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  1. 調布市議会 1999-03-02
    平成11年 3月 2日生活文教委員会−03月02日-01号


    取得元: 調布市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-20
    平成11年 3月 2日生活文教委員会−03月02日-01号平成11年 3月 2日生活文教委員会    午前10時1分開議土方 委員長   おはようございます。ただいまから生活文教委員会を開会いたします。  説明のための職員の出席を求めておりますので、御了承をお願いいたします。  本日審査していただきます案件につきましては、お手元に配付されています付託案件一覧表のとおり議案2件でございまして、一覧表の順序のとおり行いたいと思います。  それでは、議案第2号「平成10年度調布一般会計補正予算(第5号)」、生活文教委員会所管部門を議題といたします。  委員会室の関係から、最初に生活文化部説明質疑を行い、説明員の入れかえのため一たん休憩をし、続いて学校教育部、生涯学習部説明質疑と順次説明、最後に結論を出していきたいと思います。これに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○土方 委員長   それでは異議なしと認め、さよう決定をさせていただきます。  それでは、生活文化部の審査から入ります。所管部門一覧表に従いまして、理事者説明を求めます。大和田主幹。 ◎大和田 文化振興課主幹   それでは、28ページ、29ページをお開きください。29ページ説明欄に沿って、御説明いたします。  まず、生活文化費文化振興費積立金14万 4,000円についてでございます。これは国際交流基金利子積立金でお願いするものでございます。国際交流基金利子積立金は、調布国際交流基金条例に基づく積立金でございますが、運用しております金利が変動したことによる差益分14万 4,000円を積立金としてお願いするものでございます。  次に、コミュニティ施設費需用費地域福祉センター管理運営費光熱水費でございますが、これは地域福祉センター管理運営に必要な電気、ガス上下水道料金支払いに要する経費の増額をお願いするものでございます。その内訳といたしましては、地域福祉センター利用率増加等により電気料金48万 3,000円、ガス料金 103万 2,000円、上下水道料金27万 6,000円、合計 179万 1,000円の増額をお願いするものでございます。  次に、工事請負費、ふれあいの家整備費建設工事費でございますが、昨年12月にふれあいの家建設工事契約締結をし、現在、上石原保育園の改築にあわせ、ふれあいの家の新設工事を着工しておりますが、入札の結果、落札額が下回り 886万円の減額をお願いするものでございます。  次に、市民保養施設費委託料 589万 2,000円の減額をお願いするものでございますが、その内容といたしましては多賀荘及び木島平山荘管理運営費業務委託料でございます。利用者減等によりまして、主に食材費等業務委託料減額するため、多賀荘につきましては 470万 4,000円の減額を、また木島平山荘につきましては 118万 8,000円の減額をお願いするものでございます。  次に、文化会館費文化会館づくり用地費用地特別会計繰出金でございますが、償還金利が下がったことにより 438万円の減額をお願いするものでございます。
     以上よろしくお願い申し上げます。 ○土方 委員長   説明がここまで終わったところで、傍聴の申し出がございますので、許可をすることに異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○土方 委員長   それでは異議なしと認め、傍聴を許可します。傍聴人が入室するまで暫時休憩といたします。    午前10時5分 休憩        ─────────── ── ───────────    午前10時6分 開議土方 委員長   それでは、ただいまより委員会を再開いたします。  続きまして、民生費中倉課長。 ◎中倉 国民健康保険課長   30、31ページをお願いいたします。款15「民生費」、項5「社会福祉費」、目5「社会福祉総務費」、節28「繰出金」 8,000万円でございます。国民健康保険事業特別会計への繰出金 8,000万円でございます。歳出に見合う歳入財源が不足をいたしますので、一般会計から特別会計へ繰り出すものでございます。  以上でございます。 ○土方 委員長   続きまして、今度は商工費です。橋本課長。 ◎橋本 産業課長   42、43ページをおあけ願いたいと思います。商工費商工業振興費でございます。中小企業事業資金融資事務費でございます。中小企業事業資金利子補給金 752万 9,000円の増額補正をお願いするものでございます。その内容といたしましては、中小企業特別緊急融資制度を実施いたしましたことから、補給金の増大。また貸出件数が増加したこともございまして、補給金が増加しているものでございます。また、4月1日より中小企業事業資金融資あっせん制度改定いたしまして、限度額の拡大を図ったことによりまして、補給金の増加がなお一層ふえたということが原因でございます。  以上でございます。 ○土方 委員長   以上で理事者側説明は終わりました。そこで、今までのページ質疑意見を先に求めたいと思います。もとに戻りまして、初めの28、29ページからいきたいと思います。ございませんか。はい、大河委員。 ◆大河 委員   確認ですけれども、地域福祉センター光熱水費ということで、ガス代がかなり多いんですけど、これは暖房費にも使っているところがあるんですか。 ○土方 委員長   はい、大和田主幹。 ◎大和田 文化振興課主幹   地域福祉センターは、深大寺地域福祉センターを除きまして、すべてガスの空調になってございます。 ◆大河 委員   はい、わかりました。 ○土方 委員長   はい、安部委員。 ◆安部 委員   多賀荘木島平山荘利用者が減ってきているということなんですけれども、どれぐらい減ってきているんでしょうか。見込みというんですか。 ○土方 委員長   はい、大和田主幹。 ◎大和田 文化振興課主幹   木島平山荘は、当初見込みよりかおおよそ 488名減です。多賀荘につきましては、 1,692名の減でございます。 ○土方 委員長   ほかにございますか。はい、白井委員。 ◆白井 委員   それは、どういうわけでそれだけ減ったんですか。 ○土方 委員長   はい、大和田主幹。 ◎大和田 文化振興課主幹   主に昨年天候不順がございまして、御存じのとおり、梅雨明け宣言がされなかったような気候が大きな原因と思われます。多賀荘につきましては、海が近いものですから、夏場、暖かくならないと海に行く利用客が少ないということと、昨年9月に24日間の休館をいただきまして、屋根と厨房の工事をいたしました。その関係で約1ヵ月間の利用客減ということになっております。 ◆白井 委員   はい、ありがとうございました。わかりました。 ○土方 委員長   次は民生費の30から31。ございませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○土方 委員長   それでは、次の商工費、42、43。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○土方 委員長   それでは、以上で生活文化部質疑は終了いたしました。説明員の入れかえのため暫時休憩といたします。    午前10時11分 休憩        ─────────── ── ───────────    午前10時13分 開議土方 委員長   それでは、ただいまより委員会を再開いたします。  続きまして、学校教育部説明を求めます。所管部門一覧表に従いましてやりますので、理事者側説明を求めます。中根次長。 ◎中根 学校教育部次長   それでは、54ページ、55ページをお願いいたします。教育費事務局費積立金、若人の奨学基金利子積立金でございます。これにつきましては、利率は年 0.5%から 0.8%にアップしたことによります増額補正でございます。なお、現在、若人の奨学基金につきましては 2,229万円の積立額がございます。  次に、56、57ページをお願いいたします。中学校費学校整備費中学校用地費でございます。これにつきましては、利率の変動ということで当初2%を見ておりました利率が上半期1.23%、下半期1.12%ということで、利率が下がったことによります減額でございます。  以上でございます。 ○土方 委員長   それでは、ここで一応理事者説明が終わりましたので、その54、55、56、57のページにつきましての質疑意見を求めます。  54、55ページ。ございますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○土方 委員長   それでは、その次の56、57ページ。よろしいですか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○土方 委員長   それでは、発言がございませんので、以上で学校教育部質疑は終了いたします。  続きまして、生涯学習部説明を求めます。所管部門一覧表に従って行いますので、理事者側説明を求めます。矢田課長補佐。 ◎矢田 社会教育課長補佐   社会教育課、矢田でございます。58ページから59ページをお願いいたします。勤労青少年施設建設基金積立金でございますが、 9,000円の減額補正をお願いするものでございます。これは、当初予定の運用利率と実際の運用とに隔たりがあったためにお願いするものでございます。  以上でございます。 ○土方 委員長   大畑館長。 ◎大畑 郷土博物館長   郷土博物館の大畑でございます。文化財保護費繰出金につきまして、 141万円の減額補正をお願いするものでございます。その内容でございますが、下布田遺跡管理用地費用地特別会計繰出金償還利子分につきまして、利率が変更したことに伴い減額をいたすものでございます。利率内容でございますが、当初2%で組んでおりましたところ、上期につきましては1.23%、下期につきましては1.12%でございます。  以上でございます。 ○土方 委員長   続きまして、金子課長。 ◎金子 スポーツ振興課長   スポーツ振興課の金子です。私からは、2件の減額補正をお願いするものでございます。60、61ページをお願いします。まず初めに、施設公有財産購入費で 385万 8,000円の減額をお願いするものです。その理由といたしましては、先般、緑ヶ丘テニスコート用地 3,858平方メートルを購入したところでありますが、想定取得価格で1平方メートル当たり34万 2,000円でありましたが、取得価格で34万 1,000円でありましたので、 1,000円の差異、その額の減額をお願いするものです。  次に、節28「繰出金」、(仮称)東部体育館用地費で 531万 1,000円の減額をお願いするものです。その理由といたしましては、当初の償還利率が上期、下期2%でしたが、変動利率が上期で1.23%、下期で1.12%でありましたので、利率が下がったために減額をお願いするものです。  以上でございます。 ○土方 委員長   次に、五嶋館長。 ◎五嶋 武者小路実篤記念館長   実篤記念館の五嶋でございます。私からは、郷土博物館美術作品等取得金繰出金について御説明いたします。内容でございますが、金利の低下に伴います利率の減少のための補正、25万 1,000円をお願いするものでございます。  以上でございます。 ○土方 委員長   それでは戻りまして、58、59ページから質疑意見を求めます。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○土方 委員長   その次、60、61。
       〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○土方 委員長   それでは、62、63ページ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○土方 委員長   それでは、以上ですべての質疑は終了いたしました。ここで暫時休憩といたします。    午前10時19分 休憩        ─────────── ── ───────────    午前10時20分 開議土方 委員長   それでは委員会を再開します。  結論を出してまいりたいと思いますが、討論はございませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○土方 委員長   それでは、採決に入りたいと思います。  議案第2号「平成10年度調布一般会計補正予算(第5号)」、生活文教委員会所管部門につきましては原案了承と決定することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○土方 委員長   御異議なしと認め、議案第2号、生活文教委員会所管部門全員異議なく原案了承と決しました。  続きまして、議案第3号「平成10年度調布国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)」を議題といたします。  理事者説明を求めます。中倉国民健康保険課長。 ◎中倉 国民健康保険課長   それでは、議案第3号「平成10年度調布国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)」をお願いいたします。  1ページをお願いいたします。歳入歳出それぞれ2億 8,217万 1,000円を減額し、歳入歳出それぞれ 111億 5,630万 2,000円とするものでございます。  事項別総括表をお願いいたします。7ページでございます。  歳入から御説明をさせていただきます。款5の「国民健康保険税」でございます。2億 6,990万 6,000円の減額でございます。これは特別減税追加分、7月に実施されました2兆円分の対応をしておりませんので、案分率 230を据え置くことによって減収になったもの、それから収納率下方修正によるものでございます。  款15「国庫支出金」、款20「療養給付費交付金」、款30「共同事業交付金」、これらは歳出医療費に連動して歳入財源の確保を図れるものでございまして、後ほど歳出で御説明させてもらいますが、医療費の減がありましたので減額となるものでございます。款45の「繰越金」2億 4,117万 7,000円、款50の「諸収入」 670万 8,000円を充てても、なお歳出に見合う歳入財源の確保ができませんので、一般会計からの款40「繰入金」 8,000万円を増額して、歳入歳出の見合いをとったところでございます。  歳出の款5「総務費」 400万円の減でございます。不用額の精査をいたしたものでございます。款10「保険給付費」については、5億 5,059万 8,000円の減額でございます。老人保健拠出金につきましては、2億 2,908万 4,000円の増額でございます。諸支出金につきましては、過年度分国庫返還金 4,334万 3,000円を増額するものでございます。  それでは、8ページ、9ページ事項別の中身について御説明をさせていただきます。款5「国民健康保険税」2億 6,990万 6,000円の減額でございます。目5「一般保険者国民健康保険税」2億 4,414万 4,000円の減額。目10「退職保険者等国民健康保険税」 2,576万 2,000円の減額でございます。節でそれぞれ現年度滞納繰越分減額表示がされております。現年度分につきましては、一般分が1億 7,976万 6,000円、退職者分につきましては、現年度分 2,480万 5,000円でございます。トータルしますと、現年度分が2億 457万 1,000円となります。滞納繰越分につきましては、 6,533万 5,000円となるものでございます。この現年度分の2億 457万 1,000円につきましては、特別減税での減が1億 9,000万円でございます。  それから、収納率につきまして、当初予算では93%を見込み予算の計上を行いましたが、2月までの収納実績、それから出納整理の5月までの収納実績見込み、 91.25というふうに修正をし、その分の減額でございます。あわせて被保険者の増が当初見積もりより約 2,000人増ございます。これらによる調定増が 5,500万ございますので、トータルで現年度分が2億 457万 1,000円となるものでございます。このことによって1人当たり年度調定額、年間被保険者の御負担は6万 6,456円の当初予算から、決算見込みでは6万 4,050円という数字に下方になります。  滞納繰越分につきましては、当初25%の収納率見込みましたが、18%という収納実績と、あと1ヵ月でございますが、残りの収納実績を見込んだ数字で18とさせていただき、減額するものでございます。  款15「国庫支出金」2億 4,808万 4,000円の減額でございます。国庫支出金では項5「国庫負担金」と項10「国庫補助金」に分かれております。項5「国庫負担金」は、法律に基づく国の負担金でございます。目10で「療養給付費負担金」、減額が2億 7,808万 4,000円でございます。説明欄で、療養給付負担金3億 3,235万 4,000円の減額でございます。これは歳出医療費の減に伴う減でございます。  もう一方、老人保健医療費拠出金につきましては、増額の 5,427万円であります。これは老人医療費拠出金の増に伴う国の負担金の増でございます。  項10の「国庫補助金」、目10財政調整交付金でございます。当初予算では 1,000円の科目設置でございましたが、 2,500円の増額補正をするものでございます。それから、目10の「介護保険料システム改善事業補助金」、当初はゼロでございましたが、ここで 500万の補正を行うところでございます。これは、介護保険の第2号被保険者にかかわる事務開発費が、当初国の予算ではゼロということでございましたが、補正予算で97億円、国庫がつきましたので、その分の受け皿 500万円を設定いたしました。システム改善費一般会計で組んでいるものでございますから、特別会計で受けて、歳出一般会計に戻すというやりくりをしますので、後ほど歳出一般会計へ繰り出しが出てまいります。  款20「療養給付費交付金」、これは退職者医療にかかわる医療費差額分を、社会保険診療報酬支払基金から受けるものでございます。医療費の減に伴って 4,858万 5,000円の減額でございます。  款30「共同事業交付金」 4,348万 1,000円の減でございます。これらはいずれも歳出医療費に連動するものでございます。  款40「繰入金」 8,000万円の増額でございます。節の欄を御覧いただきたいと思います。節5「保険基盤安定繰入金」、いわゆる保険税軽減世帯に対する、その補てん分の繰り入れでございます。 261万 1,000円の増額でございます。  以下10ページ、11ページになります。節10「職員給与費等繰入金」、節17「出産育児一時金等繰入金」、節20「財政安定化支援事業繰入金」、それぞれ減額をし、節25「その他一般会計繰入金」を1億 4,150万 2,000円増額し、一般会計からの繰入金を 8,000万円増額するものでございます。款45「繰越金」につきましては、前年度の繰越金の1号、2号補正の残分を取り込んだものでございます。款50「諸収入」につきましては、 670万 8,000円の増額を行うものであります。第三者の納付金、それから一般保険者退職保険者返納金増額が認められるものでございます。  12ページ、13ページ歳出をお願いいたします。款5「総務費」、項5「総務管理費」、目5「一般管理費」、需用費について不用額の 100万円を精査し、減額をするものでございます。  14、15をお願いいたします。項10の「徴税費」、目5の「徴税費」、需要費について不用額が認められますので 300万円の減額を行うものでございます。  16、17をお願いいたします。款10の「保険給付費」5億 5,059万 8,000円の減額でございます。項5「療養諸費」5億 331万 5,000円の減額でございます。このうち一番大きなものが目5の「一般保険者療養給付費」、目10の「退職保険者等療養給付費」でございます。一般につきましては4億 3,079万 8,000円、退職保険者等につきましては 6,960万 8,000円の減額でございます。  減額理由でございます。平成10年度の当初予算では、一般医療費につきましては9年度の決算見込み、つまり9年度の最終補正決算見込みというふうに通常とらえているわけですが、これに対して6%の上昇率を見たものでございます。この6%というのは、過去の医療費の動向、伸び、これらを勘案して、我々は大体3年間同月を見ているわけですけれども、それらの推移から6%という数字をはじきました。中身につきましては、10年度は医療費改定の年でございます。2年に一遍の医療費改定ということで、自然増を4%、医療費改定分を2%と見て、6%という数字をはじき出しまして、月額一般につきましては4億 5,000万円の支払いを見積もったところでございます。退職保険者についても同様、9年度の決算見込みに 6.4%の医療費の伸びを見込み月額1億 4,100万円の支払い見積もりました。  ところが、10年の医療費改正が──医療費改正は毎年3月末に決定をされるわけでございます。医療費改正が 1.5%という数字で確定をしました。あわせて薬価差益の問題が、当時大変な問題になっておりまして、薬価基準の切り下げ、引き下げということが出てまいりました。薬価基準につきましては 9.7%の引き下げ、約1割薬価基準が引き下がりました。これは医療費ベースに直しますと、 2.8%のマイナス要因として働きます。したがいまして、10年度については医療費そのものマイナス 1.3、前年度より下がるという改定になったわけでございます。医療費改正は、平成4年、6年、8年、10年と、2年置きに続きますが、マイナス改定というのは過去なかったわけでございまして、初めてのことでございます。  保険者としては、薬価基準が下がるというのは医療費適正化が図れるということで、大変歓迎をするところでございますが、なかなかこれも難しい問題があって、今まで手がつけられなかったということだろうというふうに思います。したがいまして、1件当たり医療費を見ますとかなりの減額になります。  あわせて平成9年9月に実施されました健康保険法制度改正によりまして、薬剤の一部負担別建てが発生いたしました。これは、6歳未満の被保険者を除くという前提でございます。6歳以上の被保険者のみでございますが、薬剤の一部別建てが被保険者負担になる。この分が9年度ベースで、医療費に対して月額約 600万円程度の推移を示しました。10年度で見ますと、約1億、通年度ベースで約1億ぐらいの医療費の減に作用をいたしました。  こうした当初見積もり6%に対して、医療費改正マイナス改定薬価基準薬剤別建て等々が4月以降の診療報酬にはね返りまして、一般について当初見積もりました月額4億 5,000万円が、4月から11月までの実績で4億 500万円という数字推移をしております。もちろん、毎月医療費というのは変動するわけでございまして、ベタで4億 500万円ということではなくて、トータルで4月から11月までの実績が、月4億 500万円でございます。予算では4億 5,000万円組んでおりましたから、当然そこに不用額が発生いたします。  なお、12月は、インフルエンザの流行が大変発生した時期でございます。12月は4億 1,500万円という数字がただいま私どもの手元にまいっております。したがいまして、この補正では1月、2月、3月を4億 3,000万円というふうに見込んで、インフルエンザ支払いについて対応を立てた上での減額補正でございます。  目10の退職保険者等についても、同様に実績と今後の推移を勘案して 6,960万 8,000円を減額するものでございます。目15の「一般保険者療養費」につきましては、 351万 5,000円の減額でございます。目20「退職保険者等療養費」については、60万 6,000円の増額をお願いするものでございます。  18、19をお願いいたします。項10の「高額療養費」でございます。補正額が 3,278万 7,000円の減でございます。これも一般保険者退職保険者にそれぞれ経理勘定を分けているところでございます。それぞれ医療費と同様に実績、今後の推計を立て、減額補正をいたすものでございます。  21ページをお願いいたします。項18「出産育児諸費」でございます。当初予算では 350件分、1億 500万円を計上いたしましたが、これも実績あと残り1ヵ月の推計を立て、 1,410万円の減額をするものでございます。  22、23をお願いいたします。項25「葬祭費」でございます。当初予算では 700件分の葬祭費の予算計上 3,500万円を立てたところでございますが、これも18件分90万円の減額をするものでございます。  24、25をお願いいたします。項29「結核・精神医療給付金」でございます。当初予算 765万 8,000円に不足額が見込まれますので、50万 4,000円の増額をお願いするものでございます。  26、27をお願いいたします。款15「老人保健拠出金」でございます。2億 2,908万 4,000円の増額をし、31億 2,908万 4,000円とするものでございます。項5「老人保健拠出金」、目5「老人保健医療費拠出金」につきまして2億 3,185万 6,000円を増額し、30億 7,993万 5,000円とするものでございます。これは、社会保険診療報酬支払基金からの確定数値、当該年度の確定概算数値でございます。当初予算では9年度の確定数値が27億 3,000万円でございましたので、29億円の当初予算を組んだところ、なお老人医療費の高騰が見込まれるということで、2億 3,185万 6,000円の追加請求がございましたので、これに対応するものでございます。目8「老人保健事業費拠出金」、これにつきましては老人保健施設の整備にかかわる事業に要する費用について全国の保険者が拠出をし、それぞれの各自治体、老人保健施設費にばらまく金額でございます。当初 1,269万 5,000円でしたが、減額で 277万 2,000円ということで確定をしたので、減額をするものでございます。増減額合わせまして、老人保健拠出金につきましては2億 2,908万 4,000円の補正増でございます。  28、29をお願いいたします。諸支出金であります。項5「償還金及び還付金」、目5「償還金,利子及び還付金」でございます。 3,834万 3,000円の増額でございます。これは過年度の国・都の交付金、負担金、補助金の過年度清算分の返還でございます。 3,834万 3,000円の増額でございます。  30、31をお願いいたします。同じく款40で項10「繰出金」、目5「一般会計繰出金」の科目を設置し、歳入で受けた第2号被保険者にかかわる国庫補助金の 500万円を一般会計に繰り戻すという補正内容でございます。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○土方 委員長   理事者側説明が終わりましたので、これから一括して質疑意見を求めたいと思います。武藤委員。 ◆武藤 委員   歳出の方で保険給付費のところで、5億 5,059万 8,000円の減額となっているんですけれども、先ほど薬価の切り下げのことなど、さまざまな原因があるということを説明いただいたんですけど、医療現場の方ではどういった実態が挙げられているのか。運協の方などでも出ていると思いますので、そういったことを少し教えていただきたいんですけど。 ○土方 委員長   はい、中倉課長。 ◎中倉 国民健康保険課長   運営協議会での議論も含めまして、我々も医療費が伸びない原因をいろいろ分析をしているところでございますが、1つには、一般的に言われている、いわゆる薬剤別建てによって受診抑制が働いたのではないかということが言われています。これについては、確かに全国数値も、私どもの持っている数値も受診率という言葉を使っていますが、一人の被保険者が年間何回かかるか、こういう数字でございますが、受診率、受診件数とも増大をしております。一方で、被用者保険については、給付負担の割合が、本人自己負担が1割から2割ということになりました。これは明らかに受診率が落ちております。国保の運協のお医者さん方も、国保については減っていない、受診率は確かに上がっている。被用者保険については、負担割合が大きく変わったので、受診を控えている。特に歯科については、予防検診を極力減らしているという傾向が見られるという御発言がございました。  それからあわせて、老人医療費の自己負担につきましては、定率の外来 1,020円が、1回 500円ということになりました。したがいまして、2回行くと 1,000円でございますから、4回行くと 2,000円ということになります。大体老人の方は、週一遍行くというペースで行ってますから、4回行くと 2,000円になりますから、従来の倍額になります。したがって、老人の方は、薬の間引きだとか、受診の間引きによって受診率が落ちているんだろうと。国保については、引き続き全国数値でも受診率は上がっておりまして、受診件数も平成10年度は上がっております。ただ、1件当たり費用額で見ますと、9年度と比較してレセプトの点数は下がっている。これはおそらく薬剤の薬価の引き下げによる影響、特に開業医では薬が診療報酬体系上、技術料の倍以上の比重を占めますから、薬価基準が下がるということは当然医療費が下がるということで、受診件数はふえても1件当たりは下がってくるということで、私どもは少なくとも被保険者の方々の医療機関へのアクセスは十分確保され、医療受診の抑制は働いていないということで医療費適正化が図られた結果だろうというふうに思っています。ただ、被用者保険、老人保健については別なことが言えるだろうというふうに考えております。  以上でございます。 ◆武藤 委員   私たちの共産党の市議団の方にきている生活相談などでも、そういった医療にかかりにくいという声も聞いていましたので、どうなのかと思っていたんですけど、ちょっと差があるというか、私たちが実際に聞いている声とはまたちょっと違った今の御説明もあったんですけど、昨年の3月の値上げのときに私たち共産党の方で、こういった薬価のことなども含めて、今後こういう医療給付費の方が大幅に減額になっていくということが予想されるということもあって、国民健康保険税の値上げに対して反対したわけですけれども、そういったことを含めて、今回値上げされたことが一体どうだったのかということも今後もう一度考えていただきたいというふうに思っています。これは意見です。 ○土方 委員長   ほかにございますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○土方 委員長   それでは、ないようですので、質疑は終了いたしまして結論を出してまいりますが、討論はございませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○土方 委員長   これより採決に入りたいと思います。  議案第3号「平成10年度調布国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)」につきまして、原案了承と決定することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○土方 委員長   御異議なしと認め、議案第3号につきましては全員異議なく原案了承と決しました。  以上をもちまして、本日の審査はすべて終了いたしました。これをもちまして生活文教委員会を散会いたします。    午前10時49分 散会...