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平成30年第4回定例会(第5号) 名簿 開催日: 2018-12-06
平成30年第4回定例会(第5号) 本文 開催日: 2018-12-06

  • "高齢者保健福祉総合事業計画"(1/1)
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  1. 小金井市議会 2018-12-06
    平成30年第4回定例会(第5号) 本文 開催日: 2018-12-06


    取得元: 小金井市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-14
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1        午前10時開議 ◯議長(五十嵐京子議員) おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。  昨日、議会運営委員会を開催しておりますので、議会運営委員長の報告を求めます。      (22番渡辺大三議員登壇) 2 ◯22番(渡辺大三議員) おはようございます。  昨日、議会運営委員会を開催いたしましたので、その結果につきましてご報告いたします。  市長から、平成30年12月3日付けで、議案第75号、平成30年度小金井市一般会計補正予算(第6回)、議案第76号、平成30年度小金井市国民健康保険特別会計補正予算(第2回)、議案第77号、平成30年度小金井市下水道事業特別会計補正予算(第2回)、議案第78号、平成30年度小金井市介護保険特別会計補正予算(第2回)及び議案第79号、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例、また、12月5日付けで市長報告が送付されましたので、その取扱いについて協議いたしました。  その結果、議案第75号から議案第78号については、本日の本会議に上程し、説明、質疑後、予算特別委員会に付託、議案第79号については、本日の本会議に上程し、説明、質疑後、総務企画委員会に付託、市長報告については、本日の本会議において所定の手続をとることと決定いたしました。  次に、議員提出議案として、条例1件、意見書1件が提出されましたので、その取扱いについて協議いたしました。その結果、議員案第48号については、本日の本会議に上程し、説明、質疑、委員会付託を省略し即決、議員案第49号については、本日の本会議に上程し、説明、質疑後、厚生文教委員会に付託することと決定いたしました。  以上で、議会運営委員会の報告を終了いたします。 3 ◯議長(五十嵐京子議員) 議会運営委員長の報告に対して質疑はありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 4 ◯議長(五十嵐京子議員) 質疑を終了することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 5 ◯議長(五十嵐京子議員) ご異議なしと認め、質疑を終了し、議会運営委員長の報告を終了いたします。  お諮りいたします。議会運営委員長の報告どおり決定することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 6 ◯議長(五十嵐京子議員) ご異議なしと認め、議会運営委員長の報告どおり決定いたしました。    ─────── ◇ ───────
    7 ◯議長(五十嵐京子議員) 日程第1、一般質問を行います。  通告順に発言を許可します。なお、発言時間は、答弁を含めおおむね45分以内となっておりますので、ご協力をお願いいたします。  初めに、14番田頭祐子議員の発言を許可します。      (14番田頭祐子議員登壇) 8 ◯14番(田頭祐子議員) おはようございます。  一般質問最終日の朝、トップバッターの質問をさせていただきます、生活者ネットワークの田頭祐子です。本日は、私が一般質問で図書館を取り上げるのは、実は初めてのことになります。本当は本が大好きで、学校の図書館に行くと、もうそのままずっと入りびたりで授業に遅れてしまったり、また、本屋さんに行くとわくわくし過ぎてお腹が痛くなる、そういうタイプの子どもでした。  それが、今回、読書活動に親しむ、読書を推進していく活動と、健康長寿、寿命が長いだけではなくて、健康寿命が延びるということを知りまして、これは是非、取り上げさせていただかなくてはいけないということで、質問を用意させていただきました。魅力的な読書活動、図書館を整備して、健康長寿のまちづくりという視点で伺ってまいります。  アメリカのエール大学が発表した読書と寿命に関する論文によると、50歳以上、約3,600人を、本を読む人と全く読まない人のグループに分け、12年にわたって追跡調査したところ、本を読む人の方が2倍近く寿命が長かったそうです。しかも、性別や健康状態、財産、学歴には関係なく、本を読むことが長寿につながっていたと結論付けています。  また、単に寿命を延ばすだけではなくて、最近では健康寿命が重要と言われています。健康寿命とは、日常生活に制限なく自立して健康で何歳まで生きられるかを示す値です。つまり、健康寿命と平均寿命との差が短ければ短いほど、死ぬ間際まで元気なピン・シャン・コロリの人生を送ることができる、健康寿命を延ばして、最期まで自分らしく、住み慣れたまちで暮らすことは、医療費や介護保険の削減にもつながります。それには、本を読むことが重要なファクターとなる。そうであれば、何ができるのか、この際考えてみたいと思います。  さて、先日NHKの番組で健康・不健康ネットワークという特集があり、以下のように紹介されています。都道府県ごとに、どこが健康で長生きしているのかを調べてみました。健康で長生き、健康で短命、不健康で短命、不健康で長生きという四つのゾーンに分けます。健康で長生きとは、健康寿命が全国平均より長く、平均寿命も全国平均より長いので、寝たきりや介護の世話にならない、健康で長生きの人の割合が多いということになります。この中で、健康寿命が最も長く平均寿命も全国平均より長いのが山梨県でした。一方、長寿県として有名な長野県は、平均寿命は一番長いのですが、健康寿命はほぼ平均となっています。ということは、平均寿命が長い理由と健康寿命が長い理由は違うところにあるのではないかということで、様々調査を行ったそうです。  NHKが独自に開発した人工知能、AIひろし君というらしいですが、このAIひろし君が、健康寿命を延ばすヒントを探すために、全国の65歳以上延べ41万人の生活習慣や行動に関するアンケートを分析しています。アンケートの質問は600問以上、10年にわたって追跡調査を行った膨大なデータです。  この分析の結果、健康寿命の中で他の健康要素と最も多くつながっていたのが、本や雑誌を読むということでした。本や雑誌を読む人は、ヨガや散歩のグループに参加する、外出はほぼ毎日、友人とよく笑うなど、非常に多くの健康要素にとつながっていたのです。しかも、不健康要素とのつながりが見当たらないという驚きの結果だったそうです。  本や雑誌を読む人が健康長寿につながりがあるのなら、すぐにでも我が小金井市の施策にも取り入れたいところです。小金井市がこれからつくる図書館には、是非、この視点を意識して取り入れていただきたい。そして、今ある図書館や分館、あるいは学校や地域の公共施設などでも、図書館や読書活動、習慣と健康長寿の観点で何ができるのか、伺ってまいります。  (1)番にいきます。厚生労働省の研究班が、3年に1回の国民生活基礎調査を使って推計したところ、2016年において、平均寿命と健康寿命の差が、男性では8.84年、女性では12.35年でした。これだけの期間が、不健康な状態に置かれる可能性があるということになります。平均寿命と健康寿命との差は、日常生活に制限のある、健康ではない期間を意味し、介護などが必要となる期間ですので、この差を縮めることが、生活の質を上げ、医療費や社会保障費の抑制にもつながります。  ところが、私が第2期小金井市国民健康保険データヘルス計画、小金井市の状況を調べたところ、小金井市民の平均寿命と健康寿命の差は、男性が15.5年、女性が20.1年となっています。先ほどの全国平均と比べて、かなり長い期間、健康ではない期間があることになり驚きました。しかし、これには検出方法として訳がありました。つまり、これは、国民健康保険のデータヘルス計画なので、国民健康保険を使っている方の健康寿命が使われているということになります。確かに、医者や病院にかかっているグループの集計では、健康ではない期間も長くなるわけで、これが小金井市民の平均ではないわけです。しかし、病気がちになった場合だとしても、寝た切りや要介護などの状態で暮らすかもしれない期間が15年も20年もあるとなると、これは、もっと健康寿命を延ばす取組を真剣に考えないといけなくなります。  図書館に出掛けて本や雑誌を読むことは、高齢者のひきこもりの予防にもつながります。本を読んだから健康になるわけじゃない、食べ物と運動が大事という声の一方で、頻繁に図書館にバスで来る方や、手芸に関心を持つ方、手すりなしですいすいと階段を上る人など、図書館に来る人は健康要素のつながりと一致する人たちが多かったと、NHKの番組ではまとめていました。  そこで、本や雑誌を読む人は、健康長寿の傾向にあることに注目して、市民の健康や、高齢福祉をつかさどる福祉保健部からも、積極的に読書活動について市民への啓発や連携事業の実施、計画への記載など行っていただきたいと考えますが、いかがでしょうか。  小金井市は、介護予防事業や健康推進事業は既に幾つも行っておりますが、図書館や読書を勧める観点は見当たりません。健康課や介護福祉課、高齢福祉担当が連携して、図書館で健康に関する読書会の実施、保健センターで図書館の書籍案内を行うなどなど、図書館と福祉保健部の連携を、健康増進計画や高齢者保健福祉総合計画事業計画などの含めてはどうでしょうか、伺います。 9 ◯福祉保健部長(中谷行男) おはようございます。  健康長寿のご質問でございます。まずは、福祉保健部の方からご答弁申し上げたいと思います。  今、ご紹介のありました、本を読むことで健康寿命を延ばすということについては、そのような報道、テレビとかでも紹介されているということは承知してございまして、脳といいますか、頭に刺激を与えて、細かい字を見るとか集中するとかというのは、非常に、高齢者だけではなくて、いろいろな世代の方にも、読書というのは大変有効な趣味の一つかなと思っているところでございます。  さて、本年度、新たな計画期間の初年度とする第2期小金井市保健福祉総合計画の個別計画でもある健康増進計画(第2次)と第7期介護保険・高齢者保健福祉総合事業計画では、スポーツ・レクリエーションの機会の充実に取り組むこととしてございまして、事業の展開に当たりましては、図書館とは明記はしてございませんが、教育委員会の生涯学習部門と協力をして進めていくこととしてございます。  現計画では、図書館との連携を明示しているところは、議員からご案内もありました、私どもも見たんですがないと思ってございまして、ただ、様々な部門が一丸となって健康づくりに取り組むことは重要であると思っておりますので、図書館とどのような連携が考えられるか研究してまいりたいと思っているところでございます。 10 ◯14番(田頭祐子議員) こういった観点が必要だということはご認識いただいていると思うんですけれども、実際に具体的な施策につなげるためには、計画の中に含めていくということは重要かと思いますので、次回の改定の際には、図書館との連携なども文言としては入れていただきたいし、実際に、その手前として、今、部長がおっしゃったように、研究とおっしゃいましたけれども、できるところはあろうかと思いますので、是非、それは進めていただきたいとお願いしておきます。  2番の質問です。健康長寿日本一の山梨県は、人口100万人当たりの図書館数も日本一でした。小金井市で図書館の数をいきなり増やすことはできませんが、開館時間を延ばすなど、魅力的な図書館、更に活用される図書館にするために考えられることは何か伺います。先日、山梨県に行く機会がありました。せっかくなので、山中湖村の図書館、山中湖情報創造館というんですけれども、そこと、お隣の忍野村のおしの図書館にも行ってみました。そこでは、まさに目からうろこの取組が幾つもあり、特に、この山中湖情報創造館はNPO法人が初めて指定管理で開設した、運営している図書館ということで、有名なところだったようです。健康長寿ナンバーワンの県の図書館から取り入れたい点を7点、提案いたします。1)週刊誌や雑誌の閲覧コーナー、ブラウジングコーナーです。この情報創造館では、週刊誌や雑誌を買っていないんです。住民が読み終えたものを図書館に寄贈する仕組みでした。非常に見やすく明るいコーナーに広げていて、読みたい方は、1週間遅れでも月遅れでも、いつでも好きな雑誌が読める、週刊誌も読める、あらゆる週刊誌、制限せず置いてあるというところでした。貸出しはせず閲覧のみというところでしたので、これは是非、取り入れることができるのではないかということで伺います。  2番目としては、住民の寄贈本や図書館の廃棄本のコーナーが図書館の入口の脇にありまして、住民が持ってきても、持って帰ってもいい自由なシステム、これが非常にいいなと思いました。雑誌なども、1年間預かり、その後は住民の方にご希望があればお返しするし、またそうでなければ、このあげます・くださいコーナーの方に置いておくということができているそうです。これも検討していただけないかということで伺います。  3番目、開館日や夜間時間の延長はどうでしょうか。こちらのNPO法人の運営の館の時間は、朝9時半から夜9時まででした。休みも年末年始ぐらいしかないということで、非常に、夜間の利用や、また月曜日の利用が多いと伺っています。こういった観点から点検していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。  4番目、自動貸出返却装置です。これは、職員の貸出作業を省力化し、レファレンスサービスに必要なフロアワークに多くの時間を割くことができます。これまで設置の検討などはなかったのかどうか、伺います。  5番目として、本に張る蔵書のバーコードシールですね。これは、表紙を避けて裏に張ってほしい。これは、これまで度々、表の場ではないところでも、図書館に行くたびにも、職員の方にもお願いしておいたところですが、職員の貸出手順、手間の省力化のためには、決まった場所に張られている方がよろしいということで、なかなか変えていただいておりません。先日も、図書館の方に行ったところ、「いないいないばあ」という子どもたちが大好きな、くまちゃんの表紙の絵本があるんですけれども、このくまちゃんの股間の部分にシールがペタリと張られておりまして、私はびっくりいたしました。この装置があれば、この問題などもクリアできるのではないでしょうか。  6番、将来的な姿として、カフェも併設してほしいと思います。こちらの図書館では、コーヒーマシンが置いてあって、コーヒーが100円で飲めるんですね。また、お庭に持ち出すこともできます。これはなかなか、施設的な問題なので、将来的な姿として検討していただきたいと思っています。いかがでしょうか。  7番目、忍野村の図書館というところに行ったんですが、ここでは、小学生がランドセルを背負ったまま、次々と図書館に帰ってきて、目が点になりました。隣には立派な学童保育がありました。しかし、堅苦しいのは嫌だというお子さんがいるようですねと、館長はおおらかに話してくださいました。子どもたちは、大きな声で騒ぐ子もなく、宿題や読書、お友だちとのおしゃべりなど、笑顔でめいめい過ごしていました。決まった時間におうちの方がお迎えに来るのだそうです。  学童の大規模化が小金井市では課題ですが、学童以外の放課後の子どもの居場所にも図書館がなり得るという視点は非常に新鮮でした。現状の本館のキャパでは厳しいところですが、北町センターや緑町センターなど、図書館、公民館が連携して、夏休みなどは学習室として開放するなど、子どもを見守る体制を作れないでしょうか。将来的には、学童以外の放課後の選択肢にも含めていただきたいと思っていますが、以上、7点についてお答えをお願いいたします。 11 ◯生涯学習部長(藤本 裕) 魅力的な図書館にするためにということで、計7点のご質問をいただきました。順次お答えしたいと思います。  まず、1点目です。市民に寄贈してもらった週刊誌等の雑誌を活用してのブラウジングコーナー、閲覧コーナーということなんですけれども、まず、議員がご紹介されました、読書が健康寿命に影響しているのではないかという調査結果については、私どもも最近、情報を得たところでして、大変興味深く思ったところでございます。  ご提案の閲覧コーナーでございますが、健康寿命と読書の関連性について、今後の動向にも注力しながら、実践されている事例等も参考にし、図書館がどのような役割を担えるのかを、今後、研究させていただきたいと考えております。  2点目の、廃棄本のコーナーをドアの外とかに作って、市民が持ってきても持っていっても自由なシステムというものですけれども、図書館での役割を終えました図書や雑誌は、リサイクル本として、本館におきましては、児童書は市内の児童施設に優先的に配布し、一般書は1階ロビーに常設しているリサイクルコーナーにて、市民の方にご自由にお持ちいただいております。また、各分室では常設が難しいことから、各々、各センター祭り等でリサイクル本を配布するなどして再活用をしていただけるように努めております。  リサイクルコーナーをドアの外へというご提案ですが、図書館閉館後の夜間なども、市民の方が自由にご利用いただけるというメリットは大きいと思いますが、本館であれば施設の外、分室もセンター内は場所の確保が難しいことから、屋外ということになりますが、管理の目が届かないということもございますので、紙である図書を外に置く面では、防災の面から難しいと考えております。また、市民の方が自由に寄贈本を置くことにつきましては、誰もが気持ちよく利用できるコーナーを維持するためには、やはり、その維持管理が必要となります。図書館が設置する以上は、どんな本でも置いていただいて構わないということにはなりませんので、置かれた本が利用にかなう本であるかどうかの確認や、また、棚が乱雑にならないような日常の整理作業や、長期にわたって利用のない本の片付け作業も必要になります。このような観点から、現在のところは設置するということは考えていないところです。  3点目になります。閉館日、夜間開館の延長ということです。委託館である図書館貫井北町分室、東分室は、直営館と比べると開館日が年間で約40日以上、開館時間は1日当たり3時間ほど多くなっておりまして、来館者アンケートでも高く評価されているところです。本年11月に改訂しました小金井市立図書館運営方針では、このことも踏まえまして、直営館でも拡充に向けての検討を進めていくこととしております。  4点目になります。自動貸出機、返却機を導入したものということですけれども、自動貸出機や返却機、図書の持ち出し防止のためのブックディテクション等のシステムを導入することで、資料管理の強化や貸出作業のスリム化が可能となります。また、利用者が自分で貸出手続ができることで、待ち時間の短縮化にもつながり、何よりも、周囲に読書傾向を知られずに借りられるというプライバシー保護の観点からも、導入効果の高いシステムであることなどから、近隣の自治体では既に導入しているところが多くなっているという現状です。  しかしながら、導入に多額の経費を要することから、運営方針の改訂版でも触れておりますとおり、費用対効果や財源の確保も含めて、導入に向けた検討を進めてまいりたいと考えているところです。  5点目、本に張る蔵書シールについてです。本市の図書館の蔵書シール、こちらはバーコードラベルですけれども、こちらは、本の背表紙を右側にして、表になる面の下部分に貼付しております。これは、決まった位置に張ることで、貸出や返却処理、蔵書点検作業等の迅速化が図れるなどの利点から、多くの公共図書館では同じような位置に定めて張っております。そのために、その位置に絵などがある場合は、多少ずらせば対処できる場合を除いて、その絵の上に張ることになります。この問題につきましては、図書館にとっても悩みの一つとなっているところです。  例としまして、ICチップを使ったタグシステムでは、バーコードをスキャンする作業そのものが減りますので、手作業での処理スピードはさほど重要視する必要がなくなります。したがいまして、張る位置の自由度は今より広がるものと考えられます。  6点目、カフェの設置ということです。図書館にカフェが欲しいというお声は、市民の方々からもいただくことがございます。実際に、近年建設された図書館では、同施設内にカフェが設けられているところも珍しくはありません。現在の図書館施設では、規模的には実現は難しいところですので、将来に向けて貴重なご意見として賜りたいと思います。  7点目、最後になります。図書館を放課後の居場所にということです。こちらにつきましては、第3次生涯学習計画にもありますとおり、図書館や公民館も子どもの居場所として活用されております。貫井北センターでは、1階の図書館スペースも広く、また、2階のフリースペースも机や椅子が多いことから、放課後の時間帯も多くの児童・生徒に利用されております。  図書館各施設では、書架整理やレファレンス、予約本の確保等で、図書館スタッフが開館中のフロアを歩くことが日常的にありますが、このような図書館業務の一つも、来館されている児童や生徒、保護者の方々に安心・安全な居場所だと感じていただけることにつながっているのではないかと思うところです。しかしながら、子どもの見守りとなりますと、子ども一人一人に対しての体制を整える必要がありますので、不特定多数の市民の方が利用する図書館や公民館におきましては、現状においては難しいところです。貴重なご意見として受け止めさせていただきたいと思います。 12 ◯14番(田頭祐子議員) 数多く質問させていただきました。いきなり、全てにいいお返事がいただけることは難しいのは承知しておりますが、私がここで申し上げたいことは、やはり、できることからやっていこうということです。近隣や他市の状況などを参考にしながらというところで、ブラウジングコーナーといいますか、市民が読み終えた本の寄贈などについては、是非、これは入れていただきたい。本館だけではなくて、地域の公共施設などを活用した、ちょっとした読書コーナーがあるということも有効かと思います。新聞が読める、雑誌が読めるというところから、その場所に足を運んでいただくということですね。それが高齢者のひきこもりを予防するということにもつながるかと思いますので、できるところから取り入れていただきたい。  また、開館日、夜間の時間延長については、直営でも拡充を検討していただけるということでした。これは是非、お願いしたいところですが、いま、本館も8時までと、そのように取り入れていただいているんですけれども、これが1階の部分だけで、2階の子どもの本の方には行けないというところが、市民の方からは是非、2階も行けるようにしていただきたいという要望もありますので、また検討していただきたいとお願いしておきます。  また、多々、いろいろなところは、一つ一つ取り上げていくと時間が無くなってしまうんですが、図書館が子どもの居場所にもなり得るという、個の観点は、是非、図書館協議会の方々とも検討していただきたいと思います。7月の「月刊公民館」の下のところでは、公民館の紹介になるんですけれども、夏休み学習in緑分館&図書館というところで、図書館と公民館が連携しながら、夏休み中は公民館緑分館では、学習室を夏休み学習用の部屋として開放しています。集中して宿題ができますよと子どもたちに呼びかけています。また、夏休みの図書館利用というところで、夏休みに勧める本の貸出などというところで、併せて、連携しながら呼び掛けておりますので、こういった形を是非、広げていただけないかというところで、これもお願いしておきます。  それから、3番目の質問に移ります。子どもの頃からの読書習慣のためにも、学校司書の拡充を検討していただけないかということです。学校司書の拡充は、常に要望が多いと聞いています。私たちのところにも声がたくさん集まっております。子ども時代に読書に親しみ、読書習慣を身に着けるには、読書の楽しみにも伝えてくれる優れた水先案内人が必要です。将来的な健康寿命の観点からも、子どもが本に親しむ機会を増やして、読書活動を広げる必要性についてどうお考えなのか伺っておきます。 13 ◯学校教育部長(川合 修) 読書活動は、子どもたちが言葉を学び、感情を磨き、表現力を高め、想像力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身に着けるためにも欠くことのできないものでございます。更に、AIの進展により、これまで以上に文章を読み解く力を身に着けることが、これからの世の中を生き抜く子どもたちにとって重要な資質になると言われております。  そのため、教育委員会といたしましては、全ての授業において文章を読み解く力を身に着ける方法を研究したいと思ってございます。その一つの方法として学校図書館の利用があるわけですが、現在、教育委員会では市立小学校に1日5時間、週当たり2日、年間90日、司書の資格を有する学校図書館補助員を派遣しております。学校図書館補助員の派遣により、各学校の学校図書館運営の支援、児童・生徒の読書活動の支援の充実が図られております。  学校図書館補助員の体制や有効な活用につきましては、今後、更に研究してまいりたいと考えているところでございます。 14 ◯14番(田頭祐子議員) お答えいただきました。  学校では、既に様々な取組が行われていること、また、日常的な取組の担い手として学校図書館補助員の果たす役割は大きいと、第一小学校の報告にもあったり、様々、図書館司書の活動や学校図書館補助員の方の取組が報告されているところです。  これは、是非今後も拡充していただけるようにということで、本当に、子どもが最初に本に出会うところは幼児期、家庭なんですけれども、学校は子どもが長く時間を過ごすところですので、この拡充については更に検討をお願いしていきます。  また、図書館と学校司書との連携について、図書館は学校司書の話を聞く機会を持っているのかどうか、伺っておきます。 15 ◯生涯学習部長(藤本 裕) 図書館と学校司書の連携についてです。  図書館と小・中学校とは、様々な図書館事業を通じてつながりがございますが、学校司書の方々とはなかなか接点がございませんでした。そのような実情でしたので、図書館内部からも、意見交換会を持ちたいとの声がございまして、今月、12月19日に場を設けることとなりました。初めてでございますので、まずは双方の活動内容の紹介や質問など、ざっくばらんに意見交換ができる場になればと考えております。 16 ◯14番(田頭祐子議員) 今年初めての取組ということで、連携する場、顔を合わせる場を作られるということ、これは大変嬉しく思います。  図書館のことなんですけれども、山梨県では図書館が多いだけではなく、学校司書制度が昭和20年代から広がっていて、公立小学校での学校司書の配置率が98.3%と高い普及率を誇っているそうです。そんな環境で育った県民全体に読書の習慣が根付いたのではないかという指摘もありますので、是非、今後も連携をとっていただきたいとお願いしておきます。  4番の、中長期計画の策定には、保健福祉の視点も含めていかないかということです。新たな中央図書館の建設へ、図書館の在り方答申が3月に出されました。中央館の位置についてはどのような議論があったのか、なかったのか、高齢者が出掛けやすい場所に図書館があるというような視点、武蔵小金井駅に近いところなどについての検討は上がっているのかどうか、伺います。 17 ◯生涯学習部長(藤本 裕) 図書館協議会の本年3月の答申、小金井市図書館の在り方についての中では、中央図書館の立地場所については、アクセスが良く市民が集まりやすい場所とされております。  図書館協議会では、委員の皆さんが、それぞれイメージする場所について意見を出されておりました。具体的な場所を挙げている方もおられましたが、協議の結果このような表現となった次第です。詳しいことにつきましては図書館のホームページで公開しておりますので図書館協議会の内容をご覧いただければと考えております。 18 ◯14番(田頭祐子議員) 経済産業省で数々の社会問題に関わってきた東京大学の坂田一郎さんは、病院を建てたり医療を充実させることに比べ、学校司書を増やしたり図書館を充実させる方がコストがかからないと、この利点を指摘されております。これからは、健康長寿を延ばすために、本や雑誌を読むことや図書館の存在が大きな鍵となっていくことは間違いないと思います。こういった観点を持って、連携しながら、庁内の中でも縦割りではなくて横の連携をとっていただきながら拡充していただきたいとお願いしておきます。  それでは、大きな質問の2番目、男女共同参画社会に向けて、小金井から進めることは、こちらの質問に移ります。東京生活者ネットワークが今年行った男女共同参画に関する自治体調査2018がありまして、小金井市は、都内23区26市中のランキング3位でした。今回の調査は、各自治体の事業に男女格差をなくす取組が行われているのかを、条例や宣言、女性センターの有無、議員や職員、審議会委員等の女性割合、小・中学校における混合名簿の有無、イクボス宣言や女性管理職を増やすための研修の有無、条例や事業にLGBTなどの文言または事業が記載されているかなどなど、特徴的な事業の有無なども調査項目といたしました。  この項目の選定は、生活者ネットワークが政策として重要と考えたものであり、別の項目や基準を設定すれば、また別の結果があらわれることは言うまでもありません。しかし、地方自治体が真剣に男女の格差を是正していこうとしているのかを見ようとしたものであり、その中での高評価だったことは間違いありません。男女共同参画担当部局始めとして、職員の皆さんが男女共同参画の視点をもって施策を推進されていることについては感謝と敬意を表したいと思います。  その上でなお、小金井市の現状は、女性相談員体制が非常勤化されるなど、真の男女共同参画社会と呼べるものになっているのかは疑問です。課題を解決するための取組について伺います。評価がほかの自治体と比べて高かった項目は、女性議員、審議会委員、防災会議委員の割合、特に防災会議の委員が27.5%で、都内トップでした。私が議員になって最初に調べたときは、女性委員は1人しかいなくて驚いたことを思い出します。この点は、担当部局から増やす努力や工夫をしていただいているのかどうかということについて、地域安全課長にお聞きしたところ、特に取り組んだことはないが、選出団体の委員の方が女性を選ばれたと言われておりました。拍子抜けの感もありますが、防災計画における女性の視点の必要性は、この間、議会でも繰返し訴えておりましたので、女性の社会進出が防災面でも発揮されてきたあらわれであればと期待するところです。  ほかに高かった項目は、男女混合名簿が100%、イクボス宣言や女性管理職研修は、まだ未実施のところも多い中で、ともに実施していることや、また、男性職員の育児休暇取得目標が、国の定めた目標値の13%ではありますが、取得率がそれよりも多い15.4%だったこと、また、育児休業一歩手前に当たる休暇制度とその取得目標値があることも評価されています。しかし、女性管理職の割合や男性職員の育休取得率は、都内全体では高くないということや、また、LGBTなどへの具体的な取組の記載がないことなど、課題も挙げられます。順に伺ってまいります。(1)と(2)を併せて伺います。  特定事業主行動計画(女性活躍計画)と呼ばれているものですが、この策定委員の構成は何によって定められているのでしょうか。職員組合からも、是非、推薦の委員を入れるようにという、国からも文言があったと思いますが、これについてはどうでしょうか。平成29年度の特定事業主行動計画実施状況報告を読みますと、子どもの出生時における父親のための休暇制度の取得促進や女性職員の昇任試験申込率などが目標として載っています。計画上の課題はどのように捉えているのか、達成のための数値目標は、記載はありますが、実施時期は提示しているのかどうかについてです。  (2)女性職員の管理職割合や、男性職員の育児休業取得率を更に高めるためには何が必要か。また、課題としては、第5次男女共同参画行動計画の策定の趣旨に記載があるが、具体的な取組計画が見えないマタニティハラスメントやリベンジポルノ、LGBTに総称される性的少数者からの問題提起など、この課題についてがあります。この部分、今後はどのように取り組む予定なのか伺います。 19 ◯総務部長(加藤明彦) それでは、(1)(2)併せてご答弁いたします。  本市におきましては、次世代育成支援対策推進法第19条及び女性の職業生活における活躍の推進に関する法律第15条に基づき、特定事業主行動計画の策定を行うため、要綱を定め、特定事業主行動計画策定等検討委員会を設置し、行動計画の策定、実施、変更等につきまして、委員会において調査・検討を行っております。委員会の構成員は、企画財政部、総務部、福祉保健部、子ども家庭部、学校教育部の課長職者10人からなっております。  続きまして、課題の抽出につきまして、内閣府令に基づき、課題として把握すべき項目として、女性職員の採用割合、継続勤続年数の男女差、超過勤務の状況、管理職の女性割合、各役職段階の職員の女性割合、男女別の育休取得率、平均取得期間、男性の配偶者出産休暇等の取得率、平均取得日数の七つを抽出の上、女性職員の職業生活における活躍に関する状況を把握し、改善すべき事情について分析を行いました。  この結果、小金井市女性職員活躍推進プランにおいて、女性職員の活躍における数値目標として、平成32年度までに女性職員の昇任試験申込率を、主任職、35%、係長職、25%とすること。男性職員の育児休業取得率を13%とすること。男性職員の配偶者の出産直後の休暇取得率を80%とすることを数値目標として設定し、委員会において取組の実施状況、数値状況の達成状況の点検について協議を行い、年度ごとに講評をいたしております。  次に女性管理職の割合等の関係ですが、小金井市女性職員活躍推進プランでは、女性がその個性と能力を発揮し活躍できる職場環境を目指すとともに、性別にかかわらず全ての職員が十分に能力を発揮できる組織、将来にわたり持続可能で活力ある組織の実現を目指すこととしております。  一方、本市における管理職の女性割合は、本年4月1日現在、13.6%で、決して高い水準とはなっておらず、また、女性職員の昇任試験申込状況も、昨年度で、係長職、主任職とも申込率は上昇しているものの、まだまだ申込率自体が低い状況であり、このため、女性職員が昇任試験を受験しやすいような職場環境作りが必要であると考えているところでございます。  これを踏まえて、まず、入所6年目の女性職員を対象に、女性管理職から仕事と家庭の両立、管理職の仕事の魅力等について体験等を話していただき、その後、座談会形式により、参加した職員が女性管理職に質問できる機会を設けるという内容で、女性キャリア支援研修を実施し、更に、この研修を受講した入省10年目の女性職員を対象に、外部講師による研修を実施し、女性職員のキャリアデザイン支援、管理職への登用を含めた意欲啓発に向けて取り組んでおります。  また、男性職員の育児休業取得率向上を図るため、子育てに関する制度をまとめた「小金井市次世代育成支援ハンドブック」を配布し、周知を図るとともに、配偶者の出産時に男性が取得できる休暇及び育児休業を取得する場合のモデルケースを紹介したチラシを作成し、積極的な取得を促しております。更に、管理職者に対して、男性職員の育児に関する休暇の取得を呼び掛けてもらうようお願いしております。  これら制度の周知については一定、進んできていると思いますが、実際の休暇取得につながるよう取組を更に続けてまいりたいと考えております。 20 ◯男女共同参画担当課長(深草智子) 現在、平成29年3月に策定いたしました第5次男女共同参画行動計画の推進に取り組んでおります。本計画の策定に際しましては、これまで取り組んできた課題に加え、社会状況の変化などから生じる新たな課題なども踏まえ、策定しております。  ご質問いただきました課題につきましては、本計画の基本目標1の中で、多様性を認め合う社会を作るとして、本計画を推進していく上での基本となる方向性として示し、また、ハラスメント等の防止や若い世代への啓発、情報提供などの取組に努めているところです。  今後も、社会状況の変化など、様々な視点からの情報収集や、他市の状況なども参考にしながら取り組み、進めていきたいと考えております。 21 ◯14番(田頭祐子議員) 時間がありませんので要望だけにしておきますが、行動計画を作るときには、是非、職員組合からの声を聞きながら反映していただきたいとお願いしておきます。  また、女性職員、管理職についてはキャリア研修を行っているということで、今年新たな取組も伺ったところですが、是非、講師の選定などについても、要望を職員の方から、参加した方からの声をいかしていただきたい。また、男性職員の育休取得率については、出産直後の取得率が80%目標が、確かこれは100%になっていたんでしたか、これを100%にするようにということで、男性が休みを取りやすい雰囲気作りについては取り組んでいただきたいとお願いしておきます。  LGBTなどについてですが、差別や人権侵害は、無意識のうちに多数の圧力で起こることが多いわけです。あらゆるハラスメントを許さないという表明が大事です。また、性の多様性を認め合う社会へと進んでいくためにも、自治体から取組を是非表に出していただきたいとお願いしておきます。  3番の非常勤職員についての取組です。これについては、今後どのように取組を評価していくのか、有給休暇、またはボーナス、交通費などについての検討はされているのか伺います。 22 ◯総務部長(加藤明彦) 非常勤職員の方に対する取組は、今年4月に病気休暇の一部有給化を含め、出産、育児及び介護に関する休暇制度の新設、拡大を行いました。具体的には、いずれも無休ではございますが、妊娠障害休暇、部分休業、深夜の勤務制限、時間外勤務の制限及び免除、子どもの看護休暇、短期の介護休暇、介護時間を制度として新設し、従前からの育児時間、介護休暇、病気休暇については拡大を図り、非常勤職員の方がより働きやすい職場とするため、適宜見直しを行ってきているところでございます。この間、非常勤職員の職員団体と協議を続けているところでございまして、処遇改善につきましては、引き続き検討してまいりたいと考えております。 23 ◯14番(田頭祐子議員) 非常勤職員の方の取組については、本当に、職員の方の中の大部分が非常勤職員かとなっておりますので、共に働く仲間として、ワーキングプアを生み出さないような、働く人の権利を守る意識を、職員課からしっかりと持って実施していただきたいと思っています。そういった意味では、拡充していただけているということが分かっておりますので、ここについては引き続き期待するところです。  それから、今回の調査における小金井市の取組に対する高評価なんですけれども、これはありがたいとは考えておりますが、反面、落ち着きが悪いということも先ほど申し上げました。それは、厚生文教委員会に陳情が出ている女性相談員の非常勤化によって、本当に困っている女性たちに対して支援の範囲が狭められているのではないかという心配です。市民に時間的や経済的、精神的な余裕がない時だからこそ、身分保障のある行政職員は、その状況に寄り添った支援を行えるものと考えております。これに対して、男女共同参画担当としてのご見解を伺います。 24 ◯男女共同参画担当課長(深草智子) 各自治体におきましても、施策を推進するために様々な取組を行っており、本市におきましても、各自治体の取組状況等も参考にしながら、引き続き推進に努めていきたいと考えております。  母子・父子自立支援員兼婦人相談員の件につきましては、男女平等推進審議会へ報告及び説明を行い、ご意見をいただいているところでございます。審議会からは、相談や支援業務について、業務の引継ぎ、研修を受講できる体制の整備や、相談者や支援者への対応について、専門的な知識をいかした対応ができる環境づくりに配慮して欲しいこと、また、関係各課と連携を図りながら相談事業を推進してほしいなどの意見が出され、状況を見守っていくとのご意見をいただいているところでございます。  いただきましたご意見を受け、今後も関係各課と連携を図りながら、相談や支援業務の推進に努めていきたいと考えております。 25 ◯14番(田頭祐子議員) 女性相談員の問題、また性的少数者の問題などは、やはり、この小金井のまちが、どんな人も差別しない、そして排除しないまちづくりにつながる大切な取組だと考えています。特に、今回の女性相談員の問題については、審議会の方のご意見もあろうかと思いますので、議会と、また審議会の委員との意見交換の場なども、今後、是非、部局も間に入っていただいてできるように、また仲介していただければと思います。そうしたことをお願いとして述べまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。    ─────── ◇ ─────── 26 ◯議長(五十嵐京子議員) 次に、11番渡辺ふき子議員の発言を許可します。     (11番渡辺ふき子議員登壇) 27 ◯11番(渡辺ふき子議員) 市議会公明党の渡辺ふき子でございます。最終日、2番目の一般質問、残時間の一般質問をさせていただきたいと思います。本日は、大きく2点にわたりまして質問させていただきます。一つは、軽減税率導入への準備は整っているかということ、そしてもう1点が、名勝小金井桜を通じて都市間交流を行わないかということで、大きく2点にわたっての質問をさせていただきますのでよろしくお願いいたします。  軽減税率導入への準備は整っているか。この点につきましては、日曜議会で宮下誠議員が、消費税導入時における準備について質問されたところでもあります。消費税10%に伴う負担軽減のため、明年10月には軽減税率が導入されます。安倍首相は、10月15日の閣議において、繰り返しになりますが、2019年10月の消費税10%への引上げを予定どおり実施すると表明し、あらゆる施策を総動員し、経済に悪影響を起こさせないよう全力で対応すると述べました。  消費税は、所得の少ない人ほど負担感が重いという逆進性があり、消費税の10%への引上げに合わせて、酒類や外食を除く飲食料品全般と定期購読の新聞の税率を8%に据え置く軽減税率を導入することが決定しています。10月31日の参議院本会議での代表質問で、公明党の山口那津男代表は、軽減税率制度が円滑に実施されるよう、国民の皆様に制度の趣旨、意義を含め、丁寧な周知に努めるとともに、事業者を含めて準備に万全を期すよう強く求めました。軽減税率は、公明党が政党では唯一主張してきたものですが、海外においては、消費税率10%を超える多くの国で既に導入されており、事実上、世界標準の制度として定着しております。例えばフランスでは、標準税率20%に対し、食料品、5.5%、新聞、2.1%、書籍、5.5%など、税の細分化をしております。ドイツでは、標準税率は19%、食料品、新聞、書籍は7%、イギリスでは、標準税率は20%で、食料品、新聞、書籍は非課税となっています。2014年、これは検討当初のことですが、公明党税制調査会が調べた、韓国では標準税率は10%ですが、食料品など生活に不可欠なものは非課税扱いで、課税、非課税のものが店に並んでいても消費者の混乱はなかったということでした。過日、竹谷とし子参議院議員がドイツに視察に行った折にも、店内での飲食と食品を持ち帰る場合など、様々試したそうですが、税率が違っても全く心配なくレジを通ったということでありました。  ちなみに、世界の消費税と軽減税率ということで、資料にしたいと思ったんですけど、うまく文字が出なかったので、中身を紹介させていただきますが、導入状況を見ますと、スイス、オランダ、トルコ、メキシコ、スペイン、オーストラリア、カナダ、イタリア、アメリカ、ハンガリー、ポルトガル、アイルランド、ギリシャ、フィンランドなど、既に導入をしております。また、そのほかに、先ほど申し上げましたが、導入している国は多くございます。
     今後の課題としては、日本社会事業大学の神野直彦氏は、軽減税率実施に向けた中小企業の準備の遅れがあり、複数税率に対応したレジの導入や受発注システムの改修支援など、事業者の納税事務に伴う支援が必要だと、そのように言われております。また、中小事業者の準備の遅れと混乱を心配する声に対しまして、淑徳大学教授、結城康博氏は、痛税感を和らげる軽減税率は必要として、日本で1989年に消費税が導入されるまでは、高級品には品物ごとに税率の違う物品税が導入されていた、こうした時代の経験をいかすべきとも述べられております。  しかし、消費者を守る意味合いの強い軽減税率ですが、中小事業者や個人商店などの複数税率に対する不安や事務作業の煩雑さに対する心配の声が多いのが現実であります。私も日々、聞いていることもあります。来年10月の消費税率改正に向け、まず、複数税率に対応したレジの導入やシステム改修を円滑に進めるため、商工会と連携して、個人商店等の相談を積極的に行い、消費税率改正に間に合わせるべきということで、現状と今後の課題について伺います。 28 ◯市民部長(西田 剛) それでは、現状と今後の課題ということでございます。  消費税率の改定に伴う軽減税率の導入に関しては、例えば、店内に食事スペースのあるコンビニエンスストアやスーパーマーケットにおきまして、弁当などを販売する場合、店内で食べれば標準税率が適用され、持ち帰れば軽減税率が適用されるといったような考え方であるため、顧客に対してどのように周知するかといった不安ですとか、あるいは、2033年から適用される予定のインボイス制度への対応などの課題、不安があると、報道等により把握しているところでございます。  一方で、約8割の中小企業が、必要な準備を始めていないことが、日本商工会議所の調査により明らかになっていることや、中小企業庁が平成28年度から実施している軽減税率対策補助金の申請件数なんですが、想定の4分の1にとどまっている状況などから、全体的には、いわゆる様子見というような形になっていると考えております。これは過去2回の税率改定の見直しなども影響しているのではないかと考えられます。  本市におきましても、事業者から市の関係部署や商工会へは、相談が特に今はないような状況でございます。 29 ◯11番(渡辺ふき子議員) ご答弁いただきました。  国は、今もございましたが、レジ1台に対し20万円を上限に、導入費用の原則3分の2を補助し、システム改修についても上限を1,000万円、受注システムのみの場合は150万円として改修費用の原則3分の2を補助されることを計画しています。中小企業向けの相談窓口も、全国2,400か所に設置されており、軽減税率の講習会や専門家の派遣なども実施しておりますが、今もご答弁がありましたけれども、まだ準備にかかっていないという事業者が8割と、そのようにも言われているところです。商工会に入っていない事業者も少なくないように思います。市内の全ての事業者に対し、消費税率改正の準備が間に合うよう周知し、指導、助言ができる体制を整える必要があると考えますが、早めの対応を進めるべきということで質問させていただきます。 30 ◯市民部長(西田 剛) まず、原則として、消費税は国税であるため、税率改定に関する相談等については、原則的、基本的に、国の責任において取り組んでいくべきものと考えますが、市といたしましては、商工会との連携を含めまして、国の取組に協力することはできると考えております。  これまでも、武蔵野税務署の開催する説明会や中小企業庁、消費者庁の取組につきまして、開催場所の提供や周知について協力をしてまいりましたし、今後も協力してまいる所存でございます。  また、早目の対応を進めるべきというようなことがございましたけれども、その点につきましても、国の動向を見ながら協力を進めていきたいと考えてございます。 31 ◯11番(渡辺ふき子議員) 国の責任ということで、国の動向を見ながらということでありますが、もう既に、今回、2回、消費税の延期を行っておりますので、そうした見方もあるかも分かりませんが、この少子高齢化が進む中で、2025年を見据え、高齢化対策として、子どもたちの教育の、無償化なども含めまして、この社会保障制度は、今、大きく変えていかなくてはならない重要な時期に差し掛かっていると思っております。増大する社会保障費を維持するための重要な財源にもなるわけであります。混乱なく制度改正が進むよう準備をしていただくように、よろしくお願いしたいと思います。  私も、日々、まちを歩きますと、やはり、個人商店など不安の声がとても多く、全く準備していないというような声も、実際のところはお聞きするところでもあります。それだけに、国の動向が決まって急いで準備をするのでは、やはり間に合わなくなるのではないかと、このようにも考えます。  そうしたことから、徐々に心の準備、また、様々、そのお店にありましても準備を整えていただく、こうしたことをしっかりと進めていただくためにも、市からの周知、こうしたもの、また相談がありましたら、その相談体制等も市としてもとっていくべきではないかと、このように考えるわけですけれども、もう一度、この辺について伺いたいと思います。 32 ◯市民部長(西田 剛) 確かに、そろそろ来年10月の税率改定ということでありますれば、準備を始めないと間に合わないのではないかと危惧するところではございます。  しかし、現時点では、税率改定に伴う経済対策を含め、内容が確定している状況ではないことから、市としてできる準備、協力についてはかなり限定的なものとなってございます。消費税率の改定に関しましては、基本的には、これは繰返しになりますが、やはり国税でございますので、国がしっかりと対応していただきたいと思うところではございますが、市として協力できる部分につきましては、消費税率の改定や経済対策の内容が決定次第、遅滞なく対応できるように、今後も引き続き国の動向を注視してまいりたいと考えているところでございます。 33 ◯11番(渡辺ふき子議員) それでは、しっかりと対応していただく準備を整えていただくように、再度要望しておきます。  それでは、2点目、名勝小金井桜を通じて都市間交流を行わないかに入りたいと思います。  ご存じのとおり、名勝小金井(サクラ)は、1737年、江戸時代、元文2年ごろ、幕府が新田開発を進める中、武蔵野新田世話役の川崎平右衛門に命じて小金井橋を中心とした上水両岸6キロメートルに、奈良県吉野山、茨城県桜川から取り寄せたヤマザクラの名品種の苗を植え、そして、関東一円の桜の名所となった歴史がございます。1921年、大正10年には、岩手県北上市の展勝地公園の造成に当たり、小金井からヤマザクラの苗木、1,200本が送られました。今でも、この北上市では、展勝地公園の桜は小金井と、そのように呼ばれているそうであります。1924年、大正13年には、玉川上水両岸の桜並木は国の史跡・名勝天然記念物となり、昭和中期まで、東京近郊の有数の行楽地として賑わっておりました。  しかし、昭和40年に淀橋浄水場と玉川上水への通水が中止となったことから、上水両岸への立ち入り禁止の柵が設置され、以来、桜並木は放置されて、ケヤキ等の雑木に覆われることとなりました。気が付けば、国の名勝小金井桜は小金井公園の桜に取って代わられ、市民が小金井桜の復活を目指す活動を積極的に始めました平成14年頃から、桜の育成調査やパトロール等を行い、本格的に、本家である名勝小金井桜の復活事業が始まっております。  2011年2月11日から13日まで、市民団体を中心にしまして、「甦る!名勝小金井桜、桜のまちづくりサミット」と銘打って、桜川、吉野、北上の3市を招いて、名勝小金井桜復活イベントを小金井市で開催したことは記憶に新しいところであります。北上市は10年以上にわたって、小金井なかよし市民祭りでの物産販売での参加が続いております。桜川市は本年、初めて小金井市の市民祭りに参加され、終了後には3市の交流会が行われました。私も参加させていただきました。名勝小金井(サクラ)のふるさと、茨城県桜川、奈良県吉野、そして小金井市から送られたヤマザクラが市の誇る観光名所となっている岩手県北上市との友好交流を、市が中心となって進めてはどうか。市民団体の交流を更に発展させ、友好都市盟約を結ばないかということで、今日は質問させていただきます。  これまで小金井市が行っている都市間交流について、まず伺います。 34 ◯市民部長(西田 剛) 私ども小金井市が進めている都市間交流というと、代表的に取り上げられるのは三宅村ということになります。その三宅村の状況についてご説明したいと思います。  三宅村と本市の交流は、いうまでもなく幕末の侠客小金井小次郎が三宅村に流刑となった際、水のために難渋する島民のために貯水槽を作り、島民から慕われていたという歴史的なつながりを契機といたしまして、昭和44年に本市から三宅村への桜の寄贈がなされ、また昭和51年にはそのお礼として三宅村からガクアジサイの提供、同じ昭和51年に小金井三宅島友好協会の前身とも言えます小金井市三宅島保養所建設推進会の設立など、行政間の交流と民間外交を契機といたしまして、以降、様々な交流が行われ、昭和53年10月1日、市制施行20周年の節目の年に友好都市盟約を締結し、友好都市として公民ともに交流を重ねてまいりました。友好都市盟約締結も40周年という形になってございます。  現在でも、小金井三宅島友好協会による三宅島への旅、なかよし市民祭りへの招待、三宅島の産業祭の訪問、青少年自然文化体験交流事業の実施など、民間や行政がそれぞれの立場で、また協働しながら様々な交流を実施しているというのが状況でございます。 35 ◯11番(渡辺ふき子議員) ご答弁ありがとうございます。  小金井市が現在行っている友好交流、都市間交流といたしましては三宅村ということで、今、お話を伺ったところです。私も今年、行かせていただきましたが、大変和やかな親しい関係に現在もなっており、これからも、更に発展していくということを肌で感じるところです。  多摩各市における都市間交流事業について調べてみました。これは以前、渡辺大三議員が要求した資料ということでいただいたものでありますけれども、多摩各市の友好交流、姉妹都市に係る調査について、拝見させていただきました。八王子市は昭和47年、北海道苫小牧市、昭和48年には栃木県日光市、平成28年には神奈川県小田原市と埼玉県寄居町と姉妹都市を結んでおります。特に日光市、神奈川県小田原市、埼玉県寄居町は、北条市のつながりということでありました。小田原市、寄居町については北条三氏のつながりということで、平成28年に、まだ新しい状況でもあります。昭島市につきましては、平成5年には岩手県岩泉町、これは、ウォーターサミットというサミットがありまして、その水が取り持つ縁で交流が始まり、平成23年に災害時相互応援協定を結び、そして、平成26年、市制60周年に友好都市協定を結んだそうです。お隣の国分寺市は、平成元年、佐渡国分寺とのつながりから交流が始まり、平成17年に姉妹都市となりました。平成30年には群馬県鳩山町、これは、奈良時代に国分寺の屋根をこの鳩山町で焼いているということで、そのつながりで、平成30年に、また、平成29年には友好都市協定として長野県飯山市と結んでいるということでありました。平成24年に、長野県飯山市との災害時相互応援協定を結んだということから、現在も小・中学生のスキー教室などの交流、様々行われているということで、これもまだ新しいと思います。  小金井市につきましては、三宅村、既に今年は友好盟約40周年ということで、長い歴史があるつながりではあります。今年、三宅村に行かせていただきましたが、三宅村では長野県伊那市、以前の高遠町ですね、また群馬県みなかみ町との友好交流もあるということで、様々、いろんな形でご縁を結び、そして、現在も更に友好を深めているということだと思いました。  桜が結ぶ縁ということで、小金井市に取りますと、やはり、歴史と文化を共有する新たな友好盟約を結ぶということも必要ではないかと、このように考えるところであります。市民祭りでの交流は恒例になっておりますが、日常的な市民との更なる交流を深めていってはどうかと考えますが、いかがでしょうか。 36 ◯市民部長(西田 剛) 現在、友好都市盟約を締結している自治体は、先ほどご紹介申し上げた三宅村のみということになってございますが、ご指摘のように、桜や歴史、文化的な面でご縁のある自治体があることは承知してございます。  一般に、友好都市盟約の締結には、一朝一夕で実行できるというようなものではなく、その自治体との民間交流の状況、実績、また先方のご意向、こういったものがあろうかと思ってございます。したがいまして、基本的には民間による交流を中心に置き、行政としてどのように対応できるのかは、その民間交流の状況、進展などを見ながら、将来を見据えて考える必要があるものと、現時点では答弁させていただきたいと思います。 37 ◯11番(渡辺ふき子議員) 民間交流の実績を見ながら進めるということではありますが、そんなに、他市を見ますと時間をかけないで結んでいるところも大変多いのかなと。やっぱり、市が今後どのようにお付き合いをしていくのか、こうした観点でリーダーシップをとって進めていくということが必要なのではないかと思っております。特に、桜のつながりについては、江戸時代からのつながりでもありますので、この長い歴史をいかに大切にするかという観点で、是非とも、今後、考えていただきたいと考えるところです。  2021年、北上市におきまして展勝地公園開設100周年の記念イベントが行われることになっています。小金井桜の会からは苗木数本の贈呈と記念の植樹を行うことが内定しているということでありました。この機会に、小金井市として、行政も共催をして、官民一体で交流を深めてはいかがでしょうか。 38 ◯市民部長(西田 剛) これは、先ほども答弁したものの基調になるんですけれども、基本的には、やはり、民間の交流を大事にしたいと思ってございます。民間の方々には、大変辛苦をいただきまして、この交流につきましては中心になって大変に進めていただいているというところについては、ありがたいなとは思っているところでございます。ただ、行政としてどのように対応できるのかというところになりますと、先ほど答弁いたしましたものの繰返しになりますので控えさせていただきます。  北上市の展勝地公園開設100周年に関しまして、市としてのスタンス、対応につきましても、基本的には同様の考え方に基づいて対応していくのが基本になるのかなと、現時点では考えているところでございます。 39 ◯11番(渡辺ふき子議員) 現時点では考えているということでありますので、2021年の間に、是非とも前向きな検討をお願いしたいということを、改めてお願いしたいと思います。  そして、三宅村との友好交流、これは既に毎年行っております。八王子市の例を参考にして、市民とともに議員間の交流を行わないかということで伺いたいと思います。  八王子市は、先ほど申し上げましたが、北条三氏のつながりということで、盟約を結んでから毎年交流を行っているそうです。八王子市、日光市、寄居町、そして小田原市を、毎年、交互に、代わる代わる訪問をして、様々、市の名所、また歴史など学びながら、議員間でも毎年、交流を行っているということでありました。この辺は、私たちと三宅村とのつながりにも共通していることかなと思っておりますが、こうした交流を、是非とも、やらないと言っているのに上乗せをするようですけれど、今後、是非考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 40 ◯市民部長(西田 剛) 議員間のご交流の件につきましては、ちょっと、私どもが答弁する立場ではないんですけれども、市民の方々が、こうやって、非常にいろいろと交流をされているということは、大切にしたいなと思っています。私どもがそんなことを申し上げるのはあれなんですけれども、やはり、小金井という地のところの歴史、あるいは、そういった桜でのつながりみたいなものを、市民が大切に思って交流をしている部分につきましては、私どもも大変ありがたいと思っているところでございます。本当に、答弁としては、先ほどの繰返しになってしまうんですけれども、そういった状況等を勘案しながら、行政としてどのように対応できるのかというのは、将来的な課題だというふうにお答えさせていただきます。 41 ◯11番(渡辺ふき子議員) 市長はいかがでしょうか。 42 ◯市長(西岡真一郎) おはようございます。  いわゆる小金井市の都市間交流の思いということで、ご答弁させていただきたいと思います。  まず、三宅村とはもう歴史的に大変つながりが深く、今日におきましても大変有意義な交流をさせていただいております。また、災害協定を締結している自治体、それから桜のつながりのある自治体など、都市間交流は大変重要だと思っておりますし、小金井市におきましては、民間の方々を中心に、様々な交流が行われております。  ご指摘の、桜の関係でございますが、私も北上市の80周年と90周年に伺わせていただきました。何度か伺いました。また、桜川市の方にも伺わせていただきました。残念ながら、吉野町の方は行ったことないんですけれども。  また、市長に就任させていただいてから、北上市の市長、桜川市の市長も、小金井市役所にご訪問していただきまして、様々な意見交換や交流をさせていただいておりまして、私といたしましては、三宅村、そして災害協定を締結している自治体、そして桜のつながりがある自治体との交流は大切にしていきたいと思っております。  まず、北上市につきましては、大変素晴らしい展勝地でありまして、東北三大桜名所の一つになっている。そして、地元の方々からは、そのヤマザクラが小金井と呼ばれているということを知りまして大変感銘いたしました。今後とも、民間外交を中心にしながら、行政としてもそういったつながりを大切にしていくためのご支援や、また、ときに一緒に何か事業に取り組むなど、小金井市にとりましては財産でもある、様々な自治体とのつながり、これは是非、私としては大切にしていきたいと思っております。 43 ◯11番(渡辺ふき子議員) 今後の前向きな対応を期待しています。  それでは次に、小金井市がリーダーシップをとって名勝小金井(サクラ)復活事業の着実な進展をということで質問させていただきます。先日、玉川上水・分水網を生かした水循環都市東京連絡会主催の多摩から江戸・東京をつなぐ水循環の保全と再生、第3回シンポジウムに参加しました。今、2020年オリンピック・パラリンピックを目指して、水都東京、この水辺を生き返らせようと、史跡玉川上水の清流を活用して、かつてのように外堀に水流を流入し、神田川、日本橋川から隅田川に合流する、そうした計画が進んでおります。夏場になるとアオコが繁茂し、水が淀んで環境が悪化した外堀の環境浄化を図る目的を持った画期的な計画であります。  これに先立って、私は、公明党東京都本部の水と緑の回廊・国際都市東京の実現プロジェクトチームの視察に参加し、玉川上水の上流、羽村取水堰から下流、四谷大木戸まで現地視察を行わせていただきました。かつて旧江戸城外堀には、先ほど申し上げましたが、玉川上水の水が流れ込んでおりました。現在は、道水が停止して、水循環はほとんどなく、大雨が降ると下水が流入して水質が悪化、2020東京オリンピック・パラリンピックでは、この沿道の外堀通りがマラソンコースにもなりますが、夏に大量発生するアオコや堆積したヘドロなどによる悪臭、景観の悪化ということが大変懸念されているところです。  そこで、専門家や市民団体などが、根本的な解決策として切望しているのが、かつてのように玉川上水の清流をいかした水の浄化です。都内の4区9市を流れる玉川上水は、昭和40年の淀橋浄水場の廃止に伴い、羽村取水堰からの水は小平監視所から東村山浄水場へと水の流れが変わり、下流域への通水は停止しました。その後、清流の復活を求める声が高まり、公明党の要望活動もありまして、昭和61年、1086年以降、小平監視所下流域に下水処理水が放流されることになりました。現在、玉川上水の水は、小金井市、三鷹市を通って杉並区、浅間橋まで流れ、その先は神田川へと流れを変えて、一部を除いて下流のほとんどは暗渠になっているということであります。  当日は、東京都水道局がリーフレットを配布してくれました。これは私も市からいただいていって配布させていただいたんですが、この一番新しい名勝小金井(サクラ)のパンフレットを、これは東京都の水道局が私たち視察のメンバーに配ってくれました。  このように、玉川上水の水は、かつての流れを取り戻すことで、外堀から神田川、日本橋川へと、東京都心を流れる水の浄化を促すことができる可能性がある貴重な存在であると、そのように現在、期待をされているところであります。この間、名勝小金井(サクラ)の区間も見ていただくことができました。多摩9市はそれぞれ、課題の違いはありますが、史跡玉川上水の整備活用については共通の思いであり、特に、私たち小金井にとっては、この名勝小金井(サクラ)区間というのは大きな課題であると考えているところでもあります。  小金井市は現在、国、都、市民団体と連携をして、名勝小金井(サクラ)復活事業を推進しておりますが、この機会に合わせて、小金井桜の復活事業についても、未来に向けて継続した事業継承のための体制整備を行うべきではないかと改めて実感したところです。  さて、整備のためには安定的に苗木を供給できる、そうした苗圃が必要であります。懸案になっている小金井桜の苗木を育てる苗場の安定的利用について、検討は進んでいるか、もう何度も質問したことではありますが、突然ではありますが、具体的になりますが伺いたいと思います。 44 ◯生涯学習部長(藤本 裕) 質問いただきました。苗場、苗圃の安定的利用についての検討ということで、名勝小金井(サクラ)の後継樹につきましては、市立公園の一画を苗場、苗圃として確保いたしまして、ヤマザクラの苗木を育成しております。後継樹の育成は、80本程度の苗木を育てておりますが、生き物という性質上、育成中に枯死する危険性を常にはらんでおります。  こうした苦労のもと、苗圃において育った苗木を玉川上水堤、こちら両岸ですけれども、毎年10本から20本植樹しているところです。小金井桜区域内の関係4市の中では、小金井市のみが事業展開をしている現状におきましては、市域内に植樹する本数に対する苗木の数、需要と供給の関係は比較的安定しているところです。ただし、現在の狭い苗圃の規模では、一度に多くの苗木を植樹できる能力を備えているわけではございません。そのため、多くの後継樹の育成が可能で、日当たりや土壌の条件が良い適地を探すことは必要なことであると考えております。小金井市が所有する土地の中で、現時点では、現在の苗圃以外の候補地を見出すことは容易なことではございません。幸い、小金井桜の周辺には、広大な面積を有する都立公園が所在しております。小金井市から東京都教育庁へは、こうした都立公園での利用を含め、苗圃の候補地確保につきまして要請を継続的に行ってまいりました。現在、東京都教育庁では、苗圃の確保を目指して都庁内で調整をしていただいているところでございます。 45 ◯11番(渡辺ふき子議員) ご答弁ありがとうございます。現在検討していただいているところということでありますので、進展をしっかりと見ていきたいと思います。  小金井市としては、この名勝小金井(サクラ)復活に向けて、市としての方向性というもの、決まっているのかということで、課題は何か、同じような質問になりますが伺います。 46 ◯生涯学習部長(藤本 裕) 市としての方向性、また課題ということです。  小金井市としましては、現状の苗圃の利用を継続利用していく考えでございます。今後は小金井桜を将来にわたって保護し、継承する事業が関係他市へと波及していった場合に、またその実現のためにはより多くの苗木の育成を要します。関係市が苗木を植樹するためには、管理者である東京都教育庁のもと、より安定的な苗圃の適地を探すことは必要なことです。  以上のことからも、各市でそれぞれ苗圃を設けるのか、あるいは、管理者である東京都教育庁が確保するのか、十分に協議していくことが今後の課題でありますが、まずは、小金井市が事業モデルとなるよう、確実に整備を推進していくことが重要なことと考えております。 47 ◯11番(渡辺ふき子議員) 前向きなご答弁をいただきました。是非とも、小金井市がリーダーシップをとって進めていただきたいと思っておりますので、宜しくお願いします。桜は生き物でありますので、植樹する時期も決まっています。計画的に整備を行うためにも、検討時間が長期になるということは望ましくないと思っております。この辺、今後ともしっかりと推進していただくように改めてお願いしておきます。  これまで小金井市が結んでいる各市、遠隔地との防災協定ですが、都市間の交流についてはまだ進んでいないという現実があると思います。先ほど紹介した多摩各市の友好姉妹都市の例を見ましても、防災協定から友好都市、姉妹都市への交流が始まっている例も大変多くあります。北上市とは既に、防災協定を結んでおりますが、市としても、更なる交流を行っていってはいかがでしょうか。桜川市とは、まずは、今後防災協定を結んで、更なる交流に発展させていけたらと、このように考えます。桜が結ぶ縁をいかし、防災協定の更なる充実を行ってはどうかということで質問させていただきます。 48 ◯総務部長(加藤明彦) 本市が現在災害時相互応援協定を結んでいる自治体は、全国に5市ございまして、そのうち、議員からご紹介の在りましたように、桜が縁での防災協定を締結させていただいたのが岩手県北上市でございます。本市が初めて他府県と災害時相互応援協定を締結してから6年余りになりますが、課題として感じるのは、締結した後において、なかなか顔の見える関係に結び付かないというところでございます。したがいまして、互いに交流し、相手の顔を思い浮かべられるレベルまで行かないと、より深い相互支援にはつながらないのではないかと考えてございます。  ただいま議員からご提案のありました桜川市との防災協定の締結につきましては、今後の交流の深まりなども鑑みながら検討させていただければと、このように考えております。 49 ◯11番(渡辺ふき子議員) ご答弁いただきました。しっかりと検討していっていただきたいと改めてお願いしたいと思います。  先ほど申し上げました、多摩から江戸・東京をつなぐ水循環の保全と再生、第3回シンポジウム、ここでは、市民が選ぶ玉川上水と分水網の関連移行ということで、百選が挙げられておりました。この中には、小金井橋なども入っていたところであります。そして、小金井市長からもメッセージが届いておりました。  こうした、先ほどから伺っております小金井桜、また、今後の玉川上水の整備活用を含めましてこれからの方向性について、また市長の思いをお伺いできたらと思います。 50 ◯市長(西岡真一郎) 渡辺ふき子議員の一般質問にご答弁いたします。今後の桜のつながりによる自治体交流ということでご答弁させていただきます。  まず、北上市とは、先ほどもご答弁いたしましたけれども、災害協定を既に締結させていただき、市民祭り、あるいは桜の団体の方々などを通じて交流が進んでいます。また、桜川市につきましても、桜川市で行われている商工会の若手の方々を中心とするサクラサク里プロジェクトというのが以前ありまして、桜川市の商工会青年部の方々が小金井市を訪問されたような経過もあります。  私といたしましては、小金井桜が生んだ縁というのは本当に素晴らしいものだと思っております。奈良県の吉野町、茨城県桜川市から寄せられた一大ヤマザクラ群が小金井桜として形成され、そして、その桜が北上市に送られ、北上市で展勝地として桜の名所として発展されている。また、一方で、小金井桜の気仙沼大島、東北の被災地の復興にも是非活用していただきたいということで、気仙沼出身の小金井市民の方と小金井桜の団体の方々との出会いも生まれまして、約400本ぐらいの小金井桜が気仙沼大島に既に植樹されました。これから10年、20年、30年経ちますと、このヤマザクラが気仙沼大島に花が咲き、成長して東北の方々に親しまれることも楽しみにしております。  私といたしましては、防災協定をというご提案もいただきましたので、貴重なご提案として受け止めさせていただきたいと思いますが、今後とも、この桜を通じた民間交流や、また、自治体同士の交流というものも大切にしながら、しっかり育んでまいりたいと考えております。 51 ◯11番(渡辺ふき子議員) ご答弁ありがとうございました。  桜が取り持つ縁、古く、また新しい様々な縁がまた広がっているということを感じます。今こそ、この名勝小金井(サクラ)復活事業の更なる安定的な前進、そして、玉川上水の整備活用、この今の時期に合わせた小金井市の取組ということが、またこの取組を加速させていくことが、やはり大事ではないかと、このように思っております。様々難しい課題もあるかと思いますが、市長のリーダーシップで大きく前進させていただくことを要望しまして、また、行政の皆様にも、今後の新たな交流の広がりについて、積極的な取組を要望いたしまして、私の本日の一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。    ─────── ◇ ─────── 52 ◯議長(五十嵐京子議員) 次に、9番湯沢綾子議員の発言を許可します。      (9番湯沢綾子議員登壇) 53 ◯9番(湯沢綾子議員) 本日の1問目は、CoCoバス中町循環に関してです。京王バスの減便に関わっては、既に他の議員から、その影響についての質問や改善の要望が多数なされていますし、私から何か質問をすると言うつもりはなかったんですが、先日、中町にお住まいの方何人かとお会いしたところ、異口同音にCoCoバスについてのご意見をいただきまして、その関心の大きさを実感しましたことから、余り重複しない内容で簡単に質問をさせていただきたいと思います。  それは、京王バスが減便して以来、CoCoバス中町循環が非常に混みあうようになったというご意見なんです。今朝、私も中町循環に乗ってまいりましたが、雨が降っていたこともあり、車内はまさにすし詰め状態でございました。今日の一般質問に当たり、京王バスの減便に伴うCoCoバス中町循環の乗客数の変化を、本人のみの提出資料として示していただきましたが、平成28年度、平成29年度がいずれも年間1万1,000人前後で大きな増減がないにもかかわらず、平成30年度では前年度比較で月平均2,000人前後増加しているということですので、数字上も明らかに乗客数が増えているということが分かります。特に、朝の早い時間が混雑するという話を聞いているのですが、9時始発のCoCoバス中町循環の運行を、もっと早い時間からに早めていただくことはできないか、あるいは、1時間に2本の運行を、更に増便を考えていただけないか、この2点を検討してほしいのですが、いかがでしょうか、お伺いいたします。 54 ◯都市整備部長(東山博文) まず、CoCoバス中町循環における始発時間の延長についてでございます。当該路線につきましては、現在、新小金井駅9時を始発とし、以降、19時発まで30分間隔で運行しております。  議員ご指摘のとおり、平成30年4月16日より、武蔵小金井駅と武蔵境駅を結ぶ京王バス路線境81系統が減便となり、当該地にお住まいの皆様がご不便に感じられていることは認識しているところでございます。運送業界全体を取り巻く大きな問題となっている運転手の人員不足の影響により、京王バスグループにおいては、当該路線だけではなく、他路線においても減便等の対応をせざるを得ない状況となっていることを確認しております。  今回の京王バス路線の減便を受け、CoCoバス始発便の延長について検討したところでございますが、CoCoバスの運行時間を延長することにより、その分の人員確保が必要となり、京王バスグループ全体の勤務体制に影響が出ることから、始発時間の延長については現状として困難であると判断したところでございます。  次に、中町循環の増便についてでございます。当該路線につきましては、30分間隔の運行をバス車両1台で担っておりまして、1周に要する時間が24分となることから、運行間隔を20分とする等増便するためには、新たに車両を確保する必要がございます。併せて、運転手を確保する必要があり、人員不足が問題となっている現状としては対応は困難であると考えております。  しかしながら、京王バス路線の減便による影響につきましては、CoCoバス現行路線における課題の一つとして認識しており、CoCoバス再編事業の中で、その他の課題等を踏まえながら、運行時間や運行間隔等を総合的に検討してまいりたいと考えております。 55 ◯9番(湯沢綾子議員) 予想どおりのご答弁をいただきました。  CoCoバスが混雑するようになったというご意見と同時に頂戴しましたのが、私、これを聞いたとき少々ショックだったのですが、CoCoバスは席を譲る方が少ないというようなことを言われたんです。ムーバスではもっと席を譲られる方がいらっしゃるように思いますと。私にこの話をしてくださった方も足がお悪いんですが、それでも、ご高齢の方が乗っていらしたときに、若い方も含め、席を譲られる方がいなかったので、自分が立って座っていただいたということをおっしゃっていました。  実際、客観的に席を譲られる方が少ないかどうかというのは調べようがないんですが、ただ、コミュニティバスによっては車内放送で、お席を必要とする方に席をお譲りくださいという放送が入るようなんですが、CoCoバスではそうしたことをしていないということは事実としてあるようです。  これは、市長が掲げる子育て環境日本一にも関わる話かと思っていまして、とても個人的な話になってしまうんですが、赤ん坊を抱いて電車やバスに乗ったときに席を譲ってくださる方がいると、日本はこんなに子育てに対して優しかったのかと思って本当に嬉しくなるということがあります。私も、席を必要とされると思われる方には必ず席を譲るように心がけております。まちで知らない人に親切を受けるということは、現代では余りないことですから、バスで席を譲られるという小さなできごとが市のイメージにもたらす影響は結構侮れないものなのではないでしょうか。  CoCoバスでも、配慮を必要とする方に席を譲っていただけるよう、放送を流すなど、乗客の方に促す試みをしたらどうかと思いますが、いかがでしょうか、お伺いいたします。 56 ◯都市整備部長(東山博文) CoCoバス車内における座席の譲り合いについてでございます。CoCoバス中町循環における4月から10月までの利用者数を、前年度と比較しますと、約1万4,000人、約18%増加しており、当該路線における利用者が一定、増加している状況であることは確認しております。CoCoバス車内におきましては、現状、一般的な優先席の表示シール及びヘルプマーク優先席の座席シート以外に、座席の配慮に関する案内は特段されていないことから、車内混雑時等における座席の譲り合いにご協力いただけるよう、手法等について検討してまいりたいと考えております。 57 ◯9番(湯沢綾子議員) ありがとうございます。是非とも積極的に実現していただければ幸いです。  では、大分雰囲気が変わりますが、2項目目の内部統制についての質問に移らせていただきます。  9月の定例会、決算特別委員会で、私は、社会福祉委員への報酬誤支給の問題に関わって、誤支給が発覚する前の期間における市長の過失とは何だったのかという質問を繰返しさせていただきました。誤支給が発覚した後については、直ちにそれを是正すべき義務があったにもかかわらず、これを怠ったということはあったかと思います。それは分かるんですが、ただ、誤支給が明らかとなる前の段階、法令違反が行われていると疑うような具体的な事情がなかったにもかかわらず、全ての報酬が条例どおり支払われているか把握している義務が市長にはあるんでしょうか、そんなことは可能なんですかということを伺いました。ただ、結局、市側からは、この過失の内容について、具体的な答弁はいただけませんでした。  私は、もし仮に誤支給が発覚する前の市長に過失があるならば、それは内部統制システムの構築義務違反というべきものではないかと思っています。ある程度大きな企業の話になりますが、取締役が社内の業務一つ一つを監視するということは困難ですから、従業員による違法行為が生じた場合、取締役の責任とは、業務の適正を確保するために適切な内部統制システムを構築していたか、構築した内部統制システムを適切に機能させていたかで判断されることになります。逆に言えば、内部統制システムをきちんと整備、運用していれば、それでも防ぐことができなかった従業員の行為にまで責任を問われることはありません。この度の地方自治法改正により、地方自治体にも内部統制の構築が義務付けられ、あるいは努力義務が課せられましたので、今後は内部統制システム構築義務違反に基づき、市長に対する責任が問われるということもあり得るのではないかと思っております。  改正法で、平成32年度より努力義務が課せられたことに加え、昨今、幾つかの問題の発覚を通じ、リスクが顕在化していることに鑑みれば、私は、本市では早急に内部統制の構築に取り組む必要があるものと思っています。総務企画委員会で示されました再発防止策(案)で、内部統制は国が作成するガイドライン、近隣自治体の動向等に注視しつつ、情報収集、必要な検討を行うというようにとどまっていますが、今日はもう少し具体的なイメージに踏み込んで質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。  さて、内部統制とは、適切で効率的な経営、業務の管理と遂行ができるように、企業組織、事業組織のあらゆる階層に属する人間の行為に対して、事前に行為を遂行する段階で、そして事後に働きかける制御機能などと定義されるようです。地方自治体の職員は地方自治法を遵守した事務手続きを行うことを義務付けられておりますので、地方自治体の内部統制とは、地方自治法を遵守して事務手続を実施すること、そして、当該事務手続に対して事前、事後の統制活動を働きかけるということになるのではないかと思います。  改正法は、自治体に内部統制の整備と運用を求めていますが、整備とはリスクを可視化することであり、運用とは組織横断的、一元的にリスクをモニタリングすることを意味します。これから生じる効果は、今あるリスクに対応するだけでなく、今後、コストの削減や効率化のために避けて通ることのできないICTの活用や、民間業者への業務委託に際しても有用であるということは言うまでもありません。リスクを可視化し、それを組織として共有し、未然に防止する体制を構築することができれば、各課の職員は、本来提供すべきサービスの取組に集中することができますし、また、異動に当たり業務を確実に引き継ぐことも可能となります。  このように、内部統制の整備・運用は、予測される将来に向けて、いわば持続可能な市民サービス維持のためのインフラ基盤とみなして、構築に着手すべきであると考えています。内部統制の整備はインフラ整備に相当し、運用は整備したインフラを活用して持続可能なサービスを提供することに向け、組織横断的な牽制を機能させるものといえます。まずは、本市における内部統制構築の必要性について、市の現在のお考えをお伺いします。 58 ◯企画財政部長(天野建司) 内部統制の構築について、市の見解ということであります。
     初めに、内部統制における背景等についてであります。地方自治法の改正により、地方公共団体等における適正な事務処理の確保などの趣旨から、本市におきましても、内部統制に関する方針の策定、これに基づく必要な体制の整備が努力義務とされているところでございます。  一方、市政を取り巻く社会情勢が急激に変化する中、市民のニーズはますます多様化、高度化するとともに、切実な願いとも言える声が市には届いている状況にあり、的確かつ正確に応えられる市政運営が求められている状況にあります。  また、現在、小金井市の人口は微増傾向にありますが、やがて来る人口減少社会も想定するならば、合意形成が困難な課題についても解決していかなければならない状況にもあります。ほかにも、組織体制や機能などの面からは、業務量の増加と業務の細分化と専門家、システムの活用からチェック体制が甘くなるなどのリスクがあること、団塊の世代の大量の定年退職から既に年月が経過し、現在、次世代の職員による組織の構築段階にあるという大事な時期であること、職場内での情報の共有化、成功事例、失敗事例の共有化が十分に行われているかなどの点からも、内部統制、特にリスクマネジメントが必要ではないかとの認識であります。リスクの洗い出しと分析をするP、リスクへの対応策と取組実施のD、そして、モニタリングのC、最後に、結果の改善のAという流れですが、各所管課において、このリスク管理について日頃から協議ができるような環境を構築していくことも今後の課題であると認識しているところでございます。 59 ◯9番(湯沢綾子議員) ありがとうございます。  では、順を追いまして、まずは内部統制の整備に当たるリスクの可視化について、もう少し具体的に伺ってまいりたいと思います。  これまで、役所内のリスクというのは、当該業務に携わる職員の頭の中で整理され、その事前、事後における統制も、職員の知識と経験に頼ってなされてきたことと思っています。したがいまして、現在の統制活動の主体である会計管理者、監査委員も、個人の経験に依存して、リスクがどこにあるかを把握しなければならず、これは非常に非効率的な状況であったと言わざるを得ません。このような状況を改善し、リスクを可視化していくために、具体的には、業務手続に関わる業務マニュアル、業務手順書、業務フローチャートを備える必要があるのではないでしょうか。  これらを先行して整備している自治体が幾つかあり、どういう特徴があるかと言いますと、市町村合併を経験した自治体が非常に先進的であるようです。合併に際し、事務手続の仕組みを統一するために業務を可視化する必要があったということはもっともなことなんですが、では、ずっと1市でやっていくから可視化をせずに経験に頼って業務をしてもいいかというと、そういうことではないと思っています。当然、職員は数年ごとに異動をするわけですから、引継ぎの確実を期するため、更に、不用な作業を洗い出して事務の効率化を図る上でも、可視化は必ず必要になってまいります。  業務マニュアル、業務手順書、業務フローチャートのうち、業務マニュアルについては今さら説明は不要ですが、自治体の職員が業務を実施するに当たっては、法令や所管官庁から公表される通達など、遵守しなければならない決まり事が多数あり、複雑多岐にわたっております。これらの決まりを業務の手順ごとに業務手順書に記載し、法令等が改正されれば随時見直しを行います。そして、業務マニュアルと業務手順書を使用して、業務フローチャート上に、リスクがどこにあるのかを可視化していきます。例えば、現金の支出に関連して、取引の実態と形式的な手続が乖離をする可能性が高いことが想定される場合には、フローチャート上に、それがどこに起こる可能性があるのかを明確にしていくことができます。リスクの可視化により、各課がどのような問題を抱えているか、解消すべき優先順位の高い問題は何であるかを組織として共有することが可能となります。リスクの可視化は、内部統制の整備に欠かせない要件であるだけでなく、その延長線上にはICT化の推進や民間への業務委託、業務の引継ぎの確実化、監査委員制度の効率化など、組織の効率化、コスト削減がございます。  本市でも、本来業務を圧迫しない範囲で、少しずつでもリスクの可視化、具体的には業務マニュアル、業務手順書、業務フローチャートを備えていく必要があるのではないかと考えておりますがいかがでしょうか、お考えを伺います。 60 ◯企画財政部長(天野建司) 第3次行財政改革大綱のナンバー11、事務マニュアルの有効活用ということで、定年退職者の増加並びに人事異動による事務の停滞を防ぐため、事務マニュアルの有効活用を図るという項目を掲げ、大量の定年退職という課題において、再任用による知識の引継ぎとこのマニュアル策定を、前回の行財政改革大綱において掲げたところであります。  したがいまして、全庁的な取組としても、マニュアル作りを行ってきたところではありますが、現状、それが最新の状態で更新されているのかについては確認すべきところでありますので、部長会等でも注意喚起してまいりたいと思います。  また、次の段階になろうかとは思いますが、ミス事例やヒヤリハット事例などを業務手順書やマニュアルに反映し、生きたマニュアルとしていくことも必要かと考えているところでございます。  それから、マニュアル作りと同様大事なのが引継ぎであります。人事異動などの引継ぎについては、管理職においても、当該引継ぎ事項のポイントなどを共有し、ミス等の事前防止につながるようにしていければと思うところでございます。 61 ◯9番(湯沢綾子議員) 次に、内部統制の運用について伺いますが、可視化をされたリスクは、あらかじめ検討された事前対応策どおりに回避をされ、回避できなかった場合には事後対応策どおりの対応策がとられ、なおかつ、組織横断的かつ継続的にモニタリングをされていく必要がございます。今後、自治体はより少ない人員配置でサービスを提供しなければならなくなるということを考えても、従前のように、個々の職員が経験に頼ってリスクを回避するということにはおのずと限界がまいります。職員がサービスの提供に集中するためにも、組織が事務手続上のリスクを回避する必要があるのではないかと思います。  そこで、まず確認をさせていただきたいのですが、改正法が規定するような、リスクを継続的にモニタリングする内部統制の仕組みとは異なるものではありますが、財務会計上のリスクに対する統制は現在でも存在しております。すなわち、財務事務リスクについて、支出前は会計管理者が、支出後は監査委員が統制を担っています。本日は、何かを追求しようという質問ではなく、現状を確認して、今後の市の統制活動について考えたいという内容ですので、そういう前提で伺いますが、私の素朴な疑問として、担当課に過失があったとして、それがそのまま、気付かれないまま支出されてしまうものなのか、ダブルチェックをするシステムが存在しないのかということを、非常に不思議に感じておりました。地方自治法第232条の4第2項では、会計管理者は、市長が支出命令を出した後、法令に準拠しているか審査をするということになっていますが、こうした既存の統制機能は現状に合致するものとして十分に働いているものとお考えでしょうか。お考えを伺います。 62 ◯総務部長(加藤明彦) それでは、社会福祉委員の報酬の誤支給につきましては、本来であれば気付かなければならない誤りに、長期間にわたって気付くことができなかったことを反省するとともに、再び繰り返すことのないよう、現在、総務企画委員会にお示ししながら再発防止策を取りまとめているところでございます。具体的には、ダブルチェックの徹底、管理職者における適時適切な指示の徹底、起案文書作成の徹底、研修の強化等により再発防止に取り組んでいきたいと考えているところでございます。研修につきましては、文書実務研修、経理実務研修等において、本件について事例を挙げて説明し、法令遵守の徹底、意識啓発を図る取組を既に実施しているところでございます。  なお、財政課、管財課、会計課の3課で毎年実施している経理実務研修において、基礎編と実務編に区分し、それぞれの段階に応じた内容で研修を実施しているところで、質問を受けたり、アンケートを実施したりしております。今後は、その機会も捉え、財政課、管財課、会計課の3課と職員課での協議の場を設けていきたいと考えているところでございます。それぞれの役割の中で、現場の状況を把握していることもあり、現状の課題把握、そして、その対応等について共有していければ有意義なものになると考えているところでございます。 63 ◯9番(湯沢綾子議員) 再発防止策の案でもそうなんですが、今の体制のまま、もっと頑張りますというようなお答えなのかなと感じるところです。  私は、個々の意識がどうというよりも、誰が悪いというよりも、もうシステム全体の問題なのではないかという気がしております。実際に、議会もチェック機能として予算や決算の審査をしているわけですから、誤支給に気付かなかったことについて過失があると言われればそうなるかと思います。ただ、それは現実的には非常に難しかった、不可能だったのではないかと思います。現状のまま事態を改善するには限界があると思うからこそ、リスクの可視化と継続的なモニタリングによる実現可能な新しい内部統制の仕組みを提案していきたいと思っているところです。  内部統制の運用に備えるに当たり、誰が運用の責任を担うのか、どのような運用の方法を採用するのかという点は、実質的には各地方自治体の裁量に委ねられております。既存の事前統制、事後統制に加えて、新たな内部統制担当者を設けて、財務事務リスクを期中統制するという考え方もあろうかと思いますし、あるいは、期中モニタリングについても、定期監査に任せるといったことも可能かと思いますが、いずれにしましても、全庁的にリスクを可視化するためには、各課の担当責任者の協力が必須であり、組織的にリスクを把握し、情報の共有化を図ることが必要となります。  内部統制の強化が進んでいる自治体というのは、過去、実際に問題が発覚した経験がある自治体であるケースが多いようです。近隣自治体の動向に注視してと言わず、問題の発覚をむしろ契機と捉えて、率先してシステムの構築を行っていただくことを要望いたします。  さて、職員の事務手続に関連して派生するリスクは、専ら、財務事務リスクの中心に捉えられてきましたが、改正法では財務事務リスクとそのほかのリスクに分類されております。最後に、このそのほかのリスク、新しいリスクと言ってもいいかもしれませんが、これについて伺いたいと思います。そのほかのリスクとは、財務事務リスクとは異なり、原則として現金の収支を伴わないリスクがこれに当たります。すなわち、事務を執行する上で必ず遵守しなければならない法令、あるいは事務手続きを看過してしまったことから生じる事務手続上のリスクであります。私たちを取り巻く社会環境は刻々と変化しており、それに伴い、新たなリスクが生じております。これは、例えば、個人番号制度に関わる情報の漏洩リスク、地方自治体が対応すべきリスクは財務事務リスクだけではないことは、既に周知の事実となっています。本市でも、直近に、市民課窓口の委託が予定されておりますが、これを新たなリスクと考えて、内部統制の整備、運用の視点から考察をしていく必要があるのではないかと思っています。  さて、窓口業務を委託するに当たっては、事務手続の流れとリスクが可視化をされていることは当然の前提となりますが、請負契約である場合には、偽装請負のリスクにも備える必要がございます。偽装請負はコンプライアンス違反の対象であり、住民監査請求の対象にもなり得ます。これを防ぐためには、委託業者に対してどのような作業内容を依頼するかを想定できる範囲で事前に明確にすること、想定されなかった範囲について、必要な作業が生じる場合には、どのような対応をすべきかを明確にしていかなければいけません。また、窓口に携わる職員の専門性に関連しては、情報漏洩のリスク、そして、正規職員が行わなくてはならない手続に関連し発生するリスクがございます。情報漏洩のリスクへの対応については、仮に委託を想定しないとしても、今後ますます重要になってくるということは疑いようもありません。誰が、いつ、誰の情報に何のためにアクセスをしていたのかをモニタリングすることができる体制を構築することが必要です。  もう一つのリスク、正規職員が行わなければならない手続に関連して生じるリスクとは、各窓口業務は各省庁の通知に依拠して実施されるところ、正規職員が必ず実施しなければならないとされる手続、これについて、委託業者の社員に携わらせてしまうと、これもコンプライアンス違反の対象ということになります。このため、窓口業務を民間業者に委託するに当たっては、業務フローチャートを作成した上で、どこまでが正規職員の業務となるのか、あるいは、委託先の社員に委託することができるのかを明確にしていく必要があります。併せて、情報漏洩の可能性がどこで生じるのかを明確にすることが求められています。すなわち、財務事務リスクと同様にリスクの可視化が求められているということかと思います。  本市でも、窓口業務の委託に伴う内部統制を、市民課にとどまらず、全庁的なものとして組織的に構築していく必要があると考えますが、いかがでしょうか。お考えを伺います。 64 ◯企画財政部長(天野建司) 現在、市におきまして、業務委託、または指定管理者制度などの公民連携の施策を進めているところでございます。そのような施策を進める場合、先進事例や実務提要など、法的問題などの検証の上、進めてきているところであります。  市民課窓口の委託につきましても、主管課において、あらゆる場面などを想定し、業務の洗い出しやマニュアル作成等、準備を進めているところで、法的な問題など、主管課だけでは解決が難しい場合には、関係する課に相談しながら業務を進めているところでございます。  また、近年、大きなリスクとして問題になってきておりますのが、コンピュータウイルスやサイバー攻撃などへの対応であります。この際には、情報システム課が中心となり、研修なども含めた全庁的な協力体制によりリスクを回避するよう取り組んできたところでもございます。  いずれにいたしましても、引き続き企画財政部、総務部を中心とする関係部署が連携し、組織的に対応に努めてまいりたいと思います。 65 ◯9番(湯沢綾子議員) ありがとうございます。  以上で私の質問は終わらせていただきます。 66 ◯議長(五十嵐京子議員) ここで、昼食のため、おおむね1時間休憩いたします。          正午休憩      ────────────        午後1時05分開議 67 ◯議長(五十嵐京子議員) 再開いたします。  次に、22番渡辺大三議員の発言を許可します。      (22番渡辺大三議員登壇) 68 ◯22番(渡辺大三議員) 渡辺大三でございます。残時間の一般質問ということで、通告の順序に従って行わせていただきます。  まず、「まちなおし」に向けての提案(その1)ということでありまして、その通告文書にも書かせていただきましたが、従来、まちづくりと小金井市で呼んできたのは、再開発事業であったり、区画整理事業であったわけでありますけれども、私が今回提唱しているまちなおしというのは、その再開発や区画整理のような大掛かりな開発事業ではなくて、ちょっとした工夫を行うことで、この小金井市の都市景観、また利便性、こういったものを向上させること、つまり、つくるというよりは直すということですね、こういった取組をまちなおしと規定しまして、今後、毎回やるかどうかは分からないんですけれども、その1から始まりましたので、その2、その3、その4と機会あるごとに少し提案もしていきたいと思っているところで、よろしくお願いいたします。  まちを歩いておりますと、いろいろな不具合というものを目にすることもあります。例えば、最近ちょっと気になっているのは、あそこのフェスティバルコートのところにメタセコイアの大きい木がありますよね。そこの根本のところが陥没していて、穴が開いているんですけれども、ずっと放ったらかしになっているんですが、あそこの広場は小金井市の管轄じゃないんですね。だから、あそこをもし仮に直すとしたら、誰に責任があるのかというと、恐らくイトーヨーカ堂の責任で直すしかないんですけれども、ちょっと、ずっと陥没が放置してあって、暗いときなんか、足を引っかけると転んじゃいますので、市長がもし何か工夫ができるんなら、砂利でも持っていって夜中にこっそり埋めてくることもできるかと思うんですが、それはともかく、まず、1番目としましては、駅周辺の都市景観の向上に関する提案ということで、特に、駅の周辺というのは、小金井市に外から人がお越しになったときに、車利用の人でなければ、最初に降りるのが駅であることが多いと思います。我々も、視察に行ったときに、まず駅に降りますよね。駅に降りた瞬間に、何か、そのまちのイメージって分かっちゃうわけですね。名前はちょっと挙げるのを避けますけれども、西岡市長の父祖伝来の地の三重県のある市に行ったときは、まず駅に降りた瞬間に、改札の隣のところに大きな空き店舗がごろごろしていたんですね。それで、ずっとシャッター通りみたいになっているんですよ。それで、ずっと遠くに巨大な建物がそびえ立っていて、何の建物だろうと思ったら市役所なんですね。だから、市役所だけ立派で、まちがさびれまくっているという、もうその瞬間に、そのまちに対するイメージは、このまちってあんまりあれだな、どんなまちなのかなってイメージが固定化されちゃうというぐらい、駅に降り立った瞬間に、そのまちのイメージというのは相当形成されてしまうものなんだろうと思っています。  そういう中で、いろいろな駅前、小金井市にもありますけれども、今回は東小金井駅の南口について取り上げさせていただきたいと思います。それと申しますのは、私も今、実は東小金井駅と武蔵小金井駅のちょうど真ん中の辺りに住んでいるので、西の方へ電車で向かうときは武蔵小金井駅方面に行って、東の方に向かうときは東小金井駅の方に向かって、一駅分の電車賃を節約して、駅それぞれどちらでもチョイスできるところに居住しているんですけれども、そういうことで、東小金井駅の南口、北口もよく行くわけでありますけれども、この南口の現状について、幾つか課題があるんですが、今日は皆様の手元に、資料ということで、東小金井駅南口の都市景観を改善しようという表題の資料を配らせていただいております。これはもう、東小金井駅の南口は、皆さんよくご存じのとおりだろうと思いますので、釈迦に説法だとは思いますが、現状、二つの大きな課題があると思っています。一つは、まず、東小金井駅南口ロータリーの東側なんですけれども、コンコースを出てきたところからインターロッキングの舗装がきれいに施されているんですが、ところが、この写真にありますとおり、駐輪場として前に使っていたところのあとが、結局そのまま、インターロッキング舗装もされず、また、当時からそうだったんですけれども、駐輪の区画のこの線、見てください。何かもうぐちゃぐちゃに引いてあって、このこと自体が、もう景観が非常に悪いんですが、結局、白線が、もうここが駐輪場じゃなくなった後も、そのままアスファルト舗装の上に白線が重なって引かれて放置されている状態となっております。これではやっぱり、景観上非常に好ましくない状態だろうと思っておりまして、具体的な提案といたしましては、この駅前から連坦しているインターロッキングの舗装がありますので、これと敷地を合わせた形でインターロッキングの舗装を施すと同時に、やっぱり、季節感のある駅前であってもらいたいと思っておりますので、緑化についても適切な緑化を行うということで、都市景観を向上させてみたらどうだろうかということが提案であります。  また、駅前というスペースでもありますので、きちんと整備されますと、イベントなどの会場としても、東小金井駅界隈の商店会の皆さんも活用できるのではないかなと思っていますので、少し、整備に当たっては、地元の自治会、町会のみならず、商店会などとも相談された上で、東小金井駅南口の活性化にも資することができるような整備を、このスペースについては検討されてみたらいかがかなということも提案したいと思います。  また、併せて、駅前であるにもかかわらず、市民掲示板や広報掲示板というのが乏しいですよね。なので、この市民掲示板、広報掲示板の設置と、あと、選挙の際に、いつも私は改札からなるべく出てきて近いところに公営掲示板は設置すべきだということを常に申し上げているので、ここを今回、整備するとなりましたら、選挙の際には公営掲示板などの設置もできるような、何らかのポールを立てるなり、工夫してみたらどうだろうかということ、このことについて、ロータリーの東側の改善ということでは提案したいんですが、現状をどのように捉えていらっしゃるか、また、なぜこのまま放置されているのかなどという、経緯も含めたお話と今後の方針についてお伺いしたいというのがまず一つ目です。  それから、二つ目は、裏面の方をご覧いただきたいんですが、これは、同じく東小金井駅南口ロータリーの西側の部分なんです。みずほ銀行のATMがある目の前のところなんですけれども、これも写真で見ていただいたとおりで、実はこれ、多分、地元からの要望に基づいてやられたんだとは思うんですが、放置駐輪がひどいということで、ここに放置駐輪の防止策が、このように置かれて、順次増強されていったというか、増やしていったんでしょうが、種類もバラバラ、高さもバラバラ、しかも、風で飛ばないようにトラロープまで巻かれていて、非常に無秩序かつ乱雑、しかも、かなり老朽化したので実は汚れもひどいんですね。白黒の写真で分からないと思うんですが、私の手元にはカラー写真があるので、汚れも汚損状態も目立つのが分かるんですけれども、それで、放置駐輪の防止は当然必要だろうと思うんですが、結局、これは放置駐輪防止策が都市景観を害してしまっておりまして、このことによって放置駐輪は防止できるかというと、隣に仲良く自転車が並んでいる写真もあるわけでありますけれども、何らかの形で、都市景観に配慮した形にする必要があるかなと思っています。  そこで、いろいろなやり方があると思います。もうちょっとちゃんと、コンクリート製の、簡単に風で倒れないフラワーポットを持ってくる方法もあるかもしれませんし、いっそのこときちんと基礎から作って、例えば、余り景観を害さない茶色いポールか何かをぐるっと取り回して、そこを例えばチェーンで、これもきれいなチェーンがいいですよね、都市景観を害さないチェーンでぐるっと巻いて、その中には入れないようにする方がいいのか、なければ、フェスティバルコートなどにある、植栽ますがありますよね。ああいうもので三角形の植栽ますを作って、ここにはもう自転車が立ち入れないようにして、なおかつ、そこに花とかも植えれば、草花も楽しめる季節によっては、そういう花壇みたいなものにもなりますから、そのように整備するか、いずれにいたしましても、現状のこの状況は余りにも悲惨なものですから、この状況についての改善を、是非お願いしたいと思います。  この東小金井駅は、先ほど申し上げた東側の部分と西側の部分、この二つが改善されますと、非常に景観は格段に向上するだろうと思われます。小金井市の中でも本当に宝物のような商店会が残っている、この東小金井駅南口でありますので、是非、そのエントランスである南口ロータリーに関して、是非、市にもいろいろ知恵を絞っていただいて、適切な整備を進めていただきたいんですが、推進する姿勢があるかどうかについても併せて伺いたいと思います。 69 ◯都市整備部長(東山博文) それでは、まず、障がい者用の駐輪場の跡地についてでございます。中央線連続立体交差事業完了後に、東小金井駅南口に設置してありました障がい者用駐輪場は、中央線高架下に移設いたしました。現在は区画線が残っている状況で、議員ご案内のとおり、何らかの対応をするべきであると認識しているところでございます。  しかしながら、当該駐輪場の跡地はJRの土地でございますので、今後どのような対応が可能か、JRと協議を重ねてまいりたいと考えてございます。  それから、2番目の駐輪禁止の表示についてでございます。東小金井駅南口における当該箇所につきましては、以前より放置自転車が多く、歩行者等の通行の妨げになっていることから、駅周辺商店街関係者等と連携を図りながら、駐輪禁止を促す啓発用のスタンド看板を設置しているところでございます。市としましては、放置自転車を抑制させる上では一定、必要であると考えているところでございますが、ご指摘を踏まえまして、設置場所やほかの効果的な手法も含めて、今後、検証してまいりたいと考えております。 70 ◯22番(渡辺大三議員) ご答弁ありがとうございます。  今、言われましたように、都市景観上の課題として認識していただいているなと思っております。  東側に関しましては、さっきちょっと提案もさせていただきましたけれども、駅前の非常に貴重なスペースということもありますので、JRとも協議をしていただいて、ただ、なかなかJRに費用負担していただいてということには、当然ならないだろうと思っていますから、ちょっと一工夫要るだろうと見ていますが、やっぱりここは、非常に公益性が高いところであります。それで、実は、先ほども東町の議員とも話したんですけれども、小金井市は、東小金井駅南口というのは一番お金をかけていないんですね。武蔵小金井駅の南北とか、東小金井駅北口にも区画整理やっていますよね。いろいろなところでそれなりに投資しているんですが、東小金井駅南口というのは、これまで、ともすると一番、そういう部分では手を付けてこなかったところでもあります。だからこそ、いい雰囲気の商店街も残っているんですけれども、ただ、やっぱり非常に貴重なスペースでもありますから、どうすればいい整備ができるかということで、知恵も絞っていただいて、ただ早期に、白線が縦横無尽に引かれている状態からして、ぎょっとしますよね、ナスカの地上絵じゃあるまいしね。なので、一定の方向性は今、前向きなご答弁をいただいたと思うので、是非、JRとの協議を促進していただきたいと申し上げておきたい、要望したいと思います。  それから、西側のこの部分なんですが、今も問題意識は持っていただいているということで安心しましたが、どんなやり方がいいのかなというところなんですけれども、とりあえず、苦情があったときには、まずこれを持っていって置くんですよね。これはもう仕方ない、緊急避難としては。ただ、やっぱり恒久的にずっと置きっぱなしになるわけですよね。だとしたら、恒久的に置くんだったらもう仕方ないので、植栽枡にするか、でなければ、植栽ますみたいなものは、非常事態に道路が狭いと困るよと、簡単に撤去できるものじゃなければいけないんだという前提がもしあるなら、さっき言ったとおり、例えば、茶色いポールに茶色いチェーンだったら景観を阻害しないので、それでぐるっと囲んじゃうとか、それだったら、もし災害とかあったときとかは、いざとなったら引っこ抜けばいいわけでしょう。そういうやり方もあるだろうし、どっちかの方向性かなと思うんですが、いずれ何らかの形で工夫して、そんなにお金をかけてくれということは余り言いたくないので、なるべくお金がかからないやり方で、どうすればこの景観が良くなるかということで、工夫はお願いしておきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、2点目でありますが、中央線高架下の歩道状空地の整備及び高架側道の歩道部分の拡幅緑化の推進ということでありまして、これも資料を提出させていただいておりますが、中央通り(JR中央線高架側道)の環境を改善しようということで、最初に伺ったのはもう大分前になりますよね。この歩道のところでJRの残地がずっと、70センチでしたよね、存在しまして、発端は自動車教習所のところが崩れ落ちかかっていて、今も危なくて、縁石がもう1個、すき間ができちゃって落ちかけているから危ない状態なので、早急に何とかしたいなと思っておりますが、今日、伺いたいのは、一つには、高架下のランブリングウォークなんですけれども、この間、大変担当にご努力いただいて、例えば、小金井市として先行整備することも視野に入れたお話も答弁でいただいているなと思うんですが、その後なかなか進みません。そこで、ちょっと状況を、今、写真で見ていただくとおり、これはすみません、資料で中央通りは写真右と書いてあるのは左なので、後で訂正をお願いしたいんですが、この保育園のところで止まっちゃっているんですね。これを3・4・12号線、つまり緑中央通りまで延伸していっていただきたいなということで、期待して見守ってきたわけですけれども、現状、どういうことになっているか、何がネック、課題になっているかということで、差し支えない範囲で、ちょっと状況についてお知らせいただきたいし、是非、早急につなげていただきたいという思いで質問もいたしますが、このランブリングウォークの部分はいかがでしょうかということと、もう一つは、北側の歩道部分は、さっき言った70センチのJR所有の残地がありまして、これは話が一定ついて、本年度中に市が取得できるというようなお話でしたでしょうか、ちょっと確認だけまたいたしますけれども、その取得後の整備の段取りといいますか、例えばいつ頃までに、私があのとき求めたのは、緑化したいということを言ったんですね。つまり、70センチが北側に確保できれば、こっちの車道との境のところで緑化を施せるかなということで、ちょっとその辺り、最終的な完成形に向かっては、どんなスケジュール感で事務が進んでいるのかなということで、ちょっと進捗状況についてお知らせいただけないでしょうか。  それから、3点目に、実は最近、あそこの道路でスピードを出す車が相当増えてまいりまして危ない。ランブリングウォークが途中で切れてしまっているために、実は車道の方というか、ランブリングウォークが切れたところから、今度はランブリングウォークから外れた側の、歩車道分離じゃないところを歩いている人とか自転車があって、そこを結構、スピードを上げて車が走ってくる現状があるんですね。全員が全員じゃないんですけれども、例えば、多摩ナンバー以外の車なんかは結構荒っぽい走り方をしているのを、何度も目撃しております。  そこで、お願い事としては、交通管理者などともいろいろと協議していただいて、この間、ちょっと私の方でお願いしてあのときすぐにやっていただいたのが、止まれのところを、止まれが見落としやすいので、あれだと大事故につながりやすいからということを一般質問で指摘させていただいたら、すぐにカラー舗装もしていただいたり、標識も充実していただいたんですが、実は、東大通りからあの止まれまで、止まれから緑中央通りまで、ここでまたスピードを出しているんですね。何とか、その間でスピードが、あれだけ真っすぐだと、ドライバー心理だとスピードを出しやすくなるので、何らか、今までもいろいろな経験で、目を幻惑させてスピードが出なくなるような心理状態を作る、いろいろな舗装とか表示もあるということを聞いておりますし、何らかの工夫でスピードをもうちょっと抑制できるような、いろいろ表示もあるんですけどね、スピード落とせという看板も立っていますよね。あれ、たまに強風が吹くとあさっての方を向いちゃって役に立っていないので、その都度私、直しているんだけど、もうちょっとベルトをきつく巻いてもらった方がいいかなとも思っているので、それは改善を求めておきたいんだけれども、ちょっとその点で、スピード抑制策に関してもう少し徹底をしていただけないだろうかと。ランブリングウォークが途中で切れていて、歩車道未分離のところを歩行者が歩いているという現況も踏まえて、そういう対応を交通安全上もしていく必要があるんじゃないかと思っておりますので、ちょっと考え方があれば伺っておきたいと思います。 71 ◯都市整備部長(東山博文) まず、ランブリングウォークについてでございます。中央通りを通行する歩行者及び車両につきましては、年々、増加傾向にございます。このことから、安全性と利便性の確保のため、ランブリングウォークの必要性については認識しているところでございます。  中央通りのランブリングウォークを市が先行整備することに関しましては、現在、JR東日本と協議中でございますが、計画的に整備することが必要だと認識しております。  以前も答弁させていただいておりますが、市が自らの費用で設置することにつきましては、JR東日本から一定の理解を得ているところでございます。今後もJR東日本の設置するののみちとも調整しながら、JR東日本と協議を継続してまいりたいと考えております。  続きまして、中央通りの歩道拡幅でございます。中央通りの歩道拡幅のためには、北側に隣接する幅約70センチメートルのJR用地の取得が必要になるということから、JRと協議を重ねており、今年度中には寄附という形で無償による取得ができる見込みでございます。今後は、歩道拡幅することで安心・安全な整備を行うのと同時に、市民参加による街路樹の樹種の選定を行い、快適な歩道空間の確保に努めてまいりたいと考えております。  それから、中央通りのスピードの抑制についてでございます。当該箇所につきましては、道路整備により見通しもよくなり、通過交通の速度超過が懸念される箇所と認識してございます。小金井警察署に確認したところ、速度規制標識や路面表示等、一定、整備されていると確認してございます。  市としましては、ご指摘を踏まえ、状況を注視していくこととし、必要に応じて小金井警察署と連携を図りながら対策を講じてまいりたいと考えております。 72 ◯22番(渡辺大三議員) ご答弁ありがとうございました。  まず、ランブリングウォークの件であります。市としていろいろご努力いただいていることは、まず感謝申し上げたいと思うんですが、なかなかそこから先に進んでこないところは、ちょっと残念に思っております。  既に私以外からも、何人かの議員からも、この間の質問で要望がいろいろ出ておりますね。やっぱり、あそこを毎日、生活圏で歩いていると、いろいろな、地元の市民の皆さんの苦労が分かるんですね。ランブリングウォークのつながっているところまで歩いてきて、そこからわざわざ、また横断歩道もないところを渡らなきゃいけないわけです。そこをまたスピードを上げて車が走ってくるわけですね。あとは、乳母車を引いている人とか、足の悪いお年寄りもあそこで渡るんですね。地元の人にとっては、それが365日、毎日なんです。だから、何とかしてあげなきゃいけないなという思いもありますし、そこから先に行くと、高架下に駐車場が整備されているところがあって、そこはまた砂利道のままになっている上に、一部に、何か分からないけど三角コーンが置いてあって、ポールが渡してあって、歩行者が往来できないような形でまた意味不明に封鎖されていたりするんですね。だから、とにかく全体的に早く整備を進めないと、ちょっといろいろ問題があるかなということと、あと、雨が降ったときなどは、あのランブリングウォークは本当にありがたいですね。傘をささなくても東小金井駅までストレートに行けるわけですから、こんなにありがたいものはないと、傘要らずのものでありまして、いろいろな意味でも、是非、整備を促進していただきたいと。また、表の場で言った方がいいことと言わない方がいいことなどもあるのかなと思っているので、水面下でいろいろ推進しようと考えている議員とも、力も合わせて、推進運動を更に進めていきたいと思っておりますが、なかなか、地元的にはそういうフラストレーションも結構貯まってきているよということは申し上げておきたいので、早急な整備をお願いしたいと思います。  それから、北側の歩道は、今の話で、まず、ファーストステップとして本年度中に所有権の移転が、寄附という形で行われるということで、JR東日本には本当に感謝の一言だと思っております。そこから先の整備に関しましても、今、一定の考え方が示されましたので受け止めておきたいと思いますし、樹種に関しましても、余り高木は嫌がられると思うので、多分中木ぐらいだと思いますけれども、できれば、この通りって実は、いずれ市役所通りという名前になってもいいぐらいの位置付けですよね。東小金井駅から真っすぐ市役所に向かってくる通りになりますので、中央通りという名前から変るのかな、よく分かりませんが、中央通りって誰も呼ばないんですよね。地域の人が誰も中央通りって呼ばないので、市役所通りって名前を変えたほうがいいのかなと思っているぐらいなんですけれども、いずれにしても、そういうこともありますので、歩道と街路樹についても個性的な街路樹の整備を、是非、お願いしたいと思います。できれば、今、小金井市に植わっていないようなもので何かないかなと思ったりするんですけれども、何か工夫ができれば。ハナミズキはもうたくさんあるので、何か違うものを考えていただきたいということを要望しておきたいと思います。  最後に、速度の問題なんですが、多摩ナンバーの方は割方マナーがいいんですけれども、見ていると他県ナンバーというか、多摩ナンバー以外のナンバーで、かなりスピードを上げて通り過ぎていくような人があって、相当ゆゆしきことだなと思っているのと、やっぱりさっきのランブリングウォークに行っちゃうんですけど、ランブリングウォークがないために、反対側の歩道にみんな行くかというと、やっぱり面倒なのか、そのまま未分離の方を行く人も結構いるんですね。地元で見ているとよく分かります。あれを見ていると、やっぱり危ないなと思わざるを得ないので、歩道スペースはほとんどないでしょう、南側の歩道スペースって本当にこれぐらいなんですね。だから、一人の横幅がないぐらいの幅しかない上に、実は、ご存じのように、季節によってはJRの敷地から雑草が生い茂って、歩道部分にはみ出して枝が張ってくるんですね。そうすると、そこの歩道部分が歩けないから、更に車道部分をみんな歩いたり自転車で走るようになるから、余計危ないんですね。現地にいて、ずっと見ているから分かるんですけれども、そう考えると、やっぱりこれも、スピードを出せないような措置というのを、可能な限り、いろいろ講じていただきたいなと。できることはあるけど、まだやれていない部分もあるかなと思うので、是非、いろいろな工夫をしていただきたいということを要望し、また、その後の進捗状況などを伺う機会があれば伺いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に3)でありますが、都市公園の枯死した街路樹、厳密に言うと、公園だか街路樹とは言わないそうですが、公園の樹木と思っていただければ。枯死した街路樹の伐根と植え替えの計画的な推進ということで質問させていただいております。  分かったことは、今回、どのぐらい枯死しちゃったのがあるのかなということで伺ったら、そういう調査自体がないということだったので、まず一つには、今後、どこに枯死したままになっているもの、伐根できないでそのままになっているものが、どの公園に何本ぐらいあるのかという基礎的な調査をしていただけないかと思うんですが、その点いかがかということと、あとは、そうは言っても、伐根は結構お金がかかると伺っているので、まとめて全部やるのはさすがに無理だろうと見ていますが、例えば、計画的に年に何本ずつと決めて、特に優先順位の高いものってあると思うんですね。私だと、栗山公園によく散歩に行くんですが、栗山公園、相当数の本数が枯れたまま、一応切ってはありますけれども、伐根できないまま、そのまま放置されていて、だから、サークルだけ残っているんですね。ここには昔樹木がありましたということだけは分かるんですが、そのまま植え替えられないでいるということがあって、全部まとめてやるのは、さっき言ったとおり大変だと思うんですが、年次計画なども立てながら、一定本数ずつは毎年少し手を入れていくということで、是非、やっていただきたいと思います。  特に、小金井市は緑が売り物の市でもありますので、やっぱりこういった公園の樹木というものに関しても、適切に維持されていくべきだろうと思っておりますので、是非、都市公園の枯死した街路樹の、まず一つには、実際何本あるのかということの基礎的な調査、それから二つ目としては、計画的な伐根と植え替え、こういったものを推進していただきたいと思うんですが、当局のお考えを伺いたいと思います。 73 ◯環境部長(柿崎健一) それでは、議員ご指摘のとおり、市立公園の中には樹木伐採後の切り株が残っているもの、または枯死しているもの等々あります。通常、伐採に合わせて伐根も行うものなんですが、例えば、周辺の舗装の状態ですとか、あと、ほかの樹木の根との重なり状態、また、一番大きいところでは、やはり、先ほど議員もおっしゃっていたとおり、費用の問題などがあり、なかなか伐根までいかない場所があります。担当では、本来あるべき場所の樹木を伐採した場合には、東京都の苗木供給事業というのがございますので、そちらを活用しながら新たな樹木を植えるように努めているところではございます。  また、樹木があることによって何らかの障害になってしまったというような理由で伐採した場所につきましては、植樹をしていないところもございます。元々の樹木の大きさにもよりますけれども、伐根については、大きさにもよるというところなので、値段的なものというのはあれなんですが、数十万円以上かかってくるというようなことも聞いているところでございますので、公園等の維持管理をする年間予算の中でできる範囲で伐根ができるよう調整をして、適切に、新たな樹木を植樹できるように努めてまいりたいと考えているところでございます。 74 ◯22番(渡辺大三議員) ご答弁ありがとうございました。  都市公園、多分、公園だから最初に設計したと思うんですね、どこに樹木を置くとか、どこに遊具を置くとか、それぞれ基本的な設計、確か、栗山公園もきれいなのを見せてもらって、あれはかなり市民参加というか、いろいろな地元の意見を聞きながら練り上げた公園なので、特に、バブルの頃につくった公園なので結構バブリーなんですけれども、そういう意味ではいろいろ凝った公園になっています。  ただ、枯死した後にそのままになっちゃうと、結局、どんどん枯死していくわけですね。ということになると、どこかで考え方を持って、計画的に何本かずつでも伐根して補植していくということをやらないと、朽ち果てていってしまうので、やっぱりそこのところは、市民の貴重な財産である公園ですので、適切な、もし本来あるべきところにあった樹木がなくなれば補植するとか、もちろん、さっき言われたように、邪魔になったので、何らかの特殊な事情で切ったものというのは、まあ仕方ないと思っておりますけれども、ほとんどはそういうことではないんだろうなと思っておりますので、是非、基礎的な調査をまずやっていただくと同時に、年に数本ずつでも構わないので、計画的に植え替えできるように、年次計画は是非持っていただきたいと、また、予算要望なども適切にやっていただきたいということをお願いして、この項目については終わります。  次に、最後の4番目でありますが、施設や道路等の損傷や不具合を写真付きメールで市民に通報してもらう仕組みをつくらないかということで通告をさせていただきまして、皆様のお手元には、似たようなことをやっている自治体は結構あるんですけれども、その中から、浜松市の土木スマホ通報システム「いっちゃお!」ということですね。このいっちゃおというのは二つ意味があるらしくて、市民が役所に対して言っちゃおうという意味と、市民から言われたので現地に職員が行っちゃおうという二つの意味があるんだということを聞きましたが、浜松市がこのシステムを導入したのは、その資料にもありますとおり、平成27年4月1日から運用を開始したということで、これまでの累積のトータルの通報件数は、それも資料にありますが、1,276件という大変膨大な通報があったということがそこに書かれております。システムとしては非常に簡単でありまして、要するに、市民の方が、例えば道路に穴があいているとか、亀裂が入っているとか、例えば道路に何か物が落ちているとか、道路の照明が切れているとか、ガードレールが破損しているとか、その他諸々、そういったことについて何か不具合があったり、危険だというものがあった場合に、役所に対して、アプリを起動して写真とともに、また場所とか状況も含めて通報するシステムということであります。  浜松市の場合は、報告できる内容は九つに限定されておりました。一つが道路の舗装、一つが側溝ですね、次にカーブミラー、道路照明、落下物と倒木、更には落石と土砂崩れ、次にガードレール、河川、冠水、この九つの領域に、浜松市の場合は報告できる内容を限定されております。裏面を見ていただきますと、どのような画面が展開するかということで資料に付けさせていただきましたが、非常に簡単でして、どの内容についての通報か、内容を選択する、写真を撮って添付する、それから説明文を書いて、あとは報告するというボタンを押せば依頼は完了する。そして、依頼をしますと、浜松市の担当部署にはダイレクトにその報告が行きまして、対応し、補修が完了したら、報告者様へ完了報告も届くという、非常に行き届いた内容になっております。  それで、今日の質問としては、小金井市に関しても、今日の東小金井とか、この中央通りの件もある意味そうなのかもしれませんけれども、いろいろな不具合が、実は、私のところにも、皆さん市議会議員なんか、一番、そういうのはたくさんご連絡いただいていると思います。つい先日いただいたのは、東京農工大学と中央線の高架のちょうど間にある道路の照明が五つついていないよということで通報いただいて、早速、ご対応頂いたら、何かブレーカーから問題があるということなので、ちょっと時間がかかるみたいですけれども、ご対応いただけるということで、ありがたく思っておりますけれども、多くの市民の皆さんも、いろいろ、さっきの話も市民の皆さんからの通報なんですけれども、やっぱり、ダイレクトに危険なものとか汚れているものとか不具合があるものについては、直接、市民の皆様から連絡を頂いて、昔のすぐやる課ではありませんけれども、すぐに動く体制をとっていく必要があるのではないかなと。  その場合に、現在、市役所のホームページが、各課のページとか、あるいは市長へのEメールという制度などもありますので、現状のそういったものの運用でできるという答弁をされる場合もあるかもしれないんですが、ただ、浜松市の場合は、トップページにこれが載っているんですね。トップページから入っていけるんです。しかも、呼び掛ける姿勢があるわけですね。今の小金井市で言うと、既存のもの、各課のメールとか市長へのEメールということで、既存のものということではなくて、市はやっぱり、そういうものを、情報を求めていて、積極的に動きますよという姿勢を明示することが大事なのではないかと私は思っております。特に、危険箇所に関しては、この間も、何回も和解議案を議決していますけれども、例えば、道路の不具合を市の方で気付かないで放置していて、転んでけがをしたというと、それでまた和解してお金を払うことになって、その他諸々、何か不具合とか危険なものを市が放置してけがされた場合は、和解で、市はお金を払うことにもなってまいりますので、そういう点からも、もちろん、お金の問題だけではなくて、当然、市民の安全・安寧という意味からも、すぐにこういった危険箇所とか不具合のことについては情報を察知して動くことが求められていると。そういう情報提供を積極的に求めるということは、非常に意味があることではないかと。西岡市長の選挙の際に、市民力ということを強く言っていらっしゃいました。まさにそうで、日々、地元で生活されているのは市民の方なので、我々以上によく見ていらっしゃったりするんですね。やっぱり、そういう情報を持っていらっしゃるのが、その場で死蔵されてしまうのではなくて、役所にその情報が伝わりやすい仕組みを作っていくということは、風通しの良い市政であると同時に、人が困っていたら、先にもう先行して、気働きでどんどん解決していくと、こういう非常にサービスの良い市政ということにもつながってくるだろうと思います。  市議会議員だと、大体市民の方からたまに言われるのは、この間もちょっと別件で1件あったんですけれども、何回も何回も市に言っているんだけど、たらい回しにされて全然やってくれないんだという苦情をもらったことのある市議会議員は、多分、全員、そういう苦情をもらったことがあると思うんですけれども、ところが、市議会議員に言ったらすぐ解決したとかいうと、市は市議会議員の言うことは聞くけれども、市民の言うことは聞いてくれないんですかという、前に、京王通りの商店会でこういうことがあって、あそこにお医者さんがあったんですね。お医者さんの前というのは駐車禁止除外なんです。駐車禁止除外の2本の標識が立っていたんですね。ここからここまでの間は駐車禁止をとりませんよという標識ですね。ところが、そのお医者さんが店じまいしてしまったんです。その後もずっとその標識が放置されていて、地元で、当時はお豆腐屋さんがいまして、お豆腐屋さんが何度電話しても絶対に、市役所はその標識を切ってくれなかったんだそうです。もう病院はなくなったのに。ところが、私が電話を入れたら、その日のうちに切断しちゃったんですね。それは一体どうなっちゃうんだと言って、議員が言わないと動かないのかと逆に随分怒られてしまったことがあったんですが、いずれ、それは余談なんですけど、私としては、今後、小金井市が、先日も上之原会館のふすまが手を触れるのも嫌なぐらい汚損、汚れちゃっているよとツイッターでつぶやいたら、すぐに担当が動いていただいたりもしたので、情報さえ得ればすぐ動いてくれるなと思って感謝しているんですけれども、是非、今回、浜松市は浜松市のやり方なんですけれども、私としては、小金井市はこれの、単なる道路とか言うだけではなくて、公共施設、前も森戸議員が言われたパーテーションの問題とか、小金井バージョンではああいう公共施設のことも通報できるようにしたらどうかということを提案させていただくと、教育長が嫌な顔をしないでください、そのようにしたらどうかなと。つまり、拡大版にして、とにかく汚れていたら通報してもらう、水が漏れていても通報してもらうということで、公共施設の適正管理にも使ってみたらどうかと思っているんですが、今日、初めての提案ということでもありますけれども、現時点でどのように考えていらっしゃるか伺いたいと思います。 75 ◯企画財政部長(天野建司) 複数の自治体で、議員ご提案のような取組が進められているということは確認しているところでございます。確認できている事例の中で多いのは、道路の残渣、側溝の破損、ガードレール、カーブミラーといった道路の附属物の不具合に関し市民の皆さんや通行者から情報をお寄せいただく仕組みでありました。  情報提供の対象としては、市において日常的に確認が難しく、不具合があることによって多くの市民の皆さんに影響が及ぶ内容や、安全・安心を確保する視点から速やかな対応が求められる内容等が考えられるところであります。  議員ご提案の趣旨といたしまして、公共施設を対象にすることも含まれていると認識するところでありますが、安全・安心を確保する視点におきましては、公共施設点検マニュアル及びチェックシートを整備し、施設全体への取組について、現在、進めているところでもあります。その上で、各所管課においては、利用者の声を聞き、適宜対応していくことは可能という認識であります。 76 ◯都市整備部長(東山博文) 道路の話も出ていましたので、現在、小金井市の公式ホームページにおいて、道路管理課のメールアドレスを掲載しておりますので、そのアドレス宛てに写真付きの通報メールが月に大体平均しまして2通ペースで届いており、その都度、対応しているところでございます。  議員ご案内の浜松市のような、スマートフォンで使用できるアプリケーションにつきましては、今後、他市の状況も調査して研究してまいりたいと考えております。 77 ◯22番(渡辺大三議員) 初めて提案させていただきましたので、ただ、是非、こういうことをちゃんとやると、顧客満足度じゃないんですけれども、やっぱり、市民の皆さんの、頼んだらすぐやってくれたとか、問題点をすぐ認識して動いてくれたということで、感謝にもつながると思うんですね。大体、私も何かいろいろなことを相談すると、職員の方がすぐ足を運んでいただくというのは、本当に市民の方にも喜んでいただいていますね。やっぱり、そうやって常に市民のところへすぐ飛んでいくぐらいの、こういうサービス精神があると、非常に満足度も高まってくるかなと思います。  それで、今、月に2件ぐらいのペースで通報があるということでしたよね。浜松市は、さっき件数が、平成27年4月からなので3年半ぐらい運用しているんですね。件数が1,276件ということで、けた違いに通報があるなということで、ただ、浜松市の方が行政面積が相当大きいということがあるとは思っておりますけれども、ただ、やっぱり、もうちょっと積極的に呼びかければ、さっき言ったみたいに、いろいろなことがあるんですね。いろいろな情報が察知しやすくなるんじゃないかなと思っておりますので、是非、一つには浜松市のような土木・道路部門の部分、それから、さっき企画の部分に申し上げたのは、公共施設に関して、有料の施設が多いですから、やっぱり、壁に穴があいているとか、はがれちゃっているとか、マイクの音が出ないとか、ハウるとか、CDをかけたら流れなかったとか、CDをかけたら流れなかったって、どうやって写メを撮るのかなと思うんですけれども、そういうこともあって、やっぱり、通報システムというのは大事だなと。通報という言葉が悪ければ、何かお知らせということでもいいんですけれども、そういうことで、是非、市民の皆さんが声を出しやすい、気付いたことをすぐ市に伝えやすいシステムの構築をしていただいて、そういうものに敏感に反応する市役所であっていただきたいなということを念願しまして、是非、どういうシステムがいいかについても、いろいろ研究を進めていただいて、またどこかで研究の成果などについてもお知らせいただければなと思っています。今日は初めての提案なので、私の方からいろいろ言わせていただきましたけれども、是非、いいものだと思っておりますので、ご研究をお願いしたいと思います。  ちょっと早いですけれども、終わらせていただきます。    ─────── ◇ ─────── 78 ◯議長(五十嵐京子議員) 次に、24番森戸洋子議員の発言を許可します。      (24番森戸洋子議員登壇) 79 ◯24番(森戸洋子議員) こんにちは。今定例会の一般質問の最後の番になってまいりましたので、しっかりと市長に見解を伺ってまいりたいと思います。  1点目は、新庁舎の建設に伴い、リサイクル事業所が廃止されようとしているが、存続を求めるということであります。リサイクル事業所は、これまで家具などの粗大ごみを始め、食器類や自転車のリサイクルの販売をしていただきました。今日、資料を提出させていただいておりますが、この資料を見ていただいても分かるように、これは平成29年度なんですが、90トンの減量をしているということであります。中身を見ると、自転車から扇風機、掃除機から始まって、裏面を見ていただくと、ベッド・マットまで。一番多いのが、その他ということで、これは食器類などのようですが、これが1万2,052点搬入され、販売としても多くなっているという状況であります。  市は、何度も特別委員会でも私は質疑をしているわけですが、このリサイクル事業所を市役所建設と併せて廃止していくという話でありますが、私は、3Rを進める小金井市が、このリサイクルセンターを廃止するというのは、今の小金井市の流れに合っているのかというと、合っていないと言わざるを得ないんです。  まず、1点伺いたいのは、市はリサイクル事業所についてどのように評価をされてきているのでしょうか。また、リサイクル事業所をなぜ廃止しなければならないのか、もう一度説明をお願いしたいと思っておりますが、いかがでしょうか。その点について見解を伺います。 80 ◯環境部長(柿崎健一) それでは、リサイクル事業所につきまして、ごみ対策課の評価というところかなとは思うんですけれども、リサイクル事業所につきましては、ご存じのとおり、シルバー人材センターと締結いたしましたリサイクル事業所に関する協定書に基づきまして、再生可能な粗大ごみを、リサイクル事業所で修理をし、平成4年12月から販売を開始いたしました。当時は廃棄物処理法の全面改正がありまして、大量生産、大量消費、大量廃棄の社会から、資源の消費を抑制し、環境への負荷ができる限り低減される循環型社会の構築へ向かっている時期であり、小金井市においてもごみ問題に対する市民意識の向上において、リサイクル事業所の開所は効果はあったと認識しておりますし、開所して数年後だったかなと思うんですけれども、民放番組などでも取り上げられまして、放送後は多くの方々に利用されていたと私の方で記憶しているところでございます。  また、3Rの推進においても、リユースは発生抑制の次に取り組むべき行動としており、リサイクル事業所はとても重要な役割を担ってきていたと認識しているところでございます。  しかしながら、近年、安価な値段で家具の販売などをするお店もありまして、同程度の価格であれば新品を購入するというような方向がちょっと出てきちゃっているのかなと思っておりますし、また、民間のリサイクルショップの業績は顕著に伸びているということで、特にインターネットショッピングの普及により利用がしやすくなったこともあり、中古品が民間市場でもかなり販売されていることなど、リサイクル事業所にとっては厳しい状況がここ数年続いているのかなと思っているところでございます。  このような現状を踏まえまして、市といたしましては、先ほど議員の方からもお話があったとおり、リサイクル事業所につきましては、庁舎建設に合わせて廃止というか、一時閉鎖をしようと考えているところでございます。当初の庁舎建設等の計画に伴って、我々としては、平成30年度末をもってリサイクル事業所を閉鎖するということで、この間、シルバー人材センターとは平成29年度の終わりぐらいから話をしてきました。庁舎建設のスケジュールは延伸となりましたけれども、この間、リサイクル事業所については、シルバー人材センターと打合わせをしてきたところで、平成30年度末をもって閉鎖するということをここで変えるというのはなかなか難しいなというところで、事業を始めるに当たっては一定の時間がかかるというのは、もう当たり前のことですけれども、やはり、事業を中止するということについても、一定の時間がかかり、この間、いろいろと話合いをしてきた結果が、現在の状態になっているのかなと思っております。
     そういう意味では、閉鎖に向けた準備を進めていて、作業員を減員したり、受入れはもう既に停止しておりますし、閉店割引セールなんていうのも6月かそのぐらいからもう始めていて、大型家具等については多くの商品を販売してきたところでございまして、現状、この閉鎖時期を延伸するというのはかなり厳しいと考えているところでございます。 81 ◯福祉保健部長(中谷行男) リサイクル事業所の評価ということで、福祉保健部の方では、シルバー人材センターの方、独自の取組があるということで、私の方からも答弁させていただきます。  先ほどご案内の在りました、その他食器類、雑貨類等につきましては、平成12年頃よりシルバー人材センター独自でのごみ減量に係る取組の一環として、市民の皆様からの持ち込みや家具の引取りの際に、一緒に行いまして、リサイクル事業所での販売を開始したと伺ってございます。現在、引取りは中止しているところでございますが、約300点ほどの食器類等が、現在も安価で販売させていただいてございます。この間、長きにわたり、市民ニーズ及びごみ減量に一定の役割を果たしてきたものと評価しているところでございます。 82 ◯都市整備部長(東山博文) 都市整備部の方でも、放置自転車につきまして行っておりますので、評価につきまして答弁させていただきます。  放置自転車リサイクル事業につきましては、小金井市シルバー人材センターとの間で、放置自転車リサイクルについての協定書を締結しており、撤去自転車の中からシルバー人材センター職員が比較的状態の良いものを選び、リサイクル事業内において補修等により再生したリサイクル自転車を販売していることにつきましては、役割を果たしてきたと考えております。  しかしながら、平成30年度をもちましてリサイクル事業所の営業が終了することから、これに合わせ、放置自転車リサイクル事業を終了するものでございます。 83 ◯24番(森戸洋子議員) 私も、この質問を準備するに当たって、どこがリサイクル事業所に責任を持っているのかなと思ったんですが、自転車は交通対策課、粗大ごみはごみ対策課、食器類はシルバー人材センター独自、自主事業として福祉保健部が請け負っていると、3課がやっているということなんです。だから、本当に、リサイクルを推進していくためにこれをどうしたらいいかという、しっかりとした議論が、私は、庁内でできているのかなということを強く感じました。  それぞれが、これまでリサイクル事業所が果たされてきた役割については、重要な役割を果たしてきたと答えられています。私もそう思うわけですね。ごみになるべきものがリサイクルされていくということは、小金井市の廃棄物処理計画や環境基本計画から言っても当然のことですし、これらを一定、一時期閉鎖するといっても、5年、6年と閉鎖することになるわけで、本当にこれでいいんだろうかと思わざるを得ません。  自転車を見ると、平成29年度は441台搬入して、販売が411台です。その他のところで見ても、食器類などは1万2,052点搬入されて、1万2,084点売れているわけですね。これは、前のものも売れているんだろうと思うので、食器類などはこういう数字になっているわけです。これが、もし全部廃止されたら、粗大ごみはどうなるんでしょうか。これは、本来リユースできるものは、全部燃やすごみと燃やさないごみに分けられて廃棄されていくのでしょうか。自転車は、どうも聞くところによると、どこか別の国に送っている部分もあるようですが、そういうことになっていくのでしょうか。食器類は、消費者団体連絡協議会が今、食器リサイクルをやっていますが、しかし、これでも限りがあります。この食器類などのリユースもやれなくなったら民間に売るか、それとも廃棄するかということになっていくんだろうと思っています。民間もかなり厳しいですよ。引き取るかどうかというのは、数が揃っていなかったら引き取らなかったり、私も経験ありますけれども、箱に入っていないと引き取らないとか、使ったものを民間のショップに持っていっても引き取ってもらえないんです。そうなるともう廃棄するしかないねということで、燃やさないごみが増えていくということになっていくんだろうと思いますが、そういうことも含めて、理解はされての上だと思いますが、ちょっと、どのようになっていくのか、その点、確認をさせていただけないでしょうか。 84 ◯環境部長(柿崎健一) リサイクル事業所閉鎖後につきましては、粗大ごみ等につきましては、確かに、量的なものというのは増えると予想されますけれども、収集した粗大ごみは、全てケミカルリサイクルですとか、もしくはサーマルリサイクルということで、現状も今、同じことをやっていますけれども、そういう形での資源化を図っていこうと考えているところでございます。 85 ◯交通対策課長(堀池浩二) 放置自転車の関係になりますが、今後につきましては、先ほどの答弁のとおり、放置自転車の中からシルバー人材センターの職員が比較的状態の良いものを選び、リサイクル事業所内において補修というところが事業としてはなくなってしまいますので、その後、自転車の方の引取りのない場合については、売払いの方に回るという流れになります。 86 ◯福祉保健部長(中谷行男) 食器類の関係ですけれども、今、議員がご紹介いただいたとおりで、やはり、使用済みのものというのはなかなか、基本的には引き取っていただけません。  それで、これはシルバー人材センター独自の取組になりますので、食器棚を引き取るときに、一緒に食器もどうぞという形で聞いてございますので、基本的に、そういう機会が減るということになりますから、一定、処分せざるを得ないという形になると思ってございます。 87 ◯24番(森戸洋子議員) 今、お答えをいただいたとおりです。粗大ごみはケミカルリサイクル、サーマルリサイクルとおっしゃるんですが、サーマルリサイクルをすればCO2の排出を増やすわけですよね。そういうことも踏まえて、とても、ごみゼロだとか、それから環境基本計画を立ててやろうという小金井市の姿勢とはかけ離れていると言わざるを得ません。  それで、この間小金井市は、本当に多摩地域の皆さんに広域支援をお願いしている立場です。この場所をお借りしまして、改めて多摩地域の皆さんには御礼を申し上げたいと思います。また、日出町の皆さんにもお礼を申し上げたいと思うんですね。  多摩地域で見ると、18市が何らかの施設でリサイクル販売を行っています。三鷹市はリサイクル市民工房、西東京市もエコプラザ西東京、東村山市も夢ハウスとか名前をつけてリサイクル販売を行っています。常設ではない市もありますが、また、そういうリサイクル販売をやっていない市も3市ぐらいはあるようであります。しかし、全体がリサイクルを行っていこうということで、多摩26市ほとんどが頑張っている中で、広域支援をいまだにお願いせざるを得ない小金井市が、リサイクルセンターを一時閉鎖してごみを増やしていくということは許されないんじゃないでしょうか。他市の努力にも背を向けることになるのではないでしょうか。市役所の建設は1年間延期になったこともあります。現在、在庫セール中だということでありますが、ごみ非常事態宣言に逆行することがないようにしていく必要があると考えますが、市の見解を伺います。 88 ◯環境部長(柿崎健一) 先ほどもご答弁させていただきました。我々といたしましても、庁舎建設という部分につきまして、その計画に沿ってやってきたところで、シルバー人材センターともこの間、協議をさせてきていただいているところもございまして、なかなか、それを延伸するという運びにはならなかったことについてはご理解いただきたいなとは思うんですが、我々といたしましても、今、森戸議員の方から言われたようなことについては重々受け止めているところではございますけれども、やはり、そういう部分では、粗大ごみという形で、100%ごみという、CO2の問題とかいう話にまたなってくるかもしれませんけれども、できるだけ、そういう熱回収ですとか、もしくは発電に使っていくとか、そういったことで何とかやっていきたいなと思っているところでございます。 89 ◯24番(森戸洋子議員) 同意できませんね、こればかりは本当に。シルバー人材センターとどのぐらいまで話をされているんでしょうか。今回、陳情もこの市議会に出されておりまして、一定、市議会がどういう結論を出すかということも関わってくるかと思いますが、まだ今働いていらっしゃる方々もおられるわけですよね。今、来年度の予算編成の時期でもあると思うので、議会が一定の意思を示すということになれば、市は動かざるを得ないのではないかと思いますが、市長、その点どう考えていらっしゃいますか、見解を伺いたいと思います。そこだけ確認させてください。 90 ◯環境部長(柿崎健一) 先ほども答弁させていただきましたけれども、シルバー人材センターとは平成29年度の終わりぐらいから、ずっとこの間、話合いをしてきました。というのは、庁舎建設の関係では、我々も、そこの施設自体を暫定移設するという形になっておりましたので、そういう部分では、暫定移設するためにはどうしても動かさざるを得ないなというところがございましたので、そういう部分では、話合いをずっとしてきたところでございます。シルバー人材センターとは、この間も、3月31日で終わるという協定書を結んでいるところでございまして、そういうのもあるし、先ほどもお話ししたとおり、粗大ごみの受入れもここでストップしているところでございます。そういう中では、かといって在庫を残すということにはならないと我々も考えておりますので、できるだけ在庫については売り切りを考えておりました。  そういう部分では、先ほども言ったように、閉店在庫一掃セールみたいな形で、50%引きにしたりしながら、多くの家具類については売り切っているという話は聞いているところでございます。  一方で、働いている方々についても、全員がいきなりいなくなられても何もできなくなってしまいますので、そういう部分では、在庫の残り具合を勘案しながら、従業員の方々についても減らしていっているという話は聞いておりまして、ここで、確か、この間お話したときには、日曜日やっていたところも、そういう部分では売るものもなくなってきたということもありまして、日曜日などについてももう営業をやっていないというようなお話も聞いているところで、閉鎖に向かってもう進んでいる状況というのは聞いているところですし、我々も見にいったりすると、そのような状況なんだなという形で確認はさせていただいているところでございます。 91 ◯24番(森戸洋子議員) それで、やっぱりまだ、あと4か月あるわけです。私は、市の政治的判断で、どうするかというのは決められる問題だと思っていて、シルバー人材センターにしても、これが一時的にも閉鎖されて、働く場がなくなることの方が、やはり大きな痛手だと思うんですね。シルバー人材センターに行ってもなかなか働く場がないという方々もまだまだいらっしゃって、そういう意味では、リサイクルと雇用が一体となって進められるわけですから、是非、お願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。その点、見解を伺います。  それで、私、ちょっと提案したいことがあるんです。一つは、自転車なんですけれども、引き続き放置自転車についてはリサイクルをやっていただきたいなと思っています。それは、シルバー人材センターと協定を結んでこれまでもやってこられたわけですから、それはやれない話じゃないと思っています。また、食器の自主販売も、これも、たまたまリサイクル事業所が使えないのでできないという話であって、やろうと思えば場所を確保してやることは可能だと思います。粗大ごみだけがちょっと残るという形になるわけですが、定期的に、常設ができなくても、不定期であっても、粗大ごみを、使えるものはシルバー人材センターにお願いしてやることはできると思っていますので、是非、これは今後の検討を行っていただきたいと思います。ここで答弁いただければ答弁いただきたいんですが、市長、いかがでしょうか。  それから、3番目に移るんですが、市の方は、新庁舎の中に100平米ぐらいの展示場スペースを設けて、そこで新たな市役所の中で、不定期になるのかな、イベント的に粗大ごみ、家具などの販売を行っていきたいということを、繰返し説明されてきました。これはどのようなものを考えていらっしゃるんでしょうか。私は、これは不定期ではなく、常時リサイクル品や家具の販売が市役所内でできるということが必要ではないかと思います。とりわけ、市長、1階にこのリサイクルスペースを作っていただきたいと思うんです。小金井市は他市にごみ処理をお願いしているという関係からしても、市民にどうやってごみ問題を理解していただくかということからいうと、ごみ対策課が何階に入るかよく分かりませんけれども、3階や4階や5階じゃ誰も人が来ませんよ。やっぱり、1階にそういうスペース、100平米のスペースを設けて、リサイクル品、家具の販売などが行えるようにしていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。また、放置自転車についても、リサイクルに向けて、今後、シルバー人材センターと話し合っていただきたいんですが、いかがでしょうか。見解を伺います。 92 ◯環境部長(柿崎健一) 先ほどから何度も答弁をさせていただいておりますけれども、我々の方は、シルバー人材センターとそういう話合いをこの間、してきました。向こうも一応合意をしていただいていると理解しておりますので、平成30年度末に向かって、現状、そういう形で進んでいると、我々は考えております。  また、清掃関連施設の整備後につきましては、施設で手解体いたしますが、再使用することが可能な粗大ごみについては、一定の修理等を施して、イベントなどで販売するなどということを検討しております。また、現時点では、一つの案に過ぎませんけれども、粗大ごみの手解体により生み出された端材ですとか、それから金属部品などは、その場でストックしておいて、その端材などを利用しながら、市の施設の中で木工教室ですとか、環境に配慮したような形の教室などを開いて、環境学習に努めていきたいと考えているところでございます。  したがいまして、現時点では、常設の展示販売施設というのは考えていないところでございますけれども、リユース事業というのは展開していきたいなと考えているところでございます。  また、先ほど森戸議員の方からも紹介していただきましたけれども、他市なども、やはりイベントで販売をするですとか、それから、後は、そういった、三鷹市の例を挙げていましたけれども、そのような形でやっていると聞いております。ただ、他市も同様で、ここ数年の売上げとか実績というのは年々下がってきているというのも聞いているところでございますので、そういう部分では、なかなか常設販売というよりも、むしろ、定期的に、例えば月1回ですとか日曜日などとか、いろいろ、そういうやり方は考えられると思いますけれども、ただ、そういうリユース事業の展開というのは、我々は引き続きやっていきたいなという気持ちはございます。 93 ◯都市整備部長(東山博文) 放置自転車リサイクル事業でございます。これにつきましては、平成4年より実施しておりましたが、当時と現在では、放置自転車台数など、取り巻く状況が大きく変化しております。ちなみに、当時、ピーク時には約1万4,000台撤去しておりまして、平成29年にいたりましては約3,000台ということで、4分の1に減っております。  今後につきましては、まずはシルバー人材センターと意見交換等をさせていただきまして、考えてまいりたいと思います。 94 ◯福祉保健部長(中谷行男) シルバー人材センターの、基本的に、今、リサイクル事業所がお仕事として請け負っているわけですけれども、トータルでこの間、ごみ対策課とシルバー人材センターでお話をさせていただいて、本年度末をもって業務は終了するということで整っているとなっておりますので、シルバー人材センターとしてみれば、そこに向けて人員体制の方も整えていると聞いてございますので、にわかに、ここでまたという話には、なかなかなりづらいと思っています。  また、市民の皆様においても、ここでリサイクル事業所の方は閉鎖ということでご案内もさせていただいているという状況もありますので、シルバー人材センターにおいては、仕事の確保という面におきましては、ほかの工夫をするというお話も聞いているところでございますので、その辺については、高齢福祉担当の方でしっかりと、一緒に協働しながら、仕事の確保についてはできる限りのことはしていきたいと思いますけれども、ここの事業所については、先ほど来、そういった整理の動きは、一定、流れてときも経っておりますので、ここは、議員におかれましては、何とぞご理解を賜りたいと思います。 95 ◯24番(森戸洋子議員) 理解できません。やっぱり、リサイクルを推進している小金井市が、90トンの減量効果を出していただいているリサイクル事業所を、一時的に、本当に閉鎖できるんですか。非常事態宣言まで出している小金井市が、おかしいですよ、やっぱり。  それは是非、市長、今日、陳情も出されています。建設環境委員会で議論にはなると思いますが、是非、ご検討をお願いしたいということを強く求めておきたいと思います。  続いて、小金井市の行財政について問うということで伺います。  小金井市のしあわせプランが出されまして、じっくりと見させていただきました。と言いながら、ちょっと駆け足のところもあるんですが、今年出された実施計画と、昨年10月に出された実施計画を比較してみました。それで見ると、投資的経費は3年間合計で見ると、昨年度が159億1,300万円だったのが、今年の計画では144億1,056万円に減っています。また一方、物件費は204億2,900万円、前年度ですが、今年作られたものは211億6,596万4,000円、補助費等が146億8,900万円が155億2,093万7,000円、扶助費は324億円から361億円へと大きく変動しています。この変動理由はどこにあるのか伺いたいと思います。  それと、2点目に、3年間の財政収支表の推計条件を見ると、消費税の10%増税を見ているとなっています。10%増税によって、地方消費税交付金が7億1,200万円、再来年度増えるということになっております。一方、歳出の方はどうかということで、推計条件を読んでみると、維持補修費については、財政状況を考慮し、平成31年度以降、平成30年度と同額程度の推移とすると規定しています。併せて、物件費はどうかというと、物件費について、物件費というのは委託料が主なんですが、物件費についても、経常的な経費については、平成30年度と同額程度で見込み、その他計画推進に関わる経費を個別に見込むと書いてあります。これは、どういうことかというと、前年度並みなんです。ということは、消費税が10%になっても、前年度並みの経費でしか、経常経費は組んでいないので、何かを削らなければ財政はやっていけないという、そういう財政収支になっているんじゃないかと思います。  実は、5%から8%になったときに、各委託されている事業者は、前年度と同額の委託料のところがあったんですね。表向き、議会では、消費税8%は反映されていますというわけですよ。ところが、現場を見るとそうではなくて、委託料のうちの、委託料で削ってくれと。で、前年度対比で変わらないよと言われるものだから、何かを削らなければいけないとなって、委託業者泣かせの見積りが行われたという経過があるわけです。その点から言えば、この消費税増税が、どんなに小金井市にとっても大きな影響が出るかは明らかではないでしょうか。その点、見込みも含めてどうなっているか伺います。  それから、3点目、ちょっとここに、私、19事業は記述がないとあったんですが、すみません、これは数え間違いで17事業でした。数え間違いで失礼しました。訂正をお願いしたいと思いますが、17事業は何もないんです。高齢者福祉、地域福祉、幼児教育、障がい者福祉、健康医療、何もないわけじゃないんですけれども、含まれていない。この間、私は未解決ファイル問題をお話しさせていただいています。東公民館のパーテーションの問題、これも数千万円かかると。それから、10年以上やっているCoCoバスの改善も、これもここには入っていない。結局、各課がいろいろな課題を抱えているんだろうけれども、その見える化ができていないんです。だから、本当に、17事業が新規事業ができないという財政収支になっているんじゃないかということを懸念するんですね。  私は、今後、各課の課題になっている事業と経費をきちんと見える化してほしいと思うんです。その点、どうなのか、見解を伺いたいんですが、いかがでしょうか。 96 ◯企画財政部長(天野建司) まず、変動ですね。平成30年度から平成32年度までの実施計画というものをお示ししております。直近の比較で申し上げると、3月にも長期財政見通しというものを出してございまして、その中にも3年間の実施計画というようなところが含まれているので、大変申し訳ないんですけれども、3月との比較ということでお話しします。  初めに、歳入でございますが、地方税につきまして、人口の微増等に伴って、納税義務者が増となっている傾向を踏まえ、平成31年度に約2億円の増、平成32年度も同様、約2億円の増としているところでございます。そして、次に、平成32年度の地方債につきましては、新庁舎建設スケジュールの変更がございましたので約27億8,000万円の減としております。  次に、歳出でございますが、扶助費であります。平成31年度は、約6億6,000万円の増、平成32年度は13億円の増としております。それは、平成31年10月から予定されております幼児教育無償化への対応ということで、そちらの方を見込むとともに、扶助費の増加傾向について見込んだものであります。また、投資的経費につきましては、新庁舎建設スケジュールの変更により、平成32年度は約32億5,000万円の減としているところでございます。  主な変更点につきましては、以上とさせていただきます。  続きまして、消費税の問題でございます。消費税率については、平成31年10月以降、歳入、歳出とも10%で見込んでいるということになります。それで、個々の事業についてなんですけれども、やはり、今後の予算編成過程の中で、やはり、主管課とも協議をしながら進めてまいりたいと思います。  それから、17の事業がないというご質問でございます。まず、その実施計画の作りというものをお話しすると、ルールがございまして、施設的な事業につきましては1,000万円以上、非施設的な事業については3,000万円以上を対象としており、経常的な経費については掲載してございません。例えば、今、障がい者福祉に関する事業などにつきましては、億単位の事業であっても、毎年度実施している事業の場合は、本実施計画には個別には掲載していないということになります。このように、実際に事業を実施していても、実施計画の個別の掲載条件に当てはまらないものは掲載していないということのご理解はいただきたいと思います。  また、この場合の事業費につきましては、財政収支表にお示ししている歳出額見込みの中に含んでいるという認識になります。  事業費が、ハード事業、1,000万円、またはソフト事業、3,000万円に満たない新規事業については、予算編成方針に基づく予算編成過程の中で精査されるということになるわけでございます。  それから、各課の課題等の見える化ということであります。各現場が、様々な課題を抱えているということは、私どもも理解しているところでございます。そういったものをどのように共有化していくのかというようなことは、今後、検討させていただきたいと思います。 97 ◯24番(森戸洋子議員) それで、全体的に、いろいろな国の要因などが働いているということは分かります。私たちは、この財政収支表で7億1,200万円、平成32年度、2020年、これは、消費税の完全実施で地方消費税交付金が7億1,200万円入るという前提になっています。これは、私は入らないと思った方がいいと思います。消費税を中止させるために私たちは全力を挙げるので。政府はやりますと言っていますけれども、まだこれはどうなるか分からないですよ。こういうのを収支の中に入れているのはどうなのかなと思わざるを得ないんですが、いずれにしても、非常に、全体的に、まだまだ精密とは言えない内容になっているというのが率直なところです。例えば、事業の実施時期等について検討・調整を要する事業が22ページに掲載されていますが、この中で、図書館や公民館をどうするのかということについての課題が浮かんでこないというのはなぜなのかと。議会では何度も議論になっているわけですけれども、そういうことをきちんと盛り込むべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。  それから、最後の(2)の市民の理解が得られない、犠牲や負担が重い「行革」は見直すべきではないかという問題であります。今日、皆さんのお手元に、この4月に見直された受益者負担基準を資料としてお渡ししております。(不規則発言あり)企画税制部になっていますが企画財政部の打ち間違いでして、申し訳ありません、ご指摘ありがとうございました。この受益者負担基準は本当にひどいですね。西岡市長になってからますます悪くなってきた。それはなぜかと言ったら、一つは、この中で受益者負担率をA、B、Cと分けて作っている。これを見ると、前回の受益者負担の適正化に関する基本的な考え方とは大幅に違うわけです。何が違うかというと、例えば、C、選択的サービス、非市場的サービスで、保育所、受益者負担率、50%ですよ。それから、各種がん検診、これは100%、受益者負担です。以前の、平成14年に作られたときは、こういうものは、この受益者負担率の中には入っていなかった。しかも、がん検診などは100%負担しなさいよなんていうことが、ここでうたわれるというのはどういうことなんでしょうか。この負担率について、どのようになっていくのかということについて、是非、検証していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。私は、西岡市政がいつから株式会社になってしまったのかと残念でなりません。市民の生活が厳しい中で、市民が元気になってこそ元気のまちになっていくのではないかと思っています。その点でそのように考えているのか、ご見解を伺います。 98 ◯企画財政部長(天野建司) まず、1点目の、検討を要する事業におきます図書館、公民館の件でございます。今回の実施計画に掲載している3事業については、以前の実施計画にも掲載していたものをベースとして検討されているものでございます。それに加えて、新規のものというものがあるわけですけれども、武蔵小金井駅北口まちづくり事業につきましては、今までは実施計画、本体の方に入っていたんですが、再開発準備組合の解散及びその後の状況を踏まえ、検討・調整を要する事業の欄に来ているというような変更があります。  それから、新庁舎・(仮称)新福祉会館建設に伴う跡地等活用事業については、今後、大きな影響があるということで、こちらの方も掲載させていただきました。  ご質問の図書館・公民館につきましては、現在、教育委員会の方で議論がされているというような状況もありますので、私ども企画財政部もそちらの方を注視しているという状況でございます。今後、所管部とも調整しながら、こちらの方、どのようにしていくかということも検討していきたいと思います。  それから、受益者負担の考え方等々でございますが、私どもも、当然、市民が元気なまちを目指しているところでございます。当然、行革の目的も市民サービスの向上であり、持続可能な財政基盤の構築としているところでもございます。そういったところで、受益者負担、今、ご指摘があったようなところを、どのように検証ができるかということも含めまして検討させていただきたいと思います。 99 ◯24番(森戸洋子議員) 最後ですが、がん検診は、皆さんに受けてもらわなきゃいけないものなんです。特定の人が受けるものじゃないわけです。そこは是非、この中に入れるのはなじまないということだけは申し上げて、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 100 ◯議長(五十嵐京子議員) 以上で、通告のありました一般質問を終了いたします。  ここで、3時休憩のため、おおむね30分間休憩いたします。        午後2時31分休憩      ────────────        午後3時04分開議 101 ◯議長(五十嵐京子議員) 再開いたします。  日程第2、議案第75号、平成30年度小金井市一般会計補正予算(第6回)を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。 102 ◯市長(西岡真一郎) 議案第75号、平成30年度小金井市一般会計補正予算(第6回)をご提案申し上げます。本案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,400万円を追加し、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ469億2,532万6,000円とするものであります。この歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額等は、第1表、歳入歳出予算補正のとおりであります。以上のとおり補正するため、本案を提出するものであります。  細部につきましては、担当部長から説明させていただきますので、よろしくご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 103 ◯企画財政部長(天野建司) それでは、細部につきましてご説明いたします。  予算書本文の1ページをお開きください。本件補正予算を編成する項目につきましては、第1条の歳入歳出予算補正の1項目でございます。  事項別明細書の12、13ページをお開きください。初めに歳入予算でございます。款17、繰入金でございます。右側説明欄1、財政調整基金繰入金2,400万円につきましては、補正予算の編成に当たりまして2,400万円を取り崩し、財源補填するものでございます。なお、平成30年度中における基金の状況につきましては、60ページの資料2、平成30年度基金現在高調べをご覧いただきたいと思います。  14、15ページをお開きください。続きまして歳出予算でございます。款1、議会費でございます。右側説明欄1、職員人件費その他の節3の職員手当等37万5,000円につきましては、職員の給与改定を実施するものでございますが、ここで一括して説明させていただき、以後につきましては説明を省略させていただきます。  職員人件費につきましては、東京都人事委員会において、平成30年10月12日に、職員の給与に関する勧告がなされ、本市の給料表が東京都に準拠していることから、勧告に基づき給与改定を実施するものでございます。内容としましては、特別給において、民間の支給状況を踏まえ、年間支給月数を、正規職員分では0.1月分の引上げ、再任用職員分では0.05月分を引き上げるものでございます。なお、各特別会計の職員人件費についても同様となり、繰出金として繰り出すものでございまして、特別会計への繰出金も含め2,472万8,000円となるものでございます。  少し飛びまして、58、59ページをお開きください。給与費明細書でございます。一般職であります。(1)総括、給与費の職員手当欄、区分の比較欄、2,334万9,000円の増につきましては、勤勉手当の正規職員では0.1月分の引上げ、再任用職員では0.05月分を引き上げるものでございます。以下の表は、職員手当の内訳(2)給料及び職員手当の増減額の明細、(3)職員1人当たりの給与月額及び平均年齢の状況となってございますので、後ほどご覧いただきたいと思います。  それでは、お戻りいただき56、57ページをお開きください。続きまして款13、予備費でございます。歳入総額と歳出総額との差額分を財源調整するものでございまして、72万8,000円を減額するものでございます。なお、補正後の予備費につきましては、1億4,349万7,000円となるものでございますが、既に予備費充当の実績がありますことから、純粋予備費は4,086万2,000円となるものでございます。  それでは、恐れ入りますが、議案書の2ページにお戻りください。第1表、歳入歳出予算補正でございます。ただいまご説明いたしました歳入歳出予算を款項に区分の上、予備費で調整の上、補正額を2,400万円とし、補正後の額を歳入歳出それぞれ469億2,532万6,000円とするものでございます。  以上で説明とさせていただきます。よろしくご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 104 ◯議長(五十嵐京子議員) これから歳入歳出一括で質疑を行うことといたしますが、本件は予算特別委員会に付託し審査する予定です。本会議では大綱的な質疑を行うなど、議事の進行につき特段のご協力をお願いいたします。  資料要求がありましたら、お受けいたします。 105 ◯15番(水上洋志議員) 人事委員会勧告における公民格差の状況が分かるものをお願いしたいと思います。  あと、この間、多分出ていると思うんですけれども、出ていたらいいんですが、給与総額の、この何年間かの推移について。あと、多摩26市の人件費比率の推移についてお願いしたいと思います。 106 ◯議長(五十嵐京子議員) 資料請求はまとめてお受けいたします。 107 ◯1番(吹春やすたか議員) 私も、多摩26市の管理職手当の金額、定額制か、もしくは定率制かと思うんですけれども、もし定率制であればその率を教えてください。減額しているなら、その金額及びその理由を知りたいです。  あと、併せて、東京都の管理職手当、出先課長、統括課長、本庁課長など種類があるかと思いますけれども、それらの階級層ごとの金額、こちらの方も定額制であればその金額、そして定率制であれば、その率の分かるものを資料要求いたします。お願いいたします。 108 ◯議長(五十嵐京子議員) ほかにございませんか。 109 ◯9番(湯沢綾子議員) 私としては、職員給与が採用に与える影響というのが非常に重要なものだと思っているんですが、9月の定例会で、今年の採用試験申込者が減少した理由について、様々な要因が重なった結果であると。その中で、自治体間の処遇の比較も一つであるというようなご答弁があったかと思います。  市が考察された様々な要因という、この内容について、詳細が分かるものをお示しいただければと思います。お願いします。 110 ◯12番(小林正樹議員) これまで出ているものの合わせたものということになりますが、ここ数年間の職員数、職員給与、職員給与の比率、人件費比率、行財政改革の成果、経常収支比率、財政調整基金と庁舎建設基金、これらの一覧表になれば、一覧表で分かるようにしていただければと思います。 111 ◯6番(白井 亨議員) 前年度、昨年度で結構なんですが、小金井市の、例の新入職員の採用の応募者数と採用者数、あと辞退数。できれば、近隣7市の同様の状況なんかもまとめて資料として提出いただきたいと思います。 112 ◯議長(五十嵐京子議員) 他にございませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 113 ◯議長(五十嵐京子議員) それでは、資料要求に対する答弁を求めます。 114 ◯総務部長(加藤明彦) ただいま要求のございました資料につきましては、調整の上、出せるものは全て提出させていただきます。 115 ◯議長(五十嵐京子議員) これより歳入歳出一括で質疑を行います。      (「なし」と呼ぶ者あり) 116 ◯議長(五十嵐京子議員) 質疑を終了することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 117 ◯議長(五十嵐京子議員) ご異議なしと認め、質疑を終了いたします。  お諮りいたします。本件は予算特別委員会に付託することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 118 ◯議長(五十嵐京子議員) ご異議なしと認め、本件は予算特別委員会に付託することと決定いたしました。    ─────── ◇ ───────
    119 ◯議長(五十嵐京子議員) 日程第3、議案第76号、平成30年度小金井市国民健康保険特別会計補正予算(第2回)を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。 120 ◯市長(西岡真一郎) 議案第76号、平成30年度小金井市国民健康保険特別会計補正予算(第2回)をご提案申し上げます。本案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ42万円を追加し、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ107億3,077万4,000円とするものであります。この歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額等は、第1表、歳入歳出予算補正のとおりであります。以上のとおり補正するため、本案を提出するものであります。  細部につきましては、担当部長から説明させていただきますので、よろしくご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。    (「細部説明省略」と呼ぶ者あり) 121 ◯議長(五十嵐京子議員) 細部説明省略との声がありますが、細部説明を省略することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 122 ◯議長(五十嵐京子議員) ご異議なしと認め、細部説明を省略いたします。  これより歳入歳出一括で質疑を行います。      (「なし」と呼ぶ者あり) 123 ◯議長(五十嵐京子議員) 質疑を終了することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 124 ◯議長(五十嵐京子議員) ご異議なしと認め、質疑を終了いたします。  お諮りいたします。本件は予算特別委員会に付託することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 125 ◯議長(五十嵐京子議員) ご異議なしと認め、本件は予算特別委員会に付託することと決定いたしました。    ─────── ◇ ─────── 126 ◯議長(五十嵐京子議員) 日程第4、議案第77号、平成30年度小金井市下水道事業特別会計補正予算(第2回)を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。 127 ◯市長(西岡真一郎) 議案第77号、平成30年度小金井市下水道事業特別会計補正予算(第2回)をご提案申し上げます。本案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ27万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ14億6,013万6,000円とするものであります。この歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額等は、第1表、歳入歳出予算補正のとおりであります。以上のとおり補正するため、本案を提出するものであります。  細部につきましては、担当部長から説明させていただきますので、よろしくご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。    (「細部説明省略」と呼ぶ者あり) 128 ◯議長(五十嵐京子議員) 細部説明省略との声がありますが、細部説明を省略することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 129 ◯議長(五十嵐京子議員) ご異議なしと認め、細部説明を省略いたします。  資料要求がありましたらお受けいたします。      (「なし」と呼ぶ者あり) 130 ◯議長(五十嵐京子議員) 歳入歳出一括で質疑を行います。      (「なし」と呼ぶ者あり) 131 ◯議長(五十嵐京子議員) 質疑を終了することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 132 ◯議長(五十嵐京子議員) ご異議なしと認め、質疑を終了いたします。  お諮りいたします。本件は予算特別委員会に付託することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 133 ◯議長(五十嵐京子議員) ご異議なしと認め、本件は予算特別委員会に付託することと決定いたしました。    ─────── ◇ ─────── 134 ◯議長(五十嵐京子議員) 日程第5、議案第78号、平成30年度小金井市介護保険特別会計補正予算(第2回)を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。 135 ◯市長(西岡真一郎) 議案第78号、平成30年度小金井市介護保険特別会計補正予算(第2回)をご提案申し上げます。本案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ68万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ82億2,353万7,000円とするものであります。この歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額等は、第1表、歳入歳出予算補正のとおりであります。以上のとおり補正するため、本案を提出するものであります。  細部につきましては、担当部長から説明させていただきますので、よろしくご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。    (「細部説明省略」と呼ぶ者あり) 136 ◯議長(五十嵐京子議員) 細部説明省略との声がありますが、細部説明を省略することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 137 ◯議長(五十嵐京子議員) ご異議なしと認め、細部説明を省略いたします。  資料要求がありましたらお受けいたします。      (「なし」と呼ぶ者あり) 138 ◯議長(五十嵐京子議員) 歳入歳出一括で質疑を行います。      (「なし」と呼ぶ者あり) 139 ◯議長(五十嵐京子議員) 質疑を終了することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 140 ◯議長(五十嵐京子議員) ご異議なしと認め、質疑を終了いたします。  お諮りいたします。本件は予算特別委員会に付託することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 141 ◯議長(五十嵐京子議員) ご異議なしと認め、本件は予算特別委員会に付託することと決定いたしました。    ─────── ◇ ─────── 142 ◯議長(五十嵐京子議員) 日程第6、議案第79号、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。 143 ◯市長(西岡真一郎) 議案第79号、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例をご提案申し上げます。  東京都人事委員会勧告等を踏まえ、勤勉手当の年間支給月数の引上げ、給料表及び期末手当の支給配分の変更等を行うため、本案を提出するものであります。  細部につきましては、担当部長から説明させていただきますので、よろしくご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 144 ◯総務部長(加藤明彦) それでは、細部につきましてご説明いたします。  初めに、この間の経緯及び改正概要についてでございます。先の第3回定例会におきまして未改定でありました平成28年度、平成29年度の2年間分についての一時金、0.2月分にかかる給与条例案をご議決いただき、現在、期末勤勉手当の支給率が他市と同様の支給率となっているところでございます。  今回、10月に出されました平成30年東京都人事委員会勧告では、人材確保の観点から、初任給の引上げを行い、これに伴い給料表の初任層を格差の範囲内で引き上げて改定することとされました。また、期末勤勉手当については、民間の支給状況を踏まえ、特別給を0.1月引き上げ、勤勉手当に配分して、年間支給月数を4.6月とし、6月期と12月期の期末手当が均等になるよう配分変更を行うこととされました。  本市におきましては、平成23年4月1日から東京都給料表を導入し、給与制度の東京都準拠化を進めているところであり、本案につきましても、東京都人事委員会勧告どおり、東京都に準拠して給与改定を行う内容としております。これらの改正につきまして、職員団体との合意が得られましたので、今回、本条例案を提出するものでございます。  それでは、条例改正の内容につきましてご説明いたします。議案資料1、条例新旧対照表をご覧ください。第17条第2項です。期末手当の支給配分について表をご覧ください。東京都に準拠し、行(1)4級職員、これは課長職のことです。及び行(1)5級職員、これは部長職になります。以外の表の上段の次に掲げる職員以外の者、すなわち係長職以下の職員は、現行条例は6月支給分及び12月支給分、それぞれ100分の112.5、100分の127.5を、いずれも100分の120に、行(1)4級職員、課長職は、6月支給分及び12月支給分それぞれ100分の92.5、100分の107.5を、いずれも100分の100に、行(1)5級職員、部長職は、6月支給分及び12月支給分それぞれ100分の82.5、100分の97.5を、いずれも100分の90に改めるものでございます。  次に、同条第3項、再任用職員に対する期末手当の支給割合につきまして、6月及び12月の支給分それぞれ100分の60、100分の75を、いずれも100分の67.5に改めるものでございます。  新旧対照表の2ページをご覧ください。第17条の2第2項、勤勉手当の支給割合について、表をご覧ください。こちらも、東京都に準拠し、行(1)4級職員、課長職及び行(1)5級職員、部長職以外の表の上段に掲げる職員以外の者、係長職以下の職員は、現行条例の6月支給分及び12月支給分、100分の95をそれぞれ100分100に、行(1)4級職員、課長職は、6月支給分及び12月支給分100分の115をそれぞれ100分の120に、行(1)5級職員、部長職は、6月支給分及び12月支給分100分の125をそれぞれ100分の130に改めるものでございます。  次に、同条第3項、再任用職員に対する勤勉手当の支給割合につきまして、6月及び12月の支給分100分の45をそれぞれ100分の47.5に改めるものでございます。  続きまして、別表第1の行政職給料表(1)の改正内容となります。1級、2級の初任層を引き上げるため、給料表を改定するものでございます。新旧対照表の8ページをご覧ください。備考欄の2、3ですが、初任給の月額をそれぞれ1,000円引上げの改定を行うものでございます。  引き続き、別表第1の2、行政職給料表(2)の改正内容となります。1級の初任層を引き上げるため給料表を改定するものでございます。  次に、新旧対照表、少し飛びますが18ページをご覧ください。付則でございます。付則の第1項、この条例は公布の日から施行いたします。ただし、第17条第2項及び第3項、これは期末手当のことですが、並びに別表第1及び第1の2の改正規定は平成31年4月1日から施行いたします。  付則の第2項です。改正後の新条例第17条の2第2項及び第3項の規定、これは勤勉手当になります。こちらは、平成30年12月1日から適用するものとしております。  付則第3項です。平成30年12月の勤勉手当に限り、新条例第17条の2第2項及び第3項の規定の適用については、同条第2項の表中100分の100とあるのは100分の115、100分の120とあるのは100分の135と、100分の130とあるのは100分の145とし、同条第3項中、100分の47.5とあるのは100分の55といたします。  付則第4項です。給与改定に伴い、既に支給済みの勤勉手当につきましては、改正後の新条例の規定による内払とみなす規定となっております。  付則の第5項です。新条例第17条の2第1項の規定にかかわらず、前3項の規定による平成30年12月の勤勉手当における同条第1項の規定の適用については、同項中属する月とあるのは、属する月の翌月とすることといたします。  続きまして、議案第79号資料につきましてご説明いたします。初めに、議案資料の2をご覧いただきたいと思います。平成31年4月1日から適用となる行政職給料表(1)及び行政職給料表(2)の給料月額表の新旧対照表でございます。議案資料3をご覧ください。本条例改正の概要についてまとめたものでございます。ただいまご説明いたしました給与改定の概要につきましてまとめたものでございます。  次のページをご覧ください。議案資料4につきましては、国及び東京都の勧告状況並びに小金井市の給与改定状況でございます。  議案資料5につきましては、平成30年11月27日現在の多摩26市における期末勤勉手当の改定予定状況でございます。  議案資料6につきましては、本条例の改正による影響額で、平成30年度、平成31年度ごとに表にまとめたものでございます。  以上で説明を終わります。よろしくご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 145 ◯議長(五十嵐京子議員) 資料要求がありましたらお受けいたします。 146 ◯22番(渡辺大三議員) いろいろありますので、よろしくお願いします。  まず、今回のボーナスの引上げは、財政調整基金の取崩しで支払うものでありますので、先ほどどなたかからもあったと思うのですが、多摩26市の財政調整基金の本年度末の残高の見込み額及び、それを市民1人当たりで出した場合にはどういう金額になるのかということについて、資料で出していただきたいと思います。  それから、今回の東京都人事委員会勧告に関しましては、東京都内の企業規模、事業所規模とも50人以上の事業所1万1,052社から無作為抽出で1,262社を取り出して、その中から回答があった982社の数字を基に出されたものと説明されているわけでありますけれども、まず一つには、1,262社の中で上場企業が占める割合はどの程度になっているのでしょうか。また、東京都における事業所、それから小金井市における事業所で、事業所の総数を100%とした場合に、企業規模、事業所規模ともに50人以上の規模の事業所というのは、東京都において何%、小金井市において何%存在しているのでしょうか。  それから、次に、平成26年度、平成27年度、平成28年度、平成29年度、平成30年度、平成31年度における小金井市の人件費総額、職員数の推移、職員数については種別、平成30年度は見込み、平成31年度も見込みになるかと思いますけれども、平成26年度以降、平成31年度までの推移が分かるものを出していただきたいと思います。  それから、今回、人事委員会の引上げの勧告に即してやりたいということなんですが、11月27日付けの都政新報によれば、東京23区の人事委員会勧告関係の確定交渉に関しては、人事委員会勧告はマイナス勧告されていたんですけれども、区長と、それから職員組合の方で話合いをした結果、人事委員会勧告は無視するということが決まったようでありますので、人事委員会勧告というのは、上がるときだけは言うことを聞いて、下がるときは無視するのかなということで絶句するんですけれども、この区の方の実施見送りの、ちょっと時系列的な経過がどういうものだったのかということについて出していただきたいと思います。  それから、実は9月の議会のときにたくさん出していただいているので、今、ここで要求しても、多分同じものが出てくるものは紙の無駄なので要求しません。ただ、その後の時点で追加していただきたいものだけに絞って、資料を、9月議会に出たものの続きというのかな、要求するんですが、一つが、9月議会のときに、平成11年度から平成29年度までの人件費(項目別)の推移という資料が出ているんですが、これは、平成29年度までで留まっているので、平成30年度、平成31年度分に関して、見込額で構わないので、追加して時点修正をかけて出していただきたい。  それから、職員のモデル賃金と推移という資料も出てきているんですが、これは、今回の改正でまた数字が変わりますよね。なので、これも平成30年度までが出ているんですが、平成31年度までで、今回の改正を反映したものに訂正して出し直していただきたい。  それから、多摩26市における職員数の内訳についてという資料を出していただいて、これは平成28年4月1日現在で、古いものが前回出されたのですが、これについては、本年度、平成30年4月1日現在のものに手直しをして数字を訂正した上で出していただきたい。  それから、最高・最低人件費及び平均人件費についてという、私が要求して9月に出していただいた資料があるんですが、これも、今回の改正で数字が変わりますよね。具体的に言うと前年度の数字より上がると思います。なので、これも数字を入れ替えて出していただきたい。  それから、給与改定に関する交渉経過という資料が前回出ていますが、これは、今回違う改正ですから、これの経過についても新しいもので出していただきたいということで、内容が変わり得るだろうというものに絞って、そこは要求させていただきました。 147 ◯議長(五十嵐京子議員) 資料要求を一括でお受けしたいと思いますが、ほかにございますか。 148 ◯1番(吹春やすたか議員) 資料6がありますけれども、その中の、その他の手当の内訳と各影響額を教えてください。  それと、多摩26市における特別職の給料の額及び諸手当の率ないしその金額を教えていただけますでしょうか。また、減額されているケースがあるのであれば、その金額とその理由も教えてください。特別職ですから、対象は市長、副市長、教育長と市議会議員になるかと思いますので、よろしくお願いいたします。 149 ◯議長(五十嵐京子議員) 他にございませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 150 ◯議長(五十嵐京子議員) それでは、答弁をお願いいたします。 151 ◯総務部長(加藤明彦) それでは、ただいま要求のございました資料につきましては、調整させていただき、提出できるものについて提出させていただきます。 152 ◯3番(鈴木成夫議員) 議事進行。今要求された資料の件なんです。これは、予算特別委員会総務企画委員会、恐らく総務企画委員会に付託されると思うんですが、両方にまたがるものだと思いますので、双方の委員会にご提出いただければありがたいと思いますので、お取り計らいの方をお願いいたします。 153 ◯議長(五十嵐京子議員) 内容的には同じですので、両方の委員会に提出するように、よろしいでしょうか。お願いいたします。
     これより質疑を行います。      (「なし」と呼ぶ者あり) 154 ◯議長(五十嵐京子議員) 質疑を終了することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 155 ◯議長(五十嵐京子議員) ご異議なしと認め、質疑を終了いたします。  本件は総務企画委員会に付託いたします。    ─────── ◇ ─────── 156 ◯議長(五十嵐京子議員) 日程第7、議員案第48号、辺野古新基地建設の中止と、普天間基地代替施設について国民的議論を深め、民主主義及び憲法に基づき公正に解決することを求める意見書を議題といたします。  お諮りいたします。本件は説明、質疑、委員会付託を省略し、討論、採決を一時保留することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 157 ◯議長(五十嵐京子議員) ご異議なしと認め、本件は説明、質疑、委員会付託を省略し、討論、採決を一時保留することと決定いたしました。    ─────── ◇ ─────── 158 ◯議長(五十嵐京子議員) 日程第8、議員案第49号、小金井市保育計画検討委員会設置条例を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  提案議員は登壇をお願いいたします。      (6番白井 亨議員登壇)      (7番片山 薫議員登壇)      (14番田頭祐子議員登壇) 159 ◯6番(白井 亨議員) 議員案第49号、小金井市保育計画検討委員会設置条例についてご説明させていただきます。  小金井市保育計画を検討するに当たり、子どもの最善の利益という視点に立ち、手段の選択肢を限定せずに議論できる環境を整えるため、本案を提出するものであります。  本条例案は、全9条及び付則で構成されております。保育計画を検討するための新たな協議体の設置については、今定例会に既に市長提案されている議案第70号、平成30年度小金井市一般会計補正予算(第5回)の中でも予算措置されているものでありますが、その予算項目に沿った委員会を立ち上げるに当たり、市は要綱設置で考えているものを条例設置にするという位置付けのものであります。  では、なぜ条例設置にするかと申しますと、その考えは、条例案第1条に規定されてございます。ご覧ください。第1条、設置ですが、小金井市全体の保育の質の維持・向上に関するガイドラインを検討するとともに、子どもの最善の利益という視点に立ち、手段の選択肢を限定せずに議論することを前提として、今後目指すべき保育施策の将来像及びそれを実現する取組の方向性を示す保育計画を検討するため、本委員会を設置するものであることを明記しました。  少し補足をいたします。第1条の中段にある、手段の選択肢を限定せずに議論することを前提として、についてです。市は、平成34年4月からの公立保育園の民営化を目途として、この保育計画の策定と並行して取り組むという考えを明確に示しております。これは、11月19日の厚生文教委員会及び公立保育園運営協議会でも明確に述べられてきた市の方針、考え方であります。  そもそも、この条例案というのは、公立保育園の民営化について肯定も否定もするものではありません。民営化というものは、目指すべき将来像を実現するための手段の選択肢の一つであり、現在において、その手段を選択するための根拠、材料を示せていないことは、公立保育園運営協議会でここ何年もずっと指摘されてきたことであります。すなわち、小金井市全体の保育施策の目指す将来像を描けていないのに結論が先にあることは、小金井市として本当に良い保育環境を作っていくことへの説得感がありません。特に、この保育というのは、0歳から5歳までの乳幼児から未就学児の日常的な生活の場であり、その保育の質の維持・向上の在り方をしっかり考えることこそが重要と言えます。だからこそ、より良い小金井市全体の保育を将来にわたって築けるように、しっかりプロセスを踏んで議論することが必要と考えたわけであります。  以下、第2条は所掌事項でございます。4点ございます。(1)今後目指すべき保育施策の将来像に関すること、(2)小金井市全体の保育の質の維持・向上に関するガイドラインの策定に関すること、(3)前2号を実現するための計画の策定に関すること、(4)その他計画策定に必要な事項とあります。  組織として、第3条、委員会の構成でございます。まず一つは、学識経験者3人以内、(2)として、小金井市内民間保育施設代表者、3人以内、(3)として、小金井市立保育園利用保護者、2人以内。(4)は、公募市民として4人規定しております。アとイと分かれております。まずアは、特定保育所、特定地域型保育または認定こども園を利用する子どもの保護者、2人以内。イとして、認可外保育施設を利用する子どもの保護者または未就学児童の保護者、2人以内、(5)として、関係団体の代表者、1人以内。  第4条は委員の任期です。委嘱された日から平成32年3月31日までといたします。  第5条は、委員長及び副委員長を規定しております。  第6条、会議の在り方です。  第7条は、報告として、市長へ報告するものを規定しております。  第8条は庶務、子ども家庭部保育課にて処理すること。  第9条は、委任としまして、この条例に定めるもののほか、委員会の運営に必要な事項は、委員長が委員会に諮り、別に定めると規定しております。  ちなみに、場合によっては部会を設置するみたいなことも想定されるわけなんですが、この第9条の中で処理すると考えてございます。  付則、施行期日は公布の日から施行する。2としまして、特別職の給与に関する条例の一部を次のように改正する。ここに、小金井市保育計画検討委員会の委員長、委員の日額報酬が規定されてございます。  条例の説明は以上でございます。よろしくご審議の上、ご議決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 160 ◯議長(五十嵐京子議員) 提案理由の説明を終了いたします。  これより質疑を行います。      (「なし」と呼ぶ者あり) 161 ◯議長(五十嵐京子議員) 質疑を終了することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 162 ◯議長(五十嵐京子議員) ご異議なしと認め、質疑を終了いたします。  本件は厚生文教委員会に付託いたします。  議会運営委員会等を開催するため、しばらく休憩いたします。        午後3時39分休憩      ────────────        午後3時54分開議 163 ◯議長(五十嵐京子議員) 再開いたします。  ここで、先ほど保留いたしました日程第7の保留を解き、討論、採決を行います。  議員案第48号、辺野古新基地建設の中止と、普天間基地代替施設について国民的議論を深め、民主主義及び憲法に基づき公正に解決することを求める意見書。  本件は討論を行います。  初めに、本件に賛成の者の発言を許可します。      (15番水上洋志議員登壇) 164 ◯15番(水上洋志議員) 日本共産党小金井市議団を代表して、議員案第48号、辺野古新基地建設の中止と、普天間基地代替施設について国民的議論を深め、民主主義及び憲法に基づき公正に解決することを求める意見書に賛成の討論を行います。  まず、辺野古新基地建設に関する陳情採択後の私たちの対応について、陳情者や全国の基地周辺で基地撤去の運動を長年取り組んでこられた方々など、関係する皆さんにご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。  なお、第3回定例会で辺野古新基地建設中止に関する陳情採決に当たって行った日本共産党小金井市議団の賛成討論は撤回させていただきます。  意見書に賛成する理由の第1は、何よりも意見書案が辺野古新基地建設の中止と普天間基地の運用停止を求め、国民的議論を提起していることに賛同できるからです。私たち日本共産党は、沖縄辺野古新基地の建設中止、普天間基地の閉鎖、無条件撤去であり、先の総選挙でも重点政策として国民に訴え、議論を呼び掛けました。沖縄に更に新基地を押し付け犠牲を強いることは絶対に反対です。その際、普天間基地は、ベトナム戦争の最大拠点の一つとなり、駐留する部隊は殴り込み部隊として悪名高い米軍海兵隊であり、無条件で閉鎖撤去すべきと考えています。  元々、沖縄に多くの米軍基地を建設、運用し、沖縄県民に苦難をもたらしてきたのはアメリカと日本の政府です。今こそ沖縄県民と本土の国民が連帯・連携して辺野古新基地建設中止と普天間基地の閉鎖撤去を求めて国民的な運動と世論を広げるときです。  また、沖縄の建白書も、米軍普天間基地を閉鎖撤去し、県内移設を断念することが基本理念であり、故翁長前知事が命がけで貫いた立場でした。その遺志を継ぐ玉城デニー新知事も、普天間基地の閉鎖撤去をアメリカに要求すると公約し勝利しました。その後の11月14日、玉城デニー沖縄県知事はアメリカの国務相を訪れ、マーク・ナッパー国務副次官補代行と国防総省のポール・ボスティに本部長代行と会談しました。デニー知事は、同県名護市辺野古への米軍新基地建設に反対する意向を伝え、日米両政府と県の三者による協議の場を設置するよう求めました。しかし、この提案も無視するかのように、日本政府は12月14日に辺野古への土砂搬入を強行することを沖縄県に通告してきました。違法な手続によるこの暴挙を厳しく糾弾するものです。  第2に、この意見書は国内移設を容認するものではないとの一文が本文中にあり、普天間基地の代替施設を国内に移設することを求めるものではないことが明確にされているからです。  第3に、沖縄以外の全国全ての自治体を等しく候補地とすることが前提となっていないからです。最初の案文の(2)で述べられていた沖縄以外の全国全ての自治体を等しく候補地とすることが、私たち日本共産党の考えではないこと、この間、説明してまいりました。しかし、今回の意見書案では、国内移設を前提とするのではなく、あくまでも国民的議論を行うことを求めるものとなっています。全ての自治体を候補地としてとの文言がありますが、国内の移設先をどこにするかという議論を前提とするものではありません。私たちの懸念が整理される内容となっています。  私たちは、沖縄新辺野古基地の建設を直ちに中止すること、普天間基地の無条件の即時閉鎖撤去のために全力を挙げるものです。そして、一致点に基づく共同を更に進め、発展させることが、平和と基地問題の解決に必要です。そのために努力する決意を申し上げて、討論を終わります。 165 ◯議長(五十嵐京子議員) 次に、本件に賛成の者の発言を許可します。      (7番片山 薫議員登壇) 166 ◯7番(片山 薫議員) 議員案第48号、辺野古新基地建設の中止と、普天間基地代替施設について国民的議論を深め、民主主義及び憲法に基づき公正に解決することを求める意見書に賛成の立場から討論します。  まず、この意見書は、9月25日に賛成多数で採択された辺野古新基地建設の中止と普天間基地代替施設の問題について、民主主義及び憲法に基づき公正に解決するべきことを求める陳情書に基づくものであり、陳情者の趣旨に沿ったものであることを表明しておきます。  陳情採択から今までの経緯について少し触れておきたいと思います。9月25日の本会議にて賛成多数で陳情が採択されましたが、10月5日の議会運営委員会で、日本共産党小金井市議団から賛意撤回の発言があり、10月5日の本会議で陳情に基づく意見書が提案できず、12月議会までに調整することとなりました。陳情に賛成した議員13人、会派としては8会派で、数回の協議を重ねてきました。その間、小金井の中では、10月16日、10月28日、11月9日と様々な市民の主催で陳情者の話を聞く勉強会が開かれました。11月20日には、陳情に賛成した議員のうち、日本共産党小金井市議団を除く議員の主催で、小金井市議会への陳情を巡って当事者意識で考える沖縄の基地問題と題した集会を開き、陳情者の講演と参加した各会派からの見解表明があり、主催の7会派とともに、ゲストとして参加した日本共産党小金井市議団からも、その時点での見解の表明があり、市民からも様々な意見が表明されました。その後の協議の中で、8会派全員と陳情者の趣旨に沿った意見書案への合意が整って、今日の提案となっています。  意見書については、陳情者からも代替提案があった四つの項目から、順番を入れ替えて三つの項目にまとめる形にしました。まずは、辺野古新基地建設工事、建設を中止し、普天間基地の運用を停止すること。そして、当事者意識を持った国民的議論を行い、米軍基地が必要か、普天間基地の代替施設が日本国内に必要かの議論を行うこと、その上で、国内に米軍基地が必要だという結論になるのなら、沖縄に基地を押し付けてきた差別的な歴史を鑑みて、沖縄以外の全ての自治体を候補地としながらも、どこかの地域への押し付けにならないように、公正で民主的な手続によって解決するというプロセスになっています。  この3項目にまとめた形は、陳情者が参考に示した「沖縄発 新しい提案」の本にも示されているものです。また、陳情者に確認の上、本文中に、「なお、この意見書は米軍基地の国内移設を容認するものではない。」という一文を加え、陳情で提案された意見書のタイトルから、全国の自治体を等しく候補地とし、を削除しています。この意見書が求めるものは、民主的で公正なプロセスであり、小金井市に基地を引き受けようというものではありません。  今回の陳情を通して、沖縄への差別意識が可視化され、私たちがどうやって当事者意識を持って基地問題に迎えるのかという問いが突き付けられたと考えています。それは、東京都民が使い続けてきた電気を発電していた福島原発の過酷人災事故に私たちがどう向き合っていくのか、既に忘れ去っていないのかという問題とも共通するものがあります。  今回の陳情のなりゆき、そして、意見書がどうなるのか、多くの市民が関心を寄せてくださり、全国的にも注目されました。先が見えない暗闇の中で、光が見える新しい扉を開いてくれたと、希望を持って受け止める市民の方もいました。陳情者の米須さんの熱意と小金井市内外の市民の関心の強さ、各報道機関が取り上げてくれたことから、今回の意見書合意が整ったことと思います。  この意見書提出は第一歩であり、この間に喚起された市民の関心を更に広げる必要があると考えます。12月議会の中では、日米地位協定の改定を求める意見書なども提案する予定です。現在、辺野古新基地が必要かどうかを問う沖縄県民投票が行われる前に、辺野古沿岸への土砂投入が強行されようとしています。民意を尊重しない政府のやり方に強い怒りを持って抗議します。  これは私たちの問題です。今やらなくてはならないことは何かを見据えて行動を起こすべきと訴え、賛成討論を終わります。 167 ◯議長(五十嵐京子議員) 以上で討論を終了いたします。  本件は起立採決をいたします。  お諮りいたします。本件は、原案のとおり可決することに賛成の皆さんの起立を求めます。        (賛成者起立) 168 ◯議長(五十嵐京子議員) 起立多数。本件は原案可決と決定いたしました。    ─────── ◇ ─────── 169 ◯議長(五十嵐京子議員) 日程第9、市長報告を行います。  市長の報告を求めます。 170 ◯市長(西岡真一郎) 市長報告を行わせていただきます。  新庁舎・(仮称)新福祉会館建設基本設計に向けて。  本日は、平成30年第4回定例会のお忙しい中、貴重な時間に市長報告の機会をお与えいただきましてありがとうございます。  11月5日開催の全員協議会において、市議会からの提案である4項目の追加調査を行った結果を報告し、その後、11月7日から13日にかけて計5回の市民説明会を行ってまいりました。11月21日の庁舎及び福祉会館建設等調査特別委員会では、この間の報告をさせていただいたところですが、私の発言について、訂正とお詫びをさせていただいた経過がございます。また、市民説明会資料の一部に記載誤りがありましたことから、こちらにつきましても特別委員会、市報こがねい、市ホームページで訂正し、お詫びをさせていただきました。  この度、基本設計の発注に向けた具体の事務執行に取り掛かることから、改めて皆様に経過を説明し、ご理解を賜りたく市長報告をさせていただきます。  まず、11月5日の全員協議会では、6会派12人の方々から四つの提案をいただいたことを契機に追加で実施してきておりました建設計画調査の中間報告及びその状況を踏まえた複合化整備方針(案)に関して、市議会からのご意見を伺うことを目的として開催させていただきました。その際、直後に予定しておりました5回の市民説明会は、整備方針並びに追加調査実施に至るまでの経過説明及びその結果を報告し、市民の皆様のご意見を伺うことを目的に開催することを報告いたしました。  しかし、11月21日に行われた特別委員会では、冒頭に11月5日に大筋でご理解をいただいた旨の発言をし、清掃関連施設の暫定移設を行わないことで自然とCre-2の施設配置は除外されると発言したことで、何度か調整のための休憩をいただくこととなり、委員会審査に支障を与えることとなりましたことには、心よりお詫び申し上げます。  私としましては、早期の完成を目指して提案をしてまいりましたが、最終的には、基本設計に入るに当たりましては、施設配置案を絞り込むのではなく、市議会の様々な場面においていただいてまいりました皆様のご意見等を設計条件に定め、市民の皆様、市議会議員の皆様、そして市においても共通の思いである新庁舎・(仮称)新福祉会館建設事業を前進させることを考えたところであります。改めて、自身の言動を振り返りますと、発言内容に補完を重ね、分かりづらい表現が続いてしまったことは反省いたしております。申し訳ございませんでした。  現在の市の方針について、改めて申し上げます。今後、基本設計において施設配置を定めてまいります。現在、C-2やC-3という言い方で説明いたしておりますCとは、新庁舎と(仮称)新福祉会館を複合施設として整備するという案の総称を示すものであり、2や3という番号でお示ししているのは、大まかなパターンの分類を示しているものであります。施設配置案を絞り込むのではなく、複合化整備方針の中でお示ししておりますとおり、既存清掃関連施設は計画的な移設を目指すこととし、暫時の移転は行わない。複合施設として整備することによるスケールメリットを追求し、更なる施設規模の縮減を目指す。(仮称)新福祉会館機能を早期に回復させることを優先する。免震構造を採用する場合に生じる地下空間は駐車場として整備するなど、空間を有効に活用できるよう創意工夫を凝らす。平常時における緑地広場の活用イメージに加え、発災時における駐車場広場の活用をイメージし、バランスのとれた空地活用を目指すという5項目を市が設定した設計条件として、基本設計者選定の際に示していきたいという方針でありますので、ご理解くださいますようお願い申し上げます。  まずは、新庁舎建設基本計画及び(仮称)新福祉会館建設基本計画に加え、複合化整備方針にある5項目を適切に反映できる設計者を選ぶところから進めてまいることを表明させていただきます。何とぞご理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。 171 ◯議長(五十嵐京子議員) これから質疑を行うわけでありますが、本市長報告は、庁舎及び福祉会館建設等調査特別委員会委員長からのご希望もありまして、特にこの時間を設けさせていただきましたので、質疑に関しましては、特別委員ではない方を優先的に発言していただきたいと思っておりますので、ご協力をお願いいたします。  これより質疑を行います。 172 ◯6番(白井 亨議員) 今、市長報告があったわけであります。大きく3点、ちょっと質疑をさせていただきたいと思うんですね。  まず一つ目です。結論から申し上げると、ランニングコストがまだ出されていないんですが、その中で、なぜ結論が出せるのかということであります。  今回、新たな配置案を検討するに当たって、その発端となった申入れ・要望については私も関わってきたわけであります。ただし、それはあくまで新しい配置案を含めてしっかりと比較検討するという材料を作るということが前提だったと思うんですね。その前提が違うというんだったら言ってください。  まだ、だから中間報告を受けた段階で、最終報告書は出ていませんよね。最終報告書はいつ出るんですかということと、仕様書にもしっかり、ランニングコスト、ライフサイクルコストを試算いただくということが前提となっていたはずなんですが、そこが出ていないのに、何で結論が出るのか、そこがよく分からないので、明確に答弁いただきたいということが1点であります。  次に2点目、Cre-2が自然と除外されることになるんですという件についてであります。西岡市長は11月21日の特別委員会、もしくは11月30日、引き続き行われた特別委員会、いずれにしても、11月5日からの全員協議会、あと、市民説明会、そして、その特別委員会と、言っていることは一貫しているというようなことを発言されたと思うんですね。ところが、11月5日と市民説明会までは、私は、一貫しているという印象は受けておりました。そこが、Cre-2が自然と除外されることになるわけですという発言があったところから大きく変容したと認識しているんですね。その証拠ではないんですけれども、改めてユーチューブを聞き直しました。11月5日、まず、渡辺大三議員が質疑をされているんですね。ちょっと書き起こしましたので読みますと、まず、冒頭に市長発言をされました。その冒頭の市長発言ですと、非常に強くCre-2にかなり未練を残した発言と受け止めたんですが、市長としては、この市民説明会で市民から、Cre-2でいくということについて、可能性として留保しているというか、そういう姿勢で説明に臨まれるのか、それとも、C-3案に切り替えたんだと、こういう姿勢で説明に当たられるのか、総論的にどのように臨まれるのか伺いたいと。今日、11月5日ですね、配られた資料を見る限り、暫定移設を行わないということなども明記されておりまして、そうなると、もうCre-2というのは暫定移設を前提としてプランがあるので、ペーパーを読めば、もうCre-2というのは廃棄されたプランと受け止められるんですけれども、どういう心持ちで折られるのか。市民からも説明を求められるので、正確に把握しておきたいのですが、今の市長の政策意思、行政の考え方をもう少し踏み込んで説明をいただきたい。Cre-2はもうないものと我々は受け止めておけばいいのか、あるいは、何らかの形で残っているのか、こういう質問に対して明確にお答えされていないんですね。長いのでもう割愛しますけど、Cre-2は自然と除外されることになるんです、もしくは、それの意味ととられるようなことはおっしゃっていないわけです。なぜかと言うと、再質問されているんですね。再質問で何を言っているかというと、はっきりお答えただいていない。Cre-2はなくなったんだと、そうであればそのように市民に説明いたしますので、明確に答弁をと聞いていることに対して、再び市長は、いろいろ答弁されているんですが、本日示した資料は中間報告であり、案であるので、皆さんのご意見をいただければと思います。それが私の考えだと理解いただきたいと思いますと、こういう発言をされているんですね。  市民説明会の議事録、これも皆さん読まれていると思うので、もうお気付きだと思うんですが、例えば、11月7日、水曜日に行われた市民説明会で、市民Bという方は、市はC-3に優位性があると考えて説明会を行っているのかという件に関しては、誰が答えたか知りませんが、施設配置は、市民参加も行いながら具体的な設計を行いたいと、曖昧なことをおっしゃっています。でも、11月5日の全員協議会と一貫しているわけですね、曖昧に答えているわけですから。  同じ日なんですけれども、市民Bという方、またBの方ですけれども、Cre-2は採用しないということか、最大の優位性があるものを捨てるのかということに関しては、清掃関連施設の暫定移設は行わない、市民のためになる庁舎を作り上げることが最も重要と考えている、コストも重要な視点ではあるが、完成を目指す過程として何に優位性を置くか考えると、福祉会館の先行竣工という意見が大変強いと感じていると、曖昧に答えているんです。だから、ここまでは一貫しているわけです。同じようなことが、何度も何度も質問が行われています。要するに、市民説明会、全員協議会、具体的に聞かれているにもかかわらず、曖昧に答えてきたんです。そこまでは一貫していたんです。  ところが、11月21日、引っかけ問題みたいな形で、実は、Cre-2は自然と除外されることになるわけですみたいな、答え合わせをされるわけです。これのどこが一貫されているんですか。どこで変容されたんですか。ちょっと、おっしゃっていることが一貫していないんです。だから、僕はずっとそれでいくものだと思っていたんです。それで設計に入らせてくれという話でいくんだと思っていたんです。その一貫でいくんだと思っていたんです。ところが、Cre-2は除外することになるんですと言ってしまったわけです。だから、資料も合っていたんです。Cre-2を自然と除外することになるわけです、事実、論理的にはそうかもしれないですよ、ただ、曖昧に答えつつ、基本設計で詳細を詰めていくんだということをずっと言ってきたわけだから、資料も合っていたんです。ここの整合性がちょっととれなくて、私は市民に説明できません。ちょっと整理していただけますか。
     3問目は、その資料の間違いの件なんですが、資料の間違いということで、結局、修正されたわけですね。これについては、資料が間違っていたかどうかは、今、私が言ったとおりなんですけれども、それは一旦置いておいたとして、仮に、あのように資料の訂正を出されるのであれば、もうちょっとホームページへの出し方というのを工夫すべきだったんではないかなと思うんですね。例えば、11月21日の委員会、途中で、結局答弁調整が必要なのでということで、11月30日に持ち越したわけですけれども、あの経過の中で資料を訂正されて、ホームページにアップするのであれば、なぜそれを訂正したのかということの説明をもう少し加えないと、ホームページだけ見る人は分からないですよね。しかも、削除するのを忘れたみたいなことをおっしゃっていましたけれども、新たに(4)で別の項目が入っていますよね。だから、あれは訂正とか修正ではなくて変更なんですね。ちょっと、どういうやり取りがあってあのようにホームページに修正が公開されたのか、ちょっと、それについて振り返っていただいて、何か市として見解を述べていただきたいんですが、いかがでしょうか。以上3点です。 173 ◯市長(西岡真一郎) 白井議員のご質問にお答えいたします。  いわゆる、白井議員のおっしゃってございますライフサイクルコスト、この新庁舎及び(仮称)新福祉会館に関するコストに関しましては、最終報告、12月17日までの契約になってございますが、12月14日に庁舎及び福祉会館建設等調査特別委員会があるということを念頭に入れつつ、受託者の方と調整しながら、この最終報告書の策定及び配布などにつきまして、今、準備をさせていただいているところでございます。もちろん、コスト意識というのはとても大切な観点だとは思っておりますが、そして、可能な限り、現在の分かる範囲の中で、受託者の方も考えていただいていると思います。  一方、上部構造でありますとか、あるいは、耐震システムでありますとか、そういった詳細な部分がはっきりしてこなければ、電気系統でありますとか、空調システムでありますとか、やはり、基本設計の中でより詳細なものが見えてくると考えております。私としては、重要な観点であるということは理解しておりますけれども、施設配置に向かうための設計条件を定めるに際しましては、中間報告の時点で、四つのご提案いただいた項目につきましては成立するという見通しが立ち、このいただいたご提案を、これは市が行ったものでありますけれども、成立するということをご報告させていただきました。その中で、私といたしましては、この新庁舎並びに(仮称)新福祉会館の建設に向けた事業を前に進めていくということ、そして、五つの設計条件を定めるということ、そして、市議会の皆様方からご議決いただいた予算を、私としては、それを大切に執行していくという、そういう責任もあります。そういう総合的な判断のもと、そして、市議会の皆様方との相互理解や合意形成というものも踏まえて、私といたしましては、建設の事業を前に進めていくという判断の中において、五つの設計条件で基本設計に入っていくという方向性を、11月5日並びに市民説明会の中で、私の方針案をお示しさせていただいたものでございます。  また、Cre-2の除外についてでありますが、まず、清掃関連施設を移設しないということをはっきり申し上げてまいりました。そういう意味では、このreという手法は選択肢からはなくなります。ただ、一方で、表現の仕方で大変悩ましかったのは、Cre-2でいく最終的な施設配置案、いわゆる南北L字型と言われているもの、また、C-3に示されているような考え方みたいなものも、当然あるわけでありますけれども、いわゆるCre-2の最終的な完成形に至る中間までのその手法においては、Cre-2というのは暫定移設を大前提としたものでございましたので、私としては、清掃関連施設の移設をしないという方向性をはっきり申し上げてまいりましたので、最終的な施設配置案はCという概念でいくわけでありますけれども、そこの部分でCre-2と言うものが、今後の選択肢の中で、建て方という部分については方向性が変わったということでありますが、そこの部分につきまして、私としては、表現が至らなかったんだろうと思っておりますが、清掃関連施設の移設はしないということ、こちらを、一番最初の項目としてお伝えさせていただいたところでございます。  それから、ホームページの出し方につきましても、改めて資料の間違いを、間違っていたということに関しましてはお詫びを申し上げます。以前、9月頃の複合化整備方針案に基づいて作成されていた説明会のスライドということでございまして、11月5日に私がお示しした五つの設計条件で臨むということになれば、あのスライドの一番最後の部分のところは、当然、市民説明会の前に修正しておくべき点であったと思っておりますが、その部分が、説明した私も含めて気付かなかったということで、深く反省をしているところでございます。  なお、11月21日の特別委員会終了後以降、ホームページや市報こがねいなどにつきまして、最短で市民の方々にお伝えできるようにということで、訂正の記事などを掲載させていただいたものでございます。 174 ◯6番(白井 亨議員) まず、1点目、ランニングコストについてです。12月17日が委託の期限というのは分かっていたし、12月14日、特別委員会があることは前々から分かっていたことですよね。私が聞いているのは、それがないのに何で結論が出せるんですかということだったんですね。それに対しては、コスト意識も大切だが、要するに、上部構造がはっきりしないとちゃんとしたお金は出ないんですよということとか、場合、状況によって私としては決めさせてもらいましたというような話だったんですけれども、上部構造がはっきりしないとちゃんとした費用が出せないって、それは当たり前の話であって、別にそこまで精緻なものを求めたつもりはなく、例えば、10月5日もそうですし、11月5日もそうですけれども、出せる範囲で出してください、示してくださいということは、わざわざ私は全員協議会や調査委託の予算を出すときにここで言っているんですね。それを、出ていないのに何で判断しちゃうのか、結論をするのか。コスト意識は大事ですけどうんぬんとおっしゃいますけれども、そもそも、例えば清掃関連施設を仮移設しないというのは1.6億円もったいないからというのは、一つの理由としてあるわけです。暫定として置かれてしまう懸念というのも、もう一つに理由としてはあると思います。あとは配置案そのものもあると思うんですけれども、ただ、大きな理由としては、1.6億円がもったいないというのは一つの理由だったわけです。だから、コストなんですね。そのコスト比較をするに当たって、結局、建設費だけではなく、事業費全体で見つつ、できる限りのランニングコストを含めて、元の最有力の案であったCre-2と比較しようよ、こういう目的で調査委託を出したものだと、私は認識していたわけです。  では聞きますが、調査委託を出すということが、元々、比較をするためではなかったという認識でよろしいでしょうか。それだったらそれで、いろいろ考え方が変わりますので。何のために調査委託を出したんでしたか、ここをもう一回整理させてもらえませんか。だから、今、市の方針としては、今市長報告があった内容で設計を進めさせてくれということですよね。だから、私が何回も、何回も、ランニングコストをちゃんと出してね、出来る範囲で出してね、それを踏まえて比較して検討するんだよね、将来のためにもライフサイクルコストは重要だよねと言っていたことなんかは完全にスルーいただいて合意形成を図っていると言い切るぐらいですから。ちょっとそこを一回確認させてもらってよろしいですか、非常に大事なところですので。将来のコスト負担を見ずにそれを決断されるということを、市長は選ばれたということですよね。何のために調査委託を出されたのか、もう一回ちょっと教えてください。成立するかどうかだけを見るためではなく、比較するためだったという認識で間違いないですか。  ちなみに、上部構造がはっきりしないとコストが出ないというのは当たり前の話で、ただし、単体か複合かという6月の話のときには、その比較のコストは出ているわけです。1,400万円差があるということは言われているわけですよね。そういうレベルで結構なんです。そういう根拠に基づいて、我々、議会としても判断していかないといけない、市民に説明しないといけないという認識があるわけですね。そこだけ申し述べておきます。今のところ、調査委託は何のために出したんでしたっけ、比較をするために作ってもらったのではなかったでしたっけ、そこをもう一回確認させてください。  次に、自然と除外されることになるんですの件なんですね。では、何で11月5日、渡辺大三議員が明確に質問しているのに答えなかったんですか。また、何で市民説明会、何回も何回も、5回行われた中で、何回も何回も、同じように、具体的にCre-2は捨てるんですねとか、C-3でいくということですね、同じような質問をされたときに、何で除外すると言わなかったんですか、そのようなことを言わなかったんですか。大事なことは、市民がどう受け止めているかですよ。そこまで気にしている人は少ないよと思っているんですか。何のために市民説明会をやったんですか。そこのところが納得がいかないわけです。  だから、今、大方、これで設計に入っていいよと言っているじゃないですか。それ自体、私はもう否定しません。私自身は納得しませんが、やられたらいいと思います。ただ、これまでのプロセスを、我々は市民に説明する義務があるんです。なぜこうなったんですかと聞かれたときに、うやむやにされて、いつの間にか変容されたんですよと説明しろということですか。おかしいじゃないですか。どこでどう変わったのか。説明できるように説明してください。  なぜ11月5日に答えなかったんですか。市民説明会でなぜ答えなかったんですか。同じような曖昧な表現をされてきたわけじゃないですか。それを一貫されるんだったら、私はそれで、設計で詰めていくというところで納得していたわけです。ところが、除外すると言っちゃったわけです。言っていることが違うじゃないですか。そこをもう一回、具体的に答えてください。今のままじゃ市民に説明できません。  3番目の資料の件は、今後こういったことを含めて、出し方はしっかり注意していただきたいということだけは述べておきます。1番目、2番目、答弁をしっかりしてください。 175 ◯市長(西岡真一郎) 再質問にご答弁いたします。  まず、11月5日の全員協議会、そして、議会の皆様方にお示しさせていただいた中間報告、こちらは、財源計画でありますとか、ある程度の図面でありますとか、そして、法的な整備を整えてまいりましたことでありますとか、様々なデータ、数字もお示しさせていただきました。財源計画につきましてもお示しさせていただき、これまで建設調査委託を行ってきたさまざまな項目につきまして、ほぼ同等の調査結果をお示しさせていただいたと思います。  私としてはこの中間報告の中で、今後の設計条件の基本的な五つのベースを固める、その材料としては、私としては整えられて、そして、もちろん判断させていただきました。  今後、詳細な基本設計に入る中で、また更に施設配置案を検討する中で、上部構造や耐震システム、様々な面で詳細が詰まっていくことになりますので、その中でより詳細なコストというものが見えてくると考えてございます。  改めて2問目にご答弁いたしますが、清掃関連施設の移設を行うというのは、Cre-2のみのパターンとしてお示ししてまいりました。この清掃関連施設の移設を行わないというところにつきましては、これはもうreという概念がなくなるということでございます。一方で、先ほども申し上げましたけれども、表現の仕方で、大変悩ましかった部分につきましては、最終的な施設配置案、L字型、あるいは南北に繋ぐ、あの考え方というのは、今後の選択肢の中に入ってまいります。東西に伸びるもの、また南北に繋ぐもの、また、基本設計者から提案されるもの、大きく三つのことが想定されるわけでありますけれども、今後、Cという概念の中で、私としては最終的な施設配置案を絞り込むのではなく、基本設計の中で詰めてまいりたいと考えております。  そういう意味で、reというものがなくなるという概念と、一方でCという概念が残っていくというところの、私としての表現の仕方が至らなかったのではないかなと考えておりますが、清掃関連施設の移設は行わないということを第1番目に項目として掲げさせていただき、今後、この基本設計の五つの条件と二つの計画をベースに、基本設計をより良い設計をしていただける受託者を選考させていただきたいと考えているところでございます。 176 ◯6番(白井 亨議員) 皆さん、理解できていますか。正直、私は何を言っているのか分からないんです。これは僕だけですか。聞いている人も理解されていますか。  何と言っていいんでしょうか、僕が言っていることは、聞いてくださいね、だからCre-2がいいじゃないかとか、僕は言っていないんですよ。C-3だということも言っていないんです。11月5日の全員協議会で僕が何を言ったか覚えていますよね、この間も話しましたよね。今、Cre-2ともC-3とも、どちらがいいとも言えません、判断できませんと言いましたよね。覚えていますか。だって、ランニングコストが出されていないですから。最終報告書でそういうことも盛り込まれた上で判断するものだと思っていますということを述べさせていただきました。  さっき、私は、結局、追加調査委託をどういう意図でやったんですかという確認をしましたが、答弁はなかったと思っています。要するに、比較するためにやったんですよねと、私はそういうつもりでした。比較するためにやった上で、市としての考え方を整理するというのはあると思いますよ。ところが、それに必要な、仕様書にも書いてあるランニングコストが出ていないのに、何で判断できるんですか。駄目と言っているんじゃないんですよ、そこで判断したということの、市民に説明できる説明をしてくださいということなんです。コストの話をするんだったら、ランニングコストをちゃんと出しましょうよ。今の市長の判断はそうじゃないと、そのように理解してよろしいでしょうか。  だから、皆さんどうやって市民に説明するのか、本当に不思議でならないんですね。私は説明できません。そういうことなんですね。  だから、非常にもどかしいのは、一貫性がないという話をさせていただきましたが、市長がそもそも、それをご理解されていますか。私は客観的な事実を述べているんですよ、こういうことを言ってきましたね、議事録にもこう出ていますよねって。それと言っていることっておかしいですよねと言っているんです。そういうことも含めて、市長は理解されているかどうか。誤解のある表現をしたとか、そういうことはおっしゃっていますけれども、それは誤解のある表現じゃないんですよ、言っていることが違うんですよ。伝えている内容が違うんです。伝わっている人間に伝わっている内容が違うんですよ。そこは分かっていますか。それが分かっていないといったら、非常に大きな問題ですよ。そこだけ、もう一回、市長として答弁いただきたいと思います。  もう3問目ですので、最後に意見だけ申し上げておきますと、いいも悪いも、私の方は何とも言えません。繰り返しますが、言っていたものが出ていないのに結論を出されたということ、ただ、基本設計で詰めていくということ自体は、私は否定していないわけです。ところが、これまでのプロセス自体が、私は決して納得できるものではないし、市民に説明できる状況ではないということを、強く意見として申し上げておきます。  1問目、もう一回3問目として質問したところだけしっかり答弁してください。市長として、言っていることが違っているということは認識されているかどうか、お願いします。 177 ◯市長(西岡真一郎) 追加調査につきましては、従前から行ってまいりました建設計画調査の視点を持って調査を行わせていただき、そして中間報告という形で報告させていただいたものでございます。  また、私といたしましては、清掃関連施設の移設はしないということを一つの基本設計の条件に定めさせていただきました。繰返しの答弁になりますが、移設を大前提としているCre-2の、このreの部分が、これはその考え方からなくなるということでございまして、私としてはその自分の方針がCre-2ではなくなっていくということは、私としては、市民の皆様方にも、この清掃関連施設の移設はしないということは、全員協議会でも市民説明会の中でも、何度も丁寧に説明させていただいたつもりでございます。  しかしながら、Cという概念は、引き続きこれから、この基本設計の中で詰めていくことになりますので、より良い設計になりますように、全力を挙げて取り組んでまいりたいと考えてございます。 178 ◯8番(坂井えつ子議員) 質問してまいります。  まず、この間、私、庁舎及び福祉会館建設等調査特別委員ではありませんが、可能な限り傍聴して、市民説明会にも3回傍聴に行きました。まず、私の見解を伝えさせていただきたいと思っています。  申入れに行った一議員でありますが、その真意としては、前も申し上げましたが、建設を前に進めるために、新たな一案の検討が必要であるとの判断から申入れに行ったところです。その上で、これまで市が最も優位性があるとしていたCre-2案と、新たなC-3案をフラットに検討していきたいと思ってお伝えしていたつもりですけれども、フラットに検討するよりも前に、Cre-2案が除外されたことはとても遺憾に思っています。  また、これまで市議会では、施設配置案について議論をしてきたはずです。出口は施設配置案だったはずなんですね。しかしながら、この間、出口は施設配置案ではなくて、五つの条件で基本設計に入りますと。出口が配置案から条件に変わってしまったということについても、この間、施設配置案について議論してきたことは何だったんだろうかということで、大変疑問に思っております。  市民説明会以降の市長のご判断について、私は、二つ誤っていらっしゃる、間違いがあったのではないかと思っておりまして、それについて述べていきます。  今日ご発言いただいた市長発言の中にも、私は、とても矛盾しているところがあると思っているんですね。発言の中では、Cre-2案は自然と除外することになるとおっしゃっていますが、そんなことはなくて、市長が意思を持ってCre-2案の除外をしたということだと理解しています。また、今日の市長報告の中にもありましたが、施設配置案を絞り込むことなくとおっしゃっています。市民説明会においても、一つの固定的な施設配置案を念頭に置くことなくとおっしゃっていますよね。つまり、どの一つの案を選ぶことをしないということは、複数ある施設配置案の中から一つを除外することもないということではないのでしょうか。選択肢が減っているわけですよね。この間、C-2という意見も出てきたので、今、施設配置案で話すのは筋が違うかもしれないんですけれども、少なくとも、これまで市が検討して来た四つの案と、新たに出てきた一つ、五つの案があったところ、その中から一つを選ぶことはしませんという意味だと思うんですが、しかしながら、選択肢の中から一つを除外してしまう、Cre-2をなくすということは、結局選んでいることになるのではないでしょうか。Cre-2を除外するということと、施設配置案を絞り込まないという発言に、私は矛盾を感じています。  白井議員も言っておりましたが、市民説明会が終わるまでは、是非は置いておきますけれども、主義主張は一貫していたと思っています。つまりは、どの施設配置案に決めることもなく、どの施設配置案を排除することもなく、そこはちょっと曖昧にしながらというか、ぼやかしながら、基本設計に条件で入るというところでは一致していたと思うんですが、市民説明会以降の11月21日の委員会で、その方針を変えてしまったと、私は認識しています。  もう一点が、配布資料が誤りだったという発言が誤りではないのでしょうか。これは、一般質問でもちょっと述べたんですけれども、つまりは、Cre-2案もしくはC-3案の実現に向けた近接地所有者と関係各位との調整を行うというのが、訂正前の資料だったんです。しかしながら、厳密に言うと、Cre-2案もC-3案も実現しないですよね。清掃関連施設を暫定移設しないという方針を決めた以上、清掃関連施設を暫定移設するCre-2案は実現しません。(仮称)新福祉会館も免震が望ましいと市長はされています。断言はされていませんが、望ましいとしている以上、(仮称)新福祉会館を耐震で建設するC-3案も実現しないんですね、厳密に言うとです。つまり、両案を念頭に置きながら基本設計に入るという方針だった。それが市民説明会終了までは一貫していたので、そのように、念頭に置きながら進めていきますというようなご答弁をすれば良かったところ、資料が誤っているとしてしまったと、私は認識しています。市民説明会以降の市長のご判断に、二つの判断ミスというか、私が見て判断を誤られたのではないかと思うことがあるということをお伝えしておきます。これについては、言われっ放しで納得いかないとか、何か言っておきたいということがあればご意見をいただきたいと思います。  質問ですが、これは私からも聞いておかないといけないんですが、質問1点目です。およそ半年前、最も優位性があるとしたCre-2案が除外された経過についてご説明いただきたいと思います。  2点目です。福祉会館の先行竣工ということも条件に入っておりましたが、庁舎建設が遅れてまで必要なことなのかということは、ご見解を聞かせていただきたいと思います。  3点目です。全体のスケジュール、何が残って、何が残っていないのかがちょっと分からないので、今後のスケジュールについて大まかに確認させていただきたいんですが、2022年度竣工というのはずれていないという理解でいいのか。市民説明会の資料にもありましたが、2019年度に基本設計、2020年度に実施設計、施工者選考、2021年度に工事をして、2022年度末に竣工するという全体のスケジュールにずれはないかということを聞かせていただきたいと思います。 179 ◯市長(西岡真一郎) 坂井議員のご質問にお答えいたします。また、意見があればということで、意見も求められているかと思います。  まず、この間の経過とも関連する部分でありますが、Cre-2に優位性を持って、これまで四つのパターンについて検討結果をお示しさせていただきました。そのような中、6月の議会で基本設計などの予算を上程させていただき、また付帯決議というものも市議会の皆様方から可決していただきました。その付帯決議の中では、従来方式への変更でございますとか、複合施設整備方針(案)の策定でございますとか、清掃関連施設の暫定移設に関連した最大限の調整を求めるでございますとか、また、種々様々なご指摘をいただいておりまして、私といたしましては、この7項目に及ぶ付帯決議は重たいものという認識のもと、様々な検討を行ってまいりました。そして、議論もさせていただきました。  そのような中、6会派12名の方からのご提案をいただき、追加調査と、まさに建設を前に進めるためのご提案ということでご提案をいただき、私としては、この追加調査を行う決断をさせていただき、追加調査の予算を第3回定例会で上程し、ご議決いただき、受託者の方のご協力もいただきながら検討を行ってまいりました。その結果、財政スキームでございますとか、法的な問題、成立するという見通しを得まして議会にお示しさせていただきました。  私としては、4項目のうち三つの大きな項目、樹木も含めますと、もうちょっと増えるかもしれませんが、この基本設計の五つの条件の中に盛り込ませていただきました。  一方、免震構造、耐震構造の在り方につきましては、市議会の方々からも様々なご意見もありますし、庁内のこれまでの検討の結果、両施設ともに免震構造が望ましいとは考えますが、上部構造の構造計算なども行って、基本設計の中でこれは決めていくという方針も表明させていただきました。  私といたしましては、中間報告によりましてお示しさせていただいた資料に基づきまして、そして、建設事業を前に進めていくということ、市議会との合意形成にも私は重きを置いているということ、そして、(仮称)新福祉会館の先行竣工ということにつきましても、種々様々なご意見をいただいてまいりました。そういうことから、私といたしましては、五つの設計条件を定め、今後、Cという範疇の中で施設配置案を絞り込むのではなく、何が最も小金井市の土地にふさわしいか、基本設計によって何が一番ふさわしい方向なのかということを、今後、市民の皆様や議会の皆様方とも検討結果などの適切な情報共有もしながら進めてまいりたいと考えた次第でございます。  確かに、庁舎建設の竣工の時期は、これは私も特別委員会の中で申し上げさせていただきました。冒頭発言でも述べたと思いますが、この竣工時期については、いろいろと私の頭をよぎるところもございますが、今後、基本設計を進めていく中で、更に、工期というものがはっきりしてくると思います。これは、耐震構造や上部構造、こういったものにも工期というものは十分影響があるものと思いますが、市議会の皆様方からも、両方とも早期の竣工を求めるという決議を全会一致でいただいている点も念頭に入れながら、私としては、定められた工期をしっかり守っていけるように努力してまいりたいと思っておりますが、今後の基本設計の中で、更に詳細に、この工期というものも導き出されるものだと考えております。  思いといたしましては、庁舎並びに(仮称)新福祉会館は、市民の方々にとりましても待望の施設だと理解しておりますので、その事業を前に進めていくということを、私としては重きを置いて判断してまいりました。  それから、中間報告でお示しさせていただいた資料に基づく、現在、工期というものが想定されているわけでございますが、今後、基本設計を進める中で、その工期につきましても、更に詳細が決まっていくものだと理解しているところでございます。 180 ◯議長(五十嵐京子議員) ここでお諮りいたします。ただいままでの議事の進行状況から考えて、しばらく時間延長したいと思います。これにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 181 ◯議長(五十嵐京子議員) ご異議なしと認めます。したがって、しばらく時間延長いたします。 182 ◯8番(坂井えつ子議員) 今までいただいていたご答弁と変わらなくて、なかなか理解が難しいなと思うところがあるんですが、様々、特にこの間の経緯について、何が是で何が非ということではなくて、この間の市長の方針の変換というのかな、納得いかない点はあるんですけれども、建設を止めようという意思は全くございませんで、先に進めるべきだと思っておりますので、詳細については、基本設計に入る中でチェックして確認していくべきだとは思っているということは、ちょっとお伝えしておきます。  Cre-2が除外された経緯については、なかなか、今のご答弁では理解できなかったんですが、市長がおっしゃるところの合意形成に重きを置いたゆえにそのような結果になったのかなと、私は理解しているんですが、一般質問でも聞き損ねているんですが、市長がおっしゃるところの合意形成というか、市議会を経る度に意見が変わってしまっているのではないかと私は思っているんですね。少なくとも私が求めているのは、市長のお考えを聞いて、市議会からも多様な意見がございますので、市長が納得できるところと納得できないところを仕分けしていただいて、ここは譲れないんだということを説明し尽くしていただく、それが落としどころというか、合意形成というものではないかと思うんですが、多様な意見があるからそれを聞きますということで、目の前の意見を取り入れて進んでいるが故に、目の前の意見じゃない多様な意見がありますのでね。それゆえに議論が混乱して、これまでの議論は何だったんだろうというような事態に陥っていると私は思っておりますので、是非、市長には自信をもってというか、軸をぶらさずに、Cre-2で行けということではなくて、それが本当に優位性があるかどうかということもまだ判断できていませんので、進めていただきたいなと思っているんですが、いろいろな意見がありますが、市長はぶれずに進んでいただきたいと思っているんですが、いかがでしょうか。  あとは、市民の方から言うと、全く何が起こっているか分からないというような、市報レベルで、市の方針が示されたのは4月15日号が最後だったと思っています。その点では、Cre-2でこれから進んでいきますということが示されていたわけですが、それは今なくなり、基本設計には条件で入るということになっておりますので、これについても、基本設計に入る前が適切なタイミングで、市報で、広く市民の方に伝えていくべきだと思っておりますし、市民説明会についても意見があったようですが、私も、改めてこれは開催するべきだと考えています。  あとは、市民参加に絡めて言いますと、説明会資料には、2019年度に市報特集号や設計レビュー、市民説明会、パブリックコメントなどを行っていくとありますが、これは、もし現時点で詳細を置答えられたら答えていただきたいなと思っています。 183 ◯24番(森戸洋子議員) 議事進行。今のお話を伺っていて、ちょっと、やっぱり、市長の答弁も適切でないところがあるし、ちょっと誤解されているのかなと思うんですね。  6会派12人の方々が申入れをされたときには、暫定移設を行わないことや、また、(仮称)新福祉会館を先行竣工することや、免震構造にする場合には地下を駐車場にすること、広場などを含めて、緑化を含めてやるべきだという申入れがあったわけですね。この施設配置を作成したらどうかという提案があったわけです。市長は、その提案をどう受け止められたのかということに関わるんですが、12人の議員がこれを、ある意味、推進するということで言われたと思って、調査を掛けられたわけですよね。だから、その結果できるということになっているわけだから、ごみ処理施設の暫定移設を行わないということは、C-2とかそういう方策しかないわけですよね。Cre-2というのは暫定移設を前提にする、re-2というのは暫定移設を前提とするものな訳だから、6会派12人の皆さんが、暫定移設は行わない施設配置を作成してはどうかということは、このCre-2が外れるのは当然の前提のもとでやっていらっしゃるんだろうと、私は思うわけです。  だから、先ほど来、これが外れるのがおかしいとか、何かそういうことをおっしゃるというのはちょっと筋が違うなと思うわけです。だから、12人の議員の方々が申入れをした理由は何だったのかというのが、今の質疑を聞いていて分からないし、市長も、12人が賛成すると思ったから調査をかけられたわけでしょう。だから、そこら辺りを、もうちょっと市長もよく分かるように答弁してもらわないと、何か、私たち聞いていてよく分からない、はっきり言って。12人の皆さんは何を考えていたのと、率直に言わざるを得ないですよ。その辺りは明確にご答弁いただきたいし、議長も、12人の議員がそういう申入れをしたんだから、だから、暫定移設を行わないということは、これはCre-2というのはあり得ないわけだから、そこをはっきり整理しないと駄目ですよということぐらいはアドバイスしてもいいかなと思ったので、議事進行上の意見を申し上げます。 184 ◯22番(渡辺大三議員) 議事進行。こう思っていて、私は、やっぱり自然と除外されたという市長の表現は良くないと思うのは、表現が自然とというのは良くないと改めて思ったのは、古文書じゃないけれども、まだつい先日の話だけど、平成30年9月18日における6会派12人による市長への申し入れについてという資料があって、それによると、6会派12名の皆さんが、新庁舎及び新福祉会館の早期建設のため、議員案第33号、議案第44号平成30年度小金井市一般会計補正予算(第1回)に対する付帯決議で可決された7項目及び市議会における審議を踏まえ、施設配置の検討案の作成をしたらどうかで、1、清掃関連施設の敷地内暫定移設は行わない、2、新福祉会館を先行竣工とする、3、敷地東側の樹木を残す、4、新庁舎の免震構造の地下を駐車場利用とするという6会派12名の申入れがあったので、市長としては、それに即して追加の調査を行って、出てきたのはC-3だけど、この間も言ったけれども、そのC-3を12名の人がどう思っているか、私は分かりません。いいと言っている会派も1会派だけあったけれども、ほかの会派はしーんとしているからよく分からないんだけども、ただ、よくよく考えてみると、自然と除外されたんじゃないんだよねということで、こういう申入れに積極的に応えようと思うと、必然的に除外せざるを得ない。自然とじゃなくて、必然的に除外になるんです。だから、それを何か自然とというと、誰にも責任がないみたいなんだけど、そんなことはないでしょう。言ってみると、6会派12名の皆さんに突き付けられたわけですよ。もう事実上、議長は遠慮して名前は連ねていないけど、議長会派が入っているから、事実上、過半数の議員から申し入れられたんだから、言ってみると短刀を突き付けらえたようなものだから、市長としては、だって、これに逆らったら生きていけないわけだから。だから、逆に言うと、自然と除外されたんではないんだろうなという思いにならざるを得なくて、そういう意味でいうと、だから、坂井議員は坂井議員の真意があると思うから、丁寧に説明された方がいいと思うけれども、ちょっと、さっきの質問の在り方だと、前段の申入れのところと整合しないから、丁寧に説明しないと、市長も何か、言うことをきいたら落とし穴に入れられたみたいな思いになっちゃうからね。  だから、坂井委員は坂井委員の思いをもうちょっと丁寧に説明しておかないと誤解が生じるし、さっき森戸議員とか、私が今言っているような見方を市民にされるのは、6会派12名の皆さんも心外でしょう。だって、事態を打開しようと思ってこういう申入れをしたんだから、だから、そこら辺は整理した発言が、6会派12名の皆さんからあってしかるべきだと、私は思います。 185 ◯6番(白井 亨議員) 議事進行。私は、Cre-2がいいとも、C-3が駄目とも何も言っていないわけです。だから、申入れした会派の議員の細かい思いとか考えて言うと、もう全部が全部、100%一致しているわけではないし、私は、申し入れした理由はいろいろなところで述べているわけです。比較材料を作るということだったんですね。だから、現状だと、その当時、9月段階だとなかなか打開策を見い出せない中において、それを前に進めるきっかけを作るための、いろいろな要望が出されているわけだから、その配置案を作ってみようよと。元々、有力だったCre-2と比較してみたらいいでしょうと。そこにはコストが必要でしょうと。だって、清掃関連施設を移設するのは、1.6億円がもったいないという話だから、そういうことも含めて、コストも含めて比較する材料を作りましょうねと、それで市民説明会に出したらいいんじゃないの、議会から意見を聞いたらいいんじゃないのと、こういう意識だったわけです。私は、だから、そういう点では初めから一貫しています。 186 ◯議長(五十嵐京子議員) 皆さん、いろいろ議事進行が出たんですけれども、質疑でやっていただいて結構ですから。坂井議員への2問目に答弁をお願いします。 187 ◯市長(西岡真一郎) 3名の方々から今、出されました議事進行も念頭に入れつつ、坂井議員のご質問にもお答えしてまいりたいと思います。  まず、6会派12名の方々からのご提案というのは、いわば、この膠着状態とも言えるような状況の中で、6会派の方々にも、それぞれ、様々な思いがあるとともに、議会全体の中の出されているご意見というものも念頭に入れられて、私としては4項目のご提案をされたんだろうと思っています。それは、私としては、建設を前に進めるためにと受け止めましたので、追加調査というものを私の判断で行わせていただき、そして、出された結果に基づきまして、私としては五つの設計条件というものを踏まえて、基本設計の中で、Cという概念の中で積み上げていくのが、この事業を前に進める上では重要な判断だと考え、私は全員協議会と市民説明会に臨ませていただいたものでございます。  したがいまして、私としては、最終的には全て市長の判断でございますので、しかし、この調査には市議会の議場もございます。私の思いとしては、この庁舎、(仮称)新福祉会館というのは、発注者は市であり、そして、もちろん、その責任は私が負うわけでありますが、市民の皆様、議会の皆様方と一緒になって進めていける、そういう思いを持ってこれからも基本設計に臨ませていただきたいと考えています。  それから、これまで積み上げてきた建設計画調査というものは、私は、今後の基本設計に大いにいかされるものだと思っておりまして、この間やってきた検討、調査、議論というのは、小金井市の大きな大事業を進めていく上で、私は、必要な検討をさせていただいたと。そして、様々な議論を積み重ねさせていただいたと考えているところでございます。  今後は、この二つの基本計画と複合化整備方針、これまで積み重ねてきた様々な検討結果、こういったものを踏まえて、より良い基本設計を行っていけるように全力で取り組むというのが、私の基本姿勢でございますので、その点はぶれないようにというご指摘をいただいておりますけれども、精いっぱい努力させていただきたいと思っております。  また、説明会の今後の開催につきましては、ちょっとまだ時期は言明できませんけれども、今年度中の、議会日程もありますので、そういった状況も踏まえつつ、市民の方々に、これまでの検討結果や、また、市民説明会で資料に誤りがあった点なども踏まえて、適切な時期に、説明会については開催を、求められている声も多々ございますので、私としては検討してまいりたいと考えているところでございます。 188 ◯8番(坂井えつ子議員) 何かちょっと議論を呼んでしまったようなんですが、もう一回整理しますと、申入れに行ったのは、事態がなかなか打開していないということで、建設を先に進めるために、新たな一案の検討が必要と思った上で申入れに行きました。その上で、フラットにCre-2とC-3を検討しようと思ったところ、説明会後の委員会で、自然と除外という判断をされたことについては残念だということをお伝えしているわけです。私が言いたいことはそういったことだったんですが、なぜ、このタイミングでCre-2が除外されたのかということについては、ちょっと不思議に思っているということをお伝えした次第です。意見の表明で終わります。 189 ◯1番(吹春やすたか議員) 市長報告についてちょっとお尋ねしたいんですけれども、この一番下のところにありますけれども、下から数えて2行目のところ、市議会の様々な場面においていただいていました皆様のご意見等を設計条件に定めうんぬんとありますけれども、これは、設計条件というのは、5項目目ということになるんですか。ちょっとそこが分からなかったんですが。  あと、2ページ目なんですけれども、最後のところ、複合化整備方針にある5項目を適切に反映できる設計者を選ぶところから進めてまいりますとありますね。適切に、この言葉どおり反映できる設計者というのは、どういった方なのかなと思っているんです。  それと、市長報告にはないんですけれども、すごく気になっていることがあるんですけれども、今回の一般質問でも、防災のことについていろいろと質問が出て、市長が答えられたりしていた部分があったかと思うんですけれども、私、それを伺っていて、本当に、何かますます分からなくなったことがあったんですけれども、9月4日、防災機能検討部会検討結果ってありますよね。これはまだ、小金井市としての、これからの、最終確定ではなくて、防災についてこのようにやっていきますよ的な、途中の部分かなと私は拝見して思ったんです。なぜかと言うと、庁舎、(仮称)新福祉会館の後のところに、何かすごいいろいろなものが入っているんです。それについては、私だけじゃなくても、分散させた方がいいんじゃないかという意見もあったかと思うんですけれども、9月4日に出ているものによると、いろいろと書いていますよね。広場だけで言うと、マンホールトイレ、天戸ベンチだったりとか、それ以外にも、防災機能の整備という部分においては、(仮称)新福祉会館にボランティアセンターを置かれる、医療救護活動拠点とか、災害復旧センターとか、非常にいろいろなところが入ってくるかと思うんですけれども、こういう考え方をされるというのは何かあったのかなと思うんです。何でいろいろなものを盛り込まれちゃったのかなと思うんですね。例えば、消防署とか、もし大災害が発災したときとかは、いろいろなものがあった方がいいかなとは思うんですが、決してそのような建物を造らないじゃないですか。市役所というのはすごく大事な、市民のために機能しなければならないということを考えた場合、いろいろなものがあると、いろいろな人が集まってくる状態をずっと続けてしまうことになってしまうと思うんですけれども、そういう状態を作り出してしまっている形になるかと思うんです。でも、それはまだ決まっていないんですか。まだ検討途中段階。であれば、何でこんないろいろなものを盛り込むような形でつくろうとされているのか、ちょっとそこのお考えを教えていただければと思うんですけれども。 190 ◯市長(西岡真一郎) 吹春議員のご質問にご答弁させていただきます。  市議会の様々な場面においていただいてまいりました皆様のご意見等を設計条件に定めというのは、まさに、複合化整備方針にございます、10ページ、5、基本設計に向けてというところで、5項目掲載させていただいておりますが、この5項目というのが、この間の議論の中で市議会の皆様方からお寄せいただいたご意見などを踏まえて整理させていただいたものでございます。  それから、複合化整備方針にある5項目を適切に反映できる設計者というのは、基本設計の受託者のことでございます。今後、この基本設計受託者の選考に当たりましては、基本設計選定委員会というものを立ち上げさせていただき、その選定委員会の中でも、もちろん、ご議論いただくことになると思いますが、応札者から受託者を選考するための手順、手続、そして、市が考えている受託者選考に向けての考え方、こういったものを、これから基本設計選定委員会の中で整理を更にしていくということになると思っております。  それから、3点目の質問、ちょっと、私、聞き取れない部分がありまして、申し訳ございませんが、防災機能の検討につきましては、庁内検討を行った上で、基本設計の進捗に合わせて整理を行うとさせていただいておりまして、こちらにつきましても、複合化整備方針の一番最後、8、今後の検討の(6)、一番最後のところで、防災機能につきましては、庁内検討を行った上で、基本設計の進捗に合わせて整理を行うとさせていただいておりまして、現在、議論を積み重ねているところでございます。防災機能ということになりますと、建物もありますし、いわゆる庁舎建設予定地の中で、広場の機能、これも設計条件の五つ目に、発災時における駐車場、広場の活用をイメージし、バランスの取れた空地活用を目指すというところもございますので、庁舎と(仮称)新福祉会館という建物の中にある防災上の観点、小金井市役所には災害対策本部が設立されますし、(仮称)新福祉会館側には災害時ボランティア支援センター、あるいは医療の拠点となる保健センター、こういったものも含有される施設になりますので、防災機能という面につきましては、構造システムも含めまして、今後、基本設計の中で更に整理させていただきたいと、このように考えているところでございます。  違う視点でのご質問でありましたら、もう一度ご指摘いただきたいと思います。 191 ◯1番(吹春やすたか議員) ご答弁いただきました、ありがとうございます。  最初の質問は、なるほど分かりました。でしたら、市長として、5項目は了とされて、更なる変更はないということなんですか。  それと、二つ目の質問ですけれども、適切な、反映できる設計者なんですけれども、これは、5項目が反映できる方ということですよね。というのは、どういったことに長けている事業者なんですか。委員会の方が決めるといっても、ある程度の方向性はあると思うんですけれども。  それと、防災のことに関して言うと、市長は熊本県の宇土市長と仲がいいですよね。この間、夏に行かれたんですよね。今、ちょうど、あそこはプレハブで営業されていて、建て替えているところじゃないですか。それで、意見交換とかされて、こんなものを盛り込んだ方がいいよとか、そう言ったこともあったのかと思うんですけれども、できれば、ちょっとそれで思ったんですが、小金井市消防団って、来年なんですけれども、消防操法大会、7年ぶりに都大会に出ることが決まっているんですよ。そうすると、そういった訓練もできるような設備って整えてもらえるとすごくありがたいなと思っているんですけれども、そういうところとかって、全然、意見としてなかったのかなと思いまして、今、府中運転免許試験場まで行ってやっているわけですけれども、実際に水を出しますから。もしあれが市の真ん中とかでできるのであれば、実際に使う選手の人、もしくはサポートで従事される人たちとしても、すごく集まりやすかったりしますし、何といっても最大の効果が得られると思うんです。府中運転免許試験場では全く人の目に触れない状態で行うものですから。 192 ◯議長(五十嵐京子議員) 吹春議員、時間の関係もありますから、できるだけ市長報告に絞って質問していただきたいんですが。よろしくお願いします。 193 ◯市長(西岡真一郎) 1問目につきましては、この五つの設計条件を定めさせていただき、複合化整備方針として、市の方針として応札者の方々にお渡ししてまいります。  この五つの方針を定めさせていただきましたので、この方向で、これから基本設計選定委員会の立ち上げに向けた準備を行いまして、この選定委員会の中で更に議論を積み上げさせていただきたいと思っております。  何よりも、小金井市にとりまして、この新庁舎及び(仮称)新福祉会館はとても大切な施設になります。市の行政の中枢を担う大変重要な施設、そして、地域共生社会の拠点となる福祉会館です。基本設計の選定に当たりましては、どういう言葉が適切か分かりませんが、より良い、いい設計をしていただける、そういう事業者を選定するに尽きると考えております。  また、防災機能につきましては、種々ご意見をいただきました。消防団の方々が操法大会などに出場するに際し、その練習場所の確保に大変ご苦労されてきたことは、私も十分承知いたしております。以前は東八道路にあります自動車学校、確か、100メートルの広い道がありましたので、今後、消防団の方々の訓練とか、そういうことで活用できるような庁舎、(仮称)新福祉会館であってほしいというご要望として受け止めさせていただきます。 194 ◯1番(吹春やすたか議員) ありがとうございます。すみません、最後、1個だけ、ちゃんと伺いますので。  これから委員会が立ち上がって業者の選定に入るということですが、そこで、市長としてのお考えを、最後、聞かせてください。選定の判断基準とか項目、あと、当然、どういった評点で選ぶかという振分けとかがあるかと思うんですけれども、市長としてのお考えというのがあったら教えていただけないでしょうか。 195 ◯市長(西岡真一郎) そういった点につきましては、まさに、基本設計選定委員会の立ち上げの中で整理をさせていただくということになりますので、12月14日の庁舎及び福祉会館建設等調査特別委員会でどこまでご議論できるか分かりませんが、私どもとしても、最大限、市の考え方につきましてはお示しできるように努力してまいりたいと思っております。 196 ◯13番(斎藤康夫議員) もう既に、市長が答弁されていますし、私なりにはもう解釈できていることなんですけれども、ちょっと、再確認の意味で。  市長報告の最終は、施設配置案を絞り込むのではなく、複合化整備方針ですよということと、5項目を市が設定した、私からすれば、新たな条件という形で、基本設計者の選定を行っていきますよということに尽きるんだろうと思っています。  そこで、一つ確認なんですが、これももう、実は確認済みなんですけれども、Cre-2の配置計画は除外されると、自然にというのは、暫定移転を行わないということで、Cre-2のreという言葉はなくなるから、これは自然となくなるんだよと。でも、ちょっとこれは口が足らなくて、ただ、reはなくなるけれども、Cre-2の最終案、先ほども答弁ありました、L字型の配置は、まだそれはそれで残っていますよということでいいですよね。  それと、C-2、場合によってはC-2の東西に長い配置案でも、これはこれであり得るだろうと、私は思っています。  それと、地下を利用するのも、3・4・12号線から直に入るのではなくて、メインの通路からロータリーを通って、そこから地下に入る方法もあるので、実は、市長、この前、南北になったときにはそちら側から入る考えはないというような言い方をされていましたけれども、方法によっては幾らでもそれができるということで、そういうことでよろしいかどうか、再確認です。 197 ◯市長(西岡真一郎) 斎藤議員のご質問でございます。  冒頭、私の考え方について、斎藤議員からお話がありましたとおりとご理解いただいて結構でございます。  そして、最終的な施設配置に向けて、基本設計に入っていくわけでありますが、これまで検討してきたことではない考え方も、基本設計の受託者からご提案されることは多分にあろうかと思います。そういったことも含めて、より良い基本設計の選考に、まずは着手させていただきたいと考えています。 198 ◯議長(五十嵐京子議員) ほかにございませんか。
         (「なし」と呼ぶ者あり) 199 ◯議長(五十嵐京子議員) 質疑を終了することにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 200 ◯議長(五十嵐京子議員) ご異議なしと認め、市長報告を終了いたします。    ─────── ◇ ─────── 201 ◯議長(五十嵐京子議員) 日程第10、請願・陳情の委員会付託を行います。  今定例会の11月30日までに受理した請願、陳情はお手元にご配布いたしました付託・審査案件一覧表のとおりです。  以上4件のうち、30陳情第44号を除く3件は、お手元にご配布いたしました付託審査案件一覧表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。  お諮りいたします。30陳情第44号、環境配慮型公共施設のモデルとなる「新庁舎・新福祉会館」(グリーン庁舎)の実現を求める陳情書は、庁舎及び福祉会館建設等調査特別委員会に付託したいと思います。これにご異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) 202 ◯議長(五十嵐京子議員) ご異議なしと認め、30陳情第44号は、庁舎及び福祉会館建設等調査特別委員会に付託することと決定いたしました。  各常任委員会委員長、議会運営委員長及び各特別委員会委員長から委員会開催日の連絡を受けておりますのでお知らせいたします。12月7日は午前10時から議会運営委員会。12月10日は午前10時から厚生文教委員会。12月11日は午前10時から建設環境委員会。12月12日は午前10時から総務企画委員会。12月13日は午前10時から予算特別委員会。12月14日は午前10時から庁舎及び福祉会館建設等調査特別委員会。12月17日は午前10時から行財政改革推進調査特別委員会。以上のとおり、本席からお知らせいたします。  以上で、本日の日程は全て終了いたしました。  本日は、これをもちまして散会いたします。        午後5時25分散会 Copyright © Koganei City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...