調布市議会 2003-03-04
平成15年 3月 4日建設委員会−03月04日-01号
平成15年 3月 4日
建設委員会−03月04日-01号平成15年 3月 4日
建設委員会
午前10時0分 開議
○伊藤 委員長
おはようございます。ただいまより
建設委員会を開会いたします。
本日、説明のための職員の出席を求めておりますので、御了承をお願いいたします。
今定例会で当委員会に付託された案件は、お手元に配付してあります一覧表のとおり議案3件であります。
審査の順序につきましては、まず最初に、議案第1号の
一般会計補正予算の
建設委員会所管部門の審査を行い、続いて、議案第5号の
下水道事業特別会計補正予算、次に、議案第7号の
受託水道事業特別会計補正予算の審査を行いたいと思います。
以上のとおり進めていくことに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
御異議なしと認め、さよう決定いたします。
ここで傍聴につきまして、お諮りいたします。
本日、傍聴の申し出がありました際には、座席の状況等を見ながら許可することとし、審査途中での申し出につきましては、正・副委員長に一任していただきたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
御異議なしと認め、さよう決定いたします。
それでは、議案第1号「平成14年度調布市
一般会計補正予算(第4号)」、
建設委員会所管部門を議題といたします。
本件の審査の進め方につきましては、最初に
環境部所管の説明、質疑を受けた後、続いて、
都市整備部の説明、質疑を受けたいと思います。また、質疑につきましては、ページを区切って審査を進めてまいりたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
御異議なしと認め、さよう決定いたします。
それでは、本件につきまして理事者の説明を求めます。最初に、環境部の説明をお願いいたします。
菅田課長。
◎菅田
環境保全課長
環境保全課の菅田でございます。28ページ、29ページをお願いいたします。
款20「衛生費」、項5「
保健衛生費」、目15「
環境整備費」、節25「積立金」でございます。
説明欄をお願いいたします。
地球環境規模の
環境破壊を防ぐため、地域で行動することを目標として積み立てられた
地球環境保全基金に、指定寄附 9,000円とアルミ等の単価が上がったこと、また全体の精査により
クリーンセンターの資源物売り払い代金 751万 9,000円の増額がございましたので、積立基金 752万 8,000円の
増額補正をお願いいたすものでございます。
以上でございます。
○伊藤 委員長
次、
杉崎課長補佐。
◎杉崎
クリーンセンター管理課長補佐
それでは、平成14年度の
補正予算につきまして御説明申し上げます。
補正予算書の30ページ、31ページをごらんください。
款20「衛生費」、項10「清掃費」、目「
塵芥処理費」でございます。全体で 1,451万 1,000円の
減額補正であります。
内訳につきまして、右側、説明欄をごらんください。まず
管理課所管分で、
塵芥処分費のうち、一部
事務組合であります
二枚橋衛生組合の負担金について精査されまして、 1,853万 1,000円の
減額補正となりました。また、東京都三
多摩地域廃棄物広域処分組合につきましても、同様、負担金について精査されまして、 297万円の
減額補正となります。合計で 2,150万 1,000円の
減額補正でございます。
続きまして、
減量対策課所管分、
資源物収集費のうち
地域回収事業奨励金でございます。これは、地域での資源物の
集団回収に対し奨励金を出す制度で、今回 699万円の
増額補正をお願いすることとなりました。これは当初予算が収集量 4,000トン、 4,800万円の予算を見込んでおりましたが、最終的に 4,582トン、 5,499万円となったものであります。以上合計しまして、全体で 1,451万 1,000円の
減額補正でございます。
以上でございます。
○伊藤 委員長
はい、砂田課長。
◎砂田
交通安全対策課長
続きまして、34、35ページをお願いいたします。
款40「土木費」、項5「
土木管理費」、目10「
交通安全施設費」、節28「繰出金」、 800万 8,000円の
減額補正をお願いするものでございます。
その内容といたしましては、当初予算におきまして上半期、下半期、利子 1.5%で計上いたしましたが、上半期0.58%、下半期0.54%になったことから精査し、 800万 8,000円の
減額補正をお願いするものでございます。よろしくお願いいたします。
以上でございます。
○伊藤 委員長
はい、山田課長。
◎山田
下水道課長
続きまして、38、39ページをお開きください。
下から3行目の欄、
公共下水道費の
下水道事業特別会計の繰出金でございます。これは
一般会計からの繰出金でございまして、内容につきましては、議案第5号「平成14年度調布市
下水道事業特別会計補正予算(第3号)」におきまして説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
○伊藤 委員長
中村課長。
◎中村 緑と
公園課長
続きまして、環境部、緑と
公園課所管部分について御説明いたします。同じく38、39ページをお願いいたします。
目20「公遊園費」でありますが、
公遊園用地費の
用地特別会計繰出金に 1,275万 6,000円の減額をお願いするものでございます。これは、
債務負担行為による
公遊園用地買収に係る利子の利率が、先ほどの
自転車駐車場用地費のところで御説明がありましたとおり、上半期については0.58%に、下半期については0.54%となったことによる補正でございます。
続きまして、目25「
緑化推進費」でありますが、緑の
保全基金繰出金に 130万 4,000円の増額をお願いするものでございます。これは基金の預金利子が変更になったことと、
指定寄附金4件をいただいたことにより、これを精査したことによる補正でございます。
説明は以上でございます。
○伊藤 委員長
理事者の説明は終わりました。これより
環境部所管の質疑を許します。最初に28、29ページ。
大須賀委員。
◆大須賀 委員
地球環境保全基金についてですが、説明はよくわかりました。それから、今説明がありました緑の
保全基金とも関連するんですけども、基金の場合には、今回のように当然積み立てだ、取り崩しだ、いろいろありますよね。そのときに基金現在高を必ず説明していただきたいと思いますので、これは強く要望いたしますが、ここについては
地球環境保全基金の現在高を教えてください。
○伊藤 委員長
はい、
菅田課長。
◎菅田
環境保全課長
現在の金額は1億 5,951万 643円です。
以上です。
◆大須賀 委員
これからお願いしたいんですが、常に基金も含めて、そういった総体の数字が必要だと思われるものは、こちらから求められなくても説明するようにしていただきたいと思います。
以上です。
○伊藤 委員長
あとの方、漁委員。
◆漁 委員
地球環境保全基金で、昨今、古紙の高騰を背景にして、幾つかの自治体では、古紙収集に対して、廃棄物じゃなくて隠匿だという対応の動きも生まれてますよね。多分、これは高いときはいいけど、また不況で乱高下するものですからね。安くなったら、今度は、また持っててくださいっていう、ちょっと幾つかの見方が出そうな気がするんですが、調布の中ではそうした今の動き、市況の中での古紙の対応について、何かお考えというのはお持ちでしょうか。
○伊藤 委員長
古紙はどっちだ。
◆漁 委員
売上金からここへ来るから関係はあるんだよね。ちょっと拡大解釈ですが(「
資源物収集、次の方が関係してくる」と呼ぶ者あり)。これは払う方だから、これはもらう方だから。
○伊藤 委員長
岩崎クリーンセンター所長。
◎岩崎
クリーンセンター所長
確かに、ほかの地域でそういった事態が起こっておりますし、当然、調布市の中でも回収されているという実態はございます。ただ、私どもはできるだけ市の収集の手間を煩らわせない、要するに収集量が減っていきますから、そういった点では、現在のところは容認をしているという考え方で対応しております。
◆漁 委員
わかりました。これは多分、予算審議、決算審議の際も、基本的なスタンスはそういうスタンスで御説明をいただいていますし、多分、
トン当たりの
収集費用と、それから現実には
収集費用の単価比較をしていったときに、逆に業者さんが事前に収集されていった方が、費用が相当低くおさまるという実態の中で受けとめられているんじゃないかなと思うんですが。僕は、逆にもう1つ、先ほどちょっと触れましたけども、今古紙が高くなったから、それは捨てたものじゃなくて、
有価ごみだから持ってっちゃだめだって言えるかもしれませんけども、さっき言ったように市況がまた落ちてきて、かつて新聞はお金を払ってまで持ってってもらった時期もありましたよね。この問題については一連の市況の流れを見ながら、目の前の短期的な動きだけで右往左往しないで、やっぱりきちんとしたスパンの中で受けとめていく必要があるのかなという持論を持っていたものですから、改めてちょっとお伺いさせていただいたところです。
私のは以上です。
○伊藤 委員長
今度、
荻窪委員。
◆荻窪 委員
ちょっと今の関連してですが、たしか
新聞報道等の報道だけであれなんですが、今の
クリーンセンター所長のお答えの中で、やはり今後、明解にしておかなきゃいけない点があるんじゃないかというふうに思うんですね。というのは、市の方で指定した集積場所に置かれたものが、有価物、市場的に価値あるものについては、やはりそれなりの法的な位置づけがされてるんじゃないかというふうに。例えば、条例をつくっている市は、そういう法的な価値っていうか、法益っていうか、それのために条例を施行されてるという話を聞いてますので、今後、調布市においても、そのあたりは整備しておかなければならないんじゃないかなというふうに思いますので、意見ということですが申し上げます。
○伊藤 委員長
大須賀委員。
◆大須賀 委員
荻窪委員は意見だったんですが、私はちょっと質疑をしたいと思うんです。市民の方は、あくまでも有価物として出してるわけであって、廃棄物で出してないってことは当たり前の話ですよね。先ほどの話が、今はもう委員会中ですけども、委員会でないところで、本音はそうなんですよというところだったら理解できるんですが、ただ、この委員会の席で、市が正式にどういうふうに考えてるかということは確認しておきたいんです。あくまでも、市は市民にお願いをして有価物として出してもらって、市民がそれを売り払って、市の歳入に入るということを約束して市民が市政に協力してるんであって、市民の方がそれぞれ出した有価物を業者が勝手に持っていっているということは、当然、市と市民の間の約束には入っていないし、市民にとっては、私が出した有価物を盗んで自分がもうけてるという、市から見ても窃盗行為に当たりますし、市民から見ても極めて好ましくない、不快な行為だというふうに断ぜざるを得ないと思うんですね。それが結果的に収集量が減っているという一面はあるかと思いますけども、あくまでも、市の公式的な考え方は、市の有価物で、市民が出してくださった資源物を業者が勝手に持っていくのは好ましいことではない。ただ、それを取り締まるためには人もお金も必要なので、やむを得ず今結果的に黙認してるところもあるというふうにしておかないと、杉並区のような展開をするのかしないのかわかりませんけども、たとえしなくても、市民に協力をお願いしてる立場ですから、業者を容認ということになると、業者が持っていくことについて市が積極性を持ってるというふうに誤解されかねませんので、そこのところはきちんとしたお考えをお聞きしたいと思います。
○伊藤 委員長
はい、
岩崎クリーンセンター所長。
◎岩崎
クリーンセンター所長
資源物という言い方と、
資源ごみという考え方があるわけでして、今
ステーションに出されるものはごみとして考えられているわけでありまして、そこから持っていったものについては、例えば警察なんかでも、盗難といった扱いができないという考え方になってございます。
したがいまして、杉並区などは条例を改正して、資源物として位置づけていくというような、そういうのが今一般的な流れになっておりますので、これから戸別収集の問題も出てまいりますから、そういう中で、今おっしゃられたようにきちっと整理する必要があるだろうというふうに思っております。
◆大須賀 委員
今の説明の仕方はちょっと納得できないんですが、資源物か
資源ごみか、法的な論争をここでしてるという視点はありません。法律的にどうするかっていうのは、法律が幾つもありますから、そこで解釈があると思いますけども、少なくとも、市は今まで市民に対して、ごみという認識ではなくて資源ですよ。まとめて出せばごみ、分別して出せば資源ですよっていう言い方をしてきたはずですよね。その言い方からすると、市民の皆さんが
ステーションに出しているものは、
資源ごみか資源物かという法的解釈じゃなくて、一般的な市民の常識的な解釈からしたら、資源として出してるはずなんですよ。だからこそ、新聞紙もそれぞれ、例えば新聞紙に入ってるチラシもできれば別に出してほしいし、新聞紙を包んでるひもにしても、
ビニールひもじゃなくて、禁忌品と言われるものはできるだけ使わずに出してくださいと指導してるんじゃないんですか。ごみとして出してるんだったらそんな指導は要らないでしょう。
だから、そこは今の所長の説明。例えば法的なもの、専門的な視点からすればそのとおりです。ただ、市民の視点から見ると、先ほどの説明は余り好ましくないというふうに僕は思いますし、それから杉並の展開も含めて今後どうするかという考えも必要ですけど、今問われたときにどう答えるかという緊急性もあると思うんです。例えば、市民の方が杉並区はああなってるけど、調布は所長さんどうなってるのと聞かれてるかもしれませんし、聞かれることだってあると思うんですよね。だから、今市民に対しても、マスコミに対しても調布市はどう答えるのかということをはっきりしといた方がいいと思うんですよね。だから、先ほどの御答弁だとまだそれがはっきりしてないようですので、これは早急にはっきりして、それを私たちにも教えてもらいたいと思います。
以上です。
○伊藤 委員長
これは意見ね。漁委員。
◆漁 委員
今のもちょっと関連もしますけど、今現実に
有価ごみとして、
資源ごみとして出されてるものについて、業者が持っていく古紙のケースもありますけども、市価が高い
アルミ缶なんかは、例えば、地域のいろんなグループの人たちが、青いボックスから
アルミ缶だけを袋に入れて
自分たちで回収して、31ページの
資源物収集費のところに入る世界ですけれども、それを今度業者さん持っていってもらって奨励金をいただくというケースも結構幾つかあるんですね。
多摩川住宅なんかも、朝、御婦人が4〜5人一緒になって、そういう
有価ごみから、高いから
アルミ缶だけとって集めて、それを
自分たちが独自で集めていくのじゃなくて
収集ステーションから、そういう
有価ごみだけ集めてやっていくケースもあるんですよ。現実には、それはその人たちの活動費だったり、それをもとにして地域にいろんな形で還元していこうという動きもされているようですから、さっき言った大須賀さんの議論の中にはそういう実態の対応だったり、判断の含みというか、幅を持った対応も必要になってくると思いますので、この辺はなかなか難しいのかなという気がしているんですが、それなりの統一的な考え方のまとめをぜひ検討してみていただければと思います。
これは要望です。
○伊藤 委員長
白井委員。
◆白井 委員
今の件なんですけど、やはり
ボランティアで缶を集めてるとか、それから業者が来て要るものだけぱっと、要するにかばんみたいなのを持ってきて、それで持っていって、あと捨てていっちゃう。たまたまうちの前が
ステーションになってるんで、それをすごく気にしてるんですよ。我々は必ず、近所の人と何人かで結わったり何かしてるんですけども、そういう業者があったときに注意ができないんですよね。私たちは委託されてるんだというふうに言われるんですよ。だけど、委託って聞いてないんだよね。資源物は大事にしてください。ちゃんと古紙を分けてくださいと言われてるでしょう。そういうようなこともきちっとしてもらわないと、例えば、地域の人が
ボランティアで
ステーションの管理をしてくれてるときに一番困ると思うんですよね。確かに今言うように
アルミ缶だけは全部持っていかれて、夜になるといっぱいたまってるのが朝になるともうほとんどないわけですよ。それで邪魔なものはぽんぽんほうってるもんだから周りに散らかったりしてるというようなことがあるので、それはやっぱりきちっと決めてもらえば注意もできるし、今まで私たちが注意をすると、いや、私は
ボランティアでやってるんですからと言われちゃうと。腕章がついてるとか、そういう何か持っててくれればいいんだけど何にもないんで、袋をちゃんと持って歩ってて、私は
ボランティアですと言われると、あと何も言いようがない。そういうことがしょっちゅうあるんですよ。安くなると来ないんだよね。だから、そういうものが一番困る。先ほど、大須賀さんが言われたようなこともきちっと決めてもらわないと、近くにある
ステーション、我々地域の人が管理してくれるのに注意ができないというのが一番困ると思うんで、その辺をちょっときちっとしてもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。
○伊藤 委員長
要望でよろしいですか。
◆白井 委員
要望です。
○伊藤 委員長
あとの方。
雨宮幸男委員。
◆
雨宮幸男 委員
この問題ってなかなか間口が広いっていうか、奥が深いというのか。最近、ホームレスという言葉がこういう場所で妥当かどうかわかりませんけど、そういう人たちが毎日の糧を得るためにという側面もあるわけですよ。だから、その辺まで含めた処理の仕方。これ、
クリーンセンターだけで処理できるかどうか、ちょっと別の問題あると思うんですけれども、
ボランティアを基本とした
集団回収があるし、純粋に営利を目的とした民間の業者があるし、それから、私が言ったような部分もあるから、ちょっと市の方でも
プロジェクトチームなんて大げさなこと言うつもりありませんけれども、ただ、それなりに間口の広い検討を総合的にやっていく必要があるんじゃないかなというふうに思うんですよ。ですから、きょう、あすにすぐ結論が出るものじゃないと思いますけれども、ちょっと慎重な検討をお願いしたいなというふうに思います。
○伊藤 委員長
要望でよろしいですか。
◆
雨宮幸男 委員
はい。
○伊藤 委員長
あとの方、よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
それでは次、30、31。漁委員。
◆漁 委員
塵芥処分費の二枚橋、三多摩がそれぞれ減額になってる理由としては、
減額率そのものは予算総体からいくとそんなに高い率ではないから、例えば三多摩広域だと搬入が減ったからなのか、
広域処分全体の処理費用が下がった分、案分して調布分が下がってきたのか、その辺の、どっちにより理由のウエートがあるのかなというのが知りたいんですが、二枚橋についてもそうですよね。
二枚橋総体の経費が下がった分だけ、構成三市としての案分率に伴って費用が下がったから安くなったのか。それとも、自分の中のごみの持ち込みが少なくなったことで下がったのか。少なくなったとしたら、どこに要因、どんな努力の中でそうなったというふうに類推されているのか。その辺をちょっとお聞きしたいんですが。
○伊藤 委員長
小倉副参事。
◎小倉
クリーンセンター副参事兼
管理課長事務取扱
二枚橋衛生組合の負担金につきましては、その他処理が14年度なかったことによる減額でございます。
三
多摩地域廃棄物広域処分組合負担金につきましては、全体の量が下がってますという報告でございました。
◆漁 委員
わかりました。二枚橋のその他処理というのは、具体的にはどんなところになるんでしょうか。
◎小倉
クリーンセンター副参事兼
管理課長事務取扱
その他処理というのは、
二枚橋衛生組合の焼却炉で焼却し切れない分を他の組合にお願いするという部分でございまして、これはかなり府中市さんの御協力によって、その他処理を免れたという部分がございます。
◆漁 委員
わかりました。
○伊藤 委員長
あとの方。
雨宮英雄委員。
◆雨宮英雄 委員
たまたま
割りばしの
回収ボランティアというところとおつき合いしてることがございまして、実は
ボランティアさんの方は何を目指してるかといいますと、市内で
割りばしが年間 160トンぐらい、ごみとして捨てられてるものの、今8トンぐらい合板のメーカーに送ることができてるという話なんですね。全体から見ると、約5%の
割りばしの
リサイクルを
ボランティアでやってるという話を聞きました。それで、5%が専ら飲食店の御協力によって成り立っている比重が大変高いもんですから、少しずつ声をかけることによって、その8トンが少しずつふえてきましたということなんです。
ボランティアさんの方、大ざっぱな計算でいきますと、ごみとして1トンの
割りばしを処理すると大体5万円ぐらいかかるんだけど、合板のメーカーに1トン送るのに1万 5,000円の経費なんで、差し引き1
トン当たり3万 5,000ぐらいは市の予算の方が少なくなっていいんじゃないですかと、そういう単純な話をされてたんですね。
今これを見てますと、
地域回収事業奨励金なるものが、おっしゃってた輸送の経費、奨励というような形で業者の方からバックアップされてるのかなと思ったんですが、このページを見ますと、全体の処分量が減ったことによって奨励金が若干ふえるけど、いってこいで見てみたら奨励金の方が全体額が安いみたいな話になりますよね。だから、そういうものが
割りばしの
リサイクルの関係も、このページを見ると当てはまるのかなという気がしてたんです。
もう1つは、量がふえて、結局、輸送の経費にかかわる予算執行がふえると、市の方でそういった取り組みに消極的になりませんかという質問があったんですが、結果的にトータルで見た場合の予算の執行で見れば全体が減るわけですから、そういうことはあり得ないですねという話をしてたんですが、その確認を今ちょっとしてみたいなというのが一つなんです。
それと、私も実際飲食店の方に何件か声をかけて、どうでしょうかという話をしますと、飲食店は基本的に事業系のごみですから有料なんですが、有料の
ごみ回収の業者さんの方では業者さんの方が言う前から、飲食店は基本的に
割りばしはもう分別してるんですって。何でかというと、専ら生ごみが入った汁物がある袋で回収して、いいかげんに
割りばし入れちゃうと角度によっては袋が破けて、すぐ汚くなっちゃうというんですね。だから、もう自主的に
割りばし自体は、あとはよく焼き鳥屋でいうくしですよね。要は細くて長くてとがったものと、袋を破る要素があるものは、言われる前から自主的に分別やっちゃってますよということなんです。
ですから、分別の考え方は進め方がいろいろあると思うんですけれど、もう言わなくたってやってるよ、結構大口だよというものがあれば取り組みのしやすさというのは随分あるんじゃないかなという気がしてるんですが、この部分での御質問は分別の考え方で、これから現実的に可能性が高く、短い時間で進められるもので予想できるものというと、僕なんか
割りばしだとか、くしだとかとがったものなんかは、事業系のごみの中である程度分別がされてるんであれば、
リサイクルの方に回してやればいいんじゃないかなというバックアップの体制をある程度とれれば、考え方も実際問題も進んでいくような気がするんですけど、ちょっと長くなっちゃって申しわけないんですけど、その辺いかがでしょうか。
○伊藤 委員長
田中課長。
◎田中
クリーンセンター減量対策課長
まず1点目の
割りばしの
集団回収が当てはまるかという点でございますけども、基本的には事業系ごみにつきましては自己処理ということになっておりまして、
集団回収は、言いかえますと家庭ごみということになります。それで事業系のごみはすべて自己処理という中で、
割りばしの
リサイクルをされてるということで、市で何か支援できないかということで運搬費を支援しているという状況でございます。
それと、分別の考え方としては、一般家庭ごみまですべてそういうふうな形で
割りばし等の分別というのは、もちろん一般家庭では余り
割りばしは使われないでしょうし、事業系の中では、そういった分別されるのは確かに進むかもしれないんですが、先ほど申しましたように、いずれにしても、普通は有料袋ということになりますので。ただ、
リサイクルすれば、そちらの方は事業者が有料の袋を出さなくて済むんで経費が浮くということではないかと思います。
◆雨宮英雄 委員
わかりました。
○伊藤 委員長
ほかの方。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
次、34、35。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
次、38、39。──よろしいですか(「委員長」と呼ぶ者あり)。中村課長。
◎中村 緑と
公園課長
先ほど
大須賀委員さんの方から基金の現在高というところで、
地球環境保全基金につきましては
菅田課長からお話をさせていただいたところでございます。
残りました緑の
保全基金の方でございますけれども、現金の部分が従来 4,030万 3,771円だったところが、今回の補正によりまして 4,161万 771円。それから、土地の方がそのまま残ってるんでございますけれども、そちらの方が20億 4,532万 5,212円。したがいまして、基金合計で20億 8,693万 5,983円と相なります。失礼いたしました。
○伊藤 委員長
よろしいですか。──ほかの方。。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
それでは、これで
環境部所管の質疑を打ち切ります。
ここで、理事者の入れかえのため暫時休憩いたします。
午前10時34分 休憩
─────────── ── ───────────
午前10時37分 開議
○伊藤 委員長
委員会を再開いたします。
それでは、
都市整備部所管の説明を求めます。大村主幹。
◎大村
都市整備部付主幹
平成14年度調布市
一般会計補正予算(第4号)、
都市整備部所管部分について御説明申し上げます。
予算書の36、37ページをお開きください。款「土木費」、項「道路橋りょう費」、目「道路新設改良費」、節「繰出金」ですが、
用地特別会計繰出金として生活道路用地に対する償還利子の確定に伴い、 2,652万 5,000円を減額させていただくものです。
続きまして、予算書の38、39ページをお開きください。同じく土木費、項「都市計画費」、目「都市計画総務費」、節「負担金及び交付金」でございますが、京王線連立事業負担金として、詳細設計等の事業の進捗による調布市負担の変更額 2,130万円を計上させていただくものです。
同じく節「繰出金」ですが、
用地特別会計繰出金として、地区整備事業費及び京王線線増連立事業促進用地費に対する償還利子の確定に伴い、合計 1,214万 5,000円を減額させていただくものです。
同じページ、目「土地区画整理事業費」、節「繰出金」でございますが、
用地特別会計繰出金として、土地区画整理事業用地費に対する償還利子の確定に伴い、 808万 9,000円を減額させていただくものです。
同ページ、目「街路事業費」、節「公有財産購入費」でございますが、都市計画道路3・4・11号線工事区域内の未買収部分の用地買収をお願いするため、40万円を計上させていただくものです。
同じく節「繰出金」でございますが、
用地特別会計繰出金として、都市計画道路築造費に対する償還利子の確定に伴い、 1,231万 5,000円を減額させていただくものです。
次に、予算書の40、41ページをお開きください。目「都市基盤整備事業基金費」、節「積立金」でございますが、法定外公共物等の売り払い収入等の元利を精査し、1億 5,348万 8,000円を計上させていただくものです。
以上、都市整備分でございます。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。
以上でございます。
○伊藤 委員長
理事者の説明は終わりました。これより
都市整備部所管の質疑を許します。
最初に36、37ページをお願いいたします。
荻窪委員。
◆荻窪 委員
今、それぞれ個々の事業の補正等の御説明をいただいたとこですが、私の方でちょっと前段に伺いたいのは、この37ページの箇所を含めてなんですが、今回の
都市整備部関係の補正の特徴というのは、一言で言うとどういうところになりますか。
○伊藤 委員長
斉藤次長。
◎斉藤
都市整備部次長兼道路整備担当課長
今御説明をさせていただきましたが、主に今までの用地の償還分の利子を精査したことが今回の補正の特徴でございます。特に京王線の設計の負担金ということで、ここでお願いするというのが特徴になってございますので、よろしくお願いします。
以上です。
◆荻窪 委員
今、利子の変更というか、当初予算に比べて低利子であったということと、京王線の問題、進捗に合わせてということで御説明いただいたんですが、この14年度におきましては途中で市長選等で市長がかわられて、いろいろな方が注視というか関心を寄せている点が、都市整備事業の進捗に当たって何らかの形で事業が抑制をされるんではないかという懸念があります。そのところで何らかのお考えがございましたらいただきたいと思うんですが。
◎斉藤
都市整備部次長兼道路整備担当課長
7月に市長がかわったわけですけども、その後、今補正の審査をいただいてる分については何ら影響もなく、今まで順調に、道路については維持管理、あるいは工事についても順調に進ませていただいております。ほかのものについても今のところ大きな変更はなく、事業もすべて順調に進んでいる状況でございます。よろしくお願いします。
◆荻窪 委員
お答えありがとうございます。この拠出金についてトータルすると、それぞれ生活道路、また地区整備、連立事業、土地区画整理事業、都市計画道路ということで、トータルで 6,000万の減額ということで、その大半が利子の変更ということで理解させていただきました。今後、都市整備事業につきましては、これまで多くの方々が、職員の方も含めて、また地域の方々もお互いの信頼の上で取り組んで構築してきたものでありますので、それらの信頼を欠くようなことのないように継続して御努力をしていただきたいというふうに思います。
○伊藤 委員長
これは要望ですか。
◆荻窪 委員
はい。
○伊藤 委員長
36、37ページはよろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
次、38、39ページ。
雨宮幸男委員。
◆
雨宮幸男 委員
都市計画総務費のところなんですけど、京王線の連立事業負担金 2,100万ですね。これは詳細設計、事業進捗によるものだというお話があったんですが、この負担の割合なんですけども、財源内訳を見ますと、特定財源として国・都の支出金で 2,000万になっていますけれども、この数字と 2,130万というのはおおむね合致するもんですか。ニアリーイコールで結ばれるものなんですか。
○伊藤 委員長
井上副参事。
◎井上
都市整備部副参事
この 2,000万円につきましては、実はその下の街路事業費の 2,000万の減額あるかと思いますが、みちづくりまちづくりパートナーシップ事業の関係で、用地費から事務費に振りかえたということですので、この 2,000万の国・都支出金につきましては、京王線連立事業負担金とは何ら関係はございません。
◆
雨宮幸男 委員
それで、負担割合の問題ですけれど、今度調布の場合には地下方式ですから、いわゆる昔でいうところの高架方式の建運協定というのがありましたよね。あれは地元が最終的には3%とか、ちょっと細かな数字は忘れちゃいましたけども、その建運協定が地下方式の場合にも、おおむね適用されるのかということが1つです。
それから、今度の補正に出てきている詳細設計等との関連というか、言ってみれば周辺事業になると思うんですけど、この部分でも負担割合の問題で建運協定的なものが適用されるかどうか。どういう負担割合になってるのか。その2点をちょっとお聞きしておきたいんですけど。
○伊藤 委員長
はい、地引主幹。
◎地引 街づくり推進課主幹
建運協定に基づく負担割合というのは、基本的には高架のものを限定としてますけども、今回の場合においても適用されるというふうに聞いてございます。
それから、周辺事業についてなんですけども、連立事業としての取り扱いの負担金ということですから、連立事業の中に含めて考えられるものについては、すべてその中に含めて考えるということでございます。
◆
雨宮幸男 委員
連立事業に含めてというのは、関連する事業というと、例えば今用地測量やってますよね。それから、それに伴う説明会であるとか、さらに周辺の周辺かもしれませんけども、そういうものに係る諸経費についても、連立事業の事業費の一部というふうに理解してよろしいんですか。
◎地引 街づくり推進課主幹
そのとおりです。
◆
雨宮幸男 委員
それから、これは本論的には全く別の下水の話になっちゃうんですけど、要するに連立事業に伴って、ほかのインフラに手をつけなければならない事態が起きますよね。具体的にいえば、例えば下水の切り回し変更であるとか、そういうものというのは、連立事業の方では私は知りませんということになるんですか。
◎地引 街づくり推進課主幹
下水の切り回しですとか、その辺の附属街路以外の市道の関連する整備ですとか、そういうものについては連続立体交差事業とは切り離して考えられるというふうに聞いてございます。
◆
雨宮幸男 委員
そうすると、建運協定が適用されるということを、済みません、私、古いあれなんで数字忘れちゃったんですが、確認の意味で負担割合をもう一度お願いできませんか。
◎地引 街づくり推進課主幹
まず、連続立体交差事業の総額の1割を鉄道側が負担いたします。これは鉄道側にそれだけの受益があるということで、建運協定等の中で定められた率ということになっておりますけども、残りの9割につきまして、ここに国庫補助金を導入して事業を進めてまいります。9割のうちの半分が国庫補助金の対象になっておりまして、要するに残りの4割5分が東京都負担分という形になりまして、東京都負担分のうちの地元にそれだけの便益があると言われている割合ということですので、東京都負担分の4割5分を7対3で割りまして、東京都負担分の3割を地元市負担金として取り扱うということで決められております。
◆
雨宮幸男 委員
15%ということですか。
◎地引 街づくり推進課主幹
細かく計算しますと13.5%になりますか。
○伊藤 委員長
よろしいですか。
◆
雨宮幸男 委員
とりあえず。
○伊藤 委員長
ほかの方。
大須賀委員。
◆大須賀 委員
建運協定ですが、適用されると聞いてるというお話だったんですが、適用されるかされないか、当然どこかで確認作業が必要ですよね。それは国と都と市と鉄道側が何らかの協定書に署名するのかどうかわかりませんけども、それがどういう形で文書化されるのか。その手続も含めて、そこを教えていただきたいと思います。適用されると聞いていたけども、結果としてされなかったというと困りますので、そこをまず確認したいと思います。
○伊藤 委員長
地引主幹。
◎地引 街づくり推進課主幹
建運協定については、建運協定を適用するということで東京都の方から聞いておりまして、その部分については東京都と京王の方でもうそれで決めているというふうに聞いてございます。
◆大須賀 委員
うちが13.5%という金額にしても、割合低くてもかなりの金額を払いますよね。それを考えると、ここはもうちょっと細かな確認作業が必要じゃないかと思うんですよ。聞くところによると、まだ申請も出してないし、年内着工がどうなるかちょっと不特定というふうにも聞いてますけども、そういった手続が、ある程度、年内着工されるという前提についてもいいと思いますけど、いつごろ、どういう形でされるのかもきちんと押さえておかないと、どうもその辺が、いつごろこうしますよと。ただ、東京都と京王が書面でこうして、市はそれに基づいて、当然お金を負担するわけですから口頭じゃなくて書面でやりますよね。東京都と調布市がこういうふうに、いつごろやりますよというふうに言えないところが不思議なんですけど、どうしてでしょうか。
◎地引 街づくり推進課主幹
別に言えないわけではなくて説明が足らなかったということだと思いますけども、基本的には事業を進めるに当たって東京都と京王電鉄で協定書を結びます。この協定書を結ばれますけれども、その協定書が事業認可からさほどの期間を置かずに結ばれると。これ期間に限定がございませんので、基本的にすぐ結ばれるのか、ちょっと間があくのかわかりませんけども、基本的にはそういう協定が結ばれて事業が進められるということでございます。
市の負担につきましては、連続立体交差事業に関しましては市長会等におきまして、地方財政法に基づく負担割合というのが既に定められておりますので、その負担の割合で東京都から請求が来るということになってございます。
◆大須賀 委員
確認しますけども、事業主体という関係もありますから協定を結ぶのは東京都と京王電鉄。調布市は地方財政法に基づいて13.5%という割合がもう既に決まっていて、これは動くものではないので改めて協定書は交わさなくて、これが必ず 100%適用されるという解釈でよろしいですね。
◎地引 街づくり推進課主幹
そういう解釈で結構でございます。
◆大須賀 委員
それはいいんですが、それ以外、先ほどの下水道の切り回しの件ですが、連立事業とは切り離して考えたいという東京都の考えはよくわかるんですね。都はそうしたいでしょう。ただ、切り回しの原因はあくまでも京王線の連立事業にあるわけですから、何らかの理由で一体のものだという解釈をぜひしてもらって、当然それに対するお金の負担もしてもらいたいという立場は市の立場ではないかと思うんですが、確認をしたいと思います。
◎地引 街づくり推進課主幹
今まで私たちの方で、東京都の方にぜひそういう負担という形の中で何とかならないだろうかとお願いをしてきているのは、まさにそういう理論でございますけれども、基本的に道路を占用して下水管を入れさせていただいてるという原則は変わらないんですよね。要するに、お隣さんの土地へ物をちょっと置かせてもらって、お隣さんが土地を使いたいんでちょっとどけてくださいと言われたときには、やっぱり置いた方がどけるというような理論になるのかなと思うんですが、基本的には都道である中に占用をさせていただいていたものを、都道の方で道路を改築するんでどけてくださいと言われてどけなければいけないというのが、基本的には原則でございます。
◆大須賀 委員
鶴川街道については今の理屈で一応わかるんです。それ以外に切り回しが2本ありますよね。その理屈は通じないですよね。全く当てはまらないですよね。
もう一度確認したいのが、幹線が最低3つ切り回しになるというふうに聞いてますけども、市の立場は、その切り回し事業が京王線と一体であるためにぜひ財政負担をお願いしたいという立場なのか、それとも京王の連立は別ですよと。だから、お金もそんなに要らないですという立場なのか、どちらでしょうか。まずそこを確認したいと思います。
◎地引 街づくり推進課主幹
今、市といいましても、下水道管理者としての市というのと、調布市というのと、道路管理者としての東京都というのと、実は市の中でも2つの立場がございます。3ヵ所のうちの2ヵ所は都道でございます。鶴川街道と国領のところの狛江通りにつきましては都道でございますので、同じ内容になります。蓮慶寺通りにつきましては市道でございますけれども、下水道事業者が調布市の道路に占用させてもらってるということなんですね。それで基本的には、下水道管理者が道路管理者からどけてくださいよという話の中で対応していくという話になるんです。それは相手が都道であっても、市道であっても、下水道管理者としては入れさせていただいてるという立場に変わりはないということで御理解いただければと思います。
◆大須賀 委員
管理者と事業者とか、その辺の解釈はわかったんだけど、結局、東京都と調布市、あるいは下水道の管理者、事業者、事務的なことはちょっとわかりにくいところもあるんです。単純な話、下水道の切り回しの莫大なお金を市が単独で負担するのか。それとも何らかの理由を東京都に理解してもらって、どのくらいかわからないけど、それ相応の負担をしてもらうかという大きな境目ですよね。まだ結論が出ていないし、この件は一般質問で聞かれる方もいるようですけども、そこで基本的に市がどういうお考えなのかお聞きしたかったんですが、どうもその議論にならないようですので、一般質問のやりとりを注目していきたいと思います。
以上です。
○伊藤 委員長
ほかの方。
雨宮幸男委員。
◆
雨宮幸男 委員
今の
大須賀委員の質問の関連なんですけど、私も、要するに東京都に連立事業の重要性を、ほかの公共交通機関の重要性とどの程度同様に認識させるかという論立てというか、角度というのは必要あるんじゃないかと思うんですよ。例えば道路分野で、調布でもそうなんですけど、多摩川べりの3・4・4なんかは用地費まで含めて全額東京都が負担してやってますよね。そうすると、あれはいわゆる南北道路というんですか、あるいは循環道路というのかな。東京都自身が、この道は広域幹線道路として必要だというふうに位置づけたことをもって、位置づけ上は市道並みの都市計画道路であるんだけれども、全額東京都の財政負担という形になってるわけですよ。そうすると、片方民間の鉄道事業者ではあるけれども、京王線の地下化という形での連続立体化。これの公共交通機関としての、インフラとしての重要性、社会性。道路と同じような位置づけを調布市自身が与えていけば、その論理で下水道の切り回しについても東京都で面倒見てくれという迫り方はできるんじゃないですか。
先ほどの地引主幹の解説は、要するに役所の機構の中の話であって、機構内で議論すればそれで話は終わると思うんですよ。ただ、市民の目から見たら、やっぱり下水道管理者、水道管理者、道路管理者、一体、市役所とどこが違うんだという話にしかならないと思うんで、その辺はやっぱり論立ての使い分けが必要なんじゃないかなという感じがしたもんで、意見として。
○伊藤 委員長
ほかの方。
荻窪委員。
◆荻窪 委員
基金の積立金ということで1億 5,368万 9,000円が
増額補正ということになっておりますが、この基金の積み立ての今後の計画ですか、ちょっと教えていただきんですが。
○伊藤 委員長
地引主幹。
◎地引 街づくり推進課主幹
基本的な考え方としましては、連続立体交差事業の額というのが想定されておりますけれども、その額を10年間のうちに使うというものと、その後に出てくる、例えば上部利用ですとか、その辺の額を最終年度のところで必要になるだけ用意しようという計画に基づいて基金を年々、事業費が非常に大きなときは基金を積む額よりも事業費のが大きいですから、その基金が積めないという年もあるかもしれませんが、基本的には、
都市整備部としては、一応計画的に積んでいきたいという立場の中で計画をしていきたいというふうに考えてございます。
◆荻窪 委員
そういうある程度の中期的な面でいいんですが、大体どのぐらいの額を想定して。
◎地引 街づくり推進課主幹
基金の額としましては、できれば基金の額とその年に来る事業費の額を合わせて平準化して、4億ほどの額を積み立てていきたいと。
◆荻窪 委員
年間4億ということと積み立てをしたいという考え方はわかります。例えば取り崩す額と合わせて、その基金の総体額というんでしょうか。考え方として、それをどのあたりまで持っていく予定というか。今、残が30億前後ですか。そういう中で50億ぐらいまで持っていくのか。その中で取り崩しをしたりしていくんでしょうけども、どのあたりを想定してるのか。
◎地引 街づくり推進課主幹
額につきましては最終の年度で、ある程度額が残っているようにということで、どの時点でどれだけ額を積みたいという目標額というものはございませんで、10年間の中でふえたり減ったりしていきながら、最終的なある程度の額が確保できるようにということで、計画的に積んでいきたいということでございまして、最終年度としましては基本的に約50億ほど残せておければと。それはまだわかりませんので、財政事情ですとかありますので、そういうものを目指して積み立てていきたいというふうに考えてございます。
◆荻窪 委員
以前、総務委員会の方で担当してたんですが、そのとき財調の基金を当時の部長さんが、大変な財政状況の中でも50億ぐらいは確保して努力していきたいというふうなお答えいただいた記憶があるんで、今後いろいろな大きな事業を予定されてる中で、やはり基金の取り組み方というか、考え方というんでしょうか。そういうのも一般の人にも、私たちにもわかるような考え方を提示していただきたいなということで要望させていただきます。
以上です。
○伊藤 委員長
大須賀委員。
◆大須賀 委員
まず、基金の現在高ですけども、先ほど
環境部所管の基金のときに、基金に変動があったときにはその金額を教えてくださいねと言ったんですが、あれはどこ行っちゃったんでしょうかというのが1点目です。
あれは環境部ではなくて、少なくとも当委員会の所管について言って、あれもできればほかの3委員会にも広げたいと思うんですが、とりあえずは、この席では当委員会と言ったつもりですので対応をお願いしたいのが1点目。
それから2点目ですが、今の
荻窪委員のに関連して基金についてお聞きするんですが、説明では事業費と上部利用というお話がありましたよね。そうすると、事業費は先ほどの雨宮委員からも確認がありましたけども、高架のときの事業費を前提としますから約 1,000億。その13.5%を市が負担ですから 135億円とすると、事業費だけで 135億円、プラス上部利用。例えば、地下化したところを京王電鉄から市が借りますよと。それが数十億になるか、当然まだ決まってないと思いますけども、ある程度は想定も必要だと思うんですよ。それを合わせると 135億円プラス数十億という数字ですから、今言った目標額40億、50億というのと随分乖離があると思うんですけども、これについての説明をお願いします。
○伊藤 委員長
地引主幹。
◎地引 街づくり推進課主幹
まず前提に置いております 1,000億円の話でございますが、 1,000億円というのは、今回行われる公共事業としての連続立体交差事業と、あとは線増分と言われる鉄道側が負担する増強工事ですね。要するに、4線化する工事も含めてのお金が 1,000億円ということでございまして、基本的には、今までの御説明の中で申し上げてきたのは、 1,000億円を連続立体交差部分については 500億円、その線増分について 500億円というふうに想定した中で算出しますとということで、以前から分担をして、市の負担が約70億ぐらいになるのかなという御説明をしてきたところでございますので、まずそれが前提として狂っているのかなという部分です。
あと上部利用といいますのは、上部につきましては、まだ鉄道側の貸し付け規則によって貸し付けますよということですから、額はわかりません。わからない中である程度の借り受けるお金ですとか、あとは当然上部を更地のままに置いとくわけではなくて、例えば何らかの整備をするとか、そこへ施設を、遊具をつくったりなんだりということも出てくるでしょうし、例えば遊歩道だということが市民からの意見で出てくれば、そこを舗装していったり、公園としての植樹をしていったり、そういう費用も含めて50億程度を残しておけたらということで、その額を出しているということでお考えいただければと思います。
◆大須賀 委員
連立と線増部分で 500という数字は以前聞いたことありました。今思い出しました。
ただ、もう一度その計算方式を改めて、できれば資料でいただきたいというのが1点目と、それから約 1,000億というのは高架を前提として、地下化したときも相対的にほぼそういう額だろうというのは聞いてましたけども、今まではそれでよかったんですけど、数字がちょっと違うだけでもうちの負担額が随分違いますんで、専門業者にすれば、地下化を前提としたおおよその金額がもう出てるでしょうから、その辺の数字も、もちろんある程度聞いてれば教えていただきたいですし、もうそれに対応していかないと、今での約 1,000億という時代じゃないんで、もう事業がどんどん進むわけですから、今年度着工かどうかわかりませんけど、その辺の数字も今の最新情報を教えていただきたいのと、約 1,000億というのがいつごろ特定されるのか。そこを教えてください。
○伊藤 委員長
それでは、これは後で資料ということですか。
◆大須賀 委員
数字についてわかる範囲で、負担割合については後ほど資料で。
○伊藤 委員長
地引主幹。
◎地引 街づくり推進課主幹
では、負担割合については、後ほど資料でお出しするということにします。
額についてでございますけども、額については、今東京都の方と京王電鉄さんの方で調整をした額というのがある程度あるようでございますけれども、まだ確定ではないのかなというふうに思っておりまして、その時点で情報を収集いたしましてお答えをしたいと思いますが。
○伊藤 委員長
きょうはだめだと。わかんないと。あらあらも出せないレベルという理解していいですか。──
雨宮幸男委員。
◆
雨宮幸男 委員
今の関連ですけど、地下連立のみで事業費が市の負担分70億。先ほど10年スパンで平準化して、おおむねの見通しとして、基金の単年度分で4億っていう話でしたよね。そうしますと、おおむねの見通しとして期中の単年度分で4億という話ですよね。70億を10年で割って7億ですから、単年度にまさに平準化しちゃうと7億のうち4億は基金に充てると。問題は残りの3億の財源手当の問題になると思うんですよ(「30億あるじゃない」と呼ぶ者あり)。そうじゃなくて、以前この委員会でも私も聞いた記憶があるし、ほかの委員も聞いてるという話ですけど、この部分について起債ができるかどうかというのがかなり大きな問題になると思うんですよ。それができるという答弁があったこともあるし、できないという答弁があったことも過去にはあったようなんですね。それで改めてちょっと確認をしておきたいんですが、市の負担分について額はともかくとして、枠はともかくとして、起債そのものができるかどうかということを改めて確認をしておきたいと思うんですけれども。
○伊藤 委員長
地引主幹。
◎地引 街づくり推進課主幹
私も財政のことはちょっと詳しくないので大変申しわけないんですが、起債対象事業であるというふうに聞いてございます。
◆
雨宮幸男 委員
わかりました。結構です。
○伊藤 委員長
あとの方。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
それでは、これで
都市整備部所管の質疑を打ち切ります。
お諮りいたします。
議案第1号「平成14年度調布市
一般会計補正予算(第4号)」、
建設委員会所管部門、本件につきましては、原案了承と決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
御異議なしと認め、議案第1号の
建設委員会所管部門は原案了承と決しました。
ここで、理事入れかえのため暫時休憩いたします。
午前11時13分 休憩
─────────── ── ───────────
午前11時15分 開議
○伊藤 委員長
委員会を再開いたします。
それでは、議案第5号「平成14年度調布市
下水道事業特別会計補正予算(第3号)」を議題といたします。
それでは、本件につきまして理事者の説明を求めます。山田
下水道課長。
◎山田
下水道課長
それでは、平成14年度調布市
下水道事業特別会計補正予算(第3号)について御説明いたします。
議案第5号、
下水道事業特別会計補正予算書を御用意ください。表紙を含めて2枚めくっていただき、1ページ目をお開きください。歳入歳出額の総括説明でございます。歳入歳出額、それぞれ 2,354万 7,000円の減額をお願いするものでございます。予算の総額は、それぞれ45億 746万 1,000円とするものでございます。
次に、その内容につきまして歳出予算から説明いたしますので、10ページ、11ページをお開きください。右側の説明欄で説明いたします。
まず、管理事務費の消費税及び地方消費税の
減額補正につきましては、当初見込んだ13年度下水道使用料が減少したため、13年度確定支払いの9月期における支出が当初予算を下回ったことから、それにより12月期、3月期の支払いも同様に少額で済むため、
減額補正いたすものでございます。
続きまして、下水道使用料等徴収事務費の使用料徴収委託料の
減額補正につきましては、調布市の下水道使用料徴収業務に要する経費の負担等に関する協定に基づく13年度精算額の確定により、概算過払い分を平成14年度下水道使用料徴収経費概算額の第2・四半期分において清算いたしました。このことにより当初見込んだ2億 9,320万円に対して、執行額が2億 8,418万 9,000円であるため、
減額補正いたすものでございます。
次の12、13ページをお開きください。最初に、下水道管渠維持管理費の汚水ます設置工事の
減額補正でございますが、この工事は、新たに建設される住宅等において、市費による設置要件を備えた汚水ます設置工事に要する経費でございまして、当初見込んだ数量等に至らなかったため
減額補正いたすものでございます。
次に、仙川中継ポンプ場維持管理費の土どめ改修工事費の
減額補正でございますが、当初簡易的な補修工事を予定していましたが、実施設計のための本格的調査をいたしましたところ、在来土どめの状況等から大規模補修が必要と判断し、次年度に実施することといたしました。このため、本年度は支障となる樹木の撤去のみといたしましたので、その残額を
減額補正いたすものでございます。
次に、流域下水道処理負担金の
増額補正につきましては、都の流域下水道森ヶ崎水処理センターにお願いしている処理負担金でございまして、当初見込んだ過去5ヵ年の平均雨水処理量をオーバーしたため、
増額補正をいたすものでございます。
続きまして、管渠建設費の設計・測量・調査委託料の
減額補正につきましては、京王線連立交差事業に伴う設計調査委託に係るもので、連立事業の具体の位置や工法等が確定していなかったことから下水の実施設計の年度内の発注を見送り、平成15年度予算に再計上をしたことにより、それらを精査し、減額いたすものでございます。
次に、環境調査委託料の
減額補正につきましては、鶴川街道の下水道管切り回し推進立て坑工事にかかわるものでしたが、無振動の工法採択ができたことにより近隣家屋に影響を来さないということが判明したことから、物件調査を実施しなかったため、
減額補正いたすものでございます。
次に、枝線工事費の
減額補正につきましては、都施行の都道整備延長が当初計画より縮小されたことにより、市発注の既設管撤去工事も縮小いたし、また区画整理事業に伴いました下水道工事につきまして、随意契約や残土の地区内処理により諸経費の縮減が図られたこと等から、これらを精査し、
減額補正いたすものでございます。
次に、都道共同工事費共同工事負担金の
減額補正につきましては、都施行による都道整備の延長が縮小されたことにより、市の負担金も連動して縮小されたことから、これを
減額補正いたすものでございます。
引き続きまして、歳入予算につきまして御説明いたしますので、ページを2枚戻りまして8、9ページをお開きください。同様に、右側に説明欄で説明いたします。
まず、使用料及び手数料の下水道使用料の
減額補正につきましては、それぞれ現年賦課分及び滞納繰越金の減額でありまして、これは特に現年賦課分についてでございますが、有収量は前年と比較して差はないものの、大口需要家の工場移転や節水等による高額使用層の使用量が減少したためと考えられます。
次に、国庫支出金、下水道整備費補助金の
増額補正につきましては、合流式下水道改善事業の調査・委託費が国庫補助事業として採択されたため、
増額補正するものでございます。
続きまして、
一般会計繰入金の
減額補正につきましては、歳出の
減額補正額と繰入金を除いた歳入の補正増減額を精査し、
減額補正いたすものでございます。
続きまして、繰越金の
増額補正につきまして、前年度繰越金に対して当初予算及び1号補正で計上した残り分を補正増するものでございます。
次に、繰越明許費について御説明いたしますので、ページを3枚戻りまして、3ページをお開きください。
第2表「繰越明許費」でございます。繰越明許費につきましては大きく2件ありまして、合流式下水道改善計画策定に伴うモニタリング委託の 1,155万円と、都道共同工事負担金の 714万 3,000円であります。
委託につきましては、この事業が本年度から創設された国庫補助対象の新規事業であることから、本事業に関する積算基準や資料が乏しかったため、設計に当たっては先進市に調査するなど慎重に期したことと、さらには東京都との設計協議や審査に時間を費やしたため発注がずれ込み、3月末の完了が見込めないので繰越明許いたすものでございます。
都道共同工事負担金につきましては、都道整備事業に伴うもので、東京都に依頼して市の公共下水道管を都道工事と並行して敷設する工事費の負担金でありまして、都事業や国道管理者との接道協議に時間を要しましたり、ガス管や水道管の移設工事費等に時間を要したため遅延し、平成15年度に繰り越されるため本負担金も繰越明許いたすものでございます。
説明につきましては、以上でございます。
○伊藤 委員長
理事者の説明は終わりました。これより質疑を許してまいりますが、一括して質疑を許してまいりたいと思います。
荻窪委員。
◆荻窪 委員
3ページの繰越明許費なんですが、これ私の方が誤解してるかもわかんないんですが、合流式の下水道改善計画策定に伴うモニタリング調査委託を 1,155万円ということなんですが、翌年度に繰り越しをするという場合は、現年度の歳出を減にするんではなかったんでしょうか。説明欄、それぞれページを見てもちょっと見当たらないんで、このあたりちょっと確認で、ある意味で教えていただきたいんですが。
○伊藤 委員長
工藤次長。
◎工藤 環境部次長
これにつきましては、まず1点は、当初予算の中では予算化されてなかったんですね。それで、今回の補正に当たりまして全体の委託料を精査させていただいた中でこの金額が生み出されたと。しかも、国の補助金が 550万つく中で、今回、国庫補助金のみを歳入ということで、国の方においても未収入特定財源ということで、今回の繰越明許をお願いするということでございます。
◆荻窪 委員
私ども、注目する事業名なんで当初予算にはなくて多分補正かなと思ったんですが、この
補正予算に計上されてはいますか(「歳出しないで、いきなりことし繰り越しに持っていっちゃったということだよね」と呼ぶ者あり)。そう。
◎工藤 環境部次長
まず委託料を予算化、この事業自体の委託料は予算化されていなかったんです。そして、全体の中の今回の補正の精査の中で、この 1,155万円の委託料が生み出されたということで、何もない場合には不用額という形で今回減額するわけですが、それで財政の方と協議をさせていただきまして、 1,155万円の金額が委託料として不用額で残るということの中から、それを目的外の形で使わせていただいて、歳入の 550万については今回補正をさせていただいてる。こういうことでございます。
◆荻窪 委員
今の説明で、従来の繰越明許で計上する場合と取り扱いが随分違ってるのかなという感じがするんですけども、要するに委託料を精査して、その精査したものの出どころというのは、この
補正予算では見えないんですよね。要するに、ある面では補正というか、下水道の予算規模をあえてこの部分だけ縮小してるようにも受けとめられてしまうし、それがプラスなのかマイナスなのかわかんないんですが、
一般会計の方では、やはり繰越明許する額の根拠として当該年度の補正にマイナスで出てますよね。それが下水道の特別会計だと技術的にちょっと異なってるように思うんですが、どうなんでしょうか(「今の関連でいいですか。同時の質問で」と呼ぶ者あり)。
○伊藤 委員長
雨宮幸男委員。
◆
雨宮幸男 委員
先ほどの工藤次長の説明をあわせて、私はこんな理解したんですけどどうかなと思ったんです。つまり、債務の 550万というのは今回補正ですよね。したがって、本来であれば、その 550万円は歳出に出なきゃいけないんだけど、出して同時に減額したから表面上は出てこないという理解でよろしいんじゃないでしょうか。同じタイミングで出して、同じタイミングで引っ込めてるから、だから、歳出の方には出てこない。そういう理解ではだめなんですか。
○伊藤 委員長
工藤次長。
◎工藤 環境部次長
予算書の方から申し上げますと、事業費の中の委託料が14年度予算では1億 5,300万ほど、まず委託料の予算化があると。この事業は入っていませんけれども、一番わかりやすく予算計上するには、確かに
荻窪委員のお話もありましたように、例えば、委託料の 1,155万円をさらに上乗せをして減額をして、増という形で 1,155万をすれば一番わかりやすい予算計上ということだろうと思うんですね。
ところが、今回たまたま
減額補正の中で、財政等の協議の中で目的外というような形になったわけなんです。ということで、当初予算の委託料が1億 5,300万ほどありますので、この中から 1,155万円を使わせていただくということで、この予算書の中には、数字的には出てこないということだろうと思ってください。
○伊藤 委員長
よろしいですか(「じゃ、最後に」と呼ぶ者あり)。
荻窪委員。
◆荻窪 委員
先ほどもちょっと申し上げたんですが、合流式の下水道の改善計画というのは、やはり多くの市民の方も注目してるんで、何らかの形で頭出ししていただいた方がよかったのかなというふうなことは申し上げておきたいと思うんです。このモニタリングの委託、調査等、速やかに発注して形を整えていただいて、私たちもちょっと注目していきたいと思ってますので、よろしくお願いします。
以上です。
○伊藤 委員長
中根部長。
◎中根 環境部長兼水道事業担当部長
今、私どもの方の出し方について非常にわかりづらいような部分があったということで、私どもの方も財政当局といろいろ協議しながら、こういうようなやり方をさせていただいたんですが、実際には、今各委員さんがお話しするように非常にわかりづらいような部分がありますので、これについては、また今後、こういう方法についていろいろと検討させていただいて、議会に反映させたいというふうに思いますのでよろしくお願いいたします。
○伊藤 委員長
雨宮幸男委員。
◆
雨宮幸男 委員
これは意見というか、質問じゃないんですけど、1回目か2回目の説明の中で、国庫支出金の 550万が張りついてるという話があったと思うんですよ。だから、私はさっき言ったような理解の仕方したんですけど、それは違うんですかというのは、これは答弁要りませんけどね。
それと、同じ繰越明許ですが、13ページの
減額補正の方で 4,700万になってますよね。3ページの繰明の方では同じ表現で 700万円強の繰り越しになってるんですが、 4,700万円と 700万円の差の分というのはどういうふうに理解したらよろしいんでしょうか。
○伊藤 委員長
山田課長。
◎山田
下水道課長
13ページの一番下の都道共同工事負担金 4,700万の減額でございますけど、3ページの方の名目と全く同じなんですけど、この13ページの分につきましては同じ都道の整備工事の中で、東京都が15年度に予定してたものについて一部延長、縮小したりなんかしまして、15年度はもう放置できなから発注しないよというようなことで、そのまま……(「14年度」と呼ぶ者あり)14年度です。減額したものでございます。
それから、3ページのものにつきましては14年度に発注したんですけど、ガス管だとか、水道管の移設だとか、それから都道が移設をすることになるような道路がありまして、それについて国道との話がなかなかつかなかったんで14年度に終わらないということで、その分は15年度に繰り越すというような、そういうあれでございますけども。
◆
雨宮幸男 委員
そうすると、いわゆる繰り越しの中に、表現上は繰越明許という言い方をしても、繰明にする原因として、事実上の事故繰り越しという扱いの場合と、継続事業としての繰り越しというやり方ありますよね。まさに年度中に終わらないから翌年にまたがってやるんだというのと、それから、何らかの原因があって当該年度には着手できなくて翌年度に送ったという自己繰りと言われることが多いですけども、そうすると、ここで言ってる3・4・17と主要地方道11号、それから都道 121号と、ここに3件に書いてありますけれども、いずれも継続事業というふうに理解したらよろしいんですか。
◎山田
下水道課長
そういうことでよろしいかと思います。
◆
雨宮幸男 委員
わかりました。
○伊藤 委員長
ほかの方。漁委員。
◆漁 委員
今回の繰越明許される合流式下水道改善計画策定に伴うモニタリングというのは、具体的にはどんな事業内容になるんですか。
○伊藤 委員長
山田課長。
◎山田
下水道課長
この事業なんですけど、合流式下水道改善事業というのは方法はいろいろあるわけなんです。極端に言えば、分流式にしちゃえば一番いいんですけど、そうはできないということで、ここで言うモニタリングなんですけど、いわゆる野川に私どもの合流管のはけ口が幾つかずっとあるんですけど、そこに雨がかなり降ったときに、そこから未処理水が野川に流れてしまうわけなんです。そのときに一緒にトイレットペーパーだとか、いろんなごみなんかもかなり流れ出して、水が引いたときに景観的にもかなりよくないんです。それを少しでも防ごうということで、最終的にはろ過スクリーンというのをはけ口に設置するんですけど、それをいきなり何もわからないで設置するということもいけませんので、水が出たときの量だとか、雨が降ったときに対してどのぐらい降ったら水が出るとか、あるいは水質だとか、そういうものを現地のはけ口で調査しまして、それを解析しまして、それに基づいてろ過スクリーンをつくろうということの調査なんです。
それで、これはろ過スクリーンのためですけど、それと同時に15年度に合流式下水道の改善計画書というのを国の方でつくりなさいというようなことになってるんです。改善計画書の作成も委託の中に入っておりますんで、以上でございます。
◆漁 委員
わかりました。
○伊藤 委員長
あとの方、よろしいでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
それでは、これで質疑を打ち切ります。
お諮りいたします。
議案第5号「平成14年度調布市
下水道事業特別会計補正予算(第3号)」、本件につきましては、原案了承と決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
御異議なしと認め、議案第5号につきましては原案了承と決しました。
それでは、議案第7号「平成14年度調布市
受託水道事業特別会計補正予算(第1号)」を議題といたします。それでは、本件につきまして理事者の説明を求めます。矢田課長。
◎矢田 水道業務課長
平成14年度調布市
受託水道事業特別会計補正予算(第1号)でございます。
歳入歳出合計3億 9,811万円の減をお願いするものであります。これによりまして、歳入歳出とも27億 6,671万 8,000円といたします。
補正予算書6ページ、7ページをお願いいたします。歳入予算、水道事業委託金3億 9,811万円の減をお願いするものであります。
○伊藤 委員長
鈴木副参事。
◎鈴木 環境部副参事兼水道工務課長事務取扱
続きまして、3「歳出」、工務課所管の御説明を申し上げます。
補正予算書の8ページ、9ページをお願いいたします。
9ページの説明欄の項目につきまして、御説明いたします。款5「受託水道事業費」、項5「水道管理費」、目5「浄水費」でございます。初めに、浄水管理費20万円の増額についてでございます。浄水所所管の車両が故障いたしまして、その修繕料でございます。
次に浄水運営費、1億 7,043万 9,000円の減額についてでございます。まず消耗品費につきましては、浄水用薬品次亜塩素酸ナトリウムの費用を精査いたしました。次に、浄水用動力費でございます。これは、浅井戸、深井戸の電気料金を精査いたしまして、減額をさせていただくものでございます。次に、浄水運営管理委託料でございます。この主な委託料といたしましては、浄水所の樹木管理、機器管理、設計委託料等を精査いたしまして、減額をさせていただくものでございます。次に、施設補修工事費でございます。これは、導水管の布設工事、導水管の管種変更工事となりますが、それと水源の更生工事、これらの契約差金を精査いたしまして減額いたすものでございます。
続きまして、目10「配水費」でございます。配水運営費1億 1,300万円の減額についてでございます。まず配水用動力費でございますが、市内3ヵ所の浄水所の位置及び配水ポンプにかかわる電気料金を精査したものでございます。次に配水運営委託料でございますが、工事設計委託料を精査いたしました。次に配水運営工事費でございますが、内容といたしましては、配水管や給水管の漏水修理に伴う費用、それから石綿管の管種変更工事に伴う費用、これらの契約差金や不用額を精査いたしまして減額をするものでございます。
続きまして、目15「給水費」でございます。給水運営費の 860万円の減額についてでございますが、給水運営工事費の中の主に鉛管等をステンレス管に取りかえる工事ということで、その工事費用を精査したものでございます。なお、14年度中に道路から各区のメーターまでの鉛管を本年度取りかえる工事をすべて終了するということでございます。
○伊藤 委員長
矢田課長。
◎矢田 水道業務課長
目25「業務費」でございます。8、9ページ下段でございます。職員人件費 1,214万円の減をお願いするものであります。
内容は、一般職職員給及び期末手当等を精査したものであります。業務管理費につきましては、73万 1,000円の減をお願いするものであります。清掃委託料の契約差金等の精査によるものであります。
以上でございます。
○伊藤 委員長
鈴木副参事。
◎鈴木 環境部副参事兼水道工務課長事務取扱
続きまして、予算書の10ページ、11ページをお願いいたします。
項10「建設改良費」、目5「配水施設費」でございます。配水施設整備費 540万の減額についてでございます。主に、浄水所の整備工事といたしまして実施しました送水ポンプ工事、揚水ポンプ工事及び配水流量計取りかえ工事等の契約差金を精査いたしまして、減額をさせていただくものでございます。
次に、浄水施設整備費 1,060万円の減額についてでございます。深井戸水源の取水ポンプの交換、 起動盤の改良工事等実施いたしました結果、契約差金を精査いたしまして、減額するものでございます。
以上で説明を終わります。
○伊藤 委員長
理事者の説明は終わりました。これより質疑を許してまいりますが、一括して質疑を許してまいりたいと思います。
大須賀委員。
◆大須賀 委員
かなり御努力の結果、減額が目立ってるという印象ですが、特に契約差金の減額が目立つんですね。これについては何か理由があるんでしょうか。
○伊藤 委員長
鈴木副参事。
◎鈴木 環境部副参事兼水道工務課長事務取扱
工事の補正額が大きいということが今回の1つ大きな補正かなと思いますが、まず都営一元化に伴いまして、予算はすべて東京都と協議した中で、予算編成時は、前年度に比較しましてそれらを参考に見積もるわけですが、設計ができた時点で東京都と協議し、承認をいただいて工事を発注します。工事を発注する中で、質問ありました入札差金云々という契約差金が出るわけですけども、私の方の今現在の計画事業の完全実施、施行に当たり、予算に若干の幅を持たせていただいてるというのが現実ですが、例えば水道管の取りかえをするに当たり、口径 100ミリを1メーター当たり施行するのに約8万から10万かかります。そういう中では上限の10万を見積もって、その中で沿道の迷惑かけた皆さんに、例えば道路の全面復旧等々しまして、そういうことも考えた中で上限を見積もってるという中で、今説明してる契約差金云々という話じゃなくて、工事費がこれだけ減額しますよという言葉の中でも、そういうこともありますということで御理解いただきたいと思います。
◆大須賀 委員
よくわからないんですが、事業者が東京都全体に広がったことによって、例えば落札率が低くなったという説明だったらわかるんですが、そういう実態があるんですか。
◎鈴木 環境部副参事兼水道工務課長事務取扱
特に現在の契約の方法によりまして、落札比率が極端に下がったということはございません。
○伊藤 委員長
よろしいですか(「はい」と呼ぶ者あり)。
荻窪委員。
◆荻窪 委員
今回の
減額補正が当初の予算に比べて約14%強減額をされてるということで、一面では今御説明いただいたように工事費が当初に比べて安くできたんで、契約差金ということで、そういうお答えいただいたんですが、そういう面もあるんでしょうけども、もう一面見ますと、ちょっと辛口な言い方ですが、当初計画した工事が果たしてきちんと取り組まれたのかなという見方もあるんですね。先ほどの御答弁の中で東京都さんの承認をいただいて云々というようなくだりがあったんで、もしかしたら承認をいただく作業っていうのにいろんな困難性が伴って、予定した工事が進まなかったのかなという見方もあるんですが、そのあたりはどうでしょうか。
○伊藤 委員長
鈴木副参事。
◎鈴木 環境部副参事兼水道工務課長事務取扱
一部、配水費の中で国領駅から狛江に行く主要地方道、都道11号線というのがございます。現在、東京都で拡幅を進めておりますが、 120メーターの区間におきまして、拡幅の用地交渉がうまくいかなかったという中で延期になったという1件を除きましては、私の方で予定した工事はすべて完了いたします。
◆荻窪 委員
個別の問題でちょっとお尋ねして確認したいんですが、例えば浄水運営費、どうして申し上げるかというと水道の管理費が減額の主な要因なんですね。当初予算に比べて14.4%減額されてる。その大きな要因としては水道管理費なんですが、その中の浄水運営費の中、9ページですが、施設補修工事費。これは、たしか当初予算の説明では導水管の布設がえということを言われておりまして、その額が当初予算は2億 9,000万を超える額であると。そして、今回の
減額補正が1億 4,700万ということで、数字的に見ると約50%減額してるんですね。やはり先ほど私が辛口な角度で申し上げた点で、この工事の取り組みに問題があったんじゃないかというふうにちょっと懸念するんですが、どうでしょうか。
◎鈴木 環境部副参事兼水道工務課長事務取扱
施設補修工事費の中の今御質問いただきました導水管の管種変更工事。これは当初 2,300メーター、一応予定しました。その中で予定区間についてはおおむね完了いたしております。しかし、この中で同時に配水管も取りかえるということで、一部配水管と導水管が同じ路線、2本取りかえるという中で見積もったところ、同じ路線ですから、そういう中での舗装復旧についてのダブりがあったということはございます。
◆荻窪 委員
そうしますと、当初予算の額の積算自体、予算見積もり自体に首をかしげるというとおかしいんですが、やはりちょっと問題があるなというふうな印象を持ちました。その程度できょうは終わります。
○伊藤 委員長
あとの方、よろしいでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
それでは、これで質疑を打ち切ります。
お諮りいたします。
議案第7号「平成14年度調布市
受託水道事業特別会計補正予算(第1号)」、本件につきましては、原案了承と決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○伊藤 委員長
御異議なしと認め、議案第7号につきましては原案了承と決しました。
以上で、当委員会に付託されました案件の審査は終了いたしました。
それでは、これにて
建設委員会を散会いたします。どうもありがとうございました。
午前11時52分 散会...