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  1. 福生市議会 1995-12-06
    平成7年第4回定例会(第1号) 本文 1995-12-06


    取得元: 福生市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-25
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1      午前十時 開会・開議 ◯議長(須釜亮次君) ただいまから平成七年第四回福生市議会定例会を開会いたします。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 2 ◯議長(須釜亮次君) 暫時休憩いたします。      午前十時一分 休憩  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午前十時六分 開議 3 ◯議長(須釜亮次君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより本日の会議を開きます。  これより議事に入ります。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 4 ◯議長(須釜亮次君) 日程第一、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員の指名は、会議規則第百三十二条の規定により、議長において     十番 今 林 昌 茂 君    十一番 松 山   清 君    十二番 原   敏 子 君  以上三名を指名いたします。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 5 ◯議長(須釜亮次君) この際、報告事項がありますので、事務局長をして諸般の報告をいたさせます。     (岩崎議会事務局長報告
        一、平成七年第四回福生市議会定例会の招集について(別添参照)     二、議案の送付について(議案第百六号ほか十件)(別添参照)     三、陳情書の受理について(陳情第七-十七号、陳情第七-十八号、陳情七-十九号、陳情七                  -二十号)(別添参照)     四、議案説明員の出席要求について(別添参照)     五、専決処分の報告について(別添参照)     六、平成七年八月分例月出納検査の結果について(別添参照)     七、平成七年九月分例月出納検査の結果について(別添参照)     八、平成七年十月分例月出納検査の結果について(別添参照)     十、平成七年度第二回定期監査の結果について(別添参照)    十一、本会議資料について(別添参照) 6 ◯議長(須釜亮次君) 以上で報告は終わりました。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 7 ◯議長(須釜亮次君) 次に日程第二、会期の決定を議題といたします。  今次定例会の会期については、議会運営委員会において検討されておりますので、委員長から報告を願います。         (議会運営委員長 小野沢 久君登壇) 8 ◯議会運営委員長(小野沢 久君) 御指名をいただきまして、去る十一月二十九日に開催いたしました議会運営委員会の結果につきまして御報告させていただきます。  まず、日程でございますが、今定例会に提案されております案件は、市長から十一件の議案が送付されております。一般質問につきましては十一名の議員から通告がなされております。陳情は四件でございます。  日程の順序につきましては、先例に倣いましてお手元に御配付の日程表のとおり編成をいたしました。  次に、議案及び陳情の扱いでございますが、お手元の付託表のとおり各委員会に付託し、審査を願うことといたしました。  また、日程第九の議案第百十一号、職員の期末手当の関係につきましては、慎重審議の上即決でお願いすることといたしました。  次に、会期でございますが、本定例会におきましては一般質問の通告者は十一名で、通告時間が十時間四十分となっております。それから市長から出されました議案は十一件、陳情が四件となっておりますので、十二月六日、七日、八日を本会議とし、九日から二十日までを休会として、各委員会を開いていただき、最終日を二十一日とする十六日間の会期とすることといたしました。  以上でございますが、議員各位の特段の御協力を賜り、今定例会が円滑に運営されますようお願い申し上げまして報告とさせていただきます。 9 ◯議長(須釜亮次君) 以上で委員長の報告は終わりました。  お諮りいたします。  会期につきましては、ただいま委員長から報告されたとおり十二月六日から十二月二十一日までの十六日間と決定いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) 10 ◯議長(須釜亮次君) 御異議なしと認めます。よって、会期は十六日間と決定いたしました。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 11 ◯議長(須釜亮次君) 次に日程第三、一般質問を行います。  一般質問については、既に通告されておりますので、通告の順に従い発言を許します。まず、二十二番林田武君。         (二十二番 林田 武君登壇) 12 ◯二十二番(林田 武君) 御指名をいただきましたので、さきに通告のとおり一般質問をさせていただきます。  今回は大きな項目として四点お聞きしたいと思いますので、御答弁のほどよろしくお願い申し上げます。  質問の一点目は、平成八年度予算編成にあたり編成方針についてお伺いいたします。  その中でまず一つ目は、予算を編成する前提として、現今の社会状況の中、どのような見通し、認識があるのかお伺いいたします。いわゆるバブル経済がはじけて以来今日まで、日本の経済状況は低迷を続け、金融業界は莫大な不良債権を抱え、景気の回復の見通しも立たないというのが現実であります。我が福生市の財政にも直撃し、厳しい財政状況であります。  石川市政の二期目は、ちょうどバブル経済がはじけたころスタートしたわけですが、大変御苦労なされ、みずからACC精神を発揮され、市民待望の福祉センターを完成させました。ほかにもプチギャラリー、茶室「福庵」、福生地域体育館など建設され、さらに地域図書館、児童館が着工の運びとなっております。  これらはすべて市民のための大切な施設でありますが、反面、基金の取り崩し、起債の増額、施設維持管理費、人件費等が膨らんで福生市の予算に対して歳出の比重が増大していくことも率直に認めなければならないと思います。  申すまでもなく、一般企業においては不況の中、設備投資を控え、人件費を削減、企業の存立をかけてリストラに努力しております。福生市はもちろん企業とは違いますが、歳入と歳出のバランスを見定める努力は怠ってはいけないと思います。  来年度も大変厳しい歳入状況の中、予算編成を行うわけですが、平成八年度の予算、そして「輝く街、福生を構築していくためには先見性、すなわち十年先、二十年先を見据えたものでなければならないわけで、これにはまた大変な決意と努力が必要と思いますが、見通しと認識をお聞かせいただきたいと思います。  次に、二つ目として福生市の財政構造についてお伺いいたします。今申し上げましたとおり、税収等大変厳しい財政状況の中経常的、義務的な経費がふえていくわけですが、それに対してどのように対処していくのかお伺いいたします。  三つ目は、平成八年度における歳入の見通しについてお伺いいたします。歳入の主なるものは税収であることは申すまでもありませんが、不況下の中で厳しい状況が予想されます。当然国や東京都においても歳入減となると補助金、交付金等の削減やカットも予想され、福生市に山積したいろいろな施策に影響を及ぼすものと考えられます。  予算の編成にあたっては、入ってくる見通しがあって歳出が決められていくものと思いますが、歳入の見通しについてお聞かせ願いたいと思います。  四つ目、予算編成にあたり技術的なこととして組み方の問題についてお伺いいたします。平成八年五月に市長選挙が行われるわけですが、来年度の予算を編成するにあたりまして、予算は例年どおり年間を通じての総計予算を組まれるのか、あるいは選挙を考慮して政策的な事業費は除く骨格予算として組まれるのかお聞きしたいと思います。  五つ目として、平成八年度予算編成にあたりまして、特徴的なことがあるのかないのかお伺いいたします。平成八年度の予算の中に石川市長のACC精神をもって市民に夢を与え、希望を持たせるような施策が折り込めるかどうか、目下の時点で考えることがあったらお聞かせ願いたいと思います。  次に、二点目として町会会館のことについてお伺いいたします。  現在、福生市においては三十四町会の中で、独自の町会で会館を持っている町会が十九町会あります。町会会館を持っていない十五町会は地域会館や都営、公団の集会場等を利用し、町会の会合に役立てております。  御承知のとおり、町会会館は各町会の事情でその内容もまちまちですが、ほとんどが老朽化しているのが現状であります。かといって、十九町会にしても新しく新築するには財政的に不可能な状況であります。地域会館は福生市全市民のものであり、町会会館はその町会の持物でありますが、地域会館や公共施設が間近にある町会とそうでない町会とではその施設の利用度はおのずから違うわけであります。  福生市の地域会館においては、実施計画にもありますとおり、平成七年、八年、九年にかけて空調工事、冷暖房工事、便所の改修工事、あるいは建替え工事とかなりの予算をかけて改善されます。市民のコミュニティーの場であります地域会館の改善は、これはまた当然のことであります。しかし、町会会館と申しますと、建築時には町会市民の財政努力で建てたものの、時代がたつにつれて修理、改修等の必要性に迫られて、その折々で町会長を初め町会の皆さんが苦慮しているというのが実態であります。  そこで、市長にお伺いいたします。町会は自主的な任意団体ではありますが、市の財政の事務連絡のみならず、防災、防犯、交通安全など市民の生活にとって最も重要な仕事の一端を担っております。その市民参加に不可欠なのが集会場であります。町会会館、地域会館であります。  また、町会は市民の大切なコミュニティー活動の一翼を担っております。コミュニティー活動ボランティア活動、スポーツ、文化、娯楽、福祉、PTA活動等々、人のつながりの場として町会があり、町会会館が存在すると思いますが、市長は率直なところ町会と町会会館についてどのように考えているのかお伺いします。  そしてもう一つ、現在、福生市では町会会館が町会運営、町会活動にとって大変重要なものであることを前提にしてお伺いいたしますが、厳しい不況の中、町会会館の老朽化に対する町会の苦慮に対して、市と援助していく考えはあるのかどうか、すなわち、町会会館の改修、修繕、会館備品、運営費にかかわる市の補助金の増額を図り、市と町会とますます一体化を図っていく、そういう考えはないのかお伺いいたします。  次に、三点目の質問は都立宇宙科学館のその後の経過を伺います。  都立宇宙科学館の誘致は、平成四年九月十八日東京都多摩島嶼振興推進本部会議で建設が正式に決定し、平成五年三月までに基本構想、すなわち建設の時期、建物の規模、内容について決められるはずでした。福生市にとりまして夢と希望の施設誘致でありまして、以来今日まで片倉跡地近辺のみならずJR熊川駅、奥多摩街道拡幅工事も宇宙科学館建設を前提にした都市づくりであったと思います。  しかし、その後平成五年、六年、七年と三年間経過いたしました。この間一般質問で何人もの議員が危惧し、質問されてきました。その都度石川市長は「宇宙科学館についてはほかの施設とは進展度が違う、東京都は約束どおり実施する」というような御答弁をなされてまいりました。  しかし、本年四月、鈴木知事から青島知事となり、都市博中止というような東京都で振興する重要施策でも百八十度転換というのを見るにつけ、宇宙科学館はどうなるのかなと市民が心配するのは当然のことだと思います。  そのような状況の中、本年十一月九日付毎日新聞に「青島知事、箱物行政を転換。鈴木都政計画大規模施設十三施設のうち十一施設の建設中止」と報道されました。宇宙科学館は中止の中に入っており、正直言ってびっくりいたしました。しかし、その後東京都は十一月二十九日、都政実施計画総合三カ年計画を発表し、大規模計画の見直しを決めました。そして都立宇宙科学館は計画には折り込まず今後の検討課題とされました。  この経過について、真意のほどはどのようになっているのかお伺いします。と同時に、片倉跡地の東京都用地買収を含めて今後の見通しはどのように考えているのかお伺いいたします。  四点目の質問は、多摩川上流流域下水道雨水幹線事業についてお伺いいたします。  この事業は、はっきり言って主に青梅市、羽村市の雨水を福生市の主要道路を通過し、福生市の吐け口から放流するというものであり、いかに公益事業とはいえ雨水幹線が通過する地域にとって極めて迷惑千万な事業であります。しかし、青梅市民、羽村市民にとりましてはどうしても必要な施設でありますことも承知いたしております。だからこそ、石川市長は東京都にも青梅市にも羽村市にも地元対策の重要性を説明し、理解を得ていることと思います。  私はこの件に関しましては繰り返しくどいほど申し上げておりますが、例えばかに坂公園下に放流されている都市下水路ですが、この施設により長沢町会の堂川の湧水が枯渇し、住民の井戸は枯れ、この取り返しのつかない経験から、今度は大丈夫と言われても信用できないわけで、簡単に賛成できないというのが長沢町会であります。  また、雨水幹線の吐け口となる永田町会においては、柳山公園の自然、ケヤキの保護は本当にできるのか、万一の大雨のときマンホールははねないか、吐け口から放流される水が本当に雨水だけなのか、雑排水は混じっていないわけがないなど雨水幹線事業に対して今もって危惧するのは当然であります。永田町会は去る十一月二十三日の町会総会において、できれば中止してもらいたいとの決議が出たとお聞きしております。地元ではそのくらい真剣に考えております。  福生市としては石川市長みずから地元説明会に御出席され、決して地元の皆さんに対してデメリットのみにはしない。メリットにするような代償を考えると約束され、市民を説得されました。そして事業が始まりました。まず産業道路、武蔵野地区の立て抗堀りが開始されました。直径七メートル余の巨管を埋め込むわけですから、工事の規模は想像を超えるものであります。そんな大工事であるにもかかわらず、近隣の会社、商店、住民には工事をするという通知はあったものの、迷惑この上もなく、道路をふさぎ、車や人が通るのもままならないというのが現状であります。近隣の会社、商店では売り上げが半減、こんなひどいとは思わなかったと泣くに泣けない状況であります。市としては大事業であるからこそ市民に納得のいく説明が必要であり、公共のために協力してくださる市民の皆様にはきちんとした対応をすべきだと思います。  雨水幹線事業の進捗状況と地元の話し合いはどうなっているのかお伺いしたいと思います。また、立て杭堀り付近の地元の苦慮をどの程度確認しているのか、何か対応を考えているのかお伺いいたします。  以上で壇上からの質問とさせていただきます。         (市長 石川彌八郎君登壇) 13 ◯市長(石川彌八郎君) 林田議員さんの御質問に対しまして御答弁を申し上げます。  平成八年度予算についての新年度予算編成方針につきまして、最初に社会経済情勢の見通し、また認識との御質問でございますが、御案内のとおり我が国の社会経済情勢は、多くの専門家が指摘されているところでございますが、各種の経済指数を見てもバブル期の数値から大きく後退しているところでございます。  また、円高の影響等によりまして景気回復の動きが過去の回復局面と比較いたしましても極めて鈍くなっておりまして、とりわけ雇用や消費面での落ち込みは大変大きくなっております。加えて対外貿易につきましても我が国に対する風当たりは強く、従来の輸出超過型から輸入増大型に変わりつつございます。このため民間企業におきましては、御指摘のとおり企業の存立をかけてリストラに取り組んでいるところでございます。  このような社会経済情勢のもとで、税を初め歳入について厳しい状況になってきておりまして、行政といたしましてもあらゆる努力をしていかなければならないところでございます。行政改革推進委員会の設置をお願いいたしておりますのも、このようなことを踏まえてのことでございます。これらの情勢を踏まえる中で、予算の編成にあたっては、御指摘のように単に平成八年度という一年度のみの、そういった視点を置くということではなくして、先々の財政状況を見た編成をしていかなければならないと考えております。  次に、財政構造はどのようになっていくかでございますが、今後の見通しといたしまして財政の弾力性が課題となるところでございます。すなわち、景気の低迷によりまして税のみならず各種交付金、補助金につきましても交付率等の引き下げや低率化、交付税の措置などによる一般財源化などが進み、歳入の伸びは期待できないと思われることでございます。また、歳出面では高齢化の進行とともにマンパワーの確保など対人的経費や扶助費的経費が大きくなり、歳出全体が義務経費化していく傾向でございます。  その結果、特徴あるまちづくりを進めるということがますます困難になっていくことになり、懸念されるところでございます。したがいまして、財政の確保が大きな課題となるところであります。自主財源の割合が低い当市といたしましては、国や東京都との連携がますます重要なこととなってまいります。  当面、平成九年度に地方消費税が創設されることとなっておりますが、目下のところは市町村に対しましてどの程度の配分となるのかは全く不透明でございまして、財源措置につきましてはまことに先行き見通しの暗いところでございます。  このような厳しい財政事情の中では、施策全般にわたり創意工夫を凝らし、経費の節減を図り、重点的な財源の配分をもって対応しなければならないと考えているところでございます。  続きまして、平成八年度の歳入の見通しはとのことでございますけれども、目下積み上げの最中にございます。大きな点では税収でございますが、税制改正の行方が気になるところでございます。報道されるところでは、住民税におきまして今年度並みの特別減税が行われそうとのことでございますので、平成七年度で制度減税が行われ、既に税負担の水準が下げられているところへもってまいりまして、また上乗せとなるわけでございまして、基金の取り崩しや建設等に伴う地方債で補えない分は再度減税補てん債を借りなければならない事態も出てこようかと思われます。また、国、東京都の補助金、交付金等につきましても景気低迷の影響を受けているところで、削減や先送りの方向も出てくると予測されているところでございます。  次の予算編成につきましては、総計か骨格予算かとの御質問でございますけれども、編成については総計予算とする方向で考えております。これまでも当市では総計予算できているところでございますので、この方向で進めさせていただきたいと存じております。  と申しますのも、福生市では計画行政を進めてきておりまして、基本計画、実施計画を定め、基本構想に掲げる「輝く街、福生」づくりに向けて施策を進めてきております。さらに必要に応じては個別の計画を定め、実施計画への反映を検討してきているところでございます。  また、さきに財政見通しの際にも述べさせていただきましたが、義務的経費が多くなってきており、年度当初から財源を確保し、予算化を図っておかなければならないこともございます。したがいまして、市民生活に不安や空白による影響を与えないようにしておくことが大事ではないかと思っておるからであります。  平成八年度予算の特徴でございますけれども、これまでも議員各位からは一般質問、委員会審議を通じて、あるいは各会派からの予算要望などで施策についての多くの要望を受けているところでございます。それらを踏まえて真剣に予算措置について考えていかなければならないと存じております。  目下のところは、実施計画並びに予算の積み上げをしているところで、具体的に個々の事業を申し上げる段階まできていない状態でございますけれども、重点的には次のようなことが考えられることでございます。一つといたしましては高齢化対応についてであります。二つ目は大規模災害対応であります。三つ目には都市基盤並びに生活基盤整備、そして四つ目として行政改革の推進でございます。  御指摘のように厳しい中ではございますけれども、必要な事業には重点的な取り組みをしていかなければならないのではないかと考えております。そのためにも整理すべきものは整理をし、高齢社会への備えや低経済成長下での健全な行財政運営に努めなければならないと存じております。  次に、町会会館に対する考え方についての御答弁を申し上げます。  御案内のように、当市の町会やいわゆるコミュニティー、あるいは市民参加といったことにつきましては、平成七年三月に修正いたしました総合計画修正後期基本計画の中で「地域住民の主体的、自主的な活動の中から生まれるコミュニティーは、二十一世紀を展望するこれらのまちづくりに必要不可欠なものであるので、地域会館や文化、スポーツ施設といったコミュニティー施設の整備を積極的に図ることにより、市民が相互に交流し、地域に関心を持ち、郷土愛が生まれるまちづくりを進める。今後はこのコミュニティー施設や町会の会館等を中心に、地域での自主的な活動を活発に進めるリーダーの養成や、地域で活動する人々や、広域的な団体間の交流等に対して積極的に奨励、援助する」と定めたところでございます。  さて、御質問の一点目の町会と町会会館の関係についてどのように認識しておるかということでございますけれども、町会は地域の住民の自主的な任意団体で、その地域に住まう人々が民主的に活動する組織であって、また、町会会館はその地域に住まう人々の文化や趣味や娯楽や福祉等といった活動を通じさまざまな人々が出会える地域のコミュニティーづくりの拠点であり、地域的には共同活動を行うための最も重要な施設であると認識をいたしております。  次に、二点目の御質問の町会会館の増改築、修繕、会館備品、運営費にかかる補助金の増額についての考え方でございますけれども、御案内のとおり昭和四十七年度から町会等の会館建設費等補助金交付規則に基づき、地域コミュニティーづくりの拠点である町会会館の新築等を行う場合、また、会館のための用地を取得する場合や、会館のための用地の賃貸借契約を更新する場合、さらには会館を修繕する場合、会館の付属品を購入する場合、会館を運営する場合において、その要する経費の百分の五十の補助を交付しているところでございます。  また、平成八年一月からは、町会が地域活動のための不動産を保有する場合に、必要な測量及び登記等に要する費用の百分の五十を補助するため不動産等保有補助金を新たに設け、これらに加える予定でおるところでございますが、御指摘のとおり町会会館の増改築や修理等といった場合における自己負担につきましては、各町会にとりまして大変重荷になっておりますことは十分理解できるところでございますので、厳しい財政状況の中ではございますけれども、今後これらの補助金の見直しにつきまして前向きに検討してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解を賜りますようお願いをいたしたいと存じます。  次に、都立宇宙科学館のその後の経過についてでございますが、初めに建設中止という報道がされているが、真意のほどはどうなっているのかということでございますけれども、この件につきましては、去る十一月二十九日に東京都総合三カ年計画が発表されました。これまで東京都では十三の大規模施設建設を予定しておりましたが、この三カ年計画ではこのうち二施設のみが予定されただけで、宇宙科学館はその計画の中では、これまでの都の財政状況から当面の三年間の年度割の計画には載りませんでした。かわって今後の検討課題として宇宙科学館を含めた三施設が文言をもって記述されております。この三施設のうち「宇宙科学館につきましてはテーマ、建設、運営方法を含めて基本構想の策定に向けて検討していく」ということになっております。  この意味いたしますところは、平成八年度に都では新基本構想を策定することとしており、その中に登載するためテーマ、建設、運営方法などについての検討を進めていくということで、事業の中止ではなく、新基本構想に登載することにより建設の将来的保証をしていこうとするものだということでございます。なお、十三施設中の残りの八施設につきましては計画に載らないことになりました。  私といたしましては、これまで受け入れについて最大の努力をしてきたところであり、都立宇宙科学館の開設は市の活性化に大きく寄与するものと考えておるものでございまして、引き続き早期建設に向けまして積極的に要請を続けてまいりたいと思っておるところであります。  次に、二点目の片倉跡地の今後の見通しはどうなるのかについてでございますが、これまで市といたしましては用地買収と計画の促進の二面から要請活動をいたしてまいりました。その中で、計画の促進につきましては前述のとおりでございます。一方、用地買収につきましては都でも真剣に検討されておりまして、再々にわたり現地の状況確認等をされてきているところでございます。早い時期に用地買収がされますよう要請活動を続け、建設に向けて具体的な方向をつけていきたいと存じます。近々議会にも御相談できるようにしてまいりたいと考えておるところであります。  さらに、今後東京都の総合三カ年計画の前倒しや新基本構想の策定の中で明確な位置づけをされるよう要請していくとともに、一日も早く宇宙科学館建設に向けた基本計画、実施計画の予算化につきましても働きかけをしてまいりたいと存じます。よろしく御理解のほどをお願い申し上げます。  次に、多摩川上流流域下水道雨水幹線について、吐け口となる永田、長沢町会等々の対策はどのように進展しておるのかとの御質問でございますけれども、この雨水幹線は青梅市、羽村市、福生市にまたがる雨水排水施設でございます。  地元関係者の皆さんには大変御迷惑をおかけするわけでございまして、そうした中で過去数回にわたり地元関係者の説明会を開催してまいりましたが、その間、地元からの要望事項を受け入れる中で、昨年八月に東京都から要望事項に対する回答がございまして、今後、施行等にあたってはそれらの要望事項を配慮しながら進めていきたいということでございます。  また、本年九月中旬から十月中旬にかけまして、玉川上水の新橋から永田橋の吐け口までの間、工事の事前調査として、関係者の協力をいただきながら測量及び井戸の水位調査、地下水路の調査、交通量の調査等々を実施し、現在、要望事項を踏まえた実施計画に入っているところでございます。  また、工事施行予定の道路、福生都市計画道路三-四-六号線につきましては、関係者の皆様の御理解と御協力をいただきながら道路拡幅に伴います用地買収をさせていただいておりますが、おかげさまで一部を残して買収に御協力をいただいておるところでございます。  したがいまして、この拡幅事業の進捗とあわせて幹線事業につきましてもその状況を見まして、実施設計案等を地元関係者に説明をさせていただき、御理解を得た上で事業を進めていかなければならないと考えております。  そしてまた、このような大工事をいたすとともに、大変御迷惑をおかけいたすわけでございますので、地元からの御要望を十分聞いた上で代償としての還元施設等につきまして、青梅市及び羽村市に強く要望しながら対応してまいりたいと考えております。  また、既に一部工事に着手いたしました上流部の産業道路上の立て抗等の工事につきましては、予定より遅れて工事が始まりましたが、近隣住民の皆さんを初め関係者の方々には大変御迷惑をおかけいたしておりますことも深く認識しておるところであります。特に推進工法の作業基地といたしましての場所であるため、工事の期間も平成九年十二月に終了する予定でいるとのことでございますが、この間、作業帯約百三十メートルの部分につきましては、掘削しながら完了した部分は復興板をかけてまいりますので、地上での支障を及ぼさない作業をいたすところでございます。  しかしながら、近隣の方々には非常に御迷惑と御不便をおかけいたすわけでございますので、この事業着工にかかわります御迷惑等につきましては、今後も東京都と十分連絡調整をいたしまして、できるだけの対応をしてまいりたいと考えておるところでございますので、よろしくお願いいたします。  以上で林田議員さんの御質問に対します御答弁とさせていただきます。
    14 ◯二十二番(林田 武君) 石川市長さんには御丁寧な御答弁ありがとうございます。  どれもこれも大変難しい問題でありまして、自席から要望させていただきたいと思います。  まず、一点目の平成八年度の予算編成についてでありますが、御答弁の中にもありましたように、大変厳しい財政状況であります。そんな中で、市民に夢を持たせ、輝くまちづくりをするためには大変な努力が必要だと思っております。ACC精神をもって補助金や交付金の獲得のための努力、また、内部にあっては行財政の改革をさらに進めていただくための努力をぜひ怠りなくやっていただきたいと思います。  このような財政状況にあっても市民の要望というものはますます広く、深くなっていくわけですが、現実、できることとできないことの振り分けをきちんとやって、市民の御理解をいただくことも大切なことだと思います。また今できることと、また将来できる可能性のあることとの御判断もあるかと思いますが、市民の皆さんによく説明をしていただいて、納得のいくような御努力をお願い申し上げます。  財政状況が厳しくなればなるほど固定化されていく歳出については、できるだけ少なくしていく必要があるかと思います。国や東京都においてもつくれば経費の固定化をするいわゆる箱物の建設は少なくしていく、これはもう当然の成り行きであります。福生市においても同様で、いわゆる箱物の建設は、建設費は補助金、交付金、あるいはまた基金の取り崩しで何とかでき上がるわけでございますけれども、その後にかかわる経費、歳入に見合うようによく検討されなければならない、そういう時代になったと思います。ひとつこれも今後の検討材料にしていただきたいと思います。  それにいたしましても、昔は市が図書館が欲しい、あるいは体育館が欲しい、市民会館が欲しいと何もなかった時代にはそれを一つひとつ市が実現をさせて、市民の夢をかなえてやったわけでございますけれども、市民の要望はもっと近くに欲しい、図書館ももっと近くに欲しい、体育館も中央体育館では遠いのでもっと近くに欲しい、こういった要望が市民の要望でございまして、地域体育館や図書館の分館をつくる、これもまた今までは必要なことでありましたけれども、今後はなかなかそういった状況にいかなくなる、そう思います。  しかし、いかに厳しい財政需要がありましても、市長の御答弁にありましたように、どうしても必要な予算、お年寄りや、あるいは恵まれない人、そういった方々に対しての福祉行政はストップするわけにはいきません。高齢化社会を迎え、ますます増大していかなければならないわけであります。また、災害対策にも十分な対応をしていかなければならないし、それと市民全体に必要な都市基盤の整備は極めて大切なことだと思います。道路の拡幅整備、区画整理、交通安全施設、予算の範囲でできるだけやる、また、自分たちの子供たちの将来整備してよかったと言われるような、そんな都市基盤をこれから市として一生懸命やっていく必要があるかと思います。これは本当に大切なことだと思っております。  そしてまた、市長の御答弁の中で、来年の五月の市長選挙はあるけれども総計予算で組まれるというお話をお伺いいたしました。私は常日ごろから今の福生市にとりまして石川市長の存在は本当にかけがえのない存在だと、市長さんだと思っている一人でございます。ですから、このいろいろな山積した問題をぜひとも、次の四年間も石川市長さんが福生丸の船長として頑張っていただきたいなと、これは私の信じているところでありまして、また私の大変な希望でございますので、ひとつ御検討、御期待申し上げる次第でございます。  いずれにいたしましても、経済状況もまだ霧の晴れそうもない平成八年度でございますが、真剣に行政改革を行う中で市民に夢を与える、そんな予算編成でありますよう御要望申し上げたいと思います。  次に、町会会館ですが、福生市も御答弁の中で町会の重要性、町会会館の必要性ということを御答弁いただきました。地域会館や、あるいは公共施設はもちろんでございますけれども、町会が任意団体とは申せ、市民がつくった町会会館もまた市にとっては本当にありがたく大切なものである、私もそう思います。  今回、福生市町会等の会館建設費等補助金、交付金等規則の一部改正が行われ、法人化に伴いまして不動産等補助金が見直されるわけでございますけれども、町会会館の増改築、修繕、備品等の補助金のアップについても前向きに御検討くださるということでございますので、よろしくお願いいたします。  百分の五十、それを百分の六十にして、あるいは百分の七十に、そんなことでも結構でございますので、ひとつ前向きに御検討していただければありがたいと思います。  次に、三点目の宇宙科学館についてですが、経過をお聞きいたしました。石川市長のみならず、私ども議員といたしましても、バブルがはじけまして建設の状況がこのようになってしまったこと、本当にじだんだを踏む思いでございます。しかし、正直言ってやはり現実は大変厳しいものであると認識しております。  片倉跡地は福生市にとりまして大変貴重な土地でございます。これを五十歩譲ったといたしまして、東京都が土地を買収してくれたとしても、そのままずっと都有地であって宇宙科学館が建たない、そんなことにならないよう、ひとつ計画どおり東京都が土地を買収し、その上に計画どおりの宇宙科学館を建ててもらえるような、さらに東京都と密にしていただいて、市民の期待を裏切らないよう、切に御要望申し上げる次第でございます。  それと、最後の四点目の雨水幹線についてですが、実際のところ吐け口にあたる永田町会や、都市下水路で迷惑をこうむっている永田町会におきましては、今でもできるものならやめてもらいたい、中止してもらいたい、ほかのところへもっていってもらいたい、これは本当の気持ちであります。永田町会の今回の中止決議もそんなところから出てきたのだと思います。  しかし、もう事業は中止できない、もう進行中でございます。立て抗堀りが既に始まっているわけでございまして、ということは、やはり迷惑をこうむる地元市民の要望をこれからきちんとかなえていく、これが大切なことだと思います。このことにつきましては、もう石川市長も十分承知の上で、今後これに対応していただけると思いますので、今回はこれぐらいにしておきますけれども、ぜひ市民との約束をやぶらないようよろしくお願いを申し上げる次第でございます。  それと、武蔵野台地区の立て抗堀り付近の皆様のことでございますけれども、生活権にも及んでいるというのが現実でございます。だれが見ても、現場を見ると本当に冗談ではないというような、そんなのが本音なのです。いかに公共事業だからといって、一月やそこらならいいのですが、もう半年以上もやっている、そして平成九年十月に完了というようなことで、すみませんということでは本当に済まないというのが現状でございます。しかも工事ももう現時点で遅れている状況だということでございます。  過日、都市下水路の一部事務組合のときにちょっと質問もさせていただいのですけれども、地下にガス管、水道管、下水管などがあって遅れているという話ですね。こんなものはもう始まる前から当然のことで、そんな返事なのです。そういう管が埋まっているのはもう当たり前の話で、遅れているという返事なのです。  ですから、施行主は青梅市、羽村市、そして福生市なのですけれども、工事は東京都なのですけれども、ひとたび現場となるとそういう状況なのが現実なのです。永田、長沢地区にそれを信用しろと言っても、あそこを見たってなかなか信用できないというのが現実でございます。  いずれにいたしましても、何らかの対応をしていただけるということでございますので、よろしくお願いいたします。  大分時間も経過いたしまして恐縮でございます。以上、いろいろ御要望申し上げ、一般質問を終わらせていただきます。本当にありがとうございました。よろしくお願いいたします。  ───────────────・──────────────── 15 ◯議長(須釜亮次君) 十一時十分まで休憩いたします。      午前十一時 休憩  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午前十一時十分 開議 16 ◯議長(須釜亮次君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、十三番遠藤洋一君。         (十三番 遠藤洋一君登壇) 17 ◯十三番(遠藤洋一君) 通告に基づきまして一般質問を行います。  一般質問の項目は三つからなっています。一つは横田基地について、もう一つは市政の市民への参加について、それから三番目には来年度の予算のことについて伺っていきたいと思っています。  一番初めの横田基地についてですけれども、項目は五つあります。その一つは、この間問題になっております沖縄の米軍の基地の縮小・移転の影響について伺っていきたいと思っています。本年の九月に不幸な事件が沖縄で起きまして、それまでの矛盾が一気に吹き出す形で沖縄の基地の問題が大きな問題になっています。既に沖縄の太田知事は土地使用に関する代理署名を拒否をし、これは裁判ということになります。そのほかにも政府としては沖縄の基地の縮小、本土の移転ということを射程に入れた形での協議を始めているというふうに報道がされています。沖縄県におきましても、既に地位協定の全面見直しの原案をつくるなど新たな局面に展開をしているところですけれども、具体的に我が市が抱えている横田基地にどのような影響があるかということを市長はどのように考えているかを伺っておきたいと思っています。  具体的には沖縄での幾つかの基地についての移転、例えば実弾の射撃場に関しましては、本土の五カ所に対して移転の打診というのが行われているということになっています。その他、嘉手納の騒音の問題、その他に含めましてもいろいろな形での移転が取りざたされているところですけれども、具体的に今までのことから言いますと、例えば一九七〇年代の関東計画、東京じゅうにある基地は横田基地に統合されるということがありましたし、一九八九年から九〇年にかけては、閉鎖になりましたフィリピンのクラーク基地からの部隊の移転ということが横田基地に行われています。具体的には、こうしたフィリピンからの移転に関しましては市内での上空旋回訓練飛行が非常にふえるなどの市民への影響が大きくなっています。  この間、例えば嘉手納基地からの部隊の移動であるとか、あるいは移駐であるとかについて、どのような形で市長は見解を持っておられるかを伺っておきたいと思っています。  既にC一七という新型機も頻繁に飛来をしておりまして、横田基地での新しい部隊の展開の予想がされるところですけれども、これらについて市長の見解を伺っておきたいというふうに思っています。  二つ目には、一九九三年の十月の末に起きました横田基地内での航空燃料漏れの最終報告について伺っておきたいというふうに思っています。このことにつきましては、毎回の議会での質問を行っております。大体のおさらいをしておきたいと思っておりますけれども、一九九三年、つまり一昨年の十月二十五日に横田基地の中でジェット燃料の漏出が判明をしました。全体では一万八千ガロン、つまり六十八キロリットルという大変な量の航空燃料が漏れて汚染をされたわけです。  その間、中間報告、あるいは報告がされましたけれども、最終報告が本年の四月の十一日に日米合同委員会で報告をされ、それらについての開示のことを要求してまいりましたけれども、その開示がやっと本年の秋になりまして行われております。それらにつきまして市長の見解を伺っておきたいと思っておりますし、特に事故に対する分析の問題であるとか、あるいはこの最終報告に対する基本的な市長の考え方などについて伺っておきたいというふうに思っています。  最終報告は、全体では三百八十三ページという膨大なものでしたけれども、実際に我が市にきたのはそのうちのわずか仮訳の四ページ、プラス別表が十枚つくという大変に薄っぺらなものが来ただけですけれども、これらの本文に関する見解も含めて伺っておきたいというふうに思っています。  それから、三番目には上瀬谷からの部隊移動ということを伺っておきたいと思っています。昨年の九月ですけれども、アメリカの星条旗新聞、これは軍の新聞ですけれども、新聞が上瀬谷の海軍部隊が移転をすることを報道しました。このことは朝日新聞の神奈川版にも小さな記事が出まして、昨年の九月の議会でも質問いたしましたけれども、上瀬谷にあります海軍の情報部隊のうちの一つが太平洋統合情報センター上瀬谷分遣隊という形でこれが横田にやってくるということになっています。  本年の六月にも同じくアメリカの軍の機関紙でありますところの星条旗新聞に報道され、一部の新聞に報道されたところでありますけれども、この実態について伺っておきたいと思っています。  沖縄からの移駐の問題の前にこうした形での国内での移転、移駐などが既に行われているわけですけれども、こうしたことに対する市の側の、あるいは市長さんの具体的の情報収集能力についてもあわせて伺っておきたいと思っています。  それから、四番目には本年の十月に行われました滑走路工事の影響を伺っておきたいと思っています。横田基地の滑走路が半分ずつ工事をしまして、そのことによっての強化の心配ということがなされたわけですけれども、この工事の最中、具体的には我が市の中は大変静かだということが言えましたし、データ的にも非常に飛行回数は減っています。しかし、その中でもC一七という大型の輸送機が離着陸を続けているわけですが、こうした十月中の滑走路閉鎖の影響について伺っておきたいと思っています。  それから、五番目には下水道料金の改定について伺っておきたいと思っています。一九七九年に基地の中の下水道料金を大口一本化から小口も含めるという形で協定がなされまして、市の下水道徴収条例に二条の二項がつけ加えられ、今まで六億円近い下水道料金のおまけということがされたわけですけれども、本年の十一月になりまして、この「横田基地排水下水の業務処理に関する同意」というのが行われました。その中では今までの大口、小口の扱いから大口一本にするぞということが協定をされていましたけれども、その協定を読む限りは平成八年、つまり来年度の国の予算が確定し次第、こうした新しい料金体系になるということが言われています。  こうしたことについての経過を少し伺っておきたいと思っていますし、これによりましてこの下水道徴収条例第二条の二項、わざわざつくった条例ですけれども、この条例の扱いを今後どうするかということを伺っておきたいと思っています。  同じような形で徴収を行っております武蔵村山市では、条例なしの要綱で行っておりまして、条例をつくっているのは我が市でありますけれども、この条例の扱いはどうしていくのか、あるいは今までにたまりにたまった六億数千万円のおまけ分は一体どのようにしたらいいのかということも含めて考えていただきたいと思っております。このことについて伺いたいと思います。  それから次の問題は、市政への市民参加ということで伺っておきたいと思ってます。  (仮称)フレンドシップ広場の建設についてのことが十一月三日の読売新聞に報道されました。その中では「イベント広場は迷惑」という形で出ておりますけれども、この広場に関しましては本年度の当初予算で既に買収が決定をし、それまでのイベント広場からこうした形での(仮称)フレンドシップ広場という形になっておりますけれども、こうした中での市民の皆さんの意見の聴取の仕方が一体どのようになっているかを伺っておきたいと思っています。  本年、図書館・児童館の建設にあたりましては近隣の問題、周辺の公害の問題を含めまして周辺住民との話し合い、周辺住民との意見聴取の問題、あるいは参加の問題が非常に重要なことになりました。たくさんの議員の皆さんが心配をなされ、建設にあたってのフローチャートをつくるというようなことも建設の当局から言われておりますけれども、今回の広場の建設にあたりまして周辺の皆さんとどのような形で協議をしてきたのか、あるいはこれから先こうした形での公共事業をどのような形で市民の皆さんの参加を得て行うことができるかというふうに考えているかということもあわせて伺っていきたいと思っています。  最後になりますけれども、今、林田議員からの一般質問もありましたが、一九九六年度、つまり来年度の予算について伺っておきたいと思っています。来年度の予算編成方針につきましては、大変厳しい情勢の中でどのように予算を編成するのか、あるいは総計予算であるということが、今、林田議員の質問の中で伺うことができました。  特に、私の場合には国と都の財政の問題の関係、それから一番最初に申し上げましたけれども、市域の三分の一が横田基地であるという我が市の特別な状況から考えまして、特に基地交付金、あるいは防衛補助関係をどのような形で確保するというふうに市長は考えておられるかということを伺っておきたいと思っています。  あわせまして、地方分権との間でのこれらの予算措置についても、どのような形で考えているかということもあわせまして伺っておきたいというふうに思っています。  予算編成につきましては、この間の国の経済の問題や、あるいは既に平成七年度末で公債残高が我が国全体でも二百二十兆円を超えるという大変な危機的な中で、東京都の財政も非常に厳しいということは勉強させていただいています。東京都の財務局が出しました平成八年度の予算要求の問題や、あるいは平成八年度における財政支出の見込みというような表を見ましても大変楽観はできないというところはよくわかっておりますし、同時に、通年的になりました特別減税のことからいっても市財政の緊迫というのは言うまでもないことだと思っております。  そうした中で、特に基地交付金等々に関係のありますところの防衛予算をどのように確保していくのか、あるいはこの間の地位協定の見直し問題や、あるいは基地問題に関しまして、既にここ十年以上二百八十一億円から固定しているところの基地交付金に対してどのような形で市長は働きかけていくかということをあわせて伺っておきたいと思っています。  以上、三点が壇上での一般質問です。         (市長 石川彌八郎君登壇) 18 ◯市長(石川彌八郎君) 遠藤議員さんの御質問に対しまして御答弁申し上げます。  横田基地についての一点目、沖縄米軍基地縮小・移転の影響についてでございますが、去る九月四日、沖縄県内の米軍兵による暴行事件をきっかけに高まった沖縄の米軍基地の整理・縮小問題は、御承知のとおり連日テレビ、新聞等により報道されているところでございます。  新聞報道によりますと、十一月二十五日に政府と沖縄県が米軍基地の整理・統合・縮小などの具体策を話し合う「沖縄米軍基地問題協議会」の設置、またこれを受けて日米両政府でつくる「日米特別行動委員会」の設置により、今後一年以内をめどにいたしまして基地整理・縮小の具体案づくりなどを進める方針とのことでございます。これよりますと、整理・縮小が実施された場合には、本州の米軍や自衛隊基地に移転されるものが出てくることが予想され、横田への移転の可能性も出てくることが考えられないことでもないのではないかと存じます。  しかしながら、私といたしましては、在日米軍の七五%が沖縄に置かれている実態からして、基地所在に伴う被害、影響は国民全体が等しく負担すべきものであり、本州への痛み分けはある程度はいたしかたないことと思いますが、横田基地への移転は、これはもう断固反対であります。  と申しますのは、ただいまも遠藤議員さんからも話がございましたけれども、横田基地にあっては昭和四十八年から関東平野地区におきます空軍施設の大部分を横田に整理・統合した関東空軍施設整理統合計画、いわゆるKPCP、また昭和六十三年度からはフィリピンのクラーク基地から部隊の移駐等が行われ、整理・拡充された経緯があるからでございます。  いずれにいたしましても、沖縄の米軍基地縮小問題につきましては、今後ともできる限りの情報収集に努めまして、日米特別行動委員会の推移等を見極めつつ、議会とも御相談申し上げ、また五市一町とも連携を取り合い、絶対に横田への移転がないように、的確な対応をしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。  次に、二点目の航空燃料漏れ事故の最終報告についてでございますが、市といたしましては、事故発生以来五市一町ともども横田基地、防衛施設庁、環境庁に対し文書並びに口頭によりまして漏出燃料の早期除去の実施、現場確認及び最終報告書の開示につきまして再三要請をいたしてきたところであります。また、東京都におきましても同様に要請をいたしてきたところでございます。  御質問にございます現場確認につきましては、基地司令官より連絡がございまして、去る十月の五日の日でございましたか、昭島市長ともども燃料漏れ現場及び除去作業の確認をいたしたところでございます。その際、基地側の説明によりますと、環境等について完全にきれいにすることが目標であり、安全が確認できるまで除去作業を続けるので、作業期間は二年から三年の長期になるとのことでございました。  作業現場におきましては、観測用二本、抽出用九本の井戸より、環境庁が示した「土壌、地下水汚染の調査、対策指針」に基づく土壌ガス吸引法により液体、気体を吸い上げて処理室に集め、油分はフィルターに通した後に処理し、水分は再度フィルターに通してきれいにした後、地下浸透させる方法で最も適切に処理することが可能であり、懸命な努力が見受けられたところであります。一日も早く安全が確認できることを願っておるところであり、今後の除去作業を見守っていきたいと存じております。  また、最終報告書につきましては、十月十二日に国より東京都を経由いたしまして、周辺自治体に仮訳をした要旨四ページ分と、英文三百八十三ページによる最終報告書が開示されたところでございます。  これを受けまして、早速周辺市町村基地対策連絡協議会を開催いたしまして、除去作業現場の確認と最終報告書の開示を踏まえまして検討いたしました結果、十月十八日に基地及び国に対しまして最終報告書の全文を日本語訳にすること、あるいは除去作業の進捗状況等を把握するため、定期的な報告書の開示をする等について文書により要請をいたしたところでございます。  いずれにいたしましても、航空機燃料漏出にかかる安全性の確保を図り、市民の不安を早期に解消するよう五市一町ともども関係機関に要請をいたしてまいりたいと存じておりますので、よろしく御理解のほどをお願いをいたしたいと存じます。  次に、三点目の上瀬谷からの部隊移駐についてでございますが、この件につきましては、本年六月、横浜市瀬谷区の在日米海軍上瀬谷電波受信基地の一部の部隊が横田基地に移動する計画が新聞報道されこところでございます。早速その時点で正副議長、正副基地対策特別委員長と職員により横田防衛施設事務所に出向きまして、事実確認を行ったところでございましたが、その時点におきましては不明とのことでございました。  最近の国及び基地からの情報によりますと、当初八十五名の予定でありましたが、十月末までに三十名の隊員が移動して横田基地内の各部隊にそれぞれ配属になったとのことでございます。なお、これによる施設の増加はないとのことでございました。  次に、四点目の滑走路工事の影響についてでございますが、十月二日から約一カ月間の工期で実施されました滑走路の老朽化に伴い欠陥部分を補修する滑走路改修工事により、大型機は嘉手納基地での離着陸となり、常駐機でありますC一三〇を含む小型機のみが滑走路の一部分を使用して飛行を続けたことによりまして、御質問のとおりリサイクルセンター及び市役所屋上における飛行回数は、前月に比べますとかなり減りました。つまり、リサイクルセンターでは六百九十七回、市役所屋上におきましては七十五回それぞれ減ったというわけでございますが、しかしながら、工事終了と同時に十一月の飛行回数は、好ましいことではございませんけれども、相当数の増加でございます。  したがいまして、今後におきましても市街地上空の飛行は大変に危険なことでございますので、議会の御協力をいただきつつ、関係機関に対しまして要請をいたしてまいりたいと、かように存じておるところでございますので、よろしく御理解のほどをお願いいたしたいと存じます。  次に、五点目の下水道料金の改定についてでございますが、まず横田基地の下水道使用料に関する経緯でございますけれども、昭和五十三年四月に東京防衛施設局長と福生市長との間で「福生市公共下水道に横田飛行場内の排水施設───これは雨水及び汚水ということになりますが───を接続することに関する協定」を締結いたしました。この協定は、基地内の雨水及び汚水処理に必要な施設を整備した上で福生市の公共下水道にも接続し、残日米軍の使用に供させること等からなっております。  次に、昭和五十四年四月に「横田基地排出下水の処理業務に関する同意覚書」を取り交わしました。この覚書は、横田基地排出下水の処理業務につきまして、福生市が請求すべき金額の算定方式を定めた覚書でございまして、つまり、基地内の住宅を市内の住宅と均衡をとるため、一般住宅と同様料率を適用して算定することとなっております。  市といたしましても、福生市下水道使用料条例の一部を改正し、第二条第二項で「事業場等の中に所在する住宅から排出される汚水の使用料の額の算定については、第一項の規定にかかわらず汚水が排出される世帯ごとに個別の使用者とみなす」といたしまして、基地内における下水道使用料の取り扱いもこの条項を適用させまして現在まできておるわけでありますが、その間、平成四年度から日本政府が光熱水費を段階的に負担をして、平成七年度には一〇〇%の負担をするといったいわゆるおもいやり予算により日本政府が負担をしてきているわけでございます。  そうした状況の中で、平成六年八月十五日付をもちまして横田基地の公共下水道使用料の算定について、改訂依頼をするとともに、今日まで再三にわたりまして協議を重ねてまいりました結果、料金体系の見直しに応じ、平成七年十一月十四日付をもちまして「横田基地排出下水の処理業務に関する同意覚書」の締結をいたしたところでございます。  御案内のとおり、この内容につきましては、料率表は福生市下水道使用料条例第二条第一項によるものとするということで、従来の小口扱いを改めて基地全体を大口扱いとすることが主な内容で、日本政府の平成八年度予算成立後執行可能となる時点から適用することになっております。こうしたことから、市といたしましても、基地分につきましては第二条第一項を適用して対処してまいりたいと思っております。  次に、当時、条例の一部改正をし、第二条第二項等を付け加えた理由、あるいは今後この第二条第二項についてどうしていくのかとのことでございますけれども、昭和五十三年十二月に下水道使用料条例の第二条、使用料の算定方法でありますが───の第二項並びに第三項の規定を追加いたしまして、条例の一部改正をいたしたわけでございますが、改正の理由は、計量装置が一個のため汚水の排出量が世帯ごとに認定できない共同住宅、あるいは事業所等の中にある住宅は、世帯ごとにその量を認定して使用料の額を算定いたすというものでございまして、これは工場、商店、あるいは病院、事務所、基地等を対象としたものでございます。  したがいまして、今後、第二条第二項の規定につきましては、現行どおりの条文で、基地の取り扱いについては「横田基地排出下水の処理業務に関する同意覚書」で締結しておりますので、第二条第一項の適用で対処してまいりたいと思っておりますので、御理解のほどをいただきたいと、よろしくお願い申し上げます。  次に、市政への市民参加についてでございましてのフレンドシップ広場公園の建設についての御質問に御答弁を申し上げます。  これまでフレンドシップ広場は、国道一六号線の整備とあわせまして武蔵野商店街振興組合が商業振興のために役立てようとして整備し、使用してきたところでございますが、用地が借地でありました。そして期限が切れる関係ですとか、相続等の関係から、土地所有者より平成五年度に市の方へ買い取りの希望がございました。  そこで、市といたしましては、この地区には公園が不足をしていることですとか、あるいは商業活性化にも重要な施策でございますということで、複合的に役立てられるような公園用地として土地開発公社により先買いをいたしまして、そして平成六年度、平成七年度に分け市の方で確保してまいりました。  公園整備の基本的な考え方でございますけれども、福生十景にも選ばれております商店街沿いでありますので、町並みの連続性を保ち、商店街活性化のための拠点となるように、また、近隣住民の利用が図られ、憩いの場になるようにとの考えで、そういったような意味で街区公園としての整備をいたすべく計画を立てたのでございます。  これまでの経過でございますけれども、公園予定地内にあります市道一二六六号線の一部を廃止する関係から、昨年十二月、直接影響が及ぶ関係者宅を戸別訪問いたしまして、市道の廃止の件と公園整備計画の概要説明をいたしました。  また、本年九月の定例会後からでございましたが、公園用地側の住民九所帯、原ケ谷戸町会長、武蔵野商店街振興組合の役員の方々に説明をいたしてまいりました。大方の了解が得られましたが、一部の住民からこれまでのフレンドシップ広場の使用勝手が問題になりまして、つまり、公園整備後も引き続き同じように使用するのではないかと懸念されることがございまして、住民の意見を聞く場を持ってほしいとの要望が出された次第でございます。このようなことから、十一月一日と十六日の二回にわたりまして説明会並びに意見聴取会と銘打ちました会議を行ってまいりました。  結果は、新聞報道で御心配をおかけいたしていることと存じますが、とにかく過去のフリーマーケットでの迷惑駐車、騒音等の不満が一気に爆発した次第でごさいます。したがいまして、その延長線上でのとらえ方をされましたので、当初計画案では会議が難航してしまいました。  具体的に主だった発言内容を申し上げますと、イベント広場が大きく子供の遊び場が小さい。レンガ広場ではなくもっとダストを中心とした広場にしてもらいたい。ダストでも必要なイベントはできるではないか。トランスシェルター───これはシンボルを兼ねて考えました三角型の大型日除けであるわけでございますが───その高さと位置の問題といった異議、意見でございました。こうしたことから、担当者を含め大変貴重な御意見であると受け止めまして、参考にして再検討をいたした次第であります。  結果的には、公園全体の面積割合で見ますと、概略のレイアウトですけれども、ダスト広場を約五五%、レンガの部分が約二八%、植え込み部分が約一七%の割合で修正をいたしまして、そしてトランスシェルターを変更して、高さ約三・八メートルほどのパーゴラ───これも日除けでございますが、あるいは休息施設であります───そういったものに変更いたした次第であります。なお、説明会場ではこのレイアウトで承知をされまして、公園施設につきましては意見を尊重することを前提に了解をいただいているところでございます。  先ほども申し上げましたが、議員の皆様には新聞報道で大変御心配をおかけいたしましたことを衷心よりおわび申し上げる次第であります。  いずれにいたしましても、今年度工事であるという関係の問題もございますので、今議会と並行いたしまして近隣住民の皆様の御協力をいただきながら、年度内完成に努力をしてまいりたいと存じております。公園完成後は都市公園になりますので、特別の使用に対しましては近隣の皆様に御迷惑をおかけしないよう十分注意をいたしまして占用許可を出してまいりたいと存じますので、よろしくお願いいたしたいと存じます。  次に、一九九六年度予算の予算編成方針につきましての御質問でございますが、日本の経済は円高の影響等によりまして、景気回復のスピードは過去の回復局面と比較いたしましても極めて鈍くなっておりまして、個人消費の動きは依然として弱く、住宅投資は減少いたしましたし、生産も低迷しており、雇用情勢についても大変深刻な状況にあることは御案内のとおりであります。  国の財政におきましては、平成七年度末の公債残高が二百二十兆円を超える見込みでございまして、国債費が政策的経費を圧迫するなど依然として構造的な厳しさが続いております。このため歳出面におきまして既存の制度、施策についてもさらに徹底した見直し、合理化を進めると伝えられております。  東京都におきましても、住宅、ごみ、環境対策、高齢者福祉対策や災害に強いまちづくりなど、生活都市東京の実現を目指す方針となっておりますが、景気回復の遅れにより都税の収入の伸びが期待できないということでございます。  こうした中での福生市の財政運営は、景気回復の遅れ、あるいは制度減税等の影響によりまして、国、東京都同様に市税への伸びが期待できず、さらに特別減税措置などが浮上いたしますと平成七年度水準の確保も厳しくなるということから、さらに依存財源に多くを頼らなければならなくなる情勢にございます。  一方、歳出におきましては、平成八年度では福祉センター、あるいは福生地域体育館が年間分の管理運営経費を要することとなりますし、また武蔵野台地区児童館等の管理運営経費がふえてまいりますことや、高齢化対策の充実のための経費等が見込まれるところでございまして、これらの財源の確保が必要となってまいります。  したがいまして、これらの事業費の確保のため、依存財源の獲得に向け関係機関へはより一層強い働きかけをしてまいらなければならないと考えておるものであります。あわせて、全庁が一丸となりまして限られた財源を効率的、効果的に配分し、目的達成のため創意と工夫によりまして、冗費の削減と経常経費の抑制に努めていかなければならないと考えておるものであります。  次に、先々を見た財政の見通しという点についてでございますが、目下実施計画の改定作業進めておりまして、それを踏まえて財政見通しについての積算をいたしているところでございます。まだ試算の段階でございますが、見通しといたしまして、歳出面では、大規模事業では平成六年度、平成七年度から債務負担行為事業といたしまして田園西土地区画整理事業、リサイクルセンター建設事業、第二市営住宅建設事業及び幹線道路等の基盤整備事業が予定されておりましたり、また人件費、物件費、扶助費、補助費、公債費等の経常的経費につきましても抑制に努めてまいりますが、それにも限界のあるところでございまして、年々ふえるものと予測されるところでございます。  一方、歳入の見通しの面では、平成九年度に地方消費税が創設されることとなっておりますが、目下のところ市町村に対してどの程度の配分となるか全く不透明でございます。税収につきましては、先ほど触れたような情勢でございまして、今後の大幅な増収は期待できない状況でございます。また国、東京都の交付金、補助金等につきましては、削減や先送りの方向で検討されております。さらには地方分権の推進が浮上しておりまして、国から地方への権限の委譲とそれに伴います財源については明らかではなく、考え方の大勢といたしましては交付税中に振り替えるなどの地方一般財源化を図る傾向にございます。  東京都におきましては、東京都総合三カ年計画に登載された事業以外の経費につきましては、一五%減の範囲での見直しを進めようとしているところでございます。  これらを見てまいりますと、今後の市町村財政は一段と厳しさがますものと想定されます。したがいまして、引き続き国、東京都の動向に注視し、関係機関への積極的な働きかけを行い、財源の確保に努めていかなければならないと、かように存じておるところであります。  その一方、福生市といたしましても、高齢化や情報化、国際化等の施策の推進に向けて、あるいは行政サービスの向上に向け、これら事業実施のための財源確保が課題となってまいります。しかし、そこにも限りがございます。そこで、事務事業の一層の見直しを押し進め、合理化、効率化を追求いたしまして、将来にわたりましても財政の健全性を維持いたしましての諸施策を着実に推進してまいりますための体制づくりをしていかなければならないと思っております。
     次に、国庫補助金等が削減の傾向にある中で、横田基地との関連で国の防衛関連事業に伴う補助金、交付金が今後とも安定的に獲得できるのかということでございますけれども、景気低迷と税収減による影響、政権与党の構成や、あるいは世界的な潮流などが原因いたしまして、防衛費といえども聖域感がなくなっているとの御指摘を受けているところでございますが、まさにそのとおりの傾向でございます。その影響と見なくてはならないのか、例えば今回も防衛補助事業につきまして、南部幹線改修事業において、債務負担行為による保証があるとはいえ、一部が先送りの状況でございまして、福生市といたしましてはまことに残念なことと存じます。  このようなことが今後続きますと、基地による影響をまともに受けております自治体は、騒音や生活環境への影響のみならず、まことに厳しい財政運営を強いられることとなります。私といたしましては、このような事態が継続しないよう、させないよう、あらゆる機会を通じまして適切な財政措置についての要請に努めていかなければならないと存じます。  基地所在に伴う被害、影響は、これまでも再々申し上げておりますけれども、ひとり周辺住民のみが犠牲になることではなく、国民すべてが等しく負担すべきものであり、国はこの点を十二分に配慮し、措置すべきことと考えております。引き続き強くこの旨関係機関に訴えてまいりたいと思っておるところであります。  以上で遠藤議員さんの御質問に対しましての答弁とさせていただきます。 19 ◯建設部長(井梅義彰君) 遠藤議員さんの下水道料金の改定につきましてのもう一点、今までの約六億円は今後どうしていくのかという御質問でございますけれども、昭和五十四年から平成七年まで、住宅部分における小口扱いを大口扱いにした場合の料金の差は約六億円余りとなりますけれども、昭和五十四年の四月に締結いたしました「横田基地排水下水の処理業務に関する覚書」によりまして対応してきたところでございまして、今までの分については請求していく考え方は今のところ持っておりませんので、よろしくお願いいたします。 20 ◯都市整備部長(関口 清君) やはり市政の市民参加についての御質問に関しまして、市長の補足答弁をさせていただきます。  (仮称)フレンドシップ広場公園の建設についての中でございました。これから先のことに対する質問がありましたが、今回のようなことはこれまでの公園ですとか、緑地づくり、整備にあたりましてはなかったことでございまして、つまり、一定の地域ですとか、そういった場合には町会ですとか子供会、こういったものを通じていろいろ話し合ってきたわけで、これまでの方法でもよろしいかというふうに存じますけれども、御指摘がありましたように児童館、あるいは図書館の建設へ向けた段階のこともございます。要は施設、施設といいましょうか、物での対応の仕方、こういったことがあろうかと思います。  今、ものづくり等に向けたシステムマニュアルといいますか、フローチャート等をつくることを関係職員で急いでおります。これを急ぐことが肝要というふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上でございます。 21 ◯十三番(遠藤洋一君) 自席から続いて質問をします。  一番目の横田基地についての基地の移転・縮小の問題なのですけれども、基本的には沖縄の基地がどのようなことになるのかということとあわせて、日本における米軍がどのような形になるかということが相当重要なことになっていくわけです。本年二月に国防総省が出した東アジア勢力分析によれば、新聞などでもよく書かれていますけれども、十万人の東アジア米軍体制が確保されて、四万七千人を日本に置かなければいけない、これは村山首相もそれを堅持したいということをわざわざ言っているわけでして、その限りにおいては全体のますの量は変わらないわけですから、それを右に移すか左に移すかということしかならないわけです。  さらに、今の四万七千人という数は専門家の分析によればそれはうそがありまして、海上兵力の一万二千人がない、例えば我が市にしょっちゅうやってくるインディペンデンスの艦載機のパイロットまで入っていないわけですから、こいつを入れるとプラス一万二千人で約五万九千人ぐらいの数になってしまうということで、約六万人をこの狭い日本の中で確保しなければいけないということがあるわけです。  一方、例えばグアム島のアンダーソンの基地などはもう空っぽ状態になっておりまして、米軍の配置というのはそこにずれるべきだという意見を述べている、例えば東京国際大学の前田哲男おさんのような軍事学者もいるわけですけれども、そうした中でやはり全体としては、次の燃料漏れのこともそうなのですけれども、きちんとした情報分析を行政の中でしなければいけないのではないかという気がするのです。  今の市長公室が行っている渉外担当のところをやはり強化をする必要があるような気もしますし、情報収集、それはアメリカも含めてそうですけれども、例えば二月の、今の東アジア戦力報告などは多分自治体としては持っていらっしゃらないのではないかというふうに思うのですね。  それから、これは持っていると思いますけれども、沖縄県では既に地位協定見直しに関する原案をつくりました。沖縄案というのをつくっているわけです。神奈川県も今その作業に取りかかっているというふうに言われていますけれども、そうした形での一方では合衆国の、それから一方では自治体間の情報交換が相当重要ではないかというふうに思われるところがあります。そうしたことをこれから先どういうふうに考えていくのか、もう既に横田基地を抱えている、一つは五市一町の問題がありますけれども、同時にほかの自治体、ほかの国との関係になってくるわけですから、こうした中での情報交換や収集についてはどのような形できちんと行政としてはしたいのかということを伺っておきたいのです。  相当それは頑張らないと、いつの間にかKPCPのときもそうですし、クラークの移駐もそうですけれども、いつの間にか行われていくということがあるわけです。クラーク基地の移駐の問題にしてもそうですけれども、思い出していただければ、最初にやはり星条旗新聞を読んでここで質問をさせていただきましたけれども、情報の入り方の入り口が幾つもないわけです。防衛施設庁からきたときは既に相当のものが決まっているという段階があるわけで、今度も危ないぞと思うのは、例えばステンマーにいるKC一三五だとか、それから二月にKC一三五が十一機ぐらいそろいましたよね。こうしたものがもう実際上プレゼント、つまり配置されてから、しかるべき後に防衛施設庁から実はいったのだということを聞かされてもしようがないわけですよ。それからいえばそういう形の情報収集をきちんとやるというような行政のつもりがあるかどうかというのを伺いたいのです。  それからもう一つは、市長は断固反対であるというふうにおっしゃっていて頼もしい限りですけれども、具体的な行動を起こすべきではないかと思います。ほかの議員さんも同じような質問をなさるかもしれませんけれども、具体的に五市一町といわず我が市独自でもよろしいですから、きちんとした対応を防衛庁なり、あるいは合衆国ということもあるのですけれども、どうも基本的にはここら辺の問題は日米問題というよりもむしろ国内問題でありまして、四万七千人をどうやってずらすかということになってしまうと、ほとんど国内問題になってしまうのですけれども、合衆国に対する働きかけも含めて、周辺人口百万の人口密集地にある基地にこれ以上航空部隊が来てもらっては困るという形でのアピールをきちんとするべきだと思いますけれども、それをどのように具体的に考えているかを少し伺っておきたいというふうに思っています。  それから、燃料漏れの件ですけれども、確かにおっしゃるとおりに報告がきまして、それが遅れたのです。四月の日米合同委員会で最終報告書が出てきた、それから五月の基地の中での環境に関する説明の中で、五月の十二日に日米合同委員会に発表された旨のことが報告されて、そのままずっと待っていたらなかなかこなくて、やっときたら四ページのものだったという大変お粗末な話なのです。  しかし、その四ページの内容もどのように分析されているかについては今のところはわかりませんけれども、僕なんかが素人目に読んでも、少なくとも最初のフェーズ一と呼ばれていた報告、それから昨年の十二月に出てことしの一月になってから手に入ってきた中間報告と言われているものがありますけれども、それよりもはるかに汚染の進行が進んでいるということは確実なのです。  それから、中で別表がついてまして、市民グループでも取った、いわゆる情報公開をやったものと同じものを取っているわけですけれども、その中に表もありましたけれども、汚染の中身は既に基地の中だけではないわけですよね。基地の中にある燃料の汚染の方向が南もしくは南東の方向に向いている、つまり我が市の方向にきているということは中でも表現されているわけでして、これはフェーズ一でも、中間報告の中でも言われていることが確認されているということがありますけれども、同時に、図を見る限りは武蔵村山地内にも汚染は広がっています。  こうしたことは多分東京都の仕事になるはずですけれども、東京都がこの報告書で見る限り、武蔵村山市内における汚染の状況の、ガスクロの検査というのをしなければいけないと思います。それは多分五市一町はそのことを既に東京都に対して言っているというふうに思いますけれども、このことが我が市の方にくる可能性は十分にあるわけですから、周辺の、つまり基地外の調査みたいなこともきちんとしなければいけないということが一つあるわけです。そのことをどういうふうに考えているかということを伺いたいのです。  もう一つは、これはファイナルレポートが三百八十三ページ来て、前回の議会でお見せしまして、今、皆さんのお手元にありますでしょうか。こんな厚いものです。この訳がたった四ページということはないわけで、それは要するに、その中のエクゼクティブ・サマリーというごくごく簡単にまとめたものが翻訳されているわけです。全体からいうとどのような形で報告されているかということに関して、国に対して翻訳を要求していると言いますけれども、こういう考え方はないのですか。つまり専門家への委託をする気はないのでしょうか。つまり市がそのための予算措置をきちんとして、つまり次年度予算でも構わないのです。さっき聞けば一年で除去すると言った話が二、三年かかるというわけでしょう。とすれば、次年度予算でも構いませんから、きちんとした専門家への委託をすべきだと思いますけれども、その考えがあるかどうか伺いたいのです。その結末として、つまり市民の皆さんに安心だということが言えればいいわけですから、そうしたきちんとした予算措置をしてまでの分析をやる気があるかどうか伺いたいのです。  こういう話でしょう。つまり油漏れはあったと、確かにあったけれども、粘土層、つまりクレイと言っていましたよね。粘土層の上にぶつは乗っかっているのだと、乗っかっているからここから先はこないよと、だから安心ですよというのが最初のメモ、次のフェーズ一の解説、それから中間報告の解説ですよね。でもここの最終報告の中に今のクレイの層の上に乗っかっているから安心だと一行も書いていないです。どこへいってしまったのでしょう。  つまり、そういうことも含めて市民の皆さんがちゃんと安心できるような形からすれば、金をかけてもきちんと分析すべきなのです。これは何度も言いますけれども、たかだか僕らみたいな市民団体でもコピー代だけで頑張ってこういう資料を集めているわけですから、しかし、僕らの力と力量では全訳なんてとてもじゃないけれどもできないです。それは行政の仕事だと思います。そういうことについてする気があるのかどうなのかということを伺いたいのです。そのことに関して、本当につまり市民生活に影響のあるような形だと思っているのならば、きちんとしたそれに関しての専門的なスタッフも含めてこの事件についてはつけるべきだと思うのです。  何となく地べたの下にあるから安心しているかもしれないけれども、繰り返しますけれども、六十八キロリットルというのは一分間に、要するに一トンずつ放出される消防の水を六十八分間まいたと同じだけの量が入っているということがあるわけじゃないですか。そのことに関しての危機感はほとんど感じないのですね。そこのところをきちんと伺っておきたいというふうに思っています。  それから、上瀬谷からの部隊移駐について伺っておきたいと思いますけれども、これは上瀬谷というアンテナのたくさんある基地ですけれども、そこが今どんどん閉鎖になって、そのうちの一部があちらこちらに移っている形を表しているのです。それは海軍の情報部隊だったのが、それからは総合的な部隊になるというふうに、少なくともアメリカの星条旗新聞の中には書いてあります。  その意味から言いますと、情報部隊は情報部隊ですからそんなに騒音は出さないけれども、安全な部隊ではないはずなのです。つまりスパイ部隊なのです。そうしたものが来ているということに関する認識を持っていただきたいというのと、やはり基地に対する情報収集の収集力の不足がこういうことを生んでいると思うのです。それは今の一番目の質問、二番目の質問にかかわりますけれども、ぜひこういう情報収集力を強化をしていただきたいというふうに思うのです。そうしたことを市民の皆さんにも周知をしていただきたいということ、ここは要望だけにしておきたいと思います。  それから、滑走路のことですけれども、建前上はC一三〇などの小さな飛行機だけが来たことになっていますけれども、例えば十月二十二日にはC一七という、つまり四発の大型の輸送機が飛来をしています。それでこれは一部の新聞にも報道されたし、それから航空雑誌にも出ているし、きょう僕は何気なく見ていたら十月三十日付の朝日新聞が出している「アエラ」という週刊誌に写真がいっぱい出ていて、その中をぽこっと見たら十月三十日に撮った写真に既にC一七が写っているから、こういう大きなメディアにこの飛行機が出るのは実は初めてなのですけれども、ちょこちょこ来ていたのです。  僕もマニアの皆さんに伺ってみたら大体週末ごとに来ていた、だからあの半分の滑走路でも十分離着陸できるジェット機、しかも大型機が来ているというのは大変なことですけれども、それからいえば必ずしもC一三〇だけではなかったということがあると思うのです。  伺いたいのですが、これは十一月と比較して十月というのはどのぐらいの量になりましたか。それはもう出ていますよね。十一月が、朝、僕らも観測していますけれども、朝六時台の飛来が非常に多かったりしまして、言ってみれば十月一日の朝六時三分に飛んでいるでっかいのがあるのですが、そのあとしばらく静かだったけれども、もう十月三十日からは既に大型機の飛来が始まっています。それから少なくとも十一月中は、議員の皆さんも理事者側の皆さんもお気づきと思いますけれども、市役所の屋上の飛来も含めて大変に多かったと思うのです。これらについて、十一月のデータをちょっと聞かせてください。  それから、次の下水道料金の問題をもう少し伺っておきたいと思いますけれども、二条の二項、要するに思いやり予算がここで一〇〇%光熱水費、それからさまざまな、人件費も含めて日本側の負担になるという協定が五年前に結ばれて、ことしで五年目になる、それも含めまして新協定を結ばなけれはいけないということで、アメリカでもツープラスツーという形で協議が始まりまして、新協定みたいなもの、おまけに訓練地の移転その他に関しましても日本側が負担をするということで約三十億円の思いやり予算が上積みされているということになりまして、これはみんな私たちの税金なのですけれども、この光熱水費もあたかも日本政府が払ってくれるという感じです。我々の税金払いですから、私たちが払っているようなもので、二度払いしている感じもしますけれども、二条の二項については、これは担当に伺いますけれども、これから先予測される適用があるのですか。  つまりこういうことでしょう。例えば大きな工場の中に住宅があったと仮定をしますよね。大きな工場がある。工場でも排水をする、社員の住宅でも排水をする、その口が全部一本になっている場合に、それぞれの中に入っている社員住宅の人たちの分も計測した上でこれは小口、工場は大口というふうに計算して算定した、そのためにわざわざつくった二条二項なのです。それまでなかったのですから、ということは、これから先これを保っておこうということは、これから先こういうことがあり得るという想定ですか。つまり突然巨大な工場が福生の中にできて、その中に別の排水を持つような形での小口の住宅も含めてあるようなことを想定するようなことがこれからあるから保っていることに、僕はちょっとこの二条二項、つまり廃止をしないでそのままいくということの考え方がちょっとよくわからないのですけれども、どういう想定のもとに二条二項を残すのかということを伺っていきたいというふうに思っています。  それから、今までの分については協定で請求をしないのだと、しかしその協定はあれでしょう、基地からもらうつもりだったのでしょう。日本政府にかわったというのなら別に堂々と請求したっていいじゃないですか。その請求をしないぞというようなことは、その協定は別に基地と結んだ協定なのだから、今までの差額なのだからくださいということはできないのかな、そこをもうちょっと伺っておきたいと思っています。  それともう一つ、今まで下水道料金というのはどういう形で徴収してきたのですか。徴収方法を伺いたいのです。多分今度もそうですけれども、日本政府は負担をすると言っているけれども、現実には在日米軍横田基地に請求行為を起こして、それで徴収した上で日本政府がそれを補てんする形ではないかというふうに思うのです。ほかの全くただの、NHKの受信料みたいに最初から請求行為が行われないというものは別ですけれども、請求行為が行われている徴収形態ですから、そこのところはどうなっているのかちょっと伺いたいのです。ほかの多分光熱費とか、ガスはないはずですけれども、ガス代とかも似たような形になっているかもしれませんし、武蔵村山市は上水道も中に供給していますから、その支払い形態なんかもそうなのです。我が市の場合の下水道の徴収形態はどのようになっているのか伺っておきたいと思っています。  それから、市政の市民参加のところで、フレンドシップ広場のことでもう少し伺っておきたいと思います。市長からの経過についてよくわかりましたけれども、一つこの工事で問題だったのは、事前にどのような形で周辺の皆さんの御意見を聞いたのかということがやはり問題だと思うのです。戸別に訪問なさって九所帯の方に伺った、しかし、公園の周辺には九所帯だけではなかったはずです。ですから基本的には都市公園なり児童公園なりを使う周辺のどのような形の人々を想定してこの公園をつくったかという基本のところへ戻ってくると思うのです。  そこで伺いたいのですが、この(仮称)フレンドシップ広場公園をつくるにあたっての周辺のつまり利用人口とか、それから利用半径をどのように想定したかということを伺いたいのです。僕は幾つか周辺の皆さんに伺いましたけれども、公園に隣接する人たちについての意見聴取は確かに行われたのですね。しかし、公園の利用というのは別に隣接する人だけではないわけですから、当然のようにシュミレートされた、公園を使用する周辺の問題というのはあったわけです。どのぐらいの広さを考えたわけですか。それによって公園がどのようにこれから先使用されていくかということになると思うのですが、土地が空いているからつくったわけではないでしょう。  あそこの土地は、御存じだと思いますけれども、もともと住宅があったわけで、その住宅が焼けて立ち退いて、その後を───もとの地主さんという形でしょうけれども、一たん公園という形にしたのですね。ですから、それを都市公園にする限りにおいてはどのような形の、市民がどういう形で利用をするかということは想定があったはずですけれども、その想定はそもそもどのような形であったかを伺っておきたいのです。  それともう一つは、その上でつまりどういう公園をつくるのかということになったはずなのです。まさか土地があいているから、都合がいいからつくっちゃうぞということではなかったはずですよね。さっき市長もおっしゃったように、全体の景観の問題であるとか、あるいは商店街からの人の流れ、つまり流れの問題を考慮した上であそこにつくったと思いますけれども、最初の想定をそれでは聞かせてください。  それから、特に公共施設の参加の形態で、部長の方から今までこういうことはなかったのだと、今までは要するに町内会だとか子供会に話しておけば済んだのだという話ですね。そうじゃないから問題だったわけでしょう。既にここで我が市の傾向が出てきているわけです。つまり今までは町内会や子供会に話をつければ済んだのだと、もう済まないのでしょう。済まなくなりつつあるわけじゃないですか。とすれば、一体どういう形でいくのかということについての覚悟はあるのですか。そこをちょっと伺いたいのです。あるいは場所が悪かったと言うかもしれないですよ。あそこは新興市民が多いから、あんなことになってしまったと思っているかもしれないけれども、そんなことですか。ほかの場所だったら町内会長に話をつければ済むけれども、済まなかったことがあったじゃないですか。武蔵野台の要するに図書館も児童館も話がつかなかったでしょう。そのつてをどのような形で踏んでいるのか、あるいはどういう形で操舵するのかちょっと伺いたいのです。その上で公共事業をどうやって進めるかの基本的なチャートづくりがあるはずで、前提としてつまりシステムマップをつくって、フローチャートをつくっている前提が町内会や子供会に話をつければそれで済むということを前提としてつくっているとすれば、そんなのむだに等しいでしょう。そこのところの前提を聞かせてください。  それから三番目に、最後になりますけれども予算編成について、全体としての国や東京都の関係についてはわかりました。僕らもずっとここで東京都の財政分析をしていますけれども、基本的には法人税が少し上向きになっている以外は相当厳しいですよね。上向きになっている理由ははっきりしていて、それは新聞などに書いてあるとおり、都市銀行のものすごく収益の結果が、つまり東京都は都市銀行の収金が行われているわけですから、都市銀行の上積みの分が都税の収入の上積みになっていますから、来年度が大体、ことしの想定でも〇・八%から一・三%ぐらいの増の想定がありますよね。それは残念ながらその都市銀行分だけで、それを考えないとすれば、恐らくは昭和でいえば六十三年ぐらいのところの租税収入までに落ち込んでいるということになっていると思います。  それは、次年度はこんなに低金利時代が進むかどうかわかりませんから、どうなってしまうか全然わからない、都市銀行のボーナスがいいのはことしだけかもしれないということがありますけれども、そういう非常に不安定な要素の中で東京都の関係が発生することについてはよくわかりました。そこはもう頑張っていただきたいと思いますけれども、同時にやはり我が市の特別な事情からいえばやはり基地交付金の問題があるわけです。先ほど壇上でも言いましたけれども、ことしの八月二十五日の自治大臣の官房会計課からの報告によれば、本年も二百八十一億五千万円の交付金についてはもう変化はないのだということですけれども、やはり私はここの被害の状況からいっても、あるいは全体の基地の見直しということからいっても、ここでやはりもうひとふんばりしてほしいという気はするのです。  実際には沖縄県も含めて、沖縄県の基地被害というのが本土も等しく受けるべきだというふうに市長はおっしゃいましたけれども、我が市は特に受けているわけですから、その限りでは沖縄県と同じような主張をしてもいいわけです。最初に戻りますけれども、そういった形での自治体間の情報交換は大事だと思いますけれども、この基地交付金に関しましてはもう少し聞かせていただきたいというふうに思っています。  それから、経費の問題の中でそことかかわってくるかもしれませんけれども、この間、予算、決算の委員会の中で、特に助役との間にはいわゆる中央官庁との接待問題、食糧費の扱いの問題が出てきましたよね。僕の方が問題にしていたのは、例えばさまざまな折衝事、交渉事のときに夕食などにお酒をつけるかどうかということで、助役の一貫した答弁は、つまりコミュニケーションが大事であるということが一つ、それは常識の範囲で行っているということが二つ目にあったわけで、私の反論としては酒がなければコミュニケーションができないのであればイスラム世界はどうなのだと冗談も言っているわけですけれども、そんなものがなくてもされるべきではないかということを言っているわけです。  今回の予算にどのような形でそのことが反映されるというふうに、基本的な考え方を持っていらっしゃるかということを伺っておきたいと思っています。  以上、二回目の質問です。 22 ◯議長(須釜亮次君) 午後一時まで休憩いたします。      午後零時九分 休憩  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後一時 開議 23 ◯議長(須釜亮次君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 24 ◯助役(野澤久人君) 公務交渉における会議等の食糧費の考え方といいますか、特に酒を伴ったもの等についての基本的な考え方という御質問でございます。  前々から申し上げておりましたように、市民の皆様の御理解をいただける中での常識的な範囲内でのことをさせていただきたいということをお答え申し上げているところでございますけれども、いずれにいたしましても、受ける方も、それから役所ということになりましょうか、双方において一定の枠をそれぞれ考えながら努力をしてきているところでございますし、今後とも税といったものの持つ意味といったものを十分に考えながら、効果的な税といったようなところから考えながら酒を進めていきたいと、こんなふうに思っております。よろしくお願いいたします。 25 ◯市長公室長(渡辺義紀君) 横田基地についての御質問でございますけれども、御答弁申し上げます。  一つは、沖縄米軍基地の移転に伴う影響についてどう考えているかということでございますけれども、現在は全国基地協議会と、それから基地を抱えている全国の市町村と、そういうところの職員を通じて、あるいは電話等を使って情報収集に努めております。特に近隣では神奈川県の厚木市、あるいは三沢市と積極的に電話を通じての情報交換をしているということでございます。  ただ、残念なことに、今までは沖縄県の自治体とは交流がないものですから、今回のこの事件を契機にして沖縄県の市とも交流しながら情報の収集に努めていきたいというつもりでいます。  それから、国等の情報収集についてはどのように考えているのかということでございますが、今回設置されました日米特別行動委員会の下に作業部会というのが設置されるそうでございます。この作業部会のメンバーというのが、防衛施設庁の職員が中心ということでございますので、その辺のところからも情報の収集には努めてまいりたいというふうに考えてございます。  それから、二点目として具体的な行動についてはどのように考えているのかという御質問をいただきました。行動につきましては、議会、特に中でも基地対策特別委員会等とも御相談しながら国や防衛庁に積極的に働きかけていきたいというつもりでございます。  それから次に、航空機の燃料漏れの事故の最終報告についての御質問をいただきました。基地外の汚染調査については、現在、東京都で実施しておりますが、この区域以外の近隣の市町村の調査をどう行うかという御質問でございます。現在、東京都では基地以外のところで三カ所ほど調査をしているわけですけれども、この区域をさらに拡大をしていただくようなことを今後強く要請していきたいというつもりでいます。  それからもう一つ、最終報告書の内容分析を専門スタッフや専門家に委託する考えはないのかという御質問でございますが、平成五年十月に事故が発生して以来、五市一町の近隣の市町村が共同歩調とりながらこの問題に取り組んでございまして、現に十月十八日には最終報告をもらった後に、この最終報告書の全文日本語訳の要請をしたりして統一行動をとってございます。単独市でやるよりもむしろ共同歩調をとった方が効率的であり、先方に対する折衝力もあるということでございますので、そのような行動をとっているということでございます。  今回のこの報告書の取り扱いにつきましても、委託を含めて、共同歩調の五市一町の中でひとつ今後検討してもらうように働きかけをしてまいりたいと思っています。  また、仄聞になりますけれども、東京都でもこの報告書の内容につきましては、発表する機会を考えているというようなこともございますので、そのようなものがあれば、内容をよく確認しながら対処してまいりたいと考えているわけでございます。  以上でございます。 26 ◯市民部長(橋本好夫君) それでは、横田基地についての四番目、滑走路工事の影響についての中で、十月並びに十一月の飛行回数等についての御質問がございました。  なお、あらかじめひとつ御理解をいただきたいのですが、おかげさまで従来リサイクルセンター内で測定をしておりましたが、センターの建て替え、あるいは測定器の老朽化、そんなことがございまして、移転をしておりまして、十一月から新しい地点での測定を行っておりまして、場所につきましては熊川一五七一番地先の誘導灯付近ということで、やや西側の方に場所が移ってごさいますのでよろしくお願い申し上げます。十一月からの測定になっております。  それでは、十月から申し上げますと、十月につきましてはリサイクルセンターで四百三十六回をカウントしてございます。それから十一月につきましては、新しい地点での測定が千八百四十六回、差し引きますと千四百十回の増となっております。  それから、市役所の屋上でございますが、十月が八十二回、十一月が三百五十七回、差し引き二百七十五回の増となっております。  以上でございます。 27 ◯建設部長(井梅義彰君) それでは、下水道料金に関連する御質問を三点ばかりいただいておりますが、まず一点目の下水道使用料条例第二条二項に関連して予想される向上等があるのかとか、あるいはまたこれからあり得る想定をしてのことかということでございますけれども、下水道使用料条例第二条二項は現行のままでしていくという考え方でございますけれども、先ほど申し上げましたとおり工場、病院、事業所、共同住宅等が対象でございまして、現在でも市内に対象になっている社宅等の共同住宅が四十五件、これに対象しているものはございますし、また現在、特にどういった大きな事業所が対象になるのかというのが今はないのでございますが、今後そうした事業所等がもしきた場合とかを考慮いたしまして、現行の条文のままでいきたいと、そんなふうに考えているところでございます。  それから、二点目の下水道料金の今までの請求分が、前は米軍が負担していたと、それによって、思いやり予算等によって日本政府が負担をしていた経過があるということで、なお請求すべきだがということでございますが、先ほども申し上げましたように、処理業務に関する同意覚書を取り交わしたわけでございまして、今までも福生市から米軍に対して適切な処置のもとで料金徴収をいたしたわけでございますので、過去の分につきましては請求する考え方は、先ほどと同じように持っておらないというところでございますので、ひとつよろしくお願いいたします。  それから、三点目の御質問は徴収方法はどのようになっていたのかという御質問でございますが、基地の下水道使用料の請求とか、入金の事務の流れでございますけれども、まずメーターの検針、偶数月の第一出勤日に基地と市の担当者双方で立会いによって、二カ所にメーターが設置されているわけでございますが、双方立会いのもとに検針を行い、確認の上で排出量をまず測定をしております。それに基づきまして請求書を作成するわけでございますけれども、作成された数量によって住宅地区を小口料金、その他を大口料金として請求金額を請求し、請求書及び納付書を作成をいたしまして、請求書はその上旬までに基地内の施設場あての請求書に基づいて持参をしております。基地側はそれを、以前のメーターの検針等立会いのもとでした検針を確認した上で支払い手続きをとっていただきまして、基地の指定銀行を経由しまして福生市の方の口座に入ってくるという経過でございます。そういうことに基づきまして、基地の下水道料金の徴収等を現在行っているということでございます。  以上でございます。 28 ◯都市整備部長(関口 清君) (仮称)フレンドシップ広場公園の建設についての再質問、五つほどございましたので御答弁いたします。  市長答弁の中の九所帯に伺ったということに関係しての御質問がありました。これはこれまでの公園、あるいは緑地整備、公園づくりにつきまして、あるいは完成後の苦情ですとか要望、こういったものを踏まえますと直接の隣接者、こういった者を大事にするということを基本にしてきました。当然工事中ですとか、そういったときのことも含めましてですが、このようなことからまずは九所帯と、こういうようなことで伺った次第でございます。  それから、周辺の利用人口ですとか半径のとらえ方、あるいはどのくらいの広さをという御質問でござXいますが、児童公園というようにこれまで基幹公園の中の一つを呼んでいたわけですが、最近これは建設省も街区公園という、こういう名称に改めております。  これは主として街区内の居住者の利用に供するのだという、こういう言い方になってきているわけですが、それならば街区とはどういうことかということになるわけですが、住区の概念よりも小単位のもの、こういったものを街区というように言っているわけでございます。それは何に準拠しているかといいますと、住居表示に関する法律という法律の中で「字」の区域、あるいは道路ですとか鉄道、河川ですとか水路、こういった恒久的な施設ですね、こういうものに囲まれた区域というのですか、要するに地理的にいXいますと地物によって囲まれた区域、こういったものを街区というのだというふうに言っているわけですが、それに従って建設省も、要するに児童公園で鉄道だなんだに遮断されているのでも半径二百五十メートルというとらえ方をしていたわけですが、なかなか鉄道を越えて、車が多く通っている道路を越えてという、そういうわけにいかない、そういうことになりました。(「そんなこと聞いてないよ。質問の答えだけ聞けば」と呼ぶ者あり)  したがいまして、それのとらえ方でございますが、約二十ヘクタールです。具体的に申しますと国道一六号、それと南側の方は八高線、北側の方は幹I-一号線といういわゆる多摩橋通り、それから東の方ですが、市道一〇一四号線、これは牛浜北通りと呼んでいます。こういった地物に囲まれた区域約二十ヘクタールです。  それでは、そこの人口をどのくらいにとらえるかということでございますが、住民基本台帳を基本にいたしまして、そこは原ケ谷戸の区域と一部牛二の地域にあたるわけですが、そういった中から、これは商店街の来外者も含めまして六百人前後というとらえ方をいたしました。利用対象人口です。利用者数ではございません。利用対象人口を六百人ぐらいというふうに想定いたしました。この中に児童が大体四十人、それから幼児が四十人、一部児童ということに入ると思うのですが、そういう区分けをしまして、そのくらいで推移するであろうというとらえ方をしております。  それから、どういう公園を想定したのか、あるいはどういう公園をこれからしようとするのかという、そこら辺の御質問でございますが、当初の想定は市長答弁のとおりでございまして、予算特別委員会の段階で若干申し上げていたことに基づきましてレンガ広場を大きくとりまして、要するに近代的といいますか、にぎやかさを出すデザインを中心にしたものでありました。  これを説明会を踏まえまして意見を伺ったわけですが、修正した案、これはイメージ、デザインを逆にしたといいますか、極端な言い方をしますと逆にしたようなことになりました。そうなりましても使い勝手は商店街、あるいは町会のことも配慮してくれるように説明会の中で近隣住民にも申し上げまして、了解を取って変更していったと、こういうことでございます。  それから、つけをどういう形で云々という、そこら辺の御質問があったと存じますけれども、これは決して私、言い切ってはございませんので、地域特性、あるいは御指摘のありました武蔵野台の児童館・図書館建設へ向けた段階のことですね、つまり反省点に立ってでございますけれども、施設・施設、あるいは物・物での対応の仕方、こういったものを模索していく必要があるであろう、こういう必要を前提で、先ほど申し上げましたようにマニュアルづくりを急ごうと、こういうことでございますのでよろしくお願いしたいと思います。  以上でございます。 29 ◯企画財政部長(宮城眞一君) 予算編成に関係いたしまして御質問いただいておりまして、基地交付金等につきましての問題でございますが、国の方は確かに御指摘いただいておりますように前年同額での自治省の要望でございました。この点につきましては、自治省の方からも大蔵省から各省庁への指示が一〇%マイナスシーリングということでの概算要望であると、このような枠組みの中での要望ということの中で、何とか全国のいろいろな基地関係の自治体等からの要望等を踏まえまして、自治省としましても何とか前年同額という方向で、そのマイナスシーリングのところをクリアしてきたところなので御理解いただきたいと、こういったような説明をされているところでございます。   そういう中でございまして、一方では、これから聞くところによると十二月二十日ごろには大蔵省内示といったようなお話もあるようでございまして、問題はその大蔵省の査定がマイナスになっておりますと、これもまた大変大きな影響を与えるところでございますので、今後、全国基地関係協議会などが削減等がないような形での運動等をされていくかと思いますが、市長の方も副会長としてまたそういう協議会の中で、ぜひ少なくとも自治省が要望した額だけはきちんと確保するようにといったような方向での運動の展開に参加をしていきたいと、このように考えているところでございます。  また、新年度予算として成立をいたしました後につきましては、その各市町村に対します配分につきましては、この関係の税務関係協議会、あるいは東京都等のバックアップもいただきながら福生市の配分につきましての増額要望というのは続けていきたいというふうに考えております。  平成七年度につきましても、この補正の中で二千五百万円ほど増額の補正をさせていただきますが、そういうような形になるように努力はしていきたいと思っております。あわせまして、また基地対の方にもいろいろと行動方、要請方をお願いを申し上げてまいるかと思いますので、何分御協力をお願い申し上げるかと、かように考えております。 30 ◯十三番(遠藤洋一君) 三回目の質問を簡単にしたいと思います。  一番最初の横田基地についての、基地の縮小・移転の問題なのですけれども、僕が聞いたのは具体的な行動をするのかどうかということなのです。これはちゃんと市長に伺っておきたいと思います。断固として反対をするならばそれなりのことをするのかどうかということです。五市一町ということがあるのでしょうけれども、きちんとした、今、議会に相談ということがあるというふうに答弁がありましたけれども、市長としてはどういう形で意思を表明したいのかということを最後に伺いましょう。  それから、燃料漏れの件ですけれども、これもまた公室長からわかったようなわからないような話ですけれども、要するに五市一町でやるということで、五市一町で相談をしますということですよね。だからやる気はないという理解をしてよろしいですか。それはそれでいいのです。それはそうだというふうに聞けばいいのです。  だから、問題は要するにそうやってずっときたわけでしょう。唯唯諾諾と、ほったらかしておいたからこういうことになったわけじゃないですか。五市一町でやることに、ここで聞きたいのだけれども、五市一町はみんな同じ危機感を持っているのですか。持っていないとすれば最も危機感を持つ自治体がやらなければ進まないでしょう。  漏れ聞くところによれば、それぞれの基地に対する感覚の違いというのは、当然基地の周辺であってもある可能性があるわけです。そうした中からいえば、福生石川市長が現場確認その他に突出した行動を行っていることは間違いないわけで、最終報告についての分析その他をやっていくのは自治体としての仕事だと思いませんか。僕はきちんとした予算措置をつけてでも分析をすべきだと思いますし、要するに東京都が内容についてやっているらしいということを聞いて待つのだと、しかし、そう言いながら国から最終報告が出てくるのを五カ月間ぐらい待ったでしょう。その間ずっと、担当の皆さんだっていらいら待っていたわけではないですか。  これはもう一遍最後に聞きますけれども、市長にちゃんと聞いておきますけれども、きちんとした最終報告の分析をして、独自のつまり分析結果を出す気があるのかないのかということをちょっと伺っておきたいと思っています。  それから、滑走路の影響でやはり相当、滑走路が再開された後に、十一月が千八百四十六回というのは多分相当多いわけで、九月は千百回台ですから、それからいえば倍近い離着陸量になっているということは、きちんとした形で市民の皆さんに示すことになると思いますけれども、滑走路が直ってみればやはり騒音はひどいのだということになると思います。ここはここまでにします。  それから、下水道のところはよくわからないのですね。時間がないから答弁は簡単にしてほしいのですけれども、要するに二条二項は変えないと、今後、つまり対象になることがあり得るのだと、今言っていた四十五戸は対象になっているのだと、そういうことでしょう。  なんでそんなことを言うかというと、またつまりおまけがあるのではないかという心配があるからここで聞くわけです。きちんと基地に関してはどういう予算措置があろうと今後は二条一項でいくということであれば二条二項はいらないのだから、簡単にいえば基地のためにつくったのでしょう。  前回の下水道の討論なんかを聞いてもそうじゃないですか。基地のことはいろいろお世話になるからこれぐらいのことはという思いがあったわけじゃないですか。もう一遍聞きます。つまりこの二条二項は撤廃する気はないのだと、廃止にする気はないのだと、戻る気もないのだということをちゃんと伺っておきたいと思います。そこは最後に、短い時間しかないのですからきちんと答弁をしてください。  少なくても今まで市は不利益をこうむったのです。覚えているかもしれませんけれども、下水道料金値上げのときだって、基地分のおまけがなかったら別に市民の値上げも押しつけなくて済んだのではないですか。そういう計算をちゃんとしてきたのだから、そういう今さら逆戻りはないのですよ。逆戻りの根拠は条例にあるのですからね。私はきちんと条例廃止もすべきだと思いますけれども、そこのところは最後に聞いておきたいというふうに思っています。  それから、市政への市民参加というところで、関口さんからは公園のシュミレーションについてはよくわかりました。それでやはりこれは原議員さんが続けてやるでしょうからお任せしておきますけれども、いずれにしましても、公共施設への建設とか、あるいは作成にあたっての住民参加の原則をどう立てていくかということは大事だと思うのです。  それでここでもう一つ、例えばいろいろな住民参加の問題をこの間取り上げているのですが、図書館の問題がありまして、図書館の協議会をつくったらどうかという提案をしていて、この間懇談会等々が行われていて、図書館協議会をもしもつくるとしたら今後条例をつくらなければいけないのです。その中でどういった方に協議委員になっていただいて、審議していただくかということになると、そこにどういう形で市民の皆さんが参加をするかという形です。今までも公募制はどうかということも含めて提案してきたのですが、できるだけ幅広くいろいろな市民の皆さん、つまり当て職ではなくて、あるいは何かどうも町内会と子供会が住民代表みたいに思っている人が皆さんの中に多いようですけれども、できるだけ幅広い参加をするために、例えばこの図書館協議会なんかにおいても市民の皆さんの広い参加をすべきだと思いますけれども、この辺についてちょっと、住民参加という視点から話を伺っておきたいというふうに思っています。  最後の予算編成につきましては、いずれにせよこれから政府の動向その他ということで決まってくることになりますけれども、助役の答弁で市民の皆さんの理解のできる範囲での、つまり言ってみれば酒の入ったような食事会も考えるということで、僕は一回チャンスがあったら市民の皆さんに直接アンケートでもお取りになったらいかがかと思うのです。そうでなければ、非常になれた関係の中での、つまりお酒を五本飲ますのが適当ではなくて二本が適当だなんてだれもわからないわけです。少なくとも市民の皆さんは国の役人が福生市に公務で仕事で来ているときに、まさか酒つきの飯を食っているとは思っていないですよ。役人だと思っているのだもの。アメリカだってつまり二十ドル以上の接待はいけない、五十ドルまでの贈り物でなくてはいけないという非常に厳しい制約の中で公務員同士の動きもあるわけです。  そういう中で、つまり今の御時世は御時世だということもあるけれども、そこも含めて市民に本当に聞いてみたらどうかということがあるのです。これは御答弁はいりませんけれども、考えていただきたいと思います。
     短い時間ですから、最後の答弁だけよろしくお願いします。 31 ◯市長公室長(渡辺義紀君) 沖縄基地の縮小・移転の影響について、具体的な行動をという御質問をいただきました。(「市長に聞いたのだよ。なんであんたが答えるの」と呼ぶ者あり)では後で市長の方に補足していただきますけれども、とりあえず私の片から答弁いたします。  具体的な行動ということでございますけれども、これは先ほども御答弁申し上げましたように、基地対策特別委員会、議会等とも十分協議して積極的に行動を図っていきたいということでございます。  それから、もう一点の燃料漏れの関係でございますが、遠藤議員さんがおっしゃるおり外部に委託して、専門家に分析して市民に十分安全性を確認させるということは確かにそのとおりでございます。ただ、現在の私どものスタッフを考えてみたり、あるいはその内容、極めて専門的な内容を見ますと、先ほど答弁したような同じ危機感を持っている五市一町の市町が一つの中で議論して、一つの中で方向を見出していくことが大切だろうということで先ほどの答弁を申し上げたわけでございます。したがって、今のスタッフでは、現在のところではそのようなことは考えてございません。(「だから外部に委託しろと言っているじゃない。何聞いているんだ」と呼ぶ者あり) 32 ◯教育長(来住野和也君) 図書館協議会についての御質問ですけれども、せんだって、十一月二十五日ですか、利用者懇談会をやりまして、大変私はすばらしい御意見を持った方が大勢おられることと、それから参加した皆さんが大変図書館を愛していらっしゃるということを感じまして深く感動しております。ああいった方々が参加できるような組織にしていきたいと、今後研究したいと思います。 33 ◯建設部長(井梅義彰君) 下水道料金の改定に関する御質問で、二条二項の基地に対するものに対して、また二項をそのままにしておけばまたもとに戻る恐れがあるのではないかというような御質問でございますが、先ほど申し上げましたように、二条二項につきましては対象はもちろん基地を除く市内を対象ということに限らせていただきまして、基地に関しましては、そのためにこの同意覚書を結ぶ過程におきまして、協議をする中で、私どもは料率表というものをこの覚書の中に入れさせていただきまして「福生市の下水道使用料条例に定められた請求金額の算定は同条例第二条一項によるものとする」というものをこの覚書の中へつけ加えさせていただきましたので、今後につきましてもこの同意覚書は変更する考えは毛頭持っておりません。  以上です。 (「答弁しないの。終わりなの。市長答弁を要求して議員に答弁しないというのならそれでいいよ。そういうふうに記録に残ればいいけれども、行動するかどうかを聞いているだけでしょう」と呼ぶ者あり) 34 ◯議長(須釜亮次君) 以上で遠藤議員の質問を終わります。  ───────────────・──────────────── 35 ◯議長(須釜亮次君) 次に、六番清水信作君。         (六番 清水信作君登壇) 36 ◯六番(清水信作君) 通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。  貴重な時間をいただきましてありがとうございます。  質問は都市美化について二点と、中学校給食について一点でございます。  まず第一点目は、チューインガム・タバコの吸殻及び飲料水の空き缶等のポイ捨て禁止条例についてお尋ねをいたします。このポイ捨て禁止条例についてでございますが、この件につきましては平成四年十二月の定例会におきまして浜中議員より質問がされておりますが、再度質問させていただきます。  最近、テレビ、新聞等で報道されております市町村独自のポイ捨て禁止条例でございますが、我が福生市においても信号機つき交差点等大きな交差点付近では目に余る状況があります。特に信号待ち等で捨てられる吸殻、チューインガム、飲料水の空き缶等は、モラルの問題もありましょうが、まことに残念な状況であります。  全国で最初にポイ捨て禁止条例を制定した福岡県北野町の村井大介町長さんは、ポイ捨て禁止条例を条例化したシンガポールを視察した際、チリ一つないきれいな町並みを見て大変感動し、さっそくポイ捨て禁止条例を制定されたとのことでございます。  現在、全国で約二百五十の自治体でポイ捨て禁止条例を制定とのことでございます。その中で罰則Oきは三十二市町村だそうでございます。最近では神奈川県川崎市が十一月一日より条例化され、制定されました。当福生市ではどのようにお考えでしょうか、お伺いをいたします。  第二点目、特定指定地域の道路及び公園にステンレス製の吸殻入れの設置についてでございますが、まずポイ捨て禁止条例を制定していただくのが理想でありますが、条例等を制定する前に、私は特定指定地域といたしまして福生市の中心を貫く新奥多摩街道の信号機つき交差点に、多摩川中央公園等に設置してあります吸殻入れを設置していただきたいと思いますが、この新奥多摩街道は都道であります。福生市で吸殻入れを設置、管理することを東京都にお願いできないものかお尋ねをいたします。  また、多摩川中央公園、南公園、みずくらいど公園等大きな公園には吸殻入れが設置してありますが、町中の街区公園には設置されてあるところとないところがあるようです。町中の街区公園も市民の憩いの場です。市内の全公園に吸殻入れを設置できないかお尋ねをいたします。  次に、質問の二点目、中学校給食のその後の経過についてお尋ねをいたします。中学校の給食についてでございますが、この件につきましては、六月の第二回定例会において野口議員、松山議員、また九月の第三回定例会においては山下議員、原議員より質問がされております。その御答弁の中で、本年四月二十五日に福生市中学校給食問題懇談会を発足し、本年度末までにその方向性を見出し、報告したいとのことでございましたが、その後懇談会等の進展はありましたでしょうか。現在の状況をお伺いいたします。  以上で壇上よりの質問とさせていただきます。ありがとうございました。         (市長 石川彌八郎君登壇) 37 ◯市長(石川彌八郎君) 清水議員さんの御質問に御答弁申し上げます。  都市美化についての第一点目、チューインガム・タバコの吸殻や空き缶のポイ捨て禁止条例についてでございますが、御指摘のとおり、タバコの吸殻や空き缶のポイ捨てといった問題は、当市のみならず全国各自治体共通の悩みであります。  そこで、こういった状態を何とか解決いたそうと平成四年に福岡県北野町でいわゆるポイ捨て禁止条例と言われるものを制定したのがきっかけとなりまして、新聞によりますと現在、全国で二百五十を超えた自治体が制定しているというふうに聞いております。そしてこの条例の特徴といたしましては、その地域全体を、あるいは一部地域、例えば駅前であるとか、繁華街等を重点地区と定めまして、そこでポイ捨てをした者に罰金を課すといった罰金つき条例が主流となっているようであります。  そこで、こういった条例を当市でも制定する考えがあるかどうかという御質問でございますけれども、御承知のとおり当市におきましてもごみの不法投棄を含めポイ捨てといった問題も随所に見られまして、その対策に苦慮しているのが実情であるわけでございます。  こういったことは公衆道徳、モラル、良識といったことの問題でございまして、確かに御質問のような条例をつくり、罰則規定を設けるなどして、その心理的抑制効果によりポイ捨て防止に期待するのも一つの方法かと思いますが、こういったことは幼少期からの成長段階にあわせた家庭でのしつけ、あるいは学校教育、社会教育等の中で社会のルールを学べるような土壌を醸成し、子供のころからの道徳心等といったものを培っていかないと、なくすということはなかなか難しい問題ではないかというふうには思っております。  そこで、当面はこのような条例についていろいろ資料収集などいたしまして、調査、検討等を十分させていただきたいと、こんなふうに思っているところであります。一方、市民の皆さんにはこういった状況を御理解いただくための啓蒙活動等の充実を図るなどいたしまして、粘り強く訴え続けることにより、より一層の御協力をお願いしてまいりたいと考えておりますので、何とぞ御理解のほどをお願いいたしたいと存じます。  次に、二点目の特定指定区域の道路及び公園にステンレス製の吸殻入れの設置をとの御質問でございますけれども、まず新奥多摩街道、いわゆる通商栄通りを特定指定区域とし、吸殻入れを設置することにつきましての御答弁をさせていただきたいと思います。  道路は不特定多数の市民が往来する公共の場でありますが、そのほとんどが自由に喫煙できる状況でありまして、御指摘のように大きな交差点等、市民が多数集まる場所はタバコの吸殻が散乱いたしまして、町の美観を損ねたり、また付近の方にも迷惑がかかるわけでございます。したがいまして、吸殻入れを設置することは、一面では喫煙者のポイ捨てを防止する暫定的な対応策になろうかとは思いますけれども、最近の我が国や世界の風潮を見ましても公共の場での喫煙は大変厳しく、禁煙箇所がふえている状況でございます。  本市におきましては、建設省が制定いたしました八月十日の「道の日」を機会に、広報紙で「市道はみんなのもの、正しくきれいに使いましょう」といったようなことをうたったタイトルで市民に安全で快適な道路環境を保つためのPRをいたしております。とにかく吸殻のポイ捨てはまちの美観上も好ましくありませんし、防災上の問題等もございますが、新奥多摩街道の管理者でありますところの東京都といたしましては、なかなか難しい問題ではなかろうかというふうに考えているところであります。  近隣市で歩行者専用道路に吸殻入れが設置してあるところもあるようでございますが、聞くところによりますと、地元商店街と市の協定書を取り交わしまして、地元商店街がそれを管理しているというふうに伺っております。  いずれにいたしましても、現段階では対応が難しい状況でございまして、喫煙者のモラルや良識に頼らざるを得ないと考えておりますが、ポイ捨て禁止条例との関連も考えながら、一方では道徳心の高揚とか、あるいは啓蒙活動の充実等を図っていくことが重要ではなかろうかと考えておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。  次に、公園に吸殻入れの設置をという御提言的な御質問でございますけれども、御指摘がございましたように、市民が大勢利用します公園につきましては吸殻入れを設置してございますが、児童公園、現在では街区公園というように名称が変わりましたが、地域の公園につきましては未成年者の喫煙を考えまして設置することを見送ってきたというような、そういった経緯がございます。  しかしながら、現状を見ますと、マナーの問題もあろうかと思いますが、やはり吸殻入れがありますれば少しでもきれいになることは申し上げるまでもございません。早速調査をさせまして、必要なところにつきましては設置してまいりたいと存じますので、よろしくお願いいたしたいと思います。  次の学校給食につきましては、教育委員会より答弁いたさせますので、よろしくお願いいたします。  以上で清水議員さんからの御質問に対します答弁とさせていただきます。 38 ◯教育長(来住野和也君) それでは、中学校給食のその後の経過について御答弁申し上げます。  現在、中学校給食につきましては、福生市にあった中学校給食の実施に向け中学校給食問題懇談会を発足させまして、テーマを四つに設定いたしまして、一、給食の役割、二、現行の教育課程と給食について等を研究してまいったわけでございますが、これからは大きなテーマでございます、三、福生市の現状にあった給食の実施方法、四、将来に向けての給食の実施方法と時間をかけて研究せねばならないテーマでございますので、現在、委員個人個人におきましてそれぞれ研究しているところでございます。今月末には懇談会を開催する予定でおります。  六月、九月の定例会におきまして、中学校給食につきましての御質問に対し私が御答弁を申し上げた中で、デリバリー方式を申し上げておりますが、給食の実施方式にも完全給食方式から広島市のデリバリー方式、千葉県四街道市の民間委託自校方式、名古屋市のスクールランチ方式、甲府市の親子方式、小平市の調理委託センター方式とさまざまな方式がございます。  私は現在の福生市に合う中学校給食の考え方といたしまして、画一的な給食でなく、生徒に選択を与える弁当併用型を基本とした給食方式を考えているところでございますが、いずれにいたしましても、中学校給食問題懇談会の結論が三月に出される予定になっておりますので、御理解のほどをよろしくお願い申し上げます。  以上で清水議員さんの御質問に対します答弁といたします。 39 ◯六番(清水信作君) 自席よりお願いいたします。  市長よりの御答弁ありがとうございました。このポイ捨て禁止条例につきましての資料の収集、調査等を十分検討していただけるとの御答弁をいただき、まことにありがとうございます。よろしくお願いいたします。  美しいまちづくりを進める福生市にとりましても、また、まちの美観上からも罰則のない条例の制定が望ましいと思われますが、条例が制定されましても翌日から見違えるようによくなるとは限りませんが、ぜひとも積極的に、近隣他市町村に先駆けてこの条例制定に取り組んでいただけますようお願いし、要望といたします。  都道新奥多摩街道及び公園にステンレス製吸殻入れの設置についての要望でございますが、新奥多摩感動は都道でございます。市道、都道との区別がありましょうが、我々は福生市民であり、東京都民であります。新奥多摩街道、都道に設置できますよう特段の御努力をお願いし、要望といたします。  街区公園等に吸殻入れの設置に対しましては、ただいま市長より早速調査し、設置していただけるとの御答弁をいただきありがとうございました。六万市民の憩いの場である町中の小公園、いわゆる全街区公園にステンレス製、または鉄製の吸殻入れを設置していただきますようお願いし、この件の要望といたします。  中学校給食について、教育長より御答弁ありがとうございました。福生市中学校給食問題懇談会からの方向性の結果報告が本年度末に出るとのことですが、できるだけ三月の定例議会開催日前までに報告発表をしていただけるようお願いいたします。  心身ともに育ち盛りにある中学生の体位向上と、父母及び中学生からも給食実施要望の声の高まりつつある中、今日、最善の方向性と早期給食実施に向けて御努力をいただきたく要望いたし、私の質問を終わらせていただきます。  どうもありがとうございました。  ───────────────・──────────────── 40 ◯議長(須釜亮次君) 午後二時まで休憩いたします。      午後一時四十五分 休憩  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後二時 開議 41 ◯議長(須釜亮次君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、四番児島兵衛君。         (四番 児島兵衛君登壇) 42 ◯四番(児島兵衛君) 御指名をいただきましたので、さきに通告いたしました順序に従って一般質問をさせていただきます。  私の質問は、福祉施策の充実について、また都市基盤の整備についての二点から質問させていただきます。  まず、福祉施策の充実についての第一点目といたしまして、高齢者住宅家賃助成制度についてのことでございますが、御承知のように世界第一位の長寿国となった日本は、今後さらに高齢化が進み、将来は四人に一人が高齢者になると言われております。我が福生市においても本年九月に六十五歳以上の高齢者が全人口の一〇%となり、昭和六十三年以来わずか八年で三%も高齢化が進行いたしました。高齢者にとって長寿という喜びの反面、多くの問題が山積されております。その中の一つといたしまして住宅問題があります。年金生活者にとって家賃の問題は大変なものがあります。  そこでお伺いいたします。福生市では現在、市の施策として高齢者の居住の安定と福祉の向上を図るため、民間アパート等に居住しておられる高齢者所帯に対し家賃の一部を助成しておりますが、その額も数年来年据え置かれているようでございますが、見直しをする考えがあるかどうかお聞かせください。  また、福生市では平成五年度に福生地域高齢者住宅計画を策定し、平成十一年度までに高齢者のための住宅を百二十戸確保する目標を定めております。そして百二十戸の内訳といたしましては、公的住宅で九十戸、民間住宅で三十戸となっております。公的住宅につきましては市営住宅、都営住宅、また公団住宅等がありますが、今回、第二市営住宅の建替え計画の中で高齢者のための住宅を十一戸建設することになっておりますが、三十戸を目標とする民間住宅の借上制度について、市として今後どのような取り組みをしていくのか、市長の考えをお聞かせいただきたいと思います。  次に、心身障害者への助成金についてお伺いいたします。心身障害者を持つ方々は日常生活を営む中で多くのハンディを背負っていかなければなりません。また障害を持つ子を育て、将来のことを案じている親の心を思うとき、他人事とは思えない心に陥ることがあります。市でもノーマライゼーション社会を目指していろいろな面で施策の充実を図っていただいているところでありますが、そこで質問では補助金についてとなっておりますが、私は心身障害者福祉手当についてちょっと質問させていただきます。  現在、心身障害者のうち脳進及び心身障害者一級、二級については東京都と福生市が、また三級、四級については市が独自で支給しているとのことであります。また精神薄弱者についても「愛の手帳」一度から三度までは東京都と福生市が、また四度については市が独自の施策として手当を支給しております。  そこで東京都においては毎年レベルアップが図られておりますが、市については厳しい財政状況といえ、数年来据え置かれているようでございます。そこで見直しをする考えがあるかどうか、市長の考えをお聞かせいただきたいと思います。  次に、原爆被害者への援護について質問いたします。御承知のように、今、全世界においてフランス、中国の核実験に反対し、中止要請が行われております。また福生市においても去る九月の定例会において、議員提案による核兵器全面禁止、廃絶の国際条約締結を求める意見書の議案が可決されました。  思えば五十年前、広島、長崎において原子爆弾が投下され、一瞬にして多くの命が失われ、傷つき、そして今なお被爆による苦しみに明け暮れている多くの市民がおります。戦争兵器として唯一の被爆国である日本が、またそして今なお苦しんでおられる同胞を思うとき、福生市として被爆者の皆さんに何かできないかと私は考えますが、そこでお伺いいたします。福生市として原爆被爆者に対し見舞金を支給する考えがあるかどうか、市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。  次に、都市基盤整備について二点ほどお伺いいたします。  私も道路交通安全問題対策委員会の委員でありますが、あえて次の点についてお伺いいたします。一点目といたしまして、都市計画道路三・四・三の二号線、いわゆる睦橋通りの拡幅整備の計画の進捗状況についてお伺いいたします。  この道路は大変狭く、現在、七メートルと聞いておりますが、雨の日などは歩行者が傘もさせないような状態でありまして、交通安全上大変危険な道路であります。拡幅整備が早急に望まれるところであります。  このことにつきましては、以前から先輩議員からも質問がされていると伺っておりますが、ところで今回、睦橋通りの地元説明会が開催されました。その内容と、今後の予定等についてお伺いいたします。  次に、二点目といたしまして新奥多摩街道とJR五日市線立体化の計画についてお伺いいたします。都市計画道路三・四・五号線、新奥多摩街道もいよいよ最後の区間、約三百メートルとなったわけでございますが、地元の皆さんもこの拡幅計画について大変関心があろうかと思います。  そこで質問させていただきますが、一つといたしましていつごろ説明会を開催するのか、また二番目といたしまして立体交差事業は用地買収が済み次第行われるのか、また三点目といたしまして熊川駅との関連はどうなるのか、この点についてお伺いいたします。  以上で登壇による一回目の質問といたします。         (市長 石川彌八郎君登壇) 43 ◯市長(石川彌八郎君) 児島議員さんの御質問に御答弁申し上げます。  初めに、福祉施策の充実についての第一点目、高齢者住宅家賃の補助制度についてでございますが、この事業は平成四年度から市単独事業として民間アパート等に居住する高齢者世帯等に対しまして、家賃の一部を助成することにより高齢者の居住の安定と福祉の向上を図ることを目的として実施した事業でありまして、現在、月額五千円を助成しているところでございます。  御質問の住宅家賃の一部助成の見直しについては、平成四年度事業開始以来据え置かれておりましたので、財政状況及び社会情勢等を踏まえる中で見直しを考えてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。  また、関連質問となっておりますところの民間住宅借上げ制度についてでございますが、今後ますます高齢化社会が進展する中で、高齢者の住宅対策は大変大きな行政課題であると考えているところでございます。  そこで、平成五年度に策定いたしました地域高齢者住宅計画に基づきまして、高齢者が住みなれた地域で安心して暮らせるよう、高齢者の住宅対策を積極的に取り組んでまいりたいと考えております。地域高齢者住宅計画では高齢者住宅の供給目標を平成十一年までに百二十戸と定めているところでございます。そして、その中で民間借上住宅を三十戸とその目標を定めているところであります。  いずれにいたしましても、高齢者住宅の確保のための民間住宅借上制度については、現在、東京都の指導をいただきながら内部の協議を進めておりますので、できるだけ早い時期に事業の実施ができればと考えているところでございます。よろしく御理解を願いたいと思います。  次に、第二点目の心身障害者福祉手当についてでございますが、重度心身障害者福祉手当につきましては、東京都の制度に市の制度を上乗せして支給しておりまして、身体障害者二級以上の方及び精神薄弱者三度以上の方には東京都が一万五千円、市が二千円、合計一万七千円を支給し、脳性麻痺、進行性筋萎縮症の方には東京都からは一万五千円、市からは二千五百円、あわせて一万七千五百円を支給しているところであります。  さらに、心身障害者福祉手当といたしまして身体障害者三級の方には六千円、また四級の方及び精神薄弱者四度の方には五千円をそれぞれ市から支給し、障害者福祉の充実を図っているところでございます。東京都の手当につきましては、毎年若干ではありますけれどもレベルアップが図られておりますが、市におきましては平成七年度に新たに精神薄弱者四度の方を支給対象に加える制度のレベルアップを図ったところでございます。  なお、手当につきましては数年来据え置かれておりますので、今後財政面等を考慮する中で見直しをさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、第三点目の原爆被爆者への援護についてでございますが、本年は被爆五十周年の節目を迎えたところでありますが、全国ではまだまだ多くの被爆者が苦しんでいるということは心が痛む思いであります。  そこで、御質問のとおり世界におきましてはフランス、中国の核実験に対する反対の中止要請なども行われております。当市におきましても議員提案による核実験全面禁止、廃絶の国際条約締結を求める意見書の議案が可決され、また、私といたしましても市長名で関係方面への中止要請をいたしたところでございます。  原爆被爆者への見舞金支給につきましては、戦後五十年という節目ということで、実施の方向で検討してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解のほどお願いいたしたいと思います。  次に、都市基盤整備の一点目、睦橋通りの拡幅整備計画の進捗状況について御答弁申し上げます。  御質問の睦橋通りにつきましては、これまで東京都と拡幅整備について協議を行ってまいったところでございますが、その中で睦橋通りの重要性や、新五日市街道という位置づけからいたしまして、直接用地買収方式による道路拡幅であれば東京都が施行せざるを得ないという一定の方向は見出せていたところでございます。また、道路の幅員につきましても二十二メートルを基本といたしまして、一部国道一六号線や内出交差点付近につきましては右折レーンの確保が必要なことから、各交差点から一定の区間につきましては二十五メートルの幅員が必要という意向を東京都から伺っていたところでございます。  このようなことから、これらのことを基本といたしまして一日でも早く地元説明会を行うための日程等の調整を行っていたところでございます。その結果、去る十月二十六日に熊川地域体育館におきまして、東京都と市の共催によります地元説明会を開催いたしたところでございます。この説明会には地元の沿道関係者を中心といたしまして百四名の関係者に通知をいたしました。そのうち七十三名、約七〇%の方々の出席をいただきました。  説明会の内容でございますが、市から今までの経過ということで、説明会を開催するに至るまでの東京都との交渉の経過等につきまして説明をいたしました。また、東京都からは測量調査を基本としての概要等について説明がなされました。  特にこのときにおける東京都の説明でございますが、平成七年度中に現況測量を行いまして、その後道路幅員の決定を行い、都市計画の変更手続き、さらには用地測量等を行いまして、でき得れば平成九年末か、あるいは十年度から具体的に事業化へ、つまり用地買収に入っていきたいということでございました。これらの説明に対しまして、出席者からは問題となるような質問もなく、今後の拡幅整備へ向けての御理解をいただいたところでございます。  いずれにいたしましても、これまで議員各位に御心配をいただき、長年の懸案でありました都市計画道路三・四・三の二号線、睦橋通りの拡幅整備につきましては第一段階であります地元説明会を行うことができまして、ようやく第一歩がスタートできたということでございます。この事業は東京都の施行となるわけでございますが、市といたしましても事業が円滑に進みますよう東京都に協力いたしますことはもちろんのこと、特に地元関係者の方々の一層の御協力と御理解をいただきながら、早期に完成が図られますよう今後とも努力をしてまいりたいと存じておりますので、よろしくお願いいたしたいと存じます。  次に、二点目の新奥多摩街道とJR五日市線との立体化計画の状況について御答弁を申し上げます。  新奥多摩街道は都市計画道路三・四・五号線でございますが、この新奥多摩街道は昭和六十年度から平成六年度までに内出交差点付近から旧片倉工業跡地入口までの事業認可を取り、地元の関係者の御協力を得て、都施行によりまして事業を進めていただいているところでございます。  御指摘の箇所は最後の区間ということになるわけでございますが、つまり旧片倉工業跡地の入口付近からJR五日市線を挟みまして玉川上水付近までの約三百メートルの区間でございます。当該箇所はJR五日市線の関係並びに玉川上水橋梁部であります福生橋の取り付け、あるいは旧奥多摩街道とのすりつけ等で非常に難しい区間ではございます。  そうした中で、いろいろと非公式な話も出ているようでありますが、市といたしましては昨年、東京都と数回にわたり協議を行い、特に一年前になりますが、十一月には東京都建設局長を初めとする都庁幹部職員と私どもの会議を持ちましていろいろと協議をいたしたところであります。
     そこで、東京都の考え方でございますけれども、計画決定幅員二十四メートルを基本といたしまして地元に御理解をいただくべく平成七年度内───つまり平成八年三月までということでございますが───までに測量調査へ向けて地元説明会を開催し、部分変更、あるいは用地買収に対しましての御理解、御協力をいただこうということでございます。  ただ、五日市線踏切部分につきましては、道路だけの問題ではなく、交通機関との関係ということにもなりましょうか、関係市町で構成しておりますところのJR五日市線改善促進調査委員会の調査結果を待つなど、つまり熊川駅等の一定の方向性が具体化するまでは即立体化事業は行わずに平面交差でおくとのことであります。  いずれにいたしましても、早急に整備が必要な路線でもありますので、計画の方向が確定し次第早期整備が可能となりますよう、引き続き東京都へ強く要望してまいりたいと存じます。また地元対策的なことと、とりわけ意見聴取のようなことを実施してみたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上で児島議員さんの御質問に対します答弁とさせていただきます。 44 ◯四番(児島兵衛君) お許しをいただきまして、自席から再質問させていただきます。  高齢者住宅家賃補助制度については、前向きな御答弁をいただきましてありがとうございました。いずれにいたしましても、高齢者であることのみの理由で住宅を確保することが大変なところにきて、また、家主さんにいたしましても家賃を安くすることもできず、お年寄りにとっては住宅の確保と家賃の支払いは大変でございます。  市といたしましても、行財政全般を考えた上で厳しいものかあるかと思いますが、見直しにあたってはできるだけの御配慮を賜りますよう、この件については要望で終わりたいと思います。  次に、高齢者住宅借上助成事業の関係でございますが、検討中であるとの御答弁をいただきましたが、いずれにいたしましても、この事業は御協力をいただける方々がいなければ幾ら市が前向きに取り組む姿勢があっても住宅の確保は難しいわけでございますので、市民からの御相談があったときにはACC精神でぜひとも前向きに取り組んでいただきたいことを要望いたします。  次に、心身障害者福祉手当について再質問させていただきます。東京都と福生市があわせて支給している額のうち、市の上乗せの部分の金額及び市独自で支給している金額について、心身障害者と精神薄弱者に分けて、福生市と近隣の市についてどのようになっているかお聞かせいただきたいと思います。  次に、原爆被爆者への援護についてでございますが、現在、被爆者手帳を所有している人が福生市内に何人ぐらいおられるのか。また他市等の状況がわかりましたらあわせてお聞かせいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、都市基盤整備の一点目でございますが、睦橋通りの御答弁ありがとうございました。直接買収方式による道路拡幅で、東京都の施行、また幅員につきましては二十二メートルを基本として一部二十五メートルと、いずれにいたしましても、七メートルから二十二メートル、また二十五メートルということで地元の皆さんも大変関心があろうかと思いますので、市といたしましても、また都としても最後までよろしくお願いしたいと思います。  また、説明会が行われまして、できましたらもう少し具体的に説明会のときの地元皆さんの御意見がありましたらお聞かせいただきたいと思います。  また、二点目といたしまして、新奥多摩街道でございますが、熊川駅の一定の方向性が具体化するまでは平面交差でいくのだという御答弁をありがとうございました。  次に、新奥多摩街道の関連で、熊川農協のそばに地下道があるのですけれども、大変にきれいな地下道をつくっていただいたわけなのですけれども、この地下道につきまして三つほど質問させていただきたいと思います。  地下道の中央を挟みまして東側には第二小学校、また白梅会館、また西側には町会の会館、また福祉センター等もございまして、将来、この地下道を大変利用する方がふえるかと思います。そこで、現在「コの字型」の地下道なのですけれども、利用者が地下道に向かって下りていくときに先が全然見えないと、大変夜間御婦人が渡りにくいということで、できましたら角、角にカーブミラーの設置をお願いしたいと、また福祉会館と高齢者の方も大変利用されているわけですけれども、自転車で通れるように端にスロープをつけていただきたい、これは車いすは距離的に無理かと思うのですけれども、自転車で通られる方が自転車を押して通れるようにしていただきたいと、こんなふうに思います。  また、以前は地元の団体、高齢者の方々が掃除をしていたのですけれども、できれば付近に清掃のための水道を設置していただきたい、こんなような要望がありましたので、お考えいただきたいと思います。   以上で自席からの再質問といたします。 45 ◯福祉部長(矢崎茂夫君) それでは、児島議員さんの御質問に対しまして御答弁申し上げます。  東京都と福生市があわせて支給している額の、要するに上乗せの部分の金額、あるいは市独自で支給している金額、これらにつきまして心身障害者と精神薄弱者に分けて、福生市と近隣の状況をという御質問でございます。  この額につきましては、最初に市長から御答弁申し上げましたとおり、東京都における制度、要するに重度心身障害者一級、二級、それから精神薄弱者一度から三度まで、それから脳性麻痺、筋萎縮症、この方につきましては福生市では一万五千円プラス二千円、あるいは二千五百円という形で支給しているところでございますが、この件につきまして、他市ではどうかということでございますけれども、この東京都の制度に上乗せをしている市が二十七市中五市でございます。立川、三鷹、福生、狛江、多摩、ここだけが上乗せをしていると、後の市は全部上乗せは実施していないという状況でございます。  したがいまして、この近隣につきましては立川市が、福生市は重度心身障害者一、二級、あるいは愛の手帳の一度から三度までについては二千円を支給しておりますけれども、立川市ではそういう区分がなく六千円をプラスして支給していると、それからこの近隣ですと、昭島市はしたがいましてゼロでございます。あきる野市、羽村市、青梅市も上乗せはしていないという状況でございます。それから福生市においては脳性麻痺、筋萎縮症は二千五百円となっております。  それから、一般の心身障害者でございますけれども、これにつきましては三級、四級、それにつきましては、福生市は先ほども市長から御答弁申し上げましたとおり、三級が六千円、それから四級が五千円となっておりまして、この近隣では立川市が三級も四級も四千五百円、福生市よりも五百円少ないわけです。それから昭島市が三級も四級も四千円でございます。それからあきる野市が三、四級とも六千五百円、その代わり都の上積みはないと、それから羽村市がいずれも一万二千円でございます。それから青梅市が三級につきましては一万五千円、四級につきましては六千円となっております。  それから、愛の手帳の四度、これにつきましては、福生市は平成七年度から新たに制度して取り入れた事業でございますけれども、五千円を支給しております。近隣では立川市が四千五百円、昭島市が四千円、それからあきる野市が六千五百円、羽村市が一万二千円、それから青梅市が六千円と、こんなような状況になっているところでございます。  それから、原爆被爆者の関係でございますけれども、福生市内に被爆手帳を持っている方が何人いるかという御質問でございますけれども、十一月現在で二十三人の方が被爆手帳を持って福生市内におります。ちなみに、男性が十一人、女性が十二人と、こういう状況になっております。  それから、見舞金制度で他市の状況はどうかということでございますけれども、二十七市中十三市が実施をしているということでございます。近隣といたしましては立川市、青梅市、昭島市、羽村市でございまして、青梅市が二万円の見舞い金を支給しておりますけれども、あとは立川、昭島、羽村とも一万円を見舞い金として支給している、こういう状況でございます。  以上で御答弁といたします。 46 ◯都市整備部長(関口 清君) 都市基盤整備に関しての御質問をいただきました。  一つが都市計画道路三・四・三の二号線、いわゆる睦橋通りに関して説明会をしたときの具体的な御質問、そういったものの、主なものをということだと存じます。  一つといたしまして、道路幅員についての御質問がございまして、これは規定計画が十八メートルということになっているわけですが、これがもう少し広幅員にせざるを得ない状況がありまして、二十二メートルとか、部分的には二十五メートルという、そういう説明がありました。はっきりしてほしい、要するに不安を抱かれたかなという、そういう状況がございました。この件に関してはもっともなことでありまして、ただ、説明会でも東京都から説明がありましたように、現況測量を今回年度内にやらせていただいて、それに線形を落として、あるいは幅員等を検討する中できちっとしたものをできるだけ早くにお示しできればという、そういう意向でございました。できるだけ市も一緒になってはっきりさせていきたいというふうに考えております。基本的な考え方を東京都が述べていたということでございます。  それから、二つ目といたしまして代替地についての御質問でございます。なかなかやはりかなりかかるということから、どこか土地を求めざるを得ないという状況が考えられるものですから、そういった御心配についての事柄でございまして、これは東京都も当然だと思うのですけれども、市の方も一緒になって、代替地が必要だということになりますれば一緒になって努力をしていかざるを得ない問題だと思います。そういうことが起こりましたら解決へ向けての努力をいたしたいというふうに考えております。  三つ目が現在の道路幅員、いわゆる現道が狭いと、そういったようなことから、御質問にありましたように大変危険だということで、そういうことからできるだけ早くに整備をしてほしいという、そういう御意見でありました。実現してほしいということだと思います。  四つ目といたしまして、これがかなり全体の集約された御意見ではないかというふうにとらえましたが、要するに、せっかく拡幅するのであるから将来を展望した道路をきちっとつくってほしい、こういうありがたい御意見がありました。  睦橋通りについては以上でございます。  それから、新奥多摩街道、三・四・五号線に関連した御質問、農協の熊川支店の付近にあります地下道の関係でございます。一応完成して間もないわけですが、そうした中での御質問でございます。コの字になっているということから非常に先々が見えないという、そういう問題点でございます。カーブミラーをということでございますが、何とかこのことについては都と折衝して実現の方向を目指してみたいというふうに思っております。  二つ目の自転車での利用が可能なようにということだろうと思うのですけれども、なかなかつくっていただく段階からスロープの問題というのはかなり東京都へも要望してきたところでございますが、どうしてもスロープということになりますとかなり区間を長くとらなければいけないということがありまして無理でございました。できたものへスロープをということだと思うのですが、階段のところへつくる勾配ですから、非常に急になるという問題が一つあります。それから幅員が、有効幅員としては一メートル七十ほどしかないということの中でスロープをということになりますと、一緒に歩いている人と自転車を引いた人が行きあった場合のことを想定すると、非常に無理があるのではないかというふうに考えられます。そういうふうなことから、東京都へは一生懸命要望はしてみますけれども、無理ではないかというふうに思われます。  三つ目の清掃のための水道の設置をということだと思うのですが、先ほど言いましたように完成したばかりなものですから、そういった場所へ設置をということになりますと、いろいろな配水管のことも既に終わってしまっていますし、ちょっと難題かなというふうに思われます。  ありがたい清掃をというお話もありましたけれども、これは東京都が管理していくところでございますので、東京都の方で清掃をきちっとしていただくような、そういう要望をしていきたいと思います。ひとつよろしくお願いいたします。  以上でございます。 47 ◯四番(児島兵衛君) 心身障害者施策についての御答弁をいただきましてありがとうございます。私は額だけではなく取り組む姿勢の心であると思うのです。今後、ぜひ思いやりの心を持って、できれば三年サイクル程度の改定を要望いたします。  次に、原爆者に対する見舞い金についてでございますが、戦後五十年を経過し、被爆者の方々も高齢化していると思いますので、減ることはあってもふえることはないと思いますので、早期に実施していただきたいと思います。  また、ただいまの地下道についての御答弁いただきましてありがとうございます。ぜひとも実現をさせていただきたいと思います。  以上で私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。  ───────────────・──────────────── 48 ◯議長(須釜亮次君) 次に、二十番小野沢久君。         (二十番 小野沢 久君登壇) 49 ◯二十番(小野沢 久君) 御指名をいただきましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。  来年度の予算編成についてでございますが、もう二番せんじ、三番せんじになりますけれども、その辺はお許しいただいて質問したいと思います。  まず、基本的な考え方でございますが、景気の回復が遅れており、現在、足踏み状態と言われておりますけれども、来年度の税収の伸びる状態は全く期待できない状態であります。東京都の財政も税収規模は前年度よりも〇・七%縮小という厳しい状況は福生市でも変わらないわけでございます。また、官・官接待や行政改革等市役所や議員に対する市民の皆さんの目もますます厳しくなるとともに、そのニーズは多様化するわけであります。基本構想や実施計画があり、毎年大きく変化することはないと思いますが、基本的な考え方についてお尋ねいたします。  以下、重要課題、もう重要課題と言ってもこれは私が勝手に決めた私の重要課題でございますので、質問していきたいと思います。まず自主財源の関係なのですが、補助金、あるいは財源確保の具体策がどのような形でなっているのか、なかなか何回質問してもここのところは同じような答弁で、新しいアイディアが出てこないのですが、よろしくお願いします。  次に、経費の削減策でございますけれども、収入が厳しければ歳出も厳しくなってくるのは当然でありますが、まず一般的な事務費、あるいは社会問題となっている食糧費、あるいは人件費等を含めた対応がどのようになされるか。  また、経費の削減で前年度、平成六年度の五%が目標、もっともこの五%の目標は達成できなかったのでありますけれども、七年度が一〇%ということになっているわけでありますけれども、八年度はどういう目標を掲げていくのかお願いいたします。  次に、熊川・松原線の関係でございますけれども、これも予算を計上したまま凍結した経過があり、先の見えない事業となっておりますけれども、なぜここで質問するかといいますと、私が昭島の方から得た情報によりますと、なかなか極めて昭島の方が積極的でないという情報があったもので、ここで取り上げたわけでございますけれども、ちょうど一般質問を出した日に協議会が行われておりますので、その辺も含めた内容をお知らせ願いたいと思います。  次に、宇宙科学館の関係ですけれども、これもきょう質問が出ておりましたけれども、東京都が大変財政的に厳しいという中での新聞報道があったわけでございますけれども、福生市としても大変重要な課題でございます。野球場をつぶしてまで新しい場所をつくったという経過がありますので、どうしてもこの問題は避けて通れない問題だと思いますので、見通しと取り組み姿勢をお願いいたします。  次に、睦橋通りの関係でございますけれども、これもただ今質問があり、答弁がありました。この道にいたしましても福生で一番危ない道と言っても過言でないような道であります。石川市長さんになる前からこの問題は再度議会に出てきております。まさに議会のベストセラーではないかというほど議会に顔を出している問題ですが、区画整理の関係ということの答弁が長いこと続いて、それがなくなって、東京都に移管で、東京都の事業ということで、ようやくここで説明会ができたということは大幅な前進ではないかと思いますので、その辺の内容、先ほどありましたけれども、もう一度含めて取り組み、あるいは今後の予定等についてお尋ねいたします。  次に、旧福祉会館の今後の利用でございますけれども、この問題も何度も議会で取り上げてまいりました。庁舎内の検討委員会で検討しているようでございますけれども、当然この問題についても早期に結論を出していかなければならない問題だと思いますので、新年度ではどのような方向づけがなされるのか、お願いをいたします。  それから、姉妹都市の関係でございますけれども、姉妹都市をつくろうということでこの議会でもいろいろな方が取り上げ、何度も議会の議題となっております。いろいろ、現在の中国の北京大興県のことも含めて取り組みがなされているわけでございますけれども、海外のことはさておいて、過日の災害時における相互応援協定を結んだ新市政実現都市協議会の五市について、これを機会にこの関係を深めてより交流を進め、姉妹都市、あるいは兄弟都市といった関係ができればと思いますので、その辺の取り組みができるかどうかお願いをいたします。  次に、雑木林の保全策でございますけれども、福生市には関係者の大きな努力によりまして加美上水緑地、あるいは玉川上水緑地といった大きな雑木林を確保することができました。これは大変すばらしいことだと思います。  つい最近までは自然というものは手を加えないのが最善の保護ということで、そのままにして放置をしておくのが一般的でございました。その結果、大きくなる木が大きくなり過ぎて、花木、あるいは小さな木、あるいは草花が日光を奪われ、消滅し、減少して、昆虫もそれとともに減少しているという現状が起きております。  武蔵野の面影を残すこの雑木林を後世に残すには自然に任せるのではなく、間伐や伐採によって林の再生を図る萌芽更新が必要ではないかと思います。耳慣れない言葉でございますけれども、気をつけて聞いていただきますと、最近はときたま新聞等に出てくる言葉でございます。  これは、雑木林そのものは昔から人の手が入ることによって保たれていたわけでございます。材木が燃料になるということも含めて過去には十五年、二十年間隔で一般的に木が切られ、そこから、切った株からまた芽が出てくるという繰り返しによって雑木林が守られてきたという経過がありますけれども、こういう点も考えていかなければなかなか、場所は確保したけれども雑木林としての保存はできないのではないかと思いますので、その辺の考え方をお願いいたします。  それから、横田基地の関係でございますけれども、沖縄県での米兵による小女暴行事件以来、日米地位協定に対する批判、あるいは基地に対する批判、安保条約に対する関心等が高まりつつあります。日米両政府が沖縄の米軍基地問題を話し合い、沖縄施設に関する特別委員会を設置し、沖縄の基地の整理・統合・縮小などについて、一年をめどに結論を出すということでございますけれども、こういう新聞報道、あるいはニュースを見るたびに一番先に心配になるのは横田基地はどうなるだろうということは、これは私一人ではないと思います。  六十三年にはクラーク基地からの移駐の問題もあります。黙っているといつの間にか飛行機がふえてしまうということがありますので、この辺の問題、先ほど来断固として反対をするという市長の答弁がございましたが、もう一度この点の考え方をお願いいたします。  以上、壇上からの質問とさせていただきます。         (市長 石川彌八郎君登壇) 50 ◯市長(石川彌八郎君) 小野沢議員さんの御質問に対しまして御答弁を申し上げます。  来年度の予算編成に伴いましての一点目、基本的な考え方でございますが、御案内のとおり我が国の経済は円高の影響等によりまして景気回復のスピードは過去の回復局面と比較いたしましても極めて鈍くなっておりまして、とりわけ雇用や消費面での落ち込みは大変大きくなっております。国の財政におきましても、これらの影響によりまして大幅な税収の伸びが期待できないと見ております。  こうした状況下の中では、福生市の財政事情も極めて厳しくなっていくことは明らかでございまして、平成八年度予算編成にあたりましては、次のようなことを基本に取り組んでまいりたいと考えております。一つには、自主財源の確保に努める一方、経常経費の抑制を図り、財源の重点的、効率的配分に努めるこことしております。二つといたしましては、基本計画及び実施計画に基づく重点施策の計画的、効率的執行を図ることとし、市民福祉向上に向けた行政施策の展開を進めることとしたいと考えておるところであります。三つ目は、施策の全般にわたり創意工夫を重ね、簡素にして効率的な市政運営に徹し、長期的視点に立った財政運営を進め、厳しい中にも活力を失わない、市民に信頼される市政の運営に努めることを基本として予算の編成をしてまいりたいと存じております。  以上の基本法方針のもとに「輝く街、福生」を目指し、全庁が一丸となって内部努力を進めるとともに、行政サービスを低下させないようにしていかなければならないと考えております。  次に、重用課題につきまして幾つかの御質問をいただいております。二点目の財源確保の具体策でございますけれども、景気回復の遅れ、あるいは制度減税等の影響によりまして大幅な伸びが期待できない状況でございます。国、東京都の交付金、補助金等も今までどおりの確保ができるかどうか大変厳しい状況にございます。  そこで、歳入の中心となります福生市の税収につきましては、課税客体の適性な把握と収納率の向上になお一層の努力をしてまいりたいと存じます。ことに収納問題につきましては、本年四月から収納担当の管理職を配置いたしまして、向上に向けて取り組ませていただいたわけでありますけれども、そして成果を上げるべく努めております。また、補助金等の確保につきましては、関係機関へ強く要望してまいりますので、市議会におかれましても引き続きお力添えを賜らんことをお願い申し上げます。  さらに、健全な財政運営を進めていく上では適時適切な基金の取り崩し、あるいは計画的な起債の活用により、行政水準を低下させないよう努力してまいりたいと考えますので、よろしくお願いをいたしたいと存じます。  次に、三点目の経費削減策でございますが、このような厳しい財政事情の中では、施策全般にわたり創意工夫を凝らし、経費の節減を図り、重点的な財源の配分をもって対応していかなければなりません。特に一般事務費の経常的経費につきましては、平成六年度五%削減、平成七年度はさらに一〇%削減をいたしましたが、これを踏襲して、新規事業を除きましてアップを認めない現状の経費で対応を予定しているところでございます。  なお、社会問題となっております会議の賄費のあり方につきましては、目的、内容、回数、人員等を精査いたしまして、平成七年度の経常経費に対しまして二〇%の削減を予定いたしております。また、人件費にあたりましては、定数の抑制によりまして人件費の肥大化の防止に努め、また、超過勤務手当につきましては、事務事業を計画的に執行し、節減に努めてまいりたいと考えております。  いずれにいたしましても、庁内に示達いたしました平成八年度予算編成方針を基本に、十分精査した上で経費削減に努めてまいりたいと存じます。  次に、熊川・松原線の見通しについて御答弁いたします。本事業につきましては、昭島市の美堀町と福生市の福東地域の避難通路の確保等を図るべく、両市の共同事業として平成二年五月に要望箇所を一カ所に決定いたしまして、平成三年一月に東京防衛施設局の道路事業として採択されたわけであります。  また、両市合同で一つの防衛補助事業を受けるにあたり、両市担当者会議を開催、福生市が東京防衛施設局の担当を、鉄道関係は昭島市が担当する旨の役割分担を決め、平成三年五月両市の協議機関といたしましての熊川・松原線歩道橋改良事業促進協議会が発足され、道路築造の実現に向けて東京防衛施設局及びJR、あるいは西武鉄道等へ精力的に協議や調整を展開されてまいったわけであります。  両市の体制も整いまして、平成三年度、四年度と順調に事業が遂行されておりましたが、平成五年度の概算要望の提出のころからJR側から橋上駅と一本化した道路築造をしていただきたいとの難しい話が持ち上がってまいりました。難しいと申しますのは、本事業は当初から道路事案として採択されておりまして、橋上駅については防衛の補助項目にもなく、両市ともその対応に苦慮いたしてまいりました。一方、JR側につきましても徐々にガードがかたくなりまして、やむなく両市長名で将来的には橋上駅化に向け協力していく旨の覚書を東日本旅客鉄道株式会社東京工事事務所長と交わしました。  その後、東京防衛施設局より平成五年度の実施設計分につきましての内示を受けましたが、本事業のJRの窓口が東京工事事務所から本社扱いとなり、JR本社からの両市への要望はより一層強固になり、道路築造については橋上駅と一体化したものでなくてはならないことに加えて、橋上駅の費用負担にまで踏み込んだ厳しいものになり、事業遂行が大いに危惧されるようになったために、地元国会議員や両市長がJR本社へ出向き、道路築造のお願いをしたわけでございます。  しかし、橋上駅問題がクリアできずに、平成五年度の東京防衛施設局の補助金である五千二百万円は辞退いたしました。さらにそれ以降、両市の助役及び協議会所属の議員さんもJR本社へ出向き、道路築造のお願いをいたしましたが、交渉は進展せずに、熊川・松原線歩道橋改良事業は休止状態となり、熊川・松原線促進協議会も平成六年七月二十七日に開催されて以来実施されておりませんでした。  その後、両市で今後の対応につきまして再三協議いたしましたが、その対応の方法等に意見の食い違いがございましたが、いずれにいたしましても、協議会を開催し、その方向性を協議すべきということになりまして、本年十一月二十七日に第九回目の熊川・松原線促進協議会を一年四カ月ぶりに福生市で開催いたしたところであります。そしてまた、議会選出の新しい委員さんが決まってから初めての協議会となったわけでありますが、全委員さんの参加のもとで活発な前向きの議論が交わされたのであります。  結論から申しますと、過去を反省し、建設に向け新たなる捲土重来を期して、JR及び西武鉄道、防衛施設庁等の交渉もとにかく両市の委員が一丸となって建設に向けて精力的に共同歩調をとり行動していくことを確認いたしました。  今後の方策につきましては、まずJRとの交渉を早急に実施する方針でありますが、実現可能な具体案をJR側から提示させることなどを含めまして、来年の一月二十九日にJR東京本社へ全員で折衝に行くことが決定いたしております。  いずれにいたしましても、建設に向け昭島市と一体となり、全委員が鋭意努力をしてまいる所存でありますので、よろしくお願いをいたしたいと存じます。  次に、五点目の宇宙科学館の見通しについてでございますが、去る十一月二十九日に東京都では総合三カ年計画を発表されました。これまで東京都では十三のビッグプロジェクトを予定しておりましたが、この三カ年計画では、このうち二施設のみが予定されただけで、宇宙科学館はその計画の中ではこれまでの都の財政状況から当面の三年間の年度割の計画には載りませんでしたが、今後の検討課題として宇宙科学館を含めて三施設が文言をもって記述されております。  この三施設のうち「宇宙科学館につきましてはテーマ、建設、運営方針を含めて基本構想の策定に向けて検討していく」ということになっております。このような表現となっておりますのは、平成八年度に都では新基本構想を策定することとしておりまして、その中に登載するためテーマ、建設、運営方法などについての検討を進めていくということで、事業の中止ではなく、新基本構想に登載することにより建設の将来的保証をしていこうとするものだということでございます。なお、十三施設中の残りの八施設につきましては計画は載らないことになりました。  私といたしましては、これまで受け入れについて最大の努力をしてきたところであり、都立宇宙科学館の開設は市の活性化に大きく寄与するものと考えておりますので、引き続き早期建設に向けて積極的に要請を続けてまいりたいと思っております。  なお、これまで市といたしまして計画の推進にあわせ用地買収につきましても要請活動をしてまいりました。そのような中で、用地買収につきましては都でも真剣に検討されており、再三にわたり現地の状況確認等をされてきているところでございます。早い時期に用地買収がされますよう要請活動を続けてまいりまして、議会にも御相談できるようにしてまいりたいと考えておるところであります。  さらに、今後、東京都の総合三カ年計画の前倒しや新基本構想の策定の中で明確な位置づけをされるよう要請していくとともに、一日も早く宇宙科学館建設に向けた基本計画、実施計画の予算化につきましても働きかけてまいりたいと存じますので、よろしくお願いを申し上げます。  次に、六点目の睦橋通りについて御答弁申し上げます。御質問の睦橋通りにつきましては、これまでいろいろと御心配をいただいてきたところでございますが、おかげさまで去る十月二十六日に熊川地域体育館におきまして、拡幅整備へ向けての東京都と市の共催によりますところの地元説明会を開催することができました。説明会には百四名の関係者のうち七十三名の御出席をいただいたところでございます。  その中で、施行者でありますところの東京都からの説明といたしまして、平成七年度中に現況測量を行いまして、その後、道路幅員の決定を行い、都市計画の変更手続き、さらには用地測量等を行いまして、できれば平成九年度末か、あるいは十年度から具体的に用地買収へ入っていきたいということでございました。  これらの説明に対しまして、出席者からの御意見といたしましては、道路幅員について二十二メートルか二十五メートルになるのかはっきりさせてほしい、代替地や残地についてはどう考えているのか、また、現在は道路幅員も狭く大変に危険な道路であるのでできるだけ早くにやってほしい、さらにはせっかく拡幅するのであるから将来を展望しての道路をきちっとつくってほしいといった御意見をいただいたところでございます。  このようなことから、全体的な雰囲気としましては、特には問題となるような質問もなく、今後の拡幅整備へ向けての御理解をいただいたところでございます。  いずれにいたしましても、長年の懸案でありましたが、地元説明会を開催することができまして、具体化へ向けて動き出すことができました。今後もさらに地元関係者の皆様の御協力と御理解をいただきながら、早期に道路が完成しますよう東京都と協力をしながら努力をいたしたいと存じますので、よろしくお願いを申し上げます。  次に、七点目の福祉会館の今後の利用についてでございますが、この点、議員各位には何かと御心配をおかけをいたしておりまして、まことに申しわけございません。この福祉会館は昭和四十五年に建設されて以来二十五年を経過し、その間、老人、心身障害者、母子・寡婦の福祉事業の拠点として多くの福祉団体等に利用されてまいりました。  本年九月に新しく福祉センターがオープンいたしまして、学童保育施設、シルバー人材センター以外はそちらに移りましたので、現在、施設の有効活用を図るための検討を庁内においていたさせているところであります。  この福祉会館につきましては、検討に先立ち福祉会館建物診断調査を実施しておりますが、この調査では、一点目といたしましてひび割れ、変質、損傷、老朽化、雨漏り等の外観調査、二点目としてコンクリートの中性化深さ試験及び鉄筋の腐食度調査、三点目としてコンクリートの強度調査、四点目として構造、強度の調査を実施し、平成六年八月にその報告を得たところであります。  結果といたしまして、今後の利用につきましては、構造上の強度を確保するには耐震壁等による補強が必要で、コンクリートの中性化も進んでいるとのことでございました。さらに本年初頭には阪神・淡路大震災が発生しておりまして、調査結果のほかにこれらの点も踏まえた対応が必要かと考えるものでございます。  このような状況下のもとで検討させてきたところでございますが、それではこの建物について、例えば児童館のような大規模な改修をすると仮定した場合には、どこまで手が加えたらよいのか、どの程度まで改造ができるかのかなどという建築技術的な問題や、そのようなことを行った場合には事業費はどの程度になっていくのかといったことが、さらに堀り下げた調査をいたしませんと見出し難いというところでございます。  したがいまして、前回調査で不足します部分につきまして、再度専門家による調査をいたしまして、より具体的な改造の手がかり等を得た上で、議会にも方向づけの御相談をさせていただきたいと考えております。このためなお時間をいただくこととなりますが、何とぞ特段の御理解を賜りますようお願いをいたしたいと存じます。  次に、姉妹都市について、新市制実現都市協議会の五市との関係をより進めたらどうかということでございますけれども、災害時における相互応援協定につきましては、去る十一月九日に北海道登別市、新潟県豊栄市、三重県久居市、山口県新南陽市、滋賀県守山市と結んだところでございます。
     さて、御質問の姉妹都市につきましても、海外との交流とともに国内における交流という点で、私もかねてから国内交流というものができないものかと考えていたところでございます。  今回、災害時における相互応援協定が結ばれましたが、まちづくりや人づくりといった観点からも文化交流、物の交流、市民の交流など異なった地域との触れ合いや往来はまちの活性化のためにも大変結構なことと存じます。  都市との交流は一つのきっかけといいますか、あるいは縁といいますか、こういったことがありませんとなかなかできないことでございます。御提案の関係につきまして、それぞれの市の考え方もあるかと存じますけれども、機会をみてそのようなお話をしてみたいと存じておりますので、よろしく御理解のほどをお願いいたしたいと存じます。  次に、雑木林の保全策について、萌芽更新を行ったらどうかということでございますが、確かに昔は雑木林を十五年前後でまき山として、まきなどをつくるということを第一目的といたしましての萌芽更新の一石二鳥の効果がございました。  ただ、福生市が所有する緑地等はいわゆるまき山ではなくして里山でございまして、既に四、五十年経過し、老齢化しており、伐採すると強いものだけが萌芽して弱いものは枯れてしまい、今のように育たないのではという心配がございます。萌芽更新をするには部分的ではだめであると言われておりまして、広い範囲で伐採をしなければならないということのようでございます。  このようなことになりますと、一般的には市民感情等の問題が生じる恐れもあるために、当市所有の緑地等は今後間伐と申しましょうか、いわゆる間引きをいたしまして日光が当たるようにして、緑を保全していくことが最良ではないかと考えておるところでございます。  大変ありがたい御意見を賜りましたので、今後の参考にさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。  次に、横田基地についての横田基地の増強には断固反対すべきと思うがどうかについてでございますけれども、先ほどの遠藤議員さんの答弁と同様になりますが、去る九月四日、沖縄県内の米軍兵による暴行事件をきっかけに高まった沖縄の米軍基地の整理・縮小問題は、御承知のように連日テレビ、新聞等により報道されているところでございます。  新聞報道によりますと、十一月二十五日に政府と沖縄県が米軍基地の整理・統合・縮小などの具体策を話し合う沖縄米軍基地問題協議会の設置、またこれを受けて日米両政府でつくる日米特別行動委員会の設置により、今後一年以内をめどに基地整理・縮小の具体案づくりなどを進める方針とのことでございます。これらにより整理・縮小が実施された場合には、本州の米軍や自衛隊基地に移転されるものが出てくることが予想され、横田への移転の可能性も出てくることが考えられないことでもないのではないかと存じます。  しかしながら、私といたしましては、在日米軍の約七五%が沖縄に置かれている実態からいたしまして、基地所在に伴う被害、影響は国民全体が等しく負担すべきものであり、本州への痛み分けはいたしかたがないことと思いますが、横田への移転は断固反対であります。  と申しますのは、横田基地にあっては昭和四十八年から関東平野地区における空軍施設の大部分を横田に整理・統合した関東空軍施設整備統合計画、いわゆるKPCP、また昭和六十三年度からはフィリピンのクラーク基地から部隊の移駐等が行われ、整理・拡充された経緯があるからでございます。  いずれにいたしましても、沖縄の米軍基地縮小問題につきましては、今後ともできる限りの情報収集に努め、日米特別行動委員会の推移等を見極めつつ、議会とも御相談申し上げ、また五市一町とも連携を取り合い、絶対に横田への移転がないように的確な対応をいたしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたしたいと存じます。  以上で小野沢議員さんの御質問に対します答弁とさせていただきます。 51 ◯議長(須釜亮次君) 三時二十分まで休憩いたします。      午後三時八分 休憩  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~      午後三時二十分 開議 52 ◯議長(須釜亮次君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 53 ◯二十番(小野沢 久君) それでは、再質問をさせていただきます。  予算編成の関係でございますけれども、財源確保の関係、ほとんど前年と同じような答え、これもこれしかないのだろうと思うのですけれども、若干そこで、例えば経常経費の抑制を図り、財源の重点的、効率的配分だとか、あるいは基本計画及び実施計画に基づく重点的施策の計画的、効率的執行とかと、こういう重点的なような話が出てきておりますけれども、市長がこの中で重点的な施策として考えているのが具体的にどういうことなのか、確かにすべてが重要なことですけれども、その中で主にそういう形での答弁があったので、そういう形での重点施策と思われるものがありましたらそこをお願いいたします。  それから、財源の確保の関係でございますけれども、課税客体の適正な把握と収納率の向上ということの答弁でございましたけれども、その答弁の中に組織改正で収納担当の主幹をつくったということでございますけれども、今ここでその成果を聞くのは酷かなという気もしないでもないのですが、七年度の関係でその辺の部分で成果があったような部分があったらお願いいたします。  それから、これは聞いておきたいのが、基金の関係の取り崩しが新年度予算ではどのくらいの予想がされるのか、あるいは使用料、手数料などの値上げがあるのか、あるとすればこの議会で条例改正がなければあれですけれども、あるのかどうか、その辺のところを再度お願いをいたします。  それから、経費の削減策でございますけれども、一般事務の関係、新規事業を除きアップは認めないということで、食糧費の関係については精査をして二〇%引き下げるということでございますけれども、これは食糧費の関係だと思うのですけれども、全体の関係、例えば前々年が五%の削減目標、前年が一〇%、今度は一五%とかという目標ではなくて二〇%というのですが、一五%の目標に足していけばなるのですけれども、その辺の関係をお願いいたします。  それともう一つは、七年度が削減目標が一〇%で、これで十二月まできたわけですけれども、この一〇%の目標が達成できるのかできないのか、目標としてどうかなと、というのは、前年は暑かったので光熱費がかかってしまったからその分帳消しになってしまったということだと思うのですが、そういうことがありましたので、今年度の目標ができるかどうかなという気がしますので、そのことをお願いいたします。  それからもう一つは、経費の節減の中で、定数の抑制により人件費の肥大化を防止しとあるのですけれども、民間の企業は大変そういう面ではリストラで厳しい状況に追い込まれているのですけれども、市役所の中で定数の抑制と言って簡単にできるのかなと、大いにやってもらいたいわけですけれども、実際に抑制して人件費の肥大化を防ぐわけだから、民間なら例えば五十歳で給料のアップは頭打ちだと、当然あちこちやっているわけですけれども、年功序列で、またこれから議会に出てくるやつ、委員会へ付託になりますけれども、年功序列で黙っていても〇・九%、あるいは一%上がっていく中で抑制なんていうのは、やはり給与改定の見直しでもしない限りできないのでないかと思うのです。あるいは定年退職したら後の補充はしないと、これでは組合が黙っていないでしょうけれども、そういうこともしなければ人件費の抑制は、現実には言うのは簡単ですけれどもできないと思いますので、そういうふうに言っていますから、せっかくですのでその辺の具体的なところをひとつお願いいたします。  それから、熊川・松原線の関係、大変これもそういう面では長かったことなのですけれども、先ほどの答弁で過去を反省し、捲土重来を期してということで、やはりこの問題、昭島市と福生市が足並をそろえて、あるいはJRともきちんと話をして、それはそうだよね、人の土地に橋を通すのに話もしないで勝手に図面を持っていって「さあ通せ」と言ったってそれはやはり無理な話だから、たまたま議会の方の代表の委員さんも出ていますし、この間行われたばかりですね。そしてそういう結論が出て、来年度早々行動を起こすということでございますので、大いにこの部分には期待をしておきたいと思います。  それと、若干これは委員さんから、あるいは後ほど報告もあろうかと思うのですけれども、協議会での協議したときの感触がなにかこう、余りよくなかったとかいいとかということの感触があればなと、こちらで答えてもらってもいいのですけれども、理事者の方で先に答えていただきたいと思います。その辺の感触だけちょっとお願いします。  宇宙科学館の関係ですけれども、新基本構想に掲載をするということで、それが建設の保証になるのだということの答弁だったわけですけれども、本当にそういうことになのか、なるのかねというのは、青島さんでそこができるのかねということの方があれなのですけれども、とにかくもう総合三カ年計画の中は入ってないわけです。当面三年の計画には載せないで、今後の検討課題、この今後の検討課題イコール事業の中止ではなく、新基本構想に登載するということの理解ではないのかなという、聞いていてそういう気がしたのですけれども、その辺どうなのか、本当にこれは東京都のことだから市長に聞いたって市長はなかなかそうはできないのだろうけれども、本当にこの基本構想に載ってくるのか。載ってくれば時間はかかるにしても何とか目標に向けてのつなぎはできるのですけれども、もし載らないとなると全くのこれはおじゃんということになってくると困ってしまうので、その辺の、今の話でそこまで信用していいのかなという気もしないでもないけれども、質問して答えられるかどうかわからないのですけれども、どうですか。その新基本構想に載る例えば見通しが八〇%ぐらい、市長としては一〇〇%確信を持てなければこれは交渉ができないことですけれども、そうも言い切れないのでしょうから、その辺の感じがどのくらいなのか、ちょっと言っていただければと思います。  それから、これも余り質問としては答えにくいのだろうけれども、用地買収の交渉の要請活動を続けているということでございますが、昭和六十二年に片倉さんの協力で公社が先行取得をして、その後に周りを若干買い足しをしていったわけでございまして、用地費が三十六億八千二百万円だと思います。それで昨年の十月にも同じ質問をいたしております。これの金利の関係でございますけれども、昨年の質問ですと、昨年の十二月の質問ですから五年度末の金利合計が十一億九千四百二十万円、十一億円ですよ。十一億円。三十六億円で買って十一億円の金利がもうついてしまう。ですからこれでくれば六年度と七年度でやればこれは幾らになりますか。そこのところをお願いいたします。  なぜそんなことを言うかというと、それくらいお金がかかっているのだということです。ですから、それほど福生市として重要な施策であるということが言いたいからこんなことを言っているのですけれども、金利の関係でどのくらいになりますか。  それから、次に睦橋通りの関係ですけれども、本当にこの話も長い話で、田村市長さんのときに熊川の区画整理の話が持ち上がって、この道の質問を出すと区画整理にあわせて考えていきますという話がさんざん続いて、石川さんになって二期目のときにこの区画整理の話が一応なくなって、東京都にお願いしてという形でようやく進んだという経過、そういう面ではすごい進展ではなかろうかと思うのです。  沿道の人も含めて、さっきの答弁ではさしずめ大きな反対もなかったようでございますので、やはり早急に進めていっていただきたい事業でございますので、これは東京都がやるわけだから、今度ははっぱをかけるしかないわけですので、そういう面では十分東京都にお願いをしながらやっていただきたいと思うのですが、この後のこの流れ、例えば説明会が今度済んだと、年度内に測量するわけですね。測量して、都市計画審議会にかけて、あるいはその後に何かあって、実際に買収、あるいは工事に入るまでのプロセスがもうちょっとわかる範疇でお願いしたいと思いますので、お願いいたします。  次に、旧福祉会館の関係でございますけれども、今の答弁の中ではもう少し掘り下げた形の調査をしたいということでございますけれども、これは前回に建物診断調査というのが、これは六年度の七月ごろかな。これは委託料が三百二十九万円もかけているのです。それで調査したのが、今の答弁でいきますとひび割れの関係、変質、損傷、老朽化、雨漏りと外観調査、あるいは二点目はコンクリートの中性化、あるいは鉄筋の腐食ということで、これは四点まで、構造、強度の調査という形で六年八月にその報告を得たということですけれども、今の答弁でいくと、これでは次の段階に進めないということです。これでは足りないからもう一回調べ直してやろうということだったわけです。これは大震災の前ですから、そのことも含んでいたかどうかわかりませんのでしょうけれども、そうしますと庁舎内にあります検討委員会、これは何度も質問で出てきた検討委員会なのです。それで、さっきの質問でも検討委員会で検討いたさせているところでございますということですが、これは平成七年度からこの検討委員会の関係を取り上げてきたのですけれども、結局何ができるかはこの診断が終わらなければできないわけで、この診断が終わった段階でその検討委員会で検討したのだろうけれども、どういう形の検討がなされたのか、私はこれには絶対市民を入れて検討しろと前から言っているのですけれども、そうではなくて、今検討しているのだから、この検討委員会はどういうメンバーでどういう形の検討を今までなさってきたか、しているということを言っていますからしていると思うのです。その辺の内容をお願いいたします。  それと、もう一つちょっと気になるのは、今の市長の答弁では例えば児童館のような大規模な改修をすると仮定した場合と、児童館というのはどうも何となく理事者の下心が見えるような気がするのだよ、これは。この話は浅見さんがいるころからぽちぽち出てきた話で、どうもその辺に下心があるのかなと、なければ、例えば斎場のような大規模なという例が出てくればもっとよかった。どうもそこら辺はちょっと私、気になるところなのだけれども、一つにはさっきの検討委員会の内容、もう一つにはこれから委託をして調査するわけだから、例えばこの方法でいくと、例えば児童館をつくるにはどのくらいの規模の改造が必要だと、あるいは斎場にすればどのくらいの規模の改造が必要だということが個々にないと、例えば全然違うと思うのです。ただの会議室にする改造と児童館の改造とは改造がおのずから違ってくるでしょう。そうすると、どういう形でこれを委託しようとしているのかちょっと見えない。あれもできます、これもできますという答えが出てくるような委託をするのか、もう少しまとを絞った形の委託なのか、委託内容をもう少し詳しく、これはもっとも新年度予算で出てくるわけですので、予算のときでいいのだけれども、せっかくだからここでその辺のこれから委託しようとしている、その内容をもう少し詳しくお願いします。  次は姉妹都市の関係です。姉妹都市の関係は、北海道の登別、これは大変温泉で有名なまちですし、新潟の豊栄市、これも日本海に面した、ここは中央競馬会の新潟競馬がここだそうですね。それと三重県の久居市も志摩半島のつけねというか、中ごろにあって、滋賀県の守山市も琵琶湖の近くと、山口県の新南陽市も瀬戸内海に面したとても気候的にはいいところで、まさにうまく日本じゅうに飛んでいるのです。  そうすると、やはりこれから交流をする面ではいろいろな部分、南の方も北の方もあってすごくいいのではないかと思うのです。ですから市長が何とか関係については機会あるごとに言っていきたいということなものですから、議会でもなかなか行く機会が、私ども会派で守山市には一度行ってきたことがあるのです。大変待遇をよくしていただいたのですけれども、やはりそういう面では、海外のこともある面では進める上では重要かと思うのです。これだけ身近にこういうところがあるのではあれば、やはり当然ここの関係を掘り下げた方がやはり私は成果が早く出るのではないかと思うので、ぜひともこのことは、そういうことを含めて研究していただいて、そういう形がとれればと思いますので、お願いします。また別の機会にこのことは取り上げていきたいと思いますので、よろしくお願いします。  それから、雑木林の関係で答弁をいただいたのですけれども、一言で言うととにかく市民感情が心配だと、やはりそういう答弁ではなかったと思うのです。演壇でも言いましたけれども、自然は手を加えないというのが一般化している中で、例えば多摩川緑地の木を切ったとなると、これは事件になってすぐ新聞に出てしまうようなことになり得る可能性も十分にあることですよね。  しかし、今市長の答弁の中でも、「まき山」ではなくてこれは「里山」だと、里山とまき山とどこが違うのかというのはこれから調べないとわからないのだけれども、結局三十年も、恐らくまきに使っていたのは戦後十年かそこらの期間ではなかったかと思うのです。ですからその後はどこの林も手が加わっていないわけですから、だから切っていないから木が大きくなってしまって里山になってしまったのだと思うのです。  それと同時に、そういう自然保護団体との関係もあってなかなかできなかったのと、切っても切った材料が使い道がないから、ごみになっても困るということがあってできなかったというのが現実なのですけれども、実際に考え方としては雑木林で残すのか、ただの森にしておくかというだけのことなのです。やはり過去に雑木林であっても、今となってはあういう森になってしまってくれば、なかなかそれを雑木林に戻すのは難しい。しかし、せっかくお金をかけてあれだけの土地を買収して、まさにすばらしい緑地ができたわけですよね。ですから、それならばやはりそれなりの方法をして、雑木林として残すのもこれも方法ではないかなという気が私はするのです。  以前からこの問題はしまって温めておいたことなのですけれども、在原議員さんがそういう面では森林の関係があったのですが、やめた後ですので、ここで質問をしているのですけれども、東京都の方もそういう形で何個所か試験的に実験をしているところもあります。担当は当然その辺のことは知っていると思うのですけれども、ですから当然そういう部分でもこれらはやっていかなくてはならないのでないかなという私は気がします。  特に、例えば中央図書館のある文化の森なんかを歩きますと、木は立枯れが多くて、大きい木だけで下には何も生えてないという状態です。みずくらいど公園も土曜日に歩いてきたのですけれども、ちょうどみずくらいどの方に掘ってある、掘った後のところあたりはもう花木はゼロですね。砂利になってますね。草も生えてない状況です。これで本当に自然が保護できるのか、ただ木が生えていれば自然ではないと思うのですけれども、現実にこういう状況になっておりますので、若干そこらの対処策があればお答えをいただきたいと思います。  それから、横田基地の関係です。横田基地、これは断固反対ということで、そういう面ではまことに結構なのですけれども、これは昭和六十三年のとき、フィリピンのクラーク基地の関係なのですけれども、当時の議事録を全部引っ繰り返して、大分あったのですけれども、読んできたのです。昭和六十三年六月二十九日、あるいは三十日に新聞報道が先ですよね。それから七月一日になって東京防衛施設局より五つの部隊が移駐するという連絡があった。新聞が先で役所が後です。それですぐに市長は中止要請に行っております。ですが七月で議会が終わった後ですから、九月の議会で一斉に議員の質問があったわけです。松山さんだとか遠藤さん、私もそうですけれども、それからずっとこの質問が続くわけでありますけれども、その間にもう移駐の方はどんどん進んできてしまって、元年の二月二十八日に石川市長名で「すみやかに善処を、最善の処置を」ということで要望書が出ています。また四月十八日には村尾議長と林田基地対委員長の名前で要請書が出ています。それでその後には、この間に移駐は続いているわけです。九月二十七日に仲村議長、赤星基地対委員長の名前で、これは抗議、このときは基地対の委員がみんなで外務省に行ったときの抗議、初めてここで抗議に出ていくわけです。抗議したわけです。その間に一般質問だけでも延べで二十二人の議員が一般質問をしていて、それぞれの反対運動をしてきたのですけれども、結果としてC九が三機、C一三〇が四機、六百近い軍人・軍属の移駐ができてしまったわけです。  ですから今、日本政府の関係では、先ほども遠藤さんも言っております四万七千人の兵力を維持していくとあって、いずれにしても、本土に若干の移駐や移動がなければ沖縄の県民の皆さんも理解ができないだろうからあると思うのです。だけどももう十分横田としては日本の安全のために寄与していると思うのです。ですからもう絶対にこれ以上ふえないよう、ほかでもってやっていただくということは福生市民だれしも共通する部分ではないかと思うのです。  ですから、これから基地対策委員会も開かれますので、委員長さんにもお願いして、過去の経過がありますから、その辺でどういう対応ができるかわかりませんけれども、ただ反対ということでは全く影響がないと思うのです。ですから、やはり何だかもう少し大きく意思表示ができるような方法を取らないと通じないと、例えばこれからあるいは抗議文をつくるか、あるいは要請文をつくるにしても、外務省までもみずから持って行くとか、あるいはもう横文字で書くのはやっていますから、全部それにして関係機関に、とにかく余計なところと思われるところまで全部送りつけるとかということもしなければ成果というのは上がらないと思いますので、一歩進んだ形での意思表示ができるかどうかお願いしたい。  なおかつ、余計な心配になってしまったのは、先ほどの上瀬谷からもう三十人がいつの間にかもぐり込んできてしまっているわけでしょう。そうすると、こういうのは日米の事前協議の対象にならないわけです。だから全く知らないうちに何かできてしまうの。だからよほど反対だ、反対だと言っていないといけないので、その辺の、しつこいようですけれども、意思表示の方法が何かあったらばお願いいたします。  以上です。 54 ◯企画財政部長(宮城眞一君) 最初に、来年度の予算編成関係で御質問いただいておりますが、財源確保関係の部分でございますが、まず抑制という点でどんなようなことがあるかという御質問等々でございますが、まずその中の重点的な施策というものはどういうものかという御指摘をいただいておりますが、この点につきましては、目下実施計画、あるいは予算等の積み上げをしているところでございますので、具体的に個別の事業でお答えするのはちょっとまだ厳しい状況でございますが、方向としましては高齢化に関係いたします施策、あるいは都市基盤、生活基盤関係の施策、あるいは行政改革と、こういったところが重点課題になってくるのではないかと、こんなふうに考えているところでございますが、そんな方向での予算の編成の仕方ということになろうかというふうに考えております。  それから、市税についての、財源確保の中での市税の成果というのはどんな見通しかという御質問をいただいておりますが、目下のところは若干特別減税のあり方などが六年度と七年度と若干程度、あるいは具体的な減額の仕方などが違っておりますので、完璧な比較というわけにはいきませんが、対前年比でまいりますとパーセントとして若干プラスの方向で、この税収の方は今の段階での結果が出ているところでございます。  それから、基金についてはどのくらいの取り崩しになるかといった御指摘をいただいておりますが、これも大変申しわけありません。今予算要望が出まして、それを財政担当が査定をしているという段階でございまして、この辺もまだ今の段階でこれくらい財源が不足するといったような見通しまでは申し上げかねるところでございまして、例年でいきますと大体十億円から二十億円ぐらいの、ちょっと大き過ぎますが、そのような開きが歳入と歳出の間では出てきているところでございます。今年度もその程度の、そういう大きな開きにはなっているかと思いますので、その辺につきましては基金、あるいは地方債等の方向で埋めていくことになるのではないかと、こんなふうに思われます。  それから、受益者負担関係についてはどうなるかという御指摘でございますが、目下のところ戸籍手数料令が、これは福生市だけの問題ではなくて全国的な問題になりますが、戸籍手数料令が改定をされまして、それに伴います、一通につき五十円から百円程度の引き上げといったことが出てくるかと思います。年間では多額ではないだろうというふうに見ております。  それから、そのほかには道路占用料につきまして都の改正にあわせましてお願いをしていこうという、そういう状況がございます。  それから、削減ということにつきましてどんなことをしてきているのか、どんな状況にあるかということでございますが、御指摘をいただいておりますように、平成七年度につきましては一〇%という目標を立てたところでございます。一〇%ということになりますと、額にいたしまして約七千九百万円という目標を立てているところでございます。  ただ、これは既存の経費につきましてのものでございまして、新規の事業に伴います経費につきましては、これは削減というわけにはまいりませんので、これはそのとおり措置をいたしておりまして、新規関係の事業では、特に新しい施設ができております、例えば福祉センターでありますとか地域体育館といったようなものがございまして、これらに対します需要等がかれこれ九千二百万円程度出てきているところでございますので、その差で見てまいりますと七千九百万円の目標に対しまして逆に約一千三百万円程度オーバーをするといったような状況がございます。  また、さかのぼって平成六年度につきましても約四千万円の削減目標でございましたが、実質的には郵便料金の改定がございましたり、光熱水費が若干上がったというようなこともございまして、二千万円程度の減額に終わっております。  ただ、六年度の場合につきましても新規分が約二千万円程度、新規事業等、新規施設等に伴います二千万円等の経常経費等が出ておりますので、例えば新規事業でいいますと六年度二千万円、七年度九千万円、約一億一千万円といった数字があったわけでございますが、六年度、七年度削減の四千万、あるいは七千九百万円といったような削減をいたしましたことによりましてそれらの部分の吸収ができてはいると、こんなふうに見ているところでございます。  なお、平成八年度につきましては、おおむね平成五年度の水準にまで落とせるのではないかというようなことで、平成五年度より若干下回ればいいかといったようなところで、今、その配分につきましての査定をしているところでございます。  なお、配分をいたします中でも、特に会議賄費関係でございますが、十一節の中に入っております会議賄費関係ですが、この辺につきましては、先ほどの市長の答弁の中で申し上げておりますように、一律に二〇%程度のカットはしていこうということにさせていただいておりまして、これは額としては、全体的には約一千百万円程度かと思いますので、その中での二〇%カットでございますので、額としては極端に大きなものにはなってまいりませんが、そういう方向もとろうというふうに考えているところでございます。  それから、定数の抑制による人件費の肥大化の防止ということについては、少し誇大ではないかといったようなことかなという気がしますが、実はここでまた八年度にわたりましては新規施設への人員配置といった問題が出てくるところでございます。例えば児童館でありますとか図書館分館というのが、武蔵野台の問題があるわけでございますが、この辺につきましても新しく増員をするということではなくて、現在の実数の中で何とか配置をしていこうというふうに考えているところでございます。  あわせまして、清掃関係の粗大収集の事業につきましては、この点につきましては委託化をすることによって、物件費は上がってまいりますが、職員の増を抑えていくといったようなことも、相対的には抑えていくといったようなことも考えているところでございます。  それから、ちょっと先のところに飛びまして申しわけありませんが、私の方の関係の部分で、宇宙科学館の見通しについての御質問をいただいております。この信憑性についてのお話でございますが、実は都の方から説明を受けておりますところでございますが、実はこの三カ年計画の中の登載の表現として、実はちょっと微妙な表現をしてある、そこを読み取ってほしいというのが都の方の御説明でございまして、同時にそれが宇宙科学館の他の施設との違いを表現しているのだと、こういうことでございます。  今後の検討課題の中に宇宙科学館、あるいは都民音楽プラザ、多摩文化ホールといったようなものがあるわけでございます。この三施設のうちの宇宙科学館につきましては、特に表現方法といたしまして「基本構想の策定に向けて」という表現が、この文字が加わっております。宇宙科学館だけにこのように表現をしているわけでございます。ほかのところにつきましては「今後検討していく」だけに終わっているところでございまして、この微妙な違いは実はそういうことにありますと、担当の局としてもいろいろ苦労はしていますが、そういう違いをおわかりをいただきたいと、こういうことでございまして、私どもとしては、都としてはそういう努力をしていると、こんなふうに理解をしているところでございまして、今後の基本構想への登載はしていただけるものだというふうに考えております。  それから、福祉会館につきましての御質問をいただいておりまして、検討委員会はどんなような構成で検討しているのかといったようなことの御質問をいただいているところでございます。検討委員会につきましては、メンバーといたしましては十八人ほどでございますが、このうち部長職につきましては関係の部長三名、これは調整を担当いたしております企画財政部と、そのほかに建物の管理をいたしております福祉部と、それから技術的な問題で都市整備部ということで三部長でございますが、そのほかは各部、局の庶務担当課長でございます。それから建築の専門で建築係長が加わっておりますが、こういう構成で検討会を構成をいたしております。  平成五年当時にはこういうメンバーではなくて別のメンバーで始めたところですが、実質的にはこの建物についての強度等を含めまして技術的な問題がわからないと無理だろうということで、一たんそのメンバーでの検討は終わりにさせていただきまして、その後、建物診断等をしました後に再度、ただいま申し上げましたようなメンバーで検討会を組んだところでございます。  その中で検討いたしました事柄といたしましては、基本的には御指摘いただいておりますように、どういう方向でこの建物を利用していくかということでございまして、そういう検討をする中では、建物調査の結果につきまして説明を受け、また技術的な解説などもしてもらって、今後利用についての検討をしたところなのでございますが、先ほど市長が答弁申し上げておりますように、さらに技術的な問題、これからあの建物というのがどの程度の改修に耐えられるのか、あるいは改修することができるのかといったようなことがさらにわかりませんと、例えばそれならば大規模に改修できるものとして利用が可能であろうとか、あるいはそうでなかろうかというようなことが判断としてなかなかできないところでございましたので、目下のところはそれらの状況を待ってもう一度また検討を続けていこうということで、それ以降休止という状態ではございます。  それから、例えば児童館という例の出し方につきましての御指摘をいただきましたが、具体的にあの建物がどこまで、くどく申し上げて恐縮ですが、どこまで耐えられるかという点につきましては、阪神・淡路のあの震災等がございましたこともありまして、私どももそういう点を含めて非常に心配なところなものですから、やはりそういう建築技術的な問題をきちっとやはり把握をしないといけないだろうと、そうすると一つの例として、かねてから一学区に児童館といったような話もあったところでございまして、これはあくまでも仮定でございまして、大規模に手をつける一つの事例として挙げたところでございますので、これに固定している、固執しているということではございませんので、何分にも御理解をちょうだいしたいと思います。  私の方からは以上でございます。 55 ◯建設部長(井梅義彰君) 私の方から熊川・松原線の見通しについての、十一月二十七日に行われた協議会の感触等についてはどうであったかという御質問をちょうだいしました。  本年十一月二十七日に両市の協議会に委員全員の御出席をいただきまして、熊川・松原線の促進協議会を開催いたしましたけれども、全体の雰囲気としましては前向きな議論であったと、そういうふうに私は受け取りました。  その中の主な意見を要約いたしますと、平成七年二月二十三日にJR本社に陳情に行ったが、そのときの状況が変わってきた経過はあったが、両市としては何とか進んでいきたい。それから二つ目には、JRの考え方の見通しは重要な問題であるということで、そういった面を認識しながら、また西武鉄道が乗ってこない状況をどうしていくか、進めていく手立てを取るため話に行く必要があろうと、それらを協議する中で促進していきたいということ。三つ目には、今までの経過はともかくとしまして、両市の協議会委員でまずJR本社に話を聞くべきだという御意見。四つ目には、JR本社の話は橋上駅舎を図面化してほしいと、最初から話をしていた経過はあるけれども、その中でいろいろ問題はあるけれども、協議会で最善の努力をし促進をしていくことが必要で、いずれにしても、JRにテーブルにつかせる方法を考えるべきだという御意見。それから五つ目には、歩道橋については促進していかなければならないのが基本であるという意見、それから六つ目には、協議会としては今後は全体行動でJRにぶつかっていく必要があるという御意見。それから七つ目には、両市の協議会委員さんで風穴を開けるために新たな考えを持って行動していく必要がある等々の御意見をいただき、その他活発な意見が非常に多く出されたところでございますが、福生市側も昭島市側も今申し上げましたようなことで前進的な雰囲気であったのだろうというふうに思いました。  その第一弾としまして、一月二十九日にJR東京本社に協議会委員全員で行きまして、その状況を聞いた上で次の手立てを協議していくことになろうと思いますし、私の方も昭島市とも連携を密にしながら今後対応していきたいと、そんなふうに考えているところでございますので、よろしくお願いいたします。 56 ◯都市整備部長(関口 清君) 何点か御質問いただきましたので御答弁いたします。  まず、予算編成の中の五点目、宇宙科学館に関しまして用地の関係でお答えいたします。ただ、前段で小野沢議員さん御承知いただいている五年度末での金利のお話がちょっと出たかと思うのですが、これは平成七年度上半期、七年の九月末での額ではないかというふうに思います。十一億九千五百万円という、ちょっと御承知されている点が違うのではないかというふうに思われます。  それで、御質問の点でございますけれども、これは平成七年度末での金利ということでとらえていただければと思います。御案内かと思いますけれども、平成七年三月の段階で旧奥多摩街道と新奥多摩街道とのすりつけの関係で、東京都の方で二千四十六・一五平方メートル既に買っていただいております。約八億円ですが、そのときに七億九千七百九十九万八千五百円という形で買っていただいております。したがいまして、それを引きますと、先ほど言いましたように平成七年度末で用地の関係が三十一億百三十四万八千百九十七円ということになります。その段階における金利が十二億四千百九十二万九千六百八十六円ということに相なります。これは都道分として買われた残りの一万五千三百三・五二平方メートルに対してでございます。  その次に、六つ目の睦橋通りの関係の御質問をいただきました。これからの流れということでございますが、一般的には先ほど市長から答弁いたしましたように、この七年度で現況測量ということが行われるわけですが、それに続きまして路線測量、それから用地測量、それから建物調査、そのほかの物件調査も含めます。それから土地価格の評価、そういったものを行った後に調査の結果によって建物の補償の算定をいたします。それから土地等についてもきちんとして決めるわけですが、それから補償の積算等が行われまして契約へと結びついていく、この辺での交渉が非常に時間を要すると思いますが、まとまったといたしまして支払いということになりまして、その段階で登記も行われます。その後に工事と、こういうことになりますが、それではそれを年度を追ってどういうふうに当てはまるかということになろうかと思うのですが、平成七年度が現況測量、平成八年度に入りましてその成果品を使っての、先ほど言いましたように路線測量とか、それから市長答弁にもありました幅員の検討が行われまして、関係者とも相談する中できちんと決めていくということになろうかと思います。そういうものに基づきまして都市計画決定の作業が行われまして、これには東京都の都市計画地方審議会だとか、そういうものを踏まえたり、東京都が建設省へ相談したりという、そういうかなり時間がかかるものが含まれます。したがいまして、これが八年度中ということになろうかと思います。場合によると平成九年度にもずれ込むかもしれません。いずれにしても、その次に路線測量等に基づきまして、今回の場合は地元へも報告説明会というのですか、説明会をしなければいけないということが考えられます。そんなことを踏まえまして今度は事業を行っていくための事業決定、こういった作業が平成九年度の後半で場合によると行われます。事業決定をいたしまして、それから先ほど言いました用地買収へと入っていくのではないかと思いますけれども、そういった段階でも十分な説明会が必要になろうかと思います。  用地買収には当然立会いですとか、そういった御協力をまたいただくわけですが、具体的にまた建物調査とかそういうものにも、建物の中に入っていきますから、御協力いただくということでかなりの時間を要します。個別に行われます。  あとは大体そういうことが済みますと、先ほど前段で言いましたようなそういう順序に従っていくわけですが、早くいって平成九年度の中で少し買収が行われればいいかなというふうに思われるということでございます。  したがって、市長答弁は基本としてかなり希望を持った年度を言っていると思うのですけれども、できるだけこれを少しでも短くするように、市も協力をして進んでいければと、このように思っております。  それから、雑木林の関係で、主として施設課が管理しております緑地の関係での対処策というのですか、そういう質問があったかと思います。熊牛緑地として買収しました、福生公園の一部ですが、茶室の裏を中心にいたしましてあそこに約九千平方メートルほどあって、それからみずくらいど、それから日光橋公園、加美上水公園、あと柳山と、こういった五カ所ほどのいわゆる雑木林のところがありまして、大体四千五百から五千本の雑木が生えているのではないかというふうに思われます。大体百平方メートルに十三本ないしは十六本生えております。  私もきのうも課長とそれぞれ見てきたのですが、くぬぎにしてもかなり立派なものです。くぬぎを見ますと「おれを切るのか」といわんばかりのでんとした構えでありまして、非常に切るとなると勇気がいるかなというふうに思われます。  しかし、御指摘にもありましたようなそういうこともかなり心配の点もあるものですから、今後、担当といたしましても間伐といいますか、間引きですね、こういったものを中心に積極的に検討はしてみたいと思います。非常に勇気がいるというように感じを持ちました。  以上でございます。 57 ◯市長公室長(渡辺義紀君) 横田基地への移転に対する断固反対を大きく意思表示するべき、またその方法についてあるのかという御質問でございます。  確かに昭和六十三年のクラーク基地から横田への移住のときについては、役所からの連絡が後になったというような経緯もございまして、議会等で積極的に行動を起こしていただいたにもかかわらず、その成果が結果として得られなかったという経過がございますが、今回の場合については、これから日米特別行動委員会の中で一年かけて沖縄基地の縮小について議論するということでございますので、具体的に横田ということではございませんが、早い時期にそういうことの横田は反対ですということで、福生は反対ですということを意思表示する必要があろうかと思います。  方法としては恐らく従来と同じような要請文とか、あるいは抗議というか、横田基地があることに対する抗議文というものも含めまして、関係機関に働きかけていかなければならないと、こう思っております。具体的には先ほどの市長の答弁の中にもございましたけれども、議会、特に基地対策特別委員会等と協議しながら積極的に取り組んでいきたいということでございます。  以上です。 58 ◯二十番(小野沢 久君) 大体答弁をいただきました。幾つか質問があるかと思うのですが、この経費の削減の関係ですけれども、新規事業が始まってしまうと結局そちらの方に食われてしまってなかなか目標には、数字には達成できないと、今回も福祉センターや体育館等で千三百万程度もオーバーしてしまうという説明だったと思うのですけれども、なかなかそうしますと、例えば職員の側に立って経費を削減しろ、削減しろといろいろ言われますね。新規事業に対するものはもうだめだと、新規事業以外のものはもうだめだと、仕事を進めていく上でのやりにくさなんていうものも若干あろうかと思うのですけれども、当然その程度のことはこれはやらなくてはいけないことですから、進めていかなければいけないと思うのですけれども、ちょっとこれはたとえが違うのですけれども、そんな形で細かなことの節約をしていきながら、例えばこれは市長は耳が痛いのだろうけれども、体育館をつくって一千万を超すような絵をぽこっと買ってしまって、あの絵だって市民から一人もよかったと私は言われてないですよね。一千万ならもっとほかに使い道もあったろうし、建築費の中に入っているから、それは例としては非常に例にしにくい例ですけれども、では本当にあれが必要だったかということを考えなければいけないと思うのですよ。  経費を節減しろしろと言っておきながら本当に、確かに関口さんの話では都市美の関係で、神奈川方式で一%だ、財政が豊かなうちはそれも結構ですよ。しかし、そうでないときにぽこっとあんなものを買われて、本当にそれは市民が喜ぶことだったかということはやはり考えなくてはいけないことだと思うのですよ。節減しろ、節減しろと言っていて買ったのでは、それではなかなか私はそんなに理解のできないことではないかと、ですからこういうことはこれからはよく考えていただいて、節減ということはいろいろな部分でやはり節減して、この部分だけはいいのだということではないかと思うのだよね。  今の論法でいけば新しいことだけはいいのだということかもしれないけれども、それはそれなりにやりくりの方法があろうかと思うので、このところはそのことだけ、余計なことかもしれませんけれども、せっかく目標をつくって目標が達成できないとういことになってきますので、そういう大きな部分でのぽんと抜けることのないようにお願いします。  熊川・松原線はそんなことで、これから大いに期待していきたいと思います。  宇宙科学館も十二億四千百九十二万の、これが今までの、これが七年度末の金利だそうでございますけれども、大変な金利ですよね。土地が下がってきているとだんだん、では売ったときにどうなるかというと、これは逆転する可能性があるわけですね。  ですから、やはりその問題も早く解決しなければならないというのがここにあると思うのですけれども、この金利はどのくらいの金利で借りているのかね。今、市中金利は大分下がっているのだけれども、こういうのはそういう影響を受けないのかね。どのくらいの金利で運用されているのか、ちょっとそこのところだけお願いします。  睦橋通りはそんなことで期待をしていますので一生懸命、とにかく説明会をなるべく多く開いて、手落ちのないように都と一緒になってやはり、自分の市のことですから、都に任せることなくやはりその辺はやっていただきたいと思います。  福祉会館の利用の関係なのですけれども、今、そうすると休みだと、検討委員会は休みで、次の調査結果が出てからということでございますけれども、これも結論を出す前にきちんと議会で話ができるような環境をつくっておいていただきたいと思います。  姉妹都市の関係は、これはいいとして、雑木林の関係、大体くぬぎやこならはもともとあんなに大きくなる木ではないのだよ。ほっぽっておいたからあんなに大きくなってしまったのだけれども、確かに勇気のいることかもしれませんので、すぐとは言いませんけれども、十分研究して、専門にこういうことを勉強している方もおりますので、私ももう少し、絶対にやれよということが言えるほどまだ勉強してませんけれども、そういうことではこれを機会に十分勉強していただいて、お願いをしておきます。  それから、基地の関係はこれからのこと、これから意思表示するということでございますので、その辺は期待しておきます。  ですから、質問はそうすると金利の関係かな。お願いします。 59 ◯都市整備部長(関口 清君) それでは、宇宙科学館に関しまして金利の関係を御答弁いたします。  借入資金に関しましては、少しでも有利な方法ということでございまして、利率の入札等を行いまして、低利で借り入れる、そういう努力をいたしているところでございますけれども、現在は短期プライムレート、これは一・六二五%でございます。これを基本にいたしまして、余り他市では例がないわけですが、半期ごとの金利の見直しを行っております。ほかの市では大体一年ごとの見直しということのようでございますが、半年ごとのチェックを行っているところでございます。  利率でございますが、買収した六十二年度当時は預金利率が借入利率を上回っていたということから、すべて都市整備基金、これの方から借りたものを市中金融機関に借え替えをいたしました。その後、預金利率の低下が御案内のようにありまして、そういったことから平成五年十月からは一部について、都市施設整備基金に再度借り替えをしているという、そういう部分もあります。  それから、利率についてでございますが、この金融機関の借入れにつきましては最高が七・六%のときもありましたが、現在は一・九二五%でございます。都市施設整備基金の借入れの利率の方は、最高で三・三%のときがございました。現在は一%でございます。
     以上でございます。  ───────────────・─────────────── 60 ◯議長(須釜亮次君) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、延会とすることに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) 61 ◯議長(須釜亮次君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって延会とすることに決定いたしました。  なお、次回本会議は十二月七日午前十時から開きます。  本日はこれをもって延会いたします。  御苦労さまでした。      午後四時十六分 延会 Copyright © Fussa City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...