調布市議会 > 2001-03-16 >
平成13年 3月16日生活文教委員会−03月16日-01号

ツイート シェア
  1. 調布市議会 2001-03-16
    平成13年 3月16日生活文教委員会−03月16日-01号


    取得元: 調布市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-20
    平成13年 3月16日生活文教委員会−03月16日-01号平成13年 3月16日生活文教委員会    午前10時0分 開議 ○安部 委員長   おはようございます。ただいまから生活文教委員会を開会いたします。  本日も説明のための職員の出席を求めてありますので、御了承をお願いいたします。  それでは、早速審査に入ります。  昨日は、議案第33号「平成13年度調布市一般会計予算」、生活文教委員会所管部門の生涯学習部の公民館費までの説明で審査が終わっていますので、本日はその続きから、同部の公民館費までの質疑からということになります。  それでは、 182、 183ページから、ページごとに質疑、意見を求めます。 182、 183ページ、実篤公園管理費です。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○安部 委員長    214、 215ページ。はい、伊藤委員。 ◆伊藤 委員   学校施設開放の件で、ちょっと聞きますけど、昨年ですか、役員の人数の件について決まったと思うんですけど、その後、どうなっているか。その辺のことをちょっと。 ○安部 委員長   はい、菅谷課長補佐。 ◎菅谷 社会教育課長補佐   今の御質問にお答えいたします。ことしの2月に、本年度第4回目の事務連絡会がありまして、そこで新年度に向けて、いろいろと予算説明等を行いましたけれども、そのときに役員の改選についても前年の規約の改正部分についてお話しいたしまして、13年、ことしの3月いっぱいをもって交代するということで了解は得ています。 ◆伊藤 委員   はい、わかりました。それでは、そのような方向でお願いします。
    ○安部 委員長   杉崎委員。 ◆杉崎 委員   社会教育振興費のところの、今の学校施設開放の部分ですが、若干、スポーツの森構想というのと関係があるんですが、小学校の校庭を使ったスポーツ団体というのが、野球にしてもサッカーにしてもあります。  特にサッカーが、今、脚光を浴びているときであり、小学校の校庭を使わないと、市の施設では、なかなか子供たちの使う場所というのは4つぐらいしかなくて、到底抽選等でも当たらないというようなことから、どうしても校庭を使うわけですが、その校庭を使うのについて、今、夜間照明がつけていない状態ですから、夜間照明をつけられる状態に、今、進んでいるのかどうなのか、まずちょっとそこのところ。 ○安部 委員長   岩崎部長。 ◎岩崎 生涯学習部長   御案内のとおり、住宅が周辺にあるということで、光の問題もさることながら、騒音の問題も大変大きな要素となってきているわけです。  ただ、私どもで今話し合っているのは、これから学習の森構想を検討する過程におきましては、もう一度各学校の校庭周辺の環境を洗い出して、果たして小さな球技、野球とか何かは無理にしましても、小さな照明で大きなボールを操作するサッカー、そのぐらいのものができるような照明が可能かどうか、その辺も今言った学習の森構想を検討する中で、もう一度検証していこうと、そんなことを話し合っている状況にあります。 ◆杉崎 委員   僕、スポーツ森構想って、学習の森構想ね。済いません。それでサッカークラブで夜間、投光機を使って、そんなこうこうとするんじゃないんです。大きなボールですから明るければいいという状態ですから、そういう状態で以前、第一小学校が続けてきていました。都内でも大変優秀な成績を残してきた経緯があるんですが、現在も、それに続く指導者が夜間照明自分たちで投光機を使いながら、地域の住民の皆さんに了解を得るべくサッカーの指導者と父母で一軒一軒ごあいさつして、そしてそこで了解が得られれば、夜間、例えば8時までとか、あるいは体育館でも9時まで使っていますから、夏場だったら9時まで、冬場だったら7時までというような形で、試験的にそういう機運が高まってきたときには了解が得られるかどうか、ちょっと確認したいんです。 ◎岩崎 生涯学習部長   光と騒音の問題で、周辺の住民の皆さんに御了解を得られれば、やはり推し進めていってほしいなと。そんなときに私どももお役に立てることがあれば御協力申し上げたいと思っています。 ◆杉崎 委員   どうもありがとうございます。確かにこれは、先ほど言った学習の森、それに必ずつながっていくという一段階になると思いますから、その節にはよろしくお願いいたします。 ○安部 委員長   はい、富澤委員。 ◆富澤 委員   パソコンの講習会の申し込み、盛況のうちに申し込みを受け付けている。何か、きのうの説明では他市の人が申し込んでいるというのは、それはどういうことなんですか。 ○安部 委員長   はい、坂本副主幹。 ◎坂本 生涯学習推進室副主幹   このIT講習に関しましては、都道府県が、まずくくりになっておりまして、東京都の都民であれば都内における講習会場で受講ができるということになっております。  これも質疑応答集の中では、しかしながら、市民を優先してもいいですよという内容がございます。調布市に他区市から在勤、在学されている、そういう方でも、例えば八王子から調布へ勤務されていて、勤務終了後、夜間の講習を受けたいという方の場合には都道府県という縛りがありますので、市民でなくても都民であれば東京都内では受講できるという内容でございます。 ◆富澤 委員   そうすると、調布市民もほかへ行っても受けられるということですね。 ◎坂本 生涯学習推進室副主幹   はい、受けられます。東京都の中での、例えば調布から区部の方へお仕事で行かれているという方が勤務の終了後とか、区部の方で受講できると。 ◆富澤 委員   はい、わかりました。 ○安部 委員長   はい、漁委員。 ◆漁 委員   今のところだけ、ちょっと関連で。在住、在勤という認識なんですか。それとも在住、在勤じゃなくて都民という認識なんですか。 ○安部 委員長   坂本副主幹。 ◎坂本 生涯学習推進室副主幹   基本的には都民でございます。 ◆漁 委員   そうしますと、調布で、例えば枠がいっぱいになって、たまたま府中がまだあいていたよと。在住でも在勤でもないけども、じゃ、府中に行こうかと、そういうケースもオーケーという認識ですよね。 ◎坂本 生涯学習推進室副主幹   はい、可能でございます。 ◆漁 委員   はい、わかりました。  まず社会教育費、今の関連もしますけども、社会教育費総体として19億 4,000万で、前年に比べて 7,000万ふえていますよね。説明の中では、主にIT講習会、ユーフォー、八ヶ岳3階の暖房という話もありましたが、IT講習会部分というのは基本計画の中では、計画事業名をずっと見ていくと、項目としては出てきてないという認識をしているんですが、そうしますと、多分昨年から積み上げてきた基本計画の中に、国の森さんの遺産ということになりそうですけども、市としてどんな形で基本計画の中に取り込もうという経過があったのか、なかったのか。基本計画では取り込めなくて、国の大きな事業の流れの中で、それをしっかり受けとめたということだけなのか。それが1つ。  2つ目は、IT関連事業を除いて、それでは社会教育総体として前年に比べてどういうふうになっていると受けとめていいのかが2つ目。  3つ目は、IT講習、いいことだと思うんですけれども、終わった後、国からの補助金もらって機械も買いました、講習もしました、1年間やりました。2年目は、あとは自助努力ですよなのか、せっかく受けていただいた講習会をベースとして、何らかの事業展開だとか施策の推進を考えていかれるのか、その3点をお聞きしたいんです。 ○安部 委員長   はい、座間生涯学習推進室長。 ◎座間 生涯学習推進室長   それでは、私から1つ目と3つ目の御質問にお答えします。  1つ目、基本計画の中に位置づけられていないというふうなお話ですけれども、これは実際に国の方から来ましたのは11月末ぐらいなんです。実際には12年度補正予算でお認めいただいた機器の購入というふうな形でございまして、それから13年度で講習会の実施というふうな形でございますので、なかなか基本計画はずっと積み上げがありましたので、その中に入れるということは基本的には考えていなかったということでございます。  それから、3番目の、講習会終了後の状況なんですけれども、これに関しましては、今、早速、13年度中でも、ある程度フォローアップというふうな形で、受講生で、一応基本形は12時間の講習なんです。12時間の講習で、例えば、高齢の方が果たして 100%満足いくような講習が受けられるかどうかというのも、甚だ難しい部分もあるかなというふうに、今までの経験からそういうふうなことが言えるかなというふうに思うんです。ですから、そういうふうなフォローアップの受け皿の部分、そういうふうなことも14年度では間に合いませんので、13年度中から講習会終了後、一定期間条件をつけて受講していただくと。言うなれば補習の時間を設けるということで、一応インストラクターの関係に関しましては、いわゆるボランティアというふうな形で考えて、市民のそういうふうな方々を、これから募集していこうというふうに考えております。  以上でございます。 ◆漁 委員   わかりました。社会教育全体で学習の方もスポーツの方もそうなんですが、最近いろんな講習会を仕掛けて、講習会の中で受講者同士が、じゃ、せっかく人の出会いがあったり、テーマで一緒のもののレベルを少し学習したりしたんだから、サークルをつくって、そのサークルをきちんと運営しながら、せっかくの講習とか行政が仕掛けた事業をつなげていこうという、それらに対しての、例えば今ITに限ってはフォローアップという1つの話もありましたけど、それ以外の部分でもサークル化して恒常化させていくような意図だとか、それに対する何らかの対応とかというのは、最近は幾らかは考えられていらっしゃるんでしょうか。  昔は、私はちょっとスポーツの関係もあったものですから、よく勤労者の講習会をやって、サークルができて、それがずっと続いているところが3つも4つもあるんですが、どうもキャパシティーがなくなってきたものだから、余りそれが続いていって広がってくると、その人たちが今度やりたいと思ってもやる場所の提供がなくて、講習会をやっても、そこで後は終わりという形のスタイルがちょっと最近、ここ何年間は強いのかなという気がしていて、それらの状況と認識ですよね。どんなふうになっていらっしゃるのか、ちょっとお聞きしたいんですが。 ○安部 委員長   はい、岩崎部長。 ◎岩崎 生涯学習部長   おっしゃるように、社会教育、また社会体育、行政はそのきっかけといいますか、そういったものを醸成していくのが大きな役割だと思っておりますし、また、それが発展して、個々のサークル活動が自主的に活動できるというのが一番望ましいと思うんです。  だけれども、現実、スポーツにしても学習にしても、場のキャパシティーというか、それが絶対的に足りないから皆さん活動の場で大変困っている。それらの背景も、やはり、言うように、学習の森構想の中で、いかにそういう活動の場を広げていくのか、そういうおぜん立てを今後していく必要があるなということを痛感しております。 ◆漁 委員   はい、わかりました。その辺、今後の学習の森構想等の中で、少し真剣に踏み込んで議論いただければありがたいと思います。  2番目の方の質問でどうですか。IT除いちゃったらどうなのというやつ。 ◎岩崎 生涯学習部長   冒頭大きなものは幾つか申し上げましたけれども、特に放課後遊び場対策として、ことしは北ノ台に設置するほか、飛田給と、それから北ノ台にも空調設備などを設置する経費が計上されておりますので、前年に比べて 2,200万円余の増額になっております。  青少年関係で、あと昨年は若宮自然広場の整備費が 350万ばかしありましたけれども、それが今回計上してないというのと、それから、これも冒頭言いましたけども、下布田遺跡の関係で用地会計の繰出金の精査と、それから3月に12年度の減額をした用地買収、平年度並みの 130にしたということで、 4,500万円ばかりの減になっております。  そのほか、図書館で電算化、いわゆるコンピューター検索をするということで、目別に見ていただけるとわかるんですけれども、図書館費で 2,300万余の増額になっております。  それと、大きなところでは、これも言いましたけど、八ヶ岳の3階の暖房設備 920万円余を計上していると。そんなことでトータル 6,900万余の増額になっているということです。  以上です。 ◆漁 委員   そうしますと、 6,900万の増の中の 215の情報技術講習会 5,800万、ほとんどが国の補助財源なんでしょうけども、それを除いても、事業の終わった部分が逆に新たな事業として加わって、総体としては前年度よりも、やはり伸びた予算の実態になっていると、そういう認識をしてよろしいんでしょうか。 ◎岩崎 生涯学習部長   それで結構だと思います。 ◆漁 委員   はい、わかりました。 ○安部 委員長   岸本委員。 ◆岸本 委員   成人式についてなんですけど、12年度、ことしの1月については当人たちをちょっと多く入れて、実行委員会のような形でやったという、それが市の方から見て、大人の側から見てどういう、総括のようなことを述べていただきたいのと、それから13年度は、その上に立ってどうしていくかということを、2点まずお聞きします。 ○安部 委員長   石田次長。 ◎石田 生涯学習部次長   前回の委員会でもちょっとお話ししたかもわかりませんので、ダブるところはお許しいただきたいんですけれども、12年につきましては、委員さんの方でも出席されておられましたので、大体どういう状況かというのは御案内かもわかりませんけども、静かにきちんと話を聞いていたという状況ではありませんでした。若干やはり、単純に言えば携帯電話で話していたりとか、写真を撮っていたりとか、新聞でどうこう言われるほどのものはありませんでしたけれども、やはり大きなそういう全体の流れみたいなものがありまして、その辺のところをどうしていくかというのが1つ課題だと思っております。  ただ、これも御案内かもわかりませんけども、12年度というんでしょうか、今回の成人式をやるときに、若者を集めて検討会みたいのをつくりまして、どういう考え方か聞こうという形をとりました。  終わった段階でも、一応どうだったか。出席された方がいましたので。感想としては出席する前は余り成人式というのは、何というんでしょうか、意義のあるものではないみたいな話をされていたんですけど、実際に出席してみると、やはり区切りというんでしょうか、それとか、そこで、やはり自分は成人になったという意識を持ってということもあったので、弟がいるんだけれども、弟のときはぜひなくさないでほしいというような話もあったりとか、そういう話もありました。  それらと、それから、先ほど冒頭で言いました若干のざわつきがあったり、混乱みたいなのがありましたので、この辺のところをどうしていくかということを含めて13年度の成人式、来年になりますけども、そういうものについては、そういう課題をどうしていくかということを考えていきたいなと思っておりますし、市長の市報のコラムのところでも書かれていましたけれども、一応やめるという考えはありませんので、その辺のところをどういう形で考えていけるのかということを検討してみたいと思っています。  以上です。 ◆岸本 委員   13年度ですけれども、検討委員会のような、実行委員会といいますか、そういうのは大体始める時期というのは何月ぐらいから、そういう具体的に人を寄せてという取り組みを始めるのはいつごろからですか。 ◎石田 生涯学習部次長   12年度につきましては、夏過ぎぐらいですか。ですから、今回は、いろんな問題が特にマスコミ関係でいろいろ特集等々されていますので、そういうことも含めて、今度二十になる方もいろいろ関心は持たれているというふうに考えていますので、またそういう形も考えていきたいなと思っていますけども、公募してもなかなかたくさん来るという形じゃないものですから、何か方法を考えながら、できるだけそういう若者の考えをどうなんだろうということも考えながら検討していきたいと思っています。 ◆岸本 委員   時期の早い遅いもいろいろあるかと思いますけれども、工夫のしどころだと思いますが、かかわった子は最初は意義がないと思っていても、やることによって大人への区切りの大切さというものをそれなりに感じるということでは大変重要なことだと思いますので、引き続き充実させていただきたいと思います。  二十になるということが社会を構成する大人の役割を果たす、そういうものだという社会教育の視点というんでしょうか、そういうもので、その視点を外さないで取り組みを進めていくということが必要だというふうに思いますので、ぜひ若者たちの声をじかに生かせるような式のあり方ということで、根本から変えていくというか、考えていただきたいなというふうに思います。  以上です。 ○安部 委員長   ほかにありませんか。
    ○伊藤 副委員長   では、委員長交代します。安部委員。 ◆安部 委員   幾つかお伺いしたいんですけれども、今度組織改正になるということで、生涯学習推進協議会の方で生涯学習推進計画なども、またこれらがつくられてくるのかなと思うんですが、調布市の教育委員会として基本的施策、11年度、12年度、社会教育計画の立案が必要だというふうに書かれているんですけれど、今、その社会教育計画についてはどのようになされているんでしょうか。 ○伊藤 副委員長   岩崎部長。 ◎岩崎 生涯学習部長   私も4月に行って、確かに社会教育計画をつくるということが非常な課題だというふうに知らされたんですけれども、ちょうど市で基本計画を策定している時期と重なり合っていたわけです。それで、片方で市で基本計画をつくりながら、これ、私の個人的な見解なんですけども、なぜ教育委員会が別途、社会教育計画をそれに同時並行的につくんなきゃいけないのかというのがなかなか理解できなかったのと、それからちょっと体制上、なかなか取り組めるような状況になかったんで、一応基本計画ができ、それにどう付加価値を設けながら将来の教育センター構想に結びつけていくような考え方を構築していくのか、その辺を見据えて計画策定をした方がいいんじゃないかというような、そんな判断も1つしていたのが現実です。 ◆安部 委員   基本計画に入れ込むために、やはり社会教育計画というのはきちんと、社会教育行政があるわけですから、教育基本法の中でも社会教育法にのっとってきちんとありますよね。社会教育計画というものをきちんと立てなければいけないんじゃないかなと思うんです。  一方で、13年度までということで生涯学習推進計画というものがありますよね。その中で、それ以外で社会教育課としては社会教育計画の立案が必要だと2年間書かれているわけで、やはりそれは社会教育課として社会教育行政というか、社会教育事業も含めてどういうふうに考えるかというのは、それは基本計画とは別に、きちんと社会教育課が持っていなければいけない理念とかもありますし、それは必要じゃないかと思うんです。  では、できないと言って、生涯学習推進計画が別にちゃんと社会教育としては持たなければいけないというふうに、別個に持つものだというふうにも思いますし、教育委員会でもきちんと施策としてものっとっているわけですから、ぜひそれはつくる必要があると思うんですけれども、13年度はつくられるんでしょうか。 ◎岩崎 生涯学習部長   私の認識の甘さもあるんですけれども、実施機関としての図書館なり公民館なりの1つの方針もありますし、当然社会教育課の中で、そういう計画をつくる役割を担っているということは十分承知しておりますので、今後、どのような考え方で、どのようなスケジュールで取り組んでいくのか真剣に検討してみたいというふうに思います。 ◆安部 委員   11年6月に社会教育委員の、12年度の施策を見ますと、調布市における今後の社会教育行政のあり方の答申を受けて、生涯学習時代における社会教育行政の役割を明確にするとともに、21世紀を見据えた長期的な視点に立った社会教育行政を計画的に推進していくため、社会教育計画を立案するというふうになっているんです。12年度はこういうことを重点的に推進するというふうになっていたんですけれども、やはりこれは社会教育委員の会議とかできちんと諮問して、社会教育計画をつくる必要があると思うんですけれども、そういうふうにしていただけるんでしょうか。 ○伊藤 副委員長   石田次長。 ◎石田 生涯学習部次長   社会教育委員の会議につきましては、12年度は登録団体の検討をしていただいております。12年度中に登録団体に関するものと、それから交付金のあり方についてお願いしてたんですけども、登録団体の方は大体結論が出てきているんですけども、交付金についてはもう1年度ということが必要になります。その辺のところとあわせまして、先ほど委員長からお話がありましたように、そういう機会がありますので、社会教育委員の会議の所掌事務というんでしょうか、そういう中に計画というのがございますので、13年度については検討していくような形で進めていくことを検討したいと思います(笑声)。 ◆安部 委員   検討したってちょっと困るんじゃないかなというふうに思うんですけれども、じゃ、社会教育委員の会議というのは何なのかというふうになりますよね。 ◎石田 生涯学習部次長   済みません。先ほどちょっとお話ししましたように、登録と交付金を12年度というふうに一応考えていたんです。ただ、登録の議論がかなりありまして、臨時会も含めてお願いしたんですけども、交付金の方まで行かずに、もう1年、交付金については検討するという形になっておりますので、その辺のボリュームと、それから計画のボリュームというのがありますので、その辺のところを含めて検討したいというつもりで言いましたので、よろしくお願いします。 ◆安部 委員   ぜひきちんと社会教育計画というものをつくって、生涯学習の方の文化を含めて、幅広く庁内的な調整なわけで、やはり社会教育をどういうふうに推進していくかというところでは必要なので、ぜひお願いしたいということ。  それから、今、社会教育委員の会議というのは、私は非常に重要なものだというふうに思っているんですけれども、社会教育法の中で第17条で社会教育委員の職務というふうにありますよね。教育委員会でも社会教育委員の人たちが出席してきちんと意見を述べることができたりとか、先ほど言われた計画を立案、それから意見を言ったりとかすることができるというふうにして、それでやはり社会教育法の中でも、きちんと社会教育委員の職務というふうには法律の中でも位置づけられて、会議というのは非常に重要なものだと思うんですが、それできのうも、ちょっと行政資料室の方へ行ったら議事録が何かなくて、慌てて持ってきてくれたんですけれども、そこで次長がおっしゃったように、去年、今年度は社会教育登録団体のことについていろいろ話されているというふうにわかっています。それで、今、社会教育委員の会議というのは2ヵ月に一遍開かれているんですか。 ◎石田 生涯学習部次長   基本的には2ヵ月に1回で、12年度については臨時会を1回させていただきました。 ◆安部 委員   それで、社会教育委員の方々というのは、非常にいろいろな地域の中に入っていろいろ活動されたりとか、それをきちんと反映されているというふうに思うんですけれども、昨年、調布市の非常勤特別職の職員の報酬及び費用弁償に関する条例で規則を変更して、会議に出席する費用弁償というんですか、そういう形になりましたよね。月額1万 2,000円が1回 9,400円。やはり私、これはきちんと月額報酬にもとに戻す方が社会教育委員の方々の重要性から含めて大事ではないかなとか思うんですけど、その辺の見解をお伺いしたいんです。 ◎岩崎 生涯学習部長   確かに法で定められて、社会教育委員の本来的な役割からしますれば、要するに出ずらの報酬で活動すべき性格のものではないということは重々承知しております。  ただ、生涯学習推進協議会とか、非常に錯綜するような組織が幾つも出てきておりますし、これから社会教育委員が、法では当然どういうことをということで決められてはいますけれども、市の中でどのような活動といいますか、日常的なものをしていただくということも含めて検討しながら、これはまだ直近にそういう改定をしたばかりですので、もう少し時間をいただきながら、必要に応じて今おっしゃったような方向もあわせて検討させていただきたいというふうに思います。 ◆安部 委員   社会教育委員の会議では、各実施機関、公民館、図書館、郷土博物館、実篤記念館、生涯学習推進室スポーツ振興課、社会教育課、以上の方々も事務局としては入っているんですよね。 ○伊藤 副委員長   石田次長。 ◎石田 生涯学習部次長   基本的には必要に応じて入っていただいています。 ◆安部 委員   やはり、私は生涯学習推進協議会とは、また違う位置づけがきちんとあるべきだと思っていますので、ぜひその報酬のことも含めて見直しを…… ○伊藤 副委員長   要望? ◆安部 委員   はい(笑声)。していただきたい。ぜひお願いしたいということでよろしくお願いします。  それから、議事録が、公民館も公運審なども、議事録がやはりちょっと遅い。行政資料室に置かれるのが遅いのではないかと思いますので、それは早急に整備していただきたいということで要望しておきます。  それから済みません、学校開放なんですけれども、調布は学校開放運営委員会とか、いろいろ総合開放、一般開放あるんですけれども、今後、学校開放についても検討するというふうに、もちろん基本的施策の中でも書かれているんですけれども、学習の森構想とともに考えていくというふうに思うんですが、この間、私、多摩市の方の統廃合後の施設、学校の活用とか見せていただいたりとかしたんですけれど、全然調布の場合の学校開放の仕方というのが全く違っていて、施設については管理する方がシルバー人材センターの方がいらっしゃって、借りたいということを市民が申し出れば借りれるというふうな形になっているんです。それは普通の学校でもそういうふうになっているということを聞いているんですけれども、今、その学校開放について、今後の検討もあるんでしょうけれども、今検討されている内容についてというのは、運営の仕方も含めて、どういうふうなことが課題であったりとか検討されているのかというのがございますか。 ○伊藤 副委員長   菅谷課長補佐。 ◎菅谷 社会教育課長補佐   学校開放は、今は委託ということで17小学校区域でやっていますけれども、今後、今の地域構想と、それから今、放課後遊び場対策事業が同じように小学校区域が一本化にされる状況にある中では、今の学校開放の組織と、放課後のそうした遊び場対策事業とを考え合わせますと、今の学校開放の運営のあり方も同時に考えていきませんと、同じ区域にいろいろな運営団体というか、運営委員会のような立ち上げの仕方というのは現実的に余りいいやり方ではないと思いますし、地域でいろいろ役員としてかかわっていただいている方も、そこに同時にかかわっていただくことになるわけでして、そんことで、社会教育で進めていくいろんな事業、それと学校開放とは協調して連携してやっていかなくちゃいけない状況に今後、進められていかなくちゃいけない状況にありますので、学校開放の委託のあり方についても検討課題に入っておりますので、それを今ここで即答というわけにはまいりませんけれども、そうした意味の事業展開の中で開放のあり方は検討の課題に入っていくということは間違いないと思っています。 ◆安部 委員   具体的にはどこで検討していくことになりますか。 ◎菅谷 社会教育課長補佐   例えば、今、放課後事業などを北ノ台で各健全育成なり、地域の方々とか、そういうお話をしていく中で、例えば放課後事業を進めるときに、やはり地域の御協力なりをいただかなくては、この事業は運営できないわけでして、人的にも場所的にも、その地域の方の御協力をいただかないと、この事業展開というのは各市全体を動かす場合についても当然のこととしてあるわけです。そんなことで今、一つ一つを考えていきますと、総合開放、地域に新たな事業展開を進める場合については、それとの調整というのが必ず出てくるというふうに認識しています。 ◆安部 委員   学校開放の実態調査というのが東京都の方で出されていますよね。それで調布市では小学校は開放されていても、総合的に見て中学校は13%ですか。やはり割とほかの市に比べても低い状況になってきていますよね。これは多分この資料というのは生涯学習まちづくり推進委員の方で出されている資料だと思うんですけれども、やはりきちんとそこは、どこで学校開放のあり方を考えていくのか。それから、学習の森構想とどういうふうに絡めていくかというのを、やはりきちんと明確に示していただきたいと思いますし、開放が必要だということは皆さん重々承知なんですけれども、どういうふうに開放していくかということを含めて、今後の13年度の大きな課題だと思っていますので、その中間報告なりをぜひ楽しみにしたいと思っています。  生涯学習まちづくり推進委員とか、生涯学習推進協議会とか、さまざまな形でいろんな協議会、委員会ができてきて、しかもそれが生文の方に行っちゃったりすると、連携として社会教育課の方で学校開放を考えていくとか、本当に非常に重要になってくると思うので、どこが中心になって学校開放を考えていくのかというところが、組織上もそうだし、具体的に事業を展開する上でも大きなテーマになってくると思うので、私はだからその辺の連携が非常に不安だなというふうに思いながら、それを投げかけておきますから、ぜひ連携を十分に図っていただきながら学校開放を進めていただきたいということで要望しておきます。 ○伊藤 副委員長   はい、委員長、お返しします。 ○安部 委員長   このページ、ほかにございませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○安部 委員長    216、 217ページ。はい、岸本委員。 ◆岸本 委員   遊び場対策、今度、北ノ台小学校でということなんですけれども、ちょっとその前に1つ確認したいのは、余裕教室と空き教室の違いというのをちょっと教えていただけますでしょうか。 ○安部 委員長   はい、福田部長。 ◎福田 学校教育部長   きょうは資料を持ってきておりませんが、文部省では昨年度までは一応定義しておりました。余裕教室というのは学校で……ちょっと説明が面倒になりますので、端的に言うと、空き教室というのは、もはや学校では不要であるというのを空き教室といって、余裕教室はそうではなくて、今のところあいてますよと、こういうような定義をしておりました。もっと厳密な定義がある。  ところが、この4月になりますと、学校で現実に今、ランチルームとか、いろんなことをやっておりますよね。第二○○室とか、会議室とかというふうに、現在活用しておるのは余裕教室とは言わないと、こういうような通知が来まして、今までの統計のとり方と今後は随分違うなというようなことで、ちょっと学校教育部の中でも話題になったことがあるんですが、文部省の方では余裕教室の活用、活用というのに、ちっともパーセンテージが上がりませんもんで、学校が別の部屋に兼用しておるのは、もはや余裕教室とは言わないと、こういうような一方的な解釈に今、なっております。ですから、何というんでしょうか(「何と呼ぶんだろう」と呼ぶ者あり)、というのが……(笑声)。 ◆岸本 委員   では、そういうふうになって、今まで使っていた、今言ったランチルームみたいなのは、じゃ、余裕教室と言わないとなると、どういう扱いになっちゃうんですか。ごめんなさい、話それそうで申しわけない。 ◎福田 学校教育部長   それは学校の経営で活用している教室でありまして、それは学校の教育活動に使う教室というあれになります。 ◆岸本 委員   わかりました。それで、北ノ台の場合、ユーフォーをこれからやるということで、とりあえず学校側とも合意が整ったかのように聞いているんですけれども、そうしたスペースとの関係で、子供たちが使う、そうしたこれまでの学校で活用できるそういうスペースだとかというところに浸食しないように、もちろんなっていますよね。つまり、空き教室をきちんと使ってやっているということなのかということを聞いたんです。 ○安部 委員長   はい、石田次長。 ◎石田 生涯学習部次長   北ノ台につきましては、そういう意味で、まず最初に学校の方とそういう状況に、要するにユーフォーで使えるスペースはどこなのかということをまず検討いたしました。そういう中で、学校教育で使っているものは当然使用されていますから、4月から変わる云々ということがありましたけど、いわゆる従来で言うと、余裕教室があって、それをユーフォーで使えるかどうかという検討をさせていただきました。  それと同時に場所的な問題、要するに、1階がいいのか3階がいいのか、いわゆる放課後ですので世間体の問題もあろうかと思いますし、そういうことを含めて、それと御案内と思いますけど、ユーフォーの場所は教室、校庭、体育館という3つの場所ということもありますので、その辺の使い勝手のいい位置というんでしょうか、そういうことも含めて検討させていただきました。  ですから、たまたま現在のところ、北ノ台につきましては集会室みたいなところがありまして、そこを何とか使えるだろうという学校長との回答をいただきましたので、そこでということで現在は進めております。それは通常の教室ではありません。 ◆岸本 委員   まず1つは、今、集会室を使うことにはいいでしょうということで、そこを使うというような話だったんですけど、その集会室というのはどういう目的でこれまで使われてきたところですか。 ◎石田 生涯学習部次長   まず、大体イメージとして持っていただきたいのは、教室2つをぶち抜いたような広い部屋なんです。そういう意味では2つ、境をとったという部屋で、基本的には地域で何か集会があったり、そのようなときに使われるという、ですから、入り口が別についているというか、学校とは別というんでしょうか、地域の方が夜来ても使えるような形のものであったり、学校としては、例えば学年を超えての集会をどっかでやるようなときにとか、視聴覚的なものをとか、そういったような使い方をされているように聞いております。  以上です。 ◆岸本 委員   それをユーフォーで使うとなると、じゃ、それまで使っていた、そういう役割はどこに。別の部屋があるわけですね。 ◎石田 生涯学習部次長   まず1つは、ユーフォーの時間と地域の方とか学校の方たちの使うバッティングするときがあるかどうかという検討をさせていただきました。そういう中で、校長先生の方でいろいろ検討された中で、ユーフォーの時間帯ではバッティングしないという形の話をいただいたのと、ただ地域の方たちが使われる場合に、若干時間によってはそういうこともあろうかと思うんですけれども、前回、説明会を地域の代表の方たちにさせていただいたんですけども、その辺のところにつきましては今後、ちょっとお話をさせていただくような形になりますけれども、北ノ台の地域の方たちが使うときに、北ノ台のお子さんの、そういう事業ですので、調整ができるんであれば、その辺を調整できるような形でというような話を今のところはさせていただいております。  ですから、完全に一緒になるという時間帯はないんですけど、始まりと終わりの方は、ちょっと10分とか20分とか、そういうことがあり得るので、その辺については今後、協議していきたいという話に一応してあります。  以上です。 ◆岸本 委員   これまで使っていた部屋をそういう形で転用じゃないけど、それぞれのあいたところで使う形になろうかと思うんですけれども、本当だったら、それは全然別個のもので、ユーフォーならユーフォーの空き教室として残っていたところを使う。集会室は集会室として担保するということが本来だと思うんですけれども、地域の方は、しょっちゅう、しょちゅうそこを使っているというわけではないからという面では、活用の利便というかな、応用ということでいいとは思うんですけれども、子供たちが、例えば大きいものをつくったりとか、そういうときの部屋というのは、そういうところには影響はないんですね。子供の学校の学習の中身について影響が起きるようなことはないわけですよね。ユーフォーをつくることで。 ◎石田 生涯学習部次長   北ノ台の場合には3階にもう1つ視聴覚室という、やはり同じようにぶち抜いたところがありまして、もしそういう形になれば、そちらの方を利用するというような考えをもとに、1階の集会室というんでしょうか、その部屋を学校としては可能であるというふうに判断をしていただいたという経過があります。
     以上です。 ◆岸本 委員   合意は、もちろん当然大前提ですし、ふだんの学習に支障がないというのも大前提ですから、あとは地域の人との理解の度合いというのもあるかと思うんですが、それぞれのところで反感を買うような、せっかくいいことをやっているのに、なおかつ、どこかで不便が生じるようでは、やはりよくないので、その辺は慎重にといいますか、やっていただきたいということをお願いしたいと思います。  もう1個だけ聞きたいんですけど、北ノ台での子供たちの見守りをする人たちというのは、北ノ台のようにPTAの人たちが中心になったりするんでしょうか。それはまだ……(「飛田給」と呼ぶ者あり)、あっ、ごめんなさい。飛田給と比べてどういう体制になるんですか。 ◎石田 生涯学習部次長   確かに、いわゆるスタッフの考え方は、教育関係、もっと端的に言うと、先生のOBとかという考え方と、地域の方という両方の話が先進市ではあるようで、それで調布の場合、どういうような方向でということを一応検討した中で、飛田給については地域の方でという形で、それぞれの学校長を含めて健全育成の団体であるとか、推薦をいただくという形をとりました。  たしか、ごらんになられているかと思いますけれども、いい方向で来ていますので、そういう意味では北ノ台につきましても同じような方向でというふうな形で現在考えております。  以上です。 ◆岸本 委員   大抵においてわかりました。いいです。 ○安部 委員長   ほかに何かこのページについてありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○安部 委員長    218、 219ページ。 ○伊藤 副委員長   では、委員長が交代いたします。安部委員。 ◆安部 委員   下布田遺跡の買収なんですけれども、補正でも、用地を持っている方があれしたって言って、その前の12年度のときには、ことしは買いますと言って、約30平米でしたっけ、何かあったと思って、ことし、13年度もついているんですけれども、きちんと地主さんとの話し合いはついているんでしょうか。 ○伊藤 副委員長   間野博物館長。 ◎間野 郷土博物館長   12年度は確かに減額させていただきました。13年度につきましてはおおむね 130平米、金額がございますが、その上限で可能ですという御回答をいただいておりますので、13年度につきましては減額の予定はございません。  以上です。 ◆安部 委員   では、ぜひそれで進めていただきたいと思うんですが、郷土博物館の予算もそうなんですけれども、事業としては、きのうも祭りばやしの事業とか、いろいろありますよね。その事業がなかなか見えなくて、もう少し事業名を書いてもらった方がわかりやすいかなと思うんですが、そういう事業費としては、この郷土博物館ではないのかしら。 ◎間野 郷土博物館長   文化財保護費、これは文化財保護条例に基づいて指定しているのが祭りばやしなんです。ですから、文化財保護費に入ってきて、事業としては、この1つしかございません。  郷土博物館の事業とは、ちょっと考え方が違っておりますので、こちらで計上させていただいております。  以上です。 ◆安部 委員   もう1つ、公民館運営審議会なんですけれども、これも先ほど社会教育委員の会議と一緒で、費用弁償という形で1回幾らという形になりましたね。私、昨年の予算のときにもお願いしたんですけれども、必要があればぜひ何回もというふうにお願いしておりまして、そうすると、ただ、速記者のテープ起こしが必要だから時間が2時間で決められていると。だから、そういう予算計上になっているのかなというふうに思って、もうちょっと会議の、長くなればいいというもんじゃないと思うんですけれども、公民館運営審議会の会議の保障というのが、もうちょっとあってもいいんじゃないかなと思うんですけれども、その辺がいつも速記者の時間によって2時間で追い立てられているというのかな、そういうふうに聞いているんですけれども、会議の時間としてはどうなんでしょうか。 ○伊藤 副委員長   菅谷東部公民館長。 ◎菅谷 東部公民館長   きのうも御説明申し上げましたとおり、15名の委員で、定例会が年6回、それから13年度臨時会が2回計上させていただいております。その範囲で運営していかなければならないんですけれども、確かに速記、12年度4月以降、3回ほど2時間10分というのが続いたんです。それで3回目のときに、請求書が2時間半で来たんで問い合わせたところ、毎回足すと30分になっていますからと、向こうも商売ですから非常に厳しく来たわけです。そういった関係で枠が決められておりますので、1回の会議を1時間半で済ませたこともありました。これが現状です。  2時間を何回でもということがありますけれども、やはり効率をよく考えた中で、委員長、副委員長と打ち合わせをした中で、その範囲で現状やっていっております。  以上です。 ◆安部 委員   だから、速記者のあれに従って会議が短くなったりとか、あれするというのがちょっと解せなかったものですから、ぜひそういう会議の保障というのは、やはりしてほしいなというところで、前回も必要であればふやしてほしいというか、何回かというふうにお願いしていますので。 ◎菅谷 東部公民館長   13年度、これで計上しておりますので、14年度は忘れずに要求はしていきます。  それともう1つ、2時間範囲でやる中で、例えば、多少雑談ということじゃないんですけども、会議に必ずしも必要でない部分については、速記をとめてやる方法もあると思いますので、いろいろ考えてみたいと思います。  以上です。 ◆安部 委員   ぜひお願いいたします。  それから、公民館の事業でいいですか。──じゃ、次のページだからいいです。 ○伊藤 副委員長   いいですか。それでは、委員長交代します。 ○安部 委員長   杉崎委員。 ◆杉崎 委員   埋蔵文化財の件で、かつて上ノ原小学校のところの後ろに埋蔵文化財の品があって、今度の分室をつくることによって移動が出るということがありました。  この埋蔵文化財の品がいつまでも保管されていけば膨大なものになっていくと思うんです。どの時点でどう処理しているのか聞きたいんですけど。 ○安部 委員長   はい、間野博物館長。 ◎間野 郷土博物館長   13年度の予算で地域緊急雇用基金ですか、東京都の補助金をいただきまして、そこで一部ランクづけさせていただきたいと思っています。これは、文化庁がA、B、Cの3段階にランクづけをして、A、Bは保管しなさい、Cについては学校教育現場等に要望があれば適切に配付してもよろしいというのが来ておりますので、今年度、一部ランクづけをして保有量をなるべく少なくしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◆杉崎 委員   まさに要らなくなった部分をやたらに壊して捨てるというんでなくって、学区域で出てくる文化財があるわけです。そういうものがある期限を経て、もう処理するというのを、私は学校に戻してほしいという思いがあったから、今聞いたんです。そうしたら、今、学校の方にというようなことも言われましたから、ちょうどよかったなと思うんですけれども、ぜひ知らない時代の歴史を知るということを子供たちに目で見てもらうというのは非常に重要なことなので、極力壊さないで捨てないで、学校のどっか小さな資料室でもいいですから、つくっていただいて、そこに展示していただきたい。ぜひしていただきたいと思います。要望です。 ○安部 委員長   はい、漁委員。 ◆漁 委員   公民館総体として 500万円、前年度減なんですが、各公民館の説明を受けますと、ほとんどが維持補修じゃなくて、清掃絡みの抑制のカウントの積み上げがほぼこの数字になっていくのかなという気がしているんですが、その認識でいいのかということと、あと事業総量、もう一方で、実際に市民を相手にして進めていく事業総量としては、質をしっかり守るというと、裏返すと予算をきちんと確保するということにつながるような気がするもんですから、個々にこの事業、この事業というのはなかなかわかりませんので、そこは総事業としてはきちんと前年並みに守っていられるのかなというところを確認だけしておきたいんです。 ○安部 委員長   菅谷東部公民館長。 ◎菅谷 東部公民館長   御指摘のとおり、清掃費が主でございます。事業費につきましては各館とも、東部では 0.9%、いわゆる講座等の費用です。ですから、さほど影響はございません。各館それぞれお答えいたします。 ○安部 委員長   石井西部公民館長。 ◎石井 西部公民館長   全体的なことにつきまして、今、東部公民館長がお答えしたとおりなんですが、活動費につきましては西部公民館といたしましては、昨年、対前年比では9万 1,000円の減ということで 2.6%の減と。したがいまして、大体この経済事情の中で、ほぼ活動費は確保されているのではないかと、このように認識しております。 ○安部 委員長   福島北部公民館長。 ◎福島 北部公民館長   北部公民館といたしましては、活動費につきましては5%減でございます。主なものにつきましては、やはり当初、御説明申し上げたとおり、文化祭の運営の方の会場設営費とか、そういうふうなものの減でございます。  以上でございます。 ◆漁 委員   5%とか3%とかというと、総事業費全体の金額が少ない中でのマイナスですから、予算総体の中での影響力がそんなにないのかなという感じがするのは、逆に裏返すと、そんなに細かいのを減らしてもしようがないじゃないのという感覚が、もう一方で裏返しとしてはあるものですから、経年的にずっと見ていくと、公民館費だけ見ていくと、一番高いときで平成4年の2億 2,800万というのがあるんですが、大体2億円台が元年から4年まで続いて、1億 5,000万が5年、6年で、8年からは 7,200、 7,800、 7,600、 7,400という、大体 7,400〜 7,500台でずっと来てはいるんですよね。厳しい財政状況ということを勘案していくと、そのあたりに抑制も1つ働いてきているだろうなという気はするんですが、なぜか去年だけが 8,100万で 700万ふえていて、ことしが 500万減ったもんですから、逆に去年 700万ふえたということは平成11年度に比べると、ほぼ 200万ふえている形にはなって、去年何か特別な要因があったんでしたっけ。ことしの予算だから去年の話をしてもしようがないけども、わかります? わからない。じゃ、いいです、細かい話ですから。 ◎菅谷 東部公民館長   今回、清掃委託が大きく減らされておりますけれども、前年については、ちょっと記憶がございません。 ◆漁 委員   では、結構です。やはりある程度事業費総額をきちんと見ていくことで、公民館の役割というのがきちんと果たされているかどうかというのは、議会としては視点としては必要かなと思って、経年的な流れをずっと追いながら改めて確認させていただいたんですが、何だかんだいっても経常的に一番削りやすいセクションに財政当局から見ると思いますので、なるべくその辺は原課の努力でこれからもしっかり事業総量を確保していただきたいと思います。要望です。 ○安部 委員長    218、 219ページまではないですか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○安部 委員長    220、 221ページ。井樋委員。 ◆井樋 委員   この間、改修のことがたびたび取りざたされていた西部公民館の関係なんですけれども、ここは公民館と児童館が一緒になっていて、私、一般質問で児童館の方は取り上げたら、新基本計画の後期の方で、それ、やりますからというお返事があったんで、それは安心したんですけれども、公民館の方もそのときに一緒にやるというふうに理解していいんでしょうか。 ○安部 委員長   石井西部公民館長。 ◎石井 西部公民館長   今、御質問のございました大規模改修的なものでございますけれども、実際に1階が西部児童館、2階が西部公民館になっておりますが、台風時期におきまして、風向きによって西側、若干雨漏りが場合によってはするということで、これは児童館関係の物置に相当する部分になるんですが、委員さん御承知のとおり、今、このような時期で、また新基本計画の中で、単に過去から継続的に実施計画に乗せているからといって、それを継続するということ自体が21世紀の新基本計画にはふさわしくないということで、私どもが政策室の方に申し出まして、一応3公民館の中で、東部公民館が昭和50年に設置されております。したがいまして、西部公民館が58年設置ということで、8年既に古い東部公民館の方がバリアフリーという、御存じのように階段でエレベーターもないという東部公民館でございますので、そちらを3館としては、これも仙川地区になろうかと思いますけど(笑声)、その辺を…… ◆井樋 委員   それが原因だったの? ◎石井 西部公民館長   そういうことで、そういう状況下におきましては、後期の実施計画で政策室と協議するというふうになってございます。  以上です。
    ◆井樋 委員   確かに58年より50年の方が古いですけれども、やはり58年というのは相当古いですよね、これ自体も。前の計画に乗っていたものを漫然と引き継がないということはあり得ることですけれども、ただ施設の改修というものは、やらなくて済むのかなという素朴な疑問は、やはりあるわけで、ほうっておけばどんどん傷みますから。いや、先ほど清掃費の話も出ましたけれども、あれ、2回を1回に減らしたんですよね。おまけに改修の方も節約しましたということになると、なかなかこれは深刻なことになるんじゃないかという気がいたします。  児童館と比べれば、やはり大人が使う部屋だから、傷み方は同じじゃないというふうな認識しますけれども、いかほどの費用でもないと思いますので、これは少なくとも新基本計画の後期にはぜひやっていただきたいと思います。  以上です。 ○伊藤 副委員長   では、委員長交代します。安部委員。 ◆安部 委員   これはずっと以前から言っているんですけれども、北部公民館が10周年を迎えて、周年の冊子をつくらないと記録がどんどんなくなってくるということで、やはりそういう10年をたったときに、公民館としてきちんと残すべきではないかということで以前から言っていたんですけれども、今回の予算の中ではどういうふうになされているのかということと、北部公民館の方で、そこだけ陶芸窯がありますよね。10何年たって、かなり傷んできているのではないかと思うんですけれども、その窯の状況とか、その補修とかなんかは市民からも私はちょっと要望としては聞いているんですけれども、予算的にどういうふうにつけられているのかなということで。 ○伊藤 副委員長   菅谷東部公民館長。 ◎菅谷 東部公民館長   周年史につきましては、前回も検討していくというお答えをしていると思いますけれども、やはり5年なり10年なりというスパンを見た中で、現状の職員体制も、かなりここのとこできつい部分もありますので、そういった部分で、例えば臨時雇用等を含めた中で、今後、資料等の整備からまず入らなければなりませんので、検討を続けていきたいというふうに思います。  以上です。 ○伊藤 副委員長   福島北部公民館長。 ◎福島 北部公民館長   北部公民館の陶芸窯の件なんですけど、確かに開館が平成元年ということで13年経過しておるところなんですけど、今から5年ぐらい前に、陶芸窯の中の温度がなかなか上がらないということで、全部オーバーホールしました。配線をかえまして、今も大分落ちてはいますけど、現在は使えている状態になっております。  ただ、これ以上需要がふえますと壊れるということで、それで今いろいろ考えておるんですけど、サークル自体が陶芸というと、かなり人気がありまして、どんどんふえてしまうというふうなこともありますので、1回焼く量を減らして、そして皆さんに御利用いただくというふうなことも考えております。  以上です。 ◆安部 委員   陶芸窯自体が、もちろん学校にもあるんでしょうけれども、公民館では北部ということだけですので、やはりその辺も必要であれば予算措置もぜひ検討していただきたいということと、それから周年史の件は、公民館30年のあれができて、それ以降全然つくっていないですよね。やはり私はきちんと……「調布の教育」でしか今は公民館の事業内容というかもわからないですし、図書館は毎年、図書館の事業について出してきてますよね。そうすると、公民館というのがいろいろ事業している割には、それがきちんと記録に残っていないということは、残す必要があると思っているのに、前から、周年史というか、事業していることについて、きちんと残していくという。30周年のときに、ちょうど市民の人が集まって一緒につくっていたと思うんですけど、そのときも記録がなくなって散逸していて非常に大変だったというふうに聞いているんです。  だから、職員の方はかわられるんですけども、やはり利用者も含めて一緒に公民館の歴史というか、調布の公民館、今までの社会教育の核をなしてきているものですから、その辺、やはりきちんと、もっと前向きに積極的に考えていただいて、その辺の予算づけなり、人も市民を活用してとかというような形でとらえていただきたいと思うんですけれども、この辺もちょっと生涯学習部長としていかがでしょうか。 ○伊藤 副委員長   はい、岩崎部長。 ◎岩崎 生涯学習部長   一応御要望として承りまして、今後、検討してみたいというふうに思います。 ◆安部 委員   ずっと言っていますので(笑声)、ぜひお聞き入れいただきたいということで、お願いします。 ○伊藤 副委員長   はい、委員長お返しします。 ○安部 委員長   このページありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○安部 委員長    222、 223ページ。ございませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○安部 委員長   それでは、以上で生涯学習部の公民館費までの質疑を打ち切ります。説明員の入れかえを行いますので、暫時休憩いたします。    午前11時14分 休憩        ─────────── ── ───────────    午前11時21分 開議 ○安部 委員長   委員会を再開いたします。  次に、生涯学習部、図書館費以降の説明を求めます。所管部門一覧表に従いまして、 222、 223ページから理事者の説明を求めます。    〔理事者側説明〕 ○安部 委員長   以上で理事者の説明は終わりました。  それでは、午前中の審査はここまでとし、午後にこの続きから、図書館費以降の質疑から審査を行うことといたします。  なお、委員会の再開は午後1時15分といたします。ここで暫時休憩いたします。    午前11時42分 休憩        ─────────── ── ───────────    午後1時15分 開議 ○安部 委員長   それでは、委員会を再開いたします。  当委員会の審査に傍聴の申し出がありますが、これを許可することに御異議ありませんでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○安部 委員長   御異議なしと認め、傍聴を許可いたします。  あわせてお諮りいたします。本日、これ以降は審査を中断することなく、傍聴の申し出の可否の決定を正・副委員長に御一任いただきたいと思います。これに御異議ございませんでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○安部 委員長   御異議なしと認め、さよう決定いたします。傍聴人が入室するまで暫時休憩いたします。    午後1時16分 休憩        ─────────── ── ───────────    午後1時17分 開議 ○安部 委員長   委員会を再開いたします。   222、 223ページからページごとに質疑、意見を求めます。……    (録音機不調のため聴取不能) ◆石井 委員   ……私が一般質問しましたのは、分館の自習室として使うということを時間的に拡大してほしい。そういうことは今回の予算編成では俎上に上がったんでしょうか。答弁では、かなり難しいんですよと、出入り口のことの関係で難しいという答弁をいただいていますけれども、実際、分館サイドでこのくらいならできるよというようなことがあるのかどうなのか。 ○安部 委員長   はい、鎌田館長。 ◎鎌田 生涯学習部副参事   分館の中に集会所といいますか、地域のお子さんたちが勉強される場所がある分館と、そうでない分館というふうにあります。  もし集会室のある分館においても、そこに至るまでの道の中で痴漢が出るとか、照明が暗くて、そこに到達する、あるいは帰りに非常に危険な状況があるというふうなところも、実はございます。そんなようなことも含めまして、集会室の利用勝手については、学習の場としての、いわゆる夜間は開いていないのが現状でございます。  ちなみに中央図書館の中の一角にあります自習室においては、御承知のとおり、夜遅くまで開いていると、こういう状況になっております。  以上です。 ◆石井 委員   これは一般質問の答弁と同じなんだけども、分館で何とか検討しようというふうなところまでは答弁いただいたんだけども、具体的にはまだそれを考えていない? 考えられない状況? ◎鎌田 生涯学習部副参事   部長とも相談させていただきながら、図書館内部における受ける側の体制づくりといいますか、そういうことも含めまして検討させていただきたいというふうに思います。 ◆石井 委員   はい、よくわかりました。確かに社会人が図書館を自習室として使いたいという要望がすごくあるもんですから、要望です。よろしくお願いいたします。 ○安部 委員長   このページ、ありますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○安部 委員長    224、 225ページ。はい、石井委員。 ◆石井 委員   図書館の事業費なんですけれども、講座等運営費が去年より額は30万ですがアップされてます。これは、いわゆる鎌田館長がおっしゃっているように、分館活動等の充実のために予算アップを要望したというか、予算編成したという理解でよろしいですか。 ○安部 委員長   はい、鎌田館長。 ◎鎌田 生涯学習部副参事   おっしゃるとおりでございます。 ◆石井 委員   大いに期待しています。 ○安部 委員長 
     はい、岸本委員。 ◆岸本 委員   1つは、図書購入費なんですけど、11年度が1人 400円ぐらい。今年度が 180万冊、1人 500円くらいということだったんですが、これは来年度の予算の中ではどういうふうになっているのかということと、それから図書の宅配協力者謝礼ということなんですけども、これ、市民に対してポスターなんかも張り出して公募も行っているようなんですけれども、現状どういうふうになっているのか。それから、どういう形で、この謝礼というものをその方たちにお渡しをするのかという中身の問題について、大変事務的ですけれども、教えてください。 ○安部 委員長   鎌田館長。 ◎鎌田 生涯学習部副参事   2点にわたって質問いただきました。  最初に、図書購入予算の関係ですが、12年、13年度同額でございまして、20万人市民で割り返しますと、私どもでは通称市民1人当たり 500円、こういうふうに申し上げていますが、これ以外に、実は消耗品費として、雑誌類等々、これも実は図書購入予算になります。それらを入れますと 600をちょっと超えるという状況で、前年同額でございます。  2点目、宅配の絡みで宅配協力員の予算が今回26万出ております。中身につきましては、ボランティアとして御協力のほどをぜひお願いしたいということで、お出しさせていただいておりますので、ボランティアに有償というわけにもいきませんので、図書券1人当たり、1年間おつき合いをいただくという立場から、 2,000円相当のものを 130名の方に用意させていただくと。さらには、自転車、徒歩で本を希望のあった方で登録された方へお配りしますので、途中での事故等がありました場合は困りますので、 300円の傷害保険、これにも入ってまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○安部 委員長   岸本委員。 ◆岸本 委員   その協力者を募る方ですけども、たしか3月20日まで募集をするという形だったと思うんですが、今、どういう状況ですか。 ◎鎌田 生涯学習部副参事   きのう現在で、約30名近くの方が──1人だけ三鷹の方がいらっしゃったんで、どうしたもんかなと思ったんですが、あくまで調布の市民に対してお配りしていくもんですから、でも、ちょうど三鷹と調布境なものですから、調布の図書館をふだん利用されているという方なもんですから、お受けしようということで大体30名ぐらいの方が今現在、来ております。  PRの仕方として市報でちょこっと載せただけで、あとは館内のポスターで対応しておりますので、さほど多くは最初見込めないかなと思っていたんですが、30名の方がお見えになっております。  以上です。まだどんどんふえてます。 ◆岸本 委員   なかなか来れない方のために、そういう市民サービスというものはとてもいいことなので、ボランティアですから、謝礼という形にはなろうかと思いますが、ぜひ充実させていってほしいと思います。  以上です。 ○安部 委員長   漁委員。 ◆漁 委員   今の関連で、ある意味では福祉の事業と図書館の生涯学習の事業のドッキングの要素が強いと思います。例えば、今、お仲間ランナーというボランティアの方が弁当の宅配をやっていますよね。福祉の中のそういうシステムと、この本を借りたいという人を事業的にうまく連携をとりながらドッキングしてやるというような工夫というのが、今考えて、それはできるんじゃないかなという気がしたんですが、それらの検討課題としていかがなものでしょうか。 ○安部 委員長   はい、鎌田館長。 ◎鎌田 生涯学習部副参事   おっしゃるように、その種の内容につきましては、いろんな方の皆さんの御協力をいただかなければ立ち行かなくなりますので、初めての立ち上げですから、とりあえず立ち上げをして、徐々に事業展開の中で拡大方向と。具体的には、例えば青年会議所から、その種の話がちらっと、もう出ていますし、いろんな形でボランティア活動に参加していきたい、あるいは国、東京都の方でも中・高生も含めて、今後、地域におけるところのボランティア活動にどうかというふうな方向性も出ていますので、私どもの今回の募集につきましても、中学生以上ということで年齢制限も最大限下げさせていただいているという形で、大勢の方に参加していただきたいというふうに考えております。  以上です。 ◆漁 委員   はい、わかりました。縦割りが基本的なシステムの中で、少しでも横の連携がとれるような、それで同じような仕事をされていて連携することで、費用もボランティアの中で安く上がりながら事業が広がっていく、喜ばれるという、ぜひそういう工夫をさらに続けていただければありがたいと思います。  以上です。 ○安部 委員長   このページ、ありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○安部 委員長    226、 227ページ。はい、岸本委員。 ◆岸本 委員   八ヶ岳少年自然の家についてなんですけれども、視察に行ったりもして生の姿を見てきて、3階にも暖房が今度入るということで、私も言い出した者として大変喜んでいるんですけれども、この少年自然の家の大規模改修というのか、新規建てかえというのかわかりませんが、それについては、委員の皆さんの共通の認識としてはあるかなという感じはするんですが、6年間の今度の基本計画の中では、そういう位置づけは特にされていない、やはりそのことについて、ちょっと1点見解を伺いたいと思います。 ○安部 委員長   菅谷社会教育課長補佐。 ◎菅谷 社会教育課長補佐   今回の基本計画の中には、維持補修という形の予算の計画しかありません。それで、今回、13年度については、3階部分の改修工事ということで、実際11年度に全面改修といいますか、そうした場合の費用の見積もりは一応出させていただきまして、設計委託から管理委託、それから実際の改修工事とか、解体工事とかすべて含めますと、かなり大幅な新築工事費ということになると考えますと、現在ある建物が、58年から20年近くなる建物の、毎年、私たち改修建築物の調査委託というのを出していまして、そこの中で、今後使っていく中で、部分的な改修が必要な部分については、その調査結果を見ながら次の年の維持補修費の予算化をしていくということで、今考えています。  それで、将来計画については、まだ、私の立場でちょっと申し上げられませんので、部長から(笑声)……。 ○安部 委員長   はい、岩崎部長。 ◎岩崎 生涯学習部長   今、補佐が言いましたように、現基本計画の中でも、補修をしながらという考え方に立っております。これからの需要度と、それから施設の老朽化度、それらを勘案しながら今後の課題ということで、ぜひ御理解をお願いしたいと思います。 ◆岸本 委員   本当だったら、特に青少年の健全育成という立場で使っているということもあって、早急に手を入れてほしいという分野でもあるわけなんですけども、その上に立って今回は暖房を入れたと。見てきたとおり、カーテンだとか、渡り廊下の暗さだとか、あとはロッカーの色の塗りかえなども、前、委員会の中でも、私、指摘したんですけど、その辺は少しずつでもやっていっていただけるんでしょうか。 ◎菅谷 社会教育課長補佐   今回の13年度については、ちょうど2階、3階の渡り廊下の部分の下のフロア、ちょっと部分的に、かなり傷があったり、そういうのを私たちも写真にも撮って見ていますし、それについても13年度で補修の予算はしっかりとっていきます。 ◆岸本 委員   これは、大きく建てるときもそうなんですけれども、ああいうふうに夏と冬の、あるいは朝と晩の気温の差が激しいというか、ギャップが大きいところというのは、やはり地元の業者さんの知恵もかりるということも必要だと思うんですけどね。ぜひそういったところも、そういった補修のときに生かしていただいて、子供たちというか、市民が使う場合に不便のないようにしていただきたいと思います。  以上。 ○安部 委員長   杉崎委員。 ◆杉崎 委員   郷土博物館事業費の中の資料展示費、先ほどの説明で巡回展示をするということで前年度より倍ぐらいになっていますよね。4回というのか、4ヵ所というのか、ちょっと私、聞き逃してしまったんですが、もし4ヵ所であるならば、どこでやるのか。あるいは4回であるならば、その1回を同じところでやるのにどこなのか。ちょっと教えてください。 ○安部 委員長   はい、間野館長。 ◎間野 郷土博物館長   現在のところ、公民館、地域センターをお借りしてやりたいというふうに計画しておりますが、時期的に私たちが希望している時期と、施設があいている時期が整合しておりません。ですから、再度調整する必要がございますが、地域として4地域、できれば東西南北、南は郷土博物館ありますので、市内を平均的といいましょうか、施設を使って展示していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◆杉崎 委員   博物館の中には非常に貴重な、そして高価な資料があって、知ってからなんですが、もったいないな、市民の皆さん見てほしいなということがあって、今回、こういうふうに表に出してくるという事業の展開になってきたと、非常にありがたいんですが、ぜひ貴重な資料だけに、扱いが非常に難しい部分もあると思います。そういう点、ぜひ注意を払っていただいて、かといって、そういうことを余り言い過ぎますと表に出せないというマイナス面がありますから、その辺のところは注意を払ってやっていただければ、十分皆さん見ていただけるということがありますので、もしやる場合はPRを積極的にしていただいて、調布にはこんなすばらしいものがあるぞということを見ていただけるような展示にしていただければと思います。せっかく倍の予算になっているわけですから、まだこれでは足らないと思いますが、それが順調になれば、もっと予算をつけていけるわけですから、ひとつ頑張ってやってください。 ○安部 委員長   このページ、ございませんでしょうか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○安部 委員長    228、 229ページ。はい、石井委員。 ◆石井 委員   実篤記念館の運営なんですけれども、去年は白樺90周年ということで、去年というか、今年度ですよね。春、秋、2回、特別展を開いています。13年度は予算も80万円アップしているんですけれども、さっきの説明ですと実篤没25年ということで、何か特別展を企画されていますか。 ○安部 委員長   はい、平本館長。 ◎平本 武者小路実篤記念館長   先ほどちょっと申し上げましたけれども、東京都へ寄贈された作品、資料を中心にしまして、春は2部構成で、春の特別展と秋の特別展は毎年同じように開催を予定してございます。 ◆石井 委員   テーマは、まだ決めていませんか。例えば今年度は、たしか白樺90周年というような題で、かなり人も来たという話を聞いているんですけど、パンフレットなんかに刷るテーマはまだ決めていないですか、題名みたいなものは。 ◎平本 武者小路実篤記念館長   ただいま申し上げましたように、実篤の寄贈した作品が東京都に行ってございますので、そこら辺の資料を館の方に持ってきまして…… ◆石井 委員   テーマ。戻ってきた実篤とか(笑声)。どうするの。 ◎平本 武者小路実篤記念館長   内容的には定まっておりますけども、これから事業のタイトルを決めまして、今、その作業中でございます。 ◆石井 委員   よくわかりました。何しろ人が呼べるようなテーマを、ちょっと派手なやつを考えてください。 ◎平本 武者小路実篤記念館長   はい、わかりました。 ○安部 委員長   岸本委員。 ◆岸本 委員   先ほど、実篤記念館の方で、新しく学校との連携も入れていくんだというふうにおっしゃっていましたが、具体的に言えばどういうことなんでしょうか。 ○安部 委員長   平本館長。 ◎平本 武者小路実篤記念館長   先ほど申し上げましたけども、武者小路実篤を核とした生涯学習の機会と普及活動というようなタイトルで、基本計画事業で取り上げていただきまして、朗読会であるとか、記念館ニュースの発行であるとか、読書会、それと、夏には実篤に挑戦というようなことで、実篤作品に挑戦していただくような機会を持ったりしながら、地域の小・中学校との連携であるとか、できれば仙川駅前の商店も活性化しておりますので、商店街の活動の中へも連携をとりながら、仙川一帯は御存じのように、武者小路実篤記念館であるとか、桐朋大学とか、白百合とか、あるいは安部公房とか住んでいらっしゃいましたので、緑の豊かな地域でございますので、文化のゾーンと、そういうような発信となるような、そういうような方向性を持っていけたらというふうに考えてございます。 ◆岸本 委員   学校でも地域の文化人というか、文化に触れるということは、なかなか意識しないと、時間も、これから特に週5日制ということになってくると、なかなか取りにくくなってきますので、ぜひアピールしてしていただきながら、子供たちに地域の文化人、有名な人がこんなにいるんだよということを教える機会をふやしていただきたいということを要望しておきます。
    ○安部 委員長   石井委員。 ◆石井 委員   実篤記念館の案内板のことなんですけど、前回、去年の委員会でも言ったんですけど、確かに専門家から見て、実篤記念館というのは、世間的にかなり評価が高いんですよね。各図書館だとか記念館を研究している人から言わせると高いんだけれども、その人が行ってもわからない。例えば車で行ったときに、ぐるぐる回っちゃったと。  だから、市内の看板がきっと市民向けなんですよ。市民は大体実篤記念館はあの辺にあることはわかっていますから、看板なくても行けるんですよ。  だから、いわゆるよそ、23区だとか、もちろん北は北海道、南は沖縄まで来る人がいるわけですから、やはり仙川からおりたときに──それはしようがない、つつじヶ丘が一番いいんだけども、市内の人が見たときに実篤記念館があるぞみたいな、場合によっては、ただ指の印がついた実篤記念館というだけじゃなくて、実篤って、どういうことをしたんだかぐらいのプレートというのかな、そんなのを本当はつけた方がいいんじゃないかな。  だから、極端な話、これは本当はつつじヶ丘の駅にやってもらいたいんだけど、それこそ文化の薫るまちつつじヶ丘とか(笑声)、実篤のカボチャの絵でもかいて、武者小路実篤がここにいたんだよと、そんなようなプレートをやった方がいいと思うね。 ○安部 委員長   平本館長。 ◎平本 武者小路実篤記念館長   この間、ちょっと申し上げたんですけれども、御存じのように、今、仙川駅前の開発、桜で有名なやつ、ということで、あそこに看板設置を都市計画の方に、ちょうどいいタッチで入れまして、ここで大きいのをつくります。  そこには、うちにはディジタルカメラとパソコンをドッキングしまして、独自のポスターをつくるノウハウがありますので。つつじヶ丘の駅前にはやっているんですけども、御存じのような川西さん、お取りになっちゃうんです(笑声)。格闘しながらつつじヶ丘はやってございます。それと、仙川の方は、もうそれができますし、それとあと、要所、要所が劣化していまして、取り外しちゃっているのがございますので、今、仲島医院の前であるとか、あそこは今、業者の方とデザイン等詰めて、修繕費の許す範囲で要所、要所にしていこうと思っております。  ただ、私も歩ってみても、初めて行ったときも非常にわかりにくい場所は、わかりにくい場所なんです。ですから、それをどうわかりやすくするかというようなことで、PR活動はもちろん大切なことですので、インターネット等の開発も今、考えてございますけども、あらゆる方法を考えながらPRに努めていきたいというふうに考えてございます。 ◆石井 委員   では、これでよしますけど、1つの提案として、バス通りのところに、あそこ歩道橋がありますよね。入ってくる一番メインの道路、あそこに警察なんかと交渉して、あそこに実篤記念館入り口みたいなことはできないんでしょうか。 ◎平本 武者小路実篤記念館長   東電の電柱の関係でございますか。歩道橋ですか。 ◆石井 委員   あのバス通り、神代高校からおりてくる道あるじゃないですか。あそこの歩道橋に、例えば信号のところでもいいんですけども、実篤記念館入り口みたいなことがつけられないものかどうか。 ◎平本 武者小路実篤記念館長   委員さんの御提案でございますので、何しろ列島規模で名のある実篤記念館でございますので、PRに努めたいと思います。 ◆石井 委員   では、よろしくお願いいたします。 ○安部 委員長   このページ、よろしいですか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○安部 委員長    230、 231ページ。はい、伊藤委員。 ◆伊藤 委員   実は、スタジアムのあるまちづくりということで、3月10日に私どももオープニングゲームを見てきたわけなんですけど、まず初めに、2025年、平成13年に開催が予定されております多摩国体のことについてお聞きしたいんですけど、石原知事さんもこの件については非常に大乗り気で、ぜひやっていきたいというようなお返事もいただいているんですけど、私ども議会としても、東京都知事の方に議員提出議案ということで要望書を出していくんですけど、都下26市の中で、何市ぐらいが要望書というんですか、東京都に出しているのかね。その辺、ちょっと初めに聞きたいんです。 ○安部 委員長   はい、吹井課長。 ◎吹井 スポーツ振興課長   本年の2月に東京都市長会会長名、それから町村会会長名で、都知事あて、それから都議会議長あてに国体の招致といいますか、その決議をぜひしてほしいという要望書が出されております。全体の意思だと、それは思っております。 ◆伊藤 委員   約11年後というようなことだと思うんですけど、先日、私ども、あそこを見た中では、やはり施設面について、サッカーとか、アメリカンフットボールとか、ラグビーとか、そういう競技だけで、陸上競技についてはサブグラウンドがないということで、できていなかったんですけど、やはりこれが正式に決まれば、早くサブグラウンドとか、トラックとかができると思いますので、要望の方、強くお願いします。  次に、2002年のワールドカップのサッカーのキャンプ地に私ども立候補したわけですけど、自由民主党も11人全員がこのバッジをこれからずっとつけて、ぜひ調布市にキャンプ地で来てくださいと応援していきたいと思うんですけど、今まで具体的にはどのようなことをやっているのか、お聞きしたいんです。 ◎吹井 スポーツ振興課長   基本的に、まず行政の内部では調布市スタジアムのあるまちづくり推進本部で推進していっていると。市民組織としては、ワールドカップキャンプ応援団、これは皆さん今おつけいただいておりますシンボルマーク、あるいはピンバッジ、この辺で、いろいろ市民にPRを図りながら招致活動を行っていきたいということの、そういう推進状況です。  全国的に84ヵ所のキャンプ候補地が名乗りを上げておりまして、新聞の報道によりますと、何市かは内諾とか内定とかというお話があります。ただ、それはまだ定かではありませんけれども、先日、実は東京都サッカー協会の方の仲介がございまして、たまたまイタリアにどなたか行かれるということで、市長の親書を持っていってはどうかという提案がありました。一応市長に署名をいただきまして、今、あちらの方のサッカー協会あてで親書を渡した段階です。  向こうの方のイタリアの方、千葉とかあたりを照準に挙げているようですけれども、東京都も、もうちょっと知りたいということで、資料をぜひ欲しいというような段階は1つあります。  以上でございます。 ◆伊藤 委員   ぜひ候補地になって、青少年に世界の一流の練習でも見せていただきたいということで強く要望します。  それと、先日、私ども東京スタジアムを見た中で、応援団はたしかあの日はホームがFC東京だったから、FC東京は8割の応援団で、東京ヴェルディが2割ぐらいの応援団だったという感じで、それで、今度17日が東京ヴェルディと鹿島アントラーズですか、あした3時からあるんですけど、何か調布市なんかの場合見ていると、ほとんどFC東京ばっかり応援しているようなみたいな感じなんです。ですから、東京スタジアムというのは調布市にあって、どっちもお客さんは来てもらわないと困るんで、やはりこれからも東京ヴェルディさんの方もある程度の──ほとんど「帰れ、帰れ」なんて言っちゃっている者もいるんだよね。あれはちょっと、私どもが言ったんじゃないんだけど、「帰れ、帰れ」なんて言っている人も中にいるんです。だから、割合、東京ヴェルディさんは、まだ東京スタジアムになれていない。  ただ、あしたの件については、随分町会とかそういうところへ、無料で切符をどんどん今配っていますので、だから、あしたは、まあまあの──それで、私は閑古鳥が鳴く前に、やはりただの券でも何でもどんどん配ってとか、割引券を配って、あそこをいっぱいにしてもらいたいんです。そうすると、調布市の経済効果が非常に出てくると思うんです。やはり、この間みたいに寒いときはビールは飲まないけど、暖かくなればジュースだのビールだのいろんなもの売れると思うんです。  それと、先日の10日に、これ余談なんですけど、そこのパルコさんがすごく込んだんだって、試合の終わった後。寒かったせいか、私はそば屋さんと友達なんだけど、何にもなくなっちゃったって。そのくらいに経済効果があったということです。  これから、やはり調布市としても、4万 4,000人というのは何だかこの間の話だとJ1のサッカーの試合で史上4番目の入りだというんだって。4万 4,034人。そんなわけで、1回きゃまだやってなくて、あしたは2回目なんですけど、閑古鳥が鳴く前に、やはり手を打っていただいて、夏場とかそういうときには、私どもの調布市の小・中学生を調布デーじゃないけど、そういうことをして、あれ何て言うの、ゴールとゴールの間の一番場所悪いところ、あそこは安いんだよね。ただ同然で応援団ばっかりなんですけど、5万人の球場ですから、2階あたりも開放するようなこれからの運動を調布市の方でしていただきたい。  それと、向こうもただというわけにはいかないから、やはり来年からは予算をつけていただきたいと思うんですよね。それを強く要望して、一応私は終わります。 ○安部 委員長   はい、岸本委員。 ◆岸本 委員   サッカーの件に関してなんですけれども、スタジアムがああいうふうにオープンしたと同時に、その何日か前からサッカーくじが売り出されましたよね。それで青少年に影響があるということで全国からいろいろ懸念もされたし、調布でも販売店があるかと思うんですが、実際に把握なんかはされていらっしゃいます? ○安部 委員長   吹井課長。 ◎吹井 スポーツ振興課長   全国的に、今 6,000ヵ所ぐらいの販売店で、多摩地域では 600ぐらいと言われています。おおむね売っている店舗が、とりあえずコンビニエンスストアは外してありますけれども、イエローハット、あるいはJOMOのガソリンスタンド、この近くではパルコの2階にチケットぴあですか、ここでも売っているということで、きょうなんか職員がかなり行ったようですけれども、余り目立った販売店はないようです。あと、JR、あるいは京王線等のたしか売店、これはホームの中の売店ではありませんけれども、売店でも売っているというような話を聞いております。  以上です。 ◆岸本 委員   私は日本体育学校健康センター、これは学校教育の方の所管ですけれども、そっちの方のホームページを見まして、販売店、あるいは払い戻し店というのを全部調べたんですけども、調布ではJOMOの調布の上石原のステーション、ガソリンスタンドです。それからイエローハット、イエローハットは2日ぐらい前に、売りますよって、こういうふうに新聞に折り込みが入ったんです。あとは新聞はなかったんですけども。それからパルコの今おっしゃったサービスカウンター。問題なのは、文教堂書店という、品川道通り沿いの国領の消防署ありますね、あそこの前に本屋さんがあるじゃないですか。あそこは多摩地域一帯にいろいろチェーン店というか、持っているんですけども、そこで売っているんです。  私はJOMOやイエローハットというのは、割と車を持ったりという特別の目的がないと行かないところですし、子供が一緒にくっついていくということはなかなかないかなというふうに思って軽く見ていたんですけど、文教堂の方は、やはり本屋さんだというのがあって、あそこを通りますと、手で押して、アタッチメントというか、何かそういうのでできるようになっているので、本を購入しがてらちょっと様子を見に行って見てきたんですけど、そこで、やはり青少年に入りやすいという条件だとか。もちろん、19歳未満だめですよとか、こういう新聞なんかもいろいろ置いてますし、こういう約定ですか、こんなものもありますので(「19歳以下は買えないんだろう」と呼ぶ者あり)、だけど、これから聞いてください。こういうものが、ちゃんとざーっと、いつでも取れるように置いているあるわけですよね。  それで、たまたま行ったら、お母さんと一緒に中学生が買いにきているんです。それってどうなんだろうかと。未満禁止だよといってもお母さんと一緒なら、じゃ、いいのかという問題がちょっと疑問に思って、聞くところによりますと、中野の方では教育委員会の方で要請という形ですか、やはり禁止事項をぜひ重視してくださいというお願いにあがったりとか、それから教育委員会は学校長あてに、生徒への指導についてということでやっていらっしゃるというふうに聞いたので、ぜひその4つ、調布の中では4つしか販売店がないもんですから、ぜひその辺を、それは指導するという強い態度にはならないかと思うんですが、ぜひ調査だとかお願いという形で遵守してくださいというようなことをしてほしいなと思うんですけれども、その辺についてはスポーツ、それから学校教育の方、どちらでも両方、お考え、ちょっとだけ聞かせてほしいんです。 ○安部 委員長   海東室長。 ◎海東 指導室長   これは、実は先日、岸本委員さんからも御指摘をいただきまして、3月の校長会の折にそこら辺の資料は一応準備させていただいて、校長会の席上で、これが始まるので十分注意していこうという話はしております。  まだ実際に、その販売店にというところまではいってございませんけれども、そこら辺、ちょっと検討させていただきたいというふうに思っています。学校の方への指導の方は、ぜひまた繰り返し行っていきたいと思っています。  以上でございます。 ◎吹井 スポーツ振興課長   一応今回のスポーツ振興くじ、これ、法律で決まる以前にも、やはりそういう19歳というか、子供たちの影響ということでは、かなり論議されているところです。  19歳未満の販売禁止ということ、いろんな措置があるんですが、まずは対面販売だよと、これ、原則論で申し上げますけれども、対面販売ということで、先ほど申し上げたように、コンビニエンスストアでは売らない。要するに、多くの子供たちが集まって対面販売がしにくい店であるということで外してあります。  それから、もし不明瞭だった場合、その方に顔つきの身分証明書を提示してもらうというような措置。それからマークシートには、もう自己申告ということで、私は19歳未満ではありませんよというようなマークシートには必ず必ず設けること。  それから、当選金の払い戻しが信用金庫で行われるんですが、そのとき、当然不審な場合は確認をするというような場合で、いろんな場合で、二重、三重の一応は措置は講じてあるということでございます。  以上です。 ◆岸本 委員   調布の場合は、学校の近くということはないんですけど、都内の方では学校の近くにそういう販売所があったりとかして、またそれはそれで大変問題になっているらしいんですけれども、ぜひそういう青少年に与える影響ということについては、何と言おうと、やはりギャンブルであることには変わりはないので、ぜひ販売店への要請も含めて検討していっていただきたいというふうに思います。  それから、もう1個は、現在スタジアムで今後行われるサッカーだけでなく、スポーツの、あしたありますけれども、それ以降の予定なんていうのはもう把握されていらっしゃるんですか。そういう点はわからないんですか。 ◎吹井 スポーツ振興課長   一応Jリーグの試合日程等は情報としてあります。聞くところによれば、1つ、何かコンサートが入るらしいようなことを聞いております。  あと、私どもの方の情報では、スポーツ祭りをあそこで行うということになっております(笑声)。 ○安部 委員長   杉崎委員。 ◆杉崎 委員   スポーツ施設管理のところ、一番下の方ですが、前年度並みに市民プールの管理運営費だとか市民野球場管理運営費が盛り込まれておりますけれども、かつて、あそこ、スーパー堤防の話がちょっと出たことがありました。  そのスーパー堤防の話がどの辺まで進んできているのか、それによっては市民プールだとか、あるいはテニス場だとか、市民球場が使用できなくなるということになるんですが、まずスーパー堤防の話がどの辺まで来ているのか、わかる範囲で結構です。 ○安部 委員長   はい、吹井課長。 ◎吹井 スポーツ振興課長   堤防の方の、いわゆる工事の関係になりますと建設省になりますが、そこからの話はまだ全然来ていない段階です。  2年ほど前ですか、一応そこのところに堤防をつくる場合は、今の施設を壊して、また新しくつくるわけですから、その辺の補償費の関係、それを提示してくださるというような話までは来ているんですが、それが延々と今延びている状況です。 ◆杉崎 委員   ぜひそこのところ、また東京都というか、国も──これは国だね、建設省の方ですから。お金がないから、先行きないよと言われるかどうかわかりませんが、調べておいていただきたいということと、今の市民球場は雨が降った後は、仮に天気になったとしても1日使えない。使える段になっても田んぼの跡みたいに非常に土が臭い。ぬるぬるしていて滑るという状況で、かといって、今のようなスーパー堤防の話が出てきているから大改修にはならないというように思うんです。  その辺で、いつまでたってもこのままでは市民球場はよくならないし、私は市民球場はスーパー堤防ができると同時に、府中用水等の上にまで延長してきて、観覧席までつくって、それで市民が一番いい球場に、高校野球のそれこそ予選ができるくらいの、そういうものを夢見ているんですけれども、今の状態ですと、なかなかそれが見えてこない。かといって、じゃ、基地跡地の方がなかなか暫定広場になっていますから、そこにも球場を、しっかりしたものができないという状況ですから、担当が苦しむのはわかりますけれども、ぜひスーパー堤防の方が今後どうなっていくのかどうかということが打診はできると思いますから、その辺をちょっと調べておいていただければと。それしかここのところ、ああしてほしい、こうしてほしいと言えないんです、相手があることですから、これを、私は要望が多過ぎますけれども、要望しておきます。何かあったらいいですよ。いいですか、要望だけで。 ◎吹井 スポーツ振興課長   特にあれですけど、一応スーパー堤防に関しては、道路管理課がまとめて所管しておりまして、庁内の関係のセクションで会議を持っておりますので、これからまた道路管理課等と協議し合いながら少し情報収集していきたいと思っております。 ◆杉崎 委員   お願いします。いいです。 ○安部 委員長   このページ、ほかにございませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○安部 委員長    232、 233ページ(「ちょっと1つだけいいかな」と呼ぶ者あり)。伊藤委員。 ◆伊藤 委員   体育施設整備費の中で、 960万の調布市民スポーツ施設の整備ということで、サッカーグラウンドの整備ということでよろしいんでしょうか。 ○安部 委員長   はい、吹井課長。 ◎吹井 スポーツ振興課長   今のところ予定しているのはJ1のサッカー場を整備していきたいと思っております。 ◆伊藤 委員   ちょっと私、ど忘れしちゃったんですけど、杉崎委員さんが、前、よく質問していたトイレの件、その件については、もう全部完成したんですか。 ◎吹井 スポーツ振興課長   前回の委員会でもいろいろお話しさせていただきましたが、トイレの水洗化、今月の23日が一応工事の検査日、その検査日が終われば使用できるという状態になっております。 ◆伊藤 委員   どうもありがとうございました。 ○安部 委員長   ほかに。岸本委員。 ◆岸本 委員   基地跡地の運動広場について、トイレの問題もそうですし、水はけの問題ですとか、それから砂ぼこりの問題ですとか、取り上げさせていただいていたわけなんですが、議員の皆さんは部屋の方に切り抜きが来ているから御存じだと思いますけど、こういうスタジアムと俗に関東村の格差の問題みたいのが報道されていて、別に私があれしたわけではないですけれども、こんなふうに言われちゃって、やはりぜひ市民のスポーツを、それはもちろん財政との問題もありますから、一気にどんどんやれやれとは言いませんけれども、そういうことについて着実に前に進むという姿勢を今後も堅持していただきたいと思うんですけれども、それについての見解だけをちょっとお聞きしたいと思います。 ○安部 委員長   吹井課長。 ◎吹井 スポーツ振興課長   ここの施設の、将来的には下水処理場ができて、上が整備されるという都の計画はあるんですが、それがいつになるか今のところ全然見通しがないという部分が非常に不安の部分です。確かに暫定使用ということですので、私どもも本格的な整備が非常にしにくい、そういう部分があります。  ただ、これは基本計画の中で上げさせていただいておりますが、毎年1ヵ所でもいいですから順次その整備を少しでも図っていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆岸本 委員   都の財政難ということもあって、周辺のスポーツ施設の計画というのが当面凍結ということで、それがいつ解除になるかという問題はありながらも、やはり着々とそれは進めていっていただきたい。本当に支障なく楽しめるスポーツという点での壁を今後、取り除くように努力していただきたいと思います。いいです。 ○安部 委員長   このページ、ありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○安部 委員長    236、 237ページ、ございませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○安部 委員長   以上で生涯学習部の質疑を打ち切ります。  これで、議案第33号「平成13年度調布市一般会計予算」、生活文教委員会所管部門についての質疑をすべて打ち切ります。ここで暫時休憩いたします。    午後2時10分 休憩        ─────────── ── ───────────    午後2時15分 開議 ○安部 委員長   委員会を再開いたします。  各会派それぞれのお立場から討論をお願いいたします。はい、井樋委員。 ◆井樋 委員   一般会計の生活文教委員会の所管の部分につきまして、反対の討論をいたします。  まず教育費の全体ですけれども、一般会計の規模が現在の6割程度だった昭和60年よりも実額でマイナス、構成比率でほぼ半減、三多摩で最低クラスという状況がなお続いており、こうした予算配分に見られる市長の教育軽視の姿勢は容認できません。  内容についてですが、基礎学力の低下や学級崩壊などが問題になっている今日、現状を打開するかぎになっているのは、子供一人一人の直接の処遇をどう手厚くするかということであります。より丁寧に教えること、一人一人に目配りして、きめ細かい対応をすること、そのための人の配置が緊急に求められております。  質疑の中でも人の配置がかぎであるということは、理事者側とも共通の認識として確認をされました。今求められているのは市が独自に補助教員を配置することや学校図書館への司書の配置などさまざまでありますが、残念ながら、こうした効果的な人の配置を行う予算とはなっておりません。スクールカウンセラーの小学校への配置も今年度はゼロで、新基本計画でも6年かかって4校のみというのも極めて不十分であります。その人件費は新年度予算で、心の教室相談員と合わせても 3,000万円程度であり、新基本計画の6年間で全小学校に配置しても決して無理な負担ではありません。  経常経費の節減を至上の目的とし、ひたすら人を減らし続けるという行革の枠組みが、調布市の教育行政を発展させる上で大きな障害になっているということを指摘しておきます。いまだに中学校給食実施に踏み切れないというのも、根本にはこの問題があるのではないでしょうか。  学校改修費についてですが、新基本計画の初年度である13年度予算で前年度よりふえたことは評価できます。  ただ、新基本計画6年間で見た場合、平成8年からの計画に比べて半分以下というのは深刻であり、今後、実態に見合った予算措置が望まれます。  八ヶ岳、社会教育費では、この間、先送りされてきたきた西部公民館の改修が新年度で予算措置されていないだけでなく、新基本計画の6年間でも含まれていないのは問題であります。早期に事業化することを求めます。  東京スタジアムと、そして市民が使える暫定スポーツ施設の目に余る格差というものが新聞でも報道されました。市民に身近な施設に対して、より重点的に力を入れていくことを求めます。  産業振興に関してですが、工業振興計画の策定などに着手するなどの点は評価いたします。市内商店の悉皆調査、大型店対策の独自の条例制定など、一層の努力を求めます。  商業振興のかぎは、何よりもまず商業者自身がやる気になって考え、みずから行動することが必要であり、行政は、それを効果的に支援することが役割であります。若手商人塾の人たちの取り組みの話がありましたが、まちづくりと商業の活性化を自分たちで何とかしようという商業者自身の取り組みが続いていること、それ自体が大変大きな価値のあることであります。こうした人たちとも力を合わせて商業の活性化に取り組んでいただきたいと思います。そして、社会福祉総務費の国民健康保険事業特別会計繰出金、国保税値上げを前提とした額として認めることはできません。  以上です。 ○安部 委員長   はい、漁委員。 ◆漁 委員   議案第33号「平成13年度調布市一般会計予算」、生活文教委員会所管部門について、社民・生活者ネット・民主の会を代表して、幾つかの要望を述べながら、賛成の立場から討論を行います。  第1に、まず教育委員会と担当原課の皆さんの教育費予算総体の確保に向けた御努力と一定の成果について評価をしたいと思っております。  一般会計予算全体が前年比38億、 5.8%のマイナスという厳しい財政状況のもとで、一方では土木費がマイナス29億円、マイナス28.7%と大幅に削減されている中で、教育費についてはマイナス4億円、マイナス 5.1%にとどまっております。  また、市税を中心とした一般財源の充当状況を見ますと、土木費が64億円で、前年に比べて構成比で 2.4ポイント、マイナス14億円であるのに対して、教育費では61億円、金額ではマイナス1億円、構成比で前年同率の13.2%となっております。  教育費のこのマイナス部分の内容も、前年予算で計上した調和小学校関係費5億円が、PFI方式による平準化の成果から大幅減となったとのことで、これを勘案しますと、今年度の教育予算は実質増額となっております。こうした点について我々も率直、素直に受けとめ、評価するものであります。  同時に、本委員会の審査で指摘、要望しましたけれども、平準化によって抑制された財源を教育予算への特定財源として位置づけ、今後の学校施設整備など、基本計画の実現と拡充のために使ってくださることを改めて強く求めたいと思います。  財政の厳しさを理由に、平成6年以降、見直しと先送りを強いられてきた学校施設整備費だけに、学習の森構想の策定の中で予想される新たな学校施設整備を進めるために、また人づくりと未来を担う子供づくりを新基本計画の大きなテーマとして位置づけ、施策展開を進めていこうとしていることからも強く求めるものであります。  第2に、学校教育は施設整備さえすればよいというものではないということを改めて受けとめたいと思います。一人一人の子供たちの生きる力や学ぶ力を高めていくこと、人権意識や他者を思う心を広げること、一人一人の持つ豊かな個性と能力を引き出し育てることなど、未来を担う子供を育てるためには、もっともっとソフトの施策が求められております。その課題を進めていく上で、教育指導費や教育振興費をもっと大切にすべきだと注目していきたいと考えております。  前年に比べて、振興費では 2,000万円の4%の増、指導費では教科書選定分などを除くと、実質的には 2,000万円、9%増となっております。  心の教育、スクールカウンセラー、スクールサポーター、人間性教育、外国語教師の派遣の充実、パソコン教室、部活動の推進など、事業の充実が図られていると受けとめてはおります。  このことに対しても一定の評価をするものですけれども、今日の教育と児童・生徒が置かれている状況を考えると、施設の整備以上に、意識的、意図的、意欲的に、なお一層教育指導費や教育振興費の拡充が求められていると思っております。原課の一層の御努力をお願いするものです。  第3に、社会教育、生涯スポーツについてです。社会教育費では、国の予算や計画事業を取り込まれたIT関連事業を除いても前年比増となり、予算と事業が確保されております。  また、図書館事業については、ここ2年の中で大きく前進してきており、評価し、なお一層の取り組みを求めたいと思います。  審査を通じて求めた社会教育計画の作成や社会教育委員、公民館運営審議会委員報酬の改善、公民館の周年記念史の作成など、実現に向け、重ねて努力を要望するものです。  保健体育費では、前年比マイナス2億円ですが、東部体育館用地関係を差し引くと、ほぼ前年並みの予算と事業もこの分野でも確保はされております。  国保条例で指摘をしましたが、日常的な市民の健康づくりへの施策や事業展開を考えたとき、生涯スポーツを広げていくということも大きな課題の1つと考えております。この視点に立って生涯スポーツ、健康スポーツの一層のソフト事業の拡大を求めたいと思います。  第4に、生活文化費です。生活文化費全体では前年に比べ29%のマイナス、9億円マイナスではありますが、前年度のグリーンホール改修費9億円を除くと、ほぼ前年並みとなっております。市民参加をあらゆる分野で一層進めていくことをねらって、市民参加推進室を新たに設け、新基本計画をスタートさせようとしています。この市民参加推進室が従来のコミュニティー部分だけの事業引き継ぎから、本来の目的である市民が主役のまちづくりを目指し、全庁的な推進の役割をしっかり果たされることを強く求めるものであります。  教育委員会の生涯学習推進室から、生涯学習推進担当として市長部局の生活文化部へ移ることになりますが、この間の教育委員会における成果をさらに広げ、生涯学習、生涯教育事業の継続的な確保、充実について委員会の中で求めてまいりました。  平和記念事業の充実と調布平和デーの施策の実現、消費者団体や消費者グループの育成、国際交流センター会館の施設の設置、男女共同参画事業について、新センター施設の建設設置に向けた市民や関係団体の幅広い声の集約と男女共同時代の新時代を開く事業の設定、コミュニティーの推進では地区協議会と各地区自治連合会などとの機能や役割目的の交通整理などなど、審査を通じて幾つかの課題や要望を指摘してきたところであります。  4月からの事業展開、新基本計画の推進に、ぜひ指摘をした要望、課題などを生かしていただきたいと強くお願いしながら、賛成の立場からの討論といたします。 ○安部 委員長   杉崎委員。 ◆杉崎 委員   私は、議案第33号「平成13年度調布市一般会計予算」、生活文教委員会所管部門につきまして、公明党を代表いたしまして、賛成の立場から討論を行います。  毎回の予算時期、あるいは決算時期もそうでありますが、ここ数年大変厳しい財政状況の中にあって、予算の編成が強いられております。関係者の皆さんの努力に感謝をするわけですが、そうした中で、平成13年度予算は21世紀の最初の年として自覚と努力が随所にうかがわれる予算編成となっております。20世紀が戦争の世紀といわれておりましたけれども、この21世紀は平和の世紀ということで、調布の市長も平和への取り組みについては、その姿勢がうかがわれております。  今回、この予算編成についても平和への取り組みの充実が図られており、新しい世紀を平和で明るい世紀として、この調布から、さまざまな取り組みを発信していただきたいと期待をするところであります。  また、高齢者を対象とした市民証の発行も新しく予定されております。そのほかにも消費生活相談事業の拡充、国際交流協会への補助金の増額、各公共施設の整備など、市民生活の向上、市民文化の振興への努力がうかがわれます。男女共同参画社会実現の施策は、現行推進プランの見直しと新プラン策定のための委員会設置が予定されており、評価をするところであります。  次に、農業費ですが、子供の農業体験事業、農産物のブランド化の検討など、今後の農業を見据えた事業展開が期待できるところでございます。  商工費では、インターネットを活用した商業活動に対する支援やコミュニティー支援事業など、時代に即応したにぎわいと活気みなぎる商店街を創造するための予算が計上されております。  また、新産業として成長が見込まれる情報系事業所の実態調査や中小企業事業資金融資あっせん制度等、商工業の活性化と経営安定に向けた予算であると評価をいたしております。  また加えて、東京スタジアムのオープン等により、調布市に与えられる企業の活性化等が見込まれると思われる中で、これらについても、そのことを十分に生かした商工業の発展策に努力していただきたい、このように思います。  次に、学校教育の関係でございますが、前年度比の減額分と増額分とを相殺しますと、学校教育予算は全体で2億 1,400万の減となっております。単に減額ということであっても、これは調和小学校建設がPFI方式への変更によるものであって、実質は教育予算は増額となっており、必要な予算は確保しているということであります。  そうした中で、学校10校のパソコン教室について新機種の入れかえ、外国人英語指導助手の2名の増員など、またIT化、国際化に対応するものとして大いに期待するところであります。  教育相談業務に専門嘱託員を2名増員し、8人に拡充することは評価をするものであります。  学校施設の整備については、調和小学校新築工事着工、中学校2校の校庭の整備を初め、厳しい財政状況の中、前年度を上回る予算化が図られ、高く評価をするものであります。  生涯学習関係についてでございますが、公民館、図書館、特に公民館等については、維持管理委託料等、各館において、その削減に努力されておるところが見受けられます。  また図書館は、社会情勢の変化を的確に把握し事業が組まれており、特に図書館のボランティアによる宅配サービスは積極的な取り組みとして評価をするところでございます。児童の健全育成事業として北ノ台小学校におけるユーフォー実施のための教室の改修が予定もされております。  またスポーツ振興では、関東村サッカーグラウンドや総合体育館の整備費の計上、また施設利用の予約をインターネットで行うシステムの開発費の予算化等図られております。  また、要望しておりました暫定スポーツ施設の中のトイレの水洗化等もでき上がり、23日にそれを使用開始ができるというように、大変市民の皆さんの利便性が考えられておりますことは評価をしたいと思います。  施設関係では、八ヶ岳少年自然の家の3階に厨房工事が予算化されておりますし、基本計画の中では多賀荘、あるいは木島平等のエレベーター等設置についての計画もあるようでございます。  以上、いろいろ評価し、また要望も申し上げましたが、賛成の討論といたします。 ○安部 委員長   はい、石井委員。 ◆石井 委員 
     議案第33号「平成13年度調布市一般会計予算」、生活文教委員会所管部門につきまして、自由民主党を代表し、賛成の立場から討論を行います。  平成13年度予算は、経済の低迷により歳入が落ち込む中、新基本構想、新基本計画実現に向け努力され期待が持てる内容になっています。  まず生活文化費では、長崎原爆展の開催を初めとする平和施策への取り組みが評価されます。  また国際交流協会への補助の拡大、地区協議会、市民フォーラムへの支援など、参加と協働のまちづくりを推進する施策に期待が持てます。  飛田給ふれあいの家の改築や多賀荘、木島平山荘の補修、例えば冷暖房、エレベーターの設置などを通じ、市民サービスの向上を図っていることも評価できます。  女性活動推進事業では、男女共同参画の新プラン策定や啓発事業にも取り組んでいます。  文化会館たづくり、グリーンホールは、文化活動の拠点として、内容をさらに充実させ、小・中学生を含む市民が大いに利用できる場になるよう期待します。  次に、労働費ですが、厳しい雇用、就労状況を反映し、月約 1,000件の相談があるパートバンクの相談員を増員し、場所も市民センターの1階に移すなど努力が見られます。  農業費では、農業振興のためにブランド化を検討するなど新規の事業が計上されています。また、田んぼ版体験ファームの検討、市民農園の拡充、有機農業推進のための技術指導員の確保など都市農業確立のための事業が組まれ、評価できます。ただし、農業後継者育成に関しては、予算の増大も含め今後検討を要すると思われます。  商工費では、商業振興として市内39の商店街を魅力ある場所にするための商店街振興プランの作成、工業振興として市内情報産業の実態を調べ、活性化への一助とする推進事業、起業家・創業等支援事業、さらにシルバーガイドの創設により調布の観光にも力を入れるなど評価のできる事業が計上されていますので、産業課の大いなる努力を期待します。  次に、教育費ですが、学校を地域コミュニティーの核として、図書館、公園等の公共施設や農地、民間施設、大学等との総合的、有機的連携により、子供から大人までが生涯学習の場として、あらゆる事業を行う地域を学習の森と位置づけた学習の森構想の策定は、開かれた学校、地域の人材活用の面からも大いに評価、期待するところであります。特に本市の場合は、市内に3つの大学があり、活性化のためにも連携を深めるべきと考えます。  さらに学校ボランティア制度や不登校児童適応教室の設置、スクールカウンセラーの全中学校配置、移動教室、芸術鑑賞教室の実施など教育に対する工夫が見られ、評価いたします。  生涯学習に関しては、 6,000人を対象に行われるIT講習会を初め、公民館、図書館、郷土博物館、実篤記念館に予算が計上されていますが、さらに創意工夫し、生涯学習の拠点として市民の要望にこたえられるようお願いいたします。  最後に、新しい調布の顔になった東京スタジアムで行われる調布っ子フェスタイン東京スタジアムやワールドカップ公認キャンプ地招致の予算も計上され、大いに評価でき、期待いたします。  以上、理事者の皆様にエールを送り、賛成討論といたします。 ○安部 委員長   以上で討論を打ち切ります。  それでは、これより採決に入ります。意見が分かれておりますので、挙手により採決を行います。  議案第33号「平成13年度調布市一般会計予算」、生活文教委員会所管部門につきまして、原案了承とすることに賛成の方の挙手を求めます。    〔賛成者挙手〕 ○安部 委員長   挙手多数であります。よって、議案第33号「平成13年度調布市一般会計予算」、生活文教委員会所管部門につきましては、原案了承と決しました。  続きまして、議案第34号「平成13年度調布市国民健康保険事業特別会計予算」を議題といたします。理事者の説明を求めます。木下国民健康保険課長補佐。 ◎木下 国民健康保険課長補佐   それでは、御説明申し上げます。議案第34号「平成13年度調布市国民健康保険事業特別会計予算」でございます。  最初に、平成13年の概要について御説明させていただきます。  平成13年度の予算編成は、国民健康保険事業の健全な財政運営を図るため、年々増嵩する医療費、また介護納付金1人当たり負担額等の改正に対応するため、国民健康保険税の賦課徴収条例の一部改正を国民健康保険運営協議会に諮問し答申されました。これに関連した歳入歳出の把握を行いました。  また、都補助金におきましては暫時減額助成されておる現状であります。また、国におきましては健康保険法等の一部改正で、老人の定率負担、高額療養費の上位所得者の区分等が平成13年1月から実施されたことから、これらが医療費に与える動向、加えて国庫制度が持つ課題、景気低迷の影響による被保険者の増加、高齢化の進行、さらに保険税については、介護納付金の課税に伴う徴収率低下が予測される中、昨年同様の徴収率を計上せざるを得ない大変苦しい予算編成でありました。  予算見積もりの基本となる被保険者数につきましては6万 9,300人、世帯数は3万 9,800世帯を見込みました。  内訳といたしましては、一般被保険者4万 5,700人、退職被保険者等 7,300人、老人保健対象者が1万 6,300人で、前年比で 2,000人の増加でございます。  それでは、ページ2ページの平成13年度国民健康保険事業特別会計をお願いいたします。  1条におきましては、歳入歳出予算の総額を 130億 3,458万と定めております。第2条、一時借入金でございますが、最高額を1億円と定めました。第3条では、歳出予算の流用の額を、経常的経費については同一款内で1件金額50万、保険給付費では款内での流用についてお願いするものであります。  続いて、3ページでございます。  第1表、歳入歳出予算でございます。平成13年度の歳入歳出予算の総額は第1表のとおり 130億 3,458万であり、前年度当初予算比では12億 6,332万 3,000円の10.7%の増加となっております。この増加の主なものは、老人保健拠出金や保険給付費等に伴うものであります。  歳入では款5「国民健康保険税」から款10「使用料及び手数料」を除いて、款30「共同事業交付金」まで、制度収入でありまして、 114億 6,005万 4,000円となり、歳入総額の87.6%となります。  この制度収入の中には、介護保険分として社会保険診療報酬支払基金に支出する費用、介護納付金を拠出するための財源として拠出金額の40%を国庫負担金2億 8,555万 3,000円、10%を国庫補助金、 7,138万 8,000円、2分の1を介護保険納付金課税分3億 5,694万 3,000円として新たに賦課し、予算計上しているところでございます。  款45「繰越金」、款50「諸収入」を充て、なお不足する財源につきましては、款40「繰入金」にて16億 1,868万 6,000円を計上し、収支の均衡を図ったものでございます。  次に、4ページでございます。  歳出では、款10「保険給付費」、款15「老人保健拠出金」、款18「介護納付金」、款20「共同事業拠出金」、款25「保健事業費」までが医療給付費等の保険者として支出する義務的経費であり、総額 127億 3,494万 5,000円となり、歳出総額の97.7%を占めております。  それでは、歳入から順次説明させていただきます。8ページ、9ページをお願いいたします。  まず初めに、款5、項5「国民健康保険税」でございます。目5「一般被保険者」、目10「退職被保険者」、それぞれ現年課税分、滞納繰越分と別々に記載してあります。  現年度の調定合計、一般退職で48億 4,007万 1,000円を見込んでおります。収納率は一般で92.3%、退職で99.0%で、合計した予算上の収納率は93.0%でございます。滞納繰越分につきましては25.0%を見込ませていただいておりますが、この目標値は大変厳しい数値でありますが、その収納に努力してまいるものでございます。  国民健康保険税は、前年当初予算と比較して2億 6,587万 6,000円増額しております。このうち、介護分は3億 2,347万 9,000円で、拠出金額の半分を賦課するもので、調定で3億 4,007万円、予算で3億 1,697万 7,000円を一般と退職とに計上しております。  次に、款10「使用料及び手数料」は、証明手数料で前年と同額でございます。調布市手数料条例、市税その他の諸収入に関する納税証明書です。1件当たり 200円で20件を計上しております。  款15「国庫支出金」は、内訳として国庫負担金の療養給付費負担金、老人保健医療費拠出負担金、介護納付金負担金。国庫補助金としては普通財政調整交付金と特別財政調整交付金、合わせて40億 4,890万 5,000円でございます。国庫支出金は歳出の医療費に連動しております。対象経費の10分の4を計上しております。また介護納付金拠出金額の財源として2分の1、50%を見込んでおります。内訳は40%を国庫負担金、10%を国庫補助金及び財政調整交付金で見込んでおります。  次に、款20「療養給付費交付金」です。19億 717万 8,000円でございます。療養給付費交付金は退職被保険者等の方々がかかった医療につきまして、退職被保険者が納めた保険税を差し引いた分を社会保険診療報酬基金に請求し、その基金が交付されるものでございます。  次に、款25「都支出金」は、3億 6,200万円を見積もりさせていただきました。  次に、款28でございます「連合会支出金」は 1,028万 6,000円でございます。昨年9月市議会で補正計上させていただいておりますが、12年、13年度の2ヵ年の補助でございます。内容といたしましては1人当たり 500円、第2被保険者2万 573人分で積算し交付されております。介護保険制度の発足に伴い、制度の定着と円滑な施行を目的とし、国保中央会から介護円滑導入対策に必要な経費を補助されているものでございます。  次に、款30「共同事業交付金」は、2億 4,558万 3,000円でございます。1件当たり80万を超える医療費に対し、国庫負担を除いた部分を市拠出金2分の1、都補助の2分の1を財源とし、国保連合会が事業主体となり保険者の財政運営の不安定を緩和するための制度で、一定の交付率に基づき交付されるものでございます。  次に、12、13ページをお願いいたします。  款35「財産収入」は、基金からの利子収入で科目設置をお願いしております。  款40「繰入金」でございます。16億 1,868万 6,000円でございます。  説明欄をごらんいただきたいと思います。  節の5「保険基盤安定繰入金」から、節20の「財政安定化支援事業繰入金」までが法定繰入金でございまして、歳出の医療給付等の支払いに特定財源を充て、なお不足する額を補うために繰り入れたものでございまして、その繰り入れるのが、節25の「その他一般会計繰入金」でございます。  次に、款45「繰越金」は、昨年と同額でございます。  款50「諸収入」は、国保税の延滞金、あるいは転出で被保険者の資格を失っているのに気づかずに受診返還された無資格受診による返納金等で前年と同額でございます。  続きまして、歳出を御説明申し上げます。16、17ページをお開きいただきたいと思います。  款5「総務費」でございます。この総務費の内訳は、国民健康保険会計を運営していくための職員26名の人件費及び事務費等の運営費でございます。一般管理費の中で、主に診療報酬明細管理費が前年より増加しているのは、加入者の増加とレセプトの点検の内容の充実からでございます。  次に、18ページ、19ページ、徴税費は 2,816万 9,000円でございます。  次に、20ページ、21ページをお願いいたします。  款10「保険給付費」につきましては84億 3,940万 6,000円で、対前年比 8.0%の伸び率でございます。医療給付においては、国は抜本的な見直しをするとしておりますが、平成14年度まで先送りしております。一方で、医療費保険制度の安定な運営を確保するために、老人にかかわる薬剤一部負担についての廃止、高額療養費の所得に応じた自己負担の見直しを施行しているところでございます。  このような医療保険制度の見直しの中で、退職につきましては前年比、高額療養費につきましては、新たに上位所得者に対して区分の医療費の1%を加算されていることから減額し、療養給付費では 8.3%の伸びで、一般につきましては実績等を勘案した予算計上をさせていただいております。  次に、24、25ページをお願いします。項13「移送費」。  26、27をお願いします。出産育児一時金 390件は、前年同額を計上しております。  28、29、項25「葬祭費」。30、31、結核・精神医療給付金については、実績等を勘案し計上させていただいております。  次に、32、33をお願いいたします。老人保健拠出金でございます。老人保健医療費拠出金は、介護保険が医療費にどのような影響を及ぼすか、社会保険診療報酬支払基金等に情報提供を求めましたが、全国の基盤整備の状況、国の施策等、まだ不透明なところがあるとして流動的な現状であります。そんなことから平成11年度の実績をもとに計上させていただいております。  次に、目の10「老人保健事務費拠出金」につきましては、実績等を勘案し予算計上しております。  次に、34、35をお願いいたします。  款18「介護納付金」は、1人当たり3万 4,700円、2万 573人を見込み積算し、これを社会保険診療報酬基金へ拠出する予算でございます。予算では、1人当たり3万 4,700円で計上しておりますが、その後、確定額が変更となり、3万 2,425円となりました。  次に、36、37をお願いいたします。  款20「共同事業拠出金」は、1件当たり8万を超える高額な医療費の対応に保険者として財政運営を不安定にならないよう三多摩市町村が行う共同事業で、各市の高額医療費を三多摩市町村の高額医療費の合計により案分した額を拠出しているものでございます。収入では、ほぼこの倍額、都の補助金がつきまして、保険者のもとに交付されるものでございます。  次に、38、39をお願いいたします。  款25「保健事業費」でございます。健康づくりの意識を高めるための1日人間ドックの実施、あわせて被保険者の健康に対する認識を深めていただくため、医療費通知を年2回発行するための通信運搬費でございます。また13年度より大腸がん検診を行い、内容の充実を図っております。  次に、40、41、款30「基金積立金」。42、43、款35「公債費」については、前年同額を計上させていただいております。  次に、44、45、款40「諸支出金」についてでございますが、昨年より増額されているのは繰出金で 1,200万円の財源でございます。これは、厚生労働省の国民健康保険の保健事業の助成事業で、総合データバンク事業があります。これは検診、受診情報や訪問指導の実施状況などをコンピューター化によりデータベース化し、総合的に管理し、市の保健福祉施策の基礎資料に資する事業でございます。  次に、48、49、款50「予備費」につきましては昨年同額を計上させていただいています。  50から57ページまでは給与費明細書で、職員26人分の人件費と運営協議会の委員さんの報酬等の明細でございます。  以上が国民健康保険事業特別会計の予算でございます。よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○安部 委員長   以上で理事者の説明は終わりました。これより一括して質疑、意見を求めます。はい、井樋委員。 ◆井樋 委員   出産費貸付制度について、今年度、調布市は、これは実施しないんでしょうか。ちょっとお伺いします。 ○安部 委員長   はい、小林課長。 ◎小林 国民健康保険課長   この件につきましては、私ども27市の動向を聞きましたところ、大体10市程度がやるということですが、私どもの方でそこら辺を対応したところ、窓口でそのような相談が1件ぐらいしかないと。そんなことがありまして、ちょっと対応的には検討ということをやっております。 ◆井樋 委員   制度がなければ貸してくださいという相談は、やはりないと思うんですけれども、やらない理由といいますか、とりあえず今年度、見合わせたということで、今後は検討課題と、やる可能性も含めてということでしょうか。 ◎小林 国民健康保険課長   はい、そのとおりでございます。もう1つと申しますのは、私ども、高額療養費貸付基金というのがあるわけですが、今、その基金の方が、やはりそれほどの申し込みといいますか、貸し付けの件数がないということがありまして、それをあわせて1つの基金で同じ目的を持ったものを貸し付けしていくというような方向をしていくことも、ちょっと視野に入れておりまして、それが27市の中で1市しかしておりませんで、そんなことも含めまして、ちょっと検討させていただく。こういうことでございます。 ◆井樋 委員   この出産貸付制度というのは、2000年12月28日付で厚生省が発令して、これに基づいて都道府県が通達を各市に出したはずなんです。  これで貸し付けたお金というのは、結局、出産一時金と相殺で返ってくるわけなので、要するに、ほぼ必ず返ってくるお金ということだから、それほど問題のあることではないというふうに思うんですよね。  私があえてこれを取り上げたのは、やらない市の事情として、実は、出産一時金を保険税とか保険料の滞納分で渡さないで吸い上げちゃうところが多いんですよ。だから、貸付金ということでお金を渡しちゃうと、それができないから、それでやらないというところが多いそうです。調布市ではこういうふうにはならないということですね。 ◎小林 国民健康保険課長   今、検討ということで御理解いただきたいと思うんですが、確かにそういうことも逆にいうと考えられるのかなと、逆に今、情報をいただいた(「名案だ」と呼ぶ者あり)(笑声)。ただ、今、先ほどお話しさせていただきましたように、私どもの方で、国の方からそういう指導があってですが、8割を貸し付けると。30万ですので、24万まで貸し付けると。どっちみちそれを貸し付けてしまうと、うちの方に申請に来ない、要するに、精算に来ないんで、その8割だと。そのやり方がいいのかどうかということもちょっとありまして、どうせなら全額貸し付けてもいいんじゃないかと。どっちみち市の方から30万出るんですが、その事務の処理のやり方として、来ない者を私どもの方で勝手にそれを精算していいかどうか、ちょっとそんなこともありまして、いろいろ検討させていただくという状況でございます。 ◆井樋 委員   こういうふうに、本来、ちゃんと制度化されて給付されるものも、この滞納という問題によって支給されないと。ところが、要するに、困っている人ほど給付が受けられないという非常に矛盾した事態を生むことになるんですよね。  これと同じ話がもう1つあって、資格証明書の人の場合、つまり保険証を取り上げられて資格証明書で医療窓口で、まず全額、10割全部払って、後で役所の方で払い戻し受けるというやり方だけれども、これも払い戻しは現実には受けられないようになっているところがあるんですよね。つまり払い戻す分を滞納料に充てちゃうと。
     だから、本当に、今、ペナルティーが強化されて、それが義務的な規定になったということで、本当にこれから払えない人に対する処遇というのは厳しくなっていくということが予想されるわけですよね。  医療給付というのは、いろんな行政サービスの中でも、これは生存権の保障にかかわる部分ですから、これは国民健康保険運営協議会のテキストに、厚生省が出している本にもちゃんと書いてあることでございます。そういう点では本当に、いよいよ金の切れ目が命の切れ目になってきたのかなというのを私、感じているところなんですが、そういう状況で今年度の値上げということを、私は本当に重く受けとめていただきたいなというふうに思うんです。  それで、新年度の予算で一般会計の繰入金16億何がしですけれども、これをもし値上げしないで、値上げ分を全部一般会計で持ちましたということになった場合、繰入金は前年度と比べて、前年度って、12年度、まだ決算出てないけど、こないだ補正をやって、ほぼ大体決算の見込みというものが立ってきていると思うんですが、繰入金はうんとふえますか。 ◎小林 国民健康保険課長   13年度、料金改定しない場合という…… ◆井樋 委員   しない場合。 ◎小林 国民健康保険課長   の13年の決算見込みということですか。 ◆井樋 委員   いえいえ、12年度の決算の見込みと比べて。13年度値上げしないで一般会計で持ったら、一般会計の繰入金は前年度よりうんとふえますかということです。 ◎小林 国民健康保険課長   12年度が22億ということですが、今現在、16億という13年度予算でございますが、うんとという幅がいろいろあるわけですが、これよりもふえるということは間違いないと思います。 ◆井樋 委員   ちょっと待って。今度の値上げ分って3億ちょっとじゃありませんでしたっけ。 ◎小林 国民健康保険課長   はい、そのとおりです。 ◆井樋 委員   今、16億でしょう。だから、値上げしないで3億ちょっと足しても19億ですよね。じゃ、12年度の決算の見込みが20何億って言いましたっけ。うんと減るんじゃないですか、値上げしなくても。 ◎小林 国民健康保険課長   私どもの推計では、ふえるという見込みを立てております。 ◆井樋 委員   ちょっと待ってください。じゃ、何、今年度の予算は、あれですか。実は、これでは後で足りなくなって、なおこの後に一般会計の繰り入れを予想しているんですか。 ◎小林 国民健康保険課長   ちょっと今、私、勘違いしているかもしれません。12年度? 13年度? ◆井樋 委員   12年と13の比較です。 ◎小林 国民健康保険課長   ですから、13年度とすれば12年度よりもふえるという予想をしております。 ◆井樋 委員   繰入金が? ◎小林 国民健康保険課長   はい、そのとおりです。 ◆井樋 委員   どうしてそういう計算が成り立つのかわかんないんですけれども、12年度は当初予算では、たしか繰入金12億何ぼでしたっけ。ただ、これ圧倒的に足りなくて、その後で6億何ぼ繰り入れしたんですよね。11年度への繰入充用分というのは、これは引かないと公平じゃありませんから、それを差っ引いたとして、最終の補正の段階で19億 9,000何ぼでしょう。これは間違いですか。 ◎小林 国民健康保険課長   細かいところはちょっと、大体そのとおりです。 ◆井樋 委員   ですよね。今回、一般会計の繰入金が予算で16億幾らでしょう。値上げ分は3億何ぼじゃないですか。つまり値上げ分の3億幾らを一般会計の繰入金に回したら19億ちょっとじゃないですか。 ◎小林 国民健康保険課長   もう少し、ちょっと、これ、あくまで見込みということですが、13年度の国民健康保険税の収納率ということに関係してくるわけですが、そこの数字が私どもの見方として、いいかどうかということはありますが、そこの中で3億何がしかということがございます。  それともう1つ、老人保健拠出金の精算分がまだ見込まれるということがありますので、そうしますと、今16億で、そうしますと22億を超えるんではないかと。そういう推計でございます。 ◆井樋 委員   国保の予算というのは、出に合わせて入りを決めるという大原則ありますよね。ですから、私は、これはちゃんと必要な額を予算計上しているという前提に立って質疑しているわけなんですけれども、もともと足りない予算は、実は今から組んでましたということになると、それ自体が国保会計の原則といいますか、大前提から随分違うんじゃないかという気がするんですけれども、私の見方が間違っているのかしら。 ◎小林 国民健康保険課長   前にも、医療費の推計の仕方でもお話しさせていただきましたが、医療費につきましては、今、14年の抜本改正とか、老人保健拠出金、それから主には12年度の介護保険の導入に伴いまして医療費の動向がわからない。それから保険給付に当たりましては、医療費の流行性の感冒がどうなるかわからない。今現在、見込めるものを見込んでやらせていただいていますんで、特に大きくは変更はないと思っているんです。 ◆井樋 委員   だから、大きく変更がなければ値上げしなくても繰入金は前年度より減ったわけですよ。それを、これは数字の問題で見ればわかるわけですから、国の法改正といいますか、改悪というかによってペナルティーが強化されて、本当にこれから払えない人が医療そのものを受けられるかどうかというような深刻な事態になるときに、あえて調布市がこういう一般会計の負担も、この間、ふえてきていない。おまけに三多摩各市で比較しても、最も国保に金かけていないという状況の中で、あえて値上げするということは本当に許しがたいということを申し上げておきます。 ○安部 委員長   ほかに、質疑、意見、ございませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○安部 委員長   それでは、質疑を打ち切ります。結論を出してまいりたいと思いますが、討論はございませんか。はい、井樋委員。 ◆井樋 委員   今度の国保会計は、とにかく値上げを前提とした予算になっているので、認めることはできません。本当にこの間、国の制度改悪、そして東京都のマル福の廃止等々含めたお年寄りの医療費、お年寄りに限らずですが、どんどん住民の負担がふえて、いわゆる診療抑制という状況が広がる中で、さらに追い打ちをかけるような値上げです。しかも、市の負担はこの間ふえてないという状況の中での値上げですから、本当に許すことはできないということを申し上げておきます。 ○安部 委員長   ほかに討論。富澤委員。 ◆富澤 委員   議案第34号「平成13年度調布市国民健康保険事業特別会計予算」につきまして、自由民主党を代表して賛成の討論を行います。  国民健康保険制度は、医療保険制度の中核として地域医療の確保と地域住民の健康増進に大きく貢献しておるところでございます。しかし、加入者の高齢化、医療費等が増大し、大変厳しい事業運営を余儀なくされています。国におきましては、本年4月より老人の定率1割負担、高額療養費の上位所得者の区分と健康保険法の一部改正が実施され、抜本改革への一歩が始まりました。  本市は、安定した国保運営を図るため、賦課徴収条例の一部を改正し、医療分の均等割と限度額の引き上げを、また介護納付金1人当たり負担額の改正により、国保事業の根幹をなす国保税の適正な確保はもとより、介護保険分の賦課等適切な措置がなされたものであります。  一方、歳出においては、厳しい財政環境の中にあって、保険給付費など予測しにくい医療費の動向を見据えた経費が確保されています。  また保健事業では、1日人間ドック、大腸がん検診等の実施に予算配分がなされておることを評価するものであります。  以上、本予算に対する我が自由民主党の賛成討論といたします。 ◆杉崎 委員   議案第34号「平成13年度調布市国民健康保険事業特別会計予算」について、公明党を代表して賛成の立場から討論を行います。  国保財政は被保険者の高齢化、疾病構造の変化、高度医療の進展などによる医療費の増加に伴い厳しい事業運営にあります。  そこで、本年度の予算でありますが、歳入につきましては、医療費の増嵩に対応した保険税を確保するため、国民健康保険税の一部を改正しており、さらに国・都支出金、医療給付交付金の適正配分に努めております。  なお、歳入が歳出に不足する財源につきましては繰入金を計上し、収支の均衡を図り、一般会計へのしわ寄せを最小限に抑えた予算となっております。  一方、歳出につきましては、保険給付費等、被保険者に対する義務的経費を見込み、保健事業においても1日人間ドック、大腸がん検診等を実施して、歳入歳出の全般にわたり健全な予算配分がなされたところであります。  また、介護保険制度の納付金1人負担額の必要経費を条例改正により確保し予算措置されており、評価するところであります。  国民健康保険制度の安定性が将来にわたって図られるよう、保険者として今後の動向を的確にとらえ、適切な対応をすること、特に今の制度を都、あるいは国の制度の改正による地方財政への影響等をかんがみ、こうした事業は、もう一自治体としての限度に来ているのだろうということを思うと、こうした制度は国に強く改善を求めていただき、市民に必要な医療の確保と福祉を守る事業の推進が図られることをお願いして、我が党の賛成討論といたします。 ○安部 委員長   以上で討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。意見が分かれていますので、挙手により採決を行います。  議案第34号「平成13年度調布市国民健康保険事業特別会計予算」については、原案了承とすることに賛成の方の挙手を求めます。    〔賛成者挙手〕 ○安部 委員長   挙手多数であります。よって、議案第34号「平成13年度調布市国民健康保険事業特別会計予算」については、原案了承と決しました。  以上で当委員会に付託されました案件の審査はすべて終了いたしました。  続いて、継続審査中の請願1件、陳情1件の計2件につきまして確認いたします。この2件は2月15日に審査が行われ、お手元に配付いたしております一覧表の記載のとおり決定されておりますので、御確認をお願いいたします。  ここで傍聴の方が退席されますので、暫時休憩いたします。    午後3時16分 休憩        ─────────── ── ───────────    午後3時17分 開議 ○安部 委員長   委員会を再開いたします。  続いて報告事項に入ります。報告事項は2件ありますが、初めに生活文化部の報告をお願いいたします。はい、小林生活文化部長。 ◎小林 生活文化部長   では1件、生活文化部の方から御報告申し上げます。  国民健康保険事業でございますけれども、今年度4月から介護保険が導入されまして、それに伴いまして、いわゆる保険料の滞納者につきましては被保険者証を回収しなさいという法改正になりました。  本市の場合、昨年7月に納付書を通知しておりますので、13年度の7月末日をもって1年が経過いたします。そうなりますと自動的に被保険者証を回収しなければならなくなるわけですが、本市の場合、一応4月から現在までの滞納者を中心といたしまして、短期の被保険者証、通常は2年の期間を持った保険証でございますが、これを6ヵ月間という短期の保険証にいたしまして、できるだけ窓口、あるいは電話等で被保険者と対応する機会をふやし、収納指導等をしていきたいと考えております。  それに伴いまして、今回、各委員の皆様に御了解いただきますのは、短期の保険証を4月1日から発行するということでございます。  以上でございます。 ○安部 委員長   何か御質問はございませんでしょうか。杉崎委員。 ◆杉崎 委員   それは、税金を納めるのに、今までのやり方だと大変なお金を納めなくちゃならないということから、短く区切って、その間のお金を納めて、そして短い期間の保険証をもらう、そういうことじゃないの? ○安部 委員長   小林部長。
    ◎小林 生活文化部長   納付の機会をふやすという意味ではございませんで、むしろ、納付ではなくて滞納している方に──それらの納付なんですが、できるだけ接触する機会を、通常2年期間ですと、滞納していても2年間役所の方に来ないわけです。それを通常の4分の1の6ヵ月に短くして、接触の機会をふやしていくということでございます。 ◆杉崎 委員   了解。 ○安部 委員長   富澤委員。 ◆富澤 委員   要綱でやるんでしょう。 ○安部 委員長   はい、小林部長。 ◎小林 生活文化部長   そのとおりでございます。 ◆富澤 委員   要綱はいつごろできるの、それ。 ◎小林 生活文化部長   要綱は、この4月1日施行で、ただいま準備をしてございます。 ◆富澤 委員   はい、いいです。 ○安部 委員長   岸本委員。 ◆岸本 委員   その対象になる人というのは今のところどのくらいいるんですか。 ○安部 委員長   小林部長。 ◎小林 生活文化部長   おおむね 1,800人でございます。 ○安部 委員長   井樋委員。 ◆井樋 委員   それで、それから今度、いよいよ払えないということになると資格証に進むわけですけれども、それまでの段取りといいますか、期間とかはどうなっていますか。 ○安部 委員長   小林部長。 ◎小林 生活文化部長   いわゆる資格証の発行につきましては、前段で御説明しましたように法規定でございますので、原則的には7月末をもって納付がございませんと、従来はそこで資格証明書に切りかわっていくということでございました。  ただ、今申し上げたように、4月から6ヵ月間有効のを交付いたしますので、一応本市の場合は、8、9と2ヵ月間猶予を持っていきたいと。ただ、いずれにいたしましても資格証明書につきましては、いろいろ課題もあるところでございますので、法的にも、単純に納付していないから、すぐに切りかえなさいという規定ではございません。もろもろの福祉的な措置の中で、資格証明書を発行してはならぬという方も大勢おりますので、今申し上げました 1,800人が全部が全部というわけではございません。 ○安部 委員長   それでは、次に、生涯学習部の報告をお願いいたします。はい、間野郷土博物館長。 ◎間野 郷土博物館長   私からは、下布田六丁目土地区画整理事業に伴いまして、今、埋蔵文化財の調査をしております。その中間報告をさせていただきたいと思います。  ここの調査は、第1次といたしまして、平成12年3月13日から3月31日までを第1次とし、古墳位置を確認しております。  第2次調査といたしまして、平成12年でございますが、10月から3月23日までの予定で確認作業を行っておりましたが、この中で、6号墳と言われる、狐塚でございますが、直径40メーター、周溝を含めますと60メーターの円墳を確認されております。この古墳は、多摩川流域最大級と考えられます。また石室、人体を入れる場所ですが、この大きさが長さ9メーター、幅 3.6メーター、高さ 1.8メーター、床と両サイド、それが大型の多摩川石、こんな大きい石です。それと突き当たりが、大谷石の、まだ成熟していない凝灰岩というふうにお考えいただきたいんですが、それが切ったものが1メーター80の3段積みになっております。この構築は、この辺では確認されておりません。切石ですと、丹沢山麓では出るそうですが、そこから持ってくる、いわゆる豪族のお墓ではないかと言われています。  また、この石室の中からは──全部まだあけておりません。入口部分の2メートルぐらいしかあけておりませんが、そこから鉄製の太刀が3刀。それと小刀と小刀、これが出てきております。こういったところから、武蔵の形成過程で重要な豪族がいたのではないかということが推測されております。これが遺跡調査会団長であります東京学芸大学教授、考古学の教授でありますが、この方のコメントでございます。  事務局といたしましては、昨今の遺跡調査捏造問題等もございますので(笑声)、ちょっと慎重になりまして、この間は、石室の調査につきましては、国立の歴史民族博物館、これ、千葉にございますが、そこの副館長にお願いして、年代とか、評価とか、そういったものを今、検証をお願いしております。それから、太刀につきましては、レントゲン撮影等で年代測定をお願いしております。その検査が約1ヵ月ぐらいかかりますので、検査結果ができましたら所定の手続をとりまして、議会に再度御報告させていただきます。これ、あくまでも中間報告でございますので、取り扱いの方、よろしくお願いしたいと思います。 ○安部 委員長   以上で報告は終わりましたが、何か御質問はございませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○安部 委員長   ないですか。それでは、以上で報告事項は終わります。  これにて生活文教委員会を散会いたします。4日間どうもご苦労さまでございました。    午後3時25分 散会...