総務部は以上でございます。
7 ◯委員長(中野あきと君) 会計管理者。
8
◯会計管理者(光宗竜矢君) 私は、会計管理者兼会計課長の光宗でございます。
会計課は以上でございます。
9 ◯委員長(中野あきと君)
監査委員事務局長。
10
◯監査委員事務局長(関 健史君)
監査委員事務局長の関でございます。よろしくお願いします。
以上で、4月1日付人事異動に伴う説明員の紹介を終わらせていただきます。
11 ◯委員長(中野あきと君) 紹介漏れはございませんでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
12 ◯委員長(中野あきと君) ありがとうございました。
なお、紹介された説明員で、議案の審査案件がない方は、これをもって退席していただいて結構だと思いますが、いかがでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
13 ◯委員長(中野あきと君) 異議ないようですので、そのようにお願いいたします。
本委員会には、委員会録の作成のために速記者が入っていますので、説明、答弁をされる方は、挙手と同時に役職名を言ってください。あわせて、説明員の方々は
委員会出席者名簿に、役職名、氏名を記入してください。
審査に入る前に、委員及び説明員に申し上げます。
新型コロナウイルス感染予防の目的から、議会運営上、様々な取扱いをさせていただいております。特に、次の3点について御留意願います。
1、会議時間の短縮を図るため、質疑、答弁は簡潔に行うようお願いいたします。
2、説明員を最小限に抑えるとともに、換気のため出入口の扉は常時開放いたします。
3、議場への入退場の際には、手指消毒の慣行とマスクの着用を推奨いたします。
以上、
議会運営委員会での決定事項となります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
14 ◯委員長(中野あきと君) これより議案審査に入ります。
議案第47号、令和4年度日野市
一般会計補正予算(第3号)の件を議題といたします。本委員会での審査部分は、歳入全般、歳出のうち、総務費、民生費(項1・目7・
コミュニティ費)、消防費、予備費です。
担当部課長より説明を求めます。企画部長。
15 ◯企画部長(高橋 登君) 議案第47号、令和4年度日野市
一般会計補正予算(第3号)について、御説明をさせていただきます。
今回の補正は、歳入歳出それぞれ2億6,432万9,000円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ682億1,838万7,000円とするものでございます。補正予算の内容につきましては、
歳入歳出予算事項別明細書で御説明をさせていただきます。
8ページ、9ページをお開き願います。
歳入の国庫支出金でございます。
右ページ説明欄を御覧ください。
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金9,030万円の増額は、本補正予算に計上し、交付金の実施計画に盛り込んだ
新型コロナウイルス感染症対策事業の財源として活用するものでございます。
その下、
保育環境改善等事業1,305万円は、保育所等で感染症対策に必要な消耗品等を購入する経費に充当するもので、補助率は2分の1でございます。
その下、
空き家対策総合支援事業75万円は、市が実施する空き家対策に総合的に活用できるもので、本補正で実施する長期間空き家となり、法定相続人が多数存在する案件について、相続人代表を選出し、適切な管理を促す対策の財源とするものでございます。補助率は2分の1でございます。
次ページ、10、11ページをお開き願います。
都支出金でございます。説明欄最上段、子供・長寿・居場所区
市町村包括補助事業1,000万円の増額は、令和3年度から始めた「個」と「個」をつなぐ
居場所づくり事業で検討してきた
多摩平中央公園地区センターの
リニューアル案が確定したため、必要となる内装修繕や物品購入等を実施するものです。補助率は10分の10でございます。
その下、感染症対策のための
改修整備等事業3,224万2,000円は、保育所等において感染症対策として実施するトイレや水道等の非接触型蛇口の設置等の経費に充当するもので、補助率は3分の2でございます。
その下、医療保健政策区
市町村包括補助事業、1,000万円の増額は、
地域PCR検査センターの運営を継続するために必要な助成金に充当するものでございます。
その下、
PCR検査等に要する
経費補助事業93万5,000円は、当初予算に計上した令和4年4月から6月までに実施する、重症化リスクの高い高齢者等で濃厚接触者とならなかった方のうち、感染に不安を持つ方に行うPCR検査の経費に充当するもので、東京都による補正予算で追加措置されたものです。補助率は10分の10でございます。
その下、
新型コロナウイルス感染症区
市町村緊急包括支援補助金(医療分)776万7,000円は、
市内自宅療養者数の急増時に、自宅療養者へ東京都から物資が届くまでの間、食料支援を実施する経費に充当するもので、令和4年4月から9月までに実施する事業を対象として追加措置されたものです。補助率は10分の10でございます。
その下、
空き家利活用等区
市町村支援事業37万5,000円の増額は、国庫支出金で御説明した空き家対策の財源とするものです。補助率は、国の補助額を除いて2分の1でございます。
その下、
私立幼稚園等新型コロナウイルス感染症対策事業費250万円は、市内の私立幼稚園に対して実施する
新型コロナウイルス感染症対策に必要となる
保健衛生用品購入費などへの補助金に充当するもので、補助率は2分の1でございます。
その下、
参議院議員選挙費44万5,000円の増額は、令和4年7月に執行予定の
参議院議員選挙において必要となる郵便料に充当するものです。
その下、
地域運動部活動推進事業204万円は、令和3年度から引き続いて、地域部活動を継続実施するとともに、新たな
地域部活動運営主体による休日の部活動の地域移行の実践研究を、都の委託事業として実施するものです。
その下、
文化プログラム・
学校連携事業60万円は、令和3年度までオリンピック・
パラリンピック教育の一環として実施していた、各校における日本文化への理解を深める活動等について、
文化プログラム・
学校連携事業として実施校を指定し、都の委託事業として実施するものです。
次に、12、13ページをお開き願います。
寄附金でございます。指定寄附金(
ウクライナ支援)160万3,000円は、ウクライナへの支援を目的として寄附をいただいた3件について計上し、本補正予算で実施する
ウクライナ避難者支援事業の財源として活用するものでございます。
次に、14、15ページをお開き願います。
繰入金でございます。説明欄上段、
財政調整基金繰入金7,711万6,000円の増額は、本補正予算の財源として財政調整基金から繰り入れるものでございます。繰入れ後の基金の残高は27億462万1,000円となります。
その下、
新型コロナウイルス感染症対策基金繰入金1,160万6,000円でございます。
新型コロナウイルス感染症対策基金は、
新型コロナウイルス感染症対策のために頂いた寄附金を積み立てる基金として令和2年9月に設置いたしました。今まで積み立ててきた金額の全額を繰り入れ、本補正予算に実施する保育所等におけるトイレ、水道等の非接触型蛇口の設置、小・中学校における
体育館等トイレの洋式化、手洗いの自動水洗化に要する改修などの財源として活用するものでございます。
次ページ、16、17ページをお開き願います。
諸収入でございます。説明欄上段、多文化共生の
まちづくり促進事業助成金110万円は、地方公共団体が実施する多文化共生を推進する事業が助成対象となり、
在住外国人向け防災冊子作成に対して助成を受けるものでございます。補助率は、10分の10でございます。
その下、
一般財団法人自治総合センターコミュニティ助成金190万円は、
自主防災組織の育成充実のため、自治会が行う防災資機材の整備に対して助成を受けるものです。補助率は10分の10でございますが、10万円未満の端数は切り捨てとなってございます。
歳入は以上です。
私から一旦終わります。
16 ◯委員長(中野あきと君) 総務部長。
17 ◯総務部長(竹村 朗君) それでは、歳出について御説明いたします。
恐れ入ります、補正予算書の18、19ページを御覧ください。
款2総務費、項1総務管理費、19ページの上から3段目、12本庁舎管理経費、10需用費120万7,000円でございます。こちらは、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、今後も必要となる
新型コロナウイルス感染症拡大予防のための消毒液や
自動検温つき消毒ディスペンサーなどを購入するものでございます。
私からは、ひとまず以上でございます。
18 ◯委員長(中野あきと君) 企画部長。
19 ◯企画部長(高橋 登君) 続きまして、その下、目9平和と人権推進費、右説明欄大事業、3多
文化共生事業経費でございます。中事業、2多
文化共生推進事業経費、12委託料、
在住外国人向け防災冊子作成業務委託料110万円は、防災や避難に関する基礎情報を、易しい日本語で書いた冊子を作成するものです。
なお、本件は、先ほど歳入補正で御説明した多文化共生の
まちづくり促進事業助成金による助成事業となってございます。
その下、中事業、3
ウクライナ避難者支援事業経費、12
ウクライナ避難者支援業務委託料256万3,000円でございます。ウクライナからの避難者支援として、新たに訪問支援、相談支援を開始するための委託料でございます。異なる文化、言語での生活に困らないよう、きめ細やかな支援をしてまいります。
その下、19一時給付金50万円でございます。避難してきた身寄りのない方に対して、日野での暮らしを始めるため、当面必要となる一時給付金を支給するものです。1世帯10万円とし、5世帯分を計上しております。
ひとまず、私から以上です。
20 ◯委員長(中野あきと君)
選挙管理委員会事務局長。
21
◯選挙管理委員会事務局長(嵩原安嗣君) 続いて、選挙費の補正について御説明いたします。
同じページ、その下、項4選挙費、目3
参議院議員選挙費、右説明欄、3
参議院議員選挙運営経費でございます。節11役務費、郵便料44万5,000円を増額するものでございます。令和4年4月1日より
郵便区内特別郵便の料金が改定され、7月に執行予定の
参議院議員選挙において、
投票所入場整理券の郵送に係る郵便料に不足が生じるため、増額補正をお願いするものでございます。
私からは以上でございます。
22 ◯委員長(中野あきと君) 企画部長。
23 ◯企画部長(高橋 登君) 恐れ入ります。次ページ20、21ページをお開き願います。
説明欄上段、款3民生費、項1社会福祉費、目7
コミュニティ費、6「個」と「個」をつなぐ
居場所づくり事業経費1,000万円でございます。令和3年度から令和5年までの3か年事業として、多摩平第一公園内にある
多摩平中央公園地区センターを居場所として整備するものでございます。計画の初年度となる令和3年度に市民を交え3回の
ワークショップを実施し、
地区センターの
リニューアル案がまとまりましたので、必要な内装修繕料や
備品購入費等を補正予算として計上するものです。
令和4年度は、
地区センターの内装修繕を行うとともに、引き続き市民を交えた
ワークショップを実施して、リニューアル後の具体的な使用方法などを検討し、令和5年4月のオープンを目指してまいります。
なお、本事業は歳入として東京都の子供・長寿・居場所区
市町村包括補助事業を見込んでおります。
ひとまず、私からは以上です。
24 ◯委員長(中野あきと君) 総務部長。
25 ◯総務部長(竹村 朗君) 恐れ入りますが、30、31ページをお開きください。
款9消防費、31ページの説明欄3段目でございます。5
地域防災活動推進事業経費、
自主防災組織育成交付金192万円でございます。こちらは、
一般財団法人自治総合センターの
地域コミュニティ助成事業を活用して、地域における防災力の向上、防災活動の活性化のため、
自主防災組織に対し、防災資機材の購入助成を行うものでございます。令和3年度において、市内複数の自主防災会が東京都を介して助成申請を行い、このうち鹿島台防災会に対する
支給決定通知書がここで届きましたので補正を行うものでございます。当該自治会では、この助成金を利用して発電機や
バルーン投光器など18種の備品を購入する予定でございます。
なお、本件は、
先ほど企画部長が歳入補正で御説明させていただいた
自治総合センターコミュニティ助成金による助成事業でございます。
私からは以上でございます。
26 ◯委員長(中野あきと君) 企画部長。
27 ◯企画部長(高橋 登君) 少し飛びまして、34、35ページをお開き願います。
予備費でございます。令和4年4月、5月の2か月間で、過年度分の国費返還や低所得の子育て世帯への
子育て世帯生活支援特別給付金の支給実施の事前準備など予備費で対応する案件が重なり、4件の案件に対して合わせて1,477万6,000円を既に充当しております。今後、
新型コロナウイルス感染症対策や、豪雨、台風などの自然災害の発生時などに緊急的に対応できるよう1,500万円の増額をお願いするものでございます。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
28 ◯委員長(中野あきと君) 質疑に入る前に、委員の方々に申し上げます。挙手につきましては確認をいたしますので、はっきりと挙げていただくようお願いいたします。
それでは、これより質疑に入ります。新井委員。
29 ◯委員(新井ともはる君) 私からはですね、2点質疑をさせていただきます。
19ページ、
在住外国人向け防災冊子作成業務委託料110万円。
二つ目がですね、
ウクライナ避難者支援事業経費306万3,000円でございます。
まず、外国人向けの
防災冊子作成業務委託料について質疑させていただきます。
ホームページのほうで確認させていただきますと、日野市の中では現在、在住の外国人の方がですね、令和4年度5月1日時点で3,312名いらっしゃいます。今後、この数も増えるのかなと思っていますが、在住外国人の方々はですね、滞在の目的や、身分、地位に基づいた在留資格を得て日本に滞在しています。在留資格の内容によって、その方が日本でどういった暮らしをしているのか、イメージを持つことができるのかなと思っておりますが、その在留資格の内容から、現在日野市では、どういった方々の、在住外国人の特徴があるのか、お伺いしたいと思います。
30 ◯委員長(中野あきと君) 平和と人権課長。
31 ◯平和と人権課長(仲田裕子君) 日野市は、在留資格で見ますと留学というのが多いという特徴がございます。市内に日本語学校が3校あることと、あと多摩地域の大学に通う留学生が多いのかなというふうに推察しております。
以上です。
32 ◯委員長(中野あきと君) 新井委員。
33 ◯委員(新井ともはる君) 留学の方が多いのかなということでございます。日本語学校だったりとか、市内の大学、そういったところに通われている方かなと思っています。
皆さんもですね、記憶に新しいかと思いますが、今年の令和4年度の1月号広報ひのでございますが、1月の新春の座談会と題して、市内の在住外国人と3人の方が、多文化共生について大坪市長と語り合っていた誌面がございました。新春のですね、広報に、まず多文化共生について掲載したのを見まして、日野市で在住外国人の方々へ、生活の問題、一つ一つ困り事しっかりと向き合うまちをつくっていくという意気込みを感じました。
平和と人権課が発足して以来、この間ですね、いろいろな方々と外国人の方々に御意見を伺う機会があったのかなと思っていますが、この意見を伺う中、どういったことが分かってきたのか、その傾向等を教えていただきたいと思います。
34 ◯委員長(中野あきと君) 平和と人権課長。
35 ◯平和と人権課長(仲田裕子君) これまで国際交流協会との意見交換ですとか、多文化共生版の地域懇談会を開催する中で、様々、御意見いただいてまいりました。留学生のような若い世代から、子育て中のお母さんたちまで様々意見交換させていただいた中で、大きく言って三つ分野が、課題として出てきたように思います。
まず、防災、そして教育、そして医療。この3分野について御意見を多くいただきました。特に防災については、この日野でどんな災害が起こり得るのかということ。それから、そういうときにどういう行動を取ったらいいのか、情報がないよという御意見をいただきました。
また、教育に関しては、日本語が十分でないので、授業の内容が分からないとか、学校からのお便りが分からないとか、医療に関しては、お医者さんとのコミュニケーションが取れるか心配だと、そういった御意見でした。
まず、防災については、命に直結することというふうに認識しまして、最優先で取り組んでいこうというふうに考えました。
以上です。
36 ◯委員長(中野あきと君) 新井委員。
37 ◯委員(新井ともはる君) 防災、教育、医療という大きなテーマをいろいろと話していて、いろんな課題意識を持ったということで、特にこの防災に関しましては、命に直結をするというところで、最優先の分野だということを認識しました。
次に、日野市の国際交流協会にこの事業を委託すると思っておりますが、協会の方々、外国人向けの冊子を作るときにですね、この防災に対する考え方とか、その生活様式など外国人の目線でその協会の方々に意見を募るのかなと思っていますが、どういったことをお伺いしようとしているのか。
また、東京防災、以前、東京都のほうで都内に全戸配布しましたが、今回の在住外国人向けの防災冊子も、在住の外国人に対しまして同じように配布を考えているのか。
また、外国人の方々はですね、日本語がなかなか難しいので話せない中、様々な困り事を意思疎通、日本人に対して、市民に対して意思疎通の表示をするのかなと思っていますが、その意思疎通をする意思の表示をするために、冊子の作成に当たってどんな工夫をされているのか、お伺いします。
38 ◯委員長(中野あきと君) 平和と人権課長。
39 ◯平和と人権課長(仲田裕子君) まず、過去には東京防災という東京都が作成した黄色い、ちょっと厚めの冊子がありました。あれは、日本語で日本人と同じものが外国人世帯にも全戸配布で届いておりますが、やはり内容が分厚くて、どこが大事なのか分からない、言っている意味が分からないということで、なかなか内容を御理解いただくのが難しかったようです。
外国人の目線で作成された防災の冊子というのは、これまで日野市にございませんでしたので、ぜひ作成メンバーに外国人の方に入っていただいて、ここが知りたいというところを、ポイントを置いて作っていきたいというふうに考えております。
内容としては、日野市では、地震と台風があるよということと、避難する場所はここで、持ち物はこういうものだよという基礎情報のほか、意思疎通の工夫としまして、日本語が十分でなくても指さしでコミュニケーションが取れるような指さしシートみたいなものも入れたいと思っております。例えば、食べられないものはこれですとか、助けてください、家族と連絡取れませんとかということが指さしで周囲の方と伝わるような、そういった工夫も図っていきたいというふうに考えてございます。
以上です。
40 ◯委員長(中野あきと君) 新井委員。
41 ◯委員(新井ともはる君) 分かりました。
以前の東京防災は分厚くて、日本語で書かれているのでなかなか分かりづらいと。易しい日本語とかで記載をしてですね、分かりやすくされるということ。また、コミュニケーション材料として、指を指せば会話ができるようなものを検討されるということを理解しました。
在住外国人向けのこの防災冊子、作成することというのは目的ではなくて、作成した後、配布した後が、むしろ大切だと私は考えています。今回のこの防災冊子を作成した後の次のステップ、どのように考えているのか、お伺いします。
42 ◯委員長(中野あきと君) 平和と人権課長。
43 ◯平和と人権課長(仲田裕子君) 作成した冊子は、外国人世帯に郵送で全て配布する予定でございます。郵送して終わりではなくて、やはり冊子を開いて知識にしていただくということが大事だと思っております。ですので、例えば、防災をテーマにした多文化共生版の地域懇談会を開催するですとか、あとは国際交流協会や日本語学校の通常の活動の中にぜひ取り入れていただいて、読み解くような機会を、そういった団体の協力も得ながら広げていきたいというふうに思っております。
44 ◯委員長(中野あきと君) 新井委員。
45 ◯委員(新井ともはる君) なかなか今までですね、話したくても話す材料がなくて、なかなか話すきっかけがなかったのかなと思っていますが、この指を指せば会話できるよといった、こういったツールも使いながら、近所の方と話すきっかけをつくって、近所の方と共助するですね、環境をつくっていただきたいなと思っています。
それでは、次の項目に移ります。
ウクライナ避難者支援事業経費についてお伺いしたいと思います。
先ほど、ウクライナ避難者の支援というのは、部長の説明でも訪問支援と相談支援をされるということでございます。特に相談支援のほうでは、ウクライナ語話者で、避難者の方々に寄り添える形で、場合によっては自宅に行ったり、電話の対応ができるというふうにお伺いをしています。日本に入国される方はですね、いろんな経緯があって、慣れない日本の生活というのは初めてで、大変、とても疲れているというふうにも想定をしています。まずは、体とか、心のケアが大切で、避難者の方々との関係づくりが大切だと思っていますが、どのように今対応されているのか、現状のほうを聞かせてください。
46 ◯委員長(中野あきと君) 平和と人権課長。
47 ◯平和と人権課長(仲田裕子君) 支援に当たる中で気づいたこととして、避難してきた方、体調が不安定な御様子がうかがえます。それは、避難してくる過程での緊張感、それから慣れない日本での生活の不安、そういったものがまだ残っているのかなというふうに感じます。ですので、支援に当たる際は、初回または2回目に、健康課の保健師と面談という時間を取っております。心と体に向き合う時間をあえてつくってさしあげるということが、とてもほっとされるなというのを感じております。2月のロシアの侵攻以降、そういう時間が取れていなかったんだろうなということを察しております。
現在でも定期的に健康課の保健師と、あと平和と人権課の職員が接点を取らせてもらっていますが、接する職員はもう固定化して、いろんな人ががちゃがちゃと連絡を取るのではなくて、固定化した職員が対応するようにしております。
また、これから始める相談支援、訪問支援についても、対応する相談員さんを特定してですね、固定化して、もうその避難者の方にこの人が対応するんだよということを、お顔合わせをして、関係づくりをして、やっていきたいと思っております。
心と体のケア、そして顔の見える関係づくりということがとても大事だということがこれまでのお二人で気づいたところですので、これを日野市の支援の形というふうにしていきたいと考えております。
48 ◯委員長(中野あきと君) 新井委員。
49 ◯委員(新井ともはる君) ありがとうございます。
今後、長く滞在することを考えますと、避難者の方もですね、ニーズが多様化すると思っています。特に、就労のほうも検討をするというふうに思っていますが、就労するためには、ウクライナから避難された方がですね、入国時に在留資格を、短期滞在から特定活動へ変更の申請をすれば1年間の就労が認められるというふうにお伺いしています。健康保険等社会保険ですね、そういった加入、税金の関係の手続など、日本の行政の手続というのはですね、私たち日本人であってもとても複雑で分かりにくいと思っております。現状、避難者のお二人は、身元引受人がサポートをされているというふうにお伺いしておりまして、その2人に対して平和と人権課が手続に同行している今の現状についてお伺いします。
50 ◯委員長(中野あきと君) 平和と人権課長。
51 ◯平和と人権課長(仲田裕子君) これまで主に市の窓口での手続に同行してお手伝いをしてまいりました。既に、基本的な手続は完了しているというところです。
現在のお二人の避難者の方は、身元引受人があって、その引受人さんがかなり深く関わってくださっているというのが実情です。例えば、引受人さんが必要な手続を率先して調べてくださったり、避難者が、今日、誰と会うのかとか、どこに出かけるのかということを一番近くで守るように支援してくださっているなということを感じます。
なので、引受人さんに過度な負担がいかないように、支える人を支えるというところですね。避難者だけではなくて、身元引受人さんも支えるということが、このウクライナ避難者支援なんだなということをとても感じております。これから始める訪問支援や相談支援も、避難者、そして身元引受人さん両方の支えにつながっていくものというふうに考えておりますので、市としてもしっかりと取り組んでいきたいと思っております。
52 ◯委員長(中野あきと君) 新井委員。
53 ◯委員(新井ともはる君) なるほど。身元引受人の方が、かなり関わって、守ってくれていると。ある意味、フィルターをかけていただけるのかなと思っていて、その身元引受人の方がですね、全部背負おうとされているのかなと思いますが、市としての支援もですね、そういった身元引受人の方も、しっかり考慮していただきたいと思っています。
また、身元受取人のない方に対しまして、一時金1世帯10万円の支給があるというふうにお伺いしています。身元引受人があり、なしで市へのルートが異なると思っておりますが、どのように違うのか。また、生活必需品、携帯、Wi-Fi、特に母国との関係でやり取りするときには必須なのかなと思っていますが、そういった支援等は、今現状どうなっているんでしょうか。
54 ◯委員長(中野あきと君) 平和と人権課長。
55 ◯平和と人権課長(仲田裕子君) まず、支援ルートのお話をさせていただきます。金銭的な支援について、まず身元引受のある方というのは、日本財団の支援を受けるということになっております。そして、身元引受人のない人は国の支援を受けるということでルートが分かれる形になっております。
それぞれの特徴としまして、引受人ありの日本財団のほうは、渡航費が手厚くあったりということで、入国から住み始めの費用に手厚いという特徴がございます。
一方の引受人なしの国の支援のほうは、息の長い支援といった感じで、住み始めの初期費用が消して厚くはないというそれぞれ特徴がございます。
今回計上しました一時支給金10万円は、まさにこの引受人のない方に、まずこの日野で暮らしを始める、当面必要となるであろう分ということで10万円を想定して計上したものになっております。
もう一つの、生活必需品、携帯、Wi-Fiの関係ですけど、生活にかかる費用、食費、被服費、通信費などの生活費というのは、基本的に国や日本財団のほうで支援するというものに含まれておりますので、基本的には、もろもろその中で賄っていただくということになります。
携帯電話につきましては、最近キャリア事業者のほうで、避難者を対象にスマホの無料貸出と通信費なども避難者に負担がいかないというメニューを打ち出しました。こういった情報を避難者にお伝えして、ぜひ活用しませんかという促しをしているところです。いろんな支援メニューが今後も出てくる可能性ありますので、避難者への情報提供をしっかりやっていきたいと思っております。
以上です。
56 ◯委員長(中野あきと君) 新井委員。
57 ◯委員(新井ともはる君) 分かりました。身元引受人がある方は、財団のほうから年間100万円、それで国からだと1日、日額2,400円ということで、年間にすると差があって、その差を埋めるためにも身元引受人がない方については10万円のサポートがあるということで分かりました。
キャリア事業のほうもあって、そういったキャリアのほうの支援で携帯だとか、Wi-Fiのルーターの支援があるということで、母国とのやり取りをされているということでございます。
最後に、ウクライナの方の支援をしたいと日野市の記者会見のほうでも民間の方、市民の方から44件、手を挙げているというふうにお伺いしています。今後、それらのことについてどのように対応するのかお伺いします。
58 ◯委員長(中野あきと君) 平和と人権課長。
59 ◯平和と人権課長(仲田裕子君) 今後、避難が長期化してくると、ニーズが多様化してくるということが予想されます。現段階では、すぐに手を挙げてくださった方にお願いするということが今はないんですけれども、今後は、そういったことも出てくる可能性がございますので、その際には、ぜひお願いしたいと思っております。
これだけ多くの方が関心を寄せていただいて、支援したいとお申出いただいたことは本当にありがたいことだと思いますので、このお申出を大切にしていきたいというふうに考えております。
以上です。
60 ◯委員長(中野あきと君) ちかざわ委員。
61 ◯委員(ちかざわ美樹君) 1点お伺いしたいと思います。
歳入と歳出ちょっと一緒に伺うんですけど、私が伺いたいのは、歳入ですと東京都の子供・長寿・居場所区
市町村包括補助事業で1,000万円で、歳出ですと、「個」と「個」をつなぐ
居場所づくり事業経費で、事業としては多摩平の中央公園の
地区センターの内装、リニューアル等の事業ということになるのかと思います。このことでお伺いしたいんですけど、よろしいでしょうか。
62 ◯委員長(中野あきと君) 質問ですか。説明ということですか。
63 ◯委員(ちかざわ美樹君) それで、ちょっと項目を伺います。
これがですね、
地区センターの改修というのが、本当に施されたらいいなと思うような
地区センターが、まだあるかと思うんですけれども、この包括補助事業自体は、いつまで東京都のほうで実施、年度ですね、まだ、これからも実施されるのかどうかということをお伺いしたいんですけど。
64 ◯委員長(中野あきと君) 地域協働課長。
65 ◯地域協働課長(西山律子君) 東京都の補助金についてということでお答えいたします。この事業につきましては、令和3年度から令和5年度の3年間の事業ということになってございます。この補助金自体は、また今年度もですね、新たな事業を募集しておりますので、3年間区切りになっていくのかなというふうに思います。
以上です。
66 ◯委員長(中野あきと君) ちかざわ委員。
67 ◯委員(ちかざわ美樹君) そうしますと、この
多摩平中央公園地区センター以外に、今後これを利用してリニューアルの予定のある
地区センターというのが計画があるのかどうかというのを教えてください。
68 ◯委員長(中野あきと君) 地域協働課長。
69 ◯地域協働課長(西山律子君) 今後の予定でございますけれども、今のところは具体的にこの事業を活用して
地区センターをリニューアルするということは決まってございません。
以上です。
70 ◯委員長(中野あきと君) ちかざわ委員。
71 ◯委員(ちかざわ美樹君) 伺いますが、この東京都の包括補助事業は、今回の多摩平の場合は800万を超える内装をリニューアルするということなんですけど、例えば
地区センターのトイレをリニューアルするとかというふうに、事業として制限があるのか。私が申し上げたいのは、例えば、まだ
地区センターで、トイレで、入るとすぐに男性小用便器があって、その奥に個室があるというような、ちょっと女性にとっては使いにくいトイレがまだ残っているんですけれども、そうしたものには使えないのかどうかということをお伺いしたいんですけど。
72 ◯委員長(中野あきと君) 地域協働課長。
73 ◯地域協働課長(西山律子君) こちらの東京都の補助金が、居場所づくりに対しての補助金ということになってございます。趣旨からして、集会所の改修工事ですとか、そういったことだけではちょっと補助金が出ない。居場所としてどのように整備していくかというところまで含めての補助金になってございますので、今のところは、ちょっとほかの
地区センターのトイレの改修にということは考えてございません。
74 ◯委員長(中野あきと君) ちかざわ委員。
75 ◯委員(ちかざわ美樹君) 大丈夫です。
76 ◯委員長(中野あきと君) ほかに、御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
77 ◯委員長(中野あきと君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。本件について御意見があれば承ります。新井委員。
78 ◯委員(新井ともはる君) まず、
在住外国人向け防災冊子作成業務委託料についての意見でございますが、この事業につきましては、一般財団法人自治体国際化協会、クレアと言われるところですね、そちらの多文化共生のまちづくり促進事業の助成金が基となっている事業だとお伺いしています。このクレアの公開情報を、インターネットのほうで調べました。平成25年から続いておりまして、この10年間の事業で10年目を迎えて、10年間この事業をされている。また、令和4年度に採択された事業は45事業ありました。
また、令和4年度におきまして、日野市は防災に特化をした事業ですけど、同じ東京都の調布市も採択されていまして、調布市は外国人住民向け、調布市生活サポート事業として生活全般をですね、サポートする事業になっておりました。在住の外国人向けの冊子を作った市区町村をですね、これはクレアに関係なく調べてみますと、ほかに台東区、杉並区、八王子市、久留米市、府中市がございまして、外国人のための生活便利帳として作成されているんですね。これは防災だけでなく、子育て、ごみ出し、高校進学、部屋探しなど、外国人の住民の暮らしに特に密着したテーマに基づいて作成されております。
今回、答弁の中で平和と人権課が発足して以来、いろんな機会で外国人と意見を話し合う中、防災に関して命に特化したものでございますので、今回は特に防災に特化して作成しているということでございますが、情報を届けるということはとても大切なことで、ニーズを把握しながら、今後ですね、少しテーマのほうを広げて情報の提供も実施していただきたいということを要望させていただきます。
次に、
ウクライナ避難者支援事業経費についてでございます。
避難者の方々が日本で暮らすためにはですね、ほかの在留外国人と同様に、入管法による在留資格を有することが原則必要だとお伺いしております。日本行政書士連合会で無料の相談窓口をですね、令和5年3月31日まで設置しておりまして、避難民の方々の在留手続をはじめとする生活相談にですね、現在応じていらっしゃいます。今後、避難者の方々、在留資格のですね、変更だったり、更新だったり、そういった相談など様々な相談があるかと思っています。在留資格など行政手続につきましては、日本行政書士連合会と連携を取りながら支援のほうを実施していただきたいと思っています。
また、今回は身元引受人の方が、かなり関わって避難者の方を守っていらっしゃいます。今後、身元引受人がいない方ですね、そのような方が避難者として来られるパターンが十分考えられますので、今回のパターンよりもですね、より丁寧に行政が寄り添ってあげていただきたいと思っています。
以上でございます。
79 ◯委員長(中野あきと君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
80 ◯委員長(中野あきと君) なければ、これをもって意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件は可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
81 ◯委員長(中野あきと君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第47号の件は可決すべきものと決しました。
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82 ◯委員長(中野あきと君) そのほか、委員の方々より何かございますでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
83 ◯委員長(中野あきと君) なければ、これより令和4年度の行政調査についてお諮りしたいと思いますが、説明員の方々については、審査が終わりましたので、退席していただいてよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
84 ◯委員長(中野あきと君) それでは、説明員の方々につきましては、そのようにお願いいたします。ありがとうございました。
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85 ◯委員長(中野あきと君) これより、令和4年度の行政調査についてお諮りいたします。
現時点におきましては、
新型コロナウイルス感染症への対策から行政調査の受入れを行っていない自治体も多く、そのほかにも同一県内の自治体やオンラインによる受入れのみを限定している自治体や、受入れ人数の上限を設けている自治体など様々な制約があることを確認しております。このことからも、受入れしている自治体に多数の議会への訪問が集中することも想定されます。
つきましては、調査地との調整に困難が見込まれますので、日程、調査地、テーマについては正副委員長に一任ということでお願いしたいと思いますが、よろしいでしょうか。