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  1. 調布市議会 2002-09-24
    平成14年 9月24日建設委員会−09月24日-01号


    取得元: 調布市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-20
    平成14年 9月24日建設委員会−09月24日-01号平成14年 9月24日建設委員会    午前10時1分 開議 ○伊藤 委員長   おはようございます。これより建設委員会を再開いたします。  本日も説明のための職員の出席を求めておりますので、御了承をお願いいたします。  先週、委員会は議案第59号の都市整備部所管の 289ページ、土木管理費の審査まで終了しております。したがいまして、本日の審査は 290ページの道路橋りょう費の質疑から審査を行います。  ここで、傍聴につきましてお諮りいたします。  本日、傍聴の申し出がありました際には、座席の状況等を見ながら許可することとし、審査途中での申し出につきましては、正副委員長に一任していただきたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤 委員長   御異議なしと認め、さよう決定いたします。 ○伊藤 委員長   それでは 290、 291ページの質疑を許します。ありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤 委員長   次、 292、 293ページ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤 委員長   次、 294、 295。大須賀委員
    ◆大須賀 委員   1点だけ確認なんですが、仙川駅前の桜の維持管理費なんですが、新聞報道でいろいろ取り上げられていまして、地元の方たちが桜の木も私たちの手で管理しようというようなお話があって、随分募金も集まったというふうに聞いてはいるんです。その辺は、その後の新聞報道がないものですから、地元の方たちのそういった行いがどのようになってきたのか、ある程度経緯がわかれば教えていただきたいと思います。 ○伊藤 委員長   佐藤課長補佐。 ◎佐藤 道路課長補佐   地元の方々の好意によりまして、寄付をいただいております。桜の木を存続するために約 102万余の寄付金がございまして、現在、財政調整基金に積み立てをしております。今回、執行したものにつきましては、財政課と協議の上、この積立金から執行させていただいたものでございます。 ◆大須賀 委員   よくわかりました。うまく連携が取れているというふうに評価します。ただ、せっかく市民の方が管理まで、そこまで積極的にいろいろ声があるようですから、単なるお金だけじゃなくて日ごろの清掃等、どんな状況にあるかわかりませんけども、市民との協働とよく言われますけどもね、こういった一つ一つから積み上げていくことが大切ではないかと思いますので、その辺のお取り計らいもよろしくお願いします。  以上です。 ○伊藤 委員長   雨宮英雄委員。 ◆雨宮英雄 委員   済みません、飛田給駅の公共通路維持管理委託料、光熱水費、一括でこれ、維持管理費ということで 860万の決算になっているんですが、済みません、どこか具体的な何と言うんですか、明細と言うんですか、どこか出てくるところがあれば、ちょっと教えていただきたいんですが。 ○伊藤 委員長   佐藤課長補佐。 ◎佐藤 道路課長補佐   こちらの飛田給公共通路の維持管理、これは主に清掃委託料でございます。それから光熱水費につきましては、2台のエレベーター、2基のエスカレーターがございます。こちらの電気料金として執行したものでございます。 ◆雨宮英雄 委員   そうしますと、その清掃の委託については、市が直で発注する甲乙は、甲が市として委託している内容で、管理公社は全然関係ないということですね。 ◎佐藤 道路課長補佐   清掃委託につきましては、京王帝都と契約しております。 ◆雨宮英雄 委員   わかりました。 ○伊藤 委員長   あとの方(「京王帝都じゃないよ」「京王電鉄です」と呼ぶ者あり)。漁委員。 ◆漁 委員   道路事業総体的にちょっと伺いたいんですが、13年度の道路事業費全体として、12年度に比べての前年比に対する伸び状況と、あと都市計画道路生活道路、狭あい道路、本市3つに分けた際に、それぞれに12年度に比べてどんな伸びを示しているのか、わかりましたら、お聞かせいただけますか。 ○伊藤 委員長   長岡主幹。 ◎長岡 都市整備部付主幹   都市計画道路生活道路と2点にわたってということですので、まず生活道路について最初にお答えをさせていただきます。  生活道路については、生活道路整備と狭あい道路整備という2本立てでございますけれども、その総体については、これはちょっと数字を申し上げます前に前提条件を申し上げますと、用地特別会計の繰出金については過去に買った土地の償還ですので、これは一たん省かせていただきます。そうしますと、整備費と用地費というのが主に総額になろうかと思います。そうしますと、整備費につきましては──済みません、ちょっともう一度最初から申し上げます。  整備費と用地費がございまして、その総額は、12年度9億 100万円でございます。13年度の決算については5億 6,100万円でございます。その差が3億 4,000万ほどございます。マイナスになっております。この主な原因につきましては、用地費のうち、12年度にやりました競輪場周辺用地がございまして、その分が主に減少となったもので、整備費につきましては、例えば生活道路の整備費については、12年度が2億 8,600万円に対して13年度は3億 4,400万円。また狭あい道路については、12年度1億 4,500万円に対して13年度は1億 4,700万円となっております。  次に都市計画道路でございますけれども、都市計画道路につきましては、まず都市計画道路を決算いたしますのは都市計画費、ちょっと先ですけれども街路事業費というところで決算をしております。その総額は、13年度街路事業費の総額は4億 1,600万円に対しまして、12年度は19億 8,300万円となっております。つまり総額で言えば15億 6,600万円減少したということになっております。この主な要因については、12年度に整備が完了いたしました3・3・34号線、飛田給のアクセス道路です。それと飛田給の公共通路です。この2つが完了したことによる減少分が主なものでございます。  そうしますと、先ほどの生活道路と合わせまして、道路総体については約9億 8,000万円ということになろうかと思います。  以上でございます。 ◆漁 委員   今、お伺いしているのは、ここ何年かで都市計画道路にウエイトを置いていたまちづくりから、ある程度生活道路、それから狭あい道路の新たな新設に限らず、特に補修整備事業についてもきちんと必要な予算枠を確保しながら、ウエイトとしては生活狭あい道路にウエイトを置いた道づくり事業を求めてきたところですけれども、結果的には12年度に比較しまして、先ほど報告があったように、生活道路部分では整備費としては前年度よりある程度ふえているし、狭あい道路は前年度並みと。都計道は2つの大きな道路が事業としては完了したことを伴ったにしても抑制がされてきていると、そういう結果なんだろうなと。総体的には、道づくりの部分ではそんな理解と受けとめをしながら一定程度の評価をしておきたいと思っております。  以上です。 ○伊藤 委員長   よろしいですか、このページ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤 委員長   次、 296、 297ページをお願いします。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤 委員長   よろしいですね。  以上で項10道路橋りょう費までの質疑が終わりました。ここで理事者の入れかえのため、休憩いたします。    午前10時13分 休憩        ─────────── ── ───────────    午前10時14分 開議 ○伊藤 委員長   委員会を再開いたします。  それでは 298ページの都市計画費以降の質疑を行います。   298、 299ページ、ありますか。漁委員。 ◆漁 委員   1つ記載の統一性についてだけなんですが、 299ページの開発調整課の方の諸経費の中に職員旅費という説明になっているんですよね。その 291ページの前段をみると、道路課の道路橋りょう総務事務費の中に中事業として職員旅費として記載されているんですよね。その前の 283ページの道路課の道路管理事務費、大事業というか、大くくりに対して中くくりの職員旅費というふうになっているんですよね。開発調整課の方は中くくりの諸経費の中で小くくりで職員旅費というようになって、課によって、支出項目によってまとめ方にばらつきがあるのは、これは何か特別な配慮があるんでしょうか。 ○伊藤 委員長   足高課長。 ◎足高 開発調整課長   特別な配慮はございません。それで今回、開発調整課の諸経費の中で職員旅費が入ってございますが、その◎のところが地域整備管理事務費ということでございまして、これは組織改正をした関係がございまして、開発調整課が新しくできました。それで、一応、職員の人数等も、要するに今度庶務担当も開発調整課が持つということで部長さん方以降含めた中でここに計上させていただいているということで、これはここに置くことがいいのかどうかとなりますと、またこれは別の問題かと思いますが、そういう事情がございます。 ◆漁 委員   わかりました。なるべく他の課の支出項目との比較なんかもしたりする際に、それぞれがばらばらになると比較分析がしにくくなるものですから、その辺は調整をぜひ、相互の中で取っていただければありがたいと思います。要望です。 ○伊藤 委員長   このページ、よろしいですか。雨宮幸男委員。 ◆雨宮幸男 委員   都市計画総務費全般について、まず総括的に幾つかお聞きしておきたいと思っているんですが、後に出てくる個々の事業についてはまたその都度、質疑をしてまいりますけれども、13年度というのは御承知のようにいろいろあった年でございまして、土木費全体として見れば、当初予算額に対して決算額で約32億増額をされて、45%ぐらい伸びているんですね、当初予算比で。ちなみに都市計画総務費というか、都市計画費ですね。都市計画費全体では、当初予算に比べて決算額でどのぐらい増額されていて、その比率はどのくらいになるのかを教えていただけませんか。 ○伊藤 委員長   長岡主幹。 ◎長岡 都市整備部付主幹   13年度におきます都市計画費の状況でございますが、まず当初予算が9億 8,100万円でスタートいたしました。その後、補正を計3回、補正第2号と3号、5号について補正をいたしました。補正額の合計は21億 3,600万円となっております。当初予算と補正予算を足しますと31億 1,700万になったということでございます。都市整備部としての補正額の合計は30億 6,800万円でございますので、そのうち21億でございますから、6〜7割を占めたということになります。 ◆雨宮幸男 委員   済みません、私、都市計画総務費といった後、都市計画費と言い直したつもりだったんですが、今の9億なにがしというのは都市計画総務費ですよね。都市計画費、要するに項15のくくりでもう一度お願いできますか。 ◎長岡 都市整備部付主幹   済みません、もう一度申し上げます。都市計画費につきましては46億 400万円でスタートをいたしまして、その後、補正予算が23億 8,500万円、前年度の繰り越しが7億 2,900万でございますので、予算現額は77億 1,800万円になります。土木費全体の補正予算は32億 3,400万円でございますので、そのうち都市計画費の補正予算23億 8,500万円は6〜7割ということになります。先ほど私が申し上げましたのは、申しわけありません。都市整備部が所管しているものの都市計画費ということでお話をさせていただきました。 ◆雨宮幸男 委員   今、改めて数字を確認させていただいたんですが、これは12年の決算のときにも質疑をやり取りした覚えがあるんですけれども、13年度の歳出全体の当初予算に対する決算額の伸び率というか増減率、これは約11%なんです。それに対して土木費全体で、さっきの繰越分を除いてなんですが、土木費全体では45%ちょっと。それ自身、この45%という数字も私の考えでは一体予算というのは何のためにあるのかという印象を拭えないんですが、その中でもとりわけ突出しているのがこの都市計画費なんです。先ほど比率を、当初予算に対する最終予算、言いかえれば決算額の率を聞いたつもりだったんですが、そのお答えはありませんでしたけれども、ちょっと計算しましたら約52%になるんです。52%弱。そうすると、いろいろ事情があったとはいっても、当初予算に対して5割もの狂いが生じる、こういうお金の使い方というか、予算の組み方というのは、一体予算と言えるんだろうかということを、やっぱり改めて見解を伺っておきたいと思うんです。端的で結構ですから、どなたか。 ○伊藤 委員長   鈴木部長。 ◎鈴木 都市整備部長   この当初予算に対して補正額が、膨大な補正をするというお話の質問だと思います。これはやはり当初予算の編成時に確定していない事業並びにこういう経済状況がどうしても左右をしているんではないかなというふうに判断をしております。昨年を考えてみましても、12年度の12月に国の第2次補正予算等相当な額の補正予算が編成されております。これに基づきまして、市町村に流れてくる補助金等の影響もここにはあるのではないかなというふうに思っております。  以上です。 ◆雨宮幸男 委員   それにしても、当初見込んでいなかったというか、確定していないからというので、では確定しましたといって、次から次へと積み増ししていって、それで──この年度はたまたま市の財政、あるいは国の補助等も含めてだろうと思いますけれども、市の財政が何とか持ちこたえられたから出せたんだろうと思いますよ。だけど、財政的な裏づけがあろうがなかろうが、とにかく予算じゃなくて事業が確定したら予算づけしますよという論法ですよね、今の論法は。市全体の財政に対して非常に責任のない見方と言いますか、予算のつけ方だというふうにしか、私には受け取れないんですけど、その辺の関係はどうなるんでしょう。 ◎鈴木 都市整備部長   都市整備部が財政当局との協議の中では、果たして一般財源があるのかどうか、補助金についても、やはり一般財源が必要ですから、その都度協議をしておりまして、これが財政的裏づけがなければ補正なんて上げる必要はないと思っております。今回についても、この13年度についても、やはり財政当局と十分詰めながら、裏財源等の詰めをしながらここまでやってきたということで御理解をいただきたいと思います。 ◆雨宮幸男 委員   たまたまこの年度、財政的に余裕と言ったらおかしいけれども、いろんなやりくりをして、この事業に当て込んだというか、予算づけをしたということにすぎないわけでしょう、言ってみれば。だって、ではあれなんですか。今の部長の答弁の論法でいくと、財政当局と詰めた結果、やっぱりお金がありませんと。ということになったら、事業先送りということになるんですか。 ◎鈴木 都市整備部長   現実的にはお金がないものは事業実施できないというのが基本ですから、そういう形にはなり得ると思います。 ◆雨宮幸男 委員   そこを、だからかなりやっぱり財政運営上、無理をしてきたということだろうと思いますよ。数字が端的に示しているようにね。特に基本計画との関係で、私は予算のときにも指摘したと思いますけれども、13年度予算というのは新しい基本計画の初年度だったですよね。今の基本計画の。確かに一個一個の事業を見ていくと、計上されている予算というのは、再開発絡みを除けばそんなに大した金額にはなっていないんだけれども、全体として特徴づければ、やっぱり頭出し予算になっていたというふうに指摘させて──実際、そうなっていると思うんです。決算を終わってみてもね。ところが、今のような論法でこれからもかかられるとすると、実際に事業がどういう展開や進捗をするかは、まさに予測ができないということになっちゃうと、これ本当、一歩間違うと調布市の財政はがけっ縁どころか、がけっ縁から転落するという事態だって引き起こしかねないんではないですか。だから、そういう点でこれまでの事業展開や財政というか、特に都市計画部門の財政運営についての担当原課としての総括というのかな、再開発については教訓と反省という言葉を使い始めているようですけれども、都市計画全般的に見て、これまでの事業展開について何らかの教訓がもしあるとすれば、一言お答え願えませんか。 ◎鈴木 都市整備部長   基本計画、実施計画のもとに、担当部として予算編成を詰めてきております。また財政状況等勘案した中での平準化をしながら事業実施を進めていくという基本スタンスを持っております。この中で、やはり計画段階で予算の張り付けはされております。これを逸脱した相当な額を支出したという認識は持っておりませんので、やはり事業完了時までの間に支出予定額は出ておりますから、確かにその年度に権利者等の調整でおくれた部分等というのは後送りになると、このような状況が発生したということでございます。 ◆雨宮幸男 委員   あくまでも教訓は引き出していないようですから、私は指摘することにとどめますけれども、この年度、あるいはその前の年度も含めてとなると思いますけれども、確かに時の経済社会情勢の問題とか、それから相手方との関係とか、いろいろそういう諸要素があったことは私も認めますよ、それは。これまで繰り返し議論してきましたからね。認めますけれども、それにしてもこういう、あえて言いますけれども、異常に突出した増額補正を組まざるを得なかったという点については、1つは事業見通しの問題、これについてもこれまで何度か本会議場を含めて議論してきましたけれども、事業見通しの問題、それからその進捗に合わせて予算化したんだという、その論理で一貫しているんですけれども、果たしてそういうことだけで済ませていいのか。今後ともそういうスタンスで行こうとしているのかはちょっと定かではありませんけれども、済ませていいのかというところについてはもっとシビアで謙虚な検討をするべきだろうというふうに思っています、今でも。  それから、残念ながら先ほど来の答弁を聞いている限りでは、いわゆる謙虚に見返して、必要な再検討をするという姿勢もなかなか見取ることができないというふうに、この時点では言わざるを得ないと思います。 ○伊藤 委員長   あとの方。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○伊藤 委員長   次、 300、 301ページ。いいですか。雨宮幸男委員。 ◆雨宮幸男 委員   ここのページに限らず、その次のページも若干かかってくると思うんですけれども、さっきもちょっと申し上げましたけれども、いわゆる沿線まちづくり事業ですね。これは今後とも、20年なので行けるのか行けないのかという議論も引き続きあるだろうし、私どもとしてはもっともっと十分長い時間をかけて財政的にもバランスというか、ゆとりを持たせた事業展開を図っていかなければ、遅かれ早かれ、市の財政は大変なことになると指摘してきましたけれども、新しい市長のもとで実施計画等含めて見直すという答弁もされているところですけども、この沿線まちづくり事業を含めたと言うか、中心にしたまちづくり総合計画ですか。中心市街地街づくり総合計画、これについての今後に向けての基本的な見地と言うんですかね、スタンスと言うんですかね、見直しの問題も含めて、ちょっとお答え願えませんでしょうか(「これは長友の考えだから、決算だから」と呼ぶ者あり)。  いや、もうあるでしょう、何か(「ないよね」と呼ぶ者あり)。 ○伊藤 委員長   鈴木部長。 ◎鈴木 都市整備部長   これまでも何度もお話をさせていただきましたけども、沿線まちづくりにつきましては、やはり連立との関連が強いということで、これまでも御説明してきたとおりでございます。これは、やはり調布市のまちづくりとして将来を担うものであるという認識のもとに、実施計画等を編成をしてきております。この中で、この計画にのっとり、事業を推進しているというのが都市整備部の所管でありますし、市長も述べているとおり、この計画の段階について、もう一度見直すという答弁をされておりますので、都市整備部といたしましても、財政、市長を交えた中で今後、どのような形で位置づけをしていくのか。やはり予算がなければ事業実施できませんので、この中で平準化をしながら進めていくということになろうかと思っています。 ◆雨宮幸男 委員   いろいろ、今後の事業が計画、予定をされていて、それらの個別の評価については慎重にこれからやっていく必要があると私も思っていますけれども、ただいずれにしても、いわゆる20年スパンと言われていた事業スパン、事業期間で一連の予定事業をしゃにむに推進したら、先ほど来申し上げているような事態になることは相当はっきりしていることだろうと思うんです。ですから、そういう点では、今、部長に答弁いただきましたけれども、慎重に慎重に、やっぱり全体のバランスにかんがみた上で慎重な計画の見直しをしていただきたいと。これは意見で結構です。 ○伊藤 委員長   雨宮英雄委員。 ◆雨宮英雄 委員   地区整備事業費に含まれます各種委託の関係なんですが、いわゆるコンサルと言われているところが甲乙の乙になっていると思うんです。この契約の、単純になかなか一般競争になじむのかなというとそうでもない部分があると思うんですが、ちなみに13年度の決算で出てきているところの甲乙の乙との契約の形態と言うんですか、どんな形で契約がなされてきたのか、ちょっとその辺、教えていただけますか。一般とか指名だとか、その際の条件だとか、その辺です。 ○伊藤 委員長   新谷街づくり推進担当部長。 ◎新谷 街づくり推進担当部長   土地区画整理、布田六丁目等につきましては、もう具体的に事業が進展しておりますので、それについては特命という格好でやっておりますが、いわゆる随契ですね。その他の具体的に事業が進展をしておりましたほかの地区、調布南、調布北、あと京王線沿線まちづくり、いろいろ議論ございましたけども13年度に……あれは特命でやったんだっけ?京王線だけは特命なんですね。あとについては基本的には指名競争入札という格好でとらせていただいております。基本的には指名競争入札だと。もちろん大前提は一般がございますけれども。 ◆雨宮英雄 委員   指名競争のときのステージに上がってくる、土俵に上がる指名の条件というのは何かありますか。 ◎新谷 街づくり推進担当部長   基本的に委託の内容ができる会社と。要するに内容をこなせる会社になりますので、それぞれ、場合によっては会社を呼んで、この内容でできるかというのは当然聞いてみて、できないという判断があれば、その会社は指名から外すという格好でございまして、一律にこの金額だから、こういう基準というのは特段持っておりません。基本的には、やはり委託がこなせるところを、委託の指名業者として指名競争入札のリストアップということで行っております。 ◆雨宮英雄 委員   済みません、細かくなって申しわけないんですが、具体的な例として、では調布南第一地区事業委託と調布北第一地区ですね。このページの2つについて、指名って、何社ぐらいあったんですか。 ◎新谷 街づくり推進担当部長   済みません、私、ちょっと14年度と勘違いしておりました。14年度は指名競争をしたんですけども、調布南北、13年度は随契でございました。申しわけございません。勘違いしておりました。 ◆雨宮英雄 委員   そうしますと、この地区整備事業費の下の数字というのは中見出しになっていますよね。それで沿線まちづくり等事業促進調査費に含まれている委託については、これはすべて随契ということですね。ということになりますね。 ◎新谷 街づくり推進担当部長   また私、間違えて発言いたしました。確かに指名ですけれども、済みません。 ◆雨宮英雄 委員   今、お話の中で伺っていましたら、このページ、具体的に言いますと 301ページの中段から下に◎地区整備事業費、次の見出しとして調布沿線まちづくり等事業促進調査費ございますね。これの合計額が 2,034万 4,500円の決算をしていると。この含まれるもので、調布南第一地区、調布北第一地区、布田地区街づくり意向醸成費、諸経費、これの合計が 2,000万飛びなにがしになっていますよね。先ほど布田は随契で京王線の関係はやっぱり随契で、調布の南北について指名だったという、その指名の部分が随契でしたよということになると、全部随契でということですよね。その確認だけです。 ◎新谷 街づくり推進担当部長   私、14年度と全く勘違いしておりまして、13年度は随契…… ◆雨宮英雄 委員   で、なされたということですね。 ◎新谷 街づくり推進担当部長   はい、申しわけございません。 ◆雨宮英雄 委員   それが、ちょっと14年度まで含まれて今、御答弁にあったので伺うんですが、随契だったものが指名競争になった、そのうちの2つの理由というのは何かあったんですか。 ◎新谷 街づくり推進担当部長   基本的に、入札は一般競争入札、その次は指名、やむを得ない場合は随契という考え方に立っております。それぞれの調査委託、それぞれの段階におきまして、次のステップに上がるときに、例えば調布南は都市計画決定をいたしました。これから組合設立認可というのを14年度やっておりますけれども、そのままその業者にその能力があるのかというのはやはり一番大きな問題になりますので、その辺につきましては、今までの過去のあれを含めながら、今後、行う事業展開や内容をこなせる業者ということでそれぞれ、例えば京王線の連続立体交差事業の沿線まちづくりもそうですけれども、それぞれ指名競争入札に14年度は──ものによっては随契のものもございますけども、基本的には指名競争入札に変えたという経緯はございます。 ◆雨宮英雄 委員   わかりました。事業の進捗に伴う内容が得手不得手も含めて適切かどうかによって、その契約方法も基本的に考えていくという理解でよろしいですね。 ◎新谷 街づくり推進担当部長   そのとおりでございます。 ○伊藤 委員長   あとの方。雨宮幸男委員。 ◆雨宮幸男 委員   今、調査委託の話が出ましたので、私も昨年の決算かことしの予算のときにちょっと時間もかけてやった記憶があるんですけど、ここに計上されているというか、記載されている調査の果実ですよね。これがそうなんですよ、全部。このぐらいのやつなんだけど。厚さで値段を決める必要はないんですけども、言いたいのは、確かに事業の展開段階に応じて、ステップに応じてという言い方をされているんですが、これは決算書なり予算書を見てみるとすぐわかるんですけどね、例えば南なら南第一、布田北なら布田北といったら、ほとんど毎年のように連続でこういうやつがつくられているんです。その調査費用を、委託料を累計すると、相当膨大な額になるんですよ。例えば、後で出てくる国領の再開発なんか見ていても、なかなか直接事業費には出てこないような、いわば水面下の調査費、事前の調査費というのが、例えば10年かかるとほとんど毎年10年間にわたって調査委託がされていて、その費用を累計すると、多分億の大台に行くんじゃないかと思うんです。こういう調査委託をしなければ事業が進まないんだという理屈は一理、わからないわけではないんですけれども、それにしてもちょっと何と言うのかな、必要以上にという感も否めないんですよね、率直に言って。その辺についての考え方をもう一度整理した形でお答え願えませんか。調査委託についての。 ○伊藤 委員長   鈴木部長。 ◎鈴木 都市整備部長   確かに委員、御指摘のとおり、これまで、まちづくりについての調査、たくさんやってきております。確かに億を超えている調査費を執行してきていることも事実でございます。私としても、ここにかかわってきた中では、やはり調布市でまちづくりを本当に進めていくのは、職員もいろいろ勉強はしてきておりますけれども、初めて携わるということがほとんどだということです。確かに調査委託をして、その報告書をもらって、成果として製本がされておりますけども、現実的にその資料を次に役立てることが一番大事だろうと思っていますし、事業進捗に合わせてステップステップの調査をしていかなければならない、実質的には、地元へ入ったときには権利者との調整の中でこういう資料が欲しい、ああいう資料が欲しいという話が出てきております。また担当者としてもマニュアルはわかっておりますけれども、現実的にそこに対応するためのいろいろノウハウも蓄積しなければいけないということで、確かに言われるとおり調査費を毎年お願いして、事業を実施してきているということが現実でございます。 ◆雨宮幸男 委員   だから、読んでみますと、この年度から次の年度に、確かに内容的にステップアップしているなと、明らかにわかるやつもあるんですよ、当然。だけど、中には、この年度と次の年度、一体何が違うのかなと。この報告書を読んでみてです。その違いがほとんどわからないやつ、つまりほとんど同じような内容の報告書になっているやつも残念ながらないわけではないんです。ですから言いたいのは、事業に伴う調査やないしは委託、それ自身が絶対的にだめだとか、そういうことじゃなくて、もっともっと精査する必要があるんじゃないかと。調査内容に。そういうことをすることによって、例えば1件につき 1,000万円だったものが 700万になるか、 800万になるかもしれませんけども、そういうわずかな金額であっても、累積すればかなりの金額になりますから、そういうシビアな態度で臨むことによって財政に寄与すると言うのか、今、全庁的に取り組んでいるものに対しても貢献していくというか、そういうことをぜひ今後、展開していただきたいというふうに思っています。  それと同時に、本格的には多分、これからになると思うんですけども、いわゆる市民参加の問題。調査という事業展開の中に市民参加というものが具体的にどういうふうに取り込んでいけるかというのはこれからの検討課題かもしれませんけれども、少なくとも今までの一連の調査報告書を読んでいる限りでは、住民の声なり住民の参加という角度で見ようと思えば見られるものは、せいぜいアンケート程度なんです。アンケートも有効な手段であるには違いないんですけれども、もっともっと直接的な住民参加、特にまちづくり関係については、当該権利者、直接地権者が参加の場合の当事者という形になりがちだし、今までそれで来ていたと思うんですが、これからのまちづくりというのは、直接当事者だけでなくて、周辺の市民の皆さん方の、住民の意向もそれなりに取り込んでいくということが必要になってくると思いますので、その辺のところも含めて今後の課題にしていただきたいなと思います。 ○伊藤 委員長   要望でよろしいですね。 ◆雨宮幸男 委員   はい。 ○伊藤 委員長   あとの方。大須賀委員。 ◆大須賀 委員   今の雨宮幸男委員のに関連してなんですが、当然、委託調査して成果物が出てくると。雨宮幸男委員が幾つか事例を挙げましたけども、その成果物に対する評価というのは、それぞれ所管ではなさっているのかどうか、確認したいと思います。 ○伊藤 委員長   新谷部長。 ◎新谷 街づくり推進担当部長   昨年も決算のときに、あるいは予算のとき、いろいろ委員の方から御意見をいただきました。本年度は、ことしの1月に各調査委託に関しまして、どのような格好でとりまとめて、どういうふうな方向づけをするのかということを私、部長が各委託調査について全部ヒアリングを行いました。その中できちんとした成果を出せと。一定のものですね。とりまとめの仕方等やっております。ですから、今、委員、御指摘になられました調査委託の内容につきまして、どういうふうに評価しているのかという意味におきましては、それぞれの段階を踏まえた委託の成果内容になっているというふうに考えております。 ◆大須賀 委員   やっぱり成果物に対する評価って難しいんですよね。 100円の鉛筆を仕入れるのに、当然、業者を競争させて90円、80円で競争させるのはいいんですけども、こういったソフトというのは 100円だから悪くて70円だからいいというものじゃないし、質が問われますよね。一例を挙げると、以前も話したかもしれませんけども、飛田給で東京スタジアム、3・3・34号線、その他いろんな開発に関して幾つかの業者さんが委託されて、地元の街づくり協議会との関係でかかわったんです。そのときに思ったのは、随契のやり方も難しいし、一般競争の入札も、それぞれやっぱりプラスマイナスあるんです。結局一般競争入札だと、比較的値段の業者がとってしまって、能力的に、もちろん事前に把握はしていても、その成果物がどうも 100点満点で65点だ、70点に感じる──これは飛田給の話じゃないですよ。それ以外の報告書もたまに見受けるわけですよね。そういったのもきちんと、この委員会所管だけじゃなくて、うちがいろんな形で委託調査している相手側を格付けしなければいけない時代に来ていると思うんです。それは一地方自治体がやるだけじゃなくても、幾つかの多摩地域の自治体が情報交換することによって、委託調査会社側が格付ランキングがされていくじゃないですか。やっぱりそういうのをしていかないと、この分野はなかなかレベルアップしていかないんじゃないかというふうに思っています。これは意見です。  それからもう1つ、市民参加論も出ましたけども、これも飛田給の事例で申しわけないんですが、飛田給の駅舎、それから駅前広場、その周辺が福祉のまちづくりのモデル地区でしたよね。もちろん行政の意向もあったんでしょうけども、その委託されている業者の方の考えも、この辺はちょっと細かいところまでわからなかったんですが、結果として、実際に車いすだとか、あるいは障害をお持ちの方に意向調査をしたりアンケート調査をしたというのが、地元の街づくり協議会、任意団体ですよね。街づくり協議会がやったんです。その人たちに意見を聞いたり、あるいは会合に集まってきてもらったり、そういった市民参加論も、委託先の調査会社と、もうちょっと原点に返って仕切り直しが必要がじゃないかと思っていましたので、ここでちょっと意見として申し上げておきたいと思います。  以上です。 ○伊藤 委員長   あとの方。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤 委員長   次、 302、 303ページをお願いします。  いいですか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤 委員長    304、 305ページ。雨宮幸男委員。 ◆雨宮幸男 委員   事務事業評価の問題をちょっとこの部分でお聞きしておきたいと思っているんですが、たまたま区画整理と再開発が同じ決算書のページになっていますから都合がいいんですけどね、事務事業評価、13年度のこれですね。これの 226、 227のところにちょうど決算書と同じように区画整理と再開発の事務事業評価が出ていますね。これを見て、あれと思ったんです。なぜか。1つは区画整理の部分は、例えば区画整理について、今、市内で3つの事業に取り組んでいますね。それから再開発についても、この年度当時で言えば、国領南第一を入れなくても2つ、入れれば3つ。それらの複数の事業があるにもかかわらず、事業評価としては1つにくくられているんですよ。これが1つ、非常に奇異だったこと。  それからいろいろ中身に踏み込んでいくとあるんですが、総合評価というか、ABCDEじゃなくて、評価視点と評価という、合計20点満点のところがありますね。ここのところで区画整理は19点なんです。20点満点に対して。それから同じく再開発は20点満点に対して18点なんです。担当原課が自己評価したという注意書きが繰り返しされていますから、これがそれぞれの担当者の皆さん方の認識なのかなというふうに言ってしまえばそれで終わってしまう話なんですが、まず第1点目は、何で2つ、3つある事業を1くくりにしてこういう評価をしたのかというのがわからないんです。区画整理にしても再開発にしてもです。 ○伊藤 委員長   これは質問ですね。 ◆雨宮幸男 委員   質問です。 ○伊藤 委員長   長岡主幹。 ◎長岡 都市整備部付主幹   事務事業評価につきましては、政策室の方から事務事業評価の制度に基づいて指示を受けました。土地区画整理事業並びに市街地再開発事業については、その事業を実施している地区の数はありますけれども、それを一体で評価調書一本でまとめていただきたいという指示がございましたので、このような形になりました。 ◆雨宮幸男 委員   今、ちょっと私、手元に持ってきていないんですけども、例えば12年度の、この前の年度の評価書は、少なくとも再開発については2本に分かれていたというふうに私、記憶していますけれども、その認識、もし間違っていたら訂正してもらえばいいと思うんですけども、ただ、政策室の方がそういうふうに言ってきたとしても、実際に現に3つの事業を抱えていて、それぞれみんな違うわけじゃないですか。例えば区画整理について言えば、個別の話にちょっと踏み込んじゃうのかもしれないけども、同じ布田でも、いわゆる布田地区と言われているところと、布田六丁目の組合施行のところと、極端に言えばゼロと98ぐらいのところでしょう。片方はもう既に組合まで行っていますよね。片方は、後で触れますけども、事実上、ゼロにまで戻っちゃっているような状況。深大寺の北についても、いろいろ聞いてみると、当初の見込みが大幅に狂って、これも下手をするとゼロに近いような状況にもなっていると聞きますしね。そんな、全然到達点の違うものを幾ら政策室の指示があったからって、こんなふうにまとめちゃったら、実態がわからないじゃないですか、全然。その辺について、担当原課としての認識はどうなんでしょう。 ○伊藤 委員長   新谷部長。 ◎新谷 街づくり推進担当部長   御指摘のとおり、前年度は国領がたしか再開発、別調書だったというふうに記憶しております。この中で、調布南が連続立体交差事業とあわせて都市計画決定をして一歩、まずは踏み出したという状況の中、ご指摘の個別に評価をしたらどうかという御意見だと思いますけれども、今の実施計画、事務事業評価、この実施計画に呼応した格好で事務事業評価をしろというのが基本的な考え方になっておりますので、この評価そのもののやり方はいろいろな切り口がありますけれども、再開発としてどうだ、都市区画整理でどうしてどうだというふうに事業を大くくりで見る評価の仕方も、これもまた評価のやり方の1つとして適切なものではないのかなと思います。ただ、また個別にやれという話であれば、それはそれとして別の切り口で個別の評価の事務事業の評価の仕方をしていくべきかと。要はどちらで切り口を持っていくかという話になりますので、これは政策室、あるいはこの事務事業全体の中で議論していく話になるのかなというふうに思っております。
    雨宮幸男 委員   事務事業というわけですから、いろいろなくくり方はあると思いますけども、やっぱり実態を正確に把握するための基礎資料というのが、そもそもの位置づけだと思うんです。ですから、そういう点から言えば、やっぱり一個一個の事業について、それは作業としては膨大なものになると思いますけども、より正確な情報を、議会との関係でもそうだし、市民の皆さんとの関係でも、また行政内部の問題としてもそうだと思うんです。ですから、今後への改善課題としては、政策室との調整もあるかもしれませんけれども、個別事業の中身がしっかりわかるように改善をしてほしいというふうに、これは意見ですが、百歩譲ってそういうふうにしたとしても、しかし同時に、この13年度の特に区画整理と再開発についての評価得点、要するに20点満点に対して19点と18点という、これはどこをどうひっくり返してみても出てこないんじゃないかなというのが私の受け取り方なんだけど、何でこうなっているんですか。達成度が3点満点で3点ですよ。 ○伊藤 委員長   答弁できない? 新谷部長。 ◎新谷 街づくり推進担当部長   得点を高いと見るか、その評価が妥当かどうかというのは、その見る人の目で変わって、申しわけございません、逆らうつもりはございませんが、あるのかなと思います。ただ、例えば布田六丁目につきましては、昨年の7月に組合の設立をさせていただいて、布田六丁目区画整理事業として一歩踏み出したと。それから布田地区につきましても、3地区に分けて、それぞれまちづくりの方向性を見出してきていると。必ずしも土地区画整理の事業認可をとった、組合設立ができたというものをもって達成した、達成しないではなくて、まちづくりの皆さんとの話し合いの進みぐあいが、やっぱりそれぞれの地区の中でどういうふうに当初予定していたもの、もしくは満足度に達しているのかという中で評価していくものも1つの評価の仕方かと思っておりますので、それぞれ再開発、土地区画整理、自己評価という側面はございますけども、担当原課してはおおむね妥当な評価ではないかなというふうに認識しております。 ◆雨宮幸男 委員   基本計画に対する評価ですからね。進捗率というのはまさに基本計画上の進捗計画に対してどうかというのが最大の基本になると思うんですよ。それに対して今、部長がおっしゃったような、例えば布田地区について言えば、3地区に分けて云々という話がありましたけども、これはいわばあの地区のこれまでの経過を見る中での派生事項ですよね。当初は、あそこの区域全体を1本でやっていたわけだから。それがうまくいかなくなったもので3地区に分けてやり始めたという経過だと思うんですよ、私は。それこそ私の理解ですけどね。だから、そういう見解の違いがいろいろ出てくるにしても、これは先ほどの意見になりますけども、やっぱり総じて非常に見方が甘いんじゃないかと思うんです。この事業評価書に出ている見方。事業に対する評価の仕方がね。やっぱりその辺は、もっともっとシビアに物事を見てほしいし、よく言われる、市民の目線で見てほしいんです。市民の目から見たらどうなのかという角度で。そうしていかないと自己満足に陥っちゃって、自己満足から自己撞着に陥っていくと、もうとにかく回りの状況がどうなろうとも、この事業、とにかく貫徹するしかないんだという、一歩誤るととんでもないところに落ち込んでいく危険性を常にはらんでいる状況になってしまうと思いますので、今後への取り組み姿勢の問題として1つ言っておきたいと思います。 ○伊藤 委員長   要望ですね。 ◆雨宮幸男 委員   意見です。 ○伊藤 委員長   あとの方。漁委員。 ◆漁 委員    305ページの保留床取得資金貸付金についてお伺いしますが、これも当初予算にない事業で、補正の中で対応して、その時点では私たちとしては認められないということで反対をしたところですけれども、株式会社ココスクエアに出資金をして、無償融資をして、その後、現在、どんな市としての関与なり監査業務をきちんと正確にやられたり、ないしは指導、株式会社ココスクエアの経営努力だとか、経営に対しての指摘事項や改善事項などをチェックしたり指示されたり、そういうのはされているんでしょうか、その後は。 ○伊藤 委員長   田中副参事。 ◎田中 都市整備部副参事   南地区の管理法人につきましてですけれども、市としましては、管理法人の会議等に出席させていただきまして、その都度、意見等、言わせていただいております。これは無利子制度を活用して取得した床ですので、早期の売却をまず第一点でしっかり取り組んでほしいというようなことを中心にして今、進めているところです。 ◆漁 委員   要望は、1つは保留床をココスクエアが取得をされて、基本的には売却を、できるだけ早くしてもらうという方向なのか、逆に、その保留床をココスクエアがみずから営業しながら、より収益性の高い事業展開をしていこうという、そのための基本方向を市としては受けとめていくのか。今の話だと早く売却してくださいという指示をされているようですけども、見通しとか現状はどうなっていますか。 ◎田中 都市整備部副参事   まず処分の問題ですけれども、これは無利子融資制度そのものが、管理法人が取得したものについては処分を先にするということが前提になっています。ですので、まず処分のことについて考えていただくという状況です。 ◆漁 委員   あとは現実にまだスタートして、保留床を取得してからは1年もたっていない状況ではありますけども、先ほどの駐車場の取得と運営についての経営見通しについて、非常に利益の上がり方については順調にいっているという現状がありますよね。ココスクエアの経営状況については、現状としてはどんな見方をされているんですか。 ◎田中 都市整備部副参事   この無利子融資と自己資金で商業保留床を取得したわけです、管理法人がです。これの収益金が見込まれるわけで、試算ですけれども平成21年度には管理法人として約3億 6,000万ぐらいの資金が確保できるのではないかと。それで、その後、各テナントからの保証金や、それからもし床が処分できない場合は市からの借入金に対する返済が始まりますので、一時的な資金不足が発生する見込みです。10年間ぐらい、短期借り入れによって赤字分を埋めていくわけなんですが、その保証金、あるいは借入金の返済が終わりますと、かなりの収益が見込まれると。大体平成41年ごろから黒字に転じて、健全経営ができるのではないかと、そのような試算をしております。 ◆漁 委員   はい、結構です。 ○伊藤 委員長   雨宮英雄委員。 ◆雨宮英雄 委員   全く漁委員と同じ見方だったんですが、ニュアンスがちょっと違うかなという部分を1点だけ、お伺いしたい。それは、調布市という行政と、ここで保留床取得資金を貸し付けした、これは株式会社ココスクエアという法人ですよね。それぞれの法人としてどういうスタンスでこれから行くのかということになりますと、今お話にありましたように、出資金の 6,000万を支出していることによって、調布市が株主の立場で管理法人に物申す立場というか、おつき合いをしていく立場が片方である。気になっていたのは、市の方での監理関与団体の定義というので要綱が1つできてきたんですが、まず1点、この株式会社ココスクエアについては関与団体になるのか。監理団体にはなりませんよね。その確認を1回、最初にさせてください。 ○伊藤 委員長   田中副参事。 ◎田中 都市整備部副参事   現在関与団体という形になっています。 ◆雨宮英雄 委員   たまたまこれは保留床の取得資金の貸し付けということで決算がされていますけれど、もう1つ気になってしようがなかったのは、その 6,000万円の出資金自体が、例の地方公共団体が監査権を持つ団体になり得る出資金全体に占める割合の25%という1つの目標があって、総体の出資金が2億 4,100万円という、 100万円のっかったことによって、二十四・八何%という、ぎりぎり25%を切っちゃったという結果がありますよね。総体の話ですから、 6,000万円という固定の出資金がある限りは、ふえれば、そのパーセンテージが減る。総体の出資金が減るということは余り考えられませんので、二十四・何々%という、ぎりぎり25%を下回ったレベルにある中で、例えば法人と法人、関与団体であり、株主であり、もう1つ要素として付け加えるのであれば、地方自治体という調布市が監査権の及ぶ権限を持ち得るには、今の段階で言えばあと25万あれば、出資金に上乗せすれば25%という線をクリアするわけです。今後の付き合いの中でというか、事業の見通しがそんなに甘くないよという中で、当然、費用と効果のことを考えれば、たかがという言い方は変なんですけれど、25万円の出資金を乗せることでの権利というのも変ですけど、監査権というのは1つの権利だというふうに考えれば、立場的に方針の中に盛り込んでもいいんじゃないかなという気がするんですが、その辺のお考えは何かありますか。 ○伊藤 委員長   鈴木部長。 ◎鈴木 都市整備部長   まず株式の募集をしたのは、目標として3億円を設定いたしました。そのうちの 6,000万というのは当初から計画していた出資金でございます。当然、商法に位置づけになる、地方自治法に位置づけになる、今、委員がおっしゃる監査権の問題、いろいろな協議の中で、その25%にならない方向を1つの基本として考えてきたことも事実です。民法上の商法から言っても、やはり経営そのものを自由にさせるというのを基本に置いておりますので、よく第三セクター設立等でその議論が必ず話題になります。そのために、今回の再開発事業という特定な事業を実施してきた法人ですので、やはりその面では自主運営をしていただきたいというのを基本に置いていたということでございます。 ◆雨宮英雄 委員   そうすると、私が今、話していたものと、基本的な方向というのは反対の考え方だったということですね。ということになりますか。 ◎鈴木 都市整備部長   確かに、行政からすると、もっとものが言える法人にしておけばいいじゃないかと。それはいろいろ意見があろうかと思います。現実的には、やはり設立のときに、ではどういう形にするのかということでの議論はしました。しかし、やっぱり経営者の意向として見ると、自由に事業ができる方が、より民間の事業としてはベターだよという形の考えもそこにあったということでございます。 ◆雨宮英雄 委員   そうすると、たかだか25万だから乗っければいいやという話にはなり得ないということですね。 ◎鈴木 都市整備部長   これが、私としてどう答えていいのか、ちょっとわからないんですけども、もしでき得るならば、今、公共施設管理公社、このココスクエア調布を発展して、公共施設の管理まで一緒にできていくような施設にしていくならば、出資をして、全部経営権まで行政が持つこともそれは考えられる話ではあります。そのときにはそういう形になろうかなというふうには思います。 ◆雨宮英雄 委員   わかりました。 ○伊藤 委員長   雨宮幸男委員。 ◆雨宮幸男 委員   区画整理の件なんですが、布田地区の区画整理についてなんです。ここの地区のこの事業をめぐる一連の経緯については繰り返すつもりはありませんけれども、最近になって、こういう布田駅南地区まちづくり瓦版というのが発行されているようですね。御承知のように、この決算書にも区画整理と書いてあるように、あくまでも区画整理事業ということで行政の方は通そうとしているように見受けられるんですけども、ただこの瓦版を見る限りでは、そういう文言は説明の中のごくごく一部に、まちづくりの手法の1つとして紹介されているにすぎないと、あえてそういう言い方をしますけれども。そうすると、これは実態的に必ずしも区画整理という手法だけに、この地域についてこだわっているという、現時点での行政のスタンスとしては、区画整理ということだけにこだわっているというイメージはないんだというふうに理解してよろしいんでしょうか。 ○伊藤 委員長   礒部課長。 ◎礒部 街づくり推進課市街地整備担当課長   今、地元と懇談会を開いております。その中では今、言われたように、事業の手法の1つという提案を提起させていただいています。今後、地元と進める中で、事業手法を固めていくわけでございますけども、その中での1つの手法という御紹介の今、レベルでございます。したがいまして、地元と懇談の中で事業手法等は固めていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◆雨宮幸男 委員   陳情が出されたり、それからまちの中にいまだに、こんなでっかい看板を含めて、いわゆる区画整理反対というポスター等、まだ張り出されている状況があるようですけれども、今のお話で、区画整理という手法も1つの手法として紹介というか、あれしながら、具体的には地元の方々との同意で手法選択を含めてやっていくということのようですから、それは大いに今後、そういう方向で進めていただきたいと。  ちなみに、ここにある布田南駅地区というのは、当初というか、従来言われていた区画整理事業区域の中のごくごく一部ですよね。具体的に言えば、あそこの椿地蔵通りの東側のさらに北側半分ぐらいの、ですから全体の中で言えば多分8分の1にもいかないぐらいの面積ですかね、ちょっとあれですけれども。それで、残った地区についての今後の見通しというのか、考え方について、ちょっと簡単に伺っておきたいと思いますけど。 ◎礒部 街づくり推進課市街地整備担当課長   当初、約25ヘクタールで市の方で説明会等進めておりましたけども、基本的なところでは、今の当初計画の範囲については、区画整理は別としても、まちづくり手法を用いた中で地元と懇談しながら進めていきたいというスタンスは変わっておりません。したがいまして、順次、地元の中で意向が整ったところから整備をしていくという考え方で、大きくはそういう考え方で現在、進めております。 ○伊藤 委員長   よろしいですか、よろしいですね。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤 委員長   では次、 306、 307ページ。雨宮幸男委員。 ◆雨宮幸男 委員   済みません、ちょっと前に戻っちゃうんですけど、国領の北の再開発にちょっと関連してなんですが、1つは公共床の今後の処理の見通しについて、これまでの答弁や何かを含めて、いろんな女性や子供関係の共同センターにとかいうふうな話も聞かれているんですが、この問題では、例えばあれなんでしょうか、どういう施設にするのかというやつをこの間、いろいろ言われている、いわゆる市民参加、住民参加型の検討組織を立ち上げて、そこで利用形態について考えるなんていうふうなことはまだほとんど視野には入っていませんか。これからの具体化を図る上で。 ○伊藤 委員長   内藤主幹。 ◎内藤 街づくり推進課主幹   それも含めて今、政策室の方で調整中だと思います。 ◆雨宮幸男 委員   それで、それはぜひ住民参加という方向で進めてほしいと思っているんですが、同時にここの施設配置図といいますか、これ、前いただいたというか、記憶がちょっと定かでないんですけれども、いわゆる建築計画図ですよね、フロアごとの。少なくとも3階、4階この公共床が入るぐらいまでの。南のときはいただいたんですよ、全部のフロアについての図面をね。だから今度も、北についてもぜひ出してほしいんですが。 ◎内藤 街づくり推進課主幹   わかりました。 ◆雨宮幸男 委員   よろしくお願いします。  それともう1点、北の駐車場についてなんですが、今、建築工事に入っていて、覆いが被さっていますけども、将来的には従来の計画だと、今、南の駅裏につくられている、あの形をそのまま、ほぼ倍の形で延長して、全部基本的にはバスのためのスペースにつくるという計画になっているようなんですが、今、あそこで現状、見ていると、バスやタクシーについても、それほど現状の姿で不便だというふうには見えないんですよね。それで、北側の駅広については計画を見直すという考えはいかがなんでしょうかね。 ◎内藤 街づくり推進課主幹   再開発事業の南地区の事業で駅前広場が完成しております。北地区につきましても、駅前広場、これを整備して事業の完成を見るということになります。その間に京王線が走っておりまして、最終的には、やはりその3つのエリアが1つになって駅前広場という考え方になるかと思います。現在、近隣の住民の方と話し合いを進めさせていただきながら、駅前広場の構成を考えておりますが、市が設置する公共施設ですので、近隣だけではなく、もっと広い範囲での市民の方に利用の、利便性がいいようにということを考えますと、バス、タクシー、これも必要であろうということで進めております。またバス、タクシーのそれぞれの企業者につきましては、直接話を伺いまして、どういう将来的な展望を持っているのかということを確認しておりますが、なかなか道路整備が進まない以上、と言いますのは原山線の部分を指しているかと思いますが、そういった事情もあって、バス路線の新規開拓ということは今すぐにできるということではない、将来的には考えていきたいという回答をいただいております。 ◆雨宮幸男 委員   今の答弁の市の施設というところが、つまり公共施設というところがミソだと思っていて、私個人的な考えなんですけども、北側については、もちろん南側と一体のものにしていいんですけれども、北側のエリアについては、例えば今、調布の駅の南口にあるような性質の、つまり憩いの広場とかイベント広場とか、そういうクリアすべき問題があったとしても、そういうふうな方向での検討もぜひ、時間はまだありますから、やっていっていただきたいし、近隣の皆さんの御意見をというお話もありましたから、それこそ新しい北駅広についての利用形態や、あるいは使用について、そういう住民協議会みたいなものの中で検討するように考えていくべきだというように思いますけども、そういう余地はありますよね。 ◎内藤 街づくり推進課主幹   現在、市で提案をした、市と言いますか、組合と市になりますが、駅前広場の構成、これにつきましては3分の2ぐらいが車が通れる施設ということで計画をしております。ただ、地元の要望がありまして、それを見直せないかと。どこまで歩行者空間と自動車が通る空間の割合を詰めることができるかというところで今、議論をしておりますが、将来的には利便性というものをやはり考えまして、構成をしたいと思っております。 ◆雨宮幸男 委員   再開発事業期間だけどもまだそれなりに時間がありますし、それから最終的にはというか、将来的には京王線が地下へもぐった後の一体利用という形の中で考えるということになりますから、そういうスパンで考えると、まだ十何年あるという話になりますから、一たんこうだというふうに決めたから、そこでもうだめですよというふうに、完全にコンクリートするんじゃなくて、十何年かある時間をたっぷり使って、十分、今私が言ったような側面も含めた検討をしていただきたいというふうに、これは意見で結構です。 ○伊藤 委員長   このページで、また戻っちゃったけど(「関連して」と呼ぶ者あり)。大須賀委員。 ◆大須賀 委員   関連して1点だけお伺いしたいんですが、言うまでもなく、高架を前提に南北が分かれていますから、地下化になって、京王電鉄側がどう考えているかというのが大きな影響を持ってくると思うんです。京王側も、じゃあ自分の土地だけども、市に協力して新たに考えるかどうかというところがポイントだというふうに考えているんですが、今のところ京王側と話している段階において、京王が自分の敷地内に何か建てるか建てないかも含めて、南北一体にしてつくるという意向について、何らかの京王が考えを述べているのかどうか。もし述べているようだったら、ちょっとその辺をお伺いしたいんですが。 ○伊藤 委員長   地引主幹。
    ◎地引 街づくり推進課主幹   今、国領のお話だと思っておりますが、国領の方の南北、高架を前提に分かれていたということは、最終的に一緒になりますよというときに都市計画決定をしてございます。都市計画決定では、あそこは駅前広場という、そういう形の位置づけをしてございまして、そこに京王の方から、その上に何かを建てたいという話は今のところ何も来てございません。基本的には駅前広場として使うということで市の方では考えてございます。  以上です。 ◆大須賀 委員   京王の意向が今の段階ではそう出てこないでしょうけども、もう2、3年すると京王の意向が出てくると思うんです。そうしたときに、南北一体化してどうつくるかと。今のところ、利用状況を将来的に予測しても、先ほど説明にもありましたけども、新たなバス路線はそうないだろうということになってくると、南にもバスターミナルをつくって、新たに北にもつくるというのはどうかなと、やっぱり思いますよね。そういった意味でより効率的な、限られた空間ですから。ただ、北側のビル風がちょっと不安なんですけども、その辺も考えながら、よりいいものをつくるために検討していただきたいと思います。  以上です。 ○伊藤 委員長   では、いいですね、この辺。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤 委員長   次、また今、戻っちゃいましたので、 306、 307ページ。雨宮幸男委員。 ◆雨宮幸男 委員   1点、ここの決算書には直接的に表現はないんですけど、都市計画道路の3・4・9、神代団地のところ、ありますよね。あれ、せっかく暫定整備という形にしてあるんですけれども、やっぱり京王線の鉄道部分がネックになっていて、せっかく用地買収を済ませて、あれだけの道路敷エリアを確保してあるのに、あそこの部分がちょうど鵜飼いの鵜の首みたいになっていて、詰まっているという状況で、地元の人たちから見ると、やっぱり解決になっていないようなんです、当然。もう一本、東側にある細い道、従来の一方通行の道ね。家屋は傷むわ、騒音は激しいわ、何だかんだって、もう何年も前からそういう苦情を聞いているんですけど、3・4・9について、京王とのいろいろあるにしても、今後、市としてもう少し積極的なスタンスで臨む必要があるんじゃないかと思っているんですけども、そのあたり、どうですかね。 ○伊藤 委員長   斉藤次長。 ◎斉藤 都市整備部次長兼道路整備担当課長   この場所は長年、住民、あるいはいろんな方々からご要望がございます。委員がおっしゃるように京王との関係、あるいは国の補助金の関係等でなかなか進まないという状況にありますが、前年、先に使っていただくように暫定整備を行いました。それで北側については、その準備も含めて、国道との接続協議は今現在始めております。少しずつですけれども、進展していこうと意気込みは持っておりますので、その節には協力をよろしくお願いいたします。 ◆雨宮幸男 委員   そうすると、一番肝心な京王との関係というのは全然まだ見通しが立ちそうもないんですか。 ◎斉藤 都市整備部次長兼道路整備担当課長   やっぱり相当費用がかかる話でございまして、ここで何年後にという話もできませんで、我々としてはとにかくいい方向に努力していくという方向性だけは持っておりますけども、その辺は今後、国の補助金、あるいは京王との費用分担、その点の協議が、徐々にですけど進んでいきたいと、こういうことでございます。 ○伊藤 委員長   よろしいですか。 ◆雨宮幸男 委員   わかりました。 ○伊藤 委員長   あとありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤 委員長   それでは次、 314、 315ページ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤 委員長   それでは次、 316、 317。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤 委員長   それではこれで都市整備部所管の質疑を打ち切ります。  質疑がすべて終了いたしましたので、ここで休憩いたします。    午前11時24分 休憩        ─────────── ── ───────────    午後1時18分 開議 ○伊藤 委員長   委員会を再開いたします。  これより討論があれば、これを許しますが、討論はありますか。雨宮幸男委員。 ◆雨宮幸男 委員   それでは一般会計の決算ですね。議案第59号「平成13年度調布市一般会計歳入歳出決算の認定について」、建設委員会の所管部分について、決算の認定に同意をできないという立場から簡潔に討論いたします。  認定に同意できない主な理由であります。本決算は前市長のもとで平成13年度の予算が編成されまして、それが執行されたものであります。所管は環境部、都市整備部など3部にわたりますけれども、とりわけ土木費都市計画費についてであります。  第1に、都市計画費の異常な増額補正予算、質疑の中でも明らかになりましたけれども、23億円余り、当初予算に比べても50%を上回る突出ぶりでありまして、予算主義の原則を大きく逸脱するものと言わなければなりません。  第2に、中心市街地街づくり総合計画についてですが、20年間の計画期間では市財政に破綻を来すと、これまでも何度も指摘してまいりました。この年度は本計画の初年度でありまして、頭出し予算との性格づけが予算審議の際にも確認をされていましたけれども、まさにそのとおりに執行された内容となっているわけであります。  第3、国領の南地区再開発事業をめぐって年度末に十数億円もの増額補正がされて、駐車場の買い取り、保留床取得のための無利子融資が行われましたけれども、いずれについても道理がないところから、これに反対をした経緯があります。  第4、国領の北地区再開発事業についてですが、事業進捗の実態に反して補正予算まで組んで強引な予算づけをいたしましたけれども、結局繰り越さざるを得なくなった、この事実に照らしてみても、再開発事業に対する強引とも言うべき姿勢が見受けられると言わざるを得ません。  第5、区画整理事業についてであります。布田地区については、質疑を通じて、区画整理がまちづくりにおける手法の1つとの位置づけが明らかにされました。また深大寺北地区についても、直接的に触れることはいたしませんでしたけれども、事業進捗の実態から見れば、事業そのものを見直すべき時期に来ているのではないかと言えると思います。そして、これらは住民の意向を度外視して区画整理事業を進めようとした、その破綻を示すものと言えるものであります。したがって、区画整理という呼称の撤回も含めた事業の見直しを求めるものであります。  最後に若干の意見、要望等についてですが、先ほど冒頭に申し上げましたように、環境部から始まって一連の所管ごとに質疑を通じて意見、要望等を述べてまいりましたけれども、それらも踏まえまして、緑地崖線保存を計画的に進めるためにも、基金の積み立てを計画的に進めること、またごみ処理の関係ではプラスチックの分別収集の早期実施、ペットボトルの毎週ごとの回収を来年度から実施することなどを改めて述べておきたいと思います。また、生活道路や狭あい道路の整備を、より促進することを要望いたしまして、認定に同意できない討論といたします。反対討論です。 ○伊藤 委員長   次、雨宮英雄委員。 ◆雨宮英雄 委員   平成13年度一般会計決算の建設委員会所管部門につきまして、民主クラブは当初予算について賛成、補正予算について反対の立場をとったところでありますが、本決算については賛成の立場から討論をいたします。  詳細につきましては本会議場での討論といたしますことから、この場では主に国領駅南北の再開発事業について述べさせていただきます。  複数年度にわたって行われる再開発事業でありますが、国領駅南地区再開発事業については、本年6月に東京都からの再開発組合解散の認可を受け、事業の終結を迎えようとしています。13年度補正予算の審議に際しては、未収金の問題、駐車場の取得及び運営の問題、商業床の取得及び運営に懸念を表明し、反対をいたしました。決算時点では未収金については和解が図られたこと。駐車場の経営については具体的な数字が示され、今後の経営についての方向性が示されたこと。管理法人の事業運営については、なお厳しさが予測される中で積極的な関与をしつつも法人の経営努力を促すというスタンスが示されたことを評価するものであります。  またさきの一般質問においては、市長から、情報開示を情報提供の姿勢としていくことを約束する旨、答弁があり、今後の大胆な情報公開に期待するものであり、また大胆な情報公開から得られる情報をもとに、事業展開をチェックしていく所存であります。  本市でも初めての組合施行による再開発事業において、さまざまな反省、教訓を得たとの助役答弁もありましたが、適切な時期に適切な情報を提供することが大変重要なことだと認識をしております。  北地区にあっては、未合意者の問題から、事業の一時凍結を含む修正予算を提出した経緯がございます。その後、再開発組合や担当職員の努力により、本年度にあっては全員の合意を得られ、再開発ビルの着工に至っております。今後の事業展開に当たっては、公共床や駅前広場等が課題となりますが、やはり情報提供と市民参加はキーワードであり、実りのある議論がなされることと思われます。  いずれにいたしましても、本決算時点におきましては、ここに至るまでの担当職員の御苦労に深く経緯を表しまして、賛成討論といたします。  以上です。 ○伊藤 委員長   漁委員。 ◆漁 委員   平成13年度の一般会計決算、建設委員会の所管部門の決算認否に対して、社民・生活者ネット・民主の会を代表して、残念ながら賛成できないという討論を行います。  13年度決算の歳出全体では、前年度に比べて 8.4億円、8億 4,000万、 1.3%の微増でしたが、予算に比べれば約50億、8%の大幅増でした。  一方、私たちの所管する中心の土木費の歳出総額を見ますと99.8億円、約 100億円で、前年度に比べてマイナス6億円、マイナス 5.6%の減少で、実は3年連続対前年度の決算、土木費の歳出総額としてはマイナスという抑制傾向が一方では見られるのかなというふうに思われますけれども、当初予算に比べると約30億円、40%の大幅贈となっております。  その大幅増については都市計画費で24億円の補正、あとは都市基盤整備事業基金に 6.6億円の補正、それらが中心となっていまして、基金積み立てに対しては今後の京王線の地下化への事業認可、事業の進捗への対応として今後必要なものだというふうに受けとめてはおりますけれども、もう1つの大きな要因であった国領駅の南地区での駐車場床の買収や、管理会社への無利子融資貸し出しなどについては、この間の補正予算での審議や、その後の事業展開への評価の中で幾つか指摘をしましたけれども、残念ながらそうした支出をよしとするわけにはまいりません。  平成13年度の主な事業、審議の中では市民参加でワークショップ方式によって小島町の3丁目の公園の整備が進められたり、駐輪場の整備・充実がより一層図られたり、駐車場対策の取り組みが新たに行われたり、また交通不便地区へのミニバス運行事業が始まって大きな成果を上げてきていることや、道づくり事業での生活道路、狭あい道路の整備・拡充に重きを置かれていることや、ごみリサイクル事業の展開の中で一層のリサイクル率の拡大の成果が見られていることなどなど、一つ一つの申し述べました取り組みについて評価をしておきたいと思います。  また、新ごみ処理場建設計画問題に対しては、二枚橋問題の新しい展開をしっかりと受けた対応や再検討が求められてきておりますし、家庭ごみ有料化問題については、各戸収集課題とセットの問題として改めて位置づけるべきだと思いますし、検討委員会での答申を受けながらも一層の情報公開と市民参加をきちんと手続上行うなどしながら、新たな対応をもとに、最終方針を出されるよう、強く求めたいと思っています。  簡潔に幾つかの点について、要望も含め、述べたところですけれども、13年度の決算に対しては、国領駅の南地区再開発事業への対応の問題を中心に反対の理由として、本決算に対しての認定は否という立場に立ちたいと思っております。  以上です。 ○伊藤 委員長   荻窪委員。 ◆荻窪 委員   公明党を代表して、議案第59号「平成13年度調布市一般会計歳入歳出決算の認定について」のうち建設委員会所管部門につきまして、賛成の立場から討論を行います。  まず都市整備部関連であります。新基本計画のスタートした平成13年度は調布市民が待望していた京王線の連続立体交差事業が地下方式で都市計画決定され、最重要課題の実現に向けて大きく前進した年であります。また市役所前通りの歩道拡幅、連続立体交差事業に関連する都市計画道路、調布駅南第一地区の市街地再開発事業のそれぞれが、都市計画決定がされました。これらは、計画段階から市民参加で作成されました都市計画マスタープランの実現に大きな一歩を踏み出されたことと存じ、大変評価をいたしております。  国領の南北地区の市街地再開発事業については、四半世紀にわたる準備と、事業を取り巻く厳しい社会経済状況の中にあって、南地区の事業の完了、そして北地区の着工に至ったことに対しましては、関係職員の方々の御努力に敬意を表します。また仮称下石原市営住宅の着実な建設が進められております。この市営住宅は高齢社会に対応する高齢者の住宅確保とバリアフリーの住宅となるなど、住宅マスタープランに沿っておりまして、今後期待しております。  次に環境部に関連してであります。市内に残る雑木林の保全を市民と協働で行いました。それは、循環型社会への移行に当たり、大変重要でありますので、今後も事業の展開を期待させていただきます。公園の新設や用地の確保については新たな手法で公園緑地等配置計画の策定、国費を導入して石原小前公園が取得されました。このことは、効果的な財政運営に努めたものと認識し、評価をいたします。  交通安全対策では、交通不便地域の解消、高齢者などの社会参加、公共施設の接続を目的にミニバス、西路線の運行が実施され、地域住民から好評を受けています。さらに新たに違法駐車防止条例が制定され、約40%の違法自動車の減少が見られたとのことであり、さらに市民の安全で快適なまちづくりに御努力をお願いいたします。  最後にクリーンセンターについてであります。これからの循環型社会に対応した廃棄物処理は大変重要であります。その中で、容器包装リサイクル法の施行に伴うペットボトルの分別収集の実施、スーパーを中心にリサイクル協力店認定制度や、事業所を対象にしたエコオフィス制度に取り組まれたことは、企業、事業者に環境意識の高揚の第一歩であると認識しております。その意味で評価をするとともに、今後を期待いたします。新ごみ処理施設については、市民参加のもと、三鷹市と共同で検討委員会を設置し、検討をされておりますが、市民生活に密着しており、焦眉の課題でありますので、より多くの市民の理解をいただけるよう、御努力をお願いいたします。  以上、申し上げまして、賛成の討論といたします。 ○伊藤 委員長   大須賀委員。 ◆大須賀 委員   議案第59号「平成13年度調布市一般会計歳入歳出決算の認定について」、建設委員会所管部門について、自由民主党を代表して、認定することに賛成の立場から討論を行います。  まず環境部所管部門についてですが、市内に残された武蔵野雑木林の保全と回復に向けた市民活動への支援を崖線樹林地保全事業、入間里山保全回復事業として実施していました。環境問題は、よくシンクグローバリーアクトローカリーと言われております。地域からの取り組みとして、今後もさらなる取り組みを期待するものであります。また、旧保健センター用地を活用し、地元住民と協働して公園設計が行われたこと、さらには深大寺東町8丁目のとりで公園については、地域での清掃管理体制をつくり、地元に愛される公園整備を実施したことを評価するものであります。  次に交通安全対策ですが、従来より子供交通教室を開設し、交通安全教育を徹底していることや、新規事業として自動車違法駐車対策に取り組まれ、一定の成果を上げられていることに対し、評価するものであります。また、大きな社会問題となっております放置自転車対策においては、自転車駐車場の整備を行い、特に顕著にあらわれている調布駅北口の西友沿い歩道の放置自転車対策は大いに評価できるものであります。  次に清掃費ですが、平成13年4月から施行された家電リサイクル法に伴い、家電4品目の不法投棄が懸念されていましたが、本市では逆に減少し、その結果、ごみは減少することとなったことは、大変市民意識が高いということと、事前の準備や広報がよかったのではないかと理解しています。また、ごみのリサイクル率については、全国的に非常に高い割合を維持しており、さらなる努力をお願いするところであります。  一般家庭ごみの有料化は、二ツ塚最終処分場の延命化を図るごみ減量の一方策として認識するところでありますが、家庭ごみ有料化検討委員会を市民参加のもとで立ち上げたことは評価いたします。また、市民にごみへの意識を高めてもらうごみ懇談会を数多く開催していることは、市民の中に積極的に入っていくという姿勢が見られ、評価に値するものであります。  続きまして都市整備部所管部門についてですが、平成13年度は本市のまちづくりにとって大変意義ある年でありました。それは何と言っても、長年の悲願でありました京王線連続立体交差事業が地下化で都市計画決定されたことであります。昭和50年に事業化凍結以来、本市のまちづくりの最重要課題として長年取り組んできた努力のたまものであります。これまで事業化推進に取り組まれてこられた多くの諸先輩方、市民、職員の方々、特に吉尾前市長の努力に対し、敬意を表するものであります。そして、当然のことでありますが、本市のまちづくりは連続立体交差事業と一体的、総合的な中心市街地のまちづくりの推進が必要不可欠であります。この中心市街地のまちづくりの先陣を切っている国領駅南地区の市街地再開発事業については、再開発ビルがオープンし、駅前広場などが整備され、いよいよ事業が完了を迎えようとしております。これも、平成13年度において再開発組合解散に向け、再開発組合と市が難局を打破すべく全力を傾けて取り組まれたたまものであり、高く評価するものであります。  一方、国領駅北地区については、難航を極めていた補償合意の取得に向け、市も組合活動を支援し、努力を重ねられた結果、全員の合意が得られ、本年6月には再開発ビル着手に至りました。いよいよもって、国領駅周辺が大きく発展していくだろうと期待をするものであります。  このようなまちづくり事業推進のほか、市民生活に密着した生活道路、狭あい道路の整備を着実に進められるとともに、適切な道路維持管理に努められたことも評価いたすものであります。  最後になりますが、これからも連続立体交差事業と一体的、総合的な中心市街地のまちづくりの推進に邁進せられ、みんながつくる・笑顔輝くまち調布の実現に向け、より一層の御努力をお願い申し上げまして、賛成の討論といたします。 ○伊藤 委員長   討論を打ち切ります。  それでは、これより採決を行います。意見が分かれておりますので、挙手により採決いたします。  議案第59号「平成13年度調布市一般会計歳入歳出決算の認定について」、建設委員会所管部門、本件につきましては原案認定とすることに賛成の方の挙手を求めます。
       〔賛成者挙手〕 ○伊藤 委員長   挙手多数と認め、議案第59号の建設委員会所管部門につきましては、原案認定と決しました。  ここで理事者の入れかえのため、休憩いたします。    午後1時40分 休憩        ─────────── ── ───────────    午後1時41分 開議 ○伊藤 委員長   委員会を再開いたします。  それでは、議案第63号「平成13年度調布市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」を議題といたします。  本件につきましては、最初に説明を受け、質疑は歳入一括、続いて歳出一括として受けたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤 委員長   御異議なしと認め、さよう決定いたします。  それでは本件につきまして、理事者の説明を求めます。山田下水道課長。 ◎山田 下水道課長   それでは、議案第63号「平成13年度調布市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」を御説明いたします。  初めに決算書の 517ページをお開きください。実質収支に関する調書でございます。歳入総額は45億 5,542万 2,879円で、予算額に対する収入率は99.9%でございます。歳出総額につきましては45億 946万 926円で、予算額に対する執行率は99.1%になっております。したがいまして、翌年度に繰り越すべき財源とした繰越明許費、繰越額 2,211万 5,580円を差し引いた実質収支額は 2,384万 6,373円でございます。  次に 518、 519ページをお開きください。歳入についてご説明いたします。歳入に占めます予算科目、款の割合につきましては、一般会計からの繰入金が52.5%、使用料及び手数料が46.9%、その他が 0.6%でございます。  内容の主なものにつきまして説明いたします。右側の備考欄に沿いまして御説明いたしますので、よろしくお願いいたします。  まず分担金及び負担金の府中市からの維持管理負担金は、上流側、府中市の雨水が流入している調布幹線の維持管理に要した府中市分からの負担金でございます。使用料及び手数料の下水道使用料は、現年賦課分並びに滞納繰越分でございます。指定工事店と申請手数料は指定工事店や責任技術者の登録等の申請手数料でございます。  都支出金の浸透施設等助成事業費補助金は雨水浸透ます等の設置事業に対する都の補助金でございます。不要物品売払収入は、老朽化したマンホールぶたの交換に伴います、不要になったマンホールぶたの売払収入でございます。  一般会計繰入金は雨水処理関係に要する経費に充当するため、一般会計からの繰入金でございます。  続きまして 520、 521ページをお開きください。繰越金につきましては、前年度繰越金でございます。それから次の諸収入のうち、下から3行目の下水道施設廃止負担金につきましては、私道の公共下水道施設について、権利者の都合などにより、撤去等の廃止の申し出があった場合に、その施設の減価償却を、財産分を精算し、負担金として支払っていただいたものでございます。  歳入につきましては、以上でございます。  続きまして 522、 523ページをお開きください。ここからは歳出の御説明になります。歳出に占めます予算科目、款の割合につきましては人件費や事務費などの総務費が10.5%、管渠等維持管理費や下水道処理負担金などの事業費が39.4%、公債費が50.1%でございます。  内容につきまして御説明いたします。右側の備考欄に沿いまして、主に◎の項目について御説明しますので、よろしくお願いいたします。  まず一般職人件費でございますが、下水道課職員14名分の給料、諸手当、共済費等であります。管理事務費は事業執行に伴い要しました事務経費であります。このうち下から2つ目の○の消費税及び地方消費税は、消費税法取扱通達に基づき算出したものを納付したものでございます。  次の 524、 525ページをお開きください。下水道使用料等徴収事務費は、市内のほとんどの区域が上水道を使用していることから、その使用料の徴収を水道業務課を通しまして、都の水道局へ委託しております。また神代団地分につきましては、地下水を利用しているため、その使用料の徴収を神代団地の地下水道検針徴収等の業務に携わっている日本総合住宅生活株式会社に委託しているものでございます。その委託料等でございますが、維持管理事務費は公共下水道施設にかかわる損害補償や酸素、硫化水素測定機の点検手数料などに要した経費であります。  次のページ、 526、 527ページをお開きください。下水道管渠維持管理費は、下水道管、雨水幹線公共雨水ます等の補修、清掃等、あるいは下水道台帳の補正、作成委託や下水道用地の草刈り委託などに要した経費でございます。  下水道水質管理費は、特定事業場の公共下水道接続ますや、公共下水道の流域下水道接続点での水質を検査するために要した経費でございます。浸透施設設置助成金は、雨水の下水道管への負荷を軽減させることと、地下水の涵養を促すため、雨水浸透ます等の設置について助成を図っております。これに要した経費でございます。仙川中継ポンプ場維持管理費は、仙川にあります汚水中継ポンプ場の施設及び諸機械の運転や保守、管理等に要した経費でございます。  次の 528、 529ページをお願いいたします。  流域下水道処理負担金は、本市の下水道が都の流域下水道を経由して、森ヶ崎水処理センターで処理をお願いしていることから、その処理負担金でございます。管渠建設費は道路新設や拡幅整備事業などに伴う下水道管の既設管撤去や新設工事に要した経費でございます。なお、この中には新規事業となります京王線連立事業に伴った下水道幹線切り回し事業の鶴川街道、蓮慶寺通り、狛江通りの基本設計並びに実施設計の委託料が含まれております。  次に下水道管理用地整備費は、調布幹線の敷地の管理に要した経費でございます。  次に債務負担解消分は、過年度に三鷹市と共同で施行した中仙川雨水幹線の建設負担金でございます。協定により、昭和62年度から平成22年度までの間に分割負担することといたしております、その分割負担金でございます。なお、平成13年度末の負担金残高は1億 4,518万円余でございます。  次のページ、 530、 531ページをお開きください。公債費でございますが、これは下水道建設にかかわる起債として財務省及び公営企業金融公庫からの借入金でございます。その元金及び利子償還金でありまして、今後につきましては、平成13年度末の償還元金の残高は 116億 969万円余であり、これを平成40年度までの27年間で償還していく予定でございます。  次のページ、 532、 533ページをお開きください。予備費でございますが、これにつきましては支出がございませんでした。  説明につきましては以上でございます。 ○伊藤 委員長   理事者の説明は終わりました。  これより歳入の質疑を許します。雨宮幸男委員。 ◆雨宮幸男 委員   1点だけ。指定工事店の申請手数料が前年度は予算額に比べて相当ふえていますよね。この辺の事情をちょっと教えていただけませんか。 ○伊藤 委員長   山田課長。 ◎山田 下水道課長   これにつきましては、従来ですと、調布市内のお店だけができたんですけど、いわゆる東京都内のお店でしたら、その当該市に登録すればできますよということがありましたので、その辺、かなり急に件数としてふえましたので、それで多くなりました。 ◆雨宮幸男 委員   制度変更があったのは承知しているんですが、それで市内店と市外ね、それの登録店の数の絶対数でも比率でもいいんですけれども、ちょっとそれを教えていただけませんか。 ◎山田 下水道課長   今、詳しい数字はちょっとあれなんですけど、市内を市外が上回っております。市外の方が多いです。 ◆雨宮幸男 委員   大ざっぱな比率で大体どのくらいかはわかりませんか。 ◎山田 下水道課長   ちょっとあれなんですけど、市内が45ぐらいで市外が55ぐらいかなと思うんです(「パーセンテージで?」と呼ぶ者あり)。  はい。それで、これにつきましては現在もぽつぽつ、市外からの申請は来ております。 ◆雨宮幸男 委員   それで実際に登録してあって、工事に発注する場合には入札にかけるわけですよね。 ◎山田 下水道課長   私どもが発注する下水工事ではございませんで、市内の、いわゆる一般のおうちですね。 ◆雨宮幸男 委員   わかりました、ごめんなさい。 ○伊藤 委員長   はい、漁委員。 ◆漁 委員   最後の公債費ですが、 531かな(「歳入だよ」と呼ぶものあり)。  あ、歳入ですか。ごめん。 ○伊藤 委員長   では、歳入はよろしいでしょうか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤 委員長   それでは、歳入の質疑を打ち切ります。  次に歳出についての質疑を許します。漁委員。 ◆漁 委員    531の公債費ですが 116億円、まだ一応元金として返済、40年までということですが、利率とどこから借りているかというあたりを聞かせてください。 ○伊藤 委員長   工藤次長。 ◎工藤 環境部次長   お借りしておりますのは、今の財務省、昔の大蔵省です。それから公営金融公庫。この2つでございます。それで、もう1点の利率につきましては、安いのが2%以下のと、高いのは8%以上。これは財務省じゃなくて、公営金融公庫が昭和50年前後のときには最高では 8.2%。最近お借りしましたのが2%弱ということであります。  以上です。 ◆漁 委員   東京都までが都の振興基金の貸出金については、これは下水ではないんですけどもね、借りかえ制を認め始めていますけども、財務省、金融公庫あたりはいかんせん、どうにもならない状態なんですか。 ◎工藤 環境部次長   一応原則的には、国からお借りしているのは借りかえはまかりならんということになっています。ということは、今後一切国の方のお世話にならないということならば、強引にやれば話は別だろうけれど、現段階ではだめだということです。  それで金融公庫につきましては、それほどの縛りはないと思いますが、非常に高い利率という中では、これがまだ相当続きますので、先ほどの話から言いますとね。それで、ほとんどが5%以上の利率になっておりますので、相当な利息ということが発生しますから、国はもうだめだというのは当然わかっておりますので、金融公庫につきましては余りにも高い利息でありますので、今後検討してみる必要性──ただ問題は、財政当局が果たしてできるかどうかということがありますが、特に下水道につきましては自前の財産がありませんので、ただ問題等投げかけとしては投げかけてみたいと、そんなふうに思っています。 ◆漁 委員   いずれにしても、財政の財産といっても要は借りかえですから、今やっているユーロ円だとか、幾つかの選択肢も工夫の中では生まれるのかなという気がしますので、ぜひひとつ……。多分、ほかの市ともいろいろ相談しながらということになるかもしれませんが、前向きに何とか頑張っていただければと思います。  以上です。 ○伊藤 委員長   大須賀委員。 ◆大須賀 委員   確認なんですが、管渠建設費の中で、説明にもありました京王線の連立に関しての切り回しの工事なんですけども、これ、お金については全部市の持ち出しで、都からは補助金が何らなかったかと思うんですけど、そこをちょっと、補助金等があったかどうか確認したいと思います。 ○伊藤 委員長   山田課長。 ◎山田 下水道課長   京王線の連立事業というのは、もともとが道路事業ということになっているんです。道路事業ということは、道路法が適用されちゃうわけなんです。それで、道路法と言いますと非常に道路管理者が強い権限を持った法律なんで、私ども下水道課は一企業者なんですね。ガス屋さんだとか電気屋さんだとか、そういうのと同じように扱われているんです。ということですから、いわゆる監督者処分というような言い方をしているんですけど、道路管理者が一方的にこれをどかしなさい、これを切り回ししなさいというようなあれになっているんです。ですから、基本的には負担はいただけないということなんですけど、それでは非常に私どもが市としてもお金もそんなにあるわけじゃないですから、それでは困りますよということで、公式なあれでは言っていないんですけど、水面下で東京都さん、何とか面倒見てくださいというようなお願いには行っております。 ◆大須賀 委員   ということは、今後、ここに素直に当ててなのか、あるいは別の形に対してなのかわかりませんけども、何らかの東京都からの財政的な助成なり支援があるというふうに考えていいわけですか。 ○伊藤 委員長   工藤次長。
    ◎工藤 環境部次長   私の方からお答えさせていただきますが、今回の鶴川街道、あるいは蓮慶寺通り、それからもう一方の狛江通り、これにつきましては、今までは京王線の高架化の場合は全く影響がなかったわけです。それが地下化になったことによって、この3つが下水道管の移設、あるいは切り回しをせざるを得なくなった中で、それで今回、御存じのように工事をやっておりますけども、橋が架かるということの中から、今回 2,800万ほどの補正予算をお願いしまして対応したのは、鶴川街道のまず、どの程度の事業費がかかるのか。実施計画、14年度の予算に反映させていただきまして、今現在やっていますが、それと蓮慶寺通りと狛江通りというのは基本計画の中でどのくらいかかるかと。今後、東京都にお願いに行くときに、これだけかかる費用だから、ぜひ、高架から地下化になったことによって市が負担をするということでありますので、7階の方の鉄道関連とも一緒にやりながら、できるだけ補助金を仰げるような形でお願いをしたいということで、この蓮慶寺通りと狛江通りも基本計画上、ということは概算で言いますと、全体でははっきり、もちろんいろいろな手法がありますので、約20億円とも言われているわけなんです。その中で、できるだけ補助を仰いで、お願いをしていきたいということで、今回、補正をお願いして、概算費用を出させてもらったと、こういうことであります。 ◆大須賀 委員   そういった御努力はぜひお願いしたいのと、それから自民党でも三多摩議員連絡協議会という団体があって予算要望に行くんです。副知事が対応するんですけども、近々行くことに実はなっておりまして、調布市で最重点項目はといつも聞いているんですけども、考えてみれば、こういうことって最重点項目に入れてもいいんじゃないかと思っていますので、その辺、それぞれの政党も当然これについては一致団結して応援態勢を組むと思いますので、頑張りましょう。  以上です。 ○伊藤 委員長   あとの方。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤 委員長   それでは、これで質疑を打ち切ります。  お諮りいたします。  議案第63号「平成13年度調布市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、本件につきましては、原案認定とすることに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤 委員長   御異議なしと認め、議案第63号については原案認定と決しました。  次に議案第65号「平成13年度調布市受託水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」を議題といたします。  本件につきましては、最初に説明を受け、質疑は歳入一括、続いて歳出一括として受けたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤 委員長   御異議なしと認め、さよう決定いたします。  それでは本件につきまして理事者の説明を求めます。最初に水道の総括を小谷田水道部長にお願いします。 ◎小谷田 環境部水道事業担当部長   では、平成13年度受託水道事業特別会計歳入歳出決算につきまして、特徴的なところを総括して申し上げます。  平成13年度につきましては、平成12年4月1日に東京都の水道事業と統合し、新たに受託水道事業として出発して2年を経過しました。13年度の決算に当たります総事業としては、25億 9,343万 739円となりました。施設整備総事業の内容といたしましては、東京都水道局と十分な調整を行い、調布市の基本計画第4期拡張計画及び実施計画に基づき協議し、配水管の新設、管種変更、浄水所ではろ過ポンプ取りかえや、水源井戸の更生工事、ポンプの交換など、計画どおりの事業を執行し、水の安定供給に努めてまいりました。  一方、給水人口は20万 3,639人と、前年度比 1,701人の増加であります。配水状況は年間総配水量で 2,458万 7,096立米で、前年との比較で12万 6,969立米の減量となりました。東京都からの補給水は25万 8,700立米増加し、1日当たり前年度と比較して 708立米増加しました。この主な原因は、配水量では8月における18日間の取水制限に伴う自主節水をお願いしたこと。東京都からの補給水が増加したことは、水源井戸からの導水管の耐震化工事として管種変更を実施したことに伴い、工事期間中、水源井戸を停止したためと考えられます。また事務の取り扱いについては、受託水道事業特別会計において、予算の要望等を東京都に申請するときは企業会計で申請し、受託したときには地方自治法の規定により公営企業を官庁会計に置きかえて執行いたしました。  詳細にわたりましては担当より説明させますので、よろしくお願いします。 ○伊藤 委員長   矢田課長。 ◎矢田 水道業務課長    577ページをお願いいたします。実質収支に関する調書でございます。歳入総額25億 9,343万 739円、歳出総額、同じく25億 9,343万 739円、歳入歳出差引額ゼロ、以下同様でありまして、翌年度へ繰り越すべき財源、実質収支額のうち、地方自治法第 233号の2の規定による基金繰入額はそれぞれゼロとなります。   578、 579ページをお願いいたします。御案内のように、調布市水道は平成12年度より都営一元化をいたしまして、料金収入はすべて東京都へ入り、事業運営にかかわる費用につきましては公営企業会計にのっとり、東京都へ要求し、執行決算をいたしましたが、受託水道事業特別会計におきましては地方自治法の規定により、公営企業会計を官庁会計に置きかえて執行いたしました。  歳入といたしましては、都支出金22億 9,825万 3,469円、諸収入、下水道使用料徴収事務委託金2億 9,517万 7,270円でございます。下水道使用料徴収事務委託金につきましては、調布市下水道使用料を浄水使用料とあわせて徴収いたしております事務費であります。 ○伊藤 委員長   田中課長補佐。 ◎田中 水道工務課長補佐   続きまして 580、 581ページをお願いいたします。それでは平成13年度受託水道事業費の浄水費から右端の備考欄で説明させていただきます。  浄水費は、主に井戸からの取水及び浄水所の管理に係る費用でございます。最初の浄水管理費でございますが、浄水所職員の職員旅費を初め消耗品費、諸経費等の経常経費でございます。  次に浄水運営費でございます。主な項目につきまして説明させていただきます。最初の消耗品の浄水用薬品費でございますが、消毒用の次亜塩素酸ナトリウムの費用でございます。  次に浄水用動力費の電気料金につきましては、各水源の水中ポンプ等に係る電気料金でございます。  浄水運営管理委託料の危機管理委託料は、各浄水所の継走設備、高圧電気設備等保守点検委託料、また水道施設運転管理業務委託料につきましては、深大寺浄水所のポンプ運転の委託料でございます。  次の施設補修工事費の導水管改良工事費につきましては、水源井戸から浄水所までの導水管で、口径 150ミリ、 200ミリの石綿セメント管とを、延長 1,301メーター鋳鉄管に管種変更いたしまして耐震性を高めました。  次に水源更生工事費につきましては、深大寺南町3号水源ほか2カ所の深井戸水源の構成工事で、井戸の延命化と安定した自己取水量の確保に努めました。  続きまして 582、 583ページをお願いいたします。配水費の配水管理費でございます。これも浄水所の経費でありまして、嘱託員報酬を初め職員旅費、諸経費の各種負担金等の経常経費でございます。  次に配水運営費でございます。配水用動力費につきましては、各浄水所配水ポンプに係る電気料金、配水運営委託料の漏水防止調査委託料につきましては、水の有効利用を図るため、北部地区及び東部地区の延長 195キロの調査を実施し、これにより 102件の漏水を発見いたしました。  次に設計委託料でございますが、配水管の管種変更に伴う設計委託料でございます。  続きまして 584、 585ページをお願いいたします。配水運営工事費の漏水防止制水弁等工事費につきましては、漏水防止調査で発見された漏水や日々の給水管等の漏水修繕にかかる経費でございます。配水管取りかえ、消火栓移設等工事費等でございますが、口径75ミリから 250ミリの既設の石綿セメント管等を延長 7,811メーター、管種変更工事を行いました。及び、これに伴う消火栓の移設費でございます。  次に給水費の給水管理費でございます。臨時職員賃金を初め職員旅費、消耗品費、諸経費等の経常経費でございます。  次に給水運営費でございます。給水運営委託料は、量水器検満交換委託料等でございます。  次の給水運営工事費の給水管取りかえ工事費でございますが、既設の鉛管、塩ビ管等の給水管をステンレス管に布設がえしたもので、 382線施行いたしました。また給水管用原材料につきましては、漏水修繕用の材料購入費でございます。  次に受託事業費、受託事業管理費でございます。これは都道上において給水管の取り出し工事を施行した際の都道監督委託料でございます。  以上でございます。 ○伊藤 委員長   矢田課長。 ◎矢田 水道業務課長    586、 587ページをお願いいたします。業務費の一般人件費につきましては、水道事業担当61名分の人件費であります。業務管理費でありますが、日常業務であります検針、調停、収納関係等にかかわる経費でありまして、最初の臨時職員賃金は繁忙期の臨時職員雇用にかかる経費であります。印刷製本費につきましては、各種印刷物にかかわる経費でありまして、報告書、納付書、催促関係等であります。   588、 589ページをお願いいたします。行政財産使用料は水道庁舎の使用料であります。2つおきまして、一般会計負担金のうち庁舎維持管理負担金は、本庁舎にあります水道倉庫の使用料であります。  以上であります。 ○伊藤 委員長   田中課長補佐。 ◎田中 水道工務課長補佐   続きまして 590、 591ページをお願いいたします。建設改良費の配水施設費でございます。まず配水施設管理費でございますが、職員旅費を初め消耗品費、車両管理費等の経常経費でございます。  次に配水施設整備費でございますが、配水施設整備委託料は配水管新設工事に伴う設計委託料。配水施設整備工事費の配水管新設、消火栓設置工事費でございますが、口径75ミリから 250ミリ管までを延長 2,774メーター施工し、消火栓11基を設置いたしました。  次に浄水所の施設整備費でございますが、配水ポンプ等整備工事費では、深大寺浄水所の配水ポンプ2台の新設工事で、配水能力の向上、安定給水の確保に努めました。  次に手動弁電動化工事でございますが、上石原浄水所内手動弁の電動化工事で、浄水流量の調整及び水位調整が可能となり、信頼性の向上と安定給水の確保を図りました。また、震災用設備設置工事費といたしまして、調布中学校の敷地内にあります流水タンクの改良工事を実施いたしました。  次に浄水施設費、浄水施設整備費でございますが、上石原3号水源のフェンス工事でありまして、保安対策の強化に努めました。  以上でございます。 ○伊藤 委員長   理事者の説明は終わりました。  これより歳入の質疑を許します。雨宮幸男委員。 ◆雨宮幸男 委員   個別の事項ということじゃないんですけどね、会計処理の仕組みの問題で、部長の冒頭のお話で、東京都に受託費というのかな、逆委託費というんですか、それを請求する場合には企業会計でやって、受け取って執行したものを官庁会計処理して、この決算書だというお話があったと思うんですけども、その辺の仕組みは、今の言葉の仕組みがあるんだろうけど、中身の問題でちょっと説明いただけますか。 ○伊藤 委員長   小谷田部長。 ◎小谷田 環境部水道事業担当部長   以前私ども、企業会計でやっておりましたので、それと同じ、東京都は企業会計でございますので、それにのっとった予算の要望をして、事業費を算出しております。それで、東京都から企業会計で来たものを、今度は組み直しをしております。要するに予算書の組み直しを市の方に合わせて、官庁会計に合わせてやっているということでございます。 ◆雨宮幸男 委員   まんまの説明でなんですけれども、つまり資産的に見れば、東京都の持ち物だから、市で別に日常管理する必要がないと言ってしまえばそれで終わっちゃうんですけどね。つまりこういう、まさに自己資産を自己管理して自己運用しているわけでしょう、経営的にもね。そうすると、例えば建設改良で、先ほども説明があったけれども、従来のアスベスト管を何メーター、ステンに変えたとか、そういうやつをいわゆるストックとして管理する部分と、フローとして管理するというのが企業会計の基本的な考え方でしょう。もともと市で持っていた時期には、それを厳密に把握して管理する必要があったと思うんですけれども、東京都から需用額が決まって市におりてきて、それは企業会計という形での管理で何か不都合があるんですか。 ◎小谷田 環境部水道事業担当部長   地方自治法で、一応、規定では逆委託方式でございますので、こちらの会計方式にならって組みかえをしなければならんという規定になっております。 ◆雨宮幸男 委員   わかりました。じゃあ、いいです。 ○伊藤 委員長   あとの方。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤 委員長   歳入についての質疑を打ち切ります。  次に歳出についての質疑を許します。雨宮英雄委員。 ◆雨宮英雄 委員   大変細かくて恐縮なんですが、 589ページの一般会計負担金のうち、一番上にあります庁舎維持管理負担金は、これは言ってみれば家賃みたいなものなんですか。 ○伊藤 委員長   小谷田部長。 ◎小谷田 環境部水道事業担当部長   家賃でございます。 ◆雨宮英雄 委員   この庁舎維持管理負担金が家賃相当というと、何かこれ、細かい平米単価とかって決まっている決まり事ってあるんですか。 ○伊藤 委員長   矢田課長。 ◎矢田 水道業務課長   今、積算の根拠はちょっと持っていないんですが、管財に資料をもらいまして算出した額でございます。 ◆雨宮英雄 委員 
     わかりました。 ○伊藤 委員長   あとの方。大須賀委員。 ◆大須賀 委員   その他ということになるかと思うんですが、水質について、苦情処理って報告書にもありますよね。その苦情の中に消防署と消防団の点検等も含めて、その辺の何らかの苦情というのはありますか。 ○伊藤 委員長   鈴木副参事。 ◎鈴木 環境部副参事兼水道工務課長   前回もそのような質問を受けました。そういう中で、私の方は防災課と協議した中で、なるべくそれが練習であっても、例えば赤水が出るのは、消防団員が急に制水弁を開けるというようなことで、翌日朝濁るということが多いんです。それは私の方で文書でお願いしまして、防災課から各分団に指導していただくということで、指導の徹底を図っておりますので、現在はございません。 ◆大須賀 委員   去年も聞いたということで余り繰り返しませんけど、ただ今の答弁になっていたことで気になるのは、消防署も消防団も、それぞれ消火栓、当然点検しますよね。2、3カ月に1回なんだけど、点検してみるとわかるけども、なかなかふたが開かない消火栓ってあるんですよね。ほこりとかごみだとかが挟まっちゃうから。それからふたが開いても、消火栓が固いのがあるんです。そういうところというのはいざというときに、消火活動に入るときに秒を争っているときに消火栓が開かないだとか、ふたが開かないなんて話にならないので、そのために点検しているんですけども、ただ消防団の方もきちんと気をつけて、消火栓を開ける際にはかなりゆっくり開けているんですよね。それでも開けてみると、皆さんも当然わかりますけど、開けてみたら赤い水は必ず出るから、赤水が出た以上は、近隣の人が、その時間帯に使えば赤水が出ちゃうよね。だからそれは、開け方の問題じゃなくて、消火栓を点検するにおいては絶対出るものという前提で対応していただかないと、結局消防団の開け方が悪いという結論になっちゃうじゃないですか、今の話をそのまま受けちゃうと。だから、そうじゃないということをきちんと市民の人に言ってもらいたいんです、ここはね。消火栓を点検しなかったら、極端な話、あなたの家が火事になったときに、消火栓を点検していなかったばっかりに消火が遅くなって1軒燃えちゃいましたよというぐらいの、それはちょっと極端過ぎるかもしれないけども、そういうこともやっぱり認識してもらわないと、防災力は高まらないと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 ○伊藤 委員長   要望でよろしいですね(「はい」と呼ぶ者あり)。  あとの方。雨宮幸男委員。 ◆雨宮幸男 委員   これも何ページのどこという話には多分、ならないと思うんでしょうけれども、この間深大寺の方で漏水事故がありましたよね。それでああいうことが起こると、それこそ24時間体制で対応しなければならないし、それ自身本当に御苦労だと思っているんですが…… ○伊藤 委員長   事故の件は後で報告でしますので。 ◆雨宮幸男 委員   経過の問題じゃなくて、その対応の問題なんですけど、それで、アスベスト管の取りかえも、当初の計画をかなり前倒しをして進められているということもここ数年、毎年聞いているんですが、今後の見通しの問題として、取りかえたばかりのところで漏水ということはほとんど起こり得ないと思いますけども、残っているところとか、あるいはそういう漏水の可能性、危険性が見受けられるような部分についての全市全域的な調査をかけるというんですか、あるいはそういう基礎データ的なものを現時点でお持ちなのかどうか、そのあたりをちょっと説明いただけませんか。 ○伊藤 委員長   鈴木副参事。 ◎鈴木 環境部副参事兼水道工務課長   ただいま全市的に危険な場所はどこかと、調査しているかということなんですが、14年度末で石綿管が残るのは約 610メーターというお話をさせていただいています。そういう中で、今後は硬質ビニール管、現在約4万 7,000メーターほどあります。これの取りかえについて、平成15年から施工したいという中では、現在の硬質塩化ビニール管につきましては、口径が 100ミリ、 150ミリが主です。そういう中では、事故が想定できるかどうかという中で、既に石綿管はほんのわずかですし、ビニール管の口径が小さいという中では、幹線的な種である 200ミリ、 250、 300の幹線的な断水は少ないということが考えられます。ですから、赤水に対する影響は、今後はずっと少なくなってくるだろうと思われますし、今、どこの場所がという予定は持ち合わせておりません。 ◆雨宮幸男 委員   それと、発生可能性は非常に少なくなるだろうけれども、仮に発生した場合には現場対応という理解でいいんですか。 ◎鈴木 環境部副参事兼水道工務課長   そうですね。私の方は、発生したときには、減断水についてはなるべく、まずは広報するということを考えております。ですから、直接お客さんには、くみ水をしてもらうまで、何とか減断水をしないという方向で対応していきたいと考えております。 ○伊藤 委員長   よろしいですか、あとの方。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤 委員長   それではこれで質疑を打ち切ります。  お諮りいたします。  議案第65号「平成13年度調布市受託水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、本件につきましては、原案認定と決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤 委員長   御異議なしと認め、議案第65号については原案認定と決しました。  ここでちょっと休憩いたします。    午後2時25分 休憩        ─────────── ── ───────────    午後2時51分 開議 ○伊藤 委員長   委員会を再開いたします。  それでは、陳情第58号「調布染地マンション(仮称)建設計画における公遊園及び公共公益施設用地の活用方法に関する陳情」及び陳情第61号「調布染地マンション(仮称)建設計画における公遊園及び公共公益施設用地の活用方法に関する陳情」、2件を一括議題といたします。  本2件の陳情については、平成14年9月12日付で議長あてに陳情の訂正願が提出されている旨、議長より連絡を受けております。既に皆様のお手元に、訂正願いが配付してあるかと思います。本件2件の訂正につきましては、配付しております訂正願のとおりであります。  お諮りいたします。  以上2件の陳情の訂正につきましては、委員会として了承することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤 委員長   御異議なしと認め、訂正を了承の上、審査を行います。  それでは訂正後の本2件の陳情につきまして、一括して理事者の説明を求めます。足高開発調整課長。 ◎足高 開発調整課長   それでは御説明いたします。陳情第58号及び陳情第61号、案件名、調布染地マンション(仮称)建設計画における公遊園及び公共公益施設用地の活用方法に関する陳情について御説明いたします。  なお、陳情者から住所及び建築計画の地番の訂正が、先ほど委員長からありましたようにございました。お手元に参考資料としてお配りしました1枚目が案内図でございます。2枚目が配置図でございます。これらを参考にしていただきながら、説明をさせていただきます。  まず陳情者、グラン・ドムール調布管理組合理事長・山本茂雄氏及びライオンズマンション調布多摩川有志代表・小峰俊一氏ほか3名から、同様の内容で陳情が出されております。  1枚目の案内図なんですけども、その北側と、その左側にあるマンションが陳情者お二方でございます。当該建築計画の位置は、案内図のとおり杉森小の南側で、都営染地アパートの三中通りを挟んだ西側でございます。旧住友銀行調布寮でございます。委員会の当初、現地調査をした段階で、若干ごらんになれたかと思います。  陳情の内容を要約いたしますと、建設計画の南側、玄関側でありますが、そこは環境に十分配慮されて計画している、しかしながら陳情者の建築物が並んでいる北側は環境への配慮がない、ついては公共公益施設用地等を、北側の縁に沿った帯状の緑地として配置すること、また玄関側へ自転車等の置き場を配置することを求めております。  計画の規模といたしましては、高さが35メーター強です。地上12階、住戸数 187戸、駐車場台数 184台、自走式2層3段、自転車・バイク置き場 374台、提供公共用地 86.95平米、公共公益的施設用地 200平米でございます。配置はお手元の資料2枚目のとおりでございます。  2枚目の配置図を見ていただきたいのでございますけども、北側の方、図面の、A3の横にして見ていただいて、北側の住民の要望の位置というのが網掛けといいますか、ぽっちがついてございます。その部分に帯状の緑地を配置してほしいということでございます。現計画といたしましては、ちょっと字がつぶれておりますが、縦列駐車の駐車場ということで計画はなされております。また真ん中、右側の方に行きますとバイク置き場とか、あと平置きの駐車場等が計画では配置されております。真ん中の四角のところが自走式の駐車場となっております。右下でございますけども、こちらが公益用地、それから提供公園ということで配置をされております。  また、陳情書にも記載されておりますが、調布市開発行為及び集合住宅等建設に関する指導要綱に、住宅戸数、階数で該当しております。これまでの開発調整課としての対応といたしましては、平成14年5月2日に市へ相談カードが提出されました。5月23日に連絡協議会に案件として挙がりました。この連絡協議会というのは、開発等に関連する関係部署が集まって協議する場でございます。審査結果報告につきましては、5月29日に書面及び口頭で事業者に報告いたしております。事業者と市の協定につきましては、指導要綱を遵守していただき、内容的には整っておりますので、9月3日に協定締結はいたしております。  続きまして、なお、建築確認申請につきましては、民間指定確認検査機関へ8月30日に申請しているとのことでございます。現時点での情報でございますが、これは消防設備関係の書類を消防署へ提出しているということでございまして、建築確認はおりているという情報は、今の段階ではございません。  また、事業者の主な地元対応を御報告いたします。7月21日、これは周辺の共同住宅代表者への説明会を開催しております。また参加していない居住者等についても、計画概要説明の資料等について投函しております。7月25日に、この申請者でございますグラン・ドムール調布代表者と解体工事について話し合いを行っております。翌日ですが7月26日、建築計画の標識看板を設置してございます。7月28日、第2回目の周辺共同住宅代表者への説明会を開催しております。8月1日もグラン・ドムール調布の代表者と話し合いを行っております。8月5日には戸建て住宅への個別説明をやっております。8月7日に、今度はライオンズマンション調布多摩川──これも申請者でございますが──への説明会を開催してございます。8月11日に第3回周辺共同住宅の代表者への説明会を行っております。8月21日には、杉森小学校と第三中学校への説明を行っております。8月25日、それから9月6日、9月11日、これは第4回、第5回、第6回と周辺共同住宅代表者への説明会を開催しております。なお、御存じとは思いますが、開発指導要綱に基づきます協定は市の一方的な行政指導で行われるものではございません。事業者との合意のもと、協定されるというものでございます。また協定の変更につきましても、同様でございます。  説明は以上でございます。 ○伊藤 委員長   理事者の説明は終わりました。  それでは質疑、意見はありますか。雨宮幸男委員。 ◆雨宮幸男 委員   先ほど市と事業者の間で協定、建築協定的なものを締結させたというお話がありましたけれども、これは業者の了解によっての締結ということでもありますので、その内容について、差し支えなければ教えていただけますか(「市との内容ですか」と呼ぶ者あり)。  はい。 ○伊藤 委員長   足高課長。 ◎足高 開発調整課長   それにつきましては、お手元2枚目の計画の配置図でございます。基本的には、この内容でございます。先ほど御説明しましたけども、要するに右下の南玄関、エントランス側ですけども、そこの右側のところに公益用地と提供公園ということで配置しております。これは三中通り、南側の方からある程度空間スペースをもって、南側にもマンションがございますが、そこのところに空間的に三中通りにくっつくような形で公園等を配置してきている経過がございます。そういう中で、市といたしましては、この三中通りに接続した形で公開空地的に持てればということで事業者と詰めた経緯がございます。  以上です。 ◆雨宮幸男 委員   そうすると、この陳情者が述べている北側の、この陳情者の建物の南に隣接、具体的には駐輪場に該当する部分を緑地帯にということに、もし変更するとなれば、施設が配置計画上は駐輪場を減らすか、ないしは移動するかという方法しかないということになるわけですね。 ◎足高 開発調整課長   おっしゃるとおりでございまして、一応、この駐車場をどちらかに配置、または駐輪場ですけども、その辺のところをこの中で調整がつくか、つかないかということになろうかと思います。 ◆雨宮幸男 委員   そういう具体的な中身をもって、今、事業者と当該の陳情者との間で協議というか、話し合いが行われている最中ということなんですか。 ◎足高 開発調整課長   そのとおりでございます。  これは事業者と陳情者といいますか、近隣のマンションということを考えますと、その中で今、継続中であるということでございます。 ○伊藤 委員長   あとの方。漁委員。 ◆漁 委員   この配置図の中の南の道路ですが、現況はこの道路は何メーターあって、この開発に伴って壁面後退を含めて何らかの道路拡張というのが行われるのかが1つと、それから2つ目はB棟の南側に四角い三角でバッテンしたのが幾つもありますね。これは何なんですか、この2点、ちょっとお聞かせください。 ○伊藤 委員長   足高課長。 ◎足高 開発調整課長   南側の道路の幅員でございますが、これ、間口がちょっと見にくいんですけど、歩道が若干ついておりますが、トータルで約7メーターですね、六・九幾つと書いてありますけど、約7メーターございます。それで、西の方へ行きますと6メーターになります。それと南側の四角の箱ですが、これはちょっと私どもも今の段階では申し上げられません(「今のバッテンについて」と呼ぶ者あり)。 ○伊藤 委員長   河西副主幹。 ◎河西 建築指導課副主幹   東京都の安全条例の方で、マンションに関しまして、窓先空地と言いまして、空間をとることになっておりますので(「何先空地?」と呼ぶ者あり)、窓先空地です。ある程度の空間、このマンションの規模だと4メートル四方で空間をとることになっておりますので、その空間の印でございます。 ◆漁 委員   そうしますと、単純にこの図面だけを見て考えると、南側道路に道路境界線歩道という文字が入っていますよね。多分、これを取り込んで一番左にある幅 6.010と書いてあるのが歩道を入れた広さと理解できるかなと思うんですが、あとはこの道路境界線の敷地と、先ほどの窓先空地の4メーター四方取った場合の、この間というのはどれぐらいの空間があるんでしょうかね。 ○伊藤 委員長 
     足高課長。 ◎足高 開発調整課長   ちょっとスケールを持ってきていないで申しわけございませんが、寸法からいくと約3メーターぐらいはありそうかなというのが1つ。それとその幅員については6.01とありましたけども、南側に二重線になっております。右側の方が。それが約1メーターぐらいあるということで、実質車道幅員としては5メーター弱ぐらいの車道幅員かなというふうに思います。 ◆漁 委員   この図面だけ、これをまた単純に見ると、窓先4メーターの四角いバッテンのラインを歩道の道路境界線まで下げちゃって、全体、こうやってすーっと下げちゃえば、上の緑地帯の幅がほぼ出ちゃうように見えちゃうんですが、そういう理解をしちゃうと、話し合いの中でそっとずらせばできるように見えちゃうんですが、そんな単純なものでもないんですか。 ◎足高 開発調整課長   そういう単純に行けば一番よろしいんですが、一応これ、事業者の方も設計をかけております。そういう中で、先ほども申し上げましたが、その事業者の方も、一応、近隣周辺の方々と調整をするという中で今、進めております。ですから、全体を南に下げるだけ設計変更までするかというようなことになると、そこまでとは私どももさすがにちょっと口は挟めませんので、どういう調整をするかということに今後、かかっていくのかなと。その中に、市の方が、とりあえず変更が出るなら変更という形の中で調整させていただければというふうに思います。 ◆漁 委員   あと、南側の道路と窓先空地との境界を改めて見た場合、これ、施設がもしも──これは平面の図面ですけども、この窓先空地と道路境界との間の幅というのは、もしもこのまま開発されるとした場合、使い勝手としては、歩道の広いスペースとして位置づけた利用勝手になっちゃうのか、境界線にへいか何かつけちゃって、実際には歩道の空地的な利用として使えるような位置づけにはしていかないものなのか、この図面……なのかな、鳥瞰図みたいなのではどうなんですか。 ◎足高 開発調整課長   当然、セキュリティの問題はございます。それと、あと事業者としては当然敷地面積、そういうものが建坪容積を含めて戸数についてとか、影響が出てまいります。したがいまして、そこまで事業者が協力していただけるんであれば、そう広がるでしょうし、今の計画の段階では、そこのところは多分、道路境界のところにセキュリティ用のフェンスか何かが来るんじゃないかということで考えております。 ◆漁 委員   そうしますと、今、周辺住民との協議がされているということですが、見た感じの、どういう使い勝手とか、景観がどうなるとかという問題が一方であるにしても、現実には窓先空地と道路境界部分については敷地内の空地として位置づけられていくという理解に立てば、その辺、話し合いの中で対応できる要素もあるように見えますよね。これは私の感想ですが。  そこで、その分、もしも動かすことで、例えば先ほどおっしゃった用途容積率だとか、北側の斜面の日照の問題だとか、そういうものというのは基本的には何の影響もないというふうに思っていいんでしょうかね、この現状の。 ◎足高 開発調整課長   これは建築指導の方に聞いた方がよろしいのかと思いますが、一応、先ほど申し上げましたように、建築確認の方は出されております。つまり、そこで、この現計画で建築基準法に引っかかるようであれば、それは当然アウトということになりますので、今の段階で、これで確認がおりたというのはまだ聞いておりませんけども、これで進めるような調整はしているんじゃないかなというふうには思います。 ◆漁 委員   今、言っていますのは、単純にずらしたときに、では新たな規制に引っかかる要素が生まれるかどうかです。 ○伊藤 委員長   はい、河西副主幹。 ◎河西 建築指導課副主幹   私が事前に相談を受けた範囲内では、まず今の南側の道路側からは道路斜線というものが発生いたします。それと北側に関しては高度斜線というものです。それと日影の規制がありますので、ちょうど左側はL型にえぐれていますので、そこの部分の日影と──北方向だけの日影ではございませんので、日影というのは太陽に沿って変わってきますので、ちょうどかけている部分の日影が非常に厳しいということになりまして、南側にずらすことによって、道路の斜線の問題と日影の問題がございまして、わずかに動かしただけで、もう計画が成り立たないという話は業者の方からは聞いております。  以上です。 ◆漁 委員   今の図面で見るとA棟の部分は動かせないという理解? ◎河西 建築指導課副主幹   B棟そのものも南に寄せると道路との距離が縮まりますので、斜線が厳しくなるようになります。それで、用途地域から言って、恐らく道路斜線が幅員掛ける、後退部分を足して、今 9.1メートル道路から後退しておりますので、後退した 9.1と道路の幅員7.11、それに緩和で後退した 9.1というものを反対側にもっていけますので、 9.1プラス 9.1プラス7.11で約25メートルの幅掛ける 1.5倍という道路斜線が発生いたしますので、恐らく35ぐらいで今、ぎりぎりじゃないかと思われるんですね。南側に寄せることによって、恐らく斜線に支障が出てしまうので、B棟そのものを南に寄せることは、このままの計画では恐らくできないのではないかと思われます。  それと、寄せたことによって、ちょうど欠けたところが多少厳しくなるのではないかと思います。日影規制の方です。左側の角のところが多少日影が厳しくなるということになると思いますので、このままの階数の計画であると、計画は成り立たないのではないかと思われます。  以上です。 ◆漁 委員   あと北側の、これ、たしか用水路のふたかけがまだできていない部分だと思うんですけれども、一部が道路として、ここでいくとライオンズマンション調布多摩川の部分が一部、ふたがかかっていて道路の形態にはなっているけれども、最終的には4メーターというこの用水の幅が道路として使っていくという将来の動きにはなると思うんです。そうした場合に、駐輪場や駐車場の、ここは平面の配置ということにはなっていますけども、この道路との境目を、逆にこの一団の開発されるマンションの方々が、あっち来たり、こっち来たりすることで、この道路を出入り道路に使っちゃうという、そういう可能性が将来生まれるということはないんでしょうか。 ○伊藤 委員長   斉藤次長。 ◎斉藤 都市整備部次長兼道路整備担当課長   今の御質問は、現在水路であるということでよろしいかと思うんですけども、これは私どもも生活道路網の回遊性と申しますか、行き止まり道路を余りつくらないという中で、将来は当然、市道、生活道路として位置づけたいと思っているんですけども、この隣接地の地主さん、全部調査したところ、一部はまだ納税猶予で畑をやっていて、それを今すぐ寄付いただくとか、また買収するとかという話にはなりませんので、現在、将来計画は持っているとしても、近々すぐに道路としてできるという可能性は非常に少ない場所でございます。  それからもう1点、そこの場所は、御存じのとおり、場所を御存じだと思いますので、相当落差がございます。そこに出入口をつくるかつくらないかということも、そこをつくったからといって、すりつけが、勾配が強いんですね。その関係もありますので、ちょっと今のお話は保留かなという感じがいたします。 ○伊藤 委員長   よろしいですか。 ◆漁 委員   わかりました。 ○伊藤 委員長   荻窪委員。 ◆荻窪 委員   最初に課長の方から、この件で配置図を通して御説明いただいた中で、当初、ことしの5月2日からいろいろな手続が取られていた。それと事業者の方では近隣への取り組みということで最初が7月21日ということで、そういうるる伺った中で、9月7日に要綱に準じてというか、要綱に基づいて市と事業者と、いろいろな面で合意をして、協定を取り交わされたということで説明いただきましたが、事業者の近隣住民への取り組みの経過を伺っていて、大分精力的に、回数だけしかわかりませんが、内容をちょっと把握できておりませんが、回数的には結構いろいろ取り組まれているというような印象はあるんです。そういう中で建築関連の法規に照らし、なおかつ事業者の近隣への住民への説明というようなことで、そういうものの経過で9月7日にあらあら、市としては協定を取り交わしたのかなという、そういう認識はあるんですが、そのところ、ちょっと確認したいんですが。 ○伊藤 委員長   足高課長。 ◎足高 開発調整課長   位置づけについては、協定を結んだのは9月3日でございます。それで、確かに事業者の方は当然、私どもの開発指導要綱は遵守していただいた中で協定ということでございます。その前段から近隣周辺の方々のこういう話し合いを進めていることがございます。それで私どもといたしましては、当然、これは事業者の了解を得た上での話なんですが、この協定を結ぶ段階で、場合によっては変更と。協定の変更、これは近隣住民との合意の仕方にもよるでしょうけども、そのような一筆、条文は入れてございます。ですから、今後、事業者の方が誠意を尽くして近隣住民との話し合いが進んだ中で、また市の方との再協議になろうかというふうには思っております。 ◆荻窪 委員   さらにちょっとお尋ね、確認をしたいんですが、陳情者の方々は、計画地域の北側の、計画では駐輪場等、そこを緑地帯ということで帯状になるんですが、これは確認なんですが、それは提供公園というんでしょうか、公益用地、それを帯状にしたと、そういう認識でいいんですか。 ◎足高 開発調整課長   これはあくまで地元の要望ではございます。要望で、このように出てきております。あとは事業者の方が、それをどういうふうに取り組むか。取り組んだ中で、そうすると当然、駐輪場だとか、そういうものが減ってまいります。それをこの敷地の中にどうにか取り組めるかどうか。取り組むことが、事業者の方の検討の中でできるとなれば、当然、周辺の方とお話し合いの中で帯状緑地として確保させていただくというような話し合いになろうかというところは想像できます。 ◆荻窪 委員   そうしますと、例えば陳情者の方で緑地帯が要望どおりになった場合でも、この南側の公園、また公益用地、これはなくなるという、そういう現実的な問題として、事業者としては何らかの形で市の方に提供しなくて、自分たちの駐輪場なり用途変更を考えざるを得ないわけですよね。そういうところも入っているんですか、この要望の中には。 ◎足高 開発調整課長   当然、公共公益用地、これは協定の中でこちらの位置にしてございます。それを、今の委員さんのお話ですと、振りかえみたいな形なんですけども、要するに緑の帯状のものをつくれるかどうかということ。それから先ほど建築指導の方からの話もあったように、敷地の、要するに建坪、容積等に影響するもの、そういうものをすべて含めた中で、例えば事業者の方で自主管理してもらうとか、それで緑を設けるとか、その辺も1つの考え方の中のアイデアだとは思います。ですから、そういうふうなことにすれば、公共公益用地が右下の、そのままそっくり残るかどうか、これまた調整の中ではございますが、その辺のところも含めた中で話をさせていただければと思います。 ◆荻窪 委員   それと、御説明いただいてわかったんですが、この工事の計画、スケジュール的な面ではどういう状況になっているんですか。 ◎足高 開発調整課長   私が聞いている限りでは、来月ぐらいから進めたいようなことは聞いておりますが、まだ確認がおりていませんので、どのように進めるか。今、現状は皆さん御存じのように更地になっておりますので、それはこれからどのような進め方をするかというのは、この陳情と、それから地元とのお話し合いがどのように解決するかというようなことにもかかってこようかなというふうに思っております。 ◆荻窪 委員   それで完成は? ◎足高 開発調整課長   これはあくまで約でありますが、1年半から、かかるかなというふうに思います。 ○伊藤 委員長   漁委員。 ◆漁 委員   12年5月2日に調停のカードというか、調停までいかないんでしょうけども、相談のカードが来たということですが、5月レベルでの開発業者の、5月2日レベルの計画と、9月、指導要綱に基づいて建築協定が市と結ばれる、そこの間には住民との話し合いの中で何らかの妥協というか、そういうものがあって、この図面になっているんですかね。 ○伊藤 委員長   足高課長。 ◎足高 開発調整課長   先ほど申し上げましたように、市に相談カードが出ます。出た段階というのは、当然あらあらの話でございます。その中で、市の方としては必要な書類をそろえていただいて、これは20日後になりますけど5月23日に関係部署を含めた連絡協議会に、ここで諮っております。そのときには、市と協議をある程度、各課含めての話の中で調整したものをたたき台として連絡協議会に出してきておりますので、それからどういう協議会の中で内容があったよということは事業者に伝えております。それが29日なんですけども、それ以降については、具体的に今度各課協議なりに入ります。例えば水道どうするんだ、下水どうするんだというような話。そういうものがすべて整う、それとあとは先ほど申し上げたように公園の位置をどうしようかとか、これはこっちがいいと。これは当然、事業者さんは事業者さんなりの考え方がございます。ただ、市としては、先ほど私が申し上げたように、三中通りの方に出してくれないかという話をする。その辺が折り合いがついたというところで9月3日に市としては一応、協定を結べるに至ったということでございます。 ◆漁 委員   わかりました。 ○伊藤 委員長   それでは雨宮幸男委員。 ◆雨宮幸男 委員   この、要するに陳情者を初めとする周辺住民の皆さんが緑地帯をというふうに言っているのが、一言で言えばこれの内容だと思うんですが、実は、これと似たような案件がこの近所でありましたよね、昔。日商岩井が開発してやっているところです。大和のグラウンドを売って、そこを戸建てで開発しているところなんですけど、あそこも、いわゆる外周道路と東側の戸建て住宅が並んでいるところとの接道わきに緑地帯、緩衝帯を置いてくれという住民の、あのときも陳情があったのかな。あって、当初は何か2メーターぐらいの緩衝帯を入れてくれという希望があったんだけど、最終的には1メーターで決着したんですよね。それで、今の話との関連で、例えばここの駐輪場と道路の間に、緑地帯というのか、緩衝帯というのか、とにかく植え込み的なものを入れるとすれば、行政サイドから見た場合には、最低、このぐらいのものはというような、何かガイドラインみたいなのはあるんでしょうか。例えば1メーターで樹木の高さがこのくらいだよとか、そういうふうな種類のガイドライン的なもの。 ○伊藤 委員長   足高課長。 ◎足高 開発調整課長   特にはございません。ですから、2メーターがいいのか、 1.5メーターがいいのかということは、当然、近隣周辺の方々の、多分、木1本、ずらっと並べて50センチでいいのかという話は、やはり事業者の方も受けられるだけの受け入れ方をするだろうし、また地元の方はその辺の妥協の線というんですか、その辺のところで決まるかなというふうには思います。特に何メーターの木を植えなさいとかというのは具体的にはございません。 ◆雨宮幸男 委員   ちなみに住民の希望する位置という、括弧づけの書き込みがありまして、矢印が2本書いてありますけど、実際に住民の方から、この部分は緑地帯にというふうに言っている範囲というのは、この北側全面なんですか。それとも、例えば通用口というのがありますけども、西側から通用口にかけてぐらいまでなのか、そういう具体的な中身というのは把握されています? ◎足高 開発調整課長   まだそこまではいってございません。一応、陳情者の希望としての絵を落としたということで御理解いただきたいと思います。 ○伊藤 委員長   あとの方。白井委員。 ◆白井 委員   いろいろ皆さんが御議論で、また業者と近隣の方の折り合いがまだきちっとついていないようですので、もうちょっとこれを見て、継続してみられたらどうかと思うんですけど。 ○伊藤 委員長   ただいま継続審査という御意見がありましたので、継続審査についてお諮りするわけですが、まず最初に一括採決についてお諮りいたします。  陳情第58号、陳情第61号、2件一括採決を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤 委員長   御異議なしと認め、2件一括採決を行います。  陳情第58号「調布染地マンション(仮称)建設計画における公遊園及び公共公益施設用地の活用方法に関する陳情」、陳情第61号「調布染地マンション(仮称)建設計画における公遊園及び公共公益施設用地の活用方法に関する陳情」、以上2件につきましては継続審査とすることに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤 委員長   御異議なしと認め、陳情第58号、陳情第61号、以上2件につきましては継続審査とすることに決しました。
     以上で当委員会に付託されました案件の審査は終了いたしました。  それでは傍聴の方は退席していただきますよう、お願いいたします。  ここで暫時休憩いたします。    午後3時30分 休憩        ─────────── ── ───────────    午後3時31分 開議 ○伊藤 委員長   それでは理事者の報告を許可いたしますが、都市整備部からの報告を許可します。常世田副主幹。 ◎常世田 道路課副主幹   それでは、私の方からバスルートの増設について御説明いたします。  事前にお配りしたと思うんですけども、ちょっと見ていただけますか。今、お手元にありますカラーコピーの左側の地図をちょっとごらんいただきたいんですが、下の方に調布駅北口が書いてあります。この中のグリーンのラインですね。赤が既存のルートです。今、走っているルートですけども、今回の増設新設ルートというのは、このグリーンのラインです。調布駅北口から出まして、調布ヶ丘を通りまして、点線の部分が見えますけども、ここは都市計画道路3・4・30号線、去年、暫定整備いたしました。そこを通りまして、武蔵野市場、そこを右折しまして佐須街道に入りまして、右の方に行きますと、今度は都道ですね。佐須と書いてありますけど、これから既存のルートを、ちょっとラップはするんですが、これが今回、京王バスの方から申し出がありました。今、申し上げましたとおり、一部都市計画道路ですか、3・4・30号線、本来は16メーターの幅があるんですが、今回は暫定ということで去年、整備いたしましたが、道路幅員、あるいは道路構造等については協議の申し出がありまして、9月12日に試験走行いたしました。その結果、道路にかかわる支障というのは特にありませんでしたが、一部、昔、後楽園ストア、これで言いますと国道から調布ヶ丘、今1丁目、2丁目と書いてありますね。ここは主要市道2号線というんですが、この区域が大型の規制が入っております。これにつきましては地元の調布警察署に申し入れまして、大型の規制解除の手続をお願いしたいということで、既に申し出をしております。ただし、これは所轄の警察ではできませんので、本庁の警視庁と協議して、あと現地調査した上で判断するということなので、それに約3カ月ぐらいかかると言われております。予定では、運行開始されるのは早くても年明けかと思われます。それで、今の予定では便数が1日12便だそうです。  以上です。 ○伊藤 委員長   これについて質問、ありますか。大須賀委員。 ◆大須賀 委員   大型の規制解除というのは、そのバスに限ってということじゃなくて、もうすべて解除しちゃうということですか。 ○伊藤 委員長   常世田副主幹。 ◎常世田 道路課副主幹   違います。今回、「路線バスを除く」という規制のプレートを追加させてもらうことになると思います。 ○伊藤 委員長   よろしいですか。あとの方。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤 委員長   それでは、この報告は終わります。  ここで理事者の入れかえのため、暫時休憩します。    午後3時34分 休憩        ─────────── ── ───────────    午後3時36分 開議 ○伊藤 委員長   委員会を再開いたします。  それでは、環境部から報告2件、続けて報告をお願いいたします。大浦課長。 ◎大浦 クリーンセンター管理課長   私からはエコセメントの事業実施計画について御報告を申し上げます。さきにエコセメント事業実施計画というのを配付されたかと思いますが……。  よろしいですか。この計画は平成14年7月に広域処分組合理事会で承認されております。  では、1ページをお願いいたします。事業の概要でございますが、本事業は多摩地域各市町村のごみ焼却施設から排出される焼却残渣等を処理し、土木建築資材であるエコセメントに再生するエコセメント施設を二ツ塚処分場内に整備運営するものであります。  事業計画の概要は表1・1の通りでございます。面積は 4.6ヘクタールで、二つ塚処分場の全体面積の 7.8%を占めております。施設規模は、焼却残渣等の処理能力1日当たり 330トン、普通エコセメントの生産能力1日当たり 520トンでございます。稼働年度は平成17年度末を予定しておりまして、事業実施方法はPFI法の趣旨に基づく公設民営方式でございます。  次に7ページをお願いいたします。事業費についてでございますが、これは公認会計士の検討報告を受け、施設建設費 265億円、事業運営費は年26.4億円となっております。消費税は別となっております。  次に8ページをお願いいたします。8ページの (4)国庫補助金についてでございますが、ごみ処理施設として国庫補助が受けられるよう、東京都を通じて要請を行っており、同様の要請を市長会でも行っております。財源内訳でございますが、国庫補助対象事業の割合が定まっていませんので確定した数値ではありませんが、補助対象事業を全体事業の20%と見ますと53億円で、単独事業は残り80%の 212億円でございます。対象事業費53億円の内訳でございますが、国庫補助金26億 5,000万円、都補助1億 3,250万円、起債23億 8,500万円、一般財源1億 3,250万円となります。単独事業費 212億円の内訳は、都補助金26億 5,000万円、起債 159億円、一般財源26億 5,000万円となります。  次に負担金の算出方法でございます。9ページをお願いいたします。14年度の計算方法が掲載されているわけですが、本市における負担金は 4,765万 6,000円となっております。計算式に当てはめますと、14年度事業費、これは全体事業費でございます。9億 9,166万 4,000円に、本市の処分実績重量、これは分子に当たる数字ですけれども、1万 5,295トンを乗じまして、総埋め立て処分実績重量、これは分母に当てはまる数字でございます。31万 8,268トンで除した金額となります。埋め立て比率は 4.8%で、25市1町中8番目でございます。  次に10ページをお願いいたします。事業スケジュールでございます。建設工事につきましては、15年1月から16年1月まで造成工事、16年1月から18年3月まで建設工事を予定しております。施設稼働時期は平成17年度末を予定しております。  最後に二ツ塚処分場の埋め立て期間でございますが、供用した平成9年度から16年間の平成24年度までとなっておりますが、エコセメント事業が17年度末に稼働した場合は、各構成市がごみ減量を図る中、平成44年から49年までの34年間から39年間の埋め立てが可能となります。なお、経済産業省は本年7月20日にエコセメントを環境JISに認定しております。  報告については以上でございます。 ○伊藤 委員長   もう1件の方、鈴木副参事。 ◎鈴木 環境部副参事兼水道工務課長   水道管の漏水事故が発生しましたので、御報告いたします。  発生日時でございますが、平成14年9月14日土曜日、午後5時ごろでございます。調布市深大寺南町5丁目56番地、深大寺浄水所敷地内に埋設されております昭和43年度施行の口径 300ミリ、鋳鉄管でございます。深大寺浄水所から仙川浄水所に送水する送水管の継ぎ手が漏水したという事故でございます。  漏水の原因は、現在、東京都水道局が深大寺浄水所におきまして、井戸水に含まれております鉄分とマンガンを除去する設備を築造中でございます。この工事に支障となる送水管の切り回し工事を水道局が事故の2日前に実施しております。この切り回し工事における既設管が老朽化しているところに水圧の変化が生じたため、管路の継ぎ手が抜け出したということでございます。  減断水等が影響しました時間は14日の午後9時から翌日の0時30分、区域は緑ヶ丘、仙川町、若葉町、入間町の各全域と東つつじヶ丘3丁目、西つつじヶ丘4丁目の各一部、全体で約 6,000世帯に影響が出ました。減断水、濁り水等による苦情と問い合わせ件数でございますが、市役所、それから水道の庁舎、それから多摩水というか、多摩水道対策本部、そちらに合わせて 900件ございました。  この間の調布市と都水道局の対応といたしましては、広報車4台で減断水のPRを、また調布FMにお願いしまして、事故情報を放送いたすとともに、給水車3台を出動させました。なお、調布市のホームページにて水道局がプレス発表した内容を情報公開もいたしました。議会を初め、大変御迷惑と御心配をおかけしました。  以上でございます。 ○伊藤 委員長   報告に対する質問はありますか。雨宮幸男委員。 ◆雨宮幸男 委員   エコセメントの関係で1点だけ、これ、膨大な中身なんで、本当はやっぱり、こういうところで審査すべきであろうと、本来、私は思っていますが、それをやると広域処分組合議会の越権行為だと言われそうなので言いませんけれども、1つは安全性の問題なんです。処分組合の管理者サイドなり、あるいは議会サイドも含めてかもしれませんけど、一応、安全基準については資料説明書の、計画書の20ページに基準値は掲載されているんですけれども、実際の現在稼働している現存の施設についてのそういった実績値というんですか、一連のものについての検証作業というのはどの程度行われているんでしょう。 ○伊藤 委員長   大浦課長。 ◎大浦 クリーンセンター管理課長   先行したエコセメントの市原セメントがあるんですけども、その資料がちょっと手元にないんですが、ただ、このエコセメント自身がJISに定められた製品であるということと、処分組合が平成11年に、6月と7月ですけども、2回溶出試験、これを行っております。それに基づきまして、安全性については十分確立しているというふうに考えております。  以上でございます。 ◆雨宮幸男 委員   市原のエコセメ工事は、私も実はちょっと見てきましたけれども、市原のあそこは事業主体の方の説明では、実績値としてこういう数字ですよと言って、オーダーとしてはこの基準値の多分2けたぐらい下回る数字が説明されていたと記憶しているんです。だからその範囲内では一応、安全なのかなという思いもしているんですが、ただ長期にわたる溶出試験なり何なりというか、あれがまだ実績値がありませんので、そういう点では今後の監視体制といいますか、これが非常に重要になってくると思いますけれども、その辺についての将来的な担保というのは組合の方ではどんな議論になっているんでしょう。 ◎大浦 クリーンセンター管理課長   今、担保ということでございますが、確かに都市ごみ、この焼却灰につきましては、重金属類及びダイオキシン類、これを含むことがあるという説明を受けております。ただ、 1,300℃の焼成工程の中で分離、冷却されて、バグフィルターですか、そちらで回収されるということでございますし、またダイオキシン類につきましては 800℃の高温で分解されて、大気中には残存しないという説明は受けております。 ◆雨宮幸男 委員   組合として将来的にというか、今後事業に移っていった段階でどんなふうな、例えば問題が起こるということを前提に置いて言っているつもりはないんですけども、何かが発生した際に、こういう対処をということについてはまだ言及されていないという理解でよろしいんですか。 ○伊藤 委員長   岩崎クリーンセンター所長。 ◎岩崎 環境部清掃事業担当部長兼クリーンセンター所長   これにつきましては、私ども、幹事会に数回出て、説明は受けておりますけれども、この実施計画にもありますように、今のところは公害は基準値を十分カバーできるという前提で話を聞いております。御指摘の今後の問題につきましては、私ども、まだ承知しておりませんけれども、今後、確かめ、確認をしてみたいというふうに思います。 ◆雨宮幸男 委員   新しい事業ですし、投資額もなかなか大変な額ですから、失敗しないようにということは、構成市、孫構成団体ですけど、ひとつ十分注意をしていただきたいというふうに思います。  以上です。 ○伊藤 委員長   ほかにありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤 委員長   以上で報告は終わります。  それでは、これですべて審査は終了いたしました。委員の皆様、この後、御協議いただきたいことがありますので、このままお残りください。  では、理事者の皆様、御苦労さまでした。ここで退出をお願いいたします。  暫時休憩いたします。    午後3時50分 休憩        ─────────── ── ───────────    午後3時51分 開議 ○伊藤 委員長   委員会を再開いたします。  それでは協議事項に入りますが、委員会の行政視察を議題とするものです。前回の6月の委員会におきまして正・副委員長に一任となっておりました委員会の行政視察でございますが、日程、視察先等の調整が済みましたので、御提案させていただきます。  日程は10月21日月曜から23日水曜までとし、視察先及び内容は、10月21日が岐阜県岐阜市の都市緑化事業、大地にあふれる緑作戦、10月22日が福井県福井市の歴史の道整備事業、10月23日が石川県小松市の小松駅周辺整備事業、小松駅西土地区画整理事業と同東土地区画整理事業とさせていただきたいと思います。  以上、申し上げました内容で視察を実施することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤 委員長   御異議なしと認め、さよう決定いたします。  なお、詳細につきましては正・副委員長に一任させていただき、資料関係ができ次第、送付させていただきます。  以上で協議事項を終了させていただきます。  それではこれにて建設委員会を散会いたします。    午後3時53分 散会...