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  1. 調布市議会 2012-02-20
    平成24年 2月20日厚生委員会−02月20日-01号


    取得元: 調布市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-20
    平成24年 2月20日厚生委員会−02月20日-01号平成24年 2月20日厚生委員会 平成24年2月20日 厚生委員会開議時刻 午前9時44分 〇散会時刻 午後4時19分 〇場所 第2委員会室出席委員(7人)  鮎川有祐  委員長  武藤千里  副委員長  雨宮英雄  委員  井上耕志  委員  鈴木宗貴  委員  須山妙子  委員  広瀬美知子  委員欠席委員(0人) 〇出席説明員(7人)  今村孝則  子ども生活部長  風間直樹  福祉健康部長福祉事務所長  山本雅章  福祉健康部保健担当部長兼参事兼障害福祉課長   ほか関係管理職職員
    事務局  牧野泰三  議事係主任 〇案件  陳情第24号 放射線による子ども被曝低減のための対策を求める陳情(第1     の1 項のうち,保育園及び幼稚園に関する事項)        ─平成23年第4回定例会より継続審査の件─…………………………… 2    午前9時44分 開議鮎川 委員長   おはようございます。ただいまから厚生委員会を開会いたします。  本日、説明のための職員の出席を求めてありますので、御了承をお願いいたします。  当委員会審査いたします案件は、お手元に配付してあります継続審査一覧表のとおり、陳情1件であります。  当委員会付託陳情審査の前に、建設委員会委員長から、陳情第24号の3について本委員会及び文教委員会と本日午前10時から連合審査会開催したい旨の申し入れがございましたので、ここでお諮りいたします。  建設委員会及び文教委員会連合審査会開催につきましては、建設委員会委員長申し出に同意することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鮎川 委員長   御異議なしと認め、連合審査会開催申し出に同意することに決定いたしました。  それでは、建設委員会委員長に対し、その旨回答いたしますので、暫時休憩いたします。    午前9時45分 休憩        ─────────── ── ───────────    午前9時46分 開議鮎川 委員長   委員会を再開いたします。  先ほど同意いたしました連合審査会開催につきまして開催が決定いたしましたので、御報告いたします。  この後、午前10時から全員協議会室にて連合審査会開催いたします。一たん委員会を休憩し、連合審査会終了後、委員会を再開いたしまして、当委員会付託陳情審査してまいりたいと思います。  それでは、暫時休憩いたします。    午前9時47分 休憩        ─────────── ── ───────────    午後3時29分 開議鮎川 委員長   それでは、委員会を再開いたします。  ここで傍聴についてお諮りいたします。  ただいまのところ、当委員会に傍聴の申し入れはありませんが、審査の途中で御希望の方がございましたら、席が許す範囲で随時許可してまいりたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鮎川 委員長   御異議なしと認め、さよう決定いたします。  それでは、これより議事に入りたいと思いますので、よろしく御協力をお願いいたします。  陳情第24号の1「放射線による子ども被曝低減のための対策を求める陳情(第1項のうち,保育園及び幼稚園に関する事項)」、平成23年第4回定例会より継続審査の件を議題といたします。  なお、本陳情については、昨年12月8日の厚生委員会後、追加で 338人の署名が提出され、また、押印のなかった署名が33人分あったことを御報告いたします。  では、本件について改めて理事者から説明等ありましたらお願いいたします。はい、大島保育課長。 ◎大島 保育課長   陳情第24号の1「放射線による子ども被曝低減のための対策を求める陳情(第1項のうち,保育園及び幼稚園に関する事項)」について、平成23年第4回定例会以降の動向について御報告いたします。  初めに、国の動向です。厚生労働省において暫定規制値見直しを行うこととしておりまして、現在、暫定規制値は、食品による被曝量を年間5ミリシーベルトを上限として、各食品摂取量と年齢を勘案し、放射線セシウムについて、水、乳製品は 200ベクレル野菜、肉等は 500ベクレルとしていました。  今回の見直しでは、被曝量を年間1ミリシーベルトを上限として、乳製品を含む一般食品を 500ベクレルから 100ベクレルに、飲料水等については 200ベクレルから10ベクレルに、牛乳を 200ベクレルから50ベクレルに変更するとともに、乳児用食品については50ベクレルと新たに規制値を設けております。  この方向性については、平成24年4月1日から変更することとしておりますが、本日までに正式な通知は国、東京都からは来ておりません。  続きまして、調布市の動向でございます。ことしの1月6日には、市内保育園及び市立小・中学校給食で使用した主な食材の産地の公表を12月分としてしております。  また、1月25日には、市内保育園市立小・中学校の主な食材検査ということで、5回目の測定を行っております。毎回測定している牛乳を初め、ブリ、鳥肉、白菜、大根など9品目について測定いたしましたが、その結果はいずれも検出限界値であり、不検出となっております。  また、1月30日には、これまではかってきています定点10カ所と、子どもが利用する公共施設の2度目の測定を開始しております。これは保育園幼稚園を含めまして、1施設5、6カ所、施設長相談しながら計測を始めたものの2回目の計測を1月30日から始めております。  最後に、2月3日でございますが、市内保育園及び市立小・中学校給食で使用した主な食材の産地ということで、1月分を公表したということになります。  私からの説明は以上でございます。 ○鮎川 委員長   理事者説明は終わりました。続いて質疑意見に入りますが、なかなか頭の切りかえが難しいかもしれませんが、陳情事項第1項のうちの保育園及び幼稚園に関する事項についての質疑意見を求めてまいりたいと思いますが、態度表明については、後ほど採決に入る前にお伺いいたしますので、御協力をお願いいたします。  それでは、質疑意見がございましたらお願いいたします。はい、鈴木委員。 ◆鈴木 委員   連合審査の中でも他委員会の方から厳しい指摘がありましたけれども、11月25日に出された放射線による子ども被曝低減のための対策を求める要望書が、1月19日に宮地市長初め理事者出席のもと、意見交換がなされ、そして報告が2月17日金曜日になされたと。この件につきまして、本委員会理事者の皆様のどのような考えでこういう形になったのかというのをお聞かせいただければと思います。 ○鮎川 委員長   はい、大木次長。 ◎大木 子ども生活部次長   放射能から子ども未来を守る調布の会から市長あてに提出されました要望書に基づき、1月19日に意見交換を実施いたしました。  この要望書につきましては、陳情内容同一であり、陳情自体継続審査中であるにもかかわらず、市議会への御報告を適切に行わなかったことは大変申しわけございませんでした。今後、このようなことがないように対応してまいります。  以上でございます。 ◆鈴木 委員   重ねては言いませんけれども、ぜひそのように臨んでいただければと思います。よろしくお願いします。 ○鮎川 委員長   ほかに御発言はありませんか。はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   1点確認だけなんですが、陳情項目の中にございます最後のくだりなんですけど、括弧書きの、放射性物質を吸収しやすい食材に関しては(例えばキノコ類山菜など)というふうになっているんですが、この部分については、安全サイドに立って使用しないことという言い切りが陳情内容になっているんですが、先ほど御報告いただいた5回目の測定、9品目不検出の中には、ここで言っているキノコ類山菜類というのは含まれていないという理解でよろしいですか。 ○鮎川 委員長   はい、大島課長。 ◎大島 保育課長   5回目の計測では、キノコ山菜計測しておりません。 ◆雨宮 委員   ということは、この陳情書が提出されて以降はどうでしょうか。ですから、5回目以降ということは、この陳情書が提出されてからのキノコ類山菜類というのは一切食材として使っていないという理解でよろしいですか。 ◎大島 保育課長   先ほどお答えいたしましたのは、検査をしたかどうかというところではしていないというふうにお答えしましたけども、実際にはキノコ類においても、出荷元の会社のほうで自主検査をしているような商品がありますので、そういったものを使わせていただいています。 ◆雨宮 委員   わかりました。 ○鮎川 委員長   ほかに御発言はございませんか。はい、井上委員。 ◆井上 委員   今の鈴木委員とのやりとりの中で、市議会への適切な説明を今後心がけていきたいということで答弁いただいたんですけど、適切な説明とはどういうふうにお考えになって今の答弁をいただいているのか、ちょっと確認させてください。どういう考えなんですか。 ○鮎川 委員長   はい、大木次長。 ◎大木 子ども生活部次長   今回の件につきましては、意見交換内容陳情内容同一の項目について行われたということで、それにつきまして、情報提供を速やかに委員の皆様に行わなければいけなかったという点について私どもで反省しているところでございます。  今後につきましては、速やかで正確な情報提供を心がけていく、そのことが適切な対応というふうに考えております。  以上でございます。 ◆井上 委員   そうすると、速やかに情報提供すべきだったということなんですけども、そうは言いながらも、実際、2月17日付で御説明はいただいたんです。それは連合審査が2月20日、本日ですから、情報説明をいただいたということには間違いないと思うんですけども、速やかに情報提供すべきだったということで御答弁いただいたんでお伺いしたいんです。今回、たまたま土、日を挟んだんですけども、どういうことが背景にあって、今回その代表の方々と協議をした内容というのが議会説明されたのか、そこをちょっとお伺いしたいんですけど。 ◎大木 子ども生活部次長   もともとこの意見交換会内容が守る会のブログで掲載されておりまして、そこの部分をごらんになった他の委員会の方からの御質問がございました。それに対して、私どもできちんと情報提供していなかったということを認識いたしまして、大変遅くなって申しわけなかったんですが、情報提供という形でさせていただきました。  以上でございます。 ◆井上 委員   そうすると、そのブログを見られた方がいて、その指摘がなかったらこういうことにならなかったという理解でいいんですか。 ◎大木 子ども生活部次長   結論としてはそういう形になったと思います。  以上です。
    井上 委員   わかりました。じゃ、もうこれでやめますけど、この問題については、実際、議会側でも陳情が3委員会に分かれていて、建設、厚生、文教ということで、議会の中でも1委員会では議論し尽くせないということが今回陳情審査の中でも露呈したんだなというふうに個人的には受けとめています。  それは、あわせて行政の中でも保育園所管、学校の所管、それから環境全体の所管ということで、やっぱり所管縦割り状況とかがある中で、連携されているとは思うんですけども、それ以上に、自分のところの原課だったらばしっといけるんだけども所管をまたいじゃうと、意思疎通連携をやっていると思いながらもなかなかうまく回っていない状況というのが実は露呈したんだろうなというふうに私は受けとめているんです。  議会としても、放射能の件については一過性の話じゃないし、これから長期的に議論していかなきゃいけない問題ですから、例えば特別委員会を設置するとか、そういうことも考え方1つとしてはあるのかなということは漠然と思っているところではあるんです。放射能課をつくれとか、そういうことを言うつもりはないんですけれども、こういうことで議会への速やかで適切な情報提供をということで御答弁いただいているんで、この点につきましては、遅いとか内容がどうのとかということよりも、陳情が出ているわけですから、そこは議会でも行政でも、その情報のあり方についてはお互いにしっかりと議論し、高め合っていくということが必要だと思いますんで、この問題は今だけの話じゃないですから、2回言っちゃいましたけど、ぜひより一層行政の中での連携というのを今後ともさらに強めていただいて、対応いただければというふうに思います。  以上です。 ○鮎川 委員長   ほかに御発言ございますか。はい、広瀬委員。 ◆広瀬 委員   それに関連してなんですけれども陳情を出される方は、これまでも市長に対して同じような文書で申し入れとか要望を出していたケースが随分あったかと思うんですね。それはどうなんですかね。私の記憶だと、その都度、同文書が送られているというふうに説明もあったのもあるだろうけれども、なかったのもあるように思うんだけれども、そこら辺についての何か対応は少し整理されたほうがいいんじゃないかなという気がするんです。その後、各委員さんとかに説明に入った後、そういう問題については、行政側はどんなふうに整理したのでしょうか。 ○鮎川 委員長   答弁を求めます。はい、大木次長。 ◎大木 子ども生活部次長   私も今、記憶をさかのぼっておったんですが、やはり今、広瀬委員がおっしゃられたように、陳情と同じ内容要望書が出たという件はあったと思います。その都度、その内容について同一内容の場合もありますし、要望内容が踏み込んだもの、あるいは別の角度から述べているもの等もございました。  今回のような全く同一のものということも含めまして、私どもでこれまで統一した対応の仕方というのをきちんと行っていたかというと、そこはそうでしたとはなかなか言いがたい部分がございますので、今後、その点につきましてもきちんとした対応がとれるよう、意思の統一を図っていきたいと思っております。  以上でございます。 ◆広瀬 委員   一応改めてお尋ねしますけれども議会陳情の件はわかるんですけれども市長サイド要望書とかを持ってこられますよね。それはどこで受け取って振り分けるというか、つまりいろんなケースがあると思うんですね。例えば、市長に直接面談を求めている場合とか。ここには担当と副市長が出ていらっしゃるのね。こういうふうな出方とかその参加者に関して、振り分けをある程度どこかでしているわけでしょう。それは今回はどこでやったんですかね。通常と今回の場合でもいいですけど。 ◎大木 子ども生活部次長   今、委員さんがおっしゃったように、市長に直接持ってこられる場合は、秘書担当のほうがそれを受けまして、そこからそれぞれの部に流れていくという形になります。  それから、市民相談担当を通じて要望書が提出された場合については、市民相談担当のほうで振り分けて、それぞれ関係部課のほうに流れていくという状況になっております。  以上です。 ◆広瀬 委員   今回の場合はどういう流れだったんですか。何で宮地市長が出ていったのかしら。 ◎大木 子ども生活部次長   今回の内容につきましては、一番最初に申し上げた秘書担当のほうに直接この要望書が提出されました。それにつきまして、宮地市長環境部のほうの所管市長ということでございまして、この陳情内容につきましては、放射能につきまして全般なんですが、環境部中心として3部で今連携を図っているところでございますので、その所管市長である宮地市長中心に、意見交換会については臨んだところでございます。  以上でございます。 ◆広瀬 委員   そうすると、市長あてに何か要望書を持ってきて、宮地市長測定器の当初からずっとかかわって奔走していただいているので、一番よく御存じなんだと思うけれども、副市長、それから各部の方々と会いましょうというふうにセットしたのはどこが中心にやったんですか。 ◎大木 子ども生活部次長   環境部でございます。 ◆広瀬 委員   そうすると、環境部自体がというか、その取りまとめのところが、ある程度議会サイドにも同じような内容のものが出ている場合、陳情であったりとか要望書であったりとか、大体、両方に、市長まで出す場合は、意外に議会にもそういう情報が流れているようなケースが多いので、そういうときに秘書課に行くのか、あっちのほうに行くのか、大体2カ所であるとすると、やっぱりそこら辺でちょっと配慮がされないと難しいのかなというふうに思いますよね。こういうふうな指摘を受けたのは、議会側から今までありましたっけ。 ◎大木 子ども生活部次長   私の経験の中では初めてでございます。 ◆広瀬 委員   私も初めてなんじゃないかなと思いますよね。だけれども、今後はあり得る。ブログなどでいろいろ見て、情報がいろんな目にさらされるわけじゃないですか。だから、こういうことが起きてくると思うんで、そこら辺は行政のほうでよく相談していただいて、統一対応をなるべくしていただけるようにお願いしたいと思います。 ○鮎川 委員長   ほかにございますか。はい、武藤委員。 ◆武藤 委員   連合審査に引き続いて、1の部分で伺いたいことがあるんですけど、よろしいでしょうか。  1つは、こちらのほうで先ほども質問でもあったんですけど、放射性物質を吸収しやすい食材に関しては、安全サイドに立って使用しないこと。また、放射能を低減する調理法などを取り入れることとありますので、放射能を低減する調理法などは、今、山菜は時期じゃないので使っていないと思うんですけど、そういった工夫はどのようにされているのか伺いたいと思います。 ○鮎川 委員長   はい、大島課長。 ◎大島 保育課長   まず、移行係数が高いものはということになろうかと思うんですけれども季節ごとにそれぞれの野菜が出てきますので、実際に今回はキノコに関して数値が若干出ているものがありました。それを積極的に使っていくということはもちろんしておりませんけれども、全く使わないという考え方は、現在、給食提供の中では考えていないというのがまず1点です。  それから、もう1つは、低減をする方法というところですけども、これはいろんなところからそういった方法の資料をもらっているんですけれども栄養士会中心学習会を開いていまして、肉ですとか、魚、それから野菜でも根菜類だとか、基本は水洗いですけども、加熱をするとかというようなのがその種類によって違いますので、そこの部分情報共有化しながら対応しているというのが現状でございます。 ◆武藤 委員   わかりました。例えばキノコでも、キノコがメインで山盛りキノコメニューなのか、一部の食材としてキノコも入っているのかというだけでもメニュー工夫はできるし、低減させる方法1つにもなるのかなと思うのと、ゆでで、ゆでこぼしてとかもいろいろありますけど、そういうことももう既にされているかと思いますけど、ぜひ努力していただけたらなと思います。  栄養士会学習会というのは、公私立両方栄養士がそこに参加するものですか、どうですか。 ◎大島 保育課長   栄養士会とお伝えしているのは公立が中心になっています。ただ、栄養士同士で今少しずつ交流を図っておりますので、そういったところでの情報交換情報共有化というのは、これから充実させていきたいというふうに思っています。 ◆武藤 委員   ぜひお願いしたいと思います。先ほどもそういった御質疑があったと思うんですけど、私立保育園栄養士の方のほうからは、ぜひそういう場を市としても積極的につくっていただきたいという声もありましたので、直接子どもに食事を提供する現場の方同士のそういった問題に対する考え方共有化というのはすごく大事だと思いますので、ぜひお願いしたいし、その際に、今、直接担当して市のほうでやってくださっているのは保育課担当職員の皆さんだと思うんです。そういった中で、直接栄養士方々にも担当課のほうから、さっき高橋課長が先生になって先生方にお話というのもあったんですけど、私、すごく大事なことだと思って先ほど質疑を聞いていたんです。  市として、どういう考えで、どういう対応をして、どういう工夫をしているのかというのが一番わかっているのが担当だと思いますので、そういったところでは、保育のほうでも幼稚園も含めてそういう場を設けていただいて、直接担当課のほうでこういうことをしています、これが調布としての対応ですということを伝えていただく機会をふやしていただけるといいなと思いますけど、いかがでしょうか。 ◎大島 保育課長   これまでも公立を中心とした対応幼稚園ですとか、私立認可保育園に、その時その時の状況によって緊急度が高ければファクスで、もしくはメールで、じっくり議論しなければいけない、意見交換しなければいけないというときには施設長会でやってきましたけれども、これからも回数をふやしながらやっていきたいというふうに思っています。 ◆武藤 委員   ぜひ現場の栄養士さんとか調理師さんともそういった意見交換の場を、先ほどおっしゃっていたように広げていただけたらなと思います。  それで、山菜とかキノコは、さっきおっしゃっていた移行係数が高いので、実際に私が購入している生協のはかった値を見ても 100ベクレル近い値が出る場合もあったので、今後もぜひ慎重に取り扱っていただきたいし、また、できればメニューに載せていく前の段階で、事前にはかってからメニューに反映させていくとかという工夫もしていただきたいと思います。これは強く要望したいと思います。  あと、公私立の格差が出ないようにということで、先ほどは販路とか流通ルートの調査を認可保育園だったら32園調査していただいて、その中でここの市場のものを調査しようというふうに決めてきていただいたと思うんですけれども認可保育園だけでも32園ありますので、その販路の仕組みというのは大変複雑だというふうに思います。この努力は本当にありがたいなというか、感謝するところなんですけれども、例えば地域別に、ここの地域のところで重点的にはかろうとか、今後のいろいろな精度と頻度を高めていく中で工夫をしていただきたいと思うんですけど、どんな工夫をしていこうというふうにお考えになっているか伺いたいと思います。 ◎大島 保育課長   精度の問題につきましては、今、業者に委託をしていますので、計量下限値ベクレルのところで引き続き委託によって検査をしていきたいというふうに思っています。  今後の部分なんですが、食材ルートの確認はできていますので、教育委員会とも相談をしながら、地域的にどういうふうなサンプリングをするのかというのは、昨年からやっているやり方とは別に、有用な件が確認できれば対応はしていきたいというふうに思っています。 ◆武藤 委員   わかりました。公私立の格差をなくしたというところでは、今、調布が行っていただいているやり方1つ有用性があると思いますので、これまでの方向性の中でもきめ細かにしていただけたらなと思いますので、ぜひお願いしたいと思います。  それから、先ほどの5ベクレル下限値としてやっているということについては高く評価していますので、そういった精度の問題についても引き続き今後も取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○鮎川 委員長   ほかに。はい、広瀬委員。 ◆広瀬 委員   連合審査が終わり、非常に長時間にわたり、さまざまな意見が出たと思うんですね。今の状態の中で、これまで答弁はすべてきちっとされていたように思いますけれども、本当にしっかりと最大限やっていただいていると。お金も人もあればもっとできることもあるかもしれないけれども、非常にやっていただいているということは私は非常に感心したんです。今後どうなるかということは、もちろん専門家でもないわけですし、議会側も、あれもこれもというような意見も出ましたけれども、いたずらに市民の方々の不安をあおるような情報を出すわけにもいかないし、初めての経験なので、非常に難しい手探り状態でやっていっていただいているというようなことは理解しているわけです。  私の感想なんですけれども、3分の1の食事というのは大変大きな位置を占めているものなので、非常に細かに議論されたと思いますけれども、私はやっぱり3分の2の部分もどうなのかなと。結局3分の1一生懸命やっても、3分の2の食事の部分で、あるいは外を歩くにしても、保護者が全く無頓着であれば、いい結果が出ないということについても、今後、情報の出し方ということを考えていくことになるんじゃないかなと思うんですね。  例えば、子どもを守るためにという資料を見ると、子どもには毎日ココアを飲ませましょうとか、より多く食べたほうがいい食品は何だとか、これを毎日食べさせましょうとか書いてある。例えば肉であれば、真水に浸してから25%塩水に3カ月入れておき、その後、煮沸すると蓄積したセシウムの90%がなくなる。現実に肉を3カ月入れておいてどうこうするかはわかりませんけれども、あと、新聞でいくと、食塩水の中で細かく砕いて、1回洗うと25%、さらに2回繰り返すと6%までセシウムが減るとか、いろんな情報が私たちの目の前にあらわれてくるわけですよね。  やっぱり親御さんとすると、何を基準に考えたらいいかというところあたりが一番不安になってくると思いますので、市側がこれから3分の2、あるいは全部の子どもたちの安全を守るための情報というところの出し方をある程度……どこで出すのかというのは難しいと思うんですね。そこら辺については、今お答えいただけても、いただけなくても、今の時期はちょっと難しいんだろうとは思いますけれども、そこら辺について何かお考えになっていることはありますか。 ○鮎川 委員長   はい、大島課長。 ◎大島 保育課長   実際には保育園に在籍している保護者の方からは、栄養士にどういうふうにしたらいいでしょうかという御質問があって、それについては一人一人対応させていただいている状況ではありますけれども、全市的な内容で、かつ学校、保育園提供している給食以外のものの取り扱いというのが非常に難しいというふうに思っておりますが、この件は環境部とも相談をさせていただいて、どういう出し方をするのか、ホームページ上でそういう表現ができるのかどうかということも含めて議題にしてみたいなというふうに思っております。今の段階では、特に動きはございません。 ◆広瀬 委員   そうだと思います。議会側もあれをやれ、これをやれと言うんだったら、それなりの予算をつけて、しっかりと人もつけて、やっぱりばっちりとした体制で取り組んでいくのが一番いいと思うんですけれども、きょうは、私はその3分の2のほうがこれからある程度問題になっていくので、やっぱり大きな問題だなとつくづく思った次第であります。これは感想です。 ○鮎川 委員長   ほかに。はい、武藤委員。 ◆武藤 委員   聞き忘れていたので、あわせて伺いたいと思います。  先ほど審査の中で、うちも子どもが公立小学校に行っているので、12月のときに放射能はこういうふうに対応していますというお手紙を確かにいただいて、ちょうど委員会審査の直後だったと思うんですけど、冬休みに入る前にその資料をいただいて、なるほど、こういう努力をしていていただいていることがよくわかるなというふうに感じたところです。  保育園幼稚園の関係では、そういったことはしていらっしゃるのかどうか伺いたいと思います。 ○鮎川 委員長   はい、大島課長。 ◎大島 保育課長   保育課から発信ということではなくて、各園に情報を伝えながら、園だより等で周知をしてもらうようにお願いしているところでございます。 ◆武藤 委員   これ、もしできるんだったらお願いしたいなと思っているのは、先ほどやりとりと答弁の中で、市が検査しているのは公立に限った形でやっているわけではありませんというお話でしたよね。これは公立保育園ということだけではなく、市内の認可保育園なり何なりそういったところを網羅して、流通ルートを調べて、市としてはピックアップしてやっていますということを言っていただいているので、ホームページではそういうことがもしかしたらわかるかもしれないんですけど、保育園幼稚園に行っている保護者の方が皆さんそういうのを丁寧に調べているとも限らないし、1つは、市として、給食にかかわっては乳幼児に対してこういう取り組みをしていますよということを、できればすべての保護者に自信を持って言っていただけることだと思うので、学校は公立小・中学校ということでそういう情報提供をやりやすいんですけど、保育園幼稚園のほうでは、工夫は必要かと思いますが、直接市としてこういうことをしていますとどこかのお便りに書いていただくということじゃなくて、そういうことはできないものかなと思ったんですけど、ここでやりますということではなくても結構なので──やりますと言っていただければ一番いいんですけど、工夫していただきたいなと思うんですけど、いかがでしょうか。 ◎大島 保育課長   認可保育園は別にしても、私立幼稚園給食提供しているところが数園ございます。ただ、その園ごとに食育を含めた考え方というのもありますので、一概に、一律的に市のほうでこうしていますということをアナウンスできるかどうかというのは、それぞれの施設長会相談をさせていただいて、要は市民の皆様に安心していただける手法をどういう形でとるのかということが大事だというふうに思っていますので、その伝え方については、次の施設長会等で議題にして、それぞれの設置者の皆様の意見を聞きながら進めていきたいというふうに思っています。 ◆武藤 委員   ありがとうございます。施設を運営されている方と、例えば幼稚園だったら幼稚園に預けていらっしゃる保護者の方と、そこで争いになることはなるべく避けられたらなと思うんですよね。  調布が取り組んでくださっている食材の調査と検査については、市民の方々も施設の方々にとっても、それをこうしていますときちっと伝えていただくことが、施設に対しての苦情ではなくて、自分たちの子どもたちが受けている給食も含めて、調布市としてそうしてくれているんだということを知っていただくすごくいい機会になるかなと思うので、ぜひ御検討いただけたらというふうに思いますので、よろしくお願いします。 ○鮎川 委員長   ほかにございませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鮎川 委員長 
     それでは、質疑も出尽くしているようですので、そろそろ態度表明をお願いしたいと思います。いかがでしょうか。はい、井上委員。 ◆井上 委員   民主・社民の会を代表いたしまして、趣旨採択の討論をしたいと思います。  先ほど来、うちの広瀬委員のほうからも、初めてのケースということで、この間手探りで対応されてきたということで、その中でも非常にさまざまな部分、取り組みを手厚くやられているということを大きく評価させていただいてまいりました。  また、先ほど連合審査会の中でも、保育課長の答弁の中で、26市内の中でも先行して、この調布の事例というのが他の自治体のほうから紹介されるぐらいの状況ですという非常に心強い答弁もいただいたところであります。実際、新聞報道の中では、各自治体のさまざまな特色のあるような取り組みというのが日々紹介されているわけで、そういうのを保護者の方が見れば、これもぜひ調布の中でお願いできないかというような御要望をいただくということも本当にあるんだと思うんです。  その中で、目立たないかもしれないけれども、やっぱり実直に、着実に対応されているというところが本当に評価をさせていただくところでありますし、先例がない部分でありますので、今後ともどういう状況になっていくのかというのは専門家でもわからないというようなこともあるかもしれませんけれども、原課の方々の日々の御苦労に本当に期待していきたいというふうに思うところであります。  その中で、この陳情の中では、当委員会は1項のところの審査ということでありますが、特に放射性物質を吸収しやすい食材に関しては、安全サイドに立って使用しないという部分があるわけでありますけれども先ほど答弁の中でも、じゃ、具体的にキノコ類については使わないということは言えないということで御答弁があったわけであります。  安全・安心に生活し続けられる環境というのを整備していくというのは当然のことなんですけれども、その上で、やはり風評被害というものを起こさないということも対応としては必要なのではないかと。これは、例えばこの品目はいいけど、この品目はだめよという部分が、果たしてそこで自治体として線引きしていいもんなんだろうかというところも大きく考えさせられるテーマだというふうに思っています。  実際、放射能については測定がされていないから提供をしていくというようなことでありますので、この点については、当然出たら対応していくというふうに我々としても受けとめておりますので、この点につきましては臨機応変に、いつでもしっかり対応ができるという体制を今後とも構築していっていただきたいというふうに思っております。  また、あわせてなんですけど、安心していただけるような情報というのを速やかに、きっちりと、さらに受けとめられたかというのを確認していただいて発信していくということが本当に重要なんだろうなというふうに思っております。  以上、この陳情につきまして所感を述べさせていただきながら、態度といたしましては、冒頭にお話ししましたように、趣旨採択ということで主張させていただきます。  以上です。 ○鮎川 委員長   ほかに態度表明はございますか。はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   みんなの党調布といたしましても、同じく趣旨採択を主張させていただきます。  先ほど連合審査の中でも明らかになりましたが、例えば1日の食材の納品から加工、調理、提供、食事をする状態まで、全部の食材について検査をするという時間的な問題がネックになってくる。あるいは経費の問題、機材であったり、機械操作の人員ということがネックになる。これがクリアできれば何のことはないという印象を持ったところなんですが、現実問題として、その辺のネックがなかなかクリアできない見込みが審査の中で明らかになったような気がいたします。  先ほど広瀬委員がおっしゃっていた、1日で見れば3分の1かもしれないんですが、私も昔、学務課で給食の予算積算をしているときに、少なくとも学校給食の場合は、積算の根拠が年間でいいますと 180日になりますので、同じような給食ということになった場合の学校給食の場合は、年間 365日の3回食事をするとしたら、全体の2割以下ということなんですね。ですから、その8割についても、情報提供も含めて大事だなというのは全く同感でありますので、それらも含めて趣旨の採択ということで、これは小さい子どもを持つ親のみならず、私たちの年齢になれば、息子や娘が結婚して、これから出産ということがあるわけですので、今、現に小さい子どもがいるからということではなくて、どの年齢層についても次の時代を担うということであれば、子であったり、孫であったり、常に子どもの心配をする責務、その心配に伴って今何ができるのかと考えるのは、親であったり、その上の年齢層であったり、どの年齢層でも共通しているものだと思います。したがいまして、趣旨採択という線で主張させていただきたいと思います。  以上です。 ○鮎川 委員長   ほかに。はい、須山委員。 ◆須山 委員   公明党でございますが、態度表明をさせていただきます。  市民の方から子どもの未来、子どもの命を守るということについて、陳情という形で一石を投じていただいたことは本当に高く評価していきたいと思います。  調布市はずっと参加と協働ということをうたっておりますので、市民の方と一緒に働きながら子どもの命をどう守っていくか、これからが本当に大切なところだと思っております。  まず、食材につきましては、本当に長期にわたる問題になると思いますので、まず1つは、持続可能な安全の確保というのをどういうふうにやっていくか。この陳情の中だけではまだ語り切れない、そこをどうやって市民の方と協働しながら、これからずっと持続可能な安全を確保していくかという点。  それから、もう一点は、やはり今、公開していただいている給食食材について、それを見ながらお母さんたちが、お子さんがいない家庭でも、御自分の毎日の食卓の食材1つの目安にしていらっしゃるというお声はたくさん伺っています。なので、ここでは保育園幼稚園ということで陳情審査をさせていただきましたが、さらに大きく、これから積極的にどうやって皆さんの命を守っていくかというところを市民の皆さんと協働しながらやっていくということで、この趣旨をしっかりと酌み取って、さらに大きく積極的に展開していただきたいということで、趣旨採択とさせていただきたいと思います。  以上です。 ○鮎川 委員長   ほかに。はい、鈴木委員。 ◆鈴木 委員   自由民主党創政会は趣旨採択とさせていただきます。  お話がさまざまに出ますが、放射線から子どもたちを守る、これは親御さんのみならず、だれもが思う当たり前のことでございますけれども、一方で、チェック体制、あるいは安全策をどのように築いていくのか。これにはまた、今、国の状況も明確にならない中、未知数の部分が多々あるという中で、連合審査の中でもありましたけれども調布市の取り組みは非常に御苦労され、そして評価させていただくところが多々あるということを非常に評価させていただいております。  そのような中で、一方で、先々週ですか、宮城県に行ってきたんですけれども、漁村の仮設住宅で風評被害の大きさを改めて痛感したところです。基準値をはるかに下回る放射線でも全く市場に出すことができないと。それが漁村の復興の大きな足かせになっているというお話も聞いてまいりました。  そのような中で情報提供とともに、風評被害からも守り、そして子どもたちの安全を守る、そのような取り組みをぜひ続けていっていただきたいなというふうに思っております。そのようなことも踏まえまして、趣旨採択とさせていただきます。 ○鮎川 委員長   ほかに。はい、武藤委員。 ◆武藤 委員   日本共産党は、陳情第24号、厚生委員会所管部門に対して採択を求めます。  皆さんのお話にもありましたけど、乳幼児に関しては放射能の影響が大変大きいということで、調布として、給食の安全を確保することが重要だということはだれもが思っていることだというふうに私たちも思っています。  市がこれまでやってきました給食の販路や流通ルートを調査して、その中からサンプリングして5回検査をしてくるという内容だったり、あとは検出下限値を5ベクレルとして専門機関に委託して調査をしてきたということについては大変感謝しているものです。高く評価したいと思っています。  今後、引き続きこうした姿勢を保ちながら、陳情にもありますような、毎日食べます米や牛乳の頻度をふやすことはもちろんですが、そのほかの食品の項目をふやしたり、はかる回数をふやしていただくという努力はぜひしていただきたいと思います。  また、あわせて質疑でも取り上げさせていただいたんですが、調理後、一体どうなるのかということも調べていかないとわからないことだというふうに思います。ですから、今後あわせて調理後の1食分の調査も行い、安全性確保の精度を高めていただきたいというふうに思います。  さらに、先ほど質疑でも言いましたが、認可保育園だけでも32ありますので、そういった施設に預けていらっしゃる親御さんの心配や子どもたちの健康を守るためにも、そういった取り組みを引き続き進めていただきたいと思います。  こちらの中では、移行係数の高い山菜キノコなど、安全サイドに立って使用しないこととありますが、その後に、また、放射能を低減する調理法などを取り入れることとありますので、私はこれは両方の角度で見ていく必要があるというふうに考えています。ですから、全く使用しないかどうかということは、検査結果に基づいてこれまでもそういった対応をしていただいていますので、その立場に立って検討していただきたいと思いますし、さまざまな品目の材料を使う際に、山菜キノコども含めて放射能を低減する調理法などを取り入れていただくことはもちろん実施していただきたいというふうに求めたいと思います。  今後も各施設の皆さんとの情報の共有を進める中で、保護者の方にも直接調布市として保育園幼稚園給食でどのような安全性の確保をするための取り組みをしているのかという情報提供を市民の皆さんにも引き続きしていただきたいと思いますし、わかりやすい形で進めていただくことを求めたいと思います。  以上です。 ○鮎川 委員長   態度表明はよろしいですね。本件については趣旨採択を求める意見と採択を求める意見がありますので、まず趣旨採択についてお諮りいたします。  陳情第24号の1を趣旨採択と決定することに賛成の方の挙手を求めます。    〔賛成者挙手〕 ○鮎川 委員長   ありがとうございます。  挙手多数と認め、本件については趣旨採択と決定いたしました。  以上で当委員会に付託されました案件の審査はすべて終了いたしました。  なお、本日、議案の審査においてそれぞれ討論がありました。討論要旨原稿の提出につきましては、あす2月21日火曜日の午後5時までに事務局へ御提出いただきますよう御協力をお願いいたします。  それでは、これをもちまして厚生委員会を散会いたします。大変お疲れさまでございました。ありがとうございました。    午後4時19分 散会...