審査は
一覧表の順序のとおり進めたいと思いますが、これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
安部 委員長
御
異議なしと認め、さよう決定いたします。
議案第1号「
平成12
年度調布市
一般会計補正予算(第6号)」、
生活文教委員会所管部門を議題といたします。
委員会室の関係から、最初に
生活文化部の
説明、
質疑を行い、
説明員の入れかえのため一
たん休憩をいたしまして、続きまして、
学校教育部、生涯
学習部の
説明、
質疑と順次進め、最後に結論を出していきたいと思います。これに御
異議ありませんでしょうか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
安部 委員長
御
異議なしと認め、さよう決定いたします。
最初に、
生活文化部の
審査から入ります。
所管部門一覧表に従いまして、24、25
ページから順次
理事者の
説明を求めます。
大和田文化振興課長。
◎
大和田 文化振興課長
それでは、24、25
ページをお開きください。
総務費、
生活文化費の
補正につきまして、25
ページの
説明欄に沿って御
説明いたします。
まず、
文化振興費の
国際交流基金費、
利子積立金、6万 6,000円の
補正をお願いしておりますが、その
内容について御
説明いたします。
国際交流基金費、
利子積立金は、
調布市
国際交流基金条例に基づく
積立金でございますが、1年
定期預金で運用しており、当初、年利 0.1%の利率を想定しておりましたが、実際は0.15%の金利がつき、その
差額0.05%分、6万 6,000円が発生いたしましたので、その
増額分を
積立金としてお願いするものでございます。
次に、
市民保養施設費の
多賀荘管理運営費、
維持補修費でございますが、その
内容といたしましては、
多賀荘の
汚水処理施設調整ポンプの
老朽化に伴い、
詰まり等によりまして
排水機能が衰えまして、汚水が漏れてきており、その
修繕として51万円余、またボイラーで加熱したお湯を
保存タンクから浴室や各部屋へお湯を運ぶ配管へつなげる給湯二次
ポンプが漏水しており、その
修繕といたしまして11万 6,000円、
避難口誘導灯の
不良設備の
修繕といたしまして17万 4,000円余、合計80万円の
増額をお願いするものでございます。
次に、
文化会館費、
文化会館た
づくり用地費、
用地特別会計繰出金でございますが、
用地特別会計の
債務負担の見直しに伴う当初
予算との精査で1億87万円の
減額をお願いするものでございます。
以上、よろしくお願い申し上げます。
○
安部 委員長
26、27
ページ。はい、
小林国民健康保険課長。
◎
小林 国民健康保険課長
民生費の
社会福祉費の目の「
社会福祉総務費」でございます。
右肩の
説明欄をお願いしたいと思います。
国民健康保険課所管分でございますが、これ、
国民健康保険事業特別会計の
繰出金でございます。後ほど、
議案第2号「
平成12
年度調布市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)」で
説明させていただきます。よろしくお願いいたします。
○
安部 委員長
以上で
理事者の
説明は終わりました。24、25
ページから
ページごとに
質疑、
意見を求めます。ございませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
安部 委員長
26、27
ページ。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
安部 委員長
以上で
生活文化部の
質疑は終了いたしました。
説明員の入れかえのため、暫時
休憩いたします。
午前10時7分
休憩
─────────── ── ───────────
午前10時9分
開議
○
安部 委員長
委員会を再開いたします。
次に、
学校教育部の
説明を求めます。
所管部門一覧表に従いまして、48、49
ページから順次
理事者の
説明を求めます。48。はい、
遠藤総務課長補佐。
◎遠藤
総務課長補佐
48、49
ページをお願いします。
目5「
教育委員会費」の
教育委員会運営費でございますが、12月に
任期満了に伴う
教育委員の
変更がございましたので、12月の
報酬について2名分の支出が必要となったため12万 5,000円の
増額補正をお願いするものであります。
以上でございます。
○
安部 委員長
学務課、はい、
市橋学務課長。
◎
市橋 学務課長
それでは、
事務局費の
補正につきまして御
説明申し上げます。
説明欄をごらんいただきたいと思います。
若人の
奨学金、それの
利子積立金ですが、若人の
奨学基金の
預金利率の引き上げに伴いまして、その
増額分5万円を
補正するものであります。
以上です。
○
安部 委員長
細川総務課主幹。
◎
細川 総務課主幹
50、51
ページをお願いいたします。
総務課、
施設管理費でございます。児童の安全を確保するために法的に定められた
設備及び
施設の
保守点検に伴う
予算でございます。
校舎の
保守点検委託の
委託料契約差金、 1,956万 8,000円を
減額補正するものでございます。
以上です。
○
安部 委員長
市橋学務課長。
◎
市橋 学務課長
続きまして、
学務課、
学校運営費の
光熱水費 1,159万 3,000円を
増額補正するものであります。
増額理由と内訳ですけれども、ことしの夏は猛暑が続いたための
エアコン等の
電気料の増大に伴う
電気料金として 119万 5,000円。それから
水道一元化に伴い、昨年4月から
水道料金が改定され、その
値上がり分と猛暑による
プール使用の増大に伴う
上下水道料金として 731万 8,000円。それから猛暑による
ガス冷房の
使用増大に伴う
ガス料金 308万円の
増額であります。
総額で 1,159万 3,000円を
増額補正するものであります。
以上です。
○
安部 委員長
細川総務課主幹。
◎
細川 総務課主幹
52、53
ページをお願いいたします。
中学校費、
学校整備費、
中学校用地費でございます。
用地特別会計繰出金でございます。
神代中学校の
テニスコート用地取得の
特別会計繰出金でございまして、
償還利子の変動、当初、
予算では2%を見込んでおりましたが、
上半期0.62%、
下半期0.95%となったことにより、
差額を
減額補正するものでございます。
以上でございます。
○
安部 委員長
以上で
理事者の
説明は終わりました。48、49
ページから、
ページごとに
質疑、
意見を求めます。48、49
ページ。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
安部 委員長
50、51
ページ。はい、
岸本委員。
◆
岸本 委員
保守点検の委託の
契約差金なんですけれども、約 2,000万というと、ちょっと大きいんですけれど、その
保守点検の中身について、何か影響がなかったのかしら。中身といいますか、回数や質の問題ですね。その辺なかったのか。あとは、いつもこの時期に出てくる
委託料の差金というのはこんな額でしたっけ。その辺をちょっと。
○
安部 委員長
はい、
細川主幹。
◎
細川 総務課主幹
保守点検に関しましては、約12項目ありまして、その中で特に
差額が大きかったのは
空調設備の
保守点検、これが
落札率が40%ということで、そのほかにも
揚水ポンプ類が46%という落札結果になってございまして、この件に関しまして、私ども、安かろう悪かろうでは困りますので、いわゆるチェックポイントを業者の方に契約時に注意して、その後も
監視体制を続けております。また、この件につきましても、
例月監査の方で指摘ございまして、その辺は
説明させていただきました。
以上です。
◆
岸本 委員
まさにそのとおりで、安かろう悪かろうでは
子供たちの安全にもかかわる問題なので、厳しくチェックしていただきたいと思います。
○
安部 委員長
漁委員。
◆漁
委員
今の
保守点検委託料、直接そこの話にはならないと思うんですが、
学校の、特に私も使わせてもらって感じるんですが、
体育館なんかの照明が切れたら
切れっ放しになって、ずうっと……。例えばやぐらを組んで取りかえなければいけないというのと、
体育館照明をかえたことで、
ボタン1つでずっとおりてきて、すぐ取りかえられるというのがあるんですが、すぐ取りかえられる
施設の
体育館でありながら、
切れっ放しになっていると。
年度当初大分ありまして、伺ったら、
年度当初で、まだ各
学校に
維持費絡みの
備品費ですか、行き渡っていない状況の中ですぐ取りかえるという話で、しばらくしたらかわったんですが、それがしばらくしたら、またすぐ切れちゃって、また、ずっと続いているんです。
これは、どうも行政の姿勢として、いわゆる助役の
依命通達みたいに、経常的な
経費をなるべく1年間、執行に当たっては抑制しなさいという基本的な受けとめ方が余り徹底し過ぎちゃって、必要な部分までやらないという状態が生まれているとしたら正しくないんではないのかなという気がしているものですから、ちょっとあえてここの
保守点検の
委託料差金なもんですから、ちょっと違うかもしれませんが、お伺いしたかったんです。
○
安部 委員長
はい、
細川主幹。
◎
細川 総務課主幹
漁委員さん、かなり
地域のあれで
体育館を使われているんで、そういうあれはよく見えるかもしれませんけれども、いわゆる
体育館の
電球につきましては、先ほど
委員さんからもおっしゃっていましたように、いわゆる
昇降式と
固定式がございまして、今、うちの方では
年次計画によって
昇降式にかえていく段階だということで、
電球の球がなかなかかえられないという、さっき
固定式のやつは、いわゆる
電球の球1個取りかえるにも
タワークレーンを組まないといけないので、そちらの
経費がかなり大きいということも
1つ要因としてあります。
ただ、
年度当初に
球切れがいつまでも続いているというのは、それは私どもも責任があるかもしれませんけれども、いわゆる
学校配当予算で今やっているんです。それはその
学校で対応してもらわない限り、
配当としてやっていますから、まして
年度当初の場合には、助役の
依命通達は大体早くて10月ですから、それ以前に関しては凍結ということはないんです。そんなことがありますんで、我々もこれから注意しますけれども、一応
学校の対応で
地域開放施設に関しては、しっかりやっていただきたいということを言っていきたいと思っています。
◆漁
委員
ぜひお願いします。今の中で、
学校サイドの選択だったり判断だったりということで、そうしますと、例えば
備品費だとか
維持補修費が
総額方式でぽんと渡って、その中の
やり繰りになるのか、それとも、例えば具体的に、教室なんかの
電球とか
体育館の
電球とか、ある程度照度きちんと上げるために、これだけ優先して使いなさいよということなのかをちょっと伺いたいのと、逆に、
学校サイドが、そうしますと、与えられた
総額の中で、額が決められていて、
使い道が決められているから、
優先順位を判断していくと、どうしても
地域開放、
学校が
地域の
センターとなっていくという役割に対する
お金の
使い道をちょっとおくらせて、
子供のための、当然
学校教育優先ですから、これはそのとおりだと思いますけれども、
子供のための
教育環境を守っていく、
施設環境を守っていくための経常的な備品だとか
修繕費を優先することで、そこが手が回らなくなってしまうと、そういう状況だと思っていいんでしょうか。
◎
細川 総務課主幹
学校が緊急対応的に、近年では
教育委員会として
学校配当予算を、今、
ガラス修繕だとか、あるいは
補修用原材料、
校庭用砂、それと
電球なんかを含む
消耗機材費を各
学校に、その
配当基準はいわゆる
児童数、それと過去の経過を私どもつかんでいますので、それによって配分しています。ということで、その中でも弾力的に使えるように、その中の
予算の
やり繰りは、私ども言っていただければ、例えば流用という話もできますし、対応ができるかと思うんです。
◆漁
委員
あとは
要望ですけれども、別に小
学校の
体育館の
電球だけを最優先して取りかえろというつもりは全くないですけれども、逆に、経常的な
経費を総枠を抑えられた結果の中で、
子供たちの
施設優先を当然として優先することで、それが今度、ほかの
地域開放のための
施設にしわ寄せが行くとしたら、やはり原資についての配慮というのは、ぜひ必要なのかなという気がしますので、それらの
要望を受けとめて対応していただければありがたいと思います。
◎
細川 総務課主幹
ちょっと言い忘れたんですけれども、いわゆる
学校の
管理、さっきちょっと責任があるんじゃないかとお話ししましたけれども、
学校は、今考えれば、昼間使って、
電球を使う夜に開放の方が使って、その切れたことを
学校に伝えていかないと、まず物事が動かないと。そういうことがちょっと思いついたものですから、連絡を密に……(笑声)。
◆漁
委員
それでは、よろしくお願いいたします。
予算書に沿いながら
説明させていただきます。お手数をおかけいたしますが1
ページをお願いしたいと思います。
補正予算(第5号)でございますが、第1条の条文におきまして、
歳入歳出それぞれ5億 2,843万 1,000円を追加し、
歳入歳出の
予算の
総額を 130億 1,823万 7,000円とお願いするものでございます。
続きまして、具体的に
歳出の
説明からさせていただきます。8
ページ、9
ページをお願いいたします。
3、
歳出の5、款「
総務費」項「
総務管理費」目の「
一般管理費」でございますが、
右肩の
説明欄をお願いしたいと思います。
13の
委託料でございますが、 383万 5,000円の
補正をお願いしてございます。これにつきましては、
診療報酬明細書管理費でございます。
内容につきましては、レセプトの
点検につきまして不足が生じることからお願いするものでございます。この不足につきましては、被
保険者の加入の増と、それから
確認回数の増加ということから不足が生じますので、お願いするものでございます。
続きまして、10
ページ、11
ページをお願いしたいと思います。
款10の「
保険給付費」項5「
療養諸費」目5「一般被
保険者療養給付費」でございます。
右肩の節で19の「
負担金、補助及び
交付金」でございますが、
説明欄で療養給付費の一般被
保険者療養給付費保険者負担分を4億 5,308万 7,000円の
補正をお願いするものでございます。
これにつきましては、今現在、12月で、11
年度と比較しまして、約 1.5%ほどの伸びでございます。今後、医療費の見込みにつきましては風邪の流行など、非常に不確定要素が強く、把握が難しいところでございますが、新聞報道等から、ことしは風邪が少ないということから積算させていただいております。
金額が4億 5,300万と非常に多いわけでございますが、当初、12年6月に11
年度分の歳入が
歳出を不足するということから、繰上充用で2億 4,700万ほどさせていただいております。それを差っ引きまして、今回、約2億ほどの
補正でございますが、そんなことから非常に
補正額が多くなっているということでございます。
続きまして、12
ページ、13
ページをお願いしたいと思います。
款18「介護納付金」項5「介護納付金」目5「介護納付金」でございます。
右肩の
説明欄を見ますと、介護納付金で 169万 6,000円の
減額をお願いしてございます。これは、当初積算時におきまして、1人当たり納付金額2万 9,000円の1万 9,956人で積算しておりましたが、その後、1人当たりの納付金額が2万 8,915円と決定されたことから、その
差額分 169万 6,000円を
減額するものでございます。
続きまして、14
ページ、15
ページをお願いいたします。
款40の「諸支出金」でございますが、
右肩の償還金、
利子及び割引料で 7,320万 5,000円の
補正をお願いしてございます。これは、11
年度の国庫支出金の療養給付費等
負担金の確定に伴いまして返還が生じることから
補正をお願いするものでございます。
お手数をおかけいたしますが、6
ページ、7
ページをお願いしたいと思います。
歳入の款15の「国庫支出金」でございますが、目10の「療養給付費等
負担金」で、
右肩の
説明欄で、療養給付費
負担金 1,442万 5,000円、老人保健医療費拠出金
負担金 1,064万 6,000円、それから介護納付金
負担金でございますが67万 8,000円、それぞれ
減額させていただいておりますが、これは補助金の申請と支出額の確定に伴いまして、それぞれ
減額が見込まれることから
補正の
減額をお願いするものでございます。
このうちの介護納付金
負担金につきましては、先ほど
歳出で
説明させていただきましたが、1人当たり納付金額が
減額されることから
歳出の
減額に伴いまして、その40%相当を
減額させていただいております。
それから、国庫支出金のその下の財政調整
交付金でございますが、 5,787万 2,000円の
減額をお願いしてございます。これにつきましては、先ほどの
歳出の介護納付金の財源としまして、国はその財源を50%を見て、残りの50%を税で取ると。そんなことから、介護納付金の財源をしておりますが、国の補助金の50%のうち、40%を
負担金、10%を財政調整
交付金で見ると、こんなことを国は
説明してございました。
この財政調整
交付金につきましては、財政力のある団体に対しては交付しないと、当初、国は言っておりましたが、私ども市町村につきましては、
財政状況が厳しいことから、どうしてもこれは国に
要望し、10%いただきたいと。
要望するに当たりまして、
予算措置もしていない中でもって
要望するということは、逆に国の方から
予算計上していないんだから要らないんじゃないかと、こういうことが言われることから計上していたわけですが、
年度末になりまして、交付が見込まれないことから
減額をお願いするものでございます。
ここまでちょっと話がくどくなりますが、当初、私ども、この 5,700万の
減額をお願いしておりましたが、その後、国の補助金の申請に伴いまして、約 4,000万から 5,000万の間でもって介護分の財政調整金がいただけそうだと、こんなような情報がございますので、これにつきましては後ほど、確定が多分3月末になると思いますが、また議会の方に御
説明させていただきたいと思っております。
続きまして、款40の「繰入金」でございます。これにつきましては6億 1,205万 2,000円の
増額の
補正をお願いしてございます。
内訳としましては、
右肩の
説明欄で保険基盤安定繰入金 1,091万 9,000円。この保険基盤でございますが、国保税につきましては、低所得者層につきまして、60%、40%の
減額措置がございます。この
減額した分につきまして、国が2分の1、それから東京都が4分の1の補助があるということですが、これが一般会計に交付されるということから、一般会計から国保会計に繰り出しをするということでございます。
先ほどの国が2分の1、都が4分の1、残りの4分の1が市が補てんするということでございます。この4分の1につきましては交付税で算入しているということから、10分の10にして国保会計に繰り出しをいただけるものでございます。
25「その他一般会計繰入金」でございますが、これは
歳出の
補正に伴いまして歳入を精査し、不足するものを一般会計から
補正をお願いしているものでございます。
以上でございます。
○
安部 委員長
以上で
理事者の
説明は終わりました。これより一括して
質疑、
意見を求めます。
井樋委員。
◆
井樋 委員
この前に運協もありましたから、また同じことも多少聞くことになりますけれども、12
年度当初
予算で見るとなかなか特殊な会計だったと思うんですよね。これは11
年度の決算が出てから非常にはっきりしてきたんですけれども、11
年度の決算、繰上充用ということがありましたけれども、その分を加味した実質的な意味での決算額、
歳出総額で 118億 5,200万だったんですけれども、12
年度の当初
予算というのは 117億。だから、実額で、
総額で前
年度よりマイナスという非常に特殊だったという印象があるわけです。確かに診療抑制の影響等々ありまして、医療費の伸びと、それに伴う国保会計の伸びというのは非常に抑えられてきたというのは実態としてあるとは思うんですよね。
平成8年に値上げを決めたときの予測に比べたらはるかに抑え込まれてはいるんだけれども、それでも前
年度でマイナスになるということはまずあり得なかったわけで、そういう点では、ちょっと12
年度の当初
予算を編成するときの考え方というんでしょうか、時として医療制度の改定等によって変動することもあり得るわけですけれども、12
年度の
予算編成の時点で、非常に落ち込むだろうということが予測される、そういう要素があったのかどうか、まずお聞きしたいと思うんです。
○
安部 委員長
小林課長。
◎
小林 国民健康保険課長
この医療費の見込みにつきましては、大変把握が難しいと今回も
補正の中で御
説明させていただいておりますが、これをどの程度見込むかということが、私ども
財政状況が豊かであれば、ある程度、例えば5%でも、
補正がないように6%、7%の財政の負担をお願いしたいと思っておりますが、それがなかなか厳しい状況があったということが、まず1つございます。
それから、12
年度には介護納付金が入りまして、介護納付金につきましては、当初で5億 7,000万、約6億の拠出をしているわけでございます。そうしますと、その当時も介護納付金が入ることによって、老人保健拠出金のうちの老人医療が、医療から介護に移行するんではないかと、そんなことが想定されておりまして、当初
予算でその分を少なく見積もった。そんなような状況もございます。
それと、12
年度中に高額療養費の一部負担、医療費の1%導入とか、そういうことが想定されておりましたので、そこら辺も加味して全体的な中でもって、結果的に前
年度より低くなってしまった。こんなような背景がございます。
◆
井樋 委員
12
年度は介護保険の初
年度でしたから、医療から介護への移行という新しい要素があったというのは確かにそれはそのとおりだとは思うんです。とはいっても、
財政状況が豊かであればというお話は冒頭に率直にございましたけれども、これは国民健康保険の責任じゃないんですが、ただ、どうなるかというと、要するに、
平成11
年度は、たまたま繰上充用ということが起こってしまいまして、こういうことがあると非常に不安定といいますか、それは市の財政にとっても国民健康保険会計にとっても、そういうことになりますと、なかなか不安定な要素になっていくと思うんです。
結局、当初
予算で見込んでいないものですから、そこから多額の
お金を後から繰り入れるとなると、そこの財源をどこに求めるかということになるわけで、今の経済状況ですと、非常に厳しいことも時としてあろうかと思うんですよね。そういう点では、やはり出来高払いの国保会計ですから、必要なものは当初
予算できっちり義務的な
経費として割り切って
予算措置をするということは、私は必要なことだと思いました。
今回、6億の繰入金が本当に繰上充用とかいう形でなくて、一般会計からできて本当によかったなというふうに思います。
以上です。
○
安部 委員長
ほかにありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
安部 委員長
それでは、以上ですべての
質疑は終了いたしました。結論を出してまいりますが、討論はございませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
安部 委員長
これより採決に入ります。
議案第2号「
平成12
年度調布市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)」につきまして、
原案了承とすることに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
安部 委員長
御
異議なしと認め、
議案第2号「
平成12
年度調布市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)」につきましては、
全員異議なく
原案了承と決しました。
それでは、以上で本日の
審査はすべて終了いたしました。これをもちまして
生活文教委員会を散会いたします。どうも御苦労さまでした。
午前10時45分 散会...