要因となっております。ですからこの数年に限って申し上げれば全体的に見れば政策的に民生費を拡大した結果ではなくて保育園の耐震等改修など少子化対策あるいは安全にかかわる施設整備,そして高齢社会の進展にかかわる負担増などそうした影響によるものでありまして,この二,三年に関して言えば他市においても同様の傾向にあるものと認識しております。そういう点では拡大路線という言い方は不正確なように感じております。
今後とも市町村においては社会保障関係費の増加や権限移譲による事務負担の増などこれまで以上に財政負担が求められてくることが予想されており,今後とも税財源の移譲など市町村の財政基盤の強化について市長会等を挙げて強く要望していかなければならない,このように考えております。
なお臨財債が水増しのような言い方をされましたけれども,臨時財政対策債は基準財政需要額に基づく地方交付税で払うべきものを,いわば肩がわりをして政府が借金をすることを求めている。これは自公政権時代の総務省が経常収支比率等の計算に当たっては臨財債を入れることを基本にするということを決められたことに従っているもので,決して狛江市が意図的に水増しをしているものではないということも御理解をいただきたいと思います。
それから7問目は産業振興に対する市長のビジョンということで,丁寧な答弁をということで事前に求められておりますので,ここは少し長くなりますけれどもお答えさせていただきます。
最近の景気につきましては,東日本大震災の影響により依然として厳しい状況にあるものの,今後については景気の緩やかな持ち直し傾向が続くだろう,あるいは期待したいということが巷間言われております。しかしながら一方で,欧州における政府債務危機が金融システムへの懸念につながっていることや金融資本市場に影響を及ぼしていることなどにより,日本の景気についても下押しされるリスクが高いというふうに見ていかなければならないだろうと思います。また電力の値上げや原子力災害の影響,さらにはデフレの影響や雇用情勢の悪化懸念も依然残っていることにも注意が必要であると考えますし,今言われている消費税増税などが行われたとすれば,さらに景気動向への悪い影響は強化されていくものと思います。
そうした中で狛江市の現状につきましては,前期基本計画において大規模小売店の出店やネットショッピングの普及などにより市内商店は厳しい経営を迫られており,商店街においては,経営者の高齢化,後継者難,空き店舗の増加などにより買い物場所としての魅力と機能の低下が見られており,消費者の多くが近隣市区を含めた大型店に流出をしていると,このように考察をいたしております。
このような中,市における24年度の産業振興施策としては,多様化する消費者ニーズにこたえられる個性的で魅力ある商店を支援するため,24年度はランチをテーマとした「わくわく元気コンテスト」を実施することで,市内の逸品となる優秀な作品についてPRをし,ブランド化を目指していくことで,地域の活性化や商業振興につなげてまいりたいと考えております。
また23年度空き店舗調査を実施いたしておりますが,3月中には空き店舗情報もホームページに掲載をすることから,創業される事業者がふえるのではないかということを想定し,新年度においては創業支援資金融資あっせん総額を拡充し,市内の商業振興が活発に展開されることを期待いたしております。さらにはこれから提出される空き店舗調査の報告書をよく検証し,ベンチャー企業などを対象とした賃貸スペースを用意する制度ですけれども,インキュベーション施設導入に対する研究も必要であると考えております。
今後につきましては意欲ある商店への支援として,市内農業者との連携や市内商業者の協働による商品開発の支援を行うことで特産品など付加価値のある商品が提供できるような仕組みを検討してまいります。また経営課題の解決や魅力ある商店づくりをサポートするために,産学官の連携・協働体制の構築も研究・検討したいと考えております。
地域に密着した商店街の支援といたしましては,より利用しやすい商店街づくりを進めるため商工会と連携した環境整備の支援や市内共通ポイントカードや商店宅配事業の消費促進サービスの充実支援を行うほか,商店街振興プランの進捗管理を行うとともに商店街の再編等についても研究・検討してまいりたいと考えております。
以上が質問7問目に対する答弁でございます。
次に8問目の「快適な狛江のまちを」の問題についてお答えをいたします。
確かに道路整備とりわけ歩道整備などについては御質問いただきましたとおり安心・安全に係る部分でもあり,そこで表現しても問題は全くないとは考えております。しかし一方で都市基盤の整備というのは快適なまちづくりにも欠かせない事業であると,このように認識をいたしております。ただ限られたスペースですので同じ事業を両方に記載することはあえて避けたということでございます。そのため新年度については小金橋の交差点改良等に向けた用地取得と都市計画道路や七差路の改良等について,快適なまちづくりの部分で所信表明において説明を申し上げたところでございます。
ただこの柱についてはどれが一番,二番ということを意識して全部順位づけをしたものではございません。今安全を最優先課題ということで位置づけておりますけれども,それぞれの分野で必要な事業をまとめて説明を申し上げたもので,最後にあるから軽視をしたということじゃないのも御理解をいただきたいと思います。
なお所信表明がふえた中でこれが減ったという言い方もされましたけれども,所信表明は例年どおり6ページ内におさめるために大変苦労しましたので,ふえていないことをあわせて御理解いただきたいと思います。
以上です。
674: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 企画財政部長。
675: ◯ 企画財政部長(水野 穰君) それでは1問目,財政基盤の中長期的な具体的な数値目標について答弁申し上げます。
具体的な数値目標でございますけれども,中期的には基本計画の財政の健全化といたしまして,平成26年度に市民一人当たりの地方債現在高27万2,000円,市民一人当たりの財政調整基金1万3,000円,経常収支比率の多摩26市順位,こちら10位,徴収率総合の多摩26市順位10位,これを数値目標として掲げておるところでございます。長期的には特に数値目標は設定してございませんけれども,地方債の発行など後年度への影響も見据えた財政運営に努めているところでございます。
676: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 総務部長。
677: ◯ 総務部長(小川 浩志君) 「東京一安全な都市-狛江」を目指すに当たり過去の災害や犯罪など市民を脅かしている要因を排除すべきだが,そのような内容が見受けられないという御質問でございます。
御質問者がおっしゃるとおり,過去の災害や犯罪など市民生活を脅かしている要因はできる限り排除し,過去の教訓も忘れてはならないと思っております。今までも地震や水害などに対し,備え,対応を図ってまいりました。また犯罪や交通安全につきましても,調布警察署のみならず,市民の皆様の御協力を得ながら安心で安全なまちづくりに現在も取り組んできているところでございます。
続きまして4問目でございます。「東京一安心安全な都市-狛江」の実現についてということで,東日本大震災を踏まえて総額12億円の投入とあるけれども震災を踏まえた施策はどの部分か。その施策は具体的に震災の何を教訓としているかという御質問でございます。
東日本大震災を踏まえた施策としましては,まず情報の収集・伝達手段の強化として3点が挙げられてございます。1点目は電話の通信規制に伴い市内各施設との連絡手段が遮断してしまったことを受け,情報連絡手段の複線化・多重化を図ることを目的として,災害時にもつながりやすいと言われているPHSを導入いたしたところでございます。2点目は市と各施設または消防団の情報連絡手段として用いられている狛江市防災行政無線移動系に関しまして,情報がふくそうしてしまったことを受けまして新たな連絡手段としてMCA無線機を導入をいたします点でございます。3点目は情報伝達の中核を担っております狛江市防災行政無線固定系による放送が,都市化等の影響により聞き取りづらいとの御指摘を受けまして,放送した内容を電話にて確認できる狛江市防災行政無線自動応答電話装置を導入することでございます。
次に東日本大震災では災害対策本部の設置や市役所の基幹系システムを設置している庁舎に深刻なダメージを負うことで,行政機能が麻痺してしまい復旧がおくれてしまっていることを受け,増築棟の機能確保のための強化を行うことでございます。増築棟の災害対応能力を高めるための免震装置を建物の基礎に設けることで,建物全体で免震効果を得ることができる基礎免震を導入をいたします。また災害時に水道施設で障害が起こった場合の対応といたしまして,地下水ろ過システムを導入し,緊急時の飲料水の確保を図っていきます。
以上のような施策を震災の教訓の一部として進めてまいるところでございます。
678: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 教育部長。
679: ◯ 教育部長(小泉 一夫君) 5番目の質問でございます。「子育て一番のまち-狛江」ということで中学校給食の現状システムの総括という御質問でございます。
大量調理施設における給食調理業務につきましては,衛生管理のノウハウを含めかなり専門的な分野であり,御指摘の点につきましては今までの改善の経過を踏まえ,当初のプロポーザルによる業者選定の際にHACCP等の専門家を有効活用するといった視点に欠けていたことについては認識不足であったというふうに感じております。
なお中学校給食のあり方検討委員会において,現状については視察等の調査において改善すべき点は見受けられるものの工事設備における重大な問題点は見受けられなかったこと,またこうした点を踏まえまして専門家の調査による内部における管理体制を確立することによって当面の改善を図っていくことが可能であるといった総括をしております。
680: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
681:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 私のほうから6問目でございます。「環境に配慮した水と緑のまちづくりを」の中で今回のバーベキューの禁止区域についてでございます。
現在多摩川河川敷の環境保全区域につきましては,本年2月13日付で狛江市告示第41号で多摩川水道橋から和泉自動車教習所までを指定しております。現在の指定区域につきましては,平成22年9月と平成23年5月の2回の多摩川河川敷のバーベキューの利用状況調査を行っておりまして,特に利用状況がひどかった区域に限定しております。狛江市多摩川河川敷の環境を保全する条例第8条第3項で「多摩川の河川敷環境保全区域の指定・変更・解除については市長の告示で行えるもの」と定めておりまして,今後はバーベキュー利用状況の調査等で状況の変化を確認しながら必要な区域の変更及び解除につきまして対応していきたいと考えております。
682: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 12番小川議員。
683: ◯ 12番(小川 克美議員) 皆様大変ありがとうございました。また質問,答弁作成におきまして多岐にわたる要項でございまして,当初答弁を求める部長以外の方からも配慮いただいて答弁いただきましたことを感謝申し上げまして質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
684: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 暫時休憩いたします。
午後 5時13分 休憩
午後 5時25分 開議
685: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続行いたします。13番石井功議員。
〔13番 石井功議員登壇〕
686: ◯ 13番(石井 功議員) 通告に従いまして2問質問いたします。
1問目はまちづくり条例についてです。この条例は平成15年10月1日に施行されていて約8年半が経過しています。これまでも話題になっております航空計器跡地マンション問題やこれからでしょうけどもカゴメの跡地の大きな開発等まず頭に浮かびますが,この件ではいろいろ取り上げています。しかし今回は小さな物件について焦点を当てて質問をいたします。
狛江の場合は小さな建物についてもまちづくり条例の範囲に入ってきます。これについてはいろいろと問題があるのかなというふうに考えております。まず開発行為についてですが,この適用範囲はまちづくり条例の第25条に示されています。狛江市にとっての開発行為の定義というのはどのようなもので考えているのでしょうか。まずお尋ねをいたします。
2問目は財政の運営と問題についてであります。初日の補正予算の審議でも議論がありましたが,手持ち資金があったときに借金を抑制せずに運営するものなのか,それともなるべく借金を抑えてやっていくべきものなのかといった基本的な問題について考えていきたいと思います。
まず23年度末の基金残高の現状についてお尋ねをいたします。
再質問は自席にて行います。
687: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
688:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 1問目,市としての開発行為の定義について答弁いたします。
まず市としての開発行為の定義でございますけれども,都市計画法におけます開発行為でございまして,都市計画法では「主として建築物の建築又は特定工作物の建設の用に供する目的で行う土地の区画形質の変更」といっております。東京都の運用では,一区画を複数の区画にする区画の変更,造成工事などで切り土または盛り土が1メートルを超える場合の形の変更,農地等宅地以外の土地が宅地になる場合の質の変更が土地の区画形質の変更になります。この開発行為を行おうとするものは,都市計画法第29条の開発行為の許可が必要となりまして,狛江市まちづくり条例にも適用されることとなります。
689: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 企画財政部長。
690: ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 2問目,財政の運営と問題について答弁申し上げます。
23年度末の基金残高でございます。一般会計の基金では財政調整基金6億4,390万9,000円,減債基金6,583万6,000円,公共施設整備基金7億1,215万円,公共施設修繕基金4億110万7,000円,清掃施設整備基金2億3,446万8,000円,緑化基金5,580万5,000円,土地開発基金2,030万円で,全体としては21億3,357万5,000円の見込みでございます。
691: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 13番石井議員。
692: ◯ 13番(石井 功議員) それではまちづくり条例について再質問いたします。
今答弁ありましたように開発行為というのは,土地の区画や形を変えるというものだということで建物についてはこれは含まれていないと。建物については,建築基準法もしくはまちづくり条例によって狛江市の場合は規制が行われているということだと思います。
それで,まちづくり条例の第25条,ここで延べ床面積の規制がありまして,これが300平米となっていますが,これ300平米というもので例えば共同住宅で考えた場合,単身者向けのワンルームもしくはファミリータイプで通常2DKとか2LDKでしょうかね。このぐらいの間取りのものを仮に300平米でつくると何戸ぐらいできるのか,これについてお尋ねをしたいと思います。
693: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
694:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 集合住宅の計画及び建築に当たっては,狛江市まちづくり指導基準の第11条で,住生活基本計画に基づく都市居住型誘導居住面積水準の規模を確保することとしておりまして,単身者用の集合住宅につきましては20平米以上としておりまして,300平米で割りますと15戸となります。またファミリータイプにつきましては,3人世帯とした場合,都市居住型誘導居住面積水準の規模では46平米としておりますので,300平米で割りますと約7戸ということになります。
695: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 13番石井議員。
696: ◯ 13番(石井 功議員) これ今答弁いただきましたが,単身者向けで15戸それからファミリー向けだと7戸と。ただこれ延べ床面積ですから,一種低層で建てた場合2階建てということですからこういった奇数の戸数というようなことはあり得ないと。そう考えたときに現実的には多分単身者向けワンルームだと12戸ぐらい,1階に6戸,2階に6戸ぐらい。ファミリータイプだと3戸3戸,6戸か,もしくは2戸2戸の4戸,この程度がまちづくり条例の範囲に入ってくるということなんです。通常,開発と聞くと,まちの雰囲気とか町並みが変わると,そのようなことに対しての規制をかけていくというのが私は普通の考え方なのかなと思いますけども,この程度の建物が建って近隣に影響を与えるのかどうかというのが,果たしてそうかと。こういうものについて開発というような,このまちづくり条例では開発等事業と呼んでいますけども,そういうものなのかなという思いがまずします。
それで開発等事業の適用範囲で,狛江市の延べ床面積は300平米でありますが,近隣の自治体はどのようになっているのかお尋ねをいたします。
697: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
698:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 近隣の世田谷区,調布市,府中市,三鷹市,国立市,あと稲城市の6区市を調査いたしました。条件により異なりますけれども,延べ床面積を指定していない団体が2団体,それから1,000平米以上が1団体,1,500平米以上が3団体でございました。
699: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 13番石井議員。
700: ◯ 13番(石井 功議員) 今答弁いただいたように,狛江は延べ床面積が300平米から規制がかかる。ただほかの自治体,例えば世田谷区,これ規制がかかるのが延べ床面積1,500平米以上なんです。調布市,これも1,500平米以上。府中市,これも1,500平米以上。三鷹市は基本的に延べ床面積の規制というのはないと。それから稲城市もないと。気になったんで国立市を調べてもらっていますが,国立でも1,000平米以上ということで,狛江の300平米というのは,この近隣でも突出した形になっているということです。私は大きな開発については,当然いろいろな規制をかけて住環境を守っていくと,これ基本的な考え方だと思いますけども,一方この近隣と比べたときに極端に違う,これは果たしてどうなのかなというような思いがいたします。
次に,この第25条で適用範囲を決めていますが,これはほかに事業施工面積が500平米以上のもの,それから世帯で15戸以上のもの,もしくは高さが10メートル以上,もしくは地上4階建て以上のものと,これが適用範囲になっていますけども,これはほかの自治体と比べるとどのようになっているのかお尋ねをいたします。
701: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
702:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 都市計画法の開発行為の場合,事業施工面積は6区市とも都市計画法で定める面積で,500平米以上と定めております。集合住宅の場合は,戸数,高さ,階数ともに用途地域で分けている自治体や,ワンルームマンションで規制を行っている自治体などがございますので,一概には比較できないところでございます。
703: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 13番石井議員。
704: ◯ 13番(石井 功議員) これも確かに一概に比較はできないんですが,大体同じなんです。まず事業施工面積500平米以上のものはこれ基本的に共通しています。それから戸数についても大体15戸とか10戸とかそのぐらいの,大体15戸ぐらいが一般的なんでしょうか。高さも10メートル,それから階数も4階ぐらい,これも大体平均的な範囲になっているということだと思いますけども,この適用範囲の中で近隣と比べたときに余りにも違いが大きいというのが延べ床面積300平米と。大体が規制がない,もしくは1,500平米以上というところにおいて狛江の300平米というのは異様に目立つといいますか,必要なときは必ず規制はしなければいけないと思いますけども,過度な規制が果たしていいのかどうかというのもまた議論の一つだなというふうに思いますけども,このまちづくり条例策定の過程において,なぜ300平米という数字が出てきたのか,ここについてお尋ねをしたいと思います。
705: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
706:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) まちづくり条例検討委員会の中の議論では,小さい規模の建築物での建て逃げのケースも多く,また戸建て住宅は持ち主自身が住むのに対して,共同住宅では隣近所とのつき合いも少なく,自転車置き場やごみ置き場に関してのトラブルが多いとの意見があったということで,トラブル防止などの観点から協議の対象となる規模を定めさせていただいたということでございます。
707: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 13番石井議員。
708: ◯ 13番(石井 功議員) 確かにいろいろな配慮はしていかなきゃいけないというふうに思いますけども,この程度の建物で大きな手続を必要とするようなまちづくり条例の範囲に入れるべきなのかどうかというのは─後で具体的なことをお話ししたいと思いますけども,現実にこれが逆にまちづくりを,まちの雰囲気を壊すものになっている可能性もあるということをまずここでは言っておきたいと思います。
次に狛江市の場合,個人住宅もまちづくり条例が適用される場合がありますが,近隣の自治体ではどうなっているのか,これについてお尋ねをいたします。
709: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
710:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 近隣自治体につきましては,すべて適用外となっております。
711: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 13番石井議員。
712: ◯ 13番(石井 功議員) これもこのまちづくり条例で狛江が近隣と比べたときに,まず多分これ全国どこにもないと思うんです,こういうことを規制している所というのが。だからこれも非常に特徴的なんですね,狛江市のまちづくり条例というのが。片方で─後で触れますけども今回の大きなマンション問題でなかなか調整がつかない。片方で小さいものに対してまで規制をかけているのに,大きなものについてはなかなか調整がつかないというところがどうなのかなということは,後でもう1回触れますけども。次にまちづくり条例の第28条で説明会の開催の義務づけをしていますが,これは近隣ではどうなっているのかお尋ねをしたいと思います。
713: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
714:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) すべての自治体におきまして,周辺住民への配慮から,事業計画の周知のための説明会等を義務づけておりますけれども,周知方法としては説明会もしくは個別での説明としておりまして,どちらかは事業者の判断としているようでございます。
715: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 13番石井議員。
716: ◯ 13番(石井 功議員) ここも私大きな開発については,説明会というのは必ず開催をするべきだと思うし,近隣が情報をなるべく正確に得られるという意味でもこれは開催はしたほうがいいと思いますけども。例えばこれ個人住宅で─余りないんでしょうけども,これ説明会やれということになると,プライバシーや個人情報の問題,これはどうなるのか。ここについてお尋ねをしたいと思います。
717: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
718:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 個人住宅の場合は,御指摘のように建物の間取りとか広さとかプライバシーの問題が出てしまうということは認識しております。近隣自治体を調査いたしますけれども,個人住宅を対象としている所はございませんでした。それを踏まえまして,まちづくり条例の見直しの際にはまた検討していきたいと考えております。
719: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 13番石井議員。
720: ◯ 13番(石井 功議員) この辺はぜひ改正の方向に向けてやっていきたいというのは,多分これ,全国調べたことないですけども,こういうことを規制しているという所がまずないと思うんです。
次に,まちづくり条例第41条で調整会の開催請求ができるということになっていますが,近隣はどのようになっているのか,これについてお尋ねをいたします。
721: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
722:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 近隣で狛江市のまちづくり条例上の調整会のような制度を持っている所は2市でございます。あくまでも開催につきましては,行政側が必要と認めた場合に限定されるようでございます。また,まちづくり条例以外で,建築指導の観点から中高層建築物の紛争のあっせんを行っている自治体が2団体ございます。
723: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 13番石井議員。
724: ◯ 13番(石井 功議員) この調整会というのは,これも狛江が特徴的に行っていることというふうに思いますけども,これは制度としては非常によくて,ただ調整会というかそういう会があること自体はいいですけども,これの限界みたいのも最近何か露呈されているような気もいたします。
それと大きなものについてはいいんですが,小さいもので,例えば説明会についても業者絶対やりたがらないので,まず行きづらいような所,わかりづらいような所で大体説明会行われているという実態も片側であるのかなと。しっかりとした大きな開発行為についてしっかりとした場所を設けて説明会をやるについては調整をやっていくのはいいんですけども,小さいことについてもやっていくと,結局そういう条例逃れみたいな行為がどんどん起きてくるのかなと思います。
続いてまちづくり条例の第41条で調整会の開催請求ができるということになっておりますが,ここで言う近隣というのはどのような範囲になっているのか,これについてお尋ねをしたいと思います。
725: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
726:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 調整会については近隣住民以外でも参加できるのかということでございますけれども,調整会のまちづくり条例の第42条第2項におきまして……すみません,失礼しました。調整会につきまして近隣住民以外でも意見や要望が言えるのかということでございますけれども……失礼しました。近隣で狛江市まちづくり条例の調整会のような制度を持っているということで先ほど言いましたように2市でございますけど,あくまでも開催につきましては─同じでした,失礼しました。
727: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 暫時休憩いたします。
午後 5時43分 休憩
午後 5時44分 開議
728: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。13番石井議員。
729: ◯ 13番(石井 功議員) じゃ近隣のことについてはまた言っていただくとして,基本的に調整会というのは,近隣住民以外の人でも調整会に参加できるのかどうか,ここについてお尋ねをしたいと思います。
730: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
731:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 調整会につきましては,まちづくり条例の第42条第2項におきまして「調整会は,近隣住民,事業者,市長その他の関係人又はこれらの者の代理人の出席を求めて,公開による口頭審理を行うものとする。」としております。またその他の方につきましても,会議の公開性・公平性を保つことから,傍聴も認めているところでございます。
732: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 13番石井議員。
733: ◯ 13番(石井 功議員) それで調整会は私も何回か見させていただきましたけども,基本的に近隣住民,利害を受けない方々,その建物が建っても実際にその方の生活環境に影響のない方々,これについて意見や要望が言えるのかどうか,ここについてお尋ねをいたします。
734: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
735:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 調整会はあくまでも近隣住民と事業者の合意点を求める場でございまして,近隣住民以外での発言等につきましては,まちづくり条例第42条第3項におきまして「調整会は,市民及び有識者等に対し,調整会において,開発等事業について,意見を陳述し,又は情報を提供することを求めることができる。」とのことから,調整会が必要と認めた場合のみ発言ができるというふうに解釈しております。
736: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 13番石井議員。
737: ◯ 13番(石井 功議員) 調整会なんですが,いつも限界を感じるなと思うのは,調整会というのは実際にその建物が建って,その方の生活に大きな影響,日照の問題であるとか,そういったことを受ける人たちと事業者側で本当に調整をすると。利害関係の調整をするというのが基本的には調整会ということじゃないのかなと思います。
大きなところの規制というのは,例えば都市計画とか条例とか規則,こういったものでルールは最初に決めておかないと,調整といってもその中でのルールというのは市民要望をそこで近隣の住民の人たちが言うことについて調整をするんだけども,それは何か限界がいつも見えてくるのはその場でいろいろな要望が出てそれについて調整を行う,特に大きな建物については現実見てきたけどもなかなか難しくて市民要望,それから近隣の人たちの意見というのがそこではなかなか現実的にはならないということを感じるんですが,それについてどうでしょうか。私はもっと最初からそういったものに計画等でしっかりと定めるべきじゃないのかなというふうに思いますが,その辺についてはどのようにお考えでしょうか。
738: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
739:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) まちづくりにおきまして,都市計画で定めている用途地域とか高さ制限などを変更していく,規制していくことも必要と考えているところでございますけれども,法令の範囲内であっても条例等でまちづくりを進めていくために調整をしておくものと考えております。
740: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 13番石井議員。
741: ◯ 13番(石井 功議員) 調整会のことはここで終わりますが,次に狛江市内を見渡すと開発行為の適用範囲と思われる施工面積でありながら,まちづくり条例の適用から逃れていると考えられる開発があるように私は見ていますが,市としてはどのように認識されているのでしょうか。
742: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
743:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 都市計画法の開発行為にならないように施工してきたり,土地を細かくして,違う事業者で事業を行うなどの物件があることは認識しております。
744: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 13番石井議員。
745: ◯ 13番(石井 功議員) それでここが私感じるんですけど,狛江市というのは近隣と比べて極端に厳しい延べ床面積を適用している反面,それだけ厳しくやるんだからしっかりと指導しなきゃいけないと思いますけども,逆に今言われたように500平米を違う名前の申請者によって250平米と250平米に分けて事業をやることによって,まちづくり条例からは逃れられるようになるんです。
それからもう1つは,300平米って延べ床面積を極端に狭くするので,結局小さな区分けに小さな集合住宅がたくさん建って,何か余計まちの雰囲気を壊しているんじゃないのかなと私は感じるんですが,その辺どうでしょうか。すごく規制を厳しくするんなら,それなりにしっかりとした指導をしなきゃいけないんだけども,そういったことを課しながら残念ながら開発行為逃れを見逃し,指導できないと。これは不公平感というか,どうなんだろうと。ほかの市が同じように300平米ぐらいということであれば別ですけども,狛江の場合はほかの市から見たら極端に延べ床面積を小さくしていると。そこまで踏み込んでいるのなら,そういったことを許すというのが,果たして条例の精神としてどうなのかというふうに思いますが,どのような御見解でしょうか。
746: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
747:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 御指摘のとおり,整備手法によってはまちづくり条例の開発事業に該当しない物件があることから,こういった物件が今後,いかにまちづくりに寄与していただくか,まちづくり条例の見直しの際にはこの辺のことを検討していきたいと考えております。
748: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 13番石井議員。
749: ◯ 13番(石井 功議員) それと,開発区域外の市道の整備というのが求められるんです。大きな開発については私余り思わないんですが,小さなもので開発の区域の外側,隣接している道路,ここのL型入れろとかそんなような要請が来るんです。これはどうかなというふうに私は思っているんですが,これはどのような場合なのか。それについてお尋ねをしたいと思います。
750: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
751:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 狛江市のまちづくり指導基準の第14条に基づきまして,開発事業区域に接している道路につきましては,土地区画整理事業により街区が整備されている道路を除きまして整備を求めております。
752: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 13番石井議員。
753: ◯ 13番(石井 功議員) その開発の区域の中の道路については事業者が責任を持ってやると。ただ市道,公道,これは私は基本的には道路管理者,市道の場合は狛江市ですから。ここ狛江市が責任を持ってそういった公道は整備をしていくというのが私は基本的な考え方なんじゃないのかなというふうに思います。余りにも民間に負担をかけるというのが,大きな開発行為でセットバックなんかが行って,それでそこを整備しろという考え方は全然わからない話ではないんですが,既にある市道でちゃんとした幅員もあって,ただ単純に狛江市が整備していない例えばL型を事業者に入れろと。これは幾ら何でも民間に押しつけが余りにもひど過ぎるんじゃないのかなと考えますので,まず道路責任管理者,この責任をどのようにお考えなのかお尋ねをしたいと思います。
754: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
755:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 市は整備路線としまして道路境界を確定しまして,4メートル以上の幅員が確保できている場合また路面排水設備のL型街渠及び街渠で整備を行っているところでございます。路面の補修につきましては,水道や下水道,それからガスの取り出し工事が行われることが多くて,また工事の際には工事用車両に重量車が多く路面が傷むことから,原因者に道路の補修をしていただいております。
756: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 13番石井議員。
757: ◯ 13番(石井 功議員) そういった工事車両で傷んだ道路を直せと,これはわからない話ではないんです。ただ,単純に狛江市がたまたま整備していないものについて,そこでそういった事業をやるなら未整備の場合は整備しろと。整備されていると整備しなくていいんですよね,これ。当たり前ですけど。これ,私は著しく不公平というふうに感じますが,これについてどのようなお考えでしょうか。
758: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
759:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 道路の整備状況で負担に差が生じてしまうことがございます。しかし水道とか下水道,それからガスの取り出し工事が行われる場合には街渠の再整備や路面の補修が行われるので,すべてが負担を逃れているということは考えておりません。市は良好な環境を形成するためにも事業者に道路整備を求めているところでございます。
760: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 13番石井議員。
761: ◯ 13番(石井 功議員) つまりここで言いたいのは,大きな開発についてはしっかりとした規制をしていくべきで,ただ狛江市の場合はすごい小さいものまで規制をして,それもそれによって民間の業者に事業規模に合わないような過度の負担を求めるというのが果たしてどうなのかと。それと近隣と比べて余りにも極端に違うような所についてどうなのかと。これについて最後に聞きたいんですが,まちづくり条例の見直しというのはどのように考えているのかお尋ねをしたいと思います。
762: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 建設環境部長。
763:
◯ 建設環境部長(松本 培夫君) 平成24年度の予算にまちづくり条例の改正について,予算計上をさせていただいております。平成15年3月に施行して以来,問題点もさまざまに出てきておりますので,見直しの際にはそういった点も踏まえて改正をしていきたいと考えております。
764: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 13番石井議員。
765: ◯ 13番(石井 功議員) 続きまして財政の運営と問題についてでございます。
先ほど23年度末の基金残高21億円ということで答弁いただきましたが,この23年度末の23億円という基金残高は直近の10年間でどのレベルにあるのか,これについてお尋ねをいたします。
766: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 企画財政部長。
767: ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 直近10年の中でのどのレベルということでございますが,平成14年度からで比較いたしますと,財政調整基金は平成15年度末が6億9,670万6,000円,こちらが一番多く,23年度末の見込みがその次ということになります。全体額では23年度末が一番多く,次が14年度末の19億9,904万8,000円でございます。
768: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 13番石井議員。
769: ◯ 13番(石井 功議員) 直近だと23年度末の基金は一番多いということなんです。それでこのことについてはいいことですから,ただ基金の積んだ内容も考えなきゃいけないのかなというふうに考えますけども。それで次に臨時財政対策債についてですが,当初予算での起債ではなくて臨財債の制限限度額が決定後,その限度額分まで起債をすると。つまりもし最終的に15億円と決まったんだけど当初は13億円しか起債していなくて,残り2億円をまた起債をするというんですが,これ過去にもあるんですけど予算が組めていてやっているならわざわざ起債しなくてもよいという考え方もあると思います。それで基金の積んだ内容もあるんですけど,例えば平成22年度第3回の補正予算を見ていくと,このときは臨財債,最終的に16億5,000万円で当初が14億5,000万円でここで2億円余計に臨時財政対策債が起債できるということで2億円していて,結果的に歳出見ていくと約2億5,000万円ぐらい財調に積んでいるんです。これ普通に考えると,貯金するのに借金してそこに貯金しているという形なのかなというふうに思いますけども。
次に今年度はどうだったかというと,今年度はたしか繰越金が約6億円ぐらい当初予算より多かったんです。地方交付税のほうが1億5,000万円ぐらい見込みより多くなって1億5,000万円ぐらい増収になるんだけども,臨財債のほうが,これは見込んだより逆に小さかったりして,それで大体同じぐらいのレベルになって,それで基金に積むんですけど。繰越金を積むというのはこれはこれで私わからない話ではないと思いますけども,ただこの全体の21億幾らの中のまず七小跡地の売却,これでかなりの金額が積まれていて,もう1つ借金して預金するというのも何か理論的にはどうなのかなと考えますけども,そこについてはどのようなお考えでしょうかお尋ねをしたいと思います。
770: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 企画財政部長。
771: ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 確かに当該年度だけで考えた場合には予算としての財源がされていれば必要以上に臨時財政対策債,こちらを発行する必要はないということも考えられますけれども,基金残高との兼ね合いなどから,現状では発行可能額につきまして端数を除いて発行させていただいている,このような状況でございます。
772: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 13番石井議員。
773: ◯ 13番(石井 功議員) 臨時財政対策債についての認識ですが,地方交付税を補完するもので臨時財政対策債を発行しなければ自治体と住民は基準財政需要額に見合うサービス,全国で平均して必要なサービスというものが受けられなくなる。それで臨時財政対策債は,後年の地方交付税に元利償還金全額が算入されるということで,臨財債というのは地方交付税の一部であるよと。もしこれ借りた場合は後年の基準財政需要額に償還額は全額算入されるという認識でよろしいのかどうかそこについてお尋ねいたします。
774: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 企画財政部長。
775: ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 地方交付税制度における財源不足額が臨時財政対策債として発行が認められているところでございます。現状では普通交付税の不交付団体においても臨時財政対策債の発行ができますが,交付団体におきましては基準財政需要額に見合う財源の補てんがございますので標準的なサービスを行うために必要な財源として発行が認められているものでございます。
また元利償還金につきましては,後年度の基準財政需要額に理論償還として全額算入されるものでございます。
776: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 13番石井議員。
777: ◯ 13番(石井 功議員) 臨財債というのは,後年の地方交付税,これを算出する際の基準財政需要額にそのときの償還額が算入されるから借りても後から帰ってくるよと,そういう考え方でいくと,つまり借りなきゃ損ねというような考え方があるのかどうか,そこについてお尋ねします。
778: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 企画財政部長。
779: ◯ 企画財政部長(水野 穰君) あくまで当該年度に発行が認められるものでございますが,発行しなければ損となるというものではございません。
780: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 13番石井議員。
781: ◯ 13番(石井 功議員) それで,要は臨財債,借りれば基準財政需要額にその償還額が入ってくると。じゃ借りなかったら地方交付税というのはつまり基準財政需要額というのは,その分減るのかどうか,ここについてお尋ねをいたします。
782: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 企画財政部長。
783: ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 臨時財政対策債の償還額につきましては,あくまで発行可能額に対する理論値による償還額が基準財政需要額に算入されているものでございますので,発行の有無によりまして減額されるものではございません。
784: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 13番石井議員。
785: ◯ 13番(石井 功議員) だから臨財債というのは結局借りようが借りまいが理論的なその年の償還額プラス─元利ですね,元金と利息,これが基準財政需要額に入ってくるということですから,つまり最初のことで言ったんですけども,手持ちの資金があったときにわざわざ臨財債を借りるのか借りないのか。借りなくても後年の基準財政需要額に償還額はプラスされるわけだから,普通に考えると利息分だけ得になるということだと思うんですよね。ここに現金があって普通そこでいろいろなものを決済をしたりとかすると。確かに借りられる制度があるんで借りるんだけども,その1つの言いわけとしては後年地方交付税でそれは面倒見られますと言うんだけども,借りなくたって交付税はその分来るというのが理論的な話ですよね。だから,わざわざ手持ち資金があるときに臨財債を借りてまでやることがどうなのか。要は金利分だけプラスになるんだからそっちのほうがいいんじゃないかという考え方があると思いますが,それについてどのようにお考えでしょうか。
786: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 企画財政部長。
787: ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 確かに発行しなかった場合については,そのような考え方もできるかとは思います。ただ財政調整基金こちらの残高との兼ね合いという形もあるかと思います。突発的な財政需要に対応できるだけの残高は保持したい,このような考え方でございます。
788: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 13番石井議員。
789: ◯ 13番(石井 功議員) 初日の議論でもありましたけど,確かに通常手持ち資金があったときにわざわざ借金をつくってやっていくというのは余り考えづらい話。ただ確かにいろいろな今後の事業展開等について考えると借りられるときに借りちゃおうというような話はあるのかもしれないけども,片方で財政の健全化とか規律みたいな部分を考えると果たしてそれがどうなのかということはとりあえず指摘をしておきたいと思います。
臨財債ですけど,これはどのような算出方法なのか,これについてお尋ねをいたします。
790: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 企画財政部長。
791: ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 国としての全体の発行枠というものはございます。自治体規模では人口規模や財源不足の度合いによりまして,当該自治体としての発行可能額が算出されるものでございます。
792: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 13番石井議員。
793: ◯ 13番(石井 功議員) それで臨財債の制度というのは平成13年から10年以上経過しているんですが,この算出の基準というものに変更が今までなかったのかどうか,これについてお尋ねいたします。
794: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 企画財政部長。
795: ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 当初は基本的には人口規模に対しまして各自治体の発行可能額が算出されておりましたが,22年度からは人口基礎方式と財源不足基礎方式により算出されるように見直しが行われております。人口基礎方式の配分を段階的に縮小しまして,25年度では全額が財源不足基礎方式での算出とすることが予定されております。
796: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 13番石井議員。
797: ◯ 13番(石井 功議員) ここで言いたいのは,臨財債の算出基準が多分だんだん変化していくんじゃないかと思うんです。そうしたときに,本当に臨財債というのは後から交付税で本当に面倒が見られるのかどうか,というのが疑問かなというふうにまず思います。
次に事業債についてですが,補正予算の審議で,長年使うものは世代間で負担してもらうので起債すると。つまり道路や橋なんていうのはその世代でじゃなくて未来の世代も使うので,起債をして長い間その借金を返していくんだと。そのことはひとつ理解はいたします。しかしそうすると,何年か前に早期安定化のことで繰り上げ償還という制度が,今でもたまにできたりしますけども,そういうことになると,またこの考え方に否定的なことになってしまうんじゃないかなというふうに思いますけども。私はまず財政の安定や健全化というのが優先的に考えられるべきだと考えますけども,ここについてどのようなお考えでしょうか。
798: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 企画財政部長。
799: ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 公的資金補償金免除繰り上げ償還は,金利にかかる負担の軽減を目的に実質公債費比率や経常収支比率等の悪い自治体を対象に行われております。地方債を発行する趣旨として後年度にも負担いただく意味があることを答弁いたしておりますが,全額を地方債で賄うことではございません。24年度予算におきましても基金を活用させていただき,地方債の発行を抑制しております。財政の安定化や健全化は大切であるということは認識しているところでございます。
800: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 13番石井議員。
801: ◯ 13番(石井 功議員) 最初に戻るんですけど,臨時財政対策債を発行しなければ自治体と住民は基準財政需要額に見合うサービス,全国で平均して必要なサービスというものが受けられなくなるという考え方がいいのかどうか。臨時財政対策債の発行を抑えても自治体と住民は基準財政需要額に見合うサービス,全国で平均して必要なサービスというものが受けられるよう効率的な行政運営,財政運営に努めるべきとの考え方をしなければならないと思いますが,どうでしょうか。臨財債を借りなければそのサービスはできないんだじゃなくて,借りなくてもサービスはできるんだという考え方をしない限り,私は財政の安定化・健全化もなかなかできないと思いますけども,そこについてどのようなお考えでしょうか。
802: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 企画財政部長。
803: ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 臨時財政対策債でございますが,地方交付税制度において認められております地方一般財源という取り扱いと認識してございます。発行の抑制につきましては,さまざまな考え方があるかと存じますけれども,効率的な行財政運営につきましては常に目指していかなければならないものと考えているところでございます。
804: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 13番石井議員。
805: ◯ 13番(石井 功議員) それでは23年度末,臨財債の発行の残高,これは幾らになるでしょうか。
806: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 企画財政部長。
807: ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 23年度末でございますけれども90億2,684万6,000円となる見込みでございます。
808: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 13番石井議員。
809: ◯ 13番(石井 功議員) 23年度末の事業債の発行の残高は幾らになるでしょうか。
810: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 企画財政部長。
811: ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 臨時財政対策債以外にも減税補てん債などの特例債がございますので,建設事業に充当した事業債の残高といたしましては,平成23年度末で106億7,944万2,000円の見込みでございます。
812: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 13番石井議員。
813: ◯ 13番(石井 功議員) これを見ると,もう臨財債は90億円,それ以外の起債が106億円と。多分そのうち事業債を抜いて臨財債の発行額残高のほうが多くなっていくというような状況が出てくるんだろうというふうには想像されます。
それで,臨財債を発行するということは当たり前でその償還額が後年公債費になってくると。北口の再開発それから小田急線の連続立体化,あいとぴあセンター整備など今まで集中的に整備をしてきた事業,大体平成6,7,8年ぐらいですから基本的に3年間の金利分だけの支払いから20年間の元金と金利を返すこの期間,23年間借金を返していくわけですけども,これが平成20年代後半にこのときに起債した借金の返済がだんだん終わってくるんです。平成30年あたりになると,あの当時の起債した借金というのはどんどん減っていくことになるということですけども,毎年ずっと公債費というのは大体25億円前後で来ているんですが,これはどのぐらいまで圧縮できそうなのか,そこについてお尋ねをいたします。
814: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 企画財政部長。
815: ◯ 企画財政部長(水野 穰君) 試算によりますと,25年度におきましては約25億8,000万円ということで7,000万円弱増額という形になります。その後26年度におきまして平成25年度の発行額にもよるところでございますけども,約24億4,000万円で25年度との比較では約1億4,000万円の減額が見込めるところでございます。その後につきましても減少傾向というところを見込んでいるところでございます。
816: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 13番石井議員。
817: ◯ 13番(石井 功議員) 確かに減少はしていくのかなというふうに思います。
このまま事業債10億円で臨財債13億円ぐらい,年間23億円ぐらい発行していくと,平成28年ぐらいには今25億円ぐらいが22億円ぐらいの3億円ぐらい公債費というのは多分減ってくるんだけども,その後は平成36年度ぐらいから逆に増加傾向になっていくと。22億円ぐらいでずっと推移しているものが今度はまたふえてきちゃうよということなんです。いろいろこの借金の話を今までしてきましたけども,市長は長年─これたまたま1年前ぐらいのときの答弁ですけども,「私の市政のスタートは前市政が残した借金の重みを引き継いでいくというところから始まっております。」と答弁していますが,そのことは一定の理解をするところです。しかし現在調布市と稲城市は連続立体化を進めています。連続立体化,この事業終わった後の市長というのは,基本的には借金との戦いにならざるを得ないというふうに思います。ですから狛江が連続立体化の事業が終わった後の市長は,これは当たり前で借金で苦しむと。稲城市や調布市は今やっています。そろそろ終わりますけども,この後当然この公債費に結構苦しむ状況が出てくると。調布市は大体1,000億円の発行をしているというふうに聞いておりますから,財政規模は全然違いますけども,それでも調布市の一般会計の規模から考えても,今度かなり厳しい財政運営になってくるのかなと。ただ私前にも言ったんですけど,1つだけ違うのは,結局早くやったから─今ちょうど借金を返しているんだけども,日本の国の力がこれからどちらかというと私は減少していき経済力も落ちていくと。その中で返していく借金と,まだバブルの余裕が余韻が残っているところの時代で返していく借金というのは,これは私は重みが全然違うと思うんです。つまり早くやったから結構まだ国力,日本の経済も結構元気なとき,まだ今と比べればね。それがこれから本当の少子・高齢化に向かったこの時代に借金を返すというのは,その時代で返すときよりも圧倒的に厳しいと私はそのように感じますけど,それについての所感をお伺いいたします。
818: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 市長。
819: ◯ 市 長(矢野 裕君) 石井議員の言う部分というのも,一般論としては当たっていらっしゃるかなと思います。ただ調布や稲城の取り組みについて,確かに財政負担というのは大きなもの,特に調布市などは狛江よりはるかに大きなものになると思いますけども,財源についてどう取り組んでいらっしゃるのか,財政政策についての考え方はどうかと,そういうのは詳しく伺っておりませんし,よその自治体についての批判にわたるようなことも申し上げることはできないと思いますので,比較についての所感はお許しいただきたいと思います。
820: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 13番石井議員。
821: ◯ 13番(石井 功議員) ほかの自治体と比べるのはどうかということになりますけども,結局いつも財政問題になったときに市長が言われるのは,前政権の大きな借金によって,それから三位一体の改革によって非常に苦しんできたよと。それはそれで別に理解しないわけじゃないんですよ,確かに現実としてはそうかと。ただ狛江のまち全体を考えたときに,連続立体化の事業とかを前倒ししてきたのは今思うと私はこのまちにとってはすごく幸せだったというふうにまず感じます。
それから狛江のまちづくりを歴史的に考えてみると,昭和20年,これ終戦の年ですけど,これ大体狛江の人口で1万人いなくて9,000人台しかいないんです。そこから昭和40年代,50年代,ここでベッドタウン化してきて人口が急増していくと。そのときにこのまちは何をやらなきゃならなかったかというと学校をつくんなきゃいけない,それから下水道を完備しなきゃいけない,道路をつくらなきゃいけない,そういう時代があったと。その次に来たのが,私は混雑の時代だと思うんですね,人口がふえたことによって。それはあかずの踏切を直さなきゃいけない。それから世田谷通りの水道橋の所の渋滞を直さなきゃいけない。こういうのがその次の時代に来て,それが終わった後に矢野市長が誕生してくる,という背景だと思うんです。歴史的に見たときに,この時期好むと好まざるとにかかわらず,市長は選挙でいろいろな公約言いますけども,でも歴史的な使命のほうが絶対に私は重いと思うんです,その時代の歴史的な使命のほうが。それは何かというと,大きくなったずうたいを小さくしなきゃいけなかったと思うんです。それは日本全体もそうですけどもバブルによって非常に膨らんでしまったものを,企業は特にそうです。雇用をふやした,設備をふやした,そのとき。それから負債をふやした,借金をして設備を整え大きくするわけですけど。結局その後何をやんなきゃいけなかったというと,それを小さくしなきゃいけなかったんです。つまり成長がなくなったから。そう考えた場合に私は,その時代が終わった後の矢野市長の歴史的な使命というのは,今考えるとそれは行財政改革というのをして,膨らんだものをびゅっと締めて次の時代に向けた体制を整えなきゃいけなかったんじゃないのかなと,それ別に全部やっていないとは言わないけども。まず非常に遅くなったということと,まだなかなか徹底できていないというようなところを感じるんですが,それについてお尋ねをいたします。
822: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 市長。
823: ◯ 市 長(矢野 裕君) おっしゃるとおり大型の公共事業が相次いで完了する前後というか中,私は平成8年市長に就任をいたしております。ただおっしゃるように,これらの事業の起債が次々と返済時期に入ったために,年々公債費が膨らみ財政の硬直化も余儀なくされてきたと。これに対して私自身は新たな事業での起債を年10億円以下に抑制するなどある意味で長期的なスパンでの改善を図ってまいりましたけれども,平成16年の市長選後の三位一体の改革で地方交付税が急激に減額をされ,本格的な行革がだれがなっても確かに待ったなしの状況になったと。それはそのときの市長の責務であろうかと思います。ただ,そういう点では石井議員のおっしゃるように行革,歴史的な当時の市長,時の市長としての歴史的な使命というのは御指摘にもなるかなとは思うところあります。ただ使命という言葉で言いますと,私自身は行革をすることが使命というよりも,緊急行動計画という本格的な行革をやらなければならない。そういう中でもまちづくりは後退させないという庁内の意思統一のもとに,協働のまちづくりを市民に呼びかけて,安全なまちづくりを飛躍させた安全パトロールの実施とか狛江の魅力づくりを進めた音楽のまちづくりや絵手紙発祥の地の事業,こうしたことが市民の力によって成果をつくり上げてきた。そういう市民の力に依拠し,それを生かした市政運営を行革の中でも確立をしてまちづくりを前進させてきた。そこが私の使命であったかなと自画自賛ながら言わせていただきます。
824: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 13番石井議員。
825: ◯ 13番(石井 功議員) 首長というのは本当に大変な仕事で,それはなぜかというと後年,それは批判に耐え得るものでなきゃいけないというのは思うんです。それは大変は大変だと思いますけども,時代を見据え,全体を見据えてやっていくというのが私は使命だろうと思うし,これからこの日本の社会が,人口が本当に減ってきたりとか実際に狛江の市税収だって個人市民税が落ち込み,それから固定資産税も評価がえによるものですけども影響を受けて,実施計画のときよりも現実的には約4億円ぐらいこの2つについては減っていくというようなことを考えたときに,本当はもっと早いときに行革とか財政改革をやって,それは多分そのときいろいろ言われたのかもしれないけども,今思うとあのときがそのときだったと。ちょっとそれは狛江はおくれたと。ずっと市長が批判している集中的にやった公共事業ですけど,今思うとそれは時間がたって評価するんだったら,あのときやってよかったというふうな評価に私はならざるを得ないような気がするんです。だからそこは,歴史的な使命というのは,個人のものとは違ってこのまちを本当に将来左右するものであるから,その辺はぜひよくお考えになっていただきたいと思いますし,今自画自賛ということですけども,果たして本当にあと10年たったときに矢野市政というのがどういう評価になるのか,それは私も楽しみにして10年半ぐらい待ちたいなというふうに思いますけども,今現時点で考えるに,行革その他つまりもうちょっとスリムにしなきゃいけないときがやり方が遅かった。私はそのようにまず評価をして終わります。
826: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) お諮りいたします。
本日は以上で打ち切るに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
827: ◯ 副議長(田辺 良彦議員) 御異議なしと認めます。よって本日は以上で打ち切ります。
明日午前9時から本会議を開きますので,定刻御参集願います。
本日はこれにて延会いたします。
午後 6時24分 延会
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