調布市議会 2012-02-20
平成24年 2月20日厚生委員会−02月20日-01号
◆
井上 委員
わかりました。じゃ、もうこれでやめますけど、この問題については、実際、
議会側でも
陳情が3
委員会に分かれていて、建設、厚生、文教ということで、
議会の中でも1
委員会では議論し尽くせないということが今回
陳情審査の中でも露呈したんだなというふうに個人的には受けとめています。
それは、あわせて
行政の中でも
保育園の
所管、学校の
所管、それから環境全体の
所管ということで、やっぱり
所管の
縦割りの
状況とかがある中で、
連携されているとは思うんですけ
ども、それ以上に、自分のところの原課だったらばしっといけるんだけ
ども、
所管をまたいじゃうと、
意思疎通、
連携をやっていると思いながらもなかなかうまく回っていない
状況というのが実は露呈したんだろうなというふうに私は受けとめているんです。
議会としても、
放射能の件については
一過性の話じゃないし、これから長期的に議論していかなきゃいけない問題ですから、例えば
特別委員会を設置するとか、そういうことも
考え方の
1つとしてはあるのかなということは漠然と思っているところではあるんです。
放射能課をつくれとか、そういうことを言うつもりはないんですけれ
ども、こういうことで
議会への速やかで適切な
情報提供をということで御答弁いただいているんで、この点につきましては、遅いとか
内容がどうのとかということよりも、
陳情が出ているわけですから、そこは
議会でも
行政でも、その
情報のあり方についてはお互いにしっかりと議論し、高め合っていくということが必要だと思いますんで、この問題は今だけの話じゃないですから、2回言っちゃいましたけど、ぜひより一層
行政の中での
連携というのを今後ともさらに強めていただいて、
対応いただければというふうに思います。
以上です。
○
鮎川 委員長
ほかに御発言ございますか。はい、
広瀬委員。
◆
広瀬 委員
それに関連してなんですけれ
ども、
陳情を出される方は、これまでも
市長に対して同じような文書で
申し入れとか
要望を出していた
ケースが随分あったかと思うんですね。それはどうなんですかね。私の記憶だと、その都度、同文書が送られているというふうに
説明もあったのもあるだろうけれ
ども、なかったのもあるように思うんだけれ
ども、そこら辺についての何か
対応は少し整理されたほうがいいんじゃないかなという気がするんです。その後、各
委員さんとかに
説明に入った後、そういう問題については、
行政側はどんなふうに整理したのでしょうか。
○
鮎川 委員長
答弁を求めます。はい、
大木次長。
◎
大木 子ども生活部次長
私も今、記憶をさかのぼっておったんですが、やはり今、
広瀬委員がおっしゃられたように、
陳情と同じ
内容の
要望書が出たという件はあったと思います。その都度、その
内容について
同一内容の場合もありますし、
要望の
内容が踏み込んだもの、あるいは別の角度から述べているもの等もございました。
今回のような全く
同一のものということも含めまして、私
どもでこれまで統一した
対応の仕方というのをきちんと行っていたかというと、そこはそうでしたとはなかなか言いがたい
部分がございますので、今後、その点につきましてもきちんとした
対応がとれるよう、意思の統一を図っていきたいと思っております。
以上でございます。
◆
広瀬 委員
一応改めてお尋ねしますけれ
ども、
議会の
陳情の件はわかるんですけれ
ども、
市長サイドに
要望書とかを持ってこられますよね。それはどこで受け取って振り分けるというか、つまりいろんな
ケースがあると思うんですね。例えば、
市長に直接面談を求めている場合とか。ここには
担当と副
市長が出ていらっしゃるのね。こういうふうな出方とかその
参加者に関して、振り分けをある程度どこかでしているわけでしょう。それは今回はどこでやったんですかね。通常と今回の場合でもいいですけど。
◎
大木 子ども生活部次長
今、
委員さんがおっしゃったように、
市長に直接持ってこられる場合は、
秘書担当のほうがそれを受けまして、そこからそれぞれの部に流れていくという形になります。
それから、
市民相談担当を通じて
要望書が提出された場合については、
市民相談担当のほうで振り分けて、それぞれ
関係部課のほうに流れていくという
状況になっております。
以上です。
◆
広瀬 委員
今回の場合はどういう流れだったんですか。何で
宮地副
市長が出ていったのかしら。
◎
大木 子ども生活部次長
今回の
内容につきましては、一番最初に申し上げた
秘書担当のほうに直接この
要望書が提出されました。それにつきまして、
宮地副
市長が
環境部のほうの
所管副
市長ということでございまして、この
陳情の
内容につきましては、
放射能につきまして全般なんですが、
環境部を
中心として3部で今
連携を図っているところでございますので、その
所管副
市長である
宮地副
市長を
中心に、
意見交換会については臨んだところでございます。
以上でございます。
◆
広瀬 委員
そうすると、
市長あてに何か
要望書を持ってきて、
宮地副
市長は
測定器の当初からずっとかかわって奔走していただいているので、一番よく御存じなんだと思うけれ
ども、副
市長、それから各部の
方々と会いましょうというふうにセットしたのはどこが
中心にやったんですか。
◎
大木 子ども生活部次長
環境部でございます。
◆
広瀬 委員
そうすると、
環境部自体がというか、その取りまとめのところが、ある程度
議会の
サイドにも同じような
内容のものが出ている場合、
陳情であったりとか
要望書であったりとか、大体、両方に、
市長まで出す場合は、意外に
議会にもそういう
情報が流れているような
ケースが多いので、そういうときに
秘書課に行くのか、あっちのほうに行くのか、大体2カ所であるとすると、やっぱりそこら辺でちょっと配慮がされないと難しいのかなというふうに思いますよね。こういうふうな
指摘を受けたのは、
議会側から今までありましたっけ。
◎
大木 子ども生活部次長
私の経験の中では初めてでございます。
◆
広瀬 委員
私も初めてなんじゃないかなと思いますよね。だけれ
ども、今後はあり得る。
ブログなどでいろいろ見て、
情報がいろんな目にさらされるわけじゃないですか。だから、こういうことが起きてくると思うんで、そこら辺は
行政のほうでよく
相談していただいて、
統一対応をなるべくしていただけるようにお願いしたいと思います。
○
鮎川 委員長
ほかにございますか。はい、
武藤委員。
◆
武藤 委員
連合審査に引き続いて、1の
部分で伺いたいことがあるんですけど、よろしいでしょうか。
1つは、こちらのほうで
先ほども質問でもあったんですけど、
放射性物質を吸収しやすい
食材に関しては、
安全サイドに立って使用しないこと。また、
放射能を低減する
調理法などを取り入れることとありますので、
放射能を低減する
調理法などは、今、
山菜は時期じゃないので使っていないと思うんですけど、そういった
工夫はどのようにされているのか伺いたいと思います。
○
鮎川 委員長
はい、
大島課長。
◎
大島 保育課長
まず、
移行係数が高いものはということになろうかと思うんですけれ
ども、
季節ごとにそれぞれの
野菜が出てきますので、実際に今回は
キノコに関して数値が若干出ているものがありました。それを積極的に使っていくということはもちろんしておりませんけれ
ども、全く使わないという
考え方は、現在、
給食提供の中では
考えていないというのがまず1点です。
それから、もう
1つは、低減をする
方法というところですけ
ども、これはいろんなところからそういった
方法の資料をもらっているんですけれ
ども、
栄養士会を
中心に
学習会を開いていまして、肉ですとか、魚、それから
野菜でも
根菜類だとか、基本は水洗いですけ
ども、加熱をするとかというようなのがその種類によって違いますので、そこの
部分を
情報共有化しながら
対応しているというのが現状でございます。
◆
武藤 委員
わかりました。例えば
キノコでも、
キノコがメインで
山盛りキノコの
メニューなのか、一部の
食材として
キノコも入っているのかというだけでも
メニューの
工夫はできるし、低減させる
方法の
1つにもなるのかなと思うのと、ゆでで、ゆでこぼしてとかもいろいろありますけど、そういうことももう既にされているかと思いますけど、ぜひ努力していただけたらなと思います。
栄養士会の
学習会というのは、
公私立両方の
栄養士がそこに参加するものですか、どうですか。
◎
大島 保育課長
栄養士会とお伝えしているのは公立が
中心になっています。ただ、
栄養士同士で今少しずつ交流を図っておりますので、そういったところでの
情報交換、
情報の
共有化というのは、これから充実させていきたいというふうに思っています。
◆
武藤 委員
ぜひお願いしたいと思います。
先ほどもそういった御
質疑があったと思うんですけど、
私立の
保育園の
栄養士の方のほうからは、ぜひそういう場を市としても積極的につくっていただきたいという声もありましたので、直接
子どもに食事を
提供する現場の方同士のそういった問題に対する
考え方の
共有化というのはすごく大事だと思いますので、ぜひお願いしたいし、その際に、今、直接
担当して市のほうでやってくださっているのは
保育課の
担当職員の皆さんだと思うんです。そういった中で、直接
栄養士の
方々にも
担当課のほうから、さっき
高橋課長が先生になって
先生方にお話というのもあったんですけど、私、すごく大事なことだと思って
先ほどの
質疑を聞いていたんです。
市として、どういう
考えで、どういう
対応をして、どういう
工夫をしているのかというのが一番わかっているのが
担当だと思いますので、そういったところでは、
保育のほうでも
幼稚園も含めてそういう場を設けていただいて、直接
担当課のほうでこういうことをしています、これが
調布としての
対応ですということを伝えていただく機会をふやしていただけるといいなと思いますけど、いかがでしょうか。
◎
大島 保育課長
これまでも公立を
中心とした
対応を
幼稚園ですとか、
私立の
認可保育園に、その時その時の
状況によって
緊急度が高ければファクスで、もしくはメールで、じっくり議論しなければいけない、
意見交換しなければいけないというときには
施設長会でやってきましたけれ
ども、これからも回数をふやしながらやっていきたいというふうに思っています。
◆
武藤 委員
ぜひ現場の
栄養士さんとか
調理師さんともそういった
意見交換の場を、
先ほどおっしゃっていたように広げていただけたらなと思います。
それで、
山菜とか
キノコは、さっきおっしゃっていた
移行係数が高いので、実際に私が購入している生協のはかった値を見ても 100
ベクレル近い値が出る場合もあったので、今後もぜひ慎重に取り扱っていただきたいし、また、できれば
メニューに載せていく前の段階で、事前にはかってから
メニューに反映させていくとかという
工夫もしていただきたいと思います。これは強く
要望したいと思います。
あと、
公私立の格差が出ないようにということで、
先ほどは販路とか
流通ルートの調査を
認可保育園だったら32園調査していただいて、その中でここの市場のものを調査しようというふうに決めてきていただいたと思うんですけれ
ども、
認可保育園だけでも32園ありますので、その販路の仕組みというのは大変複雑だというふうに思います。この努力は本当にありがたいなというか、感謝するところなんですけれ
ども、例えば
地域別に、ここの地域のところで重点的にはかろうとか、今後のいろいろな
精度と頻度を高めていく中で
工夫をしていただきたいと思うんですけど、どんな
工夫をしていこうというふうにお
考えになっているか伺いたいと思います。
◎
大島 保育課長
精度の問題につきましては、今、業者に委託をしていますので、
計量下限値5
ベクレルのところで引き続き委託によって
検査をしていきたいというふうに思っています。
今後の
部分なんですが、
食材の
ルートの確認はできていますので、
教育委員会とも
相談をしながら、地域的にどういうふうなサンプリングをするのかというのは、昨年からやっている
やり方とは別に、有用な件が確認できれば
対応はしていきたいというふうに思っています。
◆
武藤 委員
わかりました。
公私立の格差をなくしたというところでは、今、
調布が行っていただいている
やり方も
1つの
有用性があると思いますので、これまでの
方向性の中でもきめ細かにしていただけたらなと思いますので、ぜひお願いしたいと思います。
それから、
先ほどの5
ベクレルを
下限値としてやっているということについては高く評価していますので、そういった
精度の問題についても引き続き今後も取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○
鮎川 委員長
ほかに。はい、
広瀬委員。
◆
広瀬 委員
連合審査が終わり、非常に長時間にわたり、さまざまな
意見が出たと思うんですね。今の状態の中で、これまで答弁はすべてきちっとされていたように思いますけれ
ども、本当にしっかりと最大限やっていただいていると。お金も人もあればもっとできることもあるかもしれないけれ
ども、非常にやっていただいているということは私は非常に感心したんです。今後どうなるかということは、もちろん専門家でもないわけですし、
議会側も、あれもこれもというような
意見も出ましたけれ
ども、いたずらに市民の
方々の不安をあおるような
情報を出すわけにもいかないし、初めての経験なので、非常に難しい手探り状態でやっていっていただいているというようなことは
理解しているわけです。
私の感想なんですけれ
ども、3分の1の食事というのは大変大きな位置を占めているものなので、非常に細かに議論されたと思いますけれ
ども、私はやっぱり3分の2の
部分もどうなのかなと。結局3分の1一生懸命やっても、3分の2の食事の
部分で、あるいは外を歩くにしても、保護者が全く無頓着であれば、いい結果が出ないということについても、今後、
情報の出し方ということを
考えていくことになるんじゃないかなと思うんですね。
例えば、
子どもを守るためにという資料を見ると、
子どもには毎日ココアを飲ませましょうとか、より多く食べたほうがいい
食品は何だとか、これを毎日食べさせましょうとか書いてある。例えば肉であれば、真水に浸してから25%塩水に3カ月入れておき、その後、煮沸すると蓄積したセシウムの90%がなくなる。現実に肉を3カ月入れておいてどうこうするかはわかりませんけれ
ども、あと、新聞でいくと、食塩水の中で細かく砕いて、1回洗うと25%、さらに2回繰り返すと6%までセシウムが減るとか、いろんな
情報が私たちの目の前にあらわれてくるわけですよね。
やっぱり親御さんとすると、何を基準に
考えたらいいかというところあたりが一番不安になってくると思いますので、市側がこれから3分の2、あるいは全部の
子どもたちの安全を守るための
情報というところの出し方をある程度……どこで出すのかというのは難しいと思うんですね。そこら辺については、今お答えいただけても、いただけなくても、今の時期はちょっと難しいんだろうとは思いますけれ
ども、そこら辺について何かお
考えになっていることはありますか。
○
鮎川 委員長
はい、
大島課長。
◎
大島 保育課長
実際には
保育園に在籍している保護者の方からは、
栄養士にどういうふうにしたらいいでしょうかという御質問があって、それについては一人一人
対応させていただいている
状況ではありますけれ
ども、全市的な
内容で、かつ学校、
保育園で
提供している
給食以外のものの取り扱いというのが非常に難しいというふうに思っておりますが、この件は
環境部とも
相談をさせていただいて、どういう出し方をするのか、ホームページ上でそういう表現ができるのかどうかということも含めて議題にしてみたいなというふうに思っております。今の段階では、特に動きはございません。
◆
広瀬 委員
そうだと思います。
議会側もあれをやれ、これをやれと言うんだったら、それなりの予算をつけて、しっかりと人もつけて、やっぱりばっちりとした体制で取り組んでいくのが一番いいと思うんですけれ
ども、きょうは、私はその3分の2のほうがこれからある程度問題になっていくので、やっぱり大きな問題だなとつくづく思った次第であります。これは感想です。
○
鮎川 委員長
ほかに。はい、
武藤委員。
◆
武藤 委員
聞き忘れていたので、あわせて伺いたいと思います。
先ほどの
審査の中で、うちも
子どもが公立小学校に行っているので、12月のときに
放射能はこういうふうに
対応していますというお手紙を確かにいただいて、ちょうど
委員会審査の直後だったと思うんですけど、冬休みに入る前にその資料をいただいて、なるほど、こういう努力をしていていただいていることがよくわかるなというふうに感じたところです。
保育園、
幼稚園の関係では、そういったことはしていらっしゃるのかどうか伺いたいと思います。
○
鮎川 委員長
はい、
大島課長。
◎
大島 保育課長
保育課から発信ということではなくて、各園に
情報を伝えながら、園だより等で周知をしてもらうようにお願いしているところでございます。
◆
武藤 委員
これ、もしできるんだったらお願いしたいなと思っているのは、
先ほどやりとりと答弁の中で、市が
検査しているのは公立に限った形でやっているわけではありませんというお話でしたよね。これは公立
保育園ということだけではなく、市内の
認可保育園なり何なりそういったところを網羅して、
流通ルートを調べて、市としてはピックアップしてやっていますということを言っていただいているので、ホームページではそういうことがもしかしたらわかるかもしれないんですけど、
保育園や
幼稚園に行っている保護者の方が皆さんそういうのを丁寧に調べているとも限らないし、
1つは、市として、
給食にかかわっては乳幼児に対してこういう取り組みをしていますよということを、できればすべての保護者に自信を持って言っていただけることだと思うので、学校は公立小・中学校ということでそういう
情報提供をやりやすいんですけど、
保育園、
幼稚園のほうでは、
工夫は必要かと思いますが、直接市としてこういうことをしていますとどこかのお便りに書いていただくということじゃなくて、そういうことはできないものかなと思ったんですけど、ここでやりますということではなくても結構なので──やりますと言っていただければ一番いいんですけど、
工夫していただきたいなと思うんですけど、いかがでしょうか。
◎
大島 保育課長
認可保育園は別にしても、
私立幼稚園も
給食を
提供しているところが数園ございます。ただ、その園ごとに食育を含めた
考え方というのもありますので、一概に、一律的に市のほうでこうしていますということをアナウンスできるかどうかというのは、それぞれの
施設長会で
相談をさせていただいて、要は市民の皆様に安心していただける手法をどういう形でとるのかということが大事だというふうに思っていますので、その伝え方については、次の
施設長会等で議題にして、それぞれの設置者の皆様の
意見を聞きながら進めていきたいというふうに思っています。
◆
武藤 委員
ありがとうございます。施設を運営されている方と、例えば
幼稚園だったら
幼稚園に預けていらっしゃる保護者の方と、そこで争いになることはなるべく避けられたらなと思うんですよね。
調布が取り組んでくださっている
食材の調査と
検査については、市民の
方々も施設の
方々にとっても、それをこうしていますときちっと伝えていただくことが、施設に対しての苦情ではなくて、自分たちの
子どもたちが受けている
給食も含めて、
調布市としてそうしてくれているんだということを知っていただくすごくいい機会になるかなと思うので、ぜひ御検討いただけたらというふうに思いますので、よろしくお願いします。
○
鮎川 委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
鮎川 委員長
それでは、
質疑も出尽くしているようですので、そろそろ
態度表明をお願いしたいと思います。いかがでしょうか。はい、
井上委員。
◆
井上 委員
民主・社民の会を代表いたしまして、趣旨採択の討論をしたいと思います。
先ほど来、うちの
広瀬委員のほうからも、初めての
ケースということで、この間手探りで
対応されてきたということで、その中でも非常にさまざまな
部分、取り組みを手厚くやられているということを大きく評価させていただいてまいりました。
また、
先ほどの
連合審査会の中でも、
保育課長の答弁の中で、26市内の中でも先行して、この
調布の事例というのが他の自治体のほうから紹介されるぐらいの
状況ですという非常に心強い答弁もいただいたところであります。実際、新聞報道の中では、各自治体のさまざまな特色のあるような取り組みというのが日々紹介されているわけで、そういうのを保護者の方が見れば、これもぜひ
調布の中でお願いできないかというような御
要望をいただくということも本当にあるんだと思うんです。
その中で、目立たないかもしれないけれ
ども、やっぱり実直に、着実に
対応されているというところが本当に評価をさせていただくところでありますし、先例がない
部分でありますので、今後ともどういう
状況になっていくのかというのは専門家でもわからないというようなこともあるかもしれませんけれ
ども、原課の
方々の日々の御苦労に本当に期待していきたいというふうに思うところであります。
その中で、この
陳情の中では、当
委員会は1項のところの
審査ということでありますが、特に
放射性物質を吸収しやすい
食材に関しては、
安全サイドに立って使用しないという
部分があるわけでありますけれ
ども、
先ほど答弁の中でも、じゃ、具体的に
キノコ類については使わないということは言えないということで御答弁があったわけであります。
安全・安心に生活し続けられる環境というのを整備していくというのは当然のことなんですけれ
ども、その上で、やはり風評被害というものを起こさないということも
対応としては必要なのではないかと。これは、例えばこの品目はいいけど、この品目はだめよという
部分が、果たしてそこで自治体として線引きしていいもんなんだろうかというところも大きく
考えさせられるテーマだというふうに思っています。
実際、
放射能については
測定がされていないから
提供をしていくというようなことでありますので、この点については、当然出たら
対応していくというふうに我々としても受けとめておりますので、この点につきましては臨機応変に、いつでもしっかり
対応ができるという体制を今後とも構築していっていただきたいというふうに思っております。
また、あわせてなんですけど、安心していただけるような
情報というのを速やかに、きっちりと、さらに受けとめられたかというのを確認していただいて発信していくということが本当に重要なんだろうなというふうに思っております。
以上、この
陳情につきまして所感を述べさせていただきながら、態度といたしましては、冒頭にお話ししましたように、趣旨採択ということで主張させていただきます。
以上です。
○
鮎川 委員長
ほかに
態度表明はございますか。はい、
雨宮委員。
◆
雨宮 委員
みんなの党
調布といたしましても、同じく趣旨採択を主張させていただきます。
先ほどの
連合審査の中でも明らかになりましたが、例えば1日の
食材の納品から加工、調理、
提供、食事をする状態まで、全部の
食材について
検査をするという時間的な問題がネックになってくる。あるいは経費の問題、機材であったり、機械操作の人員ということがネックになる。これがクリアできれば何のことはないという印象を持ったところなんですが、現実問題として、その辺のネックがなかなかクリアできない見込みが
審査の中で明らかになったような気がいたします。
先ほど広瀬委員がおっしゃっていた、1日で見れば3分の1かもしれないんですが、私も昔、学務課で給食の予算積算をしているときに、少なくとも学校
給食の場合は、積算の根拠が年間でいいますと 180日になりますので、同じような
給食ということになった場合の学校
給食の場合は、年間 365日の3回食事をするとしたら、全体の2割以下ということなんですね。ですから、その8割についても、
情報提供も含めて大事だなというのは全く同感でありますので、それらも含めて趣旨の採択ということで、これは小さい
子どもを持つ親のみならず、私たちの年齢になれば、息子や娘が結婚して、これから出産ということがあるわけですので、今、現に小さい
子どもがいるからということではなくて、どの年齢層についても次の時代を担うということであれば、子であったり、孫であったり、常に
子どもの心配をする責務、その心配に伴って今何ができるのかと
考えるのは、親であったり、その上の年齢層であったり、どの年齢層でも共通しているものだと思います。したがいまして、趣旨採択という線で主張させていただきたいと思います。
以上です。
○
鮎川 委員長
ほかに。はい、須山
委員。
◆須山
委員
公明党でございますが、
態度表明をさせていただきます。
市民の方から
子どもの未来、
子どもの命を守るということについて、
陳情という形で一石を投じていただいたことは本当に高く評価していきたいと思います。
調布市はずっと参加と協働ということをうたっておりますので、市民の方と一緒に働きながら
子どもの命をどう守っていくか、これからが本当に大切なところだと思っております。
まず、
食材につきましては、本当に長期にわたる問題になると思いますので、まず
1つは、持続可能な安全の確保というのをどういうふうにやっていくか。この
陳情の中だけではまだ語り切れない、そこをどうやって市民の方と協働しながら、これからずっと持続可能な安全を確保していくかという点。
それから、もう一点は、やはり今、公開していただいている
給食の
食材について、それを見ながらお母さんたちが、お子さんがいない家庭でも、御自分の毎日の食卓の
食材の
1つの目安にしていらっしゃるというお声はたくさん伺っています。なので、ここでは
保育園、
幼稚園ということで
陳情の
審査をさせていただきましたが、さらに大きく、これから積極的にどうやって皆さんの命を守っていくかというところを市民の皆さんと協働しながらやっていくということで、この趣旨をしっかりと酌み取って、さらに大きく積極的に展開していただきたいということで、趣旨採択とさせていただきたいと思います。
以上です。
○
鮎川 委員長
ほかに。はい、
鈴木委員。
◆
鈴木 委員
自由民主党創政会は趣旨採択とさせていただきます。
お話がさまざまに出ますが、
放射線から
子どもたちを守る、これは親御さんのみならず、だれもが思う当たり前のことでございますけれ
ども、一方で、チェック体制、あるいは安全策をどのように築いていくのか。これにはまた、今、国の
状況も明確にならない中、未知数の
部分が多々あるという中で、
連合審査の中でもありましたけれ
ども、
調布市の取り組みは非常に御苦労され、そして評価させていただくところが多々あるということを非常に評価させていただいております。
そのような中で、一方で、先々週ですか、宮城県に行ってきたんですけれ
ども、漁村の仮設住宅で風評被害の大きさを改めて痛感したところです。基準値をはるかに下回る
放射線でも全く市場に出すことができないと。それが漁村の復興の大きな足かせになっているというお話も聞いてまいりました。
そのような中で
情報提供とともに、風評被害からも守り、そして
子どもたちの安全を守る、そのような取り組みをぜひ続けていっていただきたいなというふうに思っております。そのようなことも踏まえまして、趣旨採択とさせていただきます。
○
鮎川 委員長
ほかに。はい、
武藤委員。
◆
武藤 委員
日本共産党は、
陳情第24号、
厚生委員会所管部門に対して採択を求めます。
皆さんのお話にもありましたけど、乳幼児に関しては
放射能の影響が大変大きいということで、
調布として、
給食の安全を確保することが重要だということはだれもが思っていることだというふうに私たちも思っています。
市がこれまでやってきました
給食の販路や
流通ルートを調査して、その中からサンプリングして5回
検査をしてくるという
内容だったり、あとは検出
下限値を5
ベクレルとして専門機関に委託して調査をしてきたということについては大変感謝しているものです。高く評価したいと思っています。
今後、引き続きこうした姿勢を保ちながら、
陳情にもありますような、毎日食べます米や牛乳の頻度をふやすことはもちろんですが、そのほかの
食品の項目をふやしたり、はかる回数をふやしていただくという努力はぜひしていただきたいと思います。
また、あわせて
質疑でも取り上げさせていただいたんですが、調理後、一体どうなるのかということも調べていかないとわからないことだというふうに思います。ですから、今後あわせて調理後の1食分の調査も行い、安全性確保の
精度を高めていただきたいというふうに思います。
さらに、
先ほど質疑でも言いましたが、
認可保育園だけでも32ありますので、そういった施設に預けていらっしゃる親御さんの心配や
子どもたちの健康を守るためにも、そういった取り組みを引き続き進めていただきたいと思います。
こちらの中では、
移行係数の高い
山菜や
キノコなど、
安全サイドに立って使用しないこととありますが、その後に、また、
放射能を低減する
調理法などを取り入れることとありますので、私はこれは両方の角度で見ていく必要があるというふうに
考えています。ですから、全く使用しないかどうかということは、
検査結果に基づいてこれまでもそういった
対応をしていただいていますので、その立場に立って検討していただきたいと思いますし、さまざまな品目の材料を使う際に、
山菜、
キノコな
ども含めて
放射能を低減する
調理法などを取り入れていただくことはもちろん実施していただきたいというふうに求めたいと思います。
今後も各施設の皆さんとの
情報の共有を進める中で、保護者の方にも直接
調布市として
保育園や
幼稚園の
給食でどのような安全性の確保をするための取り組みをしているのかという
情報提供を市民の皆さんにも引き続きしていただきたいと思いますし、わかりやすい形で進めていただくことを求めたいと思います。
以上です。
○
鮎川 委員長
態度表明はよろしいですね。本件については趣旨採択を求める
意見と採択を求める
意見がありますので、まず趣旨採択についてお諮りいたします。
陳情第24号の1を趣旨採択と決定することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○
鮎川 委員長
ありがとうございます。
挙手多数と認め、本件については趣旨採択と決定いたしました。
以上で当
委員会に付託されました案件の
審査はすべて終了いたしました。
なお、本日、議案の
審査においてそれぞれ討論がありました。討論要旨原稿の提出につきましては、あす2月21日火曜日の午後5時までに
事務局へ御提出いただきますよう御協力をお願いいたします。
それでは、これをもちまして
厚生委員会を散会いたします。大変お疲れさまでございました。ありがとうございました。
午後4時19分 散会...