一、平成七年第四回
福生市議会定例会の招集について(別添参照)
二、議案の送付について(議案第百六号ほか十件)(別添参照)
三、陳情書の受理について(陳情第七-十七号、陳情第七-十八号、陳情七-十九号、陳情七
-二十号)(別添参照)
四、議案説明員の出席要求について(別添参照)
五、専決処分の報告について(別添参照)
六、平成七年八月
分例月出納検査の結果について(別添参照)
七、平成七年九月
分例月出納検査の結果について(別添参照)
八、平成七年十月
分例月出納検査の結果について(別添参照)
十、平成七年度第二回定期監査の結果について(別添参照)
十一、本会議資料について(別添参照)
6 ◯議長(須釜亮次君) 以上で報告は終わりました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
7 ◯議長(須釜亮次君) 次に日程第二、会期の決定を議題といたします。
今次定例会の会期については、
議会運営委員会において検討されておりますので、委員長から報告を願います。
(議会運営委員長 小野沢 久君登壇)
8
◯議会運営委員長(小野沢 久君) 御指名をいただきまして、去る十一月二十九日に開催いたしました
議会運営委員会の結果につきまして御報告させていただきます。
まず、日程でございますが、今定例会に提案されております案件は、市長から十一件の議案が送付されております。一般質問につきましては十一名の議員から通告がなされております。陳情は四件でございます。
日程の順序につきましては、先例に倣いましてお手元に御配付の日程表のとおり編成をいたしました。
次に、議案及び陳情の扱いでございますが、お手元の付託表のとおり各委員会に付託し、審査を願うことといたしました。
また、日程第九の議案第百十一号、職員の期末手当の関係につきましては、慎重審議の上即決でお願いすることといたしました。
次に、会期でございますが、本定例会におきましては一般質問の通告者は十一名で、通告時間が十時間四十分となっております。それから市長から出されました議案は十一件、陳情が四件となっておりますので、十二月六日、七日、八日を本会議とし、九日から二十日までを休会として、各委員会を開いていただき、最終日を二十一日とする十六日間の会期とすることといたしました。
以上でございますが、議員各位の特段の御協力を賜り、今定例会が円滑に運営されますようお願い申し上げまして報告とさせていただきます。
9 ◯議長(須釜亮次君) 以上で委員長の報告は終わりました。
お諮りいたします。
会期につきましては、ただいま委員長から報告されたとおり十二月六日から十二月二十一日までの十六日間と決定いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
10 ◯議長(須釜亮次君) 御異議なしと認めます。よって、会期は十六日間と決定いたしました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
11 ◯議長(須釜亮次君) 次に日程第三、一般質問を行います。
一般質問については、既に通告されておりますので、通告の順に従い発言を許します。まず、二十二番林田武君。
(二十二番 林田 武君登壇)
12 ◯二十二番(林田 武君) 御指名をいただきましたので、さきに通告のとおり一般質問をさせていただきます。
今回は大きな項目として四点お聞きしたいと思いますので、御答弁のほどよろしくお願い申し上げます。
質問の一点目は、平成八年度予算編成にあたり編成方針についてお伺いいたします。
その中でまず一つ目は、予算を編成する前提として、現今の社会状況の中、どのような見通し、認識があるのかお伺いいたします。いわゆるバブル経済がはじけて以来今日まで、日本の経済状況は低迷を続け、金融業界は莫大な不良債権を抱え、景気の回復の見通しも立たないというのが現実であります。我が福生市の財政にも直撃し、厳しい財政状況であります。
石川市政の二期目は、ちょうどバブル経済がはじけたころスタートしたわけですが、大変御苦労なされ、みずからACC精神を発揮され、市民待望の福祉センターを完成させました。ほかにもプチギャラリー、茶室「福庵」、福生地域体育館など建設され、さらに地域図書館、児童館が着工の運びとなっております。
これらはすべて市民のための大切な施設でありますが、反面、基金の取り崩し、起債の増額、施設維持管理費、人件費等が膨らんで福生市の予算に対して歳出の比重が増大していくことも率直に認めなければならないと思います。
申すまでもなく、一般企業においては不況の中、設備投資を控え、人件費を削減、企業の存立をかけてリストラに努力しております。福生市はもちろん企業とは違いますが、歳入と歳出のバランスを見定める努力は怠ってはいけないと思います。
来年度も大変厳しい歳入状況の中、予算編成を行うわけですが、平成八年度の予算、そして「輝く街、福生を構築していくためには先見性、すなわち十年先、二十年先を見据えたものでなければならないわけで、これにはまた大変な決意と努力が必要と思いますが、見通しと認識をお聞かせいただきたいと思います。
次に、二つ目として福生市の財政構造についてお伺いいたします。今申し上げましたとおり、税収等大変厳しい財政状況の中経常的、義務的な経費がふえていくわけですが、それに対してどのように対処していくのかお伺いいたします。
三つ目は、平成八年度における歳入の見通しについてお伺いいたします。歳入の主なるものは税収であることは申すまでもありませんが、不況下の中で厳しい状況が予想されます。当然国や東京都においても歳入減となると補助金、交付金等の削減やカットも予想され、福生市に山積したいろいろな施策に影響を及ぼすものと考えられます。
予算の編成にあたっては、入ってくる見通しがあって歳出が決められていくものと思いますが、歳入の見通しについてお聞かせ願いたいと思います。
四つ目、予算編成にあたり技術的なこととして組み方の問題についてお伺いいたします。平成八年五月に市長選挙が行われるわけですが、来年度の予算を編成するにあたりまして、予算は例年どおり年間を通じての総計予算を組まれるのか、あるいは選挙を考慮して政策的な事業費は除く骨格予算として組まれるのかお聞きしたいと思います。
五つ目として、平成八年度予算編成にあたりまして、特徴的なことがあるのかないのかお伺いいたします。平成八年度の予算の中に石川市長のACC精神をもって市民に夢を与え、希望を持たせるような施策が折り込めるかどうか、目下の時点で考えることがあったらお聞かせ願いたいと思います。
次に、二点目として町会会館のことについてお伺いいたします。
現在、福生市においては三十四町会の中で、独自の町会で会館を持っている町会が十九町会あります。町会会館を持っていない十五町会は地域会館や都営、公団の集会場等を利用し、町会の会合に役立てております。
御承知のとおり、町会会館は各町会の事情でその内容もまちまちですが、ほとんどが老朽化しているのが現状であります。かといって、十九町会にしても新しく新築するには財政的に不可能な状況であります。地域会館は福生市全市民のものであり、町会会館はその町会の持物でありますが、地域会館や公共施設が間近にある町会とそうでない町会とではその施設の利用度はおのずから違うわけであります。
福生市の地域会館においては、実施計画にもありますとおり、平成七年、八年、九年にかけて空調工事、冷暖房工事、便所の改修工事、あるいは建替え工事とかなりの予算をかけて改善されます。市民の
コミュニティーの場であります地域会館の改善は、これはまた当然のことであります。しかし、町会会館と申しますと、建築時には町会市民の財政努力で建てたものの、時代がたつにつれて修理、改修等の必要性に迫られて、その折々で町会長を初め町会の皆さんが苦慮しているというのが実態であります。
そこで、市長にお伺いいたします。町会は自主的な任意団体ではありますが、市の財政の事務連絡のみならず、防災、防犯、交通安全など市民の生活にとって最も重要な仕事の一端を担っております。その市民参加に不可欠なのが集会場であります。町会会館、地域会館であります。
また、町会は市民の大切な
コミュニティー活動の一翼を担っております。
コミュニティー活動、
ボランティア活動、スポーツ、文化、娯楽、福祉、PTA活動等々、人のつながりの場として町会があり、町会会館が存在すると思いますが、市長は率直なところ町会と町会会館についてどのように考えているのかお伺いします。
そしてもう一つ、現在、福生市では町会会館が町会運営、町会活動にとって大変重要なものであることを前提にしてお伺いいたしますが、厳しい不況の中、町会会館の老朽化に対する町会の苦慮に対して、市と援助していく考えはあるのかどうか、すなわち、町会会館の改修、修繕、会館備品、運営費にかかわる市の補助金の増額を図り、市と町会とますます一体化を図っていく、そういう考えはないのかお伺いいたします。
次に、三点目の質問は
都立宇宙科学館のその後の経過を伺います。
都立宇宙科学館の誘致は、平成四年九月十八日東京都
多摩島嶼振興推進本部会議で建設が正式に決定し、平成五年三月までに基本構想、すなわち建設の時期、建物の規模、内容について決められるはずでした。福生市にとりまして夢と希望の施設誘致でありまして、以来今日まで片倉跡地近辺のみならずJR熊川駅、
奥多摩街道拡幅工事も宇宙科学館建設を前提にした都市づくりであったと思います。
しかし、その後平成五年、六年、七年と三年間経過いたしました。この間一般質問で何人もの議員が危惧し、質問されてきました。その都度石川市長は「宇宙科学館についてはほかの施設とは進展度が違う、東京都は約束どおり実施する」というような御答弁をなされてまいりました。
しかし、本年四月、鈴木知事から青島知事となり、都市博中止というような東京都で振興する重要施策でも百八十度転換というのを見るにつけ、宇宙科学館はどうなるのかなと市民が心配するのは当然のことだと思います。
そのような状況の中、本年十一月九日付毎日新聞に「青島知事、箱物行政を転換。鈴木都政計画大規模施設十三施設のうち十一施設の建設中止」と報道されました。宇宙科学館は中止の中に入っており、正直言ってびっくりいたしました。しかし、その後東京都は十一月二十九日、
都政実施計画総合三カ年計画を発表し、大規模計画の見直しを決めました。そして
都立宇宙科学館は計画には折り込まず今後の検討課題とされました。
この経過について、真意のほどはどのようになっているのかお伺いします。と同時に、片倉跡地の東京都用地買収を含めて今後の見通しはどのように考えているのかお伺いいたします。
四点目の質問は、
多摩川上流流域下水道雨水幹線事業についてお伺いいたします。
この事業は、はっきり言って主に青梅市、羽村市の雨水を福生市の主要道路を通過し、福生市の吐け口から放流するというものであり、いかに公益事業とはいえ雨水幹線が通過する地域にとって極めて迷惑千万な事業であります。しかし、青梅市民、羽村市民にとりましてはどうしても必要な施設でありますことも承知いたしております。だからこそ、石川市長は東京都にも青梅市にも羽村市にも地元対策の重要性を説明し、理解を得ていることと思います。
私はこの件に関しましては繰り返しくどいほど申し上げておりますが、例えばかに坂公園下に放流されている都市下水路ですが、この施設により長沢町会の堂川の湧水が枯渇し、住民の井戸は枯れ、この取り返しのつかない経験から、今度は大丈夫と言われても信用できないわけで、簡単に賛成できないというのが長沢町会であります。
また、雨水幹線の吐け口となる永田町会においては、柳山公園の自然、ケヤキの保護は本当にできるのか、万一の大雨のときマンホールははねないか、吐け口から放流される水が本当に雨水だけなのか、雑排水は混じっていないわけがないなど雨水幹線事業に対して今もって危惧するのは当然であります。永田町会は去る十一月二十三日の町会総会において、できれば中止してもらいたいとの決議が出たとお聞きしております。地元ではそのくらい真剣に考えております。
福生市としては石川市長みずから地元説明会に御出席され、決して地元の皆さんに対してデメリットのみにはしない。メリットにするような代償を考えると約束され、市民を説得されました。そして事業が始まりました。まず産業道路、武蔵野地区の立て抗堀りが開始されました。直径七メートル余の巨管を埋め込むわけですから、工事の規模は想像を超えるものであります。そんな大工事であるにもかかわらず、近隣の会社、商店、住民には工事をするという通知はあったものの、迷惑この上もなく、道路をふさぎ、車や人が通るのもままならないというのが現状であります。近隣の会社、商店では売り上げが半減、こんなひどいとは思わなかったと泣くに泣けない状況であります。市としては大事業であるからこそ市民に納得のいく説明が必要であり、公共のために協力してくださる市民の皆様にはきちんとした対応をすべきだと思います。
雨水幹線事業の進捗状況と地元の話し合いはどうなっているのかお伺いしたいと思います。また、立て杭堀り付近の地元の苦慮をどの程度確認しているのか、何か対応を考えているのかお伺いいたします。
以上で壇上からの質問とさせていただきます。
(市長 石川彌八郎君登壇)
13 ◯市長(石川彌八郎君) 林田議員さんの御質問に対しまして御答弁を申し上げます。
平成八年度予算についての新
年度予算編成方針につきまして、最初に社会経済情勢の見通し、また認識との御質問でございますが、御案内のとおり我が国の社会経済情勢は、多くの専門家が指摘されているところでございますが、各種の経済指数を見てもバブル期の数値から大きく後退しているところでございます。
また、円高の影響等によりまして景気回復の動きが過去の回復局面と比較いたしましても極めて鈍くなっておりまして、とりわけ雇用や消費面での落ち込みは大変大きくなっております。加えて対外貿易につきましても我が国に対する風当たりは強く、従来の輸出超過型から輸入増大型に変わりつつございます。このため民間企業におきましては、御指摘のとおり企業の存立をかけてリストラに取り組んでいるところでございます。
このような社会経済情勢のもとで、税を初め歳入について厳しい状況になってきておりまして、行政といたしましてもあらゆる努力をしていかなければならないところでございます。
行政改革推進委員会の設置をお願いいたしておりますのも、このようなことを踏まえてのことでございます。これらの情勢を踏まえる中で、予算の編成にあたっては、御指摘のように単に平成八年度という一年度のみの、そういった視点を置くということではなくして、先々の財政状況を見た編成をしていかなければならないと考えております。
次に、財政構造はどのようになっていくかでございますが、今後の見通しといたしまして財政の弾力性が課題となるところでございます。すなわち、景気の低迷によりまして税のみならず各種交付金、補助金につきましても交付率等の引き下げや低率化、交付税の措置などによる一般財源化などが進み、歳入の伸びは期待できないと思われることでございます。また、歳出面では高齢化の進行とともにマンパワーの確保など対人的経費や扶助費的経費が大きくなり、歳出全体が義務経費化していく傾向でございます。
その結果、特徴あるまちづくりを進めるということがますます困難になっていくことになり、懸念されるところでございます。したがいまして、財政の確保が大きな課題となるところであります。自主財源の割合が低い当市といたしましては、国や東京都との連携がますます重要なこととなってまいります。
当面、平成九年度に地方消費税が創設されることとなっておりますが、目下のところは市町村に対しましてどの程度の配分となるのかは全く不透明でございまして、財源措置につきましてはまことに先行き見通しの暗いところでございます。
このような厳しい財政事情の中では、施策全般にわたり創意工夫を凝らし、経費の節減を図り、重点的な財源の配分をもって対応しなければならないと考えているところでございます。
続きまして、平成八年度の歳入の見通しはとのことでございますけれども、目下積み上げの最中にございます。大きな点では税収でございますが、税制改正の行方が気になるところでございます。報道されるところでは、住民税におきまして今年度並みの特別減税が行われそうとのことでございますので、平成七年度で制度減税が行われ、既に税負担の水準が下げられているところへもってまいりまして、また上乗せとなるわけでございまして、基金の取り崩しや建設等に伴う地方債で補えない分は再度減税補てん債を借りなければならない事態も出てこようかと思われます。また、国、東京都の補助金、交付金等につきましても景気低迷の影響を受けているところで、削減や先送りの方向も出てくると予測されているところでございます。
次の予算編成につきましては、総計か骨格予算かとの御質問でございますけれども、編成については総計予算とする方向で考えております。これまでも当市では総計予算できているところでございますので、この方向で進めさせていただきたいと存じております。
と申しますのも、福生市では計画行政を進めてきておりまして、基本計画、実施計画を定め、基本構想に掲げる「輝く街、福生」づくりに向けて施策を進めてきております。さらに必要に応じては個別の計画を定め、実施計画への反映を検討してきているところでございます。
また、さきに財政見通しの際にも述べさせていただきましたが、義務的経費が多くなってきており、年度当初から財源を確保し、予算化を図っておかなければならないこともございます。したがいまして、市民生活に不安や空白による影響を与えないようにしておくことが大事ではないかと思っておるからであります。
平成八年度予算の特徴でございますけれども、これまでも議員各位からは一般質問、委員会審議を通じて、あるいは各会派からの予算要望などで施策についての多くの要望を受けているところでございます。それらを踏まえて真剣に予算措置について考えていかなければならないと存じております。
目下のところは、実施計画並びに予算の積み上げをしているところで、具体的に個々の事業を申し上げる段階まできていない状態でございますけれども、重点的には次のようなことが考えられることでございます。一つといたしましては高齢化対応についてであります。二つ目は大規模災害対応であります。三つ目には都市基盤並びに生活基盤整備、そして四つ目として行政改革の推進でございます。
御指摘のように厳しい中ではございますけれども、必要な事業には重点的な取り組みをしていかなければならないのではないかと考えております。そのためにも整理すべきものは整理をし、高齢社会への備えや低経済成長下での健全な行財政運営に努めなければならないと存じております。
次に、町会会館に対する考え方についての御答弁を申し上げます。
御案内のように、当市の町会やいわゆる
コミュニティー、あるいは市民参加といったことにつきましては、平成七年三月に修正いたしました
総合計画修正後期基本計画の中で「地域住民の主体的、自主的な活動の中から生まれる
コミュニティーは、二十一世紀を展望するこれらのまちづくりに必要不可欠なものであるので、地域会館や文化、スポーツ施設といった
コミュニティー施設の整備を積極的に図ることにより、市民が相互に交流し、地域に関心を持ち、郷土愛が生まれるまちづくりを進める。今後はこの
コミュニティー施設や町会の会館等を中心に、地域での自主的な活動を活発に進めるリーダーの養成や、地域で活動する人々や、広域的な団体間の交流等に対して積極的に奨励、援助する」と定めたところでございます。
さて、御質問の一点目の町会と町会会館の関係についてどのように認識しておるかということでございますけれども、町会は地域の住民の自主的な任意団体で、その地域に住まう人々が民主的に活動する組織であって、また、町会会館はその地域に住まう人々の文化や趣味や娯楽や福祉等といった活動を通じさまざまな人々が出会える地域の
コミュニティーづくりの拠点であり、地域的には共同活動を行うための最も重要な施設であると認識をいたしております。
次に、二点目の御質問の町会会館の増改築、修繕、会館備品、運営費にかかる補助金の増額についての考え方でございますけれども、御案内のとおり昭和四十七年度から町会等の会館建設費等補助金交付規則に基づき、地域
コミュニティーづくりの拠点である町会会館の新築等を行う場合、また、会館のための用地を取得する場合や、会館のための用地の賃貸借契約を更新する場合、さらには会館を修繕する場合、会館の付属品を購入する場合、会館を運営する場合において、その要する経費の百分の五十の補助を交付しているところでございます。
また、平成八年一月からは、町会が地域活動のための不動産を保有する場合に、必要な測量及び登記等に要する費用の百分の五十を補助するため不動産等保有補助金を新たに設け、これらに加える予定でおるところでございますが、御指摘のとおり町会会館の増改築や修理等といった場合における自己負担につきましては、各町会にとりまして大変重荷になっておりますことは十分理解できるところでございますので、厳しい財政状況の中ではございますけれども、今後これらの補助金の見直しにつきまして前向きに検討してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解を賜りますようお願いをいたしたいと存じます。
次に、
都立宇宙科学館のその後の経過についてでございますが、初めに建設中止という報道がされているが、真意のほどはどうなっているのかということでございますけれども、この件につきましては、去る十一月二十九日に東京都総合三カ年計画が発表されました。これまで東京都では十三の大規模施設建設を予定しておりましたが、この三カ年計画ではこのうち二施設のみが予定されただけで、宇宙科学館はその計画の中では、これまでの都の財政状況から当面の三年間の年度割の計画には載りませんでした。かわって今後の検討課題として宇宙科学館を含めた三施設が文言をもって記述されております。この三施設のうち「宇宙科学館につきましてはテーマ、建設、運営方法を含めて基本構想の策定に向けて検討していく」ということになっております。
この意味いたしますところは、平成八年度に都では新基本構想を策定することとしており、その中に登載するためテーマ、建設、運営方法などについての検討を進めていくということで、事業の中止ではなく、新基本構想に登載することにより建設の将来的保証をしていこうとするものだということでございます。なお、十三施設中の残りの八施設につきましては計画に載らないことになりました。
私といたしましては、これまで受け入れについて最大の努力をしてきたところであり、
都立宇宙科学館の開設は市の活性化に大きく寄与するものと考えておるものでございまして、引き続き早期建設に向けまして積極的に要請を続けてまいりたいと思っておるところであります。
次に、二点目の片倉跡地の今後の見通しはどうなるのかについてでございますが、これまで市といたしましては用地買収と計画の促進の二面から要請活動をいたしてまいりました。その中で、計画の促進につきましては前述のとおりでございます。一方、用地買収につきましては都でも真剣に検討されておりまして、再々にわたり現地の状況確認等をされてきているところでございます。早い時期に用地買収がされますよう要請活動を続け、建設に向けて具体的な方向をつけていきたいと存じます。近々議会にも御相談できるようにしてまいりたいと考えておるところであります。
さらに、今後東京都の総合三カ年計画の前倒しや新基本構想の策定の中で明確な位置づけをされるよう要請していくとともに、一日も早く宇宙科学館建設に向けた基本計画、実施計画の予算化につきましても働きかけをしてまいりたいと存じます。よろしく御理解のほどをお願い申し上げます。
次に、多摩川上流流域下水道雨水幹線について、吐け口となる永田、長沢町会等々の対策はどのように進展しておるのかとの御質問でございますけれども、この雨水幹線は青梅市、羽村市、福生市にまたがる雨水排水施設でございます。
地元関係者の皆さんには大変御迷惑をおかけするわけでございまして、そうした中で過去数回にわたり地元関係者の説明会を開催してまいりましたが、その間、地元からの要望事項を受け入れる中で、昨年八月に東京都から要望事項に対する回答がございまして、今後、施行等にあたってはそれらの要望事項を配慮しながら進めていきたいということでございます。
また、本年九月中旬から十月中旬にかけまして、玉川上水の新橋から永田橋の吐け口までの間、工事の事前調査として、関係者の協力をいただきながら測量及び井戸の水位調査、地下水路の調査、交通量の調査等々を実施し、現在、要望事項を踏まえた実施計画に入っているところでございます。
また、工事施行予定の道路、福生都市計画道路三-四-六号線につきましては、関係者の皆様の御理解と御協力をいただきながら道路拡幅に伴います用地買収をさせていただいておりますが、おかげさまで一部を残して買収に御協力をいただいておるところでございます。
したがいまして、この拡幅事業の進捗とあわせて幹線事業につきましてもその状況を見まして、実施設計案等を地元関係者に説明をさせていただき、御理解を得た上で事業を進めていかなければならないと考えております。
そしてまた、このような大工事をいたすとともに、大変御迷惑をおかけいたすわけでございますので、地元からの御要望を十分聞いた上で代償としての還元施設等につきまして、青梅市及び羽村市に強く要望しながら対応してまいりたいと考えております。
また、既に一部工事に着手いたしました上流部の産業道路上の立て抗等の工事につきましては、予定より遅れて工事が始まりましたが、近隣住民の皆さんを初め関係者の方々には大変御迷惑をおかけいたしておりますことも深く認識しておるところであります。特に推進工法の作業基地といたしましての場所であるため、工事の期間も平成九年十二月に終了する予定でいるとのことでございますが、この間、作業帯約百三十メートルの部分につきましては、掘削しながら完了した部分は復興板をかけてまいりますので、地上での支障を及ぼさない作業をいたすところでございます。
しかしながら、近隣の方々には非常に御迷惑と御不便をおかけいたすわけでございますので、この事業着工にかかわります御迷惑等につきましては、今後も東京都と十分連絡調整をいたしまして、できるだけの対応をしてまいりたいと考えておるところでございますので、よろしくお願いいたします。
以上で林田議員さんの御質問に対します御答弁とさせていただきます。
短い時間ですから、最後の答弁だけよろしくお願いします。
31 ◯市長公室長(渡辺義紀君) 沖縄基地の縮小・移転の影響について、具体的な行動をという御質問をいただきました。(「市長に聞いたのだよ。なんであんたが答えるの」と呼ぶ者あり)では後で市長の方に補足していただきますけれども、とりあえず私の片から答弁いたします。
具体的な行動ということでございますけれども、これは先ほども御答弁申し上げましたように、基地対策特別委員会、議会等とも十分協議して積極的に行動を図っていきたいということでございます。
それから、もう一点の燃料漏れの関係でございますが、遠藤議員さんがおっしゃるおり外部に委託して、専門家に分析して市民に十分安全性を確認させるということは確かにそのとおりでございます。ただ、現在の私どものスタッフを考えてみたり、あるいはその内容、極めて専門的な内容を見ますと、先ほど答弁したような同じ危機感を持っている五市一町の市町が一つの中で議論して、一つの中で方向を見出していくことが大切だろうということで先ほどの答弁を申し上げたわけでございます。したがって、今のスタッフでは、現在のところではそのようなことは考えてございません。(「だから外部に委託しろと言っているじゃない。何聞いているんだ」と呼ぶ者あり)
32 ◯教育長(来住野和也君) 図書館協議会についての御質問ですけれども、せんだって、十一月二十五日ですか、利用者懇談会をやりまして、大変私はすばらしい御意見を持った方が大勢おられることと、それから参加した皆さんが大変図書館を愛していらっしゃるということを感じまして深く感動しております。ああいった方々が参加できるような組織にしていきたいと、今後研究したいと思います。
33 ◯建設部長(井梅義彰君) 下水道料金の改定に関する御質問で、二条二項の基地に対するものに対して、また二項をそのままにしておけばまたもとに戻る恐れがあるのではないかというような御質問でございますが、先ほど申し上げましたように、二条二項につきましては対象はもちろん基地を除く市内を対象ということに限らせていただきまして、基地に関しましては、そのためにこの同意覚書を結ぶ過程におきまして、協議をする中で、私どもは料率表というものをこの覚書の中に入れさせていただきまして「福生市の下水道使用料条例に定められた請求金額の算定は同条例第二条一項によるものとする」というものをこの覚書の中へつけ加えさせていただきましたので、今後につきましてもこの同意覚書は変更する考えは毛頭持っておりません。
以上です。
(「答弁しないの。終わりなの。市長答弁を要求して議員に答弁しないというのならそれでいいよ。そういうふうに記録に残ればいいけれども、行動するかどうかを聞いているだけでしょう」と呼ぶ者あり)
34 ◯議長(須釜亮次君) 以上で遠藤議員の質問を終わります。
───────────────・────────────────
35 ◯議長(須釜亮次君) 次に、六番清水信作君。
(六番 清水信作君登壇)
36 ◯六番(清水信作君) 通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。
貴重な時間をいただきましてありがとうございます。
質問は都市美化について二点と、中学校給食について一点でございます。
まず第一点目は、チューインガム・タバコの吸殻及び飲料水の空き缶等のポイ捨て禁止条例についてお尋ねをいたします。このポイ捨て禁止条例についてでございますが、この件につきましては平成四年十二月の定例会におきまして浜中議員より質問がされておりますが、再度質問させていただきます。
最近、テレビ、新聞等で報道されております市町村独自のポイ捨て禁止条例でございますが、我が福生市においても信号機つき交差点等大きな交差点付近では目に余る状況があります。特に信号待ち等で捨てられる吸殻、チューインガム、飲料水の空き缶等は、モラルの問題もありましょうが、まことに残念な状況であります。
全国で最初にポイ捨て禁止条例を制定した福岡県北野町の村井大介町長さんは、ポイ捨て禁止条例を条例化したシンガポールを視察した際、チリ一つないきれいな町並みを見て大変感動し、さっそくポイ捨て禁止条例を制定されたとのことでございます。
現在、全国で約二百五十の自治体でポイ捨て禁止条例を制定とのことでございます。その中で罰則Oきは三十二市町村だそうでございます。最近では神奈川県川崎市が十一月一日より条例化され、制定されました。当福生市ではどのようにお考えでしょうか、お伺いをいたします。
第二点目、特定指定地域の道路及び公園にステンレス製の吸殻入れの設置についてでございますが、まずポイ捨て禁止条例を制定していただくのが理想でありますが、条例等を制定する前に、私は特定指定地域といたしまして福生市の中心を貫く新奥多摩街道の信号機つき交差点に、多摩川中央公園等に設置してあります吸殻入れを設置していただきたいと思いますが、この新奥多摩街道は都道であります。福生市で吸殻入れを設置、管理することを東京都にお願いできないものかお尋ねをいたします。
また、多摩川中央公園、南公園、みずくらいど公園等大きな公園には吸殻入れが設置してありますが、町中の街区公園には設置されてあるところとないところがあるようです。町中の街区公園も市民の憩いの場です。市内の全公園に吸殻入れを設置できないかお尋ねをいたします。
次に、質問の二点目、中学校給食のその後の経過についてお尋ねをいたします。中学校の給食についてでございますが、この件につきましては、六月の第二回定例会において野口議員、松山議員、また九月の第三回定例会においては山下議員、原議員より質問がされております。その御答弁の中で、本年四月二十五日に福生市中学校給食問題懇談会を発足し、本年度末までにその方向性を見出し、報告したいとのことでございましたが、その後懇談会等の進展はありましたでしょうか。現在の状況をお伺いいたします。
以上で壇上よりの質問とさせていただきます。ありがとうございました。
(市長 石川彌八郎君登壇)
37 ◯市長(石川彌八郎君) 清水議員さんの御質問に御答弁申し上げます。
都市美化についての第一点目、チューインガム・タバコの吸殻や空き缶のポイ捨て禁止条例についてでございますが、御指摘のとおり、タバコの吸殻や空き缶のポイ捨てといった問題は、当市のみならず全国各自治体共通の悩みであります。
そこで、こういった状態を何とか解決いたそうと平成四年に福岡県北野町でいわゆるポイ捨て禁止条例と言われるものを制定したのがきっかけとなりまして、新聞によりますと現在、全国で二百五十を超えた自治体が制定しているというふうに聞いております。そしてこの条例の特徴といたしましては、その地域全体を、あるいは一部地域、例えば駅前であるとか、繁華街等を重点地区と定めまして、そこでポイ捨てをした者に罰金を課すといった罰金つき条例が主流となっているようであります。
そこで、こういった条例を当市でも制定する考えがあるかどうかという御質問でございますけれども、御承知のとおり当市におきましてもごみの不法投棄を含めポイ捨てといった問題も随所に見られまして、その対策に苦慮しているのが実情であるわけでございます。
こういったことは公衆道徳、モラル、良識といったことの問題でございまして、確かに御質問のような条例をつくり、罰則規定を設けるなどして、その心理的抑制効果によりポイ捨て防止に期待するのも一つの方法かと思いますが、こういったことは幼少期からの成長段階にあわせた家庭でのしつけ、あるいは学校教育、社会教育等の中で社会のルールを学べるような土壌を醸成し、子供のころからの道徳心等といったものを培っていかないと、なくすということはなかなか難しい問題ではないかというふうには思っております。
そこで、当面はこのような条例についていろいろ資料収集などいたしまして、調査、検討等を十分させていただきたいと、こんなふうに思っているところであります。一方、市民の皆さんにはこういった状況を御理解いただくための啓蒙活動等の充実を図るなどいたしまして、粘り強く訴え続けることにより、より一層の御協力をお願いしてまいりたいと考えておりますので、何とぞ御理解のほどをお願いいたしたいと存じます。
次に、二点目の
特定指定区域の道路及び公園にステンレス製の吸殻入れの設置をとの御質問でございますけれども、まず新奥多摩街道、いわゆる通商栄通りを
特定指定区域とし、吸殻入れを設置することにつきましての御答弁をさせていただきたいと思います。
道路は不特定多数の市民が往来する公共の場でありますが、そのほとんどが自由に喫煙できる状況でありまして、御指摘のように大きな交差点等、市民が多数集まる場所はタバコの吸殻が散乱いたしまして、町の美観を損ねたり、また付近の方にも迷惑がかかるわけでございます。したがいまして、吸殻入れを設置することは、一面では喫煙者のポイ捨てを防止する暫定的な対応策になろうかとは思いますけれども、最近の我が国や世界の風潮を見ましても公共の場での喫煙は大変厳しく、禁煙箇所がふえている状況でございます。
本市におきましては、建設省が制定いたしました八月十日の「道の日」を機会に、広報紙で「市道はみんなのもの、正しくきれいに使いましょう」といったようなことをうたったタイトルで市民に安全で快適な道路環境を保つためのPRをいたしております。とにかく吸殻のポイ捨てはまちの美観上も好ましくありませんし、防災上の問題等もございますが、新奥多摩街道の管理者でありますところの東京都といたしましては、なかなか難しい問題ではなかろうかというふうに考えているところであります。
近隣市で歩行者専用道路に吸殻入れが設置してあるところもあるようでございますが、聞くところによりますと、地元商店街と市の協定書を取り交わしまして、地元商店街がそれを管理しているというふうに伺っております。
いずれにいたしましても、現段階では対応が難しい状況でございまして、喫煙者のモラルや良識に頼らざるを得ないと考えておりますが、ポイ捨て禁止条例との関連も考えながら、一方では道徳心の高揚とか、あるいは啓蒙活動の充実等を図っていくことが重要ではなかろうかと考えておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。
次に、公園に吸殻入れの設置をという御提言的な御質問でございますけれども、御指摘がございましたように、市民が大勢利用します公園につきましては吸殻入れを設置してございますが、児童公園、現在では街区公園というように名称が変わりましたが、地域の公園につきましては未成年者の喫煙を考えまして設置することを見送ってきたというような、そういった経緯がございます。
しかしながら、現状を見ますと、マナーの問題もあろうかと思いますが、やはり吸殻入れがありますれば少しでもきれいになることは申し上げるまでもございません。早速調査をさせまして、必要なところにつきましては設置してまいりたいと存じますので、よろしくお願いいたしたいと思います。
次の学校給食につきましては、教育委員会より答弁いたさせますので、よろしくお願いいたします。
以上で清水議員さんからの御質問に対します答弁とさせていただきます。
38 ◯教育長(来住野和也君) それでは、中学校給食のその後の経過について御答弁申し上げます。
現在、中学校給食につきましては、福生市にあった中学校給食の実施に向け中学校給食問題懇談会を発足させまして、テーマを四つに設定いたしまして、一、給食の役割、二、現行の教育課程と給食について等を研究してまいったわけでございますが、これからは大きなテーマでございます、三、福生市の現状にあった給食の実施方法、四、将来に向けての給食の実施方法と時間をかけて研究せねばならないテーマでございますので、現在、委員個人個人におきましてそれぞれ研究しているところでございます。今月末には懇談会を開催する予定でおります。
六月、九月の定例会におきまして、中学校給食につきましての御質問に対し私が御答弁を申し上げた中で、デリバリー方式を申し上げておりますが、給食の実施方式にも完全給食方式から広島市のデリバリー方式、千葉県四街道市の民間委託自校方式、名古屋市のスクールランチ方式、甲府市の親子方式、小平市の調理委託センター方式とさまざまな方式がございます。
私は現在の福生市に合う中学校給食の考え方といたしまして、画一的な給食でなく、生徒に選択を与える弁当併用型を基本とした給食方式を考えているところでございますが、いずれにいたしましても、中学校給食問題懇談会の結論が三月に出される予定になっておりますので、御理解のほどをよろしくお願い申し上げます。
以上で清水議員さんの御質問に対します答弁といたします。
39 ◯六番(清水信作君) 自席よりお願いいたします。
市長よりの御答弁ありがとうございました。このポイ捨て禁止条例につきましての資料の収集、調査等を十分検討していただけるとの御答弁をいただき、まことにありがとうございます。よろしくお願いいたします。
美しいまちづくりを進める福生市にとりましても、また、まちの美観上からも罰則のない条例の制定が望ましいと思われますが、条例が制定されましても翌日から見違えるようによくなるとは限りませんが、ぜひとも積極的に、近隣他市町村に先駆けてこの条例制定に取り組んでいただけますようお願いし、要望といたします。
都道新奥多摩街道及び公園にステンレス製吸殻入れの設置についての要望でございますが、新奥多摩感動は都道でございます。市道、都道との区別がありましょうが、我々は福生市民であり、東京都民であります。新奥多摩街道、都道に設置できますよう特段の御努力をお願いし、要望といたします。
街区公園等に吸殻入れの設置に対しましては、ただいま市長より早速調査し、設置していただけるとの御答弁をいただきありがとうございました。六万市民の憩いの場である町中の小公園、いわゆる全街区公園にステンレス製、または鉄製の吸殻入れを設置していただきますようお願いし、この件の要望といたします。
中学校給食について、教育長より御答弁ありがとうございました。福生市中学校給食問題懇談会からの方向性の結果報告が本年度末に出るとのことですが、できるだけ三月の定例議会開催日前までに報告発表をしていただけるようお願いいたします。
心身ともに育ち盛りにある中学生の体位向上と、父母及び中学生からも給食実施要望の声の高まりつつある中、今日、最善の方向性と早期給食実施に向けて御努力をいただきたく要望いたし、私の質問を終わらせていただきます。
どうもありがとうございました。
───────────────・────────────────
40 ◯議長(須釜亮次君) 午後二時まで休憩いたします。
午後一時四十五分 休憩
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午後二時 開議
41 ◯議長(須釜亮次君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、四番児島兵衛君。
(四番 児島兵衛君登壇)
42 ◯四番(児島兵衛君) 御指名をいただきましたので、さきに通告いたしました順序に従って一般質問をさせていただきます。
私の質問は、福祉施策の充実について、また都市基盤の整備についての二点から質問させていただきます。
まず、福祉施策の充実についての第一点目といたしまして、高齢者住宅家賃助成制度についてのことでございますが、御承知のように世界第一位の長寿国となった日本は、今後さらに高齢化が進み、将来は四人に一人が高齢者になると言われております。我が福生市においても本年九月に六十五歳以上の高齢者が全人口の一〇%となり、昭和六十三年以来わずか八年で三%も高齢化が進行いたしました。高齢者にとって長寿という喜びの反面、多くの問題が山積されております。その中の一つといたしまして住宅問題があります。年金生活者にとって家賃の問題は大変なものがあります。
そこでお伺いいたします。福生市では現在、市の施策として高齢者の居住の安定と福祉の向上を図るため、民間アパート等に居住しておられる高齢者所帯に対し家賃の一部を助成しておりますが、その額も数年来年据え置かれているようでございますが、見直しをする考えがあるかどうかお聞かせください。
また、福生市では平成五年度に福生地域高齢者住宅計画を策定し、平成十一年度までに高齢者のための住宅を百二十戸確保する目標を定めております。そして百二十戸の内訳といたしましては、公的住宅で九十戸、民間住宅で三十戸となっております。公的住宅につきましては市営住宅、都営住宅、また公団住宅等がありますが、今回、第二市営住宅の建替え計画の中で高齢者のための住宅を十一戸建設することになっておりますが、三十戸を目標とする民間住宅の借上制度について、市として今後どのような取り組みをしていくのか、市長の考えをお聞かせいただきたいと思います。
次に、心身障害者への助成金についてお伺いいたします。心身障害者を持つ方々は日常生活を営む中で多くのハンディを背負っていかなければなりません。また障害を持つ子を育て、将来のことを案じている親の心を思うとき、他人事とは思えない心に陥ることがあります。市でもノーマライゼーション社会を目指していろいろな面で施策の充実を図っていただいているところでありますが、そこで質問では補助金についてとなっておりますが、私は心身障害者福祉手当についてちょっと質問させていただきます。
現在、心身障害者のうち脳進及び心身障害者一級、二級については東京都と福生市が、また三級、四級については市が独自で支給しているとのことであります。また精神薄弱者についても「愛の手帳」一度から三度までは東京都と福生市が、また四度については市が独自の施策として手当を支給しております。
そこで東京都においては毎年レベルアップが図られておりますが、市については厳しい財政状況といえ、数年来据え置かれているようでございます。そこで見直しをする考えがあるかどうか、市長の考えをお聞かせいただきたいと思います。
次に、原爆被害者への援護について質問いたします。御承知のように、今、全世界においてフランス、中国の核実験に反対し、中止要請が行われております。また福生市においても去る九月の定例会において、議員提案による核兵器全面禁止、廃絶の国際条約締結を求める意見書の議案が可決されました。
思えば五十年前、広島、長崎において原子爆弾が投下され、一瞬にして多くの命が失われ、傷つき、そして今なお被爆による苦しみに明け暮れている多くの市民がおります。戦争兵器として唯一の被爆国である日本が、またそして今なお苦しんでおられる同胞を思うとき、福生市として被爆者の皆さんに何かできないかと私は考えますが、そこでお伺いいたします。福生市として原爆被爆者に対し見舞金を支給する考えがあるかどうか、市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
次に、都市基盤整備について二点ほどお伺いいたします。
私も道路交通安全問題対策委員会の委員でありますが、あえて次の点についてお伺いいたします。一点目といたしまして、都市計画道路三・四・三の二号線、いわゆる睦橋通りの拡幅整備の計画の進捗状況についてお伺いいたします。
この道路は大変狭く、現在、七メートルと聞いておりますが、雨の日などは歩行者が傘もさせないような状態でありまして、交通安全上大変危険な道路であります。拡幅整備が早急に望まれるところであります。
このことにつきましては、以前から先輩議員からも質問がされていると伺っておりますが、ところで今回、睦橋通りの地元説明会が開催されました。その内容と、今後の予定等についてお伺いいたします。
次に、二点目といたしまして新奥多摩街道とJR五日市線立体化の計画についてお伺いいたします。都市計画道路三・四・五号線、新奥多摩街道もいよいよ最後の区間、約三百メートルとなったわけでございますが、地元の皆さんもこの拡幅計画について大変関心があろうかと思います。
そこで質問させていただきますが、一つといたしましていつごろ説明会を開催するのか、また二番目といたしまして立体交差事業は用地買収が済み次第行われるのか、また三点目といたしまして熊川駅との関連はどうなるのか、この点についてお伺いいたします。
以上で登壇による一回目の質問といたします。
(市長 石川彌八郎君登壇)
43 ◯市長(石川彌八郎君) 児島議員さんの御質問に御答弁申し上げます。
初めに、福祉施策の充実についての第一点目、高齢者住宅家賃の補助制度についてでございますが、この事業は平成四年度から市単独事業として民間アパート等に居住する高齢者世帯等に対しまして、家賃の一部を助成することにより高齢者の居住の安定と福祉の向上を図ることを目的として実施した事業でありまして、現在、月額五千円を助成しているところでございます。
御質問の住宅家賃の一部助成の見直しについては、平成四年度事業開始以来据え置かれておりましたので、財政状況及び社会情勢等を踏まえる中で見直しを考えてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。
また、関連質問となっておりますところの民間住宅借上げ制度についてでございますが、今後ますます高齢化社会が進展する中で、高齢者の住宅対策は大変大きな行政課題であると考えているところでございます。
そこで、平成五年度に策定いたしました地域高齢者住宅計画に基づきまして、高齢者が住みなれた地域で安心して暮らせるよう、高齢者の住宅対策を積極的に取り組んでまいりたいと考えております。地域高齢者住宅計画では高齢者住宅の供給目標を平成十一年までに百二十戸と定めているところでございます。そして、その中で民間借上住宅を三十戸とその目標を定めているところであります。
いずれにいたしましても、高齢者住宅の確保のための民間住宅借上制度については、現在、東京都の指導をいただきながら内部の協議を進めておりますので、できるだけ早い時期に事業の実施ができればと考えているところでございます。よろしく御理解を願いたいと思います。
次に、第二点目の心身障害者福祉手当についてでございますが、重度心身障害者福祉手当につきましては、東京都の制度に市の制度を上乗せして支給しておりまして、身体障害者二級以上の方及び精神薄弱者三度以上の方には東京都が一万五千円、市が二千円、合計一万七千円を支給し、脳性麻痺、進行性筋萎縮症の方には東京都からは一万五千円、市からは二千五百円、あわせて一万七千五百円を支給しているところであります。
さらに、心身障害者福祉手当といたしまして身体障害者三級の方には六千円、また四級の方及び精神薄弱者四度の方には五千円をそれぞれ市から支給し、障害者福祉の充実を図っているところでございます。東京都の手当につきましては、毎年若干ではありますけれどもレベルアップが図られておりますが、市におきましては平成七年度に新たに精神薄弱者四度の方を支給対象に加える制度のレベルアップを図ったところでございます。
なお、手当につきましては数年来据え置かれておりますので、今後財政面等を考慮する中で見直しをさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
次に、第三点目の原爆被爆者への援護についてでございますが、本年は被爆五十周年の節目を迎えたところでありますが、全国ではまだまだ多くの被爆者が苦しんでいるということは心が痛む思いであります。
そこで、御質問のとおり世界におきましてはフランス、中国の核実験に対する反対の中止要請なども行われております。当市におきましても議員提案による核実験全面禁止、廃絶の国際条約締結を求める意見書の議案が可決され、また、私といたしましても市長名で関係方面への中止要請をいたしたところでございます。
原爆被爆者への見舞金支給につきましては、戦後五十年という節目ということで、実施の方向で検討してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解のほどお願いいたしたいと思います。
次に、都市基盤整備の一点目、睦橋通りの拡幅整備計画の進捗状況について御答弁申し上げます。
御質問の睦橋通りにつきましては、これまで東京都と拡幅整備について協議を行ってまいったところでございますが、その中で睦橋通りの重要性や、新五日市街道という位置づけからいたしまして、直接用地買収方式による道路拡幅であれば東京都が施行せざるを得ないという一定の方向は見出せていたところでございます。また、道路の幅員につきましても二十二メートルを基本といたしまして、一部国道一六号線や内出交差点付近につきましては右折レーンの確保が必要なことから、各交差点から一定の区間につきましては二十五メートルの幅員が必要という意向を東京都から伺っていたところでございます。
このようなことから、これらのことを基本といたしまして一日でも早く地元説明会を行うための日程等の調整を行っていたところでございます。その結果、去る十月二十六日に熊川地域体育館におきまして、東京都と市の共催によります地元説明会を開催いたしたところでございます。この説明会には地元の沿道関係者を中心といたしまして百四名の関係者に通知をいたしました。そのうち七十三名、約七〇%の方々の出席をいただきました。
説明会の内容でございますが、市から今までの経過ということで、説明会を開催するに至るまでの東京都との交渉の経過等につきまして説明をいたしました。また、東京都からは測量調査を基本としての概要等について説明がなされました。
特にこのときにおける東京都の説明でございますが、平成七年度中に現況測量を行いまして、その後道路幅員の決定を行い、都市計画の変更手続き、さらには用地測量等を行いまして、でき得れば平成九年末か、あるいは十年度から具体的に事業化へ、つまり用地買収に入っていきたいということでございました。これらの説明に対しまして、出席者からは問題となるような質問もなく、今後の拡幅整備へ向けての御理解をいただいたところでございます。
いずれにいたしましても、これまで議員各位に御心配をいただき、長年の懸案でありました都市計画道路三・四・三の二号線、睦橋通りの拡幅整備につきましては第一段階であります地元説明会を行うことができまして、ようやく第一歩がスタートできたということでございます。この事業は東京都の施行となるわけでございますが、市といたしましても事業が円滑に進みますよう東京都に協力いたしますことはもちろんのこと、特に地元関係者の方々の一層の御協力と御理解をいただきながら、早期に完成が図られますよう今後とも努力をしてまいりたいと存じておりますので、よろしくお願いいたしたいと存じます。
次に、二点目の新奥多摩街道とJR五日市線との立体化計画の状況について御答弁を申し上げます。
新奥多摩街道は都市計画道路三・四・五号線でございますが、この新奥多摩街道は昭和六十年度から平成六年度までに内出交差点付近から旧片倉工業跡地入口までの事業認可を取り、地元の関係者の御協力を得て、都施行によりまして事業を進めていただいているところでございます。
御指摘の箇所は最後の区間ということになるわけでございますが、つまり旧片倉工業跡地の入口付近からJR五日市線を挟みまして玉川上水付近までの約三百メートルの区間でございます。当該箇所はJR五日市線の関係並びに玉川上水橋梁部であります福生橋の取り付け、あるいは旧奥多摩街道とのすりつけ等で非常に難しい区間ではございます。
そうした中で、いろいろと非公式な話も出ているようでありますが、市といたしましては昨年、東京都と数回にわたり協議を行い、特に一年前になりますが、十一月には東京都建設局長を初めとする都庁幹部職員と私どもの会議を持ちましていろいろと協議をいたしたところであります。
そこで、東京都の考え方でございますけれども、計画決定幅員二十四メートルを基本といたしまして地元に御理解をいただくべく平成七年度内───つまり平成八年三月までということでございますが───までに測量調査へ向けて地元説明会を開催し、部分変更、あるいは用地買収に対しましての御理解、御協力をいただこうということでございます。
ただ、五日市線踏切部分につきましては、道路だけの問題ではなく、交通機関との関係ということにもなりましょうか、関係市町で構成しておりますところのJR五日市線改善促進調査委員会の調査結果を待つなど、つまり熊川駅等の一定の方向性が具体化するまでは即立体化事業は行わずに平面交差でおくとのことであります。
いずれにいたしましても、早急に整備が必要な路線でもありますので、計画の方向が確定し次第早期整備が可能となりますよう、引き続き東京都へ強く要望してまいりたいと存じます。また地元対策的なことと、とりわけ意見聴取のようなことを実施してみたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上で児島議員さんの御質問に対します答弁とさせていただきます。
44 ◯四番(児島兵衛君) お許しをいただきまして、自席から再質問させていただきます。
高齢者住宅家賃補助制度については、前向きな御答弁をいただきましてありがとうございました。いずれにいたしましても、高齢者であることのみの理由で住宅を確保することが大変なところにきて、また、家主さんにいたしましても家賃を安くすることもできず、お年寄りにとっては住宅の確保と家賃の支払いは大変でございます。
市といたしましても、行財政全般を考えた上で厳しいものかあるかと思いますが、見直しにあたってはできるだけの御配慮を賜りますよう、この件については要望で終わりたいと思います。
次に、高齢者住宅借上助成事業の関係でございますが、検討中であるとの御答弁をいただきましたが、いずれにいたしましても、この事業は御協力をいただける方々がいなければ幾ら市が前向きに取り組む姿勢があっても住宅の確保は難しいわけでございますので、市民からの御相談があったときにはACC精神でぜひとも前向きに取り組んでいただきたいことを要望いたします。
次に、心身障害者福祉手当について再質問させていただきます。東京都と福生市があわせて支給している額のうち、市の上乗せの部分の金額及び市独自で支給している金額について、心身障害者と精神薄弱者に分けて、福生市と近隣の市についてどのようになっているかお聞かせいただきたいと思います。
次に、原爆被爆者への援護についてでございますが、現在、被爆者手帳を所有している人が福生市内に何人ぐらいおられるのか。また他市等の状況がわかりましたらあわせてお聞かせいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
次に、都市基盤整備の一点目でございますが、睦橋通りの御答弁ありがとうございました。直接買収方式による道路拡幅で、東京都の施行、また幅員につきましては二十二メートルを基本として一部二十五メートルと、いずれにいたしましても、七メートルから二十二メートル、また二十五メートルということで地元の皆さんも大変関心があろうかと思いますので、市といたしましても、また都としても最後までよろしくお願いしたいと思います。
また、説明会が行われまして、できましたらもう少し具体的に説明会のときの地元皆さんの御意見がありましたらお聞かせいただきたいと思います。
また、二点目といたしまして、新奥多摩街道でございますが、熊川駅の一定の方向性が具体化するまでは平面交差でいくのだという御答弁をありがとうございました。
次に、新奥多摩街道の関連で、熊川農協のそばに地下道があるのですけれども、大変にきれいな地下道をつくっていただいたわけなのですけれども、この地下道につきまして三つほど質問させていただきたいと思います。
地下道の中央を挟みまして東側には第二小学校、また白梅会館、また西側には町会の会館、また福祉センター等もございまして、将来、この地下道を大変利用する方がふえるかと思います。そこで、現在「コの字型」の地下道なのですけれども、利用者が地下道に向かって下りていくときに先が全然見えないと、大変夜間御婦人が渡りにくいということで、できましたら角、角にカーブミラーの設置をお願いしたいと、また福祉会館と高齢者の方も大変利用されているわけですけれども、自転車で通れるように端にスロープをつけていただきたい、これは車いすは距離的に無理かと思うのですけれども、自転車で通られる方が自転車を押して通れるようにしていただきたいと、こんなふうに思います。
また、以前は地元の団体、高齢者の方々が掃除をしていたのですけれども、できれば付近に清掃のための水道を設置していただきたい、こんなような要望がありましたので、お考えいただきたいと思います。
以上で自席からの再質問といたします。
45 ◯福祉部長(矢崎茂夫君) それでは、児島議員さんの御質問に対しまして御答弁申し上げます。
東京都と福生市があわせて支給している額の、要するに上乗せの部分の金額、あるいは市独自で支給している金額、これらにつきまして心身障害者と精神薄弱者に分けて、福生市と近隣の状況をという御質問でございます。
この額につきましては、最初に市長から御答弁申し上げましたとおり、東京都における制度、要するに重度心身障害者一級、二級、それから精神薄弱者一度から三度まで、それから脳性麻痺、筋萎縮症、この方につきましては福生市では一万五千円プラス二千円、あるいは二千五百円という形で支給しているところでございますが、この件につきまして、他市ではどうかということでございますけれども、この東京都の制度に上乗せをしている市が二十七市中五市でございます。立川、三鷹、福生、狛江、多摩、ここだけが上乗せをしていると、後の市は全部上乗せは実施していないという状況でございます。
したがいまして、この近隣につきましては立川市が、福生市は重度心身障害者一、二級、あるいは愛の手帳の一度から三度までについては二千円を支給しておりますけれども、立川市ではそういう区分がなく六千円をプラスして支給していると、それからこの近隣ですと、昭島市はしたがいましてゼロでございます。あきる野市、羽村市、青梅市も上乗せはしていないという状況でございます。それから福生市においては脳性麻痺、筋萎縮症は二千五百円となっております。
それから、一般の心身障害者でございますけれども、これにつきましては三級、四級、それにつきましては、福生市は先ほども市長から御答弁申し上げましたとおり、三級が六千円、それから四級が五千円となっておりまして、この近隣では立川市が三級も四級も四千五百円、福生市よりも五百円少ないわけです。それから昭島市が三級も四級も四千円でございます。それからあきる野市が三、四級とも六千五百円、その代わり都の上積みはないと、それから羽村市がいずれも一万二千円でございます。それから青梅市が三級につきましては一万五千円、四級につきましては六千円となっております。
それから、愛の手帳の四度、これにつきましては、福生市は平成七年度から新たに制度して取り入れた事業でございますけれども、五千円を支給しております。近隣では立川市が四千五百円、昭島市が四千円、それからあきる野市が六千五百円、羽村市が一万二千円、それから青梅市が六千円と、こんなような状況になっているところでございます。
それから、原爆被爆者の関係でございますけれども、福生市内に被爆手帳を持っている方が何人いるかという御質問でございますけれども、十一月現在で二十三人の方が被爆手帳を持って福生市内におります。ちなみに、男性が十一人、女性が十二人と、こういう状況になっております。
それから、見舞金制度で他市の状況はどうかということでございますけれども、二十七市中十三市が実施をしているということでございます。近隣といたしましては立川市、青梅市、昭島市、羽村市でございまして、青梅市が二万円の見舞い金を支給しておりますけれども、あとは立川、昭島、羽村とも一万円を見舞い金として支給している、こういう状況でございます。
以上で御答弁といたします。
46 ◯都市整備部長(関口 清君) 都市基盤整備に関しての御質問をいただきました。
一つが都市計画道路三・四・三の二号線、いわゆる睦橋通りに関して説明会をしたときの具体的な御質問、そういったものの、主なものをということだと存じます。
一つといたしまして、道路幅員についての御質問がございまして、これは規定計画が十八メートルということになっているわけですが、これがもう少し広幅員にせざるを得ない状況がありまして、二十二メートルとか、部分的には二十五メートルという、そういう説明がありました。はっきりしてほしい、要するに不安を抱かれたかなという、そういう状況がございました。この件に関してはもっともなことでありまして、ただ、説明会でも東京都から説明がありましたように、現況測量を今回年度内にやらせていただいて、それに線形を落として、あるいは幅員等を検討する中できちっとしたものをできるだけ早くにお示しできればという、そういう意向でございました。できるだけ市も一緒になってはっきりさせていきたいというふうに考えております。基本的な考え方を東京都が述べていたということでございます。
それから、二つ目といたしまして代替地についての御質問でございます。なかなかやはりかなりかかるということから、どこか土地を求めざるを得ないという状況が考えられるものですから、そういった御心配についての事柄でございまして、これは東京都も当然だと思うのですけれども、市の方も一緒になって、代替地が必要だということになりますれば一緒になって努力をしていかざるを得ない問題だと思います。そういうことが起こりましたら解決へ向けての努力をいたしたいというふうに考えております。
三つ目が現在の道路幅員、いわゆる現道が狭いと、そういったようなことから、御質問にありましたように大変危険だということで、そういうことからできるだけ早くに整備をしてほしいという、そういう御意見でありました。実現してほしいということだと思います。
四つ目といたしまして、これがかなり全体の集約された御意見ではないかというふうにとらえましたが、要するに、せっかく拡幅するのであるから将来を展望した道路をきちっとつくってほしい、こういうありがたい御意見がありました。
睦橋通りについては以上でございます。
それから、新奥多摩街道、三・四・五号線に関連した御質問、農協の熊川支店の付近にあります地下道の関係でございます。一応完成して間もないわけですが、そうした中での御質問でございます。コの字になっているということから非常に先々が見えないという、そういう問題点でございます。カーブミラーをということでございますが、何とかこのことについては都と折衝して実現の方向を目指してみたいというふうに思っております。
二つ目の自転車での利用が可能なようにということだろうと思うのですけれども、なかなかつくっていただく段階からスロープの問題というのはかなり東京都へも要望してきたところでございますが、どうしてもスロープということになりますとかなり区間を長くとらなければいけないということがありまして無理でございました。できたものへスロープをということだと思うのですが、階段のところへつくる勾配ですから、非常に急になるという問題が一つあります。それから幅員が、有効幅員としては一メートル七十ほどしかないということの中でスロープをということになりますと、一緒に歩いている人と自転車を引いた人が行きあった場合のことを想定すると、非常に無理があるのではないかというふうに考えられます。そういうふうなことから、東京都へは一生懸命要望はしてみますけれども、無理ではないかというふうに思われます。
三つ目の清掃のための水道の設置をということだと思うのですが、先ほど言いましたように完成したばかりなものですから、そういった場所へ設置をということになりますと、いろいろな配水管のことも既に終わってしまっていますし、ちょっと難題かなというふうに思われます。
ありがたい清掃をというお話もありましたけれども、これは東京都が管理していくところでございますので、東京都の方で清掃をきちっとしていただくような、そういう要望をしていきたいと思います。ひとつよろしくお願いいたします。
以上でございます。
47 ◯四番(児島兵衛君) 心身障害者施策についての御答弁をいただきましてありがとうございます。私は額だけではなく取り組む姿勢の心であると思うのです。今後、ぜひ思いやりの心を持って、できれば三年サイクル程度の改定を要望いたします。
次に、原爆者に対する見舞い金についてでございますが、戦後五十年を経過し、被爆者の方々も高齢化していると思いますので、減ることはあってもふえることはないと思いますので、早期に実施していただきたいと思います。
また、ただいまの地下道についての御答弁いただきましてありがとうございます。ぜひとも実現をさせていただきたいと思います。
以上で私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
───────────────・────────────────
48 ◯議長(須釜亮次君) 次に、二十番小野沢久君。
(二十番 小野沢 久君登壇)
49 ◯二十番(小野沢 久君) 御指名をいただきましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。
来年度の予算編成についてでございますが、もう二番せんじ、三番せんじになりますけれども、その辺はお許しいただいて質問したいと思います。
まず、基本的な考え方でございますが、景気の回復が遅れており、現在、足踏み状態と言われておりますけれども、来年度の税収の伸びる状態は全く期待できない状態であります。東京都の財政も税収規模は前年度よりも〇・七%縮小という厳しい状況は福生市でも変わらないわけでございます。また、官・官接待や行政改革等市役所や議員に対する市民の皆さんの目もますます厳しくなるとともに、そのニーズは多様化するわけであります。基本構想や実施計画があり、毎年大きく変化することはないと思いますが、基本的な考え方についてお尋ねいたします。
以下、重要課題、もう重要課題と言ってもこれは私が勝手に決めた私の重要課題でございますので、質問していきたいと思います。まず自主財源の関係なのですが、補助金、あるいは財源確保の具体策がどのような形でなっているのか、なかなか何回質問してもここのところは同じような答弁で、新しいアイディアが出てこないのですが、よろしくお願いします。
次に、経費の削減策でございますけれども、収入が厳しければ歳出も厳しくなってくるのは当然でありますが、まず一般的な事務費、あるいは社会問題となっている食糧費、あるいは人件費等を含めた対応がどのようになされるか。
また、経費の削減で前年度、平成六年度の五%が目標、もっともこの五%の目標は達成できなかったのでありますけれども、七年度が一〇%ということになっているわけでありますけれども、八年度はどういう目標を掲げていくのかお願いいたします。
次に、熊川・松原線の関係でございますけれども、これも予算を計上したまま凍結した経過があり、先の見えない事業となっておりますけれども、なぜここで質問するかといいますと、私が昭島の方から得た情報によりますと、なかなか極めて昭島の方が積極的でないという情報があったもので、ここで取り上げたわけでございますけれども、ちょうど一般質問を出した日に協議会が行われておりますので、その辺も含めた内容をお知らせ願いたいと思います。
次に、宇宙科学館の関係ですけれども、これもきょう質問が出ておりましたけれども、東京都が大変財政的に厳しいという中での新聞報道があったわけでございますけれども、福生市としても大変重要な課題でございます。野球場をつぶしてまで新しい場所をつくったという経過がありますので、どうしてもこの問題は避けて通れない問題だと思いますので、見通しと取り組み姿勢をお願いいたします。
次に、睦橋通りの関係でございますけれども、これもただ今質問があり、答弁がありました。この道にいたしましても福生で一番危ない道と言っても過言でないような道であります。石川市長さんになる前からこの問題は再度議会に出てきております。まさに議会のベストセラーではないかというほど議会に顔を出している問題ですが、区画整理の関係ということの答弁が長いこと続いて、それがなくなって、東京都に移管で、東京都の事業ということで、ようやくここで説明会ができたということは大幅な前進ではないかと思いますので、その辺の内容、先ほどありましたけれども、もう一度含めて取り組み、あるいは今後の予定等についてお尋ねいたします。
次に、旧福祉会館の今後の利用でございますけれども、この問題も何度も議会で取り上げてまいりました。庁舎内の検討委員会で検討しているようでございますけれども、当然この問題についても早期に結論を出していかなければならない問題だと思いますので、新年度ではどのような方向づけがなされるのか、お願いをいたします。
それから、姉妹都市の関係でございますけれども、姉妹都市をつくろうということでこの議会でもいろいろな方が取り上げ、何度も議会の議題となっております。いろいろ、現在の中国の北京大興県のことも含めて取り組みがなされているわけでございますけれども、海外のことはさておいて、過日の災害時における相互応援協定を結んだ新市政実現都市協議会の五市について、これを機会にこの関係を深めてより交流を進め、姉妹都市、あるいは兄弟都市といった関係ができればと思いますので、その辺の取り組みができるかどうかお願いをいたします。
次に、雑木林の保全策でございますけれども、福生市には関係者の大きな努力によりまして加美上水緑地、あるいは玉川上水緑地といった大きな雑木林を確保することができました。これは大変すばらしいことだと思います。
つい最近までは自然というものは手を加えないのが最善の保護ということで、そのままにして放置をしておくのが一般的でございました。その結果、大きくなる木が大きくなり過ぎて、花木、あるいは小さな木、あるいは草花が日光を奪われ、消滅し、減少して、昆虫もそれとともに減少しているという現状が起きております。
武蔵野の面影を残すこの雑木林を後世に残すには自然に任せるのではなく、間伐や伐採によって林の再生を図る萌芽更新が必要ではないかと思います。耳慣れない言葉でございますけれども、気をつけて聞いていただきますと、最近はときたま新聞等に出てくる言葉でございます。
これは、雑木林そのものは昔から人の手が入ることによって保たれていたわけでございます。材木が燃料になるということも含めて過去には十五年、二十年間隔で一般的に木が切られ、そこから、切った株からまた芽が出てくるという繰り返しによって雑木林が守られてきたという経過がありますけれども、こういう点も考えていかなければなかなか、場所は確保したけれども雑木林としての保存はできないのではないかと思いますので、その辺の考え方をお願いいたします。
それから、横田基地の関係でございますけれども、沖縄県での米兵による小女暴行事件以来、日米地位協定に対する批判、あるいは基地に対する批判、安保条約に対する関心等が高まりつつあります。日米両政府が沖縄の米軍基地問題を話し合い、沖縄施設に関する特別委員会を設置し、沖縄の基地の整理・統合・縮小などについて、一年をめどに結論を出すということでございますけれども、こういう新聞報道、あるいはニュースを見るたびに一番先に心配になるのは横田基地はどうなるだろうということは、これは私一人ではないと思います。
六十三年にはクラーク基地からの移駐の問題もあります。黙っているといつの間にか飛行機がふえてしまうということがありますので、この辺の問題、先ほど来断固として反対をするという市長の答弁がございましたが、もう一度この点の考え方をお願いいたします。
以上、壇上からの質問とさせていただきます。
(市長 石川彌八郎君登壇)
50 ◯市長(石川彌八郎君) 小野沢議員さんの御質問に対しまして御答弁を申し上げます。
来年度の予算編成に伴いましての一点目、基本的な考え方でございますが、御案内のとおり我が国の経済は円高の影響等によりまして景気回復のスピードは過去の回復局面と比較いたしましても極めて鈍くなっておりまして、とりわけ雇用や消費面での落ち込みは大変大きくなっております。国の財政におきましても、これらの影響によりまして大幅な税収の伸びが期待できないと見ております。
こうした状況下の中では、福生市の財政事情も極めて厳しくなっていくことは明らかでございまして、平成八年度予算編成にあたりましては、次のようなことを基本に取り組んでまいりたいと考えております。一つには、自主財源の確保に努める一方、経常経費の抑制を図り、財源の重点的、効率的配分に努めるこことしております。二つといたしましては、基本計画及び実施計画に基づく重点施策の計画的、効率的執行を図ることとし、市民福祉向上に向けた行政施策の展開を進めることとしたいと考えておるところであります。三つ目は、施策の全般にわたり創意工夫を重ね、簡素にして効率的な市政運営に徹し、長期的視点に立った財政運営を進め、厳しい中にも活力を失わない、市民に信頼される市政の運営に努めることを基本として予算の編成をしてまいりたいと存じております。
以上の基本法方針のもとに「輝く街、福生」を目指し、全庁が一丸となって内部努力を進めるとともに、行政サービスを低下させないようにしていかなければならないと考えております。
次に、重用課題につきまして幾つかの御質問をいただいております。二点目の財源確保の具体策でございますけれども、景気回復の遅れ、あるいは制度減税等の影響によりまして大幅な伸びが期待できない状況でございます。国、東京都の交付金、補助金等も今までどおりの確保ができるかどうか大変厳しい状況にございます。
そこで、歳入の中心となります福生市の税収につきましては、課税客体の適性な把握と収納率の向上になお一層の努力をしてまいりたいと存じます。ことに収納問題につきましては、本年四月から収納担当の管理職を配置いたしまして、向上に向けて取り組ませていただいたわけでありますけれども、そして成果を上げるべく努めております。また、補助金等の確保につきましては、関係機関へ強く要望してまいりますので、市議会におかれましても引き続きお力添えを賜らんことをお願い申し上げます。
さらに、健全な財政運営を進めていく上では適時適切な基金の取り崩し、あるいは計画的な起債の活用により、行政水準を低下させないよう努力してまいりたいと考えますので、よろしくお願いをいたしたいと存じます。
次に、三点目の経費削減策でございますが、このような厳しい財政事情の中では、施策全般にわたり創意工夫を凝らし、経費の節減を図り、重点的な財源の配分をもって対応していかなければなりません。特に一般事務費の経常的経費につきましては、平成六年度五%削減、平成七年度はさらに一〇%削減をいたしましたが、これを踏襲して、新規事業を除きましてアップを認めない現状の経費で対応を予定しているところでございます。
なお、社会問題となっております会議の賄費のあり方につきましては、目的、内容、回数、人員等を精査いたしまして、平成七年度の経常経費に対しまして二〇%の削減を予定いたしております。また、人件費にあたりましては、定数の抑制によりまして人件費の肥大化の防止に努め、また、超過勤務手当につきましては、事務事業を計画的に執行し、節減に努めてまいりたいと考えております。
いずれにいたしましても、庁内に示達いたしました平成八
年度予算編成方針を基本に、十分精査した上で経費削減に努めてまいりたいと存じます。
次に、熊川・松原線の見通しについて御答弁いたします。本事業につきましては、昭島市の美堀町と福生市の福東地域の避難通路の確保等を図るべく、両市の共同事業として平成二年五月に要望箇所を一カ所に決定いたしまして、平成三年一月に東京防衛施設局の道路事業として採択されたわけであります。
また、両市合同で一つの防衛補助事業を受けるにあたり、両市担当者会議を開催、福生市が東京防衛施設局の担当を、鉄道関係は昭島市が担当する旨の役割分担を決め、平成三年五月両市の協議機関といたしましての熊川・松原線歩道橋改良事業促進協議会が発足され、道路築造の実現に向けて東京防衛施設局及びJR、あるいは西武鉄道等へ精力的に協議や調整を展開されてまいったわけであります。
両市の体制も整いまして、平成三年度、四年度と順調に事業が遂行されておりましたが、平成五年度の概算要望の提出のころからJR側から橋上駅と一本化した道路築造をしていただきたいとの難しい話が持ち上がってまいりました。難しいと申しますのは、本事業は当初から道路事案として採択されておりまして、橋上駅については防衛の補助項目にもなく、両市ともその対応に苦慮いたしてまいりました。一方、JR側につきましても徐々にガードがかたくなりまして、やむなく両市長名で将来的には橋上駅化に向け協力していく旨の覚書を東日本旅客鉄道株式会社東京工事事務所長と交わしました。
その後、東京防衛施設局より平成五年度の実施設計分につきましての内示を受けましたが、本事業のJRの窓口が東京工事事務所から本社扱いとなり、JR本社からの両市への要望はより一層強固になり、道路築造については橋上駅と一体化したものでなくてはならないことに加えて、橋上駅の費用負担にまで踏み込んだ厳しいものになり、事業遂行が大いに危惧されるようになったために、地元国会議員や両市長がJR本社へ出向き、道路築造のお願いをしたわけでございます。
しかし、橋上駅問題がクリアできずに、平成五年度の東京防衛施設局の補助金である五千二百万円は辞退いたしました。さらにそれ以降、両市の助役及び協議会所属の議員さんもJR本社へ出向き、道路築造のお願いをいたしましたが、交渉は進展せずに、熊川・松原線歩道橋改良事業は休止状態となり、熊川・松原線促進協議会も平成六年七月二十七日に開催されて以来実施されておりませんでした。
その後、両市で今後の対応につきまして再三協議いたしましたが、その対応の方法等に意見の食い違いがございましたが、いずれにいたしましても、協議会を開催し、その方向性を協議すべきということになりまして、本年十一月二十七日に第九回目の熊川・松原線促進協議会を一年四カ月ぶりに福生市で開催いたしたところであります。そしてまた、議会選出の新しい委員さんが決まってから初めての協議会となったわけでありますが、全委員さんの参加のもとで活発な前向きの議論が交わされたのであります。
結論から申しますと、過去を反省し、建設に向け新たなる捲土重来を期して、JR及び西武鉄道、防衛施設庁等の交渉もとにかく両市の委員が一丸となって建設に向けて精力的に共同歩調をとり行動していくことを確認いたしました。
今後の方策につきましては、まずJRとの交渉を早急に実施する方針でありますが、実現可能な具体案をJR側から提示させることなどを含めまして、来年の一月二十九日にJR東京本社へ全員で折衝に行くことが決定いたしております。
いずれにいたしましても、建設に向け昭島市と一体となり、全委員が鋭意努力をしてまいる所存でありますので、よろしくお願いをいたしたいと存じます。
次に、五点目の宇宙科学館の見通しについてでございますが、去る十一月二十九日に東京都では総合三カ年計画を発表されました。これまで東京都では十三のビッグプロジェクトを予定しておりましたが、この三カ年計画では、このうち二施設のみが予定されただけで、宇宙科学館はその計画の中ではこれまでの都の財政状況から当面の三年間の年度割の計画には載りませんでしたが、今後の検討課題として宇宙科学館を含めて三施設が文言をもって記述されております。
この三施設のうち「宇宙科学館につきましてはテーマ、建設、運営方針を含めて基本構想の策定に向けて検討していく」ということになっております。このような表現となっておりますのは、平成八年度に都では新基本構想を策定することとしておりまして、その中に登載するためテーマ、建設、運営方法などについての検討を進めていくということで、事業の中止ではなく、新基本構想に登載することにより建設の将来的保証をしていこうとするものだということでございます。なお、十三施設中の残りの八施設につきましては計画は載らないことになりました。
私といたしましては、これまで受け入れについて最大の努力をしてきたところであり、
都立宇宙科学館の開設は市の活性化に大きく寄与するものと考えておりますので、引き続き早期建設に向けて積極的に要請を続けてまいりたいと思っております。
なお、これまで市といたしまして計画の推進にあわせ用地買収につきましても要請活動をしてまいりました。そのような中で、用地買収につきましては都でも真剣に検討されており、再三にわたり現地の状況確認等をされてきているところでございます。早い時期に用地買収がされますよう要請活動を続けてまいりまして、議会にも御相談できるようにしてまいりたいと考えておるところであります。
さらに、今後、東京都の総合三カ年計画の前倒しや新基本構想の策定の中で明確な位置づけをされるよう要請していくとともに、一日も早く宇宙科学館建設に向けた基本計画、実施計画の予算化につきましても働きかけてまいりたいと存じますので、よろしくお願いを申し上げます。
次に、六点目の睦橋通りについて御答弁申し上げます。御質問の睦橋通りにつきましては、これまでいろいろと御心配をいただいてきたところでございますが、おかげさまで去る十月二十六日に熊川地域体育館におきまして、拡幅整備へ向けての東京都と市の共催によりますところの地元説明会を開催することができました。説明会には百四名の関係者のうち七十三名の御出席をいただいたところでございます。
その中で、施行者でありますところの東京都からの説明といたしまして、平成七年度中に現況測量を行いまして、その後、道路幅員の決定を行い、都市計画の変更手続き、さらには用地測量等を行いまして、できれば平成九年度末か、あるいは十年度から具体的に用地買収へ入っていきたいということでございました。
これらの説明に対しまして、出席者からの御意見といたしましては、道路幅員について二十二メートルか二十五メートルになるのかはっきりさせてほしい、代替地や残地についてはどう考えているのか、また、現在は道路幅員も狭く大変に危険な道路であるのでできるだけ早くにやってほしい、さらにはせっかく拡幅するのであるから将来を展望しての道路をきちっとつくってほしいといった御意見をいただいたところでございます。
このようなことから、全体的な雰囲気としましては、特には問題となるような質問もなく、今後の拡幅整備へ向けての御理解をいただいたところでございます。
いずれにいたしましても、長年の懸案でありましたが、地元説明会を開催することができまして、具体化へ向けて動き出すことができました。今後もさらに地元関係者の皆様の御協力と御理解をいただきながら、早期に道路が完成しますよう東京都と協力をしながら努力をいたしたいと存じますので、よろしくお願いを申し上げます。
次に、七点目の福祉会館の今後の利用についてでございますが、この点、議員各位には何かと御心配をおかけをいたしておりまして、まことに申しわけございません。この福祉会館は昭和四十五年に建設されて以来二十五年を経過し、その間、老人、心身障害者、母子・寡婦の福祉事業の拠点として多くの福祉団体等に利用されてまいりました。
本年九月に新しく福祉センターがオープンいたしまして、学童保育施設、シルバー人材センター以外はそちらに移りましたので、現在、施設の有効活用を図るための検討を庁内においていたさせているところであります。
この福祉会館につきましては、検討に先立ち福祉会館建物診断調査を実施しておりますが、この調査では、一点目といたしましてひび割れ、変質、損傷、老朽化、雨漏り等の外観調査、二点目としてコンクリートの中性化深さ試験及び鉄筋の腐食度調査、三点目としてコンクリートの強度調査、四点目として構造、強度の調査を実施し、平成六年八月にその報告を得たところであります。
結果といたしまして、今後の利用につきましては、構造上の強度を確保するには耐震壁等による補強が必要で、コンクリートの中性化も進んでいるとのことでございました。さらに本年初頭には阪神・淡路大震災が発生しておりまして、調査結果のほかにこれらの点も踏まえた対応が必要かと考えるものでございます。
このような状況下のもとで検討させてきたところでございますが、それではこの建物について、例えば児童館のような大規模な改修をすると仮定した場合には、どこまで手が加えたらよいのか、どの程度まで改造ができるかのかなどという建築技術的な問題や、そのようなことを行った場合には事業費はどの程度になっていくのかといったことが、さらに堀り下げた調査をいたしませんと見出し難いというところでございます。
したがいまして、前回調査で不足します部分につきまして、再度専門家による調査をいたしまして、より具体的な改造の手がかり等を得た上で、議会にも方向づけの御相談をさせていただきたいと考えております。このためなお時間をいただくこととなりますが、何とぞ特段の御理解を賜りますようお願いをいたしたいと存じます。
次に、姉妹都市について、新市制実現都市協議会の五市との関係をより進めたらどうかということでございますけれども、災害時における相互応援協定につきましては、去る十一月九日に北海道登別市、新潟県豊栄市、三重県久居市、山口県新南陽市、滋賀県守山市と結んだところでございます。
以上でございます。
───────────────・───────────────
60 ◯議長(須釜亮次君) お諮りいたします。
本日の会議はこの程度にとどめ、延会とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
61 ◯議長(須釜亮次君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって延会とすることに決定いたしました。
なお、次回本会議は十二月七日午前十時から開きます。
本日はこれをもって延会いたします。
御苦労さまでした。
午後四時十六分 延会
Copyright © Fussa City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...