13:
◯戸倉学校指導課長 少し時間をいただきたいと思います。
14: ◯三
葛委員長 では後ほどでよろしいですか。
15:
◯多良委員 いじめの方を先に聞きますが、昨年の全く同じ時期に同じような報告をしていただきまして、そのときに子ども自身にアンケートをとっていて、その調査の数字をここの場でお聞きしたかと思いますが、きょうはそのデータはないのでしょうか。
16:
◯指田学校指導課統括指導主事 平成22年、ことしの3月の数字、市教育委員会が行った調査のことをおっしゃっていると思いますけれども、いじめに遭っていると答えた小学生の人数が226名です。それから中学生では24名。それから自分の周りで今いじめに遭っている人がいるかと、その設問に対して答えた人数が小学校で305名、中学校で79名です。
17:
◯多良委員 去年もこのアンケート調査の結果と
文教委員会で発表される数字との乖離について、議事録を見てもそれ以上の議論というのはされてはないのですけれども、やはりこの乖離について教育委員会はどうお考えなのかということを聞きたいと思うのですがいかがですか。
18:
◯戸倉学校指導課長 今統括指導主事から申し上げました子ども自身に対する調査結果の数は、先ほどの文部科学省の調査における回答の数とかなり大きな開きがあります。これは子どもたちが、自分がいじめられているとか、身の回りでいじめがあるとかということを、なんというのでしょうか、ストレートに回答したものです。ですので、それが本当にいじめであるのかどうかというところについては、指導者側と子どもたちの率直な感想との間には、少し開きがあるのかということです。例えば小学生で、自分がいじめられていると答えた200件余りのことについては、市内の学校ですべて一つ一つ精査をしまして、本当にそれがいじめなのかどうかということは、学校の指導の対応として行っているところですので、数について開きはありますけれども、いずれにしても学校で一つ一つ解消するまで丁寧に指導に当たっていくというところでは変わりはありません。
19:
◯多良委員 今の言葉の中で、本当のいじめなのかということをおっしゃったのですけれども、私は、いじめはその当事者の認識だと思うのです。第三者が見てそれはいじめではないでしょうということも、当人にとったら非常につらいことだったりするということだと思いますから、そこをどのように考えて、このいじめにあっていると答えている226名が15名になるのかというのを、もう少しわかりやすく、今の説明だと余りにも数字が違うし、その線引きも明確ではないし、とてもわかりづらいと思うのですが、もう少しわかるように説明していただけますか。
20:
◯戸倉学校指導課長 説明がすごく難しいところではあるのですけれども、例えば子どもが、自分が嫌な思いをしたこと、嫌だなと思ったことをいじめだととらえたときに、それが本当にいじめかどうかというのがそこで出てくることです。例えば悪口を言われた、すごく嫌な思いをした。だけども自分もその前に何らかの行為を相手にしていたというようなこともあるわけです。自分のやったことはおいて、とりあえず自分がした嫌な思いのことをいじめを受けたと答える場合もありますので、そのあたりは教師の側が見て、本当のいじめかどうかという表現は適切ではないかもしれませんが、いじめということに値するのかどうかというところは見極めていかないといけないと思います。そういったことも含めて、いじめに遭っているとか、自分の周りでいじめが行われているということを調査した結果が二百数十件というような数字にあらわれているわけですので、それらを一つ一つ丁寧に洗っていって事実関係の確認をしていじめである、学校として対応したいじめであるというのが、少なくなった数字ではありますけれども15件、そして12件という形であらわれているところです。
21:
◯多良委員 そうしたら、この15件というのはどういうレベルのどんないじめということになりますか。
22:
◯戸倉学校指導課長 文部科学省の調査でいういじめの定義ですが、ここの調査でいういじめということは、表面的や形式的なものではなくて、いじめられた児童生徒の立場に立って考えるということ、これは間違いございません。それからこのいじめというのは、当該の児童生徒が一定の人間関係のあるものから、心理的物理的な攻撃を受けたことにより精神的な苦痛を感じているものということです。そして起こった場所というのは、学校の内外を問わないということです。
23:
◯多良委員 やはりよくわからないのです。せっかくアンケートの結果がまずあるわけですから、この報告のやり方としては、その中からどうやってふるいをかけて絞り出していって15件になったのかというのが、わかるような形にした方がいいのではないかと思うのです。別に教育委員会を疑っているとかそういうわけではなくて、やはり226人の子どもがいじめに遭っていると自分で言っているのに、ここに挙がってくるのが15件というのは誰が見ても不思議な感じがすると思うのです。例えばその226件のうちの何件が今おっしゃったような、何かしら自分が先にしてというものは省くとか、段階段階で最後にどうやって絞って15件になったのかが、見えるような報告をしていただけるといいのではないかと思いますがいかがでしょうか。
24: ◯三
葛委員長 学校指導課長、いじめの件数の15件というのは、今のアンケートから絞っていく形でやっているのですか。そこを含めて御説明ください。
25:
◯戸倉学校指導課長 この2つの調査は別物です。ですので、文部科学省の調査につきましては、年度が明けて3月の末から5月の初めまでかけて、各学校で前年度中のいじめの件数について振り返って記入するというものです。それから先ほど子どもたちに対するアンケート調査の結果というのは、3月の時点で2月の終わりから3月にかけて子どもたちに対して直に実施をした調査です。2つの調査は別のものです。ですので、調査そのものについても、片方は子どもたちがじかに、それから片方は学校の指導者の側から見た数字ということですので、子どもたちの調査そのものと重なる部分はあるかもしれませんけれども、それをそのまま絞り込んでいって、15件に減っていったということではありません。
26:
◯多良委員 別だとしても両方ともそれはデータなわけですから。では質問をかえますが、その子どもたちに聞いたアンケートも学校は参考にされているわけですよね。両方の調査はまったく別なので、整合性とまでは言わないかもしれないですけど、合わせるようなこともしないで完全に切り離したものとして取り扱っているとは思えないのですけれども、それはいかがですか。
27:
◯戸倉学校指導課長 両方の調査は別々に実施していますが、完全に中身が重なっていないものとは私どももとらえていません。ですので、学校としてこれがいじめであるかどうかということを、事実を確認して指導する中で、いじめの数というもの、数値として挙げられるいじめの数としてはどんどん減っていく傾向にあるというのはそれはあります。ただ、一つ一つのことについて、二百数十件あるものについて学校がどういったものであったか、そしてどういうものが取り除かれていったかというところまでは私どもは調査をしていませんので、そこまで学校に求めれば出てくる数ではあるかと思っていますけれども、現在のところは学校が対応して、これはいじめには当たらないと判断したものについては、こういう理由でいじめではないというところのものは、私どもは今のところお出しするものがないということです。
28:
◯多良委員 では教育長にお伺いしたいのですが、この数字の違いについてかなり違うので、今私も申し述べさせていただきましたが、こういった私のような疑問というのはたくさんの方が持つと思うのです。そのことについていかがでしょうか。
29: ◯松井教育長 本市の場合には、文部科学省の諸問題に関する調査への回答という形で、年に1回年度末にこういう形で学校に調査をして、そのトータルを国に報告をするという調査をやっています。もう一つ、先ほど来話題になっています、直接子どもたちにあなたはいじめを受けていますかという調査もあります。あとの方の調査というのは学期ごとにやっているのです。今の小学校で226名というのは3月にやった調査で、そのほかに学期ごとにあと2回やっています。ですから子どもたちに聞く方は3回、それで国に報告するのは1回。国に報告するものは、学校が年間を通して子どもあるいはその保護者あるいは周りの子どもたち等々、いじめの解決に向けていろいろ努力をして、これはやはりいじめだったということで、一過性の、人のものをとってはだめだよとか、いやがるでしょうとか、そういったレベルではなくて、やはりこれは学校として組織を挙げて対応するようなそういういじめの件数というものが、小学校でいえば15件、中学校でいえば12件となっていますので、今、課長が申し上げたように必ずしも226件の中に15件、12件がそのままストレートに含まれる、含まれるのでしょうけども、調査としては別物ですので、これを分解していけば15件、12件が出てくるというものではないと思っています。一番大事なことは15件、12件の27件については学校が組織を挙げて学級、学年等で本当に一生懸命対応している中で解決をしていくということ、これが一番大事なことだろうと思っています。
もう一つは、いじめの226件、中学校で24名ですか、これというのはどちらかというと4年前に始めて、ここまで3回ずっと来ているわけですけれども、途中からは小学校1年生も含めてこの対象にしたのです。議会での指摘もあってそうなったのですけれども、これはやはり4年間をずっと見てきたときに数が物すごく減っているのです。最初はそれこそ500件とか、600件とかそういう数が返ってくるようなこともあったように覚えています。今それが減ってきて、ことしの3月でいえば226とか24という数まできたということは、子どもたちがいじめというものを、オーバーに概念と言ったらあれですけれども、子ども自身がこれはいじめだということを認識するようになってきていたり、そういういじめに関して考えてきたことのあらわれの一つではないかと思っていて、こちらの数がこれだけ減ってきているということが、私自身はいじめに対する対応が進んできているというあらわれの最たるものかと思っています。
多良委員が分析をして、どの部分が15、12人になったのかというのをお求めになる、それもよくわかりますけれども、この27件については個々にしっかりとした対応をとってきているという一件一件を学校指導課では指導の経緯もつかんでいますので、そのことを今後も続けていくこと。また子どもたち自身が回答する部分については生の声でもありますので、この数字というものを大事にしながら、学校は取りっぱなしにしていませんので、いじめがあると答えた子はどういうことなのかというのをわかる範囲で調べるようにしていますので、そういった個々の綿密な対応というのでしょうか、これを今後も続けていくこと、これが大事だろうと考えています。
30:
◯多良委員 今、減ってきたとおっしゃったのですけど、今回この中で気になることの一つが、去年同じことをお聞きして、小学校で自分がいじめに遭っていると答えた人数が262件、中学校は24件なのです。まわりでいじめに遭っている人がいると答えた人数が小学校で315件、中学校が81件なのです。ほぼ同じなので、子どもが主観的に答えたことではあるけれども、やはり何らかの子どもたちは子どもたちで定義があって、線引きをして答えた結果がこうやって同じような数としてあらわれているのではないかと、私の推測の域ですれども、そう思ったのです。なので、もちろん対応してくださっていないわけではないと思いますし、今の答弁もありましたので、引き続きお願いしたいということはもちろんそうなのですけれども、くれぐれも当事者の子どもたちの主観で、第三者の視点でこうだということで決めつけないで、丁寧な対応を引き続きしていただきたいと思いますので、一言だけいただいて終わります。
31:
◯戸倉学校指導課長 いじめにつきましては、見えないように行われるのがほとんどであるという認識を私どもは持っています。子どもたちが答える、それから学校が答える、答える立場は調査によって違いますけれども、いじめとして報告されたものであるとか、知らされたものについては学校として一つ一つ丁寧に対応していく、解消に向けて最後までそれを見ていくということは、これからも学校に対して指導していきたいと思っています。
32: ◯三
葛委員長 それでは、そのほか。
33:
◯戸倉学校指導課長 先ほどのお尋ねの件ですが、教育相談室におきまして昨年度2月までですけれども、高校生以上の不登校の相談としては3件受けています。
34:
◯多良委員 その件に関しては、今回の報告は小中学校なのでちょっとずれてしまうかもしれないのですが、先生も割と生活圏とか近くにいらっしゃるので中学校までは何とか相談するところがあった。高校生になった途端もうどこにも行く場所がない、相談に行くところがなくなったとか、本当の意味での孤独、孤立してしまうという状況があると聞いていますので、高校生に関して、今後何らかの考え方というのをぜひ持っていただきたいと思っているのですけれどもいかがですか。
35: ◯松井教育長 トライルームにも、中学校を卒業した後に高校あるいはフリースクール等に通っているお子さんが時々尋ねてくることが以前よくありました。そこでトライルームの職員もいろいろ話を聞いたりして、そういった意味では、そういうお子さんにも適切な対応をしてくれていると思っていたこともあります。教育相談自体が学校に上がっていなければ対応しないというような組織ではありませんので、学校に上がる前も、高校生になっても、相談があるときはいつでもこれを受ける姿勢でおりますので、卒業してもということは御本人たちにも伝えていきますし、そういう相談があれば真摯に対応してまいりたいと思っています。
36:
◯多良委員 高校生の年齢でも受け入れるよということを、やはりいろいろな場面で教育委員会の方でもアピールしていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。
37: ◯三
葛委員長 そのほか。
38: ◯皆川委員 そのほかというのは今の件でよろしいのですね。まず不登校の方を最初に質問させていただきますが、先ほど説明の中で不登校の対策として不登校のサポート会議、管理職、職員とか関係者の方で、そういう会議で対応すると。もう一つ復帰シートというようなことをおっしゃったと思うのですが、それをもとに直接指導室からヒアリングに行くといったように報告されたと思うのですが、家庭なり何なりに直接出向くということなのでしょうか。そこの対応について、もう少し教えていただけますか。
39:
◯指田学校指導課統括指導主事 各学校で不登校の子どもが出たとき、あるいはもう不登校ぎみだという場合に、各学校で学校復帰支援シートというものを書いてもらうわけですが、それをもとに市教育委員会の学校指導課にその学校復帰支援シートを上げてもらいます。それを持って夏休みとかそういう時間があるときに指導主事等が学校に出向きまして、そこで今後の対策等についていろいろ話し合う、そういうような対応をとっています。
40: ◯皆川委員 その際に学校指導課も承知していると思いますが、お子さんの状況によって無理強いするということがないような対応をしていると思うのですが、例えばそういったときに第三者のボランティア的な方とか、最近よく聞かれる大学生、別に大学生でなくてもいいのですけれども、お兄さんとか、お姉さん的な人をそういうメンタルフレンドみたいな形で、出向くというような考え方で実施しているところもあるようなのですけれども、そのような考え方について何かお考えがあるのかないのか、その点を聞かせていただけますか。
41:
◯戸倉学校指導課長 今、委員からお話がありましたメンタルフレンド制度のように、子どもたちと年代が近くて、また気軽に話したり相談ができたりするような存在が身近にあるということは、子どもたちにとっても有意義な存在だろうと思っています。本市におきましては、メンタルフレンドという制度とは少し違うのですけれども、学生ボランティアであるとか、それから校内においてはスクールカウンセラーであるとか、そういった方々の力を借りることによって、子どもと学校との関係づくりに役立てているということがあります。
42: ◯皆川委員 要するに学校指導課の方以外の第三者といいますか、そういう方にも御協力いただいて対応をしているということですね。この不登校ということに関しては、どうしても文部科学省との調査で数字としてあらわさなければならないというところがあるわけですけども、本質的には学校に行くことが解決では当然ないわけですから、そのお子さんが抱えている課題、それは家庭の問題ということもあるかもしれませんし、さまざまな状況というのがあって、形としては不登校というふうにあらわれているということになるのだと思います。ですので、学校側、文部科学省側としては学校に来てほしいというのはあると思いますが、そこは本当に無理のないように、そのお子さん、その家庭に応じてぜひやっていっていただきたいということを強く思っていますので、お願いしたいと思います。スクールカウンセラー、もちろん国分寺市の場合はスクールカウンセラーの先生が一生懸命努力なさっているのは承知していますが、あわせて福祉的側面、先ほど申し上げましたように家庭にも課題がある場合もあると思いますので、そことの連携も欠かさずにやっていただきたい。あくまでも学校に行くことが解決ではないという視点に立っていただきたいと思います。
それと先ほど多良委員から高校生というところでの話がありましたが、そういう意味では中学校を卒業して高校生になって、教育の問題に関しても課題がある場合、国分寺市としては相談室の門戸が開かれているということでは、そういうことをぜひもっと内外にというかアピールとは言いませんけれども、やっていただきたいと思います。といいますのは、高校、もちろん中学校からもそうですが、場合によっては長期のひきこもりになるというケースが多々あります。国分寺市内でも、なかなか数字としては上がってこない側面でもありますが、そこが長期になると精神的な問題を抱えるという場合もないとはいえませんけれども、ひきこもりという側面からも、やはり中学校を卒業して高校に入ったはいいけれども、やはり行けないような方もいらっしゃいますので、相談に関しては常に開かれたものだということを、教育委員会としてもそういう姿勢を示していただきたいと思います。その点についてお願いいたします。
43:
◯戸倉学校指導課長 教育相談室の開室の案内ですとか、そういったものがリーフレットであるとかホームページ上であるとか、今後皆様にお知らせする際には、高校生のお子さんについても相談の対象であるということがわかるように示していきたいと思います。
44: ◯皆川委員 それと折に触れて、もちろん小学校、中学校の保護者会といっても限界はあると思いますけども、卒業する中3の方、保護者向けにも、その後のことで相談、心配事がある場合は相談に来てくださいということを触れていただきたいと思います。
それと先ほど親の会のことをおっしゃっていましたけれども、今、教育センターでも市民の方が立ち上げた不登校の方のための親の会というのが確かあったと思いますけれども、それとは別に教育委員会でそういう親の会を呼びかけて立ち上げるという意味なのか、そのように聞こえたのですがその点についてお聞きしたいと思います。
45:
◯指田学校指導課統括指導主事 7月17日の土曜日ですけれども、指導課から各学校の不登校の親御さんに呼びかけまして集いを行います。そういう保護者の方、それから関心のある先生を呼びまして、今後の取り組みのあり方ですとか支援のあり方等についての集いを行う予定です。
46: ◯皆川委員 あくまでも教育委員会主催でということですね。その際にも当然教育委員会としてはやはり学校に戻ってほしいという思いはあると思いますが、先ほど申し上げましたように、学校に戻るだけが解決ではないという場合もあると思いますので、そこは配慮していただきたいと思います。
不登校という問題に関して、この言葉の使い方というのも、どうしても適用指導という言い方をしてしまいますよね。ということは、その方が不適応だという人なのかという、ある種レッテル的な感じも私は否めなくはないのですけれども、ある意味便宜上と言いますか、使わざるを得ないということもあると思いますが、私としては非常に違和感のある表現だと思うのです。他の言い方はできないのでしょうか。
47:
◯戸倉学校指導課長 先ほど委員がおっしゃったとおり、私どもは教育委員会ですので、小学校、中学校でなかなか学校に通えていないお子さんについては、学校に復帰とか適応をしてほしいというのが一番の願いです。ただおっしゃるとおり、不登校の状況に至るには非常に複雑な問題が背後にはありますので、一律に強引に学校に戻ることを求めるというのは適切ではないと私どもは考えています。
それで先ほど統括指導主事が申し上げた保護者の集いについてなのですけれども、この保護者の集いを開く目的というのは、不登校のお子さんをお持ちの保護者の方々が横のつながりを持つことによって、解決策がその場ですぐに見つかるかどうかはわかりませんけれども、お互いに情報交換をするなどして不登校のお子さんを持っている保護者としての気持ちを支え合うというか、そういった場になればありがたいなと思っています。またその場合には大学院の教授を招いて、不登校に対する例えば専門的な立場からの分析というのでしょうか、ただ集団に不適応であるということだけではなくて、それに加えて医学的な部分、脳生理学的な部分から不登校の分析というようなお話をしていただくことによって、お子さんの状況を違う角度からも見つめ直すというのでしょうか、そういう機会になればいいなと思って設定をしています。
48: ◯皆川委員 さまざまな視点から取り組まれていらっしゃるのだなということは十分理解できますが、くれぐれもお子さんや親御さんを追い詰めるような形にならないように、あるべき姿みたいなことを固定観念にならないようにしていただきたいと思います。そういう意味での一人一人の状況というものを十分に配慮していただいて、取り組んでいただきたいということをその点については要望しておきます。今後この件について報告がある場合もあるかと思いますが、またお知らせいただければと思います。不登校に関してはひとまず終わりまして、いじめの方に移ってよろしいですか。
49: ◯三
葛委員長 はい、どうぞ。
50: ◯皆川委員 いじめの件数についても、どうしても数字を挙げなければならないというところで、先ほどの多良委員の疑問も十分にわかるところです。きょうの資料にあるのは、説明から察すれば、学校としてその事実を確認していて対応を図ったものと理解してよろしいですか。簡単に言えばそういうことなのでしょうか。
51:
◯戸倉学校指導課長 そのとおりです。
52: ◯皆川委員 その件に関しては、かつてこのいじめの定義というのが、2度くらい変わっていますよね。1985年くらいとそのあと10年たってから文部科学省のいじめの定義が変わっていて、1985年くらいの定義のときに学校としていじめの事実を確認しているものということで定義をされている。ですから、そこのところの数字がどうしてもこの数字になってしまうから、子どもたちに直接アンケートをとったときの数字のずれというのが出てしまうのかと私は認識したのですが。というのは、いじめの定義として、1995年ではいじめられている児童生徒の立場に立って行うと変わってきていますので、その定義が変わってきてはいるけれども、旧定義のままのアンケートと新しくなった定義のもののアンケートが、同時ではないのですけれども、行われているからこういう数字の違いが出てくるのかと思ってしまうのですが、そういう認識でよろしいですか。私としてはそう考えてしまうのですがどうなのでしょう。
53:
◯戸倉学校指導課長 いじめそのものについての定義が、子どもたちに対するいじめの示し方とそれから学校に対するいじめの定義の示し方と違うというものではありません。先ほど申し上げたのが現在国が考えているいじめの定義ということですが、従前はそのいじめに当たる行為が継続的に特定の者に行われているというような定義が加えられていたと思います。現在においては、そういう継続的なものとか回数とか頻度とかいうことではなくて、一定の人間関係のある者から、心理的な、物理的な攻撃を受けたことで苦痛を感じていることもありますので、子どもに対して行っている質問についても、それから学校に対して行っているいじめの質問についても大きな違いはないと思っています。ただ、子どもから出てきたものがすべて苦痛を感じているものではありますが、それが何らかの一定の人間関係のある者からの攻撃というものなのかどうか、一方的な攻撃というものに当たるかどうかということは、学校として一つ一つつぶさに見ていかないと、いじめと判断できないというところがあります。なので、数の差というのは定義の差ということではないと私どもはとらえています。
54: ◯皆川委員 わかりました。定義とはまた別な次元であるということですね。どうしても先ほどの不登校もそうですが、こういう数字というものにとらわれてしまうということですが、本質的な問題はやはりそれだけでは当然ないわけですから、やはり状況をつくっているということを認識して私たち大人側も考えていかなければならない問題だと思います。ある精神科医がいじめの家庭に関して、最初は孤立化から始まり無力化、次に透明化というような言い方もしているというのを読んだことがあるのですが、透明化になったときに行き着くところ、その子自身は自分の誇りとしていい子になりたいと思っていて、いじめはわかっているのだけども、わからないような、本当に一見何もなさそうな、まさに透明な状態で、その子自身は被害者かもしくは見ている立場かもしれないけれども、追い詰められて行き着くところに自殺というようなこともないとは言えないというようなことを発表されている方もいらっしゃいます。このいじめと自殺に関しては文部科学省も研究チームをつくってやっていますし、最近でもそういうニュースなどがありますが、そういう状況にもちろんならないように、いじめの問題に関しても国分寺市では取り組んでいるということの報告だったと思います。
先ほど11月に児童会サミットを行うということですが、昨日たまたま新聞でもいじめを6年間受けぬ子が1割というので、国立教育政策研究所の調べで小学4年生から中学校3年生までの6年間、同じ子どもたち596人を追跡したところ何らかのいじめといいますか、要するにいじめを受けないでいられた子が1割だけみたいな数字の話が新聞に出ていましたけれども、ただここで書いてあるのは要するに犯人探しをするのではなくて、あくまでもそういう個別の生徒を念頭におくのではなく、学級とか学年全体を見て児童・生徒全体に対する働きかけ、目配りが必要だというコメントも出ているのです。だから全体的にいじめについて考えていこうということが重要なのだという意味では、このサミットというのもそういうことかと思うのですけれども、具体的にこれはどういうことをするのですか。この児童会サミットというのはどういうことをするのですか。
55:
◯戸倉学校指導課長 サミットそのものは12月に予定していますけれども、それに至るまで4月から1学期、2学期と各学校で児童会や生徒会の取り組みとしていじめをなくしていこうというそれぞれの取り組みをしてもらっています。小学校は10校、中学校は5校あるわけですが、その15校それぞれにいじめをなくすための取り組みというのは創意工夫をもって今取り組んでいるところです。12月のそういう児童会生徒会サミットでは、各学校15校の取り組みを持ち寄って情報交換をし合って、この1年間、12月ですので正確には8カ月ほどですけれども、その間の取り組みの様子をお互いに情報交換をして最終的に市として市の児童会、市の生徒会全体としていじめをなくしていこうという宣言にまとめていくというものです。子どもたち自身の中からいじめをなくしていこう、いじめは絶対に許されない行為であるという機運を盛り上げていこうというものです。
56: ◯皆川委員 どうしてもきっかけとしては大人側といいますか、ある意味先生側からの働きかけにならざるを得ないのかという部分もありますけど、子どもたちの発意であるとか意見というのも十分尊重して、そこは上から目線ではなくて子どもたちを主体にということで、その点を外さないようにしていただきたいと思います。そこだけいただいて終わります。
57:
◯戸倉学校指導課長 子どもたちのアイデアだとか、発想を十分に生かした取り組みを今学校で行っていると思います。その取り組みの成果が12月に持ち寄れることを期待しています。今まではどちらかというと指導者の側からいじめをなくしていこう、いじめはいけないという訴えが多かったかと思いますけれども、今年度のこの取り組みにつきましては指導の一環としての取り組みではありますけれども、子どもたちの中から意見を取り出していきたい、取り上げていきたい、アイデアを募集していきたいということですので、今委員がおっしゃったような効果は十分期待できるのではないかと思っています。
58: ◯三
葛委員長 そのほか。
59: ◯田中委員 手短に。先ほどの皆川委員とは別の立場から意見と質問をさせていただきたいのですけれど。不登校について、学校に通学できるようになることが解決でいいですよね。
60:
◯戸倉学校指導課長 不登校の解決につきましては、学校に復帰するというのは解決の一つであると考えています。
61: ◯田中委員 できるようになることが解決の一つ。ということは、学校に行かなくても解決になるということですか。
62:
◯戸倉学校指導課長 学校に戻ることのできるお子さんについては、学校に復帰することが解決策になると思いますが、どうしても学校には戻ることができないというお子さんがやはりいます。そのお子さんについては必ずしも学校に戻ることが解決になるとは限らないという意味です。
63: ◯田中委員 そうすると、どうしても学校に復帰できないお子さんに対して別の解決方法になった場合、この不登校児童生徒数は減るということですね。解決になるということなのですね。
64: ◯三
葛委員長 今の質問はわかりますか、学校指導課長。
65: ◯田中委員 復帰できるお子さんが学校に来るようになったら不登校児童の数は減りますよね。どうしても復帰できないお子さんが、学校に復帰しない立場で何とか解決の方にいったとなった場合も、不登校児童数は減るのですね。
66:
◯戸倉学校指導課長 学校には復帰できないけれども、例えば市のトライルーム、適応指導教室になら通うことができるというようなお子さんについては、それが不登校の状況を脱したととらえることができると思います。
67: ◯三
葛委員長 それがこの数の上でどうなのかということです。
68:
◯戸倉学校指導課長 トライルーム、適応指導教室に通うことができるようになれば、不登校の児童生徒数から数としては減るということになります。
69: ◯田中委員 先ほど無理に学校に通わせることが解決ではないというような意見があったと思ったのですけれども、小・中学校の間は行かなくてはいけないところなのだという指導が大事だと思うのです。行きたくなければ行かなくてもいいよという指導をされていますか。
70:
◯戸倉学校指導課長 小学校、中学校については義務教育機関ですので、保護者としては学校に通わせることが義務であるという捉え方でありますので、その意味では義務と私どもは考えています。ただ何らかの事情によって、通えないというお子さんについては通わなくていいと言うのではないのですが、通えるときに通ってくださいとか、そういう意味合いの働きかけになることはあります。
71: ◯田中委員 何か友達づきあいが面倒だから行きたくないと言って行かない生徒にも、同じような指導をされていると思うと不安を感じるところがあるのですけど、行きたくなければ行かなくていい場所であれば不登校を問題にしてもらいたくないのです。登校児童生徒数をこうして表にしてあげるということは、それが問題だからですよね。であれば小・中学生には学校は行かなくてはいけない場所なのだという指導をしてもらいたいと思いますが、いかがでしょうか。
72:
◯戸倉学校指導課長 子どもに対する指導ももちろん学校に登校することの意味というのは学校を通じて、また担任を通じて指導しているところです。あともう一つ課題としては、その当該の保護者に対して学校に通わせるということの意味を理解していただくということも一つの課題であるかと思います。不登校の状況については、学校に通いたくないというような一言でくくれるような状況ではなかなかない。10人いれば10人それぞれに学校に通えないとか、集団がそもそも苦手であるとか、人とのかかわりにおいてとか、また学力だとか、部活動だとか、いろいろなことがありますので、なかなか通いたくないからというような気持ちのくくりでは説明できないというところがあります。
73: ◯田中委員 そういう苦手なものを改善するためにも、この時期はとても重要だと思うのです。多少無理でも学校に誘う姿勢を持ってもらいたいと思います。
74: ◯三
葛委員長 そのほかはよろしいですか。
75: ◯皆川委員 この不登校に関しては、非常に理解も含めて難しい問題ではあると思います。先ほど課長がおっしゃいました義務教育という考え方ですけども、この義務はあくまでも保護者に対しての義務であり、子どもに課すものではないということはまず基本におさえていかなくてはならないと思いますが、その点をまずお答えいただけますか。
76:
◯戸倉学校指導課長 義務教育については、保護者に課せられた義務であるととらえています。
77: ◯皆川委員 そうなのです。ですから子どもに関しては無理やりという意味では、人によって、もちろんそれで働きかけをしていける場合もあると思いますし、結果的にやはり行かないという形になってしまうということもあると思います。
私がここまで言うのは、あまり自分のプライベートなことは言いたくのないのですが、自分の経験上言っている部分もあるのです。行かなかったけれども、今何か支障があるかと言うととりたてて、何が支障かわかりませんけれども、だからある意味で私は学校に行かないという状況をもった親の一人なのです。だから多分ほかの親御さんも、そういう部分で抱えていることがあるかという点では、すべてとは言いませんけれども共感できるところはあります。ですから行かなくなったときに子どもの立場に立って何が大事かというのを考えるというのが第一に必要かとは思います。それが行かないという
選択をする場合もあるし、行かせないということもあるかもしれないし、本当の意味での子どもの状況がどうなのかという判断を見誤ってはいけないと思います。でも、そういう時期は、子どもは自分の意思を話しませんので、なかなかわからないですけれども、不登校ということに関しては、きょうは報告事項ではありますけども、考えていかなくてはならない課題だということを改めて、私もちょっと個人的なことを話すつもりはなかったのですけれども、そういう経験上あえて触れさせていただきました。
78: ◯松井教育長 教育委員会としては子どもたちに学ぶ場である学校に来てほしいと願っています。だから義務教育とかそういう言葉を抜きにしてやはり学校に来てほしいです。楽しい学校生活を送ってほしいと思っています。そういう思いとは別に学校に行きたくてもいけないという状況が生まれたり、あるいはそういう気持ちに子どもがなってしまったりというのは、現実としてあるというのが今の社会だと思っています。それを学校には義務教育だから行かなければならないと言ったところで、実はどうにも解決がつかないのが今の状況だと思います。だから皆さんこうやって非常に苦労している部分があるわけですけども、教育委員会としては学校に来てほしいけれども、学校だけがすべてではないと教育委員会自身が言うことはないけれども、学校には行けないけれどもほかにそういう集団生活を経験したり、学ぶ場があったりするのであれば、もうどうにも学校に来られないのであれば、それだって次の策としては大事な学ぶ場だろうと私は思っています。だから来てはほしいけれども、無理やりに来させることはだれにもできないような状況、そこのところを踏まえた上で一人一人のお子さんの状況に応じて、いろいろな対応を一緒に考えていくしかないと思っています。
79: ◯三
葛委員長 よろしいですか。
80: ◯田中委員 一言だけ。おのおのそういう事情は確かにあると思います。ただ、私が言いたかったのは、生徒自身が学校は行っても行かなくてもいい場所だと思ってもらいたくないと強く思ったので、それをわかっていただければ結構です。
81: ◯松井教育長 田中委員の思いはよくわかります。そのとおりだと思います。学校はやはり来てほしいという思いで一生懸命努力をしていますので、それは大事なことだとふまえています。
82: ◯皆川委員 だから、経験上言わせていただくと、実は学校に行きたいのは本人が一番行きたかったりするのです。行きたいのだけれども行けないという状況である。田中委員がおっしゃったのは、はなから学校というのはというところで、ある意味小ばかにしたみたいなそういう状況はつくってほしくないという思いはわかりましたので、ただ行きたいのは実は子ども自身だということであるということもつけ加えさせていただいて終わります。
83: ◯高橋副委員長 三
葛委員長。
84: ◯三葛委員 端的に。不登校の中でも、例えばこの前事件でありましたけど、子どもを監禁して学校に行かせないという事件が出てきました。不登校でも、子どもに教育を受けさせるということが必要ないというような考えで、不登校にさせているような親が残念ながらいるケースと、何らかの形で例えばフリースクールですとかそれ以外何らかの手段的な教育ということをやりながら、だけれども数の上では不登校と出ている場合というのもあり得ると思うのです。なので、この中では本当に深刻な不登校は何かという部分というのを少し、これはすぐ何か答えを求めるわけではなく、何か研究テーマなり問題意識としてお考えいただければと思います。何か御答弁があれば一言いただいて終わります。
85: ◯松井教育長 子どもを出さないというのは虐待のケースでありますので、あれだと思いますけれども、この中身についてはいわゆる田中委員が先ほどおっしゃっている部分にかかわるのだけれども、怠けというような学校には行かなくてもいいのだと、怠けていたいのだと、退学という意味での不登校もあれば、非常に心理的に行きたくても行けない、あるいは軽い障害があってどうしても集団の中に入っていけないとか、いろいろなケースがあるわけです。そういったものについて一件一件どういうケースなのかということは、先ほど言ったケース会議等で分析をしていますけれども、今ここでそういった資料は出していないわけです。微妙な問題もあるかと思いますけども、そういったことを一件一件なぜ学校に行けない状況になっているのかということは、しっかりと把握をしていくということ、これはもう委員長がおっしゃったとおりだと思っています。
86: ◯三
葛委員長 では、よろしいですか。(「はい」と
発言する者あり)
────────────────── ◇ ──────────────────
87: ◯三
葛委員長 では、続きまして、2つ目の報告事項に移りたいと思います。「第68回国民体育大会」についてを議題といたします。
88: ◯山本社会教育・スポーツ振興課長 第68回国民体育大会について報告申し上げます。資料2をごらんください。1枚めくって資料2-1です。こちらは東京国体開催決定までの経過です。平成元年東京都市長会、同町村会が都知事と教育委員会に要望書を提出したのが発端となりまして、都議会と教育委員会で国体の招致を決定、決議、財団法人日本体育協会に開催の要望書を提出。平成19年には……。
89: ◯三
葛委員長 課長、もうここはコンパクトに、見ればわかります。
90: ◯山本社会教育・スポーツ振興課長 そうですか。こちら2-1が経過です。ここで本年7月7日に第68回国民体育大会の東京都開催が正式決定されました。続きまして2-2をごらんください。こちらにつきましては、そもそも国体とはどういう大会なのかと。それに関連しまして前年度に開催されるリハーサル大会、国体期間に開催されるデモスポーツについての説明です。
国分寺市におきましては、国分寺市民スポーツセンターが成年男子バレーボールの競技会場となることが正式に決定しています。バレーボールは国分寺市のほか立川市、羽村市、小平市、町田市、狛江市で開催されることになっています。細かい日程は本年12月に決定いたしますが、平成25年9月から10月にかけて2日間行われます。国分寺市では1回戦と準々決勝、2日間で都合7試合が開催される予定となっています。
それでは2-3をごらんください。国分寺市ではどのような国体を開催するのかを国分寺市が目指す国体像の案です。バレーボール競技の円滑な実施運営、おもてなしの心、それから市民参加ということの考えです。
続きまして、資料2-4をごらんください。こちらは国体開催までの準備スケジュールです。左から主要日程、国分寺市、それから実行委員会となっています。これは平成25年に行われる国体に合わせまして既に本年が3年前となっていますので、準備をこういう段階で進めていくという資料です。
資料2-5をごらんいただきたいと思います。こちらは今年度の準備スケジュールです。真ん中にある庁内の推進本部、推進委員会を開催しまして年内の実行委員会設立を目指していきます。資料2-6をごらんください。こちらは推進本部の設置目的、それから組織の抜粋です。所掌事項、組織の抜粋です。
続きまして2-7をごらんください。こちらは実行委員会の組織図の例です。実行委員会の下に常任委員会、またそれから専門的な分野に分かれまして具体的な検討をする専門委員会を設置する流れになっています。
資料2-8をごらんください。こちらは東京都の国体開催の準備状況です。この表はことしの4月1日現在のものですが、東京都は7月16日に組織改正を予定しています。今までは国体は総務局、スポーツ振興は生活文化局となっていましたが、それが一元化されましてスポーツ振興局となる予定です。その表の
左下あたりに書いてある東京都の準備委員会ですが、会長は東京都知事、委員の中にはすべての区長、市長、町村長も含まれています。
続きまして、資料2-9から2-12につきましては、平成22年度東京都予算に対する東京都市長会と東京都教育長会の要望とそれに対する措置状況の写しです。現在は施設整備費の2分の1、運営費につきましては都知事が必要と認めた経費の2分の1の補助率となっています。市民スポーツセンターにおいては、平成19年10月の調査で指摘されている床の改修、これは研磨ですが、これが約520万円。照明の明るさが足りないということで、こちらの改修が約620万円。それから仮設スタンドが設置となりますので、これが約390万円。合計で約1,530万円かかります。こちらの2分の1の補助という流れになっています。それから運営費ですが、既に開催された市の規模によりまして大幅な開きがありますが、国分寺市で考えられるのは今のところ概算で3,000万円から4,000万円程度と考えています。
91: ◯三
葛委員長 説明が終わりました。質疑のある方、挙手にてお願いいたします。
92: ◯皆川委員 今、最後のところで予算の話だったわけですけれども、全部で床の改修、照明、スタンド、合計が1,530万円でその2分の1が補助だということですが、当然2分の1が市の財源ですね。ということは、これはいつ予算化されるのか、そのあたりの年次計画はどうなっていくのでしょうか。
93: ◯山本社会教育・スポーツ振興課長 国体の開催の1年前にプレリハーサル大会があります。そちらにはすべてそろえた状況でやるということになりますので、24年度となっています。24年に床の研磨から含めて全部やる予定になっています。
94: ◯皆川委員 かつて、この国体、国民体育大会というのは開催されると、そこの県なり町の道路が整備され、きれいになるというような話もあり、当然体育施設も整備されるということがあって、それも全県一巡、道を含めて一巡しても2巡目の68回ということですよね。国分寺市の場合はそれが幸か不幸かわかりませんけれども、恐らく実際にはもっと財源、財政がかかるところもあるのかもしれないのですけども、国分寺市はこれによってとりあえず、けやきスポーツセンターは整備されてきれいになるということですね。という質問は変ですけれど、24年度に予算化して、24年度に改修、そして25年に国体を迎えるということになるわけですね、段階としては。そこをお願いします。
95: ◯山本社会教育・スポーツ振興課長 おっしゃるとおりです。24年にリハーサルを行いまして、それで不具合が見つかったらまた直すというような形で本番を迎えるということです。
96: ◯皆川委員 実際、改修等の時期になると利用者の皆さんなどにも御理解をいただいて、段取りよくやっていかなければならないと思いますが、改めて大変お金のかかる行事ではあると思います。そもそも論という話をしても今さら始まらないかと思いますので、これは粛々とやっていただくしかないと思います。新たに係長も位置づけられましたし、これからも内部の推進検討委員会で進められるということなので、そのような予定、計画に則ってやっていただくしかないと思います。一つだけ確認しておきたいのですが、財団法人日本体育協会理事会ということで7月に正式決定となりましたが、この財団協会というのは日本全部の体育協会の理事会なのでしょうか。ここは事業仕分けはなかったのですね。どういう理事会なのかということだけお聞きして終わります。
97: ◯山本社会教育・スポーツ振興課長 全国の都道府県のトップということです。事業仕分けにつきましては、私にはわかりません。
98: ◯田中委員 国分寺市はバレーボール開催で、資料2-2でほかの競技会場地
一覧は別紙参照となっているのですけれども、あとで出していただけますか。
99: ◯山本社会教育・スポーツ振興課長 バレーボール競技につきましては先ほどお示ししたとおり6市ですけれども、そちらの表でしたらあとで用意することはできます。
100: ◯田中委員 一般市民は参加できるのですか。
101: ◯山本社会教育・スポーツ振興課長 国分寺市の目指すところはおもてなしの心ですとかそういったところも含めております。ですから全国からいらっしゃる方、皆様方に対するいろいろな面で市民参加という形で行いますが、バレーボールそのものではありません。
102: ◯三
葛委員長 競技ではないと。
103: ◯田中委員 選手として出るには、どういう手続を踏まなければいけないのですか。
104: ◯山本社会教育・スポーツ振興課長 要するに国体に参加するチームですので、東京都のいろいろな大会に勝って、予選に勝ってということになります。結果的に国分寺市で行われるのは8チーム、第1回戦とそれから準々決勝ですので、国体に出るまでに、その前にかなりいろいろな大会があるということです。ですから、そういったチームが国分寺市から出れば可能性はなきにしもあらずということなのですが。開催県、今回の場合東京都ですが、都代表として出ることは可能ですが、代表になるためにいろいろ勝ち進んでいくということが必要になります。各競技、今回のバレーボールにおきましては、国体予選がありますので、それに勝ち進んでいくという必要があります。
105:
◯多良委員 一つだけ教えてください。先ほど財政面の話の中で床が520万、照明が620万、仮設スタンドが390万で1,530万円の2分の1を24年に予算化ということだったのですが、運営費が3,000万円ということがありましたよね。違いますか。運営費の中身、これは2日間で3,000万ということなのでしょうか。
106: ◯山本社会教育・スポーツ振興課長 先ほど申しました概概算で3,000万から4,000万という話ですが、具体的な見積もりということではありません。既に行われている各市の状況から、今の段階では推測ということです。大きな市ですと1億を超えるような予算を取っている市もありますし、たしか長岡市は2日間で1億を超えているようです。ですから、かけようと思えば幾らでもかけられる。そこのところをどのようにするかということで、今のところ私どもの方で概概算で出した数字です。
107:
◯多良委員 運営費に関しては全額市の予算ですね。運営費というのは、運営費も2分の1ですか。例えば運営費とはどんなものなのでしょう。
108: ◯三
葛委員長 課長、その運営費の内容とかを資料で出していただくことは可能ですか。
109: ◯山本社会教育・スポーツ振興課長 細かい表がありますので、後ほど配布します。
110: ◯三
葛委員長 ポストでいいです。
111:
◯多良委員 それを資料としてまた見せてください。
112: ◯高橋副委員長 三
葛委員長。
113: ◯三葛委員 一つだけ。補足なのですが、仮設スタンドは仮設ですよね。終わったら取ってしまうのですよね。だったら2分の1ではなくて全部出してもらうとか、交渉をぜひしてもらいたいと思いますのでお願いします。
114: ◯山本社会教育・スポーツ振興課長 ほかの県は大体3分の2ぐらい補助があったそうですが、東京都は半分らしいです。そういうことも含めまして要望は挙げてまいります。
115: ◯三
葛委員長 ほかに。(「なし」と
発言する者あり)
────────────────── ◇ ──────────────────
116: ◯三
葛委員長 それでは続きまして3つ目の報告事項に入ります。おたかの道湧水園内歴史的建造物保存活用方針の策定についてお願いいたします。
117: ◯福田ふるさと文化財課長 報告事項3のおたかの道湧水園内歴史的建造物保存活用方針の策定について、資料ナンバー3により報告いたします。本件につきましては、既に策定状況等につきまして報告しているところです。本日は去る6月23日に教育委員会定例会におきまして、方針が決定しましたので報告するものです。
方針文は1ページからで、まず1に対象物件の名称や内容を記載し、2以降が方針の本文です。2は歴史的学術的価値についてまとめてあります。2ページに入りまして、3は保護・保全および公開・活用の基本方針です。歴史的学術的価値を損なわないように保存継承しつつ、まちづくりの核となる地域資産として、公開活用する必要がうたわれています。4は修理・管理計画と課題についてですが、長屋門は全部の解体か半分ほどの解体による大規模な修理、土蔵は部分修理が必要であるとしています。5は公開についてですが、長屋門は5ページにイメージ図がありますが、そのとおり屋内のしつらえに適した公開方法が考えられるとしています。土蔵は収蔵庫としての利用を維持するとしています。6は保存活用計画の策定方針に基づき速やかに策定するとしています。最後の7は保存修理事業について、計画の中でそれぞれの建物の状況に応じた事業の実施計画を定める必要があるとしています。
118: ◯三
葛委員長 説明が終わりました。質疑のある方お願いいたします。よろしいですか。
119: ◯皆川委員 これは方針ということですので、今後実施計画、もう少し具体的なタイムスケジュールを含めて作業がわかるような形のものがあると思うのですが、今後の予定、あと予算等も含めて御説明いただければと思います。
120: ◯福田ふるさと文化財課長 まず方針に基づきまして保存活用計画を、今年度そのための検討予算もちょうだいしていますので、この7月の教育委員会で文化財保護審議会の諮問を決定し、市民参加の歴史文化プロジェクト2010のワークショップでの検討を経て、11月には素案をまとめ市民説明会を行い、年内には答申をいただいて決定したいと考えています。具体的な事業につきましては、その活用計画の中で詰めていきたいと考えています。
121: ◯皆川委員 市民の皆さんともプロジェクトを組んでとおっしゃっていましたので、広く呼びかけて活用に向けて進んでいくということでよろしいですね。参考までに予算、これによってどれくらいかかるものか、報告していましたか。この整備に向けての、予定……。今の段階でわかることでいいです。
122: ◯福田ふるさと文化財課長 先ほど私が予算と申し上げましたのは、今年度計上しているこの計画策定のための検討調査予算です。事業費については未定です。
123: ◯三
葛委員長 それではよろしいですか。(「はい」と
発言する者あり)
────────────────── ◇ ──────────────────
124: ◯三
葛委員長 では4番目の報告事項に移ります。国分寺市文化財保護条例の全部改正に伴うパブリック・コメントの実施について。
125: ◯福田ふるさと文化財課長 4の国分寺市文化財保護条例の全部改正に伴うパブリック・コメントの実施につきまして、資料ナンバー4により報告いたします。本日は条例改正に伴うパブリック・コメントの実施を9月に予定している旨報告するものです。この資料には上段に条例改正の経過と下段に今後の日程をまとめています。経過はあらあらですが、教育委員会では文化財保護審議会の意見を踏まえ、市内所在文化財の今後の保存活用についての指針を平成17年4月に定めたところです。ポイントは幾つかあるのですが、特に国や都で文化財としているものが市では文化財とされていなかったり、文化財保護のすそ野の拡大のために国や全国の自治体で制度ができている登録文化財制度がないなどの課題があることから、全般的に基本的事項を整備する必要性がうたわれているところです。当時この文化財保護審議会の審議過程で現行条例を逐条的に検討する中で指針が取りまとまった経緯があり、指針に基づきまして速やかに改正を進めるべきでしたが、ここまで作業がおくれたことにつきまして大いに反省するところです。今後の日程ですがパブリック・コメントの実施を9月に予定し、12月議会上程、4月施行を目指して作業を進めたいと考えています。
126: ◯三
葛委員長 説明が終わりました。質疑のある方は挙手にてお願いします。
よろしいですか。(「はい」と
発言する者あり)
────────────────── ◇ ──────────────────
127: ◯三
葛委員長 それでは5番目のその他について、資料が1枚来ていますので報告をお願いしたいと思います。
128: ◯高杉庶務課長 資料を追加で出させていただきました。国分寺市立第四小学校門扉破損事故についてということで報告をしたいと思います。場所は第四小学校の西側にある門扉、2ページに配置図ということで示しています。グラウンドの西側ですが、こちらの場所が破損場所です。表面に戻りまして、状況としてはごらんのとおりこの門扉が破損しているものと、あと地区防災センターの避難場所という掲示板、こちらの一部がへこんでしまったということです。
日時ですが、7月7日の朝、5時20分ごろ第4小学校の副校長から連絡を受けました。その後、防犯カメラ等で大型のトラックが北側から南に向かって走ってきて、四小の門の前で停まって、Uターンをしようとしてバックで進入してきたという状況が映っていました。そこで何度かバックをしたところでこの門に当たってしまって、そのまま走り去ったという状況です。その後学校から速やかに警察には連絡をしたのですが、犯人の特定ができないという状況になっています。
私どもも翌日の7月8日に小金井警察署に行き、交通課にはこういった状況を詳細に説明して、捜査のお願いということでこちらから報告には行っています。現状としてはこのままだと大変危険なものですから、児童あるいは近隣の皆様に安心な形で今はバリケードをして通れないように対応しています。今後も引き続き、修繕あるいは相手方が見つかるかどうかわかりませんが、そういった方向に進んでいきたいと思っています。
129: ◯三
葛委員長 報告が終わりました。質疑のある方は。
130: ◯田中委員 このアコーディオン式の門扉はわかるのですけど、この避難場所の看板、これもその車ですか。
131: ◯高杉庶務課長 この避難場所の看板とこの右側にある門、これはコンクリートになっていると思うのですが、この部分の一部を削られているような状況です。車体が当たったということになるかと思うのですが、一部削られているというところも現場で見てきました。トラックがUターンをしようとして、長さだったり目測を誤ったのではないかとこちらは推測をしているのですが、いまだ細かいところに関しては、警察にお願いしている状況です。防犯カメラを見る限りではそういった状況で、トラックがバックでぶつかったというのは確認しています。
132: ◯三
葛委員長 そのほか、質疑のある方は。
133: ◯皆川委員 まずは人身事故にならなかったということは本当によかったと思います。警察等で調査は進めていただくと思うのですが、バリケードとおっしゃいましたが、やはり直すのですよね。バリケードのままというわけにはいかないですからね。その点だけお願いします。
134: ◯高杉庶務課長 今、バリケードをしての安全確保に努めていますが、将来的にはこのまま使えない状態でというのはこちらも考えていません。これは保険の部分もありますので、そういった調整をしながら直していきたいと考えています。
135: ◯皆川委員 通学のときにお子さんたちはここではなく、北側でしたか、別なところからだから、そこは支障がないですよね。そこだけ確認させてください。
136: ◯高杉庶務課長 委員のおっしゃるとおり通学に関しては特に支障がない場所になっています。
137: ◯三
葛委員長 高橋副委員長。
138: ◯高橋委員 第四小学校といえば一番近代的で、いろいろなものが設置されていると私は認識していたのですが、この防犯カメラは、その車の特徴ですとか、車番というか、ナンバーとかそういうものが認識できるカメラになっているのでしょうか。
139: ◯高杉庶務課長 基本的には校舎内を映すということで、外部のところに関しては、防犯カメラの運用に関するマニュアルというものがありまして、学校に侵入する不審者を抑制して、児童生徒の安全を確保することを目的としてカメラを設置しています。こういった状況の中で、あくまでも必要最小限の範囲を撮影して、学校敷地外の不特定の第三者に対する撮影を行わないということで運用しています。ですので、敷地内はカメラで映っておりますし、四小には15台のカメラがあります。校舎についているところなので、少し遠いところから門を映しているため、なかなか正確な形で見られるという状況ではなかったということです。
140: ◯高橋委員 実は、この間、打ち合わせのときに不審者という話をさせてもらっていたのです。よもやこういった車ということは認識してなかったので、それこそ都内でも、また先日は自動車の企業の中にも車が入ってきて人を痛めてしまうという事故も起きていますので、今回はこの朝の時間も考えて児童をねらったというものではないと認識していますけれども、いろいろな状況が起きてくるということを想定した上で、今回のような速やかな対応をしていただいて、警察とも連携しながら一日も早く解決をし、地域の皆さんが安心して暮らせるように、そこは市としてもしっかり警察と連携しながら見守っていただいて、また状況を教えていただければと思いますので、よろしくお願いします。
141: ◯高杉庶務課長 今、委員がおっしゃられたとおり、こちらの方も十分注意しながら周りと連携をとりながら進めていきたいと思っています。
142: ◯三
葛委員長 それではよろしいですか。では、委員の側から。
143: ◯皆川委員 その他ということで1点だけ確認させてください。第四小跡地に所在する東山道の遺跡に関して、この委員会でも昨年の12月と2月の閉会中の委員会等でも説明いただいている内容ですが、過日7月5日に市民説明会が開催されたということで、今の報告、その他の事項ですので、私も深くは質疑するつもりはないのですけれども、現時点で今後東山道の保存に関して、何らかの変化というものがあるのか否かも含めて現状をお知らせいただければと思います。
144: ◯福田ふるさと文化財課長 手元に資料がなくて的確なことが言えるかどうか自信がないのですが、2月にこの
文教委員会で報告しましたとおり、旧四小跡地に埋蔵されている古代東山道遺構の保存整備計画は定まりました。それに基づきまして、今年度暫定予算の中で実施設計工事費をお認めいただいて、現在設計作業を進めているところで一定の案ができましたので、それについて市民説明会を行ったところです。一定の案につきまして、幅12メートルで直線的な道路というのがこの古代道路あとの中心となります。これを北側の都市史跡と都市史跡からの延長であることを理解させるというのが基本ですので、2月に報告したときにはインターロッキングという素材で表現をすると報告いたしましたが、その後予算特別委員会等での指摘もありましたし、その後の実施設計の検討の中で、より安全性があり、かつより的確な表現ができるということで、弾性素材、弾む素材、ソフトアンツーカーのようなもので現在の案では考えているところです。その案に対しまして、市民説明会ではさまざまな意見をいただいていますので、その意見をさらに踏まえて検討し、見直すべきところは見直して、さらなる市民の理解をいただき、文化庁の理解もいただいて事業を進めてまいりたいと考えています。
145: ◯皆川委員 わかりました。ぜひそのようにお願いしたいと思います。実際2月の委員会でいただいた資料と過日の説明会の資料でももう絵柄が違うので、そういう意味では市民や議会の意見を尊重してくださっているのだと思います。過日の説明会でもいろいろ意見が出たということですので、そこは慎重にこちらはいろいろな事業者も入っているところですので、そごのないようにしていただきたいと思います。市としては政策でもこれは提案制度ということでやっていますので、そういう意味でも庁内で一致した形で進めていただきたいということと、かつてここには桜の木があったけれど、それも切られたと市民の声もあるようですので、そういう誤解のないように、遺漏のないように進めていただきたいということを要望して、一言、教育長なり、担当課長にいただいて終わります。
146: ◯福田ふるさと文化財課長 十分今後の説明会あるいは事業の実施の上でも誤解のないようにしていきたいと思っています。
147:
◯多良委員 今の件で、私も4日の説明会に参加したのですが、本当に皆さんいろいろな意見が出ていたと思います。これを固めていくというのは、時期的にはいつになるのでしょうか。
148: ◯福田ふるさと文化財課長 年度内の竣工、事業者の開発スケジュールとあわせまして2月ごろ全体が出来上がればと考えており、そのためには遅くても9月中には契約締結から起工をしなければならない状況があります。一方まだ国の史跡指定になることを前提にこの事業を組んでいますが、5月21日に国の文化審議会から文部科学大臣へ答申がありましたが、現在官報告示されてなく、史跡として正式に決定しているわけではありませんので、史跡保全整備事業という形の補助事業を現在採択をいただける状況ではありません。史跡に指定の官報告示後、文化庁にさらにお願いをして工事、起工をするということで、そういう意味ではスケジュール的にはタイトな状況となっています。
149:
◯多良委員 わかりました。9月には契約を締結するので、それまでに具体的にどういった形にするかということを決めないといけないということですね。争点は、もともとの方針をどこまで解釈として、変更という言葉が適切かどうかわかりませんが、できるかというところだったのかと私は説明会に行って思ったのですが、そのあたりというのは、どうでしょうか。
150: ◯福田ふるさと文化財課長 委員御指摘のとおりでございまして、先ほど冒頭に私が申し上げましたとおり、整備計画の中に基本としてうたわれている現在の東京都史跡部分、いずみプラザ東側。そことの連続性延長部であることを理解させるというのが基本ですので、それがどれだけ具体化されている絵柄となっているかというところはポイントになるかと考えています。
151:
◯多良委員 当日出ていた意見にも照り返しとか、高齢者の休憩できるような場所というような、福祉的な要素が意見としてたくさん出ていましたので、タイトなスケジュールではありますが、できるだけ調整をお願いしたいと思います。
152: ◯三
葛委員長 よろしいですか。(「はい」と
発言する者あり)
それでは本日の
文教委員会はこれで閉会します。
午後 3時10分閉会
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