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令和 6年健康福祉常任委員会(3月)-03月13日-01号
令和 6年総務常任委員会(3月)-03月13日-01号

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  1. 町田市議会 2024-03-13
    令和 6年健康福祉常任委員会(3月)-03月13日-01号


    取得元: 町田市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-15
    令和 6年健康福祉常任委員会(3月)-03月13日-01号令和 6年健康福祉常任委員会(3月)              健康福祉常任委員会記録 1 日時  令和6年(2024年)3月13日(水)午前10時 2 場所  第1委員会室 3 出席者 委員長 松岡みゆき       副委員長 笹倉みどり       委員 木目田英男 渡辺厳太郎 佐藤和彦 松葉ひろみ          田中美穂 熊沢あやり 藤田学 4 出席説明員       地域福祉部長 いきいき生活部長 保健所長 臨時接種担当部長       保健所次長 その他担当管理職職員 5 出席議会事務局職員       議事係長 五十嵐大悟       調査法制係 毛利友紀
          担当 今村耕一 6 速記士 植木那津子澤速記事務所) 7 事件  別紙のとおり  ────────────────────────────────────        健康福祉常任委員会審査順序                        令和6年(2024年)                      3月12日(火)午前10時                      3月13日(水)午前10時                             第1委員会室  1 いきいき生活部  (1)請願第 6 号 第9期介護保険料の値上げを行わないことを求める請願  (2)第 21 号議案 町田市介護保険条例の一部を改正する条例  (3)請願第 7 号 国民健康保険税の値上げを行わないことを求める請願  (4)第 20 号議案 町田市国民健康保険条例の一部を改正する条例  (5)行政報告 「第6期町田市国民健康保険事業財政改革計画」の策定について  (6)第 22 号議案 町田市介護保険給付費準備基金条例の一部を改正する条例  (7)第 23 号議案 町田市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例  (8)第 24 号議案 町田市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例  (9)第 25 号議案 町田市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例  (10)第 26 号議案 町田市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例  (11)第 8 号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算  (12)第 9 号議案 令和6年度(2024年度)町田市国民健康保険事業会計予算  (13)第 10 号議案 令和6年度(2024年度)町田市介護保険事業会計予算  (14)第 11 号議案 令和6年度(2024年度)町田市後期高齢者医療事業会計予算  (15)行政報告 「第3期データヘルス計画(健康・医療情報分析に基づく生活習慣病等予防事業実施計画)」の策定について  (16)行政報告 令和6・7年度後期高齢者医療保険料率について  (17)行政報告 「町田市いきいき長寿プラン24-26」の素案に係るパブリックコメントの実施結果及び計画の策定について  2 市民病院  (1)第 14 号議案 令和6年度(2024年度)町田市病院事業会計予算  (2)行政報告 2024年4月1日付け町田市民病院組織改正について  3 地域福祉部  (1)第 19 号議案 町田市障がい者差別をなくし誰もがともに生きる社会づくり条例  (2)第 8 号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算  (3)行政報告 鶴川地区における個別避難計画の作成開始について  (4)行政報告 「町田市障がい者プラン21-26」後期計画の策定について  4 保健所  (1)第 8 号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算  (2)行政報告 新型コロナウイルスワクチン接種事業について(その12)  (3)行政報告 「まちだ健康づくり推進プラン24-31」素案に係るパブリックコメントの実施結果及び計画の策定について  5 特定事件の継続調査申し出について  ────────────────────────────────────                午前10時 開議 ○委員長 ただいまから健康福祉常任委員会を開会いたします。  3月12日に続き、当健康福祉常任委員会に付託されました案件について審査を行います。 △第8号議案(保健所所管部分) ○委員長 第8号議案を議題といたします。  本案のうち、保健所所管部分について、提案者の説明を求めます。 ◎保健所長 第8号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算のうち、保健所所管分の主なものにつきまして、「予算概要説明書」を使ってご説明申し上げます。  190ページをご覧ください。  保健所予算のポイントとして、予算編成の考え方、重視した取り組みを記載しております。  191ページをご覧ください。  保健所予算総括表でございます。  下段の財源内訳の比較欄をご覧ください。1億5,085万5,000円増額となっております。  次に、主な事業についてご説明いたします。  192ページの保健総務費の①をご覧ください。  まず、事業の内容でございますが、町田市医師会、歯科医師会、薬剤師会と協力し、健康や医療に関する情報を提供いたします。  次に、2024年度の取り組みでございますが、休日等の日中帯及び毎日の準夜帯における小児初期救急患者に対応する応急診療と祝日等の歯科の急病患者に対する応急診療、障がい者や有病高齢者のための診療を行います。また、市民が休祝日や夜間でも安心して医療が受けられるように、休祝日と平日、土曜日の時間外及び夜間の救急患者に対する診療の確保を図ります。  主な事業費でございますが、指定管理委託料1億1,838万9,000円、診療委託料9,314万4,000円でございます。  主な特定財源でございますが、医療保健政策包括補助事業費補助金2,369万2,000円を計上しております。  続きまして、193ページの健康推進費の①をご覧ください。  まず、事業の内容でございますが、まちだ健康づくり推進プラン24-31に基づき、市民の誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現のため、自殺対策を推進します。  次に、2024年度の取り組みでございますが、インターネット検索を利用したSNS自殺防止相談事業総合相談会自殺対策普及啓発キャンペーンゲートキーパー養成講座などを継続して実施し、総合的な自殺対策を推進します。  主な事業費でございますが、SNS自殺防止相談事業721万4,000円などでございます。  主な特定財源でございますが、地域自殺対策強化交付金として587万円などを計上しております。  続きまして、194ページの保健予防費の①をご覧ください。  まず、事業の内容でございますが、市内全ての子育て家庭に妊娠期から関わり、安心して出産、子育てができるよう必要な支援を行うことで、妊産婦、乳幼児、保護者の心身の健康の保持・増進を図ることでございます。  次に、2024年度の取り組みでございますが、しっかりサポート面接やこんにちは赤ちゃん訪問事業に加え、妊娠8か月時にアンケートを実施することで、伴走型相談支援の充実を図るとともに、妊娠時と出産時に5万円相当の応援ギフトを送る経済的支援を実施いたします。  主な事業費でございますが、事業・業務委託料2億4,000万円などでございます。  主な特定財源でございますが、出産・子育て応援交付金1億6,000万円、とうきょうママパパ応援事業費補助金8,000万円などを計上しております。  次に、保健予防費の③をご覧ください。  事業の内容でございますが、任意予防接種に対する助成を実施します。  2024年度の取り組みでございますが、新たに男性のHPVワクチン任意予防接種に対する補助事業を開始します。  主な事業費でございますが、予防接種委託料2,748万6,000円などでございます。  主な特定財源でございますが、HPVワクチン男性接種補助事業401万8,000円などを計上しております。  続きまして、195ページの生活衛生費の①をご覧ください。  まず、事業の内容でございますが、営業施設に係る許認可や衛生監視、検体に係る試験検査を実施いたします  次に、2024年度の取り組みでございますが、食品等事業者に対する営業許可に関する手続、施設の監視指導、食品の収去検査等を行います。また、理・美容所、クリーニング所公衆浴場等の施設、水道施設及び特定建築物の開設等の許認可、監視指導を実施いたします。  主な事業費でございますが、検査委託料614万1,000円でございます。  主な特定財源でございますが、保健所許可手数料として633万8,000円などを計上しております。  342ページをご覧ください。  事業別支出科目一覧でございます。このページ以降、大事業名ごとに保健所の全ての支出科目を掲載しております。  説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆熊沢 委員 まず、先日、10番議員が質疑をされていたときに保健所長の答弁が途中だったので、南地区の件だったかと思うんですが、もしそれをお答えいただけることができればお答えいただければなと思うんですが。 ◎保健対策担当課長 今、委員がおっしゃっていただいた南地区の健診なんですけれども、来年度の上半期に実施ができるように関係機関と調整をしているところです。関係機関というのは、まず町田市医師会、あと歯科医師会、あるいはその地域の方々になります。 ◆熊沢 委員 場所はどことかというのは、子どもセンターなんですか。それとも病院なんですか。また別の場所があるんですか。 ◎保健対策担当課長 一応、地区としては成瀬の地区になります。 ◆熊沢 委員 公共施設で行うのか、それとも病院に行くのか、また新たな場所を設けるのかという質疑のつもりだったんですが。 ◎保健対策担当課長 申し訳ございません。成瀬コミュニティセンターです。そこで集団健診を行う予定です。
    ◆熊沢 委員 分かりました。  次に、先ほど、「予算概要説明書」194ページに、新たに男性のHPVワクチン任意予防接種を始めるというお話なんですが、先日、インフルエンザのお話を伺ったときに、任意接種だから補助は行いませんというようなお話があった。でも、こっちは任意接種だけれども補助を行うというのは、私が受けたのは、あっ、町田市は任意接種に関しては予防接種の補助は行わないということを本会議場で答弁をされているんだから、行わないんだなと解釈をしたんです。  なのに、帯状疱疹もそうですけれども、一方で任意接種予防接種の補助は行われているということは、本会議の答弁が違うような気がするんですが、その辺はどうなんですか。 ◎山形 保健予防課担当課長 任意接種につきましては様々な種類がございますけれども、今回194ページに書かせていただいております男性のHPVワクチン、また帯状疱疹ワクチンにつきましては、国のほうで定期接種に向けた議論が進んでいるワクチンの一つといういうところがありまして、まだ定期接種化はされていないんですけれども、それまでのつなぎというところで東京都が補助を出しておりまして、それに伴う事業開始というものになります。インフルエンザにつきましては、定期接種化されることについて議論されているワクチンの一つにはなっておりません。そのため、インフルエンザとは異なるものと理解しております。 ◆熊沢 委員 ということは、男性のHPVワクチンに関しては定期接種として議論されているからやるということなんですか。 ◎山形 保健予防課担当課長 おっしゃるとおりです。 ◆熊沢 委員 それをしっかりと言っていただかないと、本会議を聞いたときに、町田市は任意接種はやらないと言っているので。では、今まで定期接種化はされていないけれども、任意接種なのに予防接種の補助を行ったという事例はないということで解釈してよろしいですか。 ◎保健予防課長 任意接種につきまして、任意接種予防接種だと費用助成をしないというふうなことでは決してございません。それに関しましては、答弁のほうが十分に説明ができていなくて申し訳ございません。  これまでにも、任意の予防接種につきましては、例えばMRワクチンの接種をし損ねて大きくなってしまった方へのMRのフォロー予防接種であったり、あるいは大人の風疹、風疹の予防接種で大人を対象としたものですとか、幾つか任意接種で助成をしているものはございます。小児のインフルエンザにつきましては定期予防接種ではないということで、定期予防接種に関しましては市が助成を行いますが、小児のインフルエンザに関してはこれまで助成を行っていないという趣旨でございます。 ◆熊沢 委員 今はもう小児のインフルエンザは置いておいて、本会議場の答弁が予防接種法に基づかない任意接種であるから検討は行いませんでしたというふうなお話だったんです。そうすると、あの答弁をあのところですると、町田市は予防接種法に基づかない任意接種はやらないとはっきり断言をされたような形になるわけです。でも、今お話を伺うとやっているというのは、それはやらない理由ではないんじゃないかなと思うので、きちんと正しく答えていただかないと話が違ってしまうんではないかなと思いますので、よろしくお願いいたします。  あともう1個、1か月の健康診査の件で、市外の病院を受ける人が多いので補助を出さないと言うんですが、妊婦さんの健診は市外の病院でも補助は出しますよね。その整合性を教えていただけますか。妊婦さんのは出せるのに、1か月の健診は市外だと出せませんというのは、ちょっとおかしいと思うんですけれども。 ◎保健対策担当課長 1か月の健診について、市外か市内かで補助を出すか出さないかということではなくて、今、1か月健診について……。 ◆熊沢 委員 私は今、1か月健診のことを聞いていないよ。  ごめんね、休憩してもらっていいですか。 ○委員長 休憩いたします。              午前10時13分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前10時14分 再開 ○委員長 再開いたします。 ◎保健対策担当課長 市外で受けられるかどうかというところなんですけれども、まず、町田市の場合は、東京都内で五者協という形でその補助を出すかどうかというところが決まってきます。そこで決まったものに対して補助を出していくというところになりますので、市外であるかどうかというところでは、市外であったとしても五者協で決まった金額によって償還払いという形で、市外の医療機関でも補助をしてくというような形になります。 ◆熊沢 委員 妊婦さんの健診は、里帰り出産なので、多分、五者協じゃなくて地方で受けても補助が出ますよね。私はそれはいいことだと思うんです。ただ、答弁で、妊婦さんは市外の医療機関の方が多くなるので、都外を含めた広範囲の医療機関と調整が必要になるからできませんみたいなことだけれども、何かおかしいなと思う。こっちは受けられるけれども、こっちは受けられない理由に、補助をしない理由にならないんじゃないかなと思ったの。だから、何でそういう理由なのかなと思って聞いたの。答えられないなら、また今度どこかほかで聞くよ。 ◎保健対策担当課長 市外だからという言葉ではちょっと足りないのかなと感じております。すみません。市外においてでもやっぱり調整というのが必要になってきますので、その調整が済まないと、なかなか市外との連携というのは難しいなと感じておりますので、今後、調整が必要と考えております。 ◆熊沢 委員 さっきのインフルエンザもそうだけれども、この1か月健診もそうだけれども、本会議場で答弁をしておきながら、こっちで聞くと、いや、そうじゃなかったんです、言葉が足りませんでしたと。本会議場をもうちょっとちゃんと考えていただきたい。本会議場で、私だけじゃなくてほかの議員もそうだけれども、質疑していることに対して、後になって言葉が足りませんでした、違いましたというのは、ちょっと軽視し過ぎではないかなと私は思います。取りあえずあの時間の間に答えておけばいいじゃなくて――そうじゃないとは思いますけれども、実際、日本語が、やっていることが、その場限りな感じを受ける形ですので、そういうふうなのはしっかりとやっていただかないと困りますので、お願いいたします。  次に、先日、市役所の1階で女性の健康についての相談、女性の検診、病気になったときに、保健所がやっているのかなと思うんですが、以前、20年ぐらい前から、私が地域のお祭りに出るときに、健康推進課に、乳がん検診をやってくださいとか、女性の検診、病院に行きましょうというのを一緒にやってくださいとお願いして始めてからずっとやっていることだと思うんですが、あれは今市役所でやっているんですが、イベントで、どこかでやっていく考えがあるのか。どこかで、出張で、乳がん検診とか、さっきの女性の検診に関してのPR活動というのは、来年度はどういうふうにやっていくおつもりなのかを教えていただけますか。 ◎健康推進課長 女性の健康週間にちなみまして、イベントスタジオで、検診の大切さであるとか、プレコンセプションケアもそうですけれども、そういったことを1階のイベントスタジオを活用してイベントをしております。あと、次年度についてはまだ確定していない部分がありますけれども、今年度は、民間の協定企業と協力しまして、子宮頸がんの大学での講座とか、そういったことをやっております。ただ、これまでの傾向として、やっぱり1階のイベントスタジオを使って啓発する機会が多いですので、10月の乳がん月間についてもイベントスタジオを活用して普及啓発しているところです。 ◆熊沢 委員 20年ぐらい前に、さくらまつりか、わいわい祭りかで、私が入っている女性のボランティア団体で出展するから、半分、乳がんとか、女性に関しての検診について一緒にやってくださいとお願いをしたときに、快くやっていただいた。そこから何年か、私自身、もうその団体で出なくなってしまったので、お声かけをしていなかったんです。  やっぱりさくらまつりとか、そういうイベントなので、お子さん連れ、そのとき私は、子ども体操のゲームをやっているとお母さんたちがついてくるから、そこでというのがあって、やっていたことがあったので、もし可能ならば、そういう子どもたちが遊びに来るところにいらっしゃる保護者の方々も対象にできるような形を模索してもらえたらなと思いますので、よろしくお願いします。 ◎健康推進課長 様々な機会を通じて、そういった普及啓発に取り組んでいきたいと思っております。 ◆田中 委員 「予算概要説明書」のほうから幾つか伺いたいと思います。  1つは「予算概要説明書」の193ページで、今、熊沢委員のほうから、がん検診や女性の健康についての質疑がありましたけれども、ちょっと関連するところがあるんですが、後からの行政報告の(仮称)健康づくり推進プラン24-31を見ると、子宮頸がん検診ですとか、乳がん検診の受診が目標から距離がある状態があるんだなということが分かりました。  その理由とかについてはどのように分析して、今、PRは来年度もやっていかれるということなんですけれども、その状況についてどのように分析して、ちょっとさっきと重なるんですが、受診率を引き上げるために、来年度どのようなことを考えているかというところを伺いたいと思います。 ◎健康推進課長 各種がん検診の受診率は、市の検診の受診率はきちんと把握できるんですけれども、事業者がやっているものとか、そういったものを正確に把握できるものがきちんとないという状況がございまして、意識調査を基に推計して計画のほうは実績値を載せているところです。ただ、国の目標が今60%に引き上げられておりますので、検診を受けていただいて早期発見ですとか、早期治療につなげていくためにも、受診勧奨をはじめ様々な機会を通じて、受診につながるようにやっていきたいと思っております。  まず、個別勧奨なんですけれども、個々の方に勧奨しますが、これも毎年いろいろ工夫をしながら2022年度からやっているんですが、女性をターゲットとしますと、乳がん検診子宮がん検診は40歳以上は同じ方が対象ですので、併せて勧奨したりとか、昨年は、勧奨した後に受けていない方に対して再勧奨する場合に、個別に出すんではなくてそれぞれまとめてお出しするとか、そういった工夫をしているところもございます。  また一方で、いろんな媒体を使って検診を受けていただくように、例えば協定企業のマルイのサイネージを使ってやったりとか、東日本タクシーの車内でもそういったご案内をしたり、検診を受けていただくようになるように様々啓発をしていきたいと考えております。 ◆田中 委員 様々な啓発の工夫をしていただいているということがよく分かりました。ありがとうございます。受診できない理由の分析も意識調査などでやっていただいているとは思うんですけれども、例えばなかなか病院に行く時間が取れないですとか、そういったところがあるのかどうか、そのあたりの調査もやっていらっしゃるとは思うんですけれども、引き続きやっていただければと思っています。  同じ193ページで、がん患者アピアランスケア助成金なんですけれども、今年度から開始をされて、利用状況なども含めて今回の予算編成になったのかと思うんですけれども、予算の算出根拠について伺いたいと思います。 ◎健康推進課長 アピアランスケアの申請のことに関しましては、一般質問でもお受けしている部分がありますので、予算編成の考え方としてご説明したいと思いますが、昨年6月補正で計上させていただきまして開始しました。来年度は通年になりますので、今の申請状況を見ながら200件の助成ができるように計上しております。 ◆田中 委員 ありがとうございます。  次に、母子保健に関する事業なんですが、「予算概要説明書」の最初の34ページのところも母子保健の関連だと思うので伺いたいんですが、④ファーストバースデーサポート事業について、多子世帯に対象を拡充していると思うんですけれども、これは対象者は何人ぐらいになるのかというところと、あと、これを受け取るための申請とか、そういったものはどういうふうな形なのか、今やっていらっしゃるので、それと同じなんだと思うんですけれども、確認させてください。 ◎保健対策担当課長 母子保健の関係のファーストバースデーサポート事業になります。こちらにつきましては、月200人程度出産するという想定が、今のところ推移があまり変わらないので、そのような形で対象者を考えております。  また、多子につきましては、大体、実績として65件ぐらいの対象が配付実績となります。お知らせの仕方としましては、誕生日のあたりを目安でアンケートを送付しております。アンケートのときに、子育て支援の情報提供を行うという、こちらに書いてあるとおりなんですけれども、それをお返しいただいた後に育児パッケージを送るというような形で考えております。ただ、これからは、こういったものを電子的な形でやろうと考えております。 ◆田中 委員 すみません、私がちょっと勘違いをしておりました。申し訳ありません。生まれたお子さんがその方にとって3人目だったら金額が上がるということですよね。聞き方を間違えていてすみません。  そうなると、金額上、2023年よりも多くなるということだと思うんですけれども、算出根拠として、変な話6万円の方が何人とか、そういう形で算出根拠をされているのか、すみません、伺えればと思います。 ◎保健対策担当課長 ありがとうございます。今までは、第1子、第2子、第3子ということで、金額も1万円とか2万円、3万円となっていたんですけれども、来年度からは一律に6万円というような形になります。 ◆田中 委員 私が読み間違えていて申し訳ありませんでした。第何子であっても6万円ということで了解をいたしました。ありがとうございます。この間、いろいろ多子世帯の助成が増えている中で、一律に拡充をするということはすごく大事な取組だと再確認させていただきました。ありがとうございます。  母子保健に関してなんですけれども、施政方針ですとか、代表質疑などでも、母子保健と子ども、子育ての切れ目ない支援機能ということで子ども家庭センターということが出ているんですが、母子保健との関連というところでは、2024年度は、それに関してはどのようなことが取り組まれるものなのか、確認をさせていただきたいと思います。 ◎保健対策担当課長 子ども家庭センターでの取組ということなんですけれども、まず、そもそも母子保健では、妊娠期から、その家庭に関わるというところが大きなスタートになるかと思います。その時点でその家庭のお悩みですとか、不安ですとか、あと育児に準備ができているかとか、そういったことをお聞きしていきます。その段階から、今後、子ども家庭センターというところで、一つ大きなところとしては、必要な情報を連携しながら対応していくというところになろうかと思います。 ◆田中 委員 情報を連携ということなんですが、そうなると2024年度においては、何か人員の配置が変わるですとか、そういったことは、それ以降の課題なのか、2024年度で何か動きがあるのか、少しイメージが湧かない部分もあって、情報の連携というのは今お答えいただいて分かったんですけれども、そういった具体的なものの動きが2024年度にあるのかというところを確認させてください。 ◎保健対策担当課長 体制についてなんですけれども、組織としては、子どもの部門と母子の部門というのは現状のままなんですが、現在もやっているんですけれども、定期的な会議を今行っております。その間隔を大分狭めて、かなり頻度を高くやっていく予定になります。その上で、必要な人数も限られておりますので、業務を少し見直しをしながら、それに専念できるような体制の中で工夫していこうと思っています。その上で、ちょっと平たい言い方だと、やりながらというんですか、必要な課題も見つけていくようになるのかなと考えております。あとは、データ的な連携が可能かどうかというのも今検証しているところでございます。 ◆田中 委員 連携を密接にしていくというようなイメージが分かりました。ありがとうございます。それでは、母子保健の中で産後ケア事業をやられていると思うんですけれども、訪問型の産後ケアの事業で、取り組まれているのはすごく大事なことだと思うんですが、母子が住んでいるところと引き受ける事業者の距離が遠かったり、近かったりというケースはあると思うんですが、遠い場合に時間がその分多くかかってしまうというようなことで困っているという声を伺ったことがあるんですが、そういったことで何かご対応されているということはあるんでしょうか。 ◎保健対策担当課長 ご自宅からすぐのところにあるというのが一番いいのかなとは思うんですが、実施できる機関が限られておりますので、なかなかそれは難しいのかなと思っております。こちらの34ページにもあるんですけれども、先ほどのしっかりサポート面接のときに応援ギフト等を送りますので、そのときにも産後ケアのご案内をさせていただいております。そのときのギフトも産後ケアに活用していただけるようにお声がけをしておりますので、いわゆるタクシーとか、そういった移動経費に使えるのかなと考えております。 ◆田中 委員 タクシー券などでそちらに行くというような支援も、一方でやっていらっしゃるということがよく分かりました。一方で、訪問型ですと、事業者、助産師などがおうちに行くということになりますので、その際の交通にかかる時間ですとかというのは、近い場合だったら30分で行けるけれども、町田も広いですので、1時間とかかかってしまう、往復だと2時間ぐらいかかってしまうようなケースもあると思うんですが、そういった場合へのフォローみたいなことが委託の事業の中であるのかどうかということを確認させてください。 ◎保健対策担当課長 訪問型の場合は、訪問する側のスタッフが、やっぱり遠いというところは確かにございます。こういったスタッフとの意見交換も定期的にやっておりますので、どういった形がいいかというのは、内部でも日々工夫をしておるところです。ただ、なかなか、やっぱりスタッフも増やしていかないと解決は難しいのかなと感じております。 ◆田中 委員 そういった場で情報交換をされているということはよく分かりました。ぜひ様々な声に応えていただきたいと思います。  「予算概要説明書」の195ページのほうに移りたいんですが、動物の飼育などのことで伺います。2024年度の取り組みの②のところで、動物の適正な飼養方法を周知していくということなんですけれども、そういった啓発の中に、昨今、猛暑の中で犬などの動物の熱中症の対策などの内容というのは、来年度入っていらっしゃるのか、入る予定があるのか、伺いたいと思います。  また、ここに災害への備えなどについての普及啓発ということも書いてあるんですが、災害時のペットの対応について、町田市でもいろいろ周知されているんですけれども、随時、心配だという声をいただくことがあるので、どういった媒体でこうした啓発というのを保健所としてはやられているのか、どのくらいの方に届いているものなのか、届くものなのかという2点を伺いたいと思います。 ◎生活衛生課長 今ご質疑いただきました熱中症対策、それと災害対策のほうにつきましては、基本的に広報紙「ペットタウンまちだ」を発行しております。昨年度は新聞折り込みで発行をいたしまして、多くの方にお届けをさせていただいております。  熱中症対策については、昨年度、「ペットタウンまちだ」のほうに熱中症に気をつけましょうということで掲載をしております。来年度につきましては、まだはっきりした予定は決めてはいないんですが、その状況、必要性に応じて掲載するかしないかは決めていきたいと考えております。  それから、災害対策についてですが、こちらにつきましても同様に「ペットタウンまちだ」のほうで随時掲載をしておりまして、特に犬の飼い主の方には狂犬病の予防注射のお知らせに同封をいたしまして、シリーズ化しまして、まだ3回なんですけれども、日頃の備えというものについてお知らせをさせていただいております。  ですから、基本的に、全体、市民の方については広報紙「ペットタウンまちだ」、犬の飼い主については、さらに「ペットタウンまちだミニ」という形でお知らせをさせていただいております。 ◆田中 委員 啓発のほうを工夫されているということがよく分かりました。今、予防接種通知の中にそういった災害時の対応についての情報も載せてくださっているということだったんですけれども、情報を増やすのがいいかどうかは議論のあるところだと思うんですけれども、ペットの命に関わることなので、熱中症の注意喚起を予防接種の通知で載せるということも、一つ、先ほどのことと併せてぜひご検討いただけたらなということだけ述べまして、質疑を終わります。 ◆松葉 委員 まず初めに、34ページになりますけれども、先ほど、ファーストバースデーサポート事業は、今後、電子も考えていくというようなお話だったんですけれども、出産・子育てしっかりサポートからのカタログギフトについては、従来と変わらずという認識でよろしいんでしょうか。まず、そこを確認です。 ◎保健対策担当課長 従来というものは、しっかりサポート事業のときに、妊娠時のときにお渡しする応援ギフトのことかと思います。こちらについては東京都の広域連携ということで考えておりまして、引き続きカタログギフトというふうに予定しております。 ◆松葉 委員 これも従来から指摘もさせていただいたり、お話もさせていただいたりしているんですけれども、なかなかカタログギフトの使い勝手といいますか、実際にもっと地域の安いお店で買ったほうがたくさん使えるですとか、そういうお声もいただいている中で、カタログギフトは今分かりました。金券というところについては、デジタルというところでは、例えば地域通貨とか、今、DX化が進んでいる中で、いろんな地域では地域通貨に変換をして、そういった形でもお届けするというようなところもあると聞いているんですけれども、その点については検討されるのかというところを確認したいと思います。 ◎保健対策担当課長 地域通貨につきましては、具体的にそれにしようという検討ではなくて、地域通貨だと現金に近くなるというか、用途が、何でも買えてしまうんじゃないかというところが、今回の目的では子育てに資するものということで、少し縛りがあることと、現金によらないものというのが前提になっております。なので、現金により近いとそういったおそれがありますので、少し用途が限られるような手法というところで検討はしております。 ◆松葉 委員 分かりました。それから、伴走型支援というところで昨年から始まった事業であると思いますけれども、そこについての振り返りですとか、そのあたりについてはどのような状況でしょうか。 ◎保健対策担当課長 伴走型につきましては、やはり相談の受けやすい環境が重要になるかと思います。先ほども申し上げたように、妊娠時にまず妊娠の届出をしていただく、母子手帳をお渡しするというところで、そこでさらにしっかりサポート面接という妊婦面接を行うんですけれども、以前よりも、その段階で面談を受ける方というのは上がってきているなというような印象があります。ですので、その伴走をするための経済支援がパッケージになっているというところは、効果が出ているんではないかなと思っております。 ◆松葉 委員 ありがとうございます。分かりました。  それから、193ページ、2024年度の取り組みの①自殺対策というところなんですけれども、SNS自殺防止相談事業、また総合相談会自殺対策普及啓発キャンペーンゲートキーパー養成講座などを継続して行っていくということなんですけれども、この中で、この総合相談会についてはどのようなものなのか、少し詳細を教えていただけますでしょうか。 ◎健康推進課長 総合相談会につきましては、国や都が定めております自殺対策強化月間の9月と3月に実施しているものです。分野としましては、求職であるとか、労働であるとか、心であるとか、生活困窮、高齢者、そういった相談窓口を1つに集めまして、複数の悩みを抱えている方が、お一人2回という制約はあるんですけれども、そこでご相談いただけるという事業でございまして、2015年から継続して実施しているものです。  ハローワークであるとか、弁護士であるとか、市役所の中で言えば保健師であるとか、生活援護課の職員であるとか、そういった者が一堂に集まって横の連携をつなげるということもありますし、限られた時間ですので、その場で解決というよりも、悩みの糸口を探してつなぐ先をご紹介したりとか、そういったことをしております。 ◆松葉 委員 分かりました。自殺の原因は、自殺対策支援センターのライフリンクによると、少なくとも4つ以上の要因が折り重なって起こると言われておりますし、今、その糸口を探すというところでは、他部署がそういうふうに連携をしていくというのはすごく大事なことだと思いますので、これは引き続きまた実施をしていただきたいと思います。これらに参加した方の声とか、そういったものがもしあれば教えてください。 ◎健康推進課長 糸口が見つかったというお声をいただくのと同時に、なかなか短い時間でたどり着かなかったというようなお話があったりとか、法律の相談に関してはなかなか複雑なものがありますので、継続してまた相談に来られたりとか、そういったようなことがございます。 ◆松葉 委員 分かりました。  それから、そういった悩みのある方の悩みを傾聴していくといいますか、ゲートキーパーの養成というのがすごく大事だなと思うんです。そういうお話を聞く中で、それが本当にどこまでの悩みなのかというところに気づくというところが、やっぱりなかなか気づけなくて見落としてしまうとかということもあると思いますので、このゲートキーパーの受講者数と、もし職種とか、何か内訳とかが分かれば教えてください。 ◎健康推進課長 すみません、人数は分かるんですが、職種の細かいところまではちょっと資料がないんですけれども、感覚で申し上げますが、2023年度、今年度、7回実施をしておりまして、参加者数は64人、そのほか動画公開もしております。これも2011年度から町田市のほうでは養成講座を始めておりまして、ちょっとうろ覚えですが、累計で1万人を超える方が受講しています。受講されている中では、やはり相談支援に関わる方が多いということと、あと、庁内で相談を受ける部署の者も参加したりしております。  分野としては市民向けであったり、そういう専門職向けであったり、先日やったのは自死遺族の支援の会ですので、そういった経験談なんかを聞いていただく、そういった会も設けて、毎年7回程度実施しているところです。 ◆松葉 委員 主に相談支援に関わる方が多いというお話だったんですけれども、そういう意味では、これは以前、一般質問とかでもちょっとお聞きしたこともあるんですけれども、学校との連携というところも大事かなと思うんです。学校の先生、教員のゲートキーパー受講数、たしか以前お話を聞いたときには、学校の教員研修なんかで受けていただくというようなことだったように記憶しているんですけれども、そのあたりの連携というのはどのようになっているでしょうか。 ◎健康推進課長 先ほど言葉が足りなくて、すみません。教職員向けというのも実施しておりまして、それは健康推進課のほうで、保健所のほうで実施する場合もありますし、教育委員会のほうでも、独自に初任者向けであるとか、ベテラン向けであるとか、目的を分けて、対象者を分けて実施しております。細かい数字がなくて恐縮なんですが、1回1回の参加者のやつを見ますと、やはり教職員の方の会の参加が多い傾向にございます。 ◆松葉 委員 ありがとうございます。たしか先般、自殺総合対策大綱が改定されて、子どもや若者とか女性の対策強化が求められているかと思うんですけれども、そこについて新たに考えている取組ですとかがもしあれば教えてください。 ◎健康推進課長 この後の行政報告でもあるんですが、次期のプランには、自殺総合対策大綱で示された当面の重点施策の中で国がやるべき研究事業を除いた12分野について整理して載せております。今回、1回目の改定ですので、全計画の評価をしながら基本的には引き継いでやっております。  子ども、若者については、特に教育委員会のほうで心のアンケートとか、そういったことを積極的にやられていますので、その辺をきちんと整理して載せて、状況を見ていくというような計画にしてございます。女性に関しては、先ほどのSNS相談であるとか、あとは市民協働のほうで専用の相談窓口がありますので、そういったものも計画に載せて、しっかりと連携して対応していきたいと考えております。 ◆松葉 委員 分かりました。ありがとうございます。  それから、では、194ページになります。予防接種なんですけれども、2024年度の取り組みということで、まず、②近隣市との連携ということで、相互乗り入れ、八王子市、稲城市、日野市、多摩市、相模原市ということなんです。これは以前からも要望があるかと思うんですが、川崎市とか、横浜市とかとの連携について、なかなか難しいというお話だったかと思うんですけれども、現状をお聞かせください。 ◎山形 保健予防課担当課長 委員が今おっしゃいました川崎市及び横浜市との相互乗り入れに関しましては、毎年、それぞれの自治体の担当者と意見交換はさせていただいているところでございます。その結果、事務手続というところが向こうの医師会にも発生しますし、それぞれ区を持っているというところがあり、なかなか統一的な対応が難しいというような回答をいただいている状況です。なので、来年に関しましても、2つの自治体との相互乗り入れについては行えないような状況となっております。 ◆松葉 委員 毎年こういうお話をさせていただいているかと思うんですけれども、町田市の東側だと、やっぱり川崎市とか横浜市がもう本当に歩いてすぐだったりするわけです。なので、これはもうちょっと諦めずにぜひ交渉を続けていただきたいなと思います。これは要望として言わせていただきます。  続きまして、③の男性のHPVワクチンですけれども、これの詳細について、対象者ですとか、ワクチンの種類ですとか、回数ですとか、その辺が分かれば教えてください。 ◎山形 保健予防課担当課長 HPVワクチン男性接種補助事業に関しましては、対象者につきましては、中学1年生から高校1年生相当の男性市民というところで、約8,000人程度いらっしゃいます。対象のワクチンにつきましては、HPVワクチンは3種類ございますけれども、2価、4価、9価とございまして、対象となっているのは4価ワクチンというような形になっております。接種回数は3回、接種見込みにつきましては、対象者約8,000人のうち159人が3回接種というような形の予算を計上しております。人数につきましては、先行自治体の実績というところを参考に計上のほうはさせていただきました。自己負担額は無料、接種場所につきましては、女性同様、市内指定医療機関となっております。 ◆松葉 委員 ありがとうございます。これについて、中1から高1の男性で、対象としては約8,000人で、4価ワクチンということで、接種が3回ということでよろしいですか。100何名とかというところをもう1回、すみません、ちょっと聞き漏らしたので。 ◎山形 保健予防課担当課長 159人です。 ◆松葉 委員 分かりました。ありがとうございます。これについて、周知方法はどのように考えていますでしょうか。 ◎山形 保健予防課担当課長 周知方法につきましては、「広報まちだ」及び町田市ホームページを今のところ予定しております。 ◆松葉 委員 そうすると、そういった「広報まちだ」とか、ホームページに触れない人は知らないというような状況があるかと思うんですけれども、そういったお知らせですとか、こういったものが始まりますとか、そういった対象者に対してのアプローチといいますか、そういったものは考えていないんでしょうか。 ◎山形 保健予防課担当課長 こちらは任意接種でございますので、直接、対象者の方に送るとか、そういったことは考えておりません。 ◆渡辺 委員 それでは、192ページのところから順次質疑をさせていただきたいんですが、まず、192ページに「かかりつけ医」「かかりつけ歯科医」と書いてあるんですけれども、このかかりつけ医の定義はどのように捉えているのかなということで、国と医師会の見解がずれているところから、町田市はどのようにこのかかりつけ医というのを捉えているのかというのをちょっとお聞かせください。 ◎保健総務課長 かかりつけ医ですけれども、かかりつけ医につきましては、健康に関することは何でも相談できるということ、そして、必要なときには専門医、また専門医療機関を紹介してくださるということだと思います。その上で、一番最後は、やっぱり身近で頼りになるということがかかりつけ医ということだと理解してございます。 ◆渡辺 委員 町田市では、かかりつけ医というのは何でも相談できて、必要に応じて専門医を紹介してくださり、身近で頼りになる方々がそれぞれ市民にとってのかかりつけ医という認識ということでございました。ありがとうございます。  続きまして、193ページなんですけれども、様々な検診のことが書かれております。コロナ前後での影響とかというのをちょっとお聞かせ願えればと思います。検診率が変化したのか、それともコロナ禍以降、検診率は戻ったのか、その辺についてちょっとお聞かせください。 ◎健康推進課長 町田市の状況、がん検診ですが、コロナ禍においても大きく下がるようなことはございませんでした。一方で、報道等で言われている中では、コロナ禍においてはがん検診の受診控えがあって、発見されるべきがんが少なくなったというような報道があることは承知しておりますけれども、町田市においては、下がったということはなかったと認識しております。 ◆渡辺 委員 ご答弁ありがとうございました。コロナ禍でも、がん検診等は町田市内では大きく下がっていなかったと、報道されている検診控えがあって発見が遅れたというような事例は、町田はあまり見受けられないというご答弁だったと思います。ありがとうございました。
     続きまして、194ページ、「新たに男性のHPVワクチン任意予防接種に対する補助事業を開始します」とございます。対象者とか予算のことは先ほども松葉委員の質疑でご答弁いただいておりまして、中1から大体高校生程度で8,000人を対象に、予算上159人が接種するであろうと、4価のワクチンを3回接種するということでございました。  ワクチンというのは、個人を守るというのと社会を守るという二面性があって、広く対象者にワクチンを接種していただくことによって集団免疫を獲得し、社会を安定させるという効果があると思うんですが、そういった観点からしますと、この159人というのはどう捉えていいのかというところがちょっと疑問になるんですけれども、そこについて何かお考え等がありましたら、教えてください。 ◎山形 保健予防課担当課長 接種見込みの159人につきましては、公衆衛生上必要な人数というところではなくて、先進自治体を参考にさせていただいているというところがありまして、今年度、既に接種をしている区部なんですけれども、自治体が一つございまして、そこを参考にさせていただいたというようなところになります。 ◆渡辺 委員 では、公衆衛生上の観点は、このワクチンにはないということなんですね。 ◎山形 保健予防課担当課長 公衆衛生上の観点につきましては、定期予防接種に指定されるときにその観点で指定されているというところがございまして、現在、まだ男性HPVワクチンにつきましては任意接種というところがありますので、その部分というよりは、そのつなぎというところもあります。今回、どれぐらい接種するかというところにつきましては、先進自治体を参考にするしかないかなというところがありますので、そこを参考にさせていただいたというようなところになります。 ◆渡辺 委員 先進自治体を参考にしたというご答弁でございました。そうなりますと、青森県平川市とか、北海道余市町、千葉県いすみ市、東京都中野区などをお調べになられたのでしょうか。 ◎山形 保健予防課担当課長 都内の中野区を参考にさせていただいたところになります。 ◆渡辺 委員 中野区を先進事例として見られたと。中野区のほうでは、どのような効果といいますか、何人ぐらいが受けられて、どういうふうに社会的に受け止められているか、何かその辺、調べた結果、分かったことがありましたら教えてください。 ◎山形 保健予防課担当課長 中野区の接種実績につきましては対象者数が4,500名、うち接種者数が119人というような実績を確認しております。その効果につきましては、現在のところ、まだ特に確認できていないような状況です。 ◆渡辺 委員 中野区のほうでは、4,500人が対象で119名が接種したということが分かりました。では、続きまして、男性のヒトパピローマウイルスワクチンの効果について、町田市保健所はどのように考えているのか、教えてください。 ◎保健予防課長 男性に対するHPVワクチンの効果につきましてですが、現在、この4価のHPVワクチンの男性に対する効果としましては、肛門がん及びその前駆病変、そして尖圭コンジローマの予防というところが国から示されております。海外においては、女性の子宮頸がんに対しても男性が接種をすることで効果があるとされている国もございますけれども、日本におきましては、まだそういったような知見が示されておりませんので、あくまでも男性個人の肛門がん、そして尖圭コンジローマに対する予防というところになります。 ◆渡辺 委員 男性に対しての効果が肛門がんと尖圭コンジローマということでございました。肛門がんというのは、予後の極めていい、まれながんだと言われておりまして、もちろん治療法もございますし、尖圭コンジローマというのは自然治癒も可能で、もちろんお薬も効く、治療法があるものだと言われております。ワクチンで予防する必要性が高くはなくて、定期接種化する公衆衛生上の観点もないということでございましたので、その必要性が認められないというご意見の方々も世の中にはいらっしゃいますが、それについては、何か町田市保健所のご意見はございますか。 ◎保健予防課長 現在、男性に対するHPVの接種につきましては、国のほうで定期接種化を見据えた議論を行っているところでございます。その中では、恐らく女性の子宮頸がんを減少させる効果につきましても議論されることと考えております。東京都におきましては、この定期接種化に向けた動きの先取りをする形で今回助成を開始するというふうなことですので、本市におきましても、その方向性を踏まえて対応したいと考えているところでございます。 ◆渡辺 委員 国で今議論が進んでいると、東京都が先取りする形で進んでいるから町田市もというお話だったと思います。前の普通の女性向けの子宮頸がんワクチンのときにもいろいろあって、その結果、副反応に関して、厚生労働省を中心として全国に協力医療機関というのを設置していきました。そこでもまだ副反応に対する治療法が確立されていないということが今言われておりまして、男性にヒトパピローマウイルスワクチン、4価のものを打ったときに、男性への効果として得られるものが、さっき言った肛門がんと尖圭コンジローマの2点ということがあります。そういった現象が分かって、しかも、このワクチンは公衆衛生上の立ち位置じゃないというお話もございました。町田市は、なぜこのワクチンを導入しようと判断されたのかだけちょっと教えてください。 ◎山形 保健予防課担当課長 導入した判断につきましては、この予防接種任意接種であるんですけれども、市民の疾病予防と健康増進というところを目的として、東京都の方向性と同様に取り組む必要があるという形で認識したところでございます。 ◆渡辺 委員 では最後に、ワクチンというのは、リスクとベネフィットとよく言われておりますけれども、男性のヒトパピローマウイルスワクチンに関してのリスクの部分というのはどのように感じていらっしゃるか、教えてください。 ◎山形 保健予防課担当課長 リスクにつきましては、副反応といたしまして、国内の臨床試験において550人に接種した場合に328人に見られたというところがありまして、主なものとして、疼痛であったりだとか、膨張などが見られておりまして、このあたりがリスクになるのではないかなと考えております。 ◆渡辺 委員 先ほど判断した市民への安心、健康増進のためというお答えだったんですが、あまたある各種政策の中で、これを先行的に町田市はやっていくということですよね。国で議論が進んでいる、東京都も先行的にやっている、中野区が導入したよ、では、町田市もやらなくちゃと。あまたある政策判断の中で、これを導入しようといった優先順位が上がってきた理由は何かありますか。 ◎保健予防課長 やはり国が定期接種化を見据えて議論しているワクチンが何種類かある中の一つというところがございます。 ◆渡辺 委員 状況は分かりました。  では続きまして、195ページに移ります。195ページ下段のほうに、保健所許可手数料というのがございまして633万8,000円となっておりますが、これは昨年のものですと1,566万円だったんです。1,566万円から633万円に下がったのは、何か保健所が許認可をしなくちゃいけないものが減ったのか何なのか、この原因は何なのか、教えてください。 ◎生活衛生課長 2021年6月に、まず、食品衛生法の改正が完全施行されました。それによって、今まで食品衛生に関する許可の申請項目が減ったということが一つあって、申請件数が減っているというところがございます。ただ、実際に、昨年度と今年度の予算額としましてはマイナス約160万円、ここに出ている数字は、あくまでもこの事業に対する充当分ということになっておりますので、かなり減ったような書き方にはなっていますけれども、実際の許可の見込みとしては、今年度が約1,430万円、来年度が約1,270万円ということで、約150万円の減ということで、さほど大きな減というところまではいっていないというふうになります。 ◆渡辺 委員 食品衛生法が変わったことによって許認可するものが減ったというのはあるけれども、実は数字自体はそんなに変わっていないと。ここに出ている数字は633万円だけれども、違うところからも充当するということなんですか。 ◎生活衛生課長 表現がちょっと足りなくて、申し訳ありません。実際に歳入見込みは1,270万円ですが、そのほかのところへも充当するということで、実際に主な事業費に充当する部分が633万8,000円という表記になっているということです。 ◆渡辺 委員 私は不勉強でちょっと分からないもので、それがどうなっているかというのは、今度でいいので、今度、勉強しに行きますので、教えてください。  続きまして、196ページは保健所でいいんですか。保健所と書いてあるんですけれども、196ページの事業費の内訳の中にリハビリテーション医療というのがございまして、これは保健所じゃなくて病院ですか。保健所でも大丈夫ですか。 ◎保健総務課長 こちらは、一般会計から病院事業費のほうに繰り出す金額として、来年度、12億5,148万円というのを予定しておりまして、その中で、この内訳ということで記載してございます。内訳の内容につきましては、市民病院のほうでそれぞれ個々にということで、市と合意して記載しているという内容でございます。 ◆渡辺 委員 では、このリハビリテーション医療が昨年は2,310万円だったんですけれども177万円になったということは、病院のほうに聞いてくれという感じでよろしいですか。 ◎保健総務課長 一般財源をどのように活用していくという実際の部分につきましては、恐れ入ります、市民病院のほうに確認いただくということになります。 ◆藤田 委員 それでは、大きく4点まとめて聞きます。  まず、192ページの②の災害対策であります。これはもう本当に大事なことで、医師会等、3医師会等も含めて今協議体制を整えているところだと思うんですが、その中で、今回、能登の状況を見ると、保健所からも送っていただいていますメンタルケアの部分であるとか、特にこれは医師会と薬剤師会等を中心に話し合われていると思うんですが、医薬品の災害備蓄の関係です。この辺が今体制がどうなっているのか。聞けば、小児医薬品等も含む拡充が必要だとか、いろんな意見が出ていると思うんですが、その関係のことを今の現状等を含めて、予算化も含めてお伺いしたいと思います。あわせて、災害備蓄医薬品等管理業務の内容を詳しく教えていただければと思います。  次が、193ページのがん予防の普及啓発と検診であります。特にここは大事なところだと思うんですが、特に乳がん、子宮頸がん等も含めて、今の普及啓発、検診の状況を、この予算化に合わせて詳しくお伺いしたいと思います。それと、がん予防も大事なんですが、昨今、国のほうでも、町田市も力を入れていると思うんですが、実際のがん患者というか、本人、家族への支援というのは非常に大事なところだと思っております。そうした本人だとか、家族への支援においての相談体制、そして支援のメニュー等がございましたらお知らせいただきたいと思います。  3つ目が194ページの内容をまとめてお伺いしたいんですが、母子保健も、予防接種等の周知と併せて手続も、これは町田市は大変進んでいると思うんですが、子ども、子育てDXの関係です。アプローチ等も含めて今どのぐらい連携しているのか、手続も都内でもかなり多く採用されていると思いますので、その辺の状況をお知らせいただきたい。周知もそうですが、手続等も、子ども、子育てDXの関係で新たに増やすところがあればお知らせいただきたいと思います。  最後が195ページの中の狂犬病予防法の関係です。その中でお聞きしたいのが狂犬病の集合注射、ここにも書いておりますけれども狂犬病の注射通知書だとか、あと注射済票の交付についても委託していると思うんですが、主体をどこと考えているのか、その辺からお伺いしたいと思います。実施の主体、行うべき主体はどう考えているのか、予算化されているのかの部分も含めて、まず、そこをお伺いしたいと思います。  以上です。4点、お願いいたします。 ◎保健総務課長 それでは、1点目の192ページ、災害備蓄医薬品等管理業務につきましてお答えいたします。こちらなんですけれども、まず、体制面です。災害時に救護所で使用する医薬品につきまして、医師会、薬剤師会の先生方と検討、調整を進めてまいりました。現在、市内18か所、災害拠点連携病院の9か所と災害拠点薬局の9か所にそれぞれ、ランニングストック方式での配備が2022年度までに完了したところでございます。  具体的にどういったものが配備されているかというお尋ねでございますけれども、すみません、薬味品名だとちょっと細か過ぎますので、カテゴリーとしましては、例えば消毒薬ですとか、あと局所麻酔薬、解熱鎮痛剤、抗生物質、あと衛生材料としましてネットの包帯ですとか、ばんそうこうであるとか、サージカルマスクであるとか、手袋ですとか、そういったものを備蓄しているという事業でございます。  お尋ねの小児の部分につきましては、まさに現在、医師会の先生方と検討させていただいているところでございます。来年度、検討の結果によって、またそれを備蓄していくような方向で今進めているというところでございます。 ◎健康推進課長 がん検診、特に乳がん検診子宮がん検診の普及啓発ということでご質疑いただいたかと思います。まず、そこに書いてあるように、個別勧奨を通じまして受診につなげていただくということをやっております。予算的には、2024年度に向けては受診者の増加を見込んで増額計上しているということと、実際の個別勧奨に関しましては、先ほどもちょっと答弁したんですが、対象者に合うように、2022年度から乳がんと子宮頸がんを併せて40歳以上に勧奨するとか、あわせて、子宮頸がんは20歳以上ですので、別に子宮頸がんだけの勧奨をするとか、そういったことも個別勧奨の中ではしております。  普及啓発としましては、がん検診のご案内をお配りすることをはじめ、広報、ホームページ、そういったものを通じてやるのと、特に乳がんの月間につきましては、駅前でのシンボルカラーの点灯であるとか、ここの点灯もやっておりますし、駅前のデジタルサイネージ、懸垂幕、様々な媒体を使って検診を受けていただくように取り組んでいるところです。あと、子宮頸がんに関しては、先ほども言いましたが、今年度、協定企業と大学生のところに新たに講演会ができまして、それも動画にしまして今配信をしているところです。そういったことで、受診につながるように普及啓発をいろいろ工夫しながら続けていきたいと思っております。  あと、がん患者への直接の支援なんですけれども、これも昨年だったと思うんですが、新たに「がんに関する情報」というホームページをつくりまして、直接的な支援というのは、やはり支援拠点病院とか、そういったところに相談がいきますので、新たにそういうページをつくって、アクセスしやすいように、また、ここに書いてありますように、アピアランスケアもその一部だと思いますので、それを昨年から開始しているところです。 ◎山形 保健予防課担当課長 それでは、3つ目としてご質疑いただきました予防接種母子保健におけるDXの状況についてお答えをさせていただきます。予防接種につきましては、既にわくわくワクチンというアプリを導入させていただきまして、予防接種の接種期間などにつきましてはかなり複雑なもので、例えば最初に予防接種を打ってから1か月後にもう1回打って、また2か月後にもう1回打つみたいな形の管理もできますし、母子健康手帳の一部機能につきましても、わくわくワクチンのほうに搭載をさせていただいております。  最近、新たに始まった取組として、LINEを活用した申請については、かなり進んでいる状況でございます。こちらにつきましては、予防接種に関しましては、予防接種証明書の申請というところにつきましても簡単にできるようになっておりますほか、HIV検査の予約ですとか、肝炎ウイルス検査の予約というところもできますし、出産・子育て応援交付金の申請であったりだとか、乳幼児健康診断の予約につきましても、現在、LINEのほうでできるようになっております。  こういったものを活用しまして、周知としましても、これまで広く周知をさせていただくといった手段の一つであった広報紙であったりだとか、ホームページといったものに加えて、直接リーチできるLINEであったりだとか、アプリというものを活用して、今後の周知のほうをさせていただけたらと思います。  あわせて、来年度新たに始まる取組として、国のパブリックメディカルハブ――PMHといった取組がございまして、母子保健の健診のほうにつきましては、健診を受ける前に問診表というものがあるんですけれども、通常、そちらにお越しいただいてから紙の問診票に記載いただいて、健診を受けていただくというような形になるんですけれども、お越しいただく前にマイナンバーカードと連携したマイナポータルのほうでご入力いただいた場合につきましては、直接入力いただく必要もなく、待ち時間も少なく健診を受けていただくといったものの実証事業、本格的に始まるのはもう少し先なんですけれども、まずはその実証事業に手挙げさせていただき、今年度めでたくというか、採択されております。こういったものに積極的に手挙げして、参加しながらDXは進めていきたいなと考えております。 ◎生活衛生課長 狂犬病の予防注射に関するご質疑ですが、まず、実施主体に関しましては、これは当然自治体になります。狂犬病予防注射の接種に関する計画、飼い主への周知、注射されない方への督促等、これらの事業については自治体が行っております。集合注射に関しましてはその中の一つということで、東京都獣医師会と23区、26市、それから市町村、これらと覚書を締結させていただきまして、こちらに関しては、注射に関しては獣医師会、注射済票の交付、その他会場整理や運営に当たっては市町村という役割分担をしながら、協力をいただいて実施をしております。  注射済票の交付についてですが、こちらについては、注射を打ったらその場で市民の方が注射済票をお受け取りいただけるように、獣医師会を含め動物病院にお預かりをいただいております。手続上、550円という代金を徴収していただく関係がありますので、委託契約ということで締結をしておりますが、その委託料については、従前から無償でご協力をいただいていたということもありまして、来年度についても、特にこちらのほうからのお支払いはないということで手続を進めさせていただいています。 ◆藤田 委員 分かりやすく最後のほうから行きたいと思うんですが、そういった面で、これは大事な事業で、集合注射にしても、今お話ししたように、会場整理だとか、会計だとかというのは、主体として市というか、保健所が人員を出してやるべきことだと思っているんですが、そういう体制になっているということでよろしいんですか。 ◎生活衛生課長 実際、集合注射を開催する時期というのは、やはりお問合せも多く入ります。ですから、事務所にも何人か残さなければいけない。その中で、できる限り最大限の人数を会場のほうに向けて準備はさせていただいております。ただ、獣医師会のほうも積極的にご協力いただいて、テントの設置とかを実施していただいておりますので、今のところ不足しているということはないと考えております。 ◆藤田 委員 だとしたら、もう1回、獣医師会としっかり話し合ってほしいんです。聞いている限り、そうじゃない状況もあるので、獣医師会としては、会場整理だとか、そういうところに、市のほうも主体であるんだから積極的に行ってほしいというのを聞いております。  それと、さっきも狂犬病の交付代行、これは委託事業なんですよね。だけれども、特に支払いはしていないということなんですが、そこのところというのは、やっぱりもう1回ちゃんと獣医師会と調整してほしいんです。委託業務ですから、委託事業ですから、払わなくてもいいんだということではないと思うので、今回は予算化されていないと思いますけれども、そこのところはしっかりと話し合ってほしいと思います。これというのは本当に大事な事業でありますので、特に主体が保健所である限り、ご協力いただいているとか、委託先だというスタンスで、獣医師会としっかり話し合っていただきたいと思いますので、そこは要望にとどめておきますので、よろしくお願いしたいと思います。  それと、3番目のDXの関係は本当にありがとうございます。やっぱり町田市はかなり進んでいるというか、それが子育ての方々のいろんな不安だとか、そういうものに大変本当に寄与しているというか、今はもうほとんどスマホでできればという時代ですから、引き続き、DXでできるよという周知も含めて寄り添っていただければと思いますので、よろしくお願いします。新たにまたそういうメニューが増えたということは、大変評価をしたいと思いますので、よろしくお願いします。  それと、下のほうから再質疑したいのが、がん予防の関係なんですが、特に乳がんと子宮頸がんに絞ってお伺いしますけれども、今、それでかなり努力していただいているというのは、私どもは、日頃、いろんな周知だとか、そういうので分かっているんですが、実際にどのぐらい検診だとか、意識に結びついているのか、そこを改めて、数字があれば数字でもって教えていただきたいと思います。  それと、本人とか、家族の支援なんですが、例えば入院をしているときの子育ての関係の相談だとか、あと生活上のことだとか、もっと言えば仕事への復帰だとか、いろんな相談事を家族も含めて本人たちは抱えているんです。そういう相談というのの窓口はどこになっているのか。相談先、ここに来ればそういう相談に乗れるよという周知はどうなっているのか。  それと併せて、そういう生活上の支援というのは、社福でもやっていると思うし、いろんなところであると思うんです。そういうところの情報とかというのは集約されているのか。相談につながってくるんですけれども、こういう支援ができるよとか、いろいろあると思うんです。その辺のところはどう集約されているのかという部分を改めてお伺いしたいと思います。 ◎健康推進課長 まず、1点目のがん検診の受診につながっているのかというところですが、まず、乳がん検診ですが、これは2年に1回の検診ですので、多少波があるんですが、2022年度の受診者が町田市の検診としましては7,951人受けていらっしゃいます。その前年は8,671人ですので、2020年度が7,732人ということで、ちょっと波がありながら8,000人前後で推移しているというところです。あと、子宮頸がんが、昨年度、2022年度が1万391人受診をされておりまして、前年度が9,959人ですので、ここは伸びている状況がございます。  それと、ご質疑のあった相談支援なんですけれども、先ほどページをつくったというようなお話をさせていただきましたが、それぞれの方の悩みというのがいろんな分野にまたがると思いますので、がん患者に限らず、悩みの相談先一覧というのを私どもで集約させていただいておりまして、それもそこのページの中で見られるようになっております。  実際、市の中での相談支援ということになりますと、予防課の保健師であったり、女性があれば、市民協働のほう、男女平等推進センターのほうの女性悩みごと相談とか、様々あるんですけれども、それを分野別に整理して載せておりますので、それぞれそこを見ていただいてご相談いただく。ご相談の中で、さっきの総合相談会、自殺のほうにもちょっと通じるところがあるんですけれども、そこで受け切れなければきちんと連携をして、悩みに寄り添って相談に乗っていくということが必要だと思いますので、集約という意味ではそういったことをしております。 ◆藤田 委員 乳がんと子宮頸がんのほうは、引き続き、大事なところだと思いますので、よろしくお願いします。  今の当事者、家族への支援なんですけれども、なかなか今聞いていても状況が、ホームページをつくったという、窓口をつくったということでありますけれども、おっしゃるように、いろんな寄り添わなきゃいけない部分がたくさんあるんです。具体的に言うと、レスパイトじゃないですけれども、例えばひとり親の人だったら、入院したときにこの子たちを誰が面倒を見るんだとか、そういうことを支援している団体は、民間も含めて、あるいは当事者グループも含めてたくさんあるわけじゃないですか。そういうふうな支援というのは、市のみならずいろんなところでサポートしているところもあるじゃないですか。そういうところに結びつけていくだとか、そういう情報というのは実際に集約されているのか。  がんになった状況で、例えば、よく言っていますけれども、がんママのグループを知っていれば、そこに相談してつなげていただいたりしているんですけれども、孤独であったりしている人たちは、どこに相談していいか分からない状況になって、今、自殺のお話がありましたけれども、精神的にもかなり追い込まれているんです。  だから、そういう人たちに分かりやすい相談先、まずは相談するというところ、窓口が保健所だったら、ここにまず相談していただければそういうところにつなげますとか、そういう体制が必要だと思うんです。そこを聞いているんですけれども、がんになって、そういった悩みがあったら、まずはどこに行けばいいんですか。そこの窓口は保健所でいいんですか。そこからお伺いしたいと思います。 ◎健康推進課長 まずは保健所にもご相談いただいて、適切なところへつなげられればと思いますが、まずは保健師のほうにご相談いただくとか、そういったことをしていただければいいかなと考えてございます。 ◆藤田 委員 これからいろいろまたまとめていきますから今日のところはあれなんですが、少なくとも、がん対策基本法の中で、ご存じかと思いますけれども、主体となっていくのが、予防とかも大事です。だけれども、これから実際にがんになった本人や、当事者や、家族にどうやって寄り添っていくかというのも、国においては一つの政策の柱になっているじゃないですか。町田市もそうであるべきだと思って、そうであると思っているんですけれども、ならば、そういう今実際に闘病されている方々に、対策というのはしっかり取られていますか。どういう対策を取られていますか。 ◎健康推進課長 ちょっと繰り返しになりますが、先ほどもページをつくってご紹介をしたということを申し上げましたが、健康推進課という言い方をしていいのかどうか分からないですけれども、直接、こちらに声が入るような体制にはなっていないような状況もございますので、保健所内でもう1回協議させていただきたいと思います。 ◆藤田 委員 そこのところは趣旨に乗って、大きなことになると思うんですけれども、しっかりやってほしいと思うんです。ホームページをつくったならば、つくりっ放しじゃないですよね。そこに相談が来るんだから、そういうふうにどうしていくかというところも、そこに相談の窓口を載っけるというんだったら、そこからの支援の体制とかは、何回も言っているように、それは保健所だけでできないです。だから、連絡とか、そういう体制をつくっていかなきゃいけないんだと思っているし、もうとっくにできているものだと思っているんです。  そこのところを改めてしっかりつくっていただいて、体制をもう一度整理していただいて、できるだけ早く、今、特に子育ての女性に多いんですけれども、当事者の方々、本当に困っている方とか、どこに相談していいか分からない人たちがたくさんいますから、せめて、そういったところの体制を早くつくっていただきたいと思います。分かりやすく、ここに来てください、ここに相談してください、そこから私たちがつなげますからという体制をつくってほしいと思うんですけれども、そこだけ最後にお伺いしたいと思います。 ◎健康推進課長 改めて検討して、分かりやすいご案内ができるようにしていきたいと思います。 ◆藤田 委員 では、そこのところは、今後に期待をいたします。どうぞよろしくお願いします。  最後に、災害備蓄のほうを質疑したいと思うんですが、医師会にしても、薬剤師会にしても、今の現状の中で特に医薬品が不足、もっと拡充しなければいけないんじゃないかと会議でも意見が出ていると思うんですけれども、特に小児医薬品のほうです。今後の方針も含めて、そういう体制というのは、今回、予算化されているんですか。 ◎保健総務課長 災害時の備蓄品でございますけれども、初めて備蓄を始めたのは、2019年度にまず薬局で9か所、2021年度で病院3か所、2022年度で病院6か所というところで、何を置くかというところも含めて医師会の先生方、薬剤師会の先生方と話をする中で、今、備蓄がまずは一旦は完了したと。2023年度がございまして、来年度、委員ご指摘のとおり、備蓄をしまして、拡充、とりわけ小児のお薬の部分について検討を進めているところでございますので、来年度、その検討の結果を見まして、また備蓄のほうを進めていきたいと考えております。 ◆藤田 委員 ぜひそこのところは、備蓄ができたら、これは補正でもいいと思うんです。いざというときもあるので、今から用意しておかなきゃいけない部分、特に小児の場合は、1月を過ぎて、通常というか、有事じゃなくても小児の医薬品が不足して、受診いただいても薬が出せないという状況も、特にインフルエンザのときとかは聞いておりますので、そういう面で、小児は特に災害時の件も含めて、医薬品の拡充というか、備蓄の拡充というのは、積極的に医師会、薬剤師会とも相談して整えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  最後に、災害時の体制です。常に会議をされているというのは聞いておりますけれども、特徴として、本年度、特に災害時、有事のときの災害の救護とか、体制というのは、新たにあった部分も含めてお伺いしたいと思います。 ◎保健総務課長 今年度、例年、災害に備えた訓練ですとか、南多摩医療圏の中での通信訓練というのも行われてきております。保健所の中で言いますと、1月1日の能登半島の地震がございまして、保健所からも被災地支援に行ってございます。行ってきた内容につきましては保健所の中でしっかりと共有しておりまして、今後の被災地支援もそうですし、私たち自身がもし発災したときにというところを心構えとして持って、また来年度以降、訓練のほうはしていきたいと考えております。 ◆笹倉 委員 1点だけ、HPVワクチンの接種事業についてなんですけれども、先ほどもう結構いろいろ議論があったんですが、今回のワクチンですけれども、任意接種ということなので、周知というか、お知らせも、ホームページでのお知らせということではあるんです。それに関して、副反応のリスクについての市の考え方と、あと周知について、リスクについては、具体的にこういうことがリスクであるみたいなことは先ほど答弁があったかなと思うんですけれども、考え方のところでどのように考えて、どのように周知するのかというところをちょっと教えてください。 ◎山形 保健予防課担当課長 リスクにつきましては、接種できるといった情報と併せて、こういった副反応が起きていますよというところもお伝えしようかなと思っております。その上で打ちたいという形で判断されるのであれば、こういう形でお申し込みくださいというようなご案内を共にさせていただく予定となっております。 ◆笹倉 委員 ありがとうございます。だから、説明した上で打ちたいという判断は、保護者と本人がよく話し合ってということだと思うんですけれども、そうではあるんですが、市として補助事業としてやることなので、特に今回、中1から高1の思春期の男子、子どもたちが対象なので、思春期の体の変化であったり、気持ちの変化であったり、接種前もそうですし、接種後のところで、やっぱり大人へのワクチン接種とは全然違うと思うのです。そのあたりの事前の説明であったり、フォローとか、学校を休んだりすることもあるだろうし、単純にというか、ワクチン自体の副反応のことではなく、そういったところの取組については、もう全て保護者任せだったり、医療機関任せなのか、市としてはどのようにお考えか、教えてください。 ◎保健予防課長 副反応につきましては、接種の前の説明であったり、あるいは接種後の経過を観察して、もし心配な症状があったときにはしっかりと接種医にご相談いただくというふうなところになります。今後、医療機関のほうと接種に関するいろいろな検討を進めていくことになろうかと思いますので、その中で、そういったようなところについては、医師会の先生方と相談をしていきたいと思っております。ただ、任意接種ということもありますので、市として相談の窓口というところを設置するというような予定は今ございません。  女性のHPVに関しましては、定期接種ということもありまして、東京都のほうで副反応が生じた際の相談窓口というものを設置しておりますが、これについても男性のHPVについては対象にならないと東京都から聞いておりますので、やはりそこは任意接種というところでお医者様とお母様、保護者様、そしてご本人でよくご相談をされた上で接種をするかどうかはしっかりと決めていただきたいと考えているところでございます。 ◆笹倉 委員 今後、医療機関といろいろ検討というか、共通認識というか、進めていくということだと思うんですけれども、やっぱり中学生と高校生ですので、教育機関のほうとの連携とか、そういったことはあるんでしょうか。 ◎保健予防課長 現在のところ、そういった予定はございません。 ◆笹倉 委員 ぜひ、そこもしっかりやっていただきたいなと思います。やっぱり中学生、高校生で、本当に思春期で、ほかのことでも結構ふわふわするわけじゃないですか。その中で注射を打つというのは結構怖いことなので、打っておこうかみたいな簡単なふうに捉えられないように気をつけていただきたいと思います。  あと、先ほども男性向けの接種に関しては、肛門がんとか尖圭コンジローマに効果があるということで、あと、まだ公衆衛生上の必要性は認められないというところです。ただ、定期接種化するような議論があるからやっていこうということは、本当に実験的であったり、テストというか、在庫処理なんじゃないかなというようなことも言われております。  このHPVワクチンは性交渉をする前、感染前の接種が有効であるということなんですけれども、そもそも、その前に性教育や性感染症についての正しい知識が必要だと思うんです。日本は梅毒の感染者数も結構ここ数年増えているというデータも出ています。やっぱり小学校、中学校の性教育をしっかりやることに予算を組んでほしいなと思っておりますので、教育委員会との連携がそこは必要かなと思うんです。そこは、町田市の子どもたちの健康を守るという意味で病気の予防にも必要なことだと思うんですが、そういった性教育に関して、保健所と学校関係で連携した取組というのはどうなっていますでしょうか。 ◎保健予防課長 性感染症に関する普及啓発についてのご質疑だと考えますが、これにつきまして学校と連携してというふうなことは行っていないんですけれども、一般の方向けの様々な普及啓発のほうは実施しております。HIVや梅毒などに関するポスター、チラシ類、そしてポケットティッシュ類を様々なところに置かせていただいたりですとか、ホームページ等での周知、発生数などを掲載するなどして、広く普及啓発に努めているところでございます。 ◆笹倉 委員 普及啓発に努めているところは分かるんですけれども、もう少し、やっぱりワクチン接種のことは進めていくというか、任意であるということでありますけれども、その前段階というか、基本的なところとして本当にそこが必要だと私は思っているので、何が何でもワクチン反対という立場での意見ではありません。  ただ、やっぱり健康な体に注射をするということで、今もHPVワクチンの接種で重篤な被害があって苦しんでいる方がいるということをなかったことのように誤解されないように、やっぱりこうやって市が補助金を出しますよとなると、安全なんだなというふうに、ネットとかを見ていても、そういうことが進んでいくんだと、定期接種化されていくんだったらいいねとならないように、ぜひ市には慎重に取り組んでいただきたいという思いで、意見ですけれども、今回質疑させていただきました。 ◆熊沢 委員 先ほどの渡辺委員の質疑で、市民病院に支出する金額の話なんですが、内容は市民病院だと思うんですが、あれは市民病院から言われた金額をそのまんま出しているのか、市民病院から言われた金額をどこかで、こちら側で調整しているのか、教えて――だから、内容は市民病院じゃなきゃ分からないのは分かるんだけれども、でも、内容が分からないまま支出しているわけではないと思うので、どういう状況なのか、教えていただけますか。 ◎保健総務課長 市民病院に一般会計から繰り出す繰入金でございますけれども、まず、町田市民病院の第4次中期経営計画というのがございます。2022年度から2026年度に計画が定まってございます。この計画策定過程におきましても、病院側と市のほうにおいて協議をしているという状況がございます。その上で、毎年度の繰入金につきましては、市民病院と市の側で協議をするんですけれども、資金残高等の状況を踏まえて毎年度確認していくということで、来年度はこの額でということになってございます。  個別の内訳のところの細かい部分については、どういう内容というところは市民病院とご説明を差し上げたんですけれども、基本的にはかかる費用があって、それに対する支出があって、足りない金額ということで個別に出てきているという状況でございます。毎年度、協議をさせていただいて、来年度はこの額と。その前提の基本的なところでは、中期経営計画というのがベースにはございますという状況でございます。 ◆熊沢 委員 今回の予算において、市民病院から言われた金額を減額したのか、増額したのか、その辺のことは分かりますか。 ◎保健総務課長 今年度、市民病院第4次中期経営計画に記載のある金額で、資金残高、今後の財政見通しを確認した中で、協議の結果、中期経営計画と同じ金額でということで合意したという状況でございます。 ◆熊沢 委員 協議の中で、市民病院はもっと欲しいとか、少なくてもいいよという意見は一切なく、逆に、市のほうから中期経営計画にこう書いてありますからこれですよと言って、市民病院側は、はい、分かりましたと二つ返事しかできないのか、何かあるのかが答えられれば言っていいんですが、答えられる範囲で答えていただけますか。 ◎保健総務課長 個別の協議の内容につきましてはすみません。例えば、昨年度の状況なんですけれども、昨年度の状況につきましては、中期経営計画であった金額よりも少し額が下がったようなところで合意をして繰り出したという状況がございます。今年度については話合いの結果、中期経営計画どおりの金額ということで、今回、予算の編成をさせていただいております。 ◆熊沢 委員 この協議は、市民病院の側はどの担当者が出てきて、保健所側は、市側はどなたが出るのかは教えてもらうことはできるんですか。 ○委員長 休憩いたします。              午前11時50分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前11時51分 再開 ○委員長 再開いたします。
    ◎保健総務課長 市側なんですけれども、財務部門のほうで直接的には協議して合意しているという状況でございます。 ◆熊沢 委員 ということは、調整内容とか、お金を出すところは、委員会で財務部で聞かなきゃいけないということになるんですか。 ◎保健総務課長 詳細の部分については、すみません、直接承知していないところなんですけれども、現状はご説明したとおりでございます。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって保健所所管部分の質疑を終結いたします。 △行政報告新型コロナウイルスワクチン接種事業について(その12)) ○委員長 行政報告新型コロナウイルスワクチン接種事業について(その12)を議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎保健所長 新型コロナウイルスワクチン接種事業について、令和5年秋開始接種についてと2024年度からの接種についてご報告をいたします。  詳細については、担当からご説明申し上げます。 ◎石川 臨時接種担当課長 それでは、行政報告新型コロナウイルスワクチン接種事業について(その12)についてご報告させていただきます。  タブレットの資料、88番をご覧ください。  まず、1、「令和5年秋開始接種」についてご報告させていただきます。  (1)ワクチンの接種状況についてでございますが、昨年の9月20日の開始から本年の3月5日までにおよそ10万人の方が接種を受けておられます。なお、全体の接種状況につきましては、3月5日現在、23.3%と、都内の平均ですと約20%ございますけれども、それを若干上回る結果、状況となっております。  続きまして、(2)予約・相談窓口の終了についてでございますが、既にご案内のとおり、今月末、3月31日をもって新型コロナワクチンの特例臨時接種が終了となります。これに伴いまして、3月29日にコールセンターでの予約及び相談の受付を、3月31日にはインターネットによる予約システムの運用を終了いたします。  続きまして、2、2024年度からの新型コロナワクチン接種についてご報告いたします。  まず、(1)2024年度以降のワクチン接種の概要についてでございますが、新型コロナワクチン接種の予防接種法上の位置づけが特例臨時接種から定期接種に変更となります。具体的には、毎年秋から実施しております、主に65歳以上の方を対象といたしました季節性インフルエンザ予防接種と同様の取扱いとなります。この変更に伴いまして、表に記載のとおり、2024年度以降の接種対象となる方は、65歳以上の方と60歳から64歳までで重症化リスクの高い方に限定され、接種場所は、病院や診療所などの医療機関で受けていただくこととなります。また、ワクチンの接種費用につきましても、一部自己負担が生じることとなる見込みでございます。  次のページにお移りいただきまして、(2)問い合わせ窓口についてご説明させていただきます。先ほど申し上げましたとおり、3月31日をもって特例臨時接種が終了することに伴い、新型コロナワクチン接種を担当しておりました保健予防課臨時接種推進室も同日をもって廃止となります。このため、4月1日以降のお問合せなどの各種窓口につきましては、保健予防課保健予防係が担当することとなります。なお、4月以降、新型コロナワクチンの接種証明書の交付を希望される場合、コンビニエンスストアのキオスク端末、いわゆるマルチコピー機でございますけれども、こちらでの発行はできませんので、郵送で保健予防課宛てご申請いただくか、保健予防課の窓口にお越しいただくかのいずれかの方法でご請求をお願いさせていただきたいと思います。  続きまして、(3)市民への周知についてでございますが、本日ご説明を申し上げました内容につきましては、「広報まちだ」及び町田市ホームページなどを通じまして市民の皆様へご案内いたしておりますが、具体的な接種の開始日や使用するワクチン、あとは自己負担額など、まだ決まっていない事項につきましては、決まり次第、改めてご案内をさせていただきたいと思っております。  ご報告は以上でございます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆田中 委員 問合せ窓口について伺いたいんですけれども、これまで特別な窓口というか、別に窓口を用意されていて、これでやり方が変わるということに関して、また流行したときとかということで、相談件数が増える可能性もあるかなと思うんですけれども、それに対応する保健予防課のほうの体制の強化とかというのは、一緒に図られているものなんでしょうか。 ◎石川 臨時接種担当課長 臨時接種のほうも、ここで終わって全て終了ということではなくて、当然、幾つかの残っている業務等がございますので、そういったことにつきましては、もちろん市民の方からのお問合せにつきましても、対応できるような形で今予定をしております。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。 △行政報告(「まちだ健康づくり推進プラン24-31」素案に係るパブリックコメントの実施結果及び計画の策定について) ○委員長 行政報告、「まちだ健康づくり推進プラン24-31」素案に係るパブリックコメントの実施結果及び計画の策定についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎保健所長 まちだ健康づくり推進プラン24-31素案に係るパブリックコメントを実施いたしましたので、その結果と、また計画の策定についてご報告をさせていただきます。  詳細については担当からご説明申し上げます。 ◎保健総務課長 それでは、行政報告、「まちだ健康づくり推進プラン24-31」素案に係るパブリックコメントの実施結果及び計画の策定についてご報告いたします。  タブレット端末の資料、89番をご覧ください。  資料は、PDFの188分の1ページをご覧ください。  まず、1、パブリックコメントの実施結果についてでございます。まちだ健康づくり推進プラン24-31の策定に向け、その素案についてパブリックコメントを実施し、市民の方からご意見を頂戴いたしましたので、ご報告いたします。  (1)実施期間でございますが、2023年12月15日から2024年1月15日です。  (2)実施方法でございますが、町田市ホームページへの資料掲載のほか、公共施設で閲覧用資料の設置、概要版の配布を行いました。  (3)寄せられた意見の件数・内訳でございます。10名の方から17件のご意見をいただき、ご意見の項目別では、体の健康に関するものが7件と最も多い結果となりました。一つ一つのご意見の説明は省略させていただきますが、個別のご意見の概要と市の考え方は3ページから6ページに掲載してございます。  (4)市の考え方の公表でございますが、寄せられたご意見の概要や市の考え方は、「広報まちだ」及びホームページ等で2024年3月中旬に公表する予定でございます。  次に、2ページをご覧ください。  2、計画の策定についてでございます。1のパブリックコメントの実施結果などを踏まえまして、まちだ健康づくり推進プラン24-31を策定いたしました。  初めに、(1)計画の位置付け及び計画期間でございます。本計画の位置づけは、健康増進法第8条第2項に基づく市町村健康増進計画、自殺対策基本法第13条第2項に基づく市町村自殺対策計画、食育基本法第18条に基づく市町村食育推進計画の3つを一体的に作成したものでございます。計画期間は、2024年度から2031年度までの8年間です。  次に、(2)計画策定までの経過でございます。2022年3月に町田市議会へ計画の策定スケジュールなどをご報告申し上げ、6月に町田市保健所運営協議会へ諮問、8月に町田市民に向けた市民アンケートを実施いたしました。2023年12月15日から2024年1月15日は先ほどご説明申し上げましたパブリックコメントを実施しまして、2024年2月に町田市保健所運営協議会から計画の策定について答申をいただきました。  最後に、(3)計画の特長でございますが、3点ございます。  1つ目は、これまで個別に策定していた3つの計画を統合したことです。これにより、分野を超えて課題を共有し、それぞれの強みを生かしながら分野横断した取組の展開につなげていきたいと考えております。  2つ目は、分かりやすい表現を用いたことでございます。健康医療関係であると、どうしても専門用語が多くなりがちになるんですけれども、なるべく平易な表現を用い、どうしても専門用語の使用が必要な場合には、用語解説を入れることといたしました。また、健康づくりに関する市の取組などをコラムで掘り下げて紹介することで、理解を深めていただきたいと考えてございます。  3つ目は、目標、取組の設定についてです。設定するに当たりまして、成果、効果の見えやすい、いわゆる成果指標を中心としまして、国、東京都との整合を意識して、国、都の掲げる指標を用いることで、町田市の現在地を比較しやすく、把握しやすくというふうに設定いたしました。また、現行計画では、保健所以外での取組というのはほとんど掲載していなかったんですけれども、今回、他部門、市内の活動団体などとの連携強化を目指しまして、またご協力をいただきまして、地域でされている活動や庁内の他部門の取組というものを関連事業として広く掲載してございます。  続きまして、7ページをご覧ください。  別紙2でございます。このページからPDFの30ページまでが概要版、PDFの31ページから188ページまでが計画全文となります。内容につきまして、概要版を用いてご説明いたします。また、ページ番号はPDFの番号でご説明させていただきます。  それでは、9ページをご覧ください。  初めに、1、計画の目的・位置づけ等でございます。(1)に計画策定の背景と目的を掲載し、(2)計画の統合では、今回、3つの計画、まちだ健康づくり推進プラン、町田市自殺対策計画、町田市食育推進計画を統合しておりますので、その狙いを掲載してございます。計画の目的、全ての市民が健康で安心して希望を持って生活できる地域を実現するためには、市民、関係機関、行政が協働して、関連し合う3つの分野、健康づくり、食育、自殺対策の事業を推進することが必要不可欠であると考え、計画を統合して策定してまいりました。  10ページをご覧ください。  (3)計画の位置づけでございます。本計画は、まちだ未来づくりビジョン2040及び町田市地域ホッとプランを上位計画とし、各関連計画と整合性を図り、連携して進めてまいります。  下段の(4)計画期間は、2つの上位計画と合わせ、2024年度から2031年度までの8年間としております。  11ページをご覧ください。  次に、2、現状と課題を掲載しております。このページでは、(1)としまして、国・都の計画及び関連法の主な動向を掲載してございます。  続きまして、12ページ、13ページをご覧ください。  (2)市の現状としまして、健康、医療関連の統計データなどを掲載しております。  14ページ、15ページをご覧ください。  (3)課題の整理としまして、現行計画の計画期間を振り返り、健康医療関連の課題や社会的な動向等をまとめてございます。こちらは、紙資料では左右の見開きでご覧いただくことで、本計画で整理した課題を把握しやすいように記載してございます。  16ページをご覧ください。  次に、3、計画の基本的な考え方でございます。  (1)理念は、これまでの理念を継承しまして、「みんなでつくる『健康のまち』まちだ」としております。  その下、(2)基本目標では、現状や課題を踏まえ、理念の実現に向け、誰もが健やかでどんなときも安全安心であることを目指し、基本目標を2つ、誰もがすこやかな暮らしができるまちをつくる、どんなときも安全・安心な生活ができるまちをつくるを掲げております。  17ページをご覧ください。  次に、4、体系図でございます。基本理念、基本目標の実現に向けた目標、施策を一覧できる体系図を掲載しております。  上段、基本目標1には、4つの目標、妊娠・出産・子育てを支えるまち、からだの健康を支えるまち、食で健康を支えるまち、かけがえのないいのちを大切にするまちと、その目標を実現する12の施策を掲げております。  下段の基本目標2では、3つの目標、安心できる地域医療があるまち、新興感染症や大規模災害に対応できるまち、安全で衛生的な生活環境が整っているまちとその目標を実現する7つの施策を掲げております。  18ページをご覧ください。  次に、5、目標・施策でございます。基本目標と目標、目標の具体的な説明や指標を記載しております。また、目標達成に向けた施策とその方向性や主な取組をまとめております。  基本目標1、誰もがすこやかな暮らしができるまちをつくるのグループの中の目標1-1、妊娠・出産・子育てを支えるまちでございます。具体的な内容は、四角い囲みの中に掲載してございます。目標が達成されたのをどのように図るのかという指標につきましては、取り組んだ結果、どうなったのかという成果指標を中心に設定しております。  施策としましては、(1)子育てをする方への妊娠期から継続した支援をしており、この施策の方向性を3点お示ししております。文末にある丸で囲った数値は、その下にある主な取り組みの数字と対応しております。  19ページ以降、27ページまで、目標ごとにただいまご説明申し上げた構成で掲載しております。  PDF、28ページをご覧ください。  6、計画の推進体制を掲載しております。この計画は、この策定をしまして、この4月からスタートとなります。よりよく推進するための体制について掲載してございます。本計画に基づき、施策や取組を実施するとともに、PDCAサイクルで年度ごとに実施内容の確認、見直しを行ってまいります。  計画の概要のご説明は以上となります。よろしくお願いいたします。 ○委員長 休憩いたします。              午後零時6分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後零時7分 再開 ○委員長 再開いたします。  これより質疑を行います。 ◆藤田 委員 先ほどは、予算についてのご審議ありがとうございました。その中で、1つだけ、各委員から出ていましたアピアランスケアについて、本当に、私からもありがとうございます。意義ある事業だと思っております。  それで、一言言いたいのが本編のほうの74ページのコラムの中に、アピアランスケアを、今度実施する事業として、町田市民の死因第1位はがんであり、町田市ではこれまで、がんの予防やがんを早期発見して治療へとつなげるがん検診の実施及びがん予防の正しい知識の普及啓発を行ってきました。がん医療の進歩によって治療を継続しながら社会生活を送るがん経験者は増加しており、がんに罹患する前と変わらず、地域社会で自分らしく生活できるようにということで、今回、アピアランスケアをやっていただいたということに、本当にそこのことなんです。そこのところをさっきの質疑も含めて、ここの部分に、施策に重きを置いてこれからも取り組んでいただきたい。要望にとどめておきますけれども、趣旨を理解いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  改めて、そういう趣旨でアピアランスケアを実施していただくことに感謝を申し上げたいと思います。 ◆田中 委員 この推進計画は、これまでずっと健康福祉で行政報告もやってこられたものなんですけれども、改めて、健康づくり推進プランということで、町田市食育推進計画と町田市自殺対策計画が統合されて、統合の意味ですとか、そこのメリットについては、先ほどご説明もあって理解しているんですが、ただ、市民から見たときに、やはりこのプランの中に自殺対策のことですとか、食育のことが入っているということがちょっと見えにくくなる面もあるのかなというのを危惧しております。  今、食育が載っているようなホームページにもこちらが載るんだとは思うんですけれども、何について主にやっているものなのかというのが、例えば表紙で分かりやすくするとか、ホームページで分かりやすくするとか、何かそういった工夫で考えられていることはありますでしょうか。 ◎保健総務課長 今回、統合するに当たりまして、自殺の対策ですとか、食育の推進についての取組の記載が手薄になるんじゃないのかとか、あるいは市民の方へのPRというのが、もしかしたら発信力というのがどうなるんだというご議論というんですか、ご意見というのはあったのか、なかったのかというようなところかと思います。  保健所運営協議会の中においてご議論いただいておるんですけれども、保健所運営協議会の中には、これまで食育推進計画を推進していただいた先生にも委員としておいでいただいたということと、自殺対策についてもこれまで推進いただいた先生に入っていただいて、一緒に議論を進めてきております。この統合後の計画におきましては、現在の自殺対策計画、また食育推進計画と同様に数値目標を掲げて取組の方向性を示してございます。保健医療関連施策と連携した取組を推進していくことを想定しておりますので、むしろ自殺対策や食育推進に関する取組というのは手厚くなっていくんだろうと認識しております。  議論の中で諮問している保健所運営協議会には、学識の先生方、医師会、歯科医師会、薬剤師の先生方、獣医師会、警察署、消防署、また民生委員児童委員協議会の方、町内会・自治会連合会の代表の方にも委員としてご就任いただいておりまして、この統合に関しては、そこで共有させていただいておりますし、むしろネットワークを組んでよりよく進めていきましょうということで、特段、反対ですとか、心配といった声はいただいておりません。私たちも、しっかりとこの計画を基に進めていきたいと考えております。 ◆田中 委員 詳しくありがとうございます。内容については、充実をしていくというところですとか、連携が取られているというところは理解をしております。大事なことだと思っているんですけれども、市民の目から見たときに、やはり食育推進計画と出ていれば食育のことなんだなと、自殺対策計画となったら自殺の対策のことなんだなと分かりやすいと思うんですけれども、これが健康づくり推進プランというタイトルでまとめられてしまうことで、中身はいいんですけれども、どういった計画を町田市が持っているのかというところが、せっかくいいものをつくっていらっしゃるのに分かりにくい面が出てきてしまうのではないかなと思うんです。  なので、ここにこういったプランがありますよ、計画があるんですよということをどのように分かりやすく市民の方に伝えていくのかということについて、何か工夫ですとか、そういった対応を考えられていることがあれば、伺いたいと思います。 ◎保健総務課長 ホームページ等でこの計画を周知していく際には、食育推進計画、自殺対策計画、健康づくりの計画ですという、一つになっているんですよというのは、積極的に発信していきたいと思っておりますし、様々、ご指摘いただく部分は今後あると思うんですが、そのお声をいただきながら工夫して発信していきたいと考えております。 ◆田中 委員 ありがとうございます。せっかくいいものをつくられているので、ぜひうまく周知していただきたいなと思います。
     すみません、中身のことで2点だけお伺いしたいんですが、今の資料のタブレットの102ページの72ページのところで、近年課題になっておりますオーバードーズの取組についてもちゃんと書かれているのがすばらしいと思ったんです。コラムのところで有害性とか、危険性の周知は書かれているんですけれども、なぜ若い方を中心にオーバードーズしてしまうのかというところについて、駄目、絶対だけじゃなくて、どうその悩みに寄り添うかみたいなところが大事だというような専門家からの指摘もある中で、市としてはどのようにそのあたりの認識を持っていらっしゃるのかということを確認させてください。 ◎健康推進課長 これまで薬物の乱用防止に関しては、「ダメ。ゼッタイ。」に代表される覚醒剤等の防止について周知、啓発をしてきたんですが、やはりこういった市販薬の過剰摂取とか、そういったことが課題となってきておりますので、ここにあります厚生労働省、また東京都も様々検討していると承知していますので、そういったものをきちんと確認しながら、正しい知識が伝わるように普及、啓発をしていきたいと考えております。 ◆田中 委員 都などの取組に沿ってやっていただくということで、悩みに寄り添うという姿勢でぜひやっていただきたいなと思います。  あと最後に1点なんですが、タブレットの108ページ、本文で言うと78ページの食育のところなんですが、以前の食育推進計画のほうでは、地産地消の推進というところで、給食における市内野菜の利用率の評価指標というのがあったと思うんですけれども、これはちょっと見当たらなかったんですが、変更になったのか、伺いたいと思います。 ◎中村 保健予防課担当課長 食育推進のほうの地産地消でございますが、今度、こちらには記載はしていないんですけれども、引き続き、地産地消の推進に向けては、小学校と中学校のほうと連携して進めていきたいと考えております。 ◎保健総務課長 先ほどの市民病院の繰出金のところで、すみません、私からのご説明を修正させてください。  市民病院の繰出金なんですけれども、計上内容につきましては、金額等を確認しております。基本的には、国の繰り出し基準に基づきまして、資金状況を見て計上しているという回答に訂正をお願いいたします。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。  休憩いたします。              午後零時17分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後零時18分 再開 ○委員長 再開いたします。  これより第8号議案のうち、当委員会所管部分についての討論を行います。 ◆田中 委員 第8号議案 令和6年度(2024年度)町田市一般会計予算に反対の立場で討論をいたします。  本常任委員会で審議させていただきました予算について、市民の暮らし、特に生活に困難や課題を生じやすい、また、社会的な課題の中で不自由を生じてしまう市民の方々を支える施策、また、新たに障がい者差別禁止のための町田市障がい者差別をなくし誰もがともに生きる社会づくり条例の制定に伴う啓発、また、町田市障がい者差別解消調整委員会の設置の予算、また、地域における福祉の困り事丸ごと相談体制の拡充ですとか、母子保健の経済支援の拡充、様々な重要な予算化がされていると認識しております。  一方、2024年度の予算には、国民健康保険財政の健全化という国や東京都の要請の下で、一般会計からの赤字繰入れの解消ということで、5億円が国保の被保険者への負担増となる予算になっております。  また、生活保護費の生活福祉資金については、周知は引き続き行っていただくということでしたが、予算化がされていない点など、物価高騰等で市民の暮らしが大変な中だからこそ、市民の福祉増進をという自治体の本来の役割をさらに発揮していただきたいと思っております。  以上の理由から第8号議案に反対をいたします。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  第8号議案のうち、当委員会所管部分について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○委員長 挙手多数であります。よって第8号議案のうち、当委員会所管部分については原案のとおり可決すべきものと決しました。  休憩いたします。              午後零時20分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後零時21分 再開 ○委員長 再開いたします。 △特定事件の継続調査申し出について ○委員長 特定事件の継続調査申し出についてを議題といたします。  特定事件の継続調査の申し出については、お手元にご配付してあります内容で議長に申出することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認め、そのように決定させていただきます。  休憩いたします。              午後零時22分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後零時23分 再開 ○委員長 再開いたします。 △委員派遣について ○委員長 閉会中の委員派遣についてを議題といたします。  お諮りいたします。7月8日から10日までの3日間の日程で、特定事件の調査のため、委員全員を派遣いたしたいと思います。  なお、視察先については、正副委員長に一任願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認め、そのように決定させていただきます。  視察市につきましては、正副委員長で協議の上、後日通知いたします。  以上ですべての案件の審査が終了いたしました。  これをもって健康福祉常任委員会を閉会いたします。              午後零時24分 散会...