調布市議会 2002-12-10
平成14年12月10日文教委員会-12月10日-01号
平成14年12月10日
文教委員会-12月10日-01号平成14年12月10日
文教委員会
午前10時0分 開議
○安部
委員長
おはようございます。ただいまから
文教委員会を開会いたします。
本日、説明のための職員の出席を求めてありますので、御了承をお願いいたします。
本日、審査いただきます案件は、お手元に配付してあります
付託案件一覧表のとおり、議案4件と請願1件、陳情1件でございます。審査の順序は、議案第94号及び84号、次に委員会を休憩し、議案第89号及び83号の審査に関係するため、
青少年交流館及び
石原小学校ユーフォーの
現地調査を行い、
現地調査終了後、委員会を再開し、議案第89号及び83号の審査を行いたいと思います。請願第2号は、明日、
厚生委員会との
連合審査会を行いますので、陳情第63号の審査は、議案の終了後、先に行いたいと思います。また、理事者から報告の申し出がありますので、案件の
審査終了後に受けたいと思います。
以上のとおり進めていくことに御異議ありませんでしょうか(「
委員長」と呼ぶ者あり)。はい。
◆前当 委員
ちょっと確認しますが、議案の94号、84号を審査したその後に、
現地調査をということですが、これは、
青少年交流館ともう1ヵ所……
○安部
委員長
石原小学校。
◆前当 委員
石原小学校ユーフォーの関係ですね。これは、どれぐらいの時間帯を見ていらっしゃるんですか。
○安部
委員長
時間といたしましては、一応、1時10分に出発を予定いたしますので、1ヵ所30分ぐらいを予定しておりますので、3時ぐらいには戻ってこれると思うんですけれども。
◆前当 委員
そうしますと、1時から2時ぐらいまでの間に視察をして……
○安部
委員長
1時10分に出ますので……1時間半ぐらいですね。
◆前当 委員
その後、89号から入るということのお話ですか。
○安部
委員長
はい、そうです。
◆前当 委員
はい、了解しました。
○安部
委員長
それでは、以上のとおり進めていくことに御異議ありませんでしょうか。はい、
大河委員。
◆大河 委員
これ、審査してく中でのお願いなんですけども、
一般会計の
補正予算の中で、今回
放課後遊び場対策事業とありますが、趣旨は、議会での答弁聞いてますと、当委員会だけではなく、内容が多少入ってる部分もあるのかなと思いますので、御答弁いただけるときには、そういったことで、きちんと答えられるようにぜひしといていただきたいと思いますので、お願いします。
○安部
委員長
済いません。今のことは……
◆大河 委員
前のときも言いましたが、
ユーフォーのことです。
○安部
委員長
ユーフォーの件ですか。
◆大河 委員
そうです。ですから、本当でしたら、今までの答弁とかあれすると、ほかの所管にさわる部分も審議の中にあるのかなと思いますが、代表してこちらの委員会の方に予算も来てるわけですので、その御説明をきちんとしていただきたいというお願いです(「よその委員会の……」と呼ぶ者あり)。
○安部
委員長
ちょっと待ってくださいね。もう少し……
◆大河 委員
要するに、
代表質問や
一般質問の中でも、今回の
ユーフォーのことに関しましては、
市長答弁にもありますように、1学童1学区というふうな話にも触れてくる部分がありますから、その見解を統一したものをお持ちで出席してるというふうな認識で審議に入るということだと思いますので、そういう認識でよろしいということですね。
○安部 委員長
済いません。それは、審査の途中でいいですね。
◆大河 委員
そうです。ですから、そういうことが入ってくるかなと思ってますので、要するに御答弁の方をお願いしなくてもいいようにお願いいたしますということです。
○安部
委員長
内容がほかにわたるかもしれませんけれども、私どもの方で検討、審査するものにつきましては、当委員会に所管するものというところでは限定はされると思いますので、その辺のところの答弁につきまして食い違うようなところがありましたらば、またそのときの話でありまして、この委員会での審査というふうに、所管は私たちが付託されてる部分の中でということでは、それだけは御確認をしていただきたいというふうに思います。
それでは、御異議なしと認め、さよう決定いたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○安部
委員長
本日、当委員会の審査に傍聴の申し出がございます。これを許可することに御異議ありませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○安部
委員長
御異議なしと認め、傍聴を許可いたします。
あわせて、お諮りいたします。
本日、これ以降は審査を中断することなく、傍聴の申し出の可否の決定を正・副
委員長に御一任いただきたいと思います。これに御異議ありませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○安部
委員長
御異議なしと認め、さよう決定いたします。
傍聴の方が入室するまで、暫時休憩いたします。
午前10時6分 休憩
─────────── ── ───────────
午前10時7分 開議
○安部
委員長
委員会を再開いたします。
次に、議案第94号「調布市
市民農園条例の一部を改正する条例」を議題といたします。
本件につきまして、理事者の説明を求めます。はい、
野中主幹。
◎野中
農業委員会事務局長兼
産業課主幹
議案第94号「調布市
市民農園条例の一部を改正する条例」について、御説明いたします。
本案は、
市民農園の一部土地の返還に伴う地番の変更と、新規に
市民農園を1園増設するものであります。
その内容といたしましては、調布市
西つつじヶ丘2丁目3番地11ほかに開設いたしております
西つつじヶ丘市民農園は、隣接するお2人の地主さんから農地を借り受け、借り受け面積の大きい方の土地を
市民農園の位置と定めておりましたが、こちらの土地を返還することになりました。これに伴いまして、
西つつじヶ丘市民農園の位置を調布市
西つつじヶ丘2丁目2番地16に改正をお願いするものであります。また、新たに調布市
西つつじヶ丘1丁目22番地1の
土地面積 2,371平方メートルのうち 2,000平方メートルを借り受け、約 100区画の調布市
西つつじヶ丘第2
市民農園を開設するため、
条例改正をお願いするものであります。
これによりまして、本市の
市民農園は13農園、総面積は約1万 4,400平方メートル、総区画数は約 690区画となります。なお、開設につきましては、平成15年4月1日を予定いたしております。よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。
以上です。
○安部
委員長
理事者の説明は終わりました。これより質疑、意見を求めます。はい、
岸本委員。
◆岸本 委員
移動するというか、一部移動して新しくみたいな感じですけれども、そこにつけてる、今ほかの
市民農園なんかには……何だっけ?(「
パーゴラか」と呼ぶ者あり)
パーゴラというのですか。そういうのはいつつけるようになるんでしょうか。
○安部
委員長
はい、
野中主幹。
◎野中
農業委員会事務局長兼
産業課主幹
こちらの併設の方につきましては、4月1日の開設に伴うようにつけまして、新規の農園につきましても、水道と
休憩施設については開設に間に合うように。ただ、新規につきましては、
パーゴラについては、15年度の予算でつけかえを予定いたしております。
◆岸本 委員
わかりました。
○安部
委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○安部
委員長
発言もないようですので、これより採決いたします。
議案第94号「調布市
市民農園条例の一部を改正する条例」、本案を
原案了承と決することに御異議ありませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○安部
委員長
御異議なしと認め、議案第94号は
原案了承と決定いたしました。
続きまして、議案第84号「平成14年度調布市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)」を議題といたします。
本件について理事者の説明を求めます。はい、小林副参事。
◎小林
生活文化部副参事
それでは、「平成14年度調布市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)」につきまして、御説明させていただきます。それでは、予算書に沿いながら説明をさせていただきます。
最初に1ページをお願いいたします。条文の第1でございます。
歳入歳出それぞれ2億 9,881万円を追加し、
歳入歳出予算の総額を 134億 7,316万 3,000円とするものでございます。
次の2ページをお願いします。第1表、
歳入歳出予算補正でございます。歳入につきましては、款15「
国庫支出金」款45「繰越金」の補正でございます。歳出は、款5「総務費」の
総務管理費に74万 8,000円、款15「
老人保健拠出金」に3億 790万 9,000円の
増額補正をお願いするものでございます。また、款18「
介護納付金」は 984万 7,000円の
減額補正をお願いするものでございます。
それでは内容につきまして、歳出から説明させていただきます。8ページ、9ページをお願いいたします。
3の歳出、款5「総務費」、項5「
総務管理費」、目5「
一般管理費」で節「需要費」、説明欄の方の
国民健康保険事業運営費でございます。
その内容といたしましては、この10月から
医療制度改正が実施され、70歳から75歳の高齢者が、引き続き
国民健康保険の対象になることが決まりました。また、あわせて70歳以上の高齢者の方々を対象とする新たな
負担区分等が設けられたことに伴い、その方々にお渡しする
高齢受給者証等の印刷、交付に要する経費74万 8,000円でございます。
10、11ページをお願いいたします。款15「
老人保健拠出金」、項5「
老人保健拠出金」、目5「
老人保健医療費拠出金」でございまして、その内容といたしましては、平成14年度の拠出額が決定しておりますので、その不足額3億 789万 4,000円をお願いするもので、特に、平成12年度分の
老人医療費の確定に伴う清算分の拠出が主な要因となっております。目10「
老人保健事務費拠出金」は、70歳以上の
審査支払い件数等の増によるものです。
12、13ページをお願いいたします。款18「
介護納付金」でございますが、
納付金単価の確定に伴い不用額が生じるところから、 984万 7,000円の
減額補正をお願いするものでございます。
戻りまして、6ページ、7ページをお願いいたします。歳入でございます。
款15「
国庫支出金」、項5「
国庫負担金」、目10「
療養給付費等負担金」でございますが、歳出の
老人保健拠出金の増額に伴い1億 419万 3,000円の
増額補正を行い、
介護納付金、負担金につきましては、
歳出減額分の40%に当たる 393万 9,000円の減額を行うものです。
款45「繰越金」、項5、目5「繰越金」でございますが、歳出に補てんする財源として、繰越金の補正をお願いするものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○安部
委員長
以上で理事者の説明は終わりました。これより質疑、意見を求めます。ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○安部
委員長
それでは、発言もないようですので、これより採決をいたします。
議案第84号「平成14年度調布市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)」、本案を
原案了承と決することに御異議ありませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○安部
委員長
御異議なしと認め、議案第84号は
原案了承と決定いたしました。
それでは、これより
現地調査のため休憩いたします。13時10分に1階の駐車場に御集合お願いいたします。
午前10時18分 休憩
─────────── ── ───────────
午後2時45分 開議
○安部
委員長
寒い中の
現地調査どうも御苦労さまでした。
続きまして、議案第89号「調布市
青少年交流館条例」を議題といたします。
本件についての理事者の説明を求めます。はい、
土浦課長。
◎土浦
社会教育課長
議案第89号「調布市
青少年交流館条例」について、御説明申し上げます。
本案は、
調布尋常高等小学校石原分教場で、長年にわたり教鞭をとり続けた
中村やす先生の御遺志が発端となり、その後さまざまな経過を経て、本年12月25日に施設が竣工することに伴い、調布市
青少年交流館を調布市飛田給1丁目52番地1に設置するため、条例の制定をお願いするものでございます。
その内容といたしましては、
設置目的として第1条にありますとおり、青少年が同
世代相互及び世代を超えた交流を通し、社会性や協調性をはぐぐみ、豊かな人間性の形成を図ることとしております。
名称は調布市
青少年交流館といたしますが、
中村先生のとうとい御遺志への謝意と教え子の方々でつくる同窓会の皆様の思いもありますことから、館の
ネームプレートには「
中村先生記念施設」との冠をつけたいと考えております。
事業内容につきましては、第3条の規定にありますとおり、
サークル活動への支援を初め、
青少年活動に関する情報の収集・提供及び相談等、
青少年活動の支援を主たるものとしております。
休館日は、第4条の規定のとおり年末年始のみとし、基本的には、年中無休といたしたいと考えております。
使用時間につきましては、第5条の規定にありますとおり、午前10時から午後10時までの12時間開館とします。これは、本市の他の施設と比べると閉館時間が30分ほど遅くなっておりますが、青少年の
活動実態や
地元住民等の意向も勘案した結果でございます。
次に、使用できる者の範囲でございますが、原則として、在住、在勤、在学の方としております。ただ、1階の多目的室及び2階の集会室の使用につきましては、事前に登録をしていただいた団体とさせていただき、
青少年団体以外の使用につきましては、使用料をいただくこととしております。
使用料につきましては、両室とも別表にありますように、午前10時から午後6時までを1時間当たり 150円、午後6時から午後10時までを同じく 200円としており、効率的な使用が可能となるよう、時間貸しの形態としております。
施設管理につきましては、第17条の規定のとおり、
公共的団体に管理を委託できることとしており、委託先として、
公共施設管理公社を予定しております。
なお、これとは別に青少年がよりスムーズに、また活発に活動が展開できるようにさまざまな情報の提供や
相談相手になりながら青少年を支援するため、
専門嘱託員を配置したいと考えております。
その他につきましては、各条文のとおりでございますが、細部につきましては、
教育委員会規則で定めることとしております。
最後に、本条例の施行日でございますが、規則で定める日とさせていただき、実際の
供用開始は、平成15年2月1日をめどに準備を進めていきたいと考えております。
以上でございますが、よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。
○安部
委員長
それでは理事者の説明が終わりましたので、これより質疑、意見を求めます。はい、
岸本委員。
◆岸本 委員
中村先生の御遺志ということで、きょう見てきたとおり、やっとああいうふうに形になったわけですけれども、この条例の設置のところを見ますと、先ほど説明されたように同
世代相互及び世代を超えた交流を通し云々とあって、豊かな人間性の形成を図ることを目的としてというところが高く掲げられてるといいますか、あるんですけれども、この目的を達成するために、例えば、この
青少年交流館でどういったことをやっていこうとしているのか。市といいますか、
教育委員会の考え方というのをまず教えてください。
○安部
委員長
はい、
土浦課長。
◎土浦
社会教育課長
基本的に、事業につきましては、先ほど御説明したとおりの内容でございますが、具体的な交流館としての事業というものを今明確に用意しているわけではございません。ただ、実際にそこに来館する青少年の方々の
活動規模、また
サークル等を結成したいような意向等があった場合に、私どもで用意をする
専門嘱託員と一緒になって考えていく。そういう形で新しいものをつくり出していきたいということで、初めからこういう事業とこういう事業を用意してありますので、青少年の方に積極的に参加してくださいという事業は、具体的には今、想定はしてないということでございます。
◆岸本 委員
具体的な事業については、特に明確にはなっていないと。青少年の皆さんに、そういう意向があった場合につくり出す、そういう手助けをしていくんだということで、それについてはいいんですけども、では、その青少年と言われている世代の人たちに、ここはそういうところですよという
働きかけというんですか、その
働きかけもしないと、じゃ、やってみようかなっていうふうにはなかなかならないと思うんですけど、その辺はどういうふうに考えてるのかしらと思いまして。
◎土浦
社会教育課長
PRということにもなりますが、基本的には、
供用開始の前に
それなりの市報とか、ホームページとか、さまざまな媒体を使って広報をしていくわけですが、そのほかにも各学校等に交流館の趣旨といいますか、施設の案内とか、そういう形で積極的にPRをしていきたいと考えております。
◆岸本 委員
市で行えるPRの仕方というとそういうことになろうかなというふうに思いますので、ぜひ各学校にも──各学校というのは、小・中学校に限ったことですかね。
◎土浦
社会教育課長
基本的に中高生ですから、やはり高校ぐらいまで幅広げませんと、この館の趣旨と合ってこないかなという感じはしてます。
◆岸本 委員
その
中高生世代に対象をいろいろ細かく見ていただいて、ぜひいろんなところでPRもしていただきたいというふうに思います。
それで、また別の視点ですけれども、これは
厚生委員会の方にかかわりがあるんですけど、あちらの
こすずめ保育園の上の方にやっぱり似たようなものができますけれども、そちらの方は説明聞くと、当該の若い世代の子たちにも運営にかかわってもらってというようなことが目標とされて、それに向けてやっていくということですけども、どちらかというと、場所が近いところに似たようなものができるに当たって、この
青少年交流館の特徴というんでしょうか。そういうのは、どういうふうに考えていらっしゃるでしょうか。
◎土浦
社会教育課長
結果的に西調布の施設と私どもの飛田給の施設、割と近いところに出てきますので、最初の段階といいますか、私どもの飛田給の方の今お願いをしております交流館につきまして、設計等をする段階では、まだ西調布の方のお話というのは具体化されてませんので、その段階で西調布の施設を意識してどうこうということはなかったんですが、ただ、今後につきましては、やはり割と西調布の方が大型な施設のように感じておりますので、きょうごらんになっていただきましたとおり、飛田給の方は割とこじんまりとするといいますか、アットホームな感じもしてますので、
それなりの特色の違いは今後の
事業展開の中で出せるかなと思ってますので、その面も含めまして、
専門嘱託員等々私
ども教育委員会とも協議しながら、特色の違いを出していけたらと考えております。
◆岸本 委員
似たような施設であるだけに、やっぱりそれぞれ特徴を打ち出していかないと、それぞれに魅力が成り立たないっていう面があるというふうに思うんですね。先ほどの
働きかけの部分ですけども、例えば、今市内で
健全育成とか、そういうところにももちろん
働きかけはされるわけですよね。
◎土浦
社会教育課長
青少年関係団体にも、当然必要な
働きかけはしたいと考えております。
◆岸本 委員
私は、こちらはこじんまりとしているとは言っても、割と開けたといいますか、集まりやすい施設になるのかなというふうには思うんですけども、これまでかかわってきた地域人の思いというのももちろんあるというふうには思いますけど、やはり
青少年交流館という名前にするからには、当該の青少年の人もそうですけども、
社会教育の関係でかかわってもらっている
青少年団体なんかのセンター的な役割を加味するということも、
社会教育ならではで考えていったらどうかっていうふうに思うんですけれども、その辺どうでしょうか。
◎土浦
社会教育課長
基本的に、青少年が集まる場所でございますので、その交流の結果として、ある程度の
グループ化とか、
サークル化等が実現すれば望ましいなという考えも一方では持っておりまして、そうしてできた
グループ等が、何らかの形で青少年が企画・立案する
社会教育事業へ参画していくとか、
あと地域の活動、また青少年の
健全育成関係の事業等に、そこでできた
グループ、
サークル等が活動できるような流れがつくれれば、非常に意味のあることかなと思っておりますので、
社会教育の方では、何かそういった仕掛けのようなものも考えていく必要があるかなと考えております。
◆岸本 委員
せっかく
社会教育の所管でやってらっしゃるというのもありますので、その
青少年団体の方も利用ができたり、あるいは今おっしゃってたような手をつなげる場所にできるような、そんな事業の実行の仕方をぜひ検討して進めていっていただきたいと思います。要望です。
○安部
委員長
ほかにございませんか。
大河委員。
◆大河 委員
まず、これ申し込みする場合ですけれども、どんな形で使用するのかというのと、
登録団体──事前にということで、
市内在住のということですけど、それに対して何の制限もなくやれるのか、どこで登録できるのかというようなことは、どのように考えてるのか教えてください。
○安部
委員長
はい、
土浦課長。
◎土浦
社会教育課長
基本的に
登録団体制度をとる主たる理由としては、多目的室と集会室だけが
登録団体の方に使っていただくという部屋ですけども、きょうごらんになって、まだ設備がセットされてませんので、イメージがわかないかもしれませんが、例えば、1階の多
目的室等については、テレビとかビデオが視聴できるような部屋にしますので、そこを個人利用されるというのはちょっと困ります関係上、ある一定の
グループ以上で利用していただきたいということで、登録した団体の方という規定にさせていただいておりまして、具体的には、わざわざ
教育委員会の方に来て登録をしていただくというよりも、すべて現場で
団体登録もできて、
利用申請もできるというふうにしたいと考えております。
登録団体も、一般的に言っているいろんな規制・制限というのは余りつくらないようにいたしまして、先ほどの在住、在勤、在学という条件さえ整っていれば、それが複数人で来られればその場で
団体登録できるような、そういう軽易な
登録制度にしたいと考えております。
◆大河 委員
市の施設ですけど、例えばあいているのがインターネットで検索できたりとかありますよね。そういった部分ではどんな形で、つまり行かないと見えないんでは、逆にそばの人しか使えないんですけど、こういう目的の施設はそんなにないわけですから、その辺はどのようになってますか。
◎土浦
社会教育課長
公共施設管理公社の方で、既に市の方で委託をしているいろんな
受付業務については
パソコン処理といいますか、端末処理的なやり方をやっておりますが、今のところ、
供用開始に間に合うような形でその
システムというのはできてません。ただ、今後利用者の利便性から、そういう
システムに加えるような必要性が生じれば、当然検討することだと考えておりますが、今現在、2月1日の
供用開始に間に合う
システムとしてつくってるかということになりますと、今はそこまでやってないということでございます。
◆大河 委員
確かに地域的なものでは無効ですけど、市民にとってみれば、こういう館をした施設ですので、それがどこにあるのかとか、申し込みのことも含めてですけど、やはり皆さんに広く伝えてく意味でも、それは早急にやっていただきたいと思います。
もう1点は、先ほど
専門嘱託員という言葉が盛んに出ますけれども、この辺はどんなところを重点に置いた活動をするための人をお願いするというふうに考えてらっしゃるのかというのと、きょう施設を拝見しますと、受付に座るところがありますけども、どなたか専任の方がいて、座るフロアーとか、その辺のところがちょっとよくわからなかったんですけど、どういうふうに想定してらっしゃるんでしょうか。
◎土浦
社会教育課長
1階の受付のところ、基本的にはあそこがまず受付でございますので、
公共施設管理公社から派遣される常駐の方がいる場所。きょうごらんになっていただいたとおり、基本的には、受付的な場所というのはあそこしかございませんので、あの辺にいていただくということは想定をしてるんですが、ただ、いろんな作業がありますので、2階のロビーにパソコンを3台置くスペースがありますので、基本的にあの辺でいろんな情報──情報を提供するためには、その前段に情報の資料の編集とか整理とかございますので、実際の作業は2階のホールのパソコン周辺でやっていただくようになるかなというふうに考えてます。
◆大河 委員
施設を最大限利用していただくという意味では、機能するという意味からしますと、やはりその対象者の人に、どういう意味でそれをしたのかというのと、その情報がきちっと伝わらないと機能しないわけですので、その辺はやっていただきたいところと、もう1つ確認ですけど、そうしますと、この交流館はこういう形で動くと、経費っていうのは大体年間どのくらいかかるように見てるんですか。
◎土浦
社会教育課長
ランニングコストという意味でよろしいですかね。おおむね年間 700万ぐらいはかかるかなというふうに想定をしております。基本的には、内訳としましては、
公共施設管理公社関係の
施設管理の委託料関係が 445万ぐらい、あと
専門嘱託員、これは当面は1日6時間勤務で週4日ぐらいを想定してますんで、これが年間 150万ぐらい、あと光熱水費が45万、あと機器の維持費関係、パソコン等の維持費ですが、65万ぐらいで、おおむね 700万ぐらいはあそこの館のランニングコストになるかなというふうに想定してます。
◆大河 委員
つまり、これは減価償却は入ってなくて、単純にということですね。
◎土浦
社会教育課長
単純にという意味です。
◆大河 委員
見た限りでは、場所は、そうは言っても少し奥まっていまして、周りはかなり人家に囲まれているということで、準防音施設という話でしたけれども、先ほども施設を見てるところでやはり音楽関係、使いたいという話も出てたんですけど、ヘッドホンを使うような話だったんですけど、音の限界、要するに楽器というものについては、やっぱり少し無理だというふうな認識ですか。
◎土浦
社会教育課長
基本的に、準防音という言い方をしてるんですが、準防音ということになりますと、いわゆるアンプ系を使った機材はちょっと音が漏れてしまうという気がしますので、生の楽器プラスアルファぐらいしか、多分防音の意味はなさないかなと思ってます。
◆大河 委員
今ごろあれしてもしょうがないことですけど、先ほど
岸本委員も出ましたけど、近くに中高生を対象にした、かなり目的がはっきりしたものがありますよね。さっきアットホームというふうな言い方で、これからつくってくという話がありますけれど、じゃ、一体何ができるのか。それとここに書いてあるように、世代を超えたというふうな目的ありますよね。要するに、地域の人の交流を通してとか、そういった意味でいくと、これは地域の人とやりとりをしながら、何かつくっていくということでいらっしゃるということですか。
◎土浦
社会教育課長
先ほども申しましたとおり、具体的に、これとこれとこれをやってきますよというのはまだ想定はしてませんが、ただ、目的のところに他世代の交流ということもうたわせていただいてますので、地域の大人の方が来て、そこにまた地域に限らず青少年が来る。そこに世代が違う人の交流が生じてもおかしくはございませんし、むしろ生じるふうになってくというのは、通常の大規模な青少年センターでは余り発生しないような交流というのが芽生える可能性はあるかなというふうには感じてます。
◆大河 委員
わかりました。1つは、場所が囲まれた人家の中にあることとか、時間が遅くまであるわけですし、駐車場も決して広いふうにはとれませんし、青少年とうたいながら、逆に言えば中高生対象にしたとこよりも長く営業されるというようなこともありますので、やはり近隣の方への配慮と今おっしゃったように、地域の方にもともとの意味をぜひ御理解いただいて、一緒に来てる方を育ててくという気風みたいなものはぜひつくっていただきたいのと、やはり近くに連携すべき施設があるように思われますので、ぜひ肝心のニーズのある人に、本来的な名前は何だったのかなと言われることのないような、特徴のあるやり方で
社会教育がつくった意味というものを検証できるようにやっていただきたいと思います。
○安部
委員長
はい、伊藤委員。
◆伊藤 委員
私は、特に地元ということもありまして、これが完成をするということは、ある意味では感無量というようなことがありますが、一方、これまで行政の皆さんが、それぞれ御苦労されて今に至ったわけですが、御苦労さまでしたということをまず申し上げさせていただきたいと思います。
また、建物自体も中村やすさんの元のお宅をイメージしたような、そういったつくり方もしていただいたということで、地域には特に親しまれる施設になるのではないかなと。しかし、全市的に青少年の交流としてひとつ広く広報していただいて、皆さんに多く利用していただける施設になればなということが思いです。
1つだけちょっとお伺いしたいんですが、先ほどの質疑を聞いてますと、パソコン関係も入るというふうに今お話ししてましたね。私、パソコンというのは余り詳しくよくわからないんで申しわけないんですが、これは要するにインターネットをつなげる、そういった機材でしょうか。
○安部
委員長
はい、
土浦課長。
◎土浦
社会教育課長
そのとおりでございます。インターネットも使えるようにということです。
◆伊藤 委員
そうしますと、例えば、学校施設なんかで悪影響を与えるような情報がストップかけられるような、そういったことというのは、この施設には当然つけていただいてると、こういう解釈でよろしいんですか。
◎土浦
社会教育課長
制御するものは、全部制御をする予定です。
◆伊藤 委員
わかりました。むしろそういったところに若い人たちが集まって、余り自由にいろいろ検索されると困るなということもありますんで、ぜひその辺配慮をお願いしたいと思います。
○安部
委員長
はい、前当委員。
◆前当 委員
1点だけちょっとお伺いしたいことがあるんですが、完成まであとわずかということで、来年2月から開館をするということで、大変喜ばしいことだと思います。
先ほども説明あったり、施設も見させていただいておりますが、危惧されるところは、1つ近隣の関係で、使用する中で問題が生じた場合に、やっぱり少なからずその対応を考えなくちゃいけないことが出てくる可能性もあると思うんですね。それが、もし現時点で予知できることがあれば、それを早いうちにやっておいていただいて、可能な限り、途中からこうする、ああするってならないようなものをぜひお願いしたい。そういう意味でやっていらっしゃるとは思いますが、もしそういうことが考えられたとすれば、早目にそういう対応をしていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○安部
委員長
何か配慮する点とか、気をつけるとか何かあるんですか。近隣の方に……
◆前当 委員
では、もう少し補足しましょう。例えば、多目的の場所とか、2階の方の部屋の使い方で、防音の関係の話が出ました。暖房とか冷房を使って締め切ってやれば、使い方によっては乱暴な音とか、そういう迷惑をかけるようなことはなんないでしょうけども、準防音ということでしたけども、どの程度のものか専門的にわかりませんが、その準防音を超えた分の対応というのが必要なのかどうか、それは十分可能かどうか、そういう心配はないかどうかという、その辺もうちょっと具体的に。
◎土浦
社会教育課長
実際にどの程度の音、また締め切った場合でも、アンプ系のを使いますとかなり漏れますので、その辺は実際使っていく中で、やっぱり具体的に制限するものは制限をしていかないといけないかなというふうに考えておりますが、今現在、どういう形で使いたいのかというのがまだ少し見えてなくて、ただ、地元の方のお子さんのおはやしで使いたいとかっていうのはもう既に来てますので、そのくらいの生の機材であれば大丈夫かなと思いますが、それ以外につきましては、どの程度のことでどの程度の音が御近所に漏れるかというのは、はっきり申しまして、実際に運用してみないと最初から制限するというわけにもいかない部分もありますので、これはちょっと慎重にやっていきたいというふうに考えております。
◆前当 委員
この中の13条で、使用者は交流館に特別の設備をしたり、または変更を加えてはならないというふうになってますし、また、あらかじめ委員会の承認を受けたときはこの限りではない。この場合の特別は設備や、または変更を加えるっていうことは、どういうことを想定していますか。
◎土浦
社会教育課長
基本的には交流館ですので、きょうごらんになっていただいたとおり、特別の設備と言っても、余り大してやれる余地はないかと思いますが、ただ、例えば、多目的室なんかに飾りつけとか何かをやってやるというふうな場合には、それも一応設備をしたということになるんですが、それは、必ず現状に戻していただくということを条件に
教育委員会で認めると、そのくらいの規定でございまして、基本的に、
教育委員会で承認をするケースっていうのは、あの施設の場合、そう多くはないだろうというふうに考えております。
◆前当 委員
はい、わかりました。いずれにしましても、せっかくできた施設ですので、十分自由に使っていただく中で、そういう特別な施設の使い方というのをお聞きしましたけども、別にそれを壊して改造してどうのこうのってことじゃないと思いますし、当然自由に使える範囲内で使える施設になってほしいと思います。ただ、問題は先ほど言いましたように、近隣との関係が気になったのでちょっとお伺いさせていただきました。よろしくお願いします。
○安部
委員長
はい、広瀬委員。
◆広瀬 委員
これは、管理は公社に委託するとして、あそこの中に常駐してる人というのは、公社から1人、そのほかに
専門嘱託員の人が週4日、1日6時間いるという感じになるんですか。
○安部
委員長
はい、
土浦課長。
◎土浦
社会教育課長
そのとおりでございます。
◆広瀬 委員
そうすると、公社の人の方がいるのが長いわけですよね。最低でも12時間、それ以上ですか、前後いますよね。その人というのは中に入っていて、嘱託員の人とは何か違う仕事をされてるということですか。
◎土浦
社会教育課長
公社に委託して常駐される方は、
受付業務、清掃、あと機械設備の点検とか、いわゆるハード的な仕事といいますか、
施設管理ですね。
専門嘱託員の方は、専らそういう業務ではなくて、あくまでも青少年と対応するための人というふうに分けております。したがいまして、
専門嘱託員をお願いする方については、やっぱり世代間ギャップ等が生じないような世代で、なおかつある程度の教育学とか、心理学まではどうかわかりませんが、そういうある程度の識見と熱意を持った人にお願いをしたいと考えております。
◆広瀬 委員
専門嘱託員は、ぜひそういう方にお願いをしていただきたいと思います。あれだけの広さ、狭さというかあれだけの大きさ、こじんまりしてる状態なんで、ただ、やっぱりあいてる時間が長いですよね。それで、ここの条文から見ますと、これ、青少年というところの幅が、先ほど小学生も想定しているというようなお話がちらっと、あと高校生ぐらいまでという言い方なんですかね、おっしゃったようにも思うんですけれども、使用できる者とすると、これは事業所を有し、勤務する者ということだから、もうちょっと青少年という幅が広がるのかなと思ったり、専修学校・各種学校を含むと書いてあるから、どこら辺を想定してるのかなっていうのが余りよくイメージとしてわかなくて、おのおの勝手に考えると中高生かなとか、あと小中学生かなとか、それから勤労青年と、もともとの
中村やす先生の御遺志の最初のお話は勤労青年というのを対象にしてたので、そこら辺はイメージ的には、来る者拒まずなんでしょうけれど、もうちょっと具体的にはどんな感じですかね。
◎土浦
社会教育課長
この条例の条文にも、どこか年齢的なことが書いてあるんですけども、第10条第2項で、
青少年団体というのはおおむね20歳未満の者で構成する団体というふうにうたってますので、基本的に20歳というと高校も卒業して、短大生ぐらいまで入っちゃうんですよね。これは余り厳密には解釈しないで、基本的に大学生ぐらいまでは──大学生だけになりますと、ちょっと第2項の規定に外れますけど、大学生ぐらいの方がメンバーに入っていても構わないというぐらい柔軟に考えて、ですから、基本的には未成年といいますか、そこら辺までの青少年を対象にした施設というふうにお考えいただいた方がよろしいかと思います。
◆広瀬 委員
私もそうは思うんですけど、ただ、非常に幅が広い──子供なら子供というイメージがもうちょっとはっきりしてくるとか、中高生なら中高生とかイメージがはっきりしてくるとかあるんですけども、やっぱりこの施設自体が、この名前にふさわしい事業をしていくということがないと、例えば、地理的にも、地元の方たちの御利用がどうしたって多くなるとは思うんですよね。ただ、調布市の
青少年交流館なので、やっぱりそれにふさわしい内容を持っていていただきたいなという気はしますよね。例えば、この建物があれだけの広さで、半分は集会室ですよね。そうすると、これを使ってないときに、例えば、利用者が少ないと思われる朝の10時から開いてるわけですから、通常の今の年齢幅からいくと、昼間とか2時ごろまではあいてる可能性もあるわけですよね。そういうときに、この建物の半分は利用者がいない状態で集会室などが締め切られていて、ここを利用する人は、こっち半分側だけを使うような状態になるわけですよね。私なんかはもうちょっと柔軟に、あれだけの広さがあるから使った方がいいんじゃないかなとか思いながら、きょうはちょっと見てたんですけれども、その
専門嘱託員の方がしっかりといらっしゃって熱意を持ってやっていただければ、もっと柔軟な利用の仕方というのが可能になるんじゃないかなと思うんですけど、貸し会場みたいな感じになっちゃうと、日中10時から2時ごろまでとか、学校が終わるぐらいまでの時間は、青少年のためにというよりは、何か地元の方たちがお使いになるのはもちろんいいと思うんですけれども、何か青少年交流みたいなところが打ち出されるような運営の仕方に、ぜひ御配慮願いたいというふうに思いました。
○安部
委員長
御意見ですね。
◆広瀬 委員
はい。
○安部
委員長
ほかにございませんか。──なければ、ちょっと
委員長交代いたします。
○伊藤 副
委員長
はい、安部委員。
◆安部 委員
DVDとか、CDプレーヤーとかということが多目的室の設備に入ってるようですけれども、自分で持ってきて見るとか、そういうことも考えてるというか、そこに配置をしていくのか、ソフトの部分はどういうふうになるんですか。
○伊藤 副
委員長
はい、
土浦課長。
◎土浦
社会教育課長
システムとして使えるようにということも意味してますので、当然自分で持ってきて、そこで
グループで鑑賞会等をするということも想定してますし、あとこちらでどれだけのソフトをするかというに対しては、まだちょっと具体的に計画はしてございません。
◆安部 委員
例えば、その鑑賞会をするときに、ここの施設の場合には、有料のものとかというのはできないんですか。お金を取るというのがどれぐらいになるかわかんないんですけれども、その辺はどうでしょうか。
◎土浦
社会教育課長
青少年交流館の中で、有料で何か営業的なことをという……
◆安部 委員
そうじゃないんですけれども、例えば、DVDを見るときに、そのソフトを借りてきたりするお金とかかかる場合があるじゃないですか。そういうときに、みんなで見るのにお金を出し合ってとかというときに、例えば1人 300円とか、チケット売ったりとか、そういうことはできないんですよね。
◎土浦
社会教育課長
それは館の使い方というよりも、例えば、その
グループでソフト借りてくれば当然料金かかったり、費用がかかりますよね。それを友達同士で会費出し合ってやる分には、それは私的な分野じゃないのかなという気もしてますので、そういう形の
グループがこの部屋を使う分については、特に私どもでいいと言ったり、悪いと言ったりしなくてもいいのかなという気がするんですが、いかがでしょうか。
◆安部 委員
別に、それはいいとか悪いとかじゃないんですけれども、そういうことも、今後生じ得る可能性もあるのかなというふうに思ってちょっとお聞きしたんですね。
それと、私も
専門嘱託員というこの位置づけというのがすごく大事な方だというふうに思うんですけれども、先ほど広瀬委員からもありましたが、午前中とかは青少年がなかなか来れない時間ですよね。だから、その配置が1日6時間で週4日というのが、どういう時間帯に来られるのかしらというのがあるんですけれども。
◎土浦
社会教育課長
おっしゃるとおりでございまして、12時間開館で6時間というと、大体半分の時間しかいないんですね。青少年が来るのは、やはり午後2時か3時ごろだろうと。そうすると、例えば、3時から6時間勤務すれば9時までいられるなと。それと土曜、日曜は、基本的にいてもらおうというふうな感じで、あくまでも勤務シフトとしては、青少年がいる曜日で来る時間帯、ここを重点的にお願いをしようと考えております。
◆安部 委員
ぜひそのように、やっぱり今までとは違うシフトの配置をお願いしたいというふうに思いますし、これは要望ですけれども、10時まで使えるというので、大学生の人たちのいろいろな活用というのももっと奨励していっていいというふうに思うんですね。そうしたときに、やっぱりこの
専門嘱託員の方が、余り行動を制限したりとかというふうなことがないことを1つ要望しておきたいということと、近隣に迷惑になるということも、やっぱり若い方たちが集まると騒音の迷惑ということもあると思いますので、それは館を開館する前から、利用する人たちにもパブリックスペースだというところの認識をきちんと持っていただいて使用するような、それは別に押さえつけじゃなくて、やっぱり気持ちよく利用するために、いろんな方たちが利用できるような場所ということの使う側の方たちの意識、モラルに訴えるような広報活動もしていただきたいということを要望だけしておきます。
○伊藤 副
委員長
委員長かわります。
○安部
委員長
その他の質疑・意見ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○安部
委員長
それでは、発言もないようですので、これより採決いたします。
議案第89号「調布市
青少年交流館条例」、本案を
原案了承と決することに御異議ありませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○安部
委員長
御異議なしと認め、議案第89号は
原案了承と決しました。
ここで説明員の入れかえを行いますので、暫時休憩いたします。
午後3時27分 休憩
─────────── ── ───────────
午後3時28分 開議
○安部
委員長
では、再開いたします。
続きまして、議案第83号「平成14年度調布市
一般会計補正予算(第2号)」、
文教委員会所管部門を議題といたします。
最初に、審査の進め方についてお諮りいたします。
生活文化部、教育部の順で説明員の入れかえのための休憩を挟みながら、それぞれ説明、質疑を行います。そして、さらに休憩した後、討論、採決と進めてまいりたいと思います。
また、質疑に関しましては、ページを区切って審査を進めてまいりたいと思います。これに御異議ありませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○安部
委員長
御異議なしと認め、さよう決定いたします。
早速審査に入ります。
最初に、
生活文化部の理事者の説明を求めます。
野中主幹。
◎野中
農業委員会事務局長兼
産業課主幹
議案第83号につきまして、御説明いたします。ページでは28、29ページでございます。
款「農業費」、項「農業費」、目「農業委員会費」ありますが、農業委員会委員報酬に不足が生じるため、4万 5,000円の
増額補正をお願いするものであります。
内容といたしましては、農業委員会委員のうち、農業団体からの推薦委員が平成14年6月に変更になったため、委員報酬に不足が見込まれますことから
増額補正をお願いするものであります。
以上、よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願いいたします。
○安部
委員長
28、29ページ。このページに関しまして質疑、御意見ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○安部
委員長
ここで説明員の入れかえを行いますので、暫時休憩いたします。
午後3時30分 休憩
─────────── ── ───────────
午後3時37分 開議
○安部
委員長
委員会を再開いたします。
それでは、先ほど質疑につきましては、ページを区切ってということで審査の方法をお話しいたしましたけれども、教育部の方の説明を全部受けまして、それで質疑に関しましてはページごとにするということにいたしますので、よろしくお願いいたします。
それでは、36、37ページ。教育部の説明を理事者の方からお願いいたします。戸部副主幹。
◎戸部 指導室副主幹
では、36、37ページをごらんください。現在、指導室では調布市教育情報ネットワークの構築を目指しております。その目的といたしましては、各学校における教育情報の交流を通して、授業改善等教育の質的向上を図るためでございます。このような目的に向けた第1段階として、センター機能部署に必要な機器等を整備するために、平成14年度に入りまして、文部科学省の情報教育等設備整備費補助金を申請いたしました。今回の補正は平成14年10月9日付で交付決定を受けたことによるものでございます。
この補助金の歳入につきましては8ページ、9ページをごらんください。款55「
国庫支出金」、項10「国庫補助金」、目45「教育国庫補助金」、節10「小学校補助金」に情報教育等設備整備費補助金として 300万円計上してございます。
歳出につきましては、恐れ入ります36ページ、37ページお願いいたします。目10「教育振興費」、節13「委託料」で委託の内容と見積もりを精査した結果、80万円の
減額補正を、節18「備品購入費」では 380万円の
増額補正をお願いするものでございます。
以上でございます。
○安部
委員長
細川主幹。
◎細川 総務課主幹
次の欄の施設整備費について御説明いたします。2点ほどございます。
まず1点目の調査委託料でございますけども、これは調和小学校、例のシックハウス問題に絡む対応という形で予算をお願いしております。詳しく申しますと、事業名といたしましては、調和小学校室内環境改善調査委託料という形で立ち上げております。
その中身といたしましては、NPO「シックハウスを考える会」、これは大阪に本部がございまして、今まで健康診断実施につきましても、その問診票の提供だとか、あるいはアドバイス等、今までいただいております。
今後の対応ということで、新たに使用されている建材、資材調査・分析、それと今まで企業が行った箇所の測定をもう1回NPOの方でやっていただくというのが2点目にございます。
3点目には、得られたデータをもとに改善提案を含む一連の技術的アドバイスという形で、これから契約を結んでアドバイスをいただこうということにしております。その経費が 455万 7,000円ということでございます。
もう1点のその他の改修工事費 500万でございますけども、その他の改修工事、これは計画事業以外の、あるいは学校要望、PTA要望、あるいは緊急対応工事という形になっておりまして、今現在でその現予算をほとんど使い切りまして、今残額は30万円台ということでございますので、まだあと4ヵ月ほどございますので、その場合の対応ということで、工事1件分の 500万円をお願いしているところでございます。
続きまして、38、39ページをお願いいたします。中学校費の施設整備費でございますが、設計委託料として 624万 7,000円、これをお願いしているところでございます。これは後年度工事の2件分の設計委託を今年度中に実施したいという考えからお願いしてございます。その中身といたしましては、第三中学校心障学級の増設工事、これは来年度増設見込みがあるということが予測されてますので、その対応を図りたいということで、今年度中に設計をお願いしたいということでございます。
もう1点は、神代中学校の給水管、この老朽化に対するもので設計を今年度中に仕上げて来年早々に工事に入りたいという考えから補正をお願いしているものでございます。
以上でございます。
○安部
委員長
土浦課長。
◎土浦
社会教育課長
40、41ページをお願いいたします。
社会教育課所管分でございます。款「教育費」、項「
社会教育費」、目「
社会教育総務費」の
青少年交流館運営費につきまして、総額 652万 8,000円の補正をお願いするものでございます。本補正は先ほど御審議いただきました調布市
青少年交流館の管理運営に要する経費についてお願いするものでございます。その内容につきまして、説明欄に沿って主なものを御説明いたします。
まず、
青少年交流館専門嘱託員報酬についてでございますが、青少年の活動を支援するため、当面1日6時間、週4日の体制で1人配置するための経費でございます。
なお、3人とありますのは、ローテーション勤務を想定いたしまして、3人まで嘱託員を用意したいということでございます。
次の消耗品費は、メモリアルコーナー用や事務用、管理用等の消耗品に要する経費でございます。
次の印刷製本費は、施設ガイドの作成に要するものです。
1つ置きまして、通信運搬費につきましては、電話回線使用料のほかケーブルテレビのインターネットの使用料等でございます。
次の業務管理委託料は、
受付業務や
施設管理業務等、
公共施設管理公社へ委託する経費でございます。
次の保守点検委託料は、パソコンの保守点検に要するものでございます。
2つ置きまして、機器借り上げ料はパソコンの借り上げ料でございます。
次の維持管理用備品購入費は、ホールや多目的室、集会室メモリアルコーナー用の机、いす等の備品のほか、情報提供資料等の作成に必要なデジタルカメラ等の購入に要する経費でございます。
最後の諸経費につきましては、郵便料等でございます。
次に、目「青少年問題対策費」の
放課後遊び場対策事業費でございますが、遊び場対策施設整備費として87万 9,000円の補正をお願いするものでございます。その内容は、来年度開設予定の第一小学校
ユーフォーのプレイルームにつきまして、第一小学校の学級数が来年度増加する見込みが生じたため、当初予定していた部屋が使用できないこととなり、やむを得ずプレハブで設置することとし、その設計委託料として要する経費でございます。
以上、よろしくお願いいたします。
○安部
委員長
河内副参事。
◎河内 教育部副参事
それでは、私の方から博物館の補正を御説明申し上げます。今回の補正につきましては、国の緊急地域雇用創出特別事業を受けまして、出土文化財復元及びデータ整備等遺跡GIS、ジオグラフィック・インフォメーション・
システムということだそうですが、これの地理情報
システムの整備を行うものであります。補正金額は委託料の 1,906万円となっております。
まず、
事業内容でございますが、出土文化財復元及びデータ整備につきましては、現在、文化財資料室に保管してあります出土遺物のうち、未整備状態で保管されている資料、約 100点を中心に展示可能な状態まで修復、復元を行い、写真撮影及び実測等による記録データ化を図るとともに、既に報告書として刊行されております書籍等に掲載されている遺物約 4,000点についても保管場所を検索できるようにデータの整備及び構築を行うものでございます。
次に、GIS整備につきましては、市内遺跡包蔵地の範囲、市内51遺跡及び既往調査、既に調査が終わっている部分、約 800件の地図情報並びに調査データをデジタルマップ化し、保存するものです。このことにより埋蔵文化財情報を広く公開、共有できることになり、文化財保護行政に活用できるものと思われます。
なお、この公開につきましては、とりあえずデータ化されたものは庁内ネット化を図り、関係各課で活用し、事務の効率化を図るため、現在、検討を進めているところでございます。
また、この事業によります新規雇用者約15名が見込まれております。内訳としまして、出土文化財につきましては9名、遺跡GIS整備につきましては6名となっております。
以上でございます。よろしくお願いします。
○安部
委員長
大石副館長。
◎大石 図書館副館長
続きまして、目「図書館費」の図書館嘱託員報酬の補正額 511万 9,000円について御説明させていただきます。
補正の主な理由といたしまして、コンピューター関連の飛躍的な発展と普及に伴いまして、利用者のサービス拡大のために、14年度よりインターネットでの図書資料の予約を開始しました。これは、図書館内にございますパソコン、自宅のパソコン、あるいは携帯電話iモードから予約ができるものでございます。開始いたしました4月は、貸し出し中の資料のみの予約でございましたが、さらに利便性を考慮し、6月からは貸し出し中の資料のみならず、在庫の資料も予約できるよう範囲を拡大いたしました。このことによりまして、予約件数が予想を大幅に上回る増加となり、11月末現在で昨年と比較いたしますと、昨年が9万 5,918件の予約でございましたが、本年は17万 4,571件で、およそ 1.8倍強となっております。年度末には28万件から30万件になるものと予測しております。関連しまして、資料の取り置き、予約確保の電話連絡、貸し出し、返却といった一連の業務も予想以上に増大いたしました。
また、調和分館新築移転による開館のため、高架下書庫の資料整理、移転整理や職員の補助的な業務なども増大いたしました。この結果、今後の開館日数から全嘱託員の勤務日数を勘案いたしますと 511万 9,000円の不足額が生じますので、補正をお願いするものです。よろしく御審議ください。
以上でございます。
○安部
委員長
平本館長。
◎平本 武者小路実篤記念館長
続きまして、目35「実篤記念館費」につきまして御説明いたします。
説明欄をごらんください。実篤記念館管理運営費でございますが、これにつきましても緊急地域雇用特別事業補助金によるものでございます。東京都近代文学博物館閉館に伴い、武者小路実篤記念館に移されました実篤資料の整理及びデータ入力委託料の補正でございます。
内容といたしましては、図書、雑誌、資料の整理、保存作業及びデータ入力、旧武者小路実篤文庫資料の整備、保存作業及びデータ入力、所管資料の書き起こしとデータ入力、画像データ整理作業が主なものでございます。 647点の実篤資料の整理をさせていただきたいと思っております。
以上でございます。
○安部
委員長
生井課長。
◎生井 スポーツ振興課長
続きまして、スポーツ振興課所管分になります。42、43ページをお願いいたします。体育施設移設費でございますが、右側説明欄をごらんください。項目は、土地賃借料と用地取得費の2件でございますが、これは2件とも同じ場所でございますので、一括して御説明いたします。該当地は深大寺北町4丁目4番地にございます市民深大寺テニスコートでございます。このテニスコートの用地取得に至ります経過につきましては、第3回定例会での鑑定、測量に要する経費をお願いした際に御説明させていただいているところでありますが、再度簡単に経過を説明させていただきます。
このテニスコートは所有者の厚意によりまして無償で借りておりまして、昭和57年9月に開設されております。テニスコート3面とゲートボール場及び附属施設からなっておりまして、敷地面積は公簿上 4,213平方メートルとなっております。ことしの1月に所有者が亡くなり、相続人からこの土地の買い取り願いが出されました。市といたしましては、公共用地の取得等に関する調整協議会に諮り、取得していくという結論をいただき買収のための準備といたしまして、第3回定例会で鑑定委託と測量委託の経費をお願いしたところでございます。
今回、部分買収に要する費用と残りの部分を有償で借りるための経費をお願いするものでございます。
以上、よろしくお願いいたします。
○安部
委員長
理事者の説明は終わりました。これより質疑、意見を求めます。36、37ページ、ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○安部
委員長
38、39ページ。
岸本委員。
◆岸本 委員
39ページの中学校の関係の改修の補正なんですけども、市長もいろいろな行事の後に各中学校や何かいろいろ見られたということで、特に神中のこの給水管の関係が載ったというのは、よかったなというふうに思っているんですけれども、原課の方で、これまでおくれていた小学校や中学校のそういう改修関係というのは、今後の予算というのもある──ちょうど今考えている時期ですけれども、その辺どういうふうに考えているかだけ教えていただけますでしょうか。
○安部
委員長
細川主幹。
◎細川 総務課主幹
施設的には、それこそお金が十分にあって、やはりその予測される時期の前にすべてやっていきたいというのが本音でございます。ただ、今の財政状況なかなかそういうふうにいかないということがございますので、そのときそのときの予算獲得枠、それに伴って当然その中では優先順位等はつけさせてもらいますけども、緊急度の高いものからやっていくというのが必然的な考えだと思っております。
また、それは老朽化だけではなくて、学校施設というのは地域の核でございますから、市民ニーズ、あるいは地域ニーズによっても施設整備については対応を図っていきたいという考えを持っております。
以上です。
◆岸本 委員
ぜひ、優先順位やそれから財政とのバランスというようなものはもちろんあると思うんですけれども、これまで先送りというかされてきた部分ですとか、それから、子供たちにとって危ない場所や不都合な場所というのは、やっぱり優先的にやっていただきたいですし、改修の関係で言えば、耐震診断なんかも全国的に何か文部科学省の方で調査をされた結果なんかも出ていますので、ぜひその辺も頑張っていただきたいなということを言いたかったので、質問をいたしました。
以上です。
○安部
委員長
ほかに、このページございませんか。
大河委員。
◆大河 委員
同じく今の設計委託料のところでちょっと確認のためお聞きいたします。今、お話しありましたけど、漏水という水道の改善するのは結構なんですけど、これは例えば、そういった部分が特に健康とかいろんなものに影響があるということなんで、全体的に見ていった結果、ここが最初だというふうな確認でよろしいんでしょうか。
○安部
委員長
細川主幹。
◎細川 総務課主幹
そうでございます。
◆大河 委員
それでは結構です。やはりそれぞれ整合性があってきちんとした中でお金が使われているよというふうなことがわかりませんと、その場その場で決めていくようでは困りますので、きちっと計画的に重点的なものに対してきちんとお金を使っていっていただきたいと思います。
以上です。
○安部
委員長
このページございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○安部
委員長
40ページ、41ページお願いいたします。
大河委員。
◆大河 委員
放課後遊び場対策事業について何点かお聞きいたします。
まず、この点に関しましては、9月の
代表質問において各会派が取り上げ、それに対して
市長答弁がされております。その中でいけば1学童1学区の話ですとか、市の方でも新
ユーフォーというふうな形で学童クラブとの補完性を持ちながらというふうなお話等がいただいた中で、第一小学校というふうなことで、今回、提案されていると思いますが、その辺のところの今回のここの事業の基本的な考え方を、9月に子ども生活部長も
教育委員会とすり合わせをしながら、そのことについてはきちんとやっていきたいというふうな答弁もあるわけですので、まずそこを確認させていただきたいと思います。
○安部
委員長
土浦課長。
◎土浦
社会教育課長
第一小学校の
ユーフォーということで9月の議会以来のことも含めてということですが、基本的に
教育委員会での
ユーフォーというのは、余裕教室を活用とした
放課後遊び場対策事業ということから出発をし、現在もそのスタンスは変わってないわけなんですが、ただ、昨今、いわゆる学童クラブの待機児の問題、それにつきまして、
教育委員会の
ユーフォーとの組み合わせでという市長の方の答弁もございますとおり、
教育委員会としても
ユーフォーという形で何らかの待機児への対応策がとれないだろうかという発想でもって第一小学校につきましても本来、余裕教室が難しい状況になっているわけなんですが、第一小学校の学童クラブの待機児ということも視野に入れる中で、余裕教室がなくてもプレハブで
ユーフォーを立ち上げることによって、少しでも学童クラブ待機児対応策としての効果が出ればというスタンスで今、取り組んでいるところでございます。
◆大河 委員
今の説明はよくわかりません。私が聞いているのは、市長がそれぞれの質問に対しまして、学校の余裕教室の活用を図り、
放課後遊び場対策事業である
ユーフォーとの組み合わせにより対応していきたいということと子ども生活部長の中に出てくるのは
ユーフォーとの整合性を図りつつ早急な対応ということをしていきたいという話をしているわけですから、聞いているのは市長の考えているところの第一小学校における
ユーフォーのあり方についてですから、そのことについてもう少し明確に説明してください。
◎土浦
社会教育課長
ユーフォーと学童クラブの連携といいますか整合といいますか、それにつきましては、基本的には私どもも、また子ども生活部の方も新実施計画の中で、
それなりの形を出していくかなと思っているわけなんですが、私どもの方も
ユーフォー自体の増設については当然、新実施計画の中で所管、政策の方には出しているわけです。具体的に今の
ユーフォーを学童クラブとの整合という形で、今の
ユーフォーを違う形の
ユーフォーにしていくのかどうかという御質問であれば、これについては、当然、検討はしておりますが、今時点で新しい
ユーフォーをというのは、全く学童と同じような
ユーフォーをという意味ではなくて、少なくとも今の
ユーフォーよりも学童クラブの待機児への対応策として少しでも役に立つような
ユーフォーの形を考えていきたいということで今検討しているということは申し上げられると思いますが。
◆大河 委員
9月に出ている答弁で
教育委員会と話し合っていくということですから、学童的機能というのを言っているわけですよね。具体的に言えば、おやつですとか、職員ですとかね。そして、そのことについては8月31日に児童青少年課が親とも話ししているわけですし、市長自身が組み合わせにより対応していきたいというところは、では、具体的にどういう指示を受けていらっしゃるんですか。
○安部
委員長
中倉部長。
◎中倉 教育部長
前提といたしまして、9月議会も今度の定例会も学童の待機児と第一小学校の
ユーフォーのあり方について御答弁を市長の方からさせていただいたわけですが、児童福祉法に基づく放課後児童の
健全育成の場である学童クラブと、市独自の事業であります放課後対策事業である
ユーフォーはもとより違う、異なるという前提のもとでその連携について問われているわけであります。それで、市長から答弁をさせていただいた中身につきましては、子供の居場所確保につきましては放課後の子供の安全な居場所確保という観点から保護者、特に第一小学校の場合には、学童の待機児が発生するということも踏まえて、保護者や子供にとっての選択の幅を広げるということも含めて、第一小学校の
ユーフォーのあり方につきまして、
教育委員会と連携して
事業展開を図っていくという御答弁をさせていたわけであります。
したがいまして、その答弁に基づきまして、第一小学校の
ユーフォーのあり方につきまして、今、
教育委員会の中で協議をしておりますが、従来の
ユーフォーとは時間帯、あるいは開設時期等々異なる方法を検討しているところであります。これはプレハブということも含めて、そういう意味を持たせているわけでございます。特に
ユーフォーの場合には、余裕教室を使ってということが
教育委員会では今まで前提になっていたわけですが、4月開設を含めて今補正でプレハブの設置を前提に
補正予算をお願いするということも、そのことの対応の1つというふうに御理解をお願いしたいというふうに思っております。
以上でございます。
◆大河 委員
今のお話を聞いていますと、では子ども生活部が話していた部分と
教育委員会がすり合わせた結果、具体的には単なる時間的な問題、開設時期、そのこと以外に歩み寄りはないというふうにとらえてよろしいわけですか。
◎中倉 教育部長
例えば、具体的に学童保育がやっているように、おやつの問題ですとか、あるいは生活の場の確保といったところまでまだ
教育委員会としては、現状の中では議論がそこまで到達をしてないということであります。
◆大河 委員
そうしますと、その方向性というのはどういうふうに見ているわけですか。それで終わっているということでしょうか。それとも市長の言っている
ユーフォーとの組み合わせというのはそういうことだというふうに認識していいということですか。
◎中倉 教育部長
ユーフォーのあり方というのは、おのずと社会の状況の変化、あるいは地域的な事情によって、学校施設の有効活用というのは、さまざまな角度から
ユーフォーに限らず求められているわけであります。これは学習の森も含めてございます。したがって、第一小学校における少なくとも
ユーフォーのあり方については、学童クラブの肩がわりをするということでなくて、親の選択肢として放課後児童、放課後の子供の居場所ということを市として考えた場合には、現在の他のところでやっている
ユーフォーそのままでいいかということになると、これは決してそういうことにはならないだろうと。したがいまして、考えられるさまざまな方法を
教育委員会として検討していきたい。今の時点でどこまで決まっているのかとおっしゃれば、先ほど御答弁申し上げましたように開設時期につきまして、4月の早い段階ということと、土曜日、それから三期休業期間も含めて対応していきたいというところが現状での到達点ということであります。
しかしながら、これでいいのかと。
ユーフォー的組み合わせによって云々ということも触れられているわけですから、それらについてはまだ検討、協議することは必要かというふうに認識しているところであります。
以上でございます。
◆大河 委員
少なくとも私たちのとらえ方からすれば、私かもしれませんけど、
代表質問での市長の答弁は、やはり学童クラブへの入会希望者が多いということで言えば、学校という子供の教育施設に関して的機能ですよね。学童的機能も併設した新
ユーフォーというふうな考えが示されておりますけど、そういったものをやはり検討しながらやっていきたいという話が出ているわけですし、保護者の方にも学童がすぐ無理であれば、やはり一番心配しているとこ、子供のそこにいるかどうかという安否の確認から始まりまして、何点か最小限やってほしいものあるわけですし、市長の答弁から察すればそういったこと、また、子ども生活部長の答えていることは、単に時間、居場所というふうには聞いていた中で私は読み取っておりませんし、何よりもその学校で何が一番必要かということを、やはり市の方針としてもっと明確にした中で予算をとっていっていただかないと、親とすれば、一体じゃあ何なんだということに私はなりかねないと思いますので、その辺については、最後に部長がそれで完全に今、決まったわけではないというお話がありましたので、それぞれの学校によって、今、子供に一番求められているものは違うと思いますので、第一小学校で一番求められているのは、やはり子供の安全・安心な放課後の行き場という話だと思いますので、本会議で答弁していることは重いわけですので、趣旨はどうなのかということを所管によって言っている温度差があるようなことではわかりませんので、私はここのとこはもう少しきちっと決めてやっていっていただきたいと思います。
それと、もう1つお聞きしたいのは、プレハブだというお話がありましたけど、今、会議室とか帰国子女の部屋とかあるというふうには聞いておりますが、教室がふえる可能性があるというふうなお話がありましたけど、中において、学校の余裕教室は全くそういう面では取れる場所がないという判断なんでしょうか。どうなんでしょう。
○安部
委員長
細川主幹。
◎細川 総務課主幹
余裕教室の件でちょっと申し上げます。平成13年度の事務報告書の引用をさせてもらいますけども、第一小学校については4教室という余裕教室の数をカウントしております。その中でも使われ方は特殊学級2教室使ってまして、残る2つが多目的とPTA会議室ということでございます。そのような中でございますけども、一小に関しましては、他の学校よりも余裕教室の数が少ないということで、例えば、教育の多様化についての一時転用、それも他の学校に比べれば、いわゆる活用がなされてない、余裕がないというのが第一小学校の現状であります。そんなことから今回
ユーフォーについてはプレハブでという結論に至ったわけでございます。
以上です。
◆大河 委員
そうしますと具体的にお聞きしますが、帰国子女の部屋とか会議室とかいろいろありますけれども、この辺についての工夫の仕方とかそういったものもどうなんでしょう。
◎細川 総務課主幹
第一小学校につきましては、さまざま今まで議論、教育の内部であったんですけども、1つには、大きくなりますけども、教育センター化と。その中に今現在一小にあります教育相談所等々の施設をそちらに集約した中で、あいたところを学校教育目的に使おうという1つの大きな考えがあります。そのようなことも我々基本的には押さえているわけなんですけども、その中で帰国子女補習教室ということが今1階にありますので、その辺の活用については、今まで議論があったのが
ユーフォーに使う、あるいは学校で会議室に使いたい。その辺についても、いわゆる30人学級、あるいは少人数学級編成が導入された場合の教室の確保ということから学校側と協議した内容がその辺の使い回しという提案になっているところでございます。
以上です。
◆大河 委員
そうしますと確認ですけど、第一小学校で今一番子供のことを考えたとき、対応が求められている教室の使い方というのはどうあるべきだというふうに認識しているのかだけ確認させてください。
○安部
委員長
中倉部長。
◎中倉 教育部長
第一小学校の場合には、1年生が1クラスふえるということで、何といっても普通教室の確保ということが当然のことながら第一優先ということになります。そのために、現在ある職員の会議室をつぶさざるを得ない。普通教室に転用すると。したがいまして、その会議室を優先して
ユーフォー事業ができないとか等々という話では、これまた本末転倒でありますから、当然のことながら第一義的には普通教室の確保。それから、当然のことながら子供の放課後の居場所の確保ということも学校として、あるいは
教育委員会として最優先課題ですから、そのことにつきまして、帰国子女の部屋で4月から暫定的に実施し、その間、教職員の会議室につきましては、一時期御不便を願うかもわかりませんけれども、他のところを活用していただくと。新年度に入りまして、プレハブの本建設に図り、その時点で
ユーフォーが帰国から移った時点になって、初めて会議室等々を帰国で確保すると、こういう考え方でおります。
したがいまして、第一義的には普通教室の確保、子供の居場所の確保というふうに考えているところであります。
以上でございます。
◆大河 委員
きょう
石原小学校に行きまして、
ユーフォーを拝見しましたけれども、皆さんご存じのように学校というのは、特に今回の新
ユーフォーの場合は放課後ではなくて土曜日、また三期休業では昼間からそこを使うということを考えますと、第一小学校のプレハブを建てる場所ですね、北側の道路のこちらの方で、日が当たれば教室というのは日差しが入って暖かいんですけれども、そうでないと大変暗い場所になります。やはり学校を利用する保護者、親もそうですし、もちろん子供もそうですけれども、やはり長い時間いる場所が、果たしてそういう場所が適切なのかどうかということを考えたときに、私はやはりその帰国子女の方のお部屋や会議室についても優先順位の工夫が少しあれば、
ユーフォーのお部屋というのはほかの部分でも使える、昼間から学校をやっているときはあいているわけですので、転用が可能な場所ですので、やはりこれは意見になると思いますけれども、どこの場所をどう生かしたら一番子供にとっていい場所なのかということを、やはり健康面やさまざまな視点から考えて、だれが見ても納得のいく形でなければ、やはり何だったのかなということにもなりかねませんので、今のやりとりを聞いてますと、やはり1つとにかく施設が足りない。ですから、プレハブを建てるということに関してはそうなのかなとは思いますが、どういうものを入れて位置づけをしたら一番主人公である子供のもの、また市長の言うところのさまざまな答弁に対しての、普通考えてそうかなと納得のできる答弁かということがありますので、私はその辺の内容については、ぜひもう少し工夫されまして、そして新
ユーフォーのあり方そのものを第一小学校のあり方も含めて再度やっていただくことと、親御さんの意見等もやはりちゃんと聞いた上ですり合わせをしていただかないと大変違和感のある提案ではないかと思いますので、工夫をしていただきたいなと思います。
以上です。
○安部
委員長
岸本委員。
◆岸本 委員
今、いろいろ質疑も聞いておりましたけど、うちの井樋議員の
一般質問の答弁なんかを見ますと、子ども生活部長は、いろいろ困難はあるけれども、市長の言った1小学校区1学童クラブを目指した学童クラブの配置計画策定云々と言いながら、居場所確保できるように関係部署と協議してまいりたいというふうに言っているんですけども、学童の関係の子ども生活部ということと、それから
社会教育の
ユーフォーの関係で、例えば、この第一小学校のことで、同じテーブルに着いてお話をされてきたというのはもちろんあるわけですよね。どうなんでしょうか。
○安部
委員長
土浦課長。
◎土浦
社会教育課長
前任者の時代から何回も協議をしてきております。
◆岸本 委員
引き続き、もちろん市長部局とそれから
教育委員会というのは、それぞれ独立した立場なんですけれども、やはりそこにいる子供は同じ小学校の子供だということがやっぱり多いわけでもありますし、今後も同じテーブルについて、その子供たちにとって何がいいのかと。それと市長が公約したそのこととあわせてどうなのかということを、やっぱり学校、子供、福祉の関係だけじゃなくて教育の関係ででも、相手方の学校との関係もありましょうけれども、熱意を持って子供のことだからということで、誠意をいっぱい込めてやっぱりやってもらいたいと思うんです。いろいろこの間、私もずっと学童のことを取り上げてますし、
ユーフォーのことも口を酸っぱくして言ってきてますけれども、それは市の方から言いますと、
ユーフォーだったら学校の方が納得してくれると。だけども学童との関係で言うと、あそこはいっぱい子供が居場所をなくしているところだというところから見たら、それを融合させるといいますか、整合させるといいますか、組み合わせるという言い方で、やっていることにはいいんだけれども、やっぱりそれは単なる居場所でしかすぎないですし、児童福祉法の学童には成りかわれないものだということは、やっぱり念頭にきちんと置いていただいて、いろいろ開設時間や休業期間中のことについて改善を図るということで、今、新
ユーフォーみたいな言葉も出てきましたけれども、それはそれの範囲であって、学童ではないわけですから、
ユーフォーの事業としてきちんと確立されるように教育の方でやっぱり手を厚くしてやっていただきたいと。
それから、場所については、やっぱり私も大河さんと同じような意見を持っているんです。プレハブを建てて、何もそんな寒いところを子供の拠点というか場所にしなくてもいいのになというのが、やっぱり一父母としても思いますし、せっかくつくるんだから、やっぱり子供を中心に据えてやっていただきたいなというのはありますので、もちろん今後の教訓にもしていただきたいですし、それから、もちろん建てたときの後の対応についても細かくやっていただきたいと思います。
以上です。
○安部
委員長
このページ、ほかにございませんか。
大河委員。
◆大河 委員
もう1つ別な部分で、郷土博物館のことでちょっと1点お聞きいたしますが、先ほどGIS整備委託料という中で、大分、資料を生かしていろんな形で利用できるようにという話がありましたけれど、じゃあ一体いつを目途にそのことを頑張ってやっていらっしゃるのかということをちょっとお話しください。
○安部
委員長
河内副参事。
◎河内 教育部副参事
基本計画において、既にGISのものは取り上げてまして、13から15年度までに一応検討・開発と。16年度以降も18年度まで継続という形になっています。とりあえず今この補助事業受けて先行した中で、私どもでもってGISの方を先に取り組んで、これが全庁的に、都市整備部でもそういうことが計画されているようですから、それがある程度整った中で庁内のインターネット化を図って、各課に事務の効率化を図っていこうというような計画になっています。
◆大河 委員
ちょっと今わかりにくかったんですけど、13年度から15年度ということは、16年から供用が開始できる予定で努力されているというふうに認識してよろしいということですか。
◎河内 教育部副参事
一応計画の中では16年度から実施ということで、今のプロジェクトの中で検討は進んでいるようです。ですから、14、15で各課でもってエリア整備していって、16年度庁内ネットを図るという計画は予定になっております。
◆大河 委員
やはりこれもらった財源は向こうの方で出てますから、そういった出所の委託料として、調布のこういった調査データが使えることは大変いいことだと思いますが、やはりそういうふうに目途したらそれにかなうようにしていかないと、効果のほどというのが出ませんので、ぜひ決められたところに終わるように努力をしていただきたいと思います。
以上です。
○安部
委員長
このページございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○安部
委員長
42、43ページ、お願いいたします。ございませんか。
大河委員。
◆大河 委員
深大寺、かなり多額な計上になっておりますけれども、ここに関して利用者も多いということで、こういった形になったと思いますけど、地域としてこういったものが市有地になった限りには、どんなふうに充実していくような方向性かということがやはり気にされている部分がありますけど、その辺の考えというものはどういうふうに持っていらっしゃるんでしょうか。
○安部
委員長
生井課長。
◎生井 スポーツ振興課長
テニスコートとしましては、市営としましては多摩川とそれから緑ヶ丘とこの深大寺の3ヵ所でございまして、委員おっしゃったように、テニスというのは本当に人気がございまして、13年度ですけれども、年間利用者が2万人を超えている。また、ことしの1月からは利用者の強い要望によりまして、通年開設したといういきさつもございます。利用率につきましても、平日ですと60%を超えてまして、さらに土、日にしますと75%を超えているということは非常に利用度があると考えております。施設としましては、管理人室とか更衣室、トイレとかございますけれども、先ほどの御説明のように、もう20年たっておりますので、かなり老朽化しておりますので、できるところから改善して、市民の利便性を図っていきたいと考えております。
以上でございます。
◆大河 委員
やはり市の持ち物になって、しかも利用率が高いということですので、財政状況は大変ですけど、計画的にやはり多いということもありますので、気持ちよく使えるように、無理せずですけど、確実に施設として充実していっていただきたいと思います。これは要望です。
○安部
委員長
このページございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○安部
委員長
それでは、これで教育部関係の質疑を打ち切ります。
先ほど審査の進め方についてお諮りしましたけれども、教育部の説明をしてから一度休憩した後、討論、採決というふうに言いましたけれども、このまま討論、採決というふうにしたいと思いますけれども、それでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○安部
委員長
それでは、発言もないので、これより採決いたします。
本件につきましては、
原案了承と決することに御異議ありませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○安部
委員長
御異議なしと認め、議案第83号は
原案了承と決定いたしました。
ここで説明員の入れかえを行いますので、暫時休憩いたします。
午後4時22分 休憩
─────────── ── ───────────
午後4時31分 開議
○安部
委員長
委員会を再開いたします。
続きまして、陳情第63号「中小企業の当面する金融上の困難を解消し、『金融アセスメント法』の制定を求める決議を要望することについての陳情」を議題といたします。本件について、理事者から説明等ありましたらお願いいたします。小西産業課長。
◎小西 産業課長
本陳情につきまして、私どもの方でインターネットを通じて得た資料として御説明させていただきます。
金融アセスメント法制定を求める背景及びその目的につきましては、陳情趣旨に記載されておりますが、現在の中小企業を取り巻く厳しい経済状況の中で、この法律の制定により、健全でかつ社会的に望ましい金融機関が生まれ、地元中小企業に貢献するなど、公共性を発揮する金融
システムの確立へつながることが期待できます。
ただ一方で、この法律により金融機関に中小企業向け貸し出しを強要することとなり、金融機関の負担を大きくさせ経営を圧迫しないか、また過大なリスクを負わせることにならないかといった懸念もございます。いずれにしましても、金融アセスメント法の制定を通じて、厳しい局面にある日本の地域経済に活力を取り戻し、地域の発展に貢献する金融機関を目指しているものと思われます。
以上でございます。
○安部
委員長
理事者の説明は終わりました。委員の皆さんの御発言をお願いいたします。
岸本委員。
◆岸本 委員
私も幾つか調べてはみたんですけれども、この金融アセスメント法の中身の要点みたいのというのはそちらでおわかりですか。
○安部
委員長
小西課長。
◎小西 産業課長
一応、メリットといいますか、その要点としては大体3つ挙げられるかなと思います。これもインターネットを通じて取り出した資料ですけれども、1つは利用者が金融機関を評価するということになりますので、銀行本来の役割である公共性が確保されるんではないかということです。金融
システムを維持するためにそのあおりを中小企業は受けておりますが、結果的に業績が悪くない企業までも倒産するという現実を食いとめるということが期待できる。つまり、貸し渋りや貸しはがしが解消できるということになります。
2つ目は、どうしても銀行と中小企業との間では、貸し借りの間ですと、貸す側の銀行の方が優位な立場に立つという現実がありますが、契約関係ですから、対等の立場で貸し借りが行われるということが中小企業の不利な立場を解消するということにつながると思われます。
それから3つ目は、今まで金融行政というのは、どうしても国の方の、官の主導という形で来ておりますけれども、借りる側、つまり利用者の方の声を尊重したという金融
システムに変換できるということで、利用者がそういう金融機関は自分たちのためにあるんだということが実感できる、そういったことがこの法律の大きな特徴だというふうに思われます。
以上です。
◆岸本 委員
大体そういうことだというふうに思いますけれども、この文中にあります金融検査マニュアルの文面見まして、金融検査マニュアルというものを大きい企業も小さい企業も一律に実行させるというんじゃなくて、中小企業に合った、実態に合った別の基準をまとめて、そういうものをつくって提供してもらいたいというんですけども、書いてあることから言うと、特に今の経済の状況で言いますと、仕事がいっぱいあって、利益もあって、それでなおかつ融資を受けたい、割と大きな企業はいいんですが、そういうところは余りそういうものがあっても、困らないとかはあると思うんですけど、中小企業に対しては、やっぱりその中小企業の実態に合ったいろいろなマニュアルというものがあった方が、仕事、営業を続けながら、なおかつ融資も受けてというようなことでは、真っ当なことなのかなというふうには思いました。
ただ、この陳情書出されての期間が短いというのがあって、なかなか把握でき切れていないというものもあるんですけども、私はそういう感想を持っております。
それから、一番最初の陳情事項の①などにも、今、不良債権回収処理ということで、政府、小泉首相が声高らかにしてやっているわけですけれども、実際、首相がそう思ってやり始めて取り組まれているのはいいんだけれども、結局、国税を投入して返済分の処理ということをやりながらも不良債権がふえているという実態もあるので、それは中小企業や何かは一律にやられてしまうと、経営そのものも危ぶまれるという面では、この陳情項目はいいのかなと。ただ、なかなか難しい部分も多いので、まだまだちょっと勉強したいなというところではあるんですけども、とりあえず意見といいますか、感想を言いました。
○安部
委員長
ほかにございませんか。
大河委員。
◆大河 委員
今メリットが強調されまして話が出たわけですけれども、逆に市民全体から見ればあらゆる層の方がいらっしゃる中で、これが通ることによってのじゃあデメリットは何かという部分が当初説明がありましたけど、もう一度、デメリットに関してどのようにとらえているかということを教えていただけますか。
○安部
委員長
小西課長。
◎小西 産業課長
デメリットとして考えられることは、この法律ができますと、借り手の方が金融機関をきちっと評価して、ランクづけをしますので、要するに評価の悪い金融機関は、極端に言えばつぶれてしまうといったことも懸念されます。それから、今こういう法律をつくって民民の取引をやっている中で、いわゆる規制緩和という流れに逆行しないのかといった意見も出されております。それから、この法律はやはりアセスメント委員会というものをつくって、その金融機関をきちんと審査しようということですけども、またそういう委員会をつくったりなんかするのにまたコストがかかるんではないかといったこともありますけど、それはちょっと別のお話かもしれませんが、そういったこともデメリットというところには考えられる1つとしては挙げられると思います。
◆大河 委員
今のを聞いていますと、今おっしゃるように確かに規制緩和の方向という部分からすれば、ある種の保護が、じゃあ社会の健全な普通の競争力を低下させるんではないかという話もわからないではないですし、また、アセスメントの委員会の客観性はどこに担保していくかとか、なかなか難しい問題もありますが、メリットという部分でいけば、そういうこともあるのかなというふうに思いますし、なかなか問題そのものが国策の経済状況をどう判断しながら、最終的に市民にとってもそれが重要なことかということを判断しなければいけない陳情だと思いますので、私自身は今の話を聞いた中で、もう少し調査、研究をする必要がある課題ではないかと思いますので、これに関しては継続をしていただきたいと思います。
○安部
委員長
岸本委員。
◆岸本 委員
多分、この中小企業家同友会というのは全国にあるところですけども、他市で似たような陳情なんか出されているかと思うんですが、どんな状況か、もしわかったら教えていただけます?
○安部
委員長
小西課長。
◎小西 産業課長
これは全国で出されておるんですが、特にこの多摩地区の市でいきますと、今、私どもの方の調査ではこの陳情、17市に出されておりまして、9市は出されておりません。いずれもまだ今議会でどこの市も審議ということで、結論的にはまだ出てないという状況になっております。
以上です。
◆岸本 委員
わかりました。今回の取り扱いについては、私も大河さんと一緒で、もちろんいろいろ政治の状況とか経済の状況とかが大きくかかわってくるかと思うんですけれども、やっぱり日本の経済の6割を占めているという中小企業の経営者の皆さんから出されてきた陳情でもありますので、やっぱり大事に扱いたいとも思いますし、短期間で結論を出すのもあれかなと思いますので、継続でお願いしたいと思います。
○安部
委員長
ただいま、継続審査という御意見がお2人から出ておりますけれども、お諮りしたいと思います。
陳情第63号「中小企業の当面する金融上の困難を解消し、『金融アセスメント法』の制定を求める決議を要望することについての陳情」につきましては、継続審査とすることに御異議ありませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○安部
委員長
御異議なしと認め、陳情第63号につきましては継続審査とすることに決しました。
それでは、本日はこれにて散会し、明日は請願第2号の審査を行います。あすは
文教委員会は午前10時10分に第1委員会室で開会し、その後、
厚生委員会との連合審査を行いますので、お集まりいただきますようよろしくお願いいたします。
なお、
連合審査会の開催通知は既に通知済みですが、
文教委員会は連続して行いますので、申し合わせのとおり開催通知は出しておりませんので、御了承をお願いいたします。
それでは、これにて委員会を散会いたします。どうも御苦労さまでした。
午後4時44分 散会...