調布市議会 > 2013-06-10 >
平成25年 6月10日文教委員会−06月10日-01号
平成25年 6月10日建設委員会−06月10日-01号

ツイート シェア
  1. 調布市議会 2013-06-10
    平成25年 6月10日建設委員会−06月10日-01号


    取得元: 調布市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-20
    平成25年 6月10日建設委員会−06月10日-01号平成25年 6月10日建設委員会 平成25年6月10日 建設委員会開議時刻 午前10時3分 〇散会時刻 午後3時8分 〇場所 第3委員会室出席委員(7人)  小林充夫  委員長  清水仁恵  副委員長  雨宮幸男  委員  大河巳渡子  委員  大須賀浩裕  委員  漁 郡司  委員  平野 充  委員 〇欠席委員(0人) 〇出席説明員(17人)  柏原公毅  環境部長  岩本宏樹  都市整備部長  江田信久  都市整備部参事都市整備部次長事務取扱   ほか関係管理職職員
    事務局  石坂知之  議事係主査 〇案件  議案第49号 市道路線の廃止について…………………………………………………… 1  議案第50号 市道路線の廃止について…………………………………………………… 1  議案第51号 市道路線の一部廃止について……………………………………………… 1  議案第52号 市道路線の一部廃止について……………………………………………… 1  議案第53号 市道路線の一部廃止について……………………………………………… 1  陳情第43号 (仮称)調布市仙川町2丁目計画における自転車と歩道を通行する歩行者双方安全確保に関する陳情   ……………………………………………………………………………………………… 12 〇報告事項  調布市生活道路網計画について…………………………………………………………… 23 〇協議事項  平成25年度の行政視察について…………………………………………………………… 35    午前10時3分 開議 ○小林 委員長   ただいまより建設委員会を開会いたします。  本日、説明のための職員の出席を求めてありますので、御了承をお願いいたします。  当委員会に付託されました案件は、お手元に配付してあります一覧表のとおり、議案5件、陳情1件であります。  審査の順序につきましては、まず最初に委員会を休憩して、市道路線関係議案現地調査を行い、その後、委員会を再開し、お配りしました一覧表の順序のとおり進めてまいりたいと思います。なお、議案第49号から議案第53号までの市道路線関係議案5件については、一括議題として審査を行いたいと思います。また、理事者から報告の申し出がありますので、案件の審査終了後に許可したいと思います。  以上のとおり進めていくことに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   御異議なしと認め、さよう決定いたします。  なお、現地調査はマイクロバスで参りたいと思いますので、1階の駐車場に集合願います。  現地調査のため、暫時休憩いたします。    午前10時5分 休憩        ─────────── ── ───────────    午後1時30分 開議 ○小林 委員長   委員会を再開いたします。現地調査、御苦労さまでございました。  それでは、これより審査に入ります。  議案第49号「市道路線の廃止について」、議案第50号「市道路線の廃止について」、議案第51号「市道路線の一部廃止について」、議案第52号「市道路線の一部廃止について」、議案第53号「市道路線の一部廃止について」、以上5件を一括議題といたします。  一括して理事者の説明を求めます。田村道路管理課長補佐。 ◎田村 道路管理課長補佐   それでは、道路議案の説明をいたします。議案の説明の前に調布市における普通財産等の処理の考え方について御説明申し上げます。  普通財産管理等については、調布市公有財産規則に定められております普通財産のうち、道路の用に供する土地を用途廃止したものについては、管財課に所管がえするのではなく、道路管理課長財産管理に関する事務を行うこととなっております。  すなわち、道路の用に供する土地について、用途廃止があった際の管理及び処分に関する事務については、道路管理課長が行うこととなります。  道路を廃止した後の普通財産につきましては、普通財産処理基準により、当該道路への接道条件によって減価率を定め、価格を算定しております。  本日お配りいたしました普通財産処理基準をごらんくださいませ。裏面の最下段に参考といたしまして、売り払い価格の算出式を記載いたしました。固定資産税評価額は、公示地価のおよそ7割程度の価格とされておりますことから、固定資産税評価額を 0.7で割り返したものに1から処理基準第3の処分減価率を差し引いた値を掛け、売り払う土地の面積を掛けることにより価格を決定しております。  それでは、議案のほうに入らせていただきます。議案第49号「市道路線の廃止について」、御説明申し上げます。  調布市国領町5丁目19番地18先の市道南 143─7号線の廃止であります。隣接地権者から用途廃止の申請があり、現地を調査した結果、現況廃滅しており、廃止しても支障がないことから、市道路線の廃止を行うものであります。  幅員が1.21メートル、延長が 17.24メートル、面積が 20.96平方メートルでございます。  廃止後につきましては、隣接地権者に売り払いをする予定でございます。売り払い予定価格は約 270万円となっております。  続きまして、議案第50号「市道路線の廃止について」、御説明申し上げます。  調布市深大寺東町1丁目28番地13先の市道北 113─1号線の廃止であります。隣接地権者から用途廃止の申請があり、現地を調査した結果、現況廃滅しており、廃止しても支障がないことから、市道路線の廃止を行うものであります。  幅員が1.21メートル、延長が 76.48メートル、面積が 93.11平方メートルでございます。  廃止後につきましては、隣地地権者に売り払いをする予定でございます。売り払い予定価格は約 910万円となっております。  続きまして、議案第51号「市道路線の一部廃止について」、御説明申し上げます。  調布市若葉町2丁目6番地10先の市道東 122─1号線の一部廃止であります。隣接地権者から用途廃止申請があり、現地を調査した結果、現況廃滅しており、廃止しても支障がないことから、市道路線の一部廃止を行うものであります。  幅員が1.82メートル、延長が 56.27メートル、面積が102.36平方メートルでございます。  廃止後につきましては、隣接地権者に売り払いをする予定であります。売り払い予定価格は約 1,330万円となります。  続きまして、議案第52号「市道路線の一部廃止について」、御説明申し上げます。  こちらの議案は、議案第49号で御説明いたしました市道南 143─7号線の廃止と関連する路線となります。  調布市国領町5丁目19番地17先の市道南 143─6号線の一部廃止であります。隣接地権者から用途廃止の申請があり、現地を調査した結果、現況廃滅しており、廃止しても支障がないことから、市道路線の一部廃止を行うものであります。  幅員が1.21メートル、延長が 11.76メートル、面積が 14.29平方メートルでございます。  廃止後につきましては、隣接地権者に売り払いをする予定でございます。売り払い予定価格は約 190万円となります。  続きまして、議案第53号「市道路線の一部廃止について」、御説明申し上げます。  調布深大寺元町3丁目13番地3先の市道北 140─19号線の一部廃止でございます。隣接地権者から用途廃止申請があり、現地を調査した結果、現況廃滅しており、廃止しても支障がないことから、市道路線の一部廃止を行うものであります。  幅員が1.21メートル、延長が 15.90メートル、面積が 19.29平方メートルでございます。  廃止後につきましては、隣接地権者に売り払いをする予定でございます。売り払い予定価格は約 160万円となります。  説明につきましては以上でございます。よろしく御審査のほど御決定くださいますようお願い申し上げます。 ○小林 委員長   理事者の説明は終わりました。  これより質疑、意見を求めますが、まず、議案第49号の質疑、意見を求めます。雨宮委員。 ◆雨宮 委員   49号ということだけではないんですが、冒頭に説明のありました普通財産処理基準、これについてもう少し説明をいただきたいなと思っているんですが、要するに 0.7で割り返すもとになる数字というのは実勢価格ですかね。 ○小林 委員長   はい、田村道路管理課長補佐。 ◎田村 道路管理課長補佐    0.7で割り戻します前の価格、公示地価になっております。 ◆雨宮 委員   それはいわゆる路線図による路線価とは違うんですか。 ◎田村 道路管理課長補佐   公示地価といいますのは、国土交通省が毎年1回、1月1日現在の土地価格を決めるものでありまして、公共用地の取得に際する価格算定の基準とか一般の土地取引価格の指標となる数字でありまして、毎年3月中旬ごろに公表されておる数字でございます。  以上でございます。 ◆雨宮 委員   いやいや、それはそうだと思うんですが、だから、いわゆる路線価と、それから固定資産の評価額、単位面積ですよ。相互の関係性について概略でいいですから、ちょっと説明願えたらと思うんですが。 ◎田村 道路管理課長補佐   路線価につきましては、公示地価の8割程度とされておりまして、固定資産税評価額公示価格の約7割の水準とされております。  以上でございます。 ◆雨宮 委員   そういう説明が初めにあるとよかったなと思いました。それで──そうか、公示地価だから、別に都度鑑定をするとかそういうことにはならないんですよね。 ◎田村 道路管理課長補佐   そのとおりでございます。 ◆雨宮 委員   では、とりあえずいいです。 ○小林 委員長   ほかにありませんか。はい、漁委員。 ◆漁 委員   いただいた資料の処理基準というのを照らしていくと、これは減価率は、各議案ごとになるかもしれませんが、49号についての、これはどれくらいのパーセンテージの減価率が適用されているんですかね。 ○小林 委員長   はい、田村道路管理課長補佐。 ◎田村 道路管理課長補佐   減価率は60%で計算しております。 ◆漁 委員 
     これが60%。 ◎田村 道路管理課長補佐   はい。 ○小林 委員長   ほかにありませんか。はい、大須賀委員。 ◆大須賀 委員   現地調査を見て、概略は理解しました。説明の中で、予定価格を言いましたよね。以前私が建設委員会にいたときには予定価格は言っていなかったわけ。それについてはとてもいいこと、一歩前進だと思います。  あと、どうせなら説明の中で、今、漁委員からも話が出ましたけども、処理基準に合わせて、当該の土地については、こういう、ここに当てはまるので減価率何%ですというのをあわせて説明してもらえると、より丁寧になりますので、お願いします。  それから、資料のつくり方ですけども、現地で、バスの中で、調査資料をもらいましたよね。ただ、これ、表示が起点と終点がある中で、起点と終点が大事だよというにもかかわらず、1番目の1を除いて、残りの2、3、4、5は不適切な表示なんだよね。何が不適切な表示かというと、例えばこの現地の調査資料の3ページ、2市道北 113─1号線がありますよね。これ起点は、市道 113号線のちょうど真ん中、中心部分ですよね。道路の。この図だとですよ。それから現地へ行ったら消防大学通りとの境が終点だったんだけど、これを見ると一歩手前になっていますよね。  というように、この5件のうち、一番最初の2ページだけは適正な表示に見えるんだけど、それ以外、みんな今言ったことがひっかかるんですよ。起点と終点のちょうど境目が不明確というか、逆に言うと誤解を与えちゃう。例えば5ページ、市道南 143─6号線ですけども、普通だと、この当該の住宅と隣地との境が起点になっていて、実際、現地ではそういう説明でしたけども、これを見ると、起点がこの住宅の敷地内になっていますよね。これ、事実じゃないので、非常に間違えやすいということですから、当然議会に出す資料なので、正確に表示してもらいたいので、これはもうちょっと大きくするかどうするか工夫はありますけども、正確な資料を今後はお願いしたいと思います。  以上です。 ○小林 委員長   それでは、理事者のほうには、その点を十分配慮してよろしくお願いいたします。  49号、ありますか。はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   これも特に49号だけに限ってということじゃなくて、廃止の場合の一般的データとして、さっき大須賀委員が言われたように、減価率と用途というか、土地の種類ね。3種類ぐらいありますよね。それを、この議案書の例えば、次のとおり廃止をするというところに並べて書くようなことは、技術的にというか何というか、あるいは法的にというか、可能なんでしょうか。そこにあると──それから予定価格か。処分価格。これが並べて資料として示されていると非常に読みやすいのかなと。そこでなくてもいいんですけど、地積図のところでもいいかもしれないし、どこでもいいんですが、とにかくこの議案の中に資料として書き込んでしまうというふうなことができるかできないか。 ○小林 委員長   はい、伊藤都市整備部副参事。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   今の質問の件でございますが、この市道路線廃止等にするフォーム自体が、これまでこのフォームでやらせていただいていることもございますので、ちょっとこの件につきましては、一度議会事務局とも相談させていただきまして(「総務ですね」と呼ぶ者あり)、総務とも相談させていただきまして、検討させていただければと思っております。  以上です。 ○小林 委員長   それでは、49号、よろしいでしょうか。大河委員。 ◆大河 委員   今回の市道 143─6の、ここのところですけれども、対象となっているのはこの1件ですけど、結局、廃道にしたいところの件数はあるわけですけど、こういった場合、市としてはどのような形で交渉に入っていくというんでしょうかね、判断はどういうふうに今回したのかだけちょっとお聞かせいただきたいと思います。 ○小林 委員長   はい、伊藤都市整備部副参事。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   議案の49につきましては全部廃止ということでございますので、路線自体の廃止を全てお願いするものでございます。  それ以外のもので一部廃止というものがございましたが、こういったものについては、御要望が出た場合、その周辺の方にも一応お声がけはさせていただいております。ケース・バイ・ケースではございますが、お声がけをさせていただきまして、一遍に路線自体が廃止ができる場合については、そのようなお願いをしているところもございます。  ただ今回は、そういうケースでなくて、一部は、例えば下水管が入っていたり、そのような事情がございましたので、その事情に合わせて今回は一部廃止をお願いしているものでございます。  以上です。 ◆大河 委員   わかりました。 ○小林 委員長   はい、漁委員。 ◆漁 委員   議案の49号みたいにもう既に家が建っている場合、現実的に測量というのは、その都度、改めて測量し直すのはもうできないよね。うちが建っていると。そうすると、道路台帳に記載されている地形図、面積をもとにして対応されることになるんでしょうか。  それが1つお聞きしたいのと、2つ目は、これ、多分ほかの案件もそうなんですが、現実に使われているわけですよね。供用されちゃっていて、処分が決まって買い取っていただくというのはわかるんですが、それまで悪く言えば不法占拠されているという認識になることもできるんですね。その場合、例えば市として、この道路はいつごろ市の道路として確定していますよということで、それから買い取りまでの期間何らかの、貸与という話になるかどうかわかりませんけども、その辺はどんな考えに立てばいいんですかね。  とりわけ50号みたいに、現況を見ていくと、現実には空地になっていて駐車場で使われていて、それで、多分その隣接の今度買い取ろうという方が駐車場として使っていて、駐車料金を取られているんじゃないかななんて思うんですよね。そういう場合、買い取りのときは、当然さっき言った基準の価格で買い取ってもらうんですけども、それまでの期間の扱いはどういうふうに考えたらいいのかなというところ、ちょっと行政としての考え方を聞かせてください。 ○小林 委員長   はい、伊藤都市整備部副参事。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   2点御質問いただきました。まず1点目の、家がきょうのようにまたいでしまっている場合、測量をどうするかということについては、測量自体は当然計算その他も使ってやりますので、機械を使ってやることなので、例えば建物が建っていても、計算点等を設置することによって測量は可能でございます。そういった測量をしてもらった上で我々としては売り払いをしておりますので、そこは正確に売り払いをさせていただいています。  不法占用の件につきましては、これは大変申しわけございません、今現在、例えば調布市内に、これはどのぐらいの平米数があるかというのはまだつかめていないのが状況です。したがいまして、当然のことながら、売り払いの申請が出てくれば、そこについて詳細な調査をするわけではございますが、例えばそこで調査をされて、過去、不法占用されていたんだなということがわかったとしても、それを過去にさかのぼって地代をもらうということは現在のところはしていないという状況でございます。  以上です。 ◆漁 委員   結構です。 ○小林 委員長   ほかに。はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   赤道だとか水路だとか、いわゆる一括して何年か前に国から譲渡というか、払い渡しを受けましたよね。それで、そのときにも何か聞いたというか、質問した記憶があるんですけれども、その当時の時価額というんですか、価額で、たしか24とか25億という数字を聞いた記憶があるんですけれども、今そのあたりはどういうふうになっているか。  それから、さっきの答弁だと、正確な測量を全部についてやっているわけではないから、把握し切れないという答弁もありましたけど、そうすると、現状では台帳上での面積ということになるんですかね。 ○小林 委員長   はい、伊藤都市整備部副参事。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   我々が管理させていただいています財産につきましては大きく3つございます。1つは道路、それから水路、それから畦畔、この3つになっているんですが、今、委員から御質問があった、まず過去に一括譲与を受けているものについて、基本的には水路と畦畔になっております。これについては詳細な数字が既に調査ができておりまして、ちょっと済みません、24年度の分がまだ、実は一部売り払いが終わっておりますが、その部分の最終の集計を差し引いておりませんので、23年度末ということで御理解いただければと思うんですが、おおむね市内に10万平米ほどございます。これは水路と畦畔を足し込んだ数字と御理解いただければと思います。  これを例えば、先ほど減価率等を掛けさせていただきましたが、平均的な金額でもし売り払った場合ですけども、これはちょっと想定の域は出ませんから、数字については精度を欠きますが、おおむね 100億円ほどあるのではないかと想定ができます。市内全域でです。  これに対しまして、先ほど申し上げた道路につきましては、先ほど来申し上げているように、まだ具体的な面積を確定できているわけではないので、どうかというお話でございましたが、これについては私ども管理をしている道路の総延長は市内に 400キロメートルあると言われておりまして、この 400キロメートルについては台帳で管理させていただいていますので、この中に売り払える可能性のあるものも含まれているというふうに御理解をいただければ、このように思います。  以上です。 ◆雨宮 委員   わかりました。結構です。 ○小林 委員長   ほかにございますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   続きまして、議案第50号の質疑、意見を求めます。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   次に、議案第51号の質疑、意見を求めます。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   次に、議案第52号の質疑、意見を求めたいと思います。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   次に、議案第53号の質疑、意見を求めます。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   ほかに御意見ございませんか。はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   ちょっと現調のときにもやりとりというか、お聞きした件なんですが、所有権が公に渡る場合の権利のやりとりというか、関係についてちょっと説明いただければと。  具体的に言うと、この案件だと50何号になるのかな、若葉町の3・4・10の延長のところですか、あそこのいわゆる都道部分と市有地の関係についてちょっと説明いただければと思います。 ○小林 委員長   はい、田村道路管理課長補佐。 ◎田村 道路管理課長補佐   若葉町の案件なんですが、今回、一部廃止する部分につきましては隣接地権者に売り払いしていくんですが、都市計画道路内に残る調布市道の部分につきましては、そのまま存置する形となりまして、将来、東京都の都市計画道路ができ上がった際には、そちらの中に取り込まれてしまうんですが、管理上、市道は上に都道がかぶった場合には都道のほうに管理権が移りまして、逆に都道の上に今度国道がかぶった際には国道のほうで管理するような形となりますので、市道の名義としては、都道の中に残るような形でございます。  以上でございます。 ◆雨宮 委員   では、権利関係は変わらないんですか。所有権。 ◎田村 道路管理課長補佐   所有は調布市の所有となりますが、そのまま調布市の所有で残ります。  以上でございます。 ◆雨宮 委員   わかりました。 ○小林 委員長   はい、大河委員。 ◆大河 委員   ちょっともう一点聞きたいのは、先ほどのやりとりで廃道等の処理基準というのがありましたけれども、これ、道路の売り払いのときにという話がありましたけれども、例えば今年度こうだろうかとか何かこういったことに対して金額的にも大きいですけど、ほかのものも含めてですけど、目標とかを立ててやっていらっしゃるんですか。 ○小林 委員長   はい、伊藤都市整備部副参事。
    ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   これまでは行革プランの中に目標数字を掲載させていただいていまして、24年度まではおおむね年間1億円というのを1つの目標にした中で、売り払いを積極的にしてきたというのはちょっと不適切かもしれませんが、申請に対して適切にやってきたということでございまして、では今年度から、25年度からはどうかということについては、単独の課としてのノルマというのはないんですが、管財課とのトータルとしておおむね1億円ということの中で、おおむね今、道路管理課の数字としては、年間 6,500万円ほど予定をしているということで、しばらく推移していくであろうというふうに考えております。  以上です。 ◆大河 委員   やっぱり財源確保ということはなかなかにできない、難しい面がありますけれども、この案件に関して言えば、ほかのものよりも純粋に財源確保が可能だというふうに見られる部分がありますので、ぜひとも前向きに頑張ってやっていただきたいと思います。  もう一点、ちょっと先ほど聞けばよかったんですけど、この減価率のところで、商業地、住宅地、工業地とありましたけど、商業地のほうが割と低くなっていますけど、これ、考え方としてはやはり土地の価値が高いと思われるところのほうがもらってもいいだろう、そういう感じなんですかね。 ○小林 委員長   はい、伊藤都市整備部副参事。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   減価率についてはおっしゃるとおりでございまして、商業地のほうが一般的には土地の価格が高いものですから、減価率も低目になっているということでございます。  以上です。 ◆大河 委員   先ほどもう一点聞けばよかったんですけど、幅員のことですけど、大体1.21が多うございますけど、 1.8、ちょっと幅広い、あれは何かもとの形態が違っていたんでしょうかね。それだけ、済みません。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   赤道の幅員については1種類、2種類ということだけではないので、この幅員の中に入っていないものも、一般的にはいわゆる四尺道と言われている1.21のもの、それから一間道と言われている1.82のもの、あるいは2.73とかあるんですが、一応尺貫法の基準の中で幅員については幾つか幅員はございます。今回はたまたま2種類であったということでございます。  以上です。 ◆大河 委員   わかりました。結構です。 ○小林 委員長   ありがとうございます。ほかにありますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   なしと認め、質疑を打ち切ります。  お諮りいたします。  議案第49号から議案第53号まで、5件一括採決することに異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   異議なしと認め、5件一括採決をいたします。  お諮りいたします。  議案第49号「市道路線の廃止について」、議案第50号「市道路線の廃止について」、議案第51号「市道路線の一部廃止について」、議案第52号「市道路線の一部廃止について」、議案第53号「市道路線の一部廃止について」、以上5件は原案了承と決定することに異議はございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   異議なしと認め、本5件は原案了承と決定いたしました。  それでは、陳情第43号「(仮称)調布市仙川町2丁目計画における自転車と歩道を通行する歩行者双方安全確保に関する陳情」を議題といたします。  それでは、理事者から陳情に関連して、行政における取り組みなど説明がありましたらお願いいたします。はい、山田都市計画課長補佐。 ◎山田 都市計画課長補佐   それでは、陳情第43号、案件名「(仮称)調布市仙川町2丁目計画における自転車と歩道を通行する歩行者双方安全確保に関する陳情」について御説明します。  陳情の要旨は、開発事業者である野村不動産株式会社及び株式会社長谷工コーポレーションによる榮太樓總本鋪仙川工場跡地に、(仮称)調布市仙川町2丁目計画の事業計画を近隣住民に説明したところ、当該計画地北側から公道への自転車出入り口が1カ所のみであることから、自転車及び通行者の安全・安心を確保するよう、近隣住民が調布市によるさらなる開発事業者への指導、助言を求めるものであります。  陳情者は、開発業者に対して次の3点を要望しております。  1点目、駐輪場出入り口に標識及び路面標示で自転車と歩行者の通行区分を明確にすること、2緑道における駐輪場出入り口付近の植栽を低くするなど、安全確保のための空間を確保すること、3点目、駐輪場出入り口を2カ所以上設置することを求めております。  これら3点について調布市においてもこの趣旨を十分認識していただき、自転車及び通行者双方の安全・安心を確保するよう開発事業者へ指導、助言をお願いしたいので、調布市議会からも働きかけていただきたく陳情いたしますとあります。  続いて、事業計画の概要でございます。計画建物の用途は共同住宅世帯向け 275戸、高さ 24.99メートル、階数、地上8階地下1階、構造は鉄筋コンクリート造です。  予定工期は、平成25年7月31日から平成27年5月31日までとなっております。  次に、調布市ほっとするふるさとをはぐくむ街づくり条例の規定に基づく手続について説明いたします。配付いたしました住民説明会開催経過資料もごらんいただければと思います。  まず、街づくり条例第30条に基づく土地利用構想についてですが、平成23年9月12日に届け出がなされた後、平成23年9月27日及び28日に土地利用構想の説明会を開催しております。  その後、計38通の意見書の提出を受け、同年11月26日に意見書に対する見解書の説明会を開催しております。  次に、街づくり条例第20条による開発事業の手続についてですが、平成24年3月1日に開発事業事前相談カードが提出され、同月30日に開発事業事前協議書が提出されております。  また、同月24日午後2時、午後4時とありますが、こちらに第1回目の説明会が三鷹市中原一丁目地区公会堂で、出席者47名に対し開催されております。  その後、下の説明会、1回目から8回目まで、最後は12月15日ですが、この9カ月間で合計10回説明会が開催されてきております。さらには、個別対応も重ねているとの報告を受けてございます。  その後、開発事業者は、本事業計画において調布市の関係各課との事前協議が全て調ったことから、平成24年12月19日に開発事業協定締結申請書を提出し、12月28日に協定書を締結しております。  続きまして、お配りしておりますA3横書きの図面2枚ございますが、こちらについて御説明させていただきます。  図面下に配置図縮尺 600分の1と書かれている図面をごらんいただければと思います。図面の右手に走っておりますのが甲州街道、国道20号線です。図面の左手が北方向となります。こちらを走っておりますのが市道32号線でございます。そして、図面下側に通ります道路が市道東35号線でございます。  今回陳情をいただいております計画地北側の自転車出入り口が配置図上の左上にございますが、こちらが自転車出入り口と示されているところとなります。大きく次の拡大図をつけておりますので、そちらでごらんいただければと思います。  北西側歩道状空地平面図とあります文字を下にしてごらんいただければと思いますが、陳情者の要望1については、平面図の上にガバナ用地と書かれているところがございますが、その隣に自転車の出入り口がございます。こちらに標識を設置すること及び自転車の出入り口から公道への出入り口である範囲、 6,650切下げ範囲と書いてございますところでございますが、こちらまでの緑道を自転車と歩行者との通行区分を明確にするよう要望されております。  次に、要望の2点目でございますが、自転車の公道への出入り口である切下げ範囲、6,650付近にございます、丸で表示をされているところが植栽を示しておりますが、これら植栽を低くするなど、安全確認のための空間を確保するよう要望されております。  最後の要望、3点目ですが、 552台の自転車を分散させるため、駐輪場の出入り口をこちらのみならずほかにも設置するよう要望されているところでございます。  1枚お戻りいただきまして、全体図のほうをもう一度ごらんいただければと思いますが、赤線で囲われておりますのが今回の計画敷地でございます。図面左手の市道東32号線、こちら、現況で4メートル程度でございますが、こちらは6メートルに拡幅をするという予定としております。さらに緑道で5メートルの後退と。また、その下になりますが、辻広場という広場空間も設けることとしております。図面下、市道東35号線、こちらも4メートル程度の道路でございますが、こちらも6メートルに拡幅をする予定としております。6メートルの拡幅後、さらに自主管理歩道と書いてあります、こちらが約2メートル幅で歩道区間を確保する計画となってございます。  説明については以上でございます。 ○小林 委員長   以上で理事者の説明は終わりました。  態度表明につきましては、後ほど採決に入る前にお伺いいたしますので、まず、質疑、意見等、御発言がありましたらお願いいたします。──ありませんか。はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   この32号線側と、それから35号線側、拡幅ということのようですけれども、この用地は、この事業者の提供用地ですか。 ○小林 委員長   はい、山田都市計画課長補佐。 ◎山田 都市計画課長補佐   今回の榮太樓さんの敷地でございますが、道路区域に入れてまいりますので、6メートルは市のほうに移管をされるという予定としております。  以上でございます。 ◆雨宮 委員   それで、陳情提出者の皆さん方が懸念されていることの1つに、拡幅されることによって通行量が多くなる、あるいは旅行速度とはこの場合はいわないのかしら──が早まるということであって、危険性が増加するんではないかということが懸念されているようですけど、その辺については、市のほうはどんなふうな見解をお持ちですかね。 ◎山田 都市計画課長補佐   ちょうど自転車の出入り口から、6メートル拡幅については協議が調っておりますけども、これまで説明会の中で、この緑道の幅が3メートル、そして4メートル、現在で5メートルという幅を持たせた計画となってきております。  陳情の内容は、この緑道の範囲内の歩行者との通行の区分というお話でございますが、歩道については最低2メートル程度確保されておりますので、また 552台の駐輪場ということですが、一斉に出るというところではなく、過去、いろいろ交通量調査も事業者のほう、してきておりまして、適当な空間は確保されているというふうに判断をしているというふうに聞いておりますし、市としても、通常内壁面後退部分ではないかと考えております。  以上でございます。 ○小林 委員長   ほかにございますか。はい、平野委員。 ◆平野 委員   市道東32号線のところですけども、これ、6メーターに拡幅をされて、それで、この道路とこれから建設されるマンションの緑道の部分の境目のところは、予定としてはこういう10センチぐらいの石でどんと高くなるのか、どういうふうな予定になっていらっしゃるのかということなんですが、なぜかといいますと、行く行くこのガバナ用地のところが非常に危険になるなと感じております。  といいますのは、図面でいうところのガバナ用地の上のほうから来られた人とか自転車が、ガバナ用地の左端に少しだけ残っているこの幅がどれぐらいあるのかも知りたいんですけども、ここの細いところ通って緑道、歩道に来られると思うんですが、この細いところを、余りにも狭過ぎて車道にがばっと出て、またこっちに入ってくるんであれば、ここ、6メーターの道路と、この敷地のところにそんな大きな段みたいなのがついていたら、それはできないなと感じているんですけど、どういったイメージでいらっしゃるか、わかる範囲で教えていただきたいんですけど。 ○小林 委員長   はい、山田都市計画課長補佐。 ◎山田 都市計画課長補佐   図面にございますガバナ用地の左側に、ピンク色で着色されているところがございますが、こちらの後退幅は約1メートルと聞いてございます。お隣のクレアホームさん側からずっと路側線が引かれてきておりまして、今の塀等は下がらない、削らないとは聞いておりますけども、その路側線の延長は、当然市としても対応していきたい、安全の確保に向けて整理をしていきたいなと思っているところでございます。  ですので、段差ということよりも、今、現状でクレアホームさんの塀等が立っておりますけども、そこをすり抜けながら入ってくる、そんな流れになろうかなと思っております。 ◆平野 委員   では、このマンションが建ったときのその道路の境は、これは建ってみないと、まだ今の段階では何とも、境目が段がつくのかつかないのかという、そこら辺は、今の段階ではまだわからないということですか(「つかない」と呼ぶ者あり)。つかない? ◎山田 都市計画課長補佐   八中方面からずっと道路が来ておりますが、クレアホームさんまでL型が続いてきておりますので、そのままL型を整備して、一連段差なく続いた状態でのL型の設置、こういう形になろうかと思っております。  以上でございます。 ◆平野 委員   わかりました。ありがとうございます。 ○小林 委員長   はい、大須賀委員。 ◆大須賀 委員   同じく陳情内容に関連して、交通安全対策についてお伺いしたいんですけども、このガバナ用地というのは東電さんが設置するんですよね。違うの(「ガス屋だよ」と呼ぶ者あり)。東電さんじゃない、東京ガスが設置するんだよね。そうすると、この当該マンションとガバナ用地との間に何らかの塀が多分できるよね。敷地境だから。なおかつ、ガバナ用地とクレアホームさんとの間にも何か設置されるはずだよね。  結局、それぞれの塀もしくは塀のようなものが、自転車あるいは歩行者もしくは車の目からどのぐらい死角をつくるのかつくらないかというところが、交通安全上、ポイントだと思うんですね。先ほどグーグルのストリートビューで現況を見てみました。そうしたら、榮太樓さんのところに万年塀が建っていて、当然、その万年塀はなくなりますよね。それ以外、特に今の段階では死角になるような徹底的なものはないという私は認識だったんですけども、行政側としては、このマンションができた後、その死角的なもの、塀も含めましてですけども、それについてはどのように認識しているんですか。  それから、あわせて、行政からいただいた資料に交通標識と1個書いてありますよね。ガバナ用地の上、メッシュフェンスの左側に交通標識と書いてありますけど、これは今あるのか、これからつけようとしているのか、それとも単なる誰かが書いたのか、交通標識と具体的に場所も示して書いてある以上、何か意味していますけども、その辺はどうなんでしょうか。 ○小林 委員長   答弁を求めます。はい、河野都市計画課長。 ◎河野 都市計画課長 
     この事業用地の北側の東西に走っている道路につきましては、八中の方面から今6メーターが整備されておりまして、南北に歩道がない状態で来ていると。今回、榮太樓のところにつきましては4メーターしかないところを、今回の開発に合わせて道路区域は6メーターになりますので、車道としては6メーターが真っすぐ通るという形を認識しております。  この事業用地内におきましては、北側につきまして5メーターのセットバックをお願いして、その中に緑道と植栽帯を設けるという形。さらに、一番東、北東の角に東京ガスさんのガバナが来ると。そのガバナにつきましても、住民の方からいろいろ御意見をいただきまして、ガバナを道路の接しているところから1メーターセットバックするという形で、その1メーター分の見通しはきくかなというふうには考えております。  ガバナの塀につきましては、南側面と西側面はコンクリートの塀がつくというふうには聞いておりますが、東側面につきましては、榮太樓の隣接マンションさんのブロック塀が建っておりまして、この辺につきましても、今、お願いのほうは言っておりますが、今のところ、まだ道路区域のところ、ぎりぎりまで建っているという状態になっているということが実際でございます。 ◆大須賀 委員   交通標識は。 ◎河野 都市計画課長   交通標識につきましては、現況で建っている標識というふうに認識しております。 ◆大須賀 委員   そうすると、行政側の判断としては、新しいマンションができて、新しい車道と歩道のほうができても、特に交通安全対策、新たなものはやらないよという今のところ基本姿勢だということでよろしいんですか。 ◎河野 都市計画課長   今回、事業の開発に合わせまして、南側、さらに南北の通りの東側につきましては、歩道が設置できるという形で考えております。それに合わせまして、その道路用地も上地いただくことに合わせまして、路側線の引き直しであるとか、北側の道路につきましては、北側の面に歩道がないという状態でございますので、そこについても外側線なり、また緑の歩道の表示であるとか、一体的に検討していきたいというふうに考えております。  以上です。 ◆大須賀 委員   その検討ですけれども、特に自転車と歩行者が市道東32号線を西から東に向かって通行するときには、当然ガバナ用地の左側の1メートル幅のところを通って、さらに今度は歩道がないから、6メートルの車道を通るわけですよね。広いところから狭いところになるので、こういうところでもって、もう危険な箇所ですよね。特に、西のほうから歩行者、自転車が行ったときに、ちょっとガバナのところに出た瞬間に、逆に、東のほうから来た車がどのくらい認識できるのかできないのか、いまいち私はわかりません。当然認識しにくいと、もしくは違う言い方をすると危険性があるということになったら、当然市としては、市民の生命と財産を守らなきゃいけないんだから、何らかの新たな標識など、それは路面に至るものもあるでしょうし、何かポールで立てるものもあるでしょうし、その辺はきちんと検討する必要、もちろん地域の住民の方と検討する、あるいは警察と協議をしながら検討する必要があると強く思うんですけど、いかがでしょうか。 ◎河野 都市計画課長   今お手元にお配りした図面も、確定というふうには考えておりません。これにおきましても、事業者にもまだ地元住民さんとの意見交換を進めるようということは依頼しておりますし、我々としましても、それにあわせてこの道路形態をどうしていったらいいかというのは検討していきたいと思っております。  今、委員御指摘の自転車につきましては、傾斜路ですので、この歩道の空間から出てきたときには、やっぱり車道の中を走るということになるかと思いますので、西から東へ向かうときには左側通行の車道の中を通行していただくのがベストかなと。  今回、今、歩道がない状態で歩行者が東側から西側へ向いて歩行されてきたときに、ガバナ用地を越えたときに歩道へ入ってこれるように、その手すりはやはり切るべきだと思いますが、自転車の通行等も考えれば、今切下げを3カ所設置しているような図面になってございますが、それをどこまであけるか締めるかというのは今後検討の課題かなというふうには考えております。 ◆大須賀 委員   あと、行政側の見解をちょっとお伺いしたいんですが、陳情内容の具体的に項目の3つのうちの2項目め、植栽を低くすることによって安全確認のための空間を確保すると書いてありますよね。これについては、現場というか、経験上、そういうことをすることによって安全性が増すか増さないかについての見解はいかがですか。 ○小林 委員長   はい、伊藤都市整備部副参事。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   一般的な道路における街路樹の背丈の問題でございますが、当然、特に茂る密度の高い低木については、成長の度合いの中で高く背丈が出てきてしまうものがございますが、そういったものについては背丈を抑えることで視認性というのは十分上げられるのかなと。特に、今回は新築の契約でございますので、その辺の樹木の背丈が出ないようなものを基本的に植えていくようなことによって、視認性の確保というのも可能ではないか、このように考えております。  以上です。 ◆大須賀 委員   最近、例えば公園にしても、昔はどっちかといったら、中木、高木を比重をふやして、逆になかなか見えないようにしていたけど、最近はみえるように、特に公園とか、見通しがいいようにしましょうということで低木をふやしたりしていますよね。それは交通安全にも同じことが言えると私は思うんですよね。死角はできるだけつくらない。  そういう意味では、私の認識だと、ボトルネックというか、狭くなっちゃうところだから、そこにまた死角が生じるのはよくないと。できるだけ建設業者の方がその辺、地域の要望に応じて、低木でいくならいくという方向でいってもらいたいと私は思っていますし、何らかの形で行政側に、お願い行政も含めて指導ができる気配があると思いますので、その辺は積極的に対応してもらいたいと思います。  以上です。 ○小林 委員長   はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   ちょっと重なる質問になっちゃうかもしれないんですけど、特に車道、32号のほうですけど、ここに対して行政としては、例えば若干の道路標示が出ていますけども、これ以外のものを何か検討するみたいな余地というのはあるんですか。路面標示。例えば、停止線であるとかね。 ○小林 委員長   はい、伊藤都市整備部副参事。 ◎伊藤 都市整備部副参事兼道路管理課長事務取扱   32号線のほうの道路に対する道路管理者としての考え方でございますが、基本的には今、開発協議の中で進められている内容がまず前提であれば、一定のレベルは保たれているだろうというふうに考えております。また、当然これらの設置物については、我々道路管理者だけではなくて、交通管理者の意見も聞かなければいけないところがございますので、そういった中でこの計画は適切に進められているものと考えております。  今後、その具体的な運用が始まった際に、例えば注意喚起が必要であるとか、あるいはもう少し路面標示が必要であるとかといったことについては、道路管理者としてはその必要に応じて対応することも考えたいと思っておりますが、何分にも今回、新築の計画でございますので、まずは新築の計画の中で十分に安全管理にも配慮した計画が進められることを指導してまいりたいと考えております。  以上です。 ◆雨宮 委員   はい。 ○小林 委員長   ほかにありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   ないようですので、これで態度表明をお願いいたします。──はい、漁委員。 ◆漁 委員   私たちとしては、ここで3つの具体的な要望がされておりますし、今までの質疑のやりとりを聞いていきますと、現実には (1)、 (2)などについては、より具体的に行政と開発業者との働きかけ、対応の中で実現できそうな感じは非常に強く思っているところです。  3番目の出入り口2カ所以上というところについても、現実に市の指導ないしは開発業者への働きかけの中で、先ほどはまだ図面としても固まったものではないという答弁もありますので、これも今後、より1カ所に自転車の出入り口が集中しないような要望を行政としても強く働きかけをしていくことが必要なんではないかなというふうに思っているところです。  ただ、市のほうでのどれだけ強制力があるかという視点に立ったときに、きちんと開発業者に対して働きかけながら住民の合意を少しでも届けていくという姿勢、対応は求めたいと思いますけれども、 100%そのとおりできる権限の中にあるのかというと、なかなかそこは難しそうなところもありますので、ここでは強く働きかけていただきたいという要望であるというふうに受けとめておりますので、ぜひその要望をしっかり行政も受けとめ、議会サイドからも対応していく必要があるのかなというふうに思っているところです。  そういう立場から受けとめると、本陳情については趣旨採択という立場で臨みたいと思っております。  以上です。 ○小林 委員長   ほかにはございますか。はい、大河委員。 ◆大河 委員   先ほどのやりとりの中で、前、ちょっと陳情で関係した部分もありましたけど、やはり私は、先ほど委員さんのほうから指摘がありましたけど、このガバナの危険性ということを住民の方が随分心配しているというような話も聞きましたので、やはり自転車が1カ所だけそこに集中する可能性が高いというのは、そこに事故も誘発するのではないかというような意識を持たれているのではないかというふうに思います。  そういった意味からすれば、単に自転車の安全というんでしょうか、近隣の迷惑という以上に、事故が起きないために自転車の出口をもう少しふやしてほしいということは、住んでいる方の利便性からしても可能なことかと思いますので、そういったやりとりがなかなか住民の方のやりとりの中ではうまく成立しないような部分があるのであれば、やはり助言や指導という形で、もしも配慮すれば、それが可能なことであれば、行政にもというお話のように思いますので、その点も踏まえて市のほうで可能な限り、交通事故も多い場所ですので、安全性という視点で可能な部分があれば、ぜひ指導、助言をしていただきたいというのは、それを利用している地域住民からの声でもありますので、議会としてもその趣旨は十分理解できるということですので、私も趣旨採択をお願いしたいというふうに考えます。 ○小林 委員長   ほかにございますか。はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   一言。結論は趣旨採択でと思っています。こういった開発行為というか、開発案件といのは、基本的には民民な話になってくるんで、なかなか行政として直接的にどうのこうのというのは非常に難しい側面があると思うんです。ただ、同時に、やっぱり住環境を維持、守るということは、別の意味で行政の責任でもありますから、そういう意味では、やっぱり可能な範囲において、事業者との協議に臨む、あるいは住民の皆さん方の意向もよく酌み取りながら、可能なところで対応していくということは必要だろうというふうに思っていますので、そういう意味で趣旨採択ということをお願いします。 ○小林 委員長   はい、平野委員。 ◆平野 委員   私としましても、この陳情に対しまして、陳情者の方々が、特にここ、東32号線のほうは、通学路でもかなり使われているということで、御心配をされてごもっともな陳情内容だと感じております。  ただ、実際、マンションの住民の方がいらっしゃるわけではない段階ですので、今後、さらにもっとよい方法でこの危険を防止できる対策ができてくるかもしれませんし、きょうの今の段階では趣旨採択という態度をとらせていただきたいと思います。 ○小林 委員長   はい、大須賀委員。 ◆大須賀 委員   ほかの会派の方が全員発言しましたので、私も発言したいと思います。  自民党創政会としても趣旨採択を求めたいと思います。具体的な陳情項目は3項ありまして、1項目め、駐輪場出入り口に標識及び路面標示で自転車と歩行者の通行区分を明確にすること、2点目、緑道における駐輪場の出入り口付近の植栽を低くすること、この2点については、もちろん市行政からお願いもどこまでできるかという話がありますけども、私は特に安全性、安全面においては、当然行政としては積極的にやっていかなければいけない義務がありますので、そういう観点に立って積極的な対応をお願いしたいと思います。  ただ、駐輪場の出入り口2カ所以上設置につきましては、まさしく民民の話になりますから、行政がどこまでお願いできるかということがあると思いますけども、地域の要望ということで、それなりにきちんと業者の方には伝えていただきたいと思います。  以上です。 ○小林 委員長   よろしいですか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   ほかに御発言がなければ、これより採決に入ります。  ただいま趣旨採択という意見がありました。  お諮りいたします。  陳情第43号については、趣旨採択とすることに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   御異議なしと認めます。よって、本件については趣旨採択と決定いたしました。  以上で当委員会に付託されました案件の審査は終了いたしました。  それでは、最後に理事者からの報告事項に入ります。  調布市生活道路網計画について報告をお願いいたします。香西街づくり事業課整備担当課長。 ◎香西 街づくり事業課整備担当課長   それでは、調布市生活道路網計画について御説明申し上げます。  お手元にお配りしました資料1のパンフレットをごらんください。このたび、パブリックコメントの実施を経て、「調布のみちづくり〜生活道路ネットワークの形成に向けて〜」が取りまとまりましたので、報告いたします。  生活道路網計画は、生活道路と幹線道路が一体的に機能するよう道路整備を行うため、生活道路の位置や幅員を位置づけた計画でございます。  本計画は、昭和61年3月に策定され、土地利用状況の変化、道路整備の進捗状況の変化及びまちづくりの計画の進展などに伴い、平成6年3月に改定、平成16年12月に修正を行ってきております。  現在、中心市街地では、京王線連続立体交差事業により鉄道の地下化が実現し、あわせて周辺道路整備やまちづくり事業の進展などにより都市基盤状況が変化しています。  また、鉄道敷地利用計画や駅前広場計画など、まちづくりの検討も進んでいることから、これらの状況を踏まえ、中心市街地地区を基本として生活道路網計画の修正を行いました。  修正の内容については、パブリックコメント実施前に説明させていただいておりますが、再度概要について説明いたします。資料2をごらんください。  今回の修正は、大きく4つの視点から行っております。  5ページをごらんください。1つ目は、京王線連続立体交差事業による付替道路整備との整合でございます。  京王線連続立体交差事業により、昨年8月に鉄道が地下化され、18カ所の踏切が除却されました。この京王線連続立体交差事業の事業区間のうち、西調布駅方と京王多摩川駅方の地上部への取付部については、既存踏切を閉鎖することが必要となったことから、附属街路1号線、2号線として新たに道路整備を行いました。この附属街路の整備との整合性を図るものでございます。  次に、6ページをごらんください。2つ目は、鉄道沿線の市街地の一体化です。  修正前の計画では、鉄道の連続立体交差が高架前提で、鉄道の南北に側道がある計画です。その後、鉄道は地下化となり、あわせて鉄道敷地利用計画を検討していることから、これを見据え、生活道路を再配置しております。
     次に、7ページ目をごらんください。3つ目は、駅周辺の街づくり計画との整合です。  中心市街地では、調布駅周辺地区地区計画や布田地区地区計画、国領駅周辺地区地区計画が定められており、あわせて都市計画道路、市街地再開発、土地区画整理などの都市計画が定められており、事業も進められております。これらの各計画や事業を踏まえ、計画を修正しております。  次に、8ページをごらんください。4つ目は、幹線道路網と生活道路網の機能分担です。  これまで都道の一部を生活道路としておりましたが、都道は広域的な交通を担う幹線道路と考えられるため、生活道路から幹線道路に位置づけを変更しております。  以上の4つの視点から検討を行い、パブリックコメントを経て、資料1のパンフレットに示す生活道路網計画を取りまとめました。  パンフレットの見開きをお開きください。調布市生活道網計画図を示しております。  黄色、水色で着色されているものが生活道路、また緑色は国道、都道等を含む幹線道路を示しております。生活道路のうち黄色は計画路線を、水色は整備済み路線となります。また、生活道路に隣接して記載している数字は、計画幅員を示しております。生活道路の路線の延長は約 123キロメートルあり、そのうちの大半が拡幅整備を必要とするため、整備には長期間を要します。そのため整備の緊急性の高い路線から引き続き整備を進めてまいります。  なお、パブリックコメントの募集は、3月5日から3月25日までの期間で行い、提出された意見は1件でした。いただいた御意見は、今回の生活道路網修正の対象区域ではなかったことから、今後の参考とさせていただくこととしました。  説明は以上でございます。 ○小林 委員長   説明は終わりました。委員長としてちょっと一言だけ、済みません。  このパンフレット、例えば品川道がつつじケ丘までしかできていないにもかかわらず、その先にも同じような形で表示されていますけど、これはどういう意味で表示されているのか。何らかの、例えば未整備のところは色を違くするとかするべきではないかと思うんですが、そこら辺、どういうふうにお考えですか。はい、香西整備担当課長。 ◎香西 街づくり事業課整備担当課長   今回、このパンフレットの作成に関しましては、将来の計画路線について全て一律に表示させていただくということで考えさせていただいて、生活道路も計画を示しておりますんで、そういったものでの整合を図るような形で表示させていただいているということでございます。 ○小林 委員長   はい、済みませんでした。  ただいまの報告に対する質疑はありますか。清水委員。 ◆清水 委員   資料の1なんですけれども、調布市生活道路網計画図は、これ、拝見しただけでも、これは何年かかるのかなという気がいたします。実際にこれ、全て整備が終わるまでにどれくらいの計画があるのか、ちょっと教えていただけませんでしょうか。 500年? ○小林 委員長   はい、香西整備担当課長。 ◎香西 街づくり事業課整備担当課長   先ほども説明させていただきましたけれども、全延長で 123キロメートルございます。現在の整備率につきましては31.3%でございます。残り全てをやろうというふうにいきますと、これまでの実績等を踏まえていきますと、非常に長期間かかる、数字でいっても、今のペースでいきますと 100年以上かかるというようなペースになりますんで、具体的に何年という意味を持たない数字になってきますけれども、今のペースでいくと、そういった期間かかるというものでございます。 ◆清水 委員   これ、 100年以上のスパンということを考えますと、やっぱりちょっと市民的に見ますと、なかなか興味が湧く内容ではないと思うんですね。 100年後、自分が生きているかどうかもわからないし、生きていないと思いますけど(「いないんじゃないか」と呼ぶ者あり)、いや、医療が発展して生きているかもしれないけれども、わかりませんけれども、身近に感じられないんですね。だから、恐らくパブリックコメントも来ない、そんな気がします。  特に資料の2の道路整備が進め方というところを拝見して、どの道路が優先的に整備を進められるのかなと思ったときに、この6番の道路整備の進め方の内容だけを見ると、実際にどの道路か余り判断がつかないですし、特に地域の人々から整備の要望の高い路線というのは、その地域地域で要望が出されると、その中でもどれを優先していくのかというのは、これを見ただけではわかりませんので、ですから、やはりもうちょっとこの道路整備に関しても身近なものになるように考えていかなければならないと思うんですけれども、一度「みち」という冊子が出て、前の建設委員会でも大河委員が大変評価されていらっしゃいましたけれども、そのように市民にとって身近なものというのをどのようにお考えでしょう。 ◎香西 街づくり事業課整備担当課長   まず、この生活道路網の位置づけなんですけれども、これは調布市独自の計画でございます。法令等で定められた計画ではなく、独自で決めているものでございます。そういった意味合いでも、都市計画道路のような形で、法的に土地利用の制約がかかって整備が進められていくというものではないよということでございます。  この生活道路の整備の現在の進め方なんですけれども、土地利用の更新とかそういったものが図られる段階において、現在の状況ではお願いベースで整備に協力を願っているというのが実情でございます。そういった中で整備を進めてきているというものでございます。 ◆清水 委員   ありがとうございます。とにかく、ちょっと身近なものに感じられないというところで、これの計画からもっと具体化されるのかと思いますけれども、もっとわかりやすいものに改善する余地があるのかなというふうに感じています。  以上、意見です。ありがとうございます。 ○小林 委員長   大河委員。 ◆大河 委員   ちょっとお聞きしますけど、先ほど31.3%というのは生活道路の整備率でよろしいんですか。ちょっと確認です。 ○小林 委員長   はい、香西整備担当課長。 ◎香西 街づくり事業課整備担当課長   生活道路の整備率でございます。 ◆大河 委員   では、交通計画がありますよね。それで生活道路はここ20年ですか、どのくらいを目標としていらっしゃるんでしたっけ。 ○小林 委員長   塚田交通対策課長補佐。 ◎塚田 交通対策課長補佐   総合交通計画では、生活道路の整備率の目標値を平成42年度で38%としております。  以上です。 ◆大河 委員    100年という話がありましたけれども、その42.8でしたっけ。これ、もう全体で共有していて、なるほど、しようがないよねというふうに今なっているんでしょうね。ちょっと確認です(「20年後で8%」と呼ぶ者あり)。20年後ですよ。 ◎香西 街づくり事業課整備担当課長   計画の整備率の進捗でございますけれども、前基本計画でも生活道路の整備ということで上げておって、19年から24年度の6年間で整備率が 2.9%増加しているという状況でございます。これらを継続するような形で42年度、20年後ですけれども、整備率の向上を図っていきたいというふうに考えております。 ◆大河 委員   今言ったスピードで行けば、実は目標値を突破できる、もっと上に行けるのではないかと言っているんですか。それとも、計画のローリングをすることになっていましたけど、それでいくと、どのように、何か目標はあるんですか。これに関心を持っていらっしゃいますよね。 ○小林 委員長   はい、齊藤街づくり事業課長。 ◎齊藤 街づくり事業課長兼再開発・区画整理担当課長   整備率につきましては、今、交通計画で平成42年度に38%ということで、そこについては我々も当然理解して整備を進めております。ただ、この38%という数字の意味なんですけども、実は今回、生活道路網計画を見直した段階で総延長が変わっております。前の計画では総延長が 134キロだったものが、今回いろいろ見直しを行った結果、 123キロということで総延長が変わっていますので、単純に考えると整備率が変わってくるんですね。なので、その38%という目標を立てていた時と状況が変わっていますんで、当然目標については今後検討していく必要があろうと思っております。  以上です。 ◆大河 委員   随分数値が変わっているというふうな程度ではあるのかなというところと、私は、この計画をやっているとき、傍聴したときに、北の案件かな、道路課の課長が、やっぱり計画に特徴を持つ意味でも、せめて生活道路はもう少し目標値を上げたらどうかというようなニュアンスの発言があったように私は記憶をしております。つまり、それだけ低いということですけどね。  それで、今、都市計画道路や幹線道路はさまざま道路を整備しておりますけれども、市民生活からすれば、やっぱり生活道路が今非常に傷んでいて、苦情も多いです。きょうの道路の認定に行きましても、通って道路を見ると、大分亀裂が入っていたり、いろいろしている面があります。やはり道路の舗装というのが昔は、雨宮委員さんとも話したんですけど、もうちょっと削って、ちゃんとした舗装をしていたのに、最近はコルタル、何かを上にちょっとするとか、あいているところにちょっとそこを修復する程度で、実際住んでいる人からすると、ますます生活道路に対しての市の力の入れ方が非常に低いという認識をされているのではないかと私は思います。  そして、まして、この生活道路計画を出して、 100年ですというようなお話があって、駅前だけはこうやりますという話では、普通の市民の人が自分の道路に対して市がちゃんと考えてくれている、せめてけがのない安全な対策を考えているかということについて言えば、余りそういったことを考えていないのではないかというふうに受けとめられても仕方がないと思います。  そういった点からしますと、やはりこの資料1の最初のページに、生活道路は歩行者の安全を重視、地区の安全性と生活機能の向上を図る道路ですというのであれば、拡幅することが難しければ、その整備、安全性や歩行するときにけがをしないとか、自転車が歩行しやすいとか、もう少し攻めていく視点を変えて、もう少し市民の人の要望に沿ったあり方であれば、ここ20年の間にある程度のそういった成果は出るんではないかと思いますので、私自身はもう少し生活道路に対しての市の進め方やありようというものを抜本的に見直していただきたいなというふうにこれを見て思いました。  これは意見です。 ○小林 委員長   ほかにありますか。はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   計画をつくっていて、 100年かかりますなんてことを公然と答えるようじゃ困るんですよ。基本スタンスがなっていないわけ。 100年もかかるようなものだったらつくらないほうがいいですよ。その辺の基本的な見解はどうなんですか。 ○小林 委員長   はい、岩本都市整備部長。 ◎岩本 都市整備部長   これは昭和61年に整備計画という名称で公表して動いてきているものですから、今回も整備計画図という名称を踏襲させていただいているところです。  ただ、大河委員の先ほどのお話もありましたが、道路を安全で快適にという視点と、それと生活道路、どうしても拡幅なのかという視点は、若干違うのかなという気はしております。  もう1つの観点から申しますと、今、連立に合わせて都市計画道路、ここでいう緑で塗っている幹線道路ですが、そちらの整備を進めておりますけども、交通の流れが大幅に変わったというのは皆さん実感されていると思います。すなわち、細い4メーター程度の生活道路にどんどん抜け道で抜けられていて危ない状況であった道路が、幹線道路が踏切がなくなってスムーズになったことで、無駄な流入の車がなくなったと。そうなると、今度は6メーターに拡幅をする計画を持っていても、今無理に広げて車を呼び込むことはないという意見も市民の方はございます。すなわち、計画図という形で今回お示しをしましたけども、優先整備路線を今回わざと載せておりません。ですので、若干、生活道路の整備構想みたいなイメージで捉えたほうが、この計画についてはよろしいのかなというふうに考えています。  ただ、道路を安全で快適にというのは、年に1回やっております市民意識調査等々でも諮っていって、補修とか、安全施設が完備できているとか、そういうところから来る満足度ということと総合して道路の安全性というのを考えていきたいというふうに考えておりますので、 100年というものを堂々と言うのはいかがなものかというのは、私は個人的にも思いますけども、整備構想ということで捉えていただければ非常にありがたいかなと思います。 ◆雨宮 委員   構想は構想で、それはそれ自体は大事だと思うんですが、ただ、生活道路の現状を見ますと、例えばクラック、亀裂が入っていたり、段差ができていたり、それこそ命までは及ぶかどうかは別にしても、そういう人身的な危険の原因になる状況というのがかなり広範にあると思うんですよ。  それから、さっき大河さんも言っていたけど、クラックに、今コルタルと言わないんですかね、要するに路面舗装材の原油みたいなものを流し込んで、あれは単なる目地ですよね。言葉は悪いけど。やっぱりそういうやり方というのはいかがなものかなと。  やっぱり抜本的な問題としては、生活道路、狭隘道路は予算が圧倒的に少ないんですよ。だから、ここの根本のところで見直していく必要があるし、きょうは予算委員会じゃないから、これ以上言いませんけれども、同じ道路といっても、何から優先されるべきかというのはもう一度ここで立ちどまって、考えて見直す必要があるんじゃないかなというふうに思っていますんで、これは意見で結構です。 ○小林 委員長   はい、大須賀委員。 ◆大須賀 委員   資料1の生活道路網計画図を見ると、黄色が随分青に変わっていいなという地域と、ほとんど黄色のままの地域がはっきり分かれるんだけども、これは何ですか。何でこんなに極端に違いが出るんでしょう。 ○小林 委員長   はい、香西整備担当課長。 ◎香西 街づくり事業課整備担当課長   生活道路が整備されていった経緯としては、その箇所の土地利用等、住民さんの活動があって、開発とかそういった協力を得られたというところで整備が進められているというところもございます。そういったものも反映して、部分的に集中した箇所で生活道路の整備が進められているという傾向があるかと思います。 ◆大須賀 委員   調布市政の特色として、生活道路に今まで力を入れてこなかったというのは、私は客観的な事実として歴史的にあると思うんですよね。特に私、飛田給に住んでいまして、この地図で見てもほとんど黄色、ちょっとだけ青が入っていますよね。ましてや、お隣の府中市というのは、伝統的に多摩地域でも断トツに生活道路網に力を入れてきましたよね。だから、飛田給に行ったことのある人はわかると思うんだけど、飛田給の市道を府中方面に走っていって、府中市域に入ったらばっと広がっていると。拡幅されたという市道が、もうそれが基本なんですね。調布市がこれから先、未来もそれでいいのかと。いろんな意味でね。生活面、それから安全面、防災面でいいのかという今、過渡期にあると思うんです。  部長に基本的なお考えをお聞きしたいんですけども、部長は民間にもいらして、ましてや、ほかの調布以外の市の生活道路網、充実している充実していないも把握、つぶさに見てこられたと思うんです。私的な見解でも結構ですけども、調布市がこれから目指す方向性として、 100年以上かけようという、のんびり生活道路網をやっていくのか、それとも丸を1つ予算の中でふやしてでも生活道路網を充実していく方向のほうが将来的には市民の利便性も安全性も上がるんじゃないかと、いろいろ方向があると思うんですけど、部長、基本的なお考えはいかがでしょう。 ○小林 委員長   はい、岩本都市整備部長。 ◎岩本 都市整備部長   道路の整備という観点では、やはり調布は近隣市を見ても、圧倒的に生活道路が弱いというのは実感しております。ただ、先ほど申しましたように、両輪的なイメージがあって、幹線道路でしっかり交通をのめれば、本当の地先道路には抜け道のような使い方をされないという観点もあります。  そういう意味では、都市計画道路の整備率も決して高いとは言えていないということがあって、どちらにどの程度重点を置くかというのは非常に難しい問題だとは思いますが、私は個人的な、ちょっと私見で申しますと、生活道路網という形で今回お示しをしておりますので、少し時間をいただいて、この中でやっぱり優先整備的に幹線道路を補完するネットワークをこの中で色づけ、重きを置くべきものを検討する時間を少しいただいて、そういうものを検討していければと思っております。  すなわち、どういう方向性かといいますと、地先道路と幹線道路の間をしっかり補完するネットワークをこれだけ、 123キロ描きましたが、この中でやはり優先的につないでいくものを検討して進めていければということで、それに合わせて予算も丸1つ、2つということでふやしていくような方向が望ましいと思っております。 ◆大須賀 委員   私も基本的に同感です。生活道路網全部を整備する必要はあるのかなという検証はしていると思うんですね。そのかわり、今の整備率じゃとても足りないですよ。まさしくおっしゃるように、幹線道路を補完する生活道路はいち早く整備が必要だということで、この 123キロを例えばA、B、C、3ランクに分けて、とにかくA路線については10年以内を目指す、B路線は30年、Cは50年から 100年という形で、改めてこの1、2年で、その辺、当然議会側も積極的に協力していきますので、ぜひ対応していっていただきたいと思います。  それから、最後、意見ですけど、冒頭で委員長がおっしゃった点は、私、大事だと思うんですね。まさしく生活道路網の地図ですけど、これを見るだけで、ああ、じゃ、都市計画道路というか、幹線道路はこんなに充実しているんだというふうに誤解されても困るので、実際に幹線道路の中でも整備されている区間と未整備の区間は、当然表示方法を変えるべきだと私は思うので、その辺は今後ぜひ配慮いただきたいと思います。  以上です。
    ○小林 委員長   はい、大河委員。 ◆大河 委員   今、部長から将来にわたってということですけれども、道路の見直しというふうなお話があったと思います。私も、交通安全対策課も中で所管されているわけですから、今、自転車網の問題とか歩行者、それに高齢化していることとか、さまざまなキーワードがあるわけですので、やっぱりそういった面でのソフト面もセットして相乗効果があるような道路のありようということを見直せば、線の引き方や優先順位は大分変わってくると思いますので、もう少し交通計画を立てたとき、かなり急いで、2年くらい、先生たちはやるんじゃないかと気合いがあった中で、期間内にスピードアップしてやっていた経緯からすれば、時代も今、地下化も終わったということからすれば、調布自体が動きが大分大きく変わった部分があると思いますので、やはり自治、分権の時代ですので、先ほどの法令であれしていない生活道路網も調布はある。逆に言えば、その独自性を生かして、調布の道路のありようというものをもう少し多面的な面で検討していくような時間をお持ちになって、少なくとも内部の方が自分のところの生活道路の目標値幾つ、これはまずいとかそういう認識があれば、ぱっと出るのかなというような気もしましたんで、それが胸を張って言えないから、ちょっと出なかったのかなというふうには推察はしますけれども、やはりそういった数値がきちっと目標を持って可能なこと、そして、それがもうちょっとあれが違ってくれば、8も6もこれら整備しなければいけないものがこれほど必要ではない、むしろ舗装をしっかりして、事故がないようにというふうな視点でいけば変わってくるような気もしますので、全体をしっかり見て、新しい体制の中で、そうはいっても余り時間をかけないでやっていただけるとありがたいなというふうに思います。  これは意見です。 ○小林 委員長   はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   かつて区画整理だとか市街地再開発をやるときに、そのエリアというか、地区における道路の位置づけというのかな、今も出ていますけど、幹線道路循環線、地区内何とかと、だから、3段階か4段階あったような記憶があるんですが、やっぱり今改めて、そういった、この道はどういう目的で使うのか、あるいはそのエリアの中でどういう役割、機能を持たせるのかという検討をやり直す必要があるんじゃないかと思います。これを見ちゃうと平板で、全く平らで、どれがどれだか、同じようなものにしか見えないから、絵を描き直せという意味じゃなくて、それぞれの路線についての機能と役割をどう持たせるかという意味での見直しが必要なんだというふうに思いますんで、これは意見で。 ○小林 委員長   漁委員。 ◆漁 委員   委員の皆さん、非常にもっともな議論をされているなという感じで聞いていたんですけども、生活道路網も含めて、幹線道路網、都市計画道路網も含めて、やっぱり調布市としての到達レベルというのは基準、物差しが必要だと思うんですね。その後、近隣他市とか類型自治体との比較をしっかり持ちながら、道路整備だと調布のどこが課題なのか、予算なのか、それとも人なのか、そういうやっぱり比較する物差しみたいなものをきちんと幾つか用意して、それで、その比較の中から、原課からは他市レベルではここまでいきたいとか、そういうような進め方というのが必要なんじゃないのかなと思うんですよね。  恐らく、都市計画道路の整備率なんというのはすぐ出るでしょうし、生活道路網のこういう形で網を持っている自治体もあれば、まだ持っていない自治体もあると思うんですけれども。  それから、先ほどのお話じゃないけど、生活道路の中でも、例えばカーブミラーの設置数だとか、そういう道路に付随したいろんな安全性の機器の整備率だとか、そういうものを少し自治体間の比較ができるようなものを用意しながら、一つ一つ到達点を繰り上げていくというやり方が必要なのかなという気もするんですよね。  よく言われるのは、例えば子どもだったら、保育園が幾つあって、児童全体の何%の保育率だよとか、あと高齢者の施設だとか、そういうものは割とすっと数字の比較が出てきて、うちはこのレベルだなというのがわかりますよね。やっぱり道路網についてもできたらそういう比較をしながら、うちの到達目標だとか現状だとかが、ある程度客観的に見れるような、そういうものを対応していただければなというふうに思うんですけれども、どうなんでしょうかね。 ○小林 委員長   はい、香西整備担当課長。 ◎香西 街づくり事業課整備担当課長   御指摘いただいたとおり、他の自治体等の整備率等の比較をしながら検討していきたいと思います。 ◆漁 委員   その際の視点も、何メーターが何%だけじゃなくて、今の議論の中でいろいろあるように、やっぱり安全性の中での諸設備も比較の中に取り込んだりしていってもらえればと思います。  以上です。 ○小林 委員長   大河委員。 ◆大河 委員   今、そういう御指摘もありましたけれども、私は、よそが区画整理をやったりする理由は、やはり下水道とかいろんなものが設備がないので、どうしても拡幅しなければいけないということからすると、そういった施設、下水道とかというのは早目にやった、そういう行政の進め方の特徴があるので、なかなかよそと比較しても難しい部分もあるような気がします。  そう考えると、地区別方針を立てましたけれども、やっぱり地域の中でどの道が重要なのかとか、こうしたいというふうなことの整理もあると思いますけども、むしろ地域でいろいろやっている議員として皆さんがどう考えるかということも大事なんじゃないのかなと思いますけれども、どうでしょうか。 ○小林 委員長   委員会ですから、委員さん同士の活発な意見もいいかと思います。はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   道の、優先という言葉は余り好きじゃないんだけど、さっきも機能と役割という言い方をしたと思いますけども、そこをやっぱり鮮明にしてくれるというのはすごく大事だと思うし、整備というと、ともすると、ややもすると新規整備だけに目が行きがちですけれども、さっきから話に出ているように、今、更新、修繕か。更新にもかなり金がかかるようになってきているし、まさに安全性という面で見ると、そっちのほうがむしろ重要な要素になるのかなと。今の局面はね。  だから、そういう点では、さっき都市計画道路と生活道路を簡単に、余り安易にそれをてんびんにかけることはできないと思うんだけど、しかし、やっぱり限られたパイの中で、それをどういうふうに切り分けていくかということになっていきますと、どれをまさに優先させるべきかということは今本当に問われてきているんじゃないかなという気が私はしますんで、これは意見でございます。 ○小林 委員長   大分意見も出尽くしたようですので、ほかになければ、以上で報告を終わりにしたいと思いますが、よろしいでしょうか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   それでは、以上で報告を終わります。  以上で当委員会に付託されました案件の審査は全て終了いたしました。  ここで暫時休憩とします。理事者の皆様、お疲れさまでございました。委員の皆様はちょっとお残りをいただきたい。    午後3時4分 休憩        ─────────── ── ───────────    午後3時5分 開議 ○小林 委員長   それでは、再開いたします。  行政視察について、議会改革検討代表者会議の中で、視察先の決定は正・副委員長に一任せず、委員会で調査事項を十分議論する中で決定することとされておりますので、御協力のほどよろしくお願いいたします。  これより協議事項に入ります。  本年度の委員会行政視察について協議してまいりますが、委員の皆さんから御発言はございませんか。はい、大河委員。 ◆大河 委員   今、中心市街地の問題がいろいろ出ておりますので、少しきょうのきょうでは難しいので、やはり場を設けていただいて、それぞれ持ち寄って話し合いをし、そして決定していくプロセスも大事にしていければと思いますので、ぜひそのような取り計らいをお願いいたします。 ○小林 委員長   大変前後して申しわけございませんけども、行政視察を実施することでは御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   では、異議なしということで、視察を決定するということでよろしくお願いいたします。  それでは、調査事項の選定、実施の時期、実施の期間について協議に入っていきます。  議会改革検討代表者会議における決定事項の中で、行政視察に関する事項がありまして、従前のように正・副委員長に一任するのではなくて、市民への説明責任を果たす意味からも委員間で十分に協議して、決定していくこととされました。  実施期間も2泊3日に限らず、予算の範囲内であれば、委員会で協議して弾力的に実施することとなりました。  これを踏まえて、まず、本日の委員会で調査事項の選定について協議をお願いいたしますが、その方法と議会改革の決定事項を踏まえ、委員の皆さんから視察をしてみたい調査事項を選んだ理由とともに2、3カ所持ち寄っていただき、その中から先方の都合もありますので、余裕を持って5、6カ所を皆さんで選んでいただきたいと思います。  もちろん本日この場でというわけにいきませんので、9月議会までの間で何回か委員会協議会を開催して決定していきたいと思います。  実施の時期と期間については、視察先がある程度固まって実施の工程も考慮しながら、皆さんと決定していきたいと思います。  このような進め方でよろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○小林 委員長   皆さんお忙しいところとは思いますが、御協力をお願いいたします。  次回の協議会の日程は、正・副委員長で調整をさせていただいて、改めて御案内をいたしますので、委員の皆様は調査事項の選定をお願いいたします。  それでは、行政視察の協議は本日はここまでとします。  以上で建設委員会を散会いたします。お疲れさまでございました。    午後3時8分 散会...