担当部課長より説明を求めます。企画部長。
5 ◯企画部長(岡田正和君) それでは、議案第95号、令和3年度日野市一般会計補正予算(第12号)について、御説明させていただきます。
今回の補正は、歳入歳出それぞれ3億1,411万3,000円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ750億4,092万7,000円とするものでございます。補正予算の内容につきまして、第2表、繰越明許費、
歳入歳出予算事項別明細書で順次御説明させていただきます。
まず、5ページをお開きください。第2表、繰越明許費でございます。
表に記載の2件について、作業期間や工期の関係から、令和3年度中に完了しない見込みであるため、繰越明許費を新たに設定するものでございます。
表の上段、(仮称)日野市
工業振興計画策定業務委託料は、市の工業振興の推進に係る各種検討を行う事業でございます。
新型コロナウイルス感染拡大の中で、長期計画を策定するのが難しいと判断したことから、計画策定を1年延伸することとし、委託契約期間を令和5年3月までとするため、繰越明許費を設定するものでございます。
表の下段、都市計画道路3・4・24号線整備経費は、日野都市計画道路3・4・24号線道路整備工事で、施工した橋台、橋脚、橋桁の維持管理に必要となる擁壁築造工事や養生等に係る工事を実施するものでございます。施工事例の少ない工事であることから、設計に関する協議に時間を要しており、施工時期が令和4年度になる見込みであることから、繰越明許費を設定するものでございます。
少し進みまして、10ページ、11ページをお開きください。
ここから歳入でございます。主なものについて、右ページ説明欄にて御説明させていただきます。
国庫支出金です。
最上段の障害者自立支援給付費及び障害児通所給付費については、それぞれの制度における歳出増に伴い、国負担分について増額するものでございます。
その下、
個人番号カード交付事務費645万8,000円の増額です。
マイナンバーカードの交付事務に必要な台帳管理については、現状、エクセル管理となっており、交付数の増大に今後対応できなくなることが想定されるため、専用のシステム等を導入し、管理の強化、業務の効率化を図るものでございます。補助率は10分の10でございます。
その下、子ども・子育て支援交付金118万2,000円の増額は、令和4年6月から適用される児童手当の特例給付に関する制度改正、現況届の原則廃止に関する制度改正に伴い、必要となるシステム改修を実施するものでございます。補助率は10分の10でございます。
その下、疾病予防対策事業費550万円は、個人がマイナポータルを通じて健診情報を閲覧できるようにするため、必要なシステム改修を行うものでございます。補助率は3分の2でございます。
その下、
社会資本整備総合交付金は、
特定緊急輸送道路沿道建築物耐震化補助金のうち、令和3年度中の執行の見込みがなくなった分に対応する減額と、通学路ブロック塀等の安全対策に関する増額を合わせ、合計で619万5,000円を減額するものでございます。
次ページ、12、13ページをお開き願います。都支出金でございます。
最上段の障害者自立支援給付費及び障害児通所給付費については、それぞれの制度における歳出増に伴い、都負担分について増額するものでございます。
その下、生活保護費888万8,000円は、令和2年度分の都負担金の精算に伴い、計上するものでございます。
その下、障害者施策推進区市町村包括補助事業117万2,000円の増額は、
障害児通所給付事業経費のうち、
重症心身障害児通所事業運営費分の歳出増に伴い、都補助分について増額するものでございます。
その下、区市町村との共同による
感染拡大防止対策推進事業1,415万2,000円の増額は、9月補正、令和3年度一般会計補正予算(第10号)で対応した
新型コロナウイルス感染症による自宅療養者に向けた食料支援や、パルスオキシメーターの整備などに係る経費について、追加で補助対象とする旨、内示があったため、計上するものでございます。補助率は10分の10でございます。
その下、生活応援事業事務費200万円及び生活応援事業事業費1億3,567万6,000円は、
新型コロナウイルス感染症対策の一環で、経済支援を目的とした市内飲食店、小規模商店等を対象に、本年夏に実施した
キャッシュレス決済経済支援事業の実績額が固まり、都の補助額も確定しましたので、事業の財源として計上するものでございます。補助率は4分の3でございます。
その下、
緊急輸送道路沿道建築物耐震化促進事業費662万9,000円の減額は、国庫支出金で御説明した
特定緊急輸送道路沿道建築物耐震化補助金の減額に対応するものでございます。
その下、空き家利活用等区市町村支援事業68万円は、当初予算で計上した
空き家地域貢献活用改修等補助金のうち、空き家を改修して高齢者ふれあいサロンなどを実施するための補助について、都補助の対象となったため、計上するものでございます。補助率は2分の1でございます。
その下、
ブロック塀等安全対策促進事業58万8,000円の増額は、国庫支出金で御説明した通学路ブロック塀等の安全対策に関する増額に対応するものでございます。補助率は、撤去に対するものが4分の1、木塀の設置に対するものが10分の10でございます。
その下、東京都議会議員選挙費1,174万6,000円の減額は、選挙の終了に伴い、計上するものでございます。
その下、
全国ひとり親世帯等調査費13万2,000円は、国において実施する
全国ひとり親世帯等調査の委託費として計上するもので、当初予算で計上した人件費や郵送切手代等に充当するものでございます。
次ページ、14、15ページをお開き願います。寄附金でございます。
説明欄最上段、一般寄附金(ふるさと納税)は、8月と9月に寄附を頂きました310件、494万6,000円を計上するものでございます。
その下、指定寄附金(福祉)43万1,000円は、福祉を目的として寄附を頂いた1件について、計上するものでございます。
次ページ、16ページ、17ページをお開き願います。繰入金でございます。
最上段、公共施設建設基金繰入金700万円の増額は、通学路の安全対策として実施する道路施設修繕の財源として繰り入れるものでございます。
その下、財政調整基金繰入金は、都支出金で御説明した
キャッシュレス決済経済支援事業に対する都の補助額確定などに伴い、財源としていた基金繰入金を繰り戻すほか、本補正予算の財源として繰り入れる分を合わせ、1億427万6,000円を減額するものでございます。
その下、環境緑化基金繰入金3,000万円の増額は、ナラ枯れ被害への対応として実施する枯損木処理業務の財源として繰り入れるものでございます。
その下、
学校施設整備基金繰入金2,300万円の増額は、小・中学校において、法定点検の結果、必要となった屋内消火栓設備等の修繕や、令和4年度以降の学級数の増加が見込まれる小学校の教室改修の財源として繰り入れるものでございます。
その下、
新型コロナウイルス感染症緊急対策特別交付金積立基金繰入金7,448万6,000円の増額は、本補正予算で計上する
新型コロナウイルス感染症対策事業の財源として繰り入れるものでございます。
最下段、
新型コロナウイルス感染症対策基金繰入金872万9,000円の減額は、都支出金で御説明した区市町村との共同による
感染拡大防止対策推進事業により、
新型コロナウイルス感染症の自宅療養者に向けた支援策について、補助対象となったことから、9月補正で本基金を繰り入れ、財源としていた部分について、繰り戻すものでございます。
次ページ、18ページ、19ページをお開き願います。諸収入でございます。
最上段、栄光多摩平の森保育園土地貸付料7万8,000円は、保育園の土地を所有する
独立行政法人都市再生機構URとの間で締結した一般定期借地権設定契約に基づき、消費者物価指数の変動により、土地賃貸料に変更が生じたことに伴い、転貸貸付料を増額するものでございます。
その下、その他雑入1万7,000円は、令和2年度に都の補助を受け実施した
簡易陰圧装置換気設備設置経費支援事業について、補助対象となった事業者の確定申告により、消費税に係る補助金相当額が確定し、一部を返還していただくことになったものでございます。
歳入は以上でございます。
6 ◯委員長(鈴木洋子君) 総務部長。
7 ◯総務部長(小平裕明君) 続きまして、歳出の御説明をいたします。お手数ですが、補正予算説明書の22、23ページをお開きください。
説明欄上段、1特別職及び職員人件費でございます。職員人件費は、複数の科目で補正予算を計上しているため、一般職の給与費全体について、給与費明細書で御説明をいたします。
お手数ですが、補正予算説明書の74、75ページをお開きください。
中段、2、一般職、(1)総括を御覧ください。職員の変動や時間外勤務の増加のあった職場があったため、給料を1億2,322万2,000円、共済費を9,440万円それぞれ減額し、報酬を464万8,000円、職員手当を2億1,160万5,000円それぞれ増額し、人件費全体で合計136万9,000円の減額補正をするものでございます。
お手数ですが、予算書の22、23ページにお戻りください。
右説明欄、3人事管理経費、(1)人事管理経費についてです。消耗品費26万2,000円、
ビジネスチャット用ライセンス利用料2万8,000円、事務用机66万8,000円及びパーソナルコンピュータ25万円の増額補正をお願いするものです。これは、職員採用に伴い、不足する事務用机や椅子、障害者雇用に必要なツールなどを購入するものでございます。
次にその下、13政策法務経費、8旅費、普通旅費1万1,000円でございます。本件予算は、主に裁判の傍聴、契約弁護士との打合せ等、訴訟対応に係る出張の交通費であり、訴訟の口頭弁論ほかの手続が頻繁に発生したことによる出張回数の増加により予算が不足するため、増額補正をお願いするものでございます。
私から、ひとまず、以上です。
8 ◯委員長(鈴木洋子君) 企画部長。
9 ◯企画部長(岡田正和君) 同じページのその下、目3広報広聴費、右説明欄、1広報活動経費、節17備品購入費、ワイヤレスマイクほか33万円の増額でございます。
新型コロナウイルス感染症対策として、講演会やイベントのオンライン開催をする機会が増えてきております。ライブ配信の際に既存の音響設備では、安定した接続と音質を確保できずトラブルとなるケースがあり、これらを回避し、安定したライブ配信を行うため、独自の音響設備を確保するものでございます。
説明欄その下、1基金積立金537万7,000円です。歳入のうち、寄附金を今後の各種事業等の財源とするため、基金に積み立てるものでございます。本補正により、財政調整基金の残高は約30億円、特定目的基金の残高は約48億円となります。
おめくりいただき、24、25ページをお開きください。
最上段、目7企画費、14
新型コロナウイルス感染症対策事業経費、節18負担金、補助及び交付金、
コロナ課題解決型ソーシャルビジネス協働事業費補助金1,000万円でございます。
新型コロナウイルスの感染拡大により生じた地域課題、社会課題、またウィズコロナの社会を踏まえた新しい生活様式の確立を目的として、市や地域団体、市民と共に行う民間企業のサービスや技術の実証提案を募集し、当該実証活動に対して2事業者を選定、1件当たり最大500万円の補助を行おうとするものでございます。本事業は、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金事業として実施し、補助率は10分の10でございます。
その下、17内部統制推進事業経費、節12委託料、
内部統制職員研修業務委託料70万円でございます。
内部統制については、市の組織ガバナンスを向上させるため、令和3年8月に市としての方針を公表し、取組を開始しております。取組に当たっては、管理職をはじめ、職員一人ひとりの規範意識の向上や、職場環境づくりが必要となります。そこで、取組の意義、目的、本質を浸透させるとともに、日常的に取り組むべき執行管理について理解を深めるため、全庁的な研修を行うものでございます。
私からは、ひとまず、以上です。
10 ◯委員長(鈴木洋子君)
選挙管理委員会事務局長。
11
◯選挙管理委員会事務局長(嵩原安嗣君) 続きまして、選挙費の減額補正について、御説明いたします。
恐れ入ります。26、27ページをお開き願います。ページ下段、項4選挙費、目3市長選挙費につきまして905万2,000円を減額するものでございます。
次ページ、28、29ページをお開き願います。ページ下段、目4市議会議員補欠選挙費393万1,000円を減額するものでございます。
次ページ、30、31ページをお開き願います。ページ上段、目5東京都議会議員選挙費1,174万6,000円を減額するものでございます。
いずれの選挙も、投開票事務の業務効率化に伴う職員手当の減額、業務委託の契約差額などが経費の節減となったものでございます。
なお、市長選挙費、市議会議員補欠選挙費につきましては、立候補者数が想定を下回ったために生じた選挙運動用はがきの郵便料と選挙運動公費負担金の減額分も含まれております。
私からは以上でございます。
12 ◯委員長(鈴木洋子君) 企画部長。
13 ◯企画部長(岡田正和君) 恐れ入ります。少し飛びまして、36、37ページをお開きください。説明欄下段、款3民生費、項1社会福祉費、目7コミュニティ費、4施設経費、(7)交流センター整備経費541万9,000円でございます。
こちらは、南平駅西交流センターの
ガスヒートポンプ式エアコンが、設置から18年経過し、頻繁に故障が発生していることから、修繕が必要となったものでございます。
また少し飛びまして、46、47ページをお開きください。衛生費でございます。
最下段、市立病院事業経費576万3,000円は、
新型コロナウイルス感染症対策として市立病院が行う、備品、消耗品の購入などの医療提供体制の充実のため、病院事業会計負担金及び病院事業会計補助金の増額を行うものでございます。
私からは、ひとまず、以上です。
14 ◯委員長(鈴木洋子君) 総務部長。
15 ◯総務部長(小平裕明君) 恐れ入ります。少し飛びまして、60、61ページをお開きください。款9消防費、目1常備消防費、右説明欄、1常備消防経費、節12委託料、常備消防委託料6,396万1,000円でございます。
日野市では、常備の消防業務と救急業務について、東京都に委託を行っております。この委託料は、地方交付税法に基づき算出する市の基準財政需要額の消防費から算定されるもので、年4回に分けて支払うこととなっております。令和3年度の当初予算額は、算出の工程上、令和2年度の基準財政需要額をベースとした概算額にて計上しており、ここで令和3年度の基準財政需要額が確定し、日野市の消防委託料が決定したことを受け、増額補正を行うものでございます。
なお、増額となった主な要因ですが、算出根拠の一つとなる日野市の人口が、令和2年に実施された国勢調査において、平成27年実施の前回調査と比べ、約4,000人増加となった結果が反映されたことによるものです。
私から以上でございます。
16 ◯委員長(鈴木洋子君) 企画部長。
17 ◯企画部長(岡田正和君) また少し飛びまして、68、69ページをお開き願います。中段になります。款10教育費、項5社会教育費、目1社会教育総務費です。説明欄、13
社会教育センター支援事業経費、節13使用料及び賃借料、土地借上料(債務負担行為分)5万2,000円です。
これは、令和3年度の社会教育センターの土地借上料について、土地所有者の
独立行政法人都市再生機構URから、定期借地権設定契約に基づき、賃借料の変更通知がありましたので、内容を確認し、今年度の不足分について補正をお願いするものでございます。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
18 ◯委員長(鈴木洋子君) 質疑に入る前に、委員の方々に申し上げます。挙手については確認をいたしますので、はっきりと挙げていただきますようお願いいたします。
なお、質疑につきましては、質疑部分のページと項目を示してから発言をお願いいたします。
これより質疑に入ります。島谷委員。
19 ◯委員(島谷広則君) ありがとうございます。
25ページの一番上、
新型コロナウイルス感染症対策事業経費の
コロナ課題解決型ソーシャルビジネス協働事業費補助金について、確認をさせていただきたいと思っています。
先ほど、説明の中でも、地域課題、社会課題、ウィズコロナであったり、すごい幅広い、こう、何でしょうね、テーマがなかなか限定しにくいところを取り上げていましたので、多分いろんな企業、民間企業も含めて、こういったことができないかという提案型を受け入れる、そういった事業費になるかなと思います。で、最大500万円ですので、2件の採用を目指すということではあるんですけども、こういった事業をする中では、市として、やはりどういう提案を受けて、それを何で日野市がそれを決めたんだというところの決定過程までのプロセスというところが、非常に重要といいますか、問われてくると思うんですけども、現時点でのそういった審査をするメンバーですかね、どなたが入って、その提案を、これがいい、悪いという形で査定をするのか、そういった審査メンバーについて、現時点での考えをお伺いしたいと思います。お願いします。
20 ◯委員長(鈴木洋子君) 企画経営課主幹。
21 ◯企画経営課主幹(中平健二朗君) 選定メンバーについては、現在のところ確定したものではございませんけども、ある程度限定的に、コロナ関連の課題に関連する主要な部門の方々に御参加いただき、選定をしていきたいというふうに考えております。
時間も限られますので、ある程度そのメンバーについては限らせていただきますが、コロナ課題に関しては、広く様々な分野にわたる課題だというふうに認識しております。
提案いただいた内容につきましては、庁内に広く周知を図りながら、様々な意見を聴取するようなプロセスも含めて考慮していきたいというふうに考えています。
以上でございます。
22 ◯委員長(鈴木洋子君) 島谷委員。
23 ◯委員(島谷広則君) ありがとうございます。
まだメンバーが決まっていないというところもあるので、一つ提案をさせていただきたいんですけども、私、常々、デジタル施策を進める中では、課題は絶対、点で捉えちゃいけない。もっと、面というか、同じような課題をその一つの施策の中で同時に解決できたり、いろいろな効果というのを幅広く出していくべきだということでも、いろいろと訴えもさせていただいているんですけども、まずは、いろんな企業が、ウィズコロナ、地域課題であったり、こういった提案はどうだということで入ってくる、まず最初の時点と、どこかで幾つか選定基準があって、されると思うんですけども、その後、全庁の各課、いろんな方々に、企業からこういう提案が来ましたよということで展開していただきたいんですね。で、その中で、あ、こういうアイデアがあれば、我々の部門で抱えている課題、一緒に解決できないかであったり、もっとこういう機能があれば、こちらのほうでも全然活用できますよという新しいイノベーションといいますか、アイデアにつながると思うんですね。
そこで一つ、注意いただきたいのは、必ず、やっぱり企業名は隠していただきたいんですね。先入観をなくす、あとは公平性、公正、それでこの施策が入ることで、各課全員でポイントづけしていったら面白いかな、なんて思うんです。これだったら効果がもっと出るよね、我々の部門でもこのアイデアが欲しいよねという中で、改めて日野市庁内の職員全体で査定する仕組みを取れば、デジタル化という効果がもっと発揮できるんじゃないかなと思います。決して選定基準がどうこうというところではなく、その情報を、情報といいますか、そういった民間企業のアイデアを幅広く伝えて、じゃあ、次にどんどんこういうのもつなげていこうよという形の流れも少し組めるんじゃないかなと思いますけども、その辺りの進め方ですかね、決定過程のプロセスの充実というところでは、今のお話について、市の見解をお伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
24 ◯委員長(鈴木洋子君) 企画経営課主幹。
25 ◯企画経営課主幹(中平健二朗君) 改めて決定過程のプロセスについては、庁内全体でということで、御意見を頂きました。
83 ◯委員長(鈴木洋子君) 大高委員。
84 ◯委員(大高哲史君) 建て替えられて、まだまだ使える建物だということが確認できたわけですけれども、この建物は、言わば市民の財産ですね。市民の税金で建設して、公的保育を行っていた保育園ですから、市民の税金で建てた、市民の財産。これが無償で譲渡、正確には譲与と言うそうですけれども、与えてしまうということなんですけれども、法人さんとの関係では、無償ではない交渉の経過があったのかどうか。それについても確認をさせてください。
85 ◯委員長(鈴木洋子君) 財産管理課長。
86 ◯財産管理課長(佐藤文昭君) 申し訳ございません。御質問の内容について、詳細を持ち合わせてございません。
以上でございます。(発言する者あり)
87 ◯委員長(鈴木洋子君) 大高委員。
88 ◯委員(大高哲史君) 私が問題意識として持ったのは、私どもはこれについては全て承服するものではないですけれど、その財政非常事態宣言を日野市は出しておりますよね。財政的な観点からこの企画総務委員会で議論したかったのは、非常事態宣言と無償譲渡というのは、大きく矛盾するなというふうに感じましたので、市としてはどのように整理されたのかなという問題意識です。いかがでしょうか。(発言する者あり)
89 ◯委員長(鈴木洋子君) 財産管理課長。
90 ◯財産管理課長(佐藤文昭君) 申し訳ございません。その辺の経過についても資料を持ち合わせてございません。
以上でございます。
91 ◯委員長(鈴木洋子君) 総務部長。
92 ◯総務部長(小平裕明君) 補足をさせていただきます。
財政的、財政非常事態宣言を受けている中で無償譲渡は整合しないのではないかという、このお話でございます。財政非常事態宣言を受けて、歳出歳入ともに全市を挙げて取り組んでいる状況は議会の皆様にも御報告させていただいているところでございます。
今回の譲渡に関しましては、保育事業の継続、先ほど財産管理課長からもお話し申し上げたとおり、保育園が負担しなければいけない今後の負担分等を勘案いたしまして、財政非常事態宣言の中ではありますが、コンプライアンスの中で、無償で、この建物を譲渡することで、日野市の保育行政の安定的、かつ継続的な実現を行うために対応したものと考えております。
以上でございます。
93 ◯委員長(鈴木洋子君) 大高委員。
94 ◯委員(大高哲史君) であれば、もう、はなから、もう、丸々譲与という前提で法人さんとの話、もしくは決まる前から、そういうふうにしていこうという方針で臨んだということでよろしいですか。
95 ◯委員長(鈴木洋子君) 財産管理課長。
96 ◯財産管理課長(佐藤文昭君) 申し訳ございません。その辺についても、資料がございません。お答えできません。
以上でございます。
97 ◯委員長(鈴木洋子君) 大高委員。
98 ◯委員(大高哲史君) 委員長にお願いしたいんですけども、資料があるんであれば、ぜひ議会終了までに出していただいて、はい。それを見ないと、この委員会での審議についても十分検討ができないというところもあります。意見としては固まっているので、ここでは述べますけれども、ぜひ資料の提出をお願いいたしたいと思いますが、いかがでしょうか。
99 ◯委員長(鈴木洋子君) はい。ただいま大高委員からの資料請求につきまして、資料を提出することは可能でしょうか。また、いつまでに提出できるか、お答えいただきたいと思います。
財産管理課長。
100 ◯財産管理課長(佐藤文昭君) 関係課と調整させていただいて提出させていただきたいと思います。なるべく早めに提出をさせていただきます。
以上でございます。
101 ◯委員長(鈴木洋子君) よろしいでしょうか。
ほかに御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
102 ◯委員長(鈴木洋子君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。
本件について御意見があれば承ります。奥野委員。
103 ◯委員(奥野りん子君) 財産管理課長は、ただでこの建物、今、資産価値がどれぐらいあるかという説明もなく、ね、もう、無償譲渡しますよと。そういうことを発言しながら、その根拠とか経緯とか、説明できる情報がありませんということにはね、私は本当に驚くわけですよ。
先ほどコンプライアンスがどうのとかね、ガバナンスがどうのとかいう議論をしたその直後にですね、課長が知らないことを上程するということはね、課長が説明義務を負っているにもかかわらず、課長ができないということはね、どういうことなんでしょうか。
もう、私、大高委員が資料請求をしなければ、議事進行で手を挙げて、請求するつもりでおりましたけれども、この、雲の上で決まったようですけど、この間の質疑を聞きましたら、課長が知らないわけですから。雲の上でどのような審議を経てこの結論に至ったのかが、もう一切分かるように、そうした資料を事前に届けていただきたいと思います。
この賛否ですけれども、もう、もちろんのことですね、公立保育園をなくすということ自体が私は受け入れがたい。もちろん民間保育園、大事で、民間保育園も育てていかなきゃいけない。民間保育園を増やすことと同時に、公立保育園もやっぱり維持していかなきゃいけない。そういうふうに感じます。それこそが相乗効果で日野市の保育をよくしていくことだと思っております。なので、この、公立を潰して、民間を増やすというやり方については、反対をさせていただきたいと思います。
104 ◯委員長(鈴木洋子君) 大高委員。
105 ◯委員(大高哲史君) 議案第101号の公立保育園の建物の無償譲渡については、関連することとしては、明日の民生文教委員会94号の議案で十分審議がされることと思われます。その中で、日本共産党市議団としては、公立保育園の廃止、民営化について反対であるため、この101号については反対いたします。
また、この議案自体についても、今、質疑の中で明らかになったのかなというふうに思います。市民の税金で建て替えた市民の財産を、様々な側面からの検討が十分なされていたのかどうか心配になるような議論であり、民営化ありきで、そもそも無償ありきで決められたのではないかと疑われるような、今、答弁がありました。そうしたことからも、この101号について、正面から賛成することはできません。
以上です。
106 ◯委員長(鈴木洋子君) ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
107 ◯委員長(鈴木洋子君) なければ、これをもって意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件を可決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
108 ◯委員長(鈴木洋子君) 挙手多数であります。よって、議案第101号の件は可決すべきものと決しました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
109 ◯委員長(鈴木洋子君) これより議案第102号、日野市東部会館の指定管理者の指定の件を議題といたします。
担当部課長より説明を求めます。地域協働課長。
110 ◯地域協働課長(西山律子君) それでは、議案第102号、日野市東部会館の指定管理者の指定について、御説明申し上げます。
議案書の1ページをお開き願います。
本議案は、地方自治法第244条の2第3項の規定に基づき、日野市東部会館の指定管理者として、株式会社日野市企業公社を指定するものでございます。
当施設は、集会室などの貸室、調理室のほか、市所有では唯一の室内プールを備えた施設で、市民のコミュニティー活動を促進し、併せて文化の向上及び健康の増進を図ることを目的に設置しております。
指定管理者の選定に当たっては、日野市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例第5条の規定に基づき、公募によらない選定といたしました。
日野市企業公社については、令和3年第2回市議会定例会において、令和3年度事業計画書により既に報告させていただいたとおり、令和5年度末をめどに事業受託を終了、その後、解散及び清算の手続をしていく方法で進めるとしております。そこで、それまでの間、指定管理業務等の事業を継続する必要があることから、公募によらない方法で選定したものでございます。
指定管理者候補者選定委員会からの選定理由としては、主に本施設の管理運営について十分な経験があり、公の施設としてのサービス提供の向上が期待できるという報告をいただいております。
指定管理者の指定期間は、令和4年4月1日から令和6年3月31日までの2か年でございます。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
111 ◯委員長(鈴木洋子君) これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
112 ◯委員長(鈴木洋子君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。
本件について御意見があれば承ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
113 ◯委員長(鈴木洋子君) なければ、これをもって意見を終結いたします。
これより本件について採決いたします。
本件は可決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
114 ◯委員長(鈴木洋子君) 御異議ないものと認めます。よって、議案第102号の件は可決すべきものと決しました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
115 ◯委員長(鈴木洋子君) これより議案第103号、日野市立交流センターの指定管理者の指定(日野市立豊田駅北交流センターほか)の件を議題といたします。
担当部課長より説明を求めます。地域協働課長。
116 ◯地域協働課長(西山律子君) それでは、議案第103号、日野市立交流センターの指定管理者の指定について御説明申し上げます。
議案書の1ページをお開き願います。
本議案は、地方自治法第244条の2第3項の規定に基づき、日野市立交流センターのうち豊田駅北交流センター、南平駅西交流センター、東町交流センター、落川交流センター、新町交流センター、平山交流センターの6館の指定管理者として、株式会社日野市企業公社を指定するものでございます。
同施設は、市民相互の交流を通してコミュニティーの形成を促進し、市民の生涯にわたる学習活動を支援することを目的に設置しております。
指定管理者の選定に当たっては、議案第102号と同様の理由により、公募によらない選定といたしました。
指定管理者候補者選定委員会からの選定理由としては、主に本施設の管理運営について十分な経験があり、公の施設としてのサービス提供の向上が期待できるという報告をいただいております。
指定管理者の指定期間は、令和4年4月1日から令和6年3月31日までの2か年でございます。
説明は以上でございます。よろしく御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。
117 ◯委員長(鈴木洋子君) これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
118 ◯委員長(鈴木洋子君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。
本件について御意見があれば承ります。奥野委員。
119 ◯委員(奥野りん子君) 企業公社というのは、私はとても意義のある組織だと思っております。これまですばらしい仕事を成し遂げてきたと思っております。なので、公募抜きで任せるということも、安心して任せることができます。これまでの河内元副市長による企業公社が利用されて、企業公社が悪者にされてということについては、私はもう、ただただ単に理事者が・・だったと。何の管理能力もなかったということに尽きると思っております。本当に中で働く人たちは、本当に真面目に真剣にやってきてくださったわけですから、これをただ単に形式上なくしてしまいますという話ではないんではないかと思っております。
なので、令和4年度末をもって閉めるということについてはですね、これを同じようなスタイルでつくり変える。改善をして、また新たな仕組みをつくり変えるということでやっていただきたい。一番安心できる、安心して任せられる組織ですよ。だから、それを、もう切に要望したいと思っております。
以上。(「議事進行」と呼ぶ者あり)
120 ◯委員長(鈴木洋子君) 大高委員。
121 ◯委員(大高哲史君) 今、奥野委員から、「理事者が・・だった」という発言がありましたけれども、訂正して謝罪していただきたいと思います。委員長、お願いします。(発言する者あり)
122 ◯委員長(鈴木洋子君) 奥野委員。
123 ◯委員(奥野りん子君) 謝罪というのは、御本人がそれを求めれば、やるべきことです。他人に命令されることではないと思っております。私は、御本人が本当にこの間、理事者がですよ、本当にこの間企業公社がやってきたことが正しいと思うのであれば、謝罪要求していただきたいと思います。
以上です。
124 ◯委員長(鈴木洋子君) 大高委員。
125 ◯委員(大高哲史君) 私は、謝罪と訂正を求めたのは奥野委員に対してです。(発言する者あり)
126 ◯委員長(鈴木洋子君) 奥野委員。
127 ◯委員(奥野りん子君) はい。ですから、謝罪要求は本人がするべきものです。本人が求めていないのに、何であなたの立場で私に謝罪要求ができるんですか。(発言する者多数あり)
128 ◯委員長(鈴木洋子君) 大高委員。
129 ◯委員(大高哲史君) 議会の品位ということを、(「そうだよ」「議場の品位を汚している」と呼ぶ者あり)言っているんですが、(「品位に欠けてるの、その言葉が」と呼ぶ者あり)いかがでしょうか。
130 ◯委員長(鈴木洋子君) 奥野委員。(発言する者あり)
131 ◯委員(奥野りん子君) 議会の品位というのは、この発言がですね、事の本質にとって、どういうことを、どういう影響を及ぼすのか。このことを肝腎なこととして捉えていただきたいと思います。言葉尻をもってですね、(「言葉尻ではないでしょう」と呼ぶ者あり)攻撃するのではなく、(「言葉尻じゃないよ。常識だよ、常識」と呼ぶ者あり)本当にこの問題の本質を考えたらですね。(「委員長、整理してください」「常識なの、これは」「ひどい、それって」「ひどい……」「ひどい」「品位が落ちるでしょう、本当に」「とんでもない」と呼ぶ者あり)
132 ◯委員長(鈴木洋子君) 続けてください。(「続けてくださいじゃないよ、委員長。これから堂々と言えばいいんだよ、これ。委員長」と呼ぶ者あり)
今の請願者のお話の内容ですと、もうほとんど、一般質問の中では証拠資料がないというふうに判明しておりますので、後ほどの市の職員に対する質問は、じゃあ、ない中で、どう、これを集めようとしているのか。どう取り組もうとしているのかということの角度で聞きたいと思います。
以上。
159 ◯委員長(鈴木洋子君) 大高委員。
160 ◯委員(大高哲史君) 有賀さん、今日はありがとうございます。3点ほどお伺いしますので、順次お答えいただければと思います。
初めに確認ですけれども、この請願の主旨を説明いただきました。この請願項目について、この請願は、議会で調査をせよということでよろしいのか、まず確認をさせていただきたいと思います。
161 ◯委員長(鈴木洋子君) 有賀参考人。
162 ◯参考人(有賀精一君) やはり、この間見ていますとね、第三者委員会の報告ということで報告が幾つか出されてきました。私も議員を今年の3月初めまではしておりましたけども、幾つかの動議という形でですね、やっぱり議会がやるべきではないかということを述べてきたんですね。その際、動議は可決されることには至らなかったんですが、その際言われていたことというのは、要するに調査委員会というのが今継続中であって、これからその報告が出る、と。だから、それを待ってという意見が度々あったと思います。それも一つの意見だと思うんですね。
ただ、今回は、もう既に調査報告書が出されているという状況なわけですよね。で、この第三者委員会の報告者、弁護士の方たちも、不十分な部分があるんだと、調査できない部分が多々あると。請願要旨の説明の中でもヒアリングに応じていただけない方もいたと。特に重要人物だと思うんですが、応じていただけなかった方というのはね。それを考えるとですね、やっぱりこれは、もう議会に委ねられているなと、議会こそが今やるべきだと。
で、今回の12月議会、定例会の中では、ある議員からは、議員も責任があるということが強調、何人かからされているし、場合によったら、報酬の削減ということもという話が出たと聞いております。そのとおりですよね、二元代表制ですから。市政が悪いというのは確かにそうですが、同様に議会も悪いだろうというふうに言われれば、この長年にわたって、こんなとんでもない問題をずっと放置してきたという責任があるわけですから、やはり議会がここはしっかりと徹底調査をするということが求められているという意味でですね、その手法はいろいろあると思うんですけれども、ぜひ、全力でやっていただきたいと。まあ、強制力を持ったものも使ってですね、地方自治法でやっていただきたいなというふうに思っています。
以上です。
163 ◯委員長(鈴木洋子君) 大高委員。
164 ◯委員(大高哲史君) あと、もう1点ですね、議会の権限、まあ経験されていますから様々あるのを御存じかと思うんですけども、まあ、調査委員会の設置、いろんな形があります。例えば百条委員会を設置するということもあるということで、この間も議論がされているんですけども、今回の請願されている項目との関係では、有賀さん御自身としては、経験者として伺いたいのは、調査の具体的な議会としての進め方、どんなふうな形がいいのかなと考えているのか、伺わせていただけますか。
165 ◯委員長(鈴木洋子君) 有賀参考人。
166 ◯参考人(有賀精一君) 確かに百条ということもあるんですが、まずは議会が委員会をつくって、何が明らかにされていなくて、何がこの調査の重要なポイントになるのかということをしっかりと整理を、まず、することが必要だというふうに思うんですよね。その上で、やっぱり整理をしてから、じゃあどうやって聞くのかという手続も必要になってくると思いますよね。だから、それは、まあ、任意という形で進めてもいいと思いますし、焦ってやる必要は全くないと。腰を据えてやっていただきたい。で、ヒアリングも含めてやっていく過程で応じていただけないという問題が出てきてですね、それがもう、どうしてもこれは調査しなければ進まない重要なヒアリングであるということになったら、仕切り直しをして、百条ということも当然射程に入れながら問題を進めていったほうがいいと思います。
それで、一つ重要なことというのは、まあ、もう何年もかかっているんですが、疑惑解明は、私はまだ、本当に調査のとば口に立った段階だというふうに私は見ているんですよ。まだ、中間までも行っていないと。だって、これだけですね、文書がないだとか、いろんな問題が出てきて、もう、いかにずさんな管理になっていたのかということは、これはもう、市長も認めていることですよね。じゃあ、一体、これ、いつから起こったのかと。私がですね、OBの方何人かから聞いたところによると、彼が助役になったときから、そういう動きが強まっていたと。当時はもう1人、助役をされた方がいるみたいですけども、もうそのときからその傾向が顕著に出ていたという話ですよね。つまり、職員が何も言えない状況に、十何年間の間、この日野市政というのは置かれていたと。その上で、馬場市政、大坪市政が展開されていたんですよ。深刻な問題ですよね、これ。だから、全然疑惑解明されていません、全く。そう言っていいと思います。
この疑惑解明だけに市の仕事があるわけでは全くありませんから、それは本当に職員の皆さん、一番大変だと思うんですけども、まずはそこは議会が力を発揮すると。確かに年4回の定例会はありますけれども、時間は私、十分、もう、1年ぐらい議会は恒常開催して、この問題で働いていただくと。そのぐらいな姿勢で挑まないと、市民の皆さんからの、市政のひどさは分かるが、議会はどう責任を取るんだと。それは、お金をね、幾らか報酬を削減します──まあ、それも結構ですよ、やっていただきたいと思いますが、それ以上に徹底した調査をやるという、まず姿勢を議会が示さないと、何というんですかね、そういう意味で、説明責任を果たせないよというふうに思っています。
以上です。
167 ◯委員(大高哲史君) ありがとうございます。結構です。
168 ◯委員長(鈴木洋子君) ほかに御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
169 ◯委員長(鈴木洋子君) なければ、これをもって参考人への質疑を終結いたします。有賀さん、ありがとうございました。
170 ◯参考人(有賀精一君) どうもありがとうございました。
171 ◯委員長(鈴木洋子君) これより質疑に入ります。奥野委員。
172 ◯委員(奥野りん子君) それでは、先ほど請願者が、何項目ですかね、かなりな数を、これがまだ解決できていないということで、指摘をしてくださいました。その一つ一つについてですね、中にはこれは庁内だけで解決可能だろうというような項目もあるわけですね。にもかかわらず、第三者委員会の報告では、そこが解明できないという、本当に矛盾した状況にあるわけです。例えばですね、誰が、じゃあ河内さんに任せるよと、仕切っていいよと、そういう権限を与えたのか。庁内で決定されたことですから、しかも市長が決裁しないことには、そういう状況には至らない組織なわけですから、そこを第三者委員会の報告でその結論づけをしないで出されるということ自体が、もう行政としては異例中の異例。こんな無責任なことはないのではないかと思うんですが、こうしたことも含めてですね、この中で、行政とすれば、何が今現在、この段階で足りていないのか。あと、どこにリーチすれば解決できるのか。そういう方向から答えていただきたいと思います。
173 ◯委員長(鈴木洋子君) 答弁を求めます。政策法務課長。
174 ◯政策法務課長(永島英彦君) 御質問の件です。今後の動きというところなんですけれども、まず、今回の調査、第三者委員会で大量の関係資料を確認いたしまして、関係者からのヒアリングを精力的に実施いたしました。その調査から得られた情報を、まあ、ちょっと時間はかかりましたが、整理、分析いたしまして、憶測などではなく客観的かつ公正な立場から解釈した上で、この調査の結果が報告なされたものと考えております。可能な限り調査を尽くしたところではございますが、そもそもお話にもありましたように事案の経緯を示す文書がないといったことや当初の記憶が不確かで不十分な回答、十分な回答が得られないといったこともありまして、その実態解明においては難しさもございました。そのような状況の中においてもですね、調査結果として第三者委員会からは御指摘を様々いただきました。
兼業問題についてはですね、地方公務員法の違反の御指摘、保育園の機能移転の問題に関してはですね、違法性はないものの複数の不当な点、重大な問題の御指摘を受けたところでございます。第三者委員会の報告書の不当、もう本当に重く受け止めておるところなんですけれども、その評価を受けた点のうちですね、都道から移転先保育園までの進入路の整備における工事金額、それから道路拡幅用地買収費及び進入路用地確保のための土地交換については、広く関係者からの聞き取りを行い、新たな資料の探索や鑑定の実施など事実関係を整理し、その妥当性については改めて検証することで、今後の必要な処分なんかの措置、それから再発防止に向けた取組につなげてですね、今、御指摘のありました市民の税金の使われ方、そういったところについては、ちょっと明らかにしていきたいというふうに考えております。
いろいろ、詳細な点について、様々御指摘をいただいているところでございます。それら一つ一つ明らかにするというところについてはちょっと難しさも感じておるところでございます。
今後は、そういったところを検証いたしまして、今後の取組につなげていきたいと考えております。また、新たな事実が判明いたしましたら、法の趣旨に従い、そこについては、適切、厳正に対処してまいりたいと考えております。
以上でございます。
175 ◯委員長(鈴木洋子君) 奥野委員。
176 ◯委員(奥野りん子君) とっても曖昧な言い方でありましたけれども、有賀請願者が一つ一つ具体的に指摘なさっております。で、その一つ一つに答えていただきたかった。例えば、コンセント位置の設置ミスというのは、当時はちゃんと議会に資料が配られました。今、その資料を出してくれと言ったら、ないと言っているんですけれども、そうしたことも、では、何でないのかというのは、それについてどういう検証をしたのかとかね、そういった話が聞けるかと思ったんですけれども、本当に、何といいますか、こんな状況、市の調査のやり方が、こんな、本当にやる気のないものであったとすればですね、今後どんなに時間をかけても、これは解明は無理かなと思うんですけれども。
一つ、ちょっと確認したいんですけど、今、今後も続けて調査をしますという中には、道路の問題だけしか、私、ちょっと聞き逃したんですが、前渡金、家賃、これについては、含まれているということは、確認させていただいてよろしいですか。
177 ◯委員長(鈴木洋子君) 政策法務課長。
178 ◯政策法務課長(永島英彦君) 今お話のありました家賃のところについての取組なんですけども、そちらについては、市長報告の中でもございましたようにですね、補助金額の妥当性について検討する中で考えていく話だと思っております。今後は、その妥当性を検証して、今後の協議等の中で、そこら辺についてはやっていく話だというふうに認識しております。
以上でございます。
179 ◯委員長(鈴木洋子君) 奥野委員。
180 ◯委員(奥野りん子君) ということは、検証の中から切り離して、家賃の更新の際に、その更新の家賃が適正かどうかという検証の中で、それをやっていくと。この、むこうじまの不当の中の裏側に不正があるかどうかという検証から切り離すということですか。
181 ◯委員長(鈴木洋子君) 政策法務課長。
182 ◯政策法務課長(永島英彦君) まあ、切り離す、切り離さないというところの話じゃ、ちょっと分かりづらいかもしれないですけど、すぐに動き出すという中ではあるとは思うんですけど、ちょっと話としては、ちょっと別の話なのかなというふうに。家賃の適正な額というのが幾らなのか、そういったところを考えていく中では、当然、先に渡すことがどうなのかとか、今後の再発防止の取組の中で補助金の在り方を考える中で、その前渡金ということ自体をやるということ自体がどうなのかとか、そういったことについては当然考えていくものだというふうに考えております。
以上でございます。
183 ◯委員長(鈴木洋子君) 奥野委員。
184 ◯委員(奥野りん子君) 分かりました。では、道路の不当性、これの裏側に違法はなかったのかという検証については、今後、どういうスタートを切って、いつまでをめどに、どういう体制で検証していこうというふうになっているんでしょうか。
185 ◯委員長(鈴木洋子君) 政策法務課長。
186 ◯政策法務課長(永島英彦君) その進入路の部分の検証ということのお話なんですけど、庁内に、解明に関する、そうですね、その検証作業を行うチームを設置する考えでございます。で、そういったチームのようなものの中で検証作業を進める。どのようにという部分なんですけども、ちょっと具体的なところでは言いづらい部分があるんですけども、例えばやはり工事の金額とかの検証といったら、一般的には工事をやるときに積算というものをある程度して、大体これぐらいの工事だったら幾らぐらいかかるというものを出すものが、まあ、見積りみたいなものなんですけども、そういったことをやりますので、それでもって、工事金額が妥当だったのかというところについては見ていけるかなというふうに考えております。そういった作業をして、大体3月目途──失礼いたしました。令和4年3月までにその作業をして、御報告のほうを差し上げたいというふうに考えております。
以上でございます。
187 ◯委員長(鈴木洋子君) 奥野委員。
188 ◯委員(奥野りん子君) すみませんけれども、家賃はそれとは別ということですかね、流れ的には。
189 ◯委員長(鈴木洋子君) 政策法務課長。
190 ◯政策法務課長(永島英彦君) その取組の中に、当然、チームの中でという動きとはまたちょっと違う、そうですね、内部統制の取組の中でそういったことは考えていく、補助金の在り方というものについては考えていきたいというふうに考えておりますので、そこら辺でリンクする部分があれば、当然その中にも入ってくる部分があると思うんですけれども、現段階では全く、そうですね、別のものになるんではないかというふうに、それをやるメンバーはね、当然重複している部分があると思うので、いろいろそこら辺のリンクはあるとは思うんですけれども、必ずしも全く同じところでやるというような想定では、今はおりません。
以上でございます。
191 ◯委員長(鈴木洋子君) 奥野委員。
192 ◯委員(奥野りん子君) 第三者委員会が答申を出した時点で、もう、この令和3年度末までに結果を出そうということを決めたのであれば、では、いつスタートしてというところをまず決めないと、何をやりますということは決まっているけれども、じゃあいつチームを発足させてというところはね、まだ決まっていないのかなというような回答でした。しっかりと、早くチームを立ち上げていただきたいというふうに申し上げて、質問を終わります。
193 ◯委員長(鈴木洋子君) 新井委員。
194 ◯委員(新井ともはる君) 私からは1点だけ質問させていただきたいと思います。
本定例会の中で、旧日野市たかはた保育園機能移転に伴います第三者委員会があって、それに関しまして、市長のほうからもですね、進入路に関して、法の部分だったりとか、再発防止に向けてだったりとか、事実関係をしっかり確認をして報告しますというふうにあったと思っています。先ほども奥野委員からの質問の中で、令和4年の3月までに報告をするというふうな話がございました。やはり、この請願を慎重に精査したいと思っているんですけど、どのような報告というのが今後明らかになるのか。もう少し具体的に、今、現時点でどういったことを報告するということが言えるのか、教えていただきたいと思います。
195 ◯委員長(鈴木洋子君) 政策法務課長。
196 ◯政策法務課長(永島英彦君) 報告、これから行う検証作業の結果の確認作業の結果、報告する内容ということでございます。
作業といたしましてはですね、必要な措置や再発防止の取組に向けて、事実確認、検証作業を行う。で、項目については、先ほど申し上げた進入路の整備に関する工事金額であるとか道路拡幅用地の買収費、それから用地確保の土地交換の妥当性というところの検証を行うところでございます。で、少し昔のことですので、やっぱりちょっと分からないみたいな部分、あるとは思います。ただ、今からでも、やはり、税金の使われ方として妥当だったのかどうかというところについては、検証する必要があるというふうに考えておりますので、そこについてやるといったようなところですね。
それから、関係者からのヒアリングとかですね、それから、またその資料がないというところはあるんですけれども、さらにまた、もう一度探索のほう等させていただきまして、新たな事実等が判明しましたら、そこら辺についても、ちょっと、報告のほうはさせていただきたいというところで、今の段階でですね、具体的にイメージとして申し上げられる部分というのはこの程度で、ちょっと申し訳ないんですけども、今のところはそのような形で考えております。
以上でございます。
197 ◯委員(新井ともはる君) 以上です。ありがとうございます。
198 ◯委員長(鈴木洋子君) 大高委員。
199 ◯委員(大高哲史君) 私からは何点か伺いたいと思います。質問がお二人からありましたので、それを踏まえて伺っていきたいと思います。
一つは、今の質問、あと答弁を聞いていて、ちょっと確認なんですけども、この間の到達点としてですね、まず月額家賃の件なんですけれども、387万円というリアルな金額が、今、浮上しているわけですけれども、今の答弁を聞いているとですね、これが妥当かどうかの検証も含めてやっていくということの答弁だったように思うので、387万であるとか390万円という月額賃料が妥当でないんではないかという問題意識から調査に取りかかるというふうに日野市が考えたということ、というか、まず確認したい。
200 ◯委員長(鈴木洋子君) 政策法務課長。
201 ◯政策法務課長(永島英彦君) 運営法人への保育園の家賃、賃料、月額390万円、そちらの妥当性のお話ということだと思います。
そちらについての見解については、市としては、第三者委員会の報告書のとおり、違法ではないし、妥当性についても、基本的には規則等に違反するところでもなく、387万という鑑定結果をもって妥当なものだという部分は、結論としては持ってございます。
ただですね、何点か、第三者委員会から、不当、疑問があるというところの御指摘をいただいております。この387万の鑑定自体が、内装工事費、運営法人が負担している内装工事費を含んでいる。そういったところの疑問点であるとか、前渡金で金利相当分みたいな、やっぱり期限の利益というものを相手に与えているのにその分を考慮していないんじゃないかといった、そういった疑問点も指摘されていますので、そういった点については踏まえまして、賃料の妥当性についても今後考えていくというところで考えているものでございます。
以上でございます。
202 ◯委員長(鈴木洋子君) 大高委員。
203 ◯委員(大高哲史君) 次に移りますけれども、今、質疑の中で、奥野委員から、内装の工事の関係で、当時は書類があったけれども今は出せないというような、そんな趣旨の質問がありましたけども、この、例えばコンセントの位置ですとか、本来、保育園ではなされるべきではない設計、また工事がされて、その前、その後という形で様々な資料が存在するのかなというふうに想像をしましたけれども、そういった資料が、市として持ち合わせていたり、事業者、法人等に問い合わせると、そうした資料が集めることができるということでいいのか、確認をさせてください。
204 ◯委員長(鈴木洋子君) 政策法務課長。
205 ◯政策法務課長(永島英彦君) 今の資料等を集めることができるのかというところなんですけども、相手方にお願いは当然ありますかということでさせていただいたりということはあるとは思うんですけども、相手方のほうでその資料があるかどうかというのはちょっと、そこは聞いてみないと分からないもので、少し昔のものなので廃棄してしまったとか、そういうこともあるかもしれません。で、庁内内部においての資料については、またちょっと改めて探索してというところになるかと思いますので、以上でございます。
206 ◯委員長(鈴木洋子君) 大高委員。
207 ◯委員(大高哲史君) 次に伺います。
都道からむこうじま保育園への進入道路の拡幅工事、市道化へ向けた工事ですね、市道化へ向けた工事についてですけれども、今の時点で答えられる範囲でということになってしまうんですけど、本来であれば、等価交換というのが常識なんだそうですね、私も詳しく知らないんですけども。しかし、等積という、いわゆる面積を重視した交換方法が採用されたということで、ヒアリングも精力的にされたという答弁もありましたので、全体を通した感想といいますか、感触といいますか、そういったことでもいいんですけれども、等積交換という方法を採用せざるを得なかった事情が何かあったというふうに感じ取れるヒアリングの結果などあったかどうか、お答えいただきたいと思います。
208 ◯委員長(鈴木洋子君) 政策法務課長。
209 ◯政策法務課長(永島英彦君) 土地交換のところの経緯の部分の話だと思います。ヒアリング等の中でですね、そこ、等価交換じゃなくて等積交換と報告書は書いてありますけど、関係者の間では等価等積交換というような言い方をしていたところなんですが、その方式を取ったというところについての経緯については、第三者委員会も指摘のとおり、経緯とか不明というところがありまして、ヒアリングなどでも、そこら辺については、はっきりしないというところでございます。
以上でございます。
210 ◯委員長(鈴木洋子君) 大高委員。
211 ◯委員(大高哲史君) であれば、その部分について調査をし、解明しようということで、さらに市としての調査が進むということでよろしいかどうか。
212 ◯委員長(鈴木洋子君) 政策法務課長。
213 ◯政策法務課長(永島英彦君) その点も含めまして、検証作業、確認作業というのを行っていきたいと思います。
以上でございます。
214 ◯委員長(鈴木洋子君) 大高委員。
215 ◯委員(大高哲史君) それでは、大坪市長の発言から、質問をさせていただきたいと思います。
大坪市長は、議会答弁で繰り返し問われて、この件について答弁をされているんですけども、例えば2020年6月の議会では、大坪市長自身が河内氏のことについて言っているんですが、本人がこの件について主観的に関わったということあると思いますけど、というのが、河内氏について直接的に答弁した答弁。これが初めてだったかなと記憶しております、私自身は。
その次、9月議会になりますと、今度は、具体的にどのようなものであったかは把握しておりませんと。今度は、関わっていたかなと思っていたのに、9月になって把握していないというふうに、答弁、発言が変化されました。そして、今回、報告書を受けた市長の見解として、2021年11月19日には、先ほど請願された有賀さんからも紹介ありましたけれども、河内元副市長の関与を目の当たりにしていたにもかかわらずという表現が、一般的に言われたのか、本当に目の当たりにしていてそのように表現したのか、そこまでは、この文章だけでは、報告だけでは分かりませんけれども、このように述べました。何が事実なのかということなんですけども、ヒアリングを担当される部署としてお答えいただければと思いますが、議会という場において、市長がこのように、簡単に言えば、二転三転といいますか、認識を違えて発言をする、と。市民を欺いたというふうに言えるごまかし答弁だったんではないかと思うんですけども、ヒアリングを担当されていて、市長のこうした発言、どのように受け止めていますか。
216 ◯委員長(鈴木洋子君) 総務部長。
217 ◯総務部長(小平裕明君) 主管部長としてお答えいたしますが、市長の発言につきまして、その中身、真意については、市長御自身の発言ですので、私のほうで評価はいたしかねるところでございます。しかしながらですね、先日の11月19日の市長の発言のように、目の当たりにして、要するに業務の中で携わっている中で、自分の視界の中に河内氏がいたと。にもかかわらずというような認識でお話をされたのかなと考えております。
以上でございます。
218 ◯委員長(鈴木洋子君) 大高委員。
219 ◯委員(大高哲史君) 次に移ります。
この間のヒアリングによれば、市長はこの件で庁内で報告を受けているということなんだということです。直近のヒアリングの中でも、ヒアリングの担当の方に聞かれたのは、それは、じゃあ報告をしたのは子ども部長かというふうに問われて、そうだと思うという少し曖昧な表現で市長自身は答えていますけれども、後の質問にも関係するんですけども、まあ、市の中では、大きなプロジェクト、重大案件ですよね。市民の税金もたくさん投入が予定されている案件ですから、当然そうしたやり取りがあるのはあるだろうなと、あってしかるべきだなと思うんですけども、これが、どのような報告を受けていたのかということが、ヒアリングを通じて、市長以外の皆さんからもヒアリングしていますから、全体通じてどのような報告を受けていたと思われるか、担当部署としてお答えいただければと思います。
220 ◯委員長(鈴木洋子君) 政策法務課長。
221 ◯政策法務課長(永島英彦君) どのような報告を受けていたかというのは、市長がということでちょっと考えて答弁いたしますけど、そちらについては、実際のところ、ヒアリング、ちょっと記憶が少しないんですけども、そこら辺についてはちょっと、こちらのほうでは把握していないところでございます。
以上でございます。
222 ◯委員長(鈴木洋子君) 大高委員。
223 ◯委員(大高哲史君) じゃ、聞き方を変えますけど、そうした、部長なのか、どの部署の担当者なのか分かりませんけれども、市長にはこういう報告って、どのぐらいの頻度で報告するものなんでしょうか。
224 ◯委員長(鈴木洋子君) 総務部長。
225 ◯総務部長(小平裕明君) 特に決まった頻度というのはございませんが、案件に応じて、重要性に応じて、頻繁であれば、曲がり角ごとに報告をするということになります。
この件に関してはどの程度の頻度で報告をしていたかは私は把握しておりませんが、重要な局面、副市長、市長という順で、報告はされていたのかなと思います。
以上でございます。
226 ◯委員長(鈴木洋子君) 大高委員。
227 ◯委員(大高哲史君) 次の質問に移ります。
ヒアリングの中で市長は、現在の副市長、荻原さん、その関与について、荻原副市長がこの件にどのように関与したのかということで問われて、市長自身がこの件で荻原副市長とどうするかといった詰めた話をした記憶がないというふうに、ヒアリングの中で答えているんですね。
そこで伺いますけども、市としてはこうした多額の市の補助金を入れるような重大な案件において、市長と副市長との間で詰めた話がなく進むプロジェクトなんていうものがあるのかどうか、伺いたいと思います。
228 ◯委員長(鈴木洋子君) 総務部長。
229 ◯総務部長(小平裕明君) 詰めた話はしていないというところの、そもそも何を詰めた話をしていないのかというところがいま一つ、私は今、分かっておりません。重要な事項については、市長、副市長は、当然のことながら共有をしながら意思決定等をされているのではないかと、部長としては思っております。
以上でございます。
230 ◯委員長(鈴木洋子君) 大高委員。
231 ◯委員(大高哲史君) 当然、一度のみならず何度もこうした話合いが、やり取りがあったのは当然だと思いますし、部長の話を聞いていても、まあ、一度ではないなというのもよく分かりました。どのようなやり取りかというのは御本人に聞く必要があるということだなと思いました。
次の質問に移ります。
ヒアリングの中で市長は、河内氏との関係ですね、で、直接お話をする考えはなかったかとヒアリングする担当の方に問われて、こう答えています。話をしてという認識がなかった。そういう必要性を思うこともなかったというふうに答えていて、物すごく不自然な答弁というか、答えだなというふうに私は感じました。これほど重大な案件で、お任せしていたであろう河内元副市長と市長自身が話す必要がない。全部もう、丸投げ。フリーハンドで河内さんがやってくれているから話す必要はないという意味だったのかどうか。ヒアリング担当部署として、どのように受け止めていますか。とんでもない発言だなとびっくりしているんですけども、いかがでしょう。そんなことがあるんですかね。
232 ◯委員長(鈴木洋子君) 政策法務課長。
233 ◯政策法務課長(永島英彦君) 今、御紹介のあったヒアリング、まあ、ヒアリングの記録のとおりだと思うんですけれども、そのとおりであって、その真意についてはこちらでは把握しておりませんが、丸投げというような意図での発言ではなかったと私は感じております。
以上でございます。
234 ◯委員長(鈴木洋子君) 大高委員。
235 ◯委員(大高哲史君) 当然ですよね。市長って、そんな軽い仕事ではないですから、全体像を把握する必要があったんじゃないですか。当然、そうなんじゃないですか。いかがですか、市長自身は。(発言する者あり)ちょっと知っていればいいという問題じゃないと思うんですけど、いかがですか。
236 ◯委員長(鈴木洋子君) 総務部長。
237 ◯総務部長(小平裕明君) 市長、大きな事業につきましては、俯瞰的な立場から、全体像を見ながら、方向性をきちんとつけて、御対応されていると思っております。
以上でございます。
238 ◯委員(大高哲史君) 結構です。
239 ◯委員長(鈴木洋子君) ほかに御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
240 ◯委員長(鈴木洋子君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。
本件について御意見があれば承ります。奥野委員。
241 ◯委員(奥野りん子君) 道路関係はですね、市の内部で検証できる。証人喚問しなくても、違法性、不当性というのが証明できると思うんです。なので、今年度末にその結果を出すということは可能だと思いますので、それは粛々と進めていただきたいと思いますし、その結果を待ちたいと思います。
ところがですね、家賃関係については、やはり、もう証拠と、で、本人に対する、当事者に対する証人喚問がなければ、一歩も前に進まないというふうに私は思っております。なので、やっぱり議会としては、この証人喚問の権限は議会にしかないわけですので、やっぱり百条委員会を設置しないことにはこれを1回もやらないでこの問題は解決できませんでしたという、議会としての恥をさらすのかということになってきますのでね、やはり議会としては、百条委員会の設置を私は要望をしております。
ところが、百条委員会に賛成していただけないということもあり得ますが、そうすると、特別委員会になるのかなと思いますけれども、特別委員会の場合は、ほんと、証人喚問できませんから、現在の状況と何も変わらないままで、じゃあ何をどう解明していくのかというところが、私は本当にイメージできません。ただ、やみくもに時間を稼いでいいのか。ただ、時間的には、この問題は民事ですから20年大丈夫ですので、あと10年かけて解明したって、構わないわけですね。でも、こんなに時間をかけて解明する意味が、私は分かりません。やっぱり、今現在、私たちは市議会議員としてやれることはあるんですから、やはりやれることは最大限やりたいのではないかと。で、本当に百条委員会ね、皆さんに呼びかけて、設置しましょうよということを言いたいと思っております。
で、取りあえずですね、この請願はとにかく解明を求めるということですので、それに対する異議というのは、もう全議員、1人もいないのでは、異議を持つ議員はいないのではないかと思います。賛成としたいと思います。
242 ◯委員長(鈴木洋子君) 島谷委員。
243 ◯委員(島谷広則君) 請願第3-12号について意見を申し上げます。
まずは、第三者委員会の報告書に対して、日野市としての評価、反省、今後の再発防止に向けた考え方などは、議会初日の報告の中で、多くの議員からも、質疑もございました。その中で、議会の調査権限を行使し、たかはた保育園の閉園に伴う新保育園の建設を巡る疑惑をはじめとした元副市長問題に対して、全面的に解明することとしての請願項目でございます。
今回の第三者委員会の報告では、行政手続の不備や文書管理の粗さなど、不当とされた部分について、詳細にわたり、客観的に明確に指摘をしていることと評価しております。また、初日の質疑においても、大坪市長じきじきに、今後の的確な再発防止、歯止めに向けた関係者へのヒアリングも含めた取組も議会初日に宣言をいただいております。少しずつではありますが、前進している部分が、これから少しずつでも目に見えることには期待をしております。
その中で、本請願を判断する基準として、第三者委員会の報告内容が十分なのか不十分なのかの評価であると認識しております。私は、今回の独立した調査機関としての第三者委員会の報告内容は、詳細にわたり、客観的に指摘をしていることと評価しております。一部、ヒアリングできなかった関係者もいることも、事実として記載されております。請願者は不十分だと訴えている部分ではありますが、本調査は警察による捜査ではありませんし、民間の相手側に対して強制力を発動する権限は、第三者委員会にはございません。請願者が主張する、議会の調査権限を行使という文言についてですが、今回の第三者委員会の報告で、違法性は認められないとの報告であることは、改めて申し添えたいと思います。(「資料が……」とよぶ)その中で、行政の手続や文書管理の不備はたくさん指摘されておりますので、その辺りは行政としての再発防止、歯止めということになりますが、違法性が第三者委員会の調査で認められないと判断された中で、民民の契約などにも影響する可能性もある議会としての調査権限の行使は、慎重に判断しなければならないと考えます。第三者委員会の報告に対して、請願者の思い、シナリオに相違があることは個々人の訴えですので、私から言うことはありませんが、第三者委員会の報告に対して、私はしっかりと受け止めるという観点で、不採択の意見ではございます。
ただし、第三者委員会からの答申、22ページ、管理責任の所在の見解の中で、適切な労務管理がなされていなかった範疇の問題であり、既に減給措置の処分がなされている市長、副市長などの責任が加重されて問われるべきとまでは言えないとあります。これは地方公務員法違反があった場合における管理責任の所在及び問題の要因という科目の中で、第三者委員会の評価で記載されておりますが、全体として多くの不当、不適切の判断に対する現時点での市長からの思い、責任の重みが明確に示されていないことには、いかがなものかと感じますので、継続審査を求めたいと思っております。
改めて、今回の第三者委員会の報告に対する現時点での市長の責任の在り方を明確に発信いただきたいことを申し添えます。
以上、継続審査の意見です。
244 ◯委員長(鈴木洋子君) 新井委員。
245 ◯委員(新井ともはる君) 請願第3-12号に対しまして、やはり慎重に審議をするべきだと私は思っています。
先ほどの質疑の中でも、いろいろと確認させていただきました。その質疑の中でも、再発防止に向けました検証をするであったりとか、また進入路の整備におきまして妥当性の確認であったりとか、また、関係者のヒアリングを実施して、新たな事実があればまた報告をするといった、そういったものがございました。そういった、市長、また日野市からの報告が今年度、令和4年の3月に報告があるというふうに質疑でもありましたので、その、市長、日野市からの報告を受けてからでないと、この十分な審議ができないと考えています。よって、継続審議を求めさせていただきたいと思います。
今後、市長、日野市から報告事項を受けてから、しっかりですね、再検討させていただきたいと思います。
以上です。
246 ◯委員長(鈴木洋子君) 大高委員。
247 ◯委員(大高哲史君) 市が、さらなる調査の必要性を認めて、調査も既に始まっているということでした。こうした市の調査によって、これら疑惑の解明が進みながら、その中で新たな事実も判明していけば、例えば今回の請願項目にあるような、たかはた保育園の民営化に伴う新保育園への市の補助金の妥当性の根拠が、その土台から大きく崩れるという事態になる、大変重大な問題だというふうに思います。
そして、この件について、もし、今の市長、大坪市長が当初から、またはまちづくり部長時代から全てを把握していた。要するに、河内氏の動き、補助金の流れ、工事業者とのいろいろなやり取り、こうしたことがまちづくり部長時代から市長が把握していたとすれば、議会での虚偽答弁を我々に対して繰り返して、市民に対してうそをついたということになりますから、市民、議会を欺いたことになり、市長の責任問題となります。市議会議員の中には、減給でお茶を濁すかのような発言をにおわす方がおられましたけれども、そうしたレベルの話ではなくなってまいります。
これらを徹底調査するためには、議会としても調査委員会を設置して、市の関与と責任を調査する必要があるというふうに思います。継続審査を求められている方もいらっしゃいますけれども、我々は来年2月20日、市議会議員選挙を迎えるわけで、継続してしまえば、この請願が葬られてしまうということにもなりますので、ぜひ、一緒に採択をしてですね、調査委員会を設置し、調査を進めていただきたい、いきたいというふうに私は思います。議会がそうした調査を進めることこそが、議会が責任を取るということではないでしょうか。
以上、請願を採択すべき意見といたします。
248 ◯委員長(鈴木洋子君) 田原委員。
249 ◯委員(田原 茂君) 請願第3-12号について、意見を申し述べたいと思います。
「大坪市政における地方公務員法違反疑惑に係わる事実の実態解明と再発防止を求める決議」等に対する調査結果の報告についての一連の書類の中でですね、今後の具体的な対応として、保育園機能移転問題に関し、第三者委員会から不当との指摘を受けた次の3点について、今後対応してまいりますと、このように記述されています。
その3点の、不当との指摘の1点目が、保育園の家賃補助についての対応でありますと。これについては、契約期間の更新時において、運営法人のみならず、土地所有者との間で協議を行っていくことといたします、というふうに書かれています。
二つ目が、保育園までの進入路の用地確保のために行った土地交換についての対応でございますと。これについては、令和3年度末を目途に、事実経過を改めて確認し、職員の処分など、必要な措置を講ずるとともに、公務の進め方を改善し、再発防止を図ってまいります、と。
三つ目が、保育園までの進入路整備費の補助についての対応でございますと。これについても、令和3年度末を目途に、事実経過を確認し、職員の処分など必要な措置を講ずるとともに、改めて必要な手続を整理し、職員に周知徹底するなど、その改善を図ってまいりますと、このように記述をされているわけであります。
以上のように、第三者委員会から不当と指摘をされたことについて、今後、令和3年度末を目途に事実経過を確認する、こういうふうに述べられているわけであります。よって、この請願は、私は市の今後の動向を見守る意味においても、継続審査とすることが好ましいというふうに思います。
先ほど市議会議員選挙があれば流れてしまうという話がありましたけれども、これも、百条委員会を設置したって、同じですよ。流れちゃうんですよ。(「そんなことないよ」と呼ぶ者あり)
そういった意味では、(発言する者あり)私はこの請願の主旨に、私はできる限り沿いたいと思っている。そういう意味からいっても、これは、はい、採択で終わりというのではなくて、しっかりと継続をしていく中で、必要があればまた、この委員会を開いてもいいじゃないですか。その中で、市の動向がどうなっているのかということをきちんと議会として注視していく、見守っていくというか、そういったことも私は必要だろうと思うんですよ。そういった意味では、この請願については継続審査を申し上げたいというふうに思います。
最後に、この報告書の最後に、市長が、私の至らなさから、(発言する者あり)私の至らなさから、河内氏の不正を結果的に許してしまったことを深く反省し、自身への措置を講じますと、こういうふうに書いてあります。
これは、副市長も同じ責任が当然あります。病院の問題に、既に令和2年4月1日から3か月の給料の減額措置がなされているわけでありますけども、それとは別に、今回の旧たかはた保育園の機能移転問題についても、市長、副市長の責任は重大であるというふうに言わざるを得ません。そういった意味では、やはりこの問題についても、市長、副市長は、責任の所在を明確にし、給料の減額、こういったこともしっかりと行うべきであるということも申し添えておきたいと思います。
以上。
250 ◯委員長(鈴木洋子君) 谷委員。
251 ◯委員(谷 和彦君) 請願第3-12号に対しまして、意見を述べさせていただきます。
今日、参考人の方に来ていただきまして、参考人のほうから保育園建設を誰が河内氏に指示したかとか、390万円の金額の根拠や前渡金について、また内装工事の問題、設計変更に対して、なぜ市が補助したかとか、進入路の整備、企業公社の管理費の問題、市長の姿勢等、いろいろ質問をいただき、それに対して、政策法務課長のほうがしっかりと答弁をしておりました。今後新たな問題が、事実が発生した場合には、法の趣旨に基づき調査、協議をしていくという話でございました。そういったことを前提に意見を述べさせていただきます。
土地区画整理事業助成金の名目で、日野市から現金をだまし取った詐欺罪として、令和3年11月18日、懲役2年6か月、六月の実刑判決を、元副市長は受けました。日野市政を舞台にして、このような事態が発生してしまったことは、市民の間においても強い衝撃を与えたところでありまして、市議会としても非常に重大な問題であると感じております。
この元副市長の問題については、これまで令和元年第2回定例会、令和2年第1回定例会、そして令和2年第4回定例会で、三度の市議会決議に基づき、市及び第三者委員会が調査を実施し、この調査結果について報告を受けてきたというところであります。
この調査について、市は先日の一般質問の際の大坪市長の答弁にもあったように、警察による犯罪捜査とは異なり、強制力がなく、任意のものであるため、思うような協力が得られないと実態解明が難しいという事情がありながら、多大な時間と労力をかけて、できる限りの調査を尽くしたことと思われます。にもかかわらず、この調査の結果、解明したこと、解明しなかったこと、それぞれありました。解明しなかったことのその理由については、様々な要因が考えられますが、主に今回の第三者委員会報告において散見された事案の経緯を記した文書がなく不明である旨の記載からも分かるように、実態解明の手がかりとなる文書自体が見当たらないような状況であったこと。また、関係者へのヒアリングにおいても、少し昔のことから、記憶にないという回答が多かったものと推測され、おのずとその調査には限界があるのかなというふうにも考えられます。また、本議会の初日の報告において、大坪市長から今回調査の結果、第三者委員会から不当との指摘を受けた3点について今後対応していく姿勢が示されたわけでございます。
1点目の保育園の家賃補助については、その妥当性を検証し、契約期間の更新時において協議を行っていくこと。また、2点目の保育園までの進入路の用地確保のために行った土地交換、また併せまして、3点目の保育園までの進入路整備費の補助については、令和3年度末をめどに事実経過を確認し、職員の処分など、必要な措置を講ずるということでありました。
十分な客観性を有する第三者委員会の報告書において不当との評価を受けた点については、市は、重く受け止め、令和3年度末をめどに、事実関係の整理を行い、新たな鑑定や広範囲に及ぶヒアリング実施、新たな資料の発見などに努め、その妥当性、市政への影響を含めた検証作業が進むことと思われます。
大坪市長は、自身の責任、至らなさを深く反省し、その反省を糧に、再発防止のための市政改革に全身全霊をかけて取り組んでいく決意を、今回の議会初日において改めて示されたわけであります。
失った信頼を回復するためには長い時間が必要ですが、市長は専門家の報告を真摯に受け止め、自らの手で改革に向けた取組を今まで、今まさに行っている最中であります。
以上のことより、請願第3-12号に対して、自由民主党日野市議団を代表しまして、継続審査を求めるということで意見を述べさせていただきます。
以上です。(「議事進行」と呼ぶ者あり)
252 ◯委員長(鈴木洋子君) 奥野委員。
253 ◯委員(奥野りん子君) ただいま田原委員の発言の中に、百条委員会もそういう意味では効果がないと。要するに、議席が改選してしまえば、今決めても効果がないという発言がありました。これは不正確であります。任期2か月残されておりまして、その期間の中で設置し、証人喚問するだけですから、それは2か月もかからなくてもできます。(発言する者あり)それを、不正確な情報として市民に与えるのは誤解を与えますので、精査して、この文言を削除願いたいと思います。(「委員会は終わっちゃうということだよ」「そう。そういう意味で……」「選挙後、委員会は消滅するんだよ……」と呼ぶ者あり)
254 ◯委員長(鈴木洋子君) 委員長としまして、議事録を精査して対処いたします。
そのほか、委員の方々より何かございますでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
255 ◯委員長(鈴木洋子君) なければ、これをもって意見を終結いたします。申し訳ありません。終結してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
256 ◯委員長(鈴木洋子君) 委員の中でまだ継続という声もありますので、請願第3-12号については、調査研究のため、引き続き継続審査にいたします。
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257 ◯委員長(鈴木洋子君) そのほか、委員の方々より何かございますでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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258 ◯委員長(鈴木洋子君) それでは、本日予定いたしました案件は全て終了いたしました。
これをもって、令和3年第4回企画総務委員会を閉会いたします。お疲れさまでございました。
午後0時21分 閉会
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